平成21年 6月定例会
第4号 6月25日
○議事日程  
平成21年 6月定例会

          鎌倉市議会6月定例会会議録(4)
                              平成21年6月25日(木曜日)
〇出席議員 28名
 1番  千   一   議員
 2番  久 坂 くにえ 議員
 3番  長 嶋 竜 弘 議員
 4番  赤 松 正 博 議員
 5番  安 川 健 人 議員
 6番  中 澤 克 之 議員
 7番  西 岡 幸 子 議員
 8番  石 川 敦 子 議員
 9番  飯 野 眞 毅 議員
 10番  早稲田 夕 季 議員
 11番  山 田 直 人 議員
 12番  高 橋 浩 司 議員
 13番  高 野 洋 一 議員
 14番  池 田   実 議員
 15番  渡 邊 昌一郎 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  三 宅 真 里 議員
 18番  太 田 治 代 議員
 19番  岡 田 和 則 議員
 20番  渡 辺   隆 議員
 21番  中 村 聡一郎 議員
 22番  吉 岡 和 江 議員
 23番  小田嶋 敏 浩 議員
 24番  前 川 綾 子 議員
 25番  伊 東 正 博 議員
 26番  大 石 和 久 議員
 27番  石 川 寿 美 議員
 28番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        讓 原   準
 次長          小 島 俊 昭
 次長補佐        田 中 良 一
 議事調査担当担当係長  原 田 哲 朗
 議事調査担当担当係長  久 保 輝 明
 議事調査担当担当係長  成 沢 仁 詩
 書記          谷 川   宏
 書記          小 林 瑞 幸
 書記          窪 寺   巌
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  石 渡 徳 一  市長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
                 鎌倉市議会6月定例会議事日程(4)

                           平成21年6月25日  午後2時開議

 1 諸般の報告
 2 議会議案第3号 石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議について       長嶋竜弘議員
                                       渡辺隆議員
                                       吉岡和江議員
                                       石川寿美議員
                                       提     出
 3 議案第7号 市道路線の廃止について                   建設常任委員長
                                       報     告
 4 議案第8号 市道路線の認定について                   同     上
 5 議案第9号 工事請負契約の締結について                 総務常任委員長
                                       報     告
 6 議案第11号 改築工事委託に関する基本協定の締結について         建設常任委員長
                                       報     告
 7 議案第12号 鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定について         ┐
   議案第13号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関す  │総務常任委員長
         る条例の制定について                   │報     告
   議案第14号 鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について   ┘
 8 議案第16号 平成21年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)         同     上
 9 議会議案第2号 肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書 渡辺隆議員
           の提出について                     外6名提出
 10 閉会中継続審査要求について
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
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                鎌倉市議会6月定例会諸般の報告 (3)

                      平成21年6月25日

1 6 月 17 日 建設常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  議 案 第 7 号 市道路線の廃止について
  議 案 第 8 号 市道路線の認定について
  議 案 第 11 号 改築工事委託に関する基本協定の締結について
2 6 月 18 日 総務常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  議 案 第 9 号 工事請負契約の締結について
  議 案 第 12 号 鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定について
  議 案 第 13 号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について
  議 案 第 14 号 鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 16 号 平成21年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)
3 6 月 16 日 観光厚生常任委員長から、次の陳情については意見書を提出することによって願意が
          満たされるため、議会の会議に付するを要しない旨の届け出があった。
  陳 情 第 1 号 肝炎対策のための基本法の制定を求める意見書の採択を求める陳情
4 6 月 18 日 総務常任委員長から、次の陳情については議案第12号鎌倉市川喜多映画記念館条例の
          制定についてを原案可決したため、鎌倉市議会会議規則第111条第1項の規定によ
          り、議会の会議に付するを要しない旨の届け出があった。
  陳 情 第 5 号 (仮称)川喜多記念館開館に向けての陳情
5 6 月 22 日 議会運営委員長から、次の陳情については陳情の願意が、選挙によって選ばれた議員
          に対し議員が辞職を勧告することを求めるということであり、審議になじまないため、
          鎌倉市議会会議規則第111条第1項の規定により、議会の会議に付するを要しない旨の
          届け出があった。
  陳 情 第 6 号 公職選挙法違反容疑にかかる議員の辞職勧告決議を求める陳情
6 6 月 22 日 議会運営委員長から、次の陳情については陳情の願意が、市長の法的責任を求めるも
          ので、議会の権限を越えており、審議になじまないため、鎌倉市議会会議規則第111
          条第1項の規定により、議会の会議に付するを要しない旨の届け出があった。
  陳 情 第 10 号 石渡徳一市長の陣中見舞いにつきその事実経過と責任を明らかにする事についての陳
          情
7 6 月 25 日 渡辺隆議員外6名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第2号 肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書の提出について
8 6 月 25 日 長嶋竜弘議員、渡辺隆議員、吉岡和江議員、石川寿美議員から、次の議案の提出を受
          けた。
  議会議案第3号 石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議について
9 6 月 25 日 各委員長から、別紙要求書のとおり、それぞれ閉会中継続審査の要求があった。
     ───────────────────────────────────────
                     (出席議員  28名)
                     (14時00分  開議)
 
