平成29年 2月定例会
第2号 2月 9日
○議事日程  
平成29年 2月定例会

          鎌倉市議会2月定例会会議録(2)
                              平成29年2月9日(木曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  竹 田 ゆかり 議員
 3番  河 村 琢 磨 議員
 4番  中 澤 克 之 議員
 5番  池 田   実 議員
 6番  保 坂 令 子 議員
 7番  岡 田 和 則 議員
 8番  西 岡 幸 子 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  永 田 磨梨奈 議員
 11番  久 坂 くにえ 議員
 12番  長 嶋 竜 弘 議員
 13番  前 川 綾 子 議員
 14番  三 宅 真 里 議員
 15番  渡 邊 昌一郎 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  小野田 康 成 議員
 18番  高 橋 浩 司 議員
 19番  渡 辺   隆 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  上 畠 寛 弘 議員
 22番  山 田 直 人 議員
 23番  吉 岡 和 江 議員
 24番  赤 松 正 博 議員
 25番  大 石 和 久 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          鈴 木 晴 久
 次長補佐        藤 田 聡一郎
 議事調査担当担当係長  笛 田 貴 良
 書記          窪 寺   巌
 書記          片 桐 雅 美
 書記          菊 地   淳
 書記          鈴 木 麻裕子
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 5 番  比留間   彰  経営企画部長
 番外 20 番           文化財部長
         桝 渕 規 彰
 番外 6 番           歴史まちづくり推進担当担当部長
 番外 7 番  松 永 健 一  総務部長
 番外 8 番  柿 崎 雅 之  防災安全部長
 番外 9 番  小 池 忠 紀  市民活動部長
 番外 10 番  進 藤   勝  こどもみらい部長
 番外 11 番  内 海 正 彦  健康福祉部長
 番外 12 番  石 井 康 則  環境部長
 番外 13 番  大 場 将 光  まちづくり景観部長
 番外 14 番  征 矢 剛一郎  都市調整部長
 番外 15 番  伊 藤 昌 裕  都市整備部長
 番外 16 番  樋 田 浩 一  拠点整備部長
 番外 17 番  斎 藤   務  消防長
 番外 62 番  渡 邊 好 二  選挙管理委員会事務局長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
                 鎌倉市議会2月定例会議事日程(2)

                         平成29年2月9日  午前9時30分開議

 1 諸般の報告
 2  一般質問
 3 報告第18号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償   市 長 提 出
         の額の決定に係る専決処分の報告について
 4 議案第89号 市道路線の認定について                  同     上
 5 議案第90号 工事請負契約の締結について               ┐
   議案第91号 工事請負契約の変更について               │同     上
   議案第92号 工事請負契約の変更について               ┘
 6 議案第93号 不動産の取得について                  ┐
   議案第94号 不動産の取得について                  │
   議案第95号 不動産の取得について                  │同     上
   議案第96号 不動産の取得について                  │
   議案第97号 不動産の取得について                  │
   議案第98号 不動産の取得について                  │
   議案第99号 不動産の取得について                  ┘
 7 議案第100号 鎌倉市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について  ┐
   議案第102号 鎌倉市行政手続における特定の個人を識別するための番号  │
          の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条  │
          例の一部を改正する条例の制定について          │
   議案第103号 鎌倉市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改  │
          正する条例の制定について                │
   議案第104号 鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条  │同     上
          例の制定について                    │
   議案第106号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採  │
          用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第105号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正す  │
          る条例の制定について                  │
   議案第101号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する │
          条例の一部を改正する条例の制定について         ┘
 8 議案第110号 鎌倉市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備
          及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介   同     上
          護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定め
          る条例の一部を改正する条例の制定について
 9 議案第107号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につ  ┐
          いて                          │
   議案第108号 鎌倉市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について  │同     上
   議案第109号 鎌倉市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運  │
          営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制  │
          定について                       ┘
 10 議案第111号 平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)        同     上
 11 議案第112号 平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)        同     上
 12 議案第116号 平成28年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算   同     上
          (第1号)
 13 議案第115号 平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2  同     上
          号)
 14 議案第117号 平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  同     上
 15 議案第118号 平成28年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第  同     上
          1号)
 16 議案第113号 平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)   同     上
 17 議案第114号 平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業   同     上
          特別会計補正予算(第1号)
 18 議案第126号 鎌倉市本庁舎整備基金条例の制定について         ┐
   議案第127号 鎌倉市公的不動産利活用推進委員会条例の制定について   │
   議案第128号 鎌倉歴史文化交流館条例の制定について          │
   議案第129号 鎌倉市企業立地等促進条例の制定について         │
   議案第130号 鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の一部を改正する条  │
          例の制定について                    │
   議案第131号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第132号 鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する  │
          条例の制定について                   │同     上
   議案第133号 鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部 │
          を改正する条例の制定について              │
   議案第134号 鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について  │
   議案第119号 平成29年度鎌倉市一般会計予算              │
   議案第120号 平成29年度鎌倉市下水道事業特別会計予算         │
   議案第121号 平成29年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業  │
          特別会計予算                      │
   議案第122号 平成29年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算      │
   議案第123号 平成29年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算    │
   議案第124号 平成29年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算        │
   議案第125号 平成29年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算     ┘
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
     ───────────────────────────────────────
                鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (2)

                    平成29年2月9日

1 次の陳情については、提出者から取り下げたい旨の届け出を受けた。
  2 月 6 日 陳情第26号「山崎浄化センター内の未活用地への新ごみ焼却施設建設」反対について
          の陳情
2 請願1件、陳情5件を請願・陳情一覧表のとおり受理し、付託一覧表のとおり各委員会に付託した。
     ───────────────────────────────────────
                  平成29年鎌倉市議会2月定例会
                請 願 ・ 陳 情 一 覧 表 (2)

┌─────┬──────────────────────┬─────────────────┐
│受理年月日│    件            名    │    提   出   者    │
├─────┼────┬─────────────────┼─────────────────┤
│ 29.2.1 │陳  情│「山崎浄化センター内の未活用地への│鎌倉市山崎970番地         │
│     │第 67 号│新ごみ焼却施設建設」反対についての│「新ごみ焼却施設建設に反対する住民│
│     │    │陳陳情              │の会」              │
│     │    │                 │代表 檜 山   宏       │
├─────┼────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ 29.2.3 │陳  情│平成29年度からの特別徴収額の決定・│横浜市神奈川区鶴屋町2−23−2  │
│     │第 68 号│変変更通知書に受給者の個人番号を記│TSプラザビルディング2階    │
│     │    │載する件についての陳情      │神奈川県保険医協会        │
│     │    │                 │理事長 森   壽 生      │
├─────┼────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ 29.2.6 │陳  情│鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡│鎌倉市由比ガ浜4−8−26     │
│     │第 69 号│地における共同住宅・商業施設建設計│原   正 己          │
│     │    │画に伴う事業者が計画している国道 │                 │
│     │    │134号線海浜公園前交差点右折レーン │                 │
│     │    │増設の見直しを求める陳情     │                 │
│     ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│     │陳  情│荏柄天神参道の改修についての陳情 │鎌倉市二階堂333          │
│     │第 70 号│                 │二階堂親和会           │
│     │    │                 │会長 大久保 義 隆       │
├─────┼────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ 29.2.7 │請  願│155億円超の膨大な費用を要する村岡 │鎌倉市植木19−2−A803      │
│     │第 5 号│新駅建設については、鎌倉市として断│市 川   淳 他1名      │
│     │    │念することを求める請願書     │                 │
│     ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│     │陳  情│鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡│鎌倉市由比ガ浜4−8−27     │
│     │第 71 号│地における、大規模小売店舗および集│西 尾 進 也 他3名      │
│     │    │合住宅建設計画に伴って検討している│                 │
│     │    │『計画地西側の「赤道」の事業者への│                 │
│     │    │払い下げと地番1185-13の開発を認可 │                 │
│     │    │しない』事を求める陳情      │                 │
└─────┴────┴─────────────────┴─────────────────┘

                  付 託 一 覧 表 (2)
┌─────┬─────┬─────────────────────────────────┐
│付託年月日│付 託 先│       件                 名       │
├─────┼─────┼────┬────────────────────────────┤
│ 29.2.9 │総務   │陳  情│平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個│
│     │常任委員会│第 68 号│人番号を記載する件についての陳情            │
│     ├─────┼────┼────────────────────────────┤
│     │観光厚生 │陳  情│「山崎浄化センター内の未活用地への新ごみ焼却施設建設」反│
│     │常任委員会│第 67 号│対についての陳情                    │
│     ├─────┼────┼────────────────────────────┤
│     │建設   │請  願│155億円超の膨大な費用を要する村岡新駅建設については、鎌 │
│     │常任委員会│第 5 号│倉市として断念することを求める請願書          │
│     │     ├────┼────────────────────────────┤
│     │     │陳  情│鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡地における共同住宅・商│
│     │     │第 69 号│業施設建設計画に伴う事業者が計画している国道134号線海浜 │
│     │     │    │公園前交差点右折レーン増設の見直しを求める陳情     │
│     │     ├────┼────────────────────────────┤
│     │     │陳  情│荏柄天神参道の改修についての陳情            │
│     │     │第 70 号│                            │
│     │     ├────┼────────────────────────────┤
│     │     │陳  情│鎌倉市由比ガ浜4丁目テニスコート跡地における、大規模小売│
│     │     │第 71 号│店舗および集合住宅建設計画に伴って検討している『計画地西│
│     │     │    │側の「赤道」の事業者への払い下げと地番1185-13の開発を認 │
│     │     │    │可しない』事を求める陳情                │
└─────┴─────┴────┴────────────────────────────┘
                   (出席議員  26名)
                   (9時30分  開議)
 
○議長(中澤克之議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。9番 日向慎吾議員、10番 永田磨梨奈議員、11番 久坂くにえ議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 内容は配付いたしましたとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第2「一般質問」を昨日に引き続き行います。
 まず、渡邊昌一郎議員の発言を許可いたします。
 なお、渡邊昌一郎議員から一般質問に際し、資料を持ち込みたい旨の申し出があり、議長職権により資料を配付させていただいております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  皆さんおはようございます。きょうはめっきり寒くなりまして、何か冬らしい季節感が肌に感じたところでありますけれども、きのうまでのお天気とは打って変わって、本当に冬らしいという季節でありますが、私も2期目最後の一般質問になりましたので、気合いを入れて質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 三つ大きな項目がございまして、一つ目は第3期基本計画後期実施計画について。それと、二つ目が弱者に対する取り組みについて。三つ目は、松尾市長の政治姿勢についてということでお伺いをしたいと思います。
 この実施計画につきましては、昭和51年9月に議決された鎌倉市の総合計画で、平成29年度から第3期基本計画の後期実施計画の3年間がまさに始まろうとしているわけです。概要は施策の選択と集中による事業量の適正を図りながら作成したということが書いてございます。
 たくさんございますので、細かいことになりますけれども、一問一答形式のような形でお伺いをしていきますので、簡単で結構でございますのでお答えをいただきたいと思います。
 まず、神奈川県知事の黒岩知事が神奈川の海を活性化しようとシープロジェクトを発信しています。鎌倉市も東京オリンピック・パラリンピックに向けて、大会の前後に観光振興となる鎌倉らしい記念イベントを開催すべきと考えるが、いかがでしょうか。これは、いろいろな国から鎌倉に訪れる方がいらっしゃいますので、鎌倉をアピールするという意味でイベントはどうかということでお伺いをしたいと思います。
 
○小池忠紀 市民活動部長  東京オリンピック・パラリンピックの開催期間には、国内外を問わず注目が集まるものと予想されております。こうした機会を捉えまして、東京オリンピック・パラリンピックの開催前後に記念イベントを開催するということは、鎌倉の魅力や価値を世界に発信できる機会となり、本市の観光振興につながるものと考えてございます。
 そのため、記念イベントの開催でございますけれども、この点につきましては、市内の観光関係団体への働きかけや、あるいは近隣市を含む関係機関との協議を行ってまいりたいと考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ぜひ、外人のインバウンドのお客様にも印象に残るようないい企画をしていただきたいと思います。花火大会も7月にありますので、それと一緒にやるとか、いろいろ計画あると思いますので、よろしくお願いします。
 二つ目の質問です。鎌倉に来訪する観光客の多くはリピーターでありますので、この方たちにより深い鎌倉の魅力を求めて観光に来るわけでありますが、このような方たちを大切にするには、観光資源として歴史を継承している重要な文化財などを活用するべきであると思いますが、いかがでしょうか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  鎌倉の持つ多様な魅力や価値のうち、文化財を含む歴史的・文化的遺産は鎌倉の観光資源の中核をなすものと認識してございます。そのため、文化財につきましては、その魅力や価値を観光客にわかりやすく伝えていくことで、より深く、質の高い観光を提供することにつながると考えてございます。
 そういうことから、今後も関係部署と連携いたしまして、効果的に活用していきたいと考えているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  観光客のお客様も、いろいろなタイプの方がいらっしゃいまして、あんまり鎌倉に勉強しないで来られた方とか、本当に鎌倉を知りたくて、いろいろ歴史学を研究されている方とか、いろいろいらっしゃると思いまして、その階層と言ったら失礼ですけれども、そういった分野を分けて文献をつくるというのも一つの観光客に対するアピールになると思いますので、その辺もよくお考えをいただいてつくっていただきたいと思います。
 三つ目の質問になります。オリンピック・パラリンピックに向けて、具体的な取り組みは今後の課題となると思いますが、例えば、セーリング競技開催に向けた腰越漁港の活用に伴う施設整備などにつきまして、地元の意見や要望を踏まえて、市としての考え方を鎌倉市が積極的に県に示すべきだと考えておりますけれども、いかがですか。
 
○比留間彰 経営企画部長  オリンピックのセーリング競技大会開催に伴いまして、江の島に係留されているヨットの移動先候補地の一つとして腰越漁港の活用について、県から相談を受け、漁業組合を交えて協議を行ってきているところでございます。
 漁港を活用する場合の具体的な施設整備の内容につきましては、漁業組合から聞き取った要望を県に伝えておりまして、今後も組合と連携して県に要請を行っていきたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  前回もそれに触れたんですけれども、非常にいいチャンスでありまして、腰越漁港の整備も並行して行っていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
 それと、次の質問ですが、腰越漁港を構造改革特区として申請して6次産業を中心とした市民が集える空間にできないでしょうか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  腰越漁港につきましては、地元の漁業を主とする第1種漁港といたしまして、漁村再生計画の承認を受け、国・県の補助金を活用して平成26年度に改修整備工事が完了したところでございまして、漁業以外の利用は原則行うことができないという状況でございます。
 御指摘のような6次産業化を中心といたしました構造改革特区申請は施設の老朽化、狭隘さの解消などによる就労環境の改善や荒天時の他地区への避難の解消など、漁協利用の安全性の確保を目的とした漁村再生計画の趣旨に照らして、適当でないものと考えてございます。
 しかしながら、腰越漁港につきましては、現在、一時的な目的外使用として許可しております腰越漁協みなとまつりが開催され、多くの市民の方々が訪れているという状況もございます。
 6次産業化による漁業振興は必要と認識してございますけれども、腰越漁港は漁港施設としての制約もある中で、地域資源としての漁港活用については、漁業協同組合、腰越漁業協同組合とも協議し、その可能性については国・県へ相談を行っていきたいと考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  答弁が非常にかたい答弁で、もう少し柔軟性を持って、希望を持った答弁というのをいただきたいと思っていたんですけれども、要するにできないということが先に来て、何か前向きに検討してもらえないような回答だったんですけれども、要するに、特区ということが今、前の本会議でも、定例会でも申し上げたんですが、国としてはそういう方向性になっているわけですね。それを鎌倉市ができないだろうという大前提で何もしないというのは、非常に市民にとってマイナスだと思うのですよね。要するに、空間があいているわけですから。漁業従事者たちの時間帯を見計らって、それとバッティングしないようにいろいろ計画できるわけですよ。だから、最初からだめだということじゃなくて、やってみようとか、そういう気持ちがないと、いろいろな物事ができないわけですね。それは市長の命令とか、いろいろあるかもしれないけれども、市長もその気になってもらって、できないことをやると、民間の営業なんか、要するに最初に断られたときが営業の第一歩で、そこから仕事が始まるというんです。私もそういうふうに言って教育されてきて、成功したケースというのはたくさんあるんですよ。最初、だめだと断られてもね。
 だから、その思想が鎌倉市には全くない、だめなものはだめと、最初から諦めているんですよ。だから、鎌倉市だけ取り残されているんです、いろいろな意味で。それは、ここの組織の課題なんですね。ですから、その課題を打ち破るように、何事にもトライしてほしいんです。ですから、国会議員だって、2人いらっしゃるわけだから、相談するとか、県議会議員に相談するとか、いろいろ方法はあるわけだから、やらないという手はないと思う。どうですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  先ほども申し上げましたけれども、一時的な目的外使用でございますけれども、みなとまつりが開催されて、多くの市民の方々が訪れているというような状況もございます。
 また、地域資源としての漁港の活用、この辺につきましては、まずは漁業協同組合、実際、そこを使っているわけでございますので、そちらの漁業組合の意見も聞きながら、私どもといたしましては、特区の可能性について、国・県へ相談はしていきたいと考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  特区にしたからといってマイナスになることはないわけですよ、何にでも使えるという条件を確保しておけば、いざというとき、何でも使えるわけですよ。このオリンピックのときに、ヨットを入れるということ自体だって、本当はだめなわけですよ。ディンギーのヨットを入れてくれって言ってくるわけですよ、県で。オリンピックだから特別にと。でも、そういうところからいろいろな縛りを打ち破っていかないと、前に進まないということなんですよ。いろいろな制約は確かにある。でも、制約に立ち向かって、それを変えていく気持ちがないと、よくならないということですよ。ステップアップしないということ。いいチャンスなんですから、ぜひ国に言って、特区申請というのがどういうものなのか研究していただきたいと。特に、これ水産庁なんですが、行く行くは国土交通省の絡みも出てくると思いますので、副市長、ぜひよろしくお願いします。3月いっぱいに。よろしいですか。行くだけで結構ですよ、特区申請ができるかできないか。全然前に進んでいないじゃないですか、私が何度言ったって。よろしくお願いします。回答をお待ちしております。
 5番目、オリンピック・パラリンピックに向けて腰越漁港から漁業従事者に影響のない程度で逗子マリーナ、江の島、腰越港などを結ぶ観光船の運航はできませんか。これ何度も言っているんですが、片瀬漁港のほうでは桟橋のところから江の島の裏まで、漁船ですよ、漁港の船が何そうも出ているわけです。いつも満杯なんですよ。聞くところによると非常に利益を出しているということで聞いておりますので、そういった柔軟な発想を持って、何かいろいろなことができないかということを考えてほしいんです。できないということじゃなくて、それが先に来ないで、できるかもしれないという動きをしてほしいんです。この船の件はどうでしょうか。運航できませんか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  腰越漁港につきましては年1回程度のイベント等であれば、漁業活動に影響ない範囲で観光遊覧船の寄港が可能である旨については県水産課からの回答を得ているところでございます。
 定期的な観光遊覧船の運航につきましてですけれども、腰越漁業協同組合と本年1月に協議をさせていただいたところ、大型の遊覧船と小型漁船とが漁港を利用することによる安全面の課題もあって難しいとの見解でございました。
 しかしながら、オリンピック関連のイベント等による限定的な観光遊覧船の漁港利用につきまして、漁業活動に影響のない範囲など、さまざまな制約はあると思いますけれども、漁業協同組合、また国・県へとは相談を行っていきたいと考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  遊覧船に関しては、法律的な規則というのは多分ないと思うんです。片瀬漁港がやっているわけですから。要するに、それの前段として、チャーターベース、要するに特別便、定時じゃなく、そういうのもできるわけですよ。そういうところから少しずつトライしていくというのも手だと思うんですね。要するに、その条件がどうなのかと、何かぶつかり合うところもあるかもしれませんけれども、そういったところを少しずつ、少しずつ改善しながらやるという手段があるわけです。モニター的にやる。ニーズは絶対あるんですよ。ですから、それは扉を閉めないでやってみようという気持ちでやってみてください。
 次の質問です。オリンピック・パラリンピックに向けてホストタウン交流の実現に向けて、現在の取り組み状況を教えてください。要するに、ホストタウンというのは、お迎えするということですね、もてなすという意味がありますけれども、近隣市ではいろいろなチームが既に予約をしているという話も聞いております。鎌倉市の場合はいかがなのでしょうか。
 
