○議事日程
平成29年 2月22日建設常任委員会
建設常任委員会会議録
〇日時
平成29年2月22日(水) 9時30分開会 19時01分閉会(会議時間 6時間48分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
赤松委員長、池田副委員長、長嶋、小野田、中村、大石、松中の各委員及び上畠議員
〇理事者側出席者
大場まちづくり景観部長、伊藤(博)まちづくり景観部次長、吉田(浩)まちづくり景観部次長兼土地利用調整課長、川村まちづくり政策課長、舘下都市計画課長、若林交通計画課担当課長、野中交通計画課担当課長、芳本都市景観課長、永井みどり課長、征矢都市調整部長、石山都市調整部次長兼開発審査課長、永野都市調整課長、近藤建築指導課担当課長、渡辺(誉)建築指導課担当課長、伊藤(昌)都市整備部長、関都市整備部次長兼都市整備総務課長兼建築住宅課担当課長、前田都市整備部次長兼道路課担当課長、原田道水路管理課担当課長、谷川(宏)道水路管理課担当課長、森(明)道路課担当課長、都筑建築住宅課担当課長、加藤(隆)下水道河川課担当課長、杉田下水道河川課担当課長、田沼公園課長、田邉作業センター所長、永田浄化センター所長、樋田拠点整備部長兼大船駅周辺整備事務所長、茶木再開発課担当課長、濱本学校施設課長
〇議会事務局出席者
鈴木次長、藤田担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について
(2)大船駅東口市街地再開発事業の現状について
(3)深沢地域整備事業の現状について
2 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管部分
3 議案第121号平成29年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
4 請願第5号「155億円超の膨大な費用を要する村岡新駅建設については、鎌倉市として断念することを求める請願書」
5 報告事項
(1)(仮称)鎌倉市空家等対策計画等の策定状況について
6 議案第134号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について
7 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分
8 報告事項
(1)鎌倉山一丁目1407番1ほかにおける違反造成に係る対応状況について
(2)笛田二丁目の市街化調整区域における違反建築物に係る対応状況について
9 議案第131号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
10 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分
11 陳情第65号「明月院の建築基準法違反に対する鎌倉市建築指導課の対処に関する陳情」
12 陳情第69号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情」
13 陳情第71号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185─13の開発を認可しない』事を求める陳情」
14 議案第89号市道路線の認定について
15 議案第112号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)のうち都市整備部所管分
16 報告事項
(1)岡本二丁目用地に係る道路境界の確定状況について
(2)都市計画道路腰越大船線(大船立体)事業について
(3)北鎌倉隧道安全対策について
(4)鎌倉市立大船中学校校庭整備工事について
(5)第3次鎌倉市住宅マスタープランの策定について
(6)(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事の変更について
(7)稲村ガ崎における下水管損傷の対応状況について
(8)(仮称)山崎・台峯緑地の整備状況について
17 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分
18 議案第120号平成29年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
19 陳情第70号「荏柄天神参道の改修についての陳情」
20 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○赤松 委員長 これより建設常任委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。長嶋竜弘委員にお願いいたします。
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○赤松 委員長 予算関係議案の審査についてでございますが、本日は多数の案件が予定されております。つきましては、予算関係議案の審査に当たりましては、付託先の予算特別委員会に各会派から委員を選出されていることを考慮して、効率的な委員会運営に御協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、陳情・請願の審査についてでございますが、通常各部の日程の最後に審査することになっておりますが、日程第12陳情第69号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情」、それから、日程第13陳情第71号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185─13の開発を認可しない』事を求める陳情」、この2件の陳情については、担当する部が異なりますが、いずれも由比ガ浜四丁目のテニスコート跡地に関係する陳情でありますので、配付いたしました日程のとおり、一連の形をとりながらそれぞれ審査を行いたいと思いますがよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○松中 委員 日程第11陳情第65号「明月院の建築基準法違反に対する鎌倉市建築指導課の対処に関する陳情」というのがありますが、これは現場を見ないとこういうのを扱えないんですよね。かつて長谷寺のときも現地視察しているのですが、これはそのときに話を聞いてから、そのことを議論したいと思いますけれども。
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○赤松 委員長 この日程のところに行ってからでよろしいですか。
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○松中 委員 一応今言っておきます。現場を視察するかどうかというの、ちょっと考えがあります。それから、資料がありますというのは、建築審査会のメンバーの資料というのは入っていますか。
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○事務局 陳情第65号に関しましては図面を資料としていただいておりまして、特に名簿とかそういった類いのものはいただいておりません。
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○松中 委員 審査会の名簿も出してください。
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○赤松 委員長 今松中委員から、建築審査会委員の名簿の資料提供の話が出ましたけれども、提出を求めることでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは原局におきまして、この案件の審査に入るまでに、その委員名簿を資料として用意していただけますか。
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○征矢 都市調整部長 御用意させていただきたいと思います。
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○赤松 委員長 ほかにありますか。
(「なし」の声あり)
それでは、先ほどの現地視察の件は、その日程のところに入った中で結構だということですので、そのように扱いたいと思いますがよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
続いて事務局からお願いします。
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○事務局 まず、関係課の出席についてでございます。日程第12陳情第69号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情」につきましては、土地利用調整課、交通計画課職員が、日程第13陳情第71号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185─13の開発を認可しない』事を求める陳情」については、こちらも土地利用調整課職員が、そして日程第16報告事項(4)鎌倉市大船中学校校庭整備工事については、学校施設課職員が関係課として出席いたします。御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 事務局の報告のとおり確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
続いて事務局からお願いします。
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○事務局 陳情提出者等の発言について報告いたします。日程第11陳情第65号「明月院の建築基準法違反に対する鎌倉市建築指導課の対処に関する陳情」、日程第12陳情第69号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情」、日程第13陳情第71号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185─13の開発を認可しない』事を求める陳情」、日程第19陳情第70号「荏柄天神参道の改修についての陳情」につきまして、陳情提出者からそれぞれ陳述したい旨の申し出がございました。
こちらのうち、日程第13陳情第71号になりますが、こちらは陳情提出者の代理人の方、そして日程第19陳情第70号につきましても、陳情提出者の代理人の方から陳述したい旨の申し出がございました。あわせて委任状も御提出いただいておりますので、こちらも御報告させていただきます。
発言を認めることについて、御協議と御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 陳述者の発言についてですが、よろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○事務局 引き続き、書面及び資料について報告させていただきます。日程第4請願第5号「155億円超の膨大な費用を要する村岡新駅建設については、鎌倉市として断念することを求める請願書」につきまして、2月7日付で1名の方の署名がございます。また、日程第13陳情第71号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185-13の開発を認可しない』事を求める陳情」、こちらにつきましては、2月7日付で3名の方の署名がございます。
また、日程第12陳情第69号「鎌倉市由比ガ浜四丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情」につきまして、陳情提出者から資料の提出がございます。こちらの資料については、各委員宛て配付させていただいていることを報告いたします。御確認お願いいたします。
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○赤松 委員長 事務局の報告のとおり確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
職員入退室のため、暫時休憩します。
(9時37分休憩 9時39分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○樋田 拠点整備部長 深沢地域整備課長の斎藤が病気のため本日の当委員会を欠席しておりますことを御報告させていただきます。
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○赤松 委員長 日程第1報告事項(1)「鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について」を議題とします。原局から報告をお願いいたします。
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○再開発課担当課長 日程第1報告事項(1)鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について、報告させていただきます。
平成28年6月の当委員会では、鎌倉駅西口駅前広場の段階的整備についてといたしまして、同広場の現状と課題、課題解決に向けた取り組みと、平成28年度のスケジュールについて報告させていただきました。本日は、関係権利者と用地取得に向けた協議・交渉の状況、今後のスケジュールについて報告いたします。
平成28年度は、用地取得に向け、用地取得手続に必要な土地の面積などの図書を作成するための用地測量業務、土地の取得価格を把握するための不動産鑑定評価業務、取得を予定している土地に所在する建物の除却に係る補償額を把握するための補償調査算定業務を実施してきました。
また、関係権利者とは用地取得に向けた交渉を進めており、現時点では土地を全て取得することについて理解は得られていないものの、一部の用地取得について理解をいただきましたので、今後も、さらなる理解、協力を得られるよう交渉を進めてまいります。
最後に今後のスケジュールですが、平成29年度は、関係権利者との用地交渉を行いつつ、建物等補償、用地取得に向けた手続を開始し、並行して関係課と連携の上、市民などが利用しやすい広場となるよう基本設計業務を進め、平成31年度中の西口駅前広場の供用開始を目指し取り組んでまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告について御質疑はございますか。
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○長嶋 委員 ここも長い経緯があって、いろいろ皆さん御苦労いただいているのは重々理解をしておりますし、最近の状況もお話をさせていただいて、私も内容はそれなりにきちんと理解はしておりますが、今、年度のめどを言っていただいたんですけれども、これ確実に、要は2020のオリンピック・パラリンピックがあって、そこに向けて整備が終わっていないと、結構かなり大変かと思うんですけれども、それが、めどが確実ならいいんですけれども、どんなぐあいですか。交渉中で何とも言えないのか、それともそこまではできそうとか、感じを教えていただけますか。
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○再開発課担当課長 めどということですけれども、一応現状では、今御報告申し上げたとおり、権利者の方からは、一部の土地についての御理解は得ている状況でございます。こちらの事業について御理解は十分いただいておりますので、交渉については引き続き御協力いただくように対応していきたいと思いますし、また、今長嶋委員おっしゃったとおり、2020に向けまして、まだそのときに何も整備がされていないということのないようにしっかりと進めていきたい、そのように考えております。
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○長嶋 委員 聞いた限りでは苦しい御答弁なのかと思うんですけれども、皆さん努力いただいて、権利者の方があることですから、だめだったらそれはしようがないことだと思うし、その場合、対応策を考えておかなければいけないわけですね。御案内のとおり、あそこは広場もロータリーも狭いですし、課題としては喫煙所の問題があります。
今でも、しょっちゅう環境保全課には言っていますけれども、物すごくあふれて、土日なんかどうにもならない状況です。受動喫煙状態です。あそこは土日は子供たちが、例えばボーイスカウトの子たちが集まってやったり、俳句の集まる場所としてやられたり、さまざまいろんな方が待ち合わせとかそういうことをされている中で、横でたばこを吸われている。
あとは特に申し上げていますけれども、バリアフリーにはなっていないので、車椅子の方はいつも必ず同じ方ですけれども、私もよく見かけます、土日に。あそこで中に入れないから、当然外で吸われています。そういう状況があります。
それから、ごみに関しても、あそこは撤去しちゃいましたので、今、持ち帰りを推奨しているということですけれども、それを環境部にも申し上げていますけれども、何も一言もそういうことは書いていない。あと何といってもトイレもないし、観光の案内板もないし、当然案内所もないです。あのくらいの規模の人の出入りだったら、普通の町だったら当然観光案内所がありますけれども、ここの行政及び観光協会は、観光振興に力を入れていく、訪れてよかったまちと言っている割には何もしない、そういう状況なんです。
でも、今はもうパンク状態で異常な状態ですけれども、オリンピックが来たらどうにもなりません、はっきり言って。それで、トイレどうするの、喫煙所どうするの、車の出入りあのスペースでどうするのとあるわけです。対応策を考えなければいけないんですね。私は、喫煙所及びトイレなんかはあそこの木を切ってくださいと。切ったらスペースができますよね、それで確保できますよねというのを前からずっと言っています。においの問題もあるから、トイレ等は難しかったりもするかもしれませんけれども、とにかくスペースが広がればそれなりに何かできると思います。あの木を何で無理やり植えておかなければいけないのかわからないです。
例えば駅前のロータリーにしても、オリンピックが来る状況でバスの出入りとか、タクシーの出入りとか、一般車の出入りということになると、非常にどうするのかなというところがあります。この混雑状態ね。そこへの対応策というのを、多分ここの担当原課が考えることではないかもしれませんけれども、行政全体として、もしできなかった場合の策も今から考えておいていただきたいと思うんですが、部長、その辺は上げていただきたい。こちらの担当部署がやるわけじゃないですけれども。
そうしないと、今の状況判断、現状把握をまずされていないところが問題なので、動線とか。夕方、江ノ電が着くと物すごい人の数ですよ。これますますふえるわけで、どうするんですか。あと並ぶときね。今、江ノ電の乗車待ちは、昔はゴールデンウイークだけでしたが、そうじゃないときも並んでいます。30分、40分、1時間までいくことはなかなかないけれどもね。
それだって、あそこの歩道のところですね。ファミリーマートの前から銀行のところまでずっと並んで、歩道をふさいでいるわけですよ。そうすると歩行者も通れない状況です。反対側は、江ノ電が着くと、乗客が向こう側の歩道をだっと歩いていくわけですね。それこそ車椅子なんか、ベビーカーとか通れない状況が発生しています。
そういうことも含めると、早く何とかしないといけないんですけれども、要は整備ができたらある程度何とかなるとは思うところもあるんですけれども、その辺、部長いかがですか。部長が考えることではないと思いますけれども、役所として考えなければいけないから、上げていただきたい。
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○樋田 拠点整備部長 今の委員御指摘のとおり、広場の整備につきましては、私ども今後、先ほど課長から御説明させていただいたスケジュール感で進めてまいりますけれども、広場を含めた種々の課題、これについては市役所全体で取り組んでいく必要があると思っておりますので、横の連携を図りながら、今御指摘いただいたことのないような形で取り組んでまいりたいと考えております。
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○長嶋 委員 場合によっては、オリンピック大会期間とか、前後とか、人がふえた状況のときは、あそこは交通規制を正月のようにして、人と車とタクシーだけという状況をつくって、例えば市役所の前のところで一般車は折り返すとか、そういうことまで含めて人の動線を確保するとか考えないと、多分難しい状況が生まれると思いますので、ぜひそういうことも加味して、現状を、まずことしの春からゴールデンウイーク、アジサイにかけてどうなるのかというのをきちんと把握していただきたいと思います。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告について、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
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○赤松 委員長 日程第1報告事項(2)「大船駅東口市街地再開発事業の現状について」を議題とします。原局から報告願います。
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○再開発課担当課長 日程第1報告事項(2)大船駅東口市街地再開発事業の現状について、報告させていただきます。
9月の当委員会で、大船駅東口市街地再開発事業の現状、横浜市側における大船駅北第二地区市街地再開発事業の動向と、9・10番地間道路の下水道整備について報告させていただきました。本日は、大船駅東口市街地再開発事業の現状及び横浜市側における大船駅北第二地区市街地再開発事業の状況について、報告させていただきます。
大船駅東口市街地再開発事業の現状についてですが、建築工事費の高騰の影響により事業を延伸してから、事業コスト削減の検討を行ってまいりましたが、事業収支の改善を図るには至らず、また、これまで推移を注視してまいりました建築工事費につきましても、複数の民間事業者へのヒアリングにおきまして、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う関連施設の建設が始まれば、さらに上昇するとの見解をいただいております。その後も特段の変化は見られないとのことでした。
こうしたことから、建築工事費が落ちつく時期はいまだ予測ができず、事業化までには時間を要すると考えていることから、現在、再開発区域における課題の解決に向けたまちづくりの方策について検討を行っているところです。
今後は、平成28年度の検討内容をもとに、権利者の意向をお伺いしながら、早期課題解決に向けた検討を進めてまいります。
次に、横浜市側における大船駅北第二地区市街地再開発事業につきましては、再開発ビルの施工業者が決定し、平成28年11月から解体1期工事が、平成29年1月からは解体2期工事が開始されており、去る2月18日に開催された説明会において、進捗状況などが報告されました。
この説明会開催につきましては、権利者の方々と個別面談を行い、情報提供を行うとともに、議員の皆様にも情報提供をさせていただいたところでございます。
今後も横浜市側と情報共有を図り、状況に変化がありましたら御報告させていただきます。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑ございませんか。
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○長嶋 委員 前回だったか、前々回だったか、委員会で横浜市側の開発についての情報提供をお願いしますということでお願いしていたら、きちんとやっていただきまして、ありがとうございました。あれを見るとよくわかるので、大変ありがたいと思っています。
1点だけ、私前から、大船駅の東口市街化再開発の話をするときに、市役所の本庁舎をあそこに持っていけないんですかという話を何度か佐々木課長なんかともさせていただいていますけれども、この間の出てきた中身を見ると、難しいというか、無理だという感じで書いてあったんですけれども、本当に可能性としては無理なんですか。
私はあそこに、大船駅直近に役所があるということは、非常に役所としてのパフォーマンスは物すごく上がると思っていまして、市民の皆さんへの利便性は、支所なりこういうところで扱えば、コンビニ交付とかいろいろありますけれども、そういうことがふえていけば、利便性はそんなに悪化するとは思いませんし、それはとてもいいと思っているんですが、可能性としては厳しいんですか。前、事例で挙げたのは、豊島区のようなすばらしい提案というか、そういうのがありましたけれども、いかがですか。経営企画課から出てきた中身については無理だという話ですけれども。
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○再開発課担当課長 今長嶋委員から本庁舎をどうかというようなお話でしたけれども、今こちらの拠点整備部の再開発課で計画している再開発事業につきましては、その事業の中では今現在そういった計画というのはないというのがまず一つです。
今後どうですかというお話に関しましては、再開発事業においてやる場合につきましては、保留床を確保して、その分を事業費に充てるということもございますけれども、そういった保留床を確保するということが市としてどうなのかということの課題はあるかと考えております。
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○長嶋 委員 計画がないのはもちろん知っていますよ。課題というのは、どこに持っていったってあるんですよ。だから課題はもちろんクリアしないと。深沢へ持っていったってどこへ持っていったって課題はあるんですよ、そんなものは。クリアして、法的にできないのかできるのかという話だけを聞いているんです。できる可能性はあるのかないのか。可能性はないことはないと思うんですけれども。それを聞いているだけで、やれと言っているわけでもないし、どうなのかなということです。
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○再開発課担当課長 可能性はあるのか、ないのかということになりますと、ないことはないということになります。
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○樋田 拠点整備部長 補足させていただきますと、今計画されています事業化原案、この中では、保留床については住宅ということで位置づけをしてきております。したがいまして、新たにそこを公共施設という形で位置づけるかどうかというのが、これは当然事業性の問題もありますけれども、一つそれは計画論としてあるかと思います。
そのほかに、保留床を買わなければいけないということとあわせて、先ほど課長から御説明させていただきましたように、今進まない原因が事業費の高騰ということですので、そもそもそこが解決しないとなかなか入れたくても入れられない。これは住宅も同じですけれども、そういうような今状況になっておりますので、単に公共施設を入れるということだけの課題ではないのかなと認識しております。
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○長嶋 委員 聞くのやめようかと思ったけれども、部長に答弁されちゃったから、言っておかなければと。だから、私の聞いていることと答えていることがあれなんだけれども、豊島区の例は御存じですよね。だからやれるんですよ。私はだから、希望としてやれるのかやれないのか、そういう可能性があるのかどうかだけを探りたかっただけで、それはいろいろな課題があるし、今の計画にないのはわかっていますけれども、本庁舎のことをこの後どこにするかと来年度決める中で、聞いておいてどうなのかなというところを。可能性あるんですよね。だから、ないことはないんですよ。いいです。わかりました。
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○池田 副委員長 済みません、1点だけお伺いしたいんですけれども、今、再開発事業が延伸されているんですけれども、以前この委員会の中で、オリ・パラが実際開催されてしまえば、あるいはその前後において、ある程度事業費も落ちついてきて実施できるだろうという以前の見通しというのがあったんですけれども、その辺の見解というのが実際変わってきたのでしょうか。
先ほど、事業がこれからどのくらい先かというのは非常に難しいということですが、以前の中ではそういう御答弁があったかと思うんですが、それについてお伺いしたいんですが。
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○再開発課担当課長 この再開発事業の見きわめという言葉にはならないかもしれないんですけれども、めどということに関してでございますけれども、今池田副委員長がおっしゃったとおり、昨年から工事費が高騰してからスケジュールを延伸してから状況は変わっていないというのが現状でございます。
具体に申し上げますと、当時は、昔の情報ですが、長野オリンピックが以前ございまして、そのときに工事発注のピークがオリンピックの開催の2年前ぐらいであったというのが以前新聞情報でございました。そういったことを踏まえまして、そういった需要ですとかのピークは、オリンピック開催の約1年半前ぐらいから動き出すのではないかと。そういったことから、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催の約2年から3年前にはめどを、事業実施についての見きわめの時期になるんではないかとは考えていたところでございます。
現状でございますけれども、オリンピックは、実際に工事が始まってからさらに上昇するのではないかというような、幾つかのゼネコンのお話ですとかございますので、そうはいっても、始まってから急に逆にかなり下がるということも見きわめられませんので、いずれにしましても、まだ上昇は続いているということはありますけれども、オリンピックの2年か3年前には、この事業をどうしていったらいいのかというのは考えていかなければいけないと認識しております。
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○池田 副委員長 オリンピックの2年から3年前というと、もうそろそろその辺の判断をしていかなければいけないということですね。そうすると、上昇しているというのは、いろんな企業あるいはゼネコン等に聞いた中では、そういう情報が今主流ということなんでしょうか。その理由というのは、要は人件費が上がって、そこに人がとられるからということだったんですよね。それがとられなくなったとしても、例えば、これから上がってしまうということなんでしょうか。その辺をもう少し教えていただけないでしょうか。
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○再開発課担当課長 済みません、不足しております。工事費の高騰というのがなかなかおさまらない、緩やかではありますけれども、今は上昇が続いているというのが一つでございます。あとは、今池田副委員長がおっしゃったとおり、工事費だけでなく、労務単価というのも引き続き増加しているということで、先日新聞発表もございました。そういったことも踏まえまして、下がるという時期というのは今は言えないということと、あと下がる見込みというのもなかなか見られないという、そういった状況でございます。
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○中村 委員 社会的背景はよくわかったんですけれども、12月の機構改革で一度拠点整備部がなくなるという情報が多分いろいろ権利者の方にも耳に入っていたと思うんですけれども、結果的にまたもとのとおりになるんですけれども、その辺の地権者たちの反応というか、差し支えない範囲でいいんですけれども、何かありましたらお知らせください。
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○再開発課担当課長 平成29年4月の機構改革がもしあった場合ということで、権利者の方には12月の段階で説明に、個々に面接をさせていただいて、そういった予定がある可能性があるというようなお話はさせていただいたところでございます。
その際には、そもそも事業に賛成されている方、また反対されている方、それぞれ思いはおありだとは思うんですけれども、賛成されている方からしますと、なくなることについてはひどくショックを受けて、このまま事業がなくなってしまうんではないかということを懸念されている意見がありました。また一方で、反対されている方につきましては、なくなること、要は再開発事務所があそこから移転されることによって、事業そのものはなくなるんだなというような、そういった受けとめ方をしている方もいらっしゃいましたけれども、ほとんどの方が、いなくなる、あそこの事務所から移転することについては、心配というか、今後大船はどうなってしまうんだろうということをされている方がいらっしゃいました。
また、先日も、今面談に回っておりまして、機構改革については、4月に予定されている可能性がありますというお話は今なくなりましたということを、またさらに回っております。そういった中では、安心したですとか、そういった御意見がある。また、過激な御意見として頂戴いたしましたのは、何もしていないのにいる意味があるのかというような厳しいお言葉もいただいておりますけれども、そういったさまざまな意見を、こちらも余り時間をあけずに平成28年度については面談を重ねてまいりましたので、今後も信頼を築きながら努めてまいりたいと考えております。
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○赤松 委員長 私から1点だけお尋ねします。横浜市側の再開発事業、冒頭説明がありましたけれども、ヤマダ電機も近々解体工事が始まるという状況の中で、オリンピック開催まで今年度を入れて4年ですよね。そうすると、4年ぐらいの間に、オリンピックが終わりぐらいまでに、大体横浜市の再開発の事業そのものはほぼ完了するような状況になるんでしょうか。横浜市側の状況というのはどんなようなスケジュールになっていますか。
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○再開発課担当課長 横浜市側の第2地区の再開発事業につきましては、今こちらでお伺いしておりますのは、平成32年12月に工事を竣工する予定でいるということでございます。
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○赤松 委員長 平成32年。そうすると、平成29年だから、30、31、32。
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○再開発課担当課長 2020年になります。
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○赤松 委員長 ちょうどその年ですね。そうすると、先ほどからの事業費高騰、建築費高騰という話の中で事業そのものの進捗は見合わせているわけですが、ちょうど鎌倉市が見合わせている時期、鎌倉市として本格的に動き出す状況ではない、その間に横浜市側の事業がほぼ完了するという状況になるんですね。
そうすると、オリンピックも終わった、建築費の高騰もまあ一応おさまってきた。鎌倉はそろそろ動き出さなくちゃとなったときには、あの周辺の商業環境は大きくさま変わりしているだろうと思うんですよ。相当巨大な、大きな商業ビルができるわけですよね。だから、大船駅周辺のいわゆる消費者の皆さんの消費動向がどういう流れになって、どんなふうになっていくのかというのは、細かくわかりませんけれども、大ざっぱに見てかなり状況は変わるだろうなと。そのときに、現在の東口再開発の事業計画がそのまま具体化していくという状況になるんだろうかというのは、素人でも、そこには立ちどまった再検討というか、その時点で商業状況はどうなっているのかということをしっかりと分析もして、見通しも持たないと、今までとおりの計画をそのままやっていくとなると大失敗するんじゃないかとか、そういうさまざまな問題が出てくるように私は思うんですね。その辺についての考え方はどんなふうに今検討されているのか。
商業環境が大幅に、鎌倉市が待って、やっと動き出そうとしたときには、今と全く状況が変わっているということを想定して考えていかないと、と私は思っているのですが、それについての考え方についてはいかがですか。
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○再開発課担当課長 委員長おっしゃるとおり、横浜市が実際に今動き出しておりますので、大船周辺の様子というのは当然変わってくるというのは十分認識しております。そんな中で、これからどんどん変わっていくというのが、今後、様子というのがなかなかまだ、想定は当然しておかなければいけないというのはありますけれども、まだはっきりとは見えていないという状況にはあります。横浜市に商業、人の流れが一時的に行ってしまうとか、そういった懸念も十分に考えてはおりますけれども、そういったものも見据えながら、さまざまな検討というのは当然していかなければいけないと考えております。
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○赤松 委員長 この点は非常に大事な点だと私は思います。しっかりと見きわめが大事だと思います、その時点で。
それから単純な質問を一つ。鎌倉市は建築費の高騰があってストップしているわけだけれども、横浜市はがんがん進むというのは、同じ環境の中でどういうことなんですか、これ。いっぱい金があるということですか、横浜市側の事業は。普通に考えれば、何でそんなに違いが、それこそ100メーターか200メーターの距離のところで違いが出てくるのか。
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○再開発課担当課長 確かに横浜市のほうが進んで、鎌倉市がなぜということは、そういったことは権利者の方からも尋ねられることはございます。
まず第1に、これは権利者の方にもお伝えをしているところなんですけれども、本市の場合は、線路沿いにあるところが5番地というところでございますけれども、まずそちらについては、敷地の形状が細長くて不整形、まずそういったことがあります。あと地盤的にも軟弱であるという点で、横浜市とここは大きく違うところであります。かつ鉄道の近接であるということで、工事費の高騰の影響をより多く受けているというのが一つの大きな要因でございます。
それと、横浜市につきましては、それほど深く情報というのはいただけておりませんけれども、なぜ今回こういった施行というのが進められたのかというのを尋ねてみたところ、当然工事費の高騰は受けておりますけれども、事業費についても約50億円ほど高くなったけれども、それを工事着手に組み込んだとか、あとこちらについて補助金制度の活用というのを国からの支援をもらって調整した。この点については詳しい内容はお伝えできないということだったんですけれども、そういったこともあること。あとは、市の施行ではなく組合の施行ということで実施しているということが鎌倉市と横浜市の違いと認識しております。
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○赤松 委員長 単純な質問ですが、とりあえずお尋ねいたしました。
ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
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○赤松 委員長 日程第1報告事項(3)「深沢地域整備事業の現状について」を議題とします。原局から報告願います。
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○樋田 拠点整備部長 日程第1報告事項(3)深沢地域整備事業の現状について、報告させていただきます。
平成28年12月の当委員会では、深沢地域整備事業の現状といたしまして、昨年10月に策定いたしました修正土地利用計画(案)についてと、西側地区権利者及び市民を対象とした説明会の開催状況及び土地区画整理事業を取り巻く状況について報告させていただきました。本日は、修正土地利用計画(案)策定後に実施いたしました権利者へのフォローアップの状況や地元商店会との意見交換会の状況、土地区画整理事業の課題への対応策及び土壌汚染対策処理に係る費用負担について、御報告させていただきます。
まず、権利者へのフォローアップの状況についてでございますが、平成28年11月26日に開催しました第30回深沢地区まちづくり検討部会全体会に欠席されました権利者の方々を対象に、修正土地利用計画(案)について個別説明を行っております。
その際、権利者からは、すぐにでも事業に着手してもらいたいといった意見や、JRの工場や社宅がなくなったのになぜ事業を進められないのか、事業スケジュールが確定しないため生活設計が立てられない、これまで事業に協力してきたが、今後は協力できない、スケジュールが延びるたびにだまされた感がするといった厳しい意見をいただいております。
また、地元商店会の深沢中央商店会とはこれまでも面談を行い、事業の進捗状況を報告してきている中で、定期的な情報提供の要望をいただいておりましたことから、修正土地利用計画(案)の策定に合わせ、平成29年1月17日に意見交換会を開催しました。
