○議事日程
平成20年11月25日議会全員協議会
議会全員協議会会議録
〇日時
平成20年11月25日(火) 11時00分開会 11時50分閉会(会議時間 0時間48分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席議員
松中議長、野村副議長、千、早稲田、久坂、納所、原、萩原、石川、本田、渡邊、大石、三輪、小田嶋、高野、岡田、中村、伊東、助川、藤田、森川、吉岡、赤松の各議員(山田、前川、高橋議員は欠席)
〇理事者側出席者
石渡市長、佐野副市長、金澤副市長、兵藤総務部長、内藤総務部次長兼総務課長、勝山環境部長、出澤環境部次長兼環境政策課長、柿崎環境施設課長、高橋(洋)都市整備部長、小礒都市整備部次長兼都市整備総務課長、入江下水道課長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、田中次長補佐、原田議事調査担当担当係長、久保担当書記
〇本日審査した案件
1 生ごみの資源化について
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○松中 議長 おはようございます。ただいまから議会全員協議会を開催いたします。
本日の議会全員協議会は、市長から「生ごみの資源化について」議会に報告する必要があるので開催してほしい旨、依頼がありましたので開催した次第であります。
報道機関の取材及び傍聴の申し出について、事務局から報告を願います。
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○植手 事務局長 本日の全員協議会に、朝日新聞、東京新聞、神奈川新聞、読売新聞から取材並びに写真撮影の申し出があります。本件の取り扱いについて、御協議をお願いいたします。
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○松中 議長 ただいまの事務局からの報告について、許可することでよいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのようにさせていただきます。
入室のため、一たん休憩、そして入室後、写真撮影があります。
(11時01分休憩 11時03分再開)
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○松中 議長 再開いたします。
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○松中 議長 「生ごみの資源化について」理事者の方から報告を願います。
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○石渡 市長 おはようございます。本日は御多忙のところ、議会全員協議会を開催をいただき、まことにありがとうございます。
本日は生ごみの資源化について御報告をさせていただきます。
6月2日開催の当協議会で御報告申し上げましたとおり、生ごみを資源化する施設として(仮称)バイオ・リサイクルセンターの建設用地の選定が喫緊の課題でございました。このため、平成20年6月6日に金澤副市長を委員長に、佐野副市長を副委員長とし、関係部長を委員とした全庁的な組織として(仮称)バイオ・リサイクルセンター建設用地検討委員会を設置いたしまして、検討をさせてきたところでございます。
このたび金澤委員長から11月14日付で(仮称)バイオ・リサイクルセンター建設用地として山崎浄化センター用地が適地であるとの報告がありました。
この報告を受け、改めて政策会議等の審議を経た中で、私も、下水汚泥と生ごみを混合して資源化を図る整備手法の活用を前提に、山崎浄化センター用地を(仮称)バイオ・リサイクルセンター建設用地と決定いたし、事業を進めていけると判断をいたしました。
今後は、地元の御理解をいただくことに全力を挙げるとともに、早期の施設整備に向けて、調査・検討を精力的に行ってまいりたいと考えております。
詳細につきましては、担当部長から説明いたさせます。御了承賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
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○勝山 環境部長 生ごみの資源化につきまして、御報告させていただきます。
生ごみを資源化する施設でございます(仮称)バイオ・リサイクルセンターの建設用地につきましては、平成20年中に用地確保のめどをつけるために、6月6日に全庁的な検討組織が設置されたところでございます。
資料1をごらんください。この検討委員会につきましては、金澤副市長を委員長に、佐野副市長を副委員長に、経営企画部長、総務部長、環境部長、都市計画部長並びに建設用地の候補地を所管している部長といたしまして都市整備部長、拠点整備部長、生涯学習推進担当担当部長、景観部長を委員とした組織でございまして、建設候補地といたしましては、環境部所管の今泉クリーンセンター用地、名越クリーンセンター用地、深沢クリーンセンター用地、それから都市整備部所管の山崎浄化センター用地、拠点整備部所管の深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業用地、生涯学習推進担当所管の野村総合研究所跡地及び景観部所管の鎌倉海浜公園坂ノ下地区、この7カ所を検討いたしたところでございます。
第1回の検討委員会が6月25日に開催された以降、11月13日までに計7回の検討委員会が開催され、精力的に検討が進められたところでございます。
