平成21年文教常任委員会
3月 2日
○議事日程  
平成21年 3月 2日文教常任委員会

文教常任委員会会議録
〇日時
平成21年3月2日(月) 10時00分開会 11時28分閉会(会議時間 1時間24分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、渡邊副委員長、松中、前川、小田嶋、森川の各委員
〇理事者側出席者
讓原世界遺産登録推進担当担当部長、島田世界遺産登録推進担当担当次長、橋本世界遺産登録推進担当担当課長、中里文化財課長兼世界遺産登録推進担当担当課長、辻教育総務部長、宮田教育総務部次長兼教育総務課長、安良岡教育総務部次長、宮崎(順)学校施設課長、大澤学務課長、岡嶋学務課課長代理、飯尾教育指導課長、粂教育センター所長、松平教育センター所長代理、金川生涯学習部長、島崎生涯学習部次長兼生涯学習課長、鈴木(郁)生涯学習課課長代理、山田(幸)青少年課長、相川スポーツ課長、望月中央図書館長、永井鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、原田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分
2 報告事項
(1)財団法人鎌倉市学校建設公社の解散について
(2)小学校給食調理業務の民間委託について
3 報告事項
(1)鎌倉市青少年総合意識調査結果について
4 議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分
5 報告事項
(1)世界遺産登録に関する準備状況について
6 その他
(1)継続審査案件について
    ───────────────────────────────────────
 
○納所 委員長  おはようございます。ただいまから文教常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。前川綾子委員にお願いいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○納所 委員長  続きまして、本日の審査日程でございますが、本日の審査日程は、お手元に配付した日程のとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第1「議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○宮田 教育総務部次長  議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算55款教育費のうち教育総務部所管の内容について御説明いたします。
 鎌倉市一般会計予算に関する説明書の112ページを、また、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明、289ページをお開きください。5項教育総務費、5目教育委員会費は613万5,000円で、教育委員会運営の経費は教育委員4人の報酬のほか、県市町村教育委員会連合会負担金などを。
 事項別明細書の内容説明は290ページ、291ページを御参照願います。
 10目事務局費は8億5,470万4,000円で、事務局の経費は学校技能嘱託員等の非常勤嘱託員の報酬、臨時的任用職員の賃金、教育長と教育総務部に所属する職員43人に要する職員給与費を。
 事項別明細書の内容説明は292ページを御参照願います。学校施設管理の経費は小・中学校施設の維持管理に要する火災保険料、小学校警備業務委託料、学校施設アラーム等警備業務及び学校施設管理業務委託料、学校敷地の土地賃借料などを。
 事項別明細書の内容説明は293ページを御参照願います。
 教職員の経費は学校管理職研修会講師謝礼や県公立小・中学校長会等、各関係団体への負担金のほか、教職員の健康診断、福利厚生事業、メンタルヘルス調査の委託料をそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は114ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は294ページから295ページを御参照願います。15目教育指導費は3億円で、教育指導の経費は就学指導委員会委員の報酬、教科用図書採択検討委員会委員の報酬、肢体不自由学級送迎用バスの運行業務委託料、各種研究会等の負担金、情報教育を充実するための小・中学校に配置した教育用コンピューター等の賃借料を。
 事項別明細書の内容説明は296ページを御参照願います。学級介助員、スクールアシスタント、特別な支援を必要とする児童・生徒に対する指導方法の適切な助言を行う特別支援教育巡回相談員、学校図書館専門員、読書活動推進員、英語教育を推進・充実するための外国人英語講師、小学校第1、2学年を対象に実施する少人数学級編制に伴って任用する非常勤講師、学校評議員等の報酬、日本語指導等協力者や、学校が抱える諸問題に対応する専門的知識を持った学校教育問題対策委員への謝礼、平成22年度に入学する小学生1年生へ配付する防犯ブザーの経費、各学校が創意工夫を生かした総合的な学習の時間の実践交付金などを。
 事項別明細書の内容説明は297ページを御参照願います。保健就学事務の経費は学校医、学校薬剤師の報酬、腎臓疾患判定委員会委員等の謝礼、学校保健法に基づく就学時健康診断や、小・中学校児童生徒の腎臓病等各種検診に要する経費などを。
 事項別明細書の内容説明は298ページ、299ページを御参照願います。学区審議会委員の報酬、高校への就学困難な生徒の保護者に対する奨学金、災害賠償責任保険料、日本スポーツ振興センター災害共済掛金などをそれぞれ計上いたしました。
 事項別明細書の内容説明は300ページ、301ページを御参照願います。20目教育センター費は2,843万5,000円で、教育センターの経費は相談室の維持管理に要する経費、教育相談指導員の報酬、いじめ対策として小学校へ派遣する心のふれあい相談員の謝礼、不登校児童生徒等への支援を行うスーパーバイザーやメンタルフレンド等の謝礼、教育支援教室ひだまりの教育相談指導員の報酬、教育研究員の報酬、各種研究会・研修会やコンプライアンス研修等の講師謝礼を。
 事項別明細書の内容説明は302ページを御参照願います。小・中学校における社会科、中学校における理科の副読本の印刷製本費や、かまくら子ども風土記の販売委託料などをそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は116ページを、事項別明細書の内容説明は304ページから305ページを御参照願います。10項小学校費、5目学校管理費は9億5,167万1,000円で、小学校一般の経費は小学校16校の教材用消耗品費や備品購入費、校舎小破修繕料や校舎維持等委託料など学校運営に要する経費、学校勤務職員55人に要する職員給与費を。
 事項別明細書の内容説明は306ページ、307ページを御参照願います。給食用器材の更新や給食用消耗品や深沢小学校ほか6校の給食調理業務委託料など給食事務に要する経費や、特色ある学校づくりのための経費のほか、教職員の研究・研修に要する経費を。
 事項別明細書の内容説明は308ページを御参照願います。小学校施設の経費は小学校16校に係る施設維持修繕料と保守点検等手数料、清掃などの各種委託料、第一小学校校舎建具改修工事、御成小学校校舎外壁塗装工事に要する経費、光熱水費・電信料などを。
 事項別明細書の内容説明は309ページ、310ページを御参照願います。10目教育振興費は5,741万円で、教育振興の経費は第一小学校を初め8校の教材用消耗品費やオージオメーター等点検委託料など特別支援教育に要する経費、要保護・準要保護児童に対する学用品・修学旅行・給食費などの扶助費と特別支援教育就学奨励費などを。
 事項別明細書の内容説明は311ページ、312ページを御参照願います。15目学校建設費は2億1,428万7,000円で、小学校施設整備の経費は七里ガ浜小学校トイレ改修設計業務委託料、深沢小学校・今泉小学校の管理諸室空調設備設置工事に要する経費、第一小学校ほか5校の体育館耐震診断・評価・耐震改修工事設計業務委託料や、第一小学校ほか3校の体育館耐震改修工事、七里ガ浜小学校校舎耐震改修工事に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は118ページを、事項別明細書の内容説明は313ページを御参照願います。15項中学校費、5目学校管理費は2億9,969万1,000円で、中学校一般の経費は中学校9校の教材用消耗品費や備品購入費、校舎小破修繕料や校舎維持等委託料など学校運営に要する経費を。
 事項別明細書の内容説明は314ページ、315ページを御参照願います。学校勤務職員12人に要する職員給与費、特色ある学校づくりのための経費のほか、教職員の研究・研修に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 事項別明細書の内容説明は316ページを御参照願います。中学校施設の経費は中学校9校に係る施設維持修繕料と保守点検等手数料、清掃などの各種委託料、光熱水費・電信料などの経費を。
 事項別明細書の内容説明は317ページ、318ページを御参照願います。10目教育振興費は2,446万2,000円で、教育振興の経費は御成中学校を初め、4校の教科用消耗品費など特別支援教育に要する経費、要保護・準要保護生徒に対する学用品・修学旅行などの扶助費と特別支援教育就学奨励費などを。
 事項別明細書の内容説明は319ページ、320ページを御参照願います。15目学校建設費は10億8,608万5,000円で、中学校施設整備の経費は大船中学校改築検討協議会委員の謝礼、第二中学校改築工事請負費、仮設校舎賃借料、解体工事請負費など、第二中学校改築事業に要する経費、深沢中学校の管理諸室空調設備設置工事に要する経費、深沢中学校・岩瀬中学校の校舎耐震改修工事に要する経費、御成中学校・玉縄中学校の体育館耐震改修工事に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
 以上で5項教育総務費から15項中学校費までの説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○森川 委員  ちょっと二つだけ。相談室事業のところなんですけれども、いじめの問題ですね。ちょっと私もびっくりしたのは、中学生人権作文集の市長賞をとったのが、いじめの問題を取り上げた内容でしたよね。この間の青少年の意識調査の方も読ませていただいたら、やはりいじめについて書かれたのがあって、相談室事業とかいろんなことをやっているわけですけれども、かなり人権の作文に書いてあるような深刻な内容ですよね。これについて、本当にやっぱり現状、いじめ対策が十分できているのかというのが、とても何か心配になったんですけれども、そのことが1点。
 それからもう一つは、大船中学生の改築に向けて準備が始まりますけれども、一応計画通り進めていくんだと思うんですが、やはり二中のときには、なかなか地下に防災用の貯水タンクですか、ああいうのをつくってくれとか、雨水利用はどうかといったときに、なかなか下を掘れないとか、いろんな理由があって難しかったんだと思うんですが、大船中学校のときには、ぜひその準備段階から、そういったある程度環境の視点を入れて進めていっていただきたいなというふうに思うんですが。この2点についてだけ、済みません、お願いします。
 
