○議事日程
平成19年度一般会計決算等審査特別委員会
平成19年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算等審査特別委員会会議録
〇日時
平成20年9月19日(金) 10時00分開会 14時15分閉会(会議時間 0時間39分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
前川委員長、三輪副委員長、早稲田、萩原、山田、小田嶋、高野、岡田、伊東、藤田の各委員
〇理事者側出席者
石渡市長、佐野副市長、金澤副市長、戸原経営企画部長、兵藤総務部長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長、小林担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第23号平成19年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について
2 議案第24号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
3 議案第25号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
4 議案第26号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
5 議案第27号平成19年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
6 議案第28号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について
7 議案第29号平成19年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
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○前川 委員長 おはようございます。
皆さんおそろいになりましたので、これより本日の一般会計決算等審査特別委員会を開会いたします。よろしくお願いします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。小田嶋敏浩委員にお願いいたします。
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○前川 委員長 本日は、昨日御確認いただきました2項目について、理事者に対する質疑を行った後、各委員から意見を述べていただき、そのまとめを行った後に、当委員会に付託を受けました各議案ごとに採決を行いたいと思います。
〇理事者質疑の項目(1)電子複写機器等の全庁的管理の適正化について
(2)先を見据えたごみ政策について
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○前川 委員長 それでは、理事者の御出席をいただきましたので、理事者に対する質疑を行います。
まず、第10款総務費(1)「電子複写機器等の全庁的管理の適正化について」岡田委員の質問をお願いします。
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○岡田 委員 おはようございます。お忙しい中どうもありがとうございます。
今委員長が言われましたように、電子複写機器等の全庁的管理の適正化について、複写機とそれに付随する保守点検含めて、等というのはそういう意味なんですが、そのことについて質問させていただきたいと思います。
ことし7月9日の新聞報道で、鎌倉市立小学校のコピー機4台を購入するに当たっては、8者入札で鎌倉市教育委員会が見積もった予定価格では152万円。その物を横浜市瀬谷区の業者が、1台につき1円で入札しました。合計4台で4円という入札なんですが、報道によれば、納入業者は採算を度外視したものではなく、コピー機の保守作業などで最初は赤字でも黒字になると報道されております。
鎌倉市教育委員会は、その浮いたお金で、予算で、学校のほかの備品等を購入したいとこんなふうに言っております。この報道に接しておかしいなというふうに私自身思いましたのは、コピー機は、リースや買い取りでそれなりに今まで購入しているというふうに私は認識しておりました。そういったはずなのにこの部分について、他の部署のコピー機の取り扱いはどうなっているのかなというような疑問を抱きました。そこで決算委員会におきまして、各課でコピー機の取り扱いはどのようにしているのか、次の6点、1、契約形態、2、納入業者、3、使用機器のメーカー名、4、導入の時期、5、コピー機の使用台数、それから6としてコピー用紙の単価と枚数などを質問してきました。各課にいちいち質問していくのは委員会を効率的に進めるのに煩瑣な手続になるとの判断から、当決算等審査特別委員会にお諮りいたしまして、総務から全庁的な一覧を出してほしい、そういった要望をいたしまして了承されました。
昨日、それを使って質問したところ、1年のコピー機の枚数と単価で全体の使用価格がわかるというふうに私は思っておりましたところ、聞きましたところ、それはそうではない、1カ月ごとの単価枚数、これの1年分の合算が使用価格ということで、私が枚数掛け単価、ということで価格がわかると思ったんですが、そうじゃなくて1カ月1カ月で、変わっているんだというふうなことを言われましたんで、違っているなとこんなふうに思いました。また、コピー機の購入金額なども全庁的、統一的観点からは、まだ未調査でございまして、コピー機等に係る費用も全庁的には不明とのことでした。数字を積み上げてきた決算委員会で不明だということは私自身はゆゆしいことだとこんなふうに感じました。そのことについては後日報告があるというので了承いたしましたが、私自身は後味が悪いものが残りました。
