○議事日程
平成24年12月20日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成24年12月20日(木) 11時00分再開 18時47分閉会(会議時間 0時間54分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
池田委員長、納所副委員長、飯野、石川(敦)、高野、安川、山田、前川、吉岡、石川(寿)の各委員及び伊東議長、大石副議長
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
讓原局長、花岡次長、鈴木次長補佐兼議事調査担当担当係長、成沢議事調査担当担当係長、窪寺担当書記
〇本日審査した案件
1 陳情第27号鎌倉市議会の議員数削減を求める陳情
2 陳情第34号現議員定数を維持しつつ経費削減に努力することを求める陳情
3 議会議案第7号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
4 本会議第5日(12月20日)の議事日程について
(1)日程第1 諸般の報告
(2)日程第2 陳情の取り下げについて
(3)日程第3 陳情第28号日本政府に対し「大飯原発の稼働停止を要請する意見書」の提出を求める陳情
(4)日程第4 陳情第26号安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・医師・看護師等の大幅増員の意見書提出を求める陳情
(5)日程第5 陳情第27号鎌倉市議会の議員数削減を求める陳情
陳情第34号現議員定数を維持しつつ経費削減に努力することを求める陳情
(6)日程第6 議案第53号市道路線の廃止について
議案第54号市道路線の認定について
(7)日程第7 議案第55号工事請負契約の締結について
議案第56号工事請負契約の変更について
(8)日程第8 議案第57号不動産の取得について
議案第58号不動産の取得について
(9)日程第9 議案第59号求償金減額等調停事件の和解について
(10)日程第10 議案第61号指定管理者の指定について
(11)日程第11 議案第60号指定管理者の指定について
(12)日程第12 議案第71号鎌倉市既成宅地等防災工事資金助成条例の一部を改正する条例の制定について
議案第72号鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
議案第73号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
(13)日程第13 議案第62号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の制定について
議案第63号鎌倉市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について
議案第64号鎌倉市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について
議案第65号鎌倉市小規模水道及び小規模受水槽水道に関する条例の制定について
(14)日程第14 議案第66号鎌倉市道に設ける道路標識に関する寸法等を定める条例の制定について
議案第67号鎌倉市道の構造に関する技術的基準を定める条例の制定について
議案第68号鎌倉市道における移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の制定について
議案第69号鎌倉市準用河川管理施設等の構造に関する技術的基準を定める条例の制定について
議案第74号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第75号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第76号鎌倉市道路占用条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第77号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第78号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
(15)日程第15 議会議案第7号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
(16)日程第16 議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)
議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)
(17)日程第17 議案第80号平成24年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
(18)日程第18 議会議案第11号 安全・安心の医療・介護実現のための医師・看護師等の大幅増員及び夜勤改善を求めることに関する意見書の提出について
(19)日程第19 議会議案第12号 垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイの配備及び低空飛行訓練計画の撤回をアメリカ政府に申し入れることを求めることに関する意見書の提出について
(20)日程第20 議会議案第13号 大飯原発の稼働停止を要請することに関する意見書の提出について
(21)日程第21 閉会中継続審査要求について
5 本日の本会議運営について
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開会後、会議録署名委員に高野委員を指名した後、以下日程に沿って次のとおり審査を行った。冒頭委員長から、議長、副議長の出席について、日程第1〜3については委員長報告の確認のため、議長、副議長は出席していないことについて報告があった。
1 陳情第27号鎌倉市議会の議員数削減を求める陳情
2 陳情第34号現議員定数を維持しつつ経費削減に努力することを求める陳情
以上2件一括して委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
3 議会議案第7号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
ここで、一旦休憩した。
(11時07分休憩 13時00分再開)
4 本会議第5日(12月20日)の議事日程について
