平成27年 9月定例会
第4号 9月 7日
○議事日程  
平成27年 9月定例会

          鎌倉市議会9月定例会会議録(4)
                                   平成27年9月7日(月曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  竹 田 ゆかり 議員
 3番  河 村 琢 磨 議員
 4番  前 川 綾 子 議員
 5番  長 嶋 竜 弘 議員
 6番  保 坂 令 子 議員
 7番  上 畠 寛 弘 議員
 8番  西 岡 幸 子 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  永 田 磨梨奈 議員
 11番  渡 辺   隆 議員
 12番  池 田   実 議員
 13番  渡 邊 昌一郎 議員
 14番  三 宅 真 里 議員
 15番  中 澤 克 之 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  小野田 康 成 議員
 18番  高 橋 浩 司 議員
 19番  久 坂 くにえ 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  山 田 直 人 議員
 22番  岡 田 和 則 議員
 23番  吉 岡 和 江 議員
 24番  赤 松 正 博 議員
 25番  大 石 和 久 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          鈴 木 晴 久
 次長補佐        藤 田 聡一郎
 議事調査担当担当係長  笛 田 貴 良
 書記          木 田 千 尋
 書記          窪 寺   巌
 書記          片 桐 雅 美
 書記          菊 地   淳
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 7 番  佐 藤 尚 之  総務部長
 番外 9 番  松 永 健 一  市民活動部長
 番外 11 番  磯 崎 勇 次  健康福祉部長
 番外 12 番  石 井 康 則  環境部長
 番外 13 番  大 場 将 光  まちづくり景観部長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会9月定例会議事日程(4)

                                平成27年9月7日  午前10時開議

 1 一般質問
 2 議会の請求に基づく監査の監査結果について
 3 報告第9号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る ┐
         専決処分の報告について                 │
   報告第10号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る │
         専決処分の報告について                 │市 長 提 出
   報告第11号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の │
         額の決定に係る専決処分の報告について          │
   報告第12号 平成26年度決算に基づく健全化判断比率の報告について   │
   報告第13号 平成26年度決算に基づく資金不足比率の報告について    ┘
 4 議案第21号 市道路線の廃止について                 ┐
                                     │同     上
   議案第22号 市道路線の認定について                 ┘
 5 議案第23号 工事請負契約の変更について               ┐
                                     │同     上
   議案第47号 工事請負契約の締結について               ┘
 6 議案第24号 指定管理者の指定について                 同     上
 7 議案第25号 指定管理者の指定について                 同     上
 8 議案第33号 鎌倉市行政手続における特定の個人を識別するための番号の ┐
         利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の │
         制定について                      │
   議案第36号 鎌倉市芸術館条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第37号 鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につい │同     上
         て                           │
   議案第38号 鎌倉市職員の職務に専念する義務の特例に関する条例の一部 │
         を改正する条例の制定について              │
   議案第39号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例 │
         の制定について                     ┘
 9 議案第35号 鎌倉市立御成小学校旧講堂保存活用計画策定委員会条例の制 ┐
         定について                       │同     上
   議案第42号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について │
   議案第43号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について ┘
 10 議案第40号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れ ┐
         る特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例 │
         の制定について                     │同     上
   議案第41号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第44号 鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部 │
         を改正する条例の制定について              ┘
 11 議案第34号 鎌倉市景観重要建造物等保全基金条例の制定について    ┐
   議案第45号 鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例の一部 │同     上
         を改正する条例の制定について              ┘
 12 議案第46号 平成27年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)        同     上
 13 議案第26号 平成26年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について   ┐
   議案第27号 平成26年度鎌倉市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定に │
         ついて                         │
   議案第28号 平成26年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
         別会計歳入歳出決算の認定について            │
   議案第29号 平成26年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の │
         認定について                      │同     上
   議案第30号 平成26年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決 │
         算の認定について                    │
   議案第31号 平成26年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定 │
         について                        │
   議案第32号 平成26年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算 │
         の認定について                     ┘
 14 議案第48号 鎌倉市公平委員会の委員の選任について           同     上
 15 議員の派遣について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 1 一般質問
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                   (出席議員  26名)
                   (10時00分  開議)
 
○議長(前川綾子議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。26番 松中健治議員、1番 千一議員、2番 竹田ゆかり議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(前川綾子議員)  日程第1「一般質問」を9月4日に引き続き行います。
 まず、日向慎吾議員の発言を許可いたします。
 
○9番(日向慎吾議員)  おはようございます。鎌倉夢プロジェクトの会、日向慎吾です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 私、16番目の順番になっておりまして、これまで先週から始まって、5人、5人、5人とずっといい流れで一般質問が進んでおりまして、次の中澤議員に向けてこの流れをとめないように、スムーズにやらせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 今回は、海水浴場についてと、ごみ処理政策について、放置自転車対策についての三つの項目について質問をさせていただきます。
 まず初めに、海水浴場についてです。昨年に引き続きの一般質問となりますけれども、昨年と同様、私、ことしも鎌倉市の海水浴場に何度も足を運びまして、隣の藤沢市、逗子市にも足を運んで実態を見てきました。
 ことし、鎌倉市はさらなる健全化に向けて条例改正がされまして、大きな変更点では、迷惑行為に対して、行わないよう努める努力義務としておりましたが、これを禁止行為としたこと、そして、海の家の店舗以外の場所での飲酒の禁止、音量機器等を用いて音楽や音声を発することの禁止としました。また、海の家の営業に関するルールでは、海浜組合連合会の御理解のもと、営業時間が昨年は22時まででしたが、20時30分に変更されました。
 ことしの鎌倉市の海水浴場の実態をどのように理解し、課題があるとすれば、来年に向けてどのように対応をしていくのか、ことしの取り組みの内容や、他市でよかったなと私が思った取り組みについて御紹介をさせていただきながら、質問をさせていただきます。
 それではまず、海水浴場についてお伺いをさせていただきます。先日、上畠議員も一般質問でこの項目について行われていましたので、多少重複するところがあるかと思いますが、少し角度を変えたり、同じようなところは割愛をさせていただき、質問させていただきます。
 ことしの海水浴場の客数は約65万7,000人とのことでしたが、昨年との比較において、この客層についての傾向はどうでしたでしょうか。お聞かせください。
 
○松永健一 市民活動部長  今お話がありましたとおり、今年度の海水浴客数は65万7,000人となり、昨年度の92万7,000人よりも約27万人、率にして29%の減少となりました。
 客層についてでございますが、統計的なデータはございませんが、風紀を乱す若者グループが大幅に減少し、家族連れがふえたという印象を持っているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  私も砂浜を歩いていて、昨年に比べて宴会みたいな形で行うような若いお客様は少なくなったのかなと認識しております。ただ、家族連れが極端にふえたかなというと、まだそこまでふえてはないのかなと私は感じております。
 海水浴場ごとで、材木座や由比ガ浜というのは若い人たちが多いというイメージですし、腰越につきましては、ほかの海水浴場に比べると家族連れが多いのかなと、そういった印象ですので、海水浴場ごとに特徴を生かした形でイベント等も考えていっていただければと思いました。
 次の質問に参ります。海水浴客数は減少したというものですが、お盆などのピークのときには多くの観光客の方がいらっしゃったと思います。特に砂浜が混み合っている時期について、喫煙所やトイレ、シャワーなどの場所が見つけづらかったなと思っております。
 それについて、旗を立てたりするなどして多少目立たせる工夫か何か、余地があれば、お聞かせいただけませんでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  喫煙所につきましては、人目につくようのぼり旗で囲んでおりましたが、公衆トイレやシャワーについて、特段目印は、御指摘のとおり、掲げておりませんでした。
 よりわかりやすい表示方法について、来年度以降の課題としてまた考えてまいりたいと思っております。
 
