○議事日程
平成24年12月14日総務常任委員会
総務常任委員会会議録
〇日時
平成24年12月14日(金) 10時00分開会 20時39分閉会(会議時間7時間43分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
山田委員長、安川副委員長、伊東、中澤、岡田、高野、太田の各委員
〇理事者側出席者
松尾市長、相川経営企画部長、小嶋経営企画部次長兼行革推進課長、奈須経営企画部次長兼秘書広報課長、渡邊経営企画課担当課長、下平経営企画課担当課長、比留間政策創造担当担当部長、大隅政策創造担当担当課長、島田世界遺産登録推進担当担当部長、甘粕世界遺産登録推進担当担当次長兼世界遺産登録推進担当担当課長、吉田(浩)世界遺産登録推進担当担当次長兼世界遺産登録推進担当担当課長、宇高世界遺産登録推進担当担当課長、廣瀬総務部長、内藤総務部次長兼総務課担当課長、三上総務部次長兼納税課長、服部総務部次長兼職員課担当課長、今井総務課担当課長、内海(正)財政課長、高宮管財課長、永田(隆)契約検査課担当課長、永田(直)契約検査課担当課長、小宮市民税課長、佐藤(雅)資産税課長、嶋村防災安全部長、磯崎防災安全部次長兼危機管理課長、長崎総合防災課長、高木市民安全課長、朴澤こども相談課長、曽根生活福祉課長、小池環境部次長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長、小柳出環境施設課長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長、小林(正)環境保全課長、川名みどり課長、松本建築指導課担当課長、飯山建築指導課担当課長、稲葉道水路管理課担当課長、坂巻道路課担当課長、吉野道路課担当課長、伊東公園課担当課長、高橋消防本部消防長、柿崎消防本部次長兼消防総務課長、斎藤警防救急課長、本田鎌倉消防署長、内海(勇)警備課長、松野大船消防署長、柴田警備課長
〇議会事務局出席者
讓原局長、花岡次長、鈴木担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)平成25年鎌倉市消防出初式の挙行について
(2)年末年始火災特別警戒等の実施について
2 議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)
3 議案第55号工事請負契約の締結について
〇 鎌倉市名越クリーンセンター基幹的設備改良工事の発注工程について(理事者質疑)
4 議案第56号工事請負契約の変更について
5 議案第57号不動産の取得について
6 議案第58号不動産の取得について
7 議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)
8 議案第72号度鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
9 議案第73号度鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
10 報告事項
(1)職員の懲戒処分等について
11 議案第71号鎌倉市既成宅地等防災工事資金助成条例の一部を改正する条例の制定について
12 報告事項
(1)鎌倉市緊急事態対策計画策定の進捗状況について
(2)鎌倉市地域防災計画改定の進捗状況等について
(3)鎌倉市自転車安全総合推進計画策定の進捗状況について
13 報告事項
(1)第3次鎌倉市総合計画次期基本計画の策定に関する取組状況について
(2)都市連携の取組状況について
(3)公共施設再編に関する取組状況について
(4)公共施設の耐震診断の状況について
(5)新鎌倉行政経営戦略プランの平成23年度実績報告について
(6)鎌倉市民事業評価(鎌倉市版事業仕分け)の結果について
(7)広報紙「てのりかまくら」の発行について
14 報告事項
(1)政策創造担当の取組状況について
15 報告事項
(1)世界遺産登録に関する準備状況について
(2)扇ガ谷一丁目の土地、建物の寄附及び買取りに関する事項について
(3)「みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉」について
16 議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)
17 陳情第28号日本政府に対し「大飯原発の稼働停止を要請する意見書」の提出を求める陳情
18 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○山田 委員長 ただいまより総務常任委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員でございますが、委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。太田治代委員にお願いいたします。
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○山田 委員長 それでは、本日の審査日程の確認に入りますが、私と事務局から、まず確認事項を申し上げます。
まず、私からでございますが、補正予算について、日程第2議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)は、補正予算に関連する部署が入室すること、原局からの説明聴取及び質疑を行い、日程第16で意見開陳及び採決を行うことでよいか、協議、確認をお願いいたします。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認しました。事務局から報告をお願いいたします。
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○事務局 関係課職員の出席について御報告します。日程第3議案第55号工事請負契約の締結については環境施設課職員が、日程第4議案第56号工事請負契約の変更については道路課職員が、日程第5議案第57号不動産の取得について、日程第6議案第58号不動産の取得については公園課職員が、日程第7議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算については財政課職員及び道路課職員が、日程第9議案第73号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定については、財政課職員、市民税課職員及び資産税課職員が、日程第15報告事項については経営企画課職員が同席することを報告します。確認を願います。
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○山田 委員長 御確認をお願いいたします。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認しました。次に、日程第17に関して事務局からお願いします。
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○事務局 日程第17陳情第28号日本政府に対し「大飯原発の稼働停止を要請する意見書」の提出を求める陳情については、担当原局がないため、取り扱いのみを協議することでよいか、御協議、御確認を願います。
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○山田 委員長 よろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
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○事務局 陳情提出者の発言についてでございます。同じく日程第17陳情第28号については、陳情提出者から発言の申し出があることを報告します。取り扱いについて、御協議をお願いします。
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○山田 委員長 それでは、発言ありということでございますので、よろしゅうございますでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認しました。それでは、委員の皆さんから日程について何かございましたらどうぞ。
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○中澤 委員 日程3の前に理事者質疑、市長の出席をいただいて質疑を行いたいと思いますので、お取り計らいをお願いいたします。
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○山田 委員長 それでは、その質疑の内容でございますが、題目等の確認をしたいと思いますが、どうぞ。
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○中澤 委員 タイトルは、鎌倉市名越クリーンセンター基幹的設備改良工事発注工程についてでお願いいたします。
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○山田 委員長 日程第3工事請負契約の締結についてという日程がございますけれども、その前に理事者質疑ということの御要請ですが、委員の皆さん、確認よろしゅうございますか。
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○伊東 委員 日程第3がこれですよね。工事請負契約、それで原局から説明を受けた後じゃ、まずいのかな。先に市長というのはどういうことかな。
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○中澤 委員 説明を受ける前の段階での発注工程における疑義についての市長に対する質問ですので、その報告を受けた後ではなく、先でお願いいたします。
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○伊東 委員 発注工程って、工事の工程じゃなくてですかね。
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○中澤 委員 発注工程。
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○伊東 委員 わかりました。
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○山田 委員長 それでは、ここに理事者質疑、日程を追加いたしますが、事務局、確認をお願いします。
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○事務局 鎌倉市名越クリーンセンター基幹的設備改良工事の発注工程について。よろしいですか。
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○山田 委員長 確認をお願いいたします。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
ほかにございますか。
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○中澤 委員 日程第13報告事項(7)広報紙「てのりかまくら」の発行について。担当原局からの報告の後に、市長に出席いただいて質疑を行いたいと思いますので、お取り計らいをお願いいたします。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(7)広報紙「てのりかまくら」の発行についてということで、原局質疑の後の理事者質疑ということで御要求ですが、よろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
これは理事者質疑があるということで、御確認をお願いいたします。
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○事務局 出席者の確認をしたいんですけれども、まず日程3の前にというのは、市長、副市長、担当部長でよろしいのかどうか。日程13についても、同じく市長、副市長、担当部長でよろしいのか、確認願います。
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○中澤 委員 日程第3の前の理事者質疑、それから日程第13の報告事項ともに市長のみの出席でお願いいたします。
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○山田 委員長 事務局、確認をお願いします。
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○事務局 日程第3の前の理事者質疑と日程第13の理事者質疑は、市長のみの出席とさせていただきます。
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○山田 委員長 あと、ほかの委員の方、日程に関してございますか。
(「なし」の声あり)
特にございませんね。
理事者質疑がありますので、市長の日程等については、また事務局のほうで御確認いただいて、御報告をいただきたいと思います。
消防職員入室のために暫時休憩をいたします。
(10時12分休憩 10時13分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第1報告事項(1)「平成25年鎌倉市消防出初式の挙行について」を議題といたします。原局から報告を聴取いたします。
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○柿崎 消防本部次長 日程第1報告事項(1)平成25年鎌倉市消防出初め式の挙行について、御報告いたします。
恒例の消防出初め式を平成25年1月6日(日)午前10時から、山崎浄化センターにおきまして「安全で安心な町 鎌倉」をテーマに実施いたします。
当日は、消防職員・消防団員のほか、鎌倉及び大船とび職組合、市内民間企業の自衛消防隊及び鎌倉市自主防災組織連合会等の皆様の御参加をいただきまして、式典並びに消防演技を行う予定であります。
なお、当日、天候不良により屋外で実施できない場合は、場所を鎌倉武道館に変更し、式典のみを実施しようとするものでございます。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたします。質疑のある委員の方、ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認いたします。
(「はい」の声あり)
了承ということで、本報告を確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第1報告事項(2)「年末年始火災特別警戒等の実施について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○警防救急課長 日程第1報告事項(2)年末年始火災特別警戒等の実施について、御報告いたします。
消防本部では、12月25日から翌年1月3日までの10日間、年末年始火災特別警戒を実施します。
主な警戒警備の内容ですが、1、12月28日から31日までの4日間、19時から24時まで消防隊及び消防団による各地区夜間巡回警備を実施します。
2、12月29日、19時30分から市長及び市議会議長による消防団への特別巡視を行います。
3、12月31日から翌年1月3日まで、初詣で客で混雑する鶴岡八幡宮境内において、消防特別警備を実施します。
4、12月31日の大みそか、深夜から元旦の朝にかけて由比ケ浜海岸・材木座海岸周辺、社寺境内及び天園付近のたき火規制のため、巡回パトロールを実施します。
以上、年末年始は、火災発生等の危険が高くなることが予想されます。警備体制を強化し、警戒警備を実施します。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたします。質疑のある委員の方、挙手をお願いします。
(「なし」の声あり)
質疑については打ち切ります。
了承かどうか確認いたします。
(「はい」の声あり)
それでは、本報告を了承ということで確認いたしました。
消防本部職員退出、総務部職員並びに補正予算担当課職員の入室のため、暫時休憩をいたします。
(10時18分休憩 10時20分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程に入る前に先ほどの報告をさせていただきます。
中澤委員から御要求のございました日程第3並びに日程第13報告事項(7)につきまして、いずれも市長の出席が可能ということでございます。ただし、ちょっと、席の準備の都合上、日程第3に入る前に15分程度、日程第13報告事項(7)につきましては20分程度、事前の休憩をさせていただきたいと思います。その際に改めて、その時間を含めて再開時間を私から申し上げますので、その段階で御確認いただければと思います。よろしゅうございますでしょうか。
(「はい」の声あり)
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日程第2議案第79号「平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)」を議題といたします。
まず、各常任委員会からの送付意見の有無を確認いたします。
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○事務局 各常任委員会からの送付意見はございませんでした。御報告いたします。
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○山田 委員長 各常任委員会からの送付意見はなしということで確認いたしました。
続きまして、原局から説明を願います。
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○財政課長 日程第2議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)について、その内容を御説明いたします。
12月定例会議案集その1、196ページをお開きください。第1条歳入歳出予算の補正につきましては、平成24年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき、歳出から御説明いたします。
説明書の10ページをお開きください。第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は4億8,329万5,000円の増額で、世界遺産条約登録の経費は、世界遺産ガイダンス施設予定地等の購入に係る経費の追加を、第57目市民活動推進費は922万8,000円の増額で、安全・安心まちづくり推進の経費は、防犯灯の電気料等に係る経費の追加を、第60目諸費は2,400万円の増額で、還付金・返還金の経費は、市税の過誤納・還付金に係る経費の追加を。
12ページに移りまして、第15款民生費、第10項児童福祉費、第10目児童支援費は3,770万円の増額で、子どものための手当の経費は、児童手当の支給に係る経費の追加を、第15項生活保護費、第10目扶助費は1億6,715万1,000円の増額で、生活保護扶助の経費は、医療扶助等の生活保護扶助費の追加を、第20項第5目災害救助費は1,767万3,000円の増額で、災害救助の経費は東日本大震災被災者への生活支援事業に係る経費の追加を。
14ページに移りまして、第20款衛生費、第15項環境対策費、第5目環境対策管理費は203万9,000円の増額で、環境対策一般の経費は、公衆トイレの光熱費に係る経費の追加を。
16ページに移りまして、第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は3,139万円の増額で、道路管理の経費は、道水路境界査定業務、大船駅西口ペデストリアンデッキ等施設の電気料等及び街路照明灯の電気料に係る経費の追加を、第10目建築指導費は950万円の増額で、建築指導の経費は、木造住宅耐震改修工事費に係る補助金の追加を、第10項道路橋りょう費、第15目道路新設改良費は8,416万円の増額で、道路新設改良の経費は、小町通り景観舗装工事に係る経費の追加を、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は、1億576万4,000円の増額で、都市計画一般の経費は、小袋谷一丁目の土地開発公社所有地購入に係る経費の追加を、緑政の経費は、緑地保全基金の積立金に係る経費の追加をしようとするものです。
次に、歳入について御説明いたします。戻りまして、補正予算に関する説明書は、4ページをお開きください。
第55款国庫支出金、第5項国庫負担金、第10目民生費負担金は1億5,644万3,000円の増額で、子ども手当負担金及び生活保護扶助費に対する生活保護費負担金の追加などを、第10項国庫補助金、第40目土木費補助金は3,307万5,000円の増額で、小町通り景観舗装工事及び木造住宅耐震改修工事費補助金に対する社会資本整備総合交付金の追加を、第60款県支出金、第5項県負担金、第10目民生費負担金は329万6,000円の増額で、子ども手当負担金の追加などを。
6ページに移りまして、第10項県補助金、第40目土木費補助金は260万8,000円の増額で、木造住宅耐震改修工事費補助金に対する市町村消防防災力強化支援事業費補助金の追加を。第65款財産収入、第5項財産運用収入、第10目利子及び配当金は56万1,000円の増額で、緑地保全基金の利子収入の増額に伴う基金収入の追加を。第70款第5項寄附金、第45目土木費寄附金は250万円の増額で、緑地保全基金への寄附金の増額に伴う寄附金収入の追加を。第75款繰入金、第5項基金繰入金、第20目教育文化施設建設基金繰入金は4億8,329万5,000円の増額で、世界遺産ガイダンス施設予定地等の購入費に対する教育文化施設建設基金繰入金の追加を。
8ページに移りまして、第80款第5項第5目繰越金は2億5,132万2,000円の増額で、前年度繰越金の追加を、第90款第5項市債、第40目土木債は3,880万円の増額で、小町通り景観舗装工事に対する都市計画事業債の追加をしようとするものです。
以上、歳入歳出それぞれ9億7,190万円を増額し、補正後の総額は561億3,600万円となります。
次に、第2条繰越明許費について、御説明いたします。議案集その1、199ページをお開きください。
小町通り景観舗装工事について、第2表のとおり繰越明許費の設定をしようとするものです。
次に、第3条債務負担行為の補正について、御説明いたします。議案集その1は200ページ、補正予算に関する説明書は18ページをお開きください。
鎌倉体育館ほか3カ所のスポーツ施設管理運営事業費について、第3表及び調書のとおり債務負担行為の追加をしようとするものでございます。
次に、第4条地方債の補正について、御説明いたします。議案集は201ページ、補正予算に関する説明書は19ページをお開きください。
地方債の変更は、小町通り景観舗装工事の財源として、その起債限度額を第4表及び調書のとおり変更しようとするものです。
以上で、一般会計補正予算の内容説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認します。質疑のある委員の方は挙手をお願いいたします。
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○中澤 委員 まず、道路管理の経費のところで、市が管理する街路照明灯のLED化というのは、現状進んでいるのでしょうか。どこかやっているのか、それともやっていないのか、そこのところを教えていただけますか。
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○道水路管理課担当課長 鎌倉市には、街路照明灯が、今、約1,200基ございまして、街路照明灯という意味ではLED化が今現在されておりませんけれども、大船駅西口の広場ですとか、西口ペデストリアンデッキの部分につきましては、LED化にしておりまして、それ以外のところにはしておりません。
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○中澤 委員 今後は電気料金の値上げさらに進む可能性が指摘されていますけれども、市で管理する、いわゆる街路灯もこのLED化ということの計画というのはありますでしょうか。
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○道水路管理課担当課長 平成21年度から3年間にかけまして、LED化ではございませんけれども、省エネ対策としまして、水銀灯にかわるセラミックを使いました省エネ化をしております。今それが現状でございます。
今後につきましてなんですけれども、LEDにつきましては、まだ街路照明灯という意味ではなじんでいないというか、高価でございますので、なかなか進めることができないところでございます。ただ、日進月歩、技術ですとか価格も安定しておりますので、今後の対応としまして検討しているところでございます。
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○中澤 委員 市の街路灯の管理は、市でできるんですが、一般質問でもちょっと触れたんですが、町内会、自治会で管理している防犯灯の、これも900万補助金が補正で出ているんですけれども、現状、この自治会で管理している防犯灯でLEDになっているところというのは、どの程度把握されていますでしょうか。
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○市民安全課長 ただいま御質問の現状の把握でございます。昨年の補助の各町内会から出された申請の中から、市で拾った中で、現状93灯ほど、昨年の段階ではございました。今年度は、今回この補正予算に絡みまして、本年度の申請を今出していただいています。その中で設置・改造についてのアンケートというか、どの程度ことし1年間やられたか、また12月までにやる予定なのかということをお聞きしましたところ、300を超える灯数で、今、回答をいただいている状況でございます。
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○中澤 委員 今、昨年に93灯、本年度で300灯ほどの予定ということがあったんですが、これは防犯灯で約3万ちょっと、かなり金額的に高価なんですけれども、これについて、今、補助率を少し上げたということがあるんですけれども、さらにここから先、上げていくのか、それとも、一般質問にありましたけれども、リース形態をとっていく方法を模索していくのか。そうでないと、結果的にどんどん電気料金が上がっていく中で、自治体の負担ばかりがふえていって、結局、うまくLED化が進まない状況になってきているんですけれども、そこのあたりの考えはいかがでしょうか。
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○市民安全課長 一般質問でもございました。今、電気料、ことし9月から大変な幅で、一般家庭の電気料より、定額制の防犯灯の電気料については、もっとパーセンテージですね、ワット数によっては20%を超えるような大幅な値上げがございました。
そんな中で、今後の電気料金のもちろん削減ということもございますけれども、やはり消費電力を少なくするような方策ということで、私ども自治会、町内会、各地区、地域でそれぞれ実情に応じて明るくしたりとか、そういった各町内会で考えられた防犯灯の設置について、市でもそれに対して積極的に補助している。ことし、今お話がありましたけれども、4月から、LEDに関しては8,000円、補助金を上げまして、上限2万円ということなんですけれども、上げさせていただきました。
今後、いろんな方式、町内会でやっていかれる中で、いろいろな工夫というんですか、それぞれ考えていただいております中でリースというようなお話もございますので、そういったものに対する市の支援、今後も充実できるように、いろいろな情報収集をしながら、方策を研究・検討をしてまいりたいと考えております。
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○高野 委員 簡潔に、補正予算審査という視点から伺いますが、歳出の世界遺産のガイダンス施設の予定地等の購入のところですが、財源が教育文化施設建設基金から全額ということですけど、これはどのぐらいを、そうすると基金の中で使うのか、そこの残額を教えてください。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 今、補正額については4億8,300万円を計上させていただいておりますが、これは鎌倉市教育文化施設建設基金から繰り入れていただくというお話ですが、ちょっと正確な数字を覚えておりませんが、今現在、14億円程度あるというふうに聞いております。
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○高野 委員 そうすると、大体9億ぐらいはまだ残っているということですね。わかりました。
それから、中身はまた後で別の報告がありますから、ここではあくまで計上的なことだけ伺います。
生活保護のところですけれども、これは医療扶助が特にふえたというような説明を聞いているんですが、この辺の医療扶助が特にふえたということであれば、どういうことがその要因で考えられるのかですね。その増額の捉え方について教えてください。
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○生活福祉課長 ただいまの委員の御質問でございます。まず、生活保護受給者につきましては、この間、鎌倉市の場合は微増という傾向が継続しております。その中で、本市の場合、要は医療に何らかの形でかかる方というのが、生活保護受給者のうち、大体70%から75%の方々が医療にかかっております。扶助費全体を見ましても、約半分が医療扶助という形になっていっているのが実情でございます。
そういった中で、本市の特色でもございます高齢者の増加、そのところにつきましては、生活保護受給者についても同様の傾向がうかがわれておりまして、ことしの10月末現在におきましても、生活保護受給者のうち、高齢者の世帯というのが全体のおおよそ6割ということで、その率も年々上昇してきている状況でございます。
そういった意味で、医療費、特に高齢者の方々の医療費が、やはり年々増加していると。そういったような中で、今回、ちょっと額としては大きい金額にはなっておるんですけれども、補正をさせていただいたというような次第でございます。
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○高野 委員 生活保護、10割の現物給付ということで議論もされていますけれども、何かやはり難しい病気になった方が何人かいらっしゃって、経費がふえたのかなとか、そんなことも思ったものですから。そういう傾向の中で、ある意味、自然的に出たものであれば、また来年度予算以降のこれ、考え方に反映されていくのかなと思いますが、依然として景気が厳しい中ですので、福祉行政においては、所管が違いますからこれ以上はやりませんが、丁寧な対応をお願いしたいと思います。
それから、今も中澤委員からも少し議論がありましたが、街路照明灯のところですけれども、今回は9月からの電気料値上げですね。ということで、低圧のほうですね。これはやむを得ないと思います。高圧のほうは、以前から私、申し上げていますから、ちょっと今、補正予算の審査ですからあえて聞きませんけど、高圧のほうはきちんと交渉をお願いしたいということを改めて申し上げておきますが。500万弱の経費増ですが、この街路照明灯は今年度どんな執行見込みなのかを、ちょっと教えていただければと思います。
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○道水路管理課担当課長 まず街路照明灯でございますけれども、当初の予算が1,717万8,000円でございます。9月から約20%ほど電力の値上げがございましたので、見込みとしまして、2,200万円ほどかかることが想定されましたので、今回490万円ほど増額をお願いしたいということでございます。
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○高野 委員 ちょっと聞き方が悪かったんですが、電気料のはわかりました。街路照明灯、この経費じゃないのかもしれません、直接的に。この街路照明灯そのものの、これは管理費の中の電気料という計上の仕方なんでしょうが、管理そのものは、何かつけるとか、新しくつけるとか、そういう経費については、どんな見通しなのかということについて、お伺いしたかったということであります。
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○道水路管理課担当課長 街路照明灯の設置という意味では、年間3基分の予算を計上させていただいております。
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○高野 委員 余り突っ込み過ぎると外れるので、もう一回聞いてここは終わりにしますが、3基分ということで計上されているわけですね。この電気料全体のだと思うんですが、一部の地域からは、やはり、私、前から特に決算委員会や予算委員会で申し上げているんですが、商店街の管理が大変になって、やはり防犯灯への切りかえだとか、主要道路であれば街路照明灯ということになりますので、その辺、これは電気料にもかかわる話ではありますけれども、その辺のニーズというのが今年度はどんなふうになっているのかというのは、ちょっと気になっているものですから、その辺のことがどうなっているのかなというところで、そういう何かニーズが出ているでしょうか。3基で足りているのかどうか。
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○道水路管理課担当課長 街路照明灯の設置の要望につきましては、一般的に3基ですとか、その程度の毎年いただいておりますけれども、今年度に入りまして、やはり自治会等がなかなか管理できないので、街路照明灯と位置づけられないのかですとか、あと、商店街さんからも、なかなかその商店街を解散したいということで、その商店街が設置している街路灯ですか、それを市で譲り受けてもらえないかという要望がございます。
市といたしましては、今、高野委員がおっしゃいました主要な道路の部分についての街路照明灯を設置していく規定を設けておりますが、今の状況ではそういう、なかなか市では管理していくのは難しいんですけれども、実態とすると、そういう自治会ですとか商店街からの要望は出ております。
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○高野 委員 余り突っ込み過ぎないと言ったのですが、1基設置するのに幾らかかるんですか。
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○道水路管理課担当課長 今、その細かいデータがございませんけれども、電柱につける共架タイプと言うんですけど、これが約6万から7万だったと記憶しております。
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○高野 委員 私、補正の審査ですから、これ以上このことは聞きませんが、6万から7万ということであれば、先ほど中澤委員からの質問がありましたように、電気料の、いかに節電、落としていくかということも進めながら、やはり商店街の負担とか、あと、今お話の中で自治会の負担というお話もありましたけれども、そこはやはりバランスよく考える必要はあるのかなと。自治会の負担が相当大きくなっているのは事実ですから、これは市の財政状況でもあるんですけど、今の3基分というお話ですから、これの実態を見ながら、何もそんなに急に3基を何十基にするとか、そんなことは必要ないんでしょうけど、やはり地域の安全・安心という視点からも、街路照明灯、防犯灯、あと商店街さんが管理されているものと、やはりバランスよく配置してもらって、ぜひ、その辺の地域の支援という視点では、最大限の努力をお願いしたいということであります。
最後になります。スポーツ施設の指定管理料ということで、債務負担行為で6年間ですか、今度はコナミさんにかわったと聞いていますが、これは従前の指定管理料と比べて、どのぐらい今回落としているのか、教えてください。
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○財政課長 年度、1年間の金額で申し上げますと、これまでの指定管理料が約8,100万円ぐらいで、今回については年間7,600万円ぐらいということで、年間でいきますと大体500万円ぐらい、金額が落ちているということになります。
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○高野 委員 担当原局いなくて恐縮なんですけど。そうすると、これは考え方なんですけど、今回も何社か応募されて、そして、もちろんお金だけじゃなくて総合的にというか、総合評価方式じゃないけれども、いろんな角度から評価して、今度新しくかわられたということですが。お金は、この制度になってから初めての今回は、このスポーツ施設については2回目ですか、なるんですが、どこまでお金は落ちるものなんですかね。ちょっと言い方が、適切かわからないんですけどね。
だから、500万落ちたからいいだろうという見方もあるんだけども、この辺の考え方というんですかね。それなりのちゃんとした市民サービスの水準を確保できるという前提があってのことだとは思うけれども、その辺の市民サービスの担保というか、やっぱり民間にお願いするということは、当然その辺の効率性は見ているんだけど、同時に、従前から言ってきましたけど、そこばかり余り追求すると、やはり何か問題が生じるということも心配なものですから、その辺の考え方について、ちょっとお伺いしたかったので、原局がいれば、本当は、どうしてそのぐらい落ちるんですかと単純に聞きたかったんですが、ちょっと回りくどく聞いているんですけど、その辺ちょっと考え方、これはもう全てに言えるんです。このことに限らずね。そこを教えてもらいたいということです。
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○財政課長 このスポーツ施設につきまして、一般的な話として御回答させていただきたいと思います。
基本的にやはり、今、高野委員おっしゃられるように、サービスの質、これを落とすことはできないと、私ども考えております。金額削減をしていて、サービスが極端に落ちるようなことというのはあってはいけない。そのサービスを維持した中で、どう効率的な運営をするかというのは、当然のことながら第一義に考えて、金額の設定というのはしていかなければいけないと考えてございます。
こちらのスポーツ施設につきましては、料金の設定の考え方でございますけれども、申しわけないのですが、ちょっと今回のこの差の部分というのは分析しているわけではないんですが、駐車場の料金収入というのが、今回につきましてはその積算の中では約1,500万ほど入りを見ておりますので、こういった入りの確保、受益と負担の関係というのもございますが、利用料を少し多くいただいて歳出に充てていくとか、こういったような考え方のもとで、そのコストについては効率的な運営を図っていきたいと考えてございます。
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○高野 委員 もう質疑は終わりにしますけど、これは多分観光厚生常任委員会で審議されていますから、中身はこれ以上突っ込みませんけど、その辺のバランスですね。さっき受益と負担のバランスと言いましたが、そこを余り過度に追求し過ぎると、どんどん利用料を上げていきます、人件費は落としていきますと。今回は一般質問でも、少し公契約というお話もありましたけれども、そこはやはりよく考えていかないと、この制度も効率・性能ばかり追求すると、落とすことばかりにいくものですから、私はいずれ、どこかでひずみが起きる可能性もあると思っているんですね。何も、だからどんどん費用をかけていいという話ではなくて、バランスをいかにとっていくかというところで、この制度のそこは一つの課題だと思いますので、今回も年間でそのぐらい落ちているということで、単純に考えれば、よかったなというふうになるんでしょうが、そこはちょっと、制度の課題としてもよく考えていただきたいなということで、聞かせていただいたという次第であります。
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○太田 委員 世界遺産の土地の購入に係る経費のことについて簡潔に伺いたいんですけれども、今、こちらの金額で4億8,300万円出ていますけれども、この金額の根拠というのを教えていただきたいんですけれど。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 9月の議会で補正をいただきまして、鑑定評価を実施しております。その鑑定結果がこの金額でございます。
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○太田 委員 後ほど、世界遺産に関しましては、また御報告があるということで、そこの中ではもう少し詳しく伺っていきたいんですけれども。これから基本事項の合意書というもの、また御説明があろうかと思いますから、物件の買い取り価格については、諸手続を経て両者が協議し、確定するものとすると書いてありますので、このような金額がはっきり出てくるのがなぜなのかと疑問に思ったんですけれども。そこのところを、もう一度、その鑑定評価の金額ということで、これが決定ということではもちろんないんだとは思いますが、そうすると、これからこの金額を基金から一般に繰り入れまして、その後どういう形になるのか、流れだけ教えていただいていいですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 この12月で補正を認めていただければ、1月開催の市有財産評価審査会に諮っていただく予定でおります。流れとしては、補正予算を認めていただいて、取得依頼し、1月開催予定の市有財産評価審査会に付議をさせていただき、そこで上限額が決まりますので、それに基づいて相手方と交渉し、最終的な金額が決まり、仮契約という事務手続になると考えております。
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○太田 委員 そうしますと、これ以上の金額は出ることはないということでよろしいわけですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 基本的には、ないと考えております。
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○太田 委員 とりあえず、そこのところは、確認させていただきました。
もう一つ、私も生活保護のことを伺いたいんですけれども、先ほど高野委員から、特に大きな病気などの方がいらしたわけではないと、そういうお話だったんですね。ということは、高齢化に伴う高齢者の方が微増ということで、それでその医療扶助費が上がってきているということなんですけれども、これはもしかすると、補正で組む前に、もう予測ができたことなんではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○生活福祉課長 今回、医療の部分の補正というところでございます。確かに、医療扶助の扶助費に占める割合が、先ほどの答弁の中で、大体半分ぐらいというお話をさせていただいております。その割合につきましても、毎年毎年、その比率がだんだん高くなっている状況というのはございます。ただ、なかなかその医療費については、全般的な傾向としては年々上昇しているというところではあるんですが、その上昇の幅をどのような形で見込んでいくのかということと、現実的な被受給者の方々のお体の状態、医療にかかる度合い、そういった部分のところで、なかなか、正直、推測していくというのが難しいところではあろうかと思います。
私どもでは、通常、その扶助費ということで一括して上げさせていただいておりますけれども、当然、その医療扶助とはほかの部分で生活扶助ですとか住宅扶助、いろいろな扶助がございます。そういった中でのやりくりの中で、これまで何とかその調整をつけていたところでございますけれども、今回そういったところで調整がつかなくなってしまったということで、補正を上げさせていただきました。ですから、今後、来年度については、今回の補正の部分も含めて、また計上を予定させていただいているところではございますけども、そういったところで、正直なかなかその難しい部分というのはございますが、なるべくその予算の範囲内できちんとおさまるような形での運用に努めていきたい。そのための現状分析等については、今後もしっかりと行っていきたいと考えております。
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○太田 委員 当然、必要な方には、ぜひお出しいただかなければならない。健康のことについてですので、これは必要だとおっしゃって出されるんだと思いますけれども、ただ、その必要かどうかという判断基準が難しいと思います。
それで、それとともに、出すか出さないかというのではなくて、そういうふうに医療扶助が必要にならないような何か施策を打っていくということが、もう一つ別のことで必要なんだと思うんですけれども、そういうものは何か行っていらしての金額なんですか。
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○生活福祉課長 生活保護受給者の方々、生活保護を受給する段階で、疾病等が理由で生活が成り立っていかず、生活保護を受給される方というのがほとんどでございます。そういった方々の生活習慣病の予防ですとか、そういったことも含めて、私どもでは受給者の方々に、助言、指導をさせていただいているところでございます。
あとは、市で実施をしております健康診断、こういったもの健診の受診の勧奨、そういったことも行わさせていただいております。また、具体的な生活習慣病の予防対策ということでは、定期的にケースワーカーが家庭訪問をしておりますが、そういった中で、保健師と同行訪問をさせていただいて、日常生活のチェック等を行わさせていただいておるところでございます。ただ、その辺のところでの不十分性というのは、現実的にはあろうかと思います。今後、その辺のところについては、保健師を所管する市民健康課と、もう少し連携をとりながら、未然の予防施策、そういった部分にも力を入れていきたいなと考えております。
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○太田 委員 先ほど医療扶助が70から75%とおっしゃったと思います。やはり健康でいていただければ、これは出す必要のないものだと、私どもは先ほど伺って認識いたしましたので、やはりそういう健康の改善というものも、そのものも両輪という形でやっていっていただきたいというのと、今年度、高齢者の方々がふえたということと、その医療扶助がふえたということなんですけれども、その辺の割合を読み誤ったという形で先ほどおっしゃったかとは思いますけれども、もともとはこの金額での予算の提案だったということなんですか。例えば、よく、何%シーリングとかかかりますけれども、そういうこともなく、これが上限ともともと提案なさったということなんですか。
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○財政課長 もともと、生活保護費、扶助費と呼ばれているものにつきましては、5%のシーリングとかをかけておりませんので、その実績とかそういったものに基づいた査定を行っておりますので、こちらについても医療扶助費、先ほどの査定の内容でございますが、医療扶助費が平成24年度予算、平成23年度の秋ごろにつくりますので、23年度の前半の実績でいきますと、医療扶助費というのはそれほど伸びがなかったものなので、今回少し大幅に伸びてしまったということでございます。この実績を踏まえて、また来年の25年度予算については少し多く見ていくということで、これはあくまでも1件ごとに査定を行ってつけておりますので、そのシーリングの対象ということではございません。
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○太田 委員 わかりました。そうすると、一件一件、それこそもうケース会議などが必要だということになるんだと思います。お一人お一人のことをきちんと見ていっていただくことで、23年度の前半には伸びがなかったということですけれども、その後、理由がわかりませんけれども、伸びてきてしまったというところは、やはりきちんと、なぜそうなったのか調査していただいて、今後、必要な方には当然お出しするけれども、でも未然に防げるものであれば、その方の健康を保つということが、一番のやはりその方にとっても幸せになりますので、扶助費をもらうということではなくて、健康を維持することが、当然その方の幸福というか、生活の質を担保するということになりますので、ぜひ、そこに力を入れていただければと思いますが、いかがですか。