本日の議事日程については、協議の結果、別紙議事日程案のとおりとするとともに開会は午後2時とすることを改めて確認し、それぞれ次のとおり確認した。
(1)日程第1 諸般の報告
諸般の報告を行うこと及び諸般の報告は文書で議場に配付することを確認した。
(2)日程第2 陳情の取り下げについて
提出者から取り下げの申し出が行われていた平成23年度陳情第33号医師・看護師・介護職員の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める意見書の提出についての陳情については、12月12日開催の観光厚生常任委員会において、また陳情第31号鎌倉山二丁目の開発についてまちづくり条例の適用を求める陳情及び陳情第32号鎌倉山二丁目の開発についてまちづくり条例の適用を求める陳情については12月13日開催の建設常任委員会で、それぞれ取り下げについて承認されている旨の報告が事務局から行われ、協議した結果、本件については、本日の本会議で簡易採決により承認について諮ることを確認した。
(3)日程第3 陳情第28号日本政府に対し「大飯原発の稼働停止を要請する意見書」の提出を求める陳情
総務常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。その際、山田委員からかがやく鎌倉の3名が退席する旨の発言が、事務局から無所属の中澤議員が退席する旨の報告がそれぞれあった。
また、安川委員から、本陳情の願意は政府に対し意見書の提出を願うものであることから、総務常任委員会での審査時は衆議院議員総選挙の実施前であり状況を見守るという判断から退席をしたが、総選挙が終わったことから、本会議では採決に加わる旨の発言があり、休憩を挟み協議した結果、安川委員の発言を確認するとともに、本件については先例とせず、今回限りの取り扱いとすることを確認した。合わせて、委員会と本会議での態度の相違に関する考え方については、今後当委員会で検討を行っていくことを確認した。
(4)日程第4 陳情第26号安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・医師・看護師等の大幅増員の意見書提出を求める陳情
観光厚生常任委員長から報告を受けること、質疑がないこと、鎌政会から岡田議員が反対討論を行うことを確認した。その際、石川(寿)委員から神奈川ネットの各議員が、安川委員から鎌無会の各議員がそれぞれ退席する旨の発言が、また前川委員から、鎌倉みらいは本件の表決に際し、会派拘束を解くこととする旨の発言があった。
(5)日程第5 陳情第27号鎌倉市議会の議員数削減を求める陳情、陳情第34号現議員定数を維持しつつ経費削減に努力することを求める陳情
議会運営委員長から2件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(6)日程第6 議案第53号市道路線の廃止について、議案第54号市道路線の認定について
建設常任委員長から2件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(7)日程第7 議案第55号工事請負契約の締結について、議案第56号工事請負契約の変更について
総務常任委員長から2件一括して報告を受けること、質疑がないこと、議案第55号について神奈川ネットから三宅議員が反対討論を行うことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(8)日程第8 議案第57号不動産の取得について、議案第58号不動産の取得について
総務常任委員長から2件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(9)日程第9 議案第59号求償金減額等調停事件の和解について
教育こどもみらい常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(10)日程第10 議案第61号指定管理者の指定について
教育こどもみらい常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(11)日程第11 議案第60号指定管理者の指定について
観光厚生常任委員長から報告を受けること、質疑がないこと、日本共産党から吉岡議員が反対討論を行うことを確認した。
(12)日程第12 議案第71号鎌倉市既成宅地等防災工事資金助成条例の一部を改正する条例の制定について、議案第72号鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議案第73号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
総務常任委員長から3件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(13)日程第13 議案第62号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の制定について、議案第63号鎌倉市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について、議案第64号鎌倉市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について、議案第65号鎌倉市小規模水道及び小規模受水槽水道に関する条例の制定について
観光厚生常任委員長から4件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(14)日程第14 議案第66号鎌倉市道に設ける道路標識に関する寸法等を定める条例の制定について、議案第67号鎌倉市道の構造に関する技術的基準を定める条例の制定について、議案第68号鎌倉市道における移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の制定について、議案第69号鎌倉市準用河川管理施設等の構造に関する技術的基準を定める条例の制定について、議案第74号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第75号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議案第76号鎌倉市道路占用条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第77号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、議案第78号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
