平成28年建設常任委員会
2月25日
○議事日程  
平成28年 2月25日建設常任委員会

建設常任委員会会議録
〇日時
平成28年2月25日(木) 9時30分開会 19時07分閉会(会議時間 7時間08分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
小野田委員長、池田副委員長、中村、岡田、赤松、大石、松中の各委員及び上畠議員、長嶋議員
〇理事者側出席者
桝渕歴史まちづくり推進担当担当部長、服部(計)歴史まちづくり推進担当担当次長兼歴史まちづくり推進担当担当課長、服部(基)歴史まちづくり推進担当担当課長、吉田(宗)歴史まちづくり推進担当担当課長、長崎防災安全部次長兼総合防災課長、丸山環境保全課長、大場まちづくり景観部長、伊藤(博)まちづくり景観部次長、樋田まちづくり景観部次長兼土地利用調整課長、川村まちづくり政策課長、関沢都市計画課長、宮崎交通計画課長、芳本都市景観課長、永井みどり課長、征矢都市調整部長、吉田(浩)都市調整部次長兼建築指導課担当課長、永野都市調整課長、野中開発審査課長、渡辺(誉)建築指導課担当課長、小礒都市整備部長、伊藤(昌)都市整備部次長兼都市整備総務課長、前田都市整備部次長兼道路課担当課長、原田(裕)道水路管理課担当課長、谷川(宏)道水路管理課担当課長、森道路課担当課長、都筑建築住宅課担当課長、小林(肇)建築住宅課担当課長、加藤(隆)下水道河川課担当課長、田邉下水道河川課担当課長、館下公園課長、芳賀作業センター所長、永田浄化センター所長、渡辺(一)拠点整備部長兼大船駅周辺整備事務所長、下平拠点整備部次長兼再開発課担当課長、茶木再開発課担当課長、斎藤(政)深沢地域整備課長
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長、笛田議事調査担当担当係長、菊地担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)大船駅東口市街地再開発事業の現状について
(2)深沢地域整備事業の現状について
2 議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管部分
3 議案第93号平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
4 報告事項
(1)由比ガ浜四丁目における大規模開発事業計画について
5 請願第1号鎌倉市由比ガ浜4丁目の旧鎌倉海浜ホテル跡地に予定されている商業施設・マンション建設にあたって安全・安心な市民生活を確保すべく交通調査実施等を求める請願書
6 議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分
7 報告事項
(1)鎌倉山一丁目1407番ほかにおける違反造成に係るその後の状況について
(2)平成26年(行ウ)第45号行政手続法「不作為」等違法確認請求事件について
(3)平成27年(行ウ)第17号国家賠償等請求事件について
(4)平成27年(ワ)第4725号損害賠償請求事件について
8 議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分
9 陳情第31号調整区域内に於ける都市計画法第34条第1号の運用基準の見直し陳情
10 議案第69号市道路線の廃止について
11 議案第70号市道路線の認定について
12 議案第85号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)
13 議案第83号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
14 報告事項
(1)北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求事件について
(2)腰越地域老人福祉センター新築工事について
(3)(仮称)鎌倉歴史文化交流センター改修工事について
(4)鎌倉市立大船中学校改築工事の変更について
(5)鎌倉消防署腰越出張所改築工事の変更について
15 議案第105号鎌倉市住宅マスタープラン策定委員会条例の制定について
16 議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分
17 議案第92号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
18 陳情第36号公共下水管についての陳情
19 陳情の取り下げについて
(1)平成26年度陳情第5号津波避難路確保の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情
20 陳情第37号津波避難、災害時と市民生活の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情
21 報告事項
(1)歴史的風致維持向上計画の認定について
22 その他
(1)継続審査案件について
(2)建築等紛争相談件数の報告について
(3)次回委員会の開催について
    ───────────────────────────────────────
 
○小野田 委員長  ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。岡田和則委員にお願いいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○小野田 委員長  本日の審査日程の確認をさせていただきます。
 まず、一括議題としまして、日程第4報告事項(1)由比ガ浜四丁目における大規模開発事業計画について及び日程第5請願第1号鎌倉市由比ガ浜4丁目の旧鎌倉海浜ホテル跡地に予定されている商業施設・マンション建設にあたって安全・安心な市民生活を確保すべく交通調査実施等を求める請願書については一括議題とし、まず報告と請願の説明を一括で受け、その後質疑を一括で行い、報告事項については了承かどうかの確認を、請願については意見、取り扱いを協議することについて、御協議いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 
○松中 委員  請願に関して、紹介議員の出席を要請することと、それにかかわる防災関係の担当を呼んでいただきますようお願いします。
 
○小野田 委員長  請願の紹介議員及び防災安全部職員に出席要請を行うということの2点について、事前に事務局で確認していただいている点はありますか。
 
○事務局  請願につきましては、紹介議員が上畠議員、長嶋議員お二方いらっしゃいます。両名ともきょうの出席は出席可能だと聞いております。また防災安全部職員につきましても出席可能だということで聞いておりますので、請願の紹介議員については2名とも出席いただくことでよろしいかの御確認もあわせてお願いいたします。
 
○小野田 委員長  今事務局から報告がありましたように、請願の紹介議員である上畠議員、長嶋議員の2名に出席いただくこと、また防災安全部職員に出席いただくことを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして担当課なしの陳情についてですが、日程第20陳情第37号津波避難、災害時と市民生活の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情の要旨にある踏切設置に関する事項を所管している課はありません。
 本日の審査に当たっては、まちづくり景観部及び都市整備部、津波避難路の観点から防災安全部の職員に出席していただき、審査を進めたいと考えております。また担当課がないため、質疑から行うことでよろしいか、御協議をお願いいたします。
 
○松中 委員  江ノ電に対して、鉄道の軌道路線の補助金を出したことがあるんですけれど、踏切だったかな。後で調べておいてください。
 
○大場 まちづくり景観部長  補助金に関係しますと、交通の面でバリアフリーなどに対して、補助金を垂直移動については出していることは、過去からあろうかと思います。
 
○松中 委員  軌道を扱う上で出したような、少しひっかかるんですけれど、後で調べておいてください。すぐやるわけじゃないでしょう。バリアフリーではあるということですけど、これとは違うかもしれない。江ノ電とかかわっているものがあると思うので、窓口はないわけじゃないだろうと思うんですけれど、扱いがわからないということならば、後で結構です。なかったらないでいいけれど。たしか軌道何とかってあったと思います。
 
○小野田 委員長  後で、調べていただくよう、よろしくお願いいたします。
 陳情の出席者については確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 事務局から、お願いします。
 
○事務局  まず関係課の入室としまして、先ほど確認いただきました一括議題の日程第4の報告事項(1)及び日程第5の請願第1号につきまして防災安全部の職員が、日程第6議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち、まちづくり景観部の所管部分につきまして環境部職員及び都市整備部職員が、日程第7報告事項(3)平成27年(行ウ)第17号国家賠償等請求事件についてはまちづくり景観部及び都市整備部職員が、それぞれに出席することについて御協議、御確認をお願いいたします。
 
○小野田 委員長  事務局からの報告のとおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。続けて事務局からお願いします。
 
○事務局  陳情提出者の陳述について、日程第9陳情第31号調整区域内に於ける都市計画法第34条第1号の運用基準の見直し陳情及び日程第20陳情第37号津波避難、災害時等市民生活の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情については、陳情提出者の代理の方から陳述したい旨の申し出があることを報告させていただきます。発言を認めるかどうかについて御協議、御確認をお願いいたします。
 
○小野田 委員長  陳述者の発言を認めることを確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 職員入退出のため暫時休憩いたします。
              (9時36分休憩   9時38分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第1報告事項(1)「大船駅東ロ市街地再開発事業の現状について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○再開発課担当課長  日程第1報告事項(1)大船駅東ロ市街地再開発事業の現状について御報告させていただきます。
 12月の当委員会で、「大船駅東ロ市街地再開発事業の現状」と「9・10番地間道路の下水道整備」について御報告させていただきましたが、本日は、大船駅東口市街地再開発事業のその後の現状と、来年度の進め方について御報告させていただきます。
 大船駅東口市街地再開発事業の現状についてですが、平成26年8月に建築工事費高騰の影響によるスケジュールの延伸に伴い、手続を見合わせていた都市計画変更手続につきましては、これまで、建築工事費の推移調査や事業コスト削減の検討を行いながら、関係機関と手続再開に向けて調整を行ってまいりました。
 しかしながら、事業実施時期が確定していない中での手続は進めるべきではないという協議結果になったことから、今回は手続を取り下げることとなりました。手続は一旦取り下げますが、再度準備が整った際には、速やかに手続を開始していきたいと考えております。
 建築工事費の推移についてですが、事業協力者だけでなく複数の民間事業者へのヒアリングを実施した結果、「緩やかにはなっているものの、いまだ上昇は続いている」「ピークはまだ来ておらず、落ち着く時期は予測できない」など、意見をいただいており、公共工事の労務単価についても引き上げが続いている状況です。
 また、事業コスト削減の検討におきましても、地下駐車場の廃止や施設建築物の仕様変更など、幾つかの検討を行っておりますが、鉄道近接による工事制限等が建築工事費高騰の影響をより多く受けていることなどの要因もあり、現在のところ事業収支の乖離を解消することは難しい状況にあります。
 これら都市計画変更手続の取り下げや事業コスト削減の検討状況等について、現在権利者の皆様方に個別面談を行い、報告をしているところです。
 次に、区域内の臭気対策である9・10番地間道路の下水道整備についてですが、平成28年3月の完成を目途に、平成27年12月に入札を行いましたが、応札がなく入札が不調となり、平成27年度内の工事完了が難しいことから、本2月定例会で繰越明許費の補正をお願いいたしました。当該工事につきましては、改めて今年度中に入札により施工業者を決定し、平成28年6月ごろの完成を目途に工事を進めていきます。
 来年度以降についてですが、これまで大船駅東口の課題解決には、第一種市街地再開発事業が最適な手法として事業化に向け取り組んできましたが、再開発区域内におきましては、老朽化した木造家屋の密集による防災面の課題や、歩行者の安全性の確保など、さまざまな地域の課題を整理する必要があることから、引き続き、建築工事費の推移を注視しながら、事業コスト削減の検討を行うとともに、これまでの権利者との交渉経緯を十分に考慮しながら、解決策の検討も行ってまいります。
 最後に、12月の当委員会で御指摘のありました、鎌倉芸術館通り未整備区間の安全対策についてですが、当該区間の事故発生状況や交通規制等について、改めて所轄の警察署や関係課などに現状の確認を行ったところ、大きな事故や要望等はありませんでしたが、歩行者と車両の軽微な接触事故は発生しているとのことから、今後は安全対策について、警察や関係課などの協力を仰ぎながら検討してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○岡田 委員  前に大船駅東口市街地再開発事業では、今は県議会議員は入っているのか、市議会議員なんかは撤退しちゃって、僕も昔委員になっていたんですけれど、その後の状況がよくわからなくなっているということもありますし、もう一つは自分から調べにいっていない不勉強もあるんですけれども、それに関連しまして、今地下駐車場の廃止と言われたんですけど、聞き間違いだったらあれですけど。その後図面の見直しはずっとやられているのでしょうか。
 
○再開発課担当課長  事業化原案というものが平成25年につくられました。その中では今5番地の検討をしているところでございますけれども、5番地の建物の地下に駐車場を設けるという計画がございました。現在、工事費高騰の影響を受けまして、事業化原案の中で、コストの削減を何か図れないかということの中で、地下駐車場をなくす場合はどういうふうになるかということを今検討しているということを報告させていただきました。
 
○岡田 委員  やられているから、あんまり深く突っ込もうとは思っていませんけど、そうすると、仮に地下駐車場を廃止しようかとなった場合に、どこに逃がすとか、どこに置くんだとか、そういうような検討にもつながっていくかと感じます。そうすると全体の絵みたいなのも少しずつ変わっていくのかという感じもしないわけではないですけれども、それも含めて検討されているということでよろしいですか。
 
○再開発課担当課長  委員が今おっしゃったとおりの内容で、それも含めて検討しているということでございます。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第1報告事項(2)「深沢地域整備事業の現状について」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
 
○深沢地域整備課長  日程第1報告事項(2)深沢地域整備事業の現状について報告させていただきます。平成27年12月の当委員会では、深沢地域整備事業と土壌汚染対策処理の進捗状況について報告させていただきました。本日は、その後の状況について報告いたします。
 まず、深沢地域整備事業の進捗状況として、「深沢地域整備事業のまちづくり意見交換会」の取りまとめについて、配付資料及びスライドを使用して御説明いたします。
 お手元の資料1の「意見交換会の取りまとめと今後の方針」をごらんください。この意見交換会は、「「ウェルネス」「健康」をテーマとしたまちのあり方」「導入機能のあり方」「深沢らしいまちの環境づくりについて」をテーマに、平成27年8月から11月まで全4回開催し議論を行い、12月に報告会を行い取りまとめたものが、資料2「深沢地域整備事業のまちづくり意見交換会の取りまとめ(検討素材)」となっております。あわせて、資料2をもとに、検討の流れをわかりやすく整理したものが、資料3の「見取り図」となっており、さらにこの見取り図から、導入機能の配置に関する意見の抜粋のイメージを示したものが、資料4の「参考図、導入機能の配置(ゾーニング)に関する意見の抜粋のイメージ」となっています。
 本日は、この資料をもとに、意見交換会で議論された導入機能の配置(ゾーニング)等の取りまとめ結果の概要について、スライドを使って御説明いたします。
 これは、土地利用計画(案)の修正について、まちづくり意見交換会で議論した内容で、「目指すまちの姿」ウェルネスに係る核的施設、商業、住宅等の「導入機能のあり方」、「導入機能の配置(ゾーニング)」についての御意見を一つにまとめたものでございます。
 「目指すまちの姿」については、「人々が集う魅力あるまち」や「ビジネスの場」「住みやすいまち働きやすいまち」などの意見がありました。
 「導入機能のあり方」としては、ウェルネス機能については、「大学等の核的施設に加え福祉施設やスポーツ施設等を組み合わせることで実現する」という意見、住宅については「多様な世代の居住を目指してマンションと戸建を組み合わせるべき」などの意見、商業については「商圏として、広域、もしくは近隣とすべき」という意見、また、「食の拠点や、子育て機能等のさまざまな機能を補足した魅力の向上が必要である」などの意見がありました。さらに「商業の誘致に当たり、地元商店街へ配慮してほしい」という意見もありました。
 続きまして、「導入機能の配置」について御説明いたします。「街区間の移動が必要となる土地利用の見直し」といたしましては、「湘南深沢駅と交通広場の一体化」「行政施設用地を北東エリアへ集約」「公園を泣塔周辺へ集約」の3点があります。「街区間の移動を伴わない土地利用計画の見直し」の意見もありました。
 これが平成22年9月に策定した現状の土地利用計画(案)です。「街区間の移動が必要な意見」の1点目として、「湘南深沢駅と交通広場の一体化」です。これは、湘南深沢駅と交通広場が離れている現計画に対して、交通広場を湘南深沢駅近くへ移動することにより、一体的に配置するものです。これにより、駅からバス停などへアクセスする距離が短くなるとともに、深沢商店会へのにぎわい動線の確保がしやすくなります。
 次に2点目として、「行政施設用地を北東エリアへ集約」するという意見です。現計画では、行政施設用地は2カ所に分かれていますが、南西エリアの行政施設を北東エリアへ移動することにより、例えば総合体育館とグラウンドの一体的な整備が可能になるなど、市有地の有効的な活用が図れます。また、行政施設用地を移動することで、あいた商業施設下の街区を社会ニーズに即した、用途混在型の複合施設街区にするなどが考えられます。
 3点目といたしまして、「公園を泣塔周辺へ集約」するという意見です。現計画では、公園は2カ所に分かれていますが、地区中央にある近隣公園を、街区公園のある泣塔周辺に集約しようとするものです。公園を集約することで、泣塔、公園、グラウンドの一体整備が可能となり、広いオープンスペースができることから、防災面や眺望の確保の面で利点があります。一方で、公園の集約は行政施設用地の集約と両立しないことから、まちづくりや事業性等の総合的な視点で、修正内容の検討を行っていきます。
 次に、「街区間の移動を伴わない土地利用の見直し」です。初めに、「時代に柔軟に対応するため、地区内の用途はフレキシブルで大枠を決める混在型にしてはどうか」という意見、次に「シンボル道路沿道の土地利用は、商業・業務・住宅の混在用途にすべき」という意見、次に「住宅は湘南深沢駅近傍に配置すべき」という意見、逆に「JR新駅近傍に配置すべき」という意見、次に「泣塔とスポーツ施設を連携させてにぎわいをつくったらどうか」などの意見がありました。以上が意見交換会で議論された導入機能の配置(ゾーニング)等の取りまとめ結果です。
 この土地利用修正に係る今後のスケジュールですが、平成27年12月に意見交換会の意見がまとまったことを受け、現在、権利者、学識経験者ヒアリング、庁内調整を実施し、土地利用計画(素案)の作成を進めております。この素案を作成した後、パブリックコメントを実施し、平成28年度の早い時期に、修正土地利用計画案を確定したいと考えております。
 この意見交換会の取りまとめにつきましては、去る平成28年1月12日には、深沢地区連合町内会総会で、24日には、権利者で組織する第28回深沢地区まちづくり検討部会全体会で、さらには28日には、洲崎・陣出の杜の会に報告を済ませています。特に、第28回全体会では、意見交換会の取りまとめのほか、修正土地利用計画案の策定に向けたスケジュールの報告を行ったところ、「夢や理想ばかりでなく、実際に移転できる時期はいつになるのか、期限を区切って進めてもらいたい」「一刻も早い事業化をお願いしたい」といった要望や「しっかりと権利者の声や意見を聞いてもらいたい」といった厳しい御意見をいただいております。
 市からは、これまでも度重なる事業スケジュールの変更により、権利者の皆さんに御迷惑、御心配をおかけし申しわけないと考えておりますが、今後、事業が中断しないためには、土地利用計画案の修正はもちろんのこと、実行性の高い事業スキームの構築のほか、神奈川県、藤沢市、さらには大規模土地所有者であるJR東日本との調整が必須となります。そのため、これらがまとまった段階で、確実な事業スケジュールを提示するとともに、権利者の不安を払拭するための相談体制の強化も図っていきたい旨を説明しました。
 また、洲崎・陣出の杜の会については、平成26年12月定例会の陳情を受けまして、同会と6回にわたる協議の場を設け、意見を重ねてまいりました。市といたしましては、この陳情の趣旨を踏まえ、改めて同会も含めた市民から広く意見や要望を聴取する場として、深沢地域整備事業のまちづくり意見交換会を設置し、同会に参加を打診したものの、残念ながら参加を辞退されました。同会とは十分な理解が得られない状況が続いておりますが、第28回全体会における、一刻も早い事業着手を望む権利者の強い意向等を配慮すると、早期の事業化を目指すべきと考えております。なお、この意見交換会では、土地利用のほか景観等についても議論を行っていることから、事業のステップごとに反映できるものは検討していきたいと考えています。
 次に、広域のまちづくりについての取り組み状況ですが、神奈川県、藤沢市、鎌倉市の3者で構成する湘南地区整備連絡協議会において、村岡、深沢地区総合交通戦略を策定中であり、現在パブリックコメントを実施中です。また、新駅設置コスト縮減方策検討調査についても引き続き検討を進めており、交通戦略とあわせて3月中に取りまとめる予定です。また、(仮称)村岡新駅の実現に向けた検討会についても、平成27年12月に第6回検討会を開催し、引き続き協議を進めております。
 最後に、土壌汚染対策処理の進捗状況ですが、A用地の10メートル四方の4区画において、汚染土壌を場外の処分場へ搬出するとともに、良質土で埋め戻す対策処理を行っているところです。神奈川県との実施協議により、追加調査などが必要となったことから、工事着手がおくれましたが、できるだけ早期の完了とグラウンドの開放を目指し、対策処理を進めてまいります。
 なお、平成26年12月から着手していたJR梶原社宅、柏尾社宅の解体工事及び土壌汚染対策処理については、平成28年3月末までに完成する予定であると聞いております。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  私はこの考え方はもともと反対で、清掃工場をここへ建てるべきだという考えですけれども、説明がこのようにあるんですけれども、さっきの大船駅東口、これを考えても財政的な担保というか、見通しというか、大船駅東口でも多分相当厳しいだろうと思うんですね。オリンピック・パラリンピック、防災対策で莫大な費用がかかると思うんです。そういう意味ではコストが相当上がっていくだろうと、これからオリンピック・パラリンピックと、それから防災、これは東北方面だけではなくして今後予想される。そういう意味で、コストの算定はできないでしょ、正直。こういう夢物語を書いたって。ざっくばらんに言って、どこが負担していくのか。地区的なものを決めたら、この程度だったらやってもいいというようなことが可能かもしれないけれど、少なくとも現状では、オリンピックまでは着工はできないだろうと。東口だってひどいわけじゃないですか。当分だめだと思いますよ。お金はそんなつかないですよ。優先的に国はオリンピック・パラリンピック招致あるいは防災のほうに行って。とても無理ですよ。
 そうすると鎌倉市がやるべきことは、これから公共施設の見直しとかやっておりますけど、学校だってこれから建てかえなきゃいけないのが出てくるだろうし、そういう意味で私自身はかなり厳しいと。だから、広場の形で使えるものを考えたらどうかと。ほとんど着工できないと思いますよ。お金がない。その見通しなんて、原局は技術的な意味とか計画的な意味では取り組むかもしれないけど、財源をどうするかといったら、ほとんど無理だろうと思いますよ。実際問題としては本当に上がっている。それからいないんです。約1兆円の大防潮堤計画、つまりトラックとかダンプ、それからブルドーザーとかいろんな機材、全部それの運転ができる技術者を含めて持っていかれているんですね。ですからダンプがあります、何があります、それが操縦できなかったら工事の現場というのはとてもできない。だからどんどん上がっているんですね。確かにマンションなんかも今高騰していますよ、民間でも。ですからこういう計画を立てても、早くやってくれと言ったって早くなんかできない。はっきり言っておいたほうがいいです、オリンピックが終わらなかったら、ほとんど無理だろうと。
 そういう意味では、そういう計画じゃなくても、鎌倉市の必要なものを、鎌倉市役所が移るんだとか、鎌倉の清掃工場をどんとつくるという考え方によって、虫食い状態で幾らやっても実現できないと、私自身は思っています。だけど更地になったなら、更地の状態で使える状態で何かやったほうがいいと思います。それから防災広場として、瓦れきとか何かあったときの、あるいは仮設住宅とか、そういうときの広場として用意しておいたほうがいいと思います。
 これは一つの意見ですけども、例えばJRの新駅の近傍に住宅を配置するとか、いろいろ書いてあるけれど、新駅ができるまでこの事業やらないかということなんですよ。新駅と書いてある以上、駅ができなくてもこういうことをやるんだという考え方じゃないでしょう。駅の近くでやるといったら、新駅ができなくてもやるという考え方で物事が進んでいるのですか。新駅と書く以上は新駅ができないとという前提なのか、その点はどうですか。
 
○深沢地域整備課長  御指摘のとおり、新駅につきましては、先ほど御報告させていただきましたように、3者で検討中でございまして、新駅を前提にまちづくりを進めていることは間違いございませんので、我々とすると新駅を前提とした計画で進めているということでございます。
 
○松中 委員  結局こうやって出しても、新駅は最初から変わらないんですよ。今から30年前、国鉄清算事業団の総務部長は私の仲間ですから、話を聞いたら、駅と道路、あとは周りが広がっていくからいいと。そのものをやらない限りできない。また、やってはならないですよね。その基本的な考え方があるわけですから。だから、この計画はみなとみらい21より大きいと言われました。それは藤沢市を入れたりするから。武田薬品は既に着工して、あのような状態で駅ができることを前提につくってきただろうと思うんですけれども。だからこういう絵を描いても新駅の見通しが立たない限り、ころころ計画だってなんだって変わっていきますよ。
 だけど、みんなの希望を聞いているということは結構ですけれども、その前に平らになったのなら、スポーツ広場で少年野球でもサッカーでも使わせてくださいと言ったら、これはある程度見通しが立つ間までは結構ですと。山崎の下水道事業のところは、少年野球のグラウンドとして、着工するまで使わせてくれた経過もあるんです。だから、サッカーであろうとラグビーであろうと、何か広場として使えるなら、その整備をやってもらいたいと思っています。
 駅ができなければできないという前提で物事が進んでいる以上、これは鎌倉市が指をくわえて藤沢市の動向を見ているというような計画ですから。だけど、ここに広場としてあるならば、広場として使えるものを当面考えてほしいと、それも頭に入れてほしいです。せっかくここまで平らになってきたでしょう。何もやってないとは言わない。これだけの広場を見ると、すごく広いところだというのはわかる。これをどうしましょうと絵を幾ら書いたって、駅ができなければできない。ましてその間、オリンピック・パラリンピックで大変なことになります。もっと高騰してくると思う。それから防災が入ってくる。鎌倉市ではインフラ整備と公共施設再編の再検討をしなければならない。だからお願いします。当面広場を使えるよう考えるように。どうですか、部長、最後にこのくらい決断をなさっては。
 
○渡辺[一] 拠点整備部長  委員言われたように、この事業につきましては、かなり歴史がある土地でございます。今のスケジュールとしましては、これから土地利用計画をつくって固めた後に、それと並行して、先ほど担当課長からの話もございましたが、事業スキームをしっかりと固めることと同時に、先ほど委員言われているように、駅に関して、それは広域のまちづくりでございますが、神奈川県、藤沢市、鎌倉市が連携を強化しないと駅の実現に向かっていかないだろうということで、整備連絡協議会とは別ですが、検討会というものをつくっておりまして、神奈川県、藤沢市、鎌倉市の中で、今のところ検討会を6回重ねているところでございます。駅の実現に向けて調整をしていることは確かでございまして、そういうものをしっかりと足固めした中で、この事業を成立させていきたいというところでございます。
 また並行して土地利用をやっておりますが、土地利用をやっていくということは、当然これは都市計画決定、その後に事業認可、仮換地指定等ございまして、その辺はすごく重たい法の網をかけていくわけでございますから、事業スキームとかそれ以外の課題につきましても、しっかりと足固めをさせていただいて、事業の実施に向けていきたいと思っております。
 
○松中 委員  実施に向けていくまでの間は何らかの利用価値が、これだけ広いところですからあると思うので、これは別の意味の行政的な配慮もあると思いますけども、よろしくお願いいたします。
 
○赤松 委員  どこから質問したらいいのかわからないぐらい、いろいろと課題がある事業だと思っているんです。
 今も新駅を前提にしてこの計画を進めていますと課長は言いました。この問題一つとっても、この10年間どれだけ私も質問してきたか、新駅をつくるつくらないかかわりなく、事業は計画しているのですという答弁も何度もありましたよね。新駅が去年あたりから具体的な協議会をつくって、検討が具体的に始まったということもあっての前提にしてのものですと答えたと思うけれども、この事業区域内にあるこのシンボル道路の幅員だって、こんな20メートルもの幅員の道路がわずか400メートルか700メートルだったかの距離のところに、20メートルもの幅員の車道が本当に必要なのかということも質問してきました。
 大ざっぱに言えば、松中委員が指摘するような問題を根底にはらんでいると私は思っています。オリンピックまではそんなのできるわけないという話もありましたけれども、実際そうだと思います。日銀の総裁の発表を見てもわかるとおり、ゼロ金利時代ですよ。こういう今の日本の経済情勢と勤労者の所得水準は大変な状況、かつてない日本経済の現状だと思いますよ。
 こんなときに、それこそわずか1キロくらいの距離のところに、コーナンという大規模な商業施設があって、片や藤沢市側には駅前にあれだけの大型の商業施設があって、そのちょうど中間でしょ、1キロメートルから2キロメートルの中間ですよね、藤沢駅、大船駅の。コーナンよりも1.6倍の床面積を持つ商業ビルを今計画しているというんでしょう。コーナンの1.6倍ですよ。面積だってコーナンの全体の敷地よりもプラス1ヘクタールの商業施設用地ですよ。それだけの商業施設が本当にここに必要なのですか。
 もしこれが完成した段階で、何年後に完成になるのかわかりませんけど、先ほども説明があった導入機能の説明の最初のところで、ウェルネスとスポーツ施設、それから商業という順番で説明があったけれども、その説明の中で、意見交換会の中では地元商業への配慮をよろしくお願いしますという意見があった。地元商業への配慮というのは具体的にどういうことなのか。これ一つだって相当検討していかなかったら、それこそコーナンの建物全体の床面積の1.6倍のものがここにできたときに、深沢地域の商業はどうなるのか。そういう推計というか予測というのか、専門家による調査がされているのかどうかかりませんけれど、心配するのは当然ですよね。今の商業者の人たちにしてみれば。それと同時に、それだけの購買力があるのかどうかですよ。だからバブルのような、どこもみんな同じような開発で、大型商業ビルをどんどん郊外につくって、それで地元駅前の商店街なんて寂れて、シャッター通りが駅前でどんどんふえていくという状況、現に日本全国経験済みなんですよね。ここは第3の鎌倉の拠点だと言っているけれど、本当に改めて私は深く検討が必要と思っているんです。
 そういう立場で、建設常任委員会で去年視察に行った2カ所について、私なりの感想を踏まえて、代表質問で質問させていただきました。かつてのいわゆる開発と変わってきています。生活密着型、それこそ鎌倉市が深沢のメーンテーマにしているウェルネス、こういう立場の事業に大きく変わってきていますよ。大型商業ビルだとかそういうものを重点にしていたものから、生活密着型に大きく変わってきています。その一つの具体的な例が、この間、私たちが見に行った2カ所のありさまだったと思いました。
 そんな印象を持って質問させていただいたわけです。ですから今報告を受けたのは、平成25年の都市計画決定の決定手続までいったものに、地元の皆さんの意見を落とした図面が配られたのですけど、基本的な枠組みは変わってない、位置をずらすようなことはあっても、基本的な枠組みは変わっていないわけで、ですから住宅用地、商業施設用地、行政施設用地、それから行政の中でもいわゆる公園とか、そういうものごとに全体の面積の割合はどうなのかという点で見れば、基本的には変わってない中身ですよね。
 それからいわゆる看護大学の構想というのも事実上なしになった。白紙に戻った。そうすると、それにかわる、いわゆるウェルネスを象徴するようなものとして、何が予定されているのかというのはまだ見えてない。
 こういうさまざまな問題を抱えている計画ですから、私はもう一回改めて土地利用のあり方も考えていただいたほうが、後々の鎌倉市の地域のためにもなると思っていますので、そういう意見を述べておきます。
 意見交換会があって、ステップ1、2、3とあります。今描いているスケジュールだけ教えてください。
 
○斎藤[政] 深沢地域整備課長  お手元の今後の進め方ところをごらんいただきまして、ステップ1といたしまして、先ほど御説明させていただきましたように、修正土地利用計画案を作成中でございます。これは意見交換会でいただいた意見をベースに、庁内調整、それから学識の先生、それから権利者の方等に意見をお聞きするとともに、民間にもヒアリングをさせていただいております。その中で、先ほど赤松委員から御指摘あったような件につきましても、我々もいろいろお聞きしている中では、やはり深沢のポテンシャルは高いです。ですので、そういった意味では、そういうものを踏まえて、土地利用の計画案をまとめていった後にガイドラインのほうにいきますけれども、これは今まで委員会の中でも、できるだけ早く、平成28年度を目指して進めているところですが、そういうところは、まだ今後時間等がかかる可能性もございますので、今回の報告の中では、平成28年度の早期に目指して報告を取りまとめていきたいと考えているということで、御説明させていただきました。
 次のステップ2のまちづくりガイドラインですけれども、これは今目指している都市計画決定の手続が、エリアの決定、地区計画の方針の決定でございます。それが決定された後に認可をとっていくことになりますけれども、並行して今度は地区計画をかけていくことになります。その前提となります、まちづくりガイドラインというものを作成することになりますので、目指している都市計画決定が終わった後にガイドラインを策定いたしまして、地区計画を決定していくという流れになっております。ですから、現行の都市計画決定手続の後に地区計画の手続を進めていくことになると思います。
 最後に、ステップ3のエリアマネジメントですけれども、これは町ができ上がったときに、持続可能なまちづくりを目指していくための方策づくりということになりますので、これはあくまで、ある程度、町がつくられたときに進めていく流れになりますので、比較的事業が着工した後、数年後にまち開きが終わったくらいにつくっていきたいと考えているところでございます。
 
