○議事日程
平成28年 9月定例会
鎌倉市議会9月定例会会議録(5)
平成28年9月13日(火曜日)
〇出席議員 24名
2番 竹 田 ゆかり 議員
3番 河 村 琢 磨 議員
4番 中 澤 克 之 議員
5番 池 田 実 議員
6番 保 坂 令 子 議員
7番 岡 田 和 則 議員
8番 西 岡 幸 子 議員
9番 日 向 慎 吾 議員
11番 久 坂 くにえ 議員
12番 長 嶋 竜 弘 議員
13番 前 川 綾 子 議員
14番 三 宅 真 里 議員
15番 渡 邊 昌一郎 議員
16番 納 所 輝 次 議員
17番 小野田 康 成 議員
18番 高 橋 浩 司 議員
19番 渡 辺 隆 議員
20番 中 村 聡一郎 議員
21番 上 畠 寛 弘 議員
22番 山 田 直 人 議員
23番 吉 岡 和 江 議員
24番 赤 松 正 博 議員
25番 大 石 和 久 議員
26番 松 中 健 治 議員
───────────────────────────────────────
〇欠席議員 2名
1番 千 一 議員
10番 永 田 磨梨奈 議員
───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
事務局長 三 留 定 男
次長 鈴 木 晴 久
次長補佐 藤 田 聡一郎
議事調査担当担当係長 笛 田 貴 良
書記 窪 寺 巌
書記 片 桐 雅 美
書記 菊 地 淳
書記 斉 藤 誠
書記 鈴 木 麻裕子
───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 2 番 小 礒 一 彦 副市長
番外 5 番 比留間 彰 経営企画部長
番外 20 番 文化財部長
桝 渕 規 彰
番外 6 番 歴史まちづくり推進担当担当部長
番外 8 番 柿 崎 雅 之 防災安全部長
番外 9 番 小 池 忠 紀 市民活動部長
番外 10 番 進 藤 勝 こどもみらい部長
番外 11 番 内 海 正 彦 健康福祉部長
番外 12 番 石 井 康 則 環境部長
番外 13 番 大 場 将 光 まちづくり景観部長
番外 15 番 伊 藤 昌 裕 都市整備部長
番外 16 番 樋 田 浩 一 拠点整備部長
番外 17 番 斎 藤 務 消防長
番外 18 番 安良岡 靖 史 教育長
───────────────────────────────────────
〇議事日程
鎌倉市議会9月定例会議事日程(5)
平成28年9月13日 午前9時30分開議
1 一般質問
2 報告第12号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る ┐
専決処分の報告について │
報告第13号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る │
専決処分の報告について │市 長 提 出
報告第14号 継続費の精算報告について │
報告第15号 平成27年度決算に基づく健全化判断比率の報告について │
報告第16号 平成27年度決算に基づく資金不足比率の報告について ┘
3 議案第30号 市道路線の認定について 同 上
4 議案第31号 修繕請負契約の締結について ┐
│同 上
議案第32号 修繕請負契約の締結について ┘
5 議案第50号 建物明渡等請求事件の和解について 同 上
6 議案第33号 指定管理者の指定について 同 上
7 議案第34号 下水道管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償 同 上
の額の決定について
8 議案第43号 鎌倉市議会議員及び鎌倉市長の選挙における選挙運動の公費 同 上
負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
9 議案第44号 鎌倉市実費弁償条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
10 議案第48号 鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を改 同 上
正する条例の制定について
11 議案第45号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について ┐
│同 上
議案第46号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について ┘
12 議案第42号 鎌倉市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例の制定につ ┐
いて │同 上
議案第47号 鎌倉市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定につ │
いて ┘
13 議案第49号 平成28年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号) 同 上
14 議案第35号 平成27年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について ┐
議案第36号 平成27年度鎌倉市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定に │
ついて │
議案第37号 平成27年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
別会計歳入歳出決算の認定について │
議案第38号 平成27年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の │
認定について │同 上
議案第39号 平成27年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決 │
算の認定について │
議案第40号 平成27年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定 │
について │
議案第41号 平成27年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算 │
の認定について ┘
15 議案第51号 鎌倉市公平委員会の委員の選任について 同 上
16 議案第52号 人権擁護委員の候補者の推薦について 同 上
17 議員の派遣について
───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
1 一般質問
───────────────────────────────────────
(出席議員 23名)
(9時30分 開議)
|
|
○議長(中澤克之議員) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。23番 吉岡和江議員、24番 赤松正博議員、25番 大石和久議員にお願いいたします。
なお、本日の会議に遅刻及び欠席の届け出がありますので、局長から報告させます。
|
|
○三留定男 事務局長 岡田和則議員から所用のため遅刻、千一議員から病気のため欠席、永田磨梨奈議員から病気のため欠席する旨の届け出がそれぞれございましたので、御報告いたします。
|
|
○議長(中澤克之議員) ただいまの報告に御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
────────────〇─────────────〇────────────
|
|
○議長(中澤克之議員) 日程第1「一般質問」を昨日に引き続き行います。
まず、吉岡和江議員の発言を許可いたします。
|
|
○23番(吉岡和江議員) それでは、一般質問を日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して行いたいと思います。
通告の順番を変えさせていただきたいと思います。3番を1番の後に、そして、2番になっております1項目めと2項目めを変えたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、通告の1番から始めたいと思います。
水害災害対策について質問をいたします。
まさに今また雨も降っておりまして、そして異常気象の状況では、だんだん台風が北に向かっているという点では、いろいろな面で問題が起こっているなと感じております。
ちょうど12年前、平成16年10月です。そのときの台風22号のときに、甚大な被害があったわけですけれども、そのときには崖崩れが364カ所、倒木が73カ所、床上浸水が573カ所、床下浸水も210カ所、そして住宅の一部損壊150カ所以上と大変な被害があったわけでございます。
そのときに私の深沢にある事務所も浸水被害を受けまして、この問題については、すぐにはできない課題も多いけれども、地道にやっていかなければいけないという思いで、この間ずっと取り上げてきたところでございます。
特に、今、問題になっております都市型水害という点で、特定河川、特別措置法によっての法律ができまして、一つ一つ、一歩一歩進んでいるところでございますけれども、この間の台風の状況、被害の状況、その後いろいろな被害のあった後、具体的にどんな対応をしてきたのか、その辺を確認しながら、今後の課題について探っていきたいと考えているところでございます。
まず最初に、12年前の台風22号のときから、私は計画がないじゃないかということで、平成20年に策定した鎌倉市下水道総合推進対策基本計画ができまして、また今、具体的な位置づけがされてきて、一歩一歩進んできているとは認識しているところでございます。
重点地区については、佐助川地区、神戸川・二又川地区、大塚川・新川地区、岡本・植木川地区の4地区が重点地区として今は考えられているところでございます。
最初に台風9号です、最近ではそれが一番大きかったのかと思いますが、そのときの重点地区の状況はどうだったのか、まず伺いたいと思います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 議員御案内のとおり、鎌倉市下水道総合浸水対策計画は、平成20年8月に策定しておりまして、その中で市内の4地区を重点地区と定めて浸水対策に取り組んでいるところでございます。
今回の台風9号により、神奈川県が管理している神戸川の水位が氾濫危険水位を超えたほか、大塚川において市民から溢水があったとの通報を受けましたが、本市の職員によるパトロールにおいては、溢水はなかったものと認識してございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 神戸川については、観測地点があって具体的にわかるようになっておりますけれども、そういう点で私もすぐに近隣の方にお電話したりしまして、まだ1メートルぐらいそのときにはあると。いわゆる満潮にはなっていなかった時期なのかとも思いますが、そのとき既に市としては神戸川のところには避難勧告を出されて、実際、避難されていた方もいらっしゃいました。
ほかの地域については、今、溢水はなかったとおっしゃいますけれども、非常に危険な状況、むしろ、神戸川は私も見に行きましたけれども、神戸川の付近については電話で伺ったんですが、大塚川とかそういうところは見に参りましたけれども、かなり危険な状況だったなと。あれ以上雨が降れば、本当に溢水していたんじゃないかという状況は、私は確認したところでございます。
それで、この近々では、たしか平成26年10月の台風はかなりいろいろ被害があったと思うんですけれども、そのときの被害から、具体的にはどのような整備が行われてきたのかという点について伺いたいと思います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 平成26年度には、神戸川・二又川地区で側溝断面の拡幅を2件、また、大塚川・新川地区で管渠の増設を1件実施してございます。
平成27年度には、大塚川・新川地区で管渠の増設を1件実施しました。
また、平成27年度には、神戸川上流の西鎌倉におきまして、汚水処理施設を約1,500立米の雨水貯留施設に転用する工事を実施してございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 一つ一つ今はソフト面にしても、あとお金がかかる面にしても、一歩一歩進んできているなとは思いますが、22年前の台風のときには、ちょうど手広の東レの大きな道ですよね、あの脇の川がすごくあふれて、実際にはあの近くの車が埋まるような状況にもなりましたし、それから、県道のところも相当水の被害があったと私は承知しております。
そういう点で、今、重点地区になっております大塚川・新川地区の整備を行うことによって、説明によりますと、具体的にはその手広方面についての水害被害を、一定程度抑えられるんじゃないかということで聞いております。
その辺については、今、重点地区の中で、大塚川・新川までのバイパス、それについては具体的には今どのような状況に進んでいるのか、その点について伺いたいと思います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 大塚川から新川への分水路の整備事業につきましては、大塚川の断面を補いまして、手広地区を含む大塚川沿線地区の浸水被害を解消するために有効な事業であり、平成27年度には基本設計業務委託を実施してございます。
平成28年度は、当該基本設計をもとに、物件の移転や流量の確保などの条件を精査するとともに、関係機関との調整を行いまして、分水ルート及びその断面の決定を行っていきます。
方針が決定次第、用地確保に向けた地権者などとの交渉に入っていきたいと考えております。
|
|
○23番(吉岡和江議員) やっと少しずつ今は計画が進み始めているということは承知しましたけれども、具体的には来年度の実施計画に向けての今は検討がされていると思いますが、これから発表されることですけれども、そういう点では、市民の方にすれば具体的に工事に着手できるような、目に見えたことになっていくのかどうか、その点については、少なくともそういうふうに皆さん期待されていますけれども、そういうことで確認してよろしいでしょうか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 確かに長い時間かかっている事業でございます。次の実施計画におきましても、具体的なその整備工事の実施時期というのがお示しできるところまではまだいってございませんが、少なくとも平成29年度に基本設計の精査をいたしまして、平成30年度には用地交渉を進めていくということで、それから、横断しなくてはいけない部分につきましての埋設物等の移設をしてまいりますので、この先3年間の中で工事がいつできるというようなところまでは、申しわけございません、お示しすることができません。
|
|
○23番(吉岡和江議員) それにしても、一つ一つ今は具体的に進んできたなということは実感いたします。ただ、今回はたまたま2年前のようなことにはなりませんでしたけれども、実際、手広のところでは本当に相当ひどかったですし、あのときは私、柏尾川のところもかなり危なかったなと思います。今回は柏尾川とかみんな見ましたけれども、今回は大丈夫だったなという思いがございます。ですから、そういう点では一歩一歩被害にならないようにしていただきたい。ソフト面や具体的ないろいろな対応についても、一歩一歩進めていただきたいと思います。
降雨強度が鎌倉市は57.1ミリ、これは1時間の降雨強度だと思いますが、今はせいぜい1キロメートルもいかないぐらいの対応ですよね。たしか、平成25年度のときは77.3%の整備率だと言いますので、今は57.1ミリ以上の雨が降るということもあるわけで、これは柏尾川の50ミリから60ミリ対応も30年間の計画ですし、大変時間がかかることなのですけれども、その辺一歩一歩進めていただきたいと思います。
そして、特定河川の問題については、いろいろ要望してきているところですので、その後の検討については、またの機会に伺いたいと思っております。
次に進みたいと思います。急傾斜地の問題について質問させていただきたいと思います。皆様に資料としてお配りさせていただきました。
今、急傾斜地の問題では、具体的に最近でも、鎌倉市地区別危険箇所マップが配られまして、最近では、このマップや、それから津波のマップや水害など、皆様に危険をお知らせする、そういう点では一歩一歩今は進んできて、一人一人が今は自分の地域がどういうところなのかというのを認識するということは非常に大事な点で、それは進んできたのかと思っております。
今、急傾斜地の具体的な災害対策の課題、現状、それについて伺いたいと思います。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 市内には、議員お示しいただいたように、急傾斜地、崩壊危険区域、それから、急傾斜地の崩壊危険箇所を表示したものと考えてございまして、まず、この図の説明をさせていただきたいんですが、これについては、その赤枠に濃い青がございまして、これが急傾斜地法に基づく急傾斜地崩壊危険区域で、市内には現在93区域ございまして、75区域が工事完了整備済みです。
一方、この薄い青ですが、これは平成14年度までに神奈川県が図表で調査しました、法には基づかない、いわゆる危険箇所で市内に361地域ございます。ごらんいただくとおり、危険区域に指定されて工事が行われている箇所以外にも、市内にはまだまだ多くの危険な崖が危険箇所として存在してございます。
ハード対策で整備ということがなかなかいかないため、先ほど御紹介いただきました市民の皆様には、お配りした地域別危険マップや、それから、土砂災害ハザードマップなどで危険な箇所を御認識いただいて、身の安全を図っていきたいということでございます。
課題といたしましては、まだまだ危険箇所が存在しているということを、市民の皆様には御認識いただきたいと考えてございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 鎌倉はほかの地域と比べましても、この急傾斜地崩壊危険箇所というのが非常に多いなと思います。その中の赤く囲まれているところが今指定をされているところ。指定はされているけれども、まだ工事が完了していないところもあるということでございました。
指定という点では、私の認識ですと、一つは5個以上で一定の高さがあってという、そういう基準があると思うのですけれども、その辺ではその基準があるところについては、それが具体的には指定されている箇所でもあると思うのですが、その工事に至るまでの手続とか問題点、その辺について伺いたいと思います。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 急傾斜地の指定を受ける場合には、急傾斜地用の角度が30度以上、あるいは5メートル以上の高さ、家屋が5戸以上あるということで、これが条件になっておるのですが、指定を受ける際には、地権者、所有者、家屋のお住まいの方、皆さんの御同意がありまして、そして工事をやってもらう、指定してほしいという形で神奈川県に申請をするような形になってございますので、その辺の居住者の皆さんの意思統一とか、そういうことがなされないと、なかなか指定には至らないというのが現状でございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) そういう点では、具体的にはちょうど危険区域、危険箇所にいらっしゃる方たちが、ここは何とか5戸以上だから工事してほしいよということの相談が、多分、市の窓口に行くんだと思うんですよね。
この危険区域というのは、どっちかというと山は御自分の土地ではなく、山は別の方の土地で、下に住んでいる方が一番危険だということの認識だと思うんですけれども、その兼ね合いが非常に難しいのかという思いもあります。
その点では、市としては、ここは今は箇所としては指定されている、市民もここは危険ですよとわかっている、そこについて、工事を進めようとする場合の何が具体的な問題なのかなというところは、どのような認識を持っていらっしゃいますか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 この急傾斜地の工事以外に、本市単独の事業としては、規制宅地等の防災工事の資金助成制度もございます。その中で御相談があった場合については、急傾斜地の指定を受けて工事をする際には、先ほど申しましたように意思統一というのが必要ですので、その辺のことを、例えば土地の所有者がわからないといった場合については、このようにして調べればいいんですよというような形で、個々に相談を受けた場合には、丁寧な対応を図って今は対処をしているのが現状でございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 急傾斜地法で指定を受ければ、基本的には公のお金で工事ができるわけですよね。その補助割合というのはあると思いますけれども、基本的には、例えば地主さんが別の方であったとしても、その了承を得なければいけませんけれども、自分のところにお金の負担がないということになれば、やっていただきやすいのかなとは思うんですけれども、そういうことも含めまして、具体的に、どうやったら危険な場所をなくしていけるのかという点では、工事の促進なり課題を整理していただいて、推進していただきたいと思っております。
この間、佐助のところで倒木がございました。あれは今のこういう法指定の点でいけば、どのような位置づけになっていて何が問題だったのか、その辺について伺いたいと思います。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 去る9月5日、新佐助隧道東側の倒木がございました。私も朝、現場に行きまして確認をしていたところでございますが、あそこは急傾斜地の崩壊危険区域内でございます。ただし、道路沿いのため、その保全する家屋、危ない家屋が存在していないということで、県では、そこの工事といいますか、急傾斜の工事はしていないというような状況だと考えております。
ただし、崩れたところも公有地ではなくて、民地だということも認識はしておるところでございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) そうすると、この法指定の原則としては、そこのところに人家があって、その人家の被害を防ぐためにということで、5戸以上、それから高さもいろいろありますけれども、そういう工事が行われているということですが、今回のところは道路面に面していて人家がないということで、その法の指定の場所ではないということですよね。
鎌倉には、そういうところもいっぱいあるような気がするんですね。そういう場合には、例えば今、法以外に鎌倉市の独自の補助制度があるという場合がありますね。木を伐採したり、それはその木を伐採するための補助というのは出るということで、この場所は出るということで理解してよろしいんですか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 条件ございますけれども、その伐採工事、それから、防災工事、これは市の単独事業でございますが、これは限度がありますが、やっていただければ、2分の1の御負担はありますけれども、補助としては成り立つと思います。
|
|
○23番(吉岡和江議員) そこが公道であれば、公道のところで結果的にはいろいろな問題が生じれば、大変なことになってしまう。だけれども、民地でそこの方にお願いしてやっていただかなければいけないという課題がいっぱいあるのではないかと思うんですね。
ですから、公有地であれば、必ずそこはやらなければいけないという市の責務が生じますけれども、民有地もいっぱいあって、そういう山と、崖崩れのときにもそうでしたけれども、12年前に実際に崩れたところでも、いまだにシートだけ張ってあって改善されていないところがあるんですね。そこは多分、民有地だと思いますが、そういう特に道路に面したところ、課題をきちんと整理されて、何か問題が起こってからでは遅いのかと思いますので、鎌倉はそういう道もいっぱいありますし、それから、例えば東京電力などの線がある場合には、線にかかっていた場合は東京電力で、言えば枝払いとかやってくださるというのはありますけれども、その辺の課題というのですか、特に公有地、民有地、それから道路に面したところも含めて、どういうふうに今後やっていかなくてはいけないのか、その問題の課題は整理されないと、また問題が起こってくるのではないか。
たまたま今回、本当に不幸中の幸いで、小学校の方が少し当たったということでございますけれども、車も通らなくて大きな被害にならなかったんですけれども、この辺は怖いよということだけはわかっているのに、対策が打てないというのはだめではないかと。それは問題をきちんと洗い出していただいて、今後の対策をとっていただきたいと私は思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 今、議員おっしゃいましたように、道路とか、あるいはライフラインに接する、特に民有地の崖の安全対策というのは、非常に難しい課題だと認識しております。そのためには、ふだんからその状況の確認をするとともに、道路管理者、あるいはライフライン事業者と常に情報の共有を図って、連携して、事前準備をしていくことが大変重要であると考えております。
今後も関係部署や関係機関とも連携して情報を共有しながら、災害の未然防止に努めてまいりたいと考えてございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 特に公有地に面している、実際に民有地、私が住んでいるところも地元の町内会で、みんなで枝払いやったり、いろいろやっているのですが、所有者がわからない。緑地ですと、かなり広範囲な土地の所有でなければ税金が免除されていますよね。税金を払わなくて済む。そうすると、土地の所有者を見つけるのが本当に大変で、登記している場所には住んでいらっしゃらなくて、探すのが結構大変で、私たちだけでは切り切れないよねということがあります。その辺を町の安全点検、それから、どういう課題があるのか、そこはきちんとお互いに共有しながら、問題をどうしたら解決できるのか、そこは私は課題ではないかと。今、どんどん木が大きくなっていくわけですから、その木の管理の問題も含めて課題だと私は思うんですね。
先ほども地図を見まして、非常に大きな地域が危険箇所になっておりますので、体制はどうなのかな。本当にいろいろなこと、水害もやらなければいけない、いろいろな対策をやらなければいけない、特に崖地の問題は災害対策のそこの部署ですので、人数的にはその辺十分に対応できるのかと思いながら、私は心配しております。
現場を確認したり、それから、あと町内会との集まりの中で、どうやったら解決できるかということを共有するとか、そういう今後の取り組みも必要だと思いますが、その辺では周知徹底と今後の対策をお互いに共有していくという、その辺が課題として大事だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 今、総合防災課の中に崖地対策担当2名で事務に当たっております。
現場は今、議員おっしゃったように、現場への確認、あるいは町内会等、あるいはその危険箇所の場所からの御相談の受け付け等々に、かなり忙しく奔走しているところでございます。
いずれにいたしましても、関連部署、あるいは総合防災課の相互に対応をしていかなければいけないということで、引き続き庁内の関連部署とも連携を強めまして、それで未然に災害が防げるよう行動をしていく、これが大事だと思いますので、関連部署の方々につきましても、こういうことがあるということを広く啓発をして、認識をしていただくような形をとっていきたいと考えてございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) その辺の課題の整理等いろいろな体制も含めまして、検討していただきたいということを強く要望しておきたいと思います。
次に行きます。津波浸水想定区域における福祉施設の対策ということについては何回か申し上げ、議会としても大事な問題だという認識だと思っております。
この問題については、津波到達時間の予想が変更されて、大変短くなったということもございました。先日の台風でのグループホームの方たちが、あれは水害被害ではございますけれども、事前にいろいろな通知がされなかったり、いろいろな課題はありますけれども、地震・津波となりますと、対応はその場でやらなければいけないという課題だと思っております。
グループホームの方たちも、襲ってくる水に本当にどれだけ怖い思いをされたのかと思います。そういう点では、この津波浸水被害地域にある福祉、子供や高齢者、障害者など、あわせてこの後の対応、その後どんな検討がされて対応されているのか、まず伺いたいと思います。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 高齢者や障害者が利用する入所、または入居の事業所のうち、土砂災害や洪水浸水・津波浸水などの想定区域内にある事業所は、現在市内に54カ所あるところでございます。
それぞれの施設では各種災害を想定した避難対応マニュアルを策定し、毎年、避難訓練を実施するなど、施設ごとにその対策をとっている状況でございます。
|
|
○進藤勝 こどもみらい部長 民間の保育園等では、災害対応マニュアルを整備し、いざというときに子供たちが短い時間で避難することができるよう、定期的に避難訓練を行っております。
特に、水害、津波が想定される施設では、近くの高台等へ避難先を設定するなどして災害に備えているところでございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) すぐに簡単にいかない面もあると思いますけれども、少なくとも公立保育園の対応については、市もすぐに判断されて、津波浸水地域については高台に移すということで、今は由比ガ浜のところにつくられてきているわけでございます。
民間といえども、命を預かる大事な施設でありますし、そこについて市としてどういう方針を持つのかというのは、非常に大きな課題だとこれは思っております。
特に、今は保育所とか日中活動していらっしゃるところについては、避難訓練や、それから近所の方との協力とか、いろいろそういうこともおやりになっていらっしゃるということも承知しておりますけれども、特に今、私心配していますのは、入所施設ですね。このグループホームも9人が一つの単位になっておりまして、職員は1人しかいないと。そして、特養ホームなども大体夜間は2人ぐらいしかいないと。そういう中で関係者の方がおっしゃいますには、そこがもう襲ってきたら本当に逃げようがないよねと。水害のときにも、職員の方は何とか助けようと思ったけど助けられなかったと、どれだけ本当にトラウマになっているかと思います。
そういう点では、特に今、建てかえが必要な、時期的にいろいろな場所によっても、新しく建ったところから、そんなに何年もたっているところから、いろいろあると思うんですね。その辺を踏まえて、どうしてもなるべくなら、もちろん法人の意向もございますけれども、市も例えば公有地の確保や、こういう場所があるよということの提供も含めまして、法人ときちんとその場所の移動も含めて、方針を持つべきだと私は思っているんです。
特別養護老人ホームで前、資料いただきましたら、1カ所は昭和58年3月で、もう1カ所、老人ホームなども昭和42年に建てられているとか、古いところもございますね。特に特別養護老人ホームは私たちの税金を使って建てているところでもありますから、そういうところについては、きちんと法人の意向も確認しながら、前、特養ホームをつくる、それから老健施設をつくる場合も、市が公有地を確保したりしながら促進してまいりました。そういう点で、この命を守るという点で、市がきちんとした方針を持つ必要が私はあるのではないかと。今、市としてはどういう方針を持っていらっしゃいますか。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 今、議員御指摘のように、特に特養老人ホームについては、1カ所、昭和58年に建設した施設と、あと、有料老人ホームについても昭和40年代の施設が幾つかあるということでございます。
そういったところから、例えば移転の相談等のお話があったときには、市で持っている土地の活用について、真摯にお話をお伺いする中で、それぞれの施設に合った対応を相談を受けた中で聞いて、できる限りの範囲で対応しているところでございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 今、お話は聞いていらっしゃるということは私も聞いておりますけれども、保育所の場合には、市がきちんと自分たちとして方針を持って、ここの場所に移すよということで具体的にやりました。同じ命を守るという点では、そこは市がきちんと方針を持つべきだと私は思うんですけれども、市長としては命を守るという、同じ公立だろうが、私立だろうが、民間だろうが、弱者施設で、特に特養ホームについては、土地の確保も含めて国の施策としてもやってきていることなんですけれども、市としては、市長としては、どのようにこの対策の方針を持とうとされているのか、伺いたいと思います。
|
|
○松尾崇 市長 この移転用地等の土地の確保につきましては、一義的には事業者が行っていただくことであると思っていますけれども、ただ相談があった場合には、市の用地の貸し付けや売却ですとか、国や県の遊休用地のあっせんなど、効果的な支援ということを検討してまいりたいと思っています。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 今、公共施設再編計画の中では、土地があけば売り払うという形の方針になっておりますけれども、その辺では命を守るという点では、きちんと市がそういう場合には情報提供をする、そういう場合には話に乗る、土地が見つからない場合は一緒に探す、そういうことも含めてきちんと対応していっていただきたい、そういう方針をどこかで持たないと、なかなかやり切れないと思うんですよね。今、実際には売り払うということが方針になっていますけれども。
秦野市か何かの場合には、福祉施設の土地は確保するというようなことが、公共施設の再編計画の中にうたっているというんですけれども、その辺をきちんと明確に位置づけておかないと、できないと思うんですよね。
