平成22年議会運営委員会
7月14日
○議事日程  
平成22年 7月14日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成22年7月14日(水) 13時10分開会 15時43分閉会(会議時間 0時間50分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
高野委員長、池田副委員長、安川、石川(敦)、飯野、久坂、納所、吉岡、伊東、石川(寿)の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
讓原局長、小島次長、原田次長補佐、田中次長補佐、成沢議事調査担当担当係長、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等について
2 次回の開催について
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○高野 委員長  こんにちは。それでは、これより議会運営委員会を開催させていただきます。
 まず初めに、委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。石川敦子委員にお願いをいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○高野 委員長  それでは、本日の議会運営委員会ですが、本日は議会運営等についての検討を行う議会運営委員会ですので、議長、副議長は出席されていないことを御報告いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○高野 委員長  それでは、お配りしてありますとおりに進めさせていただきたいと思いますが、まず、担当書記の紹介をさせていただきたいというふうに思います。
 
○事務局  当議会運営委員会の担当書記、今回から谷川書記が担当いたします。よろしくお願いします。
 
○高野 委員長  どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。
    ───────────────────────────────────────
 
○高野 委員長  では「議会運営等について」。本日お配りしてあります資料、この諮問関係の資料と、それから、これまでの答申ですね、4回答申されていますが、それぞれについて資料を改めてお配りしておりますので、そのことについての確認と若干の説明をさせていただきたいというふうに思います。
 
○事務局  それでは、資料の説明をさせていただきたいと思います。
 本日、お手元に配付させていただいている資料は、昨年8月6日付議長から当委員会への諮問の写しと、「分野別議会のあり方についての検討項目一覧表」で、いずれも昨年開催の当委員会で配付し確認されたものですが、さきの6月定例会で当委員会の委員の交代もありましたので、改めて配付させていただきました。
 簡単に資料の説明をいたします。
 まず、諮問の写しですが、検討項目が5項目あり、前期の自治基本問題調査特別委員会における自治基本問題に関する調査研究報告書の中で、議会運営委員会において検討を行っていくものとされた4項目と、「5 議会のあり方について」として、今期、各会派から提案された52項目が記載されています。
 次に、「分野別議会のあり方についての検討項目一覧表」は、各会派から提案された52項目をA〜Gの七つの分野に分類し、検討項目に薄い網かけを、その下に提案会派の説明の要旨を記載しております。
 分類は、「A議会の構成について」「B現状の議会運営の見直しについて」「C新たな議会運営の検討について」「D環境整備について」「E傍聴について」「F事務局体制について」「Gその他」の七つに分類し、それぞれの項目の右端の括弧書きには提案会派の略称と整理番号、また、括弧内に星印がついている項目は、自治基本問題に関する調査研究報告書の検討課題と重複している項目であることをあらわしています。
 なお、欄外の(1)から(4)の表示は、議長からの諮問項目である(1)「議員の責務と倫理」、(2)「議員立法など政策立案機能の強化」、(3)「監視・牽制機能の強化」、(4)「議会基本条例の制定」と関連があるものであることをあらわしています。
 資料の説明は以上でございます。
 
○高野 委員長  ありがとうございます。前期から引き続きの方はよく御存じのとおりですが、委員さんの交代もありましたので、改めて確認をさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 じゃあ、次に、引き続き、現在の答申の状況等について、どうぞ。
 
