平成25年 2月定例会
第7号 3月21日
○議事日程  
平成25年 2月定例会

          鎌倉市議会2月定例会会議録(7)
                                   平成25年3月21日(木曜日)
〇出席議員 27名
 1番  千   一   議員
 2番  西 岡 幸 子 議員
 3番  飯 野 眞 毅 議員
 4番  伊 東 正 博 議員
 6番  中 澤 克 之 議員
 7番  長 嶋 竜 弘 議員
 8番  石 川 敦 子 議員
 9番  久 坂 くにえ 議員
 10番  渡 辺   隆 議員
 11番  納 所 輝 次 議員
 12番  岡 田 和 則 議員
 13番  渡 邊 昌一郎 議員
 14番  高 野 洋 一 議員
 15番  小田嶋 敏 浩 議員
 16番  安 川 健 人 議員
 17番  三 宅 真 里 議員
 18番  太 田 治 代 議員
 19番  山 田 直 人 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  大 石 和 久 議員
 22番  前 川 綾 子 議員
 23番  池 田   実 議員
 24番  吉 岡 和 江 議員
 25番  赤 松 正 博 議員
 26番  高 橋 浩 司 議員
 27番  石 川 寿 美 議員
 28番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員  なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        讓 原   準
 次長          花 岡 邦 彦
 次長補佐        鈴 木 晴 久
 議事調査担当担当係長  成 沢 仁 詩
 書記          木 村 哲 也
 書記          木 田 千 尋
 書記          窪 寺   巌
 書記          笛 田 貴 良
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 12 番  佐 藤 尚 之  健康福祉部長
 番外 16 番  山 田 栄 一  都市整備部長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会2月定例会議事日程(7)

                                平成25年3月21日  午後2時開議

 1 諸般の報告
 2 議案第110号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   ┐
   議案第111号 鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正 │
          する条例の制定について                 │
   議案第112号 鎌倉市水洗便所改造等の資金助成条例の一部を改正する条例 │
          の制定について                     │
   議案第113号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について  │
   議案第114号 鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定につい │平成25年度
          て                           │鎌倉市一般会計
   議案第116号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例 │予算等審査特別
          の制定について                     │委員長報告
   議案第102号 平成25年度鎌倉市一般会計予算              │
   議案第103号 平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計予算         │
   議案第104号 平成25年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
          別会計予算                       │
   議案第105号 平成25年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算      │
   議案第106号 平成25年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算    │
   議案第107号 平成25年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算        │
   議案第108号 平成25年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算     ┘
 3 議案第119号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の  市 長 提 出
          額の決定について
 4 議案第120号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の  同     上
          額の決定について
 5 議案第121号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい  同     上
          て
 6 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 1 諸般の報告
 〇 緊急質問
 2 議案第110号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   ┐
   議案第111号 鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正 │
          する条例の制定について                 │
   議案第112号 鎌倉市水洗便所改造等の資金助成条例の一部を改正する条例 │
          の制定について                     │
   議案第113号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について  │
   議案第114号 鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定につい │
          て                           │平成25年度
   議案第116号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例 │鎌倉市一般会計
          の制定について                     │予算等審査特別
   議案第102号 平成25年度鎌倉市一般会計予算              │委員長報告
   議案第103号 平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計予算         │
   議案第104号 平成25年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
          別会計予算                       │
   議案第105号 平成25年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算      │
   議案第106号 平成25年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算    │
   議案第107号 平成25年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算        │
   議案第108号 平成25年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算     ┘
 3 議案第119号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の  市 長 提 出
          額の決定について
 4 議案第120号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の  同     上
          額の決定について
 5 議案第121号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい  同     上
          て
 6 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
               鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (6)

                     平成25年3月21日

1 3 月 15 日 平成25年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員長から、次の議案について委員会の審
          査を終了したので、本会議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 102号 平成25年度鎌倉市一般会計予算
  議 案 第 103号 平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
  議 案 第 104号 平成25年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
  議 案 第 105号 平成25年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
  議 案 第 106号 平成25年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
  議 案 第 107号 平成25年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
  議 案 第 108号 平成25年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算
  議 案 第 110号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 111号 鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 112号 鎌倉市水洗便所改造等の資金助成条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 113号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 114号 鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 116号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
2 3 月 21 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
  議 案 第 119号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
  議 案 第 120号 緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
  議 案 第 121号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
3 監査委員から、次の監査報告書の送付を受けた。
  3 月 14 日 平成24年度平成24年12月分例月現金出納検査報告書
4 3 月 21 日 各委員長から、別紙要求書のとおり、それぞれ閉会中継続審査の要求があった。
     ───────────────────────────────────────
                    (出席議員  27名)
                    (14時00分  開議)
 
○議長(伊東正博議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。16番 安川健人議員、17番 三宅真里議員、18番 太田治代議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
     ───────────────────────────────────────
 
○議長(伊東正博議員)  ここで御報告申し上げます。ただいま中澤克之議員から教育長人事議案取り下げ後の市長の言動等について、緊急質問の通告がありました。
 お諮りいたします。中澤克之議員の緊急質問に同意の上、この際、日程に追加し、発言を許可することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、中澤克之議員の緊急質問に同意の上、この際日程に追加し、発言を許可することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  中澤克之議員の発言を許可いたします。
 
○6番(中澤克之議員)  貴重なお時間をいただいてありがとうございます。
 3月7日、ちょうど2週間前になりますけれども、この場において市長から教育長人事について、候補者から辞退したいという旨の申し出があったと、それによって取り下げますということになっている。これは7日の日の話ですね。それから2週間、ちょっと考えられない話が複数の方から来まして、これについて緊急性を要するということで、今回お時間を頂戴しております。
 まず、今回の緊急質問に至る、その前段階で、今お座りの、今回質問通告で市長と副市長、ふだん副市長の答弁は求めないんですけども、副市長の答弁をあえて入れさせていただきました。
 まず、瀧澤副市長、今回の教育長の人事議案について、さまざまな方に連絡し、反対議員に賛成してくださいということをやっていた経緯があると。これは事実、ある方から確認をとりました。
 もう一つ、大谷副市長は私の知り合いの方に夜電話をし、私のよく知っている方です、私が前回推薦書というものを出しました、その推薦書に書かれている方の名前を出して、その方が推薦書を出しているのに中澤議員が反対しているのを御存じですかというのを夜遅くに電話をかけている。これは明らかに副市長が中澤に対して、その方に圧力をかけてくれという、そういう話を持ちかけている。ここまでして、通さなければならなかった今回の教育長人事。いいですか、市長に伺います。副市長のこのような、これ事実の話をしています。このような裏工作。
 それからもう一つ、瀧澤副市長については、私の質問に対して、何とかうそつきではなくて、間違えたという、これで何とか納得してくれないかという答弁調整を持ってきた。それは僕は断った。何とかしてこれを通したいという、なぜそこまでやらなきゃいけないのか、物すごい疑問だった。だけれども、市長として、こういった副市長の圧力をかけていくようなやり方は本来やらないというスタンスで市長に受かってきたはずだった。古い自民党がそうだった、確かにそうだった。それをまねした民主党が結局どうなったか。自民党は確かにそういう圧力をかけてきたから国民の皆さんから信頼を失って、3年半前に政権を失っているんですよ。だから、今の自民党というのはそういうことをやらない。だけれども、その古いやり方をやってきている国交省から来た大谷副市長、いいですか、そういうやり方をやったんですよ、事実なんですよ。そんなやり方について、市長はどう思われますか、まずお聞きします。
 
○松尾崇 市長  人事案件等々、さまざま議案等ありますけれども、こちらとしては、何とか通したいという思い、そうした思いをさまざまな形でお伝えをするというのは、当然やることですし、それが圧力だとは思っていません。
 
○6番(中澤克之議員)  認めちゃっているわけですよ、圧力と思わないんじゃなくて、それを圧力と言うんですよ、よろしいですか。それを圧力と思わないというのは、市長はもう既に、市長が当選してきたとき、県議会議員のとき、その前の市議会議員のときのスタイルというものをもう一切なげうって、何でもかんでも圧力さえかけりゃいいんだという、そういうものに屈してきているのですよ。
 大谷副市長がやったことって、明らかに圧力ですから。答弁なんか求めませんけども、よろしいですか。そういう古いやり方をやってきて、国交省で生き延びてきたのかもしれない。だけれども、ここの鎌倉市議会、私自民党ですけど、一切それはないんですよ、今の自民党というのは。そんなものに屈することなんてあり得ないんです、自民党というのは。
 次の質問に移ります。
 今回、なぜこのような話になったかというと、複数の方から私のところに連絡がありました。市長が6月の定例会で、今回撤回した、取り下げた代田氏を教育長人事として出す意向であるということを市長が明言したということを、複数の方から私のところへ連絡がありましたけども、それはお話しになりましたか、事実ですか、どうですか。
 
