平成29年総務常任委員会
5月31日
○議事日程  
平成29年 5月31日総務常任委員会

総務常任委員会会議録
〇日時
平成29年5月31日(水) 16時45分開会 20時34分閉会(会議時間 1時間40分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
高野委員長、保坂副委員長、竹田、山田、飯野、森、永田の各委員
〇理事者側出席者
松永総務部長、持田総務部次長兼財政課長、奈須市民活動部長、熊澤市民活動部次長兼地域のつながり推進課長、廣川(正)観光商工課担当課長兼第69回鎌倉花火大会担当担当課長
〇議会事務局出席者
三留局長、木村次長、笛田次長補佐兼議事調査担当担当係長、藤田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)
〇 議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)
    ───────────────────────────────────────
 
○高野 委員長  これより総務常任委員会を開会いたします。
 委員会条例第24条第1項の規定によりまして、本日の会議録署名委員を指名いたします。山田直人委員にお願いいたします。
 本日の審査日程の確認をいたしますが、配付いたしましたとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をさせていただきました。
 続きまして、関係課職員の出席につきまして、事務局から確認したいと思います。
 
○事務局  関係課職員の入室について報告させていただきます。日程第1議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)について、補正予算に関連する部署としまして、市民活動部の職員が入室しております。御確認をお願いいたします。
 
○高野 委員長  事務局の報告のとおり、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に当委員会所管部局の職員紹介をお願いいたします。
                  (職 員 紹 介)
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○高野 委員長  日程第1「議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
 まず、事務局から総務常任委員会への送付意見の有無について御報告を願います。
 
○事務局  さきに行われました観光厚生常任委員会において送付意見がございましたので、報告させていただきます。
 観光厚生常任委員会において予備審査を行った経過を踏まえ、総務常任委員会で慎重なる審査をお願いしたい。
 以上でございます。
 
○高野 委員長  事務局の報告とおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 慎重な審査を改めてよろしくお願いいたします。
 それでは、原局から説明をお願いします。
 
○持田 総務部次長  日程第1議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)について、その内容を説明いたします。
 議案集その1の5ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、平成29年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき歳出から説明いたします。
 説明書の8ページをお開きください。
 第40款第5項観光費、第10目観光振興費は、4668万4000円の増額で、観光協会支援事業は、鎌倉市観光協会運営費等補助金の追加をしようとするものです。
 次に、歳入について説明いたします。
 戻りまして、補正予算に関する説明書は6ページをお開きください。
 第75款繰入金、第5項基金繰入金、第5目財政調整基金繰入金は、4668万4000円の増額で、財政調整基金繰入金の追加をしようとするものです。
 以上、歳入歳出それぞれ4668万4000円を増額し、補正後の総額は、598億9670万円となります。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○高野 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○飯野 委員  まず、観光厚生常任委員会で配付された資料のことについて、お聞きして問題ないでしょうか。
 
○高野 委員長  補正予算の審議でありますが、関連することであれば、その範囲で良識を持ってやっていただければと思いますので、お願いします。
 
○飯野 委員  観光協会から出された議事録の8ページ目のところなのですが、平成28年5月18日の理事会の議事録で1点確認させていただきたいのですが、その中で、上程事項1で総会提出議案についてということで、その中に次期繰越収支差額が1832万5480円ということであるのですが、こちらについては、観光協会の1年前の資料ですが、内部留保といいますか、剰余金の額がこの金額ということでよろしいのでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  今御質問いただきました1832万5480円でございますが、平成27年度から平成28年度に繰り越すということで、収益が上がった、残った部分につきまして、繰り越しをしたという内容となります。
 
○飯野 委員  今年度、総会はこれからということでお聞きしていますが、見込みといいますか、これは一昨年度分だと思うのですが、今年度分はどれくらいかというのは、今わかれば教えていただけませんか。
 
○観光商工課担当課長  平成28年度から29年度でございますが、約2200万円でございます。
 
○飯野 委員  もう1点確認したいのですが、補助金の内訳表の中で、この中に、平成29年補助対象額(協会予算額)という金額が、運営費補助のところで5250万799円という金額があるのですが、これは観光協会が想定している、先ほど観光厚生常任委員会でも話がありましたが、固定費としてもこれぐらい年間かかるというものが、全額がこの金額ということで理解してよろしいでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  今、御提示いただきました5250万799円が、今回、観光協会の予算額として全額が、この部分が運営費の部分としてはかかるという見積もりの内容となっております。
 
○飯野 委員  そういたしますと、こちらは役員報酬ですとか職員給与とかありますが、これを一月当たりで計算いたしますと、ざっくりいって400万円とか、それぐらいの金額になる。この金額は、400万円近くは毎月出ていくということで、一方、観光協会の留保金は2200万円ということで先ほどありましたが、このまま補助金をつけずにいけば、単純に計算して5カ月ぐらいでお金が底をつくということで確認してよろしいでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  実際の固定経費として、今言いました職員人件費、それから福利厚生費、家賃等につきましてはそのような金額になりますが、このほか実際には事業費で使われる部分の支出がございますので、このあたりも支出として出ていくということになりますので、実際に観光協会から、6月いっぱいぐらいという形でこのまま補助金が出ないと厳しい状況になると聞いています。
 
○飯野 委員  そうすると、6月ぐらいで底をつくというところで、観光協会としては、その後の補助金が出ない場合の資金繰りですとか、そのような場合というのはどういう方針でいるのかということがもしわかれば、教えていただければと思います。
 
○観光商工課担当課長  現状として、確かに収益が上がる部分というのは少しはございますが、実際のところ、補助金が立ち行かないという部分については、このままですと事業としては継続できないということであります。
 特に今回花火大会の部分がございますが、花火大会の部分については、実際のところ、補助金の中のメニューにはございませんが、人件費、家賃等が出ないということから、今回の7月19日に開催されます花火大会の部分について、当初観光協会が主催という形で進めるところだったのですが、ここの部分が7月まで協会自体がもつかどうかわからないということから立ち行かなくなり、実行委員から抜けたというところがございます。
 このため、具体的に補助金が出ないことによってどうするかというところまで、実際には立ち行かなくなるというところまでで、その後実際にどうしていくかというところまでについては聞いてはいないところでございます。
 
○永田 委員  まずは2月の議会において、議長そして市長と正式なルートからお願いをした資料が出てこないということで、その資料が出てこないと審議ができないといった御意見、御発議に賛同しまして、うちの会派としましても補助金のカットというところに賛同したわけでありますが、今回、議事録が出てきまして、先ほどの観光厚生常任委員会でも、その経緯と、また今後の観光協会の体制についてといったところも観光協会の方から言及されて、まずは確認ができたことはよかったと思っています。
 観光厚生常任委員会で出された資料についてお伺いをしたいと思ったのですが、その前に、今、飯野委員から御質疑があった花火のところなのですが、先ほども観光厚生常任委員会の中で、今回、結局補助金が出ないということで、しっかりと観光協会として責任を持って花火大会を開催することができないという理由で、花火大会実行委員から観光協会が抜けたといった経緯がある中で、その花火大会の分を減額しなかったのはどうなのだといったような御審議も、そのあたりであったと思うのですが、そこについてもう一度だけ教えていただけますか。
 