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○生活福祉課長 ただいま委員がおっしゃっていただいた、ある意味そのとおりだと思います。生活保護から脱却していく、自立をしていくため、生活保護からということだけではなく、日常生活をきちんと営むための支援を私どもはさせていただいておりますので、そういった意味では、生活保護受給者の方に対して特別何らかの健康指導等を行うということよりは、その地域住民のお一人として、その方々の生活向上を図るための手だて、そういったものを、先ほど申し上げましたとおり、市民健康課等の保健師等々と連携をとりまして、健康増進を図っていくための取り組みを、生活保護の立場から進められていく部分、とり行っていきたいと考えております。
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○太田 委員 もうやめますけれども、地域でというよりも、やはりお一人お一人にお出しになるときに、いろいろ面接などもされると思います。そういうところで、やはり1対1の面談がございますので、そこできちんとその方の状況を把握して、それでやはりその方の生活の質を担保するということを第一に考えていただければなと。出すなと言っているのではなく、必要なものは当然出しますけれども、ただ、やはり健康を第一に考えていただければなと思います。
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○岡田 委員 簡潔にお聞きいたします。今回の補正予算で、ガイダンスセンターのところの、教育文化施設建設基金繰入金で4億8,000万円と出ているんですが、この教育文化施設建設基金という特定のことを目的にした基金だと思うんですけれども、これはどう、文字はわかるんですけれども、例えば5年とか10年とか15年とか20年とか50年とか、それは多分目的があると思うんですね。このときにこういうふうに要るなとか。突発的なことももちろん加味されているでしょうけど、そこら辺の考え方を教えてください。
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○財政課長 教育文化施設建設基金につきましては、当初、昭和55年ぐらいから積み立てを開始してございます。幾つかの施設を目的にこれまで取り崩しを行ってきまして、一番最初に取り崩しを行ったのは、芸術館を、取り崩して建てました。その後が、鏑木清方記念美術館、華頂宮、あと川喜多記念館という順で取り崩しを行って、施設を建ててまいりました。今、あと残っているというと、美術館というのがその目的の中では残っている。特に、その芸術館的部類のものをもうつくっちゃいけないと、そういうことではありませんけれども、今幾つかのその基金の目的でつくってきたものはそういったものでございまして、今後は美術館がその目的の一つとしてございます。
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○岡田 委員 余り聞きませんけども。大体これは何となく大まかに、これぐらいのときにこういうものをつくる、だからこれぐらい積み立てていこうと。これは多分あると思うんですよ。もちろん幅があるし、今さっきも言ったように突発的なことがあるんで、そこで抜けたりとか、あるいは、本当に時間的に足りないから、この基金をもう少し大幅にふやしてもらわなきゃいけないので、御理解を得られれば積み立てたいとか、一定の幅はあるかとは思うんですけれども、大まかな、流れの中で、例えば美術館も今言われたんですけれども、こういう何となく、それは5年過ぎたから絶対おかしいぞとか、そういうことを言おうとは思っていないんです、私。そういうことは聞いていなくて、一応、基金ということは目的があるわけだから、今までももちろん買ってきましたね。これは本当に、これぐらいの時期に計画的にこうこうしようということでなってきたのかどうかってね。それは聞きませんけど、今後のことで、じゃあどれぐらいためて、これがちゃんと基金ということだから、目的が終われば廃止しますよね、当然。いつまででもずっとやっているわけじゃないわけで、何となくの考えというか、100%教えてくれなんて言っていません。揺らぎある中で大体こういう感じでやっているんですよという、そういうのを教えていただければ、何となくわかりやすいかなと思うんですけど。
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○財政課長 私でどこまでお答えできるかというところもあると思うんですが、私どもは、この教育文化の経過を見て御回答させていただいております。
積み立て、先ほど申し上げました、美術館、済みません、博物館が入っていなかったんですけど、美術館、博物館が今後残されているということで聞いております。積み立てについては、やはり幾らかと、今、14億円残高がございます。どの規模の美術館とか博物館をこれからつくっていくかということにもかかわってくると思いますが、こういった厳しい財政状況の中で、今現在その積み立てが行えている状態ではございません。ただ、残高が一応14億円ありますので、その14億の中で今後どういった施設が建てられるのか、さらに基金を積み立てて対応しなければいけないのかということは、今後判断していかなければいけないんだろうなと考えてございます。
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○岡田 委員 もう終わりますけど。ここは意見開陳の場でもないし、採決する場でもないので、疑問ということで、それに絞ってやらせていただいています。
今お聞きしたんですけども、財政課を責めるつもりは全然私はないわけで、ここら辺は、ここだけの基金だけでなくて、ほかにもいろんな基金がございますので、そこら辺をもう少し明確に、全体にされていったほうがいいのかなというふうに思いますけれどもね。わかりました。そういうことで、今度4億8,000万円を使うよと、あと14億円残っているよと、課題はこんなものがあるよというようなことを言われましたので、わかりました。
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○伊東 委員 今の答弁を聞いていて、ちょっと思ったんですけど、14億で5億使って残りが9億で、向こうから基本協定で15億来るんだけど、そのお金の受け皿はこの基金じゃないのですか。
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○財政課長 今、伊東委員がおっしゃられるとおりでございます。今現在残っている基金が、残高が14億円でございます。それで、今回5億円を取り崩しますから9億円で、来年度以降に寄附金として今予定しているのは約15億円ということで、こちらの基金で、今現在はこちらの基金で受けるという予定でございます。
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○伊東 委員 はい、いいです。
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○安川 副委員長 1点だけガイダンス施設の部分でお伺いしたします、このガイダンス施設を優先的に建設していこうというその背景の部分を確認させていただきたいんですけれども、これはもう文化庁から鎌倉を世界遺産に推薦するんであれば、まず条件としてガイダンス施設をつくってくださいというのがあってのことと解釈してよろしいんでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 特に、そういう条件は付されていると聞いておりません。世界遺産に登録されている場所であっても、そういうガイダンス施設を設けていないところもあると聞いております。
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○安川 副委員長 確かに我々総務常任委員会でも沖縄に行ってきたんですけど、そっちはガイダンス施設はなかったんですけれどもね。ただ、原局の方に聞いたときに、たしか石見銀山にしても平泉にしても、やはり世界遺産登録をする際にガイダンス施設をつくりましょうということで、つくらされたみたいな感じの言い方を聞いたことがあったものですから、やはり鎌倉も今回、世界遺産に登録するのに関して、このガイダンス施設をつくりますよということが一つの暗黙の条件みたいなところで、文化庁とそういう話の中でやっていることということなのかなというのをちょっと確認したかったものですから。いかがなものでしょう。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 特に、文化庁から条件をつけられているということはないと認識しております。
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○安川 副委員長 わかりました。
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○山田 委員長 重ねての質疑、ございませんね。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
冒頭申し上げたとおりですが、採決は日程第16で意見開陳並びに採決を行いますので、よろしくお願いいたします。
暫時休憩いたします。
(11時07分休憩 11時25分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 本日は、お忙しい中、松尾市長におかれましては、総務常任委員会に御出席をいただき、ありがとうございます。
鎌倉市名越クリーンセンター基幹的設備改良工事の発注工程について、中澤委員から質疑がございますので、御答弁をお願いいたします。なお、答弁は座ったままで結構です。
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○中澤 委員 今回、御出席をいただいたのは、まず、今回議案として出ております改修工事の内容に入る前の段階、工事発注の工程において、幾つか質問させていただきたいと思いますので、御出席をいただいております。
まず、今回の改良工事の発注において支出負担行為伺の起案をされて、市長が決裁をされているのが8月13日ということで原局から資料をいただいているのですが、それは間違いないでしょうか。
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○松尾 市長 間違いありません。
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○中澤 委員 以前この委員会で大谷副市長に出席いただきましたときに、大谷副市長が、私、中澤の質問に対して、このように答弁されているんですね。「私、実際、三菱電機にパイプはございません」と。「ですから、私はどっちかというと、造船関係ですから、三菱重工とは仲がいいと思いますけれども」という発言をされていますが、これは承知されていますか。
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○松尾 市長 承知しています。
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○中澤 委員 名越クリーンセンター、今の炉ですね、かまはどこのが入っているか御存じですか。
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○松尾 市長 三菱重工です。
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○中澤 委員 鎌倉市の副市長が、仲がいいと公言をしている。委員会で正式の場で発言をしている。一方で、この名越クリーンセンターの改修工事、現在の炉が三菱重工であるということに鑑みて、今回の発注工事について、何らかの指示もしくは指導というのはされましたでしょうか。
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○松尾 市長 特に、副市長にこの三菱重工との関係で何か指示を出しているかというと、そういう指示は出しておりません。
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○中澤 委員 では、原局に対してはどうですか。
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○松尾 市長 入札に関する他の入札との比較をした場合に、特段の指示というものは出しておりません。
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○中澤 委員 この名越クリーンセンターの今回の改修工事ですけれども、現場はもう配管が入り乱れて、他社が入って工事をするということが事実上不可能な状態であるということは御認識されていますか。
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○松尾 市長 この決裁をするに当たりましては、やはりこうした改良工事というのは、ある意味、今、委員がおっしゃるように、今あるメーカーが有利に働くというのは、客観的に見てそうだというふうに、私も思います。そういう意味で、今回のこの発注工程、入札について、どのような形で、公平性、公正性というのが保たれるのかというようなことを含めて、この決裁のときにさまざま担当者と話をして内容を聞いて、そのような内容であったらいいだろうと、私としては判断して決裁をしたという流れであります。
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○中澤 委員 今回のは約30億なわけですね。この30億で、事前に三菱重工が原課に対してこの30億ではとてもできませんということの話、もしくは申し入れ、もしくは雑談等々があったというのは認識されていますか。
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○松尾 市長 私は、認識はしていません。
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○中澤 委員 以前伺いましたときに、原局では、そのような話があったということは伺っていますということは、私に発言がありました。また別で、全く別のある私の知り合いから、8月のお盆、正式な日付はちょっと認識していないんですけれども、お盆前後だったと記憶はあるんですが、そのときにこの三菱重工が30億ではとてもできないと、36億でもどうかなということがあって、今回は応札、入札に参加しないというふうなことを言っているという話を聞いたんですけれども、そのあたりのうわさでも何らかでもいいんですが、聞いておられますか。
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○松尾 市長 私は、特には聞いておりません。
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○中澤 委員 一方、全く別のルートから、この全く別の関係の私の関係の方なんですけれども、今回、名越クリーンセンターの改修工事があるから、ちょっとやってみたいと。どうなるんだろうかという相談を受けた。でも、それに対して私は特段何かをできることでは、議員という立場上、今はできませんので、公表になっているものについては教えて、ホームページで公開になっているんでこれを見たらどうですかという程度の話はしました。そのときに、その会社は、30億でも十分私たちはできますということで、やりたいということでいろいろ私に話があって、ホームページを僕もいろいろ検索して、公開になっているものを教えて、じゃあやったらどうですかという話をした。
三菱重工以外に、この入札参加資格申請は、その後の見積もり設計、当初の参加をするという会社がある、もしくはあったということは聞いておられるか、認識されているか、ありますでしょうか。
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○松尾 市長 聞いておりません。
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○中澤 委員 なぜか、そのもう1社のほうが、うちは今回は見送りますと。経営上の判断だと思います。それ以上あるかどうかは、私はわかりません。
一方、三菱重工が参加をしないと言っていたのにもかかわらず、突然今回の見積設計図書を提出してきたと。しかも、1社だけであるということについての御感想はいかがですか。
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○松尾 市長 特に、今お話をお聞きして、入札ができないという話というのも、私は特に認識をしておりませんし、またそれが、という前提からすると、そこで何か意見が変わったというのも、私は特に認識をしておりませんので、特に感想というのはございません。
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○中澤 委員 松尾市長にとって、このごみ計画というのは、生ごみ施設を取りやめるというところから出発して、いわゆる市長の今期における最重要課題。鎌倉市全体にとってもそうですね。
一方で、何回か指摘しましたけれども、副市長が特定の会社の名前を挙げて、堂々と言っているわけですね。もう、仲がいいと思いますよと発言をしていることに対して、何ら危機感もなく、また契約が1社だけの参加で、しかもその落札率が、いただいた資料だと若干50万ぐらいかな、ずれが、予定価格よりも安くなっているんですが、30億というものに対して、ほぼ100%の落札率ということになっているということに対してはいかがですか。
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○松尾 市長 副市長が前回三菱重工と仲がいいと発言しましたのは、その前段の話の流れがあって、三菱電機との何か関係というようなところも、御質問の中にあったのかなと思っています。
そういう意味で、大谷副市長のこれまでの仕事をされてきた経験から、三菱重工との造船関係でのおつき合いがあるという、そういう事実を副市長を述べられたということです。その中で、特に今回のこの名越クリーンセンターの関係というのは、一切ありません。そういう意味で、今回、入札参加者が1社になってしまっているというところについては、もちろん複数者があるということのほうが望ましいとは思いますけれども、この入札の方法、一般競争入札についての今回のこの流れについて、特段問題はないと思っておりますので、それに対する危機感とかそういうものは、私の中には特にございません。
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○中澤 委員 競争入札参加資格の中に幾つかある中で、一般廃棄物ごみ焼却施設、ストーカー焼却方式の建設工事を元請として施工した実績があること等々、いろいろあるんですけれども、端的に言いまして、今回のこの内容というのは、三菱重工がとるような、とれるような内容をあらかじめつくった上で、1社だけだといろいろとまた問題になると。競争入札という形にしなければならないということで、少しつけ加えて、他者が参加できるような形にしているというのが、今回の内容なんです。ところが、結果として、もう1社やろうかなというところが、経営判断なんでしょう、やらなくなった。結果的に三菱重工だけがやっていると。であれば、何でわざわざ、一般競争でなくて、これ、随契に切りかえちゃえばいいだけと思うんですけれども、それをなぜ随契に切りかえなかったのか。そこは、あえて最初から入札でやると言ったから、そのまま突っ走ったのか、それはどちらでしょうか。
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○松尾 市長 これは一般競争入札にして、当然その競争性というものを確保して進めていくというのが、必要なことです。当然、従前から御指摘いただいているように、三菱重工というところが有利になるというのは、客観的に見てそういう流れのものだというのはわかります。そういう意味で、どのようにこの参画機会というんでしょうか、他者のメーカーが参加できるような機会を設けるかというのが、やはりこの、市としての姿勢としては大事なところだと思います。今回それはしっかりと確保されていると考えますので、このような流れの中で進めてきたということになります。
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○中澤 委員 今回のは、事前審査型条件つき一般競争入札なんですね。事前審査をやって、参加できるかどうかというのを決めて、この会社だったらいいですよというのを決めて、一般競争入札にしましょうという形なんですけれども、1社しか入札ができない。1社しか図書を出していないから、1社しか入札に参加できないから、予定価格が30億5,060万円、税抜きに対して、50万だったかな、30億に対して50万だけ安くなって、落札率としたら、もう100%で出ているわけですよね。
100%で出ているこの30億の工事が、その後、維持費が、これは先輩議員が23年9月定例会で一般質問を出していますけれども、その中で、毎年もう維持費がどんどん上がっていくわけですね。当初30億ではできないといって参加をしないよと言っていたところが急遽参加して、どんどん改修工事でもとをとっていくと。いわゆるエレベーター方式と言われているやつですね。となると、幾らこういう形で安くやっていますよと。確かにいろいろ聞いたら、この30億という数字も、三菱重工が受けるとするとかなり厳しい数字だということも、ある会社に相談に行って見てもらったら、確かにそのとおりなんだそうです。やっぱりもう少し高くないと、なかなかできない金額なんだそうなんです。ところが、30億で三菱重工が受けました。その後、改修工事だ何だかんだでもう出てこないようなところで、もう毎年2億だ3億だとかかっていってしまうと、結果的にこれだけかなり絞ってやったところで、物すごい高い改修工事、トータルで考えると改修工事という判断をしなければならなくなるということがあるわけなんですね。今後のこの炉の改修工事については、どのように認識されていますでしょうか。
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○松尾 市長 今後の改修工事についての詳細は把握をしておりませんけれども、当然そうした工事を発注する際には、きちんと法令に遵守をして、またその現場の状況等を判断して、きっちりとした形で進めていくことになります。何か法外に高いような金額ですとか、やることのないようなことということをするということは決してございませんので、しっかりと適正に進めてまいりたいと考えます。
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○中澤 委員 この中に、炉の改修工事だけあるんですけれども、あそこの管理棟の改修工事については、現状どのようにお考えでしょうか。
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○松尾 市長 済みません。詳細を把握はしておりません。
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○中澤 委員 結局、管理棟が前回改修のときに随契で出ているんだと思うんですね。とり合い、そこの配管のとり合い、電気のとり合いが、なかなかできないから、よくわかっている会社に随契で出すしかない。それはそれで、ある部分、あるわけなんですよね。それは全面的に否定しているわけではないんですけれども、今回の工事にどうも潜っている部分があるような、表に出ていないようなものがあるというような印象が、最初からあるわけなんですね。その潜っているものというのは、ある意味、これが表に出てきてしまった場合に、公共工事のあり方という根本的なものとして大問題になると。要するに行政側の単なる処分で済まなくなるような問題をはらんでいる可能性があるというときに、1点確認なんですけれども、今回の入札において議案として出てきますけれども、これが先ほど私お話ししましたように、夏に設計図書が提出される期限前、設計図書の期限が本年の9月24日午前9時から10月4日午後5時までという形になっているんですね。これよりも前にそのような話が漏れてきて、1社が、今回受けたところはやらないよと最初に言っていたのが入ってきて、やりたいよと言っていたところが、もうやめたと言っている。そこに何らかのものが今後出てきたときに、誰が責任者なのか、誰が責任を負うのか。担当課員なのか、それとも担当部長なのか、市長なんでしょうか。そこはいかがでしょうか。
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○松尾 市長 今のお話、済みません、詳細のところが私も把握できていないところがありますけれども、その、もし、だったらというところの中で、そういうことがあれば、それはそのときに詳細をしっかりと調査をし、どこに責任があったかということを明確にし、それに基づいて責任をとるべき者がとると。当然、最終的には私の責任になるということの可能性というのはあるんだろうと思います。
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○中澤 委員 公共工事のあり方というものが巷間言われて、特にこういった産業廃棄物処理関係というものに対して、さまざまな、いわゆる談合として摘発された件が幾つもあり、下水道もあり、大きな公共工事だからかなり透明性が求められていく中で、今回は事前審査があったとして、数者が参加できるような形を書類上はつくっている。だけれども、実際は数社が参加できるような努力を市側がやっているという形は全然見えないですね。ただ、文章を追加すればいいやというだけ。後になって逃げられればいいやというような文章をつくっているだけ。でも、本当はもっと広くいろんな、1社だけではなくて、2社、3社参加できるような形をもっとオープンにとっていく、もしくはもっと公開していくというようなことがあっても本来はいいと思いますけれども、このような大きな工事、特に改修工事、本来だったら、僕、やるんであれば、これは随契でも本来はいい話。そこの三菱重工がつくって、配管も全部とりましょう、やっちゃっているわけですから、それを全部外したら、そっちのほうがお金がかかるわけですから、わかっているところは安くやってくれればそれでいい。随契で金額、値段合わせをして、これでやってくれということでやってもいい。30億でできるかどうかは別問題ですけれども。だけれども、いろんな会社が参加できるような形をとったのであれば、もっと参加できるようなA社、B社3社でも4社でも参加できるような形、努力をすべきだったと結果として思うんですけれども、そこのあたりはもっと努力をしていくということは考えられなかったんでしょうか。
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○松尾 市長 結果として、1社のみの入札ということになったわけではあるんですけれども、この一般競争入札においては、その複数社の参加機会というのは、しっかりと確保されていると思います。今回の、そういう意味でこのやり方というのは、決して問題はないと思います。
ただ、議員御指摘をいただく、そのさらにもっと広くという仕組みが、今後どういう形でそれができるかということは、さまざま御意見、御提言いただく中で、検討を今後してまいりたいと思います。
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○中澤 委員 今回質問させていただきましたのは、今回の発注の工程において、こういう大きい工事だから、いろんなうわさが出るのは事実なんです。公共工事をやっていると、いろんな会社があって、いろんなうわさが飛び交う。それは事実です。ただ、そこに最終的に疑念を持たれるようなことのないように、本来は数社、やっぱり参加できるように、条件をもっと緩めていくとかということをやっていくのが、通常、今の流れなわけですよね。もしくは、もう完全に随契でやってしまうというのが流れなんですけれども、今回のように数社ができるようなものをつくっておきながら結果的に1社しかできなくて、それに対していろんなうわさが飛び交っているような状態というのは、やはり鎌倉市の公共工事としては好まざる状況であると思い、市長に御出席をいただきました。
最後ですけれども、今後こういう公共工事のあり方というものについて、透明性、それから可能な限り会社が参加する。でき得れば市内発注をふやしていくというのは当たり前のことですけれども、そういう、契約に関して疑念を持たれないような、より透明性のものを確保していくということについてのお考えをお聞かせいただけますか。
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○松尾 市長 こうした大きな金額のものについては、御指摘のように、さまざまなそうした話というのがあるのかなと、お聞きしていて感じました。どのような形で、よりその疑念を持たれないようにするのか、その透明性を確保するかということ、できることというのはやはりしっかりとやっていかなければいけないと考えています。
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○中澤 委員 では、あとは内容については、原局に確認をとりたいと思いますので、市長についての、質問は以上とさせていただきます。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ります。本日はお忙しい中、松尾市長におかれましては、まことにありがとうございました。
暫時休憩といたします。
(11時49分休憩 13時10分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
日程第3に入る前に、皆さんに、お諮りを申し上げたいと思いますが。
本日の午後2時をめどに、理事者から正・副議長に対して申し入れをしたいとの申し出がございまして、各委員の御了承をいただければ、休憩等の御配慮を願いたいということでございます。そういう旨のお話が議長からございました。
ここでお諮りしますが、午後2時をめどに審議日程の切りのよいところで、15分程度の休憩をとることでよろしいでしょうか。御協議を願えればと思います。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
はい。ありがとうございます。
それでは御了承をいただきましたので、午後2時をめどに、切りのよいところで休憩をとらせていただきます。
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○山田 委員長 日程第3「議案第55号工事請負契約の締結について」を議題といたします。原局から説明を聴取いたします。
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○永田[隆] 契約検査課担当課長 日程第3議案第55号工事請負契約の締結について、その内容を御説明いたします。仮契約書等は、議案集その1、24ページ以降を御参照ください。
本件は、鎌倉市名越クリーンセンターごみ焼却施設基幹的設備改良工事についての請負契約を三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社O&M事業部と締結しようとするものです。
本件工事につきましては、平成24年11月8日、電子入札システムにより一般競争入札の開札を執行し、同社が30億5,030万円で落札いたしました。消費税及び地方消費税を含む契約金額は、32億281万5,000円です。
同社は、ごみ処理施設等のプラント工事を数多く手がけており、その経験、技術から、本工事に十分対処できるものと確信しております。なお、工事の竣工は、平成27年2月末を予定しております。
次に、工事の概要につきまして、工事担当課から御説明いたします。
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○環境施設課長 引き続き、鎌倉市名越クリーンセンターごみ焼却施設基幹的設備改良工事について、説明させていただきます。
鎌倉市名越クリーンセンターごみ焼却施設基幹的設備改良工事は、環境省の循環型社会形成推進交付金の交付を受けて実施する事業で、事業期間は平成24年度から26年度までの3カ年となります。
それでは、名越クリーンセンターごみ焼却施設基幹的設備改良工事の内容について、説明いたします。
まず本工事の目的ですが、設備機器の更新等により焼却能力の回復をさせ、施設の延命化を図るとともに、CO2の削減やCO濃度の低減を図るものです。
延命化工事の内容としましては、既存ごみ焼却設備の更新改良工事が主体となり、あわせて工場棟建物の耐震補強工事を行います。
工事の内容をより御理解いただけるよう、まず初めに名越クリーンセンターのごみ処理の流れについて、簡単に御説明させていただきます。
前面の画面をごらんください。この図は、名越クリーンセンターの現在の焼却設備の系統図です。資料は、左端にはごみピットがあります。収集されたごみは、パッカー車からこのごみピットに投入されます。ごみピットに貯留されたごみは、ごみクレーンでホッパーに投入され、焼却炉に入ります。焼却炉は名越クリーンセンターに2基設置されています。
焼却炉の中では、火格子の上でごみを移動させながら焼却いたします。火格子から落下する焼却灰を主灰といい、灰押出装置で冷却され、灰ピットに貯留されます。
一方、焼却炉から出た排ガスは、上部のガス冷却室で450度程度に冷却されます。冷却されたガスは空気予熱器で、燃焼用空気を暖めるために熱交換し、さらに減温塔で200度まで冷却されます。
減温塔で冷却された排ガスは、薬剤処理及びろ過式集じん器により無害化され、煙突から排出されます。
また、ろ過式集じん器で除去された飛灰は、ダスト処理設備を経由して、灰ピットに貯留されます。以上が、ごみ処理の流れです。
それでは、工事概要について説明いたします。引き続き、前面の改修計画系統図をごらんください。こちらは本工事の計画図になりますので、この系統図に基づいて説明させていただきます、
まず、焼却能力の回復を図るための工事として、焼却炉関係では焼却炉ケーシング、内部の耐火物及びストーカ類の更新。送風器関係では、燃焼空気を送る押込送風機、集じん器で浄化された空気を排出する誘引送風機の更新。空気予熱器、減温塔の一部、ろ過式集じん器のろ布及び下部のコンベヤー等の更新を計画しています。
このうちCO2の排出量の削減を図るものとして、送風機等、電源を必要とする機器については、基本的にインバーター制御か高効率モーターを採用し、また一部照明については、LED化を図る計画としています。
次に、CO濃度の低減を図るものといたしまして、現在、焼却炉の上部にあるガス冷却室を別設置とし、二次燃焼室を増設して、燃焼ガスの滞留時間の確保と二次送風機を増設して、燃焼ガスの滞留時間の確保と二次送風機を新設して、一層の燃焼の効率化を図ります。
また、耐震改修工事についてですが、主な補強方針としましては、壁ブレースの増設など、壁の補強が中心となりますが、設備機器の配置に伴い、バランスよく配置する設計方針としています。
なお、今回はプラントメーカーが実施設計及び工事の施工を行う、設計施工一括発注で、設備及び耐震補強の設計を行った後に、その設計に基づいて工事を進めていくようになりますが、焼却炉を稼働しながらの工事になるため1炉ずつ施工をしていく予定です。
工事の説明は以上ですが、平成24年12月12日に開催されました観光厚生常任委員会において、同様の報告をしたところ、現在、市が検討しているごみ処理基本計画の再構築により、ごみ質が変わるのではないかとの御意見がございました。
そこで、本日は、お手元に資料を配付しておりますけれども、名越クリーンセンター基幹的設備改良工事における処理能力表により、その内容を簡単に説明させていただきたいと思います。
では、改めまして正面の画面をごらんください。まず、下のグラフですが、こちらは処理能力の範囲を示したもので、縦軸に1日当たり燃焼できる処理量、横軸はごみ質のカロリーの値を示しております。そして、2本の処理能力線の内側にある斜線部の範囲が、今回の改良工事の処理能力の範囲となります。今回の改良工事での燃やすごみの熱量は、1,000キロカロリーから3,000キロカロリーとなります。
次に、上段の表ですが、こちらは状況に応じた前提条件を設定し、下段のグラフに基づいて試算した表となっております。その内容は、現在のごみ処理基本計画を前提としたもの、現在進めているごみ処理基本計画の再構築をイメージした推計、そしてバイオ施設を前提としたそれぞれの発熱量、焼却対象ごみ量、処理能力、焼却能力をあらわしており、いずれのパターンも、今回の改良工事後、焼却処理が可能となっております。
今示した範囲内での焼却が可能であるため、今回の改良工事は、発注仕様書に基づき実施設計を行い、工事を進めていくことに特段の支障はないと考えております。
なお、工事に際しましては、ごみの持ち込み事業者や関係住民への周知を行い、安全確保に十分配慮しながら、円滑な事業の推進を進めていきたいと考えております。
以上で説明を終わらせていただきます。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたしますが、質疑のある委員の方。
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○中澤 委員 基本的な部分もあるんですけれども、熱量を熱交換器でとり出して、熱にかえているというのがあると思うんですけれども、現状、それが今現在、使っているのは、たしかお風呂ぐらいしか使っていなかったと思うんですが、今回の中で3・11があって、何とか熱をとり出そうという発想の中で、今出ている熱量を何らかの別のことでということというのは、今回全く入っていないんでしょうか。
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○環境施設課長 現在の計画では入っておりません。この中で、まず我々も、私が異動した一昨年ですけれども、まず素人目に、これ、何か、熱量はどこでもやっています、発電というのはできないのかというのをまず最初に考えました。ただ、名越のこのクリーンセンターの用地の敷地は住居系地域でありまして、焼却施設の延べ床面積3,000平米以下、これになってしまいます。発電設備を設けるとしたら、それ以上になってしまう。今現状が2,900何ぼという形で、それでできるようなものはないということですので、発電設備については考えていなかったと。
また、仮に、あと給湯設備、また場外に例えば、近隣の方が使うお風呂ですとかそういうもの、またプールですとか、そういうのを考えられますけれども、それには高額な費用がかかってしまう。また、今、名越クリーンセンター用地の近隣で、そこまでできる用地がないと。また、お風呂であれば、老人センターが名越の上にありますので、そういうのも加味して、その辺のことは対象としなかったというところでございます。
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○中澤 委員 そうしますと、結局、今回の改修でもそうなんですが、今、せっかく熱でカロリーをとり出しても、それがそのまま100%、まあ100%じゃないんですけど、うまく活用しないで、そのまま熱源を捨ててしまう。捨てているわけではないんですけれども、有効に使えなくなってしまっているという状況ということでよろしいでしょうか。
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○環境施設課長 基本的にはそういう形になります。原則として、まだ設備が大きくできればという条件があれば活用はできますけれども、今の条件の中では、活用はできないということでございます。
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○中澤 委員 そうしますと、この建物内の空調関係に、これを活用ということも現在はやっていない状況なんでしょうか。
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○環境施設課長 今のところはやっておりません。
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○中澤 委員 これは基本10年ぐらい使う予定になっているかと思うんですけれども、せっかく30億かけてやっていくので、これを何らかもう、規制があるにしても、例えば建物内の空調に使っていくだとか、建物管理棟の有無はあるんですけれども、そういった、せっかくあるものを何らかでこう組みかえて使っていくということを、やっぱりやっていかないと、10年間、じゃあ無駄に流しっ放しになってしまうので、その辺、ということは次の改修工事が終わったその次があると思うんですけれども、そこではいかがでしょうか。
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○環境施設課長 今回、工事の計画の中で、今、管理事務所として使っているもの。当初はそこを解体して、作業エリアというものを考えましたけれども、どうしても今、現状の分別の問題ですとか、事業者が直接入っていく、住民の方が入ってくると。そういうのを鑑みると、この管理事務所を解体しないほうが、よりベターだと考えました。
今後、管理事務所について、耐震補強工事が終わった後、実施していく計画もございます。その中で、今、委員さん御提案いただいたようなエネルギーの排出、そんなことも考えていきたいと考えています。
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○中澤 委員 せっかく焼却で熱量が出せるのであれば、何らかのことで使えるようなことを、工夫していただけたらと思います。
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○太田 委員 観光厚生常任委員会では、かなりこの内部のことというか、この施設のことについては質問があったかと思いますが、改めてそのことについても、ここでその金額的なものも含めまして、伺わせていただきたいと思います。
先ほど御説明をいただきましたので、まず、このごみの焼却施設の今回、改良工事をしていくことなんですけれども、新たに設置をしていくということが、この二次燃焼という、これが新しいということなんでしょうか。
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○環境施設課長 そのとおりでございます。
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○太田 委員 そうしますと、それ以外のものは、既存のものを生かしていくという。新築そっくりさんというお話は何か聞いたことがあるんですけれども、既存のものは、建物としては全て生かしていって、それで内部のものは機械系統のものは全て改良をしていくということですか。
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○環境施設課長 内部の機械機器系統、設備系統全てということでありませんけれども、ある程度、更新年次が来ているものについては取りかえ、また性能のいいものにしていくというものでございます。
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○太田 委員 それで、その性能がよくなると、今回出していただいた基幹的改良工事による処理能力表の中で、焼却の対象ごみ、再構築をイメージした推計、ここのところに、この真ん中のところですよね、これになるということなんですね。
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○環境施設課長 今、再構築のイメージの推計になるということではなくて、それの今入っている処理能力が、全て処理できますということでございます。
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○太田 委員 そうしますと、今、減量審に諮問している再構築のその内容が、それは答申が出た場合なんですけれども、それは全てここで処理が、この改良工事ができたならできますよということなんですね。
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○環境施設課長 そのとおりでございます。
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○太田 委員 そうしましたら、私もこういうことは余り得意ではないので伺いたいんですが、今、二次燃焼というものがここで新しく出てきているということなんですけれども、この二次燃焼、今回32億の中で新たにつくられるものが、この二次燃焼ということなんですけど、この部分の金額というのがどのような金額になるのか、教えていただいていいですか。
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○環境施設課長 約1億3,920万という形です。これは単体だけの経費ですけれども、それに諸経費等は全てかかりますけれども。
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○太田 委員 32億の中の、そうしたら内訳がどのようになっているか。二次燃焼が新たに設置されるということですので、そこのところを伺おうかなと思ったんですけど、全体的にどういう内訳で32億という金額になっているのかということを出していただくことはできますか。
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○環境施設課長 受入供給関係が、こちらが4,770万、次に機械設備として、焼却炉本体の中の、要は先ほどしました既存炉のケーシングを含むようなもの、こちらについては3億1,060万。クリーン化防止対策等につきましては1,900万。
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○太田 委員 口頭で言われましても、ぱっと書きとることができませんので、もしよろしければペーパーで出していただくことはできますでしょうか。
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○環境施設課長 構いません。
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○山田 委員長 委員の皆さん、特によろしいですか。
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○岡田 委員 出してもらっている間にほかの質問ができるんだったらやってもらって、その間に出てくればまた配付してもらってやれば、効率的にできるんじゃないかと思いますが。
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○山田 委員長 今、資料の任意の提出ということですが、原局から御協力いただけるということなんですが、課長、ここに今いらっしゃる方は同席のままで、その資料は出てきますか。
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○環境施設課長 多少、今申しました数字、これを精査しないといけません。表をつくり直さないといけないというところもありますので、多少時間はかかると思います。
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○山田 委員長 そうすると、太田委員からは、その質疑は、今の明細がないもの以外の質疑は御用意ございますか。
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○太田 委員 質疑はありますが、ここの金額の中でこの新たなものが必要か必要ではないかという、そういうところも含めまして、本来どのようなものなのかということを、金額的なもので確認したいというところですので、これは出していただきたい。それ以外のものは、また別の質問はございます。
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○山田 委員長 私が聞いたのは、その別の以外の質問はそのペーパーを使わないでもできる質問はございますかということなんですが。
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○太田 委員 できます。
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○山田 委員長 重ねて聞きますが、環境施設課以外の質疑でよろしいですか。
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○太田 委員 難しい。
