平成27年議会運営委員会
4月13日
○議事日程  
平成27年 4月13日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成27年4月13日(月)13時10分開会 14時16分閉会(会議時間 0時間50分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
久坂委員長、山田副委員長、河村、保坂、西岡、日向、渡邊、納所、高橋、赤松の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長、藤田次長補佐兼議事調査担当担当係長、笛田担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等の検討について
2 その他
(1)次回の開催について
    ───────────────────────────────────────
 
○久坂 委員長  議会運営委員会を開会します。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。納所輝次委員にお願いをいたします。
 議長と副議長につきましては、本日は議会運営等の検討を行う委員会ですので、出席をされていないことを御報告させていただきます。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第1「議会運営等の検討について」を議題といたします。事務局から今後の検討項目につきまして御報告させていただきます。
 
○事務局  4点ございまして、まず1点目が、「26 議員定数について」、「27 議員定数の適正化」、「28 議員定数の削減をする」。2点目が、「29 常任委員会重複所属を認める」、「30 予算、決算特別委員会を常設特別委員会とし、通年して予算に係るすべての審査を行う」。3点目が、「2月定例会における補正予算議案の考え方について」。4点目が、「ICT機器の導入について」ですけれども、この件については、検討部会の報告により随時協議するということになっております。
 御確認をお願いします。
 
○久坂 委員長  ただいま事務局から改めて説明をいただきました中で、まず、2月定例会における補正予算議案の考え方につきましては、6月、9月の定例会の補正予算の状況、該当する項目がどのくらいあるかというのを改めて精査しながら議論させていただくということで、9月定例会の後をめどに協議を進めたいと思いますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 それでは、「26 議員定数について」、「27 議員定数の適正化」、「28 議員定数の削減をする」につきまして、一括議題として協議させていただきます。
 協議と検討方法、スケジュールにつきましては、正・副委員長で案を作成しまして、机上に配付させていただきました。こちらの議論をする前に、まず、前期につきましても、議員定数についてはたくさんの議論をいただきましたので、どういった意見が出て、答申が出たかということを御参考までに事務局から、御紹介させていただきますので、お願いいたします。
 
○事務局  前期の答申文案を朗読させていただきます。
 「議員定数については、まずは議会改革を優先させるべきであり、多様な民意を反映させるためにも現状維持とすべきという意見、また人口の推移、議会の調査機能の強化、行財政改革といった諸点を考慮した場合、一定の削減をすべきという意見の二つの異なる意見が出され、一致が見られなかったが、議会の監視・牽制機能の強化など「いかに議会を活性化するか」、「いかに市民にとって身近な議会とするか」といった議会のあり方の基本的な部分を踏まえた上で、今後、議会改革の推移を見つつ、適正な定数のあり方について、主体的に検討を進めていく必要がある」という答申になっております。
 もう一つ、事務局で作成した資料として、2枚目の市議会議員定数に関する調査結果、平成25年12月31日時点の全国市議会議長会の調べがあります。神奈川県下での抽出と人口17万人以上18万人以下の抽出の2パターン、議員定数と実数の数字を表にしておりますので、参考にお願いします。
 
