○議事日程
平成28年 2月定例会
鎌倉市議会2月定例会会議録(2)
平成28年2月12日(金曜日)
〇出席議員 26名
1番 千 一 議員
2番 竹 田 ゆかり 議員
3番 河 村 琢 磨 議員
4番 前 川 綾 子 議員
5番 長 嶋 竜 弘 議員
6番 保 坂 令 子 議員
7番 上 畠 寛 弘 議員
8番 西 岡 幸 子 議員
9番 日 向 慎 吾 議員
10番 永 田 磨梨奈 議員
11番 渡 辺 隆 議員
12番 池 田 実 議員
13番 渡 邊 昌一郎 議員
14番 三 宅 真 里 議員
15番 中 澤 克 之 議員
16番 納 所 輝 次 議員
17番 小野田 康 成 議員
18番 高 橋 浩 司 議員
19番 久 坂 くにえ 議員
20番 中 村 聡一郎 議員
21番 山 田 直 人 議員
22番 岡 田 和 則 議員
23番 吉 岡 和 江 議員
24番 赤 松 正 博 議員
25番 大 石 和 久 議員
26番 松 中 健 治 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 三 留 定 男
次長 鈴 木 晴 久
次長補佐 藤 田 聡一郎
議事調査担当担当係長 笛 田 貴 良
書記 木 田 千 尋
書記 窪 寺 巌
書記 片 桐 雅 美
書記 菊 地 淳
書記 斉 藤 誠
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〇理事者側説明者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 2 番 瀧 澤 由 人 副市長
番外 5 番 比留間 彰 経営企画部長
番外 20 番 文化財部長
桝 渕 規 彰
番外 6 番 歴史まちづくり推進担当担当部長
番外 7 番 佐 藤 尚 之 総務部長
番外 8 番 柿 崎 雅 之 防災安全部長
番外 9 番 松 永 健 一 市民活動部長
番外 10 番 進 藤 勝 こどもみらい部長
番外 11 番 磯 崎 勇 次 健康福祉部長
番外 12 番 石 井 康 則 環境部長
番外 13 番 大 場 将 光 まちづくり景観部長
番外 14 番 征 矢 剛一郎 都市調整部長
番外 15 番 小 礒 一 彦 都市整備部長
番外 16 番 渡 辺 一 拠点整備部長
番外 17 番 斎 藤 務 消防長
番外 19 番 原 田 幸 子 教育部長
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〇議事日程
鎌倉市議会2月定例会議事日程(2)
平成28年2月12日 午前10時開議
1 諸般の報告
2 一般質問
3 諮問第2号 行政財産を使用する権利に関する処分についての異議申立て 市 長 提 出
について
4 議案第69号 市道路線の廃止について ┐
│同 上
議案第70号 市道路線の認定について ┘
5 議案第71号 工事請負契約の締結について ┐
議案第72号 工事請負契約の締結について │同 上
議案第73号 工事請負契約の変更について │
議案第114号 工事請負契約の締結について ┘
6 議案第74号 不動産の取得について ┐
│同 上
議案第75号 不動産の取得について ┘
7 議案第77号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の 同 上
額の決定について
8 議案第76号 指定管理者の指定について 同 上
9 議案第80号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用 ┐
等に関する条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第79号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する │
条例の制定について │同 上
議案第78号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する │
条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第81号 鎌倉市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関す │
る条例の一部を改正する条例の制定について ┘
10 議案第82号 鎌倉市中小企業融資条例の一部を改正する条例の制定につい 同 上
て
11 議案第83号 鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
12 議案第84号 平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号) 同 上
13 議案第85号 平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号) 同 上
14 議案第88号 平成27年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1 同 上
号)
15 議案第89号 平成27年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 同 上
16 議案第90号 平成27年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第 同 上
1号)
17 議案第86号 平成27年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 同 上
18 議案第87号 平成27年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 同 上
別会計補正予算(第1号)
19 議案第111号 鎌倉市建築基準条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
20 議案第98号 鎌倉市本庁舎整備方針策定委員会条例の制定について ┐
議案第99号 鎌倉市地域拠点校選定委員会条例の制定について │
議案第100号 鎌倉市行政不服審査法施行条例の制定について │
議案第101号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の │
制定について │
議案第102号 鎌倉市消費生活センター条例の制定について │
議案第103号 鎌倉市職員の退職管理に関する条例の制定について │
議案第104号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律 │
の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について │
議案第105号 鎌倉市住宅マスタープラン策定委員会条例の制定について │
議案第106号 国指定史跡永福寺跡条例の制定について │
議案第107号 鎌倉市個人情報保護条例及び鎌倉市情報公開条例の一部を改 │
正する条例の制定について │
議案第108号 鎌倉市旅費支給条例の一部を改正する条例の制定について │
│同 上
議案第109号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第110号 鎌倉市国民健康保険高額療養資金貸付条例を廃止する条例の │
制定について │
議案第112号 鎌倉市消防団員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改 │
正する条例の制定について │
議案第113号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第91号 平成28年度鎌倉市一般会計予算 │
議案第92号 平成28年度鎌倉市下水道事業特別会計予算 │
議案第93号 平成28年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
別会計予算 │
議案第94号 平成28年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算 │
議案第95号 平成28年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算 │
議案第96号 平成28年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算 │
議案第97号 平成28年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算 ┘
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〇本日の会議に付した事件
1 諸般の報告
2 一般質問
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鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (2)
平成28年2月12日
1 2 月 10 日 市長から、議案の提出を受けた。
諮 問 第 2 号 行政財産を使用する権利に関する処分についての異議申立てについて
議 案 第 114号 工事請負契約の締結について
2 次の陳情については、提出者から取り下げたい旨の届け出を受けた。
2 月 8 日 平成26年度陳情第5号津波避難路確保の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求
める陳情
3 請願1件、陳情9件を請願・陳情一覧表のとおり受理し、7件を付託一覧表のとおり各委員会に付託、
3件を配付一覧表のとおり全議員に配付した。
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平成28年鎌倉市議会2月定例会
請 願 ・ 陳 情 一 覧 表 (2)
┌─────┬──────────────────────┬─────────────────┐
│受理年月日│ 件 名 │ 提 出 者 │
├─────┼────┬─────────────────┼─────────────────┤
│ 28.2.4 │陳 情│調整区域内に於ける都市計画法第34条│鎌倉市稲村ガ崎5丁目24番9号 │
│ │第 31 号│第1号の運用基準の見直し陳情 │長 嶋 有 子 │
│ ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ │陳 情│国に対し「消費税増税中止を求める意│鎌倉市常盤55−22 斉藤ビル2階 │
│ │第 32 号│見書」の提出についての陳情 │鎌倉民主商工会 │
│ │ │ │代表 若 林 重 利 │
├─────┼────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ 28.2.5 │陳 情│国に対して「消費税増税を中止する意│横浜市神奈川区神奈川2丁目19番3 │
│ │第 33 号│見書の提出を求めること」についての│建設プラザ内 │
│ │ │陳情 │消費税をなくす神奈川の会 │
│ │ │ │代表世話人 増 本 一 彦 │
├─────┼────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ 28.2.8 │陳 情│市有財産横流しの疑惑について市議会│鎌倉市扇ガ谷4丁目6番6号 │
│ │第 34 号│に調査を依頼する陳情 │鎌倉行政110番 │
│ │ │ │代表 岩 田 薫 │
│ ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ │陳 情│鎌倉市職員労働組合事務所の明け渡し│鎌倉市梶原三丁目11番14号 │
│ │第 35 号│を求める決議についての陳情 │鎌倉市の学校教育を考える会 │
│ │ │ │代表 木 上 和 高 │
│ ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ │陳 情│公共下水管についての陳情 │鎌倉市山ノ内571番1号 │
│ │第 36 号│ │グランフォート鎌倉山ノ内 管理組合│
│ │ │ │理事長 藤 本 晋 也 │
│ ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ │陳 情│津波避難、災害時と市民生活の為に閉│鎌倉市稲村ガ崎2−5−6 │
│ │第 37 号│鎖箇所の再考を鎌倉市から江ノ電に求│小道と避難路を守る会 │
│ │ │める陳情 │代表 鈴 木 攻 │
├─────┼────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ 28.2.9 │請 願│鎌倉市由比ガ浜4丁目の旧鎌倉海浜ホ│鎌倉市由比ガ浜3−7−45 │
│ │第 1 号│テル跡地に予定されている商業施設・│由比ガ浜西自治会 │
│ │ │マンション建設にあたって安全・安心│福 原 敬 造 │
│ │ │な市民生活を確保すべく交通調査実施│ │
│ │ │等を求める請願書 │ │
│ ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ │陳 情│有料ごみ袋の使用を継続することの中│鎌倉市雪ノ下1−14−24 │
│ │第 38 号│止を求める陳情書 │渡 邉 能 行 │
│ ├────┼─────────────────┼─────────────────┤
│ │陳 情│円覚寺境内境界北尾根を『国指定史跡│鎌倉市浄明寺6−6−18 佐藤方 │
│ │第 39 号│円覚寺境内』に追加指定することにつ│北鎌倉円覚寺の谷戸景観の保存を求め│
│ │ │いての陳情 │る有志の会 │
│ │ │ │代表 伊 藤 正 義 │
└─────┴────┴─────────────────┴─────────────────┘
付 託 一 覧 表 (2)
┌─────┬─────┬─────────────────────────────────┐
│付託年月日│付 託 先│ 件 名 │
├─────┼─────┼────┬────────────────────────────┤
│ 28.2.12 │総務 │陳 情│市有財産横流しの疑惑について市議会に調査を依頼する陳情 │
│ │常任委員会│第 34 号│ │
│ ├─────┼────┼────────────────────────────┤
│ │教育こども│陳 情│円覚寺境内境界北尾根を『国指定史跡円覚寺境内』に追加指定│
│ │みらい │第 39 号│することについての陳情 │
│ │常任委員会│ │ │
│ ├─────┼────┼────────────────────────────┤
│ │観光厚生 │陳 情│有料ごみ袋の使用を継続することの中止を求める陳情書 │
│ │常任委員会│第 38 号│ │
│ ├─────┼────┼────────────────────────────┤
│ │建設 │請 願│鎌倉市由比ガ浜4丁目の旧鎌倉海浜ホテル跡地に予定されて │
│ │常任委員会│第 1 号│いる商業施設・マンション建設にあたって安全・安心な市民生│
│ │ │ │活を確保すべく交通調査実施等を求める請願書 │
│ │ ├────┼────────────────────────────┤
│ │ │陳 情│調整区域内に於ける都市計画法第34条第1号の運用基準の見直│
│ │ │第 31 号│し陳情 │
│ │ ├────┼────────────────────────────┤
│ │ │陳 情│公共下水管についての陳情 │
│ │ │第 36 号│ │
│ │ ├────┼────────────────────────────┤
│ │ │陳 情│津波避難、災害時と市民生活の為に閉鎖箇所の再考を鎌倉市か│
│ │ │第 37 号│ら江ノ電に求める陳情 │
└─────┴─────┴────┴────────────────────────────┘
配 付 一 覧 表 (2)
┌─────┬─────┬─────────────────────────────────┐
│配付年月日│ 配 付 先 │ 件 名 │
├─────┼─────┼────┬────────────────────────────┤
│ 28.2.12 │全議員 │陳 情│国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出についての│
│ │ │第 32 号│陳情 │
│ │ ├────┼────────────────────────────┤
│ │ │陳 情│国に対して「消費税増税を中止する意見書の提出を求めること│
│ │ │第 33 号│」についての陳情 │
│ │ ├────┼────────────────────────────┤
│ │ │陳 情│鎌倉市職員労働組合事務所の明け渡しを求める決議についての│
│ │ │第 35 号│陳情 │
└─────┴─────┴────┴────────────────────────────┘
(出席議員 26名)
(10時00分 開議)
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○議長(前川綾子議員) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。21番 山田直人議員、22番 岡田和則議員、23番 吉岡和江議員にお願いいたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第1「諸般の報告」議題といたします。
お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
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○議長(前川綾子議員) 日程第2「一般質問」を2月10日に引き続き行います。
まず、千一議員の発言を許可いたします。
なお、千一議員の一般質問については、運営委員会の協議もあり、事前に議長宛て文書が提出されております。便宜、次長に代読させます。
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○1番(千一議員) (代読)ことしの冬は特に寒いのでびっくりしております。そのせいか学校が閉鎖されるところも出てきております。ことし初めての一般質問になります。しかしながら、昨年の暮れに大船駅西口のみんなのトイレを利用しようとしましたが、余りの汚さ、臭さにびっくり。あれではあそこにいることさえ拷問なのです。以前も取り上げましたが、そのときにも増して汚くなっていたので、早急に市長などにも利用していただきたいものです。早急に何とかしてもらいたいものです。
では、質問に入らせていただきます。
1、障害者地域活動支援センターの工賃などについて。2、学童保育について。3、生涯学習センター(きらら鎌倉)のホールの舞台に登るときのバリアフリー化について。以上3項目について明確なる御答弁をお願いいたします。
1、障害者地域活動支援センターの工賃などについて。9月の一般質問の「続く」に続いて、鎌倉の障害者地域活動支援センターの利用者がどういうものを望んでいるかは調べましたよね。それの内容を教えてください。
そして、障害者優先調達制度では、2014年度の場合、横浜市では1億3,851万1,263円で、人口比で割ると鎌倉市の場合約690万円になります。しかし、実際は、鎌倉市の障害者優先調達制度の2014年度の実績は144万8,902円で、690万円からはほど遠いものです。他市で、藤沢市などはこの法律ができる前からやっていたので、2014年度の実績は1,623万224円となり、障害者への気配り、弱い者への気配りがなされています。あと、茅ヶ崎市の実績は524万2,000円です。鎌倉市ももっと力を入れてほしいと思います。
また、地活などによっても違うと思いますが、私のつくる印刷物の製作、発行、配布など、地活にできることはほとんど地活の方にやっていただいております。鎌倉市としても地活にやっていただけることを見つけて、障害者優先調達をふやしてほしいと思いますが、いかがですか。
2、学童保育について。寝たきりのお子さん、当時小学校5年生のように記憶しております。学童に放課後、その親御さんの自費でつけた介護をしてくださる方と一緒に学童に月曜日から金曜日までいました。そのお母さんが言われるには、「自分も働いているが、自費で学童に行くのに介助者をつけるのは厳しいものがあるので何とかしてほしい」とのことでした。
そして、私は平成14年2月の一般質問で、公費でどのような障害を持つ児童にも学童に行けるようにしてほしいと質問しました。初めのうちは、県下の他市でやっていないから介助者は自費でつけてほしいとか、責任が持てないからという答弁が返ってきました。平成14年2月、平成14年6月、平成14年9月、平成15年2月、平成16年12月、平成17年9月、平成18年6月と7回にわたる質問をしてきました。
7回目の一般質問のときの再質問「そうすると、今までの例で言えば、寝たままの体勢しかとれない障害児は親の負担で介護者をつけて5日間いましたが、そういう方も公費で補えるようになるのですね、いかがですか」の際に、石井こども部長(当時)の答弁では、「お子さんの障害の種類や程度について保護者などと十分に話し合った上で、臨時的任用職員を配置し、対応してまいりたいと考えております」とのことでした。私はこの答弁を聞き、鎌倉市も制度が前向きに変わってくれたと思いました。
しかし、平成27年12月の長嶋議員の一般質問でお聞きしたところによると、ダウン症のお子さんでさえも介助者を自費でつけろと言われて、引っ越しまでしてしまったとのことで、とてもショックでした。後でこどもみらい部長や青少年課の課長にお聞きしたところ、職員をふやすなどしてその子の状況に合わせるとのことでした。長嶋議員の質問によれば、そのとき対応した職員が制度上のことを誤解を与えるような説明をしてしまったため、家族で引っ越しをするまでの羽目になってしまって、とても遺憾で申しわけないことをしたなと思います。
このように、職員の発言は、市民から見ればその一言一言が命がけのことが多いのです。以前も私の知り合いに、希望する学童に行けず、親子で引っ越した例もあります。もっと丁寧にいろんな方法を考えてあげれば、引っ越しせずに済んだかもしれません。
そのように、市役所の職員が言うことは重いのです。それを自覚した上で市民との対応をしていただきたいなと思います。いかがですか。
3、生涯学習センター(きらら鎌倉)のホールの舞台に登るときのバリアフリー化について。この間、きらら鎌倉で一部の議員たちが主催の催し物がありました。私もその一人に入れていただき、ホールの舞台にほかの議員たちと上がりました。そのとき、楽屋から舞台に上がるのに階段しかなかったので、ほかの同僚議員たちに余計な迷惑をかけてしまいました。具体的には、電動車椅子からきららにある手動の車椅子に乗りかえさせていただき、階段を持ち上げていただいたのです。おりるときはこの逆をやっていただきました。そういうことをやってくださった同僚議員たちには感謝とうれしさでいっぱいになりました。
しかし、その階段は、少し工夫された長目のすのこのようなものがあれば、そのような余計な御迷惑をかけなくても楽屋からの乗りおりが可能になると思いました。私もあの舞台に乗るのは初めてだったので、何も知りませんでした。車椅子でも楽屋からもっと乗りおり可能にしていただきたいものです。いかがですか。
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○磯崎勇次 健康福祉部長 まず、地域活動支援センター利用者の望んでいることについてでございます。
障害のある方が安心して楽しく毎日の生活を過ごせるよう支援をさらに充実するため、市内9カ所の地域活動支援センターの利用者を対象に、昨年10月、アンケート調査を実施いたしました。回答者は対象者164人のうち109人、回答率は66%でございました。
アンケートの内容は、「事業所の活動は楽しいですか」「事業所がもっと楽しくなるために必要なことはありますか」「市役所にしてもらいたいことはありますか」など6項目に絞り、答えやすいように選択欄と自由記載欄を設けました。
アンケートの結果ですが、回答者の97%の方が事業所の活動を「楽しい」「まあ楽しい」と感じていることがわかりました。また、市役所にしてもらいたいことについて、「ある」「少しある」とした方は33%で、経済面、生活面のサポートのほか、事業所の様子を見てほしいなどが上げられていました。
