平成20年観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う事実関係解明に関する調査特別委員会
11月 5日
○議事日程  
平成20年11月 5日観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う事実関係解明に関する調査特別委員会

観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う事実関係解明に関する調査特別委員会会議録
〇日時
平成20年11月5日(水) 13時10分開会 15時41分閉会(会議時間 1時間15分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
小田嶋委員長、石川副委員長、早稲田、久坂、納所、前川、三輪、高野、助川、藤田の各委員
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う事実関係解明に関する調査について(委員長報告の確認)
2 その他
 (1)次回委員会の開催について
    ───────────────────────────────────────
 
○小田嶋 委員長  皆さんこんにちは。それでは観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う事実関係解明に関する調査特別委員会を開会いたします。
 まず初めに、記者会から撮影の申し出がございます。これを認めるということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 認めるということで確認をいたしました。
 では、撮影のため、暫時休憩いたします。
               (13時11分休憩   13時12分再開)
 
○小田嶋 委員長  それでは再開いたします。
 本日の会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。前川綾子委員にお願いいたします。
 なお、先ほど石川副委員長から所用のため、遅刻する旨の届け出がありましたので御報告いたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○小田嶋 委員長  次に、本日お手元にお配りしました審査日程の確認でございます。以上の日程でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小田嶋 委員長  日程第1「観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う事実関係解明に関する調査について(委員長報告の確認)」、前回の当委員会では、委員長報告に盛り込む内容として、観点は3点、委員会設置の目的である2点に加え、当事業実施に関する観点で確認されております。
 意見については、名誉毀損か侮辱に当たるおそれがある内容は除く必要があることから、推察される、思われるとするものは除外するほか、政治倫理の文言については、観点1、観点2で述べられている言葉でとどめることを協議しております。
 結論については、本日、委員長報告案の内容をもって協議することとしております。
 なお、委員長報告案の構成は、設置の経過及び趣旨、委員会における調査の経過、設置の目的である二つの観点に対する各委員の意見、二つの観点以外での各委員の意見、結論としております。
 本日は委員長報告案の読み合わせをし、御協議いただく予定でおります。
 なお、この委員長報告案について修正とか追加があれば、本日の委員会までに御提出をお願いしますと、各委員さんにお願いしておりましたところ、一部委員から文章の追加を求める提案がございますので、委員長報告案読み上げ後にその追加を求める文書の配付、それから、本日のこの委員会でも改めて口頭で追加、または修正を求める発言があれば、そういった内容を含めて御協議していきたいと予定しております。
 では、委員長報告案の読み合わせで、事務局に代読をお願いいたします。
                    (事務局代読)
 御協議いただく前に、石川副委員長が先ほど、遅刻して参加されておりますことを申し上げます。
 次に、委員から本委員長報告案にかかわって文書が提出されておりますので、これからプロジェクター、スクリーンを設置するために、文書の配付とあわせて、準備のため暫時休憩します。
               (13時38分休憩   13時42分再開)
 
○小田嶋 委員長  では、再開いたします。
 今、事務局に代読いただきました委員長報告案、それから、かまくら民主の会の久坂くにえ委員から訂正案というものが出されております。
 これからの進め方について御協議いただきたいと思いますが、委員の皆さんから御発言をお願いします。
 
○助川 委員  9ページの上から何行目でしょうか、2点ございます。サンエイテレビ株式会社が内定したと、直後に同社の相談役に就任したことなどとございますよね。10行目のところに。この内定という言葉なんですよね。内定というのは、最終的には国の総務省が決めることで、市はサンエイテレビでお願いしていこうと、国に、正しい言葉はなかなか思い浮かばないんだけど、お伺いを立てたと。打診をしたという状態ではなかったかと実は思うんですね。それを内定と呼ぶのかというような、こういった業者を決めるときに内定というふうなことがあるのでしょうかということなんですよ。最終的には決定で、あるいは落札でという言葉がございますよね。だからこの内定という意味を正・副委員長にお伺いしたい。こういうことで内定という文言にしたんですよということをお伺いしたい。
 それから、2点目は、例の、市費の支出が生じたこと。下から5行目、この文章をずっと読んでみますと、同社と随意契約をしたことは問題であったこと。コンテンツの製作に時間を要したためと。この2点の結果、結果として市費の支出が生じたことというふうにも読めるんですね。だから前段で、先ほど事務局から説明があったように、こんな理由じゃないですよね。前段の5ページ目で、自主財源を使おうとしない団体は採択しない場合があるというような掲示もあったことから、庁内関係課とも協議し、500万円の市の一般財源を充てて不足を補うこととしたことというふうに前段で報告されている中で、市費の支出が生じたことは、随契をしたこととかコンテンツの製作に時間を要したためではないでしょうというふうに私は思うんですね。だから、この辺の文言が、さっき前段で申した内定と、この辺の文言をもう少し整理されたらいかがでしょうかという指摘なんです。だから、そうじゃないんだと、だからこうやってしたんだという御説明を求めているわけで、お答えいただければありがたいと思っています。
 
