○議事日程
平成22年 2月定例会
鎌倉市議会2月定例会会議録(2)
平成22年2月18日(木曜日)
〇出席議員 28名
1番 千 一 議員
2番 安 川 健 人 議員
3番 長 嶋 竜 弘 議員
4番 赤 松 正 博 議員
5番 山 田 直 人 議員
6番 中 澤 克 之 議員
7番 西 岡 幸 子 議員
8番 石 川 敦 子 議員
9番 飯 野 眞 毅 議員
10番 渡 辺 隆 議員
11番 久 坂 くにえ 議員
12番 高 橋 浩 司 議員
13番 高 野 洋 一 議員
14番 池 田 実 議員
15番 渡 邊 昌一郎 議員
16番 納 所 輝 次 議員
17番 三 宅 真 里 議員
18番 太 田 治 代 議員
19番 岡 田 和 則 議員
20番 早稲田 夕 季 議員
21番 中 村 聡一郎 議員
22番 吉 岡 和 江 議員
23番 小田嶋 敏 浩 議員
24番 前 川 綾 子 議員
25番 伊 東 正 博 議員
26番 大 石 和 久 議員
27番 石 川 寿 美 議員
28番 松 中 健 治 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 讓 原 準
次長 小 島 俊 昭
次長補佐 田 中 良 一
議事調査担当担当係長 原 田 哲 朗
議事調査担当担当係長 久 保 輝 明
議事調査担当担当係長 成 沢 仁 詩
書記 谷 川 宏
書記 窪 寺 巌
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〇理事者側説明者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 9 番 総務部長
小 村 亮 一
番外 24 番 選挙管理委員会事務局長
番外 13 番 石 井 和 子 健康福祉部長
番外 15 番 伊 藤 文 男 まちづくり政策部長
番外 16 番 土 屋 志 郎 景観部長
番外 17 番 安部川 信 房 都市調整部長
番外 18 番 高 橋 洋 都市整備部長
番外 19 番 山 内 廣 行 拠点整備部長
番外 22 番 宮 田 茂 昭 教育総務部長
番外 23 番 生涯学習部長
金 川 剛 文
番外 8 番 生涯学習推進担当担当部長
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〇議事日程
鎌倉市議会2月定例会議事日程(2)
平成22年2月18日 午前10時開議
1 諸般の報告
2 一般質問
3 報告第11号 交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る ┐
専決処分の報告について │
報告第12号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の │市 長 提 出
額の決定に係る専決処分の報告について │
報告第13号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の │
額の決定に係る専決処分の報告について ┘
4 議案第58号 市道路線の廃止について ┐
│同 上
議案第59号 市道路線の認定について ┘
5 議案第60号 工事請負契約の締結について ┐
│同 上
議案第61号 工事請負契約の変更について ┘
6 議案第62号 不動産の取得について ┐
議案第63号 不動産の取得について │同 上
議案第64号 不動産の取得について ┘
7 議案第65号 市の業務に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の 同 上
額の決定について
8 議案第67号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい 同 上
て
9 議案第66号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
10 議案第68号 平成21年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号) 同 上
11 議案第70号 平成21年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3 同 上
号)
12 議案第71号 平成21年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2 同 上
号)
13 議案第72号 平成21年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 同 上
14 議案第73号 平成21年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第 同 上
2号)
15 議案第69号 平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第3号) 同 上
16 議案第87号 鎌倉市川喜多映画記念館建設等基金条例を廃止する条例の制 同 上
定について
17 議案第82号 鎌倉市携帯電話等中継基地局の設置等に関する条例の制定に ┐
ついて │
議案第83号 鎌倉市情報公開条例及び鎌倉市個人情報保護条例の一部を改 │
正する条例の制定について │
議案第84号 鎌倉市職員の任用に関する条例の一部を改正する条例の制定 │
について │
議案第85号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する │
条例の制定について │
議案第86号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市職員の勤務時間及 │
び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第88号 鎌倉市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条 │
例の一部を改正する条例の制定について │
議案第89号 鎌倉市奨学基金の設置及び管理に関する条例を廃止する条例 │
の制定について │
│同 上
議案第90号 鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定につい │
て │
議案第74号 平成22年度鎌倉市一般会計予算 │
議案第75号 平成22年度鎌倉市下水道事業特別会計予算 │
議案第76号 平成22年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
別会計予算 │
議案第77号 平成22年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算 │
議案第78号 平成22年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算 │
議案第79号 平成22年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算 │
議案第80号 平成22年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算 │
議案第81号 平成22年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算 ┘
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〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (2)
平成22年2月18日
1 陳情4件を陳情一覧表のとおり受理し、付託一覧表のとおり各委員会に付託した。
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平成22年鎌倉市議会2月定例会
陳情一覧表 (2)
┌─────┬────────────────────┬────────────────────┐
│受理年月日│ 件 名 │ 提 出 者 │
├─────┼────┬───────────────┼────────────────────┤
│ 22.2.15 │陳 情│市道の編入同意を認めないよう松│鎌倉市扇ガ谷四丁目6番6号 │
│ │第 30 号│尾市長に要請することを求める陳│ 岩 田 薫 │
│ │ │情 │ │
│ ├────┼───────────────┼────────────────────┤
│ │陳 情│十二所の民有地と市有地の等価交│鎌倉市扇ガ谷四丁目6番6号 │
│ │第 31 号│換について調査特別委員会設置を│ 岩 田 薫 │
│ │ │要請する陳情 │ │
├─────┼────┼───────────────┼────────────────────┤
│ 22.2.16 │陳 情│(仮称)鎌倉漁港の建設に向けた│鎌倉市坂ノ下32番13号 │
│ │第 32 号│諸手続きの促進についての陳情 │鎌倉漁業協同組合 │
│ │ │ │組合長 原 実 │
│ ├────┼───────────────┼────────────────────┤
│ │陳 情│大船駅西口公共広場等整備事業に│鎌倉市玉縄四丁目2番地2 │
│ │第 33 号│ついての陳情 │ガーデンハイツ鎌倉玉縄 514 │
│ │ │ │ 村 山 功 │
└─────┴────┴───────────────┴────────────────────┘
付託一覧表 (2)
┌─────┬─────┬───────────────────────────────────┐
│付託年月日│付 託 先│ 件 名 │
├─────┼─────┼────┬──────────────────────────────┤
│ 22.2.18 │総務 │陳 情│大船駅西口公共広場等整備事業についての陳情 │
│ │常任委員会│第 33 号│ │
│ ├─────┼────┼──────────────────────────────┤
│ │観光厚生 │陳 情│(仮称)鎌倉漁港の建設に向けた諸手続きの促進についての陳情 │
│ │常任委員会│第 32 号│ │
│ ├─────┼────┼──────────────────────────────┤
│ │建設 │陳 情│市道の編入同意を認めないよう松尾市長に要請することを求める陳│
│ │常任委員会│第 30 号│情 │
│ ├─────┼────┼──────────────────────────────┤
│ │議会 │陳 情│十二所の民有地と市有地の等価交換について調査特別委員会設置を│
│ │運営委員会│第 31 号│要請する陳情 │
└─────┴─────┴────┴──────────────────────────────┘
(出席議員 28名)
(10時00分 開議)
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○議長(赤松正博議員) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。1番 千一議員、2番 安川健人議員、3番 長嶋竜弘議員にお願いいたします。
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○議長(赤松正博議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
ただいまの報告に御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
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○議長(赤松正博議員) 日程第2「一般質問」を昨日に引き続き行います。
まず、松中健治議員の発言を許可いたします。
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○28番(松中健治議員) おはようございます。久しぶりにというか、本当に10年ぶりぐらいだろうと思いますけども、質問をさせていただきたいと思います。若い松尾市長に対して質問するわけでございますから、かつて私は7人目ですか、松尾市長になられた、鎌倉の市長さん、そういった中で、これはもう私にとってはあなたの父親みたいなものでございますから、息子に胸をかりるといった思いもありますけれども、忠告、忠言あるいは苦言に聞こえるかもしれませんけども、心をオープンにして、事前のやりとりなしにやってみようという思いを込めまして質問させていただきますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。
この日本の政治は大変政争の激しい、そういった一つの象徴として、私、市議会議員になって30数年、33年目ですけども、そういった中で、日本の首相は、今の鳩山首相がその30年の間に、19人目でございます。そして鎌倉の市長は松尾市長が7人目と、そういったことで非常に日本の政治というのは政争の激しい、そういう中で、この政治というのがどういうふうな展開をしていくかということを考えた場合、やはりその時々の争点なり軸なりあると思うんですね。
特に鎌倉ということを考えてみますと、最初に私がかかわった市長さんは正木市長さん、これは保革という対立軸と、それから開発と緑といった、そういった争点なり対立軸があったと。その後、渡辺市長さんが誕生しまして、その革新、市長の、あるいは革新市政のツケとして、そろそろそのころから行政改革というのが話題に上がって争点となっていくわけでありまして、その後、小島市長で、それが特にクローズアップされたのが市職員の高額退職金、これまさに中曽根行革が始まったころの行政改革と、そういった中で中西市長が行革市長として5党相乗りの、要するに現職市長を倒すと。ところが、その行革市長であった中西さんがですね、ちょうど経済が高度成長でバブルということで箱物行政に変わっていったもんですから、行革市長としてはおかしいではないかといって、新たな環境主義、そういった中で現職市長を批判して、そういって竹内市長が出てきたわけでありますが、しかし、当初から選挙違反が出まして、そういう意味では、手負いの市長という形の中で来たわけです。取り組んできた環境的なことというのは非常に中身の濃いものもありましたけれども、そういう背景がありました中で、石渡市長が登場するわけであります。
三大緑地、そういった問題の多くの緑地を解決してきたわけでありますが、しかし、非常に借金財政という中でいろんな議論があったと。そしてあなたが、松尾市長が今回このような形の中で登場しているわけでありますが、この7人の、特に過去の市長の中で、私が若いころ、非常に心が打たれたのはですね、渡辺市長の時代に、これは正木市長の時代に決まってたと言われた清掃工場の事業者が、これはN社ですね、それがM社に渡辺市長のときに変わる。そのときに徹夜議会が行われるわけですね。私は、要するに価格の問題ではなくして数値の問題、その清掃工場の数値の問題の視点から取り上げて、そして納得がいかなった。そういうことで反対をしました。私は渡辺市長派であったわけでありますけれども、それで深夜に、徹夜議会があのころはもうたびたび行われたわけでありますが、私は納得いかなかったと。与党的な立場でありますから、終わった後、市長室に行って、渡辺市長さんに、納得できなかったから、まことに申しわけないと頭を下げました。ところが、その渡辺市長、いや、この辺がすごいところだなと、君は偉いというんです。君は偉いよと、君ね、若いうちの行動は要領を使っちゃいけない。とかく、深夜議会になって、深夜になると、最後は反対してても、反対的な意見を言ってても、ひっくり返るのがかなりあるんだよと、そういう話を聞きました。えっと思ったんですね。そして、その渡辺市長の度量の深いところであるし、また渡辺市長は、かつて議会事務局長を務め、収入役を務めて、要するに市長になってきた方。その方が、要するに私のそういうあれに対して、君は偉いよと、そのときの度量の深さというのは、もう本当に忘れない。そういった初心で、私もどちらかというと質問を考え、そして、してみようと思ったわけでございます。
そういった中で、まず、松尾市長、よくわからないのは、先日、全員協議会でやりとりした中で、与党も野党もないというような議論もあった。そういういろんな点についてお伺いをしたいんですが、まず、市長の出馬の動機というのが、ちょっとまずよくわからない。その辺はひとつ御答弁をお願いしたいと思います。
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○松尾崇 市長 出馬の動機、さまざま、そうですね、ありますけれども、一つは、今のこの鎌倉を責任を持って子や孫の時代につないでいくことのできる状況かということを考えたときに、行政としてのやはり責任として、今のこのさまざまな需要が大きくなっていく中で、市民からの要望というのはとても多様化をしておりますし、その量も大変多くなってきてる。そういう中で進めていきますと、今の実施事業などを見ても、大きな膨らみにそれはあらわれているなというふうに思います。もちろん右肩上がりの経済成長で税収もそのように見込まれる時代であれば、そういうことに一つ一つきっちりとこたえていくこということも大変大切なことではあるとは思いますけれども、これから先、人口減少が見込まれる、ましてや高齢者の人口がふえるという中では、悪いことではありませんけれども、市税収入という意味では、落ち込みが当然出てくる。そういう中では、これから先、やらなければいけない事業なのか、やらなきゃいけないと思われる、やってほしいと言われる事業でも、それを財政的な見地から、もしくは長い視点からは、今は我慢をしなければならない。そういうことが多く出てきてるだろうと、そこをしっかりとやはり市民の方々にも訴えていかなければならないし、行政のかじ取りも変えていかなければならない。そういう思いが強くあったものですから、出馬の動機につながっているというところです。
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○28番(松中健治議員) これは非常に経済的な背景もあるわけですから、当然、財政的にも厳しい時代になってきてるという意味で、ある意味では、事業仕分け的な行政改革もしなければならない。そういった中で、きのうですか、山田議員のやりとりの中で、市長の一つの何か視点として価値観のことを答弁なさっていましたけども、もう一度その点に、金銭的なことではなくして、何か幸福度のような、要するに価値観の訴え方をしたような、昨日のやりとりの中であったので、もう一度ちょっとその辺のことを御答弁いただきたいと思います。
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○松尾崇 市長 私の一つの価値観としてのお話をさせていただいたんですけれども、最近の子供たちのアンケートで、大人になったら何になりたいかという質問に答えた子供が、お金持ちになりたいというふうな答えがとても多かったということを目にしたことがありました。私はそうではないなと直観的に思いましたけれども、どうしてそういう答えが出てきてしまうのかなというようなことを思います。例えば、ひょっとしたら、それは教育の中に、これは試行的ではありますけれども、株式の知識を小学生のときから教えていくというようなことなども時々報道にあるところですが、そういうことがひょっとしたら影響してるのかなと思うところもありますし、全体的に見ても、何か金銭至上主義というような風潮がはびこってはいないか、そういう危惧を持っているところです。もちろん、きのうもお話ししたように、お金はとても大切なものではございますけれども、それだけの目的で我々は生活をしているわけでもないし、生きてるわけでもないというふうに私は思うわけでございまして、もっと人のつながりですとか、人の温かさ、そういう中での、私たちがこの地球に生を受けたということについての本当の意義ということを、私はそれを金銭を求めるだけではないというふうに思うところがありますから、そこについての私の思いを御説明させていただいたというところでございます。