○議長(赤松正博議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。17番 三宅真里議員、18番 太田治代議員、19番 岡田和則議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第2「議会議案第3号石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○20番(渡辺隆議員)  (登壇)石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議。石渡市政の4年間は、さまざまな不祥事に明け暮れたものであったと言っても過言ではない。県開発審査会において二度にわたり許可取り消し裁決がなされる事態となった岡本二丁目マンション問題について、本議会は、平成19年2月7日に「岡本二丁目マンション計画に関する石渡市長の一連の態度に対する猛省を求めることに関する決議」を可決した。この中で、「これは鎌倉市政において、かつてない大きな汚点であり、市民の信頼を著しく損ねた不名誉な出来事とも言え、このような状況を招いた市長の責任は極めて重いと言わざるを得ない。その失政の大きさを顧みれば、市長は直ちにみずから職を辞すべきである。
 しかし、一方では今回の事件に対する原因究明・再発防止・安全確保、市民との対話の継続、市道053-101号線の区域変更をして市所有の土地260−2の土地を組み入れた行為を含む今後の原状回復方針など、取り組むべき緊急かつ重要な課題も山積しており、市長として今後これらの課題解決に向け積極的に行動することがまず必要である。」としたが、本決議から2年4カ月を経過した今日においても、依然として課題は解決されていない。
 その後も、平成19年12月に発覚した国指定史跡に係る不適切な事務処理、翌年1月に発覚した保育料賦課事務に係る不適切な事務処理、さらに同年12月に発覚した不適切な契約事務処理など、行政における不祥事が相次いで発生し、市政に対する市民の信頼を大きく損ねたことは周知の事実である。
 現在、行政では市民の信頼回復に向けた取り組みが行われているが、こうした深刻な事態を生んだ背景として、この間の行政運営のあり方が問われることは当然であり、とりわけ行政の長たる石渡市長の責任は重大である。
 そうした中で、このたび、本年4月に行われた鎌倉市議会議員選挙の告示日に、石渡市長の後援会関係者が「陣中見舞い」として現金入りの「のし袋」を用意し、それを市長と同行した政治団体会計責任者が複数の候補者に配った問題が発覚した。「政治とカネ」にかかわる問題で、市民の疑惑や不信を招いたことに対して、道義的責任すら全く認めない市長の姿勢は重大であり、決して容認することはできない。
 この4年間において発生したさまざまな不祥事による市政の混乱と市民の信頼を失墜させた責任は行政の長として極めて重大であると言わざるを得ない。
 よって、本議会は、石渡徳一市長に対し、市長の職を辞するよう勧告する。
 以上、決議する。平成21年6月25日。鎌倉市議会。
 賛同賜りますように、よろしくお願い申し上げます。
 
○議長(赤松正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                     (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
 