○教育指導課長  まず1点目のいじめについて答弁させていただきます。
 御心配のとおり、いじめについては、やはりなかなかなくならないといいましょうか、認識としていつでもどこでも、どこでもといったほうがいいでしょうか、起こり得るものであるという認識を、数年前の事件から本市でも協議の中で持ってもらうよう、いろいろ働きかけをしております。
 ですから、まず学校の現状といたしましては、まず教員がそういう、どこでも起こり得るものとしての子供への対応、観察を注視していくよう、小学校ですと小学校児童指導担当者会、また中学校ですと生徒指導担当者会という、それぞれの会を我々も設けておりますので、その会の中で情報の提供と、あるいはまた改めて教員の中で意識を持っていくというふうに努めております。
 また学校においては、実際に中学校ではスクールカウンセラー、それから小学校では心のふれあい相談員という教員以外の人たちで、子供たちが話ができるような環境づくりに努めております。
 また、小学校においても、今まではどちらかというと学級担任が中心で子供たちを見ていたという、単眼といいましょうか、一人の目が今、特別支援教育の推進とともに学校全体で、みんなで子供を見ていく。その中で気づきを早く発見により対応をしていくという体制、特別支援教育の学校全体での推進とあわせて、いじめへの対応も進めていくことができるのではないかと考えております。
 
○学校施設課長  エコスクールの観点で雨水利用の御質問をいただきましたけれども、今おっしゃられたように、二中もいろいろな土地の制限があるので、とれないんですけれども、今、実施設計の中では少ない規模ですけれども、建物の雨水を集めまして、小規模ながら雨水貯留槽をつくるような計画を検討しております。
 同様に、大中も平成21年度から庁内の検討を含めまして、それとともに改築検討協議会を立ち上げまして、いろいろなエコスクールの観点、総合的に協議しているわけですけれども、そういう中で、ぜひ環境問題を含めまして取り入れていきたいと思っております。
 
○森川 委員  最初の方のいじめの話なんですけど、この作文に書いてあるように、それこそトイレで御飯を食べているということは、要するに一人、食事のときにいないわけですよね。そういうことに対してやはり教師がきちんと、普通いなかったらおかしいなと思うのが当然で、そういうことにやはりきめ細かく目を配ってほしいなということだけ要望して終わりにします。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○小田嶋 委員  平成21年度の全国学力・学習状況調査の実施を予定されていると思うんですが、平成19年度の結果の報告の質疑の際に、県が全国調査の2カ月前に学習状況調査をやって、全国調査をやってということで、こういう重なる調査によって児童への負担が、教師も同じように、その準備やそれへの対応で負担が大きかったという問題を指摘していたんですが、この平成21年度も同じように県の学習状況調査も予定されていて、なおかつ、市側の方も別な角度での学習調査も検討していきたいという答弁がその中であるんですが、平成21年度はどういう対応を考えているのか、答弁をお願いします。
 
○教育指導課長  全国学力・学習状況調査の実施、そして県の学習状況調査の実施、この件でございますけれども、平成21年度につきましては、県の方は同じように県の学習状況調査、実施の方向で準備を進めていると聞いております。これについても、やり方にいろいろ各市町からの意見も、今委員さんの御心配される点等も意見としては出てございます。その辺も含めて今後のあり方が検討されると聞いておりますが、来年度も実施されるというふうに進んでいると聞いております。あわせて、全国学力・学習状況調査につきましては、先日定例の教育委員会において、委員さんの御協議をいただき、その中で、現時点で参加ということでの意思表示をさせていただきました。
 また本市としての取り組みとして、それにかわるものという検討、これもやはりやっていく必要があろうかと思います。これにつきましては、同じようにペーパーによる学力をはかるというような、同じレベルでやっていく場合には非常に無理があると。要するに教員が作問をし、そしてそれによって採点、結果分析等をやっていく。さらに教員の方の負担、本市学校数からいっても教科の人数が限られておりますので、実施は非常に難しいと思います。本市としての学力についてどのような形で見ていくかという点、同じような調査と全国学力・学習状況調査、それから県の学習状況調査、これと同じレベルで考えていくのか。またもう一つは県の状況調査等の活用と、いろんな多方面にわたって、やはり検討していく必要があるというふうにとらえております。まだ、今後の検討事項として常に検討していく。そのようなとらえで現在おります。
 
