○議事日程
平成21年 6月24日観光厚生常任委員会
観光厚生常任委員会会議録
〇日時
平成21年6月24日(水) 10時00分開会 11時13分閉会(会議時間 1時間13分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
渡辺委員長、三宅副委員長、長嶋、西岡、山田、渡邊、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
石井健康福祉部長、山本健康福祉部次長兼福祉政策課長兼福祉事務所長、相川健康福祉部次長兼市民健康課長、相澤(昭)保険年金課長
〇議会事務局出席者
讓原局長、小島次長、久保議事調査担当担当係長、窪寺担当書記
〇本日審査した案件
1 議会議案第1号肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書の提出について
〇報告事項
(1)国民健康保険特定健康診査の受診券誤発送とその対応について
(2)新型インフルエンザ患者の発生について
〇審査内容
開会後、会議録署名委員に渡邊委員を指名し、本日の審査日程の確認を行なった。以下、日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 議会議案第1号肝炎対策のための基本法の制定を求めることに関する意見書の提出について
意見書の案文及び提案理由説明の内容を検討した結果、意見書案文中「国や他の自治体」を「国や自治体」に改めることを確認した。
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○渡辺 委員長 報告事項(1)「国民健康保険特定健康診査の受診券誤発送とその対応について」原局から御報告をお願いいたします。
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○石井 健康福祉部長 国民健康保険特定健康診査の受診券につきまして、受診券発送業務に誤りがございました。市民の皆様に御迷惑をおかけいたしまして、まことに申しわけございません。
詳細につきまして、担当課長から報告を申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
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○相川 健康福祉部次長 鎌倉市国民健康保険特定健康診査の受診券誤発送とその対応について、御報告をいたします。
国民健康保険の特定健康診査、国保特定健診といわせていただきますが、国保特定健診につきましては、平成20年度から事業が始まりましたが、昨年は国保特定健診を受けるための受診券というのがございますが、受診券はがん検診の受診券とは別に発送をしておりました。しかしながら、今年度、平成21年度から、受診率の向上と市民の利便性を図るため、国保特定健診の実施課であります保険年金課とがん検診の担当であります市民健康課が協力、協同して、それぞれの健診の受診券を一体化して発送をいたしました。こうした中、6月15日に発送いたしました4月生まれの方、2,763人分の特定健診の受診券につきまして、誤った自己負担額で受診券を発送してしまったことが6月19日の午前中に判明をいたしました。
誤った内容につきましては、健診を受けていただく方に払っていただきます自己負担額を、課税者の方については2,000円、非課税者の方については500円とすべきところを、課税者に500円、非課税者に2,000円という印字をしてしまったものでございます。
市では、健診の対象者のデータ管理、受診券発送などの業務を委託しておりますが、誤りの原因は、市が特定健診対象者の自己負担額を決定するに当たり必要となりますデータ処理時のコード入力につきまして、課税対象者と非課税対象者を逆にしてしまったことによるものでございます。
市では、受診券発行前に、毎回、委託業者が作成いたしましたその受診券の年齢区分ですとか性別、保険別に対象者の健診項目がかわりますのでその健診項目、自己負担額について必ずチェックをしております。しかし、今回、市が送付をいたしました自己負担額の指示そのものが逆になっておりまして、送ったデータとのそごを発見できませんでした。
今後の受診券発送の際には、実際の受診券打ち出し情報のデータを必ずピックアップをいたしまして、保険年金課の管理をしております被保険者データと見比べるなどの確認行為をすることによりまして、誤りのないように努めてまいりたいと思っております。
次に、今回の対応としてでございますが、対象になった方につきまして、おわび状を同封いたしました。新しい自己負担額を印字した特定健診の受診券のみを送付をいたします。また、医療機関につきましては、これまでの経過ですとか4月生まれの方の受診券の取り扱いについてお知らせをいたしまして、窓口で混乱のないようにいたしたいと思っております。市民の皆様には大変御迷惑をおかけいたしまして、申しわけございませんでした。
以上で報告を終わります。
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○渡辺 委員長 それでは、御質疑ございますか。
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○渡邊 委員 この2,000円、500円のインプットをしたときに、チェックは何人でされるんですか。例えば2人とか3人とかでしたりとか、ダブルチェック、トリプルチェックをしているんでしょうか。
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○相川 健康福祉部次長 データのチェックの流れを簡単に御説明させていただきます。特定健診の分につきまして、対象者のデータを市のほうから業者のほうに送ります。これは、いわゆるパソコンというか、データを紙ベースではなくデータとして送ります。当然セキュリティーをかけながら送って、それを業者の方が送ります受診券のフォーマットの形に変換をしてまいります。それをまた逆に市のほうに送り返していただきまして、それが一つのプログラムでできております。それ専用のパソコンを配置しておりますので、そのパソコン上で今回4月分のだれだれさんの券ということで一人ひとり確認をすることができます。本来それをいろいろなケースについてピックアップをすべきだったものでございますけれども、それをこの部分については発見できなかったわけなんですけれども、そのチェックにつきましては担当1名、それからその上司であります担当係長がございますので、一応1名がチェックをして、係長がその報告を受けて一応確認をして、データが正しいということで発送の手続を今度するという対応になっております。
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○渡邊 委員 ということは、結果2名ということですよね。
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○相川 健康福祉部次長 直接それに当たるのは2名ということになります。
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○渡辺 委員長 ほかに御質疑ございますか。