○観光商工課担当課長  花火大会につきましては、運営費の補助金の中には、実際のところは入っておりません。花火大会に対する内容につきましては、市の予算といたしましては、負担金としまして、行事費負担金と安全対策に関する警備の部分についての補助金、この金額を合わせまして、約970万円程度が市の予算として持っております。この内容につきましては、あくまでも花火大会実行委員会に流れるということになりますので、直接観光協会に流れる補助金というものではございません。
 今回、花火大会の実行委員会から観光協会が抜けたというのは、今回お出しさせていただいております補助金のメニューがございます人件費の部分と家賃の部分、この固定経費の部分が入らないということから、観光協会自体が存続が危ういということでございます。このため、7月19日当初予定を開催しておりました花火大会の部分につきまして、ここまで観光協会がいられるかどうかというところに入ったところでございます。これのために、責任を持って運営ができないので、抜けたというところがございます。
 それで、今回、観光協会に対する補助金については、あくまでも鎌倉市の観光振興及び事業を担う協会の内容が、通年の公益事業に要する家賃、職員の給料等の固定経費を、運営を補助するということで、年間に対する補助について財政的援助が必要であるということから、今回、平成29年度当初に出させていただいた金額全額で出させていただいたというのが内情でございます。
 
○永田 委員  確認なのですが、私たち議員も、花火大会に対する補助金というのは別立てで出ていましたので、今回のようなことになったというところで、まず驚いたのが最初の感想です。今の御説明ですと、あくまで花火大会の直接的な補助のお金がかかっているわけではなく、先ほどの質問の中であったように、6月の頭で観光協会自体の運営が立ち行かなくなる、そういった中で、7月に行われる花火大会ができないということで、花火大会の直接的な何かお金というわけではなく、観光協会自体の運営資金がショートしてしまうから、花火大会から抜けたという経緯で確認をさせていただいてよろしいでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  そのとおりでございます。
 
○永田 委員  公益性が高いというところで、年間を通じてというところで、今回は減額をせずにという話がありました。それに通じるのが鎌倉まつりかなと思っています。今回は全体の補助金ですので、委託ではないという御説明が先ほどの観光厚生常任委員会でありました。ただ、鎌倉まつりは7月まで続いているとはいえ、4月に大きなものが終わった段階で、もう開催できていたじゃないかと、そういった声が市民から上がるのは、心情として納得できるものではあります。このあたりの見解について、もう一度だけ教えていただけますか。
 
○観光商工課担当課長  鎌倉まつりにつきましても、実際に始まりが4月9日という状況ではございます。このために、3月の前から実際のところ鎌倉まつりについては用意をしているところでございます。このため、4月当初に実際のところ観光協会が担うという部分について急にやめるということは当然ながらできないということが、理事の間でも議論はされたと聞いております。今回あくまでも鎌倉まつりは公益的に必要であるという判断から、観光協会としては、たとえ赤字となったとしても続けていくということから、鎌倉まつりについては開催をしたという形で聞いております。
 
○永田 委員  観光協会としての見解はわかりました。それに対して、市としてあえてこの206万円をつけ続けるといったところに対する見解を教えてください。
 
○観光商工課担当課長  鎌倉まつりにつきましては、鎌倉市におきます三大行事の一つとして認識をされているものでございます。特に観光シーズンの開幕を飾る行事でございます。また、流鏑馬につきましては、今まで皆さん多くの方が楽しみにしていただいている事業であるということから、鎌倉市としましては、公益性が高い行事であるということから、今回補助をするのが必要であるという判断に至ったものでございます。
 
○永田 委員  鎌倉市としても公益性が非常に高いものであると判断し、むしろ開催してもらったほうがいいであろうという判断があったということは確認をさせていただきます。
 今、公益事業というお話が出たのですが、今回この事業費補助に出ている鎌倉まつり、薪能、ふれあいフェスティバル、地域観光助成事業等々ですが、先ほど来、お話にあるように、公益事業と収益事業と二つ分けて観光協会でも運営されていると思いますが、こちらに市から補助を出すものはあくまで公益事業であると捉えてよろしいでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  公益事業の内容につきまして、鎌倉市として補助を行うという内容となっております。
 
○永田 委員  赤字、黒字の問題というのが気になるところなのですが、そのあたりについてはどうなっているのでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  観光協会の予算立てといたしましては、公益事業と収益事業がございます。収益事業についてプラスになった部分について、公益事業に人件費等を含めた中で補填をしているところでございます。この補填した部分、それからまた鎌倉市としても補助をする部分、これで公益事業自体が成り立っているという状況になっているところでございます。
 
○永田 委員  公益社団法人であるために、そういったバランスというか、そういうものが必要だということなのでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  公益財団として行うためには、公益的な事業を50%以上行わなければならないという規定がございます。このため、公益事業と収益事業を分けて、特に収益事業でプラスした部分を公益に補填するという形での成り立ちがございます。
 
○永田 委員  公益社団、ですね。ということは、収益事業は黒字になっていると捉えてよろしいのでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  黒字という形にはなっているところでございます。
 
○永田 委員  今回の市から出される補助金は、大体8割ぐらいが運営費補助ということで確認をさせていただきました。
 しかしながら、先ほど来ご議論があったように、理事の方25人がしっかりと一枚岩になって市と連携をして、市民の方を向いて、そして観光客を向いて事業ができているのかといえば、なかなかかゆいところに手が届かない運営であるというのも実際のところだとは思います。
 ただ、一点一点確認をさせていただきまして、会派としては確認したい事項はわかりましたので、質問は以上とさせていただきます。
 
○竹田 委員  先ほど来、これは補正予算の審議ですという話があるわけですが、いつもの補正予算とは違う、そこのところはしっかりと補正予算を審議するに当たっても押さえておく必要があるだろう。本来だったら、資料提出があって予算特別委員会で審議される内容です。それが、いろいろ経過があって、そして今に至っているのですから、当然のことながら、予算特別委員会のところにさかのぼって審議していく責任があるだろうと、私は捉えています。
 それでなのですが、午前中に観光協会の方がおいでになって、いろいろ話を伺っていましたが、どうしても私は言い訳に聞こえてしまう部分が多々あったのです。そもそも、市が補助金を出している団体の議事録とかその他資料の提出を求めた場合、その理由が何であれ、私は本来的にはそれに応じるべきだと思います。基本はそうだと思います。
 しかしながら、午前中こうおっしゃいました。今まで提出してこなかったのは原則論でやってきたのですと。では、その原則は何かと言ったらば、神奈川県の文書課が公益社団法人の議事録は公開を前提としていないとおっしゃったのです。それで、私、どうなのだろうと思って調べてみたら、県の文書課とのやりとりが非公開項目になっている。本来本当にどのような、ここは非常に重要なところだと思うので、情報開示請求、資料請求しようかなと思ったのですが、時間もないので、私、直接県の文書課の方に、観光協会とやりとりをした方に電話で聞いてみた。そうしたら、こうおっしゃっていました。「一般法人、公益法人についての議事録は、社員あるいは債権者等は裁判所の許可で閲覧が可能である、そして個人情報等に配慮する必要がある。しかし、公開するかどうかは法人の判断です」と答えたと言っているのです。ニュアンスが違うなと。
 先ほどは、公益社団法人の議事録は公開を前提としていないのです。それをもって公開はできませんとした、原則論でやってきましたと。ただ、その中で柔軟性に欠けていた、もう少し前に出すべきだったという反省の弁もありましたが、県の文書をもってそれを原則論でやってきたという部分に関して、市はこの判断、この間6カ月議事録の資料請求に応じてこなかった、この判断について市はどのように思っていらっしゃいますか。どう受けとめていますか。
 
