平成23年 2月定例会
第5号 3月10日
○議事日程  
平成23年 2月定例会

          鎌倉市議会2月定例会会議録(5)
                                   平成23年3月10日(木曜日)
〇出席議員 27名
 1番  千   一   議員
 2番  安 川 健 人 議員
 3番  長 嶋 竜 弘 議員
 4番  赤 松 正 博 議員
 5番  山 田 直 人 議員
 6番  中 澤 克 之 議員
 7番  西 岡 幸 子 議員
 8番  石 川 敦 子 議員
 9番  飯 野 眞 毅 議員
 10番  渡 辺   隆 議員
 11番  久 坂 くにえ 議員
 12番  高 橋 浩 司 議員
 13番  小田嶋 敏 浩 議員
 14番  池 田   実 議員
 15番  渡 邊 昌一郎 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  三 宅 真 里 議員
 18番  太 田 治 代 議員
 19番  岡 田 和 則 議員
 21番  中 村 聡一郎 議員
 22番  吉 岡 和 江 議員
 23番  高 野 洋 一 議員
 24番  前 川 綾 子 議員
 25番  伊 東 正 博 議員
 26番  大 石 和 久 議員
 27番  石 川 寿 美 議員
 28番  松 中 健 治 議員
    ───────────────────────────────────────
〇欠席議員  なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        讓 原   準
 次長          小 島 俊 昭
 次長補佐        原 田 哲 朗
 次長補佐        田 中 良 一
 議事調査担当担当係長  成 沢 仁 詩
 議事調査担当担当係長  谷 川   宏
 書記          木 田 千 尋
 書記          窪 寺   巌
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会2月定例会議事日程(5)

                                平成23年3月10日  午後2時開議

 1 諸般の報告
 2 陳情第46号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての陳情   観 光 厚 生
                                      常任委員長報告
 3 議案第76号 市道路線の廃止について                 ┐建設常任委員長
                                     │報     告
   議案第77号 市道路線の認定について                 ┘
 4 議案第81号 防災公園街区整備事業に関する協定の締結について     ┐同     上
                                     │
   議案第82号 防災公園街区整備事業に関する協定の締結について     ┘
 5 議案第78号 不動産の取得について                  ┐総務常任委員長
                                     │報     告
   議案第79号 不動産の取得について                  ┘
 6 議案第84号 平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)        同     上
 7 議案第102号 人権擁護委員の候補者の推薦について            市 長 提 出
 8 議会議案第10号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出について    観 光 厚 生
                                      常任委員長提出
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
     ───────────────────────────────────────
                鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (4)

                      平成23年3月10日

1 3 月 1 日 観光厚生常任委員長から、次の陳情について委員会の審査を終了したので、本会議に
          報告したい旨の届け出があった。
  陳 情 第 46 号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての陳情
2 3 月 2 日 建設常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  議 案 第 76 号 市道路線の廃止について
  議 案 第 77 号 市道路線の認定について
  議 案 第 81 号 防災公園街区整備事業に関する協定の締結について
  議 案 第 82 号 防災公園街区整備事業に関する協定の締結について
3 3 月 3 日 総務常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  議 案 第 78 号 不動産の取得について
  議 案 第 79 号 不動産の取得について
  議 案 第 84 号 平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)
  議 案 第 84 号 平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)に対する修正案(別紙)
4 2 月 28 日 文教常任委員長から、次の陳情については教科書採択は教育委員会の権限であり、議
          会の審議になじまないため、鎌倉市議会会議規則第111条第1項の規定により、議会の
          会議に付するを要しない旨の届け出があった。
  陳 情 第 47 号 中学校教科書採択についての陳情
5 3 月 2 日 建設常任委員長から、次の陳情については平成22年12月定例会において、議案第66号
          鎌倉市公共下水道事業受益者分担に関する条例の制定についてを原案可決したため、
          鎌倉市議会会議規則第111条第1項の規定により、議会の会議に付するを要しない旨の
          届け出があった。
  陳 情 第 8 号 市街化調整区域における公共下水道事業施行についての陳情
6 3 月 9 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
  議 案 第 102号 人権擁護委員の候補者の推薦について
7 3 月 10 日 観光厚生常任委員長から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第10号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出について
8 2 月 24 日 民主党鎌倉市議会議員団より会派代表者を早稲田夕季議員から岡田和則議員に変更し
          た旨の届け出があった。
9 2 月 24 日 平成23年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会において、正・副委員長が次のとお
          り選任された。
             委員長  伊 東 正 博
             副委員長  小田嶋 敏 浩
10 監査委員から、次の監査報告書の送付を受けた。
  3 月 8 日 平成22年度平成22年12月分例月現金出納検査報告書



