平成21年岡本二丁目マンション計画許可取り消し等に関する調査特別委員会
2月20日
○議事日程  
平成21年 2月20日岡本二丁目マンション計画許可取り消し等に関する調査特別委員会

岡本二丁目マンション計画許可取り消し等に関する調査特別委員会会議録
〇日時
平成21年2月20日(金) 10時00分開会 10時43分閉会(会議時間 40分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
中村委員長、萩原副委員長、山田、大石、三輪、小田嶋、岡田、伊東、助川、赤松の各委員
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、久保議事調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 今後の進め方について
2 その他
(1)次回特別委員会の開催について
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○中村 委員長  おはようございます。定刻でございますので、岡本二丁目マンション計画許可取り消し等に関する調査特別委員会を開会させていただきます。
 最初に会議録署名委員の指名をさせていただきます。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。萩原栄枝副委員長にお願いいたします。
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○中村 委員長  本日の審査日程の確認でございますが、お手元にお示しした資料のとおりでございます。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
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○中村 委員長  それでは日程第1「今後の進め方について」でございます。
 前回から大分日にちがたってしまいました。なかなか日程調整がつかず、1月中の開催ができなかった経緯がございますけれども、その間、皆様方には調査特別委員会から、こうした事実解明に関する論点ということで、資料を御提示していただきました。また速記録等もお示しいたしまして、参考人への質疑の確認等していただいたところだと思います。いずれにしましても、もう最後の会期が、3月25日が最終日ということでございますので、その辺を踏まえまして、今後の進め方につきまして御意見などあれば、御発言いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
 
○赤松 委員  各委員から論点について出されたものの中で、岡田委員から出されているやつの3点目にちょっと書かれているんだけれども、最後の方に、判決が3月25日であるが、今任期中にまとめることもできるのかどうか、検討が必要と思われるというふうに書かれているんですよね。これは、つまり前回から宿題になっている全体の議論のまとめをどう整理していくか、そんなような方向へ全体の議論を進めようという宿題が与えられている中で、岡田委員からはこういう意見が出されているんで、この点どんなふうに進めるのかという点は、先にきちっとしておいた方がいいんじゃないのかなというふうにちょっと思ったもんですから。
 
○岡田 委員  今までの時間的な推移が1点、そういうことでも考慮し考えました。それともう一つは、ここに書いてありますように、今までは市の行政、それからOBの方、それから外部の方をお呼びして、さまざまな観点からお聞きしたいという経過があろうかと思います。今後といっても、委員長も言われましたように、任期中というのはなかなか厳しいものもございまして、とはいえ、やらなきゃいけないということも片方にあるわけですけども、今後、例えば、論点を明確にして、あるいは、これはわからないんですが、あるいは専門家をお呼びして参考意見を聞くとかね。これはなるかわからない、ただ私の頭の中だけであるわけですけれども、かなり膨大な調査にやはりなっていくのかなという感じが一つするのと、今までの時間的なものから言うと、任期中に全部できるかどうかといった場合に、結構難しいんじゃないかなというようなことが私の中でありましたものですから、こういう書き方をさせていただきました。以上です。
 
○助川 委員  ちょっと不思議でならないのが、3会派から出てこないんですね。出ていないんですね。こういった中身もさることながら、なぜ出てこないのかがちょっとはっきりしないと。論点がないのか、今後どういうふうに進めていこうとしているかという考えすらないのか、その辺ちょっと確認していただきたいと逆に思うんですね。
 
○三輪 委員  副委員長を出している会派として、また委員長、副委員長の意見と違っていくことがままあっては困るということから提出しませんでした。
 
○大石 委員  私は同志会さんの一番最後にも書いてありますけど、今裁判中で、その3月25日、この2回目の判断ですから、その裁判の判決にゆだねたいなというふうに思ったのが一番の理由です。
 
○中村 委員長  では、私の会派、山田委員いらっしゃいますけれども、といたしましても、いずれにしても、なるべく最大公約数でまとめさせていただきたいという立場もございまして、そういった観点から、出すのはちょっと控えさせていただいたところはございます。
 ちょっとお答えになっているかどうかわかりませんが、よろしいでしょうか、助川委員。
 
○助川 委員  そうすると、いろんな話の中で、決められたことに従うというか、皆さんがおっしゃるとおりにいたしますということなんだ。でも発言してもらわないとね。何でも言ってもらわないと、ないならないでいいけども、あるんならやっぱり言ってもらった方がいいし。この3会派で話し合って決めていいんですか。
 