○観光商工課担当課長  今回、議事録の提出に当たりましても、理事会の中で審議をされたところでございます。特に理事会の中で自由闊達な意見を述べながら、観光について述べているという部分があるということ、それと、理事会の議事録の請求に当たって、実際のところ公表が前提ではないという部分もございまして、ここの部分については、理事からも、私の言ったことが全て出されてしまうのという御意見があったと漏れ伝え聞いております。
 その中で、実際のところ、想定ができない部分から何か責任が出るとか、そのようなことについても考えてくださいねということで、県の文書課から言われたというところは、私どもとしても確認はしたところでございます。このあたりがネックになったのかなという部分もございます。
 先ほど午前中に専務理事、事務局長等がおいでになって、実際のところ柔軟性がなかったという御意見がございました。鎌倉市としても、広く意見を開示できるような状況という部分について今後は検討していただきたいなと思っているところではございます。
 
○竹田 委員  そうすると、観光協会としては、理事会の中では議論を進めてきた、そこに根拠があって、しかしながら、公開をしてこなかったことに関して、もう一回言いますが、結果的に観光協会が6カ月間拒んできたということについて、もちろん理事会でも諮った、先ほど話を伺いましたが、その判断はやむを得ないと判断したのか、いや、これは公開をすべきと判断をしていたのか、そこを聞いているんです。言いにくいかもしれませんけど。
 
○奈須 市民活動部長  今回の議事録の提出、協会の考え方でございますが、先ほども原則論でやってきたという答弁がございました。あくまでも一般社団法人及び一般財団法人に関する法律においては、社員は、その権利を行使するために、必要があるときは裁判所の許可を得て請求することができる。また、債権者も同様に裁判所の許可を得て請求することができると、限定列挙された形で議事録の公開ということが、法律上決められております。このところをもって観光協会も判断されてきたところなのですが、しかしながら、私どもが要求しているところでは、全てを出さなくても、支障のあるところは隠してもらって構わないから、今回の議会の審査で使うのだから出してほしいということを再三お願いしてきたわけです。そこの見解の違いが今回のようなことに至ったものと考えております。
 出すか、出さないかと原則論だけ話せば、そういう法律上の話になってしまうので、そこの判断は決して間違っているものではないと思います。しかし、先ほども言われたように、柔軟性と申しますか、そこの部分の支障のあるところを隠して出していただければ、これほど時間がかからなくて済んだものと認識しております。
 
○竹田 委員  そのとおりなんです。まさにそこのところの、公益財団法人は議事録公開を前提としていない、そこだけをもって出しませんと言うのではなくて、県の文書課の方もおっしゃっていました。でも、最終的には法人の判断なのですよとまで言っているのです。ですから、もっと内部で、出せるのだろうか、出すべきなのだろうか、議論するべきだったと思います。
 そして、ここで問題なのは、単に予算等審査特別委員会の中でいたずらに議事録を出しなさいと言っているわけではないのです。雇いどめの問題、つまり観光協会に疑義があったわけです。そこが原因となっているわけなのだから、なおさら観光協会はもっと早くに出すべきだったと思います。今になって出てきたことで、よかったということではなくて、これまでの観光協会の、6カ月間出さなかったということは、一言で言えば観光協会が不誠実だったなと私は感じるところです。
 それで、事はここまで来てしまったので、次のことに行きたいと思いますが、今回こういう形で補正予算を組むことになったわけですが、その中で気になるのが、平成28年度理事会議事録等の提出及び補正予算の早期実現についてということで出しているものなのですが、つまり、提出するに当たって、市が、先ほどの話ですと、鎌倉市としては、観光協会と協力的にやっていかなければ鎌倉市としての観光行政が進まないと、そのような議論がありました。だから、市としては、今後の鎌倉市の観光について観光協会とともにやっていくために、市から進んで補正予算を組みたいということで、まず動き出したということでよろしいですか。
 
○観光商工課担当課長  観光協会には、議事録のお話から、今後の事業をどうしていくのだという話を実はしてきたところでございます。この中で、議事録の提出に当たっては、今後の観光協会の姿勢というものについてもぜひ出していただきたいということから、今回、事業計画も含めて出していただいたという経過がございます。
 
○竹田 委員  そうなのですが、私、先ほど言った文書が違っていました。会長に出した、5月16日市長から出した平成28年の理事会議事録の提出についてという、資料が皆さんのもとにはないのですが、それに触れてもよろしいですか。この中に、議事録の中に出てくる第273号というのが、インターネットで調べてもこれ出てこなくて、何だろうと思ったら、高野委員長が情報開示請求されて入手されたということで、私も共有させていただいているので、済みません。
 それを読みますと、これを皆さんお持ちじゃないと、話としては進まないでしょうか。
 
○高野 委員長  資料名を発議していただけますか。
 ただ今、竹田委員からの資料の要求について、質疑の途中ですが、提案がありましたのでお諮りしますが、どのように取り扱いましょうか。要求することでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、私も言いづらいのですが、内容がわかりましたか。もしあれでしたら、お見せいただけますか。
 暫時休憩いたします。
              (17時18分休憩   17時20分再開)
 
○高野 委員長  再開いたします。
 ただいま竹田委員から、市長から観光協会会長宛てに出された5月16日付文書の資料要求という形で、取り扱いの御協議をお願いしたのですが、今竹田委員がお持ちですので、それをコピーして委員の皆様にお配りするという取り扱いでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 暫時休憩します。
              (17時22分休憩   17時23分再開)
 
○高野 委員長  再開いたします。
 ただいま資料を皆様に配付させていただきましたので、御確認をいただければと思います。
 質疑を続けてください。
 
○竹田 委員  私は、この依頼がどのような形でなされたのかということが大変気になっていて、私も自分として入手できなくて、高野委員長から情報提供いただいて、ありがとうございます。
 それで、これを読むと、前段のところは、つまりこれからの予算審査に当たって、補正予算を審議するに当たってこういうものが必要と。つまり、本当言うと順番からすれば、予算特別委員会の中で資料請求していたことを前段に言っている。そしてまた、今後、観光協会運営費補助金について補正予算が審議されることが想定されることからと言っているんです。セットで持ってきて、だから提出しなさいよとも読み取れるのですが、これはまずもって補正予算で四千六百何万円をつけるよと、そういうことが前提にあって、それで資料を出してくださいねという順番になっているんです。この文章のつくり込み方を説明してほしいと思います。
 
○奈須 市民活動部長  この文書でございますが、時系列的におかしなところを感じられてしまったのかなと思いますが、これまで先ほども御説明したのを聞いていただけたらあれなのですが、去年の秋から、再三市側から要求をして、先方、協会からは、こういうところで出せませんというやりとりをしてまいりました。その間、文書のやりとりは何回もやっているのですが、文書だけで、紙だけの行ってこいということではなくて、その間に、担当職員、私も含めまして、いろいろ話し合いを進めております。
 この5月の中旬に来まして、少し出してくるという可能性が見込めるまではいきませんでしたが、可能性が少し出てきて、17日の理事会にかかる。その中で、もしかしたら答えが出るかもしれないというところも少し見据えまして、こういう文書、議会の29年度予算の減額補正するときの提案説明にもあったように、資料の必要性というのも述べられていらっしゃいましたので、そこが重要なポイントだと感じておりまして、議事録が出るのであれば、含めてこういうことも想定して対応していただきたいという意味を込めて文書をつくっております。
 
