○議事日程
平成29年 6月21日教育こどもみらい常任委員会
教育こどもみらい常任委員会会議録
〇日時
平成29年6月21日(水) 9時30分開会 18時33分閉会(会議時間 6時間01分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
高橋委員長、安立副委員長、千、河村、納所、前川の各委員
〇理事者側出席者
進藤こどもみらい部長、小柳出こどもみらい部次長兼こどもみらい課担当課長、平井こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども相談課長、永野こどもみらい課担当課長、栗原保育課長、瀬谷青少年課長、田中(香)発達支援室長、松下建築住宅課担当課長、佐藤(尚)教育部長、尾高教育部次長兼教育総務課担当課長、天野教育部次長、茂木教育総務課担当課長兼生涯学習センター所長、濱本学校施設課長、小日山学務課担当課長、池田学務課担当課長、杉並教育指導課長、市川教育センター所長、菊池中央図書館長、桝渕文化財部長兼歴史まちづくり推進担当担当部長、高木(明)文化財部次長兼歴史まちづくり推進担当担当次長、西山文化財課担当課長兼歴史まちづくり推進担当担当課長、不破歴史まちづくり推進担当担当課長兼文化財課担当課長
〇議会事務局出席者
三留局長、木村次長、齋藤担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第7号指定管理者の指定について
2 報告事項
(1)放課後子ども総合プラン等の進捗状況について
3 議案第9号鎌倉市放課後子どもひろば条例の制定について
4 議案第17号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
5 報告事項
(1)由比ガ浜こどもセンターの整備状況について
6 議案第16号鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
7 議案第19号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について
8 議案第10号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例の制定について
9 議案第15号鎌倉市障害児活動支援センター条例を廃止する条例の制定について
10 報告事項
(1)待機児童対策等について
11 議案第8号鎌倉市民間保育所等整備運営事業者選定委員会条例の制定について
12 議案第18号鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
13 議案第26号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうちこどもみらい部所管部分
14 報告事項
(1)(仮称)御成子ども会館・子どもの家の整備状況について
(2)平成28年度第2回青少年問題協議会の概要について
(3)非常勤嘱託員の解職について
(4)岡本保育園の散歩における事故について
15 議案第24号鎌倉市教育長の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について
16 報告事項
(1)鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画の策定について
17 議案第25号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止する条例の制定について
18 議案第26号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうち教育部所管部分
19 報告事項
(1)中学校給食事業の平成29年度の予定について
(2)就学援助制度の一部改正について
(3)非常勤嘱託員を中心とした体制と開館時間の延長の試行について
20 報告事項
(1)国指定史跡和賀江嶋の現況調査について
(2)国指定史跡永福寺跡復元整備工事の進捗状況について
21 報告事項
(1)鎌倉歴史文化交流館の開館について
22 その他
(1)議会報告会における委員長報告の内容について
(2)当委員会の行政視察について
(3)次回委員会の開催について
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○高橋 委員長 教育こどもみらい常任委員会を開会いたします。
最初に、会議録の署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。河村琢磨委員にお願いいたします。
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○高橋 委員長 本日の審査日程の確認をしたいと思います。
お手元に配付いたしました審査日程のとおりでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
改選後、初めての委員会ということでありますので、改めてご案内をさせていただきたいと思います。
会議規則第63条、質疑に当たっては、自己の意見を述べることはできないとなっておりますので、議案及び報告の審査に当たっては、質疑と意見を分けて発言すること、また、質疑は簡潔明瞭にお願いをいたします。
一括議題について、日程第2報告事項(1)「放課後子ども総合プラン等の進捗状況について」、日程第3議案第9号「鎌倉市放課後子どもひろば条例の制定について」、及び日程第4議案第17号「鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について」は、関連する議題でありますので、一括して報告及び説明を聴取し、質疑の有無の確認を行った後、報告事項について了承かどうかの確認、議案については1件ごとに委員間討議の確認、意見の有無の確認、それから最後に採決を行うというような形で進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
日程第16報告事項(1)「鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画の策定について」、日程第17「議案第25号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止する条例の制定について」は、関連する議題であることから、一括議題とし、一括して報告及び説明を聴取、質疑の有無の確認を行った後、報告事項については了承かどうかの確認、議案については委員間討議の確認、意見の有無の確認、最後に採決を行うという形で進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
関係課の入室ということで、事務局のほうから報告をお願いいたします。
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○事務局 日程第14報告事項(1)「(仮称)御成子ども会館・子どもの家の整備状況について」は、関係課として都市整備部職員が出席することを報告いたします。
確認をお願いいたします。
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○高橋 委員長 事務局の報告のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
それでは、こどもみらい部所管部分から、随時、審査に入りたいと思います。
まず初めに、こどもみらい部職員の紹介をお願いしたいと思います。
(職 員 紹 介)
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○高橋 委員長 日程第1「議案第7号指定管理者の指定について」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○青少年課長 日程第1議案7号指定管理者の指定について、説明いたします。
議案集その1、34ページをごらんください。
地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鎌倉市子ども会館条例に定める西鎌倉及び岩瀬子ども会館と学校の敷地内に新たに整備する鎌倉市子どもの家条例に定めるにしかまくら子どもの家「こまどり」及びいまいずみ子どもの家「うぐいす」の指定管理者を「シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社」に指定しようとするものです。
指定管理期間は、平成29年10月1日から平成32年3月31日までの2年6カ月とします。
応募の状況ですが、平成29年2月13日から2月27日まで募集要項等を配布し2月24日に開催した現地説明会には、3団体の参加がありましたが、応募団体は2団体でした。
選定等の経過ですが、応募団体の提案内容を公正かつ適正に審査するため、鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例の規定に基づき、有識者等5人による鎌倉市子ども会館・子どもの家指定管理者選定委員会を設置しました。
平成29年1月19日に開催した第1回選定委員会では、会議の公開や募集要項、仕様書の内容等について協議を行いました。
3月30日に開催した第2回選定委員会では、2団体から提出された申請書類について審議するとともに、採点方法、公開ヒアリングの実施方法等について協議を行いました。
4月13日に開催した第3回選定委員会では、2団体によるプレゼンテーション及び委員による質疑がなされ、その後、評点シートに基づき、採点がなされました。
審査結果は資料のとおり、株式会社明日香が500点満点中412点、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社が452点で、いずれの団体も最低基準として設定した6割、300点を超えていることから、得点が上位であるシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社が西鎌倉及び岩瀬子ども会館とにしかまくら及びいまいずみ子どもの家の指定管理者候補として選定されました。
シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社は、全国で学童保育や放課後子ども教室等の実績があり、学校給食や警備業務等幅広い業務を展開しており、スタッフの確保や施設の維持管理等に精通していることから、指定管理者として安定した管理運営が期待されるため、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社を指定管理者として指定しようとするものです。
議決後、当団体に指定した旨の通知を速やかに行うとともに、当該指定管理者の名称、事務所の所在地、指定の期間を告示します。告示後、指定管理者との協議を経て、指定期間となる2年6カ月間の基本協定を速やかに締結いたします。
また、この基本協定を締結するため必要な債務負担行為の設定を、今定例会で補正予算として計上しております。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告に御質疑ございますか。
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○納所 委員 開館時期が10月1日からということでございます。特に今泉小学校関係については、かなり期待をされると。今までの場所が非常に遠かったということもあるわけでございますけれども、ただ保護者のほうから不満の声もございまして、いわゆる開館時期の周知のあり方なんですけれども、これは今年度の4月1日と勘違いをされていた方が非常に多かったということなんですね。
それでふたを開けてみたら、工事もまだやっていないし、一体どういうことなんだろうということで、それが実は10月1日の開館であるということで、それに向けて用意をしていた保護者、家庭もあったようでございまして、今回の例えば、いまいずみ子どもの家の開館時期については、どのような形で周知したのか、例えば学校を通じて周知したのか、青少年課として周知したのか、その周知が必要なのかどうかということも踏まえて、ただ勘違いをして、かなり御不満を持っている向きがあるということなんですけれども、その周知のあり方について伺いたいと思います。
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○青少年課長 昨年度来、平成28年10月に移転する予定であるという旨は、保護者連絡協議会の全体の保護者の皆様、あと個別に保護者の役員の皆様にも、御説明を昨年秋過ぎから、特に、いわせ子どもの家、子ども会館につきましては、昨年度3回程度御説明はさせていただいて、10月という周知はさせていただいてきております。
また、年度が明けて青少年課から、工事が始まる前に全校の保護者の方向けに、工期等が決まりましたので、そういった周知はさせていただいておりましたので、4月からと思い違いをなさっている方が、そんなにたくさんいらっしゃったということは、申しわけありません、今初めて私も承知したところなんですが、昨年度来、10月ということで、そのあたりは一度も4月が10月になったようなことはなかったという次第でございます。
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○納所 委員 話としては昨年の秋ぐらいの話だったと思うんですけれども、勘違いなさっていたお声が3件ぐらい寄せられたんですけれども、それが今年の春ぐらいだったんですね。ですので、この周知の仕方、途中で勘違いをしてしまったのか、話の広がり方、その情報に接するのが遅かったのか、いろいろな要因があるかと思うんですけれども、特に、この子どもの家には期待するというのは、共働きの御家庭であるということで、それほどゆっくりと情報に接するといった間もないような生活サイクルであるかと思うんですね。そういった中で、がっかりしてしまったというところは残念なんですけれども、ただ、非常に期待をしていることだろうと思うんですが、ただ心配されるのが、この学校の敷地内に出てくるということ、そして外部の指定管理者が、この敷地内で、その施設を管理するということ。そこで、いわゆる学校の管理のあり方、学校敷地の管理のあり方と、こういった子ども会館、子どもの家の管理のあり方、2系統での管理が実行されるということでございます。
その点は、どのようにすみ分けをなさっているのか、防犯対策上も含めて、安全管理のあり方を伺いたいと思います。
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○青少年課長 他の子どもの家で、学校の敷地内、あるいは学校の校舎内である子どもの家と同じように、まず授業が終わってから、昇降口でお子さんは下校して、そこから子どもの家に改めて入っていただきます。そこからもう子どもの家、青少年課のほうの、あるいは指定管理者になりましたら、指定管理者のほうの責任下という形になります。
当然、動線等についても、学校の動線とは切り分けるような形で設定しておりますので、そのあたりの安全対策等々は、十分尽くしてまいりたいと考えております。
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○前川 委員 西鎌倉小学校の話なんですけれども、西鎌倉の場合、子供が来る範囲が少し広いというふうに思っておりまして、敷地内にできることは大変ありがたいんですけれども、その辺のところで、下校のときの管理というのでしょうか、その辺のところは、何か保護者の方から御意見が出ていますでしょうか。
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○青少年課長 今現在ある西鎌倉小学校の子どもの家が、やはり学区からかなり偏った場所にありますので、今度は割と学区の中の真ん中に近いところに設置されるようになるので、私どものところには、下校の御心配という御意見は特段入ってきていないところです。
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○前川 委員 私も、そのように説明をさせていただいてはいるんですけれども、新しくなって、もちろん私たちは敷地の中にできることは、すごく大賛成だったので、低学年のお子さんたちが、環境がかわるというところで不安があったんだと思うんですけれども、そんな声があるということだけ、よろしくお願いいたします。
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○高橋 委員長 千委員聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(9時47分休憩 10時07分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)これは確認でもあるのですが、この議案以降、指定管理者が保育園でも出てきますけれども、学童保育とか保育に、私のような重度の障害をもったお子さんが入園を希望される場合、どういう手続をとったらいいのですか。
また、こういう手続のとり方を周知していますか。
引っ越ししないようによろしくお願いします。
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○青少年課長 まず子どもの家について、お答えさせていただきます。
指定管理者制度は、導入された子どもの家において、重度な障害の方あるいはほかにも障害をお持ちの方が入所を御希望なさるということでありましたら、まず、指定管理者施設に一時的な窓口は指定管理者になりますが、指定管理者選定委員会の場においても確認は、この事業者ともしましたが、御家庭と市と3者で、どのようなサポートを保護者の方が望まれているのかということを丁寧な形で聞き取りをして、そこで、あとは外部のアドバイザーをこちらのシダックス大新東ヒューマンサービスはお持ちということなので、そういった中で、受け入れ可能なような仕組みをつくっていこうということで、今確認をしているところでございます。
積極的な周知ということは、特段行ってはおりませんが、御相談があった場合には、丁寧な対応に務めていきたいと考えております。
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○保育課長 保育園の対場から、御答弁させていただきます。
公立保育所を指定管理にするという計画は、現段階ではございませんが、公立保育所の障害のあるお子さんの受け入れということで、お答えさせていただきますと、過去にも障害のあるお子さんが入所した事例はございます。現在も手帳はなくても配慮が必要なお子さんは多くいらっしゃり、保育士の加えての配置等で対応を行っているところです。
重度のお子さんともなりますと、看護師が常駐していないということもございまして、医療的な対応ができないなど、受け入れの態勢が、どこまで整えられるのか、そのケース、そのケースでの判断になってくるかと思われます。
周知につきましては、保育園の入所を希望されるときの申し込みの際に、その状況をお伝えいただくということを通常行っておりまして、積極的に受け入れの体制ということでは、お伝えしていない状況にございます。
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○高橋 委員長 千委員聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(10時11分休憩 10時16分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)これでは引っ越しする可能性があるので、もっと積極的な周知をお願いしたいと思います。いかがですか。
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○青少年課長 募集要項等に、そういった、もし何かそういう障害をお持ちの方についても、事前に御相談くださいということを特段今まで掲載していなかったんですけれども、そのような一文を掲載するなどの周知について、検討してまいりたいと思います。
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○保育課長 保育園の募集の際にも、丁寧に状況をお伺いして、確認していくということは引き続き行ってまいりたいと思います。
積極的な周知ということにつきましては、どのような形のことができるのか、保育士の状況も、受け入れの体制等も見きわめながら検討してまいりたいと考えております。
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○河村 委員 今、千委員のほうからも御質問ございましたけれども、それ関連するかなというところで、御質問させていただきたいと思うんですけれども。
まず、これ選定委員会のメンバーというのは、公開されていますか。今、ウエブを見たんですけれども、委員の方々がわからなかったので、そのあたり、現状を教えていただけますか。
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○青少年課長 ホームページで掲載している予定ではあったんです。もし掲載していなかったとしたら、大変申しわけございませんでした。
今回の選定委員会の方は5名の方いらっしゃいます。条例、規則に定めておりますとおり、学識者が1名、女子大学の先生ですが、教授の先生が1名、あと第2号該当としまして、子供の育成支援に知識経験を有する者ということで、青少年指導連絡協議会の会長、また鎌倉市民生委員児童委員の代表の方、そして財務に詳しい方ということで公認会計士、税理士の方、そして最後、関係行政機関ということで、市立小学校の校長会の代表の先生5名で、今回構成されております。
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○河村 委員 そうすると、今サイトを拝見しますと、梶原のほうは載っているんですね。メンバー的には、ほぼ同じような構成というところでよろしいんでしょうか。
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○青少年課長 メンバー的には、ほぼ同じになります。最後の関係行政機関のかわりに、ここは子どもの家がありますので、関係行政機関ということで、小学校の校長会の代表を入れさせていただいたところで、そこが変更点になります。
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○河村 委員 これは公開してくださるんですよね。
今回の採点表も拝見しましたけれども、今後そうやって周知をされていくということであれば、やっぱり採点のときにも、項目的にそういった何か検討していくということはあるんでしょうか。その委員の方々も、そういう視点をもってやっていただけるのかということです。
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○青少年課長 評価項目につきましては、今回の選定委員会もそうですけれども、毎回、この選定項目でよかったのか、いろいろな御意見、議会等でいただいた御意見も踏まえ、新たな視点を取り入れたほうがいいのではないかということも、毎回それは委員の先生方に検討していただいているところでございます。
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○河村 委員 確かに障害をお持ちのお子さんだとか、子供たちについては、障害福祉サービスというのがございますけれども、やはりインクルージョンという視点で、やっぱりそういった一般の健常な子供たちも触れ合っていく、一緒に学んでいく、遊んでいくというところは大事だと思いますから、そういった視点を持っていただけるのであれば、ぜひそういう委員の方々を含め、今後の施設の指定管理者の方々にも、そういった視点を持っていただけるように、お願いしたいと思います。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議はなしでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
委員間討議を行わないこと確認しました。
御意見はございますか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
これより採決を行いたいと思います。議案7号指定管理者の指定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議案第7号は原案のとおり可決されました。
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○高橋 委員長 日程第2報告事項(1)「放課後子ども総合プラン等の進捗状況について」、日程第3「議案第9号鎌倉市放課後子どもひろば条例の制定について」、日程第4「議案第17号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について」、以上3件を一括して議題といたします。原局から一括して報告、説明を願います。
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○青少年課長 日程第2報告事項(1)放課後子ども総合プラン等の進捗状況について、説明いたします。
平成29年度当初の子どもの家の入所申請者数は1,693人で、待機児童数は、低学年を含め82人で、入所保留となったことを不服とする審査請求が1件提出されておりますが、現在、審理員を介した審査を継続しているところです。
平成27年度、子ども・子育て支援新制度がスタートし、子どもの家のニーズ見込み量の確保に向けた施設整備を進めてきましたが、既にニーズ量を確保した施設においても新たなニーズが生じるなどの課題があります。
「放課後子ども総合プラン」は、共働き世帯等の「小1の壁」を解消するとともに、全ての児童が放課後等を安全・安心に過ごすことができ、多様な体験・活動を行うことができる事業として、国から積極的に推進することが示され、本市においても放課後子ども教室の推進と子どもの家の待機児童対策として期待されることから、教育部、小学校校長会代表と、こどもみらい部を構成メンバーとした鎌倉市放課後子ども総合プラン検討委員会を設置し、平成28年3月から平成28年度末まで10回開催し、鎌倉市が実施する放課後子ども総合プランを「放課後かまくらっ子」としてまとめました。
放課後かまくらっ子は、学童保育と全ての児童を対象とするアフタースクールを一体的に推進していくものです。
利用対象や開所時間等については、「2放課後かまくらっ子の概要」の表のとおりです。
アフタースクールは、当該小学校在籍の児童が対象で、新たに設置する「放課後子どもひろば」や実施校の校庭や体育館を活動場所として、子どもたちの自由な活動や、放課後子ども教室のように地域の団体等による多様な活動体験の機会を提供します。
子どもの家に入所している児童は、子どもの家で過ごすことも、アフタースクールで過ごすこともできます。
実施校の児童は、学校から直接アフタースクールに参加し、充実した時間を過ごすことができるようになることから、子どもの家の待機児童の解消にもつながることが期待できます。
2ページ、「3全校実施に向けた考え方」ですが、平成30年度に深沢小学校と関谷小学校の2校で放課後かまくらっ子を実施し、平成31年度に7校、平成32年度に全校で実施していく予定です。
今回、深沢及び関谷については、学校敷地内に放課後子どもひろばと子どもの家を新たに整備しますが、全校で実施するに当たっては、既存の子ども会館を放課後子どもひろばに変更してアフタースクールの活動場所としていきます。
「4放課後かまくらっ子の運営形態」ですが、アフタースクールの活動場所である放課後子どもひろばを新たに公の施設として位置づけ、指定管理者による管理運営としますが、小規模な施設については直営による運営を検討します。
「5子ども会館のあり方」についてですが、従来、子供に健全な遊び場を提供し、心身の健やかな育成を図ることを目的に、子ども会館の整備を進めてきましたが、放課後かまくらっ子を全市で実施していくことから子ども会館を子ども会館条例から放課後子どもひろば条例に移管していきます。
放課後子どもひろばの利用対象は自校の小学生になりますが、個々の施設の状況により小学生が授業をしている時間帯等については、乳幼児親子が利用することができるよう配慮していきます。
放課後かまくらっ子を全市で実施することで、小学生の居場所が整備されるため、子ども会館単独館については、公共施設再編計画を踏まえ、指定管理期間満了時等、個々の状況を見ながら閉館していきます。
「6放課後かまくらっ子の参加見込数」については、先行市や本市の子どもの家の利用状況等から、日々の利用者数を、当該小学校の全校児童の2割と見込んでいます。子どもの家については、現在、17時を過ぎて子どもの家を利用している人数を、1日当たりの子どもの家の利用者数として推計しています。
「7放課後かまくらっ子の活動場所」は、放課後子どもひろばに設置するプレイルームや図書室、また、高学年の授業終了後の時間帯が放課後かまくらっ子のコアタイムになると見込まれることから、学校の体育館や校庭も利用します。
子どもの家については、鎌倉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例で規定する子どもの家の専用室が必要となります。
放課後かまくらっ子を実施するに当たっては、保護者や地域、学校関係者との連携が不可欠なことから、実施する学校ごとに「放課後かまくらっ子運営協議会」を設置し、実施に向けた具体的な検討を進めてまいります。
続きまして、日程第3議案第9号鎌倉市放課後子どもひろば条例の制定について、説明いたします。
議案集その1、37ページをごらんください。
国の「放課後子ども総合プラン」に基づき、学童に入所しているか否かにかかわらず、全ての児童が放課後等を安心・安全に過ごし、多様な体験や活動ができる場として、「放課後子どもひろば」を設置するものです。
今回、条例に位置づけるのは、深沢と関谷の2校ですが、平成31年度以降、既存の子ども会館の活用も含め、市立小学校16校全てに設置していく予定です。
条例案の具体的な内容について説明します。
第1条は、趣旨及び設置で、児童の健全育成を図るために放課後子どもひろばを設置することとします。
第2条は、名称及び位置で、別表に深沢と関谷の2施設を規定しました。
第3条は、指定管理者による管理で、子どもひろばに関する業務を指定管理者に行わせることを定めます。
第4条では、日曜日、休日、年末年始を休所日と定めます。
第5条は開所時間を定めます。第1号で、学校休業日以外は、4月から9月までは放課後から午後5時まで、10月から3月までは放課後から午後4時半までとし、第2号で、学校休業日は、4月から9月までは午前8時半から午後5時まで、10月から3月までは午前8時半から午後4時半までとしました。
第6条では、対象児童として、子どもひろばがある学校の児童及び当該学校の通学区域内にある子どもの家を利用している児童と定めます。
第7条から第9条では、子どもひろばを利用する場合には事前に登録していただくこととし、さらに、子どもひろばの管理運営の支障になるような場合には利用を制限することができる旨を定めます。
なお、子どもひろばの利用料は無料とします。
第10条は、指定管理者の要件を規定します。
附則第1項は施行期日で、深沢が平成30年6月完成予定、関谷が同年12月完成予定のため、公布の日から2年以内で規則で定める日からとします。
ただし、開館時から指定管理者による管理を始めるための選定期間等が必要となるため、指定管理者に関する第10条の規定は公布の日から施行します。
附則の第2項では、鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例に定める「子ども会館・子どもの家指定管理者選定委員会」を「子どもの家等指定管理者選定委員会」と改正し、子どもひろばの指定管理者もこの委員会で選定します。
日程第4議案第17号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
議案集その1、57ページをごらんください。
今回の改正は、鎌倉市ふかさわ子どもの家「すずめ」及びせきや子どもの家「やまゆり」の管理運営を民間活力により、柔軟で安定した運営を図るとともに、利用者の利便性の拡大を図ることを目的とし、指定管理者に行わせるため、条例の一部を改正するものです。
ふかさわ子どもの家及びせきや子どもの家は、それぞれ小学校の校舎内で運営していましたが、ふかさわ子どもの家については、低学年の入所児童数が多いにもかかわらず、高学年の授業が終了するまでの間、限られたスペースで過ごさざるを得ないなどの課題がありました。
また、せきや子どもの家は、平成28年度から高学年を中心に待機が生じており、早期にニーズ量を確保することが求められていました。
このたび、学校の協力を得て、深沢小学校と関谷小学校の敷地内に子どもの家を新たに建設、移転することとなりました。ふかさわ子どもの家は平成30年6月に、せきや子どもの家は同年12月に開所する予定で施設整備を進めております。
改正内容は、別表第2に鎌倉市ふかさわ子どもの家「すずめ」及び鎌倉市せきや子どもの家「やまゆり」を追加します。
施行期日は、公布の日から起算して2年を超えない範囲内において規則で定める日から施行します。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、一括して質疑を行いたいと思います。御質疑はございませんか。
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○安立 副委員長 この建設予定地についてなんですけれども、現在、深沢小学校に関して、建設予定地が農園として使用されていると思うんですけれども、農園としてのスペースは残るのかどうかと、もし、そのスペースが残らなかった場合は、そういった敷地内に農園のスペースが確保できるか伺います。
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○青少年課長 学校と施設の設置場所について協議をさせていただいた中では、農園の継続等については、特に学校のほうからは御意見いただいておりませんので、深沢につきましては、特段の予定はしておりません。
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○こどもみらい課担当課長 深沢の農園というのが、体育館の横の場所のところを指していらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども、今度の建設予定地は、あそこの通用門の左側、木とか鬱蒼としているところがあるんですけれども、そちらで建てる予定となっております。
ですから、現在の農園を潰してというような形じゃないのかなというふうに思っています。
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○安立 副委員長 事前の説明のときに、しっかり聞けていなくて済みませんでした。
子どもたちが、農園を授業でも活用していると思って気になっていたので質問させていただきました。
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○納所 委員 まず、子どもの家の待機児童に関して、伺いたいと思います。
例えば、だいいち、おなり、にしかまくら、やまさき、うえき、せきやというところでございますけれども、待機児童対策の今後の見通し等はどのようになっておりますでしょうか。
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○青少年課長 にしかまくらにつきましては、今回10月に敷地内に移転することで解消できると見込んでおります。だいいち、おなり、せきやにつきましては、放課後子ども総合プランを導入することで、解消を見込んでおります。やまさきとうえきについては、既にニーズ量を確保しているんですが、待機、特にやまさきについては多く出ております。今現在、やまさきについては、指定管理者による運営をこの4月からさせていただきましたので、しばらく指定期間が終わるまでは、既存の子どもの家の運営にはなろうかと思いますが、それ以降は、速やかに放課後子ども総合プランを導入することで解消してまいりたいと考えております。
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○納所 委員 放課後子どもひろばが進んでいくにおいて、懸念されるのが玉縄小学校と植木小学校なんですね。いわゆる場所がないというような形で、今後どのような方向で実現をしていくのか伺いたいと思います。
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○青少年課長 委員御指摘のとおり、玉縄小学校、植木小学校の放課後子ども総合プランについては、現状の体制では、なかなか課題があるというふうに担当課としても認識しております。
こちらどういう形で進めることができるか、今後、教育部等と協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。
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○納所 委員 それであと、いわゆる子ども会館が放課後子どもひろばに移行していくということでございますけれども、現在、乳幼児と保護者が昼間の時間帯を利用していると思うんですけれども、これは、子ども会館のどういう形態で利用しているんでしょうか。
それはそのまま放課後子どもひろばに移行されていくのかということが懸念されるんですけれども、いかがでしょうか。
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○青少年課長 放課後子どもひろばの利用対象は、自校の小学校の児童と、あと子どもの家に在籍している児童に限定されることになります。
しかしながら、既存の子ども会館については、現在も乳幼児親子の利用が非常に多い施設もありますので、学校がある平日の午前中の時間帯と土曜日の時間帯については、乳幼児親子の方の利用可能として進めていきたいと考えております。
