○議事日程
平成25年11月13日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成25年11月13日(水) 13時30分開会 15時50分閉会(会議時間 1時間15分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
久坂委員長、納所副委員長、河村、保坂、岡田、前川、小野田、高橋、赤松、中澤の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
三留局長、木村次長、鈴木次長補佐兼議事調査担当担当係長、成沢次長補佐兼議事調査担当担当係長、窪寺担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等について
2 次回の開催について
3 当委員会の先進地視察について
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○久坂 委員長 議会運営委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。保坂令子委員にお願いいたします。
なお、本日は議会運営等の検討を行う議会運営委員会ですので、議長、副議長におかれましては出席していないことを御報告させていただきます。
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○久坂 委員長 日程第1「議会運営等について」を議題といたします。お手元に配付しました諮問文(写)のとおり、10月30日付で議長から当委員会に議会運営等についての諮問がなされたことを報告させていただきます。お手元にこちらの資料は配付されていると思いますが、確認をお願いいたします。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。つきましては、今期における議会運営等の検討につきましては、配付資料の項目を検討していくことにつきまして、改めて御確認をお願いいたします。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
これから議会運営等についての検討を行います。前回の当委員会で、各項目の検討順序などにつきまして御協議をいただきまして、お手元にお配りした資料の順番のとおり協議を行っていくことは確認されております。
まず、初めに、大項目「一般質問」中、1、一般質問の時間制限について、2、一般質問の時間についての2項目について、一括して協議をお願いしたいと思っております。
事務局から、配付資料がございますので、説明をお願いいたします。
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○事務局 いくつか資料をお配りしておりますので、そちらの御説明をいたします。
まず、A4で2枚とじているものですが、第19期議会運営等に関する検討項目ということで、こちらは先ほど諮問文に項目だけのものがついていましたけれども、そちらに提案理由を付記したものの一覧表という形になっております。今後、議会運営の検討を行う当委員会の場では、こちらの表を常に御参照いただく形になりますので、お持ちいただければと思います。
また、次の資料としまして、一般質問の発言時間についての検討経緯(16期〜18期)というA4片面の資料をごらんください。
こちらは、1番の「一般質問の時間制限について」及び2番の「一般質問の質問時間について」に関連して、これまで過去10年ぐらいにわたりまして、当市議会での検討の経緯をまとめたものになっております。
簡単に御説明をさせていただきますと、第16期、ちょうど平成13年度の期になりますけれども、こちらで一般質問の時間制限について協議がなされ、それまでは無制限でありました一般質問の質問時間につきまして、答弁を含めて2時間以内とするという御提案がなされまして、これについて御協議いただいた形になります。結論としましては、(1)(2)とあるんですけども、議員が一般質問を行うに当たり、質問と答弁を合わせた1人当たりの実質時間はおおむね2時間以内とすることを努力目標とすること、理事者においては上記に掲げた議会の意向を十分にしんしゃくし、答弁を行うよう努めることを要請することという2項目について確認されています。これが現状の運用の基本となります。
その後、第17期、平成17年度からの期になりますけども、ここでもやはり一般質問の時間制限について、提案項目が出されております。ここでは、2時間が努力目標となっている一般質問の時間について、趣旨を明確にして質問を行うことで、質問、答弁を合わせて1時間以内とするという御提案がなされています。これについての結果だけを申し上げますと、2時間以内でおさめるという努力目標について、現状維持することが確認されています。あわせて、自覚を持って質問の権利を与えられているというその趣旨に鑑み、自己努力をさらに高めていくこと、また2時間という上限は設定されているが、質問のレベルを高め、緊張感のある質問を心がけることにより、時間の短縮ができるものはなるべくそのようにしていくということで、時間に関しては現状維持ということで確認がなされております。
その後、前期18期の検討になりますけども、ここでもやはり一般質問の時間制限についてということで、2種類の御提案がなされています。一つ目は、一般質問の時間を1時間程度にするというもの。もう一つは、一般質問の時間を質問・答弁合わせて、会派1人につき1時間以内とする。例えば、4人会派は4時間とし、4人会派のうち1人のみの質問の場合は4時間、全員が質問する場合は1人1時間以内とする。よって、無所属議員は1時間以内とするという御提案が二つなされております。
こちらに関しましては、協議の結果、現行のルール、議員が一般質問を行うに当たって、質問と答弁合わせた1人当たりの実質時間をおおむね2時間以内にすることを努力目標とすることというルールを維持するということで確認がなされています。また、同時に円滑な議会運営、一般質問の質の向上という視点も踏まえて今後の推移を見ていくということが付記事項となりますけれども、2項目が確認されています。
当市議会における検討の経緯については、こちらの資料でまとめております。
続きまして、A4横の両面の資料をごらんください。こちらに関しては、平成25年、今年度の8月に、茅ヶ崎市で照会をかけられた資料を使わせてもらっておりますが、県内の各市における一般質問の形式ですとか、あと、時間の関係、そのあたりをまとめたものになっております。
この中で網かけをした部分をごらんいただきたいんですが、各市議会での質問の時間の一覧がまとめられている形になっております。川崎市議会では30分、横須賀市議会は40分、藤沢市議会では60分となっておりますが、ただ、質問のやり方というか、スタイルが異なるところがありますので、一概に全て参考になるというわけではありませんが、各市の質問時間に関しての目安の表ということで、資料として御用意いたしました。
資料の説明に関しては以上になります。
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○久坂 委員長 ただいまの各項目につきまして、提案者から提案説明を聴取したいと思うんですが、1番が前期からの引き続きの検討事項ですので、2番目の項目について、提案者から提案理由の説明をいただいてよろしいでしょうか。
