平成22年議会運営委員会
11月12日
○議事日程  
平成22年11月12日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成22年11月12日(金) 13時30分開会 15時33分閉会(会議時間 0時間23分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
高野委員長、池田副委員長、安川、石川(敦)、飯野、久坂、納所、吉岡、伊東、石川(寿)の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
讓原局長、小島次長、原田次長補佐、成沢議事調査担当担当係長、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 前回の委員会での検討結果について
2 議会運営等について
3 次回の開催について
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○高野 委員長  ただいまより、議会運営委員会を開会させていただきたいと思います。
 まず、本日の会議録署名委員でございますが、委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。久坂くにえ委員にお願いをいたします。
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○高野 委員長  それでは、本日は議会運営等についての検討を行う議会運営委員会ですので、議長、副議長は出席していないことを御報告いたします。
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○高野 委員長  それでは、まず最初に、本日の審査日程ですが、特に何かございますか。よろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
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○高野 委員長  それでは、まず最初に、1「前回の委員会での検討結果について」1項目ございましたので、その確認をさせていただきたいと思います。
 
○事務局  前回、10月25日の委員会で結論が出ましたG−3「本会議場、委員会室へのパソコン持ち込みを認めるとともに、取り扱い要項を定める」(鎌無10)の結果について文書を配付させていただきますので、御確認を願います。
 
○高野 委員長  休憩します。
              (13時31分休憩   13時32分再開)
 
○高野 委員長  再開します。
 
○事務局  では、案を朗読させていただきたいと思います。
 現状においては、IT環境の課題がある中で、将来的な検討にとどめることとする。
 以上でございます。御確認をお願いいたします。
 
○高野 委員長  非常に短い内容なんですけど、このような内容でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、今御確認いただきました内容については、委員長から議長あて文書をもって答申をすることにいたします。
 本日の答申は将来的な検討ということですから、具体的な実施はありませんけど、一応この効力としては議長への答申後からとすることにしたいと思いますので、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、1番目は終わりです。
   ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○高野 委員長  次に、2「議会運営等について」です。前回、確認いただきました今後の検討についてですけれども、きょうもこういう紙をお配りしているかと思いますが、今後の進め方につきましては、前回、文書でも案を配らせていただきまして、そのような形で進めるということで御確認いただいているんですが、改めて確認してから入りたいと思います。
 まず、1「議員の責務と倫理について」は、まずこの黒星印というんでしょうか、この項目をまとめて、まとめてというか、それぞれのこの二つの項目とあわせて、また自治特の報告書ともあわせながら、どのようにしていくかということで検討していくという形で結論を出して、答申案としてまとめていくという形になります。
 2「議員立法など政策立案機能の強化について」は、まず無印ですね。無印の項目が幾つかございます。四つあります。この無印になっている項目については個別に協議をし、どうするかの結論を出していただきます。その上で、また黒星印になっているものがあります。黒星になっているのが三つありますね。それをまた一緒に議論をし、この自治特の答申と一緒に議論をさせていただいて、そして最初に、個別に協議していただいて結論を出したものとあわせて全体の答申案をまとめていく。
 3「監視・牽制機能の強化」それから、最後の4「議会基本条例の制定」も同様のやり方で行っていくと。ただし、4「議会基本条例の制定」については、定数については、一番最後に、切り離すというわけではありませんけど、一番最後に議論をしていただくというような形。それで最後にそれぞれ案という形で答申案を出していますね。それを最後にまたその1から4までを、調整が必要になることもあろうかと思いますから、それを調整して、そして1から4まで全部をきちんと流れになるような形で答申案を整理して、答申案の案をとって答申として一括して議長に答申をするという形で、前回確認させていただいたんですが、こういう形で1から順番に検討していくことで、改めてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、早速ですね、本日は1番目の「議員の責務と倫理について」、ここは二つの項目が新たにというか、黒星印がついておりまして、A─9「政治倫理条例の制定」。これは、鎌無会さんの提案。
 それからC−2「議員同士が自由に協議できる場をつくる」これはかま民さん。ただし、このC−2については、前回も議論ありましたように、次の2番目の「議員立法など政策立案機能の強化について」、ここでかなり具体的な検討にはなるかと思いますので、1番目のところは議員の責務と倫理ですから、どちらかというと基本的な考え方を示すというんですかね。議会とはもっとこうあるべきではないかとか。だから、そういうことと関連して、そういうふうな理念といいますか、総論といいますか、そういうところで関連してまた御議論いただいてもいいし、具体的なことであれば、次のところで考えさせていただいてもいいし、そこは、ここで扱わなければならないということではないということは、前回たしか一定議論いただいたと思いますから、そういう柔軟性を持った形でやっていきたいと思います。
 ただ、政治倫理条例については、ここで扱わなければなりませんので。つくるのか、つくらないのかも含めてですね、つくる場合は、ここは条例案を作成する場ではありませんから、つくる方向になった場合は骨格を示すような形になろうかと思います。つくらない場合ということも当然ありますから、そういうことも含めて議論いただきたいと思います。あわせて自治特の報告書では、結論としては?から?まで書かれており、今後の方向性というところで少し議運で議論すべきだというような項目も三つございますので、そこの点も踏まえていただいて議論していただきたいと思いますが。
 まずは、この自治特の結論の?から?までありまして、?と?というのは別に理念としてはこのとおりであろうと思いますので、まずは、今度は鎌無会さんが出していただいています政治倫理条例制定ですね。これは、?で条例化を見据えて確立を図るという、そういう結論になっているんですが、それとはまた別に今回新たに出されておりますので、そのことについてちょっと改めて提案会派から御説明いただきたいというふうに思うんですが、よろしいでしょうか。
 
