平成27年教育こどもみらい常任委員会
10月22日
○議事日程  
平成27年10月22日教育こどもみらい常任委員会

教育こどもみらい常任委員会会議録
〇日時
平成27年10月22日(木) 9時30分開会 11時02分閉会(会議時間 1時間13分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
久坂委員長、高橋副委員長、千、竹田、上畠、納所の各委員
〇理事者側出席者
進藤こどもみらい部長、石山こどもみらい部次長兼こどもみらい課担当課長、平井こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども相談課長、廣川(正)こどもみらい課担当課長、栗原保育課担当課長、田中(良)青少年課長、田中(香)発達支援室長、原田(幸)教育部長、齋藤(和)教育部次長兼教育総務課担当課長、八神教育部次長、小柳出学校施設課長、桝渕文化財部長、服部(計)文化財部次長、吉田(宗)文化財課担当課長
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長、片桐担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第35号鎌倉市御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例の制定について
2 議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち教育部所管部分
3 議案第42号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について
4 議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうちこどもみらい部所管部分
5 議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち文化財部所管部分
6 その他
(1) 当委員会の行政視察について
(2) 継続審査案件について
(3) 次回委員会の開催について
    ───────────────────────────────────────
 
○久坂 委員長  教育こどもみらい常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。高橋浩司副委員長にお願いいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○久坂 委員長  それでは、本日の審査日程の確認をいたします。
 お手元に配付されたとおりでございますが、10月21日開催の常任委員会正・副委員長会議において確認されたとおり、本日は付託された議案のみを掲載していることについて報告いたします。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 なお、本日の当委員会開催に当たりましては、教育部から申し出がございまして、教育部の業務の都合上、教育部の日程を先頭にすることとし、教育部、こどもみらい部、文化財部の順で審査したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 なお、午後には各派代表者会議が予定されておりまして、審査の日程の都合上、もしかしたら中断等する場合があるかもしれませんので、念のために申し上げておきます。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第1「議案第35号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例の制定について」を議題とします。原局から説明をお願いいたします。
 
○学校施設課長  日程第1議案第35号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例の制定について、内容の説明をいたします。議案集その1、30ページをお開きください。
 御成小学校旧講堂の今後の方向性については、本年7月13日に開催された市議会全員協議会において、旧講堂の歴史的・文化的価値、御成小学校の教室不足など教育環境の現状を踏まえ、保存した上で学校施設として活用していく方針であることを報告したところです。保存活用計画を策定するに当たって、有識者の意見を聞くために、鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会を設置することから、この組織及び運営に関し必要な事項を定めるため、条例を制定しようとするものです。
 条例の内容ですが、第1条「委員会の設置及び条例の趣旨」については、鎌倉市立御成小学校旧講堂の保存及び活用を図るための計画の策定に関し、必要な事項を調査審議する委員会を設置し、条例においてその組織及び運営に関し必要な事項を定めるものとします。
 第2条「委員会の組織」については、5人以内の委員で組織するものとし、委員には保存活用計画を策定する上で、有識者の意見を聞くため、歴史的建築物や建物構造等の知識を有する学識経験者または知識経験者、及び関係行政機関の職員を委嘱するものとします。関係行政機関の職員については、御成小学校校長を予定しています。
 第3条「委員の任期」につきましては、委員会の所掌事項の処理が終わるまでとします。
 第4条「委員の秘密保持義務」については、委員会で協議するに当たって、委員が知ることができた秘密は保持するよう義務づけるとともに、委員としての職を退いた後も、同様にするものとします。
 第5条「委任」については、条例に定めるもののほか、委員会の組織及び運営に関し必要な事項については、教育委員会が規則で定めるものとします。
 なお、施行期日は公布の日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○久坂 委員長  御質疑はございますでしょうか。
 
○上畠 委員  この委員会、秘密保持義務を設けられておりますが、ほとんどの委員会、審議会等で、こういうふうに秘密保持義務というのは絶対設けられるものなんですか。今回、これを設けた背景、どういったものを秘密として考えて、この秘密保持義務が必要であると考えられて、この議案を出されたのか、お願いします。
 
○学校施設課長  具体的には公開で審議させていただきたいということは考えております。ただ、特に技術的なノウハウですとか、特にまだ表に出せないようなもの等が考えられる場合については、そういうものが対象になるのかなと考えて、条例にうたわせていただいているというところでございます。
 
○上畠 委員  技術的なノウハウということであれば、特許等の申請をとっていない知的財産の部分ということですよね。そういうところですか。
 
○学校施設課長  具体的な審議だというところになると思います。ただ、おおむね原則的に公開であるという形になっておりますので、例えば、個人的な情報ですとか、そういうのも今回の条例に関してはかかわることはないのかなと考えておりますので、具体的に言いますと、先ほど上畠委員がおっしゃられたようなことでございます。
 
○上畠 委員  特段何か問題があるというわけではないですけれども、昨今建設業界においていろんな問題も出ておりますし、特許の申請がなかったら当然ながら会社のノウハウなので、知的財産としてそれを公開することはございませんし、それは一つの財産ですから、出しはしませんけれども、何らかの問題が出た場合に、例えばそれを議員に対してであるとか、監査委員の方に対してであるとか、そういったときに情報提供等があった場合、何か問題とか、それぞれの委員の見識やいろいろ考え方があると思いますけれども、そういったときにおいて、例えば何らかの問題があると考えて、公益にかなうだろうということを考えた場合に、それを例えば情報提供した場合に何らかの罪に捉えられるとかは、そういったことは公益通報と同じような考え方で問題はないということですか。
 
○学校施設課長  具体的にはそのとおりだと思います。いずれにしても委員会に、そのようなことについても情報開示する、しないというものは諮って進めていきたいと考えております。
 