○松尾崇 市長  全く、そんなことを言ったことはありません。
 
○6番(中澤克之議員)  ということは、その市民の方を市長はうそつきと言われるわけですね。その方は、市長からはっきり聞いたと言っているんですよ。じゃあ、その市民の方に対して、市長も代田氏も、私がここでやりましたけど、うそつきをやったわけですよ、うそをついたわけですよ、議員に対して。今度は市民の方に対して、うそつきということを言うわけですか。市長が直接そういうことをにおわさなければ、わざわざ私のところなんか言ってこないわけですよ。
 6月定例会で代田氏をまた出します、おかしくないですか、それは。これについて、もう一度、再度確認しますけれども、全くないというんであれば、私に教えてくださったその方がうそをついたということ。いいですか、市長が市民の方に対してうそつきということ、烙印を押すんですよ、きちんと答えてください、どちらですか。
 
○松尾崇 市長  その方が私の言動、何を捉えてそうおっしゃったか、その背景、前後、言葉のやりとりはあるかもしれませんけれど、私としてそういうことを今におわすようなことを言っていませんので、その方が何を捉えて言ったのかというのはわかりませんけれども、別にその方が、だからといって、じゃあ、うそつきかと私が言うかというと、決してそうではありません。
 
○6番(中澤克之議員)  市長は、市長になるときに、口ききは全部公開するということで、市長の行動は公開していきますと、市長、副市長、理事者の行動は面会記録については全部公開しますということをお約束して、実際そのようになっている。
 代田氏、これ秘書広報課に確認しました。2月以降、市長と代田氏が会ったのは3月3日の議員への説明会の日、それから議案提出された3月6日の日、この2日間だけであるということですね。それ以外の日については、市長は代田氏と会ってはいないんですね。
 
○松尾崇 市長  公式的にお会いしているのは今おっしゃった2回だと記憶しています。
 
○6番(中澤克之議員)  よろしいですか、教育長人事議案ですよ。非公式っていうことはあり得ないんですよ。ましてこれは、いいですか、非公式に会わなければならないような事態があったということじゃないですか。じゃあ、その非公式というのは2月のことですか、この取り下げた前ですか、それとも取り下げた後ですか。会っていると確認をとっていますが、どうですか。
 
○松尾崇 市長  もちろん、お会いするということは、これまでも何度もありましたし、ということで、お会いしているというのはございますけれども、今、おっしゃっている中で言うならば、取り下げた後、例えば市役所でお会いしているということはありません。
 
○6番(中澤克之議員)  市役所の周辺、市役所の敷地内等々でよく、この代田氏が取り下げ後、目撃されているという話をさまざまな方から伺いますけれども。じゃあ、そこで、本当に代田氏御自身から撤回されたわけですよね。御自身から撤回されたものを、もし本当に心のどこかで、次の6月定例会で出すんだという気持ちが少しでもあるんであれば、代田氏の撤回を今度撤回しなければならない。それを4月の改選後の6月議会で御自身が、今度6人推薦で候補を出す、その方を全員当選させて、過半数を取っちゃえばいいやと思われているかもしれない。だけれども、今回の事案というのは、さまざまな適格性の問題について、私聞いて、御自身から撤回されて、それでもう市長も、じゃあ無理ですねと言って取り下げた議案を、またゾンビのように6月議会で出してくるなんていう話が出ること自体が物すごい不名誉なことであり、また今週は火曜日に小学校の卒業式がありました。そこでも多くのお母さんたち、私も卒業生の親です。多くの親、それから保護者、それから先生方、校長先生方、さまざまな方のお話を聞きましたけれども、皆さん物すごい不安に思っていた。物すごい、どうなってしまうんだろうと思っていたということをさまざまな方からお話を伺い、中澤さん、本当によかったというのをつくづく言われて、だけれども、ゾンビは復活しちゃっている。
 松尾市長に伺いますけれども、本当に6月で出すのか出さないのか、取り下げたんだから、御本人から撤回しますと、もう辞退しますと。それを市長が取り下げた議案を、改選後に出すのか出さないのか、これを明言してください、どちらですか。
 
○松尾崇 市長  今、今後の人事案件についてお答えをする必要は全くないと思います。
 
○6番(中澤克之議員)  そういう御答弁であれば、次に行きます。
 今回の代田氏の件について、全く答える気がないという、人事議案について、いいですか、取り下げた議案を出すか出さないか、はっきりするだけじゃないですか。答える必要性があると思うから聞いているんです。
 それと、わからないのであれば、そこから先、出さないと言ったら、もうそこで終わっちゃう話だったんですけども、出すかわからないと言うから、私まだ突っ込みますから。
 この間、市長は私の質問に対して、こう答弁しています。私が受け取った推薦書、これがコピーなんです。これはコピーだから原本があるはずだということに対して、誠意のない、コピー、原本であったかどうか、コピーしたものであったかについては確認していませんし、確認できません。じゃあ、原本があるはずじゃないですか。ほかの方に配られた推薦書の筆跡を見ると合わないんですよ。明らかに筆跡が違うんですよ。
 こうも市長は答弁しているんですよ。1月13日に和田中学校の活動を御支援いただいた方に直接お話をした際、推薦書を書いていただける話になったということです。これも大きなうそ。文面を代田氏が作成し、推薦者のサインが入った推薦書は2月27日に届きました。これについては、当初瀧澤副市長は、違うんですよ、作成していただきになっていたんですよ。要するに、政治家の方の事務所が作成した文書にサインをして、それを代田氏に渡したという答弁をしたいということを僕に言ってきたんです。これは事実に反するじゃないかという抗議をし、代田氏が作成したということを認めさせた。これについても、私はこの事務所に確認をとっているんです。代田氏がもう一人の方と一緒に、その方の事務所に行き、作成した文書を出して、そこでるる仲介に入った方が説明して、これにサインをしてくださいという、あらかじめ自分で用意したもの、自作自演ですよこんなもの、を渡して、その政治家の方がよく見て、まあこれだったら問題ないだろうと、教育長に決まりましたからということで言っているわけですよ、まずそこでもうそだ。この政治家の方、大迷惑になっているんですよ。名前をかたられたんですから。名前を使われたんですから。この間、市長は、全部の責任は私にありますと言った。言った舌の根も乾かないうちに、6月でまた代田氏を出します。この裏、代田氏が頻繁にこの鎌倉市役所の周りで目撃されているようですけれども、じゃあ、そこまで市長がこの代田氏をやらなければならない、代田氏と松尾市長の表になっていない約束というのはありますか、ありませんか。
 
○松尾崇 市長  その後の、今のお話を聞いていますと、そこまでやらなきゃいけないというのが、代田さんも鎌倉市民ですから、このあたり、特にお住まいなものですから、うろうろするのは、それはあるんだろうなと思いますし、それにおいて、何かしなきゃならない約束というのも、特にありません。
 
○6番(中澤克之議員)  では、その代田氏の御支援いただいている会社、企業、さまざまなものがあるみたいですけれども、そういう企業と市長が何らかの約束、もしくはもう実行されているものというのはありますか。
 
○松尾崇 市長  何もありません。
 
○6番(中澤克之議員)  これは6月議会で出たときにまたやらなきゃならないんでしょうけど、うそだらけなわけですよ。この間の最終答弁にしたって、取り下げたから、これ以上突っ込むのやめて終わりにしているんですよ。この市長の最終答弁についても、またうそにうそを塗り重ねているから、もう収拾つかなくなっている話ばっかりなんです。いろんなことを、うそにうそを塗り重ねて、それを両副市長が何とか力もないのに、何かわけわからない行動をとって何とか中澤を押さえ込もうとした、ほかの同僚議員を押さえ込もうとした。だけど、自分の思いどおりにならない。いいですか、教育というものを、教育長人事を何でこんなにまでぐちゃぐちゃにしたのかという責任は誰にあるのかというと、市長ですよ。
 教育長というのは、本当に1票差でやるような問題じゃないと、これも前回言いました。多くの議員の支持をいただいて、賛成をいただいて、教育長としてそこで答弁するのが、それが教育長じゃないですか。何とか1票差で可決になる、その話ばっかり。だけど、根本的なものについては、何にも、反対したら反対してもいいや、突っ込んじゃえばいいやと。突っ込んだ結果がどうなったか。責任を感じています、責任は私にあります、じゃあ、その責任のとり方って何かあるのですか。どうやって責任をとるのですか。この間、はっきり答弁されました、市長が。責任は私にありますと答弁されました。だけど、その責任のとり方というのは、どういう責任のとり方をされるんですか、お答えください。
 