○9番(日向慎吾議員)  砂浜に着いて、実際にその場所で喫煙所とかトイレとか、そういうのを利用しようと思ってから探すと思うんです。なので、そのときに砂浜にいるところで場所がわかるような形にしていただければと思っております。監視所などに掲げている、遊泳禁止とか遊泳可能とか、そういった旗というのは結構高いところに立っておりまして、遠くからでもわかるように見えていますので、そういった形で、トイレとかシャワーにつきましてもわかりやすくしていっていただければと思います。
 海水浴場は砂浜に目を向けがちですけれども、海そのものについても考えなければいけないと思っています。神奈川県が実施した水質検査の結果によりますと、昨年より水質が悪化しています、鎌倉市の海水浴場は。具体的に申し上げますと、昨年は材木座、由比ガ浜、こちらの二つが4段階の中で最もいい水質区分AAというものになっていたんですけれども、ことしは下から2番目のBとなっております。腰越は、昨年もことしも両方ともBという評価だったんですけれども、つまり、調査結果によると、ことしの鎌倉市の海水浴場は全てBという水質区分になっています。
 これより下の悪いCになりますと、不適となってしまいまして、海水浴場のオープンができなくなってしまうということも懸念されるんですけれども、来年の海水浴場の開設に向けて、何か問題はないのでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  県が実施いたしました水質検査の結果、ことしは、今お話がありましたとおり、腰越は昨年同様ランクBでございましたが、材木座と由比ガ浜は昨年のAAの適からBの可に悪化いたしました。
 この原因についてでございますが、COD、化学的酸素要求量と呼ばれる数値が増加したためでございますが、県に確認したところ、この数値は、測定前一定期間の降雨量や海底の波による砂の巻き上げ状況などによっても大きく変動してしまうものであり、今回の悪化の具体的な原因は特定できておりません。
 今後も水質検査に係る情報を注視するとともに、県との連絡を密にしながら、海水浴場の来年度に向けた安全性確保のために必要な対応を図ってまいりたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  ことし、横浜市金沢区の海の公園海水浴場では、4月6日、7日の1回と、7月14日、15日で2回、大腸菌が多く検出されて、不適となっているんです。海開きが延期されて、7月25日になるという事態になりましたので、こちらの海水浴場も、5月の検査では何も問題はなかったんですけれども、7月になったときに水質が悪くなってしまったということになっていますので、鎌倉市も、最後の直前で7月に悪くなってしまうということも考えられますので、大きな問題になってからでは遅いので、できることがあれば対応していっていただきたいと思います。
 次、巡回警備員による注意件数につきましてですが、こちらは上畠議員に件数については御答弁があったと思いますので、私は感想として言わせていただきますと、合計が1万252回で、2万7,717人というような注意件数があったと思います。昨年と比較すると、昨年はたしか6,191回ということで、警備員の数や体制も違いますけれども、少しふえているような感じもするんです。
 ただ、入れ墨やたばこについては昨年に比べたら減少しているということですので、条例自体が少しずつ浸透してきて、鎌倉市もそういったものがあるんだというのが広まってきたのかなと思っておりますので、この周知の部分は徹底していっていただきたいと思います。
 さらに、ことしは砂浜の巡回警備に加えて、駅前や海水浴場の入り口に警備員が立っていただいて、条例を呼びかけて、うたっていただいたと思いますけれども、その効果についてと、また、今後この点について来年の方針が決まりましたら、お聞かせください。
 
○松永健一 市民活動部長  ことしは新たな試みといたしまして、JR鎌倉駅の東口と西口、江ノ電由比ヶ浜駅と腰越駅の改札口付近に加え、海水浴場の主な入り口に警備員を配置いたしまして、条例による禁止行為をアナウンスすることにより、条例の内容を海水浴場到着前に周知する取り組みを行いました。
 駅前では、ことしから条例が改正されたことを知って驚く海水浴客の姿も見られたほか、酒類を片手に海水浴場に入ろうとした海水浴客が入り口で警備員のアナウンスを聞いて足をとめる場面も見られたことから、一定の効果はあったものと認識しております。
 来年度に向けましては、近々開催を予定している海水浴場対策協議会などの場において、ことしの取り組みの結果を総括した上で、引き続き海水浴場の風紀改善に有効と思われる対策を検討していきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  私も実際、駅や海水浴場の入り口で、条例を拡声器で話している方、いらっしゃっているのを見まして、先ほど御答弁ありましたように、駅や砂浜に行く前にお酒を買ったりとか、そういうのをしなくなって、条例がその場に、砂浜に行く前に聞けるというのは、すごい事前周知のためにいいのかなと私も思いました。実際に看板とかもいろいろあるんですけれども、そういった耳で聞くことというのも大きいと思いますので、これはいい取り組みだったなと思っております。
 ただ、その分人が要るということで、コストもかかっているということで、拡声器で、こういった条例ですとただ言っているだけではなくて、例えばなんですけれども、私実際、駅の近くにいたときに、海水浴場がどこにあるのと聞かれたりもしたんです。
 なので、もちろん警備という仕事は重要で、それはやらなければいけないことだと思うんですけれども、その支障がない程度に、例えばこっちに海水浴場ありますよとか、あとは駅をおりて、Suicaとかそういう電子マネーをタッチするところがわからないという人もいたんで、何かそういったのも、せっかく人が立っていただいているんで、その人個人のあれにもなるんですけれども、気軽に声かけて、道案内とか、そういうのをしていく工夫など検討していただければと思っておりますので、よろしくお願いします。
 次、条例についてお伺いさせていただきます。ことしの条例改正により、砂浜での飲酒、音響機器の使用禁止、入れ墨等の露出禁止など、どの程度徹底できたかと評価しているか、お聞かせいただきたいと思います。
 
○松永健一 市民活動部長  ことしは、条例による禁止行為の周知徹底を図るため、警備員の配置に加えまして、海水浴場に向かう動線に位置しておりますスーパーやコンビニなどの店頭や酒類売り場に禁止行為を記したポスターを張ったほか、JR鎌倉駅の構内や江ノ電の車内で条例の禁止行為をアナウンスしていただいたところでございます。
 また、隣接する逗子市、葉山町と連携いたしまして、キャンペーンを展開し、湘南新宿ラインに中づり広告を出したり、近県のFMラジオでスポット広告を流したりするなど、マナーの向上を呼びかけてきました。その結果、苦情件数が大幅に減少するなど、海水浴場の雰囲気はかなり改善されたと考えており、また、海水浴場の関係者からも同様の評価をいただいているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  私も結構いろんなところでそういった条例のポスター等をお見かけしまして、結構、情報の発信というか、そういった部分は徹底していただいたのかなと思っております。
 ただ、それで満点かというと、まだ多少注意件数も多いですし、来年も、ことしの課題をクリアして、さらに徹底をしていっていただければと思います。
 ここからは、ことし行った取り組みについて幾つか質問をさせていただきます。
 まずは、ことし初めて取り組んだバリアフリービーチについてです。参加した人の中で、初めて海に訪れたという方もいたということで、誰もが楽しめる海水浴場を目指すためにも、こういったバリアフリービーチのイベントというのはとてもよい取り組みであったと考えております。
 ことしは1日だけの開催だったんですけれども、来年に向けて市も積極的にバックアップをしてはどうかと思うんですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
 
○磯崎勇次 健康福祉部長  障害のあるなしにかかわらず、周囲に気兼ねなく海水浴や海岸での余暇活動を楽しむことを目的としまして、去る7月26日、バリアフリービーチが初めて民間の団体により開催されました。当日は参加者29名、付き添いの方を含めて62名、スタッフが約80名ということで、合計150名近い方が参加されました。浜辺用の車椅子や海に入れる車椅子で久しぶりに海遊びを満喫できた、初めて海に入った、参加した方からは喜びの声が届いております。今年度の実施報告も届いております。
 参加者や実施団体の意向も踏まえ、市として今後どういったバックアップを行うことが可能か、検討してまいります。
 
○9番(日向慎吾議員)  多くの方が参加してくださったということで、ことしは板を何枚も砂浜に置いて、波打ち際まで車椅子で移動できるように対応していただいたと思うんですけれども、波打ち際まで直線でも構いませんので、折り畳み式の板みたいなものでばかばか倒れていって、簡単に設置ができるような準備であるとか、あとは砂浜で本当にそのまま動かせる特殊の車椅子というのもあったりしますので、そういった車椅子とか、そういうものを準備しておくと、ことしは1回ということでしたけれども、事前に予約とかをすればいつでも対応できるようになると思いますので、積極的にそういった、何が必要かというのも市でもいろいろ考えて準備をしていっていただければと思います。
 次は、ライフセーバーと遊ぼう、海の安全教室、これの成果について伺いたいと思います。また、ことしは各海水浴場で1回ということでしたが、来年は開催回数をふやすことの検討はできないでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  ライフセーバーと遊ぼうは、ことしの新しい取り組みとして、逗子市、葉山町と連携して、ライフセーバーとともに海の楽しさと安全な過ごし方などを学ぶ小学生向けのイベントとして開催したものでございます。2市1町合わせて8回開催したところ、参加人数は合計110人、このうち鎌倉市の海水浴場で開催された3回分の参加人数は48名でございました。参加した児童、保護者からは好評を得ており、満足いただけたものと感じております。
 大変好評を得たイベントであったことから、来年は開催回数をふやす方向で関係者と協議していきたいと思っております。
 
○9番(日向慎吾議員)  この取り組みについては、本当に子供が海を好きになるといいますか、楽しみながら海についていろいろ知識を得ることができると思います。ことしは鎌倉市48人という参加で、好評だったということで、私も回数をふやしていただければなと思っているんですけれども、そういった形で検討していただけるということなので、ぜひ来年はふやすようにお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、砂像づくりについて質問をさせていただきます。私も小学生のときに砂工作という行事で、砂像というか、砂でいろいろ遊んだ、楽しんだ経験があるんですけれども、この砂工作というのは市内全小学校4年生で、鎌倉の海岸で砂遊びとか、砂を使って造形活動をするということでした。
 本当に私も楽しいなという思い出があるんですけれども、この事業自体は平成23年度から、災害発生時における避難場所の確保が困難なため休止状態になっているということなんですけれども、この砂像づくりというのは、本当に子供たちが喜んで遊べるツールだと思うんですけれども、ぜひこの、よい取り組みと考えているんですけれども、それについて市ではどのようにお考えでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  ことし、由比ガ浜では、海の家の組合主催で砂像づくり教室のイベントが開催され、親子連れの海水浴客が楽しむ姿が見られました。砂像づくりは海水浴場ならではの楽しみ方で、子供たちにとってはすばらしい海の思い出になると考えており、鎌倉市が目指すファミリービーチのイメージにも合致しているものと考えております。
 海浜組合連合会とも協力いたしまして、子供たちが楽しめるイベントをより一層充実させていきたいと思っております。
 