○小田嶋 委員長  まず、1点目の内定したというこの表現は、先ほど来、この先の各委員からのページの中からは内定という言葉は出てきません。ただ、私が内定という言葉をここへ当てはめたというのは、結果から見ての、つまり全体の流れを皆さんが知った上でいれば、内定というのはそうだねと。結局、サンエイテレビが受託したということを前提にとらえていれば、内定という言葉があっても違和感はないだろうなと。結果が後からついてくるんだけども、そのことを先に言っちゃうというときに、各委員さんは、結局はサンエイテレビが受託をしているということを知った上でいるということを前提に、その時点ではまだ内定という言葉はふさわしくないという御指摘はそのとおりだということなんで、使った意味というのはそういうことですが、ふさわしくないという点では、御指摘を受けてそのとおり、その時点で考えれば内定という言葉はふさわしくないということは、委員長としてもそのとおりだと思いますので、表現のことについては御協議を。助川委員からも何かいい文言はないかというふうに、御指摘が各委員からあればと思いますので、この内定した直後という言い方を何か別な言葉にして、その時点でふさわしい言葉に変えられたらなと思っているところです。
 2点目の市費の支出が生じたことということは、先ほどの5ページ目で示されている、下の方の、結局は2,000万の事業費が国からの100%補助で、市費の支出はないという理解のもとでいたものが、結局、市費の支出が生じたという意味で書いたんだけど、ただ、その結果としてという前に文章がある以上は、これは誤った表現であり、この部分は市費の支出が生じた理由について、前段のところで、結果としてと、前に書かれていないと、これは誤った理解を与えてしまうということで、全くそのとおりです。認める次第です。
 
○助川 委員  ありがとうございます。
 
○小田嶋 委員長  ここの進め方については、今言ったような文言について、まずは委員長の方に確認したいとか、今、御指摘いただいたように、間違った理解を与えてしまうような表現があるというところで御指摘をいただければと思います。
 そして、その後に、久坂委員から出されている文書についても協議したいんですが。もしなければ、久坂委員の御意見のところで御協議に入ってもよろしいでしょうか。前後しますが。
 まずは、久坂委員からの訂正案について、ちょっと御説明をいただけますでしょうか。
 
○久坂 委員  9ページの最後にございますのが、今回の交付金事業の取り組みについての総括でございまして、私どもが書かせていただいた意見が、8ページの下の3行目、今後交付金の利用が可能な事業についてもというところで、この件を教訓として、今後の交付金を使った事業のあり方も検討していただきたいという意味を込めておりますので、今後のことも入れていただきたいということで、この文書を提出させていただきました。
 
○小田嶋 委員長  久坂委員からは8ページのところで、各委員からの意見のところで出されている意見の思いというのは、今後の交付金の利用が可能な事業についても、実現性、事業継続性、事務量などを極めて慎重に見きわめて対応する必要があるだろうという意見を結論の部分でも出されております訂正案のとおり、9ページ目の最後の3行目のところの、計画の検討が必要であったのでの、必要で、の後に、あったことが明らかであり、また、今後交付金を活用する事業によっては、今回の教訓を生かすべきであるとの結論に達したのであります、という追加をしてほしいという御意見でございます。
 具体的な文書が出ていますので、久坂委員のこの件についてからまず先に御協議させていただきたいと思います。まず、こういった意見をつけ加えるか、結論の部分に加えるかどうかについてなんですけれども、いかがでしょうか。
 何か意見が出にくいようで、暫時休憩します。
               (13時52分休憩   13時58分再開)
 