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○山田 委員長 難しい。わかりました。それでは、今、岡田委員から、資料をそろえる間の質疑をお願いできないかということですが、基本的には無理と私は判断いたしますので、それでは資料を提出いただければと思いますので、どの程度、時間が見込まれますでしょうか。
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○環境施設課長 何とか30分ぐらいで資料をつくりたいと思っております。
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○山田 委員長 わかりました。それでは、太田委員の質疑が資料提出後となりますので、暫時休憩をさせてください。
(13時34分休憩 13時55分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
原局から資料の提出について説明をお願いいたします。
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○環境施設課長 先ほど太田委員から要望がありました、今回の建設の内訳書でございます。
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○太田 委員 御提出をいただいて、ありがとうございます。私が驚きましたのは、こういうものって、金額的に積み上げをしていって、それで32億なりなんなりという、そういうことが出てくるのであろうと思っておりましたので、もう既にお手元にそういう資料がきちんとあって、何で32億なんだって私たちは思っているわけなので、それを御説明にいらっしゃるということですので、積み上げている金額が、もう、すぐに出ると思いましたので、こういうふうにお時間をいただくことになるとは思っておりませんでしたので、そこのところで、32億の根拠というものが、私は非常に不自然に今も思ったところなんです。
当然、そういう資料があってしかるべきで、すぐコピーをしていただけるというふうに思っておりましたので、口頭でおっしゃっていらっしゃいましたけれども、その32億になったその根拠ですよね。この一つ一つがきちんと、32億円を必要とするその根拠のところが、ここの中で三菱重工との話し合いの中で、本当にこれだけきちんとかかるんですかと、そういう話し合いというか、説明などは受けていらっしゃるんですか。
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○環境施設課長 今回の設計金額を算出するに当たりましては、長寿命化計画、また仕様書発注という中で、コンサルに委託して設計をさせていただいております。その中でも、メーカーから見積もりをとり、積算をしております。ただ、その中でもメーカーからの金額そのもので提出しているわけじゃございません。それなりにコンサルの経験により、多いところでは70%なり、かなり低い、50%ぐらいの査定率のかかっているものもあります。その積み上げが、今、お手元に示させていただいた金額と、その積み上げということでございます。
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○太田 委員 今回、新たに二次焼却燃焼装置でしたっけ。そこのところがふえたということで、この金額ということなんですけれども、これがなかったとしても1億3,000万とおっしゃいましたよね。今、今回のこのリストの中には入ってきてはいないんですけど、それは燃焼設備工事というこの中に入ってきているということですか。
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○環境施設課長 そのとおりでございます。それと、もう1点、先ほど新たにということで申しますと、先ほど、上に画面もあると思いますけども、二次燃焼室の横にガス冷却室、これを新たに増設したというところでございます。その部分につきましては、3番の燃焼ガス冷却設備工事、こちらの中に入ってございます。
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○太田 委員 それは、お幾らになるんですか。
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○環境施設課長 それだけの直接工事費だけですと5億2,160万円という形になっております。
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○太田 委員 そうしますと、合わせると18億ぐらいですかね。ごめんなさい、1億8,000万ぐらいですかということですよね。2億弱ということなんですけれども。
ちょっと待って。ゼロが違うか。
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○山田 委員長 原局、説明お願いできますか。
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○環境施設課長 6億6,080万円、直接工事費だけでそういう形です。
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○太田 委員 6億6,080万ということですよね。そうすると、大体これはトン当たりの計算が2,000万弱ぐらい。この新たな施設がなかったとして、一般的に今までほかの地域というところを比べさせていただいたのを、いろいろな基幹改良工事をやっている焼却施設が他市にもいろいろありますので、そういうところも調べました。そこのところを一つ一つどういう構造であるかということは、確認ができていませんので、この一番今回プラスした分というものをなかったとしてということで考えても、トン当たりが2,000万ぐらいということになるんですね。32億円から6億6,080万円を引くということになると、そういう計算になるんですが。
先ほどは、32億ではなかなかしづらいという、お話もありましたけれども、ただほかの基幹改良工事を調べますと、大体トン当たり、同じようなストーカ炉、75トン炉などでは、もうトン当たり1,270万ぐらいでできているんです。1トン当たりの金額としてね。それが何でこんなにかかるのかというところが、非常に腑に落ちないわけなんですよ。高くても1,800万、それは95トン炉です。95トン炉を2炉やって、1トン当たり1,800万とかね。それは大阪府でも。こういう金額でできているにもかかわらず、なぜこの32億、この積み上げなのか。もっとどうにかできるんではないですかというところは、非常に指摘をしたいんですけれども、ほかのところを調べたりはなさったんですか。
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○環境施設課長 他市の事例としましては、お隣の逗子市、同規模の逗子市のほうが若干新しい建設年度ですけれども、それにおいても約30億強の設計金額になっております。それと対比しても、今回私どもが設計した段階、予定価格、これについてはそれほど大幅に高いとは考えておりません。
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○太田 委員 高いところと比べれば、もちろん同じと言えると思うんです。ただ、やっぱりこの鎌倉市の財政状況を考えれば、どのぐらい同様な質で安くできるのかというところを求めていかなければいけないと思うんですね。
それで他市を、ほんのちょっとインターネットを調べるだけで出てくるわけなんですよ。そこの中の一つ一つまでは、私どもも調べておりませんので、どういう基幹改良工事だったかということは確認できませんけれども、ただトン当たりの金額というのは2,000万なんかいっているところは、ほかに見当たらないんです。というところを調べていただく必要があるのじゃないかと、この金額32億で本当にいいんですか。まずはそれが一つなんですけれども。
お隣の逗子市は、とりあえず30億でした。それは同じ程度ですよねということで、そこで安心をするのではなくて、もっとほかにあるのではないか、安くできるのではないか。そういう調査というのはなさったんですか。
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○環境施設課長 各市の事例等は、見ております。ただし、その建設年度、またそのときの状況、どういった処理状況、またその中でどの程度改修していたか。例えば、ある程度メンテナンスのために交換をしていたとか、そういうような工事もあります。
また、基幹改良工事を実施するというところであれば、当然鎌倉と同様のように、ダイオキシン対策工事、これをその建設年度途中で実施しているところもあると思います。その中での改修工事の内容、それによっても差が出てくるのかなということは考えております。
私どもは、積算するに当たっても、先ほどもお話しさせていただきましたように、一定の査定率も掛けて、見積もりが出てきたものイコールでやっているわけじゃない。そのように査定率を掛けてやっているということですので、妥当な金額であると考えております。
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○太田 委員 この積み上げというところでも、ぱっとこういうものが出てこないというところで。やはりそこのところを私たちは、やはりきちんと指摘をするべきだと思うんです。お金があれば、幾らかけてもいいですよ。だけど、やはりその中で、このような積み上げがきちんとできているのであれば、すぐに出てくるはずだと私は思うんですけれども、お時間を下さいというようなことでしたよね。前もって、出してくださいと、多分観光厚生常任委員会では同僚の議員が申し上げたかとは思うんですけれども、そういうところは、言っていないのかな。ただ、伺ったかとは思います。出してくださいとは言わないですけれども、伺っているのではないかと思いますけれども。伺っていませんか。それはごめんなさい。ただ、ここのところは非常に大きなことですので、32億が妥当なのかどうかというところは、私たちとしては見えないわけなんですよね。言われるがままに、それでいいですよとは、やはりこの総務常任委員会としては言えないというところが一つはあります。
あと、やはりそこのところは、再度、もう一度確認をさせていただきたいと思いますし、そういう、この金額が妥当なのかどうかというところは、なかなか私どもは把握をすることができませんけれども、そのあたりをきちんとやっていただいたかどうかというところの確認はさせていただきたいと思います。何回ぐらいの、そういうやりとりがあったんですか。
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○環境施設課長 コンセプトの会合は、長寿命計画を策定している間、月に一、二回、多ければ3回、週に1回ぐらいやっている、積み上げているというところでございます。
ですから、長寿命計画を作成し始めたのは、昨年の9月の議会で補正予算を可決させていただきましたので、その後10月からですので、10月から約半年間ぐらいですか、ずっと、この辺の金額については精査をしております。
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○太田 委員 あとはこの三菱重工だけではなく、ほかのところも、もしかすると応札をしていくことになったかもしれないということなんですけれども、この金額が妥当なのかどうかというところを、他社、全く別の三菱重工ではないところに確認などは、この金額が妥当かどうかというところの確認はしないんですか。
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○環境施設課長 あくまでもコンサルに委託業務を頼んでおりますので、私どもから他社に、こういう工事をやって、このような形をやるんだというようなことはしておりません。
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○太田 委員 では、コンサルもそのような必要はないということなんでしょうか。コンサルは、そういうことをやってきてもらっているんでしょうか。
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○環境施設課長 まず一義的に、三菱重工のプラントでございますので、その改修を行う。どういった形の、この機器を交換すればどのぐらいの価格になるかということを、当然設置者で三菱重工に考えてやるのが、まず一義的には当然だと思います。詳細までは、他社のものはわかりませんけれども、例えばクレーンの設備だとか、違うところのメーカーのものも使用していますので、それはそれなりの金額を積み上げているものと、私どもは考えています。
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○太田 委員 32億ではなくて、できているという他市があるということで、その内容は私も把握しておりませんので、同等かどうかということはわかりませんけれども、どこまでそういうふうにしっかりと調査をしていただいたかというところは、ひとつ問題なのかなとは思います。
あと、もう一つ、この32億をかけて今回改良工事をしたときに、環境省からの補助金をいただくことになると思うんですけれども、それは幾らぐらいですか。
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○環境施設課長 約8億円ぐらいを予定しております。純粋に3分の1の補助率は出ますけれども、中には対象外となるものもありますので8億ぐらい。その中の内容につきましては、実施設計を今度メーカーが、議決後、行う形になります。その中の詳細を見ながら、改めて申請をするという形。単純に言えば3分の1ですけれども、実際に対象外というのはどんな工事にもありますので、約8%から10%ぐらいが対象だろうということで、8億ぐらいなのかなという形では積算をしております。
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○太田 委員 8億円、3分の1になるであろうということなんですけれども、先ほどもほかの委員から、エネルギー効率が全くできない改良工事であるということ。今後、また報告もありますけれども、スマートシティー構想などでは、やはりバイオマスというところで、かなりの熱効率がエネルギーの改修ができるという試算が、もうスマートシティーの政策創造担当で出ていますよね。今後、そうしますと、そういうものをつくっていくということに方向性としてなった場合に、この環境省の補助金というのは、またいただくことができるのかどうか。その辺のところの確認をしたいんですけど。
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○環境施設課長 具体的にはまだはっきりと聞いておりませんが、10年後には、その新たなものをつくるということであれば、補助金は出るのかということは聞いております。
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○太田 委員 10年を超える延命化というのが大前提なんですけれども、ただ、今のこの現状からすると、エネルギーをつくっていかないものに対して10年もたせる必要があるのだろうか。それよりも、基幹調査報告書か何かで、まだまだ使えるものですよということを観光厚生常任委員会で申し上げたかとは思います。今、現状を、今使えるものを上手に使って、職員の方たちが燃やし続けていってくださっているものなんですよ。それを10年を超える延命化をする前に、効率よくエネルギーをつくっていく、そのものをつくっていきたい。エネルギー効率の、創エネですよね、ができる施設をつくっていく、そういう方向性に今後なろうかと、そういう報告が出てこようとしている中で、本当に10年の延命化が必要なのかどうかというところも、非常に私は不透明だと思っております。10年、これをだましだまし、32億使って改良工事をして、その後は環境省からの補助金はいただけないかもしれないとすると、10年後ということになりますよね。エネルギー効率のよいものができるということになるのは。それが今、この時代にマッチしているのかどうかというところは、どのようにお考えですか。
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○環境施設課長 今、委員から、だましだましというお話がございましたけれども、廃棄物処理施設、特にどの施設でもそうですけれども、だましだましではだめなんです。特に廃棄物処理の施設においては、いつも100点とれるようなものの施設を整備して、維持管理していかないとだめです。1回エラーが出てしまえば、逆に名越で1回出てしまえば、それはもう焼却停止になります。そういう事例は、近隣では葉山町、その前には二宮町でもダイオキシン類が出たということで、もう既に廃炉になってしまう。それには、今、大変高いお金、我々も重々承知をしています。今お金をかけている32億、この工事をしなければ10年を超える延命化はできないと。維持管理をしていく必要があるということで考えております。確かに高いですけれども、その辺は、名越の皆さんの安全のために必要な工事であると、我々は考えております。
ただ、先ほどのエネルギー効率、創エネ、これについて我々も検討はしていきたい。順に新焼却炉の整備についても、その辺のことは調査をして、検討していくという形では考えております。
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○太田 委員 ごめんなさい。だましだましというのは、私の言葉のあやだったとは思います。だましだましではなくて、結局、職員の方がきちんと管理をしながら燃やしていってくださっているわけですよね。それをだましだましといった言い方は、私が非常に失礼だったかと思います。申しわけなかったと思いますけれども。
ただ、今現状、できますよという、今の処理能力で十分ですよという、そういう答申があったということの事実というのは、いかがでしょうか。
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○環境施設課長 確かに報告書類はそのような記載もありますけれども、今現在、これで大丈夫だと。10年を見据えてこのままいいかということじゃありません。10年見据えて、安全に運転すると、焼却処理をするということであれば、今行っているように、このような工事が必要であるということでございます。
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○太田 委員 10年である必要があるのかどうかというところも、先ほどの創エネというところで、私は申し上げているわけです。それで、なぜ今なのかというところが、もう一つありまして、それは減量審からの答申というものがまだ出ていないという状況がございます。減量審に、今、再構築をしているこのごみ処理基本計画、それを今お願いしているところですよね。その答申がまだないという中で、なぜこれが今拙速に出てくるのかというところも、私は伺いたいと思います。
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○環境施設課長 今、確かにごみ処理基本計画の再構築ということで、減量審に見直しの諮問はしております。ただ、どのような形で答申が出るにしても、ごみの焼却は必ず行わなきゃならない。拙速というお話をされていましたけれども、名越の延命化工事については、もう3年、4年前から実施計画に位置づけて、準備を整えている事業です。というのも、今泉クリーンセンターが26年末で停止になる。となると、名越1施設で焼却をしなければならない。それにはこの、高い、確かに金額は高いものですけれども、このような工事を実施していかなければならないというところでございます。
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○太田 委員 もう長くはしないつもりなんですけれども、名越が古いというのは、もう随分前からわかっていたわけですよ、30年以上もたっている施設だということは。それを今になって、こういう慌てている状況がおかしい。でも、これは今さら言ってもしようがないんですよ。しようがないんですけれども、もう、今、現状であれば、そんなに10年の延命化をする必要はないのではないか。それよりも早く次の焼却施設を考えていく。それはエネルギーの効率性ということも含めて考えられる施設だということで、しかも今この答申が出ていないその中で、何で今なのかというところが、非常に私は解せないところなんですけれども、これはまたお伺いしても仕方がないと思いますので、結構です。
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○高野 委員 私は、ここの名越のクリーンセンターの近くに住んでいる住民の一人でもありますし、この地域の皆さんから比較的推されて、出させてもらっている議員ですので、少し、今の議論を聞いて残念だなと思うんですね。
やはり本来であれば、もう廃炉なんですよ、本来であれば。古いから。施設の皆さんにも、職員の皆さんも、さっきだましだましという表現がありましたが、今はそうだと思います、私は。だましだましやっているんだと思います。だから、まずいと。もう、これはまずいと、これ以上はというのが、率直な今の状況だろうと。それは多分行政側はそういう答弁は絶対できないと思います。それを認めたら、これはとんでもない話ですから。実態は相当苦労して、今、現場はやっているというのが実態だろうと思うので。しかも、ここは観光厚生常任委員会じゃありませんから、ごみのそのものを議論は一切しませんけど、恐らく名越のこの改修がなかったら、私はごみ行政は終わりだと思っています。はっきりしたところ。ええ。将来も何も、今終わりだと、そういうふうに思いますけれども。ですから、余りいろんな疑念が出ないような形で、気持ちよくこの改修は進めることが望ましいなと思っているんですね。という意味で、残念だなという意味なんですが。
それで、先ほどの質疑を聞いていてよくわからないんですけど、契約検査課に聞くんですが。どうして、これ、競争入札でやることになったんですか、そもそも。単純に聞きますが。
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○永田[隆] 契約検査課担当課長 今回はまず大きな改修工事ということで、金額も高額なものです。先ほどお話もあったかと思うんですけども、要は三菱重工が建設をして、ダイオキシン工事もしたということがありますので、引き続き同じ会社がやるということも大前提あったかと思いますけども、その中で、やはり競争性を保って、いきなり随契ということではなくて、一般競争入札をして、ほかの会社も参加できるような形で、要は公告をしたということがございます。
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○高野 委員 それは、何、市長の指示ですか。
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○永田[隆] 契約検査課担当課長 市長の指示というよりは、担当課と協議して、実際ほかの会社でもできるのかという可能性も、当然確認した上で発注いたしました。
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○高野 委員 結果は、先ほど中澤委員の質疑もありましたように、その過程がいろいろあったみたいですけれども、結果として結局三菱重工だけだったと。これはどう受けとめていますか。
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○永田[隆] 契約検査課担当課長 決してそれを想定していたわけではございませんけども、結果として1社になってしまったということで、もう1社あるいは2社ということで、基本的には契約に関しましては、透明性、公平性と、それに合わせて競争性ということがございますので、今回、一般競争入札をかけましたけど、結果1社になってしまったというふうに受けとめております。
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○高野 委員 私は入札一般の原則は承知しているつもりですけど、やはり名越クリーンセンターは、あれだけの、全国的に見てもそんなに、そうはない古い施設だと思うんですよね。だから、本当は廃炉だと思うんです。原発の議論じゃありませんがね。ただ、それじゃあどこにつくるのかといっても、こんな簡単にいかないことは、それは普通に考えればわかるんですよ。土地探しをやっているだけでも5年、10年いっちゃいますよ、下手すると。じゃあ、その間、自区外かと。多分、それも物すごい経費がかかるわけでしょう。ということをトータルで考えて、大町の皆さん、五葉会の皆さんを中心に、地元の人もいろんな複雑な思いはあるんですけどね、やっぱり大船のごみを持ってくるということで、すごくやっぱり違和感があるわけですね。今までそのバランス感覚ね。2地域での大きく二つに分かれたそのバランス感覚でやっていたと。だから、ごみの量は変わらないという条件はクリアしていただいたんだけれども、ただやはり、車も含めて、台数も含めて全市からそこに来ると。あそこには、イメージの問題だけど、人間の火葬場もあるわけだ、名越には。物も人もかと。こういう言い方が適切かわからないけれども。ですから、それはいまだに強い違和感があるという。しかし、そういう中でも、でも現実にどうしようもならないでしょうという中で、少し時間はかかりましたけれど、当初の予定より行政側の都合からすれば延びましたね。でも、延びたのは、私は当然だと思っているわけ。こんな、はい、そうですかなんて、焼却施設を受け入れるなんていう人は、誰もいませんよね。しかもあれだけ使っているんだから、もう終わりにしてくれよという意見でもおかしくないんです。
という事情がある中でのことですから、やはり、もちろんお金のことは重要です。けれども、同時にやはり、あの炉をきちんと安定的に、絶対に事故が起きないように、しかも環境にも配慮してやるということが、やはり最優先であるべきでね。そう考えると、従前からの説明は、三菱重工のプラントですから、なかなか他社は難しいんじゃないかというお話であったわけでしょう。そこが他社でもでき得るという、そこの判断。今までそういう説明を私、聞いたことがなかったんです。今まで、正直なところ。だから、さっき中澤委員も言われていたように、そうであれば、別に私は、随意契約できちんとね、きちんと説明がつくように工事すればいいと思うの。でも、一般競争ということは、そうじゃないわけでしょう。そこら辺が、私にはよく理解ができないんです。結局、でも三菱重工しかできないんでしょう、現実は。という結果だと思うんです、きっと。トータルで考えて。もし三菱重工のプラントに他社が入って、それは他社の技術水準でできなくはないのかもしれないけど、やはり不安は残りますよね。他の会社のやつにやるんだから。しかも、相当古い炉を改良するわけですから。と考えれば、その辺の入札のあり方というか考え方というのは、何でこんなふうに何か、どうせほかから上がってこないだろうという中で、形づくりとまで言わないけど。言いたいことはわかりますかね。
つまり、本当に安全なものにしてほしいわけだ、やる以上は。もちろん幾ら金かけていいなんて言いませんよ、そんなことは。きちんとした価格であるべきですが。ただ、何かそこの一般競争で、どこでもできるんじゃないのとなると、少し私はそこが不安になるわけですよ。だから、その辺の考え方というのはきちんとしていただかなきゃいけないと思うんですけど。だから、市長からですかと聞いたのは、そういう意味なんですよ。今までは、私はたしか環境部からの話では、三菱重工以外難しいと、ずっと一貫して聞いていたと思うんですが、どこで何がどう変わったのかと、その辺のきちんとした、御説明はいただく必要があるなというところなんですけど、どうでしょう。
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○環境施設課長 私どもから簡単に御説明させていただきます。
今回の発注方法、今までは仕様書発注が主、市が詳細な仕様書、設計図書をつくり、それで図面等も描き、それで発注していたということがあります。今回は、性能発注方式、ある一定の性能を条件にして、その中で各プラントメーカーがおのおのの技術を出し合ってできるものであれば、出してくださいという形の発注方法を採用しました。
この発注方法についても、環境省から手引きなどがありまして、このようなプラントメーカー、焼却炉の改修工事や新築については、そのような手法が好ましい。1社に限ってやるのではなくて、こういったような形、性能を担保しながら各社の技術、これを求めてやるべきものだという指針が出ております。その中で、今回の性能発注方式の入札、一般競争入札という形になっております。
また、この方策につきましても、環境省の指針、手引きだけじゃなく、私ども所管しています生環審、こちらの委員の皆様、また減量審の委員に御意見をいただきながら、こういうような形を進めさせていただいたというところでございます。
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○高野 委員 そういうことなんですが、しかし結果は、ふたをあければ結局、随契と同じとは言いませんがね。そうすると、じゃあ、そういう、入札に、では誰も手を挙げないということは、そうでない別のところで何かあったんですかと。なかなかその疑問も、そういうところだったと思うんです、私はね、きっと。政治的作用も含めた。これだけの大型工事で本当に純粋にできるんだったら、それは何社も上がってくるかは別だけども、競争にならないというのは不思議なんですよね、だったら。
私は、別にそういう考え方を持っているんじゃないんですよ。私は別に、きちんとした、透明性、公正性とよく一般的に言われているような、さっき中澤委員も言っていましたよね、競争入札か随契かと。随契が悪ではないんだから。ちゃんと理由があれば、それでいいんですから。私はとにかく、安全性とか、こういう、本来は廃炉にしてもおかしくないようなものに手を入れるんだから、あえて。安全性とか環境性とか、一番考え、エネルギーのはまた横に置いておいたとして、これを最大限にやってほしいと思っていましたから。自分も見えるところに住んでいるわけですからね。それが一番重要だろうと思っていますから、ですから、あえてこんな形をとるから、かえって、そういうプロセスを踏まれたということは否定はしないけれども、かえってわかりづらいというか、何なのということになるということで、いろんな疑念が湧くようなことは、非常に残念であると。せっかく協力して、地元もここまで来たのにということなんです、一つは。
それで、あと、先ほど来、価格の問題では意見が二分されているんですが、30億では厳しいという御意見が先ほどありましたね、御指摘があって。先ほどは、いやもうちょっと安くできるんじゃないのという御指摘があって。私は専門家でもないので、よくわからないんですが。ただ一つだけ確認したいのは、これは全然違う次元ですけど、西口のペデストリアンデッキのように、事情変更もあったということだけど、結局もとの工事から相当なこれ金額が、JRが何か言ってきたとか、くいの関係だとか、それは仕方がないといえば仕方ないんだけども、相当金額がふえたんです、結局。西口のペデストリアン。毎回毎回、私も素人なりに意見を申し上げてきたけど、この工事はそういうことはあっちゃならないと思うんですね。なぜなら、今のプラントはもう事情は全部わかっているはずなんだから、そこに違う何か事情変更があるなんていうことは、あり得ませんよね、普通は。あっちゃいけないんですよね、また。こういう施設をやるんだから、きちんと。ということは、これはもう間違いなく、この範囲でできるということは、お約束願いたい。後から、いやこういう要素がありますからこの工事が入りますとか。さっきの中澤委員が言ったのは、そういう意味じゃないかと思うんですが。そういうことは、私は、これはあってはならないと思うんですけど、そこはお約束いただけるということで、こういうことになったということでよろしいでしょうか。
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○環境施設課長 私どもが性能を担保している中で、こういう提案があって、こういう形で仮契約をしているということですので、今の性能を担保する上でこれ以上の金額になるということはないと考えております。
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○高野 委員 確認しました。
いずれにしても、この、余りごみ問題の中に入っちゃうんで、先ほどいただいた処理能力の問題も、議論すると少し言いたいことも出てくるんですけど、実は。ただ、それは観光厚生常任委員会でやられたのか、やられていないのか。やられたのかな、相当、そういう議論もあった。あったということですから、総務常任委員会の立場ですから、突っ込みませんけどね。いずれにしても、きちんとやはり、契約のその方法にしても、また金額的なことにしても、とりわけ、私の立場で言うと、地元の皆さんがやはり、協力してここまで来たので、心配させるようなことはないような形で、本当にお願いしたいなという次第でありますので、この議案については以上であります。
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○伊東 委員 何を今さらそんなことって質問するつもりはないんですが、お聞きしたいのは、議案集の25ページのこの仮契約書にあります契約の履行保証。鎌倉市の工事請負契約の約款第5条による役務的保証って、この説明をお願いしたいんですけど。
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○永田[隆] 契約検査課担当課長 鎌倉市工事請負契約約款第5条の中に、契約の役務的履行保証というのがございます。ここの中で、受注者は発注者が定める工事について、この契約の締結と同時に、この契約により債務の履行を保証する公共工事履行保証証券による保証を付さなければならないという決まりがございます。それに合わせて保証がされているということでございます。
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○伊東 委員 わかりました。これは事業者側のほうの責任の問題ですよね。わかりました。
それで、今回のこの32億の工事なんですけれども、いわゆる予算的裏づけというのは、例の継続費、議会が議決した24年度予算の中の継続費が、言ってみれば予算の担保になっていると、継続費の議決が。ということで、よろしいですよね。
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○環境施設課長 そのとおりでございます。
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○伊東 委員 それで、継続費というのは、どちらかといえば単年度会計の中の例外的規定ですよね。それで、言ってみれば、毎年毎年その歳入に見合った歳出をということで、会計制度、自治体の場合はできているんですけれども、それじゃあ長くかかる工事の場合には契約できないじゃないかということで、いわゆる継続費、言ってみれば役所側が一つの債務を負担することを承諾するというような形になるわけですけれども、この継続費の設定が24、25、26年度と3カ年で、この32億の工事費は、この継続費のところの予算書を見ますと、25年と26年度が、言ってみれば、この32億に相当する金額で、今年度の24年度は、全体の継続費の中の約1.6%の5,200万円で設定してあるということですよね。この5,200万円というのは、現在どういうふうにして執行されているか、それはおわかりですか。
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○環境施設課長 今年度の約5,200万、この金額については、当初設定した前金払い、工事請負の前金払いの金額という形で予算計上させていただいているものでございます。まだ本契約に至っておりませんので、それについての執行はしておりません。
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○伊東 委員 今年度発生する前金、この契約書が、言ってみれば議決されて、停止条件がついていますから、議会の議決があって、この契約が執行するときに前金を支払うと。その金額が5,200万。国からの支出金で、これは単純にこれ、あれなのかな、3分の1程度で見ているのかな。1,333万3,000円という、これは多分、国からの支出金なんですけど、これが財源として裏づけがあるという。これは実際にそのとおり出るんですか。
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○環境施設課長 国から、内示は受けております。
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○伊東 委員 そうすると、この継続費にするというのは、国がいわゆるその補助をするための条件として継続費設定が必要だと言われて、やっている話なんですか。
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○環境施設課長 継続費につきましては、先ほど伊東委員がお話しされたように、3カ年にわたる工事があって、それぞれ単年度で予算要求ということもできず、一連の工事だということでしております。
国からの指示ということではありませんけれども、国には地域計画というものを出しております。これについて、今後何年から何年まで幾らかかりますよという形で数字を出して、それを承認していただいて、単年度についてはこのぐらいの額という形で、国からは内示をいただいているというところでございます。
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○伊東 委員 そうすると、必ずしも継続費の設定は、国が補助する条件ではないということね。それでなんですが、結局前金があって、それで、例えば、そうすると25年、26年ですけど、25年の途中で、これ、多分、来年度予算の中に継続費で設定した金額、25年度分13億ぐらいのお金が多分予算でついてくるんだと思うんですよ。そういうことになりますよね。それで、それを中間金で払うのかどうか。一応、執行すると。最終的に26年度、完成して、残りの約19億ぐらいが払われるという流れになりますよね。そこで、このごみ問題って、かなり議会の中でも、政策的な、対立的、意見が分かれるところがありまして、それで市長側とも予算のときにいろいろと問題を生じている案件ですよね。これを継続費で処理していくということなんですが、簡単に言いますと、来年度予算が否決されたときはどうなるか。要するに、これは、だから契約しちゃっていますから、債務がありますよね、鎌倉市には。というと、これは仮に予算全体が否決されても、暫定的には義務費として計上されるべき金額になるということでよろしいんですよね。
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○環境施設課長 そのとおりでございます。
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○伊東 委員 そうですよね。もっと言ってしまえば、仮に議会の議決が得られなくても、専決でもできるということで、契約が履行されるということでよろしいですか。それは、議会が暫定予算、臨時会でもやって、議決すりゃいいんですけど、そうでなければ、いとまがなければそういうことになる。1年間否決しっ放しということはないかもしれないけど、要は、契約は結んだけど、履行できる確実性がなければ、契約できないですよね。そのことを言っている。
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○廣瀬 総務部長 継続費という形で単年度の歳入歳出予算でお認めいただいたわけではございませんで、この継続費という、24、25、26年度という予算の形で御承認いただいておりますので、あと、執行機関でなすべきことというのは、年度ごとの繰り越し計算というのを御報告するということになろうかと思っておりまして、その意味では、今、伊東委員のおっしゃったそこの部分を専決する可能性があるかどうかというのは、ちょっとわかりませんけれども、議会の3カ年にわたるこの予算は、御承認いただいていると理解しております。
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○伊東 委員 そうなんです。継続費としては議決しているわけだから、承認しているということですよね、議会とすればね。ただ、25年度は、その継続費が25年分が歳出のところへ出てこなきゃおかしいでしょう、歳出予算として。だから、26年度分まで否決するんじゃなくて、25年度分が、要するに議会の承認が得られない場合、可能性としてはあるわけですよね。そのことを伺っているということですから、継続費はいいですよ。その3年分で認めているというのは、よくわかっています。
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○廣瀬 総務部長 継続費をお認めいただいた場合の、それに基づく当該年度の歳出予算、この部分まで否決できるかどうかと、議会の権能としまして。そこは一定の制約がかかると思うんですが、明快な御説明、今できなくて申しわけありませんけれども、一定の義務的な経費として整理されると思っております。根拠のある明快な説明でなくて、申しわけありません。
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○伊東 委員 ごめんなさい、私の聞き方が悪かったのかもしれません。何もこの予算、この25年度予定されている13億をターゲットにして否決するって、そういうことじゃないですよ。予算そのものが可決されなかったときのことを言っているわけですから。だから、そうすると、義務費として暫定予算で対応をして、それで契約は履行するということでよろしいですよね。
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○廣瀬 総務部長 そのような予算の執行の仕方になろうかと思います。
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○伊東 委員 私が申し上げたかったのは、継続費というのは市政が安定的に動いているときはいいんですけれども、途中で政策が大きく変わっちゃうとか、それに対して議会が対抗しているとかっていうときに、大変問題になる制度の一つだなと思ったんです、これは。だから、単年度制ならまだいいんですよ。ところが、途中で、例えば市長がかわっちゃったからというわけでも、契約を履行しなきゃならないですよね、前にある契約は。だから、それに近いものが行政計画にもやっぱりあるんだと思うんですよ。継続的意味が。それを無視しちゃうと、今度予算に影響してくるということをちょっとお伝えしたかったということなんで、一応、質疑はこれで終わります。
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○山田 委員長 ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認いたしますが。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決に入ります。議案第55号工事請負契約の締結について、原案賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数ということで、原案は可決ということになりました。
関係職員の入れかえのため、暫時休憩いたします。
(14時44分休憩 14時45分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第4「議案第56号工事請負契約の変更について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○永田[隆] 契約検査課担当課長 日程第4議案第56号工事請負契約の変更について、その内容を御説明いたします。
仮契約書等は、議案集その1、28ページ以降を御参照ください。
本件は、平成24年度腰越漁港改修整備工事の契約金額を変更しようとするものです。
本件は、平成24年9月27日付で西松建設株式会社横浜営業所と契約したものですが、国及び県の補助金を有効に活用するため、設計の変更を行い、事業の進捗を図ろうとするものです。
この契約変更による増額は5,852万7,000円で、消費税及び地方消費税を含む契約金額の総額は3億9,083万1,000円となります。
なお、本工事の竣工は、平成25年3月を予定しております。
次に、本件の工事概要につきまして、工事担当課から御説明いたします。
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○吉野 道路課担当課長 当該工事につきましては、さきの9月定例会での本委員会で、当初契約の工事内容について説明させていただきましたが、その後、議決をいただいて契約を締結し、現在のところ、工事は順調に進捗しております。
今回変更する理由といたしましては、国及び県からの交付金を有効に活用することを目的として、実施可能な部分の追加工事を行うものです。
お手元にA3の説明資料を配付させていただいておりますが、パワーポイントを使用して説明させていただきますので、前面のスクリーンをごらんください。
最初に、現在施工している今年度工事の着工前における越越漁港の状況をごらんください。
こちらが、小動岬から見た新設の泊地及び埋立地の状況です。
こちらは、沖側から見た今年度工事で整備する防砂堤の状況です。現在の防砂堤は、神戸川沿いから伸びており、途中でくの字型に曲がっていますが、これを真っすぐに延伸し、手前に写っています既設防波堤に接続させます。既設防砂堤の曲がった部分は撤去します。
次に、変更の内容について説明させていただきます。
変更箇所は、図の中で、赤地に白抜き文字で表示しており、ダイダイ色は既に完成した箇所を、緑色は未施工箇所を、青色は今年度撤去する箇所をあらわしています。
まず、防砂堤撤去延伸区間ですが、構造物の一番下にある基礎捨石の飛び出しを防ぐ被覆石を海中に投入します。また、漁船の係留時に緩衝材となる防舷材を港内側の側壁に36基設置します。こちらが防舷材の設置例です。
南防波堤についても港内側に防舷材を28基設置します。岸壁につきましては、防舷材24基に加え、漁船を岸壁に係留するための係船柱を12基設置します。こちらが係船柱の設置例です。
船揚場におきましては、安全な船揚げ作業を行うための滑り材を船揚場表面に設置します。こちらが滑り材の設置例です。
以上が変更により、追加となる主な工事となります。工事の実施につきましては、周辺環境や波浪等への安全確保にも十分配慮しながら、円滑な事業の推進に努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたしますが、質疑のある委員の方いらっしゃいますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
意見なしということでございます。
採決に入りたいと思います。議案第56号工事請負契約の変更について、原案賛成の委員の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手ということで、原案可決いたしました。
関係職員入れかえのため暫時休憩いたします。
(14時50分休憩 14時52分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第5「議案第57号不動産の取得について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○管財課長 日程第5議案第57号不動産の取得について、その内容を説明いたします。
議案集その1、34ページをお開きください。本件は、鎌倉広町緑地用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市腰越字室ヶ谷823番ロほか11筆で、地目は、雑種地ほかです。取得面積は、平成15年9月4日に、鎌倉市土地開発公社が代行取得した土地の一部7,952平方メートル、約2,405.4坪と〇〇〇〇さん外2名所有地453平方メートル、約137坪、合計8,405平方メートル、約2,542.4坪でございます。取得価格は、鎌倉市土地開発公社所有地が用地取得費及び金利で2億4,415万2,519円、〇〇〇〇さんほか2名所有地が1,150万6,200円、総額2億5,565万8,719円で、〇〇〇〇さんほか2名所有地の取得価格につきましては、平成24年11月2日に開催されました鎌倉市市有財産評価審査会に諮問し、答申を受けております。