資料2のA3の縦の比較表をごらんください。この検討結果をまとめたものでございますが、(仮称)バイオ・リサイクルセンターとして想定をしております規模・機能の施設が用地面積や土地の形状等から、まずは物理的に設置できるかどうか。また、用途地域の適合性など都市計画法、建築基準法等の土地利用規制関連や鎌倉市開発事業等における手続及び基準等に関する条例などにおける適合性、それから悪臭、騒音、振動等、環境面における事項、あるいは建物の解体やごみの自区外処理費用などの、こういうものが発生する場合の経済面等のほか、当該用地に係る既存計画及び計画施設との共存が可能かどうかなどを中心に検討が進められたところでございます。
この結果、検討委員会では、資料2のA4の報告書のとおり、山崎浄化センター用地において、生ごみ等を投入する設備や発酵槽などを設置し、下水汚泥と生ごみ等を混合して資源化を図る整備手法の活用を前提に、(仮称)バイオ・リサイクルセンター建設用地として、山崎浄化センター用地が適地であるという結論に至りまして、11月14日付で市長に報告されたところでございます。
そしてこの検討委員会の検討報告を受けてまして、改めて山崎浄化センター用地を(仮称)バイオ・リサイクルセンター建設用地とすること及び整備手法としては下水道汚泥と生ごみ等を混合して資源化をすると、こういう手法をとることにつきまして、11月17日に政策調整会議を、また11月21日に政策会議を開催いたしまして審議を行い、11月21日に市長決裁を得たところでございます。
この下水汚泥と生ごみ等を混合処理する整備手法でございますが、一般廃棄物処理事業と下水道事業の共同事業ということになりまして、国の助成制度において国土交通省の新世代下水道支援事業制度や環境省の循環型社会形成推進交付金制度をあわせて活用することができると考えております。
また、山崎浄化センターは河川の水質環境基準に係る上位計画や施設の増設計画などに基づく高度処理施設及び水処理施設の建設が将来的に予定されていることなどから、従前は(仮称)バイオ・リサイクルセンターの建設用地としては不適であるという判断をしてございましたが、この共同事業とすることで、将来的な課題の調整ができるというふうに考えております。
この共同事業の先例としては、稼動している施設として石川県珠洲市の施設がございます。また、建設準備中の施設として北海道の北広島市がございます。また、この下水汚泥と生ごみ等を混合して資源化する実証実験も国土交通省のロータスプロジェクトというプログラムにより行われておりまして、その実証性は確認されているところでもございます。また、今年度開催いたしました生活環境整備審議会におきまして、専門の委員の方から将来的に有望な整備手法であるという御示唆もいただいているところでございます。
今後は、市長も先ほど申し上げたとおり、地元の御理解を何としても得ていくことが最優先課題というふうに考えてございますので、できるだけ早く説明会を開催いたしまして、地元の皆様の御理解を得る努力をしてまいりたいと、このように考えております。また、あわせまして生ごみ等の資源化施設整備も含めた下水道処理施設全体の整備に係る基本計画の策定や国・県の指導を仰ぎながら国の助成対象事業に係る国交省と環境省の調整を図りまして、早期に事業内容の詰めを行ってまいりたいというふうに考えております。
以上で報告を終わります。よろしく御協議の上、御了承賜りますよう、お願いを申し上げます。
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○松中 議長 ただいまの報告について御質疑、御意見がありましたら、お伺いいたします。
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○森川 議員 完成予定はいつごろを目指していらっしゃるわけですか。
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○勝山 環境部長 今の時点で、何年という判断ができていないのが事実でございまして、次年度、この下水道汚泥と生ごみ混合して下水道施設の全体的な整備をやっていくということにつきまして、調査研究の業務委託をしたいというふうに考えておりまして、そこでスケジュールははっきりするんだろうというふうに考えております。
一方で、私どもが従前、関谷にバイオ・リサイクルセンターを建設しようとした経緯がございまして、単体でやる場合においては5年というような時期を見ておりましたが、この下水施設と共同でやる場合には、場合によってはもう少し建設時期が早まるのではないかと。先進事例の珠洲市、それから北広島市のスケジュールを見ますと、そういうことも考えられるところでございまして、ただ、先進であります珠洲市、それから北広島市と違いまして、鎌倉市は規模がかなり大きい規模になりますので、その辺のスケジュール等も含めまして、来年1年間御猶予をいただければというように考えてございます。
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○森川 議員 では、実際に最初に目指していた年度よりおくれることだけは確実ということですか。
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○勝山 環境部長 今申し上げましたとおり、早まる可能性という部分も出てございます。それは、一つには都市計画決定の事務ですとか、そういうものが、今の時点ではっきりしたことは申し上げられないんですけれども、その辺のスケジュールの期間が短縮される可能性もございますので、その辺は明確に期間が決定してから御報告したいというふうに考えております。ただ、申し上げたいのは、今泉のクリーンセンター、これを再開するに当たりまして地元とのお約束があるわけでございますから、そのお約束を最優先に考えている。それでスケジュールもその線に沿って、できるだけ短縮できるものは短縮して、検討していきたいと、このように考えております。