○松尾崇 市長  今後、今教育長の不在という状況を、早くしっかりとした教育長を据える体制にするということを日々取り組んでいくということだと思っています。
 
○6番(中澤克之議員)  去年の9月議会からこうなる事態というのはもうわかり切っていて、10月で前教育長が退任されて、9月議会で教育長を選任しなかったら、空白になるというのはわかり切っていて、それをやらないで、それを議会のせいにして、それで途中、私ははっきり言いました。9月でも、何とか教育長人事を早く出してくださいと。12月でも言いました。2月の一般質問では、今議会中にという発言がありました。で、出してきた方がとんでもない、保護者がみんな不安に思って、先生たちもみんな不安に思って、校長先生たちも不安に思って、そんな人事を強行しようとして、それに密約は何もない。誰が信じますか。確かに、市長が応援された国会議員の方は、私の友人ですと、否決したら市議選の争点にしますよと言った。確かに、これ市議選の争点になってきますよ。こんな、何で教育長だと。教育長を選ばない議会が悪いのか、市長が悪いのかといったら、まともな方だったら、議会だって反対なんかしやしない。空席がいいっていうことなんて思ってない。
 それは、一番今回質問している、私がずっと言い続けていることです。とにかく教育長人事を早く決めてほしい、それをずっと言い続けている。臨時議会を開いてでもいいからやってください。それははっきりと一般質問で言ってきている。だけれども、いまだに空席。その責任のとり方が一日も早くって、もう半年ですよ。半年教育長がいないで、このまま選挙に入って、改選後、じゃあ6定でいいや。そうではない、本当に前もきっちり言いましたけれども、鎌倉だって、いじめで悩んでいる子がいる、親御さんがいる、ひきこもりの子だっている、不登校の子もいる。いじめに遭った子については、何でいじめられた子が転校しなければならないんだって、そういう状況がある。過去5年間ですよ。こういう状況の中、教育長がリーダーシップをとっていかなければならないような状況の中、まともな方が出てきたら、誰が反対しますか。
 これだけ昨年からいじめについて、とにかく教育委員会を強化してほしい、教育委員会で強いメッセージを出してほしい、いじめをなくさなきゃならないと訴え続けているのに、なぜ、みんなが不安に思うような教育長を選んで、議案で無理やり出してきているのかがまずわからない。本当にわからない。しかも、それを全くそういう、6定で出すという話はしていませんと、市民の方はうそつきと言う。だけれども、じゃあ、出さないんですねと言ったら、それを答える必要はないと言う。
 いいですか、市長は、市議会議員を1期半やって、県議会議員を半期やって、市長になってきているわけです。議会の運営というのを、1期生の僕なんかよりもよっぽどよくわかっているはずです。
 議案を取り下げて、本人の都合で取り下げた議案を、またゾンビのように出てくる、そういううわさが出ること自体消さなければならない、本来は。政争の具にしたんですから、市長の応援している国会議員の方が。
 これは本当におかしい。代田氏とどこで会おうが、非公式に会おうが、そんなものは私の関知することではない。だけれども、本当に考えなければいけないのは、代田氏を無理やり、また6月で出そうという、そういううわさをまず消していかなければ、学校現場はみんな不安で不安でしようがないんですよ。これはおととい卒業式だった。そこでも話題に出た。きのう、卒業式の打ち上げでお母さんたちと会った。そこでも話題に出ている。学校へ行ったら、先生たちも話題に出ている、そのぐらい、いまだにくすぶっている、不安に思っていることなのに、それを一向に打ち消そうとはしない市長に対して、現場がまだこれから出てくるかもしれない、まだゾンビになるかも、復活してくるかもしれないというようなものがあると、どうして地に足を着けて学校で子供たちに接することができるか。いじめられている子が、いじめ110番つくってもらいました、相談をできる体制に教育委員会にしてもらった。なのに、市長が全く打ち消しをしないんだったら、それはそれでいいです。だけど、市長のやるべきことというのは、それをまず打ち消さなきゃしようがないんじゃないですか、本当に言ってないんだったら。そういううわさが出ちゃっているんだから。
 もう一回聞きますけども、いいですか、よく考えて答えてください。代田氏の、それは状況わからない、もしかしたら、代田氏が物すごい表彰を受けて、すばらしい方になって、その方を民間教育長として出したいと、そういう状況になるかもしれない。もう一回聞きますけれども、だけど現状ですよ、今どう考えたって、そんなうわさは出ているんだから打ち消さなければならない。今の市長の考え方として、代田氏を6定で出す考えはあるのかないのか、そこははっきり答えてください。
 
○松尾崇 市長  私もいろいろと町のうわさというのは本当にたくさん聞きまして、もう私自身のことも、今までもないこと、ないこと、たくさん言われているうわさを聞きました。打ち消しする機会があれば、そういうことも、もちろん私の立場ですることもありますし、ただ、そうしても、例えばいつになったら国会議員に立候補するんだという話をさんざんうわさとしてはされ、幾度となく否定をしてきましたけれども、うわさとしては、また次に出るというようなことは何度もありました。(私語あり)
 なので、そのうわさ一つ一つに、私がそれについて反応して何か行動を起こさなければならないと、そういう必要性というのは、私自身感じているところではありません。
 
○6番(中澤克之議員)  それはおかしな話で、私がフェイスブックで、市長が国会に行くからでしょうとやったときに、市長はすぐ反応して、コメントを書いてある、僕残していますけども、打ち消したわけじゃないですか。市長自身が、私がフェイスブック上に書いた国会議員というもの、市長は国会に行きたいからでしょうと書いたことに対して、すぐ打ち消したわけです。コメントを2回書いているわけです。ある方、一関の方がその後コメント出して、その方に対してもコメントを出して打ち消しているんですよ、市長は。
 うわさで、私がフェイスブックで書いたものに対して打ち消したんですよ、すぐ。今、この本会議場で私はその方から聞いたことについて、その方は市長から聞いたという、どういうニュアンスだったかわからない、はっきり。おっしゃるとおりです。明言したかどうか、それもわからない。だけども、そういう話を複数の方からしてきた。それについて確認をとっているわけです。それを一々うわさに反応するつもりはないっていうのはもうおかしい。御自身が反応したんですよ、私のフェイスブックに対して。国会議員に行くということに対して。だから、今回も反応すべきじゃないですか、きちんと打ち消すなら打ち消すべきじゃないですか。その場がこの場なんですよ。だから、私は聞いているんです。打ち消す必要性がないんじゃないんです。だから、1回私の国会議員ということに対して打ち消したんだから、今、打ち消さないんだったら、またうわさはひとり歩きですよ、もう完全に。これだけネット中継されているわけですから。市長は、また代田氏を教育長人事として6月に出すつもりがあるということで流れるわけですよ。
 だから市長には言うんですよ。いじめに取り組む気なんかないって。取り組む気があるんだったら、いじめられている子、その保護者の方の話を一度聞いてくださいということを私は市長室でお願いしたことありますね。だけれども、それを実行していない。そんな取り組む気がないからですよ。でも、学校現場は、本当にそれに対して不安に思っているんだから、さっきからも言いましたけども、打ち消すべきじゃないかということを今言っているんです。
 もう一回念を押しますけれども、教育長人事、今回の代田氏に対して、6月議会で出すのか出さないか、そこをはっきりしてください。
 
