平成25年議会基本条例の策定に関する調査特別委員会
1月25日
○議事日程  
平成25年 1月25日議会基本条例の策定に関する調査特別委員会

議会基本条例の策定に関する調査特別委員会会議録
〇日時
平成25年1月25日(金) 9時30分開会 9時52分閉会(会議時間 0時間22分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
 赤松委員長、納所副委員長、飯野、石川(敦)、安川、山田、前川、池田、吉岡、石川(寿)の各委員
〇理事者側出席者
 なし
〇議会事務局出席者
 讓原局長、花岡次長、鈴木次長補佐兼議事調査担当担当係長、成沢担当書記
〇本日審査した案件
1 前回の委員会の確認事項について
2 当委員会の委員長報告について
3 次回特別委員会の開催について
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○赤松 委員長  皆さんおはようございます。議会基本条例の策定に関する調査特別委員会を開会します。
 まず、委員会条例第24条第1項の規定により本日の会議録署名委員を石川寿美委員にお願いいたします。
 審査日程ですが、お手元に印刷物が配付されていると思いますが、この日程で進めたいと思います。よろしいですね。
                  (「はい」の声あり)
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○赤松 委員長  日程第1「前回の委員会の確認事項について」を議題とします。事務局から報告を願いたいと思います。
 
○事務局  前回、第7条の市民等と議会の関係の中で、反問権の是非とその利用方法について御議論をしております。
 確認事項としましては、条文は素案(案)第7条の規定のとおりとし、議会での議論の活性化、政策的な議論を深めていくことを目的とする旨などを逐条解説で規定する。第3項は下線のように改めるということで、質問等というところの、等の解釈としまして、素案(案)の条文上では、質問または質疑と修正をしております。
 そこに至るまでの主な協議内容ということで、何点かまた残しておりますが、一つが、一般質問の中で質問したままになることがあるので、政策について理事者とやりとりをして、議論を深めていくことが必要。質問の趣旨、内容の確認に時間がとられ、議論まで時間がかかるのを避けるべき、情報を確保した上で、反論されないような質問をする工夫も必要。執行部との間に情報量の差がある中で、議論を深めるための反問権であることを理事者に申し入れる方法もある。質問者の意図が伝わらずに議論が進んでいくことがある。質問の趣旨を確認する意味で問い返しは認めるべき。反論まで認めることによって、攻守入れかわるようなことは避け、質問を深める意味で反問権を規定するべきとの何点かを協議内容としております。
 次は、前文と第1条の両方にかかっているんですが、自治基本問題調査特別委員会の報告書、議会の権能と責務の?は、前文、第1条の中に位置づける。表現については、その段階で改めて確認を行うという課題でした。こちらの確認事項につきましては、自治基本問題調査特別委員会の報告書に記載した、地方分権時代における市民自治の確立のためには、議会の機能と責務を再確認する必要がある。この旨を骨子として盛り込んだものとすべきことを確認し、その作成については、今後の条例制定の検討時に譲ることを確認とさせていただいております。
 次、第1条の目的がもう1点ありまして、「住民自治を基本に」とするか、「住民自治に基づく」とするか議論があり、骨子上は括弧としたという課題でした。こちらのほうは、文言整理ということでありましたので、素案(案)のとおり、住民自治に基づくということで確認をいただいています。
 次に、第2条、条例の位置づけ。条例をつくる際に整理するということで、確認としましては、議会に関する全ての例規に先んずる最高規範性を持った条文とすることを確認し、条文の作成については、今後の条例作成の検討に譲るとしております。
 第4条、第1号と第5号の調査研究の文言整理については、確認事項は2点ありまして、一つが、素案(案)の第1号の調査研究を削除した素案(案)の条文にする。もう1点が素案(案)の第2号、第3号として以下を繰り下げ、第5号を第2号とすることを確認しております。条項の入れかえをここで行うという確認です。
 次に、第3条は、議会の原則理念を規定する条項として、条例の改廃、予算・決算等の具体的な文言は第4条、第6条での議論で整理していくこととし、議論の中では第3条に立ち戻るなど、弾力的な検討をしていくという課題でありました。こちらにつきましては、第3条の協議の中で問題点が整理されているので、修正した素案(案)の条文のとおりとすることを確認しております。
 また、最終的な当委員会の確認としまして、当委員会では、議会運営委員会での議論で明らかになった課題について、鋭意検討してきた。以上をもって、当委員会での議論を閉じて、本会議に報告する旨を確認させていただいております。
 御確認をお願いいたします。
 
○赤松 委員長  ありがとうございました。
 ただいま、前回御協議をいただき、確認をされた内容を報告していただきましたけど、よろしいでしょうか、ただいまの報告で。
                  (「はい」の声あり)
 確認します。
   ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○赤松 委員長  日程第2「当委員会の委員長報告について」を議題とします。前回御確認をいただいております。それに基づきまして、きょう、お手元に案をお配りさせていただきました。これについて、事務局から説明を願います。
 