ですから、そこは担当者がやれることではありません。これはいろいろな個別計画や何かも、全てこの公共施設再編計画の中で、枠組みをはめられているというのをずっと見ていて思いますものですから、その辺をきちんと福祉としての対応は考えるという、何かそういうところが計画の中に盛り込まれるということが、私は必要だと思うんですよ。ただ売り払うとかではなく、そういう命を守る、そういう点では、そのやり方はいろいろ御意見があるとは思いますが、その辺はどうでしょうか。そういうところに再編計画、絶対ではない、どこかで確認も決めていくということもあると思いますので、その辺を位置づけるということは検討していただけないでしょうか。
|
|
○松尾崇 市長 津波浸水区域内にありますこの弱者施設についての対応ということで、御相談があれば、これは真摯に相談を受けて、寄り添って丁寧に対応してまいりたいと考えております。
そうした中で、市のそういう活用できる土地ということがありましたら、こういう津波浸水区域内にあるこういう施設に対する情報提供ということはしていくような方向性を持って取り組んでまいりたいと思っています。
|
|
○23番(吉岡和江議員) これは秦野の公共施設再編計画の中にあるのですが、同じように複合化とか、集約化とかということは基本的に一緒なんですけれども、跡地利用は売却を基本としているけれども、高齢化社会に向けて例えば利便性のいい場所や、これは利便性という言い方をしていますけれども、福祉施設が確保できるように政策的な用地も確保していると、秦野市では明確にしているんですね。そこは鎌倉市としても、そういう位置づけというものをする必要があるんじゃないかと。
例えば、レイ・ウェル鎌倉も勤労福祉会館だったんですよ。勤労と福祉ですよ。今は、勤労福祉会館はマンションになってしまいましたけれども、福祉的な位置づけ、そして、特に今、災害弱者対策、そういうところできちんと位置づけを計画の中に盛り込むということにならないと、担当者が変わったり、いろいろすればわからなくなっていますから、きちんと位置づけるべきではないかと、私は問題提起したいと思うのですけれども、市長、いかがですか。
|
|
○松尾崇 市長 津波浸水区域内にありますこの弱者施設についての移転等の、そういうタイミングということもあろうかと思っています。
そういう際に御相談に真摯に乗っていくという対応というのは引き続きさせていただいているところです。そういう中で市の活用できる土地等がある場合には、そうした情報ということは的確にお伝えをして、御相談に乗っていきたいと考えています。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 同じ質問を繰り返してもあれですが、それに対して明確な答弁がございませんでした。
これからの方針の中で、どこにどうしろと言っているんじゃないです。でも、政策的な中に福祉的な、特に今、災害弱者、津波など、そういうときには、そういう場所も確保をすると、すぐに安易に売り払いをするというのではなくて、そういう場所を確保するということをきちんと明記すべきだと私は問題提起しましたが、それについては答弁がないので、それは今後の検討にしていただきたいですが、大事な問題だと思うんですよ。
公共施設であれば必ず市長は保育所の移転を考えました。同じ弱者施設、福祉施設、たまたまあの特養ホームは直営がございませんけれども、そこは今回のグループホームの例で見ましても、逃げられない。そういう方たちに対してはきちんと市が責任を持って位置づけをしておけば、そういう機会になれば、そういうふうに話が行きますよ。それがなければ、そのときの対応になってしまいますから、そこは明確な位置づけをしていただくよう、次の機会に聞きたいと思います。今はそれ以上ないので、前向きにもう少し一歩踏み込んだ答えがありますか。
ないようですので、これについて私はすごく大事な課題だと思っておりますので、いろいろそのときにどうのこうのとおっしゃるけれども、方針がなければ進みませんので、その辺については問題提起をして、お答えがなかったということだけは確認いたします。
それでは、次に伺いたいと思います。3番の源氏山公園のトイレの改善について伺いたいと思います。
このトイレの改善については、昨年の6月にこのトイレの問題について取り上げました。そのときに市街化調整区域の中にありますので、なるべくなら効率的な対応が必要かと思いまして、市街化調整区域の下水道整備の現状などについて伺ったわけですが、その後のこの市街化調整区域の下水道整備の現状と整備の計画について、まず伺いたいと思います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 現在、市街化調整区域における下水道整備につきましては、費用対効果、あるいは住民要望等を考慮いたしまして、年度ごとに工事箇所を選定して、国の補助金を活用して整備を行っている状況でございます。
今現在は費用対効果が高いということで、鎌倉山地区及び梶原五丁目地区の整備を進めているところでございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 6月のときに取り上げましたトイレの問題では、源氏山のトイレ、神社に近い方のトイレですけれども、その問題について取り上げたわけです。源氏山第一公衆トイレですけれども、これとの関係で、まず一つは、山ノ内側からの葛原岡神社に抜けるルート、今その下のルートはある程度できていると認識しているんですが、山ノ内側から葛原岡神社へ抜けるルート、これも一応整備計画はあると思うんですが、今はどんな状況でしょうか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 議員おっしゃるとおり、山ノ内側で市街化区域については既に公共下水道は整備が終わっております。さらに、そこから葛原岡に抜けるルート、こちらにつきましては、御存じのとおり道路が非常に狭いという問題と、あとは、地形上、道路であっても民地であっても起伏が非常に差があるという状況でございまして、その施工については今非常に困難であって、その対応を検討しているという状況になってございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) そうすると、昨年6月のときには、これがかなり早目にできるかなというのもありまして、できれば神社側にトイレがあったほうが管理上もいいのではないかということで、一つ提案したわけですけれども、そこのルートはまだすぐには見えてこないのかな。もちろん、市の計画としては市街化調整区域のところも下水道を引くということで、そこは引くという計画があるということは承知しております。そこについては、住民の皆さんから早く引いてほしいというお声はございますので、課題を解決していただいて、ぜひ進めていただきたいと思います。
それでは、トイレとの関係で伺いたいと思います。
この源氏山の第一公衆トイレでございますけれども、昭和33年に建設し、平成14年に改修、特殊な泡での洗浄ができるくみ取り式だということでございます。近隣、いろいろな遠足や何かで遊びに来られた方たちも、これについては近所の方も改善してほしいという声は、たしか町内会の関係では、平成24年の年末だったと思うんですけれども、要望が出ていると思います。その後も何年もたっているわけですけれども、この課題、改善をしていきたいということは方針としてお持ちですし、市長もオリンピックまでの間にトイレの改善をしていきたいとおっしゃっていますので、方針として承知していますが、この課題について、今はどんな状況なのか伺いたいと思います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 トイレの改善につきましては、議員御案内のとおり、平成24年の12月にも地元の方からの要望を受けて検討してございます。
まずは、今トイレがある場所なんですけれども、こちらの場所を移設するという形で、一つの意見としては、神社や社務所に近いほうがいいのではないかというような御意見もございまして、その辺を土地所有者に意向の確認を現在している最中でございます。
また、土地も含めまして、地元町内会の皆さんの意向も踏まえまして、現在の場所で改修するか、あるいは移設するか、あるいは水洗化を進めていくかということについて、それぞれのケースについて検討を進めております。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 要は、移転していただければいいという面もありますけれども、それは一つの考え方でして、現地での改修ということでも別にいいわけでして、要するに、きれいにしてよと。鎌倉のトイレとしては、いかがなものかという意見に対して、きちんとそれを前に進めていただきたいということでございます。
ですから、下のところは下水道がある程度引かれてきていると。それから、神社のところの下のところは、私道のところは既に下水は引かれていると。ですから、いろいろなケースが考えられますし、それから、下水にすぐに行くのか、それとも、違う方向でやるのかも含めまして、早急に方針を出していただいて、それで進まないと、一体いつまでやっているのと。去年もそういうことは一応提案して改善してほしいと、改善のための具体的な問題点を探っていてほしいということで言ったわけですけれども、それが進まないものですから、一体どうなっているのですかということで、今回質問させていただいております。
ですから、今の課題はもうはっきりしていますよね。神社との関係では、神社は多分オーケーになると思うのですけれども、それはもちろん土地所有者の関係が移転する場合ですよね。それと、その場合にはどういうふうにやるのか、下水道としてつながるのかという問題もあるでしょう。現在地で改修する場合にはどうするのか、それもいろいろあると思うんですけれども、問題点はぜひ解決していただいて、何も全てお金をかけろと言っているわけではございません。
それから、公園の中ですから、全てにわたって下水道から遠いところだってあるわけですから、その辺の改善は費用対効果も含めまして、方針を出していただきたいと私は思っているのですが、いかがですか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 複数年にわたっていろいろ検討してまいりました。今、議員御指摘のとおり、すぐ近く、坂の下のところまでは市街化調整区域内の下水道管を整備してございますので、そちらに接続がえをするということで、皆さんの最大の御要望であるその水洗化、公共用水につなぐということでは、進めていくことができると考えておりますので、あとは、その土地所有者と町内会の皆様の御意向がそこでそろえば、そういう形で進めてまいりたいと考えております。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 費用対効果も含めまして、一番いい方向と、それから、きれいなトイレということを、ぜひ考えていただきたいということだけは申し上げておきたいと思います。
もう課題の解決の方向は、もうはっきりしていると思いますので、その課題の解決を一つ一つクリアしていただければと思っております。
次に進みます。公共施設再編計画や深沢まちづくり計画に関連して質問させていただきます。
一つは、まず市営住宅の関係から質問をさせていただきたいと思っております。市営住宅の問題については、私は前回も空き家がたくさんあるのに、どうしてそのままになっているのというところから出発いたしました。それについて、今、空き家状況、この間の答弁との関係もありますので、まず、その市営住宅の空き家状況について伺いたいと思います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 平成28年9月1日現在、市営住宅642戸のうち、空き家になっているものは74戸です。市営住宅の全体戸数に対する空き家の割合は11.5%ということでございます。
その空き家の内訳ですが、今年度に入居募集を行うものが17戸ございます。直近の明け渡しだったことから、今回の募集に間に合わなかったものが5戸、さらに、熊本地震による被災者の支援用が4戸、それから、無断退去等によりまして法的措置が必要と思われるものが5戸、さらには、構造上の理由等であっせんを保留しているものが43戸でございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) そうすると、この間のお話ですと、いわゆる明け渡し請求とか、法的なものも含めまして9戸だと、それ以外のところは修繕すれば貸してもらえるのではないかという認識だったんですけれども、そこは違うと。要するに、今、法的な対応がされればできるということと、構造上の問題で入居を控えているということが結構多いと思うんですけれども、そういうことでよろしいんですか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 構造上の理由というものが43戸を占めてございますので、今は空き家の中で一番多いという状況になってございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 今、公共再編計画の中で、それでまた深沢のまちづくりの中では、市営住宅、寺分の住宅のところがすっぽり今度の計画からは、深沢のまちづくりからは抜けたわけですけれども、公共施設再編計画の中で同僚議員がお話はされていたんですけれども、改めて伺いますけれども、今具体的な手順でどういうふうに進むのかだけ、もう一回伺わせてください。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 市営住宅の整備については、公共施設再編計画の先行事業に位置づけられており、市営住宅の建てかえにおける民間活力の活用や集約化につきまして、平成26年度に内閣府の支援を受けてPFI調査を行ってございます。
これからですが、この調査結果を踏まえまして、平成29年度には市営住宅の集約化の基本計画を策定しまして、その先、いろいろな調査を経て、PFI事業で集約化を2段階にわたって進めていくという計画でございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 公共施設再編計画の中では、今の公共施設の面積を少なくしてしまおうということですから、そうすると、さっき市営住宅の戸数642戸とおっしゃいましたか、その戸数は基本的には、もちろん借り上げ住宅も入っておりますけれども、戸数についてはどのような考え方でしょうか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 現在、公共施設再編整備計画の中では市営住宅の戸数は現状維持としてございますので、戸数をふやすということは考えてございません。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 本当はふやしてほしいと思いますけれども、それはそれとして、計画の中では、戸数はそのまま現状維持だけれども、集約化で、居住環境をファミリー型とかから、現状、高齢者の方もたしか多いですよね。そういうことで、小さい間取りにしてしまおうという考え方なのですか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 居住施設の充実につきましては、これも公共施設再編計画の中で、高齢者単身世帯の増加傾向を考慮して、入居希望の世帯構成に合わせ供給する住宅の規模を変更するという方針を定めてございますので、世帯構成人員に合わせた居住空間の確保に努めてまいります。
|
|
○23番(吉岡和江議員) ということは確認いたしますと、今の戸数は基本的には維持するけれども、住宅の現状が高齢者やひとり暮らしが多いので、それに合わせたような対応をしていきたいということですので、ファミリー層に対する住宅確保というのも非常に大きな課題だと思いますが、そこについては、今度は市営住宅では余りそれは充実するという考えはないという、それについて今は突っ込みませんけれども、基本的にはそういう考え方ですね。
それで、今、住宅を欲しいと、住宅の募集は多いわけでして、今は古い建物をそのまま放置してきたのは、市の責任ですよね、大家の責任ですよ。
これは市営住宅が昭和27年だったか、相当古いいろいろな住宅がもう既に、あそこは極楽寺、それから、紅ヶ谷のところも今は住宅としてはなくなってきていますけれども、諏訪ヶ谷住宅がたしか平成9年に建てかえて、市営住宅として建てかえたのは、そこが一番近々で新しい、それでももう既に大分たっております。
今、山崎の公団に借り上げ住宅をした、それが借り上げ住宅としては一番新しいと思うんですね。
それで、二つの点で伺いたいんですけれども、一つは、今、構造上あっせん保留と言っているところ。例えば植木住宅、これは1956年に建ったところですから、ここが一番古いんでしょうか。それと、深沢住宅、これも構造上あっせん保留、笛田住宅も構造上あっせん保留、梶原住宅の一部も構造上あっせん保留、これ市の責任ですよね。
一つは、ここのあっせん保留であいているところで構造上問題だから貸せないという一つと、それと、今そこに住んでいらっしゃる方に対して、構造上問題があるからということであっせんをしないと、そこに住んでいる方に対しては、どのような対応を建てかえまでの間とられるのでしょうか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 今現在、構造上の理由であっせん保留をしているという住宅にお住まいの方134戸ございます。この皆様の安全な住居の確保につきましては、第一には、安全である住宅のあいているほうに移っていただける方については、そちらへ移っていただくと。それでも絶対数は足りませんので、次には何らかの形でその移り住んでいただくところを確保いたしまして、そちらに移っていただく。
その間に、先ほど申し上げましたPFI事業による集約の第一段階を早期に進めまして、整備に努めていくということでございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) そうすると、今、43戸が構造上あっせん保留ということで貸さないと。今、危ないというか、構造上いろいろ問題があるから、その方たちの安全を守るために、例えば空き家になったところは、今度は空き家募集をしないで、それでその方を移すと。そうすると、ますます市民からすると、642戸ですか、その600あると言いながらも、実際には鎌倉市の住宅は物すごく少ないという形になってしまいますよね。そこは市の責務として、これを放置してきたのは市の責任ですよね。
たしか平成6年でしたか、この市営住宅の建てかえの計画さえないということで、計画をつくるということでつくったんですけれども、それも何かそのまま棚上げになっちゃっているという、そのままになってしまっているというのは市の責任ですよね。これについては、少なくとも安全を確保するために何らかの対応をすぐにすべきじゃないか。その空き家を待っているというのではなく、そこはやるべきじゃないかと思うんですけれども、その辺ではいかがですか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 議員御指摘のとおり、今、構造上不安がある建物にお住まいの皆様に、何らかの形で安全なところへ移っていただくという方策が必要だと考えております。
一つ浮かぶのは、今は市営住宅になっていないような賃貸住宅でも、市で市営住宅として借り上げてというようなことも考えられると思います。それについても、これから具体的に、どういう形でお住まいの皆様が御了解いただけるかというところを検討しながら、今は探っている状況でございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 命を守るというのは市の仕事であって、市が大家の市営住宅がこういう状況で放っておくというのは、許されないんじゃないかと思うんですよ。
その辺は公共施設再編計画ということを、計画はつくるべきだったし、そういう点では私たちもきちんと計画をつくるべきだと、いろいろな道路の問題も含めて、それはそれで大事なことだと思うんですけれども、今、この空き家の問題についてずっと取り上げてきた中で、いろいろな問題がわかってきたんですけれども、命を守るという点では、空き家をまず、大体、空き家があったら貸せるんだったらほかの人に貸してもらいたいと、基本は。それ以外の空き家で貸せるところは貸しなさいよと。それ以外で、危険だとか、構造上いろいろ問題があって貸せないというところについては、早急に市として方針を持って、借り上げにするのか、そこはわかりませんけれども、やるべきではないかと私は思うんですけれども、改めて伺います。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 まさに、市民の方の命にかかわることでございますので、早急にやれることをやっていくという方針で進めてまいりたいと思います。
|
|
○23番(吉岡和江議員) ということは、市営住宅の今は建てかえ計画については、前の実施計画にはありませんでしたので、この次の実施計画には多分盛り込まれていくんだろうなと認識はするんですけれども、そうすると、その構造上あっせんを保留しているような、そういう場所については、そこにお住まいの方については、きちんと計画の中に盛り込んでやっていかないと、まずいんじゃないかと。
1956年ですよ。1978年、1960年、1961年、みんな軒並み、だから先ほども言いましたけれども、新しいのは諏訪ヶ谷ですから。この間の話ですと再編計画の集約化の中には諏訪ヶ谷は抜かすと。それと、借り上げ住宅も抜かすということで四百数十戸ですよね、建てかえすると言っているんですから、それについてはきちんと明確に位置づけていただくということでよろしいですか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 再編して集約化していくという中では、諏訪ヶ谷住宅と借り上げ住宅の部分は除いてございます。
そういう中で、今御指摘の構造上問題がある建物について、そちらを優先するということで何か新しく施設をつくっていくとか、そういうことは今、具体にお話しできる部分はございませんので、今まさに検討させていただいているという状況でございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 新しい課題を私は言っているんですけれども、でも、わかった以上は、そのままにしておけないなという思いです。
この間のときには、61戸のうちの9戸が法的な問題があるところで、あとが100万円でしたか、修繕すれば貸せるという話だから、そういうイメージだったんですよ。そうしたら全然違うわけですから、そこは市として住民の居住者の、大家は市なんですから、そこをきちんと責任を持って対応する方針、今、部長はなかなかおっしゃれないようですけれども、市長しか答えられないのかな。だから、その辺、市長も、その辺については、実態を踏まえた上で対応を、建てかえ、集約化、それも何年かかかりますよ。その間どうするのということについては、きちんとした方針を持たなければいけないんじゃないかと思うんですが、いかがですか。
|
|
○松尾崇 市長 今現在、このあっせん保留している入居者が134名いるということでございまして、こちらの安全確保というのはとっていかなければならないということで、今、既存の市営住宅等に提供していただく等の対応ということは、早期に実施をしていかなければならないと考えています。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 今、実際に空き家募集というのは、年間10戸ぐらいしかやっていませんよ。そうすると、今は四十幾つあるということですから、そこに住んでいらっしゃる、43戸が今は貸せないというところですから、134戸のところが古いというわけですから、そういうところじゃ間に合わないじゃないですか。しかも市民にとっては市の責任で貸せなくなっちゃって、それで空き家募集もしないと。それは市民にとっては、一体どうなっちゃっているのと思いますよ。
空き家募集をしないで対応するのではなく、いつ何が起こるかわからない今、地震対策やいろいろやっている中で、市はきちんとこれについては、責任を持った方針を考えることでよろしいですか。今答弁ができないのでしたらね。
今は空き家が出たときに移っていただくという方針ですよね。それ以上のものはないんですよね。そうすると、134戸の方たちはくじ引きでもするんですか。
市は構造上問題があるから貸せないと言っているんですよ。そこは四十何戸なんですよ。だけれども、そこにお住まいの方たちについてどうするんですかと聞いているんです。それについて聞いているんです。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 重ねてのお答えになります。今現在は新たなところに住んでいただくという手段といたしましては、市内にございます賃貸物件を鎌倉市で市営住宅として借り上げて、そちらにお住まいいただける方を、今、危ない住宅に住んでいらっしゃる方の中から御意見を伺って移っていただくということを考えてございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) それは早急に計画の中にもきちんと盛り込んでやるということで私は理解いたしますけれども、本来ならこの43戸の分についても、市が、構造上だから貸せないというのは許されないことですよ。
新しい戸数をふやしてくださいと私は思いますけれども、今あるところさえ貸せないというのは、やれ不法占拠だとか、いろいろ法的な問題を解決するというのは、それはわかりますよ。でも、それは許されないということだけは認識していただいて、そのことも含めまして検討していただきたい。本来だったら修繕すれば貸せるのかと思っていたら、修繕じゃないんだということになったんですから。
その問題も含めて、134戸の今住んでいらっしゃる方についてはわかりました。その後の今空き家のいわゆる構造上問題になっているところについても、どうするか。貸せるような、少なくとも募集に、どういうふうにするかは別ですよ、その辺のことも検討していただくということでよろしいですか。今すぐやれとは言いませんから、検討していただけますか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 御指摘のとおり、市営住宅の入居を待っていらっしゃる方もいらっしゃいます。そういう中で今ある資産について検討して、具体的に貸していけるような手だてというのを、これから鋭意努力して検討してまいります。
|
|
○23番(吉岡和江議員) それは市民の住宅に対する希望、それと住んでいらっしゃる方の命を守る、その二つの点で、ぜひ、今までのこれを放置しておいた責任が大きいわけですから、きちんとそれは対応していただきたいということを思います。
それと、市営住宅はたしか平成9年の諏訪ヶ谷住宅あたりのところから、前は福祉部で福祉関係が、福祉的な要素もあるので福祉部で対応していたんですね。今、計画の中でも、高齢者やひとり暮らしの方、今は市営住宅も高齢化してきて、いろいろな問題が生じているという点では、住宅だけではなくて、福祉的な要素というのは非常にあるのではないかと私は思うもので、どこでこの問題を扱うのかというところは、福祉部での対応というのが必要になってくるのではないかと思いますので、その辺の福祉での視点については部署の変更になるのか、そこも含めまして、ぜひ検討されたらいかがかと思うんですけれども、いかがでしょう。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 市営住宅には高齢者の方や生活保護世帯も多く入居してございますので、福祉的な視点は欠かせないということは十分認識しているところでございます。高齢化社会の進む中で健康福祉部等と連携を含めまして、より一層、生活弱者の生活水準に配慮した市営住宅の運営に努めてまいります。
|
|
○23番(吉岡和江議員) その辺はぜひ検討していただきたいと思います。
では、次に進みます。保健医療福祉センターの関係です。これについては皆様に資料をお配りさせていただいております。この保健医療福祉センター建設構想についての経緯について、担当としてお願いいたします。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 保健医療福祉センターの経緯でございます。
保健医療福祉センター建設構想は、昭和55年に発足いたしました鎌倉市市立病院検討委員会から受けた提言のうち、保健医療福祉センターの建設について、昭和63年に設置された第1次保健医療対策審議会に対し諮問したことに端を発しているところでございます。
その後、平成4年に審議会からセンター建設構想の答申を、平成8年には鎌倉市保健医療福祉センター建設協議会から、施設の規模や機能について示されたところでございます。
その後、市民ニーズに対応するため、平成18年度に委託事業として実施した機能検討基礎調査において、保健医療福祉センターの今後の取り組みの課題として、六つの視点が示されたところでございます。
そして、平成16年に作成された深沢地域の新しいまちづくり基本計画において、まちづくりのコンセプトがウエルネスと位置づけられたことにより、平成20年度の第3次保健医療対策審議会でセンター建設の再検討がなされたという経過がございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 最初の出発は鎌倉市立病院がないということで、市立病院をつくってほしいという市民の声から、この市立病院検討委員会が立ち上がりまして、そして、その後、いろいろ発展してきたことでございます。
いつだったかはっきり覚えていないのですが、湘南鎌倉病院が鎌倉に手を挙げたときが、ちょうど県のベッド数規制のぎりぎりの線でした。結局、それに滑り込んで、それ以上、今度ベッドをふやすことができないということで、市民病院の構想や何かがだんだんなくなってきたというのが実態だと思います。
今、長い年月を経て、そして来た計画ですし、実施計画にも盛り込まれておりましたし、それから、対策審議会は第3次まで行っているという事態をまず背景にあるということを認識していきたいと思います。
その上で、今もお話がございましたけれども、保健医療福祉センターの経緯という点では、深沢のまちづくりの今、ウエルネス、それがもう深沢のまちづくりも平成5年からずっと、このまちづくりについては市民参加で構想を練り、そして一番最初の計画が平成8年です。その後が平成16年の計画です。今、その平成16年の計画が平成20年でしたか、JR大船工場が工場の機能をなくすということから、また新たな計画づくりというんでしょうか、土地利用が始まってまいりました。そのときに必ずコンセプトであったのがウエルネスです。今、この中で深沢まちづくり計画の中では、その当時はあったというんですけれども、今どんな状況になっているんでしょうか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 現在、修正土地利用計画素案を策定したところでございますけれども、その中で行政施設街区に導入する施設につきましては、平成27年3月に作成されました鎌倉市公共施設再編計画に基づきまして、総合体育館及び消防本部等を位置づけているところでございます。
お尋ねの保健医療福祉センターにつきましては、深沢のまちづくりのテーマでございますウエルネスに沿った施設であると考えておりますが、公共施設再編計画で位置づけがない中で、現在のところ、本事業の行政施設街区に導入する施設としては想定してございません。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 公共施設再編計画の中には、今お話がありましたいわゆる鎌倉体育館、それから大船体育館、それから坂ノ下のプールですか、そこを深沢のまちづくりの中の公共施設の中にスポーツ施設として位置づけたと。市民からすれば、公共施設のこういう計画を読んでいらっしゃらない方は、ああ、鎌倉市は深沢にスポーツ施設をふやしてくれるんだな、うれしいなと思っていたところ、実際は鎌倉体育館、大船体育館がなくなって、それで結局には複合施設としてそこに集約されるということで、そこはもうはっきりしましたと。それと、市営住宅については、今は再編計画の中で集約化がなりましたと。
ウエルネスと言いながら、今度のウエルネスの中で、前は看護大学構想がございました。今度は看護大学が来ない。今ここにあるのは業務施設ということで、ウエルネス機能とは書いてあるけど何が来るかわかりません。ただ、ウエルネスというのを入れなければいけないと思って入れているのかと思わざるを得ないんですね。
それで、今、土地利用の関係で今検討されているのは、ここの鎌倉市役所、ここの本庁舎をどうしようかということで、今はたしか3通りの案で検討されております。
その中の一つは、移動するかもしれない。別に移すかもしれない。今検討がされているのはそれだけなんですけれども、市長は今これだけ、保健医療福祉センター建設構想というのが、何年間にわたってお金と費用といろいろな関係団体の人たちが力を尽くして、そして、第3次保健医療対策審議会で第3次の提言まで出しておきながら、一体これは、提言は出されているんですけれども、この計画は一体今はどこに行っちゃっているんでしょう。どういう扱いになっているんでしょう。市長に伺います。
|
|
○松尾崇 市長 今、この計画自体は、どこにという意味では具体的な検討ということはされていないという状況です。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 検討されていないということはわかったのですけれども、この計画はまだ生きているのですか。この計画は、せっかくここまでいろいろ、その時々の情勢の変化や、市立病院がなくなったということで、そして保健医療福祉という観点で検討してきた。
ここにもございますけれども、乳幼児健診や相談等の施設として基幹となる保健センターの未整備、これは前も申し上げましたけれども、未整備なのは神奈川県内で鎌倉市、三浦市、伊勢原市でございますけれども、三浦市はきちんと市民病院がございます。残念ながら鎌倉市はそういう基幹的な場所がございません。
そして、今、第3次保健医療対策審議会での提言が出されているんですけれども、それは生きているんですかと聞いているんです。それはもうお蔵入りで何もないんですか。
|
|
○松尾崇 市長 この中で提言をいただいていることについては、個々個別の課題ということにつきましては、例えば健康づくり計画の中での健康づくりの拠点ということで、必要なものについてどのように位置づけをしていくかという中では、庁内で検討しているということはございます。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 前回も私がこの質問をしたとき、市長はいわゆる健康福祉増進計画、その計画をつくるから、それを見て検討しますと言っていたんですよ。それがもうできてしまいました。その中を見たんですけれども、基幹的な施設をつくるということは何も書いてありませんでした。そして、同僚議員がこの大変大事な核づくりではないのかと言ったときに、これは大きな構想であって、これから検討していくと言うんですよ。