○久坂 委員長  今、事務局から説明がありましたとおり、調査結果と答申につきましては、まずお手元に配付をさせていただいたとおりでございます。
 本日は、その上で、配付をしております検討スケジュール(案)につきまして、皆さんから御意見をいただきたいと思っております。
 まず、目標のスケジュールに関しましては、今年度、1年間をかけて何らかの意見を、この議会運営委員会の中で導きたいということを提案させていただいております。と申しますのも、今年度が私どもの期の3年目でございまして、次年度になると4年目で、選挙を控えまして、なかなか慌ただしい意見が出てくる前に、各会派の皆さんが入っている当委員会の中で一定程度の結論を見出したいということで、今年度末を目標にさせていただいております。
 その上で、協議に必要な各種の調査というのが9月まで、今御紹介のありました県下の状況ですとか、今後の人口推計、他市の協議実施の状況などを検討して、当委員会の中で、ある一定の意見ですとか知識を持った上で、市民の方の意見聴取、こちらも(案)として、この方法は確定しておりませんけれども、ここに書かれておりますのが、議会報告会での聴取、もしくはワールドカフェやアンケートやパブコメ、こちらを10〜11月に実施いたしまして、この意見を踏まえた上で、改めて各会派から意見聴取、また無所属議員の意見をあわせて、1月ぐらいに聴取することを行いまして、今申し上げましたように、最終的な答申を3月ぐらいにつくりたいということを考えております。
 この答申がどういう内容になるかはちょっとわからないんですが、もし条例改正とか、そういった話が出てきた場合には、次の年度の6月までに、そういった動きができるということも含めまして、一応3月までというスケジュールにさせていただいております。
 本日は、このスケジュールをごらんいただきました中で、各種調査につきましては、こういうことをしたらどうかという御提案ですとか、あと市民意見の聴取方法について御意見をいただくとともに、一番最初に申し上げましたこのスケジュールにつきましても、何らかの御意見があればいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 研修等の実施につきましては、昨年度、政策法務研究会の中で、講師の方をお招きして実施したんですが、もう1人2人、例えば全国市議会議長会の方で、こういった議員定数につきまして講座を行っていらっしゃる先生はございますので、こういった方をお招きすることはできなくて、市議会議長会に赴く形にはなるという話なんですけれども、こういった機会も確保していきたいということを思っております。
 
○保坂 委員  市民意見の聴取方法として、議会報告会での聴取というのは、その場でやりとりができて、直に顔を合わせて意見が伺えるということで、よい方法だと思うんですけれども、今年度におきましては、議会報告会は、この上にあるとおり5月16、17日には開催するということですが、秋に行うかどうかということについては、今のところは未定ということですが、ここに上がっているというのは、この右欄にあります10月から11月にかけて、もう一回議会報告会をやるということも選択肢としてあるという意味だと受けとめてよろしいのでしょうか。
 
○久坂 委員長  当初、このスケジュールをつくるときに、議会報告会が5月にすぐ控えておりますので、その中でやったらどうかという話もあったので、入れさせていただきました。また、報告会については準備も必要ですし、年度に1回というのはわかってはいるんですが、そういうこともあって入れさせていただきました。
 
○高橋 委員  10月にもう一回やるのかということですか。
 
○久坂 委員長  この委員会の中で、再度、この意見を聞くために報告会をやったらどうかというような御意見があれば、改めて議会広報委員会に投げなくてはいけないだろうというのは思っております。私どもと議会広報委員会で決めることですので、ここの中で、議会報告会という形でやるんだと意見がまとまれば、そういった形にしたいと思います。
 
○高橋 委員  議会報告会の運用、あれは年に1回ですか。
 
○久坂 委員長  最低1回は行うという要綱ですので、1回に限ったことではございません。
 
○高橋 委員  ことしは、まだ1回しか決まっていないということですね。
 
○久坂 委員長  そうですね。予算特別委員会の後に必ず行うということになっておりまして、ただし、回数は1回限りではないということです。
 
○山田 副委員長  今、保坂委員がおっしゃったのはもっともな話ではありますので、議会報告会という場が活用できれば、これにひとつフォーカスした話題として提供して、皆さんの意見を聞くというのは、可能だと思います。決算特別委員会の結果ということもありますし、そういう意味では、10月、11月に、議会広報委員会との調整になりますけれども、可能性はあると思っています。規約上、それはできないことではないですし。だから、これをそういう機会として議会報告会を使うかどうかについては、御議論いただかなければいけないと思います。
 
○保坂 委員  今質問した件なんですけれども、5月に予定されている議会報告会の中でも、後半の意見聴取会の中で、それぞれのテーブルの中で、議員定数についてどう思いますかということを話題にするということもあるのかもしれませんが、まだ議会としての案が、この5月の段階では全然まだ示されない場合は、こういう考え方もありますね、どう思いますかくらいのやりとりしかできないということで、そこのところに無理に入れ込むという意味ではなくて、ここに書かれているのは、あくまでも秋にもう一回持ってはどうかという、その選択肢もあり得るということで確認させていただいてよろしいわけですか。
 