○中村 委員長  いや、原則的にはそういうことではないんで、もし、ここには書いてないですけれども、何かお考えがあれば、各会派の方から、出されていない会派の方から御発言いただければと思いますけれども、何かございますでしょうか。
 
○赤松 委員  委員長ね、それぞれ提出されていない会派の御意見を伺ったんだけど、それはそれとして、意見はありますけれども、それを言ったからといってどうこうなるわけじゃないですから、それはそれとして、出されている論点を、これ3会派から出ているんで、これらお互いに議論し合って、確認をしていくところは確認をしていくということで進めるわけですけれども、その中において、出さなかったからもう何も言わないで、出したところの会派で、一致したところに従うというのも好ましいことじゃないですから、自由に論議はきちんと加わっていただいて、全体の合意が図れるように、それは進めるべきだというふうに私は思うんですね。
 それと岡田委員の先ほどの件ですけれど、我々の任期もまだ先があるならね、さらにいろんな解明のための必要な手だてということはあるだろうと思いますけれども、現実問題として、この2月定例会、最終日も一応もう確認もされているという状況の中で、限られた日数の中でやるということになれば、何か新たに次のステップということになれば、そことの日程調整だとか何とかということで、それでもうおしまいになっちゃうという現実があるだけに、そこに進むのはもう限界があるというふうに思うんです。限られた日数の中で、我々に与えられた役目を、やってきた到達点に立って本会議に報告するというしかないだろうと。いろいろそれは、それぞれの思いはあるかもしれないけど、それが現実ですからね。その上に立ってまとめるということしか、私はないだろうというふうにと思っているんだけども、その点、岡田委員どうなのかね、もう1回聞かせてください。
 
○岡田 委員  まだ、これは皆さんとお話しというのか、今から話していくとは思うんですが、確かにやってきた到達点でまとめるしかないと赤松委員が言われるのは、確かに現実はそうだろうというふうには思います。ただ、私の中に、やはりもう少しきちっと専門家の話等も聞いて、なるべくやっていきたいというのも片一方にはあるんですが、そうはいっても、今さっき言われましたように、やってきた中で、時間が限られているわけだから、これはもうどうにもならないところにあるのかなというような感じはしています。だから、そういう意味では中間報告的なことになるのかどうか、そこらはわかりませんけども、今までの議論を積み重ねてきた中で、一定の方向というか結論というか、を出さざるを得ないのかなというふうには感じてはおります。
 
○中村 委員長  今お二方からは、まとめといいますか、この時期でできるまとめは、この会期中にした方がいいんではないかというような趣旨だと思うんですけれども、そういった考えについて、いかがでしょうか。皆様方で一致できる点を見出して、最終的な報告という形にはならないかもしれませんけれども、ただ、会期といいますか、我々の任期中の最後ということになりますので、中間ということでもなくて、ある程度この会期中でのまとまった事項というような趣旨の報告をするかどうかということになろうかと。
 
○赤松 委員  中間はないんだよ。
 
○中村 委員長  中間はないんです。この会期においてはもうないんですから。もちろん次の期の中の新しくなった議会での、また考え方というのはその後、出てくるわけですから、そこに我々はちょっとまだ踏み込めないわけですので、この3月までに少しでも形を出すのか、あるいはもうちょっと、この裁判の推移を見守るということになれば、ちょっとそれもできないとするのか。この辺が一つ、また議論の対象になるのかなと思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。この何年間かやってきた中で、いろんな質疑を重ねてきましたので、2回目の取り消しについて、今まさに係争中でございますので、ここは慎重を期する必要があろうかと思いますけれども、例えば、1回目の原因の究明、これについてはいろんな御意見があるので、一致できるかどうかもまだわかりませんけれども、ある程度共通で確認できる事項があれば、そこに対する再発防止をまた考えていただいて、そういったものを報告に盛り込むということは、もしかしたらできるのかもしれませんが、その辺につきましても何か御意見があれば、お伺いしたいと思いますけれども。
 
