○議事日程
平成26年 6月 2日議会基本条例の制定に関する調査特別委員会
議会基本条例の制定に関する調査特別委員会会議録
〇日時
平成26年6月2日(月) 10時00分開会 11時33分閉会(会議時間 1時間32分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
高橋委員長、山田副委員長、河村、長嶋、保坂、納所、上畠、小野田、赤松の各委員
(久坂委員は欠席)
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長、木村議事調査担当担当係長、岡部担当書記
〇本日審査した案件
1 前回委員会の概要について
2 議会報告会及び意見聴取会について
3 素案(案)について
4 その他
(1)次回特別委員会(全体会)の開催について
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○高橋 委員長 ただいまから議会基本条例の制定に関する調査特別委員会を開催いたします。
まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。保坂令子委員にお願いいたします。
なお、久坂委員から出産のため、欠席する旨の届け出が出されておりますので、御報告いたします。
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○高橋 委員長 本日の日程の確認をいたします。お手元に配付した日程のとおりでございます。
まず、前回委員会の概要について確認していただききます。2番目が、議会報告会・意見聴取会の結果確認ということで、せんだって逐条小委員会を開いていただきまして、報告書を取りまとめいただいておりますので、後ほど山田副委員長から御報告をいただきたいと思います。それから、議会運営委員会から議長を通じていただいております文書質問の関係、久坂委員から提案がありました政策討論会の関係、最後に、その他の条例に盛り込むべき内容があるか否かの関係について事務局で整理していただいておりますので、それらにつきまして議論していきたいと思います。
こういう形で審査を進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
なお、本日は、内容が盛りだくさんということもありまして、すべての日程が終わらない可能性もございます。後ほど、次回の日程を協議させていただいて、さらに審査を進めさせていただくことになると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
きょうは一応11時半を終了のめどにさせていただきたいと思っております。
御協力をよろしくお願いいたします。
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○高橋 委員長 日程第1「前回委員会の概要について」を議題といたします。
配付いたしました両面刷りの資料が前回の概要でございまして、4月25日(金)につきましては議会報告会の進め方について確認させていただきました。次に、第19条、第20条の条文の審査をしていただきました。それから、久坂委員から政策討論会についての提案がありましたので、御確認いただきました。
ざっとそういう流れでございまして、何かありましたら御意見をいただきたいと思いますが、これでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認をさせていただきます。
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○高橋 委員長 日程第2「議会報告会及び意見聴取会について」を議題といたします。
過日5月10日(土)、14日(水)の両日にわたり行いました議会報告会の結果報告を逐条小委員会で取りまとめていただきましたので、山田副委員長から報告をいただきたいと思います。
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○山田 副委員長 「議会報告会・意見聴取会結果報告書」という冊子をごらんいただきたいと思います。表紙に「平成26年〇月」となっていますが、これは結果が出しだい、月数を入れます。
おめくりいただいて、目次です。「はじめに」から始まりまして、「おわりに」というところまで、第4までのくくりで記載させていただいております。あらかじめ申し上げておかなくてはいけなかったのですが、5月27日(火)に逐条小委員会をやりました。その結果の取りまとめということで、まず、御確認いただきたいと思います。
「はじめに」では、議長の挨拶を入れさせていただきました。おめくりいただいて、委員名簿です。これについてはオープンミーティングと同じような体裁ということで、こちらに記載させていただいております。
「第1 議会報告会・意見聴取会について」です。
まず、(1)開催の目的です。ここだけ読ませていただきますが、「議会基本条例素案(案)では、市民と議会との関係を規定し、議会情報を公開し、議会報告及び市民意見の聴取を行う場を設けるとしています。このため、議会報告会と意見聴取会の試行をし、条例案の作成とその運用方法の参考とすることとしました」ということで、今回の位置づけと目的をここで明確にしております。
(2)実施の方法については、前半と後半とに分けて、前半では議会報告会、後半では意見聴取会を実施いたしました。
開催の概要です。5月10日(土)、全員協議会室で行いましたけれども、10時から12時まで、市民の参加は22人でございました。大船会場では5月14日(水)19時から21時まで、参加の市民が16人でございます。
「第2 議会報告会」です。
議会報告会の内容について、簡単に記載させていただいていますが、2会場ともに総務常任委員会から始まりまして、4常任委員会と予算特別委員会から、審査概要を報告したということです。審査概要の内容については添付してございますので、そちらを参照いただければと思います。
当日は、各委員長から順次報告いたしました。資料として添付してございますが、あらかじめ指定した書式に従って行いました。総務常任委員会からの報告につきましては、プロジェクターの使用がありましたので、それについても触れさせていただきました。
「第3 意見聴取会」でございますが、鎌倉会場では6テーブル、大船会場では5テーブルつくって実施いたしました。各テーブルでは、当委員会に所属の委員に司会役を務めていただいて、もう1人の議員が記録をとっていただきました。最後に、出された意見等については、市政全般にわたる内容でございましたが、議員からその概要を発表させていただきました。意見聴取会の最後、各テーブルごとに3分という非常に短い時間ではありましたけれども、議員からその概要の報告をいただいたということです。出された意見は、後ほど御紹介いたしますが、後日メールでお寄せいただいた意見も記載しております。
「第4 参加者アンケートの結果」については、その内容を後ほど説明させていただきます。
「議会報告会の内容説明」に移ります。会場のレイアウトはおおよそこういう形状ということで、今回、記録に残させていただきました。大船行政センターの第1集会室については5テーブル、?グループまでということで、注釈をつけさせていただきました。あと、各会場の共通事項として、参加者が多くなった場合、折りたたみ椅子を増やしてテーブルは増設しなかったこととか、質問者についてはワイヤレスマイクを使用したといったことも、今後の運営のためにも必要な記録としてこちらに記載させていただいております。