なお、鎌倉広町緑地用地は第一工区、第二工区に分かれておりまして、今回の取得は第一工区でございます。第一工区、第二工区合わせた全体の取得状況は約88.6%、第一工区の取得状況は約98.7%となります。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑に入りたいと思いますが、質疑のある委員の方、挙手をお願いいたします。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしということを確認いたしました。
議案第57号不動産の取得について採決を行いたいと思います。原案賛成の委員の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決いたしました。
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○山田 委員長 日程第6「議案第58号不動産の取得について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○管財課長 日程第6議案第58号不動産の取得について、その内容を説明いたします。
議案集その1、41ページをお開きください。本件は、山ノ内西瓜ヶ谷緑地用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市山ノ内字西瓜ヶ谷1091番ほか4筆で、地目は、山林です。取得面積は、平成21年3月16日に、鎌倉市土地開発公社が代行取得した土地の一部、5,810平方メートル、約1,757.5坪です。取得価格は9,353万8,000円であります。今回の取得で、山ノ内西瓜ヶ谷緑地用地の取得状況は約80.3%となります。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑のある委員の方。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
議案第58号不動産の取得についてを採決いたします。原案賛成の委員の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決いたしました。
関係職員入れかえのため暫時休憩いたします。
(14時57分休憩 14時58分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第7「議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
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○管財課長 日程第7議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)について、その内容を説明いたします。
議案集その1、205ページをお開きください。平成24年度鎌倉市補正予算に関する説明書は、29ページから36ページまでを御参照ください。
第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ2億3,520万円の追加で、補正後の総額は、歳入歳出とも6億2,290万円となります。
款項の金額は、別表1のとおりで、その内容は、次のとおりです。
まず、歳出ですが、第5款事業費、第5項第5目用地取得事業費は2億3,520万円の追加で、都市計画道路腰越大船線の用地取得費を計上いたしました。
続きまして、歳入ですが、第7款第5項第5目繰越金は、歳出で計上した事業費に充てるため、10万円を追加しようとするものです。
第10款第10項市債、第5目公共用地先行取得事業債は2億3,510万円の追加で、都市計画道路腰越大船線の用地取得費に対する借入額を計上いたしました。
次に、第2条、地方債の補正は、第1条の歳入歳出予算の補正で説明しました、対象事業の財源としてその起債限度額を208ページ、第2表の金額と条件などにより、設定しようとするものでございます。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑のある委員の方、挙手をお願いいたします。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
意見のある委員の方いらっしゃいませんか。
(「なし」の声あり)
意見はなしということを確認いたします。
採決に入ります。議案第81号平成24年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)、原案賛成の方の委員の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案を可決いたしました。
関係職員の入れかえのため暫時休憩いたします。
(15時00分休憩 15時02分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第8「議案第72号鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○内藤 総務部次長 日程第8議案第72号鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を御説明いたします。
議案集その1、151ページをお開きください。初めに、改正の理由ですが、個人情報の取り扱いを伴う事務・事業の外部委託や外注が進み、受託者等や派遣労働者により個人情報の取り扱いを伴う事務・事業を実施するケースが増加しております。これらの者に対し、個人情報の漏えい、毀損、滅失の防止など個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない義務を課し、罰則規定を整備するため、鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正しようとするものです。
それでは、内容について御説明いたします。
第2条に第6号として事業者の定義規定を新設いたします。この事業者の定義規定を設けたことに伴い、第7条第1項、第19条第1項第3号を整備いたします。
第14条は、受託者に対し個人情報の適正取り扱い措置を講じる義務を実施機関に課している規定ですが、第1項において、受託者と同様、再受託者、再々受託者などに対しても、契約書の中で個人情報の適正取り扱い措置を講じなければならない義務を実施機関に課します。
同条第2項では、再受託者等を含め受託者に対し、委託業務を通じて取得した個人情報の適正な取り扱いのために必要な措置を講じることを義務づけます。
新設する第14条の2は、派遣労働者に対し個人情報の適正取り扱いのために必要な措置を講じる義務を実施機関に課すものです。
第15条は、指定管理業務や委託業務の従事者に対して、個人情報の守秘義務を課し、その不当使用を禁止する規定ですが、再受託先等の従事者や派遣労働者に対しても、同様の義務を課します。
第25条は、個人情報の開示等の請求があった場合における決定等の手続を定める規定ですが、手続を明確にいたします。
第42条は、罰則規定で、再受託先等の従事者や派遣労働者を、職員等や指定管理者・受託先の従事者と同様、処罰対象に加えるもので、第43条、第45条及び第46条は、これに伴う整備を行うものです。
施行期日につきましては、罰則規定については、平成25年1月1日から、そのほかは公布の日からとします。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
よろしいですか。ちょっと1点だけ確認させてください。
第14条第1項で講ずべき措置を明らかにしなければならないと、この講ずべき措置というのは、一定以上の者というのは、お互いの取り交わしですとか、市が委託する場合には、引っ張れるいろんなベースになるものというのは、既に最低限あるいは確立されていると思ってよろしいんですか。
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○内藤 総務部次長 契約書の中で盛り込む事項というのは、一般に鎌倉市の現行の契約規則の中では、例えば、適切な取り扱いの措置として不必要な複写はしないこととか、外部に持ち出さないこととか、不要となったものは速やかに廃棄する等の規定を設けるように求めております。
ただ、特にこの委託関係は、最近IT関係部分についての委託が多いですので、特に経営企画部の情報推進課ではセキュリティーポリシーの中で、より詳細に契約書の中に盛り込むべき事項、あるいは委託先、あるいは再々委託先等について求めていく事項を盛り込んでおります。ITに限らず、全ての契約について個人情報の管理というのは伴ってまいりますので、今後はより一層全庁的に必要な事項を具体的な契約規則の中に盛り込む方法、あるいは仕様書なり指示書の中で盛り込む方法を作成し、周知していきたいと考えております。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認します。
(「なし」の声あり)
採決に入ります。議案第72号鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、原案賛成の委員の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、原案を可決いたしました。
関係職員の入れかえのため暫時休憩いたします。
(15時07分休憩 15時08分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第9「議案第73号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○三上 総務部次長 日程第9議案第73号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、154ページをお開きください。このたびの改正は、3本の法律の制定を受け地方税法の一部が改正されたことに伴い、関連する市税条例について3項目の改正を行うものです。
まず初めに、経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための地方税法及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の一部を改正する法律の制定により、地方税法における行政手続法の適用除外が改正されます。
市税条例第4条において、市税条例に基づく処分等を行う場合、行政手続条例の申請に対する処分及び不利益処分に関する規定については、全て適用除外とされていましたが、今回の法改正により、適用除外の中から一部の項目を削除いたします。
これにより、条例改正後においては、市税業務に関し、申請により求められた許認可等を拒否する処分をする場合、並びに不利益処分をする場合においては、当該処分の理由を示すことが義務づけられることになります。
なお施行日は、平成25年1月1日からとなります。
次に、東日本大震災からの復興に関し、地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律の制定により、個人住民税の復興増税に関する改正が、平成23年12月2日に施行されました。
これは、東日本大震災復興基本法第2条に定める基本理念に基づき、平成23年度から平成27年度までの間に各地方公共団体が行う、緊急かつ全国的な防災のための施策に係る費用を確保するため、時限的に10年間、個人住民税の均等割の標準税率を引き上げることを規定しています。
これにより、平成26年度から平成35年度までの間、市税条例第20条に規定する個人市民税の均等割の税率を、年額3,000円から3,500円に引き上げます。また、第21条に規定する被扶養者等に課せられる均等割の軽減税率も年額1,500円から2,000円とします。
施行期日は、公布の日とします。
最後に固定資産税にかかわる改正です。地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律の制定により、固定資産税における地域決定型地方税制特例措置が導入されました。
これにより、地方税法附則第15条第2項第6号に規定する、平成24年4月1日以降取得された、下水道法に規定する下水道除害施設に課する固定資産税(償却資産)の課税標準を、その価格に4分の3を参酌して3分の2以上6分の5以下の範囲内において市町村の条例で定める割合を乗じて得た額とすると条例委任されたことに伴いまして、この特例割合について、参酌すべき割合で現行と同じ4分の3と定めるものでございます。
施行期日は、公布の日といたします。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑に入ります。
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○高野 委員 1点だけです。この平成26年度から平成35年度までの個人市民税の均等割の税率の特例ですね。附則で規定されるわけですが、もう既に説明で聞いていますから、もうしゃべりますが、1人500円掛ける年間9万人で、大体年額4,500万程度ということになるんですが、ここだけ見ると、ある意味、目的税的な性格になるんですが、歳入においては、この26年度から、ここだけは何か分けた計上ということではないということなんですよね、これ。全部の中に入っちゃうということなんですか。
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○三上 総務部次長 財源につきましては、一般財源として市税全体として入ってまいりますので、分けはございません。
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○高野 委員 そうしますと、特に鎌倉市は津波の問題も含めて防災対策、今の市政においては、いつまで今の市政が続くかは別として、最重要課題の一つですから、このお金が4,500万円前後になるんでしょうけど、来年、再来年度から入るということで、これがきちんとこういう事業に宛てがわれましたよということは、きちんとわかるように、これは議会との関係でも、再来年度以降になりますが、知ってもらう必要があると。
今行っている事業もその対象になっているということですから、いずれにしてもきちんと、入ったお金がこういうふうに充てられましたというふうにしてもらうように、そこは、これ公の場ですから確認しておきたいんですが、その辺いかがでしょうか。
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○廣瀬 総務部長 期間限定の特例で市民税の均等割を上げるということですので、その使い道がどうであったかということにつきましては、きちんと説明できるような形で対応してまいりたいと考えます。
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○高野 委員 質問は終わりですけど、要するに、言われないと出さないというんじゃなくてですね、やはりここは極めて重要だと思いますから、きちんと、別にA4のペーパー1枚でもいいんで、こういうのに使われたというのがわかるような形で、再来年度の話になりますけど、配慮いただきたいということを申し上げるものです。
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○岡田 委員 高野委員とかぶるんですけど、結局、今まで防災は鎌倉はやっていたわけね。プラス、こういうことで国もきちっと言いなさいよというような感じで上げてきた。プラスアルファになる。今の、申しわけないんだけど高野委員の言い方だと、ただ、どれだけ使われた、それじゃまずくて、今まで使われたのは使われてきたんだけど、これはほかにどうなのと、やっぱりそこまで明示していかないと、なかなか厳しいと私は思ったの。だから、ちょっと高野委員にかぶせて質問しているので。そういうような考え方でよろしいんですか。
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○財政課長 国の考え方が、平成23年度から平成27年度までの事業ということでございます。ですから、平成23年度もしくは平成24年度、今年度に行った事業に充ててもいいよというようなことでございまして、ここをもし充てるとしたら、もう23年度は終わってしまっていますので、ここに実施した防災事業の市債の返済に充てていくというのが一つの考え方としてございます。
これから先の事業につきましては、例えば、平成25年来年度以降につきましては、25から27につきましては、これから事業が行われますので、今実施計画で予定しています、例えば津波の避難経路の整備ですとか、消防本部の移転、こういった新たな事業については、その税を充てていきたいと考えております。
また、28年度以降につきましては、もう事業はそれ以後は充てられませんので、当然これからやっていく事業の中の市債の返済として、その財源を充てていくということになると考えてございます。
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○岡田 委員 要するに、わかるようにしていただければありがたいということで、やっぱり国がこういうふうに措置したわけだから、それに対してこういうような使われ方をしたんだよと、それは経常的なことじゃなくてね。特にということでこれをやっているわけだから、特に何なのみたいなのがあると思うんですよ。そこら辺を言いわけできるような言い方をして、あれをひっつけてもらっておかないと困るなと。
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○山田 委員長 質疑、打ち切りよろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認します。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
採決に入ります。議案第73号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について、原案賛成の委員の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手により、原案を可決いたしました。
関係職員の入れかえのため暫時休憩いたします。
(15時19分休憩 15時20分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第10報告事項(1)「職員の懲戒処分等について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○服部 総務部次長 日程第10報告事項(1)職員の懲戒処分等について報告します。
まず、事実の経過について報告させていただきます。
平成24年11月9日横須賀市で開催された人権啓発講演会に参加するため出張していた職員が飲酒していたのではないかという通報が、講演会を担当する課長を通じて、11月12日に職員課にありました。
この通報に関し、調査を行いましたところ、環境政策課の職員が、11月9日の出張中の昼食休憩時に、ビール等を4杯程度飲酒した上で出張先に赴き、そのまま講演会に参加したこと。さらに、その公務の途中で、上司の承諾を得ることなく、帰宅したことが判明いたしました。
この件に関しまして、11月29日に鎌倉市職員考査委員会を開催し、12月7日に答申を得たため、12月13日に関係職員の処分を行いました。
続きまして、処分の内容につきまして御報告いたします。
お手元の資料1を御参照ください。当該飲酒をした職員については、公務中の休憩時間に飲酒をし、そのまま公務を続けたことは、信用失墜行為に当たること。その後、公務の途中で上司の承諾を得ることなく帰宅したことは、信用失墜行為に当たるだけではなく、法令及び上司の職務上の命令に従う義務及び職務に専念する義務違反に当たる行為であることから、市民からの信用失墜の程度を重く捉え、減給10分の1、1月の懲戒処分を、所属長である環境政策課長には、日ごろの服務指導を徹底するよう口頭注意を行いました。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑に入ります。質疑のある委員の方は挙手をお願いします。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認いたします。
(「はい」の声あり)
本報告については、了承ということを確認いたします。
関係職員の入れかえのため暫時休憩いたします。
(15時22分休憩 15時35分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第11「議案第71号鎌倉市既成宅地等防災工事資金助成条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○総合防災課長 日程第11議案第71号鎌倉市既成宅地等防災工事資金助成条例の一部を改正する条例につきまして、その内容を説明いたします。
議案集その1、149ページから150ページを御参照ください。まず、改正の趣旨ですが、急傾斜地が崩壊等した場合の二次災害を防止するための復旧工事を助成対象に追加しようとするもので、これは、現行の運用におきまして、現に災害が発生し、二次災害を防止するために要した仮設工事等で、それに要した費用の内容が確認できるものは、本工事の費用に加えて算定できるとしており、この運用の実態を条例上、明確に規定するとともに、あわせて各条項の表現等の整備を行うものでございます。
改正の内容ですが、第1条に掲げる目的につきまして、助成対象の工事に、崖崩れ発生後に当該災害の拡大を防止するための工事も対象とすることを規定いたします。
また、第2条第1号及び第3号に掲げる用語の定義について、表現の整備を行うとともに、第5号につきましても表現の整備を行った上、第4号に繰り上げ、新たに第5号として、復旧工事についての条項を加えるものでございます。
さらに、第6号におきましても、用語の表現の整備を行います。
第4条におきましては、根拠法の引用条項の整備等を、第10条におきましても、用語の整備を行うものでございます。
なお、施行期日につきましては、公布の日からの施行を予定しております。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑に移ります。
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○太田 委員 これも今現状されているものを条例に落とすということで、よろしいんですか。
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○総合防災課長 そのとおりでございます。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ります。
意見の有無を確認します。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
採決に移ります。議案第71号鎌倉市既成宅地等防災工事資金助成条例の一部を改正する条例の制定について、原案賛成の委員の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手をもちまして、原案可決いたしました。
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○山田 委員長 日程第12報告事項(1)「鎌倉市緊急事態対策計画策定の進捗状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○磯崎 防災安全部次長 日程第12報告事項(1)鎌倉市緊急事態対策計画策定の進捗状況について、御報告いたします。
資料1と資料2を御参照願います。昨今の不安定な国際情勢や複雑化する社会情勢の中で、テロや感染症、さらには原子力災害など、これまで想定し得ない不測の緊急事態が発生しております。
本市におけるさまざまな緊急事態に対して迅速に対応するための基本的な事項について定めるため、平成18年4月に策定された、鎌倉市危機管理対処方針に基づき、総論編と個別対応計画から構成される鎌倉市緊急事態対策計画の策定を行いますが、現在、計画の全体的な対応方針等を定めた総論編の策定作業を進めております。
策定に際しましては、庁内及び関係機関への意見照会を行っているほか、これまで2回、庁内検討会を開催し、課題等の整理を行っております。
これらの課題を整理した上で、総論編の素案を作成し、12月25日よりパブリックコメントを行う予定でおります。
資料1でお示ししている鎌倉市緊急事態対策計画検討素案は、現在、庁内の2回目の意見照会を行っており、意見集約を行った後、計画素案とする予定です。
計画の総論編は、第1章から第4章までで構成しており、第1章では緊急事態対策計画の目的、第2章では、事前対策として、関係機関等との連携、訓練・研修の実施、市民等への情報提供を記載しています。
また、第3章では、緊急事態発生時の情報収集、対策本部等の設置、初動体制の確立等、緊急対策を記載し、第4章では事後対策として、市民生活の復旧・安定、緊急事態の検証と再発防止について記載しております。
なお、緊急事態対策計画総論編の作成後、感染症対策、放射性物質災害対策等、個別対応計画について順次作成していく予定です。
最後に、前回9月議会における本委員会で御報告いたしました、全国瞬時警報システム(J−アラート)でございます。ふぐあいの改善について御報告いたします。
このシステムは、津波警報や緊急地震速報、弾道ミサイル情報といった、対処に時間的余裕のない事態が発生した場合に、国が人工衛星を用いて情報を送信し、市町村の防災行政無線等を自動起動することにより、国から住民まで緊急情報を直接・瞬時に伝達するもので、9月12日に全国一斉試験が行われ、本市において、一部、動作確認ができないふぐあいが生じておりました。
ふぐあいに対する対応は、9月12日の試験当日に完了し、改善を行ったところですが、去る11月21日、国による再試験が行われ、本市においても実際に防災行政用無線の放送を行い、正常に起動・放送することを確認いたしましたので御報告いたします。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑のある委員の方、挙手をお願いいたします。
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○太田 委員 簡単に確認をさせていただきたいんですけど、非常に読みやすくて簡潔にできているなと思っています。
それで、今回は総論編ということなんですけれども、今後個別対応計画を立てていくとおっしゃいましたが、この総論のところの3の4で、想定する緊急事態で、1から4まで挙げていらっしゃるんですが、最初のほうですよね。感染症とそれから放射性物質災害対策、あとテロと環境汚染対策、それに対して、その次のページの緊急事態対策計画の構成で、第2編で個別対応計画は感染症と放射性物質災害対策だけが書いてあるんですが、それ以外のテロとか環境汚染対策というものは、個別計画も立てていくという予定ではないということなんですか。
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○磯崎 防災安全部次長 この個別対応計画につきましては、優先度の高いものから策定をしていくということで、今委員御指摘あったんですけれども、ここで頭出ししたものについては、できる限り年度内に策定を進め、そのほかの想定する緊急事態につきましては、順次25年度に取り急ぎ策定を全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。
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○太田 委員 もう2009年あたりに鳥インフルエンザのものは各論として先につくっていただいているかなとは思います。それ以外の感染症というところで、もう少し充実させていくんでしょうかと思いましたけれども、そうしますと、ここには書いてないけれども、順次テロとか環境汚染対策も策定をしていくということですね。はい、わかりました。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ります。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
本報告については、了承ということを確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第12報告事項(2)「鎌倉市地域防災計画改定の進捗状況等について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○総合防災課長 日程第12報告事項(2)鎌倉市地域防災計画改定の進捗状況等について、報告させていただきます。
鎌倉市では、東日本大震災の教訓と神奈川県地域防災計画の修正などを受け、鎌倉市防災会議による地域防災計画の改定を進めております。
現在、改定作業は、計画素案に相当する改定原案の段階となっており、先月19日から今月19日までの1カ月間、パブリックコメントを行って、市民の皆さんからの御意見をいただいております。
本日は、お手元の改定原案の概要について説明させていただき、鎌倉市地域防災計画改定の経過と、改定の考え方につきまして、お手元の資料に基づき報告させていただきたいと思います。
まず、改定の経過についてですが、東日本大震災の発生により、鎌倉市におきましても、地震災害・津波災害の発生に備えるため、さまざま課題が明らかとなってまいりました。
これまで可能な範囲で緊急的な対応を実施し、当委員会にも経過を報告してまいりましたが、防災対策の基本となる地域防災計画の改定につきましては、防災会議による議論が必要であり、一定の準備を行った後、本年3月に第1回の防災会議を開催いたしました。
第1回の防災会議では、東日本大震災発生以降の鎌倉市の取り組みについて報告するとともに、改定の基本方針及び改定スケジュールについて確認をいただきました。
5月に第2回の防災会議を開催し、基本方針に基づく改定項目の洗い出しと確認を行いました。なお、この会議から、新たに防災会議専門委員が出席しております。この会議の結果を踏まえ、6月以降、具体的に計画の改定作業に着手いたしました。
この間、事務局での作業と並行いたしまして、幹事会の開催、関係機関への意見照会などを進め、10月の第3回防災会議に改定原案をお示しいたしました。
また、11月には、自主防災組織との意見交換を実施し、共助の中心である自主防災組織の方々から、貴重な御意見をいただきました。
その後、庁内及び関係機関への意見照会を経て、先月19日からパブリックコメントを実施しております。
今回の改定は、冒頭にも申し上げましたが、東日本大震災の教訓を踏まえ、鎌倉市の防災対策の基本となる考え方を整理し、計画に反映させております。その上で、今後、具体的な施策の推進に向けて、総合計画などとの整合を図りながら運用を図ってまいります。
ここから、改定の要点について説明させていただきます。
お手元の改定原案の目次をごらんください。
目次の1ページ目でございます。地震災害予防計画というところに、第3章、災害時応急活動事前対策の充実という章がございます。現行の地域防災計画は、どちらかというと、災害発生初動時の応急対策に力点が置かれておりました。しかしながら、東日本大震災の教訓から、大規模な地震災害が発生した場合、災害発生直後の応急対策活動の適切な実施が、被害の拡大防止につながること、そのためには、地震発生時に市民及び防災関係機関が速やかに応急対策活動を講じられるよう、平常時に実施すべき事前対策を定めておく必要があるとの視点で、この章を新設し、必要な対策をあらかじめ定め、本文におきましては、39ページから60ページにかけて記載してございます。
目次を2枚おめくりください。同じく、津波災害対策計画という項目がございます。東日本大震災による大津波の発生を踏まえ、国においても津波対策推進法あるいは津波防災地域づくり法の制定や、新たな被害の想定が進められております。こうした背景に基づき、津波災害予防計画、津波防災知識の普及、津波発生時の応急対策などをまとめ、津波に強いまちづくり、津波発生時の避難対策、情報収集・連絡体制を整備することを目的に、新たに、津波災害対策計画を設けております。
次に、改定に当たりまして、強化した項目について4点ほど申し上げさせていただきます。
1点目は、東日本大震災の教訓と鎌倉市の課題を踏まえた取り組みの推進でございます。改定原案の8ページから9ページにかけまして、第3節、計画の前提条件というところですが、さまざまな視点からの課題を掲載してございます。この中で、特に、自助、共助の意識の浸透と、減災の考えに基づく防災まちづくりの推進を前提とし、ハード面からの防災対応の限界を明確にすることを目的としてございます。
2点目ですが、災害時要援護者対策の充実でございます。先ほど申し上げました、災害時応急活動事前対策の充実の48ページに、平常時からの支援体制に踏み込んだ記載を行ってございます。
3点目でございますが、帰宅困難者対策の充実でございます。多くの観光客が訪れます鎌倉市の特性を踏まえた対応を図ることとし、46ページに事前対策を、また、118ページに応急対策を掲載してございます。
4点目ですが、防災学習、防災教育の充実として、61ページから64ページにかけて、市民、児童・生徒、福祉施設関係者、市職員など、各対象への防災教育の必要性について掲載しております。
ほかの箇所につきましても、さまざまな視点からの見直しを行っておりますが、東日本大震災の教訓を踏まえた鎌倉市の課題を中心に、地域防災計画改定の要点と強化項目を説明させていただきました。
次に、東日本大震災以降、取り組んでまいりました、各種施策につきまして、資料に基づき現在の進捗状況を報告いたします。
1点目の、情報伝達体制の見直しですが、防災行政用無線子局は、4基の増設を予定しております。増設場所は、材木座、腰越、大船、玉縄で、現在入札準備を進めており、年度内に設置を完了する予定です。
また、防災行政用無線の補完対策として、昨年度から取り組みを進めてまいりました戸別受信機は、年内に所定の1,600台が納品されることから「広報かまくら」12月15日号にて、有償配布の御案内を行ったところです。希望者が多数の場合の抽せんを考慮して、往復はがきでのお申し込みをお願いしております。配布は年明けを予定しております。
2点目の、災害時要援護者対策、帰宅困難者対策等ですが、現在、福祉避難所の確保に向けて、関連施設と協議を行っております。また、帰宅困難者向けの一時滞在施設の指定に向け、準備を進めております。具体的には、社寺等に対し、協力を要請し、協議が整ったところから、一時滞在施設としての使用についての協定を締結いたします。現在、4カ所の社寺と協議を行っております。さらに、災害時の各種協定の締結に向けて、県立高校、獣医師会、石油商組合など、関係団体等と具体的な協議を行っております。
3点目の津波対策の推進ですが、津波避難場所の確保対策として、一時避難場所及び避難ビルの追加指定に取り組んでおります。一時避難場所については、公共施設を中心に、新たな場所の指定に向け、所管部に協力を依頼しております。
さらに、鎌倉・大船両郵便局の協力により、市内の郵便ポストを利用した海抜表示を進めております。また、避難ビルにつきましては、新たに9カ所の所有者から協力をいただき、従来の20カ所に加え、合計29カ所となりました。なお、避難ビルの指定拡大につきましては、引き続き続き取り組んでまいります。
また、現在、津波ハザードマップの改訂を進めており、年度内には全世帯への配布を完了したいと考えております。
さらに、JR東日本と連携し、津波避難訓練の実施に向け協議を進めており、来年3月に、鎌倉駅で実際の車両を使用した訓練を行う方向で検討しております。
また、津波避難路調査ですが、現在、専門業者によるデータ分析及びシミュレーションなどを進めております。後ほど、現時点のシミュレーションを動画でごらんいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
4点目の市民・職員への意識啓発ですが、地域における防災講話、防災訓練への職員出向依頼は、引き続き多い状況で、自助・共助の意識の醸成に向け、今後も支援を継続してまいります。また、職員の意識啓発につきましても、危機管理課と連携し、専門家による講演を実施しております。さらに、先月23日には、災害ボランティアセンターの設置・運営訓練を実施いたしました。今後も、訓練その他、さまざまな形で職員の危機意識を醸成し、災害対応能力の向上を目指してまいります。
資料の説明につきましては、以上でございますが、この後、現時点の、津波シミュレーションについて、イメージ動画に沿って説明をさせていただきたいと思います。
現在、平成24年度事業として、鎌倉市における津波の被害予測及び、地域特性や避難者の行動を考慮した津波避難シミュレーションを行い、本市の沿岸地域における津波避難の課題抽出と、これに対応するための新たな避難経路、避難場所確保のための施策検討を行っております。
なお、ここでお示しする動画は、現時点における作業の流れと、暫定的なシミュレーション結果でございます。
したがいまして、今後の作業で内容が変動することがございますので、御了承をお願いいたします。
まず、避難者の視点で、実際の避難行動に影響を与える道路の形状や、避難時に考慮されるポイントを把握するため、材木座から腰越までの、沿岸部の現地調査を実施しております。
ここでは、避難路として利用できる道路と、利用できない道路を抽出いたします。
さらに、各種計算のデータとなる、鎌倉市の地形的な特徴を把握いたします。
なお、この現地調査の結果は、地図上に記録をしてまいります。
次に、シミュレーションモデルの構築として、こちらに掲載しておりますように、避難者の行動パターン、避難者の属性と、現地調査の結果を反映するなど、各種データを設定してまいります。その上で、シミュレーションの分析に入ってまいります。
津波浸水状況を時系列的に計算するとともに、各避難者の避難行動を落とし込みます。同時に、津波の到達状況を表現し、避難行動と津波到達状況の関係をシミュレートしてまいります。このシミュレーション画面は一つのイメージとして、冬の早朝5時に地震が発生したとの想定に基づき、暫定的に作成したものとなってございます。
画面左上に、小さくて恐縮ですが、地震発生からの時間が表示されてございます。
地震発生からしばらくいたしますと、避難者が最寄りの避難場所に向けて、避難を開始いたします。
地図上には避難場所、施設の情報を掲載し、また、避難者情報として、通常の避難者は青色、高齢者は赤色で表示しており、実際の避難の動きが確認できる状態になっております。なお、高齢者の比率は、当該地区の年齢別人口分布に基づいて算出いたしました。現在は、材木座地区の避難状況が示されております。一つの点が避難者1人をあらわしております。
ここから海岸線に沿いまして、由比ヶ浜、坂ノ下、稲村ケ崎、七里ケ浜と、西に向けて移動してまいります。この時点で、地震発生から20分以上が経過してございます。避難を急ぐ必要があります。画面は、腰越地区を拡大しております。腰越地区でも、多くの避難者の移動が確認できると思います。
最大クラスの津波の場合、早期の避難による被害の軽減がやはり重要となってまいります。
少し時間が飛びますが、地震発生から45分後、津波が到達し、浸水が始まります。さらに、地震発生から1時間20分後には、最大波が到達し、広範囲に浸水が見られてまいります。
津波シミュレーションの動画は、ここまでとなります。
こうしたシミュレーションの分析の結果に基づきまして、課題の把握を行ってまいります。
具体的には、シミュレーションの結果から、課題のある地域を特定し、さらにその地域の避難者の行動を分析いたします。
一例を挙げますと、坂ノ下付近では、避難完了までに要する時間が長いことがわかります。この画面では、200メートルのメッシュで地域を分割し、避難完了時間を色であらわしておりますが、坂ノ下付近は、25分以上を要する赤色の部分がございます。これは老人ホームが多いため、避難者の多くが高齢者であること、また、地形上、海から離れる道がなく、避難距離が長いことも原因と考えられます。
このような分析を踏まえた上で、施策の検討を行ってまいります。
対象となる地域の課題解決のため、実施可能な施策を検討してまいります。一つの施策例といたしまして、例えば、この地区に避難ビルが設置された場合の効果を検証するという形をとった場合、施策前、今画面が出ております。仮にこの地区に避難ビルが設置できたとした場合にですね、ビルの付近では、避難時間の短縮によって、赤色の部分がなくなり、一定の効果が示されるという状況でございます。
動画は、ここまでとなります。
なお、現在進めております調査業務は、沿岸部の津波対策全般にわたる検討を行っておりまして、津波想定の分析、現地調査の実施、鎌倉市の人口を初めとしたさまざまなデータの分析などを組み合わせた上で、シミュレーションを行い、避難が困難な地域の抽出や、有効な避難対策の検討を目的としております。
今回、報告させていただきましたシミュレーション動画は、一連の作業のパーツの一部であり、今後、シミュレーションのパターンをふやすと同時に精度を高め、並行して実施しております、各種の分析結果と組み合わせていくことにより、効果的な津波避難対策の検討に活用してまいりたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたします。
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○岡田 委員 1年前か2年前ぐらい、3・11直後に私質問したんですけども、鎌倉の都市軸を変えるようなことをやらなきゃいけませんよねみたいな話、一般質問をしまして、それで、我々だけじゃちょっと頭が足りないんで、有識者の皆さんにお集まりいただいて、あのころは津波てんでんこといって、てんでんばらばらに逃げろと。口が悪いんですけども、お年寄りの方等々を助けている間に死んじゃうんでまずいんじゃないのと、今またちょっと違った議論も出てきていますけど。そうすると、中長期的目標として、最低限の病院とか特養は要るかもわかりませんけども、今後やっぱり奥のほうに、内陸部に病院とか、あるいは特養とか、あるいは幼稚園も含めて、そういうところも含めて、中長期的な考えを出さなきゃいけないんじゃないのというような質問をしたかと思います。そのときに、そうですねという話があったんですけども、またそのままになっちゃっているような感じもして、もう少し、これはこれで非常に貴重な映像も見せていただいたんで非常に勉強になったんですけども、そういった考えを持っていかないと、ちょっとまずいんじゃないかなという感じがしていますけど、そこら辺の考え方みたいなのはどうなんでしょう。
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○総合防災課長 中長期的なまちづくりと絡めた、いわゆる津波対策の必要性という部分につきましては非常に重く受けとめておりまして、今回の地域防災計画の改定原案におきましても、先ほど申し上げました津波災害予防計画の中で、そういった津波に強いまちづくり、あるいは津波避難を考慮したまちづくりという形で一定の方針を示しているという状況でございます。
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○岡田 委員 そういう点を常に頭に持っていただいて、全庁的にやっぱり考えていただいて、あしたからということじゃもちろんないんですけども、やっていかないとやっぱり議論が分かれていくと思うんですよ。かわいそうだからとか、あるいは近所でと、それはその視点を私は別に無視しているわけじゃないんですけども、しかし、本当に来た場合に、本当にそんなことでできるのかと。やっぱり一人でも救助しなきゃいけないということになると、事前にそういうまちづくり、今後こういうようなことをしていったほうがいいんじゃないかと、減災の観点といいますか、そういうことをぜひ、私はくどくど言いませんけど、持たないと本当にまずい。今、高野委員も「俺んとこ、まずいな」と言ってられましたけど、あれ、津波の線、例えば何メートルでもいいんですけど、5メートルでも10メートルでもいいんですが、それで町を見ちゃうと、本当に湖みたいになると思うんですよ。非常に厳しいということを思っています。
それから、これは別にけちをつけるつもりは何もありませんけども、ビルが浸からなきゃいいじゃないかと。それは一時的にそうなんだけども、そこから行動できませんよね。そうすると、それ行動をどうするの。波が引くまで待つのかとか、いろいろあると思います。あるいは、一般人はいいんですけども、公的な機関としてそういうようなことでいいのかどうかとかね。そんなこともありますので、モーターボートを買えとかは言いませんけども、そういう考え方を持っておかないと、動かなきゃいけないわけですから、そういうことも考えてつくっていっていただければ大変ありがたいなと、こんなふうに思っていますので、そこら辺ももう少し、中期的な観点でいいですから、どんな人が市長になっても、ちゃんとやらなきゃいけないことはやらなきゃいけないわけですから、やっていってもらいたいなと思いますけども、もう一度お願いします。
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○総合防災課長 津波災害から減災という視点で物を考えた場合、今回作成いたしましたシミュレーションもそうなんですけれども、地震発生あるいは津波の可能性が出た時点からの避難の開始時間という情報を計算の中に入れておりまして、今後はそういった極力早く避難を開始するとか、あるいは避難に要する時間を短縮すると、そういった減災の視点での活用も考えていきたいと考えております。
地域防災計画の運用と並行いたしまして、そういった津波避難対策の充実は引き続き図ってまいりたいと考えております。
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○太田 委員 シミュレーションは私も提案をさせていただいたこともありましたので、非常にこれは可視化できるということで、今後もう少し精度を上げた時点で、市民の方への公開なども行われていくということでよろしいですか。
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○総合防災課長 そういった予定をしております。
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○太田 委員 それは、いつぐらいになるとお考えですか。
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○総合防災課長 この業務が24年度業務でございますので、年度内に完了するという予定でございますので、それ以降に、きちんとした形が整った段階で公開をしていきたいと考えております。
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○太田 委員 これからいろんなシチュエーションを入れていくんだと思いますけれども、今は徒歩なり、人間だけが避難をしている状況だったかと思いますけれども、実際は車の渋滞があったりとか、どこかで事故があったりとか、そういうようないろんなシミュレーションが考えられると思いますけれども、そういうものもどんどん入れていくということになりますか。
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○総合防災課長 今回ごらんいただいた動画は、冬の早朝5時ということで、避難者はほとんど全てが地域の住民の方という設定なんですけれども、当然今おっしゃいましたようにいろんなパターン、季節であるとか、時間帯であるとか、そういったさまざまなパターンを考慮した形で作成をいたしますので、当然そういった中には、交通渋滞あるいは鎌倉市外からのお客さんも含めた形でのシミュレーションが行われると考えております。
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○太田 委員 またその精度が上がったものを拝見したいなと思って、それは期待したいと思います。
それから、地域防災計画につきましては、今回は御説明にもありましたように、予防計画がかなりきちんとできています。細かいことをいろいろ申し上げたい部分もあるんですけれども、それはちょっと時間がないので。全体的にこの予防計画の中で、検討していきます、検討が課題ですという文言が、かなり散りばめられているんですね。それは、検討をこの中でするのではなく、それをどうしていくかということ、それで、もしここで検討をしていることで検討が必要だと出ているものであれば、それをどのようにしていくのかというところの報告のようなものは、どういうふうにしていらっしゃるおつもりでしょうか。
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○総合防災課長 地域防災計画において検討する、あるいは検討を進めるといった表現、確かに各所で見られるというのはおっしゃるとおりだと思うんですけれども、この検討する、あるいは検討を進めるというのが、防災部局だけで当然行うのではなくて、市はこういうことについて検討しますという表現ですので、当然庁内あるいは場合によっては関係機関を含めた形での検討なり、施策の展開になってくると考えております。ですので、これは当然庁内のほかの個別計画に絡んだり、ほかのセクションに絡むことも考えられますので、これは項目の内容に、それぞれの施策の内容によって当然変わってくると考えております。