こうした利用者を対象としたアンケートは初めてであり、多くの利用者からの自由記載で意見を聞くことができました。親亡き後の生活のこと、地域の方たちとつながることなど、安心して地域で生活できる環境づくりが求められていることがわかりました。この結果を参考に、支援するスタッフの方とも意見交換をする機会を持ち、地域活動支援センターへの支援施策を検討していきたいと考えています。職員が現場に出向いて直接触れ合うことも進めてまいります。
次に、障害者優先調達制度ですが、この制度は平成25年4月に施行された障害者優先調達推進法に基づく制度で、地方公共団体など公の機関が物品やサービスを調達する際、障害者就労施設等から優先的、積極的に購入することを推進していくものでございます。鎌倉市の平成26年度の実績は、議員御紹介のとおり、およそ145万円で、平成25年度と比較すると約30万円伸びているものの、横浜市や茅ヶ崎市と比較するとやや見劣り感があるのは否めません。
現在、障害者優先調達制度を進めていくため、鎌倉市内の障害者支援施設の販売物品や提供できる役務などのリストを庁内掲示板を通して紹介していますが、今後は物品の写真入りパンフレットの作成や、庁内の調達事例を紹介することなどにより、改めて周知を行ってまいります。
また、庁内で取り組む障害者優先調達以外でも、地域活動支援センターなど障害者就労施設と協力し、新たな販路開拓にも取り組んでまいります。
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○進藤勝 こどもみらい部長 学童保育について、対応した職員が制度上のことを誤解を与えるような説明をしてしまった件についてですが、障害のあるお子さんの入所手続に関して保護者の方につらい思いをさせてしまったことについて深く反省し、入所面談等においては、対応が可能な限り受け入れることを基本とした姿勢で臨むこと、あわせて、保護者の意向や要望に十分耳を傾けることを改めて職員に周知いたしました。
障害のあるお子さんの受け入れについては、そのお子さんの状況に応じてこれまでに臨時的任用職員を配置した事例もある一方、御家庭の負担で介助者をつけてお預かりした事例もあり、この御家庭への説明に当たっては、御家庭の負担で介助者をつけた例もあった旨の説明をさせていただいた際に、誤解を与えるような説明になってしまったものと反省しております。
そのような反省から、現在、現職の子ども育成支援員のうち養護学校に長く勤務していた経験を持つ者を受け入れの面談時やその他の相談に際してのアドバイザーとして位置づけ、必要に応じて面談等に同席し、保護者の意向や児童の状況の把握に努め、全ての相談に適切な対応ができるよう体制を整えたところであります。子どもの家の入所相談などの際には、それぞれの職員が自分の発言に責任を持ち、丁寧な説明を行うとともに、利用者の立場に立った適切な対応に努めてまいりたいと考えております。
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○佐藤尚之 総務部長 引き続きでありますが、市民との対応に当たりましては、職員の発言が市民に及ぼす影響について十分理解し、誠実な対応を行うことが重要であると認識してございます。
今後とも相手の立場をよく理解し、必要な情報を正確に伝えるとともに、差別的発言やセクハラ、パワハラの根絶に向けた取り組みや研修等を継続いたしまして、職員の市民対応の質の向上に努めてまいります。
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○原田幸子 教育部長 生涯学習センター(きらら鎌倉)のホールの舞台に登るときのバリアフリー化についての御質問です。
鎌倉生涯学習センターでは、車椅子でホールの舞台に上がる場合には、2階の楽屋入り口から舞台裏の通路を御案内しております。舞台裏の通路は中ほどに4段の階段がございます。現在は引き伸ばして使うレールスロープ2本を階段に置いて対応しているところでございます。このレールスロープは電動車椅子の場合に重量が耐えられないことから、手動車椅子に乗りかえて舞台に上がっていただいております。
御提案のすのこのようなスロープというのは、1枚の板を階段にかぶせて傾斜の緩やかな坂をつくり、舞台に上がるようにするものと認識をしておりますが、舞台裏の通路は出演者の待機場所ですとか舞台の道具を置くためのスペースでもあることから、これらの兼ね合いの中で電動車椅子にも対応できるようなスロープを設置できるかどうかということについて検討してまいりたいと考えております。
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○議長(前川綾子議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(10時14分 休憩)
(11時55分 再開)
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○議長(前川綾子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。便宜、次長に代読させます。
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○1番(千一議員) (代読)1、障害者地域活動支援センターの工賃などについて。地活には市の職員が足しげく通い、その地活を把握し、利用者の必要としているものは何かをよく研究していただきたいものです。いかがですか。
2、学童保育について。学童のことは寝たきりのお子さんまで視野に入れて考え、また、引っ越しなどしないよう丁寧なる対応をとっていただきたいものです。いかがですか。
また、市民対応としては、いかなる課でも市民目線から見て、これもまた引っ越しなどしないように、その市民の立場に立った丁寧なる対応をとっていただきたいものです。いかがですか。
3、生涯学習センター(きらら鎌倉)のホールの舞台に登るときのバリアフリー化について。すのこのようなものとは、1枚の板ではなくとも、JRが駅から電車に乗りおりするとき使うようなもので、それの長いものもあります。それは折り畳み式なので、必要のないときは畳んで端に置いておくものです。
きららのホールは鎌倉芸術館に次ぐ鎌倉駅の近くにあるホールであり、私が今まで気がつかなかったことも恥ずかしさでいっぱいです。このようなところは、いくら古いとはいえ、バリアフリー化して当然のものだと思います。エレベーターもあるホールなのですから、もう一言言うと、こういう公共的な建物はどのような建物でもバリアフリー化してほしいものです。いかがですか。
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○磯崎勇次 健康福祉部長 地域活動支援センターに関する再質問でございます。
今回の利用者アンケートで多くの利用者からたくさんの意見を聞くことができました。この結果を参考に、支援するスタッフの方とも意見交換を行い、地域活動支援センターへの支援施策を検討していきたいと考えております。
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○松尾崇 市長 地域活動支援センターを利用する障害のある方へのアンケートでは、多くの方が活動内容に満足しているという結果が出たことは、各センターが利用している方の状況に応じた取り組みをされている結果だと感じました。また、アンケートでさまざまな意見を伺いまして、改めて障害のある方に寄り添ったきめ細かな支援が求められているということもわかりました。
職員が実際に地域活動支援センターに出向いて活動内容や利用されている方の様子を伺うなど、充実した活動につながるような支援策を考えてまいりたいと思います。
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○進藤勝 こどもみらい部長 学童保育の対応についての再質問の件でございます。
小学校に就学する障害をお持ちのお子さんにつきましては、対応が可能な限り受け入れることを基本とした姿勢で臨んでまいりたいと考えております。
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○佐藤尚之 総務部長 市民の立場を理解し、市民に寄り添って対応していくことが大切なことから、職員一人一人の自覚が促されますよう今後とも取り組んでまいります。
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○瀧澤由人 副市長 ただいま総務部長が答弁したとおりであります。これから市民の皆さんに期待される、信頼される市役所を目指していきたいと思います。
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○原田幸子 教育部長 学習センターのホールの舞台に登るときのバリアフリー化に係る再質問でございます。
鎌倉生涯学習センターでは、昨年、洋式トイレをふやしたりオストメイト対応にするなど、バリアフリー化に取り組んでいるところでございますが、議員御提案のスロープにつきましては、先ほど御答弁申し上げたように、楽屋から舞台に上がる高低差があり、また長さも必要といった課題もございますので、設置できるかにつきまして検討していきたいと考えております。
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○瀧澤由人 副市長 公共施設におけるバリアフリー化ですけれども、神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例によりまして、公共施設を初め一定規模以上の建物につきましてはバリアフリーの対応をすることが求められているものと認識しています。また、バリアフリー法の適用になるものにつきましては、これはバリアフリー化が義務づけられていることになります。これらの法律や条例に基づきまして、公共施設のバリアフリー化には積極的に取り組んでいきたいと考えております。
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○松尾崇 市長 規模、用途にかかわらず、多くの方々が利用する公共施設につきましてはバリアフリー化する必要があると考えております。可能なところから対応してまいります。
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○議長(前川綾子議員) 便宜、次長に代読させます。
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○1番(千一議員) (代読)もっとお聞きしたいことがたくさんあるのですが、時間の関係で本日の私の質問はこれで終わらせていただきます。続く。
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○議長(前川綾子議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(12時00分 休憩)
(13時20分 再開)
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○議長(前川綾子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。次に、岡田和則議員。
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○22番(岡田和則議員) お昼に皆さんお食事されているんでね。少し胃のほうに血が行って、頭が少し眠いかなとなられるかもわかりませんけれども、やらせていただきたいと思います。
5番目で、1番にふるさと寄附金について、2にまちづくりについてという項目なんですけど、大変恐縮なんですが、先にまちづくりにつきましてやらせていただきまして、2番目にふるさと寄附金ということで、やらせていただきたいなと思います。
早速ですけれども、まちづくりについてなんですけれども、念頭にあるのは、私の後に言われる議員もいるし、前に言われた議員もおられるんですけれども、多分、観光といっても、2020年のオリンピック・パラリンピック、これに向かってどうするのというような質問をされた方もいますし、私もそういうことなんですけれども、なるべく重複しないようにして質問していきたいと思います。
早速ですけれども、観光もそうですし、多分オリンピックは若干違って、腰越のほうとか、藤沢のほうとか、もちろん鎌倉のほうとかにも来られるんですけれども、一般的には北鎌倉でおりられたり鎌倉ということで、大船は余り観光ということでなかなか来られないのかなというような感じはしています。
そういう町の構造になっているのかなと思いまして、一応、観光対策事業ということで、それでは、全体的に、オリンピック・パラリンピック、今後あるわけですけれども、鎌倉市としてそういった人も含めて観光客が来るという、人口政策と同じなんですけど、大体上限というか、想定というか、どれぐらい、こんな感じでないのかなというようなことを見込んでおられるのでしたら、それをお聞きしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 毎年実施しております入込観光客数調査によりますと、近年、鎌倉には年間で延べ2,000万人以上の観光客が訪れております。
今後の見通しですが、少子高齢社会のさらなる進展に伴いまして、日本全体としては国内観光市場は縮小方向に向かうと見られている一方で、外国人観光客については、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けてさらなる増加が予想されています。
国は、観光立国推進閣僚会議におきまして、今後は3,000万人規模の訪日外国人旅行者を想定した体制整備を求めており、この間、仮に国内観光客数に増減が生じないとした場合、外国人観光客数の増加により、本市の観光客数は現状の約2,200万人よりもさらに40万人から50万人前後ふえると見込んでいるところでございます。
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○22番(岡田和則議員) そうすると、2,200万人から2,300万人ぐらいの間を推移するのかなというようなことだと思うんですが、ただ、日本全国どこまでスパンを見られて、今、減少傾向にあるのかというのは、ここはまたいろいろあろうとは思うんですけど、前にJRの、全国でもいいんです、鎌倉でもいいんですが、ピークはもちろん過去にあるんですけど、今はJRの乗客も持ち直してきているというのもあるので、このまま下降線をたどって、団塊の世代がもう退職しちゃって、再任用か何か知らない、65歳まで働くんだけど、それも大体団塊の世代はもう終わりですけれども、人口が少なくなってきているんですけど、観光とかそういういろんなことを仕掛けして、交通を利用する客数というのは、今、若干伸びている感じがあります。プラス、今言われたように、外国人観光客が来られるわけですね。そうすると少しふえるのかなと思っています。
それはそれでいいんですけど、そうすると、今、二千二、三百万人ということを言われたんですが、そういった観光客、パラリンピック含めて、それぐらいがマックスだということで、そういった数字を基礎に、あるいは念頭に置きながら、訪問客の受け入れとか、いろんな交通事情とか、いろいろありますよね。そういうことを今後、この2020年の前ぐらいまでに整備していこうと考えられているのかどうか、お聞きします。
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○松永健一 市民活動部長 国内外からの観光客の増加が見込まれる、今、お話に出ておりました東京オリンピック・パラリンピック開催年度までの間は、誘客よりも受け入れ環境の整備に重点を置きました施策が必要であると考えております。
本市の場合、ゴールデンウイークやアジサイの季節といった特異日に発生する混雑により、市民生活に対する影響などが顕著にあらわれている傾向が見られます。よって、交通渋滞や町なかの混雑の緩和を図り、市民、観光客双方が快適に感じられるまちづくりのためには、観光客の季節的・時間的・地域的な分散化を図る施策に取り組んでいく必要があると考えております。
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○22番(岡田和則議員) 特異日があるんで、そこを考えなきゃいけないということと、地域分散等々、いろんなことを考えながらなるべくならしていこうというお考えだと思うんですけれども、それはそれで進めていってもらいたいなと思いますが、かなり厳しい特異日というか、特異日は本当に厳しいですから、そこら辺も本当にしっかり考えていってもらいたい。
というのは、特異日だと思ったけど、前にバスを反対側に回したことありましたよね。そうすると結構いいぞといって交通実験をやったんですけど、市民から反対の声ももちろん出ましたけど、それは終わったんですが。それはそれでいいんですが、そういったことを、その先のことは私もわからないんで余り言えないんですけど、単に実験だけでなくて、そこで得られた教訓なり何なりを施策に生かしていくという、そういうまちづくりをしていただきたいなと思っています。
次に参りますけれども、それでは、特異日だけではないんですが、特異日と仮にしてもいいんですけれども、鎌倉駅の東口の来訪者の人だまり、これは、今はもう会派は解消しちゃったんですけど、長嶋議員も言ってますし、私も見たこともありますし、いやいやすごいなと。全然違うんだよね。大船で乗って鎌倉に来ると、何か違う町に来たみたいな感じで、すごいなという。本当にそう感じる。だから、観光客も含めて鎌倉に住んでいる方というのは、大船に比べるとかなり我慢して住んでいるのかなというような感じはします。いやもう本当にすごいと思います。
その人だまり、それからバス停、こんなこともあると思うんですけれども、ここら辺の再配置みたいなことも考えられているかなと思うんですが、特にこの鎌倉駅の東口に限って言いますと、どんな感じなんでしょうか。
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○大場将光 まちづくり景観部長 鎌倉駅東口の駅前広場でございます。議員御指摘のとおり、歩行者の滞留空間、これが少ないという状況でございます。それから、バスについても同様なことだと思っております。歩行者と、あと車両の動線が交錯してしまうような状況もございまして、利便性とか安全性に課題があると、こういう認識をしております。
現在、東口の広場、土地所有者でございますJR東日本と調整をさせていただいているところでございます。広場の整備につきましては、御指摘の件も含めまして、さまざまな観点から検討を行いまして、少しでも課題の解決が図られるように取り組んでまいりたいと思っております。
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○22番(岡田和則議員) ぜひよろしくお願いします。駅をおりると真ん中に、バス停もあるんだけど、向こうに、若宮大路に抜けられるようになって、バスは右回りになっていて、タクシーもいるんだけど、あそこは信号機がないわけですから、真っすぐ行く人は、見ながら真っすぐ行く。運転している人も歩行者を見ながらとまったりしていますよね。危ないなというような感じ。
事故が過去に起こったのかどうか、そこまで私は調べてないんですけれども、ただ、あそこをきちんとしなきゃいけないというのはわかるし、やらなきゃもちろんいけないんですけれども、例えば歩行者のたまりとか、いろんなことがあるので、どういうふうに解決して、非常に難しいというか、広場が余り広くないんで、張り出しちゃうと円が小さくなるというか、どこにどういうふうに逃がすのかみたいな。なかなか、頭を一ひねり二ひねりしないと、僕なんかもわからないというか、どういうふうに逃がすのかなみたいな。だから、多分そこら辺は悩まれるかなと思いますけど、そうは言っても、利用者ないしは交通事業者の方と、警察なんかも含めて十分検討をなさって、なるべく早い時期に整備してもらいたいなと思います。
それで、関連なんですけれども、交通事業者というのはJRだけじゃなくて、江ノ電の電車、バスもある。それから京急バスもありますね。これを調整、これも多分やられているとは思うんですが、そこら辺もきちんとまとまった感じでやられると思うんですが、そこら辺のことはどんなふうに考えられているのか、教えてください。
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○大場将光 まちづくり景観部長 御指摘のとおりでございまして、この広場の整備に当たりましては、JR東日本ももちろんなんですけれども、バス事業者を含めました交通事業者、今後、皆さんとの協議とかあるいは連絡調整、これは必要不可欠でございます。これは今後も引き続きまして調整させていただきませんと、御指摘のように、駅前のスペース、非常に限られたスペースの中で有効に、安全に、こういうふうに整備していくためには、交通事業者の協力なしにはできませんので、引き続き調整をさせていただきたいと考えております。
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○22番(岡田和則議員) ぜひよろしくお願いします。私も案というか、空想的な案は持っているんですけど、だけどそれができるのかとか、あるいは市民がそれを受容できるのかできないのかとか。鎌倉市は意外と、まあまあ前々からですけれども、何ていうか、近代的なビルよりももっと違ったまちづくりということでやっているわけだから、市民もそれを受容しているんで、一気にどうこうしようといってもなかなかならない。高さ制限ももちろんありますし、結構厳しい中で調整されるということだから、それはお任せしますけれども、市民の意向というか、考え方、もしドラスティックに変えるようなことがあれば、市民の皆さんの意向も聞かないと、やっているうちに反対運動が起こってだめだよみたいになりかねないので、そこはわかりませんけど、図を見てないからわからないんですが、私が考えているのはあるんだけど、多分市民に反対されるなと思うから言わないんですけど、いろんな考え方があると思うんで、そこら辺は市民の皆さんとも調整しながらやってもらいたいと思います。
それとあと、観光案内所の配置人数、対応、これは、出たところの右側のところに、今、観光案内所ありますよね。これもほかの議員がたびたび本当にいいのと、まずいんじゃないのと、ここで質問されていたかと思うんですね。
これは要するにどういうふうに考えようとしているのか。観光協会があれ、市が出して観光協会がやっているんですか。それとも市そのものがやっている。わからないので教えてください。
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○松永健一 市民活動部長 観光案内所の業務につきましては、市が鎌倉市観光協会に委託しておりまして、勤務人員や業務内容につきましては本市が作成した委託仕様書に基づいて観光案内所が運営されております。
観光案内所の配置人数については、平日は2名、土日祝祭日は3名の体制で臨んでおります。10月に予定している観光案内所の移設を機に、掲示物やパンフレット配架の工夫に加え、客だまりスペースが確保されることから、今よりもスムーズな対応とサービスの向上が図られるものと考えております。
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○22番(岡田和則議員) 過日、2月2日の東京新聞に載っていたんですね。それで、鎌倉市手狭で10月にも移転と書いてあって、観光案内所を拡充、多言語対応を目指すと、こういうふうに書いてあって、外国人観光客の増加を見込んでフルタイムで英語、中国語、韓国語の3カ国語対応として、外国人観光案内所の最高レベル、カテゴリー3の認定を目指すと、こういうふうに書かれているんですけれども、これは間違いないのかどうか。こういうことを目指すということ、新聞には書いているんですけど、市はそうだよと思われているんでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 観光案内所の外国語対応等でございますけれども、外国語対応につきましては現在も常時英語対応が可能な職員を配置しておりますが、ことしの10月以降の移設を機に、常時3カ国語以上の対応ができるようにし、インバウンド対応の充実を図っていきたいと考えております。
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○22番(岡田和則議員) わかりました。今の2人から3人ということなんですけど、特異日なんかはまた違ったようにするのか。それは、特異日は日本人特有だから、外国の人は特異日とかそういうのはありませんよと、ほかのところでずっとなべて来ちゃうよということになれば、この人数あたりぐらいで対応が可能なのかどうか。そこら辺は、いかがですか。