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○吉岡 委員 先ほど、まず指示の段階、要するにコンピューターであとの2,000幾つを一人ひとりチェックするなんていうのは、ちょっとなかなかできないなと思うんですけど。要するに今聞いてますと、最初の指示の段階で、打ち出されちゃったものを一人ひとりまたやるっていうのは相当大変なことだと思うので、それは二人でやるといったってちょっとできないなと思うんですけど、やはり一番、今、思うのは一番最初のチェックですよね。そこの部分のところでどうするのかというのが一番大事なのかななんて今思いながら、打ち出されちゃったものを全部やるっていうのはそれはちょっと難しい。それはデータで、例えばこの方は非課税とか、そういうことの項目が幾つかあるのかもしれません。いろいろな、幾つか種類が違うんですよね。年齢によっても違うとかいろいろあるんですよね。それから非課税だったり、さっき言った2,000円と500円ですか、そのあれがあるわけですよ。最初に報告があったのでは、要するに非課税か課税かのところの最初のチェックが、さっき指示が違ってるとおっしゃいましたよね。だからそこの一番最初のところのやっぱり管理が一番大事なのかなと。打ち出されて2,000幾つができちゃったのをすべてチェックなんてなかなかできないなって、私も思いながらいたんですけど。そこの最初のところですね。やっぱりデータ、いろんな種類の方、そこはきちっと、どういう制度でどうなっているのかっていうところを、今、特定健診がどういう中身で、どうなっているのかっていうところの最初のところのチェックが一番、今、大事なのかなと思ったんですけど。そこができなかったっていうのは何だったのかなって思うんですけど。
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○相川 健康福祉部次長 今、委員さんおっしゃられましたとおり、この制度そのものは、先ほど報告をさせていただきましたが、昨年度から開始されたものであります。昨年度は年度途中ということもございまして、今回、発送、従来、私どもがやっていますがん検診の受診券のシール形式にしておるんですけれども、そのものとは別のもので扱っておりましたので、個別のデータで受診券を送っておりました。使われる市民の方が2本立てになるということもありまして、非常にわかりにくいという声がありましたので1本にしたという結果でございます。
そのシールをつくるデータの、もともとのところの幾つかでそういう定義をしていくわけですね。年齢要件ですとか、それから、この方がこれに対応するのか、対象になるかどうか、それから、この用紙にございますような非課税か課税かということ。そういうようなものを当然1個1個、項目別にチェックを入れていく。そのチェックは私どもの市民健康課の担当者、それから保険年金課の担当者、それからこれを委託しております変換をする業者と1個1個詰めをしていきながら、正しいデータをつくって発送するというのが流れになっております。
今回、具体的にその作業をずっとやっていったわけなんですけれども、ここの課税、非課税の適用のところの確認を、もう一度文書で明確にしていきながらやっていれば、これはなかったのではないかと思いますので、私ども、その辺の最終的にでき上がった、いろいろな経緯をしておるわけですけども、そこの部分の最終チェックをもう一度すべきだったんだろうということは、今、深く反省しております。まずそこの時点で間違いがなければ、この事件は起きていない。
その次に、データを変換して打ち上げてきたと先ほど申しましたが、その時点でピックアップをして、ある程度のいろいろなケースがございますので、そのケースごとに必ず引き出して、もともと年金課で持っております名簿とのつき合わせを、もう1回やっていれば、その時点でもやはり発見はできたのかなというふうにも思っておりますので、その機会はあったわけですけれども、それができなかったということもございますので、その辺のやり方についてもきちんと整理をしていきたいというふうに思っております。
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○吉岡 委員 昨年始まって、特定健診とそれからがん検診はまた別々のところというのは承知してて、それで市民から意見が出てて、一緒にやってもらったほうがいいよというのは受けてたんで、それはそれで改善していただいたというのはいいことなんですけど。
結局、がん検診そのものもいろんなケースがありますものね。女性であったり、女性であるとやっぱりその中身も違うし、それから年齢によっても違ってくるし、そこら辺はやっぱり全体にどうなのかというと、大変、だからある意味じゃこういうふうになって、しかも今までは国保と関係なくやっていたのが国保と分けなきゃいけないとか、いろんなことが出てきているのも承知しているんですけど、そういう点では、やはりいつも残業されてお忙しいなという、特に制度が変わったから大変だなというのはよくわかるんですけど、やはりそこは一つ間違えちゃうと大変なことになっちゃうから。何通りかの、だからある面じゃ制度を熟知していないと、間違いというのが出てこないわけですよね。だからどういう制度なのかっていうのは、きちっと、その辺は基本のところ、大変でしょうけどやっぱりやっていただくっていうことが一番大事なのかなと私は思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。
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○渡辺 委員長 ほかに御質疑ございますか。
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○渡邊 委員 今回のケースを参考にして勉強されてですね、マニュアルみたいなものをおつくりになったほうが、また2回目の事故は防げるような感じがするんですが、いかがなものでしょうか。
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○相川 健康福祉部次長 一応私ども細心の注意を払って事業者との打ち合わせも、先ほど申しました1項目1項目やっておりまして、何十項目というのを点検はしております。それにつきましては業者との間で確実にこういうふうにやりましたねというやりとりをしてるんですけれども、今申し上げましたチェックの段階に手落ちがあったものと思いますので、それにつきましては、今、委員さんから御指摘いただきましたようにきちんとマニュアルの形にしてですね、こういうチェックをしましたという、そこまでやって確認をしていくような体制をとっていきたいと、このように思います。
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○渡辺 委員長 ほかに御質疑ございますか。
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○山田 委員 今回、2,763人分、6月15日発送、4月生まれという御説明でしたが、実際に実害は、6月15日に発生して19日に気づきましたと。どういうふうな経緯で気づかれたのか、実害としてどういうものがあったのか、そのあたりちょっと御説明いただけますか。