別紙

    議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)に対する修正案

 平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)第3条を削り、第4条を第3条とし、同条中「第4表 地方債補正」を「第3表 地方債補正」に改め、「第1表 歳入歳出予算補正歳出の表」のうち、第10条第5項及び第45款第10項を別紙のように改め、第3表を削り、第4表を第3表とする。


(別紙)
       平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)修正案
               歳        出
                                                                              (単位 千円)
┌────────┬─────────┬────────────────────┬────────────────────┬───────────────────────┐
│        │         │    修   正   金   額    │    原   案   金   額    │     修   正   金   額     │
│        │         ├──────┬──────┬──────┼──────┬──────┬──────┼───────┬───────┬───────┤
│    款    │    項    │      │      │      │      │      │      │ 補正前の額 │ 補 正 額 │   計   │
│        │         │ 補正前の額 │ 補 正 額 │   計   │ 補正前の額 │ 補 正 額 │   計   ├───┬───┼───┬───┼───┬───┤
│        │         │      │      │      │      │      │      │ 増 │ 減 │ 増 │ 減 │ 増 │ 減 │
├────────┼─────────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│10 総務費   │         │  8,415,056│      0│  8,415,056│  8,415,056│  △ 7,400│  8,407,656│   │   │ 7,400│   │ 7,400│   │
│        │ 5 総務管理費  │  7,075,370│      0│  7,075,370│  7,075,370│  △ 7,400│  7,067,970│   │   │ 7,400│   │ 7,400│   │
│45 土木費   │         │  8,645,238│      0│  8,645,238│  8,645,238│    7,400│  8,652,638│   │   │   │ 7,400│   │ 7,400│
│        │10 道路橋りょう費│   737,885│      0│   737,885│   737,885│    7,400│   745,285│   │   │   │ 7,400│   │ 7,400│
├────────┴─────────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│   歳   出   合   計  │ 58,257,100│      0│ 58,257,100│ 58,257,100│      0│ 58,257,100│   │   │   │   │   │   │
└──────────────────┴──────┴──────┴──────┴──────┴──────┴──────┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘



             平成22年度鎌倉市一般会計事項別明細書修正意見書
                   歳        出

┌─┬─┬───────┬─────────────────┬─────────────────┬──────┬─────┬─────┬───────────────────────┬───────────────┐
│ │ │       │    修   正   案    │     原      案    │      │     │     │           修正           │               │
│ │ │       ├─────┬─────┬─────┼─────┬─────┬─────┤      │     │     ├───────┬───────┬───────┤               │
│款│項│   目   │     │     │     │     │     │     │   節   │ 修正案 │ 原 案 │ 補正前の額 │ 補 正 額 │   計   │     説     明    │
│ │ │       │補正前の額│補 正 額│  計  │補正前の額│補 正 額│  計  │      │     │     ├───┬───┼───┬───┼───┬───┤               │
│ │ │       │     │     │     │     │     │     │      │     │     │ 増 │ 減 │ 増 │ 減 │ 増 │ 減 │               │
├─┼─┼───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼──────┼─────┼─────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───────────────┤
│10│ 5│20 財産管理費│ 2,293,554│     0│ 2,293,554│ 2,293,554│ △ 7,400│ 2,286,154│25 積立金 │     0│ △ 7,400│   │   │ 7,400│   │ 7,400│   │◎財産管理一般の経費   7,400│
│ │ │       │     │     │     │     │     │     │      │     │     │   │   │   │   │   │   │  財産管理事務     7,400│
│45│10│10 道路維持費│  123,895│     0│  123,895│  123,895│   7,400│  131,295│13 委託料 │     0│   7,400│   │   │   │ 7,400│   │ 7,400│◎道路維持の経費   △ 7,400│
│ │ │       │     │     │     │     │     │     │      │     │     │   │   │   │   │   │   │  道路維持補修事業 △ 7,400│
└─┴─┴───────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┴──────┴─────┴─────┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───────────────┘


