平成24年観光厚生常任委員会
3月22日
○議事日程  
平成24年 3月22日観光厚生常任委員会

観光厚生常任委員会会議録
〇日時
平成24年3月22日(木) 11時00分開会 14時34分閉会(会議時間1時間09分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
飯野委員長、長嶋副委員長、西岡、久坂、渡邊、三宅、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
相澤(千)環境部長、小池環境部次長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長、松永環境部次長兼環境政策課長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長、小柳出環境施設課長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長、宮村名越クリーンセンター所長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長、川村今泉クリーンセンター所長兼ごみ減量・資源化推進担当担当課長
〇議会事務局出席者
讓原局長、花岡次長、木田担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)逗子市環境クリーンセンター焼却施設基幹的設備改良工事に伴う焼却ごみ受け入れについて
    ───────────────────────────────────────
 
○飯野 委員長  おはようございます。ただいまから、観光厚生常任委員会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。三宅真里委員にお願いいたします。
 また、委員の皆様におきましては、13時から議会運営委員会が予定されていること、さらに14時から本会議が予定されていることを念頭に置いていただき、質疑の際には簡潔、明瞭に行っていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、本日の審査日程の確認ですが、お手元に配付のとおりでよろしいでしょうか。
 
○吉岡 委員  きょうの報告事項というのは、原局から報告したいと言ってきたのかどうか、その辺だけまず確認させていただきたいと思います。
 
○事務局  はい、そのように受けとめております。
 
○吉岡 委員  申し入れはしたわけですか。
 
○飯野 委員長  私は、必要性はあると申し上げましたが、原局のほうからも報告はしたいと、こういうことで話がありました。その中で正・副委員長と予算特別委員会委員長・副委員長との話し合いの中で、時期についての打ち合わせをしたというようなことで、その後に正式に申し入れをしたというよりは、原局のほうから説明したいというようなことがありました。ですので、流れ的に言うと、正式な申し入れという点では、原局のほうからあったというふうに言えると思います。
 審査日程については、お手元に配付のとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
   ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○飯野 委員長  それでは、日程第1報告事項「逗子市環境クリーンセンター焼却施設基幹的設備改良工事に伴う焼却ごみ受け入れについて」原局からの説明をお願いします。
 
○相澤[千] 環境部長  本日は、急遽観光厚生常任委員会を開催いただきましてありがとうございます。改めまして、逗子市環境クリーンセンター焼却施設基幹的設備改良工事に伴う焼却ごみ受け入れについて、担当課長から御説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
○環境施設課長  平成22年度から、鎌倉市と逗子市は両市の老朽化した焼却施設の延命化工事に取り組んでいくに当たり、鎌倉市、逗子市地域循環型社会形成推進計画を策定し、相互理解を図りながら計画を進めてまいります。
 逗子市では、焼却施設基幹的設備改良工事を平成23、24、25年度の3カ年事業としており、平成23年度に発注仕様書の作成、生活環境影響調査などを実施した後、平成24年6月、7月ごろから平成25年度末までを工事期間としております。
 一方、鎌倉市では、平成23年度に長寿命化計画の作成、生活環境影響調査及び発注仕様書の作成を行うとともに、平成24年度に業者選定を実施した後、平成25年度、26年度の2カ年を工事期間として予定をしております。
 両市の基幹的設備改良工事は、いずれも1炉ずつの改修工事となることから、自区外処理については、可能な限り相互協力を図ることが不可欠であるという認識のもとに、逗子市の工事期間中における焼却ごみ受け入れの協議を数回にわたり進めてきた結果、最終的に平成24年度に1,630トンから1,890トンの受け入れ量が可能である旨、逗子市に回答をしております。
 名越クリーンセンターにおいては、焼却量3万トンを超えない範囲で、今泉クリーンセンターでは覚書に伴う焼却量を超えない、1万1,000トン程度の範囲で、逗子市の焼却ごみを処理していく予定でおります。なお、逗子市の予算動向が確定していなかったため、地元協議にはまだ入ることができない状況ですが、今後、両クリーンセンターの地元自治・町内会には焼却の説明を行い、地元自治・町内会の了承を得た後に、焼却ごみ受け入れ量等の具体的な数値についての協議を行い、具体的な協議の内容を確定次第、改めて議会報告をさせていただきたいと考えております。
 以上で、説明を終わります。
 