○竹田 委員  一緒にセットになって出しているから、何となく今回の審議の仕方も非常に変だなと私は思うんです。本来、順番的にいえば、議事録が出てくる、それについて報告を受ける、報告を聞いて、さあどうするか、補正なのかという順番だと思うんです。だから、補正ありきで今回本会議で補正が提案された。そして、それについては、議事録とかその他のものが提出されましたよとくっついてきた。だから、議運の中においても、この話はどんな順番になっていくのだろうかとなってきた。
 だから、本来的には、この提出の仕方について、気持ちはわかるのですが、可能性が見えてきたところであるならばなおさら、今までどおり、観光施策や事業その他いろいろなことを確認する必要があるのだから出してください、非公開のところは構いませんよと、これ今までどおりのことです。これをまず出して、そしてその報告を受けて、そして、補正は組めるのだろうかというところに行くのではなかったのかなと思うのですが、急いだ結果、こんな一緒になってしまったのですか。
 
○奈須 市民活動部長  5月17日に理事会が開催されることがわかっておりましたので、それに向けて出した文書ということから、こういう書きぶりにいたしております。
 
○竹田 委員  それはそうなんです。だから、5月17日に既に資料が出てくるような可能性が見えてきたのだったら、このときに資料請求だけでよかったのではないですかと私は言っているんです。そこになおかつ今後補正予算が審議されることが想定される、そういうことをつける必要はなかったのではないですかと言っているんです。
 
○奈須 市民活動部長  これは、私どもが先走ったというところがあるのかもしれないのですが、29年度予算の減額修正の提案説明でも、観光協会から議会に対して、資料の提出または説明があるまで凍結するものでありますという提案説明がございました。その中で、議事録だけ出して済むということは、私ではいかがなものかというところで、さらに協会の考え方も述べていただいたほうがよろしいのではないかというところをプラスさせていただいて、先方に文書を送ったものでございます。
 
○竹田 委員  このことについてはこれでおしまいにしますが、なおさら、議会として予算をつけるかどうか、減額で凍結します。議事録が出てくるまでと言っているのですから、その手順を踏むのだったらば、まず議事録を出すというところの段階があって、そして、さて、凍結していたものについてどのような形、補正予算ですねという話になってくるのであって、これがセットになって出てきているというのが、私としては違和感を覚えました。このことについてはもう終わりにしたいと思います。
 それで、今度、補助金について移ります。今回出していただいたものの中に事業計画というのが、本当に平成29年度事業計画すごいな、これだけのことをこれからやっていただけるのだなと、目まぐるしいほどに本当に盛りだくさんなことが書いてあって、実際ここまでいくのかなと。計画は計画なので、その方向性を見据えるという段階で終わるかもしれない。心配になってしまうのは、この事業計画の中で、平成29年度にやりますよと言っている中に、新たな予算を伴うようなものはあるのでしょうか、そこを伺いたいと思います。
 
○観光商工課担当課長  今回提出をいただきました平成29年度事業計画の中に、新たに予算を必要とするものはないという形です。
 
○竹田 委員  先ほど来、減額の話が出ていましたが、私はこの事業計画を見たときに、将来に向けた新たな事業展開再スタートの年とするとか、結構お金がかかりそうだなと。新たな人材確保に取り組みますと言っていますよね。そういうことから見ると、今までとは違って例年どおりでいいのかなと、甘やかしかもしれないですが、そう心配してしまうところがあるのですが、それはこの中には一切、そういう追加して予算をつけるようなものはないという判断でよろしいのですか。
 
○観光商工課担当課長  今回の4600万円の中には入っている内容ではございませんで、これはあくまでもウエルカムガイドの人材確保をふやしていきたいというところの内容でございますので、今回の部分については予算の中に入っているというものではございません。
 
○竹田 委員  そうすると、絵に描いたぼた餅になってしまうのかな。こういうことをやりますよと言っているのですが、では、どの程度本気になってできるのかということが非常に心配になってきます。わかりました。これについては予算を伴わないでもできそうだと、市としても判断したのだということで、しかしながら、これだけ事業計画を丁寧に立てたのであるならば、これに向かって一生懸命取り組んでもらうべきだと思いますが、いかがですか。
 
○観光商工課担当課長  答弁が足りませんでしたので、加えさせていただきます。今回のこの運営費等の補助金の中にはないのですが、一つ観光協会に対する負担金がございます。この中で、外国語ガイドの活動支援の負担金というのがございまして、この中に今回、先ほど来の鎌倉ウエルカムガイドに対する新たな人材確保に取り組むという部分について、一部含まれるというところはございます。
 
○竹田 委員  わかりました。既に負担金の中でできるものが入っているよということですか。了解しました。
 質問はここまでです。以上です。
 
○山田 委員  また再確認で恐縮です。補助金の内訳表、先ほど資料を提出いただいた中身なのですが、この最後の補助率というのは、どこをどう割ったらこの補助率というのが出てくるのですか。
 
○観光商工課担当課長  こちらは、平成29年度の協会側の予算額に対しまして、私どもの査定額の金額についての割り返し、補助率という形になります。
 
○山田 委員  そうすると、トータルでいくと、まず運営費補助、管理費への補助というのは78%の補助率です、事業費補助というのは17.7%です、トータルで55%です、そう理解すればいいですか。
 
○観光商工課担当課長  そのとおりでございます。
 
○山田 委員  毎年これを見ているわけじゃないものですから、恐縮ですが、55%の補助率というのは、これはネゴシエーションとしては適正な協会とのシェークハンドはできていますか。
 
○観光商工課担当課長  観光協会の予算につきましては、先ほども少し触れさせていただきましたが、収益事業がございます。ただ、職員給料費ですとか家賃の部分については高い補助率になっております。この部分については、固定経費ということで、なかなかこれを全額賄うのは難しいというところでございます。
 事業費の部分については、鎌倉まつり等を含めまして協賛部分というものがございますので、このあたりが低くなっているという理由がございます。これでトータル的には55%にはなるのですが、人件費等の固定経費については高い水準であるということで理解しているところでございます。
 
○山田 委員  そうしたら、収益事業という話もあるとすれば、運営費補助のところを見ましょうか。78%というこの水準、これは例年どういう状況ですか。
 
○観光商工課担当課長  人件費につきましては、例年80%を切るということで補助率を設けているという状況ではございます。
 
○山田 委員  そうすると、例年と変わらないが、毎年努力してください、そういう努力しろという要求はされているということですか。
 
○観光商工課担当課長  特に固定経費である人件費の部分はもちろんのことなのですが、特に家賃等については、実は昨年度よりも事務所の更新料がなくなったことにより下がったということはございますが、実際のところ、家賃のその際には値上げをしてほしいというお話が貸主からございましたが、このあたりについてもお願いをして従前どおりとしていただく。
 また、薪能については前年よりも率が下がっております。ここは、薪能において、予算上席を売り上げる金額がございましたが、平成28年度については売り上げが少しよかったので、少しここの部分を減額したということがございます。自助努力によって薪能について少しふえたところについては下げさせていただいたということから、例年行事について頑張っていただいて、そこの部分を少しでも減らしていただきたいということでお願いをしながら、私ども一緒にやっているというところでございます。
 