○小田嶋 委員長  では、再開いたします。
 委員長報告の9ページ、前回の委員会のところでは、観点1、観点2以外で出されている意見の部分をなるべくまとめられないかということで委員長の方に投げかけられていて、このように、最後に、という、当該交付金事業の取り組みについてでありますがというところでまとめをしてみたというところなんですけど、御協議をいただきたいのは、ここの事業の取り組みについて委員長なりにまとめてみたものが、今お出しした中で、こういうことで、総員の皆さんが、この事業についてこういう触れ方で、これはそもそもそういうまとめ方の結果、これを見てみたけれど、やっぱりこれはちょっと本特別委員会の趣旨になじまないんじゃないかという御意見も出てこようかと思うんですが、その点について今御協議をいただければと思いますので、各委員からの忌憚のない意見をいただきたいと思います。
 先ほどの9ページ目の最後に、以下の段のことについて、久坂委員から出されています訂正案については、休憩中の協議もあり、取り下げるということで確認したいと思います。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 では、この9ページ目の委員長報告案の最後に、以下の部分を取ることについて御協議いただければと思います。
 先ほど休憩中にも論議いただきましたが、前回の委員会で確認した中身は、当該交付金事業にかかわって意見が出されていたものをまとめる形で、観点3という位置づけでまとめられないかということを投げかけられて、委員長が受け取っています。本日、出されていた意見をこのようにまとめてみました。各委員の御協議をいただいて、こういった観点3という、そこには観点3とは書いてはありませんが、最後に意見を付しているということについて、各委員からの御意見をいただいて、一致したものにつくり上げていきたいなと思っている次第です。
 
○三輪 委員  今おっしゃられたのは、8ページの、さらに以下の、二つの観点以外にも、というところのことだと思うんですけれども、その前のところで一言つけ加えていただきたいところがあるんですが、それは今言ってよろしいですか。
 
○小田嶋 委員長  観点2のところですか。
 
○三輪 委員  1のところです。7ページの4行目ですけれども、これはネットが言ったところなんですが、議員として疑惑を招いたことの責任は大きいとの意見というところなんですが、私どもは、議員として疑惑を招いたことの道義的責任は大きいという、道義的ということを入れていただきたいなと思っております。これは意見ということで、そこは盛り込んでいただきたい。
 前回のときにたしか納所委員が、委員会で道義的責任ということについては触れていないから盛り込むべきではないという御意見がありましたけれども、これは今までの委員会での経過を踏まえての意見ということですので、私は、ネットとしてはここに道義的という言葉を入れていただきたいと思います。
 
○小田嶋 委員長  先ほど、委員長としては御協議いただきたいのは最終的な結論の部分の9ページのところなんですが、三輪委員から、別な視点で新たに、委員長報告に意見を盛り込んでほしいという提案がされておりますが、この件については、まずは御協議いただく順番としては、まずは三輪委員の方の観点1、観点2の中に触れている内容について御協議を。つまり道義的な責任があるよという文言を委員長報告の最終の結論の部分に加えてほしいということで。(私語あり)
 
○藤田 委員  そういうことは言っていない。
 
○小田嶋 委員長  意見の部分ですか。
        (「7ページの、それぞれのさまざまな意見のところ」の声あり)
 ごめんなさい、勘違いしました。
 まず先にそちらを確認しますね。意見のところで、7ページ目のところで、4行目にあります、議員として疑惑を招いたことの責任は大きいとの意見、ここの意見については、三輪委員が出されている会派からの意見としては、責任が大きいというこの前に道義的責任は大きいとの意見ということを発言していたということで、ここには意見ですので、提出していただいている文書の中に書かれておりますので、提案している委員からの発言でございますので、これを認めるということでよろしいでしょうか。
 
○納所 委員  では、一方でそれに反する意見も当然出ているわけで、例えば、同志会さんから出された文書の最後から4行目ですけれども、いずれにせよ、法的に、また道義的にも抵触しないという意見も明確に文章化して出されているわけで、そちらを載せるのならば両方載せるべきであると思います。
 
