平成20年文教常任委員会
12月 9日
○議事日程  
平成20年12月 9日文教常任委員会

文教常任委員会会議録
〇日時
平成20年12月9日(火) 10時00分開会 13時58分閉会(会議時間 2時間18分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、渡邊副委員長、松中、前川、小田嶋、森川の各委員
〇理事者側出席者
讓原世界遺産登録推進担当担当部長、島田世界遺産登録推進担当担当次長、橋本世界遺産登録推進担当担当課長、中里文化財課長兼世界遺産登録推進担当担当課長、辻教育総務部長、宮田教育総務部次長兼教育総務課長、安良岡教育総務部次長、宮崎(順)学校施設課長、大澤学務課長、岡嶋学務課課長代理、飯尾教育指導課長、粂教育センター所長、松平教育センター所長代理、金川生涯学習部長、島崎生涯学習部次長兼生涯学習課長、鈴木(郁)生涯学習課課長代理、山田(幸)青少年課長、相川スポーツ課長、望月中央図書館長、永井鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、原田担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)小学校給食調理業務の民間委託について
2 議案第57号平成20年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育総務部所管部分
3 報告事項
(1)鎌倉市立玉縄中学校第二グランド用地の土地交換について
(2)財団法人鎌倉市学校建設公社の今後のあり方について
(3)学校給食費の改定について
(4)平成20年度全国学力・学習状況調査結果について
4 陳情第25号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情
5 報告事項
(1)教育委員会事務局等の組織の見直しについて
(2)平成20年度教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について
6 議案第49号指定管理者の指定について
7 議案第57号平成20年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち生涯学習部所管部分
8 報告事項
(1)鎌倉市指定有形文化財の指定について
(2)大町六丁目における埋蔵文化財の発掘調査について
9 報告事項
(1)世界遺産登録に関する準備状況について
10 継続審査案件について
11 その他
(1)要望書
 〇大町6・7丁目における旧国際自動車所有地並びにその周辺の一体的保全を求めることについての要望書
(2)次回委員会の開催について
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○納所 委員長  ただいまから文教常任委員会を開会いたします。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。渡邊隆副委員長にお願いいたします。
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○納所 委員長  続きまして、本日の審査日程は、お手元に配付した審査日程のとおりでよろしいでしょうか。
 
○小田嶋 委員  日程第3報告事項(3)学校給食費の改定についての報告なんですが、事前には保護者にこういう文書で案内いたしましたという文書類はいただいておりますが、そういった材料費の高騰したことを理由にしているんですが、その根拠となる食材費の高騰の額とか、いつから引き上がってしまったとかという、そういう一覧表になってるものをぜひ資料としていただきたいと思っているんですけども。
 
○納所 委員長  ただいま、小田嶋委員の方から、日程第3報告事項(3)学校給食費の改定について、材料費高騰についての詳しい資料ということでございますが、まず、原局に伺いますが、そのような資料はございますでしょうか。
 
○学務課長  今、小田嶋委員から要求のございました資料でございますけれども、私どもで協議したときの参考資料といいますか、そういったものでしたらばお出しすることができると思います。内容的には、過去の何年間かの食材費の動向ですとか、どういった内容で検討したか。そういったものの資料でしたらお出しすることできます。少しお時間いただいて、コピーさせていただく時間は必要かと思いますけれども。
 
○納所 委員長  では、お諮りいたします。では、この資料をおつくりいただくということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのように給食費の改定の材料費の一覧等につきまして、資料の御用意をお願いいたします。
 では、どういたしましょう。ちょっと休憩とりますか。暫時休憩いたします。
               (10時02分休憩   10時03分再開)
 
○納所 委員長  それでは、日程第2が終わりましたときに配付できるように御用意いただければと思います。
 ここで委員の皆様にお諮りいたします。ただいまの資料ですが、任意の資料要求か、それとも委員会としての正式な資料要求かという取り扱いでございますが、御協議いただけますでしょうか。
                  (「任意で」の声あり)
 では、任意の資料として、日程第3報告事項(3)のときに配付をお願いをしたいと思います。
 それでは、陳情の取り扱いについて、事務局からお願いをいたします。
 
○事務局  日程第4陳情第25号鎌倉市立小学校での少人数学級実現についての陳情につきましては、陳情提出者から発言の申し出がございました。発言者についてでありますが、陳情提出者である30人学級実現をめざす鎌倉の会代表者、中丸直美さんが行いたいとの申し出がありましたので、その取り扱いについて御協議をお願いいたします。
 
○納所 委員長  日程第4におきまして、陳情提出者から発言の申し出があったということでございますが、そのとおり取り計らってよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  それでは、日程第1報告事項(1)「小学校給食調理業務の民間委託について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○学務課長  報告事項(1)小学校給食調理業務の民間委託について御報告いたします。
 小学校の学校給食調理業務の民間委託につきましては、小学校16校のうち、平成19年度に深沢小学校、山崎小学校、小坂小学校、今泉小学校の4校を、また、平成20年度は西鎌倉小学校、玉縄小学校の2校で委託化を図ってまいりました。これまで委託化した6校の状況につきましては、各校の保護者を対象とした試食会を通じて、給食のでき上がりや味つけについての御意見をいただくとともに、保護者代表や委託業者も参加した各校での学校給食運営協議会の中で、安全面、衛生面での配慮を含めた調理作業等に対する意見交換を行うなどして、学校給食自体への御理解を深めていただくとともに、委託化に対する保護者等の不安解消を図っているところでございます。
 この試食会や学校給食運営協議会で出された保護者や学校内での意見を踏まえますと、いずれの学校も円滑に委託化への移行が行われ、本市が目指す、安全・安心な給食を提供できていると判断しているところでございます。
 こうした中で、平成20年度末に新たに3名の調理員が退職することから、平成21年度にも1校の委託化を行う準備を進めているところでございます。
 委託校の選定につきましては、一定期間本市の給食業務を経験している正規栄養職員を配置できる学校で、そのほか、児童数や施設設備の状況等を勘案しながら検討した結果、腰越小学校を委託化することといたしました。
 既に保護者の方には文書にてお知らせをしているところでございますが、今後、12月12日に説明会を開催するなどして、御理解が得られるよう図ってまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○納所 委員長  質疑はございませんか。
 
○小田嶋 委員  平成19年度が4校、そして、平成20年度、今年度が2校、計6校を実施してきたという中で、私どもも前任の高野議員がずっとこの問題については取り上げてきているとおり、その運営状況をずっと推移を見守っていくということがまず給食の位置づけというのか、教育の一環として大事な要素を担っているという視点からも、安定して給食を提供していく上で、一つ観点として見なくちゃいけないのは、やっぱり職員が何らかの理由でやめざるを得ないという、そういうチームとして安定した給食調理業務を担っていくという中で、そういう職員が民間委託化の中で大きく人員の体制が変動することを心配しているわけですが、19年度では質問して、山崎小学校で2名の方がやめられたという報告があるんですが、それ以降については職員、つまり民間委託で委託している業者の給食調理業務に当たっている職員の変動というのは、今まで推移はどうだったでしょうか。
 
○学務課長  民間委託業者の、いわゆる職員の異動といいますか、入れかえについてでございますけれども、平成19年度におきましては4校で、たしか6名ほど入れかえがございます。今年度も何人か入れかえもございますが、その際には退職されるなり、あと職場の異動というのもやはりあるようでございます。その都度、その段階におきまして、新たな職員が入れかわるというふうな状況でございます。
 
○小田嶋 委員  そういう異動、またはやめられるということを通じて、この給食調理業務というのは、かなり経験とそれからチームプレイというんですか、どなたが食材の調理、そしてそれを熱を加える、ゆでる、加工するなどの、そういう連携したものがあって、時間内におさめて、商品を提供するということなんですが、過去の中では、聞いた話では、時間内におさまらない事態もあったということを聞いているんですが、その後、そういう事例はやっぱり今も起きているんでしょうか。
 
○学務課長  私の知っている範囲内では、いわゆる給食を大体12時ごろまでに仕上げるという形になっています。その時間内におさまらなかったというケースは聞いてございません。
 
○小田嶋 委員  あと今、鎌倉市ではないんですが、三浦市の事例で聞きますと、この給食調理業務を委託しているというこのことが、法的に偽装請負の疑いがあるということで、労働局に訴えを起こしているという状況を聞いているんですが、鎌倉市ではそういう、訴えはしていませんけれども、同じ調理業務を委託しているという内容にかかわる問題なんで、その推移については何か聞いておりますでしょうか。
 
○学務課長  三浦市さんにつきましては、今はすべて直営でやられているかと思います。今後委託化を図りたいということで、そういうお話は聞いているところでございます。
 ただ、具体的に偽装請負の関係で、ということでのお話というのは、三浦市さんの方からは聞いておりません。
 
○小田嶋 委員  私が聞き及んでいるところでは、労働局にそういう相談をしているんだけれども、文科省の方からそういう疑いがあるという法的判断の指示が得られていないために、労働局の方も動けないという、そういう実態があるということだけは聞いておりますので、そのことだけは申し上げておきたいと思います。以上です。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○森川 委員  ちょっと1点だけ確認をしておきたいんですけれども、今回、ごみの問題で、要するに委託先が内紛で、今回、ごみ直営で急に収集したという事態がありましたよね。この間のほかでも、保育所で急に倒産してしまって、閉めたという例がありましたけれど、やっぱり一番心配されるのは委託先の内紛とか何かいろいろあって、突然、給食がつくられなくなるという事態が一番心配されると思うんですね。そこら辺のところは大丈夫ですよね。
 
○学務課長  ちょっと廃棄物の関係のことは詳しく聞いていないんですけれども、私どもの学校給食に関しましては、代行保証という制度が、協会がございまして、例えば、事業者の方の事情によって、運営停止とか、あるいは労働争議とか、そういった場合に停止するということがやはりまずいことですので、そういった場合には、それの協会さんに加盟していると、ほかの業者が代行してやっていただけると、そういう制度がございます。それを今、私ども6校委託しているそれぞれの業者さん、そういった制度に入っておりますので、給食が提供できなくなるというおそれはないものと考えております。
 
