平成21年議会運営委員会
12月24日
○議事日程  
平成21年12月24日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成21年12月24日(木) 10時00分開会 12時03閉会(会議時間 1時間34分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
小田嶋委員長、長嶋副委員長、久坂、納所、三宅、太田、岡田、吉岡、前川、伊東の各委員及び千議員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
讓原局長、小島次長、原田議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長、成沢担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等について
2 次回の開催について
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○小田嶋 委員長  おはようございます。ただいまより議会運営委員会を開催いたします。
 本日の会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を久坂くにえ委員にお願いいたします。
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○小田嶋 委員長  本日、議長、副議長は議会運営等についての検討を行う議会運営委員会ですので、出席していないことを御報告いたします。
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○小田嶋 委員長  では、日程第1「議会運営等について」です。
 前回から大項目のB「現状の議会運営の見直しについて」の検討に入り、まずは、項目のB−1、同志会から出されておりました「一般質問の時間制限について」とB−2の松中議員から出されております「一般質問の時間制限について」を一括で協議し、継続審査となりました。
 なお、鎌倉みらいの伊東委員から「一般質問の時間制限について」の意見が提出され、各委員に配付しておりますので、御確認ください。配付されておりますでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 はい。確認いたしました。
 また、検討項目の順番は、次にB−3、同志会から出されております「質問と意見の区分を明確にすることについて」。その次は、B−4の同志会から出されております「請願と陳情の取り扱いについて」、B−6の松中議員から出されている「陳情の扱いについて」、B−7の共産党から出されております「意見書や決議の提出を求める陳情の取り扱いについて」、B−8の民主党から出されている「意見書や決議の採択基準の見直し(総員か・多数か)」、また、B−9の鎌無会から出されております「決議を求める市民陳情も多数決とする」を一括で協議することとなっております。
 その後は、大項目B「現状の議会運営の見直しについて」の検討項目順に協議を行うことになるかと思います。
 そこで、前回、つまり12月定例議会の最終日に開きました議会運営委員会において、本日のあり方の検討の議会運営委員会を開くに当たって、次の協議項目は「質問と意見の区分を明確にすることについて」を検討する旨の確認をしておりましたが、前段の他市の一般質問の状況についての資料がまとまったこと、それから、伊東委員から意見の提出があったことから、本日は引き続き、議会運営等についての検討会で協議して継続としておりました点に引き続いて、本日この委員会では「一般質問の時間制限について」の協議をしたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 はい。ありがとうございます。
 確認いただきまして、「一般質問の時間制限について」を協議していきたいと思います。
 それでは、このB−1の同志会の「一般質問の時間制限について」と、B−2の松中議員から出されております「一般質問の時間制限について」を引き続き御協議いただきたいと思いますが、まず、事務局から資料の説明をさせます。
 
○事務局  日程の右側、一番上に配付させていただいています「湘南六市 一般質問者数・質問日数」ということで、近隣市のみになりましたけれども、一般質問の人数、それと日数をまとめさせていただきました。各定例会ごとに、各市で何人が一般質問をしたか、それと一般質問に要した日数が何日間かということをまとめている表です。
 一番左上ですけども、南足柄市、20年9月定例会におきましては、14人の議員さんが2日間にわたって一般質問がなされたというような見方になります。
 日数で言いますと、小田原、平塚、茅ヶ崎、藤沢で大体4日間というような日程になっております。
 真ん中の太い線の下のほうに、質問時間、各市がどういう取り決めにされているかということをまとめております。これを見ますと、南足柄市、答弁を含め1人60分、小田原市は答弁を含めないで1人40分以内、茅ヶ崎市は答弁を含めず1人30分、藤沢市は答弁を含めて1人60分というような状況です。
 平塚市の考え方ですけども、1人13分というのを基準にしておりまして、過去は11分だったのが13分になったということです。3月定例会においては、1人15分を基準にするということです。1人13分を会派の人数で掛けた時間が、1会派の持ち分の時間数になるということだそうです。さらに1会派の質問できる人数というのは、会派の人数の半分の人数が質問に立てると。小数点は切り上げということです。ただし、1人最大30分ということです。無所属議員さんは1人13分というような取り決めで行っているというような状況です。
 各議会によって事情だとかいろいろありますので、あくまでも参考ということで、きょうは資料をこのようなまとめ方にさせていただきました。
 あともう1枚、前回、鎌倉市の17年6月定例会からの、一般質問質問時間帯別人数一覧表をお配りしたんですけども、一番近い21年9月定例会と12月定例会を加えたものも、きょう改めてお配りさせていただいております。単位は人数、時間ではなく何人ということで、資料を配らせていただいていますので、御確認ください。
 
○小田嶋 委員長  ただいまの事務局からの説明ですが、何かわからない点がございましたら、質問を受けたいと思いますが、よろしいですか。
 
○久坂 委員  湘南六市の表をいただいたんですけれども、4日間とか3日間と、さっきいただいたんですが、ほかの市も一般質問は2日間プラス予備日の結果として、4日間とか3日間になったということですか。
 
○事務局  各市ばらばらということで、予備日もあれば、ないところもあります。
 
○久坂 委員  それは今おわかりになるんですか。
 
○事務局  申しわけありません。ちょっとそこまで詳細は調べてないです。
 
○久坂 委員  ありがとうございました。
 
○小田嶋 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○伊東 委員  一問一答でやっている藤沢市が鎌倉市に近いと思うんですが、あとは一問一答形式じゃないようなので、時間の問題というのはちょっと比較ができないんですけど、藤沢市の場合、1人60分で制限を加えていて、なおかつ、例えば一番新しいデータ、21年9月定例会で18人が質問しておりまして、4日間を要しているというのは、要するに夜はやっていないということかな。
 
○事務局  そのように思われます。
 
○伊東 委員  大体、退庁時間というか、そのぐらいまでで議会のほうも終わっているということなんでしょうかね。鎌倉流に1時間制限すれば、2日か3日で終わっちゃうはずなんだけど。それ以上はわからないからいいです。
 
○小田嶋 委員長  ほかに御質疑はないですか。
                  (「なし」の声あり)
 では、ないようなので、次に、伊東委員から提出をされております意見についても説明を受けたいと思うんですが、伊東委員、よろしいでしょうか。
 