運営については、およそ4月25日(金)の全体会で御確認いただいた内容で実施させていただきましたけれども、特に質疑応答の時間については、司会者のみでは進行管理が難しいということもあり、タイムキーパーを置くという状況もありましたので、このあたりは少し、後で御紹介する資料の中で記載もさせていただき、今後の議会報告会のあり方についてまた御議論いただければと思っています。
委員会報告には、約50分程度使いました。配付資料については「議会だより」と「議会報告会(委員長報告)」です。
報告内容については、議案とか陳情報告についての主な論点と討議内容ということでお願いし、時間を割いて報告をいただいたと認識しております。
鎌倉会場では、常任委員会と予算特別委員会とは別個に報告と質疑を行いましたけれども、*印に記載のとおり、大船会場では、常任委員会報告と予算特別委員会報告を質疑を挟まずに通しで行ったということを記録として残してあります。
また、意見聴取会は約1時間で、各テーブルでは2名以上の議員に対応していただいたということを記録に残させていただいています。
あと、意見聴取後、議員がテーブルごとに出された意見の概要を発表しました。これについてはビデオも含めて音声記録、画像記録も残してありますので、今後の参考資料として大いに役立つのではないかと思っています。
準備の内容については、記載のとおりです。
議会報告会の委員長報告の資料ですが、総務常任委員会、教育こどもみらい常任委員会、観光厚生常任委員会、建設常任委員会の順に記載させていただいております。最後に、予算特別委員会の委員長報告でございます。
その次のページでは、総務常任委員会で使われたパワーポイントの資料ですが、見開きの2ページにわたって写真と図を中心に掲載しました。
次ですが、各委員長報告に対する質疑応答の記録です。市民の方からいただいた議会報告会の時間帯における質疑とそれに対する議員の応答について記載させていただきました。一部お名前等は削除してございますけれども、これも音声データをもとに起こしていただいた内容ですので、かなりボリュームはございますけれども、市民からの率直な御意見ということで、記録にとどめております。鎌倉会場の場合は3ページにわたっており、大船会場では2ページで記載しております。
次に、アンケート集計結果でございます。参加者実数としては38名ですが、アンケートの回答としては29名でございます。
自由記入欄については未記入が複数あったとか、問4は複数回答があったということでございます。特に今回は、問4(7)その他の内訳で、「今日の催しは何で知りましたか」という質問に対する回答ですが、その他の内訳の中で、議員からという方が4名、未記入が1名という回答です。
あと、今回参加いただいた方で2月のオープンミーティングにも参加された方は11名で、今回が初めてという方は18名でした。
次ページは自由記入欄です。未記入が複数あるということは先ほど申し上げたとおりでございますけれども、問6で「今日の催しに参加した感想をお聞かせください」というところですが、右の欄に「居」と「参」という文字が書かれておりますけれども、「居」という欄に、市内居住者の方は「0」と表示し、市外居住の方には「1」の表示をしました。「参」の欄は、2月のオープンミーティングに参加された方については「1」と表示して、区分けしております。
それで、問6についてはNo.1〜23まで23件ございます。市内外の居住別と、オープンミーティングへの参加の有無は、表の右欄をお読み取りいただけると、それぞれのアンケートに対するお答えと、どういう形で今回御参加されたかということの関係がわかるかと思います。
問7については20件のアンケート回答がございました。
続きまして、意見聴取会で出された意見で、5月10日(土)10〜12時に22名の方、14日(水)に16名の方から、それぞれのテーブルで意見聴取した際にいただいた意見、発言について、委員外の議員の方に御協力いただいて記録したデータです。発表の際の映像記録もとってございますので、これも参考になる場合もあろうかと思います。今回は、項目別に整理し、それぞれの分野で分けて、記載しております。
映像記録も見ながら確認の作業をしておりますが、基本は各テーブルの記録者から紙ベースで出されたものをまとめているということで、御了解いただきたいと思います。
「1 議会基本条例について」は3つの御意見をいただきました。
「2 議会報告会に関すること」は40の御意見をいただきました。ここでは整理番号に丸印をつけたものがございます。過日行いました逐条小委員会で、今後、議会報告会を開催していくに当たり配慮すべきであろうという点について、丸印をつけさせていただきました。例えば3番です。報告の中で使われている用語の意味がよくわからないという御意見をいただいておりますので、それについては、何か手だてを講じていかなくてはいけない、といった具合です。そういう場合について、丸印をつけているとお考えいただければいいと思います。
なお、先ほど、後日メールで送られた意見もあると紹介しましたけれども、議会報告会に関することということでいただいています。
「3 議会運営に関すること」、「4 議員に関すること」、「5 議会だよりに関すること」、「6 市政に関すること」については、それぞれいただいた御意見を取りまとめさせていただいております。
最後に「おわりに」とありますが、高橋委員長の挨拶文を掲載いたしました。
資料については、議会報告会のポスター・チラシ、議会報告会の委員長報告の書式、議会報告会と意見聴取会の進行表、最後にアンケート用紙をつけさせていただきました。
なお、報告書としてただいま説明申し上げた体裁をとることについて、皆さんに御議論いただきたいと思います。また、今回ポスターあるいはチラシ類を作成いたしましたし、我々も配布いたしましたけれども、そういった物についてはワンセット、先ほど言いました映像記録も含めて、事務局に保管していただくことにしております。そこはお含みおきいただければと思います。
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○高橋 委員長 かなりボリュームのあるものを駆け足で御説明いただきました。逐条小委員会の方は見ていただいていると思いますけれども、パブコメ小委員会の方はきょう初めて見るということですが、気づかれたことがもしありましたら、御発言いただければと思います。いかがでしょうか。
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○事務局 事務局から何点か申し上げます。委員名簿の中で、長嶋委員の所属会派に名称の変更がありましたので、「草莽の会」と変えさせていただきたいと思います。それから、上畠委員の所属会派の表記について「自由民主党鎌倉」とすることについて、あわせて確認願います。
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○高橋 委員長 ただいまの事務局の説明のとおり訂正することでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認しました。続けて事務局からお願いします。
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○事務局 次に、目次にも「資料」という表記をしたいと考えております。
アンケートの結果がエクセルの表でして、ここだけ横になっております。これをできましたら縦といいますか、出された意見と同じような体裁にしていきたいと思っております。
それから、オープンミーティングの報告書と同様に、記録として写真がありますので、それを適宜、表紙も含めて入れていきたいと思っております。
この結果報告書は、委員の皆さまにあらかじめお送りできなかったのですが、アンケート結果と出された意見につきましてはメールで別途送らせていただいていますので、ごらんいただいたかと思います。