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○松永健一 市民活動部長 今、お話に出ましたように、特異日につきましても、外国人対応の関係につきましては、先ほど言いました平日2名、あと休日は3名という体制ですけれども、この辺はまた状況を見きわめながら必要な対応を図っていく必要があるかと思っております。
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○22番(岡田和則議員) わかりました。状況を見ながらということで、長嶋議員がたびたびここで口を酸っぱくして、彼も観光ボランティアをやっているので、なかなか大変だろうなとは思っています。しかし、そこで現場にいるわけですから、よく知っているんだろうと思います。だから、そこら辺はもう少しどうなのと言われたら、それなりに対応してもらいたいと思っています。
それから、開設時間、これ8時間だと思うんですけど、8時間以上やるのかもしれない、わからないんですが、これは外国人対応、始業時間の何時ぐらいから何時ぐらいまで大体やろうとしているのか。
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○松永健一 市民活動部長 観光案内所の開設時間につきましては、現在は午前9時から午後5時までと考えておりますが、再三の話になりますけれども、ことしの10月に予定されている移設以降は、JRみどりの窓口と横並びのブースになることもありますので、またこれも利用状況を見きわめながら必要な判断をしていきたいと今は考えております。
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○22番(岡田和則議員) ということは、今までお聞きしましたけど、10月に向けて案内所等々を含めて整備していくよというような感じでよろしいわけですね。
それから、次に参りますけれども、今度は鎌倉駅の西口ですけど、公衆トイレがない。これはもう前から言われていて、過去に鎌倉駅西口周辺の整備事業というのが絵まで描かれてあったんですが、なかなか進まなくて、今頓挫をしているような状況です。
駅の中、こっちへ行くと、女性トイレは、私はのぞいたことないんですけど、男性のところは立っていて二つぐらいしかないし、これは、東口には中にあって、外にもあるんですけど、西口にはなくて、西で、しかも外から外で利用したいという場合に、あそこの中に入って、駅員に、申しわけない、トイレを貸してもらえますかということで入っていくわけですけれども、外から気軽と言ったらおかしいけど、入れるようなトイレがないので、つくってほしいなというのは前々から要望があるんですけど、ここら辺の考え方みたいなのは。
というのは、今、西口の周辺整備事業が頓挫していますから、それを待ってということになると、かなり長い期間になるんで、そうすると、そこら辺の考えみたいなの、どうしようかということを考えないと、なかなか厳しいものがあるんではないかなと思うんですけど、そこら辺はどんな考えになるんですか。
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○松永健一 市民活動部長 平日、休日問わず多くの観光客が往来しております鎌倉駅西口駅前において、公衆トイレのニーズは高いと認識しております。このため、鎌倉駅西口における公衆トイレの新設のための用地確保に向けた準備に着手していく予定で、今、準備を進めているところでございます。
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○22番(岡田和則議員) ぜひよろしくお願いいたします。
昔、いろいろ話があったの。今はちょうどお店があるところ、あそこぶち抜いて中に入ったらどうだという話も前あったと。前はあそこお店じゃなかったんだけど、今はもうお店ですけど、あそこのトイレの整備等も、あそこの場合はJRになるのかな、JRに相談してもらって、どうかなというような感じがしています。
それから、次へ行きますけど、今度は外貨両替所の話。これは何か少し出ているような感じがするんですが、この取り扱いみたいなことは鎌倉市ではどう考えているのか。
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○松永健一 市民活動部長 今、指摘がございました外貨両替機の設置についてでございますけれども、外国人観光客の利便性の向上とともに、市内消費の拡大につながる効果も期待できるため、インバウンド対策として大変有効な取り組みと考えております。
現在、先ほどから話に出ておりますけれども、観光案内所の移設に伴う準備をJRと行っておりますが、その中で、この通貨両替ATMの設置についても協議を進めているところでございます。
また、一部のコンビニエンスストアでは、首都圏の店舗を中心に外貨両替機を設置し始めた動きもあるため、引き続きこのような情報収集にも努めていきたいと考えております。
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○22番(岡田和則議員) そうすると、交通事業者との協力とか、あと商工会議所、観光協会も含めて協力しながらやっていきたいということでよろしいですね。
それに関連はするんですが、今度は観光案内サイン、この充実についてどう考えているか、教えてもらえればありがたいです。
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○松永健一 市民活動部長 観光案内サイン等の充実につきましては、外国人観光客の円滑な移動や快適な滞在のための環境整備として、インバウンド対策の中でも重要な取り組みの一つであると認識しております。
本市の観光案内表示につきましては、観光庁が策定いたしましたガイドラインなどを参考にして、外国人観光客にとってわかりやすい表記に努めており、また、地図記号や道路案内標識などについても、現在、国で見直しが始まっている最中であるため、その動向を注視している状況でございます。
今後は、観光案内サインだけではなく、それにかわる観光アプリの活用などもあわせて検討しながら、外国人目線に立った適切な案内や誘導に取り組んでいきたいと考えております。
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○22番(岡田和則議員) よろしくお願いします。
外国人の方についてなんだけれども、観光案内のマップ、観光マップ、これもいろいろきのう白黒とか言っていたんですけど、ここら辺も今はもうきちんとやられているんですか、現在は。きちんとというのは、カラーで増刷されて出すようになっているのか。それとも、もしなっていなければ、いつごろぐらいまでにやろうとされているんでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 今、策定をしております観光基本計画、来年度から1年目に当たりますけれども、その中でもインバウンド対策は重点課題という形で位置づけております。その中で、やはり外国人観光客に快適な観光をしていただく上でマップは非常に重要だと思っておりますので、来年度に関しましては大幅に予算を増額いたしまして、3倍強の増刷を今考えて準備を進めているところでございます。
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○22番(岡田和則議員) よろしくお願いいたします。
それから、これは私が前から言っているんですけれども、随分前から言っているんですけど、観光客、外国人でもいいんですが、観光客の宿泊について。神社仏閣等、宿坊どうなのと、前から私、言わせてもらっているんですけど、滞在型の観光客が利用できるよう協力をお願いしたいと。
これは、現在、旅館業法が緩和されて、それは使えるのかどうかわかりませんけれども、少し規制が緩和されてきているということもあるんで、鎌倉市のお寺、神社仏閣、これどうなのというのもあるんですが、これはどうなんでしょう。随分前からどうなのと言わせてもらっているんですけどね。そういう考えがお寺にも全然ないのか、若干脈があるのか。そうだねと、そういうこともあるから俺たちも頑張らなきゃいけないねと思われているのか、何を言っているんだと、冗談じゃないということで、宿泊施設ほかのところでつくってくれよと言っているのか、そこら辺がよくわからないので、どんな雰囲気なんでしょう。ここと言わなくてもいいけど、雰囲気みたいなの、わかれば教えてください。
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○松永健一 市民活動部長 社寺における宿泊ということでの宿坊でございますけれども、観光客にとって非常に魅力的な体験型観光の素材になると考えておりますが、一方で、社寺というものは本来宗教活動の場であることから、それぞれ関係者の考えに配慮しなければならないものと思っております。
お寺等もどういう考えかということに関しては、まだ具体的には聞いておりませんけれども、2020年のインバウンドを含めて、社寺等のお考えを尊重する中でどのような検討ができるかということはまた探っていく必要があるかと考えております。
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○22番(岡田和則議員) 宗教活動は、確かに宗教活動、そこの中の檀家とか、そういう人というのは、それはもちろんそうだろうけれども、そうじゃなくて、宗教的な雰囲気を味わいたいと。別に特異なあれじゃなくて、臨済宗を味わいたいとか、浄土真宗を味わいたいとか、真言宗のお寺を味わいたい、多分そうやっては来てないと思うんだよね。こういうところあるねと、何か静かだねと、何か味わいたい、写経もしたいね、あるいは座禅したいねとか、けんちん汁が食べたいねとか、あるいはお坊さんの話を聞きたい、裏話を聞きたいねと。表向きばっかりじゃなくて。結構私も神社仏閣を訪問したことあるんですけど、結構裏話を言ってくれるんですよ。おもしろい。これはうそだよとか。実はこういうぐあいにみんなでやっているけど、本当は江戸時代からできたんだよとか。結構裏話を教えてくれる。ああ、おもしろいなと。こういうことを聞いていると、そんなに回れなくなっちゃうんだね。時間がとられちゃうんで。そうすると、金曜に来るのか土曜に来るのかわかりませんけれども、そういう話を聞いて1泊して、昼ぐらいから帰ればいいんじゃないのかとか。そんなふうに思ったりもしているんで、ぜひ、余り宗教、宗教と言うと、確かに宗教施設なんですけど、できないのと。高野山もいっぱいあるんだけど、あれ全部宗教のものでやっているのと。檀家なんかみんなそうなのかといったら、そうじゃないと思うんだよね。
いろいろあるので、いろんな難しいことは、それは無理無理やりなさいと私は言いませんけど、鎌倉なんかはそういうのが似合っているんじゃないのと。宿泊施設がないから高いものどんと建てて、はい、ここでやりなさいというのはだめ。高いものは建たない。例えばあっちだと15メートルでも、5階建ては建たないよね。そうすると4階か3階ぐらい、低層になっちゃうし、それだったらもっと雰囲気のあるところで泊まられたほうがいいんじゃないかなと私なんかは思っていますので、ぜひ、無理は言いませんけれども、オリンピックとかそういうことがあるわけだから、ここでひとつ、もう少しねじを巻いてやってくれれば、あるいは協力していただければありがたいと思うんで、ぜひ話は一応進めてもらいたいと思っています。
それから、鎌倉駅周辺の喫茶店等への入り口に店舗の分煙対応状況を提示することの協力のお願い。これは、私はたばこを吸うんですけれども、今どんどん禁煙、分煙となってきていますよね。吸え、吸えとはなってないよね。たばこを買ってばんばん吸ってくださいという雰囲気じゃないね。なるべく吸わない。吸うんだったら分煙で、受動喫煙は迷惑になるから、違うところで吸いなさいと。大体社会の流れがそういうふうになってきていると。それがいいか悪いかは別として、なっています。
そうすると、私なんかもたばこを吸うんで、喫茶店で、おばさんに、おじさんでもいいんですが、マスターでもいいんですけど、ここで吸えると。いや、うちはだめとか、ここで吸える、吸ってくださいとか、そういうのもあるし、分煙施設をきちっと確保してあるところもあるし、外からはわからない。
だから、入るときに、たばこが書いて、斜めで、だめよというようなステッカー、そういうのを張ると、我々は、ああここはだめだな、次に行こうと。張ってないところは吸えるかなみたいなね。あるいは分煙可でもいいんだけど、そういうのを、商工会議所でもどこでもいいんですが、観光協会でもいいんですけど、協力してもらって、ステッカーを張ってくれないかと思う。
ここの先の交番の前、たばこだめと張ってあるよね。白いのが。交番に張ってあるのは私も見たんですけど。別に交番の中でたばこを吸うとか吸わないとか、そういうんでなくて、喫茶店あたりはどうなのと。あるいは食堂あたりどうなのと思うんですけど、そこら辺は、たばこの喫煙に対してどんな考えを持っておられるのか、今後考えるのかみたいなのがあれば、教えてもらいたいと思います。
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○石井康則 環境部長 鎌倉駅周辺の喫煙場所の案内といたしまして、受動喫煙防止に対応した喫茶店の店舗を案内することも、路上喫煙の防止とともに、喫煙者のマナーの向上の対応として必要なことと認識をしているところでございます。
平成22年に施行されました、これは神奈川県の条例でございますけれども、公共的施設における受動喫煙防止条例に基づきまして、一定規模以上の店舗と小規模な条例協力店には禁煙または分煙の表示がされているところでございます。分煙の表示に当たりましては、県が定める分煙基準がございまして、仕切りですとか換気設備が求められておりまして、鎌倉保健福祉事務所が調査を行いまして、鎌倉駅周辺では現在14店舗の入り口に分煙の表示がなされているところでございます。
分煙の表示をするには基準がございまして、市が独自に対応していくことは困難でございますけれども、今後は鎌倉保健福祉事務所と相談、連携を図りながら、鎌倉駅周辺の店舗、また鎌倉商工会議所等関係団体に対して、県条例に沿った分煙の施設整備のなされた飲食店等の促進を図れるように働きかけをしていきたいと考えております。
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○22番(岡田和則議員) よろしくお願いします。外国の人も来られるんで、日本人もわかるんだけど、外国の人もわかるように、共通みたいな、何かそういうのをつくって張ってもらえればありがたいと思っています。
それから、駐輪対策なんですが、これは過去に報告も聞いていて、今やってもらっているんですけれども、大船駅の西口自転車駐輪場、今、建てかえようということで、中は空っぽになって、いろんなところにお願いされて、自転車を避難していますよね。これの建てかえ後、多分減ると思うんですけど、その対策というのは多分あるんじゃないかなと。前も言ったんだけど、建ててもらっても、これぐらい余るよと。待機者はこれだけいるよと。どうするのみたいなのもちらっと話したことがここであるんですけど、その後の状況というか、考え方みたいな、何か進展みたいなのがあれば教えてください。なければなくていいですけど。
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○大場将光 まちづくり景観部長 建てかえ工事を今やっておるところなんですが、実はなかなか、いろいろ大きな土地をお持ちになっている方ですとか、あるいは周辺で駐輪の事業をやっておる方等に当たってございまして、最近できた民間の駐輪施設がございまして、そちらにも協力を要請をしたりいたしました。結果として、かなり使っていただいているようでございます。大きな地主さんに当たったところはなかなか難しいという状況なんですが、民間で少しあいているところにかなり、今建設しております駐輪場にとめていた皆様がそちらを今利用していただいているような状況はあるようでございます。
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○22番(岡田和則議員) それはありがたいですね。
これは別に悪口じゃなくて、目撃したことなんです。いつもじゃないんだけど、今言われた民間駐輪場、行きますよね。前、ここで言ったんだけど、動線が悪いから使わないんじゃないかということで、確かに動線が悪くて、バスやタクシーが入れる上流、柏尾川の上流から下流に行きますよね。一番線路に近いほう。あそこは逆走ができないんだけど、自転車乗って逆走している人がいました。ここにお巡りさんがいましたけど、お巡りさんは黙っていました。お、黙っているなと思ったんですけど。あれは危ないというか、この前から私たまたま見たんで、あれはよくないな、それだったら、歩きながら歩道を行って、向こうで乗ってくれればいいのになと思ったんだけど、面倒くさいということで逆走したと思うんだけど、そこら辺もあるので、あしたからどうしてくれと私は言いませんけど、そういうのもありますよと。だから、そういう注意というか、情報をここで言いますんでね、頭に入れておいてもらって、なるべく事故が起こらないように、少し考えてもらいたいなと思います。要望しておきます。
それから、次は大船駅周辺の現状についてなんですけど、大船駅周辺のまちづくり、これは松竹がなくなって、松竹の後に遊園地というか、何かそういうのができて、赤字を出して撤退して、その後に、あそこの松竹の跡地にマンションをつくるのかどうしようかと結構悩まれて、当時、京浜女子大学、もう鎌倉女子大だったんですが、鎌倉女子大を誘致しようということで、そういう経過がありましたね。あそこに鎌倉女子大ができて、前に3回も言ってあんまり言いたくないんですけど、奥のほうは正面入り口ということで、今の観音食堂の前の、左側に芸術館があるけど、右側に鎌倉女子大の正面にぶち当たる。あそこは町並みをきれいにしてもらったんですけど、自転車ももちろんそうなんだけど、電柱もないですよね。木も植えている。そういうふうにしようとしていた。
その後に、オレンジマンションが栄区にできちゃって、大船駅が大きくなったというか、北口ができて駅の全体が整備されて、今は裏口から女子大生が行っちゃっているというような方向になっていて、乗降客も一時に比べて、北口がないときとあるときと比べて随分変わって、人の動線が変わってきています。
そのときに、どういうことを言われたかというと、大学と共生する町大船にしましょうと。それと、水が出るんで、防災関係もきちっとしなきゃいけないねと。これは仲通りも狭いんで、あそこは地権者がめちゃくちゃになっているんだけど、消防車が入れないんだけど、どうするのみたいな質問をしたことあると思うんだけど、とりあえず、大学と共生するまちづくりをしようと。大船を拠点にしてね。
そういうのがあるんだけど、その後が見えないというか、芸術館の前の、国交省か何か、景観賞か何かもらったよね。あれが、芸術館の前にまだ4階か5階建ての建物がないときに、あそこを市民が広場にしようと言っていて、冗談じゃねえよみたいなことでつくっちゃったんだけど、そういうようなこともやっていた。
それからあと、芝浦のところの川のところに桜並木というか、ずっとつくっていましたよね。かなり力入れていて、女子学生だから女性、鎌倉も女性なんだけど、大船も女性的な町に、そういう感じでつくっていくのかなとは思っていた。
大船というのは、前が海だったから、大船の商店街の防犯灯、深いブルー、立てていますよね。この前、歩いたんだけど、ブルーが随分はげちゃって、明るいブルーになってきているから、浅瀬になったのかなと思ったんだけど、まあそういうことでやっている。
それから、大船のルミネは、何回も言いましたけど、船の形しているわけでしょう、あれ。そうやってつくっているんだよね。船の形。大船だから。かなり前の人は一生懸命やってきて、今やってないとは言わないんだけど、そういうコンセプトみたいなのは、最近何かよくわからないな、どうするのかな、どうなんでしょうね。大きな考え方。
例えば、旧鎌倉市内は、観光都市と言ったらおかしいけれども、北鎌倉のこっちは神社仏閣を中心とした町にしようねと。大船はこういうまちづくりにしようねみたいな。それから、手広か何かあっちはこういう町にしようねと。腰越はこうだからこういう町に。何かあったと思うんだよね。そういうコンセプトみたいなのが。最近は余りよくわからないというか、見えづらいような、私だけがそう思っているのかもわかりませんけど、何か感じるんですけど、今後、どんな町にしようかなと、大船をこういう町にしようというのがあれば、聞かせてもらいたいんですけど。
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○渡辺一 拠点整備部長 大船駅周辺地区は、鎌倉駅周辺地区、深沢地域国鉄跡地周辺地区と並ぶ三つの都市拠点の一つでありまして、鎌倉市都市マスタープランにおいても、「交通結節性と地域の個性を生かし、活力に溢れ、豊かな生活文化を創造し発信するまち」を目指しております。
平成8年に作成いたしました大船駅周辺地区まちづくり基本計画案に基づきまして、これまで、先ほど議員がおっしゃったとおり、鎌倉芸術館周辺地区のまちづくり、大東橋周辺地区のまちづくり、大船駅南部地区のまちづくりなどについては、地域の住民の皆様方が主体となりまして策定いたしました各まちづくり計画への支援を行い、大船駅西口整備などは行政が主体となりまして事業を実施するとともに、大船駅笠間口の開設や北地区のまちづくりに係る調整などにも取り組んでまいりました。
大船駅周辺地区まちづくり基本計画の策定から既に20年近くが経過していることから、現在、各地区で策定された計画の到達度を確認するとともに、計画の実現性について精査しながら、基本計画案に沿ったまちづくりの実現が図れるよう取り組んでまいる所存でございます。
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○22番(岡田和則議員) 何でそんなことを言うかというと、幾つかあるんですけど、一つは今言った芸術館通りの先にあった代々木ゼミナールが撤退して、その後は5階建てのマンションでね。その前、その道を挟んだ右側もマンションになっているというか、今やろうとしている。
それから、資生堂は大阪に行っちゃって、400億円ぐらいの金をぶち込んで、向こうで頑張るということで過日の新聞に載っていましたけど、資生堂はそういうふうにやるんだなと。その跡地をどうするのと。今決まっているか決まっていないか、多分決まっているんじゃないかなと思うんですけど、よくわからないんですけど、その後を、鎌倉女子大というんだから、大学と共生する町というんだから、栄区と接点みたいなところに置かないで、こっちに持ってきたらどうというような提案も内々にはしてきました。
僕の頭の中には、大学と共生する町。京浜女子大じゃなくて鎌倉女子大と冠がついちゃっているので、持ってきてきちっとしていかなきゃいけないんじゃないのというような気持ちから、私はそういう提案したんですけど、なかなかそうではないというような感じで、まちづくりは30年、50年先を見越してやらないと、目先だけでやっちゃうとめちゃくちゃになってきますので、コンセプトをきちんと、するんだったらする、変えるんだったら変える、こういう意味で変えますよと、こんな町にしますよとしていかないと、何かずるずるというか、黙っているとずるずると、こんなことしていていいのかなみたいなのがぽつぽつとあって、それで黙っていると、今度はもっとどんどんひどくなっちゃって、違うんじゃないの、この町というようなね。そこら辺になってくると、遅いというか、文句を言っても遅いと。
今は何か大船はそういう町になりつつあるんじゃないかなと、何かそんな感じがしている。仲通りも真ん中あたりに、駅からおりて仲通りへ入っていって下ったところの十字路の左側の魚屋のおばちゃんが名物おばちゃんで、だみ声でいらっしゃい、いらっしゃい、半額だよと、よく言っていたの。おもしろいおばちゃんがいたんですけど、それも全部なくなっちゃって、今は靴屋みたいな、少しずつ変わってきたなと私は思っているんですが、あそこは市民市場みたいな考えでやりましょうと言っていたわけで、それは、ああいうふうになっているから市民市場でいいじゃないかといって言ったのかもわからないし、いや、市が意識的にもうちょっとどうなのということでやっているのかどうか、そこはわからないんですが、少し変わってきているなというように思っていますので、今後、本当にもう一回締め直してやるのか、あるいは変えてやるのか、コンセプトというか、大きな考え方みたいなのをまとめてもらえればありがたいと思います。