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○相川 健康福祉部次長 まず、これを発見しました経緯でございます。6月15日に発送いたしまして、実は6月19日は金曜日でございますが、金曜日の午前中に市民の方から電話が入りました。これは後でわかったことですが、非課税の方でございました。本来、非課税の方ですので自己負担額が500円なんです。ただ自分の受診券が2,000円と打ってあったので、これは違うんじゃないかということで、お問い合わせの電話が入りました。私どももその受診券だけではちょっと、データとしてその方が本当に非課税なのかどうかっていうのかわかりませんので、それを市民健康課から保険年金課、そちらで名簿を持っておりますので、突き合わせをしていただいたところ、誤りであるのがわかりました。そのときにその1件なのかどうかというのを確認をしたところ、入れ間違えていたというのが発見できましたので、その時点から修正の作業に入っております。
それから実害でございます。4月分につきましては、すべて受診券を発行しておりますので、改めまして受診券、この国民健康診査の分だけを、2回目に発送するというのがわかるように印字を変えまして、これから発送をいたします。26日までには発送したいと思っておりますけれども、実際の受診が4月の方については7月1日からになります。まだ受診をされていないというのが幸いと言っては何なんですが、それまでには新しい受診券が届いて、それを使っていただくという形にしたいと思っておりますので、受診に関します実害はとりあえず出ないかなというふうに思います。もちろん医療機関のほうにもこの経過を説明いたしまして、取り扱いに混乱のないようにしたいとは思っています。
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○山田 委員 そうすると、1回目で発送したものと2回目に発送したものは、何か区別がわかる、明らかに多分わかるものなんだろうけれども、ある人によっては1回目を持っていっちゃったりするということがあった場合には、いやこれ受診券、これ違うんですけど2回目のを持って来てくださいねということは、窓口では言われないようになるんですよね。
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○相川 健康福祉部次長 実は、この件が出まして、医療機関を束ねております鎌倉市の医師会さん、それからそれ以外の医療機関さんにも御相談をしておるところでございます。
受診券そのものは見れば確実にわかるようになっております。間違いで持ってきてしまう方というのは、周知をしてもどうしてもあるかなとは思っております。ただそれを受けてしまいますと、今度は医療機関のほうで1回受けた方がまた違うところでもし受けてしまうということもあり得ますので、そうなりますと自己負担がまた発生するとかということが出てまいります。基本的には古いものをお持ちいただいたときには十分におわびをして、新しいもので受診をしていただきたいということでお願いをしていただくということで処理をしたいとは思っております。
言い方があれなんですが、古いもので来た場合には基本的には受けていただけないということになってしまうんですけれども、そこは医療機関のほうで十分に御説明をしていただきたいというふうに思っております。
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○山田 委員 2,763人の人が対象ですよね。その方が医療機関に行って持っていったら、ちょっと医療機関としてもこれは古いやつだなというふうにわかったときには、もう課税、非課税はひっくり返っちゃってんだから。2,000円と書いてあれば500円の人として手続したらあかんのっていう話を聞きたいんだけど、そうはいかなくて新しいやつをぜひ持ってきてくださいということでしか処理できませんと。そういうようなフローにしますよってことですね。ということは、どこの受診機関にかかるかわからないけど、ちょっとバスに乗っても500円ぐらいかかる往復の、そういう費用は自己負担でっせという割り切り方を今市はしていますという意味ですか。
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○相川 健康福祉部次長 今、委員さんのおっしゃられているケースがあろうかと思います。先ほど申しました、私ども原則としてはそれでお願いをしたいと思っております。もし医療機関の窓口で、そういうようなトラブルが出た場合には、私どものほうに連絡をしていただきたいと思っております。連絡をしていただいて、私どもが、今度、名簿でその方のチェックをいたします。医療機関とその確認がとれましたら、その方にはそれで受診をしていただくという手続はとりたいと思います。
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○山田 委員 本人、受診票を見たら2,000円が500円といったらわかるじゃないですか。本人が違っているよと、私は非課税なのになぜ2,000円なのと言って、間違いですよときたわけでしょ。医療機関でも2,000円と書いたものを持ってきたら、あなた課税じゃなくて非課税区分でしょうってわかるんじゃないの、この2,763人に限って言えば。全くてれこになってんだから。
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○相川 健康福祉部次長 まず、この4月の方が実際に受診をしていただくのは期間が決まっておりまして、7月から9月までに受けていただきます。それから4月、5月の方もそういうことになります。6月の方は7月にこの受診券を発送しまして、8月、9月、10月という3カ月で受けていただきますので、実は受診の期間がダブってまいります。そうすると4月分の方、5月分の方は誤りがあった券と両方を持っているわけなんで、それを使ってしまうということになりますと、6月分、7月分の方も前のものと同じ色のもので来てしまいますので、やはりそうしますと受診券の中に何月生まれというものが表示されていませんので。何月生まれというのが入っていなんですね、実は。それがわかれば4月生まれの方だということであれば、確実にその分の方を修正することができるんですが、それを医療機関の窓口でというのは、保険証と突き合わせを1件1件やっていただくというような作業をすればできないことはないかと思うんですが、それは医療機関のほうにかなりの負担になりますので、今回はそういうやり方をさせていただきたいというふうに思っております。
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○山田 委員 ちょっとしつこいけど、発送日というのは、どこかに書いていない。
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○相川 健康福祉部次長 発送日は書いてありません。
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○山田 委員 生まれた月もわかりません、発送日もわかりません。となれば、今、相川さんがおっしゃったように期間がダブっているケースの場合には判明はしませんと。