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○高橋 委員長 前回の報告書同様、写真を取り入れたりするのは、正・副委員長と事務局で相談させていただきたいと思いますので、御一任いただければと思います。
そのほかの中身につきまして、もし気がついた点があれば、きょうお伺いしておきたいと思います。実際に今回、試行という形で、オープンミーティングと議会報告会・意見聴取会という二つの市民向けの企画をやってみまして、実際に条例ができましたら、来年から本格実施するわけですけれども、実施するに当たっては実施要綱みたいなものをきちっとつくっていかないといけない。今回の試行を参考にして要綱をつくっていくわけでありまして、そういう意味ではかなりデータ的な要素がたくさん含まれている報告書になっていると思います。
後ほど、実施要綱をどういうふうにするかという議論をいただくのですけれども、報告会を実際にやってみて、時間もかなりタイトだったというのが率直な感想として私は持っておりまして、トイレに行く時間もとれないような状態でありましたので、その辺は本当に反省かなと思っております。皆さんも気がついたことがあれば、多少感想的なものでもお伺いしておければと思います。
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○河村 委員 今、委員長からもお話がございましたが、やはりこの委員会としての評価というのはきちんと出していくべきではないかと思っています。実際にやってみて、いい点、悪い点があったかと思います。今も、トイレ休憩する時間もなかったなんていう話もありました。
同じように、私は、報告の中で、保坂委員がパワーポイントを使ってやったというのは非常によかったと思うんです。他市の議員も参加されておられまして、そういう形でやっていかれるというほうがいいのではないかというお話も伺いました。当日は何名かほかの自治体の議員も参加されている中で、参考例となるような形になっていっていると思いますから、今後はそういう取り入れも検討してもらえたらと思っております。
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○高橋 委員長 長嶋委員は、両日とも全日撮影で、余り議論には加わってはいただけなかったんですけれども、いかがでしょうか。
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○長嶋 委員 あくまでも感想ですけれど、私は議論に入っていないので、中身について私は何とも言えないですが、基本的に、これだけ手間暇かけて、言ってみれば経費もかけて、相当の宣伝をして、この人数しか集まらないという事実は、やっぱり皆さん厳しく受けとめなくてはいけないと思うんです。
先々週にも江戸川区で公開の催しがあって、私は仲間がいるので、フェイスブックにアップされていましたけれど、それは参加者200人です。大体は100〜200人程度、人口規模が違いますから一概には言えませんが、その位来るのは普通です。それで来ないという。これは広報もやっているし議会のホームページでもやっている。しかも参加者のうち、市外の方に来ていただくのはいいですけど、地域別に分けると一番多いのは市外ですよね。関心のある議員とか、そういう関係、いろんなことをやられている方は来られると思いますけど、それだけ。鎌倉市議会は市民の皆さんから期待されていないということだと思ったほうが私はいいと思います。こういったことはいろんな議員もおやりになっています。それは個人でやって集める人数のレベルですよね。そこは重く受けとめないといけない。中身は別として。
あと、やり方はどうなのか。基本的には広報のやり方があるとも思いますけど、そういう以前の関心度の問題が、私は大きいのではないかと思っています。時間の問題とか、今、休憩がないという話がありました。私も対話集会をしょっちゅうやっていますけれど、はっきり言って、例えば3時間に延ばすと難しいです。2時間ぐらいが限度で、当然、間にトイレ休憩は入れたほうがいいと思うので、私の感覚では2時間少し位。中身が2時間で、間に休憩が入る。10分程度ですよね。3時間以上やっていると、参加する人によって、話したい人はいいですけど、そうでない方はなかなかもたないというのもあると思うので。その辺はバランス的に、私は2時間程度で、あとは休憩のプラスアルファぐらいでいいかと思うんですけど。
そういったことと、あと場所とかも当然あるんですが、今回の催しを何で知りましたかについても、駅頭であれだけ皆さんが努力してビラを配ってもこの人数ということです。これはベースのデータが少ないので何とも言えないですけど、そういうことなので、もし定例的にずっとやるんでしたら、よっぽど考え直さないと厳しいかなと。回数を重ねれば多少増えるかもしれませんけど、その辺は皆さんよく考えてやらないといけないと思いました。
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○上畠 委員 感想といたしましては、各委員長からの報告がありましたが、委員長の皆さんは、それぞれのお立場、政策をお持ちの中で、極めて客観的な意見を言わないといけないということ、また、市民の方からの質問に対して、委員会を代表している分、極力個人の主観が入らないようにされていて、今回はすごく中立的に、ニュートラルに皆さん報告されていたと思うんですけれど、果たしてその価値判断を委員長が出さないというのが、それで本当にいいのかなと。
当然我々は選挙での投票を受けて、信託を受けている者でございますので、逆にこのような形で、市民の方々に報告しなければならないということは、必要性もわかってはおりますけれども、中にも意見があったとおり、信託を受けた議員なので、わざわざ会議を設けて市民の聴取をやるよりは、地域とか講演会とか、それぞれ個人、政党・会派で意見を聞くとか報告会をするほうがよいのではないか。もちろんそれは開かれたものとして市民の方々が参加できればいいと思いますけれども。
そういうところを考えると、そもそもこの特別委員会は制定に関する調査というわけで、結論ありきに先行しないように、人数的なところ、市民の方々の関心度を考えたときに、果たしてどうあるべきかというのは改めて議論すべきではないかということと、やはり委員それぞれが意見、政策を持っていますから、そのあり方というのは、あくまでも今回は試行タイプの報告会だったと思うので、そういうところも踏まえて、少し改良というか、必要、不要かどうかというところも改めて考えないといけないのかなというのが率直な意見でございます。
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○納所 委員 例えば出席者が少ないという話ですが、でも、大体想定ぐらいの人数だったとは思います。いわゆる会場の規模にはある程度ふさわしい参加者に集まっていただいたのではないかと思います。
要はこの結果を次にどう生かすかというということで、これを例えばホームページであるとか、そういったところにきちんと公表して、議会報告会をこのようにやっていて、前回はこのような結果であったということを周知していく中で、潜在的な興味をお持ちの市民の方にもきちんと報告していくことで、回を重ねていく中で充実していくのではないかと思っております。
運営上、気になったのが、両会場ともいわゆる全員集まっての打ち合わせがなかったんですね。ですから、それぞれ役割分担、もしくは登壇者も含めての打ち合わせがあると、時間配分がどうなっているのか、いわゆる進行表を見ただけでは認識できないところにも配慮しながら運営ができたのではないかと思います。
