○議事日程
平成21年度一般会計予算等審査特別委員会
平成21年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会会議録
〇日時
平成21年3月16日(月) 10時00分開会 15時42分閉会(会議時間 4時間02分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
伊東委員長、赤松副委員長、萩原、大石、三輪、岡田、中村、助川、藤田、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
戸原経営企画部長、嶋村経営企画部次長兼経営企画課長、兵藤総務部長、松永財政課長、土屋景観部長、米木景観部次長兼公園海浜課長、比留間都市景観課長、村井みどり課長、川名公園海浜課課長代理、伊藤都市計画部長、大場都市計画部次長兼都市計画課長兼開発指導課長、遠藤都市計画課課長代理、甘粕都市調整課長、猪本建築指導課長、高橋(洋)都市整備部長、小礒都市整備部次長兼都市整備総務課長、稲葉都市整備部次長兼河川課長、山田(栄)国県道対策担当担当課長、堀道水路管理課長、稲葉道水路管理課課長代理、坂巻道路整備課長、高橋交通政策課長、飯山建築住宅課長、松橋建築住宅課課長代理、入江下水道課長、鶴見下水道課課長代理、大坪作業センター所長、齋藤七里ガ浜浄化センター所長、原山山崎浄化センター所長、瀧澤拠点整備部長、熊谷拠点整備部次長兼拠点整備総務課長、山内拠点整備部次長兼鎌倉深沢地域整備課長、渡辺大船駅周辺整備課長、川村再開発課長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、田中次長補佐、原田議事調査担当担当係長、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計歳入歳出予算
2 議案第80号平成21年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
3 議案第79号平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
4 議案第86号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
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○伊東 委員長 おはようございます。おそろいになりましたので、これより平成21年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。岡田和則委員にお願いいたします。
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○伊東 委員長 理事者に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いします。なお、説明は座ったままで結構です。また、答弁をいただくときにはマイクを手に持って答弁していただくようにお願いをいたします。
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○伊東 委員長 それでは、第45款土木費、第20項都市計画費のうち拠点整備部所管部分について説明をお願いいたします。
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○熊谷 拠点整備部次長 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管部分について説明いたします。
議案集その2の1ページをお開きください。鎌倉市一般会計予算に関する説明書は100ページを、鎌倉市一般会計特別会計予算事項別明細書の内容説明は254ページを御参照ください。45款土木費、20項都市計画費、5目都市計画総務費23億3,201万9,000円のうち、職員給与費を除く拠点整備部所管分は13億4,208万1,000円で、説明書は102ページに入りまして、市街地整備の経費は市街地整備運営事業として、事務所運営に要する消耗品、光熱水費、電信料、ファクス・コピー複合機保守点検業務委託料などと、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金を。
事項別明細書は255ページに入りまして、拠点整備の経費は古都中心市街地整備事業として、鎌倉駅西口周辺地区駅前広場整備推進業務委託料、鎌倉駅西口周辺地区建物共同化支援業務委託料、都市みらい推進機構など各種協議会負担金などを。
事項別明細書は256ページに入りまして、深沢地域整備事業として、深沢地区事業化推進検討業務委託料、深沢地区事業促進業務委託料、深沢地区公民連携方策等検討業務委託料、深沢地域取得済み用地の管理業務委託料などを。
事項別明細書は257ページに入りまして、大船駅周辺整備の経費は周辺整備事業として、鎌倉芸術館周辺地区まちづくり活動の支援に要する経費、大船駅東口エレベーター等基本調査・測量等業務委託料、大船駅東口エレベーター等設計業務負担金、まちづくり協議会の運営に要する経費などを。
事項別明細書は258ページから259ページにかけまして、大船駅西口整備の経費は西口整備事業としてエレベーター、公衆トイレ等、既存施設の維持管理に要する光熱水費、維持修繕料、清掃や警備業務委託料を、大船駅西口公共広場は用地借料、工事請負費を、大船駅西口ペデストリアンデッキは用地借料、工事請負費、地上権購入費を、大船駅西口整備事業用地は購入費、建物等補償費などを、それぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○伊東 委員長 これより質疑に入ります。御質疑はございますか。
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○吉岡 委員 深沢のまちづくりについて、質問させていただきますが、これについては議会の代表質問でもお話を大分聞きましたので、基本的なところで伺いたいと思います。
代表質問でも基本的には16年度計画を大事にしていくんだという趣旨でございましたけれども、そのときの基本計画で約10年間でたしか110億円っておっしゃったと思うんですよね。それで、区画整理の総事業費で、この中には今の段階では新駅がなるかどうかわかりませんけど、新駅に対するお金は入っていないと。それで、今、村岡・深沢地区の全体整備構想を新駅設置にどういう効果があるのかということを検討して、その後計画をまたつくって、その後、事業費がまた出てくると、そういうたしか流れだったと思うんですけど、そのとおりでよろしいですか。
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○山内 拠点整備部次長 ただいまの計画の関係でございますけれども、代表質問で110億という総事業費をお答えしてございます。これは平成16年に基本計画をつくりまして、平成17年度に基本計画をもとに事業フレームをある程度つかむために調査したものでございます。お尋ねの新駅を含めての、また計画をつくり直してということでございますけれども、基本的に区画整理事業につきましては、現時点におきましては当然鎌倉市域の中での区画整理事業を考えてございます。
そうしますと、当然鎌倉市域の中での32ヘクタールの区画整理事業の中で幾らかかるか、従前の土地の評価が幾らで、それを区画整理をやったときに幾らかかるのかということでやっておりまして、当然今具体の面整備ゾーンの計画づくりしてございますけれども、その計画によって、面整備ゾーンの計画によっての詳細な計画はまとめてまいりますけれども、その新駅の部分を含めての区画整理ということではなくて、深沢の部分だけの区画整理ということで、トータルの110億というのはそれほど大きくは変わらないのかなという認識は持っております。
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○吉岡 委員 答弁では新駅との距離が西側権利者との関係でいくと、深沢の方が700メートルで、村岡新駅ができた場合だとすると400メートルだということで、新駅設置の場合の方が距離が短くなるわけですよね。その場合には少なくとも一般的には駅ができれば評価が上がっていくというような答弁もされているわけですよね。そうするとやはり16年度の計画で出されてきたことが、今、新たに新駅設置の問題と確かに公益的なことやなんか調べているけれど、市民からすればやはり評価が、こっちの評価というのは、一般論ですよ、上がっていくということですよね。そういうふうに理解してよろしいですか。
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○山内 拠点整備部次長 駅ができれば当然利便性が上がるわけですから、一般的には評価が上がるというふうに理解しております。
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○吉岡 委員 ちょっとさっきの答弁はよくわからなかったんですけど、でも区画整理やなんかでは、実際はいろんな面で影響が出てくるだろうなというふうには理解します。それ以上は今やりませんけど。
やはり今、新駅設置効果等について、交通問題で村岡・深沢地区全体整備構想に基づいて調査をして、その結果に基づいて今その検討をするということでやられていると。23年度の都市計画決定に向けてやっていくとなった場合、藤沢の方もそういう形で今、市民には発表して、新駅、この村岡・深沢地区全体整備構想に基づくやっぱり今まちづくり協議会が行われているんですけれども、具体的な手続としてはどんなふうになっていくんですか。
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○山内 拠点整備部次長 私ども、深沢の方につきましては、今年度協議会の中である程度のまちづくりの方向性、土地利用の方向性等をまとめていただき、来年度の早い時期に土地利用基本計画の素案的なものをまとめていきたいと。それでその後当然民間の用地もございますから、そういったところへの民間の入ってくる可能性等もヒアリング等をして把握をし、それを計画にある程度反映していって、土地利用計画については来年度の後半の方にはまとめていきたいと、その後市民の皆さんから御意見をいただいて、その計画で都市計画決定の手続、22年度には少し関係機関との協議調整に入っていきたいと。
一方で、藤沢市の方も同様に、来年度いっぱいでまちづくり計画をまとめると、そういうふうに聞いてございます。当然その間には、隣接しているわけですから、両市で計画の調整等々は当然必要になるかと思いますけれども、そういったものを踏まえて、同様に22年度には都市計画決定の手続、関係機関協議に入っていくと、そういう手続になり、23年度末には同じ時期に都市計画決定を目指していきたいと、そのように考えているところでございます。
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○吉岡 委員 ですから、かなり今、具体的なところに話が来ているんだなというのは思うんですね。そういうときにやはり市がつくった16年度計画というものは、新駅をわきに置いたという形で、市民にとっては少なくとも今の新駅はJRが負担しないで、鎌倉市民なり藤沢市民が、県がやるのかそこはわかりませんけど、どういう負担になるのかも全然わからないんですが、少なくともJRは負担しないということははっきりしていると。だから本当に鎌倉にとってどうなのかというところは、やっぱり慎重な検討が必要だなと思うんですね。
今、具体的なところでは、この間のお話ですと大船駅及び面整備ゾーンに与える影響についての調査検討というようなことを、交通問題でたしか言っていらしたと思うんですけれど、前から、要するに新駅ができたときに大船駅やなんかについて、西口の問題なんかも含めて、どういう鎌倉市にとって影響があってプラスになるのかも含めての、多分調査だと思うんですけれども、その辺ではそれも大体21年度の早々に出るということですか。
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○山内 拠点整備部次長 ただいま藤沢市と県と共同で調査しておりまして、今、委員御指摘の内容、大船駅の状況等がどう変わるのか、あるいは面整備ゾーンについてどれだけの効果があるのか、あるいは当然道路利用者、それ以外の道路利用者にとっても道路が混雑するのか、混雑が緩和につながるのか等々、今調査をしているところでございます。基本的には今年度いっぱいということでございますから、来年度の早い議会のところに御報告をしていきたいと、そんなふうに思っているところでございます。
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○吉岡 委員 確かに西側のあの付近の方たちにしてみれば、何とか便利になるんではないかなという期待もあるのかなとは思うんですが、ただ大船の西口のあの付近の方からいろいろ聞いてみますと、大体、わざわざ藤沢側の方に駅ができたときに、戻ってそこから東京方面に乗る方が圧倒的ですよね。いわゆる小田原方面に行く方は、数からいったら東京方面の方が圧倒的に多いのかなと思うんですよね。その場合にやっぱり大船駅の方に行ってしまうよなという話も聞くわけね。だからその辺では本当に市民の利便性とかいうことを考えるならば、例えばもう少し違った方向もあるのかなとも、私はちょっと市民の方から聞いて思うんですよね。
だからそういうのも含めて、やはりもう少し新駅については慎重な取り組みが必要かなと思いますし、税金を投入するということについては、やっぱり市民にきちっと、決まってからじゃなくてちゃんと情報を明らかにしていく必要があるのかなと思うんですけれど、そういう情報というのは今の状況で行きますと、土地利用計画を今、来年度中でたしかつくると言ってましたよね。それは面整備ゾーンの土地利用計画のことなんだと思うんですが、ちょっとその時点では新駅のお金の問題とかそういうのも市民にはある程度明らかになるということですか。
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○山内 拠点整備部次長 先ほど申し上げましたとおり、この今年度やっている調査の内容につきましては、来年度の早い時期に御報告をしていきたいと思っております。
それと、新駅にかかる費用というのは、まだ今年度の調査の結果を踏まえてJRの方が、当然JRの方もこの検討の中には一緒に入って検討してございますけれども、その中である程度一定の判断というのをする時期が来るのかなと思っております。そういう中で来たときに、じゃあ新駅をつくったときに例えばホームも一つでいいのか、二つでいいのかとか、やはりその辺の検討に入って、それによって大きくやはり新駅にかかる費用というのは変わるのかなと思っております。
そういう意味で、まだ新駅にかかる費用というのは全くまだ出てきている状態ではございません。やはり鎌倉市として、新駅に対するスタンスを決めるには、今回出てきた調査結果、それによる効果、それと新駅にかかる費用がどのぐらいとか、そういった比較考慮した中で、それも大きな判断の中で決めていくのかなと、そんなふうに思っているところでございます。
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○吉岡 委員 最近ちょっとJRの関係者の方から聞いたら、要するに設計事務をやるところの部署、そういうところでやっぱり具体的なそういう設計の問題の話もあったにも聞いているんですね。それは正確ではありませんよ。ただそういう場合に新駅設置という場合には、そういう設計から何からすべてにわたって、いわゆる本来なら本当はJRがつくる駅なんだけど、そういう費用まですべてにわたって、多分自治体負担になるだろうなってその関係者の人は言っているわけね。だからそういうことも含めると、本当に市民にとってどうなのかということは、やっぱりよっぽど注意してやらないとまずいなと私はちょっと思いました。
あそこの藤沢の今、貨物駅跡地は、たしか平成9年に藤沢の方で、あれ42億円ぐらいですかね、買い取っていますよね。あの貨物駅跡地そのものも藤沢の区画整理事業の中で生み出したということで、だから地元の人にしてみれば自分たちのためになってほしいという希望はあるというのも聞いております。ですから本当に市民にとってどうなのかというところは、やはりスタンスをきちっと踏まえた上でやっていただきたいと、その16年度の計画、それを市民にとって本当にいいものになるようにしていただきたいということを改めて思うんですが、再度で申しわけないんですけど、どうですか。
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○山内 拠点整備部次長 これは本当にたびたび申し上げてございますけれども、やはり私ども、この計画づくりを進めていく中で、基本は平成16年9月につくりましたまちづくり基本計画、これが基本だと申してございます。その後の村岡・深沢の全体整備構想、あるいは現在やっております協議会、専門委員会、その中でもこの基本計画、これが基本になりますということを、申し上げながら進めていると、そういう状況は全く変わっておりません。
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○吉岡 委員 代表質問でも申しましたけれども、やはり今度のずっと私もこの深沢の問題についてはかかわって傍聴もいろいろしてまいりましたけれども、新駅ということに対しての論議というのはほとんどしてきませんでしたから、だからやっぱり市民にいろんな面での情報を出して、その論議というんですか、その上でしていくというのは今非常に大事かなと思うんですね。土地利用計画をつくるのが来年度中ということなんですが、その前に市民に対して今の情報というんですか、具体的な情報とか話し合いをするような機会というのはもうないんでしょうか。まちづくり協議会はやってますけどね。
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○山内 拠点整備部次長 当然、新駅に係る協議というのは、先ほど申し上げましたけれども、今年度の調査の結果については、それこそなるべく来年度の早い時期にお示しをしたいと。ただそれを踏まえてやはりそれは効果とか影響だけは出ますけれども、実際問題新駅にかかる費用がどのぐらいなのかというのを、それが出てこないとやはり比較するものがないということで、なかなかそこまでの議論というところまでは踏み込めないのかなと思っております。
そういう意味で少し新駅の、JRさんの今年度のこの調査結果を踏まえてですが、どういう対応をするのか、その中で仮に新駅にこのぐらいかかるよというのが出てくれば、それは当然また議論の材料としてお出しをさせていただきたいと思いますけれども、現時点ではまだ調査結果については御報告をいたしますけれども、それを踏まえて新駅に対するスタンスまで踏み込めるかどうかというところは、まだちょっと何とも今言えない状況にあると、その辺は御理解をいただければと思います。
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○吉岡 委員 スタンスの問題でも意見がはっきりしませんので、これ以上やりませんけれど、やっぱり基本的にはこれ大規模な問題ですし、新駅があるかないかでかなり違ってくるという、それで西側権利者の換地率とか、そういうのもかなり違ってくると思いますし、それから市民に対する税金の投入の問題も大きな問題になると私は思いますので、やはりこれは本当に市民によいものになるようにぜひやっていただきたいと、意見だけは述べておきたいと思います。
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○伊東 委員長 ほかに、いいですか。
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○岡田 委員 拠点整備ということで、大船駅東口のエレベーターの件なんですが、これに具体的に費用が載っているんですけども、この形態というのは斜行エレベーターですか、どういう感じなんですか。
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○大船駅周辺整備課長 検討する中には、今、委員さんが言われました斜行エレベーターも含めた検討になろうかと思いますが、今考えておりますのは通常のエレベーターですね、上下する。斜めにというんではなくて、一般に使われております直型というんですか、垂直型のエレベーターを考えていこうというところでございます。
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○岡田 委員 内容説明257ページの5,000万、ここは東口エレベーター等基本調査・測量等業務委託料の下か、設計業務負担金、これ5,000万ですね。その上が関連して1,553万と、こうなっていますよね。だからかなりもう大体、これについてはこれぐらいの費用と、これについては大体こんなものであると、それで大体やりましょうというようなこと、大まかなあれはできていると思うんですよね。これぐらいかかるものですか。
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○大船駅周辺整備課長 今バリアフリーのエレベーターの設置箇所につきましては、東口の大階段の付近につけようということで、JRと協議を重ねておりますが、大船駅東口その大階段自体は、大船駅の京浜東北線の軌道上に入っております。踊り場が二つ途中にございまして、3段形式になっておりまして、最上段の部分に関しましては京浜東北線の軌道上にあるという状況でございますので、そういう関係から東日本旅客鉄道、JRの協力なしにはできないというところでございまして、設計負担金につきましてはJRへの負担金ということで計上させていただいております。上に書いております基本調査・測量等業務委託料につきましては、基本調査や測量等は鎌倉市が行える基本的な事項でございますので、鎌倉市が直接委託料として計上したものでございます。
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○岡田 委員 大ざっぱでいいんですけど、いつごろから始めていつごろぐらいで終わらそうとしているのか、そこら辺もわかりますか。
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○大船駅周辺整備課長 21年度基本調査・基本測量を終えまして、設計業務負担金ということでJRに実施設計をお願いする予定でございまして、23年度の竣工を目指しているところでございます。
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○岡田 委員 これの場合、前々から西口についたんで、エレベーター、エスカレーターついているんで、東口につけてくださいと。その前のときの、前の市長のときには北というか、今はもう笠間口になっていますけれども、自由通路で、今、不自由通路と私は呼んでいるんですが、なっていますよね、抜けていませんもんね。それで長年の西と東、柏尾川、駅があって、あれが要するに玉縄方面の人が大船の方に結構行くわけですけども、なかなか行けないと。
それであかずの踏切もあって、あれも随分いろいろ川のところ下におりていったらどうだとか、種地があそこにあるよと言ったら、これはもうマンションが建ちましたから何もできませんけども、かなり不自由なんでどうにかしようやというのは、もう前々から熱意が地元がありまして、今回こういうことで西と東にエスカレーター、エレベーターと、こういうふうになるんですが、これは一般の市民が向こうに買い物に行ったりとかはありますよね。今度病院ができれば病院は余り使わなくなるのかわかりませんけども、買い物は行きますよね、玉縄方面から。そうすると、そこら辺の道路と言ったらおかしいんですが、駅の中通っていくわけですけれども、そこら辺は自転車等々も含めてちゃんと行けるように考えているのか、あるいはそれはちょっと困るよということで、乳母車程度ぐらいが上がりおりするというようなことを考えられているのか、そこら辺の考え方みたいなのをちょっと教えてください。
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○大船駅周辺整備課長 21年度の基本調査の中で利用しやすい配置と、歩行者動線を計画し、バリアフリー化を進めていく予定でございますが、歩行者が多いJRの自由通路に接続するエレベーターであるため、自転車の往来を考慮することは困難と考えているところでございます。
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○岡田 委員 そうですか。わかりました。そうすると車で行くとくるくる橋、あれも全然拡大してないし、あかずの踏切だし、鎌倉武道館のところはほとんどなかなか厳しいというようなところもあって、あちらの人のストレスというのは結構あるんですよ、本当のこと言って。鎌倉市ですし藤沢市ではありませんので、玉縄は。だけどあっちに非常に行きづらいんで、あっちの人はもちろん玉縄の人は大船の方に行く人もおられるんですけど、そういうバリアがあるものだから、どうしても藤沢の方に流れざるを得ないというようなこともありまして、もう一つ一体感というか、向こうとこっちの一体感というの、川と今言った東海道線等に遮断されてなかなか組めないというようなことがあって、いやしかし同じ市だし、一体でやっていきましょうって先ほども言いましたけれども、そんなことがあるものですから、これはもう今言われたとおり自転車もいけないということだから、要するに歩行者だけでやっちゃうというようなことですよね。ここでは直接関係ないからもういいですけども、東西の往来というのは将来的になんか考えられていますか。できなきゃできなくていいですけど。
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○大船駅周辺整備課長 繰り返しになるかもしれませんが、今現在で行きますと歩行者の行き帰りと、あと乳母車等の通行ができるような形での対応をまず考えておるところでございます。
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○岡田 委員 余りここでは直接あれじゃないから言いませんけど、ただ大きな課題として前々からありますんで、その気持ちは全然なくなっていませんので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、西口の暫定整備計画ということ、これやられているんですが、もう詳細設計でやっていきましょうということで、6月ぐらいから始まるわけですよね。そうするとこれでもエスカレーター、エレベーターってこれ、エスカレーターつかないですか、これエレベーターがつくということなんですか。
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○大船駅周辺整備課長 西口につきましては、エレベーターが2カ所、エスカレーターが1カ所つく予定でございます。