○赤松 委員  今の委員長の話で、任期中に、この会期中に、この間の到達点を踏まえて、整理して、委員会としてのまとめを行うということは、確認されたというふうに…。
 
○中村 委員長  それはまだちょっと、ほかの会派さんのちょっと御意見は確認したいと思いますけど。
 
○赤松 委員  はっきりさせることが次の話のステップですね。私はさっきから言っているとおりなんですけど。
 
○中村 委員長  今、そうですね、赤松委員、岡田委員から、何らかのまとめをした方がいいんではないかという御意見でございます。ほかの会派の皆さん方の、どういう内容というのはまた別の問題があろうかと思いますけども。
 
○三輪 委員  以前も特別委員会を開いて、まとまらないからといって、次の任期のときまでもつれ込んだという例があるというふうにお聞きしたんですけれども、やはり新しいメンバーでというところで、継続して審議はできなかったというようなことを聞いております。やはり調査特別委員会、きちんとまとめをして閉じるということに努力をしていくべきだと思います。
 
○中村 委員長  ほかに。同志会さんの方はいかがでしょうか。
 
○助川 委員  こうやってやってきた以上は、やっぱりけじめというか、最終日にそういった中身はともかく、結論的にはやはり報告すべきだというのは当たり前の話だと思いますよね。ただ、どういう内容にするか。内容によっては、また変な話だけど、3月25日が最終日で、判決も25日というね。本当にこれどういうことをやるというふうに思うぐらいで、委員長報告をやって帰ったころに、まとめたころには判決が出ていますからね。何だ、この委員長報告はみたいになっちゃったら目も当てられないわけだから、この辺は、私たちも言っていますけど、やっぱり慎重にね、編入同意だとか軽微な変更だとかという部分については触れない方がいいというように思ったりしますけどね。だから、やるとすれば、そういったことが前提になってくるというふうに思いますけどね。
 
○中村 委員長  公明党さんはいかがでしょうか。
 
○大石 委員  2回目の部分というのは、行政不服審査法の判断の違いということで、本当に先ほども言いましたけど、全く同じ日に本会議最終日があり、裁判の結審が出るところだという中で、議会で独自の判断をここでしちゃっていいのかどうなのか。全く違う方向性の報告を委員長がするというのも、どうなのか。そういうところもやっぱり議論すべきかなというふうに思うんですけども。
 私の立場としては、ここでぶり返して怒られるかもしれませんが、第1回目の、もう確定はしておりますけれども、260−2が道路法上の道路なのかどうなのかというところも、すごくまだ疑問を持っているところの中で、当初は、1回目は確定していますよと、第2回目の行服法のとらえ方について、その経過も含めて検証していきましょうという話だったんで、私は、1回目の260−2のところはあえて詰めておりませんけれども。いずれにしても委員長報告については慎重な扱いが必要だというふうに思います。
 
○山田 委員  この特別委員会の目的とされている岡本二丁目マンション計画の許可取り消し等に関する調査という意味合いからいきますと、これは当然2回までの処分の結果を踏まえて、トータルとして結論を出すべきだろうというふうに私は思っております。これは大前提として思っています。ただ、今この調査特別委員会を継続してくる中で、第2回目の許可取り消しに関しては現在係争中ということにもなりました。これは当初この調査特別委員会として予断できたことではございませんので、そういった意味合いからいけば、ある意味ここは事後の考慮事項ということにはなろうかと思います。
 そういった意味で、先ほど来からお話が出ていますように、議会は議会として原因究明であれ、あるいは再発防止であれ、議会のスタンスとして出すことについては、これは当然出してよかろうというふうには思っておりますけれども、ただ一方では司法判断というところも今現在行われるということなんで、でき得ればその判断を踏まえた上で、臨時の議会でも招集をいただいてということも、僕は不可能ではなかろうというふうに思っています。委員長の意見を述べる、あるいは委員長報告をするということに関してはですね。ただ、これは皆さんとのコンセンサスのいる話ですので、最終日ということをターゲットにすれば、2回目はちょっと苦しい、判断、判決との重なり合いもありますので、ちょっとその辺は苦しいかなと。
 ただ、先ほど来から赤松委員からもおっしゃっているように、やはり調査特別委員会としての使命は全うすべきだろうというふうに思っていますので、その部分については、そこは考慮いたしまして報告から割愛したとしても何らかの報告書のまとめというものは、やはりこのメンバーといいましょうか、この調査特別委員会に課せられた使命として全うすべきだろうというふうには考えております。
 ちょっとややこしい言い方をしましたけれども、報告はやるべきだと。その報告の範囲というのは、ある限定的になってもこれは仕方がないなというふうに思います。その限定を破るんであれば、再度5月14日までの任期までの間に、もう一度何らかの形で報告をする機会を与えていただける、そういったことが可能であれば、それも一つの手であろうというふうには考えております。
 
