平成25年 6月定例会
第6号 6月20日
○議事日程  
平成25年 6月定例会

          鎌倉市議会6月定例会会議録(6)
                                   平成25年6月20日(木曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  竹 田 ゆかり 議員
 3番  河 村 琢 磨 議員
 4番  中 村 聡一郎 議員
 5番  長 嶋 竜 弘 議員
 6番  保 坂 令 子 議員
 7番  西 岡 幸 子 議員
 8番  上 畠 寛 弘 議員
 9番  池 田   実 議員
 10番  日 向 慎 吾 議員
 11番  永 田 磨梨奈 議員
 12番  渡 辺   隆 議員
 13番  岡 田 和 則 議員
 14番  三 宅 真 里 議員
 15番  納 所 輝 次 議員
 16番  渡 邊 昌一郎 議員
 17番  山 田 直 人 議員
 18番  前 川 綾 子 議員
 19番  小野田 康 成 議員
 20番  高 橋 浩 司 議員
 21番  久 坂 くにえ 議員
 22番  吉 岡 和 江 議員
 23番  赤 松 正 博 議員
 24番  大 石 和 久 議員
 25番  中 澤 克 之 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員  なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          木 村 浩 之
 次長補佐        鈴 木 晴 久
 次長補佐        成 沢 仁 詩
 書記          木 村 哲 也
 書記          木 田 千 尋
 書記          小 林 瑞 幸
 書記          窪 寺   巌
 書記          笛 田 貴 良
 書記          岡 部 富 夫
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 8 番  廣 瀬   信  総務部長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会6月定例会議事日程(6)

                                平成25年6月20日  午後2時開議

 1 諸般の報告
 2 陳情第2号 神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情    観 光 厚 生
                                       常任委員長報告
 3 陳情第1号 市議会における個々の議員の賛否等を公表することについて   議会運営委員長
         の陳情                           報     告
 4 議案第4号 市道路線の廃止について                  ┐建設常任委員長
   議案第5号 市道路線の認定について                  ┘報     告
 5 議案第6号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関す  ┐
         る条例の制定について                   │
   議案第10号 鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する  │総務常任委員長
         条例の制定について                    │報     告
   議案第11号 鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の  │
         制定について                       ┘
 6 議案第7号 鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について        ┐
   議案第12号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について  │教育こどもみらい
   議案第13号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について  │常任委員長報告
   議案第14号 鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について  ┘
 7 議案第8号 鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について   ┐観 光 厚 生
   議案第9号 鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定について     ┘常任委員長報告
 8 議案第15号 鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について     建設常任委員長
                                       報     告
 9 議案第16号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)        ┐総務常任委員長
   議案第17号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)        ┘報     告
 10 議案第18号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について            市 長 提 出
 11 議案第19号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について            同     上
 12 議会議案第1号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する 久坂くにえ議員
           条例の一部を改正する条例の制定について         外7名提出
 13 議会議案第2号 神奈川県最低賃金改定に関する意見書の提出について    千 一議員
                                       竹田ゆかり議員
                                       岡田和則議員
                                       三宅真里議員
                                       山田直人議員
                                       吉岡和江議員
                                       外3名提出
 14 議会議案第3号 子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への 長嶋竜弘議員
           救済を求める意見書の提出について            三宅真里議員
                                       外3名提出
 15 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 1 諸般の報告
 2 陳情第2号 神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情    観 光 厚 生
                                       常任委員長報告
 3 陳情第1号 市議会における個々の議員の賛否等を公表することについて   議会運営委員長
         の陳情                           報     告
 4 議案第4号 市道路線の廃止について                  ┐建設常任委員長
   議案第5号 市道路線の認定について                  ┘報     告
 5 議案第6号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関す  ┐
         る条例の制定について                   │
   議案第10号 鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する  │総務常任委員長
         条例の制定について                    │報     告
   議案第11号 鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の  │
         制定について                       ┘
 6 議案第7号 鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について        ┐
   議案第12号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について  │教育こどもみらい
   議案第13号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について  │常任委員長報告
   議案第14号 鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について  ┘
 7 議案第8号 鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について   ┐観 光 厚 生
   議案第9号 鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定について     ┘常任委員長報告
 8 議案第15号 鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について     建設常任委員長
                                       報     告
 9 議案第16号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)        ┐総務常任委員長
   議案第17号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)        ┘報     告
 10 議案第18号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について            市 長 提 出
 11 議案第19号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について            同     上
 12 議会議案第1号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する 久坂くにえ議員
           条例の一部を改正する条例の制定について         外7名提出
 〇 議案第20号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)         市 長 提 出
 13 議会議案第2号 神奈川県最低賃金改定に関する意見書の提出について    千  一議員
                                       竹田ゆかり議員
                                       岡田和則議員
                                       三宅真里議員
                                       山田直人議員
                                       吉岡和江議員
                                       外3名提出
 14 議会議案第3号 子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への 長嶋竜弘議員
           救済を求める意見書の提出について            三宅真里議員
                                       外3名提出
 15 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
                鎌倉市議会6月定例会諸般の報告 (4)

                      平成25年6月20日

1 6 月 12 日 教育こどもみらい常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本
          会議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 7 号 鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について
  議 案 第 12 号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 13 号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 14 号 鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について
2 6 月 13 日 観光厚生常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本
          会議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 8 号 鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について
  議 案 第 9 号 鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定について
  陳 情 第 2 号 神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情
3 6 月 14 日 建設常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  議 案 第 4 号 市道路線の廃止について
  議 案 第 5 号 市道路線の認定について
  議 案 第 15 号 鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
4 6 月 17 日 総務常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告し
          たい旨の届け出があった。
  議 案 第 6 号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について
  議 案 第 10 号 鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 11 号 鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 16 号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)
  議 案 第 17 号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)
5 6 月 18 日 議会運営委員長から、次の陳情について委員会の審査を終了したので、本会議に報告し
          たい旨の届け出があった。
  陳 情 第 1 号 市議会における個々の議員の賛否等を公表することについての陳情
6 6 月 19 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
  議 案 第 18 号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について
  議 案 第 19 号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について
7 6 月 19 日 久坂くにえ議員外7名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第1号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条
          例の制定について
8 6 月 20 日 千一議員、竹田ゆかり議員、三宅真里議員、岡田和則議員、山田直人議員、吉岡和江議
          員外3名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第2号 神奈川県最低賃金改定に関する意見書の提出について
9 6 月 20 日 長嶋竜弘議員、三宅真里議員外3名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第3号 子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書
          の提出について
10 6 月 20 日 各常任委員長から、別紙要求書のとおり、それぞれ閉会中継続審査の要求があった。
     ───────────────────────────────────────
                    (出席議員  26名)
                    (14時00分  開議)
 
○議長(中村聡一郎議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。23番 赤松正博議員、24番 大石和久議員、25番 中澤克之議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 ここで申し上げます。中澤克之議員から6月11日の一般質問における発言のうち、その一部を取り消すとともに、会議録から削除願いたい旨の申し出があります。
 お諮りいたします。中澤克之議員から申し出のとおり、後日、議長職権により会議録を調製し、発言の一部を削除することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、中澤克之議員からの申し出のとおり、発言の一部を取り消すとともに、会議録から削除することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第2「陳情第2号神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情」を議題といたします。
 観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(三宅真里議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第2号神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 本陳情は、去る6月6日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後13日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、本年度の神奈川県最低賃金の諮問・改定を早期に行うこと、地域別最低賃金の改定に当たっては、2009年度の神奈川県地方最低賃金審議会で公労使が結審した神奈川の「生活保護との整合性」を図る観点から、生活保護との乖離解消を本年度で実現すること、特定最低賃金の改定に当たっては、法で定める役割等が果たされるよう、その趣旨及び内容の周知徹底を強化することの3項目について、国に対し、意見書を提出してほしいというものであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、陳情者が求める最低賃金の設定方法は既に実施されており、願意は満たされていると判断されるものの、生活保護水準との乖離については、引き続き状況を注視していく必要があること、また、本年8月に生活保護水準の改定が予定されており、県労働局によると、最低賃金との乖離が解消される見通しであること、また、賃金上昇を図るためにも、労働環境や経済環境など、賃金引き上げができる環境整備をすることが大事であることから、本陳情は継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、近年、経済情勢の変化がある中で、新たな視点で最低賃金及び生活保護水準に関して考えていく必要があることから、結論を出すべきであるという意見であります。
 以上のような、異なる意見に分かれましたので、まず、結論を出すか否かについて諮ったところ、継続審査を主張した委員も含めて結論を出すこととし、続いて、採決を行った結果、本陳情については多数をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
 