建設常任委員長から9件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(15)日程第15 議会議案第7号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
議会運営委員長から報告を受けること、質疑がないこと、神奈川ネットから石川寿美議員が、日本共産党から吉岡議員がそれぞれ反対討論を行うことを確認した。
ここで山田委員から、議会議案第7号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてが原案否決された場合は、議会議案を提出する用意があるので、本日の本会議運営に当たり、特段の御配慮を願いたい旨の発言があり、これを確認した。
その後、事務局から、本件に係る議事の進め方について説明があり、議会議案第7号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてが原案否決された場合は、本会議を休憩すること、本会議休憩中に、議会議案の提出を受けた後、議会運営委員会を再開し、議案の取り扱い及び本会議再開後に日程追加することについて協議すること、議会運営委員会閉会後、議案書を各控室に配付し、本会議を再開することを確認した。
(16)日程第16 議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)、議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)
総務常任委員長から2件一括して報告を受けること、質疑がないこと、議案第79号について、神奈川ネットから石川(敦)議員が、鎌政会から岡田議員が、鎌無会から長嶋議員それぞれ賛成討論を行うことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(17)日程第17 議案第80号平成24年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
観光厚生常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(18)日程第18 議会議案第11号 安全・安心の医療・介護実現のための医師・看護師等の大幅増員及び夜勤改善を求めることに関する意見書の提出について
会議規則第15条第2項に基づく委員会提出議案であること及び観光厚生常任委員長から報告を受けること、即決とすること並びに質疑及び討論がないことを確認した。その際、石川(寿)委員から神奈川ネットの各議員が、また安川委員から鎌無会の各議員がそれぞれ退席する旨の報告があった。
(19)日程第19 議会議案第12号 垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイの配備及び低空飛行訓練計画の撤回をアメリカ政府に申し入れることを求めることに関する意見書の提出について
岡田和則議員、小田嶋敏浩議員、太田治代議員、石川寿美議員ほか3名からの提出議案であることを確認するとともに、即決とすること並びに質疑及び討論がないことを確認した。その際、山田委員からかがやく鎌倉の2名が退席する旨の報告があった。
(20)日程第20 議会議案第13号 大飯原発の稼働停止を要請することに関する意見書の提出について
岡田和則議員、高野洋一議員、太田治代議員ほか1名からの提出議案であることを確認するとともに、即決とすること並びに質疑及び討論がないことを確認した。その際、山田委員からかがやく鎌倉の2名が退席する旨の報告があった。
(21)日程第21 閉会中継続審査要求について
各委員長から閉会中継続審査の要求があることを確認した。
ここで一旦休憩した。
(13時28分休憩 16時00分再開)
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○池田 委員長 議会運営委員会を再開いたします。
日程第5「本日の本会議運営について」を議題といたします。議長から発言を求められておりますので、発言をお願いいたします。
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○伊東 議長 先ほど飯野眞毅議員、渡辺隆議員、中村聡一郎議員、前川綾子議員、高橋浩司議員ほか1名から議会議案第14号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてが提出されましたことを報告いたします。
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○池田 委員長 ただいまの議長の発言を確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
本件の取り扱いについて、御協議を行うことを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
ここで事務局から議会議案を配付させます。
(資 料 配 付)
議会議案第14号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてになりますが、本議案は、飯野眞毅議員、渡辺隆議員、中村聡一郎議員、前川綾子議員、高橋浩司議員ほか1名から提出されております。
本件は、再開後の本会議において議長から追加議案の提出を受けたことについて口頭により報告を受けた後、日程追加をし、直ちに議題とすることについて、確認をお願いいたします。
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○石川[寿] 委員 その前に、この議案なんですけれども、先ほどの議会議案第7号の議員定数条例の一部改正議案とまるきり同じタイトルで、こういうのを出されてくるということが、一事不再議に当たらないかということで御検討いただきたいんですけれども。
というのは、私どもも調べまして、同じ事案を同じ会期の中で扱ってはならないという原則があるということで、これがそれに該当しないかどうかという点で、私たちは該当するのではないかと思います。ですので、ここでちょっと皆さんと協議をしたいと思います。