ですから、今までいろいろな人たちが集まって検討されてきた、そして規模も大規模ではないかもしれないけれども、少なくとも保健センターがないではないかと。保健センター機能についての課題を整理して整備方針をつくると。なるべくなら、その保健センターを最初にやったとしても、そういうのをやりましょうということで、ここを全部問題は整理されているわけでしょう。市長は、大きな構想でこれから検討していくというんですよ。だから、この検討は生かされているんですか。これはもうお蔵入りで何もないんですか。
これ実施計画にも盛り込まれたものですよ。この第3次鎌倉市総合計画第2期基本計画、この中には盛り込まれておりますよ。平成21年から平成25年までの計画でした。その中には、平成21年度、平成22年度と、この保健・医療・福祉、地域社会における取り組みについての課題を整理するとともに、保健医療福祉センター建設に向けて機能を見直して基本構想を策定しますと。
違う角度から聞きますけれども、この構想ができたときと、鎌倉市公共施設再編計画が検討された、お蔵入りしてしまったときと大体同じなんですよね。
公共施設の再編計画の検討会ができたのが平成18年度、平成21年度に公共施設白書作成への取り組みが開始され、そして、平成24年の3月に公共施設白書が作成され、実際、平成24年の4月に担当ができてということで、実際この保健医療福祉センター構想提言ができたのが平成22年です。できたのはいいけれども、そのままになってしまっているという。
中期実施計画では盛り込まれていた。後期実施計画でも準備と言っていた。平成26年度から平成28年度には何の記載もなくなってしまった。市長はだからどういうお考えですか。この今の時期に、私はもう計画ができるときに今でしょと。深沢のまちづくりも修正ができて、今はこういう公共施設再編計画もできて、今でしょうと。
来年ですよね、市長選挙。あと1年ですよ。検討します、では、こんな何年も何年もこれだけの審議会のメンバーの方たちが積み上げてきて、市長は健康長寿ということで公約されているんですよ。いつ検討するんですか。これだけの提言もあり、積み重なってきたものはあるわけですよ。しかも、ウエルネス、深沢のまちづくりの中にはかなり最初は明確に位置づけられていましたよ。市長になっちゃってから、いつの間にかだんだんなくなってしまったというのが実態でございまして。
まず、平成8年の新しいまちづくり基本計画の中では何て言っていたか。豊かな長寿社会に向けて、市民のライフサイクルに応じた必要なサービスの提供など、保健と医療、そして福祉の連携が図れる総合的な施設の整備を検討していきますと。
深沢の新しいまちづくり基本計画、平成16年9月。それにはA案、B案、C案とあるんですけれども、必ず位置づけられておりました。保健・医療・福祉・スポーツ関連機能、少子高齢化に対応する健康・予防・リハビリ等が複合する機能をつくりましょうと。これはウエルネスということの一番の大きな鎌倉市のコンセプトだと、深沢の。それが今度は深沢のまちづくりからも消えてしまったし、鎌倉市全体のまちづくりからも消えてしまったし。深沢の担当にすれば、全体計画の中で機能はやるのだから、私たちが決めるわけではありませんとおっしゃった。そのとおりですよね。実際、公共施設白書や何かいろいろなところから来ているわけですから。
市長は、もう来年が市長選挙で、実施計画が今検討されております。第3次鎌倉市総合計画、今は前期実施計画、今度、後期実施計画が検討されておりますよね。これは平成27年の9月の市長の答弁です。市民の健康づくりの観点からも、検討づくりの拠点があるということはそれはもう望ましいことだと思います。この拠点づくりにつきましては、優先順位の高い機能から順次に整備をしていくなど、本市における社会経済状況の実情を踏まえまして、どのように実現していくか、拠点における事業内容など、開設場所についても検討していきたいと思いますと言っている。そして、私は今、深沢のまちづくりの修正案も出た、市長はあと1年、それで、これだけの人たちがみんな健康長寿って望んでいると思いますよ。
その上で、保健医療福祉センターをこれだけ何で、もう昭和55年から考えれば三十数年ですよ。これだけ税金と時間を使って実施計画に盛り込まれていたのを、簡単に誰がこれをお蔵入りしてしまったのか、私、本当に憤りを持っています。市長、どうお考えなんですか。今こういう時点に来て、それでもなおかつこの提言を踏まえて、また大きな構想、これから検討していく。そのように同じ今質問した同僚議員にお答えになっているんですよ、今回の議会で。もうちょっと具体的に言ってくださいよ。できないならできない。私は構想だけれども、いつ構想をやるんですか。指示するんですか、また。
|
|
○松尾崇 市長 健康長寿の取り組みということも、これまで申し述べてまいりましたし、それらの取り組みということは必要であると考えております。
この保健医療福祉センター建設ということにつきましては、従前、各審議会等で議論されていたような、そのような形ということは、今は建設できるというような具体的な検討には入ってないというところでございますけれども、健康の拠点づくりということについては、必要なこの御提言の中にいただいている中でも、必要な点につきましては、優先順位をつけて順次整備をしていくという考えで進めてまいりたいと考えています。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 順次順次と言うけど、市長。だって後期実施計画がこれからあって、それで今、深沢のまちづくりの中では、再編計画の中にもう既に結局、鎌倉体育館、大船体育館、プールを合築しましょうということを出しているわけでしょう。
それで、今、市役所の検討はしている。何も検討していないのはこれじゃないですか。しかも、何年もかけて審議会をやって、提言や答申が出て、それを勝手にお蔵入りするということは許されるんでしょうか。何の説明責任もないですよ。すごい責任あると思うんですよ。これは審議会でもそうですけれども、積み上げてきたものに対しては、実施計画にも載ってきた。それがなぜできないのかというのは、市民やこれをやってきた人たちに対する説明責任はありますよ。今は構想だなんてそんなこと、今おっしゃっている大きな構想、これから検討していくというのは、いつになるかわからないということなんですか。
|
|
○松尾崇 市長 あくまでも保健医療福祉センターは建設構想という形での何か一つの大きな建設、そういうセンターというものの計画ということは、今、予定をしておりません。しかしながら、その中に必要だと盛り込まれている提言等々につきましては、順次、それは実施計画等に位置づけをして、実現できるものを取り組んでいくという姿勢で取り組んでまいりたいと考えています。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 今、おっしゃっていることは、やらないというのに等しいですね。市長はだって来年ですよ。市長はあと1年なんですよ。いつ構想とか言っているんですか。
結局、実際には長い間の、しかも健康長寿とおっしゃるから期待したんですよ。健康長寿と前回のときにみずから公約されたことだもの。ああ、進むのかな、お考えが変わったのかなと。それでスポーツ施設については、ほかの人たちもみんな、ああ、もっとふえるのかと思ったら、集約化だと。そうなんですかと、がっかりされている方もいらっしゃったけれど。私は今いろいろ言っておりますけれども、構想だと、これから考える、順次やっていくということは、今の段階ではやらないに等しいということなんですか、市長のお考えは。
|
|
○松尾崇 市長 それはさまざまな機能を持つセンターができるというのは、それは望ましいという、そういうことでございます。しかしながら、現在の社会経済状況、もしくは公共施設、これから減らしていかなければいけないと、こういう状況の中で、このセンターを新たに一つつくるということは、私は現実的にはかなり難しいと判断をしているところでございます。
そういう中で健康長寿に寄与できる、そういう機能を少しでも取り入れていくことができる、そういうことを考えながら、順次進めていきたいと考えているところです。
|
|
○23番(吉岡和江議員) 進まないでしょうね。私は、今回、公共施設の問題とか、深沢のまちづくりで突っ込んではやっておりませんけれども、私、ここに流れているのは、いわゆる人口が減る、財政が厳しくなる、だから集約するんだと言うけれども、どうやって市民の福祉や暮らしを守っていくのか。今、高齢化しているのならなおさら、元気でいていただけるような施策をどうするのか、そういう視点がないんですよ。
深沢の問題でもそうです。未来に対する投資だとおっしゃるけれども、駅の問題だけだって、今は160億円以上かかるかもしれない。その分担はわかりません。そして、今、区画整理の道路や公園や、そういうのを整備するだけでも相当お金がかかる。しかも、保留地処分ができるかどうかだってわからない。今いる人たちが元気に持続可能に暮らし続けられる、そういう町をつくることこそ、市の仕事だと思うんですよ。そのためにもずっと提言しているんですが、健康づくりを市の核にして、そしてみんなが健康でいていただく、そういう事業に力を尽くすことによって、結果的には財政が、財政負担も軽くなっていくかもしれない。市民も喜ぶ。市の財政的にもいい。そういうことを積極的にやらなければだめじゃないかと言っているんですよ。
健康づくりというのは1年、2年でできるものではありませんよ。長い間、みんながそういう取り組みをしていくこと、働き方の取り組みをしていくこと、それが結果としてよいものになっていくんですよ。よい循環になってほしいし、持続可能な町になってほしい。今の公共施設再編の中には、残念ながらそういう視点がないと私は思います。
今の市長のお答えを聞けば、やる気がないんだなということだけはわかりました。とても残念ですけれども。今、いろいろな問題がありますけれども、一方で公共施設再編では、人口が減る減ると言いながら、深沢では人口をふやそうとする。横移動になるだけですよ、今みたいな政策だったら。住んでいる人たちを元気に持続可能に暮らし続けられる、そういうまちづくりにしていかない限り、横移動になるだけですよ。空き家がふえますよと私は思います。
そういう点では、私は財政が厳しいのに何でもやれと言っているんじゃないんです。その考え方をきちんとしなければ、鎌倉市は一体どういう町になるのかと。すごく寂しい、本当に住んでいてよかったという町になれるのかどうか、とっても心配しております。
市長がそういうお考えだということは残念ですけれども、私は今後も市のあり方、公共施設のあり方、財政のあり方、あるいは持続可能な福祉、暮らしが最優先になれるようなまちづくりのために、私は提言もし頑張っていきたいという思いで、私の質問を終わります。
|
|
○議長(中澤克之議員) 次に、岡田和則議員の発言を許可いたします。
|
|
○7番(岡田和則議員) 大きな項目で二つ、ふるさと寄附金と、ポケモンGOとまちづくりについてということで質問させていただきます。
まず初めに、ふるさと寄附金についてでございます。ふるさと寄附金、新聞等々で皆さん御存じだし、それ以降は企業版のふるさと寄附金も横須賀市あたりでは導入していますし、かなり皆さん、耳新しくないと思うんですね。
これは鎌倉市も皆さんの御理解も得て、かなり早い時期から私は進んできたと思うんですけれども、ただ進んできた結果がどうだったのというところから考えますと、いま一つどうなのかという感じもしないではありません。
6月のときもお願いしていたんですけれども、今後、本当に細々言いたくありませんので、6月からこれまで、ふるさと寄附金をやるぞとお聞かせ願ったと思うんですけれども、具体的に大まかなことでいいんですけれども、こういうことを取り組んできましたよと、強化のためにこういうことを取り組んできたということがあろうかと思うんですが、お聞かせ願えればありがたいと思います。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 6月以降の取り組みといたしましては、返礼品の発送や協力事業者への支払い業務のスピードアップや事務軽減の一環としまして、寄附申し込みや返礼品の発注支払い業務等の委託を行いました。また全国的にも寄附者の利便性を図り、さらなる応援をいただくことに有効な制度と言われております寄附金のポイント制度をこれにあわせて導入いたしました。
また、返礼品につきましたは、寄附者の方々に人気のある返礼品の品数の充実に取り組むほか、さらなるラインナップの充実を図るため、新規事業者参入の募集を行いまして、9月1日から一部実施したところでございます。業務委託により職員がプロモーション活動に取り組む体制を整えまして、8月28日には東京丸の内で、また8月31日には市内の川喜多映画記念館でPR活動を行い周知に努めました。
さらには、本市に寄附をいただいた方々の動向を把握し、よりニーズに合った返礼品やプロモーション活動の参考とするためにアンケート調査を実施し、現在、新たな返礼品の開発の準備を行っております。
|
|
○7番(岡田和則議員) 頑張られていると思います。私も東京シティアイの地下でやられたところのやつを見学させていただきました。それはそれでやられているというのは私も承知はしているんですけれども、アンケートもやられているということなんですけれども、これは、年末に向けてがっちりやっていこうという取り組みかなということも少しは思うんですけれども、これでできそうですか。
この後、聞きますけれども、というのは、入りと出があって、出は関係ないと言われれば関係ないと切ってもいいんですけれども、1億2,000万円の3億1,000万円でしたか、出ていったのは。1億2,000万円入ってきて、実損は8,000万円ぐらいで、あとは国が損しているんだけれども、それにしても市民税で8,000万円なくなっていますので、そこのところは赤字になっていますよね。やっているんだけど赤字だというので、飛行機で言ったら飛んでないよね。ガソリンがないんだから飛んで落ちたという感じ、落ちかかっているという感じだよね。高度が高ければ落ちないんですけれども、運転がよけりゃグライダーでガソリンがなくたって、かわりにすっと行くよというのもありますけれども、それはいいんですが、今言われたことで、それなりにということで思いますけれども、これで年末に向けてがっちりいけると思われているのかなと何となく感じました。
文句を言うつもりはないんですけれども、ポイント制でも発注でも何でも、発注のことは外部委託してくれと、私は人をふやしてくれと。ポイント制はかなり前からやったほうがいいんじゃないのと、みんながみんな商品というか、欲しいものばかりじゃなくて、とりあえず寄附しておいてためれば、上位の物がもし欲しいものがあればそれでもいいし、あるいは商品開発するまで待とうかと。私は長崎でやっていますけれども、もう2年ほっていますよ、まだいいのがないということで放っているんですけれども、そういうある意味、貯金みたいなものだよね、ポイント制というのは。それはそれで非常にいいんですけれども。
それと、前に少し言ったんですけれども、カタログも私のところ、結構いろいろなところから来るんですけれども、行政が民間に任しているから、ああいうすごいカタログが出てくるのかと思うんですけれども、ほかの都市のカタログというのは、見てすごいなという、目から食べるみたいな感じで、そんな感じのカタログが結構あるんで、そういうのも今はどういう感じになっているんでしょう。前は白黒でやって、今度はカラーでやられて、今出しているよというのはちらっと聞いているんですけれども、結構いいものができそうな感じなんでしょうか。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 カタログのお問い合わせでございますが、これから寄附がふえてくる時期、11月、12月は昨年の実績からいきますと非常に多い時期でございました。この年末に向けまして、返礼品のラインナップの充実に努めるとともに、昨年度寄附していただいた方へのダイレクトメールの送付ですとか、今御提案がありましたカタログの送付などによる継続的な支援のお願い、返礼品の取扱店舗でのポスターやチラシなどを活用したPR活動、こういったものを充実させて、寄附の獲得に向けて頑張っていきたいと考えております。
|
|
○7番(岡田和則議員) ぜひよろしくお願いします。というのは、私も幾つかのところに寄附をやったんですけれども、しつこいというか、頑張っているということなんでしょうね。長崎はメールでしょっちゅう来る、限定品。ほかの市のことを言うと結果的に悪口になっちゃうから言いませんけれども、ほかの市からはあんまり来ない、どうなのと。こういうのが出ましたよ、こういうのが出ましたよというメールでしょっちゅう来ますよ。おお、メールでよく来るなと。
私が考えているのは、鎌倉市もメールで出してもらいたい。できれば、そういうのもフォローしてもらいたいというのと、もう一つは、そこで足りないなと思うのは、ビジュアル性がない。それが多分、長崎の欠点じゃないか。それはどこも来ていませんよ。私の受け捉え方だけだけど。あそこに絵とかそういうのがあれば、もっと目に刺激が来るんだけれども、文字ばっかりなんですよ。限定品とあって、ずっと全部ずっとあるから読まなきゃいけない。もしやられるんでしたら、そういうのをやられたほうが目新しくていいかと思います。
それから、今、部長も言われましたけれども、全国からの寄附が集中する11月、12月、昨年度はたらたらたらとあって、どかんといっちゃったんですけれども。その検討をしているかと思うんです。私は山が二つぐらい本当はあってほしいなと思うんですよ、8月ぐらいに。商売は2月、8月はだめと言うんだけれども、お歳暮とお中元という感じで、この前も言ったんですけれども、風習がなくなっていると、それはやばいかなという感じもしますけれども、昔はありましたし、どうなのかという感じはしないではない。
ただ、毎年毎年11月、12月に駆け込みでいこうということで、山がもう一つぐらいはできないのかという感じもしないでもないです。ただ、8月は終わっていますから言えませんけれども、そうすると、11月、12月に向けてやりましょうということになるんだろうけれども、去年もどうかと言っていて、私もあんなに伸びるとは思わなかったんですけれども、うわ、これやばいな、いや失速かなという感じがしていたのが、11月にがんと伸びて、12月に本当にびっくりするほど伸びましたけれども、ことしもそういう傾向があるのかと思いますけれども、それに向けてしっかり取り組みやられているんじゃないかと思うんですけれども、どんなことを検討されているか、もしわかれば教えてください。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 11月、12月に向けまして、まずアンケート調査の結果から、寄附者の方々が望む鎌倉市に来て使える体験型の返礼品、例えば和服等の着つけと市内の観光地での写真撮影や、工場見学と関連グッズ、これは鉄道なんですけれども、鎌倉彫の体験と作品の提供などを計画し、一部、モノレールの工場見学等はスタートさせながら、10月実施に向けて事業者と協議を行っているところでございます。特に、寄附が集中します11月、12月の年末に向けましては、10月までに魅力ある返礼品のラインナップの充実を行いまして、その後は、期間限定返礼品の開発ですとか、首都圏や市内の施設でのプロモーション活動を実施するなど、PR活動に注力していくことを予定しております。
|
|
○7番(岡田和則議員) 今は10月まで、体験型だと早くやっておかないと、申し込みでということになると、もっと早く商品開発じゃないけれども、やらないと間に合わないですよね。
私、あるところで、議場では言ってないかな。三菱電機があるので、三菱電機は人工衛星を打ち上げているから、あそこに刻印できないかと。翼でも何でもいいんだけれども、名前、300万円ぐらいいけるんじゃないのという話をしたことがある。それは直接、私はある方に言っただけであって、それはやってくれたらいいよねということで、正式ルートでは言っていないんですけれども、いろいろなアイデアでできると思う。企業が、そうは言ったってだめよというのかもわかりませんけれども、ちょっとしたアイデアで、おっというのがあるのかもわからない。そんなことも考えてもらいたいと思っています。
それから、これは前から言っていたんですけれども、接客環境、市民の方が寄附をしたいと2階に来られていますよね。あそこは廊下のところに机と椅子があって、つい立てみたいなものがあって、入ったらあそこはオープンだから、向こうはピンク色の壁に、ピンク色になって前より色はいいですけれども、廊下でやられていて、これはいかがなものかと。これも前に言ったので、それは積極的にきちんと改善していきますという話も聞いているんですが、ここら辺は本当にどういうふうになっているのかという、あんまり言いたくないけれども、市民に冷たいんじゃないのみたいな感じもしないでもないので、そこら辺はどうなんですか。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 ただいま御指摘のふるさと寄附金推進課の接客環境につきましては、市長からも指示を受けておりまして、現在は2階の奥の市民が立ち寄りにくい場所にあります執務室の移転を検討しているところでございます。
移転に当たりましては、執務室全体の配置に配慮するとともに、LANケーブルの接続とかパーティションの設置など一部工事が必要となりますが、これらの課題を解決し、本市に寄附してくださる方々が立ち寄りやすい接客環境を整えていきたいと考えております。
|
|
○7番(岡田和則議員) 引き下がってもいいんですけれども、今は9月なんですけれども、これいつぐらいまでに、今やられているというのはわかるんだけれども、これはこの前のときに早くやってちょうだいと言ったんですよ。すると、早くやりますというのは内々に聞いていたものだから、ああ、やってくれるからいいやと、少し言っておけばいいかなと。ところが、ずるずると来ていて、どうしたんだろうなと思ってじっと見ていて、やってくれるんだろうなと思ったら、ずるずると来て、これはいつごろまでにやられる予定なんですか。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 工事発注などの関係もございまして、移転の時期というのは明確にお約束できないんですけれども、一番寄附がふえる年末に向けて、できるだけ早い時期に実施したいと考えておるところでございます。
|
|
○7番(岡田和則議員) しつこくは言いたくないんだけれども、本当にやってください。前にやると言ったから僕も安心して、やってくれるんだろうなと、あれ、おかしいなとずっと思っていたの。だけれども、やると言っているからあんまり突っ込まなくてもいいかと思っていたら、何かずるずるとなっているんで、ほら、約束事もあるし、市民の皆さんの目もあるし、せっかく来て、あそこでいかがでしょうかみたいなところに座って、そこでやって、今は花もないようだけど、一輪挿しぐらい置いておいたらいいと思うけれども、そういうのもないし、いや、本当に悪いんだけれども、寄附する側からすると、鎌倉市ってこんな感じなのみたいな、僕だったらなるね。本当に悪いんだけど。だから、そこら辺はもうちょっと市民の皆さんにやっていただけるんだから、とにかく早くやってください。お願いしておきます。
それから、昨年度の収支、先ほども言いましたんですけれども、比較すると、結果的には市外に流出する額のほうが多かった。流出する額はもっとだけれども、実損は8,000万円。目標値の変更、これ上方修正するよと、1億円と言っていたんだけれども、抜けたから上方修正するよと、たしか部長、6月定例会で言われたと思うんですけれども、数値を聞いていないんです、あのとき。3億円にするのか、5億円にするのか、僕はわかりませんけれども、そこら辺は今どういうような感じなんでしょうか。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 平成27年の本市におけますふるさと寄附金の収支は、今、御指摘ございましたように、市民の方々が他市に寄附した金額が本市への寄附金を上回り、約8,000万円程度の赤字となっております。今年度に入りまして、ふるさと寄附金に関するさまざまな動きが出始めておりまして、例えば、これまで寄附金に取り組んでいなかった横浜市は、返礼品は設けていないもののサポーターズ制度など、歴史的建造物保存のために協力をと大体的にPRを始めております。また、神奈川県や相模原市でも、返礼品提供を始めるなどの動きが出てきているところです。
これまで余り動きのなかった県ですとか政令市が取り組みを始めまして、さらには、企業版ふるさと納税のスタートにより、本市を取り巻く環境は非常に厳しくなっていると感じておりますが、より一層の努力が必要であると認識しておりまして、まずは、年度当初に定めました目標金額を早目に達成をしていきたいということを、現時点では考えております。
|
|
○7番(岡田和則議員) 前の実績が、目標値が1億円で1.2億円達成した。今回は2億円といってということだね。だけれども、3.1億円が県外にたしか出ているんだと思うんだけれども。1.2億円入って、それぐらい出ているんじゃないのかな。そうすると、2億円ぐらいだと赤字になる可能性がある。しかも今言われたように、ほかの他市も参入してきているということになると、しのぎを削る。そんなの初めからわかっているんだから、もうちょっと言うと、ここで怒らないけど。初めから、やる前からわかっているんだから、よしやるぞ、やってくれとあのとき言ったんですけれども。それはもう怒らないけれども、そんなのはわかっているでしょう、初めからね。企業版も入ってくるし、横須賀もやると言っていますし、財政力指数が1位以外のところはやりますよ。それから、殿様商法じゃないけれども、俺のところは金があるからいいよ、持っていけ泥棒みたいなことを、そんなことは言っていられませんよ。市民は、県民や皆さんが怒り出しますよ。何を言っているんだ、それは税金でしょう、行って帰ってゼロぐらいにしなさいよと。それは当然の感覚で、あとは、できればということになって、できればもっともうけてもらえればありがたいというのが、人情だと思うんだよね。だから、いいよ、いいよとはならないと、私は思うんですけれど。
そこら辺は、今、部長は言われたんだけれども、そこら辺のことはどうなのか。2億円にはできるだけ早くやっていきたいと。数字では今言われなかったんですけれども、目標値、できるだけ早くやっていきたいと今言われたんですけれども、私としては、申しわけないけれども、やられているのはわかるけれども、そんなものじゃだめですよと。もっとがちっとやらないと本当にお金は出ていきますよ。これは税金だからね。そうすると、こっちで頑張れるだけ頑張って、赤字の補填ができるぐらいは最低、バケツの底はふたをしないとまずいよね。最低限ね。プラスアルファは皆さんということで、私はそんな気持ちでいるんだけれども、そこら辺の考え方でもいいですけれども、部長はどういうふうに考えられているんですか。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 なかなかお約束というのは難しいところではございますが、ただいま御指摘ありました、平成27年度分の確定申告によるふるさと寄附金の市民の方々が他市に寄附した控除額の合計というのが、約1億6,000万円ぐらいございまして、これをふるさと寄附金の歳入で賄おうとした場合には、約2億8,000万円ぐらいの寄附を受けることが必要になってくるかと思います。
なかなかこれを目標にということは申し上げづらいところもあるんですけれども、私としては、この分を取り返すぐらいの頑張りはしていきたいと考えておりますし、職員一同、そういう気持ちで頑張っております。
|
|
○7番(岡田和則議員) ぜひやってほしいんだよね。アイデアもあるし、人も動いていると言っておられるんですけれども、私もいろいろでもないか、ちょろちょろは動いていますけれども、皆さんが言っていることと、業者とはいかないけれども、外で聞くのとずれがあるよね。「市はそんなこと、いや、俺はそんなこと聞いてないの。こういうふうに言っている。どういうことになるの、俺たちにはこう言っているけど。うん、違うな」とか、それは言いませんけれども、中身は。そういうずれもある。本当のことを言って。だから、もう少し真摯にやってもらいたい。やってくれているのはわかるけれども、もうちょっと馬力を入れて、アイデア、頭をやわらかくしてやってもらいたい。
また戻るけれども、申し上げるのは、接客の部屋、これは10月ぐらいまでにやってくれるんでしょうね。これはいいですか、そういうふうに捉えて。またずりずりといって、12月定例会があるから12月で聞くんだけれども、そういうふうにならない。その前にきちんとやりますというところで捉えていいの。それとも、頑張ったけど、12月にもう一回聞けばみたいな話になっちゃうの。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 10月いっぱいにというお約束はできないんですけれども、12月定例会前には何とかするようにしたいと思って今動いておりますので、12月定例会前に対応したいと思っております。
|
|
○7番(岡田和則議員) では、それでよろしくお願いします。
|
|
○議長(中澤克之議員) ただいま一般質問中ではありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(11時34分 休憩)
(11時35分 再開)
|
|
○議長(中澤克之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
|
|
○7番(岡田和則議員) 次に続けさせていただくのは、2項目のポケモンGOとまちづくりについてということで、同僚議員もやられる予定だったのですが、岡田やれということで、それからまた同僚議員もまた続けてやられるようなので、関心があるなと思っています。私も初めは知らなかったです。私はポケモン世代ではありませんし、大体35歳ぐらいの人が多分その世代かと思うんですけれども、それはやり出した後でわかったことなんです。
7月22日から始まって、私は7月29日からやり出した。知らなかった。やっていく中で、いろいろ気づいたことがあって、そのときは観光商工課がホームページで、ポケモンGOをやるのにこういう注意しなさいよと、もうすぐに張り出したので、それも後でわかったことなんだけれども、びっくりしましたよ。鎌倉市はアンテナを張っているなみたいな。いろいろな注意書きが書いてあって、内閣府もリンクが張ってあって、それは知らなかったんで、後からわかったんですが、あら、なんだ、ポケモンをやっているよと言ってくれればいいのに、おもしろそうだったのにと思ったんですけれども、それは余談ですけども。
そんなことがありまして7月29日から。ダウンロードは無料なので、ダウンロードしてみました。映像は非常にかわいいし、今までのゲームとかいろいろなものを見て、映像がきれい。凝っていまよね。雲が流れたりしているし、これはおもしろそうだなということで、やろうと。
それからもう一つは、何でそんなことをやったのというのは、これは不謹慎かもわからないんですけれども、ナイアンティックなのか任天堂なのかほかのところなのかわかりませんけれども、これはGPSを使って世界各国でやっている。地球をナイフとフォークで食っていくようになると。おう、やるな。その発想はおもしろいと。そういう意味もありました。どういうふうに展開していくのか。これは本当に画期的だなと、私は思っています。こういう会社が出てきたって、いや、すごいなと思っています。
それはそれとして、やってみて、幾つかこれは仕掛けがあります。これは上畠議員がちょうど質問をしようかということで日経トレンディ10月号を買われて、私はこれを知らなかったので、ここにかなりページ数が、特集があって、これを読むと大体わかりますよ。ポケモンをやると足腰はよくなったんだけれど目が悪くなった。余談ですけれども、歩かなきゃいけないので、私は両足の親指に血豆が二つできました。それから、右足の薬指には水がたまった。全部抜きましたけれども、それぐらい歩かなければいけない。ただし、ここが小さいので眼鏡が要る。これはカラーで68ページから90ページ、これを本当は配りたかったんだけど配れないので、こういう感じで出ています。これでほぼ要点みたいなのが出ています。前置きはいいんですけれども。
それで、私は歩きました。仕掛けがあって、ポケモンの卵というのは9個全部で並べられる。その卵はどこからとれるんだといったら、ポケストップといって、そこの神社にもありますようにそこらじゅうにあります。そこへ行って、ピッと回すと、卵も出てくるしモンスターボールも出てくるし、自分のポケモンがやられたら手当てをする傷薬とかそういうのも出てくる。そこからとってくる。それをふ化装置というところに入れる。無限ふ化装置というのは1個あって、それは無料。1個だけは。
そうすると、その卵が「2キロタマゴ」と「5キロタマゴ」と「10キロタマゴ」とある。歩けということ。2キロ歩いたらふ化します、5キロ歩いたらふ化します、10キロ歩いたらふ化しますと、そういう仕組みになっている。お金をかけたくないなという人は、無限ふ化装置で1個をとにかくかえす、歩く。金なんかどうでもいいと、とにかく早くやりたいという人は買いなさいと、150ポケコイン、大体150円ぐらいです。それは1個買うと3回卵をかえすことができる。それは2キロ、5キロ、10キロ関係なしに。どうもそういうような仕組みになっていて、だから、とにかく歩かなきゃいけない。卵をとるにはポケストップに行かなきゃいけない。卵をとったら、かえすために今度は歩かなきゃいけない。だから、朝結構歩いている人がいるし、夜もジョギングしている若い人が結構いる。よく見ると、ここに携帯を張りつけて走っている人がいますよ。あっ、やっているなと。ふ化させようと思ってやっているんじゃないかと。もともと、だから、走っていて、それでもっと走ろうという多分動機づけ、小さな動機づけになっているかと思います。
私もそれに乗せられて、1日10キロ歩こうということで、7月29日から今日までほぼ毎日10キロぐらい歩きました。ただお酒を飲んだときはなかなかというのもありますから、次は2倍歩かなきゃいけないとかいろいろあるんですけれども、10キロ歩くのを5キロ歩いて、次は15キロ歩こうとか、そういうふうになっていますけど。
