○議事日程
平成25年 9月19日建設常任委員会
建設常任委員会会議録
〇日時
平成25年9月19日(木) 10時00分開会 14時39分閉会(会議時間 2時間41分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
赤松委員長、池田副委員長、千、中村、小野田、大石、松中の各委員
〇理事者側出席者
下平経営企画課担当課長、田中スポーツ課長、山田(栄)まちづくり景観部長、猪本まちづくり景観部次長兼土地利用調整課長、大場まちづくり景観部次長兼都市景観課長、芳賀まちづくり政策課長、関沢都市計画課長、伊藤(文)都市調整部長、征矢都市調整部次長兼都市調整課担当課長、前田都市調整課担当課長、川村(悦)開発審査課長、松本建築指導課担当課長、都筑建築指導課担当課長、小礒都市整備部長、渡辺都市整備部次長兼下水道河川課担当課長、石山都市整備部次長兼都市整備総務課長、杉田道水路管理課担当課長、大坪道路課担当課長、藤木下水道河川課担当課長、戸張下水道河川課課長代理、伊東公園課担当課長、舘下公園課担当課長、山内拠点整備部長兼大船駅周辺整備事務所長、樋田拠点整備部次長兼深沢地域整備課長、吉田(浩)再開発課担当課長、斎藤(政)再開発課担当課長
〇議会事務局出席者
三留局長、鈴木次長補佐兼議事調査担当担当係長、成沢次長補佐兼議事調査担当担当係長、木村担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)大船駅東口市街地再開発事業の現状について
(2)深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業の現状について
2 陳情第12号深沢地区の開発計画に伴う総合型グラウンド・体育館設立の要望についての陳情
3 報告事項
(1)岡本二丁目マンション問題に関するその後の状況について
(2)鎌倉都市計画道路見直しの進捗状況について
(3)鎌倉市都市マスタープランの見直しについて
4 報告事項
(1)平成25年度陳情第5号「鎌倉山二丁目開発工事の即時差し止めと許可処分の取り消しを求める陳情」のその後の状況について
5 議案第21号市道路線の認定について
6 議案第33号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市整備部所管部分
7 報告事項
(1)小町通り電線類地中化事業の完了報告について
8 議案第34号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
9 その他
(1)当委員会の行政視察について
(2)継続審査案件について
(3)次回委員会の開催について
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○赤松 委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員の指名をいたします。小野田康成委員にお願いいたします。
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○赤松 委員長 本日の審査日程でございます。お手元に印刷物が行っていると思いますが、その日程で進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
それでは、事務局から報告願います。
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○事務局 関係課職員の出席につきまして申し上げます。
日程第2陳情第12号深沢地区の開発計画に伴う総合型グラウンド・体育館設立の要望についての陳情には、経営企画課及びスポーツ課職員が、日程第3報告事項(1)岡本二丁目マンション問題に関するその後の状況についてには、都市調整部、都市調整課、開発審査課、都市整備部、道水路管理課及び道路課職員がそれぞれ同席することにつきまして御報告いたします。御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
暫時休憩いたします。
(10時01分休憩 10時02分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第1報告事項(1)「大船駅東口市街地再開発事業の現状について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 日程第1報告事項(1)大船駅東口市街地再開発事業の現状について、御報告いたします。
本年6月の当委員会では、事業化原案の内容、第11回ブロック別検討会の開催状況、事業化に対する権利者の意向確認の状況並びに今後の進め方について御報告させていただきました。
本日は、事業化に対する権利者意向確認の結果、事業の今後の方向性についての市の考え方、全体説明会における権利者からの主な意見並びに今後の進め方の4点につきまして御報告いたします。
まず、大船駅東口市街地再開発事業の事業化に対する権利者意向確認の結果ですが、お手元の再開発区域及び街区を表示した図面と、大船駅東口第2地区市街地再開発事業権利者意向確認状況のまとめの表をごらんください。
表の一番下にあります。土地または建物を所有している権利者数で、88名のうち、2名の方から「賛成・反対」のいずれの回答も得られず、回答をいただけた方は86名で、事業化に賛同をいただける方が54名、賛同できないという方が32名、全体の賛同率は約6割でした。
街区ごとに見ていきますと、大船駅に隣接した5番地は、全権利者29名の方全員から回答をいただき、賛成18名、反対11名で、賛成率は約62%でした。また、大東橋交差点に面した6・7番地は都市計画道路用地となりますが、3名の権利者全員から賛成をいただいております。8・9番地は、権利者35名のうち33名から回答をいただいており、賛成23名、反対10名で、賛成率は約66%でした。最後に10番地は、21名の権利者全員から回答をいただいており、賛成10名、反対11名で、賛成率は50%を下回るという厳しい結果となりました。
しかし、5番地と8・9番地は、昨年実施した意向確認では、事業化に対して約4割の賛同率でしたが、その後、事業協力者の選定や事業協力者等による事業化原案の説明、ブロック別検討会全体会、個別面談を重ねたところ、今回の意向確認では約6割の賛同率に上がりました。
次に、事業の方向性についての考え方ですが、今回実施しました意向確認の結果や駅前のにぎわいの維持、市の財政状況などを総合的に勘案して、各街区の考え方を整理しました。
まず、5番地については、事業化をしていくこととしました。8・9番地については、5番地の事業化中は当面凍結することとしました。10番地につきましては、意向確認の結果、半数以上の権利者の方々が事業化に反対であるため、その状況を踏まえ、事業化の可否について、10番地の権利者全員と調整を行っていくこととしました。
なお、賛同率において、5番地と8・9番地とではほとんど差がありませんでしたが、大船駅からのペデストリアンデッキの接続や駅前広場の整備が見込める5番地を、まず整備することといたしました。この考え方につきましては、8月29日と31日に開催しました大船駅東口第2地区市街地再開発事業全体説明会において、市長から権利者の皆さんにお示ししました。説明会には、2日間の合計で25軒、34名の出席をいただき、そのうち2日間とも出席いただいた方が3軒おられました。
以上が大船駅東口第2地区市街地再開発事業の今後の方向性についての市の考え方です。
続きまして、全体説明会でいただいた権利者からの主な意見を紹介します。
まず、整備を行う5番地の方々からは、5番地には反対権利者が38%いるが、この反対者を最終的に賛成へと導く算段はあるのか。再開発は絶対やるべきだが、このような反対者の数字では事業実施は難しいのではないか。賛成者からの意見や権利者同士のやりとりがないので、反対者との間を取り持つのは市の役目である。反対権利者が最後までいた場合、行政代執行までして進めるつもりがあるのか。市長が最終的に何があろうとも再開発を行うのであれば協力は惜しまないが、もしそうでないのであれば反対する。行政は個人情報を出さないので不信感がある。権利者個人の賛否や意見を提示しなければ問題は解消しない。行政はデータをきちんと出すべきである。といった御意見があり、8・9番地及び10番地の方々からは、8番地〜10番地までの事業化が明確になっていないが、5番地に続いて全ての番地を事業化できるよう、市全体を巻き込んで再開発の必要性を前向きに考えてほしい。権利者の不安が今後出てくるので、再開発事業を本当に進めていけるのか、分析が必要だろう。再開発を行う上で、固定資産税等の増加による権利者負担の増加、地価の下落と建築資材等の物価上昇などの課題があると思うが、どのように考えているのか。といった御意見がありました。
これに対して、市長からは、5番地を進めると決めたからには不退転の決意で進めていきたい。今後先延ばしすることなく、きちんとスケジュールを提示し、取り組んでいく。必ずやる。などをお答えしました。
最後に、今後の進め方ですが、まずは説明会に出席した権利者も含め、全ての街区の全員の方と個別面談により、今回お示しした事業の方向性を改めて説明した上で、意見交換を行ってまいります。
また、街区ごとには、まず事業を進めていく5番地の皆さんには、希望の転出がおありか。また、事業に参加して権利変換を希望される場合は、床の持ち方として共有床を考えておられるのか。区分床を考えておられるのか。また、その配置などの要望を伺い、これらの考えを踏まえた事業化案を年末ぐらいに提示していきたいと考えています。
8・9番地の皆さんには、ブロック別検討会で、今回の個別面談の結果等を説明させていただきます。
なお、その後も5番地の進捗状況等の報告は随時していく予定です。
最後に、10番地の皆さんには、8・9番地と同様、今回の個別面談の結果等をブロック別検討会で報告させていただくとともに、半数以上の皆さんが事業に反対との状況を踏まえて、来年の中ごろまでを目途に、事業の可否等の今後の方向性についての合意を目指してまいりたいと考えております。
また、第2地区全体の都市計画変更については、これまでお示ししましたスケジュールよりも多少おくれぎみでありますが、今後法的な手続に入り、平成26年度の早い時期の告示を目指してまいります。その後は、5番地に6・7番地を加えた区域での平成26年度内の事業認可、27年度の権利変換計画認可、28年度の着工を目指して進めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 質疑がありましたら、お願いいたします。
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○中村 委員 いろいろ御報告を伺いましたけれども、5番地は事業化を目指して、8・9番地は、凍結というお言葉を使いましたかね。その凍結のいろんなニュアンスがあると思うんですけれども、意味を教えていただければと思います。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 8・9番地については、5番地の事業中について施工を行わないということで、5番地の竣工前に再度意向確認し、今の賛否の状況の変化があるのか、今以上賛否が上がっているのか、それと市の財政状況などを踏まえて、再度5番地の竣工前までには判断していきたい、そういうことで凍結という言葉を使わせていただきました。
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○中村 委員 その8・9番地の中にも賛成者がいる中で、その賛成者にとって凍結ということはどのように受けとめられているか、わかる範囲で結構ですので御答弁をお願いします。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 まだ個別面談が始まったばかりで、まだ進んでおらないのですが、8・9番地の面談を行った方の中には、やはり5番地が駅に近い状況なものですから、改札レベルでデッキを設置することを考えると、基本計画案で街区ごとにやっていきますよというお話をした中で、賛同率が同じぐらいだったら、5番地から先に整備していくことは、ある程度理解をいただけるという意見をいただいております。その方は9番地に持っている方なんですが、5番地が整理されない中で8・9番地を整備するとなると、3階レベルですとかでデッキのつなげ方とか、やはり難しい問題がありますので、そういう形で5番地の整備については、その方に理解をいただいたという状況でございます。
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○中村 委員 先ほど、説明会の中でさまざまな御意見や御質問があったということで、反対がある中で難しいんではないかとか行政代執行ですかね、強制的なものがあるのかとか、この辺に対して、一つ一つじゃなくてもいいんですけれども、どのような回答をしたのかというのを、わかる範囲で教えていただければと思います。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 これは今後の合意についてなんですが、今回5番地につきましては、実際に、先ほど報告させていただいたとおり、床の持ち方ですとか、そういうことを具体的に聞いていきますので、より具体的なお話をさせていただくとともに、来年度、土地の現況測量ですとか、建物の評価、今までは外から見ていただけなんですが、実際に建物の中に入らせていただいて、より具体的な従前資産の評価ですとか、あと基本設計も始まりますので、より具体的な計画案、そういうものを示す中で御理解をいただいていくような形を考えております。
それと、これは全体説明会でお答えしたというわけではないんですが、5番地の中には、以前賛成だったが今回の意向確認で反対という方がいらっしゃったんですが、その方に、そのとき何回伺ってもなかなか面談ができないような状況の方がいらっしゃったんですけれども、今回こういう報告をさせていただき、面談させていただきたいということをお話しさせていただくと、うちから、まだ結果とかを御報告してないんですが、周囲の方から多分情報が入っているのか、面談に応じてくれるとか、そういう形で少し変化が見えております。
あと、これも、先ほど行政代執行の話もありましたけれども、行政代執行とかということというよりも、全ての権利者の合意をとっていくことを目指しておりますが、これも説明会では御報告してないんですが、再開発事業の中のコンサルからのアドバイスでは、今、裁判所に手続をとるような形で、どうしても賛同がいただけない場合にはどいていただくとか、そういう処分の決定をいただけるような手法も再開発でとられていますので、そういうことも踏まえて、5番地については最終的に着工にこぎつけるという気持ちで、今回、市の内部で決定したということでございます。
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○中村 委員 最後にしますけれども、先ほど不退転の決意で行うということも示されて、今までの報告より一歩進んだかなという感じはするんですが、一方で凍結というところもあって、かなり方向転換というのかな、方針が、今回の報告で少し変わってきたなと印象を受けたんですけれども、その辺、担当部署としてはどういうふうに受けとめられているか、お聞きしたいと思います。
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○山内 拠点整備部長 前々から、権利者の皆さんからは、要はやるかやらないかはっきりしないまま時ばかりがどんどんたつというのは、それは勘弁してほしいと。やはり、やるかやらないか。やらないなら網を外してほしい、そういった意見が非常に多くありました。そこで今回、民間の事業協力者を決めまして、その協力のもとに事業化原案をつくり、それで権利者の皆さんに、この計画でやるかやらないかを判断していく、最終的な意向確認ということで御理解をいただきたいと。そういうことで、アンケートも、進めてよい、進めてほしくない、この二通りで御意向をいただきました。