○9番(日向慎吾議員)  私、砂工作というのは当時、友達と亀をつくった思い出がありまして、それだけ小さいころの思い出でしたけれども、それが記憶にあるということは、本当におもしろい体験だったなと思っています。
 実際にどういったものをつくるとか、どうやってつくる、どういったものを作品にするとかというのを考える部分がありますし、実際これをつくって、自分の体より大きいものができるというのは、本当に子供にとってすごい楽しい機会だと思っていますので、ぜひこの砂像づくり、鎌倉のビーチに合っていると思いますので、機会をふやすなり、組合の方と協力して拡大していっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 次もことし初めての取り組みだと思うんですけれども、クラゲネットというのは、こちらも組合の方々が設置してくださったんですけれども、クラゲが怖くて海に入れない子供たちもいることから、クラゲネットの設置というのは、これもとてもいい取り組みだと思っています。
 この取り組み、ことし初めてということだったんですけれども、取り組んでみての成果や、また来年に向けての課題がありましたら、お伺いさせてください。
 
○松永健一 市民活動部長  今、紹介いただきました、ことしの新たな取り組みといたしまして、由比ガ浜の「キッズ&ファミリービーチ」に海の家の組合がクラゲネットを設置いたしました。近年はかなりの数のクラゲ被害が発生していることから、市としても、子供たちが安心して楽しめる環境整備のツールといたしまして、設置と管理に協力してきたところでございます。
 実際の運用面におきましては、台風による高波の到来時にはネットを引き上げ、後日再び設置し直すなどの手間はかかりましたが、海水浴客からはよい評価を得ていることから、来年も継続していただきたいと考えているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  多少手間がかかるということで、課題もあるのかなと思いますけれども、どうしてもクラゲがいると、海に入りたくないと思ってしまう、子供もそうですし、大人もそうだと思うんですけれども、特に子供なんて怖いなと思うんですけれども、ことしは由比ガ浜の海水浴場のみということだったんですけれども、「キッズ&ファミリービーチ」というのはほかの二つの海水浴場もありますので、そちらにも設置できるように、組合の皆様と市も連携や協力をして、設置できるようにしていっていただきたいと思います。本当に、それによって子供たちが安心して夏の終わるときまで海に入りに来てくれると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、海水浴場のシーズンになりますと、水難事故というのをよく耳にしてしまうんです、悲しいですけれども。ことしは隣の藤沢市で、海水浴場の親子連れが海水浴に訪れていたときに溺れてしまったという悲しい事故がありました。原因は離岸流とも言われておりまして、安心して来ていても、まさかという事態が起こってしまうんです。
 逗子市では、ライフジャケットというのを子供に貸し出していたんですけれども、鎌倉市もこのライフジャケットの無料貸し出しというのを取り入れていただいて、子供たちの安全対策に力を入れていくことは検討できないでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  逗子市の海水浴場では、ライフセーバーの団体が子供向けにライフジャケットの無料貸し出しを行ったと聞いておりますが、この取り組みは子供たちの安全対策として極めて有益なものと捉えております。
 逗子市における実施内容についてさらに情報収集するとともに、本市においても同様の取り組みを実施することができないか、関係団体に働きかけていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  逗子市では50着準備をされていたそうです。50着準備していても、土日は貸し出しでなくなるほど利用する方が多かったということですので、子供たちの安全のために、ぜひ前向きに来年に向けて準備をしていっていただければと思います。
 次も逗子市のことなんですけれども、ことし本当にテレビ等で大きく取り上げられておりまして、大盛況だったという、逗子市のスプラッシュウォーターパークというものがありました。私も実際、逗子市に伺ったときに体験をさせていただきまして、はっきり言いましてとても楽しい、本当に楽しいとしか言いようがないぐらい楽しい経験をさせていただきました。
 どういったものかといいますと、海上にアスレチックのような形で、ジャンプ台とかアクションタワーとかトランポリンとか、そういったものが設置しておりまして、落ちても水の中に落ちるということで、ライフジャケットも着用しておりますので、そういったアトラクションで遊ばなくても、本当にただ浮いているだけで気持ちいいといいますか、そういったもので、子供たちも本当に楽しんでいるのを目の当たりにして見ておりました。
 こういった形で、鎌倉市もこの逗子市のスプラッシュウォーターパークのような、何か目玉となるようなものを置いてはどうかと思うんですけれども、その辺のことをお伺いさせていただければと思います。
 
○松永健一 市民活動部長  ことしの逗子海水浴場におきまして、観光協会や商工会議所を中心とした実行委員会が設置いたしましたスプラッシュウォーターパークについては、新しいスタイルの海のレジャーとして人気を博していた反面、強風で施設が倒れるなど安全管理面で難しさがあったと認識しております。
 しかし、海水浴場におけるこのような目玉となる事業の開催は、海水浴場のカラーを形づくる重要な要素になることから、本市におきましても鎌倉市が目指すファミリービーチのカラーを発信することができる事業について、関係機関の協力を仰ぎながら検討していきたいと思っております。
 
○9番(日向慎吾議員)  海水浴場のイメージが、本当にそういうのがあると楽しめる海水浴場になるというのは間違いないですし、そういったもので印象づけができると思うんです。今規制とか、そういった条例というのが結構広まっていますけれども、鎌倉市へ行ったらすごい楽しい海水浴場だよみたいな形で、そういったイメージづくりとしても印象を植えつけることはいいと思いますので。
 海水浴場というのは鎌倉市3カ所ありまして、材木座とか由比ガ浜というのは若い方たちが多いという印象ですので、そういった方たち向けのイベントとかやるのもいいですし、腰越は、先ほども申し上げましたが、家族連れが多く訪れているなと思いますので、そういったところにファミリー向けのものを設置するとか、そういった形で、それぞれの海水浴場の特徴を生かして、目玉となるものを置いていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、海水浴場のごみの問題についてお伺いさせていただきます。昨年は大量のお酒を持ち込んで、砂浜でそのまま飲んで、そのままごみが放置されたといったこともあったんですけれども、ごみ箱の設置については、昨年、一般質問を私のほうでさせていただきまして、動線を考えて設置していただいたということで、大変うれしく思っております。
 ことしは、家庭系のごみの有料化がスタートしたこともありまして、海水浴場のごみ箱に家庭のごみが投棄されるような状況が少し懸念されたんですけれども、その辺はどうだったんでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  本市におきまして、家庭系ごみの排出が有料化されて初めての夏であったことから、この点につきましては、海水浴場設置直後から注意していたところでございます。
 職員が海水浴場を訪れるたびにごみ箱の状況を随時点検してきましたが、一見して家庭系ごみが投棄されていると思われる状況は確認しておらない状況でございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  確認していないということで、なかったということだと思いますので、それはすごいよかったなと思います。
 実際、昨年と比較して、砂浜のごみの状態はどうだったんでしょうか。お聞かせください。
 
○松永健一 市民活動部長  数値的な比較はできませんが、条例により砂浜での飲酒が禁止されたことから、酒類の缶とか瓶、そういったごみが大量に放置されるような状況は、昨年に比べて格段に減少したと感じております。
 
○9番(日向慎吾議員)  格段に減少した、私もいろいろ申し上げておりますけれども、歩いていてそういったすごい状況になっているというのは思っております。
 ごみ箱について、こちらも逗子市のことになってしまうんですけれども、ビーチエコステーションというのが、私、視察というか、訪れたときに、入り口のところに置いてありまして、これどういったものなのかなと思ってお聞きしたら、砂浜の出入り口にごみ箱を設置しておりまして、帰るお客さんにボランティア等の方たちがお声がけをして、ごみ箱に、ここにごみを捨ててくださいみたいな形で言って、話しかけているんです。
 そのときに、きっちり分別もしていただいているということで、本当にごみ箱がここにあるというのがわかるということで、そういったものに協力してくれる人がすごくふえると思うんですけれども、そういったビーチエコステーションのような取り組みについて、鎌倉市も同様の取り組みは検討していただけないでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  本市では、ことしも例年どおり海水浴場の要所にごみ箱を設置し、分別収集に努めたほか、神奈川美化財団による毎日の清掃や、海の家従業員を中心としたビーチクリーン活動などにより、海岸の美化に努めてまいりました。
 逗子市の海水浴場では、海の家の組合の事業として、ボランティアスタッフを導入しまして、ごみステーションにおける分別指導、ビーチクリーン活動などを行うごみゼロナビゲーション活動が実施されております。
 本市としても、ごみの分別やビーチクリーン活動に対する積極的な姿勢を見せることにより、海水浴客に対する啓発効果も見込まれることから、逗子市の取り組みについて情報を収集し、導入の手法を検討してまいりたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  鎌倉市はごみ捨て場にオレンジ色の旗が立っていたと思います。それはそれで本当にわかりやすいなとは思ったんですけれども、来た方、帰られる方に対して声かけして捨ててもらうというのがすごい効果があると思いますので、検討をお願いいたします。
 次に、海の家の営業についてお伺いさせていただきます。ことしは海浜組合連合会との協議の結果、営業時間は20時30分までということになりました。話し合いで決まったということは本当によかったなと思うんですけれども、実際に海水浴場が閉まった17時以降の状況の確認というのはどのように行っていたんでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  海水浴場におきます巡回警備員の勤務時間は、午前10時から午後9時までの時間帯を基本としており、海水浴場が閉まった後についても巡回を継続しておりました。また、海水浴場の繁忙期の週末には、市の職員が午後8時30分以降に海水浴場を巡回し、海の家の営業状況についても現状を確認しているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  夜の時間帯もいろいろと巡回していただいたということで、でも幾つか、20時半以降も明かりがついているなというのが私も見ておりましたし、そういった20時30分以降も営業を続けていると見受けられるような店舗もあったと私は思います。
 また、海の家自体の壁の横に20時30分までに入店してくださいみたいな形で書かれている海の家もありまして、あたかもこれが20時30分までに入店すれば飲食ができるような形で、実際はどうなのかというのはありますけれども、読み取ろうと思えばそうやってとれてしまうところもありますので、実際にそういった、このような状況になっていることについて、これは市長に見解を伺いたいんですけれども、お願いいたします。
 