○小田嶋 委員長  その納所委員の指摘している部分の意見は。
 
○納所 委員  10月7日付の、委員長報告に盛り込むべき観点と意見の事前配付について、鎌倉同志会さんの方から文書が提出されています。
               (「ここにも載っている」の声あり)
 
○小田嶋 委員長  納所委員から御指摘いただいている部分については、委員長報告案の何ページ目になるのでしょうか。
          (「7ページの真ん中より下、下から10行目」の声あり)
 
○小田嶋 委員長  そうですね。7ページ目のちょうど中段から、法に抵触しない、または道義的責任はないというふうにおっしゃってますので、相反する意見が出ているということで同じように扱っていくということで。
 じゃあ7ページ目の上から4行目の、疑惑を招いたことの道義的責任は大きいということで、道義的という言葉をつけ加えるということで確認してよろしいですか。意見としてあるということで。
                  (「はい」の声あり)
 
○小田嶋 委員長  はい。
 
○早稲田 委員  今のことの意見なんでございますが、今、鎌倉同志会さんの方からは、道義的責任はないということを明確にここに書かれておりますので、私は前回のときに、政治倫理的にどうかということを申し上げて、これは倫理条例もないし、そこまでの文言を入れることはできないという御意見が多数だったので、政治倫理という言葉は、第4の観点ということでは政治倫理的責任という観点は盛り込まれないという結論にはなりましたが、そのときに先ほど委員長がおっしゃられたように、政治倫理については観点1と2に含められている文言にということでございますので、ぜひこの道義的、私は社会的・道義的責任という言葉を追加していただきたいと思います。
                 (「何ページに」の声あり)
 今の7ページのところの意見ですね。今、三輪委員がおっしゃったところで、政治倫理という言葉にかわって、ぜひ道義的、社会的責任という言葉を入れていただきたいと思います。
 
○三輪 委員  今のに反対じゃないんですけれども、前回のときは、観点2のところで政治的、倫理的というものを入れてほしいとおっしゃっていたのですよね。それは報告に盛り込むというところで、それについては全会一致にはならなくて、報告には盛り込めないよということだったので、発言者が今、観点1に盛り込んでほしいということなんですが、2の方じゃないかなと。
 
○早稲田 委員  1から2に両方連携してというか、つなげて、私は両方に社会的・道義的責任という文言を入れたいとは思っているんですけれども、今、1の方の観点でその言葉が出てまいりましたので、つけ加えていただきたいということを申し述べました。
 
○小田嶋 委員長  今、ちょっと待ってください、論議をちょっと整理しますんで。今、早稲田委員から発言があるのは、前回の委員会で民主党鎌倉市議会議員団の会派から出されていた早稲田委員の意見の中で、社会的責任という表現がされている部分はどこであったかということが、意見として観点4ということで、伊東議員の政治倫理的責任という項目を挙げて、その中で社会的信頼に違反するものであるという表現が出てきておりまして、これを観点1、2の中に反映させたいということで、社会的という表現を委員長報告案のページ7、上の4行目の、先ほど三輪委員から発言がありました、議員として疑惑を招いたことの道義的責任は大きいという確認をいただいた、道義的の後に、道義的・社会的責任は大きいというふうにしてほしいという御発言ということで確認してよろしいですね、早稲田委員。
 
○早稲田 委員  はい。
 
○高野 委員  ここはいい悪いという議論ではなくて、皆さんから出された意見の事実を載っけているわけですね。今の早稲田委員の意見というのは、この7ページの下から3行目から載っかっているわけですよ。市議会議員たる公職に従事している者は云々、ここから早稲田委員の言う該当部分なんですよ。
 それから、8ページ目の2行目ですね。おそれのある行為をしてはならない責務があるとの意見、これはここまでになっているから、もし今の御意見であれば、そこの後につけ加えるというようなことがやっぱり、そうしないと、つまりごちゃまぜになっちゃうわけですね。それはこの文章を見て、どれ一つやっていないから、今の御意見は、そうであるならば、責務があるとの意見というこの後につけるのが自然であろうと。皆さんの御了承が得られればですよ。というふうに思いますが。
 
