○議事日程
平成29年度一般会計予算等審査特別委員会
平成29年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会会議録
〇日時
平成29年3月8日(水) 9時30分開会 17時48分閉会(会議時間 6時間21分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
上畠委員長、中村副委員長、日向、久坂、前川、三宅、渡邊、納所、高橋、赤松の各委員
〇理事者側出席者
比留間経営企画部長、大隅経営企画部次長兼経営企画課担当課長、桝渕文化財部長兼歴史まちづくり推進担当担当部長、高木(明)歴史まちづくり推進担当担当次長兼文化財部次長、不破歴史まちづくり推進担当担当課長兼文化財課担当課長、西山文化財課担当課長兼歴史まちづくり推進担当担当課長、松永総務部長、服部(計)総務部次長兼財政課長、進藤こどもみらい部長、小柳出こどもみらい部次長兼こどもみらい課担当課長、平井こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども相談課長、廣川(正)こどもみらい課担当課長、栗原保育課長、瀬谷青少年課長、田中(香)発達支援室長、佐藤(尚)教育部長、齋藤(和)教育部次長兼教育総務課担当課長、八神教育部次長、朴澤教育総務課担当課長兼生涯学習センター所長、濱本学校施設課長、小日山学務課担当課長、池田学務課担当課長、杉並教育指導課長、市川教育センター所長、菊池中央図書館長、内藤鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長、片桐担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第128号鎌倉歴史文化交流館条例の制定について
2 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算
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○上畠 委員長 これより平成29年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。三宅真里委員にお願いいたします。
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○上畠 委員長 審査に入る前に委員の皆様に申し上げます。各委員におかれては、審査を能率的に進めるため、質疑と意見を区分してくださいますよう、よろしくお願いいたします。また、審査時間が限られていることから、質疑については端的に行うようお願いいたします。
原局に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いいたします。なお、説明は座ったままで結構です。また、質疑及び答弁において年度の指定を明確にするため、「本年度」「来年度」という言い方でなく、「平成28年度」「平成29年度」というように年度を指定して質疑及び答弁をするように御配慮お願いいたします。
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○上畠 委員長 それでは、まず、「議案第128号鎌倉歴史文化交流館条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 議案第128号鎌倉歴史文化交流館条例の制定について、説明いたします。
議案集その2、42ページをごらんください。鎌倉の歴史及び文化に関する展示並びに教育及び普及の事業の実施により、鎌倉の歴史的遺産及び文化的遺産に対する市民等の理解を深めるとともに、交流の場の提供により市民の交流を促進することを目的として、鎌倉歴史文化交流館の設置及び管理について必要な事項を定めるため、本条例を制定しようとするものです。
第1条は施設の趣旨と設置について定めています。第2条は施設の名称と位置について定めています。第3条は交流館の事業内容について定めています。第4条は館長その他必要な職員を置くことを定めています。なお、館長は非常勤特別職職員を予定しています。第5条は休館日について定めています。休館日は日曜日、祝日等を休館とします。第6条は開館時間について定めています。開館時間は午前10時から午後4時までとします。なお、開館日の拡大や時間延長等については、開館後の状況を見ながら課題等を整理し、地域住民の方々の御理解をいただく中で検討してまいります。第7条及び第8条は、施設の利用に関する承認、不承認及び取り消しについて定めています。第9条から第11条までは、観覧料等の支払い、減免及び返還について定めています。閲覧料については、一般300円、小・中学生100円とします。交流室の利用料金については1回につき2,000円とします。なお、減免措置については別途規則で定める予定です。第12条は保管または展示している資料の特別利用について定めています。第13条は損害賠償に関して定めています。第14条はこの条例の施行に関し必要な事項を規則で定める旨を規定しています。なお、施行期日は公布の日から起算して6月以内の規則で定める日とします。
以上で説明を終わります。
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○上畠 委員長 これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○高橋 委員 二、三お伺いをしておきたいと思います。長いことかかってやっとオープンにこぎつけたということでありまして、期待するところが大きいんですけれども、地元の児童・生徒の勉強のためという施設でもありますし、鎌倉市の多くの住民の皆さんの勉強のための施設でもあるんですけれども、一方で、鎌倉を来訪者の方たちに知っていただくための施設でもあるのかなと。そのときに、お休みの日がお休みというのが、大体ふだんの日は皆さん仕事をしておりますから、お休みの日に鎌倉に来ていただくわけですね。ただ、立地が住宅街にあるということで苦肉の策なのかと思いますけれども、これを例えば、条例ですから、私たちは修正権がありまして、お休みの日を変えることができるんですね。日曜日は開館しますよとした場合でも、行政としては日曜日はお休みすると。どうでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 条例制定の部分でございますので、条例でそう定まれば、その旨地域住民の方々に当然私どもで説明させていただいて、そちらで開館せざるを得ないというのは言い方は変ですけれども、そういったところで進めていくのかなと考えております。
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○高橋 委員 多分どなたが聞いてもこう地域の皆様方、例えば開館の時間を短くするとか、そういうことはいたし方ない対応かと思うんですけれども、お休みの日はお休みというのは余りにも極端過ぎるのではないかなと。そこのところは今確認しましたので、また協議が必要かなとは思います。
ついでに聞いておきたいんですけれども、いただいた土地もしくは購入した土地全てを活用しているわけじゃなくて、半分ぐらいですかね。残りの半分についてというのは、どんな計画になっているんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 現在、全体で約1万5,000平米あるうち約1万平米弱の部分について、今回、交流館として利用している部分でございます。残りのこちらの南側のといいますか道路側の部分につきましての土地については、この館に行くための導入路として半分整備しているところ、今まさに工事している最中で、3月末には完了する予定でおります。その導入路とあわせて、その横にある、今、更地になっているところ、その部分については、もともと博物館構想、(仮称)鎌倉博物館ということで、その用地として取得した、寄附をいただいている部分でございますので、今後この交流館も含めて、(仮称)鎌倉博物館、そういった構想を考えていく中でどういった部分で、その活用、利用を検討してまいりたいと考えています。
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○納所 委員 まず、館長は非常勤の特別職を置かれるということでございますけれども、例えばどういう立場の人を想定なさっているんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 館長につきましては、国宝館も今、非常勤嘱託員でそういった学識経験のある方を選任しております。同じように、今のところ博物館学、そういった分野での専門の方とか歴史についての専門の方、そういった方、幾人か今ピックアップと言っては失礼ですけれども、そういった中から、国宝館と同じような考えで、学術的な専門の方にお願いしたいと考えています。
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○納所 委員 そうなると、例えば展示プログラムであるとか教育プログラム等を検討してそれぞれの展示スケジュールなんかを組み立てることになると思うんですけれども、配置する職員の中に、例えば学芸員であるとかそういった立場の人は考えていらっしゃるんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 現在も学芸員の専門職1名、私どもに配属されておりまして、その学芸員が中心になって、開館後のプログラムですとか、今まさに展示制作作業を進めているところでございますけれども、そういった部分についてもその学芸員を中心に、また国宝館ですとか文化財課、あとは外の歴史の専門の先生とか、そういった方に御相談しながら現在進めているところでございます。4月以降も学芸員は配置される予定であります。
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○納所 委員 そうしますと、その施設の中に例えば学芸員等が研究するスペース、そういった知識を蓄積するようなスペースというのはあるんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 ごらんになっていただいたと思いますけれども、館の地下の部分に、プールがあった部分でございます。そちらのところが基本的には事務室と考えておりまして、そのスペースとあと階段を上がった2階、そういった場所でなかなか専門の研究機能までは持てないんですけれども、その館に持っている物についての研究をやっていきたいと考えています。
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○納所 委員 開館当初の例えば今お考えになっているプログラム、展示に対してのどのようなプログラムを今用意していらっしゃるのか、もしこの時点でお聞きできるんだったら伺いたいと思います。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 今検討しているところでございますけれども、いろいろなワークショップ、これは一般の方も対象にしたものとか、あとは子供たちも来てもらいたいと考えていますので、そういった子供たちを対象とした部分、例えば瓦の拓本をとったりとか、ミニ五輪塔の作成とか、あとは、実際に物に触れて体験してもらう学習、同じ焼き物でも青磁とか常滑とかそういったものによって、見た目もそうですけれども、さわって実際に質感とかも違いますので、そういった物も実際にさわっていただく体験を考えております。そういったようなところ。あとは、月例になるか、その辺も回数も今検討中でございますけれども、そういった行政職員、学芸員を中心としたそういった職員によって、施設の案内や月例の講座、そういったものも順次開催してやっていきたいと考えております。
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○納所 委員 例えば子供たち対象のそういった非常に興味深そうなプログラムを今用意してくださっておりますけれども、子供たちが多く触れるには、その休日のあり方というのがネックになってまいりますね。平日は学校があるわけですし。そこで、日曜日並びに休日がお休みであるというのは、もう大きなネックになってくると思います。当然当初からこの開館日程のあり方については議論があったわけでございますけれども、今後の方向性として、この休日を利用しやすいように見直すということは、今現在の中ではある程度のその準備はありますか。心づもりはおありになるんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 今までこの議会の中ででも、本会議、いろんな委員会の中でそういった御指摘、今まであったところでございます。日曜、祝日、開館をしていきたいとは我々思っております。地域住民の方の説明会を今まで14回ほど行ってきてまいりましたけれども、その中で、あそこの閑静な住宅街の環境を守ってもらいたいという方と、また逆に、せっかくオープンするのだから、そういった状況を見ながら日曜、祝日についても開館について検討していったらどうだというような御意見もいただいているところです。その中でまた実際に開館した後の状況も我々見ながら課題を整理して、また皆様方とお話をさせていただきながら、土、日開館についてまた話をさせてもらいたいということはお話しさせていただいておりますので、また今後、実際に開館した後、丁寧な説明、そういったことをお話し合いさせていただきながら進めてまいりたいと考えております。
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○納所 委員 大変閑静な住宅地であるということは事実ですし、その清閑な空間が騒音等で破られてはたまらないというのはもっともだと思いますし、その一方で御理解いただけるというお考えの方もいらっしゃるということなので、これはオープン後も時間をかけるなりさまざま対話等を繰り返して理解を得るような、利用者としては日曜、祝日、休日というのはこの交流館を訪れる絶好の機会であるということを重視した取り組みが必要になってくると思います。
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○三宅 委員 今、お休みの開館についていろんなお話が出ているんですけれど、この休館日のところの第5条ですが、教育委員会は必要があると認めるときは休館日に臨時に開館し、とうたわれているんですけれど、これは必要があると認めるというのはどういうときを想定して書かれているものなんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 不特定多数の一般開放ということではなくて、例えば行政視察等で、どうしても日曜日、祝日、そういった日の日程が組まれていて、どうしてもその日でなければ来られないとか、あとは来賓といった方々が来られたときに対応したいとは考えているところでございます。
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○三宅 委員 外からの方のために日曜開けるということよりも、市民の皆さん、そして子供たちですよね。平日、子供たちは教育の一環として訪れて、それで今度はお父さんやお母さん、御家族と一緒に行きたいというときはお休みの日ですよね。ですから、そういったことも考えれば、視点をどこに置くかということなんだと思うんですよ。なので、今、皆さんおっしゃっているとおり、休日の開館ということは前向きに検討していただいたほうがいいと思いました。
それからもう一つ、開館時間も、これも教育委員会が必要があると認めるときは開館時間を臨時に変更することができるとなっているんですが、日曜日はだめだといって、開館時間もこの10時から午後4時となっているんですけれど、普通の人たちはそう決められているのに、日曜日に人が出入りしていたり開館時間外で人が出入りしていたら、どうしてだろうと疑問に思いますよね。だから決められたものは決められて、余り例外的なものはつくらないのが本来はいいのではないかなと。誤解を招くようなことになると思うんですが、そのあたりはどうお考えですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 実際にもうこれで条例で全て決めてしまいますと、もうそれ以外一切できなくなってしまいますので、特別な理由というのは今なかなか想定できないんですけれども、そういったときに対応できるように、この時間を定めているところではございます。今、委員からも御指摘ありました、休館日、それと利用時間、こちらはなるべく我々も、特にお子さんたちにも来て学んでもらいたいということを考えていますので、今いろいろ御指摘ございましたけれども、そういった時間の延長、開館日の拡大、拡充について我々も今後広げていきたい、広げていくように十分取り組んでまいりたいと考えております。
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○三宅 委員 時間は当面はこの時間で、住民の皆さんと話し合われて決められたのかと思うので、今後の検討ということでよろしいのではないかと思いますけれども、開館日については少し見直しが必要かと思います。
それからもう一つは、交流室の利用は、これも教育委員会の承認を得るということで、こういう場合はだめだよといろいろ書いてあるんですけれど、交流室もこれは許可が必要であるということなのですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 一応申し込み制で考えております。手続を踏んで申請があって、それに対してどうぞ御利用をという形をする。ほかの学習センターとかほかの館もそのようになっていると思いますが、それと同じ考えでございます。
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○三宅 委員 使う時間が競合したり、そういう場合も、ほかの館と同じような扱いになることですね。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 そうです。
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○渡邊 委員 この料金の区分のところなんですが、通常、高齢者割引とか、それから障害者割引とかがありまして、随分大ざっぱだと思うんですが、教育的な観点からすると、高校生とか大学生とか、あるいは外国人のカテゴリーを追加したほうがいいと思うんですが、その辺は、これはどうやってこの一般と小学生及び中学生と決めたんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 市のほかの館、特に国宝館等、それと同じ料金体系にしております。減免については第10条で観覧料等の全部または一部を免除することができるということで、これは国宝館その他の館と同じように、市内在住、通学の小・中学生とか65歳以上の高齢の方、また身障手帳、療育手帳、精神福祉の手帳等々のその他の減免は他の館と倣って減免措置を行う予定でおります。今、委員御指摘の外国人と高校生、大学生については一般の中に考えております。
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○渡邊 委員 なぜそう考えるかよくわからないんですが、国宝館に合わせる必要もなくて、今回これを機に国宝館も変えると。外国人が非常に多いわけですよね。ですから、この、ほかに倣うとかそういうんじゃなくて、現状に合わせて、時代の流れに合わせて、外国人向けの料金も設定するべきだと思うんですよ。例えば国内で外国人なんていうのはグリーン車とか一般の鉄道運賃も安くなっているわけなんですね。そういうクーポンもあるくらい外国人をすごく優遇しているんですよ、日本政府がね。ですからこの日本人と同じというんじゃなくて、せっかく外国人がたくさん鎌倉市に来ているんだから、その辺、もう柔軟に、決めたというんじゃなくて、御時世に合わせて変えるという柔軟な発想を持っていただきたいと思うんですね。
それともう一つ、旅行会社とのクーポン契約はどうするんですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 まず1点目の外国人の方の柔軟な考え方ということでございます。こちらは、同じ市の施設ということで、国宝館その他のところと、今後そういった考え方、今、御指摘、御提案いただきましたので、それはそういったものについて導入できるかどうか検討してまいりたいと思っております。
2点目の旅行会社とのというお話でございます。こちらは、今のところそういった話を進めていることはございませんので、それについてはいろんな旅行会社だけじゃなくて、ほかの近代美術館とか、市内のそういった近隣の館等もありますので、国宝館もそういった中で一緒に回ると割引ができるみたいな、そういったのも導入していますので、そういった中で一緒にやっていければいいかと思っております。
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○渡邊 委員 市の施設って結構ありますので、それで回遊型のチケット制というのは非常に大切だと思います。
それと、最後の質問ですが、この料金の算定の数字の根拠というのはありますか。それと年間の入館の目標人数。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 第9条の別表の料金の根拠というのは、先ほど申したとおり、他館、国宝館の料金と同じとしたということでございます。
目標人数については、今のところ想定で6万人と考えております。
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○渡邊 委員 想定というのは、鎌倉に来られる方の観光人数に何らかの係数を掛けて6万人なんですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 この開館日等を検討していく中で、重回帰分析、そういった手法を用いて、同等の市内の他館、国宝館とか鏑木清方記念美術館とか、いろいろ館はありますけれども、そういったところを例にとって、そういったところから分析して、あとは年間の開館日、日数、日曜、祝日、閉館、あとは開館時間10時から午後4時というところからおおむね割り出した人数でございます。
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○渡邊 委員 それと告知、学生、小学生、中学生が多いと思うんですが、その辺の教育旅行、修学旅行に対しての全国的に宣伝をするというのはどういう手法を考えているんでしょうか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 まずはホームページ等で周知するのはもちろんです。同時に、狭い館でございますので、同時にたくさんの方たちが来られるとなかなか混雑してうまく見ていただけないということもありますので、できれば事前に申し込みとか予約とかという形もとっていきたいなと考えているところです。積極的に各学校、全国の学校、教育委員会を通してお知らせできればいいかと思っております。
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○渡邊 委員 団体が入ってくると、2クラスでも3クラスでも100人ぐらいになりますから、バッティングすると、もうぐちゃぐちゃになっちゃうということが予想されますので、団体に関しては予約制のほうがいいと思います。当然、時間を区切って、そういうふうにしたらいいと思います。
それと前々からいろんなことを申し上げているんですが、旅行会社の各大手5社ぐらいというのは教育旅行部門を持っていますので、その修学旅行チームにぜひ全国的に情報を流してほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 今、御提案ございましたので、そういったものも含めて進めてまいりたいと考えております。
先ほど私、納所委員の答弁の中で、休館日を土、日と言った部分があると思いますので、訂正させていただきます。日曜、祝日が休館でございます。失礼しました。
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○久坂 委員 このセンターが、鎌倉の教育大綱の中で郷土学習の充実というのが上げられている中で、非常に大きな役割を担うと考えておりまして、まず子供に充実した場を提供していただきたいというのは重々前から言っているので、それについての、もう一度、御決意というか方針をお伺いしたいと思います。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 今、委員お話のとおり、教育大綱の重要施策のうちの一つとして、郷土の教育という部分の場を提供するということになっております。それの一番の具体的な取り組みの一つにもなるのがこの交流館のオープンだと考えております。子供たちが来られたときに、ただ見て回るだけじゃなかなか、まあ年齢にもよると思いますけれども、そういったことではなくて、なるべく見て考えながら参加できるようなワークシート、そういった物もつくって配付して、それを見ながら、持ちながら自分で順番に回っていくと勉強できる、そういったことも考えております。
また、先ほど御紹介させていただきましたけれども、実際の体験学習という部分でいろいろな仕掛けを、今、学芸員を中心に考えているところです。あとは実際に手で触れるといったハンズオン、そういった部分もぜひ導入して、今自分たちが住んでいる、また生まれて育っているこの鎌倉の歴史的な、意義というのは難しいかもしれませんけれども、そういった場所に暮らしているんだよということをわかってもらって、それで大人になったときにこの鎌倉に対する愛着というんですかね、そういったものも高まっていければいいかと思っております。
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○久坂 委員 いろんないいお話を伺った中で、本当にその郷土学習という中で大きな位置づけにございますので、期待をしております。お願いいたします。
それで、私は文化ですとか教育には予算を投じるべきとは思ってはいるんですけれども、一方で、施設につきまして、歳入確保、そういった視点も欠かせない中で、当初立てられた計画の中では、ミュージアムショップ等物販スペースを設置するですとか、会議室の夜間の時間外貸し出しですとか、庭園等を敷地内イベント等に貸し出しするということは当初の計画には盛り込んでいらっしゃったんですけれども、今の周辺の住民の方々のお話ですとか日曜日に開館できないということなどの制約を考えますと、こちらにつきまして若干の影響があるんじゃないかと思ったんですが、こちらにつきまして、当初のとおりやられるのか、お伺いをいたします。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 まずショップの話です。そちらについては、今、例えば絵はがき、あそこのフォスターの建築、そちらの部分の絵はがき等も作成して販売するとか、そういった部分でも考えております。何とか、ショップは導入してまいりたいと。あと交流室の夜間貸し出しについては先ほどの別表2,000円という部分、こちらの中で開放していきたいと考えております。また、あと今、庭園については、騒音とか音の出るものはなかなかできないということもありますので、庭園は当初からその貸し出しとかと、そういう意味では考えておりませんけれども、庭園は外に出てごらんいただく部分、開館時間中にごらんいただくと、そういったことでの利用は考えているところでございます。
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○久坂 委員 そうしますと、最初から考えていた年間の歳入見込みが大体確保できるだろうというお考えでよろしいんですね。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 今お話しさせていただいた中で、歳入予算の関係を、今回上程させていただいたところでございます。
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○久坂 委員 いずれにしましても、冒頭お伺いしましたとおり、教育につきまして本当に重要な施設と思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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○赤松 委員 もう既に同僚議員からいろいろ質問が出て、それぞれの質問、私も同じような思いでおります。同じことを繰り返してもあれなので、それはもう全部省きますけれども、いずれにしても、歴史を標榜する都市としてこういう施設がこれまでなかったこと自体がおかしなことで、ようやくこういう形で開館になったことは本当にうれしく思っております。それだけに、この施設が本当に市民の皆さんにとって大きな意義のある施設としてその力を発揮できるように、引き続き努力してもらいたい。その中心はこの開館時間の問題、大きな問題だと思っています。引き続きのこれは努力をお願いしたいと思っております。
それで、私は小・中学生、希望者全員に無料でオープン前に見てもらいたいという気持ちが非常に強いんですけどね。これもなかなか地域との関係などから難しいんだろうと思うので、それは要求しませんけど、せめて、私、お願いしたいのは、夏休み、子ども議会をずっとやっていますね。世界遺産の登録が残念な結果になるまでは、子ども議会でこの問題を随分子供たちは取り上げて、世界遺産の登録に向かって、作文に書かれていました。それから、世界遺産に寄せる思いをというテーマだったと思うんですけど、作文を寄せていただいた子供さんもたくさんいて、我々は冊子でもらっているんですよね。せめてこの子供たちには、希望する子供たちにはぜひ、招待といったらおかしいかもしれないけど、見てもらうと。丁寧に説明して、みんなからいろいろ提案されたりしたことがこういう形で実を結びましたよというような、そういう場はぜひ僕は持ってもらいたいと思うんですけど、その点、いかがですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 今御提案ありました子ども議会、あと作文コンクール、子ども議会は教育委員会で、作文コンクールは青少年課が所管でやっているものと認識しております。その所管課と今後調整させていただいて、そういったお時間をとれればぜひ来ていただいて見ていただいて、御案内したいと考えております。
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○赤松 委員 ぜひやってくださいよ。その子供たちに案内をして、ぜひ来たいという子供たちは全員無料で、丁寧に説明する場をぜひ持ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
それから教育委員会の事務分掌、市長部局は事務分掌条例というので議会に出るから事細かくわかるんですけど、教育委員会は規則になっているものですから、議会にかかってこないんだよね。だから、今提案されたら、設置条例ですから、これはこれでわかるんですけど、もう一歩踏み込んだ中身というのは出てこないわけですよ。今、事務局に改めて見ようと思ってとってきてもらった、例規集を見ると、教育委員会の事務分掌規則、これは規則だからもちろん議会には出ない。教育委員会の定例会で議決してこれが決まるんだろうと思うんですけど、大体この設置条例をつくったときには、大体同時にこれにかかわる新たな規則を制定するとか、教育委員会だったらその事務分掌規則の中のこれにかかわる部分が追加されるんだろうと思うんですよ。
例えば教育部の教育総務課だとか学校施設課だとか学務課とかって、そういうのとあわせて教育機関というのを、第3章で設けているんですね。教育機関の中には教育センターとか中央図書館、地域図書館、生涯学習センター、国宝館とあるわけですよ。当然歴史文化交流館という規定がここに新たに加わってくるはずですね。これはもう既に用意はできているんですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 教育委員会、教育総務課と今調整しているところで、今後、教育委員会の定例会で諮っていく予定でございます。
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○赤松 委員 本当は資料要求すればよかったんだけど、私もそこまで頭が回っていなかったので、でもまだできていないという状況のようですから、ここで出してくれというわけにもいかないので、それはそれとして。
それぞれ教育機関は、まずその教育機関、例えば中央図書館だったら中央図書館の最初の条立ての中で、中央図書館というのはどこに属するというのがあるんですよ。中央図書館は教育部に属する。地域図書館は中央図書館に属するとか。それから国宝館、これは文化財部に属する。こうなっているんですよね。歴史文化交流館は文化財部に属するということになるんだと思いますけど、それでいいですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 文化財部の中に設置されると今準備を進めているところでございます。
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○赤松 委員 それともう一つ、今、文化財部の仕事のうち、特命の歴史まちづくり推進担当に補助執行をお願いしていますよね。それとの関係で、この条例を提案したときに、たしか次長は歴史まちづくり推進部担当次長、文化財部次長ともいったかな。何か歴史まちづくり推進担当次長というのが私の頭の中に残っちゃっているんだけど、規則の中で文化財部に属するとなって、実際この仕事はどこが担うんですか。教育委員会の文化財部がやるのか、それとも特命の歴史まちづくり推進担当が担うのか、そこをはっきりさせてもらいたい。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 私、歴史まちづくり推進担当担当次長と、文化財部次長を兼ねております。
今お話のどこが担うのかというところでございます。こちらも今、委員からお話あったとおり、文化財の事務の中の一部分について、歴史まちづくり推進担当が補助執行で事務をさせていただいております。その中にこの歴史文化交流館の事務も、平成28年度もそうですけれども、その開設に向けて準備を進めているところで、平成29年度も引き続き補助執行の中でやっていきたいと考えております。
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○赤松 委員 そうすると、補助執行という形で特命の歴史まちづくり推進担当に事務を補助執行させると、お願いすると。こういうことになりますと、実質的に教育委員会は実際に担って仕事をやるということではなくなってしまうという理解でいいですか。権限はそれは残るわね。条例にも、教育委員会の承認を得て、とかともなっているから。そういうことなんだけど、実際の仕事は市長部局に移るということですね。この館の管理運営は。そういうことになりますね。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 その事務をとり行うのは我々歴史まちづくり推進担当の職員で、補助執行という形でやらせていただいております。ただ、その決定する権限というのは、今、委員からもお話ありましたけれども、そもそも教育委員会の事務でございますので、教育委員会に権限は残ったまま、そういった決定については教育委員会に当然お諮りして決定されていくと、そのように考えております。
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○比留間 経営企画部長 委任と補助執行の違いをもう既に御承知だと思いますけれども、私から御説明させていただきます。委任というのは一定の事務の処理を他の機関または他の者に依頼し、受注者は相当の範囲内で自己の裁量によって事務の処理をする権限を与えられるというものが委任になります。これに対しまして、補助執行は委任とは異なりまして、内部的に執行機関の権限を補助し執行させることを言いまして、執行機関の名で執行され、補助執行者の名は表示されません。このように事務処理権限が与えられるのが委任でございまして、内部的に執行機関の補助をし、権限までは与えられないのが補助執行、今回の事務については補助執行ですので、こういった取り扱いになるかと思います。
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○赤松 委員 補助執行、いろいろな部署で補助執行、市長部局の中同士だってあるし、体育館などスポーツ施設も、あれは市民活動部か、補助執行していますよね。これはちゃんと条例できちんと規定してやっているわけだけれども、歴史まちづくり推進担当というのは、市の推進担当、これは特命ですね。条例できちんと位置づけられていない、組織に位置づけられていない組織に補助執行させるということは、これはできるんですか。例えば市民活動部に体育館の施設の管理運営について補助執行、あれは委任ですけれども、その仕事を受ける側の組織というのは、きちんと条例に位置づけられている組織でなければ当然ならないわけだよね。補助執行だって私は同じだと思うんですよ。条例に位置づけられていない組織に補助執行することが可能なのかという問題なんですよ。
この質問を私あえてするのは、さきの議会で提案が予定されていた例の歴史文化観光部、市長は議案を撤回しましたけど、その問題にも深いところで私はかかわる問題だと思っているんですよ。なぜ今鎌倉で、実際に仕事をする人たちは同じなんですよ。文化財部の中の関係の皆さんが実際仕事はやるんです。ただ、市長部局に歴史まちづくり推進担当という形で特命で置かれているわけだけど、だけどその仕事というのは市長の側なんですよ。市長部局なんですよ。だからそこはきちんと私はしたいと思っているんです。
今、鎌倉でこういう形で新たな世界遺産についても再挑戦している。この大体、歴史まちづくり推進担当というのは、前身は世界遺産を目指す特命の推進担当だったわけでしょう。それにさらにもう一つか二つ補助執行の仕事がふえたのかな、忘れましたけど、世界遺産だけじゃなくて、このいわゆる歴史文化交流館、これを担うということで歴史まちづくり推進担当と名称を変えたわけですよね。平成25年だったか26年ですよ、これ。そういう経過があります。
建物は、皆さんの努力で立ち上がったんですよ。それでもうオープンするための条例が今提案されたんですよ。だったらこの仕事はここで終わったんじゃないですかと。補助執行を受けてやってきた歴史まちづくり推進担当のこの交流館の仕事というのは、そこで仕事を終えたんじゃないんですか。でき上がったら、教育委員会のもとできちんと責任を持って教育施設としてやっていくという、私はそうあるべきだと思うんですけど、その点、どう考えますか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 この平成29年当初においても、今はまだ開館準備に向けた準備作業が続いております。開館は御案内のとおり5月を、今、開館を目指して準備を進めているところでございます。引き続き、今、我々歴史まちづくり推進担当がこの開館に向けた準備を進めていくこと、また、開館した後、先ほども話に出ましたけれども、博物館構想もございます。そういった中で、この交流館も含めたあそこの扇ガ谷の土地一帯の方向というんですか、そういったものも引き続き検討してまいる中で、引き続きこの特命の我々歴史まちづくり推進担当が担っていくと、今そういった整理で行っているところでございます。
先ほどの特命のお話ですけど、確かに条例に基づいていない職として、担当の部長、担当の次長、担当の課長ということで、職として設置されている部分でございますので、それはそれで当然責任を持って事務、補助執行を取り扱っていく、教育委員会の任命のもと事務を行っていくということで進めてまいりたいと考えております。
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○赤松 委員 特命の職というのは、これは当分の間ということなんですよね。その所掌、その仕事が終わるまでということですよ。だから平成26年だったか、4月1日、これ施行されているんだけど、そのときのこの設置のあれに当分の間となっているんですよね、設置期間は。この交流館は永久の施設ですよ。当分の間オープンするんじゃないですよ。これは永久の施設なんですよ。それの管理運営なんですよ。それを当分の間という期限つきの条例に位置づかない職に補助執行するということ、これはどうなんですか。問題ないんですか、こういうことというのは。ほかにありますか。これは総務部でも経営企画部でもいいんだけど、そこらはどうですか、組織的に。
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○比留間 経営企画部長 御指摘のとおり、設置期間は当面の間ということで特命を設置しております。それで、特命担当自体は一つのミッションを持って緊急的に効率的に行うために設置しているものでございまして、幾つか、その期間でこれだけということで何年間という決めをしているものではなくて、一定のその役割を終えたところまでやっていくということで、幾つかそういうのも過去にあったかと記憶しております。
それで、先ほど文化財部次長が答弁されたとおり、この所掌事務の中に歴史文化交流センター及び博物館等の整備についての事項というようなミッションを持っておりますので、この仕事が終わったところでこの特命担当が当面の役割を終了するかというと、そうではないところもございまして、未来永劫続くのかというと、そういう性格のものではございませんので、どこかの段階で見直しをしていくべきものとは考えておりますが、現時点ではまだ特命担当の役割が続いているものと認識しております。