○21番(中村聡一郎議員)  ただいま議題となりました議会議案第3号石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議について、かまくら民主の会を代表して、反対の立場から討論に参加いたします。
 まず、今回の決議は、過去4年間にわたる行政事務に係る不祥事等を繰り返した上で、今回新聞報道がなされ、議会への陳情並びにその審査を行う原因となった事案に対し、政治と金にかかわる問題で、市民の疑惑や不信を招いたことに対して道義的責任すら全く認めない市長の市政は重大であり、決して容認することはできないとし、この4年間において発生したさまざまな不祥事による市政の混乱と市民の信頼を失墜させた責任は行政の長として極めて重大であると言わざるを得ないと結論づけ、辞職を勧告するとしている。
 しかしながら、最後に加えられた事案は、本来捜査、司法当局にゆだねられるべきものであり、これを要因として辞職を勧告することは議会として、当該事案に予見を与えることにつながり、慎重に扱うべきものとの判断から、その他の行政事務に係る不祥事等とあわせて取り扱うべきではないと考える。
 二元代表制の一翼である議会として、行政事務執行上の問題について、執行機関の最高責任者たる市長の責任を問うことは、執行機関への監視機能を果たすという意味において重要な責務であると考える。
 しかしながら、今事案のように、議場外のことについては、本来市長が市民に対する説明責任をしっかり果たし、失墜したとされる市民の信頼を一刻も早く回復することにいささかの努力を惜しんではならないと考える。
 また、捜査、司法当局の判断にかかわらず、政治家の出処進退は、みずから判断すべきものであることは言うまでもない。みずからが置かれている状況をしっかり認識した上で行政課題に対し、任期中、その責務をしっかり果たすことこそ、信頼回復の第一歩と考える。また、さきの一般質問において辞任を求められたことに対し、市長が任期を全うすると答弁している。再々、議会が辞職を勧告することは議会権威にかかわりかねないことも憂慮すべきであり、この際、こうした議場外での事案に対する議会での取り扱いは慎重を期すべきと考える。
 最後に一言申し添えますが、市民のため、市政発展のための議論を重ねるべく議会に対して、少なからず影響を与える結果となったことに対しては、強く市長に反省を求めるものである。
 以上で反対討論を終わります。
 
○24番(前川綾子議員)  鎌倉同志会を代表して、議会議案第3号石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議について反対する立場で討論をいたします。
 鎌倉市議会改選後の最初の定例会で、しかも議員28名中、10名が新しく議員となってまだ40日という時期に、数年に及ぶ経過のある岡本マンション問題までを理由に挙げて、あえて市長の辞職を求めるのは、本年10月の間近に迫った市長選での石渡市政のイメージダウンを図ろうとする、まさにためにする政争の具以外の何者でもありません。
 石渡市長はこの8年間、子育て支援、高齢者対策、行財政改革、広町・台峯の緑地保全など、多くの市民要望を実現させてきました。この市政の流れを逆行させようとする辞職勧告は、市長選に勝利せんがための党利党略でしかないと考えます。
 ここで、石渡市長がこの8年間に市民生活を第一に考え、さまざまな施策を実行してきた揺るぎのないその実績について述べたいと思います。
 まず、子供が元気に育つ町を行政目標に上げ、子育て支援策を積極的に行い、医師会立産科診療所ティアラかまくらの開設、小児医療費の拡大、保育園や子育て支援センターの拡充などを行ってきました。15歳未満の年少人口の増加率が全国で5番目に高い上昇率であったことは、これらの成果であると考えられます。
 高齢者福祉においても、特別養護老人ホームの整備や、介護老人保健施設の整備を積極的に支援し、介護サービスを拡充しました。また、障害者福祉においては、グループホーム、地域作業所、障害者福祉施設への支援拡大など、施策を着実に進めました。
 地方公共団体を取り巻く環境が厳しさを増す中、今後の組織運営を見据えて、第2次職員数適正化計画を着実に進め、人件費の抑制などを図ってきました。市民生活の根本にかかわる安全・安心の充実では、消防今泉出張所の開設を初め、自主防災組織の拡大、小学校への学校警備員の配置、子育て施設へのこども安全パトロールの実施、小・中学校の耐震補強などを挙げられます。
 緑の保全においては、広町・台峯緑地の保全を実現し、長年の懸案事項を解決しました。さらに、最近では、山ノ内西瓜ヶ谷緑地の保全を市民とともに進めています。
 このたびの辞職勧告は、こうした市民要望の実現を拒もうとするものであると断ぜざるを得ません。市長は、今回の一連の報道で、関係各位に迷惑をかけたことを率直におわびするコメントを出しています。議会として、法的責任を問えないとわかると、事を道義的責任にすりかえ、何が何でも市長を悪者に仕立て上げる手法は恐ろしいものがあります。このようなことがまかり通れば、数の論理で責任を強要する、極めて危険な議会になりかねません。市長の辞職勧告は全く道理のないものであり、鎌倉同志会は断固反対することを表明し、反対討論といたします。
 
