平成28年全員協議会
8月17日
○議事日程  
平成28年 8月17日議会全員協議会

議会全員協議会会議録
〇日時
平成28年8月17日(水) 10時00分開会 10時13分閉会(会議時間 0時間07分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席議員
中澤議長、久坂副議長、千、竹田、河村、池田、保坂、岡田、西岡、日向、永田、長嶋、前川、三宅、渡邊、納所、小野田、中村、山田、吉岡、赤松、大石、松中の各議員
〇理事者側出席者
松尾市長、小礒副市長、小林副市長、松永総務部長、三上総務部次長兼総務課担当課長、伊藤(昌)都市整備部長、関都市整備部次長兼都市整備総務課長、前田都市整備部次長兼道路課担当課長、原田道水路管理課担当課長、谷川(宏)道水路管理課担当課長、森(明)道路課担当課長、安良岡教育長、高木(明)文化財部次長、西山文化財課担当課長
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長、藤田次長補佐兼議事調査担当担当係長、笛田担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)北鎌倉隧道付近における崩落事故について
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○中澤 議長  ただいまから、議会全員協議会を開催いたします。
 本日の議会全員協議会は、市長から「北鎌倉隧道付近における崩落事故について」、議会に報告する必要があるので開催してほしい旨、依頼がありましたので開催した次第であります。
 まず、報道機関の取材及び傍聴の申し出について、事務局から報告願います。
 
○三留 議会事務局長  本日の議会全員協議会に、NHK、神奈川新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、ジェイコム鎌倉から取材並びに写真撮影及びビデオ撮影の申し出がございます。
 また、16名の方から傍聴希望の申し込みがございます。
 本件の取り扱いにつきまして、御協議をお願いいたします。
 
○中澤 議長  ただいまの事務局からの報告の中で、傍聴希望者が16名との報告がありましたが、平成26年5月27日第19期議会運営委員会の答申によると、傍聴の定員は15名を維持するとなっており、本日は16名ということですが、これを許可することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 本件については特にインターネット中継をしたほうがよいと考えますが、中継をすることでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 インターネット中継の準備並びに報道機関及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。
              (10時02分休憩   10時08分再開)
 
○中澤 議長  再開いたします。
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○中澤 議長  「北鎌倉隧道付近における崩落事故について」を議題といたします。理事者から報告を願います。
 
○松尾 市長  本日は議会全員協議会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。
 本日、報告させていただきます事項は、北鎌倉隧道付近における崩落事故についてです。
 平成28年8月11日午後4時50分ごろ、北鎌倉隧道付近の岩の一部が崩落しているとの連絡を受け確認したところ、坑口付近で約4立方メートルの岩石が崩落していました。
 北鎌倉隧道は、崩落の危険性があるため、昨年4月28日から通行どめの措置をとっており、この崩落によるけが人その他被害はありませんでした。
 今後は、現場の詳細な状況を調査し、文化庁を初め、関係機関等とも協議しながら安全対策を進めてまいります。
 引き続き、担当部長から詳細な内容について説明させます。
 
○伊藤[昌] 都市整備部長  北鎌倉隧道付近における崩落事故について御報告いたします。
 お手元に資料1として「案内図」を、資料2として「平面図」、資料3として「崩落前と崩落後の写真」を配付しています。
 平成28年8月11日午後4時50分頃、北鎌倉隧道、山ノ内520番地付近の岩が一部崩落しているとの連絡が、東日本旅客鉄道株式会社から本市の守衛にありました。守衛から連絡を受けた職員が現地を確認し、応急対応が必要と判断したため、施工業者である株式会社斉藤建設に仮囲いを依頼し、午後8時50分ごろに対応を完了いたしました。
 翌8月12日午前8時40分には、当該箇所が急傾斜地崩壊危険区域であるため、神奈川県藤沢土木事務所に連絡し、現場の状況を確認していただきました。また、同日午後2時には文化庁に対して状況を連絡しました。
 資料2の「平面図」をごらんください。赤い枠が北鎌倉隧道の内側を表しており、図面の上側がJR横須賀線ホームで、下側が隧道上部の尾根になります。
 図面の右側が大船駅方面、左側が鎌倉駅方面になり、崩落した箇所は北鎌倉隧道の鎌倉側坑口とその付近の側面で鎌倉市道部分と推定しています。図面では青く着色している箇所です。
 資料3の「崩落前と崩落後の写真」をごらんください。隧道坑口上部と右側の側面から約4立方メートルの岩が崩落しています。
 隧道の両坑口の剥落に対応する形で、両坑口手前に仮設バリケードを設置し、隧道の通行禁止の措置をしましたが、隧道の鎌倉側の坑口上部とその付近の側面の岩が一体となって崩落したため、仮設のバリケードを押し潰しており、結果的に臨時改札口の使用ができなくなっています。
 崩落後、職員の調査では坑口の上部左側や、写真手前の崩落した側面付近においても岩盤にクラックを確認したため、隣接する私有地との境界付近にバリケードを設置し、範囲を広げた上で引き続き通行禁止の措置を講じております。また、JRからの要請により、ホームとの間のフェンスにもシートを設置しています。
 崩落の原因としては、岩盤の間のクラックが徐々に広がったことにより崩落に至ったものと考えますが、詳細については今後、専門機関等に協力を仰ぎ調査するとともに、更なる崩落の防止に必要な措置を検討した上で実施してまいります。
 なお、平成28年8月8日に文化財部と都市整備部で文化庁を訪問し、北鎌倉隧道の安全対策工法について協議を行いました。
 文化庁からは仮設工事も含め、専門家による委員会を設置し検討してはどうかとの意見がありました。
 今後の対応につきましては、この度の崩落事故の原因を調査した上で、文化財と土木の専門家から御意見を伺いながら補助工法を含め、仮設の工法を検討し、文化庁と協議を行ってまいります。
 そのため、7月25日開催の議会全員協議会において、早ければ来年の1月には仮設ライナープレートを設置し通行を確保する予定と説明しましたが、更に時間を要するものと考えています。
 地元の皆さまには大変な御不便をお掛けしており、早急に仮設の工法について文化財の専門家や土木の専門家から御意見を伺い、文化庁と協議し、一日も早い通行の再開を目指してまいります。
 また、本設の工法についても同様に、文化財の専門家や土木の専門家から御意見を伺いながら検討を進めてまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○中澤 議長  ただいまの説明に御質疑、御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑及び意見を打ち切ります。
 本件については、本日は報告を受けたということを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 本日の議会全員協議会はこれをもって閉会いたします。