○議事日程
平成20年 3月 6日文教常任委員会
文教常任委員会会議録
〇日時
平成20年3月6日(木) 10時00分開会 16時40分閉会(会議時間 4時間39分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
前川委員長、納所副委員長、松中、石川、山田、高野、高橋の各委員
〇理事者側出席者
辻教育総務部長、宮田教育総務部次長兼教育総務課長、中野教育総務部次長、菱田教育総務課課長代理、宮崎(順)学校施設課長、穂坂学務課長、岡嶋学務課課長代理、飯尾教育指導課長、粂教育センター所長、茶木教育センター所長代理、金川生涯学習部長、島崎生涯学習部次長兼生涯学習課長、鈴木(郁)生涯学習課課長代理、小山青少年課長、石塚スポーツ課長、望月中央図書館長、古谷文化財課長、永井鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
磯野次長、久保議事調査担当担当係長、成沢担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分
2 議案第92号鎌倉市スポーツ施設建設基金条例の制定について
3 議案第98号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について
4 議案第99号鎌倉市青少年会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
5 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分
6 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○前川 委員長 おはようございます。文教常任委員会を始めます。
まず最初に、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。納所輝次副委員長にお願いいたします。
それでは、本日の審査日程の確認させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○高橋 委員 日程については、これで構わないんですけれども、一般会計といいますか、教育関係の予算の審査の中で、ピヨピヨ保育園が深沢の小学校を何かちょん切ってピヨピヨにあげちゃうみたいな話が出ていまして、その辺の経過をきちっとやっぱりお伺いをしたいと思うんですね。それから、ピヨピヨの方からどういう依頼があったのか、それから、担当する部署から教育委員会の方にどういう依頼があったのか、それから、学校側からどんな要望が出されているとか、PTAとどういう話し合いが行われていたかとか、そういう書面であるものについては、審査に入る前にまず出してもらいたいんですが。
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○前川 委員長 ちょっと休憩をとらせていただきたいと思いますが。
(10時01分休憩 10時06分再開)
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○前川 委員長 それでは、再開させていただきます。まず、今の件ですけれども、文書を出していただく件ですが、事務局に手配していただきまして、こども部から文書を出していただきますが、先ほどの4点とプラスこども部に対する文書を用意するということでよろしいですか。お願いいたします。
(「はい」の声あり)
それでは、休憩させていただきますので、用意をお願いいたします。
(10時07分休憩 10時23分再開)
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○前川 委員長 再開いたします。ただいま要求のありました資料について確認させていただきます。事務局お願いします。
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○事務局 今、お手元に資料を配付させていただきました。御確認をお願いいたします。
まず、こども部長から教育総務部長あて、深沢小学校敷地の一部提供について、依頼。教育総務部長から深沢小学校学校長あて、深沢小学校敷地の一部提供について、依頼。鎌倉市立深沢小学校長から教育総務部長あて、深沢小学校敷地の一部提供について、回答。教育総務部長からこども部長あて、深沢小学校敷地の一部提供について、回答。仮称社会福祉法人ピヨピヨの会設立代表者高橋良治様から鎌倉市こども部長あて、保育所建設予定地の借用について、要望。仮称社会福祉法人ピヨピヨの会設立代表者高橋良治様から鎌倉市長あて、保育所建設予定地の借用について、要望。それと、教育総務部の方から深沢小学校近辺の該当地の地図1枚、それと別件で、前回の文教常任委員会の関係資料として、文化財課から提出された指定管理者制度についての資料を、一緒に配付させていただきましたので、御確認をお願いいたします。
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○前川 委員長 よろしいでしょうか。
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○高橋 委員 敷地分割による深沢小学校の適法性についてという何か文書みたいなのがあるみたいなんですけど、それがついてない。
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○前川 委員長 (2)ですか。
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○高橋 委員 そうですね。
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○前川 委員長 お伺いしますが、深沢小学校敷地の一部提供について、依頼という文書の中の(2)の敷地分割による深沢小学校の適法性についての文書はありますでしょうか。
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○宮田 教育総務部次長 ございます。
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○前川 委員長 それでは、それも用意していただけますでしょうか。休憩させていただきます。