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○納所 副委員長 一般質問の質問時間について、質問者が毎定例会ごとに非常に多数質問をするということもあり、その中で、用意していた日程を順次繰り延べするということが常態化しておりますので、一般質問を効率的に進める必要、これは前期においても2時間を努力目標とするということが確認されておりますけれども、再検討すべきではないかということでございます。
例えば質問時間の目安、今まで2時間をめどとしておりましたけれども、90分をめどとして、最長限度を2時間とするというやり方はどうなんだろうと。それによって、一般質問、会議日程が予定どおりに進めばということでございます。
なぜ90分をめどとして2時間かというと、例えば千議員の質問の場合は途中休憩を挟んで再質問の聞き取り等を行うという作業がございます。それはどうしても再質問も含めて2時間かかってしまうという現状がございますので、それを考えて、最長限度を2時間ということで、通常の質問時間は90分を努力目標とするという形で円滑に進めばということを検討したらどうかという提案でございます。
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○久坂 委員長 御説明をいただきましたので、先ほどの事務局の資料も踏まえ、皆さんの御意見をいただきながら協議をさせていただきたいと思います。
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○高橋 委員 過去の経緯から実際に携わってきた者として、そちらに書いていない部分をお話ししながら意見を言っていきたいと思います。
時間制限がなかったころの平均をとりますと1時間半ぐらいだったんです。良識的なやりとりであれば1時間半あれば、そういうことで、一応2時間にすれば大体おさまるでしょう、そこを努力目標にしましょうと、それが最初のスタートです。
今も結果的に質問・答弁は大体2時間でおさまっているんじゃなかろうかと思います。ただ、結果的に延びたりしてしまうのは、調整という部分が入ってきたりする場合に延びてしまうので、そういうものも含めて2時間を努力目標にするという形にしていけば、確かに質問者が多いところをカバーすることにはならないんですけれども、日程をきちっと進められるんじゃなかろうかと言えるんじゃないかと思います。
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○納所 副委員長 確かに前期で検討したときも、質問時間の平均を事務局でとっていただきましたら、90分が平均だったんです。2時間フルにやる方も数名いらっしゃいましたけれども。また、2時間を超えるということも前期においてはございませんでしたので、2時間の中でおさまるのかなというのはあったんですけれども、ただ、できれば90分をめどとして、そういうことによって質問項目が整理されてきて、さらにこれより短い時間というのが努力目標の範囲内で進められれば、さらに1日当たりもう1名ぐらい質問に立つことができるのではないかと。
平均して90分というのがデータとしてございましたので、今回の提案はそれをめどとさせていただきましたけれども、一つの上限を90分とし、それ以内でおさまればさらに円滑に進むのではないか。ただ、延びたとしても、今までの2時間の範囲内でやっていらした議員もいらっしゃいますので、必要に応じて延びる、上限が延びたとしても2時間以内という一つの縛りでございますけれども、それをつけさせていただいたというのが提案の趣旨でございます。
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○赤松 委員 納所副委員長にお尋ねしますけども、先ほど最高限度2時間、千議員の例を挙げられたんですけど、極端な話、千議員のような場合に限り2時間とすると、内容的にはそういうことですか。
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○納所 副委員長 質問の内容によっては、90分を超えて少し執行部側にたださなければいけないということも当然考えられます。ですので、千議員の例だけではなくて、それ以外の質問者においても、本当に必要ならば90分を超える可能性も当然あるということはしんしゃくしなければいけないのかなと思っております。
ですから、千議員に限ったことではないんですけれども、ただ、千議員の場合は物理的にそれぐらいの時間が必要であるということも当然配慮するべきであろうということから、最長限度を2時間という提案にしたわけでございますので、全ての議員においても、90分を超えても必要な質問が残っていたりとか、執行部の答弁をたださなければいけないという例も当然考えられると思いまして、このようにさせていただきました。
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○赤松 委員 千議員の場合は物理的にわかるわけですけど、今改めて話の中に出た、必要に応じてというその必要性の問題、これは非常に難しいです。質問者の意図と聞いている人たちとのずれは当然いろいろあるでしょうし。だから、その辺の区分けというのは非常に難しいと思うんです。
今になってみますと、一般質問の時間制限が全く設けられていない時代を経験したのは私と松中議員ぐらいかな。ああ、高橋委員もですね。
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○岡田 委員 私も。
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○赤松 委員 岡田委員もそうでした。かなり長期に、時間制限なしで、言論の府にふさわしく、自由闊達な議論を進めようということで、鎌倉市議会の先輩たちの、今で言う議会の活性化ですよね。そういう形で進んできたのは、しっかりした理解の上でそういう議会運営をやってきたと思うんです。
それによって、何か大きく狂ってきたとか、議会運営全体に大きな支障を来したということもなく、だから長いこときたと思うんですけども、全国的な議会改革とかいろんな声は叫ばれていく中で、時間制限とか回数制限だとか、いろんなことが進められてきている中で、鎌倉だけが際立って時間制限なし、回数制限なしということで、どうなんだみたいな議論があった中から、こういう形で進んできたと思うんですけども。
現実問題として、普通に質疑が進行していて、2時間たっぷりというのも質問者の中で一定の割合があるかと思うんですけれども、全体として、長い時間がかかっているというのは、例えば答弁に時間がかかるとか、休憩をとるとか、質問者の要求による資料提出で時間が延びるとか、そういうのは質問時間内にはカウントしないから、それで幾ら時間がかかろうが、質問者の時間そのものは2時間確保されているから、全体としては非常に長い時間として印象は持っても、実際、質問時間そのものは一応2時間以内でおさまってはいるわけです。
19期になりまして、2回の一般質問を経験したわけですよね、6月、9月と。18期もそうだったんですけど、議員数のうち一般質問者が、私が議員になったころは10人なんか、とても質問者はいなかったんです。本当に少なかった。高橋委員、岡田委員あたりが議員になってきたころはだんだんとふえてきたけども、15人とか16人とか、半分以上質問者が一般質問に立つというのは今までなかったんですよ。それだけ議論が活発になってきているということで、いろんな市民のニーズに応えた議会活動が旺盛に展開されているということのあかしだと思うんです。すばらしいことだと思うんです。
