○議事日程
平成29年 1月20日観光厚生常任委員会
観光厚生常任委員会会議録
〇日時
平成29年1月20日(金) 13時30分開会 13時50分閉会(会議時間 0時間20分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
日向委員長、渡辺副委員長、三宅、上畠、山田の各委員(西岡委員は欠席)
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
三留局長、藤田次長補佐兼議事調査担当担当係長、窪寺担当書記
〇本日審査した案件
1 社会福祉法人ラファエル会の施設管理について
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○日向 委員長 ただいまから観光厚生常任委員会を開会いたします。
まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。渡辺隆副委員長にお願いいたします。
欠席委員の報告をいたします。西岡委員より、所用のため欠席する旨の届出がありましたので報告いたします。
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○日向 委員長 次に本日の日程の確認をいたします。
お手元に配付した審査日程のとおりで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認をさせていただきました。
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○日向 委員長 日程第1「社会福祉法人ラファエル会の施設管理について」を議題といたします。まず委員長から申し上げます。1月11日に開催された観光厚生常任委員会・総務常任委員会連合審査会において、地方自治法第100条第1項に規定される「調査権」を当委員会及び総務常任委員会に委任する方向性が確認されました。
まず、事務局から100条調査権について説明をお願いいたします
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○事務局 地方自治法第100条第1項に普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の事務に関する調査を行うことができる。この場合において、当該調査を行うため、特に必要があると認めるときは、選挙人その他の関係人の出頭及び証言並びに記録の提出を請求することができるとあります。こちらの調査権については、当該普通地方公共団体の事務を対象といたします。調査権については、議会に認められているものですので、委員会に調査権を委任するに当たっては、調査権の委任に係る議案の議決が必要となります。
また、議案につきましては、調査事項、調査権限の委任、調査期限並びに調査経費を明記した上で提出していただく形になります。
本日はその内容について御協議いただければと思います。
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○日向 委員長 議会議案として「観光厚生常任委員会への調査権の委任及び調査に要する経費について」を協議させていただきたいと思います。
まず、事務局から説明をお願いいたします。
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○事務局 まず表題は、「議会議案第〇号観光厚生常任委員会の調査権の委任及び調査に要する経費について」になっております。
「社会福祉法人ラファエル会の施設管理について、議会としてさらなる調査を行うため、観光厚生常任委員会に地方自治法第100条第1項の調査権を委任するとともに、本調査に関する平成28年度の経費を定めるものである。よって、ここに議案として提出する」というのが、提案の理由となります。
続いて裏面に移ります。
まず1番目の事項として、「調査権の委任」の事項になりますが、先ほど御説明したとおりですけれども、観光厚生常任委員会に地方自治法第100条第1項の権限を委任する旨が書いてあります。
一つ飛ばしまして、「調査に要する経費」として、「本調査に要する平成28年度の経費は、1万円以内とする」としております。
最後に「調査期限」といたしまして、「観光厚生常任委員会は、2に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を行うことができる」となっております。
続いて、2番の「調査事項」になりますけれども、これは当委員会での所掌事務という形になると思いますが、その点について御協議、御確認をいただければと思います。
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○日向 委員長 裏面の2の調査事項のところの「〇〇〇〇〇〇〇〇〇に関する調査」になっているところの協議、どういった内容にするかということなんですけれども、これは総務常任委員会に合わせるとか、そういうのは関係ないんですか。
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○事務局 基本的には、観光厚生常任委員会で御協議いただきますが、「2 調査事項」の件名というのも考慮されることになるのかと思われます。