○久坂 委員長  そうです。
 
○納所 委員  今の議会報告会の話ですけれども、もしやるとしたら、例えば前段に議会運営委員会の委員長報告というものもないと、話題にしにくいとは思うんです。各テーブルでそれぞれ話題に必ずしなければいけないというやり方もあるかもしれないんですけれども。ですから、5月の議会報告会の中で提示するのは難しいのかなと思います。この秋、10〜11月にやるとした場合、この報告のあり方、議会運営委員会としての報告のあり方というのも、一つ形にしていかなければ話題にしにくいのかなと思います。それ以外に、6月、9月の定例会での市政上の関心事というのは当然あるでしょうから、そっちがメーンになる可能性もありますので、ある程度、きちんとした議題として取り上げられるべき形を整えておく必要があると思います。
 一方で、パブコメがここに書いてございますけれども、いわゆる条例案であるとかといったものを提示した上でのパブコメという形になるのか、ただ単に定数についてアンケート的なパブコメを行うのか、イメージが定かではないんですけれども、この10〜11月に行おうとしているパブコメについて伺っておきます。
 
○久坂 委員長  イメージをしておりますのは、こういった調査を行う中で、鎌倉市議会としては、議員はこういうものであり、そのために定数をこういうふうに考えたと、一定のベーシックになるような考え方を示した上で、それで議員定数について今どう思いますかというようなパブコメをとれるか、もしくはアンケート的なものですね。確かにパブコメというのは、今まで条例案とかについてしか行っていませんので、計画ですよね、そういった中では、パブコメは、本当にこの手法がとれるのかというような御意見があると思うのですが、一つの手法として書かせていただいておりまして、もう一つは、この上に書かせていただいたアンケートのようなもののほうが、もうちょっと幅広い方から意見がとれるんじゃないかということで例を挙げさせていただいておりまして、これに限ったことではないのですが、市民の方からの意見聴取の方法の一つとして、パブコメという形を書かせていただいております。
 皆さんに今お話ししたのは、ばらばらとしておりますので、まずは時期的なものから御意見をいただこうかなと思うんですが、どうでしょう、1年をめどに何らかの形にまとめていくということについては、皆さんそれでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 その上で、この検討項目につきまして、もうちょっとお話を伺いたいと思っているんですけれども、研修につきましては、今申し上げましたとおり、1回か2回は行わせていただきたいと思っておりますが、それでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 その上で、こういった先生にお話を聞きたいというような御希望があれば、私どもにまた改めていただければと思っておりまして、特に御意見がないようでしたら、事務局とも相談をしながら決めさせていただきますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、協議に必要な各種の調査でございます。本日は、県下の人口ですとか、全国各市における議員定数を、例として事務局で御用意をいただいたんですけれども、ほかに調査についてこういったことを入れ込んでほしいという御意見があれば、調査項目につけ加えていきたいと思います。
 
○納所 委員  今鎌倉市議会において、議員定数が28名から26名になって、今期運営されていますけれども、定数2名を削減した検証というものを実際に行っていかなければ、他市の事例と比較してどうのこうのと、その手持ちの材料が不足してしまうのではないかという思いがございます。ですから、28名から26名に定数2名を削減して、今鎌倉市議会がどうなったのかという定数削減の検証というものを、自分たちの議会における検証というものを調査報告に入れるべきではないかと思いますので、他市と比較する上での現状を前提として認識した上で議論をすべきではないかと思っております。
 
○高橋 委員  類似市という形で、人口規模で比較する表もつけていただいているんですけれども、財政比較もできるような形で、予算規模だとか、財政力指数だとか、その辺もわかるといいかと。あと、議会予算がどのくらいあるかとか。
 
○山田 副委員長  それは類似団体の中で財政的なという意味ですね。
 
○高橋 委員  はい。
 
○保坂 委員  私も同じ意見なんですけれども、一般会計予算全体に占める議会費の割合というのを示していただきたいと思います。
 
○高橋 委員  追加で、常任委員会に重複所属できている議会があるかどうかもお願いします。
 
○山田 副委員長  事務局に聞きたいんだけれども、ここに?で全国各市、17万人以上18万人以下で抽出と書いてあるのは、これは鎌倉市と同じ類似団体の中で、かつ17万人から18万人以下で抽出したということでいいのかな。
 