運営していて一番苦労したのが、各常任委員長の報告が5分をはるかに超えてしまうという中で、一生懸命合図を出しても届かないという実態がありましたけれども、それは打ち合わせの中で事前にきちんと確認していくことで、随分その進行は滑らかにいったのではないかなと思っております。
それからあと、時間に遅れて来られる参加者の方もいて、テーブルを増やしたりだとか、増やすというよりも座席の配置ですね、御案内する担当の議員も苦労しておられましたけれども。今回、冒頭に委員長報告がありました。そのとき対面式にして、休憩を挟んで今度は各テーブルに分かれると、参加者の方、それから参加議員もテーブル配置がうまくいったと思いました。
ただ、途中で設定を変えるというのも非常に大変だなというところは踏まえておりますけれど、1部、2部形式ならば、途中、休憩を挟んで場を少し変えるというような工夫もこれからできるといいなと思っております。今回、試行的でありますけれども、内容の成否はともかく、これを一つの土台にして、次から充実させていくいいケースになったのではないかなと思っております。
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○高橋 委員長 今、パブコメ小委員会の皆さんに感想をお伺いいたしましたけれども、せっかくですから逐条小委員会の方も一言ずつ、お話しいただいてよろしいでしょうか。
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○保坂 委員 逐条小委員会では、前回の小委員会のときに話が出て、意見交換をしています。私は記録係だったので、役割が割と重複してありまして、当日、どの役割を自分で優先していいかがわからないところもあったんですけれども、とりあえず記録係として、全体で気づいたことを書くようにという指示があったものですから、それを書きました。
これからこの運営上の気づきについては、きょうは資料配付だけですか。
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○高橋 委員長 実際に要綱をどうするかという中身の議論のときには、具体的にそういうことを精査していかないといけないと思いますが、今回、そこに触れていただいても結構です。
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○保坂 委員 じゃあ手短に。実は運営上の気づきで、きょう配付していただいている資料の中にも書いたんですけれども、記録係としての記録を出したときに、全体のあり方についてという意見を述べています。
全体として、先ほど長嶋委員からも会のあり方について、市民の関心の喚起の仕方も含めて、議会と市民との日ごろの関係ですとか、全体的な持ち方についても、問題提起を含めた御発言がありましたが、私としては今回の議会報告会が一応試行ということにされてはいますが、あくまでこれは試行であって、今後もし議会基本条例の中で位置づけて要綱を定めていくというのだったら、今回出てきたいろいろ見えてきたものを含めて、再構築をする必要があるんじゃないかなと全体としては思っています。
議会の情報を発信して市民の方たちと共有化を図る、議会が市民の方の身近なところに出ていくという意味と、あとは市民の方から意見聴取を行うという2つの大きな意味があるこの催しではありますけれども、この市民の方たちの身近なところに出ていくという意味では、今回のやり方は重装備過ぎたという気がします。もう少しコンパクトで、参加議員の数も幾つかのグループに分かれて減らして、そのかわりに回数を増やすとか、もっと地域に出ていくというような、抜本的なところも含めて、今回の経験を生かして今後のやり方を考えていったほうがいいんじゃないかという感想を持っています。
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○小野田 委員 私は今回、試行という意味合いで行った、やろうといってやったことの意義がすごく大きかったと思います。もちろんそれで結果がどうこうという話は別なんですけれども、超党派でこうやって議員が力を合わせて一つの目標に向かって行動を起こせるということは、非常に有意義だったと思います。
先ほど長嶋委員がおっしゃったように、ほかの議会ではもっとたくさんの人数でやられているというお話もありましたが、今回このような島形式で市民の方々から意見を聴取するという形式をとりましたのは、これの前に行われましたオープンミーティング、あちらがもととなってこういった形をとられたと思うんですけれども、そうなりますと、どうしても今回のような少人数にならざるを得ない。また、会場の定員もありますし、我々のそれに対応する人数というのも最大で26名ということもありますので、そうなると、なかなか長嶋委員が想定されているような形というのは、私、全部はわからないんですけれども、それでやるとすると、保坂委員がおっしゃったようにまるっきりもう一度再構築して、やり方も島形式でやるんじゃなくてとか、再構築しなければそこは難しいのかなと。今回のような形でやるとしたら、そんなに人数は集められないのかなという感じでおります。
どちらがいいのかは、今後皆様との検討の中で決めて、この条例の中に組み込んでいくということになろうかと思いますけれども、私は人数を増やすのであれば、今、保坂委員がおっしゃったように、コンパクトにやって回数を増やしていくという形で、より市民の方に充実した報告ができるようにしていくのがいいのではないかと思っております。
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○赤松 委員 初めての試みでしたから、いろんな点で万全を期さなくてはという気持ちも逐条小委員会のメンバーの中では相当強くあったと思うんです。会場責任者、進行総括、タイムキーパー、記録、そしてグループに分かれたときには司会と、現実にこう書いてあったときには、無理なんじゃないのと思いながらも、やってみないことにはどうしようもないなと、やった上でという気持ちがあったので、委員会の中ではその辺について特段意見も言わなかったんだけど、先ほど保坂委員から重装備だったんじゃないかという話がありましたけど、かなりそういう点はあったなという感じがします。ですから、もう少し機能的な形でできるような役割分担を整理したほうがよかったのかなと思っております。
いずれにしても、初めての経験でしたので、それだけに参加者はそう多くはなかったんですけれども、このアンケートとか集まりの中での発言などを通して、いろんなことが見えてきたという気もするんです。ですから、これをしっかりとこれから生かしていくことじゃないかなと思っていますので、一つの大きなきっかけをつくったという点では前進だったと思っています。
我々委員以外の議員の皆さんも、大体全員がどこかに参加してくれたんじゃないのかな、オープンミーティングも含めて。ですから、これから本格的な取り組みになると思うんですけど、これはアンケートだったかな、駅前で議員がビラを配っているのを見て本気度を感じたという方が1人おりましたよね。全国で議会報告会をやっているところもいろいろあるだろうけれど、議員が実際に駅前でビラまきというのはどうなのかと思うぐらい、議員がそこまでやってというのは、市民にも本気度というのは映るんだろうと思います。もう少し参加してもらいたいという気持ちもありますけれども。
そんなことで、いい経験だったと思いますし、引き続きこれは生かしていくように努力していきたいと思います。
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○山田 副委員長 私は、ある程度形をつくるために皆さんに御協力をいただいたという、逆に言うと評価を受ける、真っ先に出てこなくてはいけない人間だったように思いますので、いろいろ皆さんからいただいた感想、あるいは意見というのは尊重しなくてはいけないと思います。