それに関連して言いますと、これも前からそうなんですが、屋外広告物の対策ということで、大船は前からそうなんだけど、東口におりると、前から比べるとよくなった、確かに。前は、ルミネなんがなかったときはまだね、ルミネの上にある本屋、小さい本屋があったりして、その時代を知っているんだけど、それはなくなって、それはきれいになって、その後、ぐちゃぐちゃになって、少し看板の色とか、そういうのを指導してもらったと思うんだよね。見ていると、ああここはやってくれているなとか、ここはお願いして聞いてもらったんだなとか、そういうところが見受けられることは見受けられます。何もやってないとは私は言いません。
ただ、ど派手なものがあるんで、これはどうかなみたいな、夜の町にするのか大船みたいな、そんなのもあるんで、あれは昼の顔と夜の顔ぱちっと変えるんだったらぱちっと変えてもいいんだけど、それは考え方に基づいてやらないと、何でもいいやというような形でやっちゃうと、昼も夜も知ったこっちゃないとなると、これはまた違うと思うんだよね。
だから、絶対とは言わないけど、そこら辺も考えて、こういう色合いでこういうふうにしていこうねとやってくれるとありがたいと思うんですけど、そこら辺の考え方があれば教えてもらいたい。
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○大場将光 まちづくり景観部長 過日、議員の御指摘も受けまして、一緒に現場調査なども行っていただきました。ありがとうございました。
その後、私どもも調査を行っております。それで、幾つか課題のあった看板がございまして、店舗やビルのオーナー、あるいは屋外広告物の掲出者、こういう方々と面談をさせていただいております。継続的に改善に向けた指導というのは私どもさせていただいておりまして、幾つかは店舗におきまして改善が図られてございます。ただ、課題が大きく改善されたという状況ではございません。そういう認識でございます。
大船駅周辺地区、これは活発な商業活動が行われているところでもございますので、にぎわいを創出しているとも捉えられます。こういう鎌倉市に入ってきた顔というところもございますけれども、そういう一つの拠点としてふさわしい景観となっていくように、今後も、少しずつですけれども改善をしていきたいと、引き続いて粘り強く取り組んでいきたいと、このように考えております。
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○22番(岡田和則議員) ぜひよろしくお願いします。大きな基調としては、大船の場合はブルーというか、群青というか、そういうのがありますね。大船というぐらいだから。海だったわけで、下を掘っちゃったらぐずぐずだからね、海だから。それと、ルミネは鎌倉の色だよね。薄紫というか。僕流に言わせると不安神経症の色というんだけどね。貴族の色だけど。そういうことかなと思います。
それはそれとして、僕は文句言っているわけじゃなくて、そういうコンセプト、こういうふうにしていこうという、これはやったけどそこは何でもいいよというんだったらさ、統一性ないもの、ばらばらになっちゃうから、なるべく統一ある、色でも、まちづくりの建物でも、高さでも、なるべく統一してくれないと、俺の土地だから勝手にやっていいじゃないかみたいな、それは確かにそうかもわからないけど、協力してよと。申しわけない、みんなでやっているんだからよと。そういうお願いもしなきゃいけないし、僕はしてほしいのね。絶対関係ないとあんまり言わないと思うんだよね。人間だから。頼むよと言えばさ、仕方ねえなと。おまえがそこまで言うんだったら仕方ねえなとか。そう言われりゃそうだなとか、多分言うと思うんですけど、まあやってほしい。これはこれで終わります。
それから、次の項ですけど、収入につながるまちづくりと。これが本当は肝なんですけど、一つの。市税徴収率の過去5年の推移、それと市税の動向、これはどういうふうになっているか教えてください。
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○佐藤尚之 総務部長 過去5年間の本市の滞納繰越分を含む市税全体の徴収率を御紹介いたしますと、まず、平成22年度から申し上げます。平成22年度は92.5%、平成23年度は93%、平成24年度は93.6%、平成25年度94.5%、そして平成26年度には95.2%と、年々上昇はしてございます。
神奈川県下33市町村における本市の徴収率の、今度は順位でございますけれども、同じく平成22年度から御紹介いたしますと、平成22年度19位、平成23年度20位、平成24年度、平成25年度、平成26年度の3カ年度はいずれも18位でございます。
また、政令市を除く県下16市の中でございますけれども、平成25年度は6位、平成26年度は7位と、全体を通じましておおむね中間に位置してございます。
一方、公表されております平成25年度までの全国約1,750市町村の徴収率の平均は、平成22年度93.3%、平成23年度93.7%、平成24年度94.2%、平成25年度94.9%、こちらは年々向上してございます。
この全国における本市の徴収率の、今度は順位でございますが、平成22年度は838位、平成23年度は807位、平成24年度は796位、平成25年度は745位と、こちらも年々上昇してございますが、残念ながら徴収率は全国平均を若干下回ってございます。平成25年度で申しますと0.4%全国より低くなってございます。
なお、過去5年間の本市の市税収入額の状況でございますが、おおむね横ばいでございまして、平成28年度、新年度もその傾向は続くと予想してございます。
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○22番(岡田和則議員) 間違いじゃないからいいんですけど、正確に言うと、神奈川県内33市町村内順位の平成24年度は、今、部長18位と言われたのは、18位でもいいんですけど、18位と19位が同じなのね。18位と19位が同じということです。細かく言ったらいろいろある。幅がありますから、平成22年度の市税徴収率838位と言われたけど、これは858位と838位が同じなんでね。幅があります。だけれども、それはそれでいいです。上昇していることは確かですね。部長が言われたように、全国平均より0.4%低い。
そうすると、平成26年度はまだ全国平均を総務省が出してませんで、これがわからない。うちは95.24%なんだけど、わからない。それにしても、838位、807位、796位、745位と、この頑張っているのはわかります。それは認めます。債権回収担当を4月からやっているんですが、これが聞くところによると大体3億円ぐらい回収できそうだと聞いているんですけれども、頑張っているなと思っています。それはそれとして私はありがたいと。今までお金がゼロだったのが3億円いただけるんだから、いい悪いは別にして、市のために貢献しているなというように私は思っています。それは評価しています。
ただ、先ほども言われましたように、そうはいっても全国平均より低いよと。伸びているけど。これはいかがなものかという感じがしていまして、ここから辛口になるのか笑いをとるのかわかりませんが、平成26年度、職員の一般給与の全国の中の順位、これは何位かというと、ばらつきあるんですけど、49位とか。42位もあったかな。49位。そうすると、機械的に言っちゃ、顔が引きつるのか、笑いか引きつるのかわかりませんが、目標値は、全国平均を目指すのみならず、給与と同じぐらいのことを目指してほしいと。あしたからやれとは言わない。目標値だと。こういう目標を持っているぞと。
でないと、今、一生懸命頑張ってくれているから、あんまり文句は言いませんけど、当然頑張ってくれている。3億円いただいている。ありがたい。国保のことも言うと1.5億円ぐらいまた徴収率が上がっているから、いただきみたいな。国からもらったんだって。4.5億円だね。これは職員が頑張ってやっているから、あなたたちの手柄。
ただ、そのときに全国平均まだ行ってないし頑張る、それはわかっているんだけど、どれぐらいまで俺たち頑張るのかなと。一応目標立てるぞみたいなね。私としては、私が言うには、岡田議員無責任じゃないのと言われるかもわからないけど、なるべく高い目標値、誰かに言われても何となく言える、俺たちこうだからこれぐらい頑張るんだよと、なかなか今いってないんだけどぐらい。そういうのがないと、なかなか人と話したときに、ああそうなのというのがなかなか言えないというね。頑張っているんだよと。ああ頑張っているの、ああそうなのでおしまいでしょう。
だから、できるかできないかわからないけれども、目標値を持たなきゃいけないんで、なるべくそういうふうにしてほしいと思います。大学受験だってそうでしょう。東大一直線というと、すべるやついっぱいいるよね。だってそれ目標値だもん。早稲田でもどこでもいいんだよ。立教一直線と言ったって、通る人もいるでしょう。神大一直線と言ったって、通るやつもいるし、落ちるやつもいるし。だけど一応の目標は、ここだよと。一応ここ持っているよぐらいは、持ってほしいなと。それを私は今、言わせてもらった。絶対とは言わないけど、なるべく高い目標値を持ってやっていただければ、大変ありがたい。それで、今はまだ全国平均になってないけれども、頑張られているのは重々承知していますし、感謝もしているし、頑張っているなと。僕が市長だったら表彰したいぐらいだけど、市長じゃありませんからあれですけど、それは評価している。なおかつやってほしいと、こう言っておきます。
そういうことなんですけれども、片一方は。それからもう一つは、市税収入。私、息子が平成元年に生まれたから平成元年からとったんだけど、26年間の推移をとりました。ざっくり400億円から350億円、ざっくりよ、332億円とか408億円とかあるんだけど、ざっくり400億円から350億円の間、26年間で大体推移していると。余り変わらないと。アップダウンが余りないね。そういう感じで鎌倉市の場合はいっています。
人口がふえても変わらない、そんなに変わっていません。減ったからといって減っているということはないか。減ったところもあるんだけど、人口増減、今のところ変わっていない。これはほかの要因もあるんでしょうけど。外目から見たときには変わってない。
ただ、しかし、そうはいっても、この前もこの席で言わせてもらいましたけど、政策創造課の公式見解ではないけど、研究発表というか研究の成果では、将来、うちは赤になるよみたいな、黄色になるよというようなのが出ていたので、あるところで言ったら、それは公式見解じゃないと。岡田議員、それは研究成果だから、公式じゃないよと言われちゃって、そうなのと。研究と公式どうなんだよなんて話した職員等もいるんですけど、それはそれとして、そういうのが出ているんで、楽観はできない。
それから、扶助費がどうのこうの言っても上昇している。それは、保育園とかそういう、少子化対策でも上昇しているし、おじいちゃん、おばあちゃんの面倒を見なきゃいけないというところでも上昇せざるを得ないところがある。だからこれは膨らんでいくだろうなと。
これは、この前言ったと思うんだけど、この前、また言ったら、2回も3回も言ったら何か怒られるかもわからないけど、NHKを見ていたら、特養老人ホームに入れる人、お金を持っている人は有料老人ホームに入れる人、全国にふえている。多分、私もここで言ったと思う。私はその中入るんじゃないのと。そうすると、マンションの1室に4人ぐらいおじいちゃんとかおばあちゃんが入れられて、認可も何もされてない、無認可だから、そういう生き方をするのかな、そういうふうに俺は死んじゃうのかなと思ったりしているんですけど、いずれにしろ、しかし、お金はかかってくる。
そんなことがあるんで、片一方にあるということで、町を見てみますと、資生堂はその前に言ったんですけど、野村総研がなくなって随分たつよね。JRがなくなって随分たつよね。それから、資生堂もそうだし、松竹もそうだし。何か企業がどんどんいなくなるねみたいな。法人市民税というか、固定資産税とか法人市民税でもいいんですが、どうなるのと。企業どんどん行って、そこをそのまま放っておいていいのみたいな、どうにかしなきゃいけないんじゃないのというのが片一方にあって、そうすると、税収を確保していかなきゃいけないでしょうということで、個人から取るといっても、法律違反になるからできないんだから、そこら辺の努力はどうなのかなと私は思っていまして、鎌倉市所有の未利用地、売却するのもいいんですけど、売却も含めて利用するんだったら利用していくと。そういう産業誘致するんだったら産業誘致するというようなことも片一方で考えないと、これは厳しくなっていくのかなと思うんですけど、ここら辺は市長の、大ざっぱでいいから考え方みたいなのがあれば聞かせてもらいたい。
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○松尾崇 市長 今、御指摘いただきましたように、近年、大規模な事業者の市内からの転出が続いています。これは地域活性化ですとか雇用の観点、また税収確保等々の視点からも、産業誘致の必要性ということを改めて感じるところです。
企業の転出したその跡地ですけれども、マンション等の住宅への土地利用展開が進みますと、短期的には若年世帯の転入が進むことで人口減少の歯どめや年齢構成バランスの是正、または個人市民税の増といった効果がありますけれども、長期的に見ますと、やはり産業フレームや土地利用といった本市の都市構造に大きく影響を与えますので、一定のコントロールというのが必要になってくるだろうと思っています。
そのために、現在、策定作業を行っています鎌倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、創業支援ですとか企業立地支援、また市内事業者の事業拡大への支援など、企業が創業しやすい環境づくりについての検討を進めているところでございます。
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○22番(岡田和則議員) わかりました。ぜひよろしくお願いします。
私が18歳ぐらいのときに来たので、昭和43年ぐらいに来たのかな。1968年に来たのかな、鎌倉に。そのときは城廻なんか、ちょうど売り出したころだった。私もアルバイトしたことがある。買うから順番を待ってみたいな。よし、それじゃアルバイト金にならないんで待とうなんていってね。それが多分、西鎌倉もそうだろうし、今泉台とか、新興住宅地はほとんどそうだと思うんだよね。それが今どうなっているかというと、そのころ私が餓鬼で18歳ぐらいだから、私より10歳、20歳上の人が多分建てたんじゃないかな。もっと上かもわかりませんけど。今どうなっているかといったら、本当に結構厳しい状況になってきているね。実際問題として。歩いてみればわかりますよ。住宅地の中を。ほとんど人がいないです。家の中にいるんだけどね。
そういうふうになってきているんで、それはそれとして、頑張らなきゃいけないところもあるし、関谷がいいか悪いかわからないけど違うんじゃないのと、あれも開発で、九十何ぼで開発するんだけれども、それはそれであるだろうけど、鎌倉市の場合は、緑も大規模に削って、住宅ばんばんやりましょうという状況じゃないですし、逆に値崩れして、住宅が安くなるよというようなのが、あと10年もすればそうなるよというようなことも言われていまして、余り開発、開発というようにはならない。
ただ、産業あたりはそこで仕事をずっとしてもらえれば、市長が今言ったように、雇用のこともなりますし、法人税も入りますんでね。そこらは考えていく必要があると私は思っています。特にお金がそんなに急激にふえるような状況にないわけですから、それはそれとしてしっかり頑張ってもらいたいと。
特に野村総合研究所跡地も過去にいろいろありましたね。美術館にしろとか博物館にしろとか何とかいっぱいあって、ああしましょうこうしましょう、いやそうしましょうとかいっていろいろやってきて、図面もつくったりいろいろやって、だめでしょう、こうでしょう、ああでしょうとなって、今みたいになって、世界遺産があるからといってガイダンスセンターと、旺文社のあれもらいましょうとなったり、いろいろあったんだけれども、それはそれとして少しずつ、博物館と言っていいのかどうかは別にしても、充実の方向に考えておられるような気はします。
ただ、あそこの場合、土日がだめというから、お金をもらって建てても、何年かたったら赤になるんじゃないかなみたいなことも私はちらっと考えたりしているんですけど、それは嫌みになるから言いませんけど、それは置いておいて、野村総合研究所跡地の検討利用ね。
これは、私も某会社の人と話したんですけど、やりたいと言っていたから、やればいいじゃないかと言ったんですけど、やれないんだよとか何か言っていました。鎌倉市も一生懸命やりたいというから、それだけ熱意があるんだったら頑張ればいい、借りてやればいいじゃないかと。あそこを売っ払うかどうかは知らないよと。私、市長じゃないから。ただ、借りられるんじゃないのと。そうすると2棟売られるところを1棟ぐらいを借りて、あんたが会社をつくるんだったら会社つくって、建物つくって自分でやればいいじゃないかという話もしました。
私はそういう話はしましたけれども、それはそれとして、今後この跡地をどういうふうに使っていくのか。使おうとしているのか。利用検討状況、その後を含めてどう思っているのかなと。私は産業をぶち込んだほうがいいんじゃないかというように思っていますけれども、それは私の考えだから行政がどう思っているのか、これは市長、大きな考え方でしょうから、すぐさまということにはならないかもわかりませんけど、考え方を教えてください。
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○松尾崇 市長 当該地につきましては、私も産業の誘致ということを公約に掲げているところです。市街化調整区域ですとか古都法の適用など土地利用に当たってのさまざまな制約がありまして、具体的な活用を示すまでには至っていないというような現状です。
しかしながら、これは広大な敷地規模から、その活用は本市のまちづくりに大きなインパクトを与えるものと考えておりまして、活用に当たりましては施策全体を見据えた上での検討が必要だと思います。いずれにしましても、できるだけ早期に活用に向けた具体的な方向性を出していきたいと考えています。
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○22番(岡田和則議員) 収入につながるまちづくりといって、産業ということで、給料は減らせていただきました。弓矢の矢がばんばん飛んできて血だらけになっている。それは置いておいて、今さっき言いましたように、市税徴収率も低いんじゃないかということで、これも債権管理課ね、3億円もうけたと。今後またふるさと納税のところでもやるんですけど、これも要するに収入確保です。産業も収入確保。何でそういうふうになっちゃったのかと、自分でもよくわからない。何でこっちの道にばっかり行っちゃったのかと、自分でもよくわからないんだけど、それはもう成り行きだからしようがないかなと思っているんで。
ただ、全体、鎌倉市全体を考えると、結構厳しいんで、皆さん今までいろいろなこと言われて、収入確保ということでいろいろな議員がいろいろやられたけど、なかなか厳しい。まだまだうまくいってない。と私は思っている。だって、収入が足りなくて、給料ゼロで働けなんて言えないでしょう。何を言っているんだおまえとなっちゃうよね。今でもなっているんだからね。それはそれでいいんだけど。僕は僕なりにやらせてもらいました。収入確保。
それで、今言った産業、今度は産業の育成と言ったら言い方が大き過ぎるのかもわからないけど、税収を確保しなきゃいけないでしょう。そのためにはしっかりしなきゃいけないでしょうというように私は思っています。ぜひ、なるべく早期に。市長は公約と言った。あれそうだったのと思ったけど、公約だったらもっと早くやってよと俺は思ったんだけど、ああそうだったのと思った。公約じゃなくてもいいですけれども、僕は考えているんで、ほかのところでもみんな、きちっと法人税を取るように考えなきゃだめだと思います。ぜひ頑張ってください。
次に参ります。ふるさと寄附金についてですけど、これはさくさくとやりますが、1月末現在、7月21日から1月末現在の寄附金の総件数、金額、これはざっくりどれぐらいになっているか。
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○比留間彰 経営企画部長 ふるさと寄附金推進事業は、昨年7月からスタートいたしまして、7カ月弱が経過したところでございます。1月末現在のふるさと寄附金の総件数3,148件、金額にしますと1億2,194万164円となっております。
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○22番(岡田和則議員) それから、ふるさと寄附金は各事業、使い道、使途がありますね。使途未定というのもあると思うんですが、大ざっぱには僕もつくっているんですけど、今度は個別事業、これどうなるのというのも片一方にもうちょっと突っ込んでいくとあるんですけど、それは大ざっぱでいいです。今のところは、きょうはぐにぐにやる気全然ないんですけど、大体どういう感じなのというのを教えてもらえればありがたいです。
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○比留間彰 経営企画部長 ふるさと寄附金は寄附者の方が指定した使途と合致する事業に財源を充てているような形をとっております。基金を含めまして、使途指定なし、これを含めて10ぐらいの使途を指定できるようになっております。
それで、例えば、この中の歴史的遺産や文化財を守るために、こういった使途を指定された寄附金につきましては史跡環境整備事業ですとか文化財調査整備事業に、また緑多い自然環境を守るためにと指定された寄附金につきましては緑地維持管理事業や公園維持管理事業、こういったものに充てるような形をとっております。
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○22番(岡田和則議員) きょうはその程度でとどめますけど、これは今後、次には聞くか聞かないかよくわからないんですけど、個別事業で大体どれぐらい充てているのか。そこら辺まで、岩盤まで掘って調査しておいてください。でないと、大ざっぱにいいやいいやと、お金に色がついてないから関係ないねみたいにやられちゃ困るからね。俺たちはこういう考え方でやっているんだよということを示してもらわなきゃならない。きょうはいいです。だけど、そのうち、次か次ぐらいにどうなの、全部じゃないけど聞きたいなと思っていますので、心構えはしておいてください。
それから、寄附者の市内、市外の寄附件数と寄附額、ここら辺、それもざっくり教えてください。
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○比留間彰 経営企画部長 1月末現在の市内の寄附件数は211件、寄附額にしますと1,028万7,000円で、市内の方からの寄附の件数は2,937件、寄附額にしますと1億1,165万3,164円となっております。寄附者全体から見ますと、市内寄附者の件数は6.7%、寄附額にしますと8.4%となっております。
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○22番(岡田和則議員) 来年度の寄附件数、寄附金額の目標数値。まあ予算がありますから言えるだけでいいです。
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○比留間彰 経営企画部長 今年度の実績を見まして、年末特需の影響を受けない8月から10月の平均件数が約137件となっております。その後、クレジットカードを導入した効果というのがございますので、これに約1.5倍ぐらいを見込みまして、平均200件ぐらいを1カ月当たりの寄附を見込んでおります。その上で、今年度と同様の年末特需を加味し、年間件数を4,850件程度と見込んでおります。
また、金額については、1件当たりの平均寄附額が4万円程度ですので、これから算出しまして、総金額を1億9,400万円程度と予測しております。
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○22番(岡田和則議員) ことし1億円を突破してね、おめでとうございます。今度は2億円ぐらい来年やろうかなというような感じで今言われたんですけど、それはそれで否定はしませんけど、2月10日の東京新聞で、佐賀新聞にも載っているんですけど、結構あるんだよ。あるいは、神奈川新聞2月2日の1面左側。横浜市29億円減収。ふるさと納税加熱余波と書いてあって、2016年度寄附金制度PR強化へと。横浜市18区あるからね。今までやってなかった。29億円、ふるさと納税で飛んでいっちゃうよと。やばいと。PR強化と、こう言っているんだ。