意見交換会での主な意見といたしましては、施設をつくるのであれば、既存の商店会にあるような業種ではなく、藤沢など他方から人を呼び込むような施設をつくってもらいたい、我々は中小の商店会なので、大型店が来るとストロー効果でやられてしまう、大規模商業施設ができたときに、地元の商店だけで直接連携をしていくのは非常に難しく考えづらいといった意見をいただきました。
これに対しまして、平成16年の深沢地域の新しいまちづくり基本計画策定時に実施いたしましたアンケートで商業施設が欲しいといった意見があり、土地利用計画に盛り込んでいること、商業施設は町の魅力づけには必要な施設であり、地元商店会と連携しながら、深沢地域にふさわしい施設を考えていきたいことなどを説明させていただきました。
また、神奈川県内における商業事業者と地元商店会との連携策の実例としまして、共同イベントの開催、共通ポイントの導入などを紹介させていただきますとともに、望ましい連携策を検討するため、市の関係部署を入れた勉強会を開催することについて御提案し、了承をいただきました。
次に、土地区画整理事業の課題への対応策についてでございますが、これまでも報告させていただきましたとおり、新駅の整備費用の上昇や国庫補助金の充当率の低下、さらには今後財政負担の高い大規模プロジェクトが予定されているため、財政的に大変厳しい状況になっていることから、国庫補助金をふやす方法等の検討を行い、事業スキームの再構築が喫緊の課題となっております。
その対応策としましては、国庫補助金の充当率を上げる方法の一つとして、国土交通省や神奈川県から、村岡新駅を前提とした2地区一体の広域的なまちづくりにより国庫補助金の重点配分が可能になるなどの助言をいただいていることから、広域連携によるまちづくりも見据えつつ、民間活力を活用した事業費の平準化など事業スキームの再構築を図ってまいりたいと考えております。
最後に土壌汚染対策処理に係る費用についてですが、平成27年度に実施いたしました多目的スポーツ広場を含むA用地の土壌汚染対策処理に要しました費用につきまして、前土地所有者であります独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構に負担をしてもらうことで調整をしており、負担額が確定次第、費用の請求を行ってまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告について御質疑はございますか。
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○長嶋 委員 権利者の皆様初め、延び延びになっちゃって、大変御迷惑をおかけしているかと思います。私はそこは外しておきますけれども、何でおくれたか。私は1点だと思います。市長の決められない政治のおかげです。
それで、代表質問で、プロダクトアウト、マーケットインかという質問をさせていただきました。これで、市長のお答えはマーケットインと。市の行政の運営はその考え方でやっていくということでお答えいただきました。それで、部長のところもそういうことでいいですよね。まず確認。意味わかりますか。プロダクトアウト、マーケットイン。
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○樋田 拠点整備部長 当然、市長がお答えした考えに基づいて我々も進めていくということだと認識しております。
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○長嶋 委員 つまり、市民の意見を聞いて、市民側のそういう要望に沿っていくということだと思うんですね。マーケットインというのはそういう考え方ですからね。それで、この修正土地利用計画(案)のパブリックコメント、これは大体何件あって、中身はどういう御希望が多かったのか、それを伺います。
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○樋田 拠点整備部長 パブコメでいただきました意見の総数としましては、989件いただいておりまして、そのうち約950件がスポーツ施設関係の御意見をいただいております。
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○長嶋 委員 そうですね。ここにあります。これ、私が見たんじゃないですけれども、市民の方がわざわざ1万円もかけてとって、全部中を見て、今お答えのような中身だったというお返事。調べていただいて、いただいています。これですね。市民の思いです、これね。
あと、こっちにも私の提案。これ、いろんな形とか、ほかの部署もありますけれども、要望とか意見ね。これは主に市民課。深沢地域整備課というあれもありますけれども、市民課等々にもいろんなところに行政のあれで来た意見もあるんです。こっちはどっちかというと中身はいろいろ、御意見はいろいろあるんですよ。昔の意見と最近の意見と大分違っていて、昔は駅の話が多くて、シンボル道路なんてこんなのはおかしいとかが多くて、最近は焼却炉を深沢に持っていくべきだという御意見が比較的ふえている。それは、焼却炉の場所が確定した後はそういう意見が多い。わざわざ御自分で絵まで描いて、こういうふうにしたらいいというのまであるんですね。それだけ思いが皆さんある。
グラウンドなんかはほかの町のこういうのをつけて、ほかの町はこういうのをやって、運動公園、こういうのをやってくれないかみたいな御意見もいっぱいありますけれども、その中で今一番多い御意見の部分は、いま一度確認しますけれども、どういうぐあいで考えていらっしゃるのですか。
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○樋田 拠点整備部長 スポーツ関係の御要望が非常に多くて、各スポーツ団体からの御要望をいただいているという状況でございます。
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○長嶋 委員 そうではなくて、計画の中身。この意見を受けてどういう計画を考えているんですかと聞いているんです。
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○樋田 拠点整備部長 修正土地利用計画(案)の中におきましては、従前の土地利用計画(案)で、市有地が分散していたものを集めまして、公園と隣接した形の中で約3ヘクタールのスポーツ施設用地を確保できるような形で反映をさせてきております。
具体的にそこの中の使い方につきましては、市民活動部で別の組織を立ち上げて個々に検討していくと聞いておりますので、私どもとしましては、土地利用の中でそういった使い勝手のよいような形で今回は修正土地利用計画(案)、修正に反映させていただいたところでございます。
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○長嶋 委員 どうも計画を見ていると、本当に市民の思いが反映されているのかなといったら、多々意見もありますけれども、新駅についてもそうですけれども、全然、市長の答弁どおりマーケットインになっていないかなと。御要望を聞いてやっているようにはとても思えないんですね。
それで、今、本庁舎の話があります。その中で、中身を読むと、間違いなくこれは深沢だなと、決めるなんて言わなくたって、あのまま深沢ですよね。最初からそういうつもりでつくっているんでしょうけれども、そうとしか思えない。だから、前の建設常任委員会のときも聞きましたけれども、それで、本庁舎が前は滑った答弁で、前提で考えていますとたしか課長が言っちゃって、答弁訂正みたいな話もありましたけれども、これ、本庁舎がここに入るとなると、スペース的に相当詰め詰めで厳しい状況になると思うんですけれども、その辺はどうですか。本当に本庁舎の今の計画で入るんですか。私は、かなり厳しい状況に追い込まれると思うんですけれども、いかがですか。
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○樋田 拠点整備部長 本庁舎の延べ床面積につきましては、経営企画部から2万5,000平米から約3万平米と、そういう幅を持った延べ床面積と聞いております。そういう数値の範囲内であれば、この中に入れることが可能ではないかと我々としては考えてございます。
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○長嶋 委員 それは可能なのはわかりますよ。それが、要は、こういう御意見の中でいろいろ、グラウンドだって、狭くすりゃこっちが広がるから、どのぐらいとるかという話で、圧倒的に意見はそういうことですよね。グラウンドだけじゃなくてね。
私、福岡県の春日市というところに3年間住んでいたんですけれども、これは多分松尾市長と、私がお聞きしているのは松中委員も行かれて、岡田議員もそこへ行かれたんですけれども、それは米軍の払い下げの通信隊の用地を整備したというところで、大変すばらしい。役所の本庁舎もあって、会館もあって、野球場もあって、総合運動公園みたいなのがあるすばらしいところがあったので、非常によかった。住んでいてすばらしかったんですけれども、多分そういう形を皆さん、私もそういうところに住んだことがあるので、描いていらっしゃるんじゃないかなというイメージは私も湧くんですけれども、どうも何か本庁舎を持っていったら、詰め詰め狭くて広い空間のところでみんな伸び伸びとスポーツしたいというのが、どうもそういうイメージとは違うようになりそうだという感じを受けています。
焼却炉の話も、今は山崎ということですけれども、これ、近隣の皆さんはみんな全部反対ということですけれども、これ頓挫したら、あと持っていくところは深沢しかないですよね。私は、松中委員もいつもおっしゃっているけれども、本庁舎とセットでやったらいいと思っています。深沢が一番適地だと思います。この意見の中にもかなり多いです、最近の中ではね。そうなった場合どうなんですか。例えば仮にですよ。今の立場だったら「山崎で進めていますから」とお答えになると思いますけれども、そうじゃなくて、もしそれが頓挫した場合。松尾市長、いずれは、また簡単にころっと変わるからね、あの方。変わると思っているんですけれども、選挙を前にして票をとれないとすぐ変わるからね、ころころ。もしそうなった場合、仮に仮定して、どうですか。厳しいですか。厳しいですよね。いかがでしょうか。
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○樋田 拠点整備部長 現在の公共施設再編計画の中では、位置づけがされているものは総合体育館と消防本部。今お話がありましたように、本庁舎の候補地ということになるのかどうか、今年度決まるということを聞いておりますけれども、それとあわせて、ごみ焼却施設というものを入れるということについては、キャパシティーからいって厳しいのではないかなと単純に感じております。
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○長嶋 委員 そのとおりですよね。厳しいんですよ。またここは再開発が起こって人口がふえたりいろいろとすると、いろんなものの必要が後から出てくる可能性もあって、スペースがとにかくないと、学校だってどうするの、保育園もそうです。学童もそうだし、今でも待機が多いのに、そういうところもどうするのという話が出てきます。
そういったときには、今の考え方を、ウルトラCでも持ってこない限り、発想としてね、私は難しいんじゃないかと思っているんですけれども、秘策は何かありますか。アイデア。私いろいろ言って今まで提案しているんですけれども、多分そういうのも忘れられちゃうからね。皆さん、話しても。何かありますか。スペースを生み出す秘策。
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○樋田 拠点整備部長 今の時点でいろいろと想定をしておりませんので、何とも言えないんですけれども、究極は市の敷地を拡大するということが一つだと思いますけれども、当然、その場合は保留地を取得しなければいけないということになりますので、それはまた財政負担がかかってくるということになると思いますけれども、例えば地下の部分を何か使うとか、そういったことの工夫というのはありますけれども、地下を掘るということになりますと事業費に大きく響いてくるということになりますので、私の拙い知識の中では、今思い浮かぶものはちょっとないというのが現状でございます。
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○長嶋 委員 今部長がおっしゃったのも一つの手です。もちろんね。お金は余分にかかるけれども、そういうのをやらない限りはスペースは生まれないから。あとは上に高くするというのももちろんある。それは一番簡単なやつですけれども、私前から何度も提案しているんだけれども、誰も聞いてくれないところがあるんだけれども、商業施設を誘致するんだったら、そこと役所のスペースはセットでやったらどうですか。
私は大型ショッピングセンターに勤めていて、2カ所新店を開発して、そういう場所にいましたけれども、ショッピングセンター側から見たら、役所の施設、公共施設が入っていただくということは非常にありがたい。それだけで人が来るから、ほっておいても。物すごくありがたいんです。例えば銀行とか、郵便局とか、昔はなかったのが今は普通に当たり前にありますけれども、あと保育施設とか、ショッピングセンターに全部入っていると、それだけでお客さんも集まってくる。来れば物も買うし、御飯も食べるし、喉が渇けばお茶も飲むし、そういう需要が当然生まれてきますけれども、そういう話になります。
例えば1階が、私が言っているのはショッピングセンターのモールで、あとは例えばここでいう市民課のようなカウンターは1階のどこか、端のほうでもいいですけれども、あと郵便局、銀行があれば、生活の公共的なものというのはほとんど賄えちゃう。それで、2階に執務室。議場はどうかな、わからないけれども。議場もあったら、ショッピングのついでに見に行こうかぐらいのことでふえるかもしれないじゃないですか。議会やっているんだ、モニターがショッピングセンターの買い物をする食品売り場のレジのところにぼんと置いてあったら、みんな議会を見てくれるかもしれない。そういう効果もある。
何よりいいのは、管理費とか、土地代は、どっちが土地を持ってどっちがあれするかというのはありますけれども、私は、ショッピングセンター側に土地を持ってもらって賃料を払ったほうがいいと思っていますけれども、それは計算とかいろんなことがあるからあれですけれども、検討の議題ですけれども、例えば家賃を払って入るとなると、ショッピングセンターというのはふだんは施設の管理をやっていますから、電気代も折半ですよね。経費的には両方とも助かります。別々にやらないで一緒なんだから。
警備は、当然ですけれども、そういう大型の大手は警備は子会社が全部やりますから、プロが全部セキュリティー等々全て、私はさんざんやっていましたから、大型ショッピングセンターでやってくれます。
社員食堂というのも、子会社が漏れなくありますから、私がいた西友なんかは、西洋フードサービスという会社があって、昔カーサというレストラン、もうなくなっちゃったかな、そこが入って、社員食堂もそこがやってくれるんですね。安い値段でそういうところのものが全部食べられるわけですよ。
託児施設等々もあれば、それは非常にいいこと。警備も、管理も、今、管財課は非常に苦労して、土日も修繕、修繕でずっと苦労されているけれども、そういうのをやらなくていいんですよ。全部やってくれるんだから。向こうは、ショッピングセンターをつくればどっちみちやらなければいけないので、ワンフロア行政の施設がふえたって、そんなに手間ではないです。掃除も一緒です。大型ショッピングセンターは関連会社が全部いて、プロですよ。本当にプロ。お客様をお迎えするためにね。
それとあと教育の面でも、職員の教育等々も、CSと私は言っていますけれども、そういう教育を一緒になってやってもらえば、こんなありがたいことはない。
会計も、そういうところは、ショッピングセンターは物すごい売り上げですから、あのくらいの規模だったら150億円から250億円ぐらいの間だと思いますけれども、規模はわからないけれども、そういうところのお金の管理だって物すごくちゃんとやっています。ここみたいにいいかげんじゃないです。はっきり言っちゃってプロがやっていますから。
あとは広報にしても、本社の広報宣伝というのはプロ中のプロですから、皆さん、そこに乗っかって広報の製作を委託してやれば、議会中継だってそうですけれども、そんなものは民間企業とコラボすればすごくできます。そういうことを考えてやったほうがいいという提案を私はずっと言っています。
それから、さっきグラウンドの話がありましたけれども、そのうち建設常任委員会で視察に行けたらいいねなんて言ったんですけれども、上畠議員は見にいったそうですが、大阪の2015年4月27日にオープンした複合商業施設、「もりのみやキューズモールBASE」というところがあって、ここは、屋上のところに、たしか300メートルだったと思いますけれども、人工芝を張ったグラウンドというかコースがあって、そこをジョギング、走れるようになっているんです。300メートル。たしか大船中学校は300ぐらいじゃなかったですか。200かな。屋上ね、駐車場が3階にあって、その上だと思いますけれども、そこを走れるようになっていて、ここも東急だったと思いますけれども、スポーツの横に東急がやっているジムとかそういう設備があって、物すごい殺到しているそうです、お客さんが。非常に新しい試みです。すごくいいと思いますけれども、それだって合致すれば。そういうのをウルトラCと言うんですよ。
幾らでも世の中、私が考えたんじゃなくて、そうやってやっている人たちがいるんだから、そういうこともぜひ。役所だけの固まった発想でやらないで、民間のところを見れば幾らだってあるんだから、そんなものは。私が現役の西友にいたころの最初のころ、もう20年以上前ですけれども、ショッピングモールの中に公共施設を誘致する、そこが大きなテーマだったんです。テナントとしてね。私が入ったところは、昔はなかったんだけれども、銀行と郵便局と何だっけな、幾つか入った。銀行があるだけでもありがたいんですよね。従業員もありがたいんですよ。行けるからね、仕事中に休憩時間に。皆さんだって、職員だって休憩中に、郵便局と銀行と、場合によっては美容院があれば、1時間あれば、美容院、床屋さんがあれば行けるしね。お医者さんが入っていれば行けるし、わざわざ有休をとったりしなくたって休憩時間で行けちゃうかもしれない。歯医者さんがあったり。
そういうことを誘致することが顧客サービスにつながって、そこのお店にいっぱい来ていただくためにはそういう工夫をしようということで、公共施設の誘致、公共施設というと皆さんと違うけれども、ショッピングセンター側からいうと公的利用の施設を何とか1個でも多く入れようというのがその当時の目標で、相当やっていて、入っているところも地方のショッピングモールへ行くとありますね。だって、最新のショッピングモールをつくるんだったらそういうことなんだから、そういったことを考えていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
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○樋田 拠点整備部長 ショッピングモールの中にそういった公共施設が入っているという例で、私どもも、相模原市にあります橋本のアリオの中に相模原市の施設が入ったというようなことで、一度見学もさせていただいたことがございます。ただ、委員おっしゃいますように、市庁舎全体をというような大規模なイメージを持っていなかったものですから、当然、保育園が入っているという例も直近では出てきていると聞いていますので、そういったことを視野に入れてはおったんですけれども、今おっしゃられたように、市庁舎そのものというところまでは考えていなかったところがありますけれども、商業施設の関係の方からも、そういったことを最近やられているということを聞いていますので、入れられるものはそういったことで連携しながらということは今後も考えていきたいと思っております。
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○長嶋 委員 あらゆることを解決するためには、大胆なそういう、大胆でもないですよ。少子高齢化の中で何が必要かといったら、大体もうわかるような話ですからね。議論も。それで、何よりも市民の皆さんのためにやるんだから、グラウンドをそこで、スペースが生まれればやればいい。スポーツ総合施設をやれるようになるかもしれないですし、何よりも市民の皆様のふだんの利便性が物すごく上がるわけですよ。老人福祉センターだって入って見てくださいよ。全部建物バリアフリーで、当たり前ですよ。ショッピングセンターなんかは行きやすいし、そこに集約すれば行政の施設が要らなくなるぐらいの話ですよ、ほかは余り。
そうすると、消防本部云々とかもあるけれども、そういうことを総合的に考えたら、そういうところに踏み込んでやるぐらいの政治決断なんですけれども、松尾市長じゃやらないだろうからあれですけれども、一応そういうことは考えて、何よりも市民の皆さんのそういう思いとか、マーケットインと言ったんだから、市長が、思いとか、利便性とか、そういう役所をつくってもらったらうれしいね、みんな行くよねと思っていだけるようにぜひやっていただきたいと思います。
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○小野田 委員 10年、15年後の長期の計画に関しましては、さまざまな御意見が出たりとか、現状、駅をつくるとか、つくらないとか、そういった問題がありまして、いろいろとこれから大変だなと思うんですけれども、もっと短期的な部分に関しまして、例えば5年後とか、そういった中期的なもの、もっと短く短期的なものとか、その辺についてはどのようにお考えなのか。
内容につきましては経営企画課で考えることなのかと思うんですけれども、以前松中委員からも、なかなか事業費の工面とかがあって、大型の商業施設をつくるにしたって、計画を立てたってなかなか来ないんだよ、その間、あいている間はどうするんだというようなお話があったかと思うんですね。
あれだけ空き地ががらんと目の前に広がりますと、あれが1年、2年、3年と続くのかと思うと、そこまでの間は具体策はないのかと思ってしまうわけでして、拠点整備部ではどのようにして考えていらっしゃるんでしょうか。
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○樋田 拠点整備部長 現状ごらんいただいたとおり更地になってしまっている、その状況を市民の方も見られている中では、何で動かないのかなというような疑問を持たれているというところは承知しているところでございますけれども、一方、JRも、あのまま置いておくということになりますと、固定資産税だけ払うということになるので、利活用を図っていかなければいけないとは伺っております。
そういう意味で、当然、事業を進めていくまでには当分時間がかかってしまうというところは否めないところでございますので、その間の利活用、市民の方のニーズに応えられるようなもの、そういったものの活用を図っていけるようには考えていかなければいけないかと思っております。
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○小野田 委員 活用を考えていかなければいけないかなとは思っていらっしゃるということですが、そういった経営企画課と、こんな方向だったらできるよねと幾つかのプランなどはお持ちなんでしょうか。
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○樋田 拠点整備部長 まず、市の持っている用地、こちらについては、A用地は多目的広場ということで利用させていただいておりますし、B用地は既に徳洲会初め暫定利用している。残るC用地についても、公募をかけて、税収といいますか、財源を確保するという意味でも活用したいということで、何度か公募してきているところでございますけれども、なかなか公共的な部分、半公共的な部分も含めて、活用というところが、手を挙げていただけるところがないというのが現状でございますけれども、引き続きその点につきましては、いろいろと事業の期間との関係がございまして、お貸ししたものの、事業者側にしますと、かけたお金を回収できない状況で撤収しなければいけないというような、そこのジレンマがございますので、そこは、手を挙げていただけるようなところとの調整になってこようかと思っております。
先ほどJRの例を挙げましたけれども、JRも類に漏れず、あのままの状況ではとお考えのようで、いろいろとオファーはいただいているようなんですけれども、事業との絡み、そこら辺がどうしても調整しなければならないところと聞いております。
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○池田 副委員長 私も、今の利活用といいますか、暫定利用というのはすごく大事だなと思ったんですね。オリンピック・パラリンピックに向けてそういう活用もできるのかなと。そういうところはぜひ検討を進めていただきたいと思うんですけれども、あと、先ほど地権者のフォローアップをされて、かなり厳しい意見が出てきたということなんですが、今回実施計画では、平成31年都市計画決定に向けてということで、これから準備されていくと思いますが、地権者にとって将来が見えないということが非常に不安であるということと、中には事業に協力できないという方まで出てきているという現状を踏まえると、何とかして目に見える計画にしていかなければいけないと思いますが、その辺、今後例えば地権者に対して説明するのにも、なかなか市としても言いわけができないですよね。この計画でいきますよ、いきますよと今までさんざん何回も繰り返ししてきて、今現状では協力できないという方まで出てきているという現状を踏まえて、ぜひその辺の事業を目に見える形で進めていただきたいというのが、恐らく地権者の代表としての考えだと思います。そういう意味で、今課長としてのお答えもいただいていますが、部長として将来に向けての考え方をお聞かせいただけますか。
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○樋田 拠点整備部長 権利者の方に事業のお話をしてからもう10年がたってしまっております。そういう中で、皆さん夢を持って協力をしていただけるということで、これまで進んできたところでございますけれども、先が見えないというところが一番不安だということを皆さん異口同音におっしゃっているところがございます。そういう意味では、事業をきちんと組み立てができるように、一刻も早くそこの部分を立て直しまして、権利者の方の不安を払拭するような形の中で御協力をいただけるよう、繰り返しになりますけれども、お願いをしていきたいと考えております。
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○赤松 委員長 私から1点。きょうの朝日新聞湘南版に、藤沢市議会での質疑で新駅の周辺整備関係の事業費が300億円から400億円と、たしかそういう数字で新聞報道がきょうありました。私は朝日新聞しか見てないんですけれども、この数字は、実はせんだって担当課長に聞く機会があったんですけれども、そういう具体的な数字は聞けなかったんですが、当然、関係する自治体関係者の協議会の中で、この情報というのは共有しているものだと思いますけれども、共有しているのか、していないのか、そこだけ答えてください。
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○樋田 拠点整備部長 まず、藤沢市は、今おっしゃられた300億円から400億円というかなりアバウトな数字なんですけれども、新駅の費用と、それから土地区画整理事業の費用、それを合わせた額と認識はしておるんですけれども、藤沢市から、土地区画整理事業の事業費、そこら辺まで3者の中で特段共有しているということはございませんで、全体の枠としてお答えになられたのかなと、今お聞きしていて感じているところでございます。
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○赤松 委員長 そうすると、この新駅設置に係る、直接的に関係する額というようなものは、300億円から400億円の中に入っているんだと思うんですね。区画整理とかいうのは藤沢側の単独の事業ですから、直接的に新駅にかかわる経費ではない。だから、新駅にかかわる経費として見込める額がどれくらいなのかというようなのは当然あると思うんですよ。だから、できればそれがわかる、これ以上私はやりませんから、資料が用意できればお願いしたいなと思いますが、どうですか。
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○樋田 拠点整備部長 300億円から400億円ということで、土地区画整理事業を固定した場合、その振れ幅というのは多分新駅なのかなと私個人的に感じているんですけれども、具体的に藤沢市とそこの幅の話というのは情報共有していないものですから、資料もうちに全くございませんので、藤沢市に確認をしないと、資料としてもお出しできるかどうかというところは、見きわめができない状況となっています。
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○赤松 委員長 わかりました。確認してください。その新聞報道の記事の中に、鎌倉市との費用負担についてはいろいろ意見の食い違いがあって、確定はしていないという記述までされておりますからね。当然かかわってくる問題ですから、藤沢市と相談というか協議していただいて、鎌倉市としてかかわる部分については資料としてお願いしたいと思いますけれども、それはお願いしておきます。よろしいですか。
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○樋田 拠点整備部長 藤沢市にお願いして、できるだけ資料をお渡しできるようにしたいと思います。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告について了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○赤松 委員長 日程第2「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管部分」についてを議題とします。原局の説明をお願いします。
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○再開発課担当課長 日程第2議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち、拠点整備部所管分について説明いたします。
議案集その2は5ページを、平成29年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は、130ページから133ページにかけまして、平成29年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は、289ページを御参照ください。
第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費11億4,316万円のうち、職員給与費を除く拠点整備部所管分は1億7,093万1,000円で、市街地整備運営事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、事務所運営に要する消耗品、光熱水費、電信料、事務所警備業務委託料、事務所清掃等業務委託料、ファクス・コピー複合機賃借料などを。事項別明細書は290ページに入りまして、古都中心市街地整備事業に係る経費は、鎌倉駅西口駅前広場用地建物等補償調査算定補正業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場整備基本設計業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場用地購入費、鎌倉駅西口駅前広場用地建物等補償金などを。事項別明細書は291ページに入りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、深沢地区まちづくり実現化方策検討業務委託料、深沢地区土地区画整理事業支援業務委託料、深沢地域整備事業用地管理業務委託料などを。事項別明細書は292ページに入りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、鎌倉芸術館周辺地区まちづくり活動支援等謝礼、鎌倉芸術館周辺地区まちづくり活動支援等消耗品費、砂押川プロムナード枯枝胴ぶき等伐採処分業務委託料などを。事項別明細書は293ページに入りまして、大船駅西口整備事業に係る経費は、消耗品、印刷製本費を、事項別明細書は294ページに入りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○長嶋 委員 拠点整備部は結局、事務所の場所を来年度は移らないということでいいんですか。
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○樋田 拠点整備部長 そのように考えております。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
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○赤松 委員長 日程第3「議案第121号平成29年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」を議題とします。原局から説明をお願いします。
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○再開発課担当課長 日程第3議案第121号平成29年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。
議案集その2は20ページを、平成29年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は40ページを、平成29年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は419ページを御参照ください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ6,200万円で、前年度当初予算に比べ4.7%の増額となっています。
初めに歳出から説明いたします。
第5款第5項事業費、第5目一般管理費は4,962万3,000円で、大船駅東口再開発運営事業に係る経費は、消耗品など事務諸経費、代替住宅管理費負担金などを、事項別明細書は420ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、再開発課で再開発事業に携わる6名の職員に要する経費を、事項別明細書は421ページに入りまして、第10目事業費は1,037万7,000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、市街地整備アドバイザー謝礼、再開発事業に係る管理施設の維持修繕に要する経費、大船駅東口再開発推進事業業務委託料をそれぞれ計上いたしました。
説明書は42ページに入りまして、第15款第5項第5目予備費は200万円を計上いたしました。
次に、歳入について説明いたします。
説明書は戻りまして38ページをごらんください。第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は628万3,000円で、商店会用駐車場など行政財産の目的外使用料を、第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は5,371万7,000円で、一般会計からの繰入金を、第15款第5項第5目繰越金は200万円で、平成28年度からの繰越金をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑ありますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
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○赤松 委員長 日程第4「請願第5号155億円超の膨大な費用を要する村岡新駅建設については、鎌倉市として断念することを求める請願書」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○樋田 拠点整備部長 日程第4請願第5号155億円超の膨大な費用を要する村岡新駅建設については、鎌倉市として断念することを求める請願書について説明いたします。
本請願の要旨でございますが、平成28年にJR東日本が算出した村岡新駅の建設費用は155億円を超え、当初想定されていた建設費用の1.5倍となり、鎌倉市が負担する新駅整備費用が増加することになる。そもそも藤沢市域に設置予定の新駅に鎌倉市が費用を負担することは疑問であること、また、膨大な整備費用も負担割合協議に時間を要することは明白であり、それにより深沢地域整備事業の進捗にも遅滞が生じることになるため、鎌倉市は、村岡新駅建設を断念し、湘南地区整備連絡協議会が新駅建設ありきのものであるならば、同会から離脱を求めるとしたものです。
請願の理由は次のとおりです。
村岡新駅構想は、あくまでも藤沢市議会における請願採択であり、鎌倉市議会におけるものではない。
請願駅である村岡新駅構想が、藤沢市議会における請願採択を端緒に立ち上がったのならば、鎌倉市議会としても村岡新駅の費用を負担すべきか否かの意思を示すべきであり、それが鎌倉市議会の鎌倉市民に対する責任である。
JR東日本が算出した村岡新駅の建設費用は155億円超の膨大な額であり、鎌倉市の負担する額も決して少なくない額となる。そもそも、藤沢市に設置される駅の建設費用を鎌倉市として公費負担すること自体が疑問である。
村岡新駅ができれば、深沢地域整備事業にもメリットがあるということで協議に参加したのであろうが、膨大な費用の負担割合協議に時間を要することは明白であり、事業の推進の足かせになっている。
地域住民、鎌倉市民の悲願である深沢地域整備事業の遅滞はもはや許さない。
また、神奈川県知事が企業誘致に当たって村岡新駅構想をうたい文句として使い、平成19年1月31日には村岡新駅建設の推進に係る確認書を当該企業と結んでいるが、その後、神奈川県がイニシアチブをとっている様子は見られない。
以上を請願理由として、鎌倉市議会として、深沢地域整備事業の推進のためにも、村岡新駅建設は断念するとともに、湘南地区整備連絡協議会が村岡新駅建設ありきのものであるならば、必要によっては同会からの離脱を求めるものとして、議員各位の賢明な判断を求めるとしたものです。
次に、請願に対する市の考え方を説明いたします。
まず、村岡新駅の整備費用についてですが、請願にありますとおり、湘南地区整備連絡協議会がJR東日本に委託し取りまとめ、平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査において、新駅設置に伴う線路の移設、ホーム及び駅舎の整備費用の算定を行ったところ155億円超となり、平成22年度に同会が実施しました検討結果に比較し約1.5倍の増額となったものです。
今回の整備費用の算定では、平成22年度の検討結果に比べ、ホーム幅、階段、自由通路の幅の縮小、駅務室、トイレのコンパクト化が可能になりコスト縮減が図れたものの、過年度に実施した地質調査を受け、ホームの基礎形状を標準的な形状からくい基礎に変更したことや電気工事費等の増額のほか工事管理費が追加となり、結果的に増額となったものです。
この検討調査はJR東日本に委託しているため、平成22年度の検討調査より精度の高いものとなっておりますが、地質調査のデータ数が限られていること、また、駅舎等は既存駅を参考にしているなど不確定要素も含まれていることから、積算額についてはあくまでも概算事業費となっております。
精度の高い整備費用の算定につきましては、今後、基本設計、詳細設計を実施しなければ明らかにならないことから、コスト縮減方策等を含め、さらに検討を行う必要があると考えております。
次に、「藤沢市に設置される予定の新駅に費用負担をすることは、疑問視せざるを得ない」についてでございますが、請願の理由にありますように、湘南地区整備連絡協議会が実施した新駅設置による効果等の検討では、大船駅や周辺道路の混雑緩和、地区のポテンシャルや税収アップなどが期待できるとの結果が出ていることから、鎌倉市としても一定の負担は必要と考えています。
また、「村岡新駅の整備費用が膨大になったことにより、費用負担割合協議が難航し時間を要することになり、ますます事業のおくれにつながるのではないか」についてですが、現在、深沢地域整備事業は、平成28年10月に修正土地利用計画(案)を策定し、新駅を前提として都市計画決定手続に向け、神奈川県警と交通管理者協議を進めているところであり、新駅により深沢のまちづくりがおくれているというものではないと認識しております。
村岡新駅につきましては、御指摘のとおり、整備費用が膨らんだこと、また、神奈川県、藤沢市、本市の3者で費用負担協議が合意に至っていないこと、さらには本市の大規模プロジェクトへの財政負担に考慮すると、今、新駅へ負担することは厳しい状況にあります。
こうしたことから、神奈川県、藤沢市に対しては、本市の置かれている状況をしっかり伝え、深沢地域整備事業がおくれることのないよう取り組んでまいりたいと考えております。
次に、「神奈川県がイニシアチブをとっている様子は見られない」についてですが、神奈川県は、新駅設置及び区画整理事業に対する国庫補助金の導入において国土交通省と調整を図るなど、積極的にかかわっていただいているものと考えております。
