○議事日程
平成29年 2月20日教育こどもみらい常任委員会
教育こどもみらい常任委員会会議録
〇日時
平成29年2月20日(月) 9時30分開会 14時35分閉会(会議時間 2時間42分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、竹田副委員長、千、久坂、前川、高橋の各委員及び吉岡、上畠、保坂の各議員
〇理事者側出席者
進藤こどもみらい部長、小柳出こどもみらい部次長兼こどもみらい課担当課長、平井こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども相談課長、廣川(正)こどもみらい課担当課長、栗原保育課長、瀬谷青少年課長、田中(香)発達支援室長、佐藤(尚)教育部長、齋藤(和)教育部次長兼教育総務課担当課長、八神教育部次長、朴澤教育総務課担当課長兼生涯学習センター所長、濱本学校施策課長、小日山学務課担当課長、池田学務課担当課長、杉並教育指導課長、市川教育センター所長、菊池中央図書館長、桝渕文化財部長兼歴史まちづくり推進担当担当部長、高木(明)文化財部次長兼歴史まちづくり推進担当担当次長、西山文化財課担当課長兼歴史まちづくり推進担当担当課長、不破歴史まちづくり推進担当担当課長兼文化財課担当課長、内藤鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
鈴木(晴)次長、鈴木(麻)担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)(仮称)由比ガ浜こどもセンターの整備状況について
(2)待機児童対策について
(3)平成29年度の子どもの家入所申請状況について
2 陳情第66号学童保育施設の質を高めることを求める陳情
3 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうちこどもみらい部所管部分
4 報告事項
(1)鎌倉市立大船中学校校庭整備工事について
(2)就学援助制度の一部改正について
(3)横浜市との図書館相互利用の実施について
5 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち教育部所管部分
6 報告事項
(1)平成28年度鎌倉市指定文化財の指定について
7 議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管部分
8 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○納所 委員長 ただいまから、教育こどもみらい常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。久坂くにえ委員にお願いいたします。
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○納所 委員長 本日の審査日程の確認でございますが、まず、冒頭、委員長から申し上げます。予算関係議案の審査についてでございます。予算関係議案の審査に当たっては、付託先の予算特別委員会に各会派から委員を選出されていることを考慮し、効率的な委員会運営に御協力いただくようお願いいたします。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
事務局から報告がございます。
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○事務局 日程第2陳情第66号学童保育施設の質を高めることを求める陳情は、陳情提出者から発言の申し出があることを御報告いたします。
発言を認めることでよろしいか、御確認をお願いいたします。
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○納所 委員長 発言を認めるということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
そのほか、審査日程につきまして、委員の皆様からございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第1報告事項(1)「(仮称)由比ガ浜こどもセンターの整備状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○こどもみらい課担当課長 日程第1報告事項(1)(仮称)由比ガ浜こどもセンターの整備状況について、御報告いたします。
本件は、(仮称)由比ガ浜こどもセンターの整備に係る進捗状況を報告するとともに、「(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事」及び「(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事(機械設備)」の契約内容の変更について報告いたします。
なお、工事請負契約の変更については、市議会2月定例会に議案第91号及び第92号として提出しており、総務常任委員会におきまして御審議いただくことになっております。
本件工事は、平成28年6月30日付で、建設工事でアイグステック株式会社と、機械設備工事で株式会社ニッセツと工事請負契約を締結しました。その後、市議会12月定例会において報告したとおり、平成28年12月12日付で、契約期間を平成29年6月30日から、平成29年8月28日へと変更しました。
まず、工事の進捗状況について説明いたします。資料をごらんください。
資料1が建設地における現在の状況を県道側、北側からとなりますが、撮影した写真でございます。現在、くい工事、基礎工事及び1階躯体工事が完了し、2階の床配筋工事に取りかかっているところです。
平成29年1月末時点の建設工事の進捗率は、約22.72%となっており、8月下旬の建物竣工に向けて工事は工程どおりに進んでいます。
続いて、契約変更の内容について説明いたします。市議会12月定例会における報告において、建設工事着手に向けた調整を行う中で、設計内容に関する要望があったことを報告しましたが、近隣にお住まいの方、保護者の皆様及び県との協議などを踏まえた設計変更が整ったことから、現在の設計内容を変更しようとするものです。
資料2が、建物の配置図及び一階の平面図でございます。赤枠で示している部分が変更箇所となり、図面ごとに説明いたしますので、重複する部分もあります。
まず、?ですが、敷地南側にお住まいの方との協議により、一部防音フェンスを取りやめ、より遮音性の高い鉄筋コンクリート造の擁壁にします。また、敷地西側にお住まいの方との協議により、?の擁壁の高さを下げます。また、擁壁の高さを下げたことに関連し、?の通路形状を変更します。
次に、?と?ですが、セキュリティー対策強化として、不審者の侵入防止、児童が単独で敷地から出ないようにするために?の箇所に門扉を設置するとともに、それぞれの施設玄関である?の箇所に電子錠を追加設置します。また、近隣にお住まいの方との協議による防音対策強化として、?の開口部の建具を当初のものより遮音性の高いものへと変更します。
資料3となりますが、こちらは、2階及び3階の平面図になります。資料2と同様に赤枠で示している部分が変更箇所となります。
まず、?ですが、セキュリティー対策強化のため、それぞれの施設玄関に電子錠を追加設置します。次に、近隣にお住まいの方との協議により防音対策強化として、?の開口部の建具を当初のものより遮音性の高いものへと変更します。また、近隣にお住まいの方との協議によりプライバシー対策として、?のフェンス及び?の建具のガラス面に目隠しフィルムを施すとともに、?の3階ルーフバルコニーのフェンスをネット状のものから目隠しフェンスへ変更します。?の変更については、衛生対策として、2階の大人用トイレ及び車椅子用トイレのレイアウトを見直し、職員用のシャワーブースを設置します。なお、レイアウトの見直しにより、シャワーブースの設置を確保したものであり、車椅子用トイレの設備、個数などには変更はありません。
この契約変更により「(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事」で、1,851万1,200円の増額となり、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額の総額は、7億9,600万3,200円となります。また、「(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事(機械設備)」では、84万2,400円の増額となり、消費税及び地方消費税を含む契約金額の総額は、1億6,748万6,400円となります。
なお、この変更に伴う工期の変更はございません。
以上で説明を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
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○久坂 委員 近隣の方からの御要望で設置された防音ですかとか遮音の装置なんですけれども、それ以外に、例えば園庭の利用について、午前中は控えてほしいですとか、そういった具体的な御要望が地域の方からあれば、教えていただきたいと思います。
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○こどもみらい課担当課長 南側の近隣の御住宅の部分については、特に園庭から近いということがございます。お住まいの方とのお話の中では、特に園庭においての制約事項として、例えば午前中は使わないでほしいとか、午後は使わないでほしいとかというような形での内容については、いただいているところはございません。ただ、1点、東側の通路の部分に入り口がございますが、この部分は、常時の使用については考えてほしいということでは要望は出ているところでございます。
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○久坂 委員 ほかの保育所で、園庭の利用について御近隣の方から指摘があったということで、今回、ただ新しく設置されるということで、これだけの園庭を、整備していただくので、その利用に制限がないほうがいいなと思って、確認させていただきました。
もう一つが、ルーフバルコニーのところに目隠しフィルムを設置とあるんですが、これは近隣の方の御要望ということで、仕方なしというところもあるんですけれども、これを設置することによって、解放感が若干なくなるとか、利用につきましてそういった制限はあるんですかね。
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○こどもみらい課担当課長 確かにルーフバルコニーは、目隠しの部分が少し入りますので、内容的には、立った状態からすると、少し解放感が少なくなるというところはございますが、グラデーションをかけるというような部分もございますので、その部分については、余り気にしなくてもいいのかなというようなことでは、現在では考えているところでございます。
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○竹田 副委員長 もう少し具体的に伺いたいんですけれども、遮音性を高めるというのは、例えば間口を少し狭くするとかそういうことではなくて、例えば、二重サッシにするとか、あるいは壁材を変えるとか、もう少し遮音性を高めるという意味を教えていただきたいんですけれども。
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○こどもみらい課担当課長 サッシにつきましては、ガラスの厚みを変えるというところがございます。また、遮音性を高める工夫としまして、隣地の方との境に擁壁を建造することになっております。この部分、資料1の部分で申しますと、?、?の部分という形になりますが、特に?の部分についてはコンクリート擁壁に変えるということで、コンクリートだけの擁壁になりますので、遮音性が上がるので変更するものでございます。
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○竹田 副委員長 その3階の部分の?の部分については、私がお尋ねさせていただいたガラスの厚みを変える、及び壁そのものの間口の広さが変わるとか、あるいは、何かほかに使い方が変化するということはないということでよろしいですね。
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○こどもみらい課担当課長 資料2の?の部分につきましては、サッシの変更だけという形になりますので、躯体自体が狭くなるというようなことは一切ございません。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第1報告事項(2)「待機児童対策について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○保育課長 日程第1報告事項(2)待機児童対策について、報告いたします。
本市の待機児童対策につきましては、市議会12月定例会の本委員会において報告しましたが、その後の進捗について報告いたします。
まず、平成29年4月に向けて、岩瀬から小袋谷二丁目への移転に伴い、定員8名から18名への増員を図ることを計画している小規模保育施設の保育室ハピネスです。移転先の改修工事については、平成29年1月26日に着工し、現在改修工事を進めているところですが、3月10日に完了する予定となっており、4月1日から10名増となる新たな定員で利用者の受け入れを行うことができる見込みです。
次に、御成町在宅福祉サービスセンターにおいて、小規模保育施設への移行に向けた調整を進めている認可外保育施設の「ひまわり会キッズプレイルーム」です。現在、御成町在宅福祉サービスセンターの2階で運営している社会福祉法人鎌倉静養館によるデイサービス事業については、平成28年度内に鎌倉市福祉センターへの移転が予定されていることから、平成29年度中の小規模保育施設の開設を目指して、平成29年度当初から施設整備に着手できるよう準備を進めているところです。なお、準備を進めていく中で、ひまわり会キッズプレイルームから、経営基盤強化のため、今後、社会福祉法人鎌倉静養館との連携を前提に準備を進めていきたいとの申し出がありました。
本市としましては、社会福祉法人との連携により経営基盤の強化が図られ、保育事業のさらなる安定化につながると考えられることから、連携に係る内容等について、ひまわり会及び法人に確認を行いながら、整備を進めたいと考えています。
最後に、旧横浜地方法務局鎌倉出張所跡地を活用した保育所整備の進捗です。
現在、横浜地方法務局から関東財務局横浜財務事務所への移管手続が行われており、平成29年2月中には移管手続が完了する旨を確認しています。また、移管と同時に、財務事務所において物件の貸付に係る内部協議が開始され、3月中に完了する予定となっているとのことであり、財務事務所と調整の上、市から財務事務所への当該物件の活用に向けた要望書について、3月末ごろをめどに提出する予定となっています。引き続き、当該物件の早期活用に向け、準備調整を進めてまいります。
また、現在、平成29年4月の入所に向けた調整を行っておりますが、前年度に引き続き、待機児童が発生することが見込まれています。受け入れ枠の整備については、引き続き、速やかに対応していく必要があることから、既存の保育所整備や、現在進めている整備計画を速やかに実現していくことに加え、新たな認可保育所及び小規模保育事業所の設置など、地域の状況を踏まえ、また待機児童対策に取り組んでまいります。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告につきまして、御質疑はありませんか。
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○前川 委員 待機児童対策に関しましては、本当に御苦労が多いと思います。今の御報告を伺いましたけれども、ハピネスのことは増強でよかったと思います。そして、ひまわり会ですけれども、今、静養館と連携ということで、認可外の状況が認可になっていくと理解してよろしいんですか。その作業ということでよろしいんですか。
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○保育課長 ひまわり会につきましては、当面の間は小規模保育施設として運営を実施し、1年後以降になるかと思いますが、3階が使えるようになった段階で認可化を目指してまいりたいと考えております。そのためにも、社会福祉法人等の経営の安定の強化というのが必要になってくるかと考えております。
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○前川 委員 静養館との連携というのは、実際にどういうことなのか、よくわからないので、教えていただけますか。
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○保育課長 ひまわり会からお話がございまして、社会福祉法人鎌倉静養館に雇用されるような形で、実質、法人としての運営は鎌倉静養館で、実際に保育の実施に当たっては、ひまわり会キッズプレイルームのノウハウを生かしながら実施していきたいというお話でございます。
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○前川 委員 傘下に入りながら、独自の保育は保育としてやれるということで理解してよろしいわけですね。1年後には認可を目指すということで、確認させていただいてよろしいわけですね。