○納所 委員長  それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
 
○小田嶋 委員  私どもは聞きおくということにさせていただきます。
 
○納所 委員長  それでは、ただいまの報告については、多数了承とすることでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第2「議案第57号平成20年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育総務部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○宮田 教育総務部次長  議案第57号平成20年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育総務部所管部分について説明いたします。議案集の45ページ、補正予算に関する説明書の28ページをお開きください。
 5項教育総務費、15目教育指導費は教育指導の経費、教育支援事業で、学級支援員配置時間の増に伴う報償費1,800万円の追加を、10項小学校費、5目学校管理費は小学校一般の経費、小学校運営事業で、鎌倉市緊急経済対策の実施に伴い、平成21年度に購入予定の学校図書を今年度に前倒しで購入するもので、1校当たり5万円、小学校16校分の消耗品費80万円の追加を、小学校施設の経費、小学校施設管理運営事業で、深沢小学校防球ネット設置等工事に伴う工事請負費180万円の追加を、15項中学校費、5目学校管理費は中学校一般の経費、中学校運営事業で、小学校費と同じく鎌倉市緊急経済対策の実施に伴う学校図書に要する経費で、1校当たり5万円、中学校9校分の消耗品費45万円の追加を、15目学校建設費は中学校施設整備の経費、中学校施設整備事業で、第二中学校改築事業に伴う事前の周辺家屋調査委託料542万8,000円の追加をそれぞれ行うものです。
 議案集の48ページ、補正予算に関する説明書の33ページをお開きください。債務負担行為の設定について、2件説明いたします。1件目は、平成21年4月1日から、鎌倉市立腰越小学校において、学校給食調理業務を民間委託することに伴い、平成20年度中に入札を行い、委託業者を決定しておく必要があるため、給食調理委託事業費について、平成20年度から平成21年度までの期間、債務負担行為を設定するものです。その内容は、1日の推計給食数に基づき、2,100万円を基本年額とし、これに消耗品費として、1食当たり10円を推計総給食数に乗じて得た額を加えた額に、消費税相当額を加えた額の合計額を限度額とします。
 2件目は、第二中学校改築事業に伴う仮設校舎をリース契約により、平成21年9月から借用することに伴い、仮設校舎の設計・許認可事務に一定の期間を要するため、平成20年度中に入札を行い、リース業者を決定しておく必要があるため、第二中学校仮設校舎賃借料について、平成20年度から平成22年度までの期間、2億6,000万円を限度額として債務負担行為を設定するものです。それぞれの債務負担行為の設定について御承認いただいた後に、1月中旬以降に入札を行い、業者を決定する予定です。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○小田嶋 委員  債務負担行為、33ページの腰越小学校の学校給食調理業務委託事業のことなんですが、腰越小学校の保護者の方々には、もう既に説明会を開いて、委託しますよという実施は既に行っていると思うんですが、その点で保護者の方々からはどのような意見があったんでしょうか。
 
○学務課長  先ほども御報告させていただきました。説明会自体につきましては、学校の都合もございまして、12月12日に予定しております。その場で御意見が出るかどうかということになるかと思います。
 
○小田嶋 委員  これからだということになりますと、状況がちょっとわかりませんけれども、これまでの過去の実施してきた6校の実態とか報告がされるんだろうとは思うんですが、ここにはまだ、これまで19年度実施をした4校のときには、業者さんも一緒に加わっての説明会が開かれておりますけれども、それはたまたま業者が先に決めた後に、再度説明会を開くという経過だったと思いますけれど、そうしますと、1月中旬に入札をすると、それ以降に業者が決定するという形にはなっていくんですが、腰越小学校の保護者の方々にも、実際に決まった業者さんと話し合う場というようなことは考えておりますか。
 
○学務課長  これまでの民間委託の経過といいますか、流れ等をちょっと御説明させていただきたいと思います。こうしてどこの学校を委託化するということで決めまして、保護者説明会をまず委託化をするということでの説明会をさせていただきます。その後、入札が終わりましたらば、業者さんが決まりましたらば、その段階で業者さんも含めて、また再度説明会をさせていただきます。さらに新年度に入りまして、給食が始まる前に試食会というのをさせていただいて、その業者さんの手による給食を食べていただくと。さらにその後には、各初年度につきましては、恐らく各学期1回ごとの試食会、また、学校の先ほど申しました運営協議会、そういったものを設立しまして、その中でいろいろと御意見の交換をさせていただくというふうな流れになっておりますので、今回の腰越小学校についても同様の形になろうかと思います。
 
○小田嶋 委員  保護者への説明の流れはわかりました。1月中旬に入札した後、業者が決定し、実施は来年度の4月1日という期日ではあっても、事前にその準備ということで、何月ぐらいから一緒に調理業務に実際にテストと言ったらいいのか。そのための流れ作業を確認していく引き継ぎというものの作業があると思うんですが、それはどのくらいの時期から予定しているんでしょうか。
 
○学務課長  基本的には契約期間というのは4月1日から3月31日という形になりますので、4月1日が基準点になろうかと思います。その中で学校の栄養士と最後の調整を始めまして、給食の開始は大体8日ごろかと思いますので、その間に、それぞれの引き継ぎ等をしていくということになろうかと思います。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認をいたしました。
 それでは、傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。
               (10時21分休憩   10時22分再開)
 
○納所 委員長  では再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第3報告事項(1)「鎌倉市立玉縄中学校第二グランド用地の土地交換について」を議題といたします。原局の報告を願います。
 
○学校施設課長  報告事項(1)鎌倉市立玉縄中学校第二グランド用地の土地交換について、その内容を説明いたします。
 資料の土地交換概要1ページ、案内図2ページをごらんください。
 鎌倉市立玉縄中学校第二グラウンド用地につきましては、個人の方から一部借地をして使用しております。今般、当該土地所有者から、やむを得ない事情があるとのことで、土地の返還及び交換願書が提出されました。これを受けまして、今回、土地の等積交換を行おうとするものです。
 本件は、玉縄中学校第二グラウンド用地の一部の土地の取得及び処分について、土地交換により実施しようとするものでございます。
 玉縄中学校につきましては、第一グラウンド、案内図の校舎北側でございます。ここだけでも1万621平米ありまして、学校設置基準である6,250平米を十分確保できているとともに、土地交換後の本市土地所有面積も減ることなく、整形地にもなるため、グラウンドとしての機能を損なうことは少なく、現在の利用状況に大きな影響はないと考えられます。
 土地交換により取得を予定しております部分は、資料の3ページ、公図の青の囲い部分、鎌倉市岡本字耕地1137番2の一部で、面積は1,257.49平米でございます。
 土地交換により処分を予定しております部分は、同じく資料の3ページ、公図の赤の囲い部分、鎌倉市岡本字耕地1146番1の一部と1147番2で、面積は1,257.44平米でございます。
 なお、交換に伴う土地の価格につきましては、平成20年11月4日開催の市有財産評価審査会の答申を得ております。
 また、交換後の第二グラウンドの学校用地の面積は、実測で4,537.74平米となります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第3「報告事項(2)財団法人鎌倉市学校建設公社の今後のあり方について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○学校施設課長  報告事項(2)財団法人鎌倉市学校建設公社の今後のあり方について、その内容を御説明いたします。
 資料、財団法人鎌倉市学校建設公社についてをごらんください。財団法人鎌倉市学校建設公社の今後のあり方については、教育委員会内部はもとより、総合的な観点から、関係部局とも検討を重ね、さらに審議会から出された指摘、御意見等を踏まえ、検討を進めてきたところであります。
 その内容といたしましては、2の現状で申し上げますと、本年度をもって、御成小学校の買いかえが終了したことにより、平成21年度以降の事業計画がないこと。
 今後の学校改築等に公社を利用した場合、国庫補助を得ることが困難になってきており、最大限の国庫補助を得ようという工夫が公社の設立趣旨であったことを考えた場合、公社の存在意義が極めて弱いものになっている状況であること。
 金融機関が公社に対しての貸出条件が年々厳しくなっていて、直近の金利は1.7%にまで高まっており、市がみずから起債をする場合、10年の起債であっても1%程度の金利で借りられることを考えた場合、公社を利用しての経費の平準化も財務的な効果に乏しい実態となっていること。
 公益法人制度改革で、今後は法人存続の意義を強く求められることになりますが、具体的な事業計画とともに、学建公がこれからも必要であるという必然性を提示できない環境になってきていることなどが挙げられます。
 今後5年間の中期実施計画におきまして、学校施設整備を計画していく中で、以上の理由から公社を活用する整備計画がないことなどから、今後の公社につきましては、監督官庁である神奈川県教育委員会とも協議をしながら、解散の方向で手続を進めていこうとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、了承と確認をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  続きまして、日程第3報告事項(3)「学校給食費の改定について」を議題といたします。まず、資料の確認でございますが、任意提出の資料、お手元にございますでしょうか、確認させていただきます。それでは、原局から報告を願います。
 
○学務課長  報告事項(3)学校給食費の改定について、御報告させていただきます。
 本市の学校給食費は、平成10年9月に、それまでの月額3,300円から月額3,600円に改定し、10年が経過し現在に至っています。
 この間、全般的に食材費等が上昇してまいりましたけれども、その中で栄養価基準や食の安全を確保するということを前提といたしまして、献立の工夫やより安価で購入できる仕入れ先を探すなどして、月額3,600円を維持すべく対応してまいりました。
 そうした中で、平成20年度に入り、急激な諸物価の高騰を受け、学校給食で使用する食材費等も例年以上に上昇してきたことから、これまでの工夫等では、現行の金額において、安全で安心な給食を安定的に提供することが困難な状況になってまいりました。
 そこで、給食費も含め学校給食を実施するための諸課題を協議する鎌倉市学校給食連絡協議会や小学校校長会で対応を協議したところ、本市が目指す安全で安心な給食を安定的に提供することを引き続き維持継続していくためには、給食費の改定を行うこともやむを得ない。また、現状の食材費等を考慮すると月額4,000円が適正な費用であるとの意見の集約がなされたところでございます。
 こうしたことから、保護者等への周知期間を考慮し、平成21年4月分の学校給食費から月額3,600円を月額4,000円へ改定を行うこととなりました。
 なお、本件につきましては、去る11月12日に行われました教育委員会定例会において報告をするとともに、保護者に対しましては、既に学校から保護者あてにお知らせ文を配付し、周知しているところでございます。
 以上で報告を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑ありませんか。
 
○小田嶋 委員  一般質問でも、私どもの会派、給食費の値上げのことを取り上げて、質疑をしておりますので、その点では重ならないように質問したいんですが、今いただいた資料を見ましても、その資料2のところでも、大幅に引き上がっているパンとか、それから魚介類、肉類が一番、約1,000円も引き上がっているのと、あとは緑黄色野菜、これが約470円と、こういった給食の栄養を支えていく上で、どうしても欠かせない要素の食材というのがこういうふうに大きく上がっているという実態が資料でもわかるわけなんですが、こういった状況を検討してきた中の文章をざっと読む時間もちょっと暇もないんですけど、端的に言いまして、なぜ、このように19年度途中から、このように大幅に食材が上がってきてしまったのかという認識について、まず、お伺いしたいと思います。
 
○学務課長  諸物価の高騰につきましては、やはりそれぞれの社会情勢ですとか、経済状況、そういったものがやはり反映されてきているものだと考えております。
 
○小田嶋 委員  そういう御答弁はよく一般的なんですけれども、その大もとにある私が考えるのは、まず、魚類ですと、それをとるための、漁に出るための燃料代が高騰しているという問題、また、パンの場合は小麦の価格が上がっている。それから牛肉の場合は飼料代が上がっているというふうに、マスコミ等でも取り上げられている。そういう材料の価格がこうやって大きく引き上がっているというのは、なぜなのかというのは、今の御答弁では経済事情だと、そういうふうにじゃなくて、もっとその裏にある、根本のところの御理解というのは、もうちょっと詳しい答弁というのはないんでしょうかね。
 