○三輪 委員  今の高野委員につけ加えまして、早稲田委員が前に出してくれた文書では、8ページの2行目の後に、同議員の一連の行為は職務の公正及び社会的信頼に違背するもので、同議員の政治倫理的な責任は重大であると思料されるというふうに書かれているので、つけ加えるのだったら、ここに、責務があり、政治倫理的責任は重大であるとの意見というふうに入れられれば、ここは早稲田委員の意見。さっきのところは私の意見なんで、ごっちゃにされると、私がそれを言ったことになるので。
 
○早稲田 委員  おっしゃるとおりでございます。間違えました。それでは、私が8ページで述べたところにつけ加えていただきたいと思います。
 
○小田嶋 委員長  具体的に早稲田委員から発言いただけますか、つけ加える文言。
 
○早稲田 委員  疑惑を持たれるおそれのある行為をしてはならないとの責務があるため、同議員の社会的・道義的責任は大きいということを入れていただきたいと思います。
 
○小田嶋 委員長  もう一度確認します。
 
○早稲田 委員  済みません、少し直します。8ページの2行目のところで、少し省略しまして、不明朗であるとの疑惑を持たれるおそれのある行為は、社会的・道義的責任は大きいという意見としていただけますか。
 
○三輪 委員  7ページの、初めがね、市議会議員たる公職に従事する者はという全体論で言っているので、8ページの2行目には、その行為をしてはならない責務があり、それまでは一般論ですよね、同議員の政治倫理的責任は重大であるというふうにしないと。
 
○小田嶋 委員長  では、委員長から最終的に確認をいたします。8ページ目の2行目、行為をしてはならない責務があり、同議員の社会的責任がある。
 
○早稲田 委員  政治倫理的という言葉は使わないということでこの間、決まったわけですよね。私は使いたいと申し上げたんですけれども、これはいけないということで私は理解したので、今、社会的・道義的という言葉を使ったんですが。
 
○三輪 委員  前回議論したのは、総意として結論という中にはそれは使わないということで議論したので、早稲田委員の会派の意見としては別に政治倫理的というのは構わない。だから、私もさっき道義的というのを入れさせていただいたんです。
 
○小田嶋 委員長  ちょっと一たん休憩します。
               (14時17分休憩   14時24分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開いたします。
 先ほど来の早稲田委員から出されております部分については、後ほどのプロジェクター設置後、改めて確認するということで、別な観点で、改めて観点1、2のところでの御意見、修正等について御発言をいただきたいと思います。
 
○早稲田 委員  それでは、同じく7ページでございますが、二つ目の観点のところで、2点、少し考えなければならないのではないかなと思っているところは、一つは法に抵触しないと言い切っておられるわけですけれども、これは、法律論というのはここの委員会では一切やっておりませんで、また調査もしてなかったはずではないかと思います。もちろん調査ができるものではないのでこの委員会で、例えば、ここを論じるのであれば、専門家をお呼びするとか、それから法に抵触しないといっても刑法なのか、民法なのか、地方自治法なのかもわかりませんし、ここで言い切ってしまうということが、少し私は疑問に思っております。そういうことをするのは本当は司法の場でございますので、そこまで委員会で言い切ることができるのかどうか。
 
○助川 委員  そんなこと言ったら、早稲田委員ね、いろんな意見が、会派の意見があって、それはおかしいおかしいなんて言っていたら、こういう意見がありましたという経過報告なんだから。何をどう思おうが勝手だけども、そういうことを羅列しているだけなんですから。だったらわざわざあれだってそうだよ、そんな議論してないじゃない、倫理規程だ何だって。
 
○早稲田 委員  そうなんですけれども、法律というのはあくまでも客観的なものでございますので、道義的、倫理的というのはまたそれとは全然別個のものですので、それも意見の中に入れられないよというのであれば、それは議論していただいて結構だと思うんですね、私の政治倫理という責任もおかしいのではないかということであれば。それはこの場で議論していただいて、おかしければ削除していただいて構いませんが、法律に抵触しないというのは、本当に客観的な事実でなければいけないのではないかなと私は思いましたので、幾ら意見であっても、道義的というのと法的というのは非常に違うものであるので、ここで私は意見として、この法に抵触しないという言葉はいかがなものかということを言わせていただきたいと思いました。
 
