○議事日程
平成28年 9月30日教育こどもみらい常任委員会
教育こどもみらい常任委員会会議録
〇日時
平成28年9月30日(金) 13時30分開会 16時21分閉会(会議時間 2時間13分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、竹田副委員長、千、久坂、前川、高橋の各委員及び保坂議員、上畠議員、吉岡議員
〇理事者側出席者
佐藤(尚)教育部長、齋藤(和)教育部次長兼教育総務課担当課長、八神教育部次長、朴澤教育総務課担当課長兼生涯学習センター所長、濱本学校施設課長、小日山学務課担当課長、池田学務課担当課長、杉並教育指導課長、市川教育センター所長、菊池中央図書館長
〇議会事務局出席者
鈴木(晴)次長、鈴木(麻)担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)鎌倉市図書館協議会からの答申について
2 陳情第29号鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情
3 報告事項
(1)かまくら教育プラン取組状況(平成27年度)について
(2)大船中学校改築事業について
(3)御成小学校旧講堂保存活用計画の検討状況について
4 その他
(1)当委員会の行政視察について
(2)継続審査案件について
〇 議案第45号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について
〇 議案第46号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
〇 陳情第19号 子育て支援事業における協働事業者評価基準についての陳情
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○納所 委員長 ただいまから、教育こどもみらい常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。高橋浩司委員にお願いいたします。
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○納所 委員長 本日の審査日程はお手元に配付いたしました審査日程のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第1報告事項(1)「鎌倉市図書館協議会からの答申について」、日程第2「陳情第29号鎌倉市図書館が目指すべき将来像の確立についての陳情」、以上2件を一括して、9月15日に引き続き議題といたします。まず、原局から説明を聴取いたします。
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○齋藤[和] 教育部次長 日程第1報告事項(1)鎌倉市図書館協議会からの答申について、本定例会の一般質問及び当委員会におきまして、条例上定められている社会教育の関係者が出席をせずにこの答申が出された点、また附帯意見について公開の場で審議せず、各委員の了解のみで行われた点において、手続的に不備があるのではないかとの御意見をいただきました。
そこで、教育部において再考した結果、社会教育委員会議から図書館協議会委員の推薦を受け、教育委員会の任命後、全委員出席のもと、11月に図書館協議会を開催し、9月5日付の答申に関して社会教育委員から意見を聞くとともに、附帯意見に関して全委員から意見を聞くことといたしました。
したがいまして、市議会12月定例会の当委員会におきまして、11月に開催する図書館協議会において出された意見等を含めまして、改めて答申に関して報告をさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
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○納所 委員長 ただいまの御説明に御質疑はございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
ただいま原局からの説明を受けました。報告事項及び陳情第29号についてでございますが、11月の図書館協議会で改めて答申について意見を聴取するということでございますので、次回、12月定例会に報告を受けることとしたいと思います。
また、陳情第29号はそれに付随する陳情でございますので、お諮りいたしますが、日程第1報告事項(1)及び日程第2陳情第29号について、継続審査案件としたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認をいたしました。
暫時休憩いたします。
(13時32分休憩 13時33分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
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○納所 委員長 日程第3報告事項(1)「かまくら教育プラン取組状況(平成27年度)について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○齋藤[和] 教育部次長 かまくら教育プラン取組状況(平成27年度)について報告をいたします。
別冊資料、かまくら教育プラン(平成27年度)取組状況を御参照ください。かまくら教育プランは、子供たちが安心と安全が保たれた社会環境のもとで、夢や希望をもって自主的に学び、民主社会の一員として自覚を高め、伸び伸びと健やかに成長できるように導くことを目指し、鎌倉市の学校教育について五つの基本方針と方針ごとの目標を定めたものです。
その教育プランに基づき、小・中学校や市関係機関がどのような取り組みをし、どのような成果や課題があるかをまとめたものが、かまくら教育プラン(平成27年度)取組状況です。五つの基本方針に基づく17の目標に対し、具体的にどのように取り組んだかについて各学校及び教育委員会、市長部局の各課に調査をし、その回答をまとめています。
3ページをお開きください。資料のまとめ方について、目標1−2「家庭、地域と協力して、全ての子供たちが安心して過ごせる安全な学校にするため取り組みを進めます」を例に説明をいたします。まず小・中学校における主な取り組みとして、小・中学校の90%以上が取り組んだものを掲載しています。その中で、星印がついているものは全ての学校が実施した取り組みになります。90%に達しなかったものの、多くの小・中学校が取り組んでいたものは、小・中学校における特徴ある取り組みとして掲載をしております。小・中学校における取り組みを通して上げられた成果や課題については、小・中学校における取り組みを通しての成果と課題にまとめました。
4ページをごらんください。平成26年度の取り組み状況をまとめた際に課題として上がった内容に対して、平成27年度に行った改善等の取り組みについては、小・中学校における平成26年度の課題に対する平成27年度の取り組みにまとめました。教育委員会や市長部局、関係機関が取り組んだ内容は、市や関係機関における取り組みに記載しています。また、目標1−2には該当がありませんが、2ページ目上部には目標1−1の部分として、小・中学校において平成27年度に始めた新たな取り組みを小・中学校における27年度の取り組みとして記載をしております。
このように、一つの目標に対し主な取り組み、特徴ある取り組み、平成27年度の取り組み、成果と課題、26年度の課題に対する27年度の取り組み、市や関係機関の取り組みという六つの項目のうち、該当する項目を記載しています。教育委員会としては、小・中学校における主な取り組みを今後も継続していくこと、特徴ある取り組みを広く紹介し、各学校の特徴、地域の特性を生かした取り組みを多く実施していくこと、平成27年度の取り組みに掲載された新たな取り組みを単年度で終わらせず、次年度以降も継続して取り組んでいくことが重要であると考えております。取り組みを調査して終わるのではなく、これをもとに各学校で地域の特性を生かした取り組みを工夫し、教育委員会も必要な支援を考えてまいります。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告について御質疑はありませんか。
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○前川 委員 教育プラン、これ一つ一つ聞いていたらとんでもないことになるのを承知しておりますので、少しだけ気になるところを聞かせていただきたいと思います。
3ページの心肺蘇生法の研修会なんですけれども、これは星がついてなくて下に実施していなかったので、3年生でと書いてありますが、これは本来毎年やることで決まっているんですよね。たまたまやらなかったということでしょうか。
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○教育指導課長 救命救急、心肺蘇生法の研修会についての御質問でありますけれども、これにつきましては、児童・生徒、保護者を対象ということで、実施している学校が昨年度については基本的に小学校が11校、中学校が3校と、これが入門コースになります。それからもう一つ、普通救命講習ということで、小学校1校、中学校が3校、実施していて、合計でこれに参加したのが小学校では12校、中学校では6校ということになっております。基本的にはこの研修については、子供たち積極的に参加できるような環境をつくっていくということは必要かなと思っておりまして、昨年度はこういう数字になっております。
ただいまの数字は平成27年度になります。
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○前川 委員 あえて推移は聞かないんですけれども、以前にも、いつのときか忘れたんですけれども、この心肺蘇生法、それから救命救急は人の命を守るということについても、非常に大事なことだと思います。今、現役ではない校長先生も、中学校の校長先生だったと思いますが、これは授業でちゃんとやらなければいけないとおっしゃっていたことがすごく印象に残っているんですね。でも今、これを希望制でやってらっしゃるということだと思います。これはもうできるだけ小学校へ入ったら、それから中学校へ入ったら何年生では必ず受けるというように、カリキュラムに組まれるのは大変だとは思いますけれども、できれば、これは必須に、していただきたいと思います。
いろんな意味で、私も一般質問をさせていただいた内容でもそうなんですが、人の命というものはどういうものかということを知るには、私たちも議会で議場を使って心肺蘇生法や救命救急法を教わることがあるんですけれども、そのたびに大事なことだと思いますので、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 委員御指摘の部分、非常にごもっともであると考えております。職員もこの件につきましては研修で必ず受けるようにしているところでございますので、やはり子供たちにもきちんと受けられるような環境をつくっていくということで、教育指導課としても学校に伝えていきたいと思います。
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○前川 委員 それから、星印のついてないところばかりで申しわけないんですが、11ページの「かまくらのはなし」という、この道徳の時間で十分に扱っていけなかったということだと思いますが、教育センターで発行している「かまくらのはなし」を、学校で十分に使えていないという状況はどういうふうにお考えになっているのかなというのを、気になります。鎌倉で育っている子が、鎌倉の話を使っていただきたいという思いがあるんですけれども、いかがでしょうか。
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○教育センター所長 地域の道徳教材の「かまくらのはなし」に関しましては、「かまくらのはなし」というのと、「続かまくらのはなし」というのが2冊ございます。当センターとしましては、2冊目の「続かまくらのはなし」につきまして、平成24年度、25年度に資料の作成をいたしました。そして平成26年度、27年度に関しましては、その資料の活用事例をまとめて各学校に周知をしたところでございます。以前のもの、今年度のものを含めまして、その資料というのは先生方もその存在については知っているということなんでしょうけれども、鎌倉市の資料を使った身近であるという、非常に利点があると同時に、1冊目のときに、内容が若干難しい、というようなことで、2冊目に関してはかなり改良をした部分もございまして、現在はほとんどの学校、平成28年度現在ではほとんどの学校が使うようになっていると聞いてございます。