○辻 教育総務部長  今、特に食料品等の生活必需品の値上がりについて、委員さんからいろいろ具体的に御指摘をいただいたところでございますけれども、第一には、先ほどお話が出ました小麦粉等については、また、トウモロコシでありますとか、そういった飼料関係については、一つの投機的な対象に経済的になったこと。それから、温室等の暖房をするということ、また、燃料として使う石油についても、世界的に原油の高騰ということが投機の対象になったというようなことで、このところそういった部分で価格の乱高下が非常に激しくなったと。その影響をこういった食材についても免れなかったというふうに思っております。したがいまして、今後、乱高下ということでございますので、こういった食材費における価格の変動も、10年前から私どもの方の給食費については値上げはしてなかったわけですが、そのレベルまではということはともかくといたしまして、食材費そのものの安定性が今なくなっているという状況の中では、今後の推移を見ながら、また給食費についても10年間とかいうスパンではなくて、もっと細かいスパンの中で常に検討をしていく必要があるんだろうというふうに考えています。
 
○小田嶋 委員  御答弁いただいたとおり、これを製造されているところの責任によって、この価格が上がってしまっているわけではなくて、その大もとにある投機の問題とか、主にはそういうふうに見てるわけですけれども、これが結局、生活をする今、市民の生活、特に小学校の学校給食の値上げというところに影響を与えている。その大もとの改善を図っていくことなしには、今後も今言われている乱高下がどんどん繰り返されていくというか、続いていくということにもなるので、私は一般質問でも取り上げておりますように、今、市として取り組まなくちゃいけないのは、まず、その影響を市民に直接負わせるのではなくて、市として何ができるのか。教育委員会としては、一般質問でも取り上げましたように、やっぱり市長と協議をし、市民に負担を転嫁させない。こういう私どもは最初にばくち経済とか、カジノ資本主義とかというふうに言いましたけれど、そういう投機マネーによって、こういう原材料のある燃料、そして、飼料の利ざやを得るためにつり上げて、そして売って、また下げる。そういうことを繰り返すことによって、こういう末端のところで大変な事態になっているということをやっぱり考えると、根本の原因を何とかしなければいけないというのは政治の責任なんだけど、だけどそれを言っていて、待っていたんでは市民の生活は大変な事態になるということを考えると、私は教育委員会としても、市長と話し合って、少しでも市民負担を軽減する方向へ何とか知恵を出してもらえないかという協議はすべきだと思うんですけれど、再度の答弁をお願いします。
 
○辻 教育総務部長  学校給食費につきましては、保護者負担ということが原則になっております。いわゆる市の公金という形ではなくて、教材と同じように、学校の会計の中でいただいた金額の中でやりくりをするという枠組みといいますか、制度になっております。これを市の方から補助金であるとか、負担金であるとか、そういう形で補助ができないかということだろうと思うんですけれども、公金を投入していくということにつきましては、先ほどの乱高下といったような問題もありますし、また、枠組みそのものを変えていかなければいけないという中では、大きく制度の問題でございますので、庁内的に十分検討をしていかなければいけないだろうというふうに思っています。
 したがいまして、例えば、先ほど申しました負担金でありますとか、補助金という形でその分を補てんしていくということになれば、財政当局とも十分調整をした上で、今後、検討をしていかなければならない問題だろうというふうに思っておりますし、今回のようなこういった急激な値上げにつきまして、その枠組みをすぐに変えるということはなかなか難しいというふうに考えております。今後の研究課題というふうにさせていただきたいというふうに考えております。
 
○小田嶋 委員  御答弁では、急に上がったものを、つまり今回の改定で、じゃあ下がったら下げるというわけにはいかないよという御答弁なんだけど、そうであればこそ、やっぱり私は市民に負担を直接強いるという形ではなくて、ほかの自治体でも現物給付という形で牛乳を教育委員会が負担しないで、市の自治体の長の方で負担して、牛乳を提供しているとかという自治体もありますし、ましてやこの額で値上げする額を子供の人数、平均にならしてですけれども、掛けてみますと、年間約3,900万という額で、済みません、これちょっと計算した額を答弁いただけますか。年間で大体どのくらいの額を増額になるのか。
 
○学務課長  今回の値上げ率、月額で言いますと400円ということになります。これを11カ月分という形になりますから、4,400円で、大体今の児童数7,800人ということで、これを掛け合わせますと、約3,432万円ほどということになります。
 
○小田嶋 委員  年間3,400万、これが保護者の、法律でいけば今の部長の答弁のとおり、負担を市民にいただくという形にはなるんだけど、やっぱり国の方も、世界的な流れはこういった投機マネーを規制する方向へ今動いていかざるを得ない、そういう方向を今目指しているわけですけども、一時的なこういう高騰を招いているのを抑えることを通じて、また、それを本来の価格へ、もとに戻していくという動きもこれは今後強まる中を見通していくと、今のこの判断が、来年度から引き上げということではなくて、市がその間を補助するという形で抑えながら、その推移を見守っていく。また、400円という値上げじゃなくて、そのまた半分をというような、保護者負担、受益者負担という考えじゃなくて、経済の今の深刻な実態を反映して考えて、生活を守る、支えていくという立場に立って御検討をいただきたいと思います。以上です。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第3報告事項(4)「平成20年度全国学力・学習状況調査結果について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○教育指導課長  日程第3報告事項(4)平成20年度全国学力・学習状況調査の結果について、平成20年4月22日に実施された平成20年度全国学力・学習状況調査の本市の結果がまとまりましたので御報告いたします。別添資料、平成20年度全国学力・学習状況調査の結果についてを御参照ください。
 今回の全国学力・学習状況調査には、小学校第6学年が16校1,261名、中学校第3学年が9校916名参加いたしました。前回の調査結果分析については、神奈川県の学力検証改善委員会の報告を受け、その内容を参考にしながら本市全体の結果分析を実施し、報告させていただきました。
 今回は、神奈川県として学力検証改善委員会が設置されず、県として特段の調査結果分析が行われないため、本市として独自に分析を行うことにいたしました。鎌倉市学校教育研究会教科部会、鎌倉市教育センター、教育指導課により鎌倉市調査結果分析委員会を組織し、文部科学省から本市に提供されている情報をもとに、全国及び神奈川県の状況との関係から分析を行いました。
 本日は、全国学力・学習状況調査の本市全体の結果がまとまりましたので、その結果の御報告をさせていただきます。
 別添資料、平成20年度全国学力・学習状況調査の結果についてをごらんください。2ページの本市の調査結果概要をごらんください。前回同様、本市全体の調査結果の中で、各教科の平均正答率は、全国及び神奈川県の結果を小・中学校すべての教科において上回っております。
 今回の報告書では3ページから6ページに、各教科別の平均正答率、中央値、標準偏差及び正答数の状況を示すグラフを掲載いたしました。折れ線グラフが全国及び神奈川県、網かけ棒グラフが本市の結果となっております。
 昨年度の全国学力・学習状況調査の本市全体の結果に対する開示請求が出されておりましたが、このたび、異議申し立てに係る鎌倉市情報公開・個人情報保護審査会の答申が出され、教育委員会で協議を行った結果、同答申の内容を尊重した対応をすることとなりました。そのため、今年度の報告書についても、答申の内容を受けた形で、平均正答率等を示す報告書といたしました。
 7ページから9ページには、正答率及び無解答率の状況をまとめました。全国・神奈川県・本市ともに正答率の低い問題や無解答率の高い問題についての取り組みが今後の指導方法の工夫改善にとっても必要な取り組みとなるものと思われます。
 10ページには、本市の取り組み課題として、具体的な指導課題を11項目にまとめました。
 11ページ、12ページには、質問紙調査の結果から、学習への関心・意欲・態度、学習時間、学習塾、自尊感情・規範意識等の項目について本市児童・生徒の傾向をまとめました。
 13ページから24ページには、教科に関する調査結果を、課題、指導改善のポイントを中心にまとめました。
 そして、25ページには、今後に向けてを含め、今回のまとめを記載いたしました。
 今回の全国学力・学習状況調査への参加を意味あるものにするには、調査結果分析を今後の指導の改善にどのように結びつけるかにあるものと考えております。各校において実施されている分析結果とあわせて、今後の取り組みを進めていきたいと考えております。
 以上で全国学力・学習状況調査の結果について報告を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○前川 委員  今回のこのグラフ、非常にわかりやすくつくっていただいてありがたいと思っております。
 ただ、ちょっと気になることがありまして、一般質問でもありましたので、それ以外のところでお伺いしたいと思うんですが、人とのかかわりというところで、気になるところで申しわけないんですが、いじめについて余りいい結果が出てないと思います。これに関してどのようにお考えになるか。それからこれから取り組みとしてどのようにお考えになるかお聞かせいただきたいんですが。
 
○教育指導課長  質問紙調査の中で、特に課題となりそうな、本市の特徴的な部分のみを分析の中に載せまして、その一つに人とのかかわりということで出させていただきました。全国、県と比べて、さほど大きく差はないのではございますが、やはり本市としてはその数値の中で課題というふうにとらえました。特に今委員御指摘のとおり、いじめにつながるような部分もあります。これにつきましては、やはり一人ひとりが自分自身を大切にするとともに、他人を思いやる気持ち、これを学校教育、そして家庭教育も含めまして、育てていく必要があるかと思っております。
 今までもいじめにつきましては、より細かな見取りをしながら、一人ひとりの様子をうかがい、学校で早期発見、早期対応で取り組んでまいりましたが、子供たちの意識の中に、まだまだいじめが絶対にいけないというような気持ちが完全ではないというようなあらわれでもあるかと思います。教科指導、あるいは道徳指導等を通しながら学校現場での子供たちへの働きかけ及びこの分析結果等を各学校で保護者等にもお話しする中で保護者との連携の中で子供たちの意識をしっかりつかんで、そして教育をしていく、指導していくという対応が必要かと考えております。
 
○前川 委員  ありがとうございます。この下の12ページの話ですけれども、地域についてというところ、二つ目の今住んでいる地域の行事に参加していますかというところで、やはり低いという結果が出ているということで、私も青少年のことも考えながらこれは読んでいたんですが、やはりそういう結びつきを日ごろ学校でも何かの機会でやはり事あるごとに伝えていっていただきたいなと思います。今、家庭教育という話もありましたので、家庭教育ももちろん大事なんですが、やはり学校で常日ごろお互いのことを考える。やってくださっているとは思いますけれども、いま一度、やはりクラスでのそういう時間を設けるようにしていただきたいと思いますけれど、いかがでしょうか。
 
○教育指導課長  地域についてでございます。昨年度の中の分析の中に、同じような傾向もあったんでございますが、逆に地域についての関心があるかというような感じにつきましては、非常に関心が高いという、本市の子供たちの状況も同じように見てとれます。これにつきましては、郷土学習等を各学校で行っているということも大きな原因かととらえておりますが、ただ、行事への参加となりますと、子供たちの生活時間帯と、あるいは学校と地域との行事の情報交換と申しましょうか、そのようなものがどうなされるかというところにもかかわるかと思っております。現在、各学校におきましては、いろいろな面で地域の協力を得ております。そんな中で、各学校が持ちます地域との情報交換の中で、その行事等も含めまして、情報交換等をする中で、できるだけ学校から子供たちへ地域への行事参加が促せるような形を考える、そのようなことも必要かと思っております。これにつきましては、各地域地域のまた問題でもございますので、各学校の取り組みの中で生かしていくよう、話をしていきたいと思っております。
 