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○赤松 委員 今の歴史まちづくり推進担当の職責の中に、でき上がった施設の管理運営まで担うことになっていますか。
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○比留間 経営企画部長 所掌事務の中には管理運営とは書いてございませんが、整備等についての事項というような書き込みになっております。
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○赤松 委員 整備というのは、ないところからつくろうということで整備をするんですよ。つくってしまって完成してしまった後は運営ですよ。運営まで担うとなっていないでしょう、今の特命は。整備ということと違いますよ。いや、教育委員会規則だから。補助執行でお願いする規則でやっているから。規則改正すればいいんだと。運営をつけ加えればいいんだと。やろうと思えばそれはできる。矛盾はなくなるだろうけど、だけど、スタートしたときはそうじゃなかったということでしょう。つくるまででしょう。私は、教育委員会の教育機関としてこれはきちんと位置づけてやるべき施設なんですよ。それを、庁内のいろんな部署と連携しながら、協力し合いながら、よりよいものに、より豊かなものにしていくという原型は大事ですよ。やっていくことは必要なんですよ。だけど責任の所在というものはきちんとしておかなくちゃと私は思っています。どうでしょう。
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○桝渕 歴史まちづくり推進担当部長 ただいまの、整備してミッションは終了だろうという御指摘でございますけれども、先ほど次長からも答弁をさしあげたとおり、短い期間とは言え、平成29年度も開館に向けた整備期間というのが残っております。さらに再三委員の皆様から御指摘いただきました、日曜、祝日の開館に向けた地域との調整、オープン時間の延長に向けた調整、こういった大きな課題を残しておりまして、その部分につきましては、事務の連続性の中で、これまで平成24年度から14回ほど地域の方々と意見を交換し御説明をしということを繰り返してきておりました。それが世界遺産登録推進担当、そして歴史まちづくり推進担当が担ってまいりましたので、この連続性の中で、当面の間はと我々も考えております。当然ながら、この運営の中で検討します(仮称)鎌倉博物館の構想を練る中で、この歴史文化交流館の運営のあり方、所管、こういったものも有力な選択肢の一つとして検討していくということになると考えております。
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○赤松 委員 宿題になっている課題を連続性を持ってやっていかなくちゃいけないと。休日休館の問題とかね。連続性が担保されればいいんですか。だって、特命で特命のところでいる人とやる人と、教育委員会が所管をしてやるのもやる人も同じ人たちなんですよ。同じ文化財部の人たちなんですよ。継続性、継続するんですよ。組織の問題なんですよ。組織の位置づけの問題なんですよ。市長部局でいくのか、教育委員会の教育機関としての位置づけの中でやっていくのか、そこなんですよ。そういう引き続き取り組まなくちゃいけない問題。これは当然のことで、それは歴史まちづくり推進担当だったらできるけれども文化財部の職員としてはできないと、こんなことじゃないでしょう。そこは本当に考えてもらいたい、私は。
これは言ってもしようがないと思っていますけど、特命というのは限定した任務なんですよ。それを恒常的な組織、施設、管理運営、そこにはいろんな夢が生まれてくるんですよ。よりよい施設運営をしていこう、市民にサービスを提供していこう、全国の歴史や考古学やそういう研究者や学者の皆さんの方々にとっても大いに参考になる、勉強になる場にもなってもらいたいと思うし。そういうことを考えたら、教育機関としてその部署が責任を持って担うと。だけど、全庁的な、全市的な立場から、この施設を単に教育委員会、教育という狭い枠の中に閉じ込めないで、広く市民にオープンに、当たり前のことでしょう。これは関係部署が連携してこの施設そのものをよりよいものに、豊かに発展させていくということは当然のことなので。だけど、どこが所管をするのかというのはきちんと原則は踏まえてもらわなくちゃ私はいけないと思うんです。
私、提案されている条例そのものは、そういうところまでの中身のものではないから、特段これに対して私は何も文句を言うことはないんです。実際これがスタートするときにそういう問題が起こるから、今あえてその質問をさせていただいたんです。その今まで答弁した考え方に変化がないのかもしれませんけど、私はそれでは困ると思っています。そういう私の気持ちはしっかりと受けとめてもらいたいし、まだオープンするまでには時間があるんだし、教育委員会の規則も、いじらなくちゃならないんだと思いますよ。歴史まちづくり推進担当がこの施設の管理運営まで担うということになれば、規則の改正も必要になってくるんだと思いますよ。それを議論するときに、もう一回原点に立ち戻った議論を私は教育委員会の内部でぜひやってもらいたいと思っています。
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○桝渕 歴史まちづくり推進担当部長 先ほど次長からも答弁させていただきましたが、開館して(仮称)鎌倉博物館の構想を練っていく中で、そういったあたりもきっちりと検討していくと申し上げました。教育委員会にも、今、委員の御指摘、これをしっかり受けとめさせていただきまして、お伝えし、そして議論を深めてまいりたいと考えております。
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○上畠 委員長 委員長から2点質問させていただきます。2点ですので交代はいたしません。
この交流館の内容については、これはあくまでも市長の部下たる、市長部局の歴史まちづくり推進担当が、今、整備等を担当されているということですけれども、内容についての展示等は市長の介入等はないと考えてよろしいですか。その内容に市長が言及することはないですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 ございません。
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○上畠 委員長 何か以前に総務常任委員会ではそういう、市長がこういったものを展示したいというような御発言をされたということがございましたけれども、今特段にそういったことはないということですね。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 ございません。
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○上畠 委員長 最後に確認しますが、あくまでもこれは教育委員会の管理する社会教育施設ということでよろしいですか。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 他の教育委員会で持っている施設と同じ位置づけと考えております。
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○上畠 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
暫時休憩いたします。
(10時31分休憩 10時33分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
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○納所 委員 この鎌倉歴史文化交流館条例の議決に関して、附帯決議を提案しようと思っておりますので、正・副委員長でお取り計らいいただければと思っております。
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○上畠 委員長 観点はいかがですか。
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○納所 委員 附帯決議の観点について申し上げます。鎌倉歴史文化交流館の休館日や開館時間のあり方については、利用しようとする市民や児童・生徒等への利便性を図るべきであり、施設周辺の静ひつの維持を前提に再検討すべきであると。教育委員会はそのことについて近隣住民の理解を得るよう積極的に取り組むべきであるというような内容の附帯決議を提案したいと思っております。お取り計らいをよろしくお願いいたします。
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○上畠 委員長 では、こちらにつきまして、正・副委員長で文案を調整させていただき、その後、皆様に御披露させていただいた上で提出するということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、また後ほど提案させていただきます。
ほかに御意見はありませんか。
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○赤松 委員 意見で、歴史文化交流館の管理運営について。
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○上畠 委員長 ほかに御意見ございますか。
(「なし」の声あり)
事務局、確認をお願いします。
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○事務局 赤松委員から意見で、歴史文化交流館の管理運営についてということでよろしいでしょうか。
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○上畠 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
では、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
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○上畠 委員長 次に、第10款総務費、第5項総務管理費のうち歴史まちづくり推進担当及び文化財部所管部分並びに第55款教育費、第20項社会教育費のうち歴史まちづくり推進担当及び文化財部所管部分について、一括して説明を願います。
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○高木[明] 歴史まちづくり推進担当次長 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち、歴史まちづくり推進担当所管の内容を説明いたします。
まず、第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、世界遺産条約登録事業に係る経費について説明いたします。鎌倉市一般会計予算に関する説明書は58ページから61ページ、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は50ページをごらんください。世界遺産条約登録事業に係る経費は914万9,000円となっており、事務補助嘱託員の報酬、費用弁償、啓発のための経費として、中学生作文コンクール報償費、これまで鎌倉生涯学習センターの鎌倉世界遺産登録推進広報コーナーで行ってきた世界遺産登録に関する展示を鎌倉歴史文化交流館にて実施するための経費として、鎌倉世界遺産登録推進広報コーナー撤去業務委託料、鎌倉世界遺産登録推進広報展示パネル等製作業務委託料などを計上いたしました。また、鎌倉の世界遺産登録に結びつくコンセプトの再構築などの取り組みを進めるため、神奈川県・横浜市・鎌倉市・逗子市世界遺産登録推進委員会への負担金などを計上いたしました。
続きまして、第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業に係る経費について説明いたします。予算に関する説明書は同じく58ページから61ページ、事項別明細書の内容説明は51ページをごらんください。歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業に係る経費は201万円となっており、鎌倉市歴史的風致維持向上計画の推進を図るため、歴史的風致維持向上計画協議会の委員報酬などを計上いたしました。
続きまして、第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、日本遺産事業について説明いたします。予算に関する説明書は同じく58ページから61ページ、事項別明細書の内容説明は52ページをごらんください。日本遺産事業に係る経費は29万円となっており、日本遺産のストーリーを通じて、情報発信等の取り組みを進めるため、日本遺産いざ鎌倉協議会への負担金などを計上いたしました。
続きまして、第55款教育費、第20項社会教育費、第10目文化財保護費、鎌倉歴史文化交流館管理運営事業に係る経費について説明いたします。予算に関する説明書は152ページから155ページ、事項別明細書の内容説明は371ページから372ページをごらんください。鎌倉歴史文化交流館管理運営事業に係る経費は1億423万8,000円となっており、施設の運営及び維持管理に係る経費として、総合管理業務委託料、機械警備業務委託料、庭園管理業務委託料、光熱水費及び各所修繕料などを計上いたしました。また、施設の周辺環境対策に係る経費として、周辺環境対策業務委託料を計上いたしました。
以上で、歴史まちづくり推進担当所管の内容説明を終わります。
続きまして、文化財部所管部分について、文化財課担当課長より説明します。
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○西山 文化財課担当課長 引き続きまして、議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管の内容について、説明をさせていただきます。
一般会計予算に関する説明書は56ページから59ページを、一般会計予算事項別明細書の内容説明は34ページから35ページを御参照ください。第10款総務費、第5項総務管理費、第20目財産管理費は7億1,011万7,000円で、財産管理事務に係る経費は、野村総合研究所跡地巡回等業務委託料など施設管理に係る経費を計上いたしました。
予算に関する説明書は152ページから155ページ、事項別明細書の内容説明は365ページから370ページ、第55款教育費、第20項社会教育費、第10目文化財保護費は5億7,320万4,000円で、事項別明細書の内容説明は365ページ、史跡買収事業に係る経費は、史跡鶴岡八幡宮境内等土地購入等に要する経費を。
事項別明細書の内容説明は366ページ、史跡環境整備事業に係る経費は、史跡永福寺跡の環境整備や、史跡大町釈迦堂口遺跡の崩落対策工事に向けた基本設計等を行うほか、公有地化した史跡の維持管理などに要する経費を。
事項別明細書の内容説明は367ページから368ページ、文化財調査・整備事業に係る経費は、市内遺跡の発掘調査や出土遺物の整理などに要する経費を、事項別明細書の内容説明は369ページ、文化財保存・修理助成事業に係る経費は、指定文化財等の保存修理とその活用を図るために要する経費を。
事項別明細書の内容説明は370ページ、公開宣伝事業に係る経費は、郷土芸能大会に要する経費などを計上しました。
予算に関する説明書は158ページから159ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は380ページから381ページ、第30目国宝館費は9,574万2,000円で、国宝館管理運営事業に係る経費として、震災から貴重な資料を守るための免震型展示ケース購入費及び国宝館総合管理業務委託料などの施設維持管理に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○上畠 委員長 これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○前川 委員 財産管理事務のところなんですけれども、野村総合研究所の跡地の件なんですが、ここに市民向けに一般開放するということが書いてありますが、どのような意図でこれは一般開放になるのか教えていただきたいと思います。
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○西山 文化財課担当課長 野村総合研究所跡地の一般開放につきましては、施設を有効に活用するということで、主に土地の部分なんですけれども、グラウンドがありまして、そちらはソフトボールですとか少年野球ですとか、そういったスポーツの御利用のときに開放しております。それからあとは、冒険遊び場として使いたいという御要望があったときに敷地内一部を一般開放して使っていただいております。
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○前川 委員 その冒険遊び場の件なんですけれども、これからも御希望があれば貸していくという方向で、確認させていただいてよろしいんですか。
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○西山 文化財課担当課長 御要望があれば、特別にイベントとか、使えない事情がない限りはお使いいただくように考えております。
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○前川 委員 一定の場所でと、どこか探していらっしゃる冒険遊び場ですけれども、こうやって野村総合研究所の跡地で貸していただけるということであれば、ひとつ安心だと思います。
それから、366ページの大町釈迦堂口の件なんですけれど、今回、何年ぶりというか、国指定になって、国会議員も視察にお見えになる時代もありまして、あれが何年前だったのか、あれから史跡になり、公有地化され、それから崩れてしまって、2回崩れたんでしたっけ、なかなか崩れたものをどうするかということで随分年数がたってしまって、これからやっとこの大町の釈迦堂口遺跡、崩落の対策工事が基本設計ということで委託料が出ておりますけれども、どういう方向になっていくのか、教えていただけますか。
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○西山 文化財課担当課長 大町釈迦堂口につきましては、平成28年度、トンネル部分のその崩落対策調査をしております。この調査に基づきまして、平成29年度、基本設計に入っていきまして、それ以降、工事というようなスケジュールになっております。そのトンネル部分、文化財としての保存とそれから安全対策、これを両方考えてこれから整備を進めていきたいと考えております。
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○前川 委員 今、崩れた部分はどうなっているかということは御確認していると思いますが、撤去して、そして、どういうスケジュールになるんですか。設計はもちろん、今、委託されていてやるということになっていますが、これから設計は今するのはわかるんですけど、あそこ自体はいつごろ開通になっていくということの、そのための設計だと思うんですけれど、今、石がいっぱい積み重なっている部分はいずれどうなっていくんだろうという、何か見通しを少し教えていただけることはできますか。
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○西山 文化財課担当課長 トンネルの崩れた部分については、土砂は既に撤去されておりまして、今後のスケジュールにつきましては、平成29年度に詳細設計、それから、平成29年、30年で設計に入ります。それから平成31年度以降に工事を進めていくという予定でおります。
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○前川 委員 結局その土砂が崩れた部分を片づけるのはいいんですけど、その今、通れなくなっているものはそのままだと思うのですが。
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○西山 文化財課担当課長 今、現在通行どめの状態でございます。
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○前川 委員 そうですよね。それをいつごろのスケジュールで通れるようにするというのは、この設計自体なんでしょうけど、要するに住民の皆さんは、どうなっていくんだろうという、ずっと待たされている中で、まずこれは市費で全部やっていくことになるんですか。
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○西山 文化財課担当課長 これは国の補助金もありますので、国の補助金等とそれから市費と合わせてということになります。
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○前川 委員 その国の補助金はどれぐらいの割合で出てくるんですか。
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○西山 文化財課担当課長 まだ実際の工事費等は出ていないので幾らというのはないんですが、50%ということでございます。
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○前川 委員 今、スケジュール的に出せないということだと思いますが、本当に相当待っているところで、史跡になっているのにどうしてこんなに時間がかかるんだろうということはあったと思うんです。ですから、こうやって計上されていくことで進んでいくということはとてもうれしいことなんですけれども、少しスケジュール的に見えてほしいというのが思うところなんですね。この設計の委託料が出てきて、その整備の業務委託料が出てくるのはわかるんですけれども、何年ぐらいにどう、という部分、一体どうお考えになっているのか、部長、お答えいただけますか。
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○桝渕 文化財部長 先ほど課長からも答弁をいたしましたけれども、基本的には平成31年度以降の施工というのが一つ計画、補助事業ですので、そういう計画を持っております。それ以降になるという一つの目安を持っております。
また、この大町釈迦堂口遺跡につきましては、委員御指摘のとおり、史跡指定、そして公有地化してかなりの年月がたっております。そういった中で通行どめ、さらにはその内部の公開というのも立ちおくれているというような状況がございますので、そういった部分もこの工事の進捗とはまた別に何らかの形で、地域の方々とも御相談しながら、例えば暫定的な公開、部分的な公開ができないかというようなこともあわせて検討しながら進めてまいりたいと考えております。
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○前川 委員 言いにくいんですけれども、国の指定にするときには一生懸命して、崩れてしまうと本当に国の援助もなかなか受けられないで、何年も何年もこうやって待っているということ自体が、時々文化財部にも伺ったことがありますけれども、何なのかと思っております。何年結局こうやって塞がっていたんでしたっけ。使えなくなっちゃっているんでしたっけ。改めてもう一回聞かせていただいて。もう何年になりますか。
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○上畠 委員長 暫時休憩します。
(10時51分休憩 11時03分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
答弁をお願いします。
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○桝渕 文化財部長 お時間をいただきまして申しわけございませんでした。文化財課担当課長から答弁をさせます。
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○西山 文化財課担当課長 大変失礼しました。釈迦堂のトンネルにつきましては、昭和52年4月に落石が発生いたしまして、その後、平成22年4月に一部大町側が崩落いたしまして、その時点で通行どめという措置をとっております。
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○前川 委員 昭和52年ということで、確かに私も子供のころはあそこを車で通れたんですけれども、ある日突然通れなくなったのが昭和52年だったのかなと改めて今思いますが、それから平成22年に崩れたという話ですけれども、その前に、さっきも申し上げましたけど、国指定史跡になるときには非常にいろいろな、さっきも国会議員がお見えになったという印象があると申し上げましたけれども、お二人いらしていたと思います。新聞にも大きく出ていまして、あのときも私も文教常任委員会だったのでいろいろと発言をさせていただいております。
それで、平成22年からもう、今、平成29年ですから、7年ずっと崩れてからそのままになっていて、厳密に言うと、多分、その平成22年に崩れた部分というのは指定史跡に微妙にかかってないということなんだなとは私も思っていました。ただ、指定史跡にするときにはいろいろと、開発をさせないということもあって、一生懸命やっていながら、崩れてしまうと、その周辺ではありながら、結局、国指定史跡には行かれなくなってしまう、見られなくなってしまうという状況ができてしまってそのままというのは随分だなと正直言って思っておりました。言い方はきついんですけど、そう思っていました。今回やっとこういう調査委託が出てくるということは、まずまずやっとかなと、よかったかと思っておりまして、今回聞いております。
それで、史跡大町釈迦堂口遺跡環境整備業務委託というのは、これは何なんでしょうか。
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○西山 文化財課担当課長 環境整備業務につきましては、これまでも例えば草刈りですとか、あとは倒木ですとか、枝払いですとか、危険木の処理ですとか、そういったものを行っていましたので、引き続きそういったものを行っていくというための委託料でございます。
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○前川 委員 引き続きということは、これは今までもやっていらしたということですか。
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○西山 文化財課担当課長 これは今までもやっています。平成28年度も行っております。
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○前川 委員 この微妙な公有地化された部分というところで、御苦労はあると思うんです、把握するのに。ですけれども、昭和52年からずっと通れなくなっていて、そして指定史跡になって、すぐに何とか何か補強されるのかなと、あの橋の部分というんでしょうか、トンネルの上の部分というんでしょうか、皆さん御存じだと思いますが、あそこはマイナスイオンの非常にいい場所だとか、ロケ地になるんだとか、いろんなことを言われてはいますけれども、でも実際には、要するにあの地層がよく見えるのがいいんだとか、いろいろありますけれども、それを生かしながらどうやってここを保存していくかというのは、もっと早くに検討されていくべきだと言わせていただきたいと思います。本当に指定史跡ならばなおさらのこと、国とかけ合ってどんどんやっていただきたいと思いますので、この委託料についてはわかりましたけれども、先ほどスケジュールも伺いましたが、平成31年度以降ということで、まだ先ということだと思いますが、どんどん進めていただいて。あそこは鎌倉石ですからやわらかいですから、こうしているうちに、公共施設と同じでどんどん劣化していると思いますので、早くにこの設計委託料を十分に生かしていただいて、国等の補助金もちゃんと生かしていただいて、進めていただきたいと思いますが、再度いかがでしょうか。
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○桝渕 文化財部長 先ほど平成31年度以降の施工というのは現状でのスケジュール感ということでございますので、平成28年度のその調査の結果等を踏まえまして、平成29年度に実施設計ということになっていきます。そこに、今、委員御指摘のような形で、いかばかりかでも前倒しできるようなそういう部分というものを探って、文化庁とも県とも相談しながら進めてまいりたいと思います。
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○前川 委員 文化庁と県と、国指定史跡のときには県もいろいろおっしゃってきたと記憶にありますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それからもう1点だけ、申しわけありませんが、371ページのさっきお話がありました鎌倉歴史文化交流館の管理運営事業のところなんですけれども、委託料が全体の4分の3を占めていると判断しておりますが、それは仕方がないのかと思いますが、先ほどからお話を聞いていて、細かい話になりますけれども、教育委員会がこれからしっかり管理をしていくということになるのだろうと思いますけれども、この施設を市に下さった経緯と、それからこれから鎌倉として初めての博物館ということで大切なものであり、それから住民との皆さんの地域住民とのお話し合いもあり、静かに使っていかなければいけないということが前提にあって、先ほどの休館日の問題も出てきている。庭園の利用も静かにしなければいけないから、なかなか有効活用がしにくいというような御答弁だと思っておりますので、そういうことを、いただいたことの経緯から、鎌倉としてのこの博物館に対する位置、考え方ということを、ひとつしっかりと建物の入り口に看板として、鎌倉の大事な重要な施設であるし、地域住民と折り合ってこうやってできているというようなことを書いていただけるような、看板というんですか、掲示板というか、そういうものを設置していただきたいと今感じておりますが、いかがでしょうか。
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○高木[明] 文化財部次長 今、委員から御指摘ありました閑静な住宅地ということで、当然環境も守られていかなくちゃいけない。地域の方たちにとって、先ほど赤松委員からもお話がありました、これもずっと今後鎌倉市の一つの顔、歴史文化を紹介する顔としてずっと開館していくものと考えております。その建物自体もノーマン・フォスターの設計ということで、その分野では大変価値のあるものと認識しておりますので、そういったことも含めて、そもそもの館の成り立ちというんですか、そういったものの紹介も今紹介できるように考えておりますので、そういった中でそういった部分も盛り込めればということで検討してまいりたいと考えております。
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○前川 委員 ぜひそうしていただきたいと思います。それを読んでいただいて、訪れる方も、ああ、そういう経緯があったんだということをわかっていただく、そして利用していただくということは大事だと思いますので、華頂宮のお屋敷なんかも看板をつけて、それを皆さんよく読んでいらっしゃるのをよく見ます。そういういわれがあるんだなということで館に入っていただくということは非常に大事だと思いますし、利用される子供たちにとってもこれから先大事に使っていくという意味でも大事だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
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○納所 委員 まず、内容説明の34ページの財産管理事務、野村総合研究所跡地についてでございます。この所管が財政課、管財課、文化財課となっております。この3課にわたる所管の内訳をまず確認したいと思いますが、いかがでしょうか。
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○西山 文化財課担当課長 文化財課の所管部分でございますけれども、まず第7節の野村総合研究所の跡地の芝刈り・除草作業員賃金、それから第11節の消耗品費、これは全体の額の一部でございます。それから光熱水費、それから維持修繕料、それから第12節の電信料、それから仮設トイレの浄化槽保守点検等手数料、それから第13節の野村総合研究所跡地機械警備業務委託料、同じく野村総合研究所の樹木枝払い業務委託料、仮設トイレの清掃業務委託料、それから巡回等業務委託料、それから第22節の市民総合保険等賠償金のうち一部でございます。
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○納所 委員 ということは、実質的な管理を文化財課が担っていると考えてよろしいかと思います。今後の利用等もこれからまだ考えていかなきゃいけないといっても、もう何年もこんな状態が続いているのかということにもなってくると思うんですけれども、例えば、現在、建物の中に発掘された遺物等がかなり大量に保管をされております。ただ、その保管の環境も余りよろしくないというのは、これは当たり前のことでございます。まず、それ以前に雨漏りもしております。建物自体は、例えば計画がどういう形になろうと、それまでそのままの状態にしておくのか、その前に危険度が増してくるということで、例えば建物を撤去、除去するというようなことも今後の流れの中で出てくると思うんですけれども、この野村総合研究所跡地の現在残っている建物についての方向性というのはどう考えているんでしょう。公共施設の再編整備計画等を見てもわからないものですから、伺いたいと思います。
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○比留間 経営企画部長 公共施設再編と公有財産活用の関係から御答弁させていただきたいと思います。昨日も御説明させていただいて、条例の議案も御審議いただいたところでございます。来年度、公的不動産の利活用について検討し、できるだけ早く利活用をしていきたいと考えているところでございます。現時点では特にその前に建物を解体してというようなことは考えておらず、方向性が決まり次第、どういう形にするかということを検討していきたいと考えているところでございます。
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○納所 委員 今、保管されている膨大な量の遺物、発掘物ですけれども、この状態が続くというのは余りいい環境ではないと思っておりますけど、これもまたそのままの状態を維持しなければいけないんでしょうか。場所が場所、大きな場所がなければなかなか収納もできないんですけれども、一つ入るにも、電気も照明もない中で大変だと思うし、もしくは遺物だけではなくて、図録等がだんだんとあせてくるような環境で、そういった図録であるとか図面であるとか、そういった物も保存環境としては余りふさわしくないと思っております。この状態が続くと維持するのは難しくなってくると思いますけれども、その発掘された物、保存のあり方について、方向性はお考えでしょうか。伺いたいと思います。
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○桝渕 文化財部長 出土遺物、それからデータの類い、さらには書籍、報告書の類い、こういった物の保管環境として、決して野村総合研究所跡地というのがいいものではないということは我々文化財部も認識しております。さらに公共施設再編計画の進捗、こういったものもにらみながら、野村総合研究所跡地のその利活用ということの最大の障壁になるのが出土遺物の保管ということだと考えてもいます。そういったことから、我々文化財部としましても、なるべく早期に、これはなかなか大量なものですから、どこにということは、これはなかなか難しい問題もございますが、経営企画部とも相談をしながら、代替地というものも探り、早期に移設していくということを探ってまいりたいと考えております。
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○納所 委員 保管するのはいいんですけど、保管の中でその遺物の価値が失われていくということではいけませんので、これは割合早期にその方向性については考えるべきだろうと思っております。
続きまして、365ページの史跡買収事業についてお伺いをいたします。史跡買収等で史跡朝夷奈切通土地購入費、名越切通土地購入費、鶴岡八幡宮境内土地購入費というものが土地鑑定の業務委託とともに計上されておりますけれど、例えばこの3史跡のどういった部分を購入しようとしているのか。簡単で結構でございますので、少し御紹介いただけませんでしょうか。
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○西山 文化財課担当課長 史跡の買収につきましては、買収の計画を立てておりまして、八幡宮につきましては買収計画が平成29年度で予定の土地が終わりますので、そこで買収については終了ということになります。それから朝夷奈と名越につきましては、平成29年度購入した後に、また、一応その平成29年度で購入はないんですけれども、要望がございましたらば購入を進めていくという形になっております。それから場所につきましては、朝夷奈は切り通しに入る手前の左側の住宅地の部分になります。それから八幡宮につきましては御谷の中の土地になります。それから名越につきましては、大町五丁目ですけれども、JRの名越のトンネルに向かって左側の山林の一部になります。
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○納所 委員 続きまして、先ほどの史跡環境整備事業、366ページでございますけれども、大町釈迦堂口遺跡の崩落対策ということでございますけれども、現在その崩落したトンネルの上を通って遺跡に行くことというのは可能なんでしょうか。というのは、日月やぐらであるとか、唐糸は違うかな、やぐら群がございますよね。そこに行くにはその崩落したトンネルの上を通らなければいけないと思うんですけど、現在その通行というのは可能になっているのかどうかということなんですが。
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○西山 文化財課担当課長 今、釈迦堂の遺跡につきましては入れないような形をとっておりますので、実際にはそこは入れないということになっております。
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○納所 委員 通るようにしろということではなくて、結構やぐら群の小さな崩落というのがあるんですよね。屋根つきのやぐらみたいな物が崩れていたりであるとかということで、その保全が、通れないことによって難しくなっているんじゃないかなという心配がございまして、やぐら群、貴重なそれもやぐら群でございます。少し屋根上に張り出している岩の部分が崩れたりということのその保全が必要なんじゃないかと思うんですけれども、その点の保全の状況を確認したいと思うんですが、いかがでしょうか。
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○西山 文化財課担当課長 釈迦堂につきましては、まず、先ほども御説明しましたように、トンネルのその崩壊に対するこれから設計、工事というのは優先的に進めていくということでございまして、それ以外のその例えばやぐらとかにつきましては、その後、整備計画を立てていくというような状況でございます。保全状況につきましては、現在は職員が定期的に見回りをしまして、その状況について確認をしております。
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○納所 委員 やぐらだけではなくて、切岸があったりとかということで、非常に貴重な、景観上もそうなんですけれども、文化財としても貴重な遺跡であると思っておりますので、その保全についてはまた万端怠りなくお願いしたいと思っております。
続きまして、367ページの文化財調査整備事業についてでございます。今年度も例えば山崎のところで、いわゆる縄文時代の遺跡でしょうか、その発掘で、その遺物の展示等が行われて、非常に貴重な物を見せていただいたんですけれども、ただ、遺跡が出てくるということで、計画していた施設というものの建設が延び延びになってくるということで、それに対してその土地所有者に対しての連絡、報告というものがもう少し密になってくるといいのかなという思いがあるんですね。
といいますのは、単に家を建てるのでなくて、高齢者施設等を計画していて、この発掘調査が延びたことによって、例えば県や国から補助を受けるその期限が切れてしまうと。補助を受けられなくなってしまうということがございました。それに対しては、いつまで延びるのかみたいな、その発掘調査の期間がかなり影響してくると思います。これについて、例えばその土地所有者との連携というもの、これについてはどのように考えているんだろうかと、もう少し細かく連携をとらなければ、例えば展示をするにしても、その土地所有者は知らなかったというようなお話も伺いました。延び延びになっていて、ずっと待っているにもかかわらず、市はゆっくりやっているんじゃないかというようなことで、少し御立腹のところもあったんですけれども、土地所有者とのその連携のあり方についてはどのように取り組むのか、伺いたいと思います。