2年に一遍、各学校に教育指導課と教育センターで回っているのですけれども、そのときの分科会でも必ずこういう資料があるので、ぜひ使うようにということでお話をさせていただいているところでございます。
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○前川 委員 私も平成26年度、27年度というのを見てなくてごめんなさい。ただ、その前のが難しかったということですけれども、それは学年で簡単なほうで、低学年では簡単なもの、そして高学年は、もともとある少し難しいものとか、そういう使い分けはできないんですか。内容はどのぐらい違うのかわからないんですけれども、どうなんでしょう。何かせっかくつくっていただいていて、こういうふうに結果を出されると、だったらここの書き方、もう少しかえていただいていいかもしれないんですけど、どうなんでしょう。星印がつかないということが気になったものですから。
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○教育センター所長 中学校は各学年に応じたものを使っていると報告を受けています。小学校でも低学年向け、中学年向けと分けて資料を用意しているのでしょうけれども、なかなか現場の先生方が研究員としてつくったものということで、1冊目のときにはなかなかすとんと、この学年にすっと入りやすいということにはいかないという部分があったんですけれども、現在では教育ネットで一つ一つの話につきまして、ワークシートであるとか、付随する画像の資料ですとかも、教育ネットから簡単にダウンロードして授業がやりやすいような工夫もしておりますので、これからさらに周知をして全校で取り組むようにと考えていきたいと思います。
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○前川 委員 それから、歯科保健指導なんですけれども、18ページなんですが、もちろん口の中の衛生の話なんですけれど、ここからおうちの事情でいろいろ虐待とか、そういうものが見つかるケースというのはあるんでしょうか。
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○教育指導課長 歯科検診の中から栄養状態とか、健康管理の部分で課題があるというような部分は出てくると思われます。ただ、それを具体的にどういうふうに伝えていくかということは別といたしまして、そういう子供はもう一度しっかり学校でも見ていくというようなことは情報として共有されていると考えております。
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○前川 委員 今、別としてとおっしゃったんですが、例えばそういうものが見つかった場合に、その先、どういうふうに学校側としてはしてくださるのかだけは、聞かせていただいてもよろしいですか。
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○教育指導課長 まず虫歯等が発見されますと、それについて治療するように保護者にはお知らせをいたします。ただ、なかなか改善されないということがわかると、家庭に直接連絡して面談等でお話を聞いて、お話ししていくという形をとっております。
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○前川 委員 そういうケースはおありになるということでよろしいんですね。経験というか事例はあるということでよろしいですね。
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○教育指導課長 ございます。
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○前川 委員 大事なことを発見してあげることというのは、なかなか子供たち、自分では言えないことがあろうと思いますので、そこで見つかったケースはぜひとも丁寧に寄り添っていただいて、お願いしたいと思います。
それから、ここにないと思うんですが、メディアリテラシーというんですか、ネットを使う上で、昔メディアリテラシーはあったような気がするんですけれど、私の探し方がいけなかったのか、ないんですね。学校でもコンピューターの勉強をしているから、そのときにしてくださっているのかもしれないんですが、今、お子さん、小学生、中学生にかかわらず、大体の子が何らかの携帯、スマホ、いろいろな方法を持っているんじゃないかと思います。御家庭にも注視していただかなきゃいけない連携が必要になっているんだと思いますが、学校としてはその辺の教育はどういうふうにしていただいているのか、お聞かせいただいてよろしいでしょうか。
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○教育指導課長 学校といたしましては、やはりメディアリテラシーとか、それから情報モラルに関する部分につきましては、学習指導要領の中にも書かれております。特に教科の中では道徳の授業とか、または技術家庭科の授業、そういったときに授業の中でも取り扱うと。または総合的な学習の時間等では、携帯教室、実際に企業の方に来ていただいて、具体的なお話をしていただく。学校によってはそこに保護者も参加して、情報を共有するという形をとっている学校もおります。
または中学校の新入生説明会の中でも、保護者向けにはその部分についてお話をしていると聞いております。
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○前川 委員 そうしたら、それは全校でちゃんとやっているということでよろしいですか。
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○教育指導課長 現在のところそういうふうに考えております。
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○前川 委員 本当にたびたび先生も話題にしていただく。例えば面談のときに親御さんと、別に何か問題があるわけじゃなくても、どうですかみたいにして声をかけていただくことで、なかなか子供たちも自分の携帯は親御さんに見せないでしょうけれども、どんなふうに使っているかということを難しいんですけれども、どうやって干渉すればということはありますが、非常にこれも命につながる武器になると思いますので、本当に誹謗中傷、それからラインでのやりとり、そこに入れない子、それから落とされる子、いろいろなことがあるようです。ですので、御承知なのかと思いますが、ぜひともそこのところは口を酸っぱくしてでも、またその話かと子供たちに思われるぐらいでもいいと思うぐらい、先生たち気をつけているよ、お母さんたちもお父さんたちも気にしているよというような環境をつくっていただかないと、大人になっても同じような状態になりますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それとあと一つだけ、これは久坂委員が一般質問でもされていたので長くやりませんけれども、私も放課後子ども教室、なかなか本当にふえないなというところでおりました。このところ話は少しずつ進んでいるということではございますが、この最大の原因というのは何なのだと思われますか。
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○齋藤[和] 教育部次長 幾つか課題はございます。まず現場といいますか、場所において各学校において、放課後子ども教室というのは当然放課後の試みでございますので、各学年の授業が統一して終わらないようなときには教室とか、余裕教室ですとか、それ以外の場所をお借りするのがなかなか難しいと、授業と放課後子ども教室を一緒にやることはできないといったような時間的なところとか、あるいは物理的な場所自体、そうした開放をするのに適した部屋がないといった、その場所の確保の問題がまず一つございます。
それからこの放課後子ども教室は、多様な体験をしていただくということで、担い手は地域の皆様にお願いをしております。そうした意味で、担い手となる皆様方の人材の発掘、これが二つ目の課題でございます。
もう一つ、あえて申し上げますと、三つ目としては運営する事務局が今直営で放課後子ども教室をやっているんですけれども、事務局の体制としても今2校でやっておって、その開催のたびに職員が現地に行って、例えば出欠を確認したりとか、欠席の方に連絡をとったりだとか、そういったこともやらざるを得ませんので、そういった意味でもなかなか今の人員体制の中では難しい点があると。以上のようなところが課題となっております。
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○前川 委員 確かめるようなことで聞かせていただきましたけれども、そうだと思います。これについてどこか先進市をごらんになっていらっしゃるでしょうか、幾つかごらんになっているのではないかと思いますけれども、どこをごらんになったか聞かせていただいてもよろしいですか。
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○齋藤[和] 教育部次長 私ども今やっているのは、いわゆる放課後子ども教室の単独の形なんですけれども、いわゆる学童と一体となった形のものを横浜市の実施例、それから中野区の実施例を拝見してございます。
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○前川 委員 わかりました。その先進事例をごらんになっていただいて、これから鎌倉で生かしていただくようになっていくんだと思いますけれども、さっきおっしゃった三つの壁がクリアするのは大変だと思います。ですけれども、全校実施ということで、今回も確認されていることですので、担い手、地域にということだと本当に難しさがあるんだと思いますので、そこを柔軟的な考えでやっていくのかなと思いますけれども、ぜひとも私からもお願いしたいと思いますので、速やかに進めていただきたいと思い、またたくさん何校もやらなければいけないと思います。
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○高橋 委員 1点だけ伺います。学校評議員のことで伺いたいんですけれども、これは予算というのは各校幾らぐらいついているのですか。
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○教育指導課長 現在のところ、学校評議員についてはボランティアでやっていただいているというところになっております。
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○高橋 委員 かつては開催しない学校があったりということもあったんですけれども、今はそういうことなく全校やっていただいているということですが、開催の頻度というのは各校ばらばらなんでしょうか。
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○教育指導課長 学校によってまちまちというところもございます。こちらでも学校で、例えば学校の行事の前とか、後に行われる場合もございますし、あとは学校評議員会ということで年に3回から4回行っているというようなところもあるように聞いております。
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○高橋 委員 最低でも3回はやっているということですか。
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○教育指導課長 3回はやっていると聞いております。
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○高橋 委員 確かに、これは校長の運営の諮問機関的な会ですから、お任せしてあるんですけれども、それでも共通の課題もあるでしょうし、何か任せっきりみたいなことではなくて、やはり現場の状況を一番よく反映する会議じゃないかと思うので、ぜひその中身について教育委員会でも掌握していただいて、これはいい取り組みだなと、これは共通的にいろいろやっていただく課題として、投げかけてもいいんじゃないかなみたいなものは、ぜひ教育委員会からも情報提供という形でやっていくべきではないかと思うのですが、それはいかがですか。
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○教育指導課長 年度末に一応学校評議員会の1年間のまとめというか報告は委員会にいただいているところです。先ほど回答させていただいたお話の中にも、その回数というのはそこに全部載っておりまして、それから御指摘を受けたところ、例えば具体的には子供たちの挨拶が少ないとか、それから通学のマナーが悪いとか、そういった部分についてはもう少し次の会までに改善できるように努力してもらいたいというような御意見をいただいたとか、そういった具体的な報告も教育指導課にはいただいております。またそれを学校評価の報告ということで、全学校に共有するような形で出しているところであります。