今まで述べてきたことは、私の感想でもございますが、理事者におかれましては、この件に関しての、新聞報道、これがあったわけですが、7月ごろにございましたけれども、新聞報道に接した後、何か感想を持たれたのかどうか、持たれないなら持たれない、持ったとすればどのように思われたのか。
そしてまた今現在、まだ調査中とはいえ、各課でばらばらの価格それからピンキリで1枚約1円ぐらいから6.3円ぐらいまである中で、行財政の観点や、入札の観点から、私自身は全庁的に管理していく必要があると、こういうふうに考えてですね、これが終わりますと来年の予算というふうになっていきますんで、そのことも踏まえましてどのようにお考えなのか、お答えいただければありがたいと思います。
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○佐野 副市長 事務処理に関することですので私の方からお答えしたいと思います。まず、新聞報道の件ですが、私もこれは見ておりますし、教育委員会の方からも入札結果につきましては報告を受けております。そういう中で鎌倉で業者の方が実績をつくりたいということでございまして、競争が非常に激しい中でそういうような考え方を持っている業者もいると、そのように感じております。後段の岡田委員さんからお話がありました、この資料はですね、私もたしかにこれ、いろいろなルールがたくさんありますし、決算の中での資料でございますから、1年間でどれぐらい1台当たりかかったのか、そういうのがまず出ておりません。これはやはり早速に調査するとともに、やはり事務としてきっちりそういうものを把握していく必要はあるんだと、このように考えております。そして今後におきましても、この辺は、コピー機につきましては、各課いろいろいきさつあるわけですが、各課はそれぞれの予算の中で執行してきた、こういう経過はあります。そしてまた各課でもプリンターがついているとかカラーコピーがついているとか、それぞれに利用があるというふうに思っておりますが、いずれにしましても客観的に見て疑念を抱かれないような形できっちりやっていかなくてはいけない、そういう意味ではコピー機の契約に関して統一的な考え方をきちっと出して、そして見直しなり改善を図ってまいりたいと、このように考えております。
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○岡田 委員 今、あの佐野副市長の言葉の中に全部含まれていますので、質問いたしませんけれども、一つは各課今まで権限移譲というふうなことでやられていたんだろうと、まあその姿勢は大変にいいこともございますけれども、ただ、こういうようなことが出てきて、しかも大体価格的にあるいは保守も含めてぱっと出てきて、ぱっと答えられるようでありますと、私もそんなもんだったかなというふうな、思うわけですが、なかなかそこら辺のところが、ぱっと出てこないし、価格等を見ましてもかなりばらつきもありまして、これは最終的な調査、私やってませんから断定はしませんけれども、かなりの開きがありますし、そしてまた枚数等々もですね、見ますと、随分使っているところもございますしね、全体も価格というかそれにかかった費用というのがまだ出てきてません。ざっくりっていうこともあるんですが、大体全庁的には100台ぐらいのコピー機がございますんでね、そうするとかなりやはり何ていいますか、お金がかかっているんではないかなと、こんなふうに思うんですね。そうするとそこのところで節約という観点だけではいけないと思いますけれども、しかしそういったことを抜きにして買っていくというのも、私はだめかなとこんなふうに思うわけですね。そういう意味から、できれば全庁的観点あるいはできないということであれば、部ぐらいの観点できっちりと管理していかないと、先ほどもございましたけれども、やはり外から疑念を抱かれるようなことだと、例えば何もなくても本当にいやだなという感じになられると思うんですね。その辺をきちっとやっぱりやった方がいいんではないかとこんなふうに思ってるんで、契約の時期等々の中身見まして単年度というのもありますし、四、五年てのもありますし、一概にはぱっと来年からできるのかっていうのはそれは私わかりませんけれども、少なくともきちっとした説明ができるような予算編成というか、していただかないと、困るなというふうに思うんですが、それはそのような姿勢で取り組んでいただけるということ確認していいですか。
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○佐野 副市長 今岡田委員言われたように、契約また予算等に関して総務が中心になって全庁的に、どこまで細かい部分に触れられるかわかりませんが、ある程度一定的なガイドライン的なものを今年度つくって、来年から生かしていければと、こんなふうに思います。
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○岡田 委員 わかりました。私も来年の予算に向けて他市等もちょっと調べてみようかな、あるいはもちろん今後資料も作ってお出しいただけるということも聞いておりますんでね、それを精査しながら見ていきたいと、こんなふうに思いますんで、ぜひですね、コスト削減ということにもつながりますんでお願いします。市長の考えをお聞かせください。