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○28番(松中健治議員) そういう答弁を市長から聞きますと、私、小学校の時代のころだと思いますけれども、稲むらの火という和歌山県の話でございます、その津波の。それは市長の御存じでしょうかね。稲むらの火というのは、浜に出てた村民がですね、潮が引いたみたいに、要するに津波の来る前兆だったわけですね。それを大変なことになるということで、秋の稲穂が刈られて、これからいずれ脱穀しようというところに、村の庄屋さんが火をつけて、そして要するに、そっち行っちゃ危ないよと、そっち行っちゃいけないよということで、火をつけて注目を引き寄せて、それで村民を助けたというような話で、それはある意味では、要するに稲穂を燃やすという犠牲を庄屋さんが図ったと。ですから、きのうのやりとりの中でも、まず自分の身を削って、そして自分が犠牲となっても財政を放漫経営するようなことがあったら大変なことになるよと、そっちへ行ってはいけないよというようなことで、あるいはそっち行ったら危ないよというようなこと。しかし、それは今の答弁の背景の中に同じようなことだと思うんでありますが、私は、このまだ数カ月ですけども、松尾市長の行動、発言等を見てですね、市長自身が、そっち行っちゃ危ないよと、そっち行っちゃ大変だよという思いがするんですね。そういう意味で今回の質問も私なりに先ほど申し上げました、あの感銘を受けた渡辺市長の度量のある、そういう思いと、そして自分みずからが初心に返って、松尾市長に質問しているわけでございます。
そういった中で、そうはいっても、やっぱり市長となると対立軸というのがあると思うんですね。今回は何か公約の、この新聞報道で見ますと、要するに対立軸がないというようなことが新聞等でも、政策的な意味です、書かれているわけでありますね。じゃあ、まず、この政策的な意味で、まず、あなたを応援した背景を、要するに対立軸で考えた場合に、このマニフェスト、温故知新、動けば変わる、完成版、これがもう最後のものでございますか。
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○松尾崇 市長 はい、それが。
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○28番(松中健治議員) これは松尾崇ということでなってるんですけども、発行がね、若い市長と新しい鎌倉を創る会ということになって、この時点では、まだ若い市長になってないと思うんですけども、この若い市長と新しい鎌倉を創るという会が、あなたの基本的な要するにバックアップする団体であるし、まず支援団体であろうし、支持団体であろうと思うんですけども、これはどういう会ですか。これ、代表はまずどなたでしょうか。
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○松尾崇 市長 それは確認団体でございまして、市長の選挙活動を、市長の選挙に出馬するに当たって支援をしていただく団体ということで選挙管理委員会のほうに届け出た団体でございます。済みません。ちょっと代表者がだれだったかというのを、ちょっと明確には今記憶をしておりません。
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○28番(松中健治議員) これは少なくとも、どうして質問したかというと、将来の世代に責任を持ってつないでいきましょうと、つまり応援した人の責任というのがあると思うんですよ。要するに、ともにと言ってるんですから、もちろん市長にも責任もあるでしょう。この、要するにマニフェストを実現するに当たって。ですから、この背景となっている若い市長と新しい鎌倉をつくる会、この代表がだれか、そういって、どういう人がこの中に入ってるか。これ何も、ここにないものですから、例えば当然要するに議員の支援もいただいたでしょう。あるいは国会議員の支援もいただいたでしょう。あるいは市民の中の松尾支持派からも支援をいただいたと思いますが、まず、議員の方はこの中に入ってるんですか。じゃあ、だれがこれを、こんなにすばらしい内容のものができるのかと思うと、やっぱりプロがいないとできないと思うんですね。これ一人で、要するに、これは松尾市長を応援するんですから、これをつくった側があるはずだと思うんですが、そういう意味では、これ議員が入ってる。相当行政関係者あるいは政治関係者が入らないと、これだけの内容ができないと思うんですよ。
これはね、マニフェストというのは、政権政党が基本的に、将来予定される場合には背景が政権政党ですから、政党ということになれば、現在は民主党ですから、その代表は鳩山さんということになる。自民党だったら谷垣さんとなる。だけど、これをつくった代表が、そのまま要するに、議院内閣制ではないから、国会みたいに。市長ではない、そのまま首長になるわけじゃない、長になるわけじゃないけれども、これをつくった背景というのは議員か、だれかなかったら、これだけ行政、相当わかってないと、これだけのものが内容をつくり上げることができないと思うんですけれども、そういう意味では政治家、要するに市議会議員、県会議員あるいは国会議員あるいは行政に詳しい、要するに関係者というのはいると思うんですけども、その点はいかがですか。
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○松尾崇 市長 その会には、行政経験者という者ですとか、議員さんと言われる方々は入っているわけではございません。また、それをつくるに当たっても、議員さんの何か支援を受けたということはございません。
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○28番(松中健治議員) しかし、これだけの内容のものをつくり上げるんですから、相当やっぱりそれなりの、ある意味では優秀な人材がないと、これだけのものはできないし、責任者もはっきりして、なぜかというと、これつくった人に、このことを実現するために、要するに責任があると思うんですね。だから、さっき言ったように、政権政党といった場合には、政党に責任がいくわけですね。要するに、市長の場合には市長を支えている確認団体が、これ政治団体でしょう。答弁をお願いします。
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○松尾崇 市長 はい、政治団体です。
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○28番(松中健治議員) ですから、この人たちも要するに責任が私はあると思うんですね。みずから、ともにつないでいこうということになってるわけですから。そしてですよ、これを配った人たちの中に、当然議員とか、要するに支持者とか運動員とかいるかもしれない。運動員だけじゃないでしょう、やっぱり駅頭に立ったときには、一緒になって、これを配って、こういうふうに実現するからと言って、要するに選挙活動を、これはしたと思うんですけど、その点はいかがですか。
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○松尾崇 市長 市長選挙、御存じのように、さまざまな制約がございまして、その辺も一つ一つやっていかなければならなかったんですけれども、一つ、恐らく、そうですね、選挙活動としましては、当然そのマニフェストを確認団体で配れるんですが、一つ、その確認団体でミスをしてしまったのは、1ページあけてもらうと、松尾崇という名前が入ってしまってたんですね。ですので、その名前の入っているものは、これは選挙中は当然配れないだろうということで、配布を、その入ってるものはしてないです。しかしながら、それで至急に新しいものをつくり直して、それは確認団体のほうで配りました。それは運動員の方ですとか、応援していただける市民の方々に配っていただいたということです。
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○28番(松中健治議員) じゃあ、これは配らなかったけど、内容的には一緒だということですね。そうでないと、質問してても、何かマニフェストって、今までの議論がおかしくなってしまうからなんですね。それで、要するに、じゃあ、新たな配ったその内容のものというのは、当然確認団体だから、そうすると、この法定ビラという形の中で配られたと思いますが、当然それは、じゃあ、市民の人と、要するに政治勢力、議員の人も一緒になってこれを配ったということはあるわけですね。運動員なり市民というだけで、あるいは議員を市民扱いにしたのか、それはわからないけれども、その点いかがですか。
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○松尾崇 市長 応援をしていただける議員さんも当然いらっしゃいましたので、その方に、特にその方に配ってほしいというようなことではございませんでしたけれども、ある意味では、その位置づけとしましては、応援していただける議員さんも一人の市民として一緒に応援をしていただけるほかの市民の方たちと同じように選挙活動をお手伝いいただいたという中では、当然それも配布もしているだろうというふうには思います。
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○28番(松中健治議員) それでですね、ちょっとお伺いしたいんですけども、市長は、政党の推薦をもらわなかった。あるいは断ったというようなこともあるだろうと思うんですけども、先ほど、争点がないように見えても、新聞で見ますと、これ代理戦争だと、国会議員の。ざっくばらんに言えば、浅尾陣営と、そして長島陣営、そういう要するに記事もあるわけですね。それで、市長自身は、この新聞の報道ですよ、報道で見ますと、要するに政党の争いを、この地域に持ち込みたくないというような、ちょっと新聞記事で見たんですけども、どうして政党の推薦なり応援なりを断ったのか、あるいはどういう考えなのか、その点、要するに先ほど争点がないと言いながらも、実際問題としては、一番それで燃えただろうと思うんですよ。実際問題として、結果を見たってわかるように。なぜかというと、自民系が途中で出ないということになるわけですから、そうすると、要するに現職の2人の、何か構図的には対決という形なんですけども、その前に政党の推薦、これもらわなかったという背景は、あるいは考えはどうでしょうか。
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○松尾崇 市長 国政の政党ございますけれども、それぞれの掲げてる国政のマニフェストがあるわけですが、その一つ一つが鎌倉市の個別の課題と、もちろん広い視野での国政のマニフェストと鎌倉の個別の課題というのは、全く議論する余地のない、交わらない部分も多くあるわけなんですが、そういうことも含めて、それぞれその地域の課題というのは、今の国政の枠組みの中では語るべきではないだろうというふうな思いがあるものですから、そのような形で、国政の支援ということは受けずに選挙は戦いたいと、そういうことを発言させていただいているということです。
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○28番(松中健治議員) そういう考え方は、だけど、要するに国政とかかわらないと、地方分権というのが実現できない。これは今、地方自治法とはいっても憲法からくると、どうしても国政絡みになってしまうというのは、これはやむを得ないと思うんですね。要するに松尾市長の一つの地方のあり方という、この町のあり方を考える場合には、地方分権が大前提になる。そういうことなんですけども、政党支持をもらわなかったと、それはそれでわかります。しかし、それは当選前に選挙体制の中の考えとしてはそういうこともあり得るかもしれない。当選するための手法として、そういう考えもあるかもしれない。しかし、実際、この議会に来れば、政党政派、絡んでくる。そのものずばりの、要するに支部もあるわけですね。
それで、例えばこの市長選挙では、自民党は自主投票だ。鎌倉の自民党の支部長、中村省司県議が言ってるんですね、自主投票だと。要するに、そういう筋からの応援は、個人的なことは別としてもらわなかったということですね。
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○松尾崇 市長 はい、そういうことです。
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○28番(松中健治議員) それはね、あれっと思ったのは、ことしの新年会に自由民主党の鎌倉市連合支部長ですか、中村県議の新年会か賀詞交換会に出席なさってますか。
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○松尾崇 市長 出席はしておりません。
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○28番(松中健治議員) 出席をしてない。出席をしたというふうに紹介があったんですよ、知り合いから。県議の、要するに賀詞交換会も出てないと。そうすると、要するに今後も自民であろうと民主であろうと、政党絡みでは出席しないということですか。
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○松尾崇 市長 今後のことというのは、ちょっとはっきりとは申し上げられませんが、少なくとも当選してからこれまでに、政党の新年会と政党の集まりには出席をしたことは一度もございません。
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○28番(松中健治議員) じゃあ、個人的に、例えば中村県議の新年会とか長島国会議員とか浅尾衆議院議員、こういうところは個人的に行く場合があるというふうに理解していいですか。
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○松尾崇 市長 そうですね、その政治家の方の応援に、その会に個人的に出席するということはあります。
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○28番(松中健治議員) またですね、先日、本当に久しぶりに何年ぶりでしょうか、これは松尾市長もわかるでしょうけども、伊藤玲子元鎌倉市議会議員から電話があったんですね。松中さん、ちょっと相談があるといった中で、松尾市長さん、どうですかと言うから、いや、与党も野党もないというようなちょっと話があったわけですから、ちょっとそういうことなんですよと言ったら、あら、そんなこと言ってるのということで、私は松尾さん、非常に応援したんですよと、非常に理解していただいて、もう本当に政策協定までして、要するに応援したんですよと、あれと思ったんですけども、ああそうですかと言って、要するに、とにかく支援はもらったんですか。
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○松尾崇 市長 ええ、御支援をいただけるという話はいただきまして、御支援はしていただきました。
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○28番(松中健治議員) まあ、そういうことで伊藤玲子さんと、ある意味では本当に期待しているというかね、私たちを本当に理解していただいて、そして私たちには、さっき言いました政策協定があるんですよと、これ簡単ですから、ちょっと読ませていただきます。
1、教育改革。教育委員、特に教育長は、我が国の伝統と文化を重んじ、郷土や国を愛し、公共心や道徳心をはぐくむ教育に信念を持つ人を事前協議の上、任命すること。2、かまくら教育プランを教育基本法、教育三法、学習指導要領などの改正の趣旨を踏まえ、見直すとともに、新たに教育振興基本計画を策定すること。3、教科書採択に当たっては、教育基本法及び学習指導要領改正の趣旨に照らして、最もふさわしい教科書が採択されるように努めること。4、市の施設に国旗を掲揚すること。また、卒業式、入学式等における国旗掲揚、国歌斉唱を徹底することに努めること。
2、男女共同参画。1、かまくら21男女共同参画プランの見直しに当たっては、性差を否定するジェンダー思想から脱却し、男女平等のもとに、男女が相互に補完しながら、よりよい社会を実現する真の男女共同参画に基づくこと。
3、条例制定。子どもの権利条例、自治基本条例、無防備都市条例などは制定しないこと。
4、審議会等の委員。審議会等の委員の任命に当たっては、事前協議を行うこと。
以上。平成21年10月14日。ここに松尾崇、判こも押されてます。伊藤玲子、判こも押されてます。
これは私はね、結構ですよ、それはあなたの政治姿勢です。そして、ああ、強い味方がいるんだなと私は思いましたよ。そして、あなた自身にも強い信念が、一つのこれからの日本の国の形、鎌倉の形、そういう要するに軸を見たんですね。さっきは一つの価値観でしたと、それはすばらしいことです。それは自分の信念ですから。ただ、ちょっと私はこの中身は突っ込みません。しかし、感想でも考えがあれば、この自治基本条例などは制定しないと書いてあるんですけど、その点、何か一つ考えがあって、これ同意なさってるんですか。
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○松尾崇 市長 一つ一つちょっと御説明をさせていただきたいというふうに思いますけれども、まず一つは、そのやりとりの中では、選挙、もう本当に直前に迫ったところで応援をいただけるというお話でした。別れ際に、最後、実はこういうものをつくってきたのよということで渡されて、判こを押してくださいと、これまでの市長さんともそういうやりとりをしてるからということで言われまして、ぱっと見て、別に大きな、これまで伊藤さんとはいろいろな話をしてきておりますから、例えば今申し上げました自治基本条例を制定しないというのは、自治基本条例を否定してるわけではなくてですね、自治基本条例のあり方として、さまざまなほかの市の事例の中で、なかなか実効性の上がらないものとか、自治基本条例をつくるということだけが目的になってしまってるのではないかというようなことは、私はいつも申し上げさせていただいてるんですが、その精神ということは、私としては賛同してる部分もあるというような話の中で、伊藤さんとしては、そうは言っても、条例は反対なんでということをおっしゃってましたので、そういう微妙な違いなどは、その要旨からもたくさんございました。しかしながら、それは伊藤さんとの個人的な一つのやりとりでございますので、私の思いということもその中で理解をしていただきながら、もうその書面がそこでできてしまっていて、そういうものでありましたから、私のそういう思いを述べさせていただいて、御理解をいただいた上でやっているということですが、私自身としては、そういうものを書面で残してですね、やるというのは、軽率だったなという思いはございます。
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○28番(松中健治議員) 要するに、支援する以上、見返りを期待すると、露骨に言えば、そういうこともあるだろうと思うんですよ、支援する以上は。そういうことあると思うんです。ですから、僕はいけないと言ってるわけじゃない。まして、これは一つの考え方なり共同歩調なり、あるいは同感する。ある点については同感しているんですから、それはあり得ると思うんですよ、いいんですよ。