○事務局  次に、現在の当委員会の検討・答申の状況を御説明します。
 「分野別議会のあり方の検討項目一覧表」のうち、「E傍聴について」は検討を終了し、昨年11月26日付議長あて答申をしています。また、「B現状の議会運営の見直しについて」のうち、「1 一般質問の時間制限について」及び「2 一般質問の時間制限について」は検討を行いましたが、意見が一致せず、6月定例会の状況を見て再度協議するということで、継続審査となっています。
 また、「3 質問と意見の区分を明確にすることについて」は、本年2月12日付議長あて答申を、「4 請願と陳情の取り扱いについて」及び「6 陳情の扱いについて」は、本年5月14日付議長あて答申を、「7 意見書や決議の提出を求める陳情の取り扱いについて」、「8 意見書や決議の採択基準の見直し(総員か・多数か)」及び「9 決議を求める市民陳情も多数決とする」は、本年6月4日付議長あて答申をしております。
 今後、検討を行う順番としましては、「B現状の議会運営の見直しについて」のうち、「5 陳情に対する陳述を委員会開催時間内に行う」「10 議会や委員会の土日開催」「11 議決について」となります。
 以上で検討・答申の状況を御説明させていただきました。
 
○高野 委員長  私、先ほど少し誤りましたが、答申の内容は今お手元に改めてお配りしておりませんで、これまでに4回の答申はそれぞれ答申が出るたびに皆さんに恐らくお配りされているということでございます。
 今、簡単に事務局から説明させましたけれども、この間も申し上げましたとおり、きょう御協議いただきたい項目についてはBの残る項目、今あったとおり5番目の「陳情に対する陳述を委員会開催時間内に行う」、それから、10番目の「議会や委員会の土日開催」、それから、11番目の「議決について」、これは今お配りさせていただいた資料の一番最後のところに松中議員さんからの「議会のあり方について」という中の一番上の1番のところ、「議決について」という、このことでございますので、きょうは時間等の関係もございますけれども、この残っている3項目について、上から順番に御協議していただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 また、今も御説明がありましたが、Bの1の「一般質問の時間制限について」、それから、同じくBの2番目の「一般質問の時間制限について」は、この3項目の協議が終わった後に、当時の確認としては6月定例会の状況を見て再度協議するということでございましたので、この3項目終わった後にこのことについて再び御協議をいただくということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それから、前回、6月25日開催の当委員会におきまして、久坂委員さんから6月定例会において発生した事案ですけれども、同一内容の陳情が複数提出された場合の提出者の発言の扱いについて、どのように扱うか協議をしたいということの申し出があり、取り扱うことにいたしましたけれども、このことについては今申し上げました協議が終わった後に、このBの諮問項目とは別にして、その取り扱いを協議していきたいと。ですから、ここまできょう行くことはなかなか厳しいかと思いますけれども、こういう順番でやっていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 はい、わかりました。それでは、このように進めていきたいと思います。
 では、まず初めに、このBの5番目の「陳情に対する陳述を委員会開催時間内に行う」の協議をしていただきたいと思います。この項目は鎌無会さんから提案していただきましたので、まず、提案会派から御説明をいただきたいというふうに思います。
 
○安川 委員  それでは、鎌倉無所属の会を代表して安川がお答えします。
 まず、今後、インターネット中継も導入されますので、陳情の部分というのを、例えばインターネット中継を見た人が見ることができないと、その後の部分だけだと内容がわからないというところが出てくると思いますので、何か工夫をして、陳情というのがインターネット中継で見れるような工夫ができないかということが我々の会派から皆様にちょっと一緒に考えていただきたいという部分です。
 
○高野 委員長  では、この項目について、事務局のほうから少し御説明もらえますか。
 
○事務局  陳情に対する陳述の時間内発言については、過去に当議会運営委員会で、18年の4月、それから18年の5月に検討されて、現在の運用になっております。現在の運用、その当時の確認事項を改めて御説明いたしますと、「申し出があった場合、正・副委員長との打ち合わせの段階で報告する。なお、当日委員会冒頭において事務局が報告し、委員長が委員会に諮って許可する。発言時間は10分以内とする。発言は、願意の範囲内とする。発言者は陳情1件につき1人とする。発言に対し、質疑することができる。発言は休憩中に行う」、以上となっております。
 この案件に対する法律的な問題点をあえて挙げさせていただくとすれば、地方自治法及び鎌倉市議会委員会条例によれば、委員会で発言できるのは委員、委員外議員、事務局書記、説明員、公述人、参考人及び証人だけとなっておりますので、確認の意味で御説明させていただきました。
 