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○岡田 委員 そうすると、どういう形になるのか僕も詳細な具体的なことわからないんで、形というか見せていただいたのは絵でやるとこういう感じになりますよという、その絵は見せていただきましたけども、それ以外あとは平面図というか、そういうのも見せてもらいました。それはそれでいいんですが、このエスカレーター、エレベーターってこれはどこら辺の箇所につきますか、これ。
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○大船駅周辺整備課長 エスカレーターにつきましては現在の新乗降口に上りエスカレーターを設置する予定でございます。エレベーターにつきましてはちょっと図面がなくて申しわけございませんが、JR側から河川横断に行く角、エル型の角地のところです。今の自転車駐輪場の付近に1カ所、それのJR側でございますが、そこに1カ所と、あと神奈川中央交通用地、地上権設定する部分のところにエレベーターがつき、合計2カ所、その予定でございます。
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○岡田 委員 あそこは今1時間50ミリ以内だとはんらんしないということで、もう今、工事は終わっていますけど、県の方が一生懸命硬化剤打ち込んでやりましたよね。ちょうどあのときにやっている最中にこれどのぐらい耐えられることでやっているんですかと、あのときほかの方に、ここじゃないんですが、市の関係者にお聞きしたときに、100年に一度の洪水だといって、やっている最中に洪水になっちゃったんですね。そんなことも経験もありますし、あとゲリラ豪雨というか、ゲリラ的に最近の雨というのはなんか集中的にそこだけどかんと降っちゃって、というようなところもありまして、随分前と何となく変わったかなというようなこともあるんですね。それではんらんもするというようなことになりますと、エスカレーターはいいんですがエレベーターの方ですか、2カ所のところでモーターはどこら辺につくんですか。
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○大船駅周辺整備課長 災害時を考慮しまして、どうしても地下側にピットができますが、水に対して影響がない部分に電気系統を持っていきまして、上のモーターで回すという形の設計になっております。
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○岡田 委員 それはありがとうございます。最近は余り出なくなったんだけど、突発的に出ることはございますので、よろしくお願いします。
それとこれ今ここのペデをやられて、自転車と歩行者の安全性と快適性と、駅前の渋滞解消を図るということ、これも代表質問の前にも私しゃべりましたけど、部長の方からは様子を見ながら今後どうするかということも考えていきたいということなんかも答弁いただいていますし、最終的にはやはりバスが、あそこというのはどこかわかりませんけども、駅直近に着いて乗りおりするような方向で、その最終形態考えていますよというような答弁も、私いただいたような感じもあるんですが、これは今言いましたように、例えば渋滞のことも私直接には言えませんが、かなり厳しいなという感じもするんですけども、今言ったバスの乗降、おりるのはあそこだけど乗るところは違うところで乗るわけですから、最終形態を考えているというのは、これはこの工事が終わってどれぐらいの期間を見ながらそういう今言ったというか、要するに駅直近にバスを待って、バスは来るんだけど、乗りおりのところで片方が違いますからね、そこら辺を考えられているのか、期間、例えばこれができ上がって1年、2年ぐらいを見ながら少しそこら辺を考えていくのか、それはそれとして、これはこれで今工事をやっていくんだけども、今言ったような乗るところは違うわけだから、それ乗るところをきちっとしようというような形で、今からもう少しは裏と言ったらおかしいけども、頭の後ろの方で考えられているんでしょうかね。
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○大船駅周辺整備課長 ペデストリアンデッキ工事の竣工年度は、平成23年3月末を完成に目指しております。その後この施設の整備検証を行いつつ、鎌倉市域での実現可能な整備計画を提案していきたいというふうに思っておるところでございます。今現在は年度に関しては早い時期に提案できるようにしていきたいというところでございます。
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○岡田 委員 そうすると、横浜との整備の一体計画はとりあえず横に置いておいて、これをやりつつも、将来的には鎌倉市域の方で賄っていこうというような考えでよろしいですか。
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○大船駅周辺整備課長 現在の計画といたしましては、両市一体整備計画案がございます。その計画自体の見直しをもう視野に入れて、その検証結果をもとに鎌倉市域でできること、実現可能な部分に関して整備計画案を提案していきたいというところでございます。
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○岡田 委員 横浜と鎌倉市、県も含むんですが、一体的な整備計画というのは竹内さんのころにあって、平成16年に都市計画決定するって今の市長は言ったんですよね。言っているでしょう。その後いやという感じになって、26でチョイスしているわけです。それはそれで僕は怒りませんけれども、もう昔怒っちゃってここで怒る必要ないけれども、終わったことだから言いませんけれども、だからそこら辺のところをここ、それなりにやらないと、私も10数年以上やっていますから、それで片方でやはり武田も多分できるでしょうし徳州会の病院もでき上がりますし、かなりやっぱり前に比べると車の往来みたいの、かなり、それはできなきゃわかんないけども、かなり来るんじゃないかなと思うんですね。
そこらを考えると、やっぱり大船の町の一体性というようなことをときどき視野に入れながら、きちっとやってもらわないと困るなという感じがずっとあるわけですよ。だからそこら辺で私はしつこく言っているわけですけども、要するにできるところから今、市長がやりますよということでやっていられる、それはそれで反対しないし、できるところはやってくださいよということはあるんだけども、その背後といいますか、そういうものがあるわけですからね。だから先ほども僕はこういろいろ言っているのは、そういうものがあるから言っている。不自由通路とか言っているわけでしょう。あれだって結局は回遊性ということで一体性を持たせてやるというような経過があったわけですから、まあいいですけども、わかりました、いいです。
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○伊東 委員長 ほかに。
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○大石 委員 提案みたいな部分も含めて、1点西口整備事業についてお聞きしたいと思います。一体的な整備が始まるわけですけれども、あそこのバスセンターについては1日どのぐらいの利用者を見込んでいますか。
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○大船駅周辺整備課長 バスセンターにつきましては、パーソントリップで行きますと約1万8,000人と出ておりますので、それが往復の利用者でございますので、9,000人、約1万人でございます。それプラス今現在、駐輪場の利用者としまして2,500人、全体あわせまして1万2,500人程度というふうに聞いておるところでございます。
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○大石 委員 バスセンターについては、20年間の地上権も設定して、毎年4,000万からの借料でお借りして、お支払いをして整備も市がやるという形で建設の方で聞いていますけども、これの借主である神奈川中央交通さんから市が借りるに当たっての細かい条件、なんか大きなもので結構ですが、あれば教えてください。
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○大船駅周辺整備課長 定借期間の20年につきまして、市の方が利用する形態につきましての条件はございません。
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○大石 委員 バスセンターとして管理していく、一体的な整備をして管理していく中で、バスセンター機能に障害がない限り、ある程度市にお任せというふうにとらえてよろしいですか。
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○大船駅周辺整備課長 そのとおりでございます。
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○大石 委員 市行政が収益事業を行うということは、基本的には芳しくないのかななんていうふうに思うんですが、バスセンターでの収益事業、またお金を生むようなことというのは、市にとって考えることというのは、法的になんか問題があるようなこと、あるんですかね。
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○大船駅周辺整備課長 今、委員さんが言われたように、駐輪場の運営、公共広場の良好な円滑な運営、ペデストリアンデッキの維持管理等踏まえていきますと、運営目的を満たすことを条件にアイデアやノウハウ、経営手法などを生かした手法、例えば指定管理者制度とか、そういうものの導入を含めた、視野に入れた検討をし、トータル的な支出の軽減に努めていくべきだなというように思っているところでございます。
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○大石 委員 指定管理者制度などを使って、収益をある程度生めるような形のものも考えられるのかなというふうなお答えだと思うんですが、整備も市がやり、また先ほどもありましたけども、角角に2カ所のエレベーター、またエスカレーター新規設置、また既存のエレベーターもありますしエスカレーターもある。その管理料なんかもありますし、また年間4,000万の借料を払うということを考えて、20年間の地上権の設定。簡単に考えたって8億以上のお金がこの20年間でかかるわけですから、法的な問題をクリアしながら、少しお金を生むようなことも視野に入れて考えていただきたいなというふうに私、思うんですが、その辺いかがですか。
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○大船駅周辺整備課長 駐輪場の運営につきましても利用料金制度等導入を考えております。またそのほかの部分に関しましても、今、委員さんの御指導ございました方向で検討をしていきたいというふうに思っておるところでございます。
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○大石 委員 各地で再開発や駅前整備事業みたいな形でありますけれども、どこかそういう整備を伴う中で、指定管理者であればそういう形で収益を生んでいると、お金もうけをすると言ったら言い方おかしいんでしょうけれども、そういう事例というのはありますか。
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○大船駅周辺整備課長 これがそのまま適切に使えるかという部分は、まだ勉強中でございますが、事例的には庁内の用地をコンビニに使ってその収益を上げると、収益の一部を賃料としていただくというふうな事例は調査しているところでございます。ですが今まだ現在これに使えるかどうかということに関しましても検討中でございますので、そういうものも踏まえまして、さまざまな視点から取り組んでいきたいなというふうに思っているところでございます。
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○大石 委員 西口整備、計画の段階でその後のこと提案させていただくのは、その後のお話の中で詰まってくるのかなというふうに思いますけども、いずれにしても自町連や町協さんの念願です玉縄地域の渋滞解消やバス停の集約や歩車分離ですね、本当にその整備も滞りなくぜひ行っていただきたい中で、ぜひそういうことも考えていただきたいということを、一応要望をさせていただいておきます。
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○伊東 委員長 ほかに質疑がないようですが、よろしいですか。
(「なし」の声あり)
打ち切ります。
御意見はありますか。
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○吉岡 委員 深沢まちづくり計画について。
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○伊東 委員長 意見でよろしいですね。ほかに。
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○岡田 委員 大船、特に西口の周辺整備について。
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○伊東 委員長 ほかに。
(「なし」の声あり)
それじゃあ事務局まとまったら報告してください。
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○事務局 吉岡委員から意見で、深沢まちづくり計画について。次に岡田委員から意見で大船、特に西口の周辺整備について。以上2件について御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
ではそのように確認をし、この項を終わります。
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○伊東 委員長 次に「議案第80号平成21年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」について説明を願います。
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○熊谷 拠点整備部次長 議案第80号平成21年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について御説明いたします。
議案集その2の15ページをお開きください。鎌倉市特別会計予算に関する説明書は34ページを、鎌倉市一般会計特別会計予算事項別明細書の内容説明は381ページを御参照ください。
第1条、歳入歳出予算のうち、まず歳出から御説明いたします。
5款5項事業費、5目一般管理費は7,588万5,000円で、再開発一般の経費は運営事業として消耗品など事務諸経費、代替住宅管理費負担金などを。
事項別明細書は382ページに入りまして、職員給与費は再開発課7名の職員に要します経費を。10目事業費は2,678万9,000円で、都市再開発の経費は推進事業として第1地区内の公共サインなどの維持管理に要する経費と大船駅東口市街地再開発事業推進業務委託料を。
事項別明細書は383ページに入りまして、権利者助成事業として、権利者への資金融資に係る取扱金融機関への預託金を。
説明書は36ページに入りまして、10款5項公債費、5目元金は2,082万3,000円で、長期債の元金償還に要する経費を、10目利子は260万3,000円で、長期債の支払利子を計上いたしました。
説明書は38ページに入りまして、15款5項5目予備費は200万円を計上いたしました。
次に、歳入について御説明いたします。
説明書は戻りまして32ページをお開きください。5款使用料及び手数料、5項使用料、5目都市再開発使用料は649万5,000円で、商店会用駐車場など行政財産の目的外使用料を。10款繰入金、5項他会計繰入金、5目一般会計繰入金は1億1,220万円で、一般会計からの繰入金を。15款5項5目繰越金は208万5,000円で、平成20年度からの繰越見込額を。20款諸収入、5項貸付金元利収入、5目再開発資金融資貸付金元利収入は732万円で、金融機関への預託金の返還金をそれぞれ計上いたしました。
以上、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億2,810万円で、前年度当初予算対比41.8%の減でございます。
以上で説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございます。それではこれより質疑に入ります。
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○吉岡 委員 再開発の問題につきましては、代表質問でも行っておりますので、基本的なことについて伺います。
再開発事業というのは、やはり市が再開発の事業主になっているということでは、公共性とそれとあと権利者のやはり営業と、そこで仕事が続けられるということがやっぱり原点だと思っているんですよね。だからそういう点で、今回、今のいろんな状況の中で、住宅を建てる、要するに駅前マンション型の再開発がもう全国に今、主流になっていまして、果たしてそういうことでいいのかというところでは前から指摘してきたところです。それが今コンサルの方と、なんか勉強会とかいろいろやっていらっしゃるというようなことも聞いているんですけど、具体的には今どんな中身になっていて、どういう意見が出ているんでしょうか。
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○再開発課長 1月下旬と3月上旬、この2回に分けまして勉強会、第1回目を2日間、第2回目は2日にわたりまして3回、計5回延べ実施してまいりました。こういう中で、現在の現状分析、このいわゆる大船駅が現在どういうような地理的状況にあって、商業的にどうなのかというあたり、この辺の現状分析についてのお話、それから市の方としましては改めて今回ちょっと間があいておりましたけれども勉強会をするに当たって、今後こういうような形でお話し合いを進めさせていただきたいというような今後の進め方についてのお話、こういったものについてお話をしたところであります。
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○吉岡 委員 都市計画決定の変更を今しようというときに、また新たに今、勉強会をしていくという、本当にどうなんだろうという点では、それは皆様の合意を得るということでは大事なことなんですけど、果たしてどうなのかというところはやっぱり今、まちづくりにとって原点に立ち戻る必要があるのかなと私は今考えているんですよね。最近のこれはどこの新聞、ちょっと、ですけど、今、再開発がこの資材高騰やいろいろな不景気の中でやっぱりとんざしているところも出てきていると。そういう点でまちづくりのあり方として、こういう点ではもっと今、慎重に考えていかなきゃいけない時期なのかなって改めて思っているんですけど、再開発全体の事業の問題についてはどのように、今の経済不況の中でどのように認識されていますか。
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○再開発課長 確かに私もこれ事業のスキーム自体はこういう商業を維持しながら、公共施設整備して市民の方に便利なまちづくりをしていこうと、こういう目的は揺るぎないものがあると思いますけれども、いわゆる周辺環境、これはいかんともしがたい部分がありますので、この辺についても十分注目しているところで、恐らく同じ記事だと思うんですが、私自身そういった新聞に載るたびにその辺を注視して、流れを見ているところでありますが、確かにおっしゃるとおり経済情勢としては大変厳しいものがあるというふうには認識しております。
ただ、再開発事業自体が一般的には何年もかかる事業でありますので、経済状態がよくなった、じゃあスタートしようというふうになりますと、当然完結するのはまた経済的に少し違う環境に移行していたりするだろうというふうに思っています。したがいまして、権利者の方々にお話ししている内容としましては、今、動き出して時期を見ながらいざゴーと、ゴーができる体制を今からスタートしましょうというふうにお話ししているところであります。したがいまして、経済情勢は十分認識しているというふうにお答えさせていただきます。
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○吉岡 委員 これ以上やりませんけど、今本来ならもう都市計画決定しようというときに、今また動き出して、今話さなきゃいけないというところに、やっぱりいろんな問題があるのかな。やっぱり100億からの単位でやるということと、それから再開発事業というのは土地を持っている方が床等をかえるわけですから、その床を永久に床があるわけじゃなく、やっぱりその後の建てかえや問題も全部ありますし、果たして営業ができるのかという、そういういろんな悩みもあるかと思うんですね。
ですから、その辺ではやはり今一つ違った面で決断の時期なのかなという、私は思っています。まちづくりの手法というのは、やっぱりにぎわいのある、鎌倉にとって大船にとって非常にいい町になってほしいという願いは変わりません。だからその点で今いろんな状況を踏まえた上で、ぜひ考えていただきたいなということを私は思っております。それ以上言いません、もうかみ合いませんので。ただそういう点では、大事な今時期に来ているのかなというふうには思っております。
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○伊東 委員長 後で意見残されるんでしょうか。
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○吉岡 委員 ああごめんなさい、残します。
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○中村 委員 推進業務委託料で1,900万余り計上されていますけど、まずこの概要を簡単に御説明いただければと思います。
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○再開発課長 2年ぶりと申しますか、当初予算に事業費をお願いすることになりました。これまで平成20年度スタート時点で当初予算がない状態でスタートしたと。20年度どのように権利者の方々に向き合っていこうというふうに考えた結果、お金がないですから文字どおり徒手空拳の状態で、我々人でカバーしていこうということで、精力的に面談をしていこうということで、ここ数年と比較しましても数倍の面談の回数を重ねてまいりました。そういった中でいろいろ権利者の方の御要望や抱いていらっしゃる不安、こういったことをお聞きすることができましたわけでございます。
お答えの21年度1,900万、何をするのかというところでありますけれども、こういった20年度の動きを踏まえて、権利者の方々に具体的に御判断いただく材料、これが必要だというふうにとらまえたところでございまして、市としまして委託料で何をするというよりもまず市としまして平成21年度、複数の基本プランというのを権利者の方々に御提示させていただいて、具体的なイメージを前にして、改めての御判断をちょうだいしたいというふうな意向を持ったところであります。これからの市としてこういうふうにしていきたいというふうに考えたところであります。
この委託料につきましては、それを行うための内容としまして、その権利者の方々の資産の変化を明らかにしながら、具体的なイメージをつくる作業、この辺をこういった専門家を使って、権利者の方々の御意見を蓄積したものを絵にしていく作業、これがまずあろうと。それから次に、このプランを出す前と後、この辺を勉強会をしながら、現在の状況ですとか、この計画の内容ですとか、この辺についてのお話をさせていただいて、周知をしていこうと。そのさらに前後、勉強会の前後には、勉強会を開催するに当たっての個別面談、それから勉強会後にはアフターのまた面談と、こういうものをやっていこうというふうに考えておりまして、この辺の支援、これらを委託料として見込んだところであります。
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○中村 委員 仕切り直しというか、また新たなちょっとスタートになっていくと思うんですけれども、やはり特に最初というか出だしが肝心だと思いますので、しっかりやっていただければと思います。先ほどちょっと吉岡委員のところで御説明ありましたけれども、今年度末までの、まだちょっと若干残っているんですけども、執行に対するチェックといいますか、その辺はどのように考えているか。チェックといいますか、先ほど進め方を確認するとか現状分析したとか、そういう話がありましたけども、その辺はどのようになっているかちょっと御説明いただければと思います。
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○再開発課長 執行に対するチェックというお話でありますけれども、今年度どういったことをしてきたのか、するのかというようなお尋ねというふうに受け取らせていただきたいと思います。コンサルタントに委託したのが1月8日でありまして、勘定するとちょうど第4四半期、残り3カ月という状態であったというふうに位置づけております。残りのその3カ月につきまして、平成21年度に向けての大事な時期というふうにとらえておりますので、ここを十分認識して、しっかり平成21年度の下地づくりをしていこうということで勉強会、個別面談を精力的に続けてまいりました。
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○中村 委員 そうした位置づけで今年度5回だということで、ぜひ来年度につながるようにやっていただければと思います。終わります。
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○伊東 委員長 ほかに御質問ありますか。
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○岡田 委員 関連なんですけど、この5回ほど学習会をやってきたということなんですけども、市として地権者の方にやられたのかなと思うんですね。そうすると今現在地権者何名いて、それでどれぐらいの人たちが学習会に来られて、あと例えば来られない人がいるのかとか、それは聞かなきゃわかりませんけど、そこら辺ちょっと教えてください。
