平成28年12月定例会
第7号12月27日
○議事日程  
平成28年12月定例会

          鎌倉市議会12月定例会会議録(7)
                                   平成28年12月27日(火曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  竹 田 ゆかり 議員
 3番  河 村 琢 磨 議員
 4番  中 澤 克 之 議員
 5番  池 田   実 議員
 6番  保 坂 令 子 議員
 7番  岡 田 和 則 議員
 8番  西 岡 幸 子 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  永 田 磨梨奈 議員
 11番  久 坂 くにえ 議員
 12番  長 嶋 竜 弘 議員
 13番  前 川 綾 子 議員
 14番  三 宅 真 里 議員
 15番  渡 邊 昌一郎 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  小野田 康 成 議員
 18番  高 橋 浩 司 議員
 19番  渡 辺   隆 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  上 畠 寛 弘 議員
 22番  山 田 直 人 議員
 23番  吉 岡 和 江 議員
 24番  赤 松 正 博 議員
 25番  大 石 和 久 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          鈴 木 晴 久
 次長補佐        藤 田 聡一郎
 議事調査担当担当係長  笛 田 貴 良
 書記          窪 寺   巌
 書記          片 桐 雅 美
 書記          菊 地   淳
 書記          斉 藤   誠
 書記          鈴 木 麻裕子
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 7 番  松 永 健 一  総務部長
 番外 9 番  小 池 忠 紀  市民活動部長
 番外 19 番  佐 藤 尚 之  教育部長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会12月定例会議事日程(7)

                                平成28年12月27日  午後2時開議

 1 諸般の報告
 2 陳情の取り下げについて
 3 議案第72号の撤回について
 4 陳情第43号 「第一中学校通学路(兼津波避難通路)の崖崩落防止工事」 ┐総務常任委員長
         についての陳情                     │報     告
   陳情第60号 崖地崩落防止措置についての陳情             ┘
 5 陳情第50号 旧鎌倉図書館の活用方法に関しての陳情           総務常任委員長
                                      報     告
 6 陳情第29号 鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情    教育こどもみらい
                                      常任委員長報告
 7 陳情第44号 産後ケア事業に対する補助金についての陳情         観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 8 陳情第62号 市役所主導で「自主まち」活性化の為の連絡会議を設置する  建設常任委員長
         ことに関する陳情                     報     告
 9 陳情第40号 各常任委員会開催前に傍聴資料を配架することについての   議会運営委員長
         陳情                           報     告
 10 議案第55号 市道路線の認定について                  建設常任委員長
                                      報     告
 11 議案第56号 修繕請負契約の締結について                総務常任委員長
                                      報     告
 12 議案第57号 不動産の取得について                  ┐
   議案第58号 不動産の取得について                  │
   議案第59号 不動産の取得について                  │
   議案第60号 不動産の取得について                  │総務常任委員長
   議案第61号 不動産の取得について                  │報     告
   議案第62号 不動産の取得について                  │
   議案第63号 不動産の取得について                  │
   議案第64号 不動産の取得について                  ┘
 13 議案第65号 指定管理者の指定について                ┐教育こどもみらい
   議案第66号 指定管理者の指定について                │常任委員長報告
   議案第67号 指定管理者の指定について                ┘
 14 議案第68号 指定管理者の指定について                 観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 15 議案第81号 指定管理者の指定について                 建設常任委員長
                                      報     告
 16 議案第73号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の ┐総務常任委員長
         制定について                      │報     告
   議案第74号 鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について    ┘
 17 議案第75号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について ┐教育こどもみらい
                                     │常任委員長報告
   議案第76号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について ┘
 18 議案第71号 鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定につい ┐
         て                           │観 光 厚 生
   議案第77号 鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施 │常任委員長報告
         するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正す │
         る条例の制定について                  ┘
 19 議案第78号 平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)        総務常任委員長
                                      報     告
 20 議案第80号 平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 21 議案第79号 平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第4号)   建設常任委員長
                                      報     告
 22 議案第85号 鎌倉市常勤特別職職員の給与の臨時特例に関する条例の制定  市 長 提 出
         について
 23 議案第86号 鎌倉市教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について  同     上
 24 議会議案第26号 鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を 教育こどもみらい
           改正する条例の制定について              常任委員長報告
 25 議会議案第27号 鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定につ 岡田和則議員
           いて                         日向慎吾議員
                                      永田磨梨奈議員
                                      小野田康成議員
                                      高橋浩司議員
                                      提     出
 26 議会議案第28号 ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効 岡田和則議員
           果的な対策を強く求める意見書の提出について      長嶋竜弘議員
                                      上畠寛弘議員
                                      外1名提出
 27 議会議案第29号 ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促 岡田和則議員
           進を求める意見書の提出について            長嶋竜弘議員
                                      渡邊昌一郎議員
                                      上畠寛弘議員
                                      松中健治議員
                                      提     出
 28 議会議案第30号 高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書 岡田和則議員
           の提出について                    長嶋竜弘議員
                                      渡邊昌一郎議員
                                      上畠寛弘議員
                                      松中健治議員
                                      提     出
 29 議会議案第31号 過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖 同     上
           閣諸島周辺海域の領海侵入及び漁業活動等に対する断固と
           した措置を求める意見書の提出について
 30 議会議案第32号 禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合 同     上
           も被選挙権の欠格事由とするよう公職選挙法の改正を強く
           求める意見書の提出について
 31 議会議案第33号 地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書 長嶋竜弘議員
           の提出について                    上畠寛弘議員
                                      外1名提出
 32 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 1 諸般の報告
 〇 緊急質問
 2 陳情の取り下げについて
 3 議案第72号の撤回について
 4 陳情第43号 「第一中学校通学路(兼津波避難通路)の崖崩落防止工事」 ┐総務常任委員長
         についての陳情                     │報     告
   陳情第60号 崖地崩落防止措置についての陳情             ┘
 5 陳情第50号 旧鎌倉図書館の活用方法に関しての陳情           総務常任委員長
                                      報     告
 6 陳情第29号 鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情    教育こどもみらい
                                      常任委員長報告
 7 陳情第44号 産後ケア事業に対する補助金についての陳情         観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 8 陳情第62号 市役所主導で「自主まち」活性化の為の連絡会議を設置する  建設常任委員長
         ことに関する陳情                     報     告
 9 陳情第40号 各常任委員会開催前に傍聴資料を配架することについての   議会運営委員長
         陳情                           報     告
 10 議案第55号 市道路線の認定について                  建設常任委員長
                                      報     告
 11 議案第56号 修繕請負契約の締結について                総務常任委員長
                                      報     告
 12 議案第57号 不動産の取得について                  ┐
   議案第58号 不動産の取得について                  │
   議案第59号 不動産の取得について                  │
   議案第60号 不動産の取得について                  │総務常任委員長
   議案第61号 不動産の取得について                  │報     告
   議案第62号 不動産の取得について                  │
   議案第63号 不動産の取得について                  │
   議案第64号 不動産の取得について                  ┘
 13 議案第65号 指定管理者の指定について                ┐教育こどもみらい
   議案第66号 指定管理者の指定について                │常任委員長報告
   議案第67号 指定管理者の指定について                ┘
 14 議案第68号 指定管理者の指定について                 観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 15 議案第81号 指定管理者の指定について                 建設常任委員長
                                      報     告
 16 議案第73号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の ┐総務常任委員長
         制定について                      │報     告
   議案第74号 鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について    ┘
 17 議案第75号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について ┐教育こどもみらい
                                     │常任委員長報告
   議案第76号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について ┘
 18 議案第71号 鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定につい ┐
         て                           │観 光 厚 生
   議案第77号 鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施 │常任委員長報告
         するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正す │
         る条例の制定について                  ┘
 19 議案第78号 平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)        総務常任委員長
                                      報     告
 20 議案第80号 平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 21 議案第79号 平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第4号)   建設常任委員長
                                      報     告
 22 議案第85号 鎌倉市常勤特別職職員の給与の臨時特例に関する条例の制定  市 長 提 出
         について
 23 議案第86号 鎌倉市教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について  同     上
 24 議会議案第26号 鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を 教育こどもみらい
           改正する条例の制定について              常任委員長報告
 25 議会議案第27号 鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定につ 岡田和則議員
           いて                         日向慎吾議員
                                      永田磨梨奈議員
                                      小野田康成議員
                                      高橋浩司議員
                                      提     出
 〇 議会議案第34号 議会運営委員会を軽んじる高橋浩司議員らへの問責決議に 議会運営委員長
           ついて                        提     出
 26 議会議案第28号 ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効 岡田和則議員
           果的な対策を強く求める意見書の提出について      長嶋竜弘議員
                                      上畠寛弘議員
                                      外1名提出
 27 議会議案第29号 ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促 岡田和則議員
           進を求める意見書の提出について            長嶋竜弘議員
                                      渡邊昌一郎議員
                                      上畠寛弘議員
                                      松中健治議員
                                      提     出
 28 議会議案第30号 高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書 同     上
           の提出について
 29 議会議案第31号 過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖 同     上
           閣諸島周辺海域の領海侵入及び漁業活動等に対する断固と
           した措置を求める意見書の提出について
 30 議会議案第32号 禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合 同     上
           も被選挙権の欠格事由とするよう公職選挙法の改正を強く
           求める意見書の提出について
 31 議会議案第33号 地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書 長嶋竜弘議員
           の提出について                    上畠寛弘議員
                                      外1名提出
 32 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
                鎌倉市議会12月定例会諸般の報告 (4)