○松尾崇 市長  まだ先の人事のことですので、何かこの人事のことについて私が述べる必要はないと思っています。
 
○6番(中澤克之議員)  じゃあ、ここで答える気がないならはっきりさせておきます。いいですか、代田氏の今回の教育長人事議案に対して、両副市長はさまざまな人を通じて、反対議員に対して圧力をかけられるだけかけ、さまざまな手段を使って、選挙があるからということで、支援を含めた圧力をかけ、特に大谷副市長なんていうのは、非常識にも夜遅くに電話かけて、政治家の名前を出して、この方が推薦をしている人を中澤議員が反対しているのを御存じですかとまで言っている。そんな圧力をかけなければならないような人事議案だから、市長が先ほど、密約は何もない、約束したことは何もないと言った。これもはっきり記録として残していますからね。これについては徹底的に調べ上げますけれども、いいですか。学校現場においては、松尾市長が6月議会において代田氏を再度教育長人事に出す可能性があると、しかも代田氏は現校長でありながら、真っ昼間に鎌倉市役所に入ってきたり、市役所前の交差点のところでうろうろしていたり、現職校長ですよ、誰が松尾市長と会わないということを思いますか。何らかの話に来たと思うんじゃないですか。確かに、和田中はことしの3月をもって夜スペはなくなります。代田氏もいなくなります。つまり、代田氏が進めてきたこと、その前の校長が進めてきたことというのは、もう失敗だという烙印を押されているんですよ、杉並区ではもうやりませんと。成功していたら、そのまま続くんですよ。やりませんと、普通の校長に戻しますと。それを強行して、なおかつまだくすぶり続けさせるというのは、松尾市長が今後6月議会で代田氏を教育長人事議案として出す含みを持たせたということになって、それについては、代田氏と代田氏の後援をしている企業と何らかの密約があったと思わざるを得ない。いいですか。ということになっているんですよ。
 瀧澤副市長だって、笑っている場合じゃないですよ。瀧澤副市長は僕の部屋に来て、何回も答弁調整を持ってきて、どう考えたって、代田氏が同僚議員に対してうそをついたことを、うそではなくて、間違いでしたということを何とかしようとした答弁書を持ってきて、こんなのだめだ、こんなの見るつもりないと、再開して、早く議場で答弁してくれればいいよと。でも、それすらもできない。できることといったら、質問していることに対してにやにやすることしかできない。大谷副市長もそう。いいですか、あなた約束したんですよ。政策創造担当で、3月、成果物をちゃんと出しますと言ったのに、きょう現在出てこない。
 要するに、自分たちの仕事はやらないで、そんな昔の本当に古い悪い体質の自民党のまねして、それを今の自民党に適用させようたって、はっきり言ってもう無理。
 市長にもう一回だけ聞きますけれどね、もし市長と代田氏、もしくはその関係者の方々との密約が明らかになったら進退をどうされますか。
 
○松尾崇 市長  お言葉ですけれども、全くそういう密約はありませんし、それはさっきも言いました。ですので、それについてどうかと聞かれても、お答えのしようがありません。
 
○6番(中澤克之議員)  ないんではなくて、できない。下手に答えると、後でまた突っ込まれる。確かに、きょうで議会は終わります。この後、選挙です。市長が応援されている方たち、6人いらっしゃる。この方たちを前にして、市長は、いじめは取り組まないよ、いじめなんか全く無関心だよ、言ってみるだけ、ひきこもりも言ってみるだけ、学級崩壊、そんなの全く興味ないよ。それを鎌倉市民の親がみんな、そんな市長の、6人立てられているみたいですけども、その方たちがみんな市長と同じ考えだから集っているんでしょう。その方たちみんな。教育をビジネスにしたい。はっきり言っているんですよ、この代田氏は。ビジネスなんですよ。そのビジネスの場で、わいせつ行為が行われ、それを隠蔽したのがこの代田氏、それをかばい続けて何とかしようとした両副市長、責任重大ですよ。これについては、次の場で密約に関しても、きっちり調べ上げて質問したいと思います。
 以上で終わります。
 
○議長(伊東正博議員)  以上で緊急質問を終わります。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  日程第2「議案第110号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第111号鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第112号鎌倉市水洗便所改造等の資金助成条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第113号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第114号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第116号鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」「議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算」「議案第103号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」「議案第104号平成25年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」「議案第105号平成25年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算」「議案第106号平成25年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算」「議案第107号平成25年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算」「議案第108号平成25年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算」以上13件を一括議題といたします。
 平成25年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員長の報告を願います。
 
○一般会計予算等審査特別委員長(石川寿美議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算外12議案について、平成25年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
 当委員会は、去る2月21日に委員会を開き、互選により委員長に私、石川、副委員長に吉岡和江委員が選任されました。
 以後、3月11日から本日まで、延べ6日間にわたって委員会を開き、付託を受けました議案について、市長が所信表明で述べている予算の内容はどのようなものか、限られた財源の中で、第3次総合計画第2期基本計画後期実施計画に位置づけられた諸事業を初め、市民生活に密着した事業や重点的かつ政策的な課題・施策がどのように予算に盛り込まれているか、その優先度や緊急度などの点に着目し、詳細な質疑及び活発な意見交換を行った結果、付託を受けました13議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したのであります。
 まず、平成25年度の予算規模についてでありますが、一般会計と6特別会計の総額は1,023億6,060万円となっており、前年度予算との対比では、29億6,660万2,000円、3%の増であります。
 初めに、議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算について申し上げます。一般会計予算額は580億8,200万円で編成されており、前年度対比28億1,230万2,000円、5.1%の増であります。
 歳入の構成は、市税の59.7%を中心に国・県支出金、市債等が主な財源であり、その割合は自主財源が74%、依存財源が26%となっております。
 一方、歳出においては消費的経費が61.9%、投資的経費が10.7%、その他として、繰出金や公債費などが27.4%という内容であります。
 当委員会では、各款にわたり慎重に審査を行った結果、次の項目について意見を付すこととしたのであります。
 まず、第10款総務費についてでありますが、防災対策について申し上げます。東日本大震災以降、地域住民の防災意識は向上してきているものの、避難場所や避難経路については、いまだ多くの課題が残されていることから、行政の責務として、自治・町内会、地元地権者などとの協力によって整備を図っていくこと。防災行政用無線については、その補完対策として、戸別受信機を導入し、平成25年度に子局3基の増設が予定されているものの、地域ごとの受信状況には差があるなど、難聴地域の解消には至ってないことから、受信状況の改善を図ること。災害時の体制については、市の職員は災害が起こった際、市民の生命を守るために、第一線に立ち、救助活動を行わなければならないため、食料などの備蓄を整えるなど、市民のために十分な救助活動ができるよう整備することを、それぞれ求めるものであります。
 また、あわせて東日本大震災から2年が経過いたしましたが、引き続き被災地支援を継続するよう要望するものであります。
 次に、第15款民生費についてでありますが、深沢子ども会館について申し上げます。同会館については、建物の耐震診断を行った結果、大規模地震の際に倒壊の危険があることが判明したことから、現在、臨時休館しておりますが、余りに急な臨時休館により、行き場を失った利用児童の保護者の方々から、本市議会に対して、暫定施設設置についての陳情が提出され、3月6日開会の本会議において、総員の賛成により採択された経緯があります。
 このことからも、市は利用者の意見を十分聴取するとともに、子供たちの居場所確保のため、さまざまな方策を模索し、暫定施設の整備に早急に取り組むよう要望するものであります。
 次に、第20款衛生費及び第55款教育費についてでありますが、食育について申し上げます。食育に対する取り組みの推進は、市民の健康づくりにつながるとともに、ひいては市の財政支出の削減にも寄与するものであることから、市は各種機会を捉え、食育の推進をテーマに掲げて参加するなど、積極的に普及・啓発活動を行うこと、また、学校教育においても地域との連携により食育についての取り組みを強化させるとともに、児童・生徒が食の安全や、今課題となっている放射能の知識を身につけることなども含め、幼少期からの食による健康づくりの積み重ねができるよう取り組みを要望するものであります。
 次に、第50款消防費についてでありますが、消防出張所の施設整備等について申し上げます。災害時、市民の生命と財産を守る消防の役割は大変重要であり、東日本大震災を契機に、その役割はより一層大きなものとなっています。そのような状況において、昭和37年に建築された腰越消防出張所は、市内にある消防施設の中で最も古い建物であり、老朽化が著しく、かつ津波浸水予測地域の範囲内に立地していることから、その課題解決を最優先に求めるものであります。
 さらに、市内の各種福祉施設等をどのように災害から守っていくかについても、今後の課題として、まちづくりの視点から取り組むよう要望するものであります。
 以上で一般会計予算に関する報告を終わりますが、本議案については、採決の結果、多数の賛成により原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、特別会計予算でありますが、下水道事業特別会計ほか5特別会計の合計予算額は442億7,860万円で、前年度対比1億5,430万円、0.3%の増であります。
 初めに、議案第108号平成25年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算については、多数の賛成により原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第103号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計予算、議案第104号平成25年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算、議案第105号平成25年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算、議案第106号平成25年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算、議案第107号平成25年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算、以上5議案については、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、条例関係でありますが、まず初めに、議案第110号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。改正の主な内容は、税基幹システムの更新等により、新たな税証明書等の取り扱いができるようになったことに伴い、土地または家屋を所有していない者に対する無資産証明書を交付することが可能となったことから、その手数料を、また本人所有の償却資産に係る償却資産課税台帳の閲覧についても、その手数料をそれぞれ定めようとするもので、本年4月1日から施行しようとするものであります。本議案については、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第111号鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。改正の主な内容は、本条例に基づく医療費助成額が年々増加傾向にあることから、県の重度障害者医療費給付補助事業補助金交付要綱の規定に合わせ、本助成事業が安定的かつ継続的に行われるようにするため、65歳以上で新たに障害者となった者を助成対象から除くとともに、精神障害者保健福祉手帳1級である者を重度障害者とし、助成対象範囲の拡大を行い、その後、重度障害者に対し所得制限を設けようとするもので、本年10月1日から施行しようとするものでありますが、重度障害者に対する所得制限に係る規定については、平成27年12月1日から施行しようとするものであります。本議案については、多数の賛成により原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第112号鎌倉市水洗便所改造等の資金助成条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。改正の主な内容は、老朽化した共同私設下水道の改築または修繕工事を助成対象に追加するため、必要な事項を定めようとするもので、本年4月1日から施行しようとするものであります。本議案については、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第113号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。改正の主な内容は、不特定多数の者が出入りする場所で、かつ消防長が指定する場所における喫煙やたき火等の使用の規制範囲を拡大し、従前の文化財として指定、登録もしくは認定されている建造物の内部及び周辺に加え、文化財等の物品が収容されている建造物の内部及び天然記念物などの周囲についても、その対象としようとするもので、本年4月1日から施行しようとするものであります。本議案については、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第114号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。改正の主な内容は、市民のスポーツ施設の利用機会を拡大し、スポーツ実施率の向上を図る観点から、現在、市が行っている鎌倉体育館、大船体育館及び鎌倉武道館の開場日及び開場時間について、指定管理者が必要であると認めるときは、市長の承認を得て、拡大及び延長ができるようにするもので、本年4月1日から施行しようとするものであります。本議案については、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第116号鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について申し上げます。改正の主な内容は、国家公務員における退職給付水準の改定内容に準じて、本市の退職手当の支給水準を段階的に引き下げ、現行の最高限度支給月数59.28月を平成25年4月1日から平成26年3月31日までは55.86月に、平成26年4月1日から平成27年3月31日までは52.44月に、平成27年4月1日以降は49.59月に改正しようとするもので、本年4月1日から施行しようとするものであります。本議案については、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で、付託を受けました13議案に関する審査の結果について報告を終わりますが、当委員会では、本市の財政運営が引き続き厳しい状況にある中で、市民からの要望などを踏まえ、担当原局に対する質疑を行うとともに、今後取り組むべき諸課題についても、その対応の方策や方向性を検証するなど、長時間にわたり質疑を行い、さらに重要な施策については、理事者の見解をただすなど、慎重に審査を行ったのであります。
 審査の過程においては、ただいま申し上げました項目のほかにも、各委員から数多くの意見や要望が出されておりますので、理事者においては、これらに十分留意して、今後の市政運営に当たり特段の努力をされるよう要望いたします。
 なお、当特別委員会の審査の過程において、資料の要求をしたところ、一部永年保存扱いの文書の存在が不明との理由から、資料が提出されなかったことは、まことに遺憾であり、文書管理体制のさらなる徹底を要望するものであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(伊東正博議員)  これより委員長報告に対する質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 これより討論に入ります。原案に対する御意見はありませんか。
 