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○再開発課長 まず権利者の数ですが、全部で市と国を入れまして84名、軒で64軒あります。勉強会の出席でありますけれども、第1回目では20名の方が御参加くださいました。第2回目では15名の方が御参加いただきました。
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○岡田 委員 いや、5回やったって言わなかったですか。
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○再開発課長 5回のトータルで、第1回の2日間にわたるトータルが20名でございます。第2回目、3回にわたる第2回目の勉強会のトータルは15名でございます。
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○岡田 委員 そうすると1月下旬に2日間やったのが参加者が20名で、3月上旬に2日間、これが15名参加されたというように理解してよろしいですね。それで、そうすると市と県は入れなくても入れてもどっちでもいいんですが、ほかの方に対してのやっぱりアプローチというか、この人たちを確認しながら広げていくのかどうか、ちょっとそれもわかりませんけども、そこら辺はどのように考えられていますか。
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○再開発課長 勉強会開催前に事前に御通知申し上げまして、この開催の内容を周知し、開催後にも残念ながら来られなかった方、やはり現段階でも面談を拒否されている方が数名いらっしゃいますので、この方々への情報の提供、いわゆる情報にばらつきがないように極力配慮して続けているところでございます。
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○岡田 委員 私どもも初めて地権者の数名の方と懇談させてもらったんですね、過日。それでいろんな御意見もお聞きしました。いろんな基本的な考え方なんかも随分違うところもあるのかなというような感じもしましたけども、そこら辺はきちんとやはり今から仕切り直しって、今委員が言われましたけれども、しっかり御意見聞きながらやっていかないと、私どもあのとき聞いたときかなりの不満というか、持っていられたんで、そこら辺氷解させていかないと、なかなか今後進めていっても何言ってんだというふうになっちゃうとまたおかしくなっちゃいますので、そこら辺は本当に丁寧に協力できるところはもう地権者なりときちっと協力してやっていくというような気持ちでやってほしいというふうに思うんですけど、そこら辺いかがですかね。
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○再開発課長 十分配慮させていただきたいと思います。
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○赤松 副委員長 今の岡田委員の質問で、ちょっと参加人数のことお答えがあったんで、確認なんですけど、1回目は2日間で20名の参加と、それから2回目は2日間やって回数は3回やったと、こういうことですよね。昼夜やったとか、そういうことなんだろうと思うんですけど、1回目と2回目はテーマが違うんですか。同じことを1回目も2回目も内容的には同じことをもう一度やったということなのか、それとも1回目と2回目ともうワンテンポ、テーマを進めて話をされているのか、その辺ちょっと教えてください。
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○再開発課長 共通する話題としましては、地区の現状分析というのがございまして、これはやはり第1回目が比較的多岐にわたるお話になりまして、第2回目の方はそれを少し特化して、もうちょっと踏み込んで、大船駅はどうなんだろうというあたりのところを踏み込んだ形の情報分析がございます。そのほかに今後の進め方というところから第1回目を始めたわけでありまして、これについては比較的長期にわたるこれから着工までを考えるとすると、こういうような考え方で市は考えていますよというふうなお話をさせていただき、第2回目では当面21年度、その中で21年度についてはこのような形で動かしていただきたい、変えさせていただきたいというようなお話をいたしました。
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○赤松 副委員長 それで、ちょっと細かく聞いて悪いんですけど、1回目2日間やったわけですけど、これは2日間とも同じ中身の話をされたと。したがって参加者は2日間同じ人が来るというんではなくて、別な人が来ると。それは第2回目の2日間で3回やったのも同じことでしょうか。
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○再開発課長 地区内にいろいろ自営されている方ですとか、いろんな御都合のある方いらっしゃいますので、同じ内容を2回と3回という形で行いました。したがって基本的にはいらしている方は皆さん違うということになっております。
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○赤松 副委員長 そうすると、1回目、2回目とも開くたびに同じ人が二度来るとかそういうことではなくて、新しい方が見えられているということになりますね。そうすると、いや、私これ聞くのは、当然こういう勉強会ですから、発展があるわけですよね。話し合い、会を重ねていくというには当然発展があるわけで、出てこない方はどんどん話し合いの発展がずっと進んでいくのに、出てこられない方はずっとそのままの状態と。だからフォローして参加されない方にも個別面談をするとか、そういう努力もされているということなんですけれども、いずれにしてもちょっと参加者が多くはないですよね。こういう点はちょっと私はどういうことなのかなと心配もしているんで、あえて聞いたんですけど、状況はわかりました。
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○伊東 委員長 ほかに質疑。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を打ち切ります。
御意見はいかがですか。
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○吉岡 委員 大船再開発事業につきまして、意見を述べます。東口です。
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○伊東 委員長 ほかにありますか。
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○岡田 委員 東口再開発事業について。
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○伊東 委員長 事務局、確認できたら発表してください。同じ文言でいいですね。
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○事務局 吉岡委員から意見で、大船駅東口市街地再開発事業について。同じく岡田委員から意見で、大船駅東口市街地再開発事業について。以上2件でよろしいかどうか、御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
はい。確認しました。ほかに意見がないようですので、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
暫時休憩いたします。
(11時08分休憩 11時15分再開)
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○伊東 委員長 それでは再開いたします。
理事者に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いをいたします。なお、説明は座ったままで結構です。また、答弁をいただくときはマイクを手に持って答弁していただくようにお願いをいたします。
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○伊東 委員長 次に、第45款土木費のうち都市整備部所管の第5項土木管理費、第10項道路橋りょう費及び第15項河川費について、一括して説明をお願いいたします。
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○小礒 都市整備部次長 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち、45款土木費、5項土木管理費から15項河川費までの都市整備部所管部分について説明いたします。
議案集その2、1ページをお開きください。一般会計予算に関する説明書は94ページを、予算事項別明細書の内容説明は221ページから222ページを御参照ください。
45款土木費、5項土木管理費、5目土木総務費は15億3,036万7,000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は、13億7,267万7,000円となります。土木管理一般の経費は都市整備部都市整備総務課、道水路管理課、建築住宅課、作業センターの職員82名と、防災安全部総合防災課の職員2名、都市調整部都市調整課、開発指導課、建築指導課の職員31名、合計115名に要します人件費などを。
内容説明は224ページから229ページにかけまして、道路管理の経費は道水路境界査定立ち会い、境界杭復元、道路台帳の補正業務などの委託料、狭隘道路拡幅等の用地購入費などを。作業センターの経費は市道や河川の清掃、側溝等のしゅんせつで発生いたします汚泥処分業務の委託料や、補修作業用重機借上料、アスファルト合材などの補修用原材料費などを、営繕事務の経費は設計事務に要します建築積算システム機器賃借料などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は96ページに、内容説明は234ページから235ページにかけまして、10項道路橋りょう費、5目道路橋りょう総務費は1億8,393万4,000円で、道路橋りょう管理の経費は道路整備課、交通政策課の職員17名に要します人件費と、土木積算総合システム機器賃借料などを。
説明書は98ページに、内容説明は236ページから238ページにかけまして、8目交通安全施設費は1億9,531万8,000円で、交通安全施設整備の経費は道路ライン等設置、放置自転車等防止対策業務などの委託料、歩道整備などの交通安全対策施設工事、あんしん歩行エリア整備工事などを。
内容説明は239ページに移りまして、10目道路維持費は1億7,559万2,000円で、道路維持の経費は崩落土処分等業務委託や道路維持修繕工事などを。
内容説明は240ページに移りまして、15目道路新設改良費は3億8,961万2,000円で、道路新設改良の経費は小町通り電線共同溝工事委託と、それに伴う支障物件移転のための補償金、西鎌倉並木通りの道路改良工事などを。
内容説明は241ページに移りまして、20目橋りょう維持費は1,347万円で、橋りょう維持の経費は橋りょう調査委託や砂押川6号橋高欄等の改修工事などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は100ページに移りまして、内容説明は242ページから243ページにかけまして、15項河川費、5目河川総務費は6,434万4,000円で、河川管理の経費は河川課の職員6名に要します人件費などを。
内容説明は、244ページから245ページにかけまして、10目河川維持費は4,229万2,000円で、河川・雨水施設維持の経費は雨水調整池管理施設等の維持修繕料や、準用河川等のしゅんせつ業務の委託料などを。
内容説明は246ページに移りまして、15目河川改良費は1,800万円で、河川改良の経費は滝ノ川1号橋部分の河川改修に係る負担金などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
以上で45款土木費、5項土木管理費から15項河川費までの都市整備部所管部分についての説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございました。これより質疑に入ります。御質疑のある方はいらっしゃいますか。
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○吉岡 委員 災害のところでも伺ったんですけれども、21年度、洪水ハザードマップをたしかつくるということで、それで県の調査とそれと鎌倉市の調査を加味してつくるということなんですけど、具体的にどんな内容になるのか教えてください。
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○稲葉 都市整備部次長 今、洪水ハザードマップの件なんですが、防災課が取り扱うんですが、私どもとしましては、多分次の特会のところではないかと思うのですが、代表質問でもお話ししたように、5地区並びにそれを7地域、14地域に分けるんですが、その細かい部分につきましてということになりますと、今私たちが検討している部分というのは、ちなみに場所をちょっと申しますと、5地区はもう従前からお話ししているところなんですが、7地区といいますのは大塚川・手広地域、それから神戸川・腰越地域、それから佐助地域、それと山崎地域、玉縄・岡本・植木地域、砂押川・梅田・小袋谷地域とそれに古川地区、これは鎌倉地域なんですが、その七つを分けまして、その中でさらに今度代表質問でございましたが、浸水被害のポテンシャル、可能性ということで、生命保護と都市機能の確保、個人財産の保護の観点から7地区を選定しましたところ、今度重点の4地区、この4地区は今申しました7地区のうちで、大塚川・新川地域、神戸川・二俣地域、腰越ですが、それと佐助地域、それで玉縄地域と、この4地区を分けました。
それで、ハザードマップにつきましてそれの私どもが18、19年で行いました浸水基本計画、それに基づきまして防災地図の方で、多分その被害の地域の避難場所とか、それから避難の予想できる浸水の地域とか、そのようなことを想定したものをハザードマップの方に入って、つくっていただくようになると思いますが、私どもとしましては今申しました地域につきましては、今後、現在一般的な改修等を行っている部分もございますが、そうでない地域につきましては、やはり多大なる費用もかかりますので、今、国と県と調整しながら今後進めていきたいというふうに考えています。
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○吉岡 委員 下水道のところだというんで、じゃあそちらでまた質問してよろしいですか。ほかにもなんかちょっとそれに関連していたものですから、じゃあそちらの方でまた。それとも聞いちゃってよければずっと聞いちゃいますけど、いいですか。
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○伊東 委員長 質問によると思うんだけど。
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○吉岡 委員 そうですか。具体的には今実施計画の方では調査、協議調整って例えば被害の解消を図りますというところで、この実施計画で行くと、これ多分河川課になっていたんでちょっと私聞いちゃったんですけど、実施計画だと89ページのところに準河川なんかの浸水対策の解消を図りますとなっていて、ずっと協議調整、協議調整って書いてあるものですから、それでハザードマップとの関係はどうなっているのかなとかいろいろわからなかったものですから聞いたんです。これについては今言っている例えば7地区ですか、それと4重点区と言ったっけ、優先区と言ったかちょっと忘れちゃったんですけど、そこら辺のところがこの協議調整の中に入っているんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 当然的に入っております。先ほど申しましたのはもう一度申しますと、5地域は7地区に選定しまして、さらに重点地区の4地区ですが、それはハザードマップの方に当然掲載できるような形で今後詰めていこうと思っています。
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○吉岡 委員 ハザードマップはわかったんですけど、じゃあ具体的にこの今、協議調整というところでは、具体的にさっき言った優先ですか、4地区、優先度評価で行けば高いところについては、この協議調整の中にも具体的な協議調整にもう実際例えば21年度入ると、ここを入るというところがあるんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 今、県が柏尾川の特定都市河川浸水被害対策の指定等をやっております。当然もう下水道の計画課とともに私ども河川課も入りまして、県の方に行きまして、いろいろお話をさせていただいておるところでございます。それで当然来年度、新しい年度に向かいましてもそういう方向で、ただ一番重要な部分は、先ほど言った重点4地区、佐助地域につきましては一般的な整備でもかなりできる部分があります。それは既存のものの改修等があるんですが、その他のものにつきましてはやはり用地の確保とか、そういうことがございますので、やはりそういうメニューを今お互い同士、県の方にも突き合わさせていただきまして、それで今後掲載していったり、検討していこうというふうに今考えています。
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○吉岡 委員 そうすると21年度予算では具体的に例えば今、佐助地区ですか、それについてはある程度もう土地の確保とかそういうのじゃなくて、ここはやろうと思えば進められるような今ちょっと答弁なんですけれども、じゃあ具体的には21年度はその辺が具体的に話が進んでいくというふうに理解してよろしいんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 今あえて4地区のお話をしたので、佐助って名前出しましたが、それ以外に当然的に整備は我々がやっていっていますので、その中に佐助の方のも入っていると。ただほかの重点4地区にはそれ以外に多大なる費用もかかりますので、すぐにかかれない。ただ佐助地域の一部についてはそういうこともできるというお話でございます。
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○吉岡 委員 そうすると今年度の予算には具体的にはそういう整備の計画ということでは、ごめんなさいね、ちょっと勉強不足で申しわけないんですけど、具体的には入っていないんですか、それとも入っているんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 特会の方には入れてあります。
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○吉岡 委員 あ、特会、そうですか。わかりました。
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○伊東 委員長 具体的な話になったら特会でやってください。
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○吉岡 委員 そうですね。じゃあ具体的な話はまた特会で。先ほどの柏尾川の特定都市河川浸水被害対策、これも下水道の方の関係になってくるんですかね。
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○稲葉 都市整備部次長 県ですが、私どもの方で一応そういう打ち合わせをすることになります。
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○吉岡 委員 その辺はちょっともっと具体的な話も聞きたいので、そのときにまた質問させていただきます。
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○伊東 委員長 ほかに、ないですか。
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○中村 委員 226ページなんですけど、道路維持業務委託料、道水路管理課なんですけれども、これは作業センターからの発注というのはできないのかどうか。その辺作業センターに権限移譲できないような何か特徴があるのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。
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○道水路管理課課長代理 この作業につきましては、直営的なものもございますので、順次今作業センターの方へ移行しようという考えがございますが、来年度までは道水路管理課の方で受け持っていくということで、内容につきましては草刈り等、簡易な作業でございます。
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○中村 委員 じゃあ順次移行するということで確認をさせていただきます。
ちょっと似たような質問になるかもしれませんけれども、237ページと239ページなんですけれども、スクールゾーンの安全対策を実施するということで、こちらの237ページの方に書いてあるんですけれども、あわせて239ページも事業の内容のところでスクールゾーンの安全対策を実施するということで、これ事業統合化できるのかどうか、この辺もちょっとお考えを聞かせてください。
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○交通政策課長 今回スクールゾーン対策でございますけれども、従前各学校から通学路の改善要望を受けておりまして、道路管理者、構造管理者で協議をしながら改善に努めてきたところですが、いろいろ道路管理者、構造管理者のやっぱり協議する場の強化を図るということで、連携を強化するということで、交通安全対策を取り組もうということで、スクールゾーンの交通安全対策協議会を本年20年4月1日に発足をさせて、取り組んできております。特に交通政策で所管をするというか、実施する部分につきましては、特に学校関係、通学路ですね、それとスクールゾーン、教育施設を中心に500メーターぐらいのエリアなんですけれども、ソフトの面、特に交差点のカラー化でありますとか、また歩行空間のカラー化、そういう部分で視覚的に交通安全対策、訴えていこうということで実施するものでございます。
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○中村 委員 ちょっとあれなんですけど、まあ事業というのはスリム化する方がむしろいいのかなというのもあるんですけど、ここはだけど連携とった方がうまくできるという考え方でよろしいんでしょうか。
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○交通政策課長 現時点で道路管理者とも連携をとって対応しているところなんですけれども、今後もその辺の連携を強化をしながら効率化を図っていきたいと、そのように考えてございます。
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○中村 委員 じゃあちょっともう1点、似たような問題なんですけど、234ページですか、土木積算総合システムのいろいろ委託料等ありますけれども、これ実は深沢地域、256ページかな、拠点の方の関係ですけれども、同じようなやっぱり業務委託料があると。これをまた一括化するようなメリットというのも考えられるんですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
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○道路整備課長 土木積算総合システムは、平成5年度に初期投入を行いまして、5年リースで更新を図っております。鎌倉深沢地域整備課がシステム導入を開始した平成18年4月時点では、道路整備課所管の土木積算システム機器はリース満了期間が平成20年8月となっていた。一方で鎌倉深沢地域整備課は平成18年4月から導入を要望しており、18年4月からの5年リースですと満了期間が道路整備課所管の時期とずれてしまうということが起こります。また増設分の機器賃借料も5年リースで積算しますと、年額が44万8,000円であったところ、道路整備課のリース期間である20年8月までのリース期間とした場合、年額が84万9,000円となってしまうことから、内部で調整した結果、道路整備課のシステムと分離することにいたしました。
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○中村 委員 わかりました。もう1点だけ。それじゃあ最後ですが、227ページなんですけど、街路照明灯事業の中の省エネ対策という改修の委託料があるんですけど、この省エネ型というのがどのようなものなのか、ちょっと御説明いただければと思います。
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○道水路管理課課長代理 鎌倉市の街路照明灯は今約1,100あるんですけれども、そのほとんどが水銀を使った街路照明灯でございまして、今回の省エネ型というのはセラミックを使いまして、要は夜間照明したときの色合いが自然に近いということで、セラミックを使うんですけれども、これは実際にCO2排出量ですとか、電気消費量がかなり削減されますので、この省エネ対策として実行しようとしているものでございます。
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○中村 委員 あれですか、ちょっとわからないかもしれないですけども、実際にどのぐらいの削減効果とか、そういうのはわかるんでしょうか。
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○道水路管理課課長代理 まずこれカタログ値なんでございますが、CO2の排出量が現在の水銀と比べますと約40%のマイナスを期待できます。また、電気料金なんですけども、1基当たり従来型は2万3,148円に対して1万4,110円になりまして、1基当たり9,036円削減できるという効果もございます。
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○中村 委員 順次こういったタイプに切りかえていくという考え方でよろしいでしょうか。