最後に、「必要によっては、湘南地区整備連絡協議会からの離脱を求める」についてですが、これまで検討を進めてきました深沢地域整備事業は新駅を前提としていることから、引き続き湘南地区整備連絡協議会において、広域のまちづくりの中で協議してまいりたいと考えております。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明について御質疑ございませんか。
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○松中 委員 神奈川県がイニシアチブをとっていると、国土交通省に対してね。何かその様子が見られない。だったら神奈川県にやってもらえばいいんじゃないか。こっちで考えることなんかないのでね。
そこで聞きたいのは、神奈川県知事が企業誘致に当たってうたい文句として使い、平成19年1月31日には村岡新駅建設を推進すると確認書まで、当該企業と神奈川県商工労働部長と結んでいる。これは知っていたんですか。
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○樋田 拠点整備部長 直接確認書を結んでいるというのは存じておりませんでした。
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○松中 委員 だから、こういういいかげんなことを県がやっているんですよ。何が県のイニシアチブなんだ。裏でこんなことやって、地元が全然こんなこと知らないなんて、だからこんなことの計画なんていうのは誰が本当に責任を持ってやるんだと。
自分たちは、神奈川県はここまで、要するに確認書までやっているなら、神奈川県にやってもらえばいいので、鎌倉市なんて、本当にこんなものやってもらえばいいので、全くそのとおりですよ。神奈川県は、こんないいかげんなところかというのがこれでわかるわけです。こんな確認書までやって、現実にこの計画を立てている鎌倉市のほうがこういうことを知らない、知らされていないというのは、考えられないことですよ、はっきり言って。一体あの計画は何なんだ。神奈川県は本当のことをしゃべりなさいというんですよ。市長なんて、これは本当に知事に物すごい抗議しなければいけないんだ。松沢さんだったのかな。裏でこんなことやられていたらかなわないよ。
そもそも今、武田薬品は見通し立たない。企業の見通しの立て方のほうが先に動いているわけですよ。こんなことやっていたら、企業は大変で東芝みたいになってきちゃうんですよ。あそこの研究所の職員だって減らしていっているわけだから。要するに、こんなことも積極的に公表されていなければ、あるいはできないという見通しを立てなければ、これ神奈川県です。本当に責任は重いですよ、これ。信頼していたものが、見通し立たないと言ったら、企業は支えられないですよ。だからどんどん撤退していくんですよ。
こういものがほかにあるんじゃないか。ほかの企業とやっていないのか。裏でこういう確認書をやっていないのか。これは本当に原局は調べておいたほうがいいと思いますよ。こういうことがはっきりしてきたならば。はっきり言って、とんでもない知事だよ。国会議員だったら国として動けばいいんだよ。これだけのことやったら。
だけど本当に、今大企業だといったって、一瞬のうちにおかしくなってしまう時代ですから、相当な投資をしてきて、見通しが立たなくなったら、それはだめです。部長、こんな計画なんかどうでもいいけれども、徹底的にね、裏の計画の確認とかはっきり、これ以上ないのかとか、とったほうがいいですよ。どうですか。
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○樋田 拠点整備部長 その点につきましては確認をさせていただきたいと思います。
鎌倉市の認識としましては、市長からも御答弁をさせていただいていますように、武田薬品の開所式のときに、当時の知事から、新駅をつくるというような話があったということで、そういう部分では率直に市長も、県がそういう責任をとるんだろうなという認識でいらっしゃったと記憶しておりますので、それも含めまして県には確認をしたいと思います。
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○松中 委員 市長と知事が話した程度の話でそうだと思ったという話じゃないんですよ。確認されたものをおろさなければいけない。それを市民にも、あるいは企業にも明らかにしなければいけないんです。当事者で話してそうだったなんて、ころころ変わる知事と、知事なんてもうかわっちゃっているけれども、ころころ変わる市長の話なんか信用できないんですよ。こういう確認書があるというものを全部出させなければだめですよ。
その程度というのは要するに部長がやった程度のことで、この効力というか、このことが生きるのかどうかということですよ。そうじゃないと、部長レベルでそんなことやられては、どういう立場でこういった確認書なんかとれるんだと、そっちだって言わなければいけない。市長が言わなければいけないんですよ。何で労働部長のレベルなんかでこんなことができるんだ。大計画ですよ、これ。大計画をやろうとして、このレベルで裏ではこんなことをやっていたら、そうしたら企業は、部長が言っているからできるだろうと思って出てきたら、見通しが立たない。職員も3分の1減らしてしまう。
絶対に、この神奈川県のいいかげんさというものははっきり抗議しておいてください。ふざけていますよ、これ。本当に怒りますよ。何十年やっているの。鎌倉市長に言ったって、ころころ変わるから言ったってしようがないけれども、担当だってたまらないですよ、こんなのが出てきたら。それだけ言っておきます。
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○長嶋 委員 私も、前松沢知事の責任は大きいかなと。藤沢市長もかわっちゃったからあれですけれども、松沢知事は今でも国会議員でいらっしゃるんだから、国会議員として責任がある立場にいるんだから、やっていただくように要望したほうがいいと思いますね。
あと地元の国会議員何をやっているのか知らないけれども、山本朋広さんも洞門のことばかりやっていないで、藤沢市にも国会議員はいらっしゃるわけですから、ぜひ。松尾市長が決められないんだから、その上の方々にやってもらうしかないですよ。なので、皆さんの責任じゃなくて言ったほうがいいと思います。
それは置いておいて、大事なのは藤沢市の話。さっきもありましたけれども、藤沢市の現市長の方針ということは、皆さんはどう捉えていらっしゃるのか。
聞くところによると、まだ藤沢市の施政方針演説、来年度の、鈴木市長はこの後、来週ぐらいという話は、何日だか知らないけれども、まだされていないと聞いているんですけれども、そこの中でどういうことを言われるのかというのは注目されると思いますけれども、その辺の鈴木市長の方針等々は、この間の議会で、一般質問で上畠議員からありましたけれども、来年度の重点のあれには入っていないということですけれども、その辺の情報は捉えられていますか。
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○樋田 拠点整備部長 代表質問のときにも御答弁をさせていただきましたけれども、藤沢市は、新駅が決まらないと村岡の事業は進められないと。今、そこがはっきりしていないということで、重点に上がっていないという認識ではないかという御答弁をさせていただきましたが、その後確認させていただいた中でも、藤沢市の見解も同じような見解でございました。
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○長嶋 委員 つまり、鈴木市長の方針では、それはやっていく方向ではない、来年は特に何もしないで、進める方向じゃないということを確認したという意味ですか。
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○樋田 拠点整備部長 重点事業に載らなかった要因というのは何かということを確認したということでございまして、何もやらないということではない。市長がどういうふうに方針演説の中に入れられるかというのはわかりませんけれども、決して藤沢市が進めないという認識でいるということではないと考えております。
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○長嶋 委員 うちの会派の議員つながりの情報で、向こうの議員、与党会派の方々の話も聞いているんですね、我々。その中で鈴木市長はもうやる気ないよというようなお話も聞いています。鎌倉市がどうするかで決めます的なことをおっしゃっているらしいんですけれども、その辺の話が代表質問等々も含めてあるのかどうかをぜひ注視して、そこの議会の場で表明されるなり答弁されるなりということは重要だと思います。議員の仲間からはそういう質問も投げる予定というようなことも伺っています、一部。ちょっとされるかどうかわかりませんけれども、そこは大変重要な、藤沢市長がどういう考え方か。今任期中の話だと思いますけれども、どういう考えでいらっしゃるかというのは大変重要だと思います。ぜひ聞いておいていただきたいと思います。
中身に入ります。前々回協議会を開催していただいて、いろいろ話をさせていただきました。その中で私一番ひっかかるのは、松中委員もおっしゃっていますけれども、道路の問題なんです。駅があって、シンボル道路があるのは結構ですけれども、その先のつながっているところはないですよということと、県道鎌倉藤沢線も、このまま駅ができて交通量がふえた中で、深沢のところから先の長谷にかけてのところは、そのままでいくとなると、また今の状況で何もしないと言っている松尾市長の方針の中で、この間代表質問でもありましたけれども、知事に要望していくだけしか言わない。そういう中で、これをどうするのかということがあります。
それで、答弁の中であったと思いますけれども、圏央道の開通で湘南地区には4割車がふえたという答弁がありました。私けさ歩いてきたとき、8時ごろですね、長谷のところ、駅の突き当たり、県道藤沢鎌倉線の突き当たりのところから134号線に出ていくところがありますけれども、あそこ出ていくところは車が非常に多くて、出ていっても詰まるんですね。あの先ずっとショッピングセンターの前の交差点から滑川まで詰まるんです。朝私が出ていくときでも、6時の段階と、8時の段階、あと10時ぐらい、こういう時間帯は詰まっちゃうんですね。つまり、新駅がさらにできると、そこの縦から出てくる車が詰まっちゃうんですね、またさらに。
そういう可能性もあるので、あそこの例えば県道真っすぐにという話等々も津波の関係でできないと言っている中で、道路の張りつき、もし新駅をやるとしたら、これがないと。まず出入りのところね。それと県道に車がふえていくわけですから、そこの整備をしないと、新駅をつくってもできないんだったら大変なことになりますよ。パニック、深沢のモノレールの駅近辺。その辺はその後どうですか。前にお話しさせていただいていますけれども、そこが見えないと新駅なんて無理ですよ、多分。
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○樋田 拠点整備部長 新駅ができることによって、周辺の交通、車から公共交通に転換していただくということで、鉄道利用型のライフスタイルに変えていこうというのが一つの目的でもございます。そういう意味では、公共交通を使って新駅を使っていただくというようなことを目指しておりますので、今お話がありましたように、新駅が仮にできないということであれば、そこの道路問題というものは負荷がかかってくると認識しております。
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○長嶋 委員 公共交通、それはわかりますよ。考え方としてはいいんだけれども、そのとおりになるんですか、本当に。今なっていないじゃないですか、鎌倉の市内といったって。交通計画でもそういう考え方でしょう。もちろんわかっていますよ、そんなのは。でも、なっていないじゃないですか。どんな渋滞の状態なんですかという話です。ますますふえているんだから。圏央道が通っちゃって4割ふえたんですよ。4割ですよ。
それで、それに対して県も、国も何もしない。国の方針ですよね、圏央道を通しているのは。その中でそこを考えないで、そんなこと言っていて本当に大丈夫なんですかと。お約束してくれるならいいけれども、必ずそうなりますと。そんなことないですよね。例えばモノレールを深沢の車庫のところから新駅のところに突っ込んでいったらば、それは利用もできますね。そういうこともないんだったら、道路の問題というのが、駅が来たら、公共交通というけれども、バスやタクシーだけでも現状よりも相当ふえるんですよ、行き来が。それは欠落していますよね、考え方が。
それで駅の利用ですけれども、武田薬品の従業員が3分の1になるということが報道で出ています、最近。これ大体1,000人ぐらいから減るという話なんですけれども、そういうことだと、言っていました乗降客の見込みの6万5,000人、それからよくわからないけれども10万トリップエンドという数字等々は当然変わってきますよね、試算の中で。その辺はどういうふうに計算されて今考えておられるんですか。
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○樋田 拠点整備部長 御指摘のように、新聞報道では3分の1ぐらいということで、その点につきましては、藤沢市を通して武田薬品に確認していただいたところ、回答がいただけなかったということで、今確定した数字ではございませんので、特段3分の1を想定して、改めて調査し直しているという状況ではございません。
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○長嶋 委員 ございませんと言われると、何もできないよね。だって、これ武田薬品を誘致するから駅をつくると、松沢前知事と海老根前藤沢市長の約束でやっていることですよね。その武田薬品が3分の1になっちゃったという話は、そもそもの根本の話が大幅減なんだから、それ押さえてもらわないと困りますよ、それ。よくわからないけれども何でそれ、もうその辺はやってもらわないと。
それで、前話に一回も出していなかったかと思うんですけれども、新駅ができると、当然周辺の整備の中で商業施設というのがある程度少なからず入ってくると思うんですね。例えば大船の場合ルミネ。大船だけじゃないですけれども、そういうものがありますけれども、そういったことの考え方。当然、ルミネはJRですから、あとホテルも例えばメッツはJRグループですから、そういうものが入ってくるというのは、今何かわかるものがあるんですか。
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○樋田 拠点整備部長 特段そういったものについてはございません。
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○長嶋 委員 ございませんというのは、情報がないということで、わからないという意味ですか。
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○樋田 拠点整備部長 はい、そのとおりでございます。
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○長嶋 委員 多分それはできるでしょう、想定上はね。6万5,000人も1日に来るんだったら、それはありますよね。横には、すぐ近くには大型商業施設が入って、そこもできる。皆さん御案内のとおりで、大船はああいう状況で、藤沢は藤沢で昔からたくさんあります。辻堂にもああいう再開発されて、立派な、全国的にも注目されるようなモールができました。そんな中でまたできちゃう。本当にこれやっていけるのかなという感じで、それこそ市内の地元商店は消滅していく運命にあるんじゃないかなと私は思いますので、そこはある意味では非常に懸念するところでございます。
今、「地産地消」という言葉がありますけれども、それを推進していかないとお金は地方自治体に回っていかないわけで、大企業が入って大企業が全部吸い上げちゃうと、そういうことにはならないわけですね。そういうことは大変懸念する事項でございます。
それで、さっきパブコメの話がありましたけれども、代表質問の御答弁では、大量のパブコメの中で新駅は13件という答えがあったんですけれども、それで間違いないんですか。
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○樋田 拠点整備部長 御答弁させていただいたとおりでございます。
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○長嶋 委員 それで、その他の私の提案とか、さまざまなあれで、市に新駅関係のことで来ているのを、私、手元にあるのを見ているんですけれども、どれを見ても新駅には批判的ですね。やるべきじゃないと。大きな視点で言うと、これは東海道本線です。だから、県・国はちゃんと考えなければいけない。本当、国ですよね。天下のJRの柱である東海道本線の駅ですから、それを地方自治体の市、藤沢市や鎌倉市に押しつけていること自体がおかしいと思いますけれども、例えば御意見の中に、当時、松沢知事殿、冬柴大臣殿と書いてあるんですけれども、大船と藤沢間は五、六分の乗車距離だと、この中に駅がもう一個必要なのかということが書いてあったり、割と古い御意見にはそういうことが多いんですよ。
非常に短い距離の中にまたもう一個できるということが、広い東海道線の長いあれの中では、他の自治体にお住まいの住民の皆さんには、当然のことながら時間だって余計かかっちゃうから迷惑な話ですよね。通勤を急いでいる話。そういうことの議論というのは相当出ていたかと思うんですけれども、その辺はいかがですか。皆さん的に捉えている御意見。
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○樋田 拠点整備部長 その点についての議論というのは特段してございません。
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○長嶋 委員 していなくてもあるんですよね。それと、保守管理上というか、私、市民の方が専門家のJRの方に聞いた話も聞いていますけれども、かなり管理が、今でさえJRも本数がふえていますから、いろんな方面に東海道線も延びるようになったので、結構電車がとまったりするのは頻繁ですよね。そういう懸念も非常に私は持っているので、そこも問題かと思っております。
それで私、最後に協議会で話をしたのは、この駅ができることによって、鎌倉市全体の交通体系の中に当然影響を及ぼす中で、鎌倉市を見て縦と横、横というのは江ノ電沿線の海側。縦の線と、その動き、動態が変わる可能性があるというお話。特に長谷界隈、大仏なんかに行くお客さんはこっちから行くという可能性があるんですけれども、それが発生することによって、横の渋滞や江ノ電の混雑等々が大幅に解消されて、住民の皆さんにとっては、今の最大の市の課題でもあると言える渋滞とか交通混雑の解消が大幅に見込めるんだったら、私は駅はやってもいいかなというところがあるんですけれども、その辺はこの間も話したんですけれども、今何か言えることはありますか。言えないですよね。部長の見解はどうですか。
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○樋田 拠点整備部長 先ほど御懸念されている交通混雑がさらにという点も、可能性としてはあると思いますが、今まで鎌倉から藤沢に行っていたというものの足の長さが、新駅ができることによって短くなるということもございますし、交通量としても、新駅までの距離が藤沢駅に比べて、あるいは大船駅に比べて短くなるということでの交通体系というものも変わってくると認識しておりますので、今ここでふえる、ふえないということは申し上げられませんけれども、あくまでも目指すところは鉄道利用型ということでの公共交通を使っていただく、そういったことを主体に考えているという状況かと認識しております。
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○大石 委員 そもそもの認識の確認をさせていただきたいんですけれども、私たち建設常任委員会も議会もそうなんですが、深沢のまちづくりの関係というのは、ずっと新駅と一体という整備が前提で、報告を受けたり、計画を聞いたり、そのような説明を受けてきているわけですけれども、これ、市長と担当する拠点整備部と共通認識にまずなっているんですか。
というのは、本会議でも答弁上で、新駅に対して市長どうなんだという質問に対して、私は消極的みたいな話があって、ここでは一体的整備でそのまま私たちには説明されている。市長が本会議で、語尾がごちょごちょと言って、消極的という言葉は聞こえたんですけれども、市長が消極的な理由というのは、具体的にああいう場で言ったんですから、何で消極的なのかというのは拠点整備部としてつかんでいるのですか。
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○樋田 拠点整備部長 なぜ消極的かというところを具体的にお聞きしているところではございませんが、一つは、昨年度1年かけて費用負担の割合協議をしてきた中で合意が図れなかった。これは鎌倉市としても一定の負担はしていかなければいけないという前提の中で協議をしてきたにもかかわらず、そこがなかなか整わなかったというところは一つの要因ではないかと考えております。
あわせて、財源的な面からいいましても、今回約1.5倍に費用がふえたということの中で、現在の財政状況を鑑みますと、そこら辺の厳しさも含めてああいう形での御答弁になったのかと思っております。
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○大石 委員 思っておりますという答弁は、ここの段階でもう要らないですよ。公の場で私はどちらかというと消極的だと言っているんですから。その消極的な理由というのは、市長はトップですよ。最終決定権者ですよ。市長が消極的だと言っているのに、こっちは一体的に進めていくんだと。それは、私たち議会に請願という形で判断させるということじゃなくて、まず初めにあなた方を整理しておきなさいよという話じゃないんですか。
こういう協議をしていくのも結構ですけれども、市としてのスタンスをきちんと決めないから、このような請願が出てきちゃうんだと思いますよ。先ほど、決断力がないとか、ころころ変わるとか何か言われていましたけれどもね。そこがはっきりしていなかったら、これは判断できないですよ。あなた方は進めます、お願いしますと。市長は、僕は消極的ですと。
もう一つは、聞いていると、155億円を超える費用負担、それも資金計画なんかも考えなければいけない。それも一つは頭が痛いところなんですけれども、新駅というのはなぜ必要なのか。住む方にとってこんな利点があるとか、このぐらいの費用負担を鎌倉市がしても、将来を見据えて、この新駅というのはこういうふうに必要なんですよというバックボーンというか、そういうものが具体的に聞いていて薄い。訴える力がない。それも基本的には、市長と担当が共通認識に、共通的な意識になっていないというところが原因でこうなっているのではないですか。
ですから、一生懸命あなた方が進めても、どうなるかわからない。こうしたいんだという話を聞いて、ああ、そうですか、それはいい話だね、こういうふうに聞いたって、出てくる話が変わっちゃうかもしれない。こういうものに私たちが判断しなさいとやられているんですよ、これ。違うんじゃないかと思います。逆に、敵は内にありという感じですよね。内にある内が一番の総大将ですよ。こんなちぐはぐなことはありますか。市が進めていく事業といったら、本当に大事業ですよ。
もっと言っちゃえば、洲崎陣出の杜の会が陳情を出してきました。採択しました。本人たちは何もその協議に出てきません。1年かけてやったことですよ。あのようなことをここでまたやらせるんですか、本当に。市長も含めてそちら側で一本筋の通った結論を持ってきてください。市の考え方というものをここで出してください。でなければ議会で結論なんか出せるわけないじゃないですか。その辺どうですか、部長。
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○樋田 拠点整備部長 決して一枚岩になっていないということではございませんで、あくまでも新駅については、前提として計画をしていくというところは市長とも同じ見解でございます。ただ、今の状況を鑑みますと、財政負担については今できないよというところについては、確かにトーンが後退したようなところはあるかもしれませんけれども、考え方としては、そこのところはぶれていないと認識しております。
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○大石 委員 資金計画がきちんと立てられないというのはわかるけれども、何年までという形でやるという方向で腹が決まっているのであれば、それなりの資金計画はつくらなければだめじゃないですか。そういうことも含めて協議してきなさいということなんですよ。さっき言ったみたいに、県とか、藤沢市とか、連絡協議会を組んでいるように、鎌倉市だけではどうにもならなくて、だけど向こうは進みます、多分話が。そういう中で、鎌倉市がある程度のスタンスがきちんと決まっていて入っていかなかったら、また鎌倉市が浮いちゃいますよ、その中でも。
そこの現場にいる、一緒になって入ってくる原局の方々の立場がないんじゃないですか。市長というのはそういうことも考えてあげなければいけないんですよ。そこに入っている拠点整備部の皆さんが、その連絡協議会の中でどういう立場で話がしてこられるか。鎌倉市はどっちになるかわかりませんなんていう立場でそこへ臨んでいること自体がつらくないですか。
質疑としてはもういいですけれども、市長ともっと詰めた形で私たちに判断させてください。次でいいですから。要望として言っておきます。
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○赤松 委員長 問われていないのに答えるわけにもいかないだろうし。いいですか。
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○大石 委員 市長と協議をしてください、きちんと。それをやっていただけますか。
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○樋田 拠点整備部長 はい、そのように対応してまいりたいと思います。
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○大石 委員 いろいろ決めて議会に投げて議案を通しても、ころっと何の説明もなく変わってしまう方ですからね、怖いなという部分も僕はあるんですけれども、ぜひきちんと出していただくように要望しておきます。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの請願の取り扱いを含め、御協議をお願いしたいと思います。
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○長嶋 委員 うちの会派の議員が紹介議員として署名したものですから、当然結論を出していきたいと思います。
今るるありましたけれども、市長は決められないわけです。そして、決めたこともころころ変えちゃうわけです。そういう市長では職員の皆さんかわいそう。本当に引っ張られて。一方、二元代表制ですから、我々議会がきちんと判断して結論を出して、それで、こういうことで市長が決められないんだったら、我々はこうしましょうよという結論を出さないと、職員の皆さんも、議会はこう考えているんだというのをはっきりしないと余計迷ってしまうと思うので、結論を出す。
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○松中 委員 結論を出す。当たり前だよ。二元代表制で、議会が放棄したらだめだよ。
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○小野田 委員 うちの会派は継続でお願いします。といいますのも、村岡新駅は、その所在地がゆえに深沢のまちづくりに与える影響は非常に大きいと考えます。しかし、新駅そのものは鎌倉市にありませんので、希望としては新駅を強くつくってもらいたいと思っておりますが、イニシアチブをとる立場にはないんじゃないかと考えております。
また、当該場所を所有している藤沢市、また神奈川県、JRからも積極的な考えとか正確な情報が現段階で与えられていない。先ほどもありましたように、乗降客が減るとか、あと駅前の開発の費用が300億円から400億円とけさの新聞報道であったとか、そういったような情報がまだ不確定で、そのような中で、4者の中で最も権利関係が薄いと思われる鎌倉市が、駅の建設を主導することも、駅の建設を断念することも、現段階で判断することはできないものと考えますので、今後の推移を見守るべきであるということから継続を主張させていただきます。
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○大石 委員 私も、先ほど言ったような理由で、もうちょっと行政内で整理してくださいと。その様子を見るということで継続を主張したいと思います。
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○中村 委員 質疑を聞いていて、県だけじゃなくて、本当に国とも連携をとって。ただ、この駅というのは、可能性としては十分に私も評価するものなので、ここで今断念という結論を出すのはもったいない気がしております。ということで、さらにいろいろ検討していただいて、一番いいのは、県がかなりの部分でイニシアチブをとっているということが刺激するような形で今後交渉していただきたいという要望だけは言っておきます。継続でお願いします。
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○池田 副委員長 先ほど松中委員から、神奈川県が企業との確認書まであるという、そういった今まで知らない情報もこの中に含まれているということもあります。現在、新駅のことについて検討を進めている段階の中で、もう少し例えば費用負担の部分も、鎌倉市として財政負担が可能かどうか、そのシミュレーションもきちんと出していただいて、当然新駅の魅力、ポテンシャルアップ、その辺について私は非常に評価しています。そういう中でも、まだまだ協議の余地があるのかなと。もう少しそれを続けていただきたい、それを見守るという意味で、継続としたいと思います。
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○赤松 委員長 御意見を伺いました。結論を出すが2名、継続が4名でございますので、本件については継続審査としたいと思います。
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○松中 委員 この委員会は継続扱いですが、本会議では決議を出し得るということだけは申しておきます。
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○赤松 委員長 請願第5号については継続審査と決しました。
暫時休憩します。
(11時43分休憩 11時50分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
事務局から報告があります。
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○事務局 冒頭、追加資料の確認がなされまして、陳情第65号明月院の関係の陳情でございますけれども、建築審査会委員名簿の御用意ができまして、既にタブレットに配信をさせていただいております。それから、先ほど、陳情第70号、こちらは荏柄天神の関係の陳情でございますが、陳情を出された方から資料の提出がございまして、こちらもあわせてタブレットに配信をさせていただいておりますので、報告させていただきます。御確認お願いいたします。
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○赤松 委員長 御確認をお願いいたします。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○赤松 委員長 日程第5報告事項「(仮称)鎌倉市空家等対策計画等の策定状況について」を議題とします。原局から報告をお願いします。
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○まちづくり政策課長 日程第5報告事項(1)(仮称)鎌倉市空家等対策計画等の策定状況について、御報告いたします。
平成28年12月定例会における当委員会では、11月21日に開催した第2回鎌倉市空家等対策協議会の意見を踏まえ、鎌倉市空家等対策計画(案)及び鎌倉市特定空家等に対する措置に関する対応指針(案)としてまとめたこと、この対策計画(案)及び対応指針(案)の概要のほか、広く市民等に周知し意見を募るために、意見公募手続条例に基づくパブリックコメントを実施していることなどを報告いたしました。本日は、その後の状況について報告いたします。
まず、パブリックコメントに寄せられた意見及び市の考え方について御説明いたします。
パブリックコメントは、「広報かまくら」及び市ホームページにおいて実施を周知し、平成28年12月5日から平成29年1月10日まで、本庁舎のほか5施設及び市ホームページにおいて案を公表した結果、市民から寄せられた意見は3通でした。
意見の内容と意見に対する市の考え方ですが、一つ目は、用途地域における建築物の制限を緩和し、例えば第一種低層住居専用地域内の空き家をコンビニに転用できないかとの提案ですが、市としては、空き家であることを理由に用途制限を緩和することは現時点で想定していないとしております。
二つ目は、固定資産税の特例措置について、特定空き家等以外の空き家に対しても特例措置を解除していくべきとの意見ですが、意見にある総務省の見解は必ずしも空き家を対象としたものではないことから、税収の確保に関する固定資産税の評価に関する意見として、担当部署に情報提供いたしました。
三つ目は、空き家管理会社による空き家活性化策の提案ですが、意見にある手法は、国土交通省が発行している「個人住宅の資産活用ガイドブック」にも紹介されており、空き家の利活用を促進するための工夫に関する意見であり、今後の参考とさせていただくことといたしました。
これら三つの意見につきましては、いずれの意見も対策計画や対応指針に反映するまでには至らないと判断しております。
なお、本日の資料と同じものを市ホームページにより既に公開しております。
現在は、対策計画については表現の整理等を、対応指針については、表現の整理のほか、神奈川県居住支援協議会の空き家問題対策分科会・マニュアル作成会議において検討が行われている特定空き家等の判断及び空き家所有者特定手法の最終原稿との整合を図っております。
今後は、3月1日に開催予定の第3回鎌倉市空家等対策協議会の意見を踏まえ、対策計画及び対応指針の平成28年度中の策定を目指し取り組んでまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑ございませんか。
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○長嶋 委員 代表質問でもいろんな角度で聞いているんですけれども、空き家の活用ね、これは民泊というのが今大きなテーマだと思うんです。私、いろいろ、民泊の違法なところの指導とかは石山次長のところでやってもらっているんですけれども、この間も入ってもらってね。そっちはそっちで問題がある場合はあれなんですが、活用の点については、今コンビニの話もありましたけれども、民泊としてちゃんと合法で活用するのは非常に鎌倉の町にとっては大きなプラスになると思うんですが、ただ、観光の視点等々いろいろあるんですけれども、担当をきちんと設けてくれという話をさせていただいているんですけれども、どなたも、誰も、市長も何も全然相手にしていただけないんですが、今オリンピックに向けて急激にふえている中で、担当課をそれなりに、民泊活用の面もそうだし、違法な民泊を制御する、指導するという両面あると思うんですけれども、これについての、どうですかね、部長に聞いたほうがいいのかな、部としての考え方と、できれば私は市長宛てにそういうことをやるべきだという要望を、考え方が部としてなければ別ですけれども、一つのあれを設けてやってもらいたいと思うんですけれども、部長いかがですか。そこのポイントは。
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○大場 まちづくり景観部長 現段階では対策計画と対応指針を策定中でございます。今長嶋委員がおっしゃった空き家の活用につきまして、担当部署ということでございまして、特に民泊につきましては、鎌倉で動かしていくとなると、いろいろな課題を解決しなければいけないところが多々あろうかなと私としては思っております。
そういう意味で、担当部署の設置ということにつきましては、市全体の中での組織として検討していかなければいけないことだろうと思っておりますので、これにつきましては、今私が、設置しますとも、設置できませんとも、なかなか答弁しにくい内容でございますので、理事者にも確認いたしまして、少し検討をさせていただきたいと思っております。
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○長嶋 委員 前向きな御答弁ありがとうございます。民泊担当という名前がいいのかどうかわかりませんけれども、そこで、先ほど言ったコンビニに転用できないかとか、法的なことは、私も相談を受けて、石山次長に説明してもらったことがあるんですけれども、一般のそういうのをやりたい方というのは、よく法的なことでできるかできないか、鎌倉は複雑ですから、わかっていないところもあるから、そういう担当を設ければ、全部そこに、民泊だけじゃなくて、店舗の活用等々がそこにとりあえず質問に行ける担当ということでやってもらえばわかりやすいと思うので、ぜひそういうことをお願いしたいと思います。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告について了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
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○赤松 委員長 日程第6「議案第134号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。原局から説明をお願いいたします。
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○都市景観課長 日程第6議案第134号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
資料は、議案集その2、72ページから77ページです。
本件につきましては、平成28年9月定例会の当委員会において、鎌倉市景観計画の改定状況の報告の際に、この計画改定に伴い、開発事業に係る事前協議について、都市景観条例に位置づけ景観協議を行う予定であること、既に条例化している高松市や横須賀市を参考に条例案の検討を進めていること、条例案の提出を平成29年市議会2月定例会を目標に事務作業を進めていることなどを説明いたしました。
その後改正の方針がまとまったことから、平成28年10月26日から11月24日まで条例改正の方針についてパブリックコメントを行ったところ、寄せられた意見の大半は肯定的なものでございました。
今回、この手続を踏まえ、都市景観条例の一部を改正しようとするものでございます。
新旧対照表をごらんください。この表の赤で着色し下線のついている部分が改正部分となります。
目次部分について、第3章第2節の「行為の規制等」の部分で、条文を追加したため、第13条との記載を第13条の2と改めます。
2ページをごらんください。第2条第2項第3号は、用語の意義として、本条例でいう「建築」は建築基準法によるものであることを定義し、第3号として追加します。
第7条は、見出しを「特定地区計画の策定等」から「特定地区の行為の制限」に改め、引用条項などを使用し表現等を改めました。また、特定地区に関する条項などを本表のように整理するものでございます。
3ページをごらんください。第8条第2項は、前条の条項の整理に伴い、引用条項を「前条第2項」と改めます。
4ぺージを御参照ください。第10条は、改正前の「特定地区計画において制限されているものに限る。」を削り、第2号中「又は植栽」との文言を削除いたします。これは、木を伐採することは一定の規制が必要であるものの、植栽することまで規制する必要がないためでございます。
第10条の2「景観配慮協議」は、新たに規定するものです。
本市では、事業者と景観行政団体である市との景観に関する事前協議を、鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例の手続の中で行ってきましたが、これにつきまして、景観審議会の法学分野の委員から、法的位置づけのない事前協議であり、制度設計の見直しをするなど必要な検討をすべきであるとの指摘を受けました。
このような状況の中、景観法運用指針が平成28年3月に改正され、景観法第16条の規定に基づく届出に係る行為については、事業者と景観行政団体ができる限り早く調整を始めることが有効であるとの考え方が示されました。
こうした状況の変化を受け、景観法第16条の届出等に係る行為を行うに当たり、事業者と景観行政団体である市との景観に関する事前協議について、都市景観条例に景観配慮協議として位置づけるものでございます。
第1項は、行為の届出以前に、市長と景観の配慮について協議しなければならない旨を規定するものです。
