○議事日程
平成23年 3月 4日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成23年3月4日(金) 13時00分開会 13時15分閉会(会議時間 0時間15分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
高野委員長、池田副委員長、安川、石川(敦)、飯野、久坂、納所、吉岡、伊東、石川(寿)の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
讓原局長、小島次長、原田次長補佐、成沢議事調査担当担当係長、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 陳情第44号 議会議員の現状定数を維持するよう求める陳情
2 継続審査案件について
3 次回委員会の開催について
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○高野 委員長 では、これより議会運営委員会を開催させていただきます。
まず初めに、委員会条例24条第1項の規定により、本日の会議の署名委員を指名いたします。池田実副委員長でお願いいたします。
なお、本日は陳情審査のため、正・副議長は出席されていないことを確認いたします。
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○高野 委員長 では早速、1番目です。「陳情第44号議会議員の現状定数を維持するよう求める陳情」につきまして、御審議いただきたいと思います。
それでは、事務局から説明をお願いします。
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○事務局 それでは、まず当議会運営委員会における本件に関連する議長からの諮問項目について、御説明をいたします。
現在、議長から当議会運営委員会あて、平成21年8月6日付、議会運営等について5項目の諮問を受けておりますが、その5項目め「議会のあり方について」において、各会派・各議員から提案があった項目のうち、議員定数に関する項目として3項目が、現在議長から諮問を受けております。
その内容は、同志会から出されている議員定数について。内容は、議員定数を何人にするかという議論ではなく、議会として適正な議員定数について議論をしたい。
二つ目に、民主党から出されている議員定数の適正化。内容は、議会費の議論もあるが、一般会計の中での議会費の割合を決めて、議員定数の適正化を図りたい。
三つ目に、鎌無会から出されています議員定数の削減をする。内容は、適正数について議論をしたい。財政が厳しい中、定数削減ということもかかわってくるという内容でございます。
今後の当委員会の協議予定ですが、2項目め「議員立法など政策立案機能の強化について」、3項目め「監視・牽制機能の強化」の後、4項目め「議会基本条例の制定」の中で、その最後に議員定数についてを協議し、議長への答申を行う予定となっています。
次に、本市議会における議員定数に係る経過について御説明をいたします。本市議会においては、昭和28年3月には、当時の地方自治法の規定に基づき、鎌倉市議会議員定数の減少に関する条例を制定し、当時36人であった法定定数に比較し、本市議会の議員の定数を30人に減員しました。また、昭和50年には本市の人口が15万人を超え、法定定数が40人となる中、この30人を引き続き議員定数として定めてまいりました。平成12年12月には、同条例を改正し、さらに2人減少し、28人を本市議会の議員定数と定めました。
また、平成14年9月には、地方分権一括法の制定による地方自治法の一部改正に伴い、人口区分に応じた法定定数制度が廃止され、新たな人口区分に応じた法定上限数の範囲内で、各地方公共団体が条例により議員の定数を定めることとなったため、改正後の地方自治法の法定上限数34人の範囲内である現行の28人を本市議会の議員の定数とするため、鎌倉市議会議員定数の減少に関する条例を廃止し、鎌倉市議会議員定数条例を新たに平成15年1月1日から施行しています。
その後は、地方自治法の議員定数に係る改正規定の公布、施行はないことと、本市議会としても改正は行っておらず、現在に至っております。
以上で説明を終わります。
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○高野 委員長 それでは、質疑のある方。どうぞ。質疑ございますか。特にありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、続きまして、取り扱いについて御協議いただきたいと思いますので、どなたからでもよろしくお願いしたいと思います。意見も含めておっしゃっていただければと思います。
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○飯野 委員 私どもの会派では、議員定数の削減というのを提案させていただいておりまして、先般、たしか議員定数の削減を求める陳情というのがあったと記憶しております。その際にも申し上げたんですが、今はやっぱり経常経費を削減していこうという、職員の方の人件費ですとか、そういう流れの中で、やっぱり議員に関しても、まずみずからが襟を正すという観点で、何もしないというわけにはいかないというふうに考えております。
この鎌倉市の人口、いろいろ陳情者の方に書いていただいているんですけれども、例えば藤沢なんかは定数36人、人口が40万7,772人ですね、2月1日現在で。定数は今回削減できなかったそうなので、36人だと議員1人当たり1万1,327人という数字になります。藤沢市が、では議員の意見が反映されていないかというと決してそんなことはないと思うんですという点から、私はこの定数をこのまま現状維持というのは、私どもの会派では受け入れられないものでございますので、結論を出すということ申し上げたいと思います。
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○高野 委員長 続けていかがでしょうか。
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○安川 委員 鎌倉無所属の会でも、やはり提案させていただいているのは、議員数削減を提案させていただいて、今、飯野委員がおっしゃったのと共通の部分が多いんですけれども、今財政が厳しい中、人件費を削減してほしいというのがやはり民意であると考えています。そのためには議員みずからやはり身を切っていく部分も必要ですし、やはり、議員定数の削減ということを考えていかなければいけないというのが鎌倉無所属の会の考えですので、この件に関しましては結論を出すでお願いします。