     ───────────────────────────────────────
                    (出席議員  27名)
                    (14時00分  開議)
 
○議長(赤松正博議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。24番 前川綾子議員、25番 伊東正博議員、26番 大石和久議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第2「陳情第46号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての陳情」を議題といたします。
 観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(久坂くにえ議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第46号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての陳情につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 本陳情は、去る2月17日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後3月1日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、農業のみならず、地域経済の崩壊や食料安全保障を危うくするTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉への参加に反対する意見書を政府に提出してほしいというものであります。
 当委員会では、陳情の要旨及びTPPに対する国の考え方等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、現時点では判断が難しいことから継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、TPPを締結した場合の各省庁によるGDP(国内総生産)等の試算についても現時点で一致が見られないなど、賛否が分かれている状況であり、継続して議論していく必要があること、また、EU、韓国など主要国と比較しても、我が国の関税率は低く、その点で既に開かれていると判断できること、さらに、協定を締結した場合、食料自給率が現在の40%から14%にまで下がり、雇用面等にも影響を及ぼすとの農林水産省の試算を勘案すると、交渉に参加することよりも、まず日本の農業をいかに守っていくかについて考えるのが先決であることから、本陳情は結論を出すべきであるという意見であります。
 以上のように、異なる意見に分かれましたので、まず結論を出すか否かについて諮ったところ、結論を出すこととし、続いて採決を行った結果、本陳情については、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第46号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての陳情を採決いたします。陳情第46号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、陳情第46号は採択することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第3「議案第76号市道路線の廃止について」「議案第77号市道路線の認定について」以上2件を一括議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(石川寿美議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第76号市道路線の廃止について外1件につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第76号外1件は、去る2月17日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後3月2日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第76号市道路線の廃止について申し上げます。
 今回廃止しようとする枝番1の路線は、現在、一般の交通の用に供されていないため、道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第77号市道路線の認定について申し上げます。
 今回認定しようとする枝番1の路線は、開発行為に伴い築造された道路であり、一般の交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第76号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第76号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第77号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第77号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第4「議案第81号防災公園街区整備事業に関する協定の締結について」「議案第82号防災公園街区整備事業に関する協定の締結について」以上2件を一括議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(石川寿美議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第81号防災公園街区整備事業に関する協定の締結について外1件につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第81号外1件は、去る2月17日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後3月2日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第81号防災公園街区整備事業に関する協定の締結について申し上げます。
 本件は、鎌倉市岩瀬下関地区防災公園街区整備事業における事業区域の防災公園部分の事業を実施するため、平成22年8月31日付で締結した鎌倉市岩瀬下関地区防災公園街区整備事業に関する基本協定書第7条第2項の規定に基づき、整備計画、費用負担方法及び役割分担等に関し、横浜市中区本町六丁目50番地1、独立行政法人都市再生機構神奈川地域支社と協定を締結しようとするものであります。
 協定の主な内容でありますが、協定金額は18億2,535万円、協定期間は平成22年度から平成26年度までと定めるものであります。
 理事者の説明によれば、独立行政法人都市再生機構は全国の地方公共団体の要請に基づき、防災公園街区整備事業を実施しており、良好な公園や施設を建設した数多くの実績を有しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第82号防災公園街区整備事業に関する協定の締結について申し上げます。