○上畠 委員  学識経験を有するもの、または知識経験を有するものということでございますけれども、学識経験としてはどういった分野の方で、知識経験でもどういった分野の方で、どういったことを想定されているか教えていただけますか。
 
○学校施設課長  まず、学識経験というところですけれども、歴史的建造物そして木造建築の構造に詳しい方、それと木造の学校が隣接しているということもありますので、消防法等に精通されている方等を学識経験者という形で我々は考えています。それと知識経験ということですけれども、基準法上の問題等に精通されている方という形で考えております。
 
○上畠 委員  この夏、我々の決議もあってかと思いますけれども、アスベストの除去を行っていただきました。それについては賛成した側としては大変ありがたい対応であったと感謝しているところでございますけれども、あのような工事をしたことによって、見た目はそこまで変わってはないと思うんですけれども、文化財的な価値とか、指定とかされる有無という可能性はどうなんでしょう、下がってしまったんでしょうか、手を加えたことによって。指定をされる可能性とか低くなったとか、そういったところの見解があれば教えてください。
 
○学校施設課長  具体的に文化財の関係というのは今後委員会で協議してもらいたいと思っておりますけれども、文化的に価値が下がるということは特段ないのかなと。構造的な問題ですとか、歴史的な価値があるという判断、あと大規模な戦前の木造建物が残っているというのが価値判断の基準になっていると思いますので、屋根をスレート瓦からトタンに吹きかえたということで、それほどの大きな変化があったということではないと考えております。
 
○上畠 委員  今後コスト面も出てくるとは思いますけれども、全員協議会において市長が、一定のこれだけのコストがかかった場合、3億円以上がかかる場合には、市長は逆に後ろ向きで、保存できるにしても、市長はお金を出せるのは3億円までだというようなリミッターというか、制限を私の質問で御答弁されていましたけれども、そういったところも配慮した上で、保存を図るためとは書いていますけれども、そういった金額の制限というのはきちんと念頭において、教育委員会としても対応していくということで、3億円というのは変わりないですか。
 
○学校施設課長  昨日の委員会でもそのようなお話がありましたけれども、市長が全員協議会で、3億円をアッパーというような話もされておりましたし、教育委員会としても保存することは必要だと考えておりますけれども、幾らでも市民の税金を使ってできるというものではないと。この委員会の中でも経済性、費用対効果というのは十分議論して進めていきたいと考えております。
 
○上畠 委員  私は3億円であっても、御成小学校の旧講堂に3億円をかけるだけの価値があるのかというところに疑問視をしているところでございますし、もっと子供たちの教育整備、ほかにも子供の貧困対策等にお金を使う必要があると思いますので、優先順位としては、3億円をかけるのは、私はおかしいなという考えでございますけれども、そういった上限を考えて、3億円と市長はおっしゃっていますので、そのあたりを超えた場合には、そこは本当に保存ができるのか否かというところを改めてまた考えていただきたいと思います。
 
○竹田 委員  この活用計画策定委員会は、今回は保存するということの意義と、そしてそれを活用するということで、保存活用計画の委員会が設置されるわけですけれども、活用の部分について言えば、御成小学校の現状として学級数がふえたと。その結果、講堂を学校施設として、中をどう活用できるかというところで審議していくんだろうと思うんですけれども、学校の状況というのは、その後、変わっていきますよね。クラスが減になってくるということも予想される。そうすると旧講堂そのものの保存、そして活用の部分が変わってくるということも将来的にはあるだろうと思うんですけれども、この保存活用計画策定委員会がまずもってすることは、保存と現状の学校施設として、中にどういうようなものをどんな規模で入れるのかと、そこまでなのか、それとも、その後も含めての計画というのかな、将来的なことも視野に入れての計画なのか、そこのところはどうなっているのでしょうか。
 
○学校施設課長  確かに今委員がお話しされましたように、一義的には現状を受けて、学校施設として一番有意義な形で活用できるかと考えなければいけないと。ただし、ある程度の、さきほど上畠委員からもお話がありましたように、費用がかさむことが想定されますので、将来的にどのくらいの活用ができるのかというのも議論していきたいと考えております。そのためには、さきほど説明でもお話しさせていただきましたように、学校の代表という形で学校長も委員としていただきたいと考えております。
 
○竹田 委員  一つの活用ということはいろいろ変化し得ることで、今このような活用の仕方、将来的にはこういうことも考えられるということも含めての策定があってしかるべきだと思いますので、市としての見通しも持っていただければと思っているところです。
 それでもう1点なんですけれども、関係行政機関に御成小学校校長というお話がありましたけれども、校長先生も変わられるということもあるんですけれども、この策定委員会が開催されている現校長ということなのか、それとも校長が4月に変わるというような状況の中では、どうなっていくのでしょうか。
 
○学校施設課長  学校長職ということですので、例えば人事異動等あれば、その次に変わるというところでございます。
 
○竹田 委員  そこのとこの引き継ぎはしっかりしていただいてということになると思いますけれども。学校現場の声、そして学識経験者の声を吸収しながら、保存と、そして学校施設としての活用がうまく進めていかれるように願っているところです。
 
○納所 委員  屋根瓦等の補修が行われました。以前、見学させていただいたときは、雨漏り等がございました。現状はどうようになっているかわかりますでしょうか。
 
○学校施設課長  屋根の吹きかえ自体は、おおむね8月に終わりました。その後、9月にも大雨等がありましたけれども、そのときも現場確認いたしましたけれども、雨漏りはもう直っております。
 
○納所 委員  それまで、例えばスペースを利用して物置等として使っていたように思いますけれども、現状もまだ同じような状況で、その場所を利用しているということでしょうか。
 