○小田嶋 委員  全国調査の目的、それが、基本的にはどれだけの学習が身についたかというのが全国一律にやられているという、それを受けて教師の皆さんが、どれだけそれが伝わっているのか。また伝わっていない点はどうしたら改善されていくのかという物差しとして、そういうテストが行われているということからすると、今御答弁ありますと、まだ市独自での検討はまだ煮詰まっていないということなんですが。逆にその負担が大きいがために、本来の教えるための、そこの時間配分や努力というのが後ろ向きと言ったらいいのか、力が出しにくくなる。負担がより重くなるということがないようにしていただきたいなと思っているところです。
 あと、県に対しても実施、やるのだという答弁をいただきましたけれども、やはり同じような意味の調査を重ねるということでは意味がないということで、実施したいというとか、子供たちに実施をやっていただく現場の負担にならないことを前提にしながら内容工夫をお願いしたいと思います。
 次に、別項目ですけれども、給食調理業務の民間委託についてなんですが、平成19年12月に和解勧告を受け入れて、議会もそれを議決したわけなんですが、その和解内容の中に、今後民間委託をしたところの調理業務内容の業務実態、これを調査していくのだということが和解の項目の1項目に挙げられておりました。実際に今回は、この後にも報告がありますけれども、6校これまでやってきているわけなんですけども、この業務実態の調査の内容がいろいろと積み上げられて、改善すべき点とか、また課題となっている面というのが明らかになってきていると思うんですが、その点、報告をお願いします。
 
○学務課長  和解勧告を受けての委託校についての検証作業といいますか、についてでございますけれども、まずは学校、保護者との協議会というのは立ち上げていることを以前から御説明をさせていただいているかと思います。その中で、いわゆる給食のでき上がりぐあいについては、直営校も委託校も遜色なく、同様のことで提供できているということでのお話もいただいております。また、いわゆる職員組合との関係において、協定の中でやっていくということにつきましても、調理員さん方と会合を持っておりまして、その中で調理員さん自体が民間委託校の視察等も行っていただいております。その中で、逆に民間委託をしている学校の業者さんのやっている取り入れられるようなこと、例えば、鎌倉の施設は今ウエット方式の、水の使うような施設になっておりますけれども、ドライ方式、ドライ運用というのをやっております。その辺で見習うべき点があるというようなことをお話をいただいて、今後直営校の方でも同様にできるようなことはやっていきたいというお話をいただいております。また、委託校についてのいわゆる作業上の問題点等については、細かい点についてはマニュアルどおりという形になっておりますので、特段、今のところ問題はないというふうに認識しているところでございます。
 
○小田嶋 委員  この民間委託、今の御答弁でいくと、特段の今の問題と指摘されるような状況はないという御答弁なんですが、この民間委託については、民間業者でも質の高い、そういう業務ができるということから、問題はないのだという説明もありましたけれども、逆に私の方が問題の方にとらえているのは、その業務に携わる方々が、派遣労働者という位置づけの中で、非正規雇用という問題から低賃金、またいつでも体制を変えられてしまうのではないかと、そういう心配があって、質を維持する上でも、本当にこの委託で大丈夫なのかという問題意識は常に持っているところなんですけど、この間、6校実施してきておりますけど、各学校ごとに調理員の人員が、安定してずっと一年間通じて配置されていなくて、職員が入れかわっているという状況の報告がこれまでもありましたけど、詳細に、各6校のうち、人員が入れかわってしまったと、調理員が安定的に調理に携われなくて、かわってしまったという実態については押さえておりますでしょうか。
 
○学務課長  大変申しわけございません。個々の学校について今手元に資料がございませんけれども、19年度はたしか前回に御答弁させていただいて、6人程度入れかえがあったということで御報告をさせていただいたと思います。また、20年度におきましても、全体で60人程度、6校で職員が配置されておりますけれども、その中で10名程度異動や退職等によって職員の入れかえがあるということは、私どもも認識しているところでございます。
 
○小田嶋 委員  安定した調理業務を支えていく上で、経験という問題、それからチームワークという問題があるからこそ、安定した調理業務を支えていくという視点から今後御一考いただければと思います。以上です。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○前川 委員  おはようございます。1点だけお伺いしたいんですけれども、保健事務のところなんですが、今、子供たちの体力はすごく低下しているということを一般的に言われておりますけれども、ここにたくさんの保健事務委託料が出ておりますが、特に今鎌倉の子供たちの中で、際立って何か深刻な、例えば腎臓、私も40年くらい前、30年くらい前かな、たんぱくが子供たちに出始めたということが記憶にあって、子供でもたんぱくが尿に出始めて腎臓病になりやすいというようなことを聞いたことがあって、そこからやはり肥満の問題とか、それに対して市の方で、体育館でそういう肥満の子供たちを集めて特にトレーニングするとかということをしていた時代がたしかあったような気がするんです。今はそういうことはあるんでしょうか。ちょっと知らないので聞かせてほしいんですけど。
 
○学務課長  まず今、腎臓病関係の御質問かと思います。平成20年度におきましては、腎臓病、小学生で主治医にかかっているとか、学校の方で把握している人数は全部で22名、あと中学校につきましては15名ということです。全体で37名で、全児童・生徒数の大体0.3%くらいでございます。また、その中でといいますか、また肥満ということは別項目がございまして、小学校においては全体で69名くらい肥満傾向にあると。中学校はかなり少なく3名程度というような状況がございます。
 
○前川 委員  ありがとうございます。わかりました。ちょっとあれなんですけど、この事業の内容の中に、児童・生徒の健康の確保・増進を図るため、各種検診や保健指導などを実施するとありますけれども、それは多分検診にひっかかった子供だと思いますが、全校で、特に体力増進とか、それからこういうことを気をつけなさいというような注意をしているということはありますでしょうか。
 
○安良岡 教育総務部次長  子供たちの体力づくりにつきましては、今年度全国の体力調査の中で、若干やはり全国よりも鎌倉の子供たちは低いというような結果も出ておりまして、校長会の中で、校長先生方に体育の授業での子供たちの体力づくり等含めて、昼休み、あるいは中休みの時間、子供たちが外へ出てたくさん体を動かしましょうと、そういうような取り組みを学校でも引き続き取り組んでほしいということで、とりあえず校長会を通じて、子供たちの体力づくりについてはお願いをしたところです。また、鎌倉市学校教育研究会の中でも、体育部会等で子供たちの体力づくりという部分では、子供たちが休み時間に積極的に校庭に出て遊ぼうということで、体力づくりに取り組んでおります。
 