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○森川 議員 この生ごみのバイオガス化については42億円という、ここに大体の概算の事業費が出ているんですが、これは汚泥も一緒にやる、要するにやり直すということですよね、全部バイオマスで。ということになりますと、そちらの方の事業費というのを大体どのぐらいだと想定していらっしゃるんですか。
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○勝山 環境部長 下水道施設全体の整備費用については、今申し上げましたとおり、調査研究をしていかないとはっきり出ない部分がございます。ここの比較用の42億円でございますけれども、5´の、例えば山崎浄化センターを敷地分割によってやろうとした場合、これは従前、私ども42億円で整備をするということを御報告申し上げましたので、その42億円なんですが、下水道施設と共同でやっていく場合には、水処理施設は当然共用で使うということになります。ただ、一方で下水汚泥も取り込んでいきますので、その発酵槽の施設等が大きくなってまいりますので、そこの部分だけを計上したときに、大ざっぱな費用の出し方なんですけれども、42億円。ただ、この下水道汚泥と生ごみを一緒にメタン発酵させるということで、下水道の今の既存の施設全体にやっぱり負荷がかかってまいります。それを全体でどういうふうに整備していくのかと。先ほども申し上げましたが、現在下水道が持っている上位計画等々との調整を図りながら、最終的にどれぐらいの整備費用がかかるのかというのは、平成21年度、一年度かけて細かくそれは調査をしなければ、それは出てこないんだろうと、このように考えております。
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○森川 委員 概算でも、まだ数字はなかなか見えないというところなんですね。
それからもう一つ、今回国交省と、それから環境省両方の補助金が使えるのではないかというふうに書いてありますけれども、大体どのぐらい、例えば何%とか何億円とかというのは予想がついているんでしょうか。
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○勝山 環境部長 まことに申しわけございませんけれども、そこら辺の部分につきましても、国交省の方の補助金につきましては約2分の1、環境省の方は、従前は2分の1だったんですが、これは発電効率等が若干落ちるというふうに考えられますので、3分の1ぐらいになるだろうということでございまして、この省庁間の今線引きといいますか、区分というのがまだはっきりしてございません。ここら辺が一番のネックになるとは思っていますけれども、そこら辺で全体の総事業費が幾らで、それに対する補助費が幾らだというのは、やはり一年間調整をしていく中ではっきりしてくるんだろうというふうに思っておりまして、今の段階では申しわけございませんが、そこまでは把握してございません。
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○森川 議員 それから評価内容の4番目に、焼却ごみの自区外処理費などの必要がないというふうに書いてありますけれども、要するに今の予定でいけば、焼却ごみを外に出さないで何とか間に合わせられるという考え方なんでしょうか。
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○勝山 環境部長 今泉の再稼働時の、地元の皆様とのお約束を最優先でやっていく。ですから25年、それから26年ぐらいをめどに、この施設、生ごみを資源化する施設を立ち上げたいというふうに考えておりますので、逆に生ごみの資源化稼働後に今泉の焼却をやめると、このような計算をしておりますところから、自区外費用はかからないというふうに見ております。
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○森川 議員 最後にしますけれども、今回のこの報告を伺いまして、逆に言えば山崎でできるんであれば、何で名越だ、関谷で、あれだけやっぱり候補地としてもめましたよね。なんでこの山崎というのが先に出てこなかったのかというのが、やっぱり率直な疑問なんですが、そこのところをお聞かせ願いたいと思います。
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○勝山 環境部長 これは本当に申しわけございません。私ども正直申し上げまして、平成20年度に入りまして、たしか6月に生活環境整備審議会の委員さんを、バイオの専門家の委員さんも含めまして一新をいたしました。生活環境整備審議会を開いた中で、野池委員という方がいらっしゃるんですけれども、日大教授の方で建設省のOBの方でございます。その方から初めて、下水道汚泥と生ごみを混合してバイオマス化ができるというような技術があるという情報を得たのが今年度の6月になってからでございまして、実際環境省が発行してございます廃棄物研究財団等のバイオ発酵の技術の本と申しますか、そういうものにも一切このようなやり方の発酵技術というものはございませんでしたし、また、下水は下水で単体としてはあったんでございましょうけれども、やはり環境省と国土交通省のこの情報が交差して私どもの方に入ってきたというのが、この生活環境整備審議会の議論の中で、初めて情報としてはいただいたわけでございますので、その辺については本当に申しわけないというふうに思っております。
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○森川 議員 もう意見だけなんですけれども、最後。珠洲市で既に稼働しているということは、既にそういう実態があったということで、やっぱりそこは情報収集が、私は少し不十分であったのではないかなということだけは申し上げておきたいと思います。