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○桝渕 文化財部長 ただいま委員御指摘の案件につきましては、私も直接所有者の方、事業者の方にお会いしまして、お話を伺い、またおわびも申し上げたところでございます。おわびといいますのは、委員の御指摘にございますように、その情報の、情報といいますかその状況を小まめにお知らせする、あるいは一体全体今どうなっているのかというような、それでどうなっていくのかというあたりも、埋蔵文化財行政をつかさどる市としましては、きちんとそこら辺のところはケアしていかなければいけないと、いけなかったということでおわびも申し上げました。これにつきましては、今回のことを教訓としまして、事業者、土地所有者との連絡調整、これを密にしていく。さらにはその出土品を展示させていただく際には必ずお断りし、御承諾いただいて進めていくという体制、これの構築を進めているところでございます。
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○納所 委員 よろしくお願いしたいと思います。といいますのは、かなり貴重な、もしくは珍しい遺跡、遺物が出土したということもありますけれども、その一方で、経済活動等に影響があってはいけないということで、その両立はかなり難しいと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
続きまして、380ページの国宝館管理運営事業でございますけれども、ここで、例えば免震型展示ケース、備品の購入、毎年少しずつですけれども購入をされておりますけれども、これで展示ケースの免震型を購入するのは最後になるでしょうか。まだ残っているんでしょうか。
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○鎌倉国宝館副館長 平成28年度にガラスケースのある展示場の一番大きな2台をただいま実施して、完了したところでございます。今後、第3次総合計画の第3期基本計画後期実施計画で拡充が決まった事業といたしまして、平成29年度に残りのまだ未実施の免震型展示ケースのうち中型の2台をやる予定でございます。さらに平成30年度にのぞき型の免震型展示ケース、一番低い物でございます。こちらを実施して、平成31年度には壁面のガラスのところに据え置き型の免震台を設置するということで、全体を免震化するという計画でただいま検討しております。
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○納所 委員 少しずつということなので、逆に心配になっちゃうところもあるんですけど、かなり高額な物でもあるということなので、その計画を怠りなくやっていただきたいと思います。
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○高橋 委員 3点ほど伺います。前川委員や納所委員と同じようなところを聞きますけれども、ダブらないように端的に聞きますので、よろしくお願いします。
最初は釈迦堂のことを伺いたいと思います。これは、私も近くに住んでおりますから、何度か担当の方に伺っていろいろと状況は伺ってきているんですけれども、確認なんですが、あそこのトンネルの部分というのは国の指定史跡には含まれていないと聞いていたんですが、それはそういうことなんでしょうか。
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○西山 文化財課担当課長 トンネルの部分も国の指定史跡に含まれております。
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○高橋 委員 何か私が伺ったときには、そこのところは含まれていないんですよみたいな話があったものですから。そこも含まれていると。
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○西山 文化財課担当課長 トンネルはその地域としては含まれているんですけれども、トンネルそのもの自体は史跡としては含まれていないということでございます。失礼しました。
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○高橋 委員 そういうわけのわからない状況なわけですよ。ですから、国も関係ありますし、風致という意味では県も関係ありますし、市の中でもその風致をつかさどる部署も関係するし、道路をつかさどる部署も関係するしということで、非常にいろんな部署が関係をしていて、もちろんだから文化財課も関係するわけですね。どこが中心になってこの問題を整理をしてやるんですかということを再三お願いをしてきたんですけれども、結局それぞれの部署に行ってそれぞれ聞いても、要するに方針が決まらないとうちは動けませんみたいな話だったんですね。それで、今回、文化財課が中心になって、関係する部署をいろいろ整理をして進んでいこうということになったわけですよね。
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○西山 文化財課担当課長 この釈迦堂の崩落対策、まず、来年度からも設計に入るわけですけれども、これにつきましては文化財課と道路課が実際にその工事を担当いたしますので、そちらと協議しましてスケジュール等を作成したところでございます。
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○高橋 委員 工事とかそういうものは要するに担当レベルの話だと思うんですね。ここ全体をどう捉えて、そこをトータルコーディネートしていくというんですかね、進行管理していくとか、そういうものは、要するに言ってみれば総体的な責任の所在、これはもう文化財課ということでいいですね。
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○桝渕 文化財部長 先ほどトンネルのある部分、要は筆、そこが指定地になっておりますので、トンネル自体は明治時代につくられたものと想定されていますので、その史跡の直接的な価値にかかわらないことではあるんですけれど、この史跡指定地を含めたところの保存修理、整備という維持管理にかかわることになりますので、これは当然ながら史跡を所管する文化財部が中心になって事業を進めていくということでございます。
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○高橋 委員 先ほど、前川委員からも、手前の浄明寺寄りの、がたがたと崩れているんですけれども、そこは離れているんですね。ですから、そこは道路課じゃないかとか、いろいろあるんですけれども、我々からすれば、もう一体のものなんですから、そこ全部をちゃんときれいにして、通すようにするなら通すようにしてほしいと。道路の部分は担当外だと思うんですけれども、でも全体を、一番かかわりの多いところが音頭を取らないと進んでいかないので、そういう意味で、ぜひ逃げずに、うちが責任を持ってやりますよと。所掌じゃないところについては所掌のところにちゃんと話をつけて、進めてもらうようにうちでやりますよと言っていただければ、安心してお待ちすることができるんですけれども、これまで7年間も結局動かなかったのは、そこが一番問題なんです。ぜひ部長も、そういう総括する責任者としてそこのところは了解していただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○桝渕 文化財部長 そのような形で、文化財部でしっかりとリードをしながら事業を進めていきたいと思います。
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○高橋 委員 それは確認できたので、結構です。
それから次は出土品のことです。これも今、納所委員から話がありまして、従前から30年分ぐらいの出土品が未整理になっていると、こういう話がありまして、何とかその体制を強化して、1年でも早く整理をして、積み残しがないような体制をとっていただきたいということを再三お願いしてきたんですけれども、平成28年は少し整備の体制を強化するというお話で伺っていたんですけれども、結局1人増員ぐらいで、焼け石に水のような体制強化、まあ、確かに1人ふえれば強化なんですけれども。この鎌倉市の歴史的使命って、ほかの市にはない鎌倉市の仕事なんですね。これは本当にそういう歴史の町の市役所としてやらなければいけないという、そこをしっかり認識をして、ほかも予算が厳しいんですけれども、ここのところはしっかり日本の歴史を継承する立場、大きな立場でやっていただかないと、1人や2人ふやしてその30年分のことをどうするのかと。
これは例えば、今回の釈迦堂のこともそうですけれども、幕府の跡地についてもまだどこにあるのかという尻尾すらつかめていない。頼朝公のお墓の周りの発掘もできていない。隣の北条義時ですか、泰時ですか、あちらは一応発掘できましたけれども、発掘をできればしたほうがいい場所というのも幾つかありますし、たくさんやらなければいけないことがあるんですよね。
それを、どうやって進めていくかというような計画がないんですよ。都市整備部はメンテナンスでも相当お金がかかるようになってきたので、40年分の計画をつくりましょうといって重い腰を上げてやったわけですね。もう大変なお金がかかる。大変な日時がかかる。でもその計画がないと、本当にその場その場の対応になっていきますから、もう思い切ってそういうところを一回やってみたらどうですかね。それで、こうやるんだということを表明した上で財政課と協議をして、実際実施することになったらなかなか計画どおりにはいかないとは思うんですけれども、計画はないところにお金もつきませんから、そういうことを含めて、出土品の整理も計画的にやっていただきたいなと。これは部長にお伺いします。
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○桝渕 文化財部長 ただいま委員御指摘の体制強化という部分では、これはマンパワーの増員ということになろうかと思いますが、一方では、市としては職員数の適正化計画、これも進めなければならないという中で、そこのバランスを見ながらということになっていこうかと思います。そういった中で、平成28年度には1名の増員というものを果たしまして、さらには例えば市が直営で実施する発掘調査、これは順番待ちというか時間待ちが長くなる場合には、これは平成27年度から助成制度というものを設けまして、民間の調査機関に委託してもらう場合には100万円を限度に助成するというようなことも導入したというようなことで、徐々に徐々に体制の強化を図ってきておるところでございます。また、例えば学術調査であるとか、あるいは先ほど来御指摘いただいております史跡の整備、環境整備、こういったものをどう計画的に進めていくかというあたりの議論も、平成29年度からアドバイザー会議のようなものも設けつつ、有識者と議論をしながら、プライオリティーをつけた計画というのも練っていきたいと。何にしても、委員御指摘のようにそういう計画性がないというところ、これについては一刻も早く解消してまいりたいと考えております。
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○高橋 委員 平成29年度にアドバイザー会議をやっていただいて、その方向だけでも出していただけそうなので、それを期待して待ちたいと思います。
その上で、さらに土砂をかけるようで恐縮なんですけれども、30年ぐらい前に、鎌倉市にどういう文化財が点在しているのかというのを整理した本が、すごい分厚い本で、4冊ぐらいに分かれているんですかね、そういう目録というかそういうものがありまして、これももう30年か40年たっていますから、そろそろ再点検する時期が来ているんじゃなかろうかなと。もうあんな立派な本は必要ないので、デジタル情報としてその管理をしていただければよかろうかと思うんですけれども、そういうところもやっていかなければいけない使命だと思いますので、そこも含めてどうするかということを検討していただければと思うんですが、いかがでしょうか。
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○西山 文化財課担当課長 今、委員御指摘の目録につきましては「鎌倉市文化財総合目録」というのがございまして、それが昭和60年から62年の間に刊行したということでございます。かなり分厚いもので全4巻ございます。こちらに、地質ですとか、書籍ですとか、絵画ですとか、彫刻ですとかというものが編さんされております。御指摘のとおりかなり年月がたっておりますので、こういったものについてはデジタル化を進めていきたいと思っておりまして、現在デジタル化に当たりまして、検索機能をどれくらいにするかとか、そういったものを内部で検討しまして、その辺をまとめてからデジタル化について進めていきたいと考えております。
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○日向 委員 52ページの日本遺産事業についてお聞きしたいと思います。平成28年4月に認定されたんですけれども、この効果として、鎌倉の魅力を国内外に発信することにより、ということなんですけれども、平成29年はどういった形でこれをさらに国内外に発信するという、取り組み内容というんですか、そういうのをお聞かせいただければと思います。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 ただいまの委員の御質問でございますけれども、鎌倉市の場合は平成28年度に認定がされました。平成28年度の事業を、今現在、協議会を設置しまして、国の補助金を得て、協議会で事業を進めております。平成28年度の事業がまだ完了していない状況でございまして、その中では、ブックレットですとか映像の作成ですとか、そういった事業をしてございます。その成果品が納品されましたらば、まずそれらを平成29年度の日本遺産の魅力発信に使用していきたいと考えております。
また平成29年度の事業につきましては協議会とも検討を進めているところでございまして、日本遺産のストーリーを初めといたしまして、それを構成する構成文化財が54ございますけれども、その鎌倉の歴史的文化的価値の魅力を伝えるためのITを活用したガイダンス情報、そういったコンテンツの制作を行う予定でおります。
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○日向 委員 平成28年度はそういった形でまだ続けているということなんですけれども、先ほど平成29年度にいろいろ、ITを活用とかいろいろ出てきたんですけれども、その協議会との協議と言うんですけど、この予算的にこの例えば印刷製本費というのが3万円ですか、こういった部分で、予算的にはこれぐらいというのでよろしいんですか。もう少しあるのかと思ったんですけど、いかがでしょうか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 まずこちらの印刷製本費等の予算につきましては、毎年、日本遺産サミットというものが、また平成29年度認定される団体がいますと、そこで1年に1回サミットが開催されまして、そこでいろんな認定団体が展示ブース等で、また鎌倉の情報を周知できるスペースがありまして、そういったところでパネル等を作成したりするために、これは市が直接普及啓発をするための予算を組んでございます。
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○日向 委員 外にも出す部分というので、そうだと思うんですが、鎌倉市民の方に向けて、平成28年度はその認定されたということである程度いろんなところで発信とか周知されてきたのかと思うんですけれども、本当に、せっかく認定されたということもありますので、この平成29年度もぜひ市内の方に対してももっとアピールというか発信をしていっていただければと思うんですけれども、そういったところの部分の、何かそれこそブックレットみたいな、そういうものというのは平成29年度はどういった形でやられていくんでしょうか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 平成29年度はブックレット等の作成はいたしませんが、平成28年度のものを使ってやらせていただきます。また、庁内のプロジェクトチームもございますので、その中で連携しながら市民の方々には伝えていきたいと思いますし、また歴史文化交流館も平成29年度開設されますので、そちらと連携して周知を図っていきたいと考えております。
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○日向 委員 日本遺産ということで、効果もいろいろ今後出てくるのかなとは思うんですけれども、全く別のものだとは思うんですが、この世界遺産との関係として、何かこの日本遺産を使って、より市民の方にいろいろ周知していくという部分というか、その世界遺産との関係みたいなのというのは何か考えているところはあるんですかね。もしありましたら教えてください。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 世界遺産との関係ということですけれども、日本遺産の認定につきましては世界遺産登録には直接つながるものではないと考えておりますけれども、日本遺産にかかわる情報発信を通じまして、国内外の方々に鎌倉の歴史的遺産の価値について理解を深めてもらうということにつきましては、世界遺産登録の後押しにはなるのではないかと考えております。
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○日向 委員 世界遺産の事業のところにも、市民の理解を得るための啓発活動等を行うと書いてありますので、今回のその日本遺産というところも、登録に関しては直接つながるところではないかもしれないんですけど、ただ、市民に対しての周知というか、そういった部分では似ているというか、理解を得るという部分での周知はいい効果はあるのかと思いますので、世界遺産に向けてというところがありますので、事業として入っていますので、もしそういった形で進めていくんでしたら、そこの部分もやって、国内外というよりは、市民の方に対してもいろいろ周知していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○渡邊 委員 事項別明細書の52ページの日本遺産いざ鎌倉協議会負担金、これはどういうものなんでしょうか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 こちらにつきましては、文化庁の要綱に定められております補助事業を実施できる補助事業者の一つになります。
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○渡邊 委員 内容はどんなことをされているのか。どんなメンバーが構成しているのか。何を目的として、どう動いているのかという、内容をお伺いしたい。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 まず構成のメンバーになりますけれども、まず行政の副市長が会長になります。観光協会、商工会議所、風致保存会、この団体で構成をしております。その協議会で国の補助金を使いまして日本遺産の魅力を発信していく事業を進めているところでございます。
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○渡邊 委員 では、その事業というのは何をやっているんですか。プラカードを持って町を歩いているとか、でっかいスピーカーを持ってわあわあ騒いでいるとか、何かやっているわけでしょう。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 事業の内容につきましては、まずブックレット、ポスターの作成、あとは情報誌への紹介、もう一つは映像の作成、あとはウエルカムガイドの育成、そういった事業を行っております。
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○渡邊 委員 結構何かアイテムがたくさんありますけど、それで10万円で足りるんですか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 この事業費につきましては、国の10割の補助金を受けて実施をしているところでございます。その補助金が直接協議会に入るというような仕組みになっております。
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○渡邊 委員 それで協議会にはこの10万円以外に幾ら直接振り込まれているんですか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 平成28年度につきましては約2,700万円になります。
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○渡邊 委員 2,700万円。結構な金額ですよね。そうするとこれ、この事項別明細書には載らないで直接ということは、その事業報告というのはどうしているんですか、2,700万円分の。関係ないと言えば関係ないのかもしれないですが。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 事業報告につきましては、協議会の中で監査を受けまして、それで国へ報告をするというような形になります。
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○渡邊 委員 例えばその内容について疑問があったとするじゃないですか、我々が。おかしいと思ってその監査とかそういうのには触れないで直接、その協議会と国で直接やってしまって、我々はその監査のよりどころというのはそこにはないわけですか。国だから会計検査院がやるということなのかね。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 実際には監査は協議会の中での内部監査と、あとは委員おっしゃられるとおり国の会計検査院の会計検査というものがあると思います。
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○渡邊 委員 それは事務局はどこなんですか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 今の協議会の事務局につきましては歴史まちづくり推進担当が担っております。
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○渡邊 委員 それ、要するに、そうしたら歴史まちづくり推進担当がやるということは、歴史まちづくり推進担当の人件費がここに出ているということだよね。ということは、だって、鎌倉市の市民の税金をいただいてそこに投入しているということになるんですか。それでも我々はその市民からお預かりした税金の使い道がわからないという。決算の場合はわかりますよね。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 この実際に協議会への負担金10万円、これに対しての決算というものは出てきますけれども、協議会への補助金の部分につきましては出てこないような形になります。
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○渡邊 委員 それは議員としてお出しいただきたいということでも出ないですか。その全て。数字ばっかりじゃなくてメンバー構成とかなんとか、いろいろ。
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○桝渕 文化財部長 市にかかわることであれば、情報公開請求等していただければお出しできるところについてはお出ししていくということになろうかと思います。
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○渡邊 委員 次の質問に参ります。政所の跡地についての調査状況と、平成29年度の政所に関する目標を教えてほしいんですが。
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○西山 文化財課担当課長 政所につきましては、平成26年、27年度に職員の中でプロジェクトチームをつくりまして、吾妻鏡等の記録をもとに検討を進めたところでございます。政所跡につきましては、まだ、個人住宅等がたくさん建っておりまして、なかなか発掘に基づく調査結果のデータというのは思うように得られないというところがございますので、今後そのデータを蓄積していく中で、政所の調査というのを進めていきたいと思っております。
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○渡邊 委員 今後その調査を進めていくということはわかりましたけれども、大体いつごろに完了するという目標というのはないんですか。場所を確認しますが、場所は八幡様の南側の東側のところでしたか。
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○西山 文化財課担当課長 場所につきましては、八幡宮の附属中学校寄りといいますか、あちらになりますけれども、具体的なスケジュールにつきましては、先ほども話しましたその発掘のデータの蓄積が不十分で、十分な調査はできませんので、その辺のデータの蓄積を待ってからということになります。
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○渡邊 委員 次の質問ですが、国宝館の特別展覧会などの企画の予定がありますか。
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○鎌倉国宝館副館長 鎌倉国宝館の平成29年度の予定でございますが、4月下旬から6月上旬まで「鎌倉の至宝展」、6月10日から7月中旬まで「常盤山文庫の名品展」、7月から8月にかけて平常展を挟みまして、9月は鶴岡八幡宮の例大祭に合わせて「国宝鶴岡八幡宮古神宝展」、秋の10月下旬から12月頭にかけましては「鎌倉公方展」という特別展を開催を予定しております。年が明けまして、1月から2月にかけて「肉筆浮世絵の展覧会」、2月から3月にかけて「ひな人形展」、また3月に入りましてから「仏像入門」の特別展を予定しております。
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○渡邊 委員 お伺いしたいんですが、外国人のインバウンドの対策というのは何か特別にやっている部分というのはありますか。
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○鎌倉国宝館副館長 今年度、当館で刊行しております「仏像のキホン」という比較的好評を得ている刊行物がございますが、これを英語に翻訳をいたしまして、そうした多言語化に対応するような方向でその方向の一つにしたいと考えております。
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○渡邊 委員 私、いろいろあちこち仕事で行ったことの記憶があるんですが、外人向けの各国語の館内案内のヘッドフォンラジオというのはありますか。
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○鎌倉国宝館副館長 こちらについては鎌倉国宝館では設置しておりません。
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○渡邊 委員 インバウンドがふえるしオリンピックも来るということで、お考えになったほうがいいかと思うんですけどね。大概どこの国の大きなところはございますので、特に鎌倉はインバウンドは多いですから、お考えいただいてもいいかと思います。
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○鎌倉国宝館副館長 今、委員御指摘のとおり、私自身も他館の博物館、美術館へ行きまして、そういったことが活用されているのは現実問題として認識しております。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、そういった需要が拡大する可能性があるかと思いますので、少しそういった他館の状況、そういったものをこれから検討していきたいと考えております。
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○渡邊 委員 よろしくお願いします。
全然ここで聞くのは筋違いなのかもしれないですけど、バリアフリーというのは、フリー化になっているんですかね、館内は。
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○鎌倉国宝館副館長 ただいま、館外から入場してから、展示場と隣の別の建物に例えば車椅子の方をそのままお連れして、エレベーターを使用して展示場に入っていただくという形をやっております。あと来館者用のトイレにつきましては、そういった車椅子等の方にも御利用いただけるような形で対応させていただいております。
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○渡邊 委員 それは積極的に、車椅子の方がいらっしゃったときとかなんかは、職員の方は御案内するようなことにはマニュアルになっているんですか。
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○鎌倉国宝館副館長 おいでになった際に館外の外にあるインターフォンを押していただければ、あとモニターを外に向けてカメラが出ておりますので、そういったもので職員が確認して御案内させていただくという流れになっております。
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○渡邊 委員 それで、要するに障害者の方はスムーズに入館できると考えていてよろしいですか。
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○鎌倉国宝館副館長 そのとおりでございます。
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○渡邊 委員 前にも一般質問でさせていただいたんですが、バリアフリーのバリアフリーツアーセンターというところと、今、私とやりとりをしていまして、センターでいろんな障害に対して情報を集めておりますので、行く行くは担当の方が行くかもしれませんので、そのときにはよろしくお願いをしたいと思います。
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○上畠 委員長 暫時休憩いたします。
(12時01分休憩 13時10分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
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○三宅 委員 野村総合研究所の跡地のことなんですけれども、公共施設の再編で伺うのかどうか迷っておりましたが、今、所管が文化財課ということだったので、あわせて伺っていきたいと思います。
今、野村総合研究所跡地に文化財のいろいろな物がたくさん保管をしてありまして、そういう状況なんですけれども、この使い方ですね、今後の使い方、市長はITの集積所にするというそういった構想もお持ちだったと思っているんですけれど、今後は文化財の物が置いてある中でどういった活用をお考えでいらっしゃるのか、その方向性がわかっていれば教えていただきたいんですが。
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○比留間 経営企画部長 ただいま御質問ございましたように、たしか公約の中にそういうような文言があったかと思っております。それで、一昨年ですか、策定しました、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中でも、「働くまち」をつくっていくというようなことで、企業誘致等をしていきたいというような考え方と全市的には思っているところでございます。そういった中で、一つ野村総合研究所跡地はそういうポテンシャルのある場所だと考えております。ただ、今御質問の中にありましたような文化財をそのままに残したまま使うというようなことは、なかなかできないのではないかと考えておりまして、先ほど文化財部長も御答弁していましたように、何らかの対応を考えていく中で、全市的にどういう土地利用をしていくかということを考えていかなければならないと思っております。
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○三宅 委員 まち・ひと・しごとの中で、「働くまち」にしていくために野村総合研究所の跡地も何らかの活用をしていくということなんですが、それはそんなに遠い先ではありませんよね。それで、ここに置いてある数々の文化財をさてどうするのかというときに、もうどこかかわりの保管場所というのか、そういうものを当然想定しておかなければいけないのではないかなと今聞いていて思ったんですが、そのあたりはどう整合性をとっていかれるんでしょう。
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○桝渕 文化財部長 かわりの場所をどのように確保していくかということになりますが、あれだけのボリュームのあるものを収容できる場所というのは限られてこようかなと。そういう中で幾つか候補というものを挙げながら、本当に可能なのかどうかというシミュレーションを早急にしていかなければならないと。それに当たっては経営企画部とよく相談をしながらやっていくということを考えているところです。
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○三宅 委員 それは平成29年度には取りかかるという、そういった方向ですか。
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○桝渕 文化財部長 早急に取りかかっていく必要がありますので、当然ながら平成29年度も視野に入れてその検討をすると考えております。
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○三宅 委員 大変ボリュームがありますから、分散をしておくということもあるのかもしれませんが、ずっと高橋委員も赤松委員も前から、早く文化財の整理をしていかなければいけないとおっしゃっていますが、そこもスピードアップをしてやっていかないと、どこにまた分散するにしても保管場所を移すにしても、そこまでのためには整理を早くしておく必要があると私も考えております。そこも、整理をしてからになるのか、そこをスピードアップしてやっていかないといけないんですけれど、もう一回そこのお考えを伺っておきます。
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○桝渕 文化財部長 未整理の部分は2種類ございまして、未整理といっても、もう既に報告書を刊行して再整理を行っておる部分と、それからいまだ報告書を刊行できていない部分、こういったものがございます。この報告書を刊行していない部分は早急に取りかかっていかなければいけませんが、再整理を行っているものについては、移転後もその作業というのは可能というか、移転後にもできますので、とにかくその移転をするということをひとつ優先的な課題として捉まえて、作業、事業を進めていく必要があろうと考えています。
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○三宅 委員 そうしますと、再整理が必要なもので、もう一つはこれからのものというのは、そこはもう分けてあるので、移転についてもやりやすいと、そういう状況になっているということでよろしいんですか。
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○桝渕 文化財部長 おっしゃるとおり、そのような状況になっていると認識しております。
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○赤松 委員 先ほどの条例のところで質問すればよかったんですけど、非常勤で館長を置くという話がありました。これが非常勤の特別職報酬1人というこれだと思うんですけど、その下に学芸嘱託員2人ということが書いてあります。もちろん学芸員の方は非常に大事ですから、オープンのスタート時というのはなかなか大変だから、人員もそれなりに、通常よりは体制の強化が必要だと思いますけど、実際に非常勤の館長、それから嘱託員、学芸員がお二人、その他職員はどういう、何人ぐらいでこの施設そのものを回していこうという考えでいるんですか。
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○高木[明] 文化財部次長 ただいまお話がありましたとおり、非常勤の特別職として館長1名、それと、学芸員としての非常勤嘱託員、これは今現在1名おるんですが、また4月から1名増員させていただいて2名体制。それと午前中にもお話ありました、今、歴史まちづくり推進担当で担っている係長以下職員、学芸員入れて今3名おります。その3名が具体的にはあちらの館に執務室を移して運営していく予定で今のところおります。ただ、開館当初、当然混雑等も予想されますので、それは部内または教育委員会内、そういったところの応援等も視野に入れながら、適切な安全な運営管理に努めてまいりたいと考えております。
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○赤松 委員 常時いらっしゃるのは3名で、学芸員の嘱託の方が、嘱託だからこれは月何日ということになるでしょう。だから出ない日もあるわけで、それは嘱託員、2人が交互に重なって出るんじゃなくて、必ずいるような形の体制をとるとしても、4人ということになりますよね。そういう体制なんですか。
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○高木[明] 文化財部次長 事務方としてはそのような体制で、非常勤嘱託員、学芸員は月12日勤務で今考えております。そういった中でローテーション等を組みながらやっていくと。そのほかにあと委託の中で、今、国宝館も受付業務等3名ですか、国宝館は今現在3名でやっておりますけれども、そういった形で運営に至っても交流館についてもそういうような形で考えております。
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○赤松 委員 なかなか厳しいなという感じを率直に受けるんですけど、スタート時は文化財部挙げて協力体制で対応するようになると思いますけど、これは引き続きの課題ですね。スタートしてみて、どういう状態なのかというようなことも踏まえながら検討していくということは大事じゃないかと思います。
それからもう一つは、条例のときには私気がつかなかったんですけど、この予算書を見て、例えば図書館にしても、それから国宝館にしても、こういう専門的な施設という場合、運営するには必ず専門的な立場の方々による協議会を設置していますよね。国宝館協議会とか図書館協議会とか。ところが歴史文化交流館はそういう協議会の設置がないんですけど、これはどういう考えのもとなんですか。
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○高木[明] 文化財部次長 国宝館につきましては登録博物館ということで、博物館法に基づいて協議会が設置されているものでございます。今回の交流館につきましては、博物館法に基づく登録博物館という位置づけではございませんので、現在そういった協議会の設置を考えておりません。ただ、副館長、先ほど申したように、今のところ博物館、館について専門的な方にお願いするのを第一に今準備を進めておりますので、そういった専門的な方々、そういった方々からもちろん意見をいただくなり、あとは教育委員会内でも国宝館、館を持っていますので、そういったところと連携しながら相談またはアドバイス等をいただきながら適正に管理してまいりたいと考えています。
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○赤松 委員 私は博物館法に基づく施設だとばかり思っていましたけど、どこでその区分が。例えばこの施設で言えば、こういう点が備わっていないから博物館法のそれを受けないんだと、その辺のところはどうなんでしょう。私はそうだとばかり思っていたから。
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○桝渕 文化財部長 博物館法に定めます博物館は2種類ございまして、先ほど次長から答弁させていただいた登録博物館、それから博物館相当施設という2種類がございます。この今回我々が整備してきております交流館につきましては、これは双方とも手続が必要でございまして、登録博物館は県の教育委員会に登録する、博物館相当施設は文部科学大臣の指定を受けると。そういうような仕組みになっておりまして、その手続をとっていないのが第一ということでございます。ただし、市としましては、いずれこの登録博物館なり博物館相当施設の指定、こういったものも視野に入れながら交流館を育てていくということを考えておりますので、その時点で博物館法にのっとる協議会の設置についてもあわせて行ってまいるような、そんな段取りをつけていきたいと考えています。