○10番(日向慎吾議員)  ただいま議題となりました陳情第2号神奈川県最低賃金に関する意見書提出についての陳情に対し、鎌倉夢プロジェクトの会を代表して討論に参加いたします。
 本陳情は、労働者の最低賃金の引き上げをもって労働者の生活環境を改善することを目的とし、その改定の審議方法や生活保護との整合性を図ることを求め、国に意見書を提出してほしいというものであります。
 まず、求めております審議の方法についてでありますが、既に陳情者が求める審議方法をとっていることが確認されました。
 次に、生活保護との整合性についてでありますが、委員会審査の中でも明らかになったように、生活保護により最低賃金のほうが高い水準になったため、整合性をとると最低賃金を引き下げることになります。よって、国において生活保護との整合性をとることは、陳情者の意図とは反対の事態を招くことになることがわかりました。
 そこで、会派としては、願意を尊重し、継続審査を求めましたが、結論を出すこととなったため、この意見書を提出することは、陳情者の願意に反することとなると判断し、反対したものであります。
 なお、本件に関し、議員提案として提出されます議案に対しても、同趣旨により反対することを申し添えて討論を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第2号神奈川県最低賃金改定に関する意見書提出についての陳情を採決いたします。陳情第2号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、陳情第2号は採択することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第3「陳情第1号市議会における個々の議員の賛否等を公表することについての陳情」を議題といたします。
 議会運営委員長の報告を願います。
 
○議会運営委員長(久坂くにえ議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第1号市議会における個々の議員の賛否等を公表することについての陳情につきまして、議会運営委員会における審査の結果を報告いたします。
 本陳情は、去る6月5日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後18日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、本市議会における各議案に対する個々の議員の賛否について、主な議案については「かまくら議会だより」上で全議員の賛否等を公表し、掲載されない議案については、市民が求めれば議会事務局が回答できるようにしてほしいというものであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び本市議会の現状を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、前任期における議会運営の検討及び議会基本条例の策定に関する調査特別委員会での協議において、議会情報の公開について議論してきたという経過がある中で、このような陳情が提出されているという事実を受けとめ、しっかりと議論を行い、できる限り速やかに答えを出すべきであること、また、これまでは各議員の責任において、自身の態度や考え方をさまざまな媒体で公表してきたところであるが、議会として議員個人の態度等を公表していくことについては、十分な議論が必要であると考えられることから本陳情は継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、議会情報の公開やそのあり方については、議会改革の検討の中で議論していくべき事項であるものの、議会に関心を持っている市民からの要請に対しては、積極的に応えていくことが議会としての役割であり、個々の議員の賛否について市民から問い合わせがあった際には、議会事務局が対応できる体制を構築すべきであると考えることから、結論を出すべきという意見であります。
 以上のように異なる意見に分かれましたので、まず結論を出すか否かについて確認したところ、継続審査を主張した委員も含め結論を出すこととし、続いて採決を行った結果、本陳情については全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第1号市議会における個々の議員の賛否等を公表することについての陳情を採決いたします。陳情第1号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、陳情第1号は採択することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第4「議案第4号市道路線の廃止について」「議案第5号市道路線の認定について」以上2件を一括議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(赤松正博議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第4号市道路線の廃止について外1件につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第4号外1件は、去る6月11日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後14日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第4号市道路線の廃止について申し上げます。
 今回廃止しようとする路線は2路線で、枝番1の路線は議案第5号で認定しようとする道路用地との再編成を行うため、枝番2の路線は現在一般の交通の用に供されていないため、それぞれ道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第5号市道路線の認定について申し上げます。
 今回認定しようとする路線は2路線で、枝番1の路線は都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般の交通の用に供するため、枝番2の路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と議案第4号で廃止しようとする路線との再編成を行い、一体の路線として一般の交通の用に供するため、それぞれ道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第4号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第4号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第5号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第5号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第5「議案第6号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について」「議案第10号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第11号鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(中澤克之議員)  (登壇)ただいま議題となりました、議案第6号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について外2件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第6号外2件は、去る6月11日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後17日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第6号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について申し上げます。
 本条例の内容は、小町通り電線共同溝工事等業務委託に係る不適切な事務処理があったことを受けて、組織を預かる者としての責任を明らかにするため、特例として市長及び都市整備部の事務を所掌する副市長の給料を減額しようとするものであります。
 市長については、平成22年4月から行っている給料の10%の抑制策に加え、新たに10%を加えた合計20%を、担当副市長については、現在行っている給料の7%の抑制策と合わせ、新たに7%を加えた合計14%をそれぞれ一月間減額しようとするもので、施行期日については、公布の日の属する月の翌月の初日から、また公布の日が月の初日であるときは、その日から施行し、施行日から起算して一月を経過した日に、その効力を失うこととするものであります。
 当委員会では慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第10号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例の内容は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴い、新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施のために本市に派遣された職員に対して、同法の規定に基づき、派遣手当を支給できるようにしようとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員からインフルエンザウイルスの変異は激しく、いつ緊急事態が生じるかわからないという状況を考慮すると、早急に特別措置法の施行に伴う条例改正を行う必要があるものの、派遣手当が派遣元と派遣先両方で支給されるのは疑問であるとの意見がありましたが、採決を行った結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第11号鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例の内容は、本市のエネルギー施策の一つとして計画している市施設への太陽光パネル屋根貸し事業において、使用者が市施設やその敷地等に太陽光発電設備を設置する場合を減免対象に追加し、あわせて表現の整備を行おうとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第6号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第6号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第10号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第10号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第11号鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第11号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第6「議案第7号鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について」「議案第12号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第13号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第14号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」以上4件を一括議題といたします。
 教育こどもみらい常任委員長の報告を願います。
 