○飯野 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○吉岡 委員  この予算の中に、今おっしゃった逗子市の焼却ごみを受け入れる収入として入っているということですね。
 
○環境施設課長  はい、そのとおりでございます。
 
○吉岡 委員  その予算はもう審議が終わっちゃっているわけですよ。予算の中に入っているのに、なぜ御報告をしなかったんですか。その点をまず伺います。
 
○環境施設課長  審議に報告しなかったということにつきましては、内容的に雑入、歳入の中での予算計上という形になっております。これにつきましては、逗子市との予算確定ができない。その辺の状況を踏まえた中で、逗子市の予算も可決した後に地元との協議に入っていかなきゃならないと、量の確定もできませんので。そういう形からして、予算ということで御説明はしていなかったということでございます。
 
○吉岡 委員  いろんな面で確定していないのに、報告はしていないけれど、予算には入れていると。細かなことは別ですよ。手順のことを聞いているんですけど、そういうことですね。
 
○環境施設課長  手順的には、やはり報告しなければならない点も多々あったかと思いますけれど、地元の協議もまだ入っていない段階で、改めて頭出しをしなかったというところでございます。
 
○吉岡 委員  ですから、先ほど、逗子市の予算も確定していないと、地元の問題もないと。いろんな面でまだ確定していないのに、まだいろんな協議が必要だということなのに、予算の中にはもう既に雑入として入っているということですよね。だから議会に説明ができないのに、確定もしていないのに予算を入れたということなんですね。
 
○環境施設課長  両市の議会、特に逗子市のほうの歳出が決まらない限り、それの予定の数量等も地元の皆様に御説明ができないということもありましたので、その予算が確定した後、地元の協議に入っていきたいという形で考えておりました。
 
○吉岡 委員  歳入ですよね。要するに、雑入ですよね。もちろんそれはいろいろ協議があることなんですけれども、ですから今、予算化、説明できないことを手続上予算に入れるということ自体が、手続上の問題ですよ、本来なら大事なことですよね。今ごみの問題って非常になかなかいろいろな面で微妙な問題もあるし、お互いの信頼関係というのもあるし。逗子市との関係は、もちろんこの中身についてどうのこうのと言っているわけじゃないですよ。それはお互いにいろんなことがあるわけだから、それはそういうこともあっていくかもしれないんですけど、手続上の問題で、いろんな面で、議会に説明できないと。そういう状況で、議会に説明できないということは市民にも説明できない。そういう状況だけど予算には計上したという、改めてそういうことでよろしいわけですね。
 
○環境施設課長  私の説明がつたなくて申しわけございません。議会のほうにも御説明をするべきだったというふうには考えております。ただ、今回の中では、そのような御説明ができなかったというふうに思っております。
 
○久坂 委員  今の吉岡委員の質疑にもございましたけれども、逗子市の予算動向が確定していないから地元の方々に御説明できない、だから議会には説明できなかった。けれども、収入の中に入っていたというのは、ちょっと、私もこれは昨日知ったんですけれども、これはちょっと順番としてどうだろうというのは私もございます。というのも、予算特別委員会、観光厚生常任委員会の中で、今までたくさんの現在のごみの行政についての課題が出ていて、とりわけ予算特別委員会では、広域についてどうだったのかという議論がいろいろ出ておりましたよね。その文脈の中でも、全く今の状態はどうであるのかということの質問の中で、この御説明が全くなかったのは、私は何か意図的なものはあったのですかということをお伺いしたいんですけれども。
 