ですから、それは政策の中でどういうふうに具体化していくというのは、これからの話ですから、それはそれでいいんですけども、そういった、要するに、たまたまこの場合は文書として一つ残っていると。しかし口頭で約束する。これね、私、過去、多くの市長選挙にかかわってきて、その中の中枢にいますから、それで、その要するに候補者なりになって当選した。そして、どんな話を持ち込んできてるかというのね、結構私ね、裏で聞いてるようなケース知ってますから、今度は応援するからこれをしてほしいとか、おい、マッチュー、そんなことは幾らでも知ってます。ですけど、それをどう市長が展開するか、私の意に反するようなことだったら、それはおかしいと言って、私が応援した市長に対抗馬立てると、そういったことは幾らでもやってきました。ですから、それが私はあなたに対して、率直に申し上げる私の立場です。もう私、大先輩ですから。しかし、はっきり言わなければ、最初に言っておかなければ、そして陰で言わない、今言っとこうと。ある意味では、私としても恥をさらすこともしれない。そういった思いがあるわけでありますが、例えばね、いろんな要するに人選に当たって相談する。ところが、それはあり得るんですよ。私、幾つもそういうことしましたよ、幾つもしました。時の市長から、実は頼むよと、そういうこともしました。それから、私自身も幾つかの政策を実現するのに、市長に提言して、例えば、あの西武ハイランドの4万坪を鎌倉市、移管するに当たって、開発緑地の、その要するに検討会をつくって、そしてそういうこともしましたよ。そこの人選もある程度相談を受けました。
また、三大緑地に関して、マッチューどうするんだと、そしたら土地問題懇話会をつくって、養老孟司さんに会長になってもらった。そこの中には、あなたの御存じの長野さんにしても、僕の友人の菅君にしても、何人も私、実際やりましたよ。そういうことはあり得ると思うんですよ。それは市長を支えるためにやる、責任持ってやる、それはあり得るんですよ。だから、僕はいけないと言ってない。堂々とやっていい。しかし、そういった中で、今回、シンクタンク、直属のシンクタンクをつくるような話があったとき、当選したら、私のところにですよ、こういう人推したいから、松中さん、どうでしょうとか、自薦他薦で私が支えますからとか話来ますよ。ほお、私は正直いって、市長にも言いました。選挙戦に当たるに当たって、私は中へ入らないと、だけどつき合いがあります。気持ちもあります。そんなにかけ離れた、要するに考え方ではないから、私は勝手連という立場でさせていただきますよと、私のとった行動はその程度ですよ。しかし、現実に当選してみて、市長の発言なり行動なりに非常に不安感を覚える。これは危ないなという思いがある。そういった中で、こういうシンクタンク、何か具体的には進んでる話なんですか。
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○松尾崇 市長 当選後に、そのシンクタンクにつきましても、当然マニフェストに掲げてることですから、その実現に向けて、今鋭意調査研究をしているところでございますが、他市の事例などでも、参考になります成功してる例、失敗してる例、随分と出てきてるものですから、ひとつやはりすごく注目をいただいてるということも感じますし、そういう意味では、絶対に成功させたいという思いもあるものですから、今慎重に進めているという部分でございます。
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○28番(松中健治議員) 要するに、こういうマニフェストですか、あるいは政策協定あるいは自分の思いもあるでしょうけども、そういうものは、市長自身が本気・本音でこれをつくり上げるなり、要するに支持者なり支援者なりと話をしてるということですね。ここに信義の問題があるわけですよ。そら、過去、私、何人も市長を出す側に回って当選してきてる。しかし、一つの争点だけではなくして、きっちりとした路線があったはずなのに、それが狂った場合、それは裏切りと見て、別の候補を出すなり、それは攻撃なりをしてきた過去があるわけです。私にも責任が、そういう意味では、こういう一つの政争の激しい鎌倉の中でいるわけですから、いろんな意味でも反省する点はあるわけですけれども、そういった中で、実際、この前の、これは二元代表制ですか、これは全協でしたから、深くそこを突っ込むこともしませんでしたけども、この二元代表制のという考え方は、あれっと思ったんですよ。市長ね、きのうもおっしゃってた。鎌倉市を代表する自治体の代表者は市長だと、しかし市長自身は執行権者なんですね。絶対、議会という議決権をクリアしない限り、これは進まないんですよ。だから、与党・野党的な政治勢力というものを固めていかない限り、自分がどんな思いを持っていても、それは実現しない。だけれども、これは非常に、ある意味では行政の隠れみのと言われている。そして、あなたのもとに仕えているのは、そういう隠れみの、審議会等は附属機関と言われてる。しかし、議会との対立の前に市長、その自分の補助機関との対立というのが起きるんですね。これ、今、国のほうでも政治主導型、官僚主導型でない。もう要するに理事者は政治家で占める。要するに市長は政治職なんですよ。ですから、議会から行政側に入っていってもいいんですよ。それには地方分権が変わって、要するに法律が変わってこなきゃいけない。上のほうは、変えようじゃないかという意見もあります。国のほうはもうかなり変えてきてます。政治主導型、役人主導型じゃない、官僚主導型じゃない。そういうことなんです。
ですから、その辺の考え方をきちんと、二元制の中で持たないといけないんですが、ふっと市長自身が二元代表制の言葉があったんで、どういう考えから出てきたのか、そういうとき、ぽっと出たとき、何か深い考えがあるのか、ちょっとその点お伺いしたい。
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○松尾崇 市長 今の国と地方との選挙制度の違いから、国のほうは議院内閣制でございまして、地方は、いわゆる市長と議会の二元代表制という中で行われておりますから、最近、与党・野党という使われ方が余りにも国会の与党・野党ということとダブらせて解釈をされてですね、あたかも与党は絶対に市長を支えて、市長の出すものに何でもかんでも賛成をしなければいけないとか、何かそういう声が聞こえてくることもあるものですから、私はそういうことに関して、いや、そうではないですよと、議員という立場の中で、もちろん応援をした責任ということは議員さんの中にはあるというのは、私も議員をやらせていただいて思うところはございますけれども、それがすべて、行政すべてにおいて賛成をしていかなければいけないのかというと、決してそれはそうではないだろうというところがあるものですから、そういう発言をさせていただいてるという、国と地方との違いという意味でのことを念頭に置いて発言をさせていただいてるということです。
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○28番(松中健治議員) その二元代表制というのは、ですから、市長は選挙で選ばれていますから、それは市民の代表という形になってる。職員は試験受けて、これは雇われた形になってるわけですね。これは議員も同じです。ですから、そういう二つの代表みたいなふうには見えますけども、しかし、確かに制度上そういうふうには見えるかもしれませんけども、実態として、現実として、やはり議会というところを議決を得なければいけない。これ、議決権という、要するにこれは大きな権利を議員のほうが持っているがゆえに、やはり市長を支える場合には、あるいは市長のやろうとすることは、市長自身が議会工作をしなければならない。しかし、松尾市長が一人でやろうといっても大変だ。だから市長を応援した、そして、あるいは外部からいろんなあなたの支持者がその説得に回っていかなければ議会を乗り越えていけない。だから、先ほど私、マニフェスト、これつくったその政治団体の責任者はだれか、そこにかかわっている人はだれか、その人たちも動かなければいけない。そうしないと、あなた一人になっちゃう。市長と補助機関の役人、これ説得する、役人を説得するだけだって大変なのに、そのほかに議会も説得しなきゃいけない。もっと説得しなきゃいけないのは市民かもしれない。あなたを支持した市民の層の中には、絶対争点として大きく割れているようなケースもあるから、納得するまで説得しなきゃいけない、みずから行かないかん。あるときは、やむを得ず切らなければいけない。
これは私、過去、市長選挙で応援した幹部、先輩たちと話して、その要するに背景に市民団体が強烈についていたんですが、ある時期に来たら切らなきゃいけないと、いつまでもそういうのを扱ってたら大変なことになるなんていう発言を聞いたとき、ちょっとぞっとしましたよ。私は無党派的な立場、無所属ですから。やはり政権をとると、そしてそういう政治に携わると、やっぱり政党の絡み、連立ね、あるいはそういう多党相乗りでもいい。そういう勢力を固めない限り、議会を乗り越えることもできない。議会が自分の関係筋であるとするならば、それは職員の説得も議会を通らなければ、幾ら職員だってできないんですから。この前のように、市長が指示すれば全部やってくれるというのは、裁量権の範囲内ですよ。しかし、議決権持った側の説得はだれがやると、あるいは議会側からすれば、ああ、僕らはよくわかる。市長を相手にしないですよ、幹部とやっちゃいますよ。そういうケースなんて幾らでもあるんです。幹部は優秀ですからね、組み立ててくれるんですよ、逆に市長を説得してくれるんですよ。ですから、そういう意味で、与党・野党、実態としてはそういう議事、議院内閣制ででき上がっているんです。
それじゃあ、外国みたいにですね、市長要らないと。要らないんじゃなくて、市長は公選じゃなくていい、議会の中から議長がやればいいとか、そういうこともある。あるいは委員会制、常任委員長ぐらいは、みんなそちら側に立って答弁するように。そうでない限り、議会も活性化しないし、行政が非常になれ合い的になる。議会のほうも追認行為だけになる。ただ、手を挙げるようなケースだけになる。住民投票になると、これはやはり大前提が議会も同じです。住民投票も過半数という、51%なら51%という前提で物事が動いていると。しかし、我々はある意味では代議制として選ばれて議論をする、この場で議論をする。委員会で議論をする。言論の府があるということが、やはりチェック機関としても大きな意味があると。しかし、先ほど言いました附属機関、市長、実際には、議員も相当入ってるんですよ。きのうのやりとりの中でも総合計画、あれだって議会が通らなければ成立してないと。特に今話題となっている十二所の公園の土地交換の問題に、その価格なり交換のことを扱う市有財産評価審査会、これは議員も入ってると思うんですよ。市長、何人入って、代表はだれだと、そのぐらいは御存じだとは思いますが、いかがですか。
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○松尾崇 市長 4人入っていて、代表が吉岡議員さんだったというふうに記憶をしてます。
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○28番(松中健治議員) ですから、鎌倉のまちづくりを考える場合に、都市計画審議会とか、もちろん先ほど言いました総合計画に絡む審議会とか、もう幾つも審議会があります。ですから、行政の中にかかわってるんです、議員もね。だけどまだ附属機関だと、それじゃあ、一番議員がかかわっていく大きいことは監査委員ですね。監査委員までも入ってるんですから、そっち側の要するに側に議員も何人か入れるなりしていくようなことは今後予想されます、はっきり言って。だから、非常にそういう意味では、それを支えていく政治勢力。政権交代、政権交代といっても、その政権というのは何だといったら、政治権力の交代なんですよ、これは権力なんですよ。過半数を握らない限り、その権力というのは実現しないんですよ、政策も実現しないんですよ。だからそういう意味では、説得するという意味では、与党・野党的なやっぱりあなたの政治スタイル、みんなと相談して、あとは私の決断で決めますと言ったって、これは逆に話ができないですよ。だって、こっちのほうでは政治的な対決をしてる。ぶつかり合ってるから、相手に話が抜けて、松中さんの考えとるのはいかんでしょうなんて話をされたら、これできなくなってしまう。そこには信義・信頼というのがある。
そういう形の中で、やはり考え方としては二元代表制と、本当に二元代表制の基本がなってるかといったら、鎌倉市のどこでもそうだと思う、議会事務局、これは人事はそちらの人事がこっちへ来てるだけだから、出向してるだけですよ。もう議会側で職員を雇って、もう絶対行政側には行かないというなら別ですよ。監査事務局、これも職員ですよ。だから本当に要するに二元代表制だったら、完全に分けないと。そして、要するに附属機関にも参加しない。一切そんな、要するに市有財産評価審査会、都市計画審議会、入らない。議会は議会でやるという形になってる。本当にだけど、そうなったら対決が厳しくなる。そういう意味では、やはり市長は政治勢力を、自分を政治勢力ですから、その結果、市長という一つの権力者、いろんな権力を持ってます。裁量権を持ってます。執行権を持ってます。我々は28分の1です、少なくとも。しかし、全体を要するに、きのうもおっしゃってた、代表するのは市長だと、そのもとの議決機関なんです。ただ、事を進めようとすれば、そこを通らなければならない。そういうことを私は言っておきたい。
それから選挙に当たって、先ほど、もう既に議員ではない伊藤玲子さんのように、非常に政治的に、全国的に政治活動を展開してる。日教組が日本をだめにした。もうすごいですよ、この前、先日じっくり話し合った。あのエネルギーたるや、すごいエネルギーですよ、やってることは別として。
そういった中で、やはりいろんな推薦人、支持者、推薦団体は例えば医師会とか、あるいは不動産関係、建設関係、いろんな要するに、あるいは宗教関係、推薦団体、幾つかもらいましたか。
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○松尾崇 市長 そういう団体などから推薦ということでは出していただきました。
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○28番(松中健治議員) 推薦をしてくれたけれども、推薦団体が要望してきたものはやらなくてもいいという前提でやってるのか。要するに口頭でも、やはり応援する以上は、自分たちのサイドとして、ひとつお願いしますという認識をお持ちかどうか、いかがでしょうか。
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○松尾崇 市長 あくまでも、皆さんにお話をさせていただいているのは、推薦などをいただいても、そのことをすべて実現できるというわけではございませんと、それがすべてではなくて、あくまでも私が掲げる、選挙のときに掲げる公約ということが最優先でございますので、それにまさるものはありませんけれども、そういう意見交換なり要望をお聞きするなりと、そういうことは当然ございますので、そういう関係であるという認識でございます。
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○28番(松中健治議員) 例えば、先ほど言いましたようにマニフェスト、これは伊藤さんのように、政策協定というのは理解を示してくれたという程度で、とりあえず、こちらも受けとめますけども、マニフェストに関して、そのマニフェスト実現のために応援しますという団体とか、そういうのはあったんですか。
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○松尾崇 市長 中には、マニフェストを見させてくださいということで、ごらんになられてから、これだったらいいというふうに言っていただく団体もございますが、それはその団体、団体によって応援の仕方、され方というのは違ったというふうに認識をしてます。
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○28番(松中健治議員) それから当選後ですね、そら、いろいろの政策の変更もあり得るかもしれない。マニフェストは4年間のうちに実現すればいいと、だけど今実際、マニフェストというのは信頼度相当落ちてます。それは国でああいう状態ですから。本当にマニフェストの信頼度は落ちてしまった。それはいい。しかし、幾つかの政策を取り組んでいかなければいけない。また、予算を通すためにも議会の過半数を得なければいけない。選挙は応援しなかったかもしれないけども、しかし、今後、松尾市長を支えていきたいとか、そういう議員、政治勢力はありますか。
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○松尾崇 市長 そういう議員や政治勢力があるかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、もちろん最大の目的は、この鎌倉をよくしていくためにやってるわけですから、そういう中で応援をしていただけるということは全く否定をするものではございません。
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○28番(松中健治議員) 今回の質問に当たって、先ほど申しましたように、みずから身を削ってスタートした。そういうことは、ある意味では警鐘を鳴らす意味もあるかもしれない。あるいは自分のみずからの姿勢を示す必要があるかもしれない。しかし、これから大事というか、大きなことは自分の身を削ることはもういい、もうそれ以上やせては困る。太っても困るかもしれない。しかし、職員の身を削ってもらわなければいけない。これが行政改革ですよ、はっきり言って。給与、退職金、いろんな意味で。あるいは最近話題となってる時間外の手当も。多くの行政課題、財政問題がかなり起きてきてます。なおかつ、市民にも事業仕分けの中に身を削ってもらわなければいけない。あるいは応援もらった方にも、その期待にこたえられないような局面もある。そういった中で、その信念のもとに、やはり市長はリーダーでありますから、政治勢力を固めていって、これから市政運営に取り組んでいただきたいと、私は勝手連の一人として、あなたのこれからの行動なり、発言なり、そういった姿をですね、見守っていきたいと思っております。
これで私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(赤松正博議員) 以上で一般質問を終わります。
議事の都合により暫時休憩いたします。
(11時03分 休憩)
(13時10分 再開)
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○議長(赤松正博議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(赤松正博議員) 日程第3「報告第11号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第12号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第13号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」以上3件を一括議題といたします。
理事者から報告を願います。
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○小村亮一 総務部長 報告第11号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。議案集その1、72ページをお開きください。
本件は、平成21年12月17日、鎌倉市台二丁目8番1号、台在宅福祉サービスセンター敷地内で発生した健康福祉部市民健康課所属の軽貨物自動車による、交通事故の相手方、横浜市〇〇〇〇、〇〇〇〇さんに対する損害賠償です。
事故の概要は、市民健康課用務で軽貨物自動車を運転し、出庫する際、左後方の安全確認が十分でなかったため、駐車していた相手方車両の右前に接触し、損傷を与えたものです。
その後、相手方と協議した結果、当方の過失と認め、修理費を支払うことで協議が調いました。
損害賠償の内容は、車両修理費3万3,390円で、処分の日は平成22年2月3日です。
以上で報告を終わります。
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○高橋洋 都市整備部長 報告第12号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定により報告いたします。議案集その1、73ページをお開きください。
