○議事日程
平成20年 3月 7日総務常任委員会
総務常任委員会会議録
〇日時
平成20年3月7日(金) 10時00分開会 15時32分閉会(会議時間 3時間12分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
早稲田委員長、原副委員長、千、久坂、三輪、小田嶋の各委員
〇理事者側出席者
戸原経営企画部長、小村経営企画部次長兼経営企画課長、石井(康)土地利用調整担当担当課長、梅原文化・教養施設整備担当担当課長、廣瀬行革推進課長、小磯秘書課長、熊谷市民相談課長、原田(幸)広報課長、浅羽情報推進課長、花上情報推進課課長代理、鈴木(信)文化推進課長、宮崎(淳)鎌倉芸術館担当担当課長、植松行革推進担当担当部長、原世界遺産登録推進担当担当部長、島田世界遺産登録推進担当担当次長兼世界遺産登録推進担当担当課長、古谷文化財課長兼世界遺産登録推進担当担当課長、金川生涯学習推進担当担当部長、島崎生涯学習推進担当担当次長、兵藤総務部長、小山総務部次長、岡部総務部次長兼職員課長、金丸総務部次長兼納税課長、内藤総務課長、松永財政課長、比連崎管財課長、渡辺用地活用担当担当課長、小嶋契約検査課長、坂巻契約検査課課長代理、小川(久)市民税課長、松井資産税課長、石川防災安全部長、小川(美)防災安全部次長兼総合防災課長、戸張総合防災課課長代理、梅澤安全安心推進課長、山内拠点整備部次長兼鎌倉深沢地域整備課長、三ツ堀会計管理者兼会計課長、進藤選挙管理委員会事務局長、石井(勇)選挙管理委員会事務局次長、東山監査委員事務局長、迫監査委員事務局次長、北村農業委員会事務局長、浦消防長、代田消防本部次長兼予防課長、高橋(卓)消防総務課長、木川警防課長、佐々木警防課課長代理、斉藤救急救命担当担当課長、山崎鎌倉消防署長、郷原鎌倉消防署警備第二課長、畑大船消防署長、松野大船消防署副署長
〇議会事務局出席者
植手局長、小島次長補佐、田中次長補佐、小林担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第50款消防費)
2 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費及び第45款土木費・第5項土木管理費のうち防災安全部所管部分)
3 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第5款議会費並びに第10款総務費・第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分を除く第5目一般管理費から第20目財産管理費)
4 報告事項
(1)土地開発公社経営健全化対策について
5 議案第88号平成20年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
6 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費のうち世界遺産登録推進担当、生涯学習推進担当、防災安全部、市民経済部及び景観部所管部分を除く第25目企画費から第60目諸費)
7 報告事項
(1)組織の変更について
8 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当及び世界遺産登録推進担当所管部分並びに第55款教育費・第20項社会教育費のうち世界遺産登録推進担当所管部分)
9 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第10項徴税費、第15項戸籍住民基本台帳費のうち第10目住居表示整備費、第20項選挙費、第25項統計調査費、第30項監査委員費並びに第30款農林水産業費・第5項農業水産業費のうち第5目農業委員会費、第60款公債費、第65款諸支出金及び第70款予備費)
10 その他
(1)継続審査案件について
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○早稲田 委員長 おはようございます。それでは、総務常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。三輪裕美子委員にお願いいたします。
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○早稲田 委員長 本日の審査日程の確認をいたします。まず、事務局から報告をお願いします。
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○事務局 日程第5議案第88号公共用地先行取得事業特別会計予算につきましては、関係課である鎌倉深沢地域整備課の職員が出席する予定でございますので、御確認をお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ただいまの報告のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、そのように確認をいたしました。
そのほかの審査日程についても確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認をいたします。
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○早稲田 委員長 日程第1「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第50款消防費)」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○消防総務課長 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち50款消防費の内容について、御説明いたします。平成20年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の106ページ、107ページを、平成20年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の272ページから275ページをお開きください。
50款5項消防費、5目常備消防費は25億1,125万7,000円で、消防一般の経費は、神奈川県消防学校等各種研修旅費、光熱水費、職員の貸与被服費、各種会議や研修に伴う負担金などの消防運営事業費、鎌倉市消防職員消友会への委託料などの福利厚生事業費、消防職員225名分の給料などの職員給与費、消防出初式挙行に係る参加団体報償金などの行事開催費、消防本部ほか8署所の庁舎維持管理に係る維持修繕料及び委託料などの施設維持管理費を計上いたしました。
予算事項別明細書の276ページから278ページに入りまして、警防対策の経費は、配備車両等の燃料費や修繕料のほか、各種委託料及び救助資機材等の購入費や検査手数料などの警防活動事業費を計上いたしました。救急対策の経費は、救急救命士養成研修のほか、各種救急研修に対する旅費、消防車両及び市内各公共施設に設置しているAED(自動体外式除細動器)の使用料及び賃借料、メディカルコントロール協議会負担金などの救急活動事業費を計上いたしました。指令業務の経費は、緊急情報システム保守点検委託料、自動出場指定装置・支援事務処理コンピューター賃借料並びに鎌倉エフエムへの緊急割り込み放送に対する負担金などを計上いたしました。
予算事項別明細書の279ページに入りまして、予防対策の経費は、火災予防活動に係る消耗品費、火災原因調査用機材の購入に係る備品購入費、火災調査専科教育研修に対する旅費及び負担金などを計上いたしました。
続きまして、10目非常備消防費について御説明いたします。一般会計予算に関する説明書の106ページから109ページまでを、予算事項別明細書の280ページ、281ページを御参照ください。10目非常備消防費は7,182万5,000円で、消防団の経費として、消防団員の年額報酬、消防団員等公務災害共済基金などの共済費、団員の貸与被服費、退職報償金負担金などの消防団運営事業費、鎌倉市消防団員互助会への委託料などの福利厚生事業費、年末年始火災特別警備等に対する報償費、災害出場等の費用弁償など消防団活動事業費、本団・分団に対する維持費交付金の助成事業費を計上いたしました。
引き続きまして、15目消防施設費について御説明いたします。一般会計予算に関する説明書の108ページ、109ページを、予算事項別明細書の282ページから284ページを御参照ください。15目消防施設費は2億5,099万2,000円で、消防施設の経費は、消火栓路面焼きつけ塗装委託料のほか、消火栓の維持管理及び消火栓新設分の補償料などの消火栓管理事業費、(仮称)七里ガ浜消防出張所用地購入に係る不動産鑑定委託料及び土地購入費などの消防施設整備事業費、高規格救急自動車、消防ポンプ自動車及び消防団用の小型動力ポンプ積載車の車両購入事業費を計上いたしました。
以上、50款消防費は、28億3,407万4,000円です。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありますでしょうか。
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○三輪 委員 おはようございます。2点ほどお伺いしたいと思うんですけれども、消防職員のことなんですけれども、この間、玉縄の方で火事があったときに、訓練に行っていてというようなことで、それについては問題はないと思うんですけれども、やはり今の体制、そういった訓練に行った場合に全部出てしまうという体制について、その辺、来年度どういうふうに改善していくような考えがあるのかどうか、伺いたいと思います。
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○消防総務課長 ただいま職員数の御指摘だと感じております。御理解をいただきたいと思うんで、これから説明させていただくんですけれども、我々消防職員は、各署所に配置している車両、いわゆる消防ポンプ、救急車ですけれども、そちらの方に乗員する人員のみ配置をしている状況でございます。消防ポンプは国の基準では5名から4名というふうな形になっておりますし、救急車については3名という形で、我々は資機材の軽量化等を図りまして、消防ポンプについては4名、そして救急車については3名、こういった必要な人員を各署所に配置しておりますので、委員さんの御指摘の署所に1名残してというような配置は今後も考えてはおりません。
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○三輪 委員 はい、わかりました。これは国の基準で、そういった車両に対しての人員配置ということになっているという説明だと思うんですけれども、他市の例とか、そのほかに常駐1名とか、そういうような形で配置しているようなことはあるんでしょうか。
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○消防総務課長 正確に県下または全国に問い合わせしたことはございませんけれども、情報としては、やはりどこの市町村も人員というのはぎりぎりのところでやっておりますので、国が示す、いわゆる国でいう基準ですけれども、これは消防力の整備指針というのがあるんですけれども、そちらの方の基準に従って消防ポンプに4名というようなところが一般的だというふうに考えておりますので、そういった余剰人員というんですかね、そういった署に1名残すというような署所は少ないと思います。
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○三輪 委員 わかりました。余剰人員は残すということでなく、そういうことの配置じゃなくて、全市的な救援体制でカバーできるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
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○消防総務課長 御質問がちょっとよくわからなかったんですけれども、全市的ということは消防本部の全体の職員でカバーができるかということですと、我々はそうだというふうに考えておりますけれども、今、委員さん御指摘のように、本来、署所に1人でもいれば何らかの連絡体制がとれるんじゃないかというような形になるんだろうと思いますけれども、我々は1人で活動するということは避けておりまして、部隊行動を行うことを主にしておりますので、そういった意味からしたら、我々は万全な対策を講じているというふうに理解をしていただきたいというふうに思います。
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○三輪 委員 わかりました。この間の事故も、特にそういったほかの消防署員が駆けつけてという形で問題はなかったと思います。ただ、余剰人員、市としてプラスに配置するということも、ちょっと全国の事例等を研究していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
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○消防総務課長 先ほども申したように、まだそういった情報をつかんでおりませんので、御指摘のとおり早速県下及び全国の方へ問い合わせておきたいと。それがわかり次第、委員さんの方にお知らせしたいと思います。
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○三輪 委員 よろしくお願いいたします。
もう1点なんですけれども、指令活動のところで各種の災害通報などを受信して、またそれに応じた出場指令というようなことが書いてあるんですけれども、事業の中で。その各種災害というと、ちょっと私、今不安になっているところが武田薬品にP3の施設が建設されるということを、この間の代表質問の中でも触れましたけれども、そういった例えばバイオテロみたいなことが起きたり、また何かそこで動物実験していた動物が外に出てしまったとか、研究所以外に出てしまったとか、そういったときの災害の体制というものは、どういうふうになっているのかちょっと伺いたいと思います。
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○警防課長 今のテロとか、そういう災害の関係だと思うんですが、テロ事件等に起因する災害というものは、企画部を中心に対応していまして、生物化学対応計画に基づき、災害自体においては消防活動を実施していきます。
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○三輪 委員 それはわかっているんですけれども、実際はどういった情報が、防災のどこから指令が来て、どのくらいの時間で発信ができるのか、市民に対してというところ、ちょっと詳しく教えていただきたいんですが。
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○警防課長 市内では、放射線同位元素とかそういう業者が8事業所ありますので、そういうことに関しては消防にすぐ指令が来れば、そちらから化学防護服とか、そのような除線シャワーとか、放射線測定器とか、そのようなもので対応を行っております。
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○三輪 委員 8事業所あって、対応しているということですけれども、これまで何か対応があったという、実績というのはおかしいですけれども、ありますでしょうか。
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○警防課長 今までそのような事案はありません。
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○三輪 委員 市内にはP3施設はないと思うんですけれども、P2とか、その辺はあるんでしょうか。把握していたら教えてください。
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○警防課長 市内にあります放射能を保有しているのは、アルファ線、ベータ線、ガンマ線等で、今、委員さんの指摘されているP2というものはないと認識しております。
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○三輪 委員 今ちょっとないと認識ということで、ないというふうに断定はできないということなんでしょうか。もしできたら、放射性元素のやっている8事業所と、P1からP4まであるんですけれども、病原菌の、その辺のリストとかございましたら、いただきたいんですけれども。
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○警防課長 それでは、ちょっとうちの方で調査しまして、委員さんの方に後でお届けしたいと思いますけれど、よろしいでしょうか。
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○三輪 委員 結構です、よろしくお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありますでしょうか。
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○原 副委員長 おはようございます。基本的なことを3点ほどお伺いしたいんですけれども、事項別明細書の280ページの下の方で消防団員家族慰安事業委託料ってあるんですけれど、これは何なのかお教えいただきたいんですけれども。
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○消防総務課長 ただいまの御質問ですけれども、消防団員の家族慰安事業の関係でございますけれども、こちらの方はストレートに言わせていただくと、団員と家族の大運動会を実施させていただいているものでございます。この趣旨をお話しさせていただきますと、まず、かたく言うと火災を初めとする各種災害から地域住民の安全を確保していただいている団員さん、これは団員さんだけが働いているわけではなくて、それを日夜献身的に支えていただいているのが御家族の方だというふうに、我々は理解しております。そういった方の日ごろの労、そういったものをねぎらう意味を含めて家族と団員の運動会というふうな形で開催をさせていただいているものでございます。
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○原 副委員長 わかりました。じゃあ、これ基本的に年1回やられているということでよろしいんですか。
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○消防総務課長 そのとおりでございます。
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○原 副委員長 ちょっとどういうものかなとお伺いしたかったので、慰安ということでわかりました。
それとあと、消防団員の報酬のことについてお伺いしたいんですけれども、代表質問の答弁で今回は433人の方、団員の方がいらっしゃるとおっしゃっていたんですけれども、こちらの基本的に年額の報酬料というのを1人当たり幾らなのか、お伺いしたいんですけれども。
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○消防総務課長 報酬料の関係でございますけれども、階級によってというか、各団長だとか副団長、分団長というふうな形で団員さんまで区分をしております。その区分ごとに報酬が変わっております。この場で申し上げると、団長が7万6,200円、副団長が6万3,300円、分団長が5万1,100円、副分団長が3万9,400円。これについては、条例にきちんとうたってありますので、これは皆さんにお伝えしても構わないというふうに思って、今お話ししているわけでございます。失礼いたしました。副分団長が先ほど3万9,400円と言いましたけれども、3万9,200円でございました、済みません、失礼いたしました。部長が3万4,000円、班長が3万円、団員が2万8,800円となっております。
