平成28年観光厚生常任委員会
6月30日
○議事日程  
平成28年 6月30日観光厚生常任委員会

観光厚生常任委員会会議録
〇日時
平成28年6月30日(木)9時30分開会 9時46分閉会(会議時間 0時間15分)
〇場所
議会第2委員会室
〇出席委員
日向委員長、渡辺副委員長、西岡、三宅、上畠、山田の各委員
〇理事者側出席者
小池市民活動部長、林産業振興課長、石井環境部長、丸山環境保全課長
〇議会事務局出席者
三留局長、藤田次長補佐兼議事調査担当担当係長、窪寺担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)稲村ヶ崎における下水流出について
2 議案第16号鎌倉市企業活動拠点整備事業選定委員会条例の制定について
3 議案第18号鎌倉市予防接種健康被害調査委員会条例の一部を改正する条例の制定について
4 議案第22号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
5 議案第26号平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
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○日向 委員長  観光厚生常任委員会を開会します。
 まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。三宅真里委員にお願いいたします。
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 本日の審査日程について、委員長から報告させていただきます。昨日担当原局から、稲村ヶ崎における下水流出について報告したい旨の申し入れがありましたので、各議案の委員長報告確認の日程の前に掲載させていただいております。御確認いただいてよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
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○日向 委員長  日程第1報告事項(1)「稲村ヶ崎における下水流出について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○環境保全課長  日程第1報告事項(1)稲村ヶ崎における下水流出について、報告いたします。お手元に資料として、下水の放流停止後の水質等の状況及び今後の対応についてをお配りしていますので、御参照ください。
 平成28年4月22日の汚水管の破損以来、消毒処理をした上で海への放流を行ってきたものですが、5月27日に放流を停止することができました。その後、下水の放流が海の環境に与える影響を確認するため、事前に東京海洋大学、松山優治名誉教授ほか3名の学識者から助言を受け、お手元の資料のとおり、水質、残留塩素、海産物、海底堆積物の四つの調査を行い、学識者から見解及び総合的所見を得ました。
 水質調査等の結果は、いずれも基準値を満たし、良好な結果が得られており、学識者からも現時点で下水放流が影響を及ぼしている状況ではないとの見解を得ています。このことから、市として海域の水質等について安全表明を行うことといたします。なお、ふん便性大腸菌群数については、市民の皆様に安心していただけるよう、引き続き、海水浴場開場期間中は継続してモニタリングを行います。
 以上で報告を終わります。
 
○日向 委員長  ただいまの報告に御質疑ございますか。
 
○山田 委員  今後も大腸菌群数についてはモニタリングをするということなんですが、どういうインターバルで、例えば、もう台風が発生してもいい時期に入ってきますので、そういう波浪が極めて高くなった後とか、素人的に考えるとそういったとき以降にすごく海も荒れますので、やはり必要なことは必要じゃないかということも思っているんですけれども、そういうモニタリングをどういうタイミングで、まずは定常的なインターバルはどういうタイミングでやるか。さらには、何か特別な事情が発生したということに対して、どう対応するか。そういったことについて、考えを確認したいと思います。
 
○石井 環境部長  まず、今回のこの下水流出の関係では、これはもう基本的には安全だということは表明させていただきます。ただ、安心の部分をどう捉えていくのかという御質問ではないかと思っております。私どもとしても、8月末、期間中については今、月2回程度、モニタリングは定期的にさせていただきたいという思いは持っているところでございます。その場合には、御指摘ありましたように、何か台風等が起こったときどうするのかというところ、この辺については、今のところ、私どもとしては8月末までにはやるということで、それ以降、そういう対応については考えていない部分は正直ございます。また、その辺は少し状況を見ながら考えていく必要性があるのかと思ってございます。
 
○山田 委員  今、私が質問したのは8月末までの期間で、8月というとそろそろ台風ということも、早ければ可能性は出てくるだろうと。そのときに波浪が高くなったとか、そういったときを捉まえて何かチェックをしようといったことはお考えですかということをお聞きしたんです。8月末までの話で結構です。
 