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○道水路管理課課長代理 はい。
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○中村 委員 はい。じゃあ終わります。
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○伊東 委員長 ほかに。
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○藤田 委員 道路のセットバックのことでお聞きいたしますけど、市民の皆さんにもよく言われるんですが、セットバックした後にそこに植木を植えたりとか、また石を置いたりとか、そういうようなところがかなり市内の中に見受けられているんですが、そもそも新築に当たってセットバックしていただくと市がその分買い上げますよね。これっていうのは100%市民の皆さんから今御協力いただいているんですか。
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○道水路管理課長 ただいまの御質問の件ですけれども、基準法上でセットバックした部分が、必ずしも道路の方に来て寄附もしくは買い取りということではありません。かなりわずかな率になっております。
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○藤田 委員 そうしますと、例えば買い取りというのは全体の中のどのぐらいになるんですか。
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○道水路管理課長 具体的な数字はつかめていませんけれども、基準法上でセットバックするのは、あくまでも中心後退すればそれで済んでしまう話であって、その土地の所有者がそれからそれを寄附もしくは買い取りでもって道路用地として市の方にという話は、一応基準法上のセットバックのときに説明しますけれども、あくまでも申請者の意思でありまして、それは我々はそこに行って我々の方からお願いしますということはしていませんので、数の比較はなかなかできません。
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○藤田 委員 私の記憶だと改善されて、セットバックに当たっては市が基本的に買い取るということでいたんですけど、そうしますと今の御答弁でいいますと、寄附並びに買い取りということで、その時点で住民の方にそのお話をしたときの意思の確認という作業は、どういうふうにしているんですか。
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○伊東 委員長 答弁そちらでいいですか、道水路管理課でいいですか。どうぞ。
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○道水路管理課長 その辺につきましては我々よりも基準法上のセクションである建築指導課の方が詳しいんですけれども、以前からこの件についてはいろいろ御質問受けまして、今我々が行っておるのは以前にも買い取りの基準ですね、それについて見直せないかということと、それから建築用地以外はどうするのかという御質問を受けまして、今狭隘の基準については見直しをかけておりまして、なるべくその建築用地以外でも補償もしくは買い取りができるような検討を現在行っております。
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○藤田 委員 そうしますと、この224ページの狭隘道路拡幅用地購入費というのが2,000万上がっておりますが、これは具体的にこの数字はどういう形で出てきているんですか。
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○道水路管理課長 過去の実績とそれから来年の予測ですね、それで約45件の件数を想定して、平均単価で取得費を掛けたものです。
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○藤田 委員 わからないところもあるんですけど、おっしゃっていることは大体理解できます。それで、そういう中でやはり市が買い取ってセットバックした、そこの道路用地というのはどういう管理の仕方をしているんですか。
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○道水路管理課長 今の御質問でセットバックした部分が、もう道路用地として買収もしくは帰属で市の方に来た場合を想定しますと、当然それは道路状に整備するということですけども、一概にそうではなくてセットバックしたままで、そのままその個人の土地として使用なさっている方も数多くありますので、一概にそれが道路になっているということは言えません。
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○藤田 委員 市の用地であるということは間違いないわけですよね。
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○道水路管理課長 説明がまずくて済みません。まずセットバックしたときにその用地を当然基準法上で道路用地としてラインを引くんですけども、それを個人の土地から道路用地として市の方に提供するという意思がまずあるかどうかということで、それがある方が当然道路用地として市の方に買い取りもしくは寄附してくれますので、その部分は必ず道路用地として整備します。しかしそうでない用地は何もしない場合もありますし、お庭として使っている場合もありますし、そこではっきり分かれますので。市の方に回ったものは間違いなく道路として整備しております。
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○藤田 委員 大体想定していたんですけど、例えば市で寄贈なり買い取りなりしたところであっても、なおかつ石を置いたりとか、こういう基礎の石が出っ張って残っていてそこにつまずいたりとか、そういう管理というのは、日ごろからきちっとやられているんですか。
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○道水路管理課長 今の御質問で、もう市の方に道路用地として提供されたものについては、それはもう道路ですから、石を置くとかそういったようなことは一切ないはずです。道路になっていますから。
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○藤田 委員 そういうところも適時巡回していただいて、そういう歩行者がけがしないようにぜひ配慮していただきたいと思いますが、今のお話聞いて、なかなか難しい問題がいろいろ山積しているんだなということが改めてわかりまして、できたら住んでいる方にぜひ御協力をいただくような、そういう方策をまたいろいろ研究していっていただいて、スムーズにそういうことが運ばれるようにお願いしておきたいと思います。
それとあと以前バスベイのことで質問させていただいたことがあるんですが、現在3カ所たしかバスベイが確保されて、交通がスムーズに運ばれるというような状況が見受けられてきているんですが、21年度は特に予定しているところはありますか。
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○交通政策課長 一応21年度につきましては、特にこの場所ということで、整備計画はちょっと予定はしてございませんが、実を言いますと19年度に市内のバスベイの調査を全体的に行っております、バス停の。その中で交通量であるとか、また用地の確保とかという課題が比較的問題のないところというんですかね、そういうところについては順次整備をしていこうということで、実施計画上の中でも22年度から順次整備をしていこうということで予定をしているところでございます。
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○藤田 委員 ぜひ積極的に交通渋滞の緩和の一番手のつけることができる事業だと私は思っているんで、積極的に進めていただきたいと思います。
それともう1点、先ほど中村委員のおっしゃっていた街路灯の省エネ対策の街路灯なんですが、ここ金額は341万3,000円上がっているんですが、これは何基どこを予定しているんでしょうか。
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○道水路管理課課長代理 21年度は今50基を予定しております。場所につきましては由比ガ浜地区の海岸橋交差点から九品寺付近ですとか、あと西鎌倉住宅地の並木道を予定しております。
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○藤田 委員 わかりました。ぜひこれも積極的に進めていただきたいということを要望しておきます。
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○伊東 委員長 ほかに。
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○萩原 委員 簡単にですけれども、明細書の226ページに路上放置自動車処理業務委託料とあるんですが、昨年度の予算には入っていないので平成21年度から新たにということなんですが、これは鎌倉市内で放置自動車があったので、これは平成21年度から委託して、市内を巡回するなり何なりしてそこのところをやろうということですか。処理業務ですよね。ちょっと新たな事業なのでこれはどういうものなのかというのをちょっとお伺いしたいんですけれども。
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○道水路管理課課長代理 本来でしたら放置自動車というのはその所有者を調べて、所有者に原因者として移動してもらうのが普通なんですけれども、この場合市民などから通報によりまして市役所に通報があったときに、警察との協議から処理義務者が不明であるという認定を受けた場合に、業者に委託してリサイクルセンターまで運び込むという委託料でございます。
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○伊東 委員長 ことし初めてついているという質問しているんだけど、それも一緒に説明してあげればいい。毎年ついているんですか。
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○道水路管理課課長代理 今回委託料として独立してすべて挙げたものですから、以前は道路維持業務等の委託費の中に入っておりまして、今回新たにということではございません。
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○萩原 委員 わかりました。別枠にということだったのでわかりました。じゃあいいです。
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○伊東 委員長 ほかにございませんか。
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○赤松 副委員長 事項別明細236ページの歩道の段差切り下げの件なんですけれど、ここに対象路線名も書かれているんですけれど、これは車道と同じレベルの高さに下げるという、そういう切り下げという意味のことなのかなと思っているんですけど、そこらはそういうことでいいんですか。
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○道路整備課長 歩道の段差切り下げは、交差点の巻き込み部等が段差が5センチのところ2センチに切り下げるという、そういう事業になります。
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○赤松 副委員長 交差点のところ。じゃあこの実施計画事業に毎年この事業がずっと継続してやられるというふうに書かれているんですけど、このすべてその交差点の周辺が中心で。そういうことなんですか。
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○道路整備課長 交差点の巻き込み部と横断歩道が設置されている部分ですね、これが310カ所ございまして、毎年20カ所程度改修をしていくと。21年度改修すると80カ所改修が終わるという事業になっております。
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○赤松 副委員長 交差点の巻き込みを防止するというか、そういうような今説明なんですが、そういうこともあるのかもしれませんけれど、普通の人が歩く、あるいは乳母車、車いす、普通通る歩道、これを上がったり下がったり、それぞれのお店や個人宅に車庫があって下がって、そういうところが上がり下がりが頻繁にあるところがあるじゃないですか。こういうところをずっと下げて、でこぼこを解消していくという事業なのかなというふうに思っていたんですけど、そういうことじゃないんですか。
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○道路整備課長 違います。委員さんがおっしゃっているのは昔から歩道の整備というのは、マウントアップ型といいまして、車道よりも20センチ高くなっているところ、上げていたんですが、出入り口等ございますので車の出入りに切り下げます。そうしますとそこの部分斜めになって、歩道が波打ち現象というんですか、そういうものができまして、それを何とか解消してくれという要望はたくさんあるんですが、歩道が広いと何とか解消できるんですが、歩道が狭い場合、民地が上がっていますので、車道と民地の段差がございますから、そこをすりつけるとどうしても急になってしまうという現象がございます。私どもがやっている歩道の切り下げ業務というのは、先ほども申しましたがバリアフリーの一環として、歩道に上がるときに車いす等がつまずかないように切り下げを行うと、そういう事業になっています。
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○赤松 副委員長 わかりました。それで、僕が議員になってもう間もなくだったんですけれど、もう昔の話なんですが、大仏のトンネルからずっと長谷の駅の方にかけて県が歩道を設置するということで、説明会があったり、あれ夜間工事でやったんですよ。作業が実際に始まったわけですけれども、見てみるともう波を打っているわけですよ。やっぱり車を結構持っている方がいるから、そういうところは結局下げるわけですよね。ガタンとなるから。これが非常にいっぱいあるわけ。それから私、気になって注意して見るようになったんですよ。意外に多いんですね。
それで、その当時から歩道を15センチとか20センチぐらい上げて、歩道というのはもう上げるものだという理解でいたんです。それから歩道がどんどんできていって、ところが最近藤沢の駅の手前の東電のところから白旗の交差点の方に向かっていく、あれは県道なのか市道なのかちょっとわかりませんけど、あそこずっと道路を用地買収して拡幅しているんですよ。歩道が大きく広がったんですね。
それで、その歩道というのは全部車道より高いんじゃなくて低いんですよ。縁石をずっとこうやって、だから車の出入りがあっても波打ちはもうないんですよ、基本的に解消されているんです。ああ、今度歩道の整備というのはかさ上げするんじゃなくて、下げる方向に転換したのかなと、そのバリアフリーの関係で、というふうにも思っていたんですが、そういうことでもないんですか。
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○道路整備課長 バリアフリー新法の関係で、今現在の歩道整備の主流はセミフラット型といいまして、今、赤松委員さんがおっしゃった縁石だけ上げて、人が歩く部分は車道よりも5センチだけ高くするという手法が主流になっております。ただし、これは先ほども申しましたが、土地が広くて歩道の幅が広い場合に採用できるわけでありまして、昔から整備しました1メーター50程度の狭い歩道の中では、この手法は使えないという現状がございます。私どもが整備しています市役所前の歩道も、セミフラット型で整備しております。
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○赤松 副委員長 確かに言われるとおり、一定の幅員がないとそのセミフラット型というのは難しいんだろうなというふうには思っているんですけれども、とにかく波打っているところがすごいですよ。それで年寄り、高齢社会になっていますから、もうつまずくとか、それから車いすで外出する、そういう社会に今だんだんなってきているでしょう。車いすでも引きこもっていないで。大変結構なことなんです。それから自転車ね。だから今すぐここでいい答えをもらおうなんてことは思っていませんけど、これ検討してもらいたいなというふうに思いますね。それと、県道は比較的歩道の幅員もありますから、藤沢のあそこでやっているような形で、鎌倉市内の県道の歩道もセミフラット型に、だんだん今度なっていくのかなと期待もするんですが、その辺は県との協議のようなものはあるんですか。
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○交通政策課長 管理者である県の方、先ほど道路整備課長が説明しましたように、主流というのはセミフラット型だと思います。当時の交通戦争のときに何しろ歩車分離をしなくてはいけなという観点から現状の歩道、ないしは分離をして歩行者は歩行者、車は車というような分離をかけたという、そこの変遷があると思います。しかしながら御指摘のように波打ち状態になって、高齢者だとかまたは車いすの方が当然通るようになると、そういう状況で非常に使いにくいということから、今のセミフラットなりフラット型の歩道になったというような経過がございます。
管理者である県の方も、やはりそういう整備ガイドラインがございますので、基本的にはそういうものにのっとった形で今後整備をしていくであろうと思いますし、また計画自体はちょっと私どもで把握はしてございませんけれども、今後その辺、必要とあればまた県の方を入れて、当然幅員とか用地の部分がありますので、既存の道路の幅員の中で対応できるかどうかというもの、そういう課題もありますけれども、その中で順次整備をしていくものというふうには認識はしてございます。
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○赤松 副委員長 もうこれ以上申しませんけど、鎌倉市道でもちょっと調査もしていただきながら、可能性のあるところはぜひ前向きに検討していただきたいというふうに思います。
それからもう1点、ちょっとお昼にもうなるんですけど、240ページの鎌倉駅の東口の広場改良事業なんですけど、今年度この調査をして実施計画では来年と再来年、2カ年工事をするというふうに出ているんですけど、これはどんな中身なんですか。
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○道路整備課長 鎌倉駅東口の調査ですが、今年度は地質調査と測量調査を行います。地質調査はCBR試験をやることによって、舗装の厚さの検討をするということになっております。来年度は車道部の改修、再来年度が歩道部の改修を予定しております。22年と23年で予定しております。
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○赤松 副委員長 その車道というのはどこの部分を指しているんですか。
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○道路整備課長 駅前のターミナル、バスとかタクシー、広場ですね。
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○赤松 副委員長 じゃあ若宮大路から車がね、車なりバスが入ってくるでしょう。それでずっと東急側の方に全部ぐるっと回るようになっていますよね。その車が走る、タクシーがあそこ真ん中のところにあったり、そういう部分だけを、舗装を厚目に舗装するんですか。
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○道路整備課長 現在鎌倉の駅前広場が舗装が非常に悪くて、波打って振動がしていると。既存の舗装の中に下の方にコンクリート板があるらしいんですが、それが動いてしまうことによってたわみが生じるんだよということの現状なんですが、それの地質を調査しまして、どの程度の舗装ならば、要するにバスが乗っても大丈夫なのか、そういう舗装厚の決定をする調査を行うということです。
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○赤松 副委員長 そうすると2カ年でやるというのは、駅の改札口おりて真ん中にずっと行く道がありますよね。そういうの右と左に分けて2カ年というようなことなのか、その辺はどうですか。
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○道路整備課長 車道部分が1年で、歩道部分が1年という計画になっております。
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○赤松 副委員長 わかりました。いや私はこれ実質的に工事は22年、23年でしょう、実施計画でね。それで、予算が1億円これ予算計上、予定されているんですよね。調査が約1,000万だから、9,000万ぐらい近い金が、その工事に使われるということになるんで、だからかつて鎌倉駅前のバスの待機場所というのは、真ん中のところに向かってこういうふうになっていたんですよね。
あれが今周辺ぐるっとバスが配置されるようになったでしょう。ああいうふうになったことが本当によかったのかどうなのかという問題も私は感じていまして、そういうような何か駅前のあの交通広場全体の配置みたいなものが変更する、そういう何か計画なのかなと私は思ったものだから、これちょっと質問したんですけれども、舗装の関係だということなんで、わかりました。結構でございます。
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○三輪 委員 済みません、赤松副委員長の質問を聞いていてちょっと感じたんですけれども、歩道の段差のところなんですが、逆転の発想で車道の方を高くするということをやっているところもあるんですが、お金はすごくかかるんだと思うんですけども、そういうようなことも今後考えていかなければいけないのかなとちょっと思うんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。
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○道水路管理課長 そのようなこともあると思いますが、現実的には舗装を上げるだけで済みません。排水がございます。排水を上げなくちゃならないというものになったり、またはその上げた段階で、基本的には民家が先ほど言った高い部分で今言ったように波打つ問題がありますが、低い部分も当然あります。そうしますと低い部分に対しましては今度水が入ってしまったりとか、一般的に舗装を上げるということは、我々道路管理者とか施工する者には考えられないんです。ただ絶対的にないかと言えばそれはないので、先ほど赤松副委員長のお話にもありますけど、そういうことも含めながら、今後我々も研究しなくちゃいけないだろうとは今思っています。
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○三輪 委員 たしか湘南台のところの広いところがそういうような形で解決、非常にお金がかかったというのは聞いていますけれども、そんなこともちょっと研究していただければと思いました。
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○岡田 委員 ちょっとお尋ねしたいんですけど、内容説明240ページのところです。関谷道路改良工事請負費(市道323-003号線)これはどこらですか。
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○道路整備課長 これは関谷の向川久保という地区で、影取の近くなんですが。横浜市の影取町ってありますよね。大宮倉庫の奥の滝ノ川との境のところの、農道ですね。
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○伊東 委員長 昔、以前は道路の改良だとか何とかって、図面に場所を示して資料で配っていたと思ったんだけど、それはないですか。どこかついているんですか。
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○道路整備課長 予算審査資料です。
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○伊東 委員長 じゃあそれ岡田委員ちょっと見てからもう一度質問続けてください。
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○岡田 委員 はい。それとじゃあこれはここへ置いておいて次へ進む。
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○伊東 委員長 いやいや今の質問、ちょっとまず資料を見て、場所がどこかの確認を言葉で言ってもなかなか難しいと思うから。
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○道路整備課長 予算審査資料の54ページ、一番上の方に3番とあります。
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○伊東 委員長 54ページの左上。左上に川久保って書いてあって、矢印があって、ダイヤの3。わかりましたか。
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○岡田 委員 はい。
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○伊東 委員長 じゃあ質問を続けてください。
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○岡田 委員 現地をまだ見ていないんで余り質問続けられないんですが、これは特にここで来年度やるという理由があるわけですね、当然だからここに上げられたんですが、それはどういうあれですか、理由は。