○前川 委員  わかりました。学校に、よその市ですけれども、学校に来るとまず運動をしてから授業に入るというようなこともして、非常に頭の活性にもなるというような話も聞いておりますので、ぜひまたそういうことも研究していただきながら、体力増進していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○渡邊 副委員長  施設運営事業なんですけれども、電信料、小学校で308ページで、482万5,000円、中学校316ページで、342万8,000円ということで、これは主に電話代だと思うんですけれども、これは、例えば推移を見て増加傾向にあるとか、そういうことはありますでしょうか。
 
○宮田 教育総務部次長  今、御指摘のとおり電話料の部分なんですけれども、ほぼ毎年のような傾向にあるという数字です。
 
○渡邊 副委員長  私がちょっと推測するに、学校が昔と比べて外部と交流するというか、会話するとかいうことがふえているような気もするんですけれども、そういう部分で設備、電話の台数というのは十分に配置されているのか、何か基準があるのでしょうか。
 
○宮田 教育総務部次長  回線としては各校2回線をとっておりまして、これまでずっと扱っていますけれども、特に大きく足りないとかという話は今のところ聞いておりません。
 
○渡邊 副委員長  それは、2回線というのは規模が違いますよね、学校によって。それでも同じ回線数でしょうか。
 
○宮田 教育総務部次長  同じです。
 
○渡邊 副委員長  そうすると大きい学校では電話が特に足りないとか、そういうことにつながるんじゃないかなとも思うんですけれども、
 
○宮田 教育総務部次長  かかってくるタイミングというのが多分あると思いますけれども、一応ほかに、2回線の中で内線として回るようになりますので、集中的に2本、3本、4本かかってくると、ちょっと話し中のときもあるかもしれませんけれども、どこかで受けて、一個だけで受けるのではなくて、遠くにいる先生には内線で回すとか、そういうことができますので。それほど今支障がないというように感じておりますけれども。
 
○渡邊 副委員長  緊急の場合とかも学校の場合あるというふうに思いますので、回線数が2回線、規模にかかわらずということであるのであれば、その辺ちょっと状況を調べていただいて、そういうことに支障がないのかどうか、見ていっていただけたらなというふうに思いますけれど。
 
○宮田 教育総務部次長  今回この予算を出させていただくに当たって、学校の電話の使用状況というのも各校調べさせていただいています。その中でも、特に今の時点では大きな問題といいますか、支障があるような話もありませんでしたので、これまでどおりやらせていただくと。御指摘のとおり、今後支障があるようでしたら回線をふやすなり、あるいは電話機の内線の使い勝手、そういったことも検討したいというふうに思います。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 意見なしと確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第2報告事項(1)「財団法人鎌倉市学校建設公社の解散について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○学校施設課長  報告事項(1)財団法人鎌倉市学校建設公社の解散について、その内容を説明いたします。
 財団法人鎌倉市学校建設公社の今後のあり方につきましては、前回、12月議会におきまして、解散を含めた今後のあり方として、報告を行いました。
 市内部の意思決定としては、政策会議に付議し解散手続についての確認を得ています。
 また、公社の設置者であります、鎌倉市として検討結果をさきの12月議会で報告した内容に基づきまして、別添の報告書としてまとめ、平成20年度末をもって解散する方針の趣旨決裁を得ております。
 財団法人鎌倉市学校建設公社としては、平成21年2月3日に評議員会・理事会を開催し、解散に伴う寄附行為の一部変更等を議決しております。
 以上のことを経て、平成21年2月24日に県知事あてに解散に伴う寄附行為の一部変更の認可申請を提出しました。なお、寄附行為の一部変更の内容としては、存続期間の満了日を定め、平成21年3月31日といたしました。
 また、認可書につきましては、3月上旬には神奈川県から送付される予定であります。
 今後の公社につきましては、清算法人となり、監督官庁である神奈川県教育委員会と協議しながら、残余財産の処分等の手続を進めていこうとするもので、最終的には、平成21年7月上旬には完結する予定でおります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  続きまして、日程第2報告事項(2)「小学校給食調理業務の民間委託について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○学校施設課長  小学校の学校給食調理業務の民間委託につきましては、去る12月9日に開催されました当委員会において、平成21年度から腰越小学校を委託していくこと、また保護者説明会を開催し理解を求めていくことを御報告させていただきました。本日はその後の経過等について御報告をさせていただきます。
 まず、腰越小学校の保護者に対する説明会でございますが、12月12日に腰越小学校において実施をいたしました。説明会では、委託に至る経過、これまでと変わる点、変わらない点などの委託内容等を御説明をさせていただきましたけれども、特に委託化に反対する御意見はございませんでした。
 次に、委託業者についてですが、業者選考と入札の方法につきましては、本市の入札参加資格登録業者62社のうち、県内または隣接都県に本社または事業所を有していること。県内の公立小・中学校の学校給食調理業務の受託実績があること。過去3年間に安全衛生管理上、重大な事故を起こしていないことなどを基準といたしまして、受託意向の確認を行い、その結果、12社を選考いたしまして、意向確認型指名競争入札として実施することといたしました。その後、入札日以前に1社から入札辞退の申し出がありましたので、最終的には1月15日に11社による指名競争入札を実施した結果、東京都新宿区に本社を置きます株式会社グリーンハウスが落札したところでございます。
 株式会社グリーンハウスの会社概要につきましては、お手元の資料のとおりでございますが、横浜市を初め多くの学校で給食調理業務を手がけており、事故もなく業務を行っていることから、今回の本市の業務委託についても問題なく対応できるものと判断しております。
 既に1月22日付で契約も締結しており、契約期間は平成21年4月1日から平成22年3月31日までの1年間、契約金額は、2,032万8,000円でございます。
 その後、腰越小学校保護者に対しましては、受託業者が決まったことから、学校を通じて1月26日付で受託業者が決定したことをお知らせするとともに、2月5日には、業者の紹介を兼ねて今後の予定等をお知らせする説明会を開催したところでございます。
 今後の予定といたしましては、学校、受託業者との打ち合わせ、協議を行いながら、円滑に調理業務の移行ができるよう、準備を進めるとともに、4月に入りましたら、他の委託校と同様に、学校給食が始まる前に保護者の皆様を対象に受託業者の調理による試食会を行うとともに、この試食会とは別に、来年度は学期3回ごと、試食会と保護者の代表の方、学校、業者、そして私ども学務課の職員で構成する協議会を設けて、委託状況も含めて、学校給食についてお話しする機会を設けていきたいと考えているところでございます。
 以上で報告を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○小田嶋 委員  先ほどの予算のところで聞いておけばよかったんですが、この腰越小学校の調理業務委託に当たって、今、市が進めている調理員の退職不補充で、退職される方は平成20年度末をもって何名だったのでしょうか。
 