その結果、今回、5番地、8・9番地については、従前は4割程度の賛成率だったのが、6割まで上がったと。そういう中で、5番地、8・9番地については前に進められるだろうという考え方を整理しました。
一方で、10番地については、5割以上の方が反対という中で、そのあたりは、どちらに進むにしても、この部分については権利者全員と話し合って方向性を決める必要があるだろうと、そういう決断をしました。
5番地と8・9番地、同じぐらいの賛成率でございましたけれども、先ほど課長が御説明したとおり、駅からの連絡等々を踏まえると、5番地をまずやるということが重要だろうということで、5番地は事業化するという決意をしました。さらに、8・9番地については、これは平成23年11月に基本計画案をつくったときに、権利者の皆様も、あそこを一遍にやっちゃったら、みんな工事中の仮囲いができてしまって、にぎわいがなくなってしまうと。だから事業は段階的にやっていきますということで、権利者の皆さんとも合意を得ております。
そういう意味で、今回5番地をやって、8・9番地については、少なくとも5番地をやっている間は凍結しますよと。先ほど申し上げましたように、8・9番地は、5番地の竣工間際に改めて意向確認をしていくと。その結果を踏まえてまた判断していくと。そういう形で整理をしたところでございます。
委員さんが言われたように、やはり今までより一歩前に進めたと、我々は考え方を整理しております。
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○大石 委員 凍結という話が出たものですから、その前文を聞き漏らしちゃったものですから、ちょっと慌てたんですけれども、5番地の事業中については、8・9・10と凍結をするという考え方でよろしいですね。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 そのとおりです。
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○大石 委員 説明の中で、ブロックごとに手をつけるという基本的な考え方で、この5番地から手をつけるという話でしたけれども、その5番地にこれから手をつける、今後のフローという部分が全然見えなかったんです。具体的にどうするんですか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 5番地につきまして、今年度中につきましては、基本的には、権利者については1階から3階の商業床を皆さん希望していますので、その辺で共有で持ちますとか、区分で持ちますとか、それとも転出するんですとか、そういうことを聞きながら、今、6月に説明させていただきました事業化原案の計画化をもう少し練り直します。それを今年度練り直したもとに、来年度、基本設計を行っていきます。基本設計と並行して、地盤の測量ですとか、建物の評価をし、事業認可の図書をつくり、来年度、事業認可をとっていく予定でございます。
再来年度、その中で、事業認可時点で、転出含めて、ある程度権利者の賛否の状況、これが最終的に確認できるのではないかと思っております。その後実施設計をし、平成27年度には権利変換計画、どこにどのぐらいの平米、権利を持たれるのかとか、そういうのを最終的に決めまして、28年度着工という予定でおります。
今、事業協力者という形で、昨年の12月に決定し、協力いただいておるんですが、事業認可取得時点と並行するような形で、事業協力者から一歩踏み込んだ、床を権利者さんの床以外に再開発資金を生み出す保留床、その売却床を取得してくれる民間事業者ですとか、工事施工をしてくれる民間事業者さん、そういうのを事業認可とともに選定を改めてし、着工前に床の処分とかをある程度確定させて、リスクがないような形で事業を進めていければと思っております。
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○大石 委員 着工してから1年かかるのか2年かかるのかわかりませんが、下手すれば2年かかったとしたって、平成30年という5年の年月を使うわけですよね。その間、それができ上がってから、例えば8番地、9番地の方は、それを見て、ああ、こういう感じになるのかと。こういう形だったら賛成しようか。やっぱり嫌だよという方も出てくるかもしれませんが、そういうフローで行くわけですよね。
だけれども、8番地、9番地、10番地、10番地も仮に7割、8割となるにしたって、まだ5年、15年というような、5年ずつの形でできたとしても、まだ15年くらいかかる事業になってくるということですけれども、この手法しかやっぱり考えられないんですかね。基本的な大きな変換だったらわかりますよ。一体的に再開発をやっていこうという形から、ブロックごとに分けて、権利者の意向が固まったところから手をつけていこうという形になった中で、これが今の考えられる最善のベストの策ですか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 8・9番地については、遅くとも5番地竣工時点で最終的な判断を考えておりますので、着工前に権利変換計画がまとまりますと、ある程度、実際の建物はできませんけれども、計画はまとまってきますので、そういうことを8・9番地の方に報告する中で、8・9番地の方の賛否の状況というのが変わってくる状況があれば、もう少し早い動き出しとかも市の内部でまた検討していくことになると思います。
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○大石 委員 関連してなんですけれども、この意向調査のまとめの表の中に、やっぱり6番地、7番地、都市計画道路にかかわる方々が100%賛成していただいている中で、この5番地に手をつけるときに、一緒にこの都市計画道路を含めて考えるのですか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 今回につきましては、6・7番地は5番地と同じ事業認可区域ということで施工していく、一緒にやっていくと考えております。
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○大石 委員 わかりました。そういう形になってくると、8番地、9番地、さらに、凍結を解凍して進めていくという方向になっていくんだと思いますけれども、方向性は。具体的に、この計画の東口駅前のまちづくりのイメージが湧かないんです。その辺が詰まる段階の中で、具体的に報告をいただきたい。逐次で結構です。いただきたいということを要望させていただいて、質問を終わります。
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○赤松 委員長 千委員から質疑がありますので、暫時休憩します。
(10時24分休憩 10時37分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
千委員からの質疑です。事務局代読をお願いします。
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○千 委員 (代読)5番地を事業化した場合、デッキのつけ方はどうするのかと、横浜市とのデッキはどうなるのか。笠間口も近いので教えてください。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 5番地のデッキは、今の駅の改札レベルと同じ3階レベルで5番地の建物に一緒にフラットでかかることになります。現在のルミネウイングとも2階と、そこは少し段差できますけれども、エスカレーターですとか、今の既存のエレベーターとかを使ってつながることになります。
横浜市も今再開発事業を進めておりますので、そちらのデッキともつながるような形で、今、横浜市と協議を進めているところでございます。
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○池田 副委員長 今回、8番地、9番地が4割から6割に権利者の賛成が伸びたということ、これは担当の努力、成果だと思うんです。5番地については前回までのアンケートの賛成率はどのくらいだったのかお伺いいたします。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 事業実施について、5番地については44%でした。
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○池田 副委員長 そうすると、やはり5番地はかなり賛成者が伸びてきたということだと思うんです。先ほどのお話で、今後のスケジュールがある程度大まかなものが示されたんですけれども、この後、5番地を事業化するというスケジュールといいますか、明確にされたと思うんですけれども、これはかなり大きな動きかなと思うんです。今後なんですが、先ほどいろいろな反対者からのお話も伺ったんですが、この38%というのは、実際、先ほどのスケジュール等を考えて、このパーセントがどのくらいに行ったら確実に進むのかとかということはある程度考えていらっしゃるのでしょうか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 最終的には、最後の権利変換計画、そこの時点で、本当にこの金額といいますか、評価で、転出の場合ですとか、そのときの評価、あと、再開発事業のビルに床を持つ場合の面積とか、そういう形の最終的な決定になりますので、最終的にはそこまでになりますが、その前の来年度、事業認可の段階で、権利者の方には事業計画に対する意見書というものが出されることになっていますので、その意見書に基づいて、その意見の内容を、アドバイスいただいていますコンサルタントですとか、民間事業協力者の意見等を踏まえて、その内容を吟味し判断していくことになると思います。ただ、その事業認可の段階でも、当然この賛同率が上がっているような状況、そういうところを目指していきたいとは思っております。
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○小野田 委員 先ほどの千委員、大石委員の御質問とかぶってくるかもしれないんですけれども、横浜市、笠間口との連携、こちらは平成28年度着工を目指すということですが、横浜市では笠間口の前をいつごろ着工の予定で進められているのか。また、横浜市側とはどのような形で調整をしているんでしょうか。
先ほど、5番地の様子を見て8番地、9番地の方々も気持ちができ上がっていく、変わっていくと大石委員がおっしゃっていましたけれども、同じように、やはり横浜市で何かやっていくのを見ると、こちら側も、こんなきれいになってきたから、こっちもしてほしいとか、気持ちが変わってくるのかなと思いまして、その辺のことをお聞かせ願えますでしょうか。
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○斎藤[政] 再開発課担当課長 横浜市の再開発につきましては、組合が出しているパンフレットを見ますと、平成28年度に工事着工いたしまして、平成30年度に工事竣工となってございます。それで、横浜市は、先ほどから出ていますデッキの関係につきましては、道路局の担当になってございまして、ただいま横浜市と私どもの鎌倉市がやっている再開発と、先ほどのデッキの連続とか、そういった協議を今しているところでございまして、まだ方向性が固まってございません。
横浜市は、来年度以降にデッキの基本設計とかをする予定になってございますので、その中でデッキについての動線の関係とかについては調整していきたいと考えてございます。
それで、まだ具体的にどういう形になるかというところまではまとまっていない状況でございます。
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○小野田 委員 わかりました。ほぼ同時期に着工ということですね。
あと、8・9番地です。こちらで未回答が2ということでしたが、これ、前回は幾つだったんでしょうか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 8・9番地につきましては、回答なしと回答拒否を含めますと7件です。
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○小野田 委員 こちらも、件数は未回答が減って、反対なり賛成なりの意向が少し固まってきたということでよろしいんでしょうか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 前回の調査におきまして、事業実施時期については回答なしとか、回答拒否とか、区域全体を通しても22名おったんですが、それが2名ということで、今回は何らかの形で、設問の設定の仕方も当然あるとは思うんですけれども、一応意向を示していただいたという形になっております。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
私から数点お尋ねします。
今、皆さんお尋ねになって、10番地だけ、前回との状況の変化というのが聞かれていないので、ここを教えてください。今回は未回答はなくて、10の11と分かれていますが、反対の11というのは、前回はどんな状況だったんですか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 10番地につきましては、賛成が7ということで、判断できない、回答なし、その他、回答拒否を含めますと、やっぱり12という状況でした。都市計画変更につきましても、賛成9で、反対2、回答拒否が8ということで、回答拒否を反対と見ますと、反対が少し多かったという状況でございます。
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○赤松 委員長 前回というのは、いつの集計でしたか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 平成24年の6月から9月に都市計画変更を行うに対して、意向を確認させていただきました。
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○赤松 委員長 ちょうど1年前になりますね。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 はい。
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○赤松 委員長 それで、この1年間のこういう変化だと思うんですが、番地ごとに見ると、20人前後、10人とか、そういう数字ですから、これも顔が見えるわけでしょう、現実にはね。例えば3%、5%という数字は、非常に人数的にはリアルに動くわけですよね。そういう中で、この1年間の取り組みによって、賛同率が若干でも上がると。人数もふえると。こういう結果をどうごらんになっているんですか。それでもなお、10%ぐらいの1割の反対の意向の方がいらっしゃるという、この辺の捉え方、どんなふうに考えておられますか。
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○吉田[浩] 再開発課担当課長 やはり長い取り組みになるもんですから、反対の権利者、いつも反対という固定の反対の方がいらっしゃいます。ただ、前回賛成でも、今回、賃料とか含めて公表を示した中で、賛成の方が反対になられたり、逆に前回反対だった方が賛成になられたり、やはり権利者の中で揺れ動いている状況も見受けられます。
今後、事業を進めていく中で、いつも反対の方の中にも、少しずつ反対理由というものを伺うことができているような状況ですので、そういうところをこれから事業を、より具体的な検討をしていく中で、本当に事業化に向けての具体的な数字ですとか、リアルなものですね、そういうものを権利者に提示する中で御理解いただいていく、そういう形で進めていきたいと思っており、そうすることによって、権利者の方との接点を見出していきたいと思っております。