○環境施設課長  意図的に説明をしなかったということはございません。先ほどもお話ししましたけど、まずは地元のお話をしなきゃいけないということが、一番念頭にはございました。
 
○久坂 委員  今、鎌倉と逗子市で広域の枠組みがありまして、今後、鎌倉のごみの状態がどうなるかというときに、逗子市がお隣にいてくれるということで、広域の枠組み、お互いに助け合わなきゃいけないだろうという推移の中で、私もこの内容がどうだったかということは、とりわけ言うつもりもないんですけれども、将来的に逗子市の助けが必要になるということも多分お考えになっているんだろうなとは思うんですね。
 そういった先のことまでいろいろ、将来的に逗子市と鎌倉がどうあるんだろうということを見越しての今回のこの受け入れとかというお話であるというふうに、先ほど冒頭の御説明でちょっとおっしゃっていたかと思うんですけど、そういう理解なんですかね。
 
○環境施設課長  そのとおりでございます。将来的な話といいましても、直近の話で、本市も具体的に工事に入るには25年度、26年度という形になっております。そのときには当然、自区外が発生いたしますので、そのときには逗子市のほうに受け入れていただくという形で協議は進めております。また、過去の話になりますけれども、ダイオキシン対策工事、今泉でやったときにも逗子市では受け入れております。
 また、昨年の3・11の後、計画停電が実施されたとき、このときにも鎌倉の場合は、1日に2回計画停電が起きていくというような状況もありまして、どうしてもごみ処理が追いつかなくなるような懸念もありました。そのときにも逗子市のほうにお願いに行き、こういう状況で、もしかしたら自区外に出るかもしれないけれども、そういうときは受け入れてくださいというような形の中で、御了承はいただいているところでございます。ただ、実際的には計画停電が少なくなったということで、土日がなくなったりということで、結果的には鎌倉の中で、自区内で処理はできたということがございますけれども、そういうことも踏まえて逗子市とは協議をして、お互いにうまくいけるような形で考えていきたいというふうに考えています。
 
○久坂 委員  しかも、いただいた資料2の中で、いろいろな協議経過があるんですけれども、この文面に出てこないんじゃ、これでいろいろもう何となく詰めていらっしゃるところがあるということですよね。確認していることはあるということですね。
 
○環境施設課長  今回のこの資料2につきましては、逗子市からのごみの受け入れに際してと、逗子市のごみ焼却の受け入れに際してという形で掲載をさせていただきました。先ほど委員おっしゃられたように、広域の関係では、その都度そういった認識のもと、協力体制をつくっていくという形で考えております。
 
○三宅 委員  今お二方がおっしゃったように、やはり逗子市の予算が確定をしない前に、鎌倉市の歳入に見込みとして入れてしまったというのは、これは私もいかがなものかと考えています。
 この4,700万の歳入についての細かいことをちょっとお尋ねします。どれくらいのトン数を見込みで、トン当たり幾らということでお出しになった数字ですか。
 
○環境施設課長  逗子市の受け入れを約1,890トンと見込んでおります。この算出につきましては、平成22年度の鎌倉市での処理の経費、つまり中間処理にかかわる人件費ですとか維持管理費、それに伴う委託料、溶融固化等の費用、これを22年度の焼却炉で割り戻した単価に、逗子市からの受け入れ1,890トンを掛けたものでございます。
 
○三宅 委員  今、燃やすごみを減らすということで微妙な時期ですから、1,890トンという細かい数字を出されて、それでトン当たり幾らになったんですか。
 
○環境施設課長  トン当たり2万5,149円という形で計算しております。
 
○三宅 委員  鎌倉市が受け入れられるごみの量というのは、今1,890トンとおっしゃったけれども、これは微妙に変わってくるのではないかと思うんですが、そういった段階で、予算をこういう細かいところまでお出しになられるということについては、どうなんでしょう、もう1,890トンは受け入れるということなんですか。
 