私は、議会報告会のところで言えば、できるだけ参加者が多いほうがいい、それはそうだろうと思うんですが、意見を聴取するという意味では、100人、200人の参加者の意見をさばくのはできないだろうと思いますので、意見聴取のことについてはコンパクトなほうがよかったのではないかとは思います。
こちらから報告するとか質疑を受けるという形にすると、やはり多くの参加者が本当は欲しいんですが、逆に、それがかえって何も発言しないままお帰りいただくしかないというようなケースも出てくるので、そのさばき方については少し両面があるのではないかと感じています。
ですので、人数については、私自身は少なかったという感想は持っていなくて、むしろ多くの方から率直な意見を多くいただいたと、成果としては感じているところです。
あと、細かい内容については、いろいろやり方はこれから御意見をいただきながら試行錯誤すればいいと思うんですけれども、本質的なところをどういうふうに我々がこれから運営で生かしていくかということが大事なのではないかと思いますので、今申し上げたように、議会報告会については、単なる市長部局側の内容の報告に終わらないためには、議会として何を報告すればいいかということをもっと検討していかなくてはいけない。さらに検討を加えていかないと、市民の皆さんから、何なの、そこに書いてあるじゃないのというような中身の報告にはしたくない。
そのあたりも市民の期待度がそこにあるとすれば、そういった議論ができる議会にならなければいけないだろうと思っていますし、議会が期待されていないとまでの御意見をいただいていますけれども、その期待度に反して、まだ議会がそこまで達していないというところのほうがむしろ捉えるべき話であって、報告の仕方とか会話の仕方ではなくて、議会が市民の皆さんから期待されていることは何かということを、もう少し我々なりに議論していかなくてはいけないんだと、そっちのほうがより重要な話になってくるんだろうと思います。
その結果として議会報告会があるだけですので、議会報告会で全て市民の皆さんから評価されようなんていうのは、ちょっと虫のいい話だとは思っています。そのあたりが、保坂委員がおっしゃったような手法をとったほうがいいのか、今みたいな手法でいいのか、さらにもっとマス的な動き方をしたほうがいいのか、そのあたりはまだ議論のしようがあると思います。
この議会報告会や意見聴取会で、いただいた意見を議会がまたどうそれを議会の議論の中に反映させていくのか、そういうプロセスをきちっとしていくことによって、市民の皆さんの理解も高まってくるんだろうと思いますので、今回は皆さんに御協力いただいて、こういう結果をつくることができましたので、今後も含めて、委員以外の議員からのさまざまな意見も含めて、よりよいやり方を試行していきたいと思います。
私から、まずは皆さんへのお礼の言葉になりますけれども、本当にありがとうございました。
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○高橋 委員長 細かいことを一つ一つ見ていけば、もっともっと皆さん御意見をお持ちだと思いますが、その機会はきちんと確保していきたいと思いますので、また改めて御意見をいただきたいと思います。
中身につきましては、大体市民の皆さんから出された御意見を整理させていただいたというまとめ方になっておりますので、もし御異論がなければこういう形で御確認いただきます。あと、体裁は正・副委員長と事務局に御一任いただいて、写真を添付したり、横書きを縦書きに直したり、ページ番号をつけたりとか日付をつけたりということはやらせていただきたいと思います。次回の全体会に最終的に整ったものをお渡ししたいと思います。そういう形でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。議会報告会・意見聴取会についての項につきましては終了させていただきます。
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○高橋 委員長 日程第3「素案(案)について」を議題といたします。
最初に、議会運営委員会におきまして、文書質問についての規定を議会基本条例に盛り込むべきだとの取りまとめがありまして、議長に答申がありました。過日、正・副委員長に議長から本特別委員会で審議していただきたいというお話がありましたので、きょう、まず、最初にそこの部分を御議論いただきたいと思います。
資料は、議会運営委員会の納所副委員長から議長宛て、文書による質問の取り扱いについてという報告文書であります。裏面をごらんいただきますと、文書による質問の取り扱いについてということで、「文書による質問については、会期中の一般質問に係るものとして、市議会会議規則で定められているが、議会活性化の促進という観点、そして行政を監視するという議会の役割に鑑みれば、閉会中についても規定することは重要であると考える。本件については、議会基本条例で規定していくことが妥当であるという意見で一致したため、同条例の制定に向けた検討を行っている議会基本条例の制定に関する調査特別委員会での検討を願いたい」という内容であります。
それで、きょう皆さんに御議論いただきたいんですが、各市の議会基本条例を見ますと、文書質問に関する項目を持っているところがあります。これは2通りありまして、会期中の文書質問と閉会中の文書質問と、両方併記してある議会もありますし、開会中は会議規則に規定してあるということで、規定していない閉会中のものについて規定している議会もあります。
次の資料をごらんいただきたいんですが、先ほど御確認いただきました前回の概要確認のページをめくっていただきますと、横須賀市議会の基本条例に規定された文書質問について、参考例として掲載してあります。会期中は会議規則に載っておりますということで、閉会中のみ規定しているという参考例であります。次に、こういう内容で通知して文書質問をするという通知の参考例もあわせて添付していただいております。
あとは、前回御意見をいただいた中で、1項目を特段立てなくても、今まで確認した条文の中に1項盛り込んでやる、もしくはもう含まれているということを前提に解釈の中に盛り込んでやるという方法もあるという御意見もいただいております。
いわば3通りの方法があると思いますが、いずれにいたしましても、盛り込むという方向で議論を進めさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。それでは、盛り込むということで御議論いただきたいと思います。方法は3通りで、一つは既存の、これまで確認していただきました文書のいずれかで、そこの条文を少し変更してやる、もしくはその中に含まれているということで解説に明記する。もう一つは、文書質問に関する条文を1条建ててやるという方法です。それも、開会中と閉会中両方併記するという方法と、開会中については会議規則に書かれておりますので、閉会中のみ記載するという方法、このいずれかになると思いますが、どういうふうに取りまとめたらいいか、皆様の御意見をいただきたいと思います。
失礼いたしました。私の勘違いでありまして、申しわけありません、この部分については、文書質問に関連する条文がないということで、新たに1条を追加でつくらなければいけないのです。つくる場合に、両方併記する方法と閉会中のみ明記する方法と2通りあるということでございまして、既存の条文の中で文書質問を読み込めるところがないということですので、申しわけありません、訂正したいと思います。2通りの中で御議論いただきたいと思います。
