平成27年 9月定例会
第8号 9月17日
○議事日程  
平成27年 9月定例会

          鎌倉市議会9月定例会会議録(8)
                                   平成27年9月17日(木曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  竹 田 ゆかり 議員
 3番  河 村 琢 磨 議員
 4番  前 川 綾 子 議員
 5番  長 嶋 竜 弘 議員
 6番  保 坂 令 子 議員
 7番  上 畠 寛 弘 議員
 8番  西 岡 幸 子 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  永 田 磨梨奈 議員
 11番  渡 辺   隆 議員
 12番  池 田   実 議員
 13番  渡 邊 昌一郎 議員
 14番  三 宅 真 里 議員
 15番  中 澤 克 之 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  小野田 康 成 議員
 18番  高 橋 浩 司 議員
 19番  久 坂 くにえ 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  山 田 直 人 議員
 22番  岡 田 和 則 議員
 23番  吉 岡 和 江 議員
 24番  赤 松 正 博 議員
 25番  大 石 和 久 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          鈴 木 晴 久
 次長補佐        藤 田 聡一郎
 議事調査担当担当係長  笛 田 貴 良
 書記          木 田 千 尋
 書記          窪 寺   巌
 書記          片 桐 雅 美
 書記          菊 地   淳
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 10 番  進 藤   勝  こどもみらい部長
 番外 12 番  石 井 康 則  環境部長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会9月定例会議事日程(8)

                                平成27年9月17日  午前10時開議

 1 一般質問
 2 緊急質問
 3 議会の請求に基づく監査の監査結果について
 4 報告第9号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る ┐
         専決処分の報告について                 │
   報告第10号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る │
         専決処分の報告について                 │市 長 提 出
   報告第11号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の │
         額の決定に係る専決処分の報告について          │
   報告第12号 平成26年度決算に基づく健全化判断比率の報告について   │
   報告第13号 平成26年度決算に基づく資金不足比率の報告について    ┘
 5 議案第21号 市道路線の廃止について                 ┐
                                     │同     上
   議案第22号 市道路線の認定について                 ┘
 6 議案第23号 工事請負契約の変更について               ┐
                                     │同     上
   議案第47号 工事請負契約の締結について               ┘
 7 議案第24号 指定管理者の指定について                 同     上
 8 議案第25号 指定管理者の指定について                 同     上
 9 議案第33号 鎌倉市行政手続における特定の個人を識別するための番号の ┐
         利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の │
         制定について                      │
   議案第36号 鎌倉市芸術館条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第37号 鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につい │同     上
         て                           │
   議案第38号 鎌倉市職員の職務に専念する義務の特例に関する条例の一部 │
         を改正する条例の制定について              │
   議案第39号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例 │
         の制定について                     ┘
 10 議案第35号 鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例の制 ┐
         定について                       │同     上
   議案第42号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について │
   議案第43号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について ┘
 11 議案第40号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入  ┐
         れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条 │
         例の制定について                    │同     上
   議案第41号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第44号 鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部 │
         を改正する条例の制定について              ┘
 12 議案第34号 鎌倉市景観重要建造物等保全基金条例の制定について    ┐
   議案第45号 鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例の一部 │同     上
         を改正する条例の制定について              ┘
 13 議案第46号 平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)        同     上
 14 議案第26号 平成26年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について   ┐
   議案第27号 平成26年度鎌倉市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定に │
         ついて                         │
   議案第28号 平成26年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
         別会計歳入歳出決算の認定について            │
   議案第29号 平成26年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の │
         認定について                      │同     上
   議案第30号 平成26年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決 │
         算の認定について                    │
   議案第31号 平成26年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定 │
         について                        │
   議案第32号 平成26年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算 │
         の認定について                     ┘
 15 議案第48号 鎌倉市公平委員会の委員の選任について           同     上
 16 議員の派遣について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 1 議案第25号 指定管理者の指定について                 市 長 提 出
 2 議案第43号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定につい   同     上
         て
 3 議案第44号 鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部  同     上
         を改正する条例の制定について
 〇 会期延長について
     ───────────────────────────────────────
                   (出席議員  26名)
                   (10時00分  開議)
 