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○原 副委員長 ありがとうございます。これは年額ということで、結構こんな階級があるということ私も知らなかったので、素朴な、市民の方からどれぐらいいただいているのというお問い合わせなどいただいたので、結構皆さんすごく地域の方はボランティアで御努力いただいているので、いろいろ7段階に分かれているんですね。なので、結構報酬にも上から下だといろいろ年数によっても違うのかなということがわかりましたので、済みません、ありがとうございました。
次に、282ページの消火栓の維持管理補償料についてなんですけれども、こちら昨年は何基と明細がなかったことと、あと、ことしこれ倍になっているというのはなぜなのかお教えいただきたいんですけれども。
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○警防課長 消火栓の維持管理補償料のことだと思いますけれども、倍額になった理由ですけれども、これは水道法に基づき消火栓を設置した水道事業者に対しまして、管理に要する費用等について協議により相当額を補償しなければならないとされています。その協議の中で、前々年度の管理に要した費用を支払うこととしております。そのため、20年度の支払いについては18年度に行った修理や老朽化による取りかえ工事等の費用であります。この前年度から増額した理由についてですが、17年度に実施した消火栓の水圧調整、これ5年に1回、約2,700基の調査を行います。その結果、パッキン不良等やさび等による老朽化のため、改修が必要な消火栓ができたこと及び消火栓の深さがあるため設置している延長管、これスタンドパイプというものですが、この老朽化による撤去、改修等が必要となったため、水道局に改修工事を依頼したもので、17年、18年度にまたぎ実施しました。その管理補償料が増額したものであります。
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○原 副委員長 ありがとうございます。というと、5年に1回という理解でよろしいんですか。それともそれがパッキンが不良になったからこうなったという水道法に基づいて、そういうふうに何年ということではなく、老朽化したらということと、前々年度の費用を比較して計上するということでよろしいんですか。
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○警防課長 年間、やはり消火栓というのを維持管理するには、それなりの費用はかかりますけれども、この5年に1回全部あけるというのは、ふだんの点検では目視による月に1回の点検ですけれども、5年に1度はあけたそのときの状況というのを確認します。そのためにこのように集中して修理が老朽化するとか、そういうところが出てきてしまうので、5年に1回実際に水を出すということになっております。
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○原 副委員長 ありがとうございました。今後もその活動をよろしくお願いします。
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○早稲田 委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
送付意見はなしと確認をいたしました。
それでは、消防本部職員退室、防災安全部職員入室のため、暫時休憩といたします。
(10時23分休憩 10時25分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第2「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費及び第45款土木費・第5項土木管理費のうち防災安全部所管部分)」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○小川 防災安全部次長 議案第83号鎌倉市一般会計予算のうち、防災安全部所管部分について説明をいたします。平成20年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の44ページから45ページを御参照ください。予算事項別明細書の内容説明は41ページから42ページになります。
10款総務費、5項総務管理費、27目総合防災対策費は6,998万1,000円で、総合防災の経費は、災害対策用備蓄品の購入費、防災行政用無線設置業務委託料、津波ハザードマップ作成業務委託料、移動系無線(MCA無線)機器賃借料、全国瞬時警報システム機器賃借料、ミニ防災拠点の屋外備蓄倉庫の購入費、自主防災組織活動育成費補助金などを計上いたしました。
続きまして、予算説明書の48ページから49ページ、内容説明は61ページを御参照ください。57目市民活動推進費のうち、安全・安心まちづくり推進の経費は7,593万4,000円で、安全・安心まちづくりを推進するため、防犯グッズの購入や市民活動団体と市との協働で実施する防犯フォーラム開催事業に係る負担金、防犯灯維持費補助金など防犯活動の支援充実に要する経費を計上いたしました。
続きまして、予算説明書の92ページから93ページ、内容説明は220ページを御参照ください。45款土木費、5項土木管理費、5目土木総務費のうち、がけ地対策の経費は1億8,129万円で、県が施工を予定しております急傾斜地防災工事の市負担金及び既成宅地等防災工事への補助金などを計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。御質疑はありますでしょうか。
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○三輪 委員 2点ほど伺いたいと思うんですけれども、まず、総合防災事業の方の危機管理担当アドバイザーというところなんですけれども、これ3万ということになっているんですけれども、これはどういったときに、何かあったときに招集するというような形になっているんでしょうか。このアドバイザーの活用の実態を教えていただきたいと思います。
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○小川 防災安全部次長 このアドバイザーにつきましては、今2名お願いをしてございます。1名は中村様という県警出身の方でございます。もう1名は小村先生と申しまして、防災の専門家ということでお願いをしてございます。非常にこれは不定期なお願いの仕方でございまして、私どもが防災訓練をやるとか、その中でもちろん津波訓練等も含みますが、または図上訓練をやるとか、そういうときにアドバイスを受けるというようなときにお願いしているという状態でございます。
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○三輪 委員 わかりました。危機管理という、私はちょっと危機管理と言ったので、もう少し本当の危機管理のときにいろいろなさる方なのかなと思ったんですけれども、例えば、今、武田薬品のところでP3の施設が計画されているということがあるんですけれども、そういったときには、このアドバイザーは御相談することはないんですか。
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○小川 防災安全部次長 武田薬品の件につきましては、今この危機管理アドバイザーという分野とはちょっと違うような感じになっていますので、私どもとしては、今のところ相談をする予定はございません。
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○三輪 委員 そうすると、そういった相談というのは、テロ対策とかいろいろここの部署の担当だと思うんですけれども、どういったところでなさるんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 そういう各種の危機管理といいますか、そういう対応をするために実は平成18年に鎌倉市は危機管理対処方針というのを作成しております。その中に自然災害からそういう病原菌にかかわる汚染に関する緊急事態の対処方針、それからテロ、そういうものを含めた中で包括的にマニュアルをつくってございますので、その中で対応していきたいと思っています。
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○三輪 委員 方針をつくったのは存じ上げているんですけれども、実際、このP3施設というのは鎌倉にはないんですよね。新たなこういった施設ができたときに、どう対処していくかというところは、具体に専門家に聞かなくてはわかんないじゃないかと思うんですけれども、その辺はもうこの方針ではっきりP3のときはどうするというようなことが明示してあるんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 具体的にP3だからどうというようなうちの方でも方針はしておりませんが、確かにそういうような形の中で、今後、P3が稼働するということになれば、これは県、それからまた国、そういう専門家の方に御相談しながら、鎌倉市として近隣の藤沢市と相談しながら、どういう対応方法をとるかということは詰めていく必要があるかと思っています。
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○三輪 委員 稼働となればということですけれども、稼働してから詰めたんじゃ遅いんじゃないでしょうか。もう建設の計画ということで案に上がってきているわけですね。それで説明会を開いているという中で、その対応を即詰めなくちゃいけないんじゃないでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 三輪委員の言われることは、全くそのとおりだと思っておりますが、ただ、P3の内容にもよると思うんですね。実験するもの、そういうものによっては、やはり対応の仕方も違ってくるというふうに考えております。今のところ、藤沢市からもそういうような相談を受けてございませんので、実はこの間の代表質問の中で私ども初めてそういうことを認識いたしましたので、今後、それを踏まえながら藤沢市とも詰めて、そういう危機、緊急事態と申しますか、そういうときに、どういう形で2市で協力して対応するのかということを詰めていきたいと思っています。
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○三輪 委員 確かに実験内容はわからないというところですけれども、この実験というか病原体の具体とか、それは詰めていくのは、ここの危機管理担当のところで行っていくんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 全体としては、これ企画部の方でやられていると思うんですが、私どもとしては、事故があったときに、どういう対応をするのかという立場での対応になるかと思っています。
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○三輪 委員 実際、事故があったとき実動部隊として、ここの部署が頑張っていただかなければいけないわけで、その辺の実験の具体についての把握、ぜひ企画部とともに早目にこの情報公開を求めて、情報把握に努めていただきたいと思いますけれども、即病原体の内容を把握していただきたいと思いますけれども、いつまでにそれをしていただけるんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 それにつきましては、今ここで私の立場では、ちょっと答えられないんで、経営企画部の方と早急に相談して、そういうことが会社の方から開示できるのかどうかも含めて経営企画部を通して確認はしてみます。
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○三輪 委員 開示できるのかどうかじゃなくて、開示させてください。鎌倉市民、神奈川県民のために開示の義務はあるはずですので、事故の処理の担当セクションとしても、きちんとした開示を求めていくように、そこは言明していただけると思いますけれども。
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○小川 防災安全部次長 その御指摘のとおり、そういう部分についてはP3がどういう研究をするのか、具体的なことが決まれば、会社としても公表すると思いますので、そのときには私の方で開示はしていただけると思っております。
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○三輪 委員 会社の方は具体的な内容は決まっているはずです。ですので、即それを開示して、ここ二、三日でも、あしたにでも開示してもらうように、まず言っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 その御指摘のとおり、努力をさせていただきたいと思います。
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○三輪 委員 努力じゃなくて、それは把握する義務があると思いますので、きょうにでも企画部と連絡をとって開示請求をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから、ほかにまいりますけれども、防犯の方なんですが、今いろいろな犯罪が起こっていまして、暗い道の対策として防犯灯設置の件ですが、公園の周りなどの防犯灯っていうのは、こちらになるんですよね。ちょっとそこをお聞きしたいと思うんですが。
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○安全安心推進課長 公園の周りといいますか、公園の中を基本的に照らす分については、公園の方で管理をしております。例えば道路とか、そういうところに防犯灯があれば町内会とか、そういうところで管理をするようになるかと思います。
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○三輪 委員 わかりました。そうすると、この防犯灯の設置改造費補助金というのは、これは直接はみどり課とか市民活動課とか、そちらの方にきていてということでしょうか。
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○安全安心推進課長 私どもが行っておりますこの防犯灯の補助金の関係は、市内の町内会、自治会が防犯灯を維持管理しております。それの維持管理と、あと、例えば増設をしたりとか、壊れたから器具を取りかえるとか、そういうものに対して、今1万6,000ほど防犯灯ありますけれども、それに対しての補助金になります。ですから、例えば公園の中が暗いとか、そういうものについては公園の方で対応しているということでございます。
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○三輪 委員 わかりました。そうすると町内会の防犯灯ということなんですけれども、町内会によっては明るさを倍にして、すごく防犯効果があったということを私聞いているんですけれども、そういった実態というのかしら、どのくらいそういった対応をなさっているのかおわかりになりますでしょうか。
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○安全安心推進課長 防犯灯につきましては、今、町内会、自治会で管理しているのが大体20ワットからで、ちょっと区分がありまして20ワット、40ワット、60ワット、100ワット、200ワット以上という、そういう区分けがございます。それで、ちょうど平成15年ごろに犯罪のピークが達しましたけれども、そのころに警察の方からやっぱり照度アップをしてほしいというふうな形で町内会、自治会に要請がありまして、町内会もそれなりにその地域ごとにやっぱり条件が違うと思いますけれども、暗いようなところは、今現在一番多いのが40ワットというのが一番多いんですけれども、かつては20ワットが多かったんですけれども、改造というんですか、改修の中でほとんどが40ワットに改修しているのと、もう一つ、大きいところだと100ワットに改修しているところもございます。ですから、今、割合としては一番多いのが40ワットのところが1万6,000ほどあるうちの1万4,000弱あるような状況でございます。あとは条件によって、町内会によって明るくしたいということであれば、200ワットにしたりとか、そういうそれぞれの町内会の事情に合わせて対応していただいているということでございます。
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○三輪 委員 わかりました。うちの町内会なども結構明るくして防犯力アップしたんですけれども、公園の中を照らすんじゃなくて公園沿いの道、これは街路灯になるんでしょうか。その辺が暗かったり、その辺、全市的には明るさ、防犯という意味からここはちょっと危ないからちょっと改善した方がいいとか、そういったチェックというのかしら、全市的なチェックというのは、こちらでなさっているんでしょうか。
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○安全安心推進課長 防犯の基本が地域は地域でということで、そういうような形で対応していますので、まず町内会とか自治会の方で、例えばそういうところがあれば、そういう対応をしていただいて、私どもはそれの側面支援ということで、例えば改造なり設置なりしたときに、それを側面支援という形で補助を出しているという形をとっております。
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○三輪 委員 わかりました。そうすると、地域が自分たちでそういうところを把握して、御相談に伺うという形をとっていけばいいということですよね。
それから、改造とかワットを上げるときの補助というのは、十分と今お考えでしょうか。
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○安全安心推進課長 今、設置と改造につきましては、1万2,000円を限度に2分の1を補助していますので、市の補助としては私の考えでは十分であるというふうに考えております。それでもう一つつけ加えますと、維持管理の補助金が結構大きい金額なんですけれども、それは電気料の単価に合わせてワット数を掛けていますので、ほぼ満額に近い数字で補助していますので、そういう意味では全体的に見れば十分対応しているのかなというふうに思っております。
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○三輪 委員 わかりました。ぜひ、町内会によっては照度アップということを余り知らないところもあると思いますので、その辺のよくなったところの事例のシェアをしていくようなことを今後も努めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○安全安心推進課長 町内会とか、そういう御相談があれば私ども毎年のように防犯灯を設置している町内会、自治会に補助金の案内を差し上げて、それを受けてそれぞれ上がってきますので、例えば改造とか設置の、そういうのも補助が出るというのを皆さん多分毎年のように御存じだと思いますので、その辺はうちの方もできるだけ、わからなければ周知をしていきたいなというふうに思っております。
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○早稲田 委員長 ほかにございますか。
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○原 副委員長 2点だけちょっと簡単な質問をさせてください。
自主防災組織の活動への支援とあって、ここに補助金が700万ほどついているんですけれども、こちらの組織というのはどのぐらいの組織があるのかというのと、組織率は何%なのかお教えください。
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○小川 防災安全部次長 現在の鎌倉市に自主防災組織と言われている組織が、これは自治会、町内会単位で実は結成されております。自治・町内会の数が192組織あるんですが、そのうち自主防災組織の結成された数は175になります。率にいたしますと約91.1%。これだけの組織が結成されております。