○比留間彰 経営企画部長  オリンピック・パラリンピック競技大会を契機としまして、選手の方々を初めとした大会参加国関係者との相互交流を実現することにより、国際交流・国際理解を深めていきたいと考えているところでございます。
 本市を含む江の島周辺地域におきまして、ことしの夏以降、セーリング競技団体の事前合宿実施が見込まれていることから、この合宿誘致と組み合わせることにより、マリンスポーツを通じた交流にも期待が持てると考えております。
 このため、姉妹都市交流を初め、かねてより親交の深いフランス国のセーリング競技団体に事前合宿実施の打診を行いまして、昨年末に現地視察を受け入れたところであります。
 ホストタウン交流の実現に向けては、互いに積極的に取り組む考えを確認したところでございます。
 また、先月末には、神奈川県のオリンピック担当課職員に同行する形で、駐日フランス国大使館を訪問しまして、ホストタウン交流の実現に向けた協力支援を要請したところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  今、要請という言葉をお使いになりましたけれども、結局、それに対してフランスはどういう反応を示されているんでしょうか。
 
○比留間彰 経営企画部長  先ほどの答弁と重複するところがございますが、競技団体に事前合宿の打診を行いましたところ、昨年末に現地視察を受け入れました。この中では、ホストタウン交流の実施に向けて互いに積極的に取り組んでいこうという考え方を確認している、そういうところまで来ているというところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そうすると、実際の2020年には、フランスのヨットのチームが鎌倉市内に宿泊するというイメージでいいんでしょうか。
 
○比留間彰 経営企画部長  まだそこまで宿泊場所ですとか、そういうところまでの調整というのはしていませんけれども、現地視察を受け入れた中では、宿泊施設、ホテル等も視察をいただいていった状態でございます。先方がどのような判断をされるかというところは、現時点では確認はできておりませんが、好感触を受けたということは報告を受けているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ぜひその辺は、フランスのチームが鎌倉市に泊まるとなると、鎌倉市のプライオリティーも非常に高くなりますので、ニースと交流をしているわけですから、ぜひ力を入れて招致をしていただきたいと思います。積極的に、ホテルとか、いろいろなプレゼンテーションをしていかないと、ほかの都市にとられる可能性もありますので、ぜひその辺は積極的に、言葉だけじゃなくて、材料を持ってお示しいただきたいと思います。
 次の質問です。これもかねてから申し上げていますけれども、オリンピック・パラリンピックに向けて、文化プログラムの実施に向けて、現在どのような取り組みが行われているのか、進捗状況を教えてください。
 
○比留間彰 経営企画部長  オリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化の祭典でもありまして、文化プログラムを積極的に推し進めることによりまして、日本を代表する古都である本市が誇る歴史的・文化的価値を全世界に向けて発信していく絶好の機会と捉えているところでございます。
 このため、平成29年度はこの一環としまして、鎌倉国宝館においてシンポジウム、特別展、ガイドツアーの実施を予定しているところです。
 一方、神奈川県におきましては、県内の市町村と連携しながら、文化プログラムの推進に取り組むことを目的に、神奈川県オリンピック・パラリンピック文化プログラム推進協議会を平成28年10月に設置しているところです。
 今後は、このような県の動きとも連携しまして、文化プログラムを推進していきたいと考えているところです。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  文化プログラムの大きなくくりはわかりましたけれども、実際に鎌倉市ではどういうアイテムを文化プログラムにしようかというところまでまだ行っていないわけですよね。要するに大枠だけ先に行って、鎌倉市がやるべきそういったアイテムをきちんと整理して、何を売り込むんだということを整理しておかないと、すぐにはできないんですよ、こういうプログラムの作成って。いろいろなコネクションを使いながら、いろいろ組み立てていったり、そのもののいいものを引き出すためにはすごく時間がかかるんですね。研究もしなくてはいけないし、人に頼まなくてはいけないし、そういった意味では、核があって、その周りを後から鎌倉市がやるんじゃなくて、鎌倉市がもっともっと積極的に、事前に文化プログラムの資料をそろえたり、組み立てをしていかないと、もう遅くなりますよ。こういうのって、刻々といろいろな条件とか情報が変わっていくわけですよ。ですから、すぐにはつくれないです。もう2年も3年も前からやらないとつくれないんですよ。人脈もあって、それに頼んだりすると、どんどん変わっていくんですよ。ですから、今すぐ立ち上げないと遅いですよ。鎌倉市としてのものを、国宝館で云々とありましたけれども、もうすぐに始めていただきたいと思います。その辺の感覚がずれているというか、わからないというか、寂しいところがあるんですが、ぜひすぐにでもやっていただきたいと思います。
 その次の質問、大きく質問の内容が変わりまして、深沢地区整備事業の現状と、今後の全体的なスケジュールは鎌倉市としてはどのように考えているか教えてください。
 
○樋田浩一 拠点整備部長  深沢地域整備事業の現状ですが、昨年10月に修正土地利用計画(案)を策定しまして、現在都市計画決定手続に向け、神奈川県警と交通管理者協議を行っているところでございます。
 しかしながら、区画整理事業への国庫補助金充当率の低下や、大規模プロジェクトなど多額の市費を投入しなければならないことから、国庫補助金の不足を補う方策の検討などが喫緊の課題となっております。
 このようなことから、今後の全体的なスケジュールにつきましては、交通管理者協議の状況も見据えつつ、国庫補助金の充当率の向上策や事業費の平準化など、事業スキームの再構築の検討状況を踏まえ、見きわめていくことになると考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  県警とやるということになっているということですけれども、その中でも、周りの地域の人たちの声というのも非常に大切だと思いますので、まず地域の人たちの声ありきという方向性で、ぜひお願いしたいと思います。
 JR跡地のこの整備事業は、いろいろJRの問題とか、駅の問題とか、いろいろありますから、一長一短、ここでその答えというのは出ないと思うのですけれども、まず地域住民の声ありきということでお願いをしたいと思います。
 次の質問、同じく深沢の整備事業ですが、スポーツ施設の建設はどうなのかという市民の声がありますけれども、その辺のスポーツ施設の建設はどういうコンセプトでやるんですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  深沢地域整備事業用地に建設予定の総合体育館及びグラウンドにつきましては、現時点では規模・機能は確定はしておりません。総合体育館及びグラウンドのコンセプトなどの検討を目的といたしまして、関係スポーツ団体や市関係部局で構成いたします(仮称)鎌倉市総合体育館及びグラウンド施設整備検討委員会を設置いたしました。
 今後、その中で御意見を聞いた上で、平成29年度を目途に基本方針及び基本計画の素案を策定したいと考えているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  鎌倉市は非常にスポーツ施設が少ないと言われておりました。笛田の公園も老朽化しておりまして、グラウンドも公式なものはないということでありましたので、ぜひ公式の設備をつくっていただきたいと思いますので、よろしく御検討ください。
 次の質問です。後期実施計画において、公共施設再編計画を具体的にどのように進めていこうとしているのか教えてください。
 
○比留間彰 経営企画部長  公共施設再編計画の着実な推進に向けましては、計画に位置づけましたロードマップにより公共施設再編の進行管理を行うこととしております。
 このロードマップに基づきまして、後期実施計画には本庁舎整備に向けた基本構想や基本計画の策定、市営住宅の建てかえに向けた調査や設計などの事業計画を位置づけ、着実に推進していきたいと考えているところです。
 また、後期実施計画に位置づけのないものについても、公共施設の再編方針等に基づきまして、将来を見据えた施設のあり方などの検討を行い、再編計画の実現に向け、着実に取り組んでいきたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  この計画も随分計画の案としては大きな枠組みの中で計画をしなくてはいけないということですので、端のほうから少しずつというわけにはいかないと思うのですけれども、その辺は市長の采配を期待して、いいものができるように検討していただきたいと思います。
 次の質問。その中でも、特に本庁舎の再整備計画に向けてはどのように進めていきますか。この前、「広報かまくら」に出ましたですね、本庁舎、深沢みたいな。市民はもう深沢に移動するんだろうということで思っていらっしゃる方もいるのですけれども、その辺をもう少し具体的に教えていただきたいと思います。
 
○比留間彰 経営企画部長  本庁舎整備につきましては、現在、本庁舎整備方針策定委員会から整備方針、素案ですが、これとして移転の方向性、具体的な場所をどこということではないんですが、移転の方向性が示されまして、意見公募手続を行っているところでございます。
 今後は、移転公募手続による市民意見等を踏まえまして、策定委員会からの最終的な提言を得て、最終的に本庁舎の整備方針を今年度中に決定していく予定でございます。
 なお、整備方針決定後は、整備方針に基づきまして、資金計画や整備手法の検討を進め、早期整備に向けて取り組んでいきたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  特に、本庁舎が鎌倉から、例えば深沢になると、一長一短、得じゃないですけれども、不便になる人、便利になる人、いろいろいると思うのですけれども、その辺の調整も含めて慎重にやっていただきたいと思います。
 次の質問に行きます。道路、橋梁、トンネル、河川、公園、緑地、下水道などの社会基盤施設の整備、いわゆるインフラ管理のための社会基盤施設マネジメント計画を具体的にどのように進めていこうとしているのか教えてください。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  社会基盤施設マネジメント計画では、道路や公園などの施設の特性を踏まえ、予防保全型管理と事後保全型管理を効果的に組み合わせ、計画的かつ効率的な維持管理、補修、更新、運営を行うこととしてございます。
 後期実施計画におきましては、道路の安全・安心の推進のために、舗装構成調査を行い、道路補修修繕計画を策定していきます。また、路面下空洞化調査も実施してまいります。
 下水道の整備推進では、持続型下水道幹線の再整備を行いまして、鎌倉処理区の一部のストックマネジメント計画を策定してまいります。
 さらに、全ての公園について長寿命化計画を策定するとともに、緑地維持管理計画も策定してまいります。
 これらの調査・計画に基づきまして、社会基盤施設を適切に維持管理していくことで、将来にわたりインフラに求められる機能や役割をしっかりと果たし、市民の安全・安心を守り、市民生活を支え続けることを目指して進めてまいります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  このインフラにつきまして、ちょうど鎌倉市が四、五十年前でしょうか、一気に新しいものを建設したということで、また逆に一気に整備をしなくてはいけないという時期が来てしまったということだと思うのですけれども、危ないというか、危険度の高いところを優先して、改修をしていただきたいと思います。特に橋梁ですね、橋につきましては、ぜひお願いしたいと思います。
 次の質問にまいります。これまでにも、実施計画にもありましたけれども、鎌倉漁港の整備が一向に進んでいないように見受けられます。これまでの検討状況と、いつまでにどのような整備を行おうとしているのか教えてください。
 
○小池忠紀 市民活動部長  鎌倉地域の漁業者が抱えます喫緊の課題解決のため、当面の漁業支援策といたしまして、船揚げ場等の漁業支援施設整備に向けた検討を進めているところでございます。
 整備によりまして漁業就労環境の改善だけではなく、海浜を利用する市民や来訪者等の安全確保にもつながるものと考えております。
 平成28年度には鎌倉漁業協同組合との意見交換を進めてきまして、船揚げ場等の具体的な位置、形状等についての要望を受けたところでございます。
 現在、施設整備に必要な行政手続等につきまして、神奈川県との協議を行うとともに、庁内関係課と関係法令等に関する課題の確認と解決に向けた検討を進めているところでございます。
 なお、整備時期につきましては、平成31年度中の着手を目指して進めていきたいと考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  平成31年度というと、あと2年後なんですが、それまでに、要するに平成31年度中が整備のゴールということで考えてよろしいんでしょうか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  ゴールということではなくて、その間に、さまざまな行政手続、そういったものもございます。そういったことの中で、平成31年度の工事着手、これを目指していきたいということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ここがスタートラインということですけれども、そうすると、この平成31年度にはどんなことから着手するんですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  埋め立てが当然必要になってまいりますので、その辺のところからの着手に入ってくると考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  埋め立てというと、西側の、今コンクリートブロックがありますけれども、あの辺を埋め立てるんですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  西側に、今船揚げ場がございますけれども、そちらを延長するという計画になってございまして、平成31年度につきましては、工事の実施ということで、用地の埋め立てに平成31年度から入っていくという状況でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  細かいことをお伺いしますけれども、公園がありますよね。あそこの前にコンクリートの船揚げ場みたいなものがありますけれども、そこを東側へと埋め立てするということですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  今現在あります既存の斜路がございますけれども、そちらから西側に延長して施設をつくるという状況でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  その西側ということは、稲村ガ崎側ですよね。そうすると、沖合というイメージになるんですけれども、埋め立てていくということは、あそこに、沖のほうへと出すのか、それとも横に出すのか、どっちですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  今、先ほど申し上げましたけれども、既存の斜路がございますが、その護岸といいましょうか、道路側ですね、国道134号線の道路側に沿って広げていくと、延長していくというようなイメージでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  東側ですよね、材木座側に、西は江の島ですから、東側は材木座側、違うのですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  申しわけございません。海岸側に延ばしていくわけではございませんで、坂ノ下のプール側の国道134号線の護岸に合わせて延長していくという内容でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そうすると、国道134号線に沿って西へ延ばすということですね。そういうことでよろしいですか。
 そうすると、要するに結構あそこ波が高いですから、船着き場にするには、危険性が高くありませんか。例えば、こういうふうに東に、波を受けるように、波を抑えるように建てるんであれば、その北側は波がありませんから、船は着けられると思いますけれども、国道134号線沿いにコンクリートを敷いても、波をかぶるだけで、船を置くような、波をブロックするような構造物にはならないと思いますけれども、その辺、いかがでしょうか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  今回の計画につきましては、先ほど申し上げましたけれども、鎌倉漁業協同組合との協議の中で、そちらの延長という形で御要望いただいたところでございます。
 ただ、波の関係は、確かに御指摘のとおりでございますが、ちょうどそこの場所には、今既存の消波ブロックが延長になっております。そこで波はある程度おさまった位置の中での計画と考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そうすると、国道134号線から見ると、沖合に消波ブロックがあって、次に新しいコンクリートの堤防のようなものができるというイメージでいいですか。その手前が浜。斜路になっているところというイメージでいいですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  先ほど申し上げました消波ブロックの内側に、海岸側の範囲の中で、今回の施設を設置するという内容でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  話がコンフューズしているんですが、一番沖が消波ブロックじゃないですか。一番沖が新しくつくるコンクリートの防波堤、その次に消波ブロックがあるんですか。消波ブロックは一番沖側にないと、消波ブロックの意味ないですよね。今何か違ったことをおっしゃったような気がするんですけれども。
 
○小池忠紀 市民活動部長  今、既存の消波ブロックが坂ノ下の国道134号線のところから沖に何本か出ております。一番岸側に消波ブロックがあるわけですけれども、その一番岸側の消波ブロックのさらに内側、海岸に、今の支援施設をつくるということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  理解しました。では、そういうことでよろしくお願いいたします。平成32年度以降も整備に向けて頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 次の質問。大塚川の河川整備の計画はあるんでしょうか。この整備によって、手広川、それから片岡川の水の流れがスムーズになって、二つの河川地域の浸水対策が図れると思うのですが、いかがでしょうか。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  大塚川につきましては、鎌倉市下水道総合浸水対策計画基本計画における重点地区の対策といたしまして、大塚川から新川への分水計画を進めており、平成29年度からの後期実施計画において、その実施設計や用地取得等を予定しております。この分水計画は、現在の大塚川の水量の一部を新川へと分水し、大塚川の流量を減らすことで大塚川流域の手広、笛田地区の浸水被害を解消することを目的としてございます。
 この計画を実施することによりまして、手広川、片岡川から大塚川への流入がスムーズになり、二つの河川流域の浸水対策も図れると考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  私も大雨が降ったときに何度か見たんですが、手広の交差点、それから手広よりももう少し藤沢市寄りにセブンイレブンがありますが、あそこの東レに入る入り口の丁字路のところ、あそこがよく水浸しになりまして、記憶に新しいところですと、4年ぐらい前ですか、タクシーがもうハンドルのところまで、エンジンも全部、水浸しになってしまって立ち往生をしているのを見たんですが、非常に危険でありますので、ぜひ前向きに工事を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次の質問です。去年になりますけれども、市役所近くのトンネルの頭上から下の道路に大木が落下しました。大きな事故となったわけですけれども、樹木の落下の危険性のある箇所とか、市内の崖地や急傾斜地対策の必要箇所は把握しているんでしょうか。
 
○柿崎雅之 防災安全部長  土砂災害が発生するおそれのある崖といたしまして、現在、市内には神奈川県が土砂災害防止法により指定しました414区域の土砂災害警戒区域がございます。この区域につきましては、土砂災害ハザードマップや地区別危険箇所マップとして、紙面での周知や本市のホームページ及び神奈川県のホームページにも掲載しているところでございます。
 当該地の対策でございますが、現在、二つの制度を活用して事業を実施しているところでございまして、一つは急傾斜地法に基づきまして、県知事が区域を指定し、急傾斜地崩壊対策事業として県が工事を実施するものでありまして、もう一つは本市単独の事業として実施している既成宅地等防災工事資金助成制度で一定の要件を満たした場合に防災工事や伐採工事などの資金助成を行うものでございます。
 なお、佐助での倒木事案後の、これまでの対応でございますが、市で所管する施設等の緊急点検を各所管課に指示をいたしましたほか、庁内の関係セクションで構成する危険斜面・危険木に関する調整会議、これを開催いたしまして、課題の共有を図ったところであり、引き続き有機的な連携を図りつつ、各所管におきまして可能な範囲で適切な対応を行っていくことを相互に確認をしているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  その確認をされたということでありますけれども、緊急の課題として、すぐにでもやらなくてはいけないという緊急箇所というのは何カ所ぐらいあるんでしょうか。
 