○環境施設課長  実際に受け入れる量につきましては、その都度、各クリーンセンターとの維持管理状況等もあります。今想定している中では、マックスとして1,890トンぐらい可能であるという形で協議を進めております。
 
○三宅 委員  以前、鎌倉も修繕のときに、今泉も名越も、そのときにも逗子市に、近隣市にお願いをしているという経緯がありまして、それで広域化という枠組みの中で、逗子市と連携をしながら助け合うということは、私は間違ってはいないと思います。次に名越の焼却炉の修繕があるときにも、恐らく逗子市の工事が終わった段階で、何がしかのお願いはしていくということになると思います。そこは確かにお互いのことですから、広域間の枠組みの中で行っていくことになると思いますけれど、でも、やはり吉岡委員がおっしゃっていたように、手続として、順番として、予算のあり方というか、そこはいま一度お考えいただかなければいけないんではないかということは思っています。何も決まっていないのに予算が先にありきで進んでしまっているというのは、ましてや御説明は確かにしにくかったかもしれませんけれど、だったら、決まっていないんだったら、なぜ予算にこうやって出してくるんでしょうかというのは、甚だ私も遺憾に思っています。
 もう1個ちょっと、細かいことなんですが、いつからいつまで、24年6月から25年3月までですね、ということなんですが、それ以降はもう名越の修繕が入ってしまうから、もううちでは受け入れられないということですね。
 
○環境施設課長  はい、そのとおりでございます。
 
○三宅 委員  それはゼロということでよろしいんですよね。
 
○環境施設課長  はい、そういう形で予定をしております。
 
○西岡 委員  こういうイレギュラーな形で、最終の本会議を前にして観光厚生常任委員会が開かれたということは、大変残念だなというふうに感じております。
 これは昨日、私も同僚の議員から聞いて事実を知ったわけですけれども、議会が知ったということで観光厚生常任委員会を開いていただきたいということになったんでしょうか。もし議会が知らなければ、このままスルーしてしまったということでしょうか。
 
○相澤[千] 環境部長  私どもが心づもりしておりました御説明の時期につきましては、先ほど担当課長が御説明した中にもありましたように、できればもう少し詳細、地元の御了解もいただいて、具体的に受け入れする量が決まった時期に御報告させていただきたいというふうに考えておりました。ただ、昨日何人かの議員さんからお問い合わせをちょうだいしまして、確かに逗子市が歳出予算に盛り込むということで、それに合わせた形で鎌倉市も一定程度の歳入予算を見込むという、そういったバランスを考えたわけですけれども、実際に歳入予算等を計上した段階で、それなりの根拠は私どもも持ち合わせておりましたわけで、まだ不十分ながら、その段階での御説明も観光厚生常任委員会にできたのではないかというふうに考えております。
 そういう意味で、やはりもう少し皆様にもその段階で心配りを申し上げるべきだったというところで考えております。その点につきましては、不十分だというふうに私の立場でおわび申し上げたいと思っております。
 
○西岡 委員  非常に今、鎌倉市のごみの問題というのはデリケートな課題ですので、議会もまた、私たち観光厚生常任委員会も、そしてまた環境部も、必死になって取り組んでいる課題だというふうに自覚をしております。ですので、いろいろな意味で胸襟を開いて、車の両輪として話し合って、よりよい行政、また市民のためのこのごみ処理行政でありたいという思いでやっているというふうに思っておりますけれども、やはりこれは説明責任があって、この予算に計上する限りは、その前に何らかの、今部長が御答弁くださいましたけれども、お話があってしかるべきだったというふうに考えております。それが行われずして予算に計上されたということは、先ほども申し上げましたけれども、本当に残念だなというふうに感じております。ただし、逗子市との広域化が事実上破たんをしているように感じておりましたので、水面下でこうした広域化が厳然と行われているという事実がわかったことは非常に安心ができましたので、それにつけても早くそれを教えていただければ、もっと広域化についても考え方が議会としても変わってきているんじゃないかというふうに思います。そういった意味で、環境部の説明責任、説明がなかったという責任は大変大きいというふうに感じております。
 