○中村 委員長  全会派の皆様から御意見いただいたところです。何らかのまとめというか、報告はすべきであろうと。まだその中身については、まだこれからちょっと議論しなければいけませんが、一応3月の最終日、25日に向けていろいろ御意見あると思いますけれども、何らかの委員長報告をさせていただくような方向性で確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、そこは確認はできたんですけれども、その次の中身ということになりますと、これはかなりそれぞれの会派の方の、また御意見が違うと思いますので、何かこう一致できるところまで、ちょっと協議していただければと思いますけれども。御意見ございますか。
 一致しているのは、裁判中のところ、一致しているかどうかはあれですけれども、何人かの方からの御意見では、裁判のところに関する問題については、ちょっと慎重に、あるいは触れない方がいいのではないかというような御意見が出ていたと思いますけれども、この辺も踏まえて御意見いただければと思いますけれども。
 
○山田 委員  今回これだけの事実、あるいは参考人質疑等、積み上げてきた中で、一体何か事実だったのかということについての整理は、これは大前提になろうと思っています。まだその整理が、議事録等々も含めて整理がされていない。先ほどちょっと論点の話が出ましたけれども、その論点に従って、論点は合意事項ですので、これからの協議になりますけれども、その論点に従って、これまでこの委員会の場で述べられてきた意見、あるいは説明ですね、そういったものをすべてやはり事実として積み上げて、ある一定の文章にしないと、何がどうだったのかというのは各自の頭の中では、やはりまだ未整理の状況にはなるんではなかろうか。そういった手続をまず最初にすべきだろうというふうに思っています。その中には、2回目の許可処分に至るところの経緯まで含めても、これは構わないとは思っています。これは事実関係の整理という意味では構わないというふうには思っています。ただ、そこに対して原因云々かんぬんというところまで言及するとなると、それはそれでまた一定の整理が必要だろうと思いますけれども、これまでの論点整理の上では、ある論点に関しては今まで2回目も含めて、すべて整理をしてきたんで、そこをまずやるべきだろうというふうに1点目は思っています。
 その次に、じゃあどこまで原因究明というものをするかということに関しては、これは、まず最初の許可処分のところというのは、これは多分皆さんの合意事項として一致できる範囲、ある程度あるだろうと思いますので、そこはまずやり始めて、さらにその原因究明が一致できたところで、再発防止だけは、そこまでの整理は一定の整理をしておこうというふうに思う。2回目のものについては、一応事実の積み上げだけは整理が終わっていますので、それに対する原因究明等についての論議に入ってもいいとは思いますけれども、結論については3月25日という、非常に判決というそのタイミングもございますので、そこのところはもう一度、事実関係を積み上げた上で、皆さんとの協議事項として、3月25日に対して、どういうふうにまとめ上げていくか、あるいは割愛していくのか、そこのところは一応協議されればいいんではないかと。それに対する再発防止に対しては、もちろんそこからのアウトプットですので、そこはそこでまた再度協議すればいい。一定の事実関係だけは積み上げて、その整理だけはまずしておいた方がいい。できるところは原因究明であり、再発防止のところの論議まで進めていけばいいと。そんな手順で私はよかろうとは思っておりますけども。
 