本件は、平成21年3月18日に鎌倉市関谷1110番先道路上で発生した事故の被害者、茅ヶ崎市〇〇〇〇、〇〇〇〇さんに対する損害賠償であります。
事故の概要は、被害者所有の自動車が鎌倉市道を走行中、長さ60センチ、幅40センチ、深さ10センチの道路のくぼみに落ち込み、車両のバンパー等を破損したものであります。
事故後、被害者と協議した結果、事故の原因を道路管理暇疵と認め、市が車両修理費及び代車費用16万円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
なお、処分の日は、平成22年1月21日であります。
引き続きまして、報告第13号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定により報告いたします。議案集その1、74ページをお開きください。
本件は、平成21年9月9日に鎌倉市笛田三丁目16番1号先道路上で発生した事故の被害者、鎌倉市〇〇〇〇、〇〇〇〇さんに対する損害賠償であります。
事故の概要は、被害者所有の自動車が鎌倉市道を走行中、道路に設置されている側溝のグレーチングがはねて、車体下部のスペアタイヤを裂傷し、ステーを破損したものであります。
事故後、被害者と協議した結果、事故の原因を道路管理暇疵と認め、市が車両修理費・代車費用・休業補償人件費67万7,838円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
なお、処分の日は、平成21年11月30日であります。
以上で報告を終わります。
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○議長(赤松正博議員) ただいまの報告に対し、御質疑または御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
以上で報告を終わります。
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○議長(赤松正博議員) 日程第4「議案第58号市道路線の廃止について」「議案第59号市道路線の認定について」以上2件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○高橋洋 都市整備部長 議案第58号市道路線の廃止について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、1ページをお開きください。
また、別紙図面の案内図及び公図写しを御参照願います。
枝番号1の路線は、城廻字中村463番3地先から城廻字中村462番1地先の終点に至る幅員1.82メートルから1.85メートル、延長21.83メートルの道路敷であります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、議案第59号、枝番号1の認定に係る道路用地として再編成を行うため、道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。
枝番号2の路線は、山崎字宮廻747番12地先から山崎字宮廻756番4地先の終点に至る幅員3メートルから3.85メートル、延長43.16メートルの道路敷であります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、議案第59号、枝番号2の認定に係る道路用地との再編成を行うため、道路法の規定に基づいて、廃止しようとするものであります。
引き続きまして、議案第59号市道路線の認定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、6ページをお開きください。
また、別紙図面の案内図及び公図写しを御参照願います。
枝番号1の路線は、城廻字中村463番1地先から城廻字中村477番5地先の終点に至る幅員5.01メートルから8.08メートル、延長72.3メートルの道路敷であります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と、議案第58号、枝番号1で廃止しようとする路線との再編成を行い、一体の路線として、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
枝番号2の路線は、山崎字宮廻747番12地先から山崎字宮廻756番7地先の終点に至る幅員3.45メートルから5.37メートル、延長71.09メートルの道路敷であります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と、議案第58号、枝番号2で廃止しようとする路線との再編成を行い、一体の路線として道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
枝番号3の路線は、岡本二丁目309番1地先から岡本二丁目55番21地先の終点に至る幅員3.2メートルから6.64メートル、延長225.5メートルの道路敷であります。
この路線は、既に一般交通の用に供されているため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております議案第58号外1件については、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
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○議長(赤松正博議員) 日程第5「議案第60号工事請負契約の締結について」「議案第61号工事請負契約の変更について」以上2件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○小村亮一 総務部長 議案第60号工事請負契約の締結について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、13ページをお開きください。
本件は、大船駅西口公共広場等整備工事についての請負契約を、西松建設株式会社横浜支店と締結しようとするものです。
本件工事につきましては、平成22年1月19日、電子入札システムにより、一般競争入札の開札を執行し、同社が4億1,970万円で落札いたしました。消費税及び地方消費税を含む契約金額は、4億4,068万5,000円です。同社は、公共工事を数多く手がけており、その経験、技術から本工事に十分対処できるものと確信しております。
なお、工事の竣工期限は、平成23年3月の予定です。
引き続きまして、議案第61号工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、18ページをお開きください。
本件は、大船駅西口ペデストリアンデッキ等整備工事大船駅西口地区の契約金額を変更しようとするものです。
本件工事は、平成21年3月11日付で戸田建設株式会社横浜支店と契約したものですが、このたび大船駅西口公共広場の整備に伴い、階段部等の工事内容を変更しようとするものです。
この契約変更による増額は、6,990万9,000円で、消費税及び地方消費税を含む契約金額の総額は13億5,615万9,000円となります。
なお、工事の竣工期限は、平成23年3月の予定です。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○28番(松中健治議員) ただいま提案されました議案第60号にかかわる工事請負契約の締結につきまして質問をしたいと思います。
請負契約者であります西松建設、この業者は、2年前でしたか、腰越の漁港、仮契約までして議案が送付されて、直前に取り下げの話がありまして、鎌倉市にとっては大変な迷惑をした業者であります。この業者がそういう意味で迷惑をしたという前提で違約金も払った経過がありますが、その報告が昨年12月に行われたわけでありますけれども、要するに迷惑をかけたという前提は認めているわけでありましょう。その前に、違約金を払われたというような話ですけども、その経過をまず説明をお願いいたします。
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○小村亮一 総務部長 西松建設の工事の経過について御説明いたします。
まず、平成20年度におきまして腰越漁港改修整備工事につきまして、平成20年5月9日、西松建設株式会社と仮契約を締結いたしました。その後、6月初旬に西松建設の外国為替及び外国貿易法違反の疑いによる家宅捜索がされたという、こういうことが報道されました。6月10日に西松建設から契約の辞退届が提出をされております。
そこで、この20年6月市議会定例会への議案提出を取り下げるとともに、6月26日には指名留保を決定しております。その後、指名停止を決定をし、結果的には平成20年6月26日から平成21年6月25日までの12カ月間の指名停止となっております。
それと、今御指摘がございました当該契約が不履行になったことによる西松建設への損害賠償でございますが、当該工事を他の事業者が落札したことによる差額のうち、市の支出額が決定された後、損害賠償を平成21年11月18日に西松建設に対し行っております。そして、11月24日に西松建設が請求金額を納付しております。
経過は以上でございます。
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○28番(松中健治議員) それで、要するに迷惑をこうむって、工期がおくれたと思いますけど、その点はいかがですか。
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○小村亮一 総務部長 20年度の工期につきましては、繰り越しをしてございまして、21年6月25日に竣工をしてございます。
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○28番(松中健治議員) 要するに何カ月間おくれたんですか。
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○小村亮一 総務部長 3カ月ほどおくれております。
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○28番(松中健治議員) 松尾市長は、その経過は報告を受けて、この契約をしようとしているか、あるいは指名したか。それは報告を受けてるんですか、その過去の、要するにこの1年間で。そして、12月に我々の議会に違約金の件が報告されてますけど。
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○松尾崇 市長 報告を受けて確認をしております。
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○28番(松中健治議員) そういう我々にとっては迷惑を与えられたという経過があるんですけども、こういう、要するに違約金を払うようなケースというのは、過去、何年かの間にありましたかね。私の記憶では、工事の途中で倒産した会社はあります、たしか。それはあります。それと、逆もあります。御成小学校、仮契約もしたけれども、要するに、鎌倉市側の事情でそれを取り消したと、これは停止条件つきですから、これは全然問題ないわけですね。ところが、業者のほうから、要するにどういう問題ある行為をしてきたか、自分たちがみずからこれはまずいと思ったから辞退をしたんだろうと思うわけでありますけれども、そういう一連の話というのは、その前にわかってるわけだから、そういうことで、要するに入ってくる。なおかつ、そういう今回みたいな違約金を払うようなケースが決定して、そしてすぐこういう指名を受けると。過去にですね、違約金を払ったようなケースは最近あるんですか。
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○小村亮一 総務部長 過去には違約金を払ったようなケースはないというふうに記憶してございます。
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○28番(松中健治議員) そうなんですよ。違約金を払ってまでして、鎌倉市に迷惑を与えるような業者をですよ、違約金の報告を12月にしといて、もう今度はそれ終わったら、すぐこういうふうに指名するんですかということなんですよ。それに対しての対応が何かあるかどうか。だけども、これ松尾市長ね、このマニフェストによれば、公共工事の入札において価格だけの評価ではなく、事業者の鎌倉への貢献度を評価しますとなってるんですよ。だから、こういう問題が報告されてれば、いち早くこういうことを取り組まないと、要するに、駆け込み的になるんですよ。まだ鎌倉市はこの件について、事業者の鎌倉への貢献度を評価するという制度があるかどうかわからないですよ。だけど少なくとも、マニフェストで、市長選挙の前にこれをして、例えばこういうことを言ったならば、岡本のマンションじゃないけども、すぐ取りかからなければ、こういうケースがあるわけだから、これどうしたらいいかっていう考え方を持たなきゃいけないはずなんですけども、これ当然、このことは取り組んでるんでしょうね。
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○松尾崇 市長 そのことに取り組んではおりますが、まだ実際に入札においてそういうことが反映できるような仕組みというものはまだできている状況ではございません。
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○28番(松中健治議員) 要するにね、この事業者の鎌倉への貢献度と、これは逆なんですよ、貢献度じゃなくて、迷惑をかけてる、違約金も払ってるんですよ。それで、過去にこの例がないというケースなんですよ。だから、この貢献度の、要するにあなたがこういう視点を持っているなら、こういうケースの場合には、あるんだから、こういうケースがあるんだから、こういうことを速やかに取り組んでなきゃいけないわけじゃないですか。だから、こういうところに公共工事を見直しますと、価格だけではないと、その事業者の体質というのも、特に鎌倉への貢献度という問題点をここに書いてるわけじゃないですか。それで、こういう西松のような業者、これ私はこのマニフェストを見て、今質問してるんですけども、市長自身、こういう考え方、こういう視点で、要するに公共工事の入札に取り組むと言ってる以上、この西松建設の考え、あるいは感想はどうなんですか。
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○松尾崇 市長 私がそこに書かせていただいている思いというのは、マイナスの評価というよりも、鎌倉市に対していろいろと何か貢献をしていただいている業者について、何かそれをプラスできるような評価の仕方はないかと、そういうことでマニフェストには書かせていただきました。
しかしながら、今議員さん御指摘のとおり、逆の意味ということも加えて評価をすべきという御意見は、私としてもよくその御意見を取り入れて、この入札の制度についてはしっかりと見直しをしていきたいというふうに思います。
しかしながら、今現状としましては、鎌倉市が発注する工事はですね、すべて一般競争入札により契約相手方を決定しておりますので、一般競争入札に参加できる要件にですね、指名停止期間中でないこととありますので、西松建設に対する指名停止期間が終了しておりまして、またほかの自治体でも既に指名停止期間は終了して、西松建設に工事を発注しているということでございます。入札に関する指名停止措置が終了している以上、今の制度の中では過去の違法行為を理由に入札参加を制限することはできないというふうに考えています。
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○28番(松中健治議員) 今の制度はそうですよ、だって取り組んでないからそういうことを言えるんですよ。だけど、こういう実態を報告受けてたら、取り組んでなきゃいけないんじゃないですか。だって、貢献度ばっかし評価するかもしれないけども、マイナスの、要するに迷惑をかけた、迷惑度もやっぱり評価しなかったらおかしいわけですよ、そりゃあ。それで、違約金払ってればいいんだと言って、すぐ12月議会に報告してですよ、それでこうやってもう1カ月もたったら、もう終わったことだからいいんだって、そりゃあ、今までの制度はそうかもしれないけど、これは市長がそういうことを言ってるんですよ、貢献度を評価すると。当然、マイナスになるような、要するに迷惑をかけたような業者なんていうのは、そりゃあ、やっぱり一応検討する必要があるでしょう。だから速やかに取り組まなかったら、おかしいですよ、だって。ましてや、要するにこういう行為をするようなところってのはないわけですよ。違約金まで払って辞退するなんていうところは。今までなかったんだから。特に、そういうところは厳しく扱わなかったら、じゃあ、みんなと、今までと同じになってしまうということですよ。つまり、工期がおくれたという事実が残ってるわけですよ、それは。だから、速やかに、要するにこういう問題を取り組んでなければおかしいということですよ。そういう意味では、これこういうふうに制度上、可能だからと言う。だけどそうじゃなくて、こういうことをやはりマニフェストに書いてるんだから、やっぱり速やかに取り組んでもらいたいと、そういうところをとにかく指摘しておいて、この件は総務常任委員会等でもいずれ審議するということでありますから、これで終わっておきます。
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○議長(赤松正博議員) 質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております議案第60号外1件については、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(赤松正博議員) 日程第6「議案第62号不動産の取得について」「議案第63号不動産の取得について」「議案第64号不動産の取得について」以上3件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○小村亮一 総務部長 議案第62号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、25ページをお開きください。
本件は、鎌倉広町緑地用地を取得しようとするものです。
取得しようとする土地は、鎌倉市腰越字室ヶ谷812番外18筆です。取得面積は2万197.03平方メートル、取得価格は6億2,149万1,292円です。
引き続きまして、議案第63号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、32ページをお開きください。
本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするものです。
取得しようとする土地は、鎌倉市山崎字台峯2753番外25筆です。取得面積は2万8,535.24平方メートル、取得価格は6億4,618万6,216円です。
引き続きまして、議案第64号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、37ページをお開きください。
本件は、(仮称)梶原五丁目特別緑地保全地区候補地内の用地を取得しようとするものです。
取得しようとする土地は、鎌倉市梶原五丁目1470番1です。取得面積は1万307平方メートル、取得価格は6,555万2,520円です。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております議案第62号外2件については、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(赤松正博議員) 日程第7「議案第65号市の業務に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○土屋志郎 景観部長 議案第65号市の業務に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、40ページをお開きください。