○伊東 委員  意見を文書で出させていただいたのは、内容的には、前回私がここで発言したのを、もう一度ちょっと整理をして文書にまとめたということで、基本的には前回申し上げた意見と全く同じです。多分、間が何日かあくと、だれが何を言ったか忘れちゃうといけないので文書にして、とりあえずお配りしたということですので。
 あえてもう一度説明をしなくても、前回のことと同じ内容ですので、読んでいただければおわかりいただけると思います。書かせていただいたのは、今までどういう経緯で2時間という時間制限が設けられたか。その当時と現在とでは、質問者の数が大分変わってきているというあたりの経過の説明と、それから、一般質問とは何ぞやというところの部分。そうしますと、最終的には、質問権というのは、やっぱり皆さん、議員さんそれぞれに保障されなければいけないので、質問したい方にその機会を与えるとなると、今の質問者数からいくと、どうしても2時間では厳しいという現状、その中でやはり質問の技術の向上を図りながら、例えば2時間を1時間とか、あるいは会派に割り当てるとか、何かの工夫をここでしなければならない時期ではないかというのが私の基本的な考え方です。それの説明だというふうに御理解いただければいいと思います。
 
○小田嶋 委員長  もし伊東委員から出されております意見について、何かわからない点とか、お聞きしたというのがありましたら。
                  (「なし」の声あり)
 では、特にないようでしたら、前回同様、協議を深めていって、できれば結論が出せるところへ行ければなと思っている次第ですが。
 
○吉岡 委員  この間もちょっと言ったんですけれども。今、基本的には現状のままでやるべきだと思います。議員というのは皆さんから選ばれて、言論の府の中で私たちが、特に一般質問の場合には、市長が提案された議案以外の行財政一般のことについて自由に論議をし、チェックをし、それからまた、具体的な提言や問題点をお互いに論議していく場だと思います。ですから、そういう点では、私たち議員には、市民から負託されて、やっぱり唯一、議員としてそこの場で言えるということですから、基本的にはそこを保障するというのが原点かなと思っております。
 やはり今までも、きょう見せていただいた中でもそうですけれども、鎌倉市はこの一問一答というのでやってきたというのを聞いたら、最初からだということで、そういう点では非常に、議会というか、鎌倉市としてはすごく先駆的な議会だなと思うんですけども、今、やっぱり一問一答方式でやるべきだというところが全体の流れにもなっていますけども、なかなかまだまだこの一問一答でやるということも、非常に、まだまだ議会としては少ないようですけれども。藤沢も一問一答と書いてありながら、質問回数は3回ということで、結果的には、いろいろちょっと聞いてみると、やっぱり、なかなか最後まで言い切れないみたいなところがあるようです。
 ですから、今、特に議会の中では、チェック機能といっても、出された議案を、もちろん市民の立場で議会としてチェックするだけではなく、今、政策的な提案とかそういう政策立案能力というか、そういうことも含めて、今、議会には非常にいろんな面で求められているし、さらに、やっぱり市民にもわかりやすい議会にということでやっている状況の中で、議会みずからが議会の権能というんですか、特に、議員に与えられた権利というものを狭めるようなやり方ではなく、先ほども出されましたけども、どういうふうにやっていけるかという工夫をし、一般質問における政策能力を高めていくということは当然のことですし、そのあり方は今後もみんなでよく論議をしていかなきゃいけないことだと私は思っております。
 それと、議決するということでは、今、本会議の一般質問は2日間ということで議決していますけど、その辺は、実態に合ったやり方はもうちょっと検討して、例えば3日なら3日にするとかはしていく中で、質問については緊張感を持って、一般質問を基本的には今の状況でやっていくべきかなと私は思っています。
 前回、たしか2001年でしたっけね、それまではなくて、いろんな論議の中で、2時間以内を努力目標とするということで決めたんですよね。そのときに、2時間でやる中では、ある程度いろんな政策的な提言とか、そういうことも結構論議ができる範囲だし、そういうことで決めたように思っております。基本はそこに立った上で論議していくべきじゃないかなと私は思っておりますので。
 あと、伊東委員が言った、もう少しいろんな面での政策的な私たちの技術論は、それから、議員としての力量を高めるという点では、また別問題としてあるのかなと。そういう点ではまた、みんなでどうあるべきかというのはよく論議をしていく必要があるのかなと思いますので、それはそれとしてまた別の機会に、皆さんでよく論議していく必要があるのかなというふうに思っております。
 
○太田 委員  ネット鎌倉といたしましても、現状の2時間というものはできるだけ担保していきたいと考えています。伊東委員が、質問時間を短縮することによって、中身の濃い質問を促す効果も期待できるというふうに書いていただいているんですけれども、やはりそれは議員それぞれの考え方と申しますか、議員がそれなりに自分の質問を精査をして、一問一答という、自分に与えられた時間を限りなく有効に使うということは、一人ひとりの技量ないしは意識の問題だと考えております。
 ほかの市を考えましても、これは参考程度という形で私は見させていただきたいと思いますけれども、やはり一問一答という先駆的なやり方を鎌倉市としては当初からしておりますし、この緊張感のある議会とそれから理事者との関係というものは、ずっと担保していくべきだと考えています。
 また、時間の制限があることによりまして、議員として、時間を気にしながら質問しなければいけないという、余分な意識というものが働いてしまう部分もあるかと思いますし、また、もともと答弁調整があるからというようなお話もあるかと思いますけれども、答弁調整というのは、やはりお互いに、なあなあでやっていくものではございませんので、やはり公の場でこちらの政策提案をしっかりいたしまして、その政策提案に対しまして、理事者がどのようなお考えを持っているかということをきちんと把握していくということが必要だと考えていますので、やはり時間は2時間、会派によってというような御意見もございますけれども、やはり会派の中でも4人やりたい場合もございますし、それぞれに政策を抱えている場合もございますので、大きな制限をかけるということは、ネットとしてはできれば避けたいと考えています。
 