○事務局  違います。単純な人口で抽出したものです。
 
○山田 副委員長  協議に必要な各種調査の中で、類似産業構造の市と書いてあるんだけれども、この切り分けでは、まだこれからという意味合いで書いてあるのですか。
 
○事務局  今後の調査項目として事例を挙げているだけでありまして、まだ調査はしておりません。
 
○山田 副委員長  確認なんですが、そういう意味では、類似産業構造となれば、人口規模も多分ばらつきがあるところもあるんだけれども、さっき高橋委員がおっしゃったのは、人口規模がイコールで類似産業構造の都市ということなのか、類似であれば人口はどうでもいいよという切り口なのか、そっちはきちっとしておいたほうがいいのかなという気はするんだけれども、どうでしょう。類似団体の中で、かつ17万人から18万人の都市なのか、人口はどうでもいいから類似団体で調べてくれというのか、人口で調べてくれというのか、その辺はいかがですか。
 
○高橋 委員  類似団体というものをお願いしたんじゃないんです。私がお願いしたのは、予算規模だとか、財政力指数だとか、それはもう単純に人口でいいのではないかなと思います。
 
○赤松 委員  類似といった場合に、どういう位置づけになるのですか。観光都市は。
 
○事務局  総務省のホームページに出ているんですけれども、一次産業から七次産業までが何%を占めるかというので区分けはしております。
 
○山田 副委員長  決算統計なんかでも、ギリシャ文字とかでカテゴリー別にしてあって、そういうものの市を集めてくるのかなというのが類似団体の考え方だと思ったものですから、さっきは追加という意味で人口の中でということを確認させていただきました。
 
○高橋 委員  表の書き方として、年度が最近のものは2段にして、最近変わっていますよと表示していただいたんだとは思うんですけれども、これは別に必要ないんじゃないかと。直近のもの、現状がこうですよというんだったら、一つにしていただいたほうがわかりやすいのかな。何か2段にした理由があるんでしょうか。青森県だとか、苫小牧市だとか、逗子市なんかもそうですし。
 
○事務局  議長会からこのまま出されているので、そのままこの表をつけただけでして、確かにおっしゃるとおりで、見やすくしたほうがいいと思います。
 
○久坂 委員長  わかりました。整理をさせていただきます。
 他市の協議実施の状況につきましては、有名なんですけれども、会津若松市の事例などを皆さんと一緒に参考にしつつ、どういった手法で市民意見を聴取したのかとか、何を具体的に議論していったのかとか、そういったケースを検討しながら議論をしていきたいと思っているんですが、あと、ほかにこんな市はどうかというような御提案もあれば伺いたいと思いますけれども。
 
○赤松 委員  たしか、会津若松市は、議会のこういう検討委員会のような、冊子を出しましたよね、かなり分厚いものです。
 うちの議会基本条例の制定過程なども含めた議員定数の問題も、かなり解明したというか、深く検討した経過が書いてありました。一度来ていただきましたよね、事務局の職員。あのときは、議会基本条例そのものが中心だったんですね。
 
○久坂 委員長  そうです。
 
○赤松 委員  ならば、この議員定数の問題に焦点を当てた、その場面も大事だと思います。
 
○高橋 委員  ちょっと違う件なんですけれども、人口のことで、本市の今後の人口推計と書いていただいているんですけれども、確かにこれは大事なんですけれども、ほぼ推計が当たった試しがないんです。統計からすると。だから、余り近視眼的な捉え方をしてやるといけないのかな。もう少し日本全体がどういうのかとか、県下の推計がどうなのかとか、そういうこともあわせて見ておいたほうが。非常に出入りが激しいというか、急激に減っていってみたり、急激にふえてきたりとか、今は微増みたいな感じで進んでいると思うんですけれども、何か統計的な推計ができるような動きはしていないんじゃないかなと思うんですよ、鎌倉の人口が。そういう中で、余り人口にフォーカスした考え方を決めていくというのは、根拠としては難しいんじゃないかな。類似団体としても、1万人ぐらいの幅の中で考えていくんだったら、それはそれでいいのかなと思わなくはないですけれども。できれば、日本全体の動きだとか、県下の推計はどう考えているのかとか、その辺もあわせて。
 