○学校施設課長  物置というよりも、不要になったものがまだ処分されずに残っていたということが現状だと思います。今もまだその状況は続いていますけれども、今後そのあたりは処分して、年に一回の運動会の物を置く物置としては、そのまま使用していきたいと。ただ、今まであった不要になった机や椅子等については処分するという計画でおります。
 
○納所 委員  この保存活用計画策定委員会でございますけれども、委員会としてはどれくらいの期間をもって計画を策定しようと現状お考えでいらっしゃいますでしょうか。
 
○学校施設課長  来年度末までを審議期間という形で、一定の計画を出したいと考えております。
 
○納所 委員  それは、いわゆる基本構想・基本計画、実施計画とありますけれども、実施計画レベルのものということでよろしいでしょうか。
 
○学校施設課長  実施計画まではいかない、基本設計レベルまでということで考えております。
 
○納所 委員  学校教育施設のあり方を模索するということでございます。現在、御成小学校で不足している学校施設、もしくは充実が望まれている学校施設はどういうものがあるのか、つまり旧講堂の使用に、それがどのように結びつくのかということなんですけれども。現状、御成小学校で不足及び充実が望まれている施設はどのようなものがありますでしょうか。
 
○学校施設課長  特別教室で図工室が今ない状況になっております。その原因といたしまして、児童数が増加したことによって、今の校舎にあります理科室と図工室、これを普通教室に転用いたしました。理科室につきましては、6年前に増築して別棟にできておりますけれども、図工室が今ないという状況になっております。
 
○納所 委員  そういった特別教室と、旧講堂の活用というのが、うまく結びつかないところがあるんですね。例えばプレハブで今対応していらっしゃるとかいうことがございますけれども、旧講堂の活用のあり方として特別教室があり得るのか、それとも例えば講堂なり、あとは屋内体育施設としての使い方であるとか、さまざまなものがありますけれども、以前の第二小学校みたいに中を区切って教室化するであるとか、というような活用の仕方ということなんでしょうか。特別教室と旧講堂って、これからの議論でしょうけれども、現在、教育委員会としては結びつく可能性はあるとお考えでしょうか。
 
○学校施設課長  まず、先ほどお話させていただきました図工室の特別教室がないですという問題、あと多目的な広いスペース、これは御成小学校に限らず、各学校で今必要であるというような認識があります。旧講堂につきましてはスペース的には広い、そういうものは可能だと、そういうのをうまい形で組み合わせながら、学校施設として活用できればなというような考えでおります。いずれにしても、専門家の御意見を聞きながら検討していきたいと考えています。
 
○久坂 委員長  暫時休憩します。
              (9時48分休憩   9時58分再開)
 
○久坂 委員長  再開します。
 
○千 委員  (代読)一つ目、委員5人以内とは何人以上でしょうか。二つ目、出入り口のスロープなどのバリアフリー化はどのように考えられているのでしょうか。
 
○学校施設課長  5人以内ということで、現在は5人を考えております。それとバリアフリー化につきましては、当然、今回改修するに当たっては適正な法律に基づいた形でバリアフリー化にかからなければいけない。絶対図っていくということでございます。
 
○高橋 副委員長  耐震関係なんていうのはどういうふうになるんでしょうか。
 
○学校施設課長  昨年実施しました調査では、非常に耐震関係というのは低い数値が出ておりますので、それについても改修しながら、今後の検討課題に一番重要な課題になってくると思っております。いずれにしても耐震改修、耐震補強はしなければならない建物であると認識しております。
 
○高橋 副委員長  この中で検討もしていただけるということでいいんですね。
 
○学校施設課長  そのとおりでございます。それには木造構造の大家の方も委員として選考したいと考えておりますので、この委員会の中で、そのあたりについても検討していきたいと思っております。
 
○高橋 副委員長  今、千委員から質問があった5人を考えていて、この学識経験者が4名で行政から1人ということですか。
 
○学校施設課長  そのとおりでございます。まず第2条の学識経験を有するもの、また、知識を有するものが4名、関係行政機関の職員、これは御成小学校の校長先生になっていただくということを考えていまして、1名ということで、5名という形に考えております。
 
○高橋 副委員長  事務局はどうなるんですか、ここの事務局というのは。
 
○学校施設課長  この事務に関しては、教育委員会学校施設課で対応いたします。
 
○高橋 副委員長  例えば部長とか次長とか、あと市長部局とか、そういうところは全然入らないのですか。
 
○学校施設課長  第5条の委任について、あと組織運営に関して必要な事項は教育委員会が規則で定めるというものがございます。その中で施行規則案ですけれども、幹事というものを設ける予定でおります。その中には市長部局も入ると考えております。今検討しているのは建築指導課、都市調整課、それと都市計画課、あと建築住宅課、文化財課、あとは木造建築でありますので、消防の予防課にも幹事で参画していただいて、行政内部についてはそういう組織で考えていきたいと考えています。
 
○高橋 副委員長  かなり広範な庁内の協力体制をいただきながらやるということで、本体の計画というのが一番なんですけれども、今、学校敷地を少し道路に貸している状態がありまして、それがゆえに、もし倒れてきたときには道路のほうまで来るんじゃないかというお話もありますので、その辺もシミュレーションしていただいて、もしそういうふうになってきたときには防護するような、本当は位置をずらせばいいんですけれども、引き屋に頼むと何千万円もかかかるような状態になるかなと思いますが、そこもぜひ検討していただければと思いますが、いかかでしょうか。
 
○学校施設課長  敷地の関係、その辺についても考えていきたいと思っています。当初、御成小学校改築のときには、今のように道路が広くなっていたわけではございませんので、その中で保存という一つの方向性が出ているという中で、現状も変わっておりますので、そのあたりについては委員会の中で協議していきたいと思います。
 それと先ほどの御質問で、庁内部局ですけれども、あと経営企画課も参画していただきたいと考えております。
 