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○赤松 委員 わかりましたけれど、国宝館があり、国宝館には協議会が設置されていると。今度のこの新しい施設、類似施設ですよね、どっちにしても。持っている性格は同じですよ。だから、今後その検討をしていくという話なんですけれど、ぜひ国宝館の協議会の先生方、それは国宝館の協議会委員ですけれども、同じような目でこの交流館も見ていただいて、そういう専門的な知見というのはぜひ交流館でも反映させていただいて、よりよい施設の運営ができるように専門的な立場からアドバイスをいただくとか、私はぜひそれは必要だろうと思うんですよ。本当はもう設置してあったほうがいいだろうということで、何でつくらないのと率直に言おうと思っていましたけれども、今のお答えがありましたから、だけどこれはぜひ前向きに考えていただきたいなというのを率直に思っていますので、検討課題でもあるというお答えもありましたから、これ以上結構ですけれども、その辺のところは私の言わんとしていることをよく酌み取っていただいて、今後の館の運営に当たっていただきたいと思います。
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○久坂 委員 先ほど私も条例のところで申し上げればよかったんですが、交流館のところでして、先ほど来、インバウンドの対応をされるとお伺いしているんですけれども、ということは、展示につきましても多言語対応をされる御予定かということをお伺いをしたいと思います。
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○高木[明] 文化財部次長 多言語につきましては、基本的に展示物等のキャプションにつきましては、基本的にはもちろん日本語、あと英語併記で考えております。その他の言語につきましては、今のところリーフレット、説明パンフレット等を作成する予定で、それを4カ国語対応で、日、英、中、韓の4カ国語で作成する予定で今準備を進めているところでございます。
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○久坂 委員 リーフレットにつきましては4カ国語対応ということなんですけれども、ただ、今般、鎌倉市にお越しくださっている観光客の方の分析もされていらっしゃるとは思うんですけれども、割と台湾ですとか、そういった中華圏の方が結構多いものでして、展示につきましては日、英ということなんですけれども、ふやせるのかという御検討をいただければということを思いました。
あと、話が変わりまして、国宝館の話でございます。2年前か何かの決算のときにも申し上げたことがあるんですけれども、あれだけ本当にいいものをお持ちなんですけれども、なかなか団体客の入りが少ないということで、ぜひ修学旅行の方ですとかそういった方の誘導をお願いしたいということで、先ほど渡邊委員からもございましたけれども、修学旅行を扱っていらっしゃる旅行会社への働きかけですとか、そういったことをしていただきたいというお話をしたことがございましたが、平成29年度につきましてどういった活動をされるのか、御予定をお伺いします。
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○鎌倉国宝館副館長 今、委員御指摘のとおり、私ども鎌倉国宝館といたしましても団体客の誘致についてはかなり傾注しなければいけないと考えております。したがいまして、今、先ほど渡邊委員からも御指摘がありましたような、ああいった旅行会社様への働きかけというんでしょうか、それに当たっては、例えばこちら側の特別開設等を対応させていただいて、何かメリットがあるような、そういったことも視野に入れて進めるような形で、平成29年度も検討を進めてまいりたいと考えております。
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○久坂 委員 団体への特別開設はもう既に実施をされているということで理解をしておりまして、それもいい取り組みだと思いますということを申し上げたこともございますけれども、それに加えまして、特別開設が多分団体へのサービスになると思うんですけれども、本当に国宝館のまず存在を知っていただくということも重要だと思っておりますので、そこら辺の働きかけをぜひお願いしたいと思います。
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○渡邊 委員 今ふと思ったんですが、国宝館って江ノ電バスがやっている定期観光バスのコースに入っていますか。
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○鎌倉国宝館副館長 特にそういった形で、セッティングという形では入っていないです。
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○渡邊 委員 そういったところにもぜひセールスしていただいて、一人でも多くのお客様を呼んで、入場料をもらうように御努力いただきたいと思います。よろしくお願いします。
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○上畠 委員長 ほかに御質疑ございますか。
では、委員長から2点質問させていただきます。
由比ガ浜こどもセンターのところで出土した石棺と人骨の扱いは、どのようになったのでしょうか。これに関して。大変貴重な物であるということは聞いて、やんごとなき方の御遺骨だったということも聞いていますので。
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○西山 文化財課担当課長 人骨につきましてはまだ調査を進めているところでして、新潟医療福祉大学にまだあるということで、石につきましては野村総合研究所跡地に今保管している状況でございます。
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○上畠 委員長 大変貴重な物なので、特にその石棺、以前、安国論寺から出土したつぼが崩壊した件がございました。そういったことのないように、厳重な取り扱いをしていただいて、チェックはしていただいていると信じてよろしいですか。
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○西山 文化財課担当課長 御指摘のとおり非常に貴重な物でございますので、保管については十分に注意しながら保管しているという状況でございます。
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○上畠 委員長 日本遺産いざ鎌倉協議会について先ほど渡邊委員が御質問されまして、部長が最後御答弁されて、市の支出した部分に関しては情報公開請求の開示の対象になるとおっしゃりましたけれども、それって結局この10万円というこの負担金の部分ということなんでしょうか。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 そちらにつきましては協議会の補助金の補助申請書2,700万円、こちらの分は、市・県を経由して国に提出しておりますので、その書類につきましては情報公開の対象になります。
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○上畠 委員長 決算内容ではないということですよね。どういったところに支出したかというところは出ないということですね。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 決算書については負担金の10万円の支出状況という形になります。
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○上畠 委員長 会長が副市長であることもありますし、提出してはいけないというルールはありませんよね。任意の提出というのはいろんな団体がされていますけど、それは可能と考えてよろしいですか。提出を求めれば。
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○不破 歴史まちづくり推進担当課長 その場合には協議会の収支の決算書の提出をさせていただきます。
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○上畠 委員長 では、質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
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○高橋 委員 意見で、文化財部に特化した総合計画の策定について。文化財総合目録の再整備とデジタル化について。大町釈迦堂口遺跡周辺整備に向けた体制について。
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○前川 委員 意見で、大町釈迦堂口遺跡の対策について。
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○上畠 委員長 ほかに御意見ございますか。
(「なし」の声あり)
では、事務局、お願いします。
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○事務局 高橋委員から意見で、文化財に特化した総合計画の策定について。文化財総合目録の再整備とデジタル化について。大町釈迦堂口遺跡周辺整備に向けた体制について。
前川委員から意見で、大町釈迦堂口遺跡の対策について。
以上、御確認をお願いいたします。
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○上畠 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
これで意見を打ち切り、この項を終わります。
職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
(13時32分休憩 13時35分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
原局に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いいたします。なお、説明は座ったままで結構です。また、質疑及び答弁において年度の指定を明確にするため、「本年度」「来年度」という言い方ではなく、「平成28年度」「平成29年度」というように年度を指定して質疑及び答弁をするよう御配慮お願いいたします。
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○上畠 委員長 次に、第10款総務費、第5項総務管理費のうち教育部所管部分並びに第55款教育費、第5項教育総務費のうち教育部所管部分、第10項小学校費、第15項中学校費及び第20項社会教育費のうち教育部所管部分について、一括して説明を願います。
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○齋藤[和] 教育部次長 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算、第10款総務費及び第55款教育費のうち教育部所管の内容について、説明をいたします。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書の54ページを、一般会計予算事項別明細書の内容説明は24ページを御参照ください。第10款総務費、第5項総務管理費、第10目文書広報費、市史編さん事業に係る経費は、事務補助嘱託員2名の報酬などを計上いたしました。
予算に関する説明書の142ページを、事項別明細書の内容説明は325ページを御参照ください。第55款教育費、第5項教育総務費、第5目教育委員会費は610万1,000円で、教育委員会運営事業に係る経費は、教育委員4名の報酬などを計上いたしました。
予算に関する説明書は145ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は326ページから330ページを御参照ください。第10目事務局費は7億3,619万6,000円で、事務局運営事業に係る経費は、学校技能員など非常勤嘱託員の報酬、臨時的任用職員の賃金などを、学校安全対策事業に係る経費は、小学校警備業務、学校機械警備などの委託料を、教職員運営事業に係る経費は、教職員の1日健康診断、福利厚生事業などの委託料や、神奈川県公立小中学校長会等、各関係団体への負担金などを、学校施設管理事業に係る経費は、建物共済保険料、学校用地賃借料などを、職員給与費として、教育長と教育部のうち、生涯学習センター及び中央図書館を除く職員48名に要する職員給与費を、それぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は331ページから338ページを御参照ください。第15目教育指導費は3億4,408万4,000円で、学校保健事務に係る経費は、学校医、学校薬剤師の報酬、就学時健康診断、心臓病等各種検診業務委託料などを、就学事務に係る経費は、臨時的任用職員賃金、卒業証書等印刷製本費などを、学校保険事務に係る経費は、学校賠償責任等保険料、独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済掛金などを、教育指導運営事業に係る経費は、学校運営指導員報酬、各種研究・大会等負担金などを、情報教育事業に係る経費は、コンピュータ等維持修繕料、小中学校教育用コンピュータ等賃借料などを、教育支援事業に係る経費は、学校図書館専門員、小中学校非常勤講師などの報酬、総合的な学習の時間等実践交付金などを、特別支援教育事業に係る経費は、スクールアシスタント、学級介助員などの報酬、学級支援員謝礼や、肢体不自由学級児童生徒送迎バス運行業務委託料などを、就学支援事業に係る経費は、高等学校等就学援助金などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は147ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は339ページから341ページを御参照ください。第20目教育センター費は3,258万9,000円で、相談室事業に係る経費は、教育センター教育相談員、教育支援教室教育支援員などの報酬、心のふれあい相談員などへの謝礼などを、調査研究研修事業に係る経費は、教育指導員などの報酬、各種研究会・研修会の講師謝礼などを、教育情報事業に係る経費は、「かまくら子ども風土記」改訂協力員等謝礼や中学校理科学習資料印刷製本費などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は149ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は343ページから347ページを御参照ください。第10項小学校費、第5目学校管理費は8億8,585万1,000円で、小学校運営事業に係る経費は、小学校16校の教材用消耗品費、プロパンガス等燃料費、校舎小破等維持修繕料、緊急地震速報受信装置購入費、教材教具等備品購入費などを、小学校給食事務に係る経費は、給食用補充食器等消耗品費、深沢小学校など8校の給食調理等業務委託料、給食用備品購入費などを、小学校研究・研修事業に係る経費は、各校の教職員の研究・研修に要する講師謝礼や消耗品費などを、小学校施設管理運営事業に係る経費は、小学校16校に係る光熱水費、施設小破修繕料、トイレ清掃等の各種委託料などを、職員給与費として、小学校勤務職員45名に要する職員給与費を、それぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は348、349ページを御参照ください。第10目教育振興費は1億171万9,000円で、小学校特別支援教育事業に係る経費は、第一小学校など11校の教材用消耗品費などを、小学校教育振興助成事業に係る経費は、要保護児童に対する修学旅行及び準要保護児童に対する学用品、給食などの扶助費と、特別支援教育就学奨励費を、それぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は350ページを御参照ください。第15目学校建設費は7,662万3,000円で、小学校施設整備事業に係る経費は、御成小学校旧講堂改修設計業者選定委員会報酬、第二小学校ほか5校冷暖房設備設置工事設計委託料、関谷小学校北棟トイレ改修工事設計委託料、富士塚小学校受水槽等改修工事請負費などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は151ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は351ページから355ページを御参照ください。第15項中学校費、第5目学校管理費は4億1,926万9,000円で、中学校運営事業に係る経費は、中学校9校の教材用消耗品費、校舎小破等維持修繕料、緊急地震速報受信装置購入費、教材教具等備品購入費などを、中学校給食事務に係る経費は、ランチボックス等消耗品費や給食調理等業務委託料、給食予約等管理システム構築及び運用業務委託料などを、中学校研究・研修事業に係る経費は、各校の教職員の研究・研修に要する講師謝礼などを、中学校施設管理運営事業に係る経費は、中学校9校に係る光熱水費、施設小破修繕料、トイレ清掃等の各種委託料などを、職員給与費として、中学校勤務職員12名に要する職員給与費を、それぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は356、357ページを御参照ください。第10目教育振興費は5,618万8,000円で、中学校特別支援教育事業に係る経費は、第一中学校など7校の教材用消耗品費、腰越中学校特別支援学級初度調弁などを、中学校教育振興助成事業に係る経費は、要保護生徒に対する修学旅行及び準要保護生徒に対する学用品、校外活動などの扶助費と、特別支援教育就学奨励費を、それぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は358ページを御参照ください。第15目学校建設費は3億8,059万円で、中学校施設整備事業に係る経費は、第二中学校体育館特定天井改修工事設計委託料、腰越中学校トイレ改修工事設計委託料、大船中学校校庭整備工事請負費などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は152ページに参りまして、事項別明細書の内容説明は361ページから364ページを御参照ください。第20項社会教育費、第5目社会教育総務費は5億4,154万5,000円で、社会教育運営事業に係る経費は、社会教育指導員などの報酬、演奏会委託料、教育文化施設建設基金への利子積立金などを、放課後子ども教室運営事業に係る経費は、コーディネーター、教育活動推進員等の謝礼や、教室運営に要する消耗品費などを、吉屋信子記念館管理運営事業に係る経費は、施設修繕料、管理補助業務や庭園管理業務委託料などを、職員給与費として、経営企画部文化人権推進課文化担当、こどもみらい部青少年課、教育部のうち教育総務課、中央図書館及び文化財部の職員65名に要する職員給与費を、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は154ページに参りまして、事項別明細書の内容説明は373ページから375ページを御参照ください。第15目生涯学習センター費は2億6,776万8,000円で、生涯学習センター推進事業に係る経費は、事務補助嘱託員の報酬、生涯学習推進事業委託料などを、生涯学習センター管理運営事業に係る経費は、生涯学習センター管理業務補助嘱託員報酬、鎌倉生涯学習センター等光熱水費や維持修繕料、鎌倉生涯学習センターに係る総合管理業務委託料や、鎌倉生涯学習センター土地賃貸借契約更新料などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は156ページから159ページ、事項別明細書の内容説明は378、379ページを御参照ください。第25目図書館費は1億3,522万2,000円で、図書館管理運営事業に係る経費は、図書館業務嘱託員、専門的図書館業務嘱託員等の報酬、一般図書資料等消耗品費、図書館施設に係る光熱水費、総合管理業務委託料、コンピュータ機器等賃借料などを、それぞれ計上いたしました。
以上で、第10款総務費、第5項総務管理費及び第55款教育費、第5項教育総務費から第20項社会教育費までの説明を終わります。
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○上畠 委員長 これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○前川 委員 教育部の枠内予算というものを出していただいておりまして、平成28年度と平成29年度ということで出していただいております。平成28年度の部分は20億6,430万円ということなんですが、平成29年度は約10億6,760万円ということで10億円の減ということなんですけれども、これは理由としてはどういうことなのか、教えていただけますか。
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○齋藤[和] 教育部次長 最も大きいのは大船中学校改築に係る工事、それから工事監理業務委託料の減ということで、4億7,000万円ほど減になってございます。それから、冷暖房設備設置工事設計委託、あるいは工事監理、設置工事につきまして、平成28年度の2月補正で前倒しで計上をさせていただきまして、その分の減というのが4億8,000万円ほどございます。それからさらに平成28年度ございました中学校の給食室受け入れ改修工事費、こういったものがございますので、この辺が1億8,000万円ほどございまして、そこら辺が平成29年度減の内容になってございます。
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○前川 委員 非常勤とか職員の数はそんなに減っていないのにこの10億円の減ということで心配したんですが、思っていたとおりなんですけれども、その辺のところは十分大丈夫ですよね。嘱託員の教員の数とかそういうのは減っておりませんけれども、大丈夫ですよね。
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○齋藤[和] 教育部次長 人的支援に係る経費につきましては減少の部分はございません。
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○前川 委員 事項別明細書の328ページなんですが、教職員のメンタルヘルスなんですが、資料を出していただきまして、32ページに3資料として出していただきましたが、小学校と中学校それぞれ、改善が余り見られない中で、いつも数字が平成26年から28年までずっと同じだなと見ながら、何と評価していいかわからないんですが、精神疾患という先生が意外に多いんだなと捉えました。この辺のところは、実は教育大綱にも教職員の心身の健全なということで1行入っておりまして、これは大事なことではあると思いますし、子供たちのために何よりも先生の健康というのは非常に大事だとは思っております。教育大綱にそこの一言が入ったということは、そういう意味だろうと私は捉えておりますが、この精神疾患に関してはどのように捉えていらっしゃるのか、お答えいただけますでしょうか。
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○小日山 学務課担当課長 お手元の資料のように、過去3年、精神疾患による休職者の数が8人、9人、そして平成28年の今年度が8人となっております。これは決して低い数字だとは捉えておりません。ましてや、8人、9人、8人ということで、減少傾向も今のところ見られておりません。しかしながら、例えば平成28年度、今年度に関してはトータルで8名の休職者がおりましたが、今年度中に4名が復職をしております。そのうち1人は3月いっぱいで復職の予定ということで、この8人、9人、8人という数字がございますけれども、復職している者も多いということになっております。
このメンタル休職者については教育委員会としましても大きな課題であると捉えて、これまでも時間外勤務80時間以上を報告していただき、それを管理職から声をかけ産業医につなげる取り組み、あるいはメンタルヘルスチェックを行い、その結果を個人の教員に返して、その働き方であるとか生活の改善につなげたり、あるいは学校ごとのメンタルヘルスチェックの組織的な結果を管理職に返して、職場改善、職場環境改善の一つの材料にしているということで、さまざまな取り組みをしながらメンタル休職者が出ないように取り組んでまいりたいと考えております。
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○前川 委員 いろいろチェックをしていただいて、改善に向けてくださっているということで、ことしは4人が復職だということはわかりました。
先ほど時間外勤務も原因だとおっしゃっておりますけれども、それだけじゃないとは思っていらっしゃると思いますし、私もそう思っておりますが、休職に至るまでにどのようなケアを、いきなり休職されちゃうわけではないと思うんですね。チェックしているとおっしゃいますが、何となく様子が変だなというところは、学校内あるいは教職員同士で、その辺のところは様子を見てあげるということはあるんでしょうか。
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○小日山 学務課担当課長 いきなり休職ということはございません。ふだん様子を見ている中で、落ち込んでいたりふさぎ込んでいるといったときに、まずは一番身近な周りの隣のクラスの担任の先生であるとか、同じ学年の先生方、あるいは養護教諭が相談しやすいということで、養護教諭が相談に乗るといったことも聞いております。そして何よりも教頭、校長、管理職がさまざまなサポートをしながら、休職に至らなかったというケースもございます。ただ、なかなかそういったことが難しかった場合に休職になるということになっております。いずれにしても学校全体でそういった心身の不調に陥る職員を孤立させないといった、風通しのよい、何でも相談したり言い合えるといった職場づくりということが大事であると考えております。
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○前川 委員 おっしゃるとおりだと思います。そういうふうにしていただきたいと思っております。休職に至る前の今お話を聞きましたけれども、いらいらしているなとか、子供にどなってしまっているなとか、いろんなことが見えると思います。そのときに、どうしたのという声と、それはよくないんじゃないかというような声がかけられるような関係になっているのかどうか、それは本当に私たちには全く見えません。それがもちろん御本人はお辛いでしょうし、子供たちにも影響していると思っておりますので、今お尋ねした次第です。ぜひその辺のところは、校長先生だけにとか教頭先生だけにそれを託すのではなくて、教員同士がそういう意識を持たないと、子供たちの様子も見えない、見られない、見ることができないと思います、教職員の皆さんが。ですので、ぜひよろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○小日山 学務課担当課長 まずは教育委員会としては校長会を通してそういった職場環境づくりのお願いをしていくといったこと、それから学校訪問やヒアリングの中で、それぞれの一人一人の教職員の方にそういったことが伝わるように取り組んでまいりたいと考えております。
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○前川 委員 ぜひよろしくお願いいたします。
それから、334ページのいじめに関する調査委員会委員報酬とか、いじめ問題対策連絡協議会の委員とかということでありますけれども、このいじめ問題対策連絡協議会のこの件数といいますかその成果といいますか、どのようにお考えになっているのか、お伺いさせていただきます。
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○教育指導課長 今、委員御指摘のいじめ問題対策連絡協議会につきましては、これは年に一度、教育に関係に有する団体の方とか、心理、福祉のそういった専門家の方、または関係行政機関の職員の方、それから学校の代表、市の職員といった委員の構成の中で、いじめについてのその年の学校の様子を報告した上で、アドバイスをいただくというような機関になっております。
また、いじめに関する調査委員会につきましては、また別の組織でありまして、これにつきましては、法律、医療、心理、福祉のそういった専門の知識をお持ちの先生方をお招きして、学校の様子、いじめの現在の様子を報告する上で、アドバイスをいただくというのが基本的にやっているところであります。なお、いじめの重大事態が発生したときには、このいじめに関する調査委員会が具体的には調査を行うというような使命も持っているところであります。
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○前川 委員 いじめに関する調査委員会で実際に委員会として調査された件があると思います。その中で、これは決算ではありませんけれども、平成28年でどのくらいこれの調査委員会で反映されているものがあるのか、どのようにすればここにかけられるのか、ということを伺ってよろしいでしょうか。
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○教育指導課長 このいじめに関する調査委員会につきましては、学校からいじめの報告が上がってきて、それについて委員会と学校との中で、やはりこれは重大な事態に発展するのではないだろうかとか、そういった検討の中から、このいじめに関する調査委員会を立ち上げるかどうかということを検討しているところであります。そして、以前御報告したかもしれませんが、平成27年度については2回これについては開催をしまして、平成28年度につきましては3回しているというところであります。
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○前川 委員 すごく件数としては私は少ないような気がしております。少ないと思います。そこに上がってくるまでにいろいろと経緯があるのでしょうから、実際にその調査委員会にかけるということは難しいのかもしれませんけれども、実際の数からすれば非常に少ないと思いますので、何かあり方を変えたほうがいいんじゃないかなとも思います。
それからいじめ問題対策連絡協議会、さっき1年に1回とおっしゃいました。これはいじめの傾向とかいじめがあるんだということを広くいろいろな方に周知していただくということだと思いますけれども、これも1年に1回でどれだけのことが皆さんにわかっていただけるのかなとも思います。その辺のところはいかがでしょうか。ほかの方法でいじめについてお伝えしているとおっしゃるのかもしれませんけれども、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 このいじめ問題対策連絡協議会につきましては、一つは条例に定められているところの機関ではございますので、一応、年に一度集まって、いろいろ学校の様子を御意見いただいて、そしてそれをまた学校に返していくというような役割の機関でありますので、今のところ回数をふやすというところは考えていないところであります。
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○前川 委員 そうおっしゃると思いました。そうだと思いますけれども、実際に本当にちゃんと実態を知っていただくということであれば、少し考えていただければと思います。ほかの方法もあるかもしれませんけれども、事実いろいろな方法があって、今の世代の中でも理解できない方もありますので、実際に子育てしている方はわかりますけれども、そういう意味で、社会として知っていただくためには、もう少し条例を変えるなりなんなりして、大きく問題提起していく時代だと私は思っておりますので、ぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 今、委員御指摘のとおりの部分、私もそのように考えているところでもあります。ですが、問題対策連絡協議会の部分については別のところでありますが、それ以外のところでいじめを啓発するためにも、いじめ対策を啓発するということもありますので、いろんな形で学校にも周知していく、またはそういった情報交換をしていくという機会を多くしていくということは必要かと思っておりますし、来年度そういったことについては取り組んでまいりたいと思います。
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○前川 委員 ぜひ、いじめはだめなんだと、どんな方法があってもどんな理由があってもだめなんだということを、ぜひ教育委員会からも打ち出していただくべきだと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それにつながりまして、336ページのスクールバディの派遣に関してなんですけれども、今回2校ということではありますが、どことどこであるということはお聞きできるんでしょうか。
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○教育指導課長 現在、校長会に投げかけをして、現在学校で調整をしているところであります。
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○前川 委員 これって例えば何月から始めることになるんでしょう。各学校でやるとすれば。
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○教育指導課長 学校の行事等もあると思いますが、できれば5月ぐらいから始められればと思っているところです。
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○前川 委員 2校ということだと、25万円だから、簡単に計算すると1校12万5,000円ぐらいのお話だと思います。とりあえず中学校対象だとしますと、この間、手広中学校をやっていますので、あと8校ということで、これで2校やるとすると、あと6校残っているわけで、こうやっていると、まだ3年、4年かかっていくのかと思います。一斉に、とにかくさっきも申し上げましたように、教育委員会としても非常にこれを重要視しているんだ、重大視しているんだという姿勢を見せていただくためには、全校早くにスクールバディに頼るということしかないと一部では思っている、私は、もう内心。言っていてもだめであれば、実践して、子供たちが実感していくということ、非常に大事だと思っていまして、この間一般質問でもそういう、子供たちが一人一人の受けとめ方はとてもいいと聞いておりますので、とにかく早くに全校実施してほしいと思っていたんですが、すごく残念なんですけれども、この辺のところはいかがお考えでしょうか。
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○教育指導課長 スクールバディにつきましては、学校の受け入れというのも準備が必要なところでありまして、スクールバディをきちんと続けていくとすると、ある意味では新しい生徒会の委員を一つ立ち上げるようなものと。または部活動を一つふやすようなもの、それぐらい活動が頻繁になってくるということで、受け入れる学校もそれなりの準備が必要になってくるかなというところもあります。平成29年度につきましては2校で、ただ、金額的には実は1校11万円ですので、残りの3万円を使って、平成29年度も職員向けに啓発活動の一つとして講演会を企画していこうとは考えているところです。そのような形で広げていきたいと考えております。
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○前川 委員 いろいろ言っても、とにかく今回2校計上ということですので、そして今、講演会ということで計上してくださっているということは理解いたしますが、各学校の受けとめる先生にもよるのではないかと思います。これをぜひやろうと思ってくれる先生がいるということの違いは各学校で出てくると思いますので、そこのところはよく、本当に教育委員会でもお話ししていただいて、当然もうおわかりになっていらっしゃるんだと思うんですけれども、時間がかかるとはいえ、子供たちのため、そして先生のためだと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、今回、腰越中学校に特別支援教室ができると思いますが、全校配置ということで、あとどれくらい、あと何校が残っているという形になりますか。
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○教育指導課長 中学校につきましては、腰越中学校が完成しますと、あと岩瀬中学校1校となっております。それから小学校につきましては残り6校となっております。
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○前川 委員 これは、全校配置という方針は前にも決まっていることですけれども、必要とする方が入られるというところで設置ということで、それはそういう方針でこれからもやっていくということですよね。
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○教育指導課長 そのように考えております。
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○前川 委員 それはそれで結構です。
そして、350ページの学校のトイレなんですけれども、本会議でも第二小学校のトイレの話がありましたが、私もそれにかかわりまして、実態もよくわかっております。それで、便器が壊れてしまっている部分と、それからカーテンが壊れてしまっている部分というところで、改善策をとられることになったわけですけれども、疑問に思っておりますのは、先ほどから清掃の方も結構掃除で入っていらっしゃいますよね、トイレの掃除で。こういう方に別に託すわけじゃないわけですけどね。この方たちのせいにするわけじゃないんですよ。そういう方たちが、壊れているというようなことをおっしゃったりとかはないんでしょうか。
多分、学校の中は教職員のトイレと生徒のトイレは別になっていますので、先生がトイレの中に入るということはなかなかないのかもしれないし、先生がトイレに入るということは、子供たちがびっくりするから、確認ができないのかなとかと、非常に単純な疑問なんですけど、持っております。便器のこの座るところが壊れているなんていうことは非常に問題ですし、カーテンも行ったきりでもう戻らないみたいな、そういうのも非常に問題だけど、子供たちにはなかなか説明ができなくて、気がついた保護者がおっしゃったということがあるんですね。
これって根本的に先生方が子供たちが帰った後に一つまたお仕事がふえるという話になっちゃうかもしれませんけど、様子をトイレの中を幾つか見るとか、時間のあるときにのぞいてみるとかということはないものなんでしょうか。
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○学校施設課長 トイレの清掃委託につきましては、小学校においては月8回、中学は4回ということで、定期的な清掃をしてございます。学校の先生、校長先生には作業が終わった後の状況について御確認をいただいて、清掃の状況で不備がある場合には、至急私どもから業者に連絡を入れるという形で対応してございます。その確認の中でトイレの破損等につきましても把握をしていただくという形で、学校を通じての私どもへの連絡は頂戴いたしておりまして、業者から直接に御連絡をいただくという形にはなってはおらないという状況でございます。
今、先生に御確認をしていただいているという部分でございますけれども、トイレに限らず他の施設についてもいろいろ御報告はいただいている部分がありまして、またそれぞれ優先度のお話をさせていただく中で実施をしているという状況でございます。
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○前川 委員 おっしゃっていることはわかります。優先度の問題はわかるんですけど、小さいお子さんが、座るところが壊れていて、こうやって、落ちてしまうのでぶら下がってというような、使っているみたいなことを聞くと、子供には先生に言えないのかなというのがあって、優先度の問題というよりは、そこは見ればすぐわかることで、カーテンも行ってしまって戻ってこないで、閉まらないということですよね。それも小学生とはいえ、それは、見られてしまうので恥ずかしいことなので、それは一目瞭然なんじゃないかと思います。ですから、なるべくそこはもう優先度云々ではなくて、私自身が受けてびっくりしたのは、議員があれすることではなくて、学校の中でそこは早くに処理してあげてほしいと思ったんです、単純に。ですので、そこのところは学校の先生で、早くに何とかしてほしいという声を上げられたときには、してさしあげたほうが子供たちのためだと思いますが、いかがでしょうか。