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○高橋 委員 言っていることはわかるんですけれども、何か話し合われるテーマというんですか、そういうもので全校共通テーマとして、こういうことを議題として上げたらどうですかというような投げかけみたいなことも教育委員会としてもできるんじゃないかなと。そうしないと結局、校長先生と地域の方だけの世界だけになってしまうので、ある面では共通項目があってもいいかなという意味で伺ったんですが、もう一度お願いできますか。
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○教育指導課長 ただいま委員御指摘の部分につきましては、教育指導課で検討いたしまして、校長会にもそのような形でお伝えしていきたいと考えております。
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○久坂 委員 4ページのスクールゾーン対策についてお伺いしたいと思います。決算特別委員会でも出ていたのですが、平成27年度については24カ所実施していただいたのですけれども、具体的に何カ所ぐらい要望が上がっている中、平成27年度、24カ所実施したというのを教えていただいてよろしいでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 この24という数字は24の学校区ということで、やった箇所の数字ではございません。平成27年度の改善要望は、146カ所、222の項目について、小・中学校から出ております。
市民安全課が主催するスクールゾーン安全対策協議会におきまして、こちらの対策をやっておりまして、学務課は要望を受け付けまして、指導課とともに改善をお願いすべきところと学校で指導しなければならないところを整理しております。先ほど私が申し上げた146カ所、222項目というのは、同じような項目じゃなくて隣同士で並んだところでも1項目と数える場合もございますので、非常に具体的な数字になりますけれども、こちらの146カ所、222項目の中では改善されたところは192カ所、率にして86.4%というような形での改善を図ったという形の数字になっております。
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○久坂 委員 私、決算特別委員会のときに聞いていたのが146件で、今後の予定が71件で不能が31件で、検討中が59件とメモをしていたんですけれども、この数字は勘違いしていますかね。
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○池田 学務課担当課長 146件というのは、私が市民安全課から伺った数字と一致しておりますので、同じものだと思われます。
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○久坂 委員 わかりました。それで、気になったところは、対策予定が立てられているのと、検討中はいいんですけれども、この不能が31件というのは、危ないですという要望が出ていたにもかかわらず、不能と回答された、だから実施ができないですよということでしょうけれども、しかしながら、歩行者ですとか児童にとっては危ないですよと認識されている箇所で、これを今後どうやって改善を図るんだろうというのは気になっているところでして、それについてのお考えをお伺いします。
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○池田 学務課担当課長 不能箇所の多くが、例えばこの場所に横断歩道をつくってほしいというような御要望だとか、信号をつくってほしいというような御要望があります。横断歩道をつくることができない場所であるといったような話がありますと、不能という形になるんですけれども、だったらどうすればいいのかという形のお話しになると思います。その場合には、例えばもう一つ隣の横断歩道を使うというのも一つの選択でしょうし、あるいは子供同士で、これは学校の先生と地域の方に御協力をいただきながら、指導をいただきまして、そちらのソフト面での対応というのも一つの方法かと思います。
あるいは、ほかの項目にもございますけれども、見守り活動とか、そういった中での安全確保といったことも考えられます。
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○久坂 委員 ハードは不可能であるんだけれども、ソフトによってそちら辺をカバーしていただくということで、わかりました。
あと、予定が71件だったのですけれども、今後はですね。それは次年度には何とかなるようなめどが立っていらっしゃるのかということと、優先順位がつけられて、確実にできるような体制ですとか、計画をつくっていただきたいと思っていまして、そこら辺についてはどうなっているんでしょうか。
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○池田 学務課担当課長 優先順位は先ほど申し上げたスクールゾーン対策協議会の中で図られていくところなんですけれども、検討中というのが例えば、また先ほどの繰り返しになりますけれども、横断歩道の塗装が剥がれてよくわからなくなっていると、そこを塗ってほしいと言った場合には警察の扱いになりますので、警察で公安委員会にお願いするとか、そういったものも含めております。
あるいは、ことしの範囲の中ではできないけれども、来年であれば何とかできるといった道路構造上の話も出てくるかと思いますけれども、基本的には危険なところから早急に手を打たなければならないところは、手を打たなければならない話ですので、そこは私どもも、例えば先ほど申し上げましたスクールゾーン安全対策協議会に限らず、何らか、このやり方はできなくても、次善策があるではないかというようなことも考えながら、少しでも安全確保に努めていきたいと思っております。
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○久坂 委員 本当に市内は道路事情がよくない中で、本当に対策をいただくことはありがたいと思っておりまして、速やかに全ての点について潰せるようにお願いをいたします。
7ページの英語についてお伺いしたいんですが、これも2020年の小学校での必修化に向けまして27年度はどういったような活動というか、成果を得られたか、またその課題についてお伺いをしたいと思います。8ページの国際教育とかそこら辺の関連する話でしょうか、申しわけございません。
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○教育指導課長 小学校の英語活動につきましては、やはり次期学習指導要領の中では高学年で時間数がふえるということと、小学年3、4年生までに英語教育が進むというようなことも聞いておりますので、これにつきましては、今の段階ではまだ各学校で研修を積んでいるというようなところであります。特に英語活動につきましては、かなり小学校でも学習内容が充実しておりまして、部会内でも研究が進んでいるところであります。またその一つの成果を進めていくためにも、以前本会議の中でも御質問がありました小中一貫の中で、小中一貫の接続の一つとして小・中学校の学びの部分に英語の部分の非常勤講師を入れて、取り組むというような形がその発展的な流れとなっているところであります。
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○久坂 委員 本当に目前に結構迫っていまして、十分な対策をとりながら充実した授業が展開されるような取り組みをお願いしたいと思います。
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○納所 委員長 千委員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(14時08分休憩 14時23分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
千委員の質問です。便宜、事務局に代読させます
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○千 委員 (代読)不登校になってしまう原因と、それに対する対処の仕方をどう考えられているのですか。学年ごとに違うと思いますが、それを教えてください。
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○教育センター所長 平成27年度の不登校児童・生徒のきっかけにつきましては、ただいま集計中でございまして、手元にある平成26年度の本市の不登校児童・生徒のきっかけということから考えさせていただきます。
一番多いのが不安など、情緒的混乱となってございますけれども、これは一般質問のときに委員の質問でもございましたが、その中には学習面での不安であるとか、人間関係でうまくいかない部分であるとか、進路、将来の不安であるとか、あるいは本人にもよくわからないと、さまざまなケースが含まれているかと思っております。
不登校の対策というか防止のために取り組んでいることということでございますけれども、センターとしましては、中学校の生徒指導担当者会議に出席しまして、月間4日以上休んでいる児童・生徒を対象に欠席調査を行い、状況等について生徒指導の担当教諭に確認しております。小学校は毎月初めに各校の教頭にこちらから連絡をしまして、月4日間以上の欠席者について状況等を確認し、早期発見、早期対処としております。また、状況によりましては教育委員会の教育相談員であるとか、スクールソーシャルワーカーを派遣して、状況の改善を学校と協議をしております。
また、不登校につきましては、未然防止ということで一番大事なことは、まず不登校にさせないよりよい学校づくりであるとか、環境づくりというものに取り組んでおるところでございます。
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○竹田 副委員長 一つ目は、2ページの上のほう、心のふれあい相談委員による保護者や児童への、これは成果と課題ですけれども、支援が安心感へつながりましたと書かれています。今年度から心のふれあい相談員の時間数もふえまして、ということはつまり学校現場において心のふれあい相談員の方が来ていただけるとありがたいと、その必要性を学校現場が認識しているから時間数がふえたんだと思うんですけれども、平成27年度においてこのような支援が安心感へつながりましたと、学校への調査をかけたときに上がってきたということなわけですけれども、具体的に何かどういう状況等ありましたら、教えていただけるとありがたいと思います。
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○教育センター所長 心のふれあい相談員でございますけれども、中学校に配置されていますスクールカウンセラーとは若干アプローチが異なりまして、より身近な存在といいますか、学校に朝登校するときに子供たちに声をかけたり、廊下を歩いて、教室を回りまして、子供たち、気になる子に声をかけたり、あるいは休み時間には子供たちと接触をして一緒に遊んだりというような取り組みをしてございます。その中で、特に登校を渋りぎみのお子さん、昇降口のあたりでなかなか入れないでいるようなお子さまたち、それからそれを送って見えた保護者の方たちにも相談に乗ったりということで、その後もそのような保護者と相談ということでつながるということもございます。保護者が直接先生に言いにくいことを送り迎えのときなどに、その心のふれあい相談員と話し合ったりということもございます。
私、以前おりました学校でこういうことがございました。登校渋りのお子さんが、いつもややおくれてお母様と一緒に見えるんですが、その日によってすっと入れたり、校門や昇降口のあたりで行きつ戻りつしてしまうようなときに、心のふれあい相談員の方が行くとすっと入っていくと。一度、お母様が見えて子供を連れて、何々先生いますか、何々先生がいたら入れると子供が言っていますというようなこともございまして、子供たちの安心感につながっているかと思います。
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○竹田 副委員長 本当にその先生がいると入れるというような、既にふれあい相談員としての子供との人間関係がそこで生まれているということ、非常に大変いい結果だなんて思いながら伺わせていただきました。