某議員に、私も知っている議員に聞いた。おたく、何、29億円ぐらい損するんだって、わからないよと。いや、今までの積み上げでわからない。いや、うちで調べてもうちはわからないと言っているぞと。どういう計算の仕方をしているんだと聞いたら、いや、こっちは今までの積み上げでわかるんだよと。そうかよと。よくわからないけど、そうなのと。それはそれでいい。
29億円だ、でかいねと。あんたどうするのと聞いたわけ。俺、質問するよと。やばいよと。そうか、そっちがそれぐらい思っているということは、ほかの議員も全部そう思っているなと思った。そうすると、横浜市が動く可能性が大きくなる。そうすると、鎌倉市の大体18倍くらいでしょう。18区だから。だから、あそこにはビール工場もあるんだけど、中華街もあるし、遊ぶところがいっぱいあるね。
収入、うちの場合は神奈川県からも結構来ている。東京都からも来ている。大体そういう構図になっているね。全国から来ているんだけど、来ていないところが1県だけある。あとは全部来ている。それは置いておいて。
そうすると、神奈川県から結構来ているので、横浜市が動くと結構でかいんじゃないの。それはたらればになっちゃうんだけど、そうすると、うちはかなりしっかりやらないと、仮に横浜市とかがよっしゃやっちゃおうみたいになっちゃうと、結構厳しい。こういう不安材料が一つある。
もう一つは、今言いましたように、東京新聞の2月10日、ふるさと納税額1位。これはふるさと寄附金額1位なのに、新聞はすぐ納税と書くんだな。ふるさと寄附金というとヒットしない。ふるさと納税といったらヒットするんだ。ここも狂っているなと思っているんだけど、まあまあいいやと思ってね。納税じゃないの。これ寄附だからね。
それで、都城市は35億円と書いてある。宮崎県都城市。これは2014年度5億円だったよ、これ。今度宮崎県、ことし、2015年度35億円だよ。こっち35億円。7倍だ。焼津市はとんと来て、この前来た。これも35億円ぐらい。ふるさとチョイス調べということで、20位まで書いてあります。この中には、2014年度に1位から10位までのある程度、それ違うところはいっぱい入っています。
全然知らないと言ったら町に怒られるから余り私は言えませんけど、これがいいかどうかは別よ。高知県奈半利町というの、知っています、どこら辺にあるか。僕は知らなくて調べて、人口が4,000人いないんだよ、この町。12億8,749万円。何じゃこれ、お化けだなと思っているんですけど、どうしてだと、これから調べなきゃいけないんですけど、多分からくりがあります。こんなにあるわけないでしょうと思ったんだけど、新聞には載っていると。それはよくわからない。
それはそれとして、1位が、昨年は14億円の平戸市だった。私は4億8,000万円ぐらいもうけようということで、自分的にはですよ、行政的には2億円と言っていて、僕は4億8,000万円と思っていたと。これがもう桁外れにふえてきているんで、僕も軌道修正しなきゃいけないなと。自分の考え方みたいなもの。35億円というのはすごいよね。
法人市民税は今どれぐらいか知っている。十七、八億円だったね。法人市民税。ぎょっと思いました。そこら辺の会社、みんなやっつけてよ、とっているんだみたいなお金ですよ。これで60%ぐらいでしょう。40%ぐらいはねられちゃうからと。すると、法人市民税をとれます。やり方によればよ。
そういう気概を持ってやってほしいなと思っているんですけど、それは一番最後には聞きますけど、その前に、前に言った接客環境。寄附するよ。おばあちゃんが来た。おじいちゃんでも若いやつでもいいんだけど、廊下でやっている。いまだにやっている。12月に行った。ここら辺はどうなっちゃっているのか、教えてもらいたい。
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○比留間彰 経営企画部長 前回の議会で御指摘を受けまして、改善に向けた検討を進めているところでございます。執務室が絶対的に不足をしておりまして、非常に厳しい状況ではございますが、来月に予定しております経営企画部のレイアウト変更の中で何とかスペースを生み出していきたいと考えているところです。
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○22番(岡田和則議員) 先ほど言いましたとおり、今後の事業展開、先に私、説明しちゃったんだけど、35億円と。法人税十七、八億円。市も頑張れば自分たちで法人税ぐらいは稼げると。それぐらいの気概、気持ちな、目標な。あくまでもね。さっきも言ったけど。
だけど、目標値を持ってやらないと、やる気が出ないからね。どうでもいいやと言ったらどうでもよくなるし、よし、これでやるぞと。いやまいった、できなかった、反省と、こうなるんだけど、反省はいくらしてもいいんだね。目標値もなくて、ただ言われたとおりだらだらやっていたらだめ。僕はこれもびっくりしちゃった。僕も自分の考えを変えます。きょう以降。変えるんだけど、2億円と言いましたけど、これは訂正しろなんて言いませんけど、今後、事業展開、今のことを踏まえて市長はどういうふうに考えているのかなと。1位が35億円で、20位が11億円で。横浜市が食いつきに来る可能性もある。結構よしとやらないとまずいんじゃないのと思うんですけど、市長はどんなふうに事業展開、今後こんな感じでやりたいなというのがあれば教えてもらいたいと思います。
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○松尾崇 市長 今、議員御質問にもございますように、全国的に返礼品の過熱ということも予想されますし、今まで取り組んでなかった自治体が取り組んでくるというのは、これは確実だと思います。
現在、今年度のふるさと寄附金の事業の検証を行っておりまして、これを踏まえて、来年度はさらに充実をさせていきたいと考えています。このふるさと寄附金事業を、財源確保はもちろんですけれども、本市のプロモーション、地域活性化、官民連携などの視点も加えて運営をしていきたいと考えています。
具体的には、連携事業者同士の連携、協力による新たな返礼品の開発ですとか、本市に訪れていただけるような体験型の返礼品メニューの拡充ですとか、本市でしかやはりできないという、そういう返礼品の開発というんでしょうか、こういうことのアイデアも職員からも多く募集など議論を重ねて、今、検討しているところでございます。
本市に対する愛着をより強く抱いていただけるようなアフターフォローの充実などにも取り組んで、継続的に本市を応援してくれる鎌倉ファンをふやしていきたいと考えています。
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○22番(岡田和則議員) これで終わりますけれども、今、市長、事業者と職員ということなんだけど、そこは寄附する側の市民というか、そこら辺がなかなか入ってないんで、市民がどの人と私は言いませんけど、そういうような視点も含めて考えてもらいたいなと。事業者と職員だけじゃだめ。寄附する人の気持ちも考えてやらないと。これ事業者と職員だけだったら社会主義になるよ。別に俺、社会主義はいいんだけど。個人的にはね。そういうことを言ってない。市場調査しなきゃ。それで頑張るということで、言いませんけど、それも含めてわかっていると市長は思っているんだけど、お願いします。
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○議長(前川綾子議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(14時45分 休憩)
(15時20分 再開)
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○議長(前川綾子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。次に、中澤克之議員。
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○15番(中澤克之議員) ただいまちょうど高校の受験中で、私立高校が今週あって、来週が県立高校ということで、職員の皆さんの中にも、私を含めて気もそぞろということもありまして、今回はきっちりと終わらせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず、3・11の話。3・11から4年11カ月。いろいろ被災地に昨年も何度も通いまして、その中で一つ、僕も勉強不足で、恥ずかしい思いをしているところなんですけれども、実は海外からの支援ということで台湾から多くの御支援をいただいたということであります。
一方で、ユダヤ系の方々からかなり日本というものに対して支援をいただいたということがあります。これは、今まさに12月から映画で杉原千畝さんの映画をやっていますけれども、杉原千畝さんがリトアニアの領事館に勤務されていたときにビザを発給していたという、6,000人の命を救ったということで、ミュージカルで下町ロケットの財前部長役をやっていた吉川晃司さんがやられたということで、それにこの杉原千畝さんの曽孫の方が出演されたということで有名になりましたけれども、この杉原千畝さんのお墓が鎌倉霊園にあるということは知っていたんですけれども、実は亡くなられたのが西鎌倉。市長のお宅のすぐということで、本当にお恥ずかしい、知らなかったんですけど、少し今回の流れの中で、鎌倉の歴史、文化は鎌倉時代だけではなくて、もう少しレイヤーを積み重ねていこうというのをずっとやっています。この杉原千畝さんも鎌倉で亡くなられたということを、実は藤沢市議会議員に聞いたんですね。鵠沼に住まれていたということで、聞きましたら、いや違うよ中澤さん、鎌倉だよと言われました。
こんなこともあって、少しこの杉原千畝さんについても今後いろいろ調べていきたいなと思いますけれども、この杉原千畝さんの業績、また鎌倉に住まれていたということで、名誉回復も、これは河野外務大臣のときに名誉回復されていますけれども、このこと自体というのは市長御自身も、御自宅の近所ということで、僕も存じ上げなかった次第なんですけど、市長自身は御存じだったでしょうか。それとも、余り詳しくはなかったと。業績自体は御存じだと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
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○松尾崇 市長 お住まいが西鎌倉小学校の近くだということでお聞きをしておりまして、奥様が千畝様よりも御存命の期間が長くて、私は奥様が御存命のときにはお見かけをしたことはございますけれども、その程度でございます。
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○15番(中澤克之議員) この杉原さんを訪ねてユダヤ系の方、イスラエルの方がかなり鎌倉霊園に来られているという話も、実は、知り合いがリトアニアについ最近行きまして、当時の領事館が残っていて、当時の執務机なんかも残っているそうなんですね。少し業績というものを鎌倉に住まれていたということで考えていけないかなということを直近で考えていまして、まだまとめていなくて、観光商工課にもいろいろと調べてくださいと言っているところで終わってしまっているので、3・11のときに鎌倉が何ができたのかということを考えていくと、実は、昨年7月に、来月、市長が山元町に来られるんですよという話を山元町の職員の方から聞きまして、行かれたという話なんですけれども、直後にも市長は行かれていますけれども、見られた被災地の状況と、4年ちょっとたったその被災地の状況については、同じ図を鎌倉に置きかえたときに同じような光景が広がる可能性というものを見たときに、これは市長としては山元町に行かれたときの被災地をごらんになった時間の経過というものについてはどのように感じられていますでしょうか。
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○松尾崇 市長 山元町のいわゆる町役場があるあたりからの、常磐線ですか、電車を移設して、その駅の周辺の再開発というところは進んでおりましたけれども、いわゆる海岸線につきましては、被災をした小学校を含めて、その周辺というのは全くまだ復旧・復興ができていないという状況でございました。そのあたりを改めて拝見するにつけ、山元町の状況というのが、この鎌倉に置きかえたときに、やはり大変この対応というのが深刻な状況だというところを改めて感じたところでございます。
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○15番(中澤克之議員) この被災地をどう、何ができるかというのは、多分永遠のテーマになってしまっていて、阪神・淡路大震災は30年かかって、どうなのかという話ですね。一方で、神戸市は、震災直後に復興をしていったところが、今、逆に使われなくなってしまっていて、新しい場所にどんどん町が建設されてしまっているということもある。これは今後の、この復興計画自体が5年計画なんで、丸5年たってくると、次の5年をどうするかというのは、今後、復興庁のあり方を含めて大きく変わってくると思うんですね。
今、お話がありました山元町の今の仮設のところからずっと真っすぐの道路を、今、山を切り崩してつくっていますけれども、それもつくって、今まさにおっしゃっていたところの地域、駅を移設してという地域、あそこのところというのは、実は八幡宮のツツジを持っていって、ごらんになったと思うんですけど、復興住宅のところにずっと植えているんですね。そういうものを目の当たりにして、鎌倉市と被災地の支援のあり方というんですか、そういうものを、先ほどの杉原千畝さんの業績も含めてもっとアピールしていく、もっとかかわっていくというのが必要ではないかというのを昨年はずっと考えておりました。
次に、もう一つなんですが、不適切な事務執行の関係で一言だけ申し上げておきたいんですけれども、これは昨年の9月から、今、調査委員会をやっているので詳細についてはここでは申し上げませんけれども、一つだけ、いまだに医師会から公式な見解なり謝罪なりというものがない状況なんですね。市長はこの議場において市民の方に正式に謝罪をされている。だけれども、医師会からは何らいまだにないんですね。
これは実際に期限切れワクチンを打たれた方からもお話を伺っているんですけれども、そのあたりというのは、医師会の正式なコメントなり謝罪というのが、今、調査委員会をやっているからというものも、それはよく存じ上げているんですけれども、どの時点で正式に、文書になるのか記者会見になるのか、それとも議会が、一部の議員を除いてほとんどの議員がこれは大問題だということで、議会を休会にしてまで調査をお願いしてきた件なので、どこかの場では正式なものが必要になってくると思うんですけれども、そこについてはもう決めているのか、それとも今後どのような場を考えているのか、そこのあたりというのは、副市長でも市長でも答弁していただけるでしょうか。
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○瀧澤由人 副市長 医師会からは正式に今回に至る点についての見解は示したいという意向は受けております。今、現時点で調査中の全貌の中で、それがまた、新たな事実が生まれてきたりしないことを願っていますが、そんなところを踏まえますと、一定の内部の調査が終わった段階で表明して、医師会の見解も明らかにさせていただきたいと考えています。
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○15番(中澤克之議員) どこかの時点ではきちんとやっていただかないと、それを今すぐにどうこうしてくれとは思わないんですけれども、議会としてもあそこまで求めていったものなので、それは市長としては正式に、市民の方に対しては謝罪というこの議場の場ということであったので、これはどこかの場ではきちんと検証できるような方法は考えていただきたいなと思います。
それでは次に、予算特別委員会は今後あるんですけれども、全体的に考えて、これ以前、副市長、教育長にこの場でお話ししたことあるんですけれども、補助金に対する考え方。確かにこの議場で国にお願いに行きますよということを言えませんと、副市長から後でお話もありましたけれども、でも、今の予算の枠組みの中で、前回の委員会、12月定例会の委員会でも言いましたけど、結局どんどん削られてきている。申請額を出しても、例えば2分の1の申請を出しても2分の1もらえない状況。土木関係はもっと削られている状況の中で、あらかじめ、例えば1億円の事業があったら、あらかじめもう8,000万円に設定をして、8,000万円の2分の1で議会に収入として、予定として出してくる。でもそれがどんどん削られてきているような状況下の中で、いい悪いは別ですよ、でも、国との関係性というものを考えると、今後も強化をどんどんしていかなければならない中で、今後、RESASにつながってくるんですけれども、まず、国ときちんとした予算に対しての、それぞれの補助金なり交付金を申請していくに当たってのきちんとした連携というのは、今現在はちゃんととっているという判断でよろしいでしょうか。
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○瀧澤由人 副市長 国の補助制度というのは、制度があって、その中に自治体がどうやってそれを活用していくかということですけれども、なかなか国もいろんなメニューをいろんなシフトでつくっておりまして、我々が十分それを把握し切れているのか、あるいはストレートには難しくても、その国のスキームに合わせた形で、いわゆる事業執行の枠組みを変えることで使えないのか、そのようなアンテナは十分張っていかなくちゃならないし、そういった意味で、国とのそういう情報がきちんと入手できるような、そういうような立ち位置をこれからの自治体は、本市に限らずですけれども、努めていかないと、やはり市にとってプラスにならないということで考えています。
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○15番(中澤克之議員) 先日、2月1日にかながわ自民党で経済産業省の方をお招きして勉強会をやりました。この勉強会はRESASですね。このもの自体は報道では見たんですけれども、実際に、正直それほど理解もしていなくて、これほど使えるものだという認識のないままに勉強会があるからということで行きました。
それで、いろいろ見ていく中で、大きくショッキングだったんですね。というのが、NHKで東日本大震災の後にビッグデータ、1年後ぐらいだったかな、今までいわゆるビッグデータというのを使って検証して、その当日の人の流れを、車はカーナビを使って、人の流れは携帯のGPSを使って、渋谷駅に最大で1平方メートル当たりに何人の密集があったかどうかという、物すごいビッグデータを使った番組があったんですね。実は、それを結局一般の人でも、このビッグデータを使っていけるよというのが、内閣官房でまち・ひと・しごと創生本部がやっている地域経済分析システム、RESASなんですね。
議場にも配付させていただきましたけれども、今までの他の政策なり、僕ら議員が質問するに当たって思い込みで話をしていることが物すごい多くて、例えば観光に関していけば、今回お示ししているのは神奈川県ということで、これ市町村データがまだ出ていないので県なんですけれども、一般的に、最近、中国人が多いよね、韓国人が多いよね。でも実感としては、私は二階堂ですけれども、タイからの方とかフィリピンの方がすごいふえているんですね。道を聞かれて、どこから来たんですかと。タイとかフィリピンとか、もちろん中国とかもいらっしゃるんですけれども、これを見ると、神奈川県になってしまうんですけれども、確かに中華人民共和国が多い。台湾も多い。韓国、アメリカ。次がタイなんですね。ずっと行って、シンガポールなりフィリピンなりというのがある。
外国人関係の案内板の話で、英語表記、それから中国語、韓国語表記にしていく。それ以外に次の言語をどうするのかという話もしてくる。それを鎌倉市でどうなのかという、これ次のバージョンアップで出てくると思うんですけれども、そういうものを検証していかなければいけませんよということの基礎データになってくる。
次に、滞在人口ですね。滞在人口で、鎌倉市に多くの方がいらっしゃっていても、この方々は実際にどうなの、どこから来ている方が多いのというと、平日を見ると、1位が鎌倉市ですね。それ以外には、次は藤沢市、栄区、戸塚区、逗子市、横須賀市、県外を見ると、大田区、世田谷区、品川区、町田市、港区、練馬区、杉並区、目黒区、豊島区とかあるんですけれども、世田谷区が物すごいふえて、多いんですね、実は。これは湘南新宿ラインができてかなり便利になってきているということも関係してくると思うんですけれども、休日についても同じように、休日は大田区がふえてくる、1位になってくる。
県外では近隣の方々が、周辺の市町の方々がいらしていただいているんですけれども、この観光政策を打っていくに当たって、どこの地域に、例えば観光ポスターを打っていく、広告を打っていくというものを考えたときに、これは検証材料としては考えていかなければならないものなんですけれども、この観光政策について、RESASのこのデータで感じるところがもしありましたらお願いいたします。
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○松永健一 市民活動部長 これまで観光客等のデータにつきましては、毎年実施している入り込み観光客調査ですとか延べ観光客数など、マクロ的な数値把握にとどまっているのが現状でございました。今、これを見させていただきまして、これからは、個々の客層のニーズに即した有効な観光政策を行っていくには、さらに観光客の属性ですとか観光行動などに着眼した戦略を立てていく必要があると考えております。
これからの観光振興には、きめ細かいマーケティングと、また観光案内等に有用なアプリの開発等が不可欠になりますので、それには、今、御提案いただいたRESASを含め、このようなビッグデータを活用した観光振興が必要だと改めて実感しているところでございます。
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○15番(中澤克之議員) 最近、米軍関係の方とお話をする機会が多くて、いろいろ教えていただいている中で、外国の方から見ると、鎌倉というとどうしても、報国寺なんかそうなんですね。竹寺ということで、報国寺ということ、これ観光案内のトップページになっていたりするらしいんですけれども、今の思い込みだと、鶴岡八幡宮、それから長谷の鎌倉大仏、このルートが物すごい今、日本人からするとこのルートをどうするかという話になってくるんですけれども、外国の方からすると、今ブームになっているのは、スラムダンクで有名になった鎌倉高校前のところのスポット。それから報国寺になってくる。
そのデータというものが、思い込みでずっと観光政策を打ってきているから、どうしてもそこに重点的になって、小町をどうするかという重点的政策になってくる。でもこれを、まだ今後のバージョンアップを待たなければいけないんですけれども、携帯の通信会社の方のGPSデータ、それから検索データもありますけれども、それを使っていくと、例えば八幡宮に行った後にどういう動線で次のところに行っているのかというもの自体が出てくる。
今の鎌倉市の観光政策としてはどうしても縦のラインなんですね。例えば、駅から八幡宮、駅から大仏、もっと言えば駅から報国寺。だけれども、それを線として描いていけるのがこのビッグデータの活用方法なんですね。これはGPSを使っていく。外国人の方も全部持っている。今後、Wi−Fi整備とかもあると思うんですけれども、基本的にGPSデータを全部使っていくと、そこに一つのルートができてくる。逆に言えば、そのルートを設定してあげれば、行政側が、観光商工課になるのかわからないですけれども、ルートをつくってあげれば、混雑をしているルートというのを緩和させることができる。
例えば江ノ電で、今、休日になると1時間待ちになっていますよというものを、例えばこの市役所通りのところを長谷の大谷戸のほうに向かって行けるルートを何らかでつくってあげる。つくっていければ、そちらに歩くルートを、1時間待つよりも20分で行けるわけですから、そういうルートをこういうデータに基づいてつくっていくということが可能になってくるという話なんですね。
RESASというのは一部、帝国データバンクなんか、経済関係のデータについては職員の方しか、これは署名してという話なんですけれども、使えないようにはなっているんですけれども、それ以外のおおむねのものについては公開してあるので、今後バージョンアップしていってもう少し広がってくれば、そういうものをつくっていく。