○高野 委員長  提案会派から御説明いただき、今、少し補足的にこれまでの検討されてきた状況についても報告いたしましたけれども、提案会派に対して何か御質問等ございますか。あれば挙手いただいて、特にございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 そうしますと、それぞれ既に、以前から出されている項目でもありますので、それぞれの会派、委員さんから御意見等を含めて御協議いただきたいというふうに思いますけれども。
 
○石川[寿] 委員  済みません、ちょっと質問いいですか。これ、陳述だけでしょうか。それとも、その後に委員から質疑もあるんですけれども、それも含めて。
 
○安川 委員  それも含めてです。
 
○石川[寿] 委員  あと、議事録はどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
 
○安川 委員  その議事録を残すかどうかですか。
 
○石川[寿] 委員  ええ。残すかどうかです。
 
○安川 委員  そういう意味では、委員会の開催時間内に陳情を行ってほしいということですので、議事録にも残していただきたいということです。
 
○石川[寿] 委員  わかりました。
 
○高野 委員長  よろしいですか。ほかにございますか。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、それぞれ各会派から出ていただいていますので、御意見等も含めて結論を出すべく御協議をしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
 
○伊東 委員  ちょっと休憩してもらっていいですか。
 
○高野 委員長  じゃあ、休憩いたします。
              (13時24分休憩   14時15分再開)
 
○高野 委員長  では、再開をいたしたいというふうに思います。
 休憩中に今大きく、さまざまな議論がされまして、二つ、現状の非公式な休憩中という扱いの中で、インターネット中継が導入されるということの関係で、インターネットに中継をする対象に例外的に含むということについての論点が一つ。それから、もう一つは、まさに陳情に対する陳述を委員会開催時間内に行うということであれば、公式な扱いをするように変更をするということについての論点がもう一つ。そのことについてさまざまな皆さんの御意見、討論がされたというふうに認識をしておりますので、そういうことも一つ、今、整理したんですけれども、置いていただきながら御意見等をいただいて、取りまとめていきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。御自由に、どなたからでも結構ですので、各会派さんが出ていますので、よろしくお願いしたいと思います。
 