○教育こどもみらい常任委員長(前川綾子議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第7号鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について外3件につきまして、教育こどもみらい常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第7号外3件は、去る6月11日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、翌12日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第7号鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について申し上げます。
 本制定条例は、子ども・子育て支援に関する施策の推進に係る必要な事項等の調査・審議を行う鎌倉市子ども・子育て会議を、子ども・子育て支援法第77条第1項及び地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として設置し、必要な事項を定めようとするものであります。
 その主な内容は、第1条では、本条例の趣旨及び設置についての規定を、第2条では、組織について、委員は、子どもの保護者、事業主を代表する者または労働者を代表する者、子ども・子育て支援に関する事業に従事する者、子ども・子育て支援に関し学識経験を有する者、関係行政機関の職員または市民から市長が委嘱し、22人以内をもって組織する旨の規定を、第3条では、委員の任期についての規定を、第4条では、本条例に定めるもののほか、組織及び運営に関し必要な事項は規則で定める旨の規定を、それぞれ定めようとするもので、本年7月1日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第12号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、大船第二子ども会館を閉館し、旧北鎌倉美術館を複合施設となる小坂子ども会館・子どもの家として開館することに伴い、大船第二子ども会館の名称、位置を削除し、大船第一子ども会館の名称を大船子ども会館に改めるとともに、新たに小坂子ども会館の位置を鎌倉市大船2135番地と定めようとするもので、大船第二子ども会館の名称、位置の削除及び大船第一子ども会館の名称変更に係る規定は公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日から、また、小坂子ども会館の設置に係る規定は公布の日から起算して五月を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第13号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、旧北鎌倉美術館を複合施設となる小坂子ども会館・子どもの家として開館することに伴い、おおふな第二子どもの家「ひばり」の名称をおさか子どもの家「ひばり」に、位置を大船2135番地、定員を80人と改め、おおふな第一子どもの家「つばめ」の名称をおおふな子どもの家「つばめ」に改めるもので、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第14号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、稲瀬川保育園及び材木座保育園について、その位置を、園舎の耐震化工事を行う間、仮設園舎の位置となる材木座三丁目4番30号と定めるとともに、仮設園舎の位置へ改める規定は公布の日から起算して七月を超えない範囲内において規則で定める日から、もとの位置へ改める規定は公布の日から起算して九月を超えない範囲内において規則で定める日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第7号鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第7号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第12号鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第12号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第13号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第13号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第14号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第14号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第7「議案第8号鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について」「議案第9号鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定について」以上2件を一括議題といたします。
 観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(三宅真里議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第8号鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について外1件につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第8号外1件は、去る6月11日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後13日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第8号鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について申し上げます。
 本制定条例は、老人福祉法第20条の8及び介護保険法第117条の規定に基づく鎌倉市高齢者保健福祉計画の策定及び推進に関し調査・審議を行うため、鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会を地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として設置し、必要な事項を定めようとするものであります。
 その主な内容は、まず第1条では、本条例の趣旨及び設置についての規定を、第2条では組織について、委員は医療に関係を有する団体が推薦する者、福祉に関係を有する団体が推薦する者、公共的団体が推薦する者、学識経験を有する者、関係行政機関の職員または市民から成り、15人以内をもって組織する旨の規定を、第3条では委員の任期についての規定を、第4条では委員の秘密保持義務についての規定を、第5条では本条例の施行に関し、必要な事項は規則で定める旨の規定を、それぞれ定めようとするもので、本年7月1日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第9号鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定について申し上げます。
 本制定条例は、障害者基本法第11条第3項及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第88条第1項の規定に基づく鎌倉市障害者福祉計画の策定及び推進に関し調査・審議を行うため、鎌倉市障害者福祉計画推進委員会を地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として設置し、必要な事項を定めようとするものです。
 その主な内容は、まず第1条では、本条例の趣旨及び設置についての規定を、第2条では組織について、委員は医療に関係を有する団体が推薦する者、福祉に関係を有する団体が推薦する者、学識経験を有する者または関係行政機関の職員から成り、12人以内をもって組織する旨の規定を、第3条では委員の任期についての規定を、第4条では委員の秘密保持義務についての規定を、第5条では本条例の施行に関し、必要な事項は規則で定める旨の規定を、それぞれ定めようとするもので、本年7月1日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第8号鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第8号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第9号鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第9号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第8「議案第15号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(赤松正博議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第15号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第15号は、去る6月11日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後14日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本改正条例は、鎌倉市営住宅入居者選考委員会の委員構成並びに入居の決定及び許可の取り消しに関する基準について整備を行うとともに、福島復興再生特別措置法の改正に伴い引用条項の整備を行おうとするものであります。
 その主な内容は、当該選考委員会の委員構成について、市営住宅の入居者選考に当たり、より公正な選考について調査・審議していくため、民生委員のほかに学識経験または知識経験を有する者を選考委員に加えるとともに、虚偽の申し込み及び入居資格が申し込み時と異なった場合等に、入居決定等の取り消しができるよう新たな規定を設けようとするもので、あわせて福島復興再生特別措置法の一部改正に伴い、引用条項の整備を行おうとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第15号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第15号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第9「議案第16号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算」「議案第17号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算」以上2件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(中澤克之議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第16号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算外1件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第16号外1件は、去る6月11日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後17日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第16号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも1億9,790万円を増額するもので、これにより補正後の総額は582億7,990万円となります。
 補正の主な内容は、まず歳出において、第10款総務費では、公会堂等建設改良工事費に対するコミュニティ助成事業などに係る経費の追加を、第15款民生費では、材木座、稲瀬川及び岡本保育園の耐震改修等に係る経費及び深沢子ども会館の建てかえに伴う解体工事費などの追加を、第70款予備費では、風疹予防接種費用に充用した予備費を補填しようとするもので、一方、これらに対し歳入において、国庫支出金、県支出金、繰越金及び諸収入を追加しようとするものであります。
 なお、このほかに岡本保育園仮園舎設置事業費に係る債務負担行為の追加及び子ども・子育て支援事業計画策定業務委託事業費に係る債務負担行為の変更をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容はもとより、教育こどもみらい常任委員会から送付された、「岡本保育園建てかえ計画について、玉縄地域の子育て支援施設のあり方や財政面からも十分な審査の必要性が確認された」との意見を踏まえて、担当原局及び理事者に対し質疑を行い、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、緊急雇用創出事業の補助金を活用するならば、鎌倉市の雇用情勢等を把握した上で、予算の名目に合った事業計画を進めるべきとの意見が、また一部委員から、岡本保育園の整備を初め、保育施設の整備等に要する経費については、耐震診断、耐震調査の結果に対する安全・安心な保育環境の保持のための緊急対応として理解はするものの、待機児童対策を初めとした保育行政のあり方について、施設の複合化を示している公共施設再編計画基本方針との関係など、さまざまな計画や方針との整合をとるべきであり、補正予算の執行に当たってもその可能性を探るなど、十分に検討する必要があるとの意見がありましたが、採決の結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第17号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも900万円を増額するもので、これにより補正後の総額は582億8,890万円となります。
 補正の内容は、まず歳出において、第10款総務費で先導的官民連携支援事業として実施する、鎌倉市地域経営型PPP事業に係る経費の追加をしようとするもので、一方、これらに対し歳入において、国庫支出金を追加しようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、本事業は民間での実施事例が多いことから、民間の調査方法をしっかりリサーチし、調査だけで終わることのないよう綿密な計画を立てて取り組むべきとの意見が、また一部委員から、本事業の重点的な推進分野の一つである公共施設の老朽化対策については、今後どのような形で維持・整備をしていくか、市としてしっかり検討していく必要があるとの意見がありましたが、採決の結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
 
○3番(河村琢磨議員)  ただいま議題となりました議案第16号平成25年度一般会計補正予算(第1号)につきまして、賛成の立場から討論に参加いたします。
 本補正予算、第15款民生費、第10項児童福祉費の岡本保育園新設に係る経費について申し上げます。
 本件は、昨年度議会においても、岡本保育園の耐震強度確認と対策実施の早期化について請願書が全会一致で採択されており、至急の対策が求められておりました。
 本件の保育園の新設や継続保育実施に当たっては、保護者、地域、関係者皆さんのさまざまな意見があり、同時に時間的な制約がある中で、多くの可能性を検討し、現段階での計画を構築されたことは迅速な対応であったと評価するものの、一方で、保育園新設の計画は、現施設の定数を保持する内容となっており、長年の懸案であった玉縄地域における子育て関連の複合施設、また同地域において推進すべき待機児童対策については、その視点が現計画から抜け落ちていると言わざるを得ません。
 また、公共施設再編計画の基本方針中において、今後の公共施設更新に当たっては、複合化、集約化等を原則とするとされており、このような視点からも、今回の新園設置に当たっては、この方針を全庁的に、また全事業に徹底させる意思があったのかということも問うべき課題であることが浮上しております。
 可及的速やかに進行が求められる事業であるとは理解するものの、今後の設計計画策定においては、玉縄地域、ひいては全地域での子育て環境をどう今後構築すべきか、十分検討していく必要があることを付言して終わります。
 