○石井 環境部長  基本的には月2回ということですから、間隔をあけず、等間隔の中でやっていく必要性はあるんだろうという思いは正直ございます。
 
○山田 委員  やるかやらないかだけ教えてほしいんです。そういうことは考えていらっしゃいますか。考えていないんだったら考えていないで結構なんですけど、考えていないんだけど、今後そういうことについては可能性としてあり得れば、少し対応してみますとかという答弁だったら、まだ「ふーん」と思うんだけども、もう2回以上やる気ありませんという答弁だから、今のは。それはそれでいいですよ、やる気はないんだから。それはそれで結構です。お伺いしました。もう2回きりやりません、それはそれで結構ですので。波浪の影響というのは、僕もよくわからないんですが、要するに結構海水浴場だと、多分海底が浅いから、結構そういう影響を受けるんじゃないかなと思ったものですからお聞きしただけでして、そちらはやりませんというんだったら、それはそれで受けとめます。
 
○石井 環境部長  基本的には、等間隔の中でやらせていただくということを前提に考えさせていただきたいという考えです。
 
○三宅 委員  水質調査と海産物の調査と、それから海底の堆積物の調査を行っていただいたということで、今の山田委員のお話にも関係するんですけれども、海底に沈んでいる物で、何か台風なんかでかきまぜられて、それでまた新たに表面部分に出てくるんじゃないかという御懸念もあったのかなと思ったんです。
 それで、堆積物の調査というのは、これはふん便性の大腸菌、それからいろいろな化学物質を使われているんですが、そのどちらも調査は進んでいるということですか。
 
○石井 環境部長  海底の堆積物でございますけれども、基本的にはふん便性大腸菌の調査をしています。ですから、特にその他の化学物質というのは、基本的には残留塩素の部分についてはしていますけれども、海底の部分については、ふん便性大腸菌の調査でございます。
 
○三宅 委員  堆積物はふん便性大腸菌だけで構わないという御判断でよろしいのですか。
 
○石井 環境部長  これも私どもも非常に素人な部分があるものですから、その前にどういう調査をするのかということを東京海洋大学の先生とも十分協議をさせていただきました。その中で、ふん便性大腸菌ということの中で対応ができるだろうという御助言をいただきましたので、そういう対応をしたというところです。
 
○三宅 委員  報告書の中にも、東京海洋大学の検証結果というものを出していただいているんです。それで、今の調査でいいだろうという御判断をなさったということですけれども、安心ということであれば、もう少し調査の範囲を広げていただいてもいいのかなと私は思っています。そのあたりは、ふん便性大腸菌だけでということですね。
 
○石井 環境部長  基本的には、この対応で考えていきたいと思っています。
 
○三宅 委員  これは定点観測ということになりますけれども、それぞれ海流の流れがあるので、時間もまちまちだと、その時々によって違うんですけれども、その時間をちゃんと決めて、それでやられるということなんですか。
 
○石井 環境部長  現状の部分を踏まえた中で、多少時間がずれることがありますけど、基本的には午前中ということの中で対応しています。
 
○三宅 委員  時間がたって満潮になったり干潮になったり、潮の流れというのが変わってきますから、その辺の条件の統一というか、調査をするに当たっては、そういうことが科学的にも必要なのではないかと思ったものですから、お聞きをしました。そんなに一日の間で隔たりがない上で、ぜひ調査を続けていただきたいと思います。
 
○日向 委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたします。
 職員退出のため、暫時休憩いたします。
              (9時41分休憩   9時42分再開)
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 再開後、日程に沿って各議案の委員長報告の確認を行った。
2 議案第16号鎌倉市企業活動拠点整備事業選定委員会条例の制定について
3 議案第18号鎌倉市予防接種健康被害調査委員会条例の一部を改正する条例の制定について
4 議案第22号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件を一括して委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
5 議案第26号平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
 委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成28年6月30日

             観光厚生常任委員長

                   委 員