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○上畠 委員 総務常任委員会では、そこの部分はどういうふうにしてまとめられたんですか。
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○事務局 休憩をとって協議などをされたようですけれども、最終的には「社会福祉法人ラファエル会の施設管理に関する事項」ということでまとまったと聞いております。
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○上畠 委員 観光厚生常任委員会も、そのとおりでいいんじゃないでしょうか。
だって、あの流れでは連合審査会の形を、そのまま継続するようですから。総務常任委員会と歩調を合わせた対応でいいかと思います。
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○日向 委員長 今、上畠委員より、総務常任委員会と合わせて、「社会福祉法人ラファエル会の施設管理に関する事項」ということでという発言がありましたが、ほかの委員はいかがですか。
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○三宅 委員 私もそれでいいと思います。
調査権の委任というところで、そもそも社会福祉法人ラファエル会の施設管理について、さらなる調査を行うためと書かれておりますので。だから、「社会福祉法人ラファエル会の施設管理に関する事項」ということで、それで整合性が取れますし、結構だと思います。
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○山田 委員 そもそも、その地方自治法第100条に記載がある「議会は、当該普通公共団体の事務」、これは自治事務、法定受託事務、それぞれあるんですけれども、それに関する調査を行うことができると。
社会福祉法人ラファエル会の施設管理ということになると、施設管理をしているのは普通地方公共団体である鎌倉市の事務なのかどうかという話が、少し私としては気にかかるところなんです。
それで、これまで連合審査会も含めてやってきた中には、ラファエル会の施設管理上のいろいろな課題、こういったことについて、原局の質疑、あるいは参考人の質疑、そういったことを通じて、議会として明らかにしてきたと。その上で、まだ、100条委員会にすることによって、さらに調査をしなければいけないという案件として、施設管理についてということのままでいくと、鎌倉市の事務そのものなのかどうかということについて、私自身がすとんと落ちないところがあるんです。
連合審査会のときにも話が出たように、契約事務、あるいは委託契約の事務ですとか、いわゆる補助金の支出、そういったものについて、このラファエル会の今の状況というものをやはり精査しないと、委託契約ということについて、今後、鎌倉市が委託契約先として適切な契約内容になっているかどうかとか、きょう、午前中に連合審査会があったときに、条例改正等も含めて、何かそういうことを議会としても明らかにしないといけないので、今後対応していくというようなことを各委員がおっしゃっていたと。
そういうこともあるので、ここで言う普通地方公共団体の事務というところを、もっと100条の形でやるとすれば、ここをもう少しきちんと精査しておいたほうがいいんじゃないかなという気はしているんですね。
上畠委員もいろいろお話しされている中で、委託契約上の、やはり条項が足りないんじゃないかとか、もっと鎌倉市としてきちんと見られるような状況をつくってはどうかというような御提言もあったので、そういったものを引き出すために、例えば今の、ラファエル会の今の施設管理状況を今まで質疑をしてきたと。
だから、結局、まだ明らかになっていない、例えば理事会の運営等について明らかになっていないという部分は、まだ、理事長がこちらでの参考人質疑に応じていただいていない現状では、その部分については、きちんとしなければいけないという部分があるから、それはそれとしてできるんですけど、最後の到達点は、あるいは地方公共団体の事務という明らかに100条の目的がありますから、この部分を逃して議論をしてはいけないなと思いますので、単に施設管理だけでいいのかなというのは、今、素朴な私の疑問です。
観光厚生常任委員会というのは、言ってみれば、最後は市長決裁になるんですけれども、健康福祉部でこの委託契約というのをつくっておりますので、やはり、その所管として観光厚生常任委員会がそれをやるべきだろうということはわかっておりますので、それはそれとして、その委託契約の内容、あるいは委託契約先に求めるものは、要件としては何なのかと。そういったものを質疑の中から明らかにして、最後は、そこにやはり議論をまとめていかないと、100条の調査をした意義というのはなくなるんじゃないかなと、私は考えています。
だから、そういった意味で、施設管理というところでとめてしまうと、何か違うかなという気持ちを持っていますので、そこは委員の方と、少しすり合わせ、調整をしたいなとは思っているところです。
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○上畠 委員 要は余り細かく書くと制限されるわけですよ。細々と言っていますけど、全ては小野田理事長の責任ですから、そんなところに鎌倉市民の命を預けるわけにはいかないという意味では「施設管理」というのがいいんじゃないかなと。包括している意味でも。