ここですごく大事なのは、学校現場の中にそういういろんな方がいてくださって、一人はふれあい相談員という形、立場でいらっしゃるわけですけれども、いろいろな方の目があって、子供たちが心許す、あるいは何かそこでの問題を発見する、さまざまなことが起きてくるわけですけれども、そういうところでとても大事になってくるのは情報交換だと思うんですね。ふれあい相談員が例えば休み時間に気づいたあの子はどうしたのだろう、仲間に入っていないなとか、廊下の隅っこでひっそりと座っていたとか、そういう気づきをしっかりと担任に届けるという、その情報交換は、どのようになってますでしょうか。
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○教育センター所長 情報交換、非常に大事だと私どもも考えております。特に小学校ですので、午前中は休み時間、中休みが一度しかございません。そういう中で心のふれあい相談員が担任と立ち話的に情報交換をしたりとか、そういう状況が平成27年度まで続いておりました。そして学校からもっと心のふれあい相談員と先生たちと情報交換をする時間が欲しい、あるいは子供たちが先ほどの話にもありましたけれども、相談員を慕っておりまして、午前中に会ったのに5時間目、6時間目に何々先生はということで、午後はいらっしゃらないんですよということがありまして、平成27年度の数字で小学校16校中10校から心のふれあい相談員を時間をふやしてほしい、もしくは勤務日をふやしてほしいというような要望が出ておりまして、平成28年度より1回当たり6時間ということで、子供たちが下校するぐらいの時間までいられるようにということで時間をふやしたところでございます。そうすると休み時間も中休みと昼休みの2回ということで、担任の先生方との情報交換の時間も以前よりは若干確保できるようになったと考えております。
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○竹田 副委員長 それは非常によかったですね。私、時間数がふえたということは人の配置がふえたのかなと、勘違いしていたんですけれども、そうではなくてその一人の人が学校にいる時間がふえた。これは本当に大事なことだと思います。
市費のいろいろな、例えば非常勤講師も入っています。そうすると学校現場の先生はいろいろな情報交換をしたいのに午後2時半になると帰っていってしまうと。そういうところが、もうちょっと時間をいただけると大事な大事な情報交換ができて、次の日につながるというような話をよく聞くものですから、相談員については、中休みと昼休み2回、見ていただける機会があって、その後、情報交換も丁寧にされているということで、これは時間数がふえたということは、非常に生かされていていいなと思って伺いました。
それで、気になったのは、心の相談員はスクールカウンセラーと違って、心理カウンセラーではないんですよね。どういう方が配置されているのか、教えてください。
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○教育センター所長 今、御指摘のとおりでございまして、心のふれあい相談員はそもそも最初に発足しましたときの趣旨は、いじめの早期発見、早期対応を図るとともに、悩みや問題を抱えている児童のための教育相談体制の充実を図るということで、選考につきましては、特定の資格はございませんが、教職経験者や教育相談活動の知識経験を有する者など、学校及び地域の実態に応じて本事業の趣旨を理解して、子供の悩み等を受けとめるとともに活動を通して子供、学校、家庭、地域の連携に取り組む意欲がある者ということで、それを校長が推薦したものを教育委員会が依頼するという形になっております。
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○竹田 副委員長 そこで気になるのが、守秘義務とか、そういう部分で、どのように研修といいますか、仕事の内容、それから守秘義務から具体的な役割の果たされ方、各学校によって心のふれあい相談員の子供とのかかわり、担任とのかかわりは多少違っている、それはいいと思うんですね。学校現場の実情にあわせて心のふれあい相談員との距離感だったり、役割分担だったりがかわってくるというのは、非常にいいと思うんですが、そこのところの共通でしっかりと押さえておくべきことというか、本来の心の相談員さんとしての役割、守秘義務、そういう研修や、あるいは連絡等々はどのようになされているのでしょうか。
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○教育センター所長 まず守秘義務ということなんですけれども、心のふれあい相談員は「職務上知り得た相談者の秘密を他に漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする」と要綱に記載してございまして、毎年その確認をさせていただいているところです。
それからまた、年間3回、学級に一度ずつ心のふれあい相談員連絡会というのを開催しておりまして、情報交換、意見交流を行っているところです。特に、年度初めの5月には相談機関連絡会議という名称でスクールカウンセラーであるとか養護学校、教育指導課、子ども相談課など、他機関とも情報交換をしているということで、心理の専門職も一緒にいるところで研修的な色彩のある集まりをもってございます。新しいので初めて採用されたものにつきましては、4月に委嘱式で勤務内容、守秘義務等を確認させていただいておるところでございます。
研修というようなお話がございました。それにつきましては、その3回の連絡会で研修的な意味合いを充実させていくというようなことも研究していきたいと思っております。
それから御指摘のとおり、学校によって若干取り組み方が違うのではないか、いい面もあるというお話がございました。今、8人のふれあい相談員が16校に一人2校ずつ受け持つ形で配置してございますけれども、元教員が5名、それから元保護者が3名という形になっております。元教員と元保護者という形でなかなか活動は少しいろいろなところがありまして、それぞれのよさがあります。元教員の場合には、子供の人間関係であるとか、子供、様子が違うよというところを見る目が鋭いということですとか、あるいは教職員からの相談ですね、教職員に自分のクラス、こういう子供がいて、なかなか自分の取り組みがうまくいかないというような、相談がしやすいということ。それから地域の、もともとの保護者ということで子育ての先輩とか、学校のことをよく知っていらっしゃるということで、気軽に相談がしやすい、子育てで自信がないよと、そういうような御相談もふえていると認識しております。
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○納所 委員長 なるべく答弁は簡潔に願いたいと思います。
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○竹田 副委員長 本当にいろいろな経験をされた方、教員であった方、あるいは子育てを終えられた方、そして先ほどの話で意欲のある者というんですか、そういう方々が本当に学校の中で、学校の中の実態にあわせてどのように動いていくか、そこのところの割と緩やかさというのは非常に大事で、さらに先ほどお話を伺ったら本当に子供たちが、あるいは保護者が相談できる関係性ができているということで、そしてまた教職員との情報交換もできるということで、非常にいい形で、心のふれあい相談員という事業が充実しているなと思いました。
二つ目なんですけれども、5ページです。簡単に行きます。実はこの地域との連携のところで、私はすばらしいなと。学校だよりや学年だよりの発行、これを保護者や地域住民に配付しますと、私、稲村ガ崎五丁目に住んでいるんですけれども、回覧板にそのときそのときの稲村ヶ崎小学校とか七里ガ浜小学校の学校だよりが来るんですよ。あれは本当に読ませていただいて、今学校で何が起きているか、どんなことやっているか、本当に楽しみで、私だけかと思ったらそうじゃなくて、地域の高齢者の方々もきょう遠足なんだよねとかとよく知ってらっしゃるんですよ。きょうは早く帰ってきたとか、きょうはどこどこ行ったから5年生は遅いんだとかと、皆さん子供のことをよくそのお便りで知るんですね。この回覧板というのは本当に特に高齢者はよく読みますので、これって、稲村ヶ崎地区だけの話ですか。それとも市内全部こうやって回覧板で学年だよりは回っているのでしょうか。
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○教育指導課長 確かな数字がわかっておりませんが、やはり全学校ではございません。回覧板を活用している学校もございます。または地域の掲示板に掲載というような学校もございますが、あとはホームページにも利用しているというところもございますが、全部ではないということになっております。
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○竹田 副委員長 地域ごとのいろいろな事情もあるかと思いますので、全部が押しなべてやってくださいよというわけではないんですけれども、一つの情報として稲村ガ崎の地域、それから七里ガ浜の地域の方々は学校のことをよく理解している。子供を見る目が違うんですね。きょう何か持って帰って、ああこれはねって、どこどこ行ってきたんだよなんて、普通に犬の散歩で会話が出るんですよね。
そういう地域の中で子供たちの動き、学校の中での教育活動がわかるということは非常に重要なことだなと思ったので、これは感想です。別に強要しているわけではございません。
次ですけれども、11ページ、職業体験活動について伺います。これは中学校の子供たち、非常に楽しみに行っていると思うんですけれども、この職場ですね、実施事業ですね、体験する事業種はどのように選定しているのか、伺わせてください。
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○教育指導課長 職場体験の体験先につきましては、基本的に生徒の体験の希望職を中心に集約しているところでありますが、そう言いましても、たくさんの職業がございますので、ある程度学校では前年度こんなところに訪問に行っているよというようなことで例示をして、その中からおよそ子供たちは選択していると聞いております。
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○竹田 副委員長 この選定というのは非常に難しい部分もあって、子供が希望すればいいという話でもないような気がするんですよ。つまり、ここに狙いが、望ましい勤労観、職業観の育成と書いてありますからね。子供がどこどこへ行きたいなと言ったその職場を、希望だからということではなくて、ある程度学校がフィルターをかける必要性がある。慎重に職場は選んでほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 申しわけございません。回答の中で、そういった職場体験の必要性、目的、意義というようなことを抜かしてしまいました。委員御指摘のように、職場体験につきましては、学ぶことの意義や働くことの意義を理解して、生きることのとうとさを実感させるといったことが大きく求められているところでありますので、そういった部分がやはり生かされる職業という観点から、行われるべきであろうと考えております。
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○竹田 副委員長 そこのところを、興味関心から引き起こされた学習意欲というのも多分になくはないんですけれども、そこのところ一つ、一歩冷静になって学校がそこのフィルターをしっかりかけること、よろしくお願いします。
それから15ページのインクルーシブ教育の推進について、教職員の理解を深めることができましたと書かれてあります。具体的にどのような取り組みをされて、理解が深まったと判断された部分はどういうあたりでしょうか、教えてください。
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○教育指導課長 インクルーシブ教育の推進につきましては、学校訪問、または校長会を通しまして、各学校にインクルーシブ教育の意義というものを繰り返しお伝えしてきたところであります。そして、教職員に理解を深めることができたという部分につきましては、100%先生方がというところは非常に難しいところではございますけれども、会議、いわゆる子供のことについての会議等で、やはりインクルーシブ教育の理念といったものを生かして考えているなというようなことが分かるような内容、または各学校の校内研修でも積極的に取り上げて話し合いを深めているというようなところから、こういった回答となっておると思います。