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○赤松 委員長 その点非常に大事だと思っているんです。固定的に反対の方もいらっしゃるということだけれども、その方はその方なりの考えもあったり、将来への不安だとか、いろんな問題を抱えておられると思うんです。ですから、そういう方々の、本当に胸元に飛び込んでいって、本当に問題を共有して解決していく方向への努力というのはやっぱり大事だと思うんです。
私、この数字を見て、最初に思ったのは、今から十何年前になるかね、のっぽビル計画で都市計画決定の手続を進めるというときに、あれは深夜にわたる予算の特別委員会だったか、何かそういう場面で大変な議論が議会で交わされて、行政は、計画を一旦取り下げて、改めて権利者や市民の皆さんの意向を聴取して、計画の練り直しをするという方向に転じたんです。あのときでも、当初の都市計画決定をしようとして、のっぽビル計画、あれは8割行ってなかったんです。そのときに計画を改めて再検討し、本当に市民の皆さんの賛同をいただける、また、大船のあの問題を解決できる計画案をつくろうということで取り組んだそのときに、行政の姿勢としては、最低でも80%以上は賛同率を目指したいという方向が示されていた。
そういう点から見て、今回の62%のところをまず事業化すると。その過程で、8・9番地の権利者の方々と話し合いをしながら、次の事業化に向かっての努力を、その間進めていくということなんですが、現在のこの賛同率という数字から見ると、これで次の新しい来年度の予算には、この事業化に向けての具体的な予算も計上されてくる、こういうステップになっていくと思うんです。そういう状況の中で、こういう賛同率で進めるということについて、議会に判断を求めてくるという、非常にこれは難しい状況だと思うんです。
だから、この1年間の間に一定の変化があらわれたんですけれども、その変化というのは、いろんな中身があったと思うんですが、でも、賛成にふえたということ自体は理解が深まったというか、自分が抱えている問題の解決につながっているからそういう方向になっているということだと思うんです。そういうことであれば、これからの手続の中で、その努力というのは、先ほど課長が答弁されていたから、そういうことでいいんですけれども、本当に理解が得られるような、また、そういう方々が心配していることが解消されるような事業計画にするとか、そういう努力というのが本当に必要だと思うんです。そういう状況があれば、賛成率も上がっていけば、少なくとも80%という目標を突破できるような状況になるなら、予算が計上されてきても、私たちも気持ちよく賛成ということになるんですよ。
これは権利者の皆さんの今後の商売、生活がかかっている問題がバックにあるわけですから、その点を一つ慎重に進めていただきたいし、丁寧な話し合いとか問題解決に向けての共通の努力をお願いしておきたいと思います。
ほかになければ、以上で報告の質疑は終わりたいと思いますが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
ただいまの報告については了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたします。
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○赤松 委員長 日程第1報告事項(2)「深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業の現状について」を議題とします。原局から報告願います。
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○樋田 拠点整備部次長 日程第1報告事項(2)深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業の現状について、報告させていただきます。
本年6月の当委員会では、深沢地区まちづくり検討部会全体会及び深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業に関する市長懇談会の開催状況、深沢地区まちづくりガイドライン(案)の提言、先導的官民連携支援事業調査結果、湘南地区整備連絡協議会検討成果、土壌汚染調査の進捗状況並びに今後のスケジュールの6点について報告させていただきました。
本日は、その後行いました第21回深沢地区まちづくり検討部会全体会の概要、深沢地区まちづくりガイドライン(案)のパブリックコメント実施結果、都市計画決定に向けた進捗状況並びに土壌汚染調査の進捗状況の4点について報告いたします。
まず、第21回深沢地区まちづくり検討部会全体会の概要ですが、本年6月30日に開催し、西側権利者17名出席のもと、深沢地区まちづくりガイドライン(案)に対する権利者の皆さんからいただいた意見を報告するとともに、平成24年度村岡・深沢地区拠点づくり検討調査の内容及び先導的官民連携支援事業調査結果について説明を行いました。
当日、深沢地区まちづくりガイドライン(案)に対しては、御意見はありませんでしたが、これまでに出された意見としまして公共施設に対する要望や周辺道路の拡充、自転車の利用がしやすい環境の整備、また事業の進め方として藤沢市とよく連携してほしい、もっとスピード感を持って進めてほしいなどの意見をいただいたことを紹介させていただきました。また、全体会を通して移転時期や換地先・減歩・補償、用途地域の変更時期、新駅設置の判断時期や事業への影響などの質問等がございました。
これに対して、移転時期や換地先・減歩・補償については、工事計画や換地設計を踏まえ、なるべく早くお示しできるよう努めていくことを、用途地域の変更時期については仮換地指定後を見込んでいることを、また新駅設置の判断時期や事業への影響については費用対効果を十分見きわめ、今年度内に市の方針を固めていくことや、新駅設置が決定すればシンボル道路の線形を直線に修正することをお答えさせていただきました。
次に、深沢地区まちづくりガイドライン(案)のパブリックコメント実施結果ですが、7月16日から8月15日までの31日間パブリックコメントを実施し、26名から意見をいただきました。主な意見といたしましては、建築物の高さや景観、環境など、ガイドラインの規制・誘導に関するもの、土地利用方針や導入施設など、事業用地の活用に関するもの、第三の拠点形成や新駅設置など、まちづくりの位置づけに関するものなど、幅広く御意見をいただいております。
これらの意見については、それぞれの意見に対する市の考え方を整理した後、市ホームページや「深沢まちづくりニュース」へ掲載するとともに支所への印刷物設置により周知を図っていく予定でございます。
3点目の都市計画決定に向けた進捗状況についてですが、現在、県都市計画課などと協議をしており、隣接する藤沢市村岡地区との広域のまちづくりの観点で、県と両市とで調整を行っています。今後は、県などとの協議終了後、法定手続に入る予定です。
最後に、土壌汚染調査の進捗状況についてですが、これまでも御報告させていただきましたとおり、昨年度の土壌汚染分析調査で、湘南深沢駅前広場とゲートボール場などから特定有害物質である鉛及びその化合物が指定基準値を超えて、10メートル四方17区画から検出されたことから、本年5月から7月にかけ深度方向の汚染範囲や土量を把握するための深度方向調査及び地下水の分析調査を行いました。
お手元の配付資料「土壌汚染除去深度図」をごらんください。図中、水色で表示した10区画で汚染除去深度が1メートル、黄色の6区画が0.55メートル、赤色の1区画が2メートルという結果となりました。また、地下水の分析調査では、全ての調査箇所で鉛及びその化合物は検出されず、指定基準に適合しておりました。
この結果については、神奈川県環境部に報告するとともに、昨年度締結した覚書により、全額費用負担を行う独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構とも協議済みです。汚染深度としては比較的浅い結果となりましたが、今後、一部区画において、さらに汚染土量の絞り込みを行い、平成26年度の対策処理に向けた設計業務を実施していく予定です。
なお、既に鉛及びその化合物の対策処理を終えているA用地、B用地の一部、C用地については、平成22年4月の法改正に伴い再調査の可能性があると県から指摘があることから、今後、県へ文書照会を行うとともに、調査が必要となれば、今後必要な予算措置等を対応してまいります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑ございますか。
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○松中 委員 この土壌の汚染の除去、こういう検査、調査をしていくのは、これはこれでいいんですけれども、私は、ここはごみの大焼却場をつくれと、もう20年以上言っているんで、それと防災広場として残せという考え方はいまだに変わりません。それで、市長が、今後、サーマルリサイクルの考え方でごみの焼却場を考えて、いずれ決定すると。私、ここしかないと思っています。ですから、これはもう振り出し、白紙に戻って、市長がその結論を出すまで待つべきだと私は考えておりますので、今ここで質問をしたところで、みんな仕事を進めているようですけれども、はっきり言って、市長が大サーマルリサイクル、どこかの土地の選定をしなければいけない。ここしかないんですよ。それをみんなわかっていて、これを進めたって意味がない。それだけ私は言って、これは聞きおく程度ということで、私は言っておきます。ここは、ごみの大清掃工場、そして防災広場という考えでございますから、私、聞きおく程度と、そういうことでございます。
市長がどこだということをはっきりさせない限り、こんなの進めたって意味がないんだよ。やるところないじゃないか、大清掃工場は。市長がはっきり言わないんだから。こんな偽善的なことは絶対だめだよ。きれいごとで。
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○池田 副委員長 先ほどの四つの説明の中の2番目のパブコメなんですけれども、このガイドラインの関係のパブコメということで、この結果を今後どのように反映していくか、その辺の取り扱いについてお伺いしたいと思います。
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○樋田 拠点整備部次長 先ほども御説明させていただきましたとおり、26名の方から、ガイドラインの内容以外の部分も含めまして、多岐にわたり御意見をいただいております。権利者の方からも意見をいただいておりますし、現在、市の庁内関係課からも意見をいただいていると。そういったものを合わせまして、反映できるものを反映していくという形で、今後進めてまいりたいと考えております。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
私から1点。先ほど全体会でいろいろ意見もいただいたというんですけれども、その中に、公共施設への要望というのが報告の中にありましたけれども、どういう施設が要望・意見が出たんですか。
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○樋田 拠点整備部次長 具体的には、福祉施設を要望されておりまして、これにつきましては、関係するセクションに、こういう要望があったということは既にお伝えしているところでございますけれども、現在、経営企画課で進めております公共施設の再編計画、そちらとの関係もございますので、今後、その検討の中での状況を見守っていくという状況でございます。
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○赤松 委員長 それから、もう1点なんですけれども、たまたまこの後、都市計画道路の見直しのパブコメの報告が予定されていまして、都市計画課から、分厚い、実施した結果の資料が出ているんです。これは過去2回やっているんです。今回たしか3回目だったと思うんですけれども、その都度こうやってパブコメに寄せられた市民の意見とか質問的な意見を紹介されて、それに対する行政の回答というのがきちんとついて、議会に報告されているんです。これ、ペーパーでもらっていますから、我々もそのときに十分読めなくても、後で見て、なるほどということになるわけですけれども、深沢のこの事業は非常に大事業ですから、市民からどういう意見が寄せられたのかというのは、私たちもきちんと吟味したいわけです。
ところが、口頭での報告じゃ正直わからないので、こういう資料をきちっと出してもらいたいと思うんです。どうでしょう。
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○樋田 拠点整備部次長 先ほども御説明の中で若干触れさせていただいたんですが、現在、意見を集約して、それに対する市の考え方を整理しているところでございます。それがまとまりましたら、都市計画課と同じように、書面にてまとめてお配りさせていただきたいと思っております。
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○赤松 委員長 わかりました。
ほかになければ、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告は、松中委員から聞きおくとの発言が先ほどありましたけれども、報告を受けたということで、確認したいと思いますが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
そのように確認させていただきます。
暫時休憩いたします。
(11時07分休憩 11時08分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第2陳情第12号「深沢地区の開発計画に伴う総合型グラウンド・体育館設立の要望についての陳情」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○樋田 拠点整備部次長 日程第2陳情第12号深沢地区の開発計画に伴う総合型グラウンド・体育館設立の要望についての陳情について説明いたします。
本陳情の要旨は、深沢地区の開発計画の配置計画の中に、スポーツ施設の設立計画を一考願いたいとする要望であります。
陳情の理由は4点ありまして、1点目としましては、屋内競技施設、プール、フィットネスなどを兼ね備えた複合体育館の中に、老若男女が集えるカルチャー空間を設けることにより、今までにない鎌倉市民の活力となり得る場所を提供できること、2点目としては、総合型グラウンド設立により屋外競技の発展につながり、将来的に鎌倉からオリンピック選手や日本代表選手の輩出が期待できること、3点目としては、深沢地区は駅に近く交通の利便性もあり、開発で計画されている商業施設や大学などと連動した運営が可能と考えられること、4点目としては、市内の中心部に避難所機能を兼ね備えた広域公園の必要性は看過できないこととしており、以上4点の理由から開発計画の配置計画の中に、スポーツ施設の設立計画を一考願いたいというものであります。
次に、この陳情に対しまして市の考え方を説明いたします。
まず、深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業の状況ですが、平成22年9月に策定しました土地利用計画(案)をもとに、現在、まちづくりのルールなどを定めた「まちづくりガイドライン」の検討を進めるとともに、都市計画決定に向けた手続を進めているところです。土地利用につきましては、約32.6ヘクタールの区域に、行政施設、都市型住宅、戸建て住宅、商業施設、業務施設、大学、公園などを配置する計画としています。このうち、現在、市が所有している約8.1ヘクタールの事業用地については、今後、土地区画整理事業で「照応の原則」に基づき換地し、行政施設ゾーンの用地として市で活用していく予定です。その中で、スポーツ施設につきましては、大学ゾーンの隣に行政施設ゾーンを配置することで、大学との連携のもとにスポーツ施設の可能性を追求できる土地利用配置としております。