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○学校施設課長 学校のその施設の不備に関する修繕につきましては、定期的に学校の要望を私どもで酌み取るようなことをしてございます。その中で、今おっしゃっているような特に個室の問題については非常にセンシティブな部分がございますので、早期に手当てがしていけるように進めてまいりたいと考えてございます。
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○前川 委員 ぜひそのようにしてあげてください。そのほうが子供たちのためだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。そして、これから学校の施設がどうやって建てかわっていくかという問題もあって、いろいろなお金をかけらない部分もありますが、代表質問でもお話しさせていただきましたけれども、トイレの問題はいろいろといろんな学校から私にもお話しいただきます。建物も古いものですから、改修が間に合わない学校に関しては、においだったり、暗かったりというところでありますので、応急処置としてどこかから予算を持ってきていただいて、その辺のところは、トイレは毎日使わなきゃならないし、行きたくなくならないようにしなければいけないので、健康上も問題がありますから、ぜひその辺のところをよろしくお願いしたいんですが、確認でよろしいでしょうか。
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○学校施設課長 今言われた点につきましては、お話をいただいたときには現場を確認して、必要な対応を図っていくとしてまいります。
あと、委員が冒頭でおっしゃられたトイレの破損しておりました便器につきましては、便座の交換修繕を完了してございます。パーティションのふぐあいにつきましては、全箇所、6カ所ございますけれども、6カ所の改修が、順次にやっていくということで、今そのうちの1カ所を年度内には完了させるということで、今その準備を進めているところでございます。
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○前川 委員 それは感謝しております。例えば毎日毎日のように通っていらっしゃる子供だけじゃなくて、PTAの役員たちも結構学校へ行ってらっしゃいます。そういう方たちにも、こういう状態だからこのトイレを直しますからみたいなことを、学校の校長先生、あるいは教頭先生が役員に伝えていただければ、またそれも一つの理解が広がっていくかと思いますので、PTAのないところは申しわけないんですが、ぜひそういう形で少しずつ理解を深めていただくような、みんなが共有できるようなことにしていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
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○学校施設課長 基本的には学校とのお話は校長先生、教頭先生を通じて要望をいただいて、私どもはその結果について対応させていただいているところでございます。第二小学校につきましてはPTAの方と現場でお話をする機会がございまして、トイレのほかにも屋上であるとか校庭の倉庫であるとか、私どもが同行して細かく現状を見せていただいておりますので、そのような機会が他校でもあれば、学校ともちろん相談の上ですけれども、現状把握に努めていきたいと思っております。
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○前川 委員 よろしくお願いします。たまたま今の地域の学校ですけれども、ほかの学校に関してもそのように全てお願いしたいと思います。
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○高橋 委員 3点ほど伺います。
一つ目は冷房の関係なんですけれども、これは中学校はもう全部終わったんですよね。
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○学校施設課長 中学校につきましてはあと2校、平成29年度に第一中学校と第二中学校を実施いたしますと、完了ということになります。
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○高橋 委員 今回、小学校で設計の費用が計上されているんですが、これはもう設計だけで、平成30年度の施工になるということなんですか。
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○学校施設課長 小学校に関しましては、平成29年度にまず先行して4校の工事をさせていただきます。予算措置につきましては平成28年度の2月補正をさせていただきまして、繰越明許の形で工事費を平成29年度実施させていただくという形になってございます。平成29年度の事項別明細に載っております6校分の設計委託につきましては、この平成30年度施工の分の費用ということでございます。
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○高橋 委員 予算の関係で、もし少し予算がとれそうだったら、その平成29年度中に1校でもやるみたいなことはあるんですか。
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○学校施設課長 設計と実施につきましては、実施計画の計画事業という形で御承認をいただいておりまして、これの予算化につきましては、小学校につきましては平成29年度の4校工事、平成30、31年度で各6校という校数での予定を実施していく予定でございます。
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○高橋 委員 平成31年度にはもう全校終わるということなんですね。
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○学校施設課長 委員おっしゃるとおりでございます。
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○高橋 委員 小学校、中学校もそうですけど、教育費というのは基本的には経費というよりは投資ということで、なるべく早く予算措置をしてやっていただきたいなと前からお願いをしているんですけれども、特に勉強する環境が、片方はよくて片方は別枠だとなりますと、これは問題なんですね。ですから、設計をしないと施工ができない、これは当たり前のこと、その前の年に設計をして次の年に施工すると、これはわかりますけれども、入札の差金とかそんなことも、先に行けばあるかもしれませんから、そういうときには1校でも2校でも、補正でもしできるんだったらば、ぜひ考えていただけばと思いますので、これは経過を見ますので、よろしくお願いします。
2点目、これも毎回お願いしていることですけれども、吉屋信子記念館の開館の関係で、歴史文化交流館がオープンするということで条例が出ておりまして、皆さんが入る前にいろいろ議論をしたんですけれども、地域の皆さんの意向で、お休みの日はお休みという、一般の方を対象にした施設にしては非常に開館状況の悪いオープンの仕方をすると。しかも10時から午後4時までという非常に限られた中で公開をしていくと。できるだけたくさんの日にち公開をしていただいて、できるだけ長い時間公開していただくということが大原則だと思うんですね。ただ、そうはいっても、閑静な住宅街にある施設は、その地域住民の皆さんに対して配慮をして公開をしていくということは当たり前だとは思うんですけれどもね。そういうことを踏まえた上で、少しでも公開をしていただきたい。しかも一般公開ですね、予約公開じゃなくて。ということで、もう本当に10年以上この件についてはいろいろ改善を含めてやってきていただいているんですけれども、まだまだ一般公開が足りないなと。実際に平成28年度は何日ぐらい公開したのでしょうか。
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○朴澤 教育総務課担当課長 吉屋信子記念館、平成28年度でございますが、平成28年度は44日間一般公開をさせていただきまして、いらしていただいた人数とすると4,437名の方にお越しいただきました。平成27年度が4,208名でございましたので、若干ですけれども、いらしていただく方をふやすことができました。また、平成27年度に引き続きまして、平成28年度につきましても、12月3日に、より吉屋信子記念館を知っていただきたいということで、地元限定の公開もさせていただきまして、その当日は22名の方にいらしていただきました。今後とも引き続き吉屋信子記念館については、より多くの方にいらしていただいて、地域の方にも愛されるように努めていきたいと思っています。
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○高橋 委員 この予約を含めればもっとたくさん公開してはいるんですけれども、一般公開という、文学館に行って、その流れで吉屋信子記念館に寄っていこうかと、そう思う方は多いと思うんですね。そういう意味で一般公開ということが望ましいと。44日間しか開いていないということは、問題があるんじゃないかなと。以前は吉屋さんの養女の方がお住まいになっていたりとか、そういう環境がありましたからなかなかふやせないというのもあったんですけれども、今はもうそういう環境はないわけですからね。
もう一つは、地域の皆さんの、当時公開するに至るまでの協議の中で、限定的に公開してほしい意向を踏んでやってきたんですけど、ここのところは町内会の役員の皆さんも変わって、文学館に来られる方があの辺を通りますから、そんなにわさわさ、一般公開をふやしたからって地域の方に迷惑になるようなところではないんじゃないかなと、協議できるんじゃないかというようなことで町内会の方とも話をしていただいてきているんですね。ところが、それがなかなか継続していかない。実際にその公開日をふやすまでの協議が調っていかない。そういうことも含めて、地域の方に限定して中を見ていただくみたいなことをやっていただいたのかなとも思いますけれども、建物自体はかなり古いですから、そこに、これを見ても大体1日100人ぐらいは入るわけで、毎度毎度そういう方たちがどさどさ家に入っちゃうと傷むというのもあるかもしれないです。だけどあそこは非常に庭が広くて庭がいいんですよね。ですから庭だけでも公開するとか、そういうことは可能だと思うんです。ですから、いずれにしても地域の皆さんの承諾をできるだけ早目にとっていただいて、一般公開をできる限り広げていただく。中を使うのは予約公開みたいにしていけばいいんじゃないかと思うんですよね。何かそんなことで対応をお願いしたいと思うんですけれども、どうでしょうか。
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○朴澤 教育総務課担当課長 委員御指摘のとおり、平成26年度に若干公開の日数等をふやす努力をいたしまして、また地元の長谷自治会、由比ガ浜中央自治会の皆さんともよく御相談をして、御理解をいただいて進めてまいりたいと思っております。
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○高橋 委員 これは一つの施設に限定した捉え方をしていたらだめだと思うんですね。文学館もそうですし、地域には大仏だとかそういう国の指定史跡もありますし、観光的な要素もありますし。もう少し面的な捉え方をしていただいて、その中の一つの施設であるということ、そういったことでぜひ考えて対応していただきたいと思います。これは経過を見せていただきます。
最後です。生涯学習センターの関係でお伺いをいたします。これは予算が8,370万円ですか。契約の更改ということで何十年ぶりでしょうか、40年ぶり、50年ぶり、いかがなんですか、その辺は。
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○朴澤 教育総務課担当課長 鎌倉生涯学習センターの土地でございまして、委員のおっしゃられるとおり、広さは610.72平米で、お借りしましたのが昭和47年4月から45年間の契約を結ばせていただいて、その契約に基づいて学習センターを運営したと、そういう形になっております。その契約が平成29年3月末時点で切れますので、4月以降賃貸借の契約の更新をお願いして館を運営していきたいと、そう思っております。
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○高橋 委員 初めての更改ということでいいんですか。
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○朴澤 教育総務課担当課長 この土地自体はもう本当に古くからお借りをしている土地でございまして、古くは明治時代、この場所に戸長役場があったという記録がございます。その後、鎌倉町になったときに庁舎を建てまして、関東大震災で崩壊をして、大正15年に建て直しをしたと。その後、昭和37年に例の火災の関係でここの土地にあった市庁舎が消失をいたしまして、その後、土地のあり方を検討して、昭和47年に契約をして、その後、昭和57年に当時の鎌倉中央公民館ということで堅固な建物を建てさせていただいたと。契約の回数、あとあるいは年度については、古いので記録はございませんが、大分古い、本当に明治の時代からお借りをしているということで理解をしています。ですので、今回の更新につきましても、相当何回か重ねた上での更新、そういう形になります。
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○高橋 委員 あれだけ駅に近い土地を市で使わせていただくということは、貴重な場所だと思うんです。そういった意味では更改できてよかったなとは思うんですけれども、中身が気になりまして、前回の契約のときのその更改、更新料というんですか、というのはいかほどだったんでしょうか。
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○朴澤 教育総務課担当課長 前回のときの更新料としてお支払いさせていただいた額が8,370万円でございます。今回予算を編成させていただく段階では、まだ地主の方との協議を続けておりまして、予算を作成させていただく時点では、地主さんの側の御提案をいただいた額で予算の要求をさせていただきました。その後、平成29年2月に、6,115万円で更新をさせていただきたいということで合意をしているところでございます。
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○高橋 委員 土地の値段も下がってきておりますから、行政でやる場合にはその評価価格というのが基準になりますので、前回こうだったからこうですよと、これは民間ではある話なんですけれども、役所の場合には監査もありますから、一定の計算方法もあるでしょうし、大分安くできたと。これは、要するに前回の予算をそのまま計上して、これよりも安い金額で契約できそうだということで。
更新日というのは4月1日ということでよろしいんですか。
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○朴澤 教育総務課担当課長 現契約が平成29年3月31日でございますので、新しい更新後の契約は平成29年4月1日からを考えております。
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○高橋 委員 時効更新という民法上のそういったものもあるんですけれども、これは行政としてはそういうことは絶対あってはいけないことですから、きちんと話もついて更新できるということでありますから、これはよかったと思っております。
これよりも安い金額で更新ができるということで確認をしましたので、以上で終わります。
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○納所 委員 まず、334ページの教育指導運営事業についてお伺いをしたいと思います。横浜市で原発避難いじめ問題というのがございました。鎌倉市に、例えば個人が特定するぐらいの人数かどうかということもあるんですが、それに該当するような、例えば東北方面から自主避難も含めて鎌倉市で学習を続けられている児童・生徒はいらっしゃるのかどうか、まずその確認からしたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 平成29年2月9日現在、小学校におきまして10人、中学校におきまして6人、東北からの避難の方を確認しております。あと中学校で2名熊本からの避難の方を確認しております。
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○納所 委員 その中で同様の事例があってはならないわけで、またそれに関しては、学校長とそして教育委員会が連携して取り組まなければいけないという問題があるんですけれども、いじめに関してでございますが、それに、横浜市の問題を受けて、調査的なもの、状況等をお調べになったという経過はありますでしょうか。
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○教育指導課長 昨年11月に一度学校にそういう実態はないかどうかということで確認をいたしましたところ、その時点ではないということでありましたので、11月下旬から12月にかけてまた個人面談がございますので、その後、様子はどうであるかということも改めて学校に確認をいたしました。さらに2月にも確認したところ、今のところそういった事案は発生していないと確認しております。
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○納所 委員 デリケートな、特に人数が少ないので、特定されちゃうとかわいそうなんですけれども、よくまた学校等と打ち合わせをして、そういった問題が起きないように、もしくは起きそうな場合の対応についてはきちんと打ち合わせをしておくべきだろうと思っております。
続きまして、335ページの情報教育事業についてでございますけれども、デジタル教科書というものがございます。今、文字どおり従来の紙の教科書の内容を、電子、デジタル化したものということなんですけど、いろんな定義があって、ただ、音声があったり動画が再生できたりというような利便性もあるようでございます。このデジタル教科書の使用というのは行っていらっしゃるのか、また平成29年度どのように使うのか、もし決まっていたら伺いたいと思います。
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○教育指導課長 現在デジタル教科書については導入の予定は考えていないところです。
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○納所 委員 続きまして、336ページの教育支援事業でございますけれども、まず学校の組織力の向上についてということで、以前一般質問でもチーム学校ということでお伺いをいたしました。例えばスクールカウンセラーであるとか、あと特別支援教育体制の強化であるとか、そういったものをいわゆるチームとして機能させていこうということでございますけれども、例えば京都府なんかでは学校の組織力向上プランというものを策定して、具体的にチーム学校といいますか、多様な専門性を持つ人材と連携をとりながら、いわゆるチーム体制で教員が子供と向き合う、しっかりと指導できる環境づくりを推進しようというプランを策定したということでございますけれども、こういった多様な専門性を持つ人材と連携してさまざまな学校の問題に対応する、問題解決に取り組む、もしくは組織力を上げていこうという取り組みについて、平成29年度のその考え方、学校体制のあり方について伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 御指摘のようにチーム学校ということは、学校の組織力を向上することは非常に大事なことであると考えております。それについては、平成29年度の学校教育指導の重点の中でも学校にはきちんと伝えていくところであります。また、新しい学習指導要領の中でも社会に開かれた教育課程ということも明記されておりますので、学校といたしましても、地域の方々の御協力を得ながら学校というものを組織として運営していくということもこれからふえていくのではないかなと。またそれについてきちんと整理をしていくことも必要かと思っておりますので、来年度そういったことについても課題として取り組んでまいりたいと思っております。
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○納所 委員 特に望まれるのが、学校にお任せすることだけではなくて、教育委員会における学校支援体制の整備及び強化ということだと思うんですよね。教育委員会の学校支援体制、今のその人数で、例えば25校あるわけでございますけれども、その支援体制、もし事が起きたとき、さまざまな課題に直面したときに、どういった支援体制を組んでいらっしゃるのか伺いたいと思いますけれども。
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○八神 教育部次長 平成28年度も現在行っているところですけれども、平成29年度も、今、委員おっしゃったように学校の組織力、特に校長を中心としてさまざまな人材のコーディネート力というのが求められているところです。校長、教頭に対する管理職研修というのも行っておりまして、そういった中での、校長、教頭、管理職としてのコーディネート力向上、あるいは考え方という研修も行う必要があります。平成28年度も行っていますし、平成29年度もそういったことを課題にしようとは思っております。
また、教育委員会としては学校運営指導員ですとか教育指導員といった退職された校長先生を学校に派遣をしまして、そういったノウハウを実際の学校の中で校長、教頭から、あるいは教員からの相談に対応するとしております。また平成28年度からは指導主事が直接担当校を決めて定期的に訪問するというような形で、できるだけ早い段階で学校が抱えている課題、それから指導主事が見た課題というのを意見交流をできるような形で取り組んでおります。
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○納所 委員 校長先生経験者といったベテランの方々が参画していただけるのは本当に心強いことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
今お話しの課長の御答弁の中でありました次期学習指導要領への取り組み方で、その焦点の一つでアクティブラーニングへの対応ということなんですけれども、ある調査によると、市町村の教育長へのアンケートで、7割の教育長がアクティブラーニングへの対応については授業を見直す必要があるというような回答があったということなんですね。一方で見直す必要はないという教育長は1割ぐらいだということで、結構この次期学習指導要領におけるアクティブラーニングの対応というのは、課題として捉えていらっしゃる教育現場が多いかと思っておりますけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
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○教育指導課長 実際にアクティブラーニングがこの学習指導要領の答申が出る前には、かなりそういった部分について議論をされていたところなんですが、実際に学習指導要領の中ではそのアクティブラーニングという部分については、むしろ現在の言語活動の充実をさらに深めていく部分となっております。そして主体的にもしくは対話的に深い学びが実現できるような学習ということでありますので、今までの授業とは違って、一歩踏み込んだ学習というものが必要になってくるということは考えているところであります。また、そういったものを学校でも実際に取り組み始めていると認識しております。
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○納所 委員 それに加えて、小学校で英語が導入されるということになってくると、従来の授業単位時間だと対応し切れなかったりとか、もしくはこれを短くしたほうが、アクティブラーニングのあり方と、それから小学校の英語のあり方なんかも、短いモジュールで授業を工夫するということも必要なんじゃないかなと御意見もあるんですけれども、その授業単位に関しては、鎌倉市としては、市の教育委員会としてはいじる考えは今おありにならないということでよろしいでしょうか。
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○教育指導課長 平成29年度に教育課程の検討委員会を立ち上げまして、そういった部分についても検討して、平成29年度中に回答を出していきたいと考えております。
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○納所 委員 準備怠りなくお願いしたいと思います。
同じく教育支援事業の中で伺いたいことに、LGBTの件がございます。代表質問でもお尋ねしたところでございますけれども、岡山市の教育委員会は、この2月ですか、性的少数者LGBTから学校に望むこととか、それからあと過去や現在の学校生活について聞いたアンケートを行ったようで、その調査結果をまとめたようなんですね。それを教員向けの小冊子として全市立学校に配布をするという行動でございますけれども、これを使った養護教諭の研修なんかを予定しているということでございます。また、これは県内で活動する当事者の団体と協働してつくったという、県単位の働きにもつながってくるのかと思うんですけれども、その小冊子によりますと、性的少数者にとってはほかにも当事者がいるということは非常に不安を和らげるという、孤立していた気持ちを和らげてくれるという、その情報が伝わるということ、もしくはその回答の中で46%の当事者が誤解や偏見を苦にして自傷行為に及んだという結果が出ているという、衝撃的な数字だったんですけれども、そういった意味では、LGBT関連書籍を学校に置くようにというような声もあるようでございます。
そういった中で、その少数者、割合で言うとクラスに1人ないしは2人は必ずいるんじゃないかというようなデータ的な数字も出ております。ということは、かなりの当事者がいるということでございますので、それに対しての、どう接するのか以前に、教職員がどう理解していくのかということがまず第一歩だと思うんですけれども、それについての取り組み、まずは先生方によく理解をしてそういった少数者に対して接するべきであると。言ってはならないこと、何の気なしに言った発言が非常に子供の心を傷つける、これはこれに限らずでございますけれども、そういったことも気をつけなければいけないと考えておりますが、そういった性的少数者への取り組み、教職員に対しての対応、研修のあり方について伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○教育センター所長 LGBTについての御質問でございますけれども、平成28年度に教育センター、文化人権推進課、職員課3課共催で、市職員と教職員を対象に性的マイノリティーに関する研修会を行いました。学校では小学校、中学校、各校1名が参加しております。また、文部科学省からの性同一性障害に係る児童・生徒に対するきめ細かな対応の実施等についてという通知に基づいて、教職員の周知を図るように伝えておるところでございます。また、授業の中で、それから学級経営の中で、多様な性について、小・中学校では具体的に言葉の説明というのではないんですけれども、教職員が多様な価値観を認めて、子供たち一人一人の個性を受け入れて、どんなことでも相談できる先生と、そういう関係づくりに努めることが必要であると捉えております。
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○納所 委員 現場の先生、いろんな個性をお持ちの先生方がいらして、その多様性を認めないという頑固な先生もいるんですけどね。ただ、そのときに子供たちが逃げ場になるというのが、先ほどもお話がありました養護教諭の先生のところだろうと思うんですね。ですから、まずは相談しやすい場として、養護教諭の先生たちへの研修を中心にして、そういった理解を広げる、また、その養護教諭の先生が現場の先生たちに、いや、そうじゃないんですよということを伝えていただけるような体制がまずは整っていないといけないと思います。これはこういった問題に限らずだと思いますけど、よろしくお願いいたします。
続きまして、338ページ、就学支援事業について伺いたいと思いますけれども、高等学校等就学援助金が498人という数字で予算計上がなされております。これはこの平成29年度の対象とする数字ということで確定をしているものなんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 申しわけございません。今の御質問の前に、先ほどの被災した中学生の数の訂正を申し上げさせていただきます。東北方面から6名、熊本から2名と申し上げましたが、合わせて6名ですので、熊本2名の東北4名という形になります。申しわけございませんでした。
続きまして、今の御質問ですけれども、人数につきましては平成29年度は見込みの数です。これから平成29年5月から申請を受け付けまして、6月の所得の確定の結果を見まして、それで支給をさせていただく次第となっております。
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○納所 委員 次に、相談室事業について伺います。これは代表質問でも伺いましたけれども、こういったなかなか学校に行きづらい、もしくは悩んでいる対象者に対して、さまざまなサポートをお願いしているところでございますけれども、フリースクールとの連携について、もう一度お答えをいただきたいと思いますけれども、フリースクールとどのような連携をとられるのか、もしくはとることができるのか、伺いたいと思います
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○教育センター所長 フリースクール関連でございますけれども、毎年1回、5月にフリースクールの方々、それから市役所、教育センター、教育委員会関係の会議を行っております。それから、今年度、鎌倉市ひきこもりに関する連絡会というのが立ち上がりました。青少年課が中心になりまして、産業振興課、生活福祉課、教育センターの4課で立ち上げたところです。11月にひきこもりに関する意見連絡会というのを行いまして、若者サポートステーションであるとか、てらこやさんであるとか、インクルージョンネットかながわであるとか、フリースクール関連の方々、フリースペースの方々においでいただきまして、意見交換会を行いまして、この1月にさらに、今度は地域の青少年指導委員の方々ですとか児童民生委員の方々とかをお迎えしまして、ワークショップを行ったところです。この3月には今度はパネリストをお迎えしまして、ひきこもりに関する講演会ということで予定をしてございます。
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○納所 委員 多様な取り組みをありがとうございます。これが持続するように期待をしたいと思っております。
さらに伺ってまいります。小学校運営事業の343ページでございます。まず、事前にお聞きしておけばよかったんですけど、朝の小学校の開門時間の設定でございます。これは各学校ごとに設定をするものなんでしょうか。それとも鎌倉市内統一して開門時間というのは設定しているのか、もしわかりましたらお願いします。
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○教育指導課長 学校ごとに設定しているところです。
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○納所 委員 ある学校で8時10分が開門という設定をされている学校があって、ところがその周辺というのは割合共働きの御家庭が多くて、子供たちが早目に家を出ると。ところが子供たちは門が閉まっていて8時10分じゃないと門が開かないので、それまでの間、門の外で、寒い中、待っているという事態があると伺ったんですね。学校の警備員の立哨というのは7時45分ぐらいだったのかしら。その時間を考えると、その時間にもし開門してくれていればまだいいのにというところがあって、学校の警備員の立哨の時間と違うのかと思うんですけれども、8時10分以前は開きませんということで門の外で待っているのが子供の安全を守るためにも課題があるんじゃないかと思うんですけど、そういったお話は届いていらっしゃいますでしょうか。
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○八神 教育部次長 まず学校の約束ということでお答えをしたいと思うんですけれども、自分が学校で管理をしていたときに、そのような形で学校の約束ということで保護者に依頼をしていました。8時10分という時間帯、それぞれ学校によっては違うと思うんですけれども、まず教職員が出勤は8時半ということなんですが、準備で大体8時から8時10分には出勤をすると。そこの段階で子供を校舎の中に入れて自由に遊ぶと、危険ということも考えられるというようなことでの時間設定だと思います。ただし、雨が降っていたりだとか風が強いとか特に寒いとかというところは、臨機応変に対応するように各学校は取り組んでいると認識しております。
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○納所 委員 学校の警備員の立哨時間との時間のずれはどうなのかと思ったんですけれどもね。各学校、7時45分の立哨というのは、これは統一しているんでしょうか。
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○学校施設課長 契約上の立哨でございますけれども、まず契約内容といたしましては、門の部分の立哨時間を7時45分から9時半というのを、標準的な時間として設定をしてございます。ただ、立哨のこの時間であるとか巡回する箇所については、学校長と協議をして個別の対応をしていただくということがございますので、個々の学校でこの差異があっても吸収して対応しているものと認識してございます。
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○納所 委員 例えばその該当する学校に関しては、例えば学校の警備員が立哨のその時間に開門するということは可能なんでしょうかね。これは学校の職員じゃなければ開門というのは難しいんでしょうか。
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○八神 教育部次長 私が先ほど開門と捉えたのが、警備員が門を開けるのはいわゆる校門、外の門ですね。道路ですとかと接している部分。それから私が先ほど学校の約束という形で門を開けるというのは昇降口。校舎に入るところの鍵ですので、校舎に入るところの鍵は基本的には教員が開けるということで、ですから7時45分から8時10分まで時間差があるというのが現実かなと思っております。
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○納所 委員 ただ、その共働き家庭なんかでは8時10分に間に合うように出ていたのではもう間に合わない。お父さん、お母さんの仕事に間に合わない中で早目に出る。家で最後に、鍵をかけて出なさいとは言えないというような学年のお子さんもいらっしゃるかと思うんですね。その場合に、もう少し早く開門してくれていれば寒い思いをして外で待っていなくてもいいのにというようなことなんですよね。今の話ですと、昇降口が開くまでの時間、例えば校庭とかには入れるんでしょうか。
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○八神 教育部次長 そのような形で、校門を入って昇降口の前で待っているという学校が多いです。
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○納所 委員 時期にもよるでしょうし、天候にもよるでしょうし、少しその待っている時間、どれくらいのお子さんが待っているかというのは調べたほうがいいのかと思うので、その当該の学校だけの問題ではなくて、各学校で同じような事例がもしかしたらあるかもしれないということなんですけれども、これ等を調べていただいて、何らかの対応をすべきだろうと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○八神 教育部次長 調べることは可能ですし、実際校舎の前で待っているというのは認識しているところです。あとは教職員の勤務時間の関係ですとか、そして地域の状況がありますし、あと学校と保護者の関係がありますので、一概にここで何時何分に開錠するということは、決めることはできませんので、また情報提供ということで学校に流しまして、学校の意見も聞き取っていきたいと思います。
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○納所 委員 学校の運営上、校長先生が責任者としてその体制を組まれると思いますけど、まず実態をよく把握をしていただいて、現状どうなのか、もうそれを苦にしていないということならば、ある程度そういった待機スペースがあって、苦にしていないということだったら、それはまた、いいんでしょうけれども、いや、実は本当は待機する場所があればいいんだけれどというような声もあるかもしれません。これについては、校長先生と、また学校の現場の先生方はよく御存じだと思いますので、情報を収集して、開門といいますか、昇降口があくまでの時間の過ごし方、これはどういう工夫をなさっているのか、もしくはどういう工夫を改善すべきなのか、ぜひ取り組んでいただきたいと要望しておきたいと思います。これはこれで結構でございます。
続きまして、小学校教育振興助成事業についてでございます。平成28年度の今月末に、就学支援費ですか、それの前倒しの支給という形で、これは小学校教育振興助成事業に該当するものなのか、それとも中学校のものを前倒ししているものなのか、それによって、予算の振り分けが変わってくるかと思ったんですけど、この就学奨励支援費、これの3月末支給ということをこの前の委員会で伺ったんですけど、どちらに振り分けられるものなんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 3月に支給しますものは、小学校費から支出いたします。それで、小学校のときに支給の対象になっていない方、新たに転入された方等につきましては、新年度、平成29年度に入ってからになりますので、中学校費から支出になるという形になります。
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○納所 委員 要するに、予算の費目をまたいだ形で対応しているということでございます。これは、3月支給、末は遅いかなという印象もあるんですけれども、入学の準備にぎりぎり間に合うということでしょうか。これはかなり評価をさせていただきたいと思いますし、来年度においてもさらに充実をしていただきたいと思います。
あと、351ページの中学校運営事業について伺いますけれども、今、話題になっております中学校の部活でございます。この公立中学校の運動部の時間というものが、ある調査によると、男女ともに週16時間近く、つまりそれを担当する教員の授業の持ちこま数というものが平均で18こま、大体15時間ぐらいというような表示が記事に載っておりましたけれども、授業の持ちこま数を上回る実態が運動部の練習時間にあるということで、これはかなりの教員への負担になっているという部分もございます。
また、一方で、1月の文科省の通知が県教育委員会にあったと思うんですけど、運動部の部活の休養日を設定しなさい、もしくは適切な練習時間を定めなさいというような通知があったと思います。これについての取り組みを伺いたいと思うんですけど、特に公立中学の運動部のあり方、顧問の担当の先生の負担も含めて伺いたいと思います。
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○教育指導課長 今、委員が御指摘の部活動につきましては、かなりの時間の中で、子供たちと向き合う時間が必要ということで、使っているところがあるかと思います。時間でなかなか難しい部分は、これは、子供たちの要望とか、または保護者の要望という部分もございますので、なかなか時間で切れないというところが現実のところかなとは思っています。ただ、1月に文部科学大臣から出されました部分につきましても、きちんと今後考えていかなければいけないと思っているところでありますので、それに向けて対応を考えていきたいと思っております。
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○納所 委員 練習時間のあり方、調査とかいうことは、鎌倉市教育委員会としては、数字をとったということはございますか。
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○教育指導課長 実際とっておりません。