○伊東 委員  一応、共産党さんとネットさんのほうから御意見があったので、私のほうから、もう一度申し上げたいことがあるんですが。
 まず一つ。議員としての権利というか、質問する権利を保障するということについては、それは当然だと思うんですが、ここで今問題になっているのは、一つの決まった会期の中で、どういうふうにしてそれを十分に保障していくかという中で、当然のことながら一定の制限を設けてというのは、これは皆さんの御理解はいただけると思うんです。今までの流れからいって、要するに一問一答で、時間は無制限でスタートしているんです。その中で、一応私も平成9年から12年を調べてみましたけれども、議会の中であるいは市政の中で大きな問題が起きると、無制限にやりますから、何日間もかかると。広町のときもそうでしたし、いろいろありました、そういうことが。その中で一応2時間という努力目標を設定したのが、前回の一般質問に対する制限を加えたんですよね。先輩の話を聞くと、それ以前は、一般質問をしながら同じ会派の人が関連質問に立ったりして、無制限の時間の中で、質問があって関連があって、また質問みたいなことを繰り返していたらしいんですけど、それはさすがにかなりなくなってきて、ただ、持ち時間がないというやり方で、これもずっと延々と質問をしているわけじゃありませんので、要するに、答弁に窮して休憩が入るということで何日間もかかるということだったと思います。その辺、吉岡さんもずっとわかっていらっしゃると思うんですが。
 それで、一つの時間の制限をする中で、やはり一般質問をする議員の権利というのを、その中で保障していこうということになるだろうと。当時は、それでも質問者というのは、やっぱり多くて10人前後。10人を超えれば多いほうだと。だんだん議会の中も変わってきまして、特にテレビ中継だ、何だということになってくると、やっぱり皆さん、どうしても質問に立ちたいということで、人数がふえてくるわけです。これはある程度そういう時代だから、よしとして。でも、みんながそういうふうに2時間の制限の中でやっていくと、当然のことながら、2日プラス予備日ではおさまらないということになってくる。
 さっき、ちょっと私が事務局の人に聞いたのは、要するに何で4日間もかかっているのかというと、これはやっぱり大体5時とか6時ぐらいまでにやめているわけですよ。鎌倉市の場合は、どうにか3日間でおさめようとすると、長いときは8時過ぎ、9時までかかってやっていると。果たしてそういうことでいいのかということがまず一つ。当然もう少し一般質問とは何ぞやということを考えながら、幾らと制限するんじゃなくて、質問の中身をもう少し変えていくことによって十分おさまるんじゃないかと、何も2時間なくても。
 それからもう一つ、さっきの御意見の中で気になったのは、自分が政策提案をする場所だというふうに思っていらっしゃる方がいるかもしれませんけども、あくまでも一般質問ですから、理事者側のほうの基本的な考え方を聞くというのが基本なんですよね。自分が何か提案する場じゃないんですよ。本当に何かしたければ、私も書きましたけど、決議でも議案でも出されればいいわけ。自分が今度は答弁者側に立てばいいわけですよ。だけど、一般質問というのは理事者に聞くのが基本ですから。その中で私はこう思っているんだけども、どうですかという聞き方はあるかもしれない。こういう政策についてはどう考えるかと。だけど、あくまでも聞くのは理事者に対して聞くので、自分が一方的に政策の提案をする場面じゃないということ。
 その辺も十分に考えていくと、質問ですから、おのずとテーマの中で、私は1時間の範囲内でおさめようと思えばおさまる話だと思うんですね。その辺のところを考えるのが、私のほうの会派で「一般質問の時間制限について」という提案、議題を取り上げていただいているわけですから。議員の質問権が、今さらそれを保障されるべきだということ、それは前提の上で、そんなことを前提にした上で、どこまで絞れるかという話をしていただきたい。どうしても2時間必要なのは、なぜ2時間必要なんですかと。もし今のままでいいというならば、2時間どうしても必要だという、その根拠をやっぱり示していただかないと、議論にならないんじゃないかなというふうに思うんですけど、どうでしょうか。
 
○太田 委員  今のお言葉なんですけれども、やはり私たちネットは物すごく質問を精査してきています。それで、その精査をした上で、理事者のほうに質問を投げかけています。その投げかけた結果、理事者が長い答弁をしてくださることもあります。それによりまして、自分たちが積み上げていった質問、ないしは、新たにまた自分たちも質問をその場でも構築していかなければいけない部分がありますけれども、やはり時間を考えながら、また、ないしはその質問の中で、理事者の返答に対して、また新たな質問をその場で考えていくということに対して、やはり時間を考えずに理事者と対等に話し、質問をしたいという、そういう気持ちは物すごくあります。その部分で、時間を気にしながらというものは、やはりできれば避けたいということがありますし、あと、今回投げかけれらたものに対して、多くの議員の方が、やはり自分たちの質問が今までどうであったかという、もう1回リマインドすることにはなると思うんですね、この話し合いを皆さんにすることによって。ですから、時間を2時間にするか、1時間にするかということを早急に決めることはなく、今回の皆さんとの話し合いの中で、こういう問題提起がありました。それで、今後の時間配分など、それからまた質問内容などを見ていくという、そういう経緯をとるということはいかがでしょうか。
 
○伊東 委員  時間を気にしてください。議会というのは一つの一定の会期の中で進めていくことですから、当然時間の制限はあるんです。だから、時間を気にせずにというのは、どうしても2時間必要だという理由にはなりません。
 
○太田 委員  2時間あるという前提のもとに、組み立てていっている。ただ、2時間を全部使い切る必要はないと考えています。もちろん2時間以内に自分たちの一番言いたいことを、聞きたいことを聞いていくという、ネットは本当にそういう質問のつくり方をしていますので、ただ、それがやはり1時間というふうに決められてしまいますと、今までのやり方が、それはネットのやり方だと言われればそれまでなんですけれども、それまでで、私たちネットは今までもとても多く提案などに、こぎつけることもできました。多くの質問をすることによって、また新たなものを得ることができていますので、そういう部分で、もちろん今2時間あるということで、その2時間はもちろん考えています。その中で、できるだけ2時間も使わないように、ただ、自分の中で、あと何分、自分たちがつくり上げてきた質問を、できるだけ理事者にぶつけたい。そこからまた、いい返答を得たいという、そういう意識でやっていますので。もちろん2時間でなければいけない根拠にはならないし、ただ、今のところ2時間でやっている部分に対しましては、ネットのやり方がおかしいということはないと、私たちは考えています。
 
○伊東 委員  ネットさんのやり方はネットさんのやり方でいいです。だけど、じゃあ、全部の議員さんがネットさんのやり方をしたらどうなりますか。だから、それはみんなが質問をする、少なくともね。今のところ、例えばみんなといったって、半分、十四、五人が質問をしたとしても、2時間ずつ保障したら何日かかりますか。しかも5時15分ぐらいまでに終わらそうとしたら。それも考えてほしいんですね、ネットさんのやり方だけじゃなくて。みんながそういうやり方をしたらどうなるかという。
 
○納所 委員  ここでは会派のあり方ということを協議することではなくて、議会としてどうするかということをまず主題に置くべきこと、そのための議会運営委員会なわけですから。発言というのは議員の基本的権利ですので、ルールの範囲内なら、それぞれ許可されるべき性質のものですね。したがって、議員の発言に制限を加えるということは好ましいことではないわけですね。つまりネットさんだったらネットさんのやり方、質問の仕方というものをそれぞれ受け継いでやっていらっしゃるわけですから。
 ただ、定められた当日の議事が日程どおりに進まないという事態が起こった場合、どれかの段階において制限をしなければいけない。ただ、それは発言内容ではなくて、質問の時間であるということで、議事を日程どおり進めていくということでございます。当然、発言時間の制限というのは議員にとっては重大事項ですから、そのために今この議会運営委員会で協議をして、ルールを何とか確立しようとしているわけですね。それは、会派のやり方というのは、そのルールの中で主張すべきことであって、ここで押し通すべきことではなく、議会としてどう議事日程を日程どおりに進ませるか、円滑に運用させるかという議論で、一般質問のあり方というのは協議すべき問題だと思います。
 