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○相川 健康福祉部次長 シールの中で識別ができるとしますと、実は受診をする期間、先ほどちょっと申しましたが、4月、5月の方については7月から9月までにかかるんですね。例えば5月分の方については、4月分の方と同じ期間で表示していますので、5月分の方が印字されたものを持ってこられた場合と、4月分の方が間違えて持ってこられた場合と、それの区別ができなくなるということがございます。それで扱いとしては今、申しましたやり方でお願いをしたいというふうに思っています。
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○山田 委員 じゃあ、それは自己負担になるかもしれないんだけど、じゃあ新しい受診票を持ってきてくださいねと言って追い返されたというか、診てもらえなかったという人に対する保証というのか、それはどうするのかな。
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○相川 健康福祉部次長 先ほど申しました、医療機関のほうで、もし4月生まれの方が前のものを持ってきたというときには、医療機関のほうに私どものほうからももちろん事前に通知をしておきますので、その方が取りに帰るとかということがなくても受診をできるように、私どものほうに連絡をいただきながら、1件1件チェックをしてまいりたいと思います。それで御迷惑をかけないようにしていきたいと思います。
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○山田 委員 そしたら、窓口であなた何月生まれと聞けばいいのと違うの。
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○相川 健康福祉部次長 7月のスタートからにつきましては、4月、5月の分の方が受診になりますので。
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○山田 委員 要は、4月生まれだったらもう全員がひっくり返ってんだから、4月生まれですよねと言われた途端に。それは保険証の突き合わせとか何とかっているのかもしれないけど、あなた何月生まれですか、確認のため教えてくださいと言って、私は4月何日ですと言ったら、それは500円は2,000円ね、2,000円は500円ねと読みかえかえちゃえばいいんじゃないの、という話にならないの。
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○相川 健康福祉部次長 実は、今、課税、非課税の二つの種類ということでお話をしています。実はシールをつくるに当たりまして、課税の方の中に所得の高い方については、もともと課税なんですけれども、シールをつくる私どもの処理の中で違う対象として扱っておりまして、その方たちはもともと、今回誤って送ったシールを、課税ですので本来2,000円です、それが500円に打ちかわってなくて、高額の所得の方なんですけれども2,000円でいっています。全部が全部500円と2,000円がひっくり返っているんじゃないというのが一つございます。
件数としたら、誤って送ったシールの中に、もちろん課税ですので、その方たち2,000円が正しいわけです。ところが、その所得の一定にいってない方については500円という印字がされていると。所得がある一定を超えた方については2,000円という印字のものがいっているというのがございまして、そこで実は二つございます。対象としては三つに分けているというのが実情でございまして、そういうこともございまして今回の処理はこういう扱いをさせていただきたいと思っております。
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○山田 委員 ちょっと市の事務の誤りから出ている発送が、被保険者側で何らかの負担が発生するというのは、まあちょっと何か、どうなのかなっていう。間違えて善処しようとしていることについては認めるけど、救済できないということがほんまにいいのっていう話が、ちょっと残るねっていう話なんですわ、今のお話を聞いているとね。
要は、今度はデータの業者への渡し方、事前のコードチェックの話なんだけど、これ基本的にはどこの課が分掌していたの、このチェックは。
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○相川 健康福祉部次長 前段にお話をいただいたことにつきましては、医療機関のほうに再度徹底をしていただきまして、窓口で帰っていただくのではなくて、私どものほうに連絡をしていただくというようなことで、なるべく負担のない形をとってまいりたいと思います。
それから、データの管理というか、実際のやりとりをしているところなんですが、市はがん検診のほうがもともと動いておりましたので、市民健康課のほうがチェックをしているというのが実態でございます。
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○山田 委員 そうすると市民健康課のほうで課税、非課税区分というのは今回初めてなのかな、ハンドリングするのは。そういう意味では。課税、非課税をハンドリングするのは市民健康課としては初めてで、保険年金課のほうではそれはなれていると。なれているというか、課税、非課税をという頭の中で多分整理していくんだろうけど、それが今、仕事がマージされちゃったんで、意識の薄いほうがチェックをして、ごめんね、これ間違いだったら訂正して。意識の濃いほうが、その辺のチェックが、ある意味ではダブルチェック側のほうの、後段のほうができなかったということで。じゃあこれから、先ほどマニュアルだとかチェックリストだとかって話があったけど、市民健康課のほうでも、そういう意識を持って課税、非課税区分もハンドリングできるようにしていく。それとも、もう保険年金課のほうへ渡しちゃう。その辺はどういうシェアをするつもりなのか。一枚のシートの話なんでね、それはもう二つの課で分けてやるなんてのはナンセンスなような気もするんだけども、ちょっとそのあたり、今後どういうふうにして、それをきちんとやるのか、そこらへんをちょっと確認して私の質疑を終わります。
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○相川 健康福祉部次長 今、御指摘いただきましたとおり、これを2課でまた分けるというのはないと思っております。ですので、私どもデータが最終的に打ち上がって、処理のほうの話、もともとのところのチェックは再度もう一度やりますと。でき上がったデータのチェックをする段階では、いろいろなケースを想定して、それのピックアップをします。年金のほうに確認していただかなければいけないものにつきましては、そのピックアップしたデータを確認していただきます。それはできれば紙ベースでやって、チェックをして確実にしていくというというような形をとりたいと思っております。それから、この中にはそのほかの課にかかわるものもございます。例えば、生活保護の方が受診するための受診券というのがございます。それもピックアップして、その担当課のほうにチェックを入れていただくと。それをもって、最終的には市民健康課のほうがデータの確認をして、それで発送の手続に入りたいと、こういうふうに思っています。