○議長(赤松正博議員)  討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第3号石渡徳一市長の辞職勧告に関する決議についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (13 名 挙 手)
 表決権を有する議員は26名であります。ただいま報告いたしましたとおり、賛成者13名であり、可否同数であります。よって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長において本件に対する可否を裁決いたします。
 議会議案第3号について、議長は原案可決と裁決いたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第3「議案第7号市道路線の廃止について」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(石川寿美議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第7号市道路線の廃止について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第7号は、去る6月12日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後17日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 今回廃止しようとする路線は4路線で、枝番1、枝番3及び枝番4の路線は、現在一般の交通の用に供されていないため、また枝番2の路線は、認定に係る道路用地との再編成を行うため、それぞれ道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第7号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第7号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第4「議案第8号市道路線の認定について」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(石川寿美議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第8号市道路線の認定について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第8号は、去る6月12日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後17日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 今回認定しようとする路線は4路線で、枝番1の路線は開発行為に伴い築造された道路と、先ほど廃止について議決された路線との再編成を行い、一体の路線として一般の交通の用に供するため、枝番2及び枝番3の路線は、開発行為に伴い築造された道路であり、一般の交通の用に供するため、また枝番4の路線は、大船駅西口整備事業の実施に伴うペデストリアンデッキの整備により築造される道路であり、一般交通の用に供することを目的として整備を行うため、それぞれ道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第8号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第8号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第5「議案第9号工事請負契約の締結について」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(岡田和則議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第9号工事請負契約の締結について、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第9号は、去る6月12日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後18日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、平成21年度腰越漁港改修整備工事についての請負契約を横浜市中区尾上町一丁目6番地若築建設株式会社横浜支店と締結しようとするものであります。
 理事者の説明によると、入札に当たって、5社から参加があり、去る4月28日に電子入札システムによる一般競争入札の開札を行った結果、若築建設株式会社が2億5,980万円で落札したもので、消費税及び地方消費税を含む契約金額は2億7,279万円であります。
 落札者は公共工事を数多く手がけており、その経験・技術から本工事に十分対処できるとのことであります。なお、工事の竣工期限は平成22年3月の予定であります。
 当委員会では、以上申し述べました諸点のほか、入札結果表、入札参加業者名簿、工事経歴書及び工事概要書などの資料をもとに、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第9号市工事請負契約の締結についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第9号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第6「議案第11号改築工事委託に関する基本協定の締結について」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(石川寿美議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第11号改築工事委託に関する基本協定の締結について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第11号は、去る6月12日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後17日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、鎌倉市公共下水道汚水中継ポンプ場の機械設備、電気設備等の改築工事を委託するため、建設工事第1期改築更新委託に関する基本協定を東京都新宿区四谷三丁目3番1号、日本下水道事業団と締結しようとするものであります。この協定の主な内容でありますが、協定金額は18億2,592万9,000円、協定期間は平成21年度から平成24年度までと定めるとともに、建設工事の委託の対象及びその範囲等について明定するものであります。