○松尾崇 市長  海の家の自主ルールで定められましたとおり、営業時間は午後8時30分までということで、午後8時30分以降に営業活動は行わないというのが当然基本であります。
 今、御指摘いただきましたように、午後8時30分までに入店をすればずっと飲食ができるかと思われるような、誤解を招く掲示につきましては、来年度以降そういうことがないように、組合に対しては申し入れをしてまいりたいと考えます。
 
○9番(日向慎吾議員)  ことしの海の家の営業に関するルールというものの営業時間のところには、日の出から午後8時30分までとするという記載になっておりました。
 しかし、一方、昨年の海の家の営業時間のところについて確認してみますと、日の出から午後10時までとするとした後に、その後ろに、なお、午後10時までに飲食等の一切の営業行為を終え、閉店作業に従事する最小限の従業員以外は店内に人がいない状態にすることという文章が入っていたんです、去年は。
 ですので、市として午後8時30分というのを守ろうという考えがあるのでしたら、こういった部分は、来年は記載が入ってくるのかなとは思うんですけれども、その辺は海浜組合の方々と協議があると思いますので、実際にそういったものが、もし市として守ろうとしているのでしたら、来年に向けて協議していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次は、音量制限についてお伺いさせていただきます。海の家の海岸側において85デシベル以下、国道134号線側においては80デシベル以下という自主ルールをつくられていたんですけれども、これについては守られていたのか、お聞かせください。
 
○松永健一 市民活動部長  海の家の自主ルールでは、海の家の音量基準を国道134号線側で80デシベル以下、海側で85デシベル以下と定めており、海の家の組合におきまして随時計測を行っておりました。また、必要に応じて市の職員が計測器を用いて計測することもございましたが、違反が確認されたことはございませんでした。
 
○9番(日向慎吾議員)  今、違反はなく、守られていたということですが、外に向けてスピーカーがあったりして、確かに音量制限以内であったのかなとは思うんですけれども、もう少し小さな音にならないのかなと私は感じました。
 身近な音の大きさ、音量を調べてみますと、例えばですけれども、80デシベルというのは電車や地下鉄の車内となっておりまして、90デシベルというのはカラオケと同じぐらいの音量だそうです。ですので、85デシベル以下というのでもかなりの音量になっているのかなと思いますし、また、防犯ブザーというのがありますけれども、防犯ブザーの性能基準というのも、音量は85デシベル以上にすることとなっておりまして、仮に85デシベルで流れていたとすると、防犯ブザーがずっと鳴っているような形になってしまうんです。
 なので、それを考えると、確かに店内はお客様がいらして、そういった状況で楽しみたいという方もいらっしゃると思いますので、音量は多少大きくてもいいのかなとは思いますけれども、砂浜にいる人たちにとっては少し音が大きいなと聞こえますので、できれば波の音が聞こえるぐらいの程度に、砂浜にいるときにはしていただきたいなと私は感じましたので、少し御検討いただければと思います。
 先ほど、幾つか子供向けの取り組みについて拡大等のお願いをさせていただきましたが、子供たちが海に来やすい環境づくりというのが必要だと思います。その点、子供向けの海の家といいますか、子供だけで入りやすく利用しやすい海の家が少ないのかなと思っているんですけれども、その点、こういった子供が安心して利用できる、市が運営するなど、市が運営というのは難しいかもしれないですけれども、市が建てて、公募で市民の方が運営するみたいな形の、そういった子供が安心して利用できる海の家を開くことはできないんでしょうか。
 
○松永健一 市民活動部長  市が海の家を設置することは、財政面、運営面等においてまだ整理すべき課題が多々あるかと考えております。
 しかしながら、子供が安心して過ごせる環境づくりに対する取り組みは非常に重要な課題であると認識しております。ことしは、先ほど紹介いただきましたとおり、一部の海の家で子供向けの遊び場を設けるような事例もあったことから、さらにこのようなファミリー客向けのサービスを充実していけないか、海浜組合連合会とまた考えていきたいと思っております。
 
○9番(日向慎吾議員)  ぜひ前向きによろしくお願いいたします。
 これは海について最後の質問になりますけれども、全体を通して、ことしの海水浴場を統括して、市長の見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
 
○松尾崇 市長  ことしの海水浴場は、昨年よりも風紀を改善していくということで、ファミリービーチを目指すということを目標に、地域の方々と一丸となって取り組みを進めてまいりました。お盆の前には、自治会・町内会長さん、また協議会の方々とともに、また議員にも参加をしていただいて、海水浴場を視察するという機会を設けたり、また、私自身も何度も海水浴場には訪れ、現場を確認してきたところでございます。
 議員からも御指摘ありましたように、満点という結果ではなかったかもしれませんが、着実に風紀の改善は図られているということは感じているところです。ことし条例違反者が一人もいないという状況ではないですし、また、そういう意味では、今後継続して取り組みをしていくことが大事なんだろうと考えています。市に対する苦情件数というところは大幅に減少しているというところなどから見ても、そういうところはうかがえるかなと思っています。
 いずれにいたしましても、今後継続して取り組みを進めていくことによって、より多くの方が安心して楽しめる、そういうファミリービーチを実現できると思っておりますので、取り組みを進めてまいりたいと思います。
 
○9番(日向慎吾議員)  よろしくお願いいたします。
 次に、ごみ処理政策についてお伺いさせていただきます。内容は、家庭系ごみの有料化、戸別収集、新焼却施設の3点についてお伺いさせていただきたいと思います。
 まずは、有料化についてお伺いさせていただきます。ことしの4月から家庭系ごみの有料化がスタートしましたが、現在までの有料化の減量効果についてお聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  家庭系燃やすごみの収集量につきましては、有料化の実施によりまして、前年度と比較しまして減少している状況でございます。
 ごみの削減量につきましては、クリーンステーション地区で4月から8月までの5カ月間で前年度と比較いたしますと、16.7%、1,599トン削減しているところでございます。また、戸別収集モデル地区においても同様の傾向が見られまして、同様に前年度と比較いたしますと、13.3%、59トンの削減ということになってございます。
 今後の見込みといたしましては、ごみ処理基本計画で見込んでおります戸別収集・有料化による削減量の約3,500トンは実現できると考えておりますが、今後も現状の削減率を維持できるような対応をしていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  有料化と戸別収集で減ることができる3,500トンに対しては、このまま行けばできるんじゃないかということだと思います。
 実際、本当にこれは有料化と、一部は戸別収集をやられていましたけれども、そういったことでかなりの減量効果が本当にあって、市民の皆様の御理解、御協力があってのことだと思います。本当にこれはすごいかなり減ったのかなと私も思っております。
 では、その有料化を実施した後に、資源物のほう、これはどのぐらいふえたんでしょうか。お聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  有料化実施後、資源物の分別も進んでございまして、容器包装プラスチック、それからミックスペーパー、紙パック、布類、製品プラスチックの合計で、前年度と比較いたしまして、8.9%、約210トン資源物の収集量が増加をしている状況でございます。
 この増加量でございますけれども、有料化による燃やすごみの削減量、先ほど御説明しましたように、トータルで1,658トンに対しまして12.7%でございます。このことから、資源物の分別も進んでおりますけれども、生ごみの水切りなど、排出抑制による要因のほうが高かったのかなと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  資源物も減ったけれども、有料化ほどはふえていないということなんで、分別に対しての意識というものは大きく変わったのかなと私も思います。
 燃やすごみにおける資源物の混入率というのは、今まで大体約25%あったと思います。戸別収集・有料化等の説明会を市全体でいろいろやられていて、その説明会の中でも、燃やすごみの中に4分の1は資源ごみですよというのを結構紹介されていたと思うんです。市民の方も、結構周知してきて、知っているというか、そういうのはわかっている方が多くなってきたのかなと思うんですけれども、それでもなかなかこの25%というのは下がってこなかったんです。
 実際、有料化を実施したとき、これに対して有料化を実施した後の資源物の混入率というのは、これはどのように変化したんでしょうか。
 