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○池田 委員長 ただいま石川委員から、これについて、一事不再議の対象となるのではないかというお話もございましたが、それについて、こちらで御検討をいただくということでよろしいでしょうか。
まず本件について、事務局から何か報告事項等ありましたらお願いします。
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○事務局 一事不再議の考え方、それぞれ多様な考え方があると思うんですけれども、私どもで野村先生に確認をいたしまして、まず前のもとの議案が否決になった場合、それを受けてということでしたら、一事不再議には該当しないという御回答をいただいています。さまざまな考え方があるとは思うんですけれども、こちらの御意見を一つ根拠としています。
また、内容について、一事不再議は内容面で同じものということが条件となると思うんですが、今回のものに関しては、条例のタイトルはもちろん同様になりますが、内容面、提案理由と、あと中身の人数の部分について相違があるということで、一事不再議には該当しないと考えております。
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○池田 委員長 ただいま事務局の確認なんですけれどもいかがでしょうか。
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○石川[寿] 委員 私たちもいろいろ調べまして、坂出市のホームページの中に一事不再議の原則が記載されていたり、また、ホームページ等、法律相談の事例集の中にもあります。議会において一度議決し、または決定した事項については、その会期中再び審議の対象としないという原則、坂出市のホームページでは、議会が一度議決した事案と同一の事案を同じ会期の中で審議することはできないとする原則であると言われています。
先ほど内容は違うと言いましたけど、これは条例改正であって、議案の内容は同じなんです。人数が4とか2とかじゃないんです。条例を改正するというところで、タイトルも同じタイトルを使っている。ということは、同じ趣旨の事案であるということ、同じものを審議するということです。同じ条例を審議するということで、これは一事不再議の原則に当てはまると私は考えます。
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○事務局 先ほど担当書記から説明がありましたけれども、野村先生に御相談をしたときの回答ですけれども、確かに石川委員おっしゃったように、一度議決したものというところがポイントになるんですけれども、御相談の結果、議会の意思が決定した場合ということで説明を受けました。それは、いわゆる議会の意思が決まったというのは、可決をしたということをもって議会の意思が確定したということでありますので、今回、否決ということになっておりますので、まだ議会の意思が固まっていないというところを根拠にして、一事不再議ではないと判断をした次第であります。
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○石川[寿] 委員 済みません。それって、否決をしたというのも議会の意思だと思うんですけど。議会は認めていなかったという議会の意思です。ですから、今の事務局の話はちょっとおかしいと思います。
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○池田 委員長 ただいまの石川委員の発言に対して、何か御意見等ございますでしょうか。
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○高野 委員 先ほどの事務局の説明ですが、解釈論ですよね、やっぱり。だから否決のときは、出てきた事案を、いわばだめだと判断したと。では、どうすべきかという意味では答えは出していないんだと。だから、もう一回出してもいいのではないかと。こういう解釈ですよね。可決すると変更した中身、変更するなら新しくつくったりするなり、内容が確定するから会期内はだめだと。この解釈が正しいのかどうか、ちょっと番外からも意見がありましたが、しかるべき法制担当、議会にありませんから市の法制担当なのか、市議会議長会なのか、そこは正・副委員長に任せますが、こういう議論になっている以上はきちんと白黒つけて、大事な案件ですから。このように思います。
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○池田 委員長 ただいま高野委員から発言がございましたけれども、これについて、正・副委員長でしかるべきところに確認をとってみるということで、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、その旨確認させていただきます。暫時休憩いたします。
(16時07分休憩 17時00分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
先ほどの一事不再議について、正・副委員長のほうで調べました結果を事務局から報告していただきます。
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○事務局 全国市議会議長会に確認しましたが、その際資料もいただきましたので、そちらを配付した後に御説明したいと思います。
(資 料 配 付)
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○池田 委員長 それでは事務局から説明をお願いいたします。
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○事務局 全国市議会議長会に確認しましたところ、一事不再議の認定に関しては、否決したその理由によるということで確認をしています。お配りした資料で、文書の段落が左右の二つに分かれていると思います。右の段落の後ろから3行目ですね、こちら、「A案の否決が現状維持を是として行われたものである場合」とありまして、こちらに関しては少し中略しますが、左の段落に移りまして「明らかに一事について審議するものと言わざるを得ない」という表現があります。
その後に一方、「当該原案に示すその数自体に異議を求めて否決したものである場合は」とありまして、こちらまた中略しますが、「必ずしもこれを一事と見る必要はなく、いわゆる一事不再議の原則には反しないと考えてよい」となっています。