いずれにいたしましても、総合型グラウンドや複合型体育館などのスポーツ施設の導入につきましては、今年度中に改定する予定の「スポーツ振興基本計画」や平成26年度に策定予定となっております「公共施設再編計画」を踏まえて決定することになると考えており、深沢地域整備課といたしましては、その状況を踏まえつつ、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。
なお、署名につきましては、本陳情の要旨等の内容で当課へ8月30日に提出がされております。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 経営企画課とスポーツ課も同席しておりますので、御質疑がありましたらお願いいたします。
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○大石 委員 深沢地区の開発に伴うと、この陳情の題名の頭にうたっておりますので、ここになったのかなと私は思うんですけれども、過去のスポーツ公園だとかスポーツ施設の関係というのは、総合グラウンド建設についての請願、スポーツ広場の建設についての請願、また、総合体育施設の整備を求めることについての陳情、25年には多目的広場がスポーツ関係に携わる子供から大人にかかわるスポーツで使用できる場所として開放しているものですから、それにかわり得るところを確保してくれというような請願や陳情が、古くは昭和48年から、平成19年、23年と採択されているわけです。
具体的にその採択を受けて、その処理状況に関しては、そこでできるかどうかの土地の情報を収集するとともに、地域におけるまちづくりの計画の中で必要な用地の確保に努めますと書いてあるんです。具体的にこの主管課名というのはスポーツ課になっているわけですけれども、鎌倉市にとって、32.5ヘクタールほどある大きなまちづくりを行うという形の中で、具体的にこういう請願が採択され、市民要望も多い、必要性を感じ、まず、どこへ投げかけるんですか。例えば、このまちづくりの中で、そういう要望を取り入れたいといったときに、この行政内では、スポーツ課としてはまず、どこへ持っていくんですか。
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○スポーツ課長 今、委員御指摘の陳情、採択されている状況の中で、スポーツ課としましては、今現状を考える中で、やはり一定規模以上の土地が必要になる総合体育館とか、グラウンドの建設に当たりましては、今、深沢のまちづくりの事業が進んでいる中で、ここを一番有力な候補地の一つとして考えております。この全庁的な公共施設の再編計画、スポーツ課としては、その施設を整備したいということで、深沢のまちづくり計画の中で、そういったスポーツ施設の整備が位置づけられるように要望しているところでございます。
その要望を、これからの公共施設の再編計画の中で、恐らくどういった機能が深沢のまちづくりの中に位置づけられてくるのかということになろうかと思いますけれども、そういった再編計画を担当するセクションにスポーツ課としては要望していくというようなことになろうかと思います。
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○大石 委員 具体的に担当セクションに、例えば経営企画課に、こういうまちづくりの中で、こういうコーディネート、こういう要望があるので、こうしてくださいというような形で、まだ経営企画課から返答がないということですか。
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○スポーツ課長 深沢の土地利用計画案が平成22年に策定され、今まさしくその中で、どういった公共施設を配置していくかと、具体的にこの施設、この施設というようなことはまだ決定がされていないと我々は認識しております。
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○大石 委員 今まで採択されている陳情、請願の中で、具体的に願意を満たすような形のものをそこへ入れるのであれば、スポーツ課としてはどのぐらいの広さをその中に設ければ実現できると考えられていますか。
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○スポーツ課長 まずグラウンドにつきましては、19年、それ以前にある陳情、陸上競技ができ得るグラウンドということでございますが、400メートルトラックを仮に整備するということになりますと、最低でも2ヘクタールから2.5ヘクタールぐらいの用地が必要ではないかと思います。
それから、総合体育館でございますけれども、こちらは各市いろいろ規模がございますが、例えば鎌倉の場合は武道館がございますので、そういった武道の部分については武道館を活用するということ等を考えますと、他市の事例等も見ますと、体育館の建築面積としては5,000平米ほど必要になってこようかと思っております。
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○大石 委員 ということは、2〜2.5ヘクタール、または、そのほかにも5,000平米ぐらいということを、一番マックスで見れば3ヘクタール、この深沢のまちづくりの中に組み込むとしたらそのぐらい必要だという中で、今度経営企画課では、この計画を拠点整備部にコーディネートする立場で落とすときに、その3ヘクタールの総合運動場というものは要望したんですか。まず、それを聞きたいと思います。
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○下平 経営企画課担当課長 公共施設の再編計画につきましては、今年、公共施設の再編の基本方針ができまして、これから2年間かけて、具体的な施設をどのように配置していくか、再配置をしていくかという検討を行ってまいります。今、スポーツ課長からも話がありましたが、今月から、庁内、関係するセクションで、それぞれの用途ごと、プロジェクトのチームを立ち上げ検討してまいります。その中で、スポーツ施設について、今後どうあるべきかという部分をこれから検討してまいります。グラウンドは直接公共の建築物には属しませんので、検討の対象外になりますが、最終的に、その総合体育館等については、26年度中にはどこにどのような形で配置していくか、できるだけ具体的な計画をお示ししていきたいと考えております。
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○大石 委員 グラウンドは別にしてということでしたけれども、26年度中までに再編計画の結果を出すと。だけれども、拠点の話に戻りますけれども、今、基本計画を立て、土地利用計画案ができ、今、25年度中にまちづくりガイドラインの案を全部つくるわけですよね。そういう中で、26年度中にそういうものがぽんと出てきて、拠点整備部としては、そこへ折り込んでいるんですか。
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○樋田 拠点整備部次長 今、委員御指摘のとおり、平成22年の9月に土地利用計画案ができております。基本的に土地区画整理事業で事業を進めますので、今ある土地を換地する際には、照応の原則というのが基本になってまいります。したがいまして、今、市が持っておりますA用地、B用地、C用地、その用地が基本的に同じような場所に換地していくという考え方に基づいております。
そういう中で、今現在は3カ所に分散するような形、一部は北東側にまとめておりますけれども、大きくは2カ所に分かれております。そこを整理して、使えるような形に、基盤を整備していくというのが私どもの仕事になりますので、仮にそこの範囲内に施設を落とし込むということになりますと、もちろん整備をしていく中で、あわせて進めていくことが一番効率だと思いますので、早ければ早いほどそれはよろしいかと思いますけれども、現時点で、土地利用計画案にありますように、行政施設ゾーンという形で用地を確保しておりますので、その中におさまるような形で御検討いただくことになってこようかと思います。
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○大石 委員 スポーツ課の立場で言えば、先ほどお聞きになっていたと思いますけれども、マックスで3ヘクタールくらい欲しいと。配置計画の中でどういうふうになるかわからないけれども、具体的にそれが来たときに、検討はできるかなという話なんですか。
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○樋田 拠点整備部次長 現在、土地利用計画案に織り込んでおります行政施設につきましては、総合グラウンドですとか体育館を前提に配置しているものではございません。若干、大学との連携を図れるように、隣接して市の用地を配置するというところは考えておりますけれども、具体的に、今スポーツ課長が申し上げました全体で2.5、あるいは体育館が0.5というような数字のものを織り込める形には、現時点での土地利用になっていないという状況でございます。
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○大石 委員 ガイドラインを25年度中にまとめて、26年度中に話が来ても、さらに進んでいるわけですよ。という中で、例えば拠点の立場としては大変困る形になってくると思うんです。ホームページなんかにも出ている、今市民の皆さんにも公表している計画案の中で、例えば芝生公園とか、調整池も含めた大きくあいているところ、ぱっと数字が見にくかったんですが、どこかは除いているんですけれども二つ合わせても2.5ヘクタールあるんです。それは多分防災機能も公園も含めた、一緒の形になっていると思うんですが、貯水池も含めて2.5ヘクタール以上あるところの上部利用というのは、基本的に公園の形なんですか。
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○樋田 拠点整備部次長 公園の管理者との協議の中では、今、街区公園を予定しておりますけれども、公園として、基本的に不特定多数の方が自由に使えるものが基本になってくるということになりますので、専用するようなことについてはなかなか認めにくいというお話をいただいております。
そういう中で、ここにグラウンドをつくることになった場合は、やはり機能として、若干近隣公園機能とは変わってくるような公園の位置づけになってこようかと思いますけれども、近隣公園レベルですとおおむね2ヘクタールということですが、スポーツ施設が入るような運動公園ということになりますと、原則的な規模は、もっと大きなものになってまいりますので、公園管理者からすると、もしそういう機能があれば、もっと大きな公園が必要になってくるんじゃないかということになろうかと思います。
ですから、現時点で、今御指摘の約2.5ヘクタール弱、調整池を合わせてございますけれども、調整池も原則開渠にしていくというのが一番管理上も好ましいとは聞いておりますけれども、仮に上部利用をするということになりますと、また別途費用もかかるという中で、先ほどの公園につきましては、管理者としてはそういった意向がございますので、別途グラウンド機能を確保するということであれば、なかなか公園の中にそれを盛り込むのは厳しいのではないかと考えております。
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○大石 委員 スポーツ課長が答弁できる話じゃないのかなと思うんですけれども、部長がいてくれたら一番よかったかもしれませんが、先ほど申しました四つの請願、陳情で、具体的にこの地域におけるまちづくりの中で、32.5ヘクタールなんか鎌倉はこの後ないですよ。そういう中で、この計画の中で必要な用地を確保したいと言っているんですから。どうも話を聞くと、この四つの請願、陳情が採択されている割には、具体的に強く押していったという経過が見えない。これについてはどう思いますか。
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○スポーツ課長 今、委員御指摘のように、古くは昭和48年の陳情、それから新しくは平成19年でございます。昭和48年以降の流れにつきましては、詳しくは私も把握はしておりませんけれども、平成19年の陳情以降、私が、平成23年にスポーツ課に参りましてから、やはり深沢のまちづくりが進みつつあるという中では、スポーツ課としては、今委員がおっしゃられたように、ここしかないという気持ちで取り組んでまいりましたし、これからも要望を続けながら、ぜひ実現させていきたいと考えているところでございます。
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○大石 委員 これ以上言いませんけれども、関係3部という人たちの課長、部長が来ていただいているので、この件に関しては、主管となっている、今、拠点整備部の方もいらっしゃいますけれども、よく話し合って、この要望、請願をされているということも含めて、よく協議をしていただいて、何らかの結論を早目に出していただきたいと思っております。
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○中村 委員 今話を聞いていて、いろいろ3部で連携はとっていただいていると思うんですけれども、今日はたまたまこの深沢地区ということで、拠点整備部で陳情の扱いとなっているんですが、どこがリーダーシップをとってやるのか。もしはっきり言えるようだったら、誰が御答弁するのかわかりませんけれども、何かそうやっていかないと、進んでいかないような気がするんですが、いかがでしょうか。
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○山内 拠点整備部長 どこがリーダーをとるかということなんですけれども、つい最近も、拠点整備部、経営企画部、市民活動部、部長、次長、課長を入れて、深沢の土地利用のあり方の中でスポーツ施設をどうするかという協議も進めてきております。ただ、当然、なかなかすぐ結論が出る問題ではありませんから、今後も引き続きしっかりと、先ほど大石委員からありましたけれども、しっかりと協議、調整して、方向性を定めていきたいと思っております。
その際に、どこの部の部長がリードをするというよりも、3部、本当に腹の中をしっかり見せながら話し合って決めていきたいと思っております。
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○中村 委員 とにかくいろいろ連携をとり合って、しっかりと進めていただきたいと思うので、さらなる情報を密にして共有していただければと思います。
あと1点、先ほど大学との連携という話もありましたけれども、そういったスポーツ施設を、いわゆる民間活力とかPFIとか、いろんな方法の導入というのは、何か検討したんですか、それは経営企画課になるのかもしれませんけれども、そういう可能性はどうなのでしょうか。
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○下平 経営企画課担当課長 公共施設の再編の立場からお答えをいたします。スポーツ施設に限らず、これからの公共施設というものは、なるべく経費を抑えながらサービスを維持、あるいは向上させていこうと考えてございまして、やはり今PFI事業、それからPPP事業ということで、民間の資金ですとかノウハウ、それから運営のサービスのノウハウも含めて活用していくのは非常に有用だと思っております。今後は、体育館をどういう形で整備していくのかという部分は、当然いろんな場面で議論していかなければいけないんですけれども、一つの方法としては、やはりそういったPFIの事業手法を取り入れていくというのはあろうかと思っております。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件陳情について、取り扱いを含め、御意見をいただきたいと思います。