                     平成28年12月27日

1 12 月 15 日 教育こどもみらい常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了し
          たので、本会議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 65 号 指定管理者の指定について
  議 案 第 66 号 指定管理者の指定について
  議 案 第 67 号 指定管理者の指定について
  議 案 第 75 号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 76 号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
  議会議案第26号 鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
          て
  陳 情 第 29 号 鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情
2 12 月 16 日 観光厚生常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、
          本会議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 68 号 指定管理者の指定について
  議 案 第 71 号 鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定について
  議 案 第 77 号 鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関す
          る基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 80 号 平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
  陳 情 第 44 号 産後ケア事業に対する補助金についての陳情
3 12 月 19 日 建設常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本会
          議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 55 号 市道路線の認定について
  議 案 第 79 号 平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
  議 案 第 81 号 指定管理者の指定について
  陳 情 第 62 号 市役所主導で「自主まち」活性化の為の連絡会議を設置することに関する陳情
4 12 月 20 日 総務常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本会
          議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 57 号 不動産の取得について
  議 案 第 58 号 不動産の取得について
  議 案 第 59 号 不動産の取得について
  議 案 第 60 号 不動産の取得について
  議 案 第 61 号 不動産の取得について
  議 案 第 62 号 不動産の取得について
  議 案 第 63 号 不動産の取得について
  議 案 第 64 号 不動産の取得について
  議 案 第 73 号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 74 号 鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 78 号 平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)
  陳 情 第 50 号 旧鎌倉図書館の活用方法に関しての陳情
5 12 月 21 日 総務常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本会
          議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 56 号 修繕請負契約の締結について
  陳 情 第 43 号 「第一中学校通学路(兼津波避難通路)の崖崩落防止工事」についての陳情
  陳 情 第 60 号 崖地崩落防止措置についての陳情
6 12 月 22 日 議会運営委員長から、次の陳情について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  陳 情 第 40 号 各常任委員会開催前に傍聴資料を配架することについての陳情
7 12 月 20 日 市長から、次の議案について原案を撤回したい旨、通知を受けた。
  議 案 第 72 号 鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
8 12 月 26 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
  議 案 第 85 号 鎌倉市常勤特別職職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について
  議 案 第 86 号 鎌倉市教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について
9 12 月 22 日 岡田和則議員、日向慎吾議員、永田磨梨奈議員、小野田康成議員、高橋浩司議員から、
          次の議案の提出を受けた。
  議会議案第27号 鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
10 12 月 22 日 岡田和則議員、長嶋竜弘議員、上畠寛弘議員外1名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第28号 ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意
          見書の提出について
11 12 月 22 日 岡田和則議員、長嶋竜弘議員、渡邊昌一郎議員、上畠寛弘議員、松中健治議員から、
          次の議案の提出を受けた。
  議会議案第29号 ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書の提出に
          ついて
12 12 月 22 日 岡田和則議員、長嶋竜弘議員、渡邊昌一郎議員、上畠寛弘議員、松中健治議員から、
          次の議案の提出を受けた。
  議会議案第30号 高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書の提出について
13 12 月 22 日 岡田和則議員、長嶋竜弘議員、渡邊昌一郎議員、上畠寛弘議員、松中健治議員から、
          次の議案の提出を受けた。
  議会議案第31号 過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖閣諸島周辺海域の領海侵
          入及び漁業活動等に対する断固とした措置を求める意見書の提出について
14 12 月 22 日 岡田和則議員、長嶋竜弘議員、渡邊昌一郎議員、上畠寛弘議員、松中健治議員から、
          次の議案の提出を受けた。
  議会議案第32号 禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合も被選挙権の欠格事由と
          するよう公職選挙法の改正を強く求める意見書の提出について
15 12 月 22 日 長嶋竜弘議員、上畠寛弘議員外1名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第33号 地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書の提出について
16 陳情2件を陳情一覧表のとおり受理した。
17 12 月 15 日 次の陳情の署名簿を受理した。
  陳 情 第 60 号 崖地崩落防止措置についての陳情
          102名
18 監査委員から、次の監査結果報告書の送付を受けた。
  12 月 16 日 平成28年度平成28年9月分例月現金出納検査結果報告書
19 12 月 27 日 各委員長から、別紙要求書のとおり、それぞれ閉会中継続審査の要求があった。
     ───────────────────────────────────────
                  平成28年鎌倉市議会12月定例会
                  陳 情 一 覧 表 (2)

┌─────┬──────────────────────┬─────────────────┐
│受理年月日│    件            名    │    提   出   者    │
├─────┼────┬─────────────────┼─────────────────┤
│28.12.20 │陳  情│神奈川県に私学助成の拡充を求める意│横浜市中区桜木町3−9 横浜平和と│
│     │第 63 号│見書の提出についての陳情     │労働会館4階           │
│     │    │                 │神奈川私学助成をすすめる会    │
│     │    │                 │代表 長谷川 正利        │
│     ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│     │陳  情│国に私学助成の拡充を求める意見書の│横浜市中区桜木町3−9 横浜平和と│
│     │第 64 号│提出についての陳情        │労働会館4階           │
│     │    │                 │神奈川私学助成をすすめる会    │
│     │    │                 │代表 長谷川 正利        │
└─────┴────┴─────────────────┴─────────────────┘
                   (出席議員  26名)
                   (14時00分  開議)
 
○議長(中澤克之議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。25番 大石和久議員、26番 松中健治議員、1番 千一議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 内容は、配付いたしましたとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 
○議長(中澤克之議員)  ここで御報告申し上げます。昨日、渡邊昌一郎議員から、12月22日の不適切な事務処理に関する報告において公表された、海水浴場運営委員会について、緊急質問の通告がありました。
 お諮りいたします。渡邊昌一郎議員の緊急質問に同意の上、この際、日程に追加し、発言を許可することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、渡邊昌一郎議員の緊急質問に同意の上、この際、日程に追加し、発言を許可することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  渡邊昌一郎議員の発言を許可いたします。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  お時間をいただきまして、ありがとうございます。
 今、議長からお話がありましたように、先般の12月22日、議会全員協議会が開かれましたけれども、そこで不適切な事務処理に関する報告が発表されました。つきましては、その中に説明がありました海水浴場運営委員会についての箇所で、現金、図書券、ビール券等が庁舎内のキャビネットで発見されたということが説明されましたけれども、それをもうちょっと具体的に御説明いただきたいということで事前に通告してありますので、御対応いただきたいと思います。
 まず、どのような過程で、これが発見に至ったのか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  どのような過程で発見されたのかということでございますけれども、平成28年4月から5月にかけまして庁内各課が行った調査結果を検証専門委員に報告いたしましたところ、検証専門委員の一人から、検証結果の回答リストの中に過去に市議会でも話題に上がった観光商工課の海水浴場関係の事案がないため、漏れているのではないかとの指摘がございました。
 検証専門委員には、平成18年に市議会で議論されました鎌倉市海水浴場運営委員会の会計につきましては、平成19年4月をもって市として清算済みであることを伝えたところでありますが、きちんと清算されているかどうか、再度確認する要請がございました。検証専門委員からの指摘を受けまして、12月14日に改めて観光商工課執務室内を確認いたしましたところ、観光商工課執務室内のキャビネットの棚から紙袋に入った現金や通帳等が発見されたというところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  12月14日に発見されたということがわかってから22日、1週間とちょっとあるわけなんですが、それまではどうされていたんですか。私の所見としては、すぐにでも発表するというのが流れではないかと思うんですが、なんでそういった期間があいたのか、御説明いただきたいと思います。
 
○小池忠紀 市民活動部長  初動から適切な調査を実施するため、発見後でございますが、直ちに検証専門委員に報告いたしまして、今後の対応について助言をいただいたところでございます。発見した翌日には検証専門委員の一人に来庁していただきまして、今後の調査方針について協議を行ったところでございます。
 その検証専門委員の助言によりまして、発見した現金の金額、通帳の冊数、金券の種類などを確認後、出納簿や通帳はコピーをとりまして、検証専門委員に資料として提出したところでございます。また、現物につきましては検証専門委員から全て現状のまま保全するよう助言されたことを受けまして、発見時の状態のまま、不適切な事務処理に関する調査委員会が箱に入れまして、本日まで会計課金庫内に保管しているという状況でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そうしますと、検証専門委員のアドバイスによって12月14日に発覚したものを22日に公表せよということで、話を整理したいんですが、そのような認識でよろしいですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  22日に議会全員協議会は予定されておりましたけれども、検証専門委員から、まずは全て現状のまま保全するようにという形がございました。そういった中で、今後詳しい調査が進んでいくわけでございますので、まずは会計課の金庫に保管して、今後の調査に、検証専門委員のアドバイスをもらいながらやっていくという形で考えてございました。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  そうすると、検証専門委員のアドバイスによって、22日の公表に至らせたということで解釈してよろしいですね。話がよくわからなかったので、もう一回、再度聞き直しました。
 
○小池忠紀 市民活動部長  検証専門委員とこの辺につきましては調整といいましょうか、意見、助言をいただいておりましたので、結果的に22日の議会全員協議会で御報告させていただいたということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  次の質問ですが、発見された金券、あるいは有価証券がどんな内容なのか、御説明いただきたいと思います。
 
○小池忠紀 市民活動部長  発見されました金品類でございますが、これらは紙袋に入ってございまして、図書券が3枚、ビール券が43枚、現金が2万4,482円、そのほかに鎌倉市海水浴場運営委員会等の名義の解約済み通帳、これが46冊ございました。また、鎌倉市海水浴場運営委員会名義の未解約と思われる通帳といたしまして3冊ございまして、その1冊は残高が4万8,342円の通帳でございまして、もう一つは、残高15円のイベント会計の通帳が1冊、そして残高3円の120周年記念特別会計の通帳、これが1冊ということでございました。そのほかに、鎌倉市海水浴場運営委員会関係のゴム印、角印、代表者印、そんなものが入っていたというところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  入っていた袋というのはペーパーバッグみたいな紙袋なんですか。それとも封筒なんですか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  まとめて入っていた袋というのは、通常の紙袋に入っていたということでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  これだけ生活保護費の問題で市民の皆様に迷惑をかけて、各庁内ではそういったことがないように徹底されたと私は記憶しているんですが、ここに来て、12月に入ってそれが発見されたということについては、どういうふうに思っていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
 
○小池忠紀 市民活動部長  4月から5月にかけての調査の中で、今回発見されたものが出てこなかったということでございますので、その辺は重く受けとめておりまして、今後その辺についての調査も必要になってくるものと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  その件は何度も何度も、キャビネットに入っていたという非常に恥ずかしい話が連続して起こっております。もう絶対に出ないように再度徹底していただきたいと思います。
 それと、これを含めて大きな意味も含めて、今後どういう対応をしていくのか、お伺いしたいと思います。
 
○小池忠紀 市民活動部長  今後でございますけれども、今回見つかった金品類につきまして、検証専門委員主導のもとで、当時の職員の聞き取りを行うなど検証していく予定でございます。その検証結果につきましては、収納事務管理等調査結果にまとめまして、本年度内には公表していきたいと考えているところでございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  なかなか出しにくい部分というのはあると思うんですが、それは思い切って、勇気を持って出していただくような習慣をつけていいただく、庁内に文化を芽生えさせるということが大切だと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、現在の海の家の関係、要するに海水浴場運営委員会というのは現在存在しない組織だと聞いているんですが、10年前に存在した海水浴場運営委員会と、現在ある海の家の茶亭組合との関係というのは、どういう関係なんでしょうか。
 
○小池忠紀 市民活動部長  海水浴場運営委員会につきましては、海の家の組合と市が協力いたしまして、海の家の出店説明会、また海開き式などを初めとした各種イベントの開催や、海水浴客の誘客ポスターの作成などを行ってきておりまして、本市は事務局を担い、事業全般の事務処理や会計事務を執行していたところでございます。
 しかしながら、海水浴場運営委員会は組織の簡素化を図るために、平成19年4月30日付で解散しておりまして、残余財産につきましてはその後の後継団体でございます鎌倉市海水浴場連絡会に引き継がれたというところでございます。
 その後、海の家の営業時間、あるいは騒音などに対する世間の注目が高まったことを受けまして、組合側が策定する自主ルールに対して、市が意見を述べることができるよう、平成26年2月16日をもって鎌倉市海水浴場連絡会を解散し、平成26年2月17日からは現在の鎌倉市海浜組合連合会に改組され、現在に至っているところでございます。
 現在、本市でございますが、鎌倉市海浜組合連合会におきまして、組合が作成する自主ルールに対して意見を述べるほか、事務局といたしまして、連合会運営に必要な事務の補助を行っておりますけれども、連合会の金品類の保管や支払い事務には一切かかわっていないという状況でございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  現在の組合が海水浴場運営委員会とは全く無関係であるということは、ある意味、私はほっとしたというか、そういうふうに思っているんですが、今後、金券類の行方というのはどういうふうに考えているんですか。処理方法ですね。
 