第2項は、協議の申し出があった場合、良好な都市景観形成のため必要があると認めるとき、または第4項に規定する周辺住民からの意見が提出されたときは、行為者に助言または指導を行うことができる旨を規定するものでございます。
5ページに移りまして、第3項は、市長は行為者から景観配慮協議の申し出があった場合は、その旨を速やかに公表することを規定するものです。
第4項は、周辺住民は、事業計画の公表があった日から14日以内に、事業に関して景観計画の都市景観形成のための方針及び基準との整合性に関して市長に意見を提出できる旨を規定するものです。
第5項は、前項に基づく意見が提出された場合、市は速やかに行為者へ報告する旨を規定するものです。
第6項は、景観配慮協議が調ったとき、または申出者が申し出た日から30日を経過し協議の終了を申し出た場合は、景観配慮協議を終了する旨の規定をするものです。
第7項は、景観配慮協議を終了した場合、申出者に結果を通知するとともに、その結果を市のホームページで公表する旨を規定するものです。
6ページを御参照ください。第10条の3も追加規定で、景観法第16条の届出に添付する図書を定めるものです。
7ページを御参照ください。第12条第1項第1号は、軽微な行為の適用除外を規定しているものですが、10平方メートル以下の仮設建築物や地下に設ける建築物、10平方メートル以下の外壁の修繕、模様がえ、色彩変更などの軽微な行為が適用除外となっていないことから、第1号ウ、エ、オとして追加するものです。
9ページを御参照ください。第12条第1項第2号アは、特定地区における軽微な行為について適用除外を規定しているものですが、仮設建築物が全て適用除外になっていることから、10平方メートル以下の場合のみ適用除外とし、同号イは、第2条で建築を定義したことから用語の整理を行うものです。
10ページを御参照ください。第13条の2は、景観配慮協議を行った事業について、完了または中止した場合の届出を義務づけるものです。
11ページを御参照ください。第15条の2「景観地区の景観配慮協議」は、景観地区の場合、景観法第16条の届出は適用除外となるため、景観法第63条の認定申請の際にも同様に景観配慮協議を位置づけるものです。
12ページを御参照ください。第15条の3は、景観地区の認定申請に添付する図書を定めるものでございます。
第15条の4は、景観地区の景観配慮協議を行った事業について、完了または中止した場合に届出を義務づけるものです。
第16条第1号は、景観地区における軽微な行為について適用除外を規定しているものですが、仮設建築物が全て適用除外になっていることから、10平方メートル以下のものについては適用除外とするものです。
第16条第2号は、第2条で建築を定義したことから、用語の整理を行うものです。
13ページを御参照ください。第16条第3号は文言の修正を行うものです。
第16条第4号は、第31条で景観重要建築物等に係る行為は届出が義務づけられていることから、適用除外とするものです。
第16条第5号は、非常災害のための応急措置が必要な建築については適用除外とするものです。
14ページを御参照ください。第17条第2項は、第7条の条項の整理に伴い、用語の整理をするものです。
15ページを御参照ください。第33条及び第38条は、景観アドバイザーと景観審議会の役割を整理するもので、第33条では第10条の2及び第15条の2で新たに規定した景観配慮協議を実施するに当たり、景観アドバイザーに意見を聞くことができる旨を規定するものです。
次に、施行期日については、周知期間を設けることが必要であるため、7月1日といたします。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたします。
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○赤松 委員長 日程第7「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分」を議題とします。原局から説明を願います。
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○まちづくり政策課長 日程第7議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち、まちづくり景観部所管部分の内容につきまして説明いたします。
平成29年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は、58ページから61ページを御参照ください。平成29年度鎌倉市一般会計特別会計予算事項別明細書の内容説明は、43ページを御参照ください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、まちづくり推進事業に係る経費は120万4,000円で、まちづくり審議会委員及び開発事業公聴会委員の報酬、開発事業アドバイザー派遣及びまちづくりコンサルタント派遣並びに都市政策専門員の報償費、まちづくり市民団体活動費補助金などを計上いたしました。
予算に関する説明書は64ページから65ページ、内容説明は76ページに参りまして第50目文化振興費、旧華頂宮邸管理運営事業に係る経費は1,476万1,000円で、暫定利用講師等の謝礼、建物などの維持修繕料、庭園公開管理・屋内清掃業務等委託料、警備委託料、庭園等の管理に係る作業委託料、土地の賃借料などを計上いたしました。
予算に関する説明書は126ページから127ページ、内容説明は268ページに参りまして、第45款土木費、第10項道路橋りょう費、第8目交通安全施設費、放置自転車防止事業に係る経費は4,581万円で、放置自転車等返還業務嘱託員及び事務補助嘱託員の報酬、放置自転車等廃棄処分業務委託料、放置自転車等保管場所警備業務委託料、放置自転車等防止対策看板設置委託料、放置自転車等防止対策業務委託料、自転車等駐車場土地使用料などを計上いたしました。
予算に関する説明書は130ページから133ページ、内容説明は279ページに参りまして、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、緑政運営事業に係る経費は551万3,000円で、緑政審議会委員及び緑化推進専門委員の報酬、特別緑地保全地区都市計画図書作成業務委託料、車両購入費、森林協会等の負担金などを。内容説明は280ページに参りまして、緑地取得事業に係る経費は1億7,639万8,000円で、鎌倉近郊緑地特別保全地区の不動産鑑定評価業務委託料及び土地公有財産購入費を。内容説明は281ページに参りまして、緑化啓発事業に係る経費は661万3,000円で、緑化啓発に関する業務委託料、鎌倉市緑化まつり事業負担金、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを。内容説明は283ページに参りまして、緑地保全事業に係る経費は3,269万3,000円で、確保緑地の適正整備委託料、保存樹林・保存樹木・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、緑地保全基金への寄附金の積み立てなどを。内容説明は284ページに参りまして、風致保存会助成事業に係る経費は1,269万円で、公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを。内容説明は286ページに参りまして、都市景観形成事業に係る経費は3,171万6,000円で、景観審議会委員の報酬、違反屋外広告物の運搬処分業務委託料、旧村上邸に係る警備・庭園等管理作業・駐車場整備委託料、屋外広告物管理システム等保守委託料、公共サインマニュアル策定業務委託料、旧村上邸耐震診断・保存活用計画策定業務委託料、景観重要建築物等の修繕等に係る助成金、景観重要建造物等保全基金寄附等積立金などを。内容説明は288ページに参りまして、都市計画運営事務に係る経費は605万8,000円で、都市計画審議会委員及び事務補助嘱託員の報酬、都市計画業務支援システムの保守業務委託料、都市計画関連データ等の修正業務委託料、都市計画業務支援システム用機器等の賃借料などを。内容説明は295ページに参りまして、交通環境整備事業に係る経費は354万6,000円で、パークアンドライド案内看板維持修繕料、交通量調査業務委託料、三浦半島地域広域幹線道路整備促進期成同盟等負担金などを。内容説明は296ページに参りまして、交通体系整備事業に係る経費は3,049万5,000円で、交通計画検討委員会委員及び同委員会特別委員会委員の報酬、鎌倉地域地区交通計画策定支援業務委託料、交通需要管理検討業務委託料、交通シミュレーション業務委託料などを。内容説明は297ページに参りまして、鎌倉駅東口駅前広場整備事業に係る経費は3,664万5,000円で、鎌倉駅東口駅前広場実施設計等業務委託料及び鎌倉駅東口駅前広場整備工事積算等業務委託料を。内容説明は298ページに参りまして、公共交通支援事業に係る経費は1,666万6,000円で、富士見町駅舎エレベーター設置補助金を計上しました。
予算に関する説明書は134ページから137ページ、内容説明は311ページに参りまして、第25項住宅費、第5目住宅管理費、空き家等対策推進事業に係る経費は50万8,000円で、空家等対策協議会委員の報酬などを計上いたしました。
説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いします。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
暫時休憩します。
(12時15分休憩 13時30分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第8報告事項(1)「鎌倉山一丁目1407番1ほかにおける違反造成に係る対応状況について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○石山 都市調整部次長 日程第8報告事項(1)鎌倉山一丁目1407番1ほかにおける違反造成に係る対応状況について、報告いたします。
本件に係る資料といたしまして、「鎌倉山一丁目1407番1ほかにおける工事等状況」を用意させていただきました。
資料に「A」と記載の本件違反造成箇所は、平成27年6月に宅地造成等規制法による許可を受けずに行われた造成工事について、同法第14条第2項の監督処分の規定に基づき、違反造成の是正措置命令を平成27年11月5日付で発令いたしました。
本件違反造成地の周辺におきましては、平成22年4月に、同一造成主による違反宅地造成に起因する大規模な土砂流出が発生しており、また、新たに違反造成が発覚した平成27年6月以降、当課からのたび重なる指導にもかかわらず造成主が是正に応じる様子がないため、過去の災害発生に鑑み、平成27年11月、法に基づく監督処分を行うに至ったものです。
本件違反造成工事は、資料のとおり、鎌倉山一丁目と笛田三丁目にまたがる土地において、造成面積約1,500平方メートル、最大3メートルの盛り土と、当該盛り土の土留めとなっているH型鋼とコンクリート板による壁状の構造物延長約135メートルの築造及び盛り土の周辺において、高さ最大約3メートルの規模での切り土の造成が行われている状況を確認しております。
法に該当する違反の状況といたしましては、無許可の宅地造成工事が法第8条に、また、行われた造成が技術的基準に不適合であることが法第9条に、それぞれ違反するものです。
是正措置命令の内容といたしましては、法令に規定する技術的基準に従い、擁壁等の設置その他宅地造成に伴う災害を防止するため必要な措置を講じるよう、命令書を受け取った日から起算して60日以内に違反是正計画書を提出するとともに、違反是正工事を完了させることを命じたものでした。
その後、違反造成主は、みずからの違反行為を認識するとともに、平成27年12月には、是正に応じる旨の意向を文書にて表明したことから、市は、造成主及び設計者等に対し、法の技術基準を満たす是正計画を確定すべく指導及び調整を始めましたことを平成28年2月に開催の当委員会において報告をいたしております。本日は、その後の状況について報告をいたします。
平成28年1月以降、是正に向け違反造成主と協議を行ってきましたが、同一設計者による協議が継続せず、違反是正計画が定まらないという状況の中、平成28年8月に小規模ながらも再度の土砂流出が発生いたしました。この土砂流出は、過去の違反是正工事により設置されていた沈砂池が撤去されていたことから、豪雨に備え雨水対策を早急に講じるよう指導していた、その矢先に発生いたしたものです。
違反造成主には、再発防止対策として、土砂が直接敷地の外へ流出することがないよう緊急の対策工事を指示し、平成28年9月には沈砂池の設置が完了していることから、当面の安全は確保されていると考えております。
この土砂流出は違反造成に直接起因するものではありませんが、是正工事による雨水対策がなされていれば防止することができたものであり、市としましては、周辺地域の安全・安心の観点からも改めて違反造成主に違反是正工事の早期履行を求めました。
しかし、平成28年12月に入り違反造成主と連絡がとれない状況となり、連絡を継続し試みたところ、平成29年1月下旬に入り違反造成主本人と連絡はとれたものの、体調不良のため入院していたとのことであり、現在も連絡がとりにくい状況となっております。
その後、平成29年2月に入り、違反造成地隣接土地所有者及び違反造成主が、違反造成地周辺に所有する土地の債権者から雨水対策工事を行う意向が示されましたことから、違反是正計画の策定も見据え、新たな設計者と協議を開始したところです。
今後の対応といたしましては、違反造成主に対して、法の基準を満たす是正計画の確定を目指し、継続して命令の早期履行を求めていくとともに、笛田地域の安全・安心確保のため、雨水対策工事について設計者と協議を進めてまいります。あわせて雨天時の現地パトロールを継続して行うなど、地元町内会とも情報の共有を図りながら、引き続き当該造成地及びその周辺の状況について注視してまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告について了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○赤松 委員長 日程第8報告事項(2)「笛田二丁目の市街化調整区域における違反建築物に係る対応状況について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○石山 都市調整部次長 日程第8報告事項(2)笛田二丁目の市街化調整区域における違反建築物に係る状況について報告いたします。
お手元に資料1として、笛田二丁目の市街化調整区域における違反建築物に係る対応状況について、資料2としまして、地区の案内図を用意いたしました。
本件の場所は、鎌倉市笛田二丁目の湘南記念病院南側を約300メートル直進したあたりの一角を中心とした区域であり、市街化調整区域に指定されています。この区域では、建設資材を保管する倉庫や作業所などの土地利用がなされており、これ自体が違反ではありませんが、建築物が建築されているところであり、そのことが都市計画法違反となっているものです。
まず、当該区域における違反是正対応の経過ですが、平成6年に建築物が建築されているとの通報から、当初4件の違反を確認し、現地調査の実施により合計25件の違反を確認いたしました。
その後、立入調査などによる是正指導を継続し、平成28年12月時点においては、是正が完了したものが14件、いまだ是正されていない違反建築物は11件という状況でございました。
その11件に対して、平成28年12月から現在に至るまでの違反是正の対応の進捗状況について、説明いたします。
資料2の案内図の表記は、違反者から是正期限を定めた是正計画が提出された事案を斜線で、まだ是正計画を指導中の事案を灰色でそれぞれ示しております。
まず、違反者11件に対し、平成28年12月21日に文書送付による通知の上、平成28年12月27日に現地での事情聴取を実施いたしました。当日の事情聴取やその後の電話などにおいて是正指導を行い、その結果、現時点におきまして、違反者2件から期限を定めた是正計画書が提出されたものです。
残りの9件につきましては、違反状況は認めるものの、事業継続が困難、移転の場所がないなどにより、是正期限を定められないものが9件ございました。この9件につきましては、平成29年2月15日に再度通知文を発送したところでございます。
本件違反是正につきましては、継続的に粘り強く対応することが重要であると考えており、今後も継続して是正指導等を行い、早期の是正完了を促すとともに、特段の理由がないにもかかわらず是正が進まないものにつきましては、さらに勧告を行うなど法的処分を行うことも視野に入れた対応を図ってまいります。
いずれにいたしましても、一日も早い是正完了に向け引き続き対応してまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告について御質疑はござませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
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○赤松 委員長 日程第9「議案第131号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○近藤 建築指導課担当課長 日程第9議案第131号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
議案集その2、54ページをお開きください。また、参考資料の新旧対照表も御参照ください。
改正の趣旨ですが、平成27年度に制定された建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律は、平成28年4月1日に一部施行されたところですが、平成29年4月1日に全部施行されることに伴い、非住宅建築物の2,000平方メートル以上の新築と一定規模以上の増築について、建築物エネルギー消費性能適合判定を受け、基準に適合することが義務づけられます。そのため、適合判定の審査を行う手数料を新たに設定します。
また、建築計画を変更する場合の適合判定の手数料及び軽微な変更の場合に交付する軽微な変更に関する証明書の手数料についても、あわせて設定いたします。
さらに、適合判定の対象となる建築物の完了検査では、検査項目がふえることから、従来の完了検査手数料に加算する手数料を設定しようとするものです。
なお、新たな手数料の額の算定に当たっては、県内13特定行政庁で統一を図っております。
施行期日は、法施行に合わせて平成29年4月1日から施行いたします。
以上で説明を終わらせていただきます。
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○赤松 委員長 ただいまの説明について御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第10「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分」についてを議題とします。原局から説明を願います。
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○都市調整課長 日程第10議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分について、説明します。
平成29年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は124、125ページを、予算事項別明細書の内容説明は261ページを御参照ください。
第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費、建築相談事業に係る経費は6,367万2,000円で、危険ブロック塀等指導嘱託員報酬、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金及び避難路沿道建築物耐震診断補助金などを。262ページ、都市調整運営事務に係る経費は611万3,000円で、事務補助嘱託員報酬、消耗品費、神奈川県八市開発許可研究協議会負担金などを。263ページ、開発審査事務に係る経費は35万7,000円で、一般文具等消耗品費、開発登録簿複写のための印刷製本費などを。264ページ、建築指導事務に係る経費は1,275万5,000円で、建築審査会委員報酬、建築審査会専門委員報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、建築確認支援システムデータ抽出業務委託料、建築確認台帳システム移行業務委託料、神奈川県建築物震後対策推進協議会負担金などに要する経費をそれぞれ計上しました。
続きまして、説明書は130、131ページを、内容説明は278ページを御参照ください。
第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、風致地区事務に係る経費は163万7,000円で、事務補助嘱託員報酬、風致地区内標柱維持修繕料、古都保存連絡協議会負担金などに要する経費を計上しました。
以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いします。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第11「陳情第65号明月院の建築基準法違反に対する鎌倉市建築指導課の対処に関する陳情」についてを議題といたします。
陳情提出者の陳述のため、暫時休憩いたします。
(13時46分休憩 14時01分再開)
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○赤松 委員長 再開します。
原局から説明を願います。
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○近藤 建築指導課担当課長 日程第11陳情第65号明月院の建築基準法違反に対する鎌倉市建築指導課の対処に関する陳情について、御説明いたします。
参考資料としまして、本件に係る案内図をお手元に用意いたしました。
本陳情は鎌倉市山ノ内字明月谷189番地宗教法人明月院に存する建築物についてのもので、建築物が建つ場所は、市街化調整区域、第2種風致地区及び歴史的風土特別保存地区に指定されています。
明月院内には複数の建築物が存在しますが、本陳情は、平成23年9月2日に建築確認を取得した木造2階建ての庫裏の増築についての内容です。
本陳情の趣旨は2点あり、1点目は、明月院が約4年前に実施した庫裏の増築について、昨年秋に明らかになった建築基準法違反及び建築基準法違反隠蔽について、市の建築指導課の厳正な処分をお願いするというものです。
2点目は、問題のあった明月院の顧問弁護士が、市の建築指導課が委嘱する建築審査会の委員であるため、厳正な対処を市ができないという疑問についての究明及びその疑いが出てくる現状を正していただきたいというものです。
陳情の趣旨につきまして、市の考え方を御説明いたします。
陳情の趣旨の1点目につきましては、建築確認申請の図面と、後日設計者から提出された工事完了図面は、間取り、開口部の位置及び大きさなどが変更されており、変更確認申請の手続がされていないこと、また完了検査も受けず使用されていたもので、手続上の違反があったものです。
これまでの経過としては、陳情者から平成28年9月29日に最初の通報を受け、その後、建築士とは当初連絡がとれず時間はかかりましたが、増築工事の状況について確認するとともに変更後の図面の提出がありました。
そして、今回の増築につきましては、建築主である寺院も、完了検査を受けていないこと、間取りに変更があったことは認めております。
また、市が建築基準法に基づき、変更箇所の建築基準法への適合性等を調査させ結果を報告するよう指示し、この指示にも従っており、増築部分に建築基準法の違反に抵触する部分がないか現地調査を進めている状況であり、厳正に対応をしているところです。
なお、崖対策につきましては、設計者の建築士が、崖は岩盤であり、表土が樹木で覆われているため安全であるとの判断を記載し、建築確認申請がなされており、建築主事が審査の結果、特段の支障がないとして建築確認済証を交付しており、崖対策は必要ありませんでした。
陳情趣旨の2点目につきましては、当該弁護士につきましては、今回の増築とはかかわりがないことを確認しております。建築審査会委員であること、寺院の弁護士をしていることは、増築工事に関する対応とは直接関連するものではなく、市は厳正な対処ができないということではありません。
最後に現在の状況ですが、建築主、工事監理者及び工事施工者に対して、工事完了申請を行わず増築部分を使用したこと、現状調査、建築物に違反があった場合の是正計画について報告を求めており、まだ調査中となっておりますが、増築部分について3月には現状調査の結果報告ができるということを確認しました。
また、2月15日には、建築主立ち会いのもとで工事監理者に経過等について聞き取り調査を行っており、現在も継続して適切に対応しております。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 原局の説明が終わりましたので、松中委員からお願いします。
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○松中 委員 これは原局からも違反建築に当たり、現在是正を進めているというので、こういうケースは長谷寺でもあったので、これは現場確認をしておかないと、以前、別のお寺でも指摘したら、一部建築違反があったので、特に今回は、近隣からのこういう形で、陳情が出る以前から動いていたかどうか、それはわからないですけれども、後日、できるのであれば現場確認をしておいたほうがいいのではないかということを委員長に諮ってもらいたいのですが。
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○赤松 委員長 今、松中委員からお聞き及びのような提案がございましたが、委員の皆さんいかがでしょうか。
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○中村 委員 建物の中に入らないとわからない部分は、多分あるのではないですか。要するに、外観だけでわかるのならばいいと思うのですけれど、中に入るとなるとそれなりの何らかの手続が要るのか要らないのか。わかりませんが、そういった手続が要るのであれば、やらなくてはいけないと思いますが、どうですか。
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○赤松 委員長 暫時休憩します。
(14時06分休憩 14時09分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
ただいま、中村委員の御指摘の点については、当然そういうことだと思いますので、事前にきちんとやりたいと思います。
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○松中 委員 それから、陳情者の言っている内容の点については、図面上はどうなのですか、完了検査は別として。現場はまだ行っていないのですか。
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○近藤 建築指導課担当課長 現場は一応確認させていただいています。それから、変更後の図面が出されておりますので、その変更後の図面を持って、現地には一応確認をしております。
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○松中 委員 それでは変更前は違反だったわけですね。そうでしょう。
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○近藤 建築指導課担当課長 変更前が違反といいますか、変更前というのは、建築確認申請が、確認済証が交付されておりますので、特に違反ということではございません。
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○松中 委員 変更手続の完了が終わっていないというだけなのですか。
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○近藤 建築指導課担当課長 本来であれば、間取りも変わっていますので、途中で建築確認の変更確認申請というものが必要であったと考えておりまして、当然それで変更確認申請が出れば、それに対してまた確認済証が出ます。
それがされていなかったということと、本来であれば、完了検査を受けて建物を使用するルールになっておりますが、その完了検査を受けずに建物を使用しているという、手続的な違反があったということです。
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○松中 委員 違反は違反なんだ。
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○近藤 建築指導課担当課長 はい。
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○松中 委員 それはどれぐらいの広さになるのですか、その部分というのは。
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○近藤 建築指導課担当課長 増築部分ということでよろしいでしょうか。
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○松中 委員 そうです。増築部分で変更部分というのかな。
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○近藤 建築指導課担当課長 失礼いたしました。申請部分といたしましては、建築面積が171平方メートルで、床面積といたしましては275平方メートルでございます。
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○松中 委員 結構広いですね。どういうふうに変更したのですか。小さかったものを広がったのかな。
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○近藤 建築指導課担当課長 変更箇所は、間取りが変わっているということと、面積の増減がありまして、面積的には約0.17平方メートルとか0.19平方メートルぐらいだと思いますけれども、増加しております。
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○松中 委員 間取りの変更なのですね、今回の手続は。
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○近藤 建築指導課担当課長 はい。間取りの変更になります。
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○松中 委員 それでは、外観的にはそれほど変更がないわけですか。基礎的な意味というか。
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○近藤 建築指導課担当課長 そうですね。壁の位置が若干出っ込み引っ込みが変わっておりまして、全体の配置としては特にそれほど大きな変更はございません。
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○松中 委員 外から見られるものだったら見て、それで早くその手続の完了検査を終わっていないで使用していると。そんなことはあっては、余りいけないのだろうけれど、その辺を確認したほうがいいだろうと思います。私もここの住職にあったこともあるし、厳しい人なのだけれどね、その割にはなんか緩いなと。
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○赤松 委員長 それでは、松中委員の御提案の現場の確認ということについては、皆さんよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。そのように手続をとるようにしたいと思いますので、原局も事務局と相談をしていただいて、きちんとした手続をとって進めるようにしたいと思います。
ということでございますので、本件については、きょうのところは途中で、何ていいますか、保留というか継続的に審査するということで、この会期中に改めて委員会を開いて審査をしたいと思いますが、それはよろしいですね。
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○松中 委員 その前に完了検査を終わってしまうということもあり得るのですね。
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○近藤 建築指導課担当課長 完了検査そのものは、もう使用が始まっておりますので、さかのぼって手続するということはできませんので、それは違反手続ということで、完了したものが建築基準法に適法になっているかどうかというのをまず確認した上で、適法になっていない部分があれば是正して完了という形になります。
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○松中 委員 それは今調査しているわけですね。
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○近藤 建築指導課担当課長 はい。現在調査中でございます。
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○松中 委員 それはすぐにできるわけですか。
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○近藤 建築指導課担当課長 先ほど御説明させていただきましたけれども、とりあえず3月に入って調査結果が出てまいりますので、その内容を見てということになります。
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○松中 委員 わかりました。
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○赤松 委員長 それまでの間に我々が現場を確認するということで進めたいと思います。よろしいですか。
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○小野田 委員 今3月に調査結果が出ると。その段階で、是正とまた出てしまった場合にはどうするのですか。
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○近藤 建築指導課担当課長 調査結果というのは、あくまでも現況の調査結果でございますので、その中で建築基準法の基準に違反する部分があれば、それはそれから是正の指導をするという形になります。
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○赤松 委員長 それでは、きょうの審査はここまでと、きょうの段階ではという確認をまずしていただきたいと思います。
別途日程を調整して、会期中に委員会を再開して進めたいと思います。その辺の手続、事務局、私の今の話だけでいいのかどうか、何か補足することがあったら言ってください。
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○事務局 原局側とも3月の報告のタイミングですとか、そういった時期を踏まえまして、いつどのようにというのをまた改めて原局と協議しながら、委員の皆様ともまたそのあたりのところを確認して進めていきたいと思いますので、きょうのところはこういった形で確認をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
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○赤松 委員長 事務局の説明のとおりでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。そのように取り扱いをさせていただきます。
ということで、この案件については、きょうはこの段階で終了いたします。
暫時休憩します。
(14時18分休憩 14時20分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第12「陳情第69号鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情」を議題といたします。
陳情提出者の陳述のため、暫時休憩します。
(14時21分休憩 14時32分再開)
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○赤松 委員長 再開します。
原局から説明を願います。
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○都市調整課長 日程第12陳情第69号鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡地における共同住宅・商業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情について説明いたします。
なお、説明において、鎌倉市まちづくり条例を「まちづくり条例」と、鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例を「開発事業条例」とさせていただきます。
当該開発事業は、共同住宅、店舗の建築を目的としたものであり、平成28年11月11日付でまちづくり条例の手続を終了し、現在は開発事業条例の関係課と事前相談がなされているところです。
それでは、陳情の要旨について説明いたします。
当該開発事業において、国道134号線海浜公園前交差点で、陳情書のとおり右折車線が計画されていることについて、住民への説明もなく、一事業者の思惑で勝手に計画されたことについてはまことに遺憾であり、地域住民の安全や通過車両の危険、交通渋滞に問題があるという懸念から、歩行者並びに車両の安全な通行が両立できるように、事業者及び関連機関において計画の見直しを求めているものです。
次に、市の考え方について説明いたします。
当該右折車線の設置につきましては、商業施設及び共同住宅が建設されることにより、国道134号線の直進交通に与える影響を緩和するために、まちづくり条例に基づき事業者に対して助言または指導をしたものです。今後は、開発事業条例の手続と並行して助言または指導の内容が実施されるように、行政間において調整を図りながら、事業者に対して技術的かつ具体的な指導を行い、予想される周辺交通量の増加への具体的な対策を事業者に求めていくものです。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○松中 委員 もともとこの問題で国道134号線の渋滞ということから、災害等を想定するとこれは大変なことになると。それで134号線が欠陥道路であるという。坂ノ下の方面のほうが3メートルぐらいですから、6メートルまでかさ上げをするようにということは、もうこれは明らかになっておりまして、現在でも大渋滞というのは、圏央道へ行く道絡みもあるけれども、鎌倉高校のところが右折レーンあるいは拡幅ということで渋滞している面もあるのですけれども、まず、まちづくり条例から右折を指導したと、それは市は右折レーンを指導するのはいいのですけれども、ただ、業者がこれを考えることではないですよね。業者が警察とか何かに行って、そして私どもがそういうことを考えているとか何かというのはいいのですけれど、住民に対しての説明は、市なり警察なりがやるべきなのですよ。業者がつくっていたというようなことは、そういうことはあってはならないわけですよ。要するに公共的なものですから、道路というのは。それを自分たちの考え方でこういうふうにしたらいいと、それは公安委員会かそういうので許可されないとそういうふうにならないですからね。幾つも私一方通行にしてくれとかいろいろやっても、動かないですよ警察は、簡単には。簡単には動かない。幾つもあります。
それで、例えばこれが右折レーンをつくらないで、右折して、左折インの右折アウトだと。これは坂ノ下の右折レーンがありますよね。右折レーンが1カ所あるんです、坂ノ下に。そうするとそこから右折レーンがあって、極楽寺なり長谷のほうに出られるんです。
ここで考えなければいけないのは、あそこのケースの場合、考えてもわかるのですけれど、その後ろの道路が狭い道路だと一方通行になっているんですよ。右折はできるけれど、今度は出てこられないですよ。右折レーンから出てこられないです。だからここだって後ろのほうが狭くて、もし、例えば和田塚とか長谷のほうからショッピングセンターに入るときの形はどうなんだというところまであれしていないと、これ本当に、長谷、坂ノ下、右折レーンでなりますけれど、今度は海に出ようとすると一方通行ですよ。今度は一方通行にさせちゃうんですよ。由比ガ浜からは、そのまま右のほうには入って長谷のほうに行けないですよ。右折レーンを通って、そういうことですから、ここも同じなんですよ。これは右折したら戻ってこられないようにしなければいけないですよ、そしたら。なぜかというと、後ろの道路がもう狭いのだから。だからどこかに逃げ場所をつくらなければいけないでしょう。じゃなかったら、これは右折レーンをつくらないで、ここを開業するようになったら、和田塚のほうとかあるいは若宮大路のほうから、あるいは長谷のほうから入ってきたら、あの道路は大渋滞になっちゃいますよ。かなりの車、小型のトラックが入ってきたら本当にかわすの大変ですよ、あそこは。