○久坂 委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 それでは委員間討議の実施を含め、御協議をお願いしたいと思います。
 まず、論点の整理なんですけれども、ただいまの質疑を通じまして、私としてはこの保存活用については行財政的な視点を持つこと、また、その保存と活用面においては現況の小学校の状況を考慮し、また将来的な視点を持つことといった観点があったかと思っているのですけれども、委員間討議を実施するかどうかにつきまして、実施する場合は、この論点につけ加えがある方はつけ加えをいただきたいと思っているんですけれども、まず、委員間討議を実施するかどうかについて確認したいんですが、なしということでよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 委員間討議はなしということを確認させていただきました。
 御意見はございますでしょうか。
 
○上畠 委員  条例が可決されて委員会が設置となった場合には、現状の市としての喫緊の課題とコスト、優先順位をよく熟慮の上、その方針を考えていただきたいと思います。
 
○久坂 委員長  ほかに御意見ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第35号鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例の制定について、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                  (総 員 挙 手)
 総員挙手の挙手によりまして、議案第35号は原案可決いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第2「議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち教育部所管部分について」を議題とします。原局から説明をお願いいたします。
 
○齋藤[和] 教育部次長  議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち、教育部所管部分について説明いたします。議案集その1の56ページ、補正予算に関する説明書の14ページをお開きください。
 第55款教育費、第10項小学校費、第5目学校管理費、小学校施設管理運営事業に係る経費は1,836万円の追加で、御成小学校旧講堂の緊急屋根修繕を実施したことに伴い、今後の各学校の修繕に不足が見込まれることから維持修繕料の追加を。第15目学校建設費、小学校施設整備事業に係る経費は783万6,000円の追加で、御成小学校旧講堂の保存活用計画策定委員会を設置するに当たり、委員4名分の報酬及び保存活用計画策定委員会の運営を補佐し、基本計画を策定するための支援業務委託料の追加をそれぞれ計上いたしました。
 議案集その1の60ページをお開きください。第3表繰越明許費補正について説明いたします。
 御成小学校旧講堂基本計画策定支援業務委託につきましては、業務の完了が平成28年度になるため、繰越明許費を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○久坂 委員長  御質疑ございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常務委員会への送付意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認をさせていただきました。
 
○久坂 委員長  暫時休憩いたします。
              (10時09分休憩   10時11分再開)
 
○久坂 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第3「議案第42号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。原局から説明をお願いいたします。
 
○青少年課長  日程第3議案第42号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。議案集その1、48ページをお開きください。
 今回の改正は、平成24年度に実施した耐震診断の結果を踏まえ、平成25年2月9日から閉館している腰越子ども会館について、現在建設作業を進めております新たな施設の利用を12月から開始する予定としておりますことから、第2条の表中に鎌倉市腰越子ども会館の名称及び位置を追加するものです。
 なお、施行期日は、公布の日から起算して6月を超えない範囲内において規則で定める日からといたします。
 以上で説明を終わります。
 
○久坂 委員長  御質疑ございますでしょうか。
 
○納所 委員  腰越子ども会館の建設に関してですけれども、建設に当たっては順調にトラブルなく進んだのでしょうか。これまでの経過で何かありましたら、伺いたいと思います。
 
○青少年課長  現在のところ、工事につきましては順調に進んでいると認識しております。
 
○納所 委員  資材の搬入搬出等が非常に難しいところであると伺っております。これに関して、例えば近隣の方からの苦情であるとか要望等は寄せられていらっしゃいますでしょうか。
 
○青少年課長  今年2月に地域の説明会もさせていただいているところなんですけれど、説明会では交通の安全等について要望がございました。実際の工事に当たりましては現場とも調整をしながら、児童の安全などにつきましては最大限配慮して、今実施をしているというところでございます。
 
○納所 委員  搬入・搬出についての道路確保でございますけれども、例えば階段道路を養生するであるとか、そういったものは現状も続けていらっしゃるのでしょうか。
 
○青少年課長  実際の搬入経路については、目白山のモノレール側からの通行と下の龍口寺側の出入りが考えられますが、現状は下の龍口寺側から入っておりますので、階段の養生等についてはやっていないところでございます。
 