○小池忠紀 市民活動部長  先ほどお答えいたしましたけれども、今後につきましては検証専門委員の助言、御指導のもとで、職員の聞き取りなどをしながら検証していく予定でございます。そういったことで、年度内には公表していきたいと考えておりますけれども、いずれにしても検証専門委員の助言をいただきながら進めていきたいと考えてございます。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  聞くところによると、当時は海水浴場運営委員会の運営事務局が観光課内にあったということをお伺いしているんですが、そうなると役所の責任というのも十分考えられますので、その辺は慎重に行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと質問には出していなかったんですが、この一連の、今私が質問した運営委員会の関係で、市長はそのとき、市長でいらっしゃいませんでしたけれども、今後どのようにされるのか、感想とこれからの対処をお伺いしたいと思います。なぜかというと、生活保護費とかいろいろ出てきて、またキャビネットから出てきたんですよ。キャビネットというのはだめだと、金庫あるいはレジスター、そういう本来あるべきところにないとおかしいという部分は十分、今回の生活保護費で検証していると思うんですが、また出てきてしまったということに対して、どういうふうに思われるかお伺いしたいと思います。
 
○松尾崇 市長  今回、一度調査を全庁的にかけたにもかかわらず、こういうものが出てきたということを大変重く受けとめております。年末から年始にかけまして、再度これは各管理者が現場を見て、チェックして責任をとらせるという方法で徹底して確認をとりたいと考えております。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  最後になりましたけれども、もう絶対にこういうことがないように気を引き締めて頑張っていただきたいと思います。
 
○議長(中澤克之議員)  以上で緊急質問を終わります。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第2「陳情の取り下げについて」を議題といたします。
 目下、建設常任委員会に付託審査中の陳情第34号「自主まち」再生の為の連絡会議を市役所の音頭で法制化することに関する陳情につきましては、提出者から取り下げたい旨の届け出がありました。
 お諮りいたします。陳情第34号の取り下げについては、提出者からの届け出のとおり、これを承認することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、陳情第34号の取り下げについては、これを承認することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第3「議案第72号の撤回について」を議題といたします。
 理事者から撤回理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)議案第72号鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてを取り下げいたしたく、その理由を説明いたします。
 本議案につきましては、平成29年4月1日付で組織の見直しを行うことを目的として、本定例会に提案したところですが、教育こどもみらい常任委員会、観光厚生常任委員会、建設常任委員会に、その概要を報告したところ、各委員会においてさまざまな御意見をいただき、組織の見直しを実施することの趣旨や内容を、より丁寧に説明する時間が必要と判断したため、この際、取り下げようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第72号の撤回については、これを承認することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第72号の撤回については、これを承認することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第4「陳情第43号「第一中学校通学路(兼津波避難通路)の崖崩落防止工事」についての陳情」「陳情第60号崖地崩落防止措置についての陳情」、以上2件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(河村琢磨議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第43号「第一中学校通学路(兼津波避難通路)の崖崩落防止工事」についての陳情及び陳情第60号崖地崩落防止措置についての陳情につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第43号及び陳情第60号は、去る12月8日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後21日に委員会を開き、いずれの陳情も、崖崩落防止措置及び安全対策を求めるものであることから、これら2件の陳情を一括して審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、陳情の要旨について申し上げます。
 まず、陳情第43号でありますが、本年9月23日に発生した小坪トンネル付近の崖の土砂災害により、2カ月余りにわたって交通が遮断され、地域住民が不便を強いられたが、事故が発生した崖は第一中学校まで連なっており、その下は第一中学校の通学路となっている。また、大地震が発生した場合には崖一帯が崩落するおそれもあるため、通学路及び津波の際の避難路としての安全確保のためにも、第一中学校通学路の崖崩落防止工事の早期着工を求めるものであります。
 次に、陳情第60号でありますが、本年9月23日に発生した小坪トンネル周辺の崩落事故に関連し、周辺の山林について再発防止措置を講じることを求めるものであります。
 理事者の説明によれば、陳情第43号及び陳情第60号で述べられている斜面は、同一の土地所有者とのことであり、現在、鎌倉市道となっている第一中学校への通学路についても、かつては同一の土地所有者だったとのことであります。
 斜面地の安全対策については、一義的には当該土地所有者が行うことが基本でありますが、陳情第43号で述べられている斜面は、第一中学校が開校するに当たり、土地所有者と教育委員会との協議により、通路を第一中学校の通学路として利用し、それに当たり危険防止のため、教育委員会が斜面に防護柵、防護ネット等を設置したとのことでありますが、経年により崩落土砂がネット内に堆積していることから、設置をした教育委員会が、土砂の除去作業を実施する方向で調整しているとのことであります。
 また、陳情第60号については、当該斜面には土地所有者により防護ネットが設置されていますが、経年により崩落土砂等がネット内に堆積していること、樹木の成長により倒木による被害が心配される状況であることから、土地所有者に対して、倒木の予防対策として危険倒木の伐採の要請を行うとともに、伐採に当たっては市の補助を活用する方向で協議しているとのことであります。
 今後は、引き続き、両陳情に述べられている斜面の土地所有者に対し、地域住民の意向を十分に踏まえた安全対策の実施について要請を行っていくとともに、神奈川県等、関係機関の協力を得ながら効果的な対策を模索していきたいとのことであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び本市の考え方等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、まず、陳情第43号でありますが、通学路として利用されている当該道路の安全対策は、市が主導的に対応していくべきものであることから、本陳情については、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 次に、陳情第60号でありますが、本件の課題解決のため、引き続き土地所有者と協議を進めていくとともに、当該斜面の調査等の安全対策については、市が主導的に対応していくべきものであることから、本陳情については、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、陳情第43号「第一中学校通学路(兼津波避難通路)の崖崩落防止工事」についての陳情を採決いたします。陳情第43号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、陳情第43号は採択し、市長宛て送付することに決定いたしました。
 次に、陳情第60号崖地崩落防止措置についての陳情についてを採決いたします。陳情第60号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、陳情第60号は採択し、市長宛て送付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第5「陳情第50号旧鎌倉図書館の活用方法に関しての陳情」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(河村琢磨議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第50号旧鎌倉図書館の活用方法に関しての陳情につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第50号は、去る12月8日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、旧鎌倉図書館の保存決定の経緯における、子ども会館・子どもの家としての活用は、一時的にはやむを得ないものと認識しているものの、文化的重要資産は広く市民に活用されてさらにその価値を発揮するものであることから、旧鎌倉図書館の活用について、広く市民から意見聴取する場を設けることを求めるものであります。
 理事者の説明によれば、旧鎌倉図書館については保存・活用するとの方針のもと、現在は旧図書館の耐震改修・増築による、子ども会館・子どもの家の建設に向けた基本設計を行っているとのことで、旧鎌倉図書館の外観の保存、周辺景観との調和、関係部局との連携、及び建設コストの削減を図りながら設計を進めているとのことであります。なお、2階部分についても、子ども会館・子どもの家として利用する計画としており、それでも必要面積が不足するため増築をする計画となっていることから、現在、近現代史資料館等の複合施設としての整備は考えていないとのことであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び旧鎌倉図書館についての本市の考え方を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、以前、議会として旧鎌倉図書館の解体にかかる経費を含んだ補正予算を可決し、その後、市が当該施設を保存し、子どもの家・子ども会館として活用する旨の方針転換を行った経緯がある中、再度方針転換を求めるべきではないことから、結論を出すべきという意見であります。
 もう一つは、旧鎌倉図書館の活用については、今後、本庁舎整備方針の議論に関連して、将来的に検討すべき課題であり、検討に当たっては、市民から意見聴取する場を設けるべきであることから、結論を出すべきという意見であります。
 以上のような異なる意見に分かれましたが、採決を行った結果、多数をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第50号旧鎌倉図書館の活用方法に関しての陳情を採決いたします。陳情第50号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (少 数 挙 手)
 少数の挙手によりまして、陳情第50号は不採択と決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第6「陳情第29号鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情」を議題といたします。教育こどもみらい常任委員長の報告を願います。
 