そのおかげで、私はメタボと言われていたんですよ。市民健康診断かな、市から来るじゃないですか。2年間言われていて、歩きなさい、食事療法しなさい、それから泳ぎなさいとこういうこと。あと、申し込むと、市からこもれび山崎温水プールの泳ぐ券が1枚来る。もらったんだけれども、私はやる気がなくてずっとそれだったんだけれども、今回、これをやらせてもらって体重は減りました。非常に健康的になったんです。先ほども言ったように足は軽くなりました。本当のことを言って重かった。じじいだなと、結構足取りが重くなってきているから、「おいで」と言っているのかという感じもしましたけれども、そんな感じです。
これは自分の体験からですけれども、健康づくりには多分寄与するだろうと。あんまり笑いをとっちゃいけないんですけれども、お医者さんも市も頑張りなさいと、手紙もきて指導もされたんですけれども、指導されなかった僕がポケモンに指導されたと。お医者さんが指導できないのにポケモンが指導したと、結果的に。だからと言って全部私みたいな人間ではありませんから、絶対とは言いませんけども。
しかし、それにしても私はひっかかった人間でございまして、これは健康づくりに寄与できるなと、こんなふうに思うんです。利用できるなと、活用できるなと思うんですけれども、ここら辺はどう考えるか、教えてください。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 平成28年3月に策定いたしました鎌倉市健康づくり計画におきまして、青年期、壮年期、高年期の前期の重点目標は、身体活動、運動としているところでございます。その中で、歩くことは、いつでもどこでも誰でもできる手軽な効果的な運動であると考えております。
楽しみながら歩けて、それが運動習慣の獲得や生活習慣の改善につながるようなスマホのアプリは、健康づくりを推進していく上でも有効なツールの一つであると、考えております。
|
|
○7番(岡田和則議員) これも読ませてもらったり、同僚と話したりとかいろいろしているんですけれども、今の場合はポケモン世代の第一世代、今現実は第六世代までいっていますから、すぐは終わらない、ブームが。ということはわかりますね。ポケモンのゲームだろ。そんなものはすぐ終わるだろう。それなのに何を言っているの、おまえと思われるかもわかりませんが、これは結構いく。
それでもう一つは、これは二、三日前ですけれども、皆さんも知っておられると思うけれども、年寄りとか子供だけじゃないんだよね、若い中堅がやっています、ポケモンを。大船駅の2階ルミネのところ、夜、もうみんなびっくりされていると思うんですけれども、あそこでマクドナルドか何かに向かってこうやっているよね。あそこはポケストップが3個あったので、今5個になっています。あれはもっとふえるなと私は内々に思っているんですけれども、それぐらいみんなはまってやっている。これは本当に社会現象かと私は思っています。
変な話だけれども、私は、選挙やるときに、動員をかけて来てくれっていって、あそこで手を振ってくれってやるでしょう。動員をかけなくても自発的に来る。これはすごい。本当に思っています。だって、言わなくたって来る。自分でやる、自主的に。これは結構きているなという感じは、そういう印象を私は持っています。それで、今言われたんですけれども、そういうことですね。
それで、この後でもあるかと思うんですけれども、公園で人にぶつかったりしたらだめということをよく言われるんで、いろいろ私もこの間歩かせてもらったんですけれども、山下公園とかいろいろな公園に行きました。そこには結構ポケモンをやっている人がいました。鎌倉の場合、公園といっても余り公園がないんで、ただ小さい公園にポケストップがあるんだな。あれ不思議なんだ。ほとんど遊べないと言ったら悪いけれども、子供がちょこっと遊べるぐらいのところにポケストップがぴっとあります。あれすごいなと。よく調べているなと。その前のが終わって、その会社が一生懸命陣取りゲームをやっていたのを、これが利用したというか、やったというのは、だから前段がどうもあるらしいんですけれども、仕掛けは。道祖神とか神社とかいろいろなところに本当にある。それから、変わったシャッターに絵が描いてある。そこにもポケストップがあるとか、結構目のつけどころがおもしろいと思うんですけども。
そうすると、鎌倉市の場合、つい先日、広町緑地、これはオープニングのときに私も行ったんですけれども、すぐ帰っちゃったんだけれども、一周しないで。今度初めて1周した。45分から1時間かかる。極端に言ったら、密林といったら言い過ぎだけれども、初めのところは田んぼなんかあっていいんだけれども、中へ入っていくと、森林というか密集しちゃっていて、道も結構アップダウンがあって、緑地だからここでやったらどうかと思って探索に行ったんですよ。そうしたらポケストップはありません。ポケモンもいません。ゼロ。1時間損をしたなというぐあいになって、それはいいとして、奥のほうは危険ですね。彼女とも行けない。ハイヒールを履いたらこけてしまう、奥は。前はいいけれども、奥に入っちゃうと。だからズック靴で行かなきゃ。多分女性に行こうと言ったら、行かないと思いますね。身の危険を感じるかもわからないし、そういうような気がしました。そういうところです、緑地は。あれを市民はどうやって利用をするのかなと。そこが今日の課題ではないから言いませんけれども。もう少し考えたらいいかもわからないなと思っています。そうすると、前のほうぐらいにちょこっと散策できるぐらいのために、できればポケストップみたいなものを置いてくれれば一番ありがたいなと、思ったりしています。
それからあと、中央公園へ行ってきました。中央公園には、入る左側に小さな児童公園がある。そこにトレーニングジムがある。トレーニングジムというのは、自分が持っているポケモンをみんなに見せびらかせるために、そこに以前に見せびらかしている人をやっつけて、俺だよと、私よというか、お人形さんみたいなものをつけて、自分の好きなポケモンを飾る。俺が飾るんだからと、そこでバトルというか、トレーニングしちゃう。そういうところがありました。それで、中に三つぐらいあったのかな、ポケストップが。私も行きました。あそこに池があってコイキングがとれたんだけれども、1匹ね。「おっ、いた」とか言って。対戦もしましたけれども、余りやっつけてはかわいそうと思って、いけないなと思って。そういうところがありました。
ただ、今言ったように、もう少し健康面から、歩けるような公園に少し留意してもらって、ポケストップかトレーニングジムかわからないけれども、そういうのを明日からとはももちろん言いませんけれども、つけてもらえれば、一つ、はまる人には散歩のあれになればなという気もしないではないです。
ただ、現実は今フラワーセンターなんかに行っていますと、あの周りを走っていますよね。そうすると、今言われた幾つかあるんです、ポケストップが周りに。だから、回れば回って5分間。それは玉をとると、5分過ぎると、初めはブルー、玉をとるとピンクになる。ピンクのときは幾ら回してもとれません。5分になるとまた回る。走っていくと5分。5分前に行っちゃっただめよ。5分間かかっていくと、また同じところでとれる。そういう仕組みになっているんだよ。だから結構おもしろい。そういうことも考えてくれたらありがたいなという感じがしています。
公園施設でポケモンGOを利用して、私個人は利用させてもらいたいとは思っています。いろいろな公園に本当に行きました。小山田公園とか橋本の先のほうまで行きました。あれも自然公園なんだけれども、道がずっとあってランニングしている人もいます。写真も撮ってきましたけれども、普通の昼間になぜか若い人がいっぱいいる。ポケモンをとっているんですね。俺みたいなばかがいるんだなと思ったんですけれども、結構利用していました。ただ、鎌倉市の場合は、今言ったように緑地の場合は危険だから、奥のほうに行くというのはだめだなと、私は思っているんですけれども、ただ普通のところを歩くと、もう少しやってもらえればありがたいと思うんですが、そういう施設をポケモンGOで利用することについて、どんなふうに考えられているのか。今現時点で、そういう考えがあれば教えてください。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 公園の広場など、立入禁止でない場所でゲームを利用することは、ほかの利用者に迷惑をかからない範囲であれば、当然問題はないと考えております。
今、議員から御提案のありました活用につきましては、まだ積極的な方法というのは見つかっておりませんけれども、指定管理者や地元の活動団体などの意向、あるいは経費の考え方、さらには先行事例などの調査を進めてまいります。
|
|
○7番(岡田和則議員) ポケモンGOの前にイングレスという陣取りゲームをやって、それを発展的に活用したのがポケモンGOだと言われています。ただ、私はイングレスというのはやっていません。うちの会社でイングレスをやっている若手はいます。
あと、神奈川県でも横浜は協定を結んで桜木町、ピカチュウの駅になっているよね。ピカチュウがいっぱいいると。この前遊びに行ったら、ピカチュウがいろいろ配っていましたよ。頭にかぶるものとかいろいろなものを。ポケモンと連携している。
それから、横須賀市はポケストップとトレーニングジム、カラーになっているのを配っていますよね。あそこは参入している、横須賀市は。横須賀市のヴェルニー公園は、私の経験では、コイキングとメノクラゲとカブト、今は。前はカブトじゃなかったんだけれども、カブトも入った。今行ったらとれます。進化できる。それは置いておいて、そういうふうにつくっちゃった。
公園というのは1回しかとれないんじゃないんですよ。何回も行くんですよ。行って、行って、こういうふうにしなきゃいけない。何回も。3往復、4往復すれば完全にほぼとれると思うけどね。そういうような感じなんだけれども、1回すっといっただけで、それはそんなにとれません。そういう感じのあれがあって、どうかなと思っています。横須賀市は頑張っているなと。だから鎌倉もどうかとは思っています。
ただ、鎌倉市の場合は、公園というか神社を歩いて、私も歩いていたんですけれども、八幡様は初めはポケストップがあったんですが、今は全部消しています。私は行きました。ほかのところは、トレーニングジムもあります。そういうような感じになっています。だからポケモンはいないのかと言ったら、ポケモンはいるんだね。だけどトレーニングジムはない。ポケストップもない。緑地は完全にいなかった。何もなかった。駅はあったんだけれども、鎌倉駅の構内にはありません。鎌倉駅の構内ではポケモンもいません。大船駅の構内にもいません。横浜駅を僕は調べました。横浜駅にもいません。ただ、全部JRの中にはいないのかといったら、さっき言ったように、桜木町とかそういうところには駅の中にトレーニングジムがありますから、だから分けていろいろ考えながらやっているのかというように思います。
それから、あともう一つは、ポケモンを使って防災用に活用できないか。これは小学生、中学生が結構やっている。親と対話の一つの道具にもなっているみたいなんですけれども、なってないところももちろんある。みんながなっているわけじゃないんだけれども、そういう部分もある。そうすると、小学生、中学生というのはおもしろいもので、おもしろいなといったら、見ると思う。
これは一例なんだけれども、砂押川にコイが出るんだってと聞いて、私みたいに歩いてポケモンをやっている親子の横で聞いていた。「コイが出るんだよ」と。「コイいるのか、ここに」と私も思った。後から聞いたら、コイがいると言いましたけれども、そういうような親子の対話になっていますね。でも、進化系だから、コイだけとればいいというものではなくて、コイを101匹とったらギャラドスになって竜になってしまうとか、そういうふうにおもしろく仕掛けているんです。
そういうのがあるので、できれば今、材木座とか、8分で逃げろとやっていますよね。避難経路はこうだよと言っています。下に張ったりしている。ここだと矢印が書いてあります。あれは踏みつけにされたり、長い年月の間には消えていったり、いろいろあるし、言っても忘れるとかいろいろあって、それでも子供たちは結構記憶がいいから覚えるので、避難経路にポケストップを置いて、一番上にトレーニングジムか何かを一発置いておけば、遊びに行くと。体はどこへいく。あそこにいればいいんだというのにも使えるんじゃないか。いや、使えと言っていません。私は使えると思う。人の命ですからね。来たときに、一人死んだら、ある国会議員に私は言いました。その国会議員の名前は言いませんけれども、結構冷たい言い方をしていましたけれども、人の命を金に換算して計算しやがったから、このやろうと思ったんですけれども、そういう人がいました。
それはそれとして防災用に活用できそうな気もするので、ここら辺はどんな考えが、あれば教えてもらいたいんです。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 防災面での活用についての御質問ですが、当該アプリを防災面に活用してはどうかという今の御質問、るる語っていただいたことと同趣旨のことが、報道等で紹介されております。その内容ですが、8月10日付の朝日新聞の投稿なんですが、その中に、地域の避難場所等にスポットを設置することで、子供たちがふだんからその場所を認識して、緊急時においてもスムーズに行動できるのではないかというような考え方、まさに今議員がおっしゃったようなことと同じ趣旨のことが書かれてございます。
現時点では、自治体における当該アプリの対応につきましては、さまざまな議論が今行われている段階でもございまして、防災面の活用につきましては、今後の動きをよく見きわめた上で、判断してまいりたいと考えてございます。
|
|
○議長(中澤克之議員) ただいま一般質問中ではありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(11時58分 休憩)
(13時10分 再開)
|
|
○議長(中澤克之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
岡田和則議員の一般質問を続行いたします。
|
|
○7番(岡田和則議員) 午前中に引き続き質問させていただきます。
次に、ポケモンGOは商店街活性化に活用できると思うけれども、どうかという質問ですけれども、これは、過日、私、小町通りを夕方、ポケストップがあそこにありますから、ある商店主、知人の方ですけれども、偶然会って、「何をやっているの」と言うので、「これをやっているんだよ」という話で、「岡田さん、このポケモンGOを利用してもっとここを活性化できないかね」という話をちらっと受けました。やりようによってはできるんじゃないのというような感じで受け答えをしたりしました。
小町通りのところだと、あそこを入った左側の不二家の先のところにたまり場がありますから、あそこら辺は結構できる可能性があるなと。ジムを置いて、喫茶店があそこはありまして、軽食なんかありますから、ポケモンをやっている人はいつも歩いているので、結構疲れているというか、たまには座ってやりたいというような欲求は、僕はあると思うんですね。僕も大船のルミネのところでやりました。じじいが若者にまじって変だなと思う。初めは恥ずかしかったんですけれども、最近はなれまして、どう見られてもいいやみたいな感じですが、開き直りもあるんですけども。
見ていると、大体20分ぐらいでみんな帰るかなという感じで、私は45分ぐらいまで。足がすごく疲れて、立ち飲みで飲んでいるなという感じで、疲れたな、座りたいなと。あそこは座るところもないし、早々に帰るしかないかと思って。大船のあるところに行ったら、そこはポケストップが近くに1個しかないんですけれども、そこに行って、偶然コーヒーを飲みながら、知っているところだから座って携帯を開いたらポケモンが出たんですね。これは使えると思って、座ってやりました。そこは、ポケストップなんかモジュールを入れなきゃいけないんで、桜吹雪といって、魚釣りでいったらまき餌というのか、餌を先にまいて、ルアーなんだけどそれをやると、それは課金されちゃうんですよね。それで呼び寄せると。ただ、そのかわり課金されて呼び寄せて桜吹雪が出ているところで、他人も来られる。他人が来て、私が例えばポップを抜けたとしたら、他人もポップを見ているので、お互いにとれるというか、お金を払わない人も横に来てとれるという、俺だけだよみたいなところじゃなくて、そばに来てやってもいいよみたいな。課金しない人は、あれは中学生か高校生ぐらいのやつが横に来て、同じのをとっていってしまえみたいな、それはもうルールとしてオーケーとなっていますので、そんなこともありました。
そんなことがあって、玉縄地域を私は調べてみたんですよ。最近、ポケストップは二つなきゃいけないなと。一つだと結構つらいというのがあって、玉縄区域は僕が調べたところ、3カ所ありました。ちょうど二つ並んでいるところ。1カ所で、公園だけでやったときは、私、桜吹雪二つやったんだけれども、全然とれずに、ここは使えないみたいなところがありました。あと2カ所あるんですけれども、その間に多分軽食プラス喫茶店だったら多分一番いいかと思うんですけれども、そうすると座って御飯を食べながらやれるという、やる側の利点としたらそうで、提供する側は小さいですけれども、それはできるだろう。ただ、長くいられると多分困るので、何時間過ぎたらほかの人は注文してくださいよぐらいは言ったほうがいいかもわかりませんけれども、そういう利点はあるかなという感じはしています。
それから、由比ガ浜通りの元気アップ事業でいろいろ施設や何かつくったりしてやって、なかなか厳しいものがあって、こっちから長谷のほうに歩く人というのはそんなにいないという感じがして、それはどう考えるかというのはあると思うんですけれども、ああいうところに、例えばポケストップを置いて、若干のレアもの、例えば変な言い方だけれども、これは水がなきゃいけないんですけれども、例えばミニリュウ、ハクリュウ、カイリュウって三つに進化するんですけれども、カイリュウを大きくするには、ミニリュウやハクリュウが餌になる。そうすると、ミニリュウやハクリュウがいないとカイリュウは大きくならない。バトルで大きいものを見せたいぞというような欲求を持っている人は、多分そっちをとりたい。そうしてミニリュウやハクリュウが出るような仕掛けがあれば、多分結構行くと思います。
不忍池も私は行ってきたんですけれども、すごかったですよ。若いのが大勢いたよ。こんなところにいたくないと、私はじじいだから思ったんですけど。それぐらいすごかったですね。何をとっているかといったら、ミニリュウというかそっちをとっている。コイキングもいっぱいいたんだけれども、多分ミニリュウをとっていると思う。すごかったです。びっくりしちゃった。こんなにみんなは影響されているんだなと私は思いましたけれども、しかしそれはそれとして、であれば、何か仕掛けをつくれば、活性化の一助、絶対いいとは言いません。一助になるかと。
先ほども一番初めに言いましたけれども、大船駅の東口、3本しかポケストップなかったんだけれども、大船駅が1本、それからマクドナルドが1本、それからルミネの中の郵便局に1本、それに加えて一昨日ぐらいからヤフーとソフトバンク、計5本。それはもう絶対集まるね。私だったら、よしという感じになりますけど。それは、要するに各会社が頼んでといったらおかしいけれども、多分契約していると思いますけれども、やったと。だから、宣伝が出ています。ヤフーの宣伝もソフトバンクの宣伝も、くるくると回るところの中に宣伝が入っています。それは多分お金を払ってと思うんですけど。そういうようなこともあるので、今後、少し考えたらおもしろいのかなという、別に建物を建てる必要もないし、道路整備をする必要もないし、結構安全なところでどうなのかというのは考えられるかという感じをもっています。
由比ガ浜通りだけじゃなくてほかのところも含めて、こういうものが活用できるのではないかという感じを私は思っているんですけれども、市民活動部長はどんなふうに考えられているのか、思われているのか、考えか思いか、そこら辺を教えてください。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 ポケモンGOでございますけれども、県内では横須賀市が横須賀GO宣言によりまして、観光客の取り込み策に活用されております。一方で、藤沢市では、江の島におきまして、大混雑の状況となりまして、夜間の駐車場閉鎖や利用自粛の呼びかけが行われるなど、課題も一方であるものと認識しております。
商店街活性化に向けましたポケモンGOの活用におきましては、各市における課題や市民生活に及ぼす影響等を勘案しながら、商工会議所や商店街連合会とも連携し、検討していく必要があるものと考えてございます。
|
|
○7番(岡田和則議員) 私も江の島へ行きました。江の島はいろいろな種類がいっぱいいるんです。完全にホットスポット、全島というか、歩きましたけど。モノレールの始発はたしか5時45分かな、それぐらいだと思うんです。着いて、橋を渡ったところに看板があって、夜10時から早朝までは自粛してくださいという看板が幾つかあります。私は早朝というのはわからないから、早朝って何時みたいな。始発で来たんだけれど、早朝になるのかな、どうなのかと考えたんですけれども、どうしようと思った。見たら何人かの人がたので、入らせてもらおうと思って入ってきました。
奥に行ったら、洞窟のところは朝9時か10時で入れないで、これはだめだということで、私は昼ぐらいまでいたんですけれども、本当に人がすごいですね。だから、うれしい悲鳴と逆の悲鳴とが多分あって、そういうふうに出されて、夜は寝るし、余りがさがさしないでと、多分そういうことだと思うんですね。そういうようなのを、私は写真も撮りました。だから、そういうことはもちろんありますので、気をつけなきゃいけないところもあると、私は思っています。
それから、今、部長も言われたんですけれども、横須賀市、それから横浜市は一部です。それから被災地3県プラス熊本県、それから鳥取県の砂丘、砂丘は各ところにポケストップを置くというので、記事はぱっと見た感じはいいと思うんだけれども、あそこは砂丘だから、まず座るところがない。日陰がない。この砂丘を全部歩けといったら結構きついな、どうにかしてよみたいに、多分今後そういうようなのが出るんじゃないという感じがしないでもないんですけれども、考えているアイデアはいいかという感じはします。
いろいろと自治体で取り入れてきている。それはいいも悪いもあると思うんですけれども、そこら辺を見てどういうふうに、この現象なりをどのように思うか、経営企画部長、お願いします。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 ただいま御紹介がありましたように、横須賀市ではポケモンGOの開発企業と連携して、中心市街地のポケストップを地図で公表し、SNSにおいてその場所に発信タグをつけ発信してもらうことなどで、集客の増加を図り、まちづくりにつなげようとしているようでございます。
そのほかにも、御紹介のあった鳥取では、鳥取GOというポータルサイトを設けて、砂丘への呼び込みを行っていたり、岐阜県美濃市では、ポケモンGOを活用した商店での割引制度、例えばレベル5以上だったら最中アイスを10円割引とか、画面を見せると商品が割引になるとか、こういった制度を設けるなど、このゲームを活用し始めている自治体もあることは、承知しております。
まちづくりの手法の一つになり得るものと、我々としても認識はしております。
|
|
○7番(岡田和則議員) 仕事と遊びとを融合することは人生の理想になる。自分の趣味と実益が一致すればもう理想ですよ。大体みんなそこは分離しちゃっているんだね。仕事は仕事、趣味は趣味。おもしろさはまた違うところを求めているよという。ポケモンなんかは、はまる人には仕事と両方入ってしまうんじゃないのな。結構おもしろい領域に行くんじゃないかなという、私はそんな気もしています。
午前が終わった後に、同僚議員から「岡ちゃん、これって、投票率向上のためにどうよ」と。「いいね、質問しようか」という話をしていたんですけど、選挙管理委員会の人がいないので、ひとりごとをしゃべるしかないかと思うんですけれども、そういうようなアイデアも含めて、いろいろな人がいろいろなアイデアをもっていると思っています。いい面は生かしてもらえばありがたいと思っていますので、ぜひ考えていただければありがたい。
一番初めに言いましたように、これをダウンロードするのは無料だから、ダウンロードして、あとお金を使う使わないは自分の勝手ですから、どんなものかなぐらい、多分さわりぐらいはできると思います。対戦もレベル5はすぐできます。1日のうちにできます、やる気になればできるから。それは問注所にトレーニングジムがありますから、そこのビルのところに行って、昼休みにぴぴっとやれば、こいつ強いなとか大体わかります。そういうようなこともできればやってくれればありがたいと、どんなものかなと体験できるのではないかと思います。
それで、今、経営企画部長が答えたんですけれども、仮にもし鎌倉市で取り組む場合、メリット、デメリットがあると思うんですけれども、メリットはどんなものか、あるいはデメリットはどんなものか、ここら辺を今思われているようなことがあれば、教えてください。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 スマートフォンを片手に市内を歩くことで、ゲームのレベルを上げていくというポケモンGOの特徴から、ふだん訪れることがなかった場所を訪れて、ふだん気づかなかった地域資源、地域の魅力を知ってもらうなど、多くの人々に新たな魅力を発見してもらうということが、可能だと思います。また、観光客の集客、回遊性の向上、ウオーキングによる健康維持向上、ポケストップ周辺にゲーム参加者が集まることによる消費効果やコミュニケーション効果などのメリットがあると考えております。
一方、歩きスマホや自転車・車などの運転中のながらスマホによる交通事故や衝突事故、ポケモンを追いかけて他人の住居へ不法侵入してしまうことや、一定の場所に大人数が集結してしまうこと、深夜の徘回によるトラブルや苦情、課金システムによるトラブルなどが、デメリットとして考えられると思います。
|
|
○7番(岡田和則議員) そうですね。デメリットもあります、確かに。普通は前後左右人がいなければ、私はやってもいいと思うんだけれども、人の中でやるのはぶつかったりぶつかられたり、私はぶつかったこともぶつかられたこともないけれども、ひやっとしたことはもちろんあります。「おっと」というような感じで、これは危ないなと。今はなるべく横に、電柱の後ろに隠れてやるとか、なるべくそういうふうにしているんですけれども、ただ、神経が集中するのは、多分その人が欲しいものが出た、レアものというか、その人にとっての欲しいもののときが一番怖いと思うんですね。普通のものだと、危ない、逃げてもいいやとさっといけるんですけれども、その人が欲しい物が眼前に出たときは、かなりその人は集中しますので、そこは怖いかなという感じはしています。もちろん、今言った、ながら運転は論外で、多分できないと私は思っているんですけれども、だけど死者二人も出ましたから、これはこれできちんと対策をとらなきゃいけないと思っています。
メリットも結構ございます。私もこの間ずっと自分の地域、玉縄地域、大船地域、ここら久々に鎌倉市から家まで歩いて帰ったんですけれども、とりながら。夜中ですから、行ってないからいいでしょうか。円覚寺、建長寺。建長寺前ではピカチュウをとった。それはいたんですけれども、そういうこともあるんですが、確かに危ない面もありますので、気をつけなきゃいけないかなと感じました。
言おうとしたことは、知らない公園とか、余り考えなかったところに結構ポケストップがあるので、その簡単な写真が張りつけてあるんですよ。そうすると、あれ、ここなのか、この日はここなのかとか、ここはこうなのかというのが、結構地元の再発見になるなと。門注所跡地があそこのところというのは何となくあったけれども、そこだというのは特定していませんでしたから、そこにあるとか、なんだ、そうか、ここかとかという。あと、神社の名前、神社はあるけど名前は知らない。歩いていると、ここにこういう神社が、そうか、ここかと。こういう勉強にはなる。だから、歴史好きな人にもおもしろいかなと。郷土の再発見みたいなのは確かにありますので、よく考えているなというのは感じもします。
それはアイデアとして取り入れる、取り入れないはわからないんですけれども、何かに使われてもいいし、これを利用というとか、活用できそうな気もしないでもないですよね。お酒でも鎌倉五山とかいろいろあるし、スタンプラリーとかそういうのもありますし、いろいろあるので、考え方によっては、これは活用できるなと、こんなふうには思います。考えていただければありがたいと思います。
最後になりますけれども、今後、鎌倉市のまちづくりの一環、いろいろなことを今まで言ってきました。ただ、ほかの議員もいろいろなことを考えておられるし、私ども本当に思いつかないようなことも考えておられるみたいなので、そんなことも、あるいは皆さんも考えられている、あるいは若手が、中堅が考えていることもあるかと思うんですけれども、仮にこのポケモンGOを活用してほしいと私は思うんですけれども、そんなアイデアもみんな持っていると思うんですが、市長として、こういうことについて、ポケモンGOを活用しようかどうかと、市としてどう考えるか、そこら辺を教えてもらえればありがたい。
|
|
○松尾崇 市長 位置情報を利用したゲームは、スタンプラリー的な活用ができることから、地域の活性化ですとか商店街の活性化に、これまでも幾つか一定の効果を上げている事例というのは、承知をしております。
今回のポケモンGOにつきましては、過去の位置情報を利用したゲームにはない過熱した、非常に多くの方々が利用しているという意味で、社会現象にもなっていると思いますけれども、本市としては、多くの観光客の方に訪れていただいている中では、まずは安全にこれを利用していただくということが必要であろうということで、日本での開始と同時にそういう注意喚起をさせていただいたというところでございます。
今後は、仮に鎌倉市の場合、訪れた場所などの魅力をより知っていただけるような、そういう取り組みと一緒にして、より地域のことを理解していただくようなものとして活用できるのであれば、少し検討をしていくということもあるかなと、私としては捉えているところでございます。
|
|
○7番(岡田和則議員) 私はこれで終わりますけれども、ただ、それだけを私は言っていない。前段でも健康づくりとか、あと防災面とか、いろいろ多面的に使えるので、使える面は使ってもらいたいなという感じがしています。
市長は、今、特化してまちづくりということで、町の元気ということで、多分そっちのほうで答えられたんじゃないかと思うんですけれども、それだけじゃなくて、多面的に使えます。使えると私は思うんで。いや、全員が全員やれとかそんなことは言っていません。だから、そういう面もあるので、その一助に、一つのツールとして使えそうなので、考えていただいて、できればなるべくおもしろおかしくやっていただければありがたいなと、こんなことを要望しておきます。
|
|
○議長(中澤克之議員) 次に、山田直人議員の発言を許可いたします。
|
|
○22番(山田直人議員) それでは、通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。
私のテーマは、昨日、同会派の池田議員と、先ほどは吉岡議員ということで、重なる部分と、これは質問者に対して後押しすべきだということと、若干反論があるぞというようなところもいろいろあるんですが、この一般質問の中でいろいろと理事者の皆さんと議論をしていきたいと思います。したがいまして、あっちこっち飛ぶ可能性がありますので、そのあたりはよろしくお願いいたします。
まず、昨日も議論になりましたけれども、修正土地利用計画素案の話から入りたいと思います。
この素案については、6月に策定、公表されて以来、パブコメを1カ月やっていらっしゃいまして、7月29日ですので、もう1カ月半経過をしているところです。終わってからですね。それで、昨日確認をいただいた件数は989件ということをお伺いいたしました。また、主な意見としては、いわゆる体育施設、グラウンド、そういったスポーツ関連の意見が多かったというようなことをお伺いしております。
そこの部分は確認が済んだところでございますので、そういたしますと、今後、このパブコメあるいはそのパブコメに対する市の考え方、そうしたものを、これから修正土地利用計画は素案から案にもっていかなきゃいけない。そのために、そういった意見というのは必要になってくるんだろうと思いますけれども、土地利用の方針等に盛り込んでいきたいと考えていらっしゃると思うんですけれども、そのあたり、もう少し別のこと、例えば、スポーツだけだったのか、ほかのことにも少し話としてあったんじゃなかろうかとも思うんですけれども、989件という膨大な数ですので。そのあたり、もし追加で、グラウンド・体育施設以外のところであれば、まず御紹介いただければと思います。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 昨日も、どのような意見があったかということで、今、御案内にございましたように、スポーツ関係が大半だったという中で、特に子育ての視点ということにつきまして、もうちょっと盛り込んだほうがよろしいのではないかといった意見がございました。今後、土地利用の方針で、子育てという点につきましても盛り込んでまいりたいと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 今、スポーツ以外には子育てということだったんですが、子育てという中で、具体的なというようなところまで突っ込んで、今御答弁いただける内容はございますか。なければ、また後日にしますけれども。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 子育ての点で言いますと、保育園、幼稚園といったような点かと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) わかりました。保育園、保育施設ということですか。保育関連の施設を土地利用計画の案の中で入れられないだろうかと、そういうような意見があったということですね。
それで、この修正土地利用計画案というんですけれども、この案については、いつごろ整理をされる予定でいらっしゃいますか。そのパブコメの整理と案は9月ごろと、昨日聞いたような気がするんですけれども、パブコメを今整理されている、案をつくらなきゃいない、そのあたりはどういうふうにスケジュール調整をされていらっしゃるんですか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 いただきました意見の詳細、それとそれに対します市の考え方につきましては、この修正土地利用計画案に合わせて公表してまいりたいと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) あわせてということは、9月末ということでよろしいですか。それでは、パブコメのいわゆる市の意見も盛り込んだものは9月末に公表し、それと連動するような形で、案としても9月末ぐらいに公表していくと、そういうことでよろしいということですね。わかりました。