○石井康則 環境部長  本年7月に家庭系燃やすごみの組成調査を行ったところでございます。その結果によりますと、クリーンステーション収集地区の資源物の混入率は13.26%で、前年度が25.6%でございますので、それと比較すると約50%混入率が減少しているところでございます。
 また、戸別収集モデル地区では10.02%で、前年度が25.37%でございますので、それと比較しますと、約60%の混入率が減少しているというところでございます。
 このように、分別徹底が図られていることも有料化による効果と考えているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  25%ぐらいあったのが約半分ぐらいになったということで、これもまた結果として大きく改善されて、いい方向に進んできているのかなと思います。
 有料化実施の際に、指定収集袋で出されるかどうかとか、不法投棄というのが懸念されておりましたが、有料化実施後、実際どのような問い合わせがあり、どのように対応したのか、お聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  有料化を実施した当初でございますけれども、ごみの分別方法や有料袋を使用しないごみに関する問い合わせが多く寄せられておりました。分別方法の問い合わせに対しましては、今回刷新をいたしました資源物とごみの分け方・出し方に基づきまして、丁寧に御説明をし、周知を図ったところでございます。
 また、有料袋を使用しないごみに対しましては、早朝のクリーンステーションでの周知、啓発用看板の設置、各戸へのポスティング等、対応を図ってきているところでございます。現在、排出状況の悪いクリーンステーションにつきましては、周辺の住民の方と個別に対応して、協議をしているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  私も、自宅の周辺ですけれども、有料化実施直前と直後のクリーンステーションの状態を確認しました。クリーンステーションには看板とか張り紙なども結構、町内の方たちもいろいろ積極的に張ってくださっていまして、指定収集袋以外で置かれていたのは少なかったかなという印象があります。
 ただ、収集されないで置きっ放しのごみというのもありましたし、どうしてもクリーンステーションの周辺の方々が片づけたりとか、そういったことで困っているという声も聞いておりますので、今も数値がかなり減ってきているとは思いますが、今後とも対応のほどよろしくお願いいたします。
 次に、有料化実施によりかなり減量効果はあったということですけれども、まだ年間の焼却目標量に向けて削減が必要になってくると思います。現時点で構いませんので、新たな減量施策があるとしたら、それはどういうものなのか、検討されているのか、お聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  ごみの減量につきましては、有料化を初めとする家庭系ごみの減量施策とともに、事業系ごみの減量の取り組みが重要だと認識をしているところでございます。今年度も、生ごみの排出量の多い食品リサイクル法対象の多量排出事業者を個別に訪問し、生ごみの自己処理と分別の徹底を指導しているところでございます。
 また、多量排出事業者に満たない、準多量排出事業者に対しましても、戸別訪問により分別徹底や適正排出の指導を行い、事業系ごみの減量を要請しているところでございます。
 現在、第3次の一般廃棄物の処理基本計画を策定中でございますけれども、その中でも、小規模事業者に対する家庭用生ごみ処理機の助成制度を初め、みずからごみ処理を推進するための事業系手数料の見直し、さらなる分別徹底のための専任担当による事業所訪問指導など、家庭系ごみはもとより、事業系ごみの減量施策を中心に検討しているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  事業系ごみの減量に向けての施策ということで、家庭系ごみも含めて検討していっていただきたいなと思っております。
 名越クリーンステーションで3年間は3万3,000トンまで燃やせるという御理解は得られたということはあるんですけれども、3万トン以下に減らすということ、これはやっていかなければいけないと思いますし、そのために施策というものがあるのでしたら、実施していくべきだと思いますので、ぜひその辺も含めてよろしくお願いいたします。
 有料化実施前には、広報はもちろんのこと、説明会も何度も実施していただいて、市民の皆様の御協力をお願いしてきましたが、有料化実施後の状況について、市民に対してどのように説明しているのでしょうか。
 
○石井康則 環境部長  有料化の円滑な推進とごみの削減効果を維持するためには、減量効果など、有料化実施後の状況をよく市民の方に周知することが重要だと認識をしております。
 このため、有料化実施後の状況につきましては、自治・町内会への説明会ですとか、廃棄物減量化等推進員の会合を初め、「広報かまくら」、ごみ減量通信による周知を図っているところでございます。
 また、ホームページでは、オープンデータといたしまして、1週間のごみの収集量や削減率を掲載することによりまして、広く市民へ周知し、ごみの削減効果の維持に努めているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  さまざまな媒体等、いろいろ使って情報を発信していただいておりまして、オープンデータも、先ほど御答弁いただきましたが、私もちょくちょくチェックさせていただいておりまして、いろいろと周知をしていっていただいているのかなと思っております。
 ただ、自治・町内会等でお話をされているということですけれども、もう少し大きい規模といいますか、人数に対して、有料化の説明会を行っていたのと同じぐらいの規模でいいと思うんですけれども、直接会ってお話をすることが大事だと思いますので、ぜひ報告会のような形で実施をしていっていただけると大変いいと思いますので、ぜひその辺御検討よろしくお願いいたします。
 次に、戸別収集について幾つかお伺いさせていただきます。ことし10月をめどに方針を示すということですけれども、収集体制やコストなどが課題となっております。戸別収集のコスト削減に向けてどのようなことを行っているのか、お聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  戸別収集の品目につきましては、当初、燃やすごみ、燃えないごみ、容器包装プラスチックの3品目としておりましたが、収集経費を削減するという観点から、燃やすごみ1品目で、また1日収集の検討を進めております。
 そういう前提の中で、鎌倉廃棄物資源協同組合に経費積算を依頼しているところでございまして、積算書が提出をされているところでございます。同組合の積算では、車両のリース期間5年の場合、戸別収集による増額経費が約4億円でございます。また、車両のリース期間が3年の場合は、約4億2,000万円でございまして、現在、積算書の内容について精査をしており、引き続き組合とは内容について確認をすることになってございます。
 また、戸別収集の経費削減とあわせまして、缶、瓶、ペットボトル等の資源物についても収集回数や収集方法の見直しを検討しているところでございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  収集品目を一つにするとか、いろいろ取り組んでいただいて、ただ、10月をめどということになっておりますので、もう少しいろいろ情報が出てきたらと思うんですけれども、このめどにつきましては、期間が迫っておりますので、いろいろ情報がありましたらまた教えていただければと思います。
 6月定例会で、戸別収集モデル事業を実施している3地域の方々から、戸別収集継続を切に求めるごみの戸別収集の継続についての陳情が提出されました。この陳情について、市としてどのように受けとめているのか、聞かせていただければと思うんですけれども、よろしくお願いします。
 
○石井康則 環境部長  戸別収集モデル事業を実施したことでさまざまな検証を行うことができてございまして、モデル地区の皆様の理解と協力には大変感謝をしているところでございます。
 こうした中で、モデル地区の方からは、戸別収集を体験するとそのよさがわかって、なかなかクリーンステーション収集に戻れないという声もあることは認識をしており、陳情の趣旨は重く受けとめているところでございます。
 今後はさまざまな検証結果に基づきまして、戸別収集実施の判断を行うことになりますが、いずれの結果になっても、モデル地区の方には丁寧に説明をし、理解を求めていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  さまざまな、いろいろ重く受けとめていただいているということですけれども、7月に家庭系ごみ有料化実施後のアンケート調査というのを実施されましたが、このアンケート結果によりますと、クリーンステーション地区では現在のクリーンステーション収集のままがよいと答えた方が75.2%いらっしゃいました。戸別収集モデル地区では、3品目、または燃やすごみ1品目のみでも戸別収集を継続してもらいたいという形で戸別収集がよいと答えた割合が81.8%でした。数値だけを見ますと、クリーンステーション収集地区ではクリーンステーション収集のままがいいと答えた方が多くて、戸別収集モデル地区では戸別収集の継続を求める声が多いということになっております。
 しかしながら、戸別収集モデル地区も、実際に実施をお願いしたときには反対をする声が多かったと聞いております。実施してみたら、よかったなという声が多くなって、この81.8%になってきているのかなと思っております。
 つまり、戸別収集というのが、言葉だけで、どういったものかというのも実際に体験してみなければわからないのかなというところもありますので、この戸別収集とはどういうものかというのを、モデル地区の方々に体験談を聞く機会とか、そういったものをふやしていただいて、本当に賛成とか反対とか、そういうのを話す場ではなくて、単純に体験してどうだったかとか、メリットやデメリットを聞くような場なんですけれども、そういったアンケート結果に頼るだけでなくて、戸別収集を体験したモデル地区の声を伝えていったらいいのかなと思うんですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
 