○柿崎雅之 防災安全部長  各課が所管しているところについて、指示をして、それなりの危険を回避するための伐採を行ってきたところでございますので、それ以外のところで緊急度合いがあるというところは、現在のところ、見た目では発生していないんじゃないかと、このように考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  樹木というのは夏に伸びますので、毎年チェックする必要があると思いますので、その辺は抜かりなくチェックをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 次の質問です。今の質問に関連するんですが、笛田の五丁目のトンネル、南へ行くと極楽寺のほうへと抜ける小さなトンネルがあるんですが、あそこの上が非常に、私この前、たまたま見たところ、雨水がたまって、もしかするとずるっと下に滑ってくるような急な斜面だったんですけれども、あそこの安全性は確保されているんでしょうか。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  今御指摘いただきましたトンネルの上部の山林は、市が所有しております鎌倉山2号緑地でございます。ここにつきましても、平成28年11月の定期点検の際には、緊急対応が必要となるような異常箇所は見つかっておりません。しかし、引き続き安全で安心な緑地環境を維持するため、定期的なパトロールによる点検や樹木の伐採などの施設管理を実施してまいります。
 また、平成29年度には鎌倉市社会基盤施設マネジメント計画に基づきます緑地の樹木及び施設の調査を予定しておりますので、これらの調査によりましても維持管理計画を策定して、計画的な維持管理に努めてまいります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  あそこは見たところによると、緑の会という看板がありまして、恐らく地域の住民の方が協力して監視というか、チェックをされているんだと思うのですが、その緑の会とのコミュニケーションというのはとられているんでしょうか。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  御意見、あるいはお気づきの点などはお知らせいただいて対応させていただいております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ぜひその辺の調査も緑の会と一緒にやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次の質問です。消防車両や緊急車両が進入できない地域、いわゆる狭隘地域を把握できているんでしょうか。また、その対策はどのようにしているのでしょうか。地域住民との相互の確認はできているのでしょうか、質問いたします。
 
○斎藤務 消防長  本市は鎌倉特有の地形である切り通しや谷戸と呼ばれる狭隘道路が点在し、緊急車両が進入できない地域が88カ所指定しており、その場所については、全て把握をしているところでございます。
 具体的な対応策としまして、現地調査を行い、地勢及び消防水利の状況などを確認し、消防活動計画を作成、図上訓練及び実践訓練を実施するなど、職員、消防団との間で情報の共有に努め、災害時に万全を期しているところでございます。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  道路あるいは施設の管理者といたしまして、そういう狭隘道路に沿いまして河川がある場合、その河川についてどういう形で考えていくかということにつきましても、基本的に河川は降雨時の雨水を速やかに排除するということで回帰を原則としてございます。しかしながら、交通の安全確保等、やむを得ない場合には、必要となります河川断面を確保した上で、河川施設等の上部にふたをかけるなどしている箇所もございます。あくまでも、河川のふたがけにつきましては、個々の課題に応じて検討する必要がございますので、具体的な区間ごとに、地域の皆様と十分に協議をして進めてまいります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  この狭いエリアの方々が、山の谷間というか、そういうところに集合されている場合があるんですね。細い道と細い道の真ん中にあるというケースが多々あると思うのですが、どぶのふたをすることによって、緊急自動車が通れるというケースが多々あると聞いておりますので、人命にかかわることですから、その辺もチェックを、調査をしていただいて、この道はふたをすれば通れるとか、そういうところまでチェックをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次の質問にまいります。鎌倉芸術館の入札、舞台装置と照明装置設備の入札の件なんですが、随契ということで調べたんですが、2億3,100万円の森平舞台ということで、芸術館の改装をするということなんですが、このところの随意契約、これも舞台があって、東芝エルティーエンジニアリング株式会社ですね、これいわゆる舞台照明の部分ですが、両方とも随契で行われております。
 なぜ、私がこれをこういうふうに出させていただいたかというと、この随契による契約とした理由というところが、要するに、早く言うと、この会社しかできないということが理由なんですけれども、この理由がもう少し掘り下げて理由があるんじゃないかなと、あるべきじゃないかと思うのですが、要するに森平舞台機構株式会社がずっとやっていたので、森平でないと、いろいろな、例えば設備機器のサイズが合わないとかいうことがあるらしいんですが、それは業者であるから何とでも言えることで、それが実際、どこがどういうふうに合わないのかという証拠がないもので、本当かどうかというのは立証できないんですね。これ、いわゆる文言でいろいろ書いてあります。参考のために読んでみますと、森平舞台機構株式会社の舞台の場合には、その理由が、鎌倉芸術館のホールには各種舞台装置が設置されています。舞台機構の耐用年数は10年から15年と言われていますが、開館後23年間一部の部品を除いて交換されていないために、経年劣化によるふぐあいが生じるおそれがあることから更新修繕を行うものです。
 本業務は、大小ホールの舞台機構操作盤、制御盤関係、舞合つり物装置、舞台床機構及びどんちょう落下防止金具取りつけ等の交換と動作確認及び試験調整を行い、舞台運営に支障がないように設定する必要があります。
 舞台機構は、それぞれのホールの舞台形状等を勘案して独自の制御を施しているものであり、限られた長期休館期間内に実施できるのは、舞台機構設備製造設置業者であり、当該装置の内容を熟知した森平舞台機構株式会社以外にありません。
 このことから、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定により同者と随意契約をしたものですとありますが、もともと、一番最初にこの芸術館をつくったときに、なぜ汎用性のある舞台設備屋を入れなかったかということが、私の最初の疑問だったんですね。要するに、一番最初に森平舞台しか入れないという縛りを入れてしまったもので、ずっと半永久的に森平舞台機構株式会社しか使えないことになっているんですよ。
 最初になぜ汎用できる舞台設備屋を入れなかったかというのは、何か理由があるんでしょうか。
 
○比留間彰 経営企画部長  芸術館大小ホール舞台照明設備改修修繕と鎌倉芸術館舞台機構設備更新修繕の随意契約は、ただいま御紹介いただきましたように、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定により締結したものでございます。
 舞台照明設備ですとか、舞台機構設備、これはホールの規模ですとか、形状、機能や性能に合わせて、それぞれオーダーメイドで製作されているもので、汎用性を使用しているというものではございません。
 それで、当初、どういうふうに選定したかといいますと、舞台機構につきましては、3社による指名競争入札、照明については4社による指名競争入札を行った中で、この事業者が設置することになったと、こういう経緯でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  2億3,100万円の契約をするに当たっては、私は、この決め方というか、随契の仕方というのが、軽いんじゃないかなという気がするんですね。もう少し技術的に、数字的にきちんとその辺が、森平舞台機構株式会社じゃなきゃできないのかということを確認しなきゃいけないと思うのですよ。
 この次の東芝エルティーエンジニアリングというのは、昔の東芝ライテックだと思うのですが、これも5億4,000万円、この随契ですぽっと、これだけの理由で決めるというのは、私は危険であるような気がするんですね。これも数字的な、どこがどういうふうに合わないのか、これにしなくてはいけないのかというのを数字的に、物理的に証明されていないわけですよ。これ、文言ではこういうふうに何とでも言えるわけです。
 それは、やり方を変えていかないと、向こうの言いなりの料金なんですよ。私も営業をやっていたから、よくわかって、この前も担当の課長に話したんですが、もうここしかないとなると、もう言い値の料金が向こうから出てくる。この数字が妥当性があるものかどうかというのは、チェックできていないんですよ。
 これ、よく調べたらば、この人たちの、業界の業界団体があるんですよ。例えば、照明だと、東芝ライテックの入っているのが、演出空間用LED照明器具表示規格研究会委員、要するに、これはメーカーがたくさん集まった協会があるんですね、これは公社となっているんですが、何か、ここの人たちが担当者の部長クラスの人たちの名前が書いてあって、正会員Aとか、賛助会員Bだとか、いろいろ書いてあるんですが、何か非常に怪しいような感じを私は受けたんですよ。私も旅行会社にいましたので、この手のやつは、たくさん実はやっていたんですけれども、皆さんがこういうふうに集まって、同じ業界の人が集まって、いろいろな数字を決めたり何かしているケースがあったんですよ。ですから、これ疑うわけじゃないんですけれども、これだけ、要するに森平舞台と、それから東芝エルティーエンジニアリング、それからもう一つ、ヤマハの音響ですね、これも会合に一緒にがん首そろえて入っているわけですよ。何かおかしいなと僕は思っているんですよ、これもね。また調べていきますけれども。当選したらの話なんですけれどもね。
 前にも話しましたけれども、性善説じゃなくて、性悪説で仕事をしていかないと、チェック機能はなくなっちゃう、そこで。これ、プロが見たらおかしいと思うかもしれないんですよ。私はこの業界のプロじゃないからわからないんですが、要するにプロの見識というのは、数字的なものはチェックしてないですよね。これ、文系的な発想で、文字がずっと書いてあるけれども、これじゃ納得してはいけないんですよ、本当は。そう思わないですかね。何か、一番最初のこの組み立てのとき、芸術館をつくるときから、これは森平しかできないとか、東芝エルティーエンジニアリングしかできないとかとなると、一番最初の、そこでも何かあったんじゃないかと思わざるを得ないんですが、部長、その辺、いかがでしょうか。どうお感じになりますか。
 
○比留間彰 経営企画部長  先ほどの御答弁と重複いたしますが、芸術館、当初建設するときに、ここの業者だけしかできないということを決めたわけではなくて、当初は指名競争入札の中で、舞台については森平舞台機構株式会社で、照明につきましては東芝ということが落札したところでございます。
 実際に、落札した業者がホールの規模ですとか形状、機能や性能に合わせて、それぞれオーダーメイドで製作したというものです。今回は、それらの設備の一部のみを更新するものなので、既存の設備と連携させることによってのみ正常動作が保障される、こういったことから両施設とも既存システムとの連携が可能である事業者、ここと随意契約をするという判断をしたところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ですから、一番最初のところで、汎用性のある会社をなぜ入札の仕様に入れなかったかということなんですよ。そうしないと、だってずっと未来永劫森平じゃないですか。私が森平さんの営業マンの立場だったら、もう絶対、自分のところだから、少しぐらいふっかけるという言葉は悪いけれども、高くたって、どうせうちに来るんだから利益を出しちゃえ、もうけちゃえという発想になってしまうじゃないですか。一番最初のところがそれだったらば。一番最初のところで汎用性がある舞台装置、照明、音響にしておかないと、ずっと未来永劫その会社じゃないですか。それどうですか。それをお伺いしたかったんです。
 
○比留間彰 経営企画部長  この鎌倉芸術館というホールの性質上、市民の方々に一流の文化芸術を味わっていただく、体感していただくという性格のホールとして当時建設されたものと認識しております。
 今もそういう性格を持ったホールだと考えております。そういう中では、その舞台の規模ですとか性能、水準に合った、一番適したものを独自に設計してつくっていただく、そういうことで設計がなされ、今のものになったと認識しているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  でも、果たして市民がそこまで、この超豪華な、森平しかできないような舞台装置が必要だということだったらわかりますよ。未来永劫、これ森平しかできないということをそこでおっしゃったんですか、そこで諮ったんですか。そうしたら、どっちにしようかといった場合には、汎用性のある、少しでも低コストな舞台装置屋を選んだんだと思うのですよ。その辺の入札の仕様というのは、当時それはなかったんですか。
 
○比留間彰 経営企画部長  当時の入札の仕様というのは、今手元にございませんので詳しいお答えはできないんですけれども、一定の水準、鎌倉の一流の文化芸術を体感していただくという、そういう仕様でつくられたものと認識しております。
 その中で、どういう議論がされたというのは、今資料等を持ち合わせておりませんのでお答えできません。申しわけございません。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そこまでする必要があるのかということなんですよ。それだけ高いもの、いいものをつくったとしても、どんどん値上がっていく、限りなく、いつまで続くかわかりませんけれども、何十年も何百年も後も、森平かもしれない、ずっと。どんどん料金は上がってきますよ。その辺の、一番最初のジャッジが間違っているんじゃないかということを私は言いたいんですよ。そこまで追求する必要ないと思う。そこまで追求した結果というのが、例えば汎用性のあるメーカーを選ぶのが、例えばCランクとしましょう。森平はAランクだと。その辺の調査・研究というのは、していないわけでしょう、そこまで。
 単なる、お金をぼんとそこで使ってしまって、後からがんじがらめになっている気がするんですよ。深掘りをして、それがきちんと市民のニーズに応えられているかどうかというのを確認する必要があると思います。これは、恐らくワン・オブ・ゼムの話で、いろいろな備品を買ったり何かをするに当たって、随契だということで、ぼんと出して、それをきちんとその随契が適切なのかどうかというチェックがまだまだ甘いんだと思うのですよ。
 5億4,000万円とか、2億3,100万円、それからもう一つあったけれども、ヤマハのほうね、向こうは競争入札ですけれどもね。その辺のチェックというのは、入札というのは営業マン同士の駆け引きなんですよ。皆さんは営業されたことがない人がほとんどだろうと思うのですが、向こうは営業をやっているから、もう本当に赤子の腕をひねるような感じなんですよ。言い値ですよ、随契だと。その辺のチェックをきちんとやっているということを先方の会社、営業マンに見せていかないと、言い値なんですよ。ですから、その辺を考えていただきたいと思います。
 先ほど、どういう仕様で出したのかというのも、宿題として調査をしていただきたいと思います。
 これをずっとやってもしようがないので、次の質問に行きますが、腰越の老人センターの奥側ですね、ちょうど土手になっているんですが、そこに竹やぶがあるんですけれども、前もお話ししましたけれども、そこを将来的に公園にして、子供たちが一緒に老人と、高齢者と遊べるような空間をつくっていただきたいと思うのですが、その計画はいかがでしょうか。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  今御指摘いただきました津西一丁目にあります山林等は、後世まで緑を残していきたいという寄附者の意向を受けまして、緑地の保全を前提とした土地利用を図ることで鎌倉市が寄附を受けているものでございます。
 このため、緑地として景観を保全しながら、多くの皆様が利用できるような活用を検討してございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  その検討というのは、実現をするということを考えると、大体いつごろ実現しそうですか。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  具体的にどのような施設にするか、ずっと広い部分でございますので、どこまで入っていただくかとか、安全対策も含めて検討してまいりますので、申しわけございませんが、今ここでいつまでというような期限についてはお答えすることができません。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  地元の子供たちとか、そして親御さんとか、高齢者の使う方々の意見を幅広く聞いていただいて、できるだけいいものをつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次の質問です。都市景観形成の事業推進についてお伺いします。
 オリンピック・パラリンピックに向けて、国道134号沿いの景観整備が必要と考えますが、いかがですか。前にもお伺いしましたけれども、既存計画がドラフトでできているようなので、再度お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  国道134号でございますが、これは、鎌倉市景観計画に景観重要公共施設として位置づけをしております。その整備に関する方針や占用許可の基準などをこの計画の中に定めてございます。
 具体的には、国道134号の景観基準等については、小動の交差点以西のエリアにつきましては藤沢市の景観計画に合わせまして、連続性を持たせていくということでございまして、線的な工作物の色彩基準をオフホワイトとするように、今回改定をしてございます。
 国道134号の整備につきましては、施設管理者でございます神奈川県が実施主体となりますが、事業の実施に当たりましては、この鎌倉市景観計画に本市との協議・調整の仕組みもございます。良好な景観形成を目指していきたいと考えてございます。
 なお、この景観計画でございますけれども、おおむね10年ごとに見直すということとしてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ありがとうございます。藤沢市の景観と似たようなものを小動までつくるということですけれども、いわゆるなぎさプランということでよろしいですか。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  藤沢市の景観計画が、やはり景観法に基づきまして策定をしてございまして、そこで景観重要公共施設というものに、藤沢市も景観計画に国道134号線を位置づけてございまして、その計画の中に、整備の基準とか、占用の基準を定めておりますので、それと鎌倉市の同様な景観計画の基準を合わせたということでございます。なぎさプランということではございません。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  なぎさプランは随分前に終わっていますので、それ以降、藤沢市が新しい景観計画をつくっていると思いますが、基本的にはあんまり変わらないと認識しております。
 そうすると、ちょうど腰越橋のところは、人道橋を将来的に拡幅していただけるという御回答をいただいているんですが、それに合わせて、オフホワイトを小動まで、確実に色を変えるということでお願いをしたいと思います。
 今、県警の道路標識も焦げ茶になっていたりとか、水銀灯も焦げ茶になっていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 次の質問にまいります。オリンピック・パラリンピックに向けて、観光地周辺の道路等の舗装改修工事を行いますと計画にはありますが、具体的に鎌倉高校前の付近、踏切の上の急坂になっている部分ですね、浜じゃなくて、真ん中にアイランドになって、住宅地に入っていく場所ですが、それはどうするのでしょうか。また、舗装ばかりではなく、右折レーンなどの交差点改良をするべきではないでしょうか。担当課が道路改修しなくてはならないと認識している場所はどこでしょうか。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  鎌倉高校前交差点の改良につきましては、現在、鎌倉市といたしましても、基本設計を行いまして住民の皆様の意見をいただきながら、どういう形で進めていくかというのを検討してございます。議員御指摘のように、アイランドになっている部分がどういう形で修復するのが一番交通の安全にいいかという部分についても協議をこれからするところでございます。
 それ以外に交差点につきましては、渋滞解消などのために右折レーンを新設するという考えもございまして、この鎌倉高校前の交差点を含めまして6カ所の改良を予定してございます。
 具体的には、天神下の交差点、それから山崎の交差点、深沢小学校入り口の交差点、それから赤羽の交差点、あと市役所前の交差点、最後に鎌倉高校前の交差点でございます。
 ただ、鎌倉高校前の交差点以外のものにつきましては、用地買収などの課題もございますので、長期的な取り組みが必要であると考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ぜひ、鎌倉高校前のアイランドのあるところ、すごく急で、例えば小学生とか中学生がおりるとなると、かなり勇気が要るというか、ブレーキがきかない自転車だと前につんのめっちゃいますので、できるだけ早い改良をお願いしたいと思います。あと、乳母車もそうですね。例えば、手から万々が一離れた場合、あっと行っちゃいますので、非常に危険ですのでよろしくお願いします。
 次の質問にまいります。モノレール西鎌倉駅前の歩道が暗いのですが、照明灯を設置していただけないでしょうか、解決策をお聞かせください。
 
○柿崎雅之 防災安全部長  西鎌倉駅南側の信号機付近の歩道が暗いという、解決策はないかという御質問ですけれども、ただいま議員から御案内をいただきましたので、今後、現地の状況等をよく把握をいたしまして、その上で関係機関等と調整をいたしまして解決策を見出していきますよう検討してまいります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  何か、話によると商店街の水銀灯ですか、照明灯を一部撤去してしまったので、あそこが暗くなったということもあるんですけれども、歩道ばかりじゃなくて、あそこに新しく信号ができたんですが、駅のほうが明るいので、逆にその信号を渡る横断歩道のほうが暗くなってしまって、非常に危険なので、ぜひその辺も見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、次の質問です。計画に太陽光発電設備設置の助成金の話がありましたけれども、これをもう少し具体的に教えていただきたいと思います。
 
○石井康則 環境部長  住宅のスマート化及び再生可能エネルギー等の有効利用の促進、さらには低炭素社会の実現に寄与するために、平成26年度から市内の住宅に新たにHEMS機器と組み合わせまして住宅用の太陽光発電システム、家庭用の燃料電池システム、これはエネファームでございます。定置用のリチウムイオン蓄電システム、蓄電池のそれぞれの設備を設置したものに対しまして、住宅用の再生可能エネルギー、省エネ機器等設置費補助金を交付しているところでございます。
 助成の状況でございますけれども、平成27年度の補助金の交付実績については34件で178万5,000円、平成28年度の補助金の、これは申請実績でございますけれども、2月6日現在33件で175万3,000円ということでございます。補助金の申請件数については、ほぼ横ばいの状況でございますが、これらの設備は低炭素社会の実現に寄与するものであるため、今後も補助事業を継続いたしまして、市民を初め、施工業者にもチラシ等を配布するなどして、制度の周知に努めていきたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  施工業者とか、それから一般市民の方に知らせる告知方法というのは、何か特別なものがあるのでしょうか。
 