平成21年10月31日午前11時30分ごろ、鎌倉市由比ガ浜四丁目7番、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区内で開催した緑化まつりにおいて、ミニ鉄道が脱線し、横転したことにより発生した事故につきまして、身体に損害を受けた鎌倉市〇〇〇〇、〇〇〇〇さんに対し、損害賠償をするものであります。
治癒後、損害賠償について協議した結果、通院治療に係る費用として、賠償金1万2,040円を支払うことで協議が調いましたので、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、損害賠償の額の決定について提案するものであります。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第65号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第65号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第65号市の業務に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第65号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第8「議案第67号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第67号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、43ページをお開きください。
このたび地方税法の一部改正において、国民健康保険にかかわる部分として3点の改正がありました。
1点目、上場株式等に係る配当所得の総合課税と申告分離課税の選択制、2点目、上場株式等に係る譲渡損失と申告分離課税を選択した配当所得との間での損益通算の特例、3点目、特定の土地等の長期譲渡所得の特別控除、以上3点の創設に伴い、平成21年11月27日に国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が公布されたことを受けて、条例を改正し、国民健康保険料の賦課額の算定等に係る規定について必要な整備を図るものです。
なお、現在、保険料の賦課の特例として附則に規定している申告分離課税分の所得について、総合課税分の所得と同様に恒久的に保険料の算定所得にすることから、本則に移行して規定するものです。
この一部改正条例は、公布の日から施行することとしますが、特定土地等の長期譲渡所得の特別控除に係る改正は平成22年4月1日施行とします。
以上で、説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第67号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第67号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第67号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第67号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第9「議案第66号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○安部川信房 都市調整部長 議案第66号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、41ページをお開きください。
租税特別措置法に基づく優良な宅地の造成及び優良な住宅の新築の認定事務のうち、連結法人に係る認定事務が、平成22年4月1日に神奈川県から移譲されることに伴い、当該認定等に係る申請手数料の規定を整備するため、鎌倉市手数料条例の一部を改正しようとするものです。
徴収する手数料は、新たに神奈川県から移譲される事務として、連結法人に係る一団の宅地面積が1,000平方メートル以上の、また当初から市の事務であって、新たに手数料を規定する事務として、連結法人に係る一団の宅地面積が1,000平方メートル未満の優良宅地造成認定及び優良住宅新築認定の申請手数料です。
施行期日は、新たに神奈川県から移譲される事務の手数料については、平成22年4月1日とし、当初から市の事務であって、新たに手数料を徴収する事務の手数料については、公布の日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第66号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第66号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第66号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第66号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第10「議案第68号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾崇 市長 (登壇)議案第68号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)の提案理由の説明をいたします。
今回の補正は、職員給与費、財産管理一般の経費、国民健康保険等の経費、子ども手当の経費、施設保育の経費、小学校施設の経費などの所要経費を計上するとともに、文化振興の経費、障害者医療の経費、ごみの減量化・資源化の経費、大船駅西口整備の経費、交通政策の経費、中学校施設整備の経費、文化財の保護整備の経費、長期債償還の経費、下水道事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計への繰出金などを減額いたしました。
これらの財源といたしまして、固定資産税、臨時財政対策債を追加するとともに、市民税、国庫支出金、県支出金などを減額いたしました。
また、(仮称)川喜多記念館建設事業、大船駅西口ペデストリアンデッキ等整備事業などに係る継続費の補正、全国瞬時警報システム改修事業、名越やすらぎセンター擁壁補強事業などに係る繰越明許費の追加及び都市計画事業債などの地方債の補正をしようとするものです。
詳細につきましては、担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
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○小村亮一 総務部長 議案第68号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算(第6号)の内容を説明いたします。議案集その1、46ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ15億5,930万円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも563億2,680万円となります。
款項の金額は第1表のとおりですが、平成21年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき、主な内容につきまして、歳出から御説明をいたします。説明書の22ページを御参照ください。
5款5項5目議会費は383万円の減額で、市議会議員期末手当の減額を。24ページに移りまして、10款総務費、5項総務管理費、5目一般管理費は1,625万4,000円の追加で、退職手当の追加及び職員の被服費などの減額を、10目文書広報費は4,728万2,000円の減額で、文書管理システムの執行差金などの減額を、20目財産管理費は5億9,036万4,000円の追加で、西泉水・弁ヶ谷用地道路整備に係る経費などの減額と地方財政法の規定に基づく財政調整基金への積立金などの追加を。26ページに移りまして、50目文化振興費は5,223万2,000円の減額で、(仮称)川喜多記念館建設工事費及び備品初度調弁の執行差金の減額などを行うものです。
28ページから30ページにかけまして、20項選挙費、15目市長選挙費から20目市議会議員選挙費、30目衆議院議員選挙及び国民審査費、35目参議院議員選挙費までは6,591万2,000円の減額で、各選挙執行事務の執行差金の減額を。34ページに進みまして、15款民生費、5項社会福祉費、5目社会福祉総務費は3億1,660万円の追加で、国民健康保険事業特別会計繰出金の追加及び介護保険事業特別会計繰出金の減額などを、15目障害者福祉費は4,460万6,000円の減額で、心身障害者医療費助成に係る経費の減額などを、25目老人福祉費は1億5,574万4,000円の減額で、後期高齢者医療事業特別会計への繰出金の減額などを、30目老人福祉施設費は636万1,000円の追加で、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し、名越やすらぎセンター修繕費の追加を行うものです。
36ページに移りまして、10項児童福祉費、10目児童支援費は3,277万6,000円の追加で、子ども手当支給に係るシステム開発の経費及び私立保育所等入所に係る扶助費の追加などを。38ページに移りまして、20款衛生費、5項保健衛生費、15目健康管理費は4,619万9,000円の減額で、がん検診委託料の減額などを、10項清掃費、10目じん芥処理費は9,134万5,000円の減額で、容器包装プラスチック中間処理・収集運搬委託料、不燃ごみ資源化処理委託料などの減額及び地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用する今泉クリーンセンターボイラー取りかえ修繕料の追加を行うものです。
44ページに進みまして、30款農林水産業費、5項農業水産業費、15目農業水産業振興費は1,250万7,000円の減額で、腰越漁港改修整備工事の執行差金などの減額を。48ページに移りまして、40款5項観光費、10目観光振興費は1,858万8,000円の減額で、公衆トイレ改築工事費などの減額を。50ページに移りまして、45款土木費、10項道路橋りょう費、8目交通安全施設費は1,921万円の減額で地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し、歩道の段差切り下げなどの交通安全対策施設工事費の追加を行うとともに、あんしん歩行エリアの整備工事費の執行差金などの減額を、10目道路維持費は1,900万円の減額で、道路復旧工事費の減額をするとともに、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し、舗装排水路などの道路維持補修工事費の追加を、15目道路新設改良費は3,260万円の減額で、小町通り電線共同溝工事に係る支障物件移転補償費などの減額を行うものです。
52ページに入りまして、20項都市計画費、5目都市計画総務費は1億5,180万9,000円の減額で、大船駅西口ペデストリアンデッキ整備工事費の執行差金の減額や、七里ヶ浜駅バリアフリー対策工事費などの減額を、15目公共下水道費は5億円の減額で、下水道事業特別会計への繰出金の減額を行うものです。
56ページに移りまして、55款教育費、10項小学校費、5目学校管理費は5,454万2,000円の追加で、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用する、第一小学校校舎建具改修工事、腰越小学校屋外キュービクル改修工事、山崎小学校グラウンド防球・防砂ネット設置工事費などの追加を、15目学校建設費は3,313万1,000円の減額で、七里ガ浜小学校校舎及び富士塚小学校等体育館耐震改修工事などの執行差金の減額を。58ページに移りまして、15項中学校費、5目学校管理費は2,348万9,000円の減額で、腰越中学校プール擁壁等改修工事などの執行差金の減額を、15目学校建設費は5億7,220万3,000円の減額で、第二中学校校舎改築工事などの執行差金の減額を、20項社会教育費、10目文化財保護費は3億8,935万8,000円の減額で、史跡仮粧坂土地購入費、建物等補償費などの減額、史跡永福寺跡三堂基壇復元工事などの減額を行うものです。
62ページに進みまして、60款5項公債費、10目利子は6,711万9,000円の減額で、長期債借入利率の確定に伴う支払利子及び一時借入金利子の減額をしようとするものです。
次に、歳入について説明いたします。戻りまして、4ページをお開きください。
主な歳入の補正内容につきまして御説明いたします。
5款市税、5項市民税、5目個人は1億5,000万円の減を、10目法人は企業の業績の低迷を受け、4億円の減額を、10項5目固定資産税は1億円の増額を。15款5項5目利子割交付金から、6ページに移りまして、30款5項5目自動車取得税交付金までは、国、県からの交付金の減額を。8ページに移りまして、55款国庫支出金、10項国庫補助金、5目総務費補助金は1億333万4,000円の追加で、地域活性化・きめ細かな臨時交付金の追加などを。10ページにかけまして、10目民生費補助金は1,144万9,000円の追加で、子ども手当支給に係るシステム開発の経費に対する子ども手当準備事業費補助金の追加などを、50目教育費補助金は1億9,688万3,000円の減額で、史跡買収費補助金は史跡永福寺跡環境整備費補助金の減額などを。12ページにかけまして、60款県支出金、5項県負担金、10目民生費負担金は2,539万9,000円の減額で、保育所の入所児童見込み数の増に伴う保育所運営費負担金などの追加と後期高齢者医療制度保険基盤安定制度拠出金などの減額を。14ページに移りまして、10項県補助金、50目教育費補助金は4,199万円の減額で、史跡永福寺跡及び亀ヶ谷坂の環境整備に係る補助金などの減額を。15項委託金、5目総務費委託金は2,089万5,000円の減額で、衆議院議員・参議院議員選挙に係る経費などの額の確定に伴う減額を、65款財産収入、5項財産運用収入、10目利子及び配当金は2,418万7,000円の減額で、財政調整基金などの基金の運用利子収入の減額を。16ページに入りまして、10項財産売払収入、5目不動産売払収入は3,600万円の減額で、西泉水・弁ヶ谷の市営住宅跡地の売払収入の減額及び県道整備に係る代替用地売払収入の追加を、70款5項寄附金は8,284万4,000円の追加で、篤志家からの寄附など、それぞれ説明欄記載の寄附金などの減額及び追加を、75款繰入金、5項基金繰入金は6億4,988万4,000円の減額で、財政調整基金など基金繰入額の減額及び追加を。18ページに入りまして、10項他会計繰入金は1億8,831万4,000円の追加で、いずれも記載の特別会計への過年度繰出金の精算に伴う繰入金の追加を、85款諸収入、25項雑入、20目民生費収入は7,200万円の追加で、障害者医療費返還金の追加を、25目衛生費収入は8,128万円の減額で、資源物等売却益の減額を。20ページに入りまして、90款5項市債は1億8,110万円の減額で、都市計画事業など起債対象事業費の確定等に伴い、表記のとおり、追加、減額を行うものです。
以上、歳入歳出それぞれ15億5,930万円を減額し、補正後の総額は、563億2,680万円となります。
次に、第2条継続費の補正について説明します。議案集その1、51ページを、補正予算に関する説明書、68ページをお開きください。
(仮称)川喜多記念館建設事業、大船駅西口ペデストリアンデッキ等整備事業など、表記の継続費について、事業費の確定に伴い総額の変更をするものです。
なお、補正予算に関する説明書の68ページに記載の大船駅西口公共広場等整備事業は、継続費の総額及び年割額の変更はありませんが、財源内訳の変更を行っております。
次に、第3条繰越明許費の補正について説明いたします。議案集その1、52ページから53ページにかけて、全国瞬時警報システム改修事業、名越やすらぎセンター擁護壁補強事業など記載の事業の繰越明許費の追加をしようとするものです。
次に、第4条地方債の補正について説明いたします。議案集その1、54ページを、補正予算に関する説明書、70ページをお開きください。
地方債の変更は、第1条の歳入歳出予算の補正で説明いたしました対象事業の財源として、その起債限度額を第4表のとおり変更しようとするものです。
以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第68号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第68号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第68号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第68号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第11「議案第70号平成21年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第70号平成21年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の提案理由を説明いたします。議案集その1、60ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ、5億2,340万円を追加するもので、補正後の総額は、歳入歳出とも167億2,840万円となります。
款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は、次のとおりです。
まず、歳出ですが、第5款総務費は1,400万円の減額で、国保連合会の共同処理業務手数料等の減額を、第10款保険給付費は6億3,029万1,000円の追加で、療養給付費等の追加を、第12款後期高齢者支援金等は2,020万円の追加で、後期高齢者支援金の額が確定したことに伴う追加を、第15款老人保健拠出金は、960万円の追加で、旧老人保健制度における平成19年度の拠出金の額が確定したことに伴う追加を、第17款介護納付金は270万円の減額で、介護保険第2号被保険者の1人当たり負担額が確定したことに伴う減額を、第20款共同事業拠出金は8,700万円の減額で、保険財政共同安定化事業拠出金等の額が確定したことに伴う減額を、第25款保健事業費は3,400万円の減額で、特定健康診査等事業費の減額を、第27款基金積立金は9,000円の追加で、国民健康保険運営基金に係る利息額が確定したことに伴う追加を、第30款諸支出金は、100万円の追加で、保険料過誤納還付金の追加をするものです。