○前川 委員  ありがとうございました。もう質問はいたしません。とにかくこれいろいろな現象につながっていくと思います。引きこもりにもなりますし、いろいろなことが現象で起きてくると思いますので、ぜひ、このことに関しては担任の先生、それから、中学の場合は主任の方、皆さん取り組んでいただきたい、意識していただきたいと思いますので、強く要望しておきます。
 
○松中 委員  1ページの学習塾に対して、この学習塾はこのときだけしか調査をしていないんですか。学習塾に対する調査というのは日常、あるいはクラス単位、先生が何か生徒に対して、学習塾に通っているとか、そういう把握はどういうふうになっているんですかね。
 
○教育指導課長  日常的な調査というのは、まず、各学校で行ってないと思いますが、ただ、クラス担任が子供たちの様子を聞きながらつかむというような場面はあるかと思います。
 今回、この調査の中である程度状態がつかめておりますが、本市教育センターの方でも同じように、かまくらっ子の意識調査というのを、ちょうど直近で実施いたしまして、その中にも同じような項目があるということから、もう少し実際に近いといいましょうか。これは小学校6年と中学校3年という2学年での実施でございますが、そのようなものが見えるかと思います。
 ただ、日常的に各学校で調査をしているかということについては、実際は行われていないというふうに認識してございます。
 
○松中 委員  何か別に調査を行ったような、もし資料あるなら後で出してもらいたいんだけれども。先生の方が生徒に対して、君は学習塾へ行った方がいいよとか、そういうのを指導するということはあるんですか。
 
○教育指導課長  実際に教員の方からというのはないと思います。ただ、いろいろ教育相談とか、保護者相談の中で学習に関して話があったときに、どのような形で勉強したらいいかという中で、補助的なものということで、変な話ですけれども、塾選び的な部分で相談を受けたことは個人的にはございますけれども、実際に教員から塾に対してどうのというお話ということはないと思っております。
 
○松中 委員  これは鎌倉の学校というわけじゃないんですけど、ちょっとものの本か新聞か何かで読んだんですけど、先生が、君は学習塾行っているから、よくできるね、という場合と、それから、君は学習塾行ってても余りできないね。そういう学習塾のことを話題にするようなケースがあるようなことも聞いているんですけれども、先生が学習塾のことをどう取り扱っているか。その辺のことをかなり調べておいてほしいというか、非常にその辺、かつて我々のころは学習塾というよりも、家庭教師をつけるとかつけないとかということだったから、よくわからないんですけれども、今、何人かによって、よく学習塾に通っている生徒を見かけることがあるから、外から見ればよくわかるんだけど、学習塾に対しての、やっぱりいろいろな意味で学校の方、あるいは先生の方でも把握する必要があると思うんですけど、その辺どうですかね。
 
○教育指導課長  基本的には学習面の指導と学校教育、授業の中で指導内容につきまして工夫をしながら、子供たちに考える授業を組み立てているということで、学習塾というものにつきましては、いろんなタイプの塾がございますので、それはまた子供たちの一つの勉強の仕方ということになろうかと思います。
 ただ、よく授業の中で、先に知ってしまっているというふうな中で、子供の言葉の中に、それはもう塾で習ったとか、そのような傾向の発言があることは事実でございます。しかし、教員の方はそれがあるからということではなくて、やはり基本的なところで指導内容を組み立てていくということで、それは一人ひとりの子供にやっぱりその中で対応していくという指導法を行っているというふうに思っております。
 
○松中 委員  ただ、この調査の質問紙の結果の中には、聞く方が、これ読んでみると、学校の内容より進んだ内容や難しい内容を勉強しているが、こういうことを要するに聞き取っているわけですよね。聞き取るというか、質問して、回答を得ているわけですよね。ですから、非常にこれ学習塾に通っている子のやっぱり実態のある一面をとらえているわけですね。
 中学校の場合なんかでも、やっぱり同じように進んだ内容や難しい勉強をしている、高い結果であると。鎌倉の場合ですよ、これ。そういう内容まで要するに質問で回答を求めているんだから、調査内容そのものが学習塾に対して非常に大きな関心を持っている。そして、特に進んでいるとか、あるいは難しい勉強をしているとかというとらえ方の、要するに調査というか、回答を求めてるということは、完全に学習塾を対象にしているという、生徒の方から出ているよりも調査そのものが学習塾に対して調査を求めているならば、もっと学習塾に対する対応の仕方というのもやっぱり教育委員会の方は、あるいは学校なり、あるいはこれは当然学校の方の指導なりで、先生の方がどう扱っているかということなんで、この辺はちょっともう少し突っ込んだ言及をしておいてもらいたいと思います。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○小田嶋 委員  25ページ、7まとめ(今後に向けて)にありますように、今回、教育委員会が判断して、全市的なデータ、結果を公表するということにはなりましたけれど、確認しておきたいのは、私どもも心配しているのは、この鎌倉市で全市の結果を公表するということが、結局は全国の市町村の結果が一律に公表されることになれば、この結果は言うなればどこの市のレベルはこのぐらい、ほかの市の自治体のレベルはこのぐらいということで、その評価が結局は優劣を判断する一助の物差しになっていくという心配があります。だからこそ、私どもは市全体であっても公表はすべきでないという考えに立っておりますが、今回、公表に当たって、ここにも書かれておりますように、個々の学校レベルでの情報公開はしないんだということを、あくまでもここに守っていくんだという立場であるのかどうか、確認したいと思いますけれど、答弁お願いします。
 
○教育指導課長  教育委員会としましては、この実施そのものが昨年度からでございますが、実施要領にのっとって行っている。それから、文科省、県教委の通知に基づいて行っております。その中でやはり今、委員御指摘のように、数値のみがひとり歩きし、それによってすべての学校教育を判断されるというようなことをやはり問題を生ずるという観点から、学校ごとも含めまして、基本的には数値を公開するということはないということで取り組んでまいっております。
 今回の対応につきましては、答申を踏まえて、それを尊重するという形で、審査会の方でもやはり同じような指摘をいただいております。市全体については、公表相当と、しかし、学校別につながるものについては非開示相当という御判断をいただいておりますので、我々につきましても、それについては同じ考えを持って取り組んでいく必要があると思っております。
 
○渡邊 副委員長  今、小田嶋委員がおっしゃられていましたけれども、この調査の結果について公表であるとか、この調査自体の是非であるとかという部分については、いろいろな大人の議論があるというふうに思うんですけれども、この調査を実施するに当たって、その子供たちにはどのように、この調査を行う意義について説明されているか伺いたいと思います。
 
○教育指導課長  児童・生徒につきましては、やはり自分の学習状況を把握し、そして自分の課題、そして、今後の学習への見通し等を持たせるための一つの材料ということで、これについて、日常のままの受験をするようにという形で対応し、参加、協力をいただいているというふうになってございます。
 
○渡邊 副委員長  受けるのは子供たちですんで、やはりそのところ、きちんと説明していく必要があるというふうに思いますし、それが今後の学習意欲等につながればいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども。
 あと鎌倉市の結果が、全国、ないし神奈川県の平均正答率を上回っているということで、これは喜ばしいことであるというふうに思うんですけれど、この要因についてはどのように検証されて、分析されているか、どのように考えておられるかですね。
 
○教育指導課長  これにつきましては、まだまだ今後とも改善していかなければいけない余地はございますが、現在、各学校で取り組まれております授業、その基礎、基本を大切にしながら、そして、一人ひとりの子供の実態に合ったきめ細かな指導をやはり心がけると。市といたしましても、毎年度重点項目といたしまして、やはり学習の意欲、そして、基礎、基本の定着をやはり学習面で重点とさせていただいて、各学校の取り組みをお願いしている。その成果、そして、もちろん子供たち、保護者等とやはり学習を取り組む姿勢というものもあるのではないかなと思っております。
 
○渡邊 副委員長  よかった原因ですね。例えば、さまざまなことを考えられると思うんですが、例えば、今、教育の格差が広がっていると。例えば、所得でそういう格差が広がっていると、ゆゆしき問題も出ているという中で、今、例えば鎌倉は比較的所得が高い世帯が多いんで、そういう結果が出たとか、そういう何かしら原因があるはずなんですけれども、全国や神奈川よりもよかったというところですね。それについて伺いたいんですけれども。
 
○安良岡 教育総務部次長  学校では、国の方からデータをいただきまして、子供たちに、やはり先ほど課長の話がありましたように、自分との状況がどうなのかということを把握するために返しておりますが、鎌倉市でも情報を得る中で、学校が鎌倉市全体としてどうなのかということを見ていくときに、やはり日ごろの指導の中で何か課題があるのかというところでの分析はできるんですが、それ以上の所得、それから、学校質問紙とか、個人の質問紙がありますが、そことの比較での検討というところまでは十分しておりませんので、やはり教育委員会としては、学校がどういうふうな指導を今後していけばいいのかというようなところでの検討しているところで、そういうほかの部分の検討はしておりませんので、要因としては、やはり少人数指導等をしていく中で子供たちに少しずつ力がついてきているなというふうに判断しております。
 
○渡邊 副委員長  その辺の原因というか、なぜそうなったかということをきちんと把握することが、今後の学習指導につながってくる、よいヒントになってくると思いますので、その辺の検証も、せっかくよかったわけですし、何らか考えていっていただけたらなというふうに思いますけれど、よろしくお願いします。
 
○森川 委員  済みません。先日の一般質問でのやりとりもあったと思うんですが、今後についてなんですけれども、ちょっとお伺いしたいんですが、この間、教育長の答弁の中でも、今後の実施については、各課の、他市からもいろいろな意見が出ている中で検討をしていくという答弁であったと思うんですが、ここに2年間の、ここにも書いてありますように、ほぼ同様の結果が出ている中で、21年にどうしていくのかということを検討していくというふうにおっしゃいましたけれども、どういう形で、どこの場で検討していくのか。ちょっとそこについてお伺いしたいんですけれども。
 
○教育指導課長  参加については、まだ来ておりません。今後、意向調査という形で、参加の意思の調査が入ると思います。その参加につきましては、教育委員会で御論議いただきまして、参加、不参加については決めていくことになろうかと思います。
 ただ、現時点では、まだ要領等が案の段階で来ているだけで、まだ正式のものが来ておりません。と申しますのも、新聞等でも報道されておりますように、いろいろなところで混乱を招いているというところから、文部科学省の方では先日、専門家委員でしたか。何か組織いたしまして、その中でいろいろなものを検討して、それを踏まえた上で要領等が出てくるものと思います。したがいまして、我々といたしましては、現在、来年度の実施につきましては、まず、文科省の方がどのような形で取り組もうというふうに正式に伝わってくるのか。そして、それを受けた上で、教育委員会といたしまして、今、委員御指摘のような点を踏まえながら慎重に検討していく必要があろうかなというふうに考えております。
 