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○渡辺 委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認をします。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたしました。
それでは、職員退室のため暫時休憩をいたします。
(10時43分休憩 10時44分再開)
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○渡辺 委員長 それでは、再開いたします。
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○渡辺 委員長 報告事項(2)「新型インフルエンザ患者の発生について」原局から報告をお願いいたします。
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○相川 健康福祉部次長 新型インフルエンザの市内での患者の発生につきまして御報告させていただきます。
昨日、議員さん方には5時過ぎにペーパーを送らせていただきましたが、鎌倉市内で初めての患者さんが発生をいたしました。その方の状況から御説明をさせていただきます。この方、アメリカのフロリダから6月22日に帰国をされた方でございます。年齢は30歳代の男の方でございます。成田に飛行機で到着されて、その時点から発熱があったようでございまして、御本人、マスクをしながらずっと帰宅をされているようなんですが、検疫は通ってしまった中で、そこから成田エクスプレスを使いまして大船まで戻ってきた。すぐに御家族の方の車で自宅に戻って、すぐに静養されて、以後、御自宅から出ていないというのを確認をいたしております。
この方なんですが、22日の夜に戻りまして、せきもある、熱もあるというようなこともございましたので、この方が神奈川県の発熱相談センターに、時間的には夜の8時半以降というふうに聞いておりますが、お電話で相談をかけました。神奈川県の発熱相談センターは、所管の保健福祉事務所、鎌倉ですと鎌倉保健福祉事務所ですが、そちらにこういう方から連絡があったということで、保健所のほうにまた連絡をしていただいて、保健所のほうは当番の職員の方がおりますので、保健所にいるんではないんですが、オンコールという形で担当する者がおりまして、その方から御本人に直接お電話をかけて、症状の確認をします。その中で、やはり疑いがあるということでございましたので、市内にあります発熱外来を受診してくださいという勧奨をして、その方が御自分の車で、これは御家族の方か御本人かはちょっと不明ですが、行っていただいて受診をされたと。そこで簡易検査をしたところ、インフルエンザのA型陽性ということで検査の結果が出ました。時間も遅かったということでございまして、その後、実際にはPCR検査という、いわゆる遺伝子検査というのをするわけなんですが、時間が遅かったということで、神奈川県の保健福祉事務所のほうは、その場で検査のため、のどの奥の粘液を取るんですけれども、その粘液を取る作業までを医療機関のほうでお願いをして、実際にはそれを23日、昨日の朝、神奈川県の衛生研究所のほうに搬送しまして、そこで検査をしたということでございます。
その検査の結果が、最終的に、県の保険事務所を通して私どもに連絡が入りましたのが5時ちょっと前になります。それから私どもの内部の本部会議がございまして、そちらに報告をするとともに、神奈川県の記者発表を確認をして、皆様のほうに御連絡をさせていただいたという経過でございます。
現在この方、御自宅で抗インフルエンザ剤の投与、薬を飲んで、自宅で治療をされているというふうに確認をいたしております。
それから、流れとしては現状のような流れでございまして、保健福祉事務所から私どもには、昨日の朝、PCRの検査をする疑いのある方があるというのは、午前中の10時前には連絡は入ってまいりましたが、結果が出ますまで公表のほうは控えておりました。
流れと患者さんの状況につきましては、以上でございます。
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○渡辺 委員長 御質疑お願いします。
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○三宅 副委員長 発熱外来に行かれて、最初に簡易検査を行いますよね。そこで陽性の反応が出て、それで、すぐそこで、のどの粘膜を取って検査をした。それが夜だったから、次の日の朝早くに検査試料を発送されたということだったんですが、発熱外来ですね、そこでは、そこまでの流れを本来することになっていたんでしたでしょうか。夜遅かったからということですか。
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○相川 健康福祉部次長 流れといたしましては、発熱相談センターから発熱外来ですね、御連絡が入って受診をしていただくわけですけれども、その簡易検査までは発熱外来のほうでやります。そこで疑いが出た場合、今の場合のインフルエンザのA型が出た場合については保健福祉事務所に連絡が入りまして、本来、保健福祉事務所がその検査の検体をもってすぐに処理するというのが流れだと思っております。私どもはそのように聞いておりましたんですが、今回の場合には時間的に遅かったということもあったのかと思いますけれども、それを翌日の検査に回したということで聞いております。
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○三宅 副委員長 県の衛生研究所に持っていくということですね。
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○相川 健康福祉部次長 そこのPCR検査の検体をぬぐって取るところまでは発熱外来のほうでやってくださいというふうに指示を受けておりますけれども、それを持っているのも保健福祉事務所の業務になりまして、それからの先、県の衛生研究所に持っていって、その検査をするというところは神奈川県の所管になりまして、保健福祉事務所のほうで業務として担当しております。
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○三宅 副委員長 そうしますと、やっぱり時間がかかりますよね。今回は一気に、最初に行かれたところで検査をしてしまったんですけれども、保健福祉事務所、県の衛生研究所、済みません、自分の中の整理ができてないんですが、検査の結果が出るまで通常だと少し時間がかかるような気がするんですが。
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○相川 健康福祉部次長 私ども、県の保険事務所のほうから聞いているのは、この検査そのものに6時間から8時間ぐらいかかると聞いております。それであと、鎌倉から、この衛生研究所は茅ヶ崎にございますので、そちらに運ぶまでの時間も含めて、時間的には6時間から9時間ぐらいまではかかってしまうのかなというふうに思っています。