次に、歳入でありますが、第5款国民健康保険料は2億4,700万円の減額で、保険料の収納率の低下に伴う減額を、第20款国庫支出金は3億6,282万円の追加で、一般被保険者に係る療養給付費等の増額見込みによる追加を、第25款療養給付費交付金は3億1,150万円の減額で、退職者被保険者等の療養給付費等の減額を、第27款前期高齢者交付金は3億7,978万4,000円の追加で、前期高齢者交付金の額の確定に伴う追加を、第30款県支出金は1億7,322万円の追加で、財政調整交付金等の増額見込みによる追加を、第35款共同事業交付金は3,000万円の減額で、保険財政共同安定化事業交付金の額の確定に伴う減額を、第38款財産収入は9,000円の追加で、国民健康保険運営基金に係る利息額が確定したことに伴う追加を、第40款繰入金は3億5,020万円の追加で、一般被保険者に係る療養給付費等の増額見込みによる一般会計からの繰入額等の追加を、第45款繰越金は1億5,413万3,000円の減額で、平成20年度からの繰越額の確定に伴う減額をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第70号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第70号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第70号平成21年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第70号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第12「議案第71号平成21年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第71号平成21年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、63ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ5,070万円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも7,589万6,000円となります。
款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は、次のとおりです。
まず、歳出ですが、第5款総務費は18万6,000円の減額で、医療給付費の減額に伴う手数料の減額を、第10款医療諸費は7,100万円の減額で、医療給付費及び医療費支給費の減額を、第15款諸支出金は2,048万6,000円の追加で、償還金及び一般会計への繰出金の追加をしようとするものです。
次に、歳入について申し上げます。
第5款支払基金交付金は4,900万円の減額で、歳出の医療給付費等の減額に伴う減額を、第10款国庫支出金は195万7,000円の追加で、前年度交付不足額の交付に伴う追加を、第15款県支出金は435万円の減額で、歳出の医療給付費等の減額に伴う減額を、第20款繰入金は400万円の減額で、歳出の医療給付費等の減額に伴う一般会計からの繰入金の減額を、第30款諸収入は469万3,000円の追加で、第三者行為納付金及び返還金を追加しようとするものです。
以上で、説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第71号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第71号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第71号平成21年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第71号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第13「議案第72号平成21年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第72号平成21年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、66ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ、1億1,630万円を追加するもので、補正後の総額は、歳入歳出とも114億5,210万円となります。
款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は、次のとおりとなります。
まず、歳出ですが、第5款総務費は470万7,000円の減額で、報償費、委託料などの減額を、第10款保険給付費は1億9,392万円の減額で、保険給付額が当初見込みを下回ったことに伴う減額を、第12款地域支援事業費は2,535万6,000円の減額で、介護予防事業費が当初見込みを下回ったことに伴う減額を、第25款基金積立金は1億4,577万8,000円の追加で、介護給付等準備基金への積立金の追加を、第30款諸支出金は1億9,450万5,000円の追加で、前年度の精算に伴う、国庫、県負担金並びに社会保険診療報酬支払基金への返還金及び一般会計への繰出金を追加するものです。
次に、歳入について申し上げます。
第15款国庫支出金は4,265万5,000円の減額、第20款県支出金は3,520万5,000円の減額、第25款支払基金交付金は6,578万3,000円の減額で、いずれも保険給付費及び地域支援事業費の減額に伴う減額を、第30款財産収入は134万6,000円の減額で、介護給付等準備基金利子などの減額を、第40款繰入金は8,034万円の減額で、一般会計からの繰入金などの減額を、第45款繰越金は3億4,162万9,000円の追加で、前年度からの繰越金を追加しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第72号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第72号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第72号平成21年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第72号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第14「議案第73号平成21年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第73号平成21年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、69ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ4,020万円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも41億9,400万円となります。
款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は、次のとおりです。
まず、歳出ですが、第5款総務費は1,599万7,000円の減額で、郵便料、委託料等の減額を、第10款広域連合納付金は1億2,274万6,000円の減額で、医療費給付費の減額に伴う納付金の減額を、第15款諸支出金は9,854万3,000円の追加で、一般会計への繰出金の追加をしようとするものです。
次に、歳入について申し上げます。
第10款繰入金は1億5,180万円の減額で、一般会計からの繰入金の減額を、第15款繰越金は9,754万3,000円の追加で、前年度からの繰越金の追加を、第20款諸収入は1,405万7,000円の追加で、広域連合からの事務費負担金精算額を追加しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第73号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第73号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第73号平成21年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第73号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第15「議案第69号平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○高橋洋 都市整備部長 議案第69号平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の提案理由の説明をいたします。議案集その1、55ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ3億5,960万円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも84億7,430万円となります。
款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
まず、歳出ですが、5款総務費は1億2,069万5,000円の減額で、処理場等の光熱水費、水洗便所改造等に係る補助金、貸付金などの減額を、10款事業費は2億1,460万5,000円の減額で、入札差金等による委託料や工事請負費などの減額を、15款公債費は2,430万円の減額で、借入利率の確定に伴う長期債支払利子の減額をしようとするものです。
次に、歳入ですが、5款分担金及び負担金は90万円の追加で、受益者負担金の追加を、10款使用料及び手数料は8,000万円の減額で、下水道使用料の減額を、15款国庫支出金は1,565万円の減額で、補助対象事業費の確定に伴う減額を、20款県支出金は252万円の減額で、補助対象事業費の確定に伴う減額を、25款繰入金は5億円の減額で、一般会計からの繰入金の減額を、30款繰越金は1,866万1,000円の追加で、前年度からの繰越金の追加を、35款諸収入は2,819万1,000円の減額で、貸し付け件数の減少による下水道貸付金元金収入などの減額を、40款市債は2億4,720万円の追加で、資本費平準化債の増額に伴う下水道事業債の追加をしようとするものです。
次に、第2条繰越明許費ですが、七里ガ浜汚水中継ポンプ場改築事業及び七里ガ浜下水道終末処理場改築事業につきまして、第2表のとおり設定しようとするものです。
次に、第3条の地方債の補正ですが、歳入歳出予算において説明いたしました下水道事業債を、第3表のとおり変更しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第69号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第69号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第69号平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第69号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 議事の都合により暫時休憩いたします。
(14時14分 休憩)
(14時30分 再開)
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○議長(赤松正博議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(赤松正博議員) 日程第16「議案第87号鎌倉市川喜多映画記念館建設等基金条例を廃止する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○金川剛文 生涯学習部長 議案第87号鎌倉市川喜多映画記念館建設等基金条例を廃止する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、50ページをお開きください。
この基金条例は、鎌倉市川喜多映画記念館の建設等に係る財源に充当するため、平成12年に設置しました。
鎌倉市川喜多映画記念館は、平成21年10月に竣工し、平成22年4月に開館し、指定管理者制度により運営をしていくことから、基金の目的が達成されるため、鎌倉市川喜多映画記念館建設等基金条例を廃止しようとするものです。
なお、この条例は、平成22年4月1日から施行いたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第87号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第87号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第87号鎌倉市川喜多映画記念館建設等基金条例を廃止する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第87号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員) 日程第17「議案第82号鎌倉市携帯電話等中継基地局の設置等に関する条例の制定について」「議案第83号鎌倉市情報公開条例及び鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第84号鎌倉市職員の任用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第85号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第86号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第88号鎌倉市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第89号鎌倉市奨学基金の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について」「議案第90号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第74号平成22年度鎌倉市一般会計予算」「議案第75号平成22年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」「議案第76号平成22年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」「議案第77号平成22年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算」「議案第78号平成22年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算」「議案第79号平成22年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算」「議案第80号平成22年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算」「議案第81号平成22年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算」以上16件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○伊藤文男 まちづくり政策部長 議案第82号鎌倉市携帯電話等中継基地局の設置等に関する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、37ページをお開きください。
携帯電話等中継基地局の設置等に際し、事業者が工事の着手前に近接住民等に対して計画概要や安全性などを説明する旨を定め、もって市民と事業者の紛争を未然に防止しようとするものです。
主な内容でありますが、携帯電話等中継基地局の定義、市・事業者・近接住民等の責務、計画書の提出、近接住民等への説明、報告書の開示、勧告等について規定するものです。
また、あわせて建築等に係る紛争の予防及び調整に関する条例の一部改正を行い、携帯電話等中継基地局の設置等を当該条例の対象にしようとするものです。
施行期日については、平成22年4月1日といたします。
以上で説明を終わります。
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○小村亮一 総務部長 議案第83号鎌倉市情報公開条例及び鎌倉市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、41ページをお開きください。
鎌倉市土地開発公社を鎌倉市情報公開条例及び鎌倉市個人情報保護条例の実施機関に位置づけ、鎌倉市と同様の情報公開及び個人情報の取り扱いを義務づけることにより、制度の充実を図ろうとするものです。
施行期日については、平成22年4月1日とします。
引き続きまして、議案第84号鎌倉市職員の任用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、43ページをお開きください。
これまで地方公務員の育児休業等に関する法律の規定により任期を定めて採用を行う場合については、競争試験を実施していましたが、一部職種については応募が少なく、必要人数の確保や、急な育児休業の申請があった場合の採用が課題となっています。
このため、地方公務員の育児休業等に関する法律の規定により任期を定めて採用を行う場合において競争試験で必要人数を確保できない場合等に、資格や職務経験等で知識、能力の判定が可能である職の採用を選考でできるようにするものです。
また、障害者を対象とした採用への対応を考慮し、競争試験によることが適当でないと任命権者が認める職について、選考で採用ができるようにしようとするものです。
施行期日については、平成22年4月1日とします。
引き続きまして、議案第85号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、45ページをお開きください。
市長及び副市長の給与の暫定的な削減措置として、平成21年11月1日に市長であった者の任期に係る在職期間の間、市長にあっては、給料月額及び地域手当の額から100分の10を、副市長にあっては100分の7を、それぞれ減額しようとするものです。
施行期日については、平成22年4月1日とします。
引き続きまして、議案第86号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、47ページをお開きください。
労働基準法の改正を踏まえ、超過勤務手当の支給割合の改定を行うとともに、当該支給割合の引き上げ分の割り増し賃金の支給にかえる措置として、超勤代休時間を指定する仕組みを導入しようとするものです。
施行期日については、平成22年4月1日とします。
以上で説明を終わります。
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○宮田茂昭 教育総務部長 議案第88号鎌倉市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、52ページをお開きください。
教育長の給与の暫定的な削減措置として、平成22年4月1日から、教育長の任期である平成24年10月13日までの間、給料月額及び地域手当の額から100分の7を減額しようとするものです。
施行期日は、平成22年4月1日からとします。
引き続きまして、議案第89号鎌倉市奨学基金の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、54ページをお開きください。
鎌倉市奨学基金は、経済的理由により高等学校への就学が困難な高校生に対して授業料相当額を給付する財源の一部として設置したものですが、平成22年度から、国が高等学校授業料の実質無償化を実施するため、本市における奨学金制度を廃止しようとするもので、このことにより、鎌倉市奨学基金の設置及び管理に関する条例を廃止しようとするものです。
施行期日は、平成22年4月1日からとします。
以上で説明を終わります。
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○金川剛文 生涯学習部長 議案第90号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その2、56ページをお開きください。
鎌倉海浜公園水泳プールについて、利用者への影響が少ない範囲で開場期間を短縮するため、条例の一部を改正するものです。
また、同プールに隣接する駐車場についても、同様な改正が必要なため、本条例付則において、鎌倉市都市公園条例の一部改正もあわせて行うものです。