○渡邊 委員  私も、ほかの議員さんの話を聞きながら思っていたんですが、まずその手順がどうしてもよくなかったということが結論だと思うんですね。先ほど地元の協議がまだ済んでいないとか、予算の数字が確定しないということであれば、すべての数字に対する項目というのが、なかなか決まらないようになってしまうんですね。ですから、こういうふうなことがあると、項目があるということだけでも先に皆さんに発表しておけば、いろんな案も出たでしょうし、すっきりとしたんだというふうに思いますので、まずちょっと、手順がよくなかったというふうに思いました。
 それから、逗子市側のほうでも予算を計上しているんであれば、ましてこちらのほうも収入としての予算を計上すべきであるというふうにも思いました。
 それから、最後の質問なんですが、こういったバーターというか、やりとりというのは、過去からずっと続いているんでしょうか。今回初めてこういうスポットでぽこっと出てきたような話ですか。
 
○環境施設課長  広域の協議の中では、過去からこういう形は進んでおります。
 
○渡邊 委員  この案件について過去というんじゃなくて、例えば過去5年とか10年とか、そういう長いスパンで見てやりとりというのはあると思うんですが、今回、これは急にぽこっと出てきたわけですよね。そういった中で過去の事例としては、こういう予算の計上をしているとかしていないとかということは、今までにもあったんでしょうか。
 
○環境施設課長  過去の事例で、鎌倉市が受け入れるというのは、今回が初めてでございます。ただ、先ほど委員の御質問に答えましたけれども、今泉クリーンセンターのダイオキシン対策工事、これが平成14、15、16だと思いますけれども、実施した際は、逗子市のほうに15年と16年だと思いますけれども、搬出をお願いしております。そういうふうな形で、過去についても、そういうような協議の中でやっております。
 
○渡邊 委員  そうすると、流れとしては逗子市の協力を得ながら、いい関係を保ちながらやってきたというふうなとらえ方でいいんでしょうか。
 
○環境施設課長  逗子市とはちゃんといい関係で進んでいるというふうに、私どもは認識しております。
 
○渡邊 委員  了解いたしました。
 
○長嶋 副委員長  私も、皆さんが言われているとおりで、手順の踏み方にかなり問題があったんじゃないかと思っておりますが、きのう逗子市では、議会のほうで予算が確定しているということで採決があったと伺っているんですけど、そうなってくると今度、ここからの手順をきちっとやらないと、また間違ったことになると思うんですが。私は名越の地元の皆さんとのお話が最重要ではないかと思っているんですが、議会の説明も含めてスケジュールをどのように考えておられるか、そこだけちょっと伺いたいんですが。
 
○環境施設課長  この後、各地元協議会がございますので、その中で逗子市の受け入れについて、延命化工事の関係、これについて御説明をし、御理解をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。
 
○長嶋 副委員長  あともう1個ですね、鎌倉市のほうの名越の基幹改良工事が行われるときに、逗子市側で受け入れていただくということで進んでいるというお話ですけれども、この点について逗子市側、特に平井市長になるんだと思いますけど、どのような形で言われているか、それは承認しますよとかいうことはあったかと思うんですけど、平井市長のそういう御見解はどういうふうに言われているのかをちょっと。
 
○環境施設課長  私ども、事務レベルでの協議をやっておりますので、逗子市の平井市長の直接のお声というのは、私は聞いていませんけれども、事務レベルの段階では、先ほどもお話ししていますように、相互協力をしなければならないということも自区外に出るごみがあれば、協力し合っていきましょうという形で、逗子市とは認識をともにしているところでございます。
 