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○原 副委員長 ありがとうございます。じゃ、自治組織の中で91.1ということは、これ自主的にやっていただいているものなので、防災安全部の方から、この後、少し足りないところの分に関しては20組織ぐらいですか、やってくださいというふうに問いかけるのか、それとも自主的にやっていただくのかをちょっとお伺いしたいんですけれども。
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○小川 防災安全部次長 実は、私どもの方でこの自主防の担当業務をしておりまして、絶えず自治会、町内会、結成されていない町内会にはお願いに参っております。町内会、自治会によっては温度差がありまして、私どもでお願いに行っても、諸事情と申しますか、なかなかつくってくれないというところがございます。傾向としては、鎌倉地区がやはり、あと17カ所なんですが、そのうちの約15カ所ほどが鎌倉地区の方に集中しております。
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○原 副委員長 実は、私のところの町内会もないという組織の一つになるかと思うんですけれども、そういった中で、私のところ自身もあってほしいなと思うところなので、連携して、なるべくないところがないようにしていただくように御努力の方をよろしくお願い申し上げます。
それとあと1点、42ページのサバイバルフーズ・備蓄用毛布等災害対策用備蓄品購入消耗品費についてちょっとお伺いしたいんですが、こちらというのは何点ぐらいというか、何人ぐらいというか、何食というのかな、対応されているのかお伺いいたします。
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○小川 防災安全部次長 ただいま御質問のあった備蓄食糧、資機材についてお答えいたします。
20年度の予算の中ではサバイバルフーズが1万4,400食、それから災害用の毛布、これが880枚予定をしております。その購入をいたしますと、まずサバイバルフーズが20年度で合計で20万4,420食、毛布につきましては1万888枚というふうになります。
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○原 副委員長 ありがとうございます。じゃ、毎年1,200万ぐらい出ていて、常時この大体20万4,400食ということは、これの対応的には災害が起こったときに、今17万の人口がいるんですけれども、対応できる食料品に常に常時買い足しているということでよろしいんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 実は、これを買い足しておりますが、鎌倉市の被災者数というものを割り出しておりまして、これが神奈川県の被災想定調査によりますと約5万1,000人、そのうち避難所への避難者数というのが1万8,000人、それから観光滞留客で被災を受けるのが2万5,000人という形の予想が出ております。私どもとしては、1防災拠点、現在は24校、24カ所、これを1,000人と考えて2万4,000人分、その辺を全部足しますと約37万食が、3日分3食分ですから9食分になりますんで必要となります。そのうちの20万食ですから、パーセンテージからしますと、54%にしかなっていないというのが実は実情になっています。ただ、これは毎年毎年買い足していけばいいというものではなくて、期限がございます。サバイバルの場合には当初は25年というふうに言われていたんですが、国内のPL法が施行になりまして、10年というふうに縮小されました。ですから10年たつとその分は買いかえるという形になりますので、このまま定期的にいきますと、100%そろうまでにはかなりの年数が必要かなというふうに考えています。ただ、最近は災害が起きても流通経路がしっかりしてきましたので、救援物資が大体1.5日から2日ぐらいで届くというふうに言われています。確かに中越沖地震につきましても、2日でもう食糧が飽和状態になっているんですね。そういうことを考えますと、阪神・淡路の教訓から3日3食、9食分をそろえる予定になっておりましたが、そろそろそういう社会情勢を考えた中では、2日分ぐらいの備蓄に変更ということも視野に入れて、今後研究した方がいいのかなというふうに考えています。そうしますと分母が低くなりますんで、その分の備蓄率が急激に上がるというような形になるかと思います。
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○原 副委員長 すごい詳しい御説明ありがとうございます。非常によくわかりました。阪神・淡路の地震のことで結構いろいろな教訓を得て、3日分の食事とか飲み水とか、自分で用意しなさいというふうなことを言われていましたが、それぞれ流通経路も非常に整っていたりとか、中越地震のときには本当、私もちょっと友達なんかが実際に行きまして2日でもう食糧は非常にたくさんあるという状況も伺っております。そういった中、鎌倉市においても、今、言われましたように54%という率でありますけれども、これ3日で分母をしているということなので、この辺も理解ができましたので、ありがとうございます。災害とはいつ来るかわからないので、皆さんの御努力に期待しておりますので、今後も何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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○早稲田 委員長 ほかにございますか。
千委員の質疑ですので、暫時休憩いたします。
(10時54分休憩 11時05分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。千委員の代読をお願いします。
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○千 委員 (代読)何かあったときに、高齢者、障害者などの要介護者の避難などの登録を行っていますよね。今、何件ぐらいで、必要な件数は何件ぐらいだと予測されますか。また、健康福祉部との連携は、どのようになっていますか。
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○小川 防災安全部次長 要援護者登録につきましては、現在一生懸命努力して、人数の把握に努めております。また、健康福祉部とも情報の共有を図りまして、今、登録されている以外の方、そちらにもう一度御案内をして、登録を促そうというふうにしております。また、今回はこの情報を、承諾書の中に地元の自主防災組織、または民生委員も含みますが、そういう方たちに開示していいかどうかということも聞きながら、精度を高めていきたいと思っています。現在、登録されている数につきましては1,180名でございます。これから登録をふやしていきたいと思っているんですが、目標値という言葉では何件ぐらいとはちょっと言い切れません。とりあえず、障害者登録をされている方、またいろんな意味で福祉の方へ登録されている方全員に、そういうような御案内を出して、本人の御希望があれば、私どもの方ではどんどん登録をしていきたいというふうに考えていますので、最終的にこれが5,000になるのか6,000になるのかということは、ちょっとまだ状況としては申し上げられませんが、なるべく多くの方に、要援護者となる方と申しますかね、そういうような自分の力ではなかなか避難しづらい方に対しては、なるべく100%に近い数字で登録をしていただきたいというふうに思っております。
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○早稲田 委員長 よろしいでしょうか。
それでは、ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたしました。
それでは、職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
(11時08分休憩 11時10分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第3「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第5款議会費並びに第10款総務費・第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分を除く第5目一般管理費から第20目財産管理費)」を議題といたします。原局からの説明を願います。
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○財政課長 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算の内容について説明いたします。議案集その3、1ページをお開きください。第1条の歳入歳出予算は、歳入歳出それぞれ558億8,300万円で、款項の金額は第1表のとおりでございます。
まず、歳出予算、議会費の予算内容から説明します。平成20年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の38ページを、平成20年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の7ページから9ページを御参照ください。5款5項5目議会費は4億1,455万9,000円で、議会運営の経費は、議員の調査・研究に要する政務調査費、議員26人の報酬、議会事務局職員11人の給料などの人件費、議会だより等の印刷、会議録の作成に要する経費などを計上いたしました。
続きまして、10款総務費、5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分を除く5目一般管理費から20目財産管理費までの予算内容について説明いたします。予算説明書の40ページを、内容説明は10ページから17ページになります。
10款総務費、5項総務管理費、5目一般管理費は32億5,874万7,000円で、秘書事務の経費は、全国市長会などへの負担金と交際費、市政功労者表彰事業、名誉市民展の実施委託料などを。給与一般の経費は、特別職3人と経営企画部、行革推進担当、世界遺産登録推進担当、税3課を除く総務部各課、総合防災課がけ地対策担当を除く防災安全部各課、市民経済部のうち消費生活担当及び勤労者福祉担当を除く市民活動課、人権・男女共同参画課、4支所並びに会計課の職員189人の人件費、普通旅費、臨時的任用職員の賃金、非常勤嘱託員報酬などを。人事一般の経費は、人事給与システム運用支援業務委託料と機器賃借料、職員採用試験委託料などを。職員研修の経費は、研修講師謝礼、各種研修会への出席者負担金などを。職員厚生の経費は、災害補償費、職員の福利厚生や健康診断などに要する経費を。契約の経費は、電子入札システム事業委託料、契約管理システム機器等賃借料などを。工事検査の経費は、検査事務に要する経費を計上いたしました。
予算書の43ページにかけて、内容説明は18ページから27ページを御参照ください。10目文書広報費は2億4,781万円で、市民相談の経費は、法律・税務など各種市民相談の相談員謝礼などを。建築等紛争調整の経費は、建築等紛争相談員の報酬などを。広聴活動の経費は、市政モニター謝礼などを。広報活動の経費は、「広報かまくら」の製作・配布委託料、市政番組の放映・放送委託料などを。情報公開の経費及び個人情報保護の経費は、情報公開・個人情報保護審査会委員の報酬などを。コールセンターの経費は、FAQシステム運営管理業務委託料を。文書事務の経費は、郵便料、文書処理等業務委託料などを。市史編さんの経費は、歴史的資料の整理・保存等に係る経費を。法制事務の経費は、例規サポートシステム委託料、法律相談等弁護士に対する報償費などを計上いたしました。
内容説明の28ページ及び29ページを御参照ください。15目財政会計管理費は2,459万5,000円で、財政一般の経費は、予算書の印刷、地方公営企業等金融機構への出資金などを。会計管理の経費は、口座振替、郵便振替の取り扱い手数料などを計上しました。
予算説明書は45ページにかけて、内容説明は30ページから33ページになります。20目財産管理費は10億1,518万2,000円で、財産管理一般の経費は、市有地の測量委託、西泉水・弁ヶ谷用地の道路整備に要する工事請負費、公共公益施設整備基金への積立金など財産の管理に係る経費、市庁舎総合管理業務委託料、市庁舎設備改修工事、市庁舎の光熱水費など庁舎の管理に要する経費、公用車の更新、定期整備、損害賠償責任保険など車両の管理に要する経費、公共用地先行取得事業特別会計への繰出金などを計上いたしました。
内容説明の34ページ、文化・教養施設管理の経費は、生涯学習推進担当の所管となりますので説明を省略いたします。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。それでは、御質疑ありますでしょうか。
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○三輪 委員 何点かお聞きしたいと思いますけれども、まず、職員の採用試験のことなんですけれども、今年度はこの採用試験にまつわる不正などもありましたけれども、委託料ということで計上されていますが、これはどういうところに委託しているんでしたっけ、教えていただきたいと思います。
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○岡部 総務部次長 採用試験につきましては、一次試験におきまして職員の能力、それと適性を見る検査を実施しております。この部分につきましては、今御質問のありましたように委託料という形で、業者から試験をいただいて、それを実施しているということでございます。
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○三輪 委員 一次試験についての委託ということですけれども、その際の今回問題になったのは書類の不備というのかしら、というところだと思うんですけれども、その辺は現在は改善しているというふうに考えてよろしいんでしょうか。
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○岡部 総務部次長 委員お尋ねの件が学歴詐称の件だろうと思います。試験の際には当然申込書というのを書いていただきます。そこに最終学歴まで書いていただきまして、最初から全員に証明書を求めるというのはちょっと一次の合否なんかもありますので、それはやっておりませんで、最終の面接の段階で卒業証明書ないしは成績証明書というものを提出するように求めております。したがいまして、それでのチェックはできると。問題は学歴詐称の事件のときにもちょっと話題になりましたが、過少申告の場合、これをどうやって見抜くか。出ているんだけれども、出ていないとして申告した場合、これは正直申し上げまして、事務方でも確認のしようがないという実態は残ってございます。
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○三輪 委員 たしか前の総務常任委員会のときちょっと質問した際、今後は証明書などもきちんとしていくというふうに伺ったと思うんですけれども、今年度と来年度に向けての改善点というのはどこでしたか。
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○岡部 総務部次長 出ている学校の確認というのは書類でもってきちんと、これはやっていくつもりでございます。問題の過少申告の場合におきましては、申込書の学歴だけでなくて職歴欄もございます。そこで矛盾点がないかどうかということを面接等で本人に確認していくということで対応してまいりたいというふうに思っております。
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○三輪 委員 わかりました。ぜひ、その辺、あと職員の方がそれをずっと重荷になって勤めることのないように、その辺、面接試験の採用試験、慎重に行っていただきたいと思います。
それから、コールセンターの事業のところなんですけれども、20年度はFAQの管理業務委託料しか計上していないので、私どもがずっと反対していました、いわゆる窓口を一つにして、夜間もやってというような、そういう形はなさらないと理解するんですが、ただ事業の目的のところには、まだ依然と意図、効果というところで土日と閉庁時もカバーする情報サービスの提供というように、鎌倉市にはこんなもの必要ないんじゃないかと私どもずっと申し上げていたここはまだ掲げていらっしゃる。これはどういうことなんでしょうか。
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○市民相談課長 今、委員お尋ねのコールセンター業務でございますけれども、実施計画事業として登載しております。20年度ローリングの時期ということで、現在まだ見直しは具体的に入っておりませんけれども、御指摘の点も踏まえてローリング時期には見直しを図りたいというふうに考えております。
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○三輪 委員 ということは、今までのコールセンター事業ということでは、こういう意図、効果ということが掲げられているので書いてあるということだと思いますけれども、何かその辺がちょっと去年のをペーストしてきたみたいに私は思えるんですけれども。今年度の予算審査の中で、ちょっとその辺も、もしローリング、見直しということも含めてということだったら、その辺を書いていただけたらいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
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○市民相談課長 ローリングは20年度ということで、これからの作業でございますので、まだ不確定なものについて予算書に記載することを差し控えさせていただきました。
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○三輪 委員 わかりました。書き方云々であれですが、ぜひ、鎌倉市の実情に合わせたコールセンター事業にしていただきたいということを強く要望いたします。
それから、あと毎回言うことなんですけれども、市庁舎管理のところで、昼休みに電気を消している。その効果というのは私はいかがなものかと言わせていただいているんですけれども、去年もたしか質問して、市民から非常にそういう声もあって、自粛しているということなんですけれども、逆に市民からは、何か暗い中で何か変ねというような声も聞くんですね。私も本当に昼休みを勉強タイムみたいになさっていらっしゃるまじめな職員の方もいらっしゃいますので、そういう方まで電気をつけないでやっていらっしゃるのを見ると、幾ら市民の何人か知りませんけれども、そういう声があって、電気を消した方がいいということでやっていらっしゃるんだと思いますけれども、健康管理の面からも私はそういうところは、必要なところにはつけていくべきだと思いますが、ちょっとその辺、御見解を伺いたいと思いますけれども。
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○管財課長 確かに御指摘のとおり、昼休みに消灯と、それとパソコン等を一たん落とすということを徹底化というのを図ってきたわけなんですが、これは県からの通達もありまして、地球温暖化の対策やなんかの関係で、要は節電しなさいというようなこともございますので、それを続けてきたわけなんですが、ただ、昼休みといっても実際には窓口にお客さんが来られている職場もございますので、そこまですべて消せということではございませんので、その辺の運用といいますか、もう少し柔軟にできるかどうか、私どもとしては節電ということを目標に掲げたいわけなんですが、その辺を柔軟的にできるかどうか、ちょっとこれから全庁的に検討させていただければと思います。
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○三輪 委員 ぜひ、その辺検討して、そんなところまで市民がぐちゃぐちゃ言うことは、それに対してはきちんと説明責任がつけばいいことですし、昼休みゆっくり休むように、それだったら寝るような、少し休息できるような場所でもあればいいんでしょうけれども、そういうところもない、この間のヘルスチェックの中にも、職場環境の悪さというところは随分出ていて、それは本当にそうだと思うんですね。ですから、その辺よく考えて節電するんならもっとほかのやり方があると思いますので、ぜひ健康管理というところからもよろしくお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ほかにございますでしょうか。