○伊東 委員  あとは、それぞれ会派でどういうふうに考えているかという意見を一応述べるようなことになろうかと思うんですけれども、そういう意味で、考え方として申し上げたいんですけど、要するに陳情審査って何なのかというところにもう一度戻ってみないと、なかなかこの問題というのは解決というか、この投げられてきた問題に対する答えはなかなか出ないと思うんですよ。だから、陳情審査って何なんだろうと。要するに市民の方も含めて、あるいは市外からもありますから、そういった陳情者というのがいて、要するに鎌倉市の執行機関を通じて何かをしてほしいと、あるいは執行機関の持っている権限をもってして、これこれこういうものを解決してほしいとか、こう改善してほしいとか、そういう内容の陳情と、それから、例えば国なり他の行政機関に対して意見を述べてほしいとか、あるいは議会として何か決議をしてほしいとか、要するに議会に対して何らかのアクションを、執行機関なりあるいは意見書という形にしろ、決議という形にしろ、起こしてくれという、そういうのが陳情だと思うんですよね。
 要は、その陳情に対して一番大事なのは、そこの委員会に所属している委員がどういう考え方をして、この陳情に対してどういう結論を出すのかという、そこの意見を述べて、そして、それに対して結論がどうだったのかという、そこの部分というのがやっぱり一番大事なところだと思うんですよ。それは当然公開の場でやっているから、議事録に残るし、今後はネットでも中継しましょうということだと思う。
 そういう意味からいくと、陳情者の出している陳情というのは、あくまでも提出された文書というものに基づいて我々委員が判断していくと。だから、陳述を認めるように鎌倉市議会はなりましたけれども、それはあくまでも陳情を補完して説明するための、いわば説明を陳情者に求めてやってもらっているということなので、そういう意味からいくと、そこの部分というのは、言ってみれば陳情の文書プラスアルファなんですよ。だから、極端なことを言えば、じゃあ、陳述のない陳情はどうなるかというと、文書がそこに示されるわけでもないから、ネットで見ているとタイトルしかわからないわけ。それに対して委員同士が例えば議論をすると、何の議論をしているかわからない状態だけれども、でも、そこでそれぞれの委員が、この陳情はこれこれこういう中身なんだから、これに対して私どもはこういうふうに判断しているんだということを、むしろネット中継があるんだったら、そこのところを明確に出さないと、そこの部分は市民から判断される、批判される、委員のほうが、議会そのものが。そういう内容にこれからなっていくと思うのね。
 だから、そういうことから考えると、むしろ陳情者の説明をネットで流すということよりも、我々委員が陳情に対してどう向き合って、どういう結論を出したかという、そのプロセスが大事になってくると思うので、そこの部分がむしろこれからネットの中でどういうふうに市民に伝わっていくかという大切な部分になろうかと思うので、それをまずきちっと議会がやることが先じゃないのかなというふうに思いますので、陳情者の陳述部分そのものをネットで中継することが議会の公明、公開、あるいは透明性を高めるというふうに、そう簡単な問題じゃないように私は思いますので、今回提案いただいておりますけれども、これについては、私は現状の休憩中の発言として取り扱っていっていいんじゃないのかなと。だから、休憩中だけども、例外的なものを認めるというのにも、今のところちょっと反対せざるを得ないなと。説明ができるからということで、ここで説明を、陳述をするたびに陳情が出てきたり、今度はネットになるとネットで10分間演説ができるから陳情が出てくるというような、そういうケースももしかするとこれから出てくるかもしれないので、そういうことも含めて、ちょっと今、そこまでやることには反対というふうに思っています。そんなような意見です。
 
○高野 委員長  ほかに会派、委員さん、どうですか。
 
○納所 委員  委員会審査中に陳述者の陳述を認めるといった場合、まず、陳述者の立場を規定することが難しいということが1点まだあると思います。ですから、審査中の陳情者の発言に対しては人権侵害等、不利益が生ずるリスクも万が一にもあること等を考えると、かえって願意の範囲内で自由に発言できる機会が失われるおそれもあると思います。ですから、インターネット中継で放映するのは危険を伴うということから、現状の方式がよろしいんじゃないかと思っております。
 
○高野 委員長  いかがですか。
 
○久坂 委員  やっぱり陳述者の陳述を委員会の時間内に行うものに位置づけする場合に、その陳述内容がやはり事実誤認に基づいていた場合ですとか、結果的に今、納所委員のほうからもありましたけれども、人権侵害を招くおそれがある、その可能性に対して議会でこうですという、今まで休憩中の御議論を伺っていまして、それに対してやっぱりきちんとフィックスされた方策を今のところなかなか打ち出せないんじゃないかって私はちょっと感じておりまして、議論が今まで積み重なった中で、それでもやっぱり開かれた議会にしていこうという中で、陳述者の御意見を休憩時間内に伺うというようなことになりましたので、このスタイルを当面保持するべきと私は考えておりまして、現行どおりと考えております。以上です。
 
○石川[寿] 委員  ずっとネット鎌倉では、この陳述に対して、議事録に残して正式に、公式に残すべきだという提案をしておりまして、今、議会改革が進んでいますけれども、かぎは二つあって、開かれた議会と、市民参加の議会にしていくという方向性が見えているんですね。開かれた議会というのは情報公開であって、やはり議会で何が審議されているのか、公にしていくこと、会議録もきちんととって情報公開をしていくこと、それから、市民参加の議会というところでは、やはり市民が参加をして、唯一鎌倉では陳述することができるという方式をとっていますので、その方たちの意見もインターネット上で公式の場として上映していくべきだと考えています。いろんなリスクがあるという御意見もありましたけれども、やはり市民がいかに議会に参加をして、それを公開で、情報公開していくかということが今問われていると思うので、私は、ネットは進めるべきだと考えています。
 
