○議事日程
平成25年 6月定例会
鎌倉市議会6月定例会会議録(4)
平成25年6月10日(月曜日)
〇出席議員 26名
1番 千 一 議員
2番 竹 田 ゆかり 議員
3番 河 村 琢 磨 議員
4番 中 村 聡一郎 議員
5番 長 嶋 竜 弘 議員
6番 保 坂 令 子 議員
7番 西 岡 幸 子 議員
8番 上 畠 寛 弘 議員
9番 池 田 実 議員
10番 日 向 慎 吾 議員
11番 永 田 磨梨奈 議員
12番 渡 辺 隆 議員
13番 岡 田 和 則 議員
14番 三 宅 真 里 議員
15番 納 所 輝 次 議員
16番 渡 邊 昌一郎 議員
17番 山 田 直 人 議員
18番 前 川 綾 子 議員
19番 小野田 康 成 議員
20番 高 橋 浩 司 議員
21番 久 坂 くにえ 議員
22番 吉 岡 和 江 議員
23番 赤 松 正 博 議員
24番 大 石 和 久 議員
25番 中 澤 克 之 議員
26番 松 中 健 治 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 三 留 定 男
次長 木 村 浩 之
次長補佐 鈴 木 晴 久
次長補佐 成 沢 仁 詩
書記 木 村 哲 也
書記 木 田 千 尋
書記 小 林 瑞 幸
書記 窪 寺 巌
書記 笛 田 貴 良
書記 岡 部 富 夫
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〇理事者側説明者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 11 番 相 澤 達 彦 こどもみらい部長
番外 12 番 佐 藤 尚 之 健康福祉部長
番外 16 番 小 礒 一 彦 都市整備部長
番外 20 番 宮 田 茂 昭 教育長職務代理者・教育部長
番外 214 番 山 田 理 絵 教育委員会委員長
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〇議事日程
鎌倉市議会6月定例会議事日程(4)
平成25年6月10日 午前10時開議
1 諸般の報告
2 一般質問
3 議案第4号 市道路線の廃止について ┐市 長 提 出
議案第5号 市道路線の認定について ┘
4 議案第6号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関す ┐
る条例の制定について │
議案第10号 鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する │同 上
条例の制定について │
議案第11号 鎌倉市行政財産の目的外使用料条例の一部を改正する条例の │
制定について ┘
5 議案第7号 鎌倉市子ども・子育て会議条例の制定について ┐同 上
議案第12号 鎌倉市子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第13号 鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第14号 鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について ┘
6 議案第8号 鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会条例の制定について ┐同 上
議案第9号 鎌倉市障害者福祉計画推進委員会条例の制定について ┘
7 議案第15号 鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
8 議案第16号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号) ┐同 上
議案第17号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号) ┘
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〇本日の会議に付した事件
1 諸般の報告
2 一般質問
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鎌倉市議会6月定例会諸般の報告 (3)
平成25年6月10日
1 6 月 7 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
議 案 第 17 号 平成25年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)
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(出席議員 26名)
(10時00分 開議)
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○議長(中村聡一郎議員) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。17番 山田直人議員、18番 前川綾子議員、19番 小野田康成議員にお願いいたします。
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○議長(中村聡一郎議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
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○議長(中村聡一郎議員) 日程第2「一般質問」を6月7日に引き続き行います。
まず、中澤克之議員の発言を許可いたします。
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○25番(中澤克之議員) 改選後、初めての一般質問となりますけれども、本日も教育委員長に御出席をお願いしております。本来であれば、教育長が答弁すべきところでありますけれども、現在、教育長不在ということで、教育委員長に、本当に大変お忙しい中、日程をやりくりしていただきまして、恐らく、この鎌倉市議会では最初で最後の答弁をいただいた教育委員長になるかと思います。教育再生実行会議では、今後、教育長が教育委員会の責任者の一人としてやっていく予定と答申が出ております。また、遠からず、教育長も選任されると思いますので、こういう機会がもう恐らくないかとは思いますけれども、ただ、12月にお願いいたしましたいじめというものに対しましては、本当に早急に、教育長が不在の中で動いていただきまして、メッセージも出していただいて、学校でも折に触れ、事あるごとにいじめについてのお話をしていただいています。
また、一例として、新年度になって、いじめが疑われかけるような事案があったものも、学校側ですぐ対処していただいて、いじめに発展しないで、今、2カ月が過ぎているという状況も直接伺っております。
このいじめ問題というのは、なぜ、こう取り上げられてきているか、そして取り上げられていても、なぜ終わらずにいるのかという、すごい不思議なといいますか、あってはいけないことが連綿と続いているという悲劇もある中で、私がやはり自分で子育てをしている中で、私ごとで申しわけありませんけれども、子供が小さいころに一人で育てるという環境であった中で、やはり、ひとり親というのは、いじめの対象になるのではないかというので、物すごく考えておりました。
そして、さまざまなお母さんたち、お父さんたちと情報交換、交流をしている中で、いじめというものについての実態、それから相談を受け、またさまざまな事例を見てきた中で、昨年夏に大きく大津市の件が報道されて、自分の子供とほぼ同じ世代の子が、なぜ10代でみずから命を絶っていくのか、それから高校生も体罰というもので、なぜ命を絶たなければならなかったのかということを深く考えていくと、やはり親としては、これは避けて通ってはいけない、まして議員であれば、政治家であれば取り組まなければいけないということで、昨年12月、無理をお願いしまして、出席していただきまして、その後、教育委員長のお名前で、いじめについてということで、メッセージを3月25日付で出していただき、新年度になりましてからも、これも教育委員会で早急に対応していただきまして、鎌倉市いじめ相談ダイヤルということで、保護者向け、それから中学生、生徒向けですね、それから小学生、児童向けの案内を出していただいています。
そして、児童の皆さんへということで、いじめは絶対にいけないこと、どんな理由があってもということで、かなり教育委員会としてメッセージを出していただいているという現実、これは、現在、教育長がいなくても、3人の教育委員の中で、本当に真剣に取り組んでいただいて、ここまで来ているのだということを強く感じています。
ここでまず質問させていただきますけれども、教育委員会としての、いじめに対するこういったメッセージが、ことしの春休みから、先ほどお話ししましたように、さまざまな場でいじめについての話を生徒・児童にしていき、そして保護者なりに話をしていくということが行われていますけれども、もう一度整理させていただきたいんですけれども、ここに至る経緯、それと今現在、私が知らない範囲もあるかと思いますが、どのような形で行われているのか、そこのあたりについてお答えいただけますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 今、議員からもいろいろと、逆にお話をいただいたところもございますけれども、昨年の大津市の事案を受けまして、平成24年9月に鎌倉市教育委員会では、鎌倉市教育委員会からのメッセージであるとか、またリーフレットで、いじめのない学校を目指してというものを作成して、全教職員に配付いたしました。
また、いじめ防止のポスターを作成して、各小・中学校に送付して、掲示を依頼しております。また、各中学校生徒会代表の生徒たちが情報交換や共通テーマで話し合いをする連合生徒会という場がございますけれども、そういった場の中で、いじめをなくすためにというテーマで話し合いをいたしました。その場で作成された鎌倉市いじめをなくすためのスローガンというものをポスターとして、平成25年4月に、各小・中学校に送付して、また掲示を依頼しております。
また、教育委員会のホームページにも、教育委員長からのメッセージであるとか、いじめ防止のポスター、また、いじめをなくすためのスローガンであるとか、神奈川県から出ておりますいじめを絶対許さないという緊急アピールなど、いじめに関するメッセージなども載せております。
さらに、この4月には、いじめの予防として、その防止及びいじめ問題の早期発見・早期解消を図るために、教育センター相談室にいじめ相談専用の、鎌倉市いじめ相談ダイヤルというのを設置したところでございます。
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○25番(中澤克之議員) 今、御答弁いただきましたけれども、いじめと捉えるか、捉えないか、いろいろな事象があるにしましても、今現在、この鎌倉市でいじめとして明確に捉えられている事案というのは、どのぐらいありますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 学校からの報告であるとか、教育センターの相談室などで受けている相談などで、いじめの把握に努めているところでございます。現在、継続中のものを含めまして、数件の事案を把握してございます。今後とも、学校と連携して、丁寧で、かつ迅速な対応に努めてまいります。
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○25番(中澤克之議員) 教育再生実行会議がことしの2月26日に、いじめ問題等への対応についてということで、一次提言を出しております。今も御答弁いただきましたように、さまざまな場で、いじめは許さないというメッセージを出したり、なおかつ学校でも、いじめについてのさまざまな話をしていただいて、生徒同士でも話をしている。でも、なお数件ある、この数件あるということは、数人の被害に遭っている子供がいるということになるかと思いますけれども、いまだになくならないということに対しては、どのように教育委員会としては、捉えられていらっしゃいますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 今、議員からも御指摘のように、いじめは決して許されないということでありますけれども、ある意味、どの子供にも、どの学校にも起こり得るものだと、我々としても捉えております。そういった中で、そういったことを前提として、継続して、繰り返して、こういうメッセージであるとか、いじめ防止に向けてのことを発信し続けていくという必要があると考えています。