○石井康則 環境部長  今、パンフレット、チラシをつくるとともに、ホームページ等でお知らせをして、やはり新築でやることが多いものですから、直接施工業者に話をきちんとして、こういう制度があるということを知らしめることが重要なのかなと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  市民の方に一軒一軒配るというのは、非常に難しいと思うのですが、施工業者に配るということは、そんなに何百もあることじゃないと思いますので、DMを送るとか、いろいろしていただいて、告知の努力をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、この計画の最後の質問になりますが、大船駅周辺整備事業についてお伺いします。
 横浜市、鎌倉市、両地域で計画されている市街地再開発事業の進捗状況に合わせて、大東橋直近地区の都市整備に向けて、関係権利者等と協議・調整を図りますとありますが、進捗状況はいかがでしょうか。
 
○樋田浩一 拠点整備部長  大東橋周辺地区のまちづくり、これは大船駅周辺のまちづくりの中で、これまで神奈川県、横浜市、鎌倉市の三者で構成します大船駅周辺地区整備連絡協議会におきまして、大船駅周辺地区まちづくり基本計画案を策定しまして、連携しながらまちづくりに取り組んできているところでございます。
 お尋ねの、大東橋周辺地区の都市整備につきましては、横浜市と鎌倉市との市境に位置しますことから、横浜市側北地区のまちづくりと連携し、駅前空間の整備などを行うこととしておりまして、大東橋直近の権利者と面談を行ってきているところでございますが、本市の再開発事業が進んでいないことから、現在整備に至っていないという状況になってございます。
 今後は、再開発事業の進捗状況を見据えつつ、関係権利者を初め、横浜市など関係機関とも協議・調整を図ってまいります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  この大東橋のかけかえにつきましては、横浜市がやりたいと、改修したいと鎌倉市に言ってきているということではないのでしょうか。
 
○樋田浩一 拠点整備部長  大東橋そのもののかけかえにつきましては、今御案内ございましたように、横浜市から北第二地区の再開発事業に合わせてかけかえはしたいというような御要望はいただいているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  横浜市と鎌倉市と、いろいろな意味で違うんですけれども、余り差がつき過ぎちゃうと鎌倉市は何をやっているんだということになりますので、その辺は全力で鎌倉市の恥にならないようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 1番目のこの計画につきましての質問はこれで終わらせていただきたいと思います。
 二つ目の質問ですが、大きなくくりで、弱者に対する取り組みについてということでお伺いしたいと思います。
 弱者といっても、一くくりにいろいろな弱者ということが言われると思うのですが、御自分は弱者でないと考えている人もいらっしゃると思うのですが、私が私なりにいろいろ頭の中に思い浮かべたら、経済的な弱者、金銭的な貧困であると。それから、身体的な弱者、身体障害者の方とか、病気を持っている方とか、その他、精神的弱者の方。それから社会的な弱者、中小企業の社長とか、大企業にいろいろ交渉されるということで弱い立場だということで、社会的弱者。それから、政治的弱者、これは我々政治家なのかもしれません、その辺はクエスチョンなんですが、災害弱者とか、いろいろ弱者、弱者と言われると、いろいろなカテゴリーの中に入ると思うのですが、弱者というのを鎌倉市としてはどういう位置づけというか、イメージで捉えているか教えてくださいますか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  福祉的な支援が必要な弱者ということでお答えをさせていただきたいと思います。
 福祉的な配慮・支援を要する認知症や介護を必要とする高齢者、障害者、子供などがその対象となると考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  健康福祉部長がお答えになると、そういうお答えになると思うのですが、それに関して、次の質問に行くのですが、ひとり親の、特に母親が経済的な理由で就労せざるを得ない状況にある方に対してどのような支援を行っているのでしょうか。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  ひとり親家庭の自立に向けた支援に関しましては、自立支援員が常時就労を含めたさまざまな相談を受けております。
 また、毎年現況届の提出時に、児童扶養手当を受給している全てのひとり親と面談を行っておりまして、その中で就労に関する相談があった場合には、状況に応じてハローワークにつなげております。
 また、ひとり親が就労に必要な技能や資格を取得するための指定教育訓練講座を受講した場合には、費用の一部を助成するひとり親家庭自立支援教育訓練給付金の支給や、就職に必要となる看護師や保育士などの資格取得のために専門学校等に通う場合には、ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金を支給するなどの支援を行っております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そういったいろいろな市民にとって必要であると思われるものは積極的に開示をして、教えてあげていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次の質問です。保護者の就労によって、子供を保育園等に預けることも多いと思われますが、待機児童対策をどのようにとっているのでしょうか、教えてください。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  平成29年度におきましても待機児童の発生が見込まれることから、その対策といたしまして、平成29年4月に小規模保育施設の保育室ハピネスについて、岩瀬から小袋谷二丁目への移転に伴う整備を行い、現在の定員8名から18名とし、10名の定員増を図る予定でございます。
 また、保育ニーズの高い鎌倉地域におきましては、由比ガ浜の認可外保育施設ひまわり会キッズプレイルームについて、近隣の既存の公共施設を活用し、平成29年度中に定員19名の小規模保育施設として開所するよう調整を現在進めております。
 さらに、(仮称)由比ガ浜子どもセンター内に計画している材木座及び稲瀬川保育園の統合保育園につきましては、現在建設工事を進めており、定員を見直した上で平成29年11月ごろの施設オープンの予定となっております。
 加えて、旧横浜法務局鎌倉出張所跡地の整備につきましては、早期活用に向けて関係機関と準備・調整を進めているところであり、平成30年度中の開所となる予定でございます。
 引き続き、保育所の整備を進めていくとともに、幼稚園の長時間預かりの拡充、認定こども園化などの待機児童対策についても積極的に取り組み、早期に待機児童の解消ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  待機児童というのは非常に全国的に問題というか、課題になっておりまして、鎌倉市もお母さんたちが大変悩んでいらっしゃると思いますので、ぜひ頑張って解消をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次の質問です。発達障害のある子供に対する支援はどのように取り組んでいますか。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  障害のある子供の支援は、早期発見、早期支援が重要であることから、発達支援室では子育てで少し気になるという段階から専門職による相談や支援を行っております。平成20年度から5歳児すこやか相談を実施し、発達障害の早期発見、早期支援に取り組んでおります。
 具体的な支援といたしましては、発達支援室の専門職による指導、幼稚園や保育園への巡回相談、障害児通所支援事業所における支援など、一人一人の発達状況に応じた支援を行っております。
 平成21年度からは教育委員会の指導主事2名を発達支援室に配置し、教育と連携して幼児期から学齢期以降もライフステージに応じた一貫した支援を継続して行うことができるよう取り組んでおります。
 また、障害のある子供の支援には、地域における周囲の人の理解が重要であることから、発達障害の啓発講演会を実施し、市民の理解啓発に努めているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  先ほど部長から気になるという言葉がありましたけれども、その気になるという、周りの方がよく子供たちの様子を見て、早期発見に努めていただきたいと思います。
 次の質問。障害者の支援につきまして、身体・知的・精神障害ごとに、これまでどのように取り組んできたのか、また今後どのように行っていくのかを御説明ください。
 
○内海正彦 健康福祉部長  平成18年の障害者自立支援法の施行までは、身体障害者に対しましては体の機能を補完する補装具の給付等の支援を中心に、知的障害者に対しましては施設入所等による自立更生に向けた支援を中心に、精神障害者に対しましては医療に関する支援を中心に、障害種別ごとの法律に基づいて縦割り的にサービスを提供してきたところでございます。
 障害者自立支援法が施行されたことにより、これら三つの障害に対する支援が一元化され、現在は共通の福祉サービスを契約により提供しているところでございます。
 この法律では、障害の有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し、安心して暮らせる地域社会の実現を目指しており、市としてはこの趣旨を踏まえ、今後も施設から地域生活への移行の実現に向けて必要とする人が地域で必要なサービスを受け、障害者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を目指してまいります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  障害者自立支援法ができてから、随分変わったんではないかと思うのですが、地域の皆さんの温かい心というか、目が必要と思いますので、ぜひその辺も障害者本人ばかりでなく、家族、それから地域、啓発にお努めいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 次の質問です。民間企業と自治体の障害者の法定雇用率の状況はどうでしょうか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  障害者雇用促進法で民間企業や地方公共団体において常時雇用する障害者数を全体の従業員数で除したものの率を障害者の法定雇用率と定めているところでございます。
 法定雇用率は民間企業では2%、国や地方公共団体では2.3%となっております。鎌倉市はこの2.3%が適用されている状況でございます。
 本市は平成28年6月1日時点で28名の障害者を雇用しており、雇用率は2.34%で法定雇用率を達成している状況でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  鎌倉市としては、積極的に障害者を2.34%以上にしようということはあるんでしょうか。
 
○松永健一 総務部長  鎌倉市では平成22年度から身体障害者の採用試験を実施しております。それで、平成26年度からは精神障害者及び知的障害者までを対象に拡大しています。それと、平成26年から同時に事務補助嘱託員でも障害者の採用試験を実施しているというところでございます。
 それで、このような中で、法定雇用率についても達成してきております。また、今後も障害者の雇用に向けて行政としては模範的に取り組まなければならないと認識しておりますので、積極的に採用を心がけていきたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  健常者であれば、テストをしたり、面接をしたりして、合否を判断するんだと思うのですが、恐らく障害者の方の面接とか、テストとかというのは非常にナーバスであって難しい部分があると思うのですが、その辺の気遣いというのは何か特別にあるんでしょうか。
 
○松永健一 総務部長  おっしゃるとおり、採用試験については、合理的な配慮は加えていかなければならないということで、例えば車椅子で対応できるような試験の会場の選定ですとか、あるいは回答機器の持ち込みですとか、あるいは試験時間も配慮しております。
 また、その他の拡大印刷ですとか、障害の態様によって対応ができるような準備をする中で採用試験を進めているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  次の質問です。一見、障害の状況がわからない方も多いわけですが、精神障害者の就労支援はどのように行っているのでしょうか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  精神障害者の就労等の相談につきましては、市の窓口での相談のほか、相談支援事業所が対応しており、就労を希望する方には本人の状況に応じて障害者就労生活支援センターやハローワークを紹介しているところでございます。
 また、企業などへの一般就労が困難な方につきましては、就労移行支援事業所や就労継続支援事業所などで障害者総合支援法のサービスを利用して、一定期間の訓練を積むことで企業等への就労につながる方もいらっしゃいます。
 就労につながった場合は、本人への相談等のサポートと雇用した企業を支援するため、市はジョブコーチを派遣するなどの就労後の定着支援も行っているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  余談になるんですが、私保護司をしていまして、保護司の場合は少年院から出てきた方とかを協力雇用主、要するに契約をしているような会社に紹介する場合があるんですが、鎌倉市役所の場合には、そういった精神障害の方の受け入れ企業というか、そういうリストは特別にありませんか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  何社かの企業にも就労をしていただくような状況に、今現在でもなっているということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  ぜひそういった協力していただくような企業をふやしていただいて、障害者の雇用も検討していただきたいと、前向きに考えていただきたいと思います。
 次の質問。認知症高齢者の把握はどのように行っているんでしょうか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  要介護認定を受けている方についての状況でございますが、平成29年1月末現在で認定者の方が約1万人のうち、約5,500人の方が要介護調査における認定症状に関する項目で、日常生活に支障を来すような症状や行動等が見られると判定されているところでございます。
 このほかにも、認知症高齢者については、家族や近隣の方、民生委員などから地域包括支援センターに個別に相談が寄せられておりまして、平成28年度は12月末現在で436件の相談が寄せられているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  その件数の数字のほうもいいんですが、どういうふうにその数字を出したかということをお伺いしたかったのですけれども。その数字の集約の方法。
 
○内海正彦 健康福祉部長  要介護の認定を受けている方につきましては、その介護を認定する時点で、認知症に関する項目というのがございまして、その中で日常生活に支障を来すような行動が見られるという判定をされている方、この方が1万人のうち5,500人いらっしゃるということで数字を出しております。
 そのほかにつきましては、地域包括支援センターに個別に相談がございますので、その相談件数の数字が436件ということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  次の質問に参ります。認知症高齢者の支援は、現在どのようなことを行っているんでしょうか。特に、老老介護の状況にある世帯への支援はどうでしょうか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  市や地域包括支援センターが連携して、認知症高齢者の生活状況や健康状態等を把握し、必要な介護保険サービスの導入や医療につなげるなど、本人の状態に応じた支援を行っているところでございます。
 徘回がある高齢者に対しましては、市と交通機関等の間に捜索協力体制を築いており、早期発見できるよう努めているところでございます。
 また、自分で金銭管理や契約行為ができなくなった高齢者の権利擁護として、成年後見制度があり、市としても制度の利用促進が図られるよう取り組んでおります。
 認知症の方や家族が安心して生活できる地域づくりを目的に、介護事業所、民生委員、地区社協が開催するオレンジカフェの支援や認知症を理解し、支える人材を育成する認知症サポーター養成講座などを行っております。
 特に、老老介護世帯への支援については、認知症高齢者本人に対する支援内容が特段大きく変わるわけではございませんが、介護の負担を軽減するため、特別養護老人ホーム等へのショートステイの利用勧奨や認知症家族の会への参加などの支援を行っているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  実は私は何件か認知症の方の相談を承っているんですが、そのうちの一つがおじいちゃんがいらして、胃ろうなんですね。おじいちゃん、たばこが大好きで、たばこを吸いながら一人で外へ出ていってしまうと。奥さんは非常に、そのたばこの火がどうなっているのかと、非常に気になっていらっしゃるんですが、そういった、その方はお二人、老老で住んでいらっしゃるんですが、たばこの火とか、ガス栓とか、非常に配偶者の方は危惧しているというか、御心配なんですが、その辺の心のケアというか、肉体的なことばかりじゃなくて、生活の延長上にあるものというのも、やはり相談に乗ってあげているんでしょうか。
 
○内海正彦 健康福祉部長  一義的には地域包括支援センターで相談をお受けしておりますので、その中で対応方法については、包括センターの職員と検討していくということになると考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  しかしながら、現実的には、なかなかそういう解決方法が見つからないというのが現実じゃないかと思うのですが、そういったことを一つ一つ積み重ねて、そういう小さな課題もストックしながら、いろいろな対応策を考えていただきたいと思いますので、そういった対応策を考えることが大きな対応策を考えることに積み重なっていきますので、ぜひその辺も御検討いただきたいと思います。
 この項目の最後なんですが、腰越地域での地域アセスメント、これ腰越だけだということですが、この目的は何でしょうか。どのようなことを行っているのか。結果としてどういうふうに活用していくのかを御説明いただきたいと思います。
 
○内海正彦 健康福祉部長  地域アセスメントとは、地域の住民ニーズ、生活課題、社会資源などの情報を把握し、地域の課題や資源を評価し、視覚化することでございます。腰越地域では、これまで学識経験者を招いての研修、地域の広域地図を使った課題の検討や、地域の弱み・強み抽出のグループワークを行うとともに、生活課題を発見するための地域踏査、地域福祉の状況把握のための腰越地区の介護保険事業所を対象とするアンケート調査など、情報交換等を行ってきたところでございます。
 今回、地域アセスメントを実施したことにより、腰越地域の課題解決のため、自助、互助の意識の向上や独居高齢者や障害者などに対する見守り、支え合う地域づくりを進める活動につながることを期待しているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  腰越地区で初めて、全体で初めてということですので、モニターケースということになると思うのですけれども、そういった情報を集約して、いい結果を生むように努力をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、大きな項目の最後です。市長の政治姿勢についてということでお伺いをしたいと思います。
 1番目ですね、コンプライアンス推進担当を設置されたんですが、その後、たしか去年の8月ですか、設置されたのは。その後の市役所のコンプライアンスに対する状況の変化と効果をどのように捉えているのでしょうか、市長からお答えいただきたいと思います。
 
○松尾崇 市長  コンプライアンスの推進に当たりましては、これまで職員研修やグループ討議を全庁的に展開をしまして、職員の意識改革を進めてきました。
 また、部長級職員で構成しますコンプライアンス推進委員会を設置しまして、コンプライアンスに関する行動計画の策定に向けて、庁内のリスクの洗い出しと対応策の検討を進めているところでございます。
 これらの取り組みは、大久保参与に随時相談をし、指導・助言をいただきながら進めておりまして、取り組みを通じて、職員のコンプライアンスに対する意識が徐々に浸透してきていると考えます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  最後に、市長の言葉で徐々に浸透してきていると感じるというお言葉がありましたけれども、実際にどういうケースがあって、そういうふうにお感じになったんでしょうか。
 
○松尾崇 市長  部長級でコンプライアンスに関する行動計画の策定に向けて議論をしているところでございます。こうした中で、庁内のリスクの洗い出しというものを議論していく中においては、さまざま、庁内各部においてのリスクを出し、それについて今後どのように解決をしていくか、こんな議論をしているところでございます。
 そういう中において、先日、会計では全庁的に調査をしまして、実際に法令に基づいて処理が行われているという、そういう確認もさせていただいて、いわゆる法令遵守ということが全庁的に浸透しているという客観的なデータというところも出てきたところでございます。
 すぐに全てが大きく変わっているということではないですけれども、こうした議論を積み重ねながら、一つ一つ、このコンプライアンスの意識について浸透をさせてきていると、そういう実感があるということでお話をさせていただきました。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  職員課で随分変わっているということですね。それで、マンパワー的に、大久保さん一人で、常勤じゃないですから、月に何回か、事があったときに来られるということですけれども、大久保さん一人で大丈夫なんですか。
 
○松尾崇 市長  大久保参与に補助をする方にも同行してきていただいておりまして、実際に課長級で議論をしていく中においては、大久保参与ではなく、そのパートナーのような方が来て御指導いただいているというような場面もございます。ただ、全体の取りまとめ、議論をしている中に常に参与がいなければいけないかというと、そうではないと感じています。こうしたコンプライアンス、もしくは庁内に潜むリスク等々、これから発生し得るリスク等々を議論している過程の中では、そういう大きな方向性というか、考え方みたいなことを御示唆いただきながら、我々で議論していくという繰り返しというのが重要だろうと捉えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  コンプライアンスって非常に難しいと思うのですね。この巨大組織、1,300人の巨大組織の中に大久保さんが一人でぽこっと来ても、なかなか、言い方は悪いですけれども、押し潰されるようなところも多々出てきてしまうんじゃないかなと、私はそういうふうに思っているんですけれども、私の考え方ですよ、市長はどういうふうに思うかわからないけれども。私は一人じゃ足りないかなという気はするんですね。アシスタントの方もいらっしゃるとは思いますけれども。それだけこの鎌倉市の中の組織というのは、コンプライアンスを教わる、戻すというか、正常の状態に戻すところが数多く、深くあると思うのですよね。一人じゃ足りないと思います。私の感想です。
 それと、次の質問。これは部長にお答えいただきたいんですが、前の総務常任委員会で、市議会議員もコンプライアンス参与と意見交換できないかという質問を投げかけたんですが、検討するという言葉があったんですが、まだ回答をいただいていないんですけれども、市議会議員はコンプライアンス参与と面談できませんか。
 
○松永健一 総務部長  大久保参与には、議会との意見交換を行うことについては、既に内諾を得ております。今後、議会からの御要望等があれば、議会事務局とも調整する中で意見交換の場等を設定していくことができる状態になっております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  議会のと言わず、個人個人というレベルじゃだめなんですか。私、いろいろやってきて、これは違うだろうと、質問書はありましたよね、市長名でいただいているんですが、この回答は違うなというのが、たくさんあるんですよ。でも、これは第三者のコンプライアンスに精通した大久保さんに聞いてみたいんだと思うのですが、議会としてではなくて、議員個人としてというのはだめなんですか。
 