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○松中 委員 これは深沢地区の開発に伴うと。私は、これは陳情を採択すべきだと思います。しかし、この深沢地区は、まず考えなきゃいけないのは、ごみの大清掃工場。それで防災広場。そしてこのグラウンド。これは一体でもいいんです。これは優先すべきだろうと絶対思います。ですけれども、ごみのことがもう大優先。そして防災。そして、今回オリンピックの東京招致が決まりましたので、積極的にこの運動施設は鎌倉でもやるべきだと。これは防災公園を兼ねた形でもよろしいですけれども、そういう形の中で取り組んでいくと。これはオリンピックを契機として、7年後ですか、そういうことでありますので、これは採択。
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○小野田 委員 総合的な計画の中にこれを入れることが可能であるのかということも考えなければいけませんし、全体計画の中での趣旨も考えていかなければいけないと思いますので、継続審査です。
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○大石 委員 結論を出すべきではないと思っております。継続です。
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○中村 委員 オリンピックも決まって、スポーツに対する国民の気持ちも盛り上がっているところで、地域にとっても、このような盛り上がりと連動して、スポーツ関係の整備というのは非常に意味のあることだと思っておりますけれども、また、1,800名弱の署名もいただいているということでございます。今、質疑の中でいろいろありました。総合的にいろいろ考えていただきたい。また、民間活力の導入なども含めて考えていただきたいと思っております。願意は理解いたしますが、その推移を見守らせていただきたいと思いますので、継続とさせていただきたいと思います。
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○千 委員 (代読)継続です。
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○池田 副委員長 スポーツ施設につきましては、深沢地域の方も含めて、本当に要望が高いことは承知しています。そして、今回オリンピックであったり、今後に向けて青少年のためにも必要だという認識はあるんですけれども、現在、先ほど3部の中での話し合いが進められているということで、今後、市全体の先ほどのお話もあり、経営も考えていかなくてはいけないというところも含めて、もう少し話し合いを進めていただくという観点から、継続扱いとしたいと思います。
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○赤松 委員長 一通り御意見をいただきました。継続審査5人、結論を出す方がお一人ということですので、継続審査といたします。
暫時休憩いたします。
(11時34分休憩 11時35分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第3報告事項(1)「岡本二丁目マンション問題に関するその後の状況について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○まちづくり政策課長 日程第3報告事項(1)岡本二丁目マンション問題に関するその後の状況について、報告させていただきます。
本件は、まちづくり景観部、都市調整部、都市整備部に関連しておりますが、昨年11月に土地所有者から公共的土地利用の可能性を含めた提案を受け、現在も協議が継続しておりますので、6月定例会に引き続き、私から報告させていただきます。
また、合わせまして、昨年度実施した階段復旧に係る設計業務委託の内容等について、道路課担当課長から引き続き報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
なお、お手元に、資料1として「平成23年11月以降の事業者側、市民会議等とのやりとりの経過一覧」、資料2として平成24年11月15日に土地所有者から提出された提案書(写)、資料3として「岡本二丁目道路設計等業務委託の成果報告」を配付させていただきましたので御参照ください。
本年2月定例会及び6月定例会の当委員会では、土地所有者から「問題解決を早急に図ることを優先したい」との考えから提出された提案書を受け、土地所有者による安全対策の実施を条件として、公園などの公共的な土地利用を一つの解決策の糸口とする方向で協議が継続していることを報告させていただきました。
本日は、その後の状況について報告させていただきます。
初めに、土地所有者との協議概要についてですが、5月31日に行った副市長を含めた土地所有者との面談では、市・土地所有者それぞれが課題を持ち帰り検討することとしていましたが、その検討には時間を要するため、8月6日に関係3部と土地所有者とで面談を行い、互いの検討状況を確認しております。
その中では、当該地を公有地化する場合の条件等について協議を行い、その後も事務レベルで協議を継続しているところですが、結論には至ってはおりません。したがいまして、本日の報告におきましても、前回同様、協議中であること、また相手側からの要望もあることから、恐れ入りますが、協議内容の説明等は控えさせていただきます。
なお、今後、協議の結果として一定の方向性が出た段階で、改めて報告させていただきます。
次に、市民会議メンバーとのその後の状況についてですが、6月定例会の当委員会では、5月9日に意見交換会を行い、階段の復旧に係る設計業務委託が終了したことから、その内容について説明したところ、メンバーの方からスロープの設置などの再検討や、事業者の安全対策とは切り離して階段復旧を早期に実施してほしいとの御意見などをいただいたこと、これらに対し、市としては階段の形状等について再度検討を行うことを約束したことなどを報告させていただきました。
その後につきましては、7月25日に本年度二度目の意見交換会を行い、5月9日に御要望をいただいた部分について、変更内容などを説明し、メンバーの方からは一定の評価並びに御理解をいただいたところです。
なお、メンバーの方からは、前回同様、事業者の安全対策とは切り離して、予算を早く確保し、階段を早期に復旧してほしいとの御意見をあわせて強くいただいたところですが、この御意見に対しましては、階段の早期復旧が大前提ではあるものの、これまでの経過を踏まえ、現地の状況も含めた総合的な解決をまずは目指し、現在土地所有者側と協議が継続中であり、その状況によって今後が見えてくる旨の説明をさせていただいたところです。
それでは、引き続き階段復旧に係る設計業務委託の内容等について、道路課担当課長より報告いたします。
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○道路課担当課長 引き続き、岡本二丁目道路設計等業務委託の成果について、報告させていただきます。
平成24年度に実施いたしました岡本二丁目道路設計等業務委託は、市道053−101号線の取り壊された階段の復旧を行うための業務委託を行ったもので、平成25年3月22日に完了し、その後、市民会議の要望などを踏まえて修正を行いましたので、その内容について順次御説明いたします。
初めに、委託内容は、階段の取り壊しから6年が経過していることから、現状調査としまして、道路側石積み擁壁の背面状況の調査、現地の地質構成等を把握するためのボーリング調査、地形測量などを行い、階段復旧に係る予備設計、詳細設計を行っております。
道路側石積みの擁壁の調査点検では宅地擁壁老朽化判定マニュアル(案)によって、危険度判定評価を実施しました結果、小さなクラック等の障害については補修し、雨水の浸透を防止すれば当面の危険性はない宅地擁壁であると考えられると判定されています。
また、空洞調査や衝撃弾性波探査から土圧等の外力に起因した変状は生じておらず、安定性は確保されているとの結果が出ています。しかし、雨水等の浸透から生じたと考えられる空洞が確認されたことから、今後、階段復旧工事に合わせ、目地補修や空洞充填等の対策を行ってまいります。
なお、ボーリング調査の結果からは、液状化の可能性が低く、擁壁などの重量による支える地盤が沈下を起こすような軟弱層は確認されませんでしたので、復旧する階段の基礎は、現状の地盤に直接基礎をつくることといたしました。
次に、予備設計では、これまでの既設階段の機能回復を確保すること、歩行者の安全を確保すること、景観に配慮すること、法令等の基準を満たすことを設計条件として、施工性、経済性等を考慮し、3案を検討いたしました。
第1案は、斜路付階段案、第2案は一般的な階段案、第3案は原状復旧案で、総合的に現地等に最適となる案を比較検討した結果、階段機能を確保し原形機能が同等となる第3案の原状復旧案を選定いたしました。
また、道路側石積み擁壁の復旧につきましては、既設の擁壁と同等な擁壁、または化粧型枠を使用し、道路側からの景観に配慮する擁壁の2種類の検討を行いました。
次に、階段復旧の詳細設計では、平面計画において階段の復旧範囲がスムーズなつながりで道路用地内におさまること、縦断計画において既設階段線形と同様に、階段の構成を下から順に、階段部、踊り場部、階段部、斜路部とし、階段の構造は道路の移動等円滑化ガイドラインの基準に沿ったものとしました。
階段幅員は、市道053−101号線の幅員内で施工が可能な幅員とすることを設計条件とし、検討を行っております。
また、復旧する階段下の道路側石積み擁壁は、階段復旧に合わせ、コンクリートに化粧型枠を使用した擁壁で、景観に配慮したものといたしました。
お手元の資料3の1ページをごらんください。
以上の内容を図面にあらわしたものが下段の平面図にあります階段の配置計画となり、左側から、階段約6.7メーター、踊り場は約5.5メーター、次の階段は約7.2メーター、斜路は4メーターとなります。
右側の標準断面図では、階段全体幅は2.3メーター、階段の有効幅員は1.5メーターとなります。階段の両脇には、高さ1.1メーターの転落防止柵と、右側には手すりを設置いたします。なお、図面の右側の近接している宅地の一部が切り崩されているため、安全対策として、道路敷地内に高さ5メーターの防護柵を設置いたします。
2ページをごらんください。完成のイメージは、このパースのようになります。
以上が、平成25年3月22日に完成しました詳細設計の内容となります。
3ページをごらんください。その後、5月9日の市民会議の中で、階段復旧について説明を行いましたところ、スロープの設置、階段幅員の拡幅、防護柵が高いとの三つの御意見・要望をいただきました。それを検討しました結果、3ページの上段にあります意見・要望の記載と、下段の変更図をごらんください。
スロープの設置につきましては、50センチ幅のスロープをこの図面の左側に設置、階段幅員は1.5メーターから1.8メーターへ拡幅する配置といたしました。しかし、防護柵の高さにつきましては、落石対策便覧の基準により、傾斜面から2メーターの防護が必要とされていることから、変更は行っておりません。
なお、防護柵の高さは5メーターであるものの、階段からの防護柵の高さは3メーターとなります。また、この階段の通行者の落下物対策といたしまして、目隠しを兼ねたボードを階段両側に設置いたします。
4ページをごらんください。以上の変更点につきまして、7月25日に開催しました市民会議の中で再度報告をいたしましたところ、スロープ位置の変更の要望がありましたことから、最終的には、4ページ目の最終変更図の青色部分で表示しましたように、スロープを階段中央に設置した計画といたしております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑がありましたらお願いいたします。
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○小野田 委員 1点だけです。このでき上がったイメージ図があるんですけども、これで景観に配慮したということで、この図面を見ますと、確かに擁壁等を配慮しているかなと思うんですが、仮設の防護柵が非常に痛々しくてしようがないんでしょうけど、H鋼でこういうのをもしやる場合に、例えば今見ると錆びていて痛々しい、何かくいが打ち込まれているなというイメージがあるんですけど、そういうのは何か色を塗ったりとか、何か景観的な配慮というのはお考えになられているんでしょうか。
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○道路課担当課長 H形鋼の150ミリの鋼材を縦に立てるわけですけど、その景観に関する問題で、色等の、よく茶色の色とかございますけど、そういう色等で仕上げることは可能と考えております。
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○小野田 委員 なかなか難しい工事のような感じがするんですけども、もし景観に配慮されるということでしたら、やはり私がこの横の道を通りますと、やはりこのH鋼が一番痛々しい感じが、イメージを受けますので、もしおやりになる場合には考えていただきたいと思います。
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○池田 副委員長 この岡本の問題、非常に期間的にも長くかかっていまして、現状もかなり、階段の部分も今現在非常に大変な状況にあるわけなんですけれども、この解決を図っていくためには、もともと事業者と市と市民と三者の関係があると思うんです。そういう中で総合的に当然解決を図っていかなければいけない課題だと思うんですけれども、先ほどの中でも、公有地化の検討も含めて、今、事業者との話し合いを進めていらっしゃるということで伺いましたが、土地利用を総合的に考えますと、やはり抜本的な部分については、事業者と市との関係が解決しない限り、先ほどの階段復旧ということは非常に難しいお話だと思うんです。その辺で、先ほど協議内容については、なかなか明確にはお話しできないというお話であったんですけれども、その事業者との関係、かなり前向きに進んでいるのかどうか、その辺についてお伺いしたいと思います。
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○まちづくり政策課長 現在は、先ほども御報告させていただきましたけども、昨年11月15日付で土地所有者から出された公共的土地利用の可能性を含めた提案書を受けまして、双方とも問題解決を早期に図ることでの考えが一致しているところから協議を続けているところでございます。この協議においては、互いの課題整理等が必要であることから、協議に時間を要しており、きょう現在、結果を出すに至っておりませんが、一日も早い解決に向けてこれからも協議を継続していきたいと考えております。
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○池田 副委員長 非常に難しい御質問で申しわけなかったと思います。
今回、市民との間で、階段については、昨年の設計から具体的に話し合いが進んできたと思うんです。この図面を見ても明確、かなりはっきりしてきたと、一部そういうふうに感じるんです。そういうことも含めて、やはり課題を一つずつ解決していかないと先へ進まないという部分もあると思いますので、ぜひ今後、先に課題解決に向けて御努力をお願いいたします。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件の報告について了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたします。