学校には、重点的な取り組みといたしまして、報告・連絡・相談・記録を徹底する、学校全体でのチームによる支援を行う、教育相談体制の充実、児童・生徒へのいじめに関する正しい知識、正しい認識を持たせる、教職員と児童・生徒との人間関係の構築、いじめの対処方針の情報の積極的な提供といった六つの点をするように指導しているところでございます。
また、いじめに関する正しい認識を生徒・児童に持たせるために、いじめは決して許されないという認識を教職員自身が、言葉と態度で示していくということ。また、学級活動であるとか、児童会活動、また生徒会活動などで、いじめ問題を児童・生徒自身が自分たちの問題として受けとめて、みずから活動できるように、その場を設定していくということなど、取り組みを強めていくことが必要だろうと考えています。
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○25番(中澤克之議員) このいじめというのは、子供同士があるという一方で、そこに親が、保護者が介入してくる。この加害者側、被害者側ですね、この双方が子供の問題、子供同士のけんかではなくて、いじめになってくると親が出てくる。出ていかざるを得ない。特に、いじめと言えるような事例ではなくて、明らかに傷害事件になっていってしまう事例も、過去にこの鎌倉でもあったということもありまして、ではこの保護者に対しては、教育委員会、学校現場としては、どのような対応をとられていますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 いじめの情報をキャッチした場合であるとか、また本人あるいは保護者から訴えがあった場合には、十分に当事者間の話を聞いて、迅速に対応するように努めているところです。
また、その場合の対応といたしましては、まず学校全体で指導、あるいは支援体制をつくっていく方針を決めて、教職員の間で共通認識を図ってチーム全体で進めていくという必要があると考えています。
また、家庭の理解とか協力も当然必要でありますことから、当事者、両方の保護者に対して丁寧な説明、報告、あるいは指導をしております。
必要に応じて関係機関と連携しながら取り組んでいく場合もございます。
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○25番(中澤克之議員) 今、御答弁の中でありました、情報を訴える場という中で、直接先生方、学校現場もあるし、それから教育委員会に相談もある、今まで教育センター相談室というものもありまして、ここにも相談電話が直通2回線ある。場所は御成小学校の門を入ったところですね。でも、これではなかなかわかりづらい、教育センター相談室ではなくて、もっとわかりやすいものとして、今回いじめ相談ダイヤルということで専用回線を設けていただいています。このいじめ相談ダイヤルの設置経過等、それから現在までの相談状況について御答弁いただけますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 これまでも神奈川県で、いじめ110番といったものがございました。教育委員会と事務局の中で意見交換をしている中で、鎌倉市におけるいじめ対策の強化の必要性というのも感じまして、ほかの市に先駆けまして、この平成25年4月23日から鎌倉市としてのいじめ相談ダイヤルを設置したところでございます。
このいじめ相談ダイヤルについては、月曜日から金曜日、9時から17時までという時間帯での相談を受け付けております。そのほか、時間外あるいは土日の対応につきましては、神奈川県いじめ110番を紹介するアナウンスを流しているところでございます。
これまでの相談状況でございますけれども、5月末までですが、1カ月ちょっとの間で5件の相談がございました。
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○25番(中澤克之議員) 今、5月末で1カ月少しという期間で5件ということですけれども、この相談を受けた内容について、答弁できる範囲内で結構ですので、御答弁いただけますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 これまでの相談、5件でございますけれども、全て匿名による相談で、保護者の方からということでございます。相談については、教育センターの相談室の職員が受けております。
相談者の気持ちを受けとめながらも、学校の担任、あるいは教育相談コーディネーター、養護教諭、教頭、校長への相談を相談員からは促しているという対応をとっております。
解決しない場合には、また再び相談をしてくるという状況でございます。
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○25番(中澤克之議員) 今、御答弁いただいた中で、休日・夜間は県の相談ダイヤルを利用するようにアナウンスしている、これはそのとおりなんですね。配られたものの中でも、時間外については、いじめ110番、県でということで、これも書いてあるんですけれども、市で相談された内容だけでなくて、休日・夜間等々に、県にこの鎌倉市の子供か、もしくは保護者が相談するという件もあるかと思いますけれども、これに対しての対応はどのようになっておりますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 今のところ、休日とか夜間で鎌倉市から神奈川県のいじめ110番にいじめ相談があったという報告、連絡は来ておりません。
また、鎌倉市の関係者からいじめ相談が入った場合には、また速やかに情報を提供してもらえるように、県のいじめ110番の担当課にもお願いをしているところでございます。
今後とも、県とも連携し、また情報共有をしながら対応してまいりたいと思います。
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○25番(中澤克之議員) 他市に先駆けて鎌倉市で、単独でいじめ相談ダイヤルを設けていただいております。これは、本来、政令市ですとか、県であれば、24時間365日設けているところが多いんですけれども、一般市ではなかなかない中で、先駆けてやっていただいている、であれば、将来的にいつになるかという問題はちょっと置いておきますけれども、将来的に、やはりダイレクトで、せめて夜間とは言わないですけど、土日ぐらいはダイレクトでつながるような方法、もしくは職員の関係もあると思いますけれども、じゃあ、夜間はそのまま一々かけ直すのではなくて、かけ直すことによって一呼吸置くという考えもあります。でも、そこはやはり、今のこの時代ですから、転送電話も簡単にできるわけですね。転送電話も、転送方法によっては、伝えることによって県でも受けられるという方法もあります。だから、やはりダイレクトにつながっていく、その相談をしようという、その考えになったときにかけているわけですので、それがやはり一呼吸置くことのメリットもありますけれども、デメリットもあるということも考えて、県にダイレクトにつながっていくということをやっていくという、その計画自体はございますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 今の御指摘の点につきましては、今回、この相談ダイヤルを設置するに当たっても、県と調整をいたしました。これにちょっと時間を要したところもございますけれども、県に直接転送されるということにつきましては、相談者が市に相談していると勘違いをしてしまうということもあるんじゃないかという、県からの御指摘をいただきました。そういった中で、逆にトラブルになるケースもあるんじゃないかということで、そういった助言も受けまして、今現在のように、かけ直していただくという対応をとっております。
今後の相談状況も見ながら、そういったダイレクトにつながるかどうかについての方法等についての検討もしてまいりたいと思います。
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○25番(中澤克之議員) 事務方として、本当に迅速にやっていただいて、教育委員長と連携とっていただいて、他市に先駆けている、むしろ他市よりも積極的に対応していることを今さまざま答弁いただいておりますけれども、今後、そのいじめに対しては、折に触れて、また一般質問させていただきますけれども、同時に、体罰につきましても何度か一般質問でさせていただきまして、2月議会で、たまたま県がやるということで、鎌倉市でも体罰調査をということをお願いしましたら、タイミング的に、ちょうどやりますということでしたので、その体罰調査についての結果は、どのようになっていますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 25年2月に、体罰の実態把握に関する緊急調査を、全教員、また全児童・生徒、全保護者を対象といたしまして、神奈川県の教育委員会が調査主体という形で実施いたしております。
県の教育委員会では、その結果を先週の金曜日、6月7日に公表しております。鎌倉市の教育委員会でも、そういった公表を受けて、今度の常任委員会で報告する予定になっておりますけれども、その緊急調査の中では、本市では2件の体罰があったと判断いたしまして、県に報告しております。
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○25番(中澤克之議員) うちもアンケートを持ってきまして、それで本人に、子供にさまざま聞いてみたんですね。うちの子の見ている範囲、知っている範囲では、特にそういうものはないということで、うちは、特に書いて送らなかったんですけれども、いじめ、それから体罰も、やはりアンケートをしたり調査をしたりして、明らかになっていく件というのがかなりあるという。でも、これは本来、昔からあってはいけないことで、確かに、昔、まあ僕らが子供のころというのは、それこそ、いたずらするとシノの棒でお尻をたたかれたりというのは、確かに現象としてはありました。でも、それがいい思い出になっているかというと、決してそうではない。だから、やはり今の時代としては、いじめ・体罰は犯罪であるという位置づけも出てきておりますので、教育委員会としては今後この鎌倉市において、施策上、どのようなことをやっていくのかをお答えいただけますでしょうか。
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○宮田茂昭 教育部長 体罰といじめについては、事象はそれぞれ異なるものでございますけれども、教員の児童・生徒をしっかりと理解するといった能力が大切であるという点では共通しているものだと思います。
教員の指導力及び危機管理能力の向上に向けましては、校内研修会、研究会を充実させるとともに、事故・不祥事防止会議をより機能させる必要があると考えています。
事故・不祥事防止会議を充実させるためには、管理職からの一方的な指導ということでなくて、教員一人一人が自分のこととして捉えられる内容となるように、会議の持ち方を工夫するなど、指示しているところでございます。教育委員会としても、中堅教員を対象とした事故・不祥事防止会議を計画しておりまして、そういった中では、例えば教員が講師となって会議を開く、またグループで問題を話し合う、あるいはワークショップ型でやるとか、そういった内容も盛り込みながら、今回の研修会を計画してまいりたいと思います。
相談しやすい雰囲気、またどんなことでも話すことのできる雰囲気の職場をつくることが事故や不祥事をなくし、未然防止していくという大きな鍵になると考えておりまして、これからも、そういった職場関係づくりを校長会などを通して、指導してまいりたいと考えます。