○8番(石川敦子議員)  ただいま議題となりました議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算に対し、反対の立場で討論に参加いたします。
 まず、平成25年度一般会計予算の審査に当たり、市民との協働による行政運営をどのように実現していくかという観点を重視いたしました。税収は落ち込み、厳しい枠組みの中で予算編成を行わなければならない現在の鎌倉市にとって、生活の主体者である市民が本当に必要とする事業に絞って行っていくことが求められています。したがって、市民参画・協働は、行財政改革として取り組むべき最も重要な課題であると言えます。しかし、今予算特別委員会の審査を通じ、公共サービスの計画・実施をめぐって行政と市民が対等なパートナーシップとして協力することを満たす事業は限られており、行政の事業を市民がかわって行っているものや、ただ意見を聞くのみのものがほとんどであることが明らかになりました。これら事業については、協働の一つの形として否定するものではありません。しかし、協働に対する職員の認識には温度差があり、成熟した仕組みであるとは言えません。
 松尾市長は2013年度予算編成の所信表明で、市民参画・協働の推進を述べました。また、理事者質疑においても市民協働は今後の鎌倉市のさまざまな計画の原動力と位置づけをしましたが、予算を執行するに当たり、十分な機能が期待できるとは思えません。社会は多様化し、市民ニーズは複雑です。本格的な市民参画のない行政の画一的なサービスでは満足が得られないこと、さらに財政上も税金の配分に無駄は許されない状況であることを十分に認識し、市民協働の仕組みを改革するよう求めます。
 次に、違法な開発許可を繰り返す鎌倉市役所の体制に大きな問題があります。特に、長引く岡本二丁目マンション開発問題は、市長がかわり、松尾市長になっても解決法を見出せずにいます。市長の責任において一刻も早く明確な方針を示し、解決に向けた道筋を明らかにするよう求めるものです。
 さらに、市長の23年度まちづくりの方向性においては、緑保全に対するスタンスが明確に示されておらず、納得できるものではありません。また、ごみ問題では、エネルギー創生を含めた将来のごみ処理についてのビジョンを示さずして、今のごみ処理基本計画は成立しません。何を燃やして、何を資源化するつもりなのか、明確に打ち出すべきです。そうでなければ、場当たり的な対策しかとれず、無駄に税金を使うことになります。焼却炉を初めとした環境施設のみならず、次期基本計画の前提を、と称している公共施設全体の再編整備計画も同様に、将来のまちづくりのビジョンなくしてはあり得ません。
 新年度予算においても、市長のまちづくりのビジョンは見えず、小手先の予算になっています。このままでは豊かな市民生活を保障することができなくなるおそれがあり、持続可能な市政運営にはつながらないことを強く申し上げて、討論を終わります。
 
○19番(山田直人議員)  ただいま議題となりました議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算外関連諸議案に賛成の立場からかがやく鎌倉を創る会を代表して、討論に参加いたします。
 まず、昨年9月定例会において、平成23年度一般会計歳入歳出決算認定に係り、2点の意見が付されました。これらは、平成25年度予算編成に対する議会として重要な視点でもあります。まず、商店街振興及び商工業振興の充実について、商工業元気アップ事業についてさらなる支援を行うことを求めていましたが、これは平成24年度当初予算比でございますが、必ずしも予算増となっていないこと、商店街として負担となっている街路灯維持費等について、より一層の支援に取り組むなど、具体的な支援の充実を図ることを求めましたが、約90万円増、これも平成24年度当初予算比ですが、これらは電気料金の値上げ等に吸収されることから、いずれも平成25年度予算は積極的に施策を充実するための予算となっていないことを指摘しておかなければなりません。
 次に、歳入についてですが、新たな歳入の確保を検討することとの指摘については、ネーミングライツ、広告料収入の増額、未利用地の売却など、新鎌倉行政経営戦略プラン、アクションプランに登載した歳入の確保を進めていることについては、一定の評価をいたしたいと思います。
 次に、昨年9月定例会における平成23年度一般会計歳入歳出決算認定に係る我が会派の指摘についてです。減量化・資源化運営事業については、原局の多大な努力は認めるものの、それが実質的な結果に結びつかない現状では、やはり現計画の目標実現は非常に厳しいと言わざるを得ません。今後の財政負担などを含めた市民への影響を考慮すれば、生活に直結したごみ行政を安定的に運営するため、理事者におかれては、速やかな計画の見直しと実現が担保できる方向性にシフトすることを強く求めるものですと申し上げました。今予算特別委員会におけるこの事業に関する質疑を通して、ごみ処理基本計画中間見直しの平成24年度の進捗状況をもとにした再構築に向けた検討はPDCAの一環として、至極当然との考え方を示されていましたが、いわゆるチェックは単なる結果に対する評価ではなく、評価するための歯どめがなくてはならず、現状は全く歯どめがきいていない状況ではないでしょうか。歯どめがあって、次のアクションが生きると考えるべきです。目標値の下方修正を続け、最後に帳尻を合わせるようなPDCAであっては、マネジメント不在と言わざるを得ません。この事業の予算執行に当たっては、しっかりとした歯どめを設定し、厳しいフォローを強く求めておきたいと思います。
 また、収集運営事業についてであります。家庭の燃やすごみ等の戸別収集につきましては、モデル事業のアンケート結果のさらなる分析と、施策内容の再構築にかける時間が必要であり、平成25年度内実施を性急に行うべきではないと考えています。再構築において、平成25年度内実施を平成26年度からの実施に変更することとしたことは当然であります。戸別収集に関する質疑の中で、戸別収集ではなく、現状のクリーンステーション方式との併用も視野に検討するとの答弁もあり、まだまだ検討不足の感が否めず、当該予算の執行に当たっては、格段の配慮を求めておきます。
 平成25年度一般会計予算等審査特別委員会に付された意見のほかに、予算の執行に当たり、次の3点について追加をさせていただきます。
 まず、職員減員への対応です。市長は、平成25年度の重点事業として、防災対策事業を挙げています。防災に関しては、その中核的任務を果たす消防職員が今年度からさらに7名もの減員となり、職員体制としては、まさに危険水域にあることが消防本部への質疑を通して明らかになりました。予算編成における特記事項として、職員減員対応経費について記載がありますが、消防職員は委託料や減員とするためのシステム開発費では補えないものです。よくよく考慮いただきたい点であると考えます。
 また、消防では庁舎清掃管理業務において職員みずからができることはみずから行うとして、予算を減額しております。予算編成における特記事項に施設管理等として、管理内容等が類型化できるものの、一括契約の検討がありますが、支所で既に実施している内容をも含め、施設管理に関する予算執行のあり方については、さらなる改善を求めておきたいと思います。
 最後に、道路新設改良事業についてです。市道の整備は橋梁、下水道とともに、社会インフラの中核的事業であり、今後の財政負担という視点では、公共施設再編整備と比較しても、決して劣らぬことを従来から指摘しております。計画の前倒し、優先順位づけなど、的確な事業実施を求めておきたいと考えております。
 以上、予算審議の経過の中で申し述べた内容、今後予算執行上において格段の配慮を求めたい内容など、議会として今後注視していかなければならないことを指摘させていただき、かがやく鎌倉を創る会を代表しての討論を終わります。
 