だから、それを行政の前進につなげていくということから行けば、議員の質問というのは本当に自由闊達であることが保障されるということが大事なわけで、そういうことを前提としながらも、今までの過程で2時間という一つの時間の区切りを設けてきたというのも、また、全体の日程を含むバランスを考えての到達点だったと思うんです。
ですから、私は基本的にそれは維持して継承していくべきではないのかなと。90分とか、最高限度2時間とか、こういう一つの提案もありますけれど、実際に質問者、この6月、9月の、十五、六名や十七、八名、一般質問者がいる中で、2時間に近い人というのはどのくらいいたのか。そう多くはない気がするんです。90分、100分以内くらい。そんな点ではどうですか。6月、9月の議会を経験して。
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○事務局 正確な数字というのは持ち合わせていないんですが、大体2時間に近い方というのも、数名という形にはなりますけども、各定例会でいらっしゃいます。あと、2時間を例えば2分とか3分とか超えてしまうケースもまれにあるにはあるんですけども、基本的にはそれほど多くはないというところは一つあると思います。平均時間は、先ほどお話に出ていたとおり90分程度ということに現状ではなっております。
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○赤松 委員 一応2時間をめどにしているということなんだから、2時間たっぷりやればいいんだという認識で質問している人は誰もいないと思うんです。そこはやっぱり良識の範囲だと思うんです。
むしろ、時間延長、さらには2日間の日程が大幅に狂って、3日、4日となるのは、その他の要因で時間がかかることによって、全体の日程がきつくなっているという状況がほとんどではないかと思うんです。同時に、質問者がかつては10人以内ぐらいが多かった時期に、一般質問の日程は2日間と決めてきたわけです。だから、これだけ質問者が多い状況になってくれば、一般質問の日程も最初から、例えば議運の確認で3日ということで進めていくということもひとつ考えていくべきじゃないかと思うんです。これは、通し番号5番の検討課題になっていますよね。そういうことも考えたらいいんだと思うんです。
したがって、私の意見は、基本的にはこれまでの確認に基づいた質問時間ということで、しかし、全体のバランスを考え、質問者の数も考え、日程も考えて、それぞれ質問者が良識を持って行うということがよろしいのではないかと私は思います。
納所副委員長の提案もわからないんじゃありません。今まで90分ぐらい、そのぐらいの時間でという人が多いということも一つの検討の課題ですよね。俎上に出てくるのがよくある話だとは思いますが。あえて90分とうたわないでも、従来の枠の中で進めるということで私はいいんじゃないかと思います。議論の中でまた発言したいと思います。
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○小野田 委員 この質問時間に関して正解はないんじゃないかと思うんです。自由闊達な議論を行うためには、赤松委員がおっしゃっていたように時間制限を設けないというところもありますし、現状の2時間でやっていくというところもありますし。ただ、この90分という論拠を私なりに考えてみると、大学の授業なんかも大体90分ですよね。教育心理学の観点から、人の集中力は90分ぐらいだと言われていて、そして授業時間が決まっているわけなので、そういった論拠から90分という数字を使っていくのはあるのかなと思いますが、それくらいしか理由が見当たらないので、自由という意味で言えば制限は設けるべきではないんですけど、質の高いということを考えに入れれば、この90分という数字を持ってくるのもひとつありなのかなと思いました。
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○岡田 委員 赤松委員も言われたんですけども、2時間を超えるというのは、かなり先鋭化している問題とか、あと市長が交代する、あるいは交代した後とか、かなり問題が先鋭化したときにそういうふうになるのかなと。一般的に、ある程度スムーズに流れているときは、するするっと行っているなという感じはしています。
一つは、私自身も感じるんだけども、調整時間、調整しているときに何をやっているか。今までいろいろ議員とか、みんなが報告に来た。最近来ない、悪いけど。みんなが何をやっているのか、わけがわからない。いらいらする。それも、僕はあるんじゃないかなという気がする。
だから、そういう意味では、ここと直接関係ないにしても、とまっているときに、今こういうふうにやっていますよと、これぐらいめどとしてかかりそうですよとか、そういうふうに言わないと。やっている人と執行部だけがやっているみたいな、ほかの人は関係ないみたいな。それはちょっと違っていて、中身の問題じゃなくて、何をやっているかぐらいはきちっとやっていく。そこら辺が一つあるのかなという気が、私の中ではしています。
それと私どもは、極論じゃないんですけど、通年議会が今流れになっていますので、県議会でもやっていますし、5番目にもありますけども、なるべくオープンにしていこう、自由闊達にしていこうという流れがありますので、そこら辺はもう少し自由にさせてもらいたいなという気はしています。
ただ、そうは言っても、無制限にというのはなかなか厳しいので、どうかなと感じています。とりあえず私としては2時間ぐらいの現状でいいのではないかなと。その中で不都合が出てきているわけですから、そこのところを例えば2日を3日にするとか、そういう会期のこともありますし、その間に何をやっているかというのは最低限みんなに周知していくというか、そういうことをすれば、もう少し気持ち的にはおさまるのかなと思います。もう少し今のままのルールの中で推移を見守っていきたいと思います。
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○中澤 委員 渦中の人間が言うべきじゃないのもあるんでしょうけど、2時間で、1分でも超えると、前期18期のときには、申し合わせにより、そこで打ち切られているんです。今期においてもやはり2時間を過ぎると打ち切っているんです。僕が議運でこの2時間というのは努力目標ですよねと確認しておりますけれども、だけど、2時間を超えて、質問者、私じゃないですけども、質問を続けたときに打ち切っているわけです。だから、2時間というものが定着して、2時間ということで、努力目標とは言いながらも事実上そこで打ち切っている現状の中では、1時間半というのはどうなのかな。今までどおりでもいいんではないかなというのが1点。
もう1点、先ほど岡田委員からもありましたけれども、全国的に通年議会が当たり前になってきていて、その中で委員会の議論を活性化させていこうという方向になってきているわけです。そうすると、会派に所属している人間はそれぞれ委員会に委員を出しているわけですから、自分が所管するものは委員会で質問するという方向になっている。だけれども、今の鎌倉市議会の場合は、どうしても同じ会派の人が同じ質問をしていくということがある。だから、そこを少し考える必要があるということと。