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○松中 議長 ほかにございますか。
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○岡田 議員 今、森川議員が御質問されたのとなるべく重複しないようにしたいと思います。
1点は、先ほども言われましたけれども、関谷で、あのときはもうここしかないんだということで、いろんな状況があって撤退という、こういうふうに今説明なされているんですけれども、ここで適宜、ややということでございますけれども、1番目に山崎浄化センターのところがいいんじゃないかということで出されたわけですけど、これは今後また、ちょっと不確定要素というかどうかわかりませんが、周辺住民の方とか、またほかのこと等とも検討はなされていくんだろうと思うんですが、大体これでもうほとんど行くというふうに思ってもよろしいんですかね。若干の不安要因はありますけど。
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○石渡 市長 関谷の皆様方に大変御迷惑をかけた経緯等もございます。この地で不退転の決意で臨みたいというふうに考えております。
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○岡田 議員 私ども、前に不退転でやるということで言われて変わっちゃったわけですから、今後は二度とないのかなというふうには思いますけれども、ただ、二度、三度というふうに今後なるようになると、じゃあどうなっているんだと、責任の所在をはっきりしろというふうなことも出てこようかと思いますね。そこら辺はきっちり考えてもらいたいと、こんなふうに思っています。
1点は、先ほど珠洲市の問題で、私ここでいろいろ言おうとは思いませんが、珠洲市の場合は同じように下水道汚泥と生ごみと、あとほか、し尿もあって5種類ぐらいですね。で、これでやっているということで、補助金ももらってやってられると。これはこれでよろしいんですけども、そういう手法があるということでよろしいんですが、視察に行ったときに所長がですね、生ごみについては事業系のきれいな生ごみ、これがいいんだと。うちは家庭系の生ごみですから、例えばきれいといっても、じゃあ70%、30%ぐらいが夾雑物というか、ほかのまぜ物、70%ぐらいで100%するのかね。そこら辺の考え方もあると思うんですね。実際に稼働されている方にお聞きしたところ、そんなことも言われましたんでね。技術的にじゃあどうなんだと、本当にいけるのかいけないのかというようなこともあろうかと思うんですね。過去にも、実験的にやられて失敗した事例もございますからね。そこら辺の見通しというか、そこらはどういうふうに思いますか。
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○勝山 環境部長 先ほどの稼働期間との絡みもございますけれども、まだこの施設、建設、稼働までには十分なお時間があるというふうに考えておりますし、珠洲市さんの場合には何と申しましょうか、市域の広さ、それから家庭系ごみを収集してくるコスト、いろいろなことを考えると事業系ごみだけでやりたいというようなお話だったというふうに承っております。ただ、私どもの鎌倉市といたしましては、従前から家庭系の生ごみを処理するということで準備を進めてきているところでございますから、私どもにつきましては、この準備期間、モニタリング調査等を重ねる中でですね、家庭系ごみ、それから事業系生ごみ、これらを一体的に処理できるんだろうというふうに考えております。
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○岡田 議員 ここでは議論は余りしようというふうには思いませんけども、ただ、技術的な問題としてかなり厳しい問題があるのかなと、全国的に見ましてですね。それとかなり量的にも生ごみそのものが多いわけで、60トンと200トンと書いてありますね。かなり量的にも多いなというふうに私は思っています。今後のことをきちっと考えていくということなんで、そこら辺は本当にきちっとですね、精査していただかないと、稼働し出した、何かいろいろひっかかってきたということでなかなか動かないということになると、この42億円が適か不適かわかりませんけども、かなり金をぶち込んでやるわけですから、後でまた何かいろいろ、やったはいいけど、どうなっているんだというようなことになると、我々も一生懸命やってきたわけですから困るなと、こんなふうにも思うわけですね。そこら辺はきちっとしてもらいたいというふうに思います。
それからもう1点は、何といってもやはり周辺の住民の方の御理解がないと、これは仮にやろうとしても、またということもあるわけですね。そこら辺の今後の周辺住民の皆さんの御理解を得るようなことをやっていかれるとは思うんですが、どのような見通しというか、こういうような感じでやっていきたいんだというようなことがあろうかと思うんですが、そこら辺ちょっと。
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○金澤 副市長 まさしくおっしゃるとおり、地元の御理解がないと全然できませんものですから、その辺はいろいろ今までやってきたいろんな工夫がございますので、きめ細かい地元の説明に入りまして、御理解を得てやっていきたいというふうに考えております。
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○岡田 議員 大体めどというか、これぐらいのスパンで、それは前後はあると思うんですが、例えば半年なら半年とか、わかりません、どういうふうになるのか。わからないんですが、めど的にはこんな感じで入っていきたいなと、それでこれぐらいの感じでできれば、それはまた地元の皆さんがあって、例えば、こちらがわかりませんよ、半年なら半年で切りたいと思っていても、いろんな話が出て長引くかもわからないし、いや御理解ががーんと進んじゃって、もっと前に終わるかもわかりませんけど、大体の目安みたいなものは何か考えていられますか。