○飯野 委員  私もやはり開かれた議会という意味では、そういう陳述の機会というのは、休憩中ですけれども、流すというふうにしたほうがいいのかなと考えております。本来であれば条例を改正して、陳情者に発言の機会を与える旨の改正をするのは本筋ではありますけれども、ちょっとそれも時間もかかるということで、そういうネットを使って、休憩中ということですが、例外的に流せるようにすると。不規則発言も当然考えられるんで、そこの部分については委員長、副委員長が公序良俗に反するような発言があった場合にはとめることはありますよということを陳情者の方には前もって言っておくということで、市民を、陳情者を信頼申し上げて、そういう形で私はやっていくのがいいというふうに考えます。以上です。
 
○吉岡 委員  公に、オープンにしていくということの御趣旨はすごくよくわかるし、私たちもそういう立場で、陳情の陳述を発言できるようにということで随分あのときも意見を申し上げましたけれど、やっぱり今いろいろな議論を踏まえても、陳情審査の文書主義というか、私たち自身がその陳情にどう向き合っているかという点では、陳情を審査する前にも相当私たちも調べながらやってきていますし、その上で陳述者の方たちの意見は参考に聞きながら、また、より、もしももっと質問をやっていきたいという場合には、今の参考人とかいろいろ制度もあるわけなんで、やっぱり今の状況の中では、いろんなやっぱりまだまだリスクやなんかについてもまだ明確にはっきりしませんし、やっぱり陳情の審査については私たちも議員としてきちっと、いろいろ総合的に今陳述をされることも踏まえて今判断できる状況がありますので、私は今のままで様子を見たほうがいいと思っております。
 やっぱり、今後の参考人の問題と、それから、陳述者をどうするかということの両方の問題を今後検討するということはあると思いますけども、今の段階ではまだまだちょっとそういうことで、今のままでいいのではないかということが結論です。
 
○高野 委員長  安川委員はよろしいですか、改めて、何か。
 
○安川 委員  非常に参考になる意見がたくさんあったので、また会派に持ち帰って、前向きに…。(私語あり)
 
○高野 委員長  どうぞ、発言中です。
 
○安川 委員  今後も公開できる方向で工夫していけるよう、検討していきたいと思います。
 
○高野 委員長  ほかの人はよろしいですか、同じ会派でございますが。
 
○石川[敦] 委員  よろしいですか。今、石川寿美委員が言ったとおりなんですが、市民を信頼してというところにやはり重きを置きたいなというのがございます。それと、課題が多いのは重々わかりましたので、そういった対策に取り組む機会が今後あればよいなと私も思います。
 
○高野 委員長  では、皆さんからの御意見をいただきましたけれども、改めて私から申し上げるまでもないんですが、これまでの議会運営上の確認で、こういう議会運営上の問題を、取り決めを決めるに当たっては、原則的には全会一致というふうに確認がされております。問題の質によっては、そうでない取り扱いをしたことも過去ございましたけれども、やっぱり極力、こういう問題は議会全体にかかわることですから、皆さんで合意形成して、すっきりした形でやっていけたらというふうに思います。この問題についても、今のようなやり方になったのも、相当な議論をやった上で今の方式になっています。そして、今、各会派から、委員さんから御意見をいただきましたけれども、さまざまな御意見の中で現状維持という形の会派が4会派ですね、何らかの形でその御意見のそれぞれの相違もありますけれども、ネットに公開すべきだ、それから、公式なものにすべきだということも含めて、提案会派を含めて3会派ということで、割れておりますので、今回の、今後また実施していく中でどのようなまた、今、議会改革ということも全国的な課題ですから、どうなるかはわかりませんけれども、このたびの委員会としては当面今のやり方で様子を見ていくというようなことで、まとめさせていただきたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 ありがとうございます。では、そのような形で、このBの5番目については終わらせていただきたいと思います。
 引き続きお願いしたいんですが、少し休憩をとってよろしいですか。どのぐらい、10分…。
 