○6番(保坂令子議員)  神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表し、議案第16号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)に賛成の立場で討論いたします。
 まず、民生費、児童福祉費の保育所の経費について意見を申し上げます。
 軽量のサーモコンクリートを使用していた岡本保育園と材木座保育園、稲瀬川保育園について耐震調査を実施した結果、耐震基準であるIs値0.6に満たないことが明らかになりました。特に、岡本保育園については、Is値が最も低いところで0.16となり、建てかえが必要になりました。建物の図面があれば、もっと早期に耐震診断が可能であっただろうとする外部の意見もあります。
 耐震対応は緊急性が求められるものです。子供たちが一刻も早く安全な施設に移ることは大命題であり、それに向けて決断されたことは評価いたしますが、今後発生する仮設園舎の設置に伴う諸経費については、過大なものにならないよう、圧縮に向けて、一層の努力と工夫を求めます。
 加えて、今後の岡本保育園の新園舎建設については、玉縄地域だけではなく、全市的な待機児童解消及び公共施設再編整備計画との整合性を図り、複合化を追求するとともに、施設規模等、再検討されることを求めます。
 また、材木座保育園、稲瀬川保育園については、一時的な耐震対策は必要ですが、津波被害の可能性を念頭に、早期に新施設へ移転すべきです。南海トラフ大地震の可能性の高まりが指摘されています。鎌倉地域に限定した用地選定から広がりを持たせ、安全性、利便性を考慮し、市内全域で子供が安全に過ごせる対策を講じることが必要です。
 安心して子供を預けることができ、子供たちも安全に過ごすことができるよう、耐震化を初めとした防災対策はもとより、待機児童対策は喫緊の課題です。積極的にお進めいただきたいということを申し上げておきます。
 次に、総務費の自治体運営型通信販売サイト構築運営事業に係る経費についてです。
 この事業は、佐賀県武雄市で始まった地元産品の通販事業、FB良品に倣って、フェイスブックを活用した通販サイトを構築する目的で委託料720万4,000円の全額を緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金により賄うというものです。
 厚生労働省所管の雇用創出の基金による事業は、地域の雇用情勢が厳しい中で、失業者等の雇用機会を創出するため、各都道府県に基金をつくり、各都道府県及び市町村において地域の実情や創意工夫に基づいて雇用の受け皿をつくり出すという趣旨で続けられています。しかし、全国的に見ると基金で賄われた事業が実際に有意な人数の雇用に結びついていない。短期間の臨時的な雇用でスキルアップの機会とはならず、雇用された人の事業終了後の就労に結びつかない。外部委託、県・市町村による直接雇用の二つの形式のうち、特に、委託の場合においては、事業の点検評価が十分行われないなどの批判があります。
 また、新規に失業者等を雇うために、それまで働いていた非正規雇用の職員が解雇されるという事例も報告されています。
 この鎌倉市では、同種の基金、ふるさと雇用再生特別基金市町村補助金を用いて行われた観光資源創出及び商品開発事業で、不適切な委託先の選定と事業展開があったとして、市民から陳情が出され、議会でも追及が行われました。
 こういった経緯を踏まえ、今般の自治体運営型通信販売サイト構築運営事業が地域の実情や創意工夫に基づく雇用の受け皿創出につながるかどうか、委託先の選定、委託事業の点検評価等、きめ細かく行ってくださることを求めます。
 最後に、雇用創出の基金がそもそも現行の枠組みでよいのかということを指摘させていただきます。
 地域の実情や創意工夫に基づく雇用の受け皿創出ということを真剣に捉えて事業を行おうとする自治体にとっては、使い勝手が悪い仕組みです。雇用の創出は、地域における恒常的な雇用機会の拡大につながらなくては意味がありません。地域主権改革の流れの中で、自治体から国に対し、改善・見直しを求めていく必要があるということを申し上げ、討論を終わります。
 
○2番(竹田ゆかり議員)  議案第16号平成25年度鎌倉市一般関係補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論に参加させていただきます。
 一点、申し上げたいと思います。総務常任委員会での審議の際にも申し上げたことですので、原局の皆様には繰り返しになりますが、お許しをいただきたいと思います。
 県に要望していた緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金については、その県の内諾により支出されて、このたび執行予定されている、自治体運営型通信販売サイト構築運営事業実施をするということですけれども、それについて述べさせていただきます。
 そもそも、この補助金がどういう目的で支出されているのかということであります。全国的に雇用情勢が厳しい中、失業率はやや下がったとはいえ、依然高どまりの傾向にあります。そこで、厚生労働省が雇用創出の基金事業として都道府県に雇用の受け皿を創出しなさいということでおろしたわけであり、それが、このたび鎌倉市に支出されてきたわけです。ということは、当然のことながら、この補助金の執行に当たっては、雇用をつくり出すということが最大目的でなければなりません。さらに言うならば、鎌倉市の就労希望者がどれだけあるのか、その方々がどのようなニーズを持っているのか、どのような職種を求めているのか、その実態から方策が立てられるのが筋ではないでしょうか。
 特に、若者の失業率は高く、20代前半の失業率は9ないし10%に及んでいるのが現状です。原局からは、この事業は単年度の取り組みでありますということでのお話でしたけれども、今年度1年の取り組みではあっても、確実に新しい雇用につながっていくことが予見されるものでなくてはならないと思います。フェイスブックを立ち上げて、鎌倉ブランド品の販売をするということで、該当企業の収益は上がります。その結果、将来的にそのことが雇用に結びつくという意図での企画だとは思いますが、果たしてその効果が期待できるものであるのでしょうか。私は、その疑念が払拭し切れません。企業とも十分な意思疎通を図りながら取り組んでいくことを期待したいと思います。どうぞ、一つでも多くの雇用をつくり出していただきたい。そのことをしっかり見据えて計画を立てていただきたい。
 補助金執行に当たっては、以上のことを強く要望させていただき、討論への参加とさせていただきます。
 
○議長(中村聡一郎議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第16号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第16号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第17号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第10「議案第18号鎌倉市教育委員会の委員の選任について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)ただいま議題となりました議案第18号鎌倉市教育委員会の委員の選任について、提案理由の説明をいたします。議案集その3、1ページをお開きください。
 現在、欠員となっております、鎌倉市教育委員会の委員について、いろいろ検討いたしました結果、新たに安良岡靖史さんを選任することが、最も適当であろうと考え、ここに提案する次第です。
 なお、安良岡靖史さんの略歴につきましては、お手元の資料により、御了解を願いたいと思います。御審議の上、御同意くださいますよう、お願いいたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○25番(中澤克之議員)  今、提案のありました教育委員というのは、いわゆる教育長含みという判断でよろしいでしょうか。
 
○松尾崇 市長  常勤の教育長として、今後お仕事をしていただきたいと私としては考えております。
 
○25番(中澤克之議員)  ちょっと耳を疑うんですけれども、僕の聞き間違いかもしれないのですが、安良岡さんというお名前だったんですが、代田昭久さんの間違いではないでしょうか。どうなんでしょうか。
 
○松尾崇 市長  安良岡靖史さんです。
 
○25番(中澤克之議員)  それはおかしいですね、3月25日の各新聞に、教育長人事6月再提案、後援会会見、管理者を通さない記者会見を商工会議所で開いたときに、記者の皆さんに6月議会で代田昭久氏を再提案すると記者会見して、その後どの場においても、この記者会見での発言を撤回していないんですよ。撤回していないんだから、これが生きるのが当たり前じゃないですか、記者会見でやったんですから。なぜ、きょう、違う方の名前が出ているのですか。
 
○松尾崇 市長  その後、検討しました結果、安良岡靖史さんを提案するということに決めました。
 
○25番(中澤克之議員)  それはおかしなことで、検討した結果、市議選のときも市長は街頭で、その前も、代田さん以外はいないと、この人しかいないんですと言った。それに賛同した議員もいて、今日、議員となっている方もいる。そこまで言い切って、前言撤回をしないで、検討した結果、違う人になったと、そんなばかなことはあり得ないんで。教育界を8カ月、教育長、もう一人の教育委員も選ばないで、全部議会のせいにして。
 市長はこれ御存じですか。鎌倉市の教育を考える会、4月1日発行のチラシ。それから4月13日、鎌倉教育ルネッサンス、どちらも連絡先もなければ、代表者も何にもないんですけれども、このチラシは、両方とも御存じですか。
 