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○25番(中澤克之議員) この施策というのは、やはりさまざまなものを継続して、終わることのない、特に、いじめ・体罰等については、あってはいけないと言いながらも対応して、言い続けなければいけないと強く感じているところであります。
そこで、12月の議会に引き続きまして、今回、教育委員長に御出席をお願いしております。先ほども、お話ししましたとおり教育委員会というのは、鎌倉市の場合は5名委員がいらっしゃって、その委員の中から教育委員長が選ばれて、そして教育長も、その中から書類上は選出されてくる。ただ、この事務方のトップである教育長が今いらっしゃらない中で、教育委員も今一人欠員になっている、3名の中で、どうしても教育委員会の本来の責任者というのは教育委員長が負われている中で、特に、いじめに対しては今までどうしても教育長が答弁していくと、言葉は悪いんですが、事務的な答弁になってくる、部長の答弁をいただいても、どうしても言葉は悪いんですが、事務方の答弁になってくる。それはいたし方ない。だからこそ、もう一度、きょう御出席をいただきまして、いじめについてのいろいろなお話を何点か質問させていただきたいと、御出席をお願いしております。
12月議会で、いじめに対して強いメッセージをお願いいたしまして、先ほど御紹介しましたように、本当にメッセージを出していただいて、各学校に、事務方と連絡をとって対応していただいている。この12月議会でお願いをする前も、さまざまな学校に伺って現場を見たり、教職員それから事務方といろいろ話をしたその前と、やはり積極的にメッセージを出していきますという御答弁をいただいた12月議会と、その後というのは、恐らく違うものを感じているのではないかと思いますけれども、その前と後については、どのように感じていらっしゃいますでしょうか。
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○山田理絵 教育委員会委員長 冒頭に、ちょっと声帯を傷めておりまして、お聞き苦しい点がございましたら申しわけございません。
メッセージを発してから大きな違いを実感したかというとそうではないのですが、近年、いじめはしてはいけないことという認識が生徒たちの中にも浸透していると感じています。我々教育委員だけでなく、教育指導課、教育センター、事務局、教育委員会が一丸となって、以前に増してさまざまな目配りをするようにしています。
学校現場のいろいろな研修会などにも、積極的に委員がそろって足を運びまして、先生方や生徒と触れ合っております。校内全体の雰囲気を観察し、校長先生のお話も伺って、さまざまな観点から質疑もしております。
いじめ防止のポスターが張られているか、校内を見渡して確認したり、気になったことは、その都度、校長先生にお伝えすることにしています。
ある学校では、校長先生や教頭先生が、登下校の間や休み時間など、担任の先生の目が届かない、すき間の時間に、目くばせを積極的にしまして、早期に何かおかしなことがありましたら発見し、その日のうちに保護者と連絡をとり合って、面接をするなど、早期解決への努力をしている姿を見てきております。大変時間と手間がかかることではありますが、一つ一つの小さな出来事に丁寧に対処することによって解決につながっていることが多いようです。
また、いじめではありませんが、先日訪問した小学校では、複数いた不登校の生徒が、学校、保護者、そして何より御本人の絶妙な連携により、無事登校できるようになったという、大変うれしいことに接しました。
このようなよい事例は、御本人のプライバシーをきちんと守りながら、校長会などで共有して、単なる経験談にとどまらず、個々のケースに応用していくようなシステムを構築し、一人でも多くの生徒が輝いて学校生活を送れるように支援していきたいと思っております。
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○25番(中澤克之議員) 今の教育委員3人の方、本当に学校現場に出ていただいて、さまざまな事象に触れていただいている。教育委員長もお子さんを持つ親御さんとして、私も子を持つ親として、このいじめに昨年からずっと一般質問で項を立てて質問させていただいておりますけれども、改めて、このいじめというものに対しては、今、どのようなお考えをお持ちか、お聞かせいただけますでしょうか。
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○山田理絵 教育委員会委員長 いじめは決して起きてはいけない問題で、当事者や、その御家族の方は、さぞかしおつらいことと感じます。
子供が受ける痛みにつきましては、当事者が一人で抱え込まずに、周りの大人や友人たちができるだけ早くそれに気づき、素早く対処することが大事だと思っています。
一方で、残念ながら、いじめというのは決して特別なことでなく、人間社会の中で、いつ誰にでも起こり得ることだと思っています。私たち教育委員も、それぞれに人生の中で、いじめを受けた経験があります。私ごとですが、新入社員で就職しましたときに、やはり上の先輩からいじめを受けまして、そのときは、毎日、非常につらかったのですが、今振り返って考えてみますと、それによって何か自分も強くなれたような、そして、そういういじめを受ける人の気持ちが少しわかったようにも感じます。
ですから、そのときに、いじめを受けたときにへこんでしまうか、それをはねのけるかによって、いじめが解決するか長引くかにもつながるように感じます。
逆境を強みに変えるというような、そういう強い心を養うことがいじめや、いじめ問題の予防や、拡大防止につながるのではないかと考えています。そして、一人一人の違いを認め、尊重し合う環境をつくることが広い意味での予防策だと考えております。
いじめ問題の延長上には、私たち大人社会のさまざまな問題があります。いじめは、子供の世界や学校内での問題と捉えたり、その場しのぎの対応にならないよう、鎌倉市、ひいては社会全体の問題と捉えて、広い視点から今後の教育を考える話し合いを、そして対応策を教育委員会では重ねています。大人が子供のモデルであることを忘れず、私たち大人たちが、保護者が身をもってよい人間関係を示していかなければならないと感じています。
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○25番(中澤克之議員) この問題というのを、どこかで終わりではない問題、だからこそ発信し続けていくことの大切さ、一方で、そこにはプライバシーがある、家庭がある、だから、その家庭に踏み込めるかどうかという問題も、さまざまな問題を抱えている、だからこそ発信し続けなければいけない、そしてこの教育委員会として、いじめについて今後発信していくこと、それからまた対応していくことがありましたら、御答弁いただけますでしょうか。
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○山田理絵 教育委員会委員長 さきに申し上げましたとおり、私たち大人が心のエネルギーを健やかに保ち、豊かな人間関係を構築することが子供の人間関係の創造力に大きな影響を与えると考えています。そのために、ここにいらっしゃる皆様にも、ぜひ御協力いただきまして、鎌倉市全体として進めたいと思うのが、子供を取り巻く温かい環境づくりです。
私自身も3人の幼い子供を抱えて、いろいろと疲れていましたときに、見ず知らずの方から、かわいいお子さんですね、今が一番いいときですねと、優しく声をかけていただきまして、そうだ、今を楽しまなくちゃと、気を取り直したことが幾度となくありました。今は、その御恩返しのつもりで、時には、このおばさんは誰だろうと、けげんな顔をされながらも、目の合ったお子さんには御挨拶をするように心がけています。
疲れていたり、学校で嫌なことがあったお子さんが、帰り道にお帰りなさいと優しく声をかけられたら、その子はもしかしたら少し救われるかもしれません。また、保護者の方が今が一番幸せなときだと思いながら子育てに当たれば、その子供は自信を持って、安心感に包まれて育つことになると思います。
子供たちや子育て世代の親御さんへの、このような温かいお声がけが鎌倉の町中に広がれば、いじめや、保護者の孤立など、教育にまつわる多くの問題も緩和されるのではないかと考えています。
また、委員としては、引き続き、迅速な連絡体制の充実や学校訪問、研修会への出席を続け、現場を見ていきたいと思っております。
それぞれの委員は、本業の中で、深く人間形成にかかわっておりまして、その経験を生かしながら、精神を強くする教育に寄与していきたいと、具体的に進み始めております。
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○25番(中澤克之議員) 今、御答弁いただきましたけれども、この温かい環境づくりというのを、私の高校生になった子供が保育園のときに、よく保育園に迎えに行き、なかなか帰らないので、よく一緒に鉄棒で遊んでいた子が、この間の選挙のときに、恥ずかしそうな、丸刈りにして、挨拶に来てくれて、もう背も僕と変わらなくなっちゃいまして、最初わからなくて、おおっ、というような状態。また、別のお母さんも、やはりお一人でお子さんを育てられてきたお母さんが声をかけてくださったり、何年かたっても、お話しのとおり、声がけができるような社会というのは、やはり本当にいいなというものを実感した、今回の選挙期間であります。
この子供たちを取り巻く環境というのが、確かに、いじめというものがなければいい、あってはいけない、でも、今、委員長にお話しいただきましたように、それには大人がどうやってかかわっていくかということが大変重要なものだと感じているところであります。
本来、教育長が御答弁いただく場が、この議会ですけれども、12月、そして今回、2回御出席いただきまして、今度は特にいじめについての御答弁をいただきました。改めて出席いただいて、議会と教育委員会、この関係については、どのような感想をお持ちか、お答えいただけますでしょうか。
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○山田理絵 教育委員会委員長 教育は、政治的中立なもので、私ども教育委員は、常から、教育委員会の定例会におきまして、私どもの教育に関する見解を示しておりますので、議会の議員の皆様にも、それが伝わっているものと理解しておりました。よって、教育委員が議会に出席するという前例のない事態につきましては、委員の中でも戸惑いがございました。
もし、今後、私ども委員の意見を聞いてくださるということがありましたら、より自由な場で意見交換ができるとよろしいと思っています。ただ、この場で発言したことが、私どもの取り組みに御理解を示していただくことになりましたら、意義のあったことと思っております。
我々委員は、教育長不在、そして教育委員が3人という苦しい中で、以前に増して力を合わせて対応してきたつもりではおります。しかしながら、表面的に3人しかいないということばかりがたび重なって取り上げられたことで、鎌倉市の教育が安定していないかのような誤解や心配を学校現場に与えたのではないかと、とても危惧しております。
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○25番(中澤克之議員) 今、我が子は公立、市立の学校に通っておりまして、本当にその現場で先生方、配布物を見ていますと、確かに我々は、3人で本当によくここまで短期間の間で、約8カ月、教育長不在、教育委員不在の中でメッセージを出していただいたり、いじめ110番もつくっていくという、こういう迅速な対応というのを、本当に御苦労の中で、無理してお願いしている部分も多々あったかと思います。
この議会というのも、やはり教育委員の、定例会というのは、傍聴は当然できますけれども、ただ意見交換する場というのはなかなかない中で、本当の意見、お話というのを聞く場というのがなかった。本来、教育委員である教育長が答えるというのもあるんですけれども、やはり委員長としてどうなのかというのも、私自身が伺うことができて、また迅速に動いていただいているという事例を見ますと、この2回、本当に日程調整を、本当に無理をお願いしましたけれども、出席いただいて、本当によかったと感じているところでございます。