そうすると、市の案はそこで明らかになりますので、いわゆる素案から土地利用計画案に変わっていったときの、市の考え方というのはそこに盛り込まれますけれども、その考え方というのは、これから先、もう2週間ぐらいしかないんですけれども、その辺はどういうふうにして、市はこういうふうに考えていますよということの整理を庁内的にはどう整理して、それを案としてもっていくのか。そのあたりはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 修正土地利用計画素案につきましては、今御案内にもありましたパブリックコメントの結果をもとに修正すべき点を抽出しまして、その修正箇所につきましては、再度庁内調整を行いまして、案へと高めてまいりたいと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) それでは、これから先2週間ぐらいしかないんですけれども、どういう意見が出てきて、それに対する市の考え方を整理しなきゃいけない。盛り込まなきゃいけない部分については、庁内調整がもう一回、9月末までにあるということで、理解をさせていただきました。
そうすると、次に、昨日質問が出ていましたサウンディング調査というのをやっていらっしゃいますよね。昨日お聞きした限りでは、8月の上旬にデベロッパーですとかゼネコンですとか、コンサルタント等24社との対話形式での調査、そういったことは昨日確認をさせていただいているところでございます。
その中で、エリアマネジメントという言葉が、昨日、池田議員への答弁で出てきたと思うんですが、このエリアマネジメントというのは、どういうふうに理解、整理させていただければよろしいんですか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 エリアマネジメントにつきましては、事業者、地権者などが主体となりまして管理運営団体を組織し、地域におけます良好な環境や地域の価値を維持向上させるための町の運営管理に関する取り組みを行うものとなってございます。
|
|
○22番(山田直人議員) そうすると、その土地の全体的な管理、それは建物であれ景観であれ、自然の取り込みであれ、そういったことを全体としてあるそういうマネジメントするところに委ねて、それでその地域全体をいつも、言葉で言えばサスティナブルという言葉を使っていますけれども、いつまでもそういう町が持続できるようなマネジメントをしていこうということと理解いたしました。
その中で、後ほどの質問に関連してくるということで、御理解いただいた上でお聞きしたいんですが、いわゆるエリアマネジメントというと、持続可能性という話をしたときに、いわゆるエネルギー関係のマネジメントというのは重要になってくるんだろうと思うんですよね。
今、話を聞いた限りにおいては、家でいうとHEMS、これは鎌倉市としても助成したりしていますけれども、マンションということをMEMSという言葉を使いますし、ビルでいうと、ビルのエネルギーマネジメントということでBEMSという言葉を使いますし、町であると、エリアという意味ではエリアマネジメントの中で言えばエリアエネルギーマネジメントシステムという言葉を使います。そういう意味ではAEMSという言葉も使うんですけれども、そういった持続可能性ということは、いわゆる自然エネルギーを使う、あるいは電力をそこで自給自足しようと、そういったことは極端な話かもしれませんが、そういったことも、このエリアマネジメントの中には概念として含まれているのかどうか。ここは、今確認をできますか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 先ほど御案内しましたエリアマネジメントにつきましては、御指摘、御案内あったとおりでございますけれども、昨今、エリアエネルギーマネジメントシステムですとか、そういったものが各地で普及してきているという中では、今後、低炭素なまちづくりに資する取り組みとは認識してございますので、今後、どの程度それを取り入れられるかというところは、検討していく必要があろうかと思いますけれども、考え方としては、取り組んでいく必要があるべきものではないかと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) エネルギーといいましょうか、低炭素なまちづくりというのはいろいろなところで叫ばれている。私自身も、後ほど紹介しますが、尼崎市に行っても、環境都市という意味で尼崎市は随分それに取り組まれている。このところの異常気象、台風であれ雨であれ、これも原因としては温室効果ガスのことが言われている。これはもう随分前から言われている話ですけれども、そういったことを考え合わせてくると、鎌倉市といえども、あるいは深沢というエリアとしても、そういった低炭素なまちづくりというものを試行していかなければいけない。
これは、経済性との問題があるから、一概に突き進むだけがいいというわけではないということも承知していますけれども、環境基本計画等もまた後ほどリンクさせながら話をしますけれども、そういったところを考え合わせると、エネルギーというものも重要なポイントとして、このエリアマネジメントの中にぜひ考慮していただきたい項目でもありますし、当然そういったことが叫ばれていると。この異常気象を見たとしても、鎌倉市だけで何とかなるわけではないですけれども、鎌倉市も含めて日本あるいは世界がそういう意識になっていかないと、なかなか低炭素の町、日本あるいは世界、そういったものはできてこないと、そういうふうに思いますので、ぜひ、小さな深沢というエリアの中でも実現していく方向性だけは、きちんとつけていきたいなと思っていますので、今御答弁いただいた中で了解をいたしますので、そちらもぜひよろしくお願いしたいと思います。
あと、これも昨日のポイントと重ならないようにしますけれども、まちづくりのガイドラインというのは、平成25年5月に策定をしております。このガイドライン等も修正する必要があるんだろうと思うんですけれども、主な修正事項というのは、今現在お持ちのことがあれば、お伺いしておきたいと思います。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 平成25年5月に策定いたしました深沢地区のまちづくりガイドライン案につきましては、修正土地利用計画案の内容に合わせて修正していくこととしております。したがいまして、現時点で修正する事項の項目出しまでには至っていないというところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) そうすると、この9月末に案等々、素案から案に持ち上げたときは、おおよそそういったガイドラインも当然そこにくっついてきますから、そこでポイントはある程度明らかになる、そのように考えてよろしいですか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 まず、今回修正土地利用計画案へ高めていくということで、当然それに合わせた形でどのような修正が出てくるか、先ほど来、出ていますようなエリアマネジメントも含めまして、今後検討をさせていただいた中で修正をしていくことになると考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) このガイドラインは平成25年5月につくられたものですけれども、この中で、30ページに、低炭素都市づくりの取り組み指針というのが、明確に25年段階でそういう指針がもうつくられているんですね。これを読ませていただいて、その当時の案と今の素案というのは違いますので、明確にそれが同じものだということで議論はできないんですけれども、その中で書いてあるのは、低炭素対策のメニューとして、深沢全域で取り組まなきゃいけないようなものとか、あるいは大手、ここで言いますと、集合住宅ですとか行政、商業、業務、大学系というのはもうないんでしょうけれども、そういった街区ではレベル2というところで、エネルギーの高効率化あるいは再生可能エネルギーとか屋上緑化、水辺の空間の創出とか、そういったところにはそういったものをガイドとしてもってきたいというようなことが書いてありますし、さらにレベル3として、エネルギー需要の大きい行政とか商業、大学系、そういったところには建物間でのエネルギーの融通をしようとか、エネルギーマネジメントシステムの導入、これはさっき言ったEMSの話です。あとは、未利用エネルギーの活用と、そういったものはもうガイドライン上、平成25年にもう低炭素のまちづくりをしましょうということが出ていますので、ここで改めてそこの部分について議論する余地はないのかもしれませんけれども、先ほど御答弁いただいた中では、そういったものを志向しますよということも確認をしておりますので、余り高コストにならないようなところにもしなきゃいけないということもありますけれども、何が何でも全部そういったエネルギーマネジメントをしなければこの町はできないということになると、相当高コストになりますので、そういったことではなくて、できるところはきちんとやっていきましょうと、そういったことでレベル3まで分けて、この当時、既にガイドライン上に記載されてございますので、こういったところをいま一度、この素案から案に上げるときにそのあたりのガイドラインつくりのところにもう一度反映させていただければなと思っています。
それでは、今度は素案で六つのコンセプト案を挙げられていらっしゃいます。私の通告で、「(/6)」と書いてある通告書の、何でこの「/6」というのは意味がわからないというようなお話もあるかもしれませんが、ここで六つのいわゆるコンセプト、「ヘルシー」、「ナチュラル」、「メッセージ」、「セーフ」、「コミュニティ」、「アクティブ」と、この六つのコンセプトのうちの四つについて話をさせていただきたいということで、六つあるうちの四つですよという意味で「/6」というのをつけたんですけれども、その四つを順次確認をさせていただきながら、話を進めてまいりたいと思っています。
まず、私にとって「ナチュラル」というのは、1番目のテーマということでございます。ここで言いますと、四季を通じて鎌倉の自然と歴史に触れあい楽しむ豊かな暮らしの実現、地球環境に配慮したサスティナブルな都市の実現、ここが「ナチュラル」というところに書いてあるコンセプトの中身と理解いただいて、私は、ここのうちの持続可能な町、サスティナブルな都市の実現と、そこのところを触れたいと思っております。
国交省なんですけれども、国交省は、「持続可能で活力ある国土・地域づくり」に向けた主要政策の四つの価値というものを出していまして、その第1番目に持続可能な社会の実現を上げている。国交省の活力ある国土・地域づくりということになると、その第1番目に持続可能な社会の実現というのが最初に上げられている。最初に上げられたその価値のうちの方向性、これは八つあったんですが、そのうちの第1に、低炭素循環型システムの構築というのを上げているんですね。その第2に、地域の生活、経済機能の強化と集約化というのを上げている。非常に深沢のコンセプトは、国交省が第1の価値として上げているものに対して、私はかなり議論できる、深沢でもこういうことをきちんとやらなきゃいけないと思えたところでございます。
価値の第2としては、安全と安心の確保というのを上げている。ここも後ほど議論させていただきたいと思います。方向性として、災害に強い国土・地域づくり等の推進。第4に、社会資本の的確な維持管理・更新。このあたりは公共施設とか社会資本の基盤整備、こういったことで鎌倉市が取り組んでいることと、ここは軌を一にしていると思います。
災害についてはまた後ほどお話をしますが、低炭素・循環型システムの構築というのをまず上げている。地域の生活・経済機能の強化と集約化というのを第2に上げている。第3番目として、災害に強い国土、地域づくり等の推進というのを上げている。
こう考えてくると、深沢のまちづくりというのは、これは国交省を意識したわけじゃないと思いますけれども、これからの日本、地域、国づくりのために必須なものと、国でも考えている。政策的にも考えている。これを何とか実現しなきゃいけないと考えるとすれば、この六つのうちのコンセプトづくりとか、あるいはこの素案の中、あるいはこれから案に高めていく中で、この辺はきちんと押さえながら、その価値は共有していきたいと、そのように思っている次第でございます。
それで、素案にあるサスティナブルな都市ということで、先ほど御紹介しましたまちづくりガイドラインというのが、平成25年9月に策定しましたけれども、この中で、都市空間、都市景観、都市環境、こういうような実現要素ごとに分かれているんですけれども、こういったものについては都市空間とか都市景観とか都市環境というような言葉だけではなかなかわかりにくいところもあったものですから、このサスティナブルな都市というものをどう実現していきましょうかという中で、この三つの分野ごとにイメージできるようなものを、いま一度御紹介いただければと思っています。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 修正土地利用計画素案では、まちづくりの理念といたしまして、人も町もともに健康で持続可能な町をつくり、地域で愛され続ける町の構築を目指すとしておりまして、これを実現することが、サスティナブルな都市の実現につながると考えてございます。
このサスティナブルな都市のイメージでございますが、平成25年に策定いたしました深沢地区のまちづくりガイドライン案の都市空間、都市景観、都市環境に関する基本方針に照らし合わせますと、都市空間の方針では、セットバックなどの空間のしつらえ方の誘導を、都市景観の方針では、美しい町並み景観の形成や周辺との調和の誘導を、そして、都市環境の方針では、エネルギーの有効活用、自然環境資源との調和の誘導を図るものとしてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) こだわり続けていきますけれども、都市環境の中で、エネルギーの有効活用というフレーズで答弁いただいたんですが、このエネルギーの有効活用というのは、何か具体的なイメージとか、あるいはその事例、あるいはこういう施策、そういったものがあれば、御紹介いただきたいと思います。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 事例でございますが、東京都墨田区で、ソーラーと風力を活用したLED街路灯、こういったものを実施しているということで、省エネルギーに配慮した照明器具を一つイメージしてございます。
また、施策といたしましては、災害時に非常用電源としても使えるよう、再生可能エネルギーの確保及び蓄電の工夫をイメージしてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) エネルギーの有効活用ということで、省エネということ再生可能エネルギー、蓄電ということを今上げられました。
そういうものは、既に平成25年5月時点でそういうようなことをお考えになって、これから先またそれを導入していこうというような話になったときには、このエネルギーの有効活用というのは、これは引き続きやるのか。25年5月から3年たっていますけれども、3年間でさらにこういうこともやってみようと、あるいはやるべきだと、そういったことがもしプラスであれば、お願いしたいと思います。
再生可能エネルギーというのは、一体鎌倉市にとって何が再生可能エネルギーなのかとか、あるいは蓄電機能というのはどんなことをイメージしているのか。これは各戸に蓄電池を載せるとかあるいは電気自動車、そういったものから放電した電力を使おうとか、そういったことは災害時にも行われるということについては、既に電機メーカーあたりはもう走っていますので、そういったものを含めて、何か新しい、これから先、2年、3年という事業が立ち上がってくるときに、そういった新しい技術というのは必要になってくると思うんですけれども、そういった新しい技術をどういうふうにして反映させていくか、そういったことを今方向性としてお持ちならば、そういったこともガイドライン上にきちんと位置づけていくべきだろうと思っているんですけれども、そのあたりのお考えというのはありますでしょうか。
方向性で結構です。具体的なこれとかあれとかというのではなくて、再生可能エネルギーをどう使っていくか、あるいは省エネについてはどこまで普及、まちづくりの中で省エネという観点を入れていこうか、そういう方向性が、今現在答弁できる内容があれば、教えていただきたい。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 平成25年に策定しましたガイドラインの中で、今御案内がございましたように、再生可能エネルギーの活用という部分で言いますと、当時は太陽光電池や太陽熱温水器など、自然エネルギーの変換利用ということで、この省エネに努めていくというようなことを示してございます。ただ、その後、技術も進歩してきてございますので、当然今回このガイドラインを見直す際には、最先端の技術、そういったものを踏まえた中で、実現できるようなものを取り入れていくという検討が必要になってくるのかと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) いろいろと都市空間とか都市景観あるいは都市環境ということで、今御紹介いただきながら、話をさせていただきました。
都市環境というところは、大きなテーマに多分深沢の場合にはなるんだろうと思います。これは今のエネルギーのマネジメントだけではなくて、どう環境づくりをしていこうかというものは、ぜひ深沢で実現しなければいけないものと思っておりますので、また細かいガイドラインができた後、あるいは事業化に入っていくときに、またそういったことについての御議論ができればなとは思っております。
さらに、先ほどの国交省の話に戻りますけれども、先ほど第1の価値ということで、持続可能な社会の実現ということを上げておりました。低炭素とか循環型社会システムの構築というのを上げておりました。先ほどはお話をいただいたかもしれませんけれども、深沢地域の整備事業でも、こういった持続可能な都市の実現ということを要素と考えて、私が重要だと思っているのは低炭素・循環型社会のシステム、これは国交省もそう言っているというところもありますけれども、この地で実現するということで、このあたりは先ほどの繰り返しになるかもしれませんけれども、低炭素な循環型社会システムをここ深沢で実現できるんだ、するんだと、このあたりはガイドラインへの影響もございますので、部長からそのあたりの意気込みを、もう一度確認をさせていただければと思います。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 御案内の低炭素循環型システムの構築の施策でございますが、この中に公共交通の利用促進、住宅建築物の低炭素化、あるいは緑地の保全及び緑化の推進、未利用再生可能エネルギーの利用等の推進というのが盛り込まれてございます。これらにつきましては、先ほど来出ておりますガイドラインの中でも盛り込んでいる部分もございますけれども、深沢のまちづくりの中で実現をしていくことは、可能ではないかと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 今お話をいただいた住宅とか建築物の低炭素化というのは、先ほど御紹介いただいたような再生可能エネルギーの話ですとか蓄電の話もそうかもしれませんと思うんですが、この住宅とかあるいは導入する建築物の低炭素化ということについては、具体的にこういうもの、住宅でいえばHEMSというのは、多分省エネにもなるし全体のエネルギー使用を下げるという意味では、低炭素化ということに結びつくと思うんですが、HEMSだけではなくて、例えば住宅でいえば高断熱住宅というのでしょうか、そういったものも含まれてくるかもしれません。
そういったことまで少しこの深沢で入れる、そこまでのことは今現在検討レベルにあるんですか。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 かなり掘り下げた部分になってきておりますので、具体的にこれというところまでは方向性が出ているわけではございませんけれども、先ほど来出ています住宅建築物の低炭素化ということにつきましては、当然今後検討していくことになりますので、事例等も把握できておりませんけれども、一般的には低炭素建築物ですとか低炭素住宅というのが今一般的にお示しされているようなところもございますので、そういったものを少し踏まえてということになろうかと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) 確かに、住宅にどこまでのことを要求するか、あるいは集合住宅、戸建て住宅、それぞれ別にあるかもしれませんけれども、集合住宅の場合はどこまでエネルギーをコントロールするとか、エネルギーの見える化をできるような仕組みを入れていくかということになると、そこは完全に建築というか、デペロッパーとの話とか、そういったことにかかわってきますので、非常にコストが高くなってくるということもありますので、一概には言えないかもしれませんけれども、大枠としては低炭素化ということについての方向性というのは、そこはこれから先、きちんとしていかなければいけないということについては、異論はないと思いますので、ぜひできるところまできちんとしていきたいと思っているところでございます。
先ほど尼崎市の話をさせていただきました。尼崎市というのは、環境モデル都市ということで平成25年3月に認定をされています。尼崎市と言いますと公害との闘い、そういったものが、高度経済成長時代に、あそこで煙を出している工場があることが繁栄のしるしだと。それくらい、今では考えられないような公害との戦いがありました。その戦いの中で、尼崎市の場合は、環境政策を考える屋台骨にこの環境モデル都市の認定という行為があったのではなかろうかと思っています。
広く、先ほど来ポケモンの話が出ましたけれども、まちづくりの根幹として何を据えるかというのは、大変大きな課題になると思います。健康をキーワードにするという都市もございます。尾張旭市は健康を軸にして全ての政策をまとめ上げています。尼崎市の場合は環境ということを軸にまちづくりと。だから、環境モデル都市ということで認定を受けたということが非常に大きなファクターとして、環境政策をしっかりとそこに屋台骨として持って政策をつくり上げていると思っております。環境モデル都市であることが、尼崎市にとってみれば、その振る舞いが環境政策の策定ですとか実現、そういったことの後押しになっているというのが、今私が屋台骨と言った意味合いでございます。
深沢地域を先導的でモデル的な環境都市、これからは環境が必要です、環境都市にすべきですということについては、先ほど来から議論させていただきましたけれども、そういう環境という切り口で、この深沢というものをいま一度見詰め直した場合に、このウエルネススクエアという魅力を発信していく、その発信力にはなるのではないかと思っています。
「メッセージ」というそのコンセプトがありますけれども、これは今触れませんけれども、この深沢地域を環境という切り口でしっかりと開発をしていく。それがメッセージ力につながっていくのではないだろうか。鎌倉の深沢でこんな環境問題に取り組んで、こういうことを実現しているんだと、そういったメッセージ性というものは非常に重要だろうと思っています。尼崎市が環境というもの軸にしてやってきたと、深沢という地域で環境というものを実現しようと、そういったことが私は重要になるのではなかろうかと思っております。そういった意味で、都市環境について、どんな都市環境というものを実現したいか、いま一度確認をさせていただければと思います。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 今、「メッセージ」ということで、魅力の発信ということがございましたが、その一つといたしまして、深沢のまちづくりにおきましては、都市環境の整備方針というのをガイドラインの中でも位置づけてございます。その中で、地区周辺の自然環境との関係性やつながりに配慮して、環境への負荷の少ないまちづくりに取り組んでいるという、大きな方針のもとに三つの基本方針の一つとして、都市環境の方針も定めてございまして、その中では、都市緑化の推進と周辺の自然環境との調和、自然・風土に配慮した暑くなりにくい町、建築物における環境への配慮、公共交通を中心とした移動しやすい町という方針を定めておりまして、これらを実現することで都市環境の実現を図ってまいりたいと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 多分この環境という切り口にしてもいろいろな要素がありますということで、私が話を進めてきたのは、あくまでもエネルギーあるいは環境、今おっしゃっていただいた中であるのは、建築物における環境への配慮ですか、そういったものがここで実現しないと、なかなかこの深沢地域での環境という切り口での捉え方、サスティナブルなまちづくり、そういったものについては実現しにくいのではないかと思いますので、このあたりはガイドラインも含めて検討をよろしくお願いしておきたいと思っております。
ここでは触れませんけれども、公共交通についてもかなり大切なポイントだろうと思っておりますので、昨日交通広場の件でJRから少し話がありましたというようなことをお伺いしていますけれども、公共交通をいかに使えるような町にしていくか、このあたりはきちんとしていかなきゃいけないんだろうと思いますので、今答弁をいただいた中では、公共交通についてもお願いをしておきたいと思っております。
それでは、環境基本計画に話を移らせていただきたいと思います。
環境基本計画の中で、鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画というのがありまして、その第4章に、温暖化対策の目標達成に向けて五つの基本方針を掲げています。その中で、基本方針の3、再生可能エネルギーの導入・促進、基本方針の4、低炭素まちづくりの推進、基本方針6に地球温暖化への適用、こういったことについて、深沢地域で考え、実現を目指そうとするそういった先導的でモデル的な環境都市、環境部としてはどのように捉えていらっしゃるのか、そのあたりをお願いします。
|
|
○石井康則 環境部長 後世に良好なその環境を継承するために、市は主体的に地球温暖化対策に取り組んでいくことが必要であると考えてございます。
特に、新しいまちづくりを進めるに当たりましては、このことを強く意識をして、二酸化炭素の排出量の削減を推進するとともに、地球温暖化に適用していく必要性があると考えております。
深沢のまちづくりでは、例えば計画地域内の建築物や敷地内において省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの導入など、低炭素まちづくりに寄与する施策を積極的に導入するように、拠点整備部初め関係部局と連携をして取り組んでいきたいと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) 環境部長から、もう少し踏み込んだ話として今お伺いしたような気がいたします。環境という切り口あるいはエネルギーマネジメントという切り口では、庁内的な調整みたいなものはまだこれから進められていくと思うんですけれども、環境部がそこまで言うんだったらもう少し拠点整備部もやらなければいけないよねと、今までの議論を聞いていると少し踏み込んだ形で拠点整備部もすぐ受け取ってもらいたいなと思っておりますので、そのあたりはよろしくお願いいたします。
尼崎市の話をもうちょっと進めさせていただければと思いますけれども、先ほど申し上げました低炭素社会ということで尼崎市も取り組んでいます。HEMSというのはホームエネルギーマネジメントシステムのHEMSですけれども、その導入ですとか、それを活用したAEMSというエリアエネルギーマネジメントシステムに対する取り組みを実施しています。
それを活用した地域経済の活性化につながる仕組みのある町として、「尼崎版スマートコミュニティ」というものを認定して、これを支援しているということです。地域通貨と連携したデマンドレスポンスというのは、今年7月からスタートもいたしました。ポイントとして上げておきたいのは、先ほど国交省の話を紹介いたしましたけれども、その中で、先ほど低炭素循環型社会システムはそれとして、第2に、地域の生活・経済機能の強化と集約化というところ、ここに貢献しようというのが、今回の御紹介する位置づけでございます。
尼崎市の場合は、「尼崎版スマートコミュニティ」というものを認定しています。地域通貨というのをつくっているんですが、市はこの運営には全くタッチをしておりません。民間事業者がこれのポイント、地域通貨として民間業者がこれを運営しています。デマンドレスポンスという言葉を今出しましたけれども、7月からデマンドレスポンスというのを使っております。
デマンドレスポンスというのを御紹介しますと、供給側が需要家側に対して電力使用の抑制をお願いします。需要家側がそれに応じて電力消費パターンを変化させるということだそうです。いわゆる需要家側、言ってみれば電気を使う側もそのデマンドに対してレスポンスをすることによって、需給調整に貢献できる仕組みと捉えていただければいいと思います。尼崎市の場合は、地域通貨にポイントを付加することによるインセンティブでこのデマンドレスポンスに答えようということが、尼崎市です。
北九州市にも参りましたけれども、北九州市の場合には、これは電気料金、いわゆるピーク電力が出るときに、電気料金を高くすることによって、電気料金を払いたくないと思えば、当然そこのピークは避けて違うところに電気を使おうとする。そういったことを北九州市では電気料金でコントロールをしている。尼崎市の場合は、それをいわゆるポイント、地域通貨に乗せて、地域でそのポイントで物が買えるという仕組みの中でこれを使っていると理解いただければと思っております。
そこで、低炭素なまちづくりとして、尼崎市ではデマンドレスポンスというものに対応して、地域通貨へのポイント付与ということを御紹介いたしました。
地域経済の活性化への貢献を行っている低炭素社会の実現に向けた取り組みとして、このデマンドレスポンスというものをどのようにお考えになったでしょうか、お伺いをいたします。
|
|
○石井康則 環境部長 電力需要のピーク時間帯の需要抑制を行いますデマンドレスポンスについては、省エネルギーとなることによりまして、低炭素なまちづくりに通ずる有意義なものであると理解をしてございます。
今後、国の動向を注視するとともに、今御紹介いただいたような先進市の取り組み状況を調査して、本市での取り組みの可能性については、検討していきたいと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) そういう使用電力をとにかく落としたいと、落とすためにはマスが要りますので、多くの需要家にそれに答えてもらわなきゃいけない。答えてもらうためには、どのような仕組みを入れれば答えてくれるだろかということが、ここで議論になるところだと思っております。
そういった意味で、このポイントというものについて、地域経済の活性化ということでこのポイント制ということをもってくるわけなんですけれども、昨日の答弁の中で、大型の商業施設に対する答弁をいただいたような気がします。大きなものがドンと来ると、地域経済へのいろいろな影響というのは当然出てきますので、そういった影響をどのように考えていけばいいのか。商店街の活性化、そういったことを期待するということで、この地域経済、地域通貨の取り組みというのは、ある種、大いに参考にすべき内容ではないかと思っておりますけれども、このあたりはどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 商店街の活性化には、さまざまな取り組みが考えられるところでございますけれども、議員の御提案にございます尼崎市の地域通貨についても、その手法の一つであると認識しているところでございます。
深沢地域整備計画地周辺におきましては、複数の商店街が点在してございまして、こうした商店街が深沢地域整備事業とともに活性化していくことは、深沢地域の発展にも寄与するものとして、商店街活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 例を言いますと、尼崎市の場合も、駅から少し遠いところに駐車場があるスーパーができました。駅ナカに今度はスーパーができた。遠いスーパーができたときには、周りの商店街が反対した。非常にそこは問題になった。問題になったところよりもっと近くに、駅近にまた別のスーパーができたときに、そのスーパーのおかげで、遠いスーパーの売り上げが落ちた。そういうことを考えると、やはり便利なところ、近いところにスーパーができるとか商店街ができるというのは、周囲と調和ができなくなる。そういったことが出てくるんですね。これは尼崎市の例なんですけれども、そういうことを考えれば、今、地元の商店街とともに活性化していかなければいけない。活性化に寄与できるだろうということで今御紹介いただきましたけれども、そこは重要なポイントだと思うんですね。ともにJRの跡地の中にできる商店あるいは商業エリア、そういったもののありようと、周りの影響を及ぼすだろう商店街が、ともに活性化できる道というのは、これは絶対に求めていかなければいけないことだろうと。その一つのツールとして、今の地域通貨というものを使えないだろうかというのがあるわけですね。
それでも競合するようなものですと、なかなか難しいと思いますけれども、昨日も御案内がありましたけれども、競合しない範囲で店をつくってほしいとかというような要望も出てくると思いますけれども、全体が活性化しようと思うと、今部長からお話をいただいたように、そのポイントというものをうまく使える仕組みというのを入れるというのは、大きなファクターにはなるのだろうと思いますので、ぜひ、このあたり、地域通貨というものがいいかどうか、ここは考えなければいけないと思いますし、尼崎市の場合、全く市は関与していませんので、これは民間事業者が全てそのポイントのことについてはコントロールしている。