○吉岡 委員  今、非常に活発に質問者がふえているということは非常に喜ばしいことで、先ほども、それがテレビカメラが出たからか、それはわかりませんけれども。それにしても、私たちが議員として市民に負託されて、与党も野党もなく、やっぱりそういう点では、市民の要求やいろんなものは、鎌倉市としてどうあるべきかということをよく論議して、最後、政策が実行されていくということだと思いますから。
 先ほど、言葉として、例えば自分が提案したことに対して市長はどう考えるとか、そういう意味での、いつもお互いにそれは提案したりしていると思うんですけども、そういうことも含めながら、いろんな問題点をやったりしながら。さっきおっしゃったように、例えば、決議だとか議案提案とか、条例提案とか、そういうことだって、私たちも今後もっともっとやっていかなきゃいけない課題だと思っておりますけれども、それはそれとして、自分たちが技術力を高めていくということはそれとして。
 ただ、その前に、だから今、時間を見直すべきだというのではなく、やはり同時進行として、私は先ほども言いましたけど、もうちょっと本当に議員としての力量とか政策能力を高めていくというのは当然のことですから。その上で議員が、今、政務調査費があり、それからいろんな調査をしていくという、そのやり方とかそういう環境を整えていくということは十分大事なことですし、その議論はある面ではもっとしていくべきかなと思うんですよ。それでお互いにいろんな、こういう質問はもっと考えるべきじゃないとか、その辺はお互いによく議論をしていく中でも、なおかつ、またそういう問題が今どうしてもということになった場合には、またまた考えていかなきゃいけない課題になってくるかもしれませんけど、最初から、私は、やはり議員が自分の質問権というものを、みずからが規制するということは、やっぱり結果として、自分たちの市民から負託された議員としての質問、それを結果的に狭めることになってしまうのではないかと。
 だから、今、伊東委員がおっしゃっている二つのテーマ、一つはいわゆる議員の力量を高めて、本当に質問とはどうあるべきかと、そこら辺をもっと論議するというのは大いにやるべきだと私も思っていますし、それはそれで別の機会というか、どういう機会にするかは別としても、今、私たちがいろいろ研修をやったりしていますけれども、そういう場で議員がもっとざっくばらんに論議する場というのは、私は必要なのかなと改めてそれは思っているんですよね。
 それと同時に、自分自身が、先ほどもネットさんがおっしゃったように、議会で、今、こういう論議をする中で、じゃあ、自分の質問はどうなのということを見直す一つのきっかけになって、より市民にわかりやすい議会になっていけるようにしていくというのが、今、大事なのかなと私は思っていますので、現状を維持しながらも、実際に2時間を努力目標とするということで決められて、2時間すべてを使ってやっているというわけではなく、実際、平均では1時間から1時間半ですか。私なんか、自分の考えでいくと、1テーマだと大体1時間ぐらいで論議を尽くせるかななんて思うんですけどね、私は。2テーマぐらいになると、やっぱりどうしてもそういうふうになっちゃっているなというふうに、自分でやってみて思います。その辺は一問一答方式のよさも生かしながら、どう私たちが議員としても高めながら、今の議会の討論というか、言論の府をどう維持していくのかという、その二つのテーマで考えたらどうかなと、私は前からちょっと思っております。
 だから、まず最初に制限をするということではなくて、もう少し、それだったら、二つのテーマのうち、おっしゃっている中身をもうちょっといろいろ議論するなり検討していったらどうかなと。
 
○伊東 委員  ここは中身を議論するところじゃない。
 
○吉岡 委員  いや、もちろんそうですよ。だから、この場でと言っているわけじゃないですよ。ただ、そういうことも議論を深めながら、本当に議員としてどうあるべきかということをやっていくのが大事なのではないかなと思っています。
 
○久坂 委員  今の吉岡委員とかネットさんの御意見は、議員として質問をどう高めていくかとか、質問の積み上げはきっちりやったりとか、そういうお話があったんですけれども、鎌倉みらいさんの提案は全くそれを否定するものではないと私は思っております。時間につきましては、現行2時間のところを1時間、私は前回、1時間半が多いので1時間半ぐらいがいいんじゃないかというようなお話をさせていただいたんですが、ちょっとそれとは別に、藤沢市さんがやっていらっしゃるように、10時から始まって6時ないし5時過ぎには終わるという中で、私も議員ですとか議会の立場として、効率的な運営ですとかワーク・ライフ・バランスとかを推奨している中で、やっぱり議会の運営だけが全く先が見えなくて、何日かかるかちょっとわからないというような状態になっているのは、なかなか厳しい状態だと思っておりまして、1番にあります、10時に開会して少なくとも6時には一般質疑は何とか終わらせるように、そういうような御提案は、運営に関しまして考えてもいいポイントだと私は思っております。
 
○小田嶋 委員長  久坂委員の今の御意見は、この会期の中の、1日の中の質問の時間帯というのはここまでよというものを決めたほうがいいというお話ですかね。
 
○久坂 委員  そうですね。そうすると、そこからあって最大二十何人やったとしても、1人1時間であればおさまるというのは、多分この御提案の中にもあったので。基本的にはこの御意見、私は少なくとも10時に始まり6時に閉会というような質問時間の設定は、私はいいんじゃないかと思っております。
 
○岡田 委員  若干議論を外れるかもわかりませんけど、そこは御了承願いたいんですが。
 今、一つはオンブズマン等々は行政委員、これは月給制になっているんですけど、日当制にしたほうがいいんじゃないかというので、裁判例も結構出てきている。それと同時に、議員のほうも年間何日働いているのというような話も出てきていまして、ある町は日当制にしているというようなところも出てきています。今後、私はどういうような方向になるのかわからないというふうに思いますけども、地方分権という中で、これはわからないわけですが、一つはボランティア制にしていこうという流れと、一つは議員を専門職に特化していこうという、こういう流れになるのかなというふうに思っています。
 そういった状況の中で、県の議会は通年制というようなことも打ち出してきていまして、これはいろんな考え方があろうかと思うんですが、そういった中で、私はやはり分権改革という中で、私個人はボランティアということじゃなくて、議員は専門職にしたほうがいいんじゃないかというふうに、私個人は思っているわけですけども、そういった中で見ますと、もう少し目を光らせていかなきゃいけない。そういった中で、今、伊東委員が、これは要するに会期について議決した、その中で、2日プラス1という中にはまらないのでどうだろうかという問題提起をされているかなというように私は思っているんですが。私自身は1日ずらして、4日だったら4日というふうに、本会議で1日ずらせばいいわけであって、そういうような方向に今後行くんではないかなというふうに私自身は思っていまして、そういう意味で、ボランティアということではなくて、専門職化していきたいという考えもございまして、もう少し目を光らせたいと。そういう意味では、私はもしこの中で、28人、これが26人になるのか、私どもは12人というふうに、前のときにも言いましたけども、もう少しそこら辺を弾力的に見たほうがいいんじゃないかというふうに思っていまして、もしこの28名のうちの19名あるいは20名が質問していくということになれば、会期を1日ずらせばいいというふうに私は思っています。
 