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○保育課長 認可につきましては、施設の状況と、今3階では給食の配食サービスを行っているところでございますので、そちらとの状況もございます。引き続き、下馬のところでは、規模を縮小しながらも認可外の保育施設も当面の間は続けたいというお話もございましたので、当初は認可外と小規模でスタートして、いずれは認可外と認可保育施設での運営という形になっていくかと考えております。
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○前川 委員 よくわかりました。ぜひ、よろしくお願いいたします。
もうちょっとお伺いさせていただきたいんですが、今、法務局の跡を保育園にということで説明いただいて、よろしくお願いしたいと思うんですが、再三お話をさせていただいているんですけれども、この先、この待機児童対策の中で、保育園をつくっていける場所というのは、なかなかないと思っています。ぽこっと出てくれば、それはいいんですけれども。幼稚園協会と、それから保育園の協会とお話し合いを進めていただいて、一気に対策の中でいろんなことが解消できるとは思いませんが、少しずつ歩み寄りながら、少しでも保護者の方たちが安心できるような保育ということで、延長保育をもう少し、幼稚園でできるのであれば、手だてをしていただきたい。それは保育園との話し合いが必要だと思うんですが、前回、なさっているというお話も、今回、代表質問の中でもさせていただきましたが、実際にテーブルに着いての話し合いということを考えていただけないかと思っているんですが、今、幼稚園協会はそれをおっしゃっているかもしれないですが、保育園がどういうふうに思っていらっしゃるかは、私もわからないんですけれども、その辺のところ、進めるお気持ちがおありになるのかどうかというところ、いかがでしょうか。
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○進藤 こどもみらい部長 幼稚園協会は、ことしから役員がまたかわりましたので、玉縄幼稚園と、大船カトリック教会が会長と、あと振興部長になっておりますので、その方たちとは来年度のあり方については話し合いを進めているところでございます。その中で、幼稚園でやっている3歳以上の受け入れの強化については、しっかり取り組んでいきたいというお話も聞いておりますので、その辺については、今後、引き続き、少しでも多くの方が長時間預かり保育が利用できるように、具体的な相談を進めていきたいと考えております。
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○前川 委員 ぜひお願いしたいと思います。保育園には、フルタイムの方や、あるいはパートの方と、いろいろな方がお預けされていると思うんですね。その中で、もし振り分けられるんだったら、幼稚園での延長保育で済ますことができるのであれば、そうしていただくほうが、保育園も少し楽になるんではないかと。今、保育会の会長は冨田さんで、非常にベテランで私も尊敬する方ですので、ぜひ、今、その話し合いの席をつくっていただければと思っておりますので、積極的に進めていただいて、よりよい保育を進めていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
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○進藤 こどもみらい部長 まず、幼稚園協会の方針を全体会の中で少しでも理解していただくように話をいたしまして、その結果をもって、私どもから保育会に話を持っていって、そういう場の設定も必要に応じて設定していきたいと考えております。
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○高橋 委員 今、何人の受け付けをされているんでしょうか。
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○保育課長 4月の入所に向けての一次選考の受け付け数は、現在、一次選考においては852件でございます。前年度はちなみに764件ということで、1割ぐらいふえているという状況にございます。
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○高橋 委員 相談に来られて、受け付けに至らなかった方の人数は把握していますか。
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○保育課長 相談に来られる方もいろいろなケースございまして、これからお仕事をしたいんだけれども、どういう状況なのかとか、そういう御相談の中では、そのまま申請をされなかったという方は確かにいらっしゃいますが、数字までは把握ができておりません。
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○高橋 委員 どのくらい潜在的な希望者がいるのかということをつかまえるには、一番いいチャンスなんで、そこは。数字だけは押さえる仕組みは持っておいていただきたいと。
852名のうち、入所可能な人数というのは、場所にもよりますから、必ずしも入れるだけの数にならない場合もあると思うんですけれども、一応、そういうことは除いて、入れる人数としては何人なんでしょうか。
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○保育課長 852名の方のうち、現在、1次選考の内定では532名の方が2月6日に入れますよという内定通知を出させていただいたところです。実際にこの後も、各保育園に対して、さらに何名の追加が可能かというような調整を進めているところですので、全体の数というのは、この後の第2次選考、第3次選考で少しずつですけれどもふえていくような形になりますので、今の段階で、何名というところがお伝えはできない状況でございます。
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○高橋 委員 この532名というのは、基本的にその定数で受け入れられる人数というのがこの数で、あと許容の範囲ですよね。それをこれから調整して、何人ということが決まっていくと。そうすると、実際に毎年40人ぐらいの方は待機していただくような形になっているんですが、そのぐらいの規模までは何とかいけるんですか。
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○保育課長 今の532人というのは、各園の定員をさらに超えてどのくらい保育士の数、面積とで受け入れられるかを、各園に行きまして確認して、第1段階で532名の方が内定したところです。
今の段階でも、あと88名の方が、一応、枠としては鎌倉地域に散らばっておりますけれども、残っておりますので、そこに保育所のニーズ、日々通える場所というようなことでのさらなる選考を行うという状況になっております。ただ、その88名、先ほども申し上げましたが、さらに1人でもふやせませんかという働きかけを行いながら、数をふやしていきたいと考えております。
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○高橋 委員 そうすると、今の数字でいくと、例年から比べると、かなりの待機になってしまうのかと思うんですが。
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○保育課長 保留の数から見ましても10%増という、先ほど入所の件数でも10%増と申し上げたのですが、保留の数からも考えますと10%増で、前年の待機児童数の人数からふえますところを考えますと、まだ数というのははっきり申し上げられないんですが、50人を前後するような状況になっていくのかなと。今申し上げたのは国の定義での待機児童数になるんですが、さらにその背景には、潜在的なニーズの給食なりということで、入りたいという方もいらっしゃいますので、そちらも今の見通しでいくと、1割増しになっていくのかと危惧しているところでございます。
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○高橋 委員 定員の10%増で計算しても、何か今の数字だと全然合わない。それで50人待機でどうやって計算が合うのかと思いますけれども、確定の数字をまたお伺いをして、確認をしていきたいと思います。
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○納所 委員長 千議員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(9時59分休憩 10時06分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)静養館は、ほかにどういう事業をやられていますか。
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○保育課長 静養館が現在されているのは、高齢者の事業でございます。特別養護老人ホーム、それからケアセンターやまざくら、ケアセンターりんどう、それから材木座あじさいの家、それから、あと軽費老人ホーム鎌倉静養館といった施設運営を行っているほか、居宅介護支援センター、ショートステイ、訪問介護、地域包括支援センターなどを運営していると聞いております。
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○納所 委員長 千委員の聞き取りのため暫時休憩いたします。
(10時08分休憩 10時14分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)昔、高齢者関係で悪いうわさを聞いたようなことがありましたが、初めての子供に関する事業はできるのですか。
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○保育課長 私自身は、その悪いうわさというのを聞いたことは、まずございません。また、法人によれば、現在、法人監査、施設監査等で大きな指摘を受けてはいないということを聞いております。その中で、子供に関する部分につきましては、先ほど申し上げましたひまわり会キッズプレイルームのノウハウを生かしながら、子供の事業を行っていくということで、その経験等で担保されるかと、市では考えております。
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○久坂 委員 代表質問でほかの会派がされていたんですけれども、暫定的な待機児童というか、入所の見込みがないお子さんの数を教えていただければと思います。
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○保育課長 2月6日付で保留のお知らせをしました児童は232人で、その内訳としましては、ゼロ歳児が27人、1歳児が68人、2歳児が55人、3歳児が27人、4歳児が11人、5歳児が3人、そのほか在園中で転園ができない児童が41人という数字を代表質問で答弁させていただいております。
ちなみに、平成29年現在、232人ですが、平成28年度の数字は210人でございます。
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○久坂 委員 そのとき答弁のときもおっしゃっていましたけれども、ゼロ歳、1歳、2歳が多いんだということは例年言われていたことで、次年度もそういう傾向が出ているんですが、それで、今、保育課のホームページに2月16日現在の2次審査用の入所可能状況というのを見ていると、空きがゼロ歳が28人、1歳が3人で、2歳が12人となるんですけれども、待機が多いであろうゼロ歳というところで、数字上は28人あいているところで、それで今、お伺いしたところ、保留が27人というところ、今はカバーできそうなイメージもあるんですが、それでもこういうふうに2次に上がってくるということは、地域バランスというのが、本当に解消できていなくて、こういった数字になっていると、そういうことでよろしいんですか。
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○保育課長 地域の特性としましては、鎌倉地域に多くの待機児童が発生しているという状況にございます。大船までお子さんを連れて毎朝行ける方もいらっしゃれば、そうでない方、遠くまでは毎日は行けません、お店もこちらにあるんですという方もいらっしゃいますし、その辺でどこまでが保護者の希望と合致できるのかどうか。1人でも多くこれからも入れるように努めていきたいと思います。
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○久坂 委員 それで、先ほど御説明いただきました、それで由比ガ浜ですとか、横浜法務局のところで、結構キャパも大きいですから、鎌倉地域のところは吸収できるだろうという、多分見込みを立てていらっしゃると思うんですが、法務局は、先ほど3月、今後のめどは、いただいたんですけれども、具体的には、最新の見込みですと、いつぐらいに開所できるような見込みを持っていらっしゃるのか、お伺いします。
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○保育課長 法務局につきましては、手続を経ながら、実際にできるのは平成30年度中というようなイメージで進めているところです。
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○久坂 委員 平成30年度中ということは、平成30年度中の開所でいいんですね。
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○保育課長 平成30年の4月ということではなくて、かなり、その状況によっては夏なり秋なりということもあり得るんですけれども、今、見込んでいるのは平成30年の末ごろということで開所を見込んでおります。
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○久坂 委員 今、御努力いただいていることに感謝しつつも、そうすると、丸2年はこの待機児童がまた増加しながら、お待たせいただくという中で、そして、新しく開所できても、今のバランスを考えると、地域バランスが完全に解消できるのかという、懸念があるんですけれども、そこのところの見込みをお聞かせいただきたいと思います。
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○保育課長 地域で言えば、一番大きな課題となっているのは鎌倉地域でございますので、法務局なり、先ほどのひまわり会キッズプレイルームなり、施設整備によって大分大きな改善は図られていくんだろうとは思っています。ただ、保育需要の伸びが当初の予想を上回っており、なかなかいつまでに解消できるかというのは、お伝えしづらい状態にございます。引き続き、取り組んでまいりたいというところでございます。
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○久坂 委員 お願いをしたいと思いますが、なかなか、そうはいっても、急激にふやしづらいというところもあるのを考えますと、先ほど前川委員もおっしゃられましたけれども、幼稚園の御協力をいただくことですとか、ほかの自治体がやっておりますけれども、送迎ステーションみたいなものをつくっていただいて、地域偏在があっても、市民の皆さんが利用できやすい環境をつくっていただくことによって、建物の地域バランスはあるんだけれども、そこに送迎を組み込むことによって、ある施設を全て活用できるいった、そういったことも今後考えていただくかなくてはいけないのかなと、今この伸び続けている現状を見て改めて思いましたので、これは意見だけで終わらせていただきます。
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○納所 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第1報告事項(3)「平成29年度の子どもの家入所申請状況等について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○青少年課長 日程第1報告事項(3)平成29年度の子どもの家入所申請状況等について、御報告いたします。
「平成29年度子どもの家入所申請状況一覧表」をごらんください。
平成29年度の子どもの家入所申請は、平成28年11月28日から12月9日までの第1次受付期間において、合計1,604人の申請がございました。
平成29年度当初に見込まれる各子どもの家の待機児童数につきましては、現時点で「だいいち」23人、「おなり」9人、「にしかまくら」21人、「やまさき」25人、「うえき」1人、「せきや」5人の計84人となっており、平成28年度当初の待機児童見込み数58人と比較すると26人の増となっています。
なお、待機が見込まれる施設のうち、「だいいち子どもの家」及び「にしかまくら子どもの家」につきましては、それぞれ3年生の一部から待機が生じる見込みとなったことから、鎌倉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例に基づき、児童1人当たりの面積基準について経過措置を適用し、3年生以下の低学年児童については全て受け入れることとしております。
子ども・子育て支援新制度が平成27年度にスタートし、学童保育のニーズ見込み量の確保に向けた施設整備を進めておりますが、一方で、必要とする職員の確保やニーズ量を確保した子どもの家においてさらに待機児童が生じるなど、さまざまな課題が生じております。