このルートをつくるに当たって、観光政策で鎌倉というと、今までどうしても鎌倉時代の鎌倉ということで、武家の古都ということだけを中心としてきたものが、実は時代を、この後もありますけれども、時代を経てくると、実は八幡宮を中心としたというものではなくて、もっと広い範囲、エリアというものが鎌倉というもので注目されてくると。
今の西鎌倉小学校の近くの杉原千畝さんの御自宅があったところについてもそうですし、これは日本人から見たらそうでもないかもしれないけれども、外国人の視点からしたら全然違った視点になってくる。そちらを、市長の御地元をどういう振興策をとっていくかというのは、このユダヤ系の方々というのは、物すごい日本人に助けられた。日本人に助けられたというのは、このリトアニアの領事館の杉原千畝さんに6,000人助けられたということで、その後のイスラエルの参事官になられた方も実際に、これは有名な話ですけれども、「センポスギハラ」ということで問い合わせたら、そんな外交官はいなかったという話。それぐらいに日本人の思い込みとのずれがあるということの、いろいろ証左としてこれは使える。観光政策でも使える。
これについては、今後まだまだ活用方法はあるんですけれども、まず観光政策については、動線のつくり方。この動線のつくり方についてはこの後観光でやりますが、今現在考えられ得るものとしては、道路を歩けるような道路、附属小学校のところからの桜道ありますね。あそこのところを、今はでこぼこしちゃっているんですけど、あちらをちゃんと歩くルートにするのであれば、それなりに標識をつくっていかなければいけない。その商店街の人たちを、地域活性化をやるのであれば、ある程度動線を一方通行にしてあげれば、ずっと言っていますけど、二階堂の奥のほうの振興をやって、そのまま岐れ道から県道に出てくる。あの県道というのはまさに金沢から朝比奈を越えてきた人たちが必ず通った道なんですね。これは、河井継之助さんなんかもそうですけれども、そういうルートをつくってあげるということができるのではないかということ。
人口推計なんですけれども、この人口推計については、これは外的な要因というのが入っていないので、右肩下がりになっていっている。でも、鎌倉の場合は、大きな人口推計の変動が想定されるのが、深沢のJR跡地なんですね。あそこのJR跡地については、既にJRで出している3,100人の人口増だったかな。既に計画があるわけですよね。
それと、その3,100人の増が既に計画であるのに、これは人口推計では載せていないんですよね。これはなぜ載せないのか。これはもともとの市が出しているデータに基づいてやっているものなので、外的な要因というのを、これは入れないままで今までも委員会、議会に報告がされて、こうなってきますよという人口推計なんですけど、その外的な要因というのは、これはなぜ入れないのか。それとも今後どこの時点で入れていくのかという、そこはありますでしょうか。
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○比留間彰 経営企画部長 ただいま御質問のありましたRESAS、このデータにつきましては、市が提供しているデータではなくて、国のデータでつくっておりますので、当然ながら一定のコーホート法なり、そういった方法に基づいて算出されているものと認識しています。
私どもが今、人口ビジョンとして策定しているものにつきましては、市独自のものですから、これはどういう設定にするかというのは市独自に考えていくところなんですけれども、現時点で検討しているものにつきましては、そういう外的要因を直接は入れ込んでおりません。
これはなぜかといいますと、民間の開発行為もこれまで進んでいたものがあったりとか、あとは深沢地域に3,000戸の住宅が用意されたとしても、市内で移転していく部分と市外から移ってくる部分、その辺がしっかりと予想ができませんので、とりあえずコーホート法で考えられています出生率と今までの人口の移動、社会増減をベースに検討をしているという、そんな形で考えております。
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○15番(中澤克之議員) この今の深沢地域を、今後3,000人、動線を考えたときに、先ほどから動線の話なんですけれども、今、山崎に焼却場をつくろうという計画をやっています。深沢にはショッピングセンターを含めて計画がありますよと。ただ、そこの道については、議場にいる皆さんは御存じだと思いますけど、行き詰まったら、そのまま真っすぐ行っちゃったらどこに行くのという話。
全体の動線が全く考えられていない中で計画がポイントだけをつくっていってしまっているのが、今の鎌倉市の計画。だけど、全体の動線を、今そこに住んでいる人たちがどういう動線で、例えば働きに行くときにどういう動線で、例えば大船駅を使うのか、それとも藤沢駅を使うのか、バスを使うのか、モノレールを使うのかを含めてですけれども、そういうものを検証していければ、動線をどう確保していこうかということを考えなければいけない。
深沢、それから山崎にかけて、それから大船駅にかけての動線、車、それから人ですよね。これについての動線についての考え方というのは、今現在、きちんとしたものがあるのか、それとも今後計画をしていくのか、全くないのか、そのあたりはいかがでしょうか。
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○大場将光 まちづくり景観部長 鎌倉市全体的に少し考えますと、都市計画上は大きく鎌倉市の周辺にある大きな道路、国道134号線ですとか、北側は環状南線があって、それから横浜横須賀道路があって、外周が大きな道路になっています。その中に南北を通るような、横浜鎌倉線ですとか、その腰越大船などの主要な幹線道路、こういうものが道路網として計画をされております。
しかしながら、今、議員おっしゃるように、いろいろ土地利用転換が出て、大きく動向が変わってくるというようなことがあるんですが、数量がのってくると、それが現在も整備がなかなか進まない中でございますので、道路網としては計画上は整備されているんですが、現状ではなかなかその整備が追いついていかないというのがございます。
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○15番(中澤克之議員) 例えば、大船の再開発でお聞きしますけれども、資生堂が撤退しましたよと。その跡地利用については、既にパターンとして市に利用計画も出されたのが、申請を出されたのがあって、それは資生堂で売らないという話になって、取り下げになっている計画がある。あの地域にしても、うわさの話ですけれども、幾つか大きな土地が既にあいてくるであろうという話があって、一方で、深沢も村岡の新駅がもしきちんと確定されれば、これは大きな地価の変動が起きてくるから、高くなれば売りたいという企業もあるし、地主さんもいらっしゃるわけですね。
そうすると、人口推計で右肩下がりになってきますよということ自体が、既に、その計画自体をもし全部実現したとすれば、もしみんなマンションになっていったとすれば、少なくともJR跡地だけで3,100人という計画がもっと倍になってくる、3倍になってくるという、市内の人口増が見越せるわけですよね。
でも、それに伴っても、道路網の整備というのが、動線確保というのが道路の拡幅ばかりではないと思うんですね。拡幅はそんなになかなかいかないですけれども、その拡幅以外の動線確保については、深沢なり大船の東口については、具体的に検証等を現在されている状況でしょうか。
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○大場将光 まちづくり景観部長 拠点の整備に当たりましては、やはりそこにかかる交通量の負荷というものが当然想定をされていて、都市計画を決めていく中では、そういう検証は一定程度しております。しかしながら、現状の道路の整備、都市計画道路の整備状況を考えますと、現実的にはなかなか道路の整備を推進しませんと、全部の土地利用が転換されていくという状況とはならない、そういうことも想定をされてまいります。
全体の交通計画から考えますと、私どもとすると、今、議員がおっしゃっているように、土地利用転換が一気に動いてくると交通需要が増加をいたします。そういうことに対して、今、鎌倉市では何を考えているかというと、交通渋滞がありますので、そういう事象を捉えまして、鎌倉市交通計画検討委員会などにおいて交通需要マネジメントという、そういうことを考えております。今、公共交通への転換施策というのを主軸に置いて、鉄道、バスを利用していくということに振りかえていかなきゃいかんだろうということで、現在では、パークアンドライドですとかフリー環境手形など、こういうものの拡充を図って、でき得ればバスルートなどにつきましても、きめ細かな活用なんかについても検証していかなくてはそういう需要に対しては対応できなくなるんではないかなと、そんな想定はしております。
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○15番(中澤克之議員) 今のお話の中でありましたのが公共交通の話で、先ほどの滞在人口を見ていただきますと、都内が多いわけなんですね。平日も休日も多いわけなんですね。そうすると、この方々というのは、車でいらっしゃるかというと、この辺のJRデータ、まだ突き合わせてないんですけれども、この方々というのは電車ではないかという想定が立ちます。
そうすると、車というものを考えると、この近郊の藤沢市、栄区、戸塚区、平日ですね。それから横須賀市、逗子市、茅ヶ崎市。休日でしたらやはり藤沢市、栄区、戸塚区、逗子市の方々が、この方々というのは逆に車というものも想定されてくるという。そうすると、公共交通の渋滞、休日の渋滞が、僕はもう鎌倉で28年近くになるんですけど、当時もっと混んでいた記憶があるんですね。でも今、いろいろな社会情勢の中で、当時に比べれば減ってきている。
この交通政策を、本当に転換を、公共交通に変換をしていくに当たって、もう少しおっしゃるとおりきめ細かな、例えば報国寺の話で、外国の方は報国寺に皆さんいらっしゃる。だから無理して大きなバスで、みんな乗りおりするのに渋滞しちゃうわけですね。でもそこを、もう少しコンパクトなシャトルバスみたいなもので別のルートを使って行くことが可能であれば、住民の皆さんとかいろいろあるんですけれども、あれば、そうすれば交通渋滞の緩和というのがもう少しできるであろうということも想定もつくわけですよね。それのためにこういうデータをもっと、思い込みではなくてしていかなければいけない。
深沢の話なんですけれども、深沢は今、計画ができていて、かなり地元の藤沢市の地権者の方々に対しては説明会等々も開いているみたいで、でもそのときに使っている資料というのが、いわゆる看護大学がのっかっている、鎌倉市が示している図そのままなんですね。でも、先ほどからの一連の話を伺っていると、今のこの計画を、昔からの計画をこのまま当てはめて、それを藤沢市の住民の方々に説明会をやっていくこと自体の、動線というものを考えたときには、もう無理があるということがわかるわけですね。
そうすると、この深沢の計画自体を、この今の言えるところ、言えないということもあるのはわかっているんですが、この計画自体が、かなり組みかえが起きる可能性というのはあるんでしょうか。
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○渡辺一 拠点整備部長 深沢の、今計画しております道路につきましては、動線の考え方といたしましては、深沢事業につきましては地区の中央を東西に横断します地区の骨格となりますシンボル道路約20メートルが、歩道、歩行者と車道、自動車交通ともこの地区を象徴します主動線になるというような計画でございます。
今現在の広域からの動線を考えておりますと、先ほどもまちづくり景観部長が申しましたようなことかもしれませんが、広域から本事業区域への主となりますアクセス路線につきましては、国道、県道等の幹線道路を経由するものと考えております。具体的には、北側からは国道1号から都市計画道路由比ガ浜関谷線、県道腰越大船線を経由するルート、南からは国道134号から県道腰越大船線を経由するルート、東西からは県道藤沢鎌倉線から県道腰越大船線を経由するルートということになると考えております。
これは、今現在の土地利用の中で行っているシミュレーションでございまして、本事業では都市計画決定手続自体を1回とめておりますけれども、事前協議の中では、平成24年度に交通管理者と協議した段階では、ある程度周辺の交通改良を含めた道路計画の中で交通処理が可能ではあるという了解を得てきている事業でございます。
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○15番(中澤克之議員) 一方で、いろんな方とお目にかかって話をしていく中で、実際の話が出ている話ですね。今の道路では、大混雑が既に想定をされていて、藤沢市側に動線を明らかに持っていかざるを得ないような状況。でも藤沢市ももういっぱいいっぱいになってきている状況の中で、その藤沢市と動線についての話し合いもちゃんとしていかないと、この周辺道路が動かなくなる想定が出てくる。
なぜかというと、この先には山崎の焼却場をつくるという話が今あるわけですね。そうするとパッカー車が集中するわけですよね。すると、このまず道路の動線、車の動線をまず考えていかないと、この計画自体が本当に大丈夫なんですかという話になってきてしまう。だから、それは藤沢市なり国ときちんと話をして、詰めていかなければいけない話ですよね。
その辺は、もうやられていると思いますけれども、動線についての話し合い、相談等々については、藤沢市なりJRなり、それから国なりとは進捗はどうなんでしょうか。
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○渡辺一 拠点整備部長 交通環境につきましては、ただいま今年度、交通戦略というものを湘南地区整備連絡協議会の中で立ち上げまして、検討しているところでございます。このメンバーとしましては、交通管理者等々が入った中で、将来の公共交通、二次交通でございますが、バス路線の整備と再編成が必要であるということで、今現在、今年度中を目途にその計画をつくっていく予定としております。
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○15番(中澤克之議員) 人口に戻りますけれども、定住人口の資料があるんですけれども、転入超過ですね。どの地域から鎌倉市にいらっしゃっているかというと、世田谷区、大田区、栄区、このあたりは観光でリンクしてくるんですね。滞在人口とリンクしてくるんですね。一方で、転出超過のほうですね。市から出ていってしまうのは、近いところなんです。藤沢市、茅ヶ崎市、磯子区。秋田市とかあるんですけれども。
そうすると、鎌倉市にいながら、鎌倉市よりも隣の藤沢市のほうが住みやすいから行ってしまう、茅ヶ崎市へ行ってしまうんですね。これがなぜなのかという検証もやっていかないと、例えばこれを見ると、世田谷区から2014年91人引っ越しをされてきていて、大田区から62人の方が引っ越しをされてきている。この方々というのは、なぜ鎌倉なのということの検証もしていかないと、このまちづくり全体を考えていくという手法がデータに基づかない、勘だけになっていってしまう。
その次のページに花火図があるんですけど、実は転出を見ていただくと、これは見づらいんで、RESASはどなたも使えるので見ていただければと思うんですけど、例えば福岡とか、それから関西圏もありますね。それから札幌市も転出なんですね。逆に転入は、北海道からとかではなくて、九州、そのあたり。あと関西圏とかなんですね。こういうものを含めていくと、なぜなの、どうしてなのというものをこのデータに基づいて拾い出しができるんではないかというのがこのRESASの使い方なんですね。
今度、地域経済の話に行きますと、この地域経済循環図というのがあるんですけど、これは当日、2月1日でも経済産業省の方が来られたときに、鎌倉のデータをもとにして説明していただいているんですね。特徴としては、生産としては明らかに第一次産業よりも第三次産業になっていると。所得の分配された先としては、地域外からの流入、これは鎌倉市内でなくて市外に勤めていて入ってくるということですね。今度は、支出については市外で使っている方がいる。このあたりをどういうふうに、例えば市内で魅力あるお店をつくっていくのかとか、逆に分配をふやすのであれば、市外で働いている方々を、市内でマンションなり住宅なりをつくっていってどんどんふやしていくということが、この数字が上がると言うことができるということの図なんですね。
少しページを飛ばしていただきまして、今度、自治体比較マップというのがあるんですけれども、鎌倉市は税収、税収という話をして、固定資産税だとか住民税だとかいう話があるんですけれども、さまざまな批評がありますけれども、例えば1人当たりの地方税額というのは県内で5位になるんですね。全国では102位。市町村民税の法人分としても、県内で16位なんです。もっと言えば、固定資産税、1人当たりの固定資産税額については県内13位なんですね。
そうすると、思い込みでずっと質問して、ずっと答弁いただいていたものというのが、実はそうではなくて、鎌倉というのはこういう位置づけにあるんだよというものをもう一度考えていかないと、政策自体が少しずれてきているでしょうと。思い込みのデータに基づいてやっていると。
次に、配付はしていないんですけれども、創業比率というのがあるんですけれども、鎌倉市でどれだけが創業がなされているかというので、県内では3位なんですね。決して創業がないわけじゃないんです。そうすると、これはデータとしては2012年なんですけれども、鎌倉という地名が、場所なのか、何らかの魅力があって創業をしているんですね。全国的に上位として、創業率として高いのが、滋賀県の竜王町かな。次が徳島県藍住町か。次が沖縄県の豊見城市等々なんですね。これは創業にすごい力を入れているところですね。鎌倉は全国で言えば128位なんですけど、県内では3位であると。
この創業を皆さんしていませんよ、だから鎌倉に魅力あるからしてくださいよねというPRをしていく。だけど実際は既に創業をされている方が物すごくふえてきていて、この方々をどうやってインキュベートでやっていくのということを政策として考えなければならないよねというデータがここにあるわけですよね。
このRESASについて、昨年、地方創生政策アイデアコンテストというのをやったんですね。高校生以下の部、大学生以上一般の部というのをやりまして、これで優勝して大臣賞をとったのが、福島県の岳陽中学校のイノベーション部。福島市なんですけれども、中学生の視点から地域の魅力を再発見し観光プランをつくるということで、これは動画でユーチューブに流れているものなんですけれども、こういうものを、RESASというものを使って、中学生が自分たちで観光プランを考えている。地域の魅力は何なのというのをやっていくということが既に使われているんですね。
鎌倉市では、このRESASについての今までの活用の実態というものは、変に隠さなくていいんですけど、どの程度まで活用してきているのか、まずお答えいただけますでしょうか。
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○比留間彰 経営企画部長 RESAS、ただいま御説明いろいろありました地域経済分析システムは、ビッグデータを活用した地域経済の見える化システムを指しているもので、人口、産業、観光などに関しますさまざまなデータを図表やグラフ等でわかりやすく示して、ホームページ、インターネット等で公開されているものでございます。
多くの自治体が地方版の総合戦略を策定する際、また、地方創生関係の交付金等の申請をする際に活用しておりまして、本市においても総合戦略を策定する上で本市の強みですとか弱みの把握、また他都市との比較について活用してきました。現在は経営企画部内における活用が中心になっておりますが、今後は全庁的に政策立案、さまざまな場面で活用できることが望ましいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) これ、別資料なんですけど、特許の話。これも特許もデータで出ているんですけれども、市内の会社なり個人がどれだけ特許を申請しているかというと、相当数あるんですね。想像のとおり、三菱電機照明株式会社がかなり多くて、あとミハル通信ですね。電気系の特許が相当数なんですけれども、中には一つ二つ、どういうのだろうなというのが民間企業でもあるんですけれども、こういうものも、三菱、大手は除いた話をすると、いろんな光る企業がたくさんあって、それが創業に結びついているということの検証データができるであろうと。
そうすると、今までの、例えば今泉台の話で、政策創造課でやっていたときにずっと言い続けているのがインキュベート、インキュベートは何でやらないんですかと言ったら、結局補助金がおりないからとかという話になっていってしまうんですけど、実は既に創業が県内第3位になっていて、創業している方がいっぱいいて、その方々をどうやって動線をつくっていって、例えば今泉台で会社をやっていただくかとか、そういう話。特許についても、例えば特許申請についてを、補助金をどういうふうにつくっていくのかというものも、このビッグデータの中から拾い出していければ、それが一つ一つの本当にすばらしい政策になっていく。
だからこれをもう少し、僕もまだ使い始めたばかりで、今後についてなんですけど、資料は配付させていただいていますけれども、今後、経済産業省では、例えば今度出される過疎化交付金については、このRESASで検証はどうやったのというのは、確かに添付になっているはずなんですけれども、それとか大学で今、経済産業省が出張でいろいろやっているらしいんですね。講習会みたいなのをやっているらしいんですけれども、大学と組んでいかにこれを使っていくか。今は特定のブラウザーしか見えない、ほかも見られなくはないんですけど、それを中心に開発しているものを、今後はタブレットなりスマホなりでも自由に使いこなせるようにしていく。スケジュール的にはもう3月には第3次リリースをと言っていて、これには消費動向や産業競争力、それから水産物の販売金額等々、こういうものまでどんどん出てくるとなると、特に水産物については鎌倉市も大いに関係してくるでしょうと。消費動向も関係してくるでしょうと。その後、次年度、平成28年度については、もうかなり広い範囲のものを公開していきますよということなんですね。
なので、これについては県で担当課を決めてもらうということらしいんですね。各都道府県にはもう通知を出しているそうなんですけれども、鎌倉市でも、これは政策創造課でこのRESASを扱って、各原局とやりとりをして次年度なりの政策反映をしていくという考え方でよろしいか、もう一度お願いいたします。
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○比留間彰 経営企画部長 調査分析をしていくというのが政策創造課の一番の役割だと思っていますので、先ほど申し上げましたように、全庁的な活用を促進していきたいと思います。
先ほど議員御指摘のように、これは閲覧ソフトが特定のものに現時点では限られておりまして、本市が全庁的に導入しています閲覧ソフトとは別のものでございまして、セキュリティー関係でも解決すべき点が今ありまして、全庁的な閲覧ということはできないんですけれども、これを、ほかの自治体も我々と同じようなブラウザーを使っておりまして、国にもそういう要望が多く寄せられていると聞いております。また、国でも検討をしていきたい、一般のブラウザーでも、ほかのブラウザーでも見られるようにしていきたいということをおっしゃっておりますので、国の検討を待ちつつ、それまでの間は必要な組織には注意深く導入していくということをしていきます。
また、政策創造課等でしっかりとデータを分析して、全庁的にそのデータを使えるようにしていきたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) これは本当、昨年の4月から運用開始になっていて、まだまだ進化途中だというお話もありまして、ただ、政府としても石破大臣を頭にしてこれをかなり広めていくということで、そういう方針も出されているので、これは使いこなした自治体が先んじてくるそうなんですね。
なぜかというと、今後箱物をつくっていくという交付金なり補助金というものは国がなかなか出しづらくなってくるとなると、それをいかに出していくかというものは、基本的な基礎データがきちんとそろっているところに出していくよねという流れの中では、やはり補助金なり交付金申請のベースとなっていくであろうということはおっしゃっていたので、これについては市でも、私ももう少し勉強してみますけれども、またいろいろと教えていただきながらやっていきたいなと思っております。RESASについては以上とさせていただきます。