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○金澤 副市長 細かいめどはちょっとあれなんですけども、情報については早く出していくという形でやる予定をしておりますので、回数はちょっと多くなると思いますけれども、来年度のそうですね、中旬以降ぐらいまでにはきめ細かい説明会をしていきたいというふうに考えております。
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○岡田 議員 きょうは全協ですから大まかなことしか聞いていない、私もちょっと不安なところもあるんですが、それはそれで置いておいて、これがもしですね、次やっていくわけですけど、確定的なことは言えないでしょうけども、これで2回目ですよね、3回目だ、現実には大町の方でやって、こちらでやって、次でこっちと。一応3回目ですけど、これがまた、例えば、仮に適と言っていたんだけど、不適のところ、やや適のところに行くよというようなことは、よもやないと思うんですが、そこら辺の何ていったらいいのか、言い方は非常に失礼ですけども、責任の問題が出てくるかと思うんですね。ここがだめだから次ここ、BがだめだからC、CがだめならDというふうには、なかなか小学校の演劇じゃないんですから、あろうかと思うんですね。そこら辺の考え方というか、自分の責任のとり方というか、そこら辺をちょっと失礼ですけども。
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○石渡 市長 このごみの問題というのは、市民生活にとりましても大変重要な問題でございます。また、私どもの市民の皆様方にお示しした基本計画の中でも、ゼロ・ウェイストということを掲げてある中で、この生ごみ資源化施設というのは私どもの当面の、喫緊の、そして非常に重要な課題だというふうに思っていまして、先ほど御答弁申し上げましたとおり、当然住民の方の御理解をいただいた上で進めさせてはいただきますが、不退転の決意で臨ませていただきたいと思っています。当然それなりの私も責任を十分認識しながら、事業を進めさせていただきたいと考えております。
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○岡田 議員 質問じゃなくて意見なんですけども、下水道プラス生ごみ混合で資源化すると、これ簡単に言葉では言われているんですが、かなりの課題が私はあると思っています。かなり精査をきちっとして、本当にやっていくならやっていくということをやっていかないと、また生半可なことでやっていますと、いろんなぼろが出てくる可能性がありますからね。きちっとやってもらいたい。以上です。
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○松中 議長 ほかにございますか。
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○石川 議員 二つあります。地元と考えていらっしゃるのは、どの辺までを考えていらっしゃるのか。もう一つ、説明会をこれから行っていかなきゃいけないんですけれども、どういった説明会をなさるのか。地元の町内会もございますし、先だって3Rの説明会、学習会も行われたそうなんですけど、参加人数が少なくて、そういうのでは困るわけです。ですから、どういった説明会をなさるのかお伺いしたいと思います。
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○金澤 副市長 まず、地域のどの辺の地域かということでございますが、私ども一応まだ細かい話をしてございませんが、3連合会、それから、それに伴う10町内会ぐらいを考えてございます。ただ、今後発表することによりまして要望があれば近接の方たちから要望が出ればですね、それはそれでまたやっていきたいというふうに考えております。
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○石川 議員 説明会はどういった形でやっていくのか、町内会だけなのか、お伺いします。
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○金澤 副市長 基本は町内会でございますが、要望があればやりたいと思いますし、私ども営業側と申しますか、関連する場所につきましては、一応、探しながらというと失礼ですけれども、地域を特定しながらやっていきたいというふうに考えております。
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○石川 議員 これ全市的な事業でもありますので、町内会、地元に限らず、いろんな方から説明を受けたいということもあると思いますので、それには応じていただきたいと思います。以上です。
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○吉岡 議員 細かなことについては皆様いろいろお話があったので、伺わないんですが、私もまた、たまたま生活環境審議会の委員なものですから、野池先生という専門家の先生から、この間丁寧ないろいろな専門的な事例を伺いまして、また新たに勉強になったんですね。ですから、やはり新しいことをやるわけで、やっぱり市民の皆さんも不安ですし、いろんな面でやっぱりみんなが共通認識になれるような形で、例えば議会で前も武田の問題で学習会していただいて、やはり共通認識に立つって大事なことかなと思いますので、そういう面では野池先生などのそういうお話を伺う機会というのもつくっていただけるといいのかなというふうに思います。