 理事者の説明によれば、日本下水道事業団は全国の下水道終末処理場等の受託工事に関し、数多くの実績があり、本市においても七里ガ浜浄化センターの改築工事委託に関し、平成17年度に第1期基本協定を、平成19年度に第2期基本協定を締結しており、良好な改築工事が行われているとのことであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第11号改築工事委託に関する基本協定の締結についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第11号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(赤松正博議員)  日程第7「議案第12号鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定について」「議案第13号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について」「議案第14号鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(岡田和則議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第12号鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定について外2件について、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第12号外2件は、去る6月12日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後18日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第12号鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定について申し上げます。本制定条例は、川喜多長政及びかしこの業績を永く後世に伝えるとともに、本市における映画文化の発展に資するため、鎌倉市川喜多映画記念館を設置し、その管理等について必要な事項を定めようとするものであります。
 その主な内容でありますが、第1条では本条例の趣旨及び設置についての規定を、第2条では記念館の名称を鎌倉市川喜多映画記念館とし、その位置を鎌倉市雪ノ下二丁目2番12号とする旨の規定を、第3条では記念館で行う事業についての規定を、第4条では指定管理者による管理についての規定を、第5条及び第6条では休館日及び開館時間についての規定を、第7条から第11条では利用の承認及び利用料金等についての規定を、第12条では施設等を破損または滅失したものに対する原状回復及び損害賠償についての規定を、第13条では、指定管理者の指定についての規定を、第14条では本条例の施行に関し、必要な事項は市長が別に定める旨の規定をそれぞれ定めようとするものであります。
 なお、付則において、本制定条例は、公布の日から起算して1年を超えない範囲において規則で定める日から施行しようとするものでありますが、指定管理者の指定及び鎌倉市川喜多記念館建設等基金条例の一部を改正する旨の規定については、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部の委員が反対の立場をとりましたが、多数により、原案を可決すべきものと決したのであります。
 なお、以下申し上げます点については、特に意見を付すことになりました。
 本条例の制定に当たり、鎌倉市川喜多映画記念館については、現在開館に向けた準備を進めているところであるが、川喜多映画記念館の実現に向け、長年市民や関係者が努力してきたことを十分に踏まえ、開館後の運営に当たっては、映画及び映画関連資料の上映や展示など、市民や関係団体の声、思いを生かしていくことが大切である。よって、市として市民や関係団体から意見や要望を聞く場を持つなど、市民や利用者の意見が十分に反映された施設の運用になるよう努め、映画を通じて、文化を発信していく活気あふれる施設として活用されるよう求めるものであります。
 次に、議案第13号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について申し上げます。
 本条例の主な内容は、市の契約事務において全庁的に不適切な事務処理が行われていたこと及び固定資産税、都市計画税の一部課税誤りがあったことを受け、組織をあずかる者としての責任を明らかにするため、特例として市長及び副市長の給料を減額しようとするものであります。市長については、新たに給料の10%を減額し、現在行っている10%の抑制策と合わせ20%の減額を、副市長については、新たに給料の10%を減額し、現在行っている7%の抑制策と合わせ17%をそれぞれ1月間減額しようとするもので、公布の日の属する月の翌月の初日から施行し、施行の日から起算して1月を経過した日にその効力を失うこととするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第14号鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、平成23年度の(仮称)鎌倉消防署七里ガ浜出張所の新設に伴い、必要となる消防職員の増員分について、職員定数の総数を変更せずに改正しようとするもので、市長の事務部局の職員定数を1,115人から1,094人に、消防職員の定数を217人から238人に、それぞれ改め、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第12号鎌倉市川喜多映画記念館条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第12号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第13号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第13号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第14号鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第14号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員)  日程第8「議案第16号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(岡田和則議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第16号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第16号は、去る6月12日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後18日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも1億6,140万円を追加するもので、これにより補正後の総額は561億6,440万円となります。補正の内容は、まず歳出において、第10款総務費では、通勤災害に係る傷害見舞金支給のための災害補償費の経費の追加を、第15款民生費では認定保育園の運営費補助金及び扶助費の経費の追加を、第20款衛生費では、発熱外来開設のための施設改修委託費等の経費及び太陽光発電装置設置に係る補助金の経費の追加を、第30款農林水産業費では、腰越漁港改修整備工事費の経費の追加を、第45款土木費では、緑地保全基金への寄附積立金の追加と、大船駅東口エレベーター等設置に係る基本設計の効率化などに伴う経費の減額を、第70款予備費では、新型インフルエンザ対策の経費に充用した予備費を補てんしようとするもので、一方、これらに対し歳入において県支出金、寄附金、前年度繰越金及び市債を追加するとともに、国庫支出金を減額しようとするものであります。なお、このほかに地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
 