次に、ごみ政策、ごみ処理の関係、何点か行きたいと思います。
これは、市長が山崎に焼却場をということで決められたということであるんですけれども、まずパッカー車ですよね。あそこに一極集中してくるとなると、どう考えても幾つかの道路はもう無理でしょうという道路が既にあの地域でもありますよね。このパッカー車の動線についての検証状況というのは今どうなっていますでしょうか。
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○石井康則 環境部長 どのように搬入と搬出をしていくのかということで、大体1日当たり最大どのぐらいのパッカー車が入るのかということについては、これは月曜日が一番多いんですけれども、1日約170台と考えています。特に時間的に言うと、10時、11時台が大体1時間に30台ずつという、こういうようなシミュレーションをしているところです。
それに実際に現状の交通がどういうふうにリンクしてくるのか、あるいは渋滞に影響してくるのか、この辺については、また改めて交通量の調査なんかも今、実際に行っているところです。その状況を踏まえながら整理をしていくということになると思うんですけど、もう一つ、平成28年度末にはいわゆる小袋谷の跨線橋が供用開始をされるということもありますので、そこでまた少し道路の動きというのが変わってくると思いますので、その辺をうまくシミュレーションしながら対応していく必要性があると考えております。
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○15番(中澤克之議員) 以前お話ししたと思うんですけれども、空間測定の話ですね。実際に施設に行けば施設内のいろんな数値というのが見られますよと。だけど、それは別にホームページ上に公開になっているわけじゃないし、まして都内なり市外に通勤されている方というのは状況がわからない中で、ただ説明会を開いて納得してくださいね、御理解くださいと言っても、しようもないですよね。それを言われても、それは感情論、人情論でしかないんで。
そうすると、まず空間測定値なり、それからいろいろ今の施設内の数値データなりを、もっと気軽と言うと言葉が悪いですけれども、誰でもいつでも見られるような状態にというのは、これは補助金でもいくらでもある、つく話ですよね。そのあたりの検証はどうでしょうか。
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○石井康則 環境部長 安全・安心な施設づくりというのは、施設の情報というのは積極的に提供するということは非常に重要だと思ってございます。前の本会議の中でも、排ガスに関する情報発信の手法としては、携帯電話等を利用してリアルタイムで数値が確認できるような、そういうことは考えていく必要性があるだろうと御答弁をさせていただいているところです。
今後、ごみ焼却施設の建設に伴う協議、これは地域住民と進めていくことになりますけれども、その中でもどういう情報が必要なのかということと、やはり情報提供に必要なシステムの構築ということを、情報発信のあり方も含めて、検討していく必要性があると考えております。
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○15番(中澤克之議員) 一方で、今泉の跡地なんですけれども、これは部長にもお話ししたんですけど、搬入搬出の時間の話ですよね。通勤通学時間帯だけはやめてよねといった話になっているのが、実はもう6時台に中型車が何台も通ってくるという状況があって、それは、市で約束した話と実際というのがずれてくると、話が違うじゃないのということが起きてくる。このあたりは御説明いただけますでしょうか。
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○石井康則 環境部長 パッカー車については、やはり通学時間帯を避けて搬入すると。特に事業系については時間が少し前に入るということになります。ですから、基本的には7時台から搬入をするような形になるんですけれども、たまたま今のお話は、自区内の搬送、あるいは自区外にも少し今、搬送をしているんですけれども、そこが遠方から来る車が7時前に入ったという形が何回かございました。この辺については、おっしゃるとおりきちんと約束を、ルールを守るような形の中で、事業者とも協力しながら対応していきたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) ごみの問題はいろいろ、第3次があるということなんで、それで少し見させていただきたいなと思いますけれども、やはり住民の方、市民の方と約束していくこと、いること、それからいかざるを得ないことについては、きちんとした話をしていっていただかないと、そうじゃないと、こう言っていたのが実は違うんだよねという話が幾つも入ってきてしまうとどうにもならないんで、そこのところが、例えば先ほどの山崎の空間測定の話なんかも、本当に真剣に考えていただかないと話のしようもない。あそこにつくるのは反対です、はっきり申し上げまして。だけど反対、反対で何も策もなければどうにもならない話の中で、こういうことはまずやってくださいということ自体を、一歩一歩でもいいので、やっていただきたいなというものがあります。
次に、防災に行きたいと思います。
冒頭で申し上げましたように、3・11から4年11カ月が過ぎまして、防災安全部としては、3・11から今まで、何度か聞いているんですけれども、大きく変わってきていて、考え方が変わってきていて、今、実現していること、実現していないことというのは、もう4年11カ月なんで、どこまでできていてどこまでできていないのか、そのできていないものをどうするのかというのを、もしあればお願いいたします。
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○柿崎雅之 防災安全部長 3・11以降、幾つか対策について津波を中心に対策をしてまいりました。その中で、今できているものというのは、たしか情報発信の中でメールの自動化や、それからあとは個々の津波避難対策計画、これは今やっております。それからワークショップを開いて住民の方とやっております。それからあと、情報発信のあり方で、テロ関係についての対策についても、オリンピック・パラリンピックを踏まえて、今、そのあり方を検討しているところです。
ハード部分につきましては、はなから鎌倉はなかなかハード部分については物理的な課題が多いということもあるので、前回も答弁をしましたが、避難を中心とした、基軸とした対策、それから啓発、これを今、中心にやっているところでございます。
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○15番(中澤克之議員) 先ほどのビッグデータを考えますと、外国の方が、相当数の方がいらっしゃっているとなると、情報発信自体が英語だけで大丈夫なのという部分、それから、通信環境の話で、12月の補正で何カ所かつけていただいていますけれども、この通信環境、Wi−Fi整備を市内でどんどんやっていくという話は、これは防災面から、例えばM2Mの話で、河川水位を自動測定して、それをWi−Fiのところに付加設備としてやっていって、一方でアプリ開発まで、これは長野県の辰野町で実際に雨量計なんかをつけてアプリ開発までやっているんですね。そういう防災と、少し付加価値をつけていったものとWi−Fiを組み合わせていくというもの自体の今後の考え方というのはいかがでしょうか。
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○柿崎雅之 防災安全部長 議員御案内のとおり、Wi−Fiの設置。これは防災拠点、市民の方、あるいは住民の方が情報のツールを得るためには最大の最適な手段であることから、Wi−Fiの防災拠点への整備については順次、今進めているところでございます。
それから、そのツールを生かした中で、それをどういう形の実効性に生かせるのか。これは先ほど御紹介のありましたRESASの関係も含めまして、こういった最新の知見に基づいて、防災の活動で、あるいは防災の対策で何が活用できるかということについては、議員御紹介のことも含めまして、今後とも鋭意積極的に研究してまいりたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) その危機管理で、2月7日の北朝鮮ミサイル関係ですね。これに関して、那須町では町長がフェイスブックで即座にどういう対応をしていってというのを流したんですね。何課を設けてどういうふうにしたというのを。
鎌倉市、市長個人でやれと言っているのではなくて、担当課がきちんとあるんだから、その担当課でも、あそこまで詳細でなくてもいいんですけど、その情報発信というのは、前から言っているんですけど、ホームページでもできるはずだし、メールでもできるはずだし、それはやっていく。ただ単に鎌倉市の上をミサイルが通らないからいいんだよという話ではなくて、そこのところの対応というのは、2月7日についてでいいんですけれども、御説明いただけますでしょうか。
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○柿崎雅之 防災安全部長 今回の北朝鮮のミサイル発射事案について、当時の状況なんですけれども、まず、これ議員御承知かと思いますが、北朝鮮によるミサイルの発射予告の期間は、当初は2月8日の月曜日から2月25日の木曜日までの間という政府情報が入っておりました。その間に、2月5日の金曜日までに防災安全部を中心に消防とも調整をしまして対応方針を決めまして、情報収集、伝達等の担当者、体制を確認しておりました。しかし、6日の土曜日に1日前倒しになった情報を得たため、急遽連絡をとり合いまして、体制の変更を行いまして、そして7日にその体制に従って活動いたしたものでございます。
先ほど議員御説明ありましたけれども、今回のようにミサイルが予告どおり沖縄方面に飛翔した場合には、政府から本市へのJ−アラート送信はないことはあらかじめ決められていまして、エムネットのみによる政府からの参考情報が提供されるようになっておりました。このことから、私ども自動的に防災行政無線は流れないこととなりますことから、市民への周知はホームページの掲載のみとしていたものでございます。
しかしながら、今後こういった同種事案に係る情報提供及び情報発信のあり方につきましては、先ほど議員おっしゃいましたとおり、国や県の意向を踏まえた上、那須町の事例を出していただきましたけれども、他市の事例も参考にして、いたずらに不安をあおることがなく、かつ市民への安心感をより高められる方法がありましたら、そのような対応をしていくこともやぶさかではないと、このように考えております。
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○15番(中澤克之議員) 今のお話の流れで、2月5日の神奈川県東部を震源とする地震ですね。これは町田市で震度4が観測されて、ちょうど自宅にいたんですけれども、結構強いなと感じて、でも聞いたら鎌倉市は震度2ということで、メールを、せっかく入れたエリアタイムも何も流れてこなくて、でもニュースではどんどん流れていて、藤沢市はツイッターでどんどんリアルに流れてくるんですね。
確かに不安をあおる話ではないんですけれども、先ほど部長、御答弁ありましたように、鎌倉市がハード整備で災害時に何ができるのかというと、できない。これは無理だと思います。だから、なおさら余計に情報は一分一秒でも早く提供していくということの重要性というのは本当にありますので、これについてはもう一度システムの検討をお願いしたいと思います。
次に、子供たちの環境関係で行きたいと思います。
まず、プール関係を行きたいと思うんですけれども、先般、山崎のこもれびでレジオネラ属菌が出たという報道がありまして、それについて資料を取り寄せたんですね。情報公開取り寄せまして、どうなっているのというのがありまして、これについて概要を御説明できますか。
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○松永健一 市民活動部長 それでは、今、質問にありましたこもれびプールのこれまでの経過と、あと、その後の対応等についてお話しさせていただきたいと思います。
こもれびプールのジャグジーからレジオネラ属菌が検出されたため、かん水作業を行った上での検査、さらにその後消毒作業を行い2度目の検査を完了しましたが、両検査においては不検出の検査結果が出ております。しかしながら、発生箇所であるジャグジーにつきましては、万全を期し、改めて洗浄と消毒を実施し、3度目の検査を行いましたが、その結果でも不検出となったため、今、再開の準備を進めているところでございます。
プールにつきましては、2回の水質検査を行いまして、いずれもレジオネラ属菌は不検出でございましたが、ジャグジーに隣接していることもありまして、やはり万全を期すということで10日間休館をし、洗浄と消毒の作業を行った上で2月3日に利用を再開しております。
具体的な作業内容についてでございますけれども、洗浄作業は過酸化水素水を使用いたしまして、25メートルプールはその濃度を0.75%程度、幼児プールは0.99%程度、ジャグジーは3%程度に調整し、約2時間の循環作業を行った後、中和剤を投入し、約2時間循環させ、槽内及びオーバーフロー槽の過酸化水素水洗浄を実施したと聞いております。
消毒作業につきましては、次亜塩素酸ナトリウムを使用し、プールは遊離残留塩素濃度10ミリグラム/リットル、ジャグジーは50ミリグラム/リットルに調整し、約2時間の循環作業を行った後、逆洗を約3分、中和剤を投入し約1時間循環させ、槽内及びオーバーフロー槽の高濃度塩素消毒を実施したとの報告を受けているところでございます。
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○15番(中澤克之議員) 今、過酸化水素というお話が出たんですけれども、これの中和というもの自体を確認はされていますでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 一応業者からの報告という形での確認になりますけれども、現地での確認というのはしてないです。
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○15番(中澤克之議員) 過酸化水素の場合は中和で、過マンガン酸カリウム消費量等の測定値で過酸素状態になってしまうというので、下水道法と、それから水質汚濁防止法関係にひっかかってくるんで、これは後で確認しておいてください。
業務日誌をいただいているんですけれども、後で調べておいていただきたいのが、塩素タンクということで100トン、98トン残量があるとなっているんですね。100トンのタンクに塩素なんかがやっていたら、これは使い切らないんで、こういう日報上の数字が通常のプールの管理の数字とかけ離れている。違うのが幾つか見受けられるので、確かに鎌倉市が直接やっているものではないとは言いながら、PFIだとは言いながらも、いろいろと疑問のところがあるので、また後で指摘しますけど、それで今度、学校のプールに行きますが、学校のプール自体が何年か前に、僕、娘が公立小学校に行ったときは、毎年プール清掃に行っていて、ろ過清掃はやっていると聞いたんです。間の配管を1回見てくださいという話をして、もう真っ黒い状態なんです。その後特に、例えば高濃度塩素によっての洗浄とかをやった形跡がなくて、どうなってしまっているのかなとなって、あれを配管を見ると、例えばろ過器のふたをあけてみると、とてもじゃない、こんなところに自分の息子なり娘が泳いでいるのは勘弁してよという世界の状態ですよという話はしていたんです。そこは、学校のプールの使用開始前の洗浄についてはいかがでしょうか。
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○原田幸子 教育部長 学校プールの維持管理につきましては、プール使用期間の開始前に水質検査を含めて受水槽の清掃ですとかろ過器の点検を行っております。また、配水管につきましては、ろ過器の点検の後、通常より高目の濃度の塩素により洗浄を行っておりますが、今後も引き続きこうした洗浄を行っていきたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) これも後でいいんですけど、通常より高い濃度というのが、プール等、これはプールの衛生管理要綱というのがありまして、これは公衆浴場法に基づいているところなんですね。特にレジオネラに関しては公衆浴場法に基づいているんですけど、これだと最低濃度で、有効残留塩素濃度で50ppm以上となっているんですね。ところがどっこい、実際には100ppm以上でやっているんですね。だから、通常よりちょっと高い濃度という、通常が1ppmを超えない程度になっているので、ちょっと高い濃度だとほとんど効果がないので、これは後で調べて教えてください。
次に、教育委員会関係ですと、山崎小学校の話なんですけど、委員会で以前、今、大船中学校の建てかえの後はどこですかという話をしたときに山崎小学校の名前が出されているんですけれども、今でも山崎小学校は手狭で、グラウンドも、サッカーなどの試合なんかでよく行ったんですけれども、あそこに仮設校舎をつくってというのは無理であろうという中で、その下に自動車教習所が今やめて空地があるわけですよね。これというのは、今もう買ってそこに移していかないと、あのあたり、あれだけの土地というのはもう出てこないだろうということを考えると、将来の人口、先ほどの深沢のJR跡地の学校区をどうするのかという問題もありますけど、それは買っていくのか、それとも地権者の方と相談をしているのか、状況というのはいかがなんでしょうか。
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○比留間彰 経営企画部長 公共施設の再編を所管する立場から御答弁させていただきます。今、御提案のありましたセンチュリー自動車学校跡地、こちらは大船地域におけます数少ない広大な用地でございまして、その土地利用は大船地域のまちづくりに大きなインパクトがあると考えております。
御提案の山崎小学校の移転につきましては、現時点では検討は行っておりませんが、今後その可能性については探っていきたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) 深沢のあの地域でどんどん人口がふえてくると、富士塚小学校でいけるの、そうではなくて山崎にするの、どうするのというものも、先ほども申し上げましたように、人口推計の中で外的要因をどんどん入れ込んでいかないと、それだけの情報収集もどんどんしていかないと計画を立てられないよねという部分なので、それはまたいろいろと研究を早急にしてください。
それで、大船の今、大船小学校の近くにマンション建設工事が始まっていますけれども、ここの通学路が今、もう少しで使えなくなるのかな。これはあそこ、通学路指定になっていて、聞いた話では、9月ぐらいまで工事予定なんですけれども、できるだけ早く今までどおりあそこを使えるようにしたいという、今までどおりの通学路として利用したいということの確認はなされているということを伺っているんですけど、それは間違いない話でよろしいでしょうか。
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○原田幸子 教育部長 学校と地域の方も含めて調整をしているということで聞いております。
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○15番(中澤克之議員) 今まで通学路だったところが、私有地の状態なんですけれども、そこは公有地化というのはできないんでしょうか。それとも通学路としては、今までどおり民地でも通学路としては確保できるということに終わっているんでしょうか。そこはいかがでしょうか。
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○原田幸子 教育部長 まだそのあたりの詳細につきましては検討しておりませんが、今後調べていきたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) いや、検討してないという話はなくて、既に検討して業者と話し合いはついているはずなんですけど。今の答弁のままだと全然話が違ってきちゃうんで。これは教育委員会ともちゃんと話をした話なんですけど、あそこの土地というのは私有地になっているけれども、今まで使って通学路に指定をしていて、工事で一時的にクレーンがあるから使えませんよという話にはなっているんですけれども、9月までには終わらせますよと。その前にはまた通行できるようにしますよと。マンションができた後も私有地のままだけれども、だけれども、何らかの覚書等々を交わして、それでちゃんと通学路として今までどおり子供がそこを通れるようにしますよという話を、地域の方と学校と教育委員会と業者とできているはずなんですけど、そこはまだ全然ですか。
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○征矢剛一郎 都市調整部長 民間開発の手続を所管する立場で、今うちで把握している内容としましては、今おっしゃられたように、確かに民地の部分になりますので、公道ではないんですが、今回の計画の中では通路として使えるような土地利用をしていただくということで、土地利用の協定は結んでいるところでございます。
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○15番(中澤克之議員) 了解です。そちらとしてね。
それであと、教育委員会でお願いしたいんですけど、サポーターの話ですね。今、子供たちに、大学、学校教員を目指す人たちというのが学校現場に、教育実習ではなくて、以前やったんですけど、学校に行って実際に試験前に教えるということを今、第二中学校でやっていますけれども、これは教員を目指す子たちにとってその場というのが結構、何か行くと楽しいらしいんですね。直接聞いているんですけど。これは今、多分第二中学校だけだと思うんですけど、これはいろいろ広げていくということはどうなんでしょうか。そこは考えというのはあるんでしょうか。お聞かせいただけますか。
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○原田幸子 教育部長 教員を目指している方について事前に研修をするということは非常に大事なことだと考えております。インターンシップ等の機会を活用して、今後も続けていきたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) では次に、環境の関係で、スポーツ施設に行きたいと思いますけど、今、笛田に多目的のところでサッカー場、サッカーとして試合をやったりなんかやっているんですけれども、そこにこだわっているわけではないんですけれども、サッカー場をきちんとした試合をができるところをというのが、いろんなスポーツがそうなんですけど、ないという状況下の中で、サッカー場を人工芝ので、スタンドを含めた夜間照明までつけてつくっているところなんかがあるんですね。そこを見に行ったんですけど、鎌倉でそういう、上の笛田のところで、サッカーなんか特定になっちゃうというのと、あとJR跡地の総合グラウンドの計画等々との兼ね合いもあると思うんですけど、まずそのあたりを人工芝にしていくとか、そういう計画というのはどうなんでしょうか。
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○小礒一彦 都市整備部長 公園を所管する立場でお答えいたします。笛田公園の多目的広場、これにつきまして、今、御提案がございましたサッカー場ということになりますと、日本サッカー協会の規格に適応させるということになると思うんですが、その場合には拡幅が必要になります。また、現在、この多目的広場でございますけれど、サッカー以外にソフトボール、グラウンドゴルフ、ラグビー、アメリカンフットボールなど、学校ですとか各種団体が利用されています。