○中村 委員長  ほかに何かございますでしょうか。
 
○伊東 委員  きょうまで各会派から論点を出してほしいということで、きょう開催されているんですけども、これまでこの特別委員会で行われてきたということは、資料をやっぱり出してもらうという作業と、それに基づいて現職の職員から、いろいろ参考人というか説明を求めたと。前回、初めて外部の方を呼んで意見を聴取したと。そこまでなんですよね。まだ我々は何のこれに対する、まず論点整理ですから、それに基づいて今度は意見を言うわけですけれども、その作業はまだしていない。今、1回目、2回目というお話がありましたけれども、確かに2回目は今係争中、でも1回目のいわゆる裁決、これは確かに行服法上、行政側はこれに従わざるを得ないという立場でいますけれども、事業者の方も、そこで争うよりももう一度、再度補正をかけて申請してという手続の方が、事業を進める上では、その方が短期間で終わるだろうという判断が多分あったと思うんですけれども、だからそれを選んだんであって、1回目の接道要件なしということについては、争っていないから行服法上、司法上は確定しているかもしれないけれども、意見の相違はあるという。我々も、我々議会の立場からいくと、別に行政のように裁決に従う必要はない。別の意見を持っていてもいいわけですから、そういう意味では、これから接道要件あるなしについても、私は私なりの意見を言わせていただきたいと。そういう場がないと、確かに意見が分かれたという書き方をするにしても、まだ意見表明もない中で、それをどうやっていくのか、これから約1カ月の間に。そういう手順をどうやって踏んでいくのかということを考えると、3月25日に中間的というか、ある一定の報告をまとめるという作業は、相当のやはり時間を要する作業になるんじゃないかなというふうに、今ここでもその程度は想像がつくという中で、本当にやっていくんですかという気持ちがあるんですよね、それは。本会議、委員会審査、特別委員会をやりながら、それだけの作業をこの特別委員会もやっていくのかどうか、できるのかどうか。それはやっぱり十分にここで議論しておかないと、やりますと言っていてできなかったという結果の方がもっとまずいんじゃないかなという、そういうちょっと心配をしています。
 
○赤松 委員  伊東委員の今言われた点、非常に大事な点だと思うんですよね。先ほど山田委員から、何ていうんですか、こういうものが起こった防止策というような話もありましたけれど、正直言って今伊東委員が言われたとおり、それぞれ原局に質問した問題点、それは質問した委員が問題という認識を持っているから、そういう質疑をしているわけだけれど、それに対する評価といいますかね、そういうことについて、それぞれ各委員からの意見表明、正直言って行われていないわけですよね。当然、どこにどういう問題があって、じゃあ、そういうことをただすために、どういう改善策というか、ものがあるかなとか、そういう議論に入っていないわけです、正直。それをこの限られた中でできるのかという点になれば、正直、私は不可能だと思っているんですよ。今、伊東委員が言われる問題提起に対して意見を言うとすると、私は、そこは残念ながら不可能だというふうに思うんです。かなり出された資料で復命書の問題をめぐって、相当時間を費やした、何カ月もね。それはもう過去の話ですからあれですけど。ですから、欲張ってもできないことを最初に確認してもしようがないので、事実、今までやってきた。だから、これから新たなステップに入るということは、もう事実上不可能ですから、今までやってきたことをきちっと整理して、どういう点について原局と質疑が交わされたとかね、そこからそういう点について、各委員の意見がこうだったとか、ああだったとか、その先の話まで触れた委員長報告にすることには無理があるというふうに私は思っております。ですから、今までやってきたことの事実の積み上げを整理して、それで、残念ながら我々の限られた任期の中でできたのは、ここまでだったということでせざるを得ないんだろうというふうに私は思います。しかし、その当日に、委員長報告した当日に判決があるのか。まさに司法の判断が示されるわけですよね。これは行政に対してはどういう結果が出るかによりますけれど、行政としてのそれなりの対応というんですか、当然その後、出てくるんだろうというふうに思います。だから、そういうことを考えれば、さまざま今後予想されることはあるけれども、我々に課せられた役割を果たそうとして努力したけれども、できたのはここまでだったと、平たく言えば。というようなところで報告するのが精いっぱいのところなのかなと。それ以上、欲張って新たな議論をここでやろうったって、そこにはもう正直無理があるというふうに私は思います。そんなふうな、伊東委員から出された問題に対して答えるとすれば、僕はそんなふうな考えを持っているということです。
 
○中村 委員長  ほかに御意見ございますでしょうか。
 
○助川 委員  最終日に委員長報告をするということは確認されている。ということは、今赤松委員が言ったように、経過の積み重ねで、議会事務局にずっとまとめてもらう。それを1回みんなで見て、文章をちょっと手直ししたり、加えたり、削除したり、あと1回か2回、委員会を開いて、最終日を迎えると、こんな段取りでしょう。予算委員会もあったり、そんな時間的な余裕がないから。ということだとすれば、ある程度お願いして、たたき台をつくってもらってということじゃないでしょうか。
 