○伊東 委員  その都度、意見が出るたびに反論するつもりはないんですけど、しないと、ちょっと議論がずれるといけないので。
 一つは、やっぱり10時から始まって6時ぐらいまでには終わるというのは基本だと思うんですよね。議会だから夜遅くなって延長してでもというのはちょっとおかしい。8時間あるんですけど、お昼の休憩だ、途中の休憩だ、もしかしたら議運が入るというと、正味6時間ですよね。6時間で1日やるとすると、そうすると2時間でいったら、4日とっても12人なんですよ。大体1時間半ぐらいでおさめればどうにかなる。15人ぐらいまでは対応できるんですよ、もし仮に4日やったとしても。
 だから、私が言っているのは、議論の中身がどうのこうのというのは、そういうことの努力によってどうなんですかという言い方をしましたけど、その中の、一般質問はこうあるべきだということの議論をここでするつもりはないんですよ。要するに、一定の限られた制限がある中で、一般質問をどうやってより多くの人に質問をしていただきながら、しかも夜遅くまで延長しないでやっていけるか。それを考えたときには、今、一般質問は4日というふうにしたとしても、無理なんですよ、2時間だと。夜までやれば別ですけど。
 それからもう一つ、1日4人、5人の質問者が立つわけですよね、それでも。その中で、やっぱり議員みんなが聞いているから一般質問になっているわけで、理事者と質問者だけでやっているわけじゃないんですよ、一般質問というのは。やっぱりそこで話されている内容が、次の市政に生きなきゃしようがないから、議員もみんなやっぱり聞くとなると、人間の生理的に緊張できる時間というのはある程度限られているので、そんなに延々と、1日8時間も9時間もやっていくというのもおかしな話なんでね。だから、その辺でおのずと制限は生まれるのは当たり前のことだから、ここのところはひとつ、皆さん、仮に、今、1時間半という話がありましたけども、2時間じゃなくて1時間半にして、そのかわり夜はやらないとか、何かそういう仕組みづくり、ルールづくりをすべきじゃないですか、それは。仮に1会派で4人いるところが3人質問者を出すとすると、それだって、その会派は1時間半にしたって4時間半あるわけですよ、会派として考えれば。一つのテーマで1時間は必要だという御意見がありましたけど、一つの議会で四つぐらいのテーマをやればいいんじゃないですか。それ以上は必要ないんじゃないかと思いますけどね。
 
○太田 委員  今の社会情勢から考えまして、私、議員というのはとても優遇されていると思うんですね。例えば10時からのスタートというのも、一般の人は8時半とか9時から5時までという。でも、5時で仕事が終わっている方というのはほとんどないですよね。そういう中で、10時からスタートしました。それで、間、お昼、1時間なり1時間半なりとります。間に議運があって、その間も、ある程度時間に余裕がありますというようなやり方をしているのが、私としては、新人でここに入ったときにとても不思議であったんですね。9時からスタートをするとなると、多分、事務局の方がとても大変だからということで、10時からスタートなんだと思うんですけれども、その中で1日6時間でいいよというのは、社会通念からするとどうなのかな、みんな7時間、8時間働いて、最低でもそれだけ働いているという中で、議員がそういうふうな時間で、やめましょうよというようなことも、先ほど久坂委員からワーク・ライフ・バランスというようなことも出ましたけれども、でも、会期って年に4回しかないわけですよね。その中で質問をして、できるだけ、それがまた、次の政策につなげていきたいと思うと、やはりできるだけこちらとしては十分時間をとってほしいという、そういう意識が多分働くのではないかと思うんです。なければないで、本当にそんな時間もとらない方もいらっしゃいますし、やはり2時間というものを動かす、時間的な、もしみんながやるのであればというような配分もあるとは思いますけれども、やはりできるだけ時間をきちっととるということが、一般の市民の方に向けても、アピールをするということになるのではないかと、これは私の考えなんですけれども、思います。
 
○伊東 委員  基本的なことがちょっと御理解いただいていないと思うんですけど。一般質問って、質問者と市長の間だけの問題じゃないんです。9時からやったっていいんですけれども、一般質問をしている間は、要するに、それぞれの部署の職員というのは聞いているわけですよ。だから、8時半から仕事を始めて、9時から議会がスタートする。国会なんかは9時からやっていますよ。そのかわり、大体5時半ぐらいに終わるんです。だから9時からやろうと思って、できないことはないけれども、ただ、こういった地方行政の職員が限られた中でやっている中で、9時からというと、大体、課長級か課長代理ぐらいは、9時からはもう仕事にならないわけですよ。今は10時からだから、朝ちょっと仕事を片づけてから議会対応ができるということだけど。そういうことで、議員の都合だけで動いているわけじゃない。だから、それをもってして、議会は随分ぬるま湯につかったような時間配分をしていると言われたんじゃ、これはちょっと基本的に認識が違うと思う。
 
○太田 委員  それはわかっています。
 
○伊東 委員  だから、そういう意味で、だったとしたら、必ず5時15分までにやめるというほうが大事じゃないですか。その後もずっと職員を残して、ずっと聞かせて、対応させてという、そういうことをしないで。そのかわり、9時からやるけども、5時15分までには終わると。それは議会が、別に何も議会議員としての活動を一生懸命やっていないということでも何でもない。限られた時間の中で一生懸命やっていることになるんじゃないですか。だから、その議論と今の時間制限の、9時からやればどうにかなるんじゃないですかと、そういう話とは違うと思うな。
 
○太田 委員  9時から始めてくださいというふうに言っているわけではなくて、もちろん10時から始めるということは、先ほども事務局の方なり、職員の方なりの、そういう都合ももちろんあるということは重々わかっています。ですけれども、ただ、一般的な社会通念からすると、10時からというのはとてもゆっくりだねというような、そういうイメージは本当に否めないとは思うんですね。ただ、もちろん事務処理など、いろいろございますので、10時からを9時からにしてほしいと言っているわけでは、もちろんないわけです。
 