○森川 委員  やっぱり本当に今新聞で騒がれているように、情報公開、鎌倉でもこうやって実際出されるということで、私は当初指摘していた、競争をあおるような結果になるんじゃないかというような懸念がやっぱり出てきていると思うんですね。
 それと同様な結果が出ていることを考えると、本当に毎年毎年、かなり現場にも負担になるということを考えると、私は実施していくことに対して大変疑問を持っています。もちろん国のある程度要領なり何が出てきてからもちろん受けて検討すると思いますけれども、より慎重な対応をぜひ求めたいと思いますので、そこだけはよろしくお願いします。
 
○納所 委員長  それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第4「陳情第25号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情」を議題といたします。
 
○事務局  日程第4陳情第25号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情につきましては、平成20年11月27日付で陳情提出者から1,817名の署名簿、また、12月5日付で195名の署名簿、12月8日付で94名の署名簿が提出されました。合計2,106名の署名簿の提出がございましたので御報告いたします。
 
○納所 委員長  よろしいでしょうか。それでは、陳情提出者から発言の申し出がありますので、休憩いたします。
               (11時12分休憩   11時19分再開)
 
○納所 委員長  再開いたします。
 それでは、原局から説明を願います。
 
○学務課課長代理  陳情第25号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情につきまして、御説明いたします。
 神奈川県教育委員会では、小人数指導として加配された定数を、少人数学級のために活用する少人数学級研究を、これまでは小学校1・2学年と中学校1学年に限定していましたが、新たな教員の加配はありませんが、今年度から学年の枠を取り払い、全学年で実施できるようにしました。
 本市教育委員会では、第3次鎌倉市総合計画第2期基本計画の前期実施計画により、平成19年度は小学校第1学年で、今年度からは小学校第1・2学年で35人以下学級を実施し、実施した学校には市費の非常勤講師11名を配置しました。総合計画に基づく市費の非常勤講師の完全配置が今年度が初年度であること、また、人材の確保に困難をきわめるなどの課題もあることから、当面は、小学校第1・2学年で少人数学級の推進を図りたいと考えています。
 また、県教育委員会には、学級編制の弾力化及び少人数学級のための教員配置について、国の財源確保がない場合にも、県単独措置による実施について、今後も要望していきます。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○渡邊 副委員長  陳情の中に、子供、保護者、学校関係者にとって大きな喜びとなっておりますと、そういう事実ももちろんあると思うんですけれども、物事、メリットがあれば、デメリットもあるわけで、そういう意味で、デメリットみたいなものが出ているということは現状としてはありますでしょうか。
 
○学務課課長代理  毎年、県の教育委員会の方に、少人数学級をやっての効果だとか、課題について報告、各学校でしておりますけれども、その中でマイナス面的な部分で出てきたのが、例えば、話し合いなどで多様な考えが出にくくて、盛り上がりに欠けるだとか、あるいは備品や教材が不足することがある。あと集団としての活気という点では、やはり人数が少ないので物足りない場面がある。あとは多様な児童と触れ合う機会が減ったというようなマイナス部分の意見も学校から出ております。
 
○渡邊 副委員長  その後に大きな教育的効果が認められということで、これはメリットの部分になると思うんですけれども、教育的な効果というのはどういうふうにとらえておられますか。
 
○学務課課長代理  やはりクラスの人数が少なくなることによって、一番のメリットは、担任教師が一人ひとりに目が行き届くようになったということで、学習の部分だとか、生活面での指導がよりきめ細かにできるようになった。あるいは保護者との連携もしやすくなった。コミュニケーションが保護者ととりやすくて、協力関係も得られやすくなったというふうな、そういうメリット面も報告されております。
 
○渡邊 副委員長  その後に不登校の子供が減るというような記載になっておりますけれども、実際、そういう事実というか、データなり、そういうものは見られるんでしょうか。
 
○安良岡 教育総務部次長  不登校の部分につきましては、子供たちに担任がより細かく寄り添う。それから、子供だけではなくて、やはり家庭との連携をとっていく中で、より担任がクラスの人数が少なくなってくると、その家庭との連携だとか、そういう部分で時間をとりやすくなる部分は確かにあります。そういう中で、特に不登校になりそうな子供への家庭との連携とか、あるいは学校の中での生活の部分で、より力を入れてあげるという場面は出てくるかと思います。
 ただ、少人数学級になったから、そうなったのか。あるいはそうでなくても、いろいろそういう周りの先生方の努力、あるいは地域の方々のいろいろな努力、協力をしていただく中で、子供が学校に来られるような状況になってくる場合もあるかと思いますので、一概にこの人数が少ないからということだけではできないかとは思いますが、それも一つは担任のクラスの子供たちの数が少ないということでは、一つの成果とはなっているかとは考えられます。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 では、取り扱いを含め、委員の皆様の御意見をお願いをいたします。それでは、小田嶋委員からお願いいたします。
 
○小田嶋 委員  結論としては、結論を出すべきだと思っております。この間、小人数学級実現に市も努力されているということで、子供たちにとって、教師が目が行き届くということがどれだけ大切なことかということを、私は基本というか、そこに立って考えれば、子供の声を、話を聞いてあげる機会がふえる。子供が問題がありそうなときにはいち早くキャッチする。また、教師集団として、いろいろな経験を持った教師がそれに対応する。そういう経験を持った教師集団ができるということは、大変今忙しい中で、教師がお互い支えていくという上でも、集団づくり、経験をまた伝えていくという上からも少人数学級というのは、子供の面からも、また、教えていく教師を育てていく面からもこれは大変重要な施策だと思います。以上です。
 
○森川 委員  私も結論を出すべきと考えています。先ほど、保護者と連携しやすいという報告がございましたけれど、今、本当に生活面でもいろいろな課題がたくさんある中では、やはり保護者と連携しやすいということは大切だというふうに考えております。
 
○松中 委員  結論出すべき。
 
○前川 委員  私も結論を出すべきだと思います。
 
○渡邊 副委員長  私は、今、行政の方にも確認をしたんですけれども、メリット、デメリット、ないしは不登校ということをこの陳情の中で言われてますけれども、それのことがいまいちはっきりしていない、具体的じゃないと私は思います。現段階でですね。もう少し深掘りして、説得力のあるような理由、ないしは進めていかなきゃならない状況であるということを証明していただきたいなというふうに思います。
 陳情の趣旨自体は非常に理解できます。ただ、その辺の検証がまだ十分でないんじゃないかなというふうに思っておりますんで、ないし予算上のものを伴うというところであれば、ここできちっとしたメリットが示せるんであれば、例えば、県も推進しているということであれば、県の方とも、県費の職員、教員ないし市の教員という部分でも、県ともきちんと話し合っていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思いますので、まず、検証も少し深掘りしていただきたいなというふうに思いますので、継続とさせていただきたいと思います。
 
○納所 委員長  4名の委員が結論を出すべきである。そして、渡邊副委員長が継続ということでございますが、どういたしましょうか。渡邊副委員長、結論を出すという方が大勢でございますが、よろしいですか。
 
○渡邊 副委員長  いいです。
 
○納所 委員長  かしこまりました。
 それでは、採決に入りたいと思います。
 陳情第25号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情を採決いたします。陳情第25号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (少 数 挙 手)
 少数挙手によりまして、陳情第25号は不採択とすることに決定いたしました。
 暫時休憩いたします。
               (11時29分休憩   11時34分再開)
 
○納所 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第5報告事項(1)「教育委員会事務局等の組織の見直しについて」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○宮田 教育総務部次長  日程第5教育委員会事務局等の組織の見直しについて御説明いたします。
 平成21年度からスタートする第3次総合計画第2期基本計画の中期実施計画を着実に推進するため、新たな行政課題や複雑化・多様化する市民ニーズに柔軟かつ迅速に対応できるよう組織の見直しを進めているところです。
 教育委員会に関係する組織の見直しの内容ですが、就学前から青年期までの継続した施策の推進及び窓口の一元化を図るため、資料の1になります、平成21年度教育委員会から市長部局へ移管する機構の見直し(案)のとおり、現在、教育委員会生涯学習部の青少年課及び青少年会館を市長部局のこどもみらい部、現在のこども部に移管しようとするものです。
 青少年課及び青少年会館をこども部に移管することに伴う具体的な事務の委任・移管等としては、青少年教育に関する事務のうち青少年課で所管していた事務を市長に事務委任します。これは地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中で、青少年教育は教育委員会が管理・執行する事務とされていることから事務委任の手続を行おうとするものです。
 次に、組織の見直しに伴い、鎌倉市青少年会館条例及び鎌倉市青少年問題協議会条例に基づく事務を移管します。
 また、資料2の鎌倉市教育委員会事務分掌規則抜粋のとおり、中段の第4条の青少年課の事務分掌を移管するとともに、資料2の裏面になります、第7条第3項第13号及び14号の教育総務部教育センター相談指導担当が所掌している青少年の非行化防止についての事項及び社会環境の浄化活動についての事項に基づく事務についても青少年の健全育成という観点から移管します。
 また、現在、市長から事務の委任を受けている青少年問題協議会に関する事務の委任については、事務委任を解除し、市長の補助執行をしている青少年問題に関する事務の補助執行についても補助執行を解除するものです。
 以上が教育委員会に関する事務の見直しの内容ですが、本件につきましては、平成20年11月10日付にて、市長から協議依頼があり、11月12日に開催された教育委員会定例会において協議され、この内容に沿って事務を進めていくことが了承されたことから、同日、同意する旨の回答を市長にしたところです。
 以上で報告を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第5報告事項(2)「平成20年度教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○宮田 教育総務部次長  日程第5報告事項(2)平成20年度教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について報告いたします。
 教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価につきましては、その実施状況について、平成20年9月の当委員会に御報告させていただいたところですが、このたび、別添の資料、平成20年度教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価としてまとまったことから、その作成経過及び内容について御報告させていただくものです。
 平成19年6月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正が行われ、第27条に、教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない、と新たに規定されたことに基づき、平成20年7月に鎌倉市教育委員会として点検及び評価に関して実施方針を定めました。
 実施方針の内容は、資料の2ページから3ページに記載のとおり、点検及び評価の対象とするものは、鎌倉市において毎年度実施している事務・事業評価を対象とする。
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第27条第2項の教育委員会は、点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするという規定に基づき、外部委員を3名置き、意見を聴取する、というものです。
 具体的には、教育委員会における事務事業は、教育総務部と生涯学習部合わせて52事業あることから、それらをもとに教育委員会として、平成19年度の主要な事業及び重点的に取り組んだ事業を13事業、15項目を抽出し、さらに外部委員から意見のあった1事業、1項目を加え、計14事業、16項目について教育的視点を取り入れた点検・評価を実施することとしました。
 外部委員につきましては、資料の3ページに記載のとおり、教育分野を専門とする大学教授、元教育委員及び保護者の立場からPTA関係者の3名にお願いをし、意見をお聞きすることにしました。外部委員による点検評価会議は、8月18日、9月10日、10月20日の3回実施し、御意見をいただいてきたところです。
 配付いたしました資料について御説明させていただきます。1ページ、はじめには、ただいま御説明させていただいた経過や考え方などを記載してございます。2ページから3ページは、実施方針及び事務の流れです。4ページから5ページは、教育委員会事務事業52事業の一覧です。6ページは、教育委員会の平成19年度の主要な事業及び重点的に取り組んだ事業として点検・評価の対象とした14事業、16項目です。
 7ページ以降については、16項目のそれぞれの項目ごとに、現状、平成19年度に行った事業の概要、事業の成果を記載し、今後の課題として教育委員会の内部評価を記載いたしました。そして、それらに対して委員からいただいた意見、また、それらに対する市の考え方、あるいは今後の対応策を最後に記載しております。委員からの意見に対する市の考え方・対応策につきましては、委員からの意見の後に矢印にて記載をしております。
 例えば、報告書の12ページの耐震補強事業について御説明させていただきます。現状の耐震化の状況、また、その次に平成19年度に実施いたしました耐震補強工事、また、その経過として耐震化率が79.2%となることを掲げ、内部評価といたしましては、早期に実施する必要があるため、夏休み期間にこだわらず、進めていく必要があるといたしました。また、それらに対する外部委員会の意見といたしましては、早期に耐震基準を満たすよう、工事を進めるべきである。夏休み期間以外の時期の工事は、学校現場が大変である。工法を工夫して、建物に負担をかけないよう、また見ばえもよくしてほしいなどの意見が出され、それぞれに対応策、考え方を記載いたしました。
 当該報告書は、平成20年11月12日の教育委員会において承認されたことから、翌13日に議会に提出させていただき、その後、ホームページへ掲載し、4支所での配布を行うなど、市民への公表もいたしております。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  それでは、御質疑はありませんか。
 