○三宅 委員  済みません、一つだけ確認させてください。昨日、逗子市の議会が終わりまして、予算の確定がしていると思います。その確定したものを鎌倉市が受けて幾らということの受け皿を置いておかなければいけないものなんでしょうか、歳入として。
 
○松永 環境部次長  歳入予算につきましては、歳出予算と違いまして執行機関を拘束するものではないというような行政実例というか一般通例があります。その中で、鎌倉市とすると、来年度、話の中で見込めるであろうという確度が高い歳入については入れておくというような原則です。ただ、歳入予算については、どの辺の確度があって歳入予算に計上しておいたほうがいいのか、あるいは、その後、補正等で対応していくのがいいのかというところに関しては裁量があると思います。
 
○三宅 委員  わかりました。逗子が歳出で出しているものを行き場がないというのは、先ほどちょっと、そういうお話もありましたから、それは全く、鎌倉市の歳入は見込みの高いものは入れておくということですので、補正でということは可能ということですね。
 
○松永 環境部次長  そのような形で解釈しております。
 
○吉岡 委員  最初のときに、いろんな面で確定していないということがはっきりしたんですけど、先ほども、ですからはっきりした段階で、もちろんいただいたものについては、それは歳入でやるというのは当然なんですけど、それは補正でやればいいわけで、何ていうんですか、逗子市はもちろん出さなきゃいけないということで、鎌倉の場合もほかのところにお願いする場合には予算を出さなきゃいけないわけですから、当然それは予算として組むというのはわかるんですけど、歳入の関係で、いまだに確立していないわけですから、いろんな面で確立すれば補正で組めばいいわけですよね。そういうお気持ちはありませんか。要するに、今こういう不明瞭なやり方で進めて禍根を残しちゃいけないと思いますので、今、予算の状況は、鎌倉市としても予算委員会はもう終わった段階というんですか、予算委員会としては、特別委員会で。だから、市としてこれを訂正してやるというお考えはないですか。
 
○松永 環境部次長  今るるお話を聞いていまして、確かに逗子市の予算が確定していないからと冒頭申し上げたのは、それは予算の話というよりも、具体的に地元のほうに持っていくお話とすると、やっぱり逗子市の動向を見なければというところがありました。
 ただ、今指摘されていろいろ気づくところもあるのですけれども、例えば私ども総務の立場では、これは本当に今おしかりを受けて、うかつかなというふうに思いますけれども、どういう考えで計上したかといいますと、例えば国庫補助金なんかでも新しく制度ができるときというのは、国等の予算が成立していなくても、ある程度確度が高いからというところで歳入予算には計上する場合も多々ございます。それと同じような、ごみ処理問題というのはそれだけではなくて、いろいろな経過の中で説明が足りないというところには、重々反省しているところでございますけれども、歳入予算につきましては、これまでやはり逗子市が予算を計上しているし、ある程度、広域性化の流れの中でも確度が高い歳入として見込んでおいたほうが今の時点ではいいのかなというふうなところで、予算計上している部分でございます。
 
○吉岡 委員  原局としてはそれ以上言えないということみたいですね。ただ、今の状況ではやっぱり不明瞭だと。手続上も問題だと私は思います。今のお話でも、やっぱり補正でも対応できるということですので、そうすべきだなと私は思います。
 
○西岡 委員  済みません、1点。先ほどの受け入れの、1,630トンから1,890トン受け入れ可能ですね。これの積算の根拠をお伺いしたいんですけれども、今泉と名越をどのようにお考えなのか、それだけ教えてください。
 
○環境施設課長  今の受け入れの関係ですけれども、まず1,630トンと1,890トン、幅が広いということは、夏に電力制限が予定される、しないかという形でこの数字の差は出ております。その中で名越につきましては、焼却量、現状の約3万トンを超えない範囲という形の中でこういう数字を積み上げました。
 また、今泉クリーンセンターにつきましても、今泉クリーンセンターも倍ぐらいになりまして、日量50トンを超えない範囲という形がありますので、その中、そして今までの経営の中では、実績として約1万1,000トンを超えない範囲でという形で、修繕等を考慮しながらこういう数字を積み上げたものでございます。
 