○学務課長  今年度末ということになりますので、定年退職者3名を予定しております。
 
○小田嶋 委員  市の方針は、もう退職不補充ということで一貫して、これを続けられていくということになろうかと思うんですが、今お示しいただいているグリーンハウス株式会社が、神奈川県内で横浜市3校の実績があるということで書いてあるんですが、実は横浜市の小学校の民間委託のことで、特に、先ほどもお聞きしましたけど、調理員の入れかえの激しさは、横浜市側ではもっと激しくて、そのことが問題になって技術力、つまり調理の質の問題で業者さんを、校長会からクレームというか、ちゃんと維持しなさいよという申し入れがなされたという経緯が横浜市側ではあるんです。
 今回、横浜市の3校で業務委託を受けているんですけれども、こういった実態がグリーンハウスさんでも指摘されているのか。つまり調理員が頻繁にかわってしまうという実態を市としても把握しているのかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけど、わかりますか。
 
○学務課長  具体的な社員さんの入れかえということは、私ども直接は把握しておりませんけれども、一応横浜市さんの方にも、入札をするときに、業者さんの状況等はある程度、県内でやっているところについては、どういう状況かというのは聞いております。特段それに対して問題があるというようなことは、お話し聞いていないところでございます。
 また、今後グリーンハウスさんが腰越小学校を受けて、その社員さんの入れかわりがどうかというのは、その状況を見てみないと判断はできないかなと思います。ただ、先日行われました2月の業者さんも含めての説明会でも、そういうお話が保護者の方から出ておりまして、グリーンハウスさんとしては長い方は10年近く、パートさんですけれども、パートさんの方で10年近くやられている方もいるし、さほどの、いわゆる入れかえというのは我が社ではありませんというようなお話もいただいているところでございます。
 
○小田嶋 委員  私どもは代表質問でも述べておりますように、こういった安定した職を提供していく上では退職不補充ということではなくて、やはり正規職員で恒常的に質を維持できるようにという立場からも民間委託化ということには異議があると、問題視しているという意見は述べさせていただきたいと思います。以上です。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○松中 委員  このグリーンハウスの従業員、正規従業員が4,000名、パートが1万4,000名になると。大体派遣されてくるというか、その受託業者が送ってくるのは正規従業員なのか、パートなのか、そういう点は把握しているんですか。
 
○学務課長  現時点では一応正社員が3名から4名、またパートは3名から4名。その辺の何ていうのでしょうか、配分的には若干変わるかもしれませんけれども、最低でも正社員は3名ということになっております。
 
○松中 委員  それで、今まで民間委託して、そういう傾向というのはどういうふうになっているのか。必ず1人は正規従業員が来て、ほかにパートが来ると。そういうことでの割合とか、そういうことはどうなっているんですか。
 
○学務課長  まず契約上、正社員は3名は必ず配置しろということになっております。主任者というのは、まず栄養士、あるいは調理師免許を持って学校給食の経験が3年以上ある方、または副主任については同等で2年以上ということで、その3名は必ず、その他は1名という形で、3名は必ず配置しろと。
 現状といたしましては、やはり学校の規模によりますけれども、多いところで正社員は4名、ないし5名入るときもあります。パートも同じくらいの数が入ります。腰越小学校と比較しまして同規模の今泉小学校においても、先ほど申しました人数配分と同じくらいの人数を配置していただいているというふうな状況でございます。
 
○松中 委員  もう一つ、このグリーンハウスの従業員数から見ると4,000名というのは、正規従業員が4,000名いるというのはかなり大きい会社で、パートが1万4,000名、これは本来どういう会社なの、これ。
 
○学務課長  もともと創業といいますか、慶応大学の学食から仕事を始めているようでございます。その中でいろいろと大きく、ホテルですとか、民間の食の関係の産業に従事しながら、学校給食の方も昭和40年代くらいから始めているということで聞いております。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
 
○小田嶋 委員  聞きおくということにしたいと思います。
 
○納所 委員長  小田嶋委員の方から聞きおくとありますが、そのほかの委員はいかがでしょうか。
                  (「了承」の声あり)
 では、多数了承ということで確認をさせていただきます。
 それでは、教育総務部職員退室、生涯学習部職員入室のため、暫時休憩いたします。
               (10時46分休憩   10時48分再開)
 