○赤松 委員  西側権利者の皆さんのお気持ちというのも、こういう状況の中で本当に時間もかかっている中で、いてもたってもいられない状況に追い込まれているのも事実だと思っております。そういう方々の要望にも応えていかなくちゃいけないと、率直に私もそういう気持ちが強く持っております。
 ただ、今のこの計画をベースにした中では、全市的な立場から我々は考えなくてはいけませんから、意見を申し上げているわけです。ですから、基本的な考え方については今までも言ってきておりますけど、そういうものをベースにした計画になることによって、むしろ西側の方々の要望にも応えられる道につながるのではないかと思っているんです。
 ですから、西側権利者の皆様方の御要望もしっかり踏まえて、大事にしていただきたいという気持ちも、私は当然のこととして思っておりますので、そういうことを踏まえた上で修正土地利用計画案をつくる過程も含めて、私が言ったようなことも念頭に置いて、考えていただきたいと思います。
 
○大石 委員  今までの質疑を聞いていて、この深沢地域の土地利用計画関係で、厳しい展望を持たれている委員がいらっしゃいましたけれども、確認ですけど、この藤沢新駅がもしも頓挫してしまったら、ここのゾーニングというのは大きく変わるのですか。私はそうは思っていませんよ。頓挫しようができようが、変わらない土地利用計画をこれからまとめるんでしょう。先ほどの説明の中で、若干の動きは中ではありますという説明でしたけれども、仮にできなかったときにこれが大きく変わるんですか。変わるのだったら、西側の権利者の方がよく言いますけれども、最大の協力をするから早く進めてくれということにならないですよね。その辺を1点確認させてください。
 
○深沢地域整備課長  新駅ができなかった場合でございますが、私ども鎌倉市は、新駅が仮に頓挫した場合でも土地区画整理事業は進めていかなければいけないと認識してございまして、今回の新駅を前提とした、2市にまたがる計画を前提に進めておりますけれども、仮に新駅ができなくなった場合には、やはり交通体系とか、そういった道路事情には影響が出てくる可能性がございますので、そこは目指さなきゃいけなくなると我々は思っております。ただ、そこに配置される用途等につきましては、当然ドラスティックに変わるとは思っていませんけれども、当然、道路に負荷するような交通量というのは制限されてきますので、ある程度規模感というものは変わってくるという可能性はあると認識しております。
 
○大石 委員  若干の道幅の修正だとか、土地利用計画の修正が若干かかるというレベルの話なのでしょう。確かに新駅はできるまで進められないという、それは資材の交渉の問題とか、人工の問題だとか、オリンピック・パラリンピックの関係でという展望も持たれている委員もいらっしゃいますけど、平成28年度末までには都市計画決定するという答えもいただいていますし、そういう進め方では基本的にないと私は思うんです。都市計画道路が間に入っているとか、そういうことではないですからね。
 あと別の話になりますけど、今土壌汚染の話も報告がありましたけれども、もう鉛の問題から始まって何回か土壌汚染対策をやっていますよね。土壌汚染対策法も年々対象となる化学物質が変わって、追加されて、次の検査で引っかかって、土壌汚染の洗浄なんて半年、1年単位でかかるじゃないですか。年を増せば増すほど結構きつい条件も出てきてしまうという現状もよくおわかりだと思うけれども、しっかりと平成28年度末という目標を持っているのであれば、それに向かってぜひ進めていただきたいと思います。そういった要望をさせていただいて質問を終わります。
 
○中村 委員  新駅についてお伺いします。
 この前、12月定例会で話題になった模型を拝見して、あれで見ると、柏尾川を境に新駅は400メートルぐらいということなので、非常に利便性が高くなるという印象を受けました。できるできないの議論もありましたけれども。2月5日からまだ1週間ぐらい残っていますが、交通戦略の案ができてパブリックコメントということは、途中経過でもいいんですけれど、市民の方の関心度というのがどんな感じに捉えているのか。わかる範囲で結構ですけれど教えていただけますか。
 
○深沢地域整備課長  交通戦略のパブコメに関しては、先ほど委員から御説明ありました2月5日から実施しておりまして、今4件上がっているそうです。拝見させていただきますと、どちらかというと新駅そのもののことよりも、交通体系の議論というよりも、どちらかというと新駅の、まちづくりに関する意見がございまして、交通戦略に対しての意見というところは、余り具体的には上がっていないというのが私の印象でございまして、上がっている施策に対して、こういうふうにやったほうがいいという意見よりも、まちづくりに関する考え方という御意見が多かったところでございます。
 
○中村 委員  市民の関心がどのくらいあるのかということも含めて大きな判断材料になっていくと思うので、そこは引き続き注視していきたいと思います。赤松委員も先ほどおっしゃっていましたが、建設常任委員会で、駅前の土地区画整理事業の勉強をしてきましたけれども、藤沢市との負担割合というのか、そのときも市境の駅だったので、どちらがどれだけ負担するという交渉の中で、各自治体間それぞれ負担を軽くしたいという中で、いろいろな駆け引きがあるんじゃないのですかというお話は伺いました。余り細かくは、向こうもしゃべりにくかったんですけれども、鎌倉市としても利用者数とか、あるいは人口割とか、いろいろな材料があると思いますけれども、その辺、各自治体その負担を軽くするための、差し支えない範囲でいいんですけれども、どんな交渉を今後していくのかお聞かせいただければと思います。
 
○深沢地域整備課長  検討会でやっています協議の中では、三者それぞれの考え方がございまして、その中でどういった考え方で進めていくかというところは、それぞれの自治体が持っておりまして、考え方からすると、例えば御指摘があったように人口割もそうですし、乗降客数の話もそうです。それから税収効果というのもありますので、そういったものを総合的に勘案して決めていくことになるだろうと思っていまして、それとどこがどういう主張をしているかというところまでは、なかなか御説明するのは今回御勘弁いただきたいと思いますけれども、そういった物差しで協議をしていると御理解いただければと思っております。
 
○中村 委員  その辺はまだいろいろあると思うので、粘り強く、藤沢市とか県に怒られちゃうかもしれないですけれども、鎌倉市に沿った形で詰めていただければと思います。
 
○岡田 委員  私自身は新駅ありきでやらせてもらっているんですけれども、今中村委員も言ったけれど、400メートルと700メートル、1.1キロメートルか、それくらい距離があるので、もっと先のところは一体的なまちづくりをしていかなければいけない。今聞いていると新駅からバスだというのは、そういうふうに決まっているのかと思って、この前も言ったんですけれども、言ってもしようがないかなと思いつつ言っているんですけれども、モノレールもどんと行って、ぴっとやらないと一体感がなくなるのではないかみたいな感じもしています。
 それからあとは、これも空想的なので言いませんけれども、コーナンができる前に私もあちらのほうにいて、いろいろ商店会の当時の会長とか、町内連合会の会長とか、話して、いろいろありました。いろいろあったんですけれども、地元商店会が疲弊しているので、どうにかしてくれという話を随分前からやっていて、大店法でどうのこうのと言われて、排除されかかったことがあって、いや岡田君、中に入らないでくれと、俺たちがまとめるんだという話が当時ありました。結局コーナンの、その当時は、余り細かくは言いませんけれども、市長も知っているという話でいろいろあったけれども、結果的にはじかれたんです。実際問題として、余りあそこら辺も商店街がないですけれども、今はもう商店会そのものは潰れていますよ。何店舗か潰れました。そういうのを見ているので、法がこうなっているから関係ないと直前に言われても困りますし、政治力を使って中に無理に入ろうとしてもだめだし、中でけんかになっちゃいますから。そこら辺は、余り僕は言いませんけれども、やはり商店会の意見もある程度聞いておいてあげないと、そのときだけいいよなんて言って直前になったらだめだよではおかしくなりますので、腹を割って、いや法律はこうですけれども、確約できませんけれどもみたいな、松中委員が言ったとおり、そうだと思うよ。すぐになんてできないですよ、こんなの。20年もかかわっているからわかっているけれども、向こうの人も、駅どうなのと私はよく聞かれます。中身は余り聞かれない。駅があそこにできるの、どうなっているのと。でも最近は余り言わなくなってきた。できるのだろう、いや俺が死んだ後くらいかなと冗談は言っているけれども。そんな言い方をしていますけれども、関心はある。そういうこともあって僕は空想的なことになるかもわからないと話したけれども、商店は影響を受けますから、そこら辺は1.6倍ぐらいというのは、それはそれでいいんでしょうけれども、そこら辺の調整みたいなこと、地元が潰れるようなことは、見ていて僕も悲しいという感じがしていますので、逆に、あそこのドラッグストアは意外と繁盛しているところもあるんだよ。だから一概に言えないけれども、個人商店とかは潰れています。だから、そこら辺も、あしたからとは言いませんけれども、頭の隅でも置いておいてもらえればありがたいと思うけれど、そこら辺はどうですか。
 
○深沢地域整備課長  岡田委員から御指摘がありました件につきましては、当委員会でも御説明をさせていただいた記憶がございまして、地元の商店会とは何度かヒアリングの場を持っております。その中で、委員御指摘のような御要望もいただいております。
 我々といたしましても、商業施設を持ってくる際には、大規模商業施設と言われるところにもヒアリングをかけております。その中で、昨今の商業施設の皆様方も、地元の商店会とうまくやっていく、連携していく、これから包括委託方式も使って、例えば災害時に、緊急の対応をするような協定も結んでいる自治体も多々ございますので、そういったことで、地元にも協力できるという話もされておりますし、また、地元のイベント等に場所を提供するという事例も多々ございますので、そういったことは当然やっていきたいと思っているとおっしゃっています。
 ただ、やはり地元の商店会とやっていく上で大事なのは、地元商店会も自分たちもやっていくという意識がないと、なかなかうまくいきませんということも言われていますので、そういったことにつきましては、今後商店会の皆様方と意見交換をさせていただいてから決定していきたいと思っているのですけれども、まだどこの事業者が入るかが決まっていませんので、そのところは具体的に掘り下げることはできないというところは御理解いただきたいと思っております。
 
○岡田 委員  だから、初めに空想的になるかもわからない、僕が死んだらというような言い方を笑いながらしているけれども、ただ、そういうのを私も経験しているんで、お互いに片意地を張らずにやらないと、片方が強く出ると片方がまたふざけるなみたいになって、まとまる話がまとまらなくて、本当は電気代でも出してくれるのも、電気代も出してくれないとか、めちゃくちゃになって、けんかになって別れちゃう。それは最悪なので、お互いに譲りながら、どちらが譲るか、何%とか言いませんけれども、町ができるだけ疲弊しないように、将来。どうなるかわかりませんけど、よろしくお願いします。
 
○池田 副委員長  さまざまな意見をお聞きしたのですけれども、私はもともと深沢に住んでいまして、目前がまさにこの跡地であります。雨が降ったときも、高低差があるのか、湖のように広がっている、そういう状況を毎日見ているわけですけれども、当然土壌汚染もかなり進んでいるというのも毎日確認している状況ですけれども、そういう中で、地域の住民としては、先ほどいろいろお話が出ていますけれども、新駅に対しては非常に大きな期待を持っているところです。これだけの土地ですので、新駅があることによって広域的な広がりもふえてくるということで、地元の期待は非常に大きいということは確かです。
 そういう中で、地元、全体会の中では早くしてほしいということは、従来からずっとお話がございまして、かなり高齢化していますし、地元住民としては先が見えない中での事業というのは非常に困惑している状況です。当然、市全体としての事業というのを考えていかなければいけないのですけれども、住んでいる方の不安感というのも大事にしていっていただきたいと思っています。
 そういう中で、やはり土地というのは、地域住民というのは全体からすればそれほど多くはないわけですけれども、その中でJRが一番多く持っていらっしゃる。そういう中で、いろいろな意見交換会、あるいは陣出の杜の会との話があるわけですけれども、現状ではJRとはどういうお話をされているのか伺いたいのですが。
 
○深沢地域整備課長  JRに対しては、まちづくり意見交換会、全4回やっておりまして中間で1回、終わった後に1回、JRには御報告をさせていただいております。JRにつきましては、市がまとめる土地利用計画案を見て判断をするとおっしゃっていますので、今後、市が土地利用計画案の素案をまとめる際に、当然これは権利者の皆様方にもお聞きしていますので、JRにもお聞きしながらまとめていきたいと思っておりまして、現在の段階でJRがそれを反対しているとか、そういうことはございません。
 
○池田 副委員長  JRにとっても、今後土地利用がどうなるかによって、今まで長い間土壌汚染処理をやってきたということもありますので、大きな影響があるのではないかと思います。
 あともう1点お聞きしたいのは、以前からウェルネス機能ということでお聞きしているのですけれども、代表質問でも結構出てきましたが、交通計画とともに核となる、保健と福祉というのは、今非常に健康志向が高いわけですけれども、附帯施設を見てみますとメーンとなる看護大学がなくなって、機能的には複合的に配置していくという考えなのでしょうか。それとも核となるものをここに、かわるものを考えていくと。当然センター的な、福祉と保健が集約したものというのは、今市民要望も非常に高いと思うんですけれども、そういったところの考え方をお伺いしたいと思います。
 
○深沢地域整備課長  今、意見交換会と並行いたしまして、民間にも再度ヒアリングをかけて、核的施設にかわるものが提案いただけないかということも、3月以降に調査をやっていこうかと考えております。ただ、事前に民間にお聞きいたしますと、2.5ヘクタールくらいの大きいところを、看護大学にかわるものを入れるというのは難しいと言われていまして、逆に町全体で、先ほど池田副委員長からも御指摘ありましたようなウェルネス機能を実現するということはできますとはおっしゃっていただいています。
 ですから、我々とすると、核的施設があるのは一番望ましいですけれども、そこもあわせて並行してやっていかなければいけないと思っていますけれども、それとあわせて核的施設以外にも、町全体でウェルネスを実現できるような機能づくりといいますか、まちづくりを進めていくということもやっていかなければいけないと思っておりまして、今両方を考えているところでございます。
 
○池田 副委員長  いずれにしても、先の見えない計画で非常に住民の不安をお聞きしていますので、そういうことを含めて、いろいろな要望もあると思いますけれども、その辺を的確に早期に実現いただきたいと思います。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 お諮りいたします。番外の上畠議員から発言を求められております。発言を許可することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 上畠議員の発言を許可いたします。
 
○上畠 議員  深沢の開発ということで、建設常任委員会の皆様もいろいろ御視察されています。私も昨年度は建設常任委員会におりましたので、大阪の例とかも見させていただいたり、いろいろ見ておりますけれども、再開発は皆様、できる前はカンフル剤のようにすごく夢と希望を持っていらっしゃいます。でも再開発終わった後、こんなはずではなかったという声を大変多く聞きます。
 大阪のあべのハルカスは大変立派ですけれども、その周りの商店会は、できる前はすごい夢を持っていて日本一のビルだとか言っていたんですけれども、その周り、今はひどい状況です。天王寺駅の周りはめちゃくちゃです。森ノ宮駅というところもそうです。辻堂駅前も開発されましたけれども、一方でその裏側はというと、商店街はそんな栄えている様子は見えないんですね。そこで商店会の人たち、個人商店の方々のいろいろな思い、夢を持っていらっしゃると思うんですけれども、鎌倉市としてイニシアチブをとっていきたいと思っている中で、実際に再開発によって共存は、潰れてないからともに存在しているというのはあると思うのですが、やはり市民の血税を投じるからには共存だけではだめです。共栄をしていただきたい。鎌倉市の再開発に当たって模範となる例とか、こういったところを理想としたいというようなところで、成功しているというのは全国の自治体を見回してあるのですか。
 
○深沢地域整備課長  上畠議員から御質問ありました件につきまして、私ども、これは調べなければいけないと思いまして、実は横須賀市の久里浜商店会に視察に行ってまいりました。その中で、あそこは大規模商業施設ができまして、地元の商店会がうまく連携をして、例えばポイント制を導入して成功しているという事例がございましたので、そういった事例もあるということは今後調べて、地元の商店会にも御説明をしていきたいと思っていますけれども、やはり商店会と、先ほどおっしゃった共存共栄というところがどこまで達せられるかというのは、我々の今後の課題かと思っているのですけれども、全く成功している事例がないかといえば、そういうことでもないので、そういったものを積極的に導入できるような仕組みづくりを、まちづくりの中に入れていきたいと思っておりまして、今後またそういったところの事例をたくさん調べていきたいと思っているところでございます。
 
○上畠 議員  そうですよね。探してみると、わずかしかないんですよね。ということは多数の自治体が挑戦している中、大阪市という政令指定都市が挑戦していても難しかったということです。そこで鎌倉市にそれだけできる能力があるのかどうかというのは大変責任重大でございますけれども、横須賀市でそうやって成功している例がある。ただ、それ以外思い当たるかと言えばなかなかない中で、共栄です。その点を踏まえていただいて、それだけ難しい大規模な事業であるということは責任重大で、血税を投じて、結果として個人商店は滅びましただったら、しゃれにならないですから、そういったところの現状をきっちりとわかっていただきたいと思います。
 そういったところに関しまして、ちんたらと県と藤沢市と新駅についてやっていますけれども、県なんか何をやっているのかわからないですけれども、新駅についてもパートナーとして、藤沢市はともかく神奈川県に関して、どこまでイニシアチブをとらなければいけないのは神奈川県じゃないですか。でも神奈川県は地元の協議を重視していますなんて言って責任を回避している状況で、本当に新駅をつくる気あるのかという思いがあります、神奈川県の今の状況を見ていますと。
 そういうところを踏まえて、いつできるのかというときに、ほったらかしにしていて、それこそ地元の人に迷惑をかけているわけですから、そういった点はきっちりとしていただきたいと思います。
 あと1点質問させていただきますけれども、意見交換会に洲崎・陣出の杜の会は参加されていないということで、報告等はされていると。陳情は採択しました。私もこの建設常任委員会にいたとき賛成をいたしましたけれども、いつまでという目途は区切っていただきたいと。参加される、されないというのは同会の御意思であるとは思いますけれども、だからといって私たちはいつまでも協議してくださいというわけで出したわけではございませんので、そのあたり、地元の方々とのハレーションとかいろいろ起こってしまっては、私たちもそれでは採択した意味ないじゃないかというところで、残念な気持ちになってしまうので、そういったところで、どの程度の時期にこうしたいという明確なところは、きちんと市がリーダーシップをとって、イニシアチブをとっていただかないといけませんので、そのあたり今後も協議は呼びかけていっていただきたいというのと、新年度に当たっての目安、先日も伺いましたけれども、改めて担当される課長として、どういった状況でいくのか、そのあたり陳情を踏まえて行動していただくのは構いませんけれども、そういった目安を教えていただけますか。
 
○深沢地域整備課長  きょうも御報告させていただきましたように、洲崎・陣出の杜の会とは意見の相違がございまして会えていないところもございますけれども、我々といたしましては、意見交換会でいただいた意見をベースに進めていきたいと考えておりまして、今後、修正土地利用計画案ができ上がった段階で、改めて法手続といいますか、パブリックコメント等をやっていきますので、その中で、同会に対しても市民と同じ立場でございますので、そういった中で意見を聞いていくということはやっていかなければいけないと思っていますので、それをやっていくことになると思いますけれども、あくまでも市といたしますと、今進めている修正土地利用計画案が意見交換会でいただいた意見をベースに取りまとめているものでございますので、それをもとに進めていきたいと考えております。
 
○上畠 議員  実際に陳情に賛成した者として、評価しなければいけないという点もございます。お配りされた資料の16ページを見ますと、洲崎・陣出の杜の会のアイデアである湘南モノレールの駅の駅前広場を広くする考えはいいとか、そういったところで、傾聴していただいているという様子も一定見られますので、今後も御努力いただきたいと思います。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告について了承と確認してよろしいでしょうか。
               (「報告を受けた」の声あり)
 松中委員は報告を受けたにとどめるとのことですが、多数了承と確認させていただきます。
 暫時休憩いたします。
              (10時41分休憩   10時42分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第2「議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち、拠点整備部所管部分について」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
 
○再開発課担当課長  日程第2議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち、拠点整備部所管部分について御説明いたします。
 議案集その2、1ページをお開きください。一般会計予算に関する説明書は、124ページから127ページにかけまして、予算事項別明細書の内容説明は、284ページを御参照ください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費9億3,464万9,000円のうち、職員給与費を除く拠点整備部所管分は8,983万9,000円で、市街地整備運営事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、事務所運営に要する消耗品、光熱水費、電信料、事務所警備業務委託料、事務所清掃等業務委託料、ファクス・コピー複合機賃借料などを、事項別明細書は285ページに入りまして、古都中心市街地整備事業に係る経費は、鎌倉駅西口駅前広場用地測量業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場用地不動産鑑定評価業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場用地建物等補償調査算定業務委託料などを、事項別明細書は286ページに入りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、深沢地区土地区画整理事業支援業務委託料、深沢地区土地区画整理事業区域界測量業務委託料、深沢地域整備事業用地管理業務委託料、湘南地区整備連絡協議会負担金などを、事項別明細書は287ページに入りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、鎌倉芸術館周辺地区まちづくり活動支援等謝礼、鎌倉芸術館周辺地区まちづくり活動支援等消耗品費、砂押川プロムナード枯枝胴ぶき等伐採処分業務委託料などを、事項別明細書は288ページに入りまして、大船駅西口整備事業に係る経費は、消耗品、印刷製本費を、事項別明細書は289ページに入りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金を、それぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  事項別明細の285ページ、鎌倉駅西口駅前広場用地ですが、これはどこですか。
 
○下平 拠点整備部次長  こちらですけれども、今、鎌倉駅の西口の広場をリニューアルしていこうという考えで検討してございます。
 
○松中 委員  広場をリニューアルということは、公衆トイレか何かつくるのですか。
 
○下平 拠点整備部次長  今、観光客の方、非常に多く鎌倉市にいらっしゃっておりますが、なかなか待ち合わせをするスペースが不足しているということと、これはもう長年の課題でございますが、鎌倉駅の西口の周辺に公衆のトイレがないといった課題に対応いたしまして、これから西口の整備の検討をしていこうということで考えてございます。
 
○松中 委員  そうすると用地建物等補償と書いてあるから、現在の広場のほかにある程度拡張するというか、隣接している同地を借地か、あるいは買収かわからないけれども、鑑定評価も出ているようですけれども、これはどういうことなのですか。
 
○下平 拠点整備部次長  今西口の広場に店舗併用住宅が隣接してございますけれども、こちらの所有者の方と今後交渉いたしまして、一部用地を譲っていただけないかということで検討するための必要な経費を計上させていただいております。
 
○松中 委員  必要度から考えたらかなり必要でしょうから、頑張っていただきたいと思います。
 
○岡田 委員  関連ですが、そうすると、もし譲っていただいた場合には、そこにトイレもお借りするということでやられるのですか。
 
○下平 拠点整備部次長  今の西口の広場は少し使い勝手が余りよくないものですから、単純にそこの用地を取得して、そこにトイレをつくるということではなくて、広場全体のレイアウト等と見直しまして、市民の皆さんが利用しやすい形で、これから設計してリニューアルをしていきたいと考えてございます。
 
○岡田 委員  あそこの西口のところの裏にたばこを吸うところがあって、その右側に三角地帯みたいなところがあって、あれが市のものだと誰も入れないようになっている。あのあたりを何かしようとか、そういうのは何もないのですか。
 
○下平 拠点整備部次長  確かに市が取得しております用地もございますので、そのあたりをうまくレイアウトを変更いたしまして、有効的につくっていこうということで考えてございます。
 
○岡田 委員  絵が全然見えないから何とも言えないのですけれども、駅前の右側にトイレだけあるというのは気持ち悪いというか、イメージしただけで、ちょっと違うみたいな感じがあって、もしそういうふうにやるのであったら、JRの中に入って、もう少し伸ばすとか、そういうふうにしたほうが、やるのだったら、悪いんだけど格好よくやってほしいと思いますけれども、いかがですか。
 
○下平 拠点整備部次長  やはり鎌倉の玄関口ということでもございますので、当然目の前にトイレが壁のように立ちはだかるようではいけないと思います。景観にも配慮しまして、あるいは臭いといった問題もございますでしょうから、そこは十分に配慮して、これから設計をしてまいりたいと考えてございます。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第3「議案第93号平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○再開発課担当課長  日程第3議案第93号平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。
 議案集その2、16ページをお開きください。特別会計予算に関する説明書は36ページを、予算事項別明細書の内容説明は413ページを御参照ください。
 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ5,920万円で、前年度当初予算に比べて19.7%の減額となっています。
 初めに、歳出から説明いたします。
 第5款第5項事業費、第5目一般管理費は4,665万3,000円で、大船駅東口再開発運営事業に係る経費は、消耗品など事務諸経費、代替住宅管理費負担金などを、事項別明細書は414ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、再開発課で再開発事業にかかわる5名の職員に要する経費を、事項別明細書は415ページに入りまして、第10目事業費は1,054万7,000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、市街地整備アドバイザー謝礼、再開発事業に係る管理施設の維持修繕に要する経費、大船駅東口再開発推進事業業務委託料を、説明書は38ページに入りまして、第15款第5項第5目予備費は200万円を計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。説明書は戻りまして、34ページをお開きください。
 第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は619万1,000円で、商店会用駐車場など、行政財産の目的外使用料を。第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は5,100万9,000円で、一般会計からの繰入金を。第15款第5項第5目繰越金は200万円で、平成27年度からの繰越金を、それぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 続きまして、予算等審査特別委員会の送付意見の有無を確認させていただきます。
 送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
              (10時52分休憩   11時00分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
 
○大場 まちづくり景観部長  日程確認の際に、日程第20陳情第37号に関して、松中委員から、江ノ電に対して鎌倉市が補助金を出した経過があるのではないかと、所管課があれば出席をという御要望がございました。
 私どもで調べさせていただいて、江ノ電にも確認をさせていただいたのですが、鎌倉市からの補助金をいただいたことはないということでございましたので、市が江ノ電に対して補助金を出した経過ございませんでしたので御報告をいたします。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告を確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第4報告事項(1)「由比ガ浜4丁目における大規模開発事業計画について」、日程第5「請願第1号鎌倉市由比ガ浜4丁目の旧鎌倉海浜ホテル跡地に予定されている商業施設・マンション建設に当たって安全・安心な市民生活を確保すべく交通調査実施等を求める請願書」を一括議題といたします。原局から一括して報告、説明をお願いいたします。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  まず日程第4報告事項(1)由比ガ浜4丁目における大規模開発事業計画について、報告させていただきます。
 平成27年12月定例会の当委員会では、当該大規模開発事業計画について、平成27年11月30日付で新たな大規模開発事業計画がまちづくり条例に基づき提出されたことから、その概要等について、御報告させていただきました。本日は、その後の状況等について報告いたします。なお、継続審査となっております、陳情第25号由比ガ浜4丁目のテニスコート跡地に関し、鎌倉市の公有地化に向けた取り組みを求める陳情のその後の状況につきましても、あわせて報告させていただきます。
 まず委員会後の状況ですが、まちづくり条例第27条の規定による説明会を出席者43名の下、平成27年12月13日(日)18時より商工会議所ホールで開催され、その後、同年12月25日付で説明会開催結果報告書の提出があったことから、公告をするとともにホームページにおいて既に公開をしております。
 説明会では、事業者が新たな計画等について説明後、質疑応答がされ、その主な内容を御紹介させていただきますと、まず住民等の方からは交通問題を中心とした計画に対するものとして、来退店経路についての資料提出や誘導方法について、A工区、これは商業施設になりますが、商業施設のバイクの交通検討について。南側交差点や北側道路の危険性について。駐車場の開放時間について。以前の意見書に対して答えが出ていない。規模を縮小したとしても交通渋滞が今以上にならないよう深く協議してほしい。再度交通量調査をするなど、駐車場も含め安全対策を講じ、緑化率の増加や地元へのフリースペースの提供など、鎌倉らしいものを計画してほしい。駐車場に対して、環境や安全対策をしっかりしてほしい。右折レーンの検討は続けてもらいたいなどが、また、条例手続や計画の説明に対するものとして、まちづくり条例の説明会をもう一度行ってもらいたい。意見書の意見は計画に反映されるのか。共同住宅について個別に説明を受けたいなど、さらに、計画に対し賛成や反対などの意見として、鎌倉らしさとは何か。鎌倉らしさに箱物は要らないと考える。長期間荒れた土地であるので計画を進めてほしい。買い物難民で計画が進めば日用品の購入など便利になる。住環境のデメリットをカバーし、お互いが歩み寄った計画としてもらいたい。などがございました。
 一方事業者からは、現時点で答えられる範囲での回答や、今後条例の手続の中で検討していくものなどの回答がされております。
 次に、まちづくり条例に基づくまちづくり審議会での審議状況ですが、平成28年1月22日に第82回まちづくり審議会が開催され、審議会の冒頭に過去の経緯として、従前の計画に対し市長が平成25年11月定例記者会見において、「商業施設は認めたくないと率直に感じている」と考えを述べたこと、また、平成26年2月定例会において全会一致で決議が可決されたこと。さらに平成26年5月14日に開催された第73回まちづくり審議会において、交通量調査を実施し交通シミュレーション結果の提出を事業者に求めるべき等の意見があったことを紹介するとともに、従前の計画と新たな計画を比較しながら新たな計画概要について説明をいたしました。
 また、まちづくり審議会からの要請に基づき、新たな計画での交通シミュレーション結果について、事業者から報告を受けるとともに、意見交換などがされました。なお、市民等からの意見書提出期間が審議会当日までとなっていたことから、審議会では当日までに計28通の意見書の提出があったことのみを報告しております。
 その後、審議会当日の平成28年1月22日に意見書の受け付けを締め切り、結果28通の意見書の提出となっております。
 次に28通の意見書の内容でございますが、意見内容は147件に及び、内訳としては、計画自体の見直しなどが29件、渋滞の悪化など交通問題が21件、説明会の再開催などの手続についてが18件、駐車台数や屋上駐車場についてが17件、反対意見が16件、その他、景観悪化や建築物、防犯防災に関する意見となっております。
 また、147件のうち、商業施設計画に対するものは67件となっており、渋滞の悪化など交通問題が17件、駐車台数や屋上駐車場についてが11件、計画自体の見直しなどが同じく11件、景観の悪化に対するものが7件などで、反対のみの意見が5件でした。共同住宅計画に対するものが34件で、計画自体の見直しが8件、建築物の離隔距離等の問題が6件、手続についてが4件などで、反対のみの意見が2件でした。全体に対するものについては46件で、計画自体の見直しなどが10件、反対のみが9件などでした。
 意見に対し事業者より平成28年2月15日付で見解書の提出があり、翌16日に公告し、2月29日までの縦覧となっています。また、見解書の縦覧期間である29日までの14日間が公聴会開催請求期間となっております。
 次に、事業者から提出のありました見解書の内容についてですが、「計画自体の見直しについては、大きな変更は予定していないが、今後さまざまな内容について協議を行っていく。渋滞の悪化など、交通問題については、交通渋滞は交差点需要率がクリアされており、著しく悪化はしない。交通シミュレーション結果は今後の大規模小売店舗立地法の手続の説明会などで詳しく説明を行う。また説明会の再開催などの手続については、説明会は次の開発事業条例や、大規模小売店舗立地法の手続の中で行う。要望があれば個別に任意で行う。駐車台数や屋上駐車場については、駐車台数は大規模小売店舗立地法で店舗規模によって決められている。屋上駐車場はフェンス等を設置する。また反対意見に対しては、貴重な意見として承る。景観悪化や建築物については、大きな変更は予定していないが、貴重な意見として承る。防犯、防災に関する意見については、防犯にはフェンスや防犯カメラなどを設置する。防災は津波被害だけではなく、さまざまな災害時の一時避難の防災拠点の機能を持たせる」などの回答がされました。
 次に、今後のまちづくり条例の手続についてですが、見解書の縦覧期間である2月29日までに公聴会請求の有無により、市長が公聴会の開催を決定することとなります。公聴会開催請求がされた場合は、公聴会開催の14日前までに公告を行い、公述人は開催日の7日前までに口述内容を市へ提出することとなります。また、公聴会開催後及び公聴会請求がない場合は、まちづくり審議会で御審議をいただき、その後、市長から助言または指導を行い、事業者からの方針書提出後、公告・縦覧し、終了通知書の交付をもって、まちづくり条例の手続は終了となります。
 今後は、これまでの経緯等を踏まえ、まちづくり条例の手続と並行し、特に交通問題に関しては庁内関係課を始め、神奈川県警察本部や鎌倉警察署、藤沢土木事務所などとも十分協議を図ってまいりたいと考えております。
 次に、継続審査となりました陳情第25号由比ガ浜4丁目のテニスコート跡地に関し、鎌倉市の公有地化に向けた取り組みを求める陳情のその後の状況についてですが、現土地所有者への所有権移転に伴い、平成27年8月11日付で公有地の拡大の推進に関する法律、いわゆる公拡法に基づく届け出が提出された際、公有地化について県や庁内関係課へ照会したところ、買い取りを希望する回答がなかったことから、平成27年8月21日付で届出者に対し、土地売買協議団体不在通知を行っております。
 しかし、今般公有地化についての陳情が提出されたことから、改めて庁内に公園やその他公共施設等として公有地化の予定や購入意思があるか確認を行ったところ、公有地化を要望する部署がなかったことから、本市として購入しないことを方針決定いたしました。
 引き続きまして、日程第5請願第1号鎌倉市由比ガ浜4丁目の旧鎌倉海浜ホテル跡地に予定されている商業施設・マンション建設に当たって安全・安心な市民生活を確保すべく交通調査実施等を求める請願書について説明いたします。
 まず、本請願の要旨ですが、予定地周辺は交通渋滞のポイントであり、これ以上の交通渋滞は安全・安心な市民生活を脅かす要因にもなりかねず、景観悪化の懸念や救急防災面でも憂慮すべき事態である。国や県、県警などと協議し、事業者に対して具体的に必要な調査をした上で、計画の是非を判断する必要があり、鎌倉市議会としても市民の懸念を払拭し、安全・安心な市民生活を確保すべく、調査実施を求めるなどのしかるべき措置をとることを求めるとする請願となっております。
 請願の理由は4点ありまして、1点目は、平成25年度に提出された以前の計画の対し、鎌倉市議会から防災・救急面での悪影響が懸念されており、懸念が払拭されない限りは、計画を認可しないよう求めるとした決議を全会一致で採択していること。及び鎌倉市まちづくり審議会においても、交通渋滞への影響や景観に関して議論されたこと。2点目は、新たな計画では事業者は渋滞緩和策の国道134号の右折レーンは必要ないとし、さらに出庫の際の右折退店について、北側市道への車両流入回避に関する具体的な対応がとられていないこと。3点目は、救急・防災面においても、津波浸水時に県が掲げる「自然災害回避行政」の妥当性に疑義が生じる可能性もあり、周辺住民の生命・財産にかかる悪影響が懸念されること。そして4点目は、「第3種風致地区での屋上駐車場は景観悪化につながり、長谷寺や成就院などの高台からの眺めに影響が出ること」となっており、以上4点の理由から、安全・安心な市民生活を確保すべく、調査実施を求める等のしかるべき措置を求めるものとなっております。
 次に、この請願につきまして、市の考え方を説明いたします。請願の要旨にあります「国や県、県警などと協議し必要な調査をした上で計画の是非を判断する必要がある」とする点ですが、新たな計画は商業施設の床面積が1,000平米を超えることから、大規模小売店舗立地法に基づき、交通管理者である神奈川県警察本部との協議が必要となります。そこで、事業者に協議の状況について確認したところ、現時点で交通管理者との協議は行っていないとのことでした。また、事業者は今回の計画が廃止した商業施設計画の規模を大幅に縮小した計画であることから、過去に実施した交通量調査等を基に、交通シミュレーションを実施したとの報告を受けております。したがいまして、基本的に今後実施する交通管理者との協議の状況を見守り、必要に応じた対応をしてまいりたいと考えております。
 また、国道134号の右折レーンの設置についてですが、事業者からは「廃止した計画の際に、神奈川県警察本部との協議において、右折レーンがないことは好ましくないとしつつも、計画上必要となる規模ではないとのことでありましたが、サービスの一環として右折レーンを設置した計画とした。新たな計画は、施設規模を縮小し、駐車台数を削減したため、右折レーンを設けない計画とした」との回答でございました。
 しかし、国道134号の交通渋滞に加え、新たな発生集中交通が生じることから、今後行われる大規模小売店舗立地法に基づく協議において、右折レーンの設置を事業者へ促すよう市として神奈川県警察本部や鎌倉警察署、藤沢土木事務所と連携を図り、協力を求めてまいりたいと考えております。
 さらに予定地北側の市道への車両流入についても、事業者へどのような対策を講じていくか求めてまいりたいと考えております。
 次に、防災面での自然災害回避行政の妥当性に疑義が生じる可能性についてですが、神奈川県においては、自然災害時の危険性を回避した土地利用を進めるべく、本市防災安全部とともにハザードマップなどにより土地利用に対する危険性を周知しております。また、神奈川県地域防災計画においては、津波避難施設としての施設活用や、災害後ライフライン復旧までの一定期間、飲料水等の確保などの民間との協議や連携も提唱されておりますので、計画が具体化した際には積極的に協力を求めてまいりたいと考えております。
 なお、救急・防災面や景観等に関しましては、まちづくり条例の手続終了後に行います「鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例」や景観法の手続の中で個別に協議等をしてまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  久しぶりに請願が出てきて、私もこの問題に関しては当初からかかわっておりまして、反対という立場で取り組んできました。また、せんだって文化財部長にもお会いしまして、この場所は日本の別荘文化の発祥の地である、そしてその顕彰及び同人会の記念碑が公園側に建ててあります。
 そういった中で、この旧鎌倉海浜ホテルは、鎌倉にとっても非常に象徴的な明治以降の都市のあり方をあらわすものだと私は考えております。そういった中で、請願という形の中で紹介議員がお二人、ここへ御出席されております。そういう意味では、どうして紹介議員になったか、当然、その趣旨に賛成してのことであると思いますが、まずお二人の御意見を伺いたいと思います。
 