○事務局  委員長報告の案と、もう一つ、前回、山田委員のほうから御提案ございました、議場に配付する参考資料としての素案(案)を、今、お手元に御提示させていただいております。
 委員長報告ですが、まず1ページ目から、当委員会の設置されました経過、これは前期であります第17期、自治基本問題調査特別委員会で議会基本条例の議論がなされて、それを今期の議会運営委員会が引き継いで、議会運営委員会で課題となったものを当委員会で協議する必要があり、設置されたこと。調査の経過と結果ということで、各素案(案)の条項を、各条項の内容を説明しながら、課題等を盛り込んでおります。
 例えば、第3条でいいますと、第3条は、議会の活動原則を規定するもので、議会は公正性及び透明性を確保し、市民に開かれた議会運営に努めることというように、素案(案)の内容を抜粋しております。引き続き、「ここでの課題整理の議論では」と記載しておりますけれども、ここでは、第3条で議論した議会の活動原則を規定する動きとして、第1号では会議の明確な定義や例示は規定せずに、開かれた議会による市民との情報共有の原則または透明性及び公正性の性質を規定する内容とすること等々、課題整理の中では議論をしたと、そして、このような確認をしたということを書いております。
 このような方法で、各条項を最後の第20条まで書いてあります。そして、最後のまとめとしましては、当期においては、議会運営委員会での検討で明らかになった課題について、さらに掘り下げた議論を行って条例素案を作成したので、当委員会での検討内容を参考にして、条例に付随する逐条解説や要綱の作成を含めて、改選後に引き続き検討を行うことを強く要望して報告を終わるというような内容として、以上まとめさせていただいております。
 
○赤松 委員長  この委員長報告の案は、この間、8回にわたって課題になっている問題点を集中的に検討を重ねて、毎回、次の会議で、前回の会議で確認されたことの確認事項の再確認の意味できちんとペーパーにしたものを、きょう前段で報告したような形で確認をして、次の課題に移ると、こういう形で進めてきております。したがって、きょう、委員長報告案としてまとめられているのは、その都度、協議したことの確認を整理したものを、前文から第20条まで整理をして文章化したと、こういう内容になっております。じっくり読んでいただくことが必要なので、これは正・副委員長の提案なんですけれども、きょうはこれをお持ち帰りいただいて、次回、2月5日を予定しておりますが、それまでの間に、各会派、各委員からこれを読んだ上で、これまで毎回確認をした確認事項に基づいた、きちんとした形での委員長報告の案になっているかどうか検討していただいて、ここのところはちょっとこういうふうに表現したほうがいいんじゃないかとか、何か御意見があればメモか何かにしていただいて、事前に正・副委員長宛てに提出していただくということでどうだろうかと考えております。
 そういうふうにしていただければ、事前に寄せられた意見をもとに、正・副委員長で事務局と一緒に協議をして、そして、その内容を報告するというような形で、最終的な報告の文書を取りまとめたほうが能率的だろうと考えますので、そんな提案を、きょうのこれについての進め方については提案をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 気がついたことで何か質問があれば、もちろんここで聞いていただいてよろしいと思いますが、具体的な進め方については、そんなような提案をさせていただきたいと思いますが、皆さんの御意見をお願いしたいと思います。
 
○山田 委員  どうも本当にありがとうございます。ここまでこのレベルまで達するのは容易なことじゃなかったと思いますけども。
 一応、中身は読ませていただいた上での話になるかと思いますけれども、ポイントとして、特にいろんな議論になった、今例示されたのは第3条でしたけれども、こういう課題整理の議論とかという部分については、かなり整理されて書かれていると思うんですけども。委員長報告として、例えば、いわゆる議論の中身をもう少しというような趣旨のことを、読まずに言うのは何なんですが、皆さんの意見として、こういうポイントを外すべきじゃないんじゃないのとか、何かそういうものがもしあって、確認ができれば、そこだけこの文書を読むポイントとして、視点をずらしちゃいけないので、そういったものがもし確認としてあれば、皆さんのほうから御意見を賜って、じゃあ、こういう部分をもう少し読んでおいたほうがいいね、こういう部分はきちんとしていたほうがいいねというものがあれば、なければ、今、委員長が御提示された方法で進めていただければいいと思うんですけど。
 課題整理という部分だけが、今取り上げて御説明ありましたけれども、その辺は、正・副委員長でも御相談の上での話だろうと思いますけども、何かほかの委員の方からもう少しこういう部分はとか、課題整理だけじゃなくて、将来に向けてどうだとかというところも文言も入れたほうがいいんじゃないかとか、何かそういうようなことの提案を確認できれば、もう少しそこの議論だけちょっと済ませて、あとは締め切りの日時と、あと、この電子データをいただきたい。条文、素案(案)も含めて、電子データをすぐいただきたいということをお願い申し上げておきたいと思います。
 私のほうからは以上です。特になければ、このまま作業に入りたいと思います。
 