今いろいろな課題では、今度生ごみとそれから下水の汚泥ということで、どちらもバイオという一つの対象物なんですけど、その辺についてもいろいろ皆さん御理解を得ていただく上でも、課題にしてもわかりやすいようにまとめていただいて、私は今まで、例えば生ごみの問題についても、既に単体だけで自治体でやっているところもあるわけですから、家庭系ごみについてはどういう問題があるのかも、明らかにいろんな面でわかりやすくしていただけるとありがたいかなと思っております。まずは、理解を得るためには勉強会をぜひしていただけるとありがたいなという、これは御要望させていただきたいと思います。
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○松中 議長 要望です。後ほどまた結果を出すように。
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○吉岡 議員 また、ぜひその辺を検討してください。
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○松中 議長 ほかにございますか。
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○助川 議員 きょうは7カ所の適否についての説明があると思っておりましたところ、山崎の浄化センター用地、A案、B案というのが出てきたので、予想外の感を受けておりますけれども、山崎浄化センター用地の下水道汚泥と生ごみ混合資源化処理施設は適で、単独は不適という、この辺の経過がちょっとわからないんですね。従来は、要するに従来のいろんな施設の中にまた別の目的を持った施設を入れるとすると、国絡みで補助金を返せとかね、かなり厚い壁があったんですね。だから単独処理の方が、生ごみ混合資源化処理施設の方が、金額も同じですけれども、この都市計画手続についての検討の必要があるというのと、公共下水道の都市計画変更とごみ処理場の都市計画決定を行う必要があるという、ある意味じゃ国絡みの部分が同じようにあると思うんですね。それがどうして適あるいは不適というふうな判断をしたのか。もう少しわかりやすく御説明をいただきたいと思います。
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○勝山 環境部長 山崎浄化センターの敷地分割の方でございます。従前の今あいている土地にですね、生ごみの資源化施設、バイオ・リサイクルセンターを単体で建てていくということでございますけれども、当然それは、あそこの土地すべてが下水道処理施設のために買収をした土地であると。国庫補助を受けて買収をした土地であるということから、適化法の絡みで、そこの部分については補助金の額を返済しなければいけないんだろうということが、まず一つございます。
一番大きかったのはですね、下水の将来にかかわる上位計画等で確保している土地でございますので、その生ごみの資源化施設をあそこに立地した場合、その将来計画がどうなるのか、はっきり説明がつくのか。分割をした場合ですね。分割をした場合には、バイオ・リサイクルセンター用地以外の土地で、全部の下水の将来計画も含めて、それが処理できるという方向性が見えなければいけないわけですから、そこら辺の理由が本当にきちんとつくのかということとが、やはり一番大きなネックでございました。
当然、その都市計画の変更に当たりましての敷地分割して、バイオ・リサイクルセンターを単独で建てる場合には、一般廃棄物処理施設用地と、それから下水処理場の用地、これを両方とも、片方は都市計画の変更決定、片方は都市計画決定をあわせてしていかなければいけない。このような手続も将来的に出てまいります。その場合の何と申しますか、理由の立て方が本当にうまくいくのかどうかというところが、やはり一番大きかったところでございます。
このA案でございますけれども、A案につきましてはまだはっきりしていない部分もございますけれども、先進都市の事例を見ますとですね、都市計画決定の変更までしていないんですね。珠洲市についてもしていない。それは都市計画決定の変更をしなくてもできるのかどうか、そういう最終的な詰めを行っていきたい。ただ、その生ごみの投入口は、これは紛れもなく廃棄物処理法上の一般廃棄物処理施設でございますので、そこら辺はどういうふうに整理をしたのかということは、北広島市が今ちょうど国の補助事業の最後の詰めの手続をやっているところでございますので、そちらの方とよく相談をして、また、このコーディネーターと申しますか、それをやっている財団法人下水道新技術推進機構というところともよく情報を取り合いながら、その辺の詰めを早急にしていきたいというふうに思っております。
一方、珠洲市でございますけれども、珠洲市の場合には生ごみの投入口、それから調整槽ですか、それは環境省の施設だと。あとは全部国交省の施設だと。本当に明確に割り切って、それぞれの補助金を得たところでございますけれども、北広島市がその手法ではできなかったということも聞いておりますので、その辺の省庁間の調整が一番大きな問題になってこようかと思いますけれども、今、先ほどの山崎浄化センターで敷地分割でやった場合と、それから共同施設でやった場合、後々の手続がかなり、敷地分割でやる場合につきましては大きくなると。
それともう一つ、物理的な話でございまして、隣接の土地を買収して間口を広げなければ、敷地分割も物理的にはできないということでございましたので、そちらの方の困難性もかなり高かったということでございます。