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○石渡 市長 コピーの管理、これも環境の面からも行財政改革を進める中で、コピーが1枚幾らかかって、そしてそれがしっかりと市民の方のためになっているのか、そういった意識というのは当然必要だろうと思っていますし、これだけ100台のコピー機あるいはプリンターなどいろいろありますけれども、そういったものの管理がすぐお伝えできて、市民の方にも御理解いただけるような、契約方法を含めてガイドラインをしっかりつくって今後の予算組みに反映をしていくべく、私からもしっかりと指示をいたしたいと思っております。
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○岡田 委員 ありがとうございました。以上です。
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○前川 委員長 以上で、電子複写機器等の全庁的管理の適正化についての質疑を終了します。
暫時休憩します。
(10時11分休憩 10時12分再開)
再開いたします。
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○前川 委員長 次に、第20款衛生費(1)「先を見据えたごみ政策について」三輪副委員長の質問をお願いいたします。
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○三輪 副委員長 おはようございます。きょうは時間を割いていただきましてありがとうございます。
原局への質疑で少し不十分だったところがありましたので、市長にごみ政策について19年度のことを踏まえてお聞きしたいと思います。
質疑の中で、今泉焼却炉、25年度には稼動をやめてというところ、ちょっとはっきりしなかったこともありまして、その辺まず1点確認していきたいということと、それと第三の進路、新しい焼却炉ということも検討していくというふうに答弁あったんですけれども、その辺はどういうふうにお考え、市長なさっているのかをお聞きしたいと思います。
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○石渡 市長 まず私どもはゼロ・ウェイスト、これを大きな目標に掲げて今取り組んでいます。そして、そのゼロ・ウェイストを実現するために広域化の中で施設整備というものを考えて、ここまで取り組んできたところでございます。そういった中で今泉の焼却炉につきましては改修をさせていただいて、住民の方の御理解を経て、今日まで至っているというふうに思っております。住民の皆様方とのお約束はしっかりと守ってまいりたい、そしてそれを裏づけるためにも生ごみ資源化施設の整備についても、着実に一歩ずつ進めさせていただきたいというふうに考えておるところでございまして、焼却場につきましても広域化の中で私どもこれまでも検討してまいっているところでございますので、引き続いて逗子市さんとの協議を粘り強く進めて、そしてできるだけ早く結論提示に進めさせていただきたいと思っております。
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○三輪 副委員長 逗子市とのこれからのこともございますが、ぜひその先も考えて、新しいどんなことも検討を十分にしていただきたいと思います。
次に移らせていただきたいんですが、今回、原局の質疑の中で、発生抑制というところで、ちょっとペットボトルのことの収集のコスト、すごいかさんでるねというところで質問させていただきました。8年ぐらい前のペットボトル排出量と比べると約6倍ぐらいになっていて、やはりすごく簡単な方に流れてしまうんだなと、私も反省しているところなんですけれども。この鎌倉市、リサイクル率ナンバーワン、ずっと連続して達成しておりますけれども、ちょっとリサイクル貧乏という形になっているのかな、コストを見ると、すごくその辺感じております。その辺、発生抑制の方にもう少しシフトしていただきたいと私は思うんですが、いかがお考えでしょうか。
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○石渡 市長 市民のまさに皆様方の日々の御理解と御協力によって今の資源化率があるんだろうというふうに認識をいたしております。そういった中で、今後ごみ行政の大きな課題の一つは、発生抑制であるというふうに認識をいたしております。
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○三輪 副委員長 市長もそういうふうにお考えだということで、そこでなんですが、原局の方も3R推進で、ごみの半減を達成していくんだというふうに言ってらっしゃったんですけれども、その具体的にはというところで、あまりお答えがなかったんですね。私はペットボトルの委託をするようなコストを下げるということもあるんだけれども、ペットボトルを、町なんかでもマイボトルを持ってというようなそういう風潮が、いい環境教育を受けた人たちが、そういうふうに頑張っていらっしゃいます、そういった市民の自発的な動きだけに頼るのではなくて、鎌倉市としてもっと積極的に周知にとどまらず、アクションしていただきたいと思っておりまして、以前から自動販売機の台数の制限なども言わせていただいておりますが、今回リデュースなのかな、リターナブル瓶が鎌倉市としてももっと取り組んでいって、茅ヶ崎市が商工会議所が主でやっていらっしゃるんですけれども、そういった取り組みを市庁舎のロビーに掲示して、ビジュアル的に訴えていくって、そういうような取り組みを、ぜひ鎌倉市、リサイクル率ナンバーワンの鎌倉市も取り組んでいただきたいと私は思っているんですが、いかがでしょうか、その辺。