暫時休憩いたします。
(11時54分休憩 13時15分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第3報告事項(2)「鎌倉都市計画道路見直しの進捗状況について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○都市計画課長 日程第3報告事項(2)鎌倉都市計画道路見直しの進捗状況について報告させていただきます。
まず、お手元の資料の確認をお願いします。
A4縦型の用紙の右上に「資料1」と記載しております、都市計画道路の見直し方針(案)に対する3回目のパブリックコメントの実施結果に関する資料。「資料2」は、A4縦型に折り込んだ都市計画道路の見直し方針を配付させていただきました。
それでは、報告させていただきます。
見直しに係る進捗状況につきましては、本年2月27日開催の当委員会で見直し方針(案)に関する説明と3回目のパブリックコメントの実施、鎌倉市都市計画審議会への諮問の予定などを報告させていただいたところでございます。
今回は、その後の状況などについて報告させていただきます。
まず、お手元の「資料1」をごらんください。
この資料は、都市計画道路の見直し方針の案について、本年3月18日から4月16日までに実施したパブリックコメントの結果に関する資料です。
このパブリックコメントの実施に当たり「広報かまくら」、ホームページへの掲載のほか、関係する自治町内会に回覧を依頼するなど、周知の強化を図りました。その結果、案の閲覧者数は18名、提出された意見は16通で、その意見の内容を分類しますと、28件の意見が提出されました。
その意見の内訳は、由比ガ浜関谷線B区間の廃止を要望するものが6件、同路線の廃止を要望するものが2件、同路線B区間を整備すべきが1件、同路線B区間の工法の提案が1件、同路線A区間の廃止を要望するものが2件、和田塚名越線A区間の廃止を要望するものが1件、見直し方針(案)の編集に難ありとの意見が2件、見直し案に賛成との意見が1件、建築制限の緩和を要望するとの意見が1件の合計17件で、その他の意見としては11件あり、そのうち都市計画道路の整備と緑・景観保全に対するものが6件と多くありました。
この意見に対する市の考え方は、意見全体に対し見解を示すものと、個別意見に対し見解を示すものに分けて公表することとしました。
この意見全体に関する見解は、見直し方針(案)は、都市計画道路の見直しの基本的考え方に基づき検証し、段階的に進め、いただいたコメントは市の考え方として整理し、必要な内容等の修正後、その都度、都市計画審議会の意見を聞き慎重に進め、本案としていることを述べます。また、提出された意見のうち、由比ガ浜関谷線のB区間に対しては特出して記載しています。具体的には、緑地の保全を重要視して廃止を求めるもの、地中化やルートの変更を求めるもの、防災上の観点から整備を推進するものなどさまざまな意見が出されており、方向性の確定に向けより多くの意見の集約が必要であるため、今後関連する都市マスタープランに位置づけ、体系的かつ総合的な検証を経た上で方向性を定める必要があると考えています。
よって、今回は、保留として段階的な対応の必要性が再確認できたこと、また、その他の意見も含め、今回のパブリックコメントでは、鎌倉市都市計画道路の見直し方針(案)そのものを否定するコメントはなかったことから、このまま方針を確定したいとの市の考え方を示すこととしました。
なお、資料1の3ページから5ページは、個別意見の整理と市の考え方で、過去に実施したパブリックコメントとおおむね同様の内容であり、市の考え方についても、時点修正を行う程度とし、お手元の資料のとおり公表します。
また、資料1の6ページから9ページは個別意見の要旨等の一覧表です。
以上が、都市計画道路見直し方針(案)に関するパブリックコメント実施状況となります。
このような経過を経て、本方針(案)を、本年7月30日開催の鎌倉市都市計画審議会に、「都市計画道路の見直し方針」として諮問し、あわせて「市民意見に対する市の考え方」も含め御審議いただき、「異議なし」の答申を得られたため、8月21日付で市長決裁を得て確定したところでございます。
それでは、改めて、資料2の都市計画道路見直し方針の内容につきまして、構成や内容などの主要な点について説明させていただきます。
資料2のページをめくっていただき、目次をごらんください。
本方針は、見直し方針本編と、内容の詳細などを取りまとめた検討内容・資料編との2部で構成しております。左側の本編は、中間報告その1・その2の要点を抜粋、時点修正などを加え構成しています。
次に、本編1ページをごらんください。
1ページは、見直しの背景、県内の動向、着目点について記載しています。その主な内容は、都市計画決定以降の未着手路線について、その必要性の検証と都市計画制限に関して土地所有者への配慮が必要な状況であるとの認識から、県下一斉で見直しを実施していること。
本市の見直しは、段階的に実施し、今後の都市を取り巻く状況や目指すべき将来都市像を踏まえ的確に行う必要があると考え、今回は必要最低限の都市計画手続にとどめる方針としたことについて記載しています。
2ページは、全体のフロー図で、検討の過程や内容、パブリックコメントの実施状況及び検証の内容、結果の概要などを記載しております。
3ページは、見直し結果の一覧表となります。4ページの見直し方針図とあわせて説明いたします。
鎌倉市の都市計画道路は、現在39路線が都市計画決定されております。このうち、自動車専用道路2路線は、その道路種別により見直し対象外とし、残りの幹線街路25路線と区画街路12路線の合計37路線を対象に、着手の状況などにより対象路線か否かを選定した結果、ステップ1で、9路線が見直し対象路線となり、その結果は、3ページの表、右側の総合判断の欄に、見直し対象外、4ページの方針図では黒線で表示しています。
なお、3ページ右側の表の区画街路は、直接交通ネットワークにかかわらないことや、建築基準法、開発許可制度などの法及び条例などの活用により、未整備箇所についても、周辺の生活道路と同様の手法で幅員等の整備を図ることが可能であるため、12路線全ての都市計画道路を廃止可能としたことから、総合判断の欄には廃止、4ページの方針図に紫色の線で表示しています。
その他の幹線街路16路線は、ステップ2で必要性の検証、ステップ3で課題解決策の検討、ステップ4で交通量の検証及び総合評価を行うなど段階を踏んで見直しの方針を定めました。その方針につきましては、3ページの表の総合的判断の欄に存続、変更、廃止、保留と表示しています。
4ページをごらんください。初めに方針を存続とした路線について説明します。
なお、都市計画道路の指定番号等は省略し、路線名で説明させていただきます。
鎌倉参道線など10路線は、ステップ2の必要性の検証において必要性が高いという結果により、存続の方針としました。方針図では、青色実線の表示の箇所です。
方針を変更とした路線は4路線で、国道134号線、和田塚名越線、大船停車場小袋谷線、鎌倉駅小町線です。これらは、藤沢市、逗子市及び横浜市との市境部分での道路の線形の不整合の是正または区間廃止が必要と判断したことから変更とします。
廃止を方針とする路線は2路線です。
腰越藤沢線は、方針図の左下の赤線の箇所となっており、総合的判断で、近隣商業地域の高容積率が指定されている区域内の権利者に対する建築制限が長期化していること、2車線を有する現道が存在しており、必要性の評価も低であるため、廃止を方針としました。
浄明寺大町線は、図右下の赤線の箇所となっています。総合的判断の中で、歴史的風土や緑地保全に直接的に多大な影響を与えること、また、廃止した場合でも他路線に及ぼす影響は許容できるため、廃止の方針としました。
方針を保留とする箇所は、由比ガ浜関谷線B区間で、方針図の中央部のオレンジ色点線であらわした箇所です。
当区間は、国道1号と国道134号を直接連絡する、鎌倉の都市の骨格をなす幹線道路であり、防災対策上重要性の高い緊急輸送路等となり得る路線であること。廃止した場合、北側にある雪ノ下大船線の渋滞が予測されること。また、先ほど説明した歴史的風土や緑地保全に影響を及ぼす等の市民意見があり、より多くの意見の集約が必要であること。
さらに、この見直しが最終の着地点ではなく、段階的に見直すため、都市マスタープランや交通マスタープランの改定時に、体系的かつ重点的に慎重な検討を行うため、今回は保留を方針としたものです。
なお、同路線のA及びC区間は存続を方針としました。
5ページは総合的判断の内容に関する解説です。6ページは、見直し方針による都市計画手続や今後の見直しの予定、都市計画制限の緩和についての記載です。
その緩和の主な内容は、既に事業認可を取得し、整備期間が明確となっている路線及び事業化に向け計画中の路線を除き、区域内の建築制限の緩和を行う考え方で、具体的には現在未着手の都市計画道路内の建築行為は、2階建てまでとしている階数の規制を3階建てまで許容し、地下車庫についても、地形的に掘り込みでしか設置できない場合など、一定の条件下で許可しようとするものです。
以上が見直し方針本編の内容となります。
なお、次のページ以降が、検討内容・資料編で、「中間報告その1」を分冊1、「中間報告その2」を分冊2として、本編とあわせて、鎌倉市都市計画道路の見直し方針として確定しました。
最後に、先ほど説明しました都市計画道路内の建築制限の緩和につきましては、今後庁内調整を図り、別途運用基準を策定し周知期間を設けた上で施行を行う予定でおります。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑ありましたらお願いいたします。
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○松中 委員 これとは別に、参考までに聞きたいんだけども。この前、大町のところで、市の職員と交通事故で、悲惨なことになったんですけども。そうすると、事故のために踏切が閉まって、大体午前中いっぱいぐらいかな、踏切がずっと閉められたままになったので、みんな迂回するんです。大渋滞になっていたんですけど。大町の場合なんか、地下化するということはできないか。その地下化という方法が、例えば防災上、特に必要なところなんかは、地下化という話題は出たことはないんですか。もう、すぐ渋滞になってしまうんです。そういう事故もそうだし、防災上、やっぱり134号線から上がってくるということになると、出るところは小袋谷と朝比奈しかないものですから。大仏のところだってちょっと複雑だし。地下道をつくる。あそこに、由比ガ浜に大きい駐車場を県でつくってもらったんですけど、私が手がけてやったときに、最初の計画は道の駅で、134号線がずっと地下に行くようになっていたんですけども、財政的に厳しいというんで、約20億ぐらい足りないのでああいう形になったんですけど。藤沢駅なんかは、駅前から地下で市役所のところに出るようになっているんですが。地下道という考え方は議論の対象にならないんですか。
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○都市計画課長 地下化の話に関しては、134号線の地下化ということもお話に聞いたこともあります。それとあと、由比ガ浜関谷線に関しても、今回のパブリックコメントの中で候補の一つとして、地下化ということも検討してみてはどうだという話もいただいております。大町のこの間の事故も残念であることは間違いないんですが、その中で地下化ということは、今までにまだお話はいただいていない中です。
ただ、予算の関係もあります。ネットワークの考え方としては、地下化ということはあり得るのかなと思っておりますので、今後の検討の中で考えていきたいと思っております。
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○松中 委員 今、鎌倉市だけで考えても、無理な話かもしれないけれども、特に八幡宮の周辺で、地下を考えて振り分けないと、いつも大渋滞なんです。八幡宮のあの交差点が。だから、歩道だけでも地下にならないかという話も、車道じゃなくて、今度は逆に。ただ、段葛が国の指定史跡ですから、そういうことがあるんですけれども。ああいうネックになっているところの地下化とか地下道を考えないと、大渋滞が起こり得るので、それも念頭に入れて問題提起というか、早くそういうものを手がけないと、小袋谷の踏切もそうだろうし、北鎌倉の踏切もそうだろうし。もう少し何か考えないといけないんじゃないかという点を申し述べておきます。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということで確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
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○赤松 委員長 日程第3報告事項(3)「鎌倉市都市マスタープランの見直しについて」を議題とします。原局から報告を願います。
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○都市計画課長 日程第3報告事項(3)鎌倉市都市マスタープランの見直しについて、報告させていただきます。
まず、資料の確認をお願いいたします。鎌倉市のマスタープランのパンフレットA4縦型のものです。それとA4縦型の右上に資料1と記載しております鎌倉市都市マスタープラン見直しフローを配付させていただきました。
なお、お手元のパンフレットは、平成23年3月に都市マスタープランの評価・検討作業を行い、その結果を白書2011として取りまとめた際に、啓発用として作成したものでございます。
それでは、報告させていただきます。
都市マスタープランは、都市計画法第18条の2の規定に基づき、地域の実情と市民の意向を反映した市町村レベルの都市計画に関する基本的な方針を定めるものとなっております。
また、本市におきましては、都市計画のマスタープランであると同時に、鎌倉市総合計画の都市整備にかかわる部分の計画として、平成10年3月に当初の策定を行いました。その後、社会情勢などの変化に柔軟に対応するとともに、この都市マスタープランの着実な実現を図るため、評価・検討及び必要に応じた見直しを行い、平成17年3月に増補版の策定をし、その計画に沿って推進しているところです。さらに、平成23年3月には、増補版策定から5年が経過したことから、達成状況についての評価・検討を行い、その結果を白書2011として取りまとめています。
今回、都市マスタープラン増補版の策定から10年が経過し、その間の災害に対する考え方、まちづくりに関連する新たな対応、社会情勢の変化等に対応するため、平成27年3月の作業終了を目指して、見直し作業に入りますことから、当委員会へ報告させていただくものです。
見直し作業の期間としては、今年度から平成26年度の2年間で実施していく予定でございます。
また、見直しの方向性といたしましては、白書2011の評価・検討結果から導き出した新たな課題を足がかりに作業を行っていきたいと考えております。
お手元のパンフレットをごらんください。パンフレット裏面の下部をごらんください。白書作成時の新たな課題を掲載しております。
新たな課題として、具体的には、東日本大震災によって思い知らされた都市空間の脆弱性への対応や、災害後の復興まちづくりに関し、広く共有されつつある観点として「低環境負荷のまちづくり」「超高齢化社会対応のまちづくり」「地域資源を活用した暮らしと文化を育むまちづくり」を新たに取り組むべき三つの課題として挙げております。
これは、これまでの都市マスタープラン策定委員会の委員長であり、都市計画審議会の会長でもある、東京大学の大方教授から提言をいただいたものでございます。そのため、これらの課題を重く受けとめ、見直しにどのように反映させていくかなどについて検討し、今後作業を行っていきたいと考えております。
次に、資料1の都市マスタープラン見直しのフローをごらんください。