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○納所 委員 その場合、条例にも規定はされていると思うんですけれども、例えば、今後単独館が閉館していきますよね。閉館するのはふかさわ、はせ、かじわらの3カ所ですか。単独館は幾つあるのか、具体的に確認したいんですが。
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○青少年課長 今現在は、委員御指摘のように、ふかさわ、かじわら、はせの3館ですが、10月からにしかまくら、いわせが学校の敷地内に子どもの家が移りますので、10月以降は、それぞれの子ども会館が単独館として残りますので、5館になろうかと思います。
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○納所 委員 その単独館は、特に昼間、乳幼児親子の利用というのが見込まれているところ、もしくは利用がある場所ではないかと思うんですけれども、それが学校敷地内で、利用しにくくなるのかなということもあるんですが、例えば、放課後子どもひろばとは違う形で、その乳幼児親子が利用できるような、例えば子育てひろばであるとか、親子ひろばといったような利用の仕方というものを別立てで、こういった施設で併用して利用するということは考えられないのか。それとも、現在の条例の中で、特に認めた形として、乳幼児親子の利用を進めるのか。
これ以外と乳幼児親子が昼間利用しているところというのは好評でございまして、地域によっては、近接する子ども会館を今日はこっち、明日はこっちというふうに利用している場合もあるかというふうに思っておりますが、それだけ子育ての広場としての利用というものをかなり放課後子どもひろば以上に重要な役割を示しているということなんですけれども、これについては特段現状のまま、その利用を続けるということしか考えていないのかどうなのか、この点、伺いたいと思うんですが。
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○青少年課長 放課後子どもひろばになりましても、平日の午前中や、あるいは土曜日については、委員御指摘のように、乳幼児親子の集える場として、そういった団体が利用できるような形は継続していきたいと考えております。
また、今年度開設する由比ガ浜の子育て支援センターですとか、そういったところも御案内するような形を考えております。
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○納所 委員 そこで配慮いただきたいのは、放課後子どもひろばという名称で、乳幼児親子の利用というのは考えにくいような名称になってきております。
そこで、そういった親子の利用もできますよというような、付随するネーミングをつけるであるとか、その利用を促すような周知のあり方というのは必要になってくるかと思うんですが、この点はいかがでしょうか。
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○青少年課長 まだ、そこまで考えが及んでいなくて大変申しわけございません。
今委員から御意見いただいたことも踏まえ、また内部で検討してまいりたいと考えております。
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○前川 委員 私も、さっき納所委員がお聞きになったことを聞こうと思ったんですけれども、子どもの家の入所申請のところなんですけれども、本当に毎回、待機児童の対策、御苦労されているというふうに思っております。さっき、不服申請が出ているというところでしたけれども、これは植木からですか。
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○青少年課長 植木ではありません。今、詳細は審査中なので。
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○前川 委員 毎回あと1人というか、あと2人というところで、何とかならないのという話になっていますけれども、ここではないんだなというところですが、この辺のところ、手だては難しいというところで、この1人というのは何年生だとかというのは。
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○青少年課長 5年生のお子さんで、実は、もう既に入所はできるような状況にはあるんですけれども、まだ、その審査請求の経過のところが終結していないので、御報告ができないというような状況にあります。
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○高橋 委員長 今言ったのは、植木が1人待機になっているので、この1人ぐらいのところは何とかカバーできないんですかという、そういう質問です。
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○青少年課長 大変失礼いたしました。植木についての1人なんですけれども、当然、基準条例ございますので、その中で、それでも何とかならないかという工夫、経過措置等も考えながら見ていたんですけれども、こちらの1名については、どうしても経過措置の適用を緩和しても難しかったということです。
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○前川 委員 いろいろ御苦労があると思いますので、仕方ないと思います。
それから、放課後子ども総合プランのほうですけれども、いよいよ本当に、全校に向けて、配置に向けて進んでいくんだなということは、本当に私も感謝したいと思うんですが、資料の中に「先行市の視察を含め」と書いてありました。先行市というのは、どこへいらしたのか教えていただいてもいいですか。
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○青少年課長 横浜市栄区の笠間小学校と、東京都中野区の桃花小学校の2施設を視察したところであります。
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○前川 委員 その御感想を聞かせていただきたいんですけれども、鎌倉に設置することになって、どんなところが参考になるかというところ、随分違うのかどうか、実際、桃花小学校は見ていないんですけれども、いかがだったのか、課長からお話聞かせてください。
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○青少年課長 特に桃花小学校を視察させていただいたときなんですけれども、やはり学校の先生方からの御意見として、アフタースクール「かまくらっ子」に参加しているお子さんと、そうでないお子さんの区別をどうするのかという御懸念が非常にありました。
実際に視察させていただきますと、鎌倉市でも昨年の暮れから取り入れました入退出カード、そちらをバーコードでスキャンした後、学年別にリストバンドというんですか、それをつけられていて、桃花小学校のキッズプラザに参加しているお子さんと、一般のお子さんとの区別ができるようにしているということは、非常に参考にさせていただきました。
やはり学校のほうも、ご自身の学校の生徒の安全管理の責任の下校後の所在について、一番懸念なさっていたので、そこの責任体制は、こういう形で誰が見てもわかりやすくするという工夫は必要だよねということで共有させていただきました。
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○前川 委員 確かに、その学校管理。さっきも話しましたけれども、非常に学校のほうも、そこが気になるところなんだろうと思います。
聞きたいんですけれども、学校警備員がいますよね。そこの部分は、あくまでも学校サイドのことでしょうけれども、今後この学校警備員は、放課後子どもひろばになった場合に、何か形を変えていく、雇用を変えていくということは考えていらっしゃいますか。
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○青少年課長 まだ具体的に、そこまでの細かい協議は進めていないところでございます。
今回、この議会が終わって、議決等いただいた後になろうかと思うんですけれども、ふかさわ、せきやについて、導入に向けて、個別の運営協議会を立ち上げていく中で、学校の校長先生、あるいは教育部のメンバーと、どのような形で、安全管理も含めて体制を整えていくか、詳細に、詰めていきたいと考えております。
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○前川 委員 せっかくですから、そこのところ予算を切り分けてでもね、警備員に居ていただければ、随分青少年課も楽になるんじゃないのかなというふうに思っています。それが学校の敷地を一緒に使うということだと思うのでね、何かそういうところの工夫というのは、一つ考えられたらいかがかなと思って、質問させていただきました。
あと平成30年度に深沢小学校と関谷小学校ということで、これからスケジュールが立っていくということなんでしょうが、簡単なスケジュールというのは出ているんですか。
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○青少年課長 平成30年度、深沢、関谷を予定してございますが、平成31年度については、先ほど納所委員からも御指摘ありました待機があるような小学校については、できるだけ早く、放課後子ども総合プランを入れることで、待機児童の解消を図っていきたいと考えております。
また、この平成28年度、指定管理を入れた学校区につきましては、その指定管理が終わった後になりますので、そちらの施設については、平成32年度以降になろうかなというふうに想定してございます。
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○前川 委員 いろいろと読ませていただいていきますと、配慮するところがたくさん出てきていて、学校によって随分違うと思います。やっぱり前倒し前倒しで考えていかないと、心配なのが予算の部分とかとっていかなければ、やはり全校配置ということがスムーズにいかないなというふうに思っていて、心配するところなんです。
ですから、待機児童が多いところからという話は当然だと思うんですけれども、やはり、さっき障害児のお話もございますし、ぜひ前もって前もっての中でチームでもつくっていただいて、計算しながらやっていただいた方がいいと思うんですが、いかがでしょうか。
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○青少年課長 委員御指摘のとおり、本当に、こちらの事業を進めるには、こどもみらい部だけでは、なかなか進めることができませんので、昨年度から立ち上げた検討委員会をベースにしながら、今後も引き続き、速やかに全校配置ができるような形を検討していきたいと考えております。
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○前川 委員 ぜひ、そうなさったほうがいいと思います。エレベーターの配置など、いろいろ書いてありますから、ぜひお願いしたいと思います。
それから第二小学校の場合のような、青少年会館の中に学童が今あるわけですけれども、子ども会館もあるわけですけれども、ああいう場合は、どういうふうにお考えなるんですか。
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○青少年課長 青少年会館は、中に青少年会館の講師もおりますので、玉縄小学校はまたあれなんですけれども、第二小学校につきましては、青少年会館とも連携を図りながら進められたらなということで、今内部では下話というんですか、会館の先生方にも講座等の御協力をいただけないかというようなことも今検討しているところでございます。
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○前川 委員 ということは、その学校の今のひろばという考え方をどういうふうにしていくのかなというのがあります。
ですから今、青少年会館に学童として、それから子ども会館として行く子は、第二小学校のグラウンドで遊ぶということは、あり得ているんでしたか。
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○青少年課長 確かに、第二小学校の校庭、体育館と青少年会館、子どもの家のある場所は、若干、距離あるんですけれども、そちらについては、一旦、今度子ども会館が子どもひろばになりますので、そこで受け付けを済ませた後、そちらの支援員とともに引率、前後にしっかり支援員を配置して、校庭、体育館、学校とお約束した時間を使わせていただきたいというふうに、ほかの離れた施設も第二小学校に限らないんですけれども、そういった形での移動も含めた進め方を検討しています。
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○前川 委員 玉縄小学校もそうですし、幾つかあると思いますので、その辺のところ、やっぱりせっかくこうやってひろばという形で学校が解放されて、みんなのひろばという形で、学童それから子ども会館が進められていく鎌倉なので、そこはぜひ全体的にちゃんと考えて、平等に考えていただいて、使いやすくしていただければというふうに思います。お願いいたします。
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○河村 委員 教育のことも初めてなものですから、違うことを聞いていたらごめんなさい。
まず、期間というんですか、長期休業期間、これ学校と連動しているというふうに書いてありますよね。学校休業日ですか。というところが、8時半から午後5時までやっていきますよ。10月から3月に至っては、8時半から午後4時半までというところで、その期間も日曜日というのは、やっぱりやられないということなんですか。
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○青少年課長 放課後子どもひろばは、土曜日の開所はするんですが、アフタースクールについては、やはり校庭、体育館が一般のスポーツ団体の利用が土日は多いということもございますので、なかなかやはり、そこは難しいのかなということで考えているところです。
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○河村 委員 そこがまさに、土曜日はやるけれども日曜日はやらないというところですか。
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○青少年課長 土曜日につきましては、今現在も子ども会館、子どもの家は開所しておりますので、そこはそのまま継続したいということで、土曜日の開所は考えてございます。日曜日については、そちらの両施設もお休みいただいておりますので、またアフタースクール等々やるに当たっても、校庭等のスポーツ団体さんの御利用もあるということもありますので、そこは、開所は考えていないところでございます。
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○河村 委員 先ほど先行市の事例もありましたけれども、やっぱりそこも同じような扱いなんですか。
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○青少年課長 そうですね。日曜日もやっているというところは、やはりない形で、月曜日から土曜日までが多くございます。
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○河村 委員 ここについては、次代を担う人材育成というところで、いろいろなこれからもプログラム等も、これからやっていかれるのかとも思いますけれども、まず、そのプログラムについてなんですが、関連して、先ほどの資料3を見ると、学校、校舎は、まさにそこはエリア外になっていましたよね。その中で、エリア外とした理由を、まず最初に伺わせていただいてよろしいですか。
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○青少年課長 校舎の中ということになりますと、特別教室の利用とか、そういったことを委員が想定なさっているのかなということで、話を進めさせていただきたいんですが、常時そちらの場所を使うとなりますと、先ほど深沢小学校校舎内から校舎外に移したこともありますが、高学年が授業終了時までは、そちらの教室は、やはり高学年の授業に差しさわりになるといけないので、ということで、なかなかそこは高学年の授業終了後じゃないと利用ができないということが、まず1点と、あとはやはり、その時間帯ですね。学校との責任区分ということで、かまくらっ子の子供たちの動線確保をすることがなかなか難しいので、最初の大きなくくりの中では外させていただいたんですが、恐らく、実施が進む中で全くということにはならないことも想定しているのかなとは思いますが、基本的には使わない形で想定をしています。
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○河村 委員 使える可能性もあるよということではあるんですね。完全にそこを線引きしたというわけではなくて、例えば、そのプログラムの中で、科学的な何かやっていかれるかわかりませんけど、次代を担うということがあれば、ぜひ私は科学のほうにも力を入れていただきたいと思いますけれども、そういった科学的な教材を使ったりということができるような形でやっぱり学校施設というのを使えるんであれば私はいいなと思っているんですけど、そのあたりはどういう御見解でいらっしゃいますか。
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○青少年課長 確かに、理科の授業とかそういった科学系の講座というものは必要だと認識しています。ただ、そこの会場として学校の理科室等を使うということになりますと、備品等の管理等々、やはり一定程度、学校と個別に約束をしながらという形でないと進めることができないのかなと、今まだそこまで細かい調整をしている段階ではございませんので、ただ御意見としては承りたいと思います。
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○河村 委員 もう1点だけ伺わせてください。先ほどの資料3によりますと、子どもの家と、学童施設ですね。これと校舎がエリア外となっていますけど、この学童に利用されているお子さんとその辺のエリア分けというのはされるんですか。そのあたりというのがわからないので、教えていただけますか。
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○青少年課長 子どもの家に登録している学童のお子さんについては、子どもの家の専用スペースというのがあるんです。そこは家庭のかわりになる場所になるんですけれども、そこは子どもの家に入所しているお子さんについては利用ができます。ただ、そのほかのところについてはアフタースクールのお子さんと同じように参加することができるので、建物でいうと想定では一教室分ぐらいが子ども室としてくくるような形で、ほかはもう皆さんと一緒という形になろうかと思います。
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○河村 委員 そうすると、学童の子たちとまさにこのアフタースクールに登録されている子たちというのは、何か入ってはいけないとかそういった線引きみたいなものができてしまうということですか。そこがわからないので、教えていただけますか。
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○青少年課長 子ども室については子どもの家に入所しているお子さんの専用のスペースになりますので、そこのお部屋についてはアフタースクールのお子さんについては御遠慮いただくような形になります。そこは子どもの家に入所しているお子さんが、通常は子どもの家に入所しているお子さんというのは5時で帰れず6時、7時まで、あるいはもしかしたらもっと長い時間という形になりますので、長い時間であればお昼寝をしたり、あるいはおやつを食べたりですとかそういった場所になりますので、そこはアフタースクールのお子さんは入れないというような形にはなります。
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○河村 委員 反対に、学童の子たちはそのアフタースクールのところに入っていいってことですか、そのエリア的にといいますか。多分、子供ですから一緒に遊ぼうなんてなる可能性があるわけじゃないですか。そのときに何か変に線引きされたりしてしまってできないという状況があったら、私は何か変えてほしいなと思うことで質問させていただいているんですが、そのあたり教えていただけますか。
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○青少年課長 放課後子どもひろばで設置するプレイルーム、あるいは図書室については、もちろん子どもの家のお子さんも自由に遊ぶことができますので、一緒に遊ぼうということになればプレイルーム、あるいは図書室、校庭、体育館を活動場所として遊んでいただきたいと考えております。
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○河村 委員 そのあたりは、逆に学童の施設へは入れないけれども一緒に遊ぶことは可能だということですね。
もう1点だけ伺いたいと思ったんですけれども、これ利用する際に、アフタースクールの場合は事前登録というか、これを見ますと「各家庭で日時を決めて利用」とありますけど、すぐに申し込みしてできるものなんですか。
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○青少年課長 その辺の詳細スケジュールはまだこれからにはなるんですけれども、他市の事例等々を見まして、また、私どもが想定しているのはやはり事前に申請いただいたときに入退室システムを使いますので、保護者の方のメールアドレスに「ちゃんときょうは来所しましたよ」という情報を提供する形を考えておりますので、きょうしたからすぐというような形は人数によっては難しいのかなと考えております。横浜市、あるいは中野区のお話を聞くと、年度の初めにある程度期間を設けて、その1週間後ぐらいからの利用開始という形で、アフタースクールの部分について、子どもの家についてはもちろん切れ目なくという形にはなろうかと思うんですけれども、そのような形を取り入れているというふうにも聞いておりますので、その辺、詳細をどのような形で進められるかというのは今後詰めていきたいと考えています。
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○河村 委員 であるならば、いろいろ安全性の問題であったり、利用上のスタッフの配置とかも含めてやっぱりあらかじめ把握しておかなければいけないという状況はよくわかるんですけれども、その利便性だったり子供たちの行動的なものを制限するようなことがないようにぜひ図っていっていただきたいなと思います。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
まず、報告事項(1)放課後子ども総合プラン等の進捗状況について、了承かどうかの確認を行いたいと思います。了承と確認してよろしいですか。
(「聞きおく」の声あり)
多数了承ということで確認いたしました。
次に、議案第9号鎌倉市放課後子どもひろば条例の制定について、委員間討議の確認をしたいと思います。
(「なし」の声あり)
委員間討議は行わないことを確認いたしました。
御意見はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決を行いたいと思います。
議案第9号鎌倉市放課後子どもひろば条例の制定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議案第9号は原案可決されました。
続きまして、議案第17号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について、委員間討議の確認をしたいと思います。
(「なし」の声あり)
委員間討議は行わないことを確認いたしました。
御意見はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決を行いたいと思います。
議案第17号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議案第17号は原案可決いたしました。
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○高橋 委員長 日程第5報告事項(1)「由比ガ浜こどもセンターの整備状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○こどもみらい課担当課長 日程第5報告事項(1)由比ガ浜こどもセンターの整備状況について、報告いたします。
本件につきましては、平成29年市議会2月定例会の当常任委員会で施設整備の進捗状況等を報告しておりますが、本日は、改めて事業の概要を説明した上で、現在の状況及び今後のスケジュールを説明いたします。
由比ガ浜こどもセンターは、第3次鎌倉市総合計画第3期基本計画後期実施計画における重点事業として位置づけ、認可保育所、子育て支援センター及び障害児通所支援施設から成る複合施設として整備を行っており、地域の津波避難ビルとしても活用することを予定しています。
認可保育所は、いずれも津波浸水想定区域に位置する鎌倉市立材木座保育園及び稲瀬川保育園を、津波対策として移転、統合するもので、引き続き設置、運営ともに鎌倉市が行います。
子育て支援センターは、地域における子育て支援の推進のため鎌倉市子育て支援センター条例に基づき設置している施設で、本施設には、スペース拡大などを目的として、現在、鎌倉福祉センター内にある鎌倉子育て支援センターを移転します。運営は引き続き、指定管理者である社会福祉法人青い鳥が行います。
障害児通所支援施設は、児童福祉法で定められる児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、障害児相談支援事業等を行う施設の通称で、建物竣工後、建物の一部を民間事業者に貸し付けた上で、民間事業者が設置、運営を行います。民間事業者については今後、公募により決定する予定です。
続いて建設工事の状況を説明します。資料をごらんください。
資料1が建設工事の工程表になります。現在躯体工事が完了し、内外装工事に取りかかっています。
資料2が建設地における現在の状況を県道側(北側)から撮影した写真です。平成29年8月末の竣工に向けて、おおむね工程どおりに進んでいます。
保育所は建物竣工後、保育所は園児受け入れのための準備を行った後、11月上旬を目途に現在の園舎からの引っ越しを行います。
子育て支援センターは、保育所利用者との混乱を避けるため、11月下旬を目途に鎌倉市福祉センターからの引っ越しを行います。
障害児通所支援施設は、平成29年度に事業者募集及び開設の準備をして、平成30年4月ごろの開設を予定しています。
なお、保育所の設置位置や名称の変更に係る条例改正は、議案第19号として「鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例」を、鎌倉子育て支援センターの設置位置の変更に係る条例改正は、議案第16号として「鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例」を、障害児通所支援施設の事業者選定に係る条例は、議案第10号として「鎌倉市障害児通所支援施設等運営事業者選定委員会条例の制定」を提出しており、後ほど御審議いただきます。
最後に、これまで施設全体の名称を「(仮称)由比ガ浜こどもセンター」として事業を進めてきましたが、地域の皆様にこの名前が広く周知されていることなどを踏まえて、(仮称)をとり、今後は「由比ガ浜こどもセンター」を正式名称とすることといたします。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告に御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
こちらにつきましては、8月末竣工予定ということで、11月にオープニングセレモニーみたいなものがあるらしいんですけれども、できましたら9月定例会中に中を見せていただけるように日程調整をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○高橋 委員長 日程第6「議案第16号鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○平井 こどもみらい部次長 日程第6議案第16号鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、55ページを御参照ください。
現在、鎌倉市福祉センターの1階のスペースを利用して運営を行っている鎌倉子育て支援センターについて、平成29年8月に完成予定の由比ガ浜こどもセンターに移転するため、条例中、鎌倉子育て支援センターの位置を「鎌倉市御成町20番21号」から「鎌倉市由比ガ浜三丁目11番48号」に改めるもので、公布の日から起算して9月を超えない範囲で規則で定める日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑ございますか。
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○納所 委員 子育て支援センターのその整備のあり方についてなんですけれども、今度、由比ガ浜に子育て支援センターが移るということでございますが、あともう一つ、腰越地域の今後の整備方針、子育て支援センターのあり方。腰越地域についてはどのようにお考えでしょうか。
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○平井 こどもみらい部次長 まだ具体的な施設整備のめどは立ってございません。腰越地域での公共施設の新設が今後あった場合には、積極的に調整を図りましてできるだけ早く複合施設として整備をしていくということで検討していきたいというふうに考えております。それまでの間は、今現在、腰越行政センターを使いまして、月曜日、火曜日、水曜日と、それから木曜日と金曜日につきましては七里ガ浜子ども会館におきまして代替としてつどいの広場を行ってございますので、そちらのほうを充実させていきたいというふうに考えております。
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○納所 委員 なるべく早期のその整備ですね、子育て支援センターとしての形態を腰越地域においても整備すべきだろうというふうに考えておりますので、取り組みをお願いしたいと思います。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議は行いますか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認をさせていただきます。
御意見ございますか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決をさせていただきます。
議案第16号鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、議案第16号は原案のとおり可決いたしました。
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○高橋 委員長 日程第7「議案第19号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○保育課長 日程第7議案第19号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、61ページをごらんください。
鎌倉地域では、津波対策が課題となっていることから、津波浸水区域に位置する鎌倉市立材木座保育園及び鎌倉市立稲瀬川保育園を統合し、平成29年8月に完成予定の由比ガ浜こどもセンターに移転しますが、それに伴い、本条例に必要な改正を行おうとするものです。
条例の改正内容について説明いたします。
条例中の「鎌倉市立材木座保育園」を削除するほか、鎌倉市立稲瀬川保育園の名称を「鎌倉市立由比ガ浜保育園」に改めるとともに、位置を「鎌倉市長谷二丁目20番18号」から「鎌倉市由比ガ浜三丁目ll番48号」に、定員を「90人」から「180人」に改めるものです。
なお、施行期日については、公布の日から起算して9月を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○納所 委員 定員が今度180名、つまり材木座保育園の90名と稲瀬川保育園の90名を合わせて180名、そのいわゆる年齢構成、各保育園における例えばゼロ・1・2歳の定員であるとか、年齢による定員というのはどのように決めていくのか伺いたいと思います。
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○保育課長 定員につきましては、90名と90名、合わせて180名ということで、総数としてはその合算した数を由比ガ浜保育園にも当てはめますが、年齢別で見ますと、材木座保育園、稲瀬川保育園の現行の定員がゼロ歳児クラスにつきましては、6人と6人の12人のところを由比ガ浜保育園では17人に、それから、1歳児クラスにつきましては、材木座保育園9人、稲瀬川保育園10人の19名のところを由比ガ浜保育園では25人に、2歳児クラスは、材木座保育園12人、稲瀬川保育園15人の合計27人のところを由比ガ浜保育園では30人に、4歳児クラスにつきましては、材木座保育園22人、稲瀬川保育園21人、合計43人のところを由比ガ浜保育園では36人に、5歳児クラスは、材木座保育園が23人、稲瀬川保育園が21人、合計44人のところを由比ガ浜保育園では37人にと、低年齢児のニーズに応えてそこの部分を厚くするような形での対応を図ってまいりたいと考えております。
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○納所 委員 ゼロ・1・2歳が厚くなるということは非常に歓迎すべきことなんですけれども、それによって例えば年少、年中、年長であるとかいうような定員が削られることでの影響というのはないんでしょうか。その辺、心配な点があるんですが。
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○保育課長 定員につきましては、現在でも定員に対して材木座保育園、稲瀬川保育園でも定員を超えての受け入れを行っているところでございますが、今度できます由比ガ浜保育園におきましても、4歳児、5歳児は36人、37人とそれぞれ定員が減ってしまうんですけれども、受け入れにつきましてはそのお子さんたちがほかの園に行くということがないように、現在のお子さんたちがそのまま入れるようにと面積確保も行い、定員を超えての受け入れで対応してまいりたいと考えております。
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○納所 委員 定員のあり方ですね、面積と、それから担当の保育士さんの数を調整しながら事故なく行っていただきたいと思いますけれども、こういった年齢による定員のあり方、これはほかの例えば保育園でも同じような配慮というのがあるんでしょうか。その定員の中で、決められた定員の中で例えばゼロ・1・2歳を厚くするであるとかいうような扱い、これは各年齢ごとのその定員はどのように決めていくのか、それは各保育園ごとにその定員の中で割り振るということで行っているのか、確認したいと思いますが。
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○保育課長 保育所の定員につきましては、公立、民間問わず、設置時にその内容を定め、県の認可を受けているところでございます。実際にそれぞれの園では保育室の面積もございますし、それから保育士の配置数もございますので、当初のところから見直しを行う園というのも中にはございますが、おおむねは認可時のものをそのまま受け継いできているというのが現状でございます。
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○前川 委員 今のお話を受けて、低年齢児が厚くなるということは大変結構なことなんですけど、それで保育士さんのほうは大丈夫なんですか。
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○保育課長 低年齢児を厚くするということ、それから待機児童対策で少しでも多くのお子さんを受け入れするというところでは、現在、本定例会で補正予算の対応をお願いしています保育士の派遣というものもございます。こちらと、それから園での引き続きのアルバイト等の雇用などを図りながら、現状の許す中でお子さんの受け入れを行ってまいりたいというふうには考えております。
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○前川 委員 そうですよね、補正予算で出ていますけど、その分は何人でしたか。
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○保育課長 補正予算につきましては、4名中、由比ガ浜保育園は2名です。
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○前川 委員 私も計算ができるわけではないんですけれども、2人で、プラス、今おっしゃったのはバイトさんもということでやっていこうと、この厚くなった部分はということで確認させていただいていいですか。