(10時25分休憩 10時30分再開)
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○前川 委員長 それでは、再開させていただきます。
ただいまの追加、また資料がありましたけれども、これでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
それでは、改めまして日程の確認をさせていただきます。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
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○前川 委員長 それでは、日程第1「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分」について原局の説明をお願いいたします。
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○教育総務課課長代理 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算55款教育費のうち教育総務部所管の内容について御説明いたします。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書の110ページを、また、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明285ページをお開きください。
5項教育総務費、5目教育委員会費は613万5,000円で、教育委員会運営の経費は教育委員4人の報酬のほか、県市町村教育委員会連合会負担金などを。
事項別明細書の内容説明は286ページ、287ページを御参照願います。10目事務局費は10億79万5,000円で、事務局の経費は学校技能嘱託員等の非常勤嘱託員の報酬、臨時的任用職員の賃金、教育長と教育総務部に所属する職員42人に要する職員給与費を。
事項別明細書の内容説明は288ページを御参照願います。学校施設管理の経費は小・中学校施設の維持管理に要する火災保険料、小学校警備業務委託料、学校施設アラーム等警備業務及び学校施設管理業務委託料、学校敷地の土地賃借料などを。
事項別明細書の内容説明は289ページを御参照願います。教職員の経費は、学校管理職研修会講師謝礼や県公立小・中学校校長会等、各関係団体への負担金のほか、教職員の健康診断、福利厚生事業、メンタルヘルス調査の委託料などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は112ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は290ページから292ページを御参照願います。15目教育指導費は2億8,850万4,000円で、教育指導の経費は就学指導委員会委員の報酬、教科用図書採択検討委員会委員の報酬、肢体不自由学級送迎用バスの運行業務委託料、各種研究会等の負担金、情報教育を充実するための小・中学校に配置した教育用コンピューター等の借料、学級介助員、スクールアシスタント、特別な支援を必要とする児童・生徒に対する適切な助言を行う特別支援教育巡回相談員、学校図書館専門員、読書活動推進員、英語教育を推進・充実するための外国人英語講師、小学校第1・2学年を対象に実施する少人数学級編制に伴って任用する非常勤講師、学校評議員等の報酬、日本語指導等協力者や、学校が抱える諸問題に対応する専門的知識を持った学校教育問題対策委員への謝礼、平成21年度に入学する小学校1年生へ配付する防犯ブザーの経費、各学校が創意工夫を生かした、総合的な学習の時間の実践交付金などを。
事項別明細書の内容説明は293ページから295ページを御参照願います。保健就学事務の経費は学校医、学校薬剤師の報酬、腎臓疾患判定委員会委員等の謝礼、学校保健法に基づく就学時健康診断や、小・中学校児童・生徒の腎臓病等各種検診に要する経費、学区審議会委員の報酬、高校への就学困難な生徒の保護者に対する奨学金、災害賠償責任保険料、日本スポーツ振興センター災害共済掛金などをそれぞれ計上いたしました。
事項別明細書の内容説明は296ページから298ページを御参照願います。20目教育センター費は3,862万6,000円で、教育センターの経費は相談室の維持管理に要する経費、教育相談指導員や街頭指導員の報酬、いじめ対策として小学校へ派遣する心のふれあい相談員の謝礼、不登校児童・生徒等への支援を行うスーパーバイザーやメンタルフレンド等の謝礼、教育支援教室ひだまりの教育相談指導員の報酬、教育研究員の報酬、各種研究会・研修会やコンプライアンス研修等の講師謝礼のほか、小・中学校における社会科、中学校における理科の副読本の印刷製本費や、かまくら子ども風土記の印刷原稿作成及び印刷製本業務委託料などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は114ページを、事項別明細書の内容説明は300ページから303ページを御参照願います。10項小学校費、5目学校管理費は9億8,630万1,000円で、小学校一般の経費は小学校16校の教材用消耗品費や備品購入費、校舎小破修繕料や校舎維持等委託料など、学校運営に要する経費を、学校勤務職員58人に要する職員給与費、給食用器材の更新や給食用消耗品や深沢小学校ほか5校の給食調理業務委託料などを。特色ある学校づくりのための経費のほか、教職員の研究・研修に要する経費を。
事項別明細書の内容説明は304ページを御参照願います。小学校施設の経費は小学校16校に係る施設維持修繕料と保守点検等手数料、清掃などの各種委託料、第一小学校校舎建具改修工事、御成小学校校舎外壁塗装工事、玉縄小学校体育館多目的トイレ設置工事、今泉小学校渡り廊下耐震改修工事に要する経費、光熱水費、電信料などを。
事項別明細書の内容説明は305ページ、306ページを御参照願います。10目教育振興費は4,908万3,000円で、教育振興の経費は第一小学校を初め、8校の教材用消耗品費や備品購入費など特別支援教育に要する経費、要保護・準要保護児童に対する学用品、修学旅行、給食などの扶助費と特別支援教育就学奨励費などを。