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○上畠 委員 文書質問に関して、今の時点でも規則には設けられてはおりますけれども、通年いつでもできるように盛り込んでいきたいと、会派としては考えてございます。
横須賀市の例が今回添付されております。これが大変参考になりまして、私たちもこちらの条文はなかなかよいのではないか、わかりやすいと思っておりますが、この横須賀市の条例をあえてさらに追求するならば、「速やかに」という緩やかな表現で設けられておりますので、やはり何らかの期限を区切っていただいて必ず回答していただくように、期限を区切ることで我々の質問権をきちんと担保していただきたいという意見を持っておりますが、基本的には横須賀市のこの条例を参考にできればよいという考えでございます。
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○高橋 委員長 会期中は会議規則で規定されているので、閉会中の部分のみこういう形でということですか。
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○上畠 委員 閉会中にのみということで、会期中は、もうできていますので。
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○河村 委員 今、上畠委員からお話があったのとほとんど同意見なんですけれども、どちらがいいのかというのは微妙というか、現時点での私の判断がつかなくて、開会中の規則、それと閉会中、両方きちんと明記していくのがいいのか、それとも閉会中だけで補完できるといいますか、網羅されるようであればいいと思うんですけど、そのあたりが今、判断つかないものですから。もう少しこのあたりを具体的な形で示してもらえると、もう少しわかりやすいかと思ったんですが。何かそのあたりについて示していただくことは可能ですか。
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○事務局 本市の会議規則第105条に文書による質問という条項がございます。
「議員は第103条第1項の質問について、議長の許可を得てこれを文書で行うことができる」という規定です。第103条第1項の質問というのは一般質問を指しております。したがいまして、会議規則では、もちろん一般質問というのは会期中が前提でございますので、会期中の文書による質問についてはこの第105条で保障されているということで、これに加えて、横須賀市の例ですと、閉会中もできるということでやれば、会期中の内外を問わず文書による質問ができるということになろうかと思います。
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○河村 委員 それでしたら、閉会中の部分の追記という形でいいと思います。あわせて、これ、議会基本条例についてはどういった形で反映させていくんですか。
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○高橋 委員長 条文をどこの場所に入れ込んでいくかということです。第何条に位置づけるかということです。その辺はどうなんでしょうか。
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○事務局 第7条に市長等と議会の関係という規定がございますので、例えばこの次というのは一つ考えられるかと思います。
あとは、条建てでなくて項でいいということであれば、第7条の中に盛り込むというのも手としてはあろうかと思います。そのあたりを御議論いただければと思います。
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○上畠 委員 今、事務局から説明がありましたが、第7条に、文書による質問を項で盛り込むほうが、合理的に考えれば、一番よいのではないかと私は思います。
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○保坂 委員 横須賀市の条例を拝見しまして、今、出たように、既にある会議規則の中で、会期中については規定していると受け取れることから、新たに設ける場合は、閉会中という、横須賀市に準じたような形で、はっきり閉会中と特定したほうがよろしいかと思います。
先ほど上畠委員が指摘された、回答までの期間の問題については、前回の委員会のときにも、そのあたりはいろいろ考慮が必要ではないかという意見を申し上げたと思います。期間を具体的に設けるというのは、質問の中身によって、データを新たに取り寄せたりとかするようなテーマもありますので、なかなか難しいと思うんです。だらだらと回答が延びるというのはとにかくよくないと思うんですけれども、この「速やかに」という書き方にするのか、めどとしての期限を設けて、実際問題、その期限に間に合わなければ延長という形も認めるというふうにするのか、そのあたりは配慮する必要があるかと思います。この「速やかに」というのでも問題はないのかと思います。情報公開請求でも2週間という期限があって、間に合わない場合は期間延長という連絡があるというやり方もありますので、どっちをとるかというのは考えたほうがいいと思います。
前回、資料の請求について何か言及があったかと思うんですけど、議会運営委員会で、資料請求ができないとしないで、この文書質問に関係する資料はあわせて必要だったら請求できるようにしないと十分な回答にはならないと思いますので、あえて今ここでは問題になっていませんけれども、資料請求ができないというような項目は設けないほうがいいと考えております。
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○小野田 委員 私も閉会中による文書の質問という、条文を立てるほうがいいと思います。先ほど上畠委員は第7条に入れてもいいのではないかということだったんですけれども、第7条の市長等と議会の関係という部分は、どうしても開会中のイメージを受けるんです。やはり文書質問という形でもう1条別に設けて、閉会中でもと、区別して書いたほうがいいのではないかと思いました。
あと、速やかに回答というところでは、本当に今、保坂委員がおっしゃったとおりに、速やかに回答してもらいたいのは当然のことなんですけれども、期限を区切るのはなかなか厳しいのではないかなという感じではおります。
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○長嶋 委員 大体皆さんが言われているんですけど、私も何度かこういう質問を出しているんです。それで、上畠委員が言われたことで大体意見的には一緒です。期限の問題を皆さんいろいろ言われたんですけど、以前に私も子宮頸がんワクチンの件で17問の質問を出したんです。これは非常に中身のボリュームもあって、すごい難しい内容なんです。これを、例えば2週間で答えろというのは多分無理な内容だと私も思って質問しているんです。その辺は先ほど保坂委員が言われたようなことで、どっちなのというのは、ここだけではなくて、皆さん、議員でも個別にやられている方もいらっしゃるのでしょうが、簡単な質問だったら当然すぐ回答してもらいたい。ただ、私がこれをやったときは放置されたんです。ずっと返事が返ってこないで、どうなっているのと、もう一回言わないと全然出てこない。そういう状況は、「速やかに」と書いているだけだと放置されるのが、ここの役所の傾向です。申しわけないけど、事実そうなので、「速やかに」というだけではなくて、何か考えたほうがいいかなと。
情報公開請求みたいに、無理な場合は延ばすことはできるということだったら、それが2週間がいいのかどうかというのはまた難しいと思うんですけど、そういう形である程度のめどをつけて、担当部局がこのくらいで返事できますというめどを示してということがいいと思います。