○山田 委員  この表についてはこれまでにしますが、先ほど観光厚生常任委員会でも委員の方から質疑があったように、これは予算ですから、いってみれば、概算で4670万円を予算としてつけますよ、だけどね、という、決算に持っていったときにどのような評価を受けるというのは、これは非常に重要な話だろうと思うんです。
 予算はある程度当初予算と同じものというのは、それは理解したとして、これから市がどうそれに取り組んでいくのか、どう成果を出していくのか、観光協会がこの補助金に対してどういう成果を出していくのか、市と観光協会がどのようにしてタッグを組んでいくのか、そこはきっちりと成果を出してもらわないといけないという指摘はあったと思うんです、先ほどの議論を聞いていましてね。
 ですので、今回は確かにやむを得ませんねという言い方ではいけないかもしれませんが、前提としては、資料が出てきました、我々が審議するための材料は出てきました、その上に立って今回の予算を審議しているわけですから、その後の観光協会のあるべき論というのは、また観光厚生常任委員会でやっていただければいいと思いますが、少なくともこの予算を認める限りは、先ほど議論があったことというのは、これを抜きにできませんので、観光協会も変わるが、市も変わってもらわなきゃいけない。そういう気持ちで対応していただかないと、この予算というのは生きませんよと思うのですが、そのあたりの見解はいかがですか。
 
○観光商工課担当課長  改めまして今回、先ほど、議事録とあわせて事業計画を出していただくようにお願いをしました。この中で、例年よりも取り組むべき事項、それから取り組んでいきたいという事項について書かれているところでございます。このような事態に陥ったことによりまして、従前にも増して事業がどのような形で進んでいったのかというのが求められるのは当然のことだと思っております。協会、それから鎌倉市におきましても、一緒にやっていかなければできないことが多く書かれているところでございます。このあたり、肝に銘じて進んでいきたいと思っているところではございます。
 
○山田 委員  その気持ちをきちんと反映していただかなくてはいけないかと思います。観光協会に求めることはしっかりと求めていかなくてはいけないが、求めるに当たって市はどういうスタンスでいるのだということを常に検証していってもらわないと、この予算は、我々、うんと言えない。そういう意味合いを込めて観光厚生常任委員会で議論があったと思いますので、ここではこの補正予算の審議に当たっては、それも踏まえて、これから先の皆さんの御活躍も踏まえて、ここはきちんと対応をよろしくお願いします。
 そういう意味では、観光協会の体制も含めて、この4700万円弱をどのように執行したのか、それをきちんと来年の決算でしっかりやりますから、よろしくお願いします。
 
○保坂 副委員長  時間も迫ってきましたが、理事会の議事録が提出されたことについて一言言った後に、あと補正予算関係で二、三質問をさせていただきたいと思います。
 今回、理事会の議事録が提出されたことで、随分いろいろなことがわかったなと思います。特に観光厚生常任委員会でも質疑が長くされました、観光案内所の職員の退職の経緯について、事実関係に迫るような中身も出てきて、本当にこれがもっと早く公開されればよかったなと、また改めて思ったところなのです。
 先ほど竹田委員からも質問がありましたので、簡単に申し上げますが、出せないと言ってきた理由が、これまでずっと言ってきた理由というのは、外形的、手続的なものといったらいいのでしょうか、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律を見れば出さないということでいいのではないかということ、それがまず出ていたし、県の見解もそれに準じたものであったということ、闊達な意見が阻害されるということもありましたが、そういう意味では、本当にその気になれば協会が自主的に出せるものだったと思います。
 ただ、そこでネックになっていたのが、観光厚生常任委員会の中でも最後に出てきた言葉で、意思疎通ということなのかなと思いました。市と協会との意思疎通もそうですし、議会の出方という点でも意思疎通というところはあったのかなと思っております。そのあたりで、今、補正予算の形でおくれて出て、先ほど竹田委員も言っていましたが、補正予算とセットではないですが、そういう形でようやく議事録が出てきたということなのだなと受けとめて、そういった経緯については残念に思うところもありますし、今後きちんと意思疎通を図って連携してやっていかなければいけないのだなということを改めて思ったところです。
 補正予算の関連なのですが、今回、議事録と一緒に出されてきたもので1点だけ確認させていただきたいと思います。平成29年度の事業計画が出されています。それと一緒に、鎌倉版観光DMOの組織化の取り組みについてという書面、文書も出てきているのですが、これについては、市から協会に対してそういったことも含めて示してくださいという依頼というのでしょうか、働きかけがあったのに応えて出てきているわけですが、この事業計画を見ますと、最後に、鎌倉版DMO設立に向けては、鎌倉市や関係団体と連携し、観光振興とともに持続可能な稼ぐ観光の組織づくりを検討していきます、この一文があるわけですが、事業計画の中ではこれしかない。一言あるわけですが、鎌倉版観光DMOの組織化の取り組みについてというのは、これは観光協会の中で、昨年度を通して、今年度始まってもう2カ月近くたっていますが、これまでの間に検討がされてきているものと市としては把握されているのでしょうか。
 
○観光商工課担当課長  今年度に入りましても、4月、5月の間の中でも、DMOの内容について観光協会から申し出もございまして、また、私ども観光商工課の中でもお話をさせていただいているという状況にはございます。
 
○保坂 副委員長  今回の議事録の提出に合わせてつけ焼き刃的につくったものではなくて、それなりの積み重ねがあったという答弁だったかなと思います。
 では、この補正予算の内訳なのですが、ここで審議する中で、先ほども観光厚生常任委員会の中で金額の妥当性という言葉が出てきて、そこのところを少し考えなければいけないのかなと思うわけなのですが、先ほど山田委員も質問されていましたが、この補助率、特に今課長もお答えになったとおり、固定費、人件費や家賃にかかわるところ、特に人件費なのですが、かなり高くなっている。これが今回だけではなくてずっと、例年80%を切るようにというところの高どまりというのでしょうか、これで推移してきているわけですが、ずっとこのままでよいというお考えではなくて、観光協会のあり方、今後を考えていく中で、この補助率も見直せればよいとお考えなのかということを伺いたいと思います。
 
○観光商工課担当課長  観光協会につきましては、自主独立をしていただくというのが最終的な目標でございます。この中でも人件費が一番重たい部分でございますので、このあたりをだんだん下げていけるということでの取り組みをお願いしたいというところがございます。
 
○保坂 副委員長  では、最後の質問になります。
 この補助金の額なのですが、先ほど来出ているのは、既に今年度が始まって2カ月たった、鎌倉まつりも大きなイベントは4月に終わっている、それよりも何よりも花火大会の実行委員会、事務局を観光商工課で担って、非常にオーバーワークで頑張っているという状況も含めて、でも満額つけるのですかということがどうしても、ここのところをはっきり整理しておかなきゃいけないなというところがあるのです。
 人件費ですので、人件費を削るということは、労基法の関係とかもあってもちろんそれはできないと思います。ただ、ここのところ、この2カ月間の推移の中では、協会の中で留保というのでしょうか、あったお金を流用して、充当して、何とかやりくりしてくることができたわけです。そのあたりで、人件費をカットするというのではなくて、市の補助金を減らすという考え方はあり得ないのかということを確認したいと思います。
 