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○竹田 副委員長 そうやってしっかりと今回、大きなあのような事件があったわけで、そのことをもとに、果たしてこの学校において子供たちは障害のある子供たちにどのように日々接しているんだろうかというようなことから、学校の中をもう一度見直してみる、インクルーシブ教育というものがこの学校ではちゃんと子供たちに落ち込んでいるだろうかと。また、教職員はどのような子供に対しても等しくどの子にも平等に尊重して接しているかどうか。そういうことというのは本人が気づかない部分であったりとか、逆にはたから見たときにこういう発言どうなのか、こういう子供に対する声かけどうなんだろうかと。学校の中での具体的な先生たちの子供と接する上でのインクルーシブ教育の実践がどうかなというところ、悪い言葉で言っちゃうとチェックなんですけど、お互いに学び合う、そういう場面も非常に必要になってくるんじゃないのかなと思うんですけど、そのあたりどうでしょう。
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○教育指導課長 そういうふうに私も考えます。
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○池田 学務課担当課長 大変申しわけございません。先ほど久坂委員からの通学路の146カ所、222項目の改善要望に対しまして、私、192件の改善がと申し上げたと記憶しておりますけれども、この192件につきましては、改善の予定を含んだ数字という形でスクールゾーン安全対策協議会から報告を受けておりました。訂正させていただきます。
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○納所 委員長 千委員聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(14時45分休憩 14時53分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
千委員の質問です。便宜、事務局に代読させます。
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○千 委員 (代読)インクルーシブ教育については、先生ばかりでなく、親に対する働きかけも必要だと思いますが、いかがですか。
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○八神 教育部次長 インクルーシブ教育というのは、現在、鎌倉市の小・中学校で重点的に進めているところです。一人一人の教育的ニーズに応え、ともに育ち合う支援教育の充実ということで、具体的には交流等を通して、できるだけ全ての子供が同じ場でともに学び、ともに育つことを目指すこと。それをぜひ保護者の方にも理解をしてもらい、見てもらい、ともに考えるということを私たち教育委員会、そして学校は考えているところです。
そんなに難しいことを言うのではなくて、お互いに学び合い、高め合うことのできる授業づくり、全ての子供にとって居心地のいい学級づくり、これは保護者にとってもきっと居心地のいい学級であり、学校であり、地域であると思うんです。そのなようなことで、保護者や地域の方々とともに学び、取り組む学校づくり、これがインクルーシブ教育、インクルーシブな学校づくりと考えておりますので、このような取り組みを通して思いやりの心や、お互いを認め合う社会性の基盤を身につけさせる。そして鎌倉市の場合は地域とともに、地域に根差した教育を目指しておりますので、ぜひ委員おっしゃるような形で保護者もともに学ぶような学校づくり、地域づくりを進めてまいりたいと思います。
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○納所 委員長 質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第3報告事項(2)「大船中学校改築事業について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○学校施設課長 日程第3報告事項(2)大船中学校改築事業について、説明いたします。
初めに、大船中学校改築工事につきましては、先日開催いたしました内覧会におきまして、委員の皆様にごらんいただきましたとおり、7月13日付で竣工し、同日付で引き渡しを受けましたことを報告いたします。
続きまして、当該事業の今後の予定について報告いたします。さきに申し上げましたとおり、改築工事が終わり、新校舎への引っ越しが完了しましたことから、不要になりました仮設校舎の解体及び撤去を9月から12月までの間に行います。
次に、校庭整備工事ですが、当該工事は仮設校舎の撤去が完了した後に、平成28年度から平成29年度にかけて2カ年の継続事業として実施する予定でございます。なお、契約手続につきましては、現在工事委任課となります都市整備部道路課におきまして入札の準備を進めているところでございます。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
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○久坂 委員 本当にすばらしい中学校ができまして、御努力に本当に感謝したいと思います。
今御説明のございました9月から12月の取り壊しなんですけれども、これは実施が夜間であるとか、休日であるとか、そういった御配慮はいただいていると思うんですが、そこら辺の実施状況と、あと地域の周辺の方への御説明状況をお伺いしたいと思います。
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○学校施設課長 解体工事でございますけれども、近隣の方につきましては、施工業者からスケジュール等について周知をさせていただいてございます。一部、夜間につきましては、作業を実施している部分もございます。
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○久坂 委員 騒音などがあって授業時間へのそういった影響がなかったかということだけ確認したい。それは大丈夫ですね。
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○学校施設課長 授業及び近隣の方々の御迷惑にならないような配慮をしつつ進めてございます。
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○高橋 委員 グラウンドのことで聞きたいんですが、外でやる競技のクラブもあるんですけれども、そこはどうなっているでしょうか。
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○学校施設課長 施設整備に当たりましては、グラウンドが全く使えないような状況で工事を行うということは考えてございませんで、校庭整備の施工に当たっては、体育の授業や部活動等に支障を来さぬように、半面ずつ2期に分けて施工するというようなことは考えてございます。まず1期工事といたしまして、現在の校庭として使用しているエリアを校庭として確保しつつ、仮設校舎を撤去した後のエリアの整備工事を行いまして、当該エリアが校庭として使用可能な状況にまで施工された段階で、2期工事として残りのエリアを整備するといったような方法が考えられますので、現在、関連課と調整をしているところでございます。
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○高橋 委員 それは別々に発注するということですか、それとも一括で発注して半分ずつやるということですか。
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○学校施設課長 契約としては一括の契約で2カ年の継続事業ということを予定してございます。
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○竹田 副委員長 せんだっての内覧会に伺いまして、本当にまず一言すばらしい建物だなというのが実感であるわけですけれども、翻って考えてみれば、これは文部科学省が学校施設整備指針を出している、その中に学校を生活の場として捉えた空間の整備というのが出てくるのですね。大船中学校では子供たちがいろいろなところで、一言で言えば居場所があるという感じがしました。普通の学校の場合には、教室があって、廊下があって、校庭があって、そして保健室があってと。そうすると正直な話、居場所は見つけにくい子は保健室に来るということが多いのですよね。だけれども、大船中学校を見たときに、あちらこちらに自分の行きたい場所、生活空間として自分の居場所がつくれるなと、非常に私はそこのところがいい環境だなと感じました。
一つ、確認なんですけれども、この大船中学校の建てていく上での学習環境としてのコンセプトは何だったのかということ、もう一回確認したいです。
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○納所 委員長 それは、新しい改築の校舎をどのようなコンセプトでつくり上げるかということの御質問ですね。
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○学校施設課長 大きな項目ということでの部分でございます。この大船中学改築に当たって、基本計画を作成いたしましたけれども、人と自然、地域とのふれあいを大切にした学び舎ということで、それを実現するための考え方として、大きく三つのラウンジ、今委員さんおっしゃっていたような居場所ということで、アカデミアラウンジという形で、発表、表現をしてもらえる場をつくったりとか、ステップラウンジという階段状の部分、そこで学習生活の場としていただく、人との交流もしていただける場、あと情報や読書をしていただけるメディアラウンジというようなラウンジを配置したりとか、回廊型の廊下を配置しまして、光や緑を感じることができる開放的なレイアウトとかというようなことをコンセプトとして実施をしてございます。
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○竹田 副委員長 そうですね。おっしゃっていただいたとおり、これは「広報かまくら」にも書かれています。その基本計画で人と自然、そして地域とのふれあいを大切にした学び舎をつくりましたよと書いてあるんです。
私はここで、そういう器をつくりました。こういう器をつくった結果、子供たちにどのような育ちを目指しているのかと、ここが実はとっても大事な気がするんですね。人と自然と地域とふれあえる。そういうような校舎にしました。そのことによって、この器を使って子供たちにどんな育ちを鎌倉市は目指したのか。そこのところを伺いたいと思います。
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○教育指導課長 人と自然と地域のふれあいということでございますので、子供たちの学習の場といたしましては、自然というのもありますけれども、ここは人と地域との交流の場、そしてそういう人たちとのふれあいの中から多くのことを学んでいくということが大切になってくる場であると考えております。また、そういった方面で先生方、特色を持った授業とか、教育活動に取り組んでいると考えております。
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○竹田 副委員長 それも一つだと思うんですけれども、実は私、9月1日の建設工業新聞に出された松尾市長の御挨拶を読んで、ここですよと私は思ったんです。なんて書いてあったかというと、共生と自立を養うと書いてあるんです。つまり、人、自然、地域とのふれあいを大切にした器をつくったんだけれども、それは何を目指しているかというと、共生と自立を養うと書いてある。
つまり、このラウンジをつくったことも三つのいろいろなステップラウンジ、アカデミアラウンジ、それからメディアラウンジをつくりました。それは人と交流する、多くのことを学ぶと先ほどお話があったんだけれども、これはまさに市長が挨拶でされている、共生と自立を養うんだと。ところが、こっちは非常に重要なことだと思うんですよ、何を目的としてこの建物をつくったのか。ところが、「広報かまくら」には、私一生懸命見たんですけれども書いてないのですよ。こういう建物をつくりました、アリーナがあります、アカデミアラウンジがあります、ユニバーサルデザインしましたよ、三つのラウンジがあります、人と自然、そして地域とのふれあいを大切にした学び舎をつくりました。これは器を紹介しているんですね、器を。でも、この器を使って大船中学校の子供たちがどういう育ちをしていくことを鎌倉市は目指してつくったのか。ここがすごい実は大事で、私はこの「広報かまくら」が出る前に、市長の建設工業新聞というんですか、これを読んだとき、まさにこれって共生と自立を養うと。共生と自立を養うというのは、教育プランの中にも出ていますよね。基本方針の中に。