それともう一つ、先ほどの休憩中の話が出たんですけど、1期目の議員の皆さんが6月、9月で何をやっているのか全くわからないと、恐らく感想で持たれると思うんですけど、張本人の私のところにも調整に来ないんですよ。調整にも来ないし、休憩に入った張本人ですら、どういう状況になっているかわからない。だから、議運の正・副委員長も回ってこられない。ただいま調整中しかないのが現実なんです。ある程度めどが立ったときは議長室に呼ばれて、正・副議長と事務局と、これこれこういう答弁を持ってきましたと、それだけなんです。
だから、今、別にここで暴露する話でも何でもないですけど、これは確かに我々議員、僕も張本人だからあれなんだけど、やはり調整に時間がかかるというのは、何も質問者が要求した資料なり、質問した答弁が返ってこないということとプラスアルファで、要因としては理事者側等々との調整が行われてこない。最たるものは、休憩に入って呼ぶまで一度も来ないんですから。調整に一度も来ない。だから、私の質問から休憩に入っても、職員も来ない、副市長も来ない。だから、私に言われても全くわからない。こちらから行くべき筋合いのものでもないので。
だから、ここのところも少し、議会側が全てやっているわけではないので、調整に来られたら、そこは、先ほど赤松委員からお話もありました、良識の範囲内で答えるべきことはちゃんと答えているし、今までもずっとそういうふうにやってきたのが、19期になってからは特に全くない。最たるものは6月、9月、理事者は誰も僕の部屋に来ていないです。来られたのは正・副議長が間に入っているだけ。それが現実。
だから、そこを少し理事者側も考えてもらわないと、議会日程は僕らだけで何でもかんでも、例えば、1時間半にしろ、1時間にしろというものもあるんですけれども、ただ、議員というのは、何が最大の仕事かというのはやはり議会で質問していくことですから。時間のことだけを簡単に言うのであれば、民事裁判と同じで、証人のやりとりをして、裁判官が、この陳述でよろしいですかと。はいと。それだけです。それは5分ですから。議長が、はい、陳述でよろしいですねと。5分で終わっちゃうはずです。
そうではなくて、そこで生きた議論をしていくんだったら、今までの鎌倉市議会というものを、ほかの市議会の資料もありますけど、ほかの市がどうのではなくて、鎌倉市議会は2時間でやってきて、そのルールを守ってきて2時間で打ち切っているんだから、僕はそれでいいんじゃないかなと思います。
ただ、全体日程のことに関しては、議会側で言われるだけではなくて、ここは理事者にもきちんと考えてもらわないとならないということを申し添えておきます。
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○保坂 委員 私は通し番号の2について意見を言いたいと思いますけれども、通し番号の2の御提案と従来の違いというのは、要するに最長限度を2時間とするというのか、それとも現行のおおむね2時間以内とすることを努力目標とするということの違い。けれども、実質的には、先ほどもお話に出ましたけれども、2時間を超えそうになる、または超えてしまうと、そろそろ打ち切りをという声がかかるということで、余りこの二つは変わらないと思うんです。
どこが違うかというと、個々として、質問時間の目安が90分というのを心づもりとするかどうかという違いなのではないかと思います。でも、それであるからといって、この通し番号の2で御提案があった内容と現行がすごく違うか、実際に運営において違うのかというと、実はそうではなくて、その後の3番とか4番のあたりをどう取り組んでいくかということが、実際の運営には大きく影響を及ぼすものだと思いますので、私は2番の御趣旨はわかりますけれども、現行とそれほど実際には変わらないのではないかなと受けとめております。
なので、おおむね2時間以内とすることを努力目標とするということの現状維持でも構わないのではないかと考えます。
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○前川 委員 今、保坂委員がおっしゃっていましたけれども、私も実は感覚的にはそんなに変わらないのではないかと思っています。ずっとこの議論に関わってきているんですけれども、認識の中で90分をめどで最長限度が2時間というところはそうだと思うし、今までもそういうふうにしてきていると思っています。
ですから、さっき赤松委員がおっしゃるとおりに会期の問題だと思います。通年議会かどうかということは別として、今、2日を一般質問で3日目を予備日としていますけれど、それを、予備日をなしにして一般質問を3日。あるいは、人数がこの間は20人でしたか、そうすると、4日必要ならば4日一般質問とすると。会期のところまで行っちゃうのかもしれませんけど、そういうふうに決めてしまって、ということなんだと思います。
今の会期の中でやるとしたら、そういうことかなと。後に延びていけば事務局の作業も大変になってきますので。そういうふうに議会運営を考えていくことが、私たちの務めかと思います。
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○河村 委員 3番のところにかかってきますので、私から質問を控えさせていただいていたんですけども、3番の議論をさせていただく中で、最終的には今の時間というのを努力しないのであれば、どこかで私は切らなければいけないのではないかなと考えております。次のところでもう少し御発言させていただこうと思っています。
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○久坂 委員長 一通り皆さんから伺った中では、現状を維持する。今までの議論を踏まえた中で、良識的な中で、90分というのを意識しながらとありましたけれども、最長を2時間とするという意見が多数でありました。その中で、保坂委員や河村委員を初め、3番と4番の調整ですとか、通告はどうあるべきかですとか、あと、会期につきましても触れられていた委員が多かったので、ここからは、あわせて議論をさせていただいたほうがいいのかなと思ったんですけど、いかがですか。
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○岡田 委員 最長が2時間なの。おおむね2時間ですよね。
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○久坂 委員長 おおむね2時間ですね。済みません。
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○中澤 委員 前回僕は欠席しているので、事務局に確認をとったところ、前回が1番、2番の確認で、3番、4番はきょうじゃないということを聞きました。きょうは1番、2番ということだったわけですよね。
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○久坂 委員長 議論する順番は決めさせていただいたんですけれど、きょうは1番、2番と限定をしているわけではないです。
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○中澤 委員 きょういただいた資料が1番、2番についてのものですよね。いただいた資料も、一般質問の発言時間についての検討経緯、そして一問一答方式の状況についてというものであり、3番、4番の項目となると、また別の資料があるんじゃないかなというのがあって。