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○納所 委員 あと、教員の授業の持ちこま数が、中学校で平均で18こま、15時間ぐらいということなんですが、その先生方の持ちこま数の集計とかそういったものというのは、調査はなさっていらっしゃいますでしょうか。
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○教育指導課長 授業のこま数で職員が配置されていますので、大体それぐらいになってしまうというところになります。
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○納所 委員 一度、平成29年度においては、この運動部の練習時間、男女は比率が違ったりということもあるのかもしれないんですけど、それを調べたりであるとか、それから先生方の持ちこま数と、それから部活の担当時間数、特に運動部の顧問の先生方の負担というものが、顧問をやると先生に負担が集中してしまって、部活の顧問を持っていらっしゃらない先生とえらい差があるというようなことがあってもいけませんので、その点、一度、平成29年度については調べてみたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。御検討いただきたいと思いますが。
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○教育指導課長 それについて検討していきたいと思います。
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○納所 委員 352ページの中学校給食事務について伺いたいと思います。
中学校給食の実施についての説明会の実施状況を伺いたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 平成28年11月24日から現在まで、17回開催しておりまして、あと、残るは平成29年、今月3月22日、合計18回を予定しております。4月からの新入生対象、そして4月から2年生、3年生になる保護者を対象に説明をしております。
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○納所 委員 そこでさまざまな質問が寄せられたと思いますけれど、重立った保護者からの質問、どういった内容があったのか、伺いたいんですが。
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○池田 学務課担当課長 まず、例えばですけど、試食は子供ができるのかという形がありました。現在のところは子供は予定しておりません。
あと、学校のお昼の時間帯、これが今は少し短いんじゃないかというようなお話がありまして、それを長くできないかというようなお問い合わせがありました。基本的には、学校で校長先生が決めることなんですけど、これにつきましては、私どもから校長先生に御配慮をお願いしているところでございます。
そのほか、全員食べなきゃいけないのかというようなお話が確かにございました。しかしながら、私どもは全校同一の調理になりますので、完全なアレルギー対応ができないということと、あと、今まで中学校ができて以来70年間家庭弁当という状態が続いておりましたので、それと、あと、例えばお兄ちゃん、お姉ちゃんが高校にいて、弁当を一つつくるのも二つつくるのも同じだというような御意見もございました。家庭弁当も持ってきたいというようなお話もありますので、基本的には全員給食を実施しますけれども、そういったような家庭からの弁当の持参も、併用も可とする形で御説明を申し上げております。
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○納所 委員 今お話がありましたように、高校生の兄弟姉妹がいる家庭では、かえって弁当のほうが都合がいいというような御家庭もあるようでございます。ただ、その説明会の受けとり方で、任意と言いつつ半ば強制的なんだみたいな受けとり方をした御家庭もあるようでございます。ということは、その背景に、ある程度まとまった人数を確保しなければ成り立たないんじゃないかとかいうようなこともあったんですけど。これは完全な任意と、中学校給食については完全な任意ということで、ある一定の人数を確保しなければいけないというものではないということですよね。その点確認したいと思いますが、いかがでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 まず、そのような混乱を招いてしまったことは謙虚に受けとめなければいけないと思います。
続きまして、一定数を確保しなければならないということはございません。説明の中で、私どもが始めるのは給食ですので、原則中学校のお昼御飯は給食とします。ただ、家庭での弁当も可能としますという御説明を申し上げたことと、もう一つ、完全給食を実施しますといったような御説明をしました。完全給食は法律上の言葉ですという説明をしまして、主食とおかずと牛乳がそろったものが完全給食ですよというお話をしていたんですけど、この「完全」という言葉は、全員というような形の誤解を結果的には招いてしまった面も、皆様のお話を聞いておりますとありましたので、ここは丁寧に、例えば今やっておりますのはミルク給食ですよと。給食をやっていないんじゃなくて、ミルク給食が、3点そろった完全給食に変わりますよという形では、今まで実施した17回の説明の中で、所々見直しを行いまして、反省点としてそういうような形で御説明申し上げた次第でございます。
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○納所 委員 あともう一つあったのが、取り消しの融通が利くのかということの御心配なんですよね。要するにキャンセルが、一度頼んでしまうと、事前予約だからもう、だめなんじゃないかと。例えばこの日は要らないとかいうような融通がきくのかどうかということ。これの御心配の声も、説明会の後伺ったんですけど。この点はいかがでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 まず、キャンセルはききます。ただ、直前の前日とか当日キャンセルはできませんで、現在のところの予定では、7日前のキャンセルという形をお願いする形になっております。
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○納所 委員 実際にスタートすると、さまざまな課題がまた見えてくるかと思いますけれども、スムーズなスタート実施を求めたいと思っております。
あと、373ページの生涯学習センター推進事業について伺いたいんですけれども、よく聞くのが、レイ・ウェル鎌倉がなくなって、サークル活動の場の確保が大変だというような声を聞いておりますけれども、この影響が、例えば大船学習センターであるとか、そういった各生涯学習センターのサークル活動に影響があるのかどうかということなんですけど、この点はいかがでしょうか。
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○生涯学習センター所長 一番近くの学習センターとしますと、大船学習センター、あと、線路を挟んで、玉縄の交流センター、ひまわり保育園の下のところ、その2カ所がレイ・ウェル鎌倉からは近い学習センターになるかと思います。やはりもともとこの大船、あと、たまなわの交流センター、これは大変駅から近いということで、もともと利便性のいい場所にございますので、利用率が、ほかの学習センターと比べてもかなり高いという状況でございます。レイ・ウェル鎌倉が廃止された後、特に大きな影響ということでは捉えてございませんが、もともと大船学習センターは、ほぼ利用が満室になっていることが多いものでございますから、なかなか御利用いただく方については抽せんから外れてしまう、そういったことが起きてきているのかなと感じております。なるべくほかのセンターを御利用いただいたり、工夫をしていきたいと思っております。
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○納所 委員 これは、生涯学習センター、教育総務課等で取り組むべきものなのかどうかということもあるんですけど、ただ、市民のサークル活動の場の確保というのは、各方面、例えば高齢者施設であるとか、スポーツ施設であるとかいうようなものを少し広げるべきかと思うんですが、それはまた、所管が違ってくるのかと思うんですけれども。そのサークル活動の場の提供について、今後拡大すべきだろうと思うんですよ。それになかなか対応できないところも承知しているんですけど、その問題を意識すべきだろうと思っておりますし、そのサークル活動の場の確保について、教育委員会も必要部局とともに取り組むべきだろうと思うんですけど、この点はどうお考えでしょうか、伺いたいと思います。
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○生涯学習センター所長 生涯学習センターにつきましては、公共施設再編の中で活用していきたいと考えておりますので、関係部門と調整をとりまして、サークル活動に支障がないように努めていきたいと思っています。
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○納所 委員 これについてはほかの部門でも聞きたいと思いますし、公共施設再編の中での一つの社会教育じゃないんですけど、生涯学習の場の確保ということで、また考えていくべきものであると考えております。
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○上畠 委員長 暫時休憩いたします。
(15時09分休憩 15時19分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
では、質疑を続行いたします。ほかに御質疑はございませんか。
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○日向 委員 335ページの情報教育事業のところなんですけども、小・中学校教育用コンピューター等賃借料というので6,300万円になっているんですけど、これは多分毎年賃借しているのかと思うんですけれども、これというのは、購入みたいな形にはならないんですか。結構な額が毎年かかっているかと思うんですけど、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 こちらの賃借の中には、保守点検というものも全て含まれておりますので、全体的な部分の中からいくと、保守を含めて考えると、このような形、賃借のほうがよいのではないかというようなことで、このような形にしております。特に機種によってはバージョンアップされるケースもございますので、かなりこういったICT関係につきましては、日進月歩で進みが早いという部分もございますので、そういった保守点検を充実させるとすると、こういう形がベターではないかと考えております。
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○日向 委員 性能がどんどん上がっていくということはあるとは思うんですけれども、この小・中学校の中での教育という中で、どれだけコンピューター自体の性能の向上が毎年必要になってくるのかなとは思うんですけれども、何か教育のプログラムみたいなものも含まれて、コンピューターとしてあるんですか。それとも普通のコンピューターに対して何かそういったソフトというか、何か入れて使用しているんでしょうか。その部分をお聞かせいただければと思います。
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○教育指導課長 教育用コンピューターの中には、さまざまなソフトが、学習支援ソフトとかそういったものが、かなり充実したものが入っていると考えております。
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○日向 委員 それは購入して、後から入れるということはできないということなんですか。もともと入れてあるものじゃなきゃできないということなんですか。
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○教育指導課長 契約のところがあるかと思うんですが、バージョンアップされた場合には、固定で買ったものであると、それが適合していかないというようなことも、ふぐあいが生じるのではないかという部分もございますので、教育用パソコンは100%リースがよいのではないかということで、そのような形をしております。
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○日向 委員 いろいろバージョンが変わる、毎年度変わるのかというのはあれなんですけれども、それだけ100%そっちのほうがよいということですので、今後は多分いろいろ、そういった情報という教育は進んでくると思うので、今はそれがということで、賃借ということなんですけれども、さらにいろいろな機能が入ってきたときに、臨機応変に対応できるように、また、そこの部分は考えていっていただければと思います。
もう1点、356ページの中学校特別支援事業、先ほど前川委員が質問していただいて、方針については変わりないというところを確認、全校設置に向けての部分は変わりないということで理解はさせていただきました。今回、腰越中学校の開設に向けてということなんですけれども、代表質問の答弁でもあったかと思うんですけど、改めてなんですけども、開設は平成30年になるんですかね、そこをお願いします。
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○教育指導課長 そのとおりでございます。
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○日向 委員 その30年ということは、先ほど必要に応じてというか、児童・生徒がちょうど入るタイミングでということだと私は理解しているんですけど、そうすると、今、小学校5年生に対象の児童がいるから、2年後にはということで設置するという、そういった動きになるんですか。
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○教育指導課長 そのとおりでございます。
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○日向 委員 今5年生ということなんですけれども、今回、開設に向けて、来年度に向けてということで、平成30年度ということなんですけれども、私一回相談等受けたことがあって、3年生とか4年生のときに、自分が行くであろう中学校にまだ設置されていないというところで、方針として、全校設置というのは理解というか、保護者の方もわかってはいるんですけど、学年が上がるにつれて、まだ何も情報がないというか、できるのかどうかなという不安があるという方もいたんですね。一応設置に向けて動いているという中で、もちろん実際予算が通るとか、予算がなければできないとは思うんですけれども、そういったところで、実際保護者の方で不安を持っている方がいて、その辺の部分で、腰越の中学校は、もう今回はそういったことである程度情報も広まるのかと思うんですけれども、まだ、1校、岩瀬中学校にはというところなんですけれども、今後、岩瀬中学校に行くであろうというか、小学生の児童がいる場合に、その方がもしいらっしゃるんでしたら、そういった方たちに、今のところどういった情報というものを与えることができるんですか。
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○教育指導課長 今、岩瀬中学校といいますと、大船小学校、それから小坂小学校、今泉小学校のお子さんが入る学区になっておりますので、その中では、現在のところ、大船中学校で新しく校舎が改築されて、非常にすばらしい特別支援級ができたというところもあり、どちらかというと、意向的には大船中学校に進学されるお子さんということが中心になってきているかと思っております。
ただ、全校設置に向けてということでありますので、腰越中学校の次にどの学校にするかということにつきましては、児童の動向を踏まえながら考えていかなければいけないところではありますが、その中で、岩瀬中学校に進学するであろうお子さんが、もし必要があるということであれば、その近くなりましたら、そういったことを相談していくということも必要かと思っているところです。
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○日向 委員 最後に、近くなったらということの御答弁だったんですけど、ある程度それは、要はまだ、今だと5年生になって、中学1年生になるときにと、1年準備期間があって次の年という形だと思うんですけれども、もう少し早い段階にそういったお話もすることができると理解してよろしいでしょうか。
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○教育指導課長 岩瀬中学校に仮に開設するとすると、どの場所にするかとか、そういった部分について、やはり学校との協議というものも必要になってまいりますので、まずは教育環境、それから、あとはどのぐらいのニーズがあるかというようなことを調査すると。そのニーズにつきましては、指導主事が教育指導課におりますので、そういった相談の中、就学相談とかそういった中で、子供たちの意向を確かめる中で、何年度に開設していくことがよいのかということを進めていくというところと考えております。
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○日向 委員 全校設置に向けてという方針でやっていただいているのはすごくありがたくて、本当に実際に、多分今の流れというか、動き的に言うと、小学生から中学生に上がるときには設置していただいているということで、行くことになるんだと思うんですけれども、その前に何らかの、難しいところはあるのかもしれないんですけれども、不安を持っている保護者の方も、多分御相談に行かれているとは思うんですけれども、そういった方に対しても、何かもう少し、情報といいますか、本当にそういった方たちって何を自分たちがしたら設置してくれるのかという、ただ、自分たちが中学に行くときには何もしなくてもできるのかなとかというところもあると思うので、もう少し何か情報というか、そういったものを与えていって、不安を取り除いていっていただければと思います。
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○渡邊 委員 いじめ110番の電話の受付時間なんですが、現状は9時から17時とお伺いしているんですが、これ、時間のことを考えると、就学中であるということで、いじめられている子供が電話をしにくい時間じゃないかという指摘があるんですが、これはもう少しフレキシブルに、前にするとか、後ろにするとかということは考えられませんでしょうか。
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○教育センター所長 委員御指摘のとおり、本会議でも同様の御質問があったかと思うんですけれども、現在は9時から17時ということですが、時間外は留守番電話にて全国共通のSOSダイヤルの番号を案内していると。鎌倉の相談の部分については、神奈川県立総合教育センターにつながるようになっています。ただ、メール相談もできないかというような御指摘がございまして、こちらは、今具体的に幾つか、三つ、四つの案を考えまして、どういうメリットがあって、それぞれの方法について、メリット、デメリットを検討して、近い将来に導入の方向で考えております。
時間延長につきましては、予算の枠組みとか、あと人員の確保といったような課題が幾つかございまして、引き続き検討してまいりたいと思っています。
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○渡邊 委員 相談したいとなると、人間だから、誰でも生の声を聞きたいし、相手が人間であることが一番安堵感があるわけですね。ですから、それを、相手が人間だというところを一番最優先にしないといけないんじゃないかと思います。全力を挙げて、時間の調節をしていただきたいと思います。
教育旅行についてお伺いしたいんですが。各学校によって、小学校、中学校によって行き先がばらばらだと思うんですが、現状の行き先というのはどういうところがあるんでしょうか。
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○教育指導課長 小学校につきましては、基本的に日光という形になっておりますが、中学校につきましては、関西方面、京都、大阪とか、それから高山とか、そういったところで、各学校のニーズに応じて行っているというのが現状でございます。
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○渡邊 委員 それ、毎年毎年同じところに行っているんだと思うんですが、生徒もご父兄も、いろんなところに行かせたいと。行き先が決まっているんじゃなくて、日光は定番ということがあるんだと思うんですが。それ、一回一回聞いてあげたらどうかと思うんですが、その辺はいかがなんでしょうか。学年ごとに。
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○教育指導課長 修学旅行につきましては、例えば中学校の場合ですと、予約がもう、中学校1年生の段階から3年生の修学旅行に向けて準備が進められるというような形になっております。それから、小学校の修学旅行につきましても、1年前からは当然動いているというところが現状でありますので、なかなか、子供たちの修学旅行への気持ちが高まっていく前に行き先をという形も、難しい部分があるのかなと考えているところであります。
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○渡邊 委員 小学校の場合、日光というのは何十年も前からやっているというのはわかっています。列車もまだ梯団を使ってやっているんでしょうから、なかなか梯団の日程と、それから宿の確保というのは非常に難しいんだと思うんですが。そろそろ、行き先を変えてやるとか、2コースにして、そのうちのどっちかにしようとか、そういう発想もこれから必要じゃないかと思ったので、質問させていただきました。
中学校は飛騨高山とか、広島とかあるのは知っているんですけども。もう少しフレキシブルに、2コースぐらい、予約はできますから1年前に。日程さえ決まっていれば仮押さえができますから。もう二つか三つぐらいコースをつくってあげればどうかと思いましたので、聞きました。
それと、修学旅行費なんですが、修学旅行費は、今、現金で御父兄から預かっているんですか。それとも、御父兄が旅行会社へ直接旅行代金として送金をしているのか。お伺いしたいと思います。
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○教育指導課長 これにつきましても、学校によってのところがございます。実際に旅行会社が直接来て、そこで一括して支払うというようなところもございますし、また、ずっと積み立てをして、それをまとめて旅行社へ支払うというようなところ。また、小学校の場合ですと、現金で旅行社に渡すというような形で、これにつきましても、学校によってまちまちであるというところであります。
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○渡邊 委員 生活保護費の件で、非常に現金を扱うことはナーバスになっているんですけれども、学校で先生が預かるということはありませんか。
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○教育指導課長 修学旅行費を学校で、特定のお子さんについて預かるということは、私は把握していないんですが。
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○上畠 委員長 暫時休憩します。
(15時35分休憩 15時36分再開)
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○上畠 委員長 再開します。
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○教育指導課長 お金につきましては、一時学校で預かって、お支払いするという形が多いようです。
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○渡邊 委員 そのときに、きちんとした金庫があって、そこに入れて、ばらばらにならないように、抜き出されないようなシステムになっていますか。
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○教育指導課長 学校には耐火金庫がございますので、そちらに必ず保管するとなっております。
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○渡邊 委員 安心しました。そのときの旅行会社の決定方法なんですが、どういう仕組みで旅行会社を決定しているんでしょうか。
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○教育指導課長 中学校ですと、学校のニーズに応じて、幾つかの旅行会社の見積もりをとって、それで決めるというところをしていると思います。
小学校につきましては、今までの実績の中で決めていると思っております。
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○渡邊 委員 小学校だから、余り取り扱いの金額は大きくないとは思いますけれども。基本的には公という立場であるので、一者でずっと恒例的にやっているのは余りよくない方向に向かう可能性もありますので、複数者のほうがいいかなという意見だけ申し上げておきます。
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○八神 教育部次長 小学校の修学旅行の旅行社の決定につきましては、校長会で16校全部まとめてという形での選定をしております。前年のうちに現年の契約の会社に、このような形でという形で16校分の計画を立てさせ、別の会社にも一応相談はした上で、ただ、なかなかもう、日光、そして16校全部が3日間の日程の中に、列車をチャーターして行くというような形で、かなりハードルが高いというところで、ほかの会社がなかなか参入できないというようなことがあるかもしれませんけれども、一応ほかの二つ、三つぐらいの会社には、ことしの計画はこういう形で来年できますかという形では相談はさせていただいております。
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○渡邊 委員 昔と余り変わっていないですね。要するに梯団の列車の発表日でどんと旅行会社が予約して、構想を出すということだと思いますので。わかりました。
次の質問に参ります。不登校児童・生徒の数、それからサポート体制の今後の予定はありますか。
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○教育指導課長 現在の不登校の状況については、具体的な部分はきちんと把握できていないです。昨年の教育こどもみらい常任委員会の中で、平成27年の不登校の数、小学校は30名、中学校は100名ということでありまして、現在もそれに近い数字のものであるという認識であります。
そういった子たちに対しての対応につきましては、学校が居場所づくりをしなければいけないであろうというようなことで、今、学校の居場所づくりというものを、各学校できちんとつくっていくと、そして、ただ、場所を提供するだけではなくて、きちんと学習できるような環境づくり、そういったもののある居場所づくりというものを考えていただきたいということで、お話をしているところであります。
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○渡邊 委員 今、数字をお答えいただいたのは、平成27年度ですか。
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○教育指導課長 平成27年度になります。
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○渡邊 委員 これは、平成28年度はまだということなんでしょうけれども、全体の傾向としては、増減はいかがなんでしょうか。
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○教育指導課長 指導主事が毎月各学校を回って、情報を確認しているところでありますと、平成27年度と大きく変わっていないというのが現状だと思います。
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○渡邊 委員 生徒さんが不登校になる原因というのも、当然突き詰めていると思うんですが、その一番、二番、三番ぐらいの原因というのは何だか把握されていますか。
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○教育指導課長 子供同士のトラブルというものもあります。それから、残念なことではありますが、やはり教員の対応によって不登校になってしまうというようなケースもあります。また、お子さんの中には、学校の勉強よりも先に、もっとさらに自分は学校の勉強よりも先のことを勉強したいんだというようなことで、家で勉強するというようなお子さんもいるように聞いております。
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○渡邊 委員 その先生と相性が悪いというのは、キャッチしたらば、クラスがえとかそういうことはされないんですか。私も実は小学校のとき、先生が大嫌いで、それ以来学校へ行きたくなくなったんですね。勉強をほとんど中学校のときにしなかったんですよ。そういった経験があるので、ぜひ変えてあげたらどうかと思うんですが。その辺の配慮というものはあるんでしょうか。
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○教育指導課長 職員の部分につきましては、もしその担任の先生とうまくできないというようなことがありましたら、学校にはほかの職員がおりますので、ほかの職員が対応すると。なかなか、学年の途中で職員を変えるというようなことは難しいと思いますので、学年が変わったときには配慮すると、一定の配慮というものは必要かと思っております。
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○渡邊 委員 なかなか生徒も親も言いにくいと思うんですよ。言うような自由闊達な雰囲気というものは、あるいはシステムというものはあるんですか。要するに、定期的に先生について、先生を評価するわけじゃないけれども、どうなんですかと。一般民間企業でもあるんですよね、この上司はどうなのかとか。当然上司が部下を評価するように、部下が上司を評価するという時代にもなってきているので。その辺はどうなんですか。
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○教育指導課長 教職員につきましては、管理職がきちんと職員の勤務の状況というものを把握して、評価していくというところかと考えておりますので、もしそういう中で、子供に対しての対応がよくないというようなことがあれば、そういった部分で管理職からの注意というものが出てくるかと思います。
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○渡邊 委員 生徒さんの気持ちも聞く、ほかの先生が聞くという場もあっていいかと思うんですけれども。もしなければ、ぜひつくっていただきたいと思います。
次の質問。331ページの日本学校歯科医師会会費等負担金の算出方法は何でしょうか。
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○上畠 委員長 暫時休憩します。
(15時44分休憩 15時45分再開)
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○上畠 委員長 再開します。
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○池田 学務課担当課長 お時間いただきまして申しわけございませんでした。
学校保健会負担金というものがございまして、これが生徒分、一人3円で、小・中の合計で、1万1,451円を予定しております。
二つ目、日本学校歯科医師会会費が、学校歯科医、合計で29名おりまして、1人当たり1万円で、29万円、これが一番大きな額になります。
もう一つ、最後、神奈川県の医師会、学校歯科協力費というものが、29人の学校歯科医に対して、1人当たり1,000円で、2万9,000円という形になります。
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○渡邊 委員 次の質問に参ります。事項別明細書の352ページ。中学校給食について、生徒の希望による選択制で行っていただけるということでよいでしょうか。親御さんによっては、お子さんのためにお弁当をつくられている方たちもいる。これは重複するかもしれないけど。
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○池田 学務課担当課長 先ほどお答えさせていただきましたが、私どもとしては、皆さんに食べていただきたいんですけれども、個々の事情ということがございますので、家庭弁当併用型という形での認識をしております。そういう形で御説明申し上げております。
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○渡邊 委員 373ページの大学等公開講座の具体の大学と内容は何ですか。
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○生涯学習センター所長 大学等の講座につきましては、鎌倉女子大学と早見芸術学園、隔年で講座をお願いしております。
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○渡邊 委員 その早見芸術学園に決めたいきさつとか、どういうふうにして決めたのかということはわかりますか。
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○生涯学習センター所長 専門的な教育機関ということで、鎌倉女子大学と早見芸術学園にお願いするということになっております。
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○上畠 委員長 内容について御答弁いただいていないと思います。
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○生涯学習センター所長 平成27年度、早見芸術学園に講座をお願いしまして、クリニカルアートという題名で、医療と福祉と芸術と合わせた、そういった講座を3回、早見芸術学園で実施いたしました。
平成28年度につきましては、鎌倉女子大学で、みどり祭にあわせて、食と住まいと保健ということで、3部の講座を実施しております。
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○渡邊 委員 二つとも市内の大学なんですが、ほかの近隣の大学というものも、いろんな特殊性を持っている大学があると思うんですが、そういったところとは余りやらないんですか。
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○生涯学習センター所長 この講座につきましては、まず、鎌倉市内の教育機関、高度な教育機関との連携を図りたいということで、市内の学校を選ばせていただいてございます。
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○渡邊 委員 将来的には湘南工科大学、あそこも非常にいい技術を持っているんですよね、映像の部分で。余談ですけれども。鎌倉市に限らず、もう少し広げてお考えいただいてもいいと思います。
次の質問に行きます。343ページ、ケーブルテレビ使用料については、58万1,000円ですが、どのような契約内容でこの金額となっているんでしょうか。各校1台という計算なんですか。
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○上畠 委員長 暫時休憩いたします。
(15時49分休憩 15時50分再開)
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○上畠 委員長 再開します。
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○齋藤[和] 教育部次長 ケーブルテレビでございます。小学校16校に対しての契約料ということで、月々2,800円の年間分ということで計上しております。
ちなみに、前にNHKの御質問もございまして、これにつきまして、いずれも校長室あるいは職員室にある、そうした校務用のテレビの契約でございまして、各教室にある部分につきましては、いずれも免除していただいていると、そういうことでございます。
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○渡邊 委員 これは要するに、JCNというものは、インターネットのセットのやつは何でしたっけ。JCNとは、昔の鎌倉ケーブルですよね。今はジェイコムですよね。あれはケーブルテレビだったりなんかのほかに、パソコンもやっているの。それがセットになっているということではないんですか。
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○齋藤[和] 教育部次長 基本的には放送の受信料ということでございます。
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○渡邊 委員 セットにするほうが、総合的には安いという計算はされていないんですか。
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○齋藤[和] 教育部次長 小学校には各教室にテレビがございます。そのテレビを使って、インターネットを使って、教育的な活動をしていく、そういった場合には、そのようなセットの契約というものも考えていく必要があるのかもわかりませんけれども、先ほど申し上げたように、今の契約は、いずれも校務用のテレビの契約ということでございますので、そのようなセットではなくて、放送の受信料の契約をしているということでございます。
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○渡邊 委員 現状はわかりましたけれども、もしかすると計算をすると安いかもしれないと、今おっしゃったけど、安くなるという可能性もあるわけですね。
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○齋藤[和] 教育部次長 安くなるというのは、例えばインターネットを使った教育活動とかで使う場合には、セットということも将来的には考えられるのかなと、そのように申し上げたところでございます。
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○渡邊 委員 今のことを聞いたんですけど、将来的なことじゃなくて、今現在セットにすると安いかどうかというのは計算してあるのかということを聞いているんです。
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○齋藤[和] 教育部次長 今現在は、セット料金が安いかどうかという検討は、資料を持ち合わせてございません。早急に調べて、安いほうの契約で契約していきたいと思います。
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○渡邊 委員 最初からそういうふうに答えていただければ、すごくわかりやすかったんですけど。
次の質問。学校技能員の業務内容は何ですか。平均年収はどのぐらいですか。最高で幾らもらっているんですか。
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○上畠 委員長 暫時休憩いたします。
(15時53分休憩 16時06分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
では、答弁をお願いいたします。
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○齋藤[和] 教育部次長 大変お時間を頂戴いたしまして申しわけございませんでした。お尋ねの学校技能員の平均年収と、それから最高年収ということでございます。まず、平均年収、正規の技能労務職職員19人、これは平成27年度決算値でございますが、平均が約726万5,000円ということでございます。それから、最高年収でございますけれども、791万4,000円。
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○上畠 委員長 すごい金額ですね。渡邊委員が聞かれていた業務内容はどうですか。