○伊東 委員  社会通念とそれとの関係がよくわからない。
 
○吉岡 委員  今、岡田委員から別の角度で、いわゆる通年議会とかいろんな問題が出ていましたけど。この会期そのものも戦前はたしか1回だけで、戦後に6回以内になって、また4回以内になって、また今、条例でそれぞれのところが決めるということになって、4回以内でやっているところが、たしか99%ぐらい、町村で90%ぐらいと言っていましたかね。
 だから、やはりそれぞれの歴史の中で、いろいろ変化もしてきているわけで、やっぱり今後のあり方という点では、日本のあり方や欧米のあり方、いろいろあるわけで、今後、また検討していかなきゃいけない課題というのが多分出てくるかもしれませんけど。やはり基本として、私たち今、間接民主主義で議員として選ばれて、本来なら政策論議をして、一つの効率主義というのをとるのか、全体として議論を深めていろいろやることが、結果として市民の利益になっていけるようにしていかなきゃいけないと思っておりますので、その上で具体的に、今、会期がどれだけが適切なのかというのは確かにあると思いますよ。それから、人数の問題とかいろんなのがあると思いますけども、基本的には、やはり結果としてよい論議が尽くされることによって、市民の利益にもなっていけるような議会にしていかなきゃいけないと私も思うもので、それで、だからといって無制限と言っているわけじゃなくて、この間も、そういう中で、本当にいろんな面で論議を尽くしてやるときには、やっぱり2時間以内だったら大体論議は尽くされるんじゃないかというので、前回そういうことで決められてきたと思うんです。本来ならば、あんまり制限するべきではないと思って、あのときも発言をしましたけどね。
 だから、基本的にはいろんな問題、解決しなきゃいけない問題があるにしても、当面、今の段階では変えないで、やっぱりお互いにいろんな努力をしていくということでやったらどうかなと私は今の段階では思っているし、みずからがあんまり制限を加えるべきではないというのが基本的な考え方です。だから、効率という考え方をとるのか、やっぱりそこは本当に議論をどういう形で尽くしていくのかというところで、一般質問というものを、もう少し時間との関係にしても、それだったら今岡田委員が言っているように、会期、今、2日というふうにしているのを今度、もう少し始めからその辺も考えていくのか、そこはもう少し考えたらどうかなというふうに思っております。
 
○前川 委員  今、岡田委員、それから吉岡委員のおっしゃった、会期を延ばすということになると、事務局ではどんな問題が起こるかわかりますか。
 
○事務局  延ばすか延ばさないかというのは、事務局サイドとして決めるものではないというふうに考えておりますけど、現状は御承知のとおり、水曜日が初日で、水・木、2日間を一般質問ということで充てまして、金曜日は予備日ですね。週が明けて月曜日から各常任委員会というような日程の組み方を、ここのところしてきておりますので、その審議日程案としてカレンダーに落としたものを毎定例会冒頭の議運で案としてお示しして、それで御確認をいただいているというところでございます。
 やはり事務局として一言言わせていただくならば、今回の12月定例会がそうだったんですけど、いろいろなことがありまして、質問者も多いということもございました。それから、市長部局側での人事案件のこともあって火曜日まで一般質問が延びて、翌日、直ちに文教常任委員会が始まるというようなことでございました。
 そういうことで、全員協議会室の準備ですとか、それから、常任委員会に向けての、四つ常任委員会がございます、その正・副委員長さんとの実際の委員会運営についての折り込みでありますとか調整というのは当然必要なので、きょう本会議が散会して、あした常任委員会というのは、何とかやりましたけど、厳しい部分はございました。そんなところです。
 
○前川 委員  例えば、一般質問が延びれば、常任委員会がどんどん後ろへ行って、一応、最終本会議が決まっている中で、最終本会議と常任委員会の終わる日の間がなければ、やはりいろいろ事務手続があるわけですよね。
 
○事務局  委員おっしゃるとおり、四つの常任委員会で、議案、陳情、請願等が審査をされます。当然、最終本会議で議決を得るためには、各委員会の中で委員長報告というものをつくらなければなりません。最終的には委員会で御確認いただきますけど、その案というのは事務局のほうでつくっております。
 案件の議案の件数とか、それから陳情の審査の経過にもよるんですけれども、やはり直ちに、例えば総務常任委員会の翌日が最終本会議であるというようなことになりますと、これはもう非常に困難です。今回も意見書提出議案がありました関係で、観光厚生常任委員会が最終本会議の前日に読み合わせを行わなければなりませんでした。そうすると、実質、中1日で委員長報告とそれから意見書の議案の文案を考えなきゃならないということで、かなりタイトなスケジュールでやったことは事実でございます。
 
○前川 委員  ちょっと改めて聞かせていただいているんですが、そうすると、最終本会議というのは最初の会期の日程のところで決められるわけですけど、最終本会議というのは延ばすというのはできるんですか。
 
○事務局  伊東委員の意見の文の中にも書いてございますとおり、会期というのは本会議の定例会冒頭、真っ先に議決をいただきます。その中で動いていくというのが議会の原則です。ただ、議会はものの本によりますと生き物というふうに言われておりまして、どんなことが中で起きるか、これはわかりません。過去にも会期延長というのはありますけれども、会期延長そのものも議決事件ですから、本会議を開かなければなりません。そういうことがありまして、例えば、今の16日間のスケジュールの中で一般質問が延びていけば、当然、議案上程も延びる。よって、常任委員会もずっと延びていく。その場合に、1日1常任委員会だったら、4常任委員会を行うことができなくなれば、もうこれは延長せざるを得ない。ただ、最終本会議というのは、本会議散会の時点で、次の再開本会議はいつか決めていますから、その本会議が来たときに議運で、常任委員会の進捗状況をかんがみて、あと2日ふやすのか、3日ふやすのかというようなことを議論していただいて、確認の上、本会議で議決を得ると、そういうようなことになってまいります。
 ですから、常任委員会がもう無理だということで見切って、最終本会議の日に、じゃあ、何日とればいいのかというようなことを御協議いただいて、会期延長の議決を得る、そういうような段取りになります。
 