○石井康則 環境部長  今、御案内いただきましたように、本年7月に有料化実施後のアンケートを実施いたしました。その中で、モデル地区につきましては、戸別収集の全市実施に8割以上の方が賛成をしていると。一方、クリーンステーション地区の方は、現在のクリーンステーションのままでよいという回答が約75%でございました。
 モデル地区の方からは、当初、戸別収集に懸念を示す声があったけれども、体験するとそのよさがわかるという声があるということは認識をしているところでございますが、戸別収集の全市実施の判断に際しましては、このアンケート結果とともに、さまざまな検証結果を踏まえながら、総合的に判断をしていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  体験した方々の話というのは本当に貴重な話ですので、モデル地区の方々もそういった声を、説明する会を、呼んでいただければ出向いて説明すると、お話を伺うとおっしゃっておりましたので、そういった形で伝えるような場をつくっていっていただければと思います。よろしくお願いします。
 行政のサービスというのはさまざまあると思うんですけれども、ここでモデル地区の方から、戸別収集は最高の行政のサービスだという声があるんですけれども、これを聞いて、市長、どのように考えますか。どう思いますか。
 
○松尾崇 市長  今回、夏に行われました自治・町内会長さんとのふれあい地域懇談会の場ですとか、また、先般、一部議員らが開催をしていただきました戸別収集についての体験を聞かせていただく会などでも、この最高の行政サービスだというようなお声をいただいたところです。
 そうしておっしゃられた趣旨というのは、実施モデル地区でも導入前はかなり反対の声が大きくて、導入するのに会長さんらも苦労されたというお話をされていました。しかしながら、導入をした後においては、導入を体験したその地域の方々にとっては非常にありがたいという声を会長さんからは披露していただいたところです。そうした内容というのは、今回のアンケート調査にもあらわれているんではないかなと思っています。
 この戸別収集についての全市実施につきましては、現在、収集経費の削減とあわせまして、アンケート調査ですとか、有料化後の実施の状況、またクリーンステーションの状況等々、検証をしているところでございます。この検証結果を総合的に踏まえまして、責任を持って実施の有無については今後判断をしてまいりたいと思っています。
 
○9番(日向慎吾議員)  有料化と戸別収集というのはもともとセットで行うということで、削減効果も大きいわけですし、それが最高のサービスだとおっしゃっていることなんですね。本当に、アンケートも含めて、今後いろいろと課題等もあると思いますけれども、実施の有無は10月をめどということですので、その点を含めて方針を示していただきたいと思います。
 次に、新ごみ焼却施設についてお伺いさせていただきます。場所が選定されて、発表というか、されてから、ごみ焼却施設の建設の進捗状況、これについていかがでしょうか。お聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  進捗状況でございますけれども、5月23日に山崎下水道終末処理場未活用地の周辺住民に対しまして、建設候補地の選定過程などの説明をさせていただきました。
 また、鎌倉市のごみ焼却施設の基本計画でございますけれども、これのパブリックコメントを実施し、さまざまな意見をいただいているところでございます。
 また、8月25日には、全市民を対象といたしました鎌倉市ごみ焼却施設基本計画に関する報告会を開催いたしまして、意見募集、パブリックコメントの内容ですとか、本基本計画案の概要などを説明した上で、改めて意見をいただいたところでございます。主な意見といたしましては、選定の理由や負担の公平性、また、現在の浄化センターに対する課題も指摘をされているところでございます。
 このため、現在、現状の施設の課題について協議を行いながら、今後、新ごみ焼却施設の協議体制につきまして、近隣の自治・町内会連合会を通じて調整を図っていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  今後も引き続きよろしくお願いいたします。
 焼却施設といっても、最近はかなり景観を考えて、周辺と調和するデザインの施設がつくられてきております。山口県岩国市に建設予定の焼却施設があります。もう建設が始まっているのかもしれないですけれども、その焼却施設で、ハイパーテルハ工法と呼ばれて、もともとここの焼却施設をつくる場所は高さ制限がある場所でして、それを守るために、建屋の天井に建物建設用横持ちクレーンを設置し、機動性を高めるため自走式クレーンを建屋内に併用する工法という工法で、要は煙突が目立たないような形で、建屋と同じくらいの高さの煙突を立てて、それで実際に焼却を行えると、そういった形のハイパーテルハ工法というのがあるんですけれども、最近はそういった焼却施設の煙突が目立たない施設が建設されてきているんですけれども、本市でもこうした計画というのはできないんでしょうか。
 
○石井康則 環境部長  近年、建設されておりますごみ焼却施設につきましては、煙突を建屋の一部として建設する手法がふえているとは認識をしてございます。
 一方、煙突の高さでございますけれども、これは生活環境影響調査で排ガスの拡散についてのシミュレーションを行いまして、その結果をもとに、建設候補地の周辺住民と協議をしていきたいと考えております。
 本市においても、ごみ焼却施設を建設する際は、煙突の高さを含めて地域住民と協議をしながら、環境面、また周辺の景観などに配慮をした外観や形態、意匠の建物としていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  建物、周りとの環境の調和等もありますけれども、確かに環境への配慮というのも、こちらも十分必要だと思いますので、その両方を考えて計画を進めていっていただきたいと思います。
 また、建設するに当たり、完成時期といいますか、稼働時期は決まっていると思いますが、今後のスケジュールについてどうなっているのか、お聞かせください。
 
○石井康則 環境部長  現在、鎌倉市ごみ焼却施設基本計画の策定を進めながら、建設候補地周辺の住民の方との協議を進めております。その理解を得るとともに、今後は協議の進捗状況を見きわめながら、生活環境影響調査、基本設計、都市計画決定などの作業を平成32年度までには完了し、平成33年度から約3年半程度の本体工事を施工して、平成37年度からの稼働を予定しているところでございます。できるだけ早く周辺住民の理解を得て、早期の完成を目指していきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  平成37年ということなんですけれども、先ほど少し、周辺住民の方から理解を得るというところがあったと思うんですけれども、この周辺住民から理解を得るというのは、それはどういうところで判断をするんでしょうか。
 
○石井康則 環境部長  理解が得られたという判断ということでございますけれども、これは名越クリーンセンターの場合ですけれども、こちらは地域住民と協議する場を組織いたしまして、その協議会と焼却施設に関する協定書を取り交わすことができた段階というのを一つの指標としているところでございます。
 それを踏まえまして、今後、地域住民の方となるべく多く対話をする機会を設けて協議していくことで、広く理解が得られるよう進めていきたいと考えております。
 
○9番(日向慎吾議員)  住民から理解を得るということは、鎌倉市としては、協議会をつくって、その中の話し合いで協定を結ぶことということですね。
 逆に申し上げますと、協定が結ばれなければ、理解を得たということにはならないということになりますので、そこの基準ですよね。協定を結ぶというものが、今定めているのでしたら、それに向けて今後とも進めていっていただきたいと思います。
 三つ目の項目、最後ですね。放置自転車対策について幾つか質問をさせていただきたいと思います。今回は特に駅周辺の放置自転車対策について質問をさせていただきます。
 先日、岡田議員からは、鎌倉駅や大船駅等の駐輪場の対策についての御質問がありましたが、私は、そもそも駐輪場が駅になくて、そのために周辺に自転車が置かれてしまっている場所というもの、それについて質問させていただきたいと思います。
 鎌倉市域の江ノ電及び湘南モノレールの駅のうち、駐輪場が未整備な場所はどこでしょうか。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  江ノ電から御答弁させていただきます。和田塚、由比ヶ浜、長谷、鎌倉高校前、腰越の5駅には、周辺に駐輪場が整備されておりません。
 それから、湘南モノレールでございますが、ことし5月に富士見町駅に駐輪場が設置されました。これによりまして、鎌倉市域に6駅ございますけれども、その周辺全てに駐輪場が整備されました。
 
○9番(日向慎吾議員)  湘南モノレールは全て整備ができたということで、江ノ電は腰越、鎌倉高校前、長谷、由比ヶ浜、和田塚が未整備ということですね。
 それでは、江ノ電の駅について、未整備の駅のうち、市として今課題としている駅はどこにあるんでしょうか。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  江ノ電の和田塚、由比ヶ浜、長谷駅周辺、これは鎌倉駅に近いこともございまして、比較的放置自転車が少ない状況でございます。それから、鎌倉高校前駅でございますけれども、ここも放置自転車等が散見はされるんですけれども、長時間放置をされているということが比較的少ないようでございます。
 したがいまして、腰越駅でございますけれども、ここは利用客が多くございまして、通勤通学による放置自転車等が長時間放置されております。このため、江ノ電沿線の駐輪場未整備駅の中では課題になると、このように認識しております。
 
○9番(日向慎吾議員)  5駅あって、腰越駅が一番課題ということで、腰越駅についてはかなり以前から放置自転車というのが問題になっており、過去の議事録等を見ても多くの先輩議員が質問されておりまして、本当にずっと駐輪場の要望はあったのかと思います。
 それだけ長年いろいろ要望があった中で、腰越駅について市はこれまでどのように対応してきたのか、お聞かせください。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  腰越駅周辺につきましては、駐輪場として適した公共用地、あるいは江ノ電所有地が少なく、用地及び整備費の確保が課題と認識しております。これまで駅周辺でコインパーキングの計画があった際などに、事業者に対しまして駐輪場の設置について検討を依頼するなど、設置に向けた取り組みを進めているところでございますが、設置には至っておらず、非常に厳しい状況でございます。
 また、放置自転車等につきましては、看板等で注意喚起をさせていただいております。それから、定期的な巡回の回数を週2回から3回にふやさせていただいて、撤去の強化を行っております。こういうことで、放置防止にも努めているところでございます。
 引き続き周辺の土地情報等に注視しながら、放置自転車対策に取り組んでいく所存でございます。
 