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○助川 議員 今後の、ある意味じゃ一種課題かなというふうに思って聞いておりましたけれども、この発生エネルギーを効率よく回収できるというふうにも下段の方に書いてございますが、単独処理施設とこうした混合資源化処理施設の違いと申しましょうか、混合の方が発生エネルギーがより多く回収できるという御理解でよろしいんでしょうか。
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○勝山 環境部長 今の段階では、具体的には何とも申し上げられませんけれども、私の知識の中では、混合した方が発生エネルギーの効率は若干落ちるというふうに踏んでおります。ですから、下水道汚泥をまぜないで、生ごみ単独でやった場合のが発電効率はよろしいのかなと。
ただ、それは全体の中でやっていることでございまして、水処理の、要するに水処理に使う、何といいますか、エネルギーといいますか、例えば関谷でやる場合には、あそこまで下水道を引いて、そこで水処理をした後に下水管に流すというようなことを考えておりましたので、水処理施設にかかる経費、それから水処理施設にかかるエネルギーも相当大きなものがございました。そこら辺は、混合でやる場合には若干軽減をされるんだろうというふうに思っておりますし、ここでできたエネルギーをここで使うというようなメリットがございます。
現在、山崎浄化センターの電気使用料、これが1億1,500万ぐらいだと思いますけれども、これの約3分の1から半分ぐらいは、この発電した電気で賄いますので、その辺のことも考えますと混合処理の方がいいのかなと。ただ、敷地分割でやった場合でも、それはそれでエネルギーを使用する場合には、それは大して変わりがございませんので、その辺につきましては若干あれなんですけれども、ちょっと整理をいたしますと、混合処理をした方がエネルギー効率は若干落ちると思います。ただ、処理量がふえますので、総体的な電気の発生量がどこまで伸びるかというのは、申しわけございませんが、来年度の調査委託をかけた中で、それははっきりしていくんだろうというふうに思っております。
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○助川 議員 最後の質問になりますけれども、何人かの議員が近隣住民の、あるいは町内会との説明、より大切に理解をいただかなくちゃいけませんが、何かメリットと申しましょうかね、この発生エネルギーで、近隣住民の方たちにも少しいい話をやはり持っていかなきゃいけないかなと思っていますが、珠洲市の場合も、全然規模が違いますが、この6割ぐらいかな、結局自分のところの電気使用、電気でほとんど消化されてしまう。近隣なんかに回るような余裕はなかったんですね。そういう中で、何かもう少しね、近隣住民対策として、要するに混合資源化処理施設の方が発生エネルギーが少なくなりますよね。そういう中で何かお考えございましたら。近隣対策としてお聞かせをいただきたいと思います。
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○石渡 市長 今後は説明会に、地元に入らせていただきます。地元の住民の皆様方から、さまざまな御意見、また御要望等がございます。当然この生ごみの資源化を第一義的には考えますが、御要望につきまして、できることでございましたら前向きに検討させていただこうという考えでおります。
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○松中 議長 ほかにございますか。
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○納所 議員 まず、考えられる施設規模について1点お伺いしたいと思いますが、例えば発酵槽等の高さというものが、どのぐらいの規模の物になるか、今現在どのような高さの施設が考えられますでしょうか。
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○勝山 環境部長 申しわけございませんが、今現在、発酵槽の容量等がまだはっきりしておらないところが事実でございます。山崎の浄化センター建設の折に、やはり建物の高さ、それから建物のボリュームみたいなものも大きな話題になったというふうに聞いておりますので、なるべくそういうふうにならないような、ボリュームを大きくしないような、あそこは地下は埋蔵文化財が多分ないでしょうから、かなり地下に埋め込むなどして、そこら辺のところは対処していきたいと思いますが、いずれにいたしましても下水汚泥と生ごみを混合処理するわけでございますから、発酵槽の規模も当然かなり大きく、従来私どもが考えていたよりは大きくなってくると思いますので、それを上に伸ばすのか、それから横に広げるのか、そこら辺も含めて、来年度の調査委託の中で検討していきたいと思っております。
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○納所 議員 ぜひ、近隣への日影等も含めて、圧迫感のない施設というものを御配慮いただきたいと思います。
また、その搬入路の設定についてなんですが、例えば現状の搬入路をそのまま使うのか、その入り口によっては近隣の方にとって余り好ましくない入り方というのがあると思います。搬入路もしくは進入路ですね、の設定への配慮というのは、今現在は考えていらっしゃいますでしょうか。
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○勝山 環境部長 搬入路、進入路につきましては、今のところを使うしかないかなというふうに考えてございますが、やっぱりソフト的な、どういうふうに入って、どういうふうに出るんだと。物理的には、あそこの口しかないというふうに考えておりますので、あとはソフトの対応につきまして、地元の皆様とのお話し合いをする中で、そこら辺は柔軟に対応していきたいというふうに思っております。