そこを突っ込んでいくのはいいんだけれども、あくまでもきちんと決めて物事を組み立ててやっていかないと、何でもかんでもどんどん4番まで行って、ついでだから会期のことも当然ながらあるから5番、6番って、そういう話になっていくわけですから。会期の話も今出ているわけだから。やっぱり切り離したんだったら切り離さないと、会議の運営というのは何でもかんでもやって、次から次へというやり方はいかがかなという気はします。
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○久坂 委員長 わかりました。御意見として伺ったんですけれど、もともと前回で、一般質問と会期についてを初めに持ってこようかというお話があったんですが、保坂委員から一般質問もあわせてやったほうが全体的な議論ができるんじゃないかといった中で、こういった順番にさせていただきました。なおかつ、1番、2番という通し番号は振らせていただいたんですけれども、この順番どおりにやっていこうというような話はしたんですが、複数の委員から御意見が出ましたとおり、一般質問と会期は切っても切り離せない問題ですので、皆さんから御提起があれば、ここで同時に意見を伺ってもいいのかなと思って、さっきの発言はさせていただきました。
その中で、今、中澤委員がおっしゃられたように、資料がここまでしかないというお話でしたら事務局へ、今後の議論の中でどういった資料が必要なのか、そういったことも、委員の皆さんもいらっしゃいますし、何か用意させていただく物があればさせていただこうと思いますがどうしましょうか。
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○中澤 委員 いただいた資料で言えば、他市の資料で一問一答についてはありますが、通告については他市がどうだというのがないわけですよね。理事者側発言について、これは反問権の話ですけど、議会基本条例に入れていなくて反問権を認めている議会があるのかとか、そういう資料等々も当然ながらあるわけです。
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○事務局 今、中澤委員が言われました、具体的には3番の内容の通告の関係、そして反問というか趣旨確認のあたりについては、御提案内容に含まれておりますので、現在、他市に照会をかけています。ただいま印刷物の用意はしていませんので、この場で仮に一体としてやられるということになれば、若干お時間をいただきまして資料の御用意をさせていただく形になりますけれど、その旨、確認をお願いします。
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○久坂 委員長 それでは、一旦休憩しますけれどもよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。暫時休憩いたします。
(14時14分休憩 14時18分再開)
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○久坂 委員長 再開いたします。
休憩中に皆様に御確認いただいたんですが、まず一つ、私から、保坂委員の発言に関しまして、3番と4番が1番と2番の議論にかかわるんじゃないかという発言があったのですが、それは御訂正をいただいたので、ここで訂正させていただければと思います。
また1番、2番につきましては、以降、3〜6番と密接にかかわるわけですが、1番と2番の一般質問の時間の関係につきましては、現状のおおむね2時間以内とするという確認内容を多数の委員がここで再度確認されましたので、1番と2番についての検討はこれで終了させていただきますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきます。
事務局に資料を御用意いただきますので、暫時休憩いたします。
(14時19分休憩 14時45分再開)
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○久坂 委員長 再開いたします。
配付資料がございますので、事務局から説明をお願いします。
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○事務局 お手元に3種類、資料をお配りしています。
一つ目が、質問通告書に関する規定等というA4の1枚の資料になります。これは3番に関連するものになりますが、質問の通告に関しまして、本市議会における規定及び参考文献での記述について簡単にまとめたものであります。
まず本市議会会議規則第103条では、「議員は、市の一般事務について、議長の許可を得て質問することができる」とありまして、2項で「質問者は、議長の定めた期限内に、議長にその要旨を文書で通告しなければならない」とあります。
また、参考文献の記述になりますけれども、野村稔先生の「議会運営の実際」の記述になりますけど、「多数の議員が質問を求めますと、その順位や発言時間をどうするか、また、質問の内容がわからないと、執行機関で十分な準備ができないため不満足な答弁しかできないなどの問題が生じ、ひいては充実した質問戦、能率的な議会運営ができないことになります。質問者の数や順序を調整したり、また、答弁の準備を万全にするため、質問議員に対し、質問することを事前に議長に提出させるわけです」とあります。
また、別の記述では、「質問通告書に書かれている内容が抽象的であれば、ぴったりとした答弁を得ることができませんから、再質問することとなります。これでは、議員、執行機関の両方にとって不満足となるでしょうから、質問通告書は具体的に書く必要があります。会議規則が質問の要旨と規定しているのはそのためです。要旨ですから、これを見れば答弁のおおよその準備ができるような内容を指します」とあります。
以下、「地方議会運営事典」でも同じような記述がありますが、これについては割愛させていただきます。
また、次の資料に移りまして、これは3番、4番の項目に関わりまして、県内の各市に対して調査をかけたものとなっています。左側が一般質問における質問通告書の記載についてということで、各市の申し合わせですとか、運用事例などが書かれています。右側は具体的に反問権と書いてあるんですけども、今回の提案では、反問とまでは言われてはいないんですけども、関連する調査として反問権の実施例ということで、各市の状況をまとめています。
最後に、これはただいまの各市の調査と関連しまして、上が相模原市議会の質問通告書のサンプルになります。相模原市議会の回答の中で、「別紙のとおり、通告書の様式を定めている」との回答でありましたが、その別紙というのがこちらの通告書という形になります。
2枚目に関しては、藤沢市議会の同じ質問通告書という形になっております。各市の調査結果とあわせて御参照いただければと思います。
以上で説明を終わります。
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○久坂 委員長 提案会派の河村議員から御説明をお願いいたします。
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○河村 委員 前回も、大まかに御説明しているので、趣旨についての御説明もさせていただきます。これまでの検討経緯であったり、先ほど質問時間の議論もありましたが、それらを踏まえても、もう少し質問のレベルであったり質を高めていこうという観点に鑑みて、また、我々のライフスタイルであったり市民の方々のニーズが多様化している現状を見ると、なかなか執行部との質問がかみ合わないことも出てくると思うんです。