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○納所 委員 議会運営委員会での議論がございましたように、閉会中の文書質問のあり方というのは、市長等いわゆる行政と議会の関係を明確にする上で重要であるという観点でございます。ですので、第7条が市長等と議会の関係について規定しているということでございますので、ここで項を追加して規定すべきではないかと思います。ただ、そうしますと、第7条のバランスが、開会中と閉会中で唐突感がありますので、そこを上手に条文建てできればいいのではないかと思っております。
あとは、回答の期限等について、ここの横須賀市議会のように、いわゆる条文の中に項建てで明記すべきなのかどうかというのは、なくてもいいかとは思うんですけれども、その点は、いわゆる文書質問に対する要綱なり規則なりというようなものを別建てで持つのだったら明記する必要はないけれども、この基本条例の中の規定にとどまるということならば、回答期限のあり方については明記しなければいけないと思っております。
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○赤松 委員 横須賀市の例が、単独に文書による質問ということで出ているわけです。これはすっきりとしてわかりやすいんですけれども、この前後はどういう条文があるのかな。例えばうちのような市長等と議会の関係というようなものが別途あるんだけれども、文書質問は独立してこういう条文を設けているのか。そこの関係はどうなのかということが一つあるんです。
今も話がありますように、今うちで検討している案の第7条、この中に入れることも特段おかしくはないんだけれども、第2項が「一般質問は」という形になっていますから、何かすんなりと文書質問のことが入るような文言の使い方は、ちょっと工夫が必要かなという感じを受けておりますので、横須賀市のこの第18条が、前後との関係で独立したほうがいいと認識されるような条文の配列になっているのかということは、見たいということが一つあります。かといって第7条の中に入れることがおかしいということではありません。その辺の関係で考えたいと思うんです。
それから、回答期限の問題。今、話が出ていますけど、条文の中に1週間以内だとか何とかという書き方は難しいと思うので、横須賀市のように「速やかに」というような表現で私はいいと思いますが、解説の中でその点をきちっと触れたらどうなのかと、それで一応の歯どめをかけるということが必要じゃないかと思います。
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○事務局 横須賀市の条例での位置づけですけれども、条例の第5章に議会と市長等との関係というのがありまして、第15条が市長との関係、第16条が一問一答方式等、第17条が政策等の監視及び評価、第5章の一番最後の第18条に議員の文書による質問と、こういう並びになっております。
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○山田 副委員長 この場で、この取り扱いについて検討願いたいということの御要請でございますので、重ねての話になれば恐縮ですが、会議規則そのものの改正という議論は、議会運営委員会ではどういう経過だったんでしょうか。再確認という意味でお聞きします。
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○納所 委員 議会運営委員会での議論では、会議規則を変えるというよりも、前提が、会議規則は会議中の質問についての取り扱いでございますので、その中に文書質問というものがあると。ただ、会議規則は会議の規則なので、閉会中のことは規定できないと。これを規定する場所は、別に要綱なり規則なりを設けるか、もしくはこれは基本的な質問権の課題であるから、これは今、議会基本条例制定調査特別委員会があるから、そちらでもんでいただいたほうがいいのではないかという結論なんです。
ですから、会議規則改正というのは、その会議規則の及ばない範囲の事項になってしまうので、議論は出なかったということでございます。
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○山田 副委員長 どうもありがとうございます。それを前提にすれば、まず、内容的には、閉会中だというフレームの中で物を考えなくてはいけないということが一つ。それとあとは、文書による質問ということは、一般質問に関連してというのは会議規則にはうたわれているんですが、その質問の内容云々についても触れておく必要があるのかもしれないと。条項として、質問の及ぶ範囲とか質問の中身については、例えば閉会中であろうとも、一般質問に関連してという縛りを入れるのかどうかということも、ここでは検討しておく必要があるのかもしれないです。
回答期限については、一般質問はその場で回答するわけですから、基本的には次の議会になる前には、当然答えが返ってきてもらわなくては困るというのはあります。その期限を設けるか設けないかについては、なかなか条文で縛るというのは難しいんですが、例えば「速やかに」と書いておいて、赤松委員がおっしゃったように、解説のところで、これについてはこういうことだというような述べ方があるのではないかと思っています。
だから、まだ条文の中身までは少しイメージできないんですけれども、横須賀市の例等を考慮すれば、この第7条の中で項建てをするということは十分可能なのではなかろうかなと考えます。
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○赤松 委員 事務局から先ほど説明があって、第15条、第16条、第17条という形で、一問一答とか、これが条文として並んでこう来ているということからいけば、立法技術上、第7条の中に加えても差し支えないというか、おかしくないという感じを受けました。
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○高橋 委員長 今、皆さんの御意見をいただきまして、山田副委員長の御意見だけが角度の違う御意見でありまして、要するに質問の及ぶ範囲をどうするかという、ここは皆さんの議論の中にはなかった視点なんですが、この辺をどういうふうに考えていったらいいでしょうか。
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○納所 委員 第7条第2項で、一般質問について、広く市政上の論点及び争点を明確にするためという、一問一答の前提としてこういったものがあります。これを外れての文書質問というのは、どうなんでしょう。難しい部分もあるかと思います。市の事務に属するかどうかということで規定して縛ってしまうと、例えば広く国政上の問題であっても、市民生活に影響があるといった質問もあるでしょうし、そういった場合、この広く市政上の論点及び争点を明確にするためという、これに準じた質問の範囲というのが、同じ項建ての中でうたうとしたら想定されるのではないかと思っております。
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○高橋 委員長 あくまでも一般質問を担保する文書質問であるという前提で、前段に一般質問に対する範囲を明記しておりますので、その範囲内で閉会中にやる場合ということを規定していくと、こういう理解になりますが。そんな形でいいですか。
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○山田 副委員長 わかりました。