委員長への最後の質問とさせていただきますけれども、今、鎌倉では、確かに迅速に動いていただいて、3人でもできる、5人だったらもっとできるという中であっても、やはり日本全国的には、この教育委員会の改革というものがやはり求められている、これはやはり教育再生実行会議でも、答申で出しましたのは、教育長を今後教育委員会の責任者にしていくという、そしてそれは首長が任命していくという方向と答申を出しております。これには、やはり政治的な思惑が当然ながら入ってくる可能性がある。これは我々自民党が出しているものではありますけれども、だからこそ、やはり政治的な中立というのは、担保していかなければいけないと、逆に強く思っているところであります。
この教育委員会の改革が今求められていく中で、委員長として、今後教育委員会の皆さんとともに取り組んでいかれることがありましたら、御答弁いただけますでしょうか。
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○山田理絵 教育委員会委員長 確かに、おっしゃいましたように、国において教育委員会制度のあり方、教育長の権限の見直しなどが議論されている中で、私たちは、委員を仰せつかっている限り、教育現場の状況把握に粛々と努め、何か起きたときには迅速に対応するよう、現場や事務局にお願いしています。
これからの子供たちが生きていく時代は、私たちの想像をはるかに超えるスピードの速い、ボーダレスな世の中だと思います。そのような国際競争力が問われる時代を生き抜く子供たちに、真に必要な教育を、鎌倉の教育の伝統的なよさは大切にしながらも、広い視野を持って見渡し、見きわめていく必要のある時代だと感じています。
そのような国際競争力のある子供たちを育てるには、コミュニケーション能力や英語力の向上など、さまざまな課題があると思います。しかし、根本は、一人一人のお子様を自分の強みに立脚した軸足のしっかりした、揺るぎない人間に育てることだと思っております。
先日、教育委員会の研修会に参加しましたときに、ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈先生のお話を伺うことができました。深い教養と学識に基づいた、88歳にして、なおみずみずしい感性を持った先生だったのですが、教育に関して、非常に明快な示唆をいただきましたので、ちょっと御紹介させていただきたいと思います。
今や、個の時代になっている。組織が求める画一的教育でなく、本人固有のタレントを喚起し、世界の場で活躍できる創造的個性の時代へと移行している。ヒトゲノムのDNAの99.9%は同じだが、0.1%は違う。その0.1%の違いが認知される時代となった。
そういう多様化社会になったとおっしゃっていました。そして、その中での学校現場での最大の目的につきましては、このようにおっしゃっています。
各自が自分を正当に評価し、社会において自分のタレントを最大限に発揮できるシナリオを創造・創作できる能力を身につけること。
これは非常に私どもが考えていることを明快にしていただいたなという印象を持ちました。
また、教育委員会というのは、学校教育だけでなく、生涯教育、文化財の保護も担当しております。さきの世界遺産登録の結果は残念なものとなりましたが、世界水準で審査を受けた結果をしっかりといま一度受けとめ、鎌倉市の文化施策を練り直すよい機会と捉えられたらと思っています。
そして、鎌倉で教育を受けた子供たちが外にばかり向かうのではなく、あるいは一旦外に出ても、また戻ってきたいと目指すような魅力的な町になることも他所と連携して行っていきたいところです。
朝比奈委員と私は、禅と茶の文化の発祥地である鎌倉の文化的発展に、そして下平委員は、心理学を専攻されている御経験、カウンセラーの御経験から、委員それぞれの専門知識や経験を生かして、鎌倉市の教育の充実に貢献していきたいと考えています。
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○25番(中澤克之議員) 実は私の祖父も田舎で教育委員、教育委員長をやりまして、子供のころに、本当に我が子のように、2年前に亡くなった方も、やはり田舎で教育委員、教育委員長をされて、教育委員長というのは、どちらかというと、田舎では名誉職で、本当に実務がない、言葉は悪いんですが、定例会に出席するという。しかし、今のこの鎌倉の教育委員会の皆さんは実務型で活動していただいているということで、私も我が子を安心して預けているような状況であります。今後、教育長がいれば、こういう機会は恐らくないかと思いますが、折がありましたら、またいろいろと鎌倉の教育委員会について、またいろいろと御意見を伺えたらいいなと感じているところでございます。本当にありがとうございました。
次の質問に行きたいと思います。子供たちの環境についてということで、聞きたいと思います。今回、保育園の耐震診断によって、岡本保育園が建てかえになりまして、材木座と稲瀬川保育園は改修となっていきます。この持つ意味というのは、実はかなり大きなものがございまして、平成18年9月に、当時の保育課から、鎌倉市立保育園の民営化計画というのが出されました。これは、以前に一般質問でやりましたけれども、この民営化計画の中で、材木座保育園の保護者会の会長を平成17年にやっておりまして、まさにこの民営化計画が出る前年度のけんけんがくがく、議論があったときにかかわっておりました。
当時の、平成14年に児童福祉審議会で答申された拠点園構想というものがありまして、これに基づいて進めていきますと、このホームページに出ていますけれども、民営化計画というものがタイムスケジュールが出ておりまして、材木座保育園、稲瀬川保育園、この稲瀬川につきましては、駅からの利便性もいいということがありまして、これは取り壊しましょうと、売却しましょうということで、材木座保育園につきましては民営化しましょうと、これは平成18年で、タイムスケジュールまで出ていることですね。
今回、この岡本保育園が建てかえられる。これは、岡本保育園は、もともと拠点として残していきますよということがあって、ほかに岡本、大船の西口地区の拠点園として植木分園があったり、いろんな待機児童対策をやっていきましょうというものの中、材木座と稲瀬川保育園については、改修していきましょうという、稲瀬川については2階部分を壊して、1階だけということで、材木座も屋根の部分を一部改修していくということなんですけれども、そうなると、これはそもそも論で、拠点園構想というのが崩れてきている。
なぜかといいますと、材木座も稲瀬川保育園も改修ということは、これは稲瀬川保育園もその場で残していくという前提に立つ。材木座保育園も、3・11の後に、本当にあそこにあっていいのかという議論もありました。だけれども、改修して残していく。先般、ほかの議員の一般質問の中で、市長はこういう答弁がありました。旧鈴木邸・今井邸というのは由比ガ浜のところで、我々が平成17年、18年当時に説明を受けていて、その後、民営化検討委員会等で、さまざまな報告があった中で、いまだに変更されていないのが、材木座保育園は民営化、稲瀬川保育園は現在の土地は売却しますよと、稲瀬川保育園を公立保育園と残して、移転させて由比ガ浜に持っていきますよと。当時は150名定員です。その後、180名定員になったということもあるんですけれども、そこの計画というのは、いまだに保護者向けに変更の報告はないわけですね。
だけれども、先般の答弁では、民間を活用して、建設を整備をしていく、できる限り早く整備していくという答弁をしている。今後の拠点園構想につきましても改めて検討していくという、新制度が平成27年からというのもあるんですけれども、児童福祉審議会で、これについて何かやっているわけでもなくて、ただ単に、由比ガ浜にPFI使ってやっていきますよということを、どんどんやっていってしまっている。
一方で、この保育園というのは、公立保育園は、これ以上つくりませんということを前市長は約束されているわけですね、市長として。
ということは、これは政策の、ごみもそうなんですけれども、児童福祉審議会が平成14年に5拠点園構想というのをつくって、それを変更も何もされていないで、保護者にそのままの説明になっているのに、ぽっと、由比ガ浜の旧鈴木邸・今井邸に、新しい保育園をつくりますよということになっていってしまうと、これは事実上の5拠点園構想が変更されているということになると思いますけれども、このあたりは、部長はいかがでしょうか。
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○相澤達彦 こどもみらい部長 今、議員御指摘のとおり、民営化計画につきましては、平成14年に鎌倉市児童福祉審議会の地域における子育て支援のあり方についての答申を踏まえまして、平成18年9月に鎌倉市立保育園の民営化計画を策定しているところでございます。
この計画では、計画策定当時の公立保育園8園のうち3園を民営化していくとしたもので、残り5園は地域の拠点となる拠点保育園として位置づけをされているものでございます。
今回の、前段の岡本保育園、材木座保育園、稲瀬川保育園につきましては、耐震診断の結果、耐震指標の状況により、材木座、稲瀬川保育園については、現在通っているお子さんの安全確保のため、耐震改修工事を当面やっていくと。それと、岡本保育園につきましては、耐震指標のIs値が低いため、建てかえを考えているという状況でございます。
また、同時に、待機児童対策を急がれている中で、旧鈴木邸・今井邸につきましては、待機児童対策の一つとして、民間活力の導入も含めた形の中で計画をさせていただきたいと考えてございます。
拠点園構想につきましては、先ほど議員御指摘になりましたように、材木座保育園が津波の浸水区域内にあるということもございまして、今後、平成27年度から施行が予定されております子ども・子育て支援制度の基本指針も考慮しながら、やはり見直しを行って、検討していく必要があるという考えで御答弁させていただいたものでございます。
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○25番(中澤克之議員) 平成17年は、当時こども福祉課の課長、それから係長とこの民営化については、市役所に何度も足を運んで、さまざま話をしてきました。
その後、平成18年になって保育課に変わっているんですね。こども部保育課に変わっていますけれども、当時の、平成17年12月10日に行われた、これはこの直前に材木座保育園の民営化については、稲瀬川か材木座か、どちらか決まらないという中で、私は材木座保育園の保護者会会長をやっていたときに、状況をさまざま話したときに、じゃあ、材木座をしていきましょうと、材木座のほうが民営化として、当時、今の津波の問題が起きる前は、稲瀬川よりも材木座のほうが民間園として運営していくのには適しているだろうということの判断がありまして、民営化していきましょうと、その中で条件を一つだけつけました。保護者会と、きちんと話をしていきますということと、それから説明会を開いてくださいというものの中で、一つだけ条件をつけたのが、材木座保育園にいる子供たちを新しい園ができたら、希望する子供は全員引き受けてください、公立保育園として引き受けてくださいと。材木座という立地がよくて、そこに残りたいという方は、全員残してください。つまり、そこにいる在園児が選べるようにしてくださいということをお願いしました。議事録でも、在園児は、新園に優先的に入れるのかということの中で、平成21年4月時点の切りかえ時に継続希望を出されれば、そのまま在園と見込んで入所を考えているという、つまりもうその時点では、材木座保育園、稲瀬川保育園の民営化計画というのは、もう既に、平成22年度に終わっていなければいけない。
