平成29年 5月臨時会[5/31]
第1号 5月31日
○議事日程  
平成29年 5月臨時会(5/31)

          鎌倉市議会5月臨時会会議録(1)
                                   平成29年5月31日(水曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  くりはらえりこ 議員
 3番  竹 田 ゆかり 議員
 4番  山 田 直 人 議員
 5番  志 田 一 宏 議員
 6番  長 嶋 竜 弘 議員
 7番  武 野 裕 子 議員
 8番  西 岡 幸 子 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  飯 野 眞 毅 議員
 11番  河 村 琢 磨 議員
 12番  池 田   実 議員
 13番  森   功 一 議員
 14番  安 立 奈 穂 議員
 15番  高 野 洋 一 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  永 田 磨梨奈 議員
 18番  高 橋 浩 司 議員
 19番  久 坂 くにえ 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  前 川 綾 子 議員
 22番  伊 藤 倫 邦 議員
 23番  保 坂 令 子 議員
 24番  吉 岡 和 江 議員
 25番  大 石 和 久 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          木 村 雅 行
 次長補佐        藤 田 聡一郎
 次長補佐        笛 田 貴 良
 書記          齋 藤 真 導
 書記          片 桐 雅 美
 書記          菊 地   淳
 書記          鈴 木 麻裕子
 書記          斉 藤   誠
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 7 番  松 永 健 一  総務部長
 番外 15 番  樋 田 浩 一  都市整備部長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会5月臨時会議事日程(1)

                              平成29年5月31日  午前9時30分開議

 1 諸般の報告
 2 会期について
 3 議案第3号 平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)        市 長 提 出
 4 報告第6号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の  同     上
         額の決定に係る専決処分の報告について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 1 諸般の報告
 2 会期について
 3 議案第3号 平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)        市 長 提 出
 〇 議案第3号 平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)        総務常任委員長
                                      報     告
 4 報告第6号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の  市 長 提 出
         額の決定に係る専決処分の報告について
     ───────────────────────────────────────
              鎌倉市議会5月臨時会諸般の報告 (1)

                    平成29年5月31日

1 5 月 31 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
  報 告 第 6 号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処
          分の報告について
  議 案 第 3 号 平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)
2 5 月 24 日 東京都において、全国市議会議長会第93回定期総会が開催され、山田議長及び三留局
          長が出席した。なお、定期総会の席上において、松中議員が議員在職40年、岡田前議
          員が議員在職20年で特別表彰を受けた。
3 監査委員から、次の監査結果報告書の送付を受けた。
  5 月 25 日 平成28年度平成29年2月分例月現金出納検査結果報告書
     ───────────────────────────────────────
                   (出席議員  26名)
                   (9時30分  開議)
 
○議長(山田直人議員)  定足数に達しましたので、議会は成立いたしました。
 これより平成29年5月鎌倉市議会臨時会を開会いたします。
 本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。5番 志田一宏議員、6番 長嶋竜弘議員、7番 武野裕子議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 内容は配付いたしましたとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第2「会期について」を議題といたします。
 お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日の1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、会期は1日間と決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第3「議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)の提案理由の説明をいたします。
 今回の補正は、観光協会支援事業費を計上いたしました。そして、財源といたしまして、繰入金を計上いたしました。
 詳細につきましては、担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
 
○松永健一 総務部長  議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)について、その内容を説明いたします。議案集その1の5ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ4668万4000円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも598億9670万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりでございます。
 まず、歳出ですが、第40款観光費は4668万4000円の増額で、鎌倉市観光協会運営費等補助金の追加をしようとするものです。
 次に、歳入について申し上げます。第75款繰入金は4668万4000円の増額で、財政調整基金繰入金の追加をしようとするものです。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (9時33分  休憩)
                   (16時20分  再開)
 
○議長(山田直人議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。議事の都合により、この際、会議時間を延長いたします。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (16時21分  休憩)
                   (20時55分  再開)
 