そういうことで、サッカーの専用のフィールドを整備するにつきましては、多目的広場の必要性も考慮しながら、関係課と連携して検討してまいりたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) 一方、下に野球場がありますけれども、あれも実際のところは夜間照明ができなくて、時間が限られていて、なおかつ最近はもう90メートルを超えていっちゃうんですね。そういう中で、あそこの位置にそのままで、ストライク、ボール、アウトのストライクとボールは今、基準が変わってボールが先になっているのに、いまだに表示がストライク、ボール、アウトになっていたりとか、再整備が必要になってくる中で、あそこの場所ではなくて、ほかのどこか市有地なり何なりのところにこの野球場をつくっていける可能性というもの自体は、お金と場所の話なんでしょうけど、そういう方向性としてはどうでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 スポーツ施設整備につきましては、鎌倉市のスポーツ振興基本計画の中では、中長期的な取り組みとして総合体育館とグラウンドの計画を掲げているところでございます。
サッカー場、あるいはラグビー場、あるいは今、御指摘がありました野球場等の個別の独立施設としての整備計画は有しておりませんが、その辺、市民ニーズが高い施設につきましては、例えばグラウンドの多目的利用等の中で対応していけないか、その辺は検討していく必要があるのかなと思っております。
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○15番(中澤克之議員) いろいろと考えているところがあって、それも実現をいろいろ相談したいなと思っております。
次に行きまして、幕末・明治、これはシリーズでやっているんですけど、明治150年がもう目の前に来ているんですけれども、この明治150年に対して鎌倉市は、以前からやっていますように、幕末・明治に物すごいかかわっていて、鎌倉宮は明治2年に明治天皇の発願によって創建されているという、まさに鎌倉というものが明治というものと密接につながってきている。横須賀線もそうですね。軍事基地への輸送鉄道としてつくっていたという経緯もあって、明治150年についての何か企画なり考えなりというものは現在ありますでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 毎年10月に鎌倉市の障害福祉センターで姉妹都市物産展を開催しておりますが、今年度は幕末・明治の鎌倉をテーマにしたパネル展示を行いまして、非常に好評を得ました。今後も機会を捉え、このようなテーマに基づいた展示会みたいな取り組みを実施していきたいと考えております。
今、提案いただきました明治維新150周年、これについて今、具体的な計画は持っておりませんが、この150周年を迎える2018年を見据え、また、図書館ですとか文化財部とも連携しながら、魅力あるコンテンツの発掘に努め、そのような取り組みができれば、観光振興にもつながるのではないかなと考えております。
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○15番(中澤克之議員) 幕末・明治の展示の話もありましたけれども、昨年の大河ドラマの「花燃ゆ」は姉妹都市の萩市が舞台になってきて、その後群馬に行ってというのがあるんですけれども、そこの後半で重要な準主役で出ていた楫取素彦さん。
実は「楫取素彦伝」というのがありまして、これは萩市と前橋市が共同で発行しているやつなんですけど、これを、僕も知らなかったんですけど、楫取素彦さんは当時小田村伊之助という名で三浦市の海防陣屋に、これは萩藩の陣屋跡ですね。鎌倉を含めて海岸警護の陣屋なんですけど、そこに、実は桂小五郎、伊藤俊輔、後の伊藤博文ですね。それから杉梅太郎、これは吉田松陰先生のお兄さんですけれども、それから小田村伊之助さん、この方が皆さん行っていらっしゃって、1854年、甲寅に実はこの小田村伊之助さんも行かれて、その後に各所に逍遥しというのがあるんですね。これはいろんな地域を見て回って探索をしていくんですけれども、その中で、「鎌倉二階堂村に至り、竹院和尚を訪ねて吉田」、これは吉田松陰先生です、「吉田が決意の前に和尚をとい、下田行云々の事情を物語りしことを詳細に伝聞せられしことと思わる」というのがありまして、二階堂に来ているという記録があるんですね。
僕も知らなかったと言えば知らなかったんですけど、せっかく大河ドラマで、今やっている「真田丸」は上田市です。真田が鎌倉に来たという記録は全然ないんですけど、そういう大河ドラマに乗っかっていくという観光政策というんですか、そういうものもあってもいいんじゃないかなという思いがあるんですね。
吉田松陰先生が来ているのは、瑞泉寺のところに碑がありますけど、実は楫取素彦さんという方は群馬県令になる前に熊谷県の権令になり、その前には足柄県の参事で小田原にいらっしゃっているんですね。この神奈川県ともすごい関係性があって、この楫取素彦さんが残したのが、以前もやりましたけど、富岡製糸場の次の次の社長が、民間に三井に払い下げた後の社長が原三渓さんで、金沢区にある三溪園をつくられたという物すごいルートがあって、おもしろい歴史ドラマがあって、それをもう少し発掘できないかなというのがあるんですね。
それで、今、パネル展示はそうなんですけれども、一方で、この町並み再現の話で、以前触れたことあるんですけど、今、3Dで町並み再現というのがかなり簡単にできてきていて、これはいろんな方に今、相談しているんですけど、鎌倉はおもしろいところで、鎌倉時代の町並み、それから太平記の時代、南北朝時代、それから江戸時代、それから幕末・明治の町並みを3Dで再現できる地域、都市というのはないんだそうなんです。なぜかというと、それだけの時代を通じて中心になってきていて、なおかつ史跡が残ってきている、図面が残ってきている土地というのはないんだそうなんです。
もっと言いますと、その根拠となっているのは、大河ドラマで鎌倉が何度も、「草燃ゆ」から始まって、「太平記」があって、実はNHK自体が物すごい時代考証をやって、町並みの再現なんかも、ぴったりではないんですけれども、風俗としては再現しているんだそうなんです。確かに天井の高さなんか全然違うんですけれども、大枠としてはそういうことをやっているそうなんです。幕末に関しては、有名なベアトさんの写真がありますけれども、これには皆さんも御存じだと思いますけれども、若宮大路の鶴岡八幡宮の写真があって、若宮大路の写真があって、それから長谷寺への参道の写真があるんですね。これだけでも当時の町並みというのは大体こういうものだろうというのは想定がついて、それに発掘調査のデータを当てはめると、すぐ出るんだそうなんです。
こういうものの再現をしていくと、実際に建物復元というのはもちろん萩市みたいにはできないと思うんですけど、3Dの画面上で二次元の画面上では時代をレイヤーにしてできるんだそうなんですね。こういうものについてのお考えはいかがでしょうか。
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○桝渕規彰 文化財部長 旧鎌倉のエリアにつきましては、今、議員が御紹介いただきましたように、御案内のとおり都市化が進んでおりまして、地下に残された中世の遺構の上に家が建っている、そういう状況の中で、現地で町並みを復元するというのは不可能な状況でございます。
それにかわる手法としまして、ただいま御紹介いただいた光学データに基づきまして、CG、あるいはNHK大河ドラマで時代考証が行われた画像、こういったものを活用して、バーチャルに中世の町並みや、あるいは近世の町並み、こういったものを復元するということ、これは鎌倉の歴史を理解する上、あるいは鎌倉をPRしていく上で非常に有効だと思います。
したがいまして、そうした技術そのものの検証はもちろんのこと、その技術の活用につきまして、例えば(仮称)鎌倉歴史文化交流センターの展示に組み込むことができるのか、あるいはまた、今後検討を行います(仮称)鎌倉博物館での展示で活用できるのか、そういったことなども、そういった視点も持ちつつ、その導入について研究をしてまいりたいと考えております。
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○15番(中澤克之議員) 今、ユーチューブなんかを見ていますと、かなり町並み再現の映像があるんですね。12月に紹介しました七尾を初めとして、いろいろ見ていると相当数あって、かなり技術的にも確立されているようなので、それを研究していただきたいのと、それと、以前申し上げたんですけど、武家政権を始めた頼朝公のお墓があって、北条義時邸があるあの地域、その奥には武家政権を終わらせた毛利の先祖である大江広元公のお墓があって、その隣には島津忠久のお墓があるという、そのいわゆる武家政権のエリアとしての地域があって、以前も紹介しましたけれども、坂本竜馬が鎌倉というものを物すごい意識して、竜馬の手紙にも何カ所か出てきていて、ただ残念ながら坂本竜馬がこの鎌倉に来たという記録自体はどうしても見つけられない。「竜馬がゆく」では通っている話になっているんですけど、どうしても見つけられないんですけれども、あの場所を、以前、何とかできませんかという話をしたと思いますけれども、その後はいかがでしょうか。
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○桝渕規彰 文化財部長 本市におけます史跡整備の順位、プライオリティーというものですけれども、現在進めております永福寺跡、これが最も高いところでございまして、次に、先日議場でも答弁させていただきましたが、来年度にトンネルの崩落の危険度に関する調査を予定しております大町釈迦堂口遺跡、これが2番目と考えております。
法華堂跡、そしてそのほかの市内の史跡については、これら二つの次に位置づけることになるのかと思っておりまして、そうした中で、法華堂跡の整備について手がける場合、前回もお答えさせていただきましたが、地下に保存しております遺構について、先ほど御紹介ありましたCGの活用であるとか、そのほかのさまざまな可視的な手法、こういったものを考慮しながら検討していきたい、このように考えております。
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○15番(中澤克之議員) 多分、史跡復元を本格的にやる金額よりもかなり安くCG復元というのはいろんな地域でできるようなんですね。それはなぜかというと、発掘調査をかなりやっていて、柱跡というのがもうでき上がっている状況下の中では、そのインプットだけででき上がってくるということもあるらしいので、それを検討していただきたいなと思っております。
次に行きますが、先般、2月2日、この間のRESASの勉強会の翌日にかながわ自民党の市町村議員協議会というのがありまして、県内の自民党の市町村議員の先生方と一緒に視察に行ったんですけれども、これは大洗町に行ったんですね。僕は行くまで本当に知らなかったんですけれども、この大洗町というのが今、アニメの聖地になっているそうなんです。
これは「ガールズ&パンツァー」というアニメがありまして、その中で大洗町の町並みを忠実に復元して、その町なかを戦車が通っていくというアニメなんですけど、平日だったんですけど、物すごいファンの方がいっぱいいらっしゃっていて、変にお金をかけてまちおこしをやっているわけじゃないんですね。そのアニメに出てきたお店に行って、そのお店の人と、おばちゃんならおばちゃんなりと話をすると、缶バッジをもらえて、というだけだそうなんです。そこで何か買ったりとかあるらしいんですけれども。
このロケ地の話で、地方はそう大きなお金をかけなくてもそういうロケ地誘致をしていく、これは制作会社とやったらしいんですけど、鎌倉はいろんな舞台になっている中で、なかなか、前からもそうだと思うんですけど、例えば鎌倉高校前なんていうのは、先ほど申し上げましたように、ある意味聖地みたいになっちゃっているわけですね。いろんな方が来て、あそこの風景、江ノ電が通った瞬間を写真に撮っていくというのがあって、鎌倉をそういうロケ地とか、これはずっと言われていると思うんですけれども、無理してフィルムコミッションみたいなというのは難しいのかなという気もするんですが、前から言っているんですが、観光案内板みたいなもので、今の時代ですから、QRコードでアクセスすると、そうすると説明文なり何なり、当時の肖像権、著作権とかあると思うんですけれども、それを使っていける、そこに出てくるとかというものはいくらでも、ネット環境さえ整備をしていけばできると思うんですけど、映画なりドラマなりアニメなりで使われていたところの案内表示というんですか、それの整備についてのお考えはいかがでしょう。
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○松永健一 市民活動部長 近年、鎌倉を舞台とした映画、あるいはテレビドラマやアニメーション作品が数多く発表されており、舞台となった撮影場所の情報はホームページやSNSなどを通して広く知られているところであり、一般に鎌倉のPRということで非常に効果があるものとなっております。特に、アニメーション作品が舞台となった撮影場所をめぐる旅はファンの間で聖地巡礼と呼ばれるなど、強力な誘客手段の一つとして注目しているところでございます。
一方で、ロケ地周辺地域の影響にも配慮する必要があることから、市民生活と観光振興の両立を念頭に置きながら、誘客に生かしていくことができればなと考えております。
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○15番(中澤克之議員) この大洗町の話で、僕の知り合いですごい知っている人がいて、略してガルパンと言っているらしいんですけれども、知らないのと言われて、だって別に大々的なマップとかないじゃんという話をしましたら、その戦車が通ったというその道を、テレビを見ている人が自分たちで観光ルートにするんだそうなんです。その道のとおりに歩く。
つまり、そのアニメを見ていない人はそのルートに行っていないという話らしいんですけれども、鎌倉の場合に、先ほど防災でWi−Fi環境というのがあったんですけど、例えば外国人が、先ほどのとおりあれだけの方が来ているという状況下の中では、観光の動線の話なんですけれども、動線ルートをあらかじめ市でペーパーで配るということ自体は予算の制限とかがあるんでしょうけれども、ネット上でやっていってしまえば、いつでも変更はできるしということを考えると、いろいろ観光ルート、例えば幕末ルートでもいいです。それから頼朝ルートでもいいです。それこそ関東管領がいたころの室町のルートでもいいです。そういうものを独自にルートをつくって動線をつくってあげれば、あげればと言うと語弊があるかもしれません。つくることによって、先ほど申し上げたような、八幡宮を駅往復、それから大仏往復、それからそのまま江ノ電でという縦の一方向だけではなくて、循環させていくことができるのではないかと。
そうすると、混雑についても分散ができる。観光商工課で観光客の分散化というのをやられていますけれども、それの中では、公共交通網の話もそうなんですけれども、まず動線をどんどんつくっていってあげることによって分散化していけるのではないかと思いますけれども、そこのあたりのお考えというのはいかがでしょうか。
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○松永健一 市民活動部長 先ほども指摘されましたが、やはり私たちは鎌倉市がこうだという固定観念を持って、今まで情報発信をして、観光案内をしてきたというのがこれまでのあり方だったと思います。しかし、発想を変えて、例えば外国人目線に立った外国人の興味関心を引きつけるテーマ、あるいはアニメファンの興味関心を引きつけるテーマ、そういったようなものを新たな鎌倉の価値として情報発信していくということはこれから大切であると思います。
また、御提案いただいた先ほどの杉原氏の情報など、そういったような興味深い人物や出来事を紹介する中で、また、今までになかったような発想のルートというようなものも紹介できるような形で観光振興を展開していく必要があるなと感じております。
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○15番(中澤克之議員) 今、文化財部で日本遺産等を考えていらっしゃるようですけれども、歴史の町鎌倉というとどうしても固定概念で、ずっと申し上げているんですけど、鎌倉時代を中心としたというものになってくる。でも、時代は実は違っているレイヤーがたくさんあって、それこそ大正もあって、昭和もあって、戦後もあってというものの中で、もう少し見直すべきものがたくさんあるのではないかなというものがあります。
先ほど永福寺跡の話があったんですけれども、永福寺に関して二階堂、地元で説明会がありまして、そのときに、これ議事録であるんですけど、永福寺に、駐輪場やトイレの設置場所、それから車椅子での入場者のためのバリアフリー入り口というのと駐車場があるんですね。これは説明にありましたよという話なんです。文化財の史跡である永福寺跡でもきちんとバリアフリーを考えていらっしゃるんです。
段葛の話で、これは平成26年の9月定例会だったと思うんですけど、当時の文化財部長に、バリアフリーについては、鎌倉市が観光都市である限りは、やはり国際観光都市である限りはバリアフリーというのは当たり前でしょうと。それからバギーについても、今は鉄道会社がどんどんバギーでもどうぞと。僕なんかもバギーでなかなか入りづらいようなときに入り口によく立つので、ちょっと手伝ってあげて入れてあげて、出したりというのをよくやるんですけど、それが当たり前になってきている時代なんですね。僕が子供たちを小さいころ、バギーに乗っているころなんていうのは、バギーで電車に乗るという発想自体がなかったので、でも今はそれが当たり前になってきて、エレベーターもどんどんできている。当時の部長にも、そこのところはちゃんと配慮して、これは、段葛の整備事業というのは総額約6億円に対して5億円が国、県、市の税金で賄われているので、それについてはバリアフリーの時代に逆行するようなことはしないでくださいねとお話をしました。そのとおりちゃんとお話をいただいた視点に立ってやっていきますよという話だったんです。
今の段葛の真ん中のところ、三井住友銀行から清川病院のほうへ向かうところなんですけど、あそこは実はバギーに荷物を載せていた方がのらなかったんです。えいやとやって、僕たまたまそこにいて手伝ってあげた、引っ張り上げたんですね。おかしいなと思ったんです。その話を近所の、これは八幡宮前振興会の方々にしたら、その中で3人の方が、いやそうなんだ、あそこはつまずくんだよねという話なんです。それはえっという話で、車椅子で通れるのという話をしたら、車椅子なんて本当にえいやで押さないと上がらないそうなんです。それはバリアフリーじゃないよねという話で、バリアフリーの場合は、国土交通省が定めているのと県の基準になるのかな。8%、12%とあるんです。そのどちらにも該当しないんですね、パーセンテージとして。
何で鎌倉市はこんなことやるのという話なんです。鶴岡八幡宮は地元の方、八幡宮前振興会の方々ときちんと話をして、一緒に盛り上がっていきましょうと。近代美術館も残して、これもきちんと活用していきましょうと。八幡宮自体は地元の方々と一緒にこの鎌倉を盛り上げていこうということに、今回の日本遺産にも物すごい協力をいただいているという話は伺っているんです。でも何で鎌倉市がこんなことをやっちゃったのという話なわけなんです。
あそこは緊急車両が通れるということになっているんですけど、消防車は7人乗りだと思うんですけど、7人マックス乗ってあそこを、普通にサイレンを鳴らして、下をこすらないのかなという話なんですけど、そこは消防長、いかがでしょうか。
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○斎藤務 消防長 段葛の救急車の通過につきましては、救急車フル定員の7名乗車を想定しまして実際に検証を行いました。辛うじて通過できることを確認しております。国指定の史跡であり、観光客等の安全の観点から、通過の際は慎重に走行していくよう各隊員に周知徹底を図っているところでございます。
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○15番(中澤克之議員) 検証したときに、本当辛うじて通れるような状態で、する、すらないは1センチ、2センチの世界だという話を伺っていて、そうすると、一分一秒を争っているときというのは、間違いなくこすっちゃうよねという話で、それは鎌倉市がきちんと自分で税金を出して、補助金を出していく事業なんだから、それは鎌倉市がきちんとしないとという話ですよね。せっかく八幡宮は整備をして、市民の方ときちんと共生していける町ということで考えているのに、そこを鎌倉市があんなことをやっていってしまったら、同じ鎌倉市の消防が、緊急車両がマフラーをこすっちゃうような、あんなつくりはだめでしょうという話なんですけど、そこについてはどうしていかれるんでしょう。
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○桝渕規彰 文化財部長 段葛の中央部分につきましては、議員お話しいただいたように、平成26年9月定例会におきまして、当初あそこの部分は八幡宮としては一般車両を通行できない形で階段を設置すると、いわば閉じるというような設計でございましたが、市民からの従来どおりの緊急車両等の通行について配慮してほしいという強い希望、また、この議場での議論、こういったことを踏まえまして、文化財部として八幡宮にその旨をお伝えいたしました。そうしたところ、八幡宮の御協力のもとに、緊急車両の通行と、それからバリアフリーに配慮したベビーカー等の通行ができるようなスロープ設置ということになったわけでございます。
そうした中、実際、先ほど消防長からお話ございましたが、緊急車両が通行するに当たってぎりぎりであるということ、さらには、議員御紹介のバギーがなかなか上がらない、あるいはこれまでに3人の方が転倒されているというようなこと。文化財を所管する立場としましては、文化財の補助金というのは文化財の修理、保存ということが第一目的でございます。それは、国にしてみれば国民共有、そして県にしてみれば県民共有、そして市にしてみれば市民共有の財産を文化財として守っていくため、そのための工事の内容については指導ということができる制度になってございますが、市の場合には基礎自治体として市民の声、これをしっかりお伝えしていかなきゃいけない、このように思っておりますので、今回のことにつきましてはしっかりと文化財部として鶴岡八幡宮にお伝えして、何か改善していただけないかというような要請をしてまいりたい、このように考えております。
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○15番(中澤克之議員) これは八幡宮前の町内会、商店会の皆さんが強い要望をされて、八幡宮もそのとおりだということで、全面的に協力しますということで、ただ、あの工事自体50年にとなってくると、これから先、50年先あの状態のままだと、僕らの次の世代の人たちも不便を強いられるわけですよね。鎌倉の町を散策したいというときに車椅子があそこに行けないから、ずっと三の鳥居のほうまで行って、またこう帰ってこなければならないというのは、そんな不便なまちづくりというのはあり得ないんで、だから、これは鎌倉市側にそれだけは申し上げておきますけど、八幡宮は地元の商店会の方々に、きちんと商店会の方々の御意見も聞いて、市民の方のお話も聞いて整備しますとお約束をして、今みたいな形になっているので、これは鎌倉市が100%悪いということで直してください。
るる今までやってきたんですけれども、今回はビッグデータということ、RESASということを中心にやらせていただきました。これはまだまだ発展途上で、政策等にどんどん使えるものだとは思いますので、ただ、残念なことに、本当は9月から議会でもタブレットが使えるようになるんですけど、実際にこれを使いながら、もう少し動きとかもあるので、見ながら検証をしたいと思いましたので、実際タブレットを使えるようになってから、また少し使いながら検証させていただけたらなと思っております。
以上で一般質問を終わります。
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○議長(前川綾子議員) お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、運営委員会の協議もあり、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
なお、残余の日程については、来る2月15日午前10時に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
(17時10分 延会)
平成28年2月12日(金曜日)
鎌倉市議会議長 前 川 綾 子
会議録署名議員 山 田 直 人
同 岡 田 和 則
同 吉 岡 和 江
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