そういった中で、我々としては、議論の最低限ベースとなるようなものについては、もう少し詰めておいて質問を行っていくべきではないかと考えております。
特に数値であるとか、他の機関への照会が必要なものについては、特にそこの辺は丁寧に念入りに行っていくほうが、より質の高い質問であったり、議会の運営がスムーズに行くのではないかということで、御提案をさせていただきました。
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○久坂 委員長 ただいまの提案に対して御質疑はございますか。
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○中澤 委員 質問通告を細かく書くということは、現在、質問どりに職員が来ているわけですね。質問どりというのは、こんなのが表になったら、なれ合い議会もいいところで、相当たたかれる内容なわけです。ただ、円滑に進めるために質問どりというのを受けている議員もいて、僕もほとんど受けていますけど、だけど、細かく書いて御指摘のようなことをやるのであれば、今度、答弁とりも議員ができるわけですよね。そうすると、質問どりをやって、答弁とりをやっていくというんだったら、それこそ先ほど申し上げたとおり、民事裁判は今そうなっているんだから、ペーパーのやりとりで、項目を書いて、それが文書として議事録に残るわけですから、やりとりをして、陳述でよろしいですねと議長が宣告して、5分で終わる議会になるわけです。
ただ、生きた議会というのは、やはり最低限の議員としての緊張感も持っていく。だから、僕なんか、ほとんど原稿は項目しかつくらないんです。その場で、自分の言葉で質問していっているんです。職員に原稿をつくってもらうわけじゃないんで。昔は鎌倉市議会でもそういう議員もいたらしいですけど、僕はそういうことはやっていないので。自分でつくっているので、頭の中で。
だから、質問通告書の内容について微に入り細に入りやるということは、質問取りというものはそこで必要なくなるんだから、質問取りはもう一切やめましょうねという議論なわけです。本来あってはいけないことですから。それを今受けているわけだから。
だから、ある程度それは議員としての活動なり考え方なり理念なり思想なり、そこには党もあるわけだから、そこは余り型にはめるということはできないんじゃないかな。
それから、確かに数値を求めるような場合や他機関への照会、これは僕の場合、申しわけないんですが、自分で、手元資料でもう資料を持っているわけですよ。持っているということは、当然ながら理事者側も持っていなければいけない資料を情報公開でとっているわけだから、それが他機関への照会ではなくて、照会しなければないような資料を僕は手元に持っているわけじゃない。鎌倉市にある資料を持ってやっているので。なければならないものに基づいているから、やはりそこのところは、ある程度議員の裁量というんですか、議員の活動の範囲内で任せていくしかないんじゃないかなと思います。
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○河村 委員 今、中澤委員から御指摘をいただきました。確かにそういった側面は、私も当然あると思います。しかしながら、ここで特記するべきは、特に新しいものがいろいろ出てくると思うんです。ライフスタイルが多様化してくる、そして市民のニーズもふえてくるということを考えると、なかなかいきなり質問して回答を得るというのは難しいものもあるとは思うんです。その中で、質問どりをされるのは書類のやりとりと同じだということもあったかと思うんですけど、そこまでじゃなくて、あくまでも議論のベースとなるようなものについては進めておいたほうがいいんではないかなという趣旨で、提案させていただきました。その部分を御理解いただければと思っております。
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○中澤 委員 河村委員の言うことももっともで、ライフスタイルが変わってきて、答弁できないことも当然ながらあって。うちの会派のことを言って申しわけないですけど、うちはなるべく職員の質問どりには答えるようにということは言っていて、僕も可能な限り、質問どりに来られた方のところにはなるべく答えている。非公式ですけれども、質問の項目についても僕がつくったものを渡しているのが現実なんです。
ただ、細かいライフスタイルが変わってきている中で、例えば本来持っていなければならない資料なりデータというものについては、あらかじめ職員が持っていなければならないというものがかなり多くなってきているんです。それはやはり職員も情報収集能力をもっと高めてもらわないと。確かに河村委員おっしゃるとおり、議会側も先ほどのにはかかわってくるかもしれないですけど、議会側のあり方の検討だからいいんですが、やはりそれに伴って、理事者側にもどのように変わっていっていただくかということもあわせて議論していくというのかな、そういうものを出していかないと、議会側だけで一方的にやる必要性はないので。別に市長の附属機関でも何でもないので。
だから、ある程度緊張感を持たせていく。議会というものに対して。例えば河村委員が質問者に立ったときに、理事者みんな一瞬にして緊張していく。どういう質問が来るかわからない。だけど、きちんと備えていかなければならない。想定問答集というのは、職員はみんなつくっているので。そういうものも、こちら側もやらなきゃいけないですけど、相手側にもどういうふうに変わっていってもらうか。今までみたいになれ合いじゃないんだよという。
今の議会というのは、インターネット中継になって全国の人が見ているわけですから、議会側も変わっていかなければいけないですけども、職員側にも変わっていってもらうということをやっていかないと。これは両方でやっていかないと、一方的に議会側が全て職員側に提供していくばっかりなんて、そんなばかな話はないので。ということを一言だけ申し上げさせておいてください。
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○前川 委員 私も河村委員がおっしゃること、そうだと思います。今、中澤委員がおっしゃったこともそうだなと思って聞いているんですけど、議会側だけの問題じゃないでしょということ、理事者の答弁の用意というか、何が出てくるか用意しなきゃいけないというのは、先の先まで計算して本会議に臨んでいるんでしょということだと思います。私もそうは思います。
ただ、これは議会の立場として考えていくんであれば、こちら側がきちんとしていけば、逆に理事者側も緊張感を持ってくるのではないかなと思います。
だから、議会がきちんとこういうふうに通告しているのに、なぜそこで理事者ができないのかということも言っていけるでしょうし、今の状態だと、調整がどこまでできていたのかなとか、いきなりの話で答えられないのは一体何なのかなというようなことが、皆さん経験して、一般質問を聞いているという部分はあると思うので、河村委員の御提案の中で、きちんとしていくことで、今、中澤委員が言われた理事者の緊張感と、理事者がいかに答える技術を磨くというか、そういう本当に質の高い質問のやりとりができるようになっていくための提案じゃないかなと思います。これは、ぜひやっていくべきだと思います。
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○高橋 委員 河村委員の発言につきましては、基本的にそれぞれの立場で、大体こういう内容でやってきたと私は理解しているんです。それを成文化して共有化していこうという提案なのかなと私は受けとめさせていただいております。