○納所 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第3報告事項(1)「鎌倉市青少年総合意識調査結果について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○青少年課長  日程第3報告事項(1)鎌倉市青少年総合意識調査結果について御報告いたします。御手元の鎌倉市青少年総合意識調査報告書を御参照ください。
 初めに、調査の概要について御説明いたします。報告書の1ページをごらんください。青少年課では、青少年が心身ともに健やかに成長し、個性豊かな人間形成と社会的自立を図れるよう、家庭・学校・地域を基盤とする良好な環境づくりを進めるため、青少年施策に対する指針となる青少年健全育成プランの策定を平成21年度から予定しております。
 今回の青少年総合意識調査は、このプラン策定の基礎資料とするとともに、青少年施策づくりの参考資料とすることを目的に実施をしたものでございます。調査は、中学1年生から25歳までの青少年のうち、住民基本台帳から無作為に抽出した3,000人を対象に行いました。
 調査の構成ですが、年齢などの属性のほかに、青少年の毎日の生活や、人間関係、悩みや心配ごと、地域とのかかわり、生き方や将来の希望、青少年会館の利用、青少年行政に対する要望について、48項目にわたって質問をしたものでございます。調査票を郵送配付・郵送回収する方法で、平成20年8月29日から9月30日まで調査を行いました。調査票の有効回答数は、1,287件で回答率は42.9%でございました。
 次に、調査結果の概要について御説明いたします。報告書2ページをごらんください。報告書2ページから調査結果の概要を6ページまでにまとめてございます。少々長くなりますが、主な調査結果を御説明いたします。
 ?毎日の生活について聞いた中では、朝食はほぼ毎日食べる者が78.4%であり、大部分の者は規則的な食生活を送っております。また、夕食は家族全員と全員ではないが家族と一緒に食べる者が82.4%あり、8割を超える者は家族と夕食時間を共有しております。親との1日の会話時間も、1〜2時間未満、2時間以上を合わせますと56.6%と半数を超えております。家庭にやすらぎを感じている、どちらかといえば感じているの両者をあわせますと94.2%となっており、ほとんどの家庭で、家族関係が良好であることが示されています。親についても、感謝しているが85.5%、頼りがいがあるが50.6%、尊敬しているが45.6%となっており、全体的には親に対する肯定的な思いが見てとれます。
 自由時間の過ごし方を聞いたところでは、寝る・休むとした者が43.7%で最も多く、自由時間を過ごす場所は、飲食店・喫茶店・ファーストフード店が33.6%と最も多くなっております。自由時間を一緒に過ごすのが最も多いのは友人の72.8%ですが、一人でいることが多い者も26.7%ございます。携帯電話は、持っている者が89.4%であり、使用目的はメールが96.3%と最も多く、メールをする相手は、家族の71.2%が最も多くなっております。
 コンピューターの使用目的は、インターネットを見るが89.4%で最も多く、映像・音楽の視聴・ダウンロードも46.1%となっております。
 ?人間関係について聞いた中では、親友がいる者は77.9%で、親友と知り合った時期については小学校が50%で最も多く、親友の関係が長年にわたり続いております。
 人とのつき合いについては、常に気を使っている者が61.7%、人とうまくつき合うことができている者が64%となっております。逆に、人とのつき合いを避けたいと思うことがある者は40.4%、人から避けられ孤立していると感じることがある者は10.3%となっております。
 ?悩みや心配ごとについて聞いた中では、悩みや心配ごとは、将来のことが最も多く55%となっており、次いで、勉強のこと、お金のことの順になっております。女性では容姿やからだのことが32.7%と多くなっております。悩みや心配ごとの相談相手は、友人が65.3%で最も多く、次いで、母親となっております。
 ?地域とのかかわりについて聞いた中では、市内の行事や活動への参加は、地域のお祭り・盆踊りが41.3%と最も多く、そのほかの行事等への参加は多くても1割程度となっております。一方で、何もしたことがない者も41.4%あり、何もしたことがない者は、年齢が上がるにつれ多くなっており、地域での社会参加は低調となっております。
 ボランティア活動に参加したことがある者は11.7%あり、参加したきっかけは、学校の部活動を通じてが38.4%と最も多くなっております。参加した目的は、いろいろな経験を通して成長したいが51%と最も多く、次いで、地域や社会をよくしたい、困っている人を助けたいとなっております。市内の行事や活動への今後の参加意向を聞いたところ、参加したくないとした者が19.1%と2割近くになっております。
 ?生き方や将来の希望について聞いた中では、毎日を過ごしている気分は、充実していると答えた者が39.3%と最も多く、幸せであるの21.2%をあわせますと、6割を超えております。熱中したり夢中になれたりすることがあるとした者は68.6%と7割近くあり、具体的にはスポーツを挙げた者が25.6%で最も多く、次いで、部・サークル活動、音楽の順となっております。自分らしさを積極的に出して生活しているかを聞いたところ、積極的に出して生活していると答えた者が47%となっており、半数近くの者は自己肯定感を持っております。
 仕事については、自分の能力・経験を生かせる仕事につきたい者が69.8%と最も多く、次いで自分が好きなことを生かせる仕事が69.6%となっております。仕事の目的を自己実現と考えているものが多くなっております。将来の夢や目標を聞いたところ、つきたい職業としては、事務・販売・サービス職業従事者が9%と最も多く、次いで、保育士等・教員の7.3%、保健医療従事者の5.3%となっております。専門的・技術的職業につきたいとする者が全体の3割強を占めております。
 鎌倉市に住み続けたいかどうかを聞いたところ、住み続けたい者は58.8%と6割近くを占め、住みたくない者は8.5%となっております。住みたいとする理由は、自然や環境に恵まれているからが42.8%と最も多く、住みたくないとする理由は、生活するのに不便だからが25.5%と最も多くなっております。
 ?青少年会館について聞いた中では、青少年会館があることを知っている者は39%で、利用したことがある者は25.5%となっております。青少年会館に望む機能は、自由に飲食できるロビーの36.8%が最も多く、次いで、静かに学習ができる学習室、インターネットが自由に使えるIT室、ダンスやスポーツができるホールの順となっております。青少年会館で実施してほしい講座や教室は、文化教養講座の12.3%が最も多く、次いで語学講座・国際交流、スポーツ教室、音楽・楽器講座の順となっております。
 ?青少年行政に対する要望について自由に記入をしていただきましたところ、市政全般にわたり270件の具体的な声が寄せられました。青少年育成に関する声としましては、市の青少年行政の内容や青少年会館の存在を知らないという指摘や広報・PRへの要望、青少年会館の事業や施設機能についての要望、アンケートに対する御意見、青少年施策についての御意見が寄せられております。
 以上が、調査結果の概要でございますが、詳しくは報告書7ページ以降に各設問に対する回答の状況を掲載してございます。
 また、この報告書のほかに、お手元に鎌倉市青少年総合意識調査クロス集計表をお配りしてございます。各設問の回答について、年齢層、性別、就学就業状況、居住地域、家族構成によるクロス集計を行った結果をまとめたものでございます。
 今回の調査報告書につきましては、この後、ホームページに掲載し周知を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で報告を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○小田嶋 委員  この調査の目的は先ほど述べられたことだと思うんですが、この調査に至る前に児童福祉審議会が青少年育成について答申を出していますけど、この答申の中に触れられている課題を幾つか挙げられておりました。私はちょっとこの課題の中で、こういう視点も大切なことじゃないかなと思ったのは、この答申書の10ページなんですけど、今後の課題ということで、ウに挙げられる青少年自身による検討という視点なんですね。つまり自分の周りの問題、課題というものをみずからが考えて自分の意見を発して、それを協議する中で、じゃあその課題というのはどうやって解決したらいいかという方向性を出していくという、みずからが自分の能力とか年齢とか経験とかに応じていろんな意見を出し合いながら協議し、その方向性を出していくという視点が求められるんだろうなと思うんですけれども、この点からの視点の調査というのは、全くなかったように思うんですけれども、そういう理解でよろしいですか。
 
○青少年課長  今の御趣旨のことを直接設問に出したというものはございません。青少年の方に青少年行政についての要望をいただくということで、青少年の声がどのくらい上がってくるかということで設問を最後のところに出してございますけれども、やはりいろんなことに対して、今270件ですか、お声をいただいたということで、青少年の方がそういったような市の青少年行政、また市の行政のことを真摯に考えておられるのだなということを私としては感じました。
 
○小田嶋 委員  私が問いたいというか、行政側のスタンスについてなんですが、こういった調査でいただいた声もそうなんですが、私はこの答申にある青少年みずからが育成プランをつくる上でかかわっていくという、そういう視点、考え方に教育行政側も立っているということで確認していいですか。
 