千委員の質疑ですので、暫時休憩いたします。
(11時25分休憩 11時35分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。千委員の質問の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)三輪委員の質疑と関連して、私の控室などはどなたが来ても真冬であっても暑いと言われ、これでは鎌倉市は何をやっているのだと言われます。電気を消されるよりもそっちの方を何か考えられた方がいいと思われます。いかがですか。
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○管財課長 本庁舎の設備改修につきましては、今年度から3カ年で基礎的な部分の改修に継続費で入っておりまして、その次にあと5カ年をかけまして、都合3カ年プラス5カ年で8カ年をもって各階の設備改修を終える予定でございます。現在、室内の温度管理ということについては、機械室でもって集中管理できない状態といいますか、コントロール不能の状況でございますので、大変そういったような状況が、ところによって暑過ぎたり、逆に寒かったりということで、もう既に熱源についてはガスということで変えているわけでございますが、その辺のコントロールができない状況でございます。ですので、最も時間がかかって、あと8年後にすべてコントロールできるようになるということでございまして、できるだけ早くコントロールできるように急ぎたいとは考えております。
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○早稲田 委員長 よろしいでしょうか。それではほかに御質疑ありますか。
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○原 副委員長 職員課の全体的なことについて質問させていただきたいんですけれども、市全体の超過勤務の代金についてちょっとお伺いしたいんですが。
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○岡部 総務部次長 超過勤務手当でございます。20年度、来年度予算の当初で支給額7億4,000万強ございます。時間にいたしまして27万1,400時間ほど計上しております。
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○原 副委員長 それは今年度に対してふえている見積もりで積算されているかどうかお伺いいたします。
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○岡部 総務部次長 19年度当初と比較いたしまして、額で564万7,000円の増でございます。時間にいたしまして、1万6,840時間の増となっております。
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○原 副委員長 来年度もふえているということで、職員もこれから今後減っていくということで、ふえている見積もりで出しているというのは、何が原因で今超過勤務がふえているか、その原因はどのように職員課としてお考えになられているのかお教えください。
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○岡部 総務部次長 ただいま申し上げた当初予算で計上した超過勤務手当の時間、額につきましては、各課に来年度の必要な時間数というのを申告をいただきまして、それなりに私どもで精査した結果でございます。そのときに主な超勤内容というのもお聞きしておりますが、当然のことながら各課それぞれ理由を挙げていらっしゃいまして、例えば新しい新規の事業に充てるとか、理由は各課さまざまになっております。
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○原 副委員長 各課さまざまということなんですけれども、やはり564万ふえて計上しているということ。やはり超過勤務がふえるということは、職員に対してもそれだけの労働力がどうしても必要とされて、健康面からも非常に私はよくないと考えて、一般質問等もさせていただいております。予算にもその面があらわれてしまっているのだなと、今お伺いしてわかっているところなんですけれども、これは一応予算なので、これから決算を見なければわからないというところもございますが、ふやすという方向でしているということなので、今後、健康面からいろんなことも考えて減らす対策としては何かお考えになっているのかお伺いいたします。
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○岡部 総務部次長 これは本会議でも答弁といいますか、やりとりの中でも触れたかと思いますが、今後、ただ単に財政的な面で超勤手当の額を減らすという面もありますが、一方では職員の健康管理という面で、我々やはり減らしていかないといけないというふうに考えております。そのための手だてといたしまして、一つには具体的には、今まだ検討しておりますが、ノー残業デーのもう少し徹底を図る。単にただいま巡回を月1回やっているようなことだけではなくて、今後は所属長といいますか、管理職がみずから消灯して帰るような仕組みも一つにはやっていきたいというふうに思っております。
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○原 副委員長 わかりました。いろいろと対策はとっていただけるということで、もう一度お伺いしたいんですが、やはり残業というか超過勤務の原因は、何とお考えになっておりますか。
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○岡部 総務部次長 市民サービスという面でのいろいろ事務事業が山積しているということと、やはり現実的には、職員数も減になっていることも影響しているかなというふうには思っております。
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○原 副委員長 わかりました。多分、いろいろな今市民ニーズいろんなサービスも多様化して非常に大変なんだなということはお察しできるところなんですけれども、きょうの新聞にも載っていまして、また代表質問にもあったと思いますけれども、今、管理職になりたがらない職員の方がいらっしゃるという点が書いてありましたけれども、この原因に関しては新聞の報道と質問の答弁によりますと、親の介護や体調不良などが理由だと考えていますけれども、そういった点、やはり管理職になりたくないというか、職員の皆さん何か士気が下がっているのかなと感じ取られるところも私あるんですね。そういった点は、どういう対策を練られているのか。管理職がまずどうして皆さんなりたがらないのかというのが1点と、この新聞報道でいいのかという点と、それと職員の士気が皆さんが下がっているのではないかと感じ取られるんですが、その点はいかがかどうか、お伺いいたします。
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○岡部 総務部次長 1点目の理由の部分でございます。ただいまの現行やっております辞退届といいますのは、書面で当然出していただくわけです。理由欄もつけてございます。ただ、今のやり方というのは、理由は必ずしも記入しなくてよいということでやっておりますので、実情を申し上げると、大半の方は理由を書かないで辞退の届けを出されているという実態がございます。理由をお書きになっている方の理由を見ると、新聞報道にもありましたが、身体的な理由、健康面での不安があるとか、それから親等の介護の問題であるとか、そういった理由がございます。大半の方が今、理由を書いていらっしゃらないので、やはり辞退するからにはそれなりの理由を挙げて辞退していただくというのが必要かなというふうに我々思っておりまして、来年度以降、理由を明記していただくふうに改善いたしまして、その実態把握に努めてまいりたいというふうに思っております。
それから、その対策といいますか、2点目の質問に対するお答えですが、これは代表質問の中でもお答えしましたが、やはり職員のやる気、意欲というのを引き出すためには、それなりの処遇というものが必要だろうというふうに思っております。導入、ちょっとおくれておりますが、人事評価の実績評価の部分で、勤務実績に応じた給与というものを、やはり確立していく必要があろうかなというふうに思っております。
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○原 副委員長 職員のやる気とか、いろいろと今、機運が下がっている中で、いろいろ大変だと思いますが、健康面からも考えてやる気の方と、あと頑張った職員の方が報われるような制度を早く確立させていただくよう要望させていただきます。
それとあと1点、ちょっとお伺いしたいんですが、総務省から是正されている、ながら条例についてお伺いしたいんですけれども、こちら確認なんですけれども、鎌倉市においては、もう、ながら条例はないかどうかお伺いいたします。
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○岡部 総務部次長 いわゆるながら条例と言われておりますのは、正式に申し上げますと、鎌倉市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例というものでございまして、これ自体は今でもございます。その内容といいますのは、職員は給与を受けながら職員団体のためその業務を行い、また活動することができる場合としまして、法55条第8項の規定に基づき、法というのは地方公務員法でございますが、適法な交渉を行う場合、それと当然のことながら休日及び年次有給休暇並びに休職の期間、こういうものを条例で規定しているところでございます。
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○原 副委員長 ということは、適用されてきちんと総務省の調査によって地方自治体から逸脱した組合活動がいまだに200近い自治体で行われているというふうにいろいろ報道されているところで、横浜市も非常にひどかった例があったと思うんですけれども、その点に対して9月時点で適用に問題があった実体が109団体あると、ちょっと報道があったもので、その点、鎌倉市の場合においては、要するに運用にルール的には合っているという理解でよろしいでしょうか。
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○岡部 総務部次長 交渉の場面というのは、いろいろやっているわけですが、通常、時間内にやっております。それはまさに、このいわゆる、ながら条例と言われるものの範囲内でやっているところでございます。ただ、交渉以外の部分で組合活動というのはありまして、これは休暇の条例がございます。そちらでは無給の組合休暇という制度がございますので、これとあわせて運用する実態はございます。
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○原 副委員長 ということは、きちんと無給でやっているということで、鎌倉市はやっているということでよろしいんですか。
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○岡部 総務部次長 職員団体の活動と申しますのは、交渉以外にもいろいろございます。例えば組合の定期大会がございます。これも組合活動でございます。そういった場合、本市では先ほど申し上げました勤務時間と休暇に関する条例の中で、特別休暇というのがございます。特別休暇の理由として、休暇基準の中にその他任命権者が特に必要と認めたときというのがございまして、これを根拠に特別休暇として定期大会等を認めている事例がございます。
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○原 副委員長 特別休暇ということなんですけれども、いろいろと先ほどちょっと引っかかる点が1個あったんですが、いろいろな交渉があると言われたんですけれど、いろいろというのは、要するに本当に法に基づいて適法かどうかなのかをお伺いいたします。それによって、特別な休日扱いとしてやっていられるのかどうかお伺いいたします。
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○岡部 総務部次長 交渉に関しましては、まさにこの条例の中で私ども正式な交渉以外に、例えば折衝という形で書記長とお会いするとかという場面はございます。ただし、この場合は専従という形で、言うならば一種の無給の休職状態の役員の方との折衝というのがありますので、これは時間中、随時、意見交換とかやるような事例がございます。正式な交渉につきましては、他の役員の方も出ていらっしゃいますので、そういう場合はまさに、このながら条例の中でやるという、そういう区分けをしております。
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○原 副委員長 最後にちょっと確認させていただきたいんですが、これは法的に適法な交渉を行う場合、一定程度の有給をすることということで、鎌倉市は条例に従ってやっているという理解でよろしいですか。
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○岡部 総務部次長 交渉につきましては、そのとおりでございます。
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○原 副委員長 わかりました。鎌倉市においては、きちんとした適法どおりやっているということで、今後もその対応でよろしくお願い申し上げます。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会へ送付意見の有無を確認いたします。送付意見ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたしました。
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○早稲田 委員長 日程第4報告事項(1)「土地開発公社経営健全化対策について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○財政課長 資料につきましては、手元のA4、1枚のペーパーになりますけれども、土地開発公社経営健全化計画という表題のものをごらんになってください。
土地開発公社経営健全化対策について報告いたします。全国的に土地開発公社の経営の健全化が大きな課題になっている中、本市におきましては、平成15年12月に市独自の鎌倉市土地開発公社経営健全化計画を策定し、これまで公社経営の健全化に向けた取り組みを進めてきたところでございます。
資料の左欄、一番上ですけれども、現市独自計画の中にあります左側、計画簿価(a)と書いてあるところをごらんください。これが市健全化計画で掲げておりました計画値になります。記載のとおり、平成15年度末の公社保有用地簿価、約195億円ありましたけれども、これを平成27年度までに約74億円にまで圧縮しようとする計画が現在の鎌倉市が持っている独自計画になります。
資料の右側の欄の実績簿価(b)と掲げている欄が、実際の公社簿価の推移でございます。この間、新たに台峯緑地等約28億円を公社で取得する一方で、90億円近い買い取りを進めてきましたもので、19年度末簿価残高につきましては、約135億円まで圧縮しております。
当初の計画より約22億円前倒しで買い取りが進んでいるというのが今の計画の進行状況になっております。鎌倉市では、今説明しました土地開発公社経営健全化計画に先立ちまして、平成13年にも国、県が指定する内容での土地開発公社経営健全化計画書を作成し、13年5月に県知事から公社経営健全化団体の指定を受けていた経過がございます。
当該指定を受けることによりまして、国等から一定の財政支援措置を受け公社の健全化を図ろうとするものでしたが、その後、公社を利用して広町緑地を取得しなければならなくなったことから、当時の健全化計画書の期間内目標でありました平成17年度末までに公社保有簿価を62億円程度にまで圧縮するという目標値を達成することができなくなり、議会の了承を得た上で計画書の取り下げを願い出、取り消しを受けたという経過がございます。
しかしながら、公社経営の健全化につきましては、依然、市として重要な課題でありましたため、改めて本市独自の経営健全化計画を策定したものが、ただいま冒頭に説明しました現在の鎌倉市土地開発公社経営健全化計画になります。
当然、市独自で作成した計画ですから、公社からの買い取り等に当たっては国からは何ら財政支援を受けることなく、これまでは独力で健全化を進めてきたということでございます。
このような中にありまして、先般の2月中旬になりまして、平成20年度までに土地開発公社の経営健全化に向けた取り組みを開始する団体にあっては、国が一定の財政支援措置を講ずる土地開発公社経営健全化対策が20年度以降やるということで公表されました。
鎌倉市の場合、18年度末の簿価が約150億円ぐらいになっているんですけれども、このうち保有期間が5年以上あるものの公社保有地が、ここには記載がないんですけれども約96億円あります。いわゆる5年以上の塩漬け土地というものが96億円ぐらいあると。それで、その割合が標準財政規模に比して多いため、健全化団体の対象団体に該当しますよというものが今回の国の健全化対策の概要であります。
資料の右側の欄に国基準健全化対策というところをつくってありますけれども、その欄をごらんください。これが今回、国の健全化対策で求められる要求基準になりますけれども、鎌倉市の場合をそれに当てはめた場合の数値が、ここの右側の欄の数値になります。18年度末の簿価総額約154億円を、平成24年度までに約58.6億円、そこまで圧縮するのであれば、起債の弾力的な活用ですとか、起債に伴う利子負担等の一定額については、特別交付税で措置するなど、この資料下段のところの囲みに、財政支援措置の内容というのを概要を記載しておりますけれども、そういった財政支援が受けられるという内容でございます。
冒頭述べましたとおり、現計画の目標は27年度までに公社保有簿価を約74億円にまで圧縮しようとするものですので、これを24年度までに期間短縮し、さらに簿価額を60億円以下にまで圧縮するということは、非常に厳しい内容ではあるんですけれども、国の財政支援を積極的に活用し、公社の経営健全化をより一層進めることが市財政基盤の安定にもつながりますため、市としては国の示す対策に則した計画の見直しを図っていきたいと考えております。
新たな計画書につきましては、4月末日までに提出するよう求められており、計画が適当と認められた場合については、7月末日までに県知事から公社経営健全化団体として指定され、財政支援措置が受けられるということになります。
計画の具体的な策定につきましては、これから県との協議・調整を踏まえ策定していくことになりますが、今後の県との協議経過、指定の状況等については、適宜、当委員会に御報告させていただきたいと思います。
以上で報告を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。ただいまの報告につきまして、御質疑ありますでしょうか。
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○久坂 委員 基本的なことをお伺いして大変申しわけないんですが、この計画の中にございます数字が、標準財政規模になっているんですけれども、これは鎌倉市の実額というか、実際の額ではなくて、標準財政規模ということがもう国から決められているので、この数値を適用しているということなんですか。
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○財政課長 標準財政規模につきましては、鎌倉市の標準財政規模になります。それで表の下のところにあります、表と囲みのところの間に標準財政規模の記載が簡単に述べてあるんですけれども、現在の市の独自計画における標準財政規模は、基準としまして、鎌倉市の14年度の標準財政規模の373.3億円を使っております。それで今回新たに使う国基準につきましては、18年度の鎌倉市の標準財政規模というものは366.4億円ですから、それを基準に計画をつくっていきなさいというような内容になっております。