課題の解決に向け、平成29年度については、待機の解消や学校からの距離が課題となっている「にしかまくら」及び「いわせ」子どもの家を、それぞれ西鎌倉小学校、今泉小学校の敷地内に移転することを予定しております。
平成30年度以降につきましては、就労家庭等の「小1の壁」の解消と全ての児童が放課後等を安全・安心に過ごすことができ、また、多様な体験・活動を行うことで有意義な時間を過ごすことができる放課後子ども総合プランを深沢小学校、その後、関谷小学校において実施し、順次、拡大し待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
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○高橋 委員 1人当たりの面積って、条例で書いているんですけれども、それだと受け入れが難しいと。前の条例の数字で暫定的に何年かやりますよと。その数字、教えてもらえますか、古いのと新しいので。
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○青少年課長 条例で定めている1人当たりの面積は、1.65平米になります。本日の資料にございます、ちょうど真ん中のところの定員、にかいどう子どもの家が54人、だいいち子どもの家が80人、合計1,082人、これが1.65平米で計算しました定員になります。そちらに対して、来所率等を勘案して、その隣の登録上限数、これは施設ごとに来所率が異なりますので、それぞれ来所率を計算して、にかいどう子どもの家については81人を上限、だいいち子どもの家は127人を上限という形で受け入れができる利用定員を設けさせていただいております。
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○高橋 委員 これは特に面積緩和はしていないということですね。
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○青少年課長 面積緩和というよりは、毎日いらっしゃるお子様を、にかいどう子どもの家では54人まで受けましょうといったときに、学童は毎日いらっしゃるお子様ばかりではないので、ならすと81人までお受けすると、毎日54人が来るであろう、毎日1.65平米は確保できるだろうという計算のもと、受け入れを行っていると御理解いただければと思います。
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○高橋 委員 次に、陳情審査があるんですけれども、その中身は言ってみれば狭いところに大勢入れ過ぎじゃないかというのが、大きな動機になっているんですけれども、それは基本的に1.65平米というのを確保できるであろうということで、その上限を決めているということでいいわけですよね。
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○青少年課長 そのように考えております。ただ、先ほど説明させていただいた、だいいち子どもの家とにしかまくら子どもの家については、そのような考えをとりますと、3年生以下の低学年で待機が出てしまうことがありますので、そこの部分については、1.65平米という面積緩和を外させていただいて、低学年についてのみ受け入れをさせていただいているところです。
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○高橋 委員 わかりにくかったんですけれども、低学年だけ1.65平米じゃなくて、もう少し狭いケース、面積で計算しているということですか。
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○青少年課長 だいいち子どもの家とにしかまくら子どもの家につきましては、そのような形をとらせていただいております。本来ですと、資料にございますとおり、だいいち子どもの家の上限は127人が上限です。登録予定数というところをごらんいただければと思うんですが、4月135人の受け入れを予定してございます。こちらについては、低学年の3年生以下の方8人分を経過措置を適用させていただいて、1.65平米はちょっと欠けてしまうこともあろうかと思うんですけれども、受け入れをするというところです。
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○高橋 委員 別にその面積でどうのということじゃなくて、3年生以下だから受け入れをしようということですか。
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○青少年課長 ただ、そこで果てしなく上を低学年だからとやってしまうと、またそれも、やはり基準条例ができた趣旨からも反してしまうということで、昨年度も同じだったんですけれども、入所の判定の中で平成25年度の受け入れの最大数、もしくは、子ども会館がある子どもの家だけに限るんですけれども、プレイルームが共用部分でございますので、そちらの面積の一部を1.65平米で除して、その人数を足しているところです。
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○高橋 委員 いずれにしても、面積的にはかなり厳しい状況でやりくりしながら、根拠を何とか示しながら、受け入れはふやしていると。ふやしているのはいいんですけれども、それに対して、指導をしていただける方の人数というのは変わっていないんですよね。
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○青少年課長 それは受け入れた人数によって勘案して、職員数は配置してございます。
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○高橋 委員 最後にしたいと思いますが、例えば、うえき子どもの家とか1人なんですよ。確かに6年生、希望している方は1人だけで、その方ということなんですけれども、全体からすると1人。何かそういうふうになると、何か、何で私だけみたいな、そういうことでまた不服申し立てみたいなところにつながっていくんじゃないかなと。3年生以下だった場合には、共用して何とか受け入れしているということ。1人ぐらいだったら、何かその辺は勘案できるということはないんですか。
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○青少年課長 今まで基準条例ができる前は、そのような形でもう一人、もう二人、もう三人という形で受け入れをさせていただいたんですが、そうすると1人だからいいのか、2人ではだめなのかというところで、どこかで線引きはさせていただかなければならないのかなということで、平成27年度からスタートした新制度の趣旨を鑑みて、低学年については経過措置という形で適用させていただきますが、4年生以上については、申しわけないですけれどもという形で線引きをさせていただいているところでございます。
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○高橋 委員 4年生から6年生まで何人かいるわけですけれども、この方が定員オーバーしたことによって、あなたがだめだったんですよという、その根拠というのですかね、誰が見ても、要するに十何人だ、二十何人だとかと決めて、点数をつけているんですかね。あなたが一番点数低いんですよというようなことはわかるようにはしていただいているんですね。
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○青少年課長 そのような形で皆様に、一覧表で提示することはしていないんですけれども、私どもが判定に当たっては、当然そういった形で点数づけをしております。
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○高橋 委員 これは、たまたま、1人しかいない6年生なんですけれども、4年生以上の方の点数の横並びの中で、一番点数が低かったということですね。
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○青少年課長 そのとおりです。
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○竹田 副委員長 今、高橋委員の質問の中で、一つ私が不明だと思ったことを1点目に伺います。
要するに、来所率を見て、例えば、にかいどう子どもの家だったらば、来所率を見て、定員54人のところを81人にする。しかしながら、だいいち子どもの家については、それよりも、来所率よりもさらにオーバーしてとっていますよということですか。
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○青少年課長 そのとおりでございます。3年生以下の低学年について、そのような形をとらせていただいているところです。
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○竹田 副委員長 それで、気になってしまうのが、3年生以下は全部入れて、よかったと思うところなんですが、4年生、5年生、6年生について、入れなかった子供は、その後どのように地域の中で、家庭で過ごしているのかという把握はされていらっしゃるんだったらば、教えていただきたいんですけれども。
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○青少年課長 まず、だいいち子どもの家、あるいは、今、新年度については深沢地区で、民間の学童保育所が開設されます。あるいは、既に第一小学校区の場合は2カ所、平成28年度から開始をしてございますので、そちらの御案内をさせていただくとともに、併設している子ども会館の利用が5時まででしたならば、一度、一旦おうちには帰っていただくんですけれども、子ども会館の利用をお勧めしたりですとか、そのような形で私どもとしては御案内をしているところです。
でも、実際に、そのお子様たち、どのようにお過ごしになっているのかということで、現場からの話を聞きますと、子ども会館を利用していただくお子様もいれば、あるいは、塾ですとか、お稽古事等々で、高学年にもなったのでという形で、そのような形でやりくりなさっていると聞き及んでいるところです。
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○竹田 副委員長 そうすると、例えば、今まで学区に一つ、子どもの家がなかった時代がありましたよね。そういうときというのは、具体的に言えば、七里ガ浜小学校なんてずっとなかった。そうすると、あの団地にお住まいでお勤めなさっている方が、隣の学区に入れていたという経過があったような気がするんですが、例えば今、この図で見ますと、あの表で見ますと、だいいち子どもの家では23人が待機見込みになっている。その子が隣のいなむらがさき子どもの家に入所、20人あいていますけれども、入所させていただくということは、保護者の理解があればというか、了解があれば隣の学区の学童に入るということはできるんですか。
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○青少年課長 それは可能です。
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○竹田 副委員長 そういうふうにして、隣の学区の学童に行っていらっしゃるお子さんもいらっしゃるということですね。
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○青少年課長 ただ、学校が違ってしまうと、お子様がなかなか、それを受け入れられないようなので、実際お勧めはするんですけれども、実際、じゃあということにはなかなかつながっていないようなところでございます。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告に了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたしました。
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○納所 委員長 日程第2「陳情第66号学童保育施設の質を高めることを求める陳情」を議題といたします。
陳情提出者から発言の申し出がありますので、暫時休憩いたします。
(10時38分休憩 10時45分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
原局から説明を願います。
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○青少年課長 日程第2陳情第66号学童保育施設の質を高めることを求める陳情について説明いたします。
本陳情の要旨は、「鎌倉市内の学童保育施設について、子どもたちが多くの時間を過ごす場として、その生活環境の質とプログラム内容の質の向上を求める」というものです。
陳情の理由は、鎌倉市は待機児童数の解消のための努力はしているが、数字上の解消だけでは問題解消となっておらず、子どもの家の生活環境の質を改善するとともに、さまざまな体験を得ることができるプログラムの実施を通して、学童保育の質の向上について、市として具体的な方針を明確に示すことを強く要望するというものです。
現況について説明いたします。
平成27年4月から子ども・子育て支援新制度が実施され、学童保育施設、本市における子どもの家の児童1人当たりの面積基準や職員の資格要件等について基準が設けられるとともに、子どもの家のニーズ量の確保も求められており、質と量の双方を確保することが求められています。
新制度を受け、ニーズ量を確保するため、子どもの家の施設整備を進めているところですが、入所児童数の増加、配置する職員の増加等に伴い、子どもの家の大規模化が進み、従来の市のノウハウによる課題の解決が困難な状況も生じてきていることから、一部の子ども会館・子どもの家の運営について指定管理者制度を導入することとしました。
しかしながら、指定管理者制度の導入だけでは新制度で目標とされている質と量の双方を確保することができないため、「小1の壁」の解消と、全ての児童が放課後等を安全・安心に過ごすことができ、多様な体験・活動を行うことができる施策である、子どもの家と放課後子ども教室を一体的に行う「放課後子ども総合プラン」を平成30年度に深沢小学校、次いで関谷小学校において実施し、その後、順次、拡大していく予定です。
放課後子ども総合プランの実施に当たっては、学校ごとに保護者や学校関係者、また、地域の方々をメンバーとした協議会の設置を予定しており、放課後子ども総合プランとして実施するプログラム等、具体的な内容について協議を進めていく予定です。
以上で、陳情に対する説明を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの説明に御質疑はありませんか。
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○久坂 委員 今、御説明いただきました放課後子ども総合プランにつきましては、本当に数年来、放課後の子供に、全ての子供にいろんなプログラムを提供できることを実施してほしいというお話を同僚議員ともしてきていまして、それが全校実施、それとあわせた学童保育と機能と合わせたプランの実施の方向性が示されたことは、大変ありがたいと思っております。
それが平成30年度から実施されるんですけれども、順次ということで、それでも、そのプランにまだのってこない学童、子どもの家もあるんですよね。そこをどう今、運営しながら、そして、放課後子ども総合プランにのせていくとかということも、私、課題になると思っているんですけれども、今かなり施設の大規模化が進みまして、それでいろんな雇用形態のスタッフの方がいる中で、そのようなスタッフの方をどう束ねて、それで指針がありますよね。その指針を守っていただきながら、質の高い運営をしていただくのかということも課題になっていると思うんですけれども、そこら辺の今、取り組み状況につきましてお伺いをします。
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○青少年課長 今、委員御指摘ありましたように、平成28年度については、市採用の職員のほか、人材派遣によって職員を確保しているような状況ですので、かなり雇用の形態がさまざまなところもありまして苦慮しているところでございます。その解消をするべく一つとして、平成29年4月に二つ、こしごえ子どもの家とやまさき子どもの家について指定管理者制度を導入することで、その運営主体、今度4月からは株式会社アスカが、その2施設は運営なさるんですけれども、そちらにしっかり運営していただくことを予定しております。残りの14施設について、私ども市で運営をしながら、放課後子ども総合プランに向けても、今、深沢小学校、関谷小学校と平成29年4月から個別に協議会を立ち上げて、具体的な運営方法を検討していくようなところでございます。
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○久坂 委員 それで、今、お話にありました指定管理者制度を導入されるときにもお願いしたんですけれども、運営をお願いするだけではなくて、市が子どもの家をどう運営していくのか、子供にどう豊かな時間を提供するのかというような指針に沿って運営ができているのか、きちんとチェックできるような体制も、きちんと保持してほしいということをお願いしましたけれども、これ、今からやられることですので、今後の取り組みになるんですけれども、こちらについてもどうお考えかということをお伺いします。