○久坂 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 委員間討議につきまして確認させていただきますが、ただいま、納所委員から御質疑はございましたが、議案についての論点ではなかったということで、委員間討議は実施しないということを確認しますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 御意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 確認をさせていただきました。
 これより採決に入ります。議案第42号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第42号は原案可決いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第4「議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち、こどもみらい所管部分について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○こどもみらい課長  日程第4議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち、こどもみらい部所管部分について御説明いたします。9月定例会議案集その1は58ページを、平成27年度鎌倉市補正予算に関する説明書は8ページ、9ページを御参照ください。
 第15款民生費、第5項社会福祉費、第15目障害者福祉費、発達支援事業に係る経費は290万4,000円の追加で、要支援児を保育する市内の私立幼稚園を対象に交付している特別支援保育運営費補助金について、対象児童が当初の予定よりふえる見込みであることから補助金を増額しようとするものです。
 第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費、養育支援訪問等事業に係る経費は160万円の追加で、子育てを始めた親の不安感や負担感を軽減することを目的とした、エンジョイ子育て応援事業を実施するため、職員の資格取得のための研修受講に係る負担金、旅費、及び事業を実施するための消耗品費を追加するもので、神奈川県の地域少子化対策強化交付金が歳入として伴うものです。子ども会館・子どもの家管理運営事業に係る経費は974万6,000円の追加で、放課後児童支援員について、腰越子ども会館・子どもの家及びおおふな子どもの家の施設増床に伴う増員、及び冬休み、春休みの期間における支援員の不足に対応するため、人材派遣に伴う委託料を増額するものですが、委託に伴う入札など、事務手続等の関係で、この委託料については、まず、同事業の報酬から流用させていただき、事務を進めております。このため、当該補正予算をお認めいただけた場合は、流用元の報酬にお戻しさせていただきたいと考えております。
 第10目児童支援費、私立保育所等助成事業に係る経費は659万3,000円の追加で、鎌倉市のNPO法人が腰越五丁目に建設予定の民間所有の建物を賃借し、平成28年1月に小規模保育施設である(仮称)てつなぐ腰越保育室を開園する予定であることから、神奈川県の安心こども交付金を活用した賃貸物件による保育所整備として、これにかかる施設改修費及び賃借料への補助金を追加するものです。
 第20目児童福祉施設費、子育て支援施設等整備事業に係る経費は988万2,000円の追加で、平成26年度に策定した岡本二丁目用地活用基本計画に基づき、総合的な視点を加味し、計画の熟度を高め、施設整備の基本計画としてまとめるため、当該基本計画作成にかかる委託料を追加するとともに繰越明許費を設定するものです。
 続きまして、議案集その1は60ページを御参照ください。
 (仮称)由比ガ浜こどもセンター建設予定地埋蔵文化財調査委託事業は、基本設計の進捗を踏まえて、平成27年9月から平成28年2月までを発掘調査期間として業務を発注する予定でしたが、試掘調査を行った結果、発掘調査及び調査報告書作成にそれぞれ4カ月の期間を要することが判明し、業務が今年度中に完了しない見込みとなったことから、調査に係る費用について、繰越明許費を設定するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○久坂 委員長  御質疑ございますでしょうか。
 
○上畠 委員  腰越の小規模保育施設ですか、そこのNPO法人ということで、何というNPO法人なんでしょうか。御予定されている法人名を教えてください。
 
○保育課担当課長  腰越のてつなぐ腰越保育室を運営する法人につきましては、特定非営利活動法人てつなぐワークス、代表小山田誠二郎さんというところが運営を予定しております。
 
○上畠 委員  こちらは、既にほかの保育施設等の運営等の実績はございますか。
 
○保育課担当課長  こちらの施設につきましては今回初めてこの小規模保育事業を実施する法人となっております。
 
○上畠 委員  小規模保育施設以外の保育子育て等の何か実績はございますか。
 
○保育課担当課長  こちらの法人は平成26年12月に設立いたしまして、地域子育て支援事業を展開しており、毎月1回親子で参加できるイベント等を開催しているということ、それから餅つきやひな祭り、広町ハイキングなどのイベントを行っていると聞いております。こちらの代表者は元公立保育園の保育士が実際に個人で保育所の運営を志して立ち上げたものでございます。
 
○上畠 委員  エンジョイ子育て支援事業に当たって、職員の方が資格を取得するということでございましたけれども、その具体的な資格は何なんでしょうか。
 
○平井 こどもみらい部次長  今回、養成をする講座でございますけれども、まずは「どならない子育て」という講座、これはNPO法人が資格取得の講座を開いて養成するものでございます。もう一つはベビープログラム講座、これについてもNPO法人が資格の審査をするというようなものでございます。
 
○上畠 委員  具体的にベビープログラム講座とどならない子育て講座、それぞれ修了証書をいただけると思うんですけれども、それを主催される法人を教えていただけますか。これNPO法人が独自にやっているのか、幾つかの加盟団体があって一つの民間資格として修了証書を出されているか、その当たりの背景も教えていただけますか。
 
○平井 こどもみらい部次長  NPO法人の名称自体については今資料がございません。申しわけございません。
 
○上畠 委員  この資格自体、持っていらっしゃる方等は既にいらっしゃるということで、それなりの実績や取り引きもあり、それなりに有効活用できる資格であろうと考えていらっしゃるということで、既に実績等あるのでしょうか。
 
○平井 こどもみらい部次長  この講座は、3年前から開催をしている講座でございます。また、茅ヶ崎市ですとか横浜市ですとか、近隣市においてもこういった講座の実績はございます。
 
○竹田 委員  上畠委員の御質問に関連してくるんですけれども、資格を取得して、そのNPO法人が開いた講座を受講したその後なんですけれども、この職員は、市が行うエンジョイ子育て講座のようなものに応募してきた保護者の方々に、ファシリテーターというか、そういう役割を果たしていくということなんでしょうか。
 
○平井 こどもみらい部次長  この講座を職員、保育士、それから相談員なんですけれども、受講しまして、資格を取得いたします。資格を取得いたしますと、みずからが講座を開くことができるようになるということでございます。それで市民の方に向けて子育ての講座を開催することができる。また、資格を取得した保育士あるいは相談員、みずからのスキルアップということで、そういった講座を踏まえて、市民の方の相談、あるいは保育に当たることができる。そういうような効果を見込んでおります。
 
○竹田 委員  子育ての問題はそのとき、その年だけで終わるのではなくて、ずっと続けていく、継続的にやっていくことだと思うんですけれども、今まで市としてこのエンジョイ子育て講座というのは、何回か開かれてきていますか。
 
○平井 こどもみらい部次長  講座は、平成27年度で3年目でございます。3年間やってきたという実績もございますし、受講した市民の方からは、子育てで不安感、孤立感を抱えているというところで、少しは軽減したという意見はいただいているところでございます。
 
○竹田 委員  講座を受けに行こうという方は既に課題意識がありますから、学ぶという前向きな気持ちでもって参加されるわけで、そういう方々に来てよかったなと思って帰っていただく、それは大変すばらしいことだと思うんですけれども、そもそもその問題意識というか、子育てに困難を感じていたり、精神的に追い詰められていたり、そういうさまざまな方々に門戸を開くというか、ぜひ、そういう人たちに受けていただくような市としての手立ては何かしていますか。
 