○24番(吉岡和江議員)  議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算、議案第108号平成25年度後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第111号心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定については反対、他10議案には賛成の立場で日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して討論いたします。
 ただいまの委員長報告にも、私たちが申し上げました意見が幾つも盛り込まれましたが、そのほかにも多くの意見を申し上げました。その意見にも真摯に耳を傾けていただきたいと思います。その上で、幾つか申し上げたいと思います。
 今、求められていることは、市民の立場に立って鎌倉市が抱える諸問題を的確に解決していく、市民の暮らし最優先で古都鎌倉のまちづくりを推進する、市民が主人公のまともな市政をつくることであります。市民の暮らしは1997年の消費税増税後と比べ、平均所得が64万円も下がり、その一方、介護保険料、国民健康保険料、下水道料金などの値上げや、年少扶養控除廃止の影響で、市民負担はふえ続けています。
 また、新行革プランでは、小児医療費や老人センター及び老人いこいの家の使用料有料化、子どもの家の利用料の値上げなどが検討され、実施しようとしています。さらに、県臨調行革では、市町村補助金を一律見直しするとし、重度障害者医療費給付補助事業、ひとり親家庭等医療費助成制度、小児医療費助成事業補助金等、福祉、子育て、医療など、市民生活に深くかかわる事業に大なたが振るわれようとしています。地方自治体の本旨は、市民の福祉の向上であり、国・県が福祉を後退させているとき、市民生活の防波堤として市民の生活をしっかり守る責任があるにもかかわらず、この責任を放棄した松尾市長の市政運営は、後で何点か申し上げますが、重大な誤りであると厳しく指摘するものであります。
 公約だからと、明確な根拠も示さず、生ごみ資源化のバイオマス施設を凍結し、燃えるごみの削減を市民や事業者に丸投げした結果、計画は2年間で事実上破綻し、平成28年度以降は多額の税負担を伴う自区外処理をしなければならない事態に陥っています。さらに問題なのは、名越クリーンセンター延命後の新焼却施設構想では、資源物を全て燃やす方向が出されました。ごみの戸別収集を口実にして、市民の意向を無視し、有料化を実施しようとしています。このことは、市民に財政負担を押しつけながら、最後は燃やしてしまおうとする構想であり、市のごみはなるべく燃やさず、分別・資源化する3R、ゼロ・ウェイストの方針からの後退であります。分別・資源化に協力し、全国トップクラスのリサイクル率を誇ってきた市民の怒りを買うことは明らかであります。燃えるごみの5割が生ごみであり、生ごみを分別・資源化すれば、半減化計画は達成し、市民も協力できる分別であることは明らかです。生ごみのバイオガス化を行い、さらに地球環境に優しい、しかも持続可能な処理を行うよう、改めて求めるものであります。
 財政難を理由に、福祉など市民生活予算は切り下げながら、一方では深沢地域国鉄跡地の整備事業と、それに関連する藤沢市村岡地区への新駅設置については、いまだ正式協議はされていないと言いながら、事実上、これを前提とした道路計画を国鉄跡地の整備事業に持ち込み、道路幅24メートルの新設道をモノレール深沢軌道敷の市道に結ぼうとしています。請願駅として100億をはるかに超える財政支出に加え、不必要な道路によって、市民要望が後景に追いやられることになっています。高齢者や子育て支援、また緊急性の高い公共施設の耐震化を初めとする防災事業など、緊急度からも、財政面からも新駅設置には加わらず、深沢の整備事業も凍結を強く求めるものであります。
 開発事業では、これまで小規模連鎖開発や非建築物系の土地利用問題で条例改正等によって新たなルールをつくってきたところ、今回は、自己居住用住宅建設のための開発事業は法や条例の一部適用除外となる具体的な事例をめぐり、大きな問題となりました。現実に起こった事実を正確に分析し、懸念される事態が起こらないような、新たな視点から条例制定、あるいは現行条例の改正を視野に、先進事例なども調査し、早期に対策を講ずるよう求めるものであります。
 今、必要なのは、市財政にも貢献する積極的な健康づくり、食教育、予防医療など市の政策として位置づけ、健康で子供から高齢者まで暮らし続けられる安心・安全なまちづくりを進めることではないでしょうか。財政が厳しい中でも、県内2市5町1村では、小児医療費は中学校3年生まで実施しており、新年度予算でも横須賀市初め4市が年齢拡大をしていますが、小児医療費の有料化を検討している鎌倉市とは大違いです。受益者負担や、制度後退が進み、行革が目的化となっているあり方や、議会多数が市長のごみ問題や教育長人事の進め方に対し、事実を持った道理ある批判に対し耳を傾けない松尾市政の運営は問題であります。二元代表制である議会と市長との関係は、市民にとってよりよいことは進め、問題点は事実をもって批判し、よりよい鎌倉のまちづくりを進めることであります。私たちは、これまで3回にわたり他会派と共同して、新年度予算の修正を行い、市政が掲げる課題解決に議会としての責任を果たそうと努力をしてきました。今回は、原案に反対の立場でありますが、今申し上げました意見は、市民生活向上や行き詰まったごみ問題などの解決に向けての私たちの思いであります。市長におかれましては、どうか、こうした声に率直に耳を傾け、17万市民の暮らしや福祉、まちづくりに取り組まれることを切に要望するものです。
 今回、議案第108号平成25年度後期高齢者医療事業特別会計予算は、制度上の問題として現役世代より保険料が高くなってしまうなど、高齢者の実態を無視した制度であります。制度廃止を求める立場から予算に反対するものです。
 議案第111号心身障害者の医療費助成に関する条例の一部を改正する条例については、障害を抱えた方の命を守り、経済的心配もなく、働き、家族を支える環境を整えるのが政治の仕事であるという点からも、市民の暮らしが厳しい中、負担増になる議案については反対するものです。
 以上で討論を終わります。
 