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○保育課長 由比ガ浜保育園につきましては、面積上は216名の受け入れができるところまでは計算がされているんですが、その中で現状としては197名のお子さんを材木座保育園・稲瀬川保育園で受け入れをしているというところで、そこまではカバーできております。今後、由比ガ浜保育園では一時預かりもスタートするという中では、保育士の確保に努め、1人でも多くのお子さんを受け入れしていきたいと考えております。
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○河村 委員 今、定員のお話が皆さんありましたので、それに絡んでお伺いさせていただきたいと思います。
今216名までというところでお話ございましたけれども、この鎌倉のエリア、今回、待機児童の方47名ですか、いらっしゃるということでたしかお話を伺っておりますけれども、そのエリアの方々に対して、ここができることによって、あと、今現状197名のところに216名までと言っていますけど、どれぐらいカバーできそうなんですか。
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○保育課長 現状197名と申し上げましたが、今度また7月には既存園で5名の受け入れも考えているところでございまして、できたところのタイミングでどこまで受け入れが可能になるのか、先ほどの御質問にもございました保育士の確保等、それから引っ越し当初につきましては、在園児、既にいるお子さんたちもなれない場所に引っ越しをする中でどういう状況になるのか、そこの部分も見きわめながら募集を行ってまいりたいと考えております。
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○河村 委員 待機児童の問題というのは鎌倉市は県内でもというところの現状がある中で、いろいろ大変な御苦労もあるんじゃないかなと思いますけれども、保育士の方を確保していくのが難しいのか、それとも、この中で物理的な限界があるのかという問題があると思うんですけど、ここは今マックスとしてはどれぐらいまで可能なんですか。保育士の方の問題をクリアできるとしたら、その物理的な環境として。
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○保育課長 部屋の面積から物理的なというところであれば、それが216名という状況でございます。1人当たりの面積というのは国の基準で定められておりますので、それを超えることは難しいかと思います。
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○河村 委員 先ほどの216名というのはまさにその数だったわけですね。さまざまその待機児童の問題あると思いますけれども、ぜひ解消に向けてやっていただきたいと思います。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議は行いますか。
(「なし」の声あり)
行わないことを確認いたしました。
御意見ございますか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決を行いたいと思います。
議案第19号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第19号は原案のとおり可決されました。
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○高橋 委員長 日程第8「議案第10号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定員会条例の制定について」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○発達支援室長 日程第8議案第10号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定員会条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、41ページをごらんください。
平成29年8月に完成予定の由比ガ浜こどもセンター内に設置する鎌倉市障害児通所支援施設並びに深沢こどもセンター内の鎌倉市障害児活動支援センターにて、障害児通所支援事業等を実施する運営事業者の公募を予定しておりますが、この事業者の選定に当たっては、新たに外部委員で構成する選定委員会を設置するため、鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例を制定し、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として定めるものです。
条例案の具体的な内容について説明いたします。
第1条で条例の趣旨及び設置について、第2条で所掌事務について、第3条で組織について、第4条で任期について、第5条で規則への委任について規定するものです。
施行期日につきましては、公布の日から施行しようとするものとします。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○河村 委員 児童発達支援ですけれども、これ定員って、多機能になるわけですよね、多機能事業になるんですか。
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○発達支援室長 児童発達支援そのものは、多機能型というよりも、それぞれの事業を、こちらの由比ガ浜こどもセンターにつきましては3事業を予定しておりますので、児童発達支援の多機能型ということではなくて、児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、それから障害児相談支援事業をやっていただくということで、そのような形で公募をかけようというふうに考えております。
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○河村 委員 そうすると、放課後等デイサービスの定員、また障害児相談支援事業、これ年齢層が違うわけですよね。そこで、それぞれ定員は何名ずつなんでしょうか。
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○発達支援室長 児童発達支援及び放課後等デイサービスにつきましては、定員としましては10名程度の定員というふうになると思います。それから、障害児相談支援事業につきましては定員がある事業ではございませんので、実際にその事業所のほうで受け入れ可能な計画を作成するというようなものになりますので、そういった位置づけになるというふうに認識しております。
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○河村 委員 私の勘違いでした、相談支援事業ですものね。
放課後等デイサービス、10名ほどと言いますけど、スペース的にやっぱりそれ以上受け入れといいますか、もちろん管理者の人員確保とかその辺の要件とかもあると思いますけど、物理的な空間とするとどれぐらいまでいけそうなんですか。
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○発達支援室長 実際に今この事業につきまして面積基準等はございませんので、事業者としてどういった形で定員を設定するかということではございますが、現在、鎌倉市に同様の放課後等デイサービスを行っている事業につきましてはおおむね10名という定員でやっております。10名定員で一定の基準の範囲で定員を超えて受け入れることは可能ですので、日にちによっては15名ぐらいまで受け入れている事業所もあると思いますので、その辺は実際にやっていただく事業所の運営の中でマックスの人数というのは変わってくるかというふうに認識しております。
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○河村 委員 これなかったんでしたっけ、定員、その空間的なものって。それでしたらいいんですけど。
また、法改正がたしかあって、これは指導者、支援者の方の経験が多分問われることになってくると思うんですよね。その確保が今非常に難しい中、児童発達支援館ですよね、違うんですか。管理責任者の方の確保と同時に、やっぱりその指導者の方の確保って難しくなってくると思うんですけど、そのあたりの見通しというのはやっぱり全部、事業者任せになっていくんでしょうか。
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○発達支援室長 実際に人員の確保ということにつきましてはもちろん事業者の中でしていただくということになりますが、今回この選定委員会のほうで選定をさせていただきますので、その中でやはりある程度、実際にそういった実績がある事業所にお願いするということに基本的にはなっていくかなというふうに考えております。今、委員のほうから御指摘ありましたとおり、平成29年度の改正で少し人員の基準等が厳しくなったということは承知しておりまして、新しくできる事業所につきましては人員の確保に苦労を皆さんされているということは承知しておりますけれども、適正な人員を確保していただいて、公募というか応募していただきたいというふうに考えております。
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○河村 委員 よろしくお願いします。
ただ、そうなると画一的な今さまざま大手の業者がありますね。特にこの児童発達支援に関するだけじゃなくて、障害福祉サービスを大手でやっているということで上場している企業もありますけれども、やはり画一的なプログラム提供というところに甘んじるんじゃなくて、やはり独自の、鎌倉市で教育をしっかりやっていただきたいというところで、プログラムのところもしっかり、何をやってくれる事業者なのかというところをやっぱり見ていっていただきたいなと思うんです。それをぜひお伝えいただきたいと思います。
これ対象となる方、障害の方というのは、身体、知的、精神、全部対象とされるんですか。
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○発達支援室長 特に障害区分としては分けてはございませんので、今おっしゃったとおり、身体、知的、精神の方の受け入れというふうに考えておりますが、こちらの施設の特徴といいますか、バリアフリー構造の施設でありますので、鎌倉市内の今現状といたしましては、受け入れは各事業所で努力してしていただいているんですが、なかなかバリアフリーの施設の確保というのが難しい現状というのがありますので、やはり肢体不自由児のお子さんであったり重複障害をお持ちのお子さんというのを積極的に受け入れていただける事業者にお願いしたいというふうには考えております。
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○河村 委員 もしそのときに、バリアフリーのほうで対応できるということで大変ありがたいんですけれども、やっぱりその身体障害の方の、特に放課後等デイサービスについては数が少ないんですね。やっている事業者の数も、対象が発達障害、精神障害とおりますけれども、その身体障害の方を受け入れているところで特に鎌倉市でそういう児童がいればというところで聞いていただきたいんですけれども、聴覚に障害のあるお子さんを受け入れてくれるところって物すごく少ないものですから、やっぱり聴覚の障害を持っている方が入りたいということであれば、それをやっているような事業所のほうもしっかり対応していっていただきたいと思います。これ、たしか福祉サービス事業でも付加ポイントになってくると思いますから、そのあたりも注視していただきたいと思いますが、いかがですか。
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○発達支援室長 今、委員からお話ありました聴覚障害をお持ちのお子さんの受け入れにつきましては、聴覚障害のお子さんを受け入れますよという形で事業所のほうで特に出しているわけではないんですが、実際的には各施設で、特に聴覚障害があるのでうちでは受け入れはできませんというような形ではなく、各所で受け入れをしていただいているというふうに認識しております。その受け入れに当たって、職員のほうで、例えば手話であったりそういった聴覚障害のお子さんの支援としての勉強というのも各事業所のほうでしていただいている状況であるというふうに認識していますので、これからも障害種別にかかわらず支援を必要としているお子さんを各事業所のほうで受け入れていただけるようにというふうに、こちらについては実際の事業の所管が障害者福祉課のほうになりますので、障害者福祉課のほうとも今後も協議、連携を図りながら進めてまいりたいというふうに考えております。
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○高橋 委員長 千委員聞き取りのため暫時休憩いたします。
(11時35分休憩 11時46分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)例えば、身体と知的が重複でマンツーマンの対応が必要なお子さんもいると思いますが、そのようなお子さんも受け入れられるようなものにしてほしいと思いますが、いかがですか。
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○発達支援室長 今、実際にデイサービスの受け入れにつきましては、委員お話ありましたような、身体と知的を重複しているようなお子さんの受け入れにつきましてもそれぞれ事業所で受け入れをしていただいて、対応が必要な方には一対一で職員のほうを配置して対応しているところです。現状、鎌倉市のほうでやはり課題でありますのは、医療的なケアが必要なお子さんの受け入れが今市内ではできる事業所がありませんので、これにつきましては看護師等、医療職の配置が必要ですので、この辺が課題というふうには認識しておりまして、できればそういったお子さんが受け入れられる施設ということで鎌倉市の中でもできればいいというふうには考えておりますが、こちらにつきましては実際の事業所がそういった状態で応募していただけるかどうかということもありますので、今後もその辺につきましては事業所のほうにもそういった働きかけというのをしていきたいというふうに考えております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議は行いますか。
(「なし」の声あり)
委員間討議を行わないことを確認いたしました。
御意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決を行います。
議案第10号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定員会条例の制定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、議案第10号は原案のとおり可決されました。
暫時休憩いたします。
(11時48分休憩 13時20分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
次の日程に入る前に、午前中の審査の中で障害児の通所支援施設の関連で訂正があるということですので、原局のほうから答弁をお願いいたします。
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○発達支援室長 申しわけございません。午前中の河村委員からの御質問で、こちらの事業については多機能型の事業所ではないかというところで御質問があったかと思います。それにつきまして、3事業をやっていただく形でというふうに御答弁いたしましたが、放課後等デイサービスと児童発達支援、この2事業を一体的にやっていただくということになりますので、それにつきましては多機能型事業所という位置づけになると思いますので、答弁を訂正させていただきます。申しわけございませんでした。
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○高橋 委員長 河村委員、いいですか。もう議案は終わっていますけれど。
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○河村 委員 ありがとうございます。
それであれば、特に条例のところに逆に触れなくて大丈夫ですか、そこの。今回その放課後等デイサービスしか入ってないんですけど。
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○発達支援室長 条例のほうでは、放課後等デイサービス、それから児童発達支援をということですので、その両方をやっていただくということで、結果としては多機能でやっていただくということになるというふうに考えております。
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○高橋 委員長 日程第9「議案第15号鎌倉市障害児活動支援センター条例を廃止する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○発達支援室長 日程第9議案第15号鎌倉市障害児活動支援センター条例を廃止する条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、53ページをごらんください。
現在、深沢こどもセンターの4階に設置をしている鎌倉市障害児活動支援センターについて、指定管理者による管理から民間事業者への普通財産貸し付けによる障害児通所支援事業の実施に変更するため、鎌倉市障害児活動支援センター条例を廃止するものです。また、これに伴い、鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例別表から同センターを削除するもので、平成30年4月1日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
特に委員間討議もないということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
委員間討議を行わないことを確認しました。
御意見ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決を行いたいと思います。
議案第15号鎌倉市障害児活動支援センター条例を廃止する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第15号は原案のとおり可決されました。
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○高橋 委員長 日程第10報告事項(1)「待機児童対策等について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○保育課長 日程第10報告事項(1)待機児童対策等について、報告いたします。
初めに、保育所等への入所状況及び待機児童の状況について説明いたします。資料1をごらんください。
平成29年度の保育所等の入所定員につきましては、聖アンナの園の建てかえや小規模保育事業所保育室ハピネスの移転に伴い施設の定員をふやしましたことから、全体では、平成28年度当初の2,351人から平成29年度当初は2,371人となり、20人の定員増となりました。また、平成29年4月1日現在の入所児童につきましては、2,371人の定員に対し2,472人の入所となっており、定員の約104.3%の受入率となっております。これらの結果、平成29年4月1日現在の待機児童数は、平成28年度当初の待機児童数44人から3人の増で47人となっております。
年齢別の待機児童数につきましては、ゼロ歳5人、1歳17人、2歳18人、3歳4人、4歳2人、5歳1人となっております。また、平成29年4月1日時点での実際に保育所に入所できない入所保留者は、平成28年度当初の132人から22人の増で154人となっております。
なお、平成29年度から国の待機児童数の定義が変更となっており、育児休業中の保護者のうち、保育所等へ入所できた場合に復職することが確認できる場合や、求職中の保護者のうち、保育所等への入所が保留となり、その後の調査においても継続して求職活動を継続している場合は、新定義では待機児童に加えることとなりましたが、国から新しい定義が示された時期が遅かったことから、平成29年度に限り、実態把握が難しい場合は旧定義に基づき算定を行うことができるとされております。そのため、本市におきましても、平成29年4月1日現在の待機児童数については、旧定義に基づき人数を算出しております。
待機児童等の状況についての最後になりますが、現在、平成29年度の入所に係り保留決定となったことを不服とする審査請求が3件提出されており、審理員を介した審査が行われているところです。本件につきましては、引き続き手続を進めてまいります。
続きまして、保育所等の施設整備について、その進捗状況を説明いたします。
まず、旧横浜地方法務局鎌倉出張所跡地を活用した保育所整備について、説明いたします。資料2をごらんください。
当該物件につきましては、鎌倉地域の待機児童数が多いことから、待機児童対策の一環として、国から土地及び建物を借り受けて保育所の整備を行おうとするものです。現在、横浜地方法務局から関東財務局横浜財務事務所への移管手続が完了し、関東財務局において物件の貸し付けに係る内部協議が行われておりますが、この内部協議が終わった段階で、市と関東財務局とで協議を行い、市から関東財務局への当該物件の活用に向けた要望書を提出する予定となっております。
今後、本市議会定例会に提案した事業者の選定委員会設置に係る条例を可決いただきましたら、直ちに委員の委嘱や事業者の選定の準備を進め、今年度中に事業者を決定し、平成31年度初めに開所することを目指してまいりたいと考えております。
次に、由比ガ浜こどもセンターの建設状況について説明いたします。
由比ガ浜こどもセンターの建設状況については、先ほど日程第5の報告事項で御説明しましたとおり、平成29年8月末の竣工に向けておおむね工程どおりに進んでいます。竣工しました後、備品等の搬入などの準備を進め、11月上旬に材木座保育園と稲瀬川保育園を統合した新園を由比ガ浜こどもセンター内に由比ガ浜保育園として開所したいと考えております。
次に、御成町在宅福祉サービスセンターでの保育所等の整備について説明いたします。資料3をごらんください。
当センターでは、平成29年度は、2階部分において、定員19名の小規模保育事業の開設をこの秋を目途に目指すとともに、平成30年度中に定員50名程度の保育事業を展開する方向で調整を進めております。
なお、保育事業を実施する事業者につきましては、当初、本市では「ひまわり会キッズプレイルーム」と調整を行ってまいりました。その後、調整を進めていく過程で、ひまわり会から、経営基盤強化のため、今後、社会福祉法人鎌倉静養館との連携を前提に準備を進めていきたいとの申し出があり、その後両者で調整が行われた結果、当センターでは、社会福祉法人鎌倉静養館がひまわり会職員を雇い入れ、主体的に保育事業を実施していくことなっております。また、ひまわり会が御成町の下馬四つ角付近で運営している認可外保育施設「ひまわり会キッズプレイルーム」につきましては、当センターでの保育事業開始後も引き続き運営される見込みとなっております。
これまでも、既存の認可保育所や認定こども園の定員の増加に加え、新たな認可保育所及び小規模保育事業所の開所等により入所定員をふやしてきたところですが、いまだ、保護者の方の保育ニーズは高く、待機児童の解消には至っていない状況となっております。
今後も引き続き、就学前児童数や保育所の地域バランス、保護者の方々の就労意欲の動向や保育ニーズの見込みなどを見きわめつつ、幼稚園の協力も得ながら、早期に待機児童の解消を図ることができるよう取り組んでまいりたいと考えております。
最後に、病児保育事業について説明いたします。資料4をごらんください。
現在、本市では、病気回復期のお子さんをお預かりする病後児保育事業を大船にありますネステ大船におきまして委託により実施しているところですが、7月からは鎌倉地域におきまして、病児保育事業をスタートさせることになりました。
この病児保育事業につきましては、病気にかかった児童が当面症状の急変は認められないものの、集団生活が難しく、保護者が仕事を休めないなど自宅で保育ができない場合に、専用の保育室で看護師と保育士が児童を預かる事業です。
この事業につきましては、由比ガ浜にあります「かまくらファミリークリニック」の栗原医師からの病児保育事業を行いたい旨の話があり、本市でも実施に向けた準備を進めてまいりましたが、先方からは、平成29年7月からおおむね4名程度の利用定員で事業を開始できる見込みである旨の報告を受けています。
今後も実施事業者との連携を図り、スムーズな開設ができるように努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告に御質疑はございますでしょうか。
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○安立 副委員長 先ほどの資料にあったんですけど、保育所等の入所状況のところで、待機児童の人数と、あと、ここに保留児童の数が154人とあるんですけど、この内訳、実態はどうなっていますか。
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○保育課長 保留児童数154名おりまして、そのうち国の定義に基づいて待機となっているお子さんが47名おり、残りの方の内訳につきましては、申込時に確認しましたところでは、公立・民間も含めて一時預かり等の施設を利用している者が30名、育児休業中である方が29名、お仕事を探していらっしゃる求職中の方が39名、自己都合の待機による者が9名となっております。
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○安立 副委員長 これはどういう児童を保留児童と呼ぶのですか。
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○保育課長 今回154名というのは、4月1日現在で申し込みをしたのに保育所には入ることがかなわなかった方の総数でございます。そのうち、待機児童の定義を国のほうで定めておりまして、その待機児童数とそれ以外の方ということでの区分けになりまして、合計が154名で保留児童というふうに表現しております。
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○安立 副委員長 もう一度、わかりやすくいいですか。お願いいたします。
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○保育課長 申し込みをしたものの入れず、不承諾の通知を受け取った者ということで、154名という数字になっています。それが保留児童数ということになります。
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○高橋 委員長 申し込みができた人の中で、申し込みができなかった人はまたほかにいっぱいいるわけですよね。
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○保育課長 申し込みをされた方、申し込みができた方の中で、保育所の入所がかなわなかった方が保留児童数となります。
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○高橋 委員長 待機児童というのは入れた方なんですか、入れなかった方なんですか。
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○保育課長 待機児童というのは、その154名の内数で、国が定義する一定の基準の中で算出される全国統一の基準となっております。
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○高橋 委員長 入っているということ、その保留児童数の中に入っているのが待機児童数ということでいいわけですか。
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○保育課長 はい、内数で入っております。
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○安立 副委員長 入園が決まったけど取り下げてしまった方というのはいらっしゃいますか。
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○保育課長 決まったけれども自己都合により取り下げられた方は、29名となっております。
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○高橋 委員長 ほか御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告事項につきまして、了承ということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をさせていただきます。
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○高橋 委員長 日程第11「議案第8号鎌倉市民間保育所等整備運営事業者選定委員会条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○保育課長 日程第11議案第8号鎌倉市民間保育所等整備運営事業者選定委員会条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、35ページをごらんください。
本市では、さまざまな待機児童対策を行ってきましたが、保育ニーズが年々高まっていることから、平成27年度には50人、平成28年度には44人、平成29年度につきましても47人の待機児童が発生している状況です。こうしたことから、待機児童対策の一環として、公有財産等を活用し民間保育所等の設置及び運営を行う事業者の公募を予定しておりますが、この事業者の選定に当たっては、新たに外部委員で構成する選定委員会を設置するため、鎌倉市民間保育所等整備運営事業者選定委員会条例を制定し、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として定めるものです。
条例案の具体的な内容について説明いたします。
第1条で条例の趣旨及び設置について、第2条で組織について、第3条で任期について、第4条で規則への委任について規定するものです。
施行期日については、公布の日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑ございますでしょうか。
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○納所 委員 旧法務局跡地の施設を利用する場合がこの委員会条例の対象になるということでしょうか。
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○保育課長 公有財産等を活用するということで、今後行われるものについてはこの委員会での選定を行おうと考えておりますが、そのまず第一として考えておりますのが、今お話のございました旧法務局跡地の建物の活用でございます。
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○納所 委員 今年度から来年度にかけてのその旧法務局跡地の利用の流れですね。どこまで作業が進んでいるのか、今後どのように進めていくのか、もう一度確認をしたいんですが、いかがでしょうか。
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○保育課長 旧法務局跡地のこれまでの進行状況でございますが、法務省所管の建物が財務省へ移管されましたのが平成29年2月でございます。そして、現在、国の関東財務局の中で事前協議が行われている途中であり、その協議が整い次第、鎌倉市と横浜財務事務所で協議の上、そこを貸していただきたいという要望書を提出する予定となっております。その後、関東財務局では賃借料の計算等を行いまして、正式に財務省関東財務局と鎌倉市が賃貸借の契約を結べるのは秋以降になるかと考えております。
同時進行としまして、本条例をお認めいただいた後にすぐに選定委員会の準備を進め、その選定委員会の中でどのような条件で貸し付けるかの募集要項を定め、事業者の公募、選定を行い、今年度中に事業者を確定、平成30年度において工事等、保育所として活用できるような体制を整え、平成31年度4月から保育所として開設ができるようにという想定を行っております。
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○納所 委員 賃借料等、財務局等と協議していくということでございますけれども、それと並行して、この条例が成立した後に貸し付け条件等を検討するという今の御説明でございましたけれども、これ、例えば賃借料等、国との協議が決まってない段階での貸し付け条件の協議をして民間保育所等に整備を任せるというような、選定委員会が進められるのかどうなのかということなんですね。簡単に言うと、国との協議が整う前に先に選定委員会で協議ができるんでしょうか。時期的なものはちゃんと順番どおり行く予定なのかどうか、確認したいと思うんですが。
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○保育課長 国とは現在、国といいますか関東財務局横浜財務事務所とは貸していただける方向での調整が進んでおります。その中で、先ほど賃借料が秋ごろを目安に計算され、その後契約を結ばれるということになりますので、並行して準備は進めますが、実際に幾らの金額でそこを法人に貸しますよというような募集要項の内容につきましては賃借料が確定した後ということで、秋以降に公募を行い、選定までを年度末までに進めるという状況になるかと思われます。
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○納所 委員 手順としては当然そうなってくるかと思いますけれども、最初の説明だと同時並行のように伺えたもので、ただ、これに関しては鎌倉地域の重要な保育拠点になるということでございますので、瑕疵のないように進めていただきたいと思います。
例えば財務局との協議の中で課題となっていること、これからクリアしなければいけないような課題というのは実際にあるのかどうか確認したいんですが、いかがでしょうか。
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○保育課長 今、その都度、協議を行っている中では、特段国のほうでは課題になっているものは出てきておりません。ただ、先ほどの公募要項の案につきましても、貸し付け条件につきましても、随時、国のほうに確認を受けながら進めている状況にございますので、引き続きその辺で事務が滞ることがないように進めてまいりたいと考えております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議につきましては、なしということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
委員間討議を行わないことを確認をいたしました。
御意見ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
それでは、採決をとりたいと思います。
議案第8号鎌倉市民間保育所等整備運営事業者選定委員会条例の制定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、議案第8号は原案のとおり可決されました。
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○高橋 委員長 日程第12「議案第18号鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局の説明をお願いいたします。
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○保育課長 日程第12議案第18号鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、59ページをごらんください。
先ほども説明しましたとおり、平成29年度につきましては47人の待機児童が発生している状況となっており、待機児童の解消は喫緊の課題となっております。
待機児童の解消は、安心して子供を産み育てることができる環境づくりを進めていく上で大変重要であると考えており、これまでも、民間保育所等の整備、認可保育所の建設、小規模保育事業の設置などの待機児童対策に取り組んできましたが、待機児童対策をより一層進めるため、保育所等への入所が保留になり、入所できるまでの間にある者の中で、市長が特に認める者が、市立保育園で実施している一時預かりの定員枠を利用して定期的に保育を受けられるように、本条例に必要な改正を行おうとするものです。
条例の改正内容について説明いたします。
第6条の次に第6条の2を加え、同条第1項において、新たに実施する緊急一時預かりの保育料について規定し、同条第2項において、その時間外保育料について規定します。
第7条の保育料等の特例について、緊急一時預かり保育料及び緊急一時預かり時間外保育料の特例を加えます。
第9条の保育料の納期について、緊急一時預かり保育料及び緊急一時預かり時間外保育料の納期を加えます。
また、別表第1及び第2において、所要の改正を行います。
なお、施行期日につきましては、公布の日から起算して6月を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑ございますでしょうか。
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○前川 委員 この件に関してではないんですけれども、待機児童対策をずっとしていただいていて、今回も多くの項目がありますけれども、私も、さっき法務局の跡地を利用して保育園をということで非常に賛成しているんですが、そろそろ土地もなくなっていくところであるというところ、私どもの浄明寺の県営鎌倉団地跡地の話も以前出ておりまして、私も提案させていただいている1人なんですが、それはそれとして、幼稚園を利用しての延長保育などを利用してのその待機児童対策を提案させていただいておりますけど、その辺のところの研究は進めていただいているのかどうか、確認させていただいてよろしいですか。
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○保育課長 幼稚園の協会の中でも、子ども・子育て支援新制度に関心のある園が集まり、子ども・子育て支援制度について考える勉強会を設立しており、意見交換を行ってきた経過がございます。また、平成29年6月2日で発表されました子育て安心プランにおきましても、幼稚園における2歳児の受け入れや預かり保育の推進が項目として上げられています。これを受け、幼稚園協会の中でも子ども・子育て支援新制度について考える勉強会において、今後、2歳児の預かりについて検討を予定しているとの情報を得ており、引き続き勉強会への参加などを通じて調整を進めてまいりたいと考えております。
また、実際の動向としましては、おおぞら幼稚園が認定こども園化を目指し、平成30年度以降ということで調整を進めております。また、西鎌倉幼稚園におきましても、低年齢児の受け入れ枠を設けたいとの相談から、用地の確保の問題があり、現在、具体的な計画とはなっていないものの、現在、長時間預かりを行っている部分につきまして保護者から満3歳児の受け入れの要望があることから、平成29年夏ごろに既存園舎の一部を改修し満3歳児の受け入れを行っていく予定でございます。
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○前川 委員 研究、検討が続いているということで、それぞれの幼稚園で、私立ですけれども、再三言っていますが、予算のほうもどうか補助していただければ、この待機児童対策、少しずつ解消されていく中に幼稚園の協力もあると思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。改めてもう一回よろしいでしょうか、その辺のところ。
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○進藤 こどもみらい部長 保育課長が言うように、待機児童対策は、ハード、ソフトの面、あわせて何ができるか今検討している最中でございますし、当然、幼稚園についても、現在、国対象の一時預かりの対象にならなくてもどういう形で協力ができるか、それは幼稚園協会と連携を密にして、お互いに何ができるかという情報交換をしながら、現在、鋭意取り組んでいるところでございますので、少しでも待機児童が減るように、幼稚園とも積極的に協力していただけるよう協議を進めてまいりたいと考えています。
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○納所 委員 一時預かり保育と緊急一時預かり保育のその違いを明確に教えていただけますでしょうか。
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○保育課長 一時預かり保育につきましては、通常、気軽にお子さんを、何かおうちのほうの御都合があるとかで、公立、民間の保育所で受け入れを行っている制度です。これにつきましては、公立保育園の場合、1時間400円という単価でお子さんの受け入れを行っています。実施園としましては、腰越保育園、深沢保育園、岡本保育園、それから11月に開所します由比ガ浜保育園におきましても一時預かりをスタートさせたいというふうに考えております。
それに対しまして、今回、緊急の待機児童対策として現在調整を進めておりますのが、待機児童になったお子さんの中でも実際にお母さんがお仕事をしていて、待機児童という状況の中でやむを得ず一時預かりにお子さんを預けてお仕事に行っていらっしゃるという方がいらっしゃいまして、その方、1時間400円というのを1日掛ける月の中の日数としますと、1カ月当たりの費用の負担が9万円とか10万円というような大きな金額になってしまうという現実がございます。そんな中で今回、条例改正でお願いしますのが、その待機児童の中で緊急性の高いお子さんについては、1時間400円ということではなく、1カ月、通常の保育でお預かりする保育料と同じ所得階層別で設定されました保育料を適用させて費用負担の軽減を図り、入所が決定しました際にはすぐにそちらのほうの園に移っていただくことで、より多くの方に御利用いただければという想定で組んだものでございます。
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○納所 委員 この緊急一時預かり保育というのは、各保育園で実施できるものなんでしょうか。一時預かりが腰越保育園、深沢保育園、岡本保育園、そして将来的には由比ガ浜保育園という4カ所でございますけれども、それ以外の保育園、民間も含めてこれは実施できるものなんでしょうか。
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○保育課長 現在新たに想定しております事業につきましては、まず公立の中で深沢保育園と岡本保育園で実施したいということを考えております。腰越保育園につきましては、面積が少なく、受け入れの状況というのが厳しいものがございます。また、由比ガ浜保育園につきましては、通常の一時預かりも11月に申し込みを受け付けして12月以降に行うという中で、まだ軌道に乗るかどうかというところを見きわめなければならないという状況のところから、導入については未定となっております。
また、民間保育園につきましては、それぞれこの保育料の扱いも園が独自に定めているという状況の中で、面積、それから人の配置等も含めますと、なかなか同様のことをスタートさせるというのは厳しい状況になるかと思います。ただ、実際に民間園に対しましても引き続き、この緊急対策ということではなくて、一時預かりとしてのお子さんの受け入れはお願いしているところでございます。
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○納所 委員 そうしますと、深沢保育園と岡本保育園ということでこの緊急一時預かり保育が実施される場合のその定員数ですよね、どこまで可能なのか、もしくは対象年齢というものは、やはり低年齢ゼロ・1・2歳になるのか、その辺についてというのはあらかじめある程度想定はなさっていらっしゃるんでしょうか。
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○保育課長 待機児童対策の一時預かりにつきましては、対象年齢は現在調整を進めておりますのが1歳・2歳のお子さんで、定員につきましては、現在、両園とも一時預かりをおおむね10名という定員で実施しているところですが、その枠を区分しまして、通常の一時預かりを6名、この緊急預かり用に4名ということで、通常この緊急対応につきましては4名が2園で8名ということで想定しております。
また、事業の実施につきましては、今回、補正予算で出させていただいております派遣保育士の委託を議決いただきました後に入札を行いまして、事業者を選定して数カ月後にそれが決まると、その派遣保育士を充てて事業を実施していきたいということで、秋ごろから冬にかけてのあたりでこの事業はスタートさせたいと現在想定しているところでございます。
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○納所 委員 その緊急一時預かり保育の期間でございますけど、これはやはり年度末までということを想定していらっしゃるんでしょうか。
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○保育課長 一時預かり、緊急一時預かりにつきましての対象者は、待機児童という状態にあるということを想定しております。ですので、例えば10月からスタートして10月にお預かりしたお子さんは、そのまま決まらない場合には10月、11月、12月と特段月ごとの申し込みはなく一回申し込みをすればということで考えておりますが、また、新年度につきましては新たに入所の申請を行っていただき、待機もしくは入所の状況も変わってまいりますことから、年度の区切りでは利用者はもう一度お声がけするようになるかというふうに考えております。
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○納所 委員 そうしますと、緊急一時預かりの申し込みと、それから新年度、次年度の申し込みのその時期が重なる可能性がございますよね。11月ぐらいでしたでしょうか、次年度のその申し込み時期というのが、その申し込み時期が重なった場合に事務が煩雑にならないかどうかということが心配なんですけど、時期的には重ならなければいいんですけれども、いかがでしょうか。
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○保育課長 新年度の申し込みについては、通常11月から12月にかけての時期で行っております。この緊急預かりにつきましては、既に待機になっているお子さんの中で選定を行うという形になりますので、秋ごろスタートを前に周知を行い、希望者について決定をしていきたいと考えております。時期としては若干ずれるんではないかと考えております。
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○納所 委員 希望者が多い場合の選定は、これかなり慎重にやらないといけないと思うんですけれども、お声かけするんでしょうか、それとも申し込みを待つ形なんでしょうか。緊急一時預かりの実施についてのその周知の仕方、申し込みの受け付けの仕方なんですけれども、これ多分、待機者が多ければ殺到するような気配もあるんですが、いかがでしょうか。
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○保育課長 待機となっているそのお母さん方の状況というのも、実際にお勤めをされている方もいらっしゃれば、待機といいますか保留になっているお子さんのお母さんについてはお仕事を探されている方もいらっしゃるという状況にございます。今想定しておりますのは、広報等何らかの手段で周知を行うとともに、緊急性の高い方についてもこういう制度がありますよとお声がけをするようにしていくのかなということで、今後、事業の実施に向けて細かい部分については確定をさせていきたいと考えております。
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○納所 委員 特にこの保育の実施、通常の保育に関してもそうなんですけれども、当然若い保護者が多いということで、その制度、仕組みをよく御存じないケースもございます。ですので、一度申し込んでおけば次年度も自動的に申し込みが継続されるんじゃないかというふうに思われている節もございまして、そういったケースもあるかと思います。できれば、この緊急一時預かり保育の実施も含めてですけれども、保育の受け付けが始まりますというようなその周知のあり方というのは徹底してあげていただきたいなというふうに思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。できれば事細かに御周知いただければと思いますが。
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○保育課長 新年度に向けての入所の申し込みにつきましては、広報、ホームページ等で御案内をしておりますが、待機になっているお母さん方にもまた新年度の募集が始まりますよという御案内もさせていただいているところです。また、お電話等でのお問い合わせにつきましても「いつごろ始まるの」ということは多々ございまして、今、委員御指摘のとおり、「新しい申し込みがもう一回必要なんですか」というようなお問い合わせも中にはございます。その都度、丁寧な説明を行い、誤解が生じることがないよう、また結果的に申し込みができなかったという方が出ないようにということ、新年度の入所もそうですし、今回の緊急一時預かりにつきましても丁寧な説明を行ってまいりたいと考えております。
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○河村 委員 この緊急一時預かりということで、この緊急性の高さということを今、御答弁の中に含まれていたかと思うんですけど、どうやってそれを判断されていかれるんですか。やっぱり通常の保育と同じように、ポイントとか点数的なもので判断してやっていくということですか。その辺、教えていただけますでしょうか。
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○保育課長 保育所の入所の際にもその緊急性の高さ、入所の選考におきましては点数で定めておりますので、その時点でのお母さん方の状況、御家族の状況、その点数での比較を「実際にどこどこへ行きたいんです」と希望される中で比較を行いまして、決定していくことになるかと考えております。そのおうち、そのおうちの状況というのを点数化で判断するということを考えております。
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○河村 委員 そうすると、同じようにやっぱり緊急性の高さを、待機になってしまった方の中からその緊急性が高いかどうかということをもう一回洗い直すというかそういう意味なんですか。そこが私はわからないんですけど。
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○保育課長 今、申請が出て4月に待機になっている方は、引き続きその点数の状態で継続して毎月の審査を行っているという状況にございます。ですので、もう一度洗い直すというよりも、その申請が出てきたお宅の状況というのは既に当初の申請に記載がございますので、その中で緊急性の高さを確認して入所を決定していきたいと思います。
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○河村 委員 そうすると、例えば待機になってしまって集まってきますよね、この緊急一時保育をやってほしいと、そのときにそのさまざま既に点数は出ているけれども、もう一度その方々の中で総合して見るということなんですか。そこがわからないんですけど。そういう意味ではない。
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○保育課長 一時預かりの利用希望を募りまして、その出てきた方々の中で緊急性がどのくらいあるのかというのを比較するという状況になります。先ほどの点数というのも、当初の申請で点数化して、現在、毎月の審査を行っておりますが、またその際に4月の状況から状態が変わっているということがあればもちろんそのお話をお聞きして、より新しい状況の中での比較をして決定をするということになるかと思います。
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○河村 委員 新しい状況で比較ということは、私は、もう一回洗い直すというのはまさにそういう意味なんですが、そういうことなんですか。
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○保育課長 状況に変わりがありました方については、洗い直す、改めてお話を確認するという部分はございます。
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○安立 副委員長 事前に一時保育についていろいろ聞き取りをさせていただいたんですけど、ホームページとかを見ても一時預かりの一覧というのがとてもわかりにくい状況だったんですね。資料、こちらをいただきまして、こちらがすごい見やすかったんですけど、これはきのうすぐに、「見づらい」と言ったらホームページのほうを更新して見やすくしていただき、ありがとうございました。
今の一時預かりなんですけど、直接、園で申し込んでいると思うんですけど、緊急一時預かりの保育については保育課のほうに申し込むような形でよろしいんでしょうか。
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○保育課長 おっしゃるとおり、保育課で申し込みを受け付けることになります。通常のものは、その日の空き状況等、園が最新の状況を持っておりますので申し込みを園で受け付けておりますが、今回の場合には審査がございますので、保育課で受け付けを行います。
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○安立 副委員長 あと、この保育料の支払いについてなんですけど、月単位になるんでしょうか。
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○保育課長 緊急一時預かりのお子さんにつきましては、月単位での保育料を設定してお支払いいただくと考えております。
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○高橋 委員長 1点だけ確認したいんですけど、場合によっては一時預かりというのはもうできなくなる場合があるということですね。一時預かりの定員の中で緊急を受け入れるということは、そっちが優先されるわけだから、一時預かりというのはもうできなくなるということですよね。
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○保育課長 10人の枠の中で緊急一時預かりを4人分とってしまうというと残りが6人になってしまうと。そうすると利用者の中では利用ができなくなる可能性も出てくるのではないかというお話でございますでしょうか。
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○高橋 委員長 一時預かりの枠はもう枠でもうちゃんととって、それ以外に緊急一時預かりの枠をとるということなんですか。6対4で割ると。
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○保育課長 6人がふだんの一時預かり、4名が緊急預かりで、合わせて10名という枠になります。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議の有無につきまして、なしということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
委員間討議を行わないことを確認をいたしました。
御意見ございますでしょうか。
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○安立 副委員長 一時預かりは、これまでも待機児童の受け皿として利用されてきた実態があります。その際の利用の負担が通常保育よりもはるかに高額になることは、不公平感を生んでいました。公立2園の緊急一時預かりが実施され通常の保育料金が適用されるようになることは、待機児童対策として一歩前進の取り組みであると思われます。今後、各園の状況を見て緊急預かりの枠を設けられる園をふやし、地域間較差が生じないように検討を進めていただくことを求めます。
また、一時預かりは親が働いていてもいなくても子供を預かる事業で、神奈川ネットは子育て支援として推進してきました。緊急一時預かりによって従来の利用者に不都合が生じないように、十分な配慮を重ねて求めます。
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○高橋 委員長 意見を打ち切ります。
それでは、採決をとりたいと思います。
議案第18号鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により議案第18号は原案のとおり可決されました。
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○高橋 委員長 日程13「議案第26号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうちこどもみらい部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○小柳出 こどもみらい部次長 日程第13議案第26号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうちこどもみらい部所管部分について、説明いたします。
議案集その1は79ページを、平成29年度鎌倉市補正予算に関する説明書は10ページ、11ページを御参照ください。
第15款民生費、第10項児童福祉費、第10目児童支援費、児童福祉運営事業に係る経費は266万円の追加で、保育所等の保育料について、子ども・子育て支援法施行令等が平成29年3月31日に改正されたことに伴い、鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の一部改正を行ったことから、子ども・子育て支援システムの改修を行う必要があるため委託料を追加するものです。
第20目児童福祉施設費、公立保育所管理運営事業に係る経費は1366万3000円の追加で、公立保育園における待機児童対策として、由比ガ浜こどもセンター統合新園では定員を超えて最大限まで受け入れるため、保育士を増員する必要があります。また、公立保育園で実施している一時預かりについても、その利用枠を活用し待機児童を受け入れるため、保育士を増員する必要があることから、増員に係る保育士の派遣委託料を追加するものです。
続きまして、議案集その1は80ページを御参照ください。債務負担行為の設定について、説明いたします。
西鎌倉子ども会館・子どもの家、岩瀬子ども会館・いまいずみ子どもの家の管理運営事業につきまして、指定管理料について平成30年4月1日から平成32年3月31日までの2年間の債務負担行為を設定しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 今、御説明いただいた予算書の中身と、その言われていた二百六十何万とか一千何百万とか、これ合ってないというか、どんな、補正額を今説明していただいたんですか。第20款だと765万7000円なんですけど、それとは違うんですか、御説明いただいたものは。どこを説明していただいたのか、この予算書とその説明の数字が合ってなかったんですけど。
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○小柳出 こどもみらい部次長 今、議案集の中で説明させていただきました。細かいものについては、補正予算に関する説明書で、御説明させていただきます。
下の欄です。266万円、こちら全ての子育て支援事業、児童福祉運営事業というところでこの金額、そして1366万3000円については、こちらのほうの全ての支援事業という形で、保育所の派遣委託という形になっております。
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○高橋 委員長 説明していただくときは数字が合うような資料を示していただきたいのと、あと、この金額と予算書がどこがどういうふうにつながるのかというのがわからない部分があるので、その辺も、もしあれでしたら説明のときには細かく言っていただけるとありがたいと思います。今は結構ですけれども。
暫時休憩いたします。
(14時20分休憩 14時21分再開)
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○高橋 委員長 再開をいたします。
ただいまの説明につきまして御質疑ございますでしょうか。
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○前川 委員 さっき保育士のことを伺ったんですけれども、ただ心配しているだけなんですが、一気に4人、本当に鎌倉市で取得できるのかなって。今とても保育士、手に入れることって難しいということが話になっていますよね、テレビでもよく聞かれますが。
派遣職員って括弧に書いてありますけれども、この意味はどういうふうに理解すればいいんでしょう。派遣というのは。
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○保育課長 派遣保育士というのは、人材派遣会社のほうで登録されている方がいらっしゃる、その方に対して市はその会社に派遣をしてもらえませんかということでの委託を行ってこちらのほうに派遣していただくというようなシステムになっております。
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○前川 委員 本当に派遣職員でもいらっしゃればいいなって思っているんですけど、さっき何人ですかって聞いたのは、4人というのはわかっていたんですけど、それぞれ配置されるところが違うのと、今から心配してもしようがないんですけれども、派遣の職員がだめだった場合のことも何か考えていらっしゃるのかなって思うんですけど。例えば地域に潜在していらっしゃる子育て中の保育士とかってたくさんいらっしゃるとは思うんですけれども、そういう方に声をかけるとか、そういうこともあり得るんですか。
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○保育課長 まず、現在、派遣の保育士の状況は、鎌倉市で8名の方に来ていただいているという状況がございます。確かにその8名を決める中でも、派遣会社のほうでは保育士が見つからないということで辞退されたという会社もございますので、全国的に保育士不足というのは引き続き厳しい状況にあるかというふうに捉えているところです。
本市では、平成28年度から保育士の就労支援講座というのを開きまして、以前、保育園で働いていたけれども今はおうちにいらっしゃる保育資格のある、潜在的な保育士とよくいわれますけれども、そういう方々に再び職場に戻ってきませんかということでの現在の保育園の状況を説明させていただいたり、時期によりましては民間園もその講座に同席してブースごとに細やかな相談を行うということも行っております。
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○前川 委員 やっていただいているということであれば、何らかの方法、手だてを尽くしてくださるというふうに安心いたしましたので、ぜひ4人見つかるように頑張っていただきたいと思います。
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○保育課長 公立保育園におきましても、保育士のなかなか臨時的任用職員もいないという状況で厳しい状況にございますが、県のほうの制度も活用しながら、人材の確保に努めてまいりたいと思います。
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○高橋 委員長 質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見の有無を確認します。送付意見はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
送付意見なしを確認をいたしました。
関係課職員入室のため、暫時休憩いたします。
(14時24分休憩 14時25分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○高橋 委員長 日程第14報告事項(1)「(仮称)御成子ども会館・子どもの家の整備状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○こどもみらい課担当課長 日程第14報告事項(1)(仮称)御成子ども会館・子どもの家の整備状況について、報告いたします。
初めに、本整備事業に係る経過及び施設の概要について説明します。
当該整備は、旧図書館を活用して、御成小学校区の子ども会館・子どもの家の整備として、第3次鎌倉市総合計画第3期基本計画後期実施計画における重点事業として位置づけ、子ども会館・子どもの家の整備事業を進めています。この事業は、平成27年度に旧図書館の建物を解体せずに保存活用する方針とし、平成28年1月から8月にかけて耐震診断を実施、平成28年11月から平成29年3月にかけて耐震改修等基本設計を実施しました。このたび、基本設計が完了しましたので、その内容について報告します。
資料1、配置図兼1階平面図をごらんください。
敷地面積は約1,200平方メートルとなり、ゾーニングとしては、2階に学童保育の子どもの家、1階に事務室など共用部と子ども会館機能を配置しています。1階については、バリアフリーに対応して、出入り口から玄関、各部屋に車椅子で行くことができるようにします。事務室は、出入り口や玄関、道路側と御成小学校側の空間を確認できるよう、玄関脇に配置します。1階の赤い点線で示している部分が増築部分で、大きな空間が必要なプレイルームを北側に、男女トイレを玄関近くの西側に配置します。また、子ども会館の図書室や乳幼児室も配置し、みんなのトイレは乳幼児室近くの建物の中央に配置します。
資料2、2階平面図をごらんください。
2階については、子どもの家機能に限定し、子ども室1・子ども室2と厨房を配置します。また、子供の施設のため避難経路をふやす必要があり、建物の裏側に屋外階段を新たに設けます。図面では、子ども室2の上側にある階段が屋外階段です。
資料3、立面図をごらんください。
南側立面図が玄関側から見た外観になります。玄関については、過去に数回増改築をしておりますが、今回、竣工当時に近いものにいたします。東側立面図が(通称)今小路通りから見た外観になります。これまで、建物の前面にプレハブの建物があったため、東側全体を見ることができませんでした。現在は、プレハブを撤去し見ることができますが、こちらも、過去の増築でなくしている窓も設置し、極力、竣工当時の外観とします。
東側立面図の右側がプレイルームとなる増築部分となります。増築部分は、旧図書館を引き立たせるため、あえて旧図書館とは異なるデザインや仕上げとし、旧図書館よりも西に4メートル弱下がった位置に配置します。
今後のスケジュールですが、実施設計の期間としては平成29年11月までを予定しています。その後、工事発注の準備・入札を経て、平成30年3月に工事着手、平成30年度末に竣工、平成31年4月開設を目指し、整備事業の確実な推進に努めてまいります。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告に御質疑ございますでしょうか。
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○納所 委員 この(仮称)御成子ども会館・子どもの家ということなんですけど、この放課後子ども総合プランとの整合性をどういうふうに図っていくのか、平成32年の開設ということでございます。子ども会館という表現は実際はなくなってくるわけですよね。その点の方向性を伺いたいと思います。
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○青少年課長 委員御指摘のとおりでございます。平成31年4月に建物が建ち上がるということになりますので、必要な条例等のまた改正、あるいは設置条例を出させていただいて、子どもひろばとして整備していくような形になります。
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○納所 委員 それで、トイレの増築の部分、1階ですか、これは増築というのは結局建物の外側に増築をするということなんでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 今、委員御指摘のとおり、1階のトイレについては、既存の部分からちょうど西側に増築させていただく形になると思います。
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○納所 委員 その際の外観は、西側ということはこの立面図には登載されてないということですね。
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○建築住宅課担当課長 資料3の立面図の南側立面図というところの下に増築部分というふうに書いてありますけれども、そこの部分がこのトイレの増築部分に当たります。
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○納所 委員 その際、構造的な課題、当然クリアすべきことだろうと思うんですけれども、耐震であるとかそういった建物の強度に影響が当然出てくると思うんで、これは補強するということで取り扱うんでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 この部分については、既存の建物とはいわゆる縁を切って構造的に別棟にして建てるつもりでございます。
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○納所 委員 ということは、建物本体のその構造には影響のない増築の仕方、いわゆる開口部を設けてそこから新しいトイレ部分に移動できるようにするということなんでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 そのとおりでございます。
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○納所 委員 さらに、プレイルーム等の増築のあり方なんですけど、これ現在の段階ではある程度の基本的な考え方だと思うんですけれども、例えば壁の素材であるとか屋根の素材であるとか、これは旧図書館とどのような感じで整合性を図っていくのか、伺いたいと思います。
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○建築住宅課担当課長 プレイルームについては増築部分ということで、既存の旧図書館の部分を引き立たせるために基本的には既存の建物とは全く違う仕上げを考えております。既存の建物、例えば屋根が瓦ですけれども、今、私どものほうでプレイルームのほうで考えているのは金属屋根を考えており、既存の旧図書館文化財を当然目指しておりますので、それを目立たせるような形で今計画を進めているところでございます。
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○納所 委員 でも、既存部分、旧図書館の建物本体部分でございますけれども、耐震の補強はどのような形で行うんでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 耐震補強については、中の壁、外の壁、全部、基本的には一回とって、筋交いもしくは構造用合板を張って補強して戻していく、仕上げをしていくという形になります。
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○納所 委員 そうしますと、旧図書館本体部分もかなり改築といいますか修繕を図っていく形になるかと思うんですが、気になるのがアスベスト等が含まれているかどうかという部分でございます。この点はいかがでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 基本的には、基本設計の段階で一回、特に外装材ですね、吹きつけの外装材については調べておりまして、アスベストは含有されていないということは確認しております。それと、内装のボード類の関係については、その使った時期を見てですけれども、基本的にはアスベスト含有材という形で処理していくということになるかと思います。
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○納所 委員 含有材ということは、アスベストが含まれているかもしれないということを前提で施工するということでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 そのとおりでございます。
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○前川 委員 先ほどちらっとお話があったと思うんですが、もともと古い建物を活用するわけですから、バリアフリーに関しては、さっきお話あったとは思うんですけれども、エレベーターとかそういうものをつけなきゃいけないとかという、そういうところはどうなっているんですか。
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○建築住宅課担当課長 神奈川県のバリアフリー条例では、エレベーターをつけるという建物にはなっておりません。ですから、法律的にはつけなくてはいけない建物ではないということです。
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○前川 委員 子ども会館・子どもの家として活用するときに、障害児のお子さんがいらっしゃる場合に、そこは整備をしていくことは考えないんですか。
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○建築住宅課担当課長 今回、当然、当初エレベーターの設置も考えて設計を進めていたんですけれども、書庫の部分ですね、もともとの書庫の部分が3層、既存のほうが2層ということで、そこに段差がどうしてもできてしまうということで、エレベーターをつけるには、どこの部分にも行けるようにするには2カ所エレベーターをつけなければいけないということ、それと、保存する部分、先ほど言いました外観保存ということがありますけれども、それとの関係で、今回については2階についてはエレベーターをつけてどこでも行けるようにするというのは難しいだろうというような設計の段階で結論に達しています。
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○前川 委員 ということは、子供は2階に行かないということですか。