まさに、この大船中学校は鎌倉市の教育プランの中に出てくる共生する心を養う、そういうものですよというところが、建てた側として、いつでも意思の中にあることが非常に大事だと思うんですね。
そして、それを意識することによって、この建物をどう使っていくのかと、そこに結びついていくと思うんです。学校の先生方がこの建物をいかに利用しようかと。学年集会をしよう、ここで何しよう、ここで展示ができる、それは全て子供たちが、どの子もともに学び、育っていく共生、そういう学校を目指していくというところに帰結していくんではないのかなと。そうでないと、ただ子供たちがすばらしいね、よかったね、窓がいっぱいあって中庭もあって、居心地がいいねで終わっちゃいけないと私は思います。この建物をどう生かしていくのか、それは目指すべき子供たちの育ちというのを意識した取り組みが必要だと思うのですけれども、どうでしょうか。
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○八神 教育部次長 今、施設ももちろん大事だと思うんですけれども、教育委員会として、市として強く取り組んでいるのが小中一貫教育になります。その中で、期せずして大船中学校ブロック、大船中学校、山崎小学校、大船小学校、小坂小学校、この地域一体になってどういう子供を育てていくのかという、目指す子供像の中に、地域の中で明るく元気に活動する児童・生徒、地域を大事にしましょう、地域で育てていきましょうというのが一つ目の目指す子供像です。二つ目が、みずから考えて意欲的に学ぶ児童・生徒ということで、これは委員の言葉を借りれば、自立だと思うんですね。そして、三つ目が思いやりのある心、豊かな児童・生徒ということで、共生というような形でこれは大船中学校に限らず、鎌倉市全体が今御紹介ありましたかまくら教育プラン、教育大綱の中で述べられているキーワードになっておりますが、大船中学校も新しい校舎の中で、地域の中で自立、共生というような形で子供を育てていこうというような意思があらわれていると思いますので、そのような形で今後時間をかけて子供を育てていくものと思っております。
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○竹田 副委員長 今おっしゃってくださったこと。私、別に否定するわけではないんですよ。地域の中で明るく育つ、みずから意欲的に学ぶ、それから思いやり、ここで初めて人間関係が出てきますよね、三つ目で。この思いやりのある子供を、それは簡単に言ってしまえば思いやりのある子なんだけれども、具体的には何なのかといったときには、やはりどの子に対しても、誰に対してもそれぞれの人として尊重されて、育っていく共生して学んでいくという、そこにこの建物のコンセプトがあるんだろうなと。だから市長がこういう形で書かれたのだろうなと私は思いますので、思いやりのある子供も、みずから学ぶ意欲も、地域の中で明るく、これも普通のどこの学校でも目指しているものなんだけれども、あえてここで大船中学校でのこういう建て方をしたというのは、いろいろな場面でいろいろな子供が出会えると、そして一緒に学び合う、そしてともに育っていくという、まさに共生というところがこの空間の中、あるからこそ、ほかの子ができないというわけではないですよ。意図的にこれはそういう目的をもってつくられたのかなというところを、校舎という器を生かしていく上で意図的に意識した教育活動が展開されてほしいと思うところです。そこのあたり、御理解いただけたのかなと、もう一回答弁お願いします。
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○八神 教育部次長 校舎を設計する上で、専門家と同時に学校の代表ですとか、地域の代表ですとか、あとOB等も入っていただき、大船中学校をどんな校舎の中で、器の中でどんな子供を育てたいのかというのは十分検討されてきたものだと思います。その意見が十分に反映されてあのような形になっているものと思います。
先ほどのインクルーシブ教育と共通している部分があると思うのですけれども、居心地のいい学級、居心地のいい校舎の中で子供は伸び伸びと育っていくものだと思いますので、今後もそのような形で大船中学校の子供たちが伸び伸びと育ってインクルーシブの考えのもと、育っていってほしいなと思っております。
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○竹田 副委員長 そうなんですね、私、次に言いたかったのは、インクルーシブ教育をまさにこの空間の中でぜひ存分にやっていただきたいと。そういう意味をもちまして、共生と自立を養うといった市長の言葉、そこからこの建物の中で鎌倉市のインクルーシブ教育をしっかりとやっていっていただきたいと、そういうことで実はお話させていただいたところでございます。
最後一つ、実は私、内覧会に行ってすごいガラスがいっぱいあって、中庭もすごいホテルみたいできれいで、すごいすごいすごいと思いながら、ふっと思ったことがあるんですよ。あのガラスはどうやって掃除するんだろうなと正直思いましたよ。子供たちはあんな高いところ掃除できないしと、そうすると当然のことながら、これはガラス掃除に限らないんだけれども、芝生もいっぱいありましたよね。ほかの学校に比べて。芝生刈りとか、この学校が支出する委託してやってもらうような事業も、他の学校よりも多くなるのかなと気がするんですが、建物がかわった分、その学校に必要とされる学校配当予算なり、委託料なりが上乗せされないと、これメンテナンスをしっかりやっていけなくなりますが、そこのところはどういう予定でいらっしゃるのかなと聞きたいんですけれども。
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○齋藤[和] 教育部次長 新しい校舎をきれいに使って、末永く愛される校舎として使ってもらう、そのためには当然日ごろの生徒、教職員の皆さんによる清掃ももちろん大事なんですけれども、それに加えて、どうしてもそこでは手の回らないところも当然新しい校舎の中では出てくるかと思います。その点については、今後どういった専門業者への委託が必要なのか、その辺を把握しながら、対処してまいりたいと思っております。
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○竹田 副委員長 よろしくお願いします。これだけの校舎を抱えた学校としての、悩みなり、いろんな予想もつかなかったことが、多分1カ月たってきっと出てきていると思います。そこで、ここがこうであればよかったねとか、いろいろ使い勝手な上でどうしたらいいだろうかということもきっと出てきている時期なんじゃないのかなと。そこのところを丁寧に教育委員会としては聞き取っていただいて、そこに予算措置が必要ならばつけていただければと思います。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第3報告事項(3)「御成小学校旧講堂保存活用計画の検討状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○学校施設課長 日程第3報告事項(3)御成小学校旧講堂保存活用計画の検討状況について、説明いたします。
お手元の資料、御成小学校旧講堂保存活用計画検討状況の1ページをごらんください。
御成小学校旧講堂の今後の方向性については、平成27年7月13日に開催された市議会全員協議会において、旧講堂の歴史的・文化的価値、御成小学校の教室不足など教育環境の現状を踏まえ、保存した上で学校施設として活用していく方針であることを報告したところです。保存活用の方法等については、有識者の意見を聞くために、平成27年11月に歴史的建造物や建物構造等の知識を有する学識経験者、知識経験者及び御成小学校長からなる鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会を設置し、現在、検討を進めています。委員の構成については、資料1の(1)「委員構成」に記載した5名の委員により、また、開催実績については、(2)のとおり、これまで3回策定委員会を開催し協議しています。
続いて、策定委員会における検討内容の概要について説明いたします。資料の2ページをごらんください。(1)「御成小学校の現状」について、教室不足の課題を把握するため、現校舎建設当時と現在の児童数、教室数を比較しました。
アの「児童数・学級数」について、平成11年の建築当初の児童数285人が、現在は約2倍の561人に増加しています。学級数も14クラスから21クラスと7クラス増加しています。
次に、イの「建築当初と現在の教室数の比較」ですが、当初から準備していた普通教室は15室でしたが、学級数が増加したことから、現在は多目的室2室、理科室1室、図工室1室を普通教室に転用し、また、平成27年度から増築棟を建設し2室ふやして、合計21室の普通教室を使用しています。このため、校舎内にあった理科室は理科室専用の棟を建設して移転し、1室あった図工室は廃止し、また2室あった多目的室も廃止している状況です。このほか、広いスペースであったランチルームを分割し、そこにパソコンルームを設けています。
次のウ、「学校が課題と考え、要望したい事項」については、御成小学校に意見聴取し、まとめたものです。(ア)の「面談スペースがない」、(イ)の「普通教室の不足」、(ウ)の「図工室がない」、(エ)の「視聴覚室がない」と、いずれも教育上備えていることが望ましい部屋がないこと、不足していることの解決を要望するものとなっています。
資料の3ページをごらんください。これら御成小学校の現状を踏まえ、策定委員会では(2)の「保存活用の基本方針」を定めました。まず、御成小学校は教室不足等、学校施設として課題を抱えていることから、旧講堂を課題解決のために有効活用するものとし、一つ目の方針として、「旧講堂を学校施設として活用することを前提とする」としました。
次に、学校施設としての活用方法ですが、学校の意見を聞き、課題を整理した中では、普通教室・特別教室の不足が大きな課題となっています。一方、大空間である本来の講堂としての用途は、学校を改築したときに体育館に移行しており、学校施設としては満足しています。このことから、二つ目の方針として、旧講堂内部を改修し、「教室形態の施設を設置することにより、普通教室の不足等学校の課題を解決する」としました。
次に、現在、御成小学校では、土日や夜間など学校が使用しない時間帯において、校庭、体育館、ランチルームなどを市民に開放し、活用されています。市民の利用希望もかなり多いことから、利用できる施設がふえることは、市民にとっても望ましいことであり、また、旧講堂を市民の方に親しんでもらうことからも、三つ目の方針として、学校活動に影響を与えることのないよう、あくまで「休日や夜間など学校が使用しない時間に限ってですが、市民に開放できるよう検討する」こととしました。
最後に、四つ目の方針として、旧講堂は文化資産としての価値があるものと判断しており、重要な箇所はできる限り保護するといった「旧講堂の文化資産としての価値を損なわない改修とする」こととしました。
次に、(3)「耐震補強の方針」についてです。平成26年度に実施した御成小学校旧講堂現況調査によると、耐震診断の結果、保有水平耐力計算では、上部構造の耐力の評価が0.01となり、建築基準法の想定する大地震動での倒壊の可能性は高いとの評価となりました。しかし、構造体は強固で劣化や損傷は見られず、健全であるとのことでした。この結果を踏まえ、次のとおり検討を進めています。まず、耐震補強については、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」いわゆる耐震改修促進法に基づき行い、本市が定めた「耐震改修促進計画」における「公共建築物耐震対策に関する基本指針」の「小学校」に求められる基準を目指すものとします。また、耐震診断の計算方法は、揺れが地震力を吸収するような伝統的建築物の計算に適した限界耐力計算法とします。
次に、まだ検討の途中ではありますが、(4)「旧講堂の検討中の活用案」について説明します。先ほど説明しました御成小学校の現状や学校の要望等を踏まえ、現在、次のような活用案を検討しています。アとして、講堂を二分割し、演壇のある北側は、演壇をいかした多目的室等として活用するものです。ある程度の広さがあるので、学年全体が集まって活動したり、演壇を利用し児童の発表などの場や、視聴覚室的な役割の場所としても使用できます。また、学校が使用しない時間帯の市民開放の場として利用することが考えられます。イとして、二分割した南側は、教室形態の施設を2部屋設けるものです。御成小学校の教室不足という課題に対応するため、2部屋設け、現在なくなってしまった図工室の設置などが考えられます。ウとして、控室や用具置き場となっている諸室が4部屋ありますが、現状の間取りを生かして、面談室や会議室などに活用するものです。