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○石渡 市長 この発生抑制はですね、ただいま委員さん御指摘のとおり、やはり市民の生活のさまざまな場面で行っていかないといけない、その積み重ねしかないというふうに考えています。また言い方をかえれば特効薬はないということも言えるかもわかりませんが、昔は飲料水、しょうゆ、すべてリターナブル瓶でございました。それがさまざまな生活様式あるいは生活形態の変化で現在の状況になっていると認識をいたしておりますが、御指摘のように、まだまだリターナブル瓶で流通している商品もいっぱいあるわけでございますし、さらなるリターナブルも当然進めていかなくてはならない、それらを初めとして、やはり具体的に市民の方にもっとわかりやすく、そして集中的に啓発できるような方策を、やはり市民の皆様の御協力が得られるような形で取り組んでいく必要がさらにあると、このように考えておりますので、今後市民の方にわかりやすく、そして具体的に取り組める発生抑制を考えてまいりたいというふうに考えております。
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○三輪 副委員長 さすが酒問屋でいらっしゃった市長の、しょうちゅうも自分でつくっていろんな今鎌倉にも、動きがありますので、そういったところ、商工会議所とぜひ働きかけてそういったところからリターナブル瓶、給食の牛乳の瓶もリターナブルでやっているっていうところもありますので、そんなことも含めてぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
それと最後にいつも申し上げているんですが、減量を進めるためにはごみの有料化、動機づけとして有料化、生ごみ施設と同時に有料化取り組むって市長のいつも御答弁なんですが、まだ生ごみ施設が先行きが見えない中で、減量化だけでももう少し早めてほしいと私思っておりますので、他市も随分、となりの藤沢市も実行、効力あるということですので、生ごみの資源化施設の前に有料化をぜひ導入していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○石渡 市長 私は有料化をすることによって、減量化また発生抑制につながるという考え方は持っております。今藤沢市さんの例もございましたが、近隣市、まさに隣の市でございますが、人口構成あるいは生活形態、隣といえどもやはり高齢化率も違うし、また一番大事なことは資源化率も当然違う、おかげさまでこうして市民の皆様のお力の中でこれだけの資源化率が保てておる、そういった中で有料化については検討を鋭意進めておるところでございますが、一つの有料化を進める時期として生ごみ資源化施設の設置、それが一つの私は大きな有料化の導入すべき時期だというふうに考えておるところでございます。
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○三輪 副委員長 ぜひ、リサイクル率ナンバーワンの鎌倉市の市長として有料化、早目に御決断をいただきたいということを強く要望させていただいて終わりにいたします。
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○前川 委員長 以上で先を見据えたごみ政策についての質疑を終了いたします。
理事者退席のため、暫時休憩いたします。
(10時22分休憩 10時23分再開)
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○前川 委員長 それでは再開いたします。
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再開後、本日理事者質疑を行った項目について、それぞれ意見とするかどうか各委員に確認したところ、2項目についてすべて意見とすることを確認した。
ここで、各委員から出された意見を整理するため一たん休憩した。
(10時26分休憩 10時35分再開)
再開後、配付された意見の一覧表に漏れがないことを確認するため一たん休憩した。
(10時36分休憩 10時37分再開)
再開後、配付された意見の一覧表に漏れがないことを確認した。
続いて意見を申し述べたいと申し出た委員から、順次意見の趣旨について説明を受けた。
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○前川 委員長 各委員から出されております各項目ごとに順次御意見の開陳をお願いします。
初めに、第10款総務費(1)「防災行政用無線の設置について」小田嶋委員の御意見をお願いいたします。
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○小田嶋 委員 防災行政用無線の設置については、移転に当たって難聴地域が新たに生まれるという問題について十分な配慮を求めたいということから意見を申し述べさせていただきます。
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○前川 委員長 次に、三輪副委員長から(2)「例規サポートシステムの充実について」意見開陳をお願いいたします。
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○三輪 副委員長 他市のホームページなどを見ますと、ホームページのトップページから例規集それから要綱集がまず一覧が出て、その後そこをクリックすると要綱がきちっと閲覧できるという状況になっており、鎌倉市はようやく要綱のところを一覧を載せてくれるようになりましたが、まだまだそこどまりで、なかなか要綱にたどりつけないという、非常に市民に不便をかけている状況、なるべく早く充実させて解消するようにということで意見とします。
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○前川 委員長 次に、高野委員の(3)「行財政改革に関連して職員の適正配置について」お願いいたします。