こういった二つの否決に対する考え方ということで、今回に関して言うと、4人という、この数字に対して異議を求めて否決した場合ということであれば、やはり一事不再議に該当するとは言えないという解釈になると思います。
ただ、もちろん法律の解釈もございますが、各委員の否決の理由、それぞれ把握することは難しい点もありますので、そのあたりは議会運営委員会の場での御協議が必要であるという回答はいただいています。
この点を踏まえまして、御協議いただければと思います。
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○池田 委員長 読み込む時間もありますので、暫時休憩いたします。
(17時01分休憩 17時04分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
事務局の調べた報告ございますけれども、これをもとにして、皆さん何か御意見等ございますでしょうか。
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○山田 委員 どうでしょう、石川委員からの御提起もあったので、石川委員の御納得のいく質疑をもう一度深掘りしていただくんだったら、それでやっていただいて、御納得いただけるのか、いただけないのか。そこのところを、まずはされたほうがいいんじゃないでしょうか。
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○石川[寿] 委員 ちょっとこれ、先に会派に持ってきてほしいぐらいなんです、こういうものを。ここでどうこうって言えないです、絶対。だから論点をまとめて、会派に持ち帰って話をしたいんですけれども、解釈がやっぱり違うということですね。だから、どこに頼るかということもあると思います。これ、ぎょうせいから出されている文献ですけれども、私が読んだのはまた違うものであるということがあるので、そのグレーゾーンであることは明らかなので、これだけをもって判断してしまうのかというところは、私は問題があると思うんですが、これは今、私の個人の考えなので、申しわけないですが、もう一度、会派に持ち帰らせていただきたいと思います。
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○池田 委員長 各会派に持ち帰って、再度確認をとって、再開するということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
暫時休憩いたします。
(17時05分休憩 17時40分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
先ほど会派に持ち帰っていただいて検討された結果について神奈川ネットではいかがでしょうか。
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○石川[敦] 委員 お時間いただきまして、ありがとうございました。
神奈川ネットとしては、先ほどいただいた資料を読ませていただきましたが、この例示そのものが絶対にこうあるべきものと書かれているとは認識ができません。350ページの頭のところも、「その適否は別としても、必ずしもこれを一事とみる必要はなく、いわゆる一事不再議の原則には反しないと考えてよい」ということで、今、私たちもさんざん議論をしましたが、本日議決をした議会議案第7号で、定数の削減はしないという結論が出たと認識しておりますので、同じ削減というテーマで、また同じ内容で議論するのが一事不再議に当たる考えます。なので、ちょっと議論させていただきたいと思います。
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○池田 委員長 いかがでしょうか。今、一事不再議ではないかということでの御判断ということですが。ほかに御意見はいかがでしょうか。
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○安川 委員 会派で話したんですけれども、やはり提案内容や削減数など、先ほどのものとはまた違う部分がありますので、一事不再議の原則には反しないのではないかと思います。
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○石川[寿] 委員 石川敦子が言いましたとおりなんですけれども、やはり今回の場合は、定数を削減するということが趣旨になるべきであって、4とか2とかという数字ではなくて、この条例を改正をするというところなんですね。タイトルもそうですし。
ですから、ここが一事不再議になるというところで、参考文献の一事不再議の原則というところの中に、一度議決した議題を再び持ち出して審議することは、審議時間の浪費であると書いてあるんですよ。ここで論議するのも浪費なんですけれども。だからこうやって、ここでも事例があるんですけれども、はっきりとノーとは言っていないわけですよね、グレーゾーンであるわけであって。ですから、私どもは今回出された議会議案第14号、これが一事不再議に当たるということで、再検討をしていただきたいという考えでいます。人数ではないんです。やはり条例を改正するというところに絞って一事不再議があると主張しています。
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○池田 委員長 ほかの会派の方、いかがでしょうか。
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○伊東 議長 提案してきた議員か会派が黙っていたら、これはだめだよね。
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○高野 委員 私どもとしては、今石川委員が言われたことも一理あると思っているんです。同時に、余りどっちつかずな言い方はしたくないんだけど、この解釈もわからなくはないです。だから、多分ここで決めてくれよというお話なんでしょうが、少し、番外からもありましたけれども、本当はこういう議論をしたくないんだけれども、時間もあれなので。提案会派は、当然そうではないだろうという判断のもとに出されたということだから、やはりきちんと詰めた議論をして。我々は多くの皆さんによって出された結論は尊重したいと思っているんですけれども、ただ、数で押し通すような質の問題ではないと思っているので、きちんと議論を通じて、神奈川ネットが一事不再議だと主張されているわけだから、そこを乗り越えて議論をされるなり、乗ってこないというんであれば、それを踏まえて判断されるなり、そういう議論をしていただきたいということだろうと思うんです。