市民からは、デマンドレスポンスというデマンドがきたときに、私は例えば夏の33度以上の気温のときの1時から3時まで外出します。外出先はいろいろ、深沢のときにはまたあるでしょうけれども、外出した場合には電力は当然使いませんので、エアコンの電力の低下と照明の低下、そういったものが落ちることによってポイントがもらえる。そのポイントを地域の経済活性に回していく。そういう好循環ができてくると思いますので、地域通貨に限らないと思いますけれども、そういった仕組みがこういったところにあれば、低炭素な町、市民への協力、そういったものも得られると思いますので、こういったよい事例ということも私自身は感じて、尼崎市に行ってきたんですけれども、そういう事例にできるだけ理事者の皆さんも、研究・検討いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
このポイントについては、実はまだこれから話をしますけれども、健康づくり、これにも寄与できるのではないだろうかと、健康増進ですね。あとは駐輪対策です。駐輪場での課金、そういったものに使えないだろうか。あとはボランティアをしたときのポイント制というところにも使えないだろうかと。そういったことも幅広い中でこのポイントというのを流通させようと、地域通貨を流通させようということにしていますので、後ほど健康の部分についてはお話をしますけれども、その部分について今は最初の御案内だけをしておきたいと思います。
それでは、コンセプトで言いますと、「セーフ」というところに移りたいと思いますが、ここでは防災機能の拠点として、公園や行政施設を中心に、防災力の向上を図る安全なまちづくりの実現、住民参加や地域の交流機会の創出により、防犯力の強化を図る安心なまちづくりの実現ということです。これも先ほど国交省のお話をさせていただいた折に、安全と安心の確保というのは、二つ目の価値として上げているということを御紹介申し上げました。災害に強い国土・地域づくり等の推進ということでございますね。
そういったことで、この深沢でも「セーフ」というコンセプトを持ち込んでいらっしゃいますので、これについての防犯力という点は今日触れませんで、防災力という観点から、この「セーフ」について御議論させていただければと思います。
まず、防災機能の拠点として、公園や行政施設を中心に防災力の向上を図ると、今御紹介いたしました安全なまちづくりとありました。具体的にはどのような機能・内容の実現を図ろうとしているか、このあたりをまずお聞かせいただきたいと思います。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 防災機能でございますが、防災機能の拠点化を図るためには、行政機能の中に消防本部機能を持たせまして、災害時における情報の集約化を図る必要があると考えております。
また、体育館や公園機能、これを持たせることによりまして、災害時における避難者や帰宅困難者などの避難場所あるいは避難施設の確保を図るとともに、さらには応援機関等の受け入れ機能も合わせて確保していくこと、これが理想であると考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 消防の話はまた後ほどお伺いしますけれども、公園避難場所というのは、イメージしやすいと思います。あとは、応援機能というところを今御紹介いただきましたけれども、これは多分道路がいろいろな意味で使えなくなった際に、一番わかりやすいのは、ヘリが離発着できないだろうかと思うんですけれども、このあたりの応援機能というのは、それと関連することなんでしょうか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 応援機能といいますのは、例えば各県から来る緊急消防援助隊あるいは自衛隊あるいは警察等々、あと民間の医療団体等々を受け入れたときに、そこに待機できるよう形のスペース等々が確保できれば、それが理想であるということで、お答えをさせていただきました。
|
|
○22番(山田直人議員) では、必ずしもヘリにこだわっているわけではなくて、そういういろいろな応援機能をそこで発揮していただくためのスペース、そういったものをお考えだということですね。
そのときに、先ほど吉岡議員から話が出ていたんですけれども、保健医療福祉センターはセンターでいいんですけれども、例えばこういったところに医療設備とか医療関係のものがあれば、準備がそこにされていれば、よりその機能というのは高まると考えていらっしゃいますか。
例えば医療関係といっても、医師が全ていろいろな器具をもってこられればいいんですけれども、ある程度のことはそちらで、薬剤も含めて調達できるとか備蓄があるとか、そういったことは何か関連するようなことというのはございますか。あればいいなと思われるのかどうか。そういったセンターじゃないですけれども、そういう機能として、医者を受け入れるためには、援助隊を受け入れるためにはそういったものがあればいいなと、そういったことは防災安全部としてはお持ちですか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 災害時における災害拠点病院のあり方については、ルートとして今幾つか確立されているところでございますが、今議員がおっしゃったように、例えばヘリなどの場合、ドクターヘリも含めまして、医師がそこに何名か駐留することができれば、それについては被災者のけがをした方の初期対応としては効果が上がるものと考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) わかりました。それでは、消防本部に移りますけれども、消防本部、もう立地されますよということを素案で御案内いただいておりますけれども、この防災機能の拠点というものにあって、消防本部というのは、私は大きな位置づけになってくると、それは確実だろうと思うんですけれども、今までは、いわゆる防災とリンクした消防本部のありようというのは、私自身もなかなかこれまで議論させていただかなかったせいもあるのかもしれませんが、少しそのあたりが薄い情報になっていますので、消防本部として、防災機能向上のためにさらにこの地で付加したい、消防本部をここに持ってくるんだったら、防災機能に対してこういう点を付加していきたいんだと、そういったものがございましたら、お願いいたします。
|
|
○斎藤務 消防長 昨年、消防本部高機能指令センターを構築させていただいて、消防車両等の管理、情報の素早い提供等、迅速な消防隊の活動がされているところでございます。
ただいまの御質問で、全国で今発生しております各種災害において、まず大切なことは、正確な情報を市民、また消防職団員に伝達することと考えているところでございます。限られた人員や消防車両で市内の災害情報を把握することは現実的ではないと考えているところで、市内の状況を俯瞰的、視覚的に情報収集できる高所カメラなどを付加できればと考えているところでございます。
また、防災安全部長の答弁にもありましたけれども、災害の発生が本市の消防力を上回った場合、全国各地から緊急消防隊の応援要請を受けることになります。そんなことから、消防本部に隣接するグラウンドなど応援活動拠点が設定できれば、指揮命令系統や活動準備、迅速な活動ができると考えておるところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 消防本部としては、さらに能力を上げようと思えば、市内全域あるいはその特定のポイントもあるかもしれませんけれども、そういったものが俯瞰的に見えるようなものが必要かなと、今御答弁いただいたと思うんですが、これは具体的にどこにとかどういうポイントかという研究というのは、もうされているものですか。初めて今お聞きしましたので、どこという話ではないんですが、こういうものがあればいいなというお話で今聞かせていただきましたので、具体的にどこかのポイント、何ポイントか、災害行政無線みたいな話じゃないですけれども、やはりどこかでポイントが多分要るんだろうと思うんですけれども、どこを中心的にとかそういったことというのはあるんですか。例えば沿岸部だけとか、沿岸部でも少なくともやらなきゃいけないとか、そういうようなお考えというのは、今現在お持ちでいらっしゃいますか。
|
|
○斎藤務 消防長 高所カメラにつきましては、以前、消防本部内でも研究をしたことがございました。旧野村総合研究所跡地にうちのデジタル化に伴います鉄塔36メートル、標高が55メートルと把握しております。その地点に高所カメラを設置できれば、全市を把握でき、一部海岸線、稲村ガ崎地区については俯瞰になる部分もございますが、その部分については俯瞰的なカメラを設置すれば、大災害においても迅速に、我々の情報として消防隊の活動も含めまして、確実に機能するのではないかと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) そういう意味では、確かに高性能なカメラ、ズームも含めて、姫路市の防災本部を訪ねたときに、防災本部から姫路城の人の顔までわかるような、相当超望遠の360度回せる機能をもったカメラをつけていました。そういったことを考えれば、そういったもので把握できるということについては、意味があることなのかと思いました。
もう一つは、グラウンドで展開してできる、いわゆる援助していただける方々を展開できるようなことでグラウンドということを、先ほどお話をいただきましたが、グラウンドについてはある程度つくることを前提に、導入することを前提に今進んでいるようですので、グラウンドについては確実にそのあたりは、深沢の導入機能として抑えておくというのは、防災上も消防から見ても必要だと、今の御答弁を理解させていただければと思っております。
それで、7月でしたでしょうか、会派で福島市に行ってまいりました。何をしに福島市に行ったのということなんですが、消防本部が災害時のドローン活用の協定を締結しているということで、さまざまな災害、事故、事件、そういったものの活用の幅が広がっているということを聞いてまいりました。
福島市と同時にその委託事業者にも行ってまいりました。そちらでは、箱根大涌谷の噴火のときにも出動したこともございましたし、お話を聞けば、広島県の災害ですとか、さらに言えばサーモカメラをつければ、北海道でお子さんが行方不明になって何日か捜索をして、自衛隊の基地内で見つかったというのは、夜間もう少し捜索範囲を広げるという意味で、サーモカメラといって可視カメラじゃないので、人体の高温部を見つけることができるカメラを搭載すれば、そういった捜索にも事件にも使えるのではないか、そういったことをお聞きしてきました。
搭載機能も5キロぐらいまでは平気で載せられるということですし、5キロになりますと、山に入って行って、福島市の場合は吾妻山という活火山がありますので、そこのガスの噴出によって人が被害を受けることがございますので、そういったところに携帯用の担架をドローンで飛ばして、担架をおろして、けがをした方をその担架で救出してくると、そういったことにも活用されている。5キロぐらいの搭載機能ですと、結構そういったことにも使えると言っておりました。
先日テレビを見ていたら、ドローン操縦士という新たな職業があるんですというようなことを聞きましたけれども、ドローンというものの活用の範囲、活躍の範囲というのは、そのときに紹介いただいたのは測量するときにドローンを飛ばすということで、ドローンを飛ばすことによって、写真を全部撮ってきて、その写真をつなぎあわせて測量をするということなんですが、人が地上で測量するよりもはるかに、ドローンを飛ばしてGPS機能を使いながらそこの点を測量していくというのは、相当ドローンとしては活躍の場が広がっているということで、結構その操縦士の方も相当この近年忙しくなってきたというようなことをおっしゃっていました。これはテレビでの話です。
福島市の話に戻りますけれども、そういった意味でドローンというのはまだまだ使える範囲というのは広がっていくと思いますけれども、そういった性能向上と相まって、消防としてこういうドローンというものを使えるかどうか。その可能性について、御研究とかあるいは御検討されたこと、あるいはそういうふうに今後考えていきたいとか、検討していきたいというようなことがあれば、御紹介いただきたいと思います。
|
|
○斎藤務 消防長 御紹介いただきましたドローンについてです。救助隊・消防隊が進入できない過酷な災害現場において、また水難事故現場の捜索も含めまして、災害情報収集には有効に機能する資機材と認識しています。
幾つかの自治体で防災協定を締結し、ドローンの機能を生かした活動を行うための体制づくりを進めていることは承知しています。総務省消防庁においても、災害時の情報収集に活用するため、実用化に向け進めております。平成28年10月に、千葉市、さいたま市が運用開始をすると聞いているところでございます。これらの検証結果を注視し、実用化に向け研究してまいります。
|
|
○22番(山田直人議員) それでは、今消防長から少し話をいただきました総合体育館とかグラウンドでの防災機能ですけれども、今のところ援助をいただく方々への展開等々、今お話をいただきましたけれども、防災機能をさらに高めるためにこういったスポーツ施設をどのように活用するか、そういったあたりのお考えがあれば、お伺いしておきたいと思います。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 総合体育館とグラウンドにつきましては、防災機能を付加することは重要であると認識してございまして、災害時に活用できるように整備することは、必要なことと考えているところでございます。
今後、整備に向けまして詳細な検討をしていくことになりますけれども、その中では防災安全部や消防の意見も聞きながら、検討を進めていきたいと考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) では、まだ特にこういうことというのは今のところはないんですか。先ほど防災安全部、消防からお話を聞きました以外に、グラウンドは考えにくいかもしれませんが、総合体育館、そういったあたりで防災上の付加機能みたいなもので、今現在お考えのこととか、お話をされていることというのはございませんか。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 それぞれの施設の規模、機能につきましては、これから検討会で具体的に詰めていくことになりますけれども、今の段階でどういったものを入れていくということについては、詳細は出ておりませんけれども、考えられる範囲で言えば、大型発電機を備えるとか、そういうことは出てくるのかと考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) わかりました。いずれにしても、もう2週間ぐらいの話ですよね。素案にはもう書いてある話ですので、ここを案としてどこまでのレベルまで具体化するかということについては、まだ確認していませんので、今御答弁いただいたことが2週間後には結論として出てくるとは思いませんけれども、そういったことを含めて、まだまだこれから考えなきゃいけないことというのはありそうだなとは思いますので、その導入機能も含めて、導入施設あるいはその施設の機能ということに対して考えていく際には、ぜひ、今のような防災機能の面からもしっかりと御議論をいただければと思います。
それでは次の、三つ目のコンセプトに移りますけれども、これは「ヘルシー」というところがございます。この素案からいきますと、子供からお年寄りまで健康で生き生きとしたライフスタイルの実現。健康の維持・増進を図るサイクル、ウエルネスサイクルという言葉を使われていますが、ウエルネスサイクルの構築による健康生活拠点の実現、新たな産業を創出し、充実した健康サービスを実現と記載がございます。この「ヘルシー」というところで、深沢地域整備事業で健康の維持増進を図るサイクル、今、ウエルネスサイクルという言葉を御紹介いたしましたし、記載されておりますけれども、このためにはどのような機能が必要とお考えでいらっしゃいますでしょうか。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 市民の健康寿命の延伸、生涯にわたる健康づくりの指針行動計画となる鎌倉市健康づくり計画を平成28年3月に策定したところでございます。この計画を推進していくためにも、さまざまな運動ができる健康増進機能や母子保健や介護予防事業等が行える機能、健康づくりに関する情報発信機能などの市民一人一人の健康寿命の延伸に寄与できる機能を盛り込むことが必要であると考えてございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 健康寿命の延伸ということで、今、部長からお話を伺いました。その健康寿命の増進ということに絡みますと、どのようにして自分が健康になるんだろうか。どうすれば健康になるんだろうか。どういう方向で持っていけば健康になるんだろうか。そういったことの適切なアドバイスですとか、そういったこともやはり必要になるケースがままあるのではないかと思っているんですね。午前中の議論の中で福祉センターという話が出ましたけれども、センターをつくるというのは市長のお考えの中ではもう箱物というイメージがあるんであれば箱物はつくりたくない。だけれども、いわゆる総合的なあるいは複合的な観点でその施設を見ればこういう機能もあっていいよね、あるいはこういう機能を盛り込んだものがそこにあればいいですよねという話ならば、私は議論できるんじゃないかと思ってはいたんですね。そういうこともあって、いわゆるそのウエルネスサイクルというものを実現しようと思うと、素人がガイドするんではなくてプロの方がガイドしていくということが必要なことだろうと思いますし、何かやみくもに歩けばいいという話ではなくて、効率的な運動の仕方だとか、あるいはこういうことをすればもっと効率的に内臓脂肪を落とすことができるよとか、そういうようなアドバイスを受けたいと思うものですね。だから、このウエルネスサイクルで健康になろうよ、増進しようよ、健康増進しようよ、維持しようよという観点の中でそういう機能というのは、私は必要だろうと思っています。だから、健康医療福祉センターとは言いませんけれども、健康になるために必要な機能はここに入れるべきだと。これがウエルネスサイクル、あるいは、深沢のコンセプトであるウエルネスを実現するために必要なもの。これは、重要な観点だろうと思いますので、そのポイントが少し午前中の話としてこの続きをするとすれば、そういう機能の実現をここでぜひお願いしたいと思っているところでございます。
そういったウエルネスサイクルというものを実現する。健康寿命をとにかく延伸しようという中で、今、御紹介いただきましたけれども、鎌倉市の健康づくり計画というのが策定されました、これ3月の話です。そこに、評価項目の中で目標値を達成するための仕組みを導入して実現するプロセスを見える化すること。これがコンセプトであるウエルネスを実現し、鎌倉全体の魅力を発信する拠点の創出のためには、健康づくりのメッセージ性を高めるものとして大変重要だろうと思います。
とにかく健康づくり計画をつくりました。目標があります。評価項目としての目標値を設定いたしました。それを実現していきましょうと。その実現に対しては実現するプロセスをつくっていきましょうと。そのプロセスも見えるようにしていきましょうと。そういったことがここの場で実現していけば、個々人のモチベーションというものも上がってくるでしょうし、先ほど紹介しましたけれども、そのモチベーションを上げることによって、健康に関与するようなイベントに参加すればポイントを付加することによって地域通貨ポイントというものを上げていきましょうと。そういった健康づくりにもこの地域通貨ポイントというものを使えないだろうかというのが尼崎市で先ほど紹介した例ということです。
そういった意味で、この実現、目標達成の仕組みとか実現プロセスの見える化、これは、深沢におけるメッセージ性を高めるためには大変重要なポイントだろうと思うのですけれども、このあたり何か部長としてのお考えがあればお伺いしておきたいと思います。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 目標達成に向けた取り組み内容や途中経過等を見える形にして市民や関係団体に発信していくことは、健康づくりを推進していくに当たって効果的な方法であると考えております。
そのほか、例えば、健康づくりや生活習慣改善に取り組んだ結果、体重減少、血液検査値の改善等の成果が見られた実践事例などをホームページやLINE、ツイッター等で紹介していくことも市民への意識づけになると考えております。鎌倉市健康づくり計画では、施行5年目に当たる平成32年度に中間評価をする予定でございますが、評価項目の目標達成に向けて毎年モニタリングをしていき、そのプロセスをわかりやすく発信していきたいと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) わかりました。毎年ということで、見える化もホームページとかLINEとかいうことで発信力を高めていこうということで、今、了解をいたしました。
発信力を高めるための素材がないといけませんので、素材としてのそのプロセスですね。こういうふうにして今改善していますよ、こういう形で改善できていますよ、こういうことをすればこういう改善ができましたよと、そういう因果関係がもっとできればわかりやすいような気がしますけれども、その因果関係まではなかなか時間のかかる話ですので、一概にはすぐにはできるものではないと思っておりますけれども、ぜひ、市民を巻き込むようなメッセージの発信の仕方、こういったことを健康づくり計画に策定されたわけですから、その策定された評価項目に上がっている項目については、トレースをしていただきながら市民の皆さんにわかりやすくその辺の発信力を高めていってほしいと思っております。
先ほど、私もポイントの話を先にさせていただきましたけれども、それは、私の見解として電力であればデマンドレスポンスというのがありますけれども、健康福祉部として、先ほどポイント制の話をしましたし、その直前に、今、答弁いただく前にポイントの話をいたしましたけれども、健康福祉部としてこのウエルネスサイクルの実現のためにも、先ほどのインセンティブ、いわゆる地域通貨の使い方、そういったものについてはどのようにお考えか、御答弁をお願いしたいと思います。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 本市では、平成28年度から国民健康保険加入者が、特定健診や人間ドック、スマホdeドック等を受診した場合、ポイントを付与し、抽せんで脈拍計等、健康グッズが当たる健康スタンプラリーを実施しているところでございます。市民一人一人が主体的にウエルネスサイクルを回していく上で、市民が楽しみながら取り組むためのインセンティブは大変有効であると考えております。他の自治体においても、ウオーキングの距離に応じてクオカードの配付や地域の特産品を贈呈する等のインセンティブを付与しており、先ほどから話題になっております地域通貨につきましてもウエルネスサイクルには寄与するものの一つと考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) 地域通貨の話、最後にいただきましたけれども、こういうふうに、今いろいろな自治体が、神戸市に行けばホームページ上に自分がどういうことをやってきた。あるいはそのときストレスの話だったんですけれども、ストレスが溜まってきたときに火山が爆発するような、そういうストレスのチェックが個々にできるようなものがホームページ上に個々に参加することによってできるとか、あるいはグループでその健康づくりに参加することによって、そのグループでの競争みたいなものですね、そういったものを中で実現しているとか、そういういろいろな仕組み、あるいはいろいろな仕掛けをして少しでも健康づくりに寄与できるような形にしていく。いろいろな自治体が知恵を出しています。鎌倉の場合は、健康スタンプラリーというのはもう承知させていただいておりますけれども、そういう健康スタンプを押すということが地域通貨のポイントということとイコールだとも思いますので、健康とか、あるいはデマンドレスポンスだとか、そういったある小さな仕組みの中だけではなくて鎌倉市が全体的にいろいろな施策を伸ばしていきたいという中で、もしインセンティブをつけてもいいよね。それが最終的には健康保険の保険料を少なくする。あるいは保険者にとってはいい方向に行く。さらには、全体としての鎌倉市としての国民健康、あるいは介護保険、そういったものの財政的な負担を小さくしていく。そういうことに繋がるということであれば、一種の投資効果というのはあると思いますので、そのあたりはぜひ御検討もいただきながら、財政効果というものをにらみながら御検討をぜひいただければなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。
最後になります。四つ目のコンセプトであります「アクティブ」というところに入りたいと思いますが、総合体育館、公園、グラウンド、こういったところを運動の習慣化による健康の促進として、健康増進機能を導入していく必要があると思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 健康づくりにはスポーツが身体活動、運動として重要な要素であることから、総合体育館とグラウンドには健康増進機能は必要であると認識しているところでございます。鎌倉市スポーツ振興基本計画におきましても、体力と健康をつくるという基本理念があることから、運動を習慣化することによりまして健康を促進していくことは望ましいと考えております。今後、整備に向けまして詳細な検討をしていくに当たりましては、健康福祉部の意見も可能な限り取り入れながら検討していきたいと考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) そうしますと、市民活動部としては、この総合体育館とか公園、グラウンド、そういった所管するところにおいては、運動の習慣化とかあるいは健康づくり、健康増進という観点では、健康福祉部と連携しながらやっていくと。一方では、防災機能を高めようと思えば防災安全部としっかりやっていくと、そういったふうに先ほどの答弁もあわせて理解をさせていただきたいと思います。
運動の習慣化というのは非常に大切だと思いますし、私自身も朝、ラジオ体操を始めて数カ月たちますけれども、そういったことを習慣化するというのは、かなり、自分にとっても大切と思いながらもなかなか大変なことだろうと思います。そういった意味で運動の習慣化ということになると、先ほどお話が出ましたようなポイント等に含めてインセンティブも含めてとにかくみんなで健康になろうと、運動をしっかりしていこうと、そういったことが必要になるポイントだろうと思っています。
続いて、総合体育館とかグラウンドに関して、素案に対する意見募集で多くの意見があったと先ほどお話を聞きました。今現在、取り組むべき内容というのはございましたら、確認の上、お聞かせいただきたいと思います。
|
|
○樋田浩一 拠点整備部長 繰り返しになりますが、パブリックコメントでいただきました意見につきましては、スポーツ施設に関するものが大半でございました。そういう意味でいきますと、今後、担当課で検討委員会のような組織を立ち上げて検討していくと聞いておりますので、連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) そうすると、今、担当課で立ち上げというお話を聞きましたけれども、9月いっぱいでいわゆる案をつくりましょうという、9月いっぱいの話と、検討会が、それがいつごろの話になるのか。グラウンドとか総合体育館というものに対する考え方をいつの時点で入れていくのか。そこは、見えなくなっているんですけれども、まず9月末までには市の考え方、案をつくりますと。委員会をつくるのはその後なのか、その前なのか。前は多分あり得ないと思いますので、その後に委員会をつくった場合には、総合体育館とかグラウンドに対するいろいろな考え方をどの段階でまた反映をさせていくのか。このあたりはどういうふうになっていらっしゃいますか。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 総合体育館とグラウンドに関する検討委員会の組織につきましては、これまでも体育協会と調整してまいりましたけれども、早期に立ち上げたいと考えているところでございます。この検討委員会の中で深沢の事業着手までに基本設計につなげるための基本構想素案をまとめていきたいと考えているところでございます。また、まとまりました基本構想の素案につきましては、スポーツ振興審議会で審議をしていただいて、最終的に行政計画としていきたいというスケジュールで考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) そうすると、事業着手まで時間をかけてこの検討委員会で検討してもらうと今御答弁いただいたと思うんですけれども、どれぐらい先の話になるんですか、事業着手という話になると。事業着手となると、多分導入機能としては、公共から多分入ってくるんだろうと思うんですけれども、それには総合体育館とかグラウンドというのはもう形は決まっているとは思ってはいるんです。それで、いつの時点でということになると、おおむねあと何年後とか、そういっためどというのはあるんですか。この検討委員会の検討というのはいつまで続くんですか。いつまで続けてこれをやられるんですかということについてはいかがなんですか。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 先ほど申し上げましたけれども、検討委員会の中で基本構想の素案的なものをまとめてもらうということでございます。こちらにつきましては、なるべく早く委員会を立ち上げて検討していただくわけでございますけれども、来年ぐらいにかけてその素案をまとめていただきまして、その後、基本構想を策定していければと思っております。
|
|
○22番(山田直人議員) そうすると、その段階までできないということは、先ほど案のときには、まだ具体的にはそのあたりは決まらない、どういう構想を持っているかということについては決まらないと理解していけばよろしいですか。いわゆるグラウンドとか総合体育館がこんな形でということについては、当然案をつくるときには決まらなくて、そこから先の委員会でもって決めましょうという話を今お聞きしたので、案のときにはそれほど大きな変更はそこにはない、そういうふうに理解してよろしいですか。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 土地利用計画の案につきましては、9月末ということでございます。我々が考えておりますのは、総合体育館とグラウンドの機能でございます。そちらについてのどういった機能を取り込んでいくか、それにつきましては、先ほど申し上げましたように検討委員会の中で詰めていくという形のものでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) そうすると、今は土地利用のレベルで終わっていますからそのあたりは特には急いで総合体育館のありようというものを決めていこうという形にはなっていないと。それを決めようと思えば、ことし1年、来年1年ぐらいをかけて委員会でしっかりとそこは議論してもらおうと、そういうスケジュール感でよろしいですか。確認です。もう一度お願いします。
|
|
○小池忠紀 市民活動部長 先ほどもお答えしましたけれども、総合体育館とグラウンドにつきましては、委員会で、この中でどういった機能を盛り込んでいくか、これを検討してもらうことになります。それで、同時にあわせて先ほどから議論になっております防災機能、あるいは健康増進機能、この辺も庁内の関係課、また、体育協会の関連する協会等も含めた委員会になりますので、そういった中で詰めていきたいと考えているところでございます。
|
|
○22番(山田直人議員) わかりました。おおよそのこの素案がつくられていろいろなコンセプトを読ませていただいて、この深沢で実現しようとしていること、あるいはそのイメージというものが次第に明らかになってきた。ただ、今は地上部というか地面の上だけですので、ここから先、その上に立ち上がってくるのにどういうものが必要かと、そのようなことについてはこれからということで了解をさせていただきましたし、それについて、もう多分1年ぐらいかかるんでしょうか。そういったところには、ぜひ、また詳細な議論をさせていただければと思っております。
それでは、最後に、市長に確認をさせていただきたいと思います。深沢地域整備事業というのは、この素案ができ上がって鎌倉深沢の地に持続可能なウエルネスケアを構築していこうとしておりまして、大変重要な事業と私自身は認識しておりますし、皆さんもそう思っていらっしゃると思います。これを実現していこうと、トップである市長としてのメッセージ、これをどう実現していくんだ、実現するメッセージをぜひお聞かせいただきたいと思います。
|
|
○議長(中澤克之議員) 市長答弁の前に、一部、消防長の答弁訂正がございますので、消防長から発言願います。
|
|
○斎藤務 消防長 一部、訂正をさせていただきます。高所カメラの件につきまして、旧野村総合研究所の跡地で、標高を55メートルと答弁をしましたが、85.5メートルに訂正させていただきます。申しわけありません。
|
|
○松尾崇 市長 この深沢地域整備事業では、人も町もともに健康で持続可能なまちづくりということで、地域で愛され続ける町というものの構築を目指しております。持続可能なウエルネススクエアを構築していくことは大変重要であると認識をしておりますが、事業の実施に当たりましては、昨今の本事業を取り巻く環境も踏まえつつ進めてまいりたいと考えています。
|
|