だから、坂ノ下から右折したって、それは一方通行にせざるを得ない、実際。それから、それでそのまま長谷のほうに行くのはいいけれど、そのまま今度は海のほうに出るのは一方通行で行けるけれど、今度は逆には入ってこられない。ここもそういうことで、同じような細いところがたくさんあるんですよ。この辺はいいかもしれないけれど、ぐるぐる回るなら、いや、そうでもないですよ。ここを出たところ、突き当たったところは、もう2台の車をかわすのがやっとですよ。
だから、まずこの陳情に対して、交通のこの問題に関しては、本当に地元とオープンで取り組まないと、こういうものがあったなんていうのは見ていないからね、僕らだって。だから、やめちゃったからこういうものが出なかったかもしれないけれど、全体的に考えた場合、134号で考えた場合、右折レーンの場合には一方通行ですよ。これがずっと向こうの由比ガ浜まで出ていくというのなら別ですれけれど、細いところに出ていくのだから。だから、そうするとこの地下駐車場が、左から入って左に出てくるのに、ここのところでバッティングするんですよ、この辺で。片方は、こっちから来るのは、右折の駐車場から出てくるのはもう右折はできないですからね。あそこにポールが立ってあるから。
だから、何を言いたいかというと、この問題は、この右折レーンが解決がついたからもういいという問題じゃないんですよ。要するに坂ノ下でさえ右折した道路のところは、一方通行で来ちゃうんですよ。だって、これは後ろが大渋滞になっちゃうんですから。
それから、逆から店に入る車だって、今度はこっちからは入らなくても、向こうから入ってこようという考え方がどうなるかというところのあれを示してくれないと、これ、大変なことになりますよ、本当に。六地蔵から和田塚なんて、車1台やっとですよ。
だから、これはまだこういう意味では、陳情のあれからいったら、まだ営業なんかできる、あるいは許可をおろしてはならないということですよ。解決がついていないということですよ。
坂ノ下だってそうですよ。右折して行ったら、もう出てこられないですよ。遠くへ行って回ってこないと出てこられないですよ。ここだけ解決がつけばいいという問題じゃないですよ。広域的に考えなければいけない、134号線と。
だからそういう意味で、これは原局へ幾ら言ったって、これははっきり言っておきますけれど、こういうものが出てきたことによって、ここの右折レーンだけ解決つければいいのかと、そういう問題にならない。この後ろのほうが一方通行の可能性だって出てくる。それはもう住民は猛反対しますよ、一方通行。はっきり言ってあそこだってそうですよ。今度は由比ガ浜から斜めに坂ノ下に抜けるところだって、やっと、あっちからだって入ってこられちゃう。あの辺もみんな渋滞。文学館に出るところも大渋滞。あそこだって、逆に入ってくると大変なんだ。
だから、こういうことが出ることによって、業者だけで考えちゃだめなんだと。業者に指導してこれをつくったのか、それをつくってこいと言っただけで、それで、それが表へ出ないで、計画の変更があって、ショッピングセンターを狭くしたから、車の通行が緩くなったからいいという考えで許可を。これはもう、車のことは総合的に持ってこないとあの辺一帯が。だって右折レーンがあってやったって、一方通行になっているんですから。
ですから、こういうものがあるということ自体が、業者任せにしているということになるんですよ。そうじゃないですよ、総合的にこの影響というものは、市なり警察なりが考えなければいけないんですよ。今鎌倉の交通の事情というのは、圏央道でかなりもう狂ってきているんですよ。もうかなり圏央道の関係で渋滞が起きてきていると。
そういう意味で、これはその当時、計画が出てきたとき、市はそれを見て何て言ったんですか、それは。それよりも一方的に、だけどこれが、こういう計画を出してきた中に書かれていたということですけれど、市は、交通のところはここじゃない、どこなの、そこは。
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○吉田[浩] まちづくり景観部次長 昨年までまちづくり条例の手続を行ってきましたので、私から答弁させていただきます。
今回、陳情書に添付されている図面につきましては、説明の中にもさせていただいたとおり、事業区域全体が商業施設である計画の以前の計画のときに、事業者は一体の商業施設です、商業施設全体が商業施設の計画ですと右折レーンが必要だということで、図面を添付したものでございます。こちらの計画につきましては、事業者は一度取り下げておりますので、今、この計画は基本的にはないということです。
昨年まで報告させていただいております事業区域を二つに分けまして、商業施設と共同住宅の計画につきましては、商業施設の駐車台数から計算しますと、事業者は国道134号線のこの海浜公園前の交差点の右折レーンは必要ないということになっております。それは、大店立地法の事前協議を県警とやっている中で、県警に説明し、県警も計算上は要らないと。ただ、134号線という交通量の多い道路ですから、対向車の直進車の間隔を、合間を縫って右折することは、高齢社会の中難しいので、県警のお願いということで右折レーンを設置してほしいということを県警からお願いをされていると。うちも市議会を含め周辺住民の方からも、交通渋滞を考えると、地元の自治体からは、右折レーンは必須だというような要望書もいただいていますので、そういうことも踏まえて、これはうちが助言した後にいただいておるわけですけれど、協議する中そういうことがありましたので、鎌倉市として助言指導するという形で、右折レーンを設置してほしいということを事業者にお願いしている状況です。
それに基づいて、事業者が助言指導書に対する方針の中で、県・市の協議が整えば、事業者も右折レーンを設置しますというような状況になっておりまして、現状は12月にも報告をさせていただいたとおり、現在県藤沢土木事務所と鎌倉市で、右折レーン設置に向けて協議を行っているということでございます。
2点目の細街路の件につきましては、地元から交通増加に伴う歩行者の安全性についてのお話が、やはり懸念事項として出ておりまして、助言指導の中では、そういうことにも留意してほしいということをお話ししていますので、地元と協議を行いながら、一方通行ですとか速度制限であるハンプを設けるとかそういう形の協議が整えば、事業者は対応するということで、方針書の中で回答を得ている状況でございます。
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○松中 委員 だから、今、あなたは全然理解していないんだよ。業者に指導して警察と話している。だけどその話は、これは公道なんですよ。公道の扱いは、あなた方が市民に説明に行かなければいけないんですよ。会社の人間に説明に行かせることじゃないですよ。何で会社の考え方、こういうふうにしろというのは、それはそれで考えとしてはあるかもしれないけれど、そのことについては説明するのは市の責任じゃないですか。市の責任でしょう、それは市長の責任なんですよ、ある意味では。
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○吉田[浩] まちづくり景観部次長 現在、自治会の役員会に事業者は、市としましては、助言指導の後、自治会の役員会にはこういう助言指導をしたということで説明しておりますが、まだ県藤沢土木事務所と協議も整っておりませんので、市民の方に全員にはまだ説明していないという状況でございます。
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○松中 委員 そのとおりですよ。だって行政が説明しなければいけないですよ。事業者がこの道路のことなんか、それは市から言われたことは考えるのは、それはそれでいいですよ。だけど、そのものの道路の扱いは公共施設ですから、その説明は、由比ガ浜関谷線になるんですか。この説明、この扱いに関しては、市が説明しなければいけない。国道134号線は県なりあるいは県藤沢土木事務所なり警察なりが説明しなければいけないんです、本来的には。
それで、なおかつ私はさっき言ったように、坂ノ下を右折レーンにしたら一方通行になっているんですよ。それはなぜかというと、後ろ側の道路が狭いし向こうから来るのもあるから、向こうは海に逃すのは、そこから海に逃したほうが近いんですよ、本来的には。そうでしょう。大仏から行って、ぶつかったら右へ、右折して行って、すぐ左折すればすっと出られるんですよ。ところがそれをさせないのですよ。ぶつかったら、左から一方通行から両方に、三浦半島、江の島のほうになっているんですよ。
だから、結局これも同じですよ。これ入ったら、地下駐車場は左折アウトにしているんですよ。右折できないですよ。そういう問題が起きてくるんですよ。要するにここがやらないから、ここは許可ができるかと。その前に、まちづくりの考え方からいったら、134号線は右折レーンはつくらないということになったかもしれない。あるいはつくれと言われているかもしれない。しかし、つくらなくても、この全体に六地蔵から和田塚、そして若宮大路の四つ角ですね、旧鎌倉消防署の四つ角から長谷へ抜ける道。それから長谷から入ってくる道。それから坂ノ下から斜めに入ってくる道。それから由比ガ浜からこう回ってくる。ほかからだって、だって134号線だけから車が入ってくるというのは、考えられないじゃないですか。全部入ってくるルートがあるけれど、入りづらいという問題があるんですよ。134号線を使わないよ、俺たちは、後ろから入ってくる。どうやって入るのか。それも解決、検討して何か指示しないと、これからそういう問題、一方通行の問題なんか出てきますよ、はっきり言って。現実坂ノ下は一方通行なのだから。だからそれをやってもらいたい。いかがですか。今協議していると言っている中にも、それを含んでください。
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○吉田 まちづくり景観部次長 今、事業者に助言指導でお願いしているのは、国道134号線から右折か左折で由比ガ浜関谷線、都市計画道路に入って、商業施設に左折インすること。それと案内図を今つけておりますけれど、「鎌倉わかみや」があると思うのですが、その南側に道路がありまして、地元の意向が整えば、ここについて右折、交通規制をかけてここを右折にし、右折してもらって商業施設に左折で入る。そういうことを考えております。それを右折禁止して周りに回らないように、ここの道路は入ってきたら左折だけにして、ここは周辺の道路になるべく車を回さないように、そういうような協議を行っているという状況でございます。
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○松中 委員 何か非常に自信のない答弁だね。だからこれ以上やってもしようがないけれど、これはもうやってください。絶対ここの道路は狭い、危ない。それから坂ノ下のことを考えたら、右折して一方通行。だから本来は、ショッピングセンターのために右折でアウトさせるという、そんなばかなことはないので。全部左折でなければ、基本的には、本来的にはいけないわけでしょう、こんな大きなショッピングセンターの場合。だからそれも検討してください。今やっているというから、私は質問をやめますけれども。
それからもう一つ、さっき答弁していないのだけれど、前回のものはもう変更したから、これはもういるけど、その経過の中でこれを見たときに、見ているのでしょう、これは。この右折レーンを業者が考えたというのを。そして地元に話を出したということは、見ているんでしょう。
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○吉田 都市調整部次長 前回、計画で報告していますから、市民の方には当然ごらんになっている方はいますし、説明会でもそれを配布していると聞いています。
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○松中 委員 だから、それは市がやらなければいけないことだということですよ。だからあなた方がやらなければいけないんです。それを何か一部の役員だけでお話はしたなんて、そんな役員だけにお話ししたなんて、そんなので通らないですよ。僕ら総合的に、材木座の自治総連全体が了解して役員も了解しても、一部が反対したらできなかったことがあるんですよ。それも防災絡みの要所としたら。何のことはない、市は払い下げを計画していたから。そういうこともあるくらい、自治会の本当に深刻に考えている人たちのところとよく話をするということですよ。しようがないですよ。それをまるっきり計画を立てるのは業者に任せたと、そういうことが本当は納得がいかない。
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○長嶋 委員 まず、前の計画のこの図面なんですけれど、それはそれでいいとして、現状、今協議しているということなんですけれど、協議するんだったら、当然図面を見ながら協議しないとできないと思うんですが、それはあるのでしょうか。
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○野中 交通計画課担当課長 現在、右折レーンにつきましては、昨年行いました交通量調査を含めてまだ業者で整理していまして、そちらの内容を市もチェックしているという段階でございます。また、そちらの右折レーンにつきましては、今後、市の内部での取り扱いも含めて協議をしていくという段階で、まだ具体に詳細なところで詰めている段階ではないです。
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○長嶋 委員 図面があるかないか聞いたんですが。協議が云々じゃなくて。図面がなくて、交通量の数が出ていて、その数字を見ながら、図面がないでどうやって話しをするんですか。そんないいかげんな協議しているんですか。
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○野中 交通計画課担当課長 以前の図面も含めて、そういったものを精査しながら調整はしているということでございます。
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○長嶋 委員 つまり今この図面で、業者が引いたもので行政側は何も責任を持たないで、業者側が出してきた、業者側の言うことを全部やっているという意味ですよね、今のは。
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○野中 交通計画課担当課長 そういうことではなくて、右折レーン設置に伴って、当然既存の道路の幅員、歩道も含めて幅が決まっておりますので、そこら辺の取り扱いも含めて、市の内部でも検討をしているという状況でございます。
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○長嶋 委員 だから図面はないんでしょう。ない中で話しているだけのことなんでしょう。
それでこれはないのはわかりますよ、もうないんでしょう、言わないけれど。それで、この図面は、今松中委員も怒られていたけれど、誰がここのその話をして決めるのに図面を引くの。これは藤沢土木事務所がやるんでしょう、本来は。それをやらないで、また業者任せで業者が出してきた図面でやるんですか。
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○野中 交通計画課担当課長 最終的には、当然業者が図面を引くということにはなりますが、ただ、市としてどういう形で右折レーンが設置できるかというところで、市のほうでもどうできるかという整理をかけながら、業者とも協議をしていくということになろうかと思います。
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○長嶋 委員 今業者が引くと言いましたが、国道の図面を業者が引くのですか、これは。
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○野中 交通計画課担当課長 最終的に計画自体が固まれば、事業者側で今回右折レーンを設置するという……。(私語あり)
この開発に伴って、右折レーンの設置を市の助言指導でも要望をしているということもありますので、業者からも設置をする方向の話を方針としても出ておりますので、最終的には、話が当然まとまれば、業者で施工するという流れになろうかと思います。
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○長嶋 委員 法令上のことはわからないのですが、法的にはそれでいいんですか。法令の根拠。悪いけど、市道路線だってそんなの聞いたことがないし、我々。先輩方に聞けばわかるかもしれないけれど。法令上そういうことになっているのですか。
お金は誰が出すの。国道ですよ、これ。所管は国ですよ。それで委託で3桁国道だから藤沢土木事務所がやるのだけれど、そんなの信じられない話ですよ、私の認識では。法令の根拠を示してください。
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○野中 交通計画課担当課長 今回の開発の手続に伴って、右折レーンを設置しなければならないという法的な位置づけはございません。ただ、実際に先ほどからお話のあるように、134号線が慢性的に渋滞を起こしているという状況もございます。そういった中でここに……。(私語あり)
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○赤松 委員長 今、課長が答弁中です。答弁してください。
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○野中 交通計画課担当課長 そういった渋滞を今回の商業施設店舗を設置することによって、当然また来店の車がふえてくるということもありますので、そういったことに対して、さらに国道が混むようなことがないようにということで、警察からも右折レーン設置について検討するようにということが警察からもありますので。
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○長嶋 委員 そんなことは聞いていないんです。国道をいじるわけでしょう。それをやるのが、何で業者が図面を引くんですか。例えば委託だから当然あれだけれど。だからその法令を示してください。それはどこの法律になっているんですか。
業者が図面を引くのなんて考えられないですよね、そんなのはね。部長、それはどうなんですか。いいかげんな答弁はしないでください、重要な問題なんだから。
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○征矢 都市調整部長 今お話が出ていた内容のことは、原因者が事業者だということで、今回我々は、その事業者の事業の一環として相談を受けている。その中でどういうふうにしたらいいかという図面は、事業者が引くんですが、実際そこに右折レーンをつくるということになった場合には、管理者は藤沢土木事務所ですから、事務所と業者とで、基本的には、その計画でいいのかどうかということを協議した上で決定するということだと思いますから。責任者は県藤沢土木事務所になるのだとは思います。
そこのところは、開発に伴ったということで、最初に図面を引くのは事業者だということを御答弁させていただいたということです。
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○吉田 まちづくり景観部次長 協議については、鎌倉市と藤沢土木事務所と道路管理者であります。責任を持ってやります。その中で事業者が道路法第17条の自費工事ということで申請をし、費用も事業者が負担し、工事を行うと今そういうことを考えております。
(※ 事業者が工事を行う根拠法令について、3月3日に答弁を訂正したいとの申し出が原局からあった旨の報告が事務局からあった。)
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○長嶋 委員 そうなると協議をしてお互い合意ということだけれど、行政側の決裁は誰がするんですか。鎌倉市と神奈川県、決裁権者は誰ですか。市長、県は県知事、それとも藤沢土木事務所長ですか。
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○吉田 まちづくり景観部次長 今、藤沢土木事務所と協議を行っているのですが、決裁区分については、今はっきりした答弁できませんので、それは後日回答させていただくような形にさせていただきたいのですが。
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○長嶋 委員 すごくいいかげんですよね。相変わらずここの役所は何をとっても。これは国道の形状変更ですよね。皆さんそれを理解していますか。ショッピングセンターを置いておいたって、国道の形状が変わるんですよ、大幅に。そんないいかげんなことでいいんですか。
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○伊藤[博] まちづくり景観部次長 先ほど来出ています右折レーンの設置に関しては、先ほどの流れのとおり、自費工事に伴う設置ということで、実際にその協議が整った後の右折レーンの設置の部分に関しては、土木事務所の権限、それから事業者からの申請に伴って、土木事務所所長で設置するということでよろしいかと思います。
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○長嶋 委員 つまり、決裁権者で責任者は土木事務所所長ということでいいんですか。何か問題が起きたときは、その方が責任をとるということになるし、鎌倉市側のかかわりはどうなるのかな、そうすると。どうなんですか。
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○伊藤[博] まちづくり景観部次長 今回の右折レーンの設置に関しては、正式な協議というところまでには至っていないですけれども、打ち合わせは何度か持たせていただいています。その中で、土木事務所からは、今回の商業施設に端を発していることもあって、市のまちづくりの観点からよく協議をした上で、市の方針を示した上で協議に臨んでほしいという申し入れを受けておりまして、市で右折レーンの設置、それから周辺道路の交通対策も含めてそうだと思うのですけれども、市で考え方をよく整理して右折レーンの設置に向けて進めていくと、こういう状況だと認識しております。
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○長嶋 委員 相当不安です。本当にいいかげん、ここの役所、もう嫌になっちゃうね。県はもっといいかげんだけれどね。ラファエル会の件もそうだけれど、何でも。
先ほど吉田次長が今以前の図面で協議みたいなのをしていますみたいな話をしましたよね。課長が言ったのかな。それで先ほど、幅が何メートルとお話がありましたけれど、現状、私もきょうあそこを歩いてきて、じっくりまた見ながら来たんです、歩いて。渋滞も朝8時の時点で、あそこはもう渋滞するんですよ、ずっと見るとパークホテルのほうまでずらっと8時の時点で。昔そんなこと全くなかったです。だから圏央道の影響なんですけれど。
今そういう状況の中で、特に右折レーンの設置側の海側の車線は、非常に幅が狭い。右折レーンは2.5メートルとか、直進も3.幾つという幅になるということなんですね。それと先ほど地下駐車場の構造物のところまで距離があるから、状況にもよるけど2台から3台、せいぜい目いっぱいでも3台しかとまれない右折レーンであるという状況ですよね。幅、今でも幅が狭いですよ、あそこは構造物があって。それがさらに狭くて、右折レーンなんか2.5メートルとかそのくらいしかとれないという状況なんですが、その辺の把握と判断というのは、どういうふうに今されているんですか。相当危険ですよね。接触事故、あり得る話ですよね、あそこを右折レーンと直進。いかがですか。
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○野中 交通計画課担当課長 御指摘のとおり、そんなに広い場所ではないので、実際に先ほど来お話があるような図面でもそうなんですけれども、拡幅する部分について、県警等も含めて、また今後幅員等、あとまた歩道の幅員等についても、内部調整した上で、また土木事務所とも協議していきたいと考えております。
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○長嶋 委員 それで幅が狭いのも危険であると。それとセンターラインが、先ほどなかったんですが、お聞きしていると1.8メートルぐらい公園側にずれるということになると、あそこは今真っすぐぴっとなっていますけれど、そこの形状が左に緩く行って、それでまた戻るという。今真っすぐなのに、変な緩いカーブというか、そういうふうに国道がなっちゃうわけですよ、一事業者のために。それはそういうことで皆さん認識されていますか。それは警察及び藤沢土木事務所、鎌倉市としてもそれでいいと、まず。近隣住民はよくないと言っているんだから。
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○野中 交通計画課担当課長 御指摘のとおり、拡幅することによって、どうしても線形が変わらざるを得ないということで、当然曲がっていく中で、目違い等生じないような形で、センターラインのところにゼブラを設けるですとかそういった対応をすることによって、スムーズな通行ができるようなことを検討していくということで考えております。
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○長嶋 委員 それはかなり厳しいですよね。歩行者の当然歩道の幅もそれだけ縮まります。あそこは御存じのとおり公園があって、下は駐車場にスロープで入っていきますよね。間違って左側からそのままびゅっと行ってぶつかるとか、今でもあるんだけれど、あそこ、すぐ壊れるから、私何度も言って直してもらっていますけれど、しょっちゅうあるんですよ。夜なんかはもう見えないからね、暗いしね。
そういう事故が起こったとき、先ほど言った決裁権者の責任があるわけです。今後大きな事故が起こりかねないような、無理した、本来無理やりな交差点をつくってやろうとしているこの状況なんですね。
そこを無理やり詰めて無理やり車線を変更させて、幅も狭い中、あそこは皆さん御存じのとおり、サーファーの方も結構ボードを大きいの持って行ったり来たり、犬の散歩も非常に多いです。子どもたちが公園もあるから海との間を出入りする。いろんなイベントをあそこでやっていますので、イベントがあるとすごい行き来します。それで海水浴場の開設期間はどういう状況ですか。歩行者の横断。そういうところのデータを加味すると、相当恐ろしいと私は思うんですが、そういう認識は協議の中でされているんですか。歩行者の安全について。
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○野中 交通計画課担当課長 当然歩行者の安全も含めて、対応を検討していきたいということは考えております。
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○長嶋 委員 口だけなのね、いつも。ほかのことだって、請願の件だって1号だって、全然何もやっていないですよね、あなたたち。口だけでここで言われたって、本当に不安なんですね。
渋滞の件もそうだけれど、今右折レーンの話ばっかりですけれど、坂ノ下のほうから来ると左折して入ってくるんですけれど、あそこ左折して入るときというのは、こっちの横断歩道が青になっていて、みんな人が渡るわけですよ。人が渡っている状態で行くわけですよ。私もけさも渡ってきたんだから。そうすると、1台だったらこっちは行けるけれど、形状が左に緩くなるから余計近くなるわけですよ。ここにとまって、歩行者が渡る間、待っている車とのスペースもなくなるくらい。そうすると、ここに1台、2台、例えばいると、もう後ろはずらっと渋滞ですよね。今でも渋滞がすごいのに、そうなる状況も発生しているわけですよ。それでこっちもこっちも渡るわけですよね、信号のあれで。歩行者はすごいふえているんですよ、あそこね。サーフボードの大きいのを持って渡ったら、それだけで車なんか通れないんだから。
非常に危ない環境で、そっちから全部車を入れますよとおっしゃっていますけれど、左折イン、左折アウトが基本です。私もショッピングセンターにいましたから、開発を2店舗、新しいところをやりました。そうじゃない環境で、右折アウトしなさいよと指導していますとかやりますと言っていますけれど、お客さんなんてそんなとおりにしてくれません、残念ながら。私はさんざん経験していますけれど。警備員が立っていたって、警備員の言うことなんか聞きません、はっきり言って。
今、材木座のクリエイトはどうなっていますか。皆さん、御存じですか、状況。材木座のクリエイトはどういうことで、近隣住民と話してそういう協議をして、どうなっているか知っていますか。
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○野中 交通計画課担当課長 済みません。確認はしておりません。
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○長嶋 委員 私より渡辺隆議員が近所だから詳しいと思いますので、ぜひ聞いてみていただきたいと思いますけれど、警備員が立っているんです。でも言うこと聞かないからね。
あそこを右折アウトしちゃいけないことになっていても、左折して帰ろうと思うと、材木座の向こう側の九品寺とか光明寺側に帰りたい人は、左折で帰っていくとどこから行くのですかという話ですよね。どこから行きますか、すごい遠回りですよ。あそこ左折アウトして行くと、消防署の前から右に曲がっていって、ずっと向こうから行って、鎌倉女学院の前を右に曲がって、松中委員の家の前を通って、ぐるっと回っていかないと帰れない、物すごい遠回り。だからみんな行かないですよ、右へ行きますよ。
それで接触事故がかなり起きているという話も、この間、近隣に住んでいる方からそれを言われました。起こっているんですよ。あそこのクリエイトというのはドラッグストアでしかないから、客数が少ないです、すごく。
それと比較するとここは客数が全然違うので、守らない、守らせますと言ったって、あそこに何か構造物でも置かない限り無理ですよね。構造物を置いちゃうと曲がれないのか、右折イン、アウトだから、逆か。それ約束できるんですか、本当に。私は不可能だと思っています。皆さんが言うし、警察が何とかと言うし、ショッピングセンター側も言うけれど、私はそういうところで勤めていた経験からいっても、今の材木座の話をしても、違うんですよ。そういう認識はありますか。無理ですよ、はっきり言っておきますけれど。約束できますか。
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○野中 交通計画課担当課長 約束ということにはならないかもしれないですけれども、当然来店客に対して、そういったことを周知徹底するよう働きかけていくということを当然事業者とも調整していきたいと考えております。
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○長嶋 委員 事業者側に働きかけていくと言うけれど、私事業者側にいたのね。何度も言うけど、そんなの無理だから、はっきり言って。それはやりますと言いますよ、向こうは。一生懸命警備員を立ててやろうとしますよ。それでもめて、警備員と殴り合いとかそういうことだってあるんですよ、現実に。警備員、殴られている人なんかいっぱいいるんだから、駐車場の整理で。もめるんですよ、殴り合いになるんですよ。知っていますか、そういうことを。知らないでしょ、皆さん。私はさんざん経験したの、だから言っているの。無理だってはっきり。左折イン、左折アウト、これに徹底しないとだめ。
前に金沢区のところのイトーヨーカドーね、能見台の。あそこが唯一同じような、私の知っている限り、この辺の大き目のショッピングセンターで、あそこが右折アウトをとっています。警備員が、あそこは、ただ前の幅員が狭いのね、相当。右から出てくると、表の通りに出るのだけれど、警備員が2人ぐらい立っていますよ、いつもね。その状況がどうだか知らないけれど、能見台のヨーカドーね。
だから、そういうことをちゃんと分析してやって、本当にいいのかどうかというのを考えてからオーケーを出さないと、相当ここ大変なことになりますよ。しかもそうやって国道ですからね。文学館のほうの信号のところから、それから和田塚のほうからの信号のところ、今どういう状況に、ふだんショッピングセンターがない状態で、土日とかなっていますかと。知っていますか、皆さん。ますますふえるんです、残念ながら、状況から考えると。そういうことを警察も藤沢土木事務所も含めて、ちゃんと本当に把握できてやれるんですかという話ですよ。単純に台数の交通量をはかりました、こうでした、通過の時間にこのくらいかかりますから、物理的には可能ですといったって、物理的に可能でも、そういうふうには動かないですよ、残念ながら。私はさんざん経験したから言っているの。
大船のコーナンだって、最初は今と違ったんですよ、出入りの。皆さん覚えていないかもしれない。私はオープンのときに行きました。私はプロの目で見て、これは絶対渋滞がすごく激しくなって、オープンの前から見ていますけれど、問題が起きるなと思っていました。そしたら案の定、外の通りは物すごい渋滞でした。でも、今流れを変えたことで、大分それは制御されています。今のやり方のほうがいいと思います。警備員もばっちりね、こっちもこっちも。前はあんなについていなかったですよ。
それと、無料の駐車場に最初していたから。無料でとめちゃうから台数もふえるんですよ。あそこは1,500台ぐらいあるのだけれど。
そういうことを十分考えてから許可を出すなら出さないと、事故が起こります。その辺ちゃんと協議しますと言うけれど、悪いけれど、申しわけないけれど、何も知らないで、素人が協議していたってだめですよ。プロの人に誰か来てもらってやったほうがいいんじゃないですか、そういうのを、こちら側に。向こうはプロのコンサルタントが入って、交通のことをやって、うまいこと数字で皆さん説き伏せられて、わからないまま、そうですか、それでいいですねと言うかもしれません。でも違いますよ、悪いけれど。私は現場で何度もそういう現場を見てきて、オープンした後のお店にずっといて、そういう苦労をいっぱい見てきました、長年。無理ですよ、はっきり言っておきますけれど。
いかがですか。そういう視点で、プロを入れて、無理なら無理と言ってもらいたいと思うのですけれど、どうですか。
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○野中 交通計画課担当課長 今回の協議に対して、コンサルタントを入れてという形、市としてそういった対応はなかなか難しいのかなというところはございます。職員の中にも交通関係に詳しい人間も当然いますので、そういった職員も含めて、課としても対応していきたいと考えております。
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○長嶋 委員 私に向かってそれをよく言えますよね。私は頻繁に行っていて、話していても、プロがいますって、本当にそうなんですか。私が話をしても、全然納得できるような回答をもらったことはないですよ。
市長は何と言っているのですか。市長、右折レーンのこのあれについて。何も考えていないでしょう。今言ったようなことをわかっていないと思います。どうですか。
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○吉田 まちづくり景観部次長 昨年度、こちらの建設常任委員会に報告させていただきましたとおり、まちづくり条例に基づいて助言指導しているわけで、そのときに、当然市長決裁もとっておりますから、市として事業者に右折レーン設置をお願いしていくということで、市長の理解は、確認はとっております。
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○長嶋 委員 つまり市長が責任をとると、問題が起きたとき。もういないかもしれないけれどね。オープンいつだか知らないけれど、いるんだかいないんだか、市長はわからないけれど、行政として責任をとらなければいけないんだからね。
藤沢土木事務所の所長が、そこは継続するだろうから、松尾市長はいないかもしれないけれどね。だから人は変わるかもしれないけれど、最終的に問題が起きたときに、警察署長と藤沢土木事務所長が責任をとるという形で考えておいていいですか。事故等そういうことが起こったとき。
私は無理だと思っているので、忠告しているんですけれど、それでいいということで進めるんですよね、確認ですけど。いいですよね、それで。市長じゃないの、どっちなの。誰に責任があるの。
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○征矢 都市調整部長 この右折ラインに関しましては、大規模な施設だというようなことで、134号線に対する負荷が大きいということで、当初から設置をということで進んできたのだと思っています。今回この規模に縮小した中で、どこまで必要なのかということを今これから協議をしていくということになります。その中で、また今タイミング的には手続基準条例といいますか開発事業条例の中で、事前相談に入ったところですので、今後関係するところと協議に入るわけです。その前段でも地域への事前説明という計画公開もございます。ある意味そこで、こういう地元からは、設置しないところの計画は成り立たないという御意見もあり、今回この陳情のように、設置すること自体に危険があるのだという両論の意見があるわけですから、そのあたりを地元の意見、または市としては最終的にはどういうものがいいのか。また警察、藤沢土木事務所も意見を聞きながら検討していかなければいけない大きな課題だと思っております。
ただ、今ここでどっちなんだという結論が出る場面ではないと思っていますので、今後の協議の中でということなのだろうと思っております。
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○長嶋 委員 相当不安ですね。
最後に1問聞きますけれど、私もわからないところがあるので。普通交通規制の一方通行をやるとかさまざまそういう交通案件で何かやるときには、住民の同意、全住民の同意は必要だったりしますよね。こういう場合というのは、近隣住民の同意は必要なんですか、必要ないんですか。
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○野中 交通計画課担当課長 御指摘の住民の同意というのは、通常交通規制する場合に、警察からも地元住民からの同意がなければできないということは、再三聞いております。今回の右折レーン設置に伴って、近隣住民ということで、どういう形でどこまでの同意というものを警察から求められるかということは、今後警察とも調整していきたいとは思っております。
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○長嶋 委員 法令上の話を聞いているんですよ。私も近隣住民なんです。あそこを毎日のように通る。車だったらあそこを通るんだから、きょうも歩いてきたけれど。それはどうなっているんですか。
だって、一方通行をやるときは、やるわけですよね。1軒反対だからできないとすぐ言いますけれど、それと同じことが当てはまるの、この場合、このケースはどうなんですか。近隣住民は、あそこはあんまり家がないけれど、マンションとかだってあるんだし。どこの範囲、何キロまでがどうのとかそういう話は法令上取り決めが何かあるんですか。
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○野中 交通計画課担当課長 どれぐらいの範囲までどうかというところについて、具体に警察とも詳細は詰めておりませんので、どういう形の同意が得られれば認められるのか認められないのかというところは、今後調整していきたいと思います。
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○長嶋 委員 今の時点で答えられないこと自体が、もう抜けちゃっているよ、悪いけれど。そこは最大のポイントでしょ。だから陳情が出ているわけで。近隣住民の同意はどうなのという話がないと、だって進まないですよね、そもそもだけれど。幅が何メートルとかそういう細かい話は後にしても、何でその答えがないんですか。
さっきの決裁権者と図面を引くことが事業者でいいのかどうかというところの、その法令上の根拠等々何かありますか。今はこれで終わりますけれど、後で確認してください。
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○野中 交通計画課担当課長 あくまでも警察の運用の中で、全員同意ということで取り扱われていると認識しております。
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○長嶋 委員 運用とはどういう意味ですか。大もとの法律があって、そこの運用という意味ですか。それともどういう意味ですか。全員同意ですよね、それ。
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○野中 交通計画課担当課長 規制の関係でそもそも言われているという部分で、一方通行とかそういったときに同意を求めるという話にはなっておりますけれども、右折レーンについて同意をとってこいという話で進んでいるということが、今のところは特にないという状況でもございます。
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○長嶋 委員 答弁ちゃんとしてください。法令上何らかの縛りはない、ある、どっちなんですか。今の説明ではわかりません。