 本件は、鎌倉市岩瀬下関地区防災公園街区整備事業の防災公園部分と一体となって整備する市街地部分の事業を実施するため、平成22年8月31日付で締結した鎌倉市岩瀬下関地区防災公園街区整備事業に関する基本協定書第11条第1項の規定に基づき、整備計画、役割分担等に関し、議案第81号防災公園街区整備事業に関する協定とあわせて横浜市中区本町六丁目50番地1、独立行政法人都市再生機構神奈川地域支社と協定を締結しようとするものであります。
 協定の主な内容でありますが、協定金額は2億7,290万5,000円、協定期間は平成22年度から平成26年度までと定めるものであります。
 理事者の説明によれば、独立行政法人都市再生機構は全国の地方公共団体の要請に基づき、防災公園街区整備事業を実施しており、良好な公園や施設を建設した数多くの実績を有しているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第81号防災公園街区整備事業に関する協定の締結についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第81号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第82号防災公園街区整備事業に関する協定の締結についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第82号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第5「議案第78号不動産の取得について」「議案第79号不動産の取得について」以上2件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(岡田和則議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第78号不動産の取得について外1件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第78号外1件は、去る2月17日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後3月3日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第78号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、岩瀬下関地区防災公園街区整備事業用地を取得しようとするもので、土地の所在は鎌倉市岩瀬字上耕地630番1外23筆で、地目は雑種地及び宅地、面積は9,861.82平方メートル、取得価格は13億9,502万397円であります。なお、土地代金は別途締結する防災公園部分及び市街地部分の協定に基づき、毎年度支払い、土地の引き渡しは防災公園街区整備事業の完了する平成26年度末になる予定であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第79号不動産の取得について申し上げます。
 本件は国指定史跡大町釈迦堂口遺跡用地を取得しようとするもので、土地の所在は鎌倉市大町三丁目1425番外8筆で、地目は山林及び宅地、面積は1万6,158.83平方メートル、取得価格は5億7,054万2,000円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員が反対の立場をとりましたが、多数により原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第78号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第78号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第79号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第79号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第6「議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(岡田和則議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第84号は、去る2月17日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後3月3日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、歳入歳出の総額に増減はなく、補正後の総額は582億5,710万円となります。補正の内容は、まず歳出において、第10款総務費では財政調整基金積立金の減額を、第45款土木費では市道053−101号線の原状回復のための道路詳細設計等業務委託料の追加及び大船駅西口ペデストリアンデッキ等整備事業の年割額の変更に伴う財源内訳の変更をしようとするもので、一方、これらに対し、歳入において、まちづくり交付金及び都市計画事業債を追加するとともに財政調整基金繰入金の減額をしようとするものであります。
 なお、このほかに大船駅西口ペデストリアンデッキ等整備事業の継続費の補正及び市道053−101号線の原状回復のための道路詳細設計等委託事業に係る繰越明許費の追加をするほか、地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容はもとより、3月2日開催の建設常任委員会から送付された本議案のうちの都市整備部所管部分について、道路詳細設計等に係る委託料740万円は、工事着工に結びつく見通しもつかない状況である。根本的に解決するには市長が中心となり、事業者と住民との十分な協議を進め、市民の安全・安心に寄与するような土地利用を見出すべきである。よって、この補正予算の委託料について削除を求めるものであるとの意見を踏まえた上で、原局との質疑を行った後、池田実委員、中澤克之委員、太田治代委員から原案に対する修正案が提出されたのであります。
 修正案の主な内容は、財政調整基金積立金を740万円減額し、これを市道053−101号線の原状回復のための道路詳細設計等業務委託料に充てるとともに、繰越明許を設定する原案に対し、道路維持費の道路詳細設計等業務委託料740万円を削除し、財政調整基金積立金をもとの額に戻し、あわせて繰越明許も取り下げようとするものであります。
 当委員会では、議案第84号に対する修正案を原案とあわせて議題とし、提案説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、修正案について、一部委員から修正案の提案理由は納得できるものであるが、原案に対しては事業を執行するための手続がおくれ、年度内の事業着手の見通しが立っていない中で、今回の計上の仕方には違和感があることから、今後の教訓としてほしいとの意見がありました。
 その後、まず修正案について採決を行った結果、多数により可決すべきものと決し、さらに修正部分を除く原案について採決を行った結果、全会一致をもって可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案及び修正案に対する御意見はありませんか。
 