次に、3の「保存活用計画策定に向けた今後のスケジュール」について説明します。策定委員会はこれまで3回開催したところですが、今後3回の開催を予定しています。11月には、保存活用計画のパブリックコメントの実施や御成小学校の保護者、住民への説明会を開催し、市民の方の御意見を計画に反映させたいと考えています。そして、平成29年3月中の保存活用計画策定を目指しています。
最後に、4の策定委員会の検討のほかに行っている「保存に向けたその他の手続」について説明します。まず、旧講堂が、鎌倉市景観重要建造物等保全基金条例第1条に規定する「その他本市の都市景観の形成に重要な役割を果たしていると認められる建造物」の認定を受け、当該基金の対象建造物となりました。ふるさと寄附金の制度を活用し、当該基金に広く寄附を求めています。また、文化庁の登録有形文化財の登録に向け、平成28年7月7日に文化庁調査官の視察を受けたところで、10月に必要書類を送付し、審査を依頼する予定です。登録を受けることにより、設計業務についての国庫補助が期待できるものです。
以上で報告を終わります。
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○納所 委員長 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
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○高橋 委員 この活用の審議会というんですか、これを設置するときに、お願いを一つさせていただいていまして、今、学校の敷地を一部道路に貸していただいて、歩道を広げたものですから、講堂のところがすごく近くなってしまっているんですね。その講堂の高さとか考えると、倒れ方によっては道路まできてしまうので、そこは例えば振るとか引き家でやるとか、何かそういうことも検討していただきたいと。それも含めて、この中で策定委員会の中で協議をさせていただきますという答弁を委員会の中でいただいているんですけれども、これを見ると、そこのところが抜けているんですよ。それはどういうふうになっているんでしょうか。
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○学校施設課長 策定検討会の中、引き家の移動、ばらしての再組み立てという部分についても、御検討いただきましたけれども、現状増築棟がある中で引き家の移動については難しいという御議論は検討の中でしていただいてございます。
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○高橋 委員 その趣旨というんですか、私が言ったように歩道が広がって、建物に近づいてきたんで、もしそちらに倒れた場合に歩道を歩いている方に影響があるのではないかという観点で考えていただいているということですか。
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○学校施設課長 建物の耐震性については、非常に議論を深めていただいているところでございます。基本的な部材が現地を見る中でしっかりしているということもあって、耐震の措置を重視させていくということので建物の損壊については対応を図っていきたいというのが今の議論の方向性でございます。
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○高橋 委員 もともとあそこは御用邸があって、移動した経過というのも御存じだと思いますけれども、地震のときに液状化があると建物の耐震というのはまた全然違う観点で見なければいけないので、そういうことがあったので、葉山町に移っているという経過があるんですね。ですから、そこを踏まえて考えていただかなければいけないと思うんですが、今の答弁だと、要するに建物は丈夫だからこれを補強すれば倒れませんよということなんですよ。ですから、責任持ってもう歩道には倒れないんだからいいんだよということで、お墨つきいただけるのだったらいいんですけれども、万が一のことを考えて、距離というのは倒れても影響がない距離という、もともとそこの学校の敷地というのはもっと広かったですから、そこのときはよかったかもしれないですけれども、大分迫りましたので、そこのところは検討していただくべきじゃないかなということでお願いをしているんですが、高さとか考えれば、こういう方向に倒れた場合にはこのぐらいの影響があるとかというのは、専門家だから皆さん見ればわかると思うんですよね。それでも大丈夫だというんだったらいいんですけれども、詰めが甘いような気がするんですが、まだこれからもう一回ありますから、そういう指摘があったということを伝えていただいて、皆さんが責任を持ってやっていただけるのだったらいいのですが、危険性が少しでもあると思うのでしたら再検討していただきたいと思います。
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○学校施設課長 今、委員御指摘いただきました地盤調査、液状化の部分につきましては、この検討委員会をサポートしております市の幹事の中からも、その必要について意見が出ている部分でもございますので、再度検討委員の皆様にも問題提起の形でお伝えをしてまいります。
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○高橋 委員 課長が来る前の話ですから、私が約束していただいたという話は。ですから経過は存じてない部分もあるかと思いますけれども、もう一回引き家だとか、解体だとかと、どこまでどういうふうに移動するんだというのがあると思うのですよ。それ意味もわからず解体をして、建てるのどうだとか、引っ張ったらどうだとかみたい話をしても、角の一部分の話を私はしているので、そういうところの指摘があったということで、再確認をしていただきたいというお願いなので、ぜひそこはお願いしたいと思いますけれども。
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○八神 教育部次長 当然ながら今、御説明したとり、教室としても使っていくという、こういったストーリーになってございます。そういった上でも慎重にも慎重の上の安全の確保ということが重要な点だと思いますので、液状化と建物の耐震との関係というものも、当然今の御指摘だと理解いたしましたので、まだ委員会としても数回ございますから、そういった中で協議をしていただくように私からも御依頼させていただきたいと思います。
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○久坂 委員 2ページのところに、平成11年と平成28年の児童数と学級数を比較した表があって、伸びているなというのはこれで一目瞭然なんですけれども、その今後の児童と学級数の見込みと、検討中の活用案というところで、十分部屋数的にはカバーできそうか、そういった見込みのところを教えていただけますか。当然、そうなんだろうということの確認です。
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○学校施設課長 学級数見込みにつきましては、部内での数字ということで、平成28年度以降も18クラスの状況が、平成31年度ぐらいまでは続くというような状況について把握をしてございます。
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○久坂 委員 それ以降は維持か減少傾向であってというお話だったんですか、今のは。
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○小日山 学務課担当課長 今、施設課長と同じ資料を見ていると思うんですけれども、推計によりますと御成小学校につきましては、平成30年度までは18クラスを維持するんですけれども、その後、少しずつ減少傾向にあります。ただ、これはあくまでも人口に基づいて推計をしておりますので、御成小学校は比較的外から、学区外から年度途中、あるいは年度の切りかえのときに子供の数がふえる傾向にありますので、必ずしもこの数値になるとは限らないということで把握しております。
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○久坂 委員 そういった観点も踏まえての御検討内容ということで、理解をいたしました。
それで、今の高橋委員からも安全対策についてはというお話があったんですけれども、今後保存活用をするに当たっては、こういった建築物ですので、先ほど大船中学校の話も出ましたけれども、その年々で改修なり保全なりについてある程度の予算を見込んでいかなければいけないと思っているんですけれども、そこら辺につきましては今後、策定される計画の中にも数値的なものは盛り込まれて、見込みというものは提示されるのですか。
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○学校施設課長 今の検討については活用についての基本レイアウト等について御検討をいただいておる段階でございます。策定委員会で改修の方法を協議中でございまして、費用は算出できてございませんけれども、活用計画の中では明示していきたいと考えてございます。
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○竹田 副委員長 これは、文化財としての保存はどこまでするのかというのは非常に気になりまして、というのは、ステージ裏の部屋を控室諸室4部屋は、現状の間取りをいかして面談室、会議室等に活用しますと言っている、活用案として。でも、あそこすごい状態ですので、あの部屋を活用するとなったときに、あのまま何とかするのか、中をつくりかえるのか、そこでどこまでが保存なのかなと。トラス構造の案というのは壊してはいけないし、さりとて中の床もすごい状態になっていますね。天井、屋根もすごいですね。そうすると、最大限どこまで保存できると捉えているのか、伺いたいんですけど。
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○学校施設課長 どこの部分を重点的に保存していくかというのは、委員の中でも御検討を当然ながらいただいておりまして、広い空間として今旧講堂の中に存在している、まさにその講堂エリアの部分、あそこを中心に保存を図っていきたいという議論の方向性でございます。委員が言われた傷みが進んでおります諸室の部分等につきましては、当然安全上も配慮した形で手を入れるという前提で活用していきたいという議論の方向性でございます。
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○竹田 副委員長 そうですね。使えるところは使っていく、使えないところはやむを得ないということでつくりかえることになると思う。そうすると、例えばここ南側に二つ教室ができるとなると、この教室の天井というのは、すとんと屋根まであいたあの状態の教室になっていくのか、それとも教室の部分は適度な高さの天井板を張るのか、その辺はどんな感じでしょうか。
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○学校施設課長 まだ検討途上でございますので、私が申し上げることがそのまま形になるという段階ではございませんけれども、今の検討案の中には、2室を入れ子状と申しますか、広い空間の中にコンパートメントを二つ設けるような特別教室のイメージも今議論されてございます。
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○竹田 副委員長 私はぽっかりあいたところに塀みたいなものだけやって、区切りだけなのかと思ったら、入れ込む形の教室そのものがぽこんと入るような形にする。そうすると子供たちも安心、落ちつく、安全管理上もいいかななんて思いました。ただ、非常に心配なのは採光ですよね。あそこは光をどうするんだと。普通教室が足りないので何とかそれを補充したいと、充足させたいというところですから、普通教室として使うと考えたときに、かなりハードルが高いかなと思うんですけど、そのあたりどのような見込みですか。