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○高野 委員 行財政改革に関連して意見を申し上げますけれども、特にこの数年間における職員の退職状況などに伴う年齢構成の変化が行われますと、やはりこの先、職員の行政能力とか、知識・技術の伝承や維持向上を図っていくことがやはり市政にとって必要不可欠な課題であると思います。そのため、今後の対応については、適正化計画もございますけれども、去年の決算の意見にもありましたように、職員数とか予算の削減数値だけで判断するのではなくて、職場の実態に基づいて人員配置を行うよう、努めていただきたいと意見を申し上げます。
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○前川 委員長 次に、三輪副委員長の(4)「職員の複線人事の実現について」お願いします。
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○三輪 副委員長 19年度に複線人事を検討していくということでしたが、鎌倉市はまだ具体になっていないということでしたので、スムーズな業務の引き継ぎ、そして専門性がある人事配置ができるように、複線人事ということをさらに歩みを速めて実現するべきだということを述べます。
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○前川 委員長 次も、三輪副委員長(5)「まちづくり条例の早急な見直しについて」御意見をお願いいたします。
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○三輪 副委員長 まちづくり条例の早急な見直しは、私も2年ほど前から取り上げさせていただいております。昨年は12月に4本の陳情もございました。そういった中で早急な見直し、特に連鎖開発が横行しているこの19年度4月から12月までの間、連鎖開発と見られるものが33件という状況を、速やかに適用できるように早急な見直しを全庁挙げて取り組んでいただきたいということを申し上げます。
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○前川 委員長 続きまして、(6)「電子複写機器等の全庁的管理の適正化について」岡田委員の御意見をお願いいたします。
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○岡田 委員 平成19年度の決算の中で明らかになったことは、この複写機等について全体的な管理が不十分だったというふうなことを受けまして先ほど理事者質疑をさせていただきました。理事者は来年度予算に向けて頑張っていきたいというふうなことも申されましたので、それを後押しするという形にしたいと思います。
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○前川 委員長 次に三輪副委員長、第15款民生費(1)「子育て支援センターの充実について」お願いします。
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○三輪 副委員長 子育て支援センターを提案して、今3カ所ございますが、中でも大船のレイウェルにございます子育て支援センターは、11,000人ほどの利用がある中、駐車場の確保が余り重要視されていないということがわかりました。利用しやすい子育て支援センターにしていくということで充実を図るとともに、第四、第五の玉縄地域と腰越地域に早急にセンターをつくるということを実現に向けて頑張ってほしいということを残したいと思います。
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○前川 委員長 次も三輪副委員長です。第20款衛生費(1)「リスクマネジメントについて」お願いいたします。
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○三輪 副委員長 この19年度7月に武田薬品の研究所の意見書を初めて出したときに、特段問題点はないと答えた鎌倉市の行政、そういった未知なるバイオなどの技術に対しての職員の知識がなかなか更新されてないという状況、研修体制なども含めてこのリスクマネジメントに考えていかなければならないということから、さらなる取り組みを担当部だけでなく全庁的にしてほしいということで意見としたいと思います。
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○前川 委員長 次も三輪副委員長ですが、(2)「ごみ政策について(発生抑制と有料化)」意見をお願いいたします。
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○三輪 副委員長 市長と話をさせていただきました。市長も前向きに発生抑制のために努めるということを確認させていただきました。リターナブル瓶の導入などの具体も提案させていただきましたが、研究を重ねて実現していただきたいと思うとともに、有料化を生ごみ施設の導入前に、ぜひ有料化を導入してごみの減量化に努めていただきたいということを意見として申し上げます。
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○前川 委員長 次に、第45款土木費(1)「市道053−101号線の道路復旧について」小田嶋委員、お願いいたします。