○上畠 議員  今回、陳情という形ではなく請願というのは、これだけ議会としても反対をしていただきたいということを皆様、同僚議員にもわかっていただきたいという思いで署名させていただきました。現状の条例に基づいて確かに計画は進行しているようでございますけれども、私自身、この大和情報サービスとNTT都市開発の説明会に昨年末に出ました。出たところ、やはり住民の懸念に対して真摯に受けていないと感じました。長嶋議員も御出席されていました。
 住民の方が交通量についての調査、既に規模も縮小したし、必要ないということをおっしゃいましたけれども、その交通量についてでは、ほかについては資料をどんどん渡してくださったのですが、交通量の調査について資料を下さいと言って、大和情報サービスは了としたんですけれども、その後、突如NTT都市開発から、いやそれは出すことはできないというようにして遮ったり、住民の交通量の妥当性等もぜひ調べさせてくれという思いも業者は無視している状況で、これでは払拭されないと思いました。
 実際に、先ほど市側から説明がございましたけれども、国道134号線に右折レーンはつくりません。右折レーンをつくらない中で、今後、防災面の観点から言いますと、以前も一般質問でも取り上げられておりますが、L1クラスの6メートルの津波が来た場合、今3.1メートルです。国道134号線も一つの防波堤の役割を担っているのかと思えば、高さが3.1メートルしかございませんから、一切県の指針にものっとっていない、全くの欠陥状態の国道であると。県自体は、無責任にも6メートルの水位が来ると、L1で。L2でもさらに高い津波が来るといった中で、何ら対応もとられていない。そういったときに、そのクラスの津波が来るときに、未曽有の災害、既に東日本大震災が起こった中で、鎌倉にもまたいつ来るかわからない。その震災に対して、懸念に対しての何ら払拭するような行動は市としてもとられてないし、神奈川県も何ら取っていなければ、国土交通省もとっていない。そのような中でこういう計画が出ていることに関しては、やはり由比ガ浜を初め鎌倉市民にとっては大きな懸念であります。そして何より、この商業施設の存在によってさらに渋滞は悪化する、私は悪化するのではないかと思っております。今3.1メートルしかない、この高さの国道134号線についても、いつかは県の指示に従って高さを上げていかなければいけないというときに、鎌倉高校前を見ても、とんでもない渋滞が起こっています。ショッピングセンターもある、今も存在する渋滞、工事によってさらなる悪化、こういったことを考えたときに、由比ガ浜四丁目を初め、皆様の安全を考えたときには、決してこれは容認することはできないなと思いまして、まずは懸念払拭に当たって、本当にそれで大丈夫なのかということ、工事等の渋滞も踏まえた上での交通調査をやっていただきたい。そういったところを市議会として意思表示したいという思いで、私は署名させていただきました。
 
○長嶋 議員  今、上畠議員が言われたことも、全く私も同感のところがございます。それとは別に、私が署名させていただいた理由の一つとして、皆さんにはお話しさせていただいておりますが、以前は大手スーパーで仕事をしておりまして、店舗開発も大型店ではございますが2店舗やりまして、開店準備室長等もやった経験から申しますと、仕事でやっておりましたので、こういう開発については詳しいんですけれども、この大和情報サービスのそもそもの最初の計画が非常に稚拙であるということを言わざるを得ないところがございます。
 ここまで議会まで巻き込んで、住民の皆様からこれだけの反対の意思表明等が起こるということは、こういった商業施設ではほとんどあり得ない話でございまして、客商売でございますから、近隣住民の方の反対という意思がこれだけ強いものをやるというのは非常に厳しい環境に置かれてしまうということです。最初のボタンのかけ違えがあるということは言わざるを得ないです。
 事前にここの場所、土地決定をするに当たっては、事前のマーケット調査から始まって、交通調査は当然しますし、まずは売り上げをつくらなきゃいけないので、そこのマーケット調査が非常に甘いということが私からは見てとれるので、なぜ大手がここに手を出さないかというところもさまざま理由があるのですが、理由をお知りになりたければ後で御説明させていただきますけれども、そういう観点からも、当初のマーケット調査から、それから落とし込んでいる計画が稚拙であると。無理やりここにショッピングセンターをこういう形で、最初は違う規模で出ていたのが、また縮小してまでやらなきゃいけないという、なぜにここでショッピングセンターをやらなきゃいけないかというところの計画が、何か土地がありきで無理やり詰め込んだと、ほかにないからショッピングセンターにしようという計画にどうしても見てとれる状況です。周りの近隣の商圏の環境です。まずは人口規模から考えて、皆さん御存知だと思いますけれども、競合他社が非常に多いマーケットなんです、ここの場合は。やまか、東急、ユニオン、グルメシティ、ローゼン、たまや、西友は2店舗、逗子市まで入れると。紀ノ国屋、コンビニは最近乱立しております。そういった中で、ここができると売り上げ的には第一店舗になる可能性が大ですけれども、そうするとどうなるかというと、近隣の商業、購買の全体の消費額というのは決まっておりますので、大幅にふえるわけはありませんので、潰れる店舗は多数出てくる可能性が大、商店街についてはかなりの影響があるというところもございます。商店街の方々からもさまざま懸念事項が出ております。
 そういった中で交通のところも、非常に皆さんも御存じのとおりでございまして、観光ゾーンである中で、これができる影響というのは非常に大きくあります。特に今まで出てきた情報の中では、北側の道路からの車の流入については明らかでないところがかなりございますので、ここについては全然情報が出てきておりませんので、その辺も明らかにしていく必要がありますので、皆さんの利便性ということも加味しなければいけないと思いますが、ぜひその辺は皆さん、調査ということをきちんとやってください。それを住民の皆さんに明らかにしてくださいということなので、ぜひ皆さんで御判断いただいて、採択をしていただければと思っております。
 
○松中 委員  先ほども申し上げましたけれども、この中で、調査を今おっしゃるようにしてほしいという請願であろうと思いますけれども、この文章の中に「景観悪化が懸念」と、特に鎌倉が非常に風光明媚なところであって、私も地区で生まれ育ったものですから記憶しておりますけれども、あの一帯はかつて白砂青松、前面に国道134号線はなかったんですね。それはすばらしい海岸の景色、光景だったわけです。
 そういった中で、今ここにきて鎌倉市が歴史的なまちづくりを進める上で、認定を受けたのが平成28年1月25日。後ほど説明があるようですけれども、歴史的風致維持向上計画認定書というのを、市長がわざわざ国土交通省に行って交付を受けておりますけれども、そういった中で、一番貴重なこの場所に、景観上必要な場所にこのような施設ができることにおいて、景観を害するという点については、特に私なんかも大きく懸念しているところでありますけれども、請願の紹介者として、その点についてまず御感想をお聞きしたいと思います。
 
○上畠 議員  この点につきましては、ベルツも紹介しているとおり、別荘文化発祥の地であると。そもそもこのショッピングセンターの場所自体、旧鎌倉海浜ホテル跡地であるといった歴史的な背景もございます。歴史的風致維持向上計画の中でも触れられています別荘文化発祥、皇族、華族の方々がお住まいになられていたこの地域の歴史的背景、また今、日本遺産の申請をしている状況でございますけれども、そういった背景の中でも、別荘文化等いろいろ取り上げられて、同人会の碑等もある中では、この場所にそういったショッピングセンターというものがふさわしいのかと言われれば、私は感想としましてはふさわしくないのではないか、鎌倉には似合わないと思っております。
 
○長嶋 議員  当然、近隣の住民の皆様から見れば、目の前に高い建物ができて車がたくさん駐車するということで、目の前にそういう景色が広がるわけですから、いいと思われる方はなかなかいらっしゃらないと思いますが、私は観光の観点で言いましても、観光客の皆様があそこを歩いていて、突然ショッピングセンターがあらわれるとどう思われるかというところ、特に向かい側には宿泊施設がございます。公共の施設ですけれども、そこにお泊まりのお客様は目の前にショッピングセンターが見えるわけです。
 あとは由比ガ浜に関して言えば、某新聞社で読者アンケートをとったらば、日本一夕焼けの美しい海岸であるという評価もされているところでございます。またこの請願にあるとおり、当然高台、成就院、私も地元ですからあれですけれども、長谷観音の展望台とか、そういったところから眺めますと、真ん中にこのショッピングセンターがどかんとできるわけですね。あと反対側の安国論寺の富士見台とか、そういったところからも見えてくるわけでございますが、そういった中にあって、今は名越の煙突がどかんと見えますけれども、それもいずれはなくなると思いますが、そういった中で、そこに新しくできていいかと言われると、やはり鎌倉の観光、これからさまざま外国人の方も見える中で、私はとてもいいと言える状況にはないと思っております。
 
○松中 委員  先ほど交通問題で、この地区が大渋滞の懸念が予想されると。今でも土日、あるいは夕方、最近は昼間から渋滞が起きているケースもあるわけですけれども、そういった中で、現在の状態の中でシミュレーションをして、それを予測する一つの要素として、シミュレーションの中で業者が考えているのかどうか、そういう意味で、防災のほうに聞きたいんですけれども、国道134号線に対する鎌倉市の相模灘沿岸海岸保全基本計画が県でつくられて、せんだって一般質問の中で私は申し上げましたけれども、非常に安全な水準というのは6メートルだと。あの地区においては大丈夫かもしれませんけれども、坂ノ下の海抜が3.1メートル、先ほど上畠議員からもあったと思いますけれども、こういうことから考えて、県の案によりますと、3.1メートルのところは6メートルまで上げる必要があると書かれておりまして、そういった中で、国道134号線の改造計画というのが、オリンピック・パラリンピックに向けても当然行われるだろうと私は予想しております。
 現在、鎌倉高校の右折ですけれども、この地区における工事も大渋滞を起こしているわけですけれども、これから鎌倉高校の前は何年間かかるというようなことは原局では捉えておりますか。防災部局でなければ道路部局からお願いします。
 
○小野田 委員長  暫時休憩いたします。
              (11時34分休憩   11時39分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
 事務局からお願いします。
 
○事務局  ただいま休憩中に御協議いただきまして、都市整備部職員が入室したことを御報告させていただきます。御確認お願いいたします。
 
○小野田 委員長  ただいまの事務局の報告のとおり確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 松中委員から、改めて質疑をお願いします。
 
○松中 委員  交通のシミュレーションを行う上で、現状の中でシミュレーションするというよりも、今後オリンピック・パラリンピックの整備、つまり江の島から葉山までの沿線を走る道路として国道134号線があるんですけれども、今、鎌倉高校前の右折のレーンも含めて護岸をやっているのでしょう。鎌倉高校前だけというのではなくして、さらに護岸等、鎌倉側に向かって工事をする計画があるのではないかと。その辺は何年かかるかというのを質問したんですけれども、答弁お願いします。
 
○前田 都市整備部次長  現在、神奈川県では国道134号の行合橋から小動までの擁壁改修工事を行っております。行合橋工区というところが440メートル、今御指摘のありました鎌倉高校前の交差点を含みます中央工区というところが560メートル、小動側の工区というところが400メートル、三つの工区に分けて実施をしているというところでございます。それぞれの工区の完成の予定時期ということでございますが、七里ガ浜からスタートしまして行合橋工区というところが平成29年度、中央工区、鎌倉高校前の右折レーンを伴いますものが平成28年度末、それから小動工区というのが平成30年度を予定しているということでございます。
 
○松中 委員  渋滞の一つの原因が、国道134号線、鎌倉市内の一番大きい幹線ですね。それが平成30年まで工事がかかると。それからオリンピックも想定されておりますけれども、現実問題として、国道134号線が、神奈川県が発表している相模灘の沿岸海岸保全基本計画の中で書いてあるとおり、一定の防護水準というものが指定されておりまして、その防護水準の高さが、鎌倉市の場合には6メートルにする必要があるということは明確に、この案の中で、これもただ案ではないんです。昨年改正されておりまして、先ほど議員からも説明がありましたけれども、坂ノ下が3.1メートル、これは今からでも、ここのところを工事しなければいけないと。これは大前提として、鎌倉に津波がこれから来るというのはもう想定されているんです。東北のほうでももう来てしまったんです。来たところは、10メートルから15メートルぐらいの防潮堤をつくっているんです。100億、200億円の工区投資が行われてつくって、私は反対ですけれども、この議論はしなければいけないですけれども、現実、国道134号線は津波の護岸の機能を果たしているということがうたわれているんですね、この基本計画の中に。
 そういうことから考えても、6メートルを必要としているならば、坂ノ下、稲村ガ崎に行く坂ノ下からずっと、この6メートルを確保しなきゃいけない。それと、また逗子市と滑川の間に出口がないという、これは非常に渋滞の起こす非常に欠陥道路だと思います。
 それから、防災対策から考えたら、国道134号線の下に地下道があるんですね。地下道があって、材木座のほうに入っていますけれども、これは津波が来たら、それこそ1メートル、2メートル、3メートルが来たら、一気にその地下道を通って上に上がってくる。これは河川もあります、滑川も。そういった中で、これは大改革をしなければいけない。例えば防潮堤をつくらなくても、最低6メートルのことを考えたら、国道134号線の対策というのは今すぐでもやらなければいけない。そういう意味も含んで、工事が決まれば、必ずここの一帯で大渋滞が起こり得ることは、現在の鎌倉高校前の一帯の工事を見てもわかるわけです。
 そういった中で、車で来るような大型の集客施設は、私はつくるべきではないという考え方ですけれども、提案した紹介議員の考え方、感想、あるいは何か御意見がありましたら、お二人お願いします。
 
○上畠 議員  私といたしましては、今おっしゃったような視点で、必ず工事は必要となってくるのだろうと思います。神奈川県がこういう計画を立てて、指針を自治体に示したわけですから。であるならば、今回、この交通調査、確かに業者がすべき交通調査としてあるとは思いますけれども、市民の命と財産を預かっている、安全を確保しなければいけない責務を預かっている鎌倉市、神奈川県、国は、このような工事が行われる場合における渋滞等も含めた、あらゆるシミュレーションをした結果の上で、こういう計画がどうなのかというのは、業者任せというよりも、業者も当然しなくてはならないと思いますけれども、県警も県も鎌倉市も、そういったところも含めてきっちりと、本当に市民の安全をこれで守れるのかということを担保してもらいたいというのは、この請願に交通調査実施等と書いてありますけれども、この等の中には、市の責任もきっちり自覚した上で、県にも国にもそれをわかっていただいて、きっちりやっていただきたいという思いで書いておりますので、おっしゃるような懸念を含めて、それを払拭するのは業者だけではなく、市・県・国の責務であると私は考えております。
 
○長嶋 議員  大体上畠議員が言っていただいたんですけれども、私も松中委員の思いと一緒でございまして、特に災害時、私も被災地をいっぱい見てきましたけれども、車が流れてくることが要因で人が亡くなったり、火災が起こったりということは多々出ておりますので、渋滞は非常に大きな問題であるということと、今の国道134号の道路環境は改善なり、それなりに真剣に議論して、計画に位置づけてやっていかなきゃいけない案件だと思います。
 それとあわせまして、あそこのショッピングセンターの目の前は、皆さん御存じのとおりのところで、都市計画道路の入り口のところしかできてない状況で、それもとまったままになっていて、どうなるか県でもわからない。はてなマークという状態でそのままになっておりますので、それについてもどうなのということが、結論なり計画が出てこない限り、ここのショッピングセンター、目の前が道路ですから、そういう観点も含めて、当然のことながら大きい道路ができて、真っすぐ北側に上がっていくとすると、津波が入って、そこを溯上するという可能性も出てきますので、そういうことも加味して総体的に考えなければいけないのではないかと思っております。
 
○松中 委員  お二人の意見にあるように渋滞、そしてシミュレートするのが、ここ数年、防災対策なり、鎌倉高校前の右折レーンだけじゃなくて、護岸というようなこともあるようですけれども。防災担当にお聞きしたいんですけれども、海岸の保全に関して全国的に国から計画が取られ、それが神奈川県におりてきて、そして相模灘沿岸の海岸保全に関する基本的なことが打ち出されてきたんですけれども、私、最近まで知らなかったんですけれども、ここで一番重要なのが、我々の住んでいる鎌倉市の国道134号線の沿岸ですね。こういう計画がわかったということですから、今後、防災のほうから、国道134号線の欠陥の状態というものは、市民にもよく知らせなければいけない。管理は県でやっているかもしれないけれども、我々としては防災という意味からも、そのことはしっかり認識しておかなければならないし、その点について今後市民に周知させていく。そして業者も、こういうような内容をはっきり説明して、渋滞対策ができるかどうか。そんなようなことも考えなければいけないと思うんですけれども、この計画の位置づけというものは今後これから広く市民に周知させて、議論をしていかなきゃいけないと思いますが、その点はいかがですか。
 
○長崎 防災安全部次長  今のお話のありました相模灘沿岸海岸保全基本計画、これは神奈川県が策定しております計画でございます。海岸法を受けまして、国が策定しました海岸保全基本計画に基づいて、平成16年に神奈川県が策定いたしまして、平成27年の3月に改定をしているものでございます。
 今、委員からお話がありましたように、内容的にはいわゆるレベル1、数十年から百数十年に1回程度発生するレベル1の津波を対象として、鎌倉市域では約6メートル程度の護岸整備を行うと、そういった内容を含んだ計画でございます。
 こちらにつきまして、さきの一般質問でも話題になりました状況を踏まえまして、次の「広報かまくら」3月1日号に、この県の海岸保全基本計画の概要について掲載をして市民の皆様に周知を図るという計画を進めているところでございます。
 
○松中 委員  そういった意味で、こういう計画が明らかになったというのも、私自身も非常に不勉強な点もあったけれども、改正は昨年行われて、今までは6メートルなかったと思うんです。4メートルぐらいでよかったのかもしれないけれども、基準からいったら6メートルと明記されておりますので、そうすると坂ノ下のところは完全にかさ上げをしていかなければならない。これは現実問題として数値が出ております。また材木座は逗子市と滑川のところしか出口がない道路でありますから、もしショッピングセンターができて、あそこのところで右折するというようなことになったら、ずっとつながって、あるいは若宮大路にも渋滞が起きてくるということは想定されるわけです。これは素人でもわかると思うんです。
 そういった意味で、こういう内容をも業者に説明して、大渋滞を回避できるか。そういった中で、私も一般質問の中で言いましたけれども、神奈川県警に聞いたら、公安委員会は陳情も受理すると。その対策を何とかしてほしいと。そういうこともあるんで、今後、渋滞ということで、住民の方がそういう陳情を出すということもあり得るかもしれないですけれども、もう一つ、渋滞ということから防災上考えなきゃいけないのが、車による火災が発生しやすいと。特に鎌倉のように水の逃げ場がないようなところは、山のほうに流れていくと火災が発生しやすい。渋滞している車が流れのたまりのところに行った場合に火がついたときには大変なことになるということもわかってきました。
 そういう意味では、この大渋滞というのは、これ以上車を鎌倉市に入れないことを考えなければ、集客施設に車で来るというような大きなものはつくらないということを考えないと、そういう事態というものが回避できないということも訴えていなければいけないだろうと思うんです。
 そういう意味では、現実問題として、そういう状態がどうなるかということはわからないかもしれないけれども、東日本大震災から5年たちますけれども、先日その当時の記録の写真が各行政センターに飾られているのを見たんですけれども、そういうものを見ることによって、これは本当に大変なんだということを我々も学んでいかなければいけない。またそういう災害に対して、風化してはならない、忘れてはならないという点もあるわけですから、車の大渋滞というものが鎌倉の場合には起こりやすい。逃げ場がないということですね。大きい道路は若宮大路と国道134号線しかないんです。国道134号線ができた背景というのは、当時の東京オリンピックのときにつくられているんですから、今度のオリンピック・パラリンピックも盛大にやるかもしれないですけれども、国道134号線に対する改造計画というのは出してくるだろうと私は思っていますけれども、無視せざるを得ないような内容だということですから、そういうことを含めて業者に指導してもらいたい。それから警察関係、公安関係、いろいろな動きを今後出していくだろうと思うわけでありますけれども、とにかく鎌倉市長が鎌倉市歴史的風致維持向上計画の認定をもらった途端にこういう請願が出てくると。これはある意味おくれている。そういう意味で、このものを扱わなければいけないということは、我々が市民側に立った場合に、ある意味では恥ずかしいことです。
 わざわざこういうものをやったけれど、そこへぼかんとこれを無視するような計画が立っても、それは法的に問題ないというかもしれないけれども、風致維持というものは、ある意味では市民の主観的な、あるいは住民の主観的な意味があるかもしれないですけれども、共通の価値観というのはあると思うんです。そういう意味では、ぜひとも行政はこの問題について、計画というものに厳しく指導していただきたいと思います。
 そういった意味で、もしお二人から意見がございましたら、最後に述べてください。
 
○上畠 議員  これまで答弁させていただきましたとおりでございますけれども、いろいろな懸念がある中、命を守っていくというのが基礎自治体の責務でございますので、そういったところを市長初め市長部局の皆さん、しっかりとやっていただきたいという思いでございます。
 必要とあらば、せっかく計画も認定されたのだから、私としては、理想の鎌倉市実現のためにはどうしたらいいかという中で、我々も条例を提出できるわけでございますが、そういったところも踏まえて考えていきたいと、私の感想としてはそう思っているところでございます。
 
○長嶋 議員  今の松中議員の思いは、私も同じ気持ちもあるところでございますが、最初に申し上げたとおり、私の過去の経験から申し上げて、ポイントを整理して申し上げると、やはりショッピングセンター等ができれば、住民の方の買い物環境の利便性は上がるというのは、これはもう間違いない事実ではあります。
 そういった中で、このショッピングセンターの位置づけがどうかということになりますと、そもそも立地的には、建てるに当たっては適地ではないということはまず間違いなく言えるんです。それは商圏のうちの半分が海であるということが大前提、要は普通のショッピングセンターと比べると、商圏の人口が半分であるということがそもそも前提にあります。皆さん思い浮かべていただくとわかるんですが、海岸線にお店が建っている、こういったものというのは、神奈川県でどこにありますかということになると、なかなかないと思います。小田原市までずっと線を引っ張っていくと、西友の辻堂店はありますけれども、あとはほとんどないと思います。実は私、あそこのお店に最後にいたのでよく環境等はわかっております。あとは東京湾側の三浦半島では、横須賀市の埋め立て地のあたりはありますけれども、つくらないというのは、津波の環境及び商圏の人口が少ないというのが最大の理由だと思います。そういった環境のお店であるということに関しまして、まずは国道134号の渋滞、特に逗子市方面からの滑川交差点方面からの右折のところの問題があるのと、若宮大路が渋滞したときに、そこの渋滞の列は、当然のことながら坂ノ下方面に向かった当該ショッピングセンターに曲がる信号のところまでかぶって渋滞になる状況は、皆さん目に浮かぶところだと思います。
 それと、ここは左折入場、右折退場ということを前提にショッピングセンターが計画されておりますが、左折入場はいいんですけれども、右折退場というのは、私の経験からいってもショッピングセンター、このくらいの規模、それから前面の道路の幅を考えると、右折退場というのはまずあり得ない状況で、無理やりつけている状況であるということは、非常に大きな問題があると思います。
 それと皆さんご存じのとおり、北側からの道路の流れです。文学館の前の信号のところは、その道路の幅を考えたら非常に厳しい。あれは鋭角に曲がるところなんか非常に厳しい。表の道路は渋滞しています。それから、六地蔵のほうから和田塚駅前を入ってきました道路、そこから入ってくる、もしくは鎌倉消防署の前から材木座方面の方が入ってくるということが主になると思いますが、そういった中で、車の走行がふえるという状況を考えていただければわかると思いますが、厳しい環境に置かれるということになると思います。
 そういった中で、特にこの請願に関しては、そこのシミュレーション等の姿が、いまだに住民の皆さんにとっては全く見えないというところをもう少し明らかにして、それは納得できる状況であれば、もう少し考えられるかと思いますけれども、全くそこが見えない状況をまずは明らかにしていただきたいということだと思います。
 それとつけ加えますと、近隣、ご存じのとおり、民営でやっている駐車場が幾つかあります。そこのお客様の動向を加味する必要があると。それと海水浴場の開設期間と車の動向というのは当然ございます。それから、近隣のイベント、あそこの公園等はイベントを多くやります。鎌人いち場、緑化フェアとか、さまざまやっております。それから花火大会もあります。そういうことの加味もされておりません。それから観光客が、今は抜け道としてあの辺を通って抜ける車も非常にふえております。カーナビの普及で、そういうことも今後ふえていく。オリンピック・パラリンピックに向けてふえていくことも考えなければいけない状況だと思っておりますので、そういうこともさまざま含めまして、もう少しそこを明らかにしてほしいということが、請願の願意でございますので、ぜひ皆様、その辺をよく判断していただいて、採択をいただけたらと思っております。
 
○小野田 委員長  暫時休憩いたします。
              (12時02分休憩   13時15分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  先ほど日程第4報告事項(1)のところで御報告をさせていただいた中で、公拡法の箇所にふれた際に、土地買取協議団体不在通知というところを、土地売買と申し上げていましたので、訂正をお願いしたいと思います。
 
○小野田 委員長  ただいまの申し出について確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 ほかに御質疑はございますか。
 
○中村 委員  まず、原局にお伺いいたします。12月定例会の本委員会での報告では、たしか交通調査をピーク時の交通調査を10月ぐらいに行ったというのがあった気がするんですけれども、先ほど、上畠議員が交通データを資料として出してと言ったら出せないというお話があったんですけれども、鎌倉市としては、この交通データ、過去の調査による交通データを把握しているのか、あるいは所持しているのか、その辺の事実関係をお知らせください。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  事業者からは資料としていただいております。
 
○中村 委員  続けて原局にお伺いしますけれども、その交通調査の内容を鎌倉市としては今回の開発に対しては十分だったと判断しているのか、まだいろいろ調査の余地があるのかと、その辺の御判断はどうされていますか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  事業者から報告を受けている内容につきましては、一般的に行われている調査、それから解析と認識しておりまして、安全対策の部分につきましては、やはり措置を講じてくれということの中で、例えば道路上にハンプを設けたいとか、幾つか御提案をいただいているのですが、今度、道路管理上の問題等が出てくるということはお伝えして、さらなる対策が講じられないかというような投げかけをしてきております。
 
○中村 委員  紹介議員のお二人にお伺いしますけれども、今回、請願の趣旨は、要するに交通調査実施等をしなさいという話になっていて、先ほど上畠議員が安全確保のための交通調査とか、そういうお話はあったんですけれども、先ほどの質疑の中でも、かなり広範囲な調査を求めているような、そういうところがうかがわれるんですが、紹介議員として、今回の請願で何を調査して、何を結果として得て、それでどう判断をしていくのかというのが、もしイメージでもいいんですけれども、そういうのがあったら教えていただければと思います。
 