○22番(山田直人議員) 昨日も同様な答弁お聞きしたように思いますし、先ほど、まだ、土地の素案づくり、素案の段階ですので、いろいろどういう施設をつくるかという議論というのは早計なのかもしれませんけれども、今からそのあたりはきちんと議論しておかないといけない。導入機能といっても真っ先に来るのが多分市役所をどうするのという話は今年度中に決着がつきますので、そういう意味ではここを移るのか、ここにとどまるのか、そういったことの結論が出るか出ないかわかりません。どういうレベルで出てくるのかわかりませんけれども、そういったことが必要になってくると思うんです。そうしていきますと、この事業というものの大切さということについては、皆さん全員がそうだよね、大切だよねということを思っているし、かなり時間も経過してくる。ですので、きのうからも議論あったかもしれませんけれども、とにかくこの残された3年間の実施計画の中で、どれだけこの深沢地域、深沢のこの事業を前に進めることができるか、そのために必要な予算、あるいはその方向性、そういったものはきちんと出していかなきゃいけないと思うんですね。今、御答弁の中にはいろいろな諸事情というのは確かにあるんです。あるんですが、その中でも私がお聞きしたかったのは、市長がこの事業に対して不退転の決意を持っているのかどうかということをお聞きしたいんです。この事業を前に進める気があるんですか、ないんですかということだけじゃなくて、市長がこの事業は鎌倉市にとって、今、最重要課題なんだという意識があるのか、そのうちの一つであるのかということをきちんと聞きたかった。事業の成立性がいいとか悪いとかという議論じゃなくて、どういう環境におかれても、これはやらなきゃいけないよねというお気持ちを持っていれば少なからず前に進むということはできると思うんですね。だけども最初からいろいろな諸事情があるから難しいよねということは一般論としては理解するにしても、今ここに至って話をされる、メッセージをいただく内容では僕はないんじゃないかと思っているんです。ここは、いろいろ見解の相違もあるでしょうから、市長にとっていろいろな事業があるからバランスを持ってこちら優先するだとか、ここは優先しないとかという話あるかもしれませんけれども、この深沢のこの事業というものは市長にとってどういう位置づけになっているんだろうか。そこがいまいち見えてこないんですよ。そこのところを、もし、いや、受け取り方がおかしいというんだったらそう言っていただければいいし、いや、私はそう思っていますよというんだったら先ほどの答弁を繰り返しになっても結構ですけれども、もう一度確認させてください。
本当にこの事業が市長の中でどこにあるんでしょうか。どのポジションにあるんでしょうかということをお聞きしたい。1番目なのか、2番目なのか、3番目なのか、10番目なのか、100番目なのか。簡単にいえばそれくらいの話。1桁ずつでも結構です。1〜10の間に入っているのか、10〜100の間に入っているのか。それだけでも聞いておかないと本当にこの事業というのは進むんでしょうか。常に不安に駆られちゃうんですね。そこの決意を聞かせていただきたい。
あとは、いろいろな知恵を入れる、いろいろなアイデアを入れることについては、議会の皆さんも市長にいろいろな意味ではそういう意味では協力もするでしょうし、そういうことについては、我々としても考え方は申し述べていきたいと。それを実現するために必要な予算というものは議会が決める予算ですから、議会の中で議論して、市長がこうしたいという予算に対しては議会が議決しますから、その議決をもって市長の思いを達成できるようにしたいと。だけれども、市長が最初から、うん、ちょっとねというような気持ちだったら、これなかなか議会としては議決するに至るかどうかというのはかなり心配だなという感じを持っている。そういう意味では本当にこの事業を前に進めるでしょうか。そこだけもう一度念のためお聞かせください。
|
|
○松尾崇 市長 後期実施計画におけますこの深沢地域整備事業の重点事業にどう位置づけていくかというところが今後は重要になってくるところでございます。そういう意味におきましては、事業性ではないと議員御指摘をいただきましたけれども、確かにこの深沢地域の事業、さまざまな要素が今後関係はしてきますから、そういう意味での大変重要な事業であるという認識を持っておりますけれども、昨今のこの取り巻く環境を鑑みますと、この事業の成立性というところはきちんと見定めていかなければならないと考えています。そうした意味で、真に、市民生活で必要でかつ着実に推進することができる事業化といった視点でこの後期実施計画に位置づけにつきましても判断をしてまいりたいと考えています。
|
|
○22番(山田直人議員) この深沢は、私が言うと少し説得力がないかもしれませんけれども、やはり投資だと思うんですよね。投資に対するリスクがとれるかどうかだけですよ。魅力を高めようと思ったら、ここから先10年後にこの深沢の町を開くことができますと言ったら、それこそサウンディング調査をやっていただいている中で民間事業者は10年待てますか。拙速であることはいけないにしても、10年は待てないでしょう。もっと早く投資したものを回収したい。投資効果があるとか、投資先として民間事業者はかなり有望なところだと思っていらっしゃると思うんですよね。そうすれば、それを誘導する前にもう誘導しようと思ったら、着実に鎌倉市の姿勢が問われてくると思うんですよ。そこで鎌倉市としてはこれを最重要課題として取り組んでいますというのか。いや、これもこれも事業展開いろいろあるけれども、まあ、この辺でぼちぼちやろうと思っていますというのでは、民間事業者の受け取り方なんか全然違うと思うんですよね。だからそういったことに対していかに投資ということと、リスクもあるかもしれませんが、そのリスクをどうとることができるか。そこは、やはりトップである市長しか判断できないですよ。我々が何を言ったって市長が思っていることを変えることができないですよね。ああだこうだいろいろなことを質問しましたのは、市長の気持ちを少しでも変えようと思ってしているわけですよ。ほかに部長方はいっぱいいらっしゃいますけれども、部長というのは市長の思いを実現しようと思っていらっしゃるわけですよね。そういうヒエラルキーの中にあったら、トップである市長がこの深沢の事業というものをいかに自分の中で、市長の気持ちの中でプライオリティーを上げるかというのは大きな差が出てくると思うんです。とにかく投資して回収しましょうということが、もし、できるんであれば、ぜひお願いしたいと思っているので、その周りの事業性ということも確かに問題だと思いますけれども、そこは、いろいろと民間事業者にいろいろな意味でヒアリングをする。サウンディング調査をするということで、そこは確実におさえていく。だけれども、鎌倉市が実現したいのは、ウエルネスサイクル、ウエルネスというコンセプトでこの深沢で実現したいんでしょう。持続可能な町をそこでつくりたいんでしょう。そこに対するメッセージ性をそこに込めてあらゆるところに発信して、この深沢の地に新たな人口増をつくりたい。新たな会社、あるいは新たな企業を導入したい。どれだけ魅力のあるまちづくりをしないといけないか。そのために必要な投資をいたしませんかと持ちかけている。そのためには、投資というものはとにかくお金をかけることもそうですけれども、時間をいかに短くするか。管理コストがたまらない、JRは何て言っているかわかりませんけれども、管理コストがたまらないと思うんですよ。そういったことも含めてとにかく事業性を上げるためにはとにかく短くしなきゃいけないということと。できるだけ方向性を間違えないようにしていかに投資できるかということでした。
もう最後にします。いま一度、市長が今現在言えること。今、この場で我々に対して言えること。自分のお気持ち。平成29年度予算では、さらにまた追及するかもしれませんけれども、平成29年度予算でどれだけ深沢のまちづくりのために予算ができたのか。どういう方向性を持っているのか。これは、これから予算を最終的にはつくられるわけでしょうから、そこでしっかりと重点事業なのか、最重点事業なのか、そのあたりも見きわめていきますので、現段階で結構です。池田議員、吉岡議員、私も含めて深沢の地で御厄介になっている3人の議員がくしくも深沢のまちづくりについて一般質問いたしました。これは、全然、下打ち合わせがなくやっていますので、この3人の思いがそこにあるんだということも含めて、あと西岡議員、納所議員も含めて関係者もいらっしゃいますので、もうぜひ市長の気持ちをお聞かせいただきたいと思います。
|
|
○松尾崇 市長 当然これまでも皆さんの一般質問お聞きをしてきておりますし、その思いというのは十分、私なりに理解をさせていただいていると思っております。
今、御指摘いただきましたように、投資だということでございます。御指摘のとおりだと思っております。投資をして未来の町をつくっていくということで、この深沢の整備事業というのは成り立っていくというところで、当然投資に対するどういうリターンが来るかということもこれまで計算を積み重ねてきたところでございます。それで、成り立っていくということがあるからこそ進めてこられたという部分があります。しかしながら、昨今のこの状況の中で、国の補助がかなり今の状況では厳しくなってきているというようなこと。また、新駅に関しましても1.5倍に膨れ上がるというような状況、この前提条件がかなり変動していきているという、厳しい状況ということはしっかり受けとめなければいけませんし、また、皆さんにもそのことはお伝えをしているわけでございますけれども、こういう中で本当にそのリターンがどこまできっちり得られるか。それだけ魅力のあるまちづくりということは目指してかなければいけないという、そのハードルがかなり高くなっていると受けとめています。そうした意味で、この場でイエスかノーかということをはっきり申し上げられなくて申しわけありませんけれども、そのあたりを今この状況でどう判断していくかということをしっかりと後期実施計画の中でお示しをしてまいりたいと考えております。
|
|
○22番(山田直人議員) それでは、最後にいたしますが、答弁は結構です。要するに、乗り越えられない課題はないと思います。本当にいろいろなお知恵を持った方、いろいろな能力を持った方が市長の部下として市長を支える側としていらっしゃるわけですから、本当に英知を集めていただければこの課題はクリアできるんじゃないかと思いますので、ぜひ市長の指導力で平成29年度予算に対する考え方の中で、ぜひ、きょうの議論が生きますように、私自身祈念申し上げておりますのでよろしくお願いいたします。これで一般質問を終わります。
|
|
○議長(中澤克之議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(15時20分 休憩)
(16時10分 再開)
|
|
○議長(中澤克之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議事の都合によりこの際、会議時間を延長いたします。
一般質問を続行いたします。
次に、松中健治議員の発言を許可いたします。
|
|
○26番(松中健治議員) 議長の許可をもらいまして両方に大きいポスターを張らせていただきました。質問に関係するものですけれども、こちらが日本語のポスターでして、この大きさを見ていただきたいのと、こちらが英文でございます。それで、手元に縮小したものが配られておりますので参考にしていただきたいと思います。それと質問の順番ですけれども、最初に、埋もれた歴史と発掘、近世から現代、鎌倉の歴史的場面ということで質問通告しておりまして、後で危機管理とか、危機意識そういった問題を質問させていただきたいと思います。
まず、お手元に配りました資料を見ていただくとこのポスターができているわけですけれども、ここにかかわる中で、下のほうに小辻節三さんという方、これが一枠載っているわけですけれども、これは約1年近く前に私のところに、小辻節三さんのことですけれども、最初は、杉原千畝さんが命のビザをユダヤ難民に与えることによって日本に来て、それで、アメリカやあるいはカナダに渡っていったというような話を聞いておったんですけれども、日本に来てからは大変支援に御尽力をした人が鎌倉市の方だというようなことを私に教えてくれた人がいるんですけれども。そして、それも地元の人だよということなので、私もどういうことなんだか意味もわからないで、まだ小辻さんのこともわからない。とにかく鎌倉の人が、命のビザをもらってユダヤ難民が敦賀に届いたと。そして、その後、大変苦労なさってアメリカやカナダ、あるいは上海、そしてイスラエルのパレスチナですか、まだイスラエルできていないんですけれども、そっち方面に逃げるというか、出国できるようになった。そのことをやったようなんですけれども、私もよくわからず、本当にいろいろ探して、そしていろいろな資料を集めました。本も大分いろいろ買って調べたところ、この小辻さんの本や、あるいはインターネットで小辻さんという名前よりも「おつじ」とかということでなかなか出てこなかったんですけれども、3カ月前ぐらい、「あなた何しているんだ」と私の家内に言われて、いや、こういうことで命のビザをつないだ人がいる。あるいは日本にたどり着いてから非常に支援に尽力をした人が、どうも近所の方のお父さんみたいなことを言うんで、そして、この本をあるいは資料を見せたところ、「小辻さんじゃないの。私知っているわよ。いろいろ相談も乗っていたし、ギャラリーも来たし、大体、あなたも会っているのよ」と言われたんで、えって驚いて、何だか意味がよくわからなかったんですね。それで、とにかく小辻さんの家族のことを知っている人がおりますから電話したら、その命のビザの関係にかかわっているということはその人も知らないんですね。それで、今は音信不通になってどこへ引っ越しているかわからないと。わからないんだから近くですから、私が前に住んでいた大町の近くなので隣の人に、そしたら、今どこに行っているかわからないけど電話番号がわかりますからと教えてくれたんですね。それで電話したら、「あら、松中さん。いいんですのよ、誰も地元では話していないんだから」と言われたので、いや、知った以上は、私は語り継ぐ、あるいは市民の人にも知ってもらいたいと。そういう思いが、私自身も責任があるし、使命もあるし、思いもあると。そのお父さんは既に40何年前に亡くなっているわけなんですけれども、そういった中で、敦賀市とか、あるいは外務省とかいろいろ当たろうと、そういうような話をして、上畠議員、若い者に引き継いでもらう。つまり語り継いでもらうという意味で、調べようじゃないかというので調べて、いろいろそういうことで、どうも小辻さんの家族ということがわかったので、敦賀に行こうと。その前に調べていたところ、お手元にも配付してあります、外務省の外務委員会で取り上げた中に、杉原千畝さんがビザのことでリトアニアのカナウスの領事館で発給した通過ビザ、これは10日間しかなかったんですけれども、それを日本に来てからいろいろな支援なり尽力をなさった小辻節三さんに関しまして、国会の委員会でも取り上げられて、そして政府の参考人から外務省としても杉原千畝元副領事の行動は勇気ある人道的な行為であったと認識しております。また、御指摘あった我が国の国内に入国したユダヤ人のビザ期限の延長及び出国支援を行ったとされる小辻節三氏の行為も同様であると、そういうことで杉原元副領事の業績を語り継いでいくことは重要であるという答弁があったので、とにかくこれに関していずれ外務省にも行こうということで、その前に敦賀に行ってみようと。敦賀の人道の港ムゼウムという場所があるんですけれども、その前日に上畠議員が車で飛ばしてくれてたどり着いた夕方、お茶を一杯と言うので向こうの文化会館のような場所の喫茶店でおりましたら、鎌倉から来たと言ったら、「あら、私、神奈川県なのよ」という女性の方がいて、私たちそういうことで人道の港ムゼウムをあした行こうと思っているんですと言ったら、私は、「鎌倉ですか」と言ったら、私は神奈川県出身ですけれども、地元の敦賀の市会議員をしている公明党の市会議員の方が非常に丁寧にいろいろなことを私どもに教えていただいて、次の日にも大変役立って、それで、次の日に小辻さんのこと、私の地元ですからと言うのでムゼウムに言いましたところ館の方が出てきて、最近、私どもも小辻節三さんについて細かいことを知ることになりましたと。ほとんどが杉原千畝さんの資料が多かったんですけれども、今回ポスターができて、それで小辻さんが一つの枠に載るようになりましたので、これが全体像なので、今後こういう形の中で神戸も立ち上がって、今、情報を収集していると。そして、八百津町、これは世界遺産に記憶遺産として申請しているというような話を聞いたものですから、えっと驚いて、このポスターはどこで入るんですかと言ったら教育委員会だと言ったので市役所に行きまして、このポスターは私どももらえますか、私ども鎌倉の小辻節三さんの地元の町内の方だったんですよと言ったら、待ってくださいと言って教育長に通されまして、それでいろいろ話したら、大変ありがたい話だということで、私どもが来たことを感謝しているような気持ちになって、それでいろいろなことを聞いたところ、メラメドさんが語っていった内容の中で一つの経路として載せたポスターができた。そして、このメラメドさんのことを調べてみたら、2年前、安倍総理にも会って表敬訪問して、本当にその命のビザで助かったと。杉原千畝さんには感謝しておりますと。そして、敦賀の方々ほかお世話になりましたということで、インターネットにも載っておりますが、そういった中で、このポスターがどうしても欲しいと言ったら、教育長が、鎌倉市から来ました小辻さんの地元の者ですと言ったら、向こうも喜んで、ぜひこれを私は語り継ぎたいからと言って、それで上畠議員と話したら、ちょっと待ってと、このポスターと、そのときこれを持っていってくださいと、これをあげましょうと上畠議員に渡されて、これはリング型のタオルなんですけれども、これは人道の港、敦賀からの贈り物として、ことしの伊勢志摩サミットのG7の各国の首脳等に配付されたお土産だそうです。これを持っていってくださいと言われて非常に感激したんですけれども、これはいずれ教育委員会に何かの機会に展示してもらうということなんですけれども、とにかく私としては、先ほど申しました文化庁に行きまして、小辻さんのかつて満州で満鉄総裁の松岡洋右総裁のもとで顧問として働いたというような資料とか、あるいは満州でユダヤ人のヘブライ語の大会で演説したとか、そういう記録を見せていただき、また外交資料館報として「第2次世界大戦前夜における極東地域のユダヤ人と日本外交」という資料もいただきました。ここに白石さん、時々講演に来ているようでございますけれども、そういう資料ももらって、ぜひとも、このことは何とか鎌倉市民にも伝えたいという思いが強い中で、今回こういう質問通告をしたところでございます。
そういった中で、まず、これは教育委員会で扱ってもらいたい。最初、人権とかいろいろあったと思うんですけれども、向こうでつくったのが教育委員会なものですから、子供たちに語っていただきたい。そして、語り継いでいただきたいという思いもありまして、そういうことで、杉原千畝さんの大英断の命のビザが多くの人のリレーによって、多くのユダヤ難民がアメリカやカナダへ出国することができたわけであります。そういった中で、この杉原千畝さんがかつて満州で満鉄総裁であった松岡洋右先生と話し合って、知恵をもらって、本当は10日間のビザでしたけれども、約1カ月、2カ月と滞在許可をとるようにして、そしていろいろあったでしょうけれども、神戸と横浜から出国していったと、その一連のストーリーの中で、今後鎌倉市でもこのような方がいたんだということを語りつないでいってほしいし、また、市民の人にも知ってもらいたいという思いでございます。そして、この大英断をなさった杉原千畝さん、私も20年前か記憶に残っています。そういう人が鎌倉市にいるんだなと。そして、長男が湘南高校の先輩だと。その前は30年間、藤沢市に引き上げてきてから生活したとか、住んでおったようですけれども、小辻さんは鎌倉市ということで、鎌倉市に越してきたという話もあるようなことも聞いたんですけれども、とにかくこれは偶然として、杉原千畝さん、そして小辻さんが鎌倉市という、そして小辻さんに関しては、最初、満州から鎌倉に来たとき、最初のところが海岸道路だと。私、実を言うと、生まれたのが海岸道路で、昭和17年です。14年ぐらいに小辻さんは海岸通りの長谷に越してきて、近所ですねと話したんですけれども、何かの非常に妙な縁を感じたところでありますけれども、とにかく今回も人権担当の文化人権推進課で没後30周年の「外交官杉原千畝を語る」という講演会なんかも行われるようですけれども、そういった中で、20年前ぐらいでしたか、杉原千畝さんに関しても鎌倉市としては講演会等を行った。テレビ等では、私、拝見したり、いろいろ新聞等で、そのとき小礒副市長は何だか関係したというようなことも聞いたんですけれども、その辺のことはいかがでしょうか。
|
|
○小礒一彦 副市長 議員には私が直接お話ししたんですけれども、直接ではなくて、私の異動後でありましたけれども、鎌倉市における杉原千畝氏の功績を称える事業といたしましては、平成9年1月に開催いたしました男女共同参画フォーラムにおきまして、杉原千畝氏の奥様、幸子様を講師としてお招きをいたしました。その講演では、命のビザを発給した際の杉原千畝氏の苦悩ですとか、覚悟、戦後、帰国してからの苦しい思い出などについてお話をいただいたところでございます。
|
|
○26番(松中健治議員) 教育委員会では何かいろいろ当たったけれども御家族の方に会ったというような話も聞いたんですけれども、その辺のことは聞いてないですか、杉原千畝さんに関しまして。
|
|
○安良岡靖史 教育長 教育指導課の課長がかつて御夫人にお会いしてインタビューをしたということはございますが、直接、この教育委員会の関係でということではございませんでした。
|
|
○26番(松中健治議員) そういった中で、杉原千畝さんに関しては、鎌倉市としては幾つかの接点があったんだろうと思うわけであります。そういった中で教育長にお聞きしたいんですけれども、とにかく大英断をなさった杉原千畝さん、そして完結していくんですけれども、まず、多くのユダヤ難民を救ったという意味では、これは人権ではなくて人道という意味で大変大きなことだと思うんですね。今日、難民に関してはシリアの方面からヨーロッパへ行っていると。私もかつて最初に当選したころ、私の子供のクラス、これは、国連難民センター、ベトナムからの難民センターが鎌倉の東勝寺橋の奥の修道院にありまして、同じクラスにいましてお手伝いしたこともありますけれども、これだけ多くの方が無事目的に行けることがあった。そのもとが杉原千畝さんということなのでありますけれども、そういう人道的な評価というものがあるでしょうけれども、その点については何か感想がございましたらお願いします。
|
|
○安良岡靖史 教育長 鎌倉にゆかりのあります杉原千畝氏の人道的偉業につきましては、世界に誇れるべきものであると考えておりますので、長く継承していくものと思っております。学校でも子供たちが道徳や社会科の授業で、その業績についても今、学んでいるところでございます。
|
|
○26番(松中健治議員) そういう中で杉原千畝さんの命のビザを日本に引き継いだ。その前に、根井三郎さんとかいろいろな人もおりますけれども、日本に着いてからいろいろ支援に尽力をした小辻節三さんの行動というのも教育委員会としてはどんな感想を持っていらっしゃるんでしょうか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 御紹介のありました小辻節三さんの業績でございますけれども、1940年代ということを考えますと、当時の日本の情勢、あるいは鎌倉市の情勢を考えましても、命をかけた英断であったなと思っております。そして、迫害を受けておりましたユダヤの人々のために、みずからの命を顧みず尽力された鎌倉市民である小辻氏を鎌倉市の子供たちにも今後とも伝えていきたいという思いを持っております。
|
|
○26番(松中健治議員) 向こうで「杉原リスト」、これは八百津町から申請されてユネスコ世界記憶遺産の国内候補に選定されまして、来年ユネスコの選定委員会で決定されるんですけれども、その中で、杉原千畝さんの出したビザにかかわること等が主なんですけれども、しかし、日本上陸後の避難民に関する報告書等も入っておりますので、上陸後、小辻節三さんが大変尽力をなさったというようなことで鎌倉市としても応援して、そして盛り上げるという意味でもいろいろと資料を集めたり、活動をしていただきたいと思うわけであります。私は、たまたまそういう地元の関係で知り合って、非常にそういう意味では感動するというか、驚きに近いような思いを持ったわけですけれども、これは子供たちに人道というものに関する本当に勇気ある行動というものは教育の中で教えていただきたいと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 日本に滞在されていた人たちを海外に送り出すために、日本国内で多くの働きをしました小辻節三氏の資料につきましては、まだ、十分、教育委員会でも整っていない状況でございます。今後、学習活動等で活動できるような資料の整理を行いまして、学校にも紹介してまいりたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) ぜひとも、教育委員会ですから学校等であれしていただきたいと思いますけれども、学校だけではなくして、市民にもこういうポスター等を掲示しながら何か伝えていく方法を考えていただいて、このような方が鎌倉にいたんだと。本当にいろいろ御苦労なさった方だということを書物等で読んでみると、調べてみると書かれておりますね。特に、小辻さんの御家族が言っておりました。もう高齢でありますから、細かいことを聞くには「命のビザを繋いだ男」、山田純大さんにお伺いしてくださいと。それから、これは敦賀市でいろいろ資料がありまして行ったとき、「真相・杉原ビザ」渡辺勝正さん、大正出版。非常に詳しく書かれているのがあります。それから人道の港、敦賀で出した日本海調査研究会、ユダヤ難民の足跡調査の報告書。これを見ましたら小辻さんのことが記述されているので、非常にそういう意味では敦賀市も一生懸命活動して語り継いでいくというか、これは非常に貴重な行動だと思うんですけれども、この一般市民にどのような形で、これからいろいろな形で行うでしょうけれども、とりあえず市民に伝えてほしいと。とりあえず議会でこのように飾って、そして議員の方も関心がありましたらぜひともお願いしたいんですけれども、教育委員会としてはどういうふうに考えておりますか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 杉原千畝氏、小辻節三氏、多くの市民の方に知っていただきたいということでございますので、お二人とも鎌倉市に在住であったということもありまして、本当に鎌倉市に関係の深いお二人であると考えております。お二人の業績を広く知っていただくために、今、中央図書館におきまして、平成29年1月に、杉原千畝氏と小辻節三氏に関する書籍と、それから杉原千畝夫人のインタビュー記事等の関連した展示会を今、行う予定でおります。これに合わせまして、川喜多記念映画館では、平成29年1月20日から1月22日にかけまして、先日、上映されておりました杉原千畝の映画を上映する予定でもございます。このような形で市民の方々にも周知していきたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) そういう意味ではいろいろな形で語り継いでいっていただきたい。小辻さんそのものは100年たったら、彼がやったことがわかってくれるだろうというような言葉も残していっております。本当に大変な苦労を日本で体験したということ。杉原千畝さんは、ヨーロッパで大変な苦労をなさって大英断されたんですけれども、この時代の日本の情勢というものはどういうことかというと、お手元にも資料としてお渡ししてありますけれども、このイタリアの訪日団が鎌倉を訪れた。これ日本も日、独、伊という、あるいは日独防共協定、いろいろな関係があったんだと思うんですけれども、イタリア使節団が来たときは、町内有志や各団体数千名で提灯行列をして迎えたということが載っております。泊まったところは海浜ホテルですね。今、話題になっているショッピングセンターのところのホテルです。あるいは鶴岡八幡宮の大仏に参拝したと。そして驚くべきことは、ヒトラー・ユーゲント、これは青年団、親衛隊みたいなものですが、昭和13年9月22日から鎌倉市を訪れて、そのときに町長の音頭で約5,000名がヒトラー・ユーゲントを迎えたと。そして、海浜ホテルにとまり、そして、鶴岡八幡宮とか、あるいは建長寺、大仏を参拝して、ここには鎌倉山の長尾邸、扇湖山荘のことだと思いますが、そういうことも出ております。そういうことを昭和13年からドイツは画策して、なおかつ、だんだん厳しくなってきたら、ヒトラーの側近中の側近、ヒムラーがワルシャワの殺し屋、マイジンガーを日本に派遣して、そして日本の軍部、あるいは憲兵隊、特攻等とあれして、かなり苦労したようでございます。そして、そういうことに関して非常に相談に乗ってくれたのが石橋湛山さん、鎌倉の町会議員だったんですね。そして、東洋経済新報社の社長であったわけです。その方が小辻さんの非常に相談役として動いていただいて頑張ったと。それで満州に行って避難したというようなことも出ておりますけれども、もう一つ、こういうときに言論弾圧とか、あるいは一つの発刊禁止、あるいは削除、そういうものがある時代において、この石橋湛山さんも私は非常に大変勇気のある方だと。先日、NHKの昭和の選択で石橋湛山さんの特集がされておりまして、その中で、東京でやっていると非常に危険だということで追い詰められて秋田の横手に逃げていくんですけれども、そのときの契約書と、あるいは、これは謄本か何かの記録が映って、鎌倉市大町、石橋湛山という署名があります。それは、実を言うと、石橋湛山のお宅は御成小学校の向かい側ぐらいにありまして、私もそのお嬢さんを紹介されたことがあるんですけれども、長い間、鎌倉市に住んでおりまして、大変勇気ある人だと。そういう意味では、こういう一つの小辻さんと石橋さんのかかわり合い方とか、そういうことが鎌倉市は非常に多いのではないかと。そういう意味で石橋湛山さんと言ってもおかしいけれども、先生で戦後は総理までなさるし、それから、日中、日ソ国交回復のときにすごく動いた方で非常に大変な人なんですけれども、とにかくそういう厳しい時代を生き抜いてきた石橋湛山さんに関して、教育委員会ではどういうふうに感想を持っていらっしゃいますか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 小辻節三氏のこの活動の裏側には石橋湛山氏の応援等もあったかと私どもは思っております。石橋湛山氏につきましては、昭和31年に内閣総理大臣を担当しておりまして、その前にも大臣を歴任した政治家でありまして、日本におけるジャーナリストあるいは教育者でもございました。また、石橋氏は、大正13年から昭和3年まで鎌倉町議会議員を務められまして、鎌倉市の行政運営にも大変貢献された方でございます。小辻氏との関係におきましては、石橋氏が社長を務めます東洋経済新報社の全国にあります出張所で、小辻氏がユダヤ人を擁護するような立場での講演をしたということで、この講演を依頼したのが石橋湛山氏ということで認識をしているところでございます。ですので、やはり鎌倉にゆかりのある方がこのように多くかかわっていたと教育委員会でも考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) そういう意味で、一連の小辻さんにかかわることやあるいは杉原千畝さんの没後30周年ということで、各地、先ほど言いましたけれども、神戸市も立ち上がっております。それから愛知県が立ち上がっています。愛知県は、小学校、中学校を卒業しているということで、知事以下いろいろと取り組んでいるようであります。また、この船が出ていった、そういう意味では、杉原千畝さんの「命のビザ」にかかわることに関して、ビザ・フォー・ライフという、横浜市の歴史博物館が9月24日から横浜市も立ち上がって展示会や講演会をやるようです。そして私は行ってきました。日本郵船の氷川丸のことし展示会をやっておりましたから、氷川丸はよく見ますので乗ったことも中を見たこともあるんですけれども、氷川丸が重要文化財に指定されることによって、神奈川県もこういう一連のこの命のビザにかかわるという意味もありますので、そういった意味でこういう各地が立ち上がっていくという動きがありますので、今後、この教育委員会としてはどのようにしていくでしょうか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 松中議員からお配りいただきましたこの「命のバトン 杉原千畝の命のビザをつないだ人々」ということにございますように、この命のビザをつなぎました日本でかかわっている多くの人たちの功績というものを再評価いたしまして、ただいま御紹介のありました日本各地の市内の取り組み、市の取り組みをこれからも情報収集いたしまして、資料を収集していきたいと思っております。また、収集しました資料も使いまして、鎌倉市の子供たちにも広く伝えていけるような何か資料を編成していきたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) ぜひともお願いします。私は、こういうきっかけできょうこうやっておりますけれども、敦賀に行ってきましたのでと小辻さんに連絡いたしましたら、ありがとうございますと、そして、何か語り継ぐことでと言ったら、高齢でありますから山田純大さんなどに聞いていただいてということでありますが、いろいろ調べたら、イスラエルのエルサレムに葬られているそうです。それで、また驚いたんですけれども、そして、ゴールデンブックに民間人として小辻節三さんが記述され、書かれているということも知ったので、これも一つの壮大な命のバトンというか、まさにリレーだと思うわけであります。そういう意味では、多くの方々が語り継いで、人道、今日一番必要なのは、この人道という考え方ですね。これは、考えは持っていてもすぐ出るわけじゃないと思いますけれども、難民がいろいろなところで出てくる。今日の国際情勢もいつそういう事態になるかわからないので、ぜひとも、そういう意味では、教育委員会で子供たちにいろいろ教えていただいて頑張っていただきたいと思います。この件はこういうことで終わります。
それで、鎌倉の歴史ということなんですけれども、これは正直言ってすぐどうのこうのじゃないんですけれども、私も2年前でしたか、エリザベス・サンダースホームに隠れキリシタンのコレクション、沢田美喜さんが行っているという記事を見まして、ぜひ行ってみたいと。実を言うと、私の父は天草出身で、天草に行ったとき、私の父は浄土宗だと思うんですけれども、親戚のものがそこへ行ったら見ていくかと言って、仏壇をあけたらマリア観音で、それで墓に寄っていったら墓の上に十字架があって、非常に妙な思いをしたそういう記憶があって、その隠れキリシタンのコレクションというのを見てみたいということで見ましたら、とにかくすさまじい形で信仰を続けてきたものを思い知ったわけでありますけれども、そうしたら東慶寺の弟さん、井上喜行君に大変なものを見てきたよと言ったら、いや、鎌倉にもキリシタンがいたという話があるよと言っていたのですけれども、市長、知っていますか。聞いたことないですか。教育長もそうですか。私も知らなかったんですけれども、これも約2年間近くかかって、やっと鎌倉のキリシタン、それも5人の殉教者が出ているんですね。そのキリシタンの殉教者のもとは、小袋谷村、そして捕まったところが極楽寺村だと。資料が古本屋の中で普通だったらこんな配られたんでしょうけれども、2,160円という貴重な資料が出てきて、そして、この隠れキリシタンじゃないんですけれども、うまくキリシタンの面倒を光照寺で見たとか、そういうことが書いてあるんですね。それでまた、このことを知っていろいろ調べるうちに雪ノ下の大きいほうの教会を尋ねて、何か資料ないですかと言ったらないと言うんですけれども、教会の奥のお堂というんですか、そこに縛られた、それから聖餅箱というんですか、そういうものがあるコーナーを最近知って、そのこともあるので、鎌倉市の幾つかの語り継ぐ材料というのは意外に多いんだなという思いをするわけであります。