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○小田嶋 委員 これまで市は住民側との協議を重ねながら、通行機能の回復を図る努力をされてきたことはわかりますが、この行き詰まりになっている市有地だけでの中で道路復旧という課題を解決する上では、専門家を入れての協議を含めてさらなる努力を求めてきましたので、その努力を今後全力を挙げて道路復旧に取り組んでいただきたいです。
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○前川 委員長 次も小田嶋委員で、下水道事業特別会計(1)「下水道使用料等について」御意見をお願いします。
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○小田嶋 委員 下水道使用料等についてですが、この19年度は下水道使用料が平均約20%の値上げが行われた年度でございます。下水道事業が公営企業として位置づけられているとはいえ、この事業は全市民の生活に影響を与えることから、生活実態に配慮して一般会計からの応分の繰り入れを行うなど料金の抑制に今後努めていただきたいという点が1点と、2点目には、消費税が下水道使用料に転嫁されておりますので、こういった消費税に対しては反対の立場から消費税転嫁をしないようにという点を申し上げておきます。
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○前川 委員長 ありがとうございました。以上で意見の開陳を終了いたします。
ただいまの意見について委員長報告に盛り込むかどうか、また盛り込む場合もどのように盛り込むのかまとめに入りたいと思います。なお、委員長報告に盛り込む意見につきましては、全会一致ということになっておりますので、この点をお含みの上、御協議をお願いしたいと思います。
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○岡田 委員 できましたら大変申し訳ないんですが、正・副委員長さんに努力していただければ大変ありがたいなと思います。
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○前川 委員長 それでは全部で11件ですね、正・副委員長で汗をかかせていただくということでいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは確認させていただきます。
それでは、暫時休憩といたします。
(10時47分休憩 14時10分再開)
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○前川 委員長 再開いたします。
長いことお待たせしました。休憩中に御協議をさせていただき、委員長報告に盛り込む意見の調整を行いました。結果について副委員長から御報告を申し上げる方法でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは報告を願います。
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○三輪 副委員長 正・副委員長で、各会派をまわり、意見のまとめのために協議を行ってまいりましたが、意見の一致に至りませんでしたので、御報告いたします。
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○前川 委員長 ただいまの報告のとおり確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それではそのように確認をさせていただきます。
以上をもちまして、意見のまとめについては終了いたします。
暫時休憩いたします。
(14時11分休憩 14時12分再開)
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再開後、各議案についての採決を行った結果は次のとおりであった。
(1)議案第23号平成19年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について
少数の賛成により原案不認定。(賛成=鎌倉同志会・公明党・かまくら民主)
(2)議案第24号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
多数の賛成により原案認定。(反対=日本共産党)
(3)議案第25号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総員の賛成により原案認定。
(4)議案第26号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総員の賛成により原案認定。
(5)議案第27号平成19年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
多数の賛成により原案認定。(反対=日本共産党)
(6)議案第28号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総員の賛成により原案認定。
(7)議案第29号平成19年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
総員の賛成により原案認定。
最後に、委員長報告の確認のための委員会を9月25日(木)午前10時に開催することを確認し、以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成20年9月19日
平成19年度鎌倉市一般会計
歳入歳出決算等審査特別委員長
委 員
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