○議長(前川綾子議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。13番 渡邊昌一郎議員、14番 三宅真里議員、15番 中澤克之議員にお願いいたします。
 なお、上畠寛弘議員から資料を議場に配付したい旨の申し出があり、議長職権により資料を配付させていただいております。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (10時01分  休憩)
                   (15時45分  再開)
 
○議長(前川綾子議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、この際、日程の順序を変更し、日程第8、議案第25号指定管理者の指定について、一括議題としている日程第10のうち、議案第43号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について、及び同じく一括議題としている日程第11のうち議案第44号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを順次先に審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程の順序を変更し、議案第25号、議案第43号及び議案第44号を順次先に審議することに決しました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (15時46分  休憩)
                   (15時47分  再開)
 
○議長(前川綾子議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(前川綾子議員)  まず、「議案第25号指定管理者の指定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  議案第25号指定管理者の指定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、23ページをお開きください。
 地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鎌倉市子育て支援センター条例に定める玉縄子育て支援センターの指定管理者を「ほっとスペースたまりば」としようとするものです。
 指定期間は、平成27年11月1日から平成29年3月31日までの期間で、指定しようとする団体は、従来から玉縄地域で子育て支援を実施している団体で、指定管理者選定委員会の審査結果を踏まえ選定したものです。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○7番(上畠寛弘議員)  本来なら教育こどもみらい常任委員会に付託されるんですけれども、お伺いしたいと思います。ほっとスペースたまりばは任意団体ということですけれども、この団体の背景と、任意団体であっても指定管理者となることは問題ないのか、そのあたりの担保はどうされているかお伺いします。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  この団体でございますが、玉縄地域の社会福祉協議会の子育て部門のメンバーが、つどいの広場事業を行うために立ち上げた団体でございます。玉縄地域に存在する主任児童委員が中心となって地域に根差した活動を行っており、利用者からの信頼も得ているという団体でございます。
 それと、この任意団体でございますが、指定管理になるには任意団体でも可能であるということが法的には認められているものでございます。今回の指定管理者は1年5カ月の短期間ではございますが、選定に当たっては学識経験者、会計士などの外部委員5人で構成する選定委員会を設定いたしまして、的確な団体であるか審査をいたしました。指名した団体からは指定管理者選定時に求められる申請書、これは会則や事業計画書、収支予算書、活動実績書、役員名簿、この辺の提出を求め、提出された書類の内容、プレゼンテーション及びヒアリングの内容を選定委員により総合的な評価したところ、適当であると選定したものでございます。
 
○7番(上畠寛弘議員)  会則も当然見られていらっしゃると思いますし、連帯保証人というような形で、任意団体だからできないのかなと思うのですけれども、団体に対しての最終的に法的な責任というのは、この時点で指定管理者に指定するに当たっての契約行為ということでは、代表である方と契約を結ぶということになるんですが、代表が変更されたらどうなるのか、そういったところも少し心配なので、教えていただけますか。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  今後、この議会で通った後には、選定に当たっては会計士の方にも見ていただいていますので、速やかにこの団体と協議して協定を結びたいと考えております。
 
○7番(上畠寛弘議員)  任意団体なので、NPO法人とかであればきちんと登記して、代表、理事というような形をつくったり、理事であるとか、きちんと法的な責任が明確になるんですけれども、この団体を何か疑っているとか、そういうわけではございません。ただ、任意団体と指定管理者を契約するに当たって指定するのであれば、その場合、当然ながら委託でやっていただく業務内容がございますよね。それをきちんと全うしていただける責任の所在というのは、これは任意団体であるゆえに、代表者である方が責任を負っていくのか、それとも会則にのっとって、代表者の方が退会するとかそういったこともあると思いますが、そういったことがあった場合は、新たに代表者となった方が責任を負うのか。そういったところを心配していまして、当然ながら会員が10名いたとしたら、あり得ないと思いますけれども10名全員やめた場合の法的責任は、最初に指定管理として指定した際に代表であった、今のここに書かれている方が責任を負うのか、そういったところはどういうものかということを今問うたわけですが、いかがでしょうか。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  法人格を所有しておりませんので、最終的には代表者の個人が責任を問われるということになると思います。
 