施行期日については、平成22年4月1日からといたします。
以上で説明を終わります
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○松尾崇 市長 (登壇)平成22年度の予算案及び関係諸議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営に対する私の所信の一端と施策の概要を御説明いたします。
議員各位並びに市民の皆様の御理解、御協力を賜わりますようお願い申し上げます。
平成20年に発生し、世界経済、そして私たちの生活に大きな傷跡を残した金融危機の衝撃は記憶に新しいところです。先ごろ発表された政府の平成22年度経済見通しにおいては、実質GDPの好転を背景に、3年ぶりのプラス成長を見込むなど、景気の持ち直しを期待する一方、自律性の乏しさ、また、雇用情勢の悪化やデフレの影響など、景気を下押しするリスクが存在することを懸念しています。
一方、本市に目を転じると、中小企業の景気の状況は、本市が国と歩調を合わせ実施した緊急経済対策などが奏功し、一時的な好転を見せたものの、不景気のトンネルからいまだ抜け出せていない状況です。また、県内事業所における平均賃金の落ち込みや、ハローワーク藤沢管内の有効求人倍率の悪化など、本市を取り巻く経済情勢は依然として厳しく、先行きが不透明な状況にあります。
こうした中、本市では、今後も、市民の皆様の生活の安定と地域経済の活性化を図るために、経済対策や雇用対策など、必要な施策に機を逃がさず取り組んでいきたいと思います。
さて、昨年9月には、政権選択を最大の焦点とした総選挙を経て、16年ぶりの政権交代がなされました。新政権は地域主権の確立を政権構想に掲げ、地方分権改革推進委員会の勧告を踏まえた施策を実施するための地域主権戦略会議を設置し、地域主権推進の第1フェーズに踏み込みました。今後、基礎自治体への権限委譲、地方の自主財源の充実強化など、地域主権のあり方に関する重要なテーマについての議論が活発化していくことと思います。
国から地方へ、地方から地域へ、地域主権の確立に向けた流れは確実に進んでいます。新たな時代の到来をチャンスととらえる積極性が私たちに求められています。
さて、鎌倉市は人口10万人以上の都市におけるごみリサイクル率4年連続全国1位の評価をいただいているのは、御承知のとおりです。他市に先駆けた取り組みを積極的に進めてきた実績と市民の皆様の協力の成果であると考えます。
地域主権に向けた取り組みにおいても、自分たちのことは自分たちで決める。そして、その責任は自分たちで負うという、自治の原点に即した施策を積極的に進めていきたいと考えます。
平成22年度予算は、私にとって初めて編成する予算となりますが、年々増加する行政需要に対し、市の歳入の根幹をなす平成22年度の税収は昨年度比で2.8%、10億円の落ち込みが見込まれております。
そうした状況のもと、第2期基本計画中期実施計画に登載された事業と、市民の暮らしにかかわる事業については着実な実施を基本としました。
そして、「私たちのまち・鎌倉」を守り、つくるため、私がマニフェストに掲げた重要政策のうち、緊急性が高い事業について、可能な限り拡充していく意気込みで予算編成に臨みました。
以下、平成22年度予算を編成するに当たり、配慮した事項について御説明いたします。
平成22年度は私がお約束した政策の実現、そしてその先にある鎌倉の未来をつくるための礎を築く、非常に重要な年度であると認識しています。厳しく、先行きが見通せない財政状況が、私たちの前に立ちはだかっていますが、徹底的な無駄の排除と不要不急の事業の凍結・廃止を断行し、継続することとした事業においても、内容の精査と見直しを行いました。
そこで捻出した財源を、市民の命にかかわる緊急性の高い事業や、子育て、教育、福祉など、マニフェストにおいて、市民の皆様に拡充をお約束した分野に配分することに努めました。
また、これからの市政を展望し、持続可能な市政運営を進めていくため、平成22年度は、いわば行革元年と位置づけられます。次期職員数適正化計画や組織の見直しに着手し、人件費の縮減を進めるほか、事務事業の見直しを徹底して進めるため、これまでの行政評価に加え、外部の視点から、事業実施の必然性にまでさかのぼって事業を洗い直す事業仕分けを実施します。
それでは、ここで平成22年度予算案の概要を申し上げます。
一般会計は579億2,300万円で、前年度当初予算と比較して19億2,000万円、3.4%の増となります。平成22年度は、次世代の社会を担う子どもの育成を応援する施策として国が進める子ども手当の創設に伴い、その経費22億3,000万円が含まれており、この経費を差し引いた実質的な伸びは、0.6%のマイナスとなります。
しかしながら、下水道事業、大船駅東口市街地再開発事業、国民健康保険事業、老人保健医療事業、公共用地先行取得事業、介護保険事業、そして後期高齢者医療事業の7特別会計の合計は、455億9,360万円となり、前年度当初予算と比較して45億6,120万円、11.1%の増となります。これは、下水道事業、国民健康保険事業、さらに公共施設整備を目的に鎌倉市土地開発公社から取得する用地の買いかえ経費を計上した公共用地先行取得事業などが平成21年度と比較して高い伸び率となったことなどに起因するものです。
このため、一般会計と特別会計を合わせた予算総額は、1,035億1,660万円で、平成21年度当初予算と比較して64億8,120万円、6.7%の増となります。
次に、平成22年度予算案に盛り込んだ主な事業について、第3次鎌倉市総合計画の将来都市像の実現に向けた、六つの将来目標の柱とその分野に沿って、順次御説明いたします。
まず、目標の第1である「人権を尊重し、人との出会いを大切にするまち」について申し上げます。
平和都市宣言及び市民憲章の精神に基づいて、市民の平和意識の醸成を図るため、市民と協働で平和推進事業を実施します。
多文化共生社会・国際協力活動に対する市民等の理解を深めるため、市民団体と連携し、かまくら国際交流フェスティバルを開催します。
第2に「歴史を継承し、文化を創造するまち」について申し上げます。
史跡の恒久的な保護・保存を図るため、史跡八幡宮境内などの公有地化を進めます。
また、歴史的風土特別保存地区の拡大に向け、県と協議を続けており、平成22年度は、指定拡大のための関連図書を作成します。
第3に「都市環境を保全・創造するまち」について申し上げます。
都市の緑とオープンスペースの保全整備等に係る施策を今後も総合的かつ計画的に推進するために、平成22年度に緑の基本計画の見直しに着手し、緑豊かな都市づくりを目指してまいります。
(仮称)山崎・台峯緑地と鎌倉広町緑地については、土地開発公社が先行取得した用地の買いかえ等を行うとともに、市民の皆様と協働して樹林管理などを行います。
都市景観については、景観計画の運用・充実を図るとともに、景観地区の適切な運用を行います。また、市独自の屋外広告物条例制定に向けて検討を進めます。
次に、循環型社会の形成を目指した事業についてですが、紙類・容器包装プラスチック・植木剪定材などの分別収集を実施し、積極的に資源の再生利用を図るとともに、廃棄物の発生を抑制するため、市民や事業者に対し、さまざまな啓発活動を実施し、意識の向上を図ります。また、将来に向けた焼却ごみの安定的な処理のために名越クリーンセンターの延命化に係る計画の策定に着手します。
また、環境負荷の少ない持続可能な社会の形成に向けて、かまくらエコアクション21の普及、環境教育アドバイザー派遣による環境教育などに取り組むとともに、太陽光発電設備への助成、緑のカーテンの普及等、地域からの環境対策を推進します。
まち美化の推進としては、路上喫煙防止指導員を配置するとともに、路面シート等による周知を徹底します。また、市民協働による落書きとごみの散乱のないまちづくりを推進します。
第4に「健やかで心豊かに暮らせるまち」について申し上げます。
子育て支援については、待機児童対策として、旧深沢保育園を活用し、民間法人が平成22年4月から開設する保育所分園の運営を支援します。また、幼稚園等に通園している子供を持つ世帯の経済的負担を軽減するため、私立幼稚園等就園奨励費の国庫補助金の補助単価が減額された部分を市で補てんします。また、私立幼稚園の教材教具の購入等及び園児の健康診断に係る費用も支援します。
また、生後4カ月までの全戸訪問事業との連携を図りながら、育児におけるネグレクトなど児童虐待の未然防止、早期発見・対応に取り組むため、養育支援訪問事業を実施します。
次に、高齢者の方々への事業ですが、特別養護老人ホームへの入所待機者の解消を図るため、玉縄地域における民間事業者の施設整備を支援します。
また、認知症の高齢者等が緊急にショートステイを必要とする場合に、円滑に利用できるモデル事業を昨年度に引き続き実施します。
障害のある、あるいは特別な支援を必要とする児童などへの取り組みとしては、発達障害等の早期発見・早期対応を目的とした5歳児すこやか相談事業や、放課後や余暇活動の場を提供する放課後余暇支援事業を実施するとともに、発達支援ネットワークによるライフステージに応じた相談・支援体制の充実を図ります。
また、障害者の方々が地域で生活できる環境を整備するため、市内9カ所の障害者地域作業所への家賃助成などの支援を行うとともに、就労支援事務所への家賃助成を行います。
さらに、平成23年度の障害者福祉計画の改定に向けて、今後の方向性を見据えるため、障害者の方と市民の方へのアンケート調査を実施します。
市民の健康づくり事業としては、食育事業の推進や、若年層の在宅キット健診、国民健康保険被保険者の特定健診、各種がん検診事業を推進することで、個々の状況に応じた健康づくり、保健指導を進め、疾病予防や健康増進を図ります。
また、鎌倉市医師会立産科診療所ティアラかまくらの運営への支援継続と、妊産婦健診の公費助成を継続し、安心して出産できる体制を維持していきます。
次に、学校教育については、かまくら教育プランに基づいて、鎌倉の未来を担う児童・生徒の一人ひとりの健やかな成長をはぐくみ、個性を大切にした教育を推進するとともに、安全で快適な学校生活が送れるよう、引き続き、教育環境の整備・充実に努めます。
小・中学校の教育内容の充実としては、小学校1、2年生を対象に、1学級35人以下の少人数学級編制を引き続き実施し、学習及び生徒指導をきめ細かく実施するとともに、個別の学習支援が必要な児童・生徒への適切な指導、支援を行うため、学級介助員、学級支援員、スクールアシスタント、特別支援教育巡回相談員を配置・派遣します。また、児童の読書活動の充実を図るため、学校図書館専門員を増員します。
校舎等の安全性の確保としては、岩瀬中学校校舎、関谷小学校体育館などの耐震補強工事を行います。これにより、平成22年度末までに、改築計画のある大船中学校を除き、耐震改修を予定する校舎・体育館の耐震改修工事を完了することとなります。また、建てかえを予定している大船中学校については、基本構想等の策定に向けて、改築検討協議会を開催します。さらに、学校の教育環境の充実を図るため、七里ヶ浜小学校のトイレの改修を実施します。
生涯学習については、市民がより身近なところで、生涯を通じて心豊かで文化的な活動ができるように、生涯学習環境を一層整えていきます。
図書館については、平成23年度に迎える開館100周年に向け、記念誌の作成を行います。
青少年育成においては、小学校から距離のある深沢小学校区子どもの家について、深沢小学校余裕教室を活用した整備に向けて、改修を実施します。
スポーツ・レクリエーションについては、引き続きスポーツ施設整備懇話会を開催するなど、鎌倉市スポーツ振興計画に掲げる施設整備に向けた検討を進めます。
第5に「安全で快適な生活が送れるまち」について申し上げます。
地域安全については、地域ぐるみの防犯活動を推進するため、引き続き防犯アドバイザーを配置するなど、防犯活動への支援・充実を図ります。
防災については、防災行政用無線子局を増設し、難聴地域の解消を目指すとともに、引き続き災害情報伝達体制の充実を図ります。
消防・救急体制の強化としては、消防情勢の変化に対応し、市民の安全を守るため、最新鋭の消防車両の導入を進めるとともに、消防防災体制の強化を図ります。
次に、市街地整備について申し上げます。
古都中心市街地まちづくり構想に基づく鎌倉駅周辺地区の整備については、引き続き、権利者、市民の方々とともに鎌倉駅西口駅前広場の整備について検討していきます。
深沢地域のまちづくりについては、これまでの市民参画による検討を踏まえ、専門的視点から面整備ゾーンの土地利用計画等の検討を行うとともに、民間活力導入に向けた検討などを行います。
大船駅東口市街地再開発事業第2地区については、再開発事業推進に向け、権利者の方々との合意形成を図りつつ、基本計画策定に取り組みます。
大船駅西口周辺地区については、混雑緩和及び安全性・利便性の確保のため、大船駅西口ペデストリアンデッキ等整備工事を進めるとともに公共広場等の整備工事に着手し、平成23年度の供用開始を目指します。
総合交通では、事業者の行う西鎌倉駅及び周辺のバリアフリー化に向け、エレベーターの設置に係る補助や歩道の整備を行います。
また、児童・生徒の通学の交通安全を図るため、スクールゾーン・通学路の整備を行います。
道路整備については、引き続き小町通りの電線類の地中化工事を行うとともに、鎌倉駅周辺や大船駅周辺のあんしん歩行エリア整備を行い、生活道路の安全や快適性の向上を目指します。
住宅については、引き続き新耐震基準以前の木造戸建て住宅の耐震補強工事に対して助成するとともに、道路に面するブロック塀等の撤去工事に対する助成を行います。また、市営住宅に関する総合的な整備計画の策定に向けた検討を行い、入居者の住環境の整備に努めます。
下水道、河川については、市街化区域で引き続き汚水管渠及び雨水管渠の整備に取り組むとともに、市街化調整区域の生活排水を効率的・効果的に処理するため、汚水管渠の築造工事に着手します。また、浄化センター及び汚水中継ポンプ場の老朽化に対応し、改築工事を計画的に実施します。さらに、準用河川の工事を実施します。
第6に「活力ある暮らしやすいまち」について申し上げます。
地域情報化については、行政文書事務の電子化により、事務処理の正確性・効率性の向上を図るため、文書管理システムの構築を進め、平成22年7月の本稼働を目指します。
産業振興については、景気が低迷し、いまだ厳しい経営環境にある市内中小企業の方々からの支援を望む声をしんしゃくし、中小企業融資に係る信用保証料補助の拡充、経営安定資金融資の対象要件の拡大及び利子補給の拡充について、実施期間をさらに1年延長します。
また、製造業等の持続的な発展を図るため、環境共生のための施設整備や、人材育成、特許取得等の経営革新事業を引き続き支援します。
腰越漁港の改修整備については、平成24年度の完成に向けて引き続き整備工事を進めます。
観光については、鎌倉の新たな観光の魅力を最大限に発信できる基盤づくりを行います。
また、平成22年度は、第2期鎌倉市観光基本計画の5年間のアクションプランの最終年度に当たるため、次期プラン策定に向けた準備を進めるとともに、引き続き、地域一丸となって鎌倉の観光施策を進めていきます。
公衆トイレについては、鎌倉を訪れる観光客の方々に快適に過ごしていただけるよう、観光名所におけるトイレの修繕・改築を進めます。
勤労者福祉については、厳しい雇用環境が続くため雇用促進対策として、求職者を対象とした個別カウンセリングを継続実施します。
消費生活については、消費者被害防止のため、消費生活相談や啓発、被害の救済に努めます。
最後に、計画の推進について申し上げます。
市民参画・協働の推進については、本会議のインターネット中継に加え、実質的な議論が行われる常任委員会及び予算・決算特別委員会のインターネット中継を実施するなど情報公開や行政情報の発信に取り組みます。また、市民活動団体と市が相互に提案できる仕組みを活用した協働事業を引き続き実施します。
地域のコミュニティー活動の活性化については、モデル地域における取り組みの評価・検証を進め、さらなるコミュニティー活動の充実を図っていきます。
地域福祉の推進では、鎌倉市社会福祉協議会との協働により設置した地域福祉支援室において、地域課題の整理、地域間の連携を図り、見守り支え合う地域づくりを支援していきます。
以上、平成22年度に予定しております主要施策の大要について申し上げました。
冒頭でも申し上げましたが、今、地方においては、地方分権改革、都市間競争、広域連携などにより、地方の枠組みや役割が変わろうとしており、大きな変革のときにあります。
そのような状況を踏まえて、10年、20年、さらにその先の将来の鎌倉を見据え、先人たちから受け継いだ鎌倉を、未来を担う子供たちに責任を持ってつないでいかなければならない、まさに今、そのスタートラインに立っているのだと認識しています。平成22年度は、市民の皆様とともに、その第一歩を踏み出す年でもあると考えています。
とら年にちなんで、中国の故事に「不入虎穴、不得虎子」という言葉があります。何事も危険を冒さなければ、目的を達したり、大きな成果を得たりすることはできないということです。
これから、鎌倉のまちづくりに取り組むに当たり、リスクを恐れて何もしないのでは、目指すべき鎌倉の姿というものは見えてきません。私自身も、市役所も、そして市民の皆様も、それぞれみずからが鎌倉を変えようと願い、行動しなければ、鎌倉の未来は創造されません。その目指すべき鎌倉の未来構想づくりに向けた仕組みについて、検討を行います。
「真の鎌倉を創り、守る」これが私の願いです。それを実現していくためにも、私は、常に現場主義の精神で事業に取り組み、未来をつくるための確実な第2歩目、第3歩目を市民の皆様とともに進められるよう、全身全霊を尽くして、その責務を果たしていきたいと思っております。
以上をもちまして、私の提案説明を終わらせていただきます。
内容の詳細につきましては、担当職員から御説明させていただきますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
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○小村亮一 総務部長 議案第74号平成22年度鎌倉市一般会計予算について、その内容を説明いたします。議案集その2、1ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ579億2,300万円となります。款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
まず歳出ですが、第5款議会費は議員報酬や議会の運営経費など4億2,605万9,000円を計上いたしました。
第10款総務費は65億2,588万1,000円で、第5項総務管理費は文書広報や財産管理、総合防災対策、情報化の推進、支所や鎌倉芸術館の管理運営、市民活動の推進などに要する経費を、第10項徴税費は市税の賦課徴収に係る経費を、第15項戸籍住民基本台帳費は戸籍住民基本台帳や住居表示の整備などに要する経費を、第20項選挙費は県知事及び県議会議員選挙、参議院議員選挙などの経費を、第25項統計調査費は国勢調査及び各種統計調査に要する経費、第30項監査委員費は監査事務に係る経費を計上いたしました。
第15款民生費は186億900万9,000円で、第5項社会福祉費は社会福祉施設の管理運営、障害者福祉及び老人福祉などの経費を、第10項児童福祉費は子育て支援、子ども手当の支給、母子福祉、公立保育所及びあおぞら園の管理運営などに要する経費を、第15項生活保護費は生活保護法に基づく各種扶助の経費などを、第20項災害救助費は災害見舞金や弔慰金などの経費を計上いたしました。
第20款衛生費は53億1,613万8,000円で、第5項保健衛生費は救急医療対策、予防接種、健康診査、母子保健など健康管理に要する経費などを、第10項清掃費はじん芥・し尿の収集及び処理、ごみの減量化・資源化に要する経費などを、第15項環境対策費は公衆トイレの清掃や公害対策、害虫駆除、鳥獣保護管理などに要する経費を計上いたしました。