○前川 委員  1点だけなんですけれども、警備員のところなんですが、18年からですから、長くかかってやっていただいているんですけれど、実はちょっと気になっていることが一つありまして、ここに今後の課題とありますけれども、不審者でなくても学校に入っている人は多く、それを見きわめる上での声かけが逆にトラブルを生むことがまれにある。これちょっとどういうことなのかわからないんですが、警備員さんですから、やはり毅然と声はかけていただきたいと思っています。
 実は私、学校訪問してる時に、言いつけるわけじゃないんですが、どこの学校ということは言いませんが、グラウンドの真ん中で私の姿見てたんですけれども、門のところまで絶対に来なかったんですね。それで門を開けるのちょっと大変なとこだったんですけれど、門をやっと自分で一人で開けて、門を開けるのはいいんですが、じっと遠くから見ていらっしゃるのを見てて、ちょっとそれは警備員さんとしてはあれだろう、問題じゃないかなという部分がありました。ですから、やはり警備員さん何のためにいるのかというのがありますので、トラブルがあっても、まずは声をかけていただかなければ意味がないと思います。どういうふうに感じるかは、声のかけ方にもよるんだろうということを読み取らなきゃいけないんだと思うんですけれども、確かに学校にはたくさんの方がいらっしゃる日がありますから、大変難しいと思いますが、それは多分PTAの方たちも協力して、受け付けしていると思います。ですから、警備員さんの仕事ということを、まず1回、いろいろ遠慮しないで、一応統一性を持ってほしいと思います。それで不審者対策がまず第一ですので、そこだけは間違えずにやっていただくように、もう1回、改めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 
○学校施設課長  今、委員御指摘のとおり、確かにそういう面はございますし、そういう声も聞いております。学校側からも、PTAの方からも聞いております。その都度、今、委員おっしゃったように、統一的な、小学校だけで16校あります。その16校に全部警備員を配置しているわけですけれども、もちろん統一的な業務が望ましいわけで、当然、それを目指して、私たちも指示、協議をしているわけですけれども、それにそぐわない部分もたまに、まれにございますので、それは毎月定例に、業者と教育委員会との協議をしている中で、今後も十分注意して行ってまいります。
 そして、今、委員御指摘のとおり、遠慮しないでというお声をいただきましたけれども、確かに冒頭申されたように、その声かけが逆に言い方なんですけれども、不快に思われる保護者の方もいらっしゃいまして、過去にそういうトラブルも何件かございましたけれども、その都度、業者とは協議しながら改善をしてまいったところでございますので、今後ともそのように進めてまいりたいと思います。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○森川 委員  済みません。今のちょっと警備員のところ、あわせて聞きたいんですけれども、実際に不審者が入ってきて、警備員が、例えば撃退したというような例ってあるんですか。
 
○学校施設課長  今のところ、不審者が入って、それを撃退したという例はございませんけれども、勝手にと申しますか、市外の方ですけれども、車を学校内に駐車して、それを警察に通報しただとか、そういう事例はございます。不審者というのは今のところ聞いておりません。
 
○森川 委員  では、逆に学校関係者が入ってこられて、警備員との間でトラブルになった例というのはどうですか。
 
○学校施設課長  先に申しましたトラブルのことなんですけれども、今後のところで、やはり声かけを、これは基本ですので警備員がいたしまして、そのとらえ方だと思うんですけれども、保護者の関係の方は、言い方でトラブルになった事例は一、二件ございます。
 
○納所 委員長  質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
 暫時休憩をいたします。
               (11時47分休憩   13時10分再開)
 
○納所 委員長  それでは、再開いたします。
 生涯学習部関係の審査に入りたいと思います。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第6「議案第49号指定管理者の指定について」を議題といたします。原局の説明を願います。
 
○島崎 生涯学習部次長  議案第49号指定管理者の指定について、その内容を説明いたします。議案集その1、17ページをお開きください。あわせまして、お配りした資料をごらんください。
 地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鎌倉市鏑木清方記念美術館条例に定める鎌倉市鏑木清方記念美術館の指定管理者を財団法人鎌倉市芸術文化振興財団としようとするものです。
 指定期間は、平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間です。
 鎌倉市鏑木清方記念美術館の指定管理者の選定につきましては、遺族でもあり著作権者の強い意向を考慮し、公募を行わず、指名により同財団を指定管理者として選定することといたしました。
 指名による方法といたしましては、同財団から平成21年度から平成25年度分に係る提案書の提出を求めました。
 提出された提案書に対しましては、各専門分野から多角的、客観的な評価をいただくという観点から、お手元の名簿のとおり鎌倉市生涯学習施設指定管理者選定委員会を設置し、提案内容の評価について審議を行うこととしました。平成20年11月2日開催の選定委員会において審議していただいた結果、資料のとおり、各委員からの評価書が提出され、これをよりよい館の運営を目指す上での助言とする中で、同財団が指定管理者として適当であるとの報告をいただきました。
 この結果を受け、教育委員会では、選定委員会の報告を踏まえ、協議・検討した結果、審議結果を尊重し、鎌倉市鏑木清方記念美術館の指定管理者候補者を財団法人鎌倉市芸術文化振興財団に決定し、財団と交渉、協議が調い、教育委員会11月定例会の議決を経て、本定例会に議案として上程したものでございます。
 なお、選定委員会の助言内容につきましては、指定管理者と締結をする基本協定の中にできる限り反映していきたいと考えております。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 御意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 御意見なしと確認いたします。意見を打ち切ります。
 それでは、議案第49号指定管理者の指定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第49号は原案のとおり可決されました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第7「議案第57号平成20年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち生涯学習部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○島崎 生涯学習部次長  議案第57号平成20年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち、生涯学習部所管の内容を御説明いたします。補正予算に関する説明書の30ページを御参照ください。
 55款教育費、20項社会教育費、10目文化財保護費は924万9,000円の増額で、保護整備の経費は市内遺跡発掘調査費の追加を、15目生涯学習センター費は36万4,000円の増額で、生涯学習センターの経費は緊急経済対策対応事業として、空調機用加湿器の修繕を、25目図書館費は100万円の増額で、図書館の経費は同じく緊急経済対策対応事業として、一般図書資料購入費の追加を、30目国宝館費は330万8,000円の増額で、国宝館の経費はこれにつきましても緊急経済対策対応事業として、国宝館トップライトの改修を行うものでございます。
 続きまして、33ページの債務負担行為補正に関する調書をごらんください。一番下になります。
 鎌倉市鏑木清方記念美術館管理運営事業費は、鏑木清方記念美術館における平成21年度から平成25年度までの5年間に指定管理者が行う施設管理運営事業費として、2億2,900万円を支出しようとするものでございます。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
 傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。
               (13時15分休憩   13時16分再開)
 
○納所 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  日程第8報告事項(1)「鎌倉市指定有形文化財の指定について」を議題といたします。原局の報告を願います。
 
○文化財課長  日程第8報告事項(1)鎌倉市指定有形文化財の指定についてを御報告いたします。資料の鎌倉市指定有形文化財指定物件名簿及び指定理由書を御参照ください。
 本市にあります文化財のうち、歴史的、芸術的に価値の高いものについて指定を行っておりますが、このほど有形文化財のうち、建造物木造壽福寺仏殿、一棟。絵画絹本著色釈迦如来図、一幅。彫刻木造聖徳太子立像、一躯。工芸金銅四天王五鈷鈴、一口の4件について指定を行いました。
 なお今回の指定予定物件につきましては、8月12日に鎌倉市文化財専門委員会に諮問し、10月16日に市指定有形文化財として適当であるとの答申を得た上で、11月12日に開催された鎌倉市教育委員会11月定例会において議決されたものです。
 それでは、各物件の概要を説明させていただきます。
 建造物、木造壽福寺仏殿、1棟。資料は1ページから3ページです。当該物件は壽福寺の所有で、建設年代は江戸時代正徳4年ごろです。寸法は、桁行・梁行とも11.22メートルです。寄棟造り桟かわらぶきの禅宗様建築で、丸柱の一部や石製礎盤に古材を転用したと考えられる材が残ります。中世禅宗様の仏殿を簡略化した形式で、鎌倉地方の近世建築の特徴となっています。当仏殿は鎌倉五山に残る鎌倉でつくられた近世仏殿の唯一の遺構で、室町時代の仏殿との関係がうかがえる上でも貴重です。
 絵画、絹本著色釈迦如来図、1幅。資料は4ページから5ページです。当該物件は鎌倉市の所有で、制作年代は中国・明時代です。寸法は縦119.9センチメートル、横61センチメートルです。
 松の下で草を敷いた岩上に朱衣をまとって座る釈迦如来図です。こうした像容を、釈迦の山中修行の姿とする考えがあります。
 筆づかいの細やかさや、図中にある種の動きを持たせるなど、明時代の画家の作品に多く見られる特徴を持ち、中世における我が国の中国絵画受け入れのさまや、釈迦に対する信仰の歴史等を知る上で貴重です。
 彫刻、木造聖徳太子立像、一躯。資料は6ページから7ページです。当該物件は英勝寺の所有で、制作年代は鎌倉時代から南北朝時代です。寸法は像高68.5センチメートルです。数えで2歳のとき、夜明けに東方を向き、南無仏と唱えて礼拝したさまをあらわした、いわゆる南無仏太子像です。
 全体に整った作風ですが、表現にやや抑揚を欠くところから鎌倉時代最末期ないし南北朝時代の製作と考えらます。中世の肖像彫刻流行の一翼を担った聖徳太子像の一例として貴重です。
 工芸、金銅四天王五鈷鈴、1口。資料は8ページから9ページです。当該物件は鶴岡八幡宮の所有で、制作年代は、中国・宋時代初期です。寸法は総高22.7センチメートルです。
 五鈷鈴は鈴の取手が鈷状の形をした密教法具です。鈴身に四天王と三鈷杵を交互にあらわしています。この鈴は、唐時代の仏像鈴の形式をとりますが、細部の表現に簡略さが認められるので、宋時代初期の制作と考えられます。
 伝来は不明ですが、江戸時代に鶴岡八幡宮の宝物であったことが知られ、江戸時代まで同宮で密教の修法が行われていたことを知る上で貴重です。
 以上4件を指定したことにより、本市の指定文化財は576件となりました。
 その内訳としては、国宝が15件、国の重要文化財が199件、県の重要文化財が72件、市の指定文化財は新指定の4件を含めて290件になりました。
 また、指定の手続として11月27日に告示をし、12月1日号の広報紙に掲載いたしております。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑ありませんか。
 