○議長(前川綾子議員)  質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第25号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第25号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第25号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(前川綾子議員)  次に、「議案第43号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例に制定のついて」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○進藤勝 こどもみらい部長  議案第43号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、50ページをお開きください。
 今回の改正は、こしごえ子どもの家「かもめ」の建設、やまさき子どもの家「めじろ」及びおおふな子どもの家「つばめ」の増築に伴い、こしごえ子どもの家については位置及び利用定員を、やまさき子どもの家及びおおふな子どもの家については利用定員の改正をしようとするもので、こしごえ子どもの家については位置を「腰越五丁目7番1号」から「腰越五丁目2番10号」に、利用定員「53人」を「85人」に、やまさき子どもの家については利用定員「69人」を「96人」に、また、おおふな子どもの家については利用定員「45人」を「99人」に改正するものです。
 この3施設につきましては、現在それぞれ整備作業を進めておりますが、こしごえ子どもの家及びおおふな子どもの家は12月からの利用開始、また、やまさき子どもの家につきましては10月からの利用開始を予定しておりますことから、施行期日につきましては、こしごえ及びおおふな子どもの家は公布の日から起算して6月を超えない範囲内において規則で定める日から、やまさき子どもの家は公布の日から起算して4月を超えない範囲内において規則で定める日からといたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第43号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第43号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第43号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第43号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(前川綾子議員)  次に、「議案第44号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○石井康則 環境部長  議案第44号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、52ページをお開きください。
 平成27年4月1日から実施しております家庭系ごみの有料化では、現在、生活保護世帯、児童扶養手当受給世帯、特別児童扶養手当受給世帯及びひとり親家庭等、医療費助成世帯に対して指定収集袋を配付することにより、減免の対象としているところでございます。また、育児、介護に使用している紙おむつやボランティア活動として道路、公園、その他の公共施設を清掃した場合に出る一般廃棄物についても減免としております。
 しかしながら、日常的に在宅でストマ装具を使用する者及び在宅で腹膜透析を行う者が燃やすごみとして排出する当該廃棄物については、日々排出されるもので減量が困難であるものの、これまで減免対象となっておりませんでした。そのため、ストマ装具の使用、または腹膜透析の実施により生じた一般廃棄物を減免対象として追加をしようとするものです。
 また、施行期日は、平成27年11月1日としていますが、それ以前に周知及び公布対応ができるようにするため、附則において指定収集袋の交付、その他の準備行為は、施行日前に行うことができることとします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○7番(上畠寛弘議員)  本来、これについて必要な処置だと思いますけれども、有料化からしばらく時間がたって、この時点での条例の制定ということで、こういうことについての配慮というのは当然あるべきことであり、有料化をするに当たって、当然ながら有料化を進めるのであれば、こういうことに対しても何より気を遣わなくてはいけなかったと思うんですけれども、制定時に対しては何ら検討はなかったんでしょうか。市長いかがでしょうか。
 
○松尾崇 市長  今、御指摘いただきましたとおりでございまして、制定時に配慮を検討しておくべき事項であったと思いますが、制定する際には、こうした医療機器を利用する方々へ対しての議論ということはせずに、今回、有料化に入ったということになります。
 
○7番(上畠寛弘議員)  そういった配慮がなかったことに関しては本当に遺憾であり、そんな拙速にやったことに対して、本当に憤りを覚えるわけでございますが、ストマ装具を使用されている方、また透析されている方が今回対象にされていますが、これに当たって、恐らく当事者の方々のお話を市長もお伺いになられたと思うんです。その上で、当然ながらお伺いになった方からのお話を聞くことで、そういった政策に対するきっかけがあって、こういった条例案が出たんだと私は思うんですけれども、もちろんこれ以外にも、ほかの病を持つ患者さんの場合もあると思うんです。そういったことに関して、また今後要望等があれば、きちんと会って話を聞いていただいて、柔軟にこういった条例改正はしていただけるのか、そういった当事者の方の意見をきちんと聞くことを考えていらっしゃるのか、市長の御見解をお願いします。
 
○松尾崇 市長  そうした日々生活をしている中での有料化に際して、お困りの点などがございましたら、当然お話をお伺いさせていただいて、それをどうするかということは、要望どおりに行くか行かないかというところはありますけれども、きちんと受けとめた上で検討して、その後どのような形でできるかということの検討に入っていきたいと思います。
 