○12番(高橋浩司議員)  ただいま議題となりました議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)に対し、原案に賛成、岡本二丁目市道053−101号線原状復旧にかかわる詳細設計委託事業費を減額することに対し、反対の立場で討論に参加いたします。
 当該地は、通称大船観音前マンション開発計画と言われ、大船観音寺の観音様よりも高層なマンションを建設する計画で、当初から多くの市民の方々が反対の立場で運動を展開していた案件であります。そうした現状の中、鎌倉市は違法性はないとし、開発の許可を出したのであります。しかし、その開発に違法性があると考えた近隣住民の方々が神奈川県開発審査会に許可の取り消しを求めて申し立てを行った結果、接道がないとの判断が下され、鎌倉市が出した開発許可は取り消しされることとなりました。
 そうした経過を受けて、市議会としても既に進捗していた当該地開発行為によって取り壊されてしまった階段状の市道053−101号線とその周辺公有地を含め、市有地岡本二丁目260−2番地及び市道053−101号線の原状回復と適切な管理を求めることに関する決議を可決し、市長に送付し、対応を求めてきました。しかし、そのかいもむなしく、その後、2度目の開発許可を鎌倉市は出してしまったのであります。2度目の開発許可も同じく、神奈川県開発審査会において許可取り消しの裁決が出され、事業者により法廷闘争にまで発展したのでありますが、御案内のとおり、事業者側の言い分は何一つ認められず、控訴もあきらめ、現在に至っているのであります。
 この間、行政としては、議会の決議や住民の意向を受け、階段状市道の復旧を中心に事業者側と折衝を続けてきたものの、なかなか見通しがつかず、ずるずると来たのでありますが、松尾市長就任以来、本来の行政のあり方を取り戻し、行政代執行をも視野に、事業者側と厳しい折衝を続けてこられ、いよいよ詳細設計を発注し、まず階段状市道の復旧に着手し、一歩前進させようとしているところ、今度は議会側の見解によって一時停止させることは、これまでの経過を考えるといかがなものでしょうか。
 確かに、許可取り消しになった開発予定地を今後事業者側はどうするのか、行政として公有地化することが可能なのか、可能な場合、緑地保全推進地区と指定されていない部分をどのような理由で買収できるのかなど、不透明なことは多々あります。いずれにしても、接道がないとして、開発の許可が取り消されたのでありますから、今後、建物を建設するような計画は立てるべきではないことは、この際、言及しておきたいと思います。
 そういう事情でありますから、当該地利用の全体像が明らかになるには、相当な時間がかかることは火を見るより明らかであります。ですから、ここはまず階段状市道053−101号線の原状回復をすることを優先すべきと考えるものであります。
 その際も、でき得る限り原状回復をさせることに努めるべきで、行政の都合で現状を変更した場合は、原因者である事業者側にかかった費用を全額は請求できなくなるからであります。
 以上の理由で予算減額に反対するものでありますが、階段状市道が利用できなくなった後に健康を害しお亡くなりになった方々の無念の念を思うとき、一日でも早く問題が解決されることを切望してやみません。
 以上、鎌倉無所属の会を代表しての討論を終わります。
 