○平井 こどもみらい部次長  今、竹田委員おっしゃったように、課題がある方に受けていただきたいと私どもも思っております。市民健康課が行っている乳幼児健診ですとか、子育て支援センターの相談などで、少し課題があるお母さん、あるいは心配なお母さんについては、積極的にこういった講座を御紹介するようにしております。御紹介した結果、御本人もその気になっていただいて、講座の受講につながって、全て解決ということではないんですけれども、講座の受講につながったというようなケースは幾つかございます。
 
○竹田 委員  そうすると、ちなみに1回目、2回目、3回目、どのくらいの方々が参加されているのかわかったら教えていただきたいです。
 
○平井 こどもみらい部次長  総人数は今資料を持ち合わせておりません。資料として、よろしければ後ほどお持ちしたいと思います。
 
○竹田 委員  後ほど教えていただきたいんですけれども、市ではこれくらいの人には来ていただきたいという数は、市が希望しているというか、予定している人数に至っているのか、それとももっともっとふやしていきたいなというところにあるのか、そのことだけでも聞きたいんですけれども。
 
○平井 こどもみらい部次長  この「どならない子育て」の講座、それからベビープログラム講座は、それぞれ受講の人数の制限がございます。1回について、ベビープログラムですと30人程度、どならない子育てについては10人程度の受講ということで、人数はどうしても少ない、そういった少人数の中で、毎回毎回プログラムを展開していくということでございますので、総人数についてはもう少しふやしたいというような気持ちはございます。
 
○竹田 委員  児童虐待という問題は本当に、この間も厚木市でしたでしょうか、虐待の本当に最たるものは子供が命を落とすというような、家庭的な事情、社会的な背景もあるんだと思うんですけれども、そういうとこまでも至らなくても、子供が子供自身の人権や育ちが阻害されるような家庭の中で子供が育っているということは、非常に目に見えないものなんですけれども、より市は積極的にそういう視点を持って声かけをして、この会は30人、どならないは10人ということですけれども、積極的な紹介、声がけを進めていっていただきたいと思います。
 
○納所 委員  養育支援訪問等の事業についてですけれど、対象児童が増加したということでしょうけれども、どれくらいふえてたのか、その増減と、対象児童数等がもしわかればお願いします。
 
○発達支援室長  対象の人数がどれくらいふえたかという御質問かと思いますけれども、こちらの特別支援保育運営費補助金ですが、今年度、当初としては43名ということで、対象児を想定しておりました。実際に、この補助金に関しましては、年間3回開かれております発達支援委員会で認定しておりますけれども、6月に開かれた第1回目で既に43名の方の申請が上がっておりまして、その後、2回目で8名の方から既に申請が上がっております。毎年の傾向といたしまして、この後、年度末にかけまして新規の申請の方が毎年上がってきておりまして、今年度につきましては、この後も8名から9名程度の申請が上がってくると想定をしております。
 
○納所 委員  発達相談は5歳児で行っていらっしゃると思いますけれど、毎年一定程度の相談等で、支援が必要であると、それはどのくらいの割合でいらっしゃるのかわかりますでしょうか。
 
○発達支援室長  5歳児でございますけれども、年度によって少し前後はあるんですが、平成25年度から「5歳児すこやか相談」は、市内の5歳のお子さん全員を対象に実施しておりまして、おおむね1割前後が、支援が必要なお子さんと判断をされております。5歳の総数が1,300人前後ということですので、1割ということになりますと、100人を少し超えたぐらいの人数が、毎年支援が必要なお子さんと判断しております。
 
○納所 委員  その中で、発達支援ネットワークにつなげる方というのは、そこからスタートするんでしょうか。発達支援システムネットワークですか、それにつながっていらっしゃる方というのは毎年どの程度いらっしゃるのでしょうか。
 
○発達支援室長  発達支援ネットでございますけれども、「5歳児すこやか相談」からつながるというよりは、その後、どちらかというと学齢期のお子さんであったり、就学してからいろいろな機関との連携が必要ということで、ネットワークにつながるお子さんが多いのが現状でございます。
 実はネットワークに関しましては、平成24年度に児童福祉法の改正がございまして、障害福祉サービスを使う方に関しましては、障害児の相談支援といいまして、福祉サービスを使うためにプランですね、介護のケアマネジャがつくるケアプランと同じようなものを障害児の方にもつくるという制度ができましたので、今まで発達支援ネットワークで、いろいろな機関の連携であったり、ライフステージを通じた支援ということで縦の連携をしてきたものが、福祉サービスを使う方に関してはそちらに移行をしているところでございます。
 そういった変化もございまして、現在、発達支援ネットワークで、新規の対象の方がここ2年ほどは上がってきておりません。ネットワークの役割については少し見直しをする時期に来ているのではないかと考えておりまして、今後はどちらかといいますと、手帳であったり、診断が出ないようなグレーゾーンと言われるようなお子さんの支援に対して、今後どのようにしていくかということをネットワークの中で検討してまいりたいと考えております。
 
○納所 委員  あと、私立保育所等養成事業に関して、関連して伺いたいと思いますけれども、保育を担う人材、待機児童の問題も大きいのですけれども、保育する側ですね、保育を担う人材不足、これの現状は何か課題になっているところはございますでしょうか。
 
○保育課担当課長  保育を担う人材の不足というのは、横浜市が施設整備を始めて以来、なかなか新規の方が見つからないというお声を民間の保育園からも聞いております。それに対して神奈川県は募集のイベントといいますか、各ブースを設けてとか、いろいろな形で新規の保育士はもちろんなんですけれども、今、家に戻られた、潜在的にこれからまた出てきて活用ができるんじゃないかという人材の発掘等も行うという状況で少しずつ、鎌倉市内でも改善ができているのではないかと思っております。ただ、予断を許さない状況というのは続いておりますので、鎌倉市としても鎌倉女子大ですとか、その就職のほうへはお声がけをしながら、人がいないことによって児童の受け入れができないということが起こらないように努めているところでございます。
 