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○久坂 委員 わかりました。
あと、御説明の中にございました、新たに今後計画をまた策定するということで、その内容をまたお知らせいただけるということでよろしいんですか。
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○財政課長 説明の中でもさせていただいたように、うちの方にも事前情報がなく、2月末に急に国から県の方を通して、こういう通知が来たということで、今後、どういう計画ができるのか、あるいはその計画が県あるいは最終的には総務省に認められて、いいよと言われるのかどうかということが、まだ不透明な状態がありますけれども、今後、今質問がありましたとおり策定に入るというような形でございます。
それで、またこれで4月末までに一応県の方に提出をして、7月に国の方からその合否が出るということですけれども、また適宜、内容も含めまして御報告させていただきたいと考えております。
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○早稲田 委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたしました。
職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
(12時02分休憩 12時03分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第5「議案第88号平成20年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○管財課長 議案第88号平成20年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算の内容について説明いたします。議案集その3は25ページ、平成20年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は111ページから118ページまで、平成20年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明につきましては405ページをお開きください。
まず、歳出から説明いたします。鎌倉市特別会計予算に関する説明書の116ページ、117ページを御参照ください。10款5項公債費、5目元金は4億6,583万5,000円で、長期債償還の経費は、元金の償還金を。10目利子は1,306万5,000円で、長期債償還の経費は、長期債の支払利子をそれぞれ計上いたしました。
次に歳入でございますが、114ページ、115ページを御参照ください。3款財産収入、5項財産運用収入、5目財産貸付収入は1,047万円で、深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業用地の貸し地料を。5款繰入金、5項他会計繰入金、5目一般会計繰入金は4億6,840万円で、長期債償還の元金及び支払利子に充てるため、一般会計からの繰入金を。
7款5項5目繰越金は3万円で、前年度からの繰越見込み額をそれぞれ計上いたしました。以上により、歳入歳出の合計はそれぞれ4億7,890万円となります。
次に、地方債について御説明いたします。118ページを御参照ください。地方債は、平成14年度までの用地取得に係る事業費の財源として起債したもので、平成20年度末における現在高見込み額は6億8,763万7,000円となります。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。御質疑ありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、なしと確認をいたしました。
職員退室のため、暫時休憩といたします。
(12時06分休憩 13時20分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第6「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費のうち世界遺産登録推進担当、生涯学習推進担当、防災安全部、市民経済部及び景観部所管部分を除く第25目企画費から第60目諸費)」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○財政課長 第10款総務費、第5項総務管理費のうち世界遺産登録推進担当、生涯学習推進担当、防災安全部、市民経済部及び景観部所管部分を除く第25目企画費から第60目諸費までの予算内容について説明いたします。予算説明書の44ページを、内容説明の35ページから39ページを御参照ください。
10款総務費、5項総務管理費、25目企画費は8,032万4,000円で、企画総合計画の経費は、(仮称)自治基本条例制定支援業務委託料などを。都市政策の経費は、まちづくり審議会委員報酬などを。事務管理の経費は、市民にわかりやすい窓口とするための備品購入費や行政評価アドバイザーの報償などを計上いたしました。
内容説明の40ページの世界遺産条約登録の経費は世界遺産登録推進担当の所管となりますので、説明を省略します。27目総合防災対策費は、防災安全部所管となりますので、同じく説明を省略いたします。
予算説明書は44ページから47ページにかけて、内容説明は43ページから44ページになります。31目情報化推進費は4億2,801万1,000円で、情報化推進の経費は、LAN運用保守業務委託料、OA用パソコンや庁内ネットワーク機器、ホストコンピューター等の賃借料、地域医療センター維持管理費負担金などを計上いたしました。
内容説明の45ページから49ページの35目支所費は、市民経済部所管となりますので、説明は省略します。
内容説明は50ページを御参照ください。40目公平委員会費は80万5,000円で、公平委員会の経費は公平委員会委員報酬などを計上いたしました。
内容説明の51ページ、45目恩給及び退職年金費は658万円で、扶助料の経費は6名分の遺族扶助料に要する経費を計上いたしました。
予算説明書の48ページから51ページ、内容説明の52ページから65ページの50目文化振興費、55目芸術館費は生涯学習推進担当及び景観部所管、57目市民活動推進費は防災安全部及び市民経済部所管となりますので、説明は省略いたします。
予算説明書の50ページ、内容説明は66ページから67ページを御参照ください。60目諸費は2億72万1,000円で、還付金・返還金の経費は市税等過誤納還付金と国県支出金等返還金などを計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。ただいまの説明につきまして、御質疑はありませんか。
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○三輪 委員 企画の総合のところなんですけれども、武田薬品のところの件でこの間の代表質問で言ったときに、意見書を出すという答弁だったんですけれども、これはもう出されたんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 今の御質問でございますけれども、意見書といいますのは、予測評価書案に対する意見書ということでございまして、これについては、ただいま住民説明と縦覧期間でございまして、これが3月17日に終わります。その後に住民意見に対して意見と見解書、これは事業者が出すんですけれども、それが出されて、縦覧がなされた後に公聴会が行われます。その後に市町村意見という形になりますので、もうしばらく後というふうに考えております。
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○三輪 委員 実は、県議会の方で鎌倉からもう出ているというふうに聞いたんですが、意見書じゃなかったのかもしれないんですけれども、どうでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 環境アセスの流れにつきましては、一番最初に実施計画書というのがございます。その後に周知計画書というのがございます。その後に今、御説明いたしました予測評価書案という、三つ実は手順がございまして、実施計画書とそれから周知計画書、これについてはもう市町村意見が出ているということでございます。
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○三輪 委員 そうすると、今この実施計画書と周知計画書についての鎌倉市からの意見が出ているということで、どういった意見だったのか、できたら書面でいただきたいんですけれども。
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○土地利用調整担当課長 環境アセスの関係につきましては、環境政策課が所管をしてございまして、そこが決裁を実は上げてございます。ですから、ちょっと私どもの方では、その内容の書面は持ち合わせておりません。
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○三輪 委員 わかりました。そしたら環境政策課の方で出していただきますけれども、これ近隣の市町村も出しているんでしょうか。その辺、把握していらっしゃいますか。
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○土地利用調整担当課長 藤沢市は当然、当該地ということでございますので、藤沢市はこのアセスの対象になっていると思います。多分、それだけだと思います。
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○三輪 委員 そうすると、出しているとしたら藤沢市ということで、出しているかどうかははっきりは存じ上げていないということですね。
それから、説明会が鎌倉の方で2回、藤沢で2回行われたということだったんですけれども、その辺の鎌倉側の市民からの出席者、その辺の意見とか、その辺は把握されているんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 今の御質問いただきましたのは、環境アセスにかかわります説明会ということでございまして、藤沢で2回、鎌倉で2回行っているところでございます。出席者につきましては、武田の方から確認いたしていますのは、全体、4回で270名程度ということで、鎌倉については玉縄青少年会館が60名、それから富士塚小学校が51名というふうに聞いてございます。意見については、いろいろ意見が出ていたということは聞いております。特に、きのう実は玉縄で任意の玉縄自町連が行いました説明会も実際に行っているんですけれども、そこに私どもの方も参加をいたしました。そのときにいろいろな意見が出ているんだけれども、特にP3の実験室の関係、この辺の関係についてやはり出ていたということは確認しております。きのうもそれを中心に説明会が行われております。
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○三輪 委員 わかりました。きのうの説明会というのは、自町連が要望して行われたということで理解していいんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 そのように確認しています。
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○三輪 委員 このP3施設が計画されているということは、企画部は御存じだったということ、いつ御存じだったんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 P3の実験室ということは、非常に専門的な案件であります。基本的には総合計画書ですとか、それから環境評価書の中、これを見ますとP3の実験室をつくるという、そういう一文はございます。私どもの方も非常に専門的なこともありましたんで、その当時、詳しい内容というのは把握できていないという状況で、特に説明会をやった中で、こういった内容の質問がありましたということで、2月29日に武田の方から説明をいただいて、詳細を確認したということでございます。
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○三輪 委員 わかりました。ちょっと時期的なことを確認しそびれたんですけれども、2月29日に武田の方から市にP3も含めた説明があったということ、それが一番初めなんでしょうか。それから実施計画とか、さっきアセスの中の周知計画とか、その辺でもこれが出ていたのか、その辺確認させてください。
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○土地利用調整担当課長 流れから言いますと、実施計画書というのが昨年5月22日に縦覧を開始してございます。その中にはかなり厚いものではあったんですけれども、その中に今回の評価書と同じような表現がなされていると。当時は非常に専門的なものもありますんで、どういうようなものかというのは、私どもの方も明確に把握はしていなかったんですけれども、2月29日というのは、その説明会の終わったことしに入って、説明会ではこういうような意見が出ていますということを武田の方から聞いたと、そういうことでございます。
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○三輪 委員 そうすると、昨年5月、市がそのP3というのを目にしたということは、いつになるんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 その中で、そういう一文があるよということは、その時点で確認をしているんですけれども、具体的に、ではそれがどういう施設で、どういうことになるのかというのは、その段階では私どもの方も詳しく確認はしていないという、そういうことでございます。
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○三輪 委員 P3を見て、全然何も問題な施設だと思わなかったということですよね。
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○土地利用調整担当課長 私どもの方も、P3というそういう施設について詳しく知らなかったというのもあるんですけれども、基本的に環境アセスがこの施設については対象になるということで、そういった周辺への評価とか、それから環境への安全性、こういったものについては、ここで明確に判断がされるという、そういうような考え方を持ってございました。
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○三輪 委員 このP3の施設であるということは、これについて企画が一番早く耳にしたというふうに考えていいんでしょうか。それとも環境政策の方が先にわかっていたんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 環境と私どもと、それぞれ武田の方からいろいろな計画書に対しての説明等を受けていますので、基本的には同じなのかなということだと思います。
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○三輪 委員 P3施設について、私どもがちょっと問題にして企画やほかの部長さんにも聞いたときに、全然知らない、わからないという状態だったんですけれども、非常に市の幹部職員が知らなかったという、P3施設が何たるやも知らないというのは、私は市の職員として失格だと思うんですけれども、その辺についてはどうですか。
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○土地利用調整担当課長 私どもの方も非常に専門的と言っているとまた怒られてしまうかもわかりませんけれども、なかなか非常になじみのない施設というふうに、私どもの方は認識をしておりまして、ただ、いずれにしても、こういう施設でありますから、そういった安全性の担保というものは明確にしないといけないんだろうなと。その中できちんと環境アセスの対応で、それが担保されるんだという、県の方からも、そういうようなお話を聞いておりましたんで、基本的にはその中で対応ができるものだというふうに考えております。
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○三輪 委員 その環境アセスの対応というのは、具体的にはどういうことでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 環境アセスにつきましては、今回、対象の施設ということでございまして、20項目の評価項目というのがあるということでございます。例えば大気汚染ですとか、悪臭ですとか、そういった環境にかかわること。これがどういう影響を与えるのかということで、予測して評価をすると。今は事業者の方は予測評価をしている段階で、今後、県の方にも専門的な審査会がございます。その中で明確に審査書というものをつくって判断をしていくというふうに聞いております。
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○三輪 委員 今回の武田の環境予測評価書案の中には、こういった病原菌とかP3に関するところの項目は抜け落ちていますよね。その辺は市として、どうやって、今度、意見書を出していくと思うんですけれども、県に対しても言っていくようにしていくか、お聞きしたいと思います。
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○土地利用調整担当課長 今、予測評価書の概要説明の方を、私どもの方も確認をしているんですけれども、その中に、配慮事項の中に、こういったバイオハザード、P3の実験室、この部分については明確に載ってございますので、いずれにしても、環境アセスの中でそういった議論がなされるんだろうなというふうには考えております。
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○三輪 委員 確かにバイオハザードのことは載っていますけれども、項目の中で病原菌の具体とか、その辺はまだ公開をしていない。その中で、それに対してどうやっていくのかというところは明確でないわけで、この辺の情報公開、もう即、きょうにでもやっていただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 実は、きのう説明会に出て確認をしたところなんですけれども、このP3の実験室、特にどういうものを扱うのかということが、やはり住民の方も非常に知りたい情報ということで、きのう武田の方からその辺の説明もございまして、P3の実験室の中では、特に今いろいろ話題にされています感染系の治療薬というんですか、例えばHIVですとか、鳥インフルエンザとか、こういったものについては治療薬の実験を行わないというふうに言ってございました。これは武田の方はもう7年前から、こういった感染薬の方の治療薬、これについては行っていないということです。P3の実験室について、今回は施設をつくるということですけれども、これについては、基本的には実施計画がないんだけれども、将来的にそういった実験をする可能性も配慮してつくりたいんですという、そういう説明がありました。今、実際に十三と筑波に研究所があって、これが統合されるんですけれども、そういった研究所の方にも同様にP3の実験室についてはあるということだそうです。ただ、今まで一度もその実験はしていなかったということです。そういうことが、きのう玉縄自町連の方の住民説明の中で確認をしたというところです。