確かに、津波の話はすごい今でも出ます。でも、津波の前に、本来、計画が進んでいなければいけないものが進んでいない中で、津波のせいにされてしまっているのが今の状態。それで、待機児童、待機児童と言って、新園をPFIでつくればいいという、それも全く説明もないままで進めている。あのときに、平成17年のときに、一番私たちが本当に嫌な思いをしたのは、当時の連絡協議会というのがありまして、これが公立保育園と民間保育園、たんぽぽ保育園、それからぴよぴよ保育園、この二つが入った、何かよくわからない団体なんですけど、これが集まりのときに私に対して、今でも覚えています。当時は、たんぽぽ保育園の保護者会の会長、職員組合の専任の奥さんです。私に、公立保育園が民営化すると子供がけがしますよと言われました。意味がわからないですけど。民間園になるとけがをします。でも、その方は民間保育園の保護者です。まさに、この保育園が政治的に利用されたときなんです。一番利用されたとき。で、組合ニュースが、子供たち一人一人に配られる、そういうときです。おかしいじゃないか。保育園に政治を持ち込んじゃだめ。確かに職員です、職員組合の人、現業だからいいです。それはそれでいいです。でも、政治を持ち込んではいけない中で闘ってきたんです。その結果として、民営化計画というので、材木座保育園の保護者会は、当時の保護者会は、最大限の協力をして、民営化わかりました、話を聞きましょうというので、平成17年12月10日、17時から材木座保育園のホールで話を聞いたわけなんです。
だから、いろいろあるんですけれども、こういう計画を変えていくのであれば、なぜ、その都度、きちんと報告をして、PFIとほぼ方向性は決まっているんでしょう、だから答弁しているんですよ。だけど、その方向性をきちんと報告して、説明会を開くなり何なりしないで、ぽっと議会で答弁しちゃって、しかも、私の事前答弁調整と全く違う場で、市長はぽっとPFIでやりますからと、もう積極的に進めますからとなっていってしまうと、全然違うんじゃないのという話になっていってしまう。
部長に1点、確認なんですけれども、今回の旧鈴木邸・今井邸に、PFIでつくりますということを積極的な話をされました。公式にされたんで、もうそれはそれで仕方ないことです。
今までの拠点園構想、それと、民営化計画との整合性が全くつかなくなってきている。これについては、児童福祉審議会にもかけているわけでもないです。この整合性については、どのようにお考えでしょうか。
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○相澤達彦 こどもみらい部長 先ほど来、答弁させていただいています児童福祉審議会、民営化計画という中で、先ほど御答弁させていただきましたように、新たな事象が出てきたことは事実でございますが、民営化計画の中では、鎌倉地域については材木座保育園、稲瀬川保育園のうち1園を拠点園とし、1園を民営化することとして、材木座保育園については、稲瀬川保育園との統合・新築計画の検討ということで、これらの整合を図りながら移管を目指すことになってございます。
今回、耐震診断の結果に基づきまして、それぞれの施設での対応を図っていくわけでございますが、そうした中でも、この民営化計画、それから新たな27年度から開始される新システムの内容、これについて今後整合性を図っていく努力をしてまいります。
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○25番(中澤克之議員) この問題については、これはこれでワンセンテンスを立てなければならないぐらいの長い話になってしまうので、また次の機会で、しっかりと伺ってまいりたいと思います。
次に行きます。子供の保育園、その次のステップとして、これも何度かやっていますけれども、子ども会館・子どもの家の問題ですね。これは、昨年夏に紹介させていただきましたけれども、二階堂子ども会館で夏祭りを行って、我々保護者は、1日、10時から4時までで、500人来たという判断だったんですけれども、ところが、公式には700人来たということで、あの地区としては恐らく前代未聞の人が集まっていただいた盛大なものですけれども。この子供の、その地域とのあり方というものの中で、ほかの子どもの家、いろいろ議論はあります。議論はあるにしても、だいいち子どもの家ができました。子ども会館ができました。こういったさまざまな子ども会館・子どもの家でイベントを打っていくというのは、確かに指導員は物すごい大変です。保護者も物すごい大変です。大変なんですけれども、一方で、楽しい場でもあるというのを感じて、今年度も、うちは卒業しましたけれども、にかいどう子どもの家では、また積極的に手伝っていくという話も聞いています。私も別の場で手伝っていますけれども、この夏祭り等を含めたイベントですね、これについては、やはりほかの子どもの家・子ども会館等でも広げていくような計画等々については、今現在ありますでしょうか。
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○相澤達彦 こどもみらい部長 平成24年度に初めて二階堂子ども会館夏祭りとあわせまして、鎌倉青少年会館フェスティバルというものを開催させていただきました。この日、今、議員御指摘の、多くの地域のお子さん、それから地域の方々、御参加いただきまして、一つの目的でもございました青少年会館というものにも親しんでいただけたと考えているところでございます。
子ども会館のお祭りということで、実際に、24年度には山崎子ども会館で秋祭りを行い、また長谷子ども会館でも、24年に、冬にお楽しみパーティーということで、地域のお子さん、地域の方々に集っていただいて、行事を行ってございます。
先ほど、冒頭御紹介しました二階堂子ども会館につきましても、にかいどう子どもの家の保護者会、また第一中学校、第二中学校、それから鎌倉青少年会館を利用されている団体等、また地域の町内会の方々に御案内申し上げまして、今年度も7月20日の土曜日に開催する予定でございます。
また、山崎子ども会館、長谷子ども会館につきましても、前年度に引き続き、今年度も実施していく予定でございます。これらの会館行事につきましては、東日本大震災以降、やはり地域のつながりということがますます重要とされてございますので、こうした行事の開催により、地域の方々にお子さんの顔を覚えていただいたりという中で交流を深めていただけるように努めてまいります。
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○25番(中澤克之議員) 子供の環境ということの中で、何度か紹介させていただきましたけれども、鎌倉市にかかわりのあるアスリート、特にスポーツに特化しますけど、文化のほうは文化のほうでいらっしゃいますけれども、かなり活躍している子供たちがいて、これは何度か紹介させていただいて、この子たちが今現在どうしているかというと、鎌倉市内の小学校のうちは市内で、グラウンドを使って、野球、サッカーをやっていく。でも、例えばテニスの子たちは市外に行ってしまう。例えば、中体連をこの市内のコート等でやろうと思っても、なかなかとれなかったりするという状況の中で、先般お願いしておりました、この施設利用についてのアンケートを行っていただきました。この鎌倉市の全体の施設利用ということでアンケートをお願いしまして、それはそれで、なぜか鎌倉市の2,000名の方に無作為に送ったというアンケートなんですけれども、私が質問したからかどうかわからないんですが、我が家にも届きまして、我が家はすぐ、送らせていただいたんですけれども、この中で、私がお願いしたテニスコートについて、笛田のテニスコートについて、これは今現在、中学1年生の子が全国3位だったかな。小学校、今度5年生になったのかな、子がやはり全国大会で5位だか3位だったと、かなりハイレベルのソフトテニスの子たちがいるわけです。
ですけれども、以前、このテニスコートというのが、やはり全天候型かどうかというものをやりましたときに、アンケートのお願いをしました。これは、たまたまその大会の開会式が5月にありまして、土曜日が雨です。日曜日が大会で、私も開会式に行く予定でおりましたら、前日の雨で、日曜日は晴れているのに大会延期です。次の日、日曜日に行きました。晴れていたので行きました。そういって、どんどん大会ができなくなってきてしまっていて、テニスも今盛んになってきていて、実際に成績を出している子たちが多くいて、その子たちが鎌倉市内で大会をやろうにもできない。外に練習に行く。サッカーもそう、野球もそう。これは、やはりスポーツ施設の、これからの総合計画等々もあるんでしょうけれども、とりあえず目先にできるものということの中で、活躍して実績を出している子がいるんだから、じゃあ、せめてその子たちが日常的にちゃんと練習ができたり、大会ができる環境をつくってくださいということでお願いしたのが、笛田のテニスコート。
ちょっと時間もあれなので、はしょって質問させていただいてしまいますけれども、この笛田のテニスコートを今後、全天候型で整備するという御予定があるのか、またこれは市単ではできないというお話も聞く、であれば、県や国にそのメニューがあるかもしれない。これを相談に行く、そのあたりのお考えというのはいかがでしょうか。
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○小礒一彦 都市整備部長 笛田公園は、多くの市民の皆さんに御利用いただきたいと考えております。
その中で、砂入り人工芝コート、いわゆるオムニコートでございますが、この導入をすることによりまして、降雨ですとか、冬の霜による影響が少なくなりまして、利用者の増加につながるものと考えております。
笛田公園のテニスコートの改修につきましては、今年度、市民活動部において実施いたしますアンケート調査の結果、これを踏まえまして、コートの種類、そして改修方法について検討してまいりたいと考えております。
また、今、議員から御指摘ございました財政的な支援につきましては、国や県と相談してまいりたいと考えております。
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○25番(中澤克之議員) このスポーツの世界で活躍している子たちがいる一方で、活躍をしたくてもできない、これ障害を持っている子供たちもいる。その中で、これは9月議会で少しやっていこうと考えているんですが、ちょっと頭出しで申しわけないんですが、この障害を持った子供たちが、今現在活動したい、活躍したいといってもなかなかできる環境には、鎌倉市では正直、ない状況の中で、でもこの子たちが頑張って、スポーツだけが頑張っているわけではない、文化だけ頑張っているわけではない、みんな頑張って生きている中で、学校生活の間、それから卒業してからも、この生活環境というのをきちんと整えていく必要性があるという中で、1点だけ確認なんですが、県が財政が厳しい中で、地域活動支援センターというものがありまして、これは障害を持った方たちが卒業した後の施設になりますけれども、これは補助金も削減されていくと伺っておりますけれども、これは鎌倉市としては、どのように考えているんですか。
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○佐藤尚之 健康福祉部長 今、御紹介いただきました地域活動支援センターでございますけれども、障害者の日中の活動の場として本市にとっても欠かせない場所となってございます。
神奈川県は、本年2月に現状の厳しい財政状況を踏まえまして、県の行財政基盤の確保を図るため、県補助事業を見直し、交付金化を検討するなど、緊急財政対策の取り組み状況を公表したところでございます。
障害者福祉に関する県補助事業では、先ほど御紹介いたしました地域活動支援センター運営事業を含む交付金化を検討されているところと認識してございます。
現在、神奈川県からは、市への具体的な制度設計の提示や調整が示されておりませんけれども、神奈川県は、補助事業の見直しに際しては、市の財政状況も厳しいことから、十分に調整して取り組むということとされておりまして、今後、県と調整を進めていく中で、私どもといたしましては、あらゆる機会を通じまして、必要な支援の継続を求めてまいります。
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○25番(中澤克之議員) 子供の環境についてはさまざまな面があって、保育園、幼稚園があって、学校、それから子どもの家等々、さまざまな場があって、そこで活躍していく子供たちが、いかに活躍できるか。トップになるだけが活躍じゃないわけですね。確かに、市政功労賞で、トップになって表彰をもらう子もいる。でも、それだけが目的じゃないですから、やはり鎌倉市としても子供の環境づくりというものについては、やはり考えていかないとならないのではないかということで、今回、ちょっとはしょっておりますけれども質問させていただきました。