○上畠 議員  先ほど申しましたのは、資料の提供、まず交通量調査についての資料を求めたのは私ではなく、説明会における住民の方なんです。住民の方としても、実際に、前回の計画、要は撤回された計画に基づいたデータから算出したデータだという説明が当時あったんですけれども、それが本当に妥当なのかどうかを検証したいというお声があって、その求めがあったけれども、それについては拒否されたということです。
 今おっしゃいました、具体的にどういうことを求めるのかという件に関しましては、一般的な交通量調査もそうですけれども、私といたしましては、まさに建設予定地における、その前の護岸工事等も今後行われるだろうと、この県の指針から見ますと、推測しますので、そういったところも逆に言うと県警、県がきちんと保証して、こういった渋滞等、こういう工事があったとしても問題ないですと払拭していただけるならば、この請願の趣旨の中でおさまると思うので、そのあたりについては鎌倉市としても情報等、要は県がこういう指針を出しているけれども、今後の工事とか、そういったところも含めた上で、県警はどういうお考えかと、その上で調査は一般的なものだけでよいのかと、一般のものだけでよいと県警がおっしゃるのであれば、それはそれでよいのかと思いますけれども、まずは市民の皆様の不安がございますので、そういったところも含めた上での調査というのは求めたいと先ほど答弁させていただきました。
 
○長嶋 議員  今、上畠議員が言っていただいたことプラス、私の場合は実際にオープンしたお店が、後に顧客動向がどういうふうになっていくかというところも加味したデータをきちんと示したほうがいいかと思っていまして、それは先ほど申し上げたんですが、ここは商圏の半分が海で、要するに人口規模が少ないんですが、そうなってくるとより広範囲の、要は遠いところからお客様を集客しなきゃいけなくなってくるわけです、宣伝チラシをまくときもそうです。
 そうなってくると、国道134号線を含め、いろんなところの交通の動向が、今想定されている範囲よりも広がる可能性がありまして、そこを非常に私は懸念していて、私の体験から言うと西友の辻堂店にいたんですけれど、あともう1点からいうと、夏、特に原局から答弁があったのは10月の3連休の中日ですけれども、そのほかにゴールデンウイークとか、さまざま混雑する日等々もとっていない。あと平時の時との比較ができていないというのもあると思うんですけれども、夏、特に、そこのデータが必要だと思っていまして、それがなぜかというと、西友の辻堂店では私勤務しておりましたので、夏だけじゃないんですけど、サーファーの人たちが非常に朝から、あそこは24時間営業ですので、場合によっては夜遅くから早朝から車をとめてショッピングセンターの駐車場を利用する方が非常に多くて、夕方の買い物時間のピークになると、その詰まった人たちの車のおかげで買い物客がなかなかその駐車場に入れないで並んでしまうという状況が恐らく発生するだろうという想定ができます。
 それと、先ほど申し上げましたイベント等が近隣では多いので、そういうときの状況判断をするには、例えば今度5月に鎌人いち場ありますけれども、そういうときどうだと。あと海水浴場の開設期間、サーファーの人たちが多く来るような波のいい日等がどういう状況に近隣がなっているかというところの調査が恐らく何もされていないので、その点は加味して調査しないとよくわからないので、そこは必要ではないかと思っております。
 
○赤松 委員  原局に質問します。私も12月13日の説明会には参加したんです。一部始終見ていました。43名という先ほど報告だったんですけど、前回はたしか2回にわたって日を変えて説明会が開かれたと思うんです。きらら鎌倉の会議室でやられました。いっぱいでした。いっぱいになると、七、八十人ぐらい入るのかな、集会室。私は1日しか出てない、2日目はどうだったか知りませんけれども。意外に少なかったんですよ。これは土曜日だったか、日曜日だったかと思って、今上畠議員に聞いたら日曜日だった。日曜の夜にやったんです。おまけに小雨がぱらついていて、出席者も余り多くはなかったと思います。
 しかし、熱心に質疑もされていまして、今、話題になっているように、質疑の集中したのが交通問題でした。交通の説明のときは壇上の黒板に模造紙を二、三枚張り合わせたぐらいの大きさで、正直読めないんですよ。こうやって説明だけしてもわかりませんと、ちゃんと紙にしてみんなになぜ配らないのですかという要望が随分出たんです。私もそのとおりだと思いました。
 したがって、少なくとも交通問題に限ってでも、改めて話し合いの場を説明の場をきちんと設けてほしいという要望が会場から随分出ました。これについては色よい返事はなかなかなかったんですけれども、住民の皆さんからの強い要望がばんばん出たものですから、検討させてくださいということで終わったんです。結局やられてないわけですよね。おまけに、先ほどの紹介議員の発言の中にありました、シミュレーションの結果を文章で紙にしたものを少なくとも関係者には配ってくださいということに対して、これはA工区のNTT土地開発から、それは出せませんという返事があったと、さっき説明があったんですけれども、つまり交通量調査をやって、それがどういうふうに12カ所の交差点を中心にしたシミュレーションだと思うんですけれども、これは住民に開示することはできませんと、こういう返事があったということだけれども、それは承知していますか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  先ほども御説明をさせていただきましたが、事業者から伺っている中では、この後に開発事業条例の説明会、あるいは大店立地法での説明会、今回、床面積が3,300平米になりますので、大店立地法上の中では店舗面積の合計が3,000〜6,000平米の間だと2回説明会を行うという規定がございますので、事業者はこの中で、具体に御説明をしていくというように考えていると聞いております。
 
○赤松 委員  そうすると、そのシミュレーションした結果は住民にお見せできませんという先ほどの話だったけれども、そういうことではなくて、場を改めて別な場できちんとそういうものもお示しもするし、説明もするという考え方が市役所側には表明されているということですか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  実はまちづくり条例の説明会の前に、事前に任意という形で、事業者が、今回、商業施設を約半分に縮小したということと、共同住宅88戸を一体的に開発するということで、その新たな計画についての御説明を、会長を含めた自治会に投げかけをされて、会長を含め6名の班長に約1時間にわたって御説明をしたと聞いております。
 
○赤松 委員  それはシミュレーションして、そういうものがきちんと示されて、それに対して6名の方にきちんと説明したということを確認できるんですか、市役所は。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  内容の報告は受けておりませんけれども、以前、今回の新たな計画を出したいという御相談に来られたときには、これまでも重ねてお願いしているように、規模を縮小したからといって交通問題が払拭されるということではないので、やはり課題解決に向けた対応をしていただきたいというような協力を要請してまいりました。
 その中で、事前にそのあたりの話をしたいということがございましたので、それはまちづくり条例の手続は手続としてやっていただくんですが、事前に町内会からも陳情が出ているということもございましたので、事前に町内会と説明をするということであれば、よく会長とも御相談をしていただきたいということで、具体的には口頭でこういうことを説明しましたという報告だけ受けているということでございます。
 
○赤松 委員  条例に基づく正規の手続にのっとった場とは別に、事前に役員の方々に説明すると。いいことですよ、それは。前の計画のときには周辺の商店会の役員にも説明は事前に行っていますよね。いいんですよ、そういうことは。
 ただ、私が今聞いているのは、そういうシミュレーションした結果もきちんと示して、そこで説明されたのかということを聞いているんですよ。市役所としてそれは確認できないでしょう、そこまで細かいところまでは。しただろうぐらいのことは言えるだろうけれど。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  そのときにシミュレーションということについては、恐らく御説明をしてないのではないかと思っています。実は先ほども申しましたように、事前に届け出をする前に御相談に来られたときに、一昨年行った調査結果をもとにシミュレーションをしたということで、私どもで交通を所管しております交通計画課とあわせて、そのシミュレーションの分析の仕方を含めて、それが妥当かどうかということで、一度報告を受けた際に市から指摘させていただいて、修正をしているということがございますので、実際にはまだその内容について、地元に正式な形でという形はなされておらず、今後、県警との協議を含めた中で行っていくという意思は確認しているという状況でございます。
 
○赤松 委員  ということで、食い違いがあるんです。上畠議員が最初にそこの部分についてふれられていたと思うんですけれども、市役所はシミュレーションの結果も含めて、次の手続の段階で説明するという事業者側の意向が行政側に示されていると先ほどお答えになった。その前に上畠議員が言ったのは、それをきちんと示してくださいと、いただけませんかと。黒板に張ったものの縮小版です。あれを住民にちゃんと周知すべきじゃないかと言ったら、それは否定された、拒否されたと私は受けとめたけれども、これは上畠議員に聞きたいんですけど、その部分はどうでしょうか。
 
○上畠 議員  市は、市に対して提出して、そういう意向が示されたということでございますけれども、その場には赤松委員、長嶋議員もいらっしゃいましたけれども、住民の方がそれを下さいと、なぜほかの資料は全部出しているのに、一番懸念しております交通シミュレーションは紙で、パワーポイントだけで、要は遠くですよ、私なんて近眼だから全然見えません。そういったので、困りますという声があったときに、これに関しては後ほどお配りしますと、当初ショッピングセンター側の大和情報サービスは言ったんです。ただ、その後、なぜかマンション側のNTT都市開発が、それは出せませんということで撤回したのは事実で、そのように後ほど市に対して提出したとか、そういったことはその際には丁寧な説明はなかったと私は記憶しております。
 
○赤松 委員  今、上畠議員からそういう答えなんです。つまり、拒否されたということですね。それについてはどう思います。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  最初に、先ほど答弁させていただいた中で、説明会の中でシミュレーションの実演についてはやらなかったと申し上げたんですが、実際にはやっておりまして、その際、今上畠議員から御紹介ありましたように、紙による資料の配付がなかったということが事実だったようでございます。訂正させていただきます。
 今ありましたように、大和情報サービスが従前、大規模商業施設ということで、一連の土地を商業施設にするという中では、これまで大和情報サービスと交通問題については話し合いをずっとしてきておりますので、今まさに御案内ありましたように、大和情報サービスとしてはそういったものを出していくという意向があったと聞いております。ただ、共同住宅については、NTT都市開発がなぜそこの部分について資料を出さないかというところについての確認はできてないという状況でございます。
 
○赤松 委員  出してないことは事実ですね。それは認めますよね、市役所側も。それについて、好ましくないと判断しますか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  そのように考えております。
 
○赤松 委員  当然ですよね、何も秘密にすべきものではないんだもの。だって交通問題がどうなるのかというのが最大の課題なわけですから、もちろんそれだけではありませんけれども。それは、住民の皆さんがこの事業計画を判断していく上で非常に大きなウエートを占める部分の、いわば調査をした、それを解析した、その結果というのが重大な関心事ではないですか。それがきちんと示されないで、その場で要求しても出ない、その後それはもう出せませんと。これいつ出すんですか。そういう説明したということは、次のステップに入った説明会の場でも示せないということを言ったのと等しいんです。私はそう思いますよ。いずれにしても、その場で要望したものが出なくて、その後、今の上畠議員の話にあるように、お示しできませんと、お見せできませんと。ということは、まちづくり条例に基づく説明会がまだ終えたとは言えないのではないんですか。当然シミュレーションした結果は、住民にきちんと説明して、そして質問にも答えるし、だから縦覧期間はもう締め切ったけれども、それにも私は影響してくる問題だと思います。
 つまり、まちづくり条例のこの部分についてはまだ不十分さが残っていると。やらなくではならないことが残っていると思いませんか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  まちづくり条例上は説明会を行っていただくということを趣旨にしておりますので、その目的は達成されていると考えております。しかしながら、御指摘のように資料をお配りするといっていたものが配られないということについては、やはり市としても遺憾に感じますので、今後、指導してまいりたいと考えております。
 
○赤松 委員  説明を全くしてないと私は言ってないんです。十分説明が尽くされてないと。住民の皆さんがこういう結果だったんだというところを、それに対する評価は別ですよ、こういう結果だったんですということさえ、周知できない状態に現状はあるんです。いいだ悪いだという議論はまた別。それからどういう結果だったのかという、その結果そのものがきちんと住民の皆さんに示されていないのが今の段階だと、そこは確認していただけますか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  説明の内容、1から10まで我々も現地にいたわけではございませんので、報告を受けた中での判断をせざるを得ない状況はございますけれども、不足しているかどうかという点につきましては、事業者は事業者としての判断もあったかと思います。ただ、その資料を配ると言って配ってないということでいうならば、やはりそれはきちんと配った中で、要望に応えていく必要があるのではないかと考えております。
 
○赤松 委員  当日、説明資料、これは配られたんです。我々も一部、前回の審査のときに行政側から資料をいただいていますけれども、駐車台数が320台から159台に減ったと。駐車場は159台用意していると。この159台をベースにしていろいろ検討した結果、320台のときの混雑ぐあいを比較したところ、その差は大きく変わらないと、こういう結果を報告しているんです。だから320台のときと159台とでは変わらないと。その差はほとんどないと。だから問題ないと言っているんですけれども、こういう判断を示した材料そのものが示されてないで、住民の皆さんに納得してくださいというのは、余りにも無責任。つまり説明会として十分要件が備わってない説明会が行われたと。
 したがって、今のままこの説明会が終了したとは言えないというのは、私の判断です。つまり、私自身が説明会に参加していて一部始終見聞きしていて、住民の皆さんのさまざまな質問、それに対する答え等、総合的に考えても、私はあの説明会は終了してないと思うんだけれども、行政はもう一回そこのところは事業者も呼ぶなり、町内会の代表の方を招いて、そのときの様子を聞くなりして、誤りのない判断をしてもらいたい。まちづくり条例に基づく説明会をこれで終了していいのかどうかというのは、その判断は、そういう手続をきちんと踏まえた上で考えてもらいたいと思いますが、どうですか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  先ほど事業者が資料を配るというような発言をした中で、NTT都市開発がそれを撤回したと、配らないというようなことを申し上げて説明会が終わっているという事実があったということを先ほども上畠議員から御紹介いただきましたので、まず配るという点につきましては、事業者が配らないとその場でお答えしていたという事実があったのかと思っております。
 まちづくり条例の説明会につきましては、先ほどの繰り返しになりますけれども、説明会を行い、意見等をいただいているということで、市としましては手続について、説明会の手続は終わっているという認識でございます。
 
○赤松 委員  行政はそういうふうに判断したかもしれないけれども、まだまちづくり条例の手続完了という形にはなってないでしょう。完了通知書を出してないでしょう、どうですか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  そのとおりでございます。
 
○赤松 委員  まだ完了したという通知を出してない。そういう段階なんだから、今私が改めて言っているじゃないですか、状況説明もしながら。また事実だということもはっきりしたのだから、だったら、まだまちづくり条例の手続が完了したとは言えないでしょう。即座に判断できないのだったら、事業者も呼びなさい、そこの説明会に参加された自治会の代表の方にも来ていただいて様子を聞いてくださいということも、今改めて言っているんですから、その上で判断してください。今現在、まだそのシミュレーションした結果、黒板で張り出されたもの、12カ所、交差点ごとにどうなるのかというような、たしかそういうものだったと思うんですよ。私も余り前のほうに座ってなかったからはっきりは見えなかった。字なんかほとんど読めなかったですよ。そういう状態のまま終わっているわけですから。しかも配らないと言っているというのだから。事前に配ってくださいよ、それ。配らせなさいよ、住民の皆さんに。
 そういう説明会があって、その場でぱっと見せられたってわからないですよ。事前に住民の皆さんの中にはもうちょっと余裕があって、いろいろ自分でも調べたいのにと思う方だって当然出てきます。だから事前に配ったらいいですよ。それは行政で、その資料というのは、少なくとも町内会を通じるなりして、関係住民の皆さんには配るような手続はしてもらえますか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  まずまちづくり条例の目的が周知ということでございますので、計画を周知していく、内容について御説明をしていくというところの目的は達成されているのかと思っております。
 しかしながら、今御指摘にありましたように、資料が出ていない、なかなかわかりにくいという部分で、市から事業者へ再度この資料をお配りしていただけるかという御相談はさせていただきたいと思っております。
 
○赤松 委員  相談じゃないでしょうよ。それは出さないとだめでしょう。だって、ここに書いてあるじゃないの、大きく変わらないと。大きく変わらないその根拠をちゃんと示さないとだめでしょう、住民の皆さんに。納得できないじゃないですか、言葉だけ変わらないと言われたって。ものを見なかったら本当に変わらないのかどうなのかわからないじゃないですか。調査した結果はちゃんと出しなさいよ。黒板に張ったぐらいなんだから。私はちゃんと数字が読めなかったんだから。見えるように紙で、少なくとも関係住民、関係住民にしても自治会の方々、あるいは回覧板を通して周知してもいいと思うし、少なくとも一番直近にマンションがあるじゃないですか、何戸か。みんな戦々恐々ですよ、これ、周辺の方は車がどうなるって。
 そういうのはちゃんと行政指導して、事業者にきちっと配るぐらいな手当てを行政やらないでどうするんですか。やってくださいよ。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  やらないと言っているのではなくて、相談をして出していただく方向で御相談をしたいということで、決して後ろ向きで相談という言葉を使ったわけではございません。市の意思で出せというような、強制的なものはなかなか言いづらいので、今御相談という言葉を使わせていただきましたが、まちづくり審議会で審議会から事業者にシミュレーションについての説明を要請した際に、傍聴の方もいらっしゃっていまして、資料も開示されておりますので、そこも含めて出していただくように、前向きに御相談といいますか、お願いして、できるだけ早いうちに配れるような形で努めてまいりたいと考えております。
 
○赤松 委員  きょう予定している案件のまだ頭のところなんですよね。正直まだまだいっぱい残っているんで、余り時間もあれなので、私も気持ちの上で焦っているんです。もうそろそろ質問も終わりにしないと全体が大変だという気持ちもあったりして。だけど、曖昧にはできないんです、こういうことは。条例に基づいて説明会をやっているのだから、その説明会に不十分さがあって課題を残したんだったら、その残った課題をきちんとやって、説明会の役割は終えてほしいと私は思うんです。残っているから言っているんです。だから、まちづくり条例に基づく手続、この部分について完了したなんていうことは言えないということを、改めて私はここで申し上げておきたいと思います。
 それで、A工区、B工区とも完了する年月が、平成31年4月がA工区、B工区のマンションは8月ということになっています。平成31年ですよね。今は平成28年のまだ頭でしょう。平成29年丸1年あって、平成30年も丸一年あって、平成31年の夏でしょう。まだ3年半あるんです。だんだんオリンピックが近づいてくるんですね。ここ数年、私自身も近くに住んでいて、急激に国道134号線が混んでいる感じを受けるんです。
 それから大仏から鎌倉へ向かうあの通り。それから、そういう影響もあってか、北側の道路、今まだ終わってないんだけど、ガス工事をやっているんです。あれも工事の進行ぐあいはばらばらで、私もそこを通っていくんだけど、市役所へ来るときに交通どめにする場所が違ったりして、その日によって違うもので、私、会議が予定あった日に、真っすぐ抜けられるだろうと思ったら、そうじゃなくてこっちへ迂回しなくちゃいけないことがあったり、結構あれで車がつながるんですよ。だから全体的に交通量ふえている感じがします。これから先だんだんそういう傾向がもっと強まるのではないか思います。ですから3年半はまだ先ですよ。オープンするまでに順調にいって。ということを考えると、改めて交通量調査が必要ではないでしょうか。その上で、交通問題をきちんと解決しないと、半分になったからといってオーケーだなんていう問題ではないと思います。特に鎌倉静養館の老人ホームに行くあの道。あれは相当なきちんとした交通規制をかけなかったら、警察自身が。ならない問題だし、そういう見通しがあるのかないのかもわからないし、そういう問題、いっぱいはらんでいるということはきちんと私は指摘しておきたいと思います。後のこともありますから、質問は以上で終わります。
 
○岡田 委員  参加されている方はよくわかっておられるけれど、私、参加してなくて、大変恐縮なんですが、終わった後でいいんですけれども、住民説明会の議事録みたいなのがあれば、いただけるかどうか。聞いていて何となくわかるけれども、そこに私は参加してないので、わからない話もあるので、どうなのみたいな、判断つきかねるみたいなところがあるので、議事録みたいなのがございましたら、もし配付していただけるのであればもらいたいんですけれども、どうでしょう。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  先ほども御案内させていただきましたように、報告書として出ております。あわせて、説明会でのいろいろやりとりに対する事業者の考え方を示しました見解書というものも、ウエブでも公開しておりますけれども、ございますので、後ほどお配りさせていただきたいと思います。
 
○松中 委員  どうしてここにこんな図面があるか、忘れちゃったけれど、生活道路からの車両誘導というので入っていくルートが書いてある。これは見たことありますか。これで見ると完全に北側の道路といい、それから和田塚の踏切、由比ガ浜の踏切のところ、これどうして持っているんだろう。
 これ、大変なことになるという図面で、裏通りは全部踏切のところへ抜けるようになっているし、向こうからも来て、静養館から入って、こっちからも入って。これは大変ですよ。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  その資料は、事業者が大店立地法上、来退店経路というのを設定します。それが海岸からということで、問題になっている国道134号の海浜公園の交差点への負荷ということがありまして、国道134号が混雑しているので、今、松中委員おっしゃったように、ほかの箇所から車が入ってくるだろうと。そういったところも調査するようにということで、市からもお願いして、調査していただいた箇所が図面上に多分落ちているものだと思います。
 
○池田 副委員長  長嶋議員の先ほどお答えの中で、オープン後のいわゆるシミュレーション、顧客動向とか、その辺というのは、例えばイベントなんかによる渋滞が発生するのではないかということですけれども、最初の段階で調査した交通量のシミュレーションの中では解決できない話なのでしょうか。
 
○長嶋 議員  まず来店客数というのは、そこのショッピングセンターの収益を考えて、売上高が幾らでという想定から、1日客数が何人で、車がそのうち何割で何台通るから、このぐらいの台数というところを割り出して、事業者がそこの数字を足して、交通量のベースの調査から足して、このぐらいになるだろうという予測を立てて、つまり売り上げベース、収益性のベースなんです。それはあくまでもそういうことで、当たり外れは非常に難しいんです。私も何店舗も経験していますけれども、簡単にそのとおりのシミュレーションどおりにはならないのが常です。なので、それ大ヒットしてそこのショッピングセンターが当たると、当然その1.5倍も2倍も来ます。福岡の店はそういうところでした。それから横須賀のお店も、逆に予測よりも至らなくて、売り上げがちょっと困ったというケースもあります。
 ポイントとして、先ほどから申し上げているとおり、半分の商圏が海ですから、より遠くから集客をしなきゃいけないというポイントがあるのと、近隣のイベントや、先ほど赤松委員からもございました、混んでいる状況というのは私も実感しておりますが、そういうことが、これからオリンピック・パラリンピックを含めて右肩上がりで観光客がふえていったときに、そこがどうなるかということは、まずはデータベースをきちんと今どうかということをとることが大事ですけど、そこの上がっていくだろうという推測等が加味されて、きちんとデータを分析して落とし込んでいるかというと、かなり疑問なので、そこはもう一度きちんと聞かないと、多分、ごまかされるというと言い方は悪いんですが、今の平時の数字に平時のそのお客さんの数で多分割り出して出されてくるので、その辺の予測というのはもちろんマイナスになる。商圏から考えるとなかなか来ないという可能性もあります。私はそのほうが多いかとも実は思っているのですが、何ともそれは判断しにくいんですが、両方のパターンを出してもらって、そこから推測しないと厳しいんじゃないかと思っております。
 
○池田 副委員長  今回の請願書の中で、例えば同計画が及ぼす交通渋滞解消、そこで今のお話というのは含まれているということでよろしいのでしょうか。
 
○長嶋 議員  そういうことで御理解いただければと思います。
 
○池田 副委員長  2点原局にお伺いします。先ほどの請願書の中で、例の国道134号線の右折レーン、あとは出庫後の右折帯というんですか、これについては市として、例えば右折レーンは必要ですという話と、右折ではなくて左に出ましょうという指導というのは継続的にされているということでよろしいのでしょうか。先ほどお話があったんですけど、再度確認です。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  国道134号の右折レーンにつきましては、これは先ほど御報告させていただいたときにも申し上げさせていただきましたように、必要ないと言いつつも、そういった課題があるので、設置していただくように、市だけではなくて県警あるいは鎌倉警察と連携して、お願いをしていきたいというのが1点でございます。
 それから、2点目の右折アウトの件でございますが、本来、大店立地法上は、原則左折イン、左折アウトというのは原則になっております。ただ、皆様懸念されているように、左折アウトをしてしまうと北側の市道に負荷がかかるということ。こういったことについて、県警との協議にオブザーバーとして市が意見を求められたときにも、やはり地域としては市道に車が入り込むようなことは好ましくないという御意向も周辺の方もお持ちであるということを申し上げた中で、県警から、原則は左折アウトだけれども、そういった懸念があるのであれば、きちんと警備員なりをつけて右折アウトすると、特例というようなことでのお話をいただいて、計画上は右折アウトというような形で事業者が計画してきているという状況でございます。
 
○池田 副委員長  平成26年3月に決議があって、賛成しています。これについては、住民の懸念、これが払拭されない限りは計画として認めないようにということで、そういった意味での先ほどのまちづくり条例の話というのは、一定の計画の中では終わったけれども、今は大店立地法に基づく部分については、これは期間を定めずといいますか、どこまで指導といいますか、お願いといいますか、その交通計画とともに、それはどのくらい機会を設けてやっていくということなのでしょうか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  まちづくり条例と、それから大店立地法の手続というのは、制度そのものが異なりますので、まちづくり条例が、例えば始まる前に終わっていないとだめだとかという規定はまずございません。ただ、事業者としては、4月ごろから県警と協議を行いたいと言っております。ただ、それに先立ってやはりこういう懸念、請願が出たということで、本日、委員会を迎える前に、県警と協議ができるように鎌倉警察にはお願いをしているところでございまして、できる限り3月中に一度県警との協議をお願いできるような場を設けていただきたいということで、既にお願いはしているところでございます。
 
○大石 委員  最初の原局の説明で、まちづくり審議会の協議の中で、市長が最後に、できれば許可したくない案件だということを公言されたというようなお話がありました。それを受けて各部に落としたのでしょう。あそこの土地を利用して何か考えられませんかということで、各部からはその土地利用に関して私たちがという形で手を挙げるようなところは一つもなかったというようなお話を先ほどされていましたけど、市長は、できれば許可したくないということは、その当時、ショッピングセンターでしたか、ここにふさわしくないと思っていたということだと思うんですけれども、この件に関して市長はどのような見解をお持ちになられていますか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  先ほど、報告させていただいたときに、まちづくり審議会の冒頭、時間があいてしまったものですから、まず市長がこういう意向を持っていた、それから議会で決議があったという過去の経過について、御説明をさせていただきました。ですから、意向としては、市長が今、一昨年の定例記者会見のときに申し上げた内容はそのものだと思っておりますけれども、やはり交通問題については、できる限り影響のないようにしていきたいというお考えはあろうかと思っています。
 
○大石 委員  だとするならば、まちづくり条例というのはもちろん計画のオープンですよ。こういうことをやりたいと周りに全部を知らせていただきたい、その後に大店法に基づく条件やら開発基準条例に基づく説明会だってあるわけですから。だけれども、今一番懸念されているのが、交通渋滞、またはその渋滞とか車両が入ってくることに対して安全の確保を求めたいというのが趣旨ですから。なぜ出さないのかというのも私はあるんですけど、最終的にはやらなければいけないんですから。ここでクリアしておけばいい話じゃないかと私なんかは思うんですけど。どうですか、それ。例えば市だって県に、大店法もそうですけど、意見書を出すじゃないですか。その意見書というのは、まだ市として、いや、大丈夫ですよ、というものを書けない状態じゃないんですか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  大店立地法の手続は、届け出が事業者からされますと、市に意見照会が参ります。そうしますと、関係課に観光商工課からこの案件についてということで意見を求められる形になります。これまでも決議、それから市長の意向、周辺の住民の皆様の御懸念、そういったものをあわせて市としては意見を上げていくと。その中で最終的に、勧告するのか不勧告になるのかということに、神奈川県が判断するということになろうかと思いますが、市としましても、従前、国土法の届け出があったときにも意見を付して、県に上げてございます。その際に神奈川県の国土法の扱いの中では、市からこういうような意見が出ているというものを付記して扱っていただいたという経過もございますので、そういったことは市として努めていくような形に、解決できていないということであれば、そういう形になろうかと思います。
 
○大石 委員  市としても具体的にこの趣旨を重んじて、事業者には再度のお願いをぜひしていただきたいという要望を一つさせていただいておきます。県警も、警察との協議ということもお願いするというような答弁が先ほどありましたし、まだまだ交通渋滞についてはクリアができていない状況ですので。
 あと一つ、当初は一区画のショッピングセンターという計画でしたけれども、これが変化してきて、マンション、そしてスーパーレベルなのか、事業が一つとなって出てきておりますけれども、これは請願者の方にもお聞きしておきたいんですけれども、今このスーパーだとかショッピングセンターという形になれば、不特定多数の方々が車でいらっしゃって、渋滞の懸念もあってというような状況があるわけじゃないですか。具体的に1.7ヘクタール、1万7,000平米ぐらいあるわけですよね。これの望ましい土地利用の仕方というのは、具体的にイメージは持っていますか。
 
○上畠 議員  私としましては、前回、陳情で出ておりましたけれども、公有地化、ただ市には公有地化するほどの余裕がないということでございますが、あれだけの広い広場はなかなかないものですから、防災の観点も踏まえて、政権与党に所属している身でもございますから、国に対しても働きかけていって、なるべく私は更地として置いておいていただきたいと。公園であるとか、そういったものが私は理想ではあります。ただ、ベターというのであれば、少なくともショッピングセンターというような形で渋滞を誘発するようなものはあってほしくないというのが私の中での考えでございます。
 
○長嶋 議員  私も、今、公園のようなものというのは理想としては持っていますけど、ただそうは言っても民地でもございますので、公有地化はなかなか難しいですから、この間、代表質問の関連質問でも、ロボットスーツという話をたまたま出しましたけれど、別にそれに限定して申し上げるわけではないですけれど、そういった研究所的な、特に医療、福祉、高齢化に向けて、そういう何か企業誘致的なものができれば、そんなに車の台数というのは来ないと思いますし、高い建物も必要のないような、そういった企業誘致ができれば、税収入にもなりますし。その中で、その企業が近隣住民の方に憩いの場的なスペースを設けていただけるような考え方をお持ちですと、あとは環境に配慮した企業は結構今あると思いますので、そういった観点でやっていただけるような。これは勝手にこっちが言っているだけですから、そう簡単ではないですけど、そういったことを。
 ロボットスーツの話をなぜこの間出したかというと、この事業者の関連会社がそれをやられているというのがあったので、出させていただいたんですけど、別にそれに限定するわけじゃないですけど、そういった研究所的なものというのはいいのではないかと思います。
 
○大石 委員  その土地利用をどういうふうに考えるかという、簡単にすればそういう質問だったんですけれども、国の補助をもらって何とかあそこを更地で残したいとか、ロボットスーツというような、介護とか障害者関係に寄与するようなという、そういうものというのは、とりあえず個人が今は持っている。ただ、更地に残すというのは多分住民の皆さんも、ああ、それはいいね、というのもあるのかもしれませんけど、十分に周りの方々の意見も聞いた上での考えなんですか。上畠議員は、更地ということが基本ですけれども。
 
○長嶋 議員  その研究所等という話は、私個人的に勝手に申し上げているだけのことなので、別に聞いているわけじゃないですけど、ただ、近隣の住民の皆さんの多くは、公有地化で公園にしてもらうのがいいという御意見は、私が聞く中では非常に多かったかと思っております。
 あと、ショッピングセンターというか、そういった日用品が買えるものを欲しいという御意見もあったと思うので、もし、そういう店舗にするにしても、今、業態で言うとNSCとSMと言うんですけど、この間の計画はネイバーフッドショッピングセンターという業態で、今のはスーパーマーケットの大型のものなので、そういう中で言っているんだったら、もうちょっと小規模のものというのも、SSMとあるんですけど、そういう規模の小さい、スーパー・スーパーマーケットと言うんですけど、そういうものだったら、駐車場の台数及び渋滞の回避というのは少しできるかというところは、そういう業界から見ると、あるかと思っております。
 