○9番(日向慎吾議員)  腰越駅周辺というのは本当に土地がなくて厳しいことというのは私も十分理解しておりますが、ずっと進展がないまま続いているということもありまして、例えばなんですけれども、神戸川沿いに今置かれてしまっているんですけれども、それの上に、少し道路からはみ出して駐輪場のスペースをつくったりとか、または、狭い土地ということなので、機械式の地下駐輪場などを検討することはできないんでしょうか。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  神戸川上の駐輪場設置につきましては、河川管理者である藤沢土木事務所から、神戸川に限らず、河川上空占用につきまして、河川管理上認められないと、このような見解が示されております。
 また、機械式地下駐輪場の設置につきましては、整備手法の一つとして検討していく価値はございますけれども、引き続きその用地及び整備費の確保、このようなものが前提となってくると認識しております。
 
○9番(日向慎吾議員)  駐輪場、神戸川の上にというのは難しいということで、ただ、機械式駐輪場については多少検討できるのかなと思いますので、江ノ電の駅を利用しているわけですから、江ノ電との連携も積極的に行っていただいて、本当に長年の課題ですので、ぜひよろしくお願いいたします。
 放置自転車が置かれているというところで、放置自転車に張る駐車禁止の紙というものがあると思います。この紙が張られて、乗ってきた方というのは、その場ではがして捨てて、乗って帰ってしまうというのが結構多くて、川や草むらに捨てられたりとか、時には手が届かないような場所に落ちていたりとかして、本当にごみになって、その周辺にごみが散乱している状況なんです。
 私も駅の周辺をごみ拾いとかしますと、本当に毎回必ずかなりの枚数の駐輪禁止の紙を拾います。周辺地域の方からも何とかならないかという声があって、本当に困っておりますので、その紙について、実際その紙なんですけれども、少し自然に返る紙といいますか、溶けやすいといいますか、そういった形の紙を利用することというのは検討できないんでしょうか。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  駐輪禁止の場所に放置されている自転車等には、警告札を張ることによって注意喚起をさせていただいております。
 警告札が、モラルのない一部の人によりまして、路上や河川に捨てられている、この現状については認識してございます。捨てられた警告札につきましては、放置自転車対策等の監視員により随時回収に努めておりますけれども、全てを回収することは困難でございます。
 御提案の、自然に返りやすい紙を警告札に利用することについての適否につきましては、作業費用の課題も含めまして、製作費用、これらも含めまして、少し研究をさせていただきたいと思います。
 
○9番(日向慎吾議員)  それは今は捨てられてしまっているんでね、捨てられるのが前提でそういった紙を使うのはどうかという考えもありますけれども、ごみとなってずっと散乱している状況ですので、対応が必要だと思いますので、ぜひ研究していっていただきたいと思います。
 今回は三つの項目の質問をさせていただきました。海水浴場も自分が楽しければいいとか、クリーンステーションが汚れても家の近くじゃないから気にしないとか、新焼却施設も近くではないから関係ないとか、とめた自転車が後々邪魔になっても平気とか、そういった自分勝手な考え方ではなくて、相手のこと、つまり周辺の人たちにとってどうなのか、そういったものをきちんと考えることが大事でありまして、今回はその視点に立って質問をさせていただきました。相手の視点に立って物事を考えることを忘れずに、今後とも市政を進めていっていただければと思います。
 以上で私の一般質問を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  上畠寛弘議員の関連質問を許可いたします。
 
○7番(上畠寛弘議員)  自転車に関連しまして、お伺いしたいことがございます。
 以前、私も建設常任委員会の中で自転車に関してお伺いさせていただいておりました件、私はもう教育こどもみらい常任委員会に移りましたので、そのあたりの進捗、どのように取り組んでいただいたか、お伺いしたいと思います。
 御提案した内容としましては、自転車、またオートバイに関しまして、放置、回収費用、また回収後持ち主があらわれなかった場合、それをごみとして処分しなきゃいけない。その場合、かかってしまった費用をきちんと債権として請求しておけば、後ほど請求して回収するかどうかは市の判断ですけれども、一定のそういうことによって、そもそも放置することをやめようという抑止効果があるのではないかということを提案させていただきましたので、そのあたり御検討いただけたかどうか、お答えください。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  昨年9月、建設常任委員会で御提案ございました。返還率の向上につきまして、取り組んだところだけ御説明させていただきますと、撤去した翌月に警察に問い合わせをいたしまして、所有者照会を行います。その後、自転車等引き取り通知書というのを1回通知しておるんですが、この点につきましては、昨年の12月以降は保管期間である3カ月が過ぎたあたり、新たに2回目の通知を行うということで、返還率の向上に努めておるところでございます。
 返還率につきましては、まだ実施期間が短いので、どのぐらいの効果があったかというところについてはまだきちんと数字的なものができ上がっていないんですけれども、ただ、去年の4月、8月に比べますと、ことしの4月、8月につきましては、原付バイク、これは100%とりに来ていただいております。そういうこともございまして、通知をふやしたことによって効果は少し見られているのかなという状況でございます。
 それと、今、御質問にございました費用につきましては、済みません、手元に資料がございませんで、そういうお金がかかるという請求、これについてはまだ行っていないところでございます。
 
○7番(上畠寛弘議員)  まだ発生していませんよね。回収する費用は発生していますけれども、処理、処分、廃棄する費用は発生していない。今後、引き取らない場合は、これだけの自転車廃棄の費用がかかる、ゆえに、それをとりに来ない場合には今後請求いたしますというように、文言を書くだけで、それで債権として発生して、回収につながる、回収しないけれども、そういった抑止にもなるということが一番返還率を上げるにはいいのではないかというところがございますので、そのあたりもぜひ、去年申し上げましたけれども、一つの方法として御検討いただきたいと思いますので、改めてそのあたりいかがでしょうか。
 
○大場将光 まちづくり景観部長  請求できるかどうか、少し研究をしなければいけないと思うんですけれども、費用がかかっていることは確かでございますので、課題として研究をさせていただくということでお願いしたいと思います。
 
○議長(前川綾子議員)  ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (11時19分  休憩)
                   (11時20分  再開)
 
○議長(前川綾子議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続行いたします。次に、中澤克之議員。
 
○15番(中澤克之議員)  ことしは戦後70年であると同時に、実は御巣鷹の日航機事故から30年なんですね。ちょうど30年前、私が19歳のときに、高崎市という町で自動車教習学校に通っていました。そのとき、当日夜の教習で、かなり暗くなってからの教習だったんですけれども、ヘリコプターが相当数飛んでいたんです。当日、何があったのかというのがわからない状況の中で、翌日の朝からの衝撃的な映像を見て、それから高崎市という町のその後の状況、藤岡市の状況等をつぶさに見てきたわけではありませんけれども、なかなか御巣鷹の尾根というところに行けなかったんです。
 もともと御巣鷹の尾根というのは山に名前がなかったところで、近くの御巣鷹山というところが、日航機の墜落事故で当初御巣鷹山ということで出ていたんですが、その御巣鷹山というのが通称的になってきたというので、新たに山に御巣鷹の尾根という山の名前をつけたんです。
 私の子供が19歳になって、一緒に行ってみたんです。子供に御巣鷹の尾根に行ってくるねと言いましたら、みずから行きたいと言いまして、子供2人と行ってきたんですけれども、一つ思ったのは、子育てというのは、19年間やってきて、いろんな思いがあって、いろんなことがあって、だけどそこに、みずからそういう事故があった現場に行きたい、そしてそこで手を合わせたいという思いを持ってくれた子に育ってくれたということが、一つほっとしているところであると同時に、30年という月日が流れても、そこに行くとまだ焦げた跡の木が残っているんです。
 当日、行ったら、たまたま御夫婦の方がいらっしゃって、御夫婦の方は同僚の方が御巣鷹の事故で亡くなられて、初めて慰霊登山に来たということで、御家族だけではなくて、また周りの方々、縁者の方々等もいろんな思いを抱いている御巣鷹の事故というのも、忘れてはいけないということを思っております。
 それで、いろんな思いを持って親というのは子育てをしてきています。昨今、子宮頸がんワクチンという問題が出ています。この子宮頸がんワクチンというのは、御巣鷹の尾根に一緒に行った19歳の娘は、実は3回注射をやっています。下の娘が注射適齢期になっているんですけれども、下の子はまだ注射を打たせていない状況です。
 このワクチンについては、さまざまなものがありますけれども、がんを患った方は、予防できるがんだったらワクチンでという思いがあって、一方で健康被害がまだまだはっきりしない状況の中にあります。
 鎌倉市で予防注射関係についての状況を少し勉強しようか、状況を確認したいと思いまして、情報公開をとりました。そうしたら、意味不明の事務執行がなされていて、ちょうど1年前ですね、私が質問原稿を渡したら、それを外部に流されたということがありましたので、もう一切事前に答弁調整をやらないということで来ているんですが、今回だけはさすがに内容が内容なので、事前にやりました。
 まず、伺っていきますけれども、この行政事務執行、例えば勤務時間外の個人の行動とか、個人の責任に帰するもの以外の、いわゆる行政の事務執行についての責任者というのは誰なんでしょうか。市長、答えてください。
 