○松永健一 総務部長  大久保参与も多忙というのが現状でございます。それで、個々の議員への対応ということで、参与ということでの、我々が紹介をしていくということは、今現状では回答しかねますけれども、できれば、例えば意見交換のテーマですとか、御希望の日時等をいただきながら、ほかの議員たちも含めて、議会としての意見交換、そういうことであればしていきたいということでの大久保参与の返事もいただいていますので、そういった形で話を進めていただければありがたいと思っております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そうすると意見交換会で終わっちゃうわけですよね。実際の仕事というのは、直接、自分が抱えている案件について、個々に判断を仰ぎたいという場合があるわけですが、そういったケースを想定していただくと、個人的にいろいろ話したい。要するに、議員がたくさんいる中で、お茶パーティーじゃないですけれども、そういうことをするんじゃなくて、実際に私は仕事を、この人に聞いてみたいというのがあるわけですよ。例えば、契約書はどういうふうに考えているとか、いろいろ、日報はどういうふうに考えているのかとか、あるわけですよ。それは、例えばの話ですよ。そういったケースが多々あるので、お茶会じゃなくて、研修会じゃなくて、特別に例えば、今質問書で市長に質問しているように、そういった質問形態ができないかということをお伺いしたいんです。
 
○松永健一 総務部長  あくまでも大久保参与には行政のこれからのコンプライアンスの基盤づくりということでお手伝いをいただいております。
 それで、個々の議員の相談云々ということの、そういったしつらえでは今ございませんので、もしそういうことであれば、とりあえず議会事務局とも調整していただいて、そういった仕組みがまた別途、今の仕組みとは違うスキームの中でとれないかということは、議会事務局等の中で検討していただければと私個人としては思います。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  議会事務局にその都度相談してみます。
 次の質問。不適切な事務処理に関する検証専門委員を3人登用しましたが、その状況と効果をどのように評価しているのか教えてください。
 
○松尾崇 市長  検証専門委員には不適切な事務処理に関する調査委員会が行った内部調査に対しまして、それぞれの専門知識と経験をもとに検証していただきました。さらに、必要な追加調査の支援を得たことによりまして、内部調査の精度を上げて、客観性と信頼性を確保することができたと考えています。
 今後も、内部調査では限界があると思われる事案につきましては、専門的知見や経験を持つ外部の有識者を活用してまいりたいと考えています。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  コンプライアンス推進にしろ、検証専門委員にしろ、外部からの目を入れるということで、非常に進歩があったと思うのですが、私、実はその前から外部監査制度を導入すべきだということを口を酸っぱくして言ってきたんですが、この3本柱があれば、それ以上のことは、外部の視点を入れるということは、それで一応終わると思うのですが、外部監査をして、実際にその書類をチェックするということは、外部監査を導入することはお考えありませんか。
 
○松尾崇 市長  本市における監査制度につきましては、現状の監査委員の監査におきまして、専門性、客観性を有した監査をしていただいていると認識をしておりますけれども、しかしながら外部監査制度を導入することによって、監査機能の独立性ですとか、専門性の確保の一助につながるということも考えられます。
 今後、外部監査制度を必要とする事案が発生することも考えられますことから、当該制度を導入した場合の事務量ですとか、費用対効果を十分に考察した上で現行の監査制度との連携について研究を重ねてまいりたいと考えています。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  前向きな発言になりましたね、前回と比べると。要するに、コンプライアンス室というのは、市長が相談をして、受け身的なんですね、コンプライアンス。それから検証専門委員も受け身的なんだ。でも、外部監査というのは、半強制的にいろいろなことをチェックするんですよ。その辺の意味合いが全く違う。だから、外部監査制度を導入しないといけないんじゃないかなと。これ、要するにそこでチェックをして、いろいろなことを白紙請求書とか、何とかって、いろいろなことがわかるわけですよ。前向きにそれはわかる。書類が来るから。今、監査、2人しかいなくて、大変だと思うのですが、それも含めてやったほうがいいと思います。これ以上、要するに不祥事を起こさないほうがいい。この機会に本当に外部監査入れたほうがいいですよ。プロの、大久保先生に紹介していただいて、新日本監査法人でも何でもいいから入れたほうがいいと思います。毎回、口を酸っぱくして言っていますけれども。
 市長の前向きな御発言があったんで、次の質問に参ります。しがらみについてお伺いしますが、市長は市民団体とか、市民とか、市長のいろいろな組織の中でのしがらみと言ったら失礼ですが、そういった枠組みの人間関係の中でいろいろな仕事をされて、我々も当然そうなんですが、そのしがらみということについて、どういうふうに向き合うべきかというのをお伺いしたいと思います。
 
○松尾崇 市長  かねがねクリーンでしがらみのない政治ということを私は掲げております。議員がおっしゃる、しがらみということがどういうふうに見えているかというのは、わかりかねますけれども、私としては、常に市民の皆さんにとって何が有益か、そういう価値判断を持って、何か特定の団体ですとか、そういうことにのみ資するというような価値判断をして判断をしているということはないと考えています。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  市長の理想的な答えはお伺いしましたけれども、私も後でそれを言おうと思ったんですが、今回、いろいろラファエル会の件でもめているということで、100条も出てきたということなんですが、その前に、記者とラファエル会の理事長と、職員と三者で記者会見したときに、録音データについて、録音していたということなんですが、最終的にその場で、その場か後かわかりませんけれども、市長がその録音を削除するように指示したということが言われているんですが、それはなぜ削除せよと言ったんでしょうか。
 
○松尾崇 市長  記者会見の内容を確認するために職員をラファエル会法人本部の了解を得て、会見の場に同席をさせました。記者会見の主催が記者会であったにもかかわらず、記者会に職員の出席の了解を得ていなかったことから、報告書を作成した時点でデータを削除する方針でおりました。しかしながら、その後、関連課で調整を行った結果、録音データを職員間で組織共有していたことから、公文書として取り扱いをしたということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  もう一回お伺いします。後ろからたくさんやじが飛んでいるんですが、このやじに対して、市長は、私が代弁するのも、今言うのもあれなんで、やじをイコール私の質問として、お答えいただけますか。本当に草間さんが指示したのかどうか。今、後ろからやじがたくさん聞こえていて、それはうそだという話、うそじゃないという発言があれば、それで取り消さなくてはいけないし、いかがですか。
 
○議長(中澤克之議員)  不規則発言に答弁はできないので、渡邊昌一郎議員から質問してください。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  市長の回答の意味がよく理解できなかったので、もう一回、端的に説明していただけますか。東京新聞が云々かんぬんの理由も含めて、お願いしたいと思います。
 
○松尾崇 市長  東京新聞の記者がという、今御質問中でございましたから、確かに東京新聞の記者の方から削除をするべきだという御意見はいただきました。私も、先ほど申し上げましたとおり、このデータを削除する方針でおりましたから、その削除するという指示を、削除しますという指示をしたと返信をしました。
 しかしながら、その後、関連各課で調整を行う中で、この録音データを職員間で組織共有していたことから、これは公文書として取り扱うという中においては、これは削除できないという判断に、そこは方針を変えました。ですので、その変えたことも、その記者にはその後お伝えをしたということになります。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  話がよくわからないんですが、削除したということが現実としてあって、実はしていなかったということではないんですか。
 
○松尾崇 市長  削除したではなくて、削除することを指示しましたと記者にはお返事をしました。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  それは、だって私前の一般質問でもしたんですが、ICレコーダーでここに置いて、したものは公のものとして扱うということを松永部長からお伺いしましたけれども、それを削除するという命令をしたという理由は何なんですか。録音したものは全て文書を公開するべきじゃないですか。
 
○松尾崇 市長  その前段の、私の判断としては、記者会見の主催というのが記者会であったということにもかかわらず、この記者会の了解を得ていなかったということが一つございました。また、報告書を作成した時点で、その報告書をもってそのデータを削除できると私は考えていたものですから、そういう方針でいたということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  最後までよく理解できなかったんですが、後で時間かけてお伺いしてみたいと思います。
 この項目の最後ですけれども、選挙管理委員会宛ての、鎌倉市選挙委員会委員長、北村智生様ということで、要請文。書いたのは、自由民主党鎌倉市連合支部支部長の斗鬼辰郎さんですが、内容はどういうものかというと、要請文というタイトルがありまして、謹啓、日ごろより、鎌倉市における各級選挙の施行・管理及び、啓発に御尽力されておりますことに、心から敬意を表します。
 さて、今春の鎌倉市議会議員選挙についてですが、我が党では、4名の候補(予定者)を自民党県連総務会にて、承認・決定いたしました。我が党公認候補は、この4名以外にはおりません。しかしながら、中澤克之議員、渡邊昌一郎議員、上畠寛弘議員の政治活動用事務所看板(立て看板)には、「自民党公認」「自民党」と記載があります。これは、明らかに「事実」と異なる表現であり、公党である我が党として、到底容認できるものではありません。また、市民への「誤解」が生まれ公正な選挙の施行ができない。と、当連合支部は確認いたしました。よって、鎌倉市議会議員選挙を施行・管理する鎌倉市選挙管理委員会委員長に対し、当該議員への厳重なる指導をここに要請するものでありますと。要するに、これ、立て看板がこの3人の自民党公認議員のところに、自民党とか自民党公認とか書いてあるということで、これは外せということなんですが、我々は自民党の党員であります。鎌倉市の連合支部では入っておりませんが、東京で入ったり、大阪で入ったりしているんですが、こういったことを要請文として受け取って、またこの御指導、厳重なる御指導を選挙管理委員会からはいただいていないんですが、それはどういう事情なんでしょうか。
 
○渡邊好二 選挙管理委員会事務局長  こちらにつきましては、日付が1月31日になりますけれども、先ほど御指摘がありました鎌倉市連合支部の支部長から頂戴したものでございます。
 こちらにつきましては、私どもの立場としまして、公認か否かという事実は、私どもは承知してございません。以前も、実は違う選挙の公職の候補者に対して、公認か否かというところで御質問、それから苦情をいただきまして、関係する選挙事務所等にこういう指摘があったという形でお知らせしたことがございます。ですから、その流れで今回もこのような形でいただいたものにつきまして、お名前を指摘いただいている3名の議員に、このものの写しをお渡ししたというところでございます。
 ただ、先ほど厳重なる指導というお言葉がございましたが、私ども、あくまでも公認されたか否かというところは、特に報告を受けているわけでもございませんので、承知してございません。ということで、指導という形ではお渡しできないけれども、よろしいかということで、支部長に御了解をいただいた上でお渡しをして、特にこれは選挙管理委員会から指導するものではないというお断りをつけてお渡ししたというものでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  だから、要するに指導されることじゃないんですよ、だから。選挙妨害だよ、これ。だって、我々は党員なんだから、私は党員なんだ、自民党が好きだから、自民党と書いたっていいはずじゃないですか。何なんだ、これ。
 そう、党員だって、私は要するに鎌倉支部では入れないと言うから、上畠議員の大阪の関係で入れてもらったんですよ。だから、党員は間違いない。
 次のページをめくると、党員証があるんですよ。これは大阪、自由民主党大阪支部連合会。衆議院の中山先生のところで入った。でも、この文を見ると、我々は党員でないようなことをここに書いてあって、現実と違うことがここに書いてあるんですよ。ここに書いてあるということは、党員じゃないということは、渡邊昌一郎は自民党じゃないんだと思った人は、私に投票しないかもしれない。だから、これは選挙妨害なんですよ。
 選挙管理委員会に言ってもしようがない。でも、聞いている人がいるから、この映像で。私はこれはっきり言って、この1枚で堪忍袋の緒が切れた。だって、大体、中村省司だって、自分が自民党でないのに、自民党の党員でもないのに、自民党ってポスターをあちこちに張っているわけだよ。こんなばかな話ないよ。それでもって、中村省司、3代前の連合支部長なんだけど、こんなこと出してきて、ふざけんなっていうんだ、これ。ひどいよ、本当に。ここでこれは言いたかった。これ、訂正してほしい、撤回してほしいですよ。
 最後になるんですが、このメッセージを読んで終わりにします。
 最後になりますが、市民の皆様にぜひ真実を知っていただきたいので、少し長くなりますが、メッセージを残させていただきます。これ、市長のことじゃないから安心して。このことだから。
 大変残念なことなんですが、私が所属していた自民党鎌倉支部の前々支部長の中村省司県議は、政務活動費の件で平成27年11月25日、NHKを初め、多くのマスコミが疑惑を取り上げ、同12月2日に自民党を離党し、同12月4日、神奈川県監査委員会からホームページ作成費は支出の事実を認められないとの判断がくだされました。皆さんも新聞で読んだと思いますが、各地で政務活動費の問題が取り沙汰されていたさなかでしたので、大変に驚きました。
 それにより、身内であるがゆえに、清廉潔白を証明すべき機会が必要と判断し、同12月7日、神奈川県に対して政務活動費の疑義についての真相究明と必要な措置を求める意見書を鎌倉市議会に提出しました。鎌倉市議会では賛成多数で可決され、神奈川県議会に提出をされたのであります。
 市民ファーストの目線で、組織の悪しきしがらみを断ち切り、改革を断行し、健全な鎌倉をつくる目的でその意見書を鎌倉市議会に提出したわけであります。
 しかしながら、私が所属していた自民党鎌倉支部はそんな自民党現役議員の思いを酌みすることなく、鎌倉支部は現役議員を党員継続させないとの処遇を下し、継続がならず、鎌倉支部に所属することができなくなってしまいました。よって、他の地区で党員継続を模索し、御縁のあったほかの地区の自民党支部に所属しております。本当は鎌倉に入りたいんですが、入れてくれない。私は上畠議員の党員継続の計らいで大阪府連の党員になっております。上畠議員、ありがとうございます。
 加えて、鎌倉支部は選挙の公認条件である50人以上の新規党員獲得に際し、新規党員獲得したにもかかわらず、新規党員受け付けを拒否し、門戸を閉ざし、継続公認をさせないように画策しました。これはまさに、党員拡大という自民党、党の方針に逆行するゆゆしきことであります。
 その後、私の新規申し込みは他地区の自民党県議の計らいにより、公認しないという条件で私が集めた新規党員を鎌倉支部が渋々に受け付けする運びとなったわけです。実際のところ、中村県議は自民党を離党し、その後、平成27年12月、自民党県議団にホームページ代金49万5,000円を返還しています。また、ホームページ等、約270万円を平成28年3月に自民党に返還しています。そのほか、現在進行している印刷費518万円の件で、横浜地裁は神奈川県に対して、印刷代金518万円を自民党県議団に支払いを請求するように命じましたが、県は判断を不服として控訴し、東京高裁で2月20日に2回目の口頭弁論が行われると聞き及んでおります。
 また、市内各地域で開催している新年会では、中村県議と顧問弁護士が不起訴になって罪が晴れたと喧伝しているそうです。横浜地検の捜査結果は嫌疑不十分であり、100%潔白ということではありません。この辺は全然触れていない。市民にきちんと詳しく説明していませんので、純真な市民は、疑いは晴れたと、大変喜んで勘違いをしているわけであります。自民党を離党した県会議員が自民党公認候補予定者をその席で紹介していることも非常に合点がいきません。私が5年間追及した着地型観光事業の疑義においては、中村県議の後援会の複数の幹部から追及をやめるようにと迫られていました。黒幕が誰なのか、市長にも証拠を持って昨年お話ししたところであります。
 加えて、またこれも全く残念ではありますが、前自民党鎌倉支部支部長の小野田徹夫氏が最近まで理事長を務めた障害者施設ラファエル会の施設管理における疑義について100条委員会が立ち上がり、先日尋問が行われましたが、元理事長の証言拒否が多数あり、大変残念でありました。ラファエル会の利用者の皆さん、家族会の皆さん、職員に影響を及ぼさないようにどのようにして再構築するのか、大変に行き先が不安であります。このように、連続している自民党鎌倉支部の関係者の暗い出来事に真正な、心から自民党を愛する多くのファンが頭を痛めております。腐敗した畑の土からは新鮮な野菜は育ちません。かつて、小泉純一郎氏は自民党をぶっ壊すと言い、しがらみを壊して内部改革をぶち上げました。東京都知事の小池知事も自民党東京都連のしがらみに真っ向から抗戦して、それにより、東京の未来に正義と夢が見えてまいりました。
 仲間同士の助け合いはとてもいいことです。しかしながら、時を経るに従い、それはなれ合いに変わり、その結果、悪いしがらみにもなります。しがらみは一線を超えると正しいことと悪いことが混在してしまうときがあります。市民から選ばれた本当の政治家は、そんなときも多くの市民の利益と幸福を最優先し、適切な判断をしなければなりません。「泣いて馬謖を斬る」思いで、悪いしがらみを断ち切らなければならないのです。
 鎌倉市民ファーストの精神を貫き、市民目線で、市民のために今こそ健全な鎌倉市政を目指して、悪しきしがらみを断ち切る勇気が必要であります。まさに、市政改革にいかなる返り血を浴びせられても、良識ある市民の皆さんとともに、清く、正しく、美しく、鎌倉を刷新することをお誓いして、これにて一般質問を終わります。ありがとうございました。
 
○議長(中澤克之議員)  ただいま一般質問中ですが、議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (11時35分  休憩)
                   (13時30分  再開)
 