○13番(小田嶋敏浩議員)  ただいま議題となりました議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算に対する修正案について意見を申し上げます。
 本議案は、岡本二丁目4番先道路に係る原状回復工事の実施に当たって、補正予算に計上された詳細設計委託料740万円の減額修正と、それにかかわる繰越明許費の設定を削除する内容であります。
 本市議会は岡本二丁目マンション開発問題について、平成17年12月の県開発審査会における開発許可取り消し裁決を受け、開発事業によって改変された市有地岡本二丁目260−2番地及び市道053−101号線の原状回復の措置を速やかに講じ、適切な維持管理に努めることを求める決議を可決し、その後も数多くの陳情や決議を採択、可決してきましたが、工事が中断して以降、既に5年余りが経過しています。一昨年、松尾新市長が誕生し、補助参加を取りやめた後、高裁判決が確定したことにより、マンション開発問題の是非については、一定の決着がつきました。同時に、この残されたあの状態をどうするのか、現実的な問題解決に向けて、市の方針の再構築が求められ、昨年6月、市長は全員協議会において解決に向けた四つの方針を示しました。その後、この四つの中で、これまで再三求めてきた市有地260−2の道路区域への編入をもとに戻す措置はようやく行われました。しかし、もっと急がれていた市道053−101号線の階段は依然として崩されたままです。現在まで復旧できていない状態が続いています。この間、近隣住民の皆さんには多大な迷惑をかけていることは明らかであり、こうした事態を早期に解決しなければならないことは、だれもが認識しているところだと思います。
 そうした中で、今回の補正予算計上になったわけですが、本当に今の市の考え方、市長の路線でいって問題解決が図れるでしょうか。この5年余りの歳月の流れの中から、問題解決のための教訓を本当に引き出しているでしょうか。今、市として進むべき道を間違えれば、さらに長期にわたって問題が解決されない状況が率直に言って懸念されます。一刻も早く階段道路を復旧してほしいという、この思いは私たちも全く同感ですが、ではなぜ、この5年間も現実に着手できていないのか。問題解決への展望は一体どこにあるのか。この時点で冷静に考える必要があると思います。今回の補正予算に係る委員会審議の中では、実際、今回の方向性で工事着工が現実にできるという見通しを持った答弁は、なぜか一つもありませんでした。平成19年2月議会で補正予算を議決して以降、毎年2,000万円の階段復旧工事に係る予算を計上してきましたが、復旧のあり方などについて、合意形成が難航したことにより、着手ができないで今日に至っています。
 では、今の時点で合意形成が本当にできているのでしょうか。確かに、近隣住民の皆さんと一定の合意に至ったことはよかったことと思います。同時に、関係者は市と近隣住民の皆さんとともに、隣接土地所有者の三者であります。そして、この問題を本当に解決するためには、階段道路さえ復旧できればよいというものではなく、あの土地の安全対策を行い、さらにあの土地を最終的にどうしていくのか、これらの全体について解決の見通しをつけてこそ、問題解決への展望が開かれると思います。
 逆に言えば、階段道路の機能回復の課題だけでなく、事業区域内の安全対策を講じる課題、今後の土地利用の課題については、市が土地を所有していない以上、現実として土地所有者とのかかわりを抜きに話を進めるわけにはいきません。既に、開発の是非については、事実上、白黒がついた現段階において、事業区域内の安全対策を講じる課題と、今後の土地利用の課題の見通しがないまま、階段道路の復旧を行おうとすること自体、工事の内容次第では重大な利害が生じる土地所有者との関係に決定的な亀裂が生じ、階段道路の復旧そのものにも重大な障害をつくり出すことになるのではないでしょうか。この5年間の努力や模索から得るべき最大の教訓は、階段市道の復旧と土地の安全対策、今後の土地利用の課題について、総合的に解決の方向性や道筋をつけ、その上で道路復旧など、一つ一つの課題に着手していくことだと私たちは考えます。その点、現在の市長の方針は、階段道路の復旧と土地の安全対策を講じる見通しが立った上で、土地利用の課題に取り組む考えですが、この三つは事実として切り離せない利害関係にあるからこそ、残念ながら5年間、解決の道筋をつくることができてこなかったのではないでしょうか。
 道路復旧に当たって、本当に隣接土地所有者との合意を抜きに、工事に着手できるでしょうか。何らかの道路復旧をしたとしても、残る二つの課題を解決していく上で、復旧した道路が本当に影響を及ぼさないのでしょうか。今後の玉縄地域のまちづくりを展望した根本的な解決を図るために、道路復旧と土地の安全対策、土地利用の課題を切り離さず、総合的な視点を持って、近隣住民の皆さんはもちろんのこと、すべての課題に利害関係を有する土地所有者とも本格的な協議を行うべきです。また、そうしてこそ、階段道路を復旧する現実的な展望が開かれ、同時に、その他の課題の解決の道筋も開けてくると確信するものです。
 既に、5年以上も経過している問題です。早期の道路復旧をしてもらいたいという近隣住民の皆さんの思い、またあの状態に心を痛め、市に何とかしてもらいたいと願っている市民の思いにこたえるためにも、目先の対応ではない戦略がどうしても必要です。今回の詳細設計委託料740万円の補正計上は、残念ながら解決に向けた道筋をつける戦略に沿ったものではなく、逆に、場合によっては問題を一層困難にする可能性も否定できないことから、本修正議案に賛成するものであります。今の段階で、市民、住民の願いに本当にこたえるためには、どういう手を打つべきか、先々の見通しも見据え、真剣に考えていただきたいことを最後に申し上げて、討論を終わります。
 