事項別明細書の内容説明は307ページ、308ページを御参照願います。15目学校建設費は3億903万9,000円で、小学校施設整備の経費は大船小学校トイレ改修工事、御成小学校校舎取得の経費及び御成小学校建設に係る借入金利子負担金、富士塚小学校の体育館の耐震診断・評価及び耐震改修設計に要する経費、七里ガ浜小学校の校舎、深沢小学校・玉縄小学校の体育館の耐震改修工事に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は116ページを、事項別明細書の内容説明は309ページから311ページを御参照願います。15項中学校費、5目学校管理費は2億5,295万3,000円で、中学校一般の経費は中学校9校の教材用消耗品費や備品購入費、校舎小破修繕料や校舎維持等委託料など学校運営に要する経費を。学校勤務職員10人に要する職員給与費、特色ある学校づくりのための経費のほか、教職員の研究・研修に要する経費を。
事項別明細書の内容説明は312ページを御参照願います。中学校施設の経費は中学校9校に係る施設維持修繕料と保守点検等手数料、清掃などの各種委託料、光熱水費・電信料などの経費を。
事項別明細書の内容説明は313ページ、314ページを御参照願います。10目教育振興費は2,182万7,000円で、教育振興の経費は御成中学校を初め、4校の教科用消耗品費など特別支援教育に要する経費、要保護・準要保護生徒に対する学用品、修学旅行などの扶助費と特別支援教育就学奨励費などを。
事項別明細書の内容説明は315ページ、316ページを御参照願います。15目学校建設費は5億1,253万7,000円で、中学校施設整備の経費は第二中学校改築検討協議会委員の謝礼、第二中学校の改築に係る校舎耐力度調査委託料、実施設計委託料、鎌倉市土地開発公社が所有する岩瀬中学校学校用地の取得に要する経費、岩瀬中学校校舎耐震診断評価・耐震改修設計委託料、御成中学校、玉縄中学校の体育館の耐震診断・評価・耐震改修設計委託料、深沢中学校校舎耐震改修工事に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
以上で、5項教育総務費から15項中学校費までの説明を終わります。
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○前川 委員長 ありがとうございました。質疑はありませんか。
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○山田 委員 それじゃ、少しお尋ねしたいと思います。まず、内容説明書の289ページなんですけど、この最後にメンタルヘルスの調査業務委託が昨年はなかったんですけども、ことし位置づけられました。当然、市長部局の方にもこのメンタルヘルスの調査業務というのはあると思うんですけども、ここは教育委員会と市長部局、これを切り分けなきゃいけない、このメンタルヘルスという切り口からいうと、何か業者一括でというような施行もあるんじゃないかと思ったんですが、何かこれを切り分けて予算計上しなきゃいけないというのが、ちょっと制度的な面があるんだったら教えていただきたいと、確認したいと思うんですが。
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○教育総務課課長代理 こちらで計上しておりますメンタルヘルス調査につきましては、学校に勤務しております教職員の対象のメンタルヘルスでございますので、市長部局とは別にしております。
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○山田 委員 それはそうなんですけど、例えば市長部局側と同じ調査であれば、鎌倉市の予算の中で執行するわけですので、委託業者が1本であるんであれば共通的にそのメンタルヘルスチェック、多分個人で調査をかけて個人に返ってくるものだと思うんですね、これは。だから、その辺、市長部局側と何か同一に扱うことができないんだろうかという素朴な疑問なんですが。
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○宮田 教育総務部次長 このメンタルヘルスにつきましては、今御説明したとおり、教職員の関係でございますけれども、もちろん市の方でやっておりますので、職員課の方とも調整して業者の関係については選定していくことになろうかと思います。
さらに、教職員については、ちょっとまだこれは具体的な内容は我々も把握はできておりませんけれども、やはり内容がちょっと違う、同じ一般職員と教員の方と、聞く内容といいますか、そういうものも何か違うようなことも聞いております。それはまだ具体的にわかりませんけども、そういったこともありますので、一応別々のところでやらせていただくということで。ただ、やるときにはもちろん職員課の方と調整した上でやらせていただきたいと思います。
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○山田 委員 そうしますと、いわゆる教育委員会に御所属されている皆様はどのような範疇なんですか。
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○宮田 教育総務部次長 それは職員課の方が一括でやっています。
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○山田 委員 わかりました。じゃあ、ちょっと続けて確認させてください。
292ページになりますけれども、ここに外国人の英語講師報酬、4人の方ということで、ちょっと私も以前外国語教育云々ということで、少しお尋ねしたこともあったんですが、現在この英語講師の方々とカリキュラムとの関係、このあたりをちょっとまず整理の上で御確認させていただきたいんですが。
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○教育指導課長 ただいま御質問のALT、外国人英語講師のカリキュラム、実際に学校に行って現場、担任、英語担当教諭との打ち合わせの中でやっていくことになりますが、年間を通しましてこちらの方で派遣の予定を、学校の希望と合わせまして調整をして、常に行っている状態ではございませんので、年間の派遣という形になっています。通常の英語の教育課程の中で、ALT来校日に合わせた指導内容ということを事前に打ち合わせをしまして、当日その契約に従いましてやっていくという形で一緒に英語の授業に充てていくという形をとらせていただいております。