○教育こどもみらい常任委員長(納所輝次議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第29号鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情につきまして、教育こどもみらい常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第29号は、去る9月8日開会の本会議においてに当委員会に付託されたもので、その後9月15日に委員会を開き審査いたしましたところ、一部委員から、陳情審査の前提となる、「鎌倉市図書館の運営について、図書館業務の効率化とサービス向上の観点から協議いただきたい」との諮問に対する、鎌倉市図書館協議会からの答申は、社会教育に関する委員が欠員の状況で最終確認が行われた点、また、附帯意見が付されていたものの、市民の公開の場で審議が行われなかった点について、手続上の不備が指摘され、その後、担当部局から、新たに社会教育に関する委員を任命した上で、改めて図書館協議会を開催し、答申及び附帯意見について意見聴取を行う旨の意向が示されたため、継続審査としていたものであります。
 その後、12月15日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、本市図書館の地域館2館の正規職員を3名から1名に縮減し、非常勤嘱託員中心の運営体制に移行する旨の答申が図書館協議会から出されたが、答申には目指すべき地域館像の提示がなく、本市図書館の将来に不安を覚える内容となっていることから、今後の図書館運営のよりどころとなるような、本市図書館の目指すべき将来像の確立を求めるものであります。
 理事者の説明によれば、9月15日開催の当委員会で出された意見を受け、新たに社会教育に関する委員を任命した上で、11月9日に図書館協議会を改めて開催し、社会教育に関する委員から、答申に対する意見聴取を行うとともに、附帯意見について公開の場で審議を行ったところ、答申の内容には変更がなかったとのことであります。
 なお、答申には、非常勤嘱託員の研修の充実、専門的嘱託員の検討、技術職員の採用、開館時間の延長、図書の充実などにも触れられていることから、図書館としては本答申を受け、非常勤嘱託員を中心とした体制や開館時間の延長に関し、平成29年度から試行していく予定であるとのことであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び図書館運営についての本市の考え方等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、図書館協議会委員が策定に携わった第2次鎌倉市図書館サービス計画に、図書館のあり方については既に示されており、本答申は、同計画を踏まえた上で出されたと考えられるため、陳情の内容については、現計画の見直しの時期にあわせて検討すべき課題であることから、本陳情は継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、市としては、職員数適正化計画等を検討する中で、図書館のあるべき姿について模索していると考えられるが、職員数を減らすことによって、図書館サービスを低下させることはあってはならず、今後、サービス向上について検討するためにも、目指すべき将来像を確立させる時期に来ていると判断されることから、結論を出すべきであるという意見であります。
 以上のような異なる意見に分かれましたが、多数により結論を出すこととし、その後、継続審査を主張した委員も加わり、採決を行った結果、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の部分を省略いたします。ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第29号鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情を採決いたします。陳情第29号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、陳情第29号は採択し、市長宛て送付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程7「陳情第44号産後ケア事業に対する補助金についての陳情」を議題といたします。観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(日向慎吾議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第44号産後ケア事業に対する補助金についての陳情につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第44号は、去る12月8日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後16日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず本陳情の要旨でありますが、本市の産後ケア事業に、無料クーポン券等の補助制度を導入すること、また、制度については、出産後4カ月未満の子育て中の全ての女性を対象とすることを求めるものであります。
 理事者の説明によれば、まず、他自治体の状況として、国が平成27年度から進める「地域子ども・子育て事業」の一つである産後ケア事業については、平成27年度以降、事業を開始する自治体がふえてきており、県内では横浜市、川崎市、横須賀市で対象者に対する支援を実施しているとのことであります。
 次に、本市の現状として、市内の二つの産科医療機関において産後ケアが実施されているものの、利用料の全額が自己負担となっており、少子化や核家族化による育児力の低下、35歳以上の高齢出産や精神疾患、養育環境の複雑化など、支援が必要な女性が年々増加傾向にあることから、当該事業の利用者への支援については、先行事例等を踏まえながら、市の第3期基本計画後期実施計画の中で実現できるよう検討していきたいとのことであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び本市の状況等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、原局への質疑を通じて、後期実施計画において産後ケアに対する支援の充実を図っていくという市の方向性が確認でき、また、実施に当たり、まずは対象となる子育て中の女性のニーズをしっかりと把握した上で進める必要があり、既に実施しているサービスの充実を含め、手厚い支援を行っていくべきであることから、本陳情については全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の部分を省略いたします。ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第44号産後ケア事業に対する補助金についての陳情を採決いたします。陳情第44号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、陳情第44号は採択し、市長宛て送付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第8「陳情第62号市役所主導で「自主まち」活性化のための連絡会議を設置することに関する陳情」を議題といたします。建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(赤松正博議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第62号市役所主導で「自主まち」活性化のための連絡会議を設置することに関する陳情につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第62号は、去る12月8日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後19日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず本陳情の要旨でありますが、「自主まちづくり計画」を提案している「まちづくり市民団体」は、年度末の活動報告書の提出のみで担当課からの連絡もなく孤立無援で活動しているため、市役所の主導で横串を入れる組織を設置し、現状の問題点や悩みを忌憚なく述べ、また成功事例を披瀝し合うことによる活性化のための適切な知恵の伝授と助言の場をつくるよう切望するというものであります。
 理事者の説明によれば、鎌倉市まちづくり条例に基づく「自主まちづくり計画」は、自治・町内会など一定地区の「まちづくり市民団体」が快適な居住環境の保全と創造を図ることを目的に自主的・自発的に策定する計画で、管理・運用を計画区域の居住者が実践することが前提となっている。「自主まちづくり計画」は計画区域内の4分の3以上の住民の合意を得て提案されることから、より多くの住民がみずからの計画に沿ってまちづくりを推進していこうとするものであるが、全ての住民等の同意によるものではないため、権利規制には限界がある制度設計となっている。陳情の理由に記載があるような手続規定については、まちづくり条例に定められておらず、当該地区における「まちづくり計画」においては、建築等の行為を行う者が、法令等の手続に先立ち当該自治会内部の組織と協議することとしており、市としては行政指導には一定の限界があるものの、まちづくり条例に基づき市民の自主的な取り組みを多面的に後押しする制度として、事業者や地権者等に対して「自主まちづくり計画」への理解を求め、「まちづくり市民団体」との調整を要請するとともに、高齢化などの理由による担い手の育成・確保が必要な計画区域も見受けられたため、活動報告書の届け出も義務づけている。
 市としては、まずは各まちづくり市民団体の現状把握が必要と考え、ヒアリング等の準備を進めており、その結果を踏まえ、陳情の要旨にあるような組織の設置については必要に応じて検討の対象になると考えているとのことであります。
 当委員会では慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、横串を入れる組織を立ち上げ、後継者がいないなどの問題を捉えて対応すべきではあるが、陳情の理由には主張が違ったところがある、また「自主まちづくり計画」の成り立ちには限界があるものの、連絡会議はその活性化のために大変意義があり、今後、各団体の実態や連絡会議の組織のあり方を把握した上で判断すべきとの考えから、継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、「自主まちづくり計画」への気持ちは理解するものの、本質的に住民が本気になって立ち上がり、それが生活とともにあるようなものでなければ不可能に近く、制度は生かされない。理想や夢を与えるようなものであれば否決したほうがよいとのことから、結論を出すべきであるという意見であります。
 またもう一つは、「自主まちづくり計画」には法的な拘束力がないが、こうした市民活動は集まって話し合うことが大切であり、非常に意義があるので、連絡会議のようなものを設置すべきであるが、市が音頭を取らなければ困難であることから、結論を出すべきであるという意見であります。
 以上のような異なる意見に分かれましたが、多数により結論を出すこととし、その後、継続を主張した委員の一部から、陳情の要旨は理解できるが、事実誤認の部分もあり、そこも含めて考えたいとの意見が述べられましたが、継続審査を主張した委員も含め採決を行った結果、多数をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第62号市役所主導で「自主まち」活性化のための連絡会議を設置することに関する陳情を採決いたします。陳情第62号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、陳情第62号は採択し、市長宛て送付することが決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第9「陳情第40号各常任委員会開催前に傍聴資料を配架することについて」の陳情を議題といたします。議会運営委員長の報告を願います。
 
○議会運営委員長(上畠寛弘議員)  (登壇)ただいま議題となりました、陳情第40号各常任委員会開催前に傍聴資料を配架することについての陳情につきまして、議会運営委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第40号は、去る12月8日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後22日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、市議会各常任委員会の審議事項に係る資料について、市民等があらかじめ内容を把握できるよう、常任委員会開催前に行政資料コーナーに配架することを求めるものであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び過去の協議経過を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、委員会資料の取り扱いについては、会議冒頭の審査日程の確認を経て、初めて委員会資料として確認されると考えられ、会議開催前に議会側から積極的に公開することは課題があり、配架義務は執行部側にあるため、まずは執行部側と十分に協議を行っていくべきであることから、継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、市民や傍聴者にとってわかりやすい議会を目指していくという考えから、事前に資料を入手した上で委員会を傍聴したいという気持ちは十分理解できるものであり、委員会提出予定資料の提供については弾力的に運用すべきと考えることから、結論を出すべきであるという意見であります。
 以上のような異なる意見に分かれましたが、多数により結論を出すこととし、その後、継続審査を主張した委員から、陳情の理由にある「議会は実施機関であるので、市長部局に縛られずに、常任委員会開催前の傍聴資料配架については、独自に判断すべきである」という記述については、少し課題があると考えるが、それを踏まえた上で採決に加わりたい旨の意見が述べられましたが、採決を行った結果、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第40号各常任委員会開催前に傍聴資料を配架することについての陳情を採決いたします。陳情40号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、陳情第40号は採択することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第10「議案第55号市道路線の認定について」を議題といたします。建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(赤松正博議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第55号市道路線の認定について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第55号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後19日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 今回認定しようとする路線は1路線で、この路線は都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第55号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は、原案と決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第55号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第11「議案第56号修繕請負契約の締結について」を議題といたします。総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(河村琢磨議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第56号修繕請負契約の締結について、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第56号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後21日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、鎌倉芸術館舞台音響設備修繕についての修繕請負契約を、東京都中央区日本橋箱崎町41番12号、ヤマハサウンドシステム株式会社と、一般競争入札の方法により締結しようとするものであります。
 理事者の説明によると、修繕の主な内容は、鎌倉芸術館の舞台音響設備の更新とそれに伴う試験調整等を行おうとするもので、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額は2億4,732万円であります。
 なお、修繕業務の完了は、平成29年9月の予定であります。
 当委員会では慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第56号修繕請負契約の締結についてを採決いたします。本案は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第56号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第12「議案第57号不動産の取得について」から「議案第64号不動産の取得について」まで、以上8件を一括議題といたします。総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(河村琢磨議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第57号不動産の取得について外7件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第57号外7件は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第57号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉近郊緑地特別保全地区内の土地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市十二所字和泉谷467番1ほか1筆で、地目は山林、取得面積の合計は3万8,845.84平方メートル、取得価格の合計は1億9,422万9,200円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第58号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字谷脇1850番ほか2筆で、地目は山林ほか、取得面積の合計は5,304平方メートル、取得価格の合計は8,910万7,200円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、市街化区域内の三大緑地の問題は長い歴史の中で市民として望んできたことであり、緑地の管理等については市民参画で実施していくことができるよう本市の取り組みに期待するといった意見が、また一部委員から、不動産の取得の必要性は理解するものの、本市の優先事業を再検討した上で、予算執行に臨むべきとの意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第59号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字倉久保2400番、地目は山林、取得面積は1,586平方メートル、取得価格は2,537万6,000円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から議案第58号と同意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第60号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字谷脇1845番ほか3筆で、地目は畑ほか、取得面積の合計は1,377平方メートル、取得価格の合計は2,363万6,700円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、議案第58号と同意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第61号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字谷脇1890番ほか1筆で、地目は山林、取得面積の合計は1,060平方メートル、取得価格の合計は1,780万8,000円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、議案第58号と同意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第62号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字倉久保2343番2ほか27筆で、地目は山林ほか、取得面積の合計は1万2,704.55平方メートル、取得価格の合計は2億7,314万7,825円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、議案第58号と同意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第63号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字倉久保2344番1ほか1筆で、地目は山林、取得面積の合計は682平方メートル、取得価格の合計は1,166万2,200円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、議案第58号と同意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第64号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、山ノ内西瓜ヶ谷緑地用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山ノ内字西瓜ヶ谷1148番、地目は山林、取得面積は998平方メートル、取得価格は1,706万5,800円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、不動産の取得の必要性は理解するものの、本市の優先事業を再検討した上で、予算執行に臨むべきとの意見がありましたが、採決を行った結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
 
○21番(上畠寛弘議員)  議案第57号から64号の8件につきまして、反対の立場で討論をさせていただきます。
 今この時期にわざわざ緑を買う必要はないと何度も申してございます。しかも、今回、この6億円近くお金をわざわざ使う中で、緑を買うのに6億円もかかるわけですけれども、市債、つまり借金は3億5,300万円のわざわざ借金をして緑を買うのです。56.42%が借金で賄われる。借金してまで緑を買っている場合でしょうか。
 先ほど陳情が採択されましたけれども、それこそ6億円もあれば、産後ケアだって、産前ケアだってできます。子供の貧困だって解決できます。優先順位が明らかに間違っています。大体この緑の買うところ、どこも開発のしようがないわけですから、開発もできないところを、わざわざ業者と地元の地主を潤わせてあげるためだけに買っているわけではないですか。持たせておけばいいんですよ。業者だってたっぷり金を持っていますし。なぜわざわざ今買わなきゃいけないのかということは甚だ疑問であります。今買うべきではない。優先順位は何を考えているのか。松尾市長もそれでいいとお思いなのか。いいと思ったから、こういう判断をしたのでしょう。本来なら、こういうことをやるべきではないですよね。わかっているはずです。未来への投資もなくて、緑を買って、そして国滅びる。まさにその結果になっていくかと思います。本来、投資すべきものは何なのか。優先順位もつけられないなら、松尾市長はもうやめるべきです。こんなふうにして血税を無駄にして、そして未来を暗くする。この明らかにおかしい議案に関しては断固として反対いたします。本来使うべきお金はここではないはずです。
 
○議長(中澤克之議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第57号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案とおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第57号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第58号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方、挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第58号は原案のとおり可決されました。
 次に議案第59号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第59号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第60号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方、挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第60号は原案のとおり可決されました。
 次に議案第61号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第61号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第62号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方、挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第62号は原案のとおり可決されました。
 次に議案第63号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第63号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第64号不動産の取得についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方、挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第64号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第13「議案第65号指定管理者の指定について」から「議案第67号指定管理者の指定について」まで、以上3件を一括議題といたします。教育こどもみらい常任委員長の報告を願います。
 