○石川[寿] 委員  きょう、何時まで。
 
○高野 委員長  もう少しお願いしたいんですが。次に入ってもよろしいですよね、次に。一応、冒頭確認したとおりなんですが。
 では、40分再開でいいですか。じゃあ、40分から少し。
              (14時32分休憩   14時40分再開)
 
○高野 委員長  では、再開をさせていただきます。
 次に、Bの10番目にあります「議会や委員会の土日開催」について、民主党さんからの項目が出されております。どうぞ、事務局、資料配付だそうです。
 
○事務局  提案者の民主党の飯野委員のほうから資料の提出がございましたので、配付させていただきたいと思います。
 
○高野 委員長  よろしいですね。
                  (「はい」の声あり)
 
○高野 委員長  では、休憩です。
              (14時41分休憩   14時42分再開)
 
○高野 委員長  では、再開いたします。
 今、提案者の民主党さん、飯野委員からの資料を配らせていただきましたので、これを見ていただきながら、まず初めに提案会派から御説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
○飯野 委員  今回提案させていただきました目的なんですけれども、議会の開催が今、平日しか行われていないので、なかなか仕事などで傍聴ができないという市民の方も結構いらっしゃると思います。また、先般事業仕分けを土曜日にやったときに、結構多くの方が傍聴されたので、できるだけ市民に開かれた議会をつくるという意味で提案をさせていただきました。
 それで、今お配りした資料なんですけれども、これは全国市議会議長会で毎年つくっている資料でございまして、そのうちの26章ということで、これはずっと1から順番に幾つもあるんですけれども、その中の土日議会の開催のところで、全国で今どれぐらい行われているかということで、21年の1月1日から12月31日までで21市、29件行われたという実績があります。
 それで、これはちょっとお配りしていないんですけれども、平成20年度、19年度はどうだったのかといいますと、平成20年はこれには載っていないんですけど、ここにあるんですが、16市27件、それと平成19年の1月1日から12月31日は14市25件ということで、だんだんふえてきているという現状がございます。鎌倉市でも議会のあり方検討委員会というものをつくっておりますので、ぜひ土日開催についても議論していただきたいと。
 ただ、結局土日開催すると職員の出勤とかの問題もあるので、まずは社会実験的に1日、2日、導入するということをやられてはどうかなと思っております。項目で見ると、一般質問が結構多いので、例えば土曜日1日一般質問をやるということになると、だれがやるかとか、15人ぐらい一般質問があったときに、1日で15人というのはなかなか難しいので、だれがやるとか、そういう議論は残っているんですけど、その前に、まずこういう社会実験的にやるということをぜひ検討していただきたく、提案させていただきました。以上です。
 
○高野 委員長  ありがとうございます。それでは、今、提案の御説明をいただきましたが、何か御質問等ございますか。
 
○石川[敦] 委員  3年間のデータをお持ちなんですけれども、継続して3年間連続でやっているような実態なのか、それとも、1回こっきりで終わっちゃったみたいなのか、その辺が聞きたいなと思って。
 