○西岡 委員  そうすると、名越と今泉と両方を使うということですね。
 
○環境施設課長  はい、今の現在計画しているところは、そういう形でございます。今後、地元に入りながら、また細かいところで調整していきたいというふうに考えています。
 
○久坂 委員  簡単なことで申しわけないんですが、ちょっと確認したいんですけれども。資料2の中で、協議経過で8月4日と11月に逗子から口頭で打診があったんだけれども、鎌倉の対応は回答文を送付しているんですね。逗子からの打診が口頭なんですけど、それはもう協議が、もうこういう方向性で協議するとフィックスされているから、逗子からは口頭で、電話かわからないですが、協議の場で口頭で申し入れがあったんですか。ちょっと、ごめんなさい、そこら辺どうして口頭なのか。
 
○環境施設課長  久坂委員おっしゃるとおり、逗子との中でそういう形で初めから進んでおりますので、どのぐらいの処理量が必要かという形で、口頭で連絡があったということでございます。
 
○久坂 委員  話は変わりまして、地元に御説明に入る際に、逗子のごみの、トン数の話は今、西岡委員からあったんですが、そのごみ質についても多分いろいろ御説明されると思うんですが、それはもう御準備されているというか、そこら辺の影響についても、もう御準備はされているんですかね。影響の調査とか。
 
○環境施設課長  逗子市の場合、鎌倉市との大きな違いは、燃やすごみの中に植木剪定枝がまだ入っております。それについては受け入れることはできませんという形で、逗子市とは協議をしております。その辺の収集の方法については、また逗子市のほうと協議をしていくという形で調整をしております。
 
○飯野 委員長  ほかに御質疑ございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 報告事項なので、了承かどうか確認させていただきたいと思いますが。
                 (「聞きおく」の声あり)
 暫時休憩いたします。
              (11時38分休憩   11時39分再開)
 
○飯野 委員長  それでは、再開いたします。
 ただいまの報告については、報告を聞いたということを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 原局退室のため、暫時休憩いたします。
              (11時40分休憩   11時41分再開)
 
○飯野 委員長  それでは、再開いたします。
 原局は退室しましたけれども、何かございますでしょうか。
 
○吉岡 委員  本来だったら、予算の段階で聞かなきゃいけない話だったんですけど、そういう報告を受けたという以上は、今の質疑の中で、このままでいいのかというのはあるんですね。さっき話がありましたけれども、まだいろんな面での協議というんですか、いろんなのが未確定な段階で予算を、収入にしても出してきたということは手続上、いろいろ問題はあると思います。
 先ほどの話の中でも、これは雑入ということで歳入ですから、その段階で補正を組めば済むことだと思うんです。ですから、きちっと市としてもいろんな面で整っていない以上は、やっぱり市と予算を市長の段階で、さっき原局がその気がないと言いましたけど、出し直していただくということが必要なのかなと、私は意見として思っております。だから観光厚生常任委員会としてどういう手続をとったらいいのかというのは、皆様の御意見があると思いますけれども、やはりこれは、聞いた以上はぴしっとしないとまずいなというふうに私は思っておりますので、取り計らってください。
 
○飯野 委員長  ほかにございますでしょうか。
 暫時休憩いたします。
              (11時43分休憩   12時28分再開)
 
○飯野 委員長  再開いたします。
 休憩中に御意見がありましたけれども、この問題については市長に対して申し入れをするという方向でまとまりました。申し入れの内容としましては、ごみ問題は、本市においてデリケートな問題であり、広域化についての報告はしっかりと責任を果たすべき問題であると考える。しっかりと随時積極的に報告すべきである。環境部の監督責任は市長にあるので、今後徹底した指導・監督をすべきであるという内容の申し入れを正・副委員長で行うということでよろしいでしょうか。
 