○教育こどもみらい常任委員長(納所輝次議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第65号指定管理者の指定について外2件について、教育こどもみらい常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第65号外2件は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後15日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第65号指定管理者の指定について申し上げます。
 本件は、鎌倉市子育て支援センター条例に定める鎌倉子育て支援センター、深沢子育て支援センター、大船子育て支援センターの指定管理者を、横浜市神奈川区西神奈川一丁目9番地の1、社会福祉法人青い鳥とするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を得ようとするものであります。
 理事者の説明によれば、指定管理者の選定に当たっては応募のあった2団体について、選定委員会を設置し、プレゼンテーション及びヒアリングを行った上で、評価項目による採点を行った結果、得点が上位であった当該団体を指定管理者に指定しようとするものであります。
 なお、指定期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間を予定しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、多数の賛成により原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第66号指定管理者の指定について申し上げます。
 本件は、鎌倉市子育て支援センター条例に定める玉縄子育て支援センターの指定管理者を鎌倉市玉縄二丁目525番地1−310号、NPO法人ほっとスペースたまりばとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を得ようとするものであります。
 理事者の説明によれば、指定管理者の選定に当たっては応募のあった1団体について、選定委員会を設置し、プレゼンテーション及びヒアリングを行った上で、評価項目による採点を行った結果、得点が最低基準点を超えていたことから、当該団体を指定管理者に指定しようとするものであります。
 なお、指定期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間を予定しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 なお、以下申し上げます点については、特に意見を付することになったのであります。
 指定管理者として指定された当該市民団体をより積極的に育成し、庁内においては市民活動部との連携を行い、このような市民協働の取り組みを発展させるべきである。
 以上を意見として付するものであります。
 次に、議案第67号指定管理者の指定について申し上げます。
 本件は、鎌倉市子ども会館条例に定める腰越子ども会館及び山崎子ども会館並びに子ども会館に併設している、鎌倉市子どもの家条例に定めるこしごえ子どもの家「かもめ」及びやまさき子どもの家「めじろ」の指定管理者を横浜市西区北幸一丁目4番1号天理ビル9F、株式会社明日香とするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を得ようとするものであります。
 理事者の説明によれば、指定管理者の選定に当たっては応募のあった2団体について、選定委員会を設置し、プレゼンテーション及びヒアリングを行った上で、評価項目による採点を行った結果、得点が上位であった当該団体を指定管理者に指定しようとするものであります。
 なお、指定期間は、平成29年4月1日から平成32年3月31日までの3年間を予定しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、多数の賛成により原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
 
○23番(吉岡和江議員)  ただいま議題となりました議案第65号、66号は賛成、議案第67号については反対の立場から共産党を代表して討論をいたします。
 本条例は、9月定例会で決めた子どもの家と子ども会館のうち、腰越と山崎の指定管理者を指定するものでございます。
 6月定例会では、初めて子どもの家の指定管理が民間になりました。市民団体との協働とは何か。市民団体を育てていく必要性が問題になりました。また、子ども会館の運営に関して、子育て団体と市との協働事業の募集要項において、運営団体の募集条件として、子ども会館は公の事業であることから、営利団体ではないということが求められていた。市がみずから決めた方針をみずから破ってしまったことは問題であります。そのとき、今のままでは、市外でも多くの子供関連施設の運営を行っている株式会社が指定されるのではないかと問題点を指摘したところでありますが、そのとおりになってしまいました。
 9月定例会でも申し上げましたが、ニーズ量の増加、大規模化、利便性の向上から、民間活力を導入すると言いますが、だから指定管理なのか、よくわかりません。今でも職員は18日勤務、13日勤務など、多数の勤務体制、常勤が配置されない中で運営しています。大規模化というのならば、小規模な対応をするよう努力することが必要であり、指定管理する明確な理由はありません。株式会社が運営すれば、結果として賃金を低く抑えなければ利益が出ないわけで、子供たちの育ちや発達に合った安心で安定的な運営ができる保障はありません。子ども会館は公の事業であるから、営利団体でないことを掲げていた、その精神を育てていない議案には反対であることを申し上げます。
 なお、同様の理由から、議案第75号、議案第76号、補正予算にも反対であります。
 以上で討論を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第65号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第65号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第66号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第66号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第67号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第67号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第14「議案第68号指定管理者の指定について」を議題といたします。観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(日向慎吾議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第68号指定管理者の指定につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第68号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後16日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、平成29年4月から利用開始となる腰越地域老人福祉センターの指定管理者を東京都豊島区東池袋一丁目44番3号、池袋ISPタマビル、企業組合労協センター事業団とするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を得ようとするものであります。
 理事者の説明によれば、指定管理者の選定に当たっては、応募のあった3団体について、選定委員会を設置し、書類審査、プレゼンテーション及びヒアリングを行った上で、評価項目による採点を行った結果、いずれの団体も募集要項に規定した最低基準を満たしていたことから、最も得点の高かった当該団体を指定管理者に指定しようとするものであります。
 なお、指定期間は、平成29年4月1日から平成33年3月31日までの4年間を予定しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第68号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第68号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第15「議案第81号指定管理者の指定について」を議題といたします。建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(赤松正博議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第81号指定管理者の指定について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第81号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後19日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、平成29年3月に市役所敷地内に設置を予定している鎌倉駅西口暫定自転車駐車場の指定管理者を、横浜市港北区菊名七丁目3番22号、アマノマネジメントサービス株式会社とするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を得ようとするものであります。
 理事者の説明によれば、指定管理者の選定に当たっては応募のあった5団体について、選定委員会を設置し、プレゼンテーション及び質疑の後に、採点を行ったところ、上位3者の得点が僅差となったことから、改めて選定委員会において採点基準にのっとり審査を行った結果、事故の未然防止策の提案や、経費の縮減方法などの面で高評価を得た総得点第1位の当該法人が選定されたとのことであります。
 なお、指定期間は平成29年3月1日から平成34年3月31日までの5年1カ月間を予定しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第81号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第81号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第16「議案第73号鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第74号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について」、以上2件を一括議題といたします。総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(河村琢磨議員)  (登壇)ただいま議題となりました、議案第73号鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について外1件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第73号外1件は、去る12月14日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第73号鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、雇用保険法の一部改正に伴い、関連条項について所要の改正を行おうとするものであります。
 その主な内容は、現行、雇用保険の適用対象外であった65歳以降に新たに雇用された者について、新たに適用対象とすること、現行の就職促進給付の一つである広域求職活動費について、その適用範囲を拡大し、求職活動支援費として新設されること、並びに高齢者被保険者とみなされるものに対して、新たに就業促進手当、移転費、旧広域求職活動費相当額を退職手当として支給することに関して、それぞれ所要の改正を行おうとするものであります。
 なお、附則において、本改正条例は、平成29年1月1日から施行しようとするもので、あわせて国家公務員退職手当法の改正と同様の経過措置を規定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第74号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、地方税法等の一部を改正する法律が成立したことに伴い、関連する規定等の整備を行おうとするものであります。
 その主な内容は、まず、地域決定型地方税制特例措置に特定再生可能エネルギー発電設備が追加されたことを受け、固定資産税の課税標準額の特例割合について、範囲内で最大の軽減となる割合を適用し、太陽光・風力については2分の1、水力・地熱・バイオマスについては3分の1と本条例附則に新たに規定するものです。また、軽自動車税の税率を軽減する特例措置の適用期限が1年延長されたことに伴い、平成28年4月1日から平成29年3月31日までに新規取得した三輪以上の軽自動車について、平成29年度に限り、軽自動車税を軽減するため、所要の改正を行おうとするもので、固定資産税の課税標準額の特例割合に係る規定については公布の日から、軽自動車税の軽減措置にかかる規定については平成29年4月1日から、それぞれ施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず議案第73号鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第73号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第74号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することの御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第74号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第17「議案第75号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第76号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について」、以上2件を一括議題といたします。教育こどもみらい常任委員長の報告を願います。
 