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○三輪 委員 そうすると、感染症のものはないけれども、まだ具体の何を扱うか、病原菌について、そのほかのもの何を扱うということも本当に具体はないということなんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 これから当然、新研究所の詳細について決めるというふうには言っていました。まだ全然明確なものは確定していない部分もありますということを言っていました。ただ、P3の部分については、感染症については行わないという話と、それと今考えていらっしゃるのは、遺伝子組みかえの操作に関連するP3の実験レベルと。そういうような発言はございました。
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○三輪 委員 その遺伝子組みかえの中で病原菌を扱うわけですよね。その具体は、それではまだ決まっていないということですか。
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○土地利用調整担当課長 基本的には、まだ明確には確定していないというふうに言っていました。
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○三輪 委員 実験、この新薬研究するということで研究所を立ち上げるに際して、そこも決まっていないというのは絶対おかしいと思います。その辺、情報公開きちんと求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 いずれにいたしましても、周辺への安全ですとか環境、こういった問題というのは非常に重要だというふうに考えておりますので、きのう武田の方々にも、終わった後に、きちんと情報公開してほしいということは武田の方にも投げかけをしてございます。ですから、いろいろ確かに今、決まっていないというふうにきのうは言ってございましたんで、それはおかしいとはなかなか言いにくい部分はあるんですけれども、いずれにしても、そういった住民に不安を与えないような形で対応していただきたいということは投げかけていきたいというふうに思っています。
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○三輪 委員 こういった市の職員がP3を知らなかったという、その意識の低さにはもうあきれますが、こういったことはいろんな計画書が出てきたときに、専門家に見てもらうということはしないんですか。
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○土地利用調整担当課長 確かに環境アセスの関係というのは県が所管をしているということで、県の方の審査会というのもかなりその筋の顕著な先生方がいるということで、この内容というのは非常にそういう面では専門的なんだろうなというふうには思ってございます。ですから、市レベルでこういうものをすべて見て判読というんでしょうか、そういうことができない部分もあるのかなというふうには思ってございます。そういう面では、そういう知識のある方に確認する必要性もあったのかなというふうには思います。
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○三輪 委員 5月22日に明記してある書類を見て、P3というのが何だかわからないで、そのままにしていたんですか。
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○土地利用調整担当課長 非常に多量な事項というものがありましたんで、そういう面ではP3という部分については、積極的な把握ということは怠ってしまったということはあると思います。
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○三輪 委員 これは本当に新聞報道などにも、以前も新宿区に早稲田大学のところで大反対があってという新聞報道があったことは、多分、今の幹部の方だったら御存じだと思うんですけれども、そういったアンテナがまずなかったことには本当に驚きなんですが、今後、こういった市の職員だっていろんな守備範囲がありますから、アンテナに引っかからないということは起こると思いますので、危機管理ということでも、こういったことを、まず、そういった評価書とか膨大な資料を専門家に見てもらうような体制づくりというのはお考えにならないんでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 いずれにいたしましても、やっぱりその周辺の住民の方の安全ですとか環境、こういったものというのは非常に重要だというふうにも思ってございますので、そういう遺漏のない形で今後対応していく、そういう必要性はあるというふうには認識しております。
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○三輪 委員 すごい必要性を感じます。これ私たちが気がつかないで問題にしなかったら、どんどん進んでいて、それで今、稼働は考えていない、将来的だと言っていますけれども、もしこれが、P3施設が本当に稼働してしまって、その時点で住民たちに市民に、どう言って説明をしていくのか、何してたんだと言われると私は思います。欧米では、本当に周辺5キロ以内は無人地帯にするという立地条件を付しているんですね。5キロといったら鎌倉市すっぽり入っちゃうんですね。そういった施設を、こういった人口密集地域、しかも、横に老健が予定されている、マンションがあるという、こういったところにつくることは考えられないんですね。ぜひ、そういった危機管理体制、そしてこれから今後、そういったことに対してきちんと情報公開を求めていくということを行っていただきたいと思います。
鎌倉市としては、住民への説明会ということを今後どのように展開して求めていくということは考えていらっしゃらないんですか。
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○土地利用調整担当課長 市が説明をするということはどうなのかなというふうに思ってございまして、きのうもかなりこういう専門的なものでございますので、武田の方が住民に対して御説明をするというのが非常に説得力もあるのかなというふうに思っていますので、きのうも武田の方に申し上げましたように、必要に応じてこういう説明会をしていただきたいという投げかけもしてございます。あと、我々の方もいろいろ確認した事項については、市民の方が来れば窓口でもお答えできるような、そういうような体制はとっていきたいというふうに考えております。
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○三輪 委員 そうすると、担当は企画部で、市民の方から、これからいろんな疑問とかあった場合は、企画部が対応なさるというふうに考えていいですか。
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○土地利用調整担当課長 きのうも私ども、これ私どもの方は武田がこちらに移転するに当たりまして、県、藤沢とも協議しながら対応してきた経過があると。それから環境アセスにつきましては、これは環境部の方が対応ということで、専門職員の方もいらっしゃるということなんで、基本的には両方が連携しながら対応していくのかなというふうには考えております。
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○三輪 委員 私どものところにお知らせをしてくださった市民の方は、実は、県にももちろん言っているし、鎌倉市にも環境政策課に電話で問い合わせたと言っております。全然取り合っていただけなかったと。それで私たち、神奈川ネットの方にメールをしてきたという、わらをもつかむという思いで問い合わせていらっしゃったんですね。やはりその辺、市民の声を、せっかくこういうことを教えてくださった市民の声をないがしろにした、その辺どうなっているのかなと私は、せっかくそういうようないいことを言ってくださったのに、ちょっとその辺、ほかのところにもそういった窓口、相談でこんなものがあったかないか、ちょっと調べていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○土地利用調整担当課長 私どもの方には、実際に住民の方がこの件について問い合わせたという、そういう経過はございません。環境部の方にもしそういう御意見があったということであれば、確認はさせていただきたいというふうに思います。
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○三輪 委員 わかりました。その辺よろしくお願いします。
それから今後なんですけれども、他市、藤沢市とか横浜市とか近隣市と歩調を合わせて県知事あてとか、あと武田に対しても意見を言っていっていただきたいと思うんですけれども、そうすると初めに戻るんですが、鎌倉市から市長答弁でいう意見書を出すというのは、これは時期的には何月になるんですか。
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○土地利用調整担当課長 先ほど御説明いたしましたように、予測評価案の市町村意見ということでございますんで、今、ちょうど3月17日までに住民の意見、いわゆる縦覧期間が終わります。その後、意見書、住民意見に対する見解書、これがどのくらいのスパンで出るのかということによって、その後の日程というのが変わってくるのかなというふうに思ってございます。見解書が出た後、縦覧が30日間、さらにその後に公聴会をやって、市町村意見ということでございますので、おおむね2カ月から3カ月ぐらい後なのかなというふうには考えております。
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○三輪 委員 その2カ月、3カ月後まで十分いろいろな専門の方の意見等を聞いて、武田からも情報公開を求めてきちんとした市民の福祉の充実のために、きちんとした意見書を出していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○原 副委員長 事項別明細書の38ページの事務管理事務のところで、窓口レイアウトの改修修繕費とかLANとか備品購入費ってあるんですけれども、これの詳細をまず教えていただけますか。
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○行革推進課長 窓口レイアウトの改善の関係ですけれども、行革推進課のかかわり方ですけれども、市民の窓口利用に当たりまして、窓口のわかりやすさ、それからカウンターの使いやすさ、整理整とんということを考えまして、市民課を皮切りに、窓口レイアウトの改善事業をしております。その内容ですけれども、通路部分、待ち合いを使いやすくするということ、そうしますとカウンターを下げなくてはなりませんので、これに伴いまして執務スペースの有効利用が図れるようにファイリング収納部分の改善、これを図っていくということでございます。これまで市民課、それから税のコーナー、それからこども部、市民健康課、そのライン。そして平成19年度は保険年金課、高齢者福祉課、その通路の部分を対応してまいりました。平成20年度におきましては、環境部から市民経済部に続く、この廊下の部分、これを対応しようとするものでございます。
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○原 副委員長 ありがとうございます。毎年この修繕のやつ明記されていると思うんですけれども、いろいろこの間の入り口のところが直ったところに市民の皆さんから、明るくなって大変よくなったということで、多分長期的に見ていろいろ計画を立てられていて、この予算が計上されていると思うんです。ことしはレイアウトの修繕費、去年よりも倍以上の1,800万つけているところなので、これを機能的に行革の方できちんと計画を立てられているので、その長期的なプランがわかれば、教えていただきたいんですけれども。
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○行革推進課長 窓口職場のレイアウトの改善方針というのを出しました。これが18年5月25日に方針を立てておりまして、先ほど申し上げたような市民にわかりやすい窓口とするというような基本方針でやっております。今後の進め方ですけれども、平成20年度で1階部分が終わります。そうしますと、次に来庁者の多いところ、2階は飛ばしまして、3階、4階というふうに順次上げていこうというふうに考えております。
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○原 副委員長 わかりました。3階、4階ということで、何年ぐらいの計画でそれは行われるのか、お教えいただけますか。
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○行革推進課長 3階、4階につきましては、21年度以降というふうに今の基本方針では考えておりまして、具体的な年次設定、3階、4階の部分というのはございません。事務室レイアウトの変更というものも考えられますので、機構改革ですとかそういった部分もありますので、その辺もにらみながら順次進めていきたいというふうに考えております。
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○原 副委員長 機構改革に伴ってということなので、長期的なプランをいろいろな面で行革の視点から見ていかなければいけないと思っているんですね。今回、窓口のレイアウトで聞いたんですけれども、行革はいろいろと機構改革とか窓口のレイアウトとか、すべてを市役所全体を見ながら考えていかなければいけないと思うので、これは修繕のことについてちょっとお伺いしたんですけれども、いろいろな視点から行革推進課の方がリーダーシップをとってやっていただけるよう要望いたします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はありませんでしょうか。
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○三輪 委員 先ほどの武田薬品のところですけれども、P3施設等のきちんとした情報公開と、今後の専門家の意見などを聞いてきちんと進めるというところを意見として送付したいと思います。
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○早稲田 委員長 ただいま三輪委員の方から、武田薬品の件につきまして御意見が出されましたが、送付意見は全会一致でございますので、ほかの方にも伺いまして、全会一致となればということですが、いかがでしょうか。御賛同の方いらっしゃいますか。
(「もう一度言って」との声あり)
もう一度、では今の言っていただけますか。
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○三輪 委員 武田薬品のP3施設、実験施設についての情報公開と、今後、それに市としてのきちんとした対応を求める、ということです。
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○早稲田 委員長 武田薬品につきまして、情報公開と市のきちんとした対応を求めるという、そういった内容ですね。
暫時休憩といたします。
(13時57分休憩 14時05分再開)
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○早稲田 委員長 再開いたします。
それでは、ただいま三輪委員の方から出されました送付意見、事務局の方でまとめていただけましたでしょうか。お願いします。
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○事務局 2点に分けて申し上げます。1点目、武田薬品にP3施設建設についての情報公開を求めること。2点目、今後市として情報収集など適切な対応を図ること、以上、送付意見とするかどうか御協議、御確認をお願いします。
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○早稲田 委員長 ありがとうございます。この送付意見につきまして、全員よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、全会一致ということで、ただいまの御意見につきまして当委員会からの送付意見とさせていただきます。送付意見とすることを確認いたしました。
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○早稲田 委員長 日程第7報告事項(1)「組織の変更について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○行革推進課長 報告事項(1)組織の変更について、御報告いたします。
平成20年度の機構につきましては、事務分掌条例で規定している部についての変更はございません。当面の課題に対応するため、組織の見直しを行います。
初めに市長部局の組織変更について御説明いたします。まず、環境部の特命担当の施設建設担当ですが、平成8年に設置以来、一般廃棄物処理施設の整備やごみ処理の広域化事業について担ってまいりました。今後も引き続き一般廃棄物処理施設の整備を継続的に実施する必要がありますので、課として機構に位置づけ、課名を環境施設課といたします。
次に健康福祉部の高齢者福祉課ですが、窓口処理の一本化と業務の効率化を図るため、高齢者福祉担当と高齢者活動担当を統合し、担当名を福祉担当とします。
次にこども部ですが、現在、保育園の民営化、施設整備及び維持管理、私立保育園の施設整備等を担っている保育課の施設整備担当を、こども部全体の施設整備及び維持管理を効率的に実施するために、特命担当職を設置し、担当名をこども施設担当とします。また、平成20年4月1日実施予定の保育園の民営化に伴いまして、山崎保育園に職員配置が必要なくなることから、担当を廃止いたします。
次に教育委員会について御説明します。生涯学習部スポーツ課ですが、平成20年4月1日の指定管理者制度導入に伴いまして、鎌倉体育館、大船体育館、鎌倉武道館及び見田記念体育館について職員配置が必要なくなるため、担当の廃止をいたします。
最後になりますが、選挙管理委員会事務局関連で御説明いたします。組織のスリム化を図るために選挙管理委員会事務局を見直しいたしました。機構とは直接関係ございませんが、事務局長に市長部局の総務部長の職にあるものを充てることといたします。なお、事務局長、次長の体制は変更ございません。このことにつきましては、地方自治法第180条の3の規定に基づきまして、選挙管理委員会と協議を進めてまいり、同意する旨の回答をいただいております。
なお、組織の変更の施行日につきましては、平成20年4月1日を予定しています。
以上で、報告を終わります。
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○早稲田 委員長 ただいまの報告につきまして、御質疑ありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
報告につきまして了承ということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認をいたしました。
職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
(14時09分休憩 14時10分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第8「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当及び世界遺産登録推進担当所管部分並びに第55款教育費・第20項社会教育費のうち世界遺産登録推進担当所管部分)」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○島崎 生涯学習推進担当次長 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち10款総務費、5項総務管理費における生涯学習推進担当所管の内容を説明いたします。一般会計予算に関する説明書は42ページを、一般会計予算事項別明細書の内容説明につきましては34ページを御参照ください。
20目財産管理費は10億1,518万2,000円で、このうち生涯学習推進担当の事務事業に要する経費は841万3,000円で、文化・教養施設管理の経費は、野村総合研究所跡地における警備業務委託料など施設管理に係る経費を計上いたしました。