○議長(中澤克之議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 以上で一般質問を終わります。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第3「報告第18号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」を議題といたします。
 理事者から報告を願います。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  報告第18号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定により報告いたします。議案集その1、121ページをごらんください。
 本件は、平成28年11月17日に鎌倉市関谷1110番地先路上を走行中の車両のタイヤが、道路の舗装が剥離している箇所に落ち、自動車を破損したもので、この事故について相手方に損害賠償をしたものです。相手方は、議案集に記載のとおりです。事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を道路管理瑕疵と認め、市が修理費等として27万8,122円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。なお、処分の日は、平成29年1月24日です。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  ただいまの報告に対し、御質疑または御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 以上で報告を終わります。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第4「議案第89号市道路線の認定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  議案第89号市道路線の認定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、5ページをごらんください。
 枝番号1の路線は、植木字相模陣433番1地先から、植木字相模陣422番10地先の終点に至る幅員4.52メートルから8.62メートル、延長35.15メートルの道路敷です。
 6ページの案内図をごらんください。当該地は、清泉女学院中学校高等学校の南側に位置します。
 また、7ページの公図写しをごらんください。太線で囲んだ部分が当該路線の位置になります。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため道路法の規定に基づいて認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第5「議案第90号工事請負契約の締結について」「議案第91号工事請負契約の変更について」「議案第92号工事請負契約の変更について」以上3件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松永健一 総務部長  議案第90号工事請負契約の締結について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、8ページをお開きください。
 本件は、鎌倉市立大船中学校校庭整備工事についての請負契約を、株式会社勝栄工業と締結しようとするものです。本件工事につきましては、平成28年12月13日、電子入札システムにより、一般競争入札の開札を執行し、同社が3億6,664万円で落札いたしました。消費税額及び地方消費税額を含む契約金額は3億9,597万1,200円です。工事の竣工は、平成30年3月の予定でございます。
 続きまして、議案第91号工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、12ページをお開きください。
 本件は、(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事の契約金額を変更しようとするものです。本件工事は、平成28年6月30日付でアイグステック株式会社と契約したものですが、遮音仕様の建具への変更、施設内玄関への電子錠の設置、シャワー室の追加設置等の工事の追加に伴う必要経費の増額をしようとするものです。
 この契約変更による増額は1,851万1,200円で、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額の総額は7億9,600万3,200円となります。
 なお、今回の契約変更に先立って契約期間を平成29年8月28日まで延長しております。
 続きまして、議案第92号工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、21ページをお開きください。
 本件は、(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事(機械設備)の契約金額を変更しようとするものです。本件工事は、平成28年6月30日付で株式会社ニッセツと契約したものですが、シャワー室の追加設置による給排水設備等の工事の追加に伴う必要経費の増額をしようとするものです。
 契約変更による増額は84万2,400円で、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額の総額は1億6,748万6,400円となります。
 なお、今回の契約変更に先立って、契約期間を平成29年8月28日まで延長しております。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第90号外2件については、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第6「議案第93号不動産の取得について」から「議案第99号不動産の取得について」まで、以上7件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松永健一 総務部長  議案第93号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、29ページをお開きください。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字清水塚1583番ほか3筆、取得面積は合計3978.73平方メートル、取得価格は6,803万6,283円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は30ページ、地番図は31ページになります。
 続きまして、議案第94号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、32ページをお開きください。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字谷脇1854番・1855番合併ほか2筆、取得面積は合計531平方メートル、取得価格は876万1,500円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は33ページ、地番図は34ページです。
 続きまして、議案第95号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、35ページをお開きください。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字谷脇1883番、取得面積は509平方メートル、取得価格は855万1,200円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は36ページ、地番図は37ページです。
 続きまして、議案第96号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、38ページをお開きください。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字谷脇1846番甲、取得面積は366平方メートル、取得価格は603万9,000円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は39ページ、地番図は40ページになります。
 続きまして、議案第97号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、41ページをお開きください。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字谷脇1837番ほか1筆、取得面積は307平方メートル、取得価格は498万3,200円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は42ページ、地番図は43ページになります。
 続きまして、議案第98号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、44ページをお開きください。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字谷脇1835番、取得面積は19平方メートル、取得価格は31万9,200円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は45ページ、地番図は46ページになります。
 続きまして、議案第99号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、47ページをお開きください。
 本件は、(仮称)山崎・台峯緑地用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山ノ内字西瓜ヶ谷990番2ほか3筆、取得面積は合計7,536平方メートル、取得価格は1億5,900万9,600円です。所有者は議案集に記載のとおりで、案内図は48ページ、地番図は49ページになります。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第93号外6件については、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第7「議案第100号鎌倉市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について」「議案第102号鎌倉市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第103号鎌倉市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第104号鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第106号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第105号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第101号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」以上7件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松永健一 総務部長  議案第100号鎌倉市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、50ページをお開きください。
 外国で勤務等をする配偶者と生活をともにすることを希望する有為な職員の継続的な勤務を促進するため、地方公務員法の規定に基づき、配偶者同行休業制度を導入しようとするものです。施行期日は、公布の日からといたします。
 続きまして、議案第102号鎌倉市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、57ページをごらんください。
 市・県民税の賦課に当たっては、生活福祉課が管理する生活保護受給者情報及び原子爆弾被爆者情報が必要となります。これらの情報は、個人番号を含む特定個人情報になることから、本条例に生活保護受給者情報及び原子爆弾被爆者情報を規定しようとするものです。なお、施行期日につきましては、公布の日からといたします。
 続きまして、議案第103号鎌倉市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、59ページをお開きください。
 高齢化社会が進行する中、職員が働きながら介護がしやすい環境を整備するため、介護休暇制度及び介護時間制度を導入しようとするものです。施行期日は、公布の日からといたします。
 続きまして、議案第104号鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、61ページをお開きください。
 地方公務員の育児休業等に関する法律が改正され、平成29年1月1日に施行されました。これに伴い、育児休業等の対象となる子の範囲が拡大されたことから、必要な事項を定めようとするものです。なお、施行期日は、公布の日からとしますが、今回の条例改正で引用している児童福祉法が平成29年4月1日に一部改正されます。これに伴い、同法を引用している条例第2条の2については、4月1日付で改正するものです。
 続きまして、議案第106号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、67ページをお開きください。
 平成28年人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じた給料表及び勤勉手当の改定等を行おうとするものです。給料表については、国や県に準拠した給料表とし、引き上げを行います。勤勉手当については、国が勤勉手当を0.1月引き上げていることから、本市も同様とし、年間4.2月分であったものを4.3月分の支給割合といたします。
 また、国家公務員と同様に、配偶者に係る扶養手当を引き下げ、子に係る扶養手当を引き上げます。
 特定任期付職員については、国の特定任期付職員に準じて給料月額と期末手当の支給割合を改めます。
 また、人事院勧告とは別に、これまで実費を全額支給していた通勤手当について、国と同様に、月額5万5,000円の上限額を設定いたします。
 この条例の施行期日は、公布の日からといたしますが、給料表の改定は平成28年4月1日に、平成28年度分の勤勉手当は平成28年12月1日に適用いたします。
 なお、任期付職員給料表の改定は平成29年3月1日から施行し、平成29年度分の勤勉手当、通勤手当及び扶養手当については、平成29年4月1日、平成30年度分の扶養手当については、平成30年4月1日から施行いたします。
 続きまして、議案第105号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、64ページをお開きください。
 平成28年人事院勧告に基づく国家公務員に準じた職員の期末勤勉手当の支給割合の引き上げを踏まえ、市長、副市長及び教育長の期末手当についても0.1月分引き上げようとするものです。年間では改正前は3.35月分であったものが、改正後は3.45月分の支給割合となります。
 平成28年度は12月期分を0.1月引き上げ、平成29年度は6月期、12月期について、それぞれ現行より0.05月ずつ引き上げます。施行期日は、公布の日からとし、平成28年度分は平成28年12月1日に適用し、平成29年度分については、平成29年4月1日から施行いたします。
 また、平成27年3月鎌倉市条例第47号地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例により、現教育長が在職する間は、改正前の鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例等がなお効力を有することから、改正前の常勤特別職給与条例等についても一部改正を行います。
 続きまして、議案第101号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、55ページをお開きください。
 平成28年人事院勧告に基づく国家公務員に準じた職員の期末勤勉手当の支給割合の引き上げを踏まえ、議会議員の期末手当の支給割合の引き上げを行おうとするものです。年間では、改正前は4.2月分であったものが、改正後は4.3月分の支給割合となります。平成28年度は平成28年12月分を0.1月引き上げ、平成29年度は6月期、12月期について、それぞれ現行より0.05月ずつ引き上げます。施行期日は、公布の日からとし、平成28年度分は平成28年11月1日に適用し、平成29年度分については平成29年4月1日から施行いたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第100号外6件については、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第8「議案第110号鎌倉市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第110号鎌倉市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、88ページをごらんください。
 本件は、介護保険法の一部改正に伴い、引用条項を整備するものです。なお、施行期日につきましては、条例の公布の日からといたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第110号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第110号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第110号鎌倉市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第110号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第9「議案第107号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第108号鎌倉市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第109号鎌倉市指定地域密着型サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第107号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、78ページをごらんください。
 地方税法の一部を改正する法律が平成29年1月1日から施行されたことにより、国民健康保険料の所得割額の算定基準等に係る規定の見直しが行われたことから、鎌倉市国民健康保険条例の規定について、必要な整備を行うものです。この改正の施行期日は、公布の日から施行し、改正後の第12条第1項の規定は、平成29年度以降の年度分の保険料について適用し、平成28年度分までの保険料については、なお従前の例によることといたします。
 続きまして、議案第108号鎌倉市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、80ページをごらんください。
 本件は、鎌倉市介護保険運営協議会の調査審議事項に、地域密着型介護予防サービス及び介護予防・日常生活支援総合事業に関する事項を追加するものです。なお、施行期日につきましては、条例の公布の日からといたします。
 続きまして、議案第109号鎌倉市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、82ページをごらんください。
 本件は、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、地域密着型通所介護の事業の基本方針並びに従業者、設備及び運営に関する基準を定めるとともに、必要な規定の整備を行うものです。なお、施行期日につきましては、条例の公布の日からといたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第107号外2件については、運営委員会の協議もあり、観光厚生常任委員会に付託いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第10「議案第111号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)議案第111号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)の提案理由の説明をいたします。
 今回の補正は、財産管理事務及び小学校施設整備事業などの所要の経費を追加するとともに、介護保険事業特別会計への繰出金及び下水道事業特別会計への繰出金などを減額いたしました。これらの財源といたしまして、前年度繰越金などを追加するとともに、基金繰入金などを減額いたしました。
 また、にしかまくら子どもの家整備事業に係る継続費の廃止、鎌倉芸術館高置水槽等改修事業などに係る繰越明許費の追加、公共施設包括管理委託事業費などに係る債務負担行為の廃止及び義務教育施設整備事業債などの地方債の変更をしようとするものです。詳細につきましては、担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
 
○松永健一 総務部長  議案第111号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)の内容を説明いたします。議案集その1、90ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ5,302万4,000円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも622億8,011万1,000円となります。
 款項の金額は第1表のとおりですが、平成28年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき、主な内容につきまして、歳出から御説明いたします。
 説明書の30ページを御参照ください。第10款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は8,704万円の増額で、退職手当の追加などを、第20目財産管理費は14億2,596万9,000円の増額で、財政調整基金積立金の追加などを、32ページに移りまして、第55目芸術館費は5,252万円の減額で、鎌倉芸術館管理運営事業費の減を、第60目諸費は3億5,548万5,000円の増額で、国県支出金等返還金などの追加を、38ページに移りまして、第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は1億9,090万3,000円の減額で、介護保険事業特別会計への繰出金などの減を、第25目老人福祉費は1億3,348万1,000円の減額で、高齢者施設整備事業費などの減を、40ページに移りまして、第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費は7,180万1,000円の減額で、職員給与費などの減を、第20目児童福祉施設費は7,182万8,000円の減額で、子育て支援施設等整備事業費などの減を、42ページに移りまして、第15項生活保護費、第10目扶助費は5,000万円の減額で、扶助事業費の減を行うものです。
 44ページに移りまして、第20款衛生費、第10項清掃費、第5目清掃総務費は6,679万9,000円の減額で、職員給与費などの減を、47ページにかけまして、第10目じん芥処理費は1億2,032万4,000円の減額で、最終処分事業費などの減を、60ページに移りまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第15目公共下水道費は6億8,050万円の減額で、下水道事業特別会計への繰出金の減を、64ページに移りまして、第55款教育費、第10項小学校費、第15目学校建設費は5億2,086万2,000円の増額で、小学校施設整備事業費の追加を、66ページに移りまして、第15項中学校費、第15目学校建設費は1億2,773万4,000円の減額で、中学校施設整備事業費の減を、69ページにかけまして、第20項社会教育費、第10目文化財保護費は5,867万4,000円の減額で、史跡環境整備事業費などの減を、72ページに移りまして、第60款第5項公債費、第10目利子は6,128万5,000円の減額で、借入利率確定に伴う支払利子の減を。
 次に、歳入について説明いたします。戻りまして、説明書は6ページをお開きください。
 主な歳入の補正内容について説明いたします。
 第5款市税、第5項市民税、第10目法人は1億2,352万円の減を、14ページに移りまして、第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第40目土木費補助金は1億3,374万4,000円の減額で、社会資本整備総合交付金の減を、17ページにかけまして、第50目教育費補助金は7,286万円の減額で、史跡永福寺跡環境整備費補助金の減などを、22ページに移りまして、第75款繰入金、第5項基金繰入金は17億4,985万6,000円の減額で、財政調整基金繰入金などの減を、第10項他会計繰入金は1億777万2,000円の増額で、介護保険事業特別会計繰入金などの追加を、24ページに移りまして、第80款第5項第5目繰越金は14億8,722万3,000円の増額で、前年度からの繰越金の追加を、第85款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料、第5目延滞金は5,300万円の増額で、市税延滞金の追加を、26ページに移りまして、第90款第5項市債は3億5,120万円の増額で、義務教育施設整備事業など起債対象事業費の確定等に伴い、表記のとおり追加などを行うものです。
 以上、歳入歳出それぞれ5,302万4,000円を増額し、補正後の総額は622億8,011万1,000円となります。
 次に、第2条継続費の補正について説明いたします。議案集その1、95ページをお開きください。
 にしかまくら子どもの家整備事業について、継続費の廃止をしようとするものです。
 次に、第3条繰越明許費の補正について説明いたします。
 議案集その1、96ページで、鎌倉芸術館高置水槽等改修事業ほか11件について、記載の事業の繰越明許費の設定をしようとするものです。
 次に、第4条債務負担行為の補正について説明いたします。
 議案集その1、97ページで、公共施設包括管理委託事業費ほか1件について債務負担行為の廃止をしようとするものです。
 次に、第5条地方債の補正について説明いたします。
 議案集その1は98ページを、補正予算に関する説明書は82ページになります。地方債の変更は、第1条の歳入歳出予算の補正で説明いたしました対象事業の財源として、その起債限度額を第5表のとおり変更しようとするものであります。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第111号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第111号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第111号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第111号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第11「議案第112号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)議案第112号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)の提案理由の説明をいたします。
 今回の補正は、債務負担行為3件の追加をしようとするものです。議案集その1、99ページをお開きください。
 第1条債務負担行為の補正は、道路維持修繕事業費2件及び道路新設改良事業費1件について、100ページ第1表のとおり、債務負担行為の追加をしようとするものです。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第12「議案第116号平成28年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松永健一 総務部長  議案第116号平成28年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、112ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ1,365万4,000円の追加で、補正後の総額は、歳入歳出とも3億7,865万4,000円となります。款項の金額は第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
 まず、歳出ですが、第10款公債費は1,365万4,000円の追加で、公共用地先行取得事業債に係る公債費を追加いたしました。
 次に、歳入ですが、第3款財産収入は89万2,000円の減額で、大船立体整備事業の工事ヤード等としての貸地料の減額を、第5款繰入金は1,454万6,000円の追加で、歳出で追加した公債費に充てるため、一般会計からの繰入金を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第116号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第116号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第116号平成28年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第116号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第13「議案第115号平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第115号平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、109ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ7億9,522万4,000円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも218億1,260万9,000円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は802万7,000円の減額で、一般管理費及び賦課徴収費における職員給与費等の減を、第10款保険給付費は5億8,682万4,000円の減額で、医療費の減額により保険給付費が当初見込みより下回るため、減を、第12款後期高齢者支援金等は3億5,006万円の減額で、後期高齢者支援金の額が確定したことに伴う減を、第17款介護納付金は1億1,557万1,000円の減額で、介護納付金の額が確定したことに伴う減を、第20款共同事業拠出金は1億4,000万円の増額で、高額医療費共同事業拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金の額の追加を、第25款保健事業費は1,792万5,000円の減額で、保健事業における委託料等が当初見込みを下回るため、減を、第30款諸支出金は1億4,318万3,000円の増額で、療養給付費負担金など平成27年度の国庫支出金の額の確定に伴う超過交付分の返納額を追加しようとするものです。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款国民健康保険料は2億6,688万2,000円の減額で、国民健康保険料が当初見込みを下回るため、減を、第20款国庫支出金は2億8,262万9,000円の減額で、療養給付費等負担金が減額すること等に伴い、当初見込みを下回るため、減を、第27款前期高齢者交付金は5億3,756万円の減額で、前期高齢者交付金の額の確定に伴う減を、第30款県支出金は1億4,154万5,000円の減額で、財政調整交付金等の額の確定に伴い、当初見込みを下回るため、減を、第40款繰入金は1,964万8,000円の減額で、財政安定化支援事業繰入金等の額の確定等に伴い、当初見込みを下回るため、減を、第45款繰越金は4億5,304万円の増額で、平成27年度からの繰越金の確定に伴う追加をしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第115号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第115号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第115号平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第115号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第14「議案第117号平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第117号平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、115ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ5億3,873万3,000円の減額をするもので、補正後の総額は161億6,510万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は389万8,000円の減額で、介護認定審査会委員報酬や要介護認定調査委託料などが当初見込みを下回ったことに伴う減額を、第10款保険給付費は12億5,540万円の減額で、保険給付額が当初見込みを下回ったことに伴う減額を、第12款地域支援事業費は384万5,000円の減額で、介護予防事業に係る委託料などが当初見込みを下回ったことに伴う減額を、第25款基金積立金は5億1,283万1,000円の増額で、介護給付等準備基金積立金の追加を、第30款諸支出金は2億1,157万9,000円の増額で、前年度の精算に伴う、国庫、県負担金及び社会保険診療報酬支払基金への返還金並びに一般会計への繰出金を追加するものです。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款介護保険料は3,807万2,000円の減額で、介護保険料が当初見込み額を下回ったことに伴う減額を、第15款国庫支出金は2億4,289万4,000円の減額、第20款県支出金は1億9,921万円の減額、第25款支払基金交付金は3億3,390万8,000円の減額で、いずれも保険給付費などが当初見込みを下回ったことに伴う減額を、第30款財産収入は11万3,000円の増額で、介護給付等準備基金利子の減額を、第40款繰入金は4億1,785万3,000円の減額で、介護給付等準備基金からの繰入金の減額などを、第45款繰越金は6億9,309万1,000円の増額で、前年度からの繰越金を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第117号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第117号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第117号平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第117号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第15「議案第118号平成28年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第118号平成28年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、118ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ5億408万円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも52億9,198万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は679万7,000円の減額で、職員給与費等の減を、第10款広域連合納付金は5,089万4,000円の増額で、神奈川県後期高齢者医療広域連合への納付金の確定に伴う追加を、第15款諸支出金は998万3,000円の増額で、一般会計への繰出金の追加をしようとするものです。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款後期高齢者医療保険料は4,804万3,000円の増額で、後期高齢者医療保険料の増を、第10款繰入金は2,378万1,000円の減額で、一般会計からの繰入金の減を、第15款繰越金は2,981万8,000円の増額で、前年度からの繰越額の確定に伴う追加をしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第118号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第118号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第118号平成28年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第118号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第16「議案第113号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  議案第113号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、101ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ9億7,251万4,000円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも82億679万2,000円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。103ページをごらんください。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は4億2,992万2,000円の減額で、執行差金等による維持修繕料、工事請負費及び光熱水費などの減額を、第10款事業費は5億2,419万2,000円の減額で、執行差金等による委託料及び工事請負費などの減額を、第15款公債費は1,840万円の減額で、借入利率の確定に伴う長期債支払利子の減額をしようとするものでございます。
 次に、歳入は、102ページに戻りまして、第15款国庫支出金は5,651万7,000円の増額で、補助対象事業費の確定に伴う増額を、第25款繰入金は6億8,050万円の減額で、一般会計からの繰入金の減額を、第30款繰越金は1億2,506万9,000円の増額で、前年度からの繰越金の増額を、第40款市債は4億7,360万円の減額で、市債対象事業費の確定による減額をしようとするものです。
 104ページをお開きください。次に、第2条繰越明許費の補正ですが、公共下水道汚水維持修繕事業南部枝線ほか3件につきまして、第2表のとおり設定しようとするものです。
 105ページをごらんください。次に、第3条地方債の補正ですが、歳入歳出予算において説明いたしました下水道事業債を第3表のとおり変更しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第113号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第113号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第113号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第113号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第17「議案第114号平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○樋田浩一 拠点整備部長  議案第114号平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、106ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ311万円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも6,231万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款事業費は311万円の増額で、職員給与費を増額しようとするものです。
 次に、歳入ですが、第5款使用料及び手数料は9万3,000円の増額で、土地使用料を増額し、第10款繰入金は125万4,000円の増額で、一般会計からの繰入金を増額し、第15款繰越金は176万3,000円の増額で、平成27年度からの繰越額を増額しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第114号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第114号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第114号平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第114号は原案のとおり可決されました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (14時19分  休憩)
                   (14時35分  再開)
 