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○野中 交通計画課担当課長 具体に法令上の縛りはないと認識しております。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
番外から発言を求められておりますが、これを許可することでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
上畠議員の発言を許可します。
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○上畠 議員 代表質問においても、私取り上げさせていただいています。市長としても合法上の手続をやられたら、許可をせざるを得ないとなっていましたよね、答弁は。その場合、許可しなかった場合、今後考え得るリスクは何でしょうか。例えば義務付け訴訟とかもしくは違法の不作為の訴訟とかそういったことを起こされるのでしょうか。そういったリスクは鑑みて、市長としては本当は来てほしくはないのでしょう。来てほしくないならば、要は市民に対する責任として、別に許可しないという判断をしたら、もう訴えられてでも戦ってやるぐらいのやってほしいのだけれど。今後のリスクとして、市長の意向は、本当にそういうことがあるならばあらゆる手を考えなければいけないけれど、リスクとしては義務付け訴訟だとか不作為の訴訟をされるということですか。そのあたりはいかがでしょう。
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○征矢 都市調整部長 不作為といいますか、開発の許可をしない場合ということになりますと、何でしないかということですが、これが開発の要件として他事考慮に当たるのかどうかということですね。そこは、これが来ることによって、交通上、地域の安全が脅かされるというようなことが強く言えれば、その主張も通るのでしょうけれども、この規模でどうなのというところが、非常にグレーなところではないかと思います。
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○上畠 議員 まさにそうなんです。その他事考慮のことがありますよね。それを鑑みれば、市長には大きな裁量があるわけなんですよ。市長は全くそれで自分の主張を持っていないからこそ、ここでも業者に押し切られようとしているんですね。他事考慮でまさに県の見解を引用すればいいんですよ。国道134号線は、このままではもう、とてつもない、津波ではないL1の津波でも、当然もうだめになると、だからこそ工事もしなければいけないということを言っているんですよね。そのことも鑑み、2020のオリンピック・パラリンピックの影響も鑑みたら、当然ながら大きな影響が及ぶ。さらにこの業者が来ることで、さらなる影響が及ぶと論法をちゃんと持っときゃいいんですよ。市長にはその覚悟も何もないからこそ、議会だって何の覚悟もないのだからわからないですよ、今後結果を出すかもしれないけれどね。市長任せというか、市長が本当に戦う気がないから、そういった他事考慮でいかに理論武装するかということを考えればいいんですよ。そういう指示、今までもらっていましたか、何とかできないかという。それはもうどうなんでしょう、無理ですか、いかがですか。
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○征矢 都市調整部長 この件に関しては、最初も市長は、こういう大型店舗が来てくれることは困るということは、発言しておりましたので、そういうようなことは我々も確認しております。ただ、最終的に今言ったグレーの部分というのは、やはりリスクが大きい部分ですので、我々許認可を預かる身としては、一歩本当に踏み込んでいくのかどうかというのは、微妙なことだとは思っております。
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○上畠 議員 許可しないということは、不許可ということになるんですけれど、許可・不許可の判断を出さないということはできますか。「いや、検討中です」とよく皆さん議会側にやるじゃないですか。検討中と言って、4年たっても何もやっていないことがあるんだから、業者にだってそういう態度をしてもいいでしょう。検討中、検討中とやればいいじゃないですか。どうですか。何でこの業者にだけはこんな速やかに対応しなければいけないのですか。いかがですか。
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○征矢 都市調整部長 申請が出て、その申請を審査していく中で、審査し切れない部分があるとすれば、これは許可を出さないといいますか、そこがわかるまではということはあり得ると思いますけれど、一般的には、事業者は事業をやりたいという気持ちがありますから、我々の疑問に対しては速やかに回答してきますので、その回答が最終的には道路の安全が、事業者は安全だという主張になるのであろうし、そのときに市が安全と判断できるかどうかということになろうかと思います。
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○上畠 議員 いい材料を提供してあげますよ。オリンピック・パラリンピックが来るでしょう。あと県の計画があるじゃないですか、134号線に関してどうするかと。それがどうなるかわかるまでは、今検討しなければいけないというのを堂々と出せばいいんですよ。それは何のためですかといったら、市民の命ですよ。そう言えばいいんですよ、大義名分は県に押しつけて、しっかりと鎌倉市として市民のためにやらないという、その態度がいけないですよ。議会側も腑抜けていますよ、しっかりやらないから。私はやらなければいけないと思うから行動しますけれど、そういうことも考えてみてください。
その上で、例えば由比ガ浜のこの地番に限っては、こういった計画もあるから、例えば地元の住民の同意を得られなければ許可しないとかそういった条例というのは行政法の裁量は超えていますか、だめですか。
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○征矢 都市調整部長 開発において地域の住民の同意を得るということは、これは法的にはそこまでを課すことはできないとなっておりますので、そこまでの開発に対する同意を求めているところまでは無理だと思っております。
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○上畠 議員 お願いします。ほかの手でもいろいろ他事考慮を頑張ってやってください。
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○赤松 委員長 これで質疑を打ち切ります。
ただいまの陳情について、それぞれ皆さんから取り扱いを含めて御意見をいただきたいと思います。
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○長嶋 委員 ずっと話させていただいたので、私は自分でやってきた立場からいっても、大変危険なのでやめるべきだと思っているので、結論を出すということでお願いいたします。
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○大石 委員 私は結論を出すべきではないと、継続でお願いします。
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○中村 委員 由比ガ浜の自治会から要望書ということで、先ほども答弁にもありましたけれども、右折レーンについては必須事項であるというような要望もございました。私も右折レーンに関しては、それなりの効果があろうかと思いますので、陳情者の方の御懸案を含めて、継続して検討してもらったほうがよろしいかと思います。
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○松中 委員 結論を出す。反対だから。
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○小野田 委員 まちづくり条例の中で、右折するように指導をしていて、自治会からも要請があって、警察からもつくるようにと言われているという状況の中で、現在打ち合わせをしている最中だということですよね。その中において、私もここを走っていると危険だなというのはすごく思います。ですので、大型の商業施設の状況が変わったのであれば、再検討という形で考え直すいい材料になる陳情なのかと思いますが、現在藤沢土木事務所とも調整中ということでもありますので、その推移を見守りたいと思いますので、継続でお願いいたします。
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○池田 副委員長 私も継続ということでお願いしたいのですが、今県土木事務所等とも議論中であって、安全対策というのは本当に徹底的に検証していっていただいて、最終的により安全なものをということで目指していただきたいと思います。継続ということでお願いします。
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○赤松 委員長 それぞれ御意見をいただきました。お聞き及びのとおり、継続が4人、結論を出すがお二人ですので、本件については継続審査と決します。
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○長嶋 委員 先ほどのお話で、決議を出す用意をしておりますので、頭出ししておきます。
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○赤松 委員長 以上で本件については審査を終了いたします。
暫時休憩します。
(15時40分休憩 15時49分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第13「陳情第71号鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185─13の開発を認可しない』事を求める陳情」を議題といたします。
陳情提出者の陳述のため、暫時休憩します。
(15時50分休憩 16時00分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
原局から説明願います。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 日程第13陳情第71号鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡地における、大規模小売店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185─13の開発を認可しない』事を求める陳情について説明いたします。
本陳情は、内容が道水路管理課と土地利用調整課にかかわりますが、道水路管理課から説明をいたします。
資料は、案内図、土地利用計画図を御用意いたしました。
資料1、案内図をごらんください。当該地は、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区の北側に位置します。
資料2、土地利用計画図をごらんください。現在のまちづくり条例及び開発事業条例における土地利用計画図になります。事業区域の西側に、赤道、市道533─002号線があります。この赤道の西側に、由比ガ浜四丁目1185番13の土地があります。
本陳情の要旨は、鎌倉市由比ガ浜四丁目の鎌倉シーサイドテニスクラブ跡地において、事業者による大規模小売店舗及び集合住宅建設計画があるものの、交通環境悪化や住環境悪化の懸念が存在しており、この計画に対する解決策、方針が不安定な状況であるにもかかわらず、新たに同地西側の赤道の鎌倉市から事業者への払い下げといった計画追加・拡大案が存在し、それに対して鎌倉市が明確な不認可判断を決していないことは到底容認されず、この計画の拡大を許可するような事態は確実に回避されたいというものです。
陳情の理由は、平成27年11月に公示された事業計画では、「同赤道および地番1185番13」、以下、「当該地」と定義されています、については記載されておらず、住民への周知も説明もされていないため、なし崩し的に当該地を既存の計画に含めて同一事業とすることは許容されないこと。
当該地は、一般戸建て住宅や集合住宅が隣接するのみでなく、国登録有形文化財、鎌倉市景観重要建築物の指定を受けている「かいひん荘」の隣接地であり、赤道に存在する高木は、周辺住宅への防音、防砂、防風、緑環境などに多大なる貢献をしており、それらの伐採や当該地の駐車場や通路なども含む事業利用は周辺環境への侵襲が多大であり、隣接住民は危機感を共有しており、事業利用への反対に同意であること。
大規模小売店舗及び集合住宅建設計画発起時に、仮囲いが周辺住民の理解を得ないまま設置された際、隣接在住高齢者の健康が害された経緯があり、赤道払い下げによって当該地の事業が再開され、周囲住民の健康被害を再度生じさせた際は、許容の余地はなく、それを許可した鎌倉市についてもその責は免れないこと。
当該地は事業展開した際には、計画地駐車場からの騒音、排気、照明が周辺住宅へ直接に悪影響をもたらすことが容易に想像されること。
2014年、当方個人が住宅建設した際、同赤道の部分の取得を申し出た際に、鎌倉市担当部署においては十分な検討や説明もなく、むげに拒否された経験があり、鎌倉市担当者の「鎌倉市在住の市民には厳しく、外来事業者には甘く」の対応は到底納得できないこと。
以上により、同地西側の赤道の鎌倉市から事業者への赤道の払い下げについては認可されないよう、陳情するというものです。
次に、これまでの1185番13の土地利用計画及び赤道、市道533−002号線の払い下げの要望についての経過を報告します。
事業者は、従前の計画においては、1185番13の土地を事業区域に含め、敷地全体を商業施設として利用する計画としていましたが、1185番13の土地に至るための経路として当該赤道の一部を、道路占用許可を受け、利用しようとしていたため、事業者から当該赤道の払い下げの要望はありませんでした。
また、現在の商業施設の規模を縮小した計画においては、事業者は、1185番13の土地は事業区域には含めず、商業施設の敷地とは切り離し、従業員用の駐車場として利用するとのことであり、事業者から当該赤道の払い下げの要望はありません。
最後に、本陳情に対する市の考えを説明します。
市としては、当該赤道については、現在も事業者から具体的な払い下げの要望がないことから、現段階で事業者に払い下げを行うことはありません。
また、陳情の題名中に書かれている「地番1185番13の開発を認可しないことを求める」ことについては、まちづくり条例及び開発事業条例の手続における現計画において、事業者は1185番13の土地を開発事業の区域として設定しておりません。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はありませんか。
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○松中 委員 こういう赤道とか青道は、鎌倉市は相当多いですけれど、例えば、事業区域から事業区域外に行くとき、赤道を利用していくところが、この赤道に対して何か物を置いたりするということは、それは不法占有というか不法的なことかもしれないというのを実際その不法占有している河川とか赤道とか、そういうのをいろんなところがあるので、これは具体的なところを言わないですけれども、その場合、強制的に撤去するということはできるのですか。
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○原田 道水路管理課担当課長 許可を得ないで占用物を置く場合は、これは不法占用という形になりますので、許可をできる工作物については、許可をしていく形になりますけれど、ただ単にこの事業区域内から区域外のその土地に通行するのみでしたら、特に道路は自由通行という原則がございますので、通行するのみでしたら、特に規制とか管理者から何か禁止をするとかそういうことはできなくなっております。
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○松中 委員 つまり事業区域から事業区域外に通行するというのはいいとしても、本来的にこの市道533─002号というのは、ずっとここだけを利用するというのは、ほかの人もここのところをこの近隣の人は通ることは可能だということですね。
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○原田 道水路管理課担当課長 そのとおりです。
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○松中 委員 ただ、鎌倉市はこういう道があった場合に、不法占有して物を置いたりしてそれを撤去しているかというと、していないようなところを、実際挙げてもいいけれども、そういうのはまずいだろうと、このことに関しては。何カ所か文書は出していると。だけど、実際実力行使をしてまでどかすということはしていないですね。
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○原田 道水路管理課担当課長 そうですね。何件か文書の勧告をしているところはございます。それで、実際小規模なんですが、口頭で家の一部というか庭地の一部にしたりしているところなんかは、きちんと指導に従っていただいて、撤去している箇所もございます。
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○松中 委員 だけど、実力行使したような例というのは、余り見たことがないのだけれどね。つまり、どういうこと何を言いたいかというと、こういうものがかつて健康ロードで、広町で話題になったのだけれど、この道路の考え方として、近隣の人がどういうふうに使うのだという考え方が、例えば道路なんだけれども、非常にここへ樹木を置いたりして、環境を守るというようなことの行動に出た場合に、この人たちがやるかどうかはわからないのだけれど、いろんなケース、あるいは使っているケースも僕も知っています。あるいは営業をしている人も知っています。
だから、今後このところに対する管理はどういうふうになっている。ただこのままの状態で置いておくということですか。
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○原田 道水路管理課担当課長 現在、実態、現地を確認したところ、実際通行の用に供していない部分もございまして、特に道路管理者としてここを整備して、人が通れるようにするという計画はございませんので、現状のまま存地と考えております。
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○松中 委員 だけど、何かさっきの話だと切り離したと。事業区域外のところに事業区域の人が、従業員なんかがここへ行くときに、それでは道路の一つの土地の形態をなしていないかもしれないけど、通行可能で道路に供するということになるということですか。
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○原田 道水路管理課担当課長 そうです。今この赤道自体、事業の区域外ですので、利用者が利用しやすくするということであれば、行き来できるように何らかの整備が必要であれば、それは道路、自費工事の承認という形で、整備をした中で利用していただくと認識しております。
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○松中 委員 つまり、事業じゃないんだけれども、ここの土地を生かすという意味で、例えばこの土地の所有者が駐車場とかあるいは社員寮なんかをつくると、その出入りとして利用するということは、それは何か許可をとるんですか。ほかのところはとれないから、必要ないから。そこ、どういう形になるんですかね、その場合は。
これ、後ろのほうにもちゃんとした道路があるんだけれども、だけどこの事業区域の関係者がここのところに、事務所はつくっちゃいけないんだよね。事業区域になっちゃうのか。社員寮はいけないの。ここの勤めている人がそこへ。
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○原田 道水路管理課担当課長 ここの事業と一緒に何かを土地利用するということであれば、事業区域に含めるのが一般的だと思いますが、先ほどの御質問なんですけど、ここを従業員のための通路として利用する場合は道路法の、今現状の土地の改変を行う場合につきましては許可が必要になってまいります。
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○松中 委員 そうすると、ここへ駐車場とか車が出入りするとか、あるいは社員が寝泊まりする寮をつくるとかということは可能なのね。その手続をとれば。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 先ほどの承認工事のお話は、道路を通行しやすくするように工事を自費で行いたいという場合には承認の工事を行うことになるというお話でして、この赤道の利用自体につきましては、この赤道は公道でありますから、払い下げを行わなくてもこの市道を通行して土地利用することは可能であります。
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○松中 委員 その場合、この赤道を通っていいですよといったら、ここのところにこの会社が利用できる目的というのは何か限定されているんですか。例えば駐車場とか社員寮とか、あるいは事務所とか。
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○吉田 まちづくり景観部次長 今、事業者からは事業区域外ということで、駐車場ということですので建物が建ちませんから敷地は関係ないと思うんですが、今、松中委員の社員寮という話になりますと、建物の可分・不可分の問題もありますし、接道の問題もありますので、社員寮というのはここでは。接道するんだったら、例えばこの敷地を別敷地でどこか接道があって、そういうような別事業でやるのは可能かもしれませんけど、同じものでは今は建物が建つ場合はもうだめです。手続やり直しとか、今は多分一緒にはできないと思います。
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○松中 委員 参考まで、いろんなケースを私も知っているだけに、ここにこういうものがあるというのが珍しいな。こんなところにどうして残っているのかと思ったんだけど、これをもって対抗要件になり得るかどうかというのはよくわからないけど、払い下げないでくれということは、これは一人でも払い下げに反対する人がいたら、それは当然払い下げはできないけど、だけど利用は別途、その事業区域外という扱いの中ではできる可能性があるということでいいわけだね。
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○原田 道水路管理課担当課長 そのとおりでございます。
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○松中 委員 そこまででいいです。またいろいろ調べてみます。
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○長嶋 委員 従業員の駐車場ということで、これは私の経験からもこういうのをつくるんですけど、この図面から見ると何か台数的には20台ぐらいかと思うんですけど、台数とかはどのくらいとめられるとか、聞いていますか。
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○吉田 まちづくり景観部次長 申しわけないんですが、事業者からはこちらに連絡いただいておりません。
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○長嶋 委員 それは調べておいていただきたいと思うんですけど、なぜ聞いているかというと、私の経験上申し上げているんですが、混雑時、例えば一番混むのはお歳暮の日の土、日、一番混みます。そういうときに、従業員は車でふだん来ているけど来させないで、客用の駐車場に転用するとか、あと納品の車の、そこに持っていっておろすとか、いっぱいになるとね、納品所。可能性としては私も知っている限りではそういうことがあるので、可能性はあるんですね。なので、そういうことはないと言うかもしれないけど、ないということになってできているショッピングセンターでそういうことをやるわけですけど、そういうところは注意喚起なりをしないといけないと思うんですが、いかがですか、その辺は。
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○吉田 まちづくり景観部次長 駐車場の台数については確認しておきます。そういうことがないように事業者には申し伝えておきます。
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○長嶋 委員 申し伝えるだけでは聞かないんです。そういう文書を取り交わすなりしたほうがいいと思います。いかがですか。
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○吉田 まちづくり景観部次長 書面で交わすようにいたします。
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○小野田 委員 こちらの方が2014年に部分取得を申し出た際に、十分な検討や説明もなく、むげに拒否されたということで陳情書に書かれているのですが、実際問題これだけ赤道がこう長いと、そこの部分を切り取って払い下げしてくださいといった場合には、当然そこの部分に関してのこの隣地権利者の全員の承諾が要ったりなんかして、それはなかなか難しいのではないかと思うんですけれども、そういう丁寧な説明はしなかったのでしょうか。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 一般的な払い下げの相談があった際には、この市道が現在道路としての機能がないこと、それから隣接土地所有者全員からの廃止、払い下げの承諾書が必要であること、路線の一部払い下げはしていないこと等をお答えしております。当該相談につきましても、具体的な記録は残っておりませんで詳細はお答えできないんですが、一般的な御相談としてそういうようなことを申し上げたと考えております。
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○小野田 委員 一部払い下げがそういった形でできないということがこの陳情者の方が納得されていれば、こういった文言にはなっていないんじゃないかと思いますので、その辺はしっかりと対応していただきたいと思うんですが、記録とかは残っていないのですね。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 記録等は残っておりません。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件について、意見を含め取り扱いの御協議をお願いいたします。
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○長嶋 委員 結論を出すでお願いします。
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○松中 委員 結論を出す。
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○小野田 委員 継続でお願いします。といいますのは、事実がどういったことなのかわからない部分がありますので、その辺しっかりと見据えていきたいと思いますので、継続でお願いします。
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○中村 委員 今現在、払い下げは相手からも要望が出ていないということでございますが、今後の推移をしっかりと見守りたいと思いますので、継続でお願いします。
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○大石 委員 結論から言えば継続ですけれども、ぶつ切りで市は払い下げをしませんということなんですけれども、ここの面に面しているこれ、どうしたって北側の道路にもつながっていないし、1本するっと残っているだけですし、そこ、道路といえども庭に含まれちゃっているとか、そういう形になっていると思うので、ここに面している方々へ例えば払い下げの意向があるのかどうなのか、これは鎌倉市の財産ですから、1185番のところは別にして何件かあると思うんですけど、払い下げの意向があるのかどうなのかぐらいは市が主導して動かなければだめじゃないですか。
だけど、自治・町内会の要望の中には、この部分をこのショッピングセンターとの緩衝区域にしてはどうだというような活用方法の要望も出ていますし、その辺もあわせながら検討していただきたいと思います。払い下げできるんだったら払い下げして管理していただければいいんですね。町内会が中心となって基本合意を結ぶ上で要望が出ているわけですから、この赤道の整理、緩衝、緩和のために近隣住民として協議し活用することというような項目も出ているわけですから、その辺も考えながら提案してみたらいかがですか。市主導で、赤道ですからやらなければだめですよ。そういうことを意見で申し上げて、継続とさせていただきます。
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○池田 副委員長 皆さんおっしゃったとおりなんですけれども、全体計画に関連しているようなこともあると思うんですね。ですからこの辺、まだ審議中ですので、その辺を十分な議論をしていただいて進めていただければと思います。そういう意味で、見守りたいということで継続ということにいたします。
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○赤松 委員長 先ほどの陳情と同じ、継続が4名、結論が2名ということでございますので、本件陳情につきましては継続審査と決します。
暫時休憩します。
(16時26分休憩 16時30分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第14「議案第89号市道路線の認定について」を議題とします。原局から説明を願います。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 日程第14議案第89号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、5ページを御参照ください。枝番号1、図面番号8の路線は、植木字相模陣433番1地先から植木字相模陣422番10地先の終点に至る、幅員4.52メートルから8.62メートル、延長35.15メートルの道路敷です。
6ページの案内図を御参照ください。当該地は清泉女学院中学校高等学校の南側に位置します。
7ページの公図写しを御参照ください。太線で囲んだ位置が当該路線の位置になります。この路線は都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものです。
参考図を御参照ください。太線で囲んだ部分が当該路線の道路区域になります。
以上で説明を終わります。
引き続き、認定路線の現況について、映像をごらんください。参考図も御参照ください。
(映像による現況説明)
以上で映像による現況説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議はなしということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
なしと確認いたしました。
御意見ありませんか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
それでは、採決を行います。議案第89号市道路線の認定についてを採決いたします。
原案に賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、議案第89号は原案のとおり可決されました。
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○赤松 委員長 日程第15「議案第112号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)のうち都市整備部所管分」について、原局から説明を願います。
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○関 都市整備部次長 日程第15議案第112号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)について、その内容を説明いたします。
議案集その1、99ページ及び平成28年度鎌倉市補正予算に関する説明書になります。第1条、債務負担行為の補正について説明いたします。本件につきましては、平成29年度開始早々に着工できるよう施工時期等の平準化に努めるもので、100ページにかけまして、道路維持修繕事業費2件及び道路新設改良事業費1件につきまして、第1表のとおり、債務負担行為の追加を行おうとするものです。
以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明について御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(1)「岡本二丁目用地に係る道路境界の確定状況について」を議題とします。原局から報告願います。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 日程第16報告事項(1)岡本二丁目用地に係る道路境界の確定状況について、報告いたします。資料として、案内図、土地境界確定図、境界再確定のイメージ図、公図写しを配付しております。
資料1「案内図」をごらんください。現地は大船駅西口交通広場の北西に位置します。
初めに、岡本二丁目用地に係る道路境界の再確定が必要となった経過を報告します。岡本二丁目用地活用については、平成26年10月に岡本二丁目260番3ほか2筆の土地をセコムホームライフ株式会社から寄附受納後、同年11月に特命担当として岡本二丁目用地活用担当が設置され、平成27年3月に岡本二丁目用地活用基本計画が策定されました。その後、平成27、28年度にこどもみらい部に引き継がれ、施設整備に関する庁内検討、委託業務による技術的側面からの実現可能性の検討が行われました。
寄附受納後、岡本二丁目用地施設整備事業の実施に向けて、計画予定地内となる市道053─101号線の一部と道路管理地である岡本二丁目260番2の道路境界について精査を行った結果、隣接地番との境界再確定の必要が判明しました。本日はその取り組み状況について報告いたします。
まず、道路境界の再確定が必要となった理由及び再確定箇所について報告します。資料2の土地境界確定図をごらんください。市道053─000号線と、その南側の市道053─101号線の土地境界確定図です。青枠で示している道路がバス通りである市道053─000号線です。赤枠で示している道路が市道053─101号線で、その構成は道路と道路を支える下のり擁壁から成っています。今回再確定が必要な路線は、この赤枠で示している市道053─101号線です。
次に、資料3の境界再確定のイメージ図をごらんください。上の図は平成27年度まで市が認識していた境界位置のイメージ図です。市道053─101号線は、緑色の?の路線の起点部分が従来から境界が未確定でありましたが、それ以外の部分の境界は確定しているものと取り扱ってきました。また、水色の、現在取り壊されている市道053─101号線の上のり擁壁があった位置が岡本二丁目260番2の位置であるとして、境界が確定しているものと取り扱ってきました。
下の図をごらんください。こちらが現在市が考えている境界再確定のイメージ図です。過去の境界確定の経過を精査する中で、昭和55年に行った市道053─101号線の境界確定は、上の図のとおり、市道053─101号線のうち、現在取り壊されている階段部分について確定したものであることが判明し、これにより、下の図で桃色の?の赤道に未確定箇所があることが判明しました。これにより、260番2の位置も、上の図では水色の位置で確定していた上のり擁壁の位置とは異なり、下の図のとおり黄色の?の位置になると考えられます。
以上のとおり、現在、下の図のとおり、?、?の市道053─101号線の未確定部分と、?の260番2の境界位置について、再度の確定作業を行っています。
続いて、隣接土地所有者との協議の状況について報告します。資料4の公図写しをごらんください。市が主張する道路境界は、市道053─101号線の起点部分の境界確定訴訟における平成18年の東京高等裁判所の確定判決を基準としています。この裁判では、市道053─101号線の一部である79番5と民有地である79番3との境界を、赤線のX、Yを結ぶ線とし、また市道053─101号線の一部である赤道と市が昭和44年に払い下げた旧赤道である265番7との境界を、赤線のY、Zを結ぶ線とする判決が確定しています。市では、当該判決で確定したX、Y、Zを結ぶ境界線を基準として、関係資料を精査し、市道053─101号線及び260番2の位置を特定しています。一方、隣接土地所有者は平成18年の確定判決の内容を不服とし、隣接土地所有者が所有する259番2はもっと260番3の中のほうにあると主張しており、境界の主張に大きな隔たりがあるため、継続して協議を進めています。
また、境界確定について、理事者が直接面談し理解を求めていきたいとの意向がある旨を隣接土地所有者にお伝えしました。しかし、隣接土地所有者としては、今は専門家である測量士、土地家屋調査士らを交えて、みずからの境界主張線と市の境界主張線を現地に再現し確認していくなど、事務レベルでの協議には協力するが、境界確定のめどが立った時点でないと理事者とは会わないとの強い意向を持っていることから、現時点での理事者との面談は行っていません。引き続き現地で双方の主張線を再現し確認するなど、市の境界について合意を得られるよう努力してまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告について御質疑はございませんか。
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○松中 委員 今回こういうことがわかったということで、以前この開発したことが妥当というか合法であったかという点は、これはどうなるんですか。影響はないのですか。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 二度にわたり神奈川県開発審査会により許可が取り消された、当該地におけるさきの民間事業者による開発計画では、平成17年に216番2の編入同意を、平成18年の変更協議においては市道053─101号線及び260番2の編入同意を行っています。その当時、当該道路境界については、隣接土地所有者からは境界位置について承諾を得ており、道路用地の境界は確定しているものと取り扱っていたため、開発許可において編入同意を行ったものです。
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○松中 委員 だけど、今になったらそうでなかったということが判明したということは、虚偽の申請をしていたということになるね、そうなると。あるいは虚偽の内容を認めていたということになるね。今になったら、これは相当反省しなければいけないことですよね。担当に言ってもしようがないけど。反省しなければいけないということになってしまうでしょう。こんな後ろのほうが、そこのおかげでこんなことができたんだから。中途半端なことだけどできちゃったんだから。今となるとね。
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○谷川[宏] 道水路管理課担当課長 境界というのは当事者同士で決めるものですので、その当時は境界が確定していたという取り扱いを行っていたということで開発手続が進んだものだと考えています。
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○松中 委員 だから、「と思っていた」というだけでしょ。と思っていたということだけど、そうでなかったということがわかったというのが今回の説明でしょう。そうすると、これは本当に大変なことですよ。今になってこれがこういうことだったと。この隣接地の方も了解していたみたいなことを言ったけど、よく調べたら違っていましたって、それはあれだけのことをやってから、今になってこうだって。
正直言いますが、道路をあそこにやってくれたことだけは、これは本当にあれができなかったらつらいところだったけど、道路ができているから。よかったなという気持ちになりましたが、今になってここでしたと言われても、市長はもう本当に深く反省して。それは引き継いでいるんだから、一つの行政継続性から言ったって。それが今、一担当から説明されても、一体あそこは何だったということになっちゃって、何とも言えないね。まあ、わかりました。道路だけつくってくれたのは感謝しますよ。急激だから、少し高所恐怖症の者にとっては、ううっとうなるから、まあひとつよろしく。これ以上言わない。驚いたね。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(2)「都市計画道路腰越大船線(大船立体)事業について」を議題とします。原局から報告願います。