○前川 委員  わかりました。手続上はできるという結果だとは思います。ただ、基本は基本ということで進めていくのも議会のあり方かなと私も思いまして、先ほどから皆さんの御意見を伺っているうちに、一つは、今、10時から始めていくことで、生ぬるいとおっしゃったかもしれないんですけど、今回、割と順調に進んでいるほうでありまして、予算特別も決算も、過去には夜中までずっとやったこともありますし、明け方までやったこともありますし。ただ、今、行革の問題も出ておりますけれども、議員自体も、体力的にいい議論はできないと思うんですね、それこそ夜中にやっていても。もうろうとした中で、同じことの繰り返しをやるような状態にもなりますから、それは逆にフレッシュな気持ちでやらなければ、市民に対して申しわけないという気も私はしております。ですので、今のたくさんの御意見の中で、決して10時からということは生ぬるいことではないと思いますし、遅くまでやればいいというものでもないですし、一般質問を遅くまでやっていても皆さん寝ていて聞いていないと思いますし、そんなこともありますし。
 それから、今、吉岡委員がおっしゃった、内容を深めていくという、どこまでというのはどこなのかなって。やっぱりなかなか超党派で話すということはないので、その機会を与えられているのは今かなという気もします。ただ、今、ここは一般質問の時間を決めるところで、内容を決めるところではないと吉岡さんもおっしゃっているので、そうすると、今まで2時間にした経過というのが、私ども議員でないときにずっとあって、今、2時間になっていて、経過があって、この経過の中で、今、人数がふえてしまっている。そして皆さん、一生懸命、一般質問をしている中で協力し合うことが議会ではないかというところだと、何も私は変わったことを言っていないと思うんですけど、と思うので、そこに立ち返って、1回話し合いをここで持つべきという今の時間なんじゃないかなと思います。
 うちの会派も、今回、私と3人が質問いたしましたけれども、だんだん皆さんと重なっているところを気にして省略しているうちに、どんどんあとの2人の新人が短くなってしまったんですが、でも、短くするという勉強をしたと思いますし、そういうことで時間の協力ということはできると思いますので、やっぱりちょっと立ち返って、いきなりということではなくて、経過があったんだということで考えるというのも、時間が与えられたことだと思いますので、冷静に考えればどうかなと思います。
 
○納所 委員  議論として、議事進行、議事整理をいかにスムーズに進めるかということを議会として積極的に改革に取り組まなければいけないという、その認識を大前提にすべきだろうと思うんですね。ですから、一般質問も通告制にしてあるということは、そういうことで議長の議事整理がスムーズに行くように、また、執行機関の答弁もあいまいじゃなくて正確なものであるようにという配慮からだと思うんですけれども、それが議事進行にも相当役に立っている。また、議員の思いつきや、場当たりな発言を防ぐことにも役立っているわけですよね。その通告制をとっているということならば、事前にしっかりと吟味をして、そして、議事進行に資する質問を精査をして、登壇をして質問をするという一つのルール。いかに当初、会期を決めた、その議事進行を円滑に進めるかということは、当然、議会として各議員が配慮しなければならない問題だと思います。
 それが2時間でなければ果たしてそれができないかどうか、これは一般質問の質によるわけでございまして、各議員の個々の研さんに負うところが多いわけなんですけれども、その点、それぞれが協力し合って、また、それぞれの質問を精査をして、スムーズに日程を進行させるという、その主眼に立ち返って取り組むべき問題だというふうに思っております。
 
○長嶋 副委員長  皆様、今いろいろな御意見があったんですけれども、もちろん伊東委員が出されている意見も私も大変よくわかります。今、前川委員が非常にいいことを言っていただいたんですけれども、今回の質問者、21人と多い人数の中で、だんだん皆さんが同じような意見を、重なるところを皆さんで努力して考えて、後から短くなってきたと、私も大分はしょって重ならないようにやって、予定より短くなったんですけれども、皆さんが今回、前回の時間を短くすることの議論があったおかげで、やはりいろいろ考えられて、努力されて、中身は少しきちっと、伊東委員が言われるようなことで考えられて、大分今までのよりは短くする努力というのを皆さんされているのを私は感じましたので。ここで皆さんがそういう協力をしながら、非常に努力して勉強しながら中身を高めていって、努力することを皆さんがすれば、ここでせっかく2時間努力目標というのを、過去の先輩方がいろんな議論の中で決めていただいたことを、今ここで無理して短くしていかなくても、努力すれば減っていくこともできると思うので、そのほうが美しいというと変なんですけれども、無理して時間を制限しちゃうと、どうしても考え、発想が自由にならないと思いますので、皆さんのそういうことで減っていくことのほうが私はいいと思っておりますので、諸先輩方がせっかくつくっていただいた、この2時間を努力目標というのは維持しながら、皆さんでいろいろ考えてやっていくという形がよろしいのではないかと、そういうふうに思っております。
 
○前川 委員  今の長嶋副委員長の御意見に、ちょっとつけ加えさせていただきますけど、私は2時間ということに関しては、短くしたほうがいいという意味での努力ということですので、済みません、ちょっと違いますので、ニュアンスが。
 じゃあ、はっきり言いますけれども、前回も、久坂委員もおっしゃっていたと思いますけれども、この統計からしても、90分が妥当かなというふうに思っておりますので、90分で、要するに1時間半ということで、今まで2時間やってきたところを、とにかく人数が多くなってきていて、その人数を制限するわけではないのだから、90分ぐらいでやっていったらどうかというふうに思っておりますので、そこはちょっと誤解のないようにお願いいたします。ただ、努力がもっとできると思っておりますので、その話をさせていただきました。
 
○納所 委員  やっぱりスムーズに進めるための時間を協力し合うという中で、実態に即した目安というものは非常に大事だろうと思います。事務局のほうで「一般質問、質問時間帯別人数一覧表」をつくっていただいた中で、やはり90分というのは一つのめどとはなってくるのかなというふうに思います。
 今回、私もちょっと時間を気にしながらの一般質問ということで取り組んだんですけれども、時間でいうと60分ぐらいだったでしょうか。もう少し余裕があるといいなという感想もあったんですけれども、これは2時間は要らないというところまで絞り込むことができたんですね。ですから、実態に即した制限時間、いわゆる2時間の枠があるからたっぷり使うというような取り組み方ではなくて、精査してスムーズに一般質問を進行させるためには、実態に即した時間の設定というのは必要だと思います。その中で、90分の提案というのは、実態に即しているんではないかなと思います。
 
○小田嶋 委員長  特に、時間制限の中で、一番シビアな状況にあるのは千議員だと思うので、千議員からも発言を、私委員長のほうに求められておりますので、お諮りしたいのですが、千議員からも意見を聞くということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 
○小田嶋 委員長  それでは、千議員からの発言を求めたいと思います。暫時休憩します。
               (11時12分休憩   11時28分再開)
 
○小田嶋 委員長  では、再開いたします。
 それでは、千議員からの番外からの発言でございます。事務局から発言をお願いいたします。
 
○千 議員  (代読)今まで、質問と答弁で正味30分程度です。再質問、休憩時間を1時間5分入れると、1時間35分になります。私としては、今でも1回しか再質問ができないので、今の状況を担保してほしいです。
 
○小田嶋 委員長  委員長から補足させていただきますと、1時間35分というのはなぜかというのは、ちょっと事務局から説明をいただければと思うんですが。
 
○事務局  現在、千議員の質問時間ですが、1回目が約20分、2回目が10分、こちらで合計30分が質問及び答弁の時間になっています。1回目と2回目の間に聞き取りの時間及び原局の呼び出し時間、こちらが合計で1時間20分ございます。まず、全体として1時間50分ございまして、そのうち、原局の呼び出しの時間、こちらの15分を除く形になりますので、正味として、聞き取りの時間も含めて1時間35分という形になります。
 