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○議長(中村聡一郎議員) 吉岡和江議員の関連質問を許可いたします。
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○22番(吉岡和江議員) 先ほどの三宅議員と中澤議員の保育所の部分、特に拠点園の関係で質問させていただきたいと思います。
今、中澤議員もお話がありましたように、やはり保育園の業務というんですか、いろいろ、保育所の関係者、特に親御さんとの関係は非常に大事だと思うんです。
今もいろいろお話がありました14年の児童福祉審議会の答申、ここに行き着くまでに、ちょっと歴史的なことなので、1999年だから、平成11年ですね、あの当時、たしか9月です。市長が父母の方に何の話もなく、突然、公立保育園は全部民営化するという話がありまして、それで父母の方たちが、当事者を抜きにして何事かということで、非常に怒られまして、あのときには、いわゆる民営化がいいのか悪いのか、そういうことさえもわからないけれども、当事者を抜きにしたやり方は問題だということで、あのときには、保護者の方たちは、民営化は一時凍結して、私たちの声を聞きなさいよと、それが圧倒的な保護者の方たちの声でした。
今、これを受けまして、市は、一旦は公立保育園8園の民営化をやめまして、そして次の年ですね、平成12年、児童福祉審議会に諮問しまして、拠点園5園と、それから民営化についてどうするのか、子育て全体の問題についての論議をしてきたわけですよ。全体で19回しました。そのときに保育園の関係者の方たちも、議事録を見ますと、傍聴者も大変多かったです。一番多かったの42名。お母さんたちも傍聴されたんで、託児所もつくって、そしてみんなが見守っている中で、本当に鎌倉の保育はどうあるべきか。それを論議して、あのときには保育所関係者、もちろん傍聴しましたし、栄養士、保健師、それからそのときの労働組合の方もいましたし、園長会、それから主任会、そういう方たちが意見を述べて、そして論議して、子供たちのためにどうあるべきかということを論議した結果が、今の方針だと私は認識しているんです。
ですから、やはり今一番大事なのは、今、市長が言ったことの中というんですか、部長が言った中で、待機児対策をやるから、だから何か今の今井邸何とかというのを民営化でやるなんて、それはちょっとすりかえじゃないんですか。やるんなら、どんどん進めればいいんですよ。今大事なことは、これだけ論議して、やはり一番あのとき大事だったのは、当事者を抜きにしたやり方はいけないじゃないかと。そして、保育所とか子育て支援、子供が健やかに育つ環境というのは鎌倉にとっても、全体にとってもいいことなんだと。もう後で、これ、皆様ぜひ読んでいただければと思いますが、本当に深い論議がされた結果だと思うんです。
今、もう一度伺いますけれども、この市が持っている、いわゆる5地域は拠点園として残すと、で、この論議の中でもそうなんですね。いろいろな財政状況や何かで、今、民間園に対する補助金もどんどん切られていますよね。民間園の方たちも、本当に一生懸命やっているし、公立だろうが、民間だろうが、どこにいようが、子供たちは健やかに育たなきゃいけないし、私たちもそれを望んでいます。
ですから、この論議の中でも、公立園でやられたことで、もしも民間でもやるべきことは、やっぱり公的な補助も含めて、全体で考えなきゃいけないということまで言っています。
それと、公立が民営化する場合でも、いわゆる社会福祉法人でやるべきだと、利益を追求するような株式会社じゃなきゃあということだったと思うんです。その辺で、基本的な考え方は、今の段階でやっぱり拠点園として残すということについては、やはりもう一回もとに戻すべきだと思うんですね。そこだけ確認したいと思います。
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○相澤達彦 こどもみらい部長 今、議員おっしゃったとおり、先ほど御答弁させていただいたとおり、平成14年度の児童福祉審議会の答申をもとに、平成18年度の民営化計画を策定してきているところでございます。この過程で、児童福祉審議会、多くの審議をしていただいたというのは、私も承知してございます。
今回、御答弁させていただいておりますのは、材木座、稲瀬川保育園については、今お預かりしているお子さんの安全確保のために、耐震改修工事をやって、当面、そこを使っていくという形が一つございます。
この中で、児福審の答申に出ている拠点園という考え方が残ってございますが、ただ、場所として、材木座が適切かどうかというところと、それから平成27年度の新システムの状況を考えて、今後検討する必要があると御答弁させていただいているわけでございます。
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○議長(中村聡一郎議員) 吉岡議員、関連質問でございますので、簡潔にお願いします。
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○22番(吉岡和江議員) 1点だけ、確認しますけど、拠点園整備、いわゆる鎌倉地域での公立拠点園ということは、そのままだということなんですね。そこだけ確認します。その上でいろいろあるにしても、それは変わっていないんですね。
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○相澤達彦 こどもみらい部長 この計画に基づいて、基本的には変わってございません。ただし、先ほど申し上げさせていただいたように、27年度の新システムも同時に考慮していく必要があるので、あわせて検討する必要があると考えていると御答弁させていただいたものです。
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○議長(中村聡一郎議員) 関連質問はほかにございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
関連質問を終わります。
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○25番(中澤克之議員) 時間の都合で、防災については、次回に回させていただきたいと思いますので。次に、市長の政治姿勢に移りたいと思います。
市長の政治姿勢は、何回もやっているんですが、2月定例会の3月21日の緊急質問の中で、市長は人事案件について、教育長関係ですね。今、今後の人事案件についてお答えをする必要は全くないと思います。聞いているのに、答弁が必要かどうかというのは、市長が決めるのではないわけですね。そこをまず、はっきりと押さえさせていただきまして、まず、ちょっと委員会の会議録ができ上がっていないので何とも言えない部分もあるんですが、2月の定例会で選管事務局長に出席いただいて、市長の県会議員選挙における標旗の件について質問させていただきました。
そしたら、宮田選管事務局長は、当時の記録はちょっと確認してございませんけれども、恐らく警察から連絡はあったと思いますということを御答弁いただいています。これは標旗について、警察から警告があったかどうかということについてですね。
であれば、市長も詳細に警告を受けた事実があったかどうかというのは、はっきりと記憶しておりませんと言われます。候補者である御本人が、選管の注意じゃないです。警察から警告です、注意じゃなくて。あったかどうかについて記憶がないと言うんだから、これについては今はっきりとどういう経過で、何回あって、そこに逗子の当時の市議会議員がかかわっておりますので、これについて明確に説明いただけますでしょうか。
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○松尾崇 市長 警察から直接私のほうに警告というのは受けておりませんので、私としては把握していないという状況です。
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○25番(中澤克之議員) これ、次の質問にかかわってくるので、きちんと経過を調べて報告してください。
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○松尾崇 市長 特に調べる必要は、私はないと考えております。
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○議長(中村聡一郎議員) 松尾市長、事実だけもう一度、御答弁いただけますか、先ほどの質問に対して。
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○松尾崇 市長 事実として、私自身が警察から直接警告を受けたということはございません。
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○25番(中澤克之議員) 事実経過をきちんと報告してくださいということを言っています。あなた御自身がどうとかじゃなくて、事実経過について、きちんと報告してくださいということを今求めています。議長、お取り計らいをお願いします。
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○議長(中村聡一郎議員) 松尾市長、事実経過、わかる範囲で御答弁願えますか。
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○松尾崇 市長 事実経過ですけれども、私として、把握しておりますのは、特に、私自身が直接受けたわけではありませんので、それ以上のことは恐らく調べても、わからないと思います。
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○議長(中村聡一郎議員) 中澤議員、どこからどこの事実経過とか、具体的に示せますか。
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○25番(中澤克之議員) いいですか、よく聞いてくださいね。選管事務局長が警察から連絡があったと思いますという答弁をしているわけです。あったと答弁しているわけなんです。あったという事実があるわけなんです。この事実経過について、きちんと答弁をくださいというのに、必要がある・ないとか、市長が決めるわけじゃないですよ。きちんと経過を説明してくださいということを言っているわけです。
当時の逗子の市議会議員もかかわっていると、そこまでヒントを与えているわけですから。きちんと確認をとって報告してください。そうでないと、次の質問がその答弁によっては大きく変わるので、質問できないんです。だから、事実関係について、何回警告を受けて、どのことに警告を受けて、それに対応して対応したのは誰か。この3点をお願いいたします。
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○松尾崇 市長 もちろん、警察から出されているということがあれば、それは事実として確認ができると思いますけれども、私自身としては、受けているということの事実は、私自身としてはありませんので、それをここの場で何か確認する必要というのは、私自身としてはないと思っています。(私語あり)
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○議長(中村聡一郎議員) もう一度、中澤議員、質問を整理してお願いできますか。それを受けて私のほうで……。(「おかしいでしょう、議長の仕切りも。答弁を求めているんですよ」の声あり)
市長は、事実関係について、答弁したんですよ。(「してないですよ」の声あり)
もう一度、質問をしてくださいというお願いです。
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○25番(中澤克之議員) 平成19年4月8日執行の神奈川県議会議員選挙におきまして、当時の公職の候補者、鎌倉市津西1−11−1−2階、松尾崇候補の県議会選挙における鎌倉警察署からの選挙違反についての内容、それから警告の回数、それからその警察に対しての対応をした人物、この3点を明らかにしてくださいと、これは先ほど申し上げたことです。