○7番(上畠寛弘議員)  そもそもいろいろな病を持つ方以外にも、さまざまな人が生活していて、子育て世代であるとか、高齢者の方々、いろんなところで配慮しなきゃいけない問題、特におむつ以外にもたくさんごみが出るという話は伺います。そういったところの、もちろん病気だけではなく、そういった各世代の課題に関しても、きちんと真摯に耳を傾けていただきたいと思います。これは病気に限ったことだけではございませんが、やはり完璧な政策というのはなかなかできないわけで、それをこうやって見直して修正していくことは、一つの大事なところだと思いますので、これも踏まえて、病気に限ったことだけではなく、子育て世代、高齢者世帯、そういったところも踏まえた上で、きちんと話を真摯に傾けていただいて、必要であればそういったところを修正すると、そういうお考えはございますか。
 
○松尾崇 市長  そうした実態をきちんと捉えまして、そうした方々のお話をお聞きして、修正すべき点があると考えれば、当然それは修正していくということになります。
 
○7番(上畠寛弘議員)  赤ちゃんを抱えてごみを捨てに行くこと、なかなか御家庭の中で、ごみを捨てに行くのも子育てで大変な場合に、そんなときに有料化以外にも戸別収集というのが画期的な策としてあると思いますので、何度も言いますけれども、有料化したなら当然戸別収集してください。戸別収集しないなら、そもそもこんな条例にしなくたって、有料化しなければ、市民の皆様全体に負担をかけないで済むわけですから、そういったところも検討していただきたいと思います。
 
○議長(前川綾子議員)  質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第44号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第44号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○8番(西岡幸子議員)  議案第44号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、公明党鎌倉市議会議員団を代表し、賛成の立場から討論に参加いたします。
 本議案は、本年4月1日から実施されている家庭系ごみの有料化について、在宅医療ごみの排出量の多い市民に対して配慮し、減免措置を講ずるための条例改正であります。現在、在宅自己療法により排出される在宅医療用廃棄物は、鎌倉市では在宅医療ごみとして、在宅医療用廃棄物適正処理ガイドラインに基づいて燃やすごみとして収集、処理されています。
 例えば、慢性腎不全のための透析療法の一つである腹膜透析は、カテーテルを使用して透析液を腹腔から出し、新しい透析液を入れるバッグ交換を行いますが、通常、腹膜透析においては1日4回のバッグ交換を行いますので、排出される在宅医療ごみは大量に発生します。維持透析患者の4%前後がこの腹膜透析を行っています。
 また、さまざまな病気や障害などが原因で腹壁につくられた人工肛門、人工膀胱、いわゆるストマで排出するオストメイトと呼ばれる市民がいます。ストマは肛門や尿道口のように括約筋がないため、排泄を我慢することはできません。そのため、ストマ装具を用いて排泄の管理を行います。このストマ装具も在宅医療ごみとして排出されますが、特に夏の暑い季節などは交換頻度が高まり、排出量がふえることがあります。在宅医療ごみは毎日必ず排出されるもので、家庭系ごみの有料化によって排出量を減量できるものではありません。また、これら在宅医療ごみは容器包装プラスチックとしてリサイクルできるものですが、衛生面への配慮から燃やすごみとして排出しております。
 本年4月1日より家庭系ごみの有料化が実施されましたが、毎日大量の在宅医療ごみを排出している市民にとって、本来なら無料で回収される容器包装プラスチックを燃やすごみとして、有料で大量に排出しなければならなくなり、家計に大きな負担が生じています。
 そこで、腹膜透析患者やオストメイトなど、在宅医療ごみの排出量の多い市民に対して、一般廃棄物処理手数料の減免対象に、ストマ装具の使用または腹膜透析の実施により生じた家庭系一般廃棄物を追加しようとする議案第44号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の意を表明し、討論を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第44号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第44号は原案のとおり可決されました。
     ───────────────────────────────────────
 