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○太田 委員 それは理解できます。ただ、検討が、これが発行されまして、そのまま放置されている状況であっては困ると思いますので、その検討というところを、例えば一覧表にしていただきまして、この検討はこうなりましたよと、そういう進捗状況を教えていただかないと、やはりそこが予防の最大の部分だと思っておりますので、そのあたりはいかがですか。
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○総合防災課長 この地域防災計画がですね、24年度中に作成する予定で進めております。ただ、作成して終わりということではなくて、当然国も、いろんな新たな想定が出てきたり、あるいは新たな知見が出てきたりということは容易に想定できますので、当然25年度以降も防災会議は継続いたしまして、その中で、その地域防災、鎌倉市の新しい地域防災計画のその時点の状況について報告を申し上げて、当然その内容については、機会を捉えて議会にも報告させていただくと、そういった形での進行管理になると考えております。
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○太田 委員 まずは、つくることが大切なんですけれども、ただ、それがつくったまま過去の地域防災計画ではそのまま放置されている部分の文言などもございましたので、そういうことがないことが一番必要だと思っておりますので、そのあたりはよろしくお願いしたいと思います。
施策の取り組み状況のところですね、福祉避難所の指定の検討ということなんですけれども、先ほど聞き損じたかと思うんですが、どのようにおっしゃいましたか。
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○総合防災課長 現在は、福祉避難所の確保に向けて関連施設と協議を行っておりますと申し上げました。
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○太田 委員 福祉避難所に避難を想定される方というのは、やはり災害時要援護者の方だと思います。そうしますと、想定人数がかなりな数になると思われるんですね。それで、いろいろな施設と各諸施設との協議ということなんですけれども、やはり施設はもともとそこに入所されている方などもいらっしゃるわけですので、それにプラス何人というような、さほど大きな人数の収容というのは、やはりできないのではないかと思うんですね。ですから、こういうところも各施設というのが福祉施設のことを多分おっしゃっていると思うんですけれども、それ以外に、それこそ一時滞在施設で社寺等と書いてございますけれども、お寺やこういうようなかなり広い畳敷きがあるようなところなども含めていただくということはできるんですか。
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○総合防災課長 福祉避難所としての機能の部分ですけれども、今おっしゃいましたように、社寺等も当然かなり敷地も建物も大きいところがあります。今一時滞在施設として社寺等と協議を進めているんですけれども、場所によっては山ノ内地区なんかで、具体的に言うと円覚寺なんですけれども、地元の自治会の方が、年寄りもお寺に一時的に収容できるような相談ができないかというようなお話がありまして、その辺も含めた形での地元の意向も含めた形での協議というのも一部では行っておりますので、今後もそういう必要性があれば、相手のあることですので、市で一方的に決めるというわけにはいきませんけれども、受けていただけるということであれば、そういった形も可能ではないかと考えております。
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○太田 委員 地域でやはり御自分たちが逃げられない場合にはどこ、支援者の方たちがどういうところというような、地域で選定していっていただくというのは、非常に必要なことだと思っています。
やはり今後、避難支援プランの検討会の中で、そういう地域の方のお声をしっかりと吸い上げていっていただくことと、あと災害時要援護者の対策で、人数的なものの確保をやはりきちんとどういう方を災害時要援護者としていくのかというところの検討、その方たちが、本来シミュレーションの中でもいいですけれども、しっかりと、市長にこの前の一般質問でも伺いましたけれども、最後の一人まで救っていく、そういう支援対策にしていくことが必要だと思いますので、地域の方の御意見なども含めまして、やはり福祉施設、福祉避難所の拡充ということも、また今後広げていっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
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○総合防災課長 今いただきましたお話、そのとおりだと思いますので、要援護者の本当に支援の必要な方という見きわめが、これから必要になってくると思います。やはり要援護者を支える支援に回る側の人数というのも多分限られてくる状況だと思いますので、そういった視点も含めて検討を進めていきたいと思います。
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○高野 委員 ちょっと簡潔にお伺いします。
地域防災計画、大分まとまりまして、改定原案ということで御努力されたことは敬意を表したいと思いますが、パブリックコメント、もう大分やられていますね。1カ月近くになって、もうすぐ締め切りになりますけど、結構来ていますか。もしわかれば教えてください。
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○総合防災課長 パブリックコメントの意見の提出状況でございますけれども、昨日12月13日現在で、実は意見提出5件でございます。主な内容といたしましては、日ごろの備えについての啓発が重要ではないかというような意見、あるいは改定における東日本大震災の教訓をもうちょっとはっきり明示すべきである、あるいは救急医療体制についての問題提起、医薬品の備蓄について、そういった形での御意見をいただいている状況でございます。
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○高野 委員 5件ですか。なるほど。確かに今太田委員も言われていたように、大きな計画ですから、全てここに具体的なことまで書かれているわけじゃないので、具体的なことというのは意見も出しやすいんですけど、大きな考え方について意見を出すというのは少し難しいのかもしれませんが、わかりました。
私もこの改定原案を見させていただきまして、基本的な考え方というんですか、御説明があったように、事前対策を新たに盛り込んだり、津波災害対策の独立した計画としての記載、減災の考え方の導入、また情報の伝達方法における確保とか、あと津波避難という点でやはりソフト対策の重視と、こういう考え方は基本的に私もいいと思うんですけれども、前見た中で気になったのが、建築物の高さ規制の見直し、こういう記載内容が前たしか見た中であった気がしたんですが、なくなっているように思うんですが、先ほど、まちづくりに関する質問もありましたけど、こういう記載は当初ありませんでしたか。
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○総合防災課長 改定原案になる前の検討素案という段階では、一時そういった記載がございました。これは関係部局を含めた形での協議の中で、意見照会の中で、今の計画書の179、180ページあたりに津波避難を考慮したまちづくりという表現に考え方としては落とし込んでいる状況でございます。
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○高野 委員 考え方はあるということなんですか、そうすると。なくなったわけじゃないんですか。あるんですね。そういう考え方はあるんですね。
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○総合防災課長 まちづくり全体の中で考えていくということでございます。
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○高野 委員 直接的な記載がなくなったのは、私はよかったと思っているんです、実は。そういう意味なんです。これは議論があるところだと思いますが、津波はもちろん重要な問題です。私もさっきのシミュレーションで自分も水没する中に住んでいますから本当に思うんですが、ただし、鎌倉という町のつくりというのは歴史があって今日に来ているわけで、津波対策のためにそれを、極端に言えば全て覆すということは、私はそれは違うと思っているんですね。そのことだけ見て、暗に高さを抑えてきたことを、それはおかしいと、もっと高いものをつくればどんどんいいじゃないかというのは、少し極端過ぎると思うんです。
だから、現行でも15メートル規制ですから、そこから下げるということの議論はあるかもしれないんですが、今の鎌倉のまちづくりをベースにした上で、どういうふうにソフト対策を打っていくかと、そういうふうに思うんです。この問題のためだけに、鎌倉の町の鎌倉らしさがなくなっていくということでは、私は違うと思うんですね。命は大事なんだけど、それは鎌倉らしさと、難しいけれども両立するということを前提にしないと、鎌倉が鎌倉である意味がなくなってしまうということになりますから、非常にここは難しいんですが、ただ、やはりそういう意味では、私はこの原案、10月30日に、防災会議、傍聴させていただいたときに、原案の前の文章にあったということですから、そこはやはりベースにされるべきじゃないのかなと。これは市民的にも、そこを変えるべきだという意見があるのは私も承知しているんですけど、そこはやはり非常に深い議論が必要だと思いますので、少し指摘をさせていただいたということなんですね。
それとあと私、特に津波の避難対策については、この間、取り上げてきた経過があるので、そこだけ少し申し上げるんですけれども、ここの地震災害応急対策計画の第10章ですね、この避難・被災者受け入れ保護対策、これ107ページになりますが、そこに従来の図が出ていますね。私は以前、津波の場合、当然地震が来て津波が来るわけですから、地震と津波はある意味分けられませんよね。ですから、やはり計画ですから、具体的なことまで全部ここに落とし込めないんですけど、例えば、こういう図に、津波のこともきちんと加味してわかるようにするとか、そういう施策体系というか、そういう体系的な考え方は検討していただきたいと申し上げたんですけれども。ここの中ですと、こう書いてあるんですよね。なお、津波避難に対する対策は別途の津波の計画のところでごらんくださいよと、こうなっているわけです。それで、津波のところ、24章ですね、179ページに行くと、じゃあどうなっているのかなと思ったんですが、ここには上の段に、当然これ津波の計画ですから、津波に関する防災教育及び訓練の実施、避難場所、避難経路、津波避難施設の指定等の津波避難対策を実施しますと、そして、二つの考え方が示されていて、比較的津波高が低いのと最大クラスのと二つの考えがあり、そして、その下に、最大クラスの場合は、住民等の避難を軸に防災意識の向上、それから津波一時避難施設や避難路の整備・確保などの警戒避難体制の整備等の対策を講じると、津波一時避難施設とは何ですかと思ったものですから、これは前のほうに書いてあって、45ページに定義づけがされていまして、津波一時避難施設とは、結論だけ言えば、津波来襲時の緊急避難建築物、いわゆる津波避難ビルや津波来襲時の緊急避難空地を指定します。このことを言うんだということが書いてあって、じゃあ対策を講じるというので、どんな対策の考え方なのかと思って読んでみて、25章にも応急対策計画とあるんですが、結局それで最後のところの189ページの第6で、そういうことは対策は講じるということは書いてあるんだけど、結局のところ、どこに落とし込まれているかというと、ハザードマップをつくったり、それから189ページでは、結局、重点的に対策を行う地域については津波避難計画を策定すると、こういう形になっているんですが、ですから、さっきの太田委員の議論じゃないんですけどね、全てについて何か具体的にここに全部書くといったら、これはもう膨大な量になりますから無理なんですが、しかし、今回の改定のある意味、かなめ中のかなめのところのここが、私はいまいちピンと来ないんですよね。
何か津波一時避難施設というのが、ここの避難の流れというのがさっきありましたよね。107ページのところで、そこの中でどういう位置づけになるのかとか、一時避難施設の考え方をどうしていくのかとか、そういうのがこれを見る限り、あんまり浮かばないんで、よくわからないなと思ったんですが、説明を長くしてしまいましたが、そのあたりはいかがなんでしょうか。
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○総合防災課長 冒頭おっしゃいました、地震と津波が当然セットであるというのは、そのとおりございます。今回の地域防災計画の改定で、津波災害対策計画というのを別立てで章を起こしたというところは、鎌倉市にとっても初めての当然試みなんですけれども、そうなってきますと、今地震と津波がセットということですから、重複する内容がどうしても出てくる部分がございます。それが1点。
それから、やはり津波避難の基本的な考え方は、私どもは津波災害対策計画の中で詳細に記載をしているつもりなんですけれども、確かに今後市民の皆さんが、こういった計画に基づいて津波避難対策を構築していくという場合は、やはりもうちょっと理解しやすい啓発が必要であろうというふうには考えております。
今後、今防災の手引きという冊子を発行しておりますけれども、こういったものの新しい地域防災計画に即した形でのそういった啓発の冊子も検討したいと思っております。そういった中で、今の御指摘のあったような津波避難の基本的な考え方であるとか、そういったものをわかりやすいフローに落として周知を図っていきたいと考えてございます。
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○高野 委員 それで、結局そうしますと、ハザードマップをつくるんですよね。これから津波のね。そこで、例えば避難場所とか入れると思うんですよ。どういう入れ方をするのか、ちょっとこれを見てもハザードマップを作成するとしか書いていませんからわかりませんけど、2段階ありますからね。2段階分けて書くのか、2枚つくるのか、一緒の1枚で、これも最大の場合はここで、こういうところで、そうじゃない場合はこの程度で。といっても、最大か最大じゃないかというのは結果論でわかる話であって、わからないんですよね。逃げない限りは、最大であるかないか事前にわかっていれば苦労がないわけで、だから、その辺はどうなのかとか。ハザードマップと、ここで書いてある津波避難計画というのは、どの程度のものなのかよくわからないんですが、さっき見たシミュレーションなんかでも関係があるのかなとも思うんですけど、津波ハザードマップをつくってからそういう計画をつくるんですか。これも連動しますよね。地域の津波避難計画の中身に沿ってハザードマップもなきゃいけないし、ハザードマップの中身と地域の計画が違うのもおかしいし、ここに逃げろということも含めてですよ。その辺の考え方というのは、ちょっとよく私は理解ができないんですよね、これを読んだだけでは。そのあたりはいかがなんですか。
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○総合防災課長 今おっしゃいました津波避難計画という記載の部分ですけれども、確かに現行は津波避難計画というものは存在いたしません。今後、津波ハザードマップを作成して配布して、それに基づいて、引き続き地域で訓練を行っていただくという流れになってくると思います。
その結果が、それぞれの各地域の避難計画になってくるんであろうと考えておりますので、現状、地域防災計画上はこういった表現をさせていただいているということでございます。
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○高野 委員 その辺の流れも、これは計画だからそれぞれ書かれていて、ハザードマップが第5の1に書いてあって、今読み上げたのが25章の第2節のほうか。できれば、系統づけてわかるような形になるといいなと。さっきそういう工夫をされるということですからいいんですが、その辺がわかるような形になると、この計画が生きてくるのかなと思った次第です。
最後になりますけど、住民への情報伝達のところで、サイレンというのが入っています。これは非常に私はいいことだと思ったんですね。この間の訓練でも、何か決められた鳴らし方ありますよね。あれもランクで、段階で、最大級のときはこれで、そうじゃないときがあって、ただ、インターネットでも聞きましたけど、なかなかわかりづらいなと。それは市が決めることではないので仕方ないんですが。ですから、訓練のときは比較的サイレンを使っていましたね。ですから、これは別に国の言ったとおりやらなきゃいけないのかどうかわからないんですが、サイレンのほうが圧倒的にわかりやすいという声ですから、本市においては、そういう方向でやっていくという意味も含めてこういうふうに記載されたのか、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。
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○総合防災課長 津波警報あるいは大津波警報が発表された場合は、津波警報の場合は5秒、大津波の警報の場合は3秒というふうにサイレンの時間が決まっております。
委員おっしゃるように、地域の避難訓練の際は、サイレンの合図で避難をスタートしていただくようなお願いをしているところです。津波警報のサイレンというのが、やはりこれは命にかかわる話ですから、もうちょっと認知をしていただきたいと我々も考えておりますので、訓練で使用したりしておりますので、このサイレンで津波警報、大津波警報の違いがわからないというような御意見も当然いただいているんですが、私どもとしては、このサイレンが耳に入ったらとにかく避難を開始してくださいと、そういった啓発をしているところですので、今後、この考え方は継続していきたいと思っております。
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○高野 委員 質疑は終わりです。ですから、国の決まっているものはやって、その上で、こういうわかりやすい「ウワーン」というやつね、あれ。あれはわかりやすいですよね、非常に。何事かと思うわけですから。矛盾しない形でやられたらいいと思うんですね。
いずれにしても、たくさん項目はあるんですけれども、御努力には敬意を表しつつ、より市民に生きるような形で、今後、手引きもつくられるということですから、生かしていただいて、特に津波のほうは、それが最大の今回の一つの教訓ですので、ぜひよろしくお願いしたいということであります。
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○山田 委員長 質疑打ち切ってよろしいですか。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認をさせていただきます。
(「はい」の声あり)
本報告については、了承ということを確認いたします。
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○山田 委員長 日程第12報告事項(3)「鎌倉市自転車安全総合推進計画策定の進捗状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○市民安全課長 日程第12報告事項(3)鎌倉市自転車安全総合推進計画策定の進捗状況について御報告いたします。
平成24年4月1日に施行されました議員提案による鎌倉市自転車の安全利用を促進する条例に基づく、鎌倉市自転車安全総合推進計画の策定に取り組んでいるところでございます。
計画策定の進捗状況ですが、このたび、関係課及び関係団体と協議を行い、計画内容の素案がまとまりました。
それでは、計画の概要につきまして、お手元の資料に基づいて御説明いたします。
1ページから3ページにかけて、1、計画の基本的な考え方では、計画策定の背景、計画策定の目的を整理し、計画を自転車の交通安全の確保に役立てることとしています。
4ページから12ページまで、2、自転車利用の現況を把握するため、さまざまな統計、資料を掲載し、鎌倉市における自転車の実態を明らかにしようとしています。
6ページから7ページにかけての(3)本市の交通手段分担率をごらんください。東京都市圏交通計画協議会が実施したパーソントリップ調査によると、平成20年の本市の交通手段分担率では、利用の割合が一番多いのが「鉄道・モノレール」の30.6%、次いで「徒歩」の24.4%、「自動車」の23.7%、「自転車」の8.9%と続いています。
さらに、近隣市と比較したものが9ページの表7となっています。地形的に起伏の多い本市の自転車分担率は8.9%で、県内平均以下となっておりますが、平たん地である茅ヶ崎市では23.3%と高い割合となっています。
続きまして、13ページから19ページまで、3、本市の交通事故発生状況についての統計資料を載せております。
本市の交通事故は、発生件数、死傷者数ともに減少していますが、その中で、高齢者、二輪車、自転車の関係する事故が高い割合を占めていることが特徴となっています。
17ページから19ページにかけての表14から表17で、平成23年中の鎌倉市内の自転車事故種類別負傷者数を載せています。表15、事故原因別負傷者数では、負傷者の約7割に安全運転義務違反等何らかの違反があり、表16、時間帯別負傷者数では、10時から18時の時間帯での事故が多いことが特筆されます。
20ページからの、4、計画の目標では、施策に対する成果目標として、5年間を期間として、三つの計画目標を設定しています。
一つ目の目標が、自転車の交通事故件数の削減。二つ目が、自転車交通事故による死傷者数の削減。三つ目が、交通安全教室参加者数の拡大となっています。
続きまして、22ページからの、5、自転車の安全な利用の促進に関する施策では、ハード面の整備が長期的な課題であるため、交通安全教育の充実や交通ルール・マナーの周知徹底等といったソフト面での対策を重点的に進めていきます。
具体的な施策として、小学生から高齢者まで年代別に応じた自転車の安全教育の充実、自転車の点検整備の必要性や夜間のライトの点灯、幼児・児童が自転車に乗るときのヘルメット着用など自転車の安全利用の促進、自転車損害賠償保険への加入促進、自転車の駐車対策、指導取り締まりの強化、自転車に関するデータの収集などを進めていくこととしています。
30ページの(9)推進体制では、施策を実施するため、鎌倉市交通安全対策協議会が組織的かつ継続的に展開していくとともに、目標等の進捗状況についても、毎年、協議会において報告を行い、進行管理を図っていくこととします。以上が計画の概要です。
続きまして、スケジュールについてです。
今後、関係団体等への意見聴取や1月にパブリックコメントを実施し、広く意見を募集し、最終計画案に反映させていきたいと考えております。計画は、今年度中に決定し、平成25年4月1日の施行を予定しております。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑に入ります。質疑のある委員の方、挙手をお願いします。
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○岡田 委員 ありがとうございます。非常にいいものをつくっていただいたなと感謝いたします。
それで、ちょっと今気づいたんですけど、書いてあったら私が間違っているんですが、この自転車の負傷者数とか、時間とか、年齢は書いてあるんですけど、今度は逆の負傷させたほうの年齢とか、そういうのが何か書いてありますか。
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○市民安全課長 ただいまのいわゆる加害者側のデータということになるかと思いますけれども、こちらの事故の状況のデータは、それぞれ管轄する2警察から情報をいただいているもので、加害者に対する情報はいただけていないということでございます。
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○岡田 委員 というのは、加害者の、多分被害者も関係するんですけど、交通義務法規の違反とかね。ただ、僕もきょうかな、きのうかな、見たんだけど、おじさんが自転車でT字路を右に曲がるときに車の右に出て、右手をやって曲がっている。今は昔と違って、原付なんかだと2段階の小回りになんかなったりするんで、うわっ、これは危ないなと思ったの。横に自動車が行きましたからね。お姉さんが横でびっくりしていましたけど、それがいいのかどうかとかね。そういうのもあるし、あとやっぱり加害者側の年齢がこうやって相手がわかれば、そこへ集中的に安全教育をやるとかそういうこともわかるわけで、被害者ばっかり、もちろん被害者は被害者で大切なことなんですけども、そこら辺をやったほうが安全教育という面からは、ターゲットを絞れるんじゃないかなという感じがちょっとしました。
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○市民安全課長 施策のほうで30ページの(8)で自転車に関するデータの収集ということで、今後もこれだけのデータにとらわれず、さまざまな入手でき得るデータをこれからも収集しまして、そういった今委員さんおっしゃったとおり、さまざまな角度からそこの重点的、事故の多い加害者側、被害者側とか、時間帯、場所等も含めて、そういったいろんな角度から見ることによって、その多い部分の何かしら対策を打っていく、そうすれば、事故がまた全体に減っていくということもできますので、ここでデータの収集ということで挙げさせていただいて、今後できる限り収集していきたいと考えております。
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○岡田 委員 やっぱり安全教育というか、小学校、中学校でしていただいて、その子たちだけ悪いとは私は思っていませんけども、頭が柔軟なときに、そういう交通法規を勉強してもらってやったほうがいいのかなと。自転車ならどこでもいいやと、見ていると、我々なんかもそういう点があるんですけど、車が通っていて危ないなと思って車道に入っちゃったり、赤になったら車道から今度は歩道に入っちゃって、ずっと行っちゃって車道を走るとか、いろいろやっているんで、それは我々も悪いんですけども、そういうこともあるんで。あしたからということじゃないんですけど、それはいかがなものか、どうなのというようなこともしなきゃ、鎌倉なんて特に道路が狭いから、危ないなという感じがしますけど。
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○市民安全課長 小さなお子様、特に頭の柔軟なうちにというお話で、小学生に対する交通安全教育につきましては、全小学校、自転車教室を毎年午前・午後2回に分けてそれぞれやっております。今年度一通り全校終わりまして、回数で31回、参加人数小学生が1,244名、保護者の方も799名参加していただきまして、小学生には当然自転車の実地、校庭等に走る道というんですか、つくりまして、実際に運転してもらって、指導員等で実際に乗り方を指導しているところです。また、保護者の方に対しても、保護者用に自転車安全運転、御家庭でもよく指導していただくというようなことと、あと保護者の方も自転車に当然乗るわけですので、そういった保護者向けの指導教育というのも、その場で一緒にやらせていただいているところです。
また、今後、小学生から高齢者の方まで、それぞれ年代別に応じた自転車教室の啓発周知というのを引き続き行ってまいりたいと考えています。
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○岡田 委員 講習を受けたら例えば講習合格証とか自転車の後ろにペタッと張るとか、どこでもいいから決めて、そういうのを動機づけというか、やったらなと。あるいは、色を変えておいて何年間に1回とかね。強制じゃもちろんないんですけど、何かそういうことなんかも工夫されたら、もうちょっと楽しい乗り方というか、安全面について考えられるのかなという。単なる私の思いつきのアイデアなんですけども、何かそういうことも考えられたら、いかがですか。
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○市民安全課長 小学生の自転車教室参加者に対しては、鎌倉市自転車運転免許証というものを発行させていただいています。また、皆勤賞というんですか、1年生から6年生まで毎年参加していただいた方には皆勤賞ということで、賞状じゃないですけれどもそういったものと、あと安全な記念品等ですね、そういうのをお配りさせていただいているところでございます。
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○岡田 委員 失礼しました。引き続きよろしくお願いいたします。
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○安川 副委員長 今のお話の続きみたいな部分もあるんですけども、やはり私自身が原付バイクに乗っていることが多くて、そうすると、赤信号でとまっているところを平気で通っていっちゃう自転車がすごく多くて危ないなと思うんですね。注意しようと思うんですけど、こっちは信号でとまっていて、さっと行っちゃうものですから、ちょっとといっても、もう注意できないまま行っちゃうんですね。
ですから、教育でわかっているというだけじゃなくて、やはり違反をしているときに、その場で例えばとめられて注意されると、やっぱり注意されたほうも嫌な思いをする分、また注意されたら嫌だなということで、やっぱり守っていこうという意識が高まってくるんじゃないかなと常日ごろ思っているところで、そういう意味で、安全指導員みたいな人を、例えば期間を決めて、どこかの角で待って、違反しているときに「ピッピッ、あなたそれ違反ですから今後やらないでくださいね」と、そういう注意をすることも、今後やっぱり積極的にやっていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけど、そういった考えはお持ちですか。
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○市民安全課長 市の取り締まりにつきましては、28ページ(6)のところに、指導取り締まりの強化ということでお載せさせていただいているところなんですが、ここでは警察所管の、基本的には交通違反の取り締まりということになると、警察の役割になるのかなと思っています。ただ、市といたしましても、実際に、両警察にそういった御意見もいただいておりますので、両警察には当然指導・強化について要請はしているところです。大船警察につきましては、昨年の11月からですか、三菱電機の前の大船中央病院の前の交差点等で、月1回定例的に朝の時間御指導いただいているようです。今後、鎌倉警察にも要請しているところで、そういったお話で、今後鎌倉警察、両警察を含めて検討していきましょうと投げかけはさせていただいていますので、また今後周知徹底、私どもはソフト面の安全教育の部分を、今回計画では前面に出させていただいているんですけれども、関係機関と連携してですね、何とかいい実際の指導をやっていければいいなということで、研究させていただいております。
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○安川 副委員長 例えば、違反しているときに、ピッピッといって、それは違反になりますよということの指導というのは、警察官じゃなくてもできるんでしょうかね。
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○市民安全課長 注意指導でどこまで権限を持たせるかということにもよると思うんですけれども、あと実際に、今年度2回ほどある町内会の方たちからの要請もありまして、警察と私どもの市の職員とで、もちろん町内会の方たちも一緒に参加して、歩行者専用のJRの大船方面なんですけれども、JRを抜ける歩行者専用のトンネルというんですか、通り道があるところにおいて、町内会で、あそこを無視して、人が歩いているところなのに自転車が乗ったまま通って危ないというお話もありまして、警察と一緒に、そういったところで指導・注意を一緒にさせていただいた取り組みもさせていただいております。ただ、そのとき、やはりどうしても、町内会さん、あと私ども市の職員が、幾ら注意してもほとんど聞かないような状態で、ただ、やはり制服の警察官の方が注意すると、もちろん反応はさまざまなんですけれども、やはりそちらのほうが効果が絶大だという話もありますので、また今後もその辺のところ、一緒に市が単独でというよりも、やはり警察と一緒に何かやっていけるのが一番いいのかなと、今の段階で考えております。
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○安川 副委員長 わかりました。警察だけだとやっぱり人数にも限りがあると思いますので、そういう意識の高い、積極的に参加してくれるような市民の方も一緒になって、ぜひできるように御検討お願いします。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ります。
本報告について了承かどうか確認いたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
本報告については、了承ということを確認いたしました。
関係課職員の入れかえのため暫時休憩いたします。
(16時49分休憩 16時50分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(1)「第3次鎌倉市総合計画次期基本計画の策定に関する取組状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○渡邊 経営企画課担当課長 日程第13報告事項(1)第3次鎌倉市総合計画次期基本計画の策定に関する取組状況について御報告いたします。
平成24年6月議会の当委員会において、第3次鎌倉市総合計画基本構想の一部修正及び次期基本計画策定方針につきまして御報告しましたが、本日はその後の取り組み状況について、意見聴取の取り組みを中心に御報告するものでございます。
お手元に配付いたしました、資料に沿って、御説明いたします。
初めに、スライドの形になってございます。スライド番号の2をごらんください。策定の取り組みといたしましては、9月から11月の間に、市民の皆様の御意見を伺うため、「未来を共有する場づくり」と称して、市民意識調査、市民ワールドカフェ、団体ワールドカフェ、市長と語るふらっとミーティングを実施してまいりました。あわせて、次期基本計画策定の基礎資料とするため、人口推計、財政分析といった基礎調査を実施、また、庁内では、職員ワールドカフェの実施、さらに、第2期基本計画の取り組みに対する総括評価を実施してまいりました。これらの取り組み、そして、総合計画審議会での議論、本日御報告させていただく中で御意見を頂戴して、それらを踏まえまして、基本構想・基本計画第一次素案(原案)の検討を行ってまいります。
それでは、初めに、未来を共有する場づくりの各取り組みから御報告いたします。
スライドの番号3をごらんください。
市民意識調査につきましては、9月末から10月にかけて、18歳以上の市民2,000人を対象に実施いたしました。回答数は855件、回収率は、42.7%でございました。
具体的な説明内容につきましては、スライド番号4をごらんください。27の分野に含まれる86の施策につきまして、重要度と満足度を5段階で伺い、その分析を行ったのがスライド番号5の分布グラフになります。なお、スライドですと文字が小さいため、拡大した別紙を御用意しました。巻末につけてございますが、こちらもあわせてごらんいただければと思います。
グラフ上の番号につきましては、市民意識調査のアンケートの項目番号と一致してございます。グラフの次のページに一覧表を御用意いたしましたので、あわせてごらんいただければと思います。
それでは、特徴的な部分について、御説明を申し上げます。
グラフは、横軸が重要度、縦軸が満足度をあらわしています。例えば、グラフ右側部分の40番から44番、こちらは災害対応の施策でございますが、消防に関する項目はおおむね重要度が高いと認識されております。一方で、満足度は低目と判断されていました。また、48番、52番、53番は、道路交通に関する分野でございまして、こちらも同様の状況でございまして、これは市として不足している分野というような捉え方ができるかと思っております。一方、歴史環境分野である7番から9番につきましては、重要度も満足度も高い右上のエリアに入ってございます。
なお、参考までにスライド番号の6、7では、重要度、満足度別の順位を示してございます。
繰り返しとなりますが、上位3位を防災関係が占め、また、10位までの中に安全安心に係るものが7件含まれるという結果になりました。
今後は、さらに年齢別、世帯別、地域別などのクロス集計、分析を行い、基本計画の一次素案に反映させていくことはもちろんのこと、厳しい財政状況の中で、次の6年間で注力する施策を導き出すための資料として活用させていただきます。
続いて、市民ワールドカフェについて御説明申し上げます。
スライド番号8番をごらんください。市民の皆様に、鎌倉の魅力を再確認していただき、市民力・地域力が生きる将来の町の姿について考えていただくため、ワールドカフェを実施いたしました。ワールドカフェは、従前にも御説明を申し上げましたが、ラウンドごとに個別テーマを設定し、毎回席がえを行いながらメンバー交換することにより、あたかも参加者全員が知識や考えを共有できる特徴を持ち、多様な意見やアイデアの創出が期待される手法でございます。今回は、四つのラウンドを設け、参加された皆さんに話し合いをしていただきました。
その四つの個別テーマは、スライド10のとおりでございます。特に今回は、計画期間内に取り組むべき施策を導き出したいという意図がございましたので、最後の第4ラウンドの設問で、進めるべき重要な取り組みを聞かせていただき、その結果、本市のさまざまな資源を活用した歳入確保策に関する意見などを頂戴しました。
個別テーマで話し合いを行った後は、それぞれ参加者が書いた附箋を、スライド番号14にございます、六つの将来目標に分類し、その内容について全体共有を行いました。
続きまして、団体ワールドカフェの取り組みについて御報告いたします。
スライド番号は16番をごらんください。こちらは、市内で活動されている市民活動センター運営会議などの団体の方々22名に御参加をいただきました。個別テーマは、市民ワールドカフェの第1から第3ラウンドと同じ設問とし、市民力・地域力についての意見を引き出すことを目的に実施いたしました。意見としては、団体間の連携や多世代交流の部分で、みずから動き出したいといった主体的な御意見がある一方で、行政に期待する意見、要望も多く見受けられました。
次に、スライド番号17にございます、市長と語るふらっとミーティングでございますが、これは秘書広報課の広聴活動として、市内17カ所で実施されたものでございますが、安全安心なまちづくりなどについて、御意見を頂戴しました。
ここまでが、未来を共有する場づくりの取り組みになります。
これらのイベントで頂戴した御意見の詳細な分析については、現在進めているところですが、いずれにつきましても、参加いただいた方々の思いやアイデアは、他の調査結果などとも合わせまして、一次素案策定作業の中に反映してまいりたいと考えてございます。
続いて、基礎調査につきまして御説明申し上げます。
始めに、人口推計でございます。スライド番号18番をごらんください。平成24年3月に、政策創造担当が実施しました人口推計の結果に基づいて分析を行っております。
今回の分析の結果ですが、まず平成26年度をピークとして、人口減少が予測され、平成44年には16万570人と、約1万4,000人の減少が見込まれております。
左側のグラフは、平成24年度を基準にした年齢別の推移を示してございます。年齢別につきましては、特に年少人口の減少が顕著に見られてございます。一番下に向かっているグラフになります。また、このグラフからでは読み取れませんが、老年人口のうち、特に75歳以上の人口がふえるといった分析結果も出てございます。
また、右側のグラフでは、地域別の推移を示してございます。地域につきまして、大船地域について、ほとんど変動が見られない一方で、腰越地区では大幅な人口減少が見られるなど、地域の特徴に合わせた施策展開の必要性を示しているものと考えてございます。
次に、スライド番号19では、財政分析についてお示しをしてございます。ここでは、財政力指数、経常収支比率など四つの指標について、近隣他市と比較し、市の財政上の特徴を示してございます。
先ほどの人口分析におきまして、人口減少のお話をさせていただきましたが、その影響から、今後、財政状況が厳しくなることが想定されると考えております。これらは、全国的に言われていることではございますが、それが鎌倉においても例外ではないということを今回の基本計画策定の際にも前提に置く必要があるものと考えてございます。
続きまして、スライド番号、20番をごらんください。庁内組織体制として、職員ワールドカフェを実施いたしました。参加者等は記載のとおりで、大きなテーマを七つ設け、合計39回実施いたしました。
主な個別テーマは、スライド21のとおりでございまして、現在、意見の集計・分析を行っているところでございます。
こちらのワールドカフェにつきましても、今後、これらを各分野、施策ごとに整理して、第一次素案を検討する中で、反映させていきたいと考えてございます。
最後に、現行第2期基本計画の総括評価のこれまでの取り組みにつきまして、御報告させていただきます。
スライド番号は22番をごらんください。総括評価は、現行第2期基本計画の取り組みを評価・確認し、今後の方向性を整理することで、次の計画につなげていくための作業として行うもので、今回の総括評価は大きく分けて、内部評価、外部評価を実施してございます。具体的な流れとしましては、記載のとおりでございます。
次に、スライド番号、23番をごらんください。本市においては毎年、基本計画の進行管理のため、27の政策分野を対象とした施策進行評価を実施しておりますが、今回の総括評価につきましては、政策分野に加え、施策の方針を対象として実施しました。
次に、26番をごらんください。今回、施策の方針と、政策分野を対象として、こちらに書かれています五つの視点で内部評価を行い、その後、ヒアリングを行った上で、総括外部評価に引き渡しました。
続いて、スライド番号、27番をごらんください。外部評価は、鎌倉市民評価委員会において、これまで4回実施し、外部評価の進め方や、政策分野ごとの外部評価の意見交換を行い、来年の1月までには、総括評価としてまとめる予定でございます。
総括評価の結果につきましては、特に、政策・施策体系の整理や今後の各施策の方向性、優先して取り組むべき施策の整理等を検討する際の材料として活用し、次期基本計画に反映してまいりたいと考えてございます。
最後に、今後のスケジュールでございます。
スライド番号28番をごらんください。今後のスケジュールにつきましては、先ほどまでに御説明いたしました、さまざまな取り組みを踏まえて、基本構想・基本計画の第一次素案(原案)を作成し、2月の第一次素案の確定に向けて取り組んでまいります。その後、パブリックコメント、市民・団体等へ説明を行い、5月には、二次素案を確定、その後、7月に最終案を確定し、9月の議会提案を目指してまいりたいと考えてございます。
なお、この間の取り組み状況につきましては、本委員会におきまして、随時、御報告させていただく予定でございます。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認させていただきます。質疑のある委員の方、挙手をお願いいたします。
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○太田 委員 御説明ありがとうございます。通常の文字がずっと並んでいるのに比べまして、このパワーポイントを使った説明は非常にわかりやすくてよかったと思います。ありがとうございます。
それで、いろいろチャレンジをしていただいているみたいなんですけれども、このワールドカフェのあり方というのは、かなり重用なさっていらっしゃるようなんですけれども、ここでは皆さん方どういうような雰囲気でお話を、テーブルを回られる、お一人だけ残してほかの方は御自分の好きな別のテーブルに回られるという形で、ほぼ皆さんがいろいろな御意見、新しい方との御意見、意見交換ができるというやり方だということなんですけれども、結構こうやって使ってらっしゃるんですが、どういう感じなんでしょうね。
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○渡邊 経営企画課担当課長 できる限り気楽といいますか、リラックスした雰囲気でお話し合いをいただけるように、雰囲気づくりには十分注意をさせていただきました。例えば、テーブルクロスを敷かせていただいたりですとか、あとはちょっとしたあめですとか、そういった食べ物を用意させていただいて、何というか、かたい会議の雰囲気はなるべく出さないようにというような配慮をさせていただきました。
それから、会議で、必ずワークショップなどをやりますと、グループで報告という形になって、それがかなりストレスになる部分もございますものですから、そういった部分も割愛をさせていただいて、お話し合いをいただいて、意見を出していただいて、それでおしまいですよという進め方をさせていただきました。
そういった配慮もあってかということなんですけども、各ワールドカフェで、休憩時間を入れさせていただいたんですが、休憩時間も別に休みを入れずにずっと話を続けるというようなグループも散見されまして、非常に活発な話し合いがされて、結果としても非常によかったものだったと思っております。
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○太田 委員 今、報告は上げないとおっしゃったんですけれども、そうしますと、意見聴取というのはどのようになさるんですか。皆さん方が話したその内容をどういうふうに行政が把握をできるんですか、その報告がないということ。
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○渡邊 経営企画課担当課長 言葉が足りませんで。ワールドカフェの会議の中で、最後に班の報告というのは、もちろんしていただかないことにしておりますが、いただいた意見につきましては、全て私どもで把握をしてございますので、それは報告書としてまとめる予定でございます。今現在、報告書は作成している最中でございます。
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○太田 委員 よく大きな模造紙などに書いていただいたりとか、そういうことも過去にはあったのかなとは思いますけれども、そういうことではなくて、各テーブルに行政の方が一人ずつ入られるような形で話を聞いているという、そういうやり方なんですか。
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○渡邊 経営企画課担当課長 グループの中に職員は入ってございません。それで模造紙にですね、御自身の意見が出るときには書き込んでいただくようにしまして、それは模造紙という形で仕上がっております。
それ以外に、当日話した内容で大事に思ったことですとか、印象に残ったことを附箋に書いていただいて、その附箋を集めるという形をとっています。ただ、附箋だけではなくて、模造紙に書いてあるものにつきましても、私どものほうでピックアップをしまして、意見として整理はしてございます。
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○太田 委員 そうすると、そのような中で、かなり気持ちの余裕がありますよね。皆さん、何かしなければいけないというのではなくて、メリットのある意見がかなり出ているということなんでしょうか。
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○渡邊 経営企画課担当課長 多方面にわたって意見を頂戴いたしました。ただ、意見が多かった部分につきましては、例えば、安全安心の部分につきましては、やっぱりこの時期でもございますので、たくさんの意見を頂戴したという形で結果が残っております。
それから、ワールドカフェを始める前に、市の財政状況ですとか、公共施設が今後ケアしていかなきゃいけない状況ですよというような簡単な御説明を申し上げました。そういった御説明を受けてかと思うんですけども、市は、できる限り歳入を確保していくための政策をしていかなきゃいけないんじゃないのというような御意見も頂戴をしました。