○赤松 委員長  今、山田委員から前段で述べられた点について、ちょっとお願いしたいと思うんですが。
 それも含めて提案されて、そういうことも事前の正・副委員長宛てに、こういうことを検討してほしいとか、その中で仮に出た場合でも、ここで改めて議論をして、確認の上で、最終的な提案となるので。
 
○山田 委員  それで結構です。
 
○赤松 委員長  皆さん、どうですか。よろしいですか、今の御提案は。
 
○前川 委員  今の山田委員のお話を受けての話なんですけれども。一番最初のここだけ、お話しなさっている間に読ませていただきましたが、うちの会派のスタンスということもありまして、もちろん各派代表者会議で骨子をもとに検討され進めるということで、特別委員会を設置するということに関しては承知をしておりまして、ここにいるわけですけれども。そこら辺のところというのは、何かどうなのかなと思っています。
 要するに、この間もちょっとお話ししましたが、委員会どんどん進めていくということでありますが、私の印象では9月の段階で唐突な中で特別委員会を設置することになっていったと思います。一応、うちの会派も参加させていただいておりますので、そこのところは皆さんの御協議の中で結構ですが、来期に回している部分がありますけれど、どうやってこのスタンスで、私たちはここに示していけるのかなとちょっと思っているので、今、回答をいただかないで結構なんですけど、お考えいただいておいていただければなと思います。
 
○山田 委員  お願い事なんですけど、もう決まったことは決まったことで。
 
○前川 委員  ちょっと待ってください。決まったことは決まろうとしていますけど、今、そういうふうに山田委員がおっしゃったから申し上げるんですけれども、蒸し返すつもりはないんですけれども、9月の前に一段落していたものがもう一回始まっていることは、さらに進めるんだということで、時間がないかもしれないという中で、きょう9回目を迎えていると思いますので。そういう意味では、もちろん決まったことは決まったことと言われてしまうと、またそれは異論があるかなと思っていますので、その辺のことで、今、回答はいいんですけれど、そのつもりでいていただきたいなと思っておりますので。
 
○赤松 委員長  一応、その部分につきましては、5ページで、「これまで述べてきましたように」という最後のまとめを、ここで案としてですが、しております。今後の問題については、改選後に引き続き検討を行うことを要望してということで、議会基本条例の策定調査については報告がありますと。つまり、今後、改選後に引き継ぐ事項としては、ここに簡潔に書いておりますが、条例に付随する逐条解説や要綱の作成を含めという、そういう課題については、次の改選後の新たに設置された議会の中で答えを見つけていってくださいよと、答えを出してくださいよということで要望して締めておりますので、そういうことで、ここのところは皆さん合意のことだと思います。前回の「以上をもって、これで締めます」ということは、そういう内容を含んでの締めですから、そういうふうにそこは御理解をいただきたいと思います。
 ですから、山田委員から先ほど述べられた、前段の部分の御意見というのは、最後のここの部分の何か表現にかかわるものになるのかなという感じも、ちょっと私は受けたんですけども。それも次回、皆さんから事前に出していただくようにお願いを先ほどいたしましたが、それを整理した上で、次回の会議で議論をし、最終的に確認をしていくということになると思いますので、そういうことで進めるということで御理解をいただければと思いますが。
 
○納所 副委員長  今、前川委員のおっしゃっていること、1ページの下から2段落目の部分の表現に、そういった趣旨を加えるというのも一つの方法だと思うんですね。それは次回、各会派からの御意見によるかと思いますけれども、まず当委員会では、既に議会基本条例を制定している他市議会における条例制定に至る経過を参考とし、今後の委員会の進め方について協議した結果、当委員会の目標設定を、条例の必要、不必要、可否も含めてもありながら、条例の制定を目指すといったような経過、ここでいわゆる条例制定には別の考え方もあるということを含んでいる表現を、例えば、各会派からの御意見としていただくということで、そこら辺はその経過の足跡を残すことができるのではないかと考えました。そのような御意見もほかの条文の部分にも出てくるかと思いますので、会派に持ち帰りいただいた上で、また正・副委員長で調整をさせていただければと思っております。
 
○赤松 委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、持ち帰ることについては、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 よろしいですね。
 じゃあ、いつまでにということで、今、事務局から。
 
○事務局  御意見の締め切りにつきましてですけども、1週間をめどとしまして、こちらの準備もありますので、もし可能であれば、1月31日(木)まで、便宜、事務局までいただければと思いますが、御協議いただきたいと思います。
 
○赤松 委員長  1月31日(木)午後5時15分まででよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきますので、よろしくお願いします。
   ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○赤松 委員長  日程第3「次回特別委員会の開催について」です。私から申し上げますが、2月5日(火)午前10時、この第1委員会室で開会をいたしますので、お願いいたします。
 それでは、閉会いたします。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成25年1月25日

             議会基本条例の策定に
             関する調査特別委員長

                    委 員