○松尾崇 市長  チラシは拝見しています。
 
○25番(中澤克之議員)  この中で、市長と議会が対立し、人事案を出せない状態でした。市長は、記者会見で否決されても代田昭久氏を出すと明言された、間違いないですね。
 
○松尾崇 市長  そのときに、再度代田昭久さんを提案したいというお話をさせていただきました。
 
○25番(中澤克之議員)  4月13日の、よくわからないですけれども、鎌倉教育ルネッサンスというところが発行したもので、6月の議会において市長が新たな教育長候補として挙げているのが地域に開かれた学校づくりで成果を残してきた前杉並区立和田中学校長の代田昭久氏でありますと。代表も、連絡先もない。連絡先があったら、ちょっと聞いてみたかったんですけれども、6月議会において、市長が新たな教育長候補として挙げていると。この教育ルネッサンスというところの、どなたかわからないですけれども、この方に市長が直接言ったのでしょうか。それとも、この教育ルネッサンスというのは、新聞報道を引用してここに書いたのか、どちらでしょうか。
 
○松尾崇 市長  教育ルネッサンスという発行なんでしょうか、そのチラシについては、私が何か取材を受けたりとかということではありませんので、特に私が何かお話ししたということではありません。
 
○25番(中澤克之議員)  では、これは3月24日なのかな、商工会議所で、松尾たかしを応援する会、これは資金管理団体ということが判明しておりますけれども、マスコミの皆さんに送ったファクスの中では、杉並区立和田中学校の代田昭久校長が撤回の経緯を説明するという内容だった、つまり、資金管理団体である松尾たかしを応援する会が、みずからの活動のためではなくて、民間人の代田昭久氏が撤回の経緯を説明する場を設定したわけですよね。この商工会議所の、この費用、場所を借りるのにはお金がかかる。この費用というのは、松尾たかしを応援する会で支出したんでしょうか。それとも、松尾崇市長本人が支出したんでしょうか、どちらでしょうか。
 
○松尾崇 市長  応援する会で支出したものだと記憶しております。
 
○25番(中澤克之議員)  それは間違いないですか、間違うと大変なことになるんで、間違いないですね。その答弁でよろしいですね。
 
○松尾崇 市長  そこの詳細のところについては、私自身、確認はしておりませんので、明確にこの場で、領収書がどのような形で切られているかということまでは、ちょっとお話ができません。
 
○25番(中澤克之議員)  よろしいですか。松尾たかしを応援する会の代表は御自身であり、会計責任者は奥様なのに、把握していないということはあり得ないですよ。これだけ大々的にやった費用が代表も知らない、会計も知らない、あり得なくないですか。どっちですか。これは重要なことなんですよ、答えてください。
 
○松尾崇 市長  今、明確にお答えができませんので、確認して、後日お知らせさせていただきたいと思います。
 
○25番(中澤克之議員)  それは、ちょっと後でいいです。確認して、状況が違うんだったら、議事録も変えなきゃいけないので、次の質問に行きますけれども、教育長含みで、代田氏をここまで強行にやって、5月に入っても、代田氏の提案についてはこだわり、新教育長含みの教育委員さん、今議題となっている教育委員さんに打診をしたのは5月の下旬、今度の教育委員さん、教育長含みの教育委員さんは、現職校長、ことしの3月末まで教育委員会の次長をされていて、小学校の校長に出られて、新しい小学校の子供たちを迎え入れて、入学式もやって、これからどうしようかというときに、5月の末、いきなり教育長の話になった。ということは、それまでは代田氏にこだわっていたんでしょう。だったら、出せばいいじゃないですか、何で出さないんですか。撤回はしない、そのまま、うやむや。考えた結果、代田氏だと言ったんじゃないんですか。だから、ここまで市議選で徹底的にやったんじゃないんですか。なぜ、代田氏じゃなくて、私は今提案された方、いいと思いますよ。だけど、なぜ代田氏じゃだめなのか。代田氏しかいないと言い切っていたんだから、そこの説明が何にもないじゃないですか。説明責任を果たさないじゃないですか。説明責任を果たさないで、勝手に、これだけ教育界をぐちゃぐちゃにして、テレビが入って、何にも説明をする気がないんですか。説明もなしで、代田氏に対しては、あれだけ代田氏を持ち上げてやったんだから、市内中でみんな代田氏は知ってますよ。選挙前だって、御自身がこんなビラ配ってやっているんですから。私が教育長候補ですと。その説明を代田氏がなぜあそこまで、いいですか、アメージング、アルティメットとまで言い切っていたんですよ。この人しかいないと言ったんですよ。この人しかいないのに、なぜ違う人が出てくるんですか、その説明をきちんとしてください。
 
○松尾崇 市長  昨年の10月から教育長が不在という状況が続いていました。議会でもお話しさせていただきましたとおり、一日も早く教育長を選任していかなければならないという気持ちには変わりはありません。その中で、教育長、今不在という状況を解決していくために、安良岡さんが現段階で最もふさわしいと考えまして、御提案を今回させていただきました。
 
○25番(中澤克之議員)  それは答えになっていないので、代田氏では、なぜだめなのかという理由を聞いているのです。答えてください。
 
○松尾崇 市長  ですので、この不在という状況を解消していくためには、安良岡さんが最もふさわしいと考えました。
 
○25番(中澤克之議員)  それはおかしいんで、否決されても出すとおっしゃったんだから。教育委員ですよ、人事議案を否決されても出すとまで言い切って、公の場で、記者会見で言ったんだから、何で出さないで、その理由をきちんと説明できないで、ころころ変えている。そんなことで誰がついていきますか。職員のトップじゃないんですか。これだけ教育界を混乱させて、議会でも、選挙前でしたよ、確かに。自分で取り下げておいて、その後、商工会議所で、あのときに市長は何と言いましたか。議会に、6月議会で提案するかどうか、説明する必要はないとまで言い切ってやったのに、数日したら、向こうで提案しますと、イレギュラーなことをずっとやってきたんだから、きちんとみずから責任をとる。誰に責任があるんですかと聞きました。教育長の取り下げのときに、この混乱は、誰が責任ですかと聞きましたら、私にありますとおっしゃった。舌の根も乾かないうちに、また同じ人を出す。上に立つ人間が責任をとらないで、謝罪もしないで、そのままスルーにいくような世界じゃないんですよ、トップというのは。政治家というのは結果責任だけなんです。
 市長がそういう態度でうやむやにして、職員に全部責任を押しつけていく。みずからやったことの責任をとらない。小町の電線地中化もそう。あれだって、きょう可決されましたけれども、御自身の言及なんていうのは、記者会見で、記者さんから自分の責任はとらないのかと言われて、それで初めて自分で、それまで部下だけ。全部職員が悪い、職員が悪い、私は知りませんでした。それが通じる世界じゃないのに責任をとらない。この教育をここまで引っ張って、8カ月、何ら謝罪もなしに、何ら責任も感じないんですか、どうですか。
 
○松尾崇 市長  決して、今回のこの教育委員の人事が決まらないことを、私は職員のせいにしたことは一度もありませんし、私が責任を持って決めなければならないという立場で取り組みしてまいりました。
 今回、この不在という状況を解決していくために、私自身全力を尽くして、お認めいただければ、しっかりとこの教育行政を進めていけるために、私自身も全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 
○25番(中澤克之議員)  混乱させたのはそちらで、はなから通る見込みがなかった代田昭久氏を議案で出したんじゃないですか。そのまま採決すればいいじゃないですか。混乱させたのは市長でしょう、そのときに認めたでしょう、私の責任ですと。だけど、結果的に、その後、出す、出すと言って、その責任はどうするんですか。ないんですか。一切、市長は自分で責任を感じていないんですか。大騒ぎして代田昭久氏、この人しかいません。選挙でもそうでした、並べて、ここにいる何人かもそう、この人しかいないと言い切ったんだから、その人じゃない人が出たんだから、結果責任でしょう、政治家というのは。それについて、何ら謝罪する気はないんですか、あるんですか、どちらですか。
 