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○太田 委員 先ほど、人口推計が出ていまして、子供の数が非常に減ってくるという人口分析ですよね。それで、年少の人口が減っていくということは、やはり若い方たちが子供を産まなくなってくるとか、仕事の問題などもあろうかと思いますけれども、御意見をいただくのに、やはりこの人口減少を食いとめていかなければいけないと思うんですね。こういうふうに人口減少になるんですよ。だから、それに合わせた施策をしていくんではなくて、人口減少を食いとめて子供の数をふやしていく、そういう施策を今後打っていく必要があるんだと思いますけれども、こちらのワールドカフェにお越しいただいている方たちの年代を拝見しますと、60代、70代の方が大半を占めていらして、お若い方はなかなか御参加いただけないような状況の中で、次期の基本計画の中に、本当に現状の大変な部分はあるとして、10年、20年先、6年間、これは6年のことですけれども、そういうものを考えて、いっていただきたい方たちが非常に少ないという中で、本当に御意見に偏りがないのだろうかというところが非常に心配なんですけれども、どうでしょうか。
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○渡邊 経営企画課担当課長 募集自体は2,000人の方に対して無作為にやらせていただいたものではありますが、結果としましては、確かに比較的年齢層が高い方がお集まりになったという事実はございます。ただ、お話し合いをしていただくときにグループ分けをするわけなんですけども、その中に必ず若い方にまじっていただくような形で、意見の傾向が偏ったものにならないような配慮は当然させていただきました。
そういう方々のお集まりではあったんですけれども、やはり鎌倉市の人口のお話も事前にさせていただいていますので、人口をふやしていかなきゃいけないねという御意見も数多く頂戴しております。
私どもも、これから全国的に人口が下がっていく傾向にはありまして、鎌倉だけがそれから逃れられるということは難しいんだと思うんですけども、できる限り人口の減少を緩やかに抑えていくような施策はやっぱり打っていかなきゃいけないのかなとは思っておりまして、次期基本計画の中でもそういったことはぜひ採用してまいりたいと考えてございます。
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○太田 委員 まさしく、何のためにこの基本計画をつくるかというと、安全、安定したこの鎌倉市をこのまま持続可能にしていくことが目的ですので、やはり現状のもちろん課題も必要ですけれども、この状況、情報を多くの方に、だから本来は、もしこのワールドカフェというやり方がいいとお考えで、またこれもやっていこうと思っていらっしゃるのであれば、もっともっと若い方たちにどんどん入っていただけるような何か手を打っていかないと、多分自治・町内会からの推薦という方で人を集めていらっしゃるんだと思うんですけれども、このようなやり方だといつも同じ方が集まってくる可能性が非常に高いと思うんです。自治・町内会長のような方が、もちろんいらしていただいて構わないんですけれども、でも、いつもそういう方たちばかりで、別の場所をつくっても同じようなお顔ぶれということであっては、やはりこの次期の基本計画をつくっていく中では、そうではないだろうと私は思いますので、もしこのワールドカフェのやり方がいいと思って今後もお続けになる、これで終わりなのかな、いろんな可能性はありますけれども、やはりもっともっと若い方に入っていただくことが、多分同年代だから、若い方にもっと来てほしいなと思っていらっしゃると思うんですけれども、ぜひそういうトライアルをやっていただかないと、同じ顔ぶれでお話しになるのであれば、ただ、やっただけではないかと、私はこれを拝見して思いましたので、その辺、部長はいかがお考えですか。
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○相川 経営企画部長 私もこの日、1日参加させていただきました。確かにもう少し期待していたのは、参加も多く、それから若い方ももう少しおいでいただければよかったかなと思っております。ただ、1日お時間を使って活発な議論をしていただいた中でですね、若い方が30代、40代で1割までいなかったんですけども、各グループの中に1人ないし2人必ず入っての議論をされておりました。そういう若い方ともう少し年配の方との意見の交換、交流、そういうものをされておりましたので、やり方としては非常におもしろいやり方、それと、あと最終的にいろんな御意見がまとまって御自分の判断としていろんな意見を出していただけたと思っておりまして、年齢構成の問題、それから若い方のというのは、これはおっしゃられるとおりだと思います。そういうような方法も使っていくことは今後考えていかなければいけないと思いますし、これだけが意見聴取の方法ではないと思っておりますので、その辺はまた工夫はさせていただきたいと思います。
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○高野 委員 まずもって、議会をスケジュールの中に入れていただきまして、感謝を申し上げます。
それで、いろいろ手法はあるんですけれども、今回のつくり方としては、前回のやり方のよしあしはあるんですけど、今回はかなり、言い方が適切かわかりませんけど、行政主導だなというやり方だろうと思います。声は聞いているんですよ。聞いてはいるんだけど。
それで、ただ、1点大きく違うのは、市民の担保がどこにあるかというと、議会が議決するということに新たになったことが最大の違いということになるわけですが、そこで、私1点だけ今回聞いて、あとは中身が出てきた段階でまた意見を言わせていただきたいと思いますが、この基本計画策定委員会部会ワーキンググループですね、これはどういうメンバーか教えてください。
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○渡邊 経営企画課担当課長 庁内の組織でございまして、策定委員会につきましては、全部長に御参加をいただいております。その下に部会を設置してございまして、これは市の基本計画の六つの柱に沿って、六つの部会をつくり上げているのと同時に、基礎部会、市民参画協働の部会、それから、財政の部会というような形で、必要な部会を設置させていただきまして、その部会でお話し合いをいただいて、必要に応じてワーキンググループというのも動いていただくと、このような形で今現在動いております。
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○高野 委員 そうすると、その後は何かまたカフェとか、そういうのはもう予定はしていないということですね。
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○渡邊 経営企画課担当課長 ワールドカフェ自体は予定してございませんが、一次素案の、今後、市民意見聴取をしていかなきゃいけない、パブリックコメントをしていかなきゃいけない部分がございます。そのパブリックコメントにあわせて、例えば自治・町内会に入ってお話を頂戴するというようなことは今後考えていきたいと思っておりまして、予定もしてございます。
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○高野 委員 もう質問をやめますけど、この市民各種団体説明、それがこれなんですね。わかりました。最後は議会の議決ですから、市民代表が議決することになっていますから、そこは担保があるということで、中身をよく見させていただいて、また次回以降臨みたいと思います。
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○伊東 委員 1点だけ。高野委員も触れられていましたけど、行政側が基本計画構想の基本計画をつくっているわけで、手法についてはそちらのやり方でいいと思うんですね。だから、あんまりこうしろ、ああしろというのもまたおかしな話になるんで、出てきた成果で判断していくしかないのかなと思います。
ただ、1点気になるのが、先ほど、市民意識調査の重要度・満足度の分析というのがありまして、重要なのに満足されていないというのが多いのは、これは時節柄、災害対応の問題と、それからもう一つは、交通・道路、この辺がかなり市民の間では重要な課題なんだけど満足度が低いと、明確に出てきていますよね。それに反して、重要だと思われていないんだけど満足度が高いという、こっちのほうなんですけど、これはどちらかというと、この施策の順番からいくと、平和、人権、男女共同参画社会、ちょっと小さくて読めないんだけど、多文化共生社会、この1から6ぐらいのところが、どちらかというと重要だと思われていないのに満足度が高いと。ここの下に、過剰サービスかもしれませんと書いてある。これがちょっとひっかかるんですよ。これ普通のマトリックスで重要か満足かとやると、多分こうなるんだと思うんだけど、これをそのまま、1〜6の施策について過剰サービスかもしれませんと、これはちょっとどうにかしておいたほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
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○渡邊 経営企画課担当課長 書き方、記述が不適切だったと思っております。それはおわびを申し上げます。申し上げたかったのは、満足度も高い部分がございますので、今後我々限られた財源の中で、できる限り多くの施策をやっていかなきゃいけないとは考えてございます。その際に、何に力を入れていくかという部分を導き出したい、その一つの材料としてこれは活用させていただく予定でございます。
こちらに、過剰サービスかもしれませんと書かせていただいたんですけども、じゃあこれをやめるかといったら、これは基本計画の中に書かれている項目でございますので、これはこれでしっかりやらせていただいてとは、もちろん考えております。
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○伊東 委員 ちょっと誤解されているかもしれない。基本計画に書いてあるからいいという話じゃなくて、結局満足して、ある程度鎌倉市はよくやっているよと、住んでみて。だから、満足しているから、今の課題、自分の抱えているテーマからはもう満足しているから少し、何というのかな、もういいというんじゃなくて、それで関心が少し減ってきている、満足しているから。もっと緊急性の高い、例えば災害だとか交通だとかというほうに関心が高まっているから不十分だと感じているということだと思うのね。だから、決して過剰サービスじゃないということは、ただ記述の問題だけじゃなくて、やっぱり受けとめ方として大事じゃないかなということを言いたかったので。
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○山田 委員長 質疑はよろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認いたします。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をいたしました。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(2)「都市連携の取組状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○渡邊 経営企画課担当課長 日程第13報告事項(2)都市連携の取組状況について、御報告申し上げます。
平成24年2月議会での当委員会において、藤沢市との都市連携、そして横浜市など8市間の都市連携の取り組みにつきまして御報告いたしましたが、本日はその後の状況について、御報告するものでございます。
お手元の資料をごらんください。まず、藤沢市との都市連携でございますが、平成22年5月21日に、鎌倉市・藤沢市による都市連携懇談会を設置し、景観まちづくり、観光振興、環境対策を両市が取り組む当面の共通課題と位置づけ、それぞれ検討部会を設置し、具体的な施策展開に向けた協議を進めてまいりました。
各検討部会の取り組みは、2年間で一定の成果を出すということを目的に進めてきたことから、懇談会設置後2年が経過した本年5月に、各部会による2年間の取り組みの総括と今後の方向性に関する評価を実施いたしました。
その結果、各部会からは、本都市連携懇談会を契機に、両市担当部局間の良好な連携関係を構築できたことから、今後は都市連携懇談会の枠組みではなく、所管部局間で連携を進めるという御意向や、市単独事業として継続するといった意向が示されました。その結果を踏まえ、両市企画担当部局で評価を行い、各所管部局での判断に基づく連携が妥当であるとの結論に至りました。
その結果を本年10月に開催されました、両市市長出席による都市連携懇談会で報告し、確認されたことから、これをもって、懇談会の枠組みの中での各部会の取り組みは終了いたしました。今後、各部会の所掌事項につきましては、それぞれの所管部局の間で取り組みが進められていく予定でございます。
これまで都市連携で築き上げてきた両市の関係は、効率的・効果的な市政運営を進めるに当たっての貴重な財産であることから、藤沢市との都市連携を継続し、今後は、各所管部局からの提案などを受けまして、実現性・実効性の高い事業につきまして、実施に向けた協議を両市間で進めてまいりたいと考えてございます。
次に、横浜市など8市間の都市連携について御報告いたします。
横浜市など8市間の都市連携につきましては、8市間の水平・対等な連携により、広域的な課題に迅速かつ柔軟に対応することで、圏域全体のさらなる発展を目指すことを目的に、平成23年12月26日に、第1回8市連携市長会議を開催し、その取り組みをスタートいたしました。今年度に入り、災害廃棄物等の処理と観光を8市間での協議のテーマと定め、まず、災害廃棄物等の処理に関する意見交換から協議を始めることとなりました。
二つの都市連携でございますが、個々の自治体では限界のある共通する行政課題について連携を進めることで、効率的・効果的な広域的市民サービスの向上や、地域課題を解決することができます。さらに、異なる視点からの提案が得られること、発信力が強化されることなど、相乗効果が期待できるものと考えており、引き続き、藤沢市、そして8市の取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認を行います。
(「はい」の声あり)
本報告については、了承ということで確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(3)「公共施設再編に関する取組状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○下平 経営企画課担当課長 日程第13報告事項(3)公共施設再編に関する取組状況について、御説明させていただきます。
公共施設再編に関する取り組みにつきましては、本年9月定例会で、再編計画策定委員会条例について御審議をいただいたところですが、その後、10月と11月に2回の策定委員会を開催し、公共施設の抱える課題、今後のスケジュール等の確認、今年度策定予定の公共施設再編計画基本方針の素案について審議を行ったところです。
お手元の第2回公共施設再編計画策定委員会配付資料(一部抜粋版)は、第2回策定委員会の配付資料から、重立った部分を抜粋したもので、本日は、こちらの資料を用い御説明させていただきます。
では、資料を1枚おめくりください。平成24年度全体スケジュールの上段左側、検討組織の項目に示しておりますとおり、今年度は、委員会を4回開催し、3月を目途に基本方針を策定いたします。
次回の第3回策定委員会後、広く市民の皆さんと公共施設の更新問題について情報共有、意見交換する場としてシンポジウムを開催するとともに、基本方針(案)についてパブリックコメントを実施します。
また、資料の下の段にお示ししておりますとおり、8月から9月にかけては、主な施設の利用者を対象に施設の利用状況について、12月からは無作為抽出で2,000名の市民の方を対象とした公共施設のあり方について、アンケート調査を実施しております。
1ページをおめくりください。公共施設再編計画ロードマップ(案)で、公共施設の再編計画をどのように進めていくのかを御説明します。
まず、表の上段部分には、本市最上位計画である総合計画のスケジュールを示していますが、今年度策定する公共施設再編計画基本方針は、次期基本計画を推進する上での基本的な考え方の一つと位置づけ、次期基本計画・実施計画策定作業と整合を図ることとしています。
続いて、公共施設再編計画についてですが、資料の左側に記載されているとおり、五つの項目を密接に連携させながら進めてまいります。
1項目の再編計画事業では、今年度中に基本方針を、平成26年度までに具体な再編計画を策定し、順次事業を実施するとともに、以降は基本計画、実施計画の進行と連動した進行管理を行います。
2項目めのモデル事業ですが、再編計画全体の先導的な事業として、今年度はモデル事業の設定、平成25年度には実行計画を策定し、平成26年度から事業を実施していきたいと考えております。
3項目めの総合的保全計画では、保全計画の策定・検証を行い、4項目めの財政との連動では、計画策定段階での、コスト試算などの必要性を位置づけ、財政面からの再編計画の評価などを行い、以降の計画見直しにつなげていくこととしています。
最後の推進体制では、具体な事業を検討するに当たり、庁内プロジェクトなどを設置するとともに、進行管理のための外部検討組織を設け、アドバイスを得ていくことを予定しております。
最後のページ、公共施設再編計画基本方針(素案)をごらんください。資料左上で、基本姿勢として、市民との危機意識の共有、課題・対応を先送りにしないことを挙げております。
右側のマネジメントの大方針では、あらゆる施策・手法を総動員した課題改善、公共施設を資産と捉え、活用に当たり効率性を追求するマネジメントの実現を挙げています。
下の段左側では、現状と課題を整理しており、これらの課題を受け、右側の三つの公共施設マネジメントの必要性を挙げております。
表の右側には、そのための取り組み方針を五つ取りまとめています。
一つ目は、マネジメントの実現と着実な進展についてで、この基本方針策定後は、新規単独施設の整備は行わない、また、市が保有する施設の保有量について、これは現在も試算中でございますが、今後40年間で例えば20%削減するなどの数値目標を定めるなど、トータルコストを削減することとしています。
2番目の取り組み方針は、機能の複合化・多機能化と防災機能の強化で、建てかえ等施設更新の際は、原則、複合化、多機能化とする、また、公共施設を資産として位置づけ、遊休・余剰資産の売却を視野に入れ、公共施設全体を有効活用するなどとしています。
三つ目の取り組み方針では、市民との問題意識の共有を図りながら、民間事業者の資金・ノウハウを活用した施設整備・運営など、市民・民間事業者との協働について。
四つ目の取組方針では、公共施設マネジメントや財産管理に取り組むための庁内体制の構築などが必要であるとしています。
最後の取り組み方針では、現在の五つの行政地域にこだわらない公共施設の適切な配置について、地域ごとの施設のあり方の見直しを図るとしています。
以上の取り組み方針を、表右側の取り組み方策により、再編計画を進めていこうとするものです。
繰り返しになりますが、本日御報告させていただきました資料につきましては、前回の策定委員会の資料から抜粋したものでございます。今後の策定委員会での審議などを踏まえ、構成の見直しも含め、さらに内容を充実させ、今年度中に基本方針として取りまとめていきたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑に入りたいと思います。質疑のある委員の方、挙手をお願いします。
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○岡田 委員 今25という、一番最後の長寿命化の方針をきちんと単独施設整備を行わないと、ここに書いてあるんですけど、これはやっぱり市民に周知徹底しないと何でこうなるんだと。これはかなり、ぎょっとする言葉だと思うんですよ。それは十分説明して、理解していただいて、しますよというふうにしないと、おかしくなるんじゃないのかなという感じがしますけど、いかがですか。
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○下平 経営企画課担当課長 今、岡田委員おっしゃるとおり、市民の方の御理解なくして、なかなかこういった方針というのは進められないのかなと思っております。そのためにも先ほど年間のスケジュールのところで御説明しましたとおり、パブリックコメント等実施しまして、市民の方に御理解をいただく、それから、なぜこういった単独施設を建設できないのかといった根拠についても、しっかりなぜかというところを示しながら御説明してまいりたいと考えております。
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○岡田 委員 あんまりばらしちゃいけないんだけど、無作為抽出ということで市民アンケート、うちの母ちゃんのところに来たのね。「あんた知ってる」みたいに、「うん」とかいって。「これじゃわからん」と言っていた。僕は説明しませんでしたけど、ぱっと見て、これは市民にわからないなと。議員だったら何となくわかると思うんですよ。かなり市民の皆さん、頭に何もないという。変な言い方だけど。そこで説明しないと、「どうしようか」と言っていたけど、「いや自分で考えてやってください」と私は言ったんだけど。というのもあるので、市民の皆さんに、こういうふうにしているからいいよというふうにしちゃうと、後ででしっぺ返しを、私は市民の皆さんから食らうと思うんですよ。だから、変な言い方だけど、やっぱり絵本を見せるような形で、どうなのと。だって、市民だってほかの仕事もしているわけですから、我々みたいに専門的にやっているわけじゃないわけだから、そこら辺は十分気をつけてもらいたいなと思います。
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○下平 経営企画課担当課長 今回のアンケートも私どもとしては、なるべくわかりやすくということでつくったつもりですけれども、申しわけございません。今後、市民の方にいろいろ御意見を伺う場面が出てまいります。それから、私どもも広報等でしっかり周知をする際、そういった点、特に留意をして行っていきたいなと思っております。
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○山田 委員長 ほかの委員の方、よろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認させていただきます。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(4)「公共施設の耐震診断の状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
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○下平 経営企画課担当課長 日程第13報告事項(4)公共施設の耐震診断の状況について御説明させていただきます。
公共施設の耐震診断につきましては、昨年度策定した、鎌倉市公共建築物耐震対策に関する基本方針をもとに、今年度から耐震化事業を進めています。昨年策定した基本方針については、本日の資料2枚目に参考として添付しております。
では、お手元の資料の1枚目をごらんください。左側のそれぞれの施設ごとに、耐震診断、耐震改修設計、耐震改修工事・工事監理について整理をしております。
今年度の事業ですが、まず、腰越保育園は、改修工事が間もなく終了する予定で、年内に竣工検査を予定しています。
次に、耐震診断の状況です。今年度は11施設の耐震診断調査を実施しています。まず、大船行政センターについては、建物の耐震性をあらわす指標のIs値が一番低い部分で0.36という結果になりました。Is値は一般的に0.6を基準とし、0.6を上回れば倒壊または崩壊する危険性が低いとされています。大船行政センターでは、この基準を下回っていることから、現在、耐震改修工事の設計業務を実施中で、平成25年度に耐震改修工事を実施する予定です。
次の、市役所分庁舎は、軽量鉄骨造のため参考値とはなりますが、一番低い部分のIs値は0.37という結果でした。現在、結果が得られた直後であり、来年度以降の耐震化対応について検討しているところです。
続いての深沢行政センターは、耐震性能に問題はありませんでした。
次の鎌倉消防署深沢出張所と備蓄倉庫は、執務室や車庫のある本体建物と備蓄倉庫部分の耐震性能は問題ありませんでしたが、タワー状の訓練塔部分について、参考値ではありますが、一番低い部分のIs値が0.18という結果でした。この訓練塔を改修するには、約4,000万円の改修費用が必要ですが、限られた予算の中、他の施設の優先性を考慮し、公共施設の再編計画など、今後の状況により、耐震対策を実施することとしました。また、地震発生時などにおいて、周辺の歩行者、消防隊員の安全性が確保できるよう、消防本部による徹底した安全管理をお願いし、消防本部では安全確保マニュアルを作成し対応しているところです。
続いて、岡本保育園、材木座保育園、稲瀬川保育園ですが、これら施設はサーモコンクリート造という特殊な建物構造のため、耐震診断を実施・判断する基準がなく、耐震診断ができないとされていました。しかしながら、今年度に入り、一般財団法人日本建築防災協会にて、耐震性能を評価することができることとなり、現在、同協会にて耐震診断業務を実施中です。
続いての腰越子ども会館・子どもの家は、現在、耐震診断業務を実施中ですが、一部躯体の劣化がある旨報告を受けています。
続いて、大船第2子ども会館・子どもの家ですが、建物自体の傾きが問題となっており、不同沈下についての現地調査の結果、建物の傾斜していることから、その機能を移転する方向で、こどもみらい部で検討しています。
次の深沢子ども会館については、現在、耐震診断業務を実施中です。
平成25年度以降の事業ですが、限られた予算の中で、その施設の劣化状況や、公共施設再編の進捗などを考慮し、今後優先順位を決め、必要な見直しを行ってまいりたいと思います。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑のある委員の方、挙手をお願いします。
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○中澤 委員 昨年の3・11のときに、本庁舎は震度4の揺れで、本庁舎から全員退避させられて、この本庁舎も耐震工事は終わっているはずなんですけど、そう考えると、公立の小・中学校も全部耐震工事は終わっているはずだと思うんですけど、本当に大丈夫な耐震工事になっているかどうかという診断は、どうなんですか。
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○下平 経営企画課担当課長 耐震の工事ですけど、御案内のとおり、昭和56年以前の建物、これは今耐震的に問題があるだろうということで、今耐震の診断を順次行っております。この本庁舎でございますが、何年かかけまして耐震工事を実施しておりまして、今のところ、Is値は基準を上回っているということになってございます。小学校についても、今ある基準は上回っているということになっております。
ただ、今委員御案内のとおり、本当に震災時にどれだけもつのかというところでございますが、そういった意味では、大地震のときに避難施設として位置づけられている施設については、さらにIs値を強化して、対策をしていくという考え方も必要になってまいりますので、そういった対応をしているということでございます。
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○中澤 委員 ということは、耐震工事は終わった建物についても、再度耐震工事を追加でやるということもあり得るという考えでよろしいでしょうか。
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○下平 経営企画課担当課長 既に耐震の工事を実施済みの施設については、改めて基準が変わらない限りは、今の耐震の対応の中で大丈夫じゃないかなと考えております。
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○中澤 委員 ということは、3・11のときに、震度4で耐震工事は終わっているこの市役所本庁舎から退避をさせられたことの是非というのは、一度議会でも議論になりましたけど、結局学校なども耐震工事が終わっているんだから、基本的には震度6、震度7の激震、烈震はまたちょっと別としましても、震度5強ぐらいまでのものについては、既にもう安全な状態であるから、そこの内部にいたとしても大丈夫だよという判断に基づいて、今は計画のここから先の耐震診断もしくは耐震補強の追加についての考えはないということの判断でよろしいでしょうか。
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○下平 経営企画課担当課長 例えば、第1波が来て、建物が倒壊、大破するかといったら、今の基準値を上回っていれば多分しのげるんですね。ただ、第2波が来たとき、そのときに、やはりダメージを受けたところに、さらに強い地震が入ってきますと、建物が倒壊するおそれがありますので、そういった際は、当然避難をしなければいけないと考えております。
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○中澤 委員 ということは、耐震工事は終わっている、小・中学校、本庁舎もそうですけれども、これであっても決して安全な建物ではないという判断をしているということでよろしいでしょうか。
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○下平 経営企画課担当課長 100%安全というのは、なかなか断言できないんじゃなかろうかなと思っています。以前の基準で建てられた建物に、今の新しい基準、それに準じた形で安全度を増そうという対応でございますので、その中で、なるべく今の基準に近づけていくという部分では、かなり安全性は高まっているとは考えられますけれども、完全にその建物の中にいて、どんなに大きな地震が来ても耐え得るかというと、そういった建物にはなっていないと考えられます。
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○中澤 委員 そうすると、避難所になっている防災拠点、ミニ防災拠点という鎌倉市はなっていますが、小・中学校の体育館というのは、耐震工事は終わっているんですよね。そこは大丈夫だからといって、市民の皆さん来てくださいと、集まってくださいということで、1,000人規模のそれぞれの避難ができる体制をやって、備蓄もやっていると。ところがどっこい、そこが1波は耐えたけども、2波は耐えられないかもしれないとなると、そこはもう既に避難すべき場所じゃなくなるわけですよね。
要するに、第1でだめだったら第2が、第1が来てだめになりそうだったら、第2が来ても倒れますよという建物であれば、そこは防災拠点としてはなり得なくなってくるわけですよね。そうすると、何のために耐震工事をやったのか、もしそういうことがあるのであれば、より高めた耐震工事の追加をやっていかないと、そこに人が避難することができなくなるのであれば、根本的に防災計画を考え直さなければいけなくなってしまうんですけれども、今の答弁だと、100%じゃないからそこは危ないよという議論になっていってしまうと。じゃあ、この保育園も危ないんだったらもう全部、今の基準の建て直しをするしかなくなっちゃうわけですよね。例えば、岡本にしても、材木座にしても、材木座なんて、うちいましたからわかりますけど、そうなると、そこに子供をいさせることが果たして本当にいいのとなると、どこかがある程度担保していかないと安心して預けられないのに、今のような答弁ですと、誰も責任を持てなくなっちゃうと。じゃあ何のための耐震診断、何のための耐震工事、いざとなったら逃げるんだったら、耐震工事をはなっからやったって無駄なことなわけですよ。そのお金で建てかえてほしくなるわけですと思うんですが、そこのあたりはいかがですか。
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○下平 経営企画課担当課長 基本的には、先ほど安全側に発言をいたしましたけれども、まず、Is値が0.4に満たない場合は、その建物が倒壊・崩壊するおそれがあると。0.6以上を今基準にしておりますが、例えば、そういう防災的な位置づけの建物に対しては、0.75ですとか、あるいは0.9ということで、1.25倍ないし1.5倍に安全度を上げております。済みません。先ほどその説明が漏れましたが、そういった意味では、第1波、2波が、これは想定の中で物すごい大地震があって、どこまで耐え得るかというところは、どこまで保障できるかというのはありますが、理論上は今の基準の中でもかなり安全な建物、そういったものに近い強度に強化をしておるということで、第2波があったとしても、建物は崩壊しないという基準にはなっております。
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○中澤 委員 大きな地震があったときに被災地に行くと、どういう建物が残っているか、津波はまたちょっと別として、今回だったら3・11の信越地震のあそこにも行ってきたんですけど、きちんとした建物、要するに残っているんです。そこに避難している。被災地でも震度6・7の地域であってもちゃんとした建物は残っているんですけども、それが今のお話だと、倒壊するかもわからないという話になっていっちゃうと、根本的に組みかえていかないと、逆に言えば、そこで残っている建物、震度によって残っている建物をIs値に置きかえて、どの程度のものが残っているのかという、それもある程度データを集めて、鎌倉市の今の耐震の基準に当てはめて、はめ込んでいかないと、誰かがこれでこういうデータに基づいて大丈夫ですよ、ただ単にIs値だけでどうとかこうとかでやっていって大丈夫ですよといった結果が、3・11のときに本庁舎から全員出されてしまっている。機能停止になっちゃっている状態なわけなんです。大丈夫だというものが、きちんとしたデータがあって大丈夫なんであれば、そこにとどまってやらなければならないことがいっぱいある。もっと言えば、子供が学校にいるときに地震が起きました。玄関が全部ふさがれちゃいました。2階にいざるを得ない。3階にそのまましばらくいなきゃならないというときに、第2波が来たら崩れちゃうと言われちゃうと、じゃあ子供は、余震がおさまるそこまでいなさいよという、そもそもの計画自体がなくなっていってしまう、早く出なきゃいけない、余震だろうがなんだろうが出なきゃいけないという今のお話なんですけど、そこの整合性をちゃんととって担保していただかないとならないんですけど、いかがですか。
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○下平 経営企画課担当課長 最初に、本庁舎の中での退避の話がありましたので、第2波が来たら、あたかも倒壊するような答弁になってしまったので、大変申しわけないんですけれども、基本的に基準値は満たしていれば、建物は、例えば壁にひび割れが入ったとしても倒壊するおそれはない、そういう耐震の対策をしてございますので、特に避難所、そういった位置づけをしている施設については、さらにそこで強度を上げておりますので、そういった部分は心配ないかと思います。
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○山田 委員長 その他の委員の方、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(5)「新鎌倉行政経営戦略プランの平成23年度実績報告について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○小嶋 経営企画部次長 日程第13報告事項(5)新鎌倉行政経営戦略プランの平成23年度実績報告について、御説明させていただきます。
お手元の資料「新鎌倉行政経営戦略プラン取組項目平成23年度実績一覧」をごらんください。新鎌倉行政経営戦略プランの取組項目、いわゆるアクションプログラムにつきましては、平成23年度から27年度までの5カ年度を計画期間としているところでございますが、旧経営戦略プランにおきまして、その進行管理が十分でなかったことなどから、所管課へのヒアリングの回数をふやし、PDCAサイクルに沿った進行管理に努めているところでございます。
一方、これまでは、学識者と市民で構成する鎌倉行革市民会議におきまして、単年度ごとの実績評価を行ってまいりましたが、今年度の市民会議における協議が進められる中、平成26年度からスタートする次期基本計画の策定に合わせ、平成25年度末までに、アクションプログラムの大幅な見直しを行う必要があるとの御意見をいただいておるところでございます。
こうしたことから、今年度は、市民会議としての個別のアクションプログラムの評価は行わず、見直しに当たっての考え方や、新たなアクションプログラムの策定の視点などについて御議論をいただいているところでございます。
このため、本日は、計画の初年度となる平成23年度の実績として、所管課の自己評価に基づいた各アクションプログラムの進捗状況を御報告させていただきます。
各アクションプログラムの進捗状況に関する所管課の自己評価といたしましては、資料の右側に記載をしておりますとおり、上期と下期に分けて年2回実施をしております。また、A、B、Cとなっております評価の内容は、裏面の下段に記載しましたとおり、A評価が「予定通り進んでいる、又は概ね予定通り進んでいる」、B評価が「遅延しているが、今後進展が見込まれる」、C評価が「遅延しており、今後も進展が見込めない」としてございます。
平成23年度上期の評価結果は、A評価が29件、B評価が8件、C評価が1件、また、下期の評価結果は、A評価が27件、B評価が9件、C評価が2件となってございます。
下期終了時点では、38件ございますアクションプログラムのうち、36件がA評価またはB評価という結果であり、計画の初年度は、おおむね順調に事業が進められたものと考えておりますが、一方で、上期から下期にかけて評価が下がったもの、及び遅延しており、今後も進展が見込めないC評価となったものがございますので、その理由について説明させていただきます。
まず、1の職員数適正化の推進では、第三次職員数適正化計画に基づく正規職員の適正化が進められている一方、取り組みの一つでございます非常勤嘱託員の配置に関する見直し基準の作成に着手できなかったことから、B評価としたものでございます。
次に、8の全庁的な補助金の見直しにつきましては、補助金の見直しガイドラインを策定したものの、外部評価の導入に関する検討が進展しなかったことから、B評価となってございます。
次に、14、小学校警備委託業務の見直しにつきましては、上期において、自治町内会組織や保護者の協力を得た、新たな警備体制の検証を実施しようとしておりましたが、協力を得ることができなかったことに加え、下期においては、PTA連絡協議会から警備員の継続配置を求める要望書が提出されるなど、取り組みが遅延しており、今後も進展が見込めないことから、C評価としたものでございます。
次に、16、湘南東部消防広域化を目途とする消防指令業務の広域化につきましては、当初参加を予定しておりました3市1町のうち、茅ヶ崎市が単独で指令室を整備することとなり、指令業務の共同運用が困難になりましたことから、C評価としたものでございます。
次に、26番の手話講習会の有料化につきましては、手話通訳者養成講座について受講料の徴収を目指していたものですが、次の段階でございます県の養成講座につなげるためには、講座内容の見直しが必要なことから、B評価としたものでございます。
なお、これらのアクションプログラムのうち、実態に即した抜本的な見直しが必要な小学校警備委託業務の見直し、湘南東部消防広域化を目途とする消防指令業務の広域化、手話講習会の有料化につきましては、今年度目標の再設定を行い、現在、目標の達成に向けて、それぞれ取り組みを進めているところでございます。
また、平成23年度実績が確定しましたことから、計画期間中の目標財政効果額も変動しており、平成23年12月地点で70億6,097万5,000円としておりました目標財政効果額は、職員給与の暫定削減分による約17億4,000万円の増、旧中央公民館分館跡地の売却分の約5億1,000万の増などによりまして95億7,443万5,000円となる見込みでございます。
なお、各アクションプログラム及び目標財政効果額の具体的な内容につきましては、現在、平成24年度上期の実績までを含めた形で、取りまとめを行っており、近日中に新鎌倉行政経営戦略プランの改訂版として策定し、各委員の皆様に配付させていただく予定でございます。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑の有無を確認いたします。質疑のある委員の方。
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○太田 委員 簡潔に伺います。この新鎌倉行政経営戦略プランというのは、23年度に新たに構築されたものですよね。22年度までのものが終わって、やはりアクションプログラムとしては、かなり数が多過ぎるということで、それで新たにできたものだと思います。23年度1年間通して、24年度も現状が行われている状況なんですけれども、それをまた26年度末に大幅な見直しをしなければならないその理由を教えていただけますか。
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○小嶋 経営企画部次長 今、私どもで進行管理をしております経営戦略プランにつきましては、大きな目的の一つに実施計画を下支えするという目的がございます。下支えをするというのは、財源面での大きな下支えをしていくという目的でございます。それらのことから、次期基本計画の策定に合わせて、その内容も変更する必要があろうという考え方に立ちまして、次期基本計画の平成26年度のリリースのタイミングに合わせて平成25年度にアクションプログラムの見直しを行いたいと考えているところでございます。
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○太田 委員 それでは、今現状行われているアクションプログラムがマイナスだということではなくて、次期の基本計画に向けて、プラス思考な形で変えていこうという方向性なんでしょうか。
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○小嶋 経営企画部次長 現在のアクションプログラムにつきましては、新たな今申し上げました見直しが行われるまでは当然適正に進行管理に努めていきたいと考えています。
まさしく次期のアクションプランというのは、太田委員おっしゃいましたように、今よりもっともっとステップアップをしていく、次期基本計画の下支えあるいは推進をしていくような位置づけでプラン全体を考えておるところでございます。
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○山田 委員長 質疑を打ち切りますが、よろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認を行います。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(6)「鎌倉市民事業評価(鎌倉市版事業仕分け)の結果について」を議題といたします。原局から報告を求めます。
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○小嶋 経営企画部次長 日程第13報告事項(6)鎌倉市民事業評価(鎌倉市版事業仕分け)の結果について御報告させていただきます。
それでは、お手元の資料、平成24年度鎌倉市民事業評価(鎌倉市版事業仕分け)評価結果集計表をごらんください。10月6日に実施いたしました、鎌倉市民事業評価では、4件の中事業を2班に分かれて評価をしていただき、4件全てが「要改善」との結果でした。また、今回からの新たな取り組みとして、それぞれの事業について改善に向けての提言をいただいております。
それでは、対象事業の評価結果について、個別に御説明させていただきます。
まず、事業番号1、支所管理運営事務についてでございますが、支所の全体像や窓口機能のあり方などについて議論が行われ、市民評価人の評価結果は9人全員が要改善でした。また、討議人からは、窓口業務の需要と事務量を分析し、本庁と支所のどちらで担うのがふさわしいのかを判断をするべきであるなど記載のとおり三つの提言をいただいております。
次に、事業番号2、がん検診事業についてでございますが、検診の実施方法や効果の検証などについて議論が行われ、市民評価人の評価結果は、要改善で、その内容は、国・県・広域が2人、要改善が6人、現行どおりが1人でございました。また討議人からは、健康面や費用面から早期発見、早期治療の効果がわかる分析をするべきであるなど、記載のとおり五つの提言をいただいてございます。
続きまして、事業番号3、図書館管理運営事業につきましては、図書館の全体像や施設の管理運営などについて議論が行われ、市民評価人の評価結果は、要改善で、その内訳は不要・必要性の再検討がそれぞれ1人、要改善が9人、現行どおりが3人でございました。また討議人からは、市の図書館としてのビジョンを明確にするべきであるなど記載のとおり三つの提言をいただいてございます。
次に、事業番号4、生涯学習センター管理運営業務についてでございますが、生涯学習施策の全体像や生涯学習センターの運営などについて議論が行われ、市民評価人の評価結果は、要改善で、その内容は、必要性の再検討が1人、要改善が10人、現行どおりが2人でございました。また討議人からは、自催講座の内容と制度のあり方について見直しをするべきであるなど、記載のとおり四つの提言をいただいております。
なお、8月22日に模擬評価として実施いたしました、鎌倉国宝館管理運営事業につきましては、9月の当常任委員会で御報告させていただきましたが、記載のとおり、要改善という評価結果となってございます。
今後は、事業所管課、財政課、経営企画課と協議を行いながら、それぞれの対象事業についての取り組み方針を決定していく予定でございます。
なお、最終的な取り組み方針につきましては、当常任委員会へ報告をさせていただくとともに、「広報かまくら」等を活用して、その内容を公表していきたいと考えております。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 質疑に移ります。質疑のある委員の方。
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○太田 委員 これ、今回3度目の事業評価という形になってきました。それで、毎年毎年やり方は変わってきていまして、ことしも昨年と同じような市民討議人と評価人という形で、後はその評価の対象が、少し数が減ってきて、少しずつ変化はありますけれども、今回、全体的に見て、この事業評価についてどのように何かお考えになりますかと、まず、伺わせていただいてよろしいですか。
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○小嶋 経営企画部次長 今年度、模擬評価も含めまして五つの事業の評価をいただいたわけでございますが、それぞれの事業について、市民討議人あるいは市民評価人の方から市民の視点、あるいは外部の視点での御意見をいただいたことは、そもそもの市民事業評価の意義でございます。外部の視点から今まで職員が気づかなかった評価という点で、今申し上げましたような形で御意見、御提言をいただいたことにつきましては、一つ有用な結果に結びついていくんだろうとは受けとめてございます。
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○太田 委員 当然この外部の御意見というのは、いただくものなんですけれども、私もこれは今回全部拝見をさせていただきまして、それで、この運営状況が余りに一方的といいますか、ファシリテーターの方の御意見が物すごく強い状況であったというふうに感じました。特にこの図書館管理運営事業というのは、ファシリテーターの方がずっとお話をなさっていらして、討議人の方が余りお話ができない状況であったと思っています。そして、ファシリテーターの方の御意見が、ほかの方の意見を動かしていくという方向にまで私は感じまして、これは、このありようでこの市民事業評価を行っていっていいのだろうかと感じました。もちろんファシリテーターの方の中には非常に公平で、きちんとマネジメントをされている方もいらっしゃいました。ほかのところでは、私はそれは感じなかったところもあります。ただ、やはりファシリテーターの方が討議人の御意見の方向性をつくっていくというものは、ほかにも傍聴なさっていた方がいっぱいいらっしゃいまして、かなりそちらの方からも、傍聴人の方からもおかしいという御意見が本当に挙がっていました。そのファシリテーターの方のお名前は申し上げませんけれども、そういう方向性を許していていいのだろうかというところが大きな、私は問題だと思いますけれども、いかがですか。