○18番(太田治代議員)  ただいま議題となりました議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算第6号に対する修正案及び修正案を除く原案に賛成の立場から、神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表し、討論に参加いたします。
 岡本二丁目マンション問題開発にかかわる市道053−101号線の原状回復につながる道路詳細設計に対する委託料740万円が計上されました。平成21年12月にできるだけ早く問題解決を図るために、市長は訴訟に対し、補助参加の取りやめを決定しました。その後、平成22年6月に当該地の安全対策に向け、事業者等へ改めて指導を行う等、市長の考え方が示されたものの、事業者と話し合いが持たれることなく、現段階では工事着工に結びつく見通しもついていません。そのような中で唐突に提案されたものであり、納得できるものではありません。進行状況を確認しながら、当該地の公共利用の可能性についても、土地所有者等と協議をするとしながら、市道053−101号線の原状回復を先行することは根本的な解決に至る道筋をつけないまま、事業者との関係に影響を及ぼす可能性も否定できず、早期解決を望む市民の声に反したものと言わざるを得ません。市長が中心となり、事業者と住民との十分な協議を進めることが必要です。不便を強いられている地域住民の安全・安心を第一に考え、また市長としてよりよい解決方法を見出すことを優先すべきと考えます。よって、この修正案に賛成し、討論を終わります。
 
○26番(大石和久議員)  私は、ただいま議題となりました議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)に対する修正案について、公明党鎌倉市議会議員団を代表して賛成の立場から討論に参加いたします。
 修正案で削除されている都市整備部所管部分について、岡本の市道053−101号線の復旧工事に関する測量及び道路詳細設計などに係る委託料740万円は、当該地に対する承認工事許可も取り消されておらず、また取り消しに関する事業者への聴聞も行われていない中で、工事着工に結びつく見通しのないままに計上され、提案されたものであるというふうに思います。また、岡本二丁目マンション問題に係る裁判の補助参加を取り下げ、1年以上が経過する中で、事業区域を含めた全体の解決策が提示されず、関係する部局に市長からの解決に向けての指示もないままに唐突に提案されたものであり、岡本二丁目マンション問題の解決に当たり、公的利用も含めて検討しますとした市長答弁とのそごも生じるものでございます。根本的解決を導くためには、市道053−101号線の原状回復だけではなく、市長が中心となり、事業者と住民との十分な協議を進め、市民の安全・安心に寄与するような解決策を見出すことが先決であります。現状のまま市道053−101号線の原状回復工事に係る測量及び道路詳細設計などが行われることは、事業者を含めた協議の場を持つことが困難になりかねません。よって、この修正案に賛成し、平成21年12月14日の建設常任委員会での理事者質疑において補助参加を取り下げた後から出てくる問題について責任をとるとした市長の姿勢を貫き、最善の解決策を模索するべきであることを付言して、討論を終わらせていただきます。
 