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○三宅 副委員長 済みません。もう一度整理させてくださいますか。
通常だと、発熱外来に行かれて簡易検査を受けて、その段階で自宅にお帰りになるわけですよね、普通だと。そういう流れでしたよね。
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○相川 健康福祉部次長 流れとしてはそういうことでございます。帰る前に検体を取るという作業が入りますので、本来でしたら、これは想定なんですが、例えば日中であったとしたら、その検体を保健福祉事務所の方が発熱外来に取りに来て、それをすぐに研究所のほうにお持ちするというのが流れだと思います。
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○三宅 副委員長 わかりました。
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○長嶋 委員 私、きのう、ファクスを4枚いただいていまして、最初5時53分に1枚と、7時16分に3枚、A4でいただいているんですけど、最初5時53分にいただいているのって、・・・・総合病院で受診したところという文面でいただいているんですけど、次に来たのは、先ほどお送りした資料に医療機関名を掲載していましたが、同病院を利用する市民に不安を与えないため、医療機関の公表についてお控えいただけますようお願いしますというくだりで次が来ているんですけど、最初に配ったこれっていうのは、・・・・総合病院で受診って書いてあるんですけれど、これは違うんですか。
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○相川 健康福祉部次長 確かに、最初に私どものほうで送らせていただいたのは、・・・・総合病院という固有名詞を入れてしまいましたんですが、実は、その後に神奈川県から記者発表された内容と突合いたしまして、発熱外来という表現をされたんですね。実は、発熱外来の医療機関名につきましては、発表を実はされておらないんですね。どこどこの病院という発表をされておりませんでした。私ども社会福祉事務所からいただいた情報の中で、・・・・総合病院というふうにお聞きしてしまって、それをそのままここに掲載してしまったということがございまして、修正をして改めて出させていただいたという経過でございます。
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○長嶋 委員 つまり、ここに行かれたっていうことですよね。
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○相川 健康福祉部次長 そのように聞いております。
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○吉岡 委員 今回は、豚インフルエンザの感染力が強くて、それでもいろんな面で通常のインフルエンザとあんまり変わらないということもあって、こういう対応をしているのかなと思うんですが、例えば、もしもこれが鳥インフルエンザとかそういうふうになった段階のときには、今は一応簡易検査して陽性と出たとしても、別にきちんとした検査をするということで、検体を送るということで、御本人は自宅にお戻りになるということなんですけど。もしもこれが鳥とかそういうことになった場合には、また対応はちょっと違ってくるのかなと思うんですが。今は、経過として、最初のときには、入院とかいろいろありましたよね。それだんだん経過が変わってきたような気がするんですけど、今は、要するに豚インフルエンザということの全体の状況の中で、そういうふうにしているということを聞きたいのと。それと、今は例えば検査態勢、簡易検査というのは、流れとしては発熱外来のところで簡易検査をすると。それは多分、簡易検査の道具はあるんでしょうけど。今後もまたいろいろな面で変異をしたりとか、例えば鳥とかになったりした場合に、今の検査態勢も、例えば夜遅いから次の日にしたというんですけど、今は例えば相談センター、いろんなところが24時間体制とかいろいろやってますけど、検査態勢そのものも、また少し強化していくということで理解してよろしいんですか。今、検体をやるのに相当時間が、今6時間かかるとか言っていた場合は、なるべく早くいろんな面で対応していかなきゃいけないじゃないですか。その辺はどうなんですか。
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○相川 健康福祉部次長 まず、前段のお話のございました、今の豚インフルエンザと言われて始まっているという新型インフルエンザでございますけれども、4月の連休前に国外で発生してから、急激に対応を図っておりまして、国のほうからもいろいろとそれに対する指針も出ておりますが、暫時改定をされてきております。今、国のほうから出ている最新の指針につきましては、6月19日に出たものが最新でございまして、これの中では、外来ですね、発熱外来については一般の診療機関でやってもらっても構わない。ただし、これは神奈川県、都道府県の判断になるということにはなっております。
依然として、発熱外来を閉じていいよという通知も来ておりませんし、状況としては国の方向性は変わっておりません。鳥を想定して国もつくっておるわけですけれども、実際にインフルエンザの疑いが出た方については、指定の医療機関に入院させるという原則がございますので、私どもは今回の場合も、出た場合に入院という措置もあるのかなと思っておりましたが、実際、先ほど申しましたように自宅で帰って療養されているという措置をとっておりますので、これは鎌倉保健福祉事務所の御判断でそういう指示を出されたというふうに思っておりますので、依然として国の方針は変わっていないというのは私のほうの見方でございます。
それから、検査のことでございますが、委員さんおっしゃられましたように、そもそも時間のかかる検査だと聞いておりますので、感染が広がることを想定いたしますと、やはり私どもとしても早目に、夜だからということではなくて、早くやっていただくというようなことが必要だと思いますので、これは私どものほうから、今度は保健福祉事務所のほうに要望という形で御意見はさせていただきたいなと、このように思っております。
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○吉岡 委員 今回はいろんな今までの経過の中でそうなっているのかなとは思うんですけど、疑られたら、またいろいろ移動していったらどうなるかというのもあるんで、そこら辺の対応というのは、簡易検査でわかった時点でのところっていうのは、今回は豚インフルだったということなんですけど、すごく大事なのかなと思ったもんですから、今後のところではきちっとその辺どうなのか、入院体制はどうなのかと、いろんな問題がまた心配になりますし、対応は市民に不安がないように。ですから、今後の野村の問題についても、やっぱり市民としてはいろんな意見もあるとは思うんですが、そこら辺もきちっとわかりやすく説明していただければなと思っておりますので、よろしくお願いします。
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○渡辺 委員長 暫時休憩いたします。