○大石 委員  いずれにしても、まだ個人で持っている土地ですので、市役所の中も、その土地を利用して何かに利用できないかと投げかけたときに、どこも手が挙がらない状態、土地利用も考えられない状態、そしてそれに伴う用地費用だって、この前の陳情のときに言いましたけど、50億円ぐらいのお金がどうも買うのにはかかりそうだという現状の中で、お二人がこの行政の考え方をがらっと変えられるような御提案をしていただくことをできればいいと思っています。
 
○小野田 委員長  ほかに質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 まず初めに、報告事項(1)につきまして、了承かどうかの確認をさせていただきます。了承と確認してよろしいでしょうか。
                 (「聞きおく」の声あり)
 多数了承と確認いたしました。
 続きまして、請願第1号について御意見及び取り扱いについて、御協議お願いいたします。
 
○中村 委員  いろいろ質疑を伺っていく中で、防災面の話とか、いろいろ多岐にわたって、本当に広範囲な調査をしないといけないという感じもありました。例えば長谷寺や成就院の景観とか、そういうのもこの中にはありますけれども、これを一事業者の調査の中に含められるかというと、なかなか実態としては難しいのかとも思います。ただ、質疑の中でいろいろ右折レーンの問題とかその辺も出てまいりましたので、これは継続して、この案件については推移を見守っていければと思っておりますので、継続を主張したいと思います。
 
○松中 委員  採択すべきと思いますが、結論を出すでお願いします。かつて私が議長時代に、開発しかできないと言った広町緑地を、金もないというので、開発しかないというので進めてきたのが、金が国で見通しが立ったといったら、広町緑地は買収に変わったんですよ。あそこは、例えば開発して50パーセント緑を残すという前提のものの開発だったんです。ですけど、買収に変わったんです。私はそこのところを開発して、市民税も固定資産税も入ると、これはやむを得ない開発だといって議論したことがあるんですけど、ここは私有地だからだめだと言っていたって、そこはどうあるべきかというのを主張し続けなきゃいけないと思うんです、議会は。最後になったら、それは開発をやめないという人ならそれはそれでもいいですけれども。
 そういうことで、ここをどうあるべきだということからしたら、ここは別荘文化の発祥の地、それから景観から何からいろんな意味で環境的な意味を考えたら、こういう施設をつくってはならないという、逆にそういう形でやったって、そういうお金がないからという話は通らないんです。逆のことをやられているんです、広町では。金がないと言われて、開発をずっともめてきたんです。ところが、突然買うということになるんですよ。
 それだったら、今度は逆の立場で、私はここを守れと。そしたら、いずれ国なり県なりが考えると。特に国が考えると。それだけの価値を訴えていくと。金がないからこれはどうしようもないなんていう話じゃないんです。そういうことをかつていろいろ緑の場所を買えてきたんです。開発で進めてきたんですよ、台峯だって。あれは土地区画整理組合で出発しようと、開発しようとしたのが突然買収に移っているんですよ。
 だから、ここはどうあるべきだという考え方を基本的に持てば、これは絶対残さなければいけないところだと。ここは別荘文化の発祥の地だと。これはもう国なりなんなり動いて何とかして守っていくと。そういうことは考えなければいけないという立場で、私はこれ、絶対採択すべきだと思います。金がないなんていうのは、いずれ国を動かすような運動をしていけば変わってくると、そういうことです。ですから、結論を出すべきです。
 
○赤松 委員  質疑でも述べましたけれども、既に調査されているものも十分住民の皆さんに説明に付されていない、開示されていないというのは、とんでもない問題だと私は思います。それが第一。加えて、社会状況は大きく変わってきているんです。また変わっていく見込みが歴然としているんです。でき上がるまでにまだ3年半先、順調に行ってです。4年先になるか5年先になるか、それだってわからない、正直。だんだんとオリンピックに近づいていくわけですけど、そういう社会状況の変化も考えれば、改めての交通量調査というのは必要だろうと。請願の願意はそういうことですから、既存の調査済みのものもまだまだ十分周知されていない、加えて社会状況の変化に伴って改めて調査が必要ということで、結論を出すということでお願いしたいと思っています。
 
○大石 委員  私は、まちづくり条例にのっている案件だということというのと、また、あと調査シミュレーションの開示など、大変住民説明会をやるにしても不足なところがあるようでございますので、それをしっかりとやるように指導することを条件にしたいと思っております。その条件を付して、結論を出すべきではないと。継続を主張させていただきます。
 
○岡田 委員  結構厳しい話が出ています。特異日と通常日というのは厳しいですね。聞いていて本当に思いました。一般の交通量調査、10月の3連休の中日、その日が特異日なのか通常日なのか私にもわかりませんけれども、一つある。それと特異日といったら本当にめちゃくちゃになっちゃうので、特異日でそれで当てはめていいかどうかというのは、またちょっと違うという感じ。かといって、考え方になっていくと思うんだけど、そこら辺は一つあるかと思っています。
 調査されて、その後、12カ所、松中委員からもらってびっくりしたんですけど、皆さんに見せていないということ、これも幾ら何でも違うんじゃないのと、もう少しきちんと本当にやってほしいなと。前々からこういうこと、いろんな開発問題で私も、私の土地のときなんかもありましたけど、強制的に打ち切られたとかいろいろあったので、そこら辺はきちんとしてほしいと思っています。市も指摘もしたり、あと県警とも検討していくというような話もしているので、それはそれとして待ちながら、ここは私が言っていいかどうかわからないんですけれども、できる、できないの問題はあるんですけれども、できればオリンピックがあるので、特異日と通常日を、ここら辺は業者の意向もあるから、私がやれと言ったからやるとかやらないとかにならないにしても、できればそういうものを持ちながら、もう一度市民の皆さんに説明してもらいたいと思っています。もし、そういうことがクリアできれば、今回のこの取り扱いは継続でもいいかと。できなければ結論を出すということになるんですけど、そういうことを要望して、継続ということにさせていただきます。
 
○池田 副委員長  先ほども申し上げたんですけど、平成26年3月の決議の中でこれに賛成した立場として、住民の皆さんの懸念が払拭されるまで、きちんと事業者として説明を尽くすべきであるとは思っています。そういう中で、先ほど交通データについてはきちんと住民の皆さんに開示する。まずそこが始まりだと私は思います。それをやることによって、それで理解が得られればそれでいいというわけじゃなくて、それで一つクリアしていくわけです。ですから、そういう意味で、まずは市の指導も、先ほど県警協議もこれから3月末までに行うということを含めれば、そこまで今後の過程を見守っていきたいということです。ですから、継続扱いにしたいと思います。
 
○小野田 委員長  継続の方が4名で、結論を出すという方が2名ですので、請願第1号については継続審査とさせていただきます。
 暫時休憩いたします。
              (14時20分休憩   14時22分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第6「議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○まちづくり政策課長  日程第6議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分の内容につきまして、説明をいたします。
 議案集その2の6ページをお開きください。一般会計予算に関する説明書は56ページから59ページを、予算事項別明細書の内容説明は39ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は1億2,760万8,000円で、そのうち、まちづくり景観部の事務事業に係る経費は101万4,000円で、まちづくり推進事業に係る経費は、まちづくり審議会委員及び開発事業公聴会委員の報酬、開発事業説明会等に派遣する専門家、まちづくり条例に基づき派遣する専門家、及び都市政策専門員の報償費などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は62ページから63ページにかけまして、第50目文化振興費は6,670万6,000円で、そのうち、まちづくり景観部の事務事業に係る経費は1,442万7,000円で、内容説明は70ページに参りまして、旧華頂宮邸管理運営事業に係る経費は、暫定利用講師等の報償費、建物などの維持修繕料、庭園公開管理、屋内清掃業務等の委託料、警備委託料、庭園等の管理に係る作業委託料、土地の賃借料などを計上いたしました。
 議案集その2は7ページ、予算に関する説明書は120ページから121ページにかけまして、第45款土木費、第10項道路橋りょう費、第8目交通安全施設費は1億1,214万7,000円で、そのうち、まちづくり景観部の事務事業に係る経費は4,822万9,000円で、内容説明は263ページに参りまして、放置自転車防止事業に係る経費は、放置自転車等返還業務嘱託員及び事務補助嘱託員の報酬、放置自転車等廃棄処分業務委託料、放置自転車等保管場所警備業務委託料、放置自転車等防止対策看板設置委託料、放置自転車等防止対策業務委託料、自転車等駐車場土地使用料、(仮称)鎌倉市役所暫定自転車駐車場整備工事請負費などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は124ページから127ページにかけまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は9億3,464万9,000円で、そのうち、まちづくり景観部の事務事業に係る経費は2億8,365万5,000円で、内容説明は274ページに参りまして、緑政運営事業に係る経費は、緑政審議会委員及び緑化推進専門委員の報酬、森林協会等の負担金などを、内容説明は275ページに参りまして、緑地取得事業に係る経費は、鎌倉近郊緑地特別保全地区の不動産鑑定評価業務委託料及び土地公有財産購入費を、内容説明は276ページに参りまして、緑化啓発事業に係る経費は、緑化啓発に関する業務委託料、全国都市緑化フェアの負担金、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを、内容説明は278ページに参りまして、緑地保全事業に係る経費は、確保緑地の適正整備委託料、保存樹林・保存樹木・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、緑地保全基金への寄附金の積み立てなどを、内容説明は279ページに参りまして、風致保存会助成事業に係る経費は、公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを、内容説明は281ページに参りまして、都市景観形成事業に係る経費は、景観審議会委員の報酬、違反屋外広告物の運搬処分業務委託料、行政刊行物販売委託料、景観重要建築物等の修繕等に係る助成金などを、内容説明は283ページに参りまして、都市計画運営事務に係る経費は、都市計画審議会委員及び事務補助嘱託員の報酬、都市計画基礎調査業務委託料、都市計画業務支援システムの保守業務委託料、都市計画関連データ等の修正業務委託料、都市計画業務支援システム用機器等の賃借料などを、内容説明は290ページに参りまして、交通環境整備事業に係る経費は、パークアンドライド案内看板維持修繕料、交通量調査業務委託料、三浦半島地域広域幹線道路整備促進期成同盟等負担金などを、内容説明は291ページに参りまして、交通体系整備事業に係る経費は、交通計画検討委員会委員及び同委員会特別委員会委員の報酬、鎌倉地域地区交通計画策定支援業務委託料、鎌倉地域交通量調査等実施業務委託料、鎌倉駅東口駅前広場交通量調査等業務委託料、(仮称)市営長谷駐車場土地賃借料及び整備工事請負費などを計上いたしました。
 内容説明は292ページに参りまして、公共交通支援事業に係る経費は、富士見町駅舎エレベーター設置補助金を計上しました。
 予算に関する説明書は128ページから131ページにかけまして、第25項住宅費、第5目住宅管理費は2億547万7,000円で、そのうち、まちづくり景観部の事務事業に係る経費は967万6,000円で、内容説明は305ページに参りまして、空き家等対策推進事業に係る経費は、(仮称)空き家等対策協議会の委員報酬、(仮称)鎌倉市空き家等対策計画策定支援等業務の委託料などを計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○岡田 委員  内容説明の291ページの第14節、第15節の市営長谷駐車場土地賃借料と工事請負費ということで、ことしのあれに書いてあって、長嶋議員が一生懸命やっていたところですけれども、大仏のところのトンネルのところのバスとあります。これは大型バスだと思うんですけど、何台分ぐらいのあれを考えて予算組みされているんですか。
 
○交通計画課長  まず、市営の長谷の駐車場の土地でございます。長谷常盤線ということで、丁字路があると思うんですけど、あそこはまだ開通してございません。藤沢土木事務所のその道路と、それから民地をお借りしまして、観光バス用の駐車場を考えております。今の試算でいきますと、大体8台、基本どおりいきますと8台、もしくは10台ぐらいということで考えております。
 
○岡田 委員  これ、僕は調べていないから余り言えないんですけど、高徳院に見学へ行って帰るという時間があります。そうすると、おりて行って、見学して帰ってきて出るみたいな。大体これはどれぐらいの時間で、1日どれぐらいに変えようというか。大ざっぱでいいんですけど、何か考えはありますか。
 
○交通計画課長  ここの駐車場につきましては、ここにバスを置いていただいて、ここで乗りおりをしていただくということを考えております。そこでおりて、長谷観音、高徳院ということで観光していただいて、できれば買い物をしていただいて戻るということで、おおむね1時間を考えております。
 
○岡田 委員  渋滞は解消できそうですか。
 
○交通計画課長  御存じのように、高徳院前の駐車場は県の道路公社が運営しております。本当に狭小な駐車場でございます。なおかつ、今回足しても、私ども観光バス対策としては駐車場が足りないということを考えております。今後も観光バスの対策に向けて、あいている土地があれば探していきたいと考えております。
 
○岡田 委員  この前、松中委員が言われたんですけど、海抜何メートルとか、海のほうに行っちゃうんだから。そういうのをやるんだけど、県も自分の土地があればどうなのと、少しは考えてもらえないかというような投げかけもしたほうがいいのではないかと。防災の観点から言うと、そこまでずっとやっていてもいいのか、みたいな。いいと言えばいいんですけど、まずいんじゃないのと。県の土地がありますよね。それが利用できるのかできないのかわかりませんけれども、一応投げかけて、検討ぐらいはしてもらいたいという感じはするんですが、いかがでしょうか。
 
○交通計画課長  先ほども御答弁させていただきましたけど、長谷常盤線の道路についても藤沢土木事務所ということで、県と市の共同で考えております。今、御意見をいただきました県の土地については、先ほども足りないということでございますので、県にも要請していきたいと考えております。
 
○松中 委員  関連ですけれども、私が小さいころは、あそこは護岸になっていたんです。向こう側に高い塀があるんですけど、あれは石積みで、ある意味では護岸になって、あそこは高台になっているんですよ。ですけれども、地元の人はあそこを全部取ったら風とか砂が入ってくるという、そのいろんな意見もあったんですけれども、バスの出入り口はどういうふうになっているんですか。
 
○交通計画課長  今、御指摘のところは、国道134号線から、今度考えているのは2メートルの高低差がございます。したがいまして、国道134号線から進入するということは不可能かと考えております。当然、長谷駅前から丁字路に向かって入り口をつけるということで、藤沢土木事務所とは調整しております。
 
○松中 委員  そうすると、海岸から車が入らないと、そうすると長谷から入っていくというと、由比ガ浜通りから今度は左折して入っていく。あるいは大仏のほうから入ってくる。あるいは、あちらからは入りづらいのか。いろいろ交通体系は今すぐ頭に浮かばない。これは有料ですか。
 
○交通計画課長  これは土地の賃借料も計上しております。ただ、これを無料にするわけにいきませんので、有料ということで考えております。
 
○松中 委員  そうすると、有料だと、バスの駐車は事前予約というのは結構行われていると思いますけれど、駐車の手続はどういうふうになっていますか。
 
○交通計画課長  先ほどのこの予約制につきましては、今後、高徳院前の道路公社の関係もございますので、近隣ということもありますので、そことも協議した上で、予約制にするのか、それともどういう形がベストなのか、今後調整していきたいと考えております。
 
○松中 委員  これは県の土地なのに、このお金がかかるのはどういう意味なんですか。
 
○交通計画課長  まず、道路自体は15メートル、このところは藤沢土木事務所の所有と、道路でございます。今考えておりますのは、それに面している土地が、これは民間の所有者の方でございますので、そちらの方といろいろ協議した中で、貸すというようなことでございますので、今、地権者と詰めて、お借りして市の駐車場ということで今考えて、予算計上させていただいたところでございます。
 
○松中 委員  県の道路公社とは連絡し合うというだけであって、そうすると、県の土地を利用するお金も払うということですか。
 
○交通計画課長  道路自体は藤沢土木事務所の土地ですから、それは無償でお借りすることになると思います。先ほど言いました高徳院のところは道路公社の土地ですけど、特には関係をしてございませんけど、連絡をとり合いながら、やはり渋滞対策を考えていきたいということで考えております。
 
○松中 委員  そうすると、地代は民有地の地代ということですか。
 
○交通計画課長  そのとおりでございます。
 
○松中 委員  何平米あるんですか。
 
○交通計画課長  確認のためお時間をいただいてよろしいでしょうか。
 
○小野田 委員長  暫時休憩いたします。
              (14時38分休憩   14時39分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
 
○交通計画課長  大変申しわけございませんでした。まず、民有地が460平米でございます。県有地、これは道路部分でございますが約390平米でございます。
 
○松中 委員  そうすると100坪ちょっとだね。月、これは幾らになるの。30万円ぐらいとられるの、地代。
 
○交通計画課長  地権者とは30万円というような御要請がございます。私どももいろいろ、工事をやるときに民地を借りる場合の積算基準というのがございまして、それを試算しましてもかなりの高い値段でございます。
 かなり地権者から、融通というのではないですけど、低い値段でお借りするというようなことで今調整しているところです。
 
○赤松 委員  大型バスになると、結構駐車するのにハンドルを切って、車を並べるのに結構スペースがとられると思うんだけど、これ、工事費を見ると1,100万円で、結構な金額になりますよね。ターンテーブルか何かをつくるんですか。
 
○交通計画課長  まず、この駐車場につきましては、基本的には道路、都市計画道路でございますので、道路の開通を目指しております。したがいまして、この駐車場は暫定ということで考えておりまして、ただ、切り返しがございますので、本当に簡易的な舗装になりますと、すぐだめになってしまうということで、今、県とも調整をしながら、ある程度の舗装圧がないとすぐだめになるということで、この値段、金額を積算させていただいているところでございます。ただ、今後、やはり道路とその民地の舗装でございますので、県とも調整をしながら、なるだけ安価な値段でできるようなことを考えてまいりたいと考えております。
 
○赤松 委員  車を整然と並べるのにハンドルを切ってこうやるには、その範囲が結構場所をとると思うんです。結構あるでしょう、大型バスになると。そうすると、10台もとまるのかなと思ったものだから、それで1,100万円だから、機械が回してすうっと入れるのかなと思いました。それにはこんな金額じゃできないのか。わかりました。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会の送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
              (14時41分休憩   14時50分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第7報告事項(1)「鎌倉山一丁目1407番ほかにおける違反造成に係るその後の状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○開発審査課長  日程第7報告事項(1)鎌倉山一丁目1407番ほかにおける違反造成に係るその後の状況について、報告いたします。お手元に、本件にかかわる資料といたしまして、資料1「鎌倉山一丁目1407番1ほかにおける工事等状況」を配付させていただきましたので御参照ください。
 本件につきましては、平成27年12月10日開催の当委員会で報告しているものです。本日は、その後の状況について報告するものですが、まずは本件違反造成にかかわる概要を改めて御説明いたします。
 本件違反造成地の周辺におきましては、平成22年当時、今回の違反造成主と同一の者による違反宅地造成に起因する土砂流出が発生しましたが、その後、平成23年8月に是正工事は完了しています。当時の違反造成箇所は、お手元資料1の?、?となります。平成27年に入り、当該周辺において工事の兆しが見られたため、造成主等に対し指導等を行い、現場を注視していたところ、資料1のAの範囲、約1,500平方メートルにおいて、高さ3メートルの切り盛り土や土どめ壁の新設など、法による許可が必要な新たな宅地造成がなされていることを確認しました。
 この違反造成が確認された平成27年6月以降、当課からのたび重なる指導に対し、造成主は、これは防災工事であり、建築目的の宅地造成ではないから、許可申請は必要ないとして、是正に全く応じる様子がなかったことから、過去の災害発生に鑑み、当該違反宅地造成によるさらなる災害発生を防止するため、宅地造成等規制法による許可を受けずに行われた造成工事について、法第14条第2項の規定に基づき、違反造成の是正措置命令を平成27年11月5日付で発令したものです。
 是正措置命令の内容といたしましては、法令に規定する技術基準に従い、擁壁等の設置その他宅地造成に伴う災害を防止するため必要な措置を講じるよう、命令書を受け取った日から起算して60日以内に違反是正計画書を提出するとともに、違反是正工事を完了させることを命じたものとなっています。以上が本件違反造成にかかわる概要です。
 その後の状況としましては、平成27年12月18日付で、違反造成主及び設計、監修者の連名による「防災是正工事施工に関して」と題する文書が鎌倉市宛てに提出されました。当該文書には、「過去の土砂流出や近隣住民からの苦情や、危険防止対策を早急に行うよう要請を受けたことなどから、災害防止のため防災工事を行った。」「私が行っている防災工事が法に抵触する違法工事であると指摘され、無知から起こしたこととはいえ申しわけないと思っている。」「今後については、鎌倉市の指導に従い防災工事を行う」などの内容が記載されており、みずからの違反行為を認め謝罪するとともに、市の指導に従い是正工事を行う意向であることが伺えるものでした。
 また、平成27年12月22日に造成主本人が来庁した際、提出した文書のとおり、是正工事を行う意志を直接本人から確認いたしました。現在、造成主と設計者等と、法の技術基準を満たす是正計画を確定すべく指導及び調整を行っておりますが、引き続き是正工事の早期の完了を目指し、強い姿勢を持って違反是正に向け対応してまいりたいと考えております。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 了承と確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第7報告事項(2)「平成26年(行ウ)第45号行政手続法「不作為」等違法確認請求事件について」を議題といたします。原局からの報告をお願いいたします。
 
○建築指導課担当課長  日程第7報告事項(2)平成26年(行ウ)第45号行政手続法「不作為」等違法確認請求事件について、報告いたします。参考資料としまして、本件にかかわる案内図と訴訟経過書をお手元に御用意いたしました。
 本件は、平成26年6月25日付で横浜地方裁判所に提訴され、本市が応訴したことについて、平成26年9月定例会の当委員会において報告いたしましたが、平成28年1月27日に、原告らの請求の一部を却下し、そのほかをいずれも棄却し、訴訟費用は原告らの負担とするとの判決言い渡しがあったため、その内容を報告するものです。
 原告は、東京都所在の有限会社サンリゾート、有限会社総合管財サポート及び両社の代表である個人の3者であり、平成26年9月以降、口頭弁論を重ねましたが、第6回口頭弁論の場で、原告より訴えの変更の請求がございました。
 変更を含めた訴えの主な趣旨は、被告鎌倉市は、笛田六丁目に存する敷地における建築確認申請について処分をしないことが違法であること、風致地区内行為許可申請及び宅地造成に関する工事の許可申請について、各処分に時間を要したことが違法であることを確認するとともに、被告鎌倉市の違法行為または不法行為が原告の破産原因になったとして、損害金及び慰謝料を請求するというものでした。その後、さらに2回の口頭弁論を経た後に、平成28年1月27日の判決言い渡しに至りました。
 今回の判決の概要ですが、原告らの請求のうち、一部の原告適格を欠いている等、不適法である部分については却下され、そのほかの請求は、いずれも理由がないとして棄却され、訴訟費用は原告らの負担とするというものでございます。
 なお、今回の判決について、平成28年2月10日付で、原告から東京高等裁判所宛てに控訴状の提出がありましたので、引き続き、この控訴審に対しても却下を求めて応訴してまいります。今後も、訴訟の状況の変化がありました段階で、改めて当委員会に御報告いたします。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
              (14時58分休憩   14時59分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第7報告事項(3)「平成27年(行ウ)第17号国家賠償等請求事件について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○建築指導課担当課長  日程第7報告事項(3)平成27年(行ウ)第17号国家賠償等請求事件ついて、御報告いたします。なお、本件は、まちづくり景観部、都市調整部及び都市整備部に関連するものですが、当委員会では、本件の訴訟事務を担当している建築指導課より報告いたします。参考資料としまして、本件にかかわる案内図をお手元に御用意いたしましたので、あわせてごらんください。
 本件は、平成27年6月定例会の当委員会におきまして、原告さくら地所株式会社から本市が横浜地方裁判所に提訴されたため、応訴していることを御報告させていただいていたところですが、平成28年1月27日に訴えの趣旨の一部に対する判決言い渡しがあったため、その内容を報告するものです。
 本件の訴えの趣旨は、鎌倉山二丁目に存する土地について、案内図に太枠で示した部分について、建築基準法第42条第1項第1号に基づく道路に該当することを確認すること、被告鎌倉市は、原告が案内図に斜線で示した土地に、平成26年11月19日付で鎌倉市まちづくり条例第26条第1項の規定に基づいて提出した大規模開発事業基本事項届出について、開発基準の適合確認通知及び開発許可をすること、被告鎌倉市がこの届け出について何らの処分もしないことが違法であることを確認すること、被告鎌倉市は、原告に対して、金700万円及びこれに対する平成24年4月23日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払うこと、及び訴訟費用は被告の負担とすることであり、市はこれに応訴してまいりました。
 今回の判決は、訴えの趣旨のうち、金員の支払いに関する部分以外に対して言い渡されたものであり、判決の主文は、本件の訴えをいずれも却下するとともに、訴訟費用は原告の負担とするというものでございます。
 なお、訴えの趣旨のうち、金員の支払いに関する部分については、引き続き応訴してまいりますが、次回の口頭弁論期日は現在未定でございます。また、今回の判決に対して、平成28年2月10日付で、原告から東京高等裁判所宛てに控訴状の提出がありましたので、引き続き、この控訴審に対しても却下を求めて応訴してまいりたいと考えております。今後も、訴訟の状況に変化がありました段階で、改めて当委員会に御報告いたします。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○赤松 委員  この手続は、手続基準条例のどこの段階まで行っているんですか。
 
○都市調整課長  当該開発計画につきましては、昨年の12月定例会の本常任委員会において、まちづくり景観部から、平成27年10月23日付で、まちづくり条例の大規模開発事業終了通知書が交付されたこと、その後、平成27年11月24日付で、都市調整部に鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例、同施行規則に基づき、事前相談の申し出書が提出されたことを御報告したところです。
 その後の状況ですが、事前相談として、関係法令並びに条例に定める手続及び基準等の基本事項に関する相談を終了した後、平成27年12月25日付で、条例第15条の規定による事前相談報告書及び条例第16条の規定による標識設置の届け出が、また、平成28年1月19日付で条例第18条の規定による近隣住民説明実施報告書の提出などがされました。現在は、平成28年2月8日付で条例第23条の規定による計画公開と結果報告書の確認通知書を事業者に通知したところであります。
 
○赤松 委員  そうすると、今、第23条の段階ということですね。この道路の問題は、市側の認識というか、市側のこのいわゆる至る道路の幅員の問題、その考え方に間違いがなかったということになるわけですよね、この判決で。
 
○建築指導課担当課長  今回の判決でございますけれども、本計画を進めている中で、本件道路がその建築基準法第42条第1項第1号であることの確認を求めたものでございますけど、求めているところでも、それが開発許可を受けることに直接つながるわけではないから、そもそもこの訴えについては確認の利益を欠いて不適法であるというようなことで判決の内容になっているところでございます。
 
○赤松 委員  そうすると、この23条の次の手続ってどこに行くんでしたか。適合審査になるのか。
 
○都市調整課長  次は開発事業協議の申し出を受けるという、事業者が出してくれば次はそれが出てくるという形になります。
 
○赤松 委員  その次はどうなりますか。
 
○都市調整課長  その次が、市長と協議しまして、その後、適合申請という流れになります。
 
○赤松 委員  これはその先の手続へ行っても、見えているわけでしょう。そういう話は当然しているわけでしょう。
 
○都市調整課長  まちづくり条例の提出の段階から、事業者とはそういう話はしております。
 
○赤松 委員  それでも計画は変更することなく、手続を先に進めてくれという形で事が進行して、それに一応行政は応じてやっているということですね。
 
○都市調整課長  そのとおりです。まちづくり条例もそうですけれども、開発事業条例のつくりといたしまして、途中で、結果、最終的に合っていないだろうと、直すつもりがないのであれば、ここでとめるというようなつくりになっていないというのが実際です。先ほども申し上げましたが、この後に適合申請が出てきて、そのときに適合しているかしていないかという判断で、もし適合していないまま今後も出してくるようであれば、補正措置命令を出しまして、そこで、補正措置命令に従って計画を適合するものに直してくれば、そこで改めてまた適合ということになりますし、適合しないまま期間が過ぎるとか、またはそのままで行くということであれば、不適合通知を出すことになります。
 
○赤松 委員  今の手続基準条例に基づいて進行している過程の中で、適合確認の手続に入ったときに、行政からは何なり意思表示があって、それを直してくるという場合は、これはもう一回まちづくり条例に戻るんですか。戻らないで構わないんですか。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  まちづくり条例上は、終了通知交付書をもって終了という形になりますが、その後、事業者の都合、あるいは内容変更ということで、大きく変更の内容が変わるような場合につきましては、再度手続をしていただくということになろうかと思います。
 
○赤松 委員  ちょこちょこっと手直しするような修正で進められるような中身じゃなくなるわけですよね。そういう意味では、まちづくり条例から手続基準条例に移ってからの事務作業というのは、行政側も無駄な仕事を結局おつき合いしているとはっきり私は言えると思うんです。答えはいいです、私が勝手に言うんだから。本当にこれは無駄な手続ですよ。行政もそういう仕事をせざるを得ない。こんなことは、もう一回考え直さなければだめな問題だとこれは思っていますから。いずれにしても、これが、適合審査へ行けば、このノーという判断が下るのはもう目に見えているわけですから、それを承知で出てきた書類には、手続的に審査もして、一つ一つ詰めていかなくてはいけない仕事を職員がせざるを得ない。これは問題ありと考えなくてはいけない問題ではないかと私は思っているということをお伝えして、質問は終わります。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 
○樋田 まちづくり景観部次長  先ほど、答弁の中で、終了通知交付書と申し上げましたが、終了通知書が正しい言い方ですので、訂正をお願いいたします。
 
○小野田 委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
              (15時10分休憩   15時11分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第7報告事項(4)「平成27年(ワ)第4725号損害賠償請求事件について」を議題といたします。原局からの報告をお願いいたします。
 
○建築指導課担当課長  日程第7報告事項(4)平成27年(ワ)第4725号損害賠償請求事件について、報告いたします。
 本件は、平成27年11月27日付で横浜地方裁判所に提訴されたもので、原告は極楽寺二丁目にお住まいの個人です。
 本訴訟は、平成20年4月に完成引き渡しを受けた建物が、引き渡し直後からの雨漏り等の暇疵について関係者に責任を求めるものであり、原告が、鎌倉市、建築工事会社、設計事務所及び工事監理者と、連帯して損害を賠償するよう請求しているものです。
 本市に対する訴えの趣旨は、建築基準法の完了検査済証等を交付したにもかかわらず、雨漏り等の施工不良箇所が出現したことに起因する損害について、ほかの被告と連帯して金2,953万9,456円と、それに対する本訴状送達の日の翌日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払うこと、及び訴訟費用は被告らの負担とすることであり、市はこれに応訴しているところです。
 既に平成28年2月10日に横浜地方裁判所で第1回口頭弁論が開かれており、本市としましては、却下ないし棄却を求めているところです。今後、状況の変化に応じて、当委員会に御報告いたします。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第8「議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
 
○都市調整課長  日程第8議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分について、御説明いたします。議案集その2の7ページを、予算に関する説明書は118ページから119ページを、予算事項別明細書の内容説明は256ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費のうち、建築相談事業に係る経費は2,825万9,000円で、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金及び避難路沿道建築物耐震診断補助金などを、事項別明細書257ページに参りまして、都市調整運営事務に係る経費は605万3,000円で、神奈川県八市開発許可研究協議会負担金などを、事項別明細書258ページに参りまして、開発審査事務に係る経費は35万7,000円で、開発登録簿複写のための印刷製本費などを、事項別明細書259ページに参りまして、建築指導事務に係る経費は1,140万5,000円で、建築審査会委員報酬、建築審査会専門委員報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、長期優良住宅の認定に係る技術的審査業務委託料及び低炭素建築物の認定に係る技術的審査業務委託料などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は124ページから125ページ、事項別明細書273ページに参りまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、風致地区事務に係る経費は319万7,000円で、古都法施行50周年記念事業報償費、風致地区内標柱維持修繕料及び古都保存連絡協議会負担金などを計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  この避難路沿道建築物耐震診断補助金は、ずっと制度としてはあるのですか。
 
○吉田[浩] 都市調整部次長  今年度、耐震改修促進計画を改定しまして、新たに設けた避難路沿道の制度でございます。来年度から補助金事業を創設し、実際には国道134号と鎌倉街道、都市計画道路横浜鎌倉線の道路につきまして、一定の高さの建物につきまして、崩壊した場合に避難路の通行に支障を来すものに対しては、耐震診断を行っていただくことを義務づけするものでございます。来年度はそのうち20棟程度の予算を計上させていただいております。
 