○議長(赤松正博議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。
 議案第84号平成22年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件に対する委員長報告は修正でありますので、まず委員会の修正案について採決いたします。
 委員会の修正案に御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、委員会の修正案は可決されました。
 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。修正部分を除くその他の部分を原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、修正した部分を除くその他の部分は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第7「議案第102号人権擁護委員の候補者の推薦について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾崇 市長  (登壇)ただいま議題となりました議案第102号人権擁護委員の候補者の推薦について提案理由の説明をいたします。
 人権擁護委員につきましては、定数14名のところ、現在10名の委員で活動を行っているところですが、厳しい社会情勢を反映し、人権擁護委員の業務が多岐にわたってきていることから、横浜地方法務局より平成23年1月1日をもって4名増員する旨の通知がありました。このことから、今回増員となった4名の委員について、その候補者を法務大臣に推薦するに当たり、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、市議会の意見を求めるものです。
 つきましては、人権擁護委員として、新たに宇佐美邦夫さん、岡崎美奈子さん、東山勉さん、渡邊武二さんを推薦いたしたいと思います。なお、略歴につきましては、お手元の資料のとおりでございます。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第102号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第102号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第102号人権擁護委員の候補者の推薦についてを採決いたします。本件は原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の賛成によりまして、議案第102号は原案に同意することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第8「議会議案第10号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○11番(久坂くにえ議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第10号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 本件につきましては、3月1日開催の観光厚生常任委員会において、陳情第46号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての陳情が全会一致により採択されたため、鎌倉市議会会議規則第15条第2項に基づき議案を提出するものであります。それでは、便宜文案の朗読をもちまして、説明にかえさせていただきます。
 TPP交渉参加反対に関する意見書。
 政府は、平成22年11月9日に閣議決定した「包括的経済連携に関する基本方針」の中で、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)について、交渉の参加・不参加の判断は先送りしたものの、関係国との協議を開始することを表明した。
 TPPは、例外なき完全な貿易自由化を標榜したものであり、仮に交渉に参加して、同協定が締結された場合、我が国の輸出関連産業に新たな可能性をもたらすことが期待される一方、海外からの安価な農産物の流入により、鎌倉はもとより、国内の農業及び諸産業が大きな打撃をこうむることは明白である。
 また、これまでの多国間協議により、我が国は既に、世界でも最も開かれた農産物の輸入国の一つとなっているところであるが、TPPを締結すれば、現在、先進国としては最低水準となっている我が国の食料自給率をいっそう低落させ、ひいては、地域雇用の減少、関連産業の衰退など多方面へ影響を及ぼすことは必至である。
 TPPについては継続的、かつ慎重に議論していくべきであり、何よりもまず農業を初めとした我が国の産業育成について考えることが先決である。
 よって、政府におかれては、我が国の食料安全保障と両立しないTPPの交渉には参加しないよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成23年3月10日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第10号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第10号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第10号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議会議案第10号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので御了承願います。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 再開の日時は、来る3月24日午後2時であります。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって散会いたします。
                   (14時46分  散会)

平成23年3月10日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    赤 松 正 博

                          会議録署名議員    前 川 綾 子

                          同          伊 東 正 博

                          同          大 石 和 久