○教育こどもみらい常任委員長(納所輝次議員)  (登壇)ただいま議題となりました、議案第75号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について外1件について、教育こどもみらい常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第75号外1件は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後15日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第75号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、民間の活力を利用し、管理経費の縮減、安定した管理運営及び利用者の利便性の拡大を図るため、西鎌倉子ども会館及び岩瀬子ども会館について、指定管理者制度を導入するため、規定の整備を行おうとするものであります。
 その主な内容は、同条例中、指定管理者施設を定める別表に両施設を追加しようとするもので、公布の日から起算して1年を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第76号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、小学校から遠距離に位置していることが課題であった、にしかまくら子どもの家及びいわせ子どもの家について、西鎌倉小学校及び今泉小学校の敷地内にそれぞれ施設を新設し、移転するとともに、民間の活力を利用し、管理経費の縮減、安定した管理運営及び利用者の利便性の拡大を図るため、両施設について指定管理者制度を導入するため、規定の整備を行おうとするものであります。
 その主な内容は、にしかまくら子どもの家「こまどり」の移転に伴い、位置を津西一丁目16番36号から津1069番地、定員を39人から76人に改めるとともに、いわせ子どもの家「うぐいす」の移転に伴い、名称をいまいずみ子どもの家「うぐいす」に、位置を岩瀬549番地から今泉二丁目13番1号、定員を50人から68人に改め、あわせて、同条例中、指定管理者施設を定める別表第2に両施設を追加しようとするもので、公布の日から起算して1年を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとに行います。
 まず、議案第75号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第75号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第76号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第76号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第18議案第71号「鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定について」「議案第77号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」以上2件を一括議題といたします。観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(日向慎吾議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第71号鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定について外1件について、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第71号外1件は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後16日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第71号鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定について申し上げます。
 本制定条例は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会委員の選出方法が、これまでの公職選挙制から、市議会の同意を条件とした市町村長による任命制へと変更となり、委員の定数を条例で定めることとされたことから、これを定めるとともに、委員の選定について調査審議する鎌倉市農業委員選定委員会を、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として設置し、必要な事項を定めようとするものであります。
 その主な内容は、第1条では、本条例の趣旨及び設置についての規定を、第2条では、農業委員の定数を13人とする旨の規定を、第3条では、選定委員会について、委員は農業に関し知識経験を有する者及び農業に関係を有する団体が推薦する者からなり、5人以内をもって組織し、その任期を3年とする旨等の規定をそれぞれ定めようとするものであります。
 なお、附則において、公布の日から施行しようとするとともに、鎌倉市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例及び鎌倉市農業委員会の選任による議会推薦委員の定数に関する条例を廃止すること等を規定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第77号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、地域包括支援センターに配置する主任介護支援専門員の資格について、主任介護支援専門員の研修受講後、継続的な資質向上を図るため、5年を超えない期間内に更新研修を受講する制度が導入されたことから、その配置基準について規定の整備等を行おうとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。また、附則において経過措置として、都道府県が主催する更新研修の受講対象者・希望者の全てが、平成28年度中に研修を受講できる状況ではないことから、附則において経過措置として、猶予期間の特例について規定するものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第71号鎌倉市農業委員会の委員の定数等に関する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第71号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第77号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第77号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第19「議案第78号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(河村琢磨議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第78号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第78号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも5億7,975万円を追加するもので、これにより補正後の総額は622億2,708万7,000円となります。
 補正の主な内容は、まず歳出において、第10款総務費では、税基幹システムの改修に係る経費の追加を、第15款民生費では、生涯現役促進地域連携事業に係る経費及び臨時福祉給付金給付事業に係る経費等の追加を、第20款衛生費では、一般廃棄物焼却処理等業務に係る経費の追加をしようとするもので、一方、これらに対し歳入において、国庫支出金、県支出金、前年度繰越金及び諸収入を追加しようとするものであります。
 なお、このほかに、腰越地域老人福祉センター整備事業ほか3事業に係る繰越明許費の追加、腰越地域老人福祉センター管理運営事業費ほか6事業費に係る債務負担行為の追加を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして、担当原局及び理事者に対し質疑を行い、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、議案第67号指定管理者の指定についてに関連して、子ども会館・子どもの家の管理運営については、NPO等も含めて、今後、検討していくべきとの意見が、また一部委員から、一般廃棄物焼却処理等業務について、新焼却施設の建設に当たっては地域住民と十分に協議していくべきとの意見がそれぞれ出されましたが、採決の結果、多数をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。これより採決に入ります。
 議案第78号平成28年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第78号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第20「議案第80号平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算」を議題といたします。観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(日向慎吾議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第80号平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第80号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後16日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも453万3,000円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は167億383万3,000円となります。
 補正の内容は、まず歳出において、第30款諸支出金は、過年度に係る介護保険料過誤納還付金を追加しようとするもので、一方歳入において、前年度繰越金の追加をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第80号平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第80号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第21「議案第79号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算」を議題といたします。建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(赤松正博議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第79号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第79号は、去る12月14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後19日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、公共下水道(汚水)改築事業(長谷汚水幹線)、公共下水道(雨水)築造事業(小袋谷右岸排水区)及び公共下水道(汚泥処理設備)詳細設計事業について、それぞれ、年度内に事業の完了が見込めないことから、繰越明許費の設定をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第79号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することの御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第79号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第22「議案第85号鎌倉市常勤特別職職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について」を議題とします。理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松永健一 総務部長  議案第85号鎌倉市常勤特別職職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について、提案の理由を説明いたします。
 議案集その3、5ページをお開きください。
 不適切な事務処理を受けて、組織を預かる者としての責任を明らかにするとの考えから、松尾市長及び小林副市長の給与を減額しようとするものです。
 市長にあっては平成29年1月1日から平成29年3月31日までの3カ月間、小林副市長は平成29年1月1日から同月31日までの1カ月間、給料及び地域手当の100分の10を特例減額します。この特例減額は、現在、市長、副市長が既に行っている抑制措置に加えて行うため、今回の制定条例では、市長は抑制措置の100分の10と合わせ100分の20の減額を、該当副市長は100分の7の抑制措置と合わせ100分の17の減額を行うことになります。
 この条例は、公布の日から施行します。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第85号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第85号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○6番(保坂令子議員)  議案第85号鎌倉市常勤特別職職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について、神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表し、賛成の立場ではありますが、一言申し上げます。12月22日の議会全員協議会において、不適切な事務処理について、3人の検証専門員による検証及びその後の取り組みを踏まえた検証結果と不適切な事務処理にかかわった職員、延べ47人の懲戒処分と行政通知処分の報告がなされました。市長、副市長給与を減額する本件議案は、これを受けたものです。不適切な事務処理として調査委員会を設けて、内部調査を行った事案のうち、有効期限切れワクチンを使用した予防接種事務と白紙請求書を使用した事務については、既に最終調査結果が取りまとめられましたが、生活保護費が盗まれた問題と窓口等において、収納金等が不適切に取り扱われてきた問題については、中間報告取りまとめ後も、さらに検証の精度を上げる必要があったことから、3名の外部の検証専門員を設置して、追加調査への助言と再発防止に向けた意見を出してもらったとのことです。その結果が今回報告されたわけですが、生活保護費支給事務については、公金の亡失は職員による犯行であることを裏づける証拠も見当たらず、あくまでずさんな管理の積み重ねや、管理マネジメントの不足に起因するものであることが推定される。という意見が検証専門員から出されたことが報告され、今後、さらに調査を実施しても、確固たる証拠が出てきたり、新たな供述が得られない限り、これ以上の成果は期待できないとの見解を得た、とまとめられています。検証結果の報告の中で、私はこのくだりを一番重く受けとめています。
 経理上の不当操作を行うことで、組織内に裏金をプールさせることは、かつては多くの自治体の内部で行われていました。弁護士、税理士、市民からなる市民オンブズマンの全国連絡協議会が、その実態を大規模に暴いて是正させたのは、今からもう20年も前のことです。しかし、その後も組織的な裏金工作は一掃されたわけではなく、比較的近いところでは、2010年末に白紙伝票の悪用で、総額で2億円を超えるパソコンなどの物品を不正購入していたことが発覚した神戸市で、800人近い職員が処分されています。
 鎌倉市の事案が、裏金づくりに当たると言っていたわけではありませんが、組織的な関与、あるいは組織的な隠蔽というものがあるとすれば、それは裏金づくりと根っこを同じくしているものであり、看過できないということです。
 不適切な事務処理と市が位置づけて、再発防止に取り組んでいる四つの事案のうち、生活保護費支給事務は、他の三つに比べてずっと深刻な事案です。しかし、これについて、今回出された検証結果では、組織的な関与、あるいは組織的な隠蔽がなされているかどうかがグレーゾーンのままです。検証結果を読めば「ない」と言っているのに等しいのですが、ないことの証拠が示されておらず、今後も示されないであろうことがはっきりとしてきました。
 検証専門員を設置してチェックを委ねたことはタイミング的には遅きに失した感はあるものの、市の取り組み姿勢としては評価いたします。
 また、生活保護費が受給者に間違いなく支給されていたかを確認する調査を、多数の受給者、元受給者を対象に、訪問や電話、また、ケース記録やシステムデータの点検により行ったのは、大きな労力であったと推察いたします。
 今回の処分に係る条例改正案は、責任者が管理責任を果たせなかった非を認めて責任を明らかにするという意味において、また、再発防止に向けた姿勢のあらわれと捉え、賛成はいたします。しかし、これは一区切りにすぎません。
 検証結果は、肝心な点がグレーゾーンであるため、全員協議会でも了承できず、「聞きおく」の状態です。このままですと、生活保護費がなくなった事実だけがずっと残り、鎌倉市役所への信頼は取り戻せないままになります。問題解決には、市役所の自浄作用をいかに働かせるかということに尽きます。今後の取り組みを注視させていただきます。
 以上で討論を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  討論を打ち切ります。これより採決に入ります。
 議案第85号鎌倉市常勤特別職員の給与の臨時特例に関する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第85号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第23「議案第86号鎌倉市教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を願います。
 
○佐藤尚之 教育部長  議案第86号鎌倉市教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について、提案の理由を説明いたします。
 議案集その3、7ページをごらんください。
 不適切な事務処理を受けて、組織を預かる者としての責任を明らかにするとの考えから、安良岡教育長の給与を減額しようとするものです。
 減額の内容は平成29年1月1日から同年同月31日までの1カ月間、給料及び地域手当の100分の10を、特例減額します。この特例減額は、現在、教育長が既に行っている抑制措置に加えて行うため、今回の制定条例では、100分の7の抑制措置と合わせ100の17の減額を行うことになります。
 この条例は、公布の日から施行いたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  お諮りいたします。ただいま議題となっております、議案第86号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第86号については、委員会審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第86号鎌倉市教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第86号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第24「議会議案第26号鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 
○教育こどもみらい常任委員長(納所輝次議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第26号鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について、教育こどもみらい常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議会議案第26号は、去る12月13日付で長嶋竜弘議員、渡邊昌一郎議員、上畠寛弘議員、松中健治議員から提出され、14日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後15日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本改正条例は、良好な都市環境を確保するとともに、青少年の健全な育成を図るとの、本条例の制定目的を果たすべく、平成8年の条例制定当時にはなかった小規模保育施設などの新たな運営体系の保育施設を、建築等の規制に係る対象施設に追加しようとするものです。
 その主な内容は、条例中、建築等の規制区域について規定する第6条の別表に、児童福祉法第6条の3第2項に規定する事業を行う事業所、同法同条第9項に規定する事業を行う居宅その他の場所、同法同条第10項に規定する事業を行う施設、同法同条第12項に規定する事業を行う施設及び同法第59条の2第1項に規定する施設を追加しようとするもので、平成29年4月1日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第26号鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第26号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第25「議会議案第27号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○18番(高橋浩司議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第27号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
 今期、議員定数の件に関しては、議会運営委員会の中で多くの時間をかけて議論してきました。その議論の経過で、議員定数に関する市民アンケート及び直接市民の皆様の御意見を伺う市民意見の聴取会を実施し、その結果、多くの市民の皆様が、議員定数を削減すべきとの意識があることがわかりました。
 そうした経過も踏まえ、議論を重ねましたが、残念ながら議員定数を削減すべきとの合意には至りませんでした。
 そこで改めて、今期の議員定数に関するさまざまな取り組みや議論を総合的に判断し、現行の条例定数を2名削減することを提案するものであります。多くの議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、議会運営委員会に付託いたします。
 議事の都合により、この際、会議時間を延長いたします。
 議事の都合により、暫時休憩いたします。
                   (15時47分  休憩)
                   (18時30分  再開)
 
○議長(中澤克之議員)  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 ここで御報告申し上げます。ただいま議会運営委員長から議会議案第34号議会運営委員会を軽んじる高橋浩司議員らへの問責決議についてが文書をもって提出されました。
 お諮りいたします。この際、日程に追加し、本件を直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  「議会議案第34号議会運営委員会を軽んじる高橋浩司議員らへの問責決議について」を議題とします。提出者からの提案理由の説明を願います。
 
○21番(上畠寛弘議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第34号議会運営委員会を軽んじる高橋浩司議員らへの問責決議について、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもちまして、説明にかえさせていただきます。
 本市議会では、鎌倉市議会基本条例第18条第2項の規定により、議員定数のあり方について各種調査及び意見の聴取を実施し、議会運営委員会における議員定数のあり方の協議の結果、議員定数のあり方に関しては、意見の一致を見ることができなかったことが答申されたところである。
 ところが、このたびの議会議案第27号は、この答申に同意した議会運営委員会委員及び当該委員の選出会派である鎌倉夢プロジェクトの会の所属議員により提案されたものである。なおかつ、当該会派は、議会基本条例制定調査特別委員会委員長を選出した会派であり、当該会派の一連の行動は、議会運営委員会、ひいては議会を軽視するものであり、決して看過できないものである。
 よって、本市議会は、議会議案第27号を提出した当該会派の高橋浩司議員、日向慎吾議員、永田磨梨奈議員、小野田康成議員の4名の議員の責任をここに問い、猛省を求める。
 以上、決議する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますよう、お願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第34号については、会議規則第44条第3項の規定により、委員会審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって議会議案第34号については、委員会審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○14番(三宅真里議員)  ただいま提案がありました問責決議について、賛成の立場で討論をさせていただきます。
 まず、議会議案の提案の仕方について申し上げます。議会運営委員会の中で、たびたび課題に上がって、私どもも丁寧に説明をしていただくよう、折に触れて申し上げてまいりました。
 しかし、今回の御提案に関して、控室にいらして、数はとれないけれども出しますと言って、提案文を置いていかれました。その折に、御説明もなかったことについて疑問に感じております。丁寧に説明して、理解を求める姿勢が見られず、出すことのみを目的とされている印象を拭うことができません。
 さて、議員定数については、議会運営委員会で3年にわたって議論を進めてまいりました。それでも意見の一致を見ることができず、5月10日に両論併記の形で、議長に答申を出した経緯がございます。
 それから、今12月定例会までの間に、定数を2減らして、24にする新たな根拠を示すこともない提案だったということが、先ほど開催をした議会運営委員会の中で明らかになりました。結果は、長い時間かけて検討してきた議会運営委員会での議論を再度蒸し返す形になり、いたずらに時間をとり、議会を混乱させたにすぎません。こういった御提案については、やはり改めていただきたいということを強く申し上げたいと思います。
 