○松中 委員  この扱いのパンフレットか何かあったら下さい。参考に見てみたいので。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第9「陳情第31号調整区域内に於ける都市計画法第34条第1号の運用基準の見直し陳情」を議題といたします。
 陳情提出者の陳述のため、暫時休憩いたします。
              (15時16分休憩   15時23分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
 原局からの説明をお願いいたします。
 
○開発審査課長  日程第9陳情第31号調整区域内に於ける都市計画法第34条第1号の運用基準の見直し陳情について、御説明いたします。お手元に資料1として「都市計画法第34条第1号」の運用基準を、資料2として「都市計画法第34条第1号(抜粋)」、資料3として案内図を御用意いたしましたので御参照ください。
 まず、本陳情にかかわる建築物について、その概要を御説明いたします。資料3をごらんください。当該建築物は、市街化調整区域内の鎌倉山二丁目で、鎌倉山ロータリーから常盤口に向かうバス通りに面した、以前はパン小売業が営まれていた建物です。当該建築物は、昭和55年に、当時神奈川県により、都市計画法第34条第1号に基づき、1階にパン小売業を営み、2階を居住スペースとして使用する店舗併用住宅として許可を受け、その後建築され現在に至っております。
 本陳情の要旨ですが、市街化調整区域内の建築物においてペットの食べ物や用品が販売できるよう、現行の都市計画法第34条第1号の運用基準を見直してほしいというものです。
 次に、陳情の理由ですが、主に3点ございまして、1点目及び2点目としましては、市は市民の要望に応えられるようにするべきであり、そのために、鎌倉市が運用基準として使用する神奈川県の基準について、ペット用品販売業が認められるものに改正するよう、本市から県へ要望してほしい。3点目としまして、イ「県が基礎自治体に任せてあると言うのですから本市は当該調整区域でパン屋さんに次ぎペットの食物や用品が販売できるよう基準を見直して下さい」、ロ「鎌倉市が一早く市民の声を基準に生かしてください」、ハ「鎌倉市の先行的な施策に神奈川県のやる気が感じられない場合は市長が県知事と話し合って県が音頭をとって県内12の特定行政庁と話し合い、趣旨を了承した特定行政庁から実施する結論を神奈川県当局と12の行政庁が考えを共有するまで県が責任を持つよう鎌倉市は知事に強く要望していただきたいのです」となっており、以上の理由から、法第34条第1号の運用基準の見直しを陳情するというものとなっております。
 これらの陳情の理由につきまして、以下、市の考えを御説明いたします。陳情理由1点目及び2点目の内容である、ペット用品販売が許可されるよう、市は県に対し、法の運用基準の見直しを強く要望していただきたいということに関しましては、本市は、開発許可権限を神奈川県から移譲を受け許可処分等を行う事務処理市であり、開発許可制度の適正な運用を図るために、神奈川県が作成した都市計画法に基づく開発許可関係実務の手引を運用基準として定めていますが、これは、あくまでも本市がみずからの基準として運用しているものであり、当該基準の見直しは、本市が必要に応じ行うべきと認識しております。
 次に、陳情理由3点目のイ「ペットの食べ物や用品が販売できるよう基準を見直して下さい」及びロ「一早く市民の声を基準に生かしてください」についてですが、法第34条第1号は、主として当該開発区域の周辺の地域において居住している者の日常生活のため必要な物品の販売、加工もしくは修理その他の業務を営む店舗、事業場その他これらに類する建築物の建築の用に供する目的で行う開発行為と規定しており、ここでは、市街化調整区域で許可され得るべき建築物の条件の一つとして、調整区域内の居住者の日常生活に必要な業種の店舗等に限定しています。
 具体的な基準については、総務省による日本標準産業分類から、日常生活に必要な店舗等の業種等をまとめたものが、資料1の中の別表第1となります。当該運用基準には、許可可能な業種等のほかに、対象顧客戸数や建物が接する道路幅員、店舗の規模等が規定されていますが、これらは、法第34条第1号の趣旨に基づき、申請場所、内容が、近隣、周辺に居住する住民の日常生活に必要とされるものであるかどうかを審査する基準となっております。
 ペット用品販売店については、他県の運用基準ではありますが、日常生活のために必要な物品ではなく、個人の趣味、趣向にかかわるものとして分類されており、また、建築基準法上の扱いにおいても、全国の特定行政庁及び民間確認検査機関等で構成される日本建築行政会議によって、ペット用品は、生活用品以外の趣味用品であり、広範囲の地域から利用される施設で、広域から人や車が集散し、交通の集中の発生や騒音の発生等の周辺環境の悪化のおそれがあるために、日用品の販売を主たる目的とする店舗には該当しない、その旨が全国の関係機関による統一見解として明確に示されています。さらに、法令上の基準ではありませんが、鎌倉山町内会により、本市まちづくり条例に基づきつくられた自主まちづくり計画提案書には、建築物は一戸建ての専用住宅を原則とします、との目標が定められており、許認可とは別に、地元との合意形成が必要となるものと思われます。
 3点目のハ「県が音頭をとって県内12の特定行政庁と話し合い、考えを共有するまで県が責任を持つよう鎌倉市は知事に強く要望していただきたいのです」についてですが、法の運用において県内でのそごが生じないよう調整する目的で組織された、県下処分庁12市と県による神奈川県宅地開発行政事務連絡協議会において、先般、法第34条第1号の運用基準の改正について議題となり、参加する12市から「基準の見直しの考えは無い」「仮にペット用品販売店の相談があった場合、認められない」との見解が示されており、この件については、当会議において既に考えが共有されているものと考えます。
 このようなことから、ペット用品販売店は、市街化調整区域内の居住者の日常生活に必要な店舗には該当しないと判断し、本市としては、現行の運用基準等を見直す理由がないものと考えております。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  この場所は、たしかパン屋さんだったんですよね。
 
○開発審査課長  そのとおりでございます。
 
○松中 委員  もう30何年前かな。私、ここのパン屋さんを出すときに相談を受けて、「ボンジュール」といったか、扱った場所じゃないかと思うんだけど、そのとき、この市街化調整区域で日用品を扱う場合、つまり我々の生活に必要な物の中の日用品を扱う場合には、市街化調整区域でそういうことができるというのを初めて知ったんですけれども、それ以来パン屋さんをやっているから、その後、許可がおりたのだろうと思うんですけれども、この現在の建物そのものは問題ないんですか。
 
○開発審査課長  こちらの建物につきましては、昭和55年にこの都市計画法第34条第1号による店舗として許可をとっておりますので、適法に建てられておりますので、問題はございません。
 
○松中 委員  この陳情の内容からいったら、ペットというのは趣味の範囲に入ると。それで、生き物だという考え方、いろいろな審議会等で検討されたようですけれども、今日のペットのあり方、私も猫を飼っているんですけれども、家族同様な気持ちになっているんですけれども、今の時代はいいかなと思うのは、資料1の「その他の小売業」、花・植木小売業、花とか植木も生き物なんですよね、植物という意味では。ペットは動物だけど、植物はいいのかと。これも自分たちのたしなみじゃないけれども、心を癒やす意味では花とか植木がある。ペットがあってもいいのではないかと、僕自身はペットを飼っているので、そう思うんです。だけど、実際、そういう問題提起されて、審議会でそうなっていると言うけれど、一番大事なことは近隣の承諾を得ると、あるいは町内会の了解を得るというのは、これはどういう手続なんですか。
 
○開発審査課長  先ほど御説明でお話ししました、自主まちづくり計画というのが鎌倉山町内会で、鎌倉山地域として、こういった形で専用住宅を原則としてということでまちづくりを考えておりますので、仮にそういったものでないものであれば、町内会等、自治会の方なり、説明をしていただいて、当然了解を得ていただく必要はございますけれども、今回のこのペットショップに関しましては、それ以前に、都市計画法の中で今の運用基準の中では認められないということでございます。
 
○松中 委員  これは一つのそういう運動として、今、猫ブームですけれども、今後ペットというのがさらに広がっていった場合、どうしてだめなのか、あれと思ったんですけれども。私はもういいのではないかと思うんですけれども、現実問題としてだめという扱いをしているようですけれども。今後、市も一応話を聞いて取り扱ったんですね、県へ問い合わせて。
 
○開発審査課長  取り扱いについては、当然この基準がございますので、基準を踏まえて県とも話はしてございます。
 
○松中 委員  これは扱えるかどうかという問題があるので、これは後ほど。
 
○中村 委員  さっき個人の趣味はだめという話でしたか。今まさに別表の「その他の小売業」を見ているんだけど、スポーツ用品はまだしも、玩具・娯楽用品・楽器小売業って、これはどういった経緯で何か認められたとかというのは、これはあくまでも日常生活に必要だということなんですかね。
 
○開発審査課長  こちら、市街化調整区域の中で、日用品として最低限必要な物として、総務省で出しています日本標準産業分類の中で、こういったものが日用品として認められるものであるということでございますので、スポーツ用品等もこの第34条第1号の店舗として認められる物であるということになってございます。
 
○赤松 委員  運用基準、資料1の6番の(2)「申請地は、原則として申請者の所有地とする。ただし、相当の期間借地できることが確実である場合は、この限りでない」という規定があるんですね。先ほどの陳情者の話の中で、そこは、お借りしてお店をという話だったんですけど、これは土地、建物は同じ人がお持ちなんですか。
 それからもう一つ、町内会のその自主まちづくり計画で、専用住宅ということを基本にとありますが、今は店舗併用住宅ということになっているんだけど、今度お借りする場合に、このペット、陳情者があそこでやりたいという場合に、今その住まいはどうなっているのか。居住者が。完全にもう店舗だけになってしまうのか、それともその所有者なりがお住まいになって、下のお店の部分だけをお借りしようという感じなのか。つまり、2番目の規定との関係でどうなのかと思ったので、そこをお尋ねしたいと思います。
 
○開発審査課長  現在、土地と建物は同一所有者が持っていると認識しております。建物のその居住に関しては、現在は空き家になっていると認識しておりますけれども、仮にこの1号店舗でやる場合について、居住があくまでもなくても、店舗だけでもできるのではないかとは考えておりますけど、どういう使い方をされるかというのは、まだ具体的なその計画をいただいているわけではございませんので、それは今後計画される方が出てきた場合に、それが認められるかどうかというのを審査するということになろうかと思っております。
 
○赤松 委員  こういう問題に直面したのが今回の陳情が出て初めてなんですよね。問題意識を持ったのが初めてなんです。正直、この陳情書を見たときに、えっと思ったんですけど、よく考えてみると、日本全国広いわけだけど、鎌倉市で見た場合に、これだけ市街化が進んで、いわゆる都市計画法上の線引きの形で市街化調整区域というのが残ってはいますけれど、例えば鎌倉山を一つ例にとってみれば、市街化調整区域になっているけれども、ほとんどいわゆる線引き上市街化調整区域になっているけれども、市街化区域と同じような、実際土地利用の状態になって、家も建っていてという状況です。
 だから、鎌倉山の全体の中で、市街化区域になっているところの土地利用の状態と、市街化調整区域になっているところの土地利用の状況と、どれだけ差があるかというと、ほとんど差がないような状態の土地利用の実態があると私は思うんですよ。改めて明細地図でも見てみたんです。一部、本当に山林だけのところはもちろんありますけど、当該地の周辺を見れば、大体半径500メートルぐらいの範囲の区域がおおむね市街化調整区域になっているという感じでした。300メートルから500メートルぐらいかな。
 そうすると、一律、機械的に市街化区域がこうで市街化調整区域がこうで、市街化調整区域で扱える店舗の業種というのはこういうものだと、これはそういう意味では、もうずばっと決めてしまっているからこういうことがあって、現実のそこの市街化調整区域の土地利用の状況から見てどうなのという点では、もう一歩踏み込んだ必要性というのがあるのではないかと思うんです。市街化を抑制する区域ということで市街化調整区域を決められているわけだけど、現実にはもう普通の市街化区域と同じような土地利用がされているところも現実にあっての中でのこれは場所ですよね。だから、何かそこに一つ割り切れないものがあるような気がするんです。
 改めて聞くんですけど、先ほど説明の中で、県下のこういう建築関係の何か担当者の会議といいますか、市街化調整区域のそういうことを協議する会議の中で、改めて、現在の基準については特段見直しが必要とするものはないということが確認されたという説明があったんですけど、その辺の状況が、県下各市それぞれいろいろあると思うんだけど、どんな議論の中でそういう話になったのか。また、こういうことというのはその特定行政庁、事務処理機関として、そういう問題というのは全然起こっていないのか。その辺、聞かせてもらえますか。
 
○開発審査課長  先ほど申しました神奈川県下でつくっております神奈川県開発行政事務連絡協議会の中で、こういった第34条第1号の店舗について議論されたんですけれども、実際にそれぞれ、県と同等の基準を持っている市もあれば、そうではなくて、特に横浜市においては、この表よりかなりまた絞った形で基準を定めているという状況がございます。県内の市のその意見の中では、これを拡大していくというよりは、今こういったものを、最低限これぐらいのものは必要であるという中で認めているものということですので、それをさらに広げていくという考えは各市ないということでした。
 また、先ほどもお話にありました、鎌倉山というほかの市とかほかの場所と違う市街化調整区域、どちらかというと市街化がかなり進んでいる地域だとは思います。ただ、この市街化調整区域である鎌倉山の周辺、基本的に隣接している市街化区域が、用途地域では第一種低層住居専用地域に接している、周辺がそういった地域になっているんですけれども、その第一種低層住居専用地域においてもペットショップ自体はつくれないということがございますので、そういったことも考えても、市街化調整区域でこういったものをやるというのはやはり難しいと考えております。
 
○赤松 委員  用途地域は第一種低層住居専用地域ですよね。第一種低層住居専用地域のいわゆるそこで、どういう、できるかということですよね。だから、同じ市街化調整区域のところでも、土地利用の状況というのはいろいろ違いがあるし、先ほども言ったように、鎌倉山はまさに市街化区域の第一種低層住居専用地域どおりの土地利用の仕方がされているという現実がありますよね、市街化調整区域ではあるけれども。市街化区域の第一種低層住居専用地域と同じような、建蔽率4割で、40の80と。こういう土地利用の仕方、もっと緩やかかもしれません、そういう意味では。
 だけど、実際に家が張りついていているという状況の中で、普通に考えれば、お店がそこにあったとしたら、この間も我々議員で話が出たんですけど、コンビニなんかが仮にそこにあって、コンビニは認められているんですよね。コンビニは大体そのペットフードを置いているわけだよね、どこも。うちの近くにもペットフードを売っていて買いに行っていますから。あるんだけど、市街化調整区域だったら、コンビニが仮に許可になったときに、ペットフードを置けないのかといったら、置けるんじゃないのかと思う。だめなのかな。
 そういう矛盾もあるんだよね。だから、もう少し土地利用の実態、機械的に法律でこうだからということではなかなかいかない面もあるのではないかと思うんです。時代とともにまさに犬や猫はもう本当に家族の一員になっている時代ですよ。そういうことも考えながら、弾力的な運用ということも考えていってもいいのかと思いますけど、その点はどうですか。
 
○開発審査課長  先般、12の市と県と協議会の中でこの話題を話しているということもございますので、その中で、他市においても基準の見直しは考えていないということではありますので、すぐにはということはなかなかそういったことを提案していくことは難しいのかと思います。ただ、昨今の市街化調整区域なりいろいろな住宅事情はどんどんかわっておりますので、そういった中で、これに限らずいろんな基準において、今後検討するということをどうできるかというところを考えるというのは必要なことかとは考えておりますけれども、今すぐに運用基準の改定というところまでには、まだ踏み込む段階ではないとは思っておりますけれども、今後の課題として考えていきたいと思います。
 
○大石 委員  陳情を読ませていただいて、神奈川県も人間的ではないのではないのかと思うところが随分あります。わざわざ神奈川県の建築指導課まで行っていただいて、現状をお話しさせていただいて、運用基準を見直していただきたいと要請したときに、鎌倉市は特定行政庁だから、そちらに任せてあるから、そちらへ行って話し合ってほしい。こんなばかな話がありますか。鎌倉市民であり県民ではないですか。県民の一人が県へ行って、こういう状況で今いるから、見直せるものだったら見直してくれませんか。そういう基準を、都市計画法だから全国だけど、神奈川県で統一した基準を設けて、12の行政庁も、今お話があったけれども、ペットフードというお店については今のところは認められないという。でも、神奈川県の基準でこれ、皆さんやっているんですよね、横浜市はさらに厳しいと言っているけど。
 さらに読み込むと、県の課長の話だと、開発審査課は県内の12ある特定行政庁と同じ立場だと強調して、今回の件でも、県に責任はないということでした。あり得ますか、こんな話。確かに県にかわって開発許可を出せる権限をいただいていますけど、これを緩めた、ペットフード屋さんいいですよ、そしたらどこへ行くんですか。県じゃないですか。県の審査会へかかってオーケーが出て初めて、申請した方に、大丈夫でした、やってください、という話になるんじゃないですか。
 こんなばかな話はないですよね。本当に神奈川県に対して、こういうのをよく見受けられるので、言うだけ言って、やるだけやって、あとは鎌倉市なら鎌倉市に押しつけちゃう。おかしいですよ。陳情者の方が県へと同じ陳情を出していただいているので、先ほどの陳述によると。神奈川県でも、例えば建設常任委員会みたいなものがありますからね、そこで審議されるでしょうけれども。これは処分庁としても、こういう状況がないような形で県に訴えませんか。お話を持っていきませんか。どうですか。
 
○開発審査課長  本件につきましては、神奈川県とも連絡は当然とり合っておりますし、県の対応がどうだったかというところは、実際に同席したわけではないので何とも言えませんけれども、県の言っているその、あくまでもやはり処分庁は鎌倉市においては鎌倉市というところをお話しされたのかとは思います。ただ、委員おっしゃるように、県のほうで、県内の市町村、全てではないですけれども、こういった基準をつくって、それを運用基準として準用しているところも多々ございますので、そういった意味では今後県とも調整しながら、その辺は基準について十分、対応も含めて調整を図っていきたいとは考えております。
 
○大石 委員  県へとこうやって陳情に行っているわけですから、県が意見を吸い上げて、その上級庁である国、国土交通省なら国土交通省にお伺いを立てて、国においてもこうですというような返事を県がしてくれるべきですよ。私はそう思います。本当に、一市民の方が県に行かれたときには、多分あっちこっち行かされたのではないかなと思います。前、鎌倉市でもありましたけど、いや、それはこの課ではない、あっちだとか。よく県にも市にも御足労いただいたことだと思います。本当にこの神奈川県が、ごみの問題もそうですけれども、広域化の話からいって、先導はするけど、あとはどうなっても何も関与してくれない。こうやって下に押しつけてしまう。そうではないみたいな言い方を御答弁されていましたけど、これは見直していただくような形の意見は言うべきだと思います、上に。それを意見表明だけして、一応この陳情の質問はこれで終わります。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 続きまして、意見、取り扱いについて、御協議をお願いいたします。
 
○中村 委員  赤松委員もおっしゃったように、実態と時代というか、それに即した形に見直していくということは必要ではないのかという時期になっているのかと思っています。鎌倉市だけでどうこうという話ではなさそうですから、これは県とも、他市ともいろいろ状況をもう一度意見交換しながら、少し見直していったほうがいいのかと思っております。ですから、きょう結論を出すというより、県の考え方とかそういうのを含めて、継続して取り組みたいと思っておりますので、継続でお願いいたします。
 
○大石 委員  私も神奈川県の担当部局に電話を入れさせていただいて、いろいろなお話を聞いて、けんかみたいな形にもなってしまったんですけれども、先ほど言いましたように、県にも陳情を出されていて、審議されるそうです。たしか3月半ばぐらいにこの陳情に対しては審議され、採決があるという状況になっているそうなので、その状況を見させていただきたいと思っております。よって、継続を主張させていただきます。
 
○赤松 委員  いただいた資料でわかるように、神奈川県の第34条第1号の運用基準というのは、制定されたのが昭和62年ですね。その間、改正を3回やられているようですけど、30年たつわけです。直近にその県下の事務担当者の会議が開かれて、そこでもこれが議論になったという話がありましたけど、それぞれ事務をしているところの市街化調整区域の実情に大きく違いが私はあると思います。横浜あたりと、あるいはまた県西部の自治体とでは、市街化調整区域のありよう、実態が大きく違うと思います。ですから、基本原則は原則としてきちんと立てながらも、その地域の市街化調整区域、しかもそこの市街化調整区域の周囲の状況がどうなのかということも、やはり判断材料の一つになる必要があるのだろうと思います。
 だから、そういう意味では、一定の弾力性を持った判断というのが加えられるような一つの仕組みを私はつくるべきだろうと思います。時代の変遷とともに、こういうペットを飼っている家庭ももうかなり今多いんじゃないですか。うちも犬を飼っていたんですけど、亡くなって、今お休みしているところですけど。本当にそういうふうに思いますので、機械的にこうだとは言い切れない面もあるんですけど、前向きにこれは改善を図っていくべき課題ではないかと思いますので、行政側の努力もお願いしながら、様子を見るということで、継続にしたいと思います。
 
○岡田 委員  僕も継続でお願いします。猫を飼っているからわかるけど、すぐぽんとなんて、なかなかこれだけではないけど、私もこれに類似したようなことをいろいろやってきて、わかるけどね。結局同じ基準を持っていたって、市町村に押しつけるんだよね。結局、おまえら責任をとれとなってしまう。そうなると、今度はけんかになってしまって、それこそ、大石委員はおかしいと言うけど、県が今度音頭取りしてやっちゃうのでね。だから、全体的におかしいと思っているけど、僕一人が言ってもどうにもならないかもわからないけど、社会状況がそうなっているので、少し考えてもいいのかという感じはしています。もう少し私は様子を見させてもらいたい。継続です。
 
○松中 委員  私は、結論を出していいんじゃないかと思います。鎌倉市から声を出しても、そして鎌倉市の実態に合うような運用基準をつくってほしいと。これを今すぐ強化しろと言っているわけじゃないから。声を出すことはいいことじゃないかと私自身は思うので、これは採択だと。
 
○池田 副委員長  私も結論から言えば継続して、もう少し県との調整を、あるいは鎌倉市の特性などを考慮しつつ検討してもいいのではないかと思います。
 
○小野田 委員長  継続の方が5名、結論を出すという方が1名ということで、本陳情については多数により継続審査といたします。
 暫時休憩します。
              (15時58分休憩   16時05分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第10「議案第69号市道路線の廃止について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  日程第10議案第69号市道路線の廃止について、その内容を説明いたします。議案集その1、1ページをお開きください。また、2ページから13ページの案内図、公図写し、お手元の参考図を御参照願います。
 枝番号1、図面番号9の路線は、扇ガ谷一丁目152番地先から扇ガ谷一丁目145番4地先の終点に至る、幅員1.9メートルから2.25メートル、延長21.61メートルの道路敷です。この路線は、現在一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づいて、廃止しようとするものです。
 枝番号2、図面番号10の路線は、関谷字下坪447番地先から関谷字下坪387番175地先の終点に至る、幅員1.15メートルから2.64メートル、延長140.01メートルの道路敷です。この路線は、議案第70号の枝番号4から8の都市計画法に基づく開発行為に伴い整備された認定に係る道路用地と、当該路線の一部を相互帰属したため、道路法の規定に基づいて、廃止しようとするものです。なお、このうち一般交通の用に供している箇所については、議案第70号枝番号9により、道路法の規定に基づいて、再認定しようとするものです。
 枝番号3、図面番号11の路線は、関谷字下坪438番1地先から関谷字下坪432番1地先の終点に至る、幅員1.17メートルから2.42メートル、延長47.3メートルの道路敷です。この路線は、議案第70号枝番号4から8の都市計画法に基づく開発行為に伴い整備された認定に係る道路用地と、現在一般交通の用に供していない当該路線を相互帰属したため、道路法の規定に基づいて、廃止しようとするものです。
 枝番号4、図面番号12の路線は、関谷字下坪432番4地先から関谷字下坪387番1地先の終点に至る、幅員1.21メートルから1.66メートル、延長28.8メートルの道路敷です。この路線の、一般交通の用に供していない箇所については、議案第70号枝番号4から8の都市計画法に基づく開発行為に伴い整備された認定に係る道路用地と相互帰属したため、道路法の規定に基づいて、全線廃止しようとするものです。なお、この路線の一部は、議案第70号枝番号4の認定に係る道路用地との再編成を行います。
 枝番号5、図面番号13の路線は、関谷字下坪424番2地先から関谷字下坪387番146地先の終点に至る、1.18メートルから1.85メートル、延長62.2メートルの道路敷です。この路線は、議案第70号枝番号4から8の都市計画法に基づく開発行為に伴い整備された認定に係る道路用地と、現在一般交通の用に供していない当該路線を相互帰属したため、道路法の規定に基づいて、廃止しようとするものです。
 枝番号6、図面番号14の路線は、大船字谷之前1929番2地先から大船字谷之前1924番3地先の終点に至る、幅員0.61メートルから1.88メートル、延長24.79メートルの道路敷です。この路線の、一般交通の用に供していない箇所については、議案第70号枝番号10の都市計画法に基づく開発行為に伴い整備された認定に係る道路用地と相互帰属したため、道路法の規定に基づいて、全線廃止しようとするものです。なお、この路線の一部は、議案第70号枝番号10の認定に係る道路用地との再編成を行います。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 質疑がありませんでしたので、委員間討議もなしと確認してよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 確認いたしました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 議案第69号市道路線の廃止につきまして、採決いたします。本件は、原案のとおりに決することに御賛成の方の挙手をお願いいたします。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第69号は原案のとおり可決いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第11「議案第70号市道路線の認定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  日程第11議案第70号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。議案集その1、14ページ及び15ページをお開きください。また、16ページから35ページにかけての案内図及び公図写し、お手元の参考図を御参照願います。なお、お手元の参考図は議案第70号の枝番順にとじておりますが、関谷城廻の大規模開発地区内の枝番号4から8の5路線の全体図も、4から8の個別参考図の前に添付してございますので、あわせてごらんください。
 枝番号1、図面番号9の路線は、腰越三丁目8番13地先から腰越三丁目8番11地先の終点に至る、幅員4.5メートルから9.6メートル、延長19.9メートルの道路敷です。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号2、図面番号10の路線は、津字川間679番2地先から津字川間676番7地先の終点に至る、幅員4.5メートルから7.59メートル、延長26.12メートルの道路敷です。この路線は、私道として築造された道路で、既に一般交通の用に供しており、当該道路の寄附申し出がなされたため、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号3、図面番号11の路線は、十二所字積善962番16地先から十二所字明石谷940番35地先の終点に至る、幅員5メートルから7.13メートル、延長27.86メートルの道路敷です。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号4、図面番号12の路線は、城廻字打越36番1地先から関谷字下坪387番66地先の終点に至る、幅員6.01メートルから14.44メートル、延長428.62メートルの道路敷です。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、議案第69号枝番号2から5で廃止しようとする路線との相互帰属を行い、議案第69号枝番号4で廃止しようとする路線の一部と再編成をし、一体の路線として、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号5、図面番号13の路線は、関谷字下坪387番90地先から関谷字下坪387番102地先の終点に至る、幅員5メートルから9.27メートル、延長164.34メートルの道路敷です。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と、議案第69号枝番号2から5で廃止しようとする路線と相互帰属を行い、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号6、図面番号14の路線は、関谷字下坪387番115地先から関谷字下坪387番127地先の終点に至る、幅員5メートルから9.28メートル、延長140.36メートルの道路敷です。この路線も、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路で、議案第69号枝番号2から5で廃止しようとする路線と相互帰属を行い、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号7、図面番号15の路線は、関谷字下坪387番98地先から関谷字下坪387番104地先の終点に至る、幅員4.5メートルから8.8メートル、延長25メートルの道路敷です。この路線も、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と、議案第69号枝番号2から5で廃止しようとする路線と相互帰属を行い、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号8、図面番号16の路線は、関谷字下坪387番124地先から関谷字下坪387番128地先の終点に至る、幅員4.5メートルから8.79メートル、延長24.99メートルの道路敷です。この路線も、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と、議案第69号枝番号2から5で廃止しようとする路線と相互帰属を行い、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 枝番号9、図面番号17の路線は、関谷字下坪447番地先から関谷字下坪432番6地先の終点に至る、幅員1.76メートルから2.64メートル、延長80.41メートルの道路敷です。この路線は、議案第69号枝番号2で廃止しようとする路線のうち、現在一般交通の用に供している部分を道路法の規定に基づいて、再認定しようとするものです。
 枝番号10、図面番号18の路線は、大船字谷之前1928番2地先から大船字谷之前1923番1地先の終点に至る、幅員5メートルから9.4メートル、延長32.71メートルの道路敷です。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と、議案第69号枝番号6で廃止しようとする路線との再編成を行い、一体の路線として、道路法の規定に基づいて、認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 引き続き、認定路線の現況について、映像をごらんください。お手元の参考図も御参照ください。
                 (映像による現況説明)
 以上で、映像による現況説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  関谷字下坪の道路は、入り口はどこになるの、全体の中の入り口というのは。これ、全部つながっているんでしょう。入り口はどこなのですか。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  起点部分は、参考図でごらんいただくと、一番南側です。南側の、県道に接続している部分が起点部分になります。
 
○松中 委員  再認定というのは、何か意味があるんですか。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  再認定につきましては、この開発区域外になります。先端部分がこの開発区域によって再編成をされることになりまして、交通の用に供さない部分が先端部分になりますので、その廃止する部分までの部分を新たに再認定させていただきます。
 
○松中 委員  全体像がこれではよくわからないよね。本来なら現場へ行って、これぐらいのものは確認しないと。一体どんな開発が行われているかわからないし、どんな道路かわからないけど、何か地番ごとにやっているんだけど、区画数は何区画ですか。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  89区画でございます。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 質疑がありませんでしたので、委員会討議はなしと確認してよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 確認いたしました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 議案第70号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は、原案のとおりに決することに御賛成の方の挙手を願います。
                  (総 員 挙 手)
 総員挙手によりまして、議案第70号は、原案のとおり可決されました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第12「議案第85号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)のうち都市整備部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○伊藤[昌] 都市整備部次長  日程第12議案第85号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算のうち都市整備部所管部分について説明いたします。議案集その1、99ページ、及び補正予算に関する説明書をごらんください。
 第1条、債務負担行為の補正ですが、平成26年度に改正された公共工事の品質確保の促進に関する法律において、発注者の責務として、計画的な発注と適切な工期設定に努めることが新たに定められ、発注、施工時期等の平準化に努めることとされました。これを踏まえ、新年度開始早々に着工できるよう、道路維持修繕事業費2件について、第1表及び調書のとおり債務負担行為の追加を行おうとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第13「議案第83号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
 