○納所 委員  この保育を担う人材不足に対応する目的で、国家戦略特区に創設される資格で地域限定保育士というのがあると思います。試験が実施されるのが、神奈川県もその中に入ると伺って、今年度から始めることが公表されておりますけれども、この地域限定保育士、結局いわゆる保育士試験が、2回目の試験もあるというようなところで伺っておりますけれども、その効果、もしくは鎌倉市に対する恩恵というのは、ありそうなんでしょうか。
 
○保育課担当課長  今、委員からお話のございました地域限定保育士、神奈川県でも今年度その制度を導入いたしまして試験を行うと。それに当たっては県内の市町村に対し、地域限定保育士の受け入れができるよう、条例等に支障があれば条例改正も行ってくださいとお話もございましたので、鎌倉市においても12月定例会におきまして、議案としてお願いできるかどうか調整を進めているところでございます。それによりまして、地域限定保育士の受け入れが可能になると考えております。
 
○納所 委員  怠りなく準備を進めて、なるべく早く進めていただければと思っております。
 あと、子育て支援施設等整備事業について、岡本二丁目のことについて伺いたいと思います。現在どの程度、整備の構想といいますか、進んでいるのか、もしくはどういう方向でお考えなのか、今わかる範囲で伺いたいと思います。
 
○石山 こどもみらい部次長  今の委員のお尋ねでございますけれども、岡本二丁目、どのような状況であるかという御質問でございます。これにつきましては昨年、特命担当におきまして、用地活用の基本計画をとりまとめております。その中で、今後の取り組みにつきましては、基本的な計画の方向性に沿いまして、「子ども・子育て」や「市民活動」に関連する機能を導入するということで、こどもみらい部が中心となりまして、総合的な視点を加味して、基本設計・実施設計へと計画の熟度を高め、施設整備の早期実現を目指していくこととしております。したがいまして、今年度は施設整備の基本計画を策定するということで、今回補正の議案をお願いしているところでございます。
 
○納所 委員  ということは、「子ども・子育て」施設及び「市民活動」に資する施設を整備するという方向で基本計画を策定中であると捉えてよろしいでしょうか。
 
○石山 こどもみらい部次長  先ほど御説明申しました用地活用の基本計画の中におきまして、導入機能の三つの柱といたしまして、「子ども・子育て支援機能」と「市民活動支援機能」と「交流機能」、この三つを導入すると決めております。具体的には民間保育所、これは一時預かり事業も含めまして、あとは病児、病後児保育、教育支援施設及びファミリーサポートセンター等導入したいと考えております。また、市民活動支援機能といたしましては市民活動センター、それとあわせまして、交流機能として広場的な空間と交流施設を導入していきたいと考えておりまして、具体的な中身につきましては今年度策定させていただく施設整備の基本計画の中で、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。
 
○高橋 副委員長  二つだけ伺いたいと思いますが、一つは、先ほど納所委員からあった発達支援の関係なんですけれども、年3回行われている認定ですか、その委員というのは何人で、どういう方がされているんでしょうか。
 
○発達支援室長  今資料が手持ちでなく、正確な人数がお答えできないのですが、委員の構成といたしましては市内の小学校の校長先生、児童相談所の職員、保健所の職員の方、あと医療機関のケースワーカーの方、それから保育園の園長、民間保育園からの推薦で保育園からと、それから私立幼稚園の幼稚園協会からの園長先生が出席しています。あと医師会からの推薦で市内の小児科のドクターが出席をしております。それと県立の養護学校の地域支援を担当している職員にも出席しておりますので、基本的には医療、保育、あと幼稚園、あと福祉の現場、あと鎌倉女子大からの先生にも出席をしておりますので、いろいろな関係機関の方から専門的な意見をそこでいただいているという会になります。
 
○高橋 副委員長  後で結構ですから名簿をお願いしたいと思います。
 もう一つ、旧鈴木邸の発掘調査の関係なんですけれども、これは何か出たということなんですか。延びているといるというのはどういう状況なんでしょうか。
 
○石山 こどもみらい部次長  発掘調査の現状でございますけれども、これにつきましては、6月定例会で、今後試掘調査をさせていただいた上で、本掘調査をするという報告をさせていただいたところでございます。6月23日から6月26日の期間で試掘調査を実施いたしました。その結果、これまでは周辺のいろいろなところで発掘調査の事例がございまして、その結果から、比較的深いところで遺物の包含層が出てくるのではなかろうかという想定をしておりました。しかしながら、実際に試掘調査をいたしました結果、20センチから70センチの浅いところで遺物の包含層が出てまいりまして、そういったこともございまして、実際にかかる期間等を再度調整いたしました結果、当初想定しておりました6カ月という期間が8カ月に延びるということで、そうなりますと、発注いたしましても年度をまたいでしまうということで今回繰越明許のお願いをしているところでございます。
 
○高橋 副委員長  20センチから70センチの間に出た遺構というのはどういうものなんでしょうか。
 
○石山 こどもみらい部次長  遺物が出ておりまして、一般的に出ておりますかわらけとか骨とか、そういったものが出ている状況でございます。
 
○久坂 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会の送付意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認させていただきました。
 暫時休憩いたします。
              (10時45分休憩   10時47分再開)
 
○久坂 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第5「議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち文化財部所管部分について」を議題とします。原局から説明をお願いいたします。
 