○議長(中澤克之議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第34号議会運営委員会を軽んじる高橋浩司議員らへの問責決議についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第34号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第26「議会議案第28号ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意見書の提出について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○21番(上畠寛弘議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第28号ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもって説明いたします。
 ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意見書。
 昨今、労働法令に違反する企業の問題が顕在化し、いわゆるブラック企業として深刻な社会問題となっている。大手広告代理店である株式会社電通では、社員が過重な長時間労働を強いられた結果自殺に至り、厚生労働省は、法定を超える時間外労働を行わせたものとして労働基準法違反容疑で強制捜査を行った。過去にも同社は、本社を初め各事業所で労働基準監督署より是正勧告を受けているにもかかわらず、結果として是正されず、今回最悪の事態に至ったことは経営者の遵法精神の欠如が問われなければならない。
 一方、労働基準法に違反したとしても刑事責任が問われず、行政指導としての是正勧告のみで対処してきた厚生労働省にも責任の一端がある。
 そもそも労働者の権利を著しく侵害し、労働者の心身への悪影響を及ぼす可能性のある労働基準法違反に対して軽い刑罰しか定められていないことも、問題の根底にあることを重く認識せねばならない。過労自殺につながるおそれのある法定の労働時間に違反した場合の罰則は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金という軽微なものであり、長時間労働を抑制する効果のある割増賃金の規定に違反した場合も同様である。
 また、厚生労働省は「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずるべき措置に関する基準」を設けて、労働時間管理が適切に行われるよう指導しているが、法的拘束力はない。使用者は、本来、労働時間に係る法令を適切に履行するため、労働時間を適切に管理する責務を有しているはずであるが、それが行われず、労働時間の把握に係る自己申告制の不適正な運用等により、違法な長時間労働の隠蔽やそれに伴う割増賃金の未払いといった、使用者が労働時間を適切に管理していないことから多くの問題が生じている。下記において「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」の法制化を強く求めるゆえんである。
 鎌倉市においても、障害者事業の委託先である社会福祉法人ラファエル会が時給換算324円で職員を深夜勤務させたことについて、藤沢労働基準監督署から是正勧告を受け、深夜勤務割増手当の未払い分について2年にさかのぼり、およそ5,000万円が支払われることが新聞報道により明らかとなった。同法人は、社会的責任がより重く、公益を担う社会福祉法人であることが問題視されると同時に、労働債権の事項の規定に問題があることが明らかとなった。同法人では2年を超えるはるか以前から、割増賃金が未払いであったにもかかわらず、労働債権の消滅時効は労働基準法第115条により2年と定められていることで、2年を超える部分は無効となっている。このような、立場の弱い労働者が泣き寝入りしなければならない事態は深刻に受けとめなくてはならない。
 また、労働基準法第114条には裁判所は労働者の請求により、これらの規定により使用者が支払わなければならない金額についての未払金のほか、これと同一額の付加金の支払いを命ずることができると規定されているが、この労働者の請求も違反のあった時から2年以内にしなければならないとされており、このような制度について労働者の立場に鑑みれば、この期間設定にも問題があると言わざるを得ない。
 なお、同法人の理事を務める者が会長を務める社会福祉法人鎌倉市社会福祉協議会においても、過日、職員に対する行為・発言が不当労働行為と神奈川県労働委員会に認定をされた。同法人、社会福祉法人ラファエル会のいずれも鎌倉市と深いつながりを持つ法人であることから、労働法令遵守に係る問題は、鎌倉市においても深刻な状況と受けとめるべきである。鎌倉市としても、関連施設等において法令を遵守し、適切な労務管理が行われていることを確認することにより、利用者である市民に被害が及ばないよう注視していくこととしている。
 以上を踏まえて関係機関には、下記のとおり要請する。
 1、労働基準法違反の罰則を強化し、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」を法制化すること。
 2、司法警察員たる労働基準監督官の人員の拡充と権限強化すること。
 3、労働債権の消滅時効並びに付加金の請求期限について労働者の立場を鑑みた見直しをすること。
 4、国や地方自治体など公的機関が補助・委託・発注する場合には、相手先に対して適切な労務管理を義務づけること。
 5、国・県・市は深刻化する労働問題に対処・予防すべく連携体制を強化すること。
 6、国民の労働リテラシーを醸成するため、労働法令等について教育の機会を設けること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております、議会議案第28号については、運営委員会協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により委員会審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第28号については、委員会審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○23番(吉岡和江議員)  ただいま提案されました、ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意見書につきまして、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。
 ブラック企業根絶については、日本共産党は国会内外においても繰り返し問題点と改善を目指し取り組んでまいりました。そして、ブラック企業規制法案などを提出して報道してまいりました。そういう点で、この中身については基本的には賛成です。しかし、今回の意見書は、知的障害者の皆さんが利用されている社会福祉法人の問題をきっかけに出されたものだと思います。福祉施設等、法に沿って運営するのは当然であり、利用者や働く皆さんの環境を改善すべき点は今後も努力していくことは当然です。
 同法人の問題では、現在、観光厚生常任委員会、総務常任委員会合同で審査し、1月に参考人をお呼びする予定であります。
 また、保護者の方からのお手紙では、このような環境にあっても、職員が利用者に影響が出ないよう頑張っている、職員とはいい関係にあり感謝していると記してありました。落ち度のない私たちが、なぜ施設を出ていかなければならないのか。施設を変わるという、環境の変化に順応しにくい利用者に影響があることを心配されています。職員の中からも改善の動きがあると聞いています。福祉施設が、利用者、保護者、職員ほか地域の皆さんと力を合わせ、利用者にとってよりよいものにしていく努力は当然必要です。そして、何よりも自主的に改善を図っていく道こそ大切であります。
 以上の点から、社会福祉法人と関連しての意見書には反対であると申し上げて、討論を終わります。
 
○8番(西岡幸子議員)  ただいま議題となりました議会議案第28号ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意見書の提出について、賛成の立場ではありますが、一言意見を付する必要があることから、公明党鎌倉市議会議員団を代表して討論いたします。
 本議案は、社会問題化している長時間労働について、労働時間の適正な把握のために、使用者が講ずるべき措置に関する基準を法制化して、労働者側に適切な労務管理を促そうとするものであり、労働者の人権保護、権利擁護の確立を求めるものとなっております。その趣旨は大いに賛同するべきものですが、文案において、特定企業、特定法人を名指ししております。この意見書においては、個々の事例を教訓としながらも、一般論に昇華して論ずるべきであり、特定の企業名や法人名を上げて非難することには違和感を覚えます。
 内容としては、関係各機関に対して要請すべき意見書であることから賛成の立場をとりますが、文案の一部に配慮すべき内容があることを申し添えて、討論を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第28号ブラック企業を根絶するため、労働法令の規制強化など効果的な対策を強く求める意見書の提出についてを採択いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第28号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において、関係機関に送付いたしますので御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第27「議会議案第29号ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書の提出について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○26番(松中健治議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第29号ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもちまして、説明にかえさせていただきます。
 ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書。
 本年8月、東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、盲導犬を連れていた視覚障害者の男性がホームから転落し死亡するという大変痛ましい事故があった。また10月には、近鉄大阪線河内国分駅で、全盲の男性がホームから転落し特急電車にはねられ亡くなるという事案が発生した。
 平成28年3月末現在、1日に10万人以上の乗降客がある全国251駅のうちホームドアが設置されている駅は77駅にとどまっている。また全国約9,500駅のうちホームドアの整備が完了しているのは665駅である。JR鎌倉駅においても昨年度で1日の平均乗車人数は4万4,376人に及ぶが、正月三が日や行楽シーズンの土日、花火大会の実施日等はこの平均値をはるかに上回る乗車人数であり、ピーク時間のホームには乗降客であふれ返り、危険な状況が散見されている。
 駅の安全対策の観点からも列車との接触や転落防止に効果が高いホームドアや転落防止柵の設置は急務である。
 また、ホームドア等が設置されるまでの対策として、視覚障害者がホームの内側を判別できる「内方線付き点状ブロック」の整備も重要である。現在、1日の利用者が1万人以上の駅での整備率は63%であるが、早急に全駅において整備を進めるべきである。
 よって国におかれては、視覚障害者を初め駅利用者が安心して駅ホームを利用できるよう、ハード、ソフト両面における総合的な転落事故防止対策の検討を急ぐとともに、駅ホームのさらなる安全性向上に向け、下記の事項について取り組むよう強く要望する。
 1 ホームドアの設置に当たっては、全ての鉄道駅ホームの危険箇所の実態調査を速やかに行うこと。とりわけ、転落の危険性が高い駅については、現在計画中の駅と合わせて、速やかな設置を実現すること。
 2 「内方線付き点状ブロック」の整備については、全駅での整備を促進すること。
 3 ソフト面の対応として、希望者への駅係員のアテンドや、視覚障害者への積極的な声かけ等、事故を未然に防ぐ対策を強化すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第29号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第29号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第29号ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方、挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第29号は、原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において、関係機関に送付いたしますので御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第28「議会議案第30号高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書の提出について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○15番(渡邊昌一郎議員)  (登壇)ただいま議題となりました、議会議案第30号高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもちまして、説明にかえさせていただきます。
 高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書。
 高齢者が運転する車による重大事故が相次いでいる。先日、横浜市では小学生の集団登校の列に車が突っ込み、栃木県や東京都では病院敷地内で車が暴走してそれぞれ死傷者が出た。いずれも運転していたのは80歳代の高齢者であり、認知症の疑いや、アクセルとブレーキの踏み間違いの可能性が指摘されている。このような重大事故は、被害者はもとより、加害者となった高齢運転者やその家族にとっても悲惨であり、事故を未然に防止する取り組みが不可欠である。
 来年3月には改正道路交通法が施行され、75歳以上の運転者は、3年に一度の運転免許更新時に受ける認知機能検査で認知症のおそれがあると判定された場合、医師の診断を受けることとなり、その結果、認知症と判断されたときは、運転免許証の取り消し等の対象となるが、認知症の症状はまだらにあらわれることがあるほか、症状が急速に進むこともある。また、加齢による視野や注意力などの運転技能の衰えも事故の原因となっている。警察庁では、運転に不安がある人に対して自主的に運転免許を返納するよう呼びかけているものの、特に公共交通機関が乏しい地域では、買い物や通院、介護などで車を運転せざるを得ない。地域の実情に合わせた代替の交通支援の仕組みづくりや自動運転技術の開発・普及までの間は、衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い防止装置などの事故防止機能を装備した車の普及が欠かせない。
 よって、関係機関におかれては、法改正以降の状況も踏まえながら、高齢運転者の運転免許更新期間の短縮を初め、運転技能が衰えた高齢者が車を運転することのないよう対策を講ずるとともに、車の運転に頼らなくても生活できる交通環境の整備、交通事故防止に資する自動車関連技術の開発・普及促進、また衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い防止装置を標準装備した車の購入補助制度の創設など、高齢運転者による交通事故の防止対策を強化するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますよう、お願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第30号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第30号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第30号高齢運転者による交通事故の防止対策強化を求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第30号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第29「議会議案第31号過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖閣諸島周辺海域の領海侵入及び漁業活動等に対する断固とした措置を求める意見書の提出について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○7番(岡田和則議員)  (登壇)ただいま議題となりました、議会議案第31号過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖閣諸島周辺海域の領海侵入及び漁業活動等に対する断固とした措置を求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもちまして、説明にかえさせていただきます。
 過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖閣諸島周辺海域の領海侵入及び漁業活動等に対する断固とした措置を求める意見書。
 本年8月5日から、過去最大規模となる15隻の中国公船と200隻から300隻の中国漁船が、尖閣諸島周辺海域にあらわれ、領海への侵入を繰り返した。
 沖縄県石垣市の行政区域である尖閣諸島は、歴史上も国際法上も我が国固有の領土であり、現に我が国が有効に支配しており、我が国の漁業者が良好な漁場としている。
 中国公船と中国漁船は、外務省の駐日中国大使への厳重な抗議と現場の海上保安庁巡視船の警告を無視し幾度となく尖閣諸島の領海への侵入を繰り返すとともに、中国海警局に所属する中国公船は、同海域において、中国漁船に対して漁業行為を取り締まる漁業管轄権を行使したと見られており、このような行為や活動は、日中漁業協定でも認められていない。
 今回の過去最大規模となる中国公船と中国漁船の尖閣諸島周辺海域での活動及び操業と領海への侵入は、国際法に違反する我が国に対する重大な主権侵害であり、尖閣諸島における緊張をさらに高める一方的な情勢のエスカレーションに対して、強い憤りを感じるところである。現状を鑑みるに、これらの中国による蛮行を阻止するという国家としての重大な責務を日本政府は果たせていないことについても極めて遺憾である。
 よって、尖閣諸島の現状から、我が国の漁業者が安心安全な操業ができる環境整備と海洋資源保全の確保、警戒監視体制の強化など断固とした措置を強く要請する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第31号は、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査終了といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第31号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見ありませんか。
 