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○道路整備課長 これは農業作業者がトラクターを運転していまして、トラクターが道路から転落して死亡したという事故がございます。それの道路の補修ということで、土どめを36メーターほど直すという工事でございます。
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○岡田 委員 それはわかりました。それで次に238ページの放置自転車の廃棄処分業務委託料ってこうあるんですが、これは36万1,000円なんですが、これはもうそんなもんなんですか。
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○交通政策課長 実態としましては大分放置自転車も、平成16年をピークにして減少傾向にございますので、実績からするとその程度の廃棄処分で、返還率も高いということも含めまして対応できるということで考えてございます。
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○岡田 委員 僕の認識が間違ったら訂正していただきたいんですが、これは1台大体1,000円ぐらい処分をするのにするんじゃないかということだったと思うんですが、そうするとこれぐらいの数でいいんですかね。
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○交通政策課長 実績としましては、1台当たり今自転車で約167円、バイクで500円という入札等の契約単価になってございますので、大分コストも低く抑えられるということでございます。
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○岡田 委員 わかりました。もう一つは239ページの岡本二丁目の053の例の101号線、ここに項目新たにして2,000万計上されている。今までいろいろと現地の方とお話もされて、いろいろと中でやられているかなというふうに思っているんですが、経過をちょっと教えてもらいたい。話の経過と、それとここで挙げられているということですから、やっていこうということでしょうから、そこら辺。話の合意形成がほぼできたからということでやられているんでしょうか。
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○小礒 都市整備部次長 今年度につきましては、4月以降現実的な対応ができるようにということで、ほぼ毎月お会いをさせていただいて、いろいろ調整をさせていただいています。6月議会ですとか9月議会の方で建設常任委員会の方に御報告させていただいておりますけれど、市の方の考え方をお示しをしましたが、その考え方につきましては御賛同を現在得ておりません。9月11日に最後にお会いをして以来、グループの皆さんと一緒にお会いしたのはそれが最後でございまして、その後先ほどお話ししましたように1カ月に一度ぐらいのペースではお会いするように何度かお電話なりをして、お話をさせていただいています。また一部の方については直接お会いをして、そういう場を設定していただけないかということでお話をさせていただいているんですけど、現在のところ色よい返事がいただいておりませんので、今後も引き続きお話をさせていただくように努力していきたいというふうに考えております。
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○岡田 委員 ということは、市の方はお話ししましょうよと言っているんだけど、向こうの方がなかなか日程が合わないとか、そういうようなことで今のところ厳しいというような感じでとらえていていいですか。
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○小礒 都市整備部次長 会全体のお話ではないですけれど、一部の方のお話ということなのかもしれませんけれど、3月25日裁判の結果が出るということもございますので、その辺も含めて、少し様子を見ようじゃないかというようなニュアンスでお話を承りました。
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○岡田 委員 わかりました。
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○伊東 委員長 いいですか。どうぞ。これでもう終わりですよ、いいですね。最後どうぞ。
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○吉岡 委員 申しわけありません。ちょっと赤松副委員長の質疑の中で、私も県道の特に常盤口とかその方からずっとのところの歩道の、少しやっぱり波打ちになっているということで、さっきセミフラット型という、そういうことではなくても、少し改良をできないのかどうか。県の方はそういう改良する考えというのは、なんか私、来年度あたり少しやってくれるような、そういう感触を持っていたんだけど、そういうのは全然ないんですか、なんか改良の。
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○道水路管理課長 予定につきまして、ちょっと手元に資料がございませんので、まことに申しわけないんですが、予定というかそういう箇所は、やはり十分道路管理者ですから認識はされながら、やはり順次計画の中で対応していくんだというふうに理解はするわけですけれども、歩行者通行量だとか土地の関係だとか、そういうものの課題整理ができた中で、やはり県の方も順次今の現状にあわせた歩道整備ということ、改修ということで対応するのではないかというふうに理解をしているところでございます。ちょっと手元に計画資料がございませんので、申しわけございません。
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○吉岡 委員 なんか期待をしていたんですけど、じゃあその辺はまた県とかに聞きたいと思いますけれど、ぜひ市民は何しろ早くやってほしいなというのは要望していると思います。
それともう1点、さっき226ページの路上放置自動車というのは、具体的にはどこというのはある程度特定があるんですか。
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○道水路管理課課長代理 これは先ほども説明しましたけれども、警察との協議の中で不明ということになった場合なんで、まだどこの箇所というものでは確定はしておりません。
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○吉岡 委員 わかりました。非常にひどいところがあるんで、ぜひそれはよろしくお願いしたいなと思います。
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○伊東 委員長 これで質疑を打ち切ります。
御意見はございますか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、意見を打ち切り、この項を終わります。
暫時休憩いたします。
(12時14分休憩 13時30分再開)
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○伊東 委員長 それでは再開いたします。
初めに資料配付について事務局から報告がございます。
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○事務局 本日、日程にございます議案第86号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、担当原局の方から説明資料としまして資料1、資料2という2組のものが提出がございました。ただいまの休憩中にお手元に各委員さんに配付させていただきましたので、御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 資料はありますか。
(「はい」の声あり)
では確認いたします。
理事者に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いします。なお、説明は座ったままで結構です。なお、答弁をいただくときはマイクを手に持って発言していただくようにお願いいたします。
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○伊東 委員長 次に、第45款土木費のうち、都市整備部所管の第20項都市計画費及び第25項住宅費について、一括して説明を願います。
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○小礒 都市整備部次長 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち、45款土木費、20項都市計画費から25項住宅費までの都市整備部所管部分について説明いたします。
説明書は102ページにかけまして、内容説明は248ページ、そして251ページから253ページにかけまして、20項都市計画費、5目都市計画総務費は23億3,201万9,000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は6億8,541万3,000円となります。
都市計画一般の経費は都市整備部交通政策課の職員5名、まちづくり政策部都市計画課の職員7名、景観部都市景観課、みどり課、公園海浜課の職員36名、拠点整備部鎌倉深沢地域整備課、大船駅周辺整備課の職員15名、合計63名に要します人件費と、大船地域自転車等保管場所移転工事などを。
内容説明は267ページから268ページにかけまして、交通政策の経費はパークアンドライド等実施PRの委託と、七里ヶ浜駅バリアフリー化工事、バス利用促進等総合対策費補助金などを、15目公共下水道費は32億3,030万円で、公共下水道の経費は下水道事業特別会計への繰出金などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は、104ページから106ページに、内容説明は273ページから275ページにかけまして、25項住宅費、5目住宅管理費は1億7,306万5,000円で、市営住宅一般の経費は建築住宅課の職員3名に要します人件費と、市営住宅の維持修繕料、各種設備機器の保守点検手数料、管理委託料、福祉型借上市営住宅賃借料、市営住宅のトイレ改修工事などを、住宅政策の経費は住宅政策アドバイザーへの謝礼などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
以上で45款土木費、20項都市計画費から25項住宅費までの都市整備部所管部分についての説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございました。これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたします。
御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、意見を打ち切り、この項を終わります。
暫時休憩いたします。
(13時33分休憩 13時36分再開)
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○伊東 委員長 それでは再開いたします。
理事者に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いします。なお、説明は座ったままで結構です。答弁をいただくときはマイクを手に持ってお願いをいたします。
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○伊東 委員長 次に「議案第79号平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」を議題とします。説明をお願いします。
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○小礒 都市整備部次長 議案第79号平成21年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明いたします。
議案集その2の10ページをお開きください。第1条歳入歳出予算の総額はそれぞれ87億9,780万円で、前年度に比べ19.8%の減額となっております。
初めに歳出について説明いたします。特別会計予算に関する説明書は10ページを、予算事項別明細書の内容説明は361ページから364ページを御参照ください。
5款総務費、5項下水道総務費、5目一般管理費は7億4,181万3,000円で、下水道一般の経費は日本下水道協会等への年度負担金など下水道事業運営に係る経費、都市整備部職員のうち下水道事業特別会計の職員56名に要します人件費、下水道使用料徴収事務委託など下水道使用料等の賦課徴収に要する経費を。下水道普及促進の経費は排水施設確認申請予備審査委託など水洗化普及促進事業に要する経費、水洗化改造費補助金、水洗化改造費貸付金など水洗化改造支援事業に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
説明書は12ページにかけまして、内容説明は365ページから367ページにかけまして、10目排水施設管理費は3億234万6,000円で、汚水排水施設の経費は汚水管渠しゅんせつ委託のほか、修繕工事費など管渠の維持管理と汚水中継ポンプ場の維持管理に要する経費を。雨水排水施設の経費は雨水管渠しゅんせつ委託のほか、修繕工事など浸水対策や施設の維持管理に要する経費を。作業センターの経費は直営による下水道等設備の維持管理に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
内容説明は368ページから369ページにかけまして、15目終末処理施設管理費は9億8,222万8,000円で、七里ガ浜浄化センターの経費は汚水処理用の薬品等消耗品費のほか、処理場運転に係る電気料等光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託、汚泥処理処分委託など維持管理に要する経費を。山崎浄化センターの経費は七里ガ浜浄化センターの経費と同様、薬品等消耗品費、光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託のほか、汚泥焼却施設運転管理業務委託、汚泥処理処分委託など維持管理に要する経費を計上いたしました。
説明書は14ページに移りまして、内容説明は370ページから373ページにかけまして、10款事業費、5項下水道整備費、5目排水施設費は9億8,123万3,000円で、汚水排水施設の経費は未設置汚水ます設置委託、汚水中継ポンプ場改築工事委託、市街化調整区域の汚水管渠実施設計委託のほか、下水道施設耐震化工事、汚水管渠施設大規模修繕工事、地下埋設物移設に係る補償料など施設整備事業に要する経費を。雨水排水施設の経費は雨水管渠築造工事、地下埋設物移設に係る補償料など施設整備事業に要する経費を計上いたしました。
内容説明は374ページに移りまして、10目終末処理施設費は9億4,144万円で、終末処理施設の経費は国庫補助事業として実施する七里ガ浜下水道終末処理場改築工事委託などの施設整備事業に要する経費を計上いたしました。
説明書は16ページに、内容説明は375ページに移りまして、15款5項公債費、5目元金は、32億5,554万円で、長期債償還の経費は下水道事業債の元金償還金を。
内容説明は376ページに移りまして、10目利子は15億8,820万円で、長期債償還の経費は下水道事業債の支払利子を。内容説明は377ページに移りまして、一時借入金の経費は、一時借入金の利子をそれぞれ計上いたしました。
説明書は18ページに移りまして、20款5項5目予備費は500万円を計上いたしました。
以上が歳出予算の内容でございます。
次に、歳入について説明いたします。
説明書は4ページに戻ります。5款分担金及び負担金、5項負担金、5目受益者負担金は250万円で、下水道受益者負担金を。10款使用料及び手数料、5項使用料、5目下水道使用料は24億8,637万7,000円で、下水道使用料は対象件数7万8,000件に対し24億8,000万円を、下水道占用料は公共下水道施設の占用に対し637万7,000円を。10項手数料5目下水道手数料は84万5,000円で、下水道指定工事店等の登録手数料を計上いたしました。15款国庫支出金、5項国庫補助金、5目下水道事業費補助金は6億5,712万円で、公共下水道事業費補助金は先ほど歳出予算で説明いたしました七里ガ浜下水道終末処理場改築工事、汚水中継ポンプ場改築工事などに対する国庫補助見込み額として6億5,712万円を計上いたしました。
説明書は6ページに移りまして、20款県支出金、5項県補助金、5目下水道事業費補助金は、汚水及び雨水管渠築造並びに七里ガ浜下水道終末処理場改築工事などに対する県費補助見込み額として3,002万円を。25款繰入金、5項他会計繰入金、5目一般会計繰入金は32億3,030万円を。30款5項5目繰越金は前年度からの繰越見込み額9,400万円をそれぞれ計上いたしました。
35款諸収入、5項延滞金加算金及び過料、5目延滞金は1万円で、下水道使用料等に係る延滞金を。10項貸付金元金収入、5目下水道貸付金元金収入は、391件の対象を見込み、4,070万3,000円を。
説明書は8ページに移りまして、15項5目雑入は汚水処理負担金など2,572万5,000円を計上いたしました。40款5項市債、5目準公営企業債は平成21年度の下水道事業に対して22億3,020万円を計上いたしました。
次に、議案集その2、10ページを御参照ください。説明書は26ページを御参照ください。第2条債務負担行為は第2表のとおり、汚水中継ポンプ場改築事業費について新たに設定しようとするものでございます。
説明書は27ページを御参照ください。第3条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として22億3,020万円を起債しようとするものでございます。これにより、平成21年度末の現在高見込み額は497億7,019万5,000円となります。
第4条一時借入金は限度額1億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに借り入れができるようにしようとするものでございます。
以上で説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございます。これより質疑に入ります。
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○吉岡 委員 済みません、先ほどの続きでよろしくお願いいたします。
大変水害対策ということでは長い時間もかかるでしょうし、お金もかかる事業だと思いますので、計画的にぜひやっていただきたいと思うんですが、先ほどのところで7カ所で今度特定というんですか、優先が4カ所でしたか、それについては具体的に21年度は何らかの形では前進するというふうに理解してよろしいんですかね。
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○稲葉 都市整備部次長 先ほどのでいま一度お話しした方がよろしいかと思うんですが、浸水のハザードマップのことなんですが、浸水ハザードマップはまず、総合防災課がつくるんですが、まずそれを神奈川県の事業としまして行っている部分がございます。神奈川県としまして浸水想定区域というのを決めるということで、鎌倉市におきましては当てはまるところがございます。当てはまるところというのが、先ほど申しました柏尾川と滑川と神戸川、ちょっとあと細かいのもあるんですが、そこがありまして、柏尾川が18年、先ほど申しましてできまして、さらに神戸川が19年、それで滑川が今年度できますということを踏まえまして、防災課が水害のマップをつくるんですが、それに先ほど申したそれだけじゃ足りないので、18〜19年、私どもがつくりました浸水対策シミュレーション、それを折り込んだものでつくっていただきたいというのが一つあります。
それが先ほどのマップの細かい部分のお話なんですが、それともう一つ委員さんの今御質問の方の、じゃあ対策の方はどうかというのは、先ほど申しました5地区のものをさらに分けまして7地区、これは先ほど浸水の被害の可能性のあるところというのを7地区選びましたというお話をしました。その7地区というのは先ほど言った手広、腰越、佐助、山崎、玉縄・岡本、砂押それから古川という七つ地域が分かれます。その中で、さらにまた委員さんが言われた4地区の重点地区というのを定めましたと。その定めたのが大塚川と新川の手広地区、それと神戸川・二俣川の腰越地区、さらに佐助川の佐助川地域、それから岡本・植木の地域の四つを定めました。
それで、質問で、その中でどういうことを行っていくのかと申しますと、大きなもので先ほどちょっと私、佐助川を佐助地域と言ってしまって、佐助川だったんですが、その中で来年度行うところはどこのところがあるかというと、一般的な整備もこの中に含めますので、今私たちが考えておるのは神戸川地域とそれから岡本の排水地域、この辺のところはまずこの4地区の入っている中では少しずつやっていきたいというのが今あります。ただ基本的な問題は、もう一つ私が先ほど申しました神奈川県が行っています特定都市河川浸水被害対策というのがございまして、これも神奈川県がつくるんですが、神奈川県の中でこれは今神奈川県が境川と引地川、これを指定したいというふうに考えております。
当然そうしますと、鎌倉市に影響するのは柏尾川が境川に流入していますので、その柏尾川のことを検討しないとなかなか進まないと。そうしますと私どもの言った先ほどの四つの地域の中で、特に柏尾川に関係する部分がございますので、そういうものも踏まえるのも一つであると。それと先ほど洪水マップの方、別メニューだと洪水マップの方の神戸川なんか流入して、その部分もありますので、そういうものを検討しながらやらなくちゃいけないと。
ただ、来年度にやっていくのは先ほど申した神戸川の、例えば先ほどの場所で言いますと、地図で見ていて予算審査資料などで申しますと、61ページをもし御参照していただければよろしいですが、その中で神戸川につきましては四角い3番、左60ページですかね、この辺のところを改修したいなと、これは排水の既存なんですが、それと次は同じページの6番の岡本地域の排水、このようなところというのは改修していきたいと思っております。
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○吉岡 委員 済みません、すごく長かったんで頭がちょっと混乱しちゃうんですけれども、まず一つはさっき言っていたハザードマップの関係では、県が整備を想定地域で柏尾川と今言ったのは滑川と神戸川をそれぞれ18、19、20年度と調べてそれがまとまったというような意味なのかな、さっき18、19、20って言っていた意味がちょっとわからなかったんですけど。
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○稲葉 都市整備部次長 神奈川県の浸水地区の策定のものが柏尾川が18年、神戸川が19年、滑川が今年度で完成しますので、それを踏まえて鎌倉市に洪水マップをつくりなさいよということで来年度つくると、そのつくるのは鎌倉市はさらに別枠で私どもがやっていた浸水対策シミュレーションをやっていましたので、それを折り込んだものでつくっていこうかというお話をしたわけです。
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○吉岡 委員 わかりました。もう既につくってあることを、その三つのところをまとめて鎌倉市の調べたところも一緒にやってつくろうということで理解してよろしいんですね。
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○稲葉 都市整備部次長 県のができ上がるので、来年度つくろうということです。
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○吉岡 委員 大体それはわかりました。それで、先ほど柏尾川の特定都市河川浸水被害対策何とか規定というのがありますけれども、今たしか10年に一度だったか6年に一度だったかわかりませんけど、そういういわゆる強度、雨量というんですか、1時間の正式には何て言っているんでしたっけ。計画降雨強度というんですか、時間雨量が県は50ミリでやっていると。鎌倉市はたしか57.1ミリだったと思うんですけど、それで計画していますよね。それで今の私、前聞いたときには、境川の流域のところを、柏尾川も含めて今度60、少しレベルアップしようという計画になっているとも聞いたんですけど、その辺はどうなっていますか。
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○稲葉 都市整備部次長 まさしくそのとおりです、概略は。特定都市河川浸水被害対策法の中で、神奈川県が今やっているのはその境川と引地川、私どもの関係する柏尾川が境川に流れ込んでいるので、そういうことで、柏尾川の50ミリ対応というのはそのとおり県のです。鎌倉市は57、10年確率、神奈川県は7年確率ぐらいってことで言っているんですが、そのとおりそれを大きく変えていこうということで、ただ指定をまずすると、指定をしてからの整備なんで、その先があると思うんですが、やはりそういうことを見据えないと私どもだけの単独でできないので、私どもがお話ししているのはそういうことを見据えながら整備を進めていきたいということです。
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○吉岡 委員 そうすると、例えば今、各、大塚川とか幾つかありましたよ、そこの中でそれぞれの場所によっても対応の仕方が違うんだと思うんですよね。準河川なんかの解消を図るという場合に、例えば神戸川とか二俣川なんかのところというのは、人家も張りついているし、例えば海に近いからということで、それぞれの箇所の整備の仕方って違うんですけど、主にはそれぞれの大体箇所の整備の基本的なところというのも大体決まっているんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 シミュレーションの中では大まかにできています。それで今まさしく委員さん言われましたとおり、場所場所によって整備が違うと思います。ただ代表質問でも市長が答えていましたが、やはり分水ですね、川の方、流れを分けるとか、調整池とか、そういうことがあるんですが、いかんせんその用地だとかそういう関係がございますので、国と県との協議、先ほど申しました上位計画と申しますか、そのような計画にあわせてやっていきたいということです。