○飯野 委員  そこまで細かく見ていないので、申しわけないんですが、継続してやっているところもありますし、やめてしまっているところもございます。
 
○吉岡 委員  ここのところは、みんなインターネット中継というのはしているんですか。
 
○飯野 委員  いや、済みません、そこまで細かく調べ切れていなくて申しわけございません。
 
○高野 委員長  事務局から補足で何かございますか、この件について。今、指摘もありましたけど。特にございませんか。
 
○事務局  本市の会議規則の規定をちょっと参考に申し上げさせていただきますと、本市の会議規則の第10条で、休会についての規定がありまして、鎌倉市の休日を定める条例による市の休日は休会とするということで、土日祝日ですね、年末年始が休会となっております。また、2項、議事の都合その他の必要のあるときは議会は議決で休会とすることができる。3項として、議長が特に必要があると認めるときは、休会の日でも会議を開くことができる。それから、4項としまして、法第114条第1項の規定による会議の請求があった場合、これは議員定数の半数以上からの請求があった場合のほか、議会の議決があったときは、議長は休会の日でも会議を開かなければならないというような規定がございます。
 参考までに県内各市の状況ということですが、本年1月に調査をかけた中では、実施しているところはないんですけれども、検討中、検討しているというところが2市あるというようなことは、逗子市と秦野市ですね、事務局の調査の中では聞いてございます。
 
○高野 委員長  県内ではまだないんだけど、逗子市と秦野市で検討をされているそうですが、何かほかに御質問はございますか。特にないですか。
                  (「なし」の声あり)
 では、御意見等を含めて御協議いただきたいと思うんですが、1回休憩しましょうか。
              (14時48分休憩   15時18分再開)
 
○高野 委員長  では、再開をいたします。
 今、休憩中に御議論いただきました。改めてこの土日開催の目的ですね、これまで以上に、多くの市民の方にやはり議会を見ていただく機会を広げていく一環であるというようなこと、インターネット中継との関係、それから、今、議論いただいた中で、やはり予算措置も伴い、費用が一定かかるということでは、そこの費用対効果の問題ということも出されました。
 そういう中で、今、皆様方から一般質問を土日、どちらかですね、例えば土曜日、土日に一般質問を1日開催するという場合を想定して、その場合における人件費、最大でどのぐらいかかるか。あと、光熱費ですね、特に庁舎を使いますので、その関係。それから、対外的な駐車場の問題、それから、インターネット中継の委託業者との関係等について、どのぐらいコストがかかるかということの試算をしていただいて、市のほうに。その試算の結果、状況を見て、再度当委員会において、この項目についての最終的な、実験をしていくのかどうかということの結論を出していくというようなことで、きょうのところはまとめさせていただきたいというふうに思いますので、ちょっとまたこれをどのぐらいかかるかということにもよろうかと思いますが、また、これは再三、先ほど休憩中にも申し上げましたが、ペンディングしております一般質問の時間について。
 あと、もう1点漏れました、時間ですね、時間は職員の勤務時間であります8時半から17時15分までということでしょうか。
 
○事務局  会議時間が10時から18時になっていますので、ですから、18時まで本会議が開かれたとすると、その後30分なり1時間なりは残るだろうということで計算をしていただくのか、それとも5時15分で切っちゃうのか。議会の会議時間は6時までと会議規則上なっていますから。
 
○伊東 委員  6時までで計算するのがいいと思う。
 
○高野 委員長  じゃあ、終わりは18時までという形で、その点が少しさっき漏れましたので、試算をいただくということで。
 これは冒頭に申し上げた中で、久坂さんが出していただいた陳情の扱いありますね。その前に、つまり、「一般質問の時間制限について」の御議論の後にちょっとこれを入れさせていただいて、関連も多少はあるかと思いますが、という形でいきたいと思いますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのように。確認はいいですね。今のはいいですね、それで。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのようにお願いしたいと思います。
 それでは、済みません、あともう一つ、4時までという声がさっきありましたけれども、あと、最後のBの11ですね、「議決について」というのを最後に御協議いただいて、きょうはそこまでになろうかと思います。
 これは松中議員さんから御提案でございまして、少し読み上げますけれども、こういうことです。「6月定例会において、委員会における表決と本会議の表決が異なる事態があった。これは本会議場で行われる委員長報告で一部の委員が反対の態度をとったとなっているのに、議場では全会一致となることであり、これが許されるならば、議会の規律が脅かされ、議会運営が混乱することとなる。今後こうしたことは起きないよう、何らかの取り決めなり、確認が必要と考える」と、こういう御趣旨でございます。
 事務局から、ちょっと事実確認ですが、昨年の6月議会、どういうことでしたか、簡潔で結構ですから。
 