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○飯野 委員 私どもの会派でも一事不再議に当たらないと考えています。ここに記載があるように、349ページの後ろから3行目のところにあるように「A案の否決が現状維持を是として行われたものである場合」には、一事不再議には当たるでしょうけど、350ページのところに、ただ、その数の問題についてと、4はだめだけど2がいいよというような会派の方もいらっしゃるということを考えれば、根拠がつく。したがって、このような場合は違うんじゃないかと考えていますので、一事不再議には当たらないと考えます。
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○池田 委員長 先ほど高野委員から言われたように、数の問題ではないんですけれども、ほかの会派の方の考え方も聞きながら進めていかなければいけないと思うんですが、提案会派の委員、いかがでしょうか。
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○前川 委員 私どもの会派も、その一事不再議に当たらないかということは随分話し合って、提出者になったつもりでおります。
高野委員がおっしゃる数のお話、石川委員も数ではないということをおっしゃっていますけれども、最初の4というところは否決をさせていただいて、クリアにして、そして新たに2というところで、確かにマイナス2ということがどういう根拠があるのかということはあるかもしれませんけれども、今回、その一事不再議に当たらないというのが、全て否決をして、新たに提出をさせていただいているところで、一事不再議に当たらないのではないかということで提出させていただいているということで、問題ないと思っております。
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○山田 委員 私どもも該当しないと考えております。4とか2とかいう、本当に数字の議論ではないつもりの提案でございまして、少なくとも議会の運営、あるいは議会のあり方の仕組み、システムを変えなきゃいけない。そのために必要な減ということを今回は強調したつもりですので、一旦4がとか、同じ内容で2がという、そういう内容での議論というのは、形式的には見えますけれども、本質的にはやはりそこは違うということでの提案だと理解していただければと思います。
そういった意味では、この4と2ということについて、形式的な話としてはそのように見えるかもしれませんけれども、一旦結論を出していただいて、それから改めてということですので、私どもとしては、一事不再議に当たらないということで進めていただければと思っております。
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○納所 副委員長 私どもは賛成会派でありますけれども、やっぱり一旦議決された案件と同一形式、同一内容のものは一事であるということは明らかですけれども、この場合は、いわゆる前提、目的、趣旨が議会議案第7号と第14号において違うということ、そして、その数も違うということで賛成会派として名を連ねたわけでございますので、一事不再議に当たらないと考えております。
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○池田 委員長 今、各会派からの考え方をお聞きしたんですけれども、それを踏まえて石川委員、いかがでしょうか。
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○石川[寿] 委員 せっかく事務局にこれを出していただいたんですけれども、これ一部の解釈だと思うんですよ。先ほどから言いますけど、やはりグレーゾーンであるということは拭い去れないかなという思いがします。ですので、私たちの会派は、これは、例えば前の議会議案第7号の修正提案みたいな形がよかったんじゃないかなと。ただし、でも出された以上は、やはり一事不再議のおそれがあるというところで、2月議会だったら何も文句はないわけですから、そこで提案されるほうがいいのではないかと思います。
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○池田 委員長 いかがでしょうか。基本的に法律に定めのあることではないということで、常識的には議会の中で決めていくことであると。いろいろな事例があると思いますけれども、これ一つの事例といえば事例ということになると思いますが。そういったことを包括して、この取り扱いについて、御意見があればお願いしたいと思うんですが。
暫時休憩して、議論を少し深めたいと思いますので、暫時休憩いたします。
(17時48分休憩 18時45分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
日程第5「本日の本会議運営について」を議題としておりますが、議長から発言を求められていますので、議長、お願いいたします。
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○伊東 議長 さまざま御議論をいただいておりましたが、先ほど、飯野眞毅議員、渡辺隆議員、中村聡一郎議員、前川綾子議員、高橋浩司議員ほか1名から、議会議案第14号鎌倉市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、取り下げの申し出がありましたことを御報告いたします。
なお、臨時会の開催要求をされるということで、それにつきましては、年内開催を希望されているということを申し添えさせていただきます。
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○池田 委員長 ただいまの議長の発言を確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
その後、本会議の再開時間を19時05分とすることを確認し、議会運営委員会を閉会した。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成24年12月20日
議会運営委員長
委 員
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