○松中 委員  この金銅四天王五鈷鈴、これは江戸時代末期には、鶴岡八幡宮の宝物であったとあるんですけれども、これは神仏混交のころの、ある意味の何かあかしみたいな、そういう意味では鶴岡八幡宮が神仏混交であったと。だから、これは鶴岡八幡宮寺の宝物であったというふうに解釈をした方がいいと思うんですけども、そのあかしの一つだと思うんですけど、どうですか。
 
○文化財課長  鶴岡八幡宮につきましては、頼朝の三代前の頼義が1063年に、京都の石清水八幡宮を勧請して、現在の元八幡の場所に造営したということを聞いております。現在の位置に八幡宮を建てたのは頼朝でありまして、頼朝はその創建当初から、僧を置きまして、読経を行わせたりしておりまして、石清水八幡宮と同様に全く神仏習合であった。混交であったということの記録が残っております。
 
○松中 委員  だから、この金銅四天王五鈷鈴というのは、そのあかしの一つかと聞いている。
 
○文化財課長  松中委員御指摘のとおりでございます。
 
○松中 委員  それで頭の方に書いてある、空海がというようなことも書いてあるんだけど、何宗だったの、八幡宮寺のそのときの神仏混交の宗派は。
 
○文化財課長  密教系のお寺ということですので、特別な宗派ということではないと。
 
○松中 委員  そういうことで、八幡宮寺と言われた、あれ何ていうんですかね。エンガク、センガク、何ていうの。それが今回史跡指定になった壽福寺にあるというふうに廃仏毀釈の後に、壽福寺の方に預けられたという話を大三輪先生から聞いたことあるんですけど、見たことありますか。
 
○文化財課長  見たことはございません。
 
○松中 委員  そこにあるということはどうですか。
 
○文化財課長  把握はしておりませんでした。
 
○松中 委員  では調べておいてください。ちょっと八幡宮寺という、ちょっとおもしろい、今回、金銅四天王五鈷鈴なんていうものが出てきたので、お願いします。
 
○文化財課長  では、調べておきます。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○納所 委員長  続きまして、日程第8報告事項(2)「大町六丁目における埋蔵文化財の発掘調査について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○文化財課長  日程第8報告事項(2)大町六丁目における埋蔵文化財の発掘調査について御報告いたします。お手元の資料を御参照ください。
 本件発掘調査は鎌倉市議会6月定例会の文教常任委員会におきまして、鎌倉市教育委員会が学術調査として取り組むことを御報告いたしましたが、平成20年7月31日から実施しておりました調査が11月30日をもって終了いたしましたので、その調査成果を御報告いたします。
 発掘調査は谷戸奥の平場と谷戸手前の竹林部分について実施いたしました。平場における調査では、谷戸奥の山すそでは斜面を削って、手前の部分を埋め立てて造成し、生活面を形成する土地利用の様子が明らかになりました。こうした土地利用は鎌倉時代の終わりごろから室町時代にかけて、少なくとも3回以上行われていたことが確認できました。生活面は均一に平坦ではなく、石積みや土どめの施設を設けながらひな壇状の平場としてつくり出されています。この平場からは建築物跡や荼毘跡等が発見されましたが、建物跡は柱間を2メートル10センチ(7尺)とする推定梁行1間以上、桁行2間以上の規模となる掘立柱建築跡です。このほか鎌倉石を組んでつくられた溝跡や玉砂利を敷き詰めた遺構等を発見しました。建物跡に接する位置からは、13世紀の後半につくられた常滑のつぼが埋納された遺構も発見されました。つぼの中には割られたかわらけが8枚入れられており、さらにつぼの口の部分は2枚のかわらけを伏せてふたがされていました。
 竹林部分における調査では、もともと斜面となっていた岩盤に泥岩塊を敷き詰めて形成した平場が3面確認され、その平場上には柱穴や礎石が発見されています。その礎石は直径が30センチから50センチほどの鎌倉石で、約2メートルの間隔で南北に2個並んでいます。礎石の据えられた生活面は、今回の調査地点で最も古い時期のものであり、14世紀の前半にさかのぼる可能性があります。
 最終的な調査面積は途中から拡張した55平方メートルを含め、300平方メートルとなりました。内訳は谷戸奥の平場が285平方メートル、竹林部分が15平方メートルとなっています。
 平場を取り巻く山稜部のやぐらにつきましても、分布調査と実測調査を実施いたしましたが、平成11年に実施した分布調査で確認した40基のやぐらのほか、新たに19基のやぐらが存在することを確認しました。
 今回の発掘調査の成果から、本遺跡は中世の鎌倉に特徴的な土地利用の状態がそのままに良好な形で保存されていることが明らかになり、具体的な建物遺構を確認できたことは大きな成果とすることができます。また、山稜部には唐糸やぐら、地蔵やぐらなどの著名なやぐらを初め、多数のやぐらが存在し、一大やぐら群が形成され、さらに谷戸を越えて西側の尾根筋にも日月やぐらとして著名な7基のやぐら群が存在していることも重要です。谷戸内に展開する建物遺構とそれを取り巻く山稜部のやぐらが一体となって保存されている現状は、谷戸の奥まで宅地化が進んだ現在の鎌倉市内では極めて少なく、景観上も貴重なものと評価されます。
 調査は11月末に終えたばかりですので、今後得られた調査成果を整理し、さらに詳細な分析、研究を行い、重要なこの遺跡を将来にわたって保護することができるよう、神奈川県、文化庁との協議を進めながら、また土地所有者の理解と協力を得て行っていきたいと考えております。
 以上で説明を終わります。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
 
○松中 委員  今回、ちょっと珍しい例で、国の方の指導があって、開発に伴う発掘調査じゃなくて、とにかくここ調査してみるということで調査した。このようなことが考えられるようなところというのは、ほかにはないんですか。
 
○文化財課長  鎌倉市には、埋蔵文化財包蔵地が450からあります。地域の約6割をカバーする面積となっております。その中には、まだ発見されていない重要な遺跡もあろうかと思いますが、現時点で、この北条時政邸跡と並ぶような重要な遺構が埋蔵されているような文化財につきましては、現在のところ、明らかなものとして把握はしておりません。
 
○松中 委員  今回はこれ、地元の声が基本的に最初にあった形の中で発掘されているんですけれども、市の方は重要な遺構があるんではないかという認識はもともとあったんですか。
 
○文化財課長  昭和28年に、この敷地から青磁の鉢、3皿が発見されております。これが国の重要文化財として国立博物館に展示されておる、というような貴重な埋蔵文化財が発見された地であるということの中で、また、北条時政邸であるという、いわゆる包蔵地名、これは伝承によるものではありますけれども、そういった状況の中で、この地については重要な遺構が、あるいは埋蔵文化財が包蔵されている、眠っている可能性があるということの認識は持っておりました。
 
○松中 委員  それと釈迦堂とあの辺のやぐら、あるいはそういう関係はどういう認識を持ってたんですか。釈迦堂はまだ史跡になっていないと、その辺の関係はどういうふうに思っていますか。
 
○文化財課長  大町と浄明寺をつなぐ釈迦堂につきましては、まだこれ詳しい調査は行われておりませんけれども、比較的新しいものではないかということが考えられております。
 それと今回、この平場を取り巻く山稜部にあるやぐらにつきましては、年代的にも若干の隔たり、やぐらにつきましては、おおよそ室町時代ではなかろうかというふうなことがございますので、このやぐらとそれから釈迦堂の切通との密接の関連づけというのは、現時点ではわかっておりません。
 
○松中 委員  それとこれからの詳細の分析も、あるいは調査も必要かと思うんですけれども、これは鎌倉時代のものですか、室町時代のものですか、この場所が。
 
○文化財課長  今回発掘調査をいたしましたこの場所については、その調査成果においては、一応鎌倉の終わりごろから室町時代にかけての遺構面とか、あるいは出土品というふうな状況でございます。
 
○松中 委員  そうすると、伝承というか、言い伝えられた北条時政邸ということの確認というか、そういうようなものは出てきていないということですね。
 
○文化財課長  御指摘のとおりでございまして、北条時政邸であるというようなことを立証するものに結びつくものは発見するに至っておりません。
 
○松中 委員  実を言うと、学者間ではいろいろな議論があるようなんで、その辺は今後調査を待たなければいけないだろうと思うけれども、学者の間でもかなり激論を闘わすような話題の場所でもありますので、よろしくお願いします。
 また、この裏から、あるいは裏というか、この場所から浄明寺方面に道があったというようなことが書いてありますけれども、報国寺の方から左のところ、上がっていくと、これは巡礼の道みたいで、その道がかつて名越の方につながってたと。あの辺の調査というのは終わっているんですかね。それとかやぐらみたいなのがあの辺にずっとつながっているところありますね、報国寺の前方のやぐらからハイランドに抜ける。そして、唐糸やぐらの方に降りていくように通路があるわけですよね。その辺の調査はどうなってますか。
 
○文化財課長  平成12年度において、神奈川県と鎌倉市教育委員会が合同で山稜部の調査を行っておりまして、そのときに当該箇所についての調査も行っております。
 ただ、御指摘というか、お尋ねのほどの突っ込んだ調査には至っていないように聞いております。
 
○松中 委員  せっかくですから、今後、そういう一帯を含めて、世界遺産の絡みも将来出てくる可能性もあるんで、多分巡礼の道って、当時、どっちの方向に行ったのかわからないですけれども、かなりいろいろなものが残っているというような雰囲気もあるし、よろしくお願いいたします。何か馬頭観音みたいなのがあるから、馬が上がっていったのかななんて、馬頭観音もあったね、たしかね。よろしくお願いいたします。それでいいです。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○渡邊 副委員長  今回、調査念入りにしていただいたと思いますんで、非常にありがたく思ってますけれども、今後の取り組みということで、学術的に重要なものであると評価できますので、今後本遺跡は国の史跡に指定することに向けて、土地所有者の理解、協力を得ながら神奈川県、国との協議も進めていきたいと考えています。というところで結論づけているんですけれども、これ、今後、こういう方向性で進めていくというんであれば、買い取りとか、そういうことになってくるのかなと。また何か2億ぐらいじゃないかという話も伺っていますけれども、どういう流れで買い取りに至っていくのかということと、あとどういう形で査定していくのかというところ、流れというところで教えていただければと思います。
 