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○青少年課長 こちら指定管理者制度になっても市の施設であることには変わりはないので、常時、常にヒアリング等々しながら、子どもの家の利用者からも、保護者の方からもいろいろ御不安なことがあると伺っていますので、きめ細かに市でも保護者の方の意見を伺いながら、指定管理者であるアスカとも調整をしていきたいと考えているところです。
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○久坂 委員 もう一つ、まだお伺いしたいのがあります。民間学童について、今、市内に幾つかありまして、今、休憩中に陳情提出者の方からも、御発言がありましたけれども、そのサービスになかなか差があるということで、それで利用料も高いということを私もこの場で御発言をしたことがあって、その利用には、なかなかできる方とできない方がいる中で、それでも全ての児童にとってどういった手法で豊かな時間を提供するのかということをお伺いする中で、先ほどのプランを実施するということだと思うんですけれども、民間学童に対しての接し方、補助という話もありましたけれども、現況と今後の方向性についてお伺いしたいと思います。
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○青少年課長 民間学童保育所につきましては、国・県の補助金と同じように基準額の3分の1を市でも運営費等々で補助させていただいております。ただ、その施設につきましては、今現在、要綱の中では待機が生じている、もしくは生じるおそれがある、その小学校区で運営している民間学童という形で補助をさせていただいているところです。
国・県・市からの補助金を支援することで、利用者、保護者の方への負担が少しでも減るような形でなればということで、市は進めているところです。
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○久坂 委員 今、御説明にあった補助というのは、あくまでも保護者の方へ還元できればいいということでやられているということですね。
それで、先ほど入所申請状況のところにつきましては、4年生から6年生が主に待機児童になっておりまして、本当に全学年について御希望のある方が放課後に安心・安全に過ごせる場所としてプランが今ある中で、今後、課題としてあるのが、協議会を各学校でいかに速やかに地域の方を入れながら設置できるのかということを、私は。なかなか手間のかかる作業をお願いすることになると思うんですが、そちらにつきましての見込みをお願いしたいと思います。
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○青少年課長 各学校それぞれ、学校に評議員の方が入っていたり、あるいは個別に行事等でかかわりがあるというような町内会あるいはボランティア団体までと伺っているので、学校長を中心に、どのような方にお声をおかけしていくのかということも御相談しながら進めていきたいと考えています。多分、そうすると、学校ごとにメンバーの選出も変わってくるのかということも想像はしているところです。地域活動が非常に活発な小学校区もあれば、そこまでではないという小学校区もあると校長先生から聞き及んでいますので、協議会の設置については学校長に御相談しながら、またPTAの方にも御相談しながらメンバーを考えていきたいと予定しています。
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○久坂 委員 本当に地域によりましては、鎌倉市には、いろんなことができる才能ですとか、経験を積んでこられた方がたくさんいらっしゃいますので、そういった方々のお力とか、例えば、理科実験とかもやりたいとか、そういうふうにおっしゃっている方もいますので、そういった方をいかに巻き込みながら、お子さん方に、満足していただける時間を提供できるのかということは、今後大事だと思っております。
御存じかと思うんですけれども、今、放課後子ども教室を実施している今泉小学校と稲村ヶ崎小学校につきましては、アンケートをとりまして、保護者・児童の満足度が95%以上と、もう本当に満足していらっしゃる姿がわかります。私は、スピードをもって展開していただくのは大変ありがたいんですけれども、実施していただきました後に、そういった保護者ですとか児童の方が、本当に100%近く満足いただけるようなプログラムをぜひ提供していただきたいと思うんですが、その意気込みをお伺いして、最後にします。
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○青少年課長 放課後子ども教室が非常に評判がいいということは、教育部からも伺っております。放課後子ども総合プランの実施に当たっては、教育部の方々とも連携して取り組みを進めておりますので、もちろん、そのプログラムの提供が、お子さんにとってより満足のいくものになるよう、こちらとしても力を尽くしてまいりたいと思います。
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○竹田 副委員長 陳情者の願意は、一つは、学童保育というところが非常に家庭にかわる安心・安全な居心地のよい場所であってほしいということは一つ。これは見過ごすわけにいかない。これ、一番、基本となることだと思うんです。その上で、より豊かな体験プログラムが欲しいですということをおっしゃっているんだと思うんです。
私、この考え方は、非常にもっともだなと。安心・安全な家庭にかわる場所でありつつ、なおかつ友好的な、有意義な時間を過ごしたいというこの陳情者のおっしゃること、本当に賛成です。
今後、放課後子ども総合プランを学童と一体的にやっていくという、ここで全国的にいろんな取り組みのあり方があるんですけれども、例えば、品川ですと、もう学童を廃止して、一体としてやっていますね。そうすると、そこで非常に問題が起きてきて、本来学童として、家庭としての居心地を求める子供、あるいは家から自由に参加できる子供、いろいろあって、非常に子供が家庭的な環境を、放課後子ども教室の中で求めることが非常に難しくなっているということが浮かび上がってきていますね。そこで、伺いたいんですけれども、市の場合は、子どもの家は子どもの家として歴然と存在し、そして、なおかつ放課後子ども教室として、学校の例えば理科室だとか図工室だとかを使う。つまり、学童に行っている子も自由に参加する、参加しないということを、おうちに帰る子と同じような参加体制ということの確認でよろしいですか。
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○青少年課長 そのとおりでございます。放課後子ども総合プランを本市において実施するに当たっては、先ほど委員御指摘のとおり、子供の学童保育として生活の場、これはもうきちんと確保しなければならないと考えておりますので、そこはもう間違いなく確保して、そこのお子さんがそのプログラムに参加するしないは選べる形をとらせていただく。きょうは静かにしていたいから子ども室でゆっくり過ごしたいというお子さんは、そちらで過ごすことができるというような形を想定してございます。
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○竹田 副委員長 大変安心しました。本当、取り組み方によっては、非常に子供の心に、こう、不安感をあおるという自治体もあるようですので、よろしくお願いします。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
それでは、取り扱いを含め、皆様から御意見をお願いしたいと思います。
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○高橋 委員 陳情していただきました方は、市の現状もよく承知をしていただいておりまして、すぐに予算的なことも含めて対応できないということは御承知いただいている内容になっております。それでもそこで諦めていたのではいけないんですよと。何とか少しでも改善していくように、みんなで協力してやっていきましょうと、こういう内容になっておりますので、これはもう本当にもっともな話だなと思っておりますので、市も着実に、少しずつでも改善していこうということでやっていただいているという現状はありますけれども、それを後押しすることを含めて結論を出して、やっていくべきだと思います。
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○久坂 委員 私も市の御努力につきましては、今、るる確認をさせていただいたところなんですが、高橋委員もおっしゃられましたとおり、採択することによってそれを後押ししたいということで今回結論を出すということをしたいと思います。
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○千 委員 (代読)代読します。結論を出すでお願いします。
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○前川 委員 私も、市の御努力、よくわかっておりまして、そして、今、陳情者の方もそれを繰り返していただいている陳情だと思っております。私どもも、本当に放課後子ども総合プランを進めてほしいと再三申し上げてきて、今、平成30年以降に実現していくんだなと思っておりますので、私も後押しをするつもりで結論を出していきたいと思っております。
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○竹田 副委員長 私も、本当におっしゃっていることは、本当にごもっともです。子供たちが安心して過ごす場である、そして、それ同時に豊かな体験、豊かな時間を過ごしたいと、この思いに大賛成でございますので、陳情者の思いを後押ししたいと思います。結論を出すでお願いします。
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○納所 委員長 では、皆さん、結論を出すということでございますので、採決に入りたいと思います。
陳情第66号学童保育施設の質を高めることを求める陳情を採決いたします。陳情第66号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、陳情第66号は、採択することに決定いたしました。
傍聴者退出のため、暫時休憩いたします。
(11時02分休憩 11時03分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○納所 委員長 日程第3「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうちこどもみらい部所管部分」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○小柳出 こどもみらい部次長 日程第3議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち、こどもみらい部所管部分について説明いたします。
一般会計予算に関する説明書は、84ページ、85ページを、予算事項別明細書の内容説明は、130ページを御参照ください。第15款民生費、第5項社会福祉費、第15目障害者福祉費、発達支援事業に係る経費は4,860万2,000円で、発達支援嘱託員などの報酬、特別支援保育運営費補助金などを。
内容説明は133ページを御参照ください。発達支援サポートシステム推進事業に係る経費は47万円で、発達支援に関するサポーター養成講座講師謝礼などを。
内容説明は134ページを御参照ください。第20目障害者施設費のうち、障害者施設管理運営事業に係る経費は93万7,000円で、障害児放課後・余暇支援施設の光熱水費を。
説明書は88ページから94ページまでを、内容説明は147ページから153ページまでを御参照ください。第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費のうち、児童福祉運営事業に係る経費は3,634万6,000円で、保健衛生担当嘱託員、事務補助嘱託員やこどもと家庭の相談室相談員などの報酬、遺児福祉基金への積立金などを、子育て支援事業に係る経費は781万円で、保育コンシェルジュ謝礼や、在宅子育て家庭支援事業利用料補助金などを、地域子育て支援拠点事業に係る経費は3,926万1,000円で鎌倉・深沢・大船及び玉縄子育て支援センターの指定管理料や、つどいの広場事業実施委託料などを、ファミリー・サポート・センター事業に係る経費は1,369万2,000円で、ファミリー・サポート・センターの運営委託料や、電信料などを、養育支援訪問等事業に係る経費は157万6,000円で、養育支援訪問事業委託料などを、子ども会館・子どもの家管理運営事業に係る経費は5億1,754万円で、こども育成支援員などの報酬や、子ども会館・子どもの家の指定管理料、放課後児童支援員派遣業務委託料、光熱水費、維持修繕料などを。
内容説明は156ページから166ページまでを御参照ください。放課後子ども総合プラン運営事業に係る経費は35万円で、放課後子ども総合プラン選定委員会委員報酬などを、職員給与費に係る経費は12億1,200万8,000円で、青少年課及び発達支援室発達相談担当の一部を除くこどもみらい部の職員と健康福祉部の保険年金課の医療給付担当の職員合わせて158人の人件費を、第10目児童支援費、児童手当支給事業に係る経費は24億2,136万4,000円で、15歳までの児童を養育している方に対する主に平成29年2月から平成30年1月分までの児童手当などを、入院助産等事業に係る経費は1,637万円で、助産施設及び母子生活支援施設への入所に係る扶助費を、特定教育・保育施設支援事業に係る経費は23億3,349万6,000円で、特定教育・保育施設に対する施設型給付費などを、特定地域型保育支援事業に係る経費は1億9,934万4,000円で、特定地域型保育事業者に対する地域型保育給付費を、特別保育事業に係る経費は1億702万7,000円で、病児及び病後児保育委託料や延長保育事業等補助金などを、私立保育所等助成事業に係る経費は4億7,413万1,000円で、保育緊急対策事業費補助金、民間保育所運営改善費補助金、賃借物件を活用した保育所の家賃に係る補助金などを、私立保育所等整備事業に係る経費は4,902万8,000円で、フラワーセンター大船植物園本園苗圃跡地に係る土地借地料、旧横浜地方法務局かまくら出張所土地・建物賃借料、御成町方面小規模保育施設改修費補助金などを、第15目母子福祉費、ひとり親家庭等生活支援事業に係る経費は3億3,170万3,000円で、ひとり親家庭自立支援員の報酬、ひとり親家庭等の家賃助成、児童扶養手当などを。
内容説明は168ページから173ページまでを御参照ください。第20目児童福祉施設費、公立保育所管理運営事業に係る経費は4億4,334万6,000円で、保育所の嘱託医や保育非常勤嘱託員の報酬、産休・育休代替等臨時的任用職員の賃金、給食賄い材料費、給食調理業務等委託料などを、あおぞら園管理運営事業に係る経費は6,643万6,000円で、嘱託医や栄養・給食等嘱託員の報酬、臨時的任用職員賃金、ふるさと寄附金を活用した防犯対策等修繕料、通園バス運行委託料、給食調理業務委託料、保育士派遣業務委託料などを、子ども会館・子どもの家整備事業に係る経費は1億2,985万8,000円で、にしかまくら子どもの家・いまいずみ子どもの家賃借料、おなり子どもの家耐震改修及び増築等設計業務委託料及び工事請負費などを、公立保育所整備事業に係る経費は2億9,998万5,000円で、(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設に係る工事監理業務委託料、工事請負費、(仮称)由比ガ浜保育園初度調弁消耗品費、備品購入費などを。
以上で、第15款民生費の説明を終わります。
続きまして、説明書の146ページ、147ページ、内容説明の342ページを御参照ください。第55款教育費、第5項教育総務費、第25目幼児教育奨励費、就園支援事業に係る経費は4億1,155万円で、第2子の補助額を増額した私立幼稚園等就園奨励費補助金などを。
説明書の156ページ、157ページ、内容説明の376ページ、377ページを御参照ください。第20項社会教育費、第20目青少年育成費、育成事業に係る経費は630万6,000円で、青少年指導員の報酬や成人のつどい事業委託料などを、青少年会館管理運営事業に係る経費は、3,708万6,000円で、鎌倉及び玉縄青少年会館の嘱託員報酬や光熱水費、維持修繕料、清掃業務委託料などを計上いたしました。
説明書の177ページをごらんください。継続費につきましては、(仮称)由比ガ浜こどもセンター整備事業及び御成小学校学童保育施設整備事業を計上しました。年割り額については表のとおりです。
説明書の184ページをごらんください。債務負担行為につきましては、横浜地方法務局鎌倉出張所跡地賃借料、ふかさわ子どもの家設置事業費及びせきや子どもの家設置事業費を新たに計上しました。限度額・期間については表のとおりです。
以上で、こどもみらい部所管部分の説明を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの説明に御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
送付意見なしを確認いたしました。
こどもみらい部退室のため、暫時休憩いたします。
(11時13分休憩 11時20分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○納所 委員長 日程第4報告事項(1)「鎌倉市立大船中学校校庭整備工事について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○学校施設課長 日程第4報告事項(1)鎌倉市立大船中学校校庭整備工事について、報告いたします。