○24番(赤松正博議員)  ただいま提案されました、議会議案第31号につきまして、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。
 意見書案が指摘しているように、2012年9月、日本政府が尖閣諸島を国有化して以後、中国公船による領海侵入が激増し、常態化し、日中間の緊張は絶え間なく続く異常な事態となっています。中国側にどんな言い分があったとしても、他国が実効支配している地域に対して、力によって現状変更を迫ることは、国連憲章、友好関係原則宣言など定めた紛争の平和的解決の諸原則に反するものであって、国際社会で決して許されるものではありません。こうした中国の動向は、南シナ海の全域においても自国の権利を公然と主張し、南沙諸島での大規模な人工島の造成、3,000メートル級の滑走路の建設などが、みずからがASEAN諸国と交わした南シナ海行動宣言に明らかに反する行動でもあります。
 意見書案には、こうした事態を平和的にどう解決するかについて、決められていない点は残念です。国連憲章と国際法の普遍的に承認された原則に即して、ASEAN諸国、そして国際世論と連帯して、平和的な解決に向けた努力が今こそ大切であることをあせて申し上げて賛成討論といたします。
 
○議長(中澤克之議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第31号過去最大規模となる中国公船と中国漁船による我が国の尖閣諸島周辺海域の領海侵入及び漁業活動等に対する断固とした措置を求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第31号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において、関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
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○議長(中澤克之議員)  日程第30「議会議案第32号禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合も被選挙権の欠格事由とするよう公職選挙法の改正を強く求める意見書の提出について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○21番(上畠寛弘議員)  (登壇)ただいま議題とりなました、議会議案第32号禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合も被選挙権の欠格事由とするよう公職選挙法の改正を強く求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもって、説明いたします。
 禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合も被選挙権の欠格事由とするよう公職選挙法の改正を強く求める意見書。
 公職選挙法第11条には、選挙権及び被選挙権に関する消極的要件が規定されている。同条第1項第3号の規定では、禁錮以上の有罪判決を受けた者であっても刑の執行猶予がつけば、その選挙権及び被選挙権は失われない。公民権が国民の基本的な権利であることは言うまでもないが、公職につく者の犯罪に係る社会的影響の大きさを勘案すれば、公職を選ぶ権利と公職につく権利とは別のものとして扱うべきである。
 そもそも、公職につく者には住民の模範として非常に高い倫理性、高潔性が求められることは言うまでもなく、みずから法を逸脱した行為に手を染めるようなことはあってはならない。特に、禁錮以上の有罪判決が確定した者が刑の執行猶予中であることから公職に在職し続ける事態は、実際に近隣の町議会においても発生しており、これは議会の品位と名誉を著しく汚すものであるとともに、公職に対する有権者の信頼を損なうものであり決して許されない。
 よって、国におかれては、公職に対する有権者の信頼が損なわれることのないよう、禁錮以上の有罪判決が確定し刑の執行猶予がついた場合も被選挙権の欠格事由とするよう、公職選挙法の改正を早急に行うことを強く求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第32号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第32号については委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○24番(赤松正博議員)  ただいま提案されました議会議案第32号について、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して、反対の立場から意見を申し上げます。
 提案されている意見書によれば、現行公職選挙法の規定は、禁錮以上の有罪判決を受けても執行猶予がつけば、選挙権、被選挙権は失われない規定となっているが、これを改めて、被選挙権の欠格事由とするよう国に求めるというものであります。
 公職選挙法第11条第1項第3号の規定は情状酌量の規定ですが、当該事件の真相に即し、司法において的確に判断されているものであります。もとより公職につく者には、意見書にあるとおり、高い倫理性と高潔性が求められ、市民の模範とならなければならないことは言うまでもありません。しかし、情状酌量の規定を削除することは、諸事件に係るさまざまな背景や事情等を思料するという法体系そのものを壊すことになりかねず、我が党としては賛成しかねるものであります。有罪が確定した公人の責任のとり方、ありようは、最終的には有権者の判断、審判で結論が得られるものであります。
 以上申し述べた点から本意見書には賛成しかねることを申し上げ、討論といたします。
 
○議長(中澤克之議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第32号禁錮以上の有罪判決が確定した際に執行猶予がついた場合も被選挙権の欠格事由とするよう公職選挙法の改正を強く求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第32号は原案とおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において、関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第31「議会議案第33号地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書の提出について」を議題といたします。提出者から提案理由の説明を願います。
 
○21番(上畠寛弘議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第33号地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 地方議会議員年金制度は、平成23年6月1日に廃止された。しかしながら、本年7月、全国都道府県議会議長会、全国市議会議長会及び全国町村議会議長会において、廃止された地方議会議員年金にかわる新たな地方議会議員の年金として、地方議会議員の被用者年金制度加入の実現を求める決議や要望が採択され、国や国会の関係方面に要請活動が行われている。
 議員の担い手不足を理由にした議員年金制度の復活についての議論が行われているが、被選挙権の行使の難しさをまず解消すべきであり、労働基準法第7条を啓蒙し、徹底することで、もともと法によって許されている在職しながら公職に就任することを一般的にすることや、議員に当選してからも、主たる議会開催の日時をこれまでのように日中だけでなく、土日や夜間に議会を開催することによって、多様な人材が参画できるようにすることこそ、今、地方議会に必要な取り組みである。
 地方議会議員年金制度は廃止されたとはいうものの、元議員や元議員の遺族への既存支給者への給付はいまだに続いており、公費負担累計総額は、約1兆1,400億円にも上る巨大な額となる。その原資は全て税金であり、国や各地方自治体の財政運営にも影響を与えている。
 地方議会議員を殊さら対象とした年金制度を復活させれば、さらなる公費負担が必要となり、到底国民の理解を得られるものではない。国民の日常生活は依然として厳しい中で、地方議員だけを特別扱いすることは許されない。何より子供の貧困や若者の就労などに取り組み、税を投じるべき優先課題は山積しており、地方議会議員年金制度が廃止された経緯を鑑みても、国民生活に最も近い存在たる基礎自治体の鎌倉市議会としては、断じて許容し得ないものである。
 よって国におかれては、地方議会議員年金制度の復活には断固反対し、制度を復活しないよう強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年12月27日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いします。
 
○議長(中澤克之議員)  これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第33号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第33号については、委員会審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○14番(三宅真里議員)  議会議案第33号地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書の提出について、神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表し、賛成討論いたします。
 地方議会議員年金制度は、平成の大合併や議員定数の削減などで掛金を支払う議員数が減ったことにより財政が破綻し、2011年に廃止になりました。しかし、当時既に年金を受給している人と、それまでに3期12年掛金を支払った議員には受給資格が保証されたため、年金給付に必要な費用は今も各自治体が全額負担しています。
 遺族も含め年金を受け取る資格を持った人がいなくなり、年金給付が終了するまでには、廃止から少なくとも60年かかり、その費用負担は総額1兆3,600億円になると、当時、総務省は試算をしています。
 議員年金の共済会から毎年負担率が示され、各自治体は共済会に負担金を支払い、共済会から対象者に年金が支給される仕組みです。
 鎌倉市の場合、制度廃止後から5年間で共済会に約4億884万円拠出し、今後もなお負担は続きます。そういった現実がある中、全国の自治体で地方議員の厚生年金への加入を求める意見書を国に提出する動きがあります。厚生年金は働いている人のための年金で、掛金の半分は雇用主が支払っています。議員は選挙で市民に選ばれている立場であり、自治体と雇用関係にあるわけではなく、常勤でもありません。それでも議員が厚生年金に加入することになれば、自治体の税金で掛金の半分を支払うことになり、新たな税負担を伴います。
 議員年金の制度廃止後、ほかに雇用関係のある働き方をしていない限り、地方議員が加入できるのは国民年金です。国民年金だけで老後が心配だというのは、議員だけではなく、多くの市民が抱えている不安です。また、社会では、不安定な非正規雇用が拡大し、生活の安心を得られない働き方を余儀なくされている状況も解決されていません。そのような社会情勢は誰もが認識しており、議員が率先して自分たちだけの身分保障を求めていては、ますます政治不信は高まります。みずからのことより、まず、年金初め人々の不安の解消に力を尽くすことこそが市民に選ばれた議員の役割です。
 神奈川ネットワーク運動・鎌倉が現在実施しているアンケート調査では、自治体が議員年金を負担していることを知らない市民は75%に上っています。厚生年金への加入に賛成という人は、わずか11%です。新たな税負担を伴う制度は、議員が勝手に決めてよいものではありません。議会の中だけで決めていく動きは強く牽制すべきであり、本意見書を提出して、問題提起をいたします。
 以上で討論を終わります。
 
○議長(中澤克之議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第33号地方議会議員年金制度の復活に断固として反対する意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第33号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において、関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  日程第32「閉会中継続審査要件について」を議題といたします。
 配付いたしました要求書のとおり、各委員長から目下審査中の事件につき、閉会中継続審査の要求があります。
 お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、各委員長から要求のとおり、閉会中継続審査に付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中澤克之議員)  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
 皆さんよいお年をお迎えください。
 平成28年12月鎌倉市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
                   (19時15分  閉会)

平成28年12月27日(火曜日)

                          鎌倉市議会議長    中 澤 克 之

                          会議録署名議員    大 石 和 久

                          同          松 中 健 治

                          同          千     一