鎌倉というのは非常に軍人が多いんです。例えば、近くには南大将だとか、南雲中将や草鹿中将さん、山下大将とかいろいろいるんですが、私の数軒先に山本五十六邸があるんですけれども、山本五十六邸があることを友人に話したらおもしろい本があるよと。散策・随想、鎌倉探訪、その追想というのが、これ本当、貴重なものですけれどもコピーして、僕の友人のおやじさんは潜水艦の艦長で6隻沈めたということを小学校で自慢していたのを覚えているんですけれども、そうしたら山本五十六さんの子供たちと、それから近所の友達、第一小学校の友達とつき合っていたんですけれども、そのつき合っている内容が子供たち、つまり戦前のころの山本五十六さんが鎌倉に住んでいた時代の子供たち、そのあれがどういうふうになるかというのを書いて、いや、驚いたんですが、それも海岸通りのところに住んでいた方なんですけれども、その子供が戦後、勉強して、そして新日鉄の社長になって経団連の会長になっているんですね。そういう人が鎌倉から出て、へえ、本当かというようなことを教えてくれる、そういう隠れた鎌倉の話というのはあるわけですね。それで私は昨年、マッカーサー元帥がミズリー号の日本の敗戦の降伏署名をして、その後、鎌倉の八幡宮を副官14名で訪ねて参拝しているということを話したことがあるんですけれども、しかし、写真がなかったんですけれども、先立って、池上彰さんの「天皇とマッカーサー」という番組で、教科書に載っていない20世紀の天皇とマッカーサーの番組で米バージニア州のフォーク市にあるマッカーサー記念館にジーン夫人と鎌倉訪問の写真を見つけたと、池上彰さんが語っております。本当に正直言って驚くというか、向こうではそういうものを大事にしているんですね。大仏の前で二人が写って、テレビでもこれは本当に新しい発見だと池上さんも言っておりましたけれども、奥様のジーン夫人を連れて鎌倉を訪問していると。マッカーサーは鎌倉を非常に気に入っていたようで、あるいは思いがあったのかわかりませんけれども、そういう方々が鎌倉を訪れてきているということは、あの当時、日本は占領下であり統治する上で鎌倉のような場所があると、そういう意味では非常に日本にとってはありがたい。つまらない国だとかということじゃなくして、非常に愛着を持って40年前に、日清、日露戦争で日本が勝利するのはどうしてかという調査研究が始まって、オレンジ作戦というんですけれども、アメリカ大使館の武官の副官として訪ねてきたころ、鎌倉とか日光に行って非常に印象が強く残っていたんだろうと思うんですけれども、これは大変大切なことで、そういうものは外国人がたくさん訪れる中で、こういう鎌倉というのは非常にそういう印象を残して持つようになるわけですね。オバマさんも幼少のころ鎌倉に行ったことがあるということで、わざわざ鎌倉に来たこともあります。そういった意味で語り継ぐ、要するに郷土資料館ではないけれども、そういう施設はこれから考えて、何も鎌倉の人だけではなくして、これから取り組んだら、そんな大変なものを取り組む必要もないけれども、考えたらいかがかと思うわけであります。どこかでそれも扱って、鎌倉というのは本当にいい町なんだ、ほっとする町なんだと。ああいう占領下においても自分の奥さんを連れてきて鎌倉を連れて回るというようなことはいいことだろうと思うので、そういう意味でも考えてもらいたいんですけれども、教育委員会はいかがでしょうか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 近現代史のところで鎌倉にかかわる貴重な資料というものは、後世に伝えるために保存していかなければいけないと思いますので、そのような資料につきましては、また、図書館等でも引き続き保存をしてまいりたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) 鎌倉でもガイダンスセンターもできますから、そういったコーナーも、800年前のことも大事でありますけれども、ここ100年の話題のことも非常に大事だろうと思うんですね。ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。
それから、市が所有する「鎌倉震災絵巻」。去年、震災展が行われました。そのときに所有している絵巻は、関東大震災の発生直後の状況を伝えている非常に貴重な資料だと思います。本当にそういう意味では、この関東大震災を写真ではなくして、本当に臨場感のあるこの絵巻が6巻。ユネスコの登録されているものは五つぐらいあるんですけれども、山本作兵衛炭鉱記録画、これも手書きの絵でありますけれども、そういったものも世界記憶遺産に登録されるんですから、今、神奈川新聞が大きく扱っておりました災害史を見直すと。100年にもうすぐなるわけですから、そういった中で、私は、ユネスコの記憶遺産に申請したらどうかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 ただいま議員御紹介いただきました「鎌倉震災絵巻」でございますけれども、こちらの大正関東大震災の鎌倉における甚大な被害状況というものを市内各所の被害状況をパノラマ的に描く。あるいは近接的に描くということで、当時の被災状況を描いた非常に貴重な資料であると認識しているところでございます。こちらも御紹介のとおり、平成27年10月24日から12月6日の間にかけて開催しました国宝館の秋期特別展におきまして全6巻を一堂に展示しまして、観覧者の皆様には大変御好評をいただくとともに、防災の重要性についていろいろとお考えをいただくきっかけを提供したという貴重な資料だと考えております。
こういった資料を世界記憶遺産にという御提案でございますが、この世界記憶遺産と申しますのは、そもそも世界遺産、世界文化遺産と並びユネスコの3大遺産事業の一つでございまして、危機に瀕した貴重な書物や文書など世界の重要な歴史的遺産の保護と振興を目的に1992年に創設された制度でございます。2015年10月現在ですが、世界で348件が登録されておりまして、日本におきましては、先ほど議員から御紹介いただいた物件も含めまして、ほかに伊達政宗が慶長年間に派遣した遣欧使節関係の資料であるとか5件が登録されておりまして、今現在、先ほど、また、お話にございました杉原千畝さんの関係の資料ほか1件がことし審査されるという状況でございます。「鎌倉震災絵巻」につきましては、その資料的な価値の学術的な検証を深めまして、文部科学省あるいは神奈川県とも相談しながら世界記憶遺産の登録の可能性、こういったものも探りながらエントリーに向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) これは、ほかにはないんじゃないかと思うんですよね。そういった意味で検討して相談して、また、関東大震災のときに、これは初めてだろうと思うんですけれども、世界でもこれだけ大がかりなことはないだろうと思いますけれども、本格的な航空撮影の始まりが関東大震災だと。海軍によって飛行場がだめでも水上飛行機で飛ばして航空写真を撮ったというようなことを過去取り上げたこともあるし、この震災展でもこの航空写真を扱っております。これもやってもらいたいんですけれども、この二つ、非常に見ますと大体一つ一つ、全体的なことじゃなくてポイントを絞ったものが申請されているようなので、ぜひともこの航空写真もお願いしたいんですがいかがでしょうか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 ただいま御紹介いただきました大正関東大震災後の航空写真でございますが、こちら軍施設や御用邸等の安否の確認に主眼を置きまして海軍が撮影したものでございまして、災害調査のために行われたというものではございませんが、結果としまして被災状況を記録したということになりまして、航空撮影による災害状況把握の先駆けとなったものでございます。大正関東大震災後の鎌倉の被災状況を今に伝えるという点では、この航空写真も重要な資料であると認識しておりまして、記憶遺産申請ということも検討することも視野に入れながら、展示、普及啓発活動を中心に活用していきたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) これも、ぜひお願いいたします。
次に崖ということで、急傾斜地ですけれども、これは、北鎌倉のトンネルの問題にかかわる点なんですけれども、史跡円覚寺境内・名勝及び史跡円覚寺庭園という保存管理計画が2010年。これはあのころつくられているんですね。ちょうど世界遺産を目指しているときに相当立派なものなんですけれども、これを見ていきますと、大石議員が扱っていたんでのぞいて深読みしてみたら、こんなすばらしいものがあるのに、何で今こんなことが話題になって大騒ぎするのかよくわからないんですね。それは、なぜかというと、大体このトンネルの件が始まったのが3年前ですね。その3年前にはこれができているんですね。このメンバーを見ますと、文化庁がオブザーバーに入っているんですね。それなのに何で今になって重要だという、それがよくわからない。オブザーバーで文化庁文化財部記念物課。だから、これは国会議員が文化庁行ってプッシュしたから、そういうふうに動いたのか知らないけれども、その辺は詳細を調べなければいけないんですけれども、原局の文化財課としては、この点については承知しているかどうか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 ただいま議員御指摘のとおり、この円覚寺の保存管理計画につきましては、平成19年度から平成21年度の3カ年をかけまして6回の委員会を開催し、御指摘のとおり文化庁文化財部記念物課からオブザーバーが参加しておりました。こういった経緯から文化庁はこの円覚寺保存管理計画の内容については承知しているものと考えられます。しかしながら、この策定委員会におきましてはこの追加指定の考え方なども議題となりましたけれども、その際、この当該尾根の追加指定ということについては話題にはなりませんでしたし、また、文化財的価値の議論も特段ありませんでした。こういったことから文化庁がなぜ今このタイミングで文化財的価値があると指摘してきたのかということのその理由については承知はしておりません。
|
|
○26番(松中健治議員) 議論もなくして突然出て、それで文化庁もオブザーバーに入っていると。そして、どうしてそうなったかというのもよくわからないと。なおかつ、今度の文化財専門委員の中にここに入っている河野眞知郎という人、両方に入っているんですね。これはどういうことになっているんですか。これ相当なものですよ。簡単に1日や2日でつくったものじゃないし、それからこの人も全部入っています。それを入っているもので行くんだと。この両方に入っていると。一体どういうことになっちゃうんですか。どっちの意見を聞いてやるんですか。だって史跡指定したら保存管理計画というものが出てくるんじゃないですか。史跡指定が出てきたら、だけれども、この人はどっちをとるんですか。こういう人が入っているんです、両方に。そうそうたる人が入っていますよね、皆さんにも配っているんですけれども。それから地権者じゃないのかな、これは雲頂菴か、あるいは白雲庵か。亡くなった私の親友の東慶寺の和尚も入っているな。円覚寺も、宗務総長が入っている。そういうところが入っている管理計画というのは、当然、もし指定されたらそういうことがあり得るだろうと思うわけですね。指定されたからそのままというわけにいかない。指定は指定でその後の扱いはどうするかという問題が起きてくるわけなんですけれども。委員に当事者が入っているんです、本当に。これだけ入って、そして、そこで話題に出なかったものがふっと出てくるというのはどういうことなんだと。それわからないということになると、また動かざるを得ないと。上に行って、調べてまいりますと言ったら真相がわかるかもしれないので、こういうケースはどう考えますか。この当事者が入っていたり、みんなで決めたのに、それから両方の委員会なりに入っているケースというのはいいんですか。その辺言いづらいですか。何か御意見があったら言ってもらいたいんですけれども。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 先ほども答弁させていただきましたとおり、当時、この策定委員会において追加指定の対象にもならず、そして、尾根の文化財的な価値というのも話題にならなかった。このことにつきましては、平成26年7月29日に開催されました文化財専門委員会におきましても同様でございました。こういった中で、本年4月以降、文化庁から新たに、尾根には文化財的な価値があるので有識者による委員会を設置し、当該尾根の文化財的価値を検討すべきなどのそういう新たな視点での指摘があったということでございます。こういった新たな論点で本年7月8日に文化財専門委員会を開きまして、当該尾根に文化財的な価値がありやなしやということに特化して議論をしていただいた結果、ありという結論をいただいたということでございますので、当時の保存管理計画委員会と今現在のその論点が全く違ったということだと認識しております。
|
|
○26番(松中健治議員) そうすると、文化庁が重要だと言ったら普通重要かどうかというところは、文化庁だって自分のところで専門委員会とか何か諮った上で、重要だと向こうは向こうで諮らなきゃいけないのに、それを重要だから諮ってくれと、それ個人的見解なのか、公的見解なのか。そういう話って当然出てくるんじゃないですか。その辺はいかがですか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 この見解につきましては、史跡部門の主任文化財調査官並びにその所属長である記念物課長同席の上で聞いておりますので、公的見解だと理解しております。
|
|
○26番(松中健治議員) そうすると、大分ずさんですよね。重要だって言って、今度はそれを重要か市で考えてこいというんじゃなくて、上が重要だと言ったら上で考えてくれなきゃいけないんでしょ。これ能力から言ったら、それは上が重要だと言うだけの能力がなかったら重要だと言えないんだから。それだったら、それなりのところを言って本当に重要かどうか。これは本当に大変な問題だと思うんですよ。何が大変かというと、保全計画をつくって、それでどこへ出しているかというと、これを見たら、円覚寺庭園整備計画委員会報告となって、円覚寺住職、足立大進殿に出しているんです。これは平成10年となっている。どういうことなんだろう。どっかでおかしいな。これはどういうことなんですか。円覚寺に出すんですよね、この報告書は。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 ただいま議員が、その計画書の中の足立大進殿とお読みになった部分につきましては、平成10年に円覚寺が独自に策定した境内の整備計画、それを付録といいますか、添付資料ということでこの保存管理計画に添付している部分かと思われます。この保存管理計画は、鎌倉市教育委員会が所有者の円覚寺、それから有識者、そして、関係機関と協議をしまして作成したものでございまして、鎌倉市教育委員会が行政計画として策定したものでございます。
|
|
○26番(松中健治議員) それこっちのほうがもっともっと中身の濃いものであるし、非常にある意味では拘束するというか、これが大前提だと考えていいわけですね。なぜかというと、境内といっても雲頂菴のところまで入れているし、それからこの総門の前のところまで入れて道路をまたいでいると、そういうところまでやっているから、こういうところまで検討しているならば、これから外れているところはもう要するに史跡外で、それは現在の法律のもとでやる分には何ら問題ないという前提のもので、追加となると議論もされていないということになると、それなのに専門委員会が史跡にしろと。それで手続的にどうなるんですか。史跡にしろと、その整備をするとか、場所を何か安全対策するのは別として、史跡をするという手続はどういう形かその辺教えてくれますか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 こちらの場合、円覚寺境内につきましては国指定史跡でございますので基本的には学術的な部分につきましては、国の審議会、こちらが史跡相当するかどうかということは最終的に審議をしまして答申を行うと。市の文化財専門委員会には、あくまでも先般文化庁の指摘を受けまして、外部の有識者を招いてこの文化財的な価値があるのかどうかということの御意見を伺いました。それに附帯する意見としまして、文化財的価値があるので追加指定ということを視野に入れていくべきだという意見がついたと理解しております。
|
|
○26番(松中健治議員) そうすると、その意見がついた。意見がついたからどうなのというところは、どういうことになるんですか。意見がついた。大事だと。史跡にしろ。だけれども、指定しなかったら、それは国でもそれなりのことを。そうすると相当かかりますよね。数年はかかるでしょう。だから仮設なんでしょう。だけれども、仮設だって仮設をつくるとしたら、仮設そのものが震度5とか6とか何かに耐え得るものじゃなきゃいけないし、それからあそこの現場を見たら両サイドもう擁壁がされて、前が人の通るところは擁壁しないで住宅は擁壁しているけれども、人の通るところはしないで崩れちゃったということになると、すごいそんなばかばかしい話ないんでね。トンネルを守るためにやるんじゃないでしょ、これ。トンネルを守るために考えるんですか、これ。何を守るために考えているんですか。トンネルを守るのか、人の安全を守るのか、尾根が大事だから尾根を守るのか。その辺、答弁してくれますか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 市道として管理している道路でございますので、その市道の通行の安全を確保するというのが一番でございます。
|
|
○26番(松中健治議員) そうでしょうね。安全優先。ですから、その辺でどうしたらいいでしょうと言ったって、あのままがずっと続くと。全部突っ張っていたら、全部難しい。かつての円覚寺のこの提案なんか見ると、JRの地中化、そこまでいっちゃうんです、考えると。JRの地中化すれば解決がつくということですよ。あそこ道路にすれば、そこの道路は要らないんだから、もう全部。その地中化まで話が行っちゃうようなレベルの話なんですよ。だけれども、あそこを考えるだけだったら、あそこの人の通行が安全ということが保障されない限りこれはどうにもならないという、さっき言った保存計画のメンバーと、それから今度は専門委員とのメンバーで、それは、どうしたらいいんだというところまで考えてくれないで自分のところは残せというだけ突っ張って、いや、ここのところは安全じゃなきゃだめだと、これどういうことなんですか。その人は、保存計画のときには何も言わないで、みんな騒いだら今度は、ああ、史跡だというようなことになったら、本当にどうなっちゃうんですか。これは正直言って数年かかります。これは岡本二丁目マンションと同じ。岡本二丁目マンションだって、早くから市長にも言っていたんだけれども、あんなものは本当にやる方法はあるんですよ。それをやらなかったからもうずたずたになりましたよ。つまり中途半端でもらっている土地。そうすると、せめてあそこの階段ぐらいやってもらいたいと思って、僕は思っているけれども、多分背景もいろいろ情報は入りますからね。当分だめだね。当分できない。腹を決めなかったら。どっちか賛成、反対なんて言ったって、どっちかとらなかったら絶対できない。そんな甘いものじゃない。そうすると、それを放っておくと、明らかに岡本マンションと同じようになると。これだけは言っておきます。
次に、下水道の安全対策。これは、僕も読んで驚いたんですけどね。下水道管の老朽化で道路陥没、年3,000件以上。年3,000件以上ですよ、道路陥没が。だから、鎌倉市であれは珍しいんじゃないです、全国的に見たら、3,000分の1か何かなんですね。だけど、鎌倉市もそういうことがあるということは知ってもらいたいし、要するに、水道もあるんですね。京都なんか水道がすごい。水道の陥没がすごい。それも、この下水道をこれからどうするんだと。耐用年数50年ですから、もう来ているんですよ。だから、ああいうことが起きても、これはしようがないんですよ、だって手当てしていないんだから。それから、手当てしたところで何か中をこうしたところでそれも、完全には応急処置みたいなものですよね、ある意味では。ある程度持つかもしれないけど。しかし、これ老朽化で道路陥没は年3,000件以上ということなんですけれども、部長、何か、感想はありますか。
|
|
○伊藤昌裕 都市整備部長 議員、御紹介のとおり耐用年数につきましては50年という数字がございまして、鎌倉市におきましてその50年を超えるという管渠は既に57キロメートルに及びます。現在、整備済み延長の約1割を占める状況となってございます。この老朽化につきましては、今後もさらに加速するということになるため、早急な対応が必要であるということは私どもも認識してございます。今後も適正に下水道管渠を維持管理していくために、引き続き下水管渠の調査を実施しながら、改築更新を効率的かつ計画的に進めていかなければならないと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) 部長、前も言ったんだけれども、下水道部をつくって本当に取り組まないと、大変なことになるということだけ言っておきます。
そういった中で、この危険な場所を考えた場合、このさっき言った北鎌倉の隧道、これも本当にどうするかと言って考えたって、本当に腹を決めない限り、だって、こっちに入って、こっちに入って、さあどうしましょうと幾ら考えたって、本当に、解決つくものじゃないということだけは言っておきます。
それから、最近、障害者の事故が多いというのが、ホームからの転落。つまり鎌倉駅の観光客が本当に危ないんですよ。もう危ない。ホームドアについて何か考えがありましたら。
|
|
○大場将光 まちづくり景観部長 まず、ホームドアの設置につきまして、状況を御説明させていただきます。平成27年2月に、国土交通省で交通政策基本計画を閣議決定いたしまして、この中でホームドアの設置目標を定めてございます。目標といたしましては、1日当たりの平均利用者数が10万人以上の鉄道駅を対象といたしまして、平成25年度の583駅から平成32年度までに約800駅の設置を目指しているということでございます。また、神奈川県におきましても、ホームドア設置を促進するため、県・市・町、及び鉄道事業者によりますホームドア設置促進連絡調整会議をこれを設置してございまして、市といたしましてもホームの安全対策といたしまして、ホームドア設置は必要であると考えておりまして、連絡調整会議におきましては、意見交換や情報収集に努めているところでございます。
|
|
○26番(松中健治議員) 一つの基準みたいなものもあるかもしれないけれども、鎌倉市の場合、観光客が次から来たときあふれる。ちょっとしたあれで事故が起きる可能性が十分あるんですね。それから、鎌倉市もこれはホームドアに関しては補助金というか、自分たちが積極的につくると。エレベーターとかエスカレーター、鎌倉市の金は入っていますよね。これどのぐらいの割合で入っているんですか。
|
|
○大場将光 まちづくり景観部長 エレベーターにつきましては、恐らく国・県・市で大体よくバリアフリーに関しまして協調補助というのをやっておりまして、鎌倉市は全体の3分の1を県と市で分け合いまして、実際には6分の1ずつになろうかと思っております。
|
|
○26番(松中健治議員) ホームドアも積極的に考えたほうがいいと思うんですね。鎌倉市もお金がかかるかもしれないけれども、これは非常に危険であるというのはほとんど聞くんですね。土日、祭日、もう本当に、上がるときでもなかなか大変です。上がった途端ぞろぞろです。ぜひ、検討してもらいたいということをあれしておきます。
それと、みんなに配られましたか、地区別危険箇所マップというのは。北部地区とかいろいろ南部地区とかいろいろすばらしいんですけれども、みんなは、自分のところの地域しかあれできないから、この前、倒木がありましたね。そうすると、どこで倒木が起きるかわからない。倒木という問題が、ひとたび道路を塞ぐと半日はもう大渋滞となるということなんですけれども、この地区別危険箇所マップはこれなりにすばらしいからいいんですけれども、これを全体のやつをウエブで載せるようにして、自分の地域だけじゃなくてほかのところでも危ないところはどこなんだというのが見えるようなことをしたほうがいいと思うんですよね。確かに全体像をやったらもっと細かくなるからわかりにくくなるかもしれないけれども、そうかといってこれ全体でこういうふうに見たらわかりにくいから、ぜひウエブでこの全体像というか、全体のものが見られるように、そして、拡大もできるようなその点を考えたらどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
|
|
○柿崎雅之 防災安全部長 確かにこの地区別危険箇所マップ。これお住まいのところに全戸配布したんですけれども、お住まいの地区に1枚という形で配っておりますので、確かに議員おっしゃるように、全体が見られる状態ではないので、早速、ウエブ上で見られるような形で早急に取り組んでまいりたいと思います。
|
|
○26番(松中健治議員) ぜひともお願いします。そういう声もありますので。
これは、最後に、市長の政治姿勢、あるいは危機意識と危機管理。テロとかこの軍事工場、これ、かつて言いましたけれども、軍事工場というのは、これはもう敵が狙っても構わないということですから、あるいはテロだって来るかもしれない。鎌倉市では、御存じのようにミサイルの部品をつくっている。あるいは電子頭脳をつくっているようなところですから、ぜひともテロ対策のことで考えなきゃいけないと。テロに対する認識として、市長はこの前、上畠議員でしたか、テロのことのやりとりを聞いていると、非常事態宣言されているニースに行く。何で行かなきゃいけないのかと。誰か、副市長でも行ってもらったらどうかと思うんですよ、その程度なんですよ、向こうは。かつて僕が記憶しているのは、中西さんが連れて行ったら何のことはない、向こうの市長が日本に来ていて、向こうに行ったらいなかったという話。そして、某議員の結婚式をそこでやったら、この下にニースの市長が来ているんだよという、何だという話は聞いたことあるくらい、非常にばかにしているんですけれども、市長、部下に言って様子を見てくればいいんですよ。もし、送りたいんならですよ。だって、私、何でこのことを言うかというと、例えば、住民が高裁で勝ったら、いや、とんでもないと言って、最高裁まで上げるとき、それは絶対やらなきゃいけないものをあなたは、ちょっと熱があると、さっと帰っていって、副市長の判こを押した。市民にとって重大なことは、頭が痛い。そうしたら誰か部下が判こぐらい押せる。このテロよりも重要な案件に関して、これは重要だという認識がない。だけれども、ニースに絶対行くんだとだだをこねているようにしか見えない。何だか質問するのがばかばかしいので、そういうことだけは指摘しておきます。
それからポケモンGO、すごくいい面もあるんですね。オタクが外へ出ていくというのはすばらしいです。だから、私は若い者と接触するときに、ある程度まで飛び込むんです。私が議員になったころ、朝のロータリーという番組でキャスターというか、番組で鎌倉のものを扱ってあげるよといって、NHKのあれが同級生でいたんだよね。どこがいいかと言って、坂ノ下から材木座にかけてのワカメ、それともう一つが七里ガ浜のウインドサーフィン。これは初期ですよ。そうしたら、すばらしい情景が映されて、西部の駐車場のところからわあっと映ったんですね。それで一気にサーファーがふえて、若い者から感激されたんだけれども、私はサーフィンできないから、余り泳げないからやらなかったんですけれども、そういう飛び込み方するんです。
それから、みこし。みこしも800年祭のときに、みこしをするんですけれども、そのときに、今までわっしょいで担いでいたものを、どっこいどっこいとか、せいやせいやと担ぐ、御所若のあれに教わってもう10年間担いだ。今はもうとても、やったらいっちゃうからしないんですけれども、そういう飛び込むということですね。そういうことをしてきました。
ポケモンはゲームをやっているオタクが外に出るという意味では、非常に効果があるんじゃないかと。危険な面もある。だけれども、そういう意味では、いい面もあると。いい面も考えなきゃいけない。我々の鎌倉にカヤックという会社があるんですよ。カヤックという会社は、私の尊敬している江藤淳さんの、ああ、そうかよと言うので、話した。そのカヤックが、またおもしろいんだね。上畠議員の仲間か何かが、ジャグモンという、何をやっているんだかさっぱりわからないんだけれども、ゲーム音楽をフルオーケストラで演奏して、これも飛び込んでみようと。けつをひっぱたかれて行くんですよ。それで行くと、まあ、すごいですね。それは満杯になる。ことしもサントリーホールでやったんですけれども、若い者ばかりで、私なんか行くと恥ずかしいです、はげているのなんかいないからね。すばらしいんですよ、本当に。これが大成功です。それが去年も、一昨年もかな、やって、パリのエキスポ・ジャパンというのがやったんです。5,000人ですって。これも大成功で、その後援を外務省に頼みにいくときに、先輩一緒にと。何を頼むんだかよくわからないんだけれども、いるだけで違うんだというからいると、なるほどと思ってね。ことしもエキスポ公演。この日本のゲームとアニメというのは大変なものですよ。来年は何万人と入る東京ドーム。
これは、ゲームをやっている者を外に出すと。そして、なおかつフルオーケストラで演奏するんですけれども、そこへシューベルトだ、ベートーベンだという曲を入れてなじませていくと。頭がいいんですよね。そういうものに若い者がやっている。
ポケモンGO、岡田議員も本当に苦労して探しているようですけれども、私はちょっとかじっている程度ですけれども、これはすばらしいですよ。すばらしい面もあるんですよ、本当に。これは、いろいろなことで工夫もできるし、それから世界的にもあるので、私は何を聞きたいかというと、そういうものも悪い面は悪い。だめなところはだめだとはっきりして、だけど、いい面は、おたくになっているあれをみんなで外へ出させるようにする。ところが、最近はサラリーマンが多いんだけれども、その点についてはどうですか。ポケモンをひとつ、そういう意味で関心持って、それなりの対応をしておく、調査をしておくということはどうでしょうか。
|
|
○比留間彰 経営企画部長 先ほども健康福祉部長が答弁しましたように、健康づくりにもいい、ひきこもっていた人たちがこのゲームで外に出て、今まで何年間も外に出ていなかった人たちが出たというような事例も、海外でも報告されているところだと思います。先ほど、市長も御答弁しておりましたけれども、このゲームをうまく使って鎌倉市の魅力を知っていただくとか、健康づくりをしていただくとか、そういう使い方ができないものか。他市の状況も見ながら研究してまいりたいと考えております。
|
|
○26番(松中健治議員) 若い者のやることですからいろいろ考えるんですね。すばらしいですね。だけれども、危険なところは絶対はっきり言わないといけないと思います。
危機意識と危機管理。これも金を扱うほうも大変だろうと思うんですけれども、市長の政治姿勢なり人事管理なりで非常に苦労なさる面もあるんですけれども、市長、松尾市長の就任挨拶。覚えておりますか。私のところにほいっと持ってきて、「松っちゃんこれ、市長に聞いてくれよ」というから、ちょうどいいから市長、就任当時の挨拶を覚えておりますか。
|
|
○松尾崇 市長 一字一句は覚えてはないですけれども、私が就任をしたときの意気込みということを述べさせていただきました。一つは、例え話として出させていただいたのは、鎌倉における剣山という話をさせていただきました。皆さんをつないでいける、そういう剣山の役割ということがとても重要で、そういうこともひとつ私としてはやっていきたいと、そういう話も含めてさせていただいたと覚えています。
|
|
○26番(松中健治議員) そんな程度しかもうあれなんですか。これを読ませていただくと、初登庁させていただきました松尾崇ですと言って、市議会議員として多くの職員とおつき合いし、意見交換させていただいて、鎌倉の職員はとても優秀で信頼のおける方々であると理解しておりますと。覚えておりますね。すばらしいですね。しかしながら、ここ数年の一部の方の不祥事により鎌倉市役所全体の信頼が失われている風潮があります。そこで、まず皆さんしっかりと力を合わせて、市役所の信頼回復をしていきたいと言っているんだけれども、不祥事のほうが先で優秀な人は少なくなっていると。それで思うんですけれども、いろいろあっても、私がしっかり責任をとるという姿勢で臨んでいきますと言っているんだけれども、全然、責任もとらないで、本当に市長、情けないですよ。これ、自分で言っているんですよ。ですから、これ以上言ってもさみしい。あなたのおじいさんの出身は福井ですよね。福井に行ったら、あなたは小さいころかな、いたのは覚えているけれども、そういうつき合いをしてきたんだけれども、これは、さみしいなんていうものじゃないな。だけれども、今そこにいるんだから、残されたあれを頑張ってもらいたいと思うし、私自身も先がどうなるかわからないにしても、言うべきことは言っていきたいという思いであります。何かあったら、これをもう一度読み直して、反省したほうが私はいいと思います。
|
|
○議長(中澤克之議員) お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、運営委員会の協議もあり、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
なお、残余の日程については、明9月14日午前9時30分に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
(17時43分 延会)
平成28年9月13日(火曜日)
鎌倉市議会議長 中 澤 克 之
会議録署名議員 吉 岡 和 江
同 赤 松 正 博
同 大 石 和 久
|
|