本件、鎌倉市立大船中学校校庭整備工事に係る入札につきましては、平成28年11月28日に公告し、12月13日に開札が行われました。入札の結果は、低入札調査基準価格を下回ったことから、落札者の決定が一時保留となりましたが、入札価格審査委員会による審査を経て、平成29年1月23日付で落札者の「株式会社勝栄工業」と仮契約を締結いたしました。
今後、工事請負契約の締結についての議案が、審査を付託されております総務常任委員会に諮られますが、この審査を経て、本会議で議案を可決いただき、仮契約が本契約に切りかわったのち、工事に着手することになります。
当該工事は、2カ年の継続事業として、平成28年度から平成29年度にかけて実施する予定でございまして、契約期間は、本契約日から平成30年3月22日までを予定しております。
工事スケジュールの詳細につきましては、今後、学校及び受注者と協議した上で決めてまいりますが、生徒等の安全性を確保し、学校活動等への影響を最小限に抑えるため、グラウンドを2分割し、半面ずつグラウンドを使用しながら工事を進めていく予定でございます。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
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○高橋 委員 委員長にお願いをしたいんですが、資料として、入札の結果報告書をいただきたいと思うのですが、お取り計らいをお願いします。
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○納所 委員長 原局に確認いたしますが、入札の結果報告書につきましては、総務常任委員会に提出する予定はございますか。
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○学校施設課長 工事契約についての議案でございますので、契約検査課の審議の資料として準備されているかとは思うんですが、何を提出するかという部分につきましては、私ども、詳細には伺っていないところでございます。
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○納所 委員長 確認のため、暫時休憩いたします。
(11時23分休憩 11時25分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
それぞれ任意で、総務常任委員会のこの資料は御参照いただけると思います。委員会としての任意の資料請求はしませんので、それを踏まえた上で御質問いただければと思います。
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○高橋 委員 今、入札の結果を見ているんですけれども、73%で落札ということで、これは低入札のラインというのは、本件の工事のときは何%だったんですか。
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○学校施設課長 入札につきまして契約検査課に、私ども委任ということで依頼をいたしまして、その結果については、まだ、今回の議案ということでかかっておるということで、本契約議決後、工事請負業者との工事についての打ち合わせ等は、その後に行う予定でございますけれども、契約に係る詳細については、原局としては契約検査課から説明は受けていない状態でございます。
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○高橋 委員 結構、大きな工事ですから、体制をちゃんととって、普通に入札ができているということであればいいんですけれども、低入札でありますから、どこかで手を抜くようなことがあってはいけないので、そういうものについては、旧来から管理体制をしっかりしていただきたいと。普通に落札した以上に、低入札の場合にはチェック項目をふやすとか、手を抜かないでやっているかなというチェックだけは、怠りなくやっていただきたいと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
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○学校施設課長 工事につきましては、道路課とともに進行につきましては目を配っていきたいと考えてございます。
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○高橋 委員 道路課もそうですけれども、契約検査課も含めて、中間でどういったタイミングで検査を入れていくとか、あと、これ前からお願いをしているんですけれども、もう大体工種がわかっていますから、ポイントも事前にわかるわけですね。そのときに、現場に行って確認するのが一番いいんですけれども、なかなかそういう状況もつくれないような場合もありますから、ここのポイントについては写真を撮ったらすぐメールを送ってくださいとか、そういうやり方をしていくと、担当者が少なくても複数の現場を同時に管理したりとかってできるんですね、物理的に。何かそんな工夫もしながら、施工のチェックをしていただけるといいなと思うんですが、どうでしょうかね。
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○学校施設課長 いただいたアドバイスも念頭に置きながら、よりよいグラウンドになるように実施していきたいと思います。
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○久坂 委員 これから着手されるということですけれども、1点だけ、砂ぼこりにつきましては、周辺住民の方から御懸念があったところなのですけれども、わかっている中でこういった対策がどういうふうに行われようとしているのかをお伺いいたします。
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○学校施設課長 学校の土壌につきましては、御近隣の方ももちろん学校からも砂が飛びにくいようなということの御要望は受けて、その対策につきましては、土壌として飛びにくい土壌ということで、ヒノキの樹皮が入りました改良岩瀬砂というのを使用する予定ということで、設計はしておるところでございます。
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○久坂 委員 改良されたものでして、それにつきましては、例えば数年経過したところでメンテナンスのために入れかえされるとか、そういったところまでは今具体的にお考えのところはございますか。
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○学校施設課長 今申し上げた改良の砂は、近隣の小・中学校でも導入実績があるものと聞いてございまして、メンテナンスの必要となる度合いにつきましては、施工と近隣市の状況も参考にしながら今後考えていきたいと思ってございます。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第4報告事項(2)「就学援助制度の一部改正について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○池田 学務課担当課長 日程第4報告事項(2)就学援助制度の一部改正について、御報告いたします。
市立小・中学校に在籍する児童・生徒のうち、経済的に厳しい家庭に対し、就学援助費を支給しておりますが、中学1年生に進学してから支給されている新入学児童生徒学用品費について、その進学前に支給できるよう、鎌倉市教育委員会就学援助費に関する要領を一部改正いたしました。
一部改正の内容ですが、これまで毎年5月31日までに就学援助の申請がされ、援助を認定した新中学校1年生の保護者に対し、6月末に支給を行っていました新入学児童生徒学用品費の支給時期を改め、3月1日時点で就学援助費の支給対象者として認定がされている市立小学校第6学年に在籍している児童の保護者に対し、3月末に支給することとしたものです。
次に、その理由ですが、中学校に進学する際には、標準服や学校指定の体操服などを事前に用意する必要があること。また入学直後にも部活動にかかる費用など、新たな保護者負担が生じております。そのため、できるだけ早く就学援助費を支給することは保護者にとっては経済的な負担軽減が図られ、生徒におきましては充実した中学校生活の第一歩を踏み出すことにつながるものと考え、援助費の支給時期を早めることとしたものです。
この部分の援助額につきましては、2万3,550円と変更はありません。そのほか、中学校進学後に新たに援助の対象となりました保護者及び市外からの転入者で、同様の援助費を小学校6年生のときに他市などで受給していない保護者につきましては、従来どおり中学校入学後の6月末に支給いたします。
なお、小学校入学時の新入学児童生徒学用品費の支給につきましては、入学前の対象者としての認定が困難なため、従来どおり6月末の支給とします。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
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○高橋 委員 数字の確認をまたお願いしたいと思いますが。これは、基準というのは所得によってかわるんですか。所得制限という形でやっているんですか。
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○池田 学務課担当課長 所得に応じた形になります。ただ、所得は世帯構成だとか、例えばお父さんお母さんの年齢だとか、そういったものによってかわっておりまして、現在、平成25年度の生活保護基準を対象としまして、その1.5倍以内の方についての支給を対象としております。
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○高橋 委員 今、世帯の構成だとか、いろいろあるということだったんですけれども、それによって制限がかわるんじゃなくて、生活保護世帯の1.5倍ということで線を引いているということですか。
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○池田 学務課担当課長 制限というか、所得の金額はかわっております。例えばなんですけれども、御案内しているところ、お母様が33歳、お子様が8歳で、持ち家の場合には目安ですけれども、260万円が総所得、これが制限になります。
一方、例えばお父様42歳、お母様40歳、お子さん14歳、お子さん10歳、持ち家の方などは430万円が目安の所得となりますので、こういった世帯の人数がふえれば、その分のお金がかかるという、支援が必要だということで、だんだんと金額が上がってきてはいますので、先ほど申し上げましたように、世帯構成の内容だとか、年齢だとか、あるいは持ち家、借家等の条件によっても金額のことはかわってまいります。
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○高橋 委員 それはわかったのですけれども、何かそういう表があるんですか。一目で見て、このお宅はこうだから、このラインですねというようなものがあって、1軒1軒計算しながらやるんですか。
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○池田 学務課担当課長 御案内のパンフレットには目安として四つぐらいのものは提示しておりますけれども、条件がかなり多岐にわたりますので、御案内するときは申しわけありませんが、個々の条件は、そこまではかえってわかりにくくなると思いまして、代表例だけを挙げております。計算ですけれども、現在はシステムを導入しまして、それぞれの条件を入力しまして算出して認定の是非を行っております。
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○高橋 委員 何かそういうのは標準システム、クラウドみたいなものがあるんですか。
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○池田 学務課担当課長 今年度から住民基本台帳のシステムとセットになったもので利用しております。
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○高橋 委員 オリジナルでつくってもらったんですか、それとも何か標準的なそういうクラウドシステムみたいな。
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○池田 学務課担当課長 オリジナルとかカスタマイズは費用がかかりますので、汎用品を利用しております。
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○高橋 委員 これは大体人数はどのぐらい、世帯というのですか。
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○池田 学務課担当課長 今回、想定しているものなんですけれども、先週の2月16日時点では198人ですので、申請そのものは今月末まで受け付けておりますので、およそ200人弱かと思われます。
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○高橋 委員 この人数の変動というのはふえているのですか、横ばいなんですか。
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○池田 学務課担当課長 全体の人数としては年々増加しております。ただ今回は6年生を対象としていますので、その年の条件によりまして、人数の多少変動はございます。
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○高橋 委員 周知の方法は一人一人に先ほどのパンフレットみたいなのを配るという形なんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 平成27年度から基本的にはまず全員周知をしております。4月以降に学校を通じまして全員に通知をしております。それ以前からの継続事項としまして、現在、認定されている方について翌年度分について御案内をさし上げておりますけれども、来年度分の申請が市民税等の申告、2月16日から始まっておりますけれども、それにあわせて事前に御案内を差し上げておりますが、今回のこのパンフレットにつきましても同封しまして、6年生だけでなくて、まずは現在、今年度認定を受けている方、全ての方に対して御案内を差し上げたところでございます。
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○高橋 委員 わかりにくかったんですけれども、何か4月に入って案内をして、要するに去年の4月に案内をしたということで、今回、6年生を対象に新たにしたのですけれども、今回の通知というのはどういう形でやったんですか。
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○池田 学務課担当課長 失礼いたしました。今月の初めに今回のお示ししている資料を来年度の申請の御案内と一緒に今年度、現在認定されている方に対して全てお送りしました。そして、4月以降は認定されてない方も含めまして、小・中学校の全員にこの御案内を改めてする予定でございます。
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○竹田 副委員長 1点だけお伺いさせていただきたいのですけれども、この制度というんですか、入学前に支給されるということ、本当に大変よかったと思っているところです。それについては何も問題ないんですけれども、一つ伺いたいんですが、私もまだ学務課とこの就学援助の支給の日についていろいろ意見交換させていただいたときに、たしか鎌倉市は他市に比べて支給の月が早いと。なぜならば、6月1日の税の確定までに書類審査を全部終わって、6月1日の税の確定からすぐにもう作業に入れるということで、実は6月末には支給できる、大変これが近隣市に比べて早いんですということで、ああなるほどと私もすごく学務課が御苦労されているんだなということを感心したんですけれども、今のお話を伺うと、3月1日現在で援助対象者、つまり平成28年度に援助対象者になっている方ももう既に6月1日の税の確定を見る前にこれを、この人たちには出すということなんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 6月1日の税の確定はあくまでも来年度分、平成29年度の就学援助に対しての認定のための物差しになります。現在は平成28年度、今現在、認定を受けられている、つまり経済的に大変御苦労されているという方たちを対象として、今すぐにできることをやろうということで、このような制度に考えております。
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○竹田 副委員長 そうしますと、入学に当たっての支給というか準備金というのは、例えば変な話、次の年度、認定されなくても平成28年度に3月1日現在に認定されている人は、その後例えば4月以降は認定から漏れる方であっても一応受ける権利がこれまでもあったということなんですね。