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○松尾崇 市長 私自身が受けているということであれば、お答えさせていただきますけれども、もう県議会議員選挙のときということで、今からそれを事務所の中で調べるというのも、私としてはそれは必要ないと思っておりますので、ここでお答えをする必要はないと思っています。(私語あり)
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○議長(中村聡一郎議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(11時28分 休憩)
(14時25分 再開)
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○議長(中村聡一郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
理事者の答弁を願います。
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○松尾崇 市長 長時間お時間を頂戴しまして、申しわけございませんでした。
お答えする必要がないと発言したことにつきまして、私自身、警察から直接の警告を受けた記憶がないこと、また詳細を記憶していないこと、また確認もとれないと思いますのでお答えできませんと訂正をさせていただきます。
議員の御質問で、平成19年の神奈川県議会議員選挙における私の選挙運動に対しまして、口頭による注意のようなものを受けたという話を聞いたことについては、記憶がありますけれども、その詳細については、記憶していません。
市の選挙管理委員会事務局に確認をしましたところ、平成19年の資料は存在しないということでした。
また、鎌倉警察署にも確認したところ、存在、不存在を含め、個人情報に該当するので開示できないとのことでした。
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○25番(中澤克之議員) 今の答弁でおかしいのは、2月定例会におきまして、詳細に警告を受けた事実があったかどうかというのは、はっきりと記憶しておりませんと答弁しておきながら、今は口頭による注意のようなものを受けたという話を聞いたことについては、記憶はありますか、ありますと答弁している。つまり記憶はあるんじゃないですか。また、市長はうそついているわけですね。まあ、これはこれでいいです。
これにつきましては、当時、事務局長のようなものをやっていたのかな、正式に事務局長なのかわかりませんけれども、逗子の・・市議会議員、今、・・・ですね。この方が対応されたと伺っておりますけれども、今のこの件につきましては、当時のそのような事務局長的な動きをされた・・・・・に対しましては、確認をとられなかったんでしょうか、どうでしょうか。
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○松尾崇 市長 まだ、特に確認はとっておりません。
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○25番(中澤克之議員) これ、きちんと答えてくださいとお願いして、休憩に入っているわけです。選管と警察だけじゃなくて、当時の事務方に、誰も確認とらないで、これで答弁しましたというのは、これはないんではないんですか。・・・・・に確認をとってください。どうだったのか。そこまでちゃんと調べて答弁するのが当たり前、市長の役割じゃないんですか。答える必要がないなんて、さっき答弁しているわけですよ。必要があるから休憩に入っているんじゃないですか、これだけ長い時間。
当時の事務方のやっていたのが、逗子の・・議員でしょう。警察に対応したのも・・議員だと私は伺っているんですよ。その対応した御本人に確認をとらないで、選管と警察だけで、しかも口頭による注意のようなものじゃないわけです。警告なわけです。確認をとってください。
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○松尾崇 市長 確認をとりますのでお時間をいただきたいと思います。
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○議長(中村聡一郎議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(14時28分 休憩)
(16時00分 再開)
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○議長(中村聡一郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
理事者の答弁を願います。
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○松尾崇 市長 お時間を頂戴しまして、失礼いたしました。直接本人に確認しましたところ、記憶にない、法令にかかわることなら覚えているし、適切に対応したはずだ。そのようなことはなかったとのことでした。
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○25番(中澤克之議員) 今、御答弁いただきまして、記憶にないという、最初の御答弁で、最後に、そのようなことはなかったと断言された。記憶にないんだったら断言できないはずで、なかったんであれば、記憶にあったはずで、どっちかよくわからないんですけれども、これについては、この逗子の議員から抗議をいただけるそうなので、公職の人間が本会議で名前を出されたことについて抗議をいただけるということなので、抗議が届いた段階で、またしっかり市長に、このことについては伺ってまいりたいと考えております。
次に行きます。もう一点、県議選のことで申しわけない部分も多いんですが、市長は、県議会議員選挙のときに、いわゆる車上運動員、ウグイスさんですね、市長の、平成19年4月8日執行の収支報告の中で、届け出で車上運動員が26歳の男性の方、それから29歳の女性の方、届け出られているんですね。でも、当時、私の記憶では、年は正確ではありませんけれども、60前後ぐらいの女性の方が、いわゆる運動員をされていたと思うんですけれども、これはここにはないんですけれども、これは届け出をされないでお手伝いをお願いしたということで、判断でよろしいでしょうか。
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○松尾崇 市長 ちょっと、申しわけないですけれども、6年前のことですので、正確にお答えすることはできません。
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○25番(中澤克之議員) 正確ではなくて、もう一人、60歳、まあ60歳が妥当かどうかわからないんですけれども、少なくとも29歳の女性ではない方が車上運動員、ウグイスをされていたかどうかということについて、正確な記憶でないということはあり得ないはずなので、御自身の選挙ですから、それについてはきちんと答えていただけますでしょうか。
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○松尾崇 市長 決して答弁をはぐらかすつもりは全くありませんけれども、6年前に選挙カーにどなたが乗っていたかというのは、逐一、私は確認をしておりませんで、明確にこの場でお答えすることはできません。
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○25番(中澤克之議員) そういう答弁だと、また確認とってもらわなきゃならなくなっちゃうんですよね。というのは、ちょっとこれは重大な問題をはらんでいて、単純に覚えてないで済まないような質問をしなければならないので、もう一度はっきり聞きますけれども、覚えていないという答弁であれば、それは確認とっていただかなければならないわけです。なぜか、この後の質問があるからです。この後の質問に非常に密接につながっていることですから、覚えていない、今までみたいに覚えていないで通るような問題ではないんです。
もう一度だけ伺いますけれども、届け出たのが29歳の女性と26歳の男性だけを届けているんです。当時、別の候補の方の選挙運動を手伝っていましたので、選挙カーはすれ違いました。そのときに、明らかに29歳ではない方がマイクを持っていらっしゃった。で、その方がいたかいないかということを記憶がないというんであれば、それは調べてくださいということなんです。29歳の女性だけじゃなくて、ほかにもいたんであれば、いたで、それでいいだけの話なんですけれども、それをそうおっしゃるんでしたら、また確認とっていただかなければならなくなりますけれども、どちらでしょうか、もう一度お答えいただけますか。
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○松尾崇 市長 繰り返しの答弁になりますけれども、6年前のことですし、私が選挙カーに乗っている人を一人一人確認して、管理をしていたわけではありませんので、ここでは明確にお答えすることはできません。
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○25番(中澤克之議員) 管理じゃなくて、市長御自身が判こを押されているんです、届け出書に。逃げられないですよ、ちょっと確認とってください。こんなんじゃだめです。いたのかいなかったのか、確認をとってください。御自身がここに判こを押されているんです、届け出で。車上運動員として、御自身が判こを押しているんです。いたか、いなかったじゃないんです。御自身が自分で届け出に判こ押しているんです。御本人の直筆ですよ、よく見る直筆です。そんなものは通じません。
議長、お取り計らいのほう、お願いできませんでしょうか。
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○議長(中村聡一郎議員) 松尾市長、記憶で構わないんですけど、いたか、いないかぐらいというのは答えられますか。全くわからない、記憶にないですか。
中澤議員、それ回答がないと、次の質問にいけないということなんですよね。
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○25番(中澤克之議員) 答弁をいただかないと、次の質問にいけないので、いたか、いないかが、それが重要なので、確認とるしかないですね。だって、記憶にないというんだったら、当時の記録を調べるしかない。
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○議長(中村聡一郎議員) これは6年前の話ですので、その方以外ということですよね。その確認のとりかたというのもすごく難しいと思うんですね。御本人が記憶ないということなので。
その方以外の方の確認ですよね。今、いないと答えているんで。
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○25番(中澤克之議員) 先ほどから質問しておりますけれども、御本人が判こを押して届け出をした、この29歳の女性、26歳の男性以外に、私は当時にもうお一方、女性の方が乗って、マイクを持っていたということを当時確認しているわけなんですけれども、それについて、いたのか、いないのか、確認がとれる、とれないじゃ、御本人が判こ押している。だから、いないんだったらいないんですよ。御本人が判こを押して届け出ている、選管に届けているんですよ、県の選管に。
だから、いたか、いないかしかないんですよ。だったら、当時の、先ほどの、御丁寧に抗議をいただけるそうですけれども、この選挙を手伝っていた方々に確認をとっていただくしかないんですよ。じゃあ、誰がスケジュール管理をしていたのか、そういう話なんですけれども。どちらでしょうか。答える気がないんなら、それはそれで結構でございますけど、先ほどと同じように御答弁いただけますか。
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○松尾崇 市長 私としては、その対象としている方がどなたなのかということも、その60歳前後という方も、今言われてもわかりませんので、ここで明快なお答えというのはできません。