(11時01分休憩 11時04分再開)
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○渡辺 委員長 それでは、再開いたします。
先ほど長嶋委員の発言の一部を削除するということで御確認いただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
原局のほうも同じではございましたので、削除させていただきます。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
ほかに御質疑ございますか。
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○西岡 委員 今回のケースは重篤ではなかったので、そのまま自宅に帰れましたけれども、もしこの方が重篤であった場合には、こちらの発熱外来でそのまま受け入れオーケーということでよろしいですか。
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○相川 健康福祉部次長 当然受診をした発熱外来の中で、医師の方が診断をいたしますので、その中で重篤であるということであれば、当然入院の措置になっているかと思います。
それから、その後に、その医師の判断ではなくて、入院させるかさせないかということは保健福祉事務所の判断にもちろんなるわけですけれども、その判断の中で、例えば自宅に帰った後も経過観察をずっとしておりますので、その中で問題の状況があらわれればすぐに入院という措置になるというふうに私ども聞いておりますので、すべてが帰るということではなくて、その患者さんの状況に応じて措置を判断しているというふうに聞いておりますので、そういうような扱いになるだろうと思っております。
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○西岡 委員 そうしますと、この鎌倉市内の病院がそのような対応をしてくださるというふうに受けとめてよろしいのですか。
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○相川 健康福祉部次長 鎌倉保健福祉事務所の管内で、鎌倉市、逗子市、葉山町につきましては、その指定の入院の機関としては、横須賀の市立の市民病院になっています。そこに入院をするという措置を保健所のほうが横須賀の保健所を通してするという手続になります。
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○渡辺 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。
(「了承」の声あり)
了承と確認いたしました。
では、暫時休憩いたします。
(11時07分休憩 11時08分再開)
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○渡辺 委員長 それでは、再開いたします。
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○山田 委員 たしか、あれは6月18日の新聞報道だと思うんですが、国のほうから、先ほどちょっと答弁の中にありましたけれども、発熱外来を廃止しようという方向性が打ち出されると。報道機関の報道という意味での私の知り得た情報で、発熱外来は今後終息をしましょうと、廃止しましょうという方向性。ただ、それはまだ、先ほどの相川次長の話を聞いても、まだそれは鎌倉市としては対応に至らず、国の正式な方針は出てませんという中で、現実的に鎌倉市の中で新型インフルエンザの患者が出たということで、発熱外来の設置・廃止、継続・廃止については、今回の補正予算で約6,600万円ぐらいだったと記憶していますが補正のほうで上げられてきて、総務常任委員会でも意見がついていないようですので、でき得れば、この観光厚生常任委員会として、閉会中であれば協議会、9月議会あたりに行くんであれば9月議会に、発熱外来の今後の開設、野村総合研究所跡地での開設の方針変更が確定した段階で、観光厚生常任委員会としての協議会を一度開いていただいて、原局からその方針の説明、変更があればですね、方針変更を求めたいというふうに思っておりますが、委員長のお取り計らいをお願いいたします。
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○吉岡 委員 ちょっとよく趣旨がわからないんですけど、今、私は深くは質疑しなかったんですけれど、今回は豚インフルエンザの問題での経過が、取り扱いが変化してきたということで、鳥インフルエンザとか、今回いろんな法律的には鳥インフルエンザの対策についてのマニュアルというのはあって、それに大体基づいてやってきてたんだと思うんですね。ですから、やっぱり秋からまた冬にかけての問題もありますし、それから、いつ変異するかという問題もありますし、豚も変異するかもしれないし、鳥の問題も出てくるということでいけば、今、報道の趣旨ということが、新聞報道の趣旨とかいうのは、先ほども豚のインフルエンザのところでの、そういう経過の中での報道ではないかなと。だから、もしそうだったら質疑をすればよかったんですけれど、というふうに私は理解をしているんですね。
だから、山田委員の今の提案というのは、要するに発熱外来の廃止の方向が国からということの中身というのは、そういう趣旨ではないかと。だから今までずっと豚インフルエンザの問題についての取り組みもどんどん、ちょっと変わってきているんですよね。最初は抗体もない、いろんな問題が初めてだと。人から人への感染は初めてだということもあって、どういうふうになるのかということは、非常にいろいろな判断がなかなかできなかったんだと思うんですよね。だから、そういう点での今経過なのかなって私は判断しています。そういう面では今後そういう鳥インフルエンザの問題を絡めれば、市の対応については、私はそれなりに理解ができるのかなと思っています。
ただ、この間も私も質疑をさせていただきましたけど、場所の問題とか、交通機関の問題とか、いろんなことではいろいろ意見がありますから、そのときにはそのときできちっと対応してもらいたいなというふうな私は意見を持っておりますので。今の発熱外来の廃止とか、そういうところの方向は、その問題での関連かなと私は理解しているんです。
そういう点での御趣旨、眺めていくというか、経過を見ていくということはもちろん当然のことだと思っております。
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○山田 委員 じゃあ、もう少し補足しますと、国の方針が出た時点で、現在の発熱外来、これは一定の外来を持っていても、これはもうパンクすると。今の新型インフルエンザの感染力、それこそ鳥インフルエンザも含めた鳥の変異、人から人の変異というのはまだ確認はされていないと思いますけれども、そういうものが世界のどこかで起こって日本にも流行の危機があるよというようなことは、国としても継続的に見ているとそれはわかると思うんで、それはだめよという話の中で発熱外来を廃止しましょうと。それは医療機関全体で見ないことにはもう収拾がつきませんと。だから一つの固定の発熱外来を持ってたって処理できないじゃないのというのが、多分今のパンデミックという状況の中でいうと、日本もそうなんじゃなかろうかと。