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○高橋 委員長 それでは、いろいろ御意見をいただきまして、新たに条を建てたほうがいいのではないかという御意見と、第7条の中に追記していくという2通りの御意見がありますけれども、流れを見ますと、第7条の中にいろんな質問の形式が明記されておりますので、その中の一つの方法として、文書質問という質問の方法ということで、流れとしては見えやすくなるのかなとは思います。
ただ、第7条に一つだけ加えるというよりも、幾つかそれに関連するものが出てくるというケースが想定されますので、そういう面で条を起こしたほうが見やすいのではないかという御意見だったかと思いますが、もし、よろしければ、第7条に追記するような形で、条文については正・副委員長で精査、整理をして、次の委員会に御提示していくようにしたいと思いますけれども、そういう形でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。それでは、第7条の追記という形で、条文を次回までにつくらせていただきたいと思います。
冒頭に申し上げましたように、きょうは11時半に終了したいと思っておりまして、政策討論会ですとかその他のものにつきましては、きょうはこれ以上審査を進めていくのは厳しいと思いますが、一つだけ見ておいていただきたいんですが、議会基本条例に付随する要綱の関係で、4つの項目が出ております。これをごらんいただきたいと思います。
まず、議会報告会は、冒頭で御議論いただきました内容でありまして、こういうものを条例にきちっとうたった場合には、運営要綱みたいなものをきちっとつくらないと機能しないということがございます。これに関する要綱、伊賀市と流山市の例を次のページとその次のページに添付させていただいております。これについて、次回、もう少し詰めた議論をさせていただきたいと思っております。
次に、反問権です。反問権を今回、条文の中に入れましたけれども、反問権をどういうふうに使うかということについては、詳細を明示する必要があると考えます。
次に、自由討議ということで、久坂委員から提案いただいている政策討論会という内容になってくると思いますが、これを条文の中にうたった場合には、やり方のマニュアルが必要になってくると思います。
次に、議員研修会ということで、これも今現在は議員・職員研修会ということで、年間3回ぐらいさまざまな講師をお呼びしてやっておりますが、これについても、きちっとやっていく場合には要綱が必要になってくるという内容でございます。
あとは議会先例とか慣例とか、そういうものの中に議会基本条例に読み込んでおいたほうが、必要なものがあるかどうかということについても、一回議会事務局で精査していただきました。正・副委員長でもチェックさせていただいたんですけれども、その中に、具体的に議会基本条例の中に条文として盛り込む必要があるというものは、特段なかったと我々のサイドでは見させていただいておりますので、もし、それぞれの委員が、いや、そうは言ってもこれは盛り込んでおいたほうがいいのではないかというものがもしあれば、御意見をいただきたいと思います。きょうということではありませんので、この表の並びの中でまた議論させていただきたいと思っております。
そういうことで、まだ幾つか議論を詰めなければいけないことがありますので、8月中旬ぐらいには最終的に固めないと、9月1日からのパブリックコメントに間に合わないということがあります。
それから、条文はきちんと固まりましたと。運営要綱については必ずしもセットで提示するものではございませんから、パブリックコメントは間に合わないにしても、ただ、条例議案を12月に提出していくことを考えますと、そこまでやらなければいけないということにはなってはいないんですが、議案を提出するときぐらいまでに要綱がまとまっていないと、少し中途半端なものとして捉えられてしまうかなということで、私としては、できれば議案を提出するまでには、要綱についても案を取りまとめさせていただきたいと思っております。
そういうことで、かなりまだ皆さんに御議論していただく時間をとっていただかなければならないと思います。
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○高橋 委員長 日程第4「その他」次回特別委員会の開催についてを議題といたします。
日程確認のため、暫時休憩いたします。
(11時28分休憩 11時29分再開)
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○高橋 委員長 休憩中にご協議いただいたとおり、次回は、6月30日(月)の午前10時から開催ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
なお、今回議会報告会と意見聴取会をやらせていただきまして、この開催を通じて、条例に何か盛り込むべきものがあるのかないのかという確認が漏れていましたので、山田副委員長から、その辺の見解をお願いしたいと思います。
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○山田 副委員長 特段に条文に影響を与えるような内容はなかったと確認しておりますので、御了解いただければと思います。
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○高橋 委員長 一応、逐条小委員会ではそういう取りまとめということでございますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきます。
あと、最後、二つありまして、まず、オープンミーティングのときに御協力いただきました牧瀬稔先生が、御自分がかかわっております団体から原稿依頼を受けたということで、こちらのオープンミーティングをやったときの記事を書いていただけないかという依頼が参りました。もう1点が、まだ議会基本条例はできていないんですけれども、他市からこの取り組みを見て視察に伺いたいという依頼があるんですが、その2点を、事務局から詳細について報告していただきたいと思います。
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○事務局 1点目は、原稿の執筆依頼です。「自治体議会改革フォーラム」という団体から依頼がありまして、年1回「議会改革白書」というものを発行しており、この中で、議会報告会、うちの場合オープンミーティングも含めてですが、当事者としての立場で書いていただきたいということでございます。
それから、視察の件は、既に実は石川県の輪島市が参りまして、こちらは既に事務局で対応いたしましたが、今度また7月に熊本市から、やはり議会報告会とオープンミーティングに関する視察を行いたいということですので、事務局としましては特別委員会において対応していただけないかということでございます。
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○高橋 委員長 いずれにいたしましても、よろしかったら正・副委員長に御一任いただきまして、文書をつくったり視察の受け入れもやらせていただければと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
それでは、本日の特別委員会はこれで終了します。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成26年6月2日
議会基本条例の制定に関する
調査特別委員長
委 員
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