○田邉 下水道河川課担当課長  日程第13議案第83号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。議案集その1、85ページをお開きください。
 平成27年5月20日に、下水道法の改正を含む水防法等の一部を改正する法律が公布され、平成27年11月19日に完全施行されました。今回の条例改正に直接かかわりがある改正法の内容は、再生可能エネルギーの活用として、高いエネルギーポテンシャルを持つ下水熱を民間も活用できるよう、民間事業者が下水道暗渠内に熱交換器等を設置する場合の許可に関する事項が規定されたことや、下水道管理者の水防活動への協力が義務づけられたことから、水防管理者による下水道暗渠内への量水標等の設置に関する事項が規定されたものです。このため、本市においても、この法改正に伴い鎌倉市下水道条例の改正をいたします。
 また、今回の条例改正では、特定事業場の水質管理に関する規定をわかりやすくし、排水設備の届け出に関して、より円滑な運用を図るため、法改正によるもの以外についても条例の改正を行います。
 次に、下水道条例の主な改正点について説明します。資料の新旧対照表をごらんください。まず、下水道法の改正に伴う改正ですが、1ページから2ページをごらんください。第2条において、新たに量水標等物件、電線及び熱交換器等の用語の定義を追加しました。
 8ページをごらんください。第28条第1項では暗渠に量水標等物件や熱交換器等を設置しようとする場合の調査の規定を、第29条第1項では暗渠使用許可の規定を、9ページに移りまして、第30条では許可の基準の規定を整備しようとするものです。
 14ページをごらんください。暗渠の使用の規定が追加されたことに伴い、別表に占用料を新たに規定します。
 8ページに戻りまして、これらの規定に伴い、第19条第1項の条項から、量水標等物件、電線等及び熱交換器等を除く規定を追加します。
 以上が、法改正に伴う条例改正でございます。
 次に、下水道法の改正以外の理由による改正ですが、新旧対照表の1ページへ戻りまして、第2条に特定施設の用語の定義を追加しました。
 2ページに移りまして、第4条第3項については除害施設の設置に関する規定を削除し、6ページの第8条の2、除害施設の設置等に関する規定を移行します。さらに、第8条の2第2項では、除害施設新設等工事完了届け出について規定し、第3項では、これまで条例施行規則で定めていた除害施設設置済事業所からの届け出について規定します。
 7ページに移りまして、第8条の3、氏名等の変更の届け出の規定及び第8条の4の承継の届け出の規定は、これまで条例施行規則で定められていた規定を追加します。第8条の5では、事業場の排水基準遵守の意識を高め、市が責任者を把握することにより、適切に指導するために、水質管理責任者の選定に関する規定を追加します。
 そのほか、2ページ、第7条、第8条、第9条及び12ページ、第40条については、下水道法、下水道法施行規則の規定に倣い、よりわかりやすい表現に見直します。
 また、第44条では、これまで排水設備工事の申請に係る代理人については、市内に居住する者としなければならないと限定しておりましたが、この限定条件を外し、みずから行うことができないときに限り代理人を選定することとします。
 最後に、施行期日は公布の日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 質疑がありませんでしたので、委員間討議もなしと確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 議案第83号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定につきまして、採決させていただきます。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第83号は、原案のとおり可決されました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第14報告事項(1)「北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求事件について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○道路課担当課長  日程第14報告事項(1)北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求事件について、報告いたします。
 本件は、平成28年1月15日付で横浜地方裁判所に提訴されたもので、原告は市民の方であり、請求趣旨は、北鎌倉隧道開削工事に関して、一切の公金を支出し、契約を締結し、または債務その他の義務を負担してはならない。また、訴訟費用は市の負担とする内容です。これに対し、市は応訴していくこととなります。第1回口頭弁論は、平成28年3月23日となっています。今後、状況の変化に応じ、当委員会に御報告いたします。
 なお、北鎌倉隧道安全対策工事については、平成28年1月29日に株式会社斉藤建設と請負契約を締結し、現在、請負業者が施工計画を作成しているところです。今後、作成した施工計画をもとに、近隣住民に工事に関する説明等を行った上で工事に着手し、本年7月末の竣工を目指します。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 了承と確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 報告について了承と確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
              (16時50分休憩   16時52分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第14報告事項(2)「腰越地域老人福祉センター新築工事について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  日程第14報告事項(2)腰越地域老人福祉センター新築工事について、報告いたします。
 腰越地域老人福祉センター新築工事につきましては、入札により、落札者と仮契約を締結いたしました。
 それでは、新築工事の概要につきまして、説明いたします。説明につきましては、スクリーンを使って行います。お手元に同じ内容の資料を配付しておりますので、あわせて御参照ください。資料番号は、ページごとに右下に、資料1から資料3と表記してございます。
 資料1、案内図、建築概要及び配置図をごらんください。計画地は、鎌倉市津西一丁目883番1の一部ほかで、湘南モノレール西鎌倉駅から南へ約400メートルのところに位置しています。敷地面積は1,860.05平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造平家建て、延べ面積は598.8平方メートルでございます。なお、今回の工事発注については、建築、電気設備、機械設備及び外構をそれぞれ分離発注しており、電気設備及び機械設備工事については現在、請負業者選定のための手続を行っております。また、今回発注の範囲は配置図に赤枠で囲っている建物部分のみで、外構工事については平成28年度に発注を予定しております。
 資料2、平面図をごらんください。設ける主な部屋ですが、事務室、機能回復訓練スペース、会議室・教養娯楽室、集会室、浴室などでございます。なお、図面で色のついている部分は電気床暖房設備を設置しております。
 資料3、立面図及び建物を見たイメージ図をごらんください。屋根はガルバリウム鋼板、外壁はコンクリート打ち放しの上に防水吹きつけタイルとしており、色については、平成27年6月に高齢者いきいき課が実施した、腰越地域老人福祉センターカラーイメージアンケートの結果を尊重し、屋根は深緑色、外壁はクリーム色一部こげ茶色を採用する予定です。
 最後に工事期間でございますが、本契約締結後350日間で、竣工は平成29年2月下旬を予定しております。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 了承と確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第14報告事項(3)「(仮称)鎌倉歴史文化交流センター改修工事について」を議題といたします。原局からの報告をお願いします。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  日程第14報告事項(3)(仮称)鎌倉歴史文化交流センター改修工事について、報告いたします。
 (仮称)鎌倉歴史文化交流センター改修工事につきましては、随意契約により、施工者と仮契約を締結いたしました。
 それでは、改修工事の概要につきまして説明いたします。お手元に同じ内容の資料を配付しておりますので、あわせて御参照ください。資料番号は、ページごと右下に、資料1から資料13と表記してございます。
 改修工事の概要説明に先立ちまして、当該建物の設計を行ったノーマン・フォスター氏について紹介させていただきます。ノーマン・フォスター氏は1935年イングランド生まれで、現在80歳になります。代表的な作品として、1975年に竣工した、日本の国宝に相当するイギリスの保護登録建築物グレード1に指定されているウィリス・フェイバー・デュマス本社ビルや、2002年竣工のロンドン市庁舎、2010年竣工のボストン美術館などがあり、1999年には建築界のノーベル賞と紹介されることもあるプリツカー賞を受賞している、世界各国で活躍されている建築家です。
 当該建物は、フォスター氏の作品として現存する日本で唯一の個人住宅で、東京の森美術館で今年1月1日から2月14日まで行われた「フォスターアンドパートナーズ展」で来日したフォスター事務所のスタッフが英国に帰国する前に訪問されるなど、世界的に見ても貴重な建物であり、フォスター・アンド・パートナーズのホームページにも掲載されています。
 それでは、改修内容を御説明いたします。資料1、案内図をごらんください。計画地は鎌倉市扇ガ谷一丁目5番1号及び7号で、JR鎌倉駅から北西約500メートルのところに位置しています。当該地の用途地域は第一種低層住居専用地域で、敷地全体が第2種風致地区、歴史的風土保存区域に指定されています。
 資料2、全体配置図をごらんください。本計画は住宅である建物を、(仮称)鎌倉歴史文化交流センターに改修するもので、A棟は、敷地面積2,878.21平方メートル、鉄筋コンクリート造の地上2階地下1階建てで、延べ面積1,120.1平方メートルです。B棟は、敷地面積1,710平方メートル、鉄筋コンクリート造の平家建てで、延べ面積267.56平方メートルとなっております。資料3から資料5まではA棟の各階平面図で、それぞれ上が改修前、下が改修後となっています。
 資料3、地階平面図をごらんください。地階の改修内容として、プールラウンジを事務室に改修し、空調方法の変更に伴い、機械室内部の機器の交換などを行います。また、既存プールは改修を行わず、棚などを備品で整備し、倉庫として利用します。
 資料4、1階平面図をごらんください。1階の改修内容として、車庫をメーンエントランス及び文化紹介スペースに、寝室A及びBを歴史展示室1に、リビング・ダイニングを歴史展示室2に、主寝室を歴史展示室3に改修を行います。また、キッチンをスタッフ待機室及びバリアフリー対応トイレに改修を行います。なお、改修後の平面図で着色しているエリアは、来館者利用部分であり、建物各所にスロープやリフターを設置するなど、バリアフリー対応のための改修なども行います。中庭にある和室は内部利用せず、オブジェとして休憩スペース2から見るものとなります。また既存ワードローブ、浴室は収蔵庫として利用します。
 資料5、2階平面図をごらんください。2階の改修内容として、書斎を事務室に改修します。なお2階と地階はバックヤードとして関係者のみの利用となります。
 資料6はA棟の立面図及び既存写真でございます。今回の改修では、既存車庫出入り口を(仮称)鎌倉歴史文化交流センターのメーン出入り口とするため、建具交換をいたしますが、外観を大きく変更することはありません。
 資料7、B棟1階平面図をごらんください。先ほどと同じく上が改修前、下が改修後になります。B棟の改修内容は、リビング・ダイニングを体験室スペース・会議室に、書斎を出土遺物展示室に、物置を収蔵庫に改修を行います。また、空調方法の変更に伴う機械室内部機器の交換などを行います。なお、改修後平面図に着色してあるエリアは、先ほどと同じく来館者の利用部分で、バリアフリー対応として、トイレ改修、スロープ設置などを行います。
 資料8、B棟の立面図及び既存写真をごらんください。今回の改修ではスロープ設置などがありますが、A棟と同様に、外観を大きく変更することはありません。
 続きまして、電気設備工事の内容は、動力設備、電灯設備、構内放送設備、監視カメラ設備、火災報知設備及び電話配管設備、情報配管設備などを改修いたします。
 資料9、照明器具参考姿図をごらんください。電灯設備については、住宅から交流センターへ変更することにより、既存照明器具では照度不足であることから、必要照度が確保できるようにLED灯への改修を行います。また、非常照明器具については、法規上設置が必要となるため、新たに設置します。
 続きまして、機械設備工事の内容は、空気調和設備、換気設備、自動制御設備、衛生器具設備、給水設備、排水設備、給湯設備及び消火設備を改修いたします。
 資料10、A棟空調系統図をごらんください。エアコンは電気ヒートポンプエアコンを採用しております。換気設備につきましては、全熱交換器を採用することで省エネルギー化を図っております。
 資料11、A棟衛生系統図をごらんください。給水方式は直結給水方式です。また、トイレ等の増設を除き、既設配管を最大限利用しております。
 資料12、B棟空調系統図をごらんください。エアコンは電気ヒートポンプエアコンを採用しております。換気設備につきましては、全熱交換器を採用することで省エネルギー化を図っております。また、既設ダクトを最大限利用しております。
 資料13、B棟衛生系統図をごらんください。多目的トイレ設置や機器更新に合わせた最小限の更新としております。
 最後に工事期間でございますが、本契約締結後270日間で、竣工は平成28年11月を予定しております。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○岡田 委員  説明が今なかったんですけれども、屋上の利用は何か考えていますか。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  設計の中では、屋上の改修の予定はございません。利用につきましては、原局で1階部分を使うと聞いておりますので、屋上に来館者が上るということはないと存じております。
 
○岡田 委員  あそこ、夏はビールを飲めますよ、花火を見ながら。眺望はいいし。
 それと、キッチンが、スタッフ待機室になっているんですよね。だから、キッチンもなくなっている。ここは人が来るんだから、何もなくていいのですか。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  キッチンのスペースについては、今回、スタッフ待機室とトイレ、トイレがどうしても住宅ですので、手狭という、便器の数、衛生器具の数も少ないのと、バリアフリー対応の「みんなのトイレ」というものがございませんので、つくるスペースとして、どうしてもキッチンをいじらざるを得なかったと考えております。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 了承と確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第14報告事項(4)「鎌倉市立大船中学校改築工事の変更について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  日程第14報告事項(4)鎌倉市立大船中学校改築工事の変更について、報告いたします。
 鎌倉市立大船中学校改築工事につきましては、平成26年12月24日付で鉄建建設株式会社と工事請負契約をしたもので、平成28年1月末現在の工事進捗率は約61.5%、スポーツ棟及び部活棟は3月の卒業式には使える状況となっております。今回の変更は、中学校に隣接する民間保育園の建てかえ工事において、敷地境界付近にあるコンクリートブロック塀が撤去されることから、学校管理上、フェンスを設ける必要が生じたことによります。保育園からは、建てかえについては、平成27年10月ごろから工事を始め、大船中学校との敷地境界沿いに設けられている保育園所有のコンクリートブロック塀を撤去し、撤去後、塀を設けず、敷地境界沿いに植栽を施す計画であるとの申し出がありました。
 当初、本工事では、保育園のコンクリートブロック塀があり、学校運営、管理に支障がなかったことから、学校側に塀などを築造する予定はありませんでしたが、撤去されることがわかり、教育委員会及び大船中学校で検討、協議した結果、学校管理の面で当該部分に塀が必要であるとの結論となり、本工事にフェンス工事を追加しようとするものです。
 資料1、案内図及び全体配置図をごらんください。全体配置図の赤枠で囲った部分はフェンス設置場所を示しています。
 資料2、フェンス設置場所の配置図、フェンス部分詳細図及び移植樹木位置図をごらんください。フェンスの高さは1.8メートルで、延長132メートル設置します。また、フェンス設置に伴い、工事に支障が生じる既存樹木14本については、影響のない場所へ移植も行うこととなります。
 最後に工期ですが、原契約で行う予定の外構工事とのとり合いや、施工順序などを考慮し、平成28年6月26日までの工期を12日間延長し、平成28年7月8日までとなります。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○岡田 委員  直接関係ないので、フェンスをやるところに民間保育園と書いてあるけど、ここら辺はどのような感じになっているんですか。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  民間の保育園ですが、昨年10月から工事を始めまして、建てかえ工事をやっている最中です。そこに、大船中学校と保育園との間に相手方の所有のコンクリートブロック塀がありましたが、それをもう撤去した状態になっています。それに伴う、保育園としては、新たなフェンス、塀をつくるという計画がないということなので、教育委員会で設置したいと今回追加ということになります。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告について了承と確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第14報告事項(5)「鎌倉消防署腰越出張所改築工事の変更について」を議題といたします。原局からの報告をお願いいたします。
 
○都筑 建築住宅課担当課長  日程第14報告事項(5)鎌倉消防署腰越出張所改築工事の変更について、報告いたします。
 鎌倉消防署腰越出張所改築工事につきましては、平成27年11月5日に工事請負契約を結び、平成28年9月14日までの工期で工事を進めてまいりました。しかしながら、工事着手後、設計の中で想定していなかった事案が発生したため、当初の契約内容を変更しようとするものです。
 それでは、変更の内容について説明いたします。説明につきましてはスクリーンを使って行いますが、お手元に同じ内容の資料を配付しておりますので、あわせて御参照ください。資料番号は、ページごとに右下に、資料1及び資料2と表記してございます。
 資料1、変更概要、案内図及び配置図をごらんください。工事の変更概要ですが、地中障害物の撤去、地盤の状況による土どめ及び掘削の変更、既存杭の撤去の追加、変更手続及び変更工事に伴う工期の延長の4点になります。なお、今回の変更は地中部分となりますので、建物の配置、規模などの変更はありません。
 資料2、変更の内容を記載した図面をごらんください。左側の変更内容図をごらんください。まず、地中障害物の撤去ですが、山どめ工事としてシートパイルを打ち込んでいるときに発見された、縦2.7メートル程度、横1.5メートル程度、厚さ30センチメートル程度のコンクリートの塊の撤去にかかわる工事費を変更いたします。
 次に、地盤の状況による土どめ及び掘削の変更ですが、地盤の状況は計画段階からある程度承知しており、これに対応した設計を行っていましたが、実際に土工事を進めた中で、隣地への影響が想定より大きく出たことなどから、山どめ用シートパイルの引き抜きについて、隣接家屋へさらなる影響が出るおそれが考えられるため、赤線で記載している部分について、埋め殺しに変更します。また、図面で黄色に塗ってある部分は、当初掘削の必要がないため、島状に残し、周りを掘削する予定でしたが、現在把握している土の状況では、天候などによっては崩落する可能性が高いことから、作業員などの安全を考え、全掘削とすることの2点により、工事費の変更を行います。
 次に、既存杭の撤去追加について説明いたします。資料2、右側の図面をごらんください。まず、図の見方ですが、灰色が新設建物の杭の位置、赤が撤去工事の終わった既存杭、青が新たに撤去の必要となった既存杭です。既存建物において、地中杭は48本施工されており、このうち新たな建物の杭に当たるなどから、11本の杭撤去を当初契約で見込んでおりました。しかし、杭撤去工事を進めていく中で、既存図面における既存杭の位置と、現場の施工に差異があることが明らかになってきたことから、9本の既存杭撤去作業終了後に、再度正確に位置出しを行い検討したところ、新たに8本の既存杭が支障となり、撤去する必要が生じました。また、当初設計で予定し、まだ撤去していなかった既存杭2本については、撤去する必要がないことから、差し引き6本分の杭撤去の追加変更を行います。
 次に、変更手続及び変更工事に伴う工期延長についてですが、変更工事として、地中障害物の撤去は、敷地境界沿いに位置していることから、隣接家屋に影響が出ないよう慎重に撤去作業を行う必要があること、契約変更手続にかかわる期間などから、工期を120日延長し、それに応じた諸経費などの変更を行います。
 最後に、工事期間でございますが、変更によって、竣工は平成29年1月下旬を予定しております。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告について了承と確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第15「議案第105号鎌倉市住宅マスタープラン策定委員会条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○小林[肇] 建築住宅課担当課長  日程第15議案第105号鎌倉市住宅マスタープラン策定委員会条例の制定について、説明いたします。
 議案集その2、53ページをお開きください。鎌倉市では、良質な住宅と良好な住環境を確保するため、平成8年3月に鎌倉市住宅マスタープランを策定し、平成18年6月には、第3次鎌倉市総合計画第2期基本計画の策定に合わせて、第2次鎌倉市住宅マスタープランを策定して、総合的な住宅政策にかかわるさまざまな課題に対応してまいりました。
 現行の第2次鎌倉市住宅マスタープランは、策定してから10年が経過しており、平成29年度から、最近の住まい・まちづくり施策を反映した次期住宅マスタープランをスタートするため、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として、鎌倉市住宅マスタープラン策定委員会を設置し、その組織及び運営に関する事項を定めるとともに、条例を制定しようとするものです。
 次に、条例の内容について説明いたします。まず、第1条では趣旨を定めております。本条例の趣旨は、鎌倉市住宅マスタープランの策定に関し、必要な事項を調査、審議するため委員会を設置し、その組織及び運営に関する事項を規定します。第2条では委員会の組織を定めております。委員会の委員は学識経験を有する者または知識経験を有する者及び市民で構成するものとして、委員5人以内をもって組織します。第3条で委員の任期について定めております。次期鎌倉市住宅マスタープランは平成28年度の策定を予定しており、委員の任期は策定が終了するまでといたします。第4条で規則への委任について定めております。この条例に定めるもののほか、委員会の組織及び運用に関し必要な事項は、規則で定めるものとしています。
 以上が条例の内容でございます。本条例の施行期日は、平成28年4月1日を予定しております。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (17時19分休憩   17時21分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第16「議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○伊藤[昌] 都市整備部次長  日程第16議案第91号平成28年度鎌倉市一般会計予算のうち、都市整備部所管部分について説明いたします。議案集その2は、1ページからです。一般会計予算に関する説明書は56ページを、予算事項別明細書の内容説明は43ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は1億2,760万8,000円で、そのうち都市整備部の事務事業に要する経費は124万5,000円です。公共施設再編事業は、維持保全システムクラウド利用を計上いたしました。
 説明書は116ページを、内容説明は247ページから255ページです。第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は13億5,408万1,000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は12億6,313万3,000円です。
 247ページ、放射性物質測定事業は、放射性物質測定に要する消耗品費や、測定装置の点検委託料などを、248ページ、道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭隘道路拡幅の用地購入費などを、249ページ、道路台帳整備事業は、境界くい復元等業務委託料などを、250ページ、道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視業務委託料などを、251ページ、街路照明灯事業は、街路照明灯維持修繕料などを、252ページ、職員給与費は都市整備部、都市整備総務課・道水路管理課・建築住宅課・作業センターの職員69名と、防災安全部総合防災課の職員2名、都市調整部、都市調整課・開発審査課・建築指導課の職員32名、合計103名に要する人件費を、253ページ、土木管理運営事務は、インフラに係る官民連携手法導入等検討業務委託料などを、254ページ、作業センター事業は市道や河川の清掃業務などの委託料や、補修作業用の重機賃借料、アスファルト合材などの補修用原材料費などを、255ページ、設計事務は市有建築物の耐震改修設計業務委託料や、建築積算システム機器賃借料などの経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は、118ページに移ります。内容説明は、260ページから261ページです。第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億7,239万7,000円で、260ページ、道路橋りょう管理運営事業は、土木積算総合システム機器賃借などを、261ページ、職員給与費は、都市整備部道路課の職員13名と防災安全部市民安全課の職員2名、まちづくり景観部交通計画課の職員3名、合計18名に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は120ページに移ります。内容説明は、264ページから265ページです。第8目交通安全施設費は1億1,214万7,000円で、そのうち都市整備の事務事業に要する経費は4,614万9,000円です。264ページ、交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、265ページ、交通安全施設整備事業は、歩道段差改善などの交通安全対策工事などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 次に内容説明は、266ページに移りまして、第10目道路維持費は2億491万4,000円で、道路維持補修事業は崩落土砂処分等業務委託料や道路維持修繕工事などを計上いたしました。説明書は122ページにかけまして、内容説明は267ページです。第15目道路新設改良費は3億6,065万7,000円で、道路新設改良事業は砂押川沿い歩道整備工事や大規模住宅地等道路改良整備工事などを計上いたしました。
 次に内容説明は268ページです。第20目橋りょう維持費は3,459万3,000円で、橋りょう維持補修事業は橋りょう維持修繕等工事などに要する経費を計上いたしました。
 次に内容説明は269ページから270ページにかけまして、第15項河川費、第5目河川総務費は2,576万4,000円で、269ページ、河川管理運営事業は浸水対策排水施設用地の賃借料などを、270ページ、職員給与費は、下水道河川課の職員4人に要します人件費を計上いたしました。
 説明書は124ページにかけまして、内容説明は271ページから272ページかけまして、第10目河川維持費は7,727万3,000円で、271ページ、河川維持補修事業は、準用河川のしゅんせつ業務委託料や普通河川滑川の維持修繕工事などを、272ページ、雨水施設維持管理事業は、雨水調整池の維持管理に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は126ページにかけまして、内容説明は277ページ、280ページ、そして293ページから297ページです。第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は9億3,464万9,000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は5億5,751万3,000円です。277ページ、樹林維持管理事業は、樹林維持管理委託料を、280ページ、緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事などを、293ページから294ページにかけては、国県道対策運営事務と国県道対策事業で関東国道協会の負担金などを、295ページ、道路整備計画等運営事務は、神奈川県都市計画街路事業促進協議会の負担金を、296ページ、街路樹維持管理事業は、街路樹維持管理委託料などを、297ページ、職員給与費は都市整備部道路課及び公園課の職員16名、まちづくり景観部は都市計画課、交通計画課、都市景観課、みどり課の職員26名、都市調整部は都市調整課の職員4名、拠点整備部は再開発課、深沢地域整備課の職員13名、環境部は、環境保全課の職員1名、合計60名に要する人件費をそれぞれ計上いたしました。
 次に内容説明は298ページに移りまして、第15目公共下水道費は24億160万円で、下水道事業特別会計への繰出金を計上いたしました。説明書は128ページにかけまして、内容説明は、299ページから302ページにかけまして、第20目公園費は16億6,486万5,000円で、299ページ、公園運営事業は都市公園等緑化推進専門委員報酬などを、300ページ、公園維持管理事業は都市公園の指定管理料などを、301ページ、公園整備事業は、(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事などを、302ページ、公園用地取得事業は、同じく(仮称)山崎・台峯緑地の用地取得などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は130ページにかけまして、内容説明は、303ページから304ページ、そして306ページです。第25項住宅費、第5目住宅管理費は2億547万7,000円で、このうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は1億9,580万1,000円です。303ページ、市営住宅管理運営事業は、市営住宅の指定管理料、福祉型借上市営住宅賃借料、市営住宅の窓手すり等改修工事などを、304ページ、住宅政策推進事業は、次期住宅マスタープランの策定支援業務委託料などを、306ページ、職員給与費は、都市整備部建築住宅課の職員3名とまちづくり景観部まちづくり政策課の職員1名、合計4名に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  266ページ、これは岡本二丁目階段復旧、053の例の階段ですよね。これどのぐらいでできあがるのですか。
 
○道路課担当課長  現在、請負業者とは平成28年2月19日に日建興業というところと契約をいたしました。現在、施行計画等をつくっておりまして、3月中には着手したいと考えております。竣工は8月中旬を目標としております。
 
○松中 委員  ここの問題は先が見えてきたという面もありますけれども、階段に伴う地元住民の苦しい戦いというか、本当に10年近い経過があったわけなので、十分住民に対する配慮というのは、当然していただきたいと思います。
 それと、これに沿って後ろのほうの工事をやって、これから建てていくということですけれども、現在ある削った回りの境界査定とか、あるいは崖みたいな状態になっているこれは、どういうふうになっていきますか。
 
○前田 都市整備部次長  岡本二丁目の特命担当におりましたので、私から答弁させていただきます。
 土地をいただいた後に市がまた収受になりましたので、境界につきましては従前の土地所有者から引き継いだ境界の承諾書に基づきまして、現地の確認をさせていただいているというような状況でございます。なお、建物につきましては、現在、こどもみらい部で計画の検討を行っていると伺っておりますので、その中でのりのおさめ方、ないしは建物の位置等については、計画がなされると認識をしております。
 
○松中 委員  これから、例えば保育施設とかいろいろ検討していくのでしょうけれども、隣にある住宅の側面というか、擁壁ですよね。その辺は先にやるのか、あるいはそれに沿った形で建物ができるのか、対策は十分とってあげてほしいと思うんです。それはどういうふうになってきますか。
 
○前田 都市整備部次長  繰り返しの答弁になりますが、今、こどもみらい部で計画している建物の計画で検討しまして、基本的には10メートルぐらいの崖面がございますけれども、そこの部分につきましては、建物の壁面で抑えるということで進めていくと聞いております。
 今回の階段復旧に伴いまして、一部従前のマンション工事で切りっぱなしになっていましたH鋼の露出部分がございますが、そこの部分につきましては全面にコンクリートの重力式の擁壁を置くような形にしまして、安全に配慮するという形にさせていただくということにしております。ただ、将来の建築計画との整合につきましては、その計画の中で必要がなければ、その部分は取り除ける構造になっておりますので、整合ができていると認識しております。
 
○松中 委員  住民の方が安心して住んでいけるような対策をしておかないといけないと思います。だけど、建物が一種の擁壁がわりになると。10メートルですか、そういうことになると、それをつくるまではあの状態で住んでいなければいけないというのは非常に不安だろうと思うので、その辺のことは十分配慮してあげていただきたいと思います。私はこの一帯は当初から、ここだけではなくて、緑地及びそういう経過、穴吹工務店に至った経過とか、私の知り合いだったものですから、かなり裏はわかっています。それからここの件は、私の先輩がセコムですけれども、その関係者から裏は聞いていますから、だけど、ここへ至って解決していくわけですから、住民の人も市の公共的施設で解決がつくというのなら、それはそれでのむという思いもあって、私もそういうことであるならば、そういうことを進めて、まず階段はきちんと整備して、そして裏に削られたところは安全対策をしてほしいと思います。そういうことで、ここに予算が載っていますから、以前の予算とともにやっていくのでしょうけれども、とりあえず、まずこれをつくり上げていただきたいと思います。
 
○岡田 委員  上のところの原さんの家が前あったけれども、平地というかなくなってしまっていて、土地だけ残った。あそこら辺は他人の土地だから手を使わないのか、どうなのかわからないんですけれども、多分原さんの一族がいなくなったのか、原っぱみたいになっている、家が。あれは何かつかんでいますか。
 
○前田 都市整備部次長  御指摘のとおり、そこに当時住まわれていた方につきましては既にいらっしゃらなくて、借地でございましたので、そこの部分につきましては、現在建物はなくなって更地になっているという状況でございます。今回、階段工事に伴いましては、一部その方から協力をいただきまして、一部幅員を拡幅するという形にさせていただいております。ですので、一部分につきまして、擁壁等を階段とあわせて築造するというような工事の内容になってございます。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
 職員退出のため、暫時休憩いたします。
              (17時37分休憩   17時40分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第17「議案第92号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○伊藤[昌] 都市整備部次長  日程第17議案第92号平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 議案集その2の11ページをお開きください。第1条歳入、歳出予算の総額は、それぞれ79億7,460万円で、前年度に比べ9.8%の増額となっております。初めに歳出について説明いたします。
 特別会計予算に関する説明書は10ページを、予算事項別明細書の内容説明は391ページから394ページを御参照ください。第5款総務費、第5項下水道総務費、第5目一般管理費は6億3,485万3,000円で、391ページ、下水道運営事業は、下水道損害賠償等保険料、下水道事業に係る企業会計移行支援業務委託料、日本下水道協会等への年度負担金、消費税及び地方消費税などを、392ページ、下水道使用料等賦課徴収事業は、下水道使用料徴収事務委託料、受益者負担金・分担金システムの保守委託料、他市への汚水処理等負担金などを。393ページ、水洗化普及促進等事業は、共同私設下水道布設工事補助金、私設の汚水ポンプ施設設置補助金、浄化槽の機能廃止工事資金貸付金などを、394ページ、職員給与費は都市整備部職員のうち、下水道事業特別会計の職員50人に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。説明書は10ページから12ページ、内容説明は395ページから398ページにかけまして、第10目排水施設管理費は2億4,743万8,000円で、395ページ、管渠維持管理費は、汚水中継ポンプ場運転に係る光熱水費、汚水管渠等しゅんせつ業務委託料、修繕工事費など、管渠の維持管理に要する経費や共同私設下水道修繕等工事補助金などを、397ページ、雨水排水施設維持管理費は、雨水管渠等しゅんせつ業務委託料、工事請負費など、浸水対策や施設の維持管理に要する経費を、398ページ、作業センター事業は、直営による下水道等の維持管理に要する原材料費などをそれぞれ計上いたしました。
 説明書は12ページから14ページ、内容説明は399ページから402ページにかけまして、第15目終末処理施設管理費は10億5,843万円で、399ページ、七里ガ浜浄化センター維持管理費は、汚水処理用の医薬品等消耗品費、処理場運転に係る光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託料、汚泥処理処分業務委託料など、維持管理に要する経費を、401ページ、山崎浄化センター維持管理費は、七里ガ浜浄化センターの維持管理費と同様、薬品等の消耗品費、光熱水費、水処理施設等の運転管理委託料を計上するとともに、汚泥焼却施設の運転管理業務委託料や焼却灰の処理処分業務委託料などの維持管理に要する経費を計上いたしました。
 説明書は16ページに移りまして、内容説明は403ページから406ページにかけまして、第10款事業費、第5項下水道整備費、第5目排水施設費は4億9,849万1,000円で、403ページ、汚水排水施設整備事業は、公共汚水ます設置業務委託料や公共下水道汚水管渠の築造、改築、耐震化の工事、地下埋設物移設に係る補償料などを、404ページ、調整区域施設整備事業費は、公共汚水ます設置業務委託料、公共下水道汚水管渠築造工事、路面復旧工事などに要する経費を、405ページ、雨水排水施設整備事業は、雨水管渠建設に伴う地下埋設物等調査業務委託料、公共下水道雨水管渠築造工事、雨水貯留施設転用工事などに要する経費を計上いたしました。
 406ページ、持続型下水道幹線再整備事業は、公共下水道事業変更計画策定業務委託料を計上いたしました。
 内容説明は407ページに移りまして、第10目終末処理施設費は12億3,529万8,000円で、終末処理施設整備事業は、山崎終末処理場の汚泥焼却設備工事委託料などを計上いたしました。
 説明書は18ページ、内容説明は408ページに移りまして、第15款第5項公債費、第5目元金は33億3,599万円で、元金償還金は下水道事業債の元金償還金を、内容説明は409ページから410ページにかけまして、第10目利子は9億5,910万円で、409ページ、支払い利子は、下水道事業債の支払い利子を、410ページ、借入金利子は一時借入をした場合の利子をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は20ページに移りまして、第20款第5項第5目予備費は500万円を計上しております。
 以上が歳出予算の内容です。
 次に歳入について説明いたします。説明書は4ページに戻ります。第5款分担金及び負担金、第5項負担金、第5目受益者負担金は50万9,000円で、下水道受益者負担金を、第15目受益者分担金は481万円で、下水道受益者分担金を計上いたしました。第10款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目下水道使用料は25億9,814万1,000円で、下水道使用料は対象件数8万4,631件に対し25億9,148万円を、下水道占用料は公共下水道施設の占用に対し、666万1,000円を、第10項手数料、第5目下水道手数料は68万3,000円で、下水道指定工事店等の登録手数料をそれぞれ計上いたしました。第15款国庫支出金、第5項国庫補助金、第5目下水道事業費補助金は7億1,794万7,000円で、先ほど歳出予算で説明いたしました山崎下水道終末処理場工事委託料、公共下水道汚水管渠築造工事などに対する国庫補助金見込み額を、説明書は6ページに移りまして、第25款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は24億160万円を、第30款第5項第5目繰越金は、前年度からの繰越し見込み額3,461万8,000円をそれぞれ計上いたしました。第35款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料、第5目延滞金は1万円で、下水道使用料等に係る延滞金を、第10項貸付金元金収入、第5目下水道貸付金元金収入は、36件の対象見込み330万2,000円を計上いたしました。
 説明書は6ページから8ページにかけまして、第15項第5目雑入は、汚水処理負担金など938万円を計上し、第40款第5項市債、第5目準公営企業債は平成28年度の下水道事業全般に対しまして、22億360万円を計上いたしました。
 次に第2条債務負担行為について説明します。議案集その2の14ページ、説明書は28ページです。債務負担行為は第2表のとおり、企業会計移行事業費について新たに設定しようとするものです。
 次に第3条地方債について説明します。議案集その2は15ページ、説明書は、29ページです。地方債は、歳入歳出予算で説明しました事業費の財源といたしまして、22億360万円を起債しようとするもので、これによりまして、平成28年度末の現在高見込額は420億2,128万4,000円となります。
 最後に第4条一時借入金は限度額1億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに借り入れができるようにしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  407ページ、公共下水道山崎下水道終末処理場汚泥焼却設備はどういうことなのですか。新たな施設なのか、これから、この辺は工事委託料だからどこかに委託するのでしょうか。それと山崎浄化センター長寿命化計画策定委託料、この二つはもっと詳しいことをここで聞いてもしようがないけれども、後でもいいけれども、今後どのぐらい想定したことを考えているのか、出してほしいんですが。
 