○松尾崇 市長  議員おっしゃるとおり、結果責任だと思っています。私の立場でも、きちんと結果を出していくということが最大、大事なことだと思っています。
 そういう意味におきまして、私としては、今のこの教育委員が不在だという状況を解決していく、そのことが私自身、しっかりと責任をとっていくことだと考えまして、今回も人事の提案をさせていただいています。
 
○25番(中澤克之議員)  謝罪する気があるかどうか、責任はその前の質問、謝罪する気があるかどうかと伺っているのです。これだけ混乱させたのは事実でしょう。何ら謝罪しないというんだったら、しないでいいんですよ。責任をとる、とらない。政治家というのはそうですよ。今後、また結果を出していかなければいけない。それはそのとおりです。今度の安良岡さんに大いに期待したい。でも、市長が御自身で、今までの経過について何ら責任をとらない。謝罪もしない。謝罪して、それが市長の辞任になるわけでも何でもないですよ。だけど、学校現場、うちの子も卒業でした。入学でした。教育長がいない中でです。そういう保護者に向けても、何ら謝罪も何もしないで、このままスルーしていくんですか。それが市長の政治姿勢なんですか。どちらなんですか、はっきりと。今まで混乱したのは事実でしょう。代田昭久氏に5月の下旬までこだわっていたのは事実でしょう。5月下旬に打診を受けているんですから。だったら、そこまでのきちんと謝罪をまずするのが先じゃないですか。教育長不在がどうたらこうたらの前に、ここまで教育界、保護者に向けて混乱させて、不安に陥れて。まず、その謝罪が先じゃないですか。謝罪する気があるのか、ないのか、どちらですか。
 
○松尾崇 市長  この教育長が不在だという期間が大変長引いてしまったということにつきましては、私自身、きちんと謝罪してまいりたいと思います。
 
○25番(中澤克之議員)  してまいりたいじゃなくて、ここ、今、記者さんも入られているんですから、公の場ですよ。まず謝罪をすべきだと思いませんか。今後してまいりますじゃなくて、今する場があるんだから。そうでない限りは、新しく教育委員、教育長になられる方はきちんとやっていただくのに失礼じゃないですか。まず、御自身が今までやったことが間違っていたんだから、どう考えたって。それを否定しないで、間違いって、謝罪すればいいじゃないですか、きちんと。
 もう一度だけ聞きますが、公の場ですから、ここは。きちんと、この8カ月、正式には8月1日付で着任らしいですから、約9カ月になっちゃいますけれども、教育長不在という、この事態を招いたことについて、まず市民の方、保護者、教育界、そして子供たちに対して、まず謝罪をお願いいたします。
 
○松尾崇 市長  この教育長が不在だということにつきましては、私がこれまで取り組みをしてきたということが私の責任ということだと考えています。そういう意味におきまして、これだけ長期間、教育長を不在にしてしまったということにつきましては、おわびを申し上げたいと思います。
 
○25番(中澤克之議員)  きちんと、初めからそのような対応していただければ、すんなりとお迎えして、今後の鎌倉の教育、市長だって、新しくお子さんが生まれたんでしょう。その子を託すんじゃないんですか、将来、この鎌倉で。違うんですか。
 だったら、その子がどうなる、こんな謝罪もしないでいく、そんな状況の中で育っていくということの、いい意味なんかならないじゃないですか。
 きちんと謝罪をいただいたんで、これ以上はやりませんが、やはり教育というのは政治が介入してはいけないという、そのことを強く強くお願いして、質問を終わらせていただきます。
 
○議長(中村聡一郎議員)  質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第18号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第18号鎌倉市教育委員会の委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の賛成によりまして、議案第18号は原案に同意することに決定いたしました。
 なお、ただいま鎌倉市教育委員会の委員の選任について同意を得られました安良岡靖史さんから、発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○安良岡靖史 教育委員会委員  (登壇)ただいま御紹介をいただきました安良岡靖史と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 議長より発言の機会をいただきましたので、一言御挨拶させていただきます。
 このたび、教育委員の選任において、市議会の皆様方に御同意を賜りまして、まことにありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。
 皆様に御賛同いただきました教育委員会委員という大役につきましては、その責任の重大さに身の引き締まる思いでございます。
 私は昭和52年に鎌倉市立中学校での勤務が教員の第一歩でございます。学校のほかに、教育委員会事務局においても勉強させていただきました。教育委員として、教師を志した初心の気持ちを忘れることなく、これまでの経験を生かしながら、鎌倉の子供たちのために、微力ではございますが、鎌倉市の教育がさらに充実し、発展していくために、全力を傾注してまいります。
 市議会の皆様には、引き続き御指導いただきますよう、心よりお願い申し上げ、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第11「議案第19号鎌倉市教育委員会の委員の選任について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)ただいま議題となりました、議案第19号鎌倉市教育委員会の委員の選任について、提案理由の説明をいたします。議案集その3、3ページをお開きください。
 現在、欠員となっております、鎌倉市教育委員会の委員について、いろいろ検討いたしました結果、新たに齋藤千歳さんを選任することが、最も適当であろうと考え、ここに提案する次第です。
 なお、齋藤千歳さんの略歴につきましては、お手元の資料により、御了解を願いたいと思います。
 御審議の上、御同意くださるよう、お願いいたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第19号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第19号鎌倉市教育委員会の委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の賛成によりまして、議案第19号は原案に同意することに決定いたしました。
 なお、ただいま鎌倉市教育委員会の委員の選任について同意を得られました齋藤千歳さんから発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○齋藤千歳 教育委員会委員  (登壇)ただいま御紹介をいただきました齋藤千歳と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 議長より発言の機会をいただきましたので、一言御挨拶させていただきます。
 このたびは、教育委員の選任におきまして、市議会の皆様方に御同意を賜り、まことにありがとうございます。厚くお礼申し上げます。
 私は、昭和43年に鎌倉市の小学校に奉職して以来、今日まで教育に携わってまいりました。しかし、このような大役を仰せつかりましたことは、身に余る光栄なことと存じております。未熟者ではございますので、市議会の皆様方から多大な御指導をいただきつつ、教育の場で今まで培ってきた経験を生かしながら、お世話になりました鎌倉市の教育に少しでもお返しができればという思いで精いっぱい努めさせていただきます。
 市議会の皆様には、これより引き続き御指導をいただきながら、努力してまいります。御協力、御指導をいただきますように、心よりお願い申し上げます。そして、私の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第12「議会議案第1号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○21番(久坂くにえ議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第1号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 現在の我が国の経済状況は、近年の不況感が幾分払拭されたとはいえ、先行きの不透明感は拭い去れません。つまり、本市を取り巻く環境は進み続ける高齢化、急速な好転を見込みがたい財政状況等、依然として厳しいものであると言わざるを得ない状況であります。
 かかる状況下において、本市の着実な市政運営を支えるため、また行政とともに行財政改革を進める議会の立場から、前任期の意思を引き継ぎ、今任期においても議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正し、議員報酬等の削減を平成26年7月末まで実施するものであります。
 その内容は、お手元の議案のとおりであります。総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第1号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第1号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第1号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第1号は原案のとおり可決されました。
 
○議長(中村聡一郎議員)  議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (15時26分  休憩)
                   (16時10分  再開)
 