○小田嶋 委員長  暫時休憩します。
               (14時26分休憩   14時38分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 早稲田委員から御発言をいただいております法に抵触していないという意見の部分についての論議は、あくまで各委員から出されている意見は、できるだけ残す、反映させていくという立場から委員長報告案をつくっておりますので、その点御理解いただいたということで先に進めていきたいと思います。
 ほかに観点1、観点2のところで御協議いただいた点で御発言がなければ。
 
○藤田 委員  9ページ、結論が出ていますよね。まさしく今、このいろいろな経過の御説明、各委員の意見を議論したところなんですが、ここにもありますように、先ほど述べたように、異なる意見、立場の意見、まさしくそれが前段に述べられているわけでございますが、この特別委員会というのは事実関係を解明する調査特別委員会でございまして、参考人もお呼びしたり、また予算もつけたり、または事業者の方たちもお呼びしたり、さまざま議論をしてきたわけですよね。そういうことというのは、あくまでも特別委員会というのは事実がどうだったのか、そして結論がどうだったのかということを明確にしなければ、特別委員会何やっていたんだと。ただ、意見が一致しなかったとか、それとか、反省が求められる行為であったとか、そんなあいまいな特別委員会の結論でいいのかということを私はすごくこの部分疑問に思ったんですね。多くの方たちにおいで願って、調査をし、皆さんもいろいろ質疑をなさった上で、事実がどうだったのか。
 例えば、この中にもありますように、見返りとしてというようなことがあります。まさしくあっせん利得処罰にかかわるような、見返りをもらえば、あっせん利得処罰法にひっかかるわけでございますので、そういう言葉が入っているけど、先ほどから法的にどうなのかという議論も一切委員会の中でなされておりません。あっせん利得の法律の資料は事務局からもらってますから、皆さん当然目を通されて、これに値しないものだという認識があったからこそ、そういうことに触れられなかったというふうに私は思っているんですね。
 そういう中で、関係者に対して、見返りであって、それで明確な根拠は見出せなかったというようなこういう表現というのは、果たして特別委員会としてふさわしいのかどうかというのは非常に疑問に思っているところなんです。事実に基づいて調査し、委員会として、どうだったのか。そこをきちんと示さなければ、当事者を含め関係者に本当に多大な影響を与えるというふうに私は思って心配してるんですね。
 委員長、副委員長で、この文案をつくられたと言ったときに、本当にいいのかしらって実は思いまして、事務局にもそのお話を通して、委員長のお耳にも入っているかと思うんですが、この辺やっぱり特別委員会としてきちんと責任を持った、どうだったのかということを明確にやっぱりするべきだというふうに私は、総括的に最後の結論で思いましたので、その辺ちょっと御議論いただきたいと思います。
 