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○吉岡 委員 そうすると今さっき言っていた特定都市河川浸水市街対策の指定とか、いろいろ受けられると、補助というんですか、やっぱり鎌倉市だけでは独自に厳しいですよね、いろいろ相当お金かかると思うんですけど、その辺の補助事業というのはある程度メニューみたいなものがあるっていうの、今見通しは持てているんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 メニューだけでいいますと、特定都市河川浸水被害対策法の方ではまだないです。あるとかないのは決まっていません。ただぜひそういうものをつけていただければなとは思っていますが、私どもはこれだけではなくて、ほかの方法のメニューも今県の方に問い合わせたりして検討して、何とかいただけるものとか相談できるものという調整を今している最中です。
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○吉岡 委員 具体的なところでの箇所の整備は急いでいただきたいのと同時に、先ほどいわゆる柏尾川とかそういうところの川の整備が、やはりまた許容量を多くしていかないとまた下流の方はいろいろ困るわけでして、その辺は先ほど言った7年確率の60ですか、その辺はやはり積極的に県や国にも働きかけていただいて、もとのところの整備が大事ですよね。やっぱり川下だけでやっても非常に大変なんで、その辺は大体指定されてある程度やっていく方向にはなってきているんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 ちょっとここの特定都市河川浸水被害対策法の中で、これちょっと義務づけられているというのがあるんですが、雨水透水阻害行為に対する雨水貯留と流下施設の設置、一応1,000平米以上とか、そういうものがございます。ですからそういうもので、これは私だけの、行政だけじゃなくて民間の方にも課すんです、これは。ですから俗に言う開発なんかでいう雨水調整池をつくるんだとか、またはほかのところでビルをつくったときに、開発でなくてもつくっていただくとか、そういう問題も入っていますので、そういうものを踏まえながら抑制していったり、制御をしていくんだよということがありますんで、行政だけの、先ほど言った補助が出たり、そういう民間の方に出るのかわからないんですが、今後そういうことも検討しながら、先ほど言った私どものできる川の重要4カ所の方法ですね、雨水調整池なのかポンプなのか分水なのか、そういうことを検討しながらやっていきたいというふうに思っています。
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○吉岡 委員 そうすると大規模開発なんかのときに貯留槽をつくるところあるでしょう。それが単位が結局1,000という、もっと低くなるというような意味で理解していいんでしょうか。そうするといろいろな建設やなんかのやっぱりもちろん河川の最終的な整備というのはあるんだけど、何しろもとを断たなきゃいけないといつも思うんですよ。そうするとその辺の兼ね合いというのは今の条例というか、鎌倉での、それとの関係での論議というのはされているんですか。
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○稲葉 都市整備部次長 まさしくそのとおりです。私どもとしましても先ほど1,000平米以上というふうに思いましたんで、下がってきて効果があるなというふうに期待を我々していますし、指導のしがいがあると思います。
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○吉岡 委員 わかりました。やっぱり抜本的な改善をしていくということが非常に大事ですし、川下での問題というのはもちろん私たちは低いところに住んでいる人が一番被害を受けちゃうわけですから、計画的な対応をしていただきたいと同時に、抜本的なと今思いました。わかりました。
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○伊東 委員長 ほかにありますか。
(「なし」の声あり)
ないようですので質疑を打ち切ります。
御意見はありますか。
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○赤松 副委員長 下水道使用料の件で意見を述べます。質疑はありません。
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○伊東 委員長 意見ですね。下水道使用料の件について、意見、いいですか。
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○事務局 赤松副委員長から意見で、下水道使用料の件について。御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 ほか、よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それではこれで意見を打ち切り、この議案を終わります。
暫時休憩いたします。
(13時59分休憩 14時01分再開)
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○伊東 委員長 それでは再開いたします。
理事者に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いします。なお、説明は座ったままで結構です。答弁をいただくときにはマイクを手に持ってお願いをいたします。
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○伊東 委員長 次に、第10款総務費、第5項総務管理費のうち景観部所管部分及び第45款土木費、第20項都市計画費のうち景観部所管部分について、一括して説明を願います。
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○都市景観課長 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち、景観部所管部分について御説明いたします。議案集その2、1ページをお開きください。
一般会計予算に関する説明書の48ページから51ページを、予算事項別明細書の内容説明の58ページを御参照ください。10款総務費、5項総務管理費、50目文化振興費は3億2,344万7,000円で、このうち景観部の事務事業に要する経費は1,602万7,000円で、文化振興の経費は旧華頂宮邸管理運営事業として、(仮称)旧華頂宮邸活用検討協議会委員報償費、建物などの各所修繕料、庭園公開管理、屋内清掃の業務委託料、建物の警備委託料、庭園等管理に係る作業委託料、土地の賃借料などを計上いたしました。
説明書は100ページから103ページにかけまして、45款土木費、20項都市計画費、5目都市計画総務費は23億3,201万9,000円で、そのうち景観部の事務事業に要する経費は2億6,466万2,000円で、内容説明は249ページにまいりまして、都市計画一般の経費は都市景観形成事業として景観審議会委員の報酬、景観地区パンフレットなどの印刷製本費、景観重要建築物等の指定に伴う調査に係る委託料、違反広告物の除却業務委託料、景観重要建築物等の修繕等に係る助成金などを計上いたしました。
内容説明は260ページにまいりまして、緑政の経費は緑政運営事業として、緑政審議会委員と緑化推進専門委員の報酬、緑の基本計画基礎データ作成業務委託料、近郊緑地特別保全地区都市計画決定図書作成業務委託料、特別緑地保全地区標識設置委託料、治山林道協会などの負担金を。内容説明は261ページに参りまして、緑地維持管理事業として管理施設の維持修繕料、緑地維持管理委託料及び工事請負費などを。
内容説明は262ページに参りまして、緑化啓発事業として、緑化啓発に関する業務委託料、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを。
内容説明は263ページに参りまして、街路樹維持管理事業として、街路樹愛護会を支援するための報償金、街路樹の剪定や除草など維持管理に係る委託料などを。
内容説明は264ページに参りまして、樹林維持管理事業として、古都保存法等法指定区域内の樹林を良好に維持するための維持管理委託料などを。
内容説明は265ページに参りまして、緑地保全事業として、緑地保全基金への新規積み立てや寄附金の積み立て、確保緑地の整備委託料、保存樹林、保存樹木、保存生け垣の所有者に対する奨励金、緑地保全契約者に対する奨励金などを。
内容説明は266ページに参りまして、風致保存会助成事業として、財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを計上いたしました。
内容説明は269ページに参りまして、海浜の経費は海浜保全事業として、海のルールブックの印刷などに要する経費、サーフ90ライフセービング事業負担金などを計上いたしました。
説明書は102ページから105ページにかけまして、20目公園費は15億7,913万3,000円で、内容説明は270ページに参りまして、公園の経費は公園運営事業として都市公園等緑化推進専門委員の報酬、各種協議会の負担金などを。
内容説明は271ページに参りまして、公園維持管理事業として、公園施設などの維持修繕料、公園維持管理に係る指定管理料、公園施設設置に係る委託料、児童遊園等の管理に係る委託料及び用地の土地賃借料、コミュニティー助成事業に係る補助金などを。
内容説明は272ページに参りまして、公園整備事業として、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)樹林管理委託料、鎌倉広町緑地維持管理委託料、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)再評価資料作成業務委託、七里ガ浜東地区街区公園再整備計画策定業務委託料、鎌倉海浜公園坂ノ下地区事業手法検討委託料、(旧)梶原青少年広場の土地賃借料及び公園整備にかかる工事請負費、鎌倉広町緑地用地及び鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得するための委託料及び購入費などの経費を計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございました。これより質疑に入ります。御質疑はありますか。
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○三輪 委員 1点だけお伺いしたいと思います。公園の271ページで児童遊園の管理委託料とか土地が4,762万円、借りているというところなんですけれども、以前もちょっとこういった借りている、厚意で貸して低廉で貸していただいているところが、個人の方が開発とかそういうところで手放すことになって、公園がどんどん少なくなってくるんではないかという、ちょっと危惧を申し上げたことがあるんですが、どのぐらい今、児童遊園等、何件ぐらいが該当するんでしょうか。まずお聞きしたいと思います。
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○公園海浜課課長代理 児童遊園青少年広場等につきましては、現在市内に36カ所、約4.9ヘクタールが整備されております。このうち借地によるものは16カ所、約2.4ヘクタールで、この16カ所のうち有償によるものが8カ所、約2ヘクタールとなっております。事項別明細の271ページにあります4,762万2,000円という数字のうち、児童遊園等に要している賃借料につきましては4,200万円程度ということでございます。
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○三輪 委員 わかりました。結構半分ぐらいのところが借りているということで、有償以外にも、たしか笛田の青少年広場なんかは無償でというところがあったと思うんですが、この無償で借りているというのが8カ所ということですよね。
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○公園海浜課課長代理 そのとおりでございます。
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○三輪 委員 笛田のところなども全部ではないですけれども、無償で借りていらっしゃるところが、半分は契約をやめてというような形もあると思うんですけれども、今後こういった有償無償で借りているところ、市の児童遊園とか市のものにしていくという目線はいかがなんでしょうか。
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○公園海浜課課長代理 今後広場等確保していくということになりますと、多大な費用が見込まれることになるわけでございますけれども、平成16年に都市公園法が改正をされまして、借地による公園が開設しやすくなったという経過がございます。ですので都市公園として借地公園も視野に入れながら、土地所有者の方と協議をさせていただいて、長いこと公園として利用ができるような形で整備をしていきたいと考えております。
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○三輪 委員 今、岩瀬の方に大きな通称マンモス広場というところがあるんですが、こういったところも今後そういった開発とか大きなところであればそういう形になると思うんですけれども、その辺ここについてちょっとうわさも聞くんですが、どういったふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
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○米木 景観部次長 ただいま岩瀬の通称マンモス広場、岩瀬下関青少年広場の御質問でございます。実は昨年末に、土地所有者の方から借地契約をしていたんですけれども、ことしの4月からは契約解除をしてほしいというような申し出がございまして、私どもその土地所有者の方とそれから土地所有者の管理会社の方とも、これまでお話を数回続けております。2月に最終的にお会いいたしまして、結論から言いますと借地の契約については継続していただけるというお答えをいただいている状況でございます。
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○三輪 委員 継続できるということで、やはり地域の防災とかいろんなものに活用されているところなので、今後こういったものは買い取り、先ほども申し上げましたけれども、特にそういった防災とかに使っているような大きな広場、買い取りという形はここは考えていくということを考えてよろしいんでしょうか。
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○米木 景観部次長 継続していただくということで確認はしておりますけども、土地所有者の方もさまざまな理由ございまして、何とか公有地化、市の方で取得してくれないかというような要望を受けております。手法、現在のところすぐ買いますよという状況まで行かないんですけども、メニューを今探りながら何とか公有地化という方向で、年内ぐらいに方向性がつけばというふうな状況でございます。
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○三輪 委員 ぜひ結構大船や玉縄方面にはこの児童遊園等というところ、多いと思うんですけれども、腰越や旧鎌倉、割と深沢あたりも物によっては数としては二、三個ぐらいしかないという状況、ちょっと地域にばらつきがありますので、その辺のことも考えて買い取りも含めて、ぜひ市民の遊び場を確保していただきたいと思います。
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○伊東 委員長 ほかに。
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○中村 委員 ちょっと緑の基本計画のところなんですけれども、最近よく陳情が出てきて、買ってくれとか何とかという話で、緑の基本計画上位置づけられていないとか、そういう御答弁をいただくこともあるんですけれども、要するに市民の理解というか周知が進んでいないんじゃないかと、要するに緑の基本計画ということ自体、御理解いただいていない市民の方が多いんじゃないかなという現状があると思うんですけれども、そういう市民とのコンセンサスができていないとする原因など、思い当たることがあれば、ちょっとお示しいただければと思うんですけど。
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○みどり課長 緑の基本計画は、改定のとき広く意見を聴取しておりますし、現在もホームページでですね、緑の基本計画というものを見られるような形にとっております。
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○中村 委員 そういう御努力はされているとは思うんだけれども、何となく開発問題が起きて、すぐいろんな諸問題が起きてくるということは、やはりまだどこかに市民の方々に対する理解が進んでいないというふうに感じるわけです。今後もそんなに画期的な周知方法というのはないとは思うんですけれども、ぜひせっかくこうした専門家の御意見おかりして、基礎データなどをつくっていくということであれば、そういった市民の方へのコンセンサスづくりというのも、あわせて進めてほしいと思うんですけれども、いかがですか。
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○みどり課長 平成22年に緑の基本計画改定を予定しております。来年度中に課題を整理いたしまして、なるべく市民の皆さんの意見を吸収できるような形で検討していきたいと思います。
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○中村 委員 特にまた問題になりそうなエリアもあるかもしれないんで、ぜひ前もって周知をなるべくしていただければと思います。
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○岡田 委員 内容説明の249ページのところなんですけども、ここで古都ということで、事業の目的のところなんかにも書いてあるんですが、広く景観行政っていろいろやられていると思うんですね。昨年はバッファーゾーンということで15メーターのかけられて、景観地区と高度地区ということで緑色とあれは何色だったかな、緑の濃いのが高度地区、薄いの景観だったかな、やられてそれはそれであれなんですが、努力されているというのはそれはそれなりに認めるんですけども、ただ全市的に見た場合に、私のひがみかどうかはちょっとわからないんですが、かなりこちらの方に遺跡がたくさんあるからこちらで一生懸命やろうというようなこともわからないわけじゃないんですが、玉縄の方も戦国時代の北条というのもございますし、それは学校が今ありますんで、清泉があるんでどうにもならないところもあるんですが、歴史もありまして、例えば北条綱成なんかはかなり歴史的に有名な武将でございますし、そういったところで玉縄の方でもう少し景観的なものについての、市民の意識がかなり高まってきている状態が片方にあります。それと同時に昔から言われているのは、東海道沿線の、やはり車窓景観を少なくとも駅前ぐらいは残した方がいいんじゃないかというようなことがありました。
これはいい悪いは別にしまして、私どもも景観の部分から東口の再開発につきましても、もう少しどうにかならないかというようなこともやってきましたし、あるいは市民の方は全体が全体というふうに私は言いませんけども、何か観音様をランドマークにしたあそこら辺をもう少しきちっとしてくれないかなというような要望というか、そういうのも出ています。いろいろ出てきているんですが、大ざっぱにざっくり言いまして、やはり鎌倉の玄関口ということで横浜との関連もございますけれども、やはり鎌倉は鎌倉らしいまちづくりということで景観を、特に意を用いていただきたいなと、こんなふうに思っています。
言わんとしているところは、西口のところの高度地区のところなんですが、川に近い方がかなり抜けちゃっていまして、車窓景観を今後考えるときに、あそこら辺のところをどういうふうに考えるかなというふうに思うわけです。例えば今一つぱっと見たところは、あそこのところは左側にDIKマンションがあって、上に家はありますけど、ちょっときついなというふうに私自身も思っていますけれども、守っていかなきゃいけないし、できればもう少し緑も育成していくというような考え方も必要かなという気もするんですが、それはそれとして右の方からも開発が迫ってきていますし、かなりきついかなというふうに思いますが、景観行政の立場からどんな考えでしょうか。
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○都市景観課長 今御質問のありました大船駅西口周辺につきましては、景観計画の中で潤いある駅前景観の創出ですとか、拠点緑地、柏尾川大船観音などの景観資源を生かした新しい顔づくり、こういったものを景観形成の基本方針として、現在一定規模以上の建築行為を対象に届け出を出していただいて、デザイン協議をしているところでございます。御指摘の高度地区につきましては、都市計画部の方が所管しておるんですけれども、まずはということで、一種中高層までの住居系の用途地域を対象に高さ制限をしているところで、今後それ以外の区域にも検討をしていくということが、実施計画上も位置づけられていたかというふうに認識しております。
景観行政の立場からしてみれば、やはり駅前景観、潤いのある景観の創出という目標を立てておりますので、今後も積極的に景観形成に取り組んでいきたいというふうに思っておるんですけれども、やはり地域特性にあわせた景観形成というのは、地域の方々の発意ですとか、意識の高まりというものも必要だと思いますので、まずは地域の方々との対話を通して景観形成の将来像の共有だとか、課題の共有というところに積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。
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○岡田 委員 それは言われていることはわかります。12月の議会でも市長の答弁ももらいましたし、私も読んできました。それでなかなかきついかなという感じもしないではないんですが、ただ景観法ができる前からの鎌倉市の考え方として、行政の考え方として、あそこら辺はもう少しきちっとしていきましょうやという考え方はあったかと思うんですね。私も覚えているような気がするんですけれども。ただそうは言ってもいつもいつもそこから私も目を見ているわけじゃあございませんで、少しずつ変わってきているなと、これじゃあいかんなとは思いつつも、少しずつ変わってきたと。そういった中で、本当に残された小っちゃな、ある意味緑みたいなところがあるわけですけれども、こちらから見ると大船観音さんの緑ということですね。あそこら辺のところはやはり残した方が私はいいんじゃないかなと、こんなふうに思います。
ただ片一方で、今度詳細設計来年度工事が始まるんですが、ペデなんかもできまして、若干また少し変わってくるかなという感じもしないではないんですが、それにしても拠点整備等がその景観に配慮して色等と、市民にいろいろと意見もいただきながら、落ちついたまちづくりしようということで、そういうような方向で流れていまして、景観の方も特段のあそこら辺につきましては配慮をしてもらいたいなと、こんなふうに思うんですが、どうなんでしょうか。
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○都市景観課長 ただいまお話にありましたペデストリアンデッキの整備等についても、景観条例に景観アドバイザーという制度がございまして、専門の先生に景観的な視点から意見をいただきながら、周辺整備課の方とも協議をしながら進めているところです。この都市整備にあわせてやはり周りの町並みというのはきれいになっていくというのが一番いいことだと思いますので、今後も個別の計画はもちろんなんですけども、先ほど申し上げたようにその都市整備を契機に、地元の方々の意識も高まってくれば、地域独自のルールづくりというのにも、市としては支援していきたいというふうに思っております。
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○岡田 委員 ほかのところでも少しなんかこのところじゃなくてお聞きしたんですけれども、地区計画もあるとか、あるいは自主まちづくりでいろいろやっているとか、ほかの手法もありますよと、私も平成元年のときにバブルで土地があのとき、2.数倍になったときがあったんですね。がんと上がりましたね。私なんか田舎から出てきたから、もう住めないなというふうにちょっとあきらめたことがあるんですが、あのときにいろいろ調べて、四つぐらいの土地の高騰に対する抑制策があって、その中で調べたときに気づいたのは、自治体でできるのはまちづくりの部分で関与できるわけですよ、大きな力に。
だからそこら辺をやはり、それ以外は例えば国政の問題とかいろんなことありますから、言ってもただ言い切りということで、まちづくりのところでは我々も少し声を出しながら手が届くようなところにあるんで、やはりそこら辺のところを考えますと、今言われましたけど市民の人がいるんで、そういうことを考えながらやっていきたいと言われたんですが、例えば具体的にあそこのところと言ってもあれですよね、岡本町内会と幾つかありますよね、町内会が。それでほかのところも行ったんですけど、ワンブロックといった場合にどのぐらいのことを、例えば地域住民と話してやりましょうと、ここら辺をこうした方がいいんじゃないのと、うん、いいねというのは、最小単位といったってどのぐらいのこと考えられますか。
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○都市景観課長 都市計画法の中で地区計画などを提案する最小規模は0.5ヘクタールぐらいというような目安も一つ出されているところだと思います。ただ0.5ヘクタールといっても、一団のまとまりがなければやはりその景観形成、まちづくりに取り組んでいくことというのは難しいと思います。仮にそれより小さくても、例えば商店街の街区とか、そういう単位で景観づくりに取り組んでいくことは可能だというふうに思っています。その取り入れる手法だとか、取り組んでいく目標ですね、こういったものによってその区域のとり方、面積等が変わってくるんではないかというふうに思っております。
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○岡田 委員 もうそんなに言いませんけども、市長も言われているから多分立場は変わらないのかなと思いますけども、きめ細かな景観あるいはまちづくりも含めて、まちづくりをやっていくという中で、皆さん方がおっしゃっているのは、上からのバッファーゾーンかけて、それはそれで一つの進歩だよというふうに言われています。今後は各地域の住民の皆さんと相談しながらやっていきたいというように言われているわけですね。