○議長(中村聡一郎議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ここで御報告申し上げます。
 ただいま市長から、議案第20号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算が提出されました。
 お諮りいたします。この際、議案第20号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  「議案第20号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)議案第20号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)の提案理由の説明をいたします。
 今回の補正は、議会運営の経費の減額を行うものです。そして、歳出の減額に合わせて、繰入金を減額いたします。
 詳細につきましては、担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
 
○廣瀬信 総務部長  議案第20号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)について、その内容を説明いたします。議案集その4、1ページをお開きください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ790万円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも582億8,100万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず歳出ですが、第5款議会費は790万円の減額で、市議会議員報酬及び手当の減額を行おうとするものです。
 次に、歳入について申し上げます。第75款繰入金は790万円の減額で、歳出の減額に合わせて、財政調整基金からの繰入金の減額を行おうとするものです。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第20号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第20号平成25年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第20号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第13「議会議案第2号神奈川県最低賃金改定に関する意見書の提出について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○17番(山田直人議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第2号神奈川県最低賃金改定に関する意見書の提出について、共同提案6名を代表しまして、提案理由の説明をいたします。
 便宜文案の朗読をもちまして、提案理由の説明とさせていただきます。
 我が国における働く者の雇用と生活は、所得の低迷や格差拡大に歯どめがかからず、非正規労働者は全雇用者の35%を上回り、年収200万円以下で働く労働者(いわゆるワーキングプア)は1,100万人近くに及んでいる。みずから生計を維持している労働者層へも非正規労働が拡大しており、地域別最低賃金制度の役割は重要になってきている。
 また、国においては、平成25年度から生活保護基準を引き下げる一般会計予算が編成された。平成25年度の地域別最低賃金改定に当たっては、平成19年施行の改正最低賃金法及び平成22年の雇用戦略対話合意の見直しについても適切な対応を求め、生活保護基準の引き下げが他の制度に波及し「貧困の連鎖」を引き起こさないようにしなければならない。
 一方、特定(産業別)最低賃金は、地域別最低賃金と別の役割を果たす位置づけとして、当該産業の労働条件の向上または事業の公正競争の確保の観点から、地域別最低賃金より金額水準の高い最低賃金を必要と認め関係労使の主導により設定するものであり、かつ、地方最低賃金審議会での審議は、労使協議を補完・代替する役割を担っている。近年、地域別最低賃金の上昇もあり、特定(産業別)最低賃金の改定に当たっての必要性審議において、「必要あり」に至らないケースが発生しており、平成25年度の特定(産業別)最低賃金の改定に当たっては、その役割を果たすために、関係労使の主導を尊重した必要性審議が行われることが重要である。
 よって、国におかれては、平成25年度の神奈川県最低賃金の諮問・改定に当たっては、次の事項を実現されるよう強く要望する。
 1、神奈川県最低賃金の諮問・改定を早期に行うこと。
 2、地域別最低賃金の改定に当たっては、平成21年度の神奈川県地方最低賃金審議会で公労使が結審した「生活保護との整合性」を図る観点から、生活保護との乖離解消を本年度で実現すること。
 3、特定(産業別)最低賃金の改定に当たっては、当該産業の労働条件の向上または事業の公正競争の確保の観点から、地域別最低賃金より金額水準の高い最低賃金の必要性を認め関係労使の主導により設定し、地方最低賃金審議会における必要性審議に当たっては、従来の労使代表による本審だけでなく、当該産業別の労使が入った審議の必要性も検討されたい。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成25年6月20日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第2号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第2号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第2号神奈川県最低賃金改定に関する意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第2号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第14「議会議案第3号子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書の提出について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○14番(三宅真里議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第3号子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 2013年4月から子宮頸がんワクチンが予防接種法の定期接種に追加され、小学校6年生から高校1年生までの女子を対象に、原則無料で接種が行われています。
 ところが、厚生労働省では、6月14日、突然の方針転換を発表し、子宮頸がん予防ワクチンは定期接種を続けながらも、積極的な接種の呼びかけを一時中止することを決めました。ワクチンの接種後、体の痛みやしびれなどの被害報告が相次いだからです。患者のお母さんは話されました。2011年10月、当時12歳だった中学生の娘が子宮頸がんのワクチンを接種した後、異変がおきました。足に激痛が走って歩けなくなりました。味覚障害も出て、光がまぶしいとか、そういったことが次々に起きました。体のあちこちに電気が走るような激しい痛みが続き、連日、死にたいと叫ぶこともありました。
 そのほかにも、意識消失や呼吸困難、心肺停止などの重篤な症例も報告されています。これ以上、副反応に苦しむ女の子を出してはなりません。
 国は、予防接種法に指定して、ワクチンの接種を呼びかけておきながら、一転して積極的にはお勧めしていませんとしたことは、法律に指定した責任を果たさないものです。
 副反応が多いとわかっているワクチン接種の判断を患者側に委ねるということは、判断を任された親子にさまざまな負担を強いるものであります。子宮頸がん予防ワクチンを法律に位置づけた国の責任において、早急に被害を検証し、法に基づき、積極的にお勧めできると言えるようになるまで、接種の見合わせとともに、副反応被害者への救済と検診体制の充実を求めるものです。
 以下、文案を朗読いたします。
 子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書。
 ヒトパピローマウイルス(HPV)予防ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、本年4月より定期接種となりました。しかし、この「子宮頸がん予防ワクチン」と呼ばれている「サーバリックス」「ガーダシル」を接種した後の副反応事例が全国で多数報告されています。
 5月16日に開催された厚生労働省厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会で、2010年11月から本年3月末時点での副反応報告は、2種類合わせて計1,196件に上ったと報告がありました。
 このうち、医療機関からアナフィラキシーや意識レベルの低下等、重篤な症例報告は106件あったことが明らかになりました。重篤の中には「四肢の運動能力低下」「歩行不能」「異常行動」等、未回復の例もあります。
 子宮頸がんは、遺伝に関係なくその原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって起きるとされています。多くの場合、性交渉によって感染し、中でも発がん性のあるヒトパピローマウイルス(HPV)には、海外では性活動を行う女性の50%以上が生涯に一度は感染すると言われ、健康な女性では感染しても90%以上は自分が持っている免疫によって消失するとされています。ワクチンの対象となっている16型HPVと18型HPVは、日本人の子宮頸がん全体の50〜70%であり、0.5%と0.2%の感染率であることが国会答弁によっても明らかです。また、子宮頸がん予防ワクチンは新しいワクチンのため、子宮頸がんそのものを予防する効果はまだ証明されていないこと。子宮頸がんの原因となる全てのヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があるわけではなく、ワクチンを接種した方も、20歳になったら、必ず2年に一度の子宮頸がん検診の受診を進め、早期発見が大切であることが厚生労働省の資料にも記されています。
 子宮頸がん予防ワクチン接種による効果と、高比率での重篤な副反応とを可及的速やかに精査し、検証すべきです。
 また、予防接種被害に対する補償は限定的で、被害者みずから立証しなくてはならず、医者でも新発のワクチンと副反応の因果関係を立証することは難しいため、補償を受けることは大変困難な状況です。速やかな補償体制がとれるよう、改善されるべきです。
 よって、国におかれては下記の3点を実施するよう要請するものであります。
 1、全国で重篤な副反応が発生している現状を重く受けとめ、このワクチンの効果と危険性を精査し検証するまで、接種の一時見合わせをすること。
 2、副反応被害者の立場に立った速やかな補償並びに相談事業の拡充をすること。
 3、子宮頸がんは、検診により早期発見、早期治療が可能であることから、若い世代が受診しやすい検診体制の工夫と充実を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成25年6月20日。鎌倉市議会。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 総員の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
○議長(中村聡一郎議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○22番(吉岡和江議員)  子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書につきまして、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して、反対の立場で討論いたします。
 このたびの意見書を出す相談があった際、意見書の表題にあります点については、賛成ですとお答えしましたが、表題にはない要望項目の1にあります接種の一時見合わせすることについては、意見があることから、この部分を除く検証と救済の1点で意見書を提出するよう申し上げたところですが、受け入れられないまま意見書が提案されたものです。
 以下、理由を述べます。
 子宮頸がんは20代から30代の女性に一番多いがんと言われています。子宮頸がんは、世界的に予防できるがんという認識が定着しており、発症には発がん性のHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が大きくかかわっていることが判明したためです。このHPVの感染はありふれたウイルスで、性体験のある80%の女性が感染し、多くは自然消滅しています。しかし、がんを引き起こすウイルスは18種類あるとされていますが、HPVの中でも16型、18型の2種類はそのほかの発がん性HPVに比べると、特に20代から30代の患者から高い頻度で見つかっています。
 適切な年齢で子宮頸がん予防ワクチンを接種し、定期的な検診で、このHPV16型、18型をほぼ100%防ぐことができると言われています。子宮頸がんは、日本では毎年新たに8,000人から1万人が発症して、1日に約7人の女性が亡くなっているほどの患者数の多い病気であり、子宮頸がんは日本では女性特有のがんの中では、乳がんに次ぐ罹患率の高いものです。
 特に、最近は妊娠、出産年代の20歳から30歳代の罹患率が増加傾向にあり、これは少子化問題から見ても、社会的に重大であります。子宮頸がん予防ワクチンの接種と子宮頸がん検診の併用により、子宮頸がんの予防対策、それを効果的に進めていくことが必要であると思います。
 こうしたことから、日本でも4月から予防接種法による定期接種化され、環境が整ったものの、全身の痛みやけいれん、失神、歩行障害など、副反応があったとの報告から、市民に不安と戸惑いが広がっています。ことし4月9日に日本産婦人科医会は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)は、ワクチンの成分によって起こるものではなく、外傷、骨折、注射針等の刺激がきっかけになって発症すると考えているとの見解を発表し、そして母子の生命・健康の保護の観点から、検診と予防ワクチンにより、この罹患の予防に力を注いでまいりますとしています。
 しかし、このたび厚生労働省専門部会において、今後早急に調査すべきとされた副反応例について、可能な限り調査を実施する、速やかに専門家による評価を行う、その間、自治体による積極的勧奨はすべきでないとの見解を発表しました。
 ワクチン接種の効果は、子宮頸がんの原因であるHPVの持続感染を予防する効果やがんに移行する前段階での病変の発生予防効果が認められています。それは、子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんと呼ばれるがんについては、持続感染やがんに移行する前段階の病変を必ず経てがんになるものと考えられるため、持続感染やがんに移行する前段階の病変を予防できれば、がんも予防できると考えているのです。
 そのことから、世界保健機構、WHOにおいて、このワクチンの接種を推奨しています。海外では既に108カ国で接種されています。
 以上のような理由から、国におかれましては、速やかに副反応への不安を払拭し、安心して予防接種ができるよう、正確な情報と検証、副反応被害者への早期救済を行うこと、検診率が20%台と大変低い実態を踏まえ、子宮頸がん検診を受けやすくする体制の工夫と充実を求めるものです。
 以上で討論を終わります。
 