○議長(中澤克之議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(中澤克之議員)  日程第18「議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算」から「議案第134号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について」まで、以上16件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○比留間彰 経営企画部長  議案第126号鎌倉市本庁舎整備基金条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、38ページをお開きください。
 本件は、将来的な鎌倉市役所本庁舎の整備に要する財源に充てる鎌倉市本庁舎整備基金を設置し、その管理に関し必要な事項を定めるために条例を制定しようとするものです。
 条例の施行期日につきましては、平成29年4月1日といたします。
 続きまして、議案第127号鎌倉市公的不動産利活用推進委員会条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、40ページをお開きください。
 本件は、市が管理する不動産の効果的な利用または活用の推進に関し必要な事項を調査審議することを目的とした鎌倉市公的不動産利活用推進委員会を設置し、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として定めるため、条例を制定しようとするものです。
 条例の施行期日につきましては、平成29年4月1日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○桝渕規彰 文化財部長  議案第128号鎌倉歴史文化交流館条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、42ページをごらんください。
 鎌倉の歴史及び文化に関する展示並びに教育及び普及の事業の実施により、鎌倉の歴史的遺産及び文化的遺産に対する市民等の理解を深めるとともに、交流の場の提供により市民の交流を促進することを目的として、鎌倉歴史文化交流館の設置及び管理について必要な事項を定めるため、本条例を制定しようとするものです。
 なお、施行期日は公布の日から起算して六月以内の規則で定める日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○小池忠紀 市民活動部長  議案第129号鎌倉市企業立地等促進条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、46ページをお開きください。
 市内企業の事業拡大を支援するとともに、新たな企業を誘致することにより、産業の活性化及び雇用機会の増大を図り、活力あるまちを創出するため、鎌倉市企業立地等促進条例を制定しようとするものです。
 なお、施行期日は平成29年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第130号鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、52ページをお開きください。
 児童福祉法の改正により、平成30年4月1日までに、障害児福祉計画を策定することが市町村に義務づけられました。そこで、障害者福祉計画推進委員会を改組し、障害児福祉計画策定について審議するため、鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の一部改正を行おうとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○征矢剛一郎 都市調整部長  議案第131号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、54ページをお開きください。
 平成27年に制定され、平成28年4月1日に一部施行されていた建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が平成29年4月1日から全部施行となり、新たに建築物エネルギー消費性能適合性判定の制度が開始されます。
 このため、鎌倉市手数料条例を一部改正し、その判定審査等の手数料を設定しようとするものです。
 施行期日は平成29年4月1日からとします。
 以上で説明を終わります。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第132号鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、67ページをごらんください。
 本市では、小児の医療に係る保護者の経済的負担を軽減し、子供の健全な育成支援を図るため、ゼロ歳児から小学校6年生までの小児の入院、通院及び中学校3年生までの入院に係る保険適用分医療費の自己負担額全額を助成しており、小・中学生については所得制限を設けて助成しています。
 このたび、子育て支援のさらなる充実を図るため、通院医療費の助成対象を中学3年生まで所得制限を設けて拡大しようとするものです。
 なお、施行期日は平成29年10月1日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○石井康則 環境部長  議案第133号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、70ページをごらんください。
 不適正にクリーンステーションに排出された家庭系ごみについて、必要に応じて内容を調査し、ごみの排出者に対し、指導、勧告ができるよう本条例を改正しようとするものです。
 なお、本条例の施行期日は平成29年4月1日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  議案第134号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、72ページをお開きください。
 本件は、平成28年3月に景観法運用指針の一部が改正されたことにより、鎌倉市都市景観条例に事業者と市との景観に関する事前協議の手続について、必要な事項を定めるとともに、景観計画区域等における手続の適用除外項目についても、あわせて整理するものでございます。
 なお、施行期日につきましては周知期間を考慮し、平成29年7月1日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○松尾崇 市長  (登壇)平成29年度の予算案及び関係諸議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営に対する私の所信の一端と施策の概要を説明いたします。
 平成23年3月に発生した東日本大震災から、はや6年が経過しようとしており、ようやく復興の形が整いつつあるものの、いまだに12万7,000人の方々がふるさとに戻ることができず、避難生活を余儀なくされています。こうした中、平成28年4月に発生した熊本地震は、改めて地震の脅威を突きつけられることとなりました。
 「天災は忘れたころにやってくる」と唱えた寺田寅彦の警鐘を忘れることなく、これまで経験した多くの地震災害の記憶と教訓を決して風化させずに、国民が一致団結して自然災害に立ち向かうことが重要だと考えています。あわせて、災害対応に当たった自衛隊、消防を初めとした職員や多くのボランティアの方々、地域住民一人一人がつながる地域コミュニティーの力が困難な現状を打破することができる大きな原動力となることを再認識した年になりました。
 一方、平成28年にリオデジャネイロで開催されたオリンピック・パラリンピック競技大会では、日本代表選手が多数のメダルを獲得し、特に、鎌倉市との関係では、本市にゆかりのある選手4名が出場したことなど、世界で活躍する日本人を誇りに思う年でもありました。また、公職選挙法等の一部を改正する法律の施行に伴い、満18歳、19歳の若者が初めて選挙に参加するなど、私としては、次代を担う若い方々が社会に羽ばたき、今後、さまざまな分野で活躍することを願うとともに、その環境をつくっていかなければならないと改めて強く感じたところです。
 さて、市政を顧みますと、歴史的風致維持向上計画の策定や、日本遺産への認定などの歴史的遺産と共生するまちづくりへの取り組みの前進、鎌倉市教育大綱の策定や、大船中学校新校舎の供用開始、中学校6校への冷房設備の設置などの子供たちを取り巻く環境の整備、津波シミュレーション動画の公開、観光案内所のリニューアル、無料Wi−Fi設備の整備など、市民の皆様を初め、鎌倉を訪れる方々に向けた環境の整備などについても、着実に向上させることができたものと考えています。
 一方で、生活保護費の盗難を初めとした公金の不適切な取り扱いなど、市民の皆様に御迷惑・御心配をおかけする事案が多数生じたことは、極めて遺憾で、市民の皆様に深くおわびを申し上げるものです。
 行政に対する市民の皆様の信頼なくしては、明日の鎌倉、そして、よりよい鎌倉をつくることはできません。昨年、就任いただいたコンプライアンス推進参与の助言や、外部からの御意見などにも真摯に耳を傾け、全職員が身の周りで起きることを「ジブンゴト」として捉え、全庁を挙げて改善に取り組み、一日も早く市民の皆様の信頼回復に努めていくことをこの場をおかりして、改めてお約束と決意を申し述べさせていただきます。
 平成29年度に目を転じますと、第3次鎌倉市総合計画第3期基本計画後期実施計画の初年度となります。
 平成26年度から平成31年度までの6カ年を計画期間として定めた第3期基本計画も折り返し点となりました。
 景気回復の動きが見られつつあり、本市の歳入の根幹をなす市税は若干の増収が見込まれるものの、個人消費は弱含みであることから、引き続き、厳しい環境が続くものと考えています。
 このため、基本構想に掲げた「歳入・歳出のバランスを堅持し、財政基盤の健全化に努め、持続可能な都市経営を確立していくこと」、「重要性・緊急性を踏まえた施策の選択と集中を基本に、真に市民に必要な施策を進めること」を肝に銘じ、本市の「目標とすべきまちの姿」の実現に向け、着実に施策を推進していかなければなりません。
 そこで、後期実施計画においては、昨年3月に策定しました「鎌倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を踏まえ、人口減少・少子高齢に起因する地域活力の低下や税収の減収といった市民の皆様の安全・安心な暮らしを守る上での支障に対応するため、「安全な生活の基盤づくり」につながる施策とともに、これを支える「働くまち」、「子どもが育つまち」、「健康に暮らせるまち」の実現に向けた施策に注力してまいります。
 そして、この計画に沿って編成した平成29年度予算は、私の市長としての2期目最後の予算となります。市長に就任して以来一貫して掲げております「次世代に負担を先送りしない責任ある市政」、すなわち「持続可能なまちづくり」の実現のため、市民の皆様、事業者の皆様、そして、議会の皆様の御理解と御協力をいただきながら、これまで本市が進めてきましたさまざまな課題解決に向けた取り組みを着実に推進するため、全力で取り組んでまいります。
 それでは、ここで、平成29年度予算案の概要を申し上げます。
 一般会計は、598億9,670万円で、前年度当初予算と比較して8億8,650万円、1.5%の減となります。
 特別会計の合計は545億3,650万円で、前年度当初予算と比較して15億9,650万円、3%の増となります。これは、主に公共用地先行取得事業や下水道事業、介護保険事業などの各特別会計予算の増額に起因するものです。
 このため、一般会計と特別会計を合わせた予算総額は1,144億3,320万円で、前年度当初予算と比較し7億1,000万円、0.6%の増となります。
 次に、第3次鎌倉市総合計画第3期基本計画の六つの将来目標と、それを支えるための基本となる「計画の推進に向けた考え方」に沿って、平成29年度予算案に盛り込んだ主な事業について、順次、説明いたします。
 「計画の推進に向けた考え方」では、まず、市民自治を推進するため、(仮称)市民活動推進条例を制定するとともに、(仮称)市民活動推進指針を策定し、指針に基づく具体的施策の検討などを進めます。
 また、「大船地域づくり会議」の自立的な運営の支援や今泉台住宅地での取り組みを踏まえ、地域の住民や団体で構成する「地域会議」などを支援してまいります。
 次に、行財政運営についてです。行財政改革は、私が市長就任以来、一貫して力を入れて取り組んできたところですが、近年の不適切な事務処理や不祥事の発生などを受け、このようなことを二度と起こさない組織づくりのため、平成29年度は、特に、職員意識や働き方の見直しを徹底していきたいと考えています。
 具体的には、コンプライアンス推進参与の助言を受けながら、引き続き、意識改革に取り組みます。
 また、管理職及び管理職候補となる職員を対象にマネジメント能力を向上させるための研修を行い、組織力の向上に取り組みます。
 さらに、業務の効率化、コスト削減を目指し、これまでに引き続き、業務総量等の調査を拡充し、その成果や課題を確認しながら、全庁的な業務の適正化を図ります。
 あわせて、職員が働きやすいワーク・ライフ・バランスのとれた職場環境を整えるとともに、職員一人一人が、市民のために力を発揮し、市民から信頼を得られるよう、人材の育成にも力を入れてまいります。
 持続可能な都市経営に向けては、公共施設再編計画の着実な推進とともに、社会基盤施設マネジメント計画に基づき、これまでの事後保全型の維持管理から予防保全型管理と事後保全型管理を効果的に組み合わせ、計画的かつ効率的な維持・管理・補修・更新・運営に取り組みます。
 また、市民生活の拠点であり、かつ災害時の拠点となる市役所本庁舎の再整備に向け、新たに基金を創設し、整備に向けた準備を進めるとともに、公共施設再編計画に基づく事業の推進や全市的な観点から低未利用地などの公的不動産の利活用に向けた検討を進めます。
 続いて、基本構想の六つの将来目標に沿って、説明いたします。
 まず、将来目標の第1である「人権を尊重し、人との出会いを大切にするまち」について申し上げます。
 平和推進事業の充実に向けては、平和都市宣言及び市民憲章の精神に基づいて、市民の平和意識の醸成を図るため、引き続き、市民と協働で平和推進事業を実施します。
 人権施策の充実に向けては、女性活躍推進法の施行に伴い、見直しを行っている「かまくら21男女共同参画プラン(第2次)」に基づき、引き続き、本市における男女共同参画社会の実現を目指してまいります。
 多文化共生社会の推進に向けては、市民や市民団体による国内・外の姉妹都市等との都市交流活動への支援を行うとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、ホストタウン登録も視野に入れて国際交流に取り組んでまいります。
 次に、将来目標の第2である「歴史を継承し、文化を創造するまち」について申し上げます。
 歴史環境の保存・活用に向けては、国指定史跡永福寺跡を全面公開するととともに、国指定史跡大町釈迦堂口遺跡の崩落対策工事に向けた基本設計を行います。また、かねてから改修工事を進めてまいりました「鎌倉歴史文化交流館」を、鎌倉の歴史的遺産及び文化的遺産を学び、体験し、交流できる場として、5月に開館します。
 鎌倉国宝館においては、全国足利氏ゆかりの会の特別展と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた文化プログラムを実施します。
 また、文化活動の支援・推進に向けては、本市における芸術文化振興の拠点である鎌倉芸術館の安定した運営を図るため、ホール等設備の大規模修繕を行います。
 次に、将来目標の第3である「都市環境を保全・創造するまち」について申し上げます。
 緑の保全、都市公園の整備に向けては、(仮称)山崎・台峯緑地の開園に向けた用地取得や整備工事を初め、その他都市公園の整備や維持管理に取り組むとともに、危険樹木等による被害を未然に防ぐため、適切な緑地の維持管理を行います。
 ごみの減量・資源化に向けては、効率的な収集運搬体制の構築や現在、燃やすごみとなっている製品プラスチック等の資源化品目の拡大を初めとした、減量・資源化方策の充実を図るとともに、事業者等への指導啓発により、事業系ごみの適正排出・分別の徹底を図ることで、さらなるごみ焼却量の削減に取り組みます。
 また、今泉クリーンセンターの煙突解体工事、最終処分場6号地の廃止に向けた復元工事を行うとともに、笛田リサイクルセンターの長寿命化計画の策定など、廃棄物処理施設の適正な管理を図ります。
 次に、将来目標の第4である「健やかで心豊かに暮らせるまち」について申し上げます。
 まず、子育て支援の充実に向けては、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を図るため、妊産婦健康診査費用の補助を拡充するとともに、不妊・不育に悩む方に対して、特定不妊・不育症治療費を新たに助成します。また、幼稚園等における就園奨励費の増額により、第2子の保育料の無償化を実施し、多子世帯への支援を拡充します。
 小児医療の充実に向けては、小児医療費の助成を中学生の通院に係る医療費まで対象を拡げるとともに、小児科の初期救急医療体制を充実するため、ゴールデンウイーク・年末年始に加え、インフルエンザが流行する12月から2月までの日曜日についても、小児科と内科の2科体制による診療体制を整えます。
 子育て支援施設については、(仮称)由比ガ浜こどもセンターの開園、駅に近い保育施設として、御成町在宅福祉サービスセンターにおける保育施設の開設支援、旧横浜地方法務局鎌倉出張所での新園整備に向けた国との調整などを進め、待機児童のさらなる減少と保護者の利便性の向上に努めてまいります。
 また、新たに鎌倉地域において病児保育事業を開始し、既に実施している病後児保育、一時預かり及び延長保育などとあわせて、市民の多様な保育需要に応えてまいります。
 共働き家庭などにおける学童保育ニーズへの対応としては、にしかまくら子どもの家といわせ子どもの家をそれぞれ西鎌倉小学校、今泉小学校の敷地内に移転し、開設します。また、ふかさわ子どもの家、せきや子どもの家について、平成30年度からの放課後子ども総合プランの実施に向けた新館建設工事等に着手します。あわせて、御成子ども会館・子どもの家の移転を目指し、旧鎌倉図書館建物の耐震改修工事に着手するほか、民間学童保育への運営費補助を行います。
 そのほか、発達に課題のある子供たちを地域で支えるため、サポーター養成講座を実施するとともに、これまで補装具費の支給対象外であった軽・中等度の難聴の児童に対し、補聴器購入費の一部助成を新たに開始します。
 学校教育の充実に向けては、11月から中学校全校で学校給食を開始することで、栄養バランスのとれた安全で安心な給食を提供します。また、教育環境の改善を図るため、第二小学校など小学校6校における平成30年度の冷房設備設置に向けた設計を行うとともに、関谷小学校、腰越中学校のトイレ改修工事の設計と御成小学校旧講堂の改修に向けた設計をそれぞれ行います。
 さらに、学校施設老朽化状況調査を実施しつつ、公共施設再編計画に沿った今後の学校施設のあり方の検討に着手します。
 市民の健康づくりと安心づくりの推進に向けては、健康づくりに関するアプリや専用サイトを制作し、ポイント制度の運用により、市民に運動を習慣化していただくことで、健康寿命の延伸を図ってまいります。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、市民がスポーツに親しむ機会の拡充を図るため、競技力の向上を目指したジュニアアスリートの育成、トップアスリートによる体験教室、マリンスポーツ関連イベントなどといった、各種スポーツ事業を行います。
 救急医療サービスの充実としては、先ほど申し上げました休日夜間急患診療所の2科体制の拡充とともに、休日急患歯科診療所を台在宅福祉サービスセンター内に移転し、歯科急患診療の充実とあわせて、障害者の歯科診療や高齢者の在宅歯科診療の充実を図ってまいります。
 また、がん検診事業につきましても、既に実施している各種がん検診に加え、前立腺がん検診を新たに導入し、疾病の早期発見、早期治療につなげます。
 高齢者の医療と介護の取り組みについては、平成30年度の(仮称)在宅医療介護連携相談センターの開設に向けた準備や、認知症地域支援推進員、生活支援コーディネーターの配置を通じて、住みなれた地域で暮らし続けられるための地域づくりを進めてまいります。
 さらに、誰もが生涯現役として活躍することができるまちを目指し、「生涯現役促進地域連携鎌倉協議会」の一員として、就労相談窓口の設置、就労啓発セミナー、企業との合同就職説明会の開催等を行います。
 また、これまで施設整備を進めてきた腰越地域老人福祉センターを4月に開館し、各地域の老人福祉センターと連携を図り、高齢者の健康増進、生涯学習の支援等を図ります。
 次に、将来目標の第5である「安全で快適な生活が送れるまち」について申し上げます。
 地震・津波の避難対策に向けては、津波浸水想定区域内の津波避難経路の安全性を高めるため、津波避難経路にあるブロック塀の撤去及び改修を重点的に進めるための補助の拡充や、地域との協働で作成した津波避難計画及び津波避難経路マップをもとにした、津波避難経路を明示する避難路面シート等の誘導標識の増設により、市民の命を守ります。
 消防・救急体制の充実・強化に向けては、救急救命士の病院での再教育や救急隊員の研修への参加等を通じて、救急技術の向上を図るとともに、AEDを従前から配置している施設のほか、新たに市内のコンビニエンスストアへ配置し、市民を対象とした普通救命講習の実施とあわせ、市民の救命率の向上を目指してまいります。また、地域防災力の中核となる消防団の装備を充実させ、消防団員の安全を確保し、消防機能の充実・整備を進めます。
 さらに、自治・町内会等が設置する防犯カメラの設置費用を補助することで、地域の防犯活動への支援等を行ってまいります。
 市街地の整備に向けては、深沢地域の整備事業を進めるため、平成28年度に策定した修正土地利用計画(案)をもとに、土地区画整理事業の事業スキームの再構築や事業の実現に向けた方策の検討を行い、都市計画決定の準備等を進めることで、新たな都市拠点の形成を目指してまいります。
 交通環境の整備に向けては、鎌倉地域における自動車利用の抑制につながる新たな施策の検討を進めるため、平成28年度に実施した交通量調査の結果をもとに、交通シミュレーションを行うほか、積年の課題である鎌倉駅東口駅前広場の整備に向けた実施設計等を行います。
 また、ゴールデンウイークなど、特に多くの観光客が訪れる時期に、交通事業者などと連携し、交通誘導員を配置し、混雑期における市民や観光客等の安全の確保に努めます。
 そのほか、湘南モノレールが実施する富士見町駅下りホームへのエレベーター設置工事に対する支援を行います。
 道路の整備・維持管理に向けては、舗装構成調査や路面下空洞調査を行うとともに、道路舗装修繕計画に基づく計画的な道路の舗装改修を進めます。
 また、道路の急勾配を解消するため、(仮称)鎌倉高校坂前交差点の改良に向けた詳細設計等を行います。
 北鎌倉隧道の安全対策の実施に向けては、尾根の文化財的価値を残しながら安全に通行できるよう、工法の検討、現地調査を行います。
 さらに、老朽化した市営住宅の建てかえ、集約化を図るため、基本計画の策定を行います。
 下水道・河川の整備・維持管理に向けては、平成28年度に引き続き、汚水・雨水排水施設の計画的な改築等を進めます。また、山崎浄化センターの施設の長寿命化に向けた設備の改築工事を行います。
 また、老朽化している下水道幹線については、自然流下管として再整備を図るため、基本概要設計と測量・土質調査を行います。
 最後に将来目標の第6である「活力ある暮らしやすいまち」について申し上げます。
 市内産業の活性化と雇用の創出に向けては、「鎌倉市企業立地等促進条例」を制定し、新規に立地する企業に対する支援や市内企業の事業拡大に対する支援を行います。特に、市民の雇用に向けて、市内企業に対するニーズ調査を行うとともに、就職対策セミナーや女性就職応援セミナー等を実施することで、雇用の支援と働く環境の充実を図ります。
 漁業の振興としては、鎌倉地域の漁業者が抱える課題解決を図るため、鎌倉地域における漁業支援施策として、船揚場、漁具倉庫等の整備に向けた準備を進めます。
 増加する観光客への対応に向けては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を視野に入れつつ、観光都市としての質の向上を目指し、多言語に対応した観光パンフレットの発行や観光ホームページの更新等により、外国人を含めた多様な観光客のニーズに対する適切な情報提供を行います。また、市民生活と観光振興の両立に向けた観光マナーの周知・啓発を行います。
 さらに、観光案内板の改修や、社寺が実施する公衆トイレの新設に対する費用助成、屋内型Wi−Fi接続設備の設置に対する費用助成などを行うことで、観光客が安全で快適につつがなく鎌倉で観光を楽しめる環境の整備に取り組みます。
 以上、平成29年度に予定しております主要施策の大要について申し上げました。
 平成28年度は、第3次鎌倉市総合計画第3期基本計画前期実施計画の最終年度として、市民の「安全な生活の基盤づくり」につながる事業を初め、計画に位置づけた事業に注力してまいりました。
 そして、平成29年度からスタートする後期実施計画の策定に取り組む中で、人口減少、少子高齢が進む、これまで誰も経験をしたことのない時代を迎える今、持続可能な都市経営を進めるためには、「子どもたちが健やかにそして健全に育つまち」をつくることが最も重要であると考えました。
 この町で子供を産み、育てたいという思いが世代間で引き継がれていく。町に子どもの元気な声が響きわたり、町なかに笑顔があふれる。地域が子供を育て、そして地域も成長する。子供からお年寄りまで、そして、社会とのかかわりの中で何らかの障害に直面している人も含めて、全ての人たちが生き生きと楽しく暮らすことのできる町、そのような共生社会を築いていきたいと考えています。
 鎌倉市の合計特殊出生率は県内でも非常に低く1.2であるのに対し、希望出生率は1.74です。これは、この町で子育てをしたいと思っているができない、環境が整えば子供を産み、育てたいと考えている方々が数多くいるということのあらわれだと考えています。
 このため、平成29年度予算は、こうした市民の皆様の思いをかなえ、元気な活力のある町をつくるため、子育て支援や教育の充実とともに、市内に雇用の場を確保することや就労機会を創出することなど、市民の皆様のワーク・ライフ・バランスを充実させるための事業にも重点的に取り組むこととしました。
 子供たちの健全な成長が鎌倉の未来を明るくするという思いを盛り込みながら組み立てた予算のもと、平成29年度も全力で市政運営に取り組んでまいります。
 これをもちまして、私の提案理由の説明を終わります。
 内容の詳細につきましては、担当職員より説明いたしますので、御審議のほど、よろしくお願いいたします。
 