第25款労働費は勤労者の福利厚生、勤労福祉会館の管理運営などに要する経費として1億7,523万2,000円を、第30款農林水産業費は農業・水産業の振興などに要する経費として4億3,906万6,000円を、第35款商工費は商工業の振興、消費者保護などの経費として6億6,625万9,000円を、第40款観光費は観光振興や海水浴場運営の経費として2億3,487万3,000円をそれぞれ計上いたしました。
第45款土木費は90億6,213万4,000円で、第5項土木管理費はがけ地対策、道路管理、作業センターや建築指導などに要する経費を、第10項道路橋りょう費は交通安全施設の整備、道路・橋りょうの維持補修、道路の新設改良に要する経費などを、第15項河川費は河川・雨水施設の維持補修に要する経費などを、第20項都市計画費は大船駅西口や深沢地域の整備、緑地の取得や保全、交通政策、下水道事業特別会計への繰出金、公園の維持管理や整備などに係る経費を、第25項住宅費は市営住宅の管理運営に要する経費を計上いたしました。
第50款消防費は30億9,693万5,000円で、常備消防及び非常備消防、消防施設に要する経費などを計上いたしました。
第55款教育費は69億3,641万9,000円で、第5項教育総務費は教育委員会の運営、情報教育や、児童・生徒の健康管理などの教育指導、教育センターの運営、幼稚園の就園支援などの経費を、第10項小学校費及び第15項中学校費は各小・中学校の管理、特別支援教育の助成など教育の振興、施設整備、防災対策などの経費を、第20項社会教育費は鏑木清方記念美術館や生涯学習センターなど社会教育施設の管理運営及び文化財保護の経費などを、第25項保健体育費はスポーツ行事やスポーツ施設の管理運営などに要する経費を計上いたしました。
第60款公債費は52億8,444万2,000円で、長期債の元利償還金と一時借入金の利子を、第65款諸支出金は11億55万3,000円で、鎌倉市土地開発公社に対する年度内返還の貸付金などを、第70款予備費は5,000万円を計上いたしました。
以上が歳出の内容でありますが、歳出予算の性質別の構成割合を見ますと、人件費は148億6,713万6,000円で25.7%、扶助費は92億1,561万8,000円で、15.9%となります。投資的経費は70億7,666万6,000円で、構成割合は12.2%となります。繰出金は81億8,066万円で14.1%、公債費は52億8,444万2,000円で9.1%、その他物件費等は132億9,847万8,000円で23.0%となっております。
次に、歳入について申し上げます。
第5款市税は352億2,000万円で、前年度当初予算に比べ2.8%、金額にして10億円の減を見込んでおります。第10款地方譲与税は3億4,000万円、第15款利子割交付金は1億3,000万円、第16款配当割交付金は6,000万円、第17款株式等譲渡所得割交付金は1,000万円、第19款地方消費税交付金は16億2,000万円、第20款ゴルフ場利用税交付金は3,100万円、第30款自動車取得税交付金は2億円、第33款地方特例交付金は3億5,521万5,000円、第35款地方交付税は特別地方交付税を100万円、第40款交通安全対策特別交付金は、2,800万円をそれぞれ計上いたしました。
第45款分担金及び負担金は5億2,648万8,000円で、保育所運営費負担金などを計上いたしました。
第50款使用料及び手数料は9億4,685万7,000円で、道路占用料、市営住宅使用料、証明閲覧等手数料及び一般廃棄物処理等手数料などを計上いたしました。
第55款国庫支出金は68億3,878万3,000円で、主なものは、障害者自立支援給付費等負担金、子ども手当負担金、生活保護費負担金、公園事業費補助金、史跡買収費補助金などです。
第60款県支出金は27億8,388万円で、主なものは、障害者自立支援給付費等負担金、子ども手当負担金、重度障害者医療費給付補助事業補助金、市町営漁港整備事業補助金、県民税徴収取扱費委託金などです。
第65款財産収入は2億8,105万3,000円で、緑地保全基金など各種基金の運用利子や土地売り払いなどの収入を計上いたしました。
第70款寄附金は1,054万9,000円で、一般寄附金などを、第75款繰入金は16億2,647万8,000円で、財政調整基金、緑地保全基金など基金繰入金のほか、老人保健医療事業特別会計などからの他会計繰入金を計上いたしました。
第80款繰越金は6億円で、前年度からの繰越見込み額を、第85款諸収入は18億9,819万7,000円で、中央労働金庫貸付金、中小企業金融対策貸付金、鎌倉市土地開発公社貸付金などの返還金等を計上いたしました。
第90款市債は44億1,550万円で、都市計画事業債など5件の事業債と臨時財政対策債を計上いたしました。
以上の歳入を分析いたしますと、市税などの自主財源が、411億962万2,000円で71.0%、国県支出金、市債などの依存財源が168億1,337万8,000円で29.0%となります。
第2条債務負担行為は、第2表のとおり、西鎌倉小学校、腰越小学校及び玉縄小学校の学校給食調理委託事業費について、新たに設定しようとするものです。
第3条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費などの財源として、第3表の金額と条件などにより起債しようとするもので、これにより、平成22年度末の現在高見込み額は、437億8,044万1,000円となります。
第4条一時借入金は、借入限度額50億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに、一時借り入れができるようにしようとするものです。
第5条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費について、職員の配置がえなどにより過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものです。
以上をもちまして、一般会計予算の内容説明を終わります。
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○高橋洋 都市整備部長 議案第75号平成22年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明をいたします。議案集その2、10ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ93億1,060万円となります。
まず、歳出ですが、5款総務費は18億9,220万5,000円で、職員給与費、水洗化普及促進に係る経費、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費などを計上いたしました。
10款事業費は26億6,109万5,000円で、管渠整備・修繕に係る経費や汚水中継ポンプ場改築工事及び七里ガ浜下水道終末処理場改築工事の経費などを計上いたしました。
15款公債費は47億5,230万円で、長期債の元利償還金と一時借入金の利子を、20款予備費は500万円をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入について申し上げます。
5款分担金及び負担金は1,400万円で、下水道受益者負担金や工事費等負担金を、10款使用料及び手数料は24億5,723万8,000円で、下水道使用料などを、15款国庫支出金は9億7,264万5,000円で、下水道整備事業に対する補助見込み額を、20款県支出金は3,540万6,000円で、下水道整備事業に対する補助見込み額を、25款繰入金は25億8,590万円で、一般会計からの繰入金を、30款繰越金は9,400万円で、前年度からの繰越見込み額を、35款諸収入は3,611万1,000円で、水洗便所改造資金貸付金の元金収入などを、40款市債は31億1,530万円で、下水道事業債をそれぞれ計上いたしました。
第2条債務負担行為は、第2表のとおり、都市計画決定及び公共下水道事業計画変更認可等委託費などを新たに設定しようとするものです。
第3条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第3表の金額と条件などにより起債しようとするもので、これにより、平成22年度末の残高見込み額は、499億550万3,000円となります。
第4条一時借入金は、借入限度額1億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○山内廣行 拠点整備部長 議案第76号平成22年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その2、15ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億3,620万円となります。
まず、歳出ですが、第5款事業費は1億1,077万4,000円で、職員給与費、事務所の運営、再開発事業の推進に要する経費などを、第10款公債費は2,342万6,000円で、長期債の元利償還金を、第15款予備費は200万円を、それぞれ計上いたしました。
次に歳入ですが、第5款使用料及び手数料は637万2,000円で、土地使用料を、第6款国庫支出金は590万円で、都市再開発支援事業補助金を、第10款繰入金は1億1,770万円で、一般会計からの繰入金を、第15款繰越金は205万8,000円で、前年度からの繰越見込み額を、第20款諸収入は417万円で、再開発資金融資貸付金返還金をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第77号平成22年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算の内容について、御説明いたします。議案集その2、18ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ172億600万円となります。
まず、歳出ですが、第5款総務費は2億912万9,000円で、職員の給与、国民健康保険の資格・給付事務に要する経費、保険料の賦課・徴収に要する経費などを、第10款保険給付費は118億9,560万6,000円で、一般被保険者及び退職被保険者等に係る療養給付費などを、第12款後期高齢者支援金等は21億7,407万円で、後期高齢者の医療費財源に充てるための支援金などを、第14款前期高齢者納付金等は270万円で、前期高齢者の医療費財源に充てるための納付金などを、第15款老人保健拠出金は3,709万1,000円で、旧老人保健法に基づく、医療費拠出金及び事務費拠出金を、第17款介護納付金は8億8,200万円で、介護保険法に基づく支払基金への納付金を、第20款共同事業拠出金は17億9,910万4,000円で、高額医療費共同事業に要する医療費拠出金などを、第25款保健事業費は1億8,537万9,000円で、特定健康診査、特定保健指導、医療費通知に要する経費などを、第27款基金積立金は1万円で、国民健康保険運営基金への積立金を、第30款諸支出金は1,091万1,000円で、保険料過誤納還付金の経費などを、第35款予備費は1,000万円をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入について申し上げます。
第5款国民健康保険料は50億1,980万4,000円で、医療保険、後期高齢者支援金及び介護保険分の保険料収入額を、第10款一部負担金は4,000円を、第15款使用料及び手数料は1,000円を、第20款国庫支出金は37億8,504万7,000円で、療養給付費等負担金などを、第25款療養給付費交付金は3億3,465万7,000円で、退職被保険者等の医療費財源に充てるための交付金を、第27款前期高齢者交付金は36億5,700万円で、前期高齢者の医療費財源に充てるための交付金を、第30款県支出金は7億3,212万円で、財政調整交付金などを、第35款共同事業交付金は18億3,009万2,000円で、高額医療費共同事業交付金などを、第38款財産収入は9,000円で、鎌倉市国民健康保険運営基金の運用利子を、第40款繰入金は18億1,730万1,000円で、一般会計からの繰入金などを、第45款繰越金は2,000万円で、前年度からの繰越見込み額を、第50款諸収入は996万5,000円をそれぞれ計上いたしました。
第2条債務負担行為は、第2表のとおり、国民健康保険システム更新委託事業費について新たに設定しようとするものです。
第3条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費並びに保険給付費の各項の予算額に過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものであります。
引き続きまして、議案第78号平成22年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算の内容について、御説明いたします。議案集その2、24ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2,540万円となります。
まず、歳出ですが、第5款総務費は185万円で、平成20年3月診療分までに係る老人保健医療の診療報酬明細書の点検、保険者別医療費通知などの事務に要する経費を、第10款医療諸費は2,016万円で、現物給付の経費として、医療給付費1,000万円、現金給付の経費として、医療費支給費1,000万円のほか、診療報酬の審査支払手数料を計上いたしました。
第15款諸支出金は329万円で、前年度の一般会計繰入金等の精算に伴う繰出金などを、第20款予備費は10万円をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入について申し上げます。
第5款支払基金交付金は1,406万円で、医療費交付金、審査支払手数料交付金を、第10款国庫支出金は620万円、第15款県支出金は105万円で、それぞれ医療費に係る国・県の負担金を、第20款繰入金は300万円で、医療費の市負担分と手数料などの事務の経費として一般会計からの繰入金を、第25款繰越金は89万円で、前年度からの繰越見込み額を、第30款諸収入は20万円をそれぞれ計上いたしました。
以上で、説明を終わります。
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○小村亮一 総務部長 議案第79号平成22年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その2、27ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ31億3,420万円となります。
まず、歳出ですが、第5款事業費は29億1,306万円で、旧鈴木邸、旧今井邸の用地取得費を、第10款公債費は2億2,114万円で、長期債償還の経費として、元金償還金及び支払利子を計上いたしました。
次に、歳入ですが、第3款財産収入は2,860万8,000円で、貸地料収入を、第5款繰入金は1億9,260万円で、長期債償還の元金及び支払利子に充てるため、一般会計からの繰入金を、第7款繰越金は9万2,000円で、前年度からの繰越見込み額を、第10款市債は29億1,290万円で、公共用地先行取得事業債をそれぞれ計上いたしました。
第2条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第2表の金額と条件などにより、起債しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○石井和子 健康福祉部長 議案第80号平成22年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その2、31ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ、117億2,010万円となります。
まず、歳出ですが、第5款総務費は3億6,101万円で、職員の給与、介護認定調査・審査、第1号被保険者の保険料賦課徴収に要する経費などを、第10款保険給付費は110億5,994万7,000円で、居宅及び施設サービスを受けたときの給付費などを、第12款地域支援事業費は2億9,137万円で、介護予防事業委託料、地域包括支援センターの委託料など地域支援事業に要する経費を、第25款基金積立金は257万2,000円で、介護給付等準備基金などへの積立金を、第30款諸支出金は500万1,000円で、保険料還付金などを、第35款予備費は20万円をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入について申し上げます。
第5款介護保険料は23億1,389万3,000円で、第1号被保険者の保険料を、第15款国庫支出金は23億8,355万9,000円で、介護給付費に対する国庫負担金などを、第20款県支出金は16億7,801万3,000円で、介護給付費に対する県負担金などを、第25款支払基金交付金は33億6,479万3,000円で、第2号被保険者の保険料について、社会保険診療報酬支払基金からの交付金を、第30款財産収入は177万2,000円を、第35款寄附金は1,000円を、第40款繰入金は19億7,304万5,000円で、一般会計からの繰入金及び介護給付等準備基金などからの繰入金を、第45款繰越金は499万5,000円で、前年度からの繰越見込み額を、第50款諸収入は2万9,000円を、それぞれ計上いたしました。
引き続きまして、議案第81号平成22年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算の内容について、御説明いたします。議案集その2、34ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ40億6,110万円となります。
まず、歳出ですが、第5款総務費は1億1,304万円で、職員の給与、保険料の徴収、窓口業務に要する経費を、第10款広域連合納付金は39億3,706万円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料、被保険者の療養給付費の12分の1を市が負担する定率負担金、低所得世帯に属する方や被用者保険の被扶養者であった方に対する保険料減額分の4分の1を市が負担する保険基盤安定制度拠出金などを、第15款諸支出金は900万円で、保険料還付金などを、第20款予備費は200万円をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入について申し上げます。
第5款後期高齢者医療保険料は23億6,346万円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料を、第10款繰入金は16億7,450万円で、広域連合へ納付する事務費負担金、定率負担金、保険基盤安定制度繰入金と、市の事務経費として一般会計からの繰入金を、第15款繰越金は100万円で、前年度からの繰越見込み額を、第20款諸収入は2,214万円で、保険料還付金などをそれぞれ計上いたしました。
以上で、説明を終わります。
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○議長(赤松正博議員) 以上で提案理由の説明は全部終了いたしました
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○議長(赤松正博議員) お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、本日は説明を聴取するにとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
なお、残余の日程については、来る2月24日午前10時に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
(15時32分 延会)
平成22年2月18日(木曜日)
鎌倉市議会議長 赤 松 正 博
会議録署名議員 千 一
同 安 川 健 人
同 長 嶋 竜 弘
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