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○池田 学務課担当課長 これまでという解釈はしておりませんで、今回は改めてこの制度をつくりましたので、これからという話になります。そして確かに毎年毎年の収入になりますので、今年度認定を受ける所得の状態でありましても、来年度は収入が少しふえて認定から外れる方もいらっしゃるかもしれません。その逆もあるかもしれません。ですから逆の方につきましては、29年度に改めてお支払い、援助金をお支払いする形になりますし、今現在困っているということで28年度の認定の方にはお支払いするといったような形での考えでございます。
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○竹田 副委員長 そうすると、今まで改めて6月1日の税の確定を待って支給していた、そういうものを前倒しをするというのではなくて、そもそももう既に前年度に認定されている人には入学準備金を支給できるということになったと受けとめてよろしいんですか。
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○池田 学務課担当課長 考え方としては前倒しなんですね。とにかく後から標準服などを買って、後からそれに対してお手伝いをするということじゃなくて、買う前になるべくお手伝いをしようという発想があります。ですから、今年度、今現在困っている方に対しての入学前に準備金のお手伝いとしてお支払いするという対象になっております。
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○竹田 副委員長 おっしゃっていること、よくわかるんです。趣旨はわかるんです。今困ってらっしゃる方が中学校に行くどうしても必要なものを入学してからではなくて、その前に出してくださいという、その趣旨で私も理解しているんです。
ただ、それが前倒しで支給されることになったいきさつというか、趣旨はわかるんだけど、どうしてそれができるのかということを私一番最初に聞いたんですね。本来だったら6月1日の税の確定、平成29年度の6月1日の税の確定があってから4月、5月分とかまとめて出ますよね、今までは。6月の末に。4月の分も出ない、5月の分も出ない、6月の末に本年度、つまり平成29年度の支給については4月5月まとめて、入学もまとめて6月の末に出ていた。それが6月1日の税の確定を待たずに出せるということは、つまりただ単に29年度の前倒しをしたんではなくて、そうでなくてもう28年度に確定している人にも出しましょうと。つまり29年度は就学援助を受ける対象じゃなくなっても出しましょうということになったということですかと聞いているんですけれども。
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○池田 学務課担当課長 そのとおりでございます。
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○竹田 副委員長 了解しました。それで私は納得したんですね。今まで何で6月末じゃなきゃだめ、どうしてもこれ鎌倉市は他市に比べて早いんですと、どうしてもその前には出せないんですと言っていた理由が納得できました。今度からはそうではなくて、前年度分の就学援助を受けている方が次年度に認定を受ける受けないにかかわらず、とりあえずいただけるということになったということで了解しました。
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○納所 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたしました。
まだ報告事項があるのですけれども、午前中の審査はこの程度にとどめまして、その先は午後13時20分からの再開としたいと思いますがよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
暫時休憩いたします。
(11時45分休憩 13時20分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○納所 委員長 日程第4報告事項(3)「横浜市との図書館相互利用の実施について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○中央図書館長 日程第4報告事項(3)横浜市との図書館相互利用の実施について報告いたします。
鎌倉市図書館では、鎌倉市図書館の設置及び管理に関する条例施行規則第11条に基づき、横浜市と協定を締結し、図書館相互利用を開始しようとするものです。なお、藤沢市、横須賀市、逗子市、三浦市、葉山町とは既に図書館相互利用を実施しております。
協定書は、第1条から第10条まであり、鎌倉市及び横浜市の教育長名で平成29年2月20日に締結し、横浜市との相互利用は3月1日から実施する予定です。第1条では、市民の利便性向上という目的を定めています。第2条では、この協定における相互利用が鎌倉市に居住する者に対し横浜市立図書館が、横浜市に居住する者に対し鎌倉市図書館が、それぞれ図書館資料の貸し出し等を行うことであるという定義を定めています。第3条では、相互利用の範囲は鎌倉市と横浜市がそれぞれ別に定めるものとしています。鎌倉市では鎌倉市図書館及び横浜市図書館相互利用に関する実施要領を、横浜市では横浜市立図書館と他の地方公共団体図書館との相互利用実施要領を定めました。第4条では、図書館資料の返却方法を定めています。第5条では、図書館資料が返却期限日を過ぎても返却されない場合の督促について定めています。第6条では、利用者が貸し出しを受けた図書館資料を忘失、または汚損した場合について定めています。第7条では費用負担について、第8条は連絡会の設置について、第9条は効力の発生、第10条では疑義が生じた場合の解決について定めています。
横浜市との相互利用については、かねてより市民要望がありました。県内最大規模の蔵書を有する横浜市との相互利用によって、鎌倉市民が多様な図書や専門的な資料に出会う機会がふえ、市民の文化・生涯学習環境を広げる効果が期待できます。相互利用を実施する図書館は、鎌倉市5館、横浜市18館です。利用対象者は鎌倉市及び横浜市に居住する人です。鎌倉市民が横浜市の図書館を利用する場合、利用する図書館で利用カードを作成し、横浜市の規則に沿って資料の貸し出しを受けることができます。ただし、資料の予約については、市民サービスへの影響を考慮して鎌倉市、横浜市ともに行いません。相互利用開始後も横浜市と相互利用連絡会を設置し、広域図書館サービスの円滑な運営に努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
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○高橋 委員 説明の中にもありましたように、以前からぜひお願いしたいという要望の多かった内容でありますから、実現できてよかったと率直に思っておりますけれども、最初に、たしかもう20年ぐらい前なんですけれども、藤沢市と茅ヶ崎市が始めたんですね。それが記事になりまして、鎌倉市もこういうことができないんですかというようなお願いをして、少しずつですけれども、逗子市や藤沢市とやっていただいて、今は葉山町とかもやっているんでしょうか。ここへきて横浜市も拡大できるということで、利用者にとっては非常にいいことだと思います。
幾つか確認を含めてお伺いをしたいんですけれども、これはいつごろから協議を始めてきたものなのでしょうか。
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○中央図書館長 去年の大体同じ時期から協議を始めてきました。
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○高橋 委員 かなり以前から要望とかはあったのですけれども、その何かきっかけというんですかね、そういうのはどういうことだったんでしょうか。
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○中央図書館長 鎌倉市、うちは積極的に横浜市とはやりたいとずっとかねがね思っていたんですが、横浜市が相互利用は行わない方針だったんですが、横浜市でもアクションプランの中で他都市との連携・協力の推進を掲げまして、近隣自治体との相互利用の検討を開始したところなんで、そこにあわせてうちも一緒にやっていこうという話になりました。
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○高橋 委員 そういう基本方針がかわったということで、鎌倉市以外にも横浜市はほかの市ともやっているんですか。
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○中央図書館長 この3月1日というか、それまでに川崎市、あと大和市、あと藤沢市、鎌倉市、この4市です。
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○高橋 委員 個別にいろいろな市が近隣市と相互利用の協定を結んだりなんかしてきた経過がありましたので、県はそういう広域利用を推進しようということで、方針を出していたと思うんですけれども、その全県で本来であればどこでも乗り入れできるというのが一番理想な形だと思うのですけれども、その辺の協議というのはどうなっているんでしょうか。
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○中央図書館長 全県で全てどこの図書館でも借りられるという形にする場合は、やはり例えば横浜市とやった場合も、実は鎌倉の市民が横浜市で借りた図書は横浜市で返さなきゃいけないような形になるんです。どうしてもそれぞれの市のシステムが図書館システムというのが違いますので、どうしても借りた本は借りたところで返すという形になってしまいますので、もし全県に広げるとなると、物流システムとか、そういうのを構築していかなきゃいけない部分が出てきますので、なかなか難しい部分があるかと思いますが、これから先マイカードの部分のそういう利用というのも検証段階に入ってきますので、その辺のマイカードの実証実験等も注視していきたいなとは考えております。
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○高橋 委員 今回のやつも横浜で借りることはできるけれども、返すのも横浜に返すということになっているんですね。
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○中央図書館長 そのとおりです。
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○高橋 委員 余りないような図書をやっと見つけて、そこで借りて資料にしてというのは非常にいい機会なんだろうと思うのですけれども、利便性からすると、どうしても借りるのは現場に行って借りたにしても、返すのは鎌倉の方が横浜で借りたのなら鎌倉に返してというのができるのが一番理想ですよね。何かその辺はシステムじゃなくても何か多少予算がかかっても、対応できるような方法というのはないんでしょうか。
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○中央図書館長 かなりの物流コストというのがかかってくるかと思うのですが、その辺の部分も全県なりそういう集まる機会がありますので、その辺どうしていけばより利便性になるかというのを検証していきたいなとは思っております。
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○高橋 委員 私が先ほど県は全域の何か相互乗り入れみたいな方針があるみたいな話をしたら、何となくそんな方針じゃないような感じで聞いておられたんですけれども、県はそういう方針というのはないんですか。
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○中央図書館長 具体的に県内全体でというのはないです。
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○高橋 委員 そしたらぜひ一番大きなところが窓口が開きましたから、これを契機にいろいろ全県で相互乗り入れできるように県の会議もあるでしょうから、そういうときに問題の課題の洗い出しとかから始めていただいて、できればそうやって相互利用ができるように働きかけていただければなと思います。お願いだけしておきます。
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○前川 委員 非常に便利がよくなってきて、いい取り組みだと思っておりますけれども、お伺いしたいんですが、これ周知の方法は、市民の皆さんにはどういうふうにされているのですか。もう3月1日からということですけれども、現段階はどんな感じでしょうか。
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○中央図書館長 3月1日号の広報かまくらにももちろん載せていきたいと考えておりますし、鎌倉市の図書館のホームページ上にもその辺は周知していこうかなと考えております。あとは館内にポスターをそれぞれの5館に張りまして、周知をしていきたいと考えております。
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○前川 委員 マイカードというのは、今までの図書館のカードと同じようなものなんでしょうけれども、横浜市のたくさん何カ所もありますけれども、それを共通で出せばいいということで、どこで借りたかということも全部そこに登録されるということになるわけですか。
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○中央図書館長 はい、横浜市では横浜市の広域カードというのを用意していただいて、それを使っていただければどこの館でも横浜市内の館なんですが、利用できるような形になっております。
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○前川 委員 とにかく広域になるということはいいことですけれども、いろいろ課題もあるのかとは思うんですが、いいことだと思いながら、課題というのは何か、知ってらっしゃる先進市があるから聞いてらっしゃることというのはあるんですか。
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○中央図書館長 課題みたいなのは、もしあるとしましたら、横浜市と鎌倉市の場合、横浜市と境を接している大船図書館の利用がふえてくるのかなというのは考えております。ただ、逆に大船が接している栄区の図書館の利用とか、あとは利便性のいい戸塚の図書館とか、そういう部分の利用もふえていくのかなと考えております。相互にそれぞれ利用は活性化されるのではないかと思います。
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○前川 委員 そういう課題ですか。いいほうにということでよかったです。
あと、この協議会設置と書いてありますけれども、ここはどういう協議会となっていくんですか。
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○中央図書館長 横浜市と鎌倉市とで協議会を設置して、それぞれ運営について話し合っていくような形になるかと思いますが、今、これから始めまして、どういう問題は、多分出てこないのかと思いますけれども、問題点等あれば、そこで協議して修正していくとか、そういう形をやっていきたいと思っております。ただ、具体的な内容についてはこれから横浜市と詰めていこうと考えております。
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○納所 委員長 千委員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(13時32分休憩 13時47分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)よく鎌倉市の中央図書館の本は古いのが多くて役に立たないと聞きます。鎌倉市でリクエストした本が横浜市にあるなら、それを借りられると便利だと思いますが、送料の関係で無理ですか、いかがですか。
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○中央図書館長 中央図書館の本が古いということなんですが、一応、中央図書館というか、図書館全体で27年度なのですが、大体1万5,000冊ほどは毎年購入はかけていますので。ただ、新しい本というのはやはりリクエストが多くて、借りる方がすごい多くて、その本棚に直接新しい本がなかなか並びにくいという状況は確かにあります。
あと、例えば横浜市にある本を鎌倉市の図書館を通して予約というか、借りることは可能です。ただ、お時間がやはり横浜市の場合かかりまして、県を通して横浜市とやるような形になりますので、本当に申しわけないのですけれども横浜市の場合は一月ぐらいかかってしまいます。ただ、そのものを解消しようとして直接行っていただいて借りるということでしたら、その場で借りるのは可能だということで、利便性は増したのかなとは思っております。ただ、どうしても行けないという場合は、鎌倉市を通して横浜市の本も借りることは可能ですので、ぜひそういう制度も御利用していただければと思います。