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○25番(中澤克之議員) 市長は、答える気がないというので。
じゃあ、この60歳ぐらいの方、女性の方に、大体あれなんですけどね、選挙を手伝っていただいて、この方に手伝っていただいて、領収書が要らないお金ですと言って20万円渡していませんか。そういううわさが飛び交っているんですけれども。領収書が要りませんと言って20万円渡したか、渡さないか。そういううわさがあるんです、この県議選に関しては。市長御本人がその方に20万円渡して、領収書が要らないお金ですからと渡したという話があるんですけれども、この事実関係を、しっかりと市長のこと、忘れたんじゃない、御自身の行動ですから、今度は。御自身が渡したか渡さないか。明確にお答えください。
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○松尾崇 市長 私のほうで領収書の要らないお金というものを渡したということはありません。
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○25番(中澤克之議員) この収入の部、いろいろこれについては、時間もあれなので、機会を見てやりますけれども、そういう話が飛び交ってくるような、要するに受かってしまえば何でもいいんだというような選挙をやってこられた市長、議会答弁もまともに答える気がないということがはっきりしましたので、次に行きます。
では、松尾たかしを応援する会というのがありますけれども、まず、松尾たかしを応援する会の会長、会計責任者、それから事務局長はどなたでしょうか。
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○松尾崇 市長 松尾たかしを応援する会、代表は私です。会計責任者は私の妻がなっていたかと思います。
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○25番(中澤克之議員) 事務局長はどなたですか。
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○松尾崇 市長 事務局長、ちょっと記憶に今ありません。
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○25番(中澤克之議員) 事務局長はいないんですか。きちんと答えてくださいね。事務局長として公に話している方、いらっしゃるはずですけどね。この松尾たかしを応援する会の事務局長は誰ですか。お答えください。
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○松尾崇 市長 松尾たかしを応援する会の事務局長として届け出ているのが誰かというところは、今、明確に、ちょっと覚えておりません。
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○25番(中澤克之議員) 事務局長というのは届け出がないんですね。収支報告の場合は、事務担当者だけなんで、事務局長は公に、さまざまなところで事務局長ですと言っていた方がいらっしゃると思いますけれども、これは大変重要なことで、事務局長がいないんだったらいなかったということで御答弁ください。いたんならいた、その方の名前をきちんと答えてください。これは資金管理団体の話ですから。どちらでしょうか、お答えいただけますか。
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○松尾崇 市長 失礼しました。松尾たかしを応援する会、代表と会計責任者ということで、確かに届け出ていたということがあります。事務局長としては、事務所の事務をつかさどるという意味で、何人か事務所の中でお手伝いをしていた方の中で、事務局長という形でやっていただいた方というのはおります。
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○25番(中澤克之議員) それがどなたかという名前を教えていただけますか。
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○松尾崇 市長 事務局長、今は私の父がやっておるような感じです。
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○25番(中澤克之議員) 今はじゃなくて、いいですか、3月の段階で、事務局長と名乗っていた方がいるわけですよ。それを、言わないんだったら、その方は虚偽の公報を出しているということになるんですよ。だから、選挙に対しての法律を全然知らない、いいかげん、無責任。いいですか、法律、条例に精通している人なわけでしょう、6レンジャーというのは。法律の話を今しているわけですよ。3月、4月に事務局長と名乗っていた方がいるわけでしょう。その方がいないんだったら、虚偽のことですよ。どちらですか。名前をはっきり言ってください。
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○松尾崇 市長 決していないと言っているのではなくて、今、事務局長をやってもらっているのはうちの父ですと言っているんです。
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○議長(中村聡一郎議員) ちょっともう一度、質問、3月、4月のことを言ってください。
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○25番(中澤克之議員) 先ほどの質問を何回も繰り返さなきゃいけないんですけど、3月、4月に松尾たかしを応援する会の事務局長として、公にチラシを配っている人がいるわけですよ。今の事務局長は誰ですかなんて、一言も聞いていないことを答えるんですか。聞いたことに答えるのが市長でしょう。さっきもそう、答える必要性はありません、必要性があるから、そこに座っているんじゃないですか。だから、誰なんですかと。3月、4月、議長もよろしくお取り計らいをお願いしたいんですが、3月、4月に、松尾たかしを応援する会の事務局長として、公報で名前を使っていた方がいらっしゃる、その方はどなたなんでしょうか。名前を教えてください。
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○松尾崇 市長 事務局長としてやっていただいたことがあるのは、小野田議員については、そうした経歴はあります。そのことなのかなと思います。
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○25番(中澤克之議員) 別に隠すことでも何でもない、公報で出ているわけですから。松尾市長は、市議選において、6名以外に推薦されましたね。その6名以外、記者会見では明確に言ったかどうか知りませんけれども、6名以外に推薦をされたのはどなたとどなたでしょうか。
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○松尾崇 市長 立候補をされていました渡辺隆さんと、高橋浩司さんには推薦という形で、私の名前使っていいですよと申し上げております。
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○25番(中澤克之議員) こんなところで時間とったんですけど、まず、3月、4月でこういう温故知新、ナンバー117、3月号ですね、それから温故知新6レンジャーというものを、これ、前、駅で配っていたのか、ポスティングしたのか、これを何枚ぐらい作成して、費用は、概算でいいです。何枚ぐらい作成して、費用はどのぐらいかかったのか。この2種類でいいですね、もしわからないんだったら、温故知新鎌倉、25年3月号、これと私たちは覚悟の集団、これは、発行は松尾たかしを応援する会に両方ともなっているんです。それぞれの発行枚数、おおよそでいいです。金額、10万単位でいいです。教えていただけますでしょうか。
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○松尾崇 市長 明確には、今お答えできませんけれども、枚数においては、万単位で作成はしております。3万枚前後だったのではないかなと思っています。
金額におきましては、ちょっと幅がありますけれども、10万以上はかかっておりますが、例えば、100万までには全然及ばないと、その間の中でございます。
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○25番(中澤克之議員) この支出なんですけれども、松尾たかしを応援する会というのは、資金管理団体なので、平成25年度分での申告に、報告になるんでしょうか、それとも24年で一部申告をする予定になっているのでしょうか、どちらでしょうか。
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○松尾崇 市長 いつの会計年度かというのは、今、明確にお伝えできませんけれども、25年度の会計でする分というのはあると思います。
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○25番(中澤克之議員) 選管事務局長に、質問させていただきますが、資金管理団体が候補予定者、候補とはどこにも書いてないんですね、6人の方の名前が書いてあって、顔写真があって、その裏が、資金管理団体発行ということになっていますね。これというのは、事前運動、これ政治活動と該当になるのか、それとも事前運動に該当してくるのか、それとも政党じゃないですね、市長の、市長としての公務になるのか、そのあたりというのはいかがでしょうか。
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○宮田好朗 選挙管理委員会事務局長 ただいまの質問でございますが、政治資金規正法に関する事務につきましては、県の選挙管理委員会が所管しているということで、資金管理団体の政治活動の範囲がどこまでかということにつきましては、申しわけないんですが、ちょっと今、この場ですぐにということでなくて、ちょっと、県の選挙管理委員会にも確認した上で御答弁させていただきたいと思いますので、お時間頂戴したいと思います。
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○議長(中村聡一郎議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(16時18分 休憩)
(17時20分 再開)
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○議長(中村聡一郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議事の都合により、この際、会議時間を延長いたします。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
(17時21分 休憩)
(21時00分 再開)
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○議長(中村聡一郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、運営委員会の協議もあり、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
なお、残余の日程については、明6月11日午前10時に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
(21時01分 延会)
平成25年6月10日(月曜日)
鎌倉市議会議長 中 村 聡一郎
会議録署名議員 山 田 直 人
同 前 川 綾 子
同 小野田 康 成
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