○青少年課長  私ども青少年健全育成プランを来年度からつくっていきますけれども、その過程の中では青少年の意見を十分取り入れていきたいということで考えてございます。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をさせていただきます。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  続きまして、日程第4「議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○島崎 生涯学習部次長  議案第78号平成21年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管の内容を御説明いたします。一般会計予算に関する説明書は、120ページを、一般会計予算事項別明細書の内容説明は、321ページから323ページを御参照ください。
 55款教育費、20項社会教育費、5目社会教育総務費は6億613万8,000円で、社会教育一般の経費は美術品の保管のための経費、教育文化施設建設基金への利子積立金、社会教育委員や社会教育指導員の報酬、子ども写生大会や放課後子ども教室に要する経費、PTA連絡協議会ほか関係団体への補助金、スポーツ課を除く生涯学習部に所属する職員59人に要する人件費を。
 内容説明は、324ページから326ページにかけまして、社会教育施設の経費は吉屋信子記念館や明月荘の光熱水費など施設の維持管理の経費を、鏑木清方記念美術館の指定管理料や施設の維持修繕に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は、123ページにかけまして、内容説明は327ページから335ページまでとなります。10目文化財保護費は8億8,483万6,000円で、このうち、生涯学習部の事務事業に要する経費は8億8,233万円で、保護整備の経費は文化財専門委員や発掘調査研究嘱託員の報酬、市内遺跡発掘調査などに要する経費、史跡名越切通など国指定史跡の買収に要する経費、国指定重要文化財建造物鶴岡八幡宮上宮の防災設備事業費補助のほか、県・市指定の文化財保存のための事業費補助の経費を、史跡永福寺跡や史跡亀ヶ谷坂、史跡北条氏常盤亭跡など国指定史跡の環境整備に要する経費などを計上いたしました。
 世界遺産に係る史跡等準備の経費は、世界遺産登録推進担当所管部分のため省略させていただきます。
 内容説明は、337ページ及び338ページとなります。15目生涯学習センター費は2億2,109万2,000円で、生涯学習センターの経費は生涯学習センターの管理業務補助嘱託員の報酬、鎌倉生涯学習センターのギャラリー壁面修繕や、耐震診断に要する経費、鎌倉生涯学習センター総合管理業務委託料など施設の維持管理に要する経費や土地賃借料、生涯学習ネットワークシステムの運営に要する経費、市民スクールなどの各種講座及び大学等公開講座の開催や、生涯学習ガイドブック作成に要する経費などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は、125ページにかけまして、内容説明は339ページ及び340ページとなります。20目青少年育成費は5,875万円で、青少年育成の経費は青少年指導員及び青少年問題協議会委員への報酬、成人のつどい事業などの委託料、青少年指導員連絡協議会ほか青少年団体への補助金などを。青少年施設の経費は鎌倉・玉縄両青少年会館の運営と維持管理に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
 内容説明は、341ページ及び342ページとなります。25目図書館費は1億4,919万1,000円で、図書館の経費は中央図書館を初め、各館の図書、視聴覚資料、雑誌等の購入経費や、図書の検索、貸し出しサービス用コンピューターなどの賃借料、図書館協議会委員や図書館業務嘱託員などの報酬や、ブックスタート事業に要する経費、市民活動団体との協働で実施する図書館の振興事業に係る負担金、光熱水費、修繕料、保守点検手数料、清掃業務委託料など、施設の維持管理に要する経費を計上いたしました。
 内容説明は、343ページ及び344ページとなります。30目国宝館費は9,781万3,000円で、国宝館の経費は国宝館協議会委員や館長などの非常勤職員の報酬、氏家浮世絵コレクションへの補助金、観覧券、ポスターの印刷製本費など特別展の開催に要する経費、光熱水費、修繕料、機械警備及び総合管理業務委託料など施設の維持管理に要する経費、士地賃借料、展示場免震台購入に要する経費などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は、127ページにかけまして、内容説明は345ページとなります。35目文学館費は8,060万3,000円で、文学館の経費は鎌倉文学館の指定管理料や維持修繕に要する経費を、計上いたしました。
 内容説明は、346ページから349ページとなります。25項保健体育費、5目保健体育総務費は1億2,622万4,000円で、保健体育一般の経費はスポーツ振興審議会委員や体育指導委員の報酬、体育協会・レクリエーション協会への補助金、スポーツ課に所属する職員10人に要する人件費、各種スポーツ行事開催の経費、学校体育施設開放のための経費などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は、129ページにかけまして、内容説明は350ページから352ページとなります。10目体育施設費は2億6,949万3,000円で、体育施設の経費はスポーツ施設の指定管理料、PFI事業によるこもれび山崎温水プールの運営に要する経費、スポーツ施設建設基金積立金などを計上いたしました。
 以上で、説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○前川 委員  説明書の339ページの青少年健全育成プランの策定委員の謝礼なんですが、委員会の委員というのは何名の予定でしたか。
 
○青少年課長  10名を今予定しております。
 
○前川 委員  どのような方がということは、大体予定は立っていらっしゃいますか。
 
○青少年課長  まだ詳細は詰めておりませんけれども、学識経験者の方、それと青少年団体等の代表者の方、また市民の代表の方、それと関係の行政機関の方、そういったような方を予定してございます。
 
○前川 委員  わかりました。先ほど小田嶋委員のおっしゃったこととちょっと似ているかもしれませんけれども、もちろん委員会は10名ということで結構だと思いますが、この調査を本当にしっかりとまとめていただいて、ありがとうございました。ただ、やっぱり子供たちの声をまた聞ける場ということも改めてつくっていただきたいと思っておりますので、要望しておきたいと思います。以上です。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○渡邊 副委員長  352ページにありますスポーツ施設整備検討事業、懇話会委員謝礼18万6,000円とありますけれども、これの内容について御説明いただければと思うんですが。
 
○スポーツ課長  スポーツ施設整備検討事業といたしまして、整備の懇話会を立ち上げたいと考えております。これは市民の方、それから利用者の代表の方、それと関係団体の競技団体も含めまして、関係団体の方から委員さんを募りまして懇話会形式で、具体的には総合体育館、総合グラウンドをつくっていくために忌憚のない御意見をまずいただいて、その中から我々も、それを参考にさせていただきながら整備の計画をつくっていきたいなということで、考えておりまして、懇話会形式でやりたいと思っております。
 
○渡邊 副委員長  委員は何名ぐらいを予定されているんですか。
 
○スポーツ課長  委員は一応6名を予定をしております。
 
○渡邊 副委員長  6名のその構成、先ほど市民とか専門家とかおっしゃっていましたけれども、構成はどのようになりますか。
 
○スポーツ課長  まだどなたにお願いすると、またどういう団体の方にお願いするというところまでは詰めてございませんが、6名という限られた人数でございますので、利用団体の代表の方も含めてお願いをしたいというふうに思っておりまして、まず、その6人の中でどういうような形で懇話会を進めていくかも含めましてスタートさせていただきたいと思っております。
 
○渡邊 副委員長  何回くらい、例えば年に。これ予算ですから、年に何回くらい予定されていますか。
 
○スポーツ課長  この会そのものにつきましては3回、年間ですが3回を予定しております。
 
○渡邊 副委員長  最初は何月くらいにやられる予定ですか。
 
○スポーツ課長  当然新年度になりまして、人選をさせていただきます。ですので、スタートは5月の連休明け以降でやりたいと考えています。
 
○渡邊 副委員長  これは、18万6,000円というのは、この6名の方に対する謝礼と解釈していいんですか。
 
○スポーツ課長  そのとおりでございます。
 
○渡邊 副委員長  それを3回分ということですか。
 
○スポーツ課長  そのとおりでございます。
 
○渡邊 副委員長  わかりました。一歩進んだということで、小さい一歩だと思うんですけれども、一歩進んだことには間違いないので非常に評価しているんですけれども、やはりちょっと6人というと幅広い意見が聞けるのかなと思います。課長おっしゃったみたいに、ここを最初の何ていうのか、たたき台にして、この中でどう展開していくかというところにつなげるのが、あくまでも最初の立ち上げのところだというふうに思いますので、あくまでもその前提で6人で始めると解釈させていただけたらと思うんですけれども、
 