○3番(長嶋竜弘議員)  ただいま議題となりました議案第16号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)について、鎌倉無所属の会を代表して、討論に参加させていただきます。
 このたびの補正予算には、新型インフルエンザ対策として野村総合研究所跡地への発熱外来の移設などが予算として計上されました。
 先般の新聞報道などによりますと、今週にも予想される新型の豚インフルエンザの第2波に備え、厚生労働省が発熱外来を原則廃止し、患者の増加で特定の医療機関に診療が集中することによる医療体制の混乱を避けるために、重症者に力点を置く医療対策や検疫体制の見直しを検討していると記載されています。
 また、重症患者は必要があれば入院できるが、軽症患者は入院させず自宅療養させることを基本にする見込みとの記載もされています。
 去る6月23日に鎌倉市内でも初の新型インフルエンザの発生がございましたが、夜分ということもあり、県からの指示で現在市が設置している第4分庁舎の発熱外来ではなく、一般の病院で受診し、その後は自宅療養となりました。このインフルエンザ対策は緊急を要するもので、準備を怠ってはならないことは十分理解することではございますが、予算の執行に当たっては、今回の事例の検証を十分行うとともに、発熱外来の設置のあり方など、新型インフルエンザの医療体制の見直しに対する国の方針がはっきりした時点で、県とも連携をとり、計画の変更も視野に入れながら、効率的な施行をしていただけますよう要望し、討論を終わります。ありがとうございました。
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第16号平成21年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第16号は原案のとおり可決されました。
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○議長(赤松正博議員)  日程第9「議会議案第2号肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書の提出について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○20番(渡辺隆議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第2号肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 まず、意見書を提出するに至りました経緯についてでありますが、去る6月10日開会の本会議において観光厚生常任委員会に付託されました陳情第1号肝炎対策のための基本法の制定を求める意見書の採択を求める陳情について、6月16日及び24日の両日にわたり委員会を開き審査いたしました。
 次に、陳情の要旨でありますが、ウイルス性肝炎患者救済のため、肝炎対策のための基本法の制定を求める意見書を議決し、関係機関に提出してほしいというものであります。
 当委員会では本陳情の要旨及び国や他自治体の肝炎対策に係る現状などを踏まえ、慎重に審査いたしました結果、B型・C型肝炎の感染の多くは輸血や血液製剤の投与、予防接種などの医療行為が引き起こしたものであり、また肝炎患者に対する明確な補償を確定する意味でも、早急に法整備を進めることが重要であるとの判断から、本陳情の願意を認め、この際、国会及び政府に対して意見書を提出することが最も適当であるとの結論に達したのであります。
 意見書の内容につきましては、お手元に配付いたしました議案のとおりでありますので、よろしく御理解の上、総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(赤松正博議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第2号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第2号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第2号肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第2号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので御了承願います。
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○議長(赤松正博議員)  日程第10「閉会中継続審査要求について」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました要求書のとおり、各委員長から目下審査中の事件につき、閉会中継続審査の要求があります。
 お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長から要求のとおり、閉会中継続審査に付することに決定いたしました。
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○議長(赤松正博議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 平成21年6月鎌倉市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
                     (14時41分  閉会)

平成21年6月25日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    赤 松 正 博

                          会議録署名議員    三 宅 真 里

                          同          太 田 治 代

                          同          岡 田 和 則