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○竹田 副委員長 幾つかお伺いしたいんですけれども、藤沢市、逗子市ともこの相互借り入れについてと、今回の横浜市との借り入れの規約といいますか、決まり事は全く同じですか、それとも藤沢市や逗子市との方向利用については、少し違うんでしょうか。
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○中央図書館長 一番大きい違いは、やはり藤沢市とほかの三浦ブロックの場合は予約ができるというところです。横浜市とは予約ができないというところです。先ほど御説明しましたように、両方の市で予約をするとなると、今でも予約というのはかなりお待ちになっていただくことがありまして、それに横浜市の方が予約が入ってくるとなると、かなりの待つ期間が延びてしまうということで、横浜市と鎌倉市双方で話し合って、予約はとりあえずやめようということで、横浜市とは予約をやらないという方針になりました。
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○竹田 副委員長 藤沢市、逗子市とは予約をすることがお互いにできるということで、ちなみに伺いたいんですけれども、この相互利用によってどのぐらい藤沢市、それから逗子市が、市民の方々からの利用があるのですか。
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○中央図書館長 27年度の数字なんですが、藤沢市民が鎌倉市図書館で借りた図書の点数なんですが、3万6,940点。逆に鎌倉市民が藤沢市図書館で借りた点数は6万2,191点。鎌倉市民の方のほうが多く借りているという形になります。逗子市民が鎌倉市図書館で借りた点数は1万748点。逆に鎌倉市民が逗子市図書館で借りた点数は3万505点となっております。いずれも貸し出し点数は鎌倉市民のほうが上回っている状況です。
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○竹田 副委員長 鎌倉市民の方々は非常に書籍に対する情報を得たいというお気持ちが強いのかななんて思いましたけれども。
そうすると、これまで藤沢市、逗子市とこういうことをやり取りしている中で、当然のことながら、鎌倉市の図書館の業務量も結構、このことによる業務量は当然のことながら相手よりも負担がかかっている、こちらにもある程度の当然のことながら業務量はふえたかと思うのですが、今後、横浜市の市民の方々が借りられるという状況になったときの負担というか、業務量のふえる見込みはどんな感じで受けとめていますか。
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○中央図書館長 鎌倉市全体の貸し出しから見て、相互利用がどれぐらいかと申しますと、平成27年度の鎌倉市の個人の貸し出し点数は141万1,599点なんですね。藤沢市は全体の2.61%、三浦半島ブロックは全体の1.07%という形になっていますので、そんなに相互利用をやることによって業務がはね上がるというか、過大になるということはないのかなと考えております。
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○竹田 副委員長 ただ、地域館がこれから非正規化に向かっていく中で、こういう新たな業務が多少なりとも何%、数%以上出てくるということで、そこのところを心配するところかと思いました。また状況等を報告いただければと思います。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認です。本報告について了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第5「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち教育部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○齋藤[和] 教育部次長 日程第5議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算、第10款総務費及び第55款教育費のうち、教育部所管の内容について説明をいたします。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書の54ページを、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は24ページを御参照ください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第10目文書広報費、市史編さん事業に係る経費は、事務補助嘱託員2名の報酬などを計上いたしました。
予算に関する説明書の142ページを、事項別明細書の内容説明は325ページを御参照ください。第55款教育費、第5項教育総務費、第5目教育委員会費は610万1,000円で、教育委員会運営事業に係る経費は、教育委員4名の報酬などを計上いたしました。
予算に関する説明書は145ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は326ページから330ページを御参照ください。第10目事務局費は7億3,619万6,000円で、事務局運営事業に係る経費は、学校技能員など非常勤嘱託員の報酬、臨時的任用職員の賃金などを、学校安全対策事業に係る経費は、小学校警備業務、学校機械警備などの委託料を、教職員運営事業に係る経費は、教職員の一日健康診断、福利厚生事業などの委託料や神奈川県公立小中学校長会等、各関係団体への負担金などを、学校施設管理事業に係る経費は、建物共済保険料、学校用地賃借料などを、職員給与費として教育長と教育部のうち、生涯学習センター及び中央図書館を除く職員48名に要する職員給与費をそれぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は、331ページから338ページを御参照ください。第15目教育指導費は3億4,408万4,000円で、学校保健事務に係る経費は学校医、学校薬剤師の報酬、就学時健康診断、心臓病等各種検診業務委託料などを、就学事務に係る経費は臨時的任用職員賃金、卒業証書等印刷製本費などを、学校保険事務に係る経費は、学校賠償責任等保険料、独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済掛金などを、教育指導運営事業に係る経費は、学校運営指導員報酬、各種研究・大会等負担金などを、情報教育事業に係る経費は、コンピュータ等維持修繕料、小中学校教育用コンピュータ賃借料などを、教育支援事業に係る経費は、学校図書館専門員、小中学校非常勤講師などの報酬、総合的な学習の時間等実践交付金などを、特別支援教育事業に係る経費は、スクールアシスタント、学級介助員などの報酬、学級支援員謝礼や、肢体不自由学級児童生徒送迎バス運行業務委託料などを、就学支援事業にかかる経費は、高等学校等就学援助金などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は、147ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は、339ページから341ページを御参照ください。第20目教育センター費は3,258万9,000円で、相談室事業に係る経費は、教育センター教育相談員、教育支援教室教育支援員などの報酬、心のふれあい相談員などへの謝礼などを、調査研究研修事業に係る経費は、教育指導員などの報酬、各種研究会・研修会の講師謝礼などを、教育情報事業に係る経費は、「かまくら子ども風土記」改訂協力員等謝礼や中学校理科学習資料印刷製本費などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は149ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は343ページから347ページを御参照ください。第10項小学校費、第5目学校管理費は8億8,585万1,000円で、小学校運営事業に係る経費は、小学校16校の教材用消耗品費、プロパンガス等燃料費、校舎小破等維持修繕料、緊急地震速報受信装置購入費、教材教具等備品購入費などを。
小学校給食事務に係る経費は、給食用補充食器等消耗品費、深沢小学校など8校の給食調理等業務委託料、給食用備品購入費などを、小学校研究・研修事業に係る経費は、各校の教職員の研究・研修に要する、講師謝礼や消耗品費などを、小学校施設管理運営事業に係る経費は、小学校16校に係る光熱水費、施設小破修繕料、トイレ清掃等の各種委託料などを、職員給与費として、小学校勤務職員45名に要する職員給与費をそれぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は、348、349ページを御参照ください。第10目教育振興費は1億171万9,000円で、小学校特別支援教育事業に係る経費は、第一小学校など11校の教材用消耗品費などを、小学校教育振興助成事業に係る経費は、要保護児童に対する修学旅行及び準要保護児童に対する学用品、給食などの扶助費と、特別支援教育就学奨励費をそれぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は350ページを御参照ください。第15目学校建設費は7,662万3,000円で、小学校施設整備事業に係る経費は、御成小学校旧講堂改修設計業者選定委員会報酬、第二小学校外5校冷暖房設備設置工事設計委託料、関谷小学校北棟トイレ改修工事設計委託料、富士塚小学校受水槽等改修工事請負費などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は、151ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は、351ページから355ページを御参照ください。第15項中学校費、第5目学校管理費は4億1,926万9,000円で、中学校運営事業に係る経費は、中学校9校の教材用消耗品費、校舎小破等維持修繕料、緊急地震速報受信装置購入費、教材教具等備品購入費などを、中学校給食事務に係る経費は、ランチボックス等消耗品費や給食調理等業務委託料、給食予約等管理システム構築及び運用業務委託料などを、中学校研究・研修事業に係る経費は、各校の教職員の研究・研修に要する講師謝礼などを、中学校施設管理運営事業に係る経費は、中学校9校に係る光熱水費、施設小破修繕料、トイレ清掃等の各種委託料などを、職員給与費として、中学校勤務職員12名に要する職員給与費をそれぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は、356、357ページを御参照ください。第10目教育振興費は5,618万8,000円で、中学校特別支援教育事業に係る経費は、第一中学校など7校の教材用消耗品費、腰越中学校特別支援学級初度調弁などを、中学校教育振興助成事業に係る経費は、要保護生徒に対する修学旅行及び準要保護生徒に対する学用品、校外活動などの扶助費と特別支援教育就学奨励費をそれぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は358ページを御参照ください。第15目学校建設費は3億8,059万円で、中学校施設整備事業に係る経費は、第二中学校体育館特定天井改修工事設計委託料、腰越中学校トイレ改修工事設計委託料、大船中学校校庭整備工事請負費などを、それぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は、152ページにまいりまして、事項別明細書の内容説明は、361ページから364ページを御参照ください。第20項社会教育費、第5目社会教育総務費は5億4,154万5,000円で、社会教育運営事業に係る経費は社会教育指導員などの報酬、演奏会演奏委託料、教育文化施設建設基金への利子積立金などを、放課後子ども教室運営事業に係る経費は、コーディネーター、教育活動推進員等の謝礼や、教室運営に要する消耗品費などを、吉屋信子記念館管理運営事業に係る経費は、施設修繕料、管理補助業務や庭園管理業務委託料などを、職員給与費として、経営企画部文化人権推進課文化担当、こどもみらい部青少年課、教育部のうち教育総務課・中央図書館及び文化財部の職員65名に要する職員給与費をそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は、154ページにまいりまして、事項別明細書の内容説明は、373ページから375ページを御参照ください。第15目生涯学習センター費は2億6,776万8,000円で、生涯学習センター推進事業に係る経費は事務補助嘱託員の報酬、生涯学習推進事業委託料などを、生涯学習センター管理運営事業に係る経費は、生涯学習センター管理業務補助嘱託員報酬、鎌倉生涯学習センター等光熱水費や維持修繕料、鎌倉生涯学習センターに係る、総合管理業務委託料や鎌倉生涯学習センター土地賃貸借契約更新料などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は、156ページから159ページ、事項別明細書の内容説明は、378、379ページを御参照ください。第25目図書館費は1億3,522万2,000円で図書館管理運営事業に係る経費は、図書館業務嘱託員、専門的図書館業務嘱託員等の報酬、一般図書資料等消耗品費、図書館施設に係る光熱水費、総合管理業務委託料、コンピュータ機器等賃借料などを、それぞれ計上いたしました。
議案集その2の13ページ、予算に関する説明書の184、185ページをお開きください。第3条債務負担行為について説明いたします。御成小学校旧講堂改修工事設計委託事業費は、御成小学校旧講堂改修工事を実施するに当たり、基本設計及び実施設計に要する経費を、期間を平成29年度から平成30年度まで、限度額を2,000万円として、第3表及び調書のとおり、債務負担行為の設定をしようとするものです。
次に、学校施設老朽化状況調査委託事業費(小学校分)及び(中学校分)は、小・中学校25施設についての調査委託契約を締結するため、期間を平成29年度から平成30年度まで、限度額を、小学校分は674万円、中学校分は294万9,000円として、第3表及び調書のとおり、債務負担行為の設定をしようとするものです。
以上で、第10款総務費、第5項総務管理費及び第55款教育費、第5項教育総務費から第20項社会教育費までの説明を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの説明に御質疑はありませんか。
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○竹田 副委員長 それでは、ポイントを絞って5点伺わせていただきます。
一つ目が、よく話に出てくるのですが、24ページ、市史編さんです。これはよくこれだけの額でよくできるなという話で、私、他市と比べてみました。ちなみに藤沢市と比べてみたんですけれども、藤沢市の一般会計予算は鎌倉の2.3倍なんですね。だけど、市史編さんには4倍かけているんです、4倍。これ、どういうことなんだろうかと、全く比例しなさいとは言いませんけれども、鎌倉市みたいにたくさんの資料のある市でもって、藤沢市の4分の1というところのあたりはどういうことなのかなと、疑問に単純に思うんですけれども、そのあたり御説明いただけますでしょうか。
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○中央図書館長 今、近代資料担当、市史編さんを補助執行しているんですが、その中で実際まだ市史編さんの実際の作業というか、その編さん作業まではまだいってなくて、実際その資料を集めているような段階になっております。ですから、藤沢市がどういう状況か存じ上げませんが、市史を実際につくり出すとなると、かなりの金額はもちろんかかってくるかと思います。その市史編さんのための委員会をまず立ち上げて、そういう委員の報酬等もかかってきますので、その分でもしかしたら違うのかなと考えております。
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○竹田 副委員長 藤沢市はもう委員会をつくっていますね。それから講習をやっていたり、市史編さんの成果報告もしているということで、やっている内容が随分違うなとは思いましたけれども、わかりました。今後鎌倉市においても、もう少し資料整理が終わった段階で、もうちょっとお金をかけて市史編さんのまとめやら何やらいろいろやっていくということになるんでしょうか。
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○中央図書館長 実際、いつから始めるかという部分も議論していかなきゃいけない部分があるかと思いますが、市制施行の80周年、90周年を機会としてやるとか、そういう部分である程度長いスケジュールで検討していく必要があるのかと思っております。
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○竹田 副委員長 2点目伺います。337ページの特別支援教育事業のところですけれども、これ私の思いつきと思って聞いていただきたいんですけれども、ここにスクールアシスタント報酬16人とあって、このスクールアシスタントの16人の方というのはたしか教員の免許を持ってらっしゃる方だったと思うんです。そうすると、この間私総括質問の中でも伺わせていただいたんですけれども、今とにかく産休、育休、療休、妊体免、足りないと、職員がとにかく途中で見つからないという状況の中にあって、例えばなんですけれども、このスクールアシスタント16人は1カ月に12日勤務と聞いているんですね。そうすると可能性として、例えばこの方がいいですよということになれば、例えば残りの8日間あたりを例えば非常勤講師としての形の雇用というのはできるのかということなんですね。つまり、学校現場としては一人でも1時間でも時間が足りない、一人の人間がいなくなった後の穴埋めというのは大変なんですけれども、そこでこの方がスクールアシスタント1カ月12日、残りの8日間をうまく非常勤講師枠で働いていただけるならば、こんな便利なことはないなと思って伺っているんですけれども、いかがでしょうか。