○小田嶋 委員長  その9ページ目の部分については、プロジェクターの作業が終わった後に改めてまた、この9ページの結論の部分について、御協議したいなと思っているところです。
 御意見のところでは、ほかにないようでしたら、ちょっと時間もかなりたちましたので休憩し、プロジェクターを設置して、先ほど御論議いただいた意見の部分の修正というか、これの作業をやった後に、最後の9ページ目の結論部分について、藤田委員からも出されております観点を含めて御協議したいと思いますので、では暫時休憩します。
               (14時43分休憩   14時59分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 それでは、プロジェクターを使って委員長報告案で意見の部分、1ページから8ページのところについて先ほど御論議いただいて、修正すべきところを赤字で今入れていただいている状況です。
 7ページの上から4行目の、意見として三輪委員から出されております、つけ加えてほしいという道義的という文言なんですが、4行目の議員として疑惑を招いたことの道義的責任は大きいという、道義的を加えることで確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 次に8ページ目、上の段の、これはごめんなさい。これはこの場所じゃないということで。意見の最後のところに、8ページ目の、ちょっとずれちゃいましたね。プロジェクターの画面で見ますと、4行目。(私語あり)
 ちょっと暫時休憩します。
               (15時01分休憩   15時04分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 民主党鎌倉市議会議員団の早稲田委員から出されていた意見の部分で、前回論議にありました政治倫理的という表現について、先ほどの御協議の中では、各委員の意見は反映されるべきであるという論議をしたわけなんですが、ただ、前回の確認の部分で、もう一度ここで確認しておきたいのは、前回の確認で、政治倫理的という表現を委員長報告の中に盛り込まないという確認をしていたわけなんですが、この点については先ほどの論議でありましたように、意見の部分では各委員の意見をそのまま載せると。ただ、言うなれば、結論の部分については、そこまで言い切れるかどうかについては、この後の論議の中でも御協議いただくということで。
 きょう、前回の確認では政治倫理という文言は載せないということで確認しているわけですが、それは意見の部分ではなくて結論の部分という扱いであったということで、改めて確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 はい。では、プロジェクターに載っている部分の今赤字で書かれている部分の文言を確認します。読み上げます。
 疑惑を持たれるおそれのある行為をしてはならない責務があり、同議員の政治倫理的責任は大きいとの意見という部分がつけ加えられます。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 論議では、以上の2点のところで、8ページ以前の意見の部分では御協議した経過があって、今確認いたしたところです。
 では、残る9ページ目の部分について論議を深め、成案を得ていきたいと思っているところです。藤田委員から先ほど御発言があった点も踏まえて、各委員からも御論議いただければと思うところです。それとあわせて、先ほど助川委員から冒頭9ページ目の内定した直後という文言の表現、それから、市費の支出が生じたことというこの文言は、結果として市費の支出が生じたということでは、前段の部分の不十分さがあった結果として、支出が生じたことではないという指摘、この文言の修正も含めて御論議いただければ思うところです。
 そもそも意見の一致を見てないということはなじまない、特別委員会としての結論としてはなじまないのではないかという御発言もあったところを踏まえて御協議いただければと思うんですが。
 
○助川 委員  一通り、私たち鎌倉同志会の意見、考え方、一気にお話しさせていただきます。手順があるかもしれませんけれども、1番目が、先ほど藤田委員がお話になったように、明確な根拠は見出せませんでしたと言いながら、受託させた見返りとしてと、上段にありますけれども。受託させた見返りは削除。それから、何行目でしょうか。その下の下、市民の疑惑を招くものであったこと。これも削除です。それとちょっと心配が、サンエイテレビ株式会社と随意契約したことについてという文言については、訴訟の対象になるような文言ではないかという心配があって、これも削除と。この3点、申し上げさせていただきます。
 
○小田嶋 委員長  ちょっと暫時休憩します。
               (15時10分休憩   15時35分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 休憩中の論議を重ねてまいりまして、改めて9ページ目の結論部分について、休憩中の論議も踏まえて、改めて正・副で案を出し直してまいりますとともに、次回、委員会を開く段にはいろんな訂正、修正、また削除など、御意見を事前にいただいて、次回の委員会で成案を得るよう努力するということで確認したいのですが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 そうすると、もう1点、各委員から、こういう結論の文案がいいんじゃないかということで同時に出していただくこともあわせて認めていきたいと思います。
                  (「はい」の声あり)
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○小田嶋 委員長  それでは、次の、日程第2その他「次回委員会の開催について」のところなんですが、先ほど御協議いただきまして確認いただいた、改めて文章をつくって、事前にお配りした上での次の委員会開催の日程案についてなんですが、具体的には、12月定例会を目前にしている月末にたしか議運があるということになるので、その前にということになりますと、やはり中旬ごろになるんじゃないかなと思います。たしか議長会の研修ということで12日、それ以降のいつかというふうにしたいと思いますが、つまり12日以降でどこかということで考えたいと思いますけれども。
 暫時休憩します。
               (15時37分休憩   15時39分再開)
 
○小田嶋 委員長  再開します。
 次回の委員会の日程は、11月18日(火)午後1時10分。場所については追って連絡をいたします。
 本日の日程は以上です。どうも御苦労さまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成20年11月5日

             観光ナビゲーションシステム整備事業に伴う
             事実関係解明に関する調査特別委員長

                              委 員