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○学校施設課長 これもまだ最終ではございませんけれども、普通教室の不足が生じているということの解決でございますけれども、委員としてお入りいただいている学校長からも、旧講堂の中に普通教室を設けることについては、管理上余り望んでらっしゃらないと。今、本校舎の中にある特別教室の部分を移すことによって、本校舎の中の部屋を普通教室として活用していきたいというのが学校長の御希望で、委員たちの御議論もその方向で今進んでいるところでございます。
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○齋藤[和] 教育部次長 今の答弁、少し補足させていただきますと、特別教室、普通教室いずれにいたしましても、学校の教室として使っていく、先ほど入れ子状の形態で教室を入れていく、今のところその考え方で進めておりまして、教室として使う以上は、当然採光は最低限の必要条件になりますので、基準法等々に従って必要な採光も確保した上での教室として使えるような、そのような計画を立てたいと進めております。
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○竹田 副委員長 わかりました。いずれにしても、これから先、普通教室として使えるのか、あるいは特別教室にしていくのか、あるいは図工室がないということですので、そういうのを入れていくのかよくわかりませんけれども、建てていく中で具体的に何が可能なのか、何をそこに入れ込むのかというのが決まってくるんだろうと思いますけれども、わかりました。
そうしますと、今のところ予定として、学校が課題と考え要望したい事項のうちの、明確にこれは大丈夫だねというのは、アの面談スペースがない、これはクリアするという感じがしますよね。それから、例えば開放エリアのところが、講堂のステージ側が視聴覚室的な使い方もできると。結局、この中でクリアできないものとして何を苦慮しているところでしょうか。
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○学校施設課長 学校の要望の部分につきましては、基本的に解決をしていけるような形で今は考えてございます。
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○竹田 副委員長 普通教室として使うのか、特別教室として使うのか、今特別教室で使っているパソコンルームはランチルームにあるわけだから、パソコンルームが移動しても、ランチルームが普通教室になるわけじゃないから、普通教室は充足できないという結果が生まれるわけですね、いただいた資料からすると。だから、全部充足できるよというのは言い切るのは今の段階では難しいのかなと、思いました。
あそこはいずれにしても独立した部屋で、子供たちがあそこにいると、危機管理上、何か非常に不安な部分もある。そこの管理の部分というのが一つ課題なのかなと思うのと、もう一つは、今理科室に行くのに子供たちは教科書、ノート、上履きを持って、雨の日は傘まで差して理科室に移動しますよね。ああいう状態がこの講堂においても生まれてくるということで、その辺、何とか子供たちが移動する上で、何か工夫する必要があるかなと思うんですけれども、どうでしょうか。
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○学校施設課長 委員おっしゃるとおり、御成小学校におきましては、理科室も別棟になってございまして、屋根もない形の通路でございます。旧講堂を活用するに当たっても、同様なこのままですと状況になるということで、今言われた内容は学校の希望として渡り廊下的なものというような御要望もいただいております。ただ、それを実現する方法につきまして、まだ結論に至っておりませんので、引き続き検討課題ということになってございます。
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○竹田 副委員長 いろんな事情があって保存活用する、保存がメーンであるのか、活用がメーンなのか、両方だと思うんですけれども、その中で学校の子供たち教育活動に最大限配慮したつくり方、そして、つくった後の円滑な教育活動ができるよう、しっかりと入れ込んでいっていただければなと思います。
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○学校施設課長 学校施設として活用していきたいという中での検討でございますので、学校施設としての活用につきましては、十分な配慮をしつつ検討を進めていっていただくようにお願いしているところでございます。
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○竹田 副委員長 どうぞよろしくお願いします。
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○納所 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
では、委員長から2点ほど伺いたいと思いますが、まず古い建物ですので、構造上バリアフリーになっていないという課題がございます。これについては、検討項目に入っておりますでしょうか。
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○学校施設課長 おっしゃるとおり、現状階段等でバリアフリーの対策がとられてございません。こちらにつきましては、バリアフリー法もクリアできるスロープ等を設けるということで、委員の御議論をいただいております。
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○納所 委員長 それともう1点ですが、音の問題ですね。従来ある建物を区切ったとしても、例えばステージ、演壇等を多目的の部屋に使うといった場合に、音がほかの分割した教室等に響かないかどうか、構造上かなり響くというのが、実は第二小学校が火災になったときに、その講堂を仕切って普通教室に転用したという経験がございまして、その際、当時昔でしたので、他教室の防音対策等もとられなかった中で、かなり音が響いて授業進行も困難をきわめたという経験がございまして、一番心配なのがその古い建物で防音対策はまた検討の項目の中に入っているかどうかということなんですが、いかがでしょうか。
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○学校施設課長 今、提起ございました音の問題への対処ということも含めての解決法の一つが、入れ子状の箱の形という状況でございます。
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○納所 委員長 質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
教育部職員退室のため、暫時休憩いたします。
(15時48分休憩 15時50分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
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○納所 委員長 ここで委員長から皆様にお諮りいたします。
次回の委員会開催について、委員長報告の確認を予定しておりますが、報告の準備ができておりますので、本日の日程第4(2)の後に追加し、審査を行うということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
また、日程第4(3)次回委員会の開催については、本日の日程から削除することについて確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いただきました。
確認されましたので、日程第4(2)が終了した後、インターネット中継を終了することといたしますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第4その他(1)「当委員会の行政視察について」を議題といたします。
まず、日程、視察項目、視察場所について、事務局から報告を願います。
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○事務局 当委員会の行政視察につきまして、6月定例会において御協議いただきました日程、視察目的をもとに正・副委員長、また先方と調整しております内容を御報告いたします。
日程につきましては、10月31日月曜日と11月1日火曜日の2日間、1日目は佐賀県多久市、視察目的は小中一貫教育の取り組みと課題について。2日目は、熊本県熊本市、視察目的は文化財修復の取り組みについてでございます。
以上の内容で視察を行うことについて御確認をお願いします。
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○納所 委員長 ただいまの説明のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○納所 委員長 日程第4その他(2)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から説明を願います。
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○事務局 先ほどの行政視察の行程の詳細につきましては、正・副委員長と改めて調整をさせていただきまして、確定次第改めてお知らせをさせていただきます。
また、閉会中の委員会活動となりますので、閉会中継続審査とすることについて、御確認をお願いいたします。
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○納所 委員長 ただいまの説明のとおりでよろしいでしょうか。
暫時休憩いたします。
(16時00分休憩 16時10分再開)
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○納所 委員長 再開いたします。
事務局どうぞ。
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○事務局 さきの6月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が7件ございます。こちらの取り扱いについて御協議をお願いいたします。
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○納所 委員長 継続審査とすることでよろしいでしょうか
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○事務局 ただいま御確認いただきました7件のほか、先ほど継続審査案件と確認いただきました視察項目である小中一貫教育の取り組みと課題について、文化財修復の取り組みについての2件と、本日の審査の中で継続と確認されました鎌倉市図書館協議会からの答申についてと、陳情第29号の2件を加えた計11件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御協議、御確認をお願いいたします。
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○納所 委員長 そのように確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
では、ここでインターネット中継を終了いたします。
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以下、日程に沿って次のとおり審査を行った。
〇 議案第45号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について
〇 議案第46号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
以上2件一括して委員長報告の内容を検討した結果、「子供の発達を阻害する懸念があること」を「子供の発達を阻害する懸念があるとのこと」に、「早期の迎え」を「早めの迎え」に、「子どもの家がどうあるべきかを関連課と情報交換した上で条例化すべきであるものの」を「子どもの家がどうあるべきかを関連課と情報交換した上で条例化すべきであるとの意見や」に、それぞれ改めることとし、これを了承した。
〇 陳情第19号 子育て支援事業における協働事業者評価基準についての陳情
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年9月30日
教育こどもみらい常任委員長
委 員
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