そういう趣旨であれば、それはそれで意義があることかなと思いますので、皆さんがこれまでもこういうふうにやってきたけれど、一度、共通認識として成文化しておくのもいいねということで、一委員的には、大方の人が賛同できるならば、そういう形でもいいかなと思います。
中澤委員が今おっしゃっていることも理解できることでありまして、やっぱり時間制限なしでやってきたという、自由闊達な議論の中で、緊張感を持って議会と行政側がしっかりと議論していく。そういうことは伝統的にやってきたことで、緊張感の中でやっていくべきだということも私も賛同できるものだと思います。
ただ、1点、資料に関しては、一つの課で、少ないところでも2トントラックいっぱい分ぐらいの資料があるんです。その中で、この資料、あの資料とか、質問するところから類推してというのもわかるんですけれど、ある程度、質問しないかもしれないけれども、こういうような資料に関しては聞く場合がありますよということぐらいは言っておいてあげると、それに関しては準備もできるんじゃなかろうかと。そういうふうにすれば、慌てて山のような資料から、どれかなと言って探すような、それだけでも本当に30分、1時間かかってしまうので、10個資料があるうち、二つ、三つしか使わなかったとしても、こういうことも今回の質問には関係するよぐらいのことを言っておいてあげれば、時間的なロスというのは少なくなるんじゃないかとは思いました。
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○保坂 委員 質問になってしまうんですけれども、この御提案だと、括弧して一般質問通告書の記載となっていますけれども、提案の趣旨はわかるんですけれども、要するに、一般質問の通告書の記載をもっと詳細にするということなんでしょうか。それとも、先ほどから出ている質問どりというか、面談の機会の折に、例えばデータ的に細かく、あらかじめ調べて、答弁の準備をしてもらわなければいけないものについてはもう少し細かく詰めるということ、どちらなのか。または両方のことを言っているんですか。そこのところをもう一度確認させてください。
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○河村 委員 今の御質問の件ですが、端的に言うと両方です。そこはそのまま答えさせていただきます。細かく通告した上で、質問どりをされて答えていくと、もう少し議論ベースの土台がしっかりできるんではないかなと。その中で、質問を繰り返していく中で、資料が必要だったり、出てこないというのは当然あると思うので、それは全然構わないと思うんです。ただ、ベース自体をしっかりつくっておけば、限られた時間、あくまでも努力目標ですけども、そこの中で質の高い質問を行っていきたいということで、このような提案をさせていただきました。
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○保坂 委員 この間、広報委員会で議会だよりにどう一般質問を記載するかという話になったときに、質問通告のとおりということで、その質問通告をどういうふうに把握するかという話になったものですから聞いたんですけれども。そうすると、現行だと、具体的に書いている人と、とても大きく、「市長の政治姿勢について」みたいに書いている人と、非常にばらつきがあるわけなんですけれども、この提案を受けると、そういった質問通告の具体的な書き方をどうするのかという話にまで行くということなんですね。
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○河村 委員 はい。
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○保坂 委員 わかりました。
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○前川 委員 そうだと思います。みんな罪があるんですけど、「政治姿勢について」もそうですし、「教育行政について」というのもそうですけど、そういうふうに書いて、それで出しちゃうというときもあるし、順番で、自分が何番目に当たるかで、細かく書いちゃうと重なっちゃって、そこを適当に外すかもしれないみたいな、そういうのを頭の中で計算して、そういうことがあることもあると思うんですが。今まさにおっしゃったとおりで、例えば同じタイトルでも方法が違ったりとかということで、まとめるのは大変ですよね。
でも、趣旨がもう少しわかっていると、理事者に対しては食い違っていかないのかなと。聞いていて、明らかに食い違った答弁をしているなと、そういうことのないようにするのと、すぐに始まったのにまたとまってしまう。あ、またとまっちゃったというか、数分で終わっちゃうみたいなのがあるじゃないですか。それをもうちょっと出しておいたほうがいいんじゃないのというところがあるという実感があっての御提案じゃないかなと。私はそういうふうにと思います。
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○保坂 委員 了解です。
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○前川 委員 調整する、しないというのは別ですけど、調整をどういうふうにするか、どこまでするかというのは、今の状況は相手にどういう話をしたいんだというベースは確認をとるということ、こういうニュアンスで話したいんだよ、話し合いたいんだけども、一般質問でやりとりしたいんだよということを言っておくということでしょうか。
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○高橋 委員 先ほど中澤委員から、調整はやってはいけないみたいな言い方をされていたから、調整と言うと非常に談合っぽい感じになっちゃうんですけれども、質問趣旨確認ということだったんですね。あくまでもこちらがやることじゃなくて、行政側が答弁するに当たって趣旨の確認をするという、そういう作業は、やっぱりかみ合わせるために、時間を有効に使って効率的にやるというのは、私は別にやってはいけないことではないと思います。
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○前川 委員 明らかにもう議論になっていて、答弁で「この資料が…」、と言ったときには、確実にとまってしまうなと見えてくるんですよね。どこまで行くかというのは、そうすると理事者も想像がついて、先々考えて、ああ、こういう方向になるのかなというめどがつくというか。そういう提案だと思いますけど。
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○岡田 委員 私は過去に全部、読み原稿を渡したこともあるし、全部やりましたけど、事細かくやったこともあるし、大ざっぱにやったこともあるし。なかなか難しいのは、読み原稿を全部渡して、じゃあ答えがいいところまで来るかというかといったら、来ないときもあるし。テクニックもあって、なかなか難しいなというのが本音だよね。こっちはなるべくいい答えをもらいたいということで質問はしているんですけども、そのために、じゃあどうするのと。だから、我々も一生懸命やるんだけど、じゃんけんをするなり、僕がパーを出すよと。おまえは何、俺はチョキだよと。チョキを教えないわけだ。切られちゃうわけだ。そこはまずいでしょと。俺がパーと出しているのに、おまえチョキと。そうしたら、その答えを見せろよと、こういう方向になっていく。