○7番(西岡幸子議員)  公明党鎌倉市議会議員団を代表し、ただいま議題となりました議会議案第3号子宮頸がんワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書について、反対の立場から討論に参加いたします。
 命を救うはずのワクチン接種によって、重篤な被害が38例も報告され、厚労省では事態を重く受けとめ、今月14日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において、ワクチンとの因果関係を否定できない、継続した疼痛が続く特異な被害などについて、海外の症例を含め、医学的なデータを可能な限り収集し、その原因、発生頻度などをより明らかにし、適切な情報提供ができるようになるまで、一時的に定期接種を積極的に推奨することは控えるべきとの判断を下しました。
 一方、世界では、子宮頸がんワクチンは、2007年から始まり、WHOの推奨のもと、108カ国で承認されており、そのうち40カ国で定期接種されています。米国疾病対策予防センター(CDC)、カナダ保健省、欧州薬局省、オーストラリア保健省(TGA)など、世界の主要な国際機関、政府機関が子宮頸がんワクチンの有効性を検証した上で、検診とともにワクチン接種を推奨しています。
 オーストラリアでは、12歳から26歳の女性全員を対象に、2007年から無料接種を継続しています。日本国内で使用している子宮頸がんワクチンもこれらの国々で使用しているワクチンと何ら変わりなく、諸外国と比較し、なぜ日本に特異な副反応が起こっているのか、徹底した実態調査、研究を急ぐとともに、その評価に基づいた適切な情報提供に努めるよう、強く求めるところです。
 我が国では、子宮頸がんで命を落とす女性が年間約2,800人にも及んでいます。近年、20代から30歳代での子宮頸がんが増加し、この80%から90%がHPV16、18が原因であることが解明されています。
 子宮頸がんは、この2種類のウイルスに効果があるワクチン接種と定期的な検診によって100%予防できる唯一のがんと言われています。
 本年4月、予防接種法の改正により、子宮頸がんワクチンが定期接種化され、誰もが公平に接種できる環境がようやく整ったところであり、定期接種を積極的に推奨することは控えるとの報道、また連日のように報道される重篤な副反応の映像に、今多くの不安や戸惑いの声が上がっています。これに対し、日本産婦人科学会は副反応の事例は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)の疑いがあるとし、ワクチンの成分によって起こるものではなく、外傷、注射針などの刺激がきっかけになって、痛みの範囲がどんどん広がっていく病気ではないかとの見解を示しています。
 筋肉注射であり、ただでさえ痛い点や、医療行為そのものの問題点を指摘する医療関係者も多く存在します。インフォームドコンセントを基本とする丁寧な対応が課題との指摘もございます。そして、女性の命・健康保護の観点から検診とワクチンで疾病予防に力を注いでまいりますとの立場を改めて強調しています。
 本意見書の表題は、子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書となっており、この表題には全く異を唱えるものではございません。むしろ、賛同するところです。
 しかし、要請項目の第1に、ワクチンの効果と危険性を精査し、検証するまで接種の一時見合わせをすることとなっています。今までに一時中断された例は、日本脳炎ワクチンのみで、再開まで4年間を要しています。先ほど述べましたように、年間の罹患者が約9,700人に上り、約2,800人が亡くなる子宮頸がんは、いっときも看過できるものではありません。
 ワクチン接種が後退するようなことがあってはならないし、ワクチン接種への門戸は閉ざしてはならないと考えます。
 検診は、もちろん有効ですが、検診では発見できない腺がんの原因と言われているHPV18は、ワクチンの予防が極めて有効であることが解明されています。私ども公明党は、女性の健康を守る政策に力を入れてまいりました。特に、乳がん、子宮頸がんでは、検診無料クーポンを2009年に実現し、受診率向上に努めてまいりました。これからも子宮頸がんを根絶できる日を目指して、細胞診、HPV変容検診の早期実現に努めてまいります。
 最後に、副反応に苦しむ方々の御相談には、予防接種法の保護施策は当然として、懇切丁寧に対応できるよう、体制を整えるべきであると申し上げ、反対討論を終わります。
 
○議長(中村聡一郎議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第3号子宮頸がん予防ワクチン接種事業の検証と副反応被害者への救済を求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (少 数 挙 手)
 少数の挙手によりまして、議会議案第3号は原案否決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  日程第15「閉会中継続審査要求について」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました要求書のとおり、各常任委員長から目下審査中の事件につき、閉会中継続審査の要求があります。
 お諮りいたします。各常任委員長から申し出のとおり、閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長から要求のとおり、閉会中継続審査に付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(中村聡一郎議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 平成25年6月鎌倉市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
                   (16時39分  閉会)

 平成25年6月20日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    中 村 聡一郎

                          会議録署名議員    赤 松 正 博

                          同          大 石 和 久

                          同          中 澤 克 之