○観光商工課担当課長  運営費の補助の部分についてでございますが、運営費の補助からしますと約87.7%、事業費の補助で12.3%という形でございます。人件費の部分の固定経費については、繰り返しの部分になってしまう部分がございますが、公益事業に対する対応ということでの財政的援助でございます。今回、確かに4月、5月過ぎたという部分はございますが、ここの部分については固定経費としてしっかり払っていただき、その分の見返りとして、今後花火大会についても、補助金がついた暁には、当然ながら、私どもが今現在担っております花火大会の部分についても十分働いていただきたいと思っております。そのようなこともありまして、ここは満額要求をさせていただいたということがございますので、お願いをしたいということでございます。
 
○保坂 副委員長  今の御答弁だと、結局のところ、この運営費等補助金全体の中では固定費の占める割合が大きい、人件費の占める割合が大きいということを鑑みて満額ということで提示したいという趣旨でよろしいわけですか。
 
○観光商工課担当課長  まとめていただきまして申しわけございません。そのとおりでございます。
 
○山田 委員  先ほど観光商工課長から自主独立という言葉が出てきたのですが、これは市のスタンスというのは、そう理解してよろしいのですか。要するに、これから市とタッグを組んでやっていきましょうという話を一方ではしていきながら、観光協会ひとりでやってねと、ひとり立ちを目指していくという話です。そういう矛盾をはらんだような話になっているのですが、本当に自主独立をしてください、本当にそういうことでいいのですか。確認です。
 
○観光商工課担当課長  観光協会と鎌倉市の役割というのは、車の両輪という形で以前から話をさせていただいているところがございます。あくまでも自主独立という部分については財政的な部分でのことでございます。一緒に歩んでいくということの部分については変わりなくやっていきたいと思っているところではございます。
 
○山田 委員  財政的だけ独立しろということですか。
 
○観光商工課担当課長  自主自立でございます。申しわけございません。
 
○山田 委員  自主自立だか、独立だか、言葉の使い方なのかもしれない。おのずと自分で独立してやりなさいという意味ではなくて、あくまでも市と一緒にやりますよということです。では、その辺の言葉の修正も、観光厚生常任委員会の議事録にはぴしっと載っていますから、自主独立と言いましたから、そこの取り扱いはきちんとしておいたほうがいいかなと。自主自立ですね、わかりました。
 
○高野 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  ( 「なし」の声あり )
 恐縮なのですが、私、委員長という立場は十分承知しているのですが、簡潔に2点ほど少しお伺いしてもよろしいでしょうか。
 きょう午前から、観光厚生常任委員会からの質疑も、私も一議員として全部聞いておりましたが、さまざまな課題が提示されたと認識しています。その中で、観光厚生常任委員会でも、おやめになる方が随分毎年多いようで、これは市民的に見ても、プライバシーの理由なのか、それとも業務体制上の理由なのか、人間関係なのか、いろんなことがあろうかと思います。そこは私質疑を聞いていても、はっきりした根拠はわかりませんでしたが、いずれにしても、市民的に見ると、安定した体制での運営というのが大事、どんな事業をやるにしても求められていると思います。
 その点でいうと、労働条件にも問題があるのではないかという御指摘も委員からもあったと思います。そうしますと、将来のあり方、今自主自立という議論もありましたが、将来のあり方はともかく、今の時点としては、市の補助金を抜きにしては率直に言って存続は成り立たないのがこの協会だと。そのために、今補助金の提案がされているということだろうと思います。8割弱が人件費です。
 そうすると、その辺のあり方については、法的にいって指導責任が市にあるかどうかは別にしても、これだけのお金を出している、8割弱を補助しているのは事実ですから、そこはきちんとした連携も含めた体制の確立が求められているのではないかなと。どんなことを改善するにしても、そこがしっかりしなければ、ころころ職員がかわるようでは、それは事情によっておやめになる方がいるのは、それはしようがないことですが、人生ですから、それぞれの。ただ、不安定な体制は、補助金をこれだけ多く出しているわけですから、血税から、きちんとした対応が求められているのではないかなというふうにそこは感じたのですが、改めてそこのお考えをお示しいただきたい。
 
○観光商工課担当課長  観光協会との意思疎通が問題であったという部分も否めません。特に私ども観光商工課の職員同士と観光協会の職員同士、このあたりの意思疎通も少し希薄になっていた部分がございました。このようなことからなかなか、何かあったときにすぐ相談ということができなかったのかなというところが反省であるというふうに思っております。常にコミュニケーションをとりながら事業を進めていくことで、今言われたような部分についても、簡単に何かあったときには御相談ができるという体制というのもまずは必要であるというふうに思っておりますので、このような部分も含めて、私ども市と観光協会が同時に事業を進めていくという気概でやっていきたいというふうに思っているところでございます。
 
○高野 委員長  済みません、もう1点だけ。これは市民的な関心を呼んで、結果として大変な問題になりました。それは、花火大会が中止になったと一度報道がされたことが大きな要因になっております。そして、そのことに関して、先ほど観光厚生常任委員会でも、人件費について、今も若干そこに触れた議論もありましたが、観光協会が今まで担ってきた事務を今の時点では負っていないという関係になっています。そのことから、その部分に係る人件費を算出というのはなかなか、お金に色はつけられないというのか、難しい。人件費ですから生計費でもありますから、難しい議論だと感じたところですが、少なくとも、先ほど竹田委員から、私が情報公開した文書を一部使って御質疑がありましたが、同じ日に花火大会については文書を出されています。
 そこでは、最後に、時間の関係があるので手短に言いますが、「今回の花火大会を成功させるためには、昨年までの大会運営を熟知している貴協会の協力が不可欠であります。改めて特段の御配慮をいただきたくお願い申し上げます」このようにあります。
 したがって、さっき市の体制上の問題も観光厚生常任委員会で少し議論がありましたが、率直なところ、これは市民的な関心があるところですから、最後に質問するのですが、ことしの花火大会の成功のためには、市が今事務局を担っているわけですが、率直なところ観光協会の協力は不可欠なんではないですか。さっき残業の話もありましたが、そこは確認したいのですが、いかがですか。
 
○観光商工課担当課長  観光協会の事務局につきましては、現時点においてもノウハウをいただいているところではございます。観光協会のノウハウがないと花火大会は成功いたしませんと、私どもも思っております。今後は、補助金の決定以降につきましては、もっと積極的に私どもの運営の部分について担っていただきたいというところで、今回ここの部分についても書かせていただいたという状況でございます。
 
○高野 委員長  これで最後になりますが、したがって、4月、5月の花火大会に係る人件費の部分は、簡単に言えば働いていないじゃないかということが、質疑の中でも一つの論点でありました。したがって、もう時は戻りませんが、今後はこれまでやってきた以上に、花火大会の成功に向けて観光協会は全力でやると、この補助金の可否については、この後、議決など行って議会としては判断するわけですが、少なくとも、この間の経過から2カ月やってきていないわけです。これまでと同様以上に全力でやる、そういう姿勢で市として望んでもらいたい。人件費のことは、特に補助が8割弱あるのですから、そのことだけ最後に指摘させていただき、御答弁いただいて、私の質疑は終わります。
 