○スポーツ課長  渡邊委員がおっしゃられるとおりだと思います。いろいろな方法があるかと思っておりますけれども、例えば懇話会である程度の議論が、意見を出していただいて議論が進めば、いわゆる市民の方、もっと広い層の方、または利用者の方からの御意見を集約する方法というのは幾つかあるかと思っておりますので、そういうような話題が出ればまずアンケートの方法ですとか、それから各団体との私どもスポーツ課の協議ですとか、そういうような方法も用いまして意見は集約していけるんではないのかなというふうには思っております。
 
○渡邊 副委員長  わかりました。人選に当たって、もちろん専門知識等も必要だと思うんですけれども、これはきょうあすとか動く事業じゃないというふうに思いますんで、やはり熱意のある方、何としてもやり遂げようという意志を持った方をぜひ人選していただけたらなというふうに思います。以上です。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認させていただきました。
 それでは、生涯学習部職員退室、世界遺産登録推進担当職員入室のため、暫時休憩いたします。
               (11時17分休憩   11時18分再開)
 
○納所 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第5報告事項(1)「世界遺産登録に関する準備状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○世界遺産登録推進担当課長  報告事項(1)世界遺産登録に関する準備状況について御報告をさせていただきます。
 世界遺産登録に向けた準備の一環として、国内外の学識者による国際シンポジウムを開催していく予定である旨につきまして、去る12月8日に開催されました本常任委員会において御報告いたしましたが、今回、その開催結果の概要につきまして、御報告をさせていただきます。
 お手元にお配りしております資料、武家の古都・鎌倉の顕著な普遍的価値に関する国際シンポジウムの開催概要をごらんください。まず、1.国際シンポジウムの概要でございますが、(1)名称は武家の古都・鎌倉の顕著な普遍的価値に関する国際シンポジウムでございまして、文化庁及び4県市による世界遺産登録推進委員会の両者の主催により実施いたしました。
 (3)開催期間及び内容でございますが、資料記載のとおり、平成21年1月29日(木)から2月1日(日)までの4日間のスケジュールで行ったところでございます。
 現地視察は、1月29日の午後と1月30日の1日をかけて実施いたしまして、建長寺、鶴岡八幡宮、鎌倉大仏、名越切通など候補資産10カ所と武家文化の内容の理解を深めていただくため鎌倉国宝館と県立金沢文庫の2カ所の博物館施設を視察いただきました。
 翌1月31日には、海外招聘者と推薦書原案作成委員を中心とする国内専門家及び文化庁との間で意見交換会を実施いたしました。また、最終日の2月1日には、国際フォーラムとして、海外招聘者と国内委員による基調講演及びパネルディスカッションを約250名の市民などの皆様の御参加をいただきまして実施いたしました。
 次に、今回の国際シンポジウムの参加者でございますが、恐れ入ります資料を1枚おめくりいただきまして、参加者名簿の方をごらんいただければと思います。
 海外の招聘者は、当初、1番のクリストファー・ヤング氏から3番のル・ズー氏までの3名を予定しておりましたが、急遽、4番のジョセフ・キング氏にも意見交換会のみ御出席、御参加いただくこととなりました。
 ジョセフ・キング氏は、文化財保存に関する国際機関である文化財保存修復国際センターの不動産文化財ユニットの責任者であり、当初、文化庁が招聘候補者の一人として調整していた方でございまして、日本で行われる他の会議との日程調整が困難ということで見送りとなっておりましたが、急遽参加が可能である旨の連絡が文化庁にございまして、文化庁と協議した結果、意見交換会に参加いただくこととなったものでございます。なお、2番のレイ・ボンディン氏につきましては、マルタでの公務の関係で2月1日の日に帰国したため、国際フォーラムは不参加となっております。
 5番の清水眞澄先生から11番の西村幸夫先生までは、推薦書原案作成委員会の7名の委員でございます。12番の稲葉信子先生は、作成委員会の立場でない国内の専門家として参加をいただいております。
 以下は、文化庁の参加者で、記念物課長を初め、各分野の主任調査官などが出席しております。さらに、オブザーバーとして、日本ICOMOSの関係者や文化庁及び外務省の職員が参加いたしました。
 続きまして、国際シンポジウムを通じての主な意見についてでございますが、恐れいります資料の方をまた1ページ目にお戻りいただければと思います。鎌倉の顕著な普遍的価値の考え方や構成資産、評価基準の適合性などにつきまして、資料記載のような御意見がありました。全体的には、武家文化を顕著な普遍的価値の柱としていく内容についての理解は得られたのではないかと考えており、ICOMOSや世界遺産委員会における審査等の中で、これを十分に理解させていくためのまとめ方や比較研究などについて、さまざまな課題や意見が示されたものと受けとめております。また、推薦の事前の段階でこのような国際会議を開催し、国際的な視点で意見を聞いていくことについては、大変有意義な取り組みであるとの評価も受けたところでございます。
 こうしたことから、今回の国際シンポジウムにおける意見や指摘に対する検討を進め、その成果をもって、第2回目の国際会議を開催するべく、文化庁などと協議を進めてまいりたいと考えております。なお、第2回の国際会議につきましては、その概要がまとまり次第、本委員会に改めて御報告させていただきたいと考えております。
 最終的には、確実に登録がなされるよう、これらの国際会議における協議内容を十分に反映させた熟度の高い推薦書原案を作成し、4県市として、国に推薦要請を行ってまいりたいと考えております。
 以上で、御報告を終わらせていただきます。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 それでは、世界遺産登録推進担当職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (11時26分休憩   11時27分再開)
 
○納所 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第6その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。
 まず、事務局の方からお願いいたします。
 
○事務局  現在当委員会におきましては、平成20年12月定例会におきまして、継続審査となっております陳情が、お手元に配付させていただきましたとおり、5件ございます。この5件の取り扱いにつきまして御協議と御確認をお願いいたします。
 
○納所 委員長  ただいま事務局から説明がありました。引き続き継続審査とすることで確認をしてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認させていただきます。
 
○事務局  ただいま確認されました陳情5件につきましては、最終本会議におきまして、閉会中継続審査要求を行うことにつきまして、御確認をお願いいたします。
 
○納所 委員長  確認ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 以上をもちまして、本日の文教常任委員会を閉会したいと思います。お疲れさまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
   平成21年3月2日

               文教常任委員長

                   委 員