○松尾崇 市長  最終的には私になります。
 
○15番(中澤克之議員)  もちろんそうなんですね。政治家の市長としては、政治家の出処進退というのはみずから決める。だけれども、行政の事務執行についての責任というのはとらなければだめなんです。松尾市長になってからの不祥事、いろいろとりました。職員の懲戒処分等について。これだけじゃないものいうのは、実は幾つかあるんです。表にしてないだけで。この責任を誰もとらないから、いつまでたってもなくならない。
 責任の所在、はっきり今、市長だということがわかったので、引き続き行政事務執行についてはっきりとさせていきたいと思います。
 まず、総務部長にお伺いしますけれども、市が外部と業務委託契約を結ぶということは、業務を外部の方にやっていただく、つまり外部の方にやっていただいたものを市が検収をするということ、大ざっぱに言うとそういう流れでよろしいでしょうか。
 
○佐藤尚之 総務部長  当然ながら、執行に当たっては契約行為が伴ってまいりますので、事業に対してこういうような事務をしていただくためには、私どもと執行していただく業者なりが契約を結んで、それを執行すると、こういう形になります。
 
○15番(中澤克之議員)  では、まず、予防注射を実際に外部に委託して、委託契約を結んでやっていますね。この予防注射、いろいろありますが、インフルエンザがあったり、それから子供たちが受ける三種混合を初めとしたものがありますけれども、これの流れについて御説明いただけますか。
 
○磯崎勇次 健康福祉部長  それでは、インフルエンザ予防接種の事務の流れについて御説明をいたします。
 インフルエンザ予防接種につきましては、原則的に65歳以上の方を対象としております。接種に当たりまして、事前に医院で予診という形を実施します。これは問診、検温、視診、それから聴診などでございます。そして、医師は本人の接種希望を確認し、接種することとなります。予診票は後日、医師会を経由して市に提出されることになります。
 また、接種後、鎌倉市医師会所属の医療機関は、医師等が記載した実施報告書、この実施報告書自体は病医院から医師会へ提出するものでございます、予診票を実施月の翌月7日までに医師会に提出されます。医師会は、各医療機関分の実施報告書、予診票とともに、医師会分としてまとめ、総請求額を記載した集計表と請求書を実施月の翌月10日までに市へ提出することになっております。
 ただし、この請求書の提出、私が今説明したところは、仕様書等の記載でございます。医師会に所属していない医療機関につきましては、翌月10日までに予診票、請求書などを市へ提出することになります。
 市では、提出物をチェックしまして、実施月の翌々月の中旬以降、例えば10月の接種につきましては12月の中旬以降に、委託料を医師会及び医師会外の医療機関に支払うということで、業務が完了いたします。
 
○15番(中澤克之議員)  今はインフルエンザについて御答弁いただきましたけれども、ほかの予防接種についても、補助金等々がある場合については、大まか同じ流れということでよろしいでしょうか。
 
○磯崎勇次 健康福祉部長  予防接種以外の検診等につきましても、基本的にはこういった流れで執行してございます。
 
○15番(中澤克之議員)  ちなみに、平成26年度のインフルエンザ予防接種実施医療機関名簿というのをいただきまして、これは112あるんです。
 情報公開請求で出したものの中で、幾つか請求書、例えばインフルエンザ予防接種実施報告書というのがありまして、これは請求書になっているんです。これはいわゆる押印、捺印、医療機関名、手書きの方もいらっしゃいますけれども、必ず捺印の上なんですね。これは請求額というものが記載されていて、先ほどの予診票とあわせて、各お医者さんがこれを医師会に出して、医師会はこれを取りまとめて市に送っているという話だったんです。
 だけれども、この中を見ると、横線が引っ張ってあって、数字の訂正が、ひどいのになると3回されているんですね。3回訂正されているんです。あるお医者さんに関しましては、みずからの実施報告書、請求書の記載ミスがあった場合は、訂正印を必ず押されているんです。つまり、この訂正印を押されていない修正数字というのは、このお医者さんは直接関与していない、つまり鎌倉市が改ざんしたんです。
 流れをもう少し整理をしますと、本来はお医者さんが、医療機関がみずから、何人に医療行為を行って、注射しましたよというのに基づいて、医師会に出して、医師会がそれを集めて、先ほど御答弁ありましたけれども、取りまとめして集計表をつくって、それを鎌倉市に提出して、鎌倉市がそれに基づいてチェックを行って、医師会にお支払いをしていくというのが本来の流れなんです。これが業務委託契約書の中の記載項目です。
 ところが実態は、医師会がチェックをすべきことを全部鎌倉市が行っているんです。鎌倉市が行っていて、なおかつ、もっとひどいのは、白紙の請求書を、鎌倉市が文書を出して、白紙の請求書くださいとやられていますよね。これをお認めになりますか。
 
○磯崎勇次 健康福祉部長  医師会との契約全般にわたりましてというのが正しいと思いますけれども、過去20年以上前からこういった、言ってみれば不適切な取り扱いがありました。
 ただし、市が一方的にそれをお願いしたというわけではなくて、あくまでも医師会と了解の上でこういった処理方法をしてきたということでございます。
 
○15番(中澤克之議員)  市がそうしたんですけれども、これは僕、きちんと調査もしているし、いろんな方にお話を伺っているんです。あるお医者さんは、鎌倉市から白紙の請求書を出してくださいと。最初のうちは御自身で書かれていたんですって。だけれども、鎌倉市に出すとそれをチェックされて、チェックされたものが戻される。その郵送が面倒だからということで、鎌倉市から白紙のをくださいと言われたという証言をとっているんです。
 このことをお話ししたときに、何でこんな数字の改ざんをやるんですかと言ったときに、一つ大きな問題を言ったんです、次長が。期限が切れたワクチンはお支払いできませんと僕に言ってきたんです。そもそも期限が切れたワクチンを注射しちゃだめでしょうという話ですよね。それはあり得ないことなんです、申しわけないんですけれども。
 それで、数字を改ざんして支払いを行わなかったりした場合というのは、これは詐欺罪、これは司直に確認をとりました。詐欺罪の時効が7年。先ほど申し上げましたとおり、御自身が間違えたときは訂正印をきちんと押されている医療機関があるにもかかわらず、それを勝手に改ざんしちゃっている。これは有印私文書偽造。これ公訴時効5年。それから、この書類に基づいて、本来は医師会が作成しなければならないものをみずから作成して、公費を支出してしまった場合は、これは公文書偽造。これは公訴時効7年。
 これは徹底的に調べていただかないと予防注射自体が、だって僕のところに説明は来るのに、期限が切れたワクチンはお支払いできませんからと言われちゃうんです。それはだめでしょう。
 だから、まず、いろんな流れがあるんです。まず、今議場にいらっしゃる同僚議員は、何を言っているのかわからない、本当なのという話だと思うんです。僕は112の機関から、10の医療機関のをとりました。ここにはきちんと出ています。まずこれを、議会運営委員会になるのかどうか、議長判断になるのかわかりませんけれども、この資料はもう手元にありますので、これについて配付はすぐにできます。
 それから、調べていただきたいのは、先ほど申し上げましたとおり、白紙の請求書を今お持ちだということですので、判こを押したものがあるということなんで、それは出してください。
 それから、まず公訴時効、有印私文書偽造は5年ですから、5年間は書類保存期間になっているはずですから、まずこれを全部調べなきゃだめでしょうという話ですよ。本当に期限切れワクチンを使っていたのかどうかというものすら、調べないと。
 僕らは子供に注射へ行かせているわけです。小さいころから連れていって、それが全部、もしかしたら期限切れワクチンかもしれないなんていう話を言われたら、ましてこんな改ざんをされていたら、何を信用したらいいんです。しかもこれ、全部医師会じゃなくて、お医者さんじゃなくて、鎌倉市が全部やっちゃっているんです。
 だから、これについての明確な資料を出してください。それから、期限切れワクチンについて、ワクチンの場合は小さいシールをはがして、張っていっているんですよね。本当にそれがどうなのかと調べなかったら、だって僕に言ってきちゃったんだから。その後いろいろ説明はしていましたよ。いや、そうではなくてと。それは言っているんですけれども、冒頭に言ってきたのはそのことなんです。
 だから、まずそれをきっちりと調べていただかないと、市民の本当の健康の話ですから。これは答弁できるかどうかあれですけれども、市長でいいですか。
 
○松尾崇 市長  今要求されました資料等につきましては、そろえまして、議会に提出をさせていただきたいと思います。
 
○議長(前川綾子議員)  ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (11時38分  休憩)
                   (17時15分  再開)
 
○議長(前川綾子議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、運営委員会の協議もあり、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
 なお、残余の日程については、明9月8日午前10時に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                   (17時16分  延会)

平成27年9月7日(月曜日)

                          鎌倉市議会議長    前 川 綾 子

                          会議録署名議員    松 中 健 治

                          同          千     一

                          同          竹 田 ゆかり