説明書は48ページ、内容説明は52ページから54ページとなります。50目文化振興費は1億5,772万3,000円で、このうち生涯学習推進担当の事務事業に要する経費は1億4,095万7,000円で、文化振興の経費は、市民文化祭の実施など文化行政推進に係る事業や、平和推進事業の経費、旧川喜多邸の管理や平成20年度、21年度の2カ年で建設予定の(仮称)川喜多記念館建設工事に要する経費などを計上いたしました。旧華頂宮邸管理運営事業は、景観部所管部分のため省略させていただきます。
内容説明は56ページに移りまして、国際交流の経費は国際交流フェスティバル開催などの経費を、内容説明は57ページに移りまして、都市提携の経費は、敦煌市との友好都市提携10周年を記念した事業などの経費を計上いたしました。
内容説明は58ページに移りまして、55目芸術館費は3億4,989万円で、鎌倉芸術館の経費は、鎌倉芸術館の維持修繕に要する経費や指定管理料などを計上いたしました。
説明書は139ページに入ります。継続費は(仮称)川喜多記念館建設事業について2カ年の継続で施行するため、継続費調書のとおり継続費を設定しようとするものでございます。
以上で、生涯学習推進担当所管部分の説明を終わります。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 引き続き、議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち世界遺産登録推進担当所管の内容を御説明いたします。鎌倉市一般会計予算に関する説明書は44ページ、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は40ページをごらんください。
10款総務費、5項総務管理費、25目企画費のうち世界遺産条約登録の経費は4,980万円で、世界遺産登録に向けた啓発のためのパンフレット等の増刷及び神奈川県教育委員会との共催によるポスターコンクールに係る経費や、世界遺産登録に向けた市民等との協働による取り組みを推進するための鎌倉世界遺産登録推進協議会への負担金及び神奈川県、横浜市、鎌倉市、逗子市の4県市が世界遺産登録に向けて協力・連携して推進するための神奈川県、横浜市、鎌倉市、逗子市世界遺産登録推進委員会への負担金などの経費を計上いたしました。
続きまして、55款教育費、20項社会教育費における世界遺産登録推進担当所管の内容を御説明いたします。鎌倉市一般会計予算に関する説明書は118ページ、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は331ページをごらんください。10目文化財保護費のうち世界遺産に係る史跡等準備の経費は1,625万7,000円で、世界遺産登録推薦準備のために必要な史跡の保存管理計画策定に要する経費として、保存管理計画策定委員会委員等謝礼及び保存管理計画策定業務に係る委託料を計上いたしました。
以上で、世界遺産登録推進担当所管の内容説明を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。ただいまの御説明に御質疑ありませんか。
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○小田嶋 委員 事項別明細の34ページ、野村総合研究所跡地における文化・教養施設整備についてなんですが、代表質問でも質問していますんで、それにかかわって博物館検討委員会の報告なんですが、中間は出たけど最終的な結論としての報告というのは、大体いつごろをめどにしているのか、わかりますでしょうか。
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○文化・教養施設整備担当課長 現在、博物館の検討委員会につきましては、これ教育委員会の文化財課が所管しておりまして、私どもは事務局としては入っておりますけれども、実際の所管は教育委員会の方でございますので、そちらの方で御質問していただければと思います。
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○小田嶋 委員 わかりました。
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○金川 生涯学習推進担当部長 ただいま担当課長が申し上げましたとおり、所管が教育委員会の文化財課になっておりますが、私、文化財課の方も所管しておりますので、その立場で補足的にちょっと御答弁をさせていただきますと、1月の段階で中間報告が出まして、まだそういった意味では中間的なところに検討が差しかかっておりまして、まだ基本的な整備方針を定めていくためには、かなりの日数が必要だというふうに判断しておりまして、引き続き20年度もこの検討を継続してやっていこうというふうに、今、基本的には判断しております。ただ、一応めどとしては20年度中には基本的な整備方針を定めていきたいというふうに思っております。
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○早稲田 委員長 よろしいでしょうか。ほかに御質疑ありませんか。
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○三輪 委員 何点かちょっとお聞きしたいんですけれども、今、世界遺産のところで、引き続きなんですけれども、私たちも代表質問の中で経費の今までのどのくらいかかったのかとか、デメリットとか、もっと市民に広く周知していかないとだめなんじゃないかということ申し上げたんですけれども、この経費なんですけれども、広報費というのか広聴費でしょうか、例えば江ノ電の宙づり広告、あれは江ノ電が全部持っているとかいうような話を聞いたんですけれども、広報費というのはどのくらい、これは見込んでいるのか伺います。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 今、例に出ました江ノ電さんへ車内づり広告は推進協議会の活動の一環として行っているものなんですが、推進協議会での広報に係る事業ということでございますと、イベント関係、それから武家の古都・鎌倉ニュースですとか、マップの発行、そういったものほとんどが推進協議会の活動が啓発事業にかかわるものということで、市がパンフレットですとかホームページですとか、基礎的なものは用意させていただきますが、そういう市民との協働での活動についての取り組みは、推進協議会を主体にいきたいということで行っております。ですから、今回負担金として600万円を計上させていただいておりますが、この経費はほとんどがそうした啓発事業に充当されるものというふうに御理解いただければと思います。
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○三輪 委員 わかりました。この中で市民と協働でいろんなイベントとか江ノ電のところもただでというような交渉をなさったりというふうに今後なさっていくということで、この間、出していただきました今年度の登録事業についての予算というのは、協議会の負担金の方も含めた金額だったんだと思うんですが、全体でこの登録事業ございますよね、それと後ろの方ですよね、保存管理計画の策定と、これまで幾らかかって、今後幾らという、市の負担のところでいうと、ざっくりとしたところでは、どういうようになるんでしょうか。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 これまで世界遺産登録に要した経費ということでございますが、一応、平成8年に実施計画事業に登載されておりますので、平成8年以降の経費ということでお話しさせていただきたいと思います。一応、19年度の予算までを含めまして総額で3億6,445万7,057円という内容でございます。そのうち主なものとしまして、まず、発掘調査等の学術調査にかかった経費、これが1億899万355円、それから保存管理計画の策定に係る経費、これが1億5,147万7,740円、それから登録準備のためにこれまで歴史遺産検討委員会ですとか、それから推薦書原案の作成の準備の経費、それから4県市で取り組んでおりますそういった経費をあわせまして8,311万8,500円、それと啓発事業の経費ということで、ここに推進協議会の負担金も入れておりますが1,744万9,703円、その他史跡指定に係る事務経費等合わせまして合計で3億6,445万7,057円というのが、平成19年度の予算額までを足した、平成8年から19年度までのかかった経費でございます。
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○三輪 委員 わかりました。こういった経費がこれだけかかって、それでこれによって、例えば保存管理計画がこれだけ進んだんだよというような、そこを私ども、この間伺ってやっとわかったんですけれども、そういうところを明らかにしていかないと、指摘したように道路の道幅が狭くなっちゃうのかしらとか、そういうようないろんな憶測がデメリットの面ばっかり市民は感じていると思いますので、その辺は早急に「広報かまくら」とか、出していただきたいと思いますけれど、いつその辺をしていただけるのかということは、いかがでしょうか。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 今、御指摘のとおり世界遺産登録の準備の内容というのは、文化財保護の環境整備を整えていくということが非常に大きな要素になっております。3億6,000万のうち、多くがそういった経費になっております。こういう経費がかかっている、また、そういう効果がこのようにあらわれているというようなことは、何らかの形で御指摘のように広報していかなくちゃいけないだろうというふうに考えています。今ここですぐ何月の広報というのはあれなんですが、ホームページですとかいろんなメディアを検討する中で、工夫していきたいというふうに思っております。
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○三輪 委員 これからが市民に理解を得ていくという時期だと思うんですけれども、推進協議会以外で市民周知を図っているという実態は、説明会を含めて何回行われてきたのか。それと、ことしは今度15日にワークショップということで初めて割と団体に属さない市民の方向けの理解を深める形が始まると思うんですけれども、ことしはそういうような市からの説明会というのかな、ワークショップ含めて何回計画しているのかというところ、それをお聞きしたいのと、それはどこの経費に入っているのかというところもあわせてお聞きしたいと思います。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 平成19年度には、一応、38回の説明会といいますか、そういう機会をいただいて御説明を、私どもが計画的に説明会をするということよりも、例えばそういう世界遺産についての話をしてほしいというような内容の方が多いんですけれども、一応、町内会、商工関係が7回、一般市民、市民活動団体で24回、学校関係で4回、その他3回ということで38回、約2,000名の方にお話をさせていただいております。いろんな機会をとらえておりますので、内容も1時間のものから10分、20分のものもございますけれども、そういう機会をとらえていろいろお話をさせていただいてきたということでごさいます。協議会の中でも、やはりそういう取り組みが必要だろうということで、昨年から鎌倉塾という取り組みをしています。40数名の方にシリーズで、継続して何回かのテーマを、連続して聞いていただく、より理解を深めていただくというような取り組みが啓発活動の中にも必要じゃないかという協議会の中の御意見がありまして、そうした取り組みを行っています。今年度も春、秋2回に分けてやろうとか、年齢層もできれば若い子供たちを対象にするなんていうことも今後考えていきたいとか、そういう御意見が出ております。そうした取り組みの経費につきましては、一応、推進協議会の負担金の中で対応させていただいているというところでございます。
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○三輪 委員 わかりました。ぜひ、反対意見が盛り上がらないうちに、きちんとした情報公開というところで行っていただきたいと思います。この15日のワークショップなども、ホームページに出ているのかちょっとわからないんですけれども、広く呼びかけたらいい企画なんじゃないかなと私は感じておりますので、その辺もよろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 確かに今回のワークショップは、今までの単にシンポジウムとか、そういう視点とは違って、市民同士がいろんな世界遺産をテーマに話し合おうということから、こういう企画が協議会の中の提案で生まれたものでございます。これにつきましては、もう既に募集を締め切って、一応定員に至っているということでございますので、こうした取り組みの成果をまた踏まえながら、広範囲な取り組みにぜひ努めていきたいというふうに思っております。
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○三輪 委員 70名定員でしたでしょうか。結構いっぱいになっていいと思うので、そういった中でのデメリットのクエスチョンとか、そういうこともこれが終わって市民に向けて広報していくことを求めます。
世界遺産のところはそのぐらいなんですけれども、平和推進は先ほど説明なかったんですが、ここでいいんですよね。平和推進事業、平和都市宣言50周年ですよね、ことしは。ということで、これは協議会で内容を詰めていらっしゃると思いますけれども、具体的には今後何をしていくのかというところ、お聞かせください。
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○文化推進課長 今、委員さんから御質問のあった平和推進事業、ことしが昭和33年8月に平和都市宣言をしましてから50周年、節目を迎えるということもありまして、平和推進事業につきましては、平和の推進をいたしますいわゆる実行委員会、そういうものを設けています。それとあわせて、また芸術の分野では鎌倉市民文化展の実行委員会、平和に関しては二つの実行委員会で事業を主に中心に進めています。この平和都市宣言の50周年事業につきましては、例年やっていますこの事業に加えて、新たにそういうふさわしい記念となるような事業にしようということで、今、新年度に向けて実行委員の皆さんと鋭意いろいろ議論をしているところでございます。例年ですと、5月の憲法記念日に憲法記念のいろいろな事業をやって、その後、小・中学校への出前講話であるとか、それからパネル展だとかということが例年やっておりますけれども、ことしさらにそういうことで、一昨年ですか、バスツアーというのを企画しましたので、ことしもその辺はやってみようという意見も出ております。これは予算が通った後に、さらに具体的な事業内容がはっきりしてくると思いますけれども、そういう形で進めてまいります。
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○三輪 委員 バスツアーが有力候補というような感じで、これに例年よりかは予算は50万ぐらいアップですか。
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○文化推進課長 例年、この平和の推進事業に負担金として130万円支出しておりますけれども、新年度は50万円アップ、180万円を予定しております。
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○三輪 委員 バスツアーというと、一部の人しか参加しないのかなというところで、私はもっと結構、平和都市宣言ということを知らない方も多いですよね。そういうところで、その意義とかをもっと知らない世代に知らせていく、そういう地道なところを重点に考えていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
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○文化推進課長 先ほど一例としてバスツアーを挙げましたのは、一昨年にやったときにかなり定員を超えるような応募になって、またやらないのかという、そういうお問い合わせもありましたので、そういう企画も一つ入っていると。それから、今、委員さんの言われた、もう少し周知をするということもありまして、そういうこともやはり大切だということで、告知事業のようなことも皆さんの中ではもう少しPRしていこうと、何か方法はないのかという、そういう議論も実際にはされております。その辺も新たな事業としては加わってこようかと思います。
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○三輪 委員 実行委員会で練ってくださっているので、余り私の方から言うこともないとは思いますが、ぜひ、少しアピール力のある形で訴えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから、野村総研の跡地のことについてなんですけれども、これから博物館などの検討も進んでいくと思うんですけれども、施設の耐震化を施して今後あれを活用していくという、今、方針であるんですけれども、動物を入れていた動物棟というのかしら、ありますよね。あれはどうなるんでしょうか。施設を解体とか、実際やるときに解体するという形だと思うんですけれども、ちょっとそこをお聞かせいただきたいと思います。
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○文化・教養施設整備担当課長 動物棟が生物化学棟の中に約300平米ほどあるんですけれども、基本的にはあそこの部分は解体する予定でございます。今後、そこの部分については、場合によっては一部増築の可能性があるかもしれません。基本的には解体で終わらせようと。生物化学棟の部分、若干狭い部分については、少し増築の可能性もありますけれども、そういう考え方でおります。
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○三輪 委員 基本的には解体ということなんですけれども、あそこは増築としても一度壊してつくるということ、あのまま使うということはあるんですか。生物化学棟の横に動物を置いていたところのことなんですけれども。動物を実験の前に動物を飼育していたところなんですけれども。
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○文化・教養施設整備担当課長 その300平米の部分については、すべて解体で、またつくりかえるということは一切ございません。
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○三輪 委員 ちょっとあそこ生物化学棟を見せていただいたことがありまして、実験をする前の部屋があって、後ろの部屋があってという形で厳重な管理をしていたようなんですけれども、それを見て、ひょっとしたらあそこもP3施設だったのかなと、武田のこれを見ていたらそういう実験の施設の形からして、ひょっとしてそういうような可能性もあったのかな、過去のことですけれども、あったのかなと私はちょっと思いまして、その辺の動物の棟を解体するときも、土壌処理とか土壌汚染とか、解体する際の大気汚染とか、そういうことについても、ちょっと配慮していただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
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○文化・教養施設整備担当課長 既に野村総研から移管するときに、県の指導を伺いながら土壌調査は既にやっておりまして、当時、重金属とか揮発性の有機化合物、ダイオキシン、そういうものについては、一応基準以下ということで、全く問題がないということで、私ども寄附を受け取っております。ただ、P3というんですか、ちょっとその辺の新たなことが出てきておりますので、その辺は今後関係部署ともちょっと相談しながら、調査が必要であればまたそのときは検討させてもらいたいと思っています。