でも、その質問の中は、あくまでも事務にかかってくるところという、そこは委員長の采配できちんとやってくれるものだろうと、私は日向委員長に期待しておりますので。施設管理の事項というのは、一番総務常任委員会でもそれが合意されたということでは便利かなと思うので、同じ文言にすればいいのではないかと思うわけでして。そこで、余りそれが飛躍して、この範囲内じゃないということであれば、そこは委員長が整理する問題なのかなと思うんですけどね、私は。
逆に何ならいいのかって、もし、調査事項に提案する文言があれば、御提案いただきたいとも私は思います。
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○日向 委員長 具体的に山田委員が、施設管理というところというのではないという、ひっかかるところがあるんでしたら、文言を提示していただけると、協議できるかなと思うんですけど。
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○山田 委員 残念ながら、そこまでの準備というのはしていない。そもそも論のところで、100条ということで来てもらうためには、そういったところが最終的に議論の最後の到達点になるべきだろうと思いがあったものですから、提起をしたわけで、結局、それが施設管理ということについてやれば、全体として鎌倉市の委託契約先をどう明定していくかとか、あるいは、委託契約というものがどうあるべきかというようなことが、そこから透けて見えてくるのであれば、それはそれで質疑する、あるいは議論するということについては、やぶさかではないと思いますのでね。
そういう意味で、今、上畠委員がおっしゃったような、最終的にその目的みたいなところを、そこを間違うといけないという。だから、そこは委員長の議事整理の中でやっていただくのも、それはそれで構わないと思います。糸口として、このラファエル会の施設管理ということでも、僕は構わないとは思うんですけれども、ただ、目的を忘れてはいけないとか、この100条の趣旨を忘れちゃいけないということだけは、そこのところは、やはりいろんな質疑の中で、そこは明確になるように、運ばなければいけないんじゃないのかなとは思っています。あくまでも、地方公共団体の事務ですので、ラファエル会が、どう施設管理をしようがしまいがというところは、逆に言うと、我々がどうこう言える話じゃない。ただ、委託契約先としてふさわしいのかどうかと。そこのところは十分議論しなければいけないし、これは委託先として適切な運営ができるように、鎌倉市が、例えば何か指導できることがあるのかないのか。あるいは、県からの指導に対して、どういうふうにして鎌倉市が関与していけばいいのかどうか。そういったところについては一定の、定められたルールというものを我々がつくっていかなくてはいけないんじゃないかと。それが、条例の改正もあるかもしれませんし、今後の委託契約先の条項追加ということもあるかもしれません。
そういったことを、やはり最後は議会として考えていくという道筋はつけていかなくてはいけないと思っているんですよね。
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○上畠 委員 そういう意味でも、山田委員のおっしゃった御懸念もあるんだと思うんですよ。100条の意義とか、本来の目的を鑑みたときにね。
ですから、そういったところに関しては、十分に配慮しながら質問するということは、連合審査会といったほうが適切なのかわからないけど、100条のそれぞれ調査権が付与された合同の委員会において、委員長にはそこは、一番の目的は、ラファエル会をきちんとただすことで、小野田理事長がいなくなった後をどうサポートするかということだから、そこは、もちろんしっかり踏まえてというのは委員長がしてくださると、恐らく日向委員長が、そのまま継続してなるのかなと思いますけど。
ですから、ラファエル会の施設管理に関する事項というのでいいのではないでしょうか。そこは配慮した上で。
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○山田 委員 文言について、相手がこれでわかればいいんですけれども、その100条の趣旨からいったら、そういうことも最終的にあるよということを、今、私、この場で申し上げさせていただきましたということになりますので、そこの部分を十分配慮、あるいは考慮しながら、進めていただくことにはなるんだろうと思いますので、今、一言申し上げた中で、私はそれを了として進めていただければと思います。
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○日向 委員長 それでは、今の2の調査事項については、先ほど確認させていただいた、「社会福祉法人ラファエル会の施設管理に関する事項」ということで、記載させていただくということで確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
今回の議案内容につきまして、西岡委員は本日欠席なんですけれども、本人からは了承という旨は確認をさせていただいております。委員会提出議案を出すのは全会一致ということですので、西岡委員にも確認はとれていますということを、ここで報告だけさせていただきます。