だから特定の発熱外来1個を設けて、そこに患者さんがばあっと集中していっちゃうともうパンクしちゃうと。だから医療機関に分散していって、そこで外来を求めて、そこでインフルエンザのいわゆる遺伝子検査も含めて研究所と一緒にやりましょうと。膨れ上がっちゃったら1カ所で持っていてもしゃあないじゃんというのが、発熱外来廃止の一つの趣旨と自分では理解しているんです。だから一つだけ、じっと野村総研のところの発熱外来をじっと持ってたって、こんなものもう役にたちませんと。人がふえ過ぎちゃって、もうここだけで対応できませんという時代がきたときに、本当にこれって役に立ちますのという話が、いずれ国との話の中で整理がつくでしょうと。そのときには、協議会の中で説明していただけませんかというだけで、これを僕はやめろとか、どこかへ移せとかそういったことを議論しているんじゃなくて、まだ今のところ野村総研跡地の施設の中に発熱外来を設けます、6,600万補正しましたよ、という中で今動いているわけです。そうすると、いずれ予算執行されるわけですよ、あるタイミングで。だけど、その予算執行に当たっては、無駄な発熱外来をつくらないでねと。何かそのあたりのことが国の方針として出て、市もそういう対応をする段になって、野村で考えたけど、実はそれもうやめますわということになったら教えてくださいと。そのまま既定路線で行くんだったらそれは結構です。別に私はとやかく言っているわけじゃなくて補正予算に賛成するというつもりというか、補正予算については考え方はわかりますので、それはそれで生かしといて、もし方針変更をするんであれば、発熱外来はやめようという話になったんだったら、協議会を開いていただいて原局から説明をしていただけませんかという申し入れを私は委員長にお願いしたいと言っているだけであって、何もあっちがいいとかこっちが悪いとか、設けろ、設けないという話を私はしているつもりはない。よしあしをここで判断しようなんていっていることではない。方針変更があったら説明してね、そこだけを担保しておいていただけませんかという話。それを申し上げたかっただけです。
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○渡辺 委員長 ほかに御意見ございますか。大体山田委員が説明したと思いますけれども。
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○吉岡 委員 ということは、まだ、議決されているわけじゃないんで、何とも私は言えないんですけど、基本的には議案が総務としては通って、これからの本会議にかけられる段階ですよね。ただ、そういう御意見ですと、今の国の状況がはっきりするまでは、何ていう言葉で言ったらいいのかわからないんだけど、要するに執行をやめなさいよというような趣旨にも聞こえるんですけれども、そういう重大なことであるならば、反対に、今の担当を呼んできちっとしておかないと、私なんかも何とも判断ができないと。だからお話を聞くということは、一般論として、そういう報告は教えてねということはもちろん常に私たちもお聞きしなきゃいけないとは思っています。それはそれで大事なことだと私は思ってるんですが、ただ、予算の関係とのことになりますと、そういうことっていうふうに観光厚生でいうことが、今度予算との関係ではどうなるのかなとちょっと今思ったもんですから。ちょっとその趣旨がわかりかねるということで、私はね。というふうに思っているんです。
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○讓原 局長 山田委員さんの御趣旨、私もちょっとわからない部分があるんですけれども、例えば発熱外来そのものについては、たしか6月22日か何か、県から通知が来て、今の段階では発熱外来については原則、当面これまでの体制を維持しますという文書が来ていますんで、今の段階はそういった段階なんですね。それとは別に、これは当然、原課のほうで議会に報告をした内容と異なった状況が生じた場合には、きょうもそうだったんですけれども、急な話なんで通常、正・副議長にまず状況報告の申し入れをするのが一般的です。その中で、正・副議長の判断の中で、例えば観光厚生の正・副委員長に相談して各委員に言ってくださいとか。あるいは、これは問題だから全協を開いたほうがいいよとか。そういう正・副議長の申し入れの際に、いろいろな判断があると思うんですよね。そういうものに任せないで、逆に言えば必ず観光厚生でやってくれよという話であれば、ちょっとまた私どもの受け取り方として、今までのパターンとして違いますのでね。
通常での話をしますと、議会に報告した内容とかに急激な状況変化があれば、通常は正・副議長に自動的に原課が報告して、それで相談した中で、全員にお話ししたほうがいい場合、あるいは観光厚生の正・副に相談してよとか、そういう話が来ます。きょうは実は市内で発生したという状況が新たなものがあったんで、正・副議長に相談をしましたら、きょう、読み合わせがあるんだから、まず正・副委員長と相談して、きょう報告することを含めて相談してくださいという御指示があったから正・副委員に相談して、実際にこういう形になったわけですが。そういう通常の流れとは違った意味での発言ということであれば、私どもも考えなければいけないんですけれども。
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○山田 委員 申しわけありません。私自身は、そんなに大変化というようなところまで、正・副議長からの流れというものを余り想定していなかったんです。ただ、予算を落とすことも含めて、大きな変更があった場合には議会のほうにはきっちり説明してほしいと。その中で観光厚生が所管だと思ったから私自身が観光厚生にという話をしたものであって、それはことの大きさによっては、それは当然全員協議会になる選択もあるでしょうし、きょうみたいに観光厚生だけでいいよという話もあるでしょうし。そういった扱いでいただければ、それさえ確保できていれば、それはそれで私自身は特にそれ以上のものでも何もない。
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○讓原 局長 一応原局のほうには私も今のお伝えいたしますけれども、常識的には議会に報告というのは、一度報告したものに変化があったりすれば、必ず原課から話があるというふうに理解していただいていいと思います。
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○渡辺 委員長 今、山田委員から、大事な件なので、そういう御指摘ございましたけれども、それも踏まえた上で今後の対応していきたいというふうに思っております。
ほかに何かございますか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、観光厚生常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成21年6月24日
観光厚生常任委員長
委 員
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