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○久坂 委員 もちろん、市民の方から見て、議員のあり方というのが今は非常に考えなくてはいけないところでして、その中で議運の検討委員会の中で、今後の議員、そして議会はどうあるべきか、また、適正な数はどうあるべきかを、今後検討する予定でもございますので、その中で包括的にもうちょっと広聴活動をきちんとすべきとか、いろんなことを考える必要があると思いますので、この件に関しては継続と私どもの会派では考えています。
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○納所 委員 議員定数については行政改革の観点や、住民の判断等を踏まえて適正な定数を模索するべきであると思います。
なお、適正なあり方については、住民の多様なニーズや意見を的確に反映させる、住民代表機能や行政の監視機能という議会が持つ役割を考慮すべきで、これらについては今後、当委員会におきまして、議会のあり方について検討項目になっております。ですので、その際に、本陳情の考え方も踏まえた上で、議論を模索していかなければいけないと思っておりますので、継続の扱いとさせていただければと思います。
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○石川[敦] 委員 ネット鎌倉としては、この陳情の内容に関しては、28人適正というところをずっと言ってきたところもあるので、賛成の気持ちはあるんですけれども、ただ現状、今、久坂委員と納所委員からも出ましたけれども、見直し、議員のあり方、議会のあり方などを討議しなければいけないときにあるということは十分認識しておりますので、やはり今後この議運で適正な定数というところを考えていくという、包括的な議論を待ってからの結論を出していくことがいいと思いますので、継続ということでお願いしたいと思います。
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○伊東 委員 議論はいろいろあると思うし、私もしたい気持ちはありますけれども、陳情を受けてどうこうという話でもないと思うし、もともとあり方を検討する中に項目として入っているんですから、その中でしっかりと議論したほうが、議会みずからが定数問題に取り組んでいるという姿勢も示せるのでね。そういう意味ではこの陳情は、その結論が出るまで、あり方のほうの結論が出るまで継続扱いにするのがいいと思います。
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○吉岡 委員 私も、今、ほかの委員さんたちがおっしゃいましたけれども、やはり議会みずからが今どうやって市民との関係について、いろいろな面で議会のあり方というのを論議している最中でして、やはり私たち議会のいろんな面が問われているなと思っていますし、そういう中で、議会とはどうあるかという中で、また適正な議員のあり方については今論議をしている最中でもありますので、その上で結論を出すということで、このことに関しましては、私どもとしても結論を出さずに継続というような扱いにさせていただきたいと思います。
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○高野 委員長 ただいま皆様方から取り扱い、意見も交えてお伺いしました。
結論を出すという会派が2会派ですね。継続という御意見の会派が5会派、7人の委員ということですので、本陳情につきましては継続審査ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、そのような扱いにします。
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○高野 委員長 では続きまして、2番目の「継続審査案件について」につきまして、どうぞ。
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○事務局 では、12月定例会における当委員会での閉会中継続審査要求書の写しを配付させていただきます。
(資 料 配 付)
現在、当委員会には、12月定例会において継続審査となっております陳情4件がございます。この取り扱いについて御協議をお願いいたします。
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○高野 委員長 ということで、ただいまの陳情第31号から4件の陳情が継続になっていますが、引き続き継続審査要求するということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認しました。
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○事務局 ただいま継続審査と確認されました陳情4件と、本日新たに継続審査と確認されました1件の合計5件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認をお願いいたします。
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○高野 委員長 それでは、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
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○高野 委員長 では、続きまして最後です。3「次回の委員会の開催について」ですが、次回は当日本会議が予定されていますが、3月10日(木)、午後1時から、議会第1委員会室ということでお願いしたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、以上をもちまして、議会運営委員会を終了いたします。ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成23年3月4日
議会運営委員長
委 員
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