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○三宅 委員 予算なんですけれど、本調査に要する平成28年度の経費は1万円以内ということなんですが、この1万円以内というのはどんなものに充てるということでとっているのでしょうか。
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○事務局 先日の連合審査会で、証人の出頭請求ということになると思いますが、そのあたりがもし確認された場合、費用弁償とか交通費などを含めた、そのあたりの経費として使用することになるかと考えております。
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○上畠 委員 もちろん、最も経済的な経路によるという感じでいいんですね。
登記簿に基づけば、登記簿ですよ。公開された登記簿。彼は常盤に住んでいるみたいだから、歩いてでも何でも来られるとは思うんですけど、バスだろうがタクシーでもいいけれども。そういったところは常識の範囲内でという感じで、1万円も要らない、300円でも500円でもいいんじゃないのと思いますけどね。そのあたりは、きっちりやってくれますよね。
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○事務局 参考人も証人も変わらないとは思いますけど、基本的にはおっしゃるとおり最短の経路となると思います。これに加えて、日当の2,200円を加える形になりまして、大まかにとって1万円ということで、こちらに入れさせていただいている形になります。
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○山田 委員 確認ですが、今、事務局から、証人という言葉が出てきたんですけど、これは、もう頭から証人という形でお呼びするという確認でよろしいですか。
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○事務局 最終的には、当然、委員会での合意ということになると思いますが、ただ、この間の連合審査会では、まず理事長を参考人としてお呼びした形で、いらっしゃらなかったという経緯の中で100条を委任しようという形になって、証人としてお呼びしようとするような、証人という言葉が使われたかは記憶が不確かですが、その点で100条調査ということに至った経緯は、この間の議論であったと認識しています。
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○山田 委員 確認ですが、それは証人としてということでお呼びするということで、確認しておいてよろしいですか。まだ、100条云々の議案の話として、きょう、初めて議案が出てきたので、参考人なのか証人なのか、そういうようなことの議論というのは前にあったとしても、この場でどうするのというのは、確認が必要だと思うので、確認をさせていただきました。
あくまでも証人ということですね。
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○日向 委員長 前回、そういうことでの話はありました。
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○日向 委員長 他に、議案の内容についてはよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
それでは、会議規則第15条第2項に基づく委員会提出議案として、委員長名で議案を提出することを確認させていただいて、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
それでは、提案理由の説明の確認をいたします。事務局から、朗読をお願いいたします。
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○事務局 朗読させていただきます。
ただいま議題となりました議会議案第〇号観光厚生常任委員会への調査権の委任及び調査に要する経費について、提案理由の説明をいたします。
本市の障害者福祉部門等における業務委託先である、社会福祉法人ラファエル会につきましては、施設管理における多数の不適切な事案が判明したことから、観光厚生常任委員会及び観光厚生常任委員会・総務常任委員会連合審査会において調査を重ねてきたところでありますが、議会としてさらなる調査を行うため、観光厚生常任委員会に地方自治法第100条第1項の調査権を委任するとともに、本調査に関する平成28年度の経費を定めようとするものであります。
詳細については、配付いたしました議案を御参照ください。
以上で、提案理由の説明を終わります。
確認をお願いします。
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○日向 委員長 ただいまの事務局が朗読した提案理由説明について確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。観光厚生常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年1月20日
観光厚生常任委員長
委 員
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