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○青少年課長 子どもの家、あるいはアフタースクールで、もし階段利用が自立でというのが難しいお子さんについては、当然、支援員等大人のほうで介助して上のほうを御利用いただくということで、1階はバリアフリーになってはいるんですけれども、2階についてそういったいろいろな条件からエレベーターの設置は難しいということですが、運用の中ではできる限りの支援をしていきたいと考えております。
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○前川 委員 支援員が物すごく大変なことだと思います。十何年前にも私も玉縄の学童のことで御相談を受けたことがあって、そのときにも車椅子の方がお子さんでいらしてということで、お子さんのほうも大変だし、支援員のほうも大変でいらっしゃるということで、気になったんですけれども、とりあえずは支援員が必要とあれば2階に、例えば車椅子の方だったら車椅子ごと持ち上げて上げるということになるわけですね。
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○青少年課長 車椅子ごとになるのか、あるいはお子さんはお子さんで車椅子は別途になるのか、その辺はまた多分お子さんの年齢ですとか大きさ等々、いろいろ想定するところは個々事情があるかと思うんですけれども、それはマンパワーのほうで対応するような形を想定しております。
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○前川 委員 支援員の数がどのぐらいかということを私も計算していませんけれども、いざとなったときにそれが本当に御成の子供のこの学童に関しては非常に意識していなければいけないことになると思いますので、そこのところを十分、もうエレベーターがつかないということで決まってしまっているということであれば、また保存する建物であるということであればつけられないということだと私も何とも言いようがありませんけれども、その分の支援員の協力というか、逆に言うと市のほうでの協力というか、そこのところを気をつけられて、お子さんが不自由ないように、また支援員が不自由ないようにしていただきたいと、再度になりますけど、どうにもなりそうにないのでもうここでやめますけど、よろしくお願いしたいと思います。
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○河村 委員 今、納所委員のほうからありました意匠ですよね、意匠といいますか建物自体の、それは残しつつ、さらに増築部分は際立たせるために違うものをつくっていくということですけれども、この図に描いてあるのが近いようなイメージなんですか。
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○建築住宅課担当課長 この図に描いてあるのは基本設計のときに当初考えた案でございまして、今多少は変わってきております。ただ、イメージとしては勾配屋根というのは変わっておりませんので、大体このような形というふうに理解していただければよろしいかと思います。
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○河村 委員 もう少し初期設計段階でということですけれども、これ、保存していくためには、意匠を際立たせると言っていましたけれども、これグーグルマップなんですけれども、ここに建っていますね、昔の901号室のところ。ああいう感じで際立たせられても困るわけですよ。全然違うものがあって、これで本当に目立つのかどうかという視点があるじゃないですか。結局保存していくということは、それをしっかり、私はある程度そこを見させていただきたいなと思うんですよね。これだけで判断というのはすごく難しくて、このトイレ部分もそうですけれども、もう少し、パーツじゃないですけれども、見えるものというのはないですか、判断の段階で。
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○建築住宅課担当課長 申しわけございません。今の段階では、まだこの程度しか出せるものはありません。今、設計を実際に進めております。先ほど申しましたように、仕上げの関係等々検討して決まっていくような形になるかと思いますが、もう一、二カ月たつとある程度形が見えてくるかなというふうに考えております。
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○河村 委員 大変だと思いますけれども、変えていくと予算とか積算も変わってくるわけですよね。できれば早い段階で見て、我々ももっとこうしたほうがいいんじゃないかとダイナミックに言えるようなふうにしてほしいなと思うんですね。例えばこれで、本当にこれいくのと思ったときに、大きく金額が変わってしまうということを言われてしまうと、やっぱりなかなか言えないじゃないですか。もともと本来の趣旨は図書館を残していくというところで、目立たせたいというのもわかりますけれども、もしかしたら逆にそれを生かしていくということで、意匠を統一と言ったらおかしいですけれども、したほうがいいんではないかという意見が出るかもしれないですよね。これ、目立たせるために違うようにするといったのは、どうしてこういう形にしたんですか。根本的には、もともとはどなたが判断されたんですか。
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○建築住宅課担当課長 まず、当初は、外観を同じにする、似たような形にする、それと違うようにするという2種類を当然考えました。我々としては、今回登録有形文化財を目指している旧図書館と同じような意匠にして隣に建ててしまうと、どこまでが文化財かというのがわからないということが一番問題かなというふうに考えております。
今回、この建物の由来、寄附をいただいた等々の由来も当然ございます。その中で、その建物というのは、ここがそうなんだよというふうにわかるような形で残していきたいということで、我々も基本的には違う形でというふうに判断しました。
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○河村 委員 その判断というのはわかりましたけれども、このトイレのところ、増築部分、そこもわかるようにするんですか。私、ここだけが非常にどうなんだろうなと思うんですね。そこはあえてわざと区切るんですか。
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○建築住宅課担当課長 今お話しさせていただいたのは大きなところ、既存の建物と、増築部分というかプレイルームの部分、大きなところは今の話で決める。裏のトイレについては、これから当然この意匠に合わせた形でどういうふうにするかというのを今検討しておりますので、今の段階では、申しわけございません、こうですという答えができないところです。
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○河村 委員 トイレの部分については、これは全くほぼこの形、最初冒頭におっしゃったようにプレイルームのところで、トイレのところはそうではないということですか。トイレのところは統一性を図ったほうが私は逆にいいんではないかなと思うんですね。今コンセプトはわかりましたけれども。そのあたりはどんなふうにお考えですか。
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○建築住宅課担当課長 まず、今出ている立面図のトイレの部分については、基本的にはボリューム、立面でこのぐらいのボリュームが出てくるよというイメージでいていただければよろしいかと思います。当然、このトイレについては、意匠を合わせる、もしくは別にする。別にすると、物が小さい、トイレの増築部分が小さいので、全く違うような形というのは逆に変なのかなというふうに、これは個人的ですけれども考えておりますので、基本的には合わせていくような形になるのかなというふうには考えておりますが、まだ決まっていないというところでございます。
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○河村 委員 よろしくお願いします。ここは玄関側になるわけですよね。そこが大幅に違うと、本当にこれ残すのというような、顔ですからね、玄関。もちろん道路側から見るというのが大事なのかもしれませんけれども、やっぱりそういった視点を持っていただきたいなというふうに思っております。
もう一つ、先ほどアフタースクールの関係、2階も行かれると言っていましたけれども、これ2階にアフタースクールのほうは行けるんですか。先ほどの質問にも連動してきてしまうかもしれませんけれども。
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○青少年課長 失礼しました。2階の部分は子ども室専用になります。
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○河村 委員 行かないということですね。わかりました。
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○高橋 委員長 千委員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(14時48分休憩 14時54分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)エレベーターとまではいかなくても、リフトはつけられないものでしょうか。
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○建築住宅課担当課長 千委員の言っているリフトは、階段につけるリフトだと思うんですけれども、それについては、階段の幅がそれほど広くないということで、当然リフトのレールが出てきてしまいますので、リフトをつけられなくはないと思うんですけれども、一般的にその階段を使う子供のほうが逆に危なくなってしまうということも考えられますので、今回については基本的にはそういうものを取りつけることは考えておりません。
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○高橋 委員長 千委員再質問のため、暫時休憩いたします。
(14時55分休憩 14時57分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)歴史文化交流館にリフトがありました。ああいうものはつけられないのですか。
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○建築住宅課担当課長 歴史文化交流センターのほうにリフトがついております。ただ、あれは階段の横にスペースがありまして、そこについているという形だと思うんですけれども、今回それをつけるスペースがないということなので、あれも難しいかなというふうに考えております。
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○千 委員 (代読)これから考えてください。
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○建築住宅課担当課長 なるべく誰でも使えるということを我々も設計の中で考えていくというのは当たり前のことですので、それを考えて今後も設計を進めていきたいと思っております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承かどうかの確認をとりたいと思いますが、了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
関係課職員退室のため、暫時休憩いたします。
(14時58分休憩 14時59分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○高橋 委員長 日程第14報告事項(2)「平成28年度第2回青少年問題協議会の概要について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○青少年課長 日程第14報告事項(2)平成28年度第2回青少年問題協議会の概要について、報告させていただきます。
次第のとおり、議題(1)「青少年行政等の取組」として、(ア)不登校等相談状況について、教育センターから資料1、「平成28年度教育センター相談室利用状況」を、(イ)鎌倉警察署、大船警察署管内における少年非行概要について、大船警察署から資料2−(1)、(2)に基づきそれぞれ御報告いただきました。
次に、(ウ)「コンビニの成人向け雑誌の陳列方法について」、鎌倉市PTA連絡協議会会長から問題提起がなされました。校長会代表の委員からは、校長会の議題として成人向け雑誌の陳列方法について取り上げたことはないが、中学校では、生徒指導担当の教員と青少年育成街頭指導員、青少年課職員による街頭指導を行っており、コンビニエンスストアも巡回しているとの報告がありました。
資料3−(2)にあるとおり例年、神奈川県が主体となって実施している社会環境実態調査において、平成29年度の調査対象がコンビニエンスストア、調査項目に「有害図書類の区分陳列」が該当することから、調査結果について直近の本協議会において報告することを確認しました。「有害図書類」等の規定は、資料3−(1)県の青少年保護育成条例の定めのとおりです。
続いて、議題(2)「平成28年度鎌倉市子ども・若者育成プランの進捗状況」として、(ア)平成28年度鎌倉市ひきこもりに関する連絡会の進捗状況を資料4−(1)及び4−(2)に基づき報告しました。
協議会委員からは、ワークショップ等に参加した団体相互が情報を共有できる部会等の設置や小・中学校における不登校児童・生徒への対応等について質問や意見が出されました。
第2回青少年問題協議会の概要についての報告は以上になりますが、鎌倉市ひきこもりに関する連絡会の進捗状況についてあわせて報告いたします。
資料4−(1)に記載のとおり、平成28年度は、庁内関係課等で組織している、ひきこもりに関する連絡会を6回開催し、各課の連携先団体等との意見交換、ワークショップをそれぞれ1回ずつ開催いたしました。
また、啓発事業として「どうして不登校ひきこもりになるのか」をテーマに講演会を開催するとともに、アンケート調査を行いました。アンケート調査の結果は、資料4−(2)のとおりです。
参加者からは、地域がひきこもり等を理解し、寄り添うことや、学校、家庭以外の居場所、支援者の育成について御意見をいただきました。
いただいたご意見を踏まえ、平成29年度も講演会等による啓発を進めるとともに、地域の中で支援ができる体制の構築に向け、関係団体や地域、行政等による「(仮称)鎌倉市ひきこもり等連絡調整会議」の設置について検討していきます。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 今回は資料のたくさんある御説明だったので、資料と説明が合わないところがありましたので、どの資料を用いるのか、1回自分で確認してから話し始めていただけるとありがたいなと思いますので、今後よろしくお願いいたします。
ただいまの報告に御質疑ございますでしょうか。
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○前川 委員 ひきこもりに関する連絡会のところの資料なんですけれども、本当に連絡会をしていただいて、そして講演会もやっていただいているということで、よくわかりました。
お願いなんですけれども、ひきこもりを考える講演会って、アンケートを見ると大変いい講演会だったのかなと。変な言い方ですけれども。私たちもこういうものを聞かせていただきたいなと、私自身は機会をいただければと思いまして、先着順60名なんて書いてありますけれども、もしお知らせいただければ、片隅でこういう講演会を聞かせていただきたいと思います。やっぱりなかなかわからない実態もありますし、私たちも一般質問でしておりますけれども、皆さんがどういうふうにお考えになるのかも聞きたいと思いますので、その辺のところはいかがでしょうか。
お知らせがありましたか。知らせていただいていました。済みません私が見逃していました。また参加させていただけるようにしたいと思います。
ひきこもりということで、一般質問の中でも言わせていただいて、皆さんもそう思っていらっしゃると思うんですけれども、その前の段階のことが、兆候と言うと変ですけれども、地域がわかっていることだと思うので、このアンケート一人一人を見させていただくと、そういうことに気づかなかったということで、改めて気づかれた方というのはすごく多いなと。有意義だと思いますので、今後ともお願いいたします。聞いていなかったから余計なことを言って申しわけないんですけれども、よろしくお願いします。
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○納所 委員 ひきこもりの実態については、市のほうはどのように把握していらっしゃるんでしょうか。
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○青少年課長 平成27年度に、政策創造担当が当時、湘南サポートステーションの協力のもとに実態調査をさせていただいております。そちらを契機にひきこもりに関する連絡会を平成28年度から庁内で立ち上げて、実際どう取り組むべきなのかということを話し合わせていただいた中、夏ぐらいから、地域で活動している団体から、ワークショップ、意見交換会を通じて鎌倉市での支援している状況等を御報告いただく中で、アンケート等は行ってはいないんですけれども、活動の報告等々いただく中で把握をしてきている状況でございます。
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○納所 委員 その際の対象年齢層ですね。これはいわゆる青少年問題協議会で若者育成プランに該当するような年齢なんでしょうか。最近はひきこもりの高齢化ということで、大人のひきこもりに継続して苦労なさっているということも伺うんですけれども、対象年齢はこれは特には定めていないんでしょうか。
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○青少年課長 当初は若年層をということでスタートしたところなんですが、実際にお話を伺うと80・50、80歳の御両親のところで50歳の方のひきこもりの実態ですとか、きのうたまたま伺ったのは70・40・20ということで、70歳の高齢の方、40歳のお子さん、さらにそのお孫さんみたいな、3世代続いてというのも出てきているというようなことも耳にもしましたので、今このひきこもりの連絡会、庁内の中でもそれぞれの関係部が集まっているので、今は年齢ということで切り分けをすることなく、全体をまずつかんで、どういう形で行政が、それぞれの部署が携わっていけるのかということを模索している状況でございます。
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○納所 委員 それが、健康福祉部各課とも連携をとる場というのが、このひきこもりに関する連絡会ということでよろしいんでしょうか。
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○青少年課長 そのとおりでございます。あと教育センターが加わっております。
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○納所 委員 具体的に解決等に取り組んだり、アドバイスをするのに働きかける中心となる課もしくは部というのは、どちらになるんでしょうか。青少年対象でしたら青少年課になるかと思うんですけれども、かなりこれ健康福祉部絡みの様相も呈してきているというふうに思っております。主務として行う部署はどちらになるか確認したいんですが。
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○青少年課長 実は先般6月5日でしたか、関係団体等とお話をさせていただきました。その中で、非常に行政としても、どこが主としてこれから担っていくのか、現場の団体と我々の想定とに温度差も出てきているのかなという中で、そのあたり早い段階で整理していかなければいけないということで、また庁内の関係課とも、議会が終わった後にはなってしまうんですけれども、早急にまたどう進めていくべきなのかということ、課題を整理していこうということで今動いているところでございます。
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○河村 委員 資料1ですか。そこの中の不登校等の相談人数、相談件数がございますけれども、特に中学校が人数の割合には件数が非常に多いんですね。小学校のほうが、42人の相談に対して……。
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○高橋 委員長 それは教育部ですね。
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○河村 委員 今じゃないんですね。済みません。最終的に、不登校からひきこもりというところもかなりつながっているとは思うんですね。それで、要は、先ほどこの中でアウトリーチの話があったと思うんです。資料4ですか。アウトリーチを行うためには、把握をしっかりしていかないとアウトリーチも行えないわけですから、その中で、小学校のほうからのデータ等情報の共有というのはしているのかというところです。
要は、小・中学校のときからずっとひきこもっている方というのは結構多いわけじゃないですか。ひきこもりの実態としてですよ。そういったところの情報というのはちゃんとしっかり把握しているんでしょうかということをお伺いできればと思います。
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○青少年課長 小学校、中学校については、教育センターの中では情報共有はなされているということでは理解をしておりますけれども、一旦中学を卒業してしまうと、その後について把握するというのが今難しい状況にある、そういった課題の整理を今している段階でございます。青少年課としては、特段、相談窓口がある職場では所管しておりませんので、その辺を包括的にというところまで及んでいない中で、実際は団体さん等々が地域の中で活動していただく中で、そのあたり、委員御指摘のとおり、どのように家族あるいは丸ごとで受けとめていけるのかということが課題だねということの段階でございます。
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○河村 委員 詰まるところ、本当のひきこもりの方の把握というのはかなり難しいと思うんですね。さまざまな支援がある中で、一番ひきこもりの支援というのが難しいと言われているじゃないですか。そこで、協議会の中でどういう話が出たかわからないですけれども、把握するに当たってどんな方法をこれから模索していかれるとか、そういう話はありましたか。
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○青少年課長 今話でよく出てくるのは、包括支援センター等々高齢者の方の介護で入られたヘルパー等々が、実はという形で、困っている方がいるんだよみたいな話が出てきているということを現場の団体からもお聞きしております。アンケート調査が本来でしたら実施できたらいいんだろうねという話はあるんですが、全戸調査というのもなかなか、これだけの規模の、17万人というか、世帯的にいうと7万世帯あたりで、どこまでできるのかということの課題もあるねという中で、社会福祉協議会等そういう関係課も含めてそういった実態把握、どうしていくのが一番よいのかということもこれから詰めていくような。本当に昨年度から始めて、団体との連携がようやくつながり始めたかなというところで、本当にまだ課題が浮かび上がってきて、それに対してどのように向かうべきなのか、行政の役割、団体の役割について模索しているところということで御理解いただければと思います。
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○河村 委員 やはりそこのところというのは継続的にやっていかなければいけないということで、小・中学校の不登校から多分つながっていく可能性というのは私結構あると思っていますので、せっかくここで連携先ということで、いろいろさまざまな連携を図っているわけですから、横のつながりというのをしっかり持って把握に努めていっていただきたいなというふうに思っています。
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○高橋 委員長 千委員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(15時15分休憩 15時19分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)今、3世代でひきこもっているという話を聞きましたが、どういうことですか。親と子と孫とひきこもっているんですか。そのうちの誰かがひきこもっているということですか。
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○青少年課長 団体のほうからお聞きしたお話では、70代の親御さんの介護に実際入ったケアマネージャー、あるいはヘルパーからの話が多いようなんですけれども、その70歳の方のお子さんの40歳の方もひきこもっていて、さらにそのお子さん、20歳のお子さんもひきこもっているというような世帯が最近はふえてきているような感覚を受けているというような御報告をいただいていまして。
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○高橋 委員長 千委員再質問のため、暫時休憩いたします。
(15時20分休憩 15時23分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)間の世代のひきこもりは、父親と母親両方ですか。
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○青少年課長 そこまで個別のケースとして御報告いただいたわけではないので、詳細についてはわかりかねるんですが、数字の語呂というんですか、そういう3世代も今はふえてきているということのお話をいただいたところです。
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○高橋 委員長 一般的なお話ということで伺ったという話ですね。
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○安立 副委員長 このひきこもりを考える講演会のテーマがどうして不登校、ひきこもりになるか。対象者が、ひきこもりに関心のある方なんですけれども、これというのは不登校になっている子が聞くような内容なのか、それとも、ひきこもりの子を抱える親御さんが聞くような講演内容になっているのか、どんな感じなんでしょうか。
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○青少年課長 タイトルは、申しわけございません、講師の先生がこういったタイトルで講演会をということでお話しいただいたところです。ひきこもり問題に関心ある方という形で、対象者は広く募集をさせていただきました。実際には、市の青少年指導員連絡協議会の方にもお声をかけさせていただいたりですとか、あるいは実際参加なさった方のアンケート等から推察すると、身近にそういった方がいらっしゃっているのかなという方も参加していただいたところです。
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○安立 副委員長 不登校となると、本人が今小学生だったり中学生で、本当に不登校の子もふえていると思うんですね。やっぱり、聞いてほしいというか、本当に聞きたいのはお母さん、お父さん世代だと思うんですけれども、そうなってくると、もうちょっと20代、30代、40代になるのかなと思うんですけれども、あなたの年代を教えてくださいというところになると、50代、60代の参加者がすごく多いなと思ったので、内容的には、できれば今こういう問題に直面していて悩んでいる人のための講座なのかなと思ったので、そういう方、今困っている方をもし把握しているのであれば、そういう方に対しての案内とかというのはされたのでしょうか。
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○青少年課長 関係団体先の湘南・横浜若者サポートステーションですか、通称サポステとお呼びしているところの団体には、こういった講演会をやりますので、皆様にお知らせくださいということで御案内させていただきましたのと、実際に今回講師をお願いした方々のお一人は、御自身がひきこもりであったよという方ですとか、あるいはかかわっている、滝田先生のところに通われている、過去そうだったという形になるのかもしれませんが、そういった方がお見えになったりとか、実際に当事者の方もいらっしゃったことはいらっしゃいました。逆に、ディスカッションをその先生方としていただいた中で、非常に有意義な講演会につながったというふうに認識しております。
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○安立 副委員長 ひきこもりのお子さんを抱える親御さんにとっては、こういった講演会に参加されると物すごく励みになったりとか、今の対応をどうすればいいんだろうという参考にもなると思うんですよね。参加された方がもう少し、今悩みを抱えているお母さんたち、お父さんたちが参加できたらいいのかなと思うような数字だったので、聞かせていただきました。
私の身近でも相談するところがない方がたくさんいるので、今後、こういう講演会をやっている、講座を聞けるということをもう少しそういった方にも幅広くうまく伝えていっていただいて、解消できる一つのことに役立てていただけたらなと思っております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認をしてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をさせていただきます。
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○高橋 委員長 日程第14報告事項(3)「非常勤嘱託員の解職について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○青少年課長 日程第14報告事項(3)鎌倉市非常勤嘱託員の解職について、説明いたします。
平成29年4月24日(月)子どもの家に勤務しておりました鎌倉市非常勤嘱託員こども育成支援員が、児童買春、児童ポルノ禁止法違反の疑いで千葉県船橋東警察署に逮捕されました。
事件の概要は、平成28年11月8日、インターネットを通じて知り合った10代の小学生から、タブレットを通じて陰部を露出した画像の提供を受け、保存したものです。
この事件を受け、当該支援員が勤務していた子どもの家の保護者を対象に、4月25日に緊急保護者役員会、4月29日緊急保護者会を開催し、青少年課から情報提供及び経過説明を行いました。あわせて、教育委員会、学校と連携を図り、心理専門の相談員を配置し、必要に応じて児童の心のケアに対応できる体制を整えました。
5月2日に船橋東警察署を訪問し、捜査状況の確認を行ったところ、本人は容疑を認めており、違法画像を所持していた場合は捜査員の目の前で削除するよう厳しく指導するとのことでした。
その後の罪状や身柄については確認できませんでしたので、市民安全課及び大船警察署へパトロールの強化を依頼しました。
支援員の処分については、5月10日に藤沢労働基準監督署に解雇予告除外認定書を提出し、5月15日付で認定されたことから、5月17日付で当該支援員を解職処分いたしました。
6月3日に開催された鎌倉市子どもの家保護者連絡協議会において、事件の概要及び処分等の経緯について報告いたしました。
今後、このようなことがないよう、改めて支援員等の綱紀粛正に努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告につきまして御質疑ございますか。
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○河村 委員 実際に船橋東警察署のほうに行かれて、いろいろ状況を確認されてこられた。そういう中で、10代の子ですか、今回そういう事件があったわけですけれども、画像を目の前で削除するというお話がありましたが、それは、タブレットに、端末に入っているデータを削除していきますということなんですか。
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○青少年課長 緊急保護者会の席で、もしかして我が子の画像があったらとても心配という保護者の方の訴えがありました。なので、そのあたり警察署のほうに、保護者のほうからそういった心配をしているという旨を説明をさせていただいた中で、警察のほうからは、当然取り調べの中で、そういった違法画像があった場合は捜査員の目の前で削除させるので、それは心配がないという、そういった御回答をいただいたというところでございます。
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○河村 委員 ただ、どこまでデータを持っているのか、今わからないと思うんですね。私以前に一般質問でもやったんですけれども、結局、クラウドに上げられていたり、PCを御自宅に持っているのかどうかわからないですけれども、デジタルですから拡散して収納しておくことも可能ですし、それこそインターネットを通じて、クラウドを含め保管できるわけですね。そのあたりというのはどういうふうに持っていかれると考えていらっしゃるんでしょうか。もしあったとしても、それ全部削除していただきたいのは当然なんですけれども、さらに、SNS等の投稿とか、そういったところというのは確認されておられるんでしょうか。
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○青少年課長 そちらについての御心配も船橋の警察署のほうにお伝えして、しかるべき手続をしていただいているというふうに、こちらのほうとしては理解しているところです。私どものほうでそういったことはやる部分ではないのかなと思っておりますので、そちらは捜査の中でやっていただくべき話なのかなということで、それを要望してまいったというところでございます。
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○河村 委員 まさに私がやってくれと言ったわけではなくて、そこまでちゃんとケアの部分を、捜査員の方ですか、警察のほうに行かれるのかわかりませんけれども、そこを伝えていってほしいんですね。であるならば、親御さんの意見はもちろんそれを含んでいると思いますし、そういった届かないところ、この事件を起こしてしまったというところ、その現場をつくったのは鎌倉市ですよね。現場をつくったというか、そういう方を雇用していたというところを考えると、やはり私はそこの部分をしっかりやっていただきたいなと思うんです。その部分を伝えておいてほしいんです。
画像については本当に怖いですから、そこはしっかり市としても言っておいてほしいと思うんですね。市がやれということを言っているわけではなくて、今親御さんのほうで、本当にSNSとかまで全部チェックしているのかということを警察に言っていてほしいということです。それでチェックはしてあるんですか。それの情報というのは聞いていますか。
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○青少年課長 もちろん、5月2日に船橋へ行ったときには、懸念されるので、そういったことも含めてということでは要望を出しておりますが、その後どこまでやったかという報告は警察のほうから受けているところではありません。
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○河村 委員 それこそインターネット類に流れていないということは本当に願いたいところです。今後の雇用の仕方、採用の仕方というところも、さまざま総務常任委員会なんかでも出ていましたけれども、そのあたりもしっかり今後やっていっていただけるということなんですか。
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○青少年課長 市の職員として、今後、子どもの家、あるいはそういった形で非常勤嘱託員を採用する際は、先般の一般質問でもございましたけれども、そういった手続をとるとともに、面接等で十分人物像を見きわめていくという形をとらせていただきたいなと考えております。
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○河村 委員 よろしくお願いします。今後、この件についてはどういう形でやっていかれるんですか。鎌倉市としてはかかわっていかれるんですか。そこだけ確認していただけますか。
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○青少年課長 本日こういった形で報告をさせていただきましたので、これでとりあえず対応としては終わりというか、一応の区切りなのかなと思っております。中には、子どもの家の保護者会以外にもというお話もいただいたところではあるんですけれども、心理の専門の相談員の方ですとか校長先生等とのお話の中で、お子さんへの影響をまず第一に、また当該子どもの家の保護者の方、お子さんに対する影響、あるいは御心配を助長させるようなことは控えたほうがいいということでお話しいただきましたので、これ以上保護者の方とかへの説明というのは、6月3日の保護者連絡協議会をもって一応区切りとしたいと考えております。