その答えも二重底、三重底でしょ。二の矢、三の矢とあるわけだから、そこら辺が、普通のときはそれなりにすっと行くんだけど、もめるときにぐちゃぐちゃとなるというか。そこら辺の歯どめをどうするのみたいな。
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○前川 委員 もめるものと、もめないものを、自分の中ではちゃんと考えておいたほうがいいんだと思いますね。
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○久坂 委員長 一旦休憩をとりましょうか。暫時休憩いたします。
(15時09分休憩 15時42分再開)
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○久坂 委員長 再開します。
休憩中に皆さんの御意見をいただきました。こちらの3番の項目につきましては、前期からの申し合わせですとか、既に各議員が踏まえてやっていただいているということは皆さんも確認をしていただいたんですけれども、その中でも、議会としてスムーズな運営をする、もしくは理事者側からの明確な答弁のため、もしくは理解を進めるため、しっかりとした質問の趣旨をお互いに確認するという意味も込めまして、こちらの3番の項目につきましては、成文化をさせていただこうと思っております。
あわせまして、こちらの項目につきましては、一般質問通告書の記載についても載せておりますけれども、こちらにつきまして、納所副委員長から、休憩中にいただきました御提案もあわせまして、お話をしていただこうと思います。
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○納所 副委員長 休憩中の議論も含めまして申し上げたいことは、質問通告については、項目の明記により、質問事項の内容が明確になるよう努めるものとし、それにより、執行部側は的確な答弁ができるよう努めるものとするというような御議論であったと思いますけれども、皆さんの御意見をいただければと思います。
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○久坂 委員長 という御提案がございましたけれどもいかがでしょうか。
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○高橋 委員 議会の内容なので、執行部側については「求める」という終わり方だと思うんですけど。
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○納所 副委員長 了解しました。後段の部分になりますけど、それにより、執行部側は的確な答弁ができるように求める、ということでいかがでしょうか。
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○久坂 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。加えて、休憩中に同じく御議論がありました、理事者側にも緊張感を持って運営していただきたいということを申し入れてはどうかという御提案もいただきまして、皆さんの賛同をいただいたんですが、以降の検討項目の中に関連する項目が出ますので、そちらとあわせて、大切なことですので議論させていただくということも、皆さんと確認をさせていただきましたので、あわせて申し上げておきます。
よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。それでは、本日、結論が出ました1〜3番の項目につきましては、これを各派代表者会議で報告するんですけれども、議会運営委員会の開催のいとまの関係がございまして、私ども、正・副委員長一任で文章化させていただきまして、その作成した文章を、後日、各委員に御確認いただくということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。こちらの確認事項の実施は、11月22日(金)に開催する各派代表者会議で答申を確認してから後にさせていただく形になりますけど、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
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○久坂 委員長 日程第2「次回の開催について」を議題といたします。次回の日程を決めるに当たり、皆さんの日程を確認させていただきますので、暫時休憩します。
(15時46分休憩 15時48分再開)
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○久坂 委員長 再開いたします。
休憩中に確認いたしましたとおり、次回は12月20日(金)13時10分からの開催ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
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○久坂 委員長 日程第3「当委員会の先進地視察について」を議題といたします。事務局からお願いいたします。
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○事務局 既に各委員には個別にお知らせしていますけれども、当委員会の視察につきまして、まず、日程につきましては、平成26年1月20日(月)、21日(火)の2日間。1月20日(月)が三重県伊賀市議会になりまして、内容が、議会基本条例についてとなります。翌21日(火)が、同じく三重県の鳥羽市議会で、こちらは議会のICT化についてということで、確認をお願いします。
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○久坂 委員長 詳細につきましては、決まり次第、事務局から皆さんにお知らせさせていただきます。なお、今後、内容につきまして変更があった場合は、正・副委員長一任とさせていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○久坂 委員長 確認いたします。
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○高橋 委員 逗子市議会の議場の評判がいいので、近くですから、できたら一回皆さんでお伺いしたいと思うんですけどいかがでしょうか。
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○久坂 委員長 それについては、また皆さんの御都合を伺いながら、考えていければと思います。
ほかにはよろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
本日はこれで閉会させていただきます。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成25年11月13日
議会運営委員長
委 員
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