○中村 委員長  今、お三方から御意見出ましたけれども、そういった方向の仕方でよろしいかどうか、御意見があれば御発言いただければと思いますけれども。
 
○三輪 委員  先ほど申し上げたのは、私はそこまでなのかな、調査をしたという報告までなのかなと考えておりました。
 
○岡田 委員  時間との戦いというふうになっていますから、やむを得ないというところはあると思います。ただ、皆さんおっしゃっている裁判との関係では、3月25日、地裁から判決が出ると思うんですが、これはどういう判決が出るかによっても、もちろんいろいろと各委員、それから議会、特別委員会等々ですね、問われるというか、評価されるようになろうかと思うんですが、裁判3審制でございますから、必ずしも地裁の判決が、そこで確定すれば、それはそれで確定ということになりますけれども、争いがあればもっとあるわけで、そういうことは全く関係なくやっていくというふうには私も思っていませんけれども、裁判のことを言われちゃうと、どうしても裁判を考慮する考慮すると言われると、じゃあ我々は何のためにあるのかなと。初めから裁判やっておけばいいじゃないかみたいな、あるいは推移を見ればいいじゃないかというようなことになりかねませんので、当然、それはもちろん頭の隅にあるんですけども、この委員会としてどうなのかということが片方にある。ただ、先ほども申されましたように、時間との関連が何せあるもので、助川委員も言われたように、あと1回か2回じゃないのと、現実的な判断かなというふうに私も思っています。そうすると、そういった中で、そうはいっても次まではないわけですから、そうするとその中で欲張らずに今までやってきたことがどこまでできるのかということになれば、赤松委員も言われたましたけども、今までやってきたことの事実経過の積み上げ、ここら辺をもう一度まとめてみて、どうなのかなということにならざるを得ないのかなというふうには思いますよ。思いますけども、何となく心が、いろいろあったけど、ここまでしかできなかったのかなというような気は、自分の中ではしています。だけど、現実的にはそうせざるを得ないのかなというふうには思います。以上です。
 
○中村 委員長  ほかに御意見ございますでしょうか。
 特に御意見がないようでしたら、今多数の会派の方から御意見が出ていますように、今までの調査経過、その事実の整理をするということを踏まえた委員長の報告書をつくらせていただいて、それを一度確認させていただく時間をつくりますので、それに対する文言の添削といいますか、を確認する委員会を一度やらせていただくと。それで最終日にもう一度、もしかすると委員長報告の確認というような委員会を、最終日当日の午前中ぐらいにさせていただく可能性はございますけれども、そういった進め方でいくのが、時間との制約上、限界ではないのかなという御意見もいただいていますが、そういった流れでよろしいでしょうか。
 
○赤松 委員  正・副委員長、大変ですけど、正・副委員長の方でやっぱり、努力というと大変申しわけないけども、ということにならざるを得ないのかなというふうに思うんですね。きょう出されている論点のこれも出されていますから、このまま参考にしていただいて、必要があれば委員長のもとで、これについての聞き取りもやっていただいてもいいかなというふうに思いますし、やっぱり解明すべき問題点というのは、一定整理されてきていると思いますんですね、ここにもありますように。これは外部委員会で検討している、解明している問題点とも大体整合しているんですよね。だから、そこに大体収れんされていますからね。ちょっと正・副委員長は大変ですけども、お願いしたいと思います。
 
○中村 委員長  ほかに御意見よろしいですか。では、そのような形で正・副委員長、事務局とで今後進めさせていただいて、次回のところでまた確認作業をさせていただくような流れにさせていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、一度報告の確認をする委員会を次回させていただくような流れにさせていただきたいと思います。その報告書というのは、今までの調査経過の報告と、その中を整理させていただくようなものを主体とした報告書を、次回までにちょっと御提示させていただきたいと思います。ほかに何か御意見等ございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なければ、日程第2その他(1)「次回特別委員会の開催について」という項に入らせていただきます。
 ちょっと暫時休憩いたします。
               (10時39分休憩   10時42分再開)
 
○中村 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○中村 委員長  日程第2その他次回特別委員会の開催につきましては、この会期中にまた追って御連絡をさせていただきますので、会期中でございますので、優先的に御出席いただけるようにお願い申し上げます。また、追って御連絡いたします。
 それではよろしいですかね。ほかになければ、これをもちまして本日の岡本二丁目マンション計画許可取り消し等に関する調査特別委員会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成21年2月20日

             岡本二丁目マンション計画許可
             取り消し等に関する調査特別委員長

                          委 員