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○納所 議員 あと、地元への配慮なんですけれども、今も助川議員からお話しございましたけれども、例えば雨水調整池等の関係ですよね。あのあたりで浸水被害も過去ございました。そういったものを、例えばA案の敷地内に地元への配慮をする施設を建設するということは可能でしょうか。
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○金澤 副市長 調整池ということでございますけど、そういうお話が出れば、その中で、一応いろいろな形で検討していきたいというふうに考えてございます。
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○納所 議員 最後になりますが、これ産廃の受け入れの可能性というのはありますでしょうか。その可能性によっては搬入車もふえてくるという可能性がございますが、その点はいかがでしょうか。
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○勝山 環境部長 現時点で、例えば、下水汚泥の場合は違いますけれども、ごみの方の産廃を受け入れるという考えは、今のところございません。
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○松中 議長 ほかにございますか。
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○本田 議員 1点、質問させていただきますが、今回説明を受けましたところは、これからのことでもありますから了承はしたいと思いますが、これをやる前に、まずやらなければいけないこと、やっぱりけじめをつけていただきたいことがあるんですね。それはなぜかというと、これが最初の案ではないということ。前回、大もめにもめた関谷の部分があったわけじゃないですか。それを何もけじめをつけないで今回出てきたというのは、私は非常に残念だと思うんです。これは議会にしても一度は賛成しているんですよ、可決しているんですよ、これは。議会、そういう可決した人はどうなるんですか、これは。ばかにされると同じじゃないですか。また、関谷の住民にしてもどうですか。ひっかき回されただけじゃないですか、これは。そういうことをまずちゃんとけじめをつけて、そして今回はこういう案があって、これはやや適、これは適、これは不適だという先に進む話になるんじゃないですか。私はまずこの話をする前に、正式な謝罪なり、けじめをつけるものだというふうに私は考えておった。だけど、そういうのがなかったというのは非常に残念ですが、その部分の見解をお聞かせ願いたい。
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○石渡 市長 生ごみ資源化施設につきましては、鎌倉市にとりまして非常に大きな、重要な課題であり、また問題であるというふうに思っていますし、またこの生ごみ資源化施設を設置しない限り、私どもの基本計画が先に進まないという思いでございます。
そういった中で、関谷地区をまず選定をさせていただき、結果的に関谷地区を断念したわけでございますが、ここに至るまで関谷地区周辺、また議会の皆様方に御迷惑をおかけいたしましたことにつきましては、この場をかりましておわび申し上げたいと思っています。
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○本田 議員 その部分ですね、正式に、今までそういう御迷惑をかけた部分のところに、正式に謝罪に行くというお気持ちはあるんですよね。
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○石渡 市長 特に関谷周辺の住民の方には謝罪にお伺いをさせていただいたというふうに私は認識をいたしております。
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○本田 議員 この部分で、新たにこういう計画ができたと。幾つですか、七つですか、その部分があって、とにかく関谷にはもう建設しないんだということは、これは表明されているわけですよね、これで。その部分で、やはり安心感を持たせるためには、これは丁寧に説明をして納得していただかないと、これは私はだめだと思うんですね。それとともに、議会にしても、やっとこれ事が動き出しましたと、そのときはごめんなさいねというものがあってしかるべきだと思うんですね。それからの話じゃないですか、この未来の話ですから。私はそう思うんですけど、どうでしょうか。
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○石渡 市長 関谷の周辺の皆様方にも今回の経緯については丁寧に御説明をし、また先ほど申し上げましたとおり、関谷を断念した時点で、私自身お会いをさせていただいて、その場で謝罪をさせていただいたというふうに承知をいたしておりますが、今回この経緯につきましても丁寧に御説明をさせていただきたいというふうに考えております。
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○松中 議長 よろしいですか。ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、御質疑、御意見がないようでしたら質疑及び意見を打ち切ります。
本件については了承する旨、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
本日の議会全員協議会は、これをもって閉会といたします。
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