それは要するに裏を返せば、僕なんかに言わせると、それは地区計画の手法じゃないのというふうに私は考えるわけであって、地区計画の手法というのはもう前からありますから、そういった中でやっていって、なかなかやれないからいろんな人がいろんなふうに言っているわけで、そこら辺の何ていうか、ただこういうのがありますから、これどうですかということじゃなくて、もう少し何か積極的に入っていってどうなのというような姿勢というかシステムというか、そういうのが何か欲しいんですけど、そこら辺は考え方どうなんでしょうか。
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○都市景観課長 制度自体は今御指摘のように都市計画法、建築基準法と景観法ができる前からございましたし、景観法にできた制度につきましても、新たなものではなくてただ景観を対象にできるとか、景観形成というデザインというような、多少抽象的な部分も制限できるという枠組みができただけに違いないというふうに思っております。ですからやり方としては今まで同様に、地域の方々の意識を高めていくことが必要だと思うんですけれども、まずはやはり今ある町並みと今ある法律の制限との関係を正確にお伝えすることによって、将来的にこのままでどういう町並みができるのか、じゃあもし自分たちが描く町並みがこういうものであれば、どういうふうにしていかなければいけないのかというのを、やはり積極的に粘り強くお話をして伝えていくしかないんではないかなというふうに思っております。
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○岡田 委員 以上です。
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○藤田 委員 公園整備事業でお聞きいたします。先ほど御説明ありましたように、七里ガ浜東地区再整備計画策定業務委託料というのが300万ですか、上げられておりますが、ちょっと私も記憶にないんですけど、以前町内会で公園づくりをして、県に表彰された公園ありましたよね、七里ガ浜。そこの公園のことを言っているんですか、これ。
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○米木 景観部次長 この再整備ですけれども、実は現在市内には225カ所の街区公園がございまして、これらの公園が大分、昭和30年から40年につくられた公園ということで、老朽化が激しい、また市民の皆様のニーズの変化に伴って、またその辺の期待にもこたえられていないという状況がございます。そういった意味で市内の街区公園の再整備をしようというものです。今、委員さんのおっしゃいました公園も含めて225の中の再整備ということでございます。
対象の公園ですけれども、21年度、供用開始30年を経過したものとして、市内を5地区に分けます。これは腰越、大船、深沢、玉縄、鎌倉、こういった形で5地域に分けまして、その中の1地域の中の1地区、複数地区の中の複数の公園を対象にしたいというふうに考えております。具体的に平成21年度につきましては、公園の中で昭和30年代の後半につくられた老朽化が非常に激しい公園、これは腰越地域の中の七里ガ浜東地区を対象に、再整備計画案をつくりたいというふうに考えております。この1地区というのは何かというと、具体的には町内会ベースで地区を分けております。
業務の内容ですけれども、七里ガ浜東地区の中の、ここには11カ所の公園がありますけれども、この公園を一つの公園群としてとらえまして、その地区の住民、町内会単位になりますけれども、その住民をメンバーとするワークショップを設置いたしまして、再整備の方針を定めていきたいというような内容でございます。
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○藤田 委員 御丁寧に御答弁いただいてありがとうございます。わかりました。公園のことは以前にも全市の公園を調査して、いろいろ数々御要望申し上げていたもので、注目していましたんで、こうやって具体的に動いてくるというのは大変評価いたしますが、この委託料というふうになっておりまして、それが300万。今ワークショップを開くためにどこかに委託をするんですか。
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○米木 景観部次長 コンサルタントの方に委託をいたしまして、その中で皆様の御意見を聴取をして、どのような形でもってその地区の再整備をしていきましょうということを整理したいというような、要するに地元の皆さんの意見を聞いて、それを反映できるような形をとりたいというのが趣旨でございます。
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○藤田 委員 大変結構なことでございます。そういう公園等に明るい民間の方たちが住民の意見を聞きながら、よりよいものを。そうすると今度は整備事業はまた改めてここの中で御意見がいろいろあった中で、一つ一つの公園について整備事業を計画的にやっていくということでよろしいんですか。
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○米木 景観部次長 具体的には21年度にそういう形で計画案を策定をいたしまして、その次の年、その次年度にはその公園群の中の遊具等を整理していきたいと。それからその次の年、23年度にはその11カ所の中から一つの公園を対象に、大規模修繕工事をしていきたいというようなスケジュールと考えております。
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○藤田 委員 ちゃんとしたスケジュールをお持ちになって、一つ一つ丁寧にやっていただけるんだなということが今確認できて、期待しておきたいと思います。
それと、その下に海浜公園として坂ノ下地区の事業手法検討委託料ということで1,000万が上がっていますが、これはどういう内容ですか。
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○米木 景観部次長 これもちょっと説明長くなりますけれども、海浜公園の坂ノ下地区の整備につきましては、なかなか進んでいないという状況については、私どもも認識しております。
これまで平成18年度に課題それから問題点の抽出をしたり、その後平成20年度までに課題、問題点の検証等について関係部署と調整をしてまいりました。坂ノ下地区の整備につきましては事業規模も大きいこと、それから事業費も高額になると見込まれること、それから国庫補助を有効に活用しなければならないということと、単年度におきます財政支出の負担を軽減しなくちゃいけないというような、さまざまな前提条件がございます。そういった中で事業をどのような手法で進めていったらよいか、検討をするための業務委託を計上させていただいております。
この事業につきましては関係する法律、それから国の制度に精通しているところ、多種の項目について専門的な知識を有しているというようなことが必要ではないかと今思っております。委託先といたしましてはPFIによる民間活力の導入を視野に入れまして、国内での情報や実績を数多く有している機関が考えられます。そういったことで、今後各機関等にそういう問い合わせをしたり、国・県にも相談をしてアドバイスを受けたりしながら、実施可能な機関を選定してまいりたいというふうに考えております。
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○藤田 委員 13年前ぐらいのあそこのパースがいまだに忘れずに私の記憶の中には残っておりまして、大変期待した事業ですけど、びっくりするぐらいにあっという間に消えてしまった。課題の多かったところだったというのが後で気がついたんですけど、地元はそれ随分期待していたんですけど、本当にあっという間に10数年たってしまいましたけど。じゃあすべての問題点は、課題、問題点、19年検証したということで、その辺は全部きちっと整理されたということでよろしいんですか。
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○米木 景観部次長 実は課題の検証ということで、具体的に申しますと、例えば鎌倉漁港の問題、これは協議会を立ち上げてということで、3月中に第1回の協議会をするというようなことも聞いております。またプール施設どうなのかという問題もあります。プール施設につきましてもスポーツ振興審議会の方にまた審議をしてもらわなくちゃいけないという問題もあります。それから環境部の方の不燃物の選定、積みかえの施設等もございます。そういった個々の課題もまだ残っているんですけども、その辺は横の連携をとりながら、並行的に坂ノ下の整備も進めてまいりたいというふうに考えております。
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○藤田 委員 漁港に関しては協議会ができて、いろいろ御検討なさってくることでしょうけど、プールとかという事業の中身というのを前提に、いろんな課題整理をしていこうということなんですか。
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○米木 景観部次長 実はプールの問題もまだ具体的に食い込んでいないんですけども、公園の整備の中でこのプールも含めてやっていくのか、それからスポーツ所管の方でやっていくのかという問題も確かにございます。そういったものもノウハウというのがちょっとかなり事業が大きいものですから、まずそういった中でどういう形で進めていくかという事業手法の検討をまず進めていきたいと、その検討の中でその諸課題については整理していきたいというふうには考えております。
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○藤田 委員 今プールということが個別に出たんで、そういう事業を前提としながらいろんな課題整理に入っていくのかしらと思わず聞いてしまいましたが、いろんなありとあらゆるスポーツ関係も含めて、そういうのが可能か可能じゃないかという前提で、これから少しずつ進めていこうという考えだということでよろしいんですね。
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○米木 景観部次長 ちょっと私先ほど言いましたけれども、やはり第一弾として国庫補助を有効に活用したいというのがまず根にありますので、公園整備でやった方がそういう形で、ここまでできるということであれば、そういう形でやっていきたいし、また別のメニューでもっと有利な補助みたいなのがあれば、またそれも考えなくちゃいけないですし、そういう部分で手法を検討したいというふうに考えているものでございます。
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○藤田 委員 あそこは御承知のようにすごい断崖絶壁で、今でも少しずつ崩れているようなところですよね。それとか敷地が大分なんかいろんな持ち主の不明な点があったとか、そういうようなお話もかつて耳にしておりましたんで、そういう課題がある程度見えて整理されて、いよいよ事業が進められるような土地の形状になったのかなというふうに私は思ったもので伺ったんですが、その辺は大丈夫なんですか。
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○米木 景観部次長 課題が全部整理できたという状況ではございません。事業手法の中でそういった例えば今回の委託の中にはできれば基礎調査みたいなもの、例えば地質の調査だとかそれから測量だとか、そういうものも含めた中での基礎資料も委託として出したいというふうに考えております。そういうことを含めた中で事業手法の検討という委託でもって整理をしてまいりたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 緒についた段階というふうでよろしいんですね、そういう感じですね。それと今そういうお話ございましたけれど、そうしますとこの1年、委託料というの1,000万かけていますけど、21年度1年ぐらいのスパンで、この辺の課題をこういうふうに調査してもらって、スケジュールというと実施計画もちょっと思い出せないんですけど、そのスケジュール的なものはどういうふうになっていますか。
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○米木 景観部次長 実はスケジュール、これは事業手法の検討からスタートを切って、当然地元の御意見を聞いたりいろんなことを今回やらなくちゃいけないんですけども、その辺をどういう形で何年に何、何年に何というところまでも、この手法検討の中で組み立てていきたいなと思っております。ただ整備工事自体の目標は、平成26年ぐらいを目標に、この事務的なスケジュールでやっていきたいというような計画ですかね、それで、やっていきたいというような今考えです。
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○藤田 委員 いろんな課題があるということはわかったんですが、26年って今おっしゃいましたけど、その26年を今の段階では26年を目途に、26年には何らかの形で工事が着手できるというふうに取ってよろしいんですか。
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○米木 景観部次長 ちょっとここで確約というところまでは行かないんですけれども、当然事業手法の検討、それから以前にやった基本計画、基本設計の見直しといいますか、そういうものも必要になってきます。それからその次にこの整備を協議会というものも設立をしながら運営手法を決めて、最終的には事業計画の策定まで持っていきたいという今スケジュールでございます。
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○藤田 委員 26年にはじゃあ事業計画ができるようにやりたいということだったんですね。何か事業をやりたいと、工事をやりたいというふうにおっしゃったもので。私、実施計画までちょっと記憶になくなったもので。
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○土屋 景観部長 中期実施計画においては、この検討という形で具体的な政策展開の検討をするという。後期実施計画に対応して今後どうするかというのは、後期実施計画の中できちっと整理をしていくというふうに思っております。
今まで動かなかったということがいろいろあります。それをきちっと整理していこうじゃないかというのがここで一つありますので、それをまず先ほど委員おっしゃったように最初に緒についたというような段階でございますので、これからPFIがいいのか、そういったことができるのか、またPFIを組んだときに民間がちゃんと参入してくれるのか、実際にそれができるのか、事業費が実際に出るのか、言葉では例えば鎌倉漁協との連携もありますと言っても、本当にできるのだろうかと、これを少しずつ検証しなければできないわけでございまして、そういった一つ一つ検証していく作業に入るということで、御理解をいただければと思います。
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○藤田 委員 理解できました。過去のいろんな流れがあるもので、また私も地元ですから、非常に期待しているんです。そういう中で今回このような委託料がついたということは、本気で取り組んでいっていただけるんだなという思いで今質問をさせていただきましたが、後期実施計画に期待いたしまして、いろんな課題整理ともども市民に喜ばれるようなものを目指していっていただきたいことを要望しておきます。
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○伊東 委員長 次に。
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○赤松 副委員長 藤田委員の質問にちょっとつながったような質問になるんですが、私はまだちょっと理解ができないところがあるんで、くどいようかもしれませんけど、ちょっと質問させていただきたいんですけどね。今いろんな幅の広い質疑があったんですよね。その中で過去の基本設計の見直しも必要になるだろうし、地質調査も必要になるだろうしという話があったんですけど、過去の計画で基本設計2,000万円の予算がこれ執行できないで終わったんですよ。減額したんですよ。教育委員会でした、当時。教育委員会所管で年度は平成8年だったですかね。ちょっとうろ覚えなんですけど。発注する段になってばかーんってやられたんですよ。減額されました。だから基本設計はできていないんです。2,000万の予算でした。
それから地質調査の話なんですけど、3年ないし4年ぐらいの間にずっと地質調査とかいろんな調査をやってきまして、これ教育委員会発注しているんですけど、そういうデータというのは、必要なデータというのはもうあると思うんですよ、教育委員会に。それは緑の担当の方、公園の方にそういうものが来ているのかどうかちょっとわかりませんけど、調査というのはいろんな角度からの調査は必要ですから、一概に私それだめだなんていうことを言うつもりは全くないんですけれど、地質調査という点では3回ぐらいやっているんです。例えば単年度に800万とか700万とかという予算計上してやっているんですよ。だからそういう調査のデータというのは非常に貴重なものですし、しっかり生かしてもらいたいというふうに思います。
それから坂ノ下にあるポンプ場のエネルギーの調査、これもやっているんですよ。かなりの熱量発生していて、当時計画していた温水プールの熱量はほぼそれで確保できるという、そういう検討の結果も出ていたんです。そういうありとあらゆる今まで積み重ねてきたデータとか成果というのは、きちっと受けとめていただくようにお願いしたいなというふうにまず思います。
その上で先ほどから平成21年度のこの事業でやることは、事業手法の検討ということになっているんですけど、いまいちちょっと私わからないのは、PFIという手法でやるとか、あるいは公設民営でやるとか、そういうやり方というのかな、そういうものの検討ということなのか、もっと幅の広い国・県の補助を有利に取るにはどういう形でやったらいいのかとか、例えば公園施設としてやるとか、教育委員会所管の体育施設としてやるのがいいかとか、そういうことまで含むのか。答弁の中でいろんなものが出てきちゃうから、ちょっと私も聞いていてわからなくなっちゃうんですけど、今年度予定している事業手法の検討というのは、具体的にどういう中身なのかということを、もう1回ちょっと整理して答弁してもらえますか。そうしたら私の頭の中も整理できますので。
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○米木 景観部次長 申しわけございません、ちょっと説明が複雑になって。公園の整備の中での検討というふうに考えております。
それから先ほど民間活力の導入という中で、じゃあどうするのという部分がございます。この事業を進めていく中で、やはり国・県との綿密な調整が必要になってくると思います。それから事業自体かなり大きな事業ですので、事務手続等もかなり時間というかマンパワーが必要になってくるんではないかということを想定しております。できる限り、例えば国の方への手続、それからそういったノウハウを持っているところにお願いできたらなというふうに考えております。
具体的にちょっと今イメージ的に、じゃあどこなのと言われるとちょっと困るんですけども、今考えると例えば財団法人の日本公園緑地協会だとか、例えば都市再生機構だとかって、そういうような感じのイメージなのかなというふうには今思っております。ただこれ先ほど私言いましたように、いろんなところへちょっと相談をしながら決めていかなくちゃいけないものですので、その辺をもう少し国や県なんかのアドバイスもいただきながら、整理していきたいなというふうに今考えております。
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○赤松 副委員長 今年度の予算が1,000万円になっているんですよね。それで実施計画これ5カ年間ですね、平成25年までの。25年は事業計画の策定と、こうなっているんですよね。総額で1,800万円ですよ。だから1,800万のうち今年度事業手法の検討ということで1,000万円使うわけですから、残り800万ということになりますよね。例えば基本設計、全体のをやるなんていったら、その温水プールとあれ運動広場がメーンでしたけど、過去は。その基本設計でもってその当時で2,000万円だったですよね。だからそんなことは25年度までにやるような、予算的にもこれはできませんわね。大体今の説明で大まか今年度何をやるのかということはうっすらと私目に浮かんできたような気がします。浮かんだことにしますよ。ね、とりあえず。
その上で聞きたいのは、先ほどプールの話もあったんですけど、私はもうプールがメーンだと思っているんですよ、あそこは。それから運動広場的なもの。そういうものがあそこ全体の中の中心的な施設、現実にはあそこプールあるわけですから、もう50年以上経過しても毎年何百万も金かけて教育委員会、大変な状態にあるわけでしょう。いろんな循環させてろ過する施設だってもう相当古くなっちゃっているから、あれそっくり取りかえるなんていったらもう大変な金かかっちゃうわけでしょう。そういう現実がある中でのこの計画なわけですから、全体計画の中のメーンはやはり温水プールという計画であることは私は間違いないと思うんです。
そういう施設などをあそこにどういう施設をどういう形で持ってくるのかとかという、そういう計画というのが、なんかどこでどういうふうにこの5カ年間の中で検討されるのかなというのがちょっと見えてこないんですよ。だから私なんかが思うのは、今年度事業手法の検討ということなんだけれども、どういうものをやるのにどういう施設をどういう形でどの程度の規模のものをやるのに、これをやるのにどういう事業手法でやったらいいのかということを検討するというのが、事業手法の検討ではないかというふうに私なんかは思っていたんです。だから前提として鎌倉市としてどういう施設、どの程度の規模のものをあそこに持ってくるのかということがまずあって、その上で事業手法の検討でないかというふうに私は思っていたんだけど、事業手法の検討というのが先に出ちゃっているから、ちょっと私もわからなくなったんですよ。だけど私が今言った基本的な考え方というのは、そういうことでいいんですか。
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○土屋 景観部長 基本的には平成8年でしたか、公園の方の基本計画ができておりますので、それがベースになるというのは当たり前ですから、今、委員がおっしゃったように、プール、広場等を中心に持っていくというのが一つ。ただ今後やはり10数年たっておりますので、市民ニーズが変わっている可能性もあるということですから、その辺を酌み取らなければならない。
それともう一つは、これは民活でやろうとするとき、要するに民設民営もしくは公設民営というパターンもあるでしょう。そういった場合については当然市民のニーズも聞かなくちゃいけないという場面と、提案型ということも出てくるかと思うんですね。こういう提案があればこういう公園であれば、私どもは民間として出ていけるけれども、こういう提案を聞いてくれなければ出ていかない、こんなような、あると思います。
それともう一つは、その当時と違っているのは、公園事業に関しては広町、台峯という大きな事業を今抱えているというような状況がございますので、我々公園事業全体を見定めてやはり平準化していかなきゃならない。そういった中ではやはり直接工事をやって我々の手で工事をしてしまうのがいいのか、公設民営型を取った方がいいのか、民設民営型が取れるんだろうか、そういった諸条件はどうなのか、それから10数年たった上でのニーズが正しいのかどうか、こういったことも含めて今検討しなければ物事が動かないという状況にありますので、やはり坂ノ下を動かすということに関しては、そこの整理をしていかなきゃならないということで、そこの最初に整理をしていこうというふうな形で、坂ノ下を動かすための事業手法を検討した上で、後期実施計画に結びつけていきたいというふうに今考えているという状態です。
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○赤松 副委員長 私自身は藤田委員と同じで、地域に住んでおりますから、本当に21年度からのこの5カ年の実施計画の中に頭が出たと、位置づけられたと、このことを本当に喜んでいるんですよ。これはかつての実施計画のときにもそうだったんです。調査をして基本設計発注するというときにペケになっちゃったから、何だということだったんです、私はもう本当に委員会で随分しつこくやりましたよ。教育長、あの当時は米倉さん、そうそう米倉教育長。そして竹内さんでしたよ、市長は。そういう経過を知っているだけに、今回こういう形で出たことは喜んでいまして、だからこれは確実に推進していただきたいというふうに思っているんです。もうもたないですよ、今のプールは正直。この計画で逃がしたらもう見通し立たないですよ。ここでしっかりやってもらいたいと思う。
最後に先ほどの質疑の中でも出ていたんですけど、25年度事業計画の策定という、この25年度は、25年度までに何がどこまで進んで到達させるんだということだけは、ちょっとはっきりしてください。そうしたら見えるから。25年度終了のときには、25年が終わるときに、どういう課題がどんなふうなところまで行っていますと、行かせますという、そういう答えをちょっとください。
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○土屋 景観部長 大変手厳しい御質問でございます。すべてが私の想像どおりに動いていければ、そのとおりになるかもしれませんが、なかなかそういう他に隣接の土地所有者もいらっしゃるわけですね。査定を決めるんであってもそういうことですので、すべてそれはこっちに勝手に動くことはできませんが、私としましては今現在まずどういう形で、要するに民設民営か公設民営なのか、そういった事業手法で果たして民間で出てこられるかどうかということを探り出した上で、また提案型であれば提案型の基礎的な、要するにプールを基礎とするとか、広場を基礎とするとか、あと駐車場をつくるのかつくらないかとか、そういった基本的な方向をやはり市としての基本的な部分をちゃんと整理していくということだと思います。あわせて先ほど幾つか協会、またはいろんな漁港の話も出ましたけれども、庁内的にはそういう整理も並行してしなければなりませんから、そういった方向づけをきちっと25年度までして、後期実施計画に事業として起こせる状態までは持っていくというようなことを考えております。