○文化財課長  現在、現地での発掘調査が終わった段階です。これからさらに、先ほども御報告の中で申し上げましたように、詳細な調査、分析、研究を行っていきます。国、県とも協議して、史跡に指定する方向ということで固まりましたらば、指定申請といいますか、今現在、意見具申と呼んでおりますけれども、意見具申を今回国に対して行うと。それを受けとめました文化庁長官の方で、文化庁の調査官の方に調査をしてもらいまして、その結果に基づいて、今度、国は文化審議会にかけます。文化審議会の中で、その諮問を受けて、指定をするということでの答申が得られた時点で、土地所有者に対して通知をするとともに、告示を行います。告示を行って初めて、そこで指定の効力が発生するということになります。その時点でその土地について史跡が指定された。その指定された土地に対して、今度は公有地化ということで進んでいくということですと、まず、二つのことをクリアしなければならない。一つが予算的な措置、それから後、これは市単独での経費の念出ではなく、国からの補助を得て、買い取りを進めていくということになります。補助金申請。その二つのものが予算が措置されて、補助金が申請して認められたということになりましたならば、さてそこから正式な形での土地所有者との交渉が始まります。
 今、2番目の質問のところで積算というふうなお尋ねがあったかと思いますけれども、もちろん現時点ではそこまでの検討はまだ行っておりませんので、今後の展開を待つところがあるんですけれども、一応不動産鑑定価格をとるということが国庫補助においての条件づけとされておりますので、その不動産鑑定価格をとります。不動産鑑定価格をもとにして、交渉を行うということになろうかと思います。それ以降は、この土地の取得の価格、あるいは面積とかという要件の中で、市議会の方の議決案件というふうな取り計らいになろうかと。雑駁ですが、そのような流れになるかと思います。
 
○渡邊 副委員長  ありがとうございます。予想されるって、これ決まりがあるのかちょっと私不勉強であれなんですけれども、国、県、市と、県は入らないわけか。国、市になりますかね。その割合みたいのというのはあるんでしょうか。
 
○文化財課長  国が8割の補助率、県が一応1割の補助率、市が1割の補助率ということがございますけれども、県については財政状況の中で、必ずしも1割というのが担保されたものではございません。
 
○納所 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では委員長から済みません。3点ほど、ちょっと聞かせていただきたいと思います。当該地の発掘についてですが、やっぱり北条時政邸跡という名前が伝承でもついているとなると、発掘も12世紀末から13世紀初めぐらいまでさかのぼりたいという気持ちがあるんですが、どうしてもこれ鎌倉末期から室町前期ということで、それ以上の、例えば、鎌倉時代初期、もしくは平安末期ぐらいまで掘るであるとか、発掘調査を拡大するというような話はなかったんでしょうか。
 
○文化財課長  9月議会で出された陳情書の中にも、全面に調査ということの趣旨が述べられております。全面調査を行うことによって、今よりもさらに解明される部分が多く出る可能性はあるかもしれませんけれども、土地所有者とのこの土地の使用についての約束というのが、当初、三月ということで10月いっぱいまでということがございました。それをさらに一月延ばして11月末まで調査を行いました。仮にこの全面発掘調査ということになりますれば、あと数カ月ということの調査が必要になり、その後、さらに先ほど申し上げましたように、机の上での作業と、調査、研究というふうなものも入ってきます。スケジュール的に非常に厳しいということがまず一つございます。
 今回の調査において、一応あの土地の遺構の状況を確認する上で必要な調査は行い得たのではなかろうかというふうに考えております。
 
○納所 委員長  例えば、今後の動きの中で、土地所有者との交渉等も含めて少しさかのぼって調査をしたいと、できるという可能性というのは今現在ございますでしょうか。
 
○文化財課長  一つに仮にこれが史跡に指定されて、その後、公有地化ができたということになりますれば、言うなれば、時間を気にせずゆっくり調査に臨めるというふうなこともあろうかと思います。それから、また、今後、史跡の指定をするんだということで、明らかに行政側の対応が固まりましたらば、当然、土地所有者に対して、指定の同意を求めていきます。そういった同意を求める話の中で調査をさらに、という話をすることもあり得るかもしれませんが、一つに調査における経費の問題もございまして、人件費ですとか、あるいは調査機材の借り上げとか、今回の調査でも相当な経費のこともございました。予算上の問題ということも考えてみなければいけない問題かと考えております。
 
○納所 委員長  次に常滑のつぼが出土したということでございますけれども、その13世紀後半の制作年代と推定されるそうでございますが、その文化財的価値とそれから後、そのつぼの所有権というのはどこに存在するのか教えていただきたいと思います。
 
○文化財課長  常滑のつぼの文化財的価値につきましては、今後の調査といいますか、分析研究というものにゆだねられるかと思います。
 それから後、出土物の帰属の問題なんですが、これについては遺失物として扱われますので、とりあえず県の方に帰属をして、その後に市の方に譲渡するということになります。
 
○納所 委員長  最後にもう1点、新たにやぐらが19基発見されたということでございますけれども、そのやぐらについての調査は同時で行われたんでしょうか。それとも今後の課題になるんでしょうか。
 
○文化財課長  今回、19基新たにやぐらが発見されたということで御報告申し上げましたけれども、これについての発掘調査まではいたしておりません。その存在を確認したということになります。
 
○納所 委員長  わかりました。
 それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
 それでは、生涯学習部職員退室、世界遺産登録推進担当職員入室のため、暫時休憩いたします。
               (13時47分休憩   13時48分再開)
 
○納所 委員長  それでは、再開いたします。
 世界遺産登録推進担当関係の審査を行います。
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○納所 委員長   日程第9報告事項(1)「世界遺産登録に関する準備状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○世界遺産登録推進担当課長  報告事項(1)世界遺産登録に関する準備状況につきまして、御報告させていただきます。
 世界遺産登録に向けては、去る9月8日に開催されました本常任委員会において御報告をいたしましたとおり、平成21年1月を目途に、1回目の国際会議を開催し、その後の予定として、来年度の早い時期に2回目の国際会議を開催し、推薦書原案に、その国際会議での協議内容を反映させ、同じく来年度の夏ごろに4県市として、国へ推薦要請を行いたいというふうに考えております。
 文化庁及び4県市と継続的に協議、検討を進めた結果、このたび第1回目の国際会議について、その開催概要がまとまりましたので、御報告をさせていただきます。
 お手元にお配りしております資料、武家の古都・鎌倉の顕著な普遍的価値に関する国際シンポジウムの開催についてをごらんいただきたいと思います。
 まず、1の国際シンポジウムの概要でございます。(1)に記載のとおり、本国際会議の名称は、武家の古都・鎌倉の顕著な普遍的価値に関する国際シンポジウムでございます。
 (2)の開催目的等でございますが、鎌倉の顕著な普遍的価値や登録基準の適合性の証明など、世界遺産登録に向けたポイントとなる課題について国際的な観点から国内外の学識者により協議・検討を行い、今後まとめていく推薦書原案の熟度を高め、確実な世界遺産登録を目指そうとするものでございます。
 (3)主催、(4)開催期間、(5)会場につきましては、資料記載のとおりでございます。
 (6)の日程・内容等でございますが、1月29日の午前中に参加者への概要説明を行った後、翌30日までの1日半をかけて、候補資産を回る現地視察を行うとともに、初日の夕方には歓迎レセプションを行うこととしております。
 なお、現地視察先は、現在、文化庁と協議中でございます。
 次に、31日には、現地視察の結果を踏まえ、世界遺産登録のポイントとなる課題につきまして、国内外の学識者による協議・検討を行う意見交換会を実施いたします。
 最終日の2月1日は、市民・県民の皆様を対象といたしました、武家の古都・鎌倉国際フォーラムを開催いたしますが、この内容につきましては、後ほど御説明をさせていただきます。
 次に(7)参加予定者でございますが、海外の学識者としまして、イギリスの非省庁系公共団体、イングリッシュ・ヘリテージの世界遺産・国際政策担当責任者であるクリストファー・ヤング氏。2人目が、ICOMOS歴史都市委員会委員長であるマルタ共和国のレイ・ボンディン氏。それから、3人目が、中国のICOMOS執行委員会副委員長と同時に、清華大学教授でありますル・ズー氏の3名にお越しいただくところでございます。
 また、国内の学識者につきましては、ICOMOS国際トレーニング委員会委員の稲葉信子筑波大学大学院教授に加えまして、推薦書原案作成委員会委員長の清水眞澄成城大学学長ほか資料記載のとおり、同作成委員会委員8名の参加を予定しているところでございます。
 次に、2の国際フォーラムの概要について御説明させていただきます。(1)の名称でございますが、武家の古都・鎌倉国際フォーラム、サブタイトルとしまして、世界遺産登録に向けた現状と鎌倉の課題とさせていただきました。
 (2)の開催日時、(3)の会場は資料記載のとおりでございます。
 (4)の内容等でございますが、午前中の第1部では、海外の学識者3名と五味文彦放送大学教授による基調講演を予定しております。また、午後の第2部では、世界遺産登録に向けた現状と鎌倉の課題というテーマで、パネルディスカッションを行う予定でございます。パネリスト及びコーディネーターは資料記載のとおりでございます。
 最後に(5)の申し込み方法等でございますが、平成21年1月5日から21日までを募集期間とし、定員は200名、参加料は無料としてございます。また、会場へはJR逗子駅から無料送迎バスを御用意する予定でございます。
 なお、国際フォーラムの聴講につきましては、「広報かまくら」1月1日号で聴講者募集の記事を掲載するとともに、案内チラシを市内外に配布いたしまして、広く一般の方々に聴講を呼びかけることとしております。
 以上で報告を終わらせていただきます。
 
○納所 委員長  御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承することでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
 それでは、世界遺産登録推進担当職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (13時54分休憩   13時55分再開)
 
○納所 委員長  それでは、再開いたします。
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○納所 委員長  日程第10「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から報告を願います。
 
○事務局  お手元に配付させていただいておりますとおり、平成20年9月定例会において継続審査となっております陳情5件の取り扱いについて御協議をお願いいたします。
 
○納所 委員長  継続審査要求とするでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認しました。
 
○事務局  ただいま確認されました5件につきまして、最終本会議において、閉会中継続審査要求を行うことについて御確認をお願いいたします。
 
○納所 委員長  確認ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
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○納所 委員長  日程第11その他(1)「要望書大町6・7丁目における旧国際自動車所有地並びにその周辺の一体的保全を求めることについての要望書」を議題といたします。事務局から報告を願います。
 
○事務局  大町6・7丁目における旧国際自動車所有地並びにその周辺の一体的保全を求めることについての要望書を机上に配付しておりますので御確認をお願いします。
 
○納所 委員長  机上配付確認でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をいたしました。
 以上で本日の文教常任委員会の日程はすべて終了いたしました。これをもって閉会いたします。お疲れさまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成20年12月9日

             文教常任委員長

                 委 員