○松永健一 総務部長  議案第119号平成29年度鎌倉市一般会計予算について、その内容を説明いたします。議案集その2、5ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ598億9,670万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款議会費は、議員報酬や議会の運営経費など4億2,997万8,000円を計上いたしました。
 第10款総務費は84億7,311万3,000円で、第5項総務管理費は、文書広報や財産管理、総合防災対策、情報化の推進、支所や鎌倉芸術館の管理運営、市民活動の推進などに要する経費を、第10項徴税費は、市税の賦課徴収に要する経費を、第15項戸籍住民基本台帳費は、戸籍・住民基本台帳や住居表示の整備などに要する経費を、第20項選挙費は、市長選挙、市議会議員選挙などに要する経費を、第25項統計調査費は、各種統計調査に要する経費を、第30項監査委員費は、監査事務に要する経費を計上いたしました。
 第15款民生費は234億635万3,000円で、第5項社会福祉費は、社会福祉施設の管理運営、障害者福祉及び高齢者福祉などに要する経費を、第10項児童福祉費は、子育て支援、児童手当の支給、ひとり親家庭等の支援、公立保育所及びあおぞら園の管理運営などに要する経費を、第15項生活保護費は、生活保護法に基づく各種扶助の経費などを、第20項災害救助費は、災害見舞金や弔慰金などの経費を計上いたしました。
 第20款衛生費は61億3,158万円で、第5項保健衛生費は、救急医療対策、予防接種、母子保健、健康診査などに要する経費を、第10項清掃費は、じんかい・し尿の収集及び処理、ごみの減量・資源化などに要する経費を、第15項環境対策費は、公衆トイレの清掃や環境基本計画の推進、公害対策、害虫駆除、鳥獣保護管理などに要する経費を計上いたしました。
 第25款労働費は、勤労者の福利厚生などに要する経費として8,774万7,000円を、第30款農林水産業費は農業・水産業の振興などに要する経費として1億4,327万5,000円を、第35款商工費は、商工業の振興、消費者施策などに要する経費として7億1,213万2,000円を、第40款観光費は、観光振興や海水浴場運営などに要する経費として3億916万3,000円をそれぞれ計上いたしました。
 第45款土木費は72億1,551万円で、第5項土木管理費は、崖地対策、道路管理、作業センターや建築指導などに要する経費を、第10項道路橋りょう費は、交通安全施設の整備、道路・橋梁の維持補修、道路の新設改良などに要する経費を、第15項河川費は、河川・雨水施設の維持補修などに要する経費を、第20項都市計画費は、緑地の取得や保全、深沢地域の整備、交通体系の整備、下水道事業特別会計への繰出金、公園の維持管理、整備及び用地取得等に要する経費を、第25項住宅費は、市営住宅の管理運営などに要する経費を計上いたしました。
 第50款消防費は24億8,501万2,000円で、常備消防及び非常備消防、消防施設などに要する経費を計上いたしました。
 第55款教育費は55億3,478万1,000円で、第5項教育総務費は、教育委員会の運営、児童・生徒の健康管理や情報教育などの教育指導、教育センターの運営、幼稚園の就園支援などに要する経費を、第10項小学校費及び第15項中学校費は、各小・中学校の管理、特別支援教育や助成など教育の振興、施設整備などに要する経費を、第20項社会教育費は、鏑木清方記念美術館や生涯学習センターなど社会教育施設の管理運営及び文化財保護などに要する経費を、第25項保健体育費は、スポーツ行事やスポーツ施設の管理運営などに要する経費を計上いたしました。
 第60款公債費は39億1,007万9,000円で、長期債の元利償還金と一時借入金等の利子を、第65款諸支出金は10億797万7,000円で、鎌倉市土地開発公社に対する年度内返還の貸付金などを、第70款予備費は5,000万円を計上いたしました。
 以上が歳出の内容でありますが、歳出予算の性質別予算額及び構成割合を見ますと、人件費は125億171万1,000円で20.9%、扶助費は123億4,413万8,000円で、20.6%、投資的経費は53億7,261万9,000円で9%、繰出金は93億9,780万7,000円で15.7%、公債費は39億1,007万9,000円で6.5%、その他物件費等は163億7,034万6,000円で27.3%となっております。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款市税は356億7,533万4,000円で、前年度当初予算に比べ、0.6%、金額にして2億2,939万1,000円の増を見込んでおります。
 第10款地方譲与税は2億8,900万円、第15款利子割交付金は7,100万円、第16款配当割交付金は2億4,000万円、第17款株式等譲渡所得割交付金は2億6,000万円、第19款地方消費税交付金は31億5,700万円、第20款ゴルフ場利用税交付金は2,500万円、第30款自動車取得税交付金は9,900万円、第33款地方特例交付金は1億1,200万円、第35款地方交付税は、特別地方交付税を2,000万円、第40款交通安全対策特別交付金は2,300万円を計上いたしました。
 第45款分担金及び負担金は7億4,723万8,000円で、保育所利用者負担金などを計上いたしました。
 第50款使用料及び手数料は12億9,426万7,000円で、道路占用料、市営住宅使用料、証明閲覧等手数料及び一般廃棄物処理等手数料などを計上いたしました。
 第55款国庫支出金は67億2,199万7,000円で、主なものは、児童手当負担金、生活保護費負担金、障害者自立支援給付費等負担金、子どものための教育・保育給付費負担金などであります。
 第60款県支出金は32億183万4,000円で、主なものは、障害者自立支援給付費等負担金、児童手当負担金、子どものための教育・保育給付費負担金、県民税徴収取扱費委託金などでございます。
 第65款財産収入は7,156万5,000円で、財政調整基金など各種基金の運用利子や土地売払いなどの収入を計上いたしました。
 第70款寄附金は2億8,810万3,000円で、教育費寄附金などを、第75款繰入金は21億6,968万9,000円で、財政調整基金、緑地保全基金、教育文化施設建設基金など基金繰入金のほか、介護保険事業特別会計などからの他会計繰入金を計上いたしました。
 第80款繰越金は6億円で、前年度からの繰越見込額を、第85款諸収入は22億2,927万3,000円で、中小企業金融対策貸付金、鎌倉市土地開発公社貸付金などの返還金等を計上いたしました。
 第90款市債は26億140万円で、文化施設整備事業債、社会福祉施設整備事業債、道路整備事業債及び義務教育施設整備事業債などの事業債を計上いたしました。
 以上が歳入の内容でありますが、歳入予算の財源内訳及び構成割合を見ますと、市税などの自主財源が、430億7,546万9,000円で71.9%、国県支出金、市債などの依存財源が168億2,123万1,000円で28.1%となります。
 第2条継続費は、御成小学校学童保育施設整備事業など2件の事業について、第2表のとおり、継続費の設定を行おうとするものです。
 第3条債務負担行為は、防災行政用無線デジタル化整備事業費など9件の事業について、第3表のとおり、債務負担行為の設定を行おうとするものです。
 第4条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第4表の金額と条件などにより起債しようとするもので、これにより、平成29年度末の現在高見込額は374億8,733万9,000円となります。
 第5条一時借入金は、借入限度額50億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに、一時借り入れができるようにしようとするものです。
 第6条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費について、職員の配置がえなどにより過不足が生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものです。
 以上をもちまして、一般会計予算の内容説明を終わります。
 
○伊藤昌裕 都市整備部長  議案第120号平成29年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その2、15ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ84億870万円となります。
 17ページをごらんください。まず、歳出ですが、第5款総務費は21億2,478万6,000円で、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、水洗化普及促進に係る経費、職員給与費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費などを、第10款事業費は19億9,994万4,000円で、管渠整備に係る経費や終末処理場建設事業費の経費などを、第15款公債費は42億7,897万円で、長期債の元利償還金と一時借入金の利子を、第20款予備費は500万円をそれぞれ計上いたしました。
 16ページに戻りまして、歳入は、第5款分担金及び負担金は747万円で、下水道受益者負担金及び下水道受益者分担金を、第10款使用料及び手数料は26億3,738万7,000円で、下水道使用料などを、第15款国庫支出金は8億3,372万7,000円で、下水道整備事業に対する補助見込み額を、第25款繰入金は24億5,320万円で、一般会計からの繰入金を、第30款繰越金は1億円で、前年度からの繰越見込額を、第35款諸収入は1,211万6,000円で、水洗便所改造資金貸付金の元金収入などを、第40款市債は23億6,480万円で、下水道事業債をそれぞれ計上いたしました。
 18ページをお開きください。第2条債務負担行為は、第2表のとおり、公共下水道山崎下水道終末処理場汚泥処理設備建設事業費を新たに設定しようとするものです。
 19ページに移りまして、第3条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第3表の金額と条件などにより起債しようとするもので、これにより、平成29年度末の残高見込額は408億2,896万6,000円となります。
 15ページに戻りまして、第4条一時借入金は、借入限度額1億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○樋田浩一 拠点整備部長  議案第121号平成29年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その2、20ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ6,200万円となります。
 22ページをごらんください。まず、歳出ですが、第5款事業費は6,000万円で、職員給与費、事務所の運営、再開発事業の推進に要する経費などを、第15款予備費は200万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入は、21ページに戻りまして、第5款使用料及び手数料は628万3,000円で、土地使用料を、第10款繰入金は5,371万7,000円で、一般会計からの繰入金を、第15款繰越金は200万円で、前年度からの繰越見込額を、それぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第122号平成29年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算の内容について、御説明いたします。議案集その2、23ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ216億4,230万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は2億6,686万3,000円で、職員の給与、国民健康保険の資格・給付事務に要する経費、保険料の賦課・徴収に要する経費などを、第10款保険給付費は126億8,655万4,000円で、一般被保険者及び退職被保険者等に係る療養給付費などを、第12款後期高齢者支援金等は25億1,610万5,000円で、後期高齢者の医療費財源に充てるための支援金などを、第14款前期高齢者納付金等は455万5,000円で、前期高齢者の医療費財源に充てるための納付金などを、第15款老人保健拠出金は216万8,000円で、旧老人保健法に基づく、医療費拠出金及び事務費拠出金を、第17款介護納付金は10億4,718万9,000円で、介護保険法に基づく支払基金への納付金を、第20款共同事業拠出金は48億8,795万1,000円で、保険財政共同安定化事業に要する医療費拠出金などを、第25款保健事業費は2億330万円で、特定健康診査、特定保健指導、医療費通知に要する経費などを、第27款基金積立金は4,000円で、国民健康保険運営基金への積立金を、第30款諸支出金は1,761万1,000円で、保険料過誤納還付金の経費などを、第35款予備費は1,000万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款国民健康保険料は46億2,027万7,000円で、医療保険、後期高齢者支援金及び介護保険分の保険料収入額を、第10款一部負担金は4,000円を、第20款国庫支出金は33億3,955万8,000円で、療養給付費等負担金などを、第25款療養給付費交付金は2億2,938万2,000円で、退職被保険者等の医療費財源に充てるための交付金を、第27款前期高齢者交付金は57億8,319万5,000円で、前期高齢者の医療費財源に充てるための交付金を、第30款県支出金は11億1,059万8,000円で、財政調整交付金などを、第35款共同事業交付金は47億257万8,000円で、保険財政共同安定化事業交付金などを、第38款財産収入は3,000円で、鎌倉市国民健康保険運営基金の運用利子を、第40款繰入金は18億1,171万7,000円で、一般会計からの繰入金などを、第45款繰越金は2,000万円で、前年度からの繰越見込額を、第50款諸収入は2,498万8,000円をそれぞれ計上いたしました。
 第2条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費並びに保険給付費の各項の予算額に過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○松永健一 総務部長  議案第123号平成29年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その2、28ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ18億3,240万円となります。
 まず、歳出ですが、第5款事業費は14億4,253万円で、市街地整備事業用地の取得費を、第10款公債費は3億8,987万円で、長期債償還の経費として、元金償還金及び支払利子を、それぞれ計上いたしました。
 29ページに戻りまして、次に歳入ですが、第5款繰入金は3億8,990万円で、長期債償還の元金及び支払利子に充てるため、一般会計からの繰入金を、第10款市債は14億4,250万円で、公共用地先行取得事業債をそれぞれ計上いたしました。
 第2条地方債は、第2表の金額と条件などにより起債しようとするものでございます。
 以上で説明を終わります。
 
○内海正彦 健康福祉部長  議案第124号平成29年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算の内容について御説明いたします。議案集その2、32ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ172億200万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は3億5,363万6,000円で、職員の給与、要介護認定に係る訪問調査及び審査会開催並びに第1号被保険者の保険料賦課徴収に要する経費などを、第10款保険給付費は162億7,960万2,000円で、居宅及び施設サービスを受けたときの給付費などを、第12款地域支援事業費は5億5,535万1,000円で、地域包括支援センター委託料や介護予防・生活支援サービス費など地域支援事業に要する経費を、第25款基金積立金は201万円で、介護給付等準備基金への積立金を、第30款諸支出金は1,120万1,000円で、保険料還付金などを、第35款予備費は20万円を、それぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款介護保険料は37億4,081万3,000円で、第1号被保険者の保険料を、第15款国庫支出金は36億5,371万2,000円で、介護給付費に対する国庫負担金などを、第20款県支出金は24億5,574万5,000円で、介護給付費に対する県負担金などを、第25款支払基金交付金は46億2,933万6,000円で、第2号被保険者の保険料に係る社会保険診療報酬支払基金からの交付金を、第30款財産収入は121万円を、第35款寄附金は1,000円を、第40款繰入金は27億997万円で、一般会計からの繰入金及び介護給付等準備基金からの繰入金を、第45款繰越金は1,119万5,000円で、前年度からの繰越見込額を、第50款諸収入は1万8,000円を、それぞれ計上いたしました。
 続きまして、議案第125号平成29年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算の内容について、御説明いたします。議案集その2、35ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ53億8,910万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は1億1,026万4,000円で、職員の給与、保険料の徴収、窓口業務に要する経費などを、第10款広域連合納付金は52億6,383万6,000円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料、被保険者の療養給付費の12分の1を市が負担する定率負担金、低所得世帯に属する方や被用者保険の被扶養者であった方に対する保険料減額分の4分の1を市が負担する保険基盤安定制度拠出金などを、第15款諸支出金は1,300万円で、保険料還付金などを、第20款予備費は200万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款後期高齢者医療保険料は31億7,816万9,000円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料を、第10款繰入金は21億8,314万9,000円で、広域連合へ納付する事務費負担金、定率負担金、保険基盤安定制度繰入金と市の事務経費として、一般会計からの繰入金を、第15款繰越金は200万円で、前年度からの繰越見込額を、第20款諸収入は2,578万2,000円で、保険料還付金などをそれぞれ計上いたしました。
 以上で、説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  以上で提案理由の説明は全部終了いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、本日は説明を聴取するにとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
 なお、残余の日程については、来る2月15日午前9時30分に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                   (15時27分  延会)

平成29年2月9日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    中 澤 克 之

                          会議録署名議員    日 向 慎 吾

                          同          永 田 磨梨奈

                          同          久 坂 くにえ