○小田嶋 委員長  ただいま報告がありましたように、実質、再質問をすると、10分が再質問の時間に充てられて、ちょうど2時間になってしまうということを、今、発言されているということで御理解いただければと思います。
 
○納所 委員  千議員の一般質問というのは、1回目が20分、2回目が10分ということで、端的にまとめられておりますので、その間、聞き取りと呼び出しの質問時間、2時間のめどの中に入っているということだと思うんですが、この呼び出しの15分というのは、ある程度、これは時間から除外して考えてもいいんじゃないかと思うんですけれども。この点、呼び出しというのはどういう実態なのか、ちょっと事務局にお伺いしたいんですけれども。この呼び出しの15分というのは、具体的にどのような動きをなさっていらっしゃるんでしょうか。
 
○事務局  千議員につきましては、過去の議運での御確認もあわせて御説明させていただきますと、13年に2時間を努力目標というふうに議運で確認しております。そのときに、千議員の質問の扱いというのが議論されております。結論としましては、千議員に対しても同じ、他の議員と同様に、原則として2時間以内で終わらせていただくよう努力していただくと。その中に再質問の休憩時間も入るという前提で、この再質問の時間のための休憩時間も含めて、この2時間以内で終わらせるよう努力していただくということで確認をしております。
 最初の質疑、答弁がありますと、休憩をいただいて、千議員は再質問の質問書を文字でつくられます。書記がそれを聞き取って書くわけですね。それが終わりますと、再質問の質問書が議長に出ます。その時点で、今度、議長は再開時間を決めるわけですけども、いつも議運で御確認いただいていますように、理事者全部を呼ぶのに15分いただいておりますので、そのための15分ということでございます。
 
○納所 委員  そういうことであるならば、15分は算入しないでもいい時間、いわゆる千議員が質問時間の責任において質問書を作成して通告しているわけですから、その呼び出しにかかる時間というのは、例えば質問時間がこれから変わったとして、もしくは短くなったとした場合は、これは配慮してもいい時間ではないかと思うんですけれども。
 
○事務局  説明が悪くて申しわけありません。呼び出しの時間に関しては、現在、千議員の持ち時間に入れておりません。
 
○納所 委員  2回目の聞き取りの時間を、もう1回確認させていただいてよろしいですか。
 
○事務局  2回目の聞き取りの時間が大体1時間5分程度です。それに先ほどの呼び出しの時間、これが15分です。こちらは持ち時間に含まれませんが、15分程度ということで、1問目から2問目までの間、1時間20分あるということで、ただ、持ち時間に含めるのは1時間5分程度になっております。質問の20分と2回目の10分をあわせて、約1時間35分が使われている時間になります。
 
○納所 委員  休憩前に90分という、一つのめどの話をしたんですけれども、効率的にちょっと努力をしていただく中でも、1時間35分というのは、90分をめどとする中には一つの範囲内として含まれてもよろしいんじゃないかという感想を持ちました。今の実態でございますよね、1回目の質問そして答弁の後の聞き取り、再質問、そして呼び出しの時間等を入れて、そして、努力をしていただいて1時間35分という時間の中で質問を展開されている、実は一番効率的なやり方をなさっていらっしゃると思うんですけれども。それは90分なら90分をめどとした場合、5分、10分超えても、それは一つの範囲内としても認められる時間ではないかなと思います。
 
○吉岡 委員  一議員として市民から選ばれて、いろんな面での障害をお持ちだということでこういうふうになっているんですけど、結局、今の一問一答方式ということではできるのに、実際には一括質問、一括答弁という形になりますと、なかなか本当に突っ込んで話ができないというところで、今、2時間という点でも、それでもあのときは2時間ということの努力目標ということで、千議員の場合には本当にそういう形でお願いしたわけですけれども、なるべくやっぱり議会での質疑を保障するというのがあれで、今でもかなり大変な状況でやっていらっしゃるのかなと思うので、そういう面でも今のままのほうがいいのかなと、私は聞いて、改めて思いました。やっぱり、1回再質問をして、その後は、もしも質問をしたいと思っても、なかなか今は質問ができない状況でいるわけで、できるだけ保障していくというのが大事なことかなと私は改めて思っております。
 
○伊東 委員  千議員のケースをもとにして、だから2時間だという、その論理の組み立ては全くおかしい。千議員については、千議員の何らかの仕組みをやっぱりつくるべきだと。だけど、それをもってして、だから我々も2時間必要なんだという、そういう議論はおかしいです。
 
○吉岡 委員  それは納所委員がそういうふうにおっしゃったから今言ったのであって、基本的なところについては、前から私は基本的な考え方は変わりませんけどね。そういうことで、話をしただけで。それとまた論議は論議で別というのは、それはそれでやればいいことなんですけど。そういうふうな感想を持ったということです。
 
○納所 委員  例えば、同じ議員として、千議員だけ特別な配慮というのは、またちょっと別なのかなと思いますけれども、それをもとにして、それがすべての議員にも当てはまるというような、2時間という発想は出てこないというふうに思います。当然、すべての議員がスムーズな議事進行、議会運営に協力をすべきであるし、効率的な質問の組み立て、そして、確たる答弁を引き出すということに努力をすべきであって、そこにどうスムーズに議事を進行させていくかという議論の中で、千議員のケースというものは、ある一定の配慮というのがあるべきだと思いますけれども、それがすべての議員に保障する一律の形というものでは、何の改革にもならないというふうに思います。
 
○小田嶋 委員長  すべての委員さんから御意見が出尽くしたところだと思います。
 一応まとめ方というのは、一致する点でまとめて、答申にしていくというのが基本ですから、今の状況は、一致できる点というのが、一般質問の時間制限のことだけに限って、つまり、今、ほかにも質の問題、会期の日数を改めて見直しとか、その日の1日の質問時間を10時から6時までと制限をするとか、そういういろいろ、一般質問の時間制限にかかわって、いろんな御意見が出ている中でも、一致する点がちょっと今見出せていないんですが、これをどうまとめていくかということについて、暫時休憩させていただきます。
               (11時42分休憩   11時55分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 ただいま、御協議いただいております、一般質問の時間制限については、次回も改めて継続して協議を進めていくということで確認したいのですが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小田嶋 委員長  では、次回の日程について、御協議いただきたいと思うんですが、暫時休憩します。
               (11時42分休憩   11時55分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 次回の議会運営委員会は1月19日(火)午後1時30分開会で、午後4時をめどに行うということを確認したいと思いますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 次の、次々回の議運は1月27日(水)午前10時から12時開会ということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 以上、確認いたしました。
 本日の議会運営委員会はこれをもちまして終了いたします。お疲れさまでした。よいお年を。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成21年12月24日

             議会運営委員長

                 委 員