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○河村 委員 その方の処分を伺いましたけれども、今後の進展によってどういう形だったかというのも特にこの委員会等でも報告はされないということですか。
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○青少年課長 先ほども報告させていただきましたが、一体どういう罪状で、どういう形になっているのかということ、船橋東警察署あるいは弁護士、当然皆さん弁護士がつかれるわけなので、こちらからも連絡を再三させていただいたんですが、御家族以外には、あちらはあちらで守らなければいけないということで、幾ら市の職員だったとしても教えることはできないという形なので、これ以上我々がそれを知ることはできないのかなというふうに認識しております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認してよろしいでしょうか
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をさせていただきます。
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○高橋 委員長 日程第14報告事項(4)「岡本保育園の散歩における事故について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○保育課長 日程第14報告事項(4)岡本保育園の散歩における事故について、報告いたします。
平成29年4月10日、岡本保育園の3歳児クラス20名が正規保育士及び派遣保育士の担任2名とたまなわ児童遊園に園外保育として散歩に出て、園に戻る際に2名の園児を児童遊園に置き去りにした事故が発生しました。
たまたま、児童遊園に来ていた近隣の民間保育園の保育士から岡本保育園に連絡が入り、すぐに現地に園児を迎えに行った職員と散歩で通りかかった岡本保育園の別のクラスの職員が合流し、園児2名は無事帰園しましたが、大きな事故につながる可能性もあった事態と捉えています。
岡本保育園では、その日のうちに正規職員による臨時職員会議を開き、状況の確認を行うとともに、該当児童の保護者への謝罪及び園内の掲示を行いました。翌11日には朝の打ち合わせで園長から全職員に内容を説明し、園外保育の安全管理について、個々の職員が自分のふだんの動きを見直すこと、職員同士のコミュニケーションを密にとって、何かあれば声を出して確認するように指示しています。
また、11日に、保育課長、担当係長、ケースワーカーの3名で担任の職員2名から改めて事情の聴取を行いました。
資料1は、4月10日に掲示した保護者への報告文です。
事故発生の状況は、4月10日午前10時頃保育園から児童遊園に散歩に出かけ、保育園に帰る際に、児童遊園にほかの保育園の子供たちもいたため、間違えないように児童遊園の敷地の端で担任が人数確認を行いましたが、門を出る間に子供たちの中で列の並び方をめぐってのやりとりがあり、その間に子供がすり抜けて公園に戻ってしまったことに担任が気がつかなかったという状況でした。
また、帰路においても歩行中の確認が不足していたため、児童を置いてきてしまったことが判明するのがおくれたという状況がありました。
事情聴取後、課題として、敷地を出る前の児童数の最終確認が十分でなかったこと、職員間の声かけが不足していたこと、年度がかわってはじめての散歩であり、新しく保育園に入った子供もいたため、特に配慮すべきだったことなどを確認しました。
また、今後に向けて、3歳児は探究心が旺盛である一方、危険の予測が不十分な年齢であるので、散歩などの園外保育においては特に注意が必要であることを話し合いました。
あわせて、ほかの年齢の児童における園外保育においても、職員同士また、子供への声かけを通じて安全に実施していくことについて確認を行いました。
加えて、園長に対しては、引き続き保護者への状況説明と再発防止策を通知するよう指示し、4月12日以降に行われた各年齢のクラス懇談会及び保護者役員会において、事故の説明と謝罪を行いました。
また、この内容につきましては、4月19日に開催した公立保育園の園長会を通じ、職員全員に確認事項等の徹底を改めて行いました。
資料2をごらんください。その後、6月12日に改めて、事故後の検証、改善の内容について保護者に掲示を行いました。
今後も引き続き保護者が保育園に安心してお子さんを預けていただけるよう、園外保育時の人数確認の徹底を図り、再発防止に努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告につきまして御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をさせていただきたいと思います。
職員入れかえをいたしますが、その前に、今回、青少年課も保育課も資料が大変多くて、できましたら、一つの報告に一つのファイル、一つの議案に一つのファイル、ページ数は多くなっても結構です、見るほうが大変になってきますので、その中で説明をしていただけるようにこれからお願いしておきたいと思います。
職員入室のため、暫時休憩いたします。
(15時44分休憩 15時55分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
教育部所管部分につきまして、これから御審議をいただきたいと思いますが、最初に教育部の職員の紹介をお願いしたいと思います。
(職 員 紹 介)
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○高橋 委員長 日程第15「議案第24号鎌倉市教育長の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局より説明をお願いいたします。
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○尾高 教育部次長 日程第15議案第24号鎌倉市教育長の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
議案集その1、72ページをごらんください。
平成27年4月1日付の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い教育委員会制度の改革が行われ、本市においても関係条例の整備を行ったところですが、このうち、職務に専念する義務の免除について規定していなかったため、本条例により規定するものです。
改正内容としましては、改正法による新制度の教育長がこれまでと異なり特別職の身分のみを有することになり、職務に専念する義務の根拠となっていた地方公務員法の適用から外れるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第11条第5項を新たな根拠として職務に専念する義務の免除を規定し、あわせて文言の整理を行うものです。
なお、本条例の施行日は公布の日からとしますが、現在は改正法の施行時点での教育長が在職しており、なお関係条例の一部は従前の例によることとしているため、本条例も同様に経過措置を設けることとします。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議につきましても、なしということで確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
議員間討議を行わないことを確認いたしました。
御意見ございますか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決を行います。
議案第24号鎌倉市教育長の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、議案第24号は原案のとおり可決されました。
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○高橋 委員長 日程第16報告事項(1)「鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画の策定について」、日程第17「議案第25号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止する条例の制定について」、以上2件を一括して議題としたいと思います。原局から説明をお願いいたします。
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○学校施設課長 日程第16報告事項(1)鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画の策定について及び日程第17議案第25号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止する条例の制定について、一括して説明いたします。
まず、日程第16報告事項(1)鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画の策定について、説明いたします。
資料「鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画」をごらんください。
御成小学校旧講堂保存活用計画の検討状況等については、平成28年9月及び12月に開催された本常任委員会において報告したところですが、平成29年3月に鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画を策定いたしましたので、報告するものです。以前の報告と一部重複する部分もございますが、御了承願います。
この保存活用計画は、平成27年11月に設置した、学識経験者、知識経験者及び御成小学校長から成る鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会においてこれまで協議した内容を取りまとめ、市長決裁を経て行政計画として策定したものです。
まず1ページをごらんください。「1保存活用計画策定の目的」ですが、旧講堂は平成10年12月の新校舎改築とともに講堂としての利用を終了していましたが、旧講堂の歴史的・文化的価値、御成小学校の教育環境の現状を踏まえ、できる限り保存し、学校施設として活用するという保存活用計画策定の目的を、2には「御成小学校旧講堂の現在の施設概要」を記載しております。
2ページをごらんください。「3御成小学校旧講堂の価値と御成小学校の現状と課題」ですが、旧講堂の価値として、「創建以来多くの児童や市民に親しまれている」「鎌倉郡衙、鎌倉御用邸等の土地の記憶を受け継ぐ歴史的建物」「御成山を背景にして、鎌倉駅西側の濃密な歴史的景観を形成」「二つの搭屋を持つ個性的で優れた外観意匠」「トラス構造による格天井の大空間など優れた講堂空間」「部屋の一部や仕上材にたびたびの改修を行いながらも往時の形態を残している」といった点に価値があるといたしました。
3ページをごらんください。御成小学校の現状と課題としては、児童数の増加に伴い教室の不足を記載し、続いて「4御成小学校旧講堂の保存活用計画」には、保存活用の基本方針として、「旧講堂を学校施設として活用することを前提とする」「活用のための改修は、御成小学校旧講堂の文化遺産としての価値を損なわないよう配慮する」「教室形態の施設を設置することにより、普通教室の不足等学校の課題を解決する」「休日や夜間など学校が使用しない時間の活用方法について検討する」の4項目を基本方針といたしました。
次に保護の方針ですが、文化資産としての価値を損なわないように重要性の優先度を設け、できるだけ保存する場所と活用等に応じて改変を許容する場所を区別することとしました。
4ページの「保護の方針図」にあるように、最も価値を有する保存部分としては主要な望見部分である正面外観や、建物の中心的な部屋であり意匠的にもすぐれている講堂部分などを、講堂の附属的部分ですが、なるべく保存を図る保全部分としては、方針図の右側網掛け箇所の控え室・用具置き場などを、既に多くの改変がされている方針図左側の準備室については、活用のために必要な改変を中心的に行います。
5ページをごらんください。写真を掲載した講堂内部の保護の方針図ですが、天井、壁、演壇は保存することが望ましいものと考えています。
保護の留意点についてですが、旧講堂の文化資産としての価値を考え、将来的に児童数の減少などにより教室等としての利用が必要なくなった場合には、創建時への復原が検討できるような最小限の改変とするものです。
なお、国登録有形文化財の申請を行ったところ、平成29年3月10日に開催された文化庁文化審議会において、旧講堂を登録するよう文部科学大臣に答申されたところです。
文化遺産としての価値を踏まえた活用の方針としては、旧講堂を学校施設として活用することから、建築基準法の用途は学校とし、講堂としての機能を維持しながら、現在の御成小学校に不足している特別教室等、小会議室、面談室等を確保することとします。
6ページをごらんください。児童、教職員、来校者の安全性等の確保に係る方針としては、旧講堂は大型の木造建築物ですので、特に耐震補強及び防火についての対策を検討いたしました。
耐震補強については、他の学校施設と同様に、避難所に求められる耐震安全性の目標と同等以上を目指すものとします。この基準は、大地震動後、構造体に大規模の修繕を必要とする損傷が生じないものであり、かつ、直ちに使用することができるものとされています。
具体的な工事方法は、部材を全て解体する改修ではなく、現地に存立させながら破損・腐朽部分の改修及び構造補強を行う半解体改修とします。
7ページをごらんください。防火については、鎌倉市、御成小学校、消防本部が密接に協力を図り、予防、早期発見・早期通報、初期消火に重点を置いた方策を講じます。屋外消火栓の増設や火災発生時における感知器の警報を消防本部に連動して通報するなどの対策を行うものとします。
8ページをごらんください。その他の対策として、トイレの整備、スロープを設置することによるバリアフリーへの対応等を図ります。
9ページをごらんください。基本プランについては、付図3「御成小学校旧講堂整備案平面図」をごらんください。
現在の基本プランとしては、講堂を二分割し、付図3の左側である南側は、教室形態の施設を壁と天井で構成される箱状で2部屋設けるものです。御成小学校の教室不足という課題に対応するため2部屋設け、現在ない図工室の設置などが考えられます。箱状にすることで防音や空調設備の効果が得られるとともに、将来的にその教室が不要になったときに、箱を撤去し、創建時の復原をすることができるものです。
演壇のある北側は、演壇を生かした多目的室として活用するものです。ある程度の広さがあるので、学年全体が集まって活動したり、演壇を利用し、児童の発表などの場や視聴覚室的な役割の場所としても使用できます。
控室や用具置き場となっている諸室が4部屋ありますが、現状の間取りを生かして面談室や会議室などに活用するものです。
次に「5その他の事項」ですが、まずスケジュールとして、今後の改修工事に向けた予定を記載しました。平成29、30年度の2年間で設計業務を、平成31年度から工事着手の予定と考えています。
10ページをごらんください。改修工事に係る概算費用ですが、保存活用計画の策定支援を委託しましたコンサルタント業者の作成による見積金額から、3億5000万円程度と見込んでいます。ただし、今後の設計時に行う各調査の結果や工事入札時点の人件費、建設資材の価格状況などから、この費用は変動する可能性があります。また、国の補助金や市のふるさと寄附金を活用するなどして財源の確保を図ることが重要となります。
次に、学校が使用しない時間の活用方法等についての考え方を整理しました。3ページの保存活用の基本方針?に「休日や夜間など学校が使用しない時間の活用方法について検討する」としていることについて、一つの考え方を示すものです。この点については、不特定多数の方が利用する集会場のような活用をするには、旧講堂の大きな改変が必要となり、文化遺産としての価値を損なうような改修をしなければならないため、学校施設という枠組みの中で活用できる範囲について、教育委員会として検討していくこととします。
また、将来的に教室等として利用が必要なくなった場合は、その時点で用途の見直しや活用の方法を改めて検討することとします。
次に、11ページから20ページまでの付図に続いて、21ページから参考資料を3点添付しました。まず「1御成小学校旧講堂の破損調査」について、旧講堂が現状どのような状態かを記載しました。
次に23ページをごらんください。「2改修工事に係る概算費用」として、先ほど本編で3億5000万円程度と説明しました内訳を、大まかな区分ではありますが、資料として添付しました。
最後に24ページから26ページをごらんください。「3鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会」として、条例、規則、委員名簿、これまでの会議の概要を記載しました。
以上が保存活用計画の概要でございます。今後は、この保存活用計画の趣旨に沿って、旧講堂の保存活用に向けた設計・改修工事を実施していきます。
続きまして、日程第17議案第25号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止する条例の制定について、説明いたします。
休憩よろしいですか。
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○高橋 委員長 暫時休憩いたします。
(16時15分休憩 16時16分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○学校施設課長 お時間をいただきまして、ありがとうございます。
議案集その1、75ページをごらんください。
鎌倉市立御成小学校旧講堂の保存及び活用を図るため、平成27年11月に鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会を設置し、計画の策定に関し必要な事項の調査審議を行ってきたところですが、ただいま説明いたしましたように、平成29年3月に保存活用計画を策定したことにより、策定委員会の所掌事項の処理が終わったことから、鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止しようとするものです。
なお、施行期日は公布の日とします。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 一括して質疑を行いたいと思います。ただいまの説明に御質疑ございますでしょうか。
千委員聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(16時17分休憩 16時18分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)スロープは1カ所ですか。
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○学校施設課長 正面から上るスロープを1カ所設置することを考えてございます。
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○高橋 委員長 再質問のため、暫時休憩いたします。
(16時19分休憩 16時20分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)逆側にはつくれないのですか。
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○学校施設課長 本校舎側に面した面の逆側という形かと思います。こちらには、学校の希望で、本校舎とつながる連絡通路の設置を計画の設計の中で検討していくというふうに考えてございますので、スロープではなく、校舎との通路を設置する予定でございます。
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○高橋 委員長 そこはちゃんとバリアフリーというか、車椅子が通れるような通路になるんですか。そういうのを聞いているんですよ。
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○学校施設課長 通路の設計につきましては、今後実施する計画の中で、バリアフリーについても配慮したものを検討していきたいというふうに考えてございます。
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○納所 委員 いわゆる中に特別教室に使用できるような教室の造作を行うということでございます。これは箱型ということですが、天井は新たに特別教室等の部分に関しては改めて設置をする、いわゆる中の天井という形で設置するんでしょうか。
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○学校施設課長 委員おっしゃるとおり、格天井との間に中の天井のような形で箱状に設置をいたしまして、防音でありますとか空調の効率的な効果を出すために天井設置をいたします。
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○納所 委員 講堂の中に教室をつくるということで、いわゆる外の光は入らずに、いわゆる照明で対応するというつくりになるんでしょうか。
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○学校施設課長 外光も取り入れることを考えてございます。
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○納所 委員 いわゆる壁の部分が例えばガラス構造になっていて、廊下を隔てて外の光が入るのか、それとも、天井は中の天井ですので、どういう形で採光するのか確認したいんですが。
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○学校施設課長 付図3、A4横型ですけれども、この下側のほうが外光が入る形の、現状の窓も改修した後に生かして、間の壁の部分からも光が入る。もちろん内部照明も設置いたしますので、外部だけということはございませんけれども、あわせて外光を取り入れた十分な基準上の明かりを確保する計画になってございます。
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○納所 委員 専門家じゃないのでよくわからないんですけれども、外の光が入るということは安心をいたしました。
あとは空調等のあり方、いわゆる換気ですよね。これは外に面していないというしつらえになると思いますけれども、いわゆる窓というのができて、外の空気を自然に入れかえるということは可能なのでしょうか。
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○学校施設課長 ただいま表示しております付図3、こちらは設計に入る前の検討図面でございます。今委員おっしゃったような具体的な換気の通路の確保であるとか機器の設置等につきましては、今後、基本設計、実施設計の中で児童に必要となる基準を満たす性能の構造をつくってまいります。
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○納所 委員 これは普通教室ではないんですけれども、いわゆる空調ですね、全体も含めて、多目的室であるとか会議室等も含めて、空調等の扱いはどう考えているんでしょうか。これは新たに設置をしていくのか、それともそれなしで行っていくのか、確認したいんですが。
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○学校施設課長 換気につきましては、建築基準法の中で守るべき基準がございますので、それをクリアするというのは当然のことでございますけれども、特別教室についてはエアコンを設置、多目的室につきましては、大空間になりますので、ここ全体をエアコンで冷やすという形、多目的室についてはその構造は現段階では考えてございません。
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○納所 委員 会議室が非常に足りない中でこれだけとれるというのはうらやましいなと思うんですけれども、会議室等もエアコンというのは特には設置しない形になるんでしょうか。
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○学校施設課長 エアコンの設置につきましては、現在実施計画事業として普通教室のエアコン化を進める中で、諸室については今後の課題としている部分がございます。この小さい会議室につきましては、現在はエアコンの設置は予定はしてございません。
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○納所 委員 細かいこと聞いて申しわけないんですけれども、多目的室、例えば演壇等を使う場合は椅子等を配置いたしますよね。そういった椅子の収納なんかは考えられるんでしょうか。例えば演壇の下であるとかいうような、多数のパイプ椅子等、これを必要とする可能性もあるかと思うんですけれども、そういった収納はこれから考えるという形になるんでしょうか。
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○学校施設課長 今回の計画の中でしましたのは、学校がより使いやすいという形でレイアウト図的なものを用意いたしました。今後、この部屋を具体的に使うに当たって、今おっしゃられた各什器類の収納場所であるとか使い勝手の部分につきましては、学校の使いやすさを設計の中に反映していくよう、打ち合わせの中で十分取り込んでいきたいと考えてございます。
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○納所 委員 一番心配なのが床なんですね。床面が、多目的室、特別教室、会議室と全部共通する形になるかと思うんですけれども、例えば多目的室で子供たちがいろんな動きを授業の中で、もしくは利用する中で動き回ったりといったときに、特別教室の授業に影響がないか、会議室等に響かないかということなんですね。この床材というのはこれまでも改変されていると伺ったんですけれども、床材のあり方については、一旦共同で全面床を改修した上で特別教室をしつらえるのか、それとも別々にするのか。保存と、これからの利用のあり方について、床材のあり方というのは難しいかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○学校施設課長 保護の方針といたしまして、使える部材については極力残していきたいということもございます。もちろん、傷んで授業に影響がある部分については、部材を交換するという形で、新しい床材を張るという形になってくるというふうに考えてございます。
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○納所 委員 ということは、全面床材を張りかえるんじゃなくて、部分補修という形になるんでしょうか。心配ですよね。かなり雨漏りも集中的に部分としてありましたし、鳥がすんでいたりというような中で、結構乾燥したり水があったりということで、床材としては今後の使用に耐え得るんだろうかということが心配ですし、実は今までも何回も取りかえられているということならば、これは新しくしても文化財保護の面に関しては支障がないかと思うんですが、いかがでしょうか。
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○学校施設課長 今年度、来年度で行います設計の中には、地盤の調査も含めてなんですけれども、部材の調査ということも考えてございます。もちろん、既に床材についてはかなり傷んだ部分が現状でもございますので、修理を要する部分というのは少なくない部分があるというふうに考えてございます。
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○納所 委員 その中で、箱型の特別教室をしつらえて耐え得るのかなという懸念もございます。その点は当然、専門家の中できちんとお考えになっていくかと思うんですけれども、予算が限られた中でそれができ上がったときに、例えば隣の教室も振動が響く、もしくは図工室として使う場合は、かなり重たいものを使ったり、音を出したり、陶芸なんかやった場合も、そういった意味では授業中の作業音が響き渡るということも考えられるわけで、その使い方によっては床材のあり方というのは非常に重要になってくるかと思うんですね。
それは当然これから考えていただくことになると思いますが、さらには、その床の下といいますか、ここは大昔の大地震等の液状化の跡が発掘調査の中で確認されたというような場所でございます。液状化現象があったかどうかはまた調査するかと思うんですけれども、見つかった場合、どう対処していくのか、補強していくのか、さらには、その地下に埋まっている例えば郡衙の跡であるとか、そういった遺跡との関係もあるかと思うんですけれども、液状化に耐え得るような補強というのは地盤としては行っていくのかどうか、確認したいと思うんですが。
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○学校施設課長 おっしゃられたとおり、この講堂全域ではないんですが、この一部の場所において地盤的に弱い部分があるという県のデータもございます。今回この計画書を作成するに当たりましては、地盤の強度が、非常に弱い地盤であった場合にどのように建物が挙動するかということも、コンサルティングの中のシミュレーションの中で検討いたしました。今の補強、建物が崩れないか、液状化したときに、激しい揺れがあったときに崩れないかという部分につきまして、今の前提としましては、地盤が非常に弱いという形のものを前提とした補強の入れ方というのを考えてございます。
今後実施する地盤調査の中で、想定しているものよりもよい部分があれば、そこについてはまた強化の方法を見直すことができるということで、悪い状態を想定した形での建物補強という形をしてございますので、もちろん新しい知見で見直していく部分はございますけれども、安全性については、今申し上げたような検討の上に今回の計画を策定しているという状況でございます。
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○納所 委員 難しくてよくわからなかったんですけれども、その補強のあり方、いわゆる構造的に補強するのはもちろんのことなんですけれども、地盤の補強というのが、例えばくいが打てないところであるというようなこともありますし、現在の御成小学校の建物自体も、厚いシート状のもの、地盤になるようなものの上に建っているというふうにも伺っておりますけれども、その地盤の強化の方法も、必要があれば建てたまま行うことができるのかどうかということなんですね。その点はこれから検討されていくんでしょうか。
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○学校施設課長 地盤につきましては、弱い地盤であったときの有効な対策としまして、マットスラブというコンクリートを敷き詰める形の、全面的な強い基礎をつくるという方法が対処法の一つということで示されてございます。今、計画書の中では、このマットスラブ工法を取り入れるという検討をいたしました。
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○納所 委員 あとは建物の構造上の補強は行うと思うんですけれども、それと文化財としての保存との兼ね合いというのは非常に難しくなると思うんですが、耐震補強もしくは構造上の補強を行う上で文化財としての価値を損なうことがないのかどうなのか、そこら辺はどのように検討を進めていくんでしょうか。
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○学校施設課長 こちらの保護方針に関しましては、文化庁の方に視察をいただいたときに、学校施設として使っていく、その中では当然、児童の安全確保において必要な補強はするということを御説明をしております。その中で、先ほど計画書の御説明で申し上げた、ここが重要と考えるので残す、ここは改変するというめり張りといいますか、現状に合わせた改修をしていくということにつきまして、検討した委員の方々の御意見、あと文化庁の専門家への御説明の中で方向性を見出しているところでございます。
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○河村 委員 まず何点かお伺いしていきたいんですけれども、以前に屋根のアスベストの張りかえをやったと思うんですけれども、その後アスベスト問題は特に大丈夫ですか。これから建てかえていかれるということで。
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○学校施設課長 平成27年度に実施いたしましたスレート材、こちらを撤去いたしまして、現状の講堂の中にはアスベストが懸念される部材はございません。
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○河村 委員 保存していく目的として、そもそも歴史的・文化財的価値というところがありますけれども、それを説明していただいてもいいですか。
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○学校施設課長 紙でこの建物が持っている価値というものをまとめて表記しているのがこちらになります。歴史の部分で言いますと、2番の鎌倉郡衙、昔の役所の跡地でありますとか、旧御用邸の部分としての記憶がある。あとデザイン性といたしましても、木造で大きな塔屋を二つ持っているというのは非常に特徴的で、意匠としてすぐれているというようなものが検討委員の中でも価値として認識いただいたということでございます。
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○河村 委員 そういった背景の中で、例えばこの講堂自体、ヘレン・ケラーが講演したとか、そういう背景もあると思うんですけれども、そういったところについての、例えば建物を保存していく上で保存の経緯みたいなのがあると思うんですよね。ああいうものというのは設置されないんですか。そういうお考えはございますか。
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○学校施設課長 残していくという形で考える建物でございますので、今おっしゃられたようなハードにかかわらない建物が歩んできた歴史というものにつきましても、きちんと記録されるようなものも考えていきたいというふうに思います。
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○河村 委員 それはぜひよろしくお願いします。せっかく残すわけですから、そういったところの背景とかもしっかりやっていただきたいなと思います。
あわせて、私現場に行ってきたんですけれども、一緒に高橋委員長もおられましたけれども、校歌のやつがありますよね。写真があるんですけれども、ああいうのとかちゃんと残していただけるんですか。まさにそういうものを残してどうやって保存されるのか、その辺お伺いしていいですか。
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○学校施設課長 卒業生が残された木彫りの校歌のことでございます。私も見てございます。建物の改修の上で強度の部材に入っている部分ではございません。これまで学んでこられた生徒さん方の本当に大事な記憶の部分でございますので、卒業生を出した学校のほうともよく相談をいたしまして、どのような形で残していけるのかということについては検討していきたいというふうに思います。
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○河村 委員 さまざまなそれこそ歴史ということですよね。使われてきた歴史ということですから、そういうのも検討していただきたいと思うと同時に、ここの保存に当たって、扉だとか、照明だとか、当時のものがずっと使われているわけですよね。そういったものというのはどういう保存になるんですか。撤去されてしまうんですか。そういうのを活用していく、リペアして使っていくのかどうかというところも含めて、お伺いさせていただけますか。
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○学校施設課長 どの部材を残していけるのかということについては、部材の調査をしていくというのは申し上げたところですけれども、細かくまだ結論を出しておりませんが、照明につきましては、新しいものを設置をしていくことになるのではないかというふうに思っております。個々の窓であるとか、細かい家具類のものにつきましては、使える使えないをきちんと今後一個一個調べながら決めていきたいというふうに思ってございます。
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○河村 委員 照明のほうは新しいのにという、当然時代背景もありますから、例えば今であれば、わからないですけれども、LEDとかもありますけれども、建物保存に当たってマッチングというのは考えていただきたいなと。雰囲気というか、それをつくっていく一つですから、例えば外部だけそれでも中は新しいということも可能だと思うんです。そういったさまざまな視点を持ってやっていただきたいなと思っています。
扉なんかも、見るとすごい重厚な木の扉、木が剥がれてしまったりしているんですけれども、使えるようなところは使っていかれるとか、そういうお考えでいらっしゃるんですか。あわせて天井は格子というんですか、格子の天井でも一部雨漏りしてしまっておりますけれども、そのあたりというのはどこまでを。全体的に張りかえるんですか。先ほど納所委員もおっしゃられていましたけれども、床をどうするのかということもあるんですけれども、天井部分のところは残せるとか、残すとか、その辺も含めて聞かせていただけますか。