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○齋藤[和] 教育部次長 業務内容につきましては、学校の敷地内の樹木の剪定、それから草刈り、それから軽微な修繕、それから、あと、鍵の開閉、そういった業務を行ってございます。
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○渡邊 委員 技能員って、何か特殊な資格とかそういうものはあるんですか。
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○齋藤[和] 教育部次長 採用に当たって、特別な資格等は求めてございません。
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○渡邊 委員 イメージだと、結構御年配の人が多いかなという感じがするんですが、サラリーマンを退職されたような。そういった方なんですか、対象者は。若い人とかということは対象になっていないんですか。
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○齋藤[和] 教育部次長 今現在、技能労務職、学校技能員さんは、退職者不補充ということで、新たな新規の採用はここ十数年行ってございません。主に、クリーンセンターですとか、作業センターからの任用がえで入る場合、それから、特に最近は再任用職員で、消防あるいはクリーンセンター、そういったところからの転任での任用というケースが多うございます。
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○渡邊 委員 一般にも門戸を開放しているわけですよね。今、市役所OBみたいな話ばっかりだったけど。
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○齋藤[和] 教育部次長 学校技能員の正規職、あるいはフルの常勤職につきましては、今申し上げたとおり、新規の募集というものはしていないので、技能労務職の間で転任とかということで欠員を補充している状況でございます。
それとは別に、それが各校1名ずついるんですけれども、それとは別に、非常勤の嘱託員の技能嘱託員という方々が、各校2名ずつ配置をしております。週3日の勤務でございますけれども、こちらについては、1年ごとの契約で、最高5年の継続は可能ということでございますけれども、他の嘱託員と同様に、一般に公募をして、採用試験を行っているということでございます。
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○渡邊 委員 感想までに申し上げると、726万円というのは結構もらっているんですね。知りませんでしたけど。
次の質問。労使交渉における担当課はどこでしょうか。職員課との連携というものはあるんでしょうか。
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○齋藤[和] 教育部次長 組合交渉につきましては、教育総務課、主に私が担当になります。交渉の内容に応じてということでございますけれども、職員課と情報交換をして臨んでいく場合もございます。直接交渉の場に職員課を同席しては今のところはございません。
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○渡邊 委員 その交渉内容というものは、結構毎年毎年変わるもんですか。とりあえず当然賃金の件があると思うんですが。労働環境とかそういった件は、例えばどんなものが、希望が出ているんでしょうか。
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○齋藤[和] 教育部次長 今、鎌倉市職員労働組合の現業職員評議会と団体交渉しております件は、小学校の給食調理業務の委託と、それから職員配置の問題でございます。小学校の給食業務につきましては、平成19年度から一部学校で委託をいたしました。その際に、16校中8校委託したんですけれども、その8校の委託にかかる間、十分に団体交渉を行わなかったといったことから、神奈川県の労働委員会に不当労働行為の救済申し立てが平成19年度に行われまして、それに対して和解勧告が出ております。その中で、以後、委託業務については誠実に交渉するようにといった内容ですとか、今残っている直営校についての給食調理員の配置基準というものが定められておりまして、それについて交渉をして、また、それを見直していこうという交渉を今しているという状況でございます。
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○渡邊 委員 次の質問。神奈川県市町村教育委員会連合会と神奈川県都市教育長協議会にそれぞれ加盟していますが、どのような団体で、意義は何なんでしょうか。負担金の算出根拠は何でしょうか。
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○齋藤[和] 教育部次長 教育委員会連合会につきましては、県下の各都市の教育委員さんが情報交換等を行うための会議でございます。それから、教育長会議につきましては、各市の教育長が集まって、さまざまな情報交換を行う会議でございます。
続きまして、負担金の算出根拠でございますけれども、神奈川県の都市教育長協議会につきましては、一市当たり3,000円ということで、これは均等割でございます。
それから、全国都市教育長協議会につきましては、これは人口割りでございまして、人口の数に応じまして負担金が定まってございます。
それから、市町村教育委員会連合会につきましても、人口に応じまして負担金額が定まっていると、そういう状況でございます。
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○渡邊 委員 タイトルを申し上げれば、教育委員と教育長の云々というものはわかるんですが、これ、目的とか内容とかというものは御説明いただけませんか。年に何回あるとか。
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○上畠 委員長 暫時休憩いたします。
(16時15分休憩 16時16分再開)
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○上畠 委員長 再開いたします。
答弁をお願いします。
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○齋藤[和] 教育部次長 ただいまの御質問の教育長協議会、それから教育委員の協議会の事業内容、あるいは事業計画などにつきましては、資料を後ほど御提出させていただきたいと思います。
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○渡邊 委員 では、今のようにお願いいたします。
次の質問に参ります。教科書選定の年ではありませんけれども、以前、高橋委員も取り上げたことですが、教科書採択における教育委員会で議題となる前段階での各教科書に星をつけるという評価方法は一般的なのでしょうか。誰が評価をしているのか、文部科学省の見解はいかがでしょうか。
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○教育指導課長 星をつけるということについての御質問ですが、実際にこの星をつけるというものは、順位性ということで、鎌倉市の子供にふさわしい教科書であるかどうかというようなことを、検討委員会が検討した部分を教育委員会に提案するときにつける印となっているところであります。
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○上畠 委員長 答弁に答えていませんけど。文部科学省の見解に関して。要はこれが一般的なものなのか、これが鎌倉市独自のものであるのか一般的かということと、文部科学省の見解はということを質問しているところです。
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○教育指導課長 文部科学省に確認しているわけではございませんが、文部科学省から出されている通知等の中で、順位性をつけることについては、いけないということにはなっておりませんので、こういう形が一般的かどうかと言われると、他市町でもそういった形である程度順位性というものを検討委員会等で出していると聞いておりますので、鎌倉市独自の形ではないと考えております。
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○渡邊 委員 今、検討委員会という御説明があったんですが、これは具体的に検討委員会というのはどういう仕切りなんでしょうか。構成とか。
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○教育指導課長 検討委員会につきましては、具体的には、学校長の代表、鎌倉市教育研究会の代表の校長、代表の教頭、教員の代表、保護者代表となっております。全部で10名で構成しております。
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○渡邊 委員 この検討委員会は毎年度メンバーは変わるんですか。
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○教育指導課長 4年に一遍変わっております。
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○渡邊 委員 10人となると結構バランス感覚がいいのかなという気がするんですが。毎年毎年、校長先生とか御父兄も入っているんでしたっけ。決めるに当たっては、志向性が、組織っていろいろあるじゃないですか。これは保守系だとか、革新系だとか、そういう評価というものは、第三者が検討委員会をチェックするようなシステムというものはないんですか。要するに評議員が理事会をチェックするみたいな、そんなイメージの。検討委員会が独走しちゃう可能性がなきにしもあらずですよね。
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○教育指導課長 一応その検討委員会につきましては、校長先生は、校長会からの代表ということ、職員につきましても、校長会からの推薦を得た者、それから、PTAにつきましては、PTAの組織団体から推薦を得た方となっておりますので、その推薦を受けた方という中で、検討委員会が組織されていると。また、その中で、志向性という部分については、最終的には教育委員会の中で最終的には採択が行われると考えておりますので、その中でもし志向性が、偏りがあるということであれば、教育委員会の中で協議されると考えております。
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○渡邊 委員 その辺、しっかりやっていただきたいと思います。
星をつけるという評価方法なんですが、これは一般的なことなんですか。星をつけると、何かホテルの格付みたいな感じなんですけど。もう少し内容的に、具体的に、まだ星じゃなくて数字のほうがいいかなと私は思ったんですけれども。いかがでしょうかね、星づけというと、何か番付表みたいな、そんなイメージですけどね。
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○教育指導課長 星だけではなくて、星に対しての文章という、必ずどういう理由で星三つになるかという内容が右側に書かれておりますので、その中で酌み取っていただくと。逆に、数字になるとかなり、星三つと星二つも同じなんですが、数字だと具体的に評価と、3、2、1の評価と誤解されるのではないかと考えているところであります。
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○渡邊 委員 次の質問に行きます。外国人英語講師の採用方法はどのようにしているのでしょうか。英語講師の契約更新や解除はどのように運用しているのでしょうか。
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○教育指導課長 御質問の途中なんですが、一つ訂正させていただいてよろしいでしょうか。
先ほど日向委員から御質問いただいた件について、訂正をさせていただきたいと思います。先ほどの御質問の中で、岩瀬中学校のことを、私、きちんとした形でお答えしなかったので、それについてお答えさせていただきたいと思います。
後期実施計画の中で、平成31年に、一応教育指導課といたしましては、岩瀬中学校の特別支援学級を設置するというような、今のところ意向であるということで、31年に工事をして、32年に開設という動きで進めていく予定でおります。
そして、外国人講師につきまして、採用につきましては、教育指導課の私を初め、英語の堪能な指導主事がおりますので、そういった者が面接を行います。その中で、実際に具体的に授業を、プレの授業をして、その中で適しているかどうかということを判断して、採用としております。そして、基本的には、5年たつと更新という形になっておりますので、もしその中で、学校からの様子とか、学校長からの意見書とか、そういったものもありますけれども、基本的に本人の希望と、それから学校も特にその指導に問題がないということであれば、5年間は契約をすると。そして、新たにもう一度試験を受けていただいて、更新をしていくという形になっております。いずれも公募をしているというところです。
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○上畠 委員長 教育指導課長から答弁の訂正がありましたけど、日向委員、よろしいですか。
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○日向 委員 はい。
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○渡邊 委員 基礎的なことをお伺いするんですが、この外国人講師というのは、もともと教員免許というものは必要なんですか。
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○教育指導課長 特に、例えば教員免許とかそういったものはございませんけれども、教育の経験がある方というような形で採用しているところです。
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○渡邊 委員 先ほど英語の先生が面接をされるということをお伺いしましたけれども、英語の先生って本来しゃべれない人が結構いらっしゃいますよね。生徒が先生と一緒に外国へ行ったら、先生は全然英語が通じなかったということはよく聞く話なんですが。
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○教育指導課長 現在の、特に中学校の授業につきましては、ヒアリングとかスピーキングを重視した授業となっておりますので、教員もその部分については努力をしていると考えているところです。
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○渡邊 委員 せいぜい生徒に、何だ、先生、英語がしゃべれないじゃないかと言われないように頑張っていただきたいと思います。
次の質問に参ります。代表質問で上畠議員が、ゲームやネット、スマホの依存症問題につきまして質問をいたしました。依存症予防について、文部科学省もしくは千葉県から情報は得られたのか、内容はいかがでしょうか。10代で、ネットのカジノや宝くじなどを含めて、ギャンブル依存の実態もあります。依存症対策にきちんと取り組んでいただきたいのですが、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 御指摘いただいた点につきましては、千葉県教育委員会からも情報をいただきましたし、文部科学省からも情報をいただきました。それで、現場の学校にも、先日、中学校の校長先生方にお集まりいただいたときに、そのネット依存についてのお話をしたところ、非常に関心を持っているというようなところもございます。ですので、今後、子供たちだけではなくて、保護者、PTAとかそういった地域の方々も交えて、取り組めるような方法を今後検討していきたいと考えているところであります。
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○渡邊 委員 検討というのは、例えばどういう検討をされるおつもりでしょうか。
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○齋藤[和] 教育部次長 先ほど文部科学省の補助金の御質問でございまして、それを検討するというお答えをしました。今、文部科学省から資料を取り寄せて、実際に締め切り日が3月末ということでございますので、その3月末までに申請ができるかどうか、詳細を検討しているところでございます。
ただ、補助金の内容としては、いろいろと制約もございます。細かな制約とか、あるいは基準額なども細かく決められておりますので、その辺で果たしてこちらがやりたいところがうまくマッチするかどうか、その辺を詰めてまいりたいと考えております。
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○渡邊 委員 ギャンブルの依存症は、いつの時代にもあるのかもしれませんけどね。昔はばくちをやったりとか、いろいろ依存症というものはいつの時代にもあるんだと思うんですが。子供たちが小さいときから依存症になるのも、日本の将来を危うくしますので、ぜひきちんとお考えいただきたいと思います。
次の質問。学校図書の拡充と課題はいかがでしょうか。児童・生徒の希望に応えるために、何か工夫はあるのでしょうか。
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○教育指導課長 子供たちのニーズに応じて図書館の図書の充実を図るということは非常に大事なことだと思っております。特に、小学校につきましては、図書館専門員がおりますので、子供たちの傾向に合わせて図書館の本を取りそろえているというところであります。
中学校につきましても、図書委員が中心になりまして、自分たちの読みたい本というものの、限られた予算の中ではありますけれども、希望図書といったものを出して、その中で予算に合うものであれば購入という形で、なるべく子供たちのニーズには応じるように努めているところであります。
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○渡邊 委員 基礎的なことをお伺いしたいんですが、本を購入するに当たって、検閲というんですか、規則みたいなものはあるんですか。これはだめ、これはいいと。
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○教育指導課長 これにつきましては、学校教育の一つでありますので、話題性があったとしても、内容的に学校にふさわしくないものであろうという部分につきましては、図書の担当などが、これについては購入できないというようなことでやっていると理解しております。
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○渡邊 委員 それは、人によってまた采配が違ってくるかもしれませんが、その辺は微妙なんですけれども、きちんとやっていただきたいと思います。
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○教育指導課長 平成29年度には、今後の図書館の運営について、そういった協議会を立ち上げまして、実際に選書についてとか、蔵書をどういうふうに処分していくかとか、それからデータ化をどういうふうに進めていくかとか、そういった部分についても話し合っていきたいと思いますので、また、今、委員が御指摘の部分についても、検討委員会の中で話題にしていきたいと思います。
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○渡邊 委員 何か三、四年前かな、行き過ぎた表現があったということで、問題になったケースもありましたので、その辺、慎重にやっていただきたいと思います。
次、児童・生徒が登下校時に犯罪に巻き込まれないように、何か行っているのか、平成29年度の対策はいかがでしょうか。
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○学校施設課長 登下校の一部の部分でございますけれども、小学校の警備委託ということで、先ほどお話もございました、警備員を配置して、児童・生徒の最終段階、校門部分での安全確保及び学校周辺の見回りというものを実施しているところでございます。
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○渡邊 委員 青パトというものがあったと思うんですが、青パトは登下校の時間にあわせてやっているんですか。
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○池田 学務課担当課長 通学路関係ですので私からお答えさせていただきます。青パトは、市民安全課の警察官OBが行っていると認識しておりますけれども、登校時間中は勤務時間の関係で難しいかと思っているんですが、下校時間は、ちょうど今2台体制だったと思いますが、そこで回っていただいております。
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○渡邊 委員 今までのケースで、例えば児童とか周りの大人たちが通報というのかな、そういったケースはありませんか。あそこは危ないから気をつけたほうがいいとか、青パトさんに連絡して注意してもらうとか、そういったケースはないですか。
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○教育指導課長 そういう保護者から、特に具体的には不審者とかそういった部分については、学校に報告があったらすぐに警察、それから、あとは、教育委員会に連絡が入りますので、そうしましたら、市民安全課に連絡を入れて、青パトとか、それから警察のOBの方でスクールサポーターという方がいらっしゃいますので、そういった方をその危険箇所に配置していただいて、見回りを重点的にしていただくという対応を今しているところであります。
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○渡邊 委員 パトカーは赤色灯を回して、うーうー鳴らすときがあるんですが、青パトって音は鳴らさないんですよね。随分昔に音を、少しボリュームを下げて、皆さん、ちゃんと帰りましょうみたいな、生徒向けにやるとかね。御近所向けに安全確保を、生徒が下校しておりますので、安全確保に御協力お願いしますみたいなことを言うと、少しは抑止になるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 一例を御紹介させていただきますが、七里ガ浜の地域の方が、自分たちで青パトの資格をとりまして、軽トラなんですけど、朝回っておりまして、軽トラにつけました、これも警察の許可が要ると聞いておりますが、そこで放送という形で安全環境に努めている形を私も確認しております。
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○渡邊 委員 役所には2台あるんですよね。それはやったほうがいいんじゃないですか。七里ガ浜でやっているぐらいだったら、ニーズがあるから七里ガ浜でやっているんでしょうから。お役所もやったほうがいいんじゃないですか。
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○上畠 委員長 その質問は、市民安全課が担当になりますけれど。
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○教育指導課長 今、委員から御指摘いただいた部分につきましては、市民安全課に相談させていただきたいと思います。
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○渡邊 委員 よろしくお願いします。
最後の質問。ネットでの犯罪に児童・生徒が巻き込まれないように、ネットリテラシーの教育状況はいかがでしょうか。
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○教育指導課長 これにつきましては、中学校も小学校も、例えば具体的には、通信会社の講師の方をお招きして、または警察のサイバー犯罪の担当の方などにお越しいただいて、そして、実際にネットでこのようなトラブル、もしくはネットのいじめとか、そういったリテラシー関係について学ぶという機会をふやしているところであります。
ただ、現在のところ、全校で実施しているわけではないんですが、中学校ではもう、9校中7校でやっております。小学校では、25校中5校でやっておりまして、年々ふえてきているというところが実態でございます。
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○渡邊 委員 ネットの書き込みで、今嫌がらせとか誹謗中傷というものが結構あると聞いていますけれども、早急な対策が必要だと思うんですよね。結構それで不登校になったりとかがあるとお伺いしていますので。簡単なチラシをつくるとか、DVDをつくるとか、いろいろ方法はあると思いますので、御検討いただきたいと思います。
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○教育指導課長 それにつきましても、学校にきちんと伝えてまいりたいと思います。
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○三宅 委員 事項別明細の順番に伺ってまいります。
328ページ、教職員運営事業です。以前にも伺ったことがあるんですけれども、先生方が長期休暇をとられる場合、産休であるとか、あるいは療養中とか、そういうときの補充の先生はきちんと充てられているのか。私の友人にもお問い合わせがあったりして、いかがですかって、でも、もうかなりの年齢なので無理です、と言ったのよということも伺っているんですね。探すのが大変な状況になっているのかなということをお察しするんですけれども、その状況を伺っておきたいと思います。
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○小日山 学務課担当課長 産育休あるいは休職の代替の教員につきましては、この年度初め、年度の切りかわりの時期には全て配置をしているところでございます。しかしながら、年度の途中で産休に入るといったケースが年々ふえてまいりまして、その代替教員の配置には非常に苦慮しているところでございます。近隣の市町、あるいは管轄の教育事務所と密に連携を図りながら、情報共有をして、欠員が出ないように努めているところでございます。
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○三宅 委員 ここは生徒が困らないように、きちんと手当をしていただかないといけないと思うんです。御苦労をされているということは重々承知なんですけれども、ここは抜かりなくよろしくお願いいたします。
出産は何月を目指してとか、保育園に入りやすいように産むんだという、そんな計画的に苦労されている若い人たちもいるんですけれども、できるだけ自然な形でと思いますから、いろいろな意味で、よろしくお願いしておきたいと思います。
そして、339ページ、相談室事業。これはいじめとか不登校などの悩みに対応していただいているんですけれど、先ほど来ありましたが、不登校の原因はいじめであったり、教員の対応ということもありましたが、そこを防止するということで、スクールソーシャルワーカーの配置をずっと申し上げてまいりました。今、県から1人、三浦の地区に1人と、それから市でも1人配置をしていただいているんですよね。なかなかこういうふうにはいかないんですけれども、大変感謝を申し上げております。
もう少しふやして、一人一人の環境を整えるということがとても大事だと思うんです。メンタルなところもありますけれども、家庭の状況とか、地域の状況とか、生徒の間の状況とか、そういった環境を整えるということの役割だと思うんですね。そこの配置について、私どもはふやしてくださいと思っているんですけれども、御見解を伺います。
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○教育センター所長 今、委員が御指摘のとおり、いじめ、不登校の対策については、早期発見、早期対応が大事だと認識しております。スクールソーシャルワーカーにつきましては、市から先行して配置していたんですが、平成28年度より県からも年間35日ということで派遣をしていただいています。学校でも、重要性といいますか、こういうときに要請できるということが大分浸透してまいりまして、出動の回数もふえてまいりました。県に対しても拡充の要望を続けていきたいと思います。また、平成28年度より、スクールソーシャルワーカーではないんですけれども、中学校におりますスクールカウンセラー、あるいは教育センターにおります教育相談員も小学校への定期派遣をするなど、不登校、いじめの対応に努めているところでございます。
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○三宅 委員 国でもよくスクールソーシャルワーカーの話が出てくるんですけれども、鎌倉市はちゃんと視点を持ってやっていただいているので、でも、どういうときに活用できるのかということが、まだまだふなれというんですかね、そういうところがあったんですけれども、そこもだんだん進んできたということでしたから、もうしばらく様子を見させていただきたいと思いますが、ふやしたほうがいいと思っているので、申し上げておきます。
それから、346ページの中学校もそうですけど、小学校施設管理運営事業というところで、植栽の維持管理委託料がついているんですが、せんだっても技能員さんが高木の手入れをしていて、それで隣の駐車場に落ちたから、車の破損を起こしてしまったということがありました。こういうお手入れ、特に高い木の場合は、ちゃんと専門的な方にやっていただいたほうがいいと思っているんですよ。こんなことがありますからね。人が通っていなくてよかったと思いますけれども。なので、ここの植栽維持管理というところは、もう少しきちんとしてもらいたいと思っているんですけれど、いかがなんでしょう。
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○学校施設課長 委員のおっしゃるとおり、学校の植栽に関しましては、低木等については技能員にお願いしている部分もございますが、高木に関しましては、専門の業者に委託して切っている状況でございます。
先日のアクシデントのケースにつきましては、連携が不足していたものがもしかするとあるかもしれませんので、今後、伐採を要する木につきまして、学校と意思疎通を密にして、安全を確保した上での植栽管理をしてまいりたいと思います。
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○三宅 委員 中には、先生が切っているんじゃないのというのを見かけられたというケースもあって、2年ぐらい前でしたか、それで、とても御近所の方々も心配なさっているんです。こんなことを先生がやっていて大丈夫なのかと思ったそうです。なので、先生の危険もありますし、ここは専門の方にやっていただくと。それで予算もそれぞれとってあるんですけれども、聞くところによると、手弁当でやっているというお話も以前に伺ったことがあるんだけれども、そこの予算はきちんととってもらいたいな。それが余分なお金を使わなくても済むことにつながるわけですから、そこはちゃんと、足りなければもっと要求してもらったほうがいいと思うんですよ。
大体教育関係の予算は少ないわけですし、先生方の研修なんて、庁舎のこっちの職員の皆さんの業務何とかとか、改善とか研修とかに比べたらずっと少ないと思うんですよね。そういうこともあわせて、これは市長に伺っていかなければいけないかもしれませんけれども、全体としてどうですかね。研修もあわせて、こういった植栽の管理もあわせて。教育部の予算ということについては大変御苦労なさっているんだと思うんですけれど、いかがですか。
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○佐藤[尚] 教育部長 毎年度の予算編成、当然ながらいろんな経費、今御指摘いただいたとおり、たくさんの課題を抱えながら、どこを重点にしていこうかということを毎年悩むことが多うございます。教育委員会だけで予算が編成されているわけではありませんから、全体との適正化ということは当然視野に入れつつ、部として何を今足元に置いてやるのかということを、課長、次長を含めて議論をして、毎年予算編成に取り組んでまいっております。当然既定予算ではこういう並びになってございますけれども、また、執行段階の中で、いろいろ工夫するところが出てくることもあると思いますので、運用の中でも注視しながら、実態に合わせて、予算執行していきたいと思ってございます。
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○三宅 委員 予算をつけるときにも執行の段階でも大変御苦労があるのだろうとお察しをしております。
それから、349ページの小学校教育振興助成事業。こちらは、要保護と準要保護児童の補助費ということで、これは就学援助費ということですよね。就学援助費の基準、認定基準額について教えてください。
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○池田 学務課担当課長 鎌倉市は平成25年当時の生活保護の基準の1.5倍をめどとしております。
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○三宅 委員 これは、自治体によってそれぞれ金額が違っているようなんですけれども、鎌倉市の場合は幾らという設定になっているんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 基準に対して何倍かというところで、異なってきております。神奈川県内の市では、おおむね1.5というのが一番今のところは高いところで、市によりましては、1.3とか1.2という形になります。
これは、世帯構成だとか年齢だとか、家が借家であるとか持ち家であるかによっていろいろと変わってきまして、例えばなんですけれども、40代のお父さん、お母さん、そして中学生、小学生であれば、所得の目安としては430万円程度が計算上の目安という形での御案内をさせていただいております。
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○三宅 委員 今、持ち家とか借家ということがあるということでしたけれども、それは、持ち家は持ち家の方の基準があって、借家は借家の方の基準があるということですか。
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○池田 学務課担当課長 借家であれば、持ち家の方でも家賃という部分で御負担が毎月生じておりますので、その部分を考慮した上での話になります。
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○三宅 委員 自治体によっては、持ち家なら持ち家という基準があるということだったんですが、鎌倉市はそれは配慮して設定をしているということを確認をさせていただきました。それはよかったと思います。違っていたら、ここは意見を言わなければいけないと思ったんですけれども。持ち家だから経済力があるとかいうことでは決してないとは思うので。住宅による格差はないということを確認させていただきました。
それから、351ページ、中学校運営事業。これは部活のことなんですけれども。ここでいいですかね、中学校の先生方の部活のことを伺いたいんですけれど。先ほど納所委員の質問で、時間は調べられていないということだったんですけれど、土曜日も日曜日もない先生も結構いらっしゃって、かなり時間を割いていらっしゃると思うんですね。そういう場合、部活の特別な手当とか、そういったものはあるんですか。
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○小日山 学務課担当課長 特殊勤務手当として支払いをされております。それにつきましては、今、幾らという資料を持ち合わせていないので、言えないんですけれども、4時間働いて何千円といったことで、土日の勤務についても手当は支給されております。
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○三宅 委員 ほとんどボランティアの状態でかかわってくださっていると思うんですね。だから、チーム学校というお話も出てくるんだと思うんですけれど、そこは勤務実態として一体どうなのかなと常日ごろから思っていまして、4時間で何千円と、1時間、時給は幾らなんだという、普通そういうふうに考えると、大変厳しい状況に置かれているんじゃないかなと。それは本当に好きだからこそできることで、なかなか厳しい状況だなと今思いました。また、きちんとした手当がわかったら教えてください。そこも改善が必要だと思っています。
次は、352ページの中学校給食事務です。いよいよ始まるということで、ここは大変よかったと思っているんですが、以前から申し上げているとおり、食の安全ということで、ここには放射性物質の測定用の食材の経費も出していただいておりまして、ありがとうございます。
あと、遺伝子組みかえとか、それから食品添加物、こういったものにも配慮していただきたいと、代表質問でも申し上げたとおりなんですけれども、そこの方針を伺っておきます。
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○池田 学務課担当課長 中学校の給食ではございますけれども、鎌倉市の給食です。ですから、小学校と中学校の給食、考え方はまず同じところに立っております。したがいまして、お話にありました遺伝子組みかえだとか食品添加物につきましては、小学校でも使っておりませんし、中学校でも同じような形で体制を組ませていただきたいと思っております。
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○三宅 委員 それから、できるだけ近くでとれたものをという、鎌倉市内でというのはなかなか難しいことだと思うんですね、量も多いですから。でも、できるだけ県内とかそういったところでお考えをいただきたいと思っているんですが、地産地消、基本的には。
それと、逗子の給食をいただいてきたときには、大変おいしかったんですけれど、お魚なんかは高知から取り寄せたとか、直送で、栄養士の方が非常に研究なさっていました。そういったお野菜と、それから海のものとか、そういう使い分けというんですか、産地から取り寄せるとか、そういったことは、お考えはどうなんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 まず、一番最初にお話がありました地産地消、これを第一に考えております。食材につきましては、旬のものを適切なところから導入していきたいと思っておりますが、こんな点につきましても、私どもの中学校の担当の栄養士が、今、一生懸命考えておりまして、言ってみれば、この先、ライバルとなる家庭弁当に負けないような、打倒家庭弁当というような意気込みを持ちまして、日々職務に励んでおります。
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○三宅 委員 打倒家庭弁当と言われると、何かお母さんたちも負けないぞという、そういうバトルが。本当においしい、お母さんたち御家庭でも参考になるような、そういうものを提供していただくといいと思いますから、試食会とか、また行っていただくんだと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
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○池田 学務課担当課長 献立の内容につきましても、献立表だけではなくて、例えば給食ニュースでレシピの紹介などもしていきたいと考えております。
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○三宅 委員 それは小学校の給食でもやっていただいていることと同じだと思いますので、お願いします。
それと、もう一つは、先ほどの就学援助のところと同じで、ここも、中学校の給食も対象になるということでよろしいですか。
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○池田 学務課担当課長 現在のミルク給食も対象になっておりまして、完全給食となります11月以降の給食につきましても、対象として捉えていきたいと思っています。