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○小日山 学務課担当課長 今、市費のスクールアシスタントの方が県費の非常勤というお話ありましたけれども、基本的には市費で報酬を得ている方が県費の職員になることは原則できません。県費の非常勤が別の県費の仕事をすることは可能なのですけれども、市費と県費となるとそれはできないということになります。また、スクールアシスタントをやられている方は基本的に支援の立場で子供たちにかかわりたいということで、仕事の中身はやはり教員という立場と違いますので、そこもやはりスクールアシスタント御本人の働き方の部分でも難しいかと思っております。
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○竹田 副委員長 三つ目伺います。343ページ、小学校運営事業なんですけれども、そうするとこれを見ますと事業費が昨年と比べて総額でおよそ200万円減額になっているんです。単純にそこだけ見させていただくと。この間もこの中から幾つかのものが学校配当予算として枠づけられて配当するということになるわけで、そうすると総額事業費が200万円減っている中で、来年度、学校配当予算は例年どおりに配当できる見込みがあるのかと、不安になったので、そのあたりどんな感じでしょうか。
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○齋藤[和] 教育部次長 学校配当予算につきましては、平成28年度現年度と平成29年度予算はほぼ同額でございますが、若干平成28年度は電気料が少しお安くなった分を学校配当予算に、消耗品費等に回した分が若干ございまして、その分は29年度はなくなりますので、若干減りますけれども、基本的に総括質問でもお答えしましたように、理事者加算分と言われている分もつきますので、配当いたしますので、大きな違いはないというところでございます。
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○竹田 副委員長 4点目伺います。346ページ、小学校施設管理費運営事業なんですけれども、その中で御成小学校エレベーター点検手数料というのがあるんですね。実は中学校は4校にエレベーターがついている。9校中4校がエレベーターがたしかついていて、小学校16校中1校しかついていないんですね。この16校、御成小学校は建設当時からエレベーターもとにかくバリアフリーの学校としてスタートしましたので、ついたんですけれども、そのほかの学校はエレベーターがついてない状況の中で、今現在エレベーターを必要とするような子が、ほかの15校にいらっしゃるのかどうか。その辺の実態を伺いたいんですけれども。
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○教育指導課長 今、エレベーターを必要とされているお子さんがほかの学校にもいるかという御質問だと思いますが、実際に今後必要になってくるであろうというお子さんはいるとは聞いております。
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○竹田 副委員長 そうしますと、今後というのはどのぐらいの、例えば1カ月後なのか、1年後なのかわかりませんけれども、それに見越してその子の対応をどうしたらいいのかということの検討はなされているのかどうか。
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○教育指導課長 施設面のこともございますので、学校施設課の課長と相談をしながら、その子にニーズに合うような形を考えていくというようなことで、今お話をしているところでございます。
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○竹田 副委員長 よろしくお願いします。具体的な部分でのどのぐらいのニーズなのかという状況は、つまびらかに私自身も把握しているわけじゃないのですけれども、将来的にどうしても、この子には当然のことながら困難が生じてくるだろうということが見えたときは、本当にできるだけ早く対応をとっていただけるように、今のお話ですと、今後検討していけるというお話を伺いましたので、よろしくお願いします。
最後の5点目なのですが、358ページ大船中学校校庭整備工事請負費3億6,000万円ということで随分立派な校庭ができるんだなと。図面を見させていただいても大変立派な校庭なんだろうということは想像がつくんですが、それにつけても心配になってくるのが、正直言ってほかの学校の校庭です。本当に雨の降った後には二日間は丸々体育ができないとか、それを改修するために本当に部活もやらないで、子供たち職員みんなで水はけのための土入れから何かしなければならない状況がある。そういう学校もある状況のようです。そうすると、一方で大船中学校は新しい学校で3億6,000万円かけての校庭改修ということは、それは当然あってもいいんですけれども、それと同時に、残りの学校の校庭、どうしても授業に支障が来すような、例えば午前中降りました、きょうは無理だね、次の日の朝できるというのならいいんだけど、丸二日間もう校庭に粘土がべたべた浮いてしまうような校庭もあるようですので、その辺の校庭改修計画というんですかね、整備計画というのかな、そういうのというのはあるんでしょうか。
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○学校施設課長 老朽化した学校への改修の計画ということにつきましては、今回平成29年度の債務負担行為の中でも出させていただいております、老朽度の調査というのを実施する予定でございます。こちらにつきましては、主に校舎についての老朽化を調査した上で、今後の建てかえであるとか、長寿命化を図るような改修を行うというような状況をつくり上げる計画の基礎として考えていこうとしている部分でございます。そちらの校舎本体の改修にあわせまして、校庭の状況につきましても、計画的な改修を行えるよう検討してまいりたいと考えてございます。
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○竹田 副委員長 校舎の老朽化というのは、すぐ、きょうあすあさってのことではなくて、将来的なことなんですね。今すぐ何か困るということではない。校庭の場合は、きょうあす、雨が降ればその日、その次の日も困るという、非常に喫緊の課題なんです。ですからその点、校舎とともにというか、むしろもちろん同時でいいんですけれども、校庭も本当に前向きに検討して修繕計画を立てて、改修に取りかかっていただきたいと思いますが、そういうことでよろしいでしょうか。
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○学校施設課長 校庭の単独の形の改修計画という形になるかどうか、また今後検討してまいりますけれども、施設についての改修の計画というのは構築した上で教育環境の向上に努めてまいりたいと思ってございます。
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○竹田 副委員長 どうぞよろしくお願いします。
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○納所 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認します。なしでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
送付意見なしを確認しました。
教育部職員退室、文化財課職員入室のため、暫時休憩いたします。
(14時20分休憩 14時22分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○納所 委員長 日程第6報告事項(1)「平成28年度鎌倉市指定文化財の指定について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○文化財課担当課長 日程第6報告事項(1)平成28年度鎌倉市指定文化財の指定について御報告いたします。
今回報告させていただく物件は、平成28年11月28日開催の鎌倉市文化財専門委員会において諮問し、平成29年1月27日開催の同委員会の答申を得た後、2月1日開催の鎌倉市教育委員会で議決され、2月17日に告示いたしました。
資料の「平成28年度鎌倉市指定文化財指定物件一覧」と添付の指定理由書を御参照ください。今回の指定物件は3件あり、各指定物件の概要について御説明いたします。
1件目は彫刻で木造大黒天立像一躯、所有者は長谷寺です。本像は、烏帽子を被り、顔は正面に向けて、両眼尻を下げ口角を上げて微笑んだ表情をしています。狩衣を着け、袴をはき、左肩から背に大袋を負っています。左手は胸の脇で大袋の口を握り、右手は腹の脇で槌を握り、両足を開いて、縦に二つ並んだ米俵の上に立っています。
スギかとみられる粗い木目の材の一木で造られており、中心となる材の背面に、応永19年(1412)にこの像をつくるに際して書かれた墨書が認められます。
室町時代初期に当たる応永19年の年紀は、大黒天像としては全国的に見ても古いもので、東日本ではこれより古いものは知られていません。大黒天の信仰などの歴史を知る上で本像の存在は貴重です。
2件目は、典籍、紙本墨書神明鏡二冊(上・下)、所有者は浄妙寺です。
神明鏡は、神武天皇から後花園天皇の永享六年(1434)正月までの出来事を、天皇の歴代ごとに記した編年体の歴史書で、上・下二巻で構成されています。特に下巻は東国の情勢が詳しく記され、永享五年(1433)九月十六日条には、鎌倉を襲った地震の記述も見られます。
浄妙寺本は、二冊をそれぞれ上巻・下巻にあて、後の時代につけられた表紙と裏打ちが施されています。本文中に書かれた、鎌倉公方足利氏の末裔である喜連川氏の系譜の末尾に、17世紀の人である尊信の名があることから、17世紀の制作とみられます。下巻の第33丁裏に「天文九年」(1540)との本奥書があり、書写のもととなった本の系統が明確にわかるとともに、上・下完備の良質な写本であり、さらに他の写本に見られない独自の省略・改変があることから、伝来過程の究明において、貴重な役割を果たすものとみなされます。なお、現在は鎌倉国宝館に寄託されています。
3件目は、考古資料、大倉幕府跡出土の雅楽器文鏡一面、所有者は鎌倉市です。本資料は、鶴岡八幡宮境内から東へ約300メートルに位置する大倉幕府跡で、平成26年(2014)に実施された発掘調査で出土したもので、鎌倉時代後半の13世紀末から14世紀初頭に掘られたと考えられる土坑の中から出土しました。大倉幕府は、13世紀前半の嘉禄元年(1225)には若宮大路沿いの宇津宮辻子に移転しているため、本資料と幕府との関連はないと思われます。鏡の平面形は円形で、保存状態はよく、材質と鋳造技術の高さがうかがえます。背面の中央には「鈕」と呼ばれるひも通しのつまみがあり、その周りには円が描かれています。円の内側には雅楽で用いられる楽器と小道具と二羽の鳥が、外側には花や雲の文様と笛・撥などが描かれています。楽器が描かれた鏡は全国的にも珍しく、本資料の他には鎌倉時代のものと、製作時期が不明の二例しか知られていません。
本資料は形や大きさ、鈕の形式、鏡の文様の特徴から、鎌倉時代初期に製作されたものと考えられます。出土地点の層位から使用期間が明らかである点、類例の非常に少ない雅楽の楽器・小道具を背面の文様としている点で貴重です。
以上の3件を新たに指定いたしますと、鎌倉市指定文化財は318件となります。国宝の15件、国の重要文化財等201件、県の重要文化財66件とあわせ、市内の指定文化財は合計600件となります。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認でございます。本報告について了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第7「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○文化財課担当課長 日程第7議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管の内容について御説明いたします。
一般会計予算に関する説明書は56ページから59ページを、一般会計予算事項別明細書の内容説明は34ページから35ページを御参照ください。第10款総務費、第5項総務管理費、第20目財産管理費は7億1,011万7,000円で、財産管理事務に係る経費は、野村総合研究所跡地巡回等業務委託料など、施設管理に係る経費を計上いたしました。
予算に関する説明書は152ページから155ページ、事項別明細書の内容説明は365ページから370ページ、第55款教育費、第20項社会教育費、第10目文化財保護費は5億7,320万4,000円で、事項別明細書の内容説明は365ページ、史跡買収事業に係る経費は、史跡鶴岡八幡宮境内等土地購入等に要する経費を。
事項別明細書の内容説明は366ページ、史跡環境整備事業に係る経費は、史跡永福寺跡の環境整備や史跡大町釈迦堂口遺跡の崩落対策工事に向けた基本設計等を行うほか、公有地化した史跡の維持管理などに要する経費を。
事項別明細書の内容説明は367ページから368ページ、文化財調査・整備事業に係る経費は、市内遺跡の発掘調査や、出土遺物の整理などに要する経費を。
事項別明細書の内容説明は369ページ、文化財保存・修理助成事業に係る経費は、指定文化財等の保存修理とその活用を図るために要する経費を。
事項別明細書の内容説明は370ページ、公開宣伝事業に係る経費は郷土芸能大会に要する経費などを計上しました。
予算に関する説明書は158ページから159ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は380ページから381ページ、第30目国宝館費は9,574万2,000円で、国宝館管理運営事業に係る経費として、震災から貴重な資料を守るための免震型展示ケース購入費、及び国宝館総合管理業務委託料などの施設維持管理に要する経費を、それぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの説明に御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はなしでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
送付意見なしと確認いたしました。
文化財部職員退室のため、暫時休憩いたします。
(14時32分休憩 14時33分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○納所 委員長 日程第8その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から説明があります。
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○事務局 さきの12月定例会で閉会中継続審査案件として確認された3件の取り扱いについて、御協議をお願いいたします。
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○納所 委員長 ただいまの説明のありましたとおり、以上3件を継続審査要求するということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたしました。
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○事務局 ただいま確認された3件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認をお願いいたします。
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○納所 委員長 ただいまの説明のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第8その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。
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○事務局 委員長報告読み合わせのための委員会の開催でございますが、平成29年3月3日(金)午前9時30分、議会第1委員会室と考えています。御確認をお願いいたします。
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○納所 委員長 3月3日午前9時30分、議会第1委員会室ということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたしました。
以上で、本日の審査は全部終了いたしました。
以上をもちまして、教育こどもみらい常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年2月20日
教育こどもみらい常任委員長
委 員
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