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○学校施設課長 扉等の部材につきましては、繰り返しになりますけれども、使える、使えないを見ながら再利用の可否を判断します。もちろん、安全性という観点から、部分と材料の強度、それらの総合的な判断になるかと思います。
今おっしゃられた格天井につきましては、この報告書の中でも、格天井はこの建物の大事な意匠のすぐれた部分であるということで結論づけられておりますので、傷みぐあいをパーツ、パーツで見ながらになりますけれども、これを撤去するということは全く考えてございません。これについては残していくというふうにこの報告書の中でも述べられておりますので、その方針に従って設計を進めていく予定でございます。
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○河村 委員 格子の形は残していくけれども、古いところは張りかえていくということですよね。そこがわからないんです。デザイン的なものだけ残すのか、格子のフレームというか、そこだけ残していくのか。雨漏りしているところぽつぽつあるじゃないですか。もう腐ってしまって穴があいているんですよね。そういったところを含めて、全体的に格子状のフレームのところだけ残していくんですか。
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○学校施設課長 格天井につきましては、全面的な張りかえ、意匠だけを残してという方針にはなってございません。現状のものを修復して保存を図っていくという方針で臨んでまいりたいと思います。
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○河村 委員 ぜひそういった視点でやっていただきたいと思います。
演壇、すごい立派なのがあるんですけれども、これってどうなってしまうんですか。使えるんでしょうか。
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○学校施設課長 これは演壇でございます。非常に立派なものでございまして、これについては残すという方針を考えてございます。活用につきましては、多目的のスペースと一体のものとなりますので、児童の発表の場としての活用もできるのかなというふうには思っておりますので、活用法については学校の意見も取り入れていきたいというふうに思います。
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○河村 委員 演壇は、ここの図面からはわからなかったけれども、写真と比べてそれが本当に使えるのかなと思ったものですから。ありがとうございました。
もろもろ申し上げさせていただきましたけれども、ぜひそういった歴史的なところでやられるのであれば、文化財的価値というところをしっかり記録としてわかるように。建物に来られた方がちゃんとわかるような形にしていただきたいなと思っています。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
1件ごとに確認をしてまいりたいと思います。
まず、報告事項(1)鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画の策定について、確認をしたいと思います。了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認させていただきました。
次に、議案第25号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例を廃止する条例の制定について、原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、議案第25号は原案のとおり可決いたしました。
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○高橋 委員長 日程第18「議案第26号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうち教育部所管部分」につきまして、原局から説明をお願いいたします。
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○尾高 教育部次長 日程18議案第26号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうち教育部所管部分について、説明いたします。
議案集その1、79ページ、補正予算に関する説明書の14ページをごらんください。
今回の補正は、文部科学省の委託事業、依存症予防教育推進事業について、4月に採択されたことによる補正になります。
第55款教育費、第5項教育総務費、第15目教育指導費、教育支援事業は54万円の追加で、市立中学校生徒を対象とするインターネット等の依存症予防教育を推進するための経費として、臨時的任用職員賃金、講師謝礼、印刷製本費、筆耕翻訳料などをそれぞれ計上いたしました。
第20項社会教育費、第5目社会教育総務費、社会教育運営事業は26万円の追加で、検討委員会の設置及び主に中学生の保護者等を対象に、依存症予防教室を実施するための経費として、臨時的任用職員賃金、検討委員会委員謝礼及び講師謝礼、印刷製本費、筆耕翻訳料をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入について説明いたします。
議案集その1、78ページ、補正予算に関する説明書6ページをごらんください。
第55款国庫支出金、第15項委託金、第15目教育費委託金は80万円の追加で、歳出で説明いたしました文部科学省の委託事業依存症予防教育推進事業の採択により、事業費に対し充当される依存症予防教育推進事業委託金を追加いたしました。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの説明に御質疑ございますか。
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○前川 委員 「インターネット等の」ということで、依存症はほかに、インターネット以外にどういうものを想定していらっしゃるんでしょうか。
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○教育指導課長 こちらのほうの依存症につきましては、従来、薬物乱用の依存症の部分を学校のほうで取り扱ってまいりましたので、それと、あとは携帯電話等の使用の部分について、これは依存症ということではないですが、情報モラルの一つということで今まで取り扱ってきました。さらに、その使い方の中で特化して依存症というような部分を、中学校で、全校で取り扱うというようなことで、今回取り扱わせていただきたいと考えています。
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○前川 委員 薬物乱用と携帯電話、インターネットを含むというところだというふうに思いますけれども、今全校とおっしゃいましたけれども、どういう順番でこれやっていけるものなんでしょうか。
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○教育指導課長 こちらのほうで承認をいただけましたら、各学校のほうで、一応予定では2学期以降講演会を各学校で実施するというようなことで、今その予定を組んでいるところであります。
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○前川 委員 大変いいことだと思います。その講師というのはどういうふうにして選ぶんでしょうか。派遣していただく感じになるのでしょうか。
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○教育指導課長 講師の方は、外部の方を依頼して派遣するというふうな形をとるつもりでおります。
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○前川 委員 それは教育委員会で探すということになるんですか。
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○教育指導課長 基本的には、検討委員会をこれから設置いたしますので、その中で、依存症の仕組みについての予防教室の専門の有識者を選んでいただいて、その方を学校のほうに紹介していく。学校のほうも、こういった方をというリクエストがある学校もございますので、そういった場合には学校の希望を優先というような形になりますが、特にリクエストがないようでしたら、こちらのほうからこういった有識者の方をということでご紹介してまいりたいというように考えております。
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○前川 委員 検討委員会というのは、教育委員会の中で検討委員会を開く。どういう方たちが検討委員会に入るんでしょうか。
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○教育指導課長 今度、依存症予防の検討委員会ということを新たに立ち上げて、その中では、医療従事者の方、それからスクールソーシャルワーカー、それから中学校長会の代表、それから社会教育委員の代表、PTAの代表、そして教育委員会では教育部次長、それから私の、合計8人で組織する委員会で、その中で年間の計画、それから内容について検討していく。一応予定としましては、この検討委員会は7月とそれから3月の2回行うというふうに予定しております。
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○前川 委員 その検討委員会というのは、中心になるのは教育委員会というイメージなんですか。
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○教育指導課長 そうでございます。
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○前川 委員 7月と3月にその検討委員会を今年度中に開いて、来年度から実施するという形になるんですか。
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○教育指導課長 説明不足で申しわけございません。7月に一応計画を出して、そしてその方針に沿って各学校のほうで実施する。この9月から順次行っていく。そして3月につきましては、その結果の報告をするというふうな会になっております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見の有無を確認します。送付意見はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
送付意見なしを確認をいたしました。
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○高橋 委員長 日程第19報告事項(1)「中学校給食事業の平成29年度の予定について」を議題といたします。原局より報告をお願いいたします。
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○池田 学務課担当課長 日程第19報告事項(1)中学校給食事業の平成29年度の予定について報告いたします。
鎌倉市立中学校における完全給食につきましては、平成29年11月中に実施する予定で準備を進めております。実施まであと5カ月となりましたことから、改めて今年度の予定について報告します。
資料の「保護者・生徒」の部分、「給食利用関係」の欄をごらんください。
まず、利用登録などについてです。4月24日に、給食を利用するために必要な利用登録申請書を各中学校を通じ全ての保護者へ配付いたしました。その申請書を5月末に回収し、現在は、予約システム業者がこの申請書に基づき、生徒ごとの利用登録データの作成と、給食費を自動引き落としするための金融機関口座の確認等を行っております。
また、食物アレルギーを有する生徒の保護者から別途提出されたアレルギー対応申請書の類につきましては、予約システム業者による利用登録データ作成の終了後、教育委員会の職員が生徒別のアレルゲン情報をシステム上に登録いたします。なお、このアレルギーを有する生徒の場合は、献立を確認して予約をすることになりますが、あらかじめ生徒別のアレルゲン情報を登録することによって予約時における制限をかけることができ、安全性の向上につなげることができます。
次に、8月18日から31日にかけて、各校で1回ずつ、保護者を対象とした給食利用に関する説明会と試食会を実施する予定です。
9月に利用者データの登録が整い次第、生徒ごとの利用者IDとパスワードを記載した認証情報通知書を発行し、学校を通じ各家庭へ送付いたします。
給食費については、原則として銀行口座からの自動引き落としで徴収します。9月6日に1回目の引き落としを予定しています。
その後、10月1日に給食の予約受付を開始し、11月に給食の提供を始めます。
平成30年3月、3年生が卒業するときに残った給食費を精算し、原則として口座振込で返金します。
次に、「中学校給食ニュース」の欄をごらんください。給食に関する情報提供や必要な手続などをわかりやすく保護者へ御案内するため、「中学校給食ニュース」を11月までの間、毎月1回程度の頻度で発行してまいります。これまで第3号まで発行しており、その内容は資料のとおりとなります。
次に「献立表の配付」の欄です。給食の献立については、実施する月の前々月の下旬に全ての家庭へ配付いたします。配付する献立表には、日々の献立名や栄養価のほか、特定原材料情報を含む使用食材の一覧表に加え、「給食だより」や予約についての情報なども掲載して、給食利用の促進を図ってまいります。
次に「教職員」の欄です。給食指導上のルールや給食の利用方法などについて、1年以上にわたって中学校給食実施検討会で検討してきた結果を1冊にまとめた「中学校給食運用マニュアル」が、まもなく出来上がる予定です。今月末から7月中旬にかけてこのマニュアルを中学校の全ての教職員に1冊ずつ配付し、各校で1回ずつこれに基づいた説明会を開催いたします。
また、7月20日には、9校の中学校の教職員を対象とした給食の試食会を行う予定です。なお、この試食会の時点では鎌倉工場がまだ完成していませんので、委託事業者の別の工場からの配送を予定しております。
最後に右側の「その他」の欄です。
6月1日の教育委員会定例会において、鎌倉市立中学校給食実施要綱を制定し、その中で、牛乳代50円を含む給食費の1食単価を330円と規定したことを報告しております。
7月末に、調理委託業者のハーベスト株式会社が建設中の笛田一丁目の鎌倉工場が竣工する見込みです。竣工後における工場の見学会につきましては、10月に開催する予定で考えております。
9月には、「広報かまくら」の特集号の発行や鎌倉駅地下道ギャラリーでの展示など、給食開始を迎えた広報、周知を行ってまいります。
また、資料に記載はございませんが、議員の皆様を対象とした給食試食会の開催なども給食開始前に行うことを検討しているところでございます。
12月には、平成30年度の新入生となります現小学校6年生の保護者に向け、小学校を通じて中学校給食の利用申請書を配付します。
その後、来年2月上旬までにそれぞれの中学校で開催される新入生説明会におきまして申請書を回収し、平成30年4月からの給食提供へ向けた準備を行う予定です。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告に御質疑ございますか。
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○河村 委員 アレルギーのお話ありましたけれども、緊急時におけるエピペンとか、その辺の配備というのはどんなふうに。家庭任せなのか、それとも学校側で御用意されるのか。
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○学務課担当課長 エピペンにつきましては、医師の診断に基づきその子に対して処方されるものですから、学校で用意することはできません。したがいまして、誰かが持っているエピペンをほかの子に使うということもできませんので、各家庭でのお医者さんへの対応のお願いという形になります。
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○河村 委員 それとあわせて、薬を服用されているお子さんとかの常時服用しているものと食材との兼ね合いが発生する可能性も考えられると思うんですけれども、服用している薬とかあった場合とか、そういうのは把握はされるんですか。
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○学務課担当課長 特段、現在のところ、服用中の薬と給食との結びつけは、申しわけございませんが、行っておりません。今後の課題として考えさせていただきたいと思います。
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○安立 副委員長 今後のニュースの発行予定のところで、11月の下旬に試食会、説明会の案内を配付しますとなっているんですけれども、もうそろそろ保護者のお手元には届くのでしょうか。その案内が届いたときに、8月の試食会、説明会に申し込むような形になるのでしょうか。
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○学務課担当課長 8月の試食会の御案内につきましては、今月中に各家庭に配付する予定で考えております。7月の頭までに御提出いただきまして、準備を進めまして、8月の試食会と説明会を迎える考えでございます。
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○安立 副委員長 以前お聞きしたときに、各校いろいろ行事とかもあると思うので、そういうのがうまく調整ができたら、一斉に給食が11月開始になると伺ったんですけれども、最終的な決定の日にちとかいうのはいつぐらいになるんですか。保護者への案内もそうなんですけれども、伺います。
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○学務課担当課長 給食の開始日についてですけれども、近々決定する予定でございます。その後、教育委員会への報告の上、保護者の皆様とか議会の報告も考えております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をいたしました。
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○高橋 委員長 日程第19報告事項(2)「就学援助制度の一部改正について」を議題といたします。原局より報告をお願いいたします。
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○池田 学務課担当課長 日程第19報告事項(2)就学援助制度の一部改正について、報告いたします。
就学援助制度は、市立小・中学校に在籍する児童・生徒のうち、経済的に厳しい家庭に対し援助を行う制度です。この制度においては、学用品費等援助費目ごとに援助費を定め、それを保護者に対して支給するものですが、それぞれの費目額については、国の制度である要保護児童・生徒援助費補助金に規定する単価に準拠しております。
本市では、就学援助制度において、中学校入学後に支給していました新入学児童・生徒学用品費を平成28年度から入学前の3月に支給するなど、制度の充実に努めてまいりましたが、このたび国制度における新入学児童・生徒学用品費等の予算単価が、見直し前の支給額が実際に必要となる額に対して十分ではないとの指摘などに基づき増額されたことを受けまして、本市におきましても鎌倉市教育委員会就学援助に関する要領を改正し、新入学児童・生徒学用品費の援助額を増額することといたしました。
改正の内容ですが、平成29年度以降の小学校入学に係る分の援助額を、改正前の2万470円から4万600円に改め、また、中学校入学に係る分については、2万3550円から4万7400円に改めました。この援助額については、改正前、改正後とも国単価と同額で、支給月やその他の費目単価などの変更はありません。
また、平成28年度の制度改正により、従来入学後の平成29年6月に支給していました新入学児童・生徒学用品費2万3550円を、中学校入学前である平成29年3月に繰り上げて支給した保護者のうち、平成29年度の就学援助制度の対象者として認定された保護者には、今回の改正後援助額との差額分として2万3850円を支給します。改正に伴う予算につきましては、扶助費の場合毎年変動が大きなこともあり、現行の予算の中での執行となりますが、その状況を十分に注意して今後執行管理を行ってまいります。
なお、資料は今年度の認定の通知に同封し、お知らせしたところです。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員 ただいまの報告につきまして御質疑ございますか。
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○納所 委員 この就学援助の新入学児童・生徒学用品費、これが現年度での支給というふうに前倒しをしていただいたことは高く評価したいと思うんですが、ただ、現場の要望としては、3月31日、3月末の支給というのはもう少し早めることができないんだろうかというような希望もあったんですが、例えば平成29年度の予定も同じく3月31日、いわゆる年度末の支給日ということの予定なんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 おっしゃることはごもっともだと思います。その対象者ですけれども、2月末までに申請を行った方も対象として行っております関係で、平成28年度は、2月末まで申請があった方を認定してから、その人も含めて支出の手続をとりましたため、3月31日になってまいりました。この支払いの仕方につきましては、今後工夫とか検討を行いながら、できる限り保護者にとって喜ばしい結果となりますように私ども努めていきたいと思っております。
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○納所 委員 ということは、今年度の申請も2月末までを基準として行うという予定なのか、もしくは、今年度の中でも早めるだけのゆとりがあるのかどうかということなんですけれども、その点はいかがですか。
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○池田 学務課担当課長 今年度も、2月末までに申請があった方についてを対象と考えておりますので、そこの認定をできる限り2月の頭に行うことによって、例えば3日でも、5日でも、1週間でも早くできないか、そういった次元になってしまうかもしれませんけれども、その点は頑張れるかどうかということも含めまして検討させていただきたいと思っております。
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○納所 委員 結構要望が多く寄せられたんですね。前倒しで、6月よりも3月末というのは非常に高く評価をしていたんですけれども、でも、いかんせん遅過ぎるというような御希望がございました。なるべく利便性を図っていただきたいということ、それから、年度末で非常に事務が煩雑な中で行っていただく事務だと思いますけれども、御配慮いただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
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○安立 副委員長 変更前と変更後を比べるとかなりの増額になっていると思うんですけれども、どのようにこのぐらいの増額になったか、何を基準にこういうふうになったのでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 先ほども申し上げましたけれども、国の要保護児童・生徒援助費補助金というものの単価に準拠しております。ただ、ここの平成19年から平成28年までの間10年間、値上がりしたことが1回だけで、小・中学校でもたしか500円とか600円ぐらいの値上がりしか平成26年から平成27年にかけてなかったんですけれども、その点で、今回は異様な動きなんですけれども、報告書などでは、実際に入学のときにかかる費用が2万円ぐらいのわけがないんじゃないかというような議論が大分出ていたようで、実際私どもも、例えば中学校なんですけれども、制服、これも最近はPTAのリサイクル事業なんかも働いてはおりますけれども、新品で買いますと3万円以上するとか、中学校の場合だったら体操服が必要だったとか、指定の上履きだとか、体育館履きが必要だったとかいうことで、実際的には5万円とか、それを超える金額のものがかかっているという現状を考えて、国のほうでも物価調査とかいろんなものも行いまして、こういった結果になったということと伺っております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をいたしました。
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○高橋 委員長 日程第19報告事項(3)「非常勤嘱託員を中心とした体制と開館時間の延長の試行について」を議題といたします。原局より報告をお願いいたます。
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○中央図書館長 日程第19報告事項(3)非常勤嘱託員を中心とした体制と開館時間の延長の試行について、報告いたします。
鎌倉市図書館では、鎌倉市図書館協議会へ平成27年7月9日に、鎌倉市図書館の運営について図書館業務の効率化とサービスの向上の観点から協議していただくよう諮問し、平成28年11月9日にその答申をいただいたところです。
答申書には、「中央館と地域館の役割の見直し」の中で、「現在は、どの図書館でも同じようなサービスを受けられるように、均一化が図られているが、今後の少子高齢化を見据え、財政的にも、人員的にも図書館に対し、今までと同じような予算等を確保することが難しい事態ならば、均一的なサービスは見直し、館によってメリハリをつけていくべきであろう」と述べられています。また、「サービスの向上」の中では、「現在の開館時間は、平成11年から変更がない状況である。17年経過している中で、社会情勢の変化も鑑み、開館時間の延長は喫緊の課題である。市内5館、同一の時間延長をするのか、館によって異なる開館時間にするかは、利用者の要望等を調査し試行を行うなどして、検討されたい」と述べられています。
以上の答申書の考えに基づき、平成29年6月1日から同年8月31日までの3カ月間、非常勤嘱託員を中心とした体制と開館時間の延長に関し試行を行うものです。
非常勤嘱託員を中心とした体制の趣旨としては、持続可能な図書館の運営を目指し、多様な人材を活用して図書館を運営していこうとするものです。この試行において、正規職員、専門嘱託員、一般の嘱託員の組み合わせで運営し、検証していきます。試行については玉縄図書館にて実施します。平成29年度、玉縄図書館にて試行を始めるに当たり、4月1日から一定の役割を持った専門嘱託員を2名あらかじめ採用し、配置したところです。試行前は、正規職員3名、専門嘱託員2名、一般嘱託員3名となっていましたが、試行期間中は、正規職員1名、専門嘱託員2名、一般嘱託員6名の体制で運営していきます。
開館時間に関しては、先ほど説明しましたように、「市内5館、同一の時間延長をするのか、館によって異なる開館時間にするかは、利用者の要望等を調査し、試行を行うなどして、検討されたい」と答申がありましたので、地域館4館の中で夜間利用の少ない玉縄図書館については、17時から19時までの夜間開館は行わず、全日9時から17時までといたします。ただし、17時以降も、図書館の資料等を使用して引き続き調査研究を行いたいという方のために、生涯学習センターの集会室を確保しているところです。
開館時間の延長の試行については大船図書館にて実施します。大船図書館は、地域館4館の中でも本の貸出数がもっとも多く、大船駅に近いため、月の最終金曜日のみ現行の19時までを1時間延長し20時までとします。
玉縄図書館と大船図書館は、大船駅を間に挟み比較的近い距離にあります。そのような位置関係にあるため、試行期間中、玉縄図書館においては夜間開館は行いませんが、そのかわり大船図書館において20時まで開館しようとするものです。
試行期間中は、利用者へのアンケートを実施し、開館時間についての要望の把握に努めていきます。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告につきまして御質疑ございますか。
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○納所 委員 現在もう既に試行期間に入っていると思われますけれども、例えば玉縄図書館においては、正規職員3名が試行期間中は1名であるということで、その職員配置はどのように変更しているんでしょうか。現行の正規職員が3名から1名になったということで、2名の処遇であるとかいうような体制はどのようにしているのか、伺いたいと思います。
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○中央図書館長 玉縄図書館に今までいた正規職員2名については、中央図書館に引き上げまして、中央図書館でお仕事をしていただいているようなところです。そのかわり一般の嘱託員3名を玉縄図書館のほうに派遣しまして、玉縄図書館では一般の嘱託員6名体制でやるような形をとっております。
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○納所 委員 あと専門嘱託員というのは、いわゆる司書の資格をお持ちの嘱託員ということで理解してよろしいでしょうか。
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○中央図書館長 専門の嘱託員は司書資格を持っております。
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○納所 委員 一般の嘱託員は特に司書の資格は必要ないということでしょうか。
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○中央図書館長 一般の方も、最近の非常勤嘱託員の一般の嘱託員の試験においては、司書資格がある方という形で応募していますが、大分前、例えば10年前ぐらいのときには、経験年数、ほかの図書館で3年以上経験した方とか、そういう方も採用していた経過があります。
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○納所 委員 職務の分担の仕方なんですけれども、正規職員、専門嘱託員、一般嘱託員で、たまたま試行期間中、玉縄図書館における業務の分担のあり方、これはそれぞれ三種三様違っているのかどうか確認したいんですが。
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○中央図書館長 正規職員については、館をまとめていく、そういう役割がありますし、館の最終的な責任者、地域館の責任者という形になっております。専門の嘱託員に関しては、今まで職員がやっていた部分のところもやっていただいているような形になっております。一般の嘱託員に関しては、職員の補助という形で区分けをしております。
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○納所 委員 試行期間中正規職員が1名というのは、危機管理上少し心配な面もあるんですけれども、それに関しては、例えば正規職員が欠席等で欠けた場合にどうするのかというような体制はどのようにしていらっしゃいますでしょうか。
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○中央図書館長 正規職員がお休みをとられるときとか、勤務不要日等については、中央館から正規職員を派遣して対応しておるところです。正規職員といっても、例えば再任用職員とか、あとは私も含めて応援をしているような形になっております。
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○納所 委員 要するに、担当の正規職員がいない場合は、中央図書館のほうで職員がカバーをする、正規職員がカバーするという体制ということだろうと思います。
開館時間が、木曜日、金曜日の19時までというのを改めて全日9時から17時までということで、今まで木曜日、金曜日の17時以降19時までの利用者は、大体平均1日当たり何人ぐらいになったんでしょうか。
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○中央図書館長 古いんですが、平成25年度に夜間開館の延長に関して検討したことがありまして、そのとき2日間、全館で夜間入館者数を調査いたしました。17時から19時までの調査で、大船図書館については82名の利用者であったんですが、玉縄図書館は23名の利用者という形になっております。
あともう一つ、去年の12月から入館者カウンターを順次各館に設置しまして、利用者数を把握しているところです。5月の数値ですが、中央図書館の利用者数を仮に100人としまして、大船図書館は61%の利用者、玉縄図書館は39%の利用者であって、同様の傾向でありました。
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○納所 委員 実際試行期間に入っていらっしゃるんですけれども、例えば玉縄図書館、夜間の延長の場合は学習センターの部屋を割り当てているということなんですけれども、夜間の利用、玉縄学習センターの利用サークル等に影響がないのかどうか。特に木曜日、金曜日2日間ですよね。これについてはいかがでしょうか。ずっとこれは8月31日まで、木曜、金曜日というのは集会室等をずっとキープしているということなんですか。
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○中央図書館長 生涯学習センターの利用の方のそういうものも配慮しまして、前月に集会室がその時間帯にあいている場合をお借りしているような形になっています。今までですと、1日だけ使っておられましたので、そこについてはお借りしないような形をとりました。
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○納所 委員 その利用時間というのは、学習センターの集会室を利用する時間というのは19時までという区分になるんでしょうか。
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○中央図書館長 19時まで利用させていただいております。
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○納所 委員 その際の管理者というのは、正規職員もしくは専門、一般いずれかの嘱託員が常駐しているという形になるんでしょうか。
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○中央図書館長 各支所というか、地域のセンターには守衛がいますので、その辺の管理というか巡回に関しては守衛にお願いして、会議室の施錠についても守衛にお願いしているような形になっております。
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○納所 委員 その際は、貸出図書を閲覧するということではなくて、それぞれの勉強であるとか、そういった場所として使うということなんでしょうか。図書館の貸出業務は、集会室等を利用する場合は関係ないのかどうか。この延長のあり方というのは、余りかっちりもしていないし、利便性もどうなんだろうと、少しお話を伺っていて疑問に思うんですけれども。
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○中央図書館長 実際そちらの集会室のほうに行っていただく場合は、図書館の本に関しては貸し出しの手続をしていただいて、借りていただくような形をとりまして、そうしますと、返すに当たっては、例えば支所のポストなり駅のポストなりで返していただく形をとれますので、そういうふうなことをやっております。あとは、自分のお手持ちの資料等については、そのままお持ちになって、集会室で研究調査等をしていただくような形をとっております。
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○納所 委員 これも試行期間が終了して、その後、どのような評価をどういう手順で行うんでしょうか。
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○中央図書館長 今、アンケート調査等によって利用者の意向等を把握するとともに、図書館協議会で検証を図っていきたいと考えております。
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○納所 委員 その評価を受けて、これは全ての地域館に、それぞれのあり方について検証していくという形なんですか。それとも、各地域館全て正規職員を1名に減らすのかどうなのか。このあり方によっては市民の反応も心配されるところなんですけれども、いかがでしょうか。
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○中央図書館長 答申の中で、そういう非常勤嘱託員を中心とした、活用したというか、多様な人材を活用して図書館の運営をやっていくものについては、玉縄図書館と腰越図書館についてやっていくようなことがいいだろうというお話だったんですね。大船図書館に関しては、地域館4館の中で一番貸出数も多く、駅にも近いということで、開館時間の延長の試行等をやったらどうだ、そういう答申をいただいたところです。
深沢については、学校との連携をあそこの深沢図書館を中心としてやっておりますので、深沢、大船に関しては、中央図書館も含めて、それについては現行の体制のままいったらどうか、そういう答申を受けております。