○議長(山田直人議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ここで御報告申し上げます。先ほど総務常任委員長から、議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算について、委員会の審査を終了したので、本会議に報告したい旨の届け出がありました。
 お諮りいたします。この際、議案第3号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  「議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(高野洋一議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第3号は、本日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも4668万4000円を追加するもので、これにより補正後の総額は598億9670万円となります。
 補正の内容は、まず歳出において、第40款観光費の鎌倉市観光協会運営費等補助金の追加をしようとするもので、一方、歳入において、繰入金の追加をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして、観光厚生常任委員会の送付意見を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、同協会における職員の処遇自体には問題はあったものの、今後行われる総会で体制を刷新し、前向きに市と手を携えるということを確認でき、原案のとおりで問題ない。また、一部の委員からは、同協会が組織改革を行うきっかけとなったと受けとめていることを確認できたことから、市としても同協会から目を離さずにコミュニケーションをとるべきである。さらに、一部の委員からは、運営費及び事業費の金額の妥当性については原局の説明から了解したところであるが、現在の同協会の体制や、これに対する本市の姿勢については課題がないとは言えないことから、同協会に対しては本市のみならず議会としてもしっかりと監視していくべきとの意見がそれぞれ出され、採決の結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 なお、以下申し上げます点については、特に意見を付することになったのであります。
 本件補正予算は、鎌倉市議会が2月定例会最終日に賛成多数で可決させた平成29年度一般会計当初予算案の修正案において削除した鎌倉市観光協会への運営費等補助金を交付しようとするものである。議会としては、人件費の約8割を初めとして、経営全般において鎌倉市からの補助金、すなわち公費に依拠するところが大きい協会に対しては、自主的な判断により、運営状況についての説明責任を積極的に果たす姿勢を求めるものである。
 また、第69回花火大会の実行委員会から退会し、現実行委員会には理事が市民有志として加わっているが、今後は協会の組織を挙げて花火大会の成功に向けた取り組みを進めるよう要望する。
 市においては、公費を拠出している立場から、補助金等を交付している事業が適正かつ効果的に行われているかのチェックにとどまらず、協会の組織運営が適正かつ透明性を保って行われているかについても把握に努めなくてはならない。協会との間で信頼関係に基づく意思疎通の強化を図るよう要望する。
 以上を意見として付するものであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
 
○17番(永田磨梨奈議員)  ただいま議題となりました議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算に対し、鎌倉夢プロジェクトの会を代表し、賛成の立場から討論に参加いたします。
 本件は、鎌倉市観光協会の運営をめぐり、理事会の議事録を議会審査資料として要求したところ、予算審査に間に合うように提出がされなかったことから、観光協会の事務局運営費を一時凍結したことを受け、観光協会の理事会を開催し、5月19日に全ての理事会議事録の提出を受け、本日の審議となったのであります。
 参考人として出席いただいた観光協会職員により、理事会議事録が提出に至った経過と、どのような協議を経て提出されたのかを伺ったところ、ことしの4月25日に観光協会の理事会を開き、どの部分の議事録が必要なのか教えてもらえれば提出したい旨の決議がなされ、鎌倉市に報告されましたが、予算特別委員会の時点と変わっていないこともあり、再度5月16日に全ての議事録を提出してもらいたいと市から要求されたのを受け、再度理事会を開き、5月19日に全ての議事録を提出するに至ったとのことでありました。資料提出に時間がかかった部分はありますが、全ての資料が提出されたことを了としました。
 労働問題に関しても、現在当事者間では問題がないことが確認できました。また、6月の観光協会総会では、会長を初め観光協会の役員体制が一新されることも確認することができました。今後は観光協会としても襟を正してやっていきたいとお話があり、注視していきたいと考えております。
 予算面では、花火大会の事業費について、観光協会の運営費とは別事業として2月の予算特別委員会において可決しているので、本来であれば別の問題とすべきです。しかしながら、観光協会の運営補助金がカットされたことにより責任ある運営ができないと、観光協会は実行委員会を抜けてしまいました。こうした状況を聞いた市民の方々の市民感情としては、花火大会を運営しない分、補助金も減額すべきと思われている方が多いことに関しては、補助金がカットされ、人件費、運営費としての固定費が賄えないことにより、観光協会自体の運営が6月でショートしてしまい、7月の花火大会開催時点での存続自体に責任がとれないため、花火大会実行委員会を抜けられたとのことであり、あくまで補正予算額は通年の固定費であり、花火大会実行委員会を抜けた分減額できる性質でないものということが、説明を受けましたので、了としました。
 そのほかに、質疑の中では、補正予算のおよそ8割が運営費の人件費であること、また、事業費の金額が妥当であることが確認でき、要求していた資料も提出され、観光厚生常任委員会、総務常任委員会において丁寧な審議が行われたことを了として、今回の補正予算に関しては妥当、賛成とすることといたします。
 今後は、観光協会と行政だけではなく、議会も一緒にコミュニケーションをとりながら、三者でやっていく立場からしっかりと注視してまいることを申し上げ、討論を終わります。
 