○26番(高橋浩司議員)  鎌倉無所属の会を代表し、ただいま議題となりました議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算外12議案に対し、賛成の立場から討論に参加いたします。
 昨年12月の総選挙の結果、民主党から自民党へ政権交代が行われました。新首相に就任した安倍総理はアベノミクスを打ち出し、デフレ脱却を目指し、インフレターゲットを設定し、経済政策を推し進めました。その内容は、いわゆる3本の矢であります。一つは大胆な金融緩和、二つ、機動的な財政政策、三つ、民間投資を喚起する成長戦略であります。そうした取り組みが景気を後押しし、株価は上昇して、円安にも振れ、日本経済は活気を取り戻しつつあります。しかし、経済が好転するということは平成26年に予定している消費税の引き上げを実施するということでもあります。
 そこで、平成25年度から消費税引き上げ対策として3年間にわたり鎌倉商工会議所とともに、プレミアム商品券の発行を行うこととしました。これまで特に経済政策を打ち出してこなかった鎌倉市であります。その面からは、大いに評価したいと思います。
 また、以前から毎年約10億円使用している情報システムにおいてクラウドシステムを利用し、経費削減をすることを求めてまいりましたが、平成25年度には70件中12件においてクラウドシステムを利用するまでになりました。基幹システムの移行はいまだ行われていないものの、この件については一応の評価をしたいと思います。
 これらの顕著な取り組みもあり、前向きな姿勢を評価して平成25年度鎌倉市一般会計予算外全ての議案に賛成するものでありますが、審査の過程で申し上げました意見につきましては、しっかりと受けとめ、市政運営を行っていただきたいと思います。
 ここでは、特に以下5項目に限定し、意見を付しておきたいと思います。
 まず1点目は、広域消防についてであります。腰越出張所や藤沢片瀬の出張所は広域消防を進める中で、安全な場所へ統合・再編すべきであります。津波対策として、その他臨海部にある出張所の合理的な再編も求められるところから、早い時期での広域化の実現を求めるものであります。
 2点目は、未利用市有地についてであります。管財課が管理する用地だけでも1,177筆、40万9,007平米であります。紙台帳であったものをデジタル情報に変換して管理するようになったことは評価するものの、用地そのものの未査定の筆が多く、その資産価値がつけられない状況になっています。今後は、計画的に査定業務を進めることを求めるものであります。
 3点目は、市境についてであります。横浜市と藤沢市との市境の確定は済んだものの、逗子市との市境は2.4キロにわたり未査定となっております。毎年約100メートルずつ査定を進めているとのことですが、そのペースで行うと24年以上かかる計算になります。今後は、逗子市と協議を進め、でき得る限り前倒しして、市境を全て確定することを求めるものであります。
 4点目は扶助費についてであります。リーマンショックと相まって、扶助費の増大が急加速しております。このままのペースでふえ続ければ、鎌倉市政をのみ込んでしまうと言っても過言ではありません。扶助費抑制の唯一の手段は健康な市民をふやすことであります。市民総出で健康都市を目指すさまざまな手だてを講じることを求めるものであります。
 最後に、歳入について申し上げます。冒頭アベノミクスの話をしましたが、地方発の経済政策を大胆に打ち出し、法人市民税倍増計画、(仮称)マツオノミクスを構築することを求めるものであります。鎌倉野菜や水産品の6次産業化促進や鎌倉ブランド品の拡大やネット販売経路の構築、IT企業の集積地としてのカマコンバレー構想等、将来の夢を語れる新生古都を目指し、頑張っていくようエールを送り、討論を終わります。
 
○11番(納所輝次議員)  公明党鎌倉市議会議員団を代表して、提案されました議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算外12議案につきまして、賛成の立場から討論に参加いたします。
 国政では政権交代により、再出発した自公政権が停滞していた民主党政治からの立て直しを図るべく、経済再生に向けて、金融政策、財政政策、成長戦略の3本の矢を組み合わせ、デフレからの脱却に総力を挙げています。特に、老朽化した社会インフラの維持・補修を力強く進める予算を確保し、全国各地で道路や橋、水道管や堤防などの総点検を一斉にスタートさせ、この総点検を通じて事業に優先順位をつけ、補修や改修などを大いに進めようとしております。
 社会インフラの維持管理は、老朽化が進行する前に予防的に手入れして寿命を延ばすほうがコストを大幅に抑えることができます。高度経済成長期に集中的に整備した社会インフラが急速に老朽化しつつある今、防災・減災のための公共工事を行って、首都直下地震や南海トラフ巨大地震といった大規模災害から国民の命を守らなければならず、笹子トンネルの悲劇を繰り返してはなりません。
 しかし、例えば一般道の比率を見てみると、国道はほんのわずかで地方道が一般道全体の約95%であることからもわかるように、社会インフラの大半を管理しているのは地方自治体です。しかし、その自治体の多くは財政難を抱えており、社会インフラの点検さえ十分にできる状況ではありません。鎌倉市においても、初めから大きな財源不足でスタートしている後期実施計画の推進が危ぶまれ、財政力指数も徐々に低下しており、今後1を下回る可能性があります。そのような状況のもと、25年度一般会計予算は580億8,200万円と、前年度当初予算に比べ5.1%増で編成されました。人件費が11億8,000万円、公債費も2億9,000万円減額される一方、扶助費が10%も伸び、10億円もの増額を行わなければならないという今後の市の財政のあり方を特徴づける予算が提案されております。その予算に対し、私たち公明党は、市民の命を守るための防災・減災対策や子育てや高齢者、障害者などへの社会福祉のあり方、いじめや体罰問題など早急に取り組まねばならない教育のあり方、そして地元経済の振興策がどのように盛り込まれているかとの観点で予算審議に臨みました。
 防災の取り組みについて、津波避難対策について避難路等の整備を行うとともに、災害情報伝達体制の充実を図るとして、新年度防災行政用無線の子局が3基増設され、合計150基体制になることは、防災安全情報の提供体制が充実するものであるとして評価します。
 一方、今年度有償配付した戸別受信機、いわゆる防災ラジオの電波受信環境が万全でないことから、受信状況の改善を施す必要性を指摘しました。その改善状況に合わせて、防災ラジオのさらなる配布を検討すべきであると申し上げます。
 消防については、ドクターヘリの離着陸場が1カ所追加指定がなされ、8カ所となったことは市内全域での離着陸場の整備となり、大変評価するものです。
 一方、老朽化している腰越消防出張所については、移転新築を目指して、消防本部において適地の検討がなされているとのことですが、腰越地域の水害や火災、各種の事故に対する警戒防御、予防、救急業務、救助業務を行う重要な拠点であるだけに、最優先課題として早期に取り組むべきであることを指摘いたします。
 公共建築物の耐震化を進めることは、市民の安心・安全を確保する拠点づくりになります。学校施設の非構造部材の耐震化を進めるなど、新年度もさらに公共建築物の耐震化を進め、維持・保全を図りつつも、維持管理費用の効率化や長寿命化を推進しなければなりません。
 少子高齢化対策の推進では、保育園の待機児童対策として認定こども園の設置とともに、認定保育施設への支援の取り組みを充実させ、潜在する待機児童も含めて待機児童ゼロを目指して、他市に比べても遜色ない保育環境を充実させなければ、子育て世代の市内定住化は進まないことを主張しました。
 児童・生徒支援事業では、大船中学校の改築が本格的に進められるとともに、特別支援学級の新設が進められ、また大船第二子ども会館・子どもの家が旧北鎌倉美術館に整備される一方で、多くの利用児童がありながら、老朽化のため、急遽臨時休館した深沢子ども会館については、代替施設の整備を早急に行うことを強く求めるものであります。
 高齢者支援事業では、特別養護老人ホームの整備計画をしっかり進め、増床を図るとともに、腰越地域の老人福祉センターの整備については、地域の実情に即した施設となるよう検討を進めることを求めます。
 また、市民の健康を守るために予防接種事業の市民への周知と着実な推進と、若年層に実施しているキット健診の受診者増加にしっかり取り組むことを主張しました。
 食を通して、健やかな心身を地域で育むまちづくりを推進する食育については、子供たちのみならず、市民の健康の維持・促進につながることから、食育推進計画の策定に期待するとともに、さまざまな場面で食育の普及・啓発活動を展開することを求めます。
 松尾市長が鎌倉市の最大懸案としてしまったごみ処理問題については、ごみ処理基本計画の平成27年度末の目標達成に向けて、平成23年度から24年度の達成状況等の評価を行い、計画の再構築を行おうとしていますが、実態に合わせて、現実的な数字を追求すればするほど、その達成が困難であることは明らかであります。23年度の調査によると排出された燃やすごみのうち、重さの47%を占めるのが生ごみであることが明らかになりました。この生ごみを市が資源化することがごみ減量の確実な方法であることがはっきりしていながら、それを行おうとせず、家庭や事業者に処理の負担を求めようとすることには、市民の理解や協力が得られません。ごみの戸別収集・有料化は生ごみを分別して初めて理解され、受け入れられる手法であることを申し述べておきます。
 名越クリーンセンターの長寿命化を図る一方、新焼却施設の整備計画を進めようとしておりますが、建設地の選定に市民の理解が得られるように進めるべきでありますが、植木剪定材など、これまで分別・資源化していたものまで焼却しようとする施設の整備がバイオマスエネルギー回収施設の整備よりも住民に受け入れられるものであるか、市はしっかりと検討すべきであり、かつ自区外処理が発生しないように、早期に整備計画を明確にすべきであります。
 深沢のまちづくりについては、都市計画決定、事業認可まで時間のない中で確実に進め、27年度の工事着手を確実にしていかなければなりません。そして、鎌倉、大船とは違う第3の拠点としての深沢のあり方を一日も早く市民に広く伝えるべきであります。
 道路整備については、舗装修繕計画の速やかな実施により、市民の交通の安全確保と利便性の向上に努めるべきであります。世界遺産登録がなったとしても、候補遺産に至る道路が老朽化していては、世界遺産の価値を損なうことになりかねません。あわせて、市内212カ所あるとされる橋梁と、市内17カ所のトンネルについて、台帳の整備と実態把握を早急に進め、維持・保全を進めなければなりません。
 また、交通計画において、交通渋滞解消に向けた取り組みを進めるとともに、放置自転車等の防止対策を着実に進め、さらには通学路の安全対策を万全に施すなどして、世界遺産にふさわしいまちづくりを進めていくことを求めます。
 世界遺産にふさわしいまちづくりを進めるならば、山稜部を含めた候補資産や文化財の保存・管理のみならず、文化財の研究体制が充実していなければなりません。中世封建社会の中心地であった鎌倉の、それも地元での埋蔵文化財の調査研究がなされていなければ、ただの遺跡や文化財がある町にすぎず、後世に引き継ぐべき埋蔵文化財の調査については、市が県や国と協調して進めるべきであることを申し述べます。余裕のない財政ではありますが、25年度予算においては、短期・中期・長期を見据えた施策のあり方をわかりやすく周知し、市民理解と市民参画を促していくことを念頭に置いた執行を進めるべきであり、それが今後の鎌倉の都市経営に求められるものであると申し上げ、討論を終わります。
 