○文化財課担当課長  日程第5議案第46号平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち、文化財部所管部分について御説明をさせていただきます。議案集は58ページ、平成27年度鎌倉市補正予算に関する説明書は、14ページから15ページをごらんください。
 第55款教育費、第20項社会教育費、第10目文化財保護費のうち、史跡環境整備事業については、史跡永福寺跡指定地内の現在整備を行っている区域のやや先の崖において、去る7月9日の大雨により一部崩落が生じた斜面の復旧に係る経費216万円を追加するものです。同じく文化財調査・整備事業については、今年度8月から出土品の整理作業を行っている文化財課分室を増築し、使用する予定でしたが、プレハブの設置にかかる諸調整に時間を要し、平成28年2月から使用を開始することなったため、賃借料191万6,000円を減額するものでございます。
 続いて、債務負担行為の補正についてです。議案集は61ページ、説明書は18ページをご参照ください。
 ただいま御説明いたしました文化財課分室設置事業費について、賃借開始の時期の変更に伴い、平成28年度から平成32年度までの限度額について、平成27年度減額分の賃借料について債務負担額を増額変更するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○久坂 委員長  御質疑はございますでしょうか。
 
○高橋 副委員長  理解に苦しむんですけれども、プレハブを設置すると、設置する期間が、調整がおくれて遅くなりましたよという御説明だったんですけれども、減額しますといいながら、トータルでは増額ということですか。
 
○文化財課担当課長  このプレハブの賃借につきましては、5年間のリース契約となるわけでございますが、当該年度につきまして予算の範囲ということでございますけれども、次年度以降は債務負担行為を打つ必要があると考えてございます。当該年度減額することによりまして、翌年度以降の減額分を上乗せする必要がございますので、債務負担行為を増額することによりまして、トータルの額は同じということでございます。
 
○高橋 副委員長  そのもの自体の金額があって、それはすぐに償却しようが、5年で償却しようが、4年で償却しようが、金額は変わらないんですよと、そういうことなんですか。
 
○文化財課担当課長  簡単に言うと、そういうことになろうかと思います。ただ、60カ月でお借りするという中で、今年度は2カ月分になってしまいますと、残りは58カ月分ということになりますので、翌年度以降の負担が増えるということになろうかと思います。
 
○高橋 副委員長  だけど、実際にスタートのところが遅くなって、けつは一緒なわけですから、50カ月ということはないですよね。あるんですか。ちょうど50カ月になるようにしたんですか。
 
○文化財課担当課長  トータル60カ月でお借りしますので、ことしの分が当初は8カ月分で予定しておりまして、残り、次年度以降は52カ月分を予定しておりましたところ、調整のおくれによりまして、今年度が2カ月分で、残りの翌年度以降が58カ月分ということで、トータルは60カ月ということになります。
 
○高橋 副委員長  実態としては60カ月でできるものではないですよね、やろうとしている作業は。その後は再リースみたいな形でやるってことですか。
 
○文化財課担当課長  副委員長のおっしゃるとおりでございます。
 
○高橋 副委員長  いろんな小学校で、例えばトイレのリースしたりとか、いろいろリースをするんですけれども、結局買い取りにしたほうがトータルコストとしては安いということが、メンテナンスなんかもあることはあるんですけれども、その辺はどう考えておられるんですか。
 
○文化財課担当課長  プレハブリースにつきましては、通常5年間の償却期間があるかと思います。5年間につきましては、メンテナンスのことを考えますとリースしておくほうが有利かなと考えております。5年以上、再リースの段階になって買い取りするか、再リースにするか、どちらがいいかを検討した中で決定していくことになろうかと考えてございます。
 
○高橋 副委員長  中でどういったことをやるか一々細かくは聞きませんけれども、体制を立て直して、発掘調査の埋蔵品の整理だとか、そういうこともやられるんだろうと思うんですけれども、それも30年かかるとずっと言ってきたことですから、当然20年、30年とやっていかなきゃいけない事業なので、トータルコストをきちんと考えてやっていただきたいなと、これだけお願いしておきます。
 
○久坂 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認をさせていただきました。
 文化財部職員退室のため、暫時休憩します。
              (10時54分休憩   10時55分再開)
 
○久坂 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第6その他(1)「当委員会の行政視察について」を議題とします。
 10月26日と27日に予定しておりましたけれども、先般、議会日程の関係もあり、一旦中止させていただいたところです。この件につきまして確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 その上で、今後の行政視察につきましては、日程がとれるのかといった課題がございまして、皆さんに御相談させていただきたいと思います。
 暫時休憩します。
              (10時56分休憩   10時58分再開)
 
○久坂 委員長  再開いたします。
 休憩中に皆さんのご意見をいただきまして、近隣、もしくは市内の中で視察できる箇所、日程等を考慮しながら検討するということで、この協議につきましては、皆さんに後日改めてお知らせをしたいと思います。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第6その他(2)「継続審査案件について」を議題とします。事務局から説明がございます。
 
○事務局  休憩中に配付させていただきました、さきの定例会で閉会中継続審査案件として確認されております3件の取り扱いについて、御協議をお願いします。
 
○久坂 委員長  引き続き継続でよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 
○事務局  ただいま、確認された3件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて御確認をお願いいたします。
 
○久坂 委員長  引き続き継続審査とすることを確認してよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 確認させていただきました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第6その他(3)「次回委員会の開催について」を議題とします。事務局からお願いいたします。
 
○事務局  次回当委員会につきましては10月30日(金)、11時、議会第1委員会室を予定させていただきたいと思いますが、御協議よろしくお願いいたします。
 
○久坂 委員長  暫時休憩します。
              (10時59分休憩   11時01分再開)
 
○久坂 委員長  再開いたします。
 次回の開催につきましては10月30日(金)、11時30分からということで休憩中に確認させていただきました。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。本日の日程は全て終了いたしました。
 これで教育こどもみらい常任委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成27年10月22日

             教育こどもみらい常任委員長

                       委 員