○久坂 委員  文面の朗読、ありがとうございましたなんですけれども、申しわけないんですが、一度文書に起こしていただいて、検討したほうがいいのかなと、今伺って思いました。
 
○飯野 委員長  今、久坂委員からの発言がございましたので、文面を起こして、それを配付して確認するということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、暫時休憩いたします。
              (12時30分休憩   12時40分再開)
 
○飯野 委員長  それでは、再開いたします。
 今、休憩中にお手元に配付させていただきました、先ほどの各委員の皆様の御発言を起こしまして、配付させていただきました。
 では、事務局から朗読をお願いします。
 
○事務局  先ほど皆様から出ました御意見をまとめましたので、朗読します。
 本市にとって、ごみ問題は重要かつデリケートな課題である。特に逗子市との広域化についての報告は、しっかりと議会に対して説明責任を果たすべき問題であり、随時積極的に報告・説明すべきである。環境部の管理・監督責任は市長にあるので、今後は指導・監督を徹底すべきである。
 以上です。
 
○飯野 委員長  この内容でいかがでございますか。
 
○吉岡 委員  皆様一致して、申し入れるということではよろしいんですけれども、やはり何らかの形で市長に本会議内で陳謝というのか何というのか、そういうことを言っていただきたいなというのは思います。本来だったら予算を訂正して出してきていただきたいと思うくらい、私は思っておりますので、やはり非常にこれは大事な問題で、私たち、いろんな面で信頼関係がなければ進んでいかないことですので、ぜひその辺はやっぱり市長に一言、議会で言ってもらいたいなと。そういうことも含めて申し入れしてもらえればなと私は思うんですけど。
 
○飯野 委員長  今、吉岡委員から陳謝についての言及がありましたが、いかがでしょうか。休憩しましょうか。
 暫時休憩いたします。
              (12時43分休憩   14時10分再開)
 
○飯野 委員長  それでは、再開いたします。
 まず、再開に際しまして、当委員会のインターネット中継は案件の審査を終了しており、協議に入っておりますので、以後の中継は終了することでよいか、御確認をお願いします。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 議事の都合で、暫時休憩いたします。
              (14時32分休憩   14時33分再開)
 
○飯野 委員長  再開いたします。
 では事務局、お願いします。
 
○事務局  それでは、ただいまの休憩中の調整によってまとまりました内容について、朗読いたします。
 本市にとって、逗子市とのごみ処理広域化問題は重要であり、市と住民との信頼関係に基づいて行わなければならない。逗子市環境クリーンセンター焼却基幹的設備改良工事に伴う焼却ごみ受け入れについて、観光厚生常任委員会には何の報告もなかった。議会からの問題提起により、最終本会議当日に報告し、議会の混乱を招いたことは遺憾である。ごみ処理広域化については、議会・地元に積極的に報告し、説明責任を果たすべき課題である。環境部の管理・監督責任は市長にあり、今回の問題について市長は遺憾の意を表明すべきであると考える。あわせて、今後より一層、指導・監督を徹底すべきである。
 以上です。
 
○飯野 委員長  今、事務局に読んでいただきました。この内容で確認してよろしいでしょうか。ちょっと休憩中に言いましたけど、私は少し見解が違うのかなというのが率直な感想というか、ひとり言です。
 委員長なので、皆さんの意見をまとめなければいけないので、皆さんの意見に従うというのはあるんですけれども、ここまで表明することが必要なのかというのは、ちょっと。申し入れはいいんですけれども、最後の遺憾の意を表明すべきというところまでというのは、私の個人的な見解としてはそういうふうに思っているところです。
 では、案文を確認しましたので、これから理事者に申し入れを行い、議長に報告等を行わせていただきます。
 これで終了させていただいてよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 以上で観光厚生常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした、
 以上で本日は閉会した。




 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成24年3月22日

             観光厚生常任委員長

                   委 員