○久坂 委員長  市に加えて、県と国ということですね。
 
○赤松 委員  そのことに関連して言いますと、市の基本計画、5年、10年を展望して、現在の基本計画は、この新年度からスタートの基本計画になっていると思いますけれども、それぞれ策定したときの5年、10年先の人口推計というのは全部載っているわけです。過去何回かの基本計画をずっと見て、私も検討したことがあるんだけれども、予想はかなり落ち込むという計画が現実は落ち込んでいなくて来ているというのが実態としてあるんです。だから、それはそれとして、今までの基本計画の実績、推計値と実績値と今後の予測というのは、それとして一定の物差しで予想するのは出していただいたらいいと思いますけれども、実績値というのも非常に大事なんです。これはまさに政策的な問題と連動しているわけですから、そういうものとして、資料として出していただくのは、参考になると思います。現実の鎌倉市の推計とは、かなり推計は下がるけれども、実際はそんなに下がらないで来ているというのが現在までの状態だから、かなり流動的ですよ。
 
○山田 副委員長  人口の推計の話をすれば、たまたま今、内閣府、総務省になるのかな、まち・ひと・しごと創生戦略というのがあって、平成27年度に人口ビジョンというのをつくらなきゃいけない。平成27〜29年、5年間でその計画づくりをしなきゃいけない。これは経営企画部でやっているので、その人口ビジョンというのは、平成27年にもう早々につくっていかないと、総合戦略が組めない状況になってきますので、そのあたりを少し横にらみしたほうが、現実的な意味合いがあるのかもしれないというのが一つあろうかと思います。
 あと、もう一つは、先ほどの会津若松市の話、出てきたんですけれども、これはそのときに研修を受けた期の議員は本を持っているんじゃないかと思うんです。1冊ずつ全員にということがあったと思いますので、もし、今期議会に来られた議員については、ひょっとしたら持っていない可能性もありますので、先輩の方から少し見せていただくとか、そういうような形で参考にしていただければいいんじゃないかと。
 
○久坂 委員長  暫時休憩します。
              (13時34分休憩   13時36分再開)
 
○久坂 委員長  再開します。
 
○高橋 委員  調査関係については、私からお願いしたいことは以上なんですけれども、この流れの中で、最終的に各会派の意見だとか、所属議員の意見という形で取りまとめをしていくんですけれども、視点として、この前期の答申の中に、議会自体の活性化だとか、市民にとって身近な議会にするにはどうしたらいいのかとか、監視・牽制機能の強化とか、いろいろあるわけで、そういうものがいろいろ充実してくれば、そんなに人数がいなくても機能としては十分担保できるみたいなこともあるわけだと思うんです。こういうまとめ方をしているので、その辺の議論というのもきちんとしていかないと、なかなか取りまとめするのは難しいと。また前と同じようなまとめ方になっていってしまうので、どういうことをどういうふうにしていったらば、そんなに人数がいなくても、これまで以上の議会の機能としてうまく機能していくんですよというようなまとめ方というのは、非常に難しいんですけれども、その辺はどういうふうに考えていったらいいんでしょう。
 
○久坂 委員長  ここでは、意見聴取ですとか調査としか書かれていないですけれども、当然、これらを踏まえた上で、今お話をくださった答申の考え方をあわせてどうするかというのは、折々につけて話をしていかなきゃいけないんだろうなと思っているんです。先ほど申し上げたように、各調査をした上で、一定程度の委員会として市民の方にお話しいただけるような項目なり意見をまとめて、意見聴取に臨むわけですので、ここでは一つ議論を挟むのだろうなと思っていますし、そういった中で、市民意見を聴取した中で、それを今後どう扱うのか、そして各会派の所属議員の意見をあわせた中で、今おっしゃった議会の監視と牽制機能の強化とか、いろんな求められていることはあるんですが、それらを包括してどうするのかということはまとめますので、当然、そういった議論は折々につけて挟むと思っております。
 そういうふうに思っておりますが、よろしいでしょうか。
 
○高橋 委員  そしたら、市民の方からいろんな意見をいただくということは、これは一つやっていったほうがいいと思うんですけれども、現場にいる人たちが一番アイデアがあると思うんです。そういうものがもしあるならば、何か出してもらうとか、そういうことをやってもいいのかなと。
 例えば、国会議員というのは公設秘書というのがあります。給料をもらって何人雇用できますよと。政策秘書もいます。今、地方議会の場合には、財政的に厳しいところもあって、お金をどうこうするというのは難しいと思うんですけれども、ただ、登録サポーター制度みたいなものは可能じゃないかなと。このAさんは、私、高橋の登録サポーターですよと言えば、ある程度、議員と同じような、同じことはできないんですけれども、例えば秘書的に役所の中でいろいろ聞いて歩いたりとか、そういうことも可能だとか、そんなふうにできるならば、例えば2人分というか、1.5人分ぐらいの活動はできるんじゃないかなとか。それは一つの例なんですけれども、そういういろんなアイデアがあるんじゃないかなと、皆さんも。そういうのを、どこかでアイデアを出すようなチャンスをつくったら、それもまた議論ができるかなと思います。コスタリカなんていうのも、そうですよね。
 