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○三輪 委員 野村の生物化学研究所のところがP3であったかどうかというところも、あわせて昔のその辺の調査も含めて、今後の解体やまた改修のときに、ぜひ、今までの土壌調査と違ったところも必要になるかと思いますので、その辺きちんと安全性の確保をしていっていただきたいと思います。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありますでしょうか。
千委員の御質問ですので、暫時休憩いたします。
(14時38分休憩 14時45分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。質問の代読をお願いします。
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○千 委員 (代読)世界遺産として登録しようとしているところで、今一番、観光客数が多いところは八幡宮ですよね。八幡宮の観光客数と、2番目の多いところの観光客数を教えてください。
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○島田 世界遺産登録推進担当次長 観光客数でございますが、観光課が作成しております観光客数の資料によりますと、鶴岡八幡宮は平成17年度につきましては895万9,953人となっております。2番目ということなんですが、そういう資料がございませんで、各寺社ということで、寺社の合計で485万2,173人というのが観光課のまとめた資料でございます。
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○早稲田 委員長 よろしいでしょうか。ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。
千委員、では、暫時休憩いたします。
(14時46分休憩 14時51分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開をいたします。千委員の代読をお願いします。
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○千 委員 (代読)世界遺産となるなら、八幡宮の本殿にだれもが行ける通路の確保をしてほしいと市からも働きかけをしてください。
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○早稲田 委員長 ただいまの御意見でございます。いかがでしょうか。
ではちょっと休憩いたします。
(14時52分休憩 14時56分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
ただいま千委員の方から送付意見ということで1点御意見が出ましたが、その件につきまして、いかがでしょうか。御意見があれば伺います。
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○三輪 委員 本当にだれもが参拝できるような施設にしなければいけないと思いますが、そういうことは、千委員も一般質問の中でも要望していただいているところで、寺社との関係もあるので、これから話し合いをしていくというような回答もあったかと思いますので、委員会として、予算でそういったお金をつけるとかいうような意見として上げるのはいかがかと思っております。
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○早稲田 委員長 ほかの方はいかがでしょうか。
なければ、今の千委員の意見に御賛同の方がおられれば、挙手をしていただきたいんですが。
(少 数 挙 手)
少数の方の御賛同ということです。それでは、この件に関しましては、送付意見としないということとさせていただきます。
それでは、職員入れかえのため休憩いたします。
(14時58分休憩 15時10分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第9「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち(第10款総務費・第10項徴税費、第15項戸籍住民基本台帳費のうち第10目住居表示整備費、第20項選挙費、第25項統計調査費、第30項監査委員費並びに第30款農林水産業費・第5項農業水産業費のうち第5目農業委員会費、第60款公債費、第65款諸支出金及び第70款予備費)」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○財政課長 予算説明書の50ページ、内容説明につきましては68ページから69ページをごらんください。10款総務費、10項徴税費、5目税務総務費は5億9,208万円で、税務一般の経費は、市税の賦課・徴収に係る納税課、市民税課、資産税課の職員74人の人件費及び出張旅費などを計上いたしました。
予算説明書は52ページを、内容説明は70ページから73ページになります。10目賦課徴収費は1億5,740万6,000円で、徴収の経費は、滞納整理支援システム機器賃借料などを、賦課の経費は課税データ入力業務委託料、市民税、県民税システムの改修業務委託料などを計上いたしました。
内容説明の74ページから76ページの15項戸籍住民基本台帳費、5目戸籍住民基本台帳費は市民経済部の所管となりますので説明を省略いたします。
予算説明書の54ページを、内容説明の77ページを御参照ください。10目住居表示整備費は133万9,000円で、住居表示の経費は、街区表示板等消耗品費などを計上いたしました。
予算説明書は59ページにかけて、内容説明は78ページから83ページを御参照ください。20項選挙費、5目選挙管理委員会費は5,647万円で、選挙一般の経費は選挙管理委員会委員の報酬や選挙管理委員会事務局の職員5人に要する人件費などを、内容説明は80ページ、10目選挙啓発費は32万2,000円で、選挙啓発の経費は、明るい選挙推進協議会補助金などを計上。
内容説明の81ページを御参照ください。20目市議会議員選挙費は987万円で、市議会選挙執行の経費は、平成21年4月に執行が予定されております市議会選挙に係る公営ポスター掲示板の購入等の経費を計上いたしました。
内容説明の82ページから83ページを御参照ください。40目漁業調整委員会委員選挙費は177万9,000円で、45目農業委員会委員選挙費は189万4,000円で、それぞれ選挙執行の経費は、投票管理者・投票立会人などの報酬、職員の超過勤務手当などを計上いたしました。
内容説明は84ページから85ページを御参照ください。25項統計調査費、5目統計調査総務費は1,898万2,000円で、統計調査管理の経費は、統計調査員報償や総務課市政情報担当の統計所管職員2人に要する人件費などを計上いたしました。
予算説明書は61ページにかけて、内容説明は86ページから87ページになります。10目諸統計費は980万6,000円で、統計調査の経費は、各種統計調査に要する経費を計上いたしました。
予算説明書は63ページにかけまして、内容説明は88ページから89ページをごらんください。30項5目監査委員費は7,479万7,000円で、監査委員事務の経費は、監査委員の報酬と監査委員事務局の職員8人に要する人件費などを計上いたしました。
引き続きまして、30款農林水産業費、5項農業水産業費のうち5目農業委員会費について説明いたします。なお、項以下の名称につきましては、本市の産業実態を踏まえ、これまでの農林水産業という名称を農業水産業に改めております。款につきましては、総務省令で示されております農林水産業費を用い、項以下の項目で各市の産業実態に合わせた科目区分を設定するのが一般的であるため、そのような形での名称変更等を行っております。
それでは予算説明書の86ページを、内容説明は196ページを御参照ください。30款農林水産業費、5項農業水産業費、5目農業委員会費は732万9,000円で、農業委員会の経費は、農業委員会委員の報酬などを計上いたしました。
続きまして、60款公債費について説明いたします。予算説明書の126ページを、内容説明は347ページから350ページを御参照ください。60款5項公債費、5目元金は62億4,920万1,000円で、長期債償還の経費は長期債元金の償還金を。10目利子は9億3,170万円で、長期債償還の経費は長期債の支払利子を、一時借入金の経費は一時借入金の支払利子を。15目公債諸費は213万2,000円で、平成15年度に発行いたしました鎌倉みどり債の償還事務に係る元金の返済手数料を計上いたしました。なお、一般会計において平成20年に起こす予定の地方債は、38億9,970万円で、一般会計の平成20年度末の地方債現在高見込み額は445億277万4,000円となる予定であります。
予算説明書は128ページを、内容説明は351ページから352ページを御参照ください。65款諸支出金、5項5目土地開発公社費は11億4,180万円で、鎌倉市土地開発公社の経費は、鎌倉市土地開発公社の経営健全化に伴う公社借入金に対する利子負担金と、年度内返還の貸付金であります。
予算説明書の130ページに入りまして、70款5項5目予備費は5,000万円を計上いたしました。
以上、平成20年度鎌倉市一般会計歳出予算の総額は、558億8,300万円となります。
以上で、説明を終わります。
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○早稲田 委員長 ありがとうございました。
ただいまの御説明の質疑はございますでしょうか。
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○原 副委員長 済みません、1点だけ。70ページの徴収事務についてちょっとお伺いいたします。滞納整理支援システム改修等業務委託料、今回初めて計上されていると思うんですけれども、これについてちょっと詳細を教えていただけますか。
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○金丸 総務部次長 滞納整理システムの改修等業務委託料でございますけれども、内容は二つございまして、個人を識別しますのに6けたのあて名番号というものを使っているんですが、既にこの6けたのあて名番号だけではカバーし切れなくなるぐらいデータがふえてきておりまして、これを7けたに変えようということでの改修をするということが一つでございます。もう1点は、税制改正に伴うものでございまして、平成21年度から行われます公的年金の支払い者、これは社会保険庁でございますが、その公的年金の支払いに関して特別徴収なされるという形での税制改正が来年度から始まりますので、これにかかわる改修を滞納整理システム上でのシステムの改修を行うと、こういう内容でございます。
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○原 副委員長 ありがとうございます。滞納者に関していろいろ職員の方、さまざまな御苦労されていて徴収をされていると思うんですけれども、今年度、管理職の皆さんが滞納者の徴収をするに当たって、その成果とか効果、どういったものがあったのか教えていただけますか。
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○金丸 総務部次長 今年度の滞納整理につきましては、税制改正の影響だと思うんですが、個人の市民税、これにつきまして、各市ともに徴収の状況が非常に厳しいという状況がございました。昨年のたしか12月末だったと思いますけれども、朝日新聞等では全国的に都道府県の個人住民税が大体1〜4%ですか、前年対比でマイナスになっているという形での報道がなされておりました。そういったことを含めて、現年度の徴収というものは非常に全体の徴収率を左右する大きなものでございますので、それになるべく力を入れていこうということで、従来の取り組みに加えて管理職の皆さんにも参加をしていただいたという経過でございます。
内容は二つございまして、たしか11月中旬ですけれども、一斉に市長部局の管理職約100名の方にお願いをしまして、3日間、現年度の少額の滞納者に対して戸別に訪問しまして、納税を勧めると、こういった取り組みを行いました。これにつきましては、12月の当委員会の方にも御報告をさせていただきましたけれども、12月11日の約1カ月たった時点でのことでございましたが、全体で約40%程度の実績が上がったということでございます。金額的にしますと対象は1,750万円を対象としたところ、1カ月後の12月中旬で660万円というふうな成果でございました。もう一つですが、滞納整理ということで、これはもうちょっと金額の大きい、やはり現年度の滞納者に対しまして、これは12月時点から3月、まだ終わっておりませんけれども、繰り返しその滞納者に対して戸別に訪問したり、折衝する中で、納税につなげていただくという取り組みをしていただいております。これにつきましては、まだ中途のところですけれども、1月末の状況でございますが、対象が約3,000万ちょっとを対象としまして、1月末の段階で約500万円という形での収入でございました。いずれにしても、今の段階ではまだ終わっていない、今月いっぱいを予定しておりまして、終わった段階できちんとした成果、それと問題点、これにつきましてまとめていきたいというふうに考えております。
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○原 副委員長 いろいろと今お伺いしたところ、管理職の皆さんが入っていっても、上がったのかどうかというのはちょっと今明確にわからなかったんですけれども、この間の代表質問の答弁では、徴収率が下がっているというふうにお伺いいたしましたけれども、財政力向上プランの中で、平成18年度から22年度の5年間で市税徴収率の向上、8.5億という話だったと思うんですね。それで、今現在、どれぐらいになっていて、22年度までの見込みはこれが達成できるのかどうかというのを、ちょっと一度お伺いしたいと思います。
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○金丸 総務部次長 委員さん御指摘のとおり、財政計画、平成18年2月につくられたものでは、平成18年度から22年度の5年間で8.5億円増収しようと。各年度に直すと1年間で1.7億円という計画でございました。18年度につきましては、平成16年度の実績をもとに数字をはじいておりますので、約2億円という形でクリアできたかというふうに思っております。19年度、今年度でございますけれども、直近の平成20年1月末の収入状況でございますが、合計で292億6,000万円、徴収率としては75%という数字でございまして、前年のちょうど同じ時期、平成19年1月末と比べますと金額では7億4,000万円、率では0.27%の増という形でございます。だた、これは調定が上がっておりますので、どうなのかということになりますけれども、1.7億の目標は達成できるかということになりますと、非常に難しいということだと思います。確かに今現在は、1月末現在でいうと0.27%前年より多いわけですけれども、このままの状況で昨年度並みの徴収率、これが確保できれば1.7億のクリアはできるのかなと思いますけれども、徴収率の月別の推移を見てみますと、やはり出っ込み引っ込みがありますので、徐々に上向いてはきていますけれども、確実にできるということかどうかは、今の段階ではちょっと明確には言えないかなというふうに思っております。
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○原 副委員長 非常にこの徴収業務って大変御苦労されるところだと思うんですけれども、この目標があって、昨年は2億というところへいって、今ちょっと難しいかなという御答弁だったと思います。とすると、この計画値を変更とか、その点は考えておられるのか。あと、22年度に掲げた計画をどのように変更とかは考えているのか、その点も含めお話をお願いできますか。
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○金丸 総務部次長 難しいかどうかということですけれども、はっきり言って不透明というか、明確な見通しがまだ今現在はとれない状況ですけれども、ただ、理事者の方も含めて、徴収率については上げるようにというのは当然のことでございまして、そのために努力をしていきたいというふうに思っているんですが、前提となる全体の調定額、それもだんだん変わってきておりますので、これ財政計画の見直しが20年度に行われるというふうに聞いておりまして、それにあわせて徴収率の計画につきましても、見直しをしまして、できればもうちょっと精査をする中で、上げていきたいというのは正直なところなんですけれども、なるべく1.7億に限らず、率を含めて頑張っていきたいというふうに思っています。数字としては、今の段階でどうかというのは、ちょっと申し上げられない状況でございます。
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○原 副委員長 わかりました。頑張っていきたいという強い思いを伺ったところで、本当に非常に大変だと思いますが、こういう計画もあることですので、徴収率の方、何とぞよろしくお願いします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
送付意見なしと確認をいたしました。
それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。
(15時26分休憩 15時27分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第10その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。
事務局から配付資料がございました。説明をお願いいたします。
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○事務局 12月定例会最終日において閉会中継続審査要求をしております陳情が9件ございます。この陳情の取り扱いにつきまして、御協議、御確認をお願いいたします。
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○早稲田 委員長 確認をお願いいたします。取り扱いについていかがでしょうか。
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○原 副委員長 済みません。陳情第7号安倍首相の進める解釈改憲に反対する意見書提出を求めることについての陳情なんですけれど、これ政権が交代したので、陳情者に取り下げとかの御依頼をすることは可能でしょうか。
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○早稲田 委員長 ただいま、そのような御意見が出ましたが、いかがでしょうか。
ちょっと休憩をいたします。
(15時28分休憩 15時30分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
ただいまの取り扱いについて、いかがいたしましょうか。御意見のとおりでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、全員よろしいということなので、事務局の方で、2月定例会終了後に陳情提出者に対し、取り下げについて御意向を聞くということでお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
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○事務局 それでは、2月定例会の最終本会議におきまして、12月定例会から継続審査案件となっております陳情9件について、引き続き閉会中継続審査要求を行うことの御確認をお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ただいまのとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認をいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成20年3月7日
総務常任委員長
委 員
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