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○三宅 委員 それで、先払いで、後からお支払いというか、払い込まれるということになるんですかね。私、一般質問でしたか、何か申し上げたと思うんですけれど、できたらそういうことじゃないシステムにならないかなと。まず払い込むということがないようにはできないでしょうかというお話をしたと思うんですけれども、そのあたりの仕組みについてはどういうふうになったんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 最終的にはまだ決まっておりません。今の私どもと同様な方式、先進自治体でもかなりございますけれども、そこにおいて、先払いをしないで済むというような実例は今のところは確認しておりませんが、いずれにしても何らかの形で、何とかできないかという形で、私どもで今考えているところでございます。
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○三宅 委員 考えてくださいね。ぜひ、お願いいたします。
喫食率を上げるということにもつながっていき、そして、払えないから、それで給食が食べられないとか、そういう可能性もゼロではないと思うんですね。ですから、そこはよろしく、引き続きお願いをしておきます。
そして、今度、生涯学習のところですが、学校のトイレの修繕ということではお願いをしているわけですが、生涯学習センターは、洋式、和式というのは、それはどういうふうになっているのかはわかりますか。
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○生涯学習センター所長 生涯学習センター、主に市民の方が利用していただくところということでお答えをしたいと思います。
全部で34カ所ございまして、そのうち洋式化しているのが16カ所、和式となっているのが18カ所でございます。平成29年度の予算の中で、3カ所洋式化を図りたいと、そのように考えております。
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○三宅 委員 あいているのに何で並んでいるんだろうと思うことがたびたびあって、洋式のところに皆さん、高齢化とともにそちらにお並びなんですね。それで、和式のところが汚れていたりということが見受けられるんですね。ここもちゃんと計画的にやってくださっているんだと思うんですけれど、できたら早く洋式化を進めていただきたいなと、そういうお声をここのところとても耳にするようになったので、申し上げておきたいと思うんですが、いかがですか。
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○生涯学習センター所長 男子、女子、1階から4階まで、あと、ホールと、地下にトイレがございまして、来年3カ所の洋式化を図りますと、全てのトイレ、どこかしら1カ所は洋式のトイレが設置できるという形になっております。また、今後とも和式のところについても、スペース的に洋式にしますとレイアウトを変えたりする工夫が必要になりますので、そういった調整をとりながら、さらに洋式化を進めていきたいと思っております。高齢の方に使いやすいように努力をしてまいります。
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○三宅 委員 よろしくお願いいたします。
それで、378ページ、図書館管理運営事業で、一般図書資料等消耗品費、これは図書の購入費でしょうか。これは平成28年度予算より若干減っていて、それで、平成28年度予算は27年度よりふえたりしているんですけれども、この予算の積算根拠を教えていただけたらお願いいたします。
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○中央図書館長 特に積算の根拠というものはありません。ただ、購入する図書はどれぐらいあるかということで、それで大体これぐらいだろうということで、出しております。
今年度少し減ってしまいましたけど、来年度に向けて、その辺は維持、それともふやすとか、その辺は考えていきたいと思っております。
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○三宅 委員 若干ふえたり減ったりしているのは、ほかのものとの調整があって、ここが調整しやすかったのかなとも思うんですけれど、図書の購入については、ちゃんと方針を持って、それで、幾らでいこうという、そういう打ち出し方をぜひしていただきたいと思うんですけれども、いかがですか。
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○中央図書館長 鎌倉らしい図書の蔵書構築等は大事なことだと思っていますので、その辺を踏まえて、郷土資料等、その辺の蔵書構築をきちんとやっていきたいと考えております。
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○三宅 委員 市民の皆さんはよく見ていらっしゃって、私も、意外な方から、今回は予算が減っているということをお聞きしたんです。それで、図書館が好きな方、本を読むのが好きな方は注目をしていらっしゃるんだと思いましたので、減らないように努力をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○久坂 委員 提案説明の中にございました学校施設老朽化状況調査なんですけれども、各学校で、老朽化によって雨漏りですとか、先ほど来話が出ているトイレなど、いろいろな課題があるんですけれども、こういったことを総合的に調査していただくと思っているんですが。ページには、事業の目的には書いてあるんですけど、それぞれ対応する金額が見つけられなかったのですが、もしあったら、その金額を、小学校、中学校、それぞれ教えていただきたいのと、29年から30年度にかけて、一応この調査をされるということだったんですが、平成29年度につきまして調査される内容につきましてお伺いしたいと思います。
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○学校施設課長 まず最初に、金額でございます。金額は、債務負担行為の表でございまして、13ページに、2月定例会議案集の13ページの債務負担のページのところに金額の記載がございます。小学校分につきましては、平成29年度から30年分ということで674万円、中学校分につきましては、同じく平成29年度から30年で294万9,000円、この金額を債務負担という形で予算の中にお願いしてございます。
2点目の内容の部分でございますけれども、平成29年度、30年度にかけまして、新しい大船中学校と第二中学校以外の23校分につきまして調査を実施しております。内容についてでございますけれども、項目として、実施する内容でございますが、老朽化を判定する重要な要素でございます、コンクリートの圧縮の強度の試験を実際の検体で実施したいということと、コンクリートの中性化の試験、あと、鉄筋の腐食の状況と、コンクリートがどのくらいの厚さで鉄筋を覆っているかというような部分の実地調査、あと、私どもが内部で持っております過去の耐震調査であるとか、学校の大きな改修をしたときのデータ類、こちらの内容の分析等もお願いをして、学校の老朽化の度合いを判定する形を考えてございます。
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○久坂 委員 金額については見ていなくて、申しわけございませんでした。
それで、平成29年に行う内容につきまして伺ったところなんですけれども、本当にこの老朽化を、例えば雨が降ったときに、廊下のみならず、普通教室にも雨漏りがしまして、本当に授業を受けることに支障があるといった状況の中で、早急に対応していただきたい状況につきましては、この状況調査をまとめながら、対応が可能なところはお願いしたいと思っているんですけれども。
いずれにしましても、この提案説明にございましたように、公共施設の再編計画といった大きな流れがある中で、しかも目前の課題をどう解決していくのかということを二重でやっていただくという難しさがあるので、そこら辺につきましては、喫緊のものと中長期のものと分けられているというお話も伺っておりますけれども、そこら辺のところをつかみながら、確実に進めていっていただきたいと思っております。お願いいたします。
次の話に移ります。特別支援級の話につきまして、以前決算かどこかの、小学校におきましては、普通級との交流が多いんですけれども、中学校に上がりますと、授業の関係とかで、なかなか普通級との交流が少なくなる中で、しかしながら、インクルーシブ教育という今必要性がある中で、どういったインクルーシブ教育を中学校に進んだ中でも進めていただくのかということを申し上げたことがあるんですが、平成29年度におきましてどういった方針で進められるのかお伺いいたします。
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○教育指導課長 インクルーシブ教育につきましては、平成29年度も引き続き進めていく、より充実させていくというようなことが必要かと思っております。中学校になりますと、専門的な教科の授業というようなことで、なかなか授業の交流が厳しいというところがあるかと思うんですが、その子のニーズに応じて、行事等の交流を進めていくとか、また、部活動とか、総合的な学習の時間等でも最近は交流がふえてきているというようなことが情報として入ってまいりますので、こういったことからどんどん進めていければいいと思っております。
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○久坂 委員 率先して進めていらっしゃる学校の取り組みを、他校にも御紹介をいただきまして、こういったやり方があるということを、ぜひ共有していただければと思います。
中学校でのインクルーシブ教育のみならず、あと、特別支援級に通われている保護者の方から、一つ、それぞれの学校の特別支援学級でやっていらっしゃる取り組みを、横の連携を持ってもっと深めていただいたらいいんじゃないかという御意見をいただいたことがございます。と申しますのは、特別支援教育というのは、一人一人への対応が必要なんですけれども、やはりそこで積み上げられるノウハウですとかを皆さんで共有することによって、より丁寧な対応ができるんじゃないですかというようなお話をいただいたことがあるんですが、今どういった状況で横の連携がとられていて、それで、29年もどういった感じで行われるのかということをお伺いしたいと思います。
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○教育指導課長 現在も特別支援の担当者会が年に数回行われておりますので、その中でスキルアップのための講演と、あと、情報交換を行う中で、共通して抱えている課題などを報告する方法などを考えていくというような時間をとっているところです。今後もそういった部分については充実させていきたいと思っています。
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○久坂 委員 わかりました。年に数回実施していらっしゃるということなんですけれども、できれば即時性を持って、そういった方たちの情報を集められるようなテーブルをつくっていただくとか、テーブルというか、情報ですよ、そういったことを集約できるようなところをつくっていただいたらどうかというような話もいただきましたので、要望を一つさせていただきます。お願いいたします。
放課後子ども教室についてお伺いいたします。こちらにつきましては、計画の中ではもう、放課後子ども総合プランを進めていただくと、全校的にも進めていただくということで、いわゆる放課後子ども教室の機能と学童を合わせ持った場所を全市に実施するというお話をいただきました。この主管がもう、青少年課に移るわけなんですけれども、今後、放課後子ども総合プランを進めるに当たって、各学校と保護者の方と、担われる地域の方の協議会ですとかそういったものが各学校でつくられると伺っているんですが、その中におきまして、教育委員会の果たす役割というものをお伺いしたいと思います。
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○齋藤[和] 教育部次長 総合プランでこどもみらい部が考えておりますのは、大きくは委託型、毎日放課後子ども教室を開催していきながら、それを一体でやっていくのは委託でやっていく、それから、一方で、毎日ではなくて、月に何日か放課後子ども教室を開催して、それで放課後総合プランとしての位置づけをする、これは直営でやっていくという、そういう二つの大きな種類を考えておりまして、その中で、直営型については、月に何遍ということで、放課後子ども教室を開催していくので、今、私どもで所管しています今泉ですとか稲村ヶ崎と同じような形でございますので、そういった形で運営する場合には、私ども教育委員会のほうが、今まで蓄積したノウハウですとか、あるいは情報ですとか、そういったものをこどもみらい部と一緒にやっていけるんではないのかなと考えているところです。
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○久坂 委員 私が今お願いをしようと思っていたことも、そのまま答弁でいただきましたので、本当にありがたいと思っております。もう数年にかけまして、稲村ヶ崎ですとか今泉でやっていただいた内容は、本当にお子さん方と保護者の満足が高くて、100%近い満足をいただいているという取り組みの内容そのままを、私はこれから拡大する学校でも実施をぜひいただきたいと思っているんです。その中では、今おっしゃられた部の中におきまして、今まで担ってこられた方々の情報ですとか、これから協力したいという方の情報は、多分集約されてお持ちだと思いますので、それらの情報を十分に共有していただきながら、ほかの学校でも、皆さんが満足して、本当にこの場にいてよかったと思えるような場を、ぜひお力をいただいて、ぜひ展開していただきたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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○赤松 委員 絞り込んで3点お尋ねします。
1点目は、三宅委員から既に質問が出ておりましたけど、中学校給食のことでお尋ねしますが。357ページに、中学生の給食費ということで、教育扶助の関係で、約2,000万円計上されております。私、これは特別な意味があると思っています。教育扶助の中で、学校給食を中学校はやっていなかったから、制度があってもこれは受けられなかったという、対象者の方々にとってみると。それが中学校給食が始まるということで、月々結構な額になりますよね、給食費もね。それが、こういう形で援助を受けられるということは、本当に、より制度の充実がこういう形であらわれているということで、大変私も喜んでおります。
今その支払いの問題で質問がありました。ですが、制度の趣旨が生きるように、一々立てかえ払いして後から戻ってくるような、こういうことではなくて、制度の趣旨が生きるような形で行われるように、ぜひ原局では検討してもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。これはお答えはいいです。お願いしておきます。
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○上畠 委員長 御質問をお願いします。
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○池田 学務課担当課長 今の件です。先ほども申し上げましたが、この全員給食でない給食提供に当たりまして、前払い制度の中で、前払いをしなくていいというところで成功した事例は確認はしていない状況です。ですから、非常にハードルは高いです。ですから、正直申し上げまして、できるか、できないかというところの検討からスタートする形になります。
ただ、どうなのかということではなくて、何らかの形で、例えばその方法が無理であっても、別の方法が何か考えられないかとか、そういった広い視点の中で、総合的な判断の中で、支援方法について努力をしていきたいと考えております。
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○赤松 委員 よろしくお願いしたいと思います。
それで、予算計上されている約2,000万円、これは、提供される回数ですね。全部、この子供たちは食するという数で、この予算計上をされているということですか。
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○池田 学務課担当課長 想定される認定者が全員、全期間お食べになったという形での予算の考え方でございます。
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○赤松 委員 わかりました。よろしくお願いします。
それから、新入学の中学生の場合、年度内に前倒しで入学準備金支給ということで、12月定例会一般質問でお願いしたところ、正直私は今年度は無理だろうと思いながらいたんですが、何とか努力してできませんかということで質問させていただいたところ、既にこういう形でお知らせが行って、先ほど納所委員も質問しておりましたけど、3月下旬に支給ということで、本当によかったと思っております。心から感謝をしたいとこの点については思っております。
ここの予算計上を見ると、23万6,000円、これは新年度に転入学する子供さんとか、そういう子供を対象にして予定をした額だということでいいんですか。
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○池田 学務課担当課長 中学校分につきましては、おっしゃるとおり、転入者もそうなんですけれども、小学校のときに認定されていなくても、何らかの形で、収入の減額等で、中学校から就学援助の対象になった方も考えております。
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○赤松 委員 これは約10人ほどの予算だと思いますけど、わかりました。
それで、たまたま新入学児童・生徒の入学準備に必要な経費の国の補助単価が、新年度から上がるんですよね。約2倍に上がるんですよね。小学校は2万470円が4万600円。中学生は2万3,550円から4万7,400円、約2倍に上がるんですね、新年度から。準要保護は一般財源化されているという問題がありながら、鎌倉市は頑張って、予算計上して、ずっと今まで1.5倍の対象者で頑張ってこられたということで、鎌倉市は大変すぐれた事業として進めているなと私も思っております。
たまたま鎌倉市は前倒しで入学準備金を年度内に支給した、これは現年度の予算の中で支給するんだと思うんですよね。新年度のこの予算計上というものは、新入学用品、これは小学校、中学校とも、現年度の額での予算計上になっているんじゃないかと私は思うんですよ。そうすると、新年度、国が補助単価を上げたことによって、それにあわせようとしたら、鎌倉市の要綱の改定で、額を上げた要綱をつくらないと、その額に合わせた支給はできないと、こういうことになるんだと思うんですよね。
そこで、お尋ねしたいのは、恐らく補正か何か組むんじゃないかと思っているんですけど、引き上げられた分。国の補助単価が上がった関係でね。それはそういうことでよろしいですか。
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○池田 学務課担当課長 現在、国の補助単価なんですけど、鎌倉市は補助金をいただいておりませんけれども、たしか1月30日付だったかと思いますが、国の予算案として、2月の頭に県を通じて突然私どもに参った次第でございます。ですから、まだ予算案としてですので、正式決定ではありませんが、出してくる以上、いずれその案がとれて、正式な形で各自治体に通知されるものだと思っております。
もう一つは、この時期に来て、急に国がそういう方針を示したというところで、正直申しまして、どこの市町村も非常に困惑しているといったことが正直なところです。平成29年度にそのまま、どちらの市町村も単独事業ですので、そのままその金額に、値上げするかどうかも含めて、今のところ見通しがつかなくて、私どもも検討状態ということですが、もし仮に金額を上げるという形になりますと、当然倍になったということで、不足が生じる可能性がございますので、それは補正なり何なりの対応が考えられますが、今のところはまだ、申しわけございませんが、正式な話にはなっておりませんし、検討という形での大きな課題としての捉え方で考えております。
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○赤松 委員 大きな課題だと思います。しかし、国のそういう制度改正、つまり今、子供の貧困という問題が大きな社会問題になって、そういう背景もいろいろあるんだと私は思います。その辺のところを重々踏まえた上で考えていただきたいと思いますけれども。
海老名が先進市ですよね、この前倒し支給で。海老名市は、それも見越して、今までの額よりアップして前倒しもやっているんですね。だから、新年度からは引き上げた額で支給ということを考えているようです。それは、各自治体によっていろいろと財政事情もあると思いますけれども、そういう制度改正、入学準備金に限ってですけれども、その辺の背景も十分踏まえた上で前向きな対応をぜひお願いしたいと思います。
その場合に、前にも課長には話したことがありましたけど、仮に引き上げたとしたら、この今の年度内に、今までの額で準備金をお渡しすると。年度が変わったら引き上がったと、もうそのときのお金はやったんだから、引き上がった分は支給できませんよということになるのか、差額は出すのかという、やりとりをしたと思うんですよ。ここも、ぜひ前向きに考えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。この問題は以上で終わります。
それから、もう一つは、最近いろいろ、テレビなんかの報道で、トラックが通学児童・生徒に突っ込んだとかね、こういう痛ましい事故もよく報道されるんですよね。そんなことを考えたときに、学校管理下、いわゆる教育指導上、学校の責任のもとに、児童・生徒がいろいろ教育活動の中で、進められているいろんな活動の中で、不幸にして事故が起こったという場合には、これ、何ページだったか、333ページですね、学校賠償責任等保険料、日本スポーツ振興センター災害共済掛金、こういう形で、昔は学校安全会とたしか言ったように思っているんですけども、こういう形で、不幸にして学校の管理責任のもとで事故があったときには、こういう形で補償するという制度になっているんです。学校の管理下とは言えないけれども、例えば通学途中に何か起こったという場合、例えば子供たちですから、雑談しながら通学してくるときに、何か持っている持ち物を振り回したりなんかして、誰かにぶつかったとか、顔に当たって友達の歯を折っちゃったとか、数え切れないほどいろんな不慮の事故というのは起こると思うんですね。だけど、これは、こういう鎌倉市が入っている保険の対象にはならないというようなことというのは現実にはあり得ることなんですね。そういうことを見越して、それらに対する何らかの保険に入るというのか、何か私は細かく聞いていないんですけど、海老名市がそういう保険に加入して、そういう子供たちの不慮の事故に対応できる制度をつくったとか、つくるとかという話を聞いたんですけど、そんな考えというのはどうですか。
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○池田 学務課担当課長 今の御質問の中で、通学時におけるけがだとか、不幸にしてけがに遭われたとか、そういった場合については、学校管理下としての扱いになりますので、現在でも保険対応になります。
海老名の件につきましては、私も新聞報道で確認しまして、海老名市に直接お尋ねさせていただいたんですけれども、まだ予算もこれからの審議ということで、確定的なことはお話しできないというような話だったんですけども、中身としましては、第三者加害に係るものですね。例えば、通常学校管理下であれば、子供同士で2人いた場合での、例えば事故、接触等の事故でも、スポーツ振興保険等の対応はできますが、故意にけんかなどで相手の眼鏡を壊したといったように、確実に学校管理下と言えるかどうか、学校でない場所で、例えば放課後どこかの公園でそんなことがあった場合とか、そういったものにつきましては、さすがに学校管理下ではありませんので、保険適用にはなりません。
海老名市はこういったものも視野に入れてというようなことを考えているようなんですけども、先ほど申しましたように、詳細のところはまだ伺えておりませんが、これは今後の課題かと私どもも捉えております。
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○赤松 委員 いろんな事例が起こると思うんですよね。子供たちの中でのことですからね。ですから、ぜひこれは前向きな宿題として、前向きに捉えていただいて、ぜひ検討をしていただいて、親も先生方も安心できるような制度をぜひ構築していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
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○八神 教育部次長 今の、病気、けが以外の部分について、学校の中で事故が起こったときというので、一つ紹介できる例として、PTAでそのような保険に入っている学校が現在ふえてきております。実際に石を蹴飛ばして遊んでいたら眼鏡に当たってしまったとか、ガラスを割ってしまったとかということに対応できるということで。ですから、そのような情報はこちらに来ていますので、それは市として対応するのかどうかというのは、これから研究していきたいと思います。
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○上畠 委員長 私から質問させていただきます。先ほど業務内容で鍵の開閉をされるとおっしゃっていましたけれども、教員の方が鍵の開閉をされるというような御答弁も、さっき納所委員の、開閉時間、児童がなかなか入れなくて困っているときは、教員があけるということも聞いていた。どちらなんでしょうか。これは、警備員があけるのはどこをあけるんですか。
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○八神 教育部次長 訂正いたします。技能員の仕事になっております。ただ、児童が校舎の中に入ってきたときの健康管理ですとか安全管理というものは、校長、教頭を初め、教員の仕事になるので、そこの部分でのきちんとした役割分担というものが必要になってくるかなと考えているところです。
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○上畠 委員長 聞きたかったのは、結局どちらの方の仕事でもよいんですけれども、警備員の仕事でもいいです、7時45分から契約しているのであれば。いずれにしても、外で待ちぼうけして、冬とかですと寒いですよね、親御さんの仕事の都合上、どうしても早く来ざるを得ない子もいるのであれば、そういったことはきちんと配慮すべきで、それは各学校長の判断というよりも、それは教育委員会として、教育委員の皆さんがこれは問題として考えなくてはいけない問題だと思いますので、いかがかと。次長、いかがですか。
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○八神 教育部次長 それについては、教員の勤務体系の問題にもかかわってきますので、いろいろ、議員、委員、教員の負担が重いのではないかなと言っていただいて、非常にありがたいと思いますし、これから検討しなければいけない事項だと思いますが、もし現在8時半からの勤務というのを、8時ないしは7時45分に鍵をあけなさいとなると、そこからの勤務になりますので、そのような勤務体系というものをどうすべきかというようなことが課題になってくると思います。
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○上畠 委員長 要は、教員の管理下ではない状況で校舎内に入られては、事故があっては困るから、そういうような対処をせざるを得ないということですね。
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○八神 教育部次長 現状としては、大ざっぱに言ってしまえば、そういうことで、ただし、雪が降ったり、雨が降っているというところになれば、校長の判断であけるということはままあることです。
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○上畠 委員長 子供が結局かわいそうな思いをしないようにしていただきたいだけなんですよ。教員の勤務体系云々いいますけど、理科室とか家庭科室をあけたらそれは大変かもしれませんけれども、通常の学級をあける、学級の教室をあけることで何か事故が起こるかということもあるわけです。過度に、過敏になり過ぎていると思います。ですから、警備員の契約でいいなら、警備員にあけさせればいいわけで、守衛に。そういったこともしていただきたいと思うので、聞いたわけでございます。
通学中の防犯について、渡邊委員から質問されましたけれども、学校の前に警備員がいるのは、それこそ前川委員が一番最初の一般質問で、池田小学校のことで取り上げられたのを見たんですけどね。今も警備員が全部配置されていて、でも、登校中はなかなか青パトの対策もできないということなので、何らかの対策を考えるべきではないかということですけど、登校中にはそういった事故は今までないということでいいですか、鎌倉市においては。事故、事件等に巻き込まれたケースは。なければそれで結構ですが。治安のいい町ですからね。ないならいいんです。交通事故は除いて、犯罪に関してはいかがですか。
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○教育指導課長 実際に、登校途中で不審者に遭遇するというケースはありますので、ないということではないと思います。
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○上畠 委員長 わかりました。自治体によっては集団登校というような、各班で地域ごとにできるようなこと、6年生の子が1年生の子の面倒を見てあげたり、なかなか子供も減ってきているので大変だと思いますけれども、何らかの対策をとっていただければと思います。
質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
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○高橋 委員 意見で、吉屋信子記念館の一般公開拡大について。学校建設基金の創設について。
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○上畠 委員長 ほかによろしいですか。
(「なし」の声あり)
では、事務局、お願いします。
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○事務局 高橋委員から意見で、吉屋信子記念館の一般公開拡大について。学校建設基金の創設について。
以上、御確認をお願いいたします。
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○上畠 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
これで意見を打ち切り、この項を終わります。
職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(17時32分休憩 17時36分再開)
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○上畠 委員長 再開します。
2月17日及び3月3日開催の当委員会において、追加要求していた鎌倉市観光協会平成28年度理事会議事録及び鎌倉市観光協会の就業規則につきまして、先ほど市長から議長あてに、同協会から3月13日開催予定の理事会の中で判断させてもらいたいとの報告があったため、現時点では提供は受けられなかった旨の回答がございました。これを受けまして、委員長といたしましては、審査に必要な資料であるため、日程を組みかえ、明9日に予定しております議案第129号及び市民活動部所管部分の審査を14日のまちづくり景観部所管部分の後に行うこととし、13日に予定している拠点整備部所管部分及び議案第121号並びに議案第131号及び都市調整部所管部分を9日の健康福祉部の後に繰り上げ、14日に予定している都市整備部所管部分及び議案第120号下水道事業特別会計予算を13日の環境部所管部分の後に繰り上げたいと考えております。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
事務局から、資料の配付について報告がございます。
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○事務局 追加要求しておりました資料につきまして、ただいまタブレットに、その2の5、その3の2、その3の3として配信させていただきましたので、御確認をお願いいたします。
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○上畠 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
予算審査資料その2の4の社会福祉法人ラファエル会関連資料におきまして、その中で、顧問に関する資料の提出という要求をしてございますが、その中で顧問名簿が存在することは、以前の連合審査会でも相澤証人等が証言しているとおりであるのですが、そちらの提出がされておりませんので、これに関して再びきちんと説明して、それについてきちんと出すようにと要求させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
既に健康福祉部長には説明してございます。では、その旨、事務局からお伝えください。
原局に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いいたします。なお、説明は座ったままで結構です。本日については、説明だけを受けて、質疑はあすに回すということで、皆さん、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
年度の指定を明確にするため、本年度、来年度という言い方ではなく、平成28年度、平成29年度というように、年度を指定して質疑及び答弁をするよう御配慮、お願いいたします。
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○上畠 委員長 次に、第15款民生費、第5項社会福祉費のうち、こどもみらい部所管部分及び第10項児童福祉費のうちこどもみらい部所管部分並びに第55款教育費第5項教育総務費第25目幼児教育奨励費及び第20項社会教育費第20目青少年育成費について一括して説明を願います。
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○小柳出 こどもみらい部次長 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうちこどもみらい部所管部分について説明いたします。
一般会計予算に関する説明書は84ページ、85ページを、予算事項別明細書の内容説明は130ページを御参照ください。
第15款民生費、第5項社会福祉費、第15目障害者福祉費、発達支援事業に係る経費は4,860万2,000円で、発達支援嘱託員などの報酬、特別支援保育運営費補助金などを。
内容説明は133ページを御参照ください。発達支援サポートシステム推進事業に係る経費は47万円で、発達支援に関するサポーター養成講座講師謝礼などを。
内容説明は134ページを御参照ください。第20目障害者施設費のうち障害者施設管理運営事業に係る経費は93万7,000円で、障害児放課後・余暇支援施設の光熱水費を。
説明書は88ページから94ページまでを、内容説明は147ページから153ページまでを御参照ください。第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費のうち児童福祉運営事業に係る経費は3,634万6,000円で、保健衛生担当嘱託員、事務補助嘱託員やこどもと家庭の相談室相談員などの報酬、遺児福祉基金への積立金などを。子育て支援事業に係る経費は781万円で、保育コンシェルジュ謝礼や在宅子育て家庭支援事業利用料補助金などを。地域子育て支援拠点事業に係る経費は3,926万1,000円で、鎌倉、深沢、大船及び玉縄子育て支援センターの指定管理料やつどいの広場事業実施委託料などを。ファミリー・サポート・センター事業に係る経費は1,369万2,000円で、ファミリーサポートセンターの運営委託料や電信料などを。養育支援訪問等事業に係る経費は157万6,000円で、養育支援訪問事業委託料などを。子ども会館・子どもの家管理運営事業に係る経費は5億1,754万円で、こども育成支援員などの報酬や子ども会館・子どもの家の指定管理料、放課後児童支援員派遣業務委託料、光熱水費維持修繕料などを。
内容説明は156ページから166ページまでを御参照ください。放課後子ども総合プラン運営事業に係る経費は35万円で、放課後子ども総合プラン選定委員会委員報酬などを。職員給与費に係る経費は12億1,200万8,000円で、青少年課及び発達支援室発達相談担当の一部を除くこどもみらい部職員と健康福祉部の保険年金課の医療給付担当職員の合わせて158人の人件費を、第10目児童支援費、児童手当支給事業に係る経費は24億2,136万4,000円で、15歳までの児童を養育している方に対する主に平成29年2月から平成30年1月分までの児童手当などを。入院助産等事業に係る経費は1,637万円で、助産施設及び母子生活支援施設への入所に係る扶助費を。特定教育・保育施設支援事業に係る経費は23億3,349万6,000円で、特定教育・保育施設に対する施設型給付費などを。特定地域型保育支援事業に係る経費は1億9,934万4,000円で、特定地域型保育事業者に対する地域型保育給付費を。特別保育事業に係る経費は1億702万7,000円で、病児及び病後児保育委託料や延長保育事業等補助金などを。私立保育所等助成事業に係る経費は4億7,413万1,000円で、保育緊急対策事業費補助金、民間保育所運営改善費補助金、賃借物件を活用した保育所の家賃に係る補助金などを。私立保育所等整備事業に係る経費は4,902万8,000円で、フラワーセンター大船植物園本園苗ほ跡地に係る土地借地料、旧横浜地方法務局鎌倉出張所土地・建物賃借料、御成町方面小規模保育施設改修費補助金などを。
第15目母子福祉費、ひとり親家庭等生活支援事業に係る経費は3億3,170万3,000円で、ひとり親家庭自立支援員の報酬、ひとり親家庭等の家賃助成、児童扶養手当などを。
内容説明は168ページから173ページまでを御参照ください。第20目児童福祉施設費、公立保育所管理運営事業に係る経費は4億4,334万6,000円で、保育所の嘱託医や保育非常勤嘱託員の報酬、産休・育休代替等臨時的任用職員の賃金、給食賄い材料費、給食調理業務等委託料などを。あおぞら園管理運営事業に係る経費は6,643万6,000円で、嘱託医や栄養・給食等嘱託員の報酬、臨時的任用職員賃金、ふるさと寄附金を活用した防犯対策等修繕料、通園バス運行委託料、給食調理業務委託料、保育士派遣業務委託料などを。子ども会館・子どもの家整備事業に係る経費は1億2,985万8,000円で、にしかまくら子どもの家・いまいずみ子どもの家の賃借料、おなり子どもの家耐震改修及び増築等設計業務委託料及び工事請負費などを。公立保育所整備事業に係る経費は2億9,998万5,000円で、(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設に係る工事管理業務委託料、工事請負費、(仮称)由比ガ浜保育園初度調弁消耗品費、備品購入費などを。
以上で、15款民生費の説明を終わります。
続きまして、説明書の146ページ、147ページ、内容説明の342ページを御参照ください。第55款教育費、第5項教育総務費、第25目幼児教育奨励費、就園支援事業に係る経費は4億1,155万円で、第二子の補助額を増額した私立幼稚園等就園奨励費補助金などを。
説明書の156ページ、157ページ、内容説明の376ページ、377ページを御参照ください。第20項社会教育費、第20目青少年育成費、育成事業に係る経費は630万6,000円で、青少年指導員の報酬や成人のつどい事業委託料などを。青少年会館管理運営事業に係る経費は3,708万6,000円で、鎌倉及び玉縄青少年会館の嘱託員報酬や光熱水費、維持修繕料、清掃業務委託料などを計上いたしました。
以上で、こどもみらい部所管部分の説明を終わります。
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○上畠 委員長 先ほど確認いたしましたとおり、本日は説明にとどめ、質疑はあすに回すということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。
なお、再開の日時は、明3月9日(木)午前9時30分でありますので、よろしくお願いいたします。
これで本日の一般会計予算等審査特別委員会を散会いたします。
以上で本日は散会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年3月8日
平成29年度鎌倉市一般会計
予算等審査特別委員長
委 員
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