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○前田 都市整備部次長 日程第16報告事項(2)都市計画道路腰越大船線(大船立体)事業について、報告いたします。
都市計画道路腰越大船線は、大船駅東口と国道134号を結ぶ本市の骨格となる幹線道路です。特に大船立体区間は、既成市街地を抜け、JRの軌道や県道302号をまたぐ道路であるため、用地取得も含め困難性の高い事業でありました。神奈川県が事業主体となり平成18年から事業に着手し、平成26年3月からは大船三丁目交差点から仮設橋を利用し、暫定供用を開始いたしました。平成28年9月までには、JR横須賀線上空の既設橋桁の撤去と歩道用の桁架設工事が完了するなど、本線供用の見通しが立ったことから、状況を報告いたします。
この資料は藤沢土木事務所のホームページに掲載されているもので、大船立体事業の進捗状況を広報するための計画平面図です。なお、本資料は2月1日時点のものとなります。大船立体事業は、区域内に三つの交差点を整備する計画となっています。図面の右側から左側に向かって、県道301号大船停車場線に接続する大船三丁目交差点、鎌倉市道大船西鎌倉線に接続する台二丁目交差点、デンカ株式会社大船工場に接する鎌倉武道館東側交差点です。今回の本線供用に合わせて、台二丁目と鎌倉武道館東側の二つの交差点には、人、車用の信号機が設置されます。なお、台二丁目交差点につきましては、現在、交差点となる土地の取得を進めているため、当面、青い部分の暫定交差点として供用を開始し、事業完了時にはJRの鉄塔を挟んだ反対側のグレー部分に交差点を移設する計画となっています。歩道の通行に関しましては、図の上側の歩道とP2階段の桁架設が、本年1月に完了していますので、本線の供用開始後は、この階段を利用して県道302号小袋谷藤沢におりられるとともに、本線道路の歩道を通じ、鎌倉武道館東側交差点まで安全な通行が可能となります。
工事の状況ですが、現在、黄色い部分で橋梁の高欄、遮音壁設置等の工事を、赤い部分では地盤改良と擁壁設置等の工事を、青い部分では二つの交差点の整備と歩道整備及び舗装工事を実施しています。小袋谷側の肌色の部分は大船立体事業に関連した市道の改良工事で、現在の市道の地盤を一部切り下げ、道路のつけかえをした上で、幅5メートルの車道と歩道を整備いたします。
本線供用開始の時期ですが、当初、神奈川県では、平成29年3月末を目標に工事を進めてまいりましたが、軟弱地盤の対策などに時間を要したことから、現地点では2カ月程度おくれる見込みです。
なお、本線供用後は、仮設橋の撤去や図の下側の歩道、台二丁目の交差点の移設などの整備を進めていくこととなります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告について御質疑はございますか。
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○小野田 委員 今このグレーになっているところ、ここの用地買収が終わったら、台二丁目の交差点のところは正式な交差点になるということで、今そこのところに横断歩道が設置されているんですけれども、ここに信号が先ほど一つつくというお話でしたが、この用地買収が終わったときには、この横断歩道とかこの信号というのはその位置に若干移動になるんでしょうか。
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○前田 都市整備部次長 おっしゃるとおりです。移設されるということで考えております。
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○小野田 委員 ということになりますと、ここには結局横断歩道は1本だということでよろしいですね。
あと、武道館に行きまして、ここにも横断歩道ができ、信号ができるということですが、その先にあるマンションの前の横断歩道及びこの先の焼き肉屋の脇からこの工場のほうに伸びている横断歩道、この二つはなくなるということでよろしいですね。
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○前田 都市整備部次長 そのとおりです。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告について了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(3)「北鎌倉隧道安全対策について」を議題とします。原局からの報告を願います。
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○道路課担当課長 日程第16報告事項(3)北鎌倉隧道安全対策について、初めに、北鎌倉隧道の安全対策検討について報告いたします。平成28年5月以降、文化庁から北鎌倉随道が所在する尾根の歴史的価値の検証を行うよう指導を受け、平成28年7月8日に鎌倉市文化財専門委員会に北鎌倉隧道が存する尾根の文化財的価値について意見を聞いたところ、「文化財的な価値がある。史跡指定を目指すべきである。」との意見をいただきました。市ではこの意見を重く受けとめ、平成28年11月に北鎌倉隧道安全対策検討業務の委託契約を一般社団法人日本トンネル技術協会と締結し、専門的かつ客観的な立場から、尾根の文化財的価値とトンネルの通行の安全が両立できる方策の検討を開始しました。平成28年11月10日には専門家の現地視察及び第1回北鎌倉隧道安全対策検討委員会を開催し、文化財的価値の保全方針及び仮設隧道の整備について検討しました。その結果、仮設の補強案について了承が得られました。平成29年1月30日には第2回北鎌倉隧道安全対策検討委員会を開催し、隧道が所在する尾根の文化財的価値の保全方針(案)を取りまとめました。2月6日に文化庁に第2回検討委員会の報告を行い、考え方について了承を得ています。この保全方針を踏まえ、3月16日に開催が予定されている3回目の委員会では、尾根の文化財的価値と道路通行の安全とが両立できる安全対策の方策を検討し、3月末までに提案をまとめる予定です。なお、2月11日に市民の皆様から保全方針(案)に対する意見を委員が直接聞く場として、「意見を聴く会」を開催しました。
次に、仮設隧道の設置に向けた取り組み状況について報告いたします。文化庁から、仮設隧道については本設の安全対策工事を見据えた整備をすべきとの指導を受けたことから、第1回北鎌倉隧道安全対策検討委員会の中で専門家から意見を伺い、隧道の岩盤は削らずに、ライナープレートを既存隧道内及び隧道の鎌倉側に設置し、両坑口を土のうで補強するという案で整備を進めることについて了承を得ました。その後、平成28年11月15日に文化庁に報告を行い、了解が得られ、現在は関係する地権者との協議を行うとともに、並行して許認可について関係機関と協議を行っていくこととしています。
続きまして、北鎌倉駅の仮改札口について報告いたします。JR北鎌倉駅では、隧道の通行禁止後、大船高校生用の朝の通学時間帯における出場専用Suica臨時改札口が下り線大船側に増設されていますが、地域住民等の負担の軽減に向け、この臨時改札口に入場機能を追加し、開設時間を拡大することで、一般に利用できるようJRと協議を重ねてきました。その後、仮改札口の設置についてJRの協力が得られたため、平成29年1月31日に協定を締結し、4月上旬の開設を目指しています。なお、当該仮改札口の設置は平成31年度までを予定しており、安全対策工事完了後に撤去することとなります。また、改札時間は6時30分から21時30分までとなります。
最後に、平成28年1月15日付で横浜地方裁判所に提訴された、鎌倉市長を被告とする北鎌倉隧道開削工事公金支出等差しとめ請求事件の状況について報告します。平成28年3月23日以降、計6回の口頭弁論が実施され、平成29年4月10日に第7回口頭弁論が行われる予定となっています。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたします。
暫時休憩します。
(16時59分休憩 17時00分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(4)「鎌倉市立大船中学校校庭整備工事について」を議題とします。原局から報告願います。
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○道路課担当課長 日程第16報告事項(4)鎌倉市立大船中学校校庭整備工事について報告いたします。
大船中学校校庭整備工事は、平成29年1月23日に落札者と仮契約を締結いたしました。入札の状況及び契約内容などは後日開催される総務常任委員会で審議されるため、この場での説明は控えさせていただきます。
では、本件の概要について説明いたします。資料1として「案内図」、資料2として「グラウンド計画平面図」、資料3として「雨水貯留槽一般図(1)」、資料4として「雨水貯留槽一般図(2)」を用意しています。
資料1をごらんください。施工場所は鎌倉市大船四丁目1番25号で、JR大船駅から南東へ約800メートルのところに位置し、現在の大船中学校校庭内の整備工事です。
資料2をごらんください。グラウンド計画平面図です。球技施設整備として、サッカー場、野球場及びテニスコート6面の整備を行います。サッカー場、野球場及びテニスコート3面については、クレイ舗装で、砂ぼこりが立たないような構成を採用し、サッカー場は縦100メートル、横68メートル、野球場は両翼85メートルとし、2カ所のブルペンを設ける計画です。テニスコート3面は、全天候型テニスコートとして砂入り人工芝を採用し、常設支柱としています。クレイコート3面は、大会運営時等に利用可能となる取り外しができる支柱とし、通常は空きスペースとして利用でき、大会運営時には最大で6面を同時に利用できる計画としています。陸上競技施設として、200メートルトラック、100メートル直線走、走り幅跳び場及び投てきフィールドを整備します。
資料3及び資料4をごらんください。資料3の雨水貯留槽一般図(1)は平面図、資料4の雨水貯留槽一般図(2)は断面図です。グラウンドの地下には、台風や集中豪雨の際に河川に流れ込む雨水を一時的に抑制するために、雨水貯留量1,725.4立方メートルの雨水貯留槽を埋設します。雨水貯留槽は、資料3の平面図で六角形と斜線でハッチングしている箇所です。グラウンド面から地下約1.5メートルの深さに埋設し、貯留した雨水は自然流下で既存の水路へ放流します。
資料4をごらんください。グラウンドに降った雨は一旦グラウンドに浸透させ、グラウンド周囲に整備する集水ますから地下の雨水貯留槽へ流入します。これにより、グラウンド上に管理ますや集水ますをなくし、グラウンドの有効的な活用ができます。
また、ボーリング式の井戸を設置し、平常時は電気を利用した自動運転で稼働し、停電時には手押し式の手動運転で稼働します。
最後に、工事期間は平成30年3月22日までで、学校を運営しながら校庭を整備する必要があることから、生徒等に対する安全性の配慮、学校運営等への影響を最小限にするため、校庭を2分割し、運動場を使用しながら工事を行っていく予定です。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたします。
暫時休憩いたします。
(17時04分休憩 17時05分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(5)「第3次鎌倉市住宅マスタープランの策定について」を議題とします。原局から報告願います。
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○関 都市整備部次長 日程第16報告事項(5)第3次鎌倉市住宅マスタープランの策定について、報告いたします。
平成17年度に第2次鎌倉市住宅マスタープランを策定してから約10年が経過する中で、住宅を取り巻く状況は変化しております。平成18年6月には住生活基本法が施行され、国民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する基本的な計画として、国においては全国計画を、都道府県においては国の計画に即して都道府県計画を策定することが義務づけられました。平成28年3月には国の住生活基本計画(全国計画)が再改定され、民間住宅を活用した住宅セーフティーネットの機能の強化や増加する空き家対策などを課題に、施策の基本的な方針が示されたところでございます。また、神奈川県におきまして、現在、住生活基本計画の改定を進めており、このような状況を背景に、新たな住宅課題に対応しつつ、鎌倉の住環境のよい面を継承し育てていくことを目的として、現在、第3次鎌倉市住宅マスタープランの策定作業を進めております。マスタープランの策定に当たりまして、学識経験者及び有識者4名、市民委員1名から成る住宅マスタープラン策定委員会を設置し、また庁内の組織としては関係各課等の課長で構成する住宅マスタープラン策定委員会ワーキンググループを設置して検討してまいりました。
それでは、マスタープランの内容について御説明をさせていただきます。初めに目次を御参照ください。本プランの構成は序章から第6章までとし、関連資料につきましては最後に参考資料として整理をいたしました。まず序章では本プランの策定目的、位置づけ、期間などを、第1章では上位計画、関連計画として国や県の動向、本市の関連計画を、第2章では現状把握や人口等の推計、これまでの実績から課題を抽出して記載をしてまいりました。第3章では基本理念や課題に対応した目標などを、第4章では住宅施策の展開として四つの視点と八つの目標を定め、具体的な取り組みを記載しました。第5章では地形や市街化の経緯による類型別の取り組みを、第6章では計画の推進体制や進行管理について記載をしてまいりました。
2ページを御参照ください。本プランの上位計画となる第3次鎌倉市総合計画第3期基本計画、鎌倉市都市マスタープランや住生活基本法に基づく国・県の住生活基本計画との関係などを図に示したものです。13ページにかけまして、それぞれの計画の概要などを記載いたしました。
では、14ページを御参照ください。第2章では、住宅・住環境の現状と課題として、18ページにかけまして、人口の推移や動態などを図で示しました。
19ページを御参照ください。29ページにかけまして、住宅総数の推移や住宅所有関係、また住宅の建て方、空き家の状況などの住宅・住環境の状況などを図で示しました。
30ページを御参照ください。2−3、都市の状況として、33ページにかけまして市街化の経緯や土地利用の状況、住宅地の状況を整理いたしました。
34ページを御参照ください。2−4、住宅・住環境への評価として、37ページにかけまして、本プランの策定に当たり、昨年9月に実施したアンケート調査の結果を掲載いたしました。
38ページを御参照ください。2−5、住宅・住環境の課題として、39ページにかけまして、高齢化や人口減少の対応、良好な住宅の継承や居住の安定の確保、また住宅地の特性にあわせた対応や、鎌倉らしさについての市民意識の四つに分けてそれぞれを整理いたしました。
40ページを御参照ください。第3章、住宅政策の基本理念と目標では、住宅政策の基本理念について、「多世代が豊かに暮らし、ともに育む緑と歴史文化の都市鎌倉」と題して、今後の政策を進めていくものです。
41ページを御参照ください。基本理念の実現に向けて、住宅・住環境の課題に対応した四つの視点を設定し、ハード面、ソフト面に留意しながら八つの目標を定めました。一つ目が「自分にあった住まいを選択できる:人からの視点」、二つ目が「だれもが安全、安心に住まえる:住宅からの視点」、三つ目が「活力ある地域を創る:地域からの視点」、四つ目が「みんなで緑や歴史文化を生かす街を育む:鎌倉らしさからの視点」になります。一つ目から三つ目の視点は国・県の住宅基本計画を踏まえて設定をいたしました。
43ページを御参照ください。第4章、住宅施策の展開では、44ページにかけまして、四つの視点と八つの目標に即した方針と取り組みにつきまして、体系図を記載いたしました。
45ページから60ページにかけましては、八つの目標に対する方針とその取り組みの内容を記載しました。
45ページを御参照ください。4−1、人からの視点、目標1「ライフステージに応じた住生活の実現」では、高齢者や若年層を主な対象として、それぞれのライフステージにあった適切な住まいに暮らすための支援について、若年世帯向け民間住宅の供給支援や、高齢者の居住継続の支援などが主な取り組みになります。
48ページを御参照ください。目標2「住宅確保要配慮者の居住の安定確保」では、高齢者や若年層のほか、低所得者や障害の方など多様化する住宅確保要配慮者に対しまして、居住支援協議会などを活用した情報提供や相談体制の整備など、安心して暮らせる住宅確保に向けた支援が主な取り組みになります。
51ページを御参照ください。4−2、住宅からの視点、目標3の「安全で質の高い住宅ストックの形成」では、安全で良質な住宅ストックを形成していくため、住宅の耐震改修の推進やリフォームに関する支援制度の普及啓発などが主な取り組みになります。
53ページを御参照ください。目標4「空き家の適切な管理と利活用の促進」では、空き家化の予防に向けた制度の普及啓発、また空き家の利活用に関する相談窓口の充実や、関連団体と連携した情報提供等による空き家の流通促進などが主な取り組みになります。
54ページを御参照ください。4−3、地域からの視点、目標5の「人と人とのつながりを育む住まい・住まい方の実現」では、子育て世帯や高齢者等へのケア、防災や防犯の分野でコミュニティーへの期待が高まっている中で、多世代交流による地域コミュニティーの形成や防犯対策の充実による安心・安全な住環境の確保が主な取り組みになります。
55ページを御参照ください。目標6の「大規模災害等に備えた住宅地の形成」では、都市防災の推進、住環境の環境改善などが主な取り組みになります。
56ページを御参照ください。4−4、鎌倉らしさの視点、目標7「鎌倉らしい、環境にやさしく魅力ある住宅地の維持・向上」では、豊かな自然環境を有する鎌倉市において、住宅地の魅力となっている洋館や古くからの日本家屋について、都市景観条例を活用した良好な町並みの創出などが主な取り組みになります。
60ページを御参照ください。目標8「エリアマネジメントの促進」では、住環境を守るためのルールづくりについて普及させるとともに、地域が主体となったエリアマネジメントの仕組みの醸成が主な取り組みになります。
61ページを御参照ください。第5章、住宅市街地類型別の取り組み方針では、68ページにかけまして、第2章で区分いたしました七つの住宅類型について、住宅市街地の類型別に、現況と課題、また取り組み方針や各住宅市街地での重点的な取り組みを記載いたしました。
70ページを御参照ください。第6章、計画の実現に向けてでは、計画の推進体制について、関係部局との連携、市民及び市民団体等との連携により推進することなどを記載いたしました。また、計画の進行管理につきましては、住宅政策アドバイザー会議を開催し、住宅政策の効果などを検証していきたいと考えております。
本マスタープランは平成28年度中の策定を予定しておりまして、この2月1日から3月2日までを期間として、鎌倉市意見公募手続条例に基づきパブリックコメントを実施しております。この後は、市民の皆様の意見等を踏まえ策定委員会で精査を行い、年度末までに策定してまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
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○長嶋 委員 55ページに大規模災害に備えた住宅地の形成とあるんですけれど、これは大事なポイントなんですけど、大規模災害って火災もあればあれもあると思うんですけど、地震、津波。津波の観点で、東日本大震災云々と書いてありますが、L1を想定しているのかL2を想定しているのか、大規模と書いてあるからL2なのですか。どちらですか。
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○関 都市整備部次長 ここではまだ明確にあらわしておりませんので、今後その辺を明確に書いていきたいと思っております。
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○長嶋 委員 それを決めておかなくていいんですか。かなり大事ですよ。もうびっくりしました。不安だな、本当に。終わります。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については了承ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(6)「(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事の変更について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○建築住宅課担当課長 日程第16報告事項(6)(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事の変更について、報告いたします。
本件工事については、平成28年市議会6月定例会を経て、平成28年6月30日に、建設工事をアイグステック株式会社と、機械設備工事を株式会社ニッセツと工事請負契約を締結いたしました。その後、工事着手前に実施された発掘調査において箱式石棺墓が出土し、それらの調査のため工事着手を2カ月程度おくらせたことから、平成29年6月30日までの契約工期を平成29年8月28日まで延長する変更契約を平成28年12月12日に締結しております。
それでは、今回の工事内容の変更について説明いたします。お手元の資料をごらんください。資料1「配置図・1階平面図」をごらんください。赤枠で示している部分が変更箇所となります。まず?ですが、敷地南側にお住まいの方との協議により、一部防音フェンスを取りやめ、より遮音性の高い鉄筋コンクリート造の壁を設置いたします。次に?ですが、敷地西側のお住まいの方との協議により、擁壁の高さを下げることとし、それに伴い?の通路形状も変更いたします。次に?と?ですが、セキュリティー対策強化のため、?の箇所に門扉を2カ所設置するとともに、それぞれの施設玄関である?の箇所に電子錠を追加設置します。また、近隣にお住まいの方との協議による防音対策強化として、?の開口部の建具を当初の物より遮音性の高い物へと変更します。
続いて、資料2「2階・3階平面図」をごらんください。資料1と同様に赤枠で示している部分が変更箇所となります。まず、?ですが、セキュリティー対策強化のため、それぞれの施設玄関に1階と同様に電子錠を追加設置します。次に、近隣にお住まいの方との協議により、防音対策強化として、?の開口部の建具を1階と同様に当初の物より遮音性の高い物へと変更します。また、近隣にお住まいの方との協議により、プライバシー対策として、?のフェンス及び?の建具ガラス面に目隠しフィルムを施すとともに、?の3階ルーフバルコニーのフェンスをネット状の物から目隠しフェンスに変更します。?の変更については、衛生対策として、レイアウトを見直し、職員用のシャワーブースを設置します。
以上が本件工事における変更内容となります。これらの工事内容の変更に伴い、建築工事の増額は1,851万1,200円となり、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額の総額は7億9,600万3,200円、機械設備工事の増額は84万2,400円となり、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額の総額は1億6,748万6,400円となります。また、この変更に伴う工期の変更はありません。なお、工事請負契約の変更については、契約主管課である総務部契約検査課より市議会2月定例会に議案第91号及び議案第92号として提出しており、今後開催されます総務常任委員会におきまして御審議いただくことになっております。
最後に工事の進捗状況について御説明いたします。資料3をごらんください。工事現場を北側から平成29年1月31日に撮影したものです。現在、くい工事、基礎工事及び1階躯体工事が完了し、2階の床配筋工事に取りかかっているところです。現時点での工事進捗状況は22.72%となっており、平成29年8月28日までに竣工するよう進んでおります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
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○小野田 委員 お隣の方から要望があって、防音のフェンスがコンクリートになるということで、高さは2.1から2.4メートルと聞いているんですけれども、これは打ちっ放しのコンクリートということになるんですか。
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○建築住宅課担当課長 コンクリートで立ち上げて、仕上げをジョリパットという仕上げ材を施す予定でいます。
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○小野田 委員 ジョリパットというものがどういうものかぴんとこないんですが、要は高さ3メートル弱ぐらいのこのコンクリートの壁が、だあっとここにできてしまうと、余りこの子供の施設としてはいかがなものなのかと思ったんですけれども。
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○建築住宅課担当課長 コンクリートの打ちっ放しのグレーのものではなく、色をつけて左官仕上げに一見見えるようなものを施すというような形で、意匠、デザイン的にも少し配慮はしたつもりでいます。
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○小野田 委員 その辺、考えていただければ結構ですけれども、よろしくお願いいたします。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告は了承ということで、確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(7)「稲村ガ崎における下水管損傷の対応状況について」を議題とします。原局から報告願います。
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○杉田 下水道河川課担当課長 日程第16報告事項(7)稲村ガ崎における下水管損傷の対応状況について報告します。
本件につきましては、平成28年市議会12月定例会、建設常任委員会で本復旧工事の方法について報告いたしましたが、本日はその後の状況について報告します。稲村ガ崎では、現在も4本の仮設管により送水を行っていますが、防寒対策として平成29年1月27日までに管に保温材を巻きつけ、2月8日には伸縮継ぎ手の追加工事を実施しました。
本復旧工事の入札は平成29年1月13日に開札し、1月27日に行われた臨時議会において契約について御承認をいただいたことから、同日付で横須賀市の株式会社花和産業と本契約を締結しました。
工期につきましては、170日間を予定しており、7月末の竣工を見込んでおりますが、できる限り早期の竣工、通水ができるよう努めていきます。なお、本復旧工事竣工後、引き続き仮設管の撤去並びに路面復旧工事を平成29年度内に実施する予定でございます。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
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○長嶋 委員 路面復旧工事まで全部終わるのはいつになるのですか。
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○杉田 下水道河川課担当課長 今のあくまでも見込みでございますけれど、平成30年2月までには終わる、要は平成29年度中に終わるということで考えております。
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○長嶋 委員 あと、前から言っている、路面の場合は工事するとき多分片側通行にすると思うのですが、前は夜間でという話であったんですが、片側交互通行で、夜間なのか、それとも昼間がまたあるのか。
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○杉田 下水道河川課担当課長 いろいろな更新において許可いただく藤沢土木事務所、また地元の方々と協議しながら考えていきたいとは思っているところでございます。
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○長嶋 委員 昼間、私は前から言っているとおりで、地元の方々って、私は地元の方々の一人ですが、裏の稲村ガ崎横から、江ノ電の線路沿いに極楽寺の駅前を通って抜けてしまう車がふえることを懸念していますが、そういう状況になるかどうかというところなんですね。夜間ならそれはいいんですけど、昼間また交通量の多いときに片側通行をやると、そういう状況が発生するので、ただでさえふえている中で、子供たちの事故が起こっている中で、その辺は大丈夫なんですかという、前からずっと言っていますけど、その辺の話です。
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○杉田 下水道河川課担当課長 基本的に夜間工事については、先ほども委員からあるように、できるだけ夜間工事は少なくしたいとは考えてはいるんですけれど、今回の本復旧工事に関しまして言えばですけれど、例えば国道部分の管の敷設が、これに関して言えば夜間工事で片側通行どめでということでは考えております。ただ、管更正の部分に関しまして言えば、できる限り昼間で工事を実施したいというところです。昼間、片側通行はないです。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告内容については了承ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○赤松 委員長 日程第16報告事項(8)「(仮称)山崎・台峯緑地の整備状況について」を議題とします。原局から報告願います。
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○公園課長 日程第16報告事項(8)(仮称)山崎・台峯緑地整備状況について、御報告いたします。資料として、案内図(資料1)、(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事について(資料2)、平成28年度工事図面(資料3)を用意しております。
資料1「案内図」をごらんください。初めに三大緑地の一つである台峯のこれまでの経緯について御説明いたします。昭和40年代に市内の各所で大規模な開発事業が計画され、特に広町、常盤山、台峯の三大緑地の保全については市民運動も盛んに行われ、議会でも議論が繰り広げられた経緯があり、特命担当を設置して課題の解決を図りました。平成8年4月に策定された鎌倉市緑の基本計画で三大緑地の保全の方針を決定し、台峯は、平成10年3月策定の鎌倉市都市マスタープランの部門別方針として、「鎌倉中央公園拡大区域として、緑の保全を図る」とし、その後、平成12年8月に三大緑地保全に関する基本方針を確定し、台峯は、国・県の補助金を受けながら都市公園として市の都市計画事業として施行することとなりました。
平成16年12月に、鎌倉市と開発事業を計画していた鎌倉市山崎台土地区画整理組合設立準備委員会との間で緑地保全の基本的な方向がまとまり、平成17年度の想定価格で約60億円以内を目途に、おおむね10年での公有地化を図ることなどが決まり、平成16年12月16日の市議会全員協議会で報告を行い、了承されました。その後、平成20年1月22日付で都市計画事業の認可の告示を行い、用地取得を進め、平成28年度から整備工事に着手しています。なお、同様な経緯で対応した鎌倉広町緑地が平成27年4月に開園し、常盤山は平成17年9月13日に常盤山特別緑地保全地区として都市計画決定し、保全が図られています。
次に、(仮称)山崎・台峯緑地の整備状況について報告いたします。現地は鎌倉中央公園の北東部に隣接した位置にあります。これまで(仮称)山崎・台峯緑地につきましては、基本構想、基本計画、基本設計の確定や実施設計の策定について、当委員会で報告させていただきましたが、平成27年9月の当委員会において報告いたしました内容について、一部変更が生じたため、改めて報告させていただきます。
平成27年9月の当委員会において、整備工事費について、公園工事費が約1億5,800万円、建築工事が約1億3,000万円、合計で2億8,800万円を予定していること、また整備期間について、平成28、29年度の2カ年で整備工事を実施し、平成30年度当初の開園を目指している旨を報告させていただきましたが、この2点が変更になります。
まず整備工事費については、整備工事初年度である平成28年度の工事発注を行うに当たり、生態系の保全に配慮した施工方法などについて保全活動団体と協議したところ、ため池や周辺湿地で確認されている希少種の動植物の保護方法などで慎重な対応が求められました。これにより、現場で使用する重機の規格を見直したために作業効率が落ち、また、貝や小魚などを一時避難させる池の見直しや仮設路の変更などで再積算したところ、整備工事費は、公園工事費が1億6,200万円増額の3億2,000万円、建築工事は増減なしの約1億3,000万円、合計で約4億5,000万円となりました。
次に、整備期間については2カ年での施工を予定していましたが、実施設計の整備工事費見直しとあわせて工事期間も見直し、3年の延長が必要となり、平成28年度から平成32年度までの5カ年で施工を行い、平成32年度内の開園を目指してまいります。
資料2をごらんください。施工工事のスケジュールについては、平成28年度はため池のしゅんせつなどを、平成29年度はため池の堤体整備などを、平成30年度は緑地の南東部に体験作業棟の建築などを、平成31年度は緑地の北部に体験作業棟の建築などを、平成32年度は緑地の北部と南部に用具庫の建築などを、園路整備及び樹木伐採については各年度実施する予定です。
資料3をごらんください。平成28年度の整備工事につきましては、ため池のしゅんせつ及び仮設路の設置などの作業を一般競争入札で発注し、平成29年1月に工事着手しています。なお、用地取得は、取得対象面積25.9ヘクタールのうち、平成28年度末における取得面積は23.2ヘクタールを予定しており、取得率は89%となる予定になっております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○小野田 委員 今までの歴史的なところから説明していただきまして、平成16年の段階から約10年で公有地化ということで話が進んでいたということで、もう10年をとうに過ぎていますので、しっかりと進めていってもらいたいと思います。
その中でお聞きしたいんですが、このため池、このしゅんせつ工事の方法が、実施計画の素案によりますとオープンカット工法、地盤改良工法、グラウト工法と検討されていたんですけれども、この中ではどれを使っていくことになったのでしょうか。
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○公園課長 今、実際には水位を保全団体の方とかといろいろ意見のすり合わせをしているところなんですけれども、まず汚泥のたまっている堆積物の搬出を、池の水を抜いた状態でベルトコンベヤー等を使って排出する予定にしています。
失礼しました。築堤の提体の補強工事の部分の話ですね。今、再度この辺につきましては見直しをしていまして、築堤がもともと少し大きくなる予定だった部分を、なるべく小さくしようということで、その辺につきましては再度調整しているところです。
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○小野田 委員 まだ決定していないということで、できる限り費用的な負担がないようにということと、あとなるべく手を加えないようにという意見が地元からは多いと思いますので、この辺、気をつけながらやっていただけたらと思います。
提体の工事をしていただくんですけれども、そもそも論、ここのところを汚泥がたくさんたまってしまっているという現状は、どのようにして起こってきてしまったと原局では捉えられていますか。
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○公園課長 大半が落ち葉とかそういったような物が池に流れ込んで、周りが非常に樹木で覆われておりますので、そういった物が主に流れ込んでいると理解しております。
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○小野田 委員 私は違うように思っています。というのは、そんなに落ち葉がいっぱいここに集中的にたまっていくということはあり得ないことで、落ちた落ち葉がどこからか流れてくるというなら、あると思うんです。このため池の計画図を見ますと、川が上流から3本流れ込んでいるように描かれているんですけれども、これはいつから3本になったんですか。
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○公園課長 いろいろな活動をしている団体の方とかのお話は聞いているんですけど、あそこに関しましては何本か確かに水の湧いているところとかがあると伺っていまして、その具体的な本数がいつからというのはまだそういった意味での確認は今の時点ではしていません。
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○小野田 委員 少なくとも45年ぐらい前にはこの3本ではありませんでした。というのは、この3本の水路があるところには陸地というか乾いた土地がありまして、そこに自転車で入っていくことができる状態でした。つまり池の中央公園側、あちら側に1本はありました。1本がなければそれは水が流れ込んでこないわけですから、つまり池の奥側に1本流れ込んでいて、手前側の2本はなかったということです。これ、私自身が記憶しておりますので。となりますと、1本の水路が池の奥側にあって、奥側から下の水路に、段差があって流れていくということで、この池のところには、水の流れが奥のほうにありますから、余りたまっていくということはなかったと認識しているんです。なので、この3本になってしまったところが、ここが泥沼のようになってしまった原因でないかなと考えているんですけれども、今後、上のほうの水路は池の奥側1本にしていただけるのか、それとも3本にしていくのか、どのようにお考えですか。
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○公園課長 現在の設計とか計画の中において、具体的にその上流側について川筋を変えるだとか、そういう部分は特に想定はしていません。それというのも、委員が逆に小さいころからお住まいだったら私どもよりはよっぽど詳しいとは思うんですけれども、いろんな経緯の中で今みたいな湿地帯みたいな状況になっていますので、その中でいろんな生物が育っていると聞いていますので、そういった現状を生かしつつということになっていますので、特段今の時点で水路の変更だとかというのは考えていないんですが、水源地が何カ所かポイントがあるとも聞いていますので、なるべくきれいな水が入るような維持管理は、今後、逆に言えば開園してからでもそういった維持管理というのは多分できると思いますので、その辺は団体とかいろんなボランティアをやられている方とか、話を聞きながら、水質をよくする改善はしていきたいと思っております。
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○小野田 委員 どのような方に意見をお聞きになってここが3本になったのかとかというところは、犯人探しをしてもしようがないんですけれども、今活動している団体が、果たして昔からのこの流れというんですか、きれいな池から今の泥沼のようになってしまった状況を知っているのかどうなのか。有識者の方がそれを知っているのかどうなのか。しっかりとその辺は今後意識していかないと、また同じ間違いをしてしまう。せっかくきれいにしてもまた泥水が流れ込んでしまうことになろうかと思います。
私の記憶している限りでは、奥のほうの1本しか川はありませんでした。地元の方はそれをみんな知っていますので、誰かが3本にしたと。泥沼がそこから入ってきちゃったと。また何かの機会にそういう話がありますと、また泥がたまっていって、また抜くために、ということが繰り返されてしまいますので、どんな団体にお聞きになるか、どんな方にお聞きになるかというところは、今後どのように考えていくかは市側の判断によるんでしょうけれども、やはりここの流れというんですかね、歴史を知っている方、昔のきれいな状態を知っている方にしっかり話を聞いていただいて、同じ間違いを犯していただきたくないと思いますので、よろしくお願いいたします。要望だけして終わります。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたします。
暫時休憩します。
(17時45分休憩 17時47分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第17「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分」についてを議題とします。原局から説明願います。
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○関 都市整備部次長 日程第17議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分について、御説明します。