○久坂 委員長  わかりました。今お話ししましたように、議論のまとめは折々にしますので、そういった中で、今、高橋委員がおっしゃったような御意見がある方については、伺うような機会も含めますので、そのことは承知をいたしました。
 調査につきましては、また議論を進めていく中で、こういうものも必要だということがあれば、また改めて伺いたいと思いますので、とりあえず、本日は、調査につきましてはこの程度にしまして、あと、先ほど納所委員と保坂委員から御意見をいただきました、市民意見の聴取方法なんですけれども、案としてこういったようなものも書かせていただいているんですが、こちらにつきましても、もし何かほかに御意見があればいただきたいと思っております。
 
○高橋 委員  あえて議会報告会でやる必要はないんじゃないなと。議会報告会の予定があるならば、こちらの部分も一緒にやらせてもらえないかというのはいいんじゃないかと思うんですけれども、予定がないのに、このためだけにまた議会報告会をやっていただくみたいなことは、やらなくてもいいんじゃないかなと。それだったらば、ワールドカフェとか、そのためだけに開催するという形でやったほうが、来られる方も意見を言いやすいんじゃないかと。
 あと、パブコメというのは、先ほども言っていましたけれども、それは条例とか、そういうものが整ってからやることですから、アンケートで。アンケートのやり方を、例えば町内会で回覧を回してもらうだとか、ホームページでとるだとか、二重三重にアンケートをいただくようなことになる可能性もあるので、その辺をどういうふうに仕切っていくかとか考えながら、アンケートの方法をいろいろと考えてやれば、大勢の方からの御意見がいただけるかなと思います。
 
○保坂 委員  先ほど議会報告会について確認させていただいたのは、ぜひやるべきだというのではなくて、日程的に5月との兼ね合いで確認させていただいたのであって、ワールドカフェと議会報告会と両方やったほうがいいということは考えていなくて、もし、秋のころに、直接参加的なもので意見を伺うというのを持つんだったら、今、高橋委員がおっしゃったように、ワールドカフェは無理がないのかなという気はします。ただ、ワールドカフェということだと、それはアンケートとパブコメの関係でも言えるんですけれども、直接、議会運営、議会のあり方に関心を持った人だけが集まるという、「だけが」と言ったらいいのかわからないですけれども、ある程度関心のある層に限られてしまうわけなので、やはりアンケートということも必要ではないかなと思います。
 
○納所 委員  住民意見の聴取方法は、さまざまな手法はあると思いますけれども、10月から11月にかけて実施するということは、最低、例えばワールドカフェならば3カ月前であるとか、というようなスパン、余裕が必要だと思うんです。ということは、この市民意見聴取方法、具体的に手法を絞って準備する、大体7月ぐらいなんでしょうか、それぐらいを一つのめどとして取り組むべきだろうと思います。
 
○久坂 委員長  お話しいただきましたとおり、広報の掲載の兼ね合いとかもいろいろございますので、二、三カ月前までには手法をフィックスしまして、広報もあわせてやるということで、各種調査を8月から9月、それで7月から8月については、その聴取について市民の皆さんに周知をするということで、こういったスケジュールを書かせていただいておりますので、今の意見はわかりました。
 
○山田 副委員長  6月議会の議会だよりって、いつでしたっけ。発行は8月あたりですか。
 
○事務局  8月1日です。9月議会の議会だよりだと11月1日に出ます。
 
○久坂 委員長  わかりました。ということは、6月末に内容確認ですよね。
 
○山田 副委員長  それぐらいがいいかもしれないですね。
 
○西岡 委員  アンケートなんですけれども、観光厚生常任委員会でごみのアンケートをとったときに、ごみですから、それは市民と密接にかかわりのある場所というので、スーパーでアンケートを聴取しました。定数の削減というのも、それも市民の皆さんの関心があることなので、そういう手法もあったらと思うんです。
 