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○小嶋 経営企画部次長 私も今太田委員おっしゃられました図書館事業については、傍聴をさせていただきました。今おっしゃったように、構想日本のファシリテーター、あるいは構想日本の討議人、その中で、ややもすると議論が進められていたのかなという印象は受けました。
今回の市民事業評価につきましては、市民判定人の方からも最後に御意見を記載していただいて、私ども受け取っております。図書館事業につきましては、そういう評価人の方の意見の中には、公共性・公平性を考える上で、5館は必ず維持するべきだ、あるいは司書の専門性は重要であると。もしくは、コストを下げる議論ではなくて、どういう図書館にすべきか、そういう議論が望ましいんだという意見をいただいています。
いろんな場面で事業仕分けの結果の集結の仕方ということで御案内を申し上げていますが、そういう市民判定人の意見も踏まえつつ、先ほど申し上げました、今回の市民事業評価に対する市の最終的な取り組み方針というのは、そういういただいた御意見の中身を分析しながら、最終的には決めていきたいと考えております。
場面的には、今太田委員がおっしゃられたような場面があったかもしれませんけど、最終方針の決定に当たりましては、今申し上げましたような、それぞれの市民の判定人の方の意見も十分に考慮しながら決定してまいりたいと考えてございます。
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○太田 委員 結果はこういうふうに出ていますから、それは皆様方の御意見ということで、それは尊重したいとは思いますけれども、ただ、もともとの市民事業評価のあり方をもう一度考える必要があるのではないかと思います。これと同じようなことがまた繰り返されるようであれば、やはり公明正大な運営の仕方ではなかったわけなんですね。
それとともに、また市の職員の方の対応というものもどうなのかしらと思ったところがありまして、がん検診事業でしたかしら、やはり拝見をしておりましたけれども、その討議人の方は持っている資料を、答弁をするべき市の職員が持っていなかったということもございました。そういうことはあり得ませんよね。職員の方の意識を向上させるというものも一つの目的であったと思いますけれども、何かこうやってぼろぼろ出てきていますよね、3年間やってきた中で。これ続けていく必要があるんだろうかと、私は、ことし本当にそう思ったんですけれども、いかがでしょうかね。
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○小嶋 経営企画部次長 今委員から御指摘をいただきました。資料の部分については、私ども本当に反省をしなければならないと、もし来年度以降もやっていくようでしたら、その辺は当然十分に注意しなくてはいけないと思っています。
それと、従来からいろんな部分でお話を申し上げているんですが、やっぱり職員の意識を変えていくというのは非常に重要なことで、市民事業評価の大きな目的が意識改革というわけではないですけど、やっぱり市民事業評価も含めて、いろんな形と申しますか、手法を使いながら、意識改革は一朝一夕で達成できるものではないですけど、今後も市民事業評価だけにこだわらず、それも含めた形で職員の意識が変わっていく、日ごろの仕事のやり方を見直すという、そういう気風といいますか、意識が職場の内部から湧き上がってくる、そういう組織づくりをするために、いろんな部分から私ども行革の視点から、今後も引き続きアプローチをしてまいりたいと考えています。
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○太田 委員 先ほどの次期基本計画の策定に関して、職員の方のワールドカフェを行ったと、それで、お休み時間に皆さん集まって、それでほとんど全員の方ですよね、話ができたと、私これは物すごくいい取り組みだと思ったんです。やっぱりね、そうやって事業評価をされて、それで指摘をされて、それで変わるかなといったら、やはり昨年も職員の意識は変わらなかったし、アンケート調査も、アンケートに対するレスというんですか、お答えをされた方もやはり非常に少なかったということがございましたよね。それは昨年も指摘させていただいたとは思いますけれども、やはりワールドカフェのような、みんなの顔が見えて、それで、どんどん意見が出せるような形で、本当にプラス思考の職員の意識改革というものは非常にいいと思います。
だけど、この市民事業評価につきましては、もう少しお考えいただいたほうがいいのではないかと思いますけれども、だから、これはやる必要ないと私は思っております。部長、どうお思いですか。
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○相川 経営企画部長 3回目、3年目の実施でございます。その結果いろいろと今太田委員から言われたような経過が現実あったと思っております。
しかしながら、今担当課長からも御説明をさせていただきましたけれども、この仕分けをする意図の中の一つでもあります意識改革、それだけではなくて、やはりこういう見方があるんだという視点は、四つ、模擬まで入れると五つやっておるんですけれども、そういうものが我々職員だけではない視点だなと、少し見えているところがあったと私は感じております。
これを来年やる必要があるのかどうかというお話がございましたけれども、今の結果も踏まえて、今担当課長が申し上げましたように、方針も出してまいります。それがどういうふうに生きていくかということも考えていかなければいけないと思いますので、その辺もあわせて、来年に向けての私どもの課題だと考えております。
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○太田 委員 一番初めから私たちは申し上げているんですけれども、個別事業評価をきちんとしていただきまして、その資料に基づいて、私たちが決算委員会などできちんと事業評価をしていきたい、それが議員としての仕事だと思っておりますので、そういうことも含めまして、また方針をお考えいただきたいと思います。
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○高野 委員 もう細かいことは言いませんが、私も再三基本的なことは申し上げてきましたけれども、結論から言って、構想日本を入れるのは、やはり混乱を生じているんじゃないですかね。去年はそんなになかったと思うんですよ。よしあしは別として。1年目は大分ありましたけど、ことしもこの程度というか、こういう中事業単位でやっているから、まだあれなんですけど、これが個別事業になったら相当なまたハレーションが生まれるんです。構想日本は少し考えたほうがいいと思うんですよね。どうですかね。
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○小嶋 経営企画部次長 先ほど、太田委員も御案内していただいたとおり、毎年度毎年度、前年の課題を少しでもクリアするような形でブラッシュアップして、市民事業を行ってまいりました。昨年度は、すべからく市民だけでやる市民事業評価で、なかなかここは議論が深まらないとか、論点がなかなか統一できないと、そういう課題がございましたので、今年度は第1回目に戻って、そういう部分で専門的な知識をお持ちの構想日本に委託をしたわけでございます。
今、太田委員からも高野委員からもいろいろ御意見をいただいてございますように、また、もし平成25年度にも事業仕分けを実施することになりましたら、今年度の課題を反省すべくクリアできるような方法で、事業仕分けを考えていきたいと考えております。
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○高野 委員 構想日本ですけど、今お話がありましたように、行政運営に関する専門的な見地というお話ですね。行政運営、公の事業を熟知というんですけど、やっぱり構想日本というのは一つの価値観が入った、私はそういう運動のよしあしはあると思うんです、評価する人もいるし。ただ、それが入ってくるから、簡単に言えば、何の事業だろうが削るためにどうしたらいいかという視点でやっていると思うんです。だから図書館のようなものでも、どうにかしなきゃいけないというと、?に人件費枠を抑制し、サービスの拡大を図るというけど、本当に人件費枠を抑制って、さんざんやってきているのにどういうつもりなのかなとか、よく市の実情をわかってものを言っているのかなとか、市の図書館の全体像を明確にすべきというのも、さっぱり私は意味がわからない。何を明確にするのかが、ちょっとわからない。何をつくれといっているのかとかね。あと支所のところでも、?も、それぞれの地域の人の意見もやっぱり聞かないと、いや外の意見が大事だということかもしれないけど、暮らしに深くかかわるので、さっきの公共施設配置計画にも関係してくる話なんですけどね。だから、よく考えたほうがいいんじゃないのかなと。マニフェストと同じで、この事業仕分けもすっかり、3年たってあの熱気はどこへやらと。だから、やっぱり落ちついて少し再検討したほうがいいと思いますので。
あと、先ほどで出たように、やはりある程度知っていないと評価できないんですよね。だから、図書館を不要でしょう。こんなことは普通あり得ないんですよ。本当は不要なんて。その方がそう判断されたことは、それはその人の内心の自由とかを否定するつもりじゃないけど、ただ、あり得ないんだよね、こんなことは。図書館法とか、そういう基本的な法体系を考えれば。これはさっきお声もかかったように、議会の仕事かなと思いますので、議会としても、政策サイクルとか、そういうことが課題になってくると思うので、よくお考えくださいということを市長にお伝えください。
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○山田 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
ちょっと1点だけ確認させてください。
この事業評価の際に、公共施設白書の活用度、これはどのようにされましたでしょうか。全く使わなかったのか、考慮したのか。今高野委員からもあったように、やはり再編計画との関係もということもあると思っていましたものですから、このあたりの活用度、市民への理解も含めて、御答弁いただければと思います。
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○小嶋 経営企画部次長 今回の市民事業評価の対象事業でございます図書館、生涯学習センター、支所、これは御承知のとおり、一つの建物の中に三つ、それの施設が入っているということで、利用状況であるとか、どういうような背景で建物ができ上がっておるとか、築何年でランニングコストがどれぐらいかかっているかというのは、今委員長からお話をいただきました、公共施設白書をもって、そのあたりを御案内した上で、市民事業評価に当たっていただいております。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ってよろしいですか。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認いたします。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認をいたしました。
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○山田 委員長 日程第13報告事項(7)「広報紙「てのりかまくら」の発行について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○奈須 経営企画部次長 日程第13報告事項(7)広報紙てのりかまくらの発行について御報告いたします。
市民の皆様への行政情報の提供は、「広報かまくら」を基幹として行っているところです。しかし、「広報かまくら」は月2回の定期発行であり、適宜を捉えた情報提供には限界があります。また、市民の方からは、「広報かまくら」は見ていないといったお声も頂戴しているところです。
このため、よりタイムリーに市の施策事業等を周知するとともに、少しでも理解を深めていただけるよう、電車内等でもごらんいただけるよう、コンパクトサイズの広報紙「てのりかまくら」を作成し、駅頭等で職員が直接手渡す形で配布しているものでございます。
作成・発行に至った経緯でございますが、市長からのアイデアを受けて、秘書広報課において、県内で既に行っている市の状況を伺い、経費負担、業務への負荷を考慮した中で、企画・検討し、この11月から始めたものでございます。
実施状況でございますが、第1号は世界遺産登録をテーマに構成し、11月26日から28日の3日間、JRの大船駅・北鎌倉駅・鎌倉駅の3駅で秘書広報課及び世界遺産登録推進担当の職員が午前7時からお配りいたしました。
配布部数は、先行市の実績を踏まえ、まずは500部作成したものですが、記録用等を除いて484部を配布いたしました。北鎌倉駅や鎌倉駅では部数がなくなり、終了予定時間より早く切り上げました。
今後ですが、基本的に月1回程度の発行を目指しており、次回は12月末をめどに発行、お配りしていきたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑に移ります。
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○中澤 委員 県内で、ほかでやっていらっしゃるという説明があったんですけど、どこでやられていますでしょうか。
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○奈須 経営企画部次長 大和市でやられております。
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○中澤 委員 大和市では、何部発行で、どのぐらいのベースでやられているかという情報はお持ちでしょうか。
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○奈須 経営企画部次長 大和市では、平成21年度から始められて、最初は1駅当たり200枚の配布実績と伺っております。現在も続けられておりまして、現在では500枚各駅で配っている、8駅で配っていらっしゃるということで、合計4,000枚の配布をしていらっしゃるということでございます。あと配布回数は月1回程度だと認識しております。
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○中澤 委員 先ほど、「広報かまくら」が月2回ということで、よりタイムリーな情報を発信していくということの中で、今の御答弁ですと、月1回となると、あんまりタイムリーと考えづらくなるんですけれども、そこを月1回にしたというのは何か特に理由があるのでしょうか。
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○奈須 経営企画部次長 作成する業務量の問題もございまして、なるべく、広報作成がメーンの業務でございますので、そこに負荷をかけないような中で、月1回程度がよろしいかなと、今は始めさせていただきました。今後、状況によって、市民ニーズの度合いですか、そういうので、もっと発行をという要望があった場合には、また考えていかなきゃいけないのかなとは思っております。
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○中澤 委員 これは11月26日から28日の3日間ということなんですけれども、これに松尾市長は一緒に配られたんでしょうか、配られてないんでしょうか。
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○奈須 経営企画部次長 この配布に際しましては、職員のみでやっております。
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○中澤 委員 では、これからの質問は、市長に直接行いたいと思いますので、お願いいたします。
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○山田 委員長 その他の委員の方、原局への質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
それでは原局への質疑をここで打ち切ります。市長ヘの理事者質疑に入りたいと思いますので、暫時休憩といたします。
(18時25分休憩 18時40分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
お忙しい中、松尾市長におかれましては、総務常任委員会に御出席いただき、ありがとうございます。
委員から質疑がございますので、御答弁をお願いいたします。なお、答弁は座ったままで結構です。
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○中澤 委員 本日2度目でありがとうございます。まず、最初に、市長に9月定例会、そして12月定例会、直接御出席いただいて質問させていただいているんですけれども、ちょっと気になったことがありまして、本日始まる前に、ある市の幹部の方に、きょう市長にお越しいただくという話をしましたら、やめてくださいと言われたんですけれども、市長が御自身の判断として出席して、積極的に御自身の意見を述べる場、今回のような場というのを否定されるのか、それとも肯定されるのか、そこをまず伺えますでしょうか。
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○松尾 市長 このような形で、私の意見とか主張とかする機会をいただくというのは、肯定しております。
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○中澤 委員 それを伺いましたので、質問させていただきます。
まず、てのりかまくらについては、一般質問でも触れさせていただきまして、きょうはちょっと別の角度から何点かを質問させていただきたいと思います。
まず、このてのりかまくらについては、先ほど原局から伺いまして、広報紙が月2回、「広報かまくら」について、てのりかまくらは月1回の発行を考えていますということ、これは情報をできるだけ早く発信するということでこれをつくったけれども、発行が月1回、広報紙が月2回なのに、このてのりかまくらが月1回ということであれば、どちらのほうが広く市民の方に渡るかということを考えると、「広報かまくら」にこの内容をそのまま載せて市民の皆さんに確実にお配りするのと、500枚ぐらいを通勤される方にお渡しするのと、どちらが市民の方にとって情報提供と公平性ということから考えると、これは明々白々だと思うんですね。であれば、本当はこのてのりかまくらというもので発信したいものというのは、何を発信したいということで提案されたんでしょうか。
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○松尾 市長 本当はといいますか、よりタイムリーな話題をということというのは一つあります。「広報かまくら」につきましては、やはりかなりの分量がありまして、実際に作成をするに当たっては、1カ月前に庁内で締め切りをして、そこから組み立てをしてという作業になっていくんですけれども、月1回、職員が考えて月1回程度ということでそのときに市民の方々により情報提供していきたいということを職員が考えて、今これを出したい、出せるというようなことが、そもそも私が発想としてやったらどうかというアイデアを出したのは、そういうところにあります。
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○中澤 委員 先ほど、原局に聞きましたら、11月26日から28日の3日間配ったということなんですけれども、このときに、市長はこの配布には参加されていなかったということなんですけれども、市長の発案でされて、こういうことをやってみようということになったときに、市長自身はこれを配ろうという気には、そのときはならなかったんでしょうか。
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○松尾 市長 配りたくないという気持ちは全くありません。私がアイデアを出して、職員が組み立てをして、職員で今業務としてやっているというところがあるんですけれども、そういう意味では、そこは任せてやっているというところでございます。
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○中澤 委員 てのりかまくらの配布は職員に任せて、聞くところによりますと、市長はきのうもある特定の政党のビラを駅で配っていたという話もありまして、であれば、今市長の頭の中にあるのは、この「広報かまくら」で市民の方に500部かもしれないけれども、これを職員さんと一緒になって市民の方に広報をしていくということよりも、特定政党の支持を下さいというほうが重要だということで、今、朝の配布活動をされているという判断でよろしいでしょうか。
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○松尾 市長 そこは比較ということではなくて、さまざまな私の活動の中で、そのときのできる部分、優先順位等々もちろんありますけれども、そういう中で判断して、その都度やっておりますので、てのりかまくらよりも、何というんですか、優先度が低いとか高いとか、そういうことではないと思っています。
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○中澤 委員 市長が特定政党のビラを配っていたという姿を見たときに、ある市民の方、私が懇意にしている方に教えていただいたんですが、そんなことをやっている場合なのというのが第一声。なぜか。教育長も決まってないよね。教育委員もいないよね。ちょっとずれちゃいますけど、いじめ問題等々、要するに、市で抱えている課題というのは山積していますというのは、一般質問の答弁で市長がされたことであれば、市民の方にこういう情報を伝えたい、500部がいいかどうかわからない。500部で足りなかった、もう配り終わっちゃったんだったら増刷したっていいと思うんですね。すぐにできるんですから。どんどんつくって、それを配っていくということを職員の発案でやっていたけれども、もともとの提案は市長がされたわけですから、一緒になって配って反応を見て、それによってこの内容を、今回は世界遺産登録だけれども、次にこういうのはどうだろうかとアイデアを出していく、それによって、このてのりかまくらというものがもっと認知をされていくと思うんですけれども、ところがどっこい500部配って、はい、なくなりましたから3日間で終わりましたと。その後、姿を見るのは、特定政党のチラシを配っていると。ただ、政治信念については、それぞれの方がそれぞれの党に所属するし、いろんなつき合いもあるでしょう。それについては、どうこうは言いませんが、ただ、てのりかまくらを11月26日から28日まで、せっかくいいと思って始められたことが500部で終わってしまって、市長も駅で配られているからよくわかると思いますけど、大船・北鎌倉・鎌倉駅でチラシを配ったら、3,000枚はすぐ配れてしまう。であれば、最初から部数を、大船・北鎌倉・鎌倉駅でやるんだったらもっとふやして、3,000部なら3,000部配り切るというところまで、なぜ職員と一緒になってやろうとしないのか。それとも、いやこれは職員に任せるよと、俺はこっちの選挙のほうが忙しいからと。でもそれを見た市民の方というのは、それをやっている場合じゃないだろうと。確かにいいですよ、選挙期間中ですから。私も選挙を手伝っていますからいいです。ただ、この配っているせっかくの発案したものというのが、こんなものやめたほうがいいよという話になっていってしまうと、これを企画した職員たちというのは、やる気がなくなってしまう。トップというのは、ボトムアップで来たことをもっと育てていくというのも一つの仕事だと思うんですけれども、決して、チラシを配るなとか、そういう話ではない。でも、これをもっと御自身の手で配っていったり、参加して、御自身の思いもあるんでしょう。早く情報をどんどん提供したいという思いもあるんでしょう。だったら、これをもっと活用するという方法を御自身が考えるというお考えはありますか。
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○松尾 市長 それはぜひ考えていきたいと思います。
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○中澤 委員 今選挙中だからいろんな見方をされますし、いろいろなことも言われます。選挙後に、どこが政権をとっているかというのもまだわからない状況の中ではいろいろありますけれども、ただ、今回市長にお越しいただいたのは、せっかくこうやって配って、朝早くから7時から職員が来て、今本当に寒いですよね。寒い中、3日間で500部配った。でも、それで終わってしまっているような、これについて、次どうしようかというものがない。月一遍発行してみたいというレベルになってしまっている。だったら次のアイデアは、どういうものをつくっていこうかということを考えていかないと、一般質問でもやりましたけど、500部は500人の方への、特定の方への情報提供でしかなくなっていってしまう。
先ほど御答弁で、もっと広く一般の方も御要望があればと言いましたけど、御要望だから駅で配っているんではない、配るんだったら全戸配布しなきゃならない、だったら「広報かまくら」へ載っけたほうが早いという議論になってしまう。一方で、駅に置いておくだけの「広報かまくら」が、委員長の質問のときに、1,000部置いているものが大体9割ぐらい、置いておくだけで持っていってもらえる。であれば、これを駅に置くだとか、そういういろんな工夫をしていけば、これがもっと育つ。市長の思いのとおりに育つと思う。ですが、今のを見ていると、どうも思いつきでこれはやってみたけれども、500部やった、大和市に倣ってやってみた。でも、そこから先へ育てるという発想はどうもない、見えないんですけども、これをどのような形にして、今後やっていくのか、どういう帰結点を目指しているのか、そこをお聞かせいただけますか。
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○松尾 市長 情報提供について、力を入れているというのは、一つは、やはり市民の方々に市のやっていること、ああ、こんないいことやっているんだねということを言われることもありますし、やっぱりそれが伝わっていないという御意見もよく聞くんですね。私としても、そういうところを解消していきたいという思いがありまして、いろいろな方法があるうちの一つだとは思うんですけれども、こういう形は一つ有効なのではないかと思っています。
今回、中身については、毎回変わりますけれども、この職員が考えてきた、このてのりかまくらという、このサイズでお配りするというのは非常にいいのではないかなと思っていまして、ぜひそういう意味では、ここから中身を充実、中身はこれから変わりますけれども、これについては育てていきたいなと思う分もありますし、また職員が実際に駅で市民の方々と触れ合うというところは、市民の方から見ても、職員が身近に感じられるということもあるかなと思っています。そういう意味で、継続して行っていくことによって、私は、このてのりかまくらがより育っていくものにつながっていくと思いますので、御意見いただいたところをしっかりと受けとめて、今後充実をさせていきたいと思います。
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○中澤 委員 最後の質問をします。実際に通勤をされている方というのは、多くの方が携帯電話を持ち、スマホを持ち、よく見ると、フェイスブックをやっていたり、ツイッターなりというのが今、コンテンツとしてはかなりある状況の中で、むしろこういうペーパーを必要とされている方々というのは、やはり我々の先輩の世代の方々のほうが実際に手にとって、物として見るということが多いと思うんですね。それであれば、朝に特化するのではなくて、例えば昼間、例えば駅前のスーパーなりなんなりの前という、いろいろどんどん広がっていってくる、夢は広がってくる。だけれども、職員の本来の仕事というのは、これを配るのが仕事ではないわけですよね。であれば、そこのところをどうやって帰結させていくかというのは、始めた責任が物すごく大きいと思うんですよ。始めたんだったら、最後まで責任持ってやって、じゃあ、どういうふうにしていく、試行錯誤はあると思いますけれども、ただ、今お話のとおり、これをきちんと育てていくというのであれば、職員の今の仕事との兼ね合いで、もっともっと仕事量がふえてきてしまう。これの企画会議もやらなければいけない、内容についても、ちゃんと。市で発行するものですから。そうすると、どんどん仕事がふえていって、もうぐちゃぐちゃになっていってしまうときに、誰がこれをきちんと取りまとめていくかといったら、秘書広報課長なんでしょう。でも秘書広報課長は、また別の仕事を本来は持っている。であれば、やはり市長が本当にイニシアチブをとって丸投げではなくて、御自身でやはりこれを育てていくというイニシアチブを持って、リーダーシップを持ってやっていくんだったら、これは理解されると思うんですけれども、今はなかなかそうは見えない。
であれば、最後の質問ですけど、これを御自身がきちんと、御自身の責任において、これを育てていくということをやっていくということをお約束できますか、それとも、できないのであれば、あくまでも職員に丸投げで、あなたたち、やってくださいねというふうにやるのか、どちらかでしょう。
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○松尾 市長 このアイデアを出したというところは、私の責任というのは、当然ありますし、逆に私がアイデアを出していないとしても、ボトムアップで上がってきた事業に対しては、職員がそれをつくった思いというのは大事にして、私の立場でできることというのは、全力で手伝えることは手伝いたいなと。それも状況にもよるんですけれども、そういう意味で、このてのりかまくらも決して丸投げというところで放置するのではなくて、しっかりと私の責任でできる部分というのは、取り組みをしていきたいと思います。
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○山田 委員長 それでは、松尾市長への質疑を打ち切ります。
本日、お忙しい中、松尾市長におかれましては、まことにありがとうございました。
市長退席、関係職員入室のために暫時休憩いたします。
(18時56分休憩 18時57分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
日程第13報告事項(7)広報紙「てのりかまくら」の発行について、了承かどうかの確認をしたいと思います。了承でよろしいですか。
(「聞きおく」の声あり)
多数聞きおくでよろしいですか。
本報告については、多数聞きおくということで、確認させていただきます。
関係職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
(18時58分休憩 18時59分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第14報告事項(1)「政策創造担当の取組状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○政策創造担当課長 日程第14報告事項(1)政策創造担当の取組状況について、報告いたします。
9月定例会に引き続き、本日は、スマートシティー形成に向けた研究について、長寿社会のまちづくりについて及び公民連携の新たな取り組みとして、1192かまくらフェイスブックについて報告いたします。
初めに、スマートシティー形成に向けた研究についてですが、前回以降の研究の経過について説明いたします。
資料1をごらんください。9月定例会では、五つのプロジェクトを立ち上げて研究を進めることを報告しました。そして、9月以降、データの収集・分析を行うとともに、研究の進め方について検討を行い、次のような方法で進めることとしました。
まず、五つのプロジェクトに含まれる項目のうち、既に、他市において実践されたものなどについては、環境部を事務局とする、鎌倉市エネルギー施策推進委員会を庁内に設置し、先進事例を参照しながら早期に取り組むことといたしました。
そして、それ以外の鎌倉市独自の新たな取り組みについて、ワーキンググループを設置し、研究を進めることといたしました。
資料1のとおり、五つのプロジェクトの下にワーキンググループを設置し、研究を進めているところです。お手元の資料の一番右の欄に推進体制とあり、緑色に色づけされた欄がワーキンググループで、プロジェクトに合わせて六つのワーキンググループを設置しました。また、研究に当たっては、都市整備部で取り組んでいる、公共下水道終末処理場末利用エネルギー利活用検討調査の結果も活用しています。各プロジェクトの具体的な研究項目及び研究内容については、資料1のとおりとなっております。
それでは、現在までの研究の進捗状況について、報告いたします。
資料2をごらんください。初めに、プロジェクト1の地域特性を活かした電力創生についてですが、市の公共施設の中でも、特にまとまった規模で太陽光発電設備面積が確保できる山崎浄化センターにおいて発電量をシミュレーションし、災害時などにおける活用を検討しています。また、バイオマスについては、ごみ処理施設における一般廃棄物からのエネルギー回収の最大化や下水汚泥の燃料化などについて検討しています。
次に、プロジェクト2の災害時の自立電源確保では、プロジェクト1で創生した自立電源について、防災拠点や避難場所等で活用することや、移動可能なEV登載蓄電池の災害時における活用などについて検討しています。
次に、プロジェクト3の市街地のスマートシティー化?では、公共施設が集積した既成市街地ということで、御成小学校に太陽熱利用給湯・冷房システムを設置し、本庁舎、中央図書館、福祉センター間のエネルギーの相互利用や、ビルエネルギーマネジメントシステムについて検討しています。また、公共施設新築の際には、あらかじめ鋼管ぐいを入れ、地中熱を採熱することで建物の空調に生かすことや、公共施設の蛍光灯のLED化について検討しています。
次に、プロジェクト4の市街地のスマートシティー化?では、特に、新たなまちづくりを進める地区ということで、深沢地域国鉄跡地において、河川熱や地中熱・地下水熱の利用の可能性について検討しています。
最後に、プロジェクト5の市内交通のCO2抑制では、新しい技術であるlTSスポットの活用やスマートフォンなどのlCT機器を活用して道路交通情報を的確に把握し、ドライバーにリアルタイムな情報提供を行い、流入車両の抑制を図るシステムについて検討しています。また、公用車のEV化の促進について検討しています。
今後、2月に研究の最終報告を取りまとめ、その結果について、また当委員会に御報告したいと考えております。
次に、長寿社会のまちづくりについて、報告いたします。
9月定例会で報告しましたとおり、補助金の交付を受けることができませんでしたが、基本的には補助金交付申請を行った内容をベースに今後も研究を進めていきたいと考えています。補助金の交付を受けることができなかったことから、一部計画を縮小せざるを得ないものの、横浜国立大学及び株式会社リクシルが共同研究に参加するという意向を示しており、両者の協力・支援を受けながら取り組みを進めていきたいと考えています。現在、民間企業の代表として株式会社リクシル、横浜国立大学、鎌倉市及び今泉台町内会の4者で覚書を締結する方向で調整しており、引き続き、産学官民の連携体制を構築していきます。
今後については、今泉台全体の将来像を描いていくための協議を継続するとともに、これまで検討してきた交通、買い物・生活支援、健康づくり・介護・医療の提供、地域づくり・コミュニティー、次世代育成の五つのカテゴリー別に、今泉台町内会の中の検討組織である今泉台の明日プロジェクトとともに、解決策を検討していきます。
あわせて、大学を中心とした空き家の活用方法に関する研究や、企業からは安全安心な暮らし方の提案なども受けていく予定です。
いずれにしても、当初考えていたとおり、職住近接によるワークライフバランスの実現と住宅地のコミュニティーの強化による若年層の増加を目指し、生涯にわたって安心して住み続けられる自立した町の仕組みの構築に取り組み、高齢化が進む他の分譲住宅地の再生モデルとなるよう研究を進めていきたいと考えております。
最後に、1192かまくらフェイスブックについて、報告いたします。
資料3をごらんください。この事業は、政策創造担当が進めている公民連携事業の一つとして、11月8日に株式会社リクルートホールディングスと鎌倉市の間で、ソーシャルメディアを活用した鎌倉の魅力再発見、再確認に閨する共同研究協定書を締結し、研究に着手しているものです。なお、実際のやりとりは、株式会社リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンターと行っています。
この研究は、世界遺産登録を目前に控えた今、鎌倉の旬の魅力を改めて発見、確認し、共有するとともに、地域愛を可視化することできずなを広め、さらに持続的なまちづくりを推進するための新たな手法を研究するもので、世界遺産登録に向けて本市と同じ状況にある静岡県富士市と同様の取り組みを行おうとするものです。
例えば、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアの活用は各自治体で行われていますが、その活用方法のほとんどは、行政からの情報発信にとどまっていることが多いと認識しています。
そこで、鎌倉市に住所がある個人または法人の一人一人が、フェイスブック上の鎌倉ページの管理人として、鎌倉のさまざまな魅力に加え、それを維持するための日々の営みや鎌倉への愛着を世界に発信し、世界遺産登録に向け、鎌倉を大切に思う心をつないでいこうとするものです。
本研究では、ソーシャルメディアを利用して個人が発信する鎌倉の魅力や思いを、市民を初め多くの鎌倉ファンが共感することで、町の魅力向上のムーブメントにどうつなげることができるかについて調査していきます。研究の期間は、平成26年3月31日までとし、費用は人件費等自己に生ずるものをおのおのが負担することとしています。
なお、本日から今月28日まで、「かまくらさん」の名称で鎌倉ページ管理人の公募を始めます。お手元の資料の3にある応募概要のとおり、1,192名のかまくらさんの登録を目指して募集を行っていきます。議員の皆様にも、ぜひ御協力くださるよう、改めてお願いをいたします。開設は、1月下旬を予定しており、1月には富士市と合同で記者会見を行う予定となっています。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑に移ります。
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○中澤 委員 まず最初に、スマートシティーなんですけれども、これは今年度だから、来年の2月定例会で最終報告が上がってくると思うんですけれども、その後の最終報告の後のビジョンといいますか考えというのは、どのような計画になっていますでしょうか。
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○政策創造担当課長 今御指摘のように、研究の成果は報告書に取りまとめて、今後施策化に向けた指針になるようなものにしていきたいと考えています。それは2月までに取りまとめていく予定でございます。そのために、これまで積み上げていますデータですとか、考え方などを整理して、最終報告に向けて、一定の結論を導き出す必要があると思っています。その結論の先に、もともと研究の目的として掲げております、地域のエネルギーのベストミックスを想定したスマートシティーのイメージを出していきたいなと思っております。
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○中澤 委員 次に、今泉台ですけれども、補助金が受けられないということになったんですけれども、ただ、あそこを、以前お話ししたと思うんですが、今泉台住宅街全体の空き家を今度インキュベートとして考えたときに、インキュベートとして利用できないかというお話をしたことがあると思うんですが、インフラ整備はどの程度かかるのかということをいろいろ調べたんですけれども、実際には、Wi−Fi環境、無線のインターネット環境さえあれば、かなり使える。あそこのところだと、普通のスマホですと、LTEを使って届くかどうかちょっと確認していないんですが、要するに、無線通信環境さえ整備してあげれば、あそこがかなりインキュベートとして有望な地域になると考えていたんですね。であれば、インフラ、Wi−Fi環境さえ整えてあげれば、逆に今住んでいらっしゃる方がタブレット等で、高齢者の方でも今タブレットを使いこなしていこうということが始まっている中で、タブレットで、例えば健康管理をしていくなり、安否確認をしていくなり、さまざまなものが使えるということを考えていくと、Wi−Fi環境、要するに無線のネット環境というのは、そんなに莫大な投資をしなくても、例えば、どこかの電話通信会社と提携することによって、そこを整備していってもらっていくということもできるんですけれども、確かにそこをどうしようかというものもあるんですけど、それには当然インフラ整備をしていかなければならないんですけれども、そこのインフラ整備についての現状の取り組み、もしくはお考えというのは、いかがでしょうか。
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○政策創造担当課長 これは今泉台町内会に伺った話なんですけれども、町内会全体は、ある程度インターネット環境は整っていると聞いておりまして、例えば、光ファイバーとかも入っているという話は聞いています。その中で、ITを活用したいわゆる健康相談とか見守りのシステムというのは、検討をしていかなければならない項目というふうにも思っておりますし、一部企業からもそういった話も聞いておりますので、今後今泉台町内会とプロジェクトを進めていく中での議題の一つにしていきたいと思っております。
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○中澤 委員 最後に、かまくらさんの件なんですけれども、これはフェイスブックページのほうだと思うんですけど、秘書広報課で今つくっているのかな。あるんですけれども、武雄市だとか、陸前高田なんかだと、このフェイスブック、市のホームページ自体を武雄市なんかはもうフェイスブックに着がえちゃっていますし、陸前高田市もかなり移行している。鎌倉市の場合は秘書広報課だけでやっていて、ある程度プラットホームをきちんと共有していかないと、てんでんばらばらのフェイスブックページがどんどんできていって、収拾がつかなくなっていってしまうのであれば、最初から、鎌倉市としてちゃんとしたフェイスブックページをつくって、そこからのリンクで今回のような、かまくらさんがあったり、秘書広報課があったりというものをちゃんと整備していかないと、本当にてんてんばらばらのフェイスブックページができ上がっていってしまうおそれがあるんですけども、今回のすごい、私も参加しようと思っているんですが、そういうなんでしょう、もともとのフェイスブックページのプラットホームをきちんと整備していくことの考えというのは、政策創造担当の提言として今お持ちではないでしょうか。
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○政策創造担当課長 フェイスブックページは、鎌倉市のページとしては、秘書広報課が担当しているものが今ございます。今度やろうとしているものは、いわゆる行政だけのお話ではなくて、市民がみずからというか、今後登録していただく管理人の方を募集するんですけど、管理人がみずから鎌倉の魅力ですとか、日々の営みを発信していって、それをそれぞれ共感して、フェイスブック上で新たな動きをつくっていきたいと思っています。
それをやろうとしたきっかけとしては、今までの行政のフェイスブックのページが、ともすればちょっと行政情報の発信に偏りがちの部分もありましたので、そうならないように、あくまで管理人の方の主導というか、市民主導というか、で進めてみることがどのような効果を生むかということでやってみたいと思っています。
最終的には、そのページがどのようなものになっていくかというところも含めて、注視をしていきたいと考えています。
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○中澤 委員 フェイスブックページ、管理人を募集していくと、管理人だからいろいろいじくっていたり、それから、一般の方でもシェアをしていったりできる、それから、タイムラインに投稿もどんどんできる状態から、コメントも出していける状態というのがいろいろあるんですけれども、そうすると、ページ管理人というのは、いわゆる削除もできるわけですね。記事を削除もできる権限を持っていくんだと思うんですね。そういうイメージだと思うんですけれども、そうすると、投稿した記事を勝手に削除していってしまう可能性がある。これは自分にとって不利だから削除するという、その削除権限、要するに、投稿についての考えはすばらしいんですけども、一方で削除するということも考えていかないと、あくまでも管理人をどんどんふやしていくと、勝手にどんどん自分のが上にしたいから、その後、タイムラインに投稿していったものをどんどん削除していってしまうということも技術的にはできてしまう。そこの削除というところまでは、今考えていらっしゃいますでしょうか。
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○政策創造担当課長 まず、ページの管理については、今回はじゃらんリサーチセンターと共同研究を行うということになっておりますけれども、運用は、基本的には、じゃらんリサーチセンターが行うということになります。ただ、いわゆる管理人としての権限は、じゃらんリサーチセンターと、もちろん鎌倉市も一緒に負うような形になります。募集をする管理人というのは、何といいますか、ちょっとそういう権限を持つものではなくて、あくまで投稿するだけの権限ということで位置づけをさせていただいていて、いわゆる不適切な投稿とかがもしあるのであれば、それは共同研究の相手方であるじゃらんリサーチセンターと鎌倉市でよく見て、不適切なものについては削除をしていくと、そういうようなことで考えてございます。
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○安川 副委員長 フェイスブックの点で1点お伺いしたいのは、かまくらさんというネーミングなんですけど、名は体をあらわすといいますか、やっぱりネーミングは大切だと思いますし、かまくらさんは、いいような気もするんだけど、何か微妙な感じもするんで、このネーミングの由来とか何か思いとかあったら、リクルートと提携しているので、どういうふうになって、この名前になったのかを教えていただけますか。
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○政策創造担当課長 いわゆる皆さんに親しまれる名前ということで選定をしていますけれども、一方で、先ほど御報告申し上げたのは、これは今回静岡県の富士市と合同の取り組みをしています。富士市のほうは、いわゆるネーミングを「ふじ氏」なんですね。「し」は氏なんですけれども、そのようなネーミングをつけて、一方で、私どもは、「かまくらさん」にして、それぞれ双方で了解できる名前を持って進めていこうということでやっています。特に由来ということはなく、今は担当も含めて話し合いをする中で、いわゆる親しみやすい名前が一番いいということで、かまくらさんに落ちついているということであります。
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○山田 委員長 質疑を打ち切ります。
本報告について了承かどうかの確認を行います。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたします。
関係課職員入れかえのため暫時休憩をいたします。
(19時16分休憩 19時17分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
世界遺産登録推進担当職員紹介がございます。
(職 員 紹 介)
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○山田 委員長 日程第15報告事項(1)「世界遺産登録に関する準備状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○吉田 世界遺産登録推進担当次長 日程第15報告事項(1)世界遺産登録に関する準備状況について、報告します。
まず、ICOMOS(国際記念物遺跡会議)による現地調査の結果概要について説明いたします。
お手元の資料をごらんください。まず、調査員は、1名、王立軍という方で、9月24日(月)から27日(木)の4日間に、資料記載の順序で、資産を見渡す山稜部や21の重要な要素について、現地調査が行われました。