都市マスタープランの実現の方途では、市民、事業者、行政のパートナーシップを大原則に掲げているところから、見直し作業におきましても、市民、関係団体から広く意見を聞きながら作業を進めていきたいと考えております。そのための取り組み体制として、公募市民、関係団体からの推薦者で構成する鎌倉市都市マスタープラン評価・検討協議会を設置いたします。この協議会では、これまでの都市マスタープランに対する意見交換や新たな検討素材の抽出などを行うことを目的としています。また、検討素材の提供や庁内調整、協議会への助言などを行うため、庁内組織となる幹事会もあわせて設置いたします。さらに、節目ごとに市民から意見をいただくことも考えております。それらの、いただいた意見等を見直しにどのように反映していくかにつきましては、鎌倉市都市計画審議会に見直し作業ワーキングとして部会を設置し、その中で方針や策定対応など、専門的な見地から検討していただくことになります。
最後に、見直し作業につきましては、約2年弱での作業期間となり、大変慌ただしい状況となりますが、市民、関係団体の意見を広くお聞きさせていただき、また、関係課や都市計画審議会等との連携を図りながら、見直し作業に対する努力をしてまいりたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑ございますか。
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○松中 委員 ちょっと検討していただきたいんですが、3・11ということで、これは、東日本大震災の発生ということが赤字になっているんですけども、一つの具体的な項目として都市防災の方針が書かれております。安全・安心のまちづくりということ、これは犯罪とかそういうこともあるけど、災害、災害、災害と来るんです。ここに具体的に、例えば崖崩れの警戒区域というのは、実際にもう指定されて、急傾斜地、崩壊危険区域ということになっているんですが、もう法律ではできているんですけど、具体的にはまだ指定が決まっていない。津波災害特別警戒区域、あるいは警戒区域というもの、これをまちづくりの中で、災害という意味じゃなくて、具体的に津波を入れてもらいたいんです。これは、これからの鎌倉のまちづくりで、地震はもちろん、過去そういう問題もあるけれども、134号線なんか、関東大震災のころはこういう具体的な道路がなかったわけですから、オリンピック道路と、要するに国体道路で、由比ガ浜のところに道路ができてきているということから考えて、津波警戒区域、あるいは特別警戒区域、いずれ県で指定されることでありますけれども、しかし、津波の到達、要するにハザードマップはもうでき上がっておりますので、特にこちらの海寄りのまちづくりには徹底してその点を検討してもらいたいと。要するに、津波を入れていただきたいと思います。その点はいかがですかね。
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○都市計画課長 津波の観点ということでお話しさせていただくと、神奈川県で津波防災区域の指定とかやるという話は、今私たちも聞いております。神奈川県の都市マスタープランも、昨年度改定をしながら、防災の部分のところは厚くしているところもあります。神奈川県と今後調整しながら、今回の都市マスタープランの見直しの中には、津波のお話も入れさせていただきたいと思っておりますので、今後、検討の材料にさせていただきます。
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○松中 委員 津波防災、これはもう本当に緊急の課題であろうと思います。3・11を風化させてはならない、そういう思いが強いので、ぜひともお願いします。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
1点だけお尋ねします。評価検討協議会というのがつくられるということで、先ほど説明がありましたけど、これは何名ぐらいで構成を予定していますか。
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○都市計画課長 評価検討協議会ですが、関連組織、関連団体の方から5名推薦をいただく予定になっております。それと、公募市民としまして、今17名募集が来ております。
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○赤松 委員長 そうすると、30名ぐらいの構成ということになりますか。
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○都市計画課長 22名です。
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○赤松 委員長 22名ですか。鎌倉の都市マスタープランが策定されて、今度は大がかりな改定になるわけですよね。ですから、この協議会も非常に重要な役割を担っていると思いますし、そこへのいろんな意見の反映ということで、市民ワークショップというのが書かれていますけど、このあたりの意見交換会、意見集約というのは非常に大事になってくると思いますので、ぜひさまざまな分野からの市民の意見が十分反映されるように、特段の意を用いて、ここら辺は取り組みが大事だと思いますので、ぜひそういう方向でよろしくお願いしたいと思います。
ほかに、御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
そのように確認をいたします。
暫時休憩をいたします。
(13時43分休憩 13時45分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第4報告事項(1)「平成25年度「陳情第5号鎌倉山二丁目開発工事の即時差し止めと認可処分の取り消しを求める陳情」のその後の状況について」を議題とします。原局から報告を願います。
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○開発審査課長 日程第4報告事項(1)平成25年度陳情第5号鎌倉山二丁目開発工事の即時差し止めと認可処分の取り消しを求める陳情のその後の状況について、報告いたします。
本陳情につきましては、平成25年6月3日付で市議会議長宛てに提出されたもので、本年6月14日開催の建設常任委員会において、継続審査の扱いとなっているものです。
本日は、その後の状況について報告するものですが、まずは、本陳情に係る開発計画の概要につきまして説明いたします。
お手元に、資料1として「開発区域位置図」を、資料2として本陳情に係る開発許可についての「開発登録簿(写)」を用意いたしましたので、御参照ください。
本陳情に係る開発計画は、お手元の資料2のとおり、鎌倉山二丁目1585番1、同番8における面積3,374.50平方メートルの市街化調整区域の土地において、自己の居住の用に供する住宅の建築を目的とする開発行為の許可申請が、平成24年9月28日にあったもので、同年12月21日開催の神奈川県開発審査会における承認を経て、同年12月28日付で開発許可を行っているものです。その後、擁壁の構造の変更について、平成25年5月30日付で変更許可を行っております。
次に、本陳情の要旨でありますが、「市は本件を個人の自己居住住宅建設と認定するに当たり、形式的な通り一遍の調査しか行っておらず、今後、市街化調整区域において法人が計画し、無規制で済む個人が申請する手法が他所でも踏襲されれば、当市の開発行政は骨抜きとなる。本件に対する市の行政処理は不当であるばかりか、禍根を残し今後の悪例となるものである。直ちに工事を停止せしめ速やかに開発許可を取り消すよう強く要請願いたい」というものでございました。
そして、陳情の理由としては、「市は調査を怠っている」など7点ほどありました。が、それらについて市の考え方を説明した上で、本件開発許可申請は、計画の内容が都市計画法に規定する技術基準に適合しており、かつ市街化調整区域の土地であることについては、神奈川県開発審査会提案基準18に規定する既存宅地として県開発審査会に諮り、承認を得た上で開発許可しているものであることから、陳情者の言うような、直ちに工事を停止せしめ速やかに開発許可を取り消すことについては当たらないものと考える旨説明いたしました。
また、あわせて、市では、現地で行われている工事について許可内容どおりに行われていることを確認しており、今後も高い頻度での現地確認を行うとともに、工事の状況について注視していく旨を報告いたしました。その結果、冒頭説明したとおり、当委員会において継続審査となったものです。
以上が、本年6月開催の建設常任委員会の状況であります。
以下、その後の状況について御報告いたします。
現在、現地で行われている工事につきましては、全工程のうち約65%程度の進捗状況となっています。
具体的には、お手元の資料2の土地利用計画図に基づき説明いたします。
本件開発区域は全体的に図面の右上を頂点とした扇形のような地形をしていますが、その扇形の弧の部分に当たる図面の左上から右下にかけて開発区域外周に、計画している新設RC土どめにつきましては約80%程度工事が終了しています。そして、図面の中に予定建築物と記載されている部分の上側に計画している新設RC土どめ、RC擁壁につきましては約25%程度工事が終了している状況となっております。その結果、先ほど御説明したとおり、工事全体から見ると、約65%程度の進捗状況ということになっております。
市では、当該工事の状況について、擁壁の基礎や鉄筋の施工状況、また災害防止対策の状況を確認することのほか、周辺住民の方からさまざまな御連絡を受けるたびにも現場調査を実施しており、本年4月の工事着手以降、これまでに延べ18回にわたる現地確認により、許可の内容どおりに工事が進められていることを確認しております。
また、本陳情の中には、平成25年2月28日に現場作業員が携行・使用していた開発設計図とする写真が添付されており、この図面について、本年6月開催の建設常任委員会では、引き続き調査を求められていました。
このことについて、本陳情に、あわせて添付されていた現場作業員二人の顔の部分が隠された写真をもとに、引き続き現場代理人に問い合わせを続けてきましたが、具体的な事実の解明には至っておりません。
なお、本件開発許可処分につきましては、神奈川県開発審査会に対して、開発許可の取り消しを求める審査請求書が、平成25年1月15日付及び平成25年2月15日付で合計2件提出されており、現在審理が行われていること、そして、この審査請求書には当該審査請求の裁決がなされるまで本件開発許可処分の効力の停止を求める執行停止申立書があわせて提出されていることについても御報告していたところです。
この審査請求につきましては、弁明書、反論書等の、書類による手続が終了し、去る9月4日に口頭審理が行われました。今後は、本件審査請求に対する、県開発審査会による裁決が出されるものと考えております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑がありましたらお願いいたします。
(「なし」の声あり)
本件については、委員長を交代して、私、毎回質問をさせていただいてきました。その間に、条例の改正も必要とするような事項についてもお願いをしてまいりましたけど、それらについては、ぜひ前向きに検討を引き続きお願いしたいと思っております。
それから、図面を携行していた作業員二人の所在についても今報告がありましたけど、その部分につきましては、今現在まで特定できない、わからないということでありましたけど、これは、この工事が完了して、完了検査が打たれ、その後の、ここの土地がどう展開していくのか正直わかりませんけれども、何らかの展開が生まれてくることも考えれば、その調査というものの意味は非常に大きなものがあると思っております。そういう意味でも、引き続きの調査をお願いしたいと思っております。その辺だけお願いしておきたいと思います。
それともう1点、先ほど、これも最後のほうに、開発審査会、県の審査会に請求が出されている問題で、最近口頭審理があったという話ですね。口頭審理というのは、これ、公開の場ですよね。ですから、誰であろうと、傍聴しようと思えば傍聴できる。つまりそこで議論されていることは、秘密事項ではないということになりますから、何が審査会に訴えられていて、どういう今議論の経過になっているのか、何か結審をもう迎えるみたいな、先ほどの話でしたから。ざっとで結構ですから、報告していただけますか。
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○開発審査課長 先ほど御説明しましたとおり、口頭審理は9月4日に神奈川県でございました。審査請求は、説明もしましたけれども、2件出ておりまして、1件については1名の方から、もう1件につきましては6名の方の連名という形での提出でございます。内容が似ている関係もございまして、県の、県開発審査会の判断で、その2件につきましては、併合という形で、あわせて審査を行うということで進められております。
審査請求の目的、内容としましては、その本件開発許可を取り消すということを求めた審査請求なわけですけども、口頭審理の場におきましては、その、先ほど御説明した審査請求人、合計7名おられるわけですけども、そのうちの5名の方が出席されていて、そのほかに代理の弁護士の方も出席する形で行われました。市は、開発審査課及び都市調整課職員、合計6名が出席して対応いたしました。
当初予定の時間はおおむね30分ということで連絡があったんですけども、冒頭、請求人の方々の意見というものが、全員が意見を申したということがございまして、それに相当時間がとられまして、結果的に1時間以上の時間が口頭審理の時間だったわけですけども、今申したように、意見を申す時間が相当多かった関係で、実質の質問というんでしょうか、開発審査会の委員からの質問というのはそんなになかったという状況です。その質問の中の具体的なものとしては、既存宅地の要件についての判断、どのように判断をしたのかと、このような内容が質問として出ましたけれども、結果的には、質疑の時間というのは、そのような関係で余りとれなかった。そういう内容がおおむねの全体の状況でございます。
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○赤松 委員長 わかりました。
ほかになければ質疑を打ち切ります。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたします。
暫時休憩いたします。
(13時59分休憩 14時00分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第5「議案第21号市道路線の認定について」を議題とします。原局から説明を願います。
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○道水路管理課担当課長 日程第5議案第21号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、1ページをお開きください。また、2ページ及び3ページの案内図及び公図写、お手元の参考図を御参照願います。
枝番号1図面番号3の路線は、寺分字上陣出411番5地先から、上町屋字山ノ根644番6地先の終点に至る幅員5メーターから9.48メーター、延長19.29メーターの道路敷であります。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
引き続き、認定路線の現況について映像をごらんください。お手元の参考図も御参照願います。
(DVDによる現況確認)
以上で映像による現況説明を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑ありますか。
それでは、千委員から御質疑ですので、暫時休憩します。
(14時04分休憩 14時16分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。事務局から代読お願いします。