○12番(岡田和則議員)  鎌政会を代表して、ただいま議題となっております議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算外12議案につきまして賛成の立場で討論に参加いたします。
 平成25年度一般会計予算額は580億8,200万円で、前年度当初予算と比較するとプラス5.1%であり、また市税収入は346億6,884万4,000円で、前年度当初予算と比較し、プラス0.1%となっておりますが、市民税は約1億5,000万円の減収であり、厳しい財政状況が続いております。こうした状況にあって、主な改善すべき点について申し上げます。
 第1点目は、給与体系の抜本的見直しは依然として進んでいない点は改善を要します。
 第2点目は、防災について申し上げます。津波と災害の対応については、基本的には自分の身は自分で守ることを主にしつつ災害弱者の対応も図らなくてはなりません。まちづくりの観点から、福祉施設等を津波から守っていくためには、新たな施設等の建設や既存の施設についても内陸部への移設等を図る必要があります。また、災害時に市職員が非常配備体制になった場合を考えると、現状の市役所に全く食料備蓄がない状況では、災害救助のために働くことが困難であるため、早急に改善する必要があります。
 第3点目は、待機児童対策について申し上げます。まず、玉縄地域や鎌倉地域の待機児童対策については、遅々として進んでいない点から、スピーディーな対応が求められます。
 第4点目は、補助金のあり方について申し上げます。当会派では、補助金については人件費についてではなく、事業費に対して行うべきであるということを主張してきました。そして、昨年度は鎌倉市は鎌倉市補助金交付の見直しに関するガイドラインを作成し、運営費補助金については、団体の自立を促進するため、事業費補助の移行を原則とすると規定しておりますが、社会福祉協議会やシルバー人材センターなど、いまだ人件費に対する補助が大半であり、当該ガイドラインを適用し、事業費に対する補助に転換していくことが必要だと考えます。
 第5点目は、世界遺産ガイダンス施設について申し上げます。再三再四申し上げておりますが、利用者の利便性を考慮し、当初の後期実施計画にある御成小学校旧講堂に設置すべきであり、世界遺産ガイダンス施設設置事業費については凍結すべきであると考えます。しかしながら、市職員の人件費については、後期実施計画の財源不足を理由に給与等の7.7%の暫定削減、残業手当の削減を行おうとしている点、保育園の給食については、園児のアレルギー対策として原則を除去食から代替食に変更しようとしている点、市税等滞納者に対する催告書の送付に関しては、統一的な扱いをしようとしている点、緊急事態対策備蓄消耗品に原子力艦船事故等に備えるための安定ヨウ素剤等の備蓄をしようとしている点など、防災対策については評価いたします。
 よって、一般会計予算外12議案につきましては、鎌政会は賛成といたします。
 以上で討論を終わります。
 
○議長(伊東正博議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第110号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第110号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第111号鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第111号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第112号鎌倉市水洗便所改造等の資金助成条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第112号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第113号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第113号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第114号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第114号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第116号鎌倉市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第116号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第102号平成25年度鎌倉市一般会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第102号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第103号平成25年度鎌倉市下水道事業特別会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第103号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第104号平成25年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第104号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第105号平成25年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第105号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第106号平成25年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第106号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第107号平成25年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第107号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第108号平成25年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第108号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  日程第3「議案第119号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○山田栄一 都市整備部長  議案第119号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。議案集その6、1ページをお開きください。
 本件は、平成25年1月14日、鎌倉市山ノ内991番地において、市有緑地樹木の倒木により、相手方の建物が損傷した事故の相手方に対する損害賠償であります。
 事故の原因を緑地管理瑕疵と認め、市が損害賠償金89万293円を支払うことで協議が調いましたので、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、賠償額の決定について提案するものです。
 なお、相手方は議案集に記載のとおりです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(伊東正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第119号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第119号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第119号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第119号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  日程第4「議案第120号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○山田栄一 都市整備部長  議案第120号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。議案集その6、2ページをお開きください。
 本件は、平成25年1月17日、鎌倉市玉縄五丁目21番地3において、市有緑地樹木の枝が折れ、相手方の建物が損傷した事故の相手方に対する損害賠償であります。
 事故の原因を緑地管理瑕疵と認め、市が損害賠償金9万300円を支払うことで協議が調いましたので、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、賠償額の決定について提案するものです。
 なお、相手方は議案集に記載のとおりです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(伊東正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第120号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第120号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第120号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第120号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  日程第5「議案第121号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○佐藤尚之 健康福祉部長  議案第121号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その6、3ページをお開きください。
 国民健康保険料の軽減等について、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が平成25年2月22日に公布されたことなどに伴い、鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定しようとするものです。
 改正内容は3点ございます。1点目は、国民健康保険の保険料軽減制度に係る特例の恒久化でございます。
 国民健康保険の被保険者が低所得により保険料の軽減を受けている世帯について、5年間に限り、被保険者の一部が後期高齢者医療制度に移行しても、国民健康保険の被保険者が移行前と同様の軽減措置を受けることができることとされていましたが、これを恒久化するものです。
 2点目は、国民健康保険料の世帯別平等割額に対する配慮でございます。国民健康保険の加入世帯で後期高齢者医療制度に移行したことにより、国民健康保険の被保険者が単身となった世帯の国民健康保険料について、世帯別平等割額を5年間に限り、2分の1に軽減することとされていましたが、現行制度に加え、その後3年間について世帯別平等割額を4分の3に軽減するものです。
 3点目は、共同事業における暫定措置期間の改定についてでございます。平成22年度から平成25年度までの暫定措置で財政の安定化を図る目的で県内自治体で実施されている高額療養費等の共同事業について、暫定措置が1年間延長されることとなりました。このため、条例附則の規定を「平成22年度から平成25年度」を「平成22年度から平成26年度」に改定するものです。
 施行期日は共同事業の暫定措置期間の改定については、公布の日から、その他につきましては、平成25年4月1日から施行し、平成25年度保険料から適用するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(伊東正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第121号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第121号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第121号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第121号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  日程第6「閉会中継続審査要求について」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました要求書のとおり、各委員長から目下審査中の事件につき、閉会中継続審査の要求があります。
 お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、各委員長から要求のとおり、閉会中継続審査に付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(伊東正博議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 平成25年2月鎌倉市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
                    (15時44分  閉会)

平成25年3月21日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    伊 東 正 博

                          会議録署名議員    安 川 健 人

                          同          三 宅 真 里

                          同          太 田 治 代