○7番(上畠寛弘議員)  9月2日に開会しました9月定例会も、いろいろ発覚しまして、いまだ一般質問の途中でございますが、これに関しては徹底してやらなくてはならない問題と捉えております。
 そういった中で、さまざまな問題、期限切れワクチンの使用、白紙の請求書問題、弁護士の白紙請求書もあったと本日の記事にも書いてありますし、先ほど任意に手に入れた資料の中には、医療生協かながわ生活協同組合や医療生協さいたま生活協同組合なども白紙の請求書を出して、本来みずからがやるべき事務を鎌倉市にやらせていたと、そういったいろんな問題がたくさん出てございます。
 そういった中で、今後どういう姿勢で市長されるのかわかりませんけれども、10月2日に市長、ポケットマネーでプライベートの旅行として韓国の安東に行くと伺っておりますけれども、20年間こういった問題があり、市長はまだ市長になって2期目でございますけれども、こういったところに対する隠蔽体質というのが鎌倉市役所にはあった。それで今回一般質問で、やっと明らかになって、今さまざまな職員の方々がこれに時間をかけて調べていらっしゃる。よって、こういった問題に関しては、旅行に行くのは構わないですけれども、ふだんであれば。ただ、10月20日に再開を多分予定するという感じで、先ほどの議会運営委員会の議論を伺いましたけれども、そういった問題がある中で、のこのこと韓国の安東にプライベートで行っている場合ではないと思うんです。市長みずから陣頭をとってやっていただかないと、信託を受けた市長だからこそ、そういったことは明らかにすることができるので、ほかの方々は職員ですから、なかなか防衛に入ってしまって、いや、これは出したくない、そういった問題がいろいろあると思います。そういったところの膿を全て出していただきたく思うので、議長におかれましては、市長を始め理事者の方々が韓国の安東、恐らく行かれないと思いますけれども、そういったところがないのかどうか、確認していただきたいと思います。
 
○議長(前川綾子議員)  議事の都合により、この際、会議時間を延長させていただきます。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (16時09分  休憩)
                   (17時50分  再開)
 
○議長(前川綾子議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ここで御報告いたします。先ほど上畠寛弘議員から発言がございましたが、議長としては議事進行上の発言と捉え、休憩をとり、その内容を確認するとともに理事者と協議させていただきました。その内容について、市長から特に発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○松尾崇 市長  先ほど動議の中で、プライベートで旅行に行くという言葉もあったかと思います。安東へ行くということにつきましては、パートナーシティーという制度で公費を支出しないという制度になっているものですから、もちろん自費で行くということではあるんですけれども、安東の方々が先般鎌倉市へお越しになられて、そして今回も正式に招待をしていただいて……。(私語あり)
 
○議長(前川綾子議員)  恐れ入ります、最後までお聞きください。
 
○松尾崇 市長  正式に招待していただいているという関係で、今回、安東へ行く予定にしているものでございます。
 しかしながら、今回の事案、白紙の請求書を使っている事務20年にわたって続けられてきたということ、またインフルの期限が切れたワクチンを接種して、事後とはいえ市でもチェックができていない部分が見つかっているという点、これは大変重く受けとめているところでございます。
 そうした意味におきまして、先ほど政策会議を急遽開きまして、各部にも改めてこの事務の手続の見直し、全庁的にもう一度しっかりと見直しをするという指示をさせていただきました。この議会がこれから開会できないという期間に入っていくわけですけれども、この間にしっかりと、その中身については改めて全庁的に、一般の事務の手続を含めて見直しをしてまいりたいと考えております。
 そういう中においてということでございますから、そういう状況等も勘案して、今後、安東に行く、行かないということにつきましては、こういう状況を踏まえて、私としては判断してまいりたいと考えています。
 
○議長(前川綾子議員)  以上で発言を終わります。
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○議長(前川綾子議員)  お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、この際、会期延長についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長(前川綾子議員)  「会期延長について」を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は9月29日までとなっておりますが、運営委員会の協議もあり、議事の都合により、会期を11月12日まで、44日間延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、会期は11月12日まで、44日間延長することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(前川綾子議員)  お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
 なお、残余の日程については、来る10月20日午前10時に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                   (17時53分  延会)

平成27年9月17日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    前 川 綾 子

                          会議録署名議員    渡 邊 昌一郎

                          同          三 宅 真 里

                          同          中 澤 克 之