調査の状況としましては、保全管理の状況などを中心に行われ、調査員からは、主に、各資産の範囲、保存管理のあり方などについての考え方や実施方法などについての質問がありました。
最終日の27日には、記者会見が行われ、文化庁からは、調査員に一定の理解を得ることができたと受けとめている旨の公表がなされたところです。
この折、文化庁からは、「鎌倉は、富士山と同様の取り組み状況(八合目)に来ていると認識している。文化庁、国士交通省、4県市がしっかりと連携し、来年のICOMOS勧告及び世界遺産委員会の審査に向けて、取り組んでまいりたい。」とのコメントもあり、市としても同様に受けとめているところです。
今後の予定としましては、来年5月ごろにICOMOSからユネスコに、現地調査を踏まえた審査結果が勧告され、6月17日から27日まで、カンボジア、プノンペンで開催される世界遺産委員会において、登録審査が行われる予定です。
次に、啓発活動等の実施状況につきまして、報告いたします。
資料の裏面をごらんください。まず、市民の世界遺産登録Q&Aの作成についてですが、これは、世界遺産登録への理解をより深めていただけるよう、市民からの疑問などにわかりやすく答えていくことを目的に、市と鎌倉世界遺産登録推進協議会が協働し、作成いたしました。このQ&Aは、鎌倉市及び鎌倉世界遺産登録推進協議会のホームページ上に、市民の世界遺産登録Q&Aのコーナーをつくって公開しておりますが、今後、市民の方々から、御質問、御意見などをいただき、これらを反映して、内容の充実を図ってまいります。
続きまして、鎌倉世界遺産登録推進協議会による「みんなでつくる世界遺産のまち鎌倉」キャンペーンでございますが、登録に向けて市民の盛り上がりを促進し、これからのまちづくりに対する関心を高めることを目的に取り組んでおります。参加団体の皆様には、日ごろの活動の中で世界遺産登録の取り組みをPRしていただくこととし、のぼり旗やマップなどの活用や、団体の会報などによる啓発活動を実施していただいています。御登録いただいた団体は、11月末日時点で、市民活動団体を中心に、42団体となっております。このうち、17団体は、鎌倉世界遺産登録推進協議会の参加団体ですが、その他の25団体はこのキャンペーンによって、新たに世界遺産登録の推進活動に参加いただいた団体であり、こうした取り組みにより、活動の裾野をさらに広げてまいりたいと考えております。なお、このQ&A及びキャンペーンの取り組みにかかわるPRは、「広報かまくら」11月15日号でお知らせしております。
今後とも、こうした啓発活動に積極的に取り組んでまいりますが、委員の皆様には引き続き、御理解、御協力を賜りますことをお願いいたしまして、以上、報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑のある委員の方、挙手をお願いいたします。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認を行います。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○山田 委員長 日程第15報告事項(2)「扇ガ谷一丁目の土地、建物の寄附及び買取りに関する事項について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 日程第15報告事項(2)扇ガ谷一丁目の土地、建物の寄附及び買取りに関する事項について、報告させていただきます。
扇ガ谷一丁目の土地、建物の寄附及び買取りに関する事項につきましては、8月の全員協議会及び9月の当委員会でも御説明させていただきました。
9月の当委員会で説明させていただいた、基本事項合意書については、鎌倉市、一般財団法人センチュリー文化財団、センチュリーアセットマネジメント株式会社及び個人の4者で別添資料1のとおり、平成24年11月7日付で締結をいたしました。今後はこの合意書に基づき、事務を進めてまいりたいと考えております。
続きまして、地元住民の方々への、本件に関する説明会等の実施状況について御説明させていただきます。
本件についての説明会は、扇ガ谷一丁目の用地を含む自治会と、施設整備後に、その利用者のルート等、深くかかわりがあると思われる2自治会の、計3自治会に対して、それぞれ別添資料2に記載のとおり、説明会を2回ずつ開催させていただきました。説明会では、市議会への報告内容等について、資料によりまず説明をさせていただき、その後、質疑応答をさせていただきました。
また、現地見学会については、説明会と同様の自治会を対象に資料2に記載の日時で、資料3の案内図記載の?、?の2棟の建物及び?、?の土地について見学していただきました。
主な、質疑やいただいた御意見の内容については、別添資料2に記載のとおり、寄附・買い取りに関すること、施設計画・土地利用に関すること、近隣への影響に関すること、世界遺産登録に関すること、その他に整理できます。
個々の、詳細についての説明は、省略させていただきますが、説明会では良好な住環境を形成している同地周辺に、集客施設を整備していくことについて心配される声もありました。
また、現地見学会では、駅に近いにもかかわらず、閑静な住宅地にある当地の趣のある景観やたたずまい、すばらしい建物を多くの方々に見学いただきました。鎌倉の世界遺産についての情報発信の場にふさわしい等の意見もいただいているところから、ガイダンス施設の計画が住民の方々に一定の理解がされてきているものと認識しております。
今後も地元の住民の方々と十分な協議を踏まえて、事業を進めていくことが必要なことと認識しており、今後も、適宜、説明会等を開催し、一層の理解を図っていきたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑に移ります。
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○中澤 委員 2点だけ確認させてください。第2回説明会の近隣への影響についての中で、ガイダンス施設としては、どれほど入場者数を見込んでいるのかというものの質問に対して、混雑するようなものをつくるつもりはなくという答弁をされているんですけれども、であれば、入場料をとるのかとらないか、そこもあるんですけど、混雑するようなものをはなからつくらないのであれば、入場者数が見込めない。であれば、維持管理費というのは、ずっと市が延々と負担していかなければならない。15億の寄附をもらっても、約10億円になるかと思うんですけど、そうすると、どこかの時点ではまた持ち出しになっていってしまうような施設をあらかじめ計画するということの答弁をしているんですけども、ここはこのとおりの質問に対しても回答したということで、よろしいでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 現場を確認していただいておると思いますが、非常に閑静な住宅地に配置されているところでございます。集客施設をつくるわけですから、本来1人でも多くの方に来ていただくというのが目的にするところなのかもわかりませんけども、こういう場所での計画ですので、周りの住民の方に配慮して、静かに見ていただくような規模の施設を考えていきたいということで、こういう答弁をしております。
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○中澤 委員 であれば、そのような前文を入れていただけると少し理解ができたんですけれども。
それともう1点だけ。その次のページで、その他で、宗教施設の扱いについては、どう考えているかということで、移設等を検討しているとあるんですけれども、これは主語はどちらでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 これは、今の所有者であります財団と私どもが協議をして、財団側で移設するということで今話を進めております。
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○中澤 委員 それは、この合意書を見れば書いてあるんですけれども、この移設を検討しているというのは、鎌倉市が移設を検討しているのか、財団で検討していただいているのかによって、要するに、行政が宗教に関与しているものなのか、それとも自発的に財団で移設を検討していただいているのかというので、これは大きく違うんですけれども、この答えについての、いわゆるどちらかというのは、どちらなんでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 あくまでも、財団で検討しているという形でございます。
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○中澤 委員 それも書いていただけたら少し理解ができたんですが、よろしくお願いします。
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○高野 委員 資料も見させていただきまして、基本的な考え方はわかったんですけれども、私も少し気になるところがありまして、ここの第2回説明会の近隣への影響についての一番上ですけど、防災拠点としての活用はどうかという御質問に対して、そういう利用も考えていますよと。その次ですね、特に?と?の土地の博物館建設は未定のため、当面は広場的整備を行うことも考えていると、ここはどういう意味なんでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 当面は、?、?の既設の建築物を使ってガイダンス施設を整備していく考えでございます。今回?、?についても、議決がいただければ寄附をいただけるお話になっておりまして、?、?番のアプローチについても、?、?を通って、?、?のほうへアプローチをしていただこうと、基本的には考えております。
ですから、?、?については、ある程度の整備をしたいなと今基本的には考えておりまして、そこはちょっと高台でございますので、広場的に整備をして、防災上の避難場所等としても活用できるような方向で検討していきたいとお答えしたものでございます。
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○高野 委員 基本的な考え方なんですけど、この基本事項合意書ですね、鎌倉市が計画する世界遺産ガイダンス施設(仮称)鎌倉博物館の施設整備に向けてということになっているように、また第2回説明会の最初のほうの質疑でもありますように、この?、?の土地に建設する施設とガイダンス施設と合わせて一体的に博物館機能を持った施設とする考えであると、こういうことを言っていますよね。
ですから、何で聞いたかといいますと、結局ガイダンス施設だけつくって、それで、そこの?と?の土地は避難することのできる場所だということで、そのまま行っちゃうんじゃないかという心配しているんです、率直なところ。お金もないとか。
だから、そうではなくて、私は正直なところ、ガイダンスだけだったら、ここの場所はどうかという思いは持っているんです。はっきり申し上げて、ガイダンスだけだったら。そうではなくて、鎌倉の50年後、100年後をにらんで、今の財政上から言ってみれば、それは厳しいですけど、しかし、これだけ多くの寄附金もありがたいことにいただけるというわけですから、だから、そこはきちんと、時期は多少先になるのは現実的にわかりますが、これだと何ができるか、できないかもしれないなということを思わせるような捉え方もできるわけです。
だから、あくまであそこは全体で博物館をやっていくという中で、まず先行的にここからという理解でなければ、私はこれは賛成できないんです、正直言って。ガイダンスだけだったら。中途半端なとは言いませんよ、正直なところ。金沢文庫に近いと書いてありますが、あれは博物館ではありませんから、はっきり言って。ただ、ないよりはあったほうがいいですけどね。
だから、少し中長期的になってでも、せっかくこういう条件ができたんだから、そこはきちんと堅持してやっていかないと、さっきの公共施設配置計画のところでは、きちんとした方針がないものについては、もう新しく施設はつくりませんよという方針なんですから、ここがしっかりしないと、余計な心配と思われるかもしれないですけど、また博物館がだめになるなということがあり得ると私は心配を少ししたんです。こういうのを見ると。今未定だから、当面はこれやるよとなると、結局財政がどうだこうだといって遠のくと。ですから、私はある意味、これは最後のチャンスかなと思っていますから、そういう意味で聞いているんですが、どうでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 あくまでも?、?を先行して整備をしたいということが1点ございます。それから、?、?については、博物館を建設していくということで実施計画上も計画に載っております。ただ、具体的な時期について、まだ定まっていないということで、これも15億円の整備協力金もいただく予定でございます。その辺を踏まえて、次期の基本計画の中で具体的な整備時期等については、整理をしていきたいと考えております。
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○高野 委員 質疑はもうやめますが、わかりました。どこの自治体、どこの地域でも、こういう施設があるべきだと私は考えていないんです、実は。ただ、私はそういう意味で、鎌倉というのは特別なところだなと、住んで10年近くになりますが、認識をしているわけですね。ですから、名前は挙げませんけど、ここの市にこういう施設は、つくられる条件のある時期につくったんでしょうけどね。なくてもいいなというところはあるんです、はっきり言うと。ただ、そこにお住まいの方の誇りだとか、そういうことでつくられているんでしょうけど。しかし、鎌倉というのは、私は好むと好まざるとにかかわらずというか、日本の歴史を考える上で、鎌倉の中世の政権都市のここの場所に、そういう歴史を体系的に知れるものがないというのは、金があるとかないとか、市民の関心が高いとか低いとか、私はそういう次元の話ではないと思っているんです。ですから、このことだけは、かなり私は個人的な思いではなくて、やっぱりある意味、今後の鎌倉の歴史に対する責任という大きな言い方をしていますけど、そういう視点でぜひ取り組んでいただきたいということから、少し質問したということであります。
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○太田 委員 私は、高野委員とは逆の方向から伺いたかったんですけれども、先ほどの高野委員の御指摘の、特に?・?の博物館建設は未定のため、当面は広場的整備を行うことも考えているという市民の方への御説明ということで、私どもも、教育こどもみらい常任委員会のときにいろいろ聞かせていただいておりまして、最終的に確認させていただきたいところがあるのが、やはり博物館計画がどの程度、先ほど実施計画に載っていますということでしたけれども、あれは今、現状は野村で実施計画には載っていますよね。今回、後期実施計画には野村でということだったと思うんですけれども。ただ、野村では、今まだまだ宙に浮いているという状況だと認識しているんですけれども、どうなんでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 文化財部次長として答弁させていただきます。
博物館の実施計画につきましては、位置を扇ガ谷一丁目に、今度このガイダンス施設とともに変更いたしております。
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○太田 委員 もう既にしていらしたんでしたかしら。実施計画上は、ことし24年4月に出た後期実施計画では野村でしたけれども、それをいつ変えたんでしたか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 11月下旬だったと思いますが、私どもから企画部へその変更の依頼をしております。
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○太田 委員 そうしますと、それは議会への報告というのは、いただいておりましたかしら。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 全体の実施計画については、企画部で、大きい変更等があれば、報告するということになっておりますが、個別表の中の変更ということで、ちょっと企画部に確認してみないと、はっきり答弁できないんですが、変更の依頼を私から企画部へして、その個別表を変更していただいたという状況でございます。
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○太田 委員 そうですか。計画というのは、そちらで変えることができますので、その御報告がなかったということなんですけれども。現状は野村ということで、私は認識しておりましたので、ガイダンス施設として、とりあえず、あそこの扇ガ谷の土地・建物は整備していくという方向性だと考えておりましたけれども、博物館も、そうしますと将来的にはつくっていく方針だということなんですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 まず、?、?という形で整備を先行していきたいと考えております。それから、?、?についても、博物館的な要素を持ってですね、その?・?・?・?を全て合わせて一つの鎌倉の歴史的博物館的なものにしていきたいと考えております。
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○太田 委員 そうしましたら、全く視点を変えて、例えば、鎌倉市があそこの土地を購入なり、寄附を受けないということになると、今後どういうことが予想されるとお考えですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 財団は、東京都に登録されている団体でございまして、東京都の認可を持って、このたびの寄附行為だとか、15億円の寄附だとか、こういうものの認可をとって寄附あるいは15億円の寄附をしていただけるという形になっております。
ですから、この方針を変えるとなると、財団は、もう一度東京都へ認可申請等をして、審議していただくような形になるのかな思います。
その中で、どういうふうに財産処分をされるかというのは、我々今この時点ではっきりわかりませんけども、過去に18年か19年だったと思いますが、売りに出たという話もございまして、直近の方々は、あの地が開発されるんではないかというお話は聞いております。
ですから、今、特に直近の方は、開発されることよりも、やはりあのままのたたずまいを残していただきたいという方が圧倒的に多くて、これからいろいろ計画はしていきますけれども、地元と、どんな施設をつくっていくかというところで合意を、市民とはできている状況でございます。
ですから、もらわなかったらどうなるかというと、最終的には持ち切れなくなって、他人の手に渡るということも想像しなければいけないかなとは考えております。
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○太田 委員 持ち切れない場合には他人の手ということは、今後開発なども予想されることだと思います。それは近隣の方々は、そうなってほしくないと希望なさっていらっしゃるということだと思います。
ただ、博物館というものは、鎌倉市の歴史的な文化的なものを必ずどこかで展示しなければならないかどうかとは、また別として、やはりそういう必要性もあるとは思いますけれども、ただ、現状の公共施設の再編計画の中でも、やはり今後持ち切れなくなっていくだろうと、新しいものではなくて、現状のものでさえ持ち切れなくなってくる、今のお金の中では持ち切れなくなっているということが、先ほども報告をされましたので、その中で、また新たな施設が、非常に私たちにとっては、理解を得るのが難しいところなんです。ただ、それとは別に、あそこの土地・建物をあのままの現状で維持をしていただきたいという近隣の方々の御意向もあるということで、そこのところのバランスのとり方だと思うんですね。博物館構想も、もちろんこの扇ガ谷に移されたということなんですけれども、今の鎌倉市の財政状況を考えまして、そして、本当に博物館をつくっていかなければいけないのかどうかというところも、非常に微妙な問題だと思います。だから、必要なのか必要じゃないのか、本当にあそこなのか、あそこじゃないのかというところは、どうなんでしょうかね。今とりあえず構想はあるけれども、その実現性は、どう読んでいらっしゃるんですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 今計画しておりますガイダンス施設は、世界遺産、武家の古都・鎌倉として構成資産について説明できる、目で見て理解していただくだとか、そういう機能を持たせて、広く内外に発信していく文化的発信基地、拠点ということで考えております。
この整備の目的というのは、情報発信していくことによって、鎌倉の文化的遺産に対する理解を深めていただいて、未来永劫こういうものが大事なんだと、保全をしていくんだということを広く内外に知らしめていくということも一つの大きな目的だと考えております。
ですから、当然、これは市民の税金を使わせていただくわけですから、採算的な問題というのも大変重要だという認識は持っております。
これからは、今太田委員が言われている設置の目的を明確にするとともに、健全な経営ができるような方向で検討し、そういう施設にしていかなければいけないと考えております。
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○太田 委員 現在の良好な環境を保つことを第一義に考えることはできないんですか。市民の方が、あそこの土地を確保してほしい、あそこの土地が開発をされることを望んでいらっしゃらない皆さんが、ですから鎌倉市としてはあそこをまずは確保することが大きな目的でもある。「もある」ですよ。と考えていらっしゃるということは、いかがですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 当然、直近の方々はたたずまいを残したいというのは、もう本当に切に望んでいるところだと思います。今回いただく部分については、文化・教養施設として使ってくださいと、そういう趣旨で寄附を受けるわけですから、今の状態で保存をしていくと土地利用は難しいかなと。要するに、あそこには喫緊の課題であるガイダンス施設をつくるつもりでおりますし、?、?についても継続して博物館建設をしていきたいと考えております。
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○太田 委員 ガイダンス施設が、例えば、世界遺産登録されなかった場合に、そこにその建物があるということで、博物館などになっていく可能性はどうなんですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 来年の6月に、世界遺産登録の可否が確定するわけでございますけども、もし登録がされなかった場合でも、我々は時間と経費をかけておのおのの保存管理計画等を作成してきております。その価値は、やはり世界遺産に登録されなくても、鎌倉市としては、未来永劫そういう財産を残していくという観点から、世界遺産という名称が使えなくてもですね、そういう歴史博物館的なものは、整備していきたいと考えております。
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○太田 委員 そうしますと、歴史博物館をガイダンス施設ではなくても、そこでつくっていく可能性もあることになりますよね。来年6月に、ICOMOSの返答が来ると、そこで施設の整備計画がまた大きく変わってくる可能性もあるとは思いますけれども、今現状は、?、?ですよね。ここの広場として、しばらくは置いておく。それは近隣の皆様とのお約束がこのように書かれていらっしゃるわけなので、そこのところは、施設整備は、そんなに拙速には行っていくことではないということで、よろしいんですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 まず、とにかく?、?というところで施設整備をしていきたいということで、?、?については、そのアプローチをつくるという意味で、ある程度の造成等をして、それにお金をかけるつもりはございませんけども、土地利用的に今の細い道を使って、?、?にアプローチしていただくよりも、?、?を使ってアプローチしていただいたほうが近隣にも影響も少なくなりますので、?、?を整備し、?、?については、そういう粗造成をして、通路としてあるいは広場として整備して使っていただきたいと。?、?の建設については、次の実施計画の中で、基本的にどういう形で整備していくかを明らかにしていきたいと考えております。
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○太田 委員 基本的には、鎌倉市としては、鎌倉市の歴史文化を後世に継承するものは、必要だとは思います。ただ、非常に、微妙なバランスがあろうかと思いますので、そこのところですね、実施計画の中でどのように出していっていただくのかというところだと思いますけれども、この防災、そこは浸水地域まではいかないけれども、ただ、近隣まで大きな津波が来る可能性も指摘されていますので、そこが避難場所として利用したいという、お気持ちもおありだと思いますけれども、そのようなことでも御利用していただけるということですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 あくまでも、一次避難場所という機能を持ちたいと思っております。
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○山田 委員長 ほかの委員の方質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認させていただきます。
(「聞きおく」の声あり)
本報告については、多数了承ということで確認させていただきます。
関係課職員の入室のために暫時休憩します。
(19時55分休憩 19時56分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第15報告事項(3)「「みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉」について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 日程第15報告事項(3)「みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉」について、御説明いたします。
世界遺産登録後のまちづくりについては、世界遺産登録を契機に、鎌倉のまちづくりの方向性を共有する重要な機会と捉え、本市の抱えるさまざまな課題の解決に向け取り組みを進めていくに当たり、必要な行政課題の整理・検討等を行うということから庁内検討組織として、世界遺産のあるまちづくり推進検討委員会を設置し、平成24年2月17日の第1回からこれまで計5回の会議を開催し、また、下部組織である関連課長で組織する検討部会は、平成24年3月6日を初回に計6回開催し、協議を重ねてまいりました。
同推進検討委員会の設置の趣旨は、世界遺産登録を市民、事業者及び行政が、鎌倉のまちづくりの方向性を共有する重要な機会と捉え、本市の抱えるさまざまな課題の解決に向け、さらに魅力あるまちづくりの取り組みを進めていくに当たり、必要な行政課題の整理・検討等を行おうというものでございます。
また、所掌事務といたしましては、1、世界遺産のあるまちづくりに関する基本的事項の議論及び提起をすること。2、魅力あるまちづくりの実現に向けた具体的課題の整理及び調整をすること。3、その他、世界遺産のあるまちづくりに関し必要事項の検討をすることとなっております。
検討委員会及び部会では、関連する課題の抽出等の作業を進め、その内容を改めて整理し、別紙のとおり「みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉に向けて(案)平成24年度版」を指針として、まとめを進めているところでございます。
別紙資料に沿って、その概要を説明させていただきます。抽出した関連課題については、まず、七つの政策分野に分けております。
「I資産保存・管理」「?観光」「?交通」「?防災」「V都市景観」「?環境」「?情報発信」の7分野ですが、この七つの分野ごとに、合わせて12の個別目標を掲げ、その下に、個別施策として22の項目を設定しております。
さらに、22項目の個別施策に対し、それぞれ施策の進め方(基本的な考え方)として説明を加えております。
まず、「I資産保存・管理」では、市民による、または協働での取り組みの促進を、行政の事業としては、特に資産となる山稜部の保存・管理について、国・県等の関連機関と取り組みを進めていくことを。
「?観光」では、資産を巡る(仮称)安心歩行ルートの設定と、その上でそのルートにおける重点整備ルートの設定を、各道路管理者との協議により進めていくこと、また、トイレ、サイン関係の充実・改善、さらには県域における新たな観光ルートの開発等を進めていくことを。
「?交通」では、歩く観光による公共交通機関の利用を促進する視点から、路線パスのわかりやすい表示等を目指した取り組みを進めること、及び、朝比奈方面のパーク・アンド・ライドの整備・促進に向けた取り組みを進めること、また、現在実施している環境手形について、世界遺産の重要な要素となる21件の歴史的遺産を網羅できるよう対象範囲の拡大を図ること、さらには、観光の項で挙げた安心歩行ルートと連動した、県道・市道の歩行空間の改善に向けた関連機関への働きかけ等を進めていくこと等を挙げております。
「?防災」では、津波災害対策として、海岸保全施設の整備を進めるとともに、市民・観光客の津波避難ルートの確保と周知を図っていくこと。
「V都市景観」では、特にバッファーゾーンの範囲等を意識して、これまでの取り組みを進めるとともに、景観に配慮した配色による自動販売機の設置地域の拡大を図っていくこと。
「?環境」では、これまでも進めている環境美化等の取り組みを継続して推進していくこと。
最後の「?情報発信」では、世界遺産ガイダンス施設の設置、ソーシャルメディア等の活用、御当地車両ナンバーの登録に向けた取り組みの開始とした内容となっております。
これらの内容を見ていただいておわかりのように、実施に当たっては、必ずしも鎌倉市が主体となって行うものばかりではありません。市民に担っていただくものを初め、国や県等に協力を求めていくもの、交通事業者など関係事業者へ協力要請をしていくものなど、さまざまな項目が含まれております。
このみんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉に向けてとしては、整理されたものは、冒頭説明させていただいたように、世界遺産登録を契機にした鎌倉のまちづくりの方向性を全庁的に共有し、本市の抱えるさまざまな課題の解決に向け、改めて行政課題の整理・検討等を行うという視点・位置づけからまとめたものでございます。
そうしたことから、基本的に、それぞれの取り組みについては、課題に関連するセクションが中心となって進めていくものでありますが、世界遺産をキーワードとすることから、複数の関連セクションが協働して取り組むことが必要となってくる場合には、必要に応じて、本推進検討委員会が、可能な限り調整を図っていくことも検討してまいりたいと考えております。
なお、今回の案は、あくまで、現段階までの検討における内容をまとめたものであることから、平成24年度版とさせていただきました。
世界遺産登録が市民生活に与える影響を危惧する市民の声も、依然としてあることから、こうしたことに対する市としての考え方を総体的にまとめ、示していくことが求められており、本推進検討委員会については、当分の間、継続してこうした検討・協議を重ねていく予定とし、当面、25年度についても、同様な方向で進めてまいりたいと考えております。
以上の内容につきましては、本日、当委員会へ報告をしてまいるとともに、国・県、関係市を初め、関係機関等への協力要請等を進めてまいりたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○山田 委員長 質疑のある委員の方、挙手をお願いします。
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○高野 委員 1点だけです。こういう取り組みは極めて重要だと思います。そして、この中では、今お話もあったとおり、簡単にできるもの、できないものも相当含まれていますが、とりわけ、私一般質問でも少し別の角度から申し上げたんですが、まさにこの保存・管理のところの、ここの黒ポチの二つ目のところと4番目のところですね。先ほど甘粕次長は、山稜部の保存・管理というお話をされましたが、ここはやはり極めて重要だと思います、世界遺産の観点からもですね。来年6月に世界遺産になれば、私の捉え方では、やはりコアにこの緑を入れたということが非常に大きな要素になると私は確信していますが、そうしますと、やはり世界遺産のこの視点からも、ここは6条の対象となるところとある程度限定されるんでしょうけど、限定といっても相当な範囲ですから、世界遺産のセクションとしても、非常にこの大きな課題ですけれども、この山稜部をどうしていくのかと、保存、樹林管理も含めてですね。これを結局どこかが仕掛けて、本格的な調査・研究ということをやらないと進まないと思うんですね。私の感触だと、やっぱりまちづくり景観部でも都市整備部でも、なかなか重たいなというのが率直なところだろうと思っているんです。
そうであれば、さっき最後のほうにおっしゃったように、問題によっては、こちらのほうのセクションから調整することもあり得るというお話があったとおり、ここの部分はまさに、そういう構えも含めて進めて、時間はかかりますけど、進めていただきたいということを強く1点だけ、その点だけ指摘させていただきたいんですが、いかがでしょうか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 今、世界遺産登録については4県市、神奈川県、横浜市、鎌倉市、逗子市で連携を図ってやってきております。この世界遺産の登録に伴うこのまちづくりについても、実は、県も知事をトップにして、そういう組織を7月につくっていただいたところでございます。したがいまして、今緑の話が出ましたが、これは鎌倉市で言うと、みどり課、公園課、文化財課等々が関係してくるところでございますが、まさしく今説明をさせていただいたとおり、世界遺産という名前を掲げているわけですから、こういうところについては、横断的な対応を図って、国・県等にいろいろ要請等をしていくという形をとりたいと思っております。
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○山田 委員長 ほかの委員の方質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
ちょっと1点確認、すぐ終わります。
今回の報告の表題で「みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉」になっているんですが、これは、ここまでが正式な名称と思っていいんですか。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 これも、みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉に向けてということで、特にきょうも報告させていただいて、問題がなければこれで決裁をとって、国や県やあるいは関係事業者等に発信していきたいと思っております。この名称で発信していきたいと考えております。
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○山田 委員長 そうしますと、きょうの御報告の表題が、鎌倉でとまっちゃっているんですね。そこの整合性はどうなんでしょうかという質問なんですが、どちらが正になるかですね。
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○甘粕 世界遺産登録推進担当次長 失礼いたしました。現段階では「みんなでつくる世界遺産のあるまち鎌倉に向けて」というタイトルで発信していきたいと思っております。
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○山田 委員長 御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。了承でよろしいですね。
(「はい」の声あり)
本件了承ということで確認いたしました。
関係課職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
(20時10分休憩 20時12分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第16「議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)」を議題といたします。意見の有無を確認いたします。意見のある委員の方いらっしゃいますでしょうか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
採決に入ります。議案第79号平成24年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)原案賛成の委員の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案は可決いたしました。
関係課職員退室のため、暫時休憩いたします。
(20時16分休憩 20時18分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
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○山田 委員長 日程第17「陳情第28号日本政府に対し「大飯原発の稼働停止を要請する意見書」の提出を求める陳情」を議題といたします。陳情提出者から発言の申し出があるので、休憩に入りたいと思いますが、その前に事務局から報告がございます。
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○事務局 先ほど、陳情提出者から資料の提供がありました。机上に配付させていただきたいと思いますけども、協議をお願いします。
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○山田 委員長 よろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
事務局から配付お願いします。
(資 料 配 付)
資料配付の確認をさせていただきますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
陳情提出者からの発言がございますので、暫時休憩いたします。
(20時18分休憩 20時25分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。取り扱いを含め、御意見の開陳をお願いしたいと思います。
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○高野 委員 陳情の要旨でありますけれども、大飯原発を停止してほしいということを、国に鎌倉市議会として意見書を上げてほしいということでありまして、大飯原発そのものは、関西電力管内でありますけれども、しかし、議運でも付託するときに申し上げましたが、結局これをどうするかということによって、今後、全国に50基以上の原発があるわけですが、その方向性にもかかわる問題でありまして、ここの近くというと、やはり東海地震のこの震源域のまさに真上にある浜岡原発というのは、まさしくこの神奈川県にとっては、非常に重要なことですから、そこにもかかわる問題として、私は捉えるということであります。
だから、陳情の理由は、主に大きく3点言われていまして、1番目は、この電力需給から見て、大飯原発の稼働は必要ないということ、これは全くそのとおりでありまして、この冬の電力需給も既に調査結果は出ていますから、夏場以上に余裕があるということで私は認識していますので、省エネルギーの取り組みも進んでいますので、これはそのとおりだと思います。
そして、2番目の破砕帯の調査についてでありますが、結局これは原子力規制委員会の大飯原発現地調査が行われたわけですね。そして、この陳情にあります、東洋大の渡辺教授は活断層であると認めたと。ほかのメンバーはどうかというと、もう1人の方は、断定はできないけどそれに近いという判断をされたと、残りの2人の方もその可能性は否定できないと。こういうような4人の専門家の方が、つまり断定をしているのはお一人であるけれども、残りの3人の方についても、地すべりの可能性もあるという意見も含めて、活断層であることを否定している専門家は1人もいなかったと。こういうことになりまして、大きく報道もされたわけですが、そして、原子力規制委員会は、現地の調査結果を受けて、その可能性があることは認めながらも、しかし、断定はできていないということで、今日まである意味ずるずると来ているということだろうと認識しています。
この点について、どう認識すべきかということで私も調べたんですが、ちょっと長くなって申しわけないですね。旧原子力安全委員会が、これは一昨年の12月に、発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引きというのを出していまして、これは現在の規制委員会でも引き継がれているということであります。その中で、活断層については、簡潔にこう書いてあります。それが否定できない場合には、文章が長いので略しますが、活断層を適切に想定することと。ですから、否定できない場合には、だから活断層がないんだということではなくて、疑わしきは罰せずではなくて、疑わしくは罰するという、司法の言い方を引用すればですね。だから、危ない場合には、危ない方向できちんと手を打ちなさいよと、こういうふうに手引きに書いてあるというんですね。
ですから、今問題になっているF−6断層ですか、この破砕帯については、断定はできないけど黒に近いということですから、この陳情に上げられています三つ目の予防原則を最優先に考えるということに照らしても、まさしくとめるべきだろうと私は考えます。
そして、断定は確かにできていないわけですが、その調査はきちんと行うべきですけど、だから、それまでの間続けるんだという論理ではなくて、まさに予防原則に立って、運転を停止した上できちんと調査を発揮させるようにやっていくということが、今の地点においても正しいと思いますので、よって、以上の3点の理由ももっともだと思いますので、この陳情については、きちんと結論を出すと考えるものであります。
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○太田 委員 私も結論を出すべきだと考えています。やはり予防原則というところが一番大きい、もう私たちは福島の原発でこれだけの被害が広がっていることを目の当たりにしていますので、それと同じことが二度と起きないということを鑑みましても、やはり今現状危険だと思われるものに対しては、私たちはノーというべきだと思っています。結論を出します。
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○岡田 委員 私も結論を出すべきだと思います。
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○伊東 委員 手続論で大変恐縮なんですけれども、私の考えは、必要であれば、議員がみずから意見書を提出していただきたいと。ここの委員会での結論をもって意見書の提出という考え方は、私はおかしいと思っていますので、結論は出さないという意味で継続にしたいと思います。
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○安川 副委員長 陳情者の方の願意はよく理解するところで、私も3・11以来、原発の安全神話というのが完全に崩れて、やはり我々の生活している生命圏の中で、これ以上放射能汚染を広めてはいけないと、とめないと未来はないと思っています。そういった意味では、原発というのは、私は国内のみならず、世界中の原発と核兵器を廃絶する必要が今後あるのだと思っております。
今回の出された陳情は、日本政府に対しての意見書の提出を求めていらっしゃいますけれども、今ちょうど総選挙が行われている最中で、原発が大きな争点となっていて、今週の日曜日にはその選挙の結果が出ますので、やはり政界再編された政府の見解を聞いた上で考えていきたいと思いますので、今の時点では、継続審査とさせていただきたいと思います。
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○山田 委員長 結論を出す委員が3名、継続の委員が2名ということになりますので、継続の委員の方の態度、どういたしますか。
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○伊東 委員 結論を出すんだったら、手続論で反対します。
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○安川 副委員長 退席します。
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○山田 委員長 陳情第28号日本政府に対し「大飯原発の稼働停止を要請する意見書」の提出を求める陳情について採決に入ります。
本陳情を採択される方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
本陳情については、多数の挙手によりまして採択ということに決しました。
なお、私に関しましては、現段階では継続という態度ということでございますので、申し述べておきたいと思います。
暫時休憩いたします。
(20時35分休憩 20時36分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
日程第17陳情第28号につきましては、採択された委員の方、もし意見書の準備があれば、御提出をよろしくお願いいたします。
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○山田 委員長 日程第18その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から資料の配付及び報告をお願いします。
(資 料 配 付)
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○事務局 9月定例会において継続審査になっております、陳情等が13件あります。そのうち、世界遺産登録の諸課題については、10月に行政視察を実施しまして、その目的が達成されましたので、その1件を除き、12件の取り扱いについて、御協議願います。
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○山田 委員長 協議をお願いいたします。
継続でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
継続審査ということで、12件ということで確認させていただきます。
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○事務局 ただいま確認されました、陳情12件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認を願います。
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○山田 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきます。
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○山田 委員長 日程第18その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局よりお願いします。
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○事務局 次回の委員会の開催は、12月20日(木)10時から議会第1委員会室です。
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○山田 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
本日の日程は、全て終了いたしました。
以上で総務常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成24年12月14日
総務常任委員長
委 員
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