○事務局  昨年の6月定例会の最終本会議の開会前に、1時開会の当委員会でございますが、こちらにちょっといらっしゃって恐縮なんですけれども、委員外議員の安川議員のほうから発言を求められまして、その内容は6月18日開催の総務常任委員会において、議案第12号鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定について、総務常任委員会においては反対しましたが、その後熟慮を重ねて、本会議では賛成したいというものでありましたが、議会運営委員会で協議した結果、これまでの事例では退席で運営してきたので、その原則を踏まえた上で、安川議員に御判断をゆだねるということを確認されました。
 結果、安川議員が本会議で退席をされたという事例がございました。この件について、松中議員がおっしゃられているのかというふうに考えております。
 
○高野 委員長  ということなんですが、御質問といっても当該議員さんは無所属議員さんでいらっしゃいますので、何か、事実経過も含めて御質問等はございますか。
 
○伊東 委員  いいですか。今の説明で、要するに、委員長報告で一部反対という報告があって、本会議では退席をその方がされたので、全会一致で、残った議員で、退席された人以外で採決をした結果、全会一致で賛成になったと。それの矛盾ということですか。
 
○高野 委員長  文書を私が読む限りはそのように理解をいたします。
 
○伊東 委員  だとすれば、退席しているんだったら、それで別にいたし方ないんじゃないかと思うんだけどな。何か不都合がありますか。
 
○飯野 委員  だから、最初賛成しようとしていて、それで、問題じゃないのかということですよね。最初、反対していたのが、賛成にしたいという。
 
○高野 委員長  休憩します。
              (15時26分休憩   15時39分再開)
 
○高野 委員長  再開をいたします。
 今、休憩中に御議論いただきましたけど、議決につきまして、これは各議員のそれぞれの御判断ということになるんですけれども、市民に対して、やはり十分な、説明責任が果たせるように、十分な議論、そして根拠を持って、それぞれの議員さんが責任を持って判断をするように、各議員が自覚を持って努めていただきたいというような趣旨で、ちょっとこのままの文言かは別としてですけれども、確認をさせていただいて、このBの11番目の「議決について」というところのまとめとさせていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 どうもありがとうございました。
 それでは、きょう予定しておりました三つの項目について、先ほど決めさせていただきましたように、Bの10の「議会の土日開催」につきましては、これから当委員会終了後に行政のほうにシミュレーションの調査を依頼して、その資料を見て、次回委員会において判断をするということにさせていただきたいと思います。
 次回委員会におきましては、残っておりますBの1とBの2ですね、この一般質問の時間の制限のことについて、改めて6月議会が終わりましたので、このことについて御協議いただき、その後、今のことをやりまして、その後、久坂委員から提案のあった同じ陳情で複数の陳述ということの扱いについての御協議をさせていただきたいというふうに思います。
 それでは、本日、結論が出た二つの項目につきましては、その内容を事務局で整理しまして、次回の当委員会の冒頭に改めて文書で確認をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
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○高野 委員長  では、「次回の開催について」、少し資料の関係のことも出ましたので、案としては、多少時間もいただいて、8月9日に実は午後から議員の研修会がございますので、その日の午前中はいかがかなというふうに今、ちょっと一案としてあります。ただし、これも三つできるかな、三つは重たいかな、10時でよろしいですか。
 
○伊東 委員  いいんじゃないですか、三つ。できるよ。
 
○高野 委員長  ありがたい言葉を。では、8月9日(月)の10時から。場所は、議会第1委員会室という形で、それまでには間に合いますよね、さすがにね。そのときに、今、お話をしていた三つのことについて、次回は御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、議会運営委員会を終了いたします。どうもありがとうございました。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成22年7月14日

             議会運営委員長

                 委 員