○観光商工課担当課長  先ほど事務局という話をさせていただいたところでございます。観光協会の事務局はもちろんのこと、実際に理事の方にも既に御参画をいただいて、協賛集め等については、一緒に同行していただいているということで動いていただいているところでございます。
 今後、補助金の部分については、先ほど委員長のお話がございましたとおり、全面的なバックアップをいただけるということで、既に観光協会からはお話をいただいているところでございますので、今言われたとおり、今後の部分については、観光協会と一体になってやっていきたいと思っているところでございます。
 
○高野 委員長  以上で質疑を打ち切ります。
 それでは、委員間討議の実施の有無を含め御協議を願いたいと思います。
 委員間討議はなしということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 なしを確認いたしました。
 御意見はございますか。
 
○飯野 委員  私は観光厚生常任委員会の質疑も聞いていまして、人がやめられているというのは、非常に処遇自体に問題があるのだなということを今回改めて知ることができました。既に間もなく6月ですが、それまでにそこが終わっているから補助金を削るという話もございましたが、結局そこは内部留保のお金を繰越金から削っているわけであって、そういう繰越金というのは、ある程度、処遇改善とかにも関係してくるものですから、それを削るというのは私は賛成できませんので、原案どおりの予算額でいいと考えております。
 また、観光厚生常任委員会の予備審査でもお話がありましたが、今度の観光協会の総会で会長もやめられる、また役員も刷新するという話もございました。また、質問の中にも、今後前向きに市と手を携えてやっていくという話もありましたし、観光厚生常任委員会でも、観光協会のあり方については審議もしたいということもありましたので、そこの部分は観光厚生常任委員会に頑張ってまた審議をしていただくことを期待いたしまして、私は、先ほども申し上げましたが、原案どおりということで問題ないと考えております。
 以上です。
 
○竹田 委員  先ほど、この間6カ月は非常に不誠実だと、これは正直な気持ちなのですが、議会に対する向き合い方に誠意が感じられなかったなということを率直に述べさせていただきました。
 そして、さらにそう思ったのは、実をいいますと、補助金補正予算の早期実現に向けてという資料を読みますと、まず、大人の普通の感覚からすると謝罪から入るものじゃないのかなと私は正直思いました。そうではなくて、早期実現をしてくださいという形での文章を読むと、どこまで観光協会が、これまでを振り返って、きょう述べられたような反省の思いを持たれているのかなということは、非常に心配になりました。
 しかしながら、組織改革をしっかりとしていく、そのきっかけとなった、そういうふうな受けとめをなさっているという言葉もいただけましたので、そしてさらには市としても、観光協会と協力してやっていかなければならない、両輪でやっていきたいのだ、そこまで観光協会に期待を寄せるのであれば、先ほど山田委員もおっしゃっていたように、市としてしっかりと目配りしていくこと、これから観光協会に目を離さないで、この協会が運営できていけるように、コミュニケーションをしっかりとって応援していっていただきたい。そういう思いを込めて、私もこの補正予算については、総務常任委員の1人として賛成していきたいと思っています。
 
○永田 委員  今回の補正予算に関しては、さまざまな問題が一つの問題としてごちゃごちゃになってしまったなというのが正直なところです。先ほど来議論されているように、今回出されている補助金に関しては、8割が運営費補助、人件費に係るものである。そして、事業費補助に関しましても、実行委員会から抜けた花火大会について、そして4月に大きなイベントを終えた鎌倉まつりの金額の妥当性といったところも、先ほどの原局からの説明で了解をしたところであります。
 今回のこの補助金に関しては、うちの会派としても、資料も提出され、そして観光厚生常任委員会、そして総務常任委員会と議論がなされたというところで、賛成をしていきたいと考えていますが、先ほど来あったように、観光協会の体制に対して、またそれに対する市の姿勢についても、今後課題がないというわけではありませんので、しっかりと見ていかなくてはいけないというところは、一言申したいと思います。
 また、それに関しては議会も同じことだとは思っていまして、コミュニケーションというところでは、観光協会だけではなく、市だけではなく、議会もしっかりと三輪でやっていかなくてはいけないと思っていますので、そういったところもしっかりと見つつ、今回の補助金に対しては妥当性があると判断をして、賛成をしたいと思っています。
 
○保坂 副委員長  これまでの審査の中を通しまして、今回の補正予算は人件費が主たるものということですので、賛成したいと考えているわけですが、議会として大きな決断をしたわけです。当初予算から運営費補助金を削除したその大きな理由であったところの議事録が開示されたから、そしてまた期が変わったからということで、すんなりというわけにはなかなか、それだけではない問題も含まれている、今、委員の方からも出ましたが。ですので、総務常任委員会としての附帯意見案の用意があるということを申し上げます。
 
○高野 委員長  ただいま保坂副委員長から、委員会としての附帯意見をというお話がございました。少し整理しますと、今、意見開陳をそれぞれしていただいていますが、その内容は要約した形で委員長報告に盛り込むことになりますが、今のお話は、それとは別で、委員会としての意思として附帯意見をつけたいということで御提案ということでありますが、附帯意見については、委員会ですから全会一致ということで確認したいのですが、そういうことですか。
 
○事務局  全会一致ということで、委員会としての附帯意見を決めていただきたいというふうになっております。
 
○高野 委員長  ということで委員会としての意見になりますので、今、意思表示された委員がいらっしゃいますが、議案の可否によって中身が変わってくることになろうかと思いますので、議案の議決後に、今、保坂副委員長から提案がされましたが、附帯意見の内容も含めて御協議、御確認いただきたいと思うのですが、そのような取り扱いでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、それは議決後ということにさせていただきますので、これより採決に入ります。
 議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)につきまして、採決を行います。原案に御賛成の方の挙手を求めます。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第3号は原案のとおり可決されました。
 それでは、今、総員によって可決されましたが、今御確認いたしましたように、可決した議案第3号につきまして、委員会としての附帯意見という提案がありましたから、そのことをお諮りしたいと思います。
 内容について御提案があればお願いしたいと思います。
 
○保坂 副委員長  書面で用意しておりますので、お諮りいただければと思います。
 
○高野 委員長  保坂副委員長から、書面を用意しているということでありますので、読み上げるよりそれが理解が早いので、お配りさせていただければと思いますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 暫時休憩いたします。
              (18時12分休憩   18時14分再開)
 
○高野 委員長  再開いたします。
 ただ今、保坂副委員長から提案がありました委員会としての附帯意見につきまして、文書を配付をさせていただきました。改めて保坂副委員長から提案していただければと思いますので、お願いします。
 
○保坂 副委員長  読み上げをもって提案させていただきます。
 附帯意見案。本件補正予算は、鎌倉市議会が2月定例会最終日に賛成多数で可決させた平成29年度一般会計当初予算案の修正案において削除した鎌倉市観光協会への運営費等補助金を交付しようとするものである。
 そもそも議会が同補助金を凍結せざるを得なかったのは、協会における事業の企画、実施や運営状況を審査するために必要であるとして要求した理事会議事録等資料の提出に協会が応じなかったことに起因する。資料の提出ができない理由としては、公開を前提とした文書でないこと、法律により公開が制限されている文書であると解釈していることが挙げられたが、実態的な支障について示されることはなかった。
 議会としては、人件費の約8割を初めとして、経営全般において鎌倉市からの補助金、すなわち公費に依拠するところが大きい協会に対しては、自主的な判断により運営状況についての説明責任を積極的に果たす姿勢を求めるものである。また、協会による観光施策の展開と運営全般においては、より広い担い手を巻き込んだオープンな組織運営を目指すべきと考える。
 市との十分な協議がないまま第69回花火大会の実行委員会から退会し、現実行委員会には理事が市民有志として加わっているが、今後は協会の組織を挙げて花火大会の成功に向けた取り組みを進めるよう要望する。
 市においては、公費を拠出している立場から、補助金等を交付している事業が適正かつ効果的に行われているかのチェックにとどまらず、協会の組織運営が適正かつ透明性を保って行われているかについても把握に努めなくてはならない。協会との間で信頼関係に基づく意思疎通の強化を図るよう要望する。
 以上で、少し長くなっているのと、文言もかたい部分がありますが、お諮りいただければと思います。
 