議案集その2、5ページをごらんください。一般会計予算に関する説明書は58ページを、予算事項別明細書の内容説明は47ページを御参照ください。第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は8億7,463万1,000円で、そのうち都市整備部の事務事業に要する経費は198万円です。公共施設再編事業は、維持保全システムの更新委託料及びクラウド利用料に要する経費を計上いたしました。
説明書は122ページを、内容説明は252ページから260ページを御参照ください。第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は13億8,301万2,000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は12億8,442万6,000円で、252ページ、放射性物質測定事業は、放射性物質測定に要する消耗品費や放射性物質測定装置の点検委託料などを、253ページ、道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭隘道路拡幅の用地購入費などを、254ページ、道路台帳整備事業は、境界ぐい復元等業務委託料などを、255ページ、道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視業務委託料などを、256ページ、街路照明灯事業は、街路照明灯維持修繕料などを、257ページ、職員給与費は、都市整備部都市整備総務課、道水路管理課、建築住宅課、作業センターの職員68名と、防災安全部総合防災課の職員2名、都市調整部都市調整課、開発審査課、建築指導課の職員33名、合計103名に要します人件費を、258ページ、土木管理運営事務は、インフラ管理推進業務委託料などを、259ページ、作業センター事業は、市道や河川の清掃業務などの委託料や、補修作業用重機賃借料、アスファルト合材などの補修用原材料費などを、260ページ、設計事務は、市有建築物の耐震診断業務委託料や、建築積算システム機器賃借、これなどに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は124ページに移ります。内容説明は265ページから266ページになります。第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億7,595万5,000円で、265ページ、道路橋りょう管理運営事業は、土木積算総合システム機器賃借料などを、266ページ、職員給与費は、都市整備部道路課の職員13名と、防災安全部市民安全課の職員2名、まちづくり景観部交通計画課の職員3名、合計18名に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は126ページに移ります。内容説明は269ページから270ページになります。第8目交通安全施設費は1億1,216万8,000円で、そのうち都市整備部の事務事業に要する経費は、4,412万7,000円になります。269ページ、交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、270ページ、交通安全施設整備事業は、歩道段差改善などの交通安全対策工事などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
次に、内容説明は271ページに移ります。第10目道路維持費は3億2,715万円で、道路維持補修事業は、崩落土砂処分等業務委託料や道路維持修繕工事などを計上いたしました。
説明書は128ページに移ります。内容説明は272ページになります。第15目道路新設改良費は3億7,627万1,000円で、道路新設改良事業は、大規模住宅地等道路改良整備工事や砂押川沿い歩道整備工事などを計上いたしました。
次に、内容説明は273ページに移りまして、第20目橋りょう維持費は1億2,020万7,000円で、橋りょう維持補修事業は、橋りょう維持修繕等工事などに要する経費を計上いたしました。
次に、内容説明は274ページから275ページにかけまして、第15項河川費、第5目河川総務費は3,152万2,000円で、274ページ、河川管理運営事業は、浸水対策排水施設用地の賃借料などを、275ページ、職員給与費は、下水道河川課の職員5名に要します人件費を計上いたしました。
説明書は130ページに移ります。内容説明は276ページから277ページにかけまして、第10目河川維持費は8,436万9,000円で、276ページ、河川維持補修事業は、準用河川のしゅんせつ業務委託料や河川維持修繕工事などを、277ページ、雨水施設維持管理事業は、雨水調整池の維持管理に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は132ページにかけまして、内容説明は282ページ、285ページ、299ページから303ページになります。第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は11億4,316万円、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は6億1,109万4,000円になります。
282ページ、樹林維持管理事業は樹林維持管理委託料を、285ページ、緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事などを、299ページから300ページにかけまして、国県道対策運営事務と国県道対策事業では関東国道協会の負担金などを、301ページ、道路整備計画等運営事務は神奈川県都市計画街路事業促進協議会の負担金を、302ページ、街路樹維持管理事業は街路樹維持管理委託料などを、303ページ、職員給与費は、都市整備部道路課、公園課の職員15名、まちづくり景観部都市計画課、交通計画課、都市景観課、みどり課の職員26名、都市調整部都市調整課の職員4名、拠点整備部再開発課、深沢地域整備課の職員12名、環境部環境保全課の職員1名、合計58名に要する人件費をそれぞれ計上いたしました。
次に、内容説明は304ページに移りまして、第15目公共下水道費は24億5,320万円で、下水道事業特別会計への繰出金を計上いたしました。
説明書は134ページにかけまして、内容説明は305ページから308ページにかけまして、第20目公園費は7億2,052万7,000円で、305ページ、公園運営事業は、都市公園等緑化推進専門委員報酬などを、306ページ、公園維持管理事業は、都市公園の指定管理料などを、307ページ、公園整備事業は、(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事などを、308ページ、公園用地取得事業は、(仮称)山崎・台峯緑地の用地取得などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は136ページにかけまして、内容説明は309ページから310ページ、また312ページから313ページになります。第25項住宅費、第5目住宅管理費は2億507万2,000円で、うち都市整備部の事務事業と職員給与に要する経費は2億456万4,000円となります。
309ページ、市営住宅管理運営事業は、市営住宅各種修繕料、市営住宅の指定管理料、福祉型借り上げ市営住宅賃借料などを、310ページ、住宅政策推進事業は、住宅政策アドバイザー報償費などを、312ページ、市営住宅集約化事業は、市営住宅集約化基本計画作成業務委託料や、市営住宅集約候補地土壌概況調査業務委託料などを、313ページ、職員給与費は、都市整備部建築住宅課の職員3名と、まちづくり景観部まちづくり政策課の職員1名、合計4名に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明について御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
予算特別委員会への送付意見はありますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたします。
暫時休憩いたします。
(17時57分休憩 17時59分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第18「議案第120号平成29年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」についてを議題とします。原局から説明をお願いします。
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○関 都市整備部次長 日程第18議案第120号平成29年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明します。
議案集その2の15ページをお開きください。第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ84億870万円で、前年度に比べて5.4%の増額となっております。
初めに歳出について御説明いたします。特別会計予算に関する説明書は14ページを、予算事項別明細書の内容説明は397ページをお開きください。第5款総務費、第5項下水道総務費、第5目一般管理費は6億3,496万8,000円で、397ページ、下水道運営事業は、下水道損害賠償等保険料、下水道事業に係る企業会計移行支援業務委託料、企業会計システム賃借料、日本下水道協会等への年度負担金、消費税及び地方消費税の公課費などを、398ページ、下水道使用料等賦課徴収事業は、下水道使用料徴収事務委託料、受益者負担金分担金システムの保守委託料、他市への汚水処理等負担金などを、399ページ、水洗化普及促進等事業は、共同私設下水道布設工事補助金、私設汚水ポンプ施設設置補助金、浄化槽機能廃止工事資金貸付金などを、400ページ、職員給与費は、都市整備部職員のうち下水道事業特別会計の職員48人に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は16ページ、内容説明は401ページから404ページにかけまして、第10目排水施設管理費は4億996万2,000円で、401ページ、管渠維持管理費は、汚水中継ポンプ場運転に係る電気料等の光熱水費、汚水管渠等しゅんせつ業務委託料、修繕工事費など管渠の維持管理に要する経費、共同私設下水道修繕等工事補助金などを、403ページ、雨水排水施設維持管理費は、雨水管渠等しゅんせつ業務委託料、修繕工事費など浸水対策や施設の維持管理に要する経費などを、404ページ、作業センター事業は、直営による下水道等維持管理に要する原材料などの経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は16ページから18ページ、内容説明は405ページから407ページにかけまして、第15目終末処理施設管理費は10億7,985万6,000円で、405ページ、七里ガ浜浄化センター維持管理費は、汚水処理用の薬品等消耗品費、処理場運転に係る電気料等の光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託料、汚泥処理処分業務委託料など維持管理に要する経費を、407ページ、山崎浄化センター維持管理費は、七里ガ浜浄化センター維持管理費と同様に、薬品等消耗品費、光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託料を計上するとともに、汚泥焼却施設運転管理業務委託料や、焼却灰処理処分業務委託料など維持管理に要する経費を計上いたしました。
説明書は20ページに移りまして、内容説明は409ページから412ページにかけまして、第10款事業費、第5項下水道整備費、第5目排水施設費は6億1,220万4,000円で、409ページ、汚水排水施設整備事業は、既設人孔等老朽化対策調査検討委託料、公共下水道汚水管渠の築造、改築、耐震化の工事、地下埋設物移設に係る補償料などを、410ページ、調整区域施設整備事業費は、公共下水道汚水管渠築造工事、路面復旧工事などに要する経費を、411ページ、雨水排水施設整備事業は、雨水管渠実施設計業務委託料、公共下水道雨水管渠築造工事、雨水貯留施設転用工事などに要する経費を、412ページ、持続型下水道幹線再整備事業は、持続型下水道幹線基本概要設計及び測量・土地調査の委託料を計上いたしました。
内容説明は413ページに移りまして、第10目終末処理施設費は13億8,774万円で、終末処理施設整備事業は、山崎下水道終末処理場の汚泥焼却設備及び汚泥処理設備の工事委託料などを計上いたしました。
説明書は22ページ、内容説明は414ページに移りまして、第15款第5項公債費、第5目元金は34億2,767万円で、元金償還金は、下水道事業債の元金償還金を、内容説明は415ページから416ページにかけまして、第10目利子は8億5,130万円で、415ページ、支払い利子は、下水道事業債の支払い利子を、416ページ、借入金利子は、一時借り入れをした場合の利子をそれぞれ計上いたしました。
内容説明は24ページに移りまして、第20款第5項第5目予備費は500万円を計上いたしました。
以上が歳出予算の内容になります。
次に歳入について説明いたします。説明書は8ページに戻ります。第5款分担金及び負担金、第5項負担金、第5目受益者負担金は125万8,000円で、下水道受益者負担金を、第15目受益者分担金は621万2,000円で、下水道受益者分担金を計上いたしました。
第10款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目下水道使用料は26億3,684万6,000円で、下水道使用料は、対象件数8万5,197件に対し、26億2,907万7,000円を、下水道占用料は、公共下水道施設の占用に対し、776万9,000円を、第10項手数料、第5目下水道手数料は54万1,000円で、下水道指定工事店等の登録手数料を計上いたしました。
第15款国庫支出金、第5項国庫補助金、第5目下水道事業費補助金は8億3,372万7,000円で、先ほど歳出予算で御説明いたしました山崎下水道終末処理場工事委託料、公共下水道汚水管渠築造工事などに対する国庫補助見込額を、説明書は10ページに移りまして、第25款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は24億5,320万円を、第30款第5項第5目繰越金は、前年度からの繰越見込額1億円をそれぞれ計上いたしました。
第35款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料、第5目延滞金は1万円で、下水道使用料等に係る延滞金を、第15項貸付金元金収入、第5目下水道貸付金元金収入は、28件の対象を見込み、343万2,000円を計上いたしました。
説明書は12ページにかけまして、第15項第5目雑入は、汚水処理負担金など867万4,000円を、第40款第5項市債、第5目準公営企業債は、平成29年度の下水道事業全般に対しまして23億6,480万円を計上いたしました。
次に、第2条、債務負担行為について御説明いたします。議案集その2、18ページになります。債務負担行為は、第2表のとおり、公共下水道山崎下水道終末処理場汚泥処理設備建設事業費について、新たに設定しようとするものでございます。
次に、第3条、地方債について御説明いたします。議案集その2、19ページを御参照ください。地方債は、歳入歳出予算で御説明したとおり、事業費の財源として23億6,480万円を起債しようとするものでございます。これにより、平成29年度末の現在高見込額は408億2,896万6,000円となります。
最後に、議案集その2は15ページに戻りまして、第4条、一時借入金は、限度額1億円の範囲内で、資金需要の集中する時期など、借り入れができるようにしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたします。
予算特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたします。
暫時休憩いたします。
(18時09分休憩 18時10分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第19「陳情第70号荏柄天神参道の改修についての陳情」を議題といたします。
陳情提出者から陳述の申し出がありますので、暫時休憩といたします。
(18時11分休憩 18時28分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
原局から説明を願います。
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○道路課担当課長 日程第19陳情第70号荏柄天神参道の改修についての陳情について説明いたします。資料1として「位置図」、資料2として平成19年度の「道路新設改良工事(荏柄天神参道)整備イメージ図」を用意しています。
本陳情の要旨は、二階堂町内の荏柄天神石段下から南の県道へ至る荏柄天神参道は未舗装のため、車の通行により路面が甚だしく傷み、歩行に危険を伴うなどの問題が生じています。その抜本的解決を求め、鎌倉市長宛てに要望書を提出し、回答を受領しましたが、回答書は要望書の内容に正面から答えるものではなく、納得できるものではありませんので、参道改修について市に働きかけるよう陳情するというものです。
次に陳情の理由を説明します。一つ目は、荏柄天神参道は未舗装であるため、車の往来により路面の凹凸がひどくなり、以前よりも穴がえぐられる範囲が拡大しつつあり、住民の安全、生活環境のため、また文化的景観を整えるためにも、路面の現状を把握しているはずの市は、道路管理者としての責任感を持って、積極的に改修に取り組んでいただくようお願いする。
二つ目は、参道沿い住民から抜本的改善を要望する意見が強く出されて、現在のところ、参道沿いの世帯の中で舗装による改修に賛同する世帯はほぼ9割に及んでいる。しかし、市は全世帯の賛同を道路改修の前提条件とし、かつ、その責を住民に負わせている。そのため、道路改修を要望している住民は、ほとんどの世帯が賛成しても1世帯でも反対ならば改修はできないという市の姿勢に大きな疑問と強い不信感を持っている。民主的な市政のあるべき形と矛盾する姿勢であるというものです。
以上の理由から、市において荏柄天神参道改修の具体策を策定し、それをもとに住民の賛意を得るべく努め、最終的には民主主義の原則にのっとった解決をしてほしいというものです。
次に本件における市の考え方を説明します。荏柄天神参道の道路改修については、荏柄天神側参道沿いの住民の方からの御要望もあり、平成18年度に整備計画を策定し、当該年度の実施に向け、沿道住民の方々などに説明を行うとともに、いただいた御意見等を踏まえ、計画の修正を行いながら地元と調整を重ねてきました。しかし、バス通りを挟んで、荏柄天神側参道の住民と県道側参道の住民の方々では整備に対する考えが異なり、平成18年度は参道全線の整備を断念した経過があります。
平成19年度には、沿道住民から合意が得られていた荏柄天神側参道約100メートルの部分について整備を予定しましたが、舗装することで環境面では路面温度上昇が抑えられるなど、評価する意見もいただいたものの、住民の中には、「そもそも現状変化には抵抗がある」「一部区間を整備しただけでは一体感が失われる」「参道としてのイメージが損なわれる」など整備に対する強い反対意見があり、また、当時はこのような反対意見を押してまで整備の実施を強く希望する方もいなかったことから、当該道路につきましては、沿道住民間で意見がまとまるまで整備を見送るべきと判断し、平成20年2月定例会で御報告いたしました。
平成28年10月21日に、改めて二階堂親和会会長から荏柄天神参道の道路改修について御要望があり、あわせていただいた意見書により、整備の実施に賛成されている方がふえていることを確認しましたが、沿道には依然として反対されている方、意思表示をされていない方がいらっしゃることも確認しました。そのため、市としましては、平成19年度当時の経緯があり、参道沿いや周辺にお住まいの皆様の御意見がまとまった上で整備を進めることが必要であると考え、その旨を回答いたしました。
市道を管理する立場としては、通行の安全を確保するため、当該道路の整備を進める必要があると考えていますが、実施のためには、整備計画について、荏柄天神参道の沿道住民の方々はもとより、周辺住民の方々の合意形成が図られることが重要であると考えています。このため、今後、町内会と連携し、説明会を開催するなどにより、地元の住民の皆様の御意向を十分に把握しながら、整備の可能性を見定め対応してまいります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○松中 委員 私は大御堂にかつて住んでおりましたから、また頼朝の墓一帯、法華堂、あそこを全部手がけて、島津家、毛利家から鎌倉市が無償であれされて、今日やっといろんな形で整備もされてきて、そのもらった後に当たって、頼朝の墓からの下の参道と、それから桜のある清泉のあれも手がけて、あそこににびきの板を置いたりいろいろやったこと。この次には荏柄天神の前を整備したい。予算もついたんですけれども、何かぐちゅぐちゅ始まっちゃって、いつの間にかもうこういうことが今日までできていないと。
そういう形でもめた例というのは、円覚寺の前が舗装されて、砂利道でもう歩きにくいから何とかしてほしいと言われて、何とかしてあそこを舗装して歩きやすいようにしたと。そういうことで、特にこれ、頼朝の墓、それから北条義時の法華堂、そういう一帯を考えて、荏柄天神も考え、それから鎌倉宮の駐車場は普通財産だったんですね。約20年間、市がどうにもならないのを住民を説得して、それであそこを整備させて、そういうふうに進めていたんですけど、荏柄天神だけはどういうわけかぐちゅぐちゅしちゃって、何でやらないのか不思議に思って。
こうやって陳情が出たんですけれども、市長の回答が全く、北鎌倉のトンネルみたいに何か揺れて、全部整備されてきたので、何で市長が、もう10年ぐらいたつものを、住民が盛り上がってきているものを、それはこれをやらないというのは、今度、議会が決めてもやらないんだよね。北鎌倉だって議会が決めたってやらないんですよ。
だから、議会は議会としてこれは認めるべきなんですけど、市長自身が揺れちゃうんですね。ほんの一部のあれで揺れちゃうんですよ。もう全部、いろんなところが揺れているんです。だから、この荏柄天神なんて、とっくの前にやっていてもよかったはずなんですよ。どういうわけか、何とかしますなんて回答したって、これをずっとやったら、また10年、20年、やらないと思うんですよ。あるところで市長が決断しなければいけないんだけど。職員もそう思わないんですか。市長の決断を待っているんですか。
ここだけ、どういうわけか何か別の勢力が働いて、抵抗勢力として、そことけんかするのが嫌だから、そういうようなことしか考えられないですね。一部の政治家が誰かがついていなかったらある程度のこういう抵抗はできないと思うんですよ。頼朝のところだって本当に鎌倉の象徴的な一帯ですよ、はっきり言って。鎌倉宮だってああいうふうにしてやってきたんだけど、荏柄天神だけは何だか進まないんだけど、それはどういう原因になるの。職員だって、もうやったっていいと思って、市長はやりますよと言わないの。市長が揺れちゃうの。結論を出さないの。
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○道路課担当課長 このたび意見書という形で市にも提出いただきましたが、当時とこの整備に反対をされる方というのが変わっていらっしゃらないというのがありました。そのため、同じようにまた整備計画をした中では皆様と話し合いの場をまだ持つこともできておりませんので、皆様の合意形成をまずしたいという形の中で回答をされたものです。
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○松中 委員 だから、そういうことだったら、議会は議会で一つの結論を出して、それで市長はどう動くかですよ。それでも動かないのかどうか知らないけれども、議会は議会として、市長がそんなことまで言ってやらないんだったら、議会は議会で僕は出したいと思います。これ以上質問はいいです。市長が揺れているんだよ。もう情けない市長だよ、本当に。大事なんだよ、ここは。
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○長嶋 委員 荏柄天神の参拝客数はわかりますか。
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○道路課担当課長 申しわけありません。私は調べておりませんので、わかりません。
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○長嶋 委員 それがわからないとあれなんだけど、多分、銭洗弁天が100万人前後なので、40万人から60万人かと思うんだけど、それだけの人が大量に来ているというところだと思うんですね。
先ほどの件、ショッピングセンターの右折レーンの件で、先ほどさんざんやっていたんですけれど、それに関しては右折レーン設置、国道134号をするのに住民の同意は何か必要のないようなことを言っておいて、こっちは全員同意しなければいけないと、そう言われるんですが、これは法的に全部の同意がないとできないということが、先ほど聞いても全然不明だったんです、右折レーンの件は。これはどうなっているんですか。一方通行などの交通規制の件はもちろんわかりますけれど。
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○道路課担当課長 全員の賛同がなければ工事ができないという法的根拠はありません。
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○長嶋 委員 ですね。ということは、やれることはできるという。交通規制はもちろんだめというのはもう皆さん御存じのとおりなんですね。だったら、できると。やる気になればできるということで、確認しました。
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○小野田 委員 この完成イメージ図を見せていただいているんですけれども、ここ、アスファルトと違って、これを見ますと何か石畳みたいなのがあって、私は個人的に風情がまた別の意味であるかなという感じはするんですけれども、この当時はこれが整備イメージ図としてでき上がったんですけど、現段階で例えば工事を行うという場合に、この風情があるとか、この周りの雰囲気に合ったという形で、ここでこういった形の石畳状のができているわけですから、何らかもう何か別の部材を使って、技術的なものになるんでしょうけれども、現時点ではそういった計画を立てることは可能なんでしょうか。
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○道路課担当課長 現在、資料2でお示ししております完成イメージ図は、平成19年度に行うために作成したものです。真ん中は石畳にしまして、両側は土系舗装、要は現地の土を使ったものになりますので、今回つくっていました段葛のようなイメージになると思います。ただ、それから10年近くたっておりますので、また材料等、またこのイメージ等につきましては、文化財部とも調整をしながら再検討することは考えております。
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○小野田 委員 本当に今、工事の部材とか技術革新はすごくて、ここ10年ぐらいでも随分新しいものが出ていると思うので、そういったものを使っていくことは可能だということですね。
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○道路課担当課長 参道でもありますし、景観に配慮したものをつくっていく必要があると考えております。
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○中村 委員 今のと関連するかもしれないですけど、10年前に予算4,000万円でしたか、5,000万円でしたか、何か記憶が定かではないのですが、10年前の予算を教えてもらえますか。
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○道路課担当課長 平成19年度、沿道全線、約289メートルをやる計画のときには予算としては5,000万円計上しております。平成19年度、資料1の位置図で言いますと、バス通りから天神様までの約100メートルにつきましては2,800万円の予算を計上しております。
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○中村 委員 その2,800万円をつけたときは、一体感がないということで反対意見も多かったというんだけど、それは要するに、そのとき全部やれば、また反対する方のイメージは、反対者は少なくなった可能性はあったのですか。
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○道路課担当課長 平成18年度には、全線ということで主にバス通りから南側、県道に向かっている方の反対する方が多かった。一方、バス通りから天神様、北側に向かいましては、全員の賛同が得られたという中で工事を進めようとしたところです。
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○中村 委員 また予算に戻るんですけど、今、材料費とかその辺を踏まえて、280メートル全線やる場合は、概算なのかもしれませんが、同じぐらいの金額でできると考えていいんですか。それとも、もうちょっと上がる可能性があるんですか。
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○道路課担当課長 10年たっております。また、どのような材質で工事を行うかというものもありますので、一概にどのぐらい費用がかかるかというのは試算もしておりませんので、申しわけありません。
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○中村 委員 さっき最後のほうで、住民の合意形成が重要だからその把握をしていきたいような発言もあったんですけど、地元の方がいろいろ御苦労されているんだけれども、市長の要望書への答えには地元に任せるようなことも書いてあったんですけど、もしやるとしたらどんな形で合意形成が進められるか、どんなふうにやっていけるかというのをお願いします。
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○道路課担当課長 当時は一軒一軒市が個別に回っていたという記録があります。その場合ですと、要望の御自分の主張だけというものしか吸い上げることができませんので、できれば町内会を通しまして説明会等を行っていきたいと考えております。
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○中村 委員 そういうのを改正していくということは考えていると受けとめました。
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○大石 委員 荏柄天神は、太宰府、京都と並ぶ三大天神ということで、今、長嶋委員のお話だと40万人から60万人ぐらい訪問者はいらっしゃるんじゃないかというお話なんですけど、今この写真、陳情資料としてお出しいただいた参道のこの穴ぼこ、大変ひどいですね。本当に2020年も迎えるに当たって観光客がふえるという予想もありますし、東京オリンピックではありませんけど、おもてなしという心で、ここの参道という部分を整備していただきたいと私は思っています。
気がかりなのは、北鎌倉の洞門じゃないですけど、荏柄天神自体が国の重文という文化財という位置づけもあって、そこへ行く参道というものをこういうふうに整備してしまったら、何か支障があるのか。これは文化財に聞いたほうがいいのかもしれませんけれども、そういうことも含めて、確認をしながら、私は進めていただきたい。先ほど説明会をやって整備の可能性を探りますということで、余り間をあけずに結果を出してあげて、陳情者を安心させていただきたいと思いますけれども、2点、文化財的価値がある中で、参道の改変というのは文化財的価値からは何か問題があるのかということと、そういうものがもしもないのであれば、早いうちにもうやっていただきたいと思うんですが、いかがですか。
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○道路課担当課長 荏柄天神自体は国の指定史跡になっておりますが、参道自体は史跡指定されておりません。ただ、荏柄天神の管理計画の中では、参道も史跡として追加指定していくべきだろうという位置づけにされておりますので、当然こちらの工事計画をつくるとなれば文化財課と連携をしながら進める必要はあると考えております。
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○大石 委員 時期の問題って、10年前というのがいい時期だったんじゃないかなと私は思っているんですけど、もしもそういう史跡の拡大区域の中に参道が入るというのであれば、また文化庁から、北鎌倉トンネルじゃないですけど、文化財的価値があるのでこの改変はいかんというような話もあり得ますから、本当にそこ、入っちゃいますと大変難しい問題も今度絡んできちゃうもので、その辺を私は心配しておりますので、よく文化財と連携をとりながら、早いうちに進めていただきたいと思っております。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
それでは、陳情の取り扱いを含めて御意見をいただきたいと思います。
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○長嶋 委員 うちの会派としては結論を出すという形でお願いしたいと思います。風情とか景観とかと、あと安全、歩行者及び車、そういう交通環境の安全というテーマというのは、鎌倉の町で、これから都市化の波の中では、一番そこのバランスをうまくとってやっていくということは非常に大きなテーマで、いろんなところで、北鎌倉もそうですけど、そういうことが起きていますので、そういった意味もあると思います。
荏柄天神は全体の中では重要なお宮さんでもあるので、そういうことを今この機会に、参道も、今、文化財のというお話がありましたから、これを機にチャレンジをぜひしていただいて、いい参道をつくっていただきたいと思います。イメージ的には、この写真を見る限りでは浄光明寺の前がこんな感じなんです。あそこも世界遺産の登録を主として国指定史跡に現在なっておりますし、似たような感じの雰囲気、先ほど松中委員の近隣のところの一帯の整備というお話もありましたので、ぜひそういう鎌倉全体のことも考えた中で進めていただきたいと思っておりますので、結論を出すということでお願いします。
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○松中 委員 結論を出す。それは要するに文化財の学者が言っていることも御都合主義なんですよ。はっきり僕は言いますけど。段葛のあの通りのあの姿というのは絶対文化財から言ったらあり得ないんです。あり得ないんです。あんな高さはないんです。そしてあんな、それで真ん中に国旗も、それはないんです。だけど今こういう時代になったらこうなったということがある。多くの人たちが参拝客で来て、あるいは観光客で来たら、それはどこかで納得、あそこだって反対の人は何人もいたんですよ。中澤議員も議会で騒いだんですよ。ああだこうだ、横の出るところが少ないとか。だから、そんな御都合主義、だからもうそれはいいと。それは問わないけど、私は近所に住んでいて、大御堂に住んでいて、どうしてそうなるのかというのがもう納得がいかないけど、今日こうやって多くの人が賛同を得ているなら、要するにまさに手がけるチャンスだと。これは市長がその結論を出さない、あるいは、これは議会として結論を出したほうが私はいいと思います。
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○小野田 委員 非常に考えるところなんですけれども、結論を出して採択をすべきだなと思うんですが、1点気になる点がありまして、そうなった場合、先ほど陳述者の方がおっしゃっていたように、強硬的に意見を通すと、近隣に住んでいる者同士の中で仲たがいになってしまう可能性があるとおっしゃっていたのが気になるんですね。というのは、市が例えばこれでつくりますということでつくっていったとしても、そうするとその方々はやはり同じようにわだかまりを持ってしまうのではないかと思うんです。
先ほどから私もう1点気になっている点が、風情がなくなるとか、あとは雰囲気が変わってしまうという点で、技術的な面ではその辺は、今、説得することが可能なのではないかと思われるんです。ですので、これをつくらないほうがいいと思っているわけでは全然ないんですけれども、つくったほうがいいなと、参道をきれいにしたほうがいいなとは思うんですが、もしずっとここの場所に住んでいかれるのであれば、御近所とのつき合いというのはすごく大事ですので、もう一度説得、この反対している方の中でも、こういったデザイン、意匠だったらどうでしょうかということで、一度説得されたほうが後々にはいいんじゃないかと思うので、今の段階では継続でいくべきじゃないかなと考えております。
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○中村 委員 言い方は悪いですけど、10年間ちょっとほったらかしにしていたのかなと、今、私も思いがあります。今、風情か安全かといって、別の案件では両立できるというのも言われていますから、そういった意味では両立は可能なのかなと。
ただ、これから住民の方々と話し合いを持っていくようなお話もありましたから、とりあえずそこをやると。これ、どちらにしても平成29年度予算にはまだ、当初予算にはもちろんつかないわけですから、そういった推移を見守った上で、補正でいけるのかどうかは別として、なるべく円満な形でやっていきたいと思いますので、とりあえず今の段階では継続で推移を見守るとしたいと思います。
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○大石 委員 私も質問したとおり、早期の、できればオリンピック前にやっていただきたいという意見ですので、これは結論を出すでお願いします。
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○池田 副委員長 先ほどからお話があるように、非常に近隣等の関係もあるとは思うんですけれども、先ほどお聞きしたとおり10年前と比べて劣化も進んでいるという状況もある中で、この10年間というのは、地域の懸案として皆さんでずっとかんかんがくがくとやられてきたんだと思っています。今現在では9割の方が賛同されているということで、あともう一押し、先ほど市でも安全のために道路管理者としても進めるべきと考えているという御意見もありました。そういう中で、今後については、道路のその素材自体も随分変わってきていることで、その見せ方によっては風情も十分出していけるのではないかなと考えますので、そういった意味で議会としても後押ししていくという意味では、結論を出していくべきと考えます。
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○赤松 委員長 それぞれ御意見を頂戴いたしました。結論を出すが4名、継続が2名ということで、結論を出す方が多数ということでございますので、扱いについては結論を出すこととしたいと思います。
継続を主張した委員の方も結論を出すということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、これより採決を行います。陳情第70号「荏柄天神参道の改修についての陳情」の採決を行います。本陳情を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、陳情第70号は採択されました。
暫時休憩いたします。
(18時58分休憩 18時59分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第20その他(1)「継続審査案件について」を議題とします。本日審査が終わっていない1件、明月院に関する陳情について、終わってから最終的な継続審査の確認をしたいと思います。
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○赤松 委員長 日程第20その他(2)「次回委員会の開催について」を議題とします。事務局からお願いします。
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○事務局 本日結論が出ました議案及び陳情の委員長報告読み合わせのための次回委員会について、事務局案として3月3日(金)午前10時、議会第2委員会室ということでよいか、御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 3月3日(金)午前10時からということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
以上で本日の建設常任委員会を終了いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年2月22日
建設常任委員長
委 員
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