○安川 委員  こちらは、その決議には入っているけれども、これを条例化に向けて進める方向で行きたいということで、近くの町を見ると、葉山町のほうでも政治倫理条例なども制定されていまして、やはり議員のその透明性というのが非常に大切な昨今ですので、そういう不正行為を抑制したり、あとは口ききの禁止、あるいは規制というものを何か条例という形で鎌倉もつくっていったほうがいいのではないかということが会派の意見です。
 
○高野 委員長  以上でいいですか。
 
○安川 委員  はい。
 
○高野 委員長  今、葉山町というお話がございましたけど、一応近隣市でどういう事例があるのかというのは、自治基本問題特別委員会のときにも提出した資料がございます。あわせて一応、今議会1期目の方がいらっしゃいますから、以前決議したものもあるんです、今冒頭でおっしゃったんですけど、それを今そういうお話があったもんですから、それをお配りさせていただいていいですか。具体的なものが少しないと、なかなか議論というのは難しいのかなというふうに思いますので。葉山町も含まれている。横須賀、葉山、あとどこだか。いいですか。
 
○飯野 委員  資料を忘れちゃった。とってきていいですか。
 
○高野 委員長  それでは、休憩します。
              (13時41分休憩   13時44分再開)
 
○高野 委員長  再開します。
 今、少し突然配ったからあれですが、会津若松市のこれは議会基本条例ですか。会津若松市さんの場合は、19条で議員の政治倫理というのをうたって、そこに倫理条例に書いてあることを守ってくださいよという内容で個別条例にゆだねていると。それが会津若松市議会議員政治倫理条例ということで、これはかなり能動的な、この前文を見ると、こういうような市民との関係とかをつくっていくためにはこういうことが必要ですというような、かなり積極的な打ち出し方をしてつくられていると。条文のつくり方はそんなに、ほかの近隣市の横須賀市議会、そして三浦市議会、それから、今安川委員からお話伺った葉山町議会ですね。ありますように、目的、議員の責務、それから市民の役割、政治倫理基準、大体5項目ぐらいあるんですかね。それから、審査請求ですか、調査請求ですか、何か市民から疑義がある場合、それを審査する審査会の設置、説明会というようなことが盛り込まれておりまして、会津若松市のはもう少しそこに就業等の報告義務でありますとか、少し特色が出ていますけれども、あと国分寺市の政治倫理条例も、これはたしか自治基本問題調査特別委員会のときに配られた資料ということで載せておりますが、倫理条例に関する規定も、その必要性も含めて、やはり議会として今どういう議員の責務と倫理というところで、項目の中での一つですから、議会としてどうあるべきかという大きな議論の中でこういうのをつくるとかつくらないとか。それぞれつくったところは何か問題が生じてつくらざるを得なくなってつくった事例もあるでしょうし、会津若松市さんみたいに比較的これはそういうものは何もないんだけど、基本条例の議論とも結びつけて、こういう議会の姿が市民との関係から必要だという、そういう打ち出し方からつくられたというふうに少し聞いているんですが、その辺も含めて少し皆さんから御意見を出していただいて、自由にやっていただけたらと。
 自治特の報告の?と?というのは、政策立案のほうを非常に前面に出した政策立案、議員議案提出権を前面に出した記述になっていまして、そこは力を入れなきゃいけないよという問題意識ではあるんですが、当然チェック機能でありますとか、議員の役割とかというところも関係してくるとも思いますので、その辺の議論も少しいただきながら、この政治倫理条例というのをどうするのかということについても議論いただくという流れになろうかと思います。私も正直なかなかどういうふうにやるのか悩ましいところなので、皆さんからまず自由闊達に少し、こんなふうにを考えているんだけどというような御意見からいただければというふうにも思いますが、いかがですか。
 どうしますかね、先に倫理条例をどうするかから入ると少し難しいですかね。まず責務と倫理ということですから、答申に当たっても当然、ここの結論では短い文章になって、もう少しちゃんと膨らます必要があると思うんですが、?と?というのがありますね、自治特の結論。これだけでは、これは当然基本になろうかと思いますが、チェック機能についての記述でありますとか、それは具体的なことは多分3に絡んでくるんですけど、総論的なところで少し述べるというようなところで、そこで倫理ということもうたわれていますので、倫理というと。
 あるいは今既に決議されておりますけれども、いろいろなことも内容も含めて関係はしてくるのではないかと思います。そこでさらに今の時点での新た打ち出しをしていくことが必要なのかどうかも含めてです。ということになろうかと思います。
 休憩します。
              (13時51分休憩   15時27分再開)
 