○浄化センター所長  公共下水道山崎下水道終末処理場汚泥焼却設備の建設工事委託料につきましては、本年度の平成27年度から3カ年の事業でございまして、平成28年度分としまして、そこに記載の額を計上させていただいております。本年度、下水道事業団を介しまして、発注をしているところでございます。契約も締結しているところでございます。
 二つ目の山崎浄化センター長寿命化計画策定委託料につきましては、平成29年度、平成30年度、平成31年度の3カ年を予定しております、汚泥処理施設の長寿命化計画に基づきます詳細設計を発注しようとするものでございます。
 
○松中 委員  多少詳細のものを終わってからでいいですけど、出してください。それと、これから汚泥の焼却の方法を3年間で策定すると言うけれども、長寿命化だから何年後を想定しているんですか。
 
○浄化センター所長  改築工事が終わりますと、通常ですと法定耐用年数15年程度ですけれども、それ以上の延命を、適切な維持管理をしていく中で、延命化を図っていきたいということは考えております。
 
○松中 委員  だから何年ぐらいですか。毎年というわけではないでしょう。15年の後何年ぐらい、もたせようとしているんですか。それがないと長寿命化という、ただ策定しました、だけれど何年は持たせよう、何年たったら大規模なことを行わなければならないとか、あるいは一元化というような話も何かのときに話が出たけれども、一体何年か、わからないの。浄化センター長寿命化と言っているんだから。
 
○浄化センター所長  今回は長寿命化計画ということで工事を進めていきます。焼却炉本体そのもの全てを取りかえることではなくて、その一部分、鉄扉が薄い部分がございますので、そこについて交換を、炉のうちの3分の1ぐらいを交換していきますけれども、そういう形で工事を進めていきますので、長寿命化15年は持たせたいと考えております。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会の送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第18「陳情第36号公共下水管についての陳情」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○田邉 下水道河川課担当課長  日程第18陳情第36号公共下水管についての陳情について、御説明いたします。案内図をごらんください。
 当陳情の提出者は、赤色であらわした鎌倉市山ノ内571番1号のマンションの管理組合です。案内図の青色の矢印がマンションから流下する公共下水道の雨水施設です。陳情の要旨は、当該マンション周辺の雨水排水の能力の改善を求めるというものです。
 陳情の理由としましては、昨年10月の台風16号の影響で、マンションの雨水貯留層が満水になり、そこから逆流した雨水が地下駐車場にあふれ出し、駐車場のターンテーブルが浸水したことで使用ができなくなった。当マンション周辺では、公共の排水管の排水能力が不足しているように思われ、今後も大雨のたびに同様のことが発生することが懸念させるため、その改善を求めるというものです。
 次に、本件における現状と市の考え方を説明いたします。案内図をごらんください。当マンションが接続している雨水排水施設は、必要な排水能力を持っていますが、その下流部分の県道横浜鎌倉線内の約33メートルの区間の能力が十分でない状況です。陳情の原因となった台風のような集中的な降雨があった場合には、適切な雨水排除を行う対策を講じる必要があると認められます。このため市といたしましては、道路管理者である神奈川県と連携し、早期に雨水排水施設の整備を行っていきたいと考えています。
 以上で説明を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  これはマンションの例ですけれども、昨年、扇ガ谷で逆流した例があって、それは幹線より低いということで、ここにとめて、便器のほうに上がってくる例があったんですけれども、これは鎌倉の事情でやむを得ない面もあるようですけれども、そういう意味では、これは一つの例としてあるだろうと思うんですけれども、この例は解決の見通しはついているんですか。
 
○田邉 下水道河川課担当課長  見通しにつきましては、これから県と調整いたしまして、県道内にもいろいろと埋設管等が入っておりますので、それらの移設等も踏まえながら雨水排水管の整備をしていきたいと考えております。
 
○松中 委員  鎌倉市の事情というのはこういうところで、いろんな現象というか、私も幾つかあるし、こんなことを言ったらいけないから言わないけれども、いろいろな例がありますので、御苦労さんですけれども、頑張ってください。
 
○赤松 委員  これをいただいて、30メートルの区間が未整備という説明だったけれども、この前後は全部終わっていると、かなりの延長がありますけど。18号線と言いましたか、北鎌倉駅に向かって、ここからずっと台のほうに向かって、これは大体整備されて、ここだけが残っていたということなのか、そこはどうなんですか。
 
○田邉 下水道河川課担当課長  当該マンションの接続します部分の雨水排水施設につきましては、すぐ下流部分の33メートルの区間を除きまして、公共下水道の計画上、整備済みであるところが非常に多くございます。若干未整備の区間もございますけれども、ほぼ完了しているという状況でございます。
 
○赤松 委員  未整備の部分も、どの程度なのかわかりませんけれども、あることはあるようですから、たまたまこのマンションのところでそういった問題が起こったということで、これはやばいということで、すぐ対応しようということなのでしょうけれども、その他の未整備の部分は計画的に、県とも協議しながら進めていっていただきたいと思います。
 
○小野田 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 意見、取り扱いについて、御協議をお願いいたします。
 
○中村 委員  一昨年になるのかもしれませんけれども、台風で多く水が出たエリアもこの地域に限らずありました。そういった不安を解消するためにも早期にやるという今お話もいただけたので、ぜひ、前向きに対応していただければと思っております。結論を出してもいいのかと思っております。
 
○大石 委員  結論を出すでお願いします。
 
○赤松 委員  私も結論を出します。
 
○岡田 委員  私も結論を出します。
 
○松中 委員  結論を出します。
 
○池田 副委員長  結論を出すということでお願いします。
 
○小野田 委員長  皆さん、結論を出すということですので、これより採決に入ります。
 日程第18陳情第36号公共下水管についての陳情について、御賛成の方の挙手をお願いいたします。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手により、陳情第36号は採択されました。
 職員入退出のため、暫時休憩いたします。
              (18時01分休憩   18時03分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第19「陳情の取り下げについて」を議題といたします。事務局から報告をお願いいたします。
 
○事務局  平成26年度陳情第5号津波避難路確保のために、閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情につきましては、2月8日付で提出者の方から、新しい事実がわかってきたことから新たに陳情を提出する旨の理由で、陳情の取り下げ書が提出されております。取り下げを承認することについて、御確認をお願いいたします。
 
○小野田 委員長  ただいまの事務局の報告のとおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 取り下げを承認することを確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第20「陳情37号津波避難、災害時と市民生活の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情」を議題といたします。陳情提出者の代理者の発言のため、暫時休憩いたします。
              (18時04分休憩   18時25分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
 委員会の冒頭で確認したとおり、担当課がないため、質疑から行います。本陳情に関し、御質疑はございますか。
 
○赤松 委員  この間、道路課が窓口といいますか、いろいろ江ノ電と対応してくださっていたと思っております。いろいろと努力もしていただいたと思いますので質問したいと思いますけれども、休憩中に、陳述者の方に私から何点か質問をしました。江ノ電との話し合いで確認されたこと、会議録に載っていたことの2点についてお尋ねしたのですけれども、市役所も立ち会っていることなので、再度の確認です。市側の立ち会っていた立場から、その後の様子も当然、地元から報告も受けていると思いますので、今、陳述者がお答えになった2点について、間違いがないかどうか、市役所側の受けとめ方も含めて、そのことを少しお尋ねします。
 
○道路課担当課長  今まで3回、江ノ島電鉄と住民の方と、私ども道路課と打ち合わせを行っておりましたので、その結果を御説明させていただきます。
 平成26年市議会6月定例会の当委員会における、陳情第5号津波避難の確保のために、閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求める陳情の審議の中で、市から江ノ島電鉄株式会社へ、住民への説明及び対話を行うよう申し入れを行うよう要望を受けましたことから、平成26年7月、11月、12月に工事に当たっては、住民に丁寧な説明を行ってほしい旨、江ノ島電鉄株式会社に要請しましたが、住民にとって満足のいくものではなかったため、平成26年12月に改めて住民と話し合うよう江ノ島電鉄株式会社に要請しました。
 平成27年1月16日に住民と江ノ島電鉄株式会社の第1回目の話し合いが行われ、住民の要望から話し合いの場に市が立ち会いました。以降の話し合いにおいても同様に市が立ち会っています。
 平成27年1月16日の話し合いは、住民から不便を強いられているので、早急な対応をしてほしい旨の要望あり、江ノ島電鉄株式会社からは、基本的な生活に最大限配慮し、通路の整備を行った。生活通路と線路を区分することが一番安全であると考えていること、当初は非常時の場合のみと考えていたが、日常生活でも、いろいろ支障が出ているとのことなので、その取り扱いを含め、検討し、確認、文書の案を提案するとの回答がありました。平成27年4月22日に2回目の話し合いが行われ、1月の話し合いで、江ノ島電鉄株式会社から提案のあった文書の案について話し合われました。その結果、津波等の災害時用の非常扉の設置場所は1カ所とし、位置については住民から提案してほしい、引っ越しや救急搬送などで線路を横断する際には、住民から要望書を提出し、江ノ島電鉄株式会社が住民に対する承諾文書を出すこととなりました。なお、住民から今まで使用していた線路横断箇所を新たな踏切として整備してほしいとの要望もありましたが、江ノ島電鉄株式会社からはできないとの回答がありました。
 平成27年8月24日に3回目の話し合いが行われました。住民からは、非常時の線路横断箇所は2カ所にし、新築、増改築時や、大きな買い物等をした場合にも使用できるようにしてほしいとの要望がありましたが、江ノ島電鉄株式会社としては、非常用の線路への出入り口は1カ所とすること、日常の使用方法については、あらかじめ書面にてルールを決めること、新築、増改築した場合、取り扱いについては検討するとの回答がありました。また双方の間で、話し合いが行われる現状を考慮し、お互いが敷地に掲示している看板を撤去することは確認されました。
 平成27年8月28日には、住民から要望書の案が市に示されましたが、3回目の話し合いの結果とは異なり、線路横断箇所は2カ所とすること。新築、増改築時は事前に申請し、長期にわたる場合には協議することとの変更案であったことから、住民及び江ノ島電鉄株式会社と協議し、市で双方の考え方を取り入れた案を作成し、後日提示することとしました。その後、市が仲立ちをして相手方の考え方を伝えていますが、現在のところ横断箇所数や設置位置、新築、増改築時の取り扱いなどについても課題が整理できていない状況です。
 
○赤松 委員  おおむね、先ほどの陳述者のお答えと合致していたかと思いますけれども、3回目の8月の話し合いについて、今、最後のほうで話があったんですけれども、ここで今までの話し合いにおいて双方で確認されている中身と違う要望が住民から示されたという説明だったように思うんですけれども、そこをもう一回言ってもらえますか。
 
○道路課担当課長  3回目の話し合いにつきましては、住民の方からは非常用通路、津波だとかの通路ですが、横断箇所を2カ所にしてほしい。新築や増改築などの、または買い物などをした場合にも、その場所を使いたい、使わせてほしいとの要望です。それに対して江ノ電は、非常用の通路、線路の横断箇所は1カ所と。そして日常生活、いわゆる引っ越しですとか、大きな買い物などをしたときの線路横断のルールについては、書面で事前に取り交わしましょうということが、8月24日の3回目の打ち合わせになります。
 
○赤松 委員  3回目の8月24日というのが、非常用通路を2カ所という住民の要望というのは、この2カ所というのは、長年使っていたところですよね。
 
○道路課担当課長  2カ所というのは、平成19年に閉鎖した稲村ヶ崎駅側の通路、もう一つが平成25年、先ほど陳述者がおっしゃっていました駐輪場がある場所の通路とその2カ所になります。
 
○赤松 委員  平成19年に閉鎖したというのは、これは本当に全然話も何もなく、一方的に閉鎖した流れですよね。それから平成25年も、江ノ電がずっと細い通路を確保したということが理由で、これまた一方的に閉鎖した。両方とも閉鎖されてしまっているわけだけれども、そのうち江ノ電は1カ所について、非常用という形での通路として考えるということが一つ。それからもう一つは、新築や増築やその他不幸などがあったときに、どんなことがあっても、そこがあかなかったらどうにもならないような場合の通行についての取り決めを書面で、きちんと江ノ電との間で取り決めをするという、二つの案が今出ているようですけれども、陳情書にも書かれているとおり、私も前の陳情審査のときに発言したと思うんですけれども、きょう、陳情者から資料として出ている、私が言ったのはこれのことですよ、私の記憶では。今からもう相当前ですけれども、駐輪場設置を地元の人たちからも大変強い要望として出されていて、市が駐輪場を設置しようと言ったときに、これは市役所がつくった図面ですけれども、ここにあるとおり、きちんと開口部を設けて、こちら側から通行できる場所として確保するということで、江ノ電との間でこういう話し合いもできて、きちんと確保して、図面でもこういうふうになって、何十年とこういう形で来ているわけですよね。これを近隣の皆さんの日常生活の場ですから、ごみ出しもここを通って、この先にごみ出ししているという日常生活の実態があるんです。だけど、これが閉鎖されたから今はそういうことができない状態になっているのだけれども、江ノ電の近隣住民の皆さんへの対応というのは少し一方的過ぎます。だから、状況はそういう意味で、前回陳情を出されたときと、事態は何ら改善された方向に向かっていないというのが、私の率直な印象です。
 実はこの間、私も何回か陳述者の方ともお会いして話を伺って、実は弁護士にも相談したことがあるんです。近隣の皆さんが家の建てかえとか、増築したのを江ノ電の幹部の方が、江ノ電の許可も得ないで一方的にやって、あるいは違法建築なんだまがいの発言を江ノ電さんの幹部がしたということで、住民の皆さんが怒っているわけです。そういう問題を放置できるのかという問題もあって、私の知り合いの弁護士にお願いして、相談に乗ってもらいました。住民の方と弁護士と話をして、その弁護士がその意を受けて、建築指導課に行って確認をしているんです。そしたら、建築指導課は、法律どおりにやって何ら問題はありませんという回答をもらって、江ノ電も確か確認に行ったはずです。同じような答えをもらって、江ノ電は大変失礼なことを発言したということで、地元の皆さんに謝罪したのか、してないのか、そういう勝手放題なことは許されないんです。
 住民の生活権、通行権とまで言えるかどうかわからないけれども、長年の信頼関係のもとで、近隣住民の皆さんとの日常の生活権の確保するための通路として、ここをあけていたわけですから、どういう形にせよ、何らかの変更をそこでやろうという場合には、近隣住民との合意のもとでやるというのは、これは近代社会の当然のマナーでしょう。それができないようでは困ります。そこのところは行政の力できちんと仲裁というか中に入って、円満な解決ができるような方向で努力していただくというのは当然のことだと私は思いますので、都市整備部の道路課で努力していただいていますけれども、引き続きその立場で努力してもらいたいと思いますけれども、その意思があるかないかだけ確認します。
 
○小礒 都市整備部長  これまでも住民の皆さんから、いろいろと御要望を頂戴しておりますので、我々としては、これは前の陳情のときもお話しいたしましたけれども、市として鉄道事業者に何かを求める権限はございませんが、住民の皆さん方からのそういう御要望ですので、それを真摯に我々も受けとめまして、できるだけ御要望に沿ったような形で調整ができるように努力をこれまでもしてきましたし、なるべく早く解決したいと我々も考えておりました。ただ、これは両方のいろいろなお考えがあるので、これまで結論は出ておりませんけれども、今後につきましても市ができることを最大限やりながら、円満に解決できる方策を求めていきたいと考えています。
 
○赤松 委員  部長もあと何日もないような話も聞いているので、本当に努力していただいたと思います、道路課も。残る期間、チャンスがあるかどうかはわかりませんけれども、チャンスがあれば、ぜひ前向きな形で問題が解決できるように最後まで部長にも努力していただきたいし、都市整備部の関係の職員の皆さんにもお願いしたいと思っております。
 
○松中 委員  さっき市との関係で、補助金について聞いたんですけども、私、小さいころから江ノ電は目の前に、若宮大路を走っていましたから、そして線路を歩いて遊び回ったことも覚えておりますし、こういうことがどうして起きるのかと不思議に思うんですけれども、一つは行政とのかかわり合いで、路面電車がだったんですね。ですから、例えば若宮大路は県道ですけれども、市道との関係がたくさんあるだろうと思うんですけれども、腰越駅から江ノ電の駅へ行くあそこは市道なんですか。市道に軌道があるんですか。
 
○原田[裕] 道水路管理課担当課長  腰越駅から藤沢市境までですが、市道区域内に江ノ電が走っているという状態です。それで、維持管理協定というのは結んでいないのですが、軌道内については江ノ電で維持管理をしていただいているという状況です。
 
○松中 委員  踏切を含めて市との関係というのはありますから、担当がないというのは驚いたんです。これは何百カ所とあるのではないですか、ずっと藤沢まで行ったら。私、友人が建築関係で何か建てようとしたら、由比ガ浜のところですけれども、建築確認は線路が道路扱いということで許可がおりるというようなことを聞いたようなことがあるんですけれども、それはあり得るんですか、今でも。
 
○道路課担当課長  線路が道路扱いということはないと聞いております。線路から、ある程度空地をとることによって、そこのところが43条のただし書きの中で空地扱いとなりますので、決して線路を使用するとかということで許可がおりるということはないと伺っております。
 
○松中 委員  例えば、和田塚駅からずっと行くと何カ所もそういう出入り口のところがあるんですけれども、軌道を使っているわけではないけど、あそこから入るということで許可がおりて、そうすると、そこのところは空地というか、道路扱いではないけれども、どういう扱いになって許可がおりているんですか。だから、許可をおろしてきたんでしょう、実際。
 
○道路課担当課長  あくまでも、線路を使わずに線路からセットバックをすることによって、そこで避難路ですとか、建物を建てる上での通路ができるという考えですので、あくまでも線路を使用して、線路を使わなければ出入りできないというわけではないと聞いています。あくまでも線路からセットバックを使うだけです。
 
○松中 委員  それはそうだけれども、実態としては、僕らが見た感じは線路だと。もちろん空地はあります。なぜかというと、遊んでいるときは空地のところで待って、ずっと行ったことがあるんです、小さいときに。ですから、例えば和田塚駅の横のところから渡れるようになっていますよね、何もないですよね。こちらは当然車がとおるから、車の通るほうは踏切があるんだけれども、通らないほうは踏切も何もないんだけれども、そういうところが何カ所もあって、さっき腰越はお互いに協力している、市が協力しているんでしょうけれども、長い歴史的経過からすればどっちもどっちだろうけれども、そういう意味では誰か担当というのを決めないと一体どこへ質問していいのか、道路課へ行くのか、江ノ電と長いつき合いだろうから、こちらも担当をつけて、江ノ電も話に応じるようなポストなり、何か担当なりを考えないと対立してもいけないだろうし、住民のほうも長い歴史があるわけで、私の弟もその際に住んで、ただちょっと車が通るから踏切がつくようになっているんですけれども、正直言って、どうしてこうなのというのが本当に不思議に思うんです。これはもう絶対話し合わないと、ここだけではなくて、いろんなところに出てくるのではないかと思うんです。だけど、今は線路を歩くというようなことは禁止されているけど、際を歩くということはあり得るだろうと思うんです。ですから、担当がないからどこへ質問していいかわからないけれども、僕は部署をつくって話し合いのテーブルをつくらないと、ただ担当が道路課だと。実際問題、市が協力し合いながら、江ノ電は走っているわけですから。市も出てきたら話はある程度聞いてくれないと、それじゃあやめると、そうもいかないだろうから、ガチンコではいけないから、部長が思い残した意味で、どこか部署をつくってくださいと言ってお土産を残していっていただきたいと思います。
 
○小野田 委員長  ほかに質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、番外の上畠議員から発言を求められております。発言を許可することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。それでは、上畠議員の発言を許可いたします
 
○上畠 議員  救急救命活動における懸念がこの陳情にも書いてございますけれども、担架に入れなかったので担いだということでございますけれども、救急救命時における非常時対応として、立ち入ることというのはだめなのでしょうか、どうなのでしょうか。誰もわからないですか。恐らく大丈夫だと思うんです。担架で運ぶということで、救急車が動いているときは、私は大丈夫かと思うんですけれども、そのあたりまた、今聞いているかどうかわからないので、確認したいと。
 あと一つ、私が昨年度に行ったときには、小林副市長はせっかく国土交通省から来ているんだから、お仕事してくださいということでお願いしたんですけれども、小林副市長、は国土交通省の窓口とお話ししていただいたんですか、そのあたり把握されていることがあれば、教えていただけますか。
 
○交通計画課長  平成26年6月定例会の当委員会でも御答弁させていただきましたけれども、まずは小林副市長が、市民に丁寧に説明することが重要ということで、まずは江ノ電の、現在は相談役になっておりますが、当時取締役社長に、7月8日に副市長の立場で、市民に丁寧に対応するようにということでお願いしたということを聞いております。国には行っていないということは、私はまだ確認はしていないところでございます。
 
○上畠 議員  小林副市長がそうやって御対応いただいたみたいで、国土交通省出身の小林副市長が言うだけでも結構、江ノ電側からしたらそれなりの意味を持ちますので、引き続き多分聞いてくださっていると思うので、小林副市長、頑張ってください。よろしくお願いしますということで、私の質疑を終わります。
 
○小野田 委員長  質疑を打ち切ります。
 続きまして、意見、取り扱いにつきまして御協議をお願いいたします。
 
○中村 委員  災害時もさることながら、日常生活にも影響があるということで、本当に住民の方には切実な問題かと思っております。報告によれば、道路課がいろいろ立ち会って、話し合いの時間をとっているというお話でした。議会の議決とか、採択することによって状況がよくなるのであれば、ぜひそうしたいと思いますけれども、市議会議員が入るとだめだとか、そういうことであるならば、あんまり刺激しないほうがいいのかなというのもありますので、粘り強く原局としては対応していただくのが今のところはいいのかということなので、継続として推移を見守りたいと思います。先ほど部長の決意表明もありましたので、粘り強くやっていただきたいと思います。
 
○大石 委員  先ほどの部長の答弁、担当部署ではないということで、前の陳情からの経過で、これからも継続して、住民と江ノ電の間に入って、コーディネートしていきたいというようなお話がありました。御苦労をかけますけれども、続けていただきたいと思っております。もう少し様子を見させていただこうかと思っていますので継続でお願いします。
 
○赤松 委員  地域、住民あっての江ノ電なんです。100年の歴史を刻んできて、今、こんなことを江ノ電が起こして最悪だと思うんです。扱いについての発言だから、長くなるのはよくないんですけれども、鉄道法をかさに着て、何か住民に不便をかけるようなことは絶対やってはいけない。軌道法に基づくものなんです。これに書いてありますけれども。腰越を見たらはっきりしているじゃないですか、腰越の商店街のど真ん中を走っているわけですから。だから、人の家が張りついているところをお願いして買収して、線路をつくっているわけですから、玄関先に江ノ電が走っているところがいっぱいあるわけで、そういう江ノ電なんだという前提に立った上で、近隣の皆さんとの協調という問題を大事にしていかないと、江ノ電そのものが成り立たないと私は思うんです。そういう立場にぜひ立っていただきたいという思いから、前回は継続ということで話し合いによる解決ということで、私は継続という立場をとりました。全会一致で継続になったと思うんですが、今この段階になると、対応の仕方が、もっと前向きな真剣な取り組みをしていただかないと困るなと。このまま行ってまた同じことを繰り返されてはどうしようもないという思いが強くなっていますから、結論を出したほうがいいかという気持ちに半分なりかかっています。
 いずれにしても、江ノ電に善処を求めたいという気持ちであることには変わりはないことなので、行政側もそういうことで、今後の対応は考えていただきたいと思いますけれども、結論を出すかどうかという部分については、私は今回、結論を出すという選択をさせていただきたいと思います。
 
○岡田 委員  私の口からはなかなか言えないですけれども、番外の上畠議員も言ってくれたけれども、国土交通省から来ているとそうだなと思ったし、あと私の政党ではないですけれども大臣もいますから、上から圧力をかけるという意味ではないです。どうなのと、みんな困っているんだけれども、ちょっと考えてくれないかなというお願いはできると思うんだよね。お互いに譲れるところは譲るということでやってもらえればありがたいなと思います。僕は野党だから動いてもしようがないんだけれども。
 僕も一定程度は動きますけれども、けんかしたらいけないと思うんです。お互いに悪いところはあると、たけど、やってみたいな。やってくれるというのは、そういうケアも見られるので、私もできるところはやりますけれども、そういう意味で、悪いんだけど、継続中ということで、結論をすぐ出すということではなくて。というのは、踏切設置とかばんと書かれてしまっているから、僕が行ってもできなければどうしようもないという、議会だって、昔痛い経験、全会一致でやったってお店が開いたことがあるんだから、そう簡単にすぱすぱ言えないというか。かと言って知らないということではなくて、今後も頑張りたいと、そういうような気持ちも含めて、申しわけないけれども、継続にさせてもらいたいと思います。
 
○松中 委員  私は、これは結論を出すべきだと思います。不可能とか、あるいはいろいろ難しいとか、だけれども、担当がないというのがおかしいので、議会がそういう意味では採択して、担当をつくって、話し合いのテーブルをやっていかないと、当事者間でやらせていたら本当に苦しみますよ。私も七十数年、鎌倉に住んでいて、江ノ電、今は行けないけれども、ああいうところを歩いたり、遊んだりしたこともありますので、もちろん今はいけないですけれども。そういう意味でなじんできた江ノ電のことでもありますので、ただ、このような陳情が出ること自体がおかしいけれども、鎌倉市に担当がいないというのは納得がいかないです。採択して担当をつくって、交渉をすると。ある意味はっきりしないと、一応道路課でという感覚ではなくて、これからたくさん出てくるんではないかな、ここに絡んで。僕はそういう意味では、これは結論を出すべきだと思います。
 
○池田 副委員長  私も結論としては継続でお願いしたいと思います。担当がない中で、今、松中委員から担当がないからつくるというお話もありましたけれども、いろいろな課題がある中で担当を決めるというのも、なかなか根拠がなくて、難しい部分もあるのかと思います。そういう中で、今までかなり長い期間ですか、住民とともに、中に入ってやってこられたということですので、もう少しそれを継続していただいて、よりよい方向に持っていっていただければいいと思います。
 
○小野田 委員長  継続が4名、結論を出すが2名ということで、陳情第37号については継続審査とさせていただきます。
 職員入退出のため、暫時休憩いたします。
              (18時57分休憩   18時58分再開)
 
○小野田 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第21報告事項(1)「歴史的風致維持向上計画の認定について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○服部[基] 歴史まちづくり推進担当課長  日程第21報告事項(1)歴史的風致維持向上計画の認定について、報告させていただきます。
 歴史的風致維持向上計画の策定に関する取り組みにつきましては、昨年12月に開催されました本委員会において、歴史まちづくり法の規定に基づき、国への認定申請に向けた準備作業を進めている旨を御説明しましたが、本日は国の認定を受けるまでの経過と今後の取り組みについて御報告させていただきます。
 それでは別紙、「鎌倉市歴史的風致維持向上計画の認定について」をごらんください。本市の歴史的風致維持向上計画につきましては、昨年12月16日に市として作成作業を終了させ、同日付で歴史まちづくり法を共管する文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣宛て、当該計画の認定に係る申請を行いました。市町村が作成した歴史的風致維持向上計画につきましては、その内容が歴史まちづくり法に定める基準に適合している場合、国の認定を受けられるとともに、計画期間中に実施する事業に対して、国から技術的、財政的な支援を受けることが可能となります。
 本市の計画につきましては、法が施行されました平成20年以降、全国で50番目の認定計画として、本年1月25日に主務大臣から認定受けたものです。なお、資料裏面が認定証の写しとなります。今後は計画の始期である平成28年度から国の支援を受けながら、計画に搭載した事業を着実に実施してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告について了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
 職員退出のため、暫時休憩いたします。
              (19時00分休憩   19時01分再開)
 
○小野田 委員長  再開します。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第22その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から報告を願います。
 
○事務局  ただいまお配りさせていただきましたが、さきの12月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が16件ございます。このうち、先ほど取り下げについて御承認いただきました平成26年度陳情第5号及び先般1月19日(火)、20日(水)に行政視察を行い、その調査を終了いたしました吹田操車場跡地土地区画整理事業について、中央北地区特定土地区画整理事業についての計3件を除きました13件の取り扱いにつきまして、御協議お願いいたします。
 
○小野田 委員長  ただいまの報告のとおり、これまでの継続扱いになっている13件について、引き続き継続扱いにするということで、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 
○事務局  ただいま御確認いただきました13件に本日新たに継続審査と確認されました請願1件及び陳情2件を加えました計16件につきまして、本会議最終日に閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認お願いいたします。
 
○小野田 委員長  ただいまの事務局からの発言のとおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第22その他(2)「建築等紛争相談件数の報告について」を議題といたします。事務局から報告をお願いします。
 
○事務局  本日も委員の皆さんにお配りしておりますが、建築等紛争相談実施状況についてという資料がございます。こちら市民相談課からの報告として、資料提供を受けているものです。これは報告の内容を踏まえ、建築等に伴う紛争に係る陳情の取り扱いを協議することが、当委員会で合意事項と確認され、開始したものでございます。
 現状といたしましては、合意事項自体が平成19年に廃止されまして、報告を受けるだけとなっておりますことから、この報告についても廃止することについて御確認をお願いいたします。
 合意事項自体が既に廃止されておりますので、今は、建築紛争相談の内訳ということで、件数ですとか、そういったものを記載したものが、皆様のお手元にお配りしているという状況になっております。これ自体もただ配っているだけという現状になっておりますので、こちらについても特にお配りするのを廃止するかどうかの御協議ということになります。
 
○岡田 委員  別に廃止してもいいと思うんですけれども、建設常任委員会だから、参考程度でも配っておいたほうがいいのではないですか。欲しい人がいれば。せっかく建設常任委員会だからみんなに配ればいいと思います。
 
○小野田 委員長  引き続き配っていただくということで、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小野田 委員長  日程第22その他(3)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局からお願いします。
 
○事務局  次回の委員会の開催でございますけれども、3月2日(水)午前9時30分から、議会第2委員会室で開催することでよろしいか、御確認をお願いいたします。
 
○小野田 委員長  ただいまの事務局からの報告のとおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次回は、委員長報告の確認とあわせまして、5月に開催いたします議会報告会の報告案件の選定を行いたいと思います。皆様におかれまして、選定する案件について事前に御検討いただけたらありがたいと思いますので、よろしくお願いします。報告する内容で、こんな内容がいいのではということがあれば、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして、建設常任委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成28年2月25日

             建設常任委員長

                 委 員