○高野 委員長  以上のような提案がされましたが、全会一致ということでもありますので、このような附帯意見をつけるかどうかも含めて御協議いだたければと思いますが、いかがでしょうか。
 
○飯野 委員  先ほど皆さんが言われた意見と結構重なっているところがあるのかなと思うのですが、その点について、重なっている部分と重なっていない部分の峻別が必要になるのではないかなと思っています。
 
○高野 委員長  飯野委員が前段言われたほうですが、御意見は、当然、個々の委員の御意見として、恐らくいつもの委員会がそうだと思うのですが、要約した形で委員会として報告に盛り込むと思うのですが、附帯意見というと、その中でもというのか、特に委員会として共通として意見に付したいということについてつけるということだというふうに、委員長の立場では理解をしているところでありますが、ほかの委員の意見もつけるかどうも含めて、内容ももちろん含めてですが、全会一致にならないとこれはつけられませんので、率直な御意見をいただきたいと思いますが。
 
○永田 委員  保坂副委員長からも御提案があったように、2月議会で予算の修正案において削除したという結構大きな決断を議会としてもしていますので、今回新しい期において、その部分が補正予算として出されてきて審議をされて、初めて議案として上程されていくといったところの流れでは、附帯意見を付することは私もいいのではないかと思っています。
 1点だけ、委員長もしくは事務局の皆さんにもお伺いをしたいのですが、飯野委員からも御指摘があったように、共通の意見として重なる部分は削除をしてコンパクトなものにしてやったほうがいいのか、委員長も先ほどおっしゃっていましたが、重なってでも、特に言いたい、強調したいというところは附帯意見としてしっかりと残していったほうがいいのか、そのあたりはどうなのでしょうか。
 文案としては私はこれでいいなと思うのですが、飯野委員から御指摘があったように、重なっているところは削除したほうが妥当であれば、そうしたほうがいいと思いますし、重なっても強調したほうがいいとおっしゃるのであれば、このままでもいいのかと思うのですが、そのあたりは、慣例というか、ふだんの附帯意見としてはどうなのでしょうか。
 
○事務局  特段、こういうやり方という決まりというのはございません。例えば委員長報告を皆さんで御確認いただくときに、どういったまとめ方でいくかというのは、その辺は委員の皆様のお考え、やり方で行っていただければよろしいのではないかと考えています。
 
○高野 委員長  ということです。皆さんで御協議いただくのですが、委員長の立場で少し申し上げれば、先ほど意見として出されたものは極力尊重する。仮に結果論として重なっても、それは個々の委員としての意見ですから、それは通常の委員長報告のように、皆さんの御意思は尊重しますが、やられて構わないのではないかなと私自身は委員長の立場では考えておりますが、それがいいかどうかも含めて、皆さんから意見を出していただいてまとめたいと思います。
 
○山田 委員  この後、また総務常任委員会をやらなきゃいけないので、一応委員長報告を見させてもらって、それからでもいいのではないかなという気はするのです。そこで重なるような文言があるのだったら、少し整理してはどうかなというのが私の思ったところです。
 もう一つは、協会による観光施策の展開と運営全般において目指すべきと考える、この一言は踏み込み過ぎてはいないかなという気はしているところです。観光協会のあるべき論は議論はするにしても、こういう広い担い手を巻き込んだオープンな組織運営というところまで今回の意見で附帯するというのは、踏み込み過ぎてはいないかなという気はします。むしろこれは、観光厚生常任委員会にこれから委ねていく部分もあるかもしれないので、ここは御配慮いただけないかなという気はします。
 
○保坂 副委員長  この附帯意見案そのものが、これまでの審査を踏まえて考えたものなので、むしろ委員その他の方から出た意見と重ならないというのでしょうか、それをまとめた形になるほうがいいなというくらいで考えているものなのです。ですから、重なるほうがいいなと実は考えながら、なるべくそれを酌み上げるような形でまとめたいなと思ったものになっております。
 でも、本当にこのままでやりたいというわけではなくて、御意見をいただいて、いかようにもここは要らないというところだったら削ればいいと考えています。今、実際、長過ぎると思っております。
 言いたいところのポイントは、協会は自主的な判断でもっと説明責任を果たすべきであるということ。それから、今これは要らないとおっしゃられましたが、オープンな組織運営を目指すべきである。そして、花火大会は頑張って成功に向けて力を尽くすように要望する。それから、最後のところでは、市はきちんとチェックをするべきである。そして信頼関係に基づく意思疎通の強化を図るべきだ。そういった幾つかのポイントを押さえればいいかなと思っているので、文言についてはわかりやすいように、また、長過ぎるということだったらカットしていただいてよいのではないかと思っているところです。
 
○高野 委員長  暫時休憩します。
              (18時24分休憩   18時45分再開)
 
○高野 委員長  再開いたします。
 ただいまの休憩中に、提案がされました附帯意見案につきまして、その内容について委員の皆さんにざっくばらんな御協議をいただきました。
 附帯意見については、全会一致をもって、今から確認していただきます内容で附帯意見をつけるということで、再度確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、内容について改めて確認をします。
 
○事務局  朗読させていただきます。総務常任委員会附帯意見案でございます。
 本件補正予算は、鎌倉市議会が2月定例会最終日に賛成多数で可決させた平成29年度一般会計当初予算案の修正案において削除した鎌倉市観光協会への運営費等補助金を交付しようとするものである。
 議会としては、人件費の約8割を初めとして、経営全般において鎌倉市からの補助金、すなわち公費に依拠するところが大きい協会に対しては、自主的な判断により運営状況についての説明責任を積極的に果たす姿勢を求めるものである。
 また、第69回花火大会の実行委員会から退会し、現実行委員会には理事が市民有志として加わっているが、今後は協会の組織を挙げて花火大会の成功に向けた取り組みを進めるよう要望する。
 市においては、公費を拠出している立場から、補助金等を交付している事業が適正かつ効果的に行われているかのチェックにとどまらず、協会の組織運営が適正かつ透明性を保って行われているかについても把握に努めなくてはならない。協会との間で信頼関係に基づく意思疎通の強化を図るよう要望する。
 以上です。御確認お願いいたします。
 
○高野 委員長  委員の皆さまの協議によりまして、以上のような内容で総務常任委員会として附帯意見を付するということで確認をさせていただきます。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、今の内容も含めまして、この後に委員長報告の作成並びに読み合わせの確認を行いますので、インターネット中継は終了ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、委員長報告の作成のため、暫時休憩します。
              (18時47分休憩   20時30分再開)
 再開後、委員長報告の確認を行うため、「議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)」を日程に追加し、委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成29年5月31日

             総務常任委員長

                 委 員