○高野 委員長  再開いたします。
 長時間の休憩いただいて、自由討議をいただきまして、政治倫理に関する規定について、つくるつくらないという議論の前に、やはり議員の責務ということについて共通認識をきちんと持った上で、その責務を果たしていくためにどういうような倫理上のルールをつくっていくのかという議論をして、全体をまとめていくような議論がいいのではないかという御意見ではなかったのかなと思います。その上で議員の責務という点につきまして、この自治基本問題に関する調査研究報告書の?、議員は立法機関の一員として、調査研究、政策立案活動及び審議を通じて、その役割を果たす責務を負う。それから?、議員は、議案提出権を積極的に行使し、条例などの制定に努めるということに加えて、そのようなことをやっていくためにも、議員同士が自由に討議できるような環境づくりというのが、討議できる場をつくるという、久坂委員の御提案のことが一つの項目ですね。それから、飯野委員からは今のような憲法というお話がございまして、公務員ですから議員も、市民全体の奉仕者という視点をきちんと盛り込むべきだという御意見。それから、伊東委員さんからは、それはそうなんだけれども、現実はそれぞれの地域や関係団体等の、それぞれの何ていうんでしょう、関係の支援者とか団体とかという関係のところから出て、そういう背景から支援を受けて議員になっているという側面と、市民全体を代表するという、そことの関係性ですね、そこをきちんとやはり認識すべきで、認識というんですか、そこを十分に整理する必要があるというような御意見ですね。
 そのような御意見が今出されたというふうに、少し私の表現が不十分かもしれませんが、理解をしておりますので、議員の責務としてそのような視点が出されたということを踏まえて、また次回御議論をいただければというふうに思います。
 その上で、少し戻る形になりますけど、倫理の規定のルールをどのようにしていくのかということを、平成12年のこの決議を踏まえてですね、また他市の事例などを踏まえて御議論いただくというような流れに。次回そこまで行くかどうかわかりませんが、そういう流れで、それぞれ、きょうは会津若松の条例を特にクローズアップしましたけど、ほかにも先進事例はありますので、持ち寄っていただいて、必要であれば資料で皆さんに共通化しながらまた議論を進めていけたらと思います。
 何か御意見ございますか。今のことはペーパーにしますか、項目というんですかね、今少し出されて。項目というのは、盛り込むということをどういうふうに盛り込むか、それはまだ次回の宿題になっていますが。
 
○石川[寿] 委員  15日ですよね。金曜日ですものね。
 
○高野 委員長  そうなんです。また、続きの議論をしていただく形になると思うんですけども、きょうは、進め方については整理が、皆さんの御意見を出していただくという感じでできたと思いますので、そういうことで次回また議論いただくということで、きょうはこの辺でよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 御協力いただきまして。では、そういうことできょうはここまでといたしまして、次回開催について入らせていただきたいと思います。
   ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
3 次回の開催について
 協議した結果、前回確認したとおり、次回は、11月15日(月)午後1時30分から、議会第1委員会室で開催することを確認した。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成22年11月12日

             議会運営委員長

                 委 員