○20番(中村聡一郎議員)  ただいま議題となりました議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、鎌倉のヴィジョンを考える会を代表して、賛成の立場から討論に参加いたします。
 我が会派は、平成29年度一般会計予算等審査特別委員会におきまして、鎌倉市観光協会の補助金を削減する修正案には、委員会では退席、本会議では退席及び反対の表決態度をとらせていただきました。これは、要求した資料が提出されなかったことは遺憾に思ったものの、市民や観光客の視点に立ち、もう少し慎重な議論を踏まえた上で判断すべきと考えた結果であります。
 その後、観光協会が花火大会の実行委員会から脱退する旨の報道があり、市民はもとより、全国的にも話題となるなど、鎌倉市の観光行政に対して注目が集まりました。鎌倉市には第3期鎌倉市観光基本計画があり、今後の観光行政について理念や目標などが掲げられております。そこには花火大会の位置づけなども明示されており、財源の確保と発展的な運営に取り組むことなどが記載されていますが、今回の状況を含めて、観光協会との役割分担等をどのようにしていくのがよいのかという課題が見えてきたのではないかと思います。
 このような課題に取り組むために、今後は観光協会を初め各関係団体等との意思疎通や情報交換を活発に行い、鎌倉市の観光行政がより充実するよう要望させていただき、賛成討論を終わります。
 
○25番(大石和久議員)  私は、公明党鎌倉市議会議員団を代表し、議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場から討論に参加いたします。
 この議案は、平成29年度予算等審査特別委員会の審議の中で観光案内所職員の雇用上の問題が提起され、観光協会に就業規則と理事会の議事録の提出を求めたところ、公益社団法人として公開を前提としていないなどの理由で提出されず、予算特別委員会の中で、約4,668万円の運営補助金の妥当性が審議できないとの判断で、観光協会運営費補助金を削除する形で平成29年度一般会計予算修正案が可決されるという経過がありました。
 その後、議会で運営費補助金が認められなかったため、観光協会は花火大会実行委員会事務局をおり、花火大会を中止するとの新聞報道があり、私たち議員にも複数の市民の方々から、なぜ議会は予算を認めないのか、議会としての責任を問うなどの怒りの声が寄せられました。しかし、これは観光協会に対し再三にわたり要求した資料が提出されず、審議ができないために削除された予算であることを丁寧に説明をいたしますと、怒りの矛先が観光協会に向かう方がほとんどでございました。市民を混乱させた罪は大変大きいと思います。
 観光案内所もリニューアルをされ、カテゴリー3という3カ国語が話せる職員も採用され、2019年ラグビーワールドカップや2020年オリンピック・パラリンピックで増加が予想される外国人観光客への対応など、鎌倉市の取り組みもこれからというやさきにつまずいてしまったことは大変残念です。
 公益社団法人においては総事業費の50%以上を公益目的事業の実施のために使用しなければならないため、鎌倉市観光協会への補助金を削除することは、結果として収益事業の縮小につながり、公益を還元する使命を逸脱しかねません。よって、補助金の削除は行わず、より高い公益性を目指す鎌倉市観光協会としての再出発を願うものであります。中山観光協会専務理事からも、資料提出までの経過説明とともに、今後の理事会構成、発信力の改革、会長の勇退も含む人事の刷新などのお話がございました。
 行政と観光協会は両輪だというなら、この補正予算を認めることにより、課題を整理し、密な連携をとりながら、花火大会の成功と、訪れてよかった、また来たいと言っていただける鎌倉の観光行政を構築していくことを期待いたしまして、討論を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第3号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第3号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第4「報告第6号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」を議題といたします。
 理事者から報告を願います。
 
○樋田浩一 都市整備部長  報告第6号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定により報告いたします。議案集その2、5ページをお開きください。
 本件は、平成29年3月8日に、鎌倉市岩瀬872番地30先路上を走行中の車両が道路側溝の不安定なグレーチングぶたの上に乗り、グレーチングぶたがはね上がり自動車を損傷したもので、この事故について、相手方に損害賠償をしたものです。相手方は、議案集に記載のとおりです。
 事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を道路管理瑕疵と認め、市が修理費等として16万513円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
 なお、処分の日は平成29年5月10日です。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  ただいまの報告に対し、御質疑または御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 以上で報告を終わります。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 平成29年5月鎌倉市議会臨時会はこれをもって閉会いたします。
                   (21時12分  閉会)

平成29年5月31日(水曜日)

                          鎌倉市議会議長   山 田 直 人

                          会議録署名議員   志 田 一 宏

                          同         長 嶋 竜 弘

                          同         武 野 裕 子