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○赤松 副委員長 ひとつよろしくお願いしたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。くどいようですけど。
それから最後に、先ほど岩瀬の青少年広場のことがあったんですけど、継続することで御理解もいただけたということでよかったなと思っているんですけど、21年度予算には当然これ借地料というんですか、予算計上があると思うんですけれど、21年度限り継続ということで了解を得られたという段階なのか、もうちょっと幅があるのか、そこらはどうなんですか。
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○米木 景観部次長 実は土地の所有者の方ともお会いしてよくお話をしております。現状の中では市の方でそういうことを考えていただけるのであれば、21年度は引き続き契約しましょうというお話になっております。ただし年度をいつに区切るという話はそのときには出ておりません。と言いますのは今すぐ何とかしてくれなければ、極論を言っちゃうと、今すぐして何とかしてくれなければ、例えば民間にもう買ってもらうようにしますよとか、そういう具体的な話はございません。なるべく早くそういう形で努力してほしいという段階で、1年とか2年とかという話は具体的には出ておりません。
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○赤松 副委員長 そうしますと、市側がどういう条件を提示してくれるのかと、そういうものを見ながら、所有者の方も考えていこうやということなのかなという感じがします。そういう点では先ほど答弁されていた中にありましたように、どんな方向であそこの広場が確保できるか、検討してという話がありましたんで、そこにかかっているような気がしますんで、ひとつ努力していただきたいなというふうに思います。
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○伊東 委員長 ではこれにて質疑を打ち切ります。
御意見はありますか。
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○岡田 委員 景観行政について。
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○伊東 委員長 意見ですか。
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○岡田 委員 意見です。景観行政について。
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○伊東 委員長 ほかに。
(「なし」の声あり)
それでは事務局、繰り返してください。
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○事務局 岡田委員から意見で、景観行政について。御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 よろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認します。
それではほかに意見がなければ、これでこの項を終わります。
暫時休憩いたします。
(15時02分休憩 15時14分再開)
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○伊東 委員長 それでは再開いたします。
理事者に申し上げますが、審査を能率的に進めるため、説明については簡潔明瞭にお願いします。なお、説明は座ったままで結構です。また、答弁をいただくときにはマイクを手に持って発言していただくようにお願いいたします。
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○伊東 委員長 次に「議案第86号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。説明を願います。
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○建築指導課長 議案第86号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、御説明いたします。
議案集その2、35ページをお開きください。資料1としまして鎌倉市手数料条例の一部改正について及び資料2としまして手数料一覧を御用意いたしましたので、あわせて御参照ください。
まず、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が構造及び設備について講じられた優良な住宅の普及を促進するために、平成20年12月5日に長期優良住宅の普及の促進に関する法律が公布され、平成21年6月4日に施行されます。
この法律に基づき、所管行政庁は、長期優良住宅の建築及び維持保全をしようとする者からの申請に対し、長期優良住宅建築等計画の認定を行うことになります。また、申請者は、本申請とあわせて長期優良住宅建築等計画が建築基準関係規定に適合するかどうかの審査を申し出ることができます。
これらの認定事務等に当たりましては、相当な事務量、審査時間を要し、また、当該認定により税制上の特例など特別な利益を得ることになることから、その役務に対して適正な費用を負担してもらうため、手数料を徴収しようとするものでございます。
新設する手数料は、長期優良住宅建築等計画認定申請手数料、長期優良住宅建築等計画変更認定申請手数料、譲り受け人を決定した場合における長期優良住宅建築等計画変更認定申請手数料、長期優良住宅建築等計画の認定を受けた地位の承継の承認申請手数料です。
長期優良住宅建築等計画認定申請手数料につきましては、住戸総数による区分ごとの額を申請戸数で除して得た額を1戸当たりの認定申請手数料の額といたします。また、あわせて、建築基準関係規定に適合するかどうかの審査を申し出た場合には、この額に建築確認申請手数料相当額を、さらに、構造計算適合性判定を必要とする建築物にあっては、構造計算適合性判定手数料相当額を加算した額といたします。
長期優良住宅建築等計画変更認定申請手数料については、長期優良住宅建築等計画認定申請手数料の2分の1の額といたします。また、あわせて建築基準関係規定に適合するかどうかの審査を申し出た場合には、この額に建築確認申請手数料相当額を、さらに、構造計算適合性判定を必要とする建築物にあっては、構造計算適合性判定手数料相当額を加算した額といたします。
譲り受け人を決定した場合における長期優良住宅建築等計画変更認定申請手数料については、1戸当たり2,100円といたします。
長期優良住宅建築等計画の認定を受けた地位の承継の承認申請手数料につきましては、1戸当たり1,700円といたします。
これらの手数料の額の算定に当たりましては、県内の所管行政庁間で調整し、各申請手数料の額について統一を図っているところでございます。
次に、高齢者、障害者、妊婦、けが人などの移動や施設利用の利便性・安全性の向上を促進するために、平成18年12月に施行されました高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づく特定建築物の建築等及び維持保全の計画の認定に係る申請につきましては、これまで手数料を徴収しておりませんでしたが、当該認定により容積率の特例や税制上の特例など特別な利益を得ることになることから、その役務に対しまして適正な費用の負担をしてもらうため、新たに手数料を徴収しようとするものでございます。
新設する手数料は、特定建築物の建築等及び維持保全の計画認定申請手数料、特定建築物の建築等及び維持保全の計画変更認定申請手数料です。
なお、申請者は、本申請とあわせて、特定建築物の建築等及び維持保全の計画が建築基準関係規定に適合するかどうかの審査を申し出ることができることとなっており、当該審査の申し出があわせて行われる場合に、建築確認申請手数料相当額、構造計算適合性判定手数料相当額を徴収しようとするものでございます。当該審査の申し出がない場合には、高齢者、障害者等の利便性、安全性の促進という福祉政策であることを考慮し、特定建築物の建築等及び維持保全の計画の認定のための手数料は徴収いたしません。
次に、これらの手数料に関する規定を新たに第75項から第80項として加入することに伴い、それ以降の規定を整備いたします。
最後に、施行期日でございますが、長期優良住宅の普及の促進に関する法律に係る手数料につきましては、平成21年6月4日から施行いたします。また、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に係る手数料については、平成21年4月1日から施行いたします。
以上で説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございます。それでは質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
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○伊東 委員長 次に、第45款土木費のうち第5項土木管理費、第10目建築指導費及び第20項都市計画費のうち都市計画部所管部分について、一括して説明を願います。
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○大場 都市計画部次長 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち都市計画部所管部分について御説明いたします。
議案集その2、7ページをお開きください。また、平成21年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は94ページから97ページ、平成21年度鎌倉市一般会計特別会計予算事項別明細書の内容説明は230ページを御参照ください。
45款土木費、5項土木管理費、10目建築指導費は3,944万8,000円で、都市調整の経費は都市調整課の都市調整運営事務に要する経費で、湘南地区開発事務連絡協議会負担金などを計上。
事項別明細書231ページに参りまして、開発指導の経費は開発指導課の開発指導事務に要する経費で、神奈川県宅地開発行政事務連絡協議会負担金などを計上。
事項別明細書232ページに参りまして、建築指導の経費は建築指導課の建築指導事務に要する経費として、建築審査会委員報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料及び構造計算適合性判定業務委託料、また、新たに平成21年6月4日に施行される長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく長期優良住宅の認定に伴う住宅性能評価業務委託料などを計上。
事項別明細書233ページに参りまして、建築相談事業に要する経費として、耐震改修アドバイザー派遣事業報償費、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金及び危険ブロック塀等対策事業補助金を計上いたしました。
続きまして、予算に関する説明書は100ページから103ページ、事項別明細書は247ページを御参照ください。45款土木費、20項都市計画費、5目都市計画総務費の予算総額23億3,201万9,000円のうち、都市計画部所管の予算額は3,986万3,000円で、都市計画一般の経費は都市計画課に係る事業経費で、都市計画運営事務に要する費用として、都市計画審議会委員等の報酬、都市計画図、古都風致図等の印刷製本費のほか、北鎌倉景観地区都市計画決定図書作成業務委託料及び5年ごとに実施している都市計画基本図修正業務委託料などを計上。
事項別明細書250ページに参りまして、風致地区事務に要する経費として歴史的風土特別保存地区の指定拡大に係る都市計画決定関連図書作成業務委託料、風致地区内標柱設置業務委託料、古都保存連絡協議会負担金などを計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○伊東 委員長 ありがとうございました。これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○吉岡 委員 今、都市型水害が非常に多発しているというところで、やっぱりもとから断たなきゃいけないのかなとずっと思っているんですよね。それで開発を私たちは別に推進するというんではなく、実際にきちっとした規制をしていただいてやっていくというのは大事かなと思いまして、先ほど下水道の方のところでもちょっと質疑したんですが、実際にまちづくりのいろんな、実際に運用しているところで、やはり非常に御苦労されていると思うんですね。
それで、これ平成16年にこの特定都市河川浸水被害対策法というのができまして、それに基づいて今、先ほどの質疑でも境川の総合治水対策特定河川事業ということで、鎌倉の場合には柏尾川が一つ該当するんですけれども、これが今、県もこの指定に向けて動いているということなんですね。これでもしも指定されますと、要するにいわゆる流域のそれぞれの市町村が、開発をするときに貯留槽をつくるとか、そういう水害対策をきちっとやりなさいよということで、そういう法の網がかかるみたいなんですね。だから今、鎌倉市が大規模開発のときに一定規模だと貯留槽をつくるとかあるんですが、やはりもちろん今ミニ開発やなんかでいろんな問題ありますけれども、やはり今こういう水害対策の中で動き出しているということもありますので、ぜひ連携して対応していただきたいなということで質問したんですけれども、この法律があるというのは知っていらっしゃいましたか。
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○都市調整課長 正式名称ちょっと覚えておりませんけれども、この都市型河川対策法の説明会が恐らく今月中に実施されると思います。いずれにしましても規制の強化というような形で見直しがされるんであれば、当然私どもで扱っている手続基準条例、これもあわせて改正をしていかなきゃいけないというふうに考えております。いずれにしましてもその結果を見て、経営企画部の方と対応していきたいというふうに考えております。
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○吉岡 委員 やはり水害はもとから断つという、もう幾ら川下でやってもすごく大変な事業なんですよね。だからその辺では各課、いろんなところで対応していただいて、やっぱり市民の生命、財産を守るためにやっていただきたいと、これはちょっと要望だけしておきたいなと思います。よろしくお願いします。
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○伊東 委員長 ほかに質疑はございませんか。
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○赤松 副委員長 1点だけお尋ねしたいんですが、代表質問で見解を求めた例の岡本の開発問題での、どこに誤りがあったというふうに理解しているのかということなんです。
市長から答弁、議場でいただいたんですけれども、市長が挙げていたのは議会での検討も行われているし、それから行政も外部委員会で検討していると、こういう状況なので、そういう状況にありますという答弁で終わっていたというふうに私は聞こえたんですけども、その辺について行政内部ではどんな議論が行われて、どういうところまで話が詰まってきているのかですね。中間報告というのは事実関係の確認が全体整理されて盛られている部分、冊子として私は受けとめていますので、あれでは私が聞いている答えにはならないんで、その点どういう議論をされてどんなところまで深められてきたのかというところをちょっとお答えいただければと思います。
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○戸原 経営企画部長 岡本二丁目マンションの関係の委員会の事務局をやっている企画部の方からお答えをさせていただきます。
今現在、昨年11月に中間報告という形で、事実経過をまとめたものを御提出させていただきました。その中には論点の事項、6点ほど整理してございました。こういったところが恐らく課題になったところだなということでございます。内部の調査委員会では調査チームというものを組みまして、まず調査チームの中に調査ワーキングというのと、それと改善ワーキングというものをつくってあるわけでございますけれども、中間報告書の後には改善ワークの方を1年間やっております。今現在改善ワーキングの方では、その改善策、それから原因解明について議論をしているということでございまして、時間はかかっておりますけれども、おおむねその改善ワーキングの方でもまとめの時期に来ているのかなというふうに思っております。特にまとめをする中での原因の部分と改善の部分については、中間報告書でも出しました6点の論点整理、これについて整理をしているところでございます。
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○赤松 副委員長 今、詰めた議論の段階に入っているというような答弁があったと思うんですが、私たちの任期ももう目の前のところまで来ているわけですね。この岡本の問題はちょうど私たちこの4年の任期のスタートの年に審査会の裁決が出まして、2回あったわけですけれども、ちょうど私たちのこの任期4年間は、岡本問題の開発の許認可の問題をめぐっての問題に、かなりこの問題が大きなウエートを占めた課題だったというふうに思っているわけです。
それだけに、議会としても重大な問題として特別委員会もつくって、その問題の解明に努めてきましたけれども、私もそのメンバーの一人なんですが、時間切れという面もありまして、大事なところまで、究明のところまでは及ばないで、任期が終えようとしているというのが率直なところなんです。ただ行政はこれ継続していきますからあれなんですけれども、今月25日ですか、今係争中の案件について判決が予定されているという状況がありますね。
私はこの判決は判決でありまして、行政は行政としてのこれまでの問題の究明というのは、判決が出るまで待つなんていうことではなしに、行政としてのやっぱり判断、こういうことだったと、こういう点で問題点があったというようなことは、その責任においてやっぱりすべきことではないのかなと、何か私は判決が出るのを、出る前にこういうところに問題があったなんていうことを言っちゃうと、その判決によってまた左右されるというようなことがあって、明快な答弁を議場でなさらなかったのかなというふうにも思ったりしたんですけれども、その点はそういうことではないんですか。だったらいつぐらいに先ほど部長が答弁しているような答えが出てくるんですかね。その辺どうですか。
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○戸原 経営企画部長 私ども内部調査対策委員会を設置した後、引き続きまして内部の目だけではということでございまして、外部の調査委員会も設置をさせていただきました。外部調査委員会の方もこれは2カ月に1回程度のペースでやっております。私どもの調査報告書も、中間的な調査報告書なんですが、これも外部委員会の方にお出しをして、私どもの論点整理をした6点についても、外部の調査委員会の方でも議論をしていただいております。
今後の進め方でございますが、私どもの改善の考え方、これをやはり外部の委員会の方にお出しをして、そこで私どもの考え方をチェックしていただくというふうに考えております。ですから、私どもの方が今、内部で出している考え方の整理の詰めの段階に来ているわけでございますけれども、それができた段階で外部委員会の方にお出しをする中で、外部委員会の御意見等もお伺いしながら、最終的な市としての改善策、それから原因の解明といったものを整理していきたいなというふうに、こういうふうな形で思っております。
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○赤松 副委員長 そうすると、一定問題点の、ここに今回の審査会の裁決を受けるような問題点がこういうところにあったというふうな、最終的な断定的なことは言えないのかもしれませんけれども、一定のそれが整理されて活字にもうなっているようなものはあるんですか。
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○戸原 経営企画部長 先ほども申し上げましたが、中間報告書の中には事実経過の一覧表の総括表と講評とともに、論点の整理の中に6点掲げております。これが接道要件の問題、軽微な変更でした問題とか、補正で対応した問題とか、6点、過去の開発相談等も含めてトータルで6点、論点の整理をしたところでございます。そこのところで恐らくというか課題として私ども改善ワーキングの方でも整理を今している最中でございますので、当然外部委員会でもこの6点の論点整理については同じように議論をしていただいているところでございますので、副委員長のおっしゃる部分というのは、その6点のところにあるというふうに私は思っております。
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○赤松 副委員長 その6点というのは、これはわかっているわけですよ。その軽微な変更だとかありますよね、6点ね。それはわかっているんですよ。そういう課題といったらいいのかな、論点ですか。それの例えば軽微な変更なら軽微な変更で、実際に運用してやっていったわけでしょう、現実に。それが結果としてはどうだったのかというその評価が、どういうところにどういうふうな評価をしたかという、そこのところが出ているのか出ていないのかと、出ているんならば一定のものがあるんならば、私はぜひ議会にも示すべきだろうというふうに思うんですよ、その点どうですか。
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○戸原 経営企画部長 先ほども申し上げましたように、今、最終的な整理をしているところでございます。ですから、まだ皆さんの前に公表するところではないかなというふうに思っております。これについては先ほど申し上げましたけれども、外部の委員会の方についてもそういった考え方を提示をしていきますので、その段階で当然公表という形、形上は公表という形はとりませんけれども、外部委員会の方に御提示することによって、当然皆さんの前に結果的にお出しすることと同じことになるんだろうというふうに思っております。
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○赤松 副委員長 3月25日前に出るんですか、それは。
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○戸原 経営企画部長 3月25日前には、私ども、これまで時間がかかってきておりましたことは重々反省をしております。ただいろいろ協議すべき問題がございましたので、3月25日前にはちょっと難しいのかなというふうに思っております。
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○赤松 副委員長 この問題、議会とともにいろいろ論議してきた問題なんですね。私たちもこれ最終本会議、この議会の最終本会議が終われば、事実上もう終わりですよ。だから少なくともそれまでに行政としての評価に基づく見解を、きちんとやっぱり示すのがあるべき姿ではないのかなと、行政側として。議会は議会で100条特別委員会設置したわけですが、十分当初の目的は果たしたとは言えないけれども、しかし議論してきたことはきちっとまとめて、最終本会議には報告しましょうよという一つのけじめですね。ということは議会としての努力も一方でやっているわけですよ。
だからそういう意味で、私は少なくとももうこれ大変な時間かかっている話なわけで、今になってまだそこの評価のところもきちんと整理されていないというようなことは許されないことだと私は思っていますよ、正直言って。そういうふうに私は思っていますが、少なくとも最終本会議いつだ、ああ25日か。そうなんだな。私はそう思いますね。まあいいです。
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○伊東 委員長 ほかに。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これで質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
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○赤松 副委員長 今、質疑でやっていた岡本二丁目の開発許可にかかわる事務の問題点についてというふうにしておきましょうか。
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○伊東 委員長 岡本二丁目開発許可にかかわる事務の問題点について、いいですか、それで。事務局お願いします。
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○事務局 赤松副委員長から意見で、岡本二丁目の開発許可にかかわる事務の問題点について。御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 岡本二丁目マンションのとした方がいいかな。
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○事務局 ではもう一度申し上げます。赤松副委員長から意見で、岡本二丁目マンションの開発許可にかかわる事務の問題点について。以上御確認をお願いいたします。
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○伊東 委員長 ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
これで意見を打ち切りまして、この項を終わります。
以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。なお、再開の日時は明3月17日、午前10時でありますので、よろしくお願いいたします。
これで本日の予算等審査特別委員会を散会いたします。御苦労さまでした。
以上で本日は散会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成21年3月16日
平成21年度鎌倉市一般会計
予算等審査特別委員会委員長
委 員
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