○山田 副委員長  アンケートの有意性を見ようと思うと、2,000通出せばいいのですか。2,000通出して、それを郵送で送ったとしたら、費用は幾らかかるのですか。
 
○事務局  返信を入れて、3万2,000円です。
 
○久坂 委員長  暫時休憩します。
              (13時54分休憩   13時56分再開)
 
○久坂 委員長  再開します。
 
○山田 副委員長  今、事務局にお尋ねしたのは、無作為に市民の方にアンケート調査をするという手法をとった場合の予算の規模と、何通ぐらい必要かなというようなお話を確認させていただきました。1,500〜2,000通ぐらいの発送で、回収が何%というのは、それによりますけれども、回収したとして、3万円から4万円ぐらいというお話、確認しましたので、そこはまた、アンケートの手法としては、それもあるのかなと思っています。西岡委員がおっしゃったような手法ももちろんありますけれども、無作為でということも、ワールドカフェの補足としては、アンケート手法としてはできるかもしれないと思ったものですから、発言させていただきました。
 
○赤松 委員  今の山田副委員長の発言の関連なんだけれども、たまたま今2,000通という無作為抽出の数、お話があったんだけれども、例えばこういうことについてのアンケート、アンケートの求めるものによって、どのくらいの数のアンケートをとることによって一定の傾向がわかるという、そういうことがあるような気もするんです。2,000とか5,000とか、人口規模の何%とか、そういうものというのは、アンケートをとるときの無作為抽出でやる対象の数をどう決めるのか、設定するのかというのは、一定の経験則から抽出の数の出し方というのはあるような気もするんだけれども、私は全然それがわからないんだけれども。行政でも、いろんなアンケートをとったりするときに、2,000でやったりとか、5,000でやったりとか、それなりに一つの判断があるんだと思うんですけれども、そういうことというのは何かわかっているものはありますか。
 
○事務局  別途、事務局で調べさせていただきます。
 
○赤松 委員  こういう性格の問題のときに、どのくらいの数をやれば一定の動向がわかるとか、そういうことってあるような気がするんです。よろしくお願いします。
 
○久坂 委員長  今御意見をいただきました意見聴取につきましては、例えば議会だよりに掲載するにしても、6月末までには、何とかこの委員会の中で、また改めて皆さんと確認させていただきまして、ワールドカフェにするのか、あわせて、アンケートにつきましての今の無作為抽出ですとか、西岡委員からの店頭での検討、街頭でのアンケートというような御意見もございましたので、そこら辺は6月の末までに、改めて確認をさせていただければいいかなと思っております。
 あとの各会派の意見聴取と無所属議員の意見なんですが、これは議会内の意見を最終的に取りまとめるという手法ですので、こういった形で進めますが、これについてはよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、こちらのスケジュールにつきましては、現段階では、今、皆さんに御意見をいただきました内容を、かなり量があるんですけれども、事務局で改めて調査項目につきましてはまとめていただき、次回以降の議論の際につけ加えさせていただきまして、皆様の御検討の素地にさせていただきたいと思っております。
 研修につきましても、早目に、講師の方と調整ができ次第、皆様に講師名ですとかお知らせする中で、議会運営の中だけではなくて、議会全体で、皆さん、ほかに御参加がいただける方がいれば参加していただいて、改めて皆さんで議員定数などにつきまして見識を深める機会をつくっていければと思っております。
 暫時休憩します。
              (14時02分休憩   14時14分再開)
 
○久坂 委員長  再開させていただきます。
 休憩中にいろいろ御議論をいただきましたが、現状を把握する中で、各種調査を並行で行いながら、一定程度の共通認識を持った上で、市民意見の聴取に臨むということで、そういった流れでやらせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
 このスケジュールにつきましては、きょうはこの程度にとどめさせていただきまして、調査を事務局で続行しておりますので、冒頭に申し上げましたほかの項目につきましては、次回に回させていただこうと思っております。
 ということで、本日は、この程度でとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○久坂 委員長  日程第2その他(1)「次回の開催について」を議題といたします。4月27日(月)午前10時、議会第1委員会室での開催ということで、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 議会運営委員会を閉会させていただきます。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成27年4月13日

             議会運営委員長

                 委 員