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○前川 委員 今のお話なんですけれども、先日、「鎌倉図書館だより」というのをいただいて、今のことが書いてありますが、利用者の方のアンケートみたいなのはとることになるんですか。
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○中央図書館長 利用者のアンケートをとるような形になります。今も、利用者が紙に直接書くのもすごい大変かなと思いまして、各図書館にシールで、どの開館時間がいいのか、そういうこともやっております。
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○前川 委員 もう既にやっているということですか。「試行に向けて、始動!」と書いてあって、皆さんこれを、6月10日発行だから読み始めているということだと思いますけれども、そのシールでアンケートをとる形で、今納所委員が質問されていましたけれども、それでそのぐあいを見るわけですか。
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○中央図書館長 シールも含めて、紙ベースのアンケートも実施しております。
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○前川 委員 書いていただいて、図書館に通っていらっしゃる方は熱心な方がたくさんいらっしゃるんだと思いますので、ちゃんとアンケートをとられたほうがいいと思います。いかがですか。
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○中央図書館長 シールというのは一つの利便性としてやったところですので、もちろん紙もちゃんと用意してやっております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認してよろしいでしょうか。
(「聞きおく」の声あり)
多数了承ということで確認をさせていただきました。
職員入れかえため、暫時休憩いたします。
(17時28分休憩 17時30分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
文化財部並びに歴史まちづくり推進担当の審査に移りたいと思います。
まず最初に、職員の紹介をよろしくお願いいたします。
(職 員 紹 介)
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○高橋 委員長 日程第20報告事項(1)「国指定史跡和賀江嶋の現況調査について」を議題といたします。原局より報告をお願いいたします。
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○文化財課担当課長 日程第20報告事項(1)国指定史跡和賀江嶋の現況調査について、報告いたします。
国指定史跡和賀江嶋におきまして、平成27年度及び平成28年度の2カ年にわたって現況調査を実施したため、その成果の概要を報告いたします。
資料の「国指定史跡和賀江嶋の現況調査の概要」をごらんください。
今回の現況調査は主に測量を行ったもので、1回目を平成27年10月から平成28年3月にかけて、2回目は1年後の平成28年10月から平成29年3月にかけて行いました。
和賀江嶋は満潮時には海に沈んでしまうため、できるだけ潮が引いたときに各種の測量を行いました。海上及び周辺の地上はドローンを用いた空中写真測量、レーザーによる測量を実施しました。海中部では航空機を用いたレーザー測量と音波探査、潜水調査を実施し、海中部を含む和賀江嶋全体の平面図及び鳥瞰図を作成しました。
資料の2、3ページをごらんください。2ページが平成27年度の平面図、3ページが平成28年度の平面図でございます。これまで空中写真による全体的な測量を行ったことはありましたが、海中部までも含めた詳細な測量は実施したことがなく、海中部までも含めた石の広がりを今回の調査で初めて把握しました。また、レーザーにより3次元測量を行いましたので、4ページのような鳥瞰図もあわせて作成しています。
このような調査を2カ年にわたって行い、その測量成果を重ね合わせて差を抽出することで、和賀江嶋を構成する石がどのように動いたのか、移動の状況などを把握することができます。
5ページをごらんください。島を構成する石の外郭線を引き、2カ年分を重ね合わせたものです。黄色い線が平成27年度の島を構成する石の最も外側のライン、赤が平成28年度の島のラインとなります。
島を構成する石は、自然の波や人為的な要因により細かく動いています。両者のラインを詳細に見ると、外側へ動いた石、内側に動いた石があります。これら細かい動きを合計すると、外側へ拡大した面積の合計は約284平方メートル、内側へ後退した面積は約61平方メートルあることがわかり、差し引きで平成27年に比べ、平成28年は石の範囲が223平方メートル広がっている状況を把握しました。平成27年度の島全体の面積は約17万638平方メートルでしたので、1年で約0.13%石の範囲が広がったことになります。
このように石の一つ一つは細かく動いていますが、島全体の外郭線を捉えた場合、赤と黄色のラインはおおよそ一致しています。大規模に石が流れて島が広がったり、穴が開いたようになった部分は見られず、全体の面積から見た1年間の動きはごくわずかだったと言えます。
今後は、日常的な観察、巡視を継続しつつ、有識者及び国・県の意見を聞きながら、5年または10年という中長期的な期間で同様な調査を行い、石の動きを継続的に把握した上で管理方法を検討していく必要があると考えています。あわせて、地元自治体の協力を得て、周辺に散乱している石を戻していくことも検討していきたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告につきまして御質疑ございますか。
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○納所 委員 調査を2年続けて同じタイミングで行ったというのは非常にすばらしいかと思うんですけれども、国指定史跡ですよね。この保全の方法については検討していくんでしょうか。それとも、そのまま手つかずのまんまその動向を注視していくという管理の仕方なんでしょうか。
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○文化財課担当課長 今回2年にわたりまして調査をしまして、石の広がり、島の形というものを把握できました。今後、この平成27年度の調査結果をベースにしまして、大きな石の動きですとかありましたら、今回の調査結果をベースにして、石をもとに戻すとかというところにつきまして、有識者あるいは国・県と協議しながら進めていきたいというふうに考えております。
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○納所 委員 確かに動いた石を勝手に戻してもいけないというような気の使い方が必要になってくるかと思うんですけれども、この和賀江嶋自体が築造当時どのような港の形状だったのかというような、ある程度予想図みたいなものというのはお持ちなんでしょうか。
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○文化財課担当課長 現在のところ、当時の形を示すような古文書ですとか地図、史料というのがございませんので、当時の状況というのは把握できないような状況です。
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○納所 委員 非常に貴重な人工的につくられた港であるということで、非常に価値は高いと思うんですけれども、こういった価値、例えば兵庫県の神戸の大輪田泊、これも人工の港というふうに、時代的に言うと和賀江嶋よりも古いということなんですが、話によると日本最古の人工の港であるみたいな表現もこの和賀江嶋で聞いたこともあるんですけれども、和賀江嶋の価値というのは、日本で最も古い人工の港であるということで考えてよろしいんでしょうか。
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○文化財課担当課長 最も古いというところは、史料とかございませんのではっきり断言できないんです。最古級の築港ということで把握しております。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認をしてよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をさせていただきました。
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○高橋 委員長 日程第20報告事項(2)「国指定史跡永福寺跡復元整備工事の進捗状況について」を議題といたします。原局より報告をお願いいたします。
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○文化財課担当課長 日程第20報告事項(2)国指定史跡永福寺跡復元整備工事の進捗状況について、報告いたします。
史跡永福寺跡は鎌倉市二階堂に位置し、源頼朝が奥州合戦で犠牲となった源義経や奥州藤原氏等の霊を鎮めるために建立した寺院の跡です。昭和41年に国指定史跡に指定され、指定地の公有地化や整備に向けた発掘調査を進め、平成19年度から公開活用に向けた復元整備を行ってきました。
資料は、工事終了後の現在の状況と、現地で配付しているリーフレットです。
平成28年度の工事は、平成29年5月臨時会で報告いたしましたとおり、一部を平成29年度に繰り越しましたが、池の北側部分の復元、ベンチや柵の設置工事などを実施し、6月に終了いたしました。これをもって建物の基壇及び池の復元など大規模な復元整備工事は終了し、現在、整備区域全体を公開しています。
今後は施設を適切に維持管理しながら、歴史を学ぶ場として、地域住民と連携し、積極的な公開活用を進めてまいります。
また、ガイダンス施設やトイレの設置等、整備基本計画に位置づけているものの未着手となっているものについては、設置の可否を含めて、有識者などの意見を聞きながら引き続き検討してまいります。
なお、大規模な整備工事が終了したことに伴い、地元自治会向けの現地報告会を7月に開催する予定となっています。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告につきまして御質疑ございますか。
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○前川 委員 今、7月に地域住民の方に説明会をというお話ですけれども、その範囲はどのくらいの範囲を予定していらっしゃるんですか。
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○文化財課担当課長 二階堂の親和会の自治会にお知らせをいたしまして、報告会ということで、整備が終わった永福寺跡を御案内するという予定になっております。
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○前川 委員 普通はそれでわかるんですけれども、回覧をして、地域住民の皆さんに行き渡るように説明会を開くということをするのか、自治会の中心の方だけなのか、その辺のところを今回はあえて確認させてほしいんですけれども、私も地元でいろいろとお聞きする中で、まだ理解ができない部分の方も多いんですね。ですから、できるだけ説明をしてさしあげて、理解を求めていかないといけないなというふうに実感しているところなんです。
自治会の方が、中心の方がわかっているということはあれなんですけれども、周辺の方に、いらっしゃればいろいろな御意見をおっしゃるかもしれませんけれども、理解を深めていただくためには丁寧にやっていただいたほうがいいなと思っているんですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。
足しますと、非常に金額がかかっているというふうに単純におっしゃることが、結構聞かされることが多いのと、それから、住民の要望があったんだと思いますけれども、永福寺跡の周辺の道路が、本当は整備をきっかけに少し拡幅してほしかったみたいな意見が多分出ていると思うんですね。応えていけなかった部分というのは、この間私も担当の方に確認しましたけれども、そこも遺構であるから安易に削れないんだということは私は理解しているんですけれども、周辺の方はこれをきっかけにというふうに思っていた部分があると思います。特にあそこの奥に行く方、あそこからあの道路を通って奥に行く方、結構聞かされているので、その辺のところ、これからずっと一生つき合っていく永福寺跡なので、丁寧に理解をいただくように何か方法はないかなと正直悩んでいるところではあるんですけれども、その辺のところいかがですか。
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○文化財課担当課長 今回の報告会につきましては、親和会の方にお知らせをしているところなんですけれども、永福寺跡の整備を進めている中で、年に数回地元の方に説明会を開かせていただいております。その中で、親和会の方以外にも、御希望の方があれば御出席していただけるような形を今後考えていければと思っております。
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○前川 委員 いろいろ限界があると思いますけれども、これからガイダンス施設もできていったりとか、もうちょっと整備が整っていく中でもあると思います。ですから、ごらんになりに、いろんな方がたくさんいらっしゃるわけですね。交流館と一緒だと思います。ですから、そういう意味で、地元での理解を少し意識をしていただけるといいかなというふうに思っているので、そこは私もどうしたらいいということは申し上げにくいんですけれども、今地元説明会とおっしゃったので、大体町内会長とか副会長とか、その辺は説明いただくので理解はすると思います。理解していただけると思うんですが、それ以外の方がどうしても、国指定史跡ということで、ただ単純にお金がかかっている、補助金がどうのこうのという細かいことは抜きにしてそういうふうにお話しされちゃうので、愛されたい場所だと、生涯そういうふうに思っているので、その辺のところを担当の方としてもお酌み取りいただきたいと思っています。なのでお願いをしているんですけれども、いかがでしょうか。
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○桝渕 文化財部長 今委員御指摘の点なんですけれども、我々としましては、この整備工事が終了して終わりということは全く考えておりません。これは歴史文化交流館も同じでして、整備をして、その後の活用、情報発信、これが非常に大事なことというふうに考えております。
この永福寺跡につきましても、その歴史的な意味合い、そしてこのような整備を行って皆さんに公開し、活用していただくことの意味合い、こういったものを常に情報発信しながら御理解をいただいていく。そして、皆さんがお暮らしになっているところにある文化財、これに愛着を持っていただいて、どしどしと活用していただく。そういったようなことを我々仕掛けとして展開しながら定着を図っていきたい、そういった中で御理解を賜ればというふうに思っております。
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○前川 委員 部長に答えていただいたので、もうやめますけれども、そういうわけで、とにかく生涯つき合っていくところではあるわけですから、前にも申し上げたことがありますけれども、草刈りもたくさんしなければならない場所にもなりますし、そういう意味では地域の方に応援していただけるような場所にならなければいけないしということがあって、先のことも考え、今から丁寧にやっていっていただきたいということでお話をさせていただきました。
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○河村 委員 今回、進捗状況ということで、今後ガイダンス施設なんかもというお話がございましたけれども、今の進捗率といいますか、どれぐらい進んでいて、工事についてどんな感じで今後進めていかれるんですか。その辺が資料がなかったもので、教えていただければと思うんですが。
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○文化財課担当課長 大規模な整備につきましては、平成28年度をもちまして終了しております。今後は周辺の整備ということになると思うんですけれども、それにつきましてはまた、有識者の方、あるいは国・県というところと協議しながら整備を進めていくというような形になると思います。ですので、整備地域、今回ごらんいただきました地域についてはこれで完了したということでございます。
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○河村 委員 ガイダンス施設というのはどんなのですか。何もわからないので、そこを教えていただけますか。
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○文化財課担当課長 今回整備した永福寺跡について、具体的にいつからできたとか、それからどういう経緯を経たとか、というようなことを説明できるような施設を予定しているんですけれども、今のところは、具体的にいつガイダンス施設を整備するかというところまでは決まっていない状況でございます。利用者といいますか、おいでいただいた方に永福寺跡について御理解いただけるような施設をつくっていきたいというのがガイダンス施設の目的でございます。
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○河村 委員 そうすると、この跡の中に建てていかれるということですよね。そこがよくわからないんですけれども、どこにどんなふうに考えておられるのか。考えておられるとおっしゃっていたんですけれども、そこを教えていただけますか。
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○文化財課担当課長 場所としては、永福寺跡にできれば建てたいと思っているんですけれども、土地が整備地内というのは古都法に規定する歴史的風土特別保存地区、6条地区でございます。その他の指定地についても、第一種低層住居専用地域ということで、原則的に管理のための施設ですとかの建物を建てられないという難しい状況でございますので、その辺今後、関連部局とともに調整しながら、どういった方法があるのかというところを検討していきたいというふうに考えております。
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○河村 委員 何も決まっていないけれども、とりあえずガイダンス施設をつくりたいよという話なんですか。そこが、私自体はそういうふうに見えてしまうんですけれども、要は青焼きも何もないような中で、なぜガイダンス施設をつくられたいんですか。
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○文化財課担当課長 整備基本計画の中にもガイダンス施設をつくるということが規定されておりますので、その整備計画に基づいた形でつくっていきたいというところでございます。まだ具体的に計画というところは、今のところは立っておりません。
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○河村 委員 古都法で守られているところで、さらにガイダンス施設をつくっていくのは大変だと思うんですけれども、ガイダンス施設をつくられる、計画にのっとってというところだと思うんですけれども、その目的はどういったところにあるんですか。その計画をそもそも入れた目的は。
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○文化財課担当課長 この永福寺跡は史跡でございますので、史跡について御理解いただく、それから、史跡の重要性、大切さを御理解いただくというところがガイダンス施設設立の目的でございます。
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○河村 委員 その重要さ、国指定だということもわかりました。であるならば、ある程度その部分がわかるようなものをちゃんとしっかりガイダンスしていただきたい。入り口のところにもいろいろ歴史のものとか書いてありますけれども、ガイダンス施設をつくるというのはわかりますけれども、形が見えないんですね。どこまでのものをつくっていくのか。例えば本当にCGとかそういうのを使ってやっていくのかとか、どういう規模のものを想定しておられるのかが見えなくて、質問させていただいたんですけれども、想定されておられるようなものというのはありますか。
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○文化財課担当課長 現在のところはまだ、具体的にどういったものをつくるというところは計画はないんですけれども、委員御指摘のように、CGを使ったりとか、できるだけおいでいただく方に興味を持っていただけるようなもの、それから、史跡として保存していくことが重要だということを御理解いただけるもの、そういったものを備えたものをつくっていきたいというふうに思っております。
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○河村 委員 本当はそこら辺も含めてやって初めて企画を入れていくべきだなと思うんですけれども、何でこんなふうになってしまうんですか。よくわからないんですが、そういったガイダンス施設が必要であると考えている中で計画をつくっていく、盛り込むときに、そういうことも考えずにやっていくのかなというふうに私自身は思ってしまうわけです。
計画に組み込まれているのはわかりますよ。こうなって整備していくに当たって、そういうことも含めてガイダンス施設をどうしていくのか考えずに進めてしまえば、また後から何か問題が出てくるわけですよね。そこは今後どうしていくんですか、その辺というのは。今のまま進めていくに当たっても、前川委員がおっしゃられていたように、理解を得ていくのが大変だというお話がありましたよね。そのあたりガイダンス施設についてのあり方というのを計画に盛り込むように、私自身は考えておいてほしかったなというふうに思っていますけれども、いかがですか。
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○文化財課担当課長 この永福寺跡の基本計画を策定するときには、ガイダンス施設というようなものが必要であるということは認識しておりました。ただ、整備が長期化する中で、まず公開活用のための整備、これを先行していきたいということでこれまで整備を進めてきたところでございます。結果的にガイダンス施設についてはまだ完成していないんですけれども、今後関係部署と協議を重ねる中で、ガイダンス施設の建設についても検討していきたいというふうに考えております。
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○高橋 委員長 国と相談してつくったんじゃないんですか、その計画というのは。市の独断の計画なんですか。
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○文化財課担当課長 この整備基本計画につきましては、文化庁に相談しまして、助言を得ながらつくった計画でございます。
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○高橋 委員長 また時期が来たらちゃんと報告いただけると思いますので、よろしくお願いします。
ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということで確認をしてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をいたしました。
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○高橋 委員長 日程第21報告事項(1)「鎌倉歴史文化交流館の開館について」を議題といたします。原局より報告をお願いいたします。
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○高木[明] 文化財部次長 日程第21報告事項(1)鎌倉歴史文化交流館の開館について、御報告いたします。
鎌倉歴史文化交流館につきましては、平成29年5月12日に開館式並びに内覧会を開催し、5月15日に通常開館いたしました。
館長として、國學院大學文学部教授で、博物館学を専門とし、博物館の運営や活動に関して造詣が深い青木豊氏に就任いただきました。館長から専門的な見地からの指導・助言をいただきながら、来館者が鎌倉の歴史や文化の理解を深められ、また、来館者に親しまれる館となるよう努めてまいります。
なお、入館者数は、開館日の5月15日から6月20日まで、昨日でございます、合計で4,303人でございました。開館日1日当たりの平均では約134人となっております。
今後は適切な管理に努めるとともに、積極的な運営を図るため、現在、体験学習やワークショップの実施に向けた準備などを進めているところです。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 ただいまの報告につきまして御質疑ございますか。
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○河村 委員 4,303人ということでしたよね。日曜日はやっていないですけれども、曜日別の平均といいますか、それを教えていただけますか。
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○高木[明] 文化財部次長 曜日別の平均というのは出していないところでございます。ただ、全体で見ますと、雨の日は当然落ちるところもあるんですけれども、傾向としては、土曜日がその週で一番多い傾向にございます。また、休み明けの月曜日も入館されている方が多くございます。そういった傾向でございます。
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○河村 委員 曜日別とられないのは、どうやってはかるんですか。日々のやつ今わからないというだけなんですか。それともとっていないということですか。
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○高木[明] 文化財部次長 毎日もちろん種別ですね、大人一般から子供別とか、有料、無料の別、無料の種別、毎日、日々統計はとっております。
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○高橋 委員長 今手元にないということなんですね。
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○高木[明] 文化財部次長 月曜日は平均何名とか、火曜日は平均何名とか、そういう曜日ごとの集計をしていないということでございます。
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○河村 委員 天気のほうもとってくださっているみたいですから、日曜日の問題というのはずっとあったわけじゃないですか。だから、その辺も含めて、参考というか、今後聞かれたときに答えられるようにしておいていただいたほうがいいのかなというふうに私自身は思って、伺わせていただきました。
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○前川 委員 市内の学校の先生方は、これはごらんになっているんでしょうか。
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○高木[明] 文化財部次長 5月だったと記憶しておりますが、校長会がございましたときに、校長会が終わった後、先生方にごらんいただいた経過がございます。また、8月だったと思いますけれども、教育センターの研修ということで、先生が来られるということも今予定に入っているところです。
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○前川 委員 5月の校長会では校長先生がごらんになったということですよね。8月の教育センターは、先生全体に声をかけていらっしゃるということですか。
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○高木[明] 文化財部次長 それは、教育センターの部会等であると思いますので、その中で、その一環として来られるというふうに聞いております。
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○前川 委員 本会議でも、市内の子供たちにできるだけ勉強の場所ということで質問もされ、そういう話もありまして、私もそうだというふうに思ってきておりますので、できるだけ先生方にまずは見ていただくということが基本ではないかなと思います。そこから事業を組み立てる中で、どうやって活用していくかということを、年間市内の小学校、中学校の方が見に行く、予定を立てるということが、強制するわけではないんですけれども、せっかくできて、これだけ市内の子供たちには本当に見てほしい、勉強してほしいという貴重な場所ですので、そういうふうに向けていけたらいいなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。
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○高木[明] 文化財部次長 学校連携のお話になると思います。教育指導課を初め私どもお話しさせていただいたことがございまして、今後、文化財としては、同じ教育委員会ですので、連携を深めながらぜひ、私どもも、今強制という言葉がありましたけれども、できればある学年に行って、小学校でしたら5年生ぐらいから歴史の勉強というのは始まると思うんですけれども、そういった学年になったらまずは1回見にきていただいて。
この間開館式のときに御成小学校の小学生に来ていただきました。感想を聞いたところ、「たくさん展示が輝いて見えた」、「また来たい」とか、「実際に旧石器時代から人が鎌倉に住んでいたと初めて知ってびっくりした」とか、新たな発見、興味というんですか、そういう感想をいただいています。
ぜひ特に鎌倉の子供たちには来ていただいて、自分たちが生まれた、生活している、育った鎌倉の郷土学習というんですか、そういったところの一環にもなりますし、ぜひ見に来ていただきたいというふうに考えています。
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○前川 委員 教育大綱にも出ておりますけれども、郷土学習をしていくんだということであるはずですので、ぜひそこのところは教育委員会のほうとしっかりお話をしていただいて、先生方とお話をしていただいて、特に、この間は御成小学校で交流館とは近いところですけれども、比較的遠い関谷小学校とか、あちらのほうの方たちにも来ていただけるような、そういう時間組みのできるようなことに、強制するわけではありませんが、ぜひ郷土学習を、郷土学習は本当に大事というふうにここのところなっているはずですので、よろしくお願いしたいと思います。
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○高木[明] 文化財部次長 今、教育大綱のお話出ました。重点に取り組む施策の5本のうちの一つで、郷土学習の充実ということがうたわれております。この中で、鎌倉の歴史や伝統文化を学ぶ機会を提供して、郷土への愛着と豊かな人間性を育みますということがうたわれております。まさに文化交流館はこれに合致する施設になっていると思いますので、そういった方向でぜひ協議会、先生方と連絡を密にしながら進めてまいりたいと思っています。
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○高橋 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承と確認をしてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をいたしました。
職員退席のため、暫時休憩いたします。
(18時07分休憩 18時14分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
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○高橋 委員長 日程第22その他(1)「議会報告会における委員長報告の内容について」を議題といたします。7月29日、30日の議会報告会に関連いたしまして、教育こどもみらい常任委員会の報告に関しまして御協議をいただければと思います。
一応、29日(土)に副委員長、30日(日)に私が出まして報告をさせていただきます。それぞれ皆さん当番の日があると思いますけれども、その中身ですね、パワーポイントかなんかを使って今回審査した内容を抜粋して御報告をさせていただこうと思うんですが、見て楽しいものじゃないと余り興味も持っていただけないのかなというふうに思いますが、例えば永福寺跡とか、歴史文化交流館とか、旧図書館とか、御成小の旧講堂とか、そういうものは図面とか写真とかで見ていただくことができるのかなと思います。
あと保育園、由比ガ浜こどもセンターですか、この辺は見ていただけるかなというふうには思いますが、それに付随して待機児童対策みたいなことで、こういう形でやっていますよというような、余りネガティブなことを報告してもしようがないかなというふうにも思っておりますので、こういうふうにやっていますよというような感じでやらせてもらえればと思いますが、そんな程度でよろしいでしょうか。何かこれは特に盛り込んだほうがいいよというふうなことがあれば。
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○前川 委員 今回、子供に関連する整備がすごくされている報告、あるいは議案が多いから、そこはまとめて出されるといいかなと思うので、放課後総合プランのところは派手な黄色とブルーの区分けの図がありますから、それを利用したりすればどうだろうと思います。
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○高橋 委員長 一応そんなところで、正・副委員長に任せていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
千委員何かありますか。
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○千 委員 (代読)中学校給食も盛り込んでください。
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○高橋 委員長 了解しました。中学校給食もことしから始まりますので、ビジュアル的にこんな感じの給食が出ますよということも含めて5分ぐらいで。余りしゃべらないで、なるべく映像で見ていただくという形でつくりたいと思いますので、一応正・副委員長でパワーポイントをつくってやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、報告会につきましては以上ということにさせていただきます。
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○高橋 委員長 次に、日程第22その他(2)「委員会の行政視察について」を議題といたします。委員会の視察ということで、改選後ということで、なるべく早く行きたいなと。秋に市長選もありますので、そういうお願いをさせていただいておりまして、行き先のリスト案を会議システムに配信をさせていただいております。この行き先につきましては後ほどまた打ち合わせをしたいと思いますが、日程を見ていただければと思いますが、7月が議会報告会がありまして、準備等で職員の皆さんも忙しいので難しいだろうということです。
協議のため、暫時休憩いたします。
(18時19分休憩 18時32分再開)
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○高橋 委員長 再開をいたします。
休憩中の協議によりまして、視察につきましては、9月の委員会の後にまた再度協議をさせていただきたいと思います。
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○高橋 委員長 日程第22その他(3)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局から報告願います。
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○事務局 次回委員会の開催についてですが、平成29年6月30日(金)、午前9時30分から、議会第1委員会室で開催することについて、御確認をお願いします。
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○高橋 委員長 平成29年6月30日、午前9時30分、第1委員会室ということで確認をお願いしたいと思います。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。
教育こどもみらい常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年6月21日
教育こどもみらい常任委員長
委 員
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