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○千 委員 (代読)いつも思うのですが、この道路はどちらが高くて、どちらが低いのかがわかりません。今後はその説明も入れてください。よろしいですか。
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○道水路管理課担当課長 委員御指摘のようなことにつきましても、今後明示するようにしていきたいと考えております。
今回の案件につきましては、案内図で御説明いたしますと、上から下に向かって、要は北から南に向かって下り勾配になってございます。勾配につきましては、平均勾配で約7%という状況でございます。
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○赤松 委員長 以上で質疑を打ち切りますが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
(「(なし)」の声あり)
意見なしと確認します。
それでは、採決に移ります。議案第21号市道路線の認定について、原案に御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決されました。
暫時休憩いたします。
(14時17分休憩 14時18分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第6「議案第33号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市整備部所管部分について」を議題とします。原局から説明を願います。
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○石山 都市整備部次長 日程第6議案第33号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市整備部所管部分について説明いたします。
議案集その1、14ページをお開きください。補正予算に関する説明書は10ページを御参照ください。
第45款土木費、第10項道路橋りょう費、第10目道路維持費、道路維持の経費は4,144万円の追加で、北鎌倉トンネル改修設計等に係る委託料を追加するものです。
第20目橋りょう維持費、橋りょう維持の経費は2,597万9,000円の増額で、橋りょう点検調査業務に係る委託料を追加するものです。
第20項都市計画費、第20目公園費、公園の経費は759万8,000円の増額で、岩瀬下関防災公園街区整備事業に係る事業負担金を追加するものです。
次に、第2条繰越明許費について説明いたします。議案集その1、17ページをお開きください。
第45款土木費、第10項道路橋りょう費、北鎌倉トンネル改修設計等事業について、年度内では事業の完了が見込めないため、第2表のとおり翌年度に繰り越して執行しようとするものです。
続きまして、第3条債務負担行為の補正について説明いたします。
議案集その1、18ページ第3表をお開きください。補正予算に関する説明書は12ページを御参照ください。
梶原六本松公園用地の一部に地上権を設定することに伴い、梶原六本松公園用地賃借料として、平成26年度から平成39年度まで、第3表のとおり新たに設定しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。総務常任委員会への送付意見もなしということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
意見もなしと確認します。
暫時休憩いたします。
(14時21分休憩 14時24分再開)
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○赤松 委員長 再開します。
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○赤松 委員長 日程第7報告事項(1)「小町通り電線類地中化事業完了報告について」を議題とします。原局から説明を願います。
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○道路課担当課長 日程第7報告事項(1)小町通り電線類地中化事業の完了について、報告いたします。
小町通り電線類地中化事業は、安全で快適な歩行空間の確保、景観の向上、都市災害の防止等を目的として、不二家から鉄の井までの約600メートルの区間を対象に、平成19年度から試掘調査を開始し、翌年、平成20年度から工事に着手、当初平成23年度末の完成を目指し事業を進めてまいりました。
しかしながら、事業費及び工事期間について変更が生じたことから、平成23年市議会9月定例会において、債務負担行為の設定を平成24年度までとさせていただき、あわせて事業費の増額補正を御承認いただきました。
また、平成25年度から着手する予定でおりました景観舗装工事につきましても、工事が切れ間なく進めていけるよう、平成24年市議会12月定例会において、景観舗装工事費の増額と、あわせて繰越明許の補正をお願いし、御承認していただき事業を進めてまいりました。
では、お手元の資料の平面図をごらんください。
電線類地中化事業は、平成21年度に青いラインの不二家から瀬戸橋までの約70メーターの区間が完了し、平成25年3月には赤いラインの瀬戸橋から鉄の井までの約530メーターの区間が完了いたしました。事業の仕上げである景観舗装は、平成25年8月に全線の工事が完了し、これをもちまして小町通りの電線類地中化事業は終了いたしました。
資料の写真は、小町通りの施工前と施工後を対比したものでございます。施工前の道路には多くの電柱が立ち並び、電線類が上空を占有しており、町の景観を損ねておりました。また、地震などの災害においては、電柱の倒壊、電線の垂れ下がりなどの危険性が懸念されていましたが、施工後は、上空の電線がなくなり、通りの景観が改善され、地震等災害時の上空占用物件による危険度が減少しております。
なお、景観舗装につきましては、カラー舗装に遮熱性の塗料を使用することで、路面温度の上昇を抑制する舗装を採用いたしました。
最後になりますが、当該事業におきましては、さまざまな問題が発生し、市民の皆様、市議会など、多くの方々に御迷惑と御心配をおかけしましたが、皆様の御理解と御協力のもとにこの事業が完了できたことに対して、深く感謝しております。ありがとうございました。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑はありませんか。
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○松中 委員 それで、地元の人に言われたんだけども、コンクリートの柱が入り口、これ写真で見る入り口、それから鏑木清方、曲がる角に一本残っているんですけども、これはどういうふうになるんですか。
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○道路課担当課長 御指摘のように、2本の電柱が白い状態といいますか、コンクリートの色をした状態で残っております。これは、その奥にあります電柱を支えるための支線柱として、電柱を防護しているという状態なんですけど、その2本の電柱につきましても東京電力と調整を図っておりまして、当初移設を予定しておりましたが、移設する箇所がないということで、最終的には今の高さを低くするという点と、あと、景観に配慮したカラー化、色塗りを行うということで、10月末から11月にかけてそのような形で施工を予定しております。
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○松中 委員 そうすると、今回の場合にはこの街灯と同じような色、トランスの乗っている色になるだろうと思うんですけども。
あと、広告も外すんでしょうね。広告がついていると、ちょっと違和感があるんだね。ほかのあれには広告をつけさせないでしょ。
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○道水路管理課担当課長 広告類につきましては、基本的にこちらの路線に極力つけさせないような形で進めたいとは思っておるんですけれど、当委員会6月定例会の部分もございまして、看板類の除去等の対応についても、合わせて行う予定でございますので、これに関しましては、今後の推移を見ていていただきたいと考えているところでございます。
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○松中 委員 だから、きちんと何か統一した考え方でないと、せっかくやっても、あれやっているんじゃないかということで、せっかくこういう整備がされてきれいになっているんですけど、地元の人もどうするのかなという。
それからまた、ここの写真屋さんだったところ、横の道路をどうするんだというんで、それも聞かれているんですけども、これは当然真っすぐだけじゃなくて、お客さんがぐるぐる回るわけですから、そっちも頑張ってやってもらいたいと、それだけです。
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○赤松 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「(なし)」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
暫時休憩いたします。
(14時32分休憩 14時33分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第8「議案第34号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」を議題とします。原局から説明を願います。
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○石山 都市整備部次長 日程第8議案第34号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の内容について説明いたします。
議案集その1、20ページをお開きください。補正予算に関する説明書は20ページを御参照ください。
まず、歳出ですが、第5款総務費、第5項下水道総務費、第5目一般管理費、下水道一般の経費は152万2,000円の追加で、下水道事業受益者負担金・分担金システム改修に係る経費の追加を。第10目排水施設管理費、雨水排水施設の経費は900万円の追加で、雨水排水施設維持修繕に係る経費の追加をしようとするものです。
次に、歳入ですが、補正予算に関する説明書は18ページに戻ります。
第30款第5項第5目繰越金第5節前年度繰越金は1,052万2,000円の追加で、前年度からの繰越金の追加しようとするものです。
以上により、今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,052万2,000円の追加で、補正後の総額は、歳入歳出とも69億1,762万2,000円となります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
意見打ち切ります。
それでは、採決を行います。
議案第34号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決されました。
暫時休憩いたします。
(14時35分休憩 14時36分再開)
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○赤松 委員長 再開します。
日程第9その他(1)「当委員会の行政視察について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。
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○事務局 日程第9その他(1)当委員会の行政視察について、こちらは正・副委員長、そして先方等と調整を行いまして、日程につきましては11月6日(水)、7日(木)の2日間で、6日は石川県小松市へ空き家等の適正管理に関する条例についてと中心市街地のにぎわい創出について。7日は滋賀県長浜市へ歴史的風致維持向上計画についてと中心市街地活性化について、それぞれ視察を行うことにつきまして、御協議、御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
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○事務局 ただいま御確認いただきました内容で視察を行いたいと思いますが、閉会中の視察となりますので、閉会中継続審査となること、そして詳細につきましては正・副委員長一任とさせていただくことでよろしいかどうか、御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 よろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認しました。
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○赤松 委員長 日程第9その他(2)「継続審査案件について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。
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○事務局 日程第9その他(2)継続審査案件について、閉会中継続審査の関係です。まず、お手元に配付させていただきました、さきの定例会におきまして、閉会中継続審査となっております陳情2件の取扱いについて御協議をお願いいたします。
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○赤松 委員長 継続でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
継続で、確認しました。
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○事務局 ただいま御協議いただきました陳情2件、これに本日新たに継続審査案件となりました陳情1件を加えました3件と、先ほど御確認いただきました行政視察に関する4件、合わせて合計7件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 よろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認しました。
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○赤松 委員長 日程第9その他(3)「次回委員会の開催について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。
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○事務局 日程第9その他(3)次回の委員会の開催についてですが、次回、本会議が9月26日にございます。当日9月26日(木)の午前11時に議会第1委員会室で委員長報告の読み合わせを行いたいと思いますが、御協議、御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 9月26日(木)午前11時、第1委員会室ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認しました。
それでは、本日の建設常任委員会を閉会します。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成25年9月19日
建設常任委員長
委 員
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