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○山田 委員 そうしますと、学校の希望ということになりますと、平等にというか、ある年間の各学校に対して要望という形じゃなくて、ある決められた時数だけ行っていただいているのかと思ったんですが、それは学校の希望でということですか。
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○教育指導課長 失礼いたしました。説明が不足しておりました。年間同じ回数ということで調整はしております。現在4人のALTでございますが、ほぼ1人につき中学校を2校、小学校を4校という受け持ち校を持ちまして、その中で勤務をしておられていると。そして、その中で打ち合わせをして授業に加わっていただくという形で、同じ回数を基本にさせていただいております。申しわけございませんでした。
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○山田 委員 今後、英語教育がちょっと下の方に下がってくると思うんですけど、ことしは4人ということなんですが、将来的にはこの英語講師の確保というのは、以前伺ったのは母国語でない国籍の方々も、母国語でないというのは変な言い方ですけども、いわゆる英米人ではない出身の方々もやっぱりまじっているということもお聞きしてたんですけども、このあたりは特に英語教育や英語になれるとか、あるいは発音がどうのこうのという、そんな厳密なところまではこの講師の選任に当たっては、今はお考えはないんでしょうか。
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○教育指導課長 できるだけ母国語とする方をということですが、なかなかそのままということは難しいと思います。できるだけ英語を母国語とする方、ALTという立場でお願いする場合にはしていきたいと思っております。ただ、国際理解教育、小学校において国際理解教育というような形で展開をするような内容になってございますので、それに支援いただけるという方も考えていくということも必要かと思っております。
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○山田 委員 じゃあ、295ページの保険事務なんですけども、この事業目的の効果の中に、不測の事故等、災害に対して経済的負担を軽減しというようなことを、あるいは学校責任による賠償を円滑に行うというようなことを効果としてお書きになっているんですけども、ここで学校災害補償責任保険料というのと、日本スポーツ振興センター災害共済掛金というのが両方上がっているんですが、1,000万以上が共済掛金の方で上がっているようですけれども、この区別、保険料というのと掛金、この区別というのはどのようになっているんでしょうか。
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○学務課長 まず、子供が学校内で起こした事故につきまして、就学中に学校内で起こった事故につきましては日本スポーツ振興センターというところで医療費等の、治療費につきましての助成をしております。
もう一つ、学校賠償責任保険ということでございますけども、これは学校の児童・生徒が第三者の生命、また、器物等を壊したことにより市が法律上の賠償責任を負った場合の費用を補てんするという保険でございます。
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○山田 委員 ちょっと整理します。日本スポーツ振興センター災害共済掛金というのは、お子さんが修業中に起こした事故、発生した事故に対して治療費等の助成をするための掛金で、上にある学校災害補償責任保険料というのは、市が賠償責任を負った場合に、その賠償額を担保するために確保している保険料という区別ということでいいんですか。
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○学務課長 そのとおりでございます。
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○山田 委員 そうしますと、この下の子供さん方が学校の中で発生した災害共済掛金の1,000万というのがあるんですけども、どうなんでしょう、例年、学校でそんなに事故が発生しては困っちゃうんですけれども、この共済掛金に対しては、例えばどれくらいの補償額というのが担保されているんですか。
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○学務課長 通常、治療するときには保険証を使ってかかるわけでございますけれども、その保険給付の部分の3割負担というのが通常はしておるわけでございますけれども、その事故に対しまして、スポーツセンターからは4割給付されるというふうな形になっております。
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○山田 委員 自己負担分の4割ということですか。
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○学務課長 保険適用額の4割、だから、結局事故では3割しか負担しておりませんけども、もう1割分保護者の、けがされた方の方には補てんされるということです。
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○山田 委員 了解しました。ありがとうございました。
297ページなんですが、コンプライアンス研修ということ、代表質問でもコンプライアンスの話、あるいはいろんなそういうふうな話もあって、こういったことをやらなきゃいけないのかなというふうに思うんですけども、具体的にこのコンプライアンス研修というのは、どのような形で事業が行われる内容になっているんでしょうか。
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○教育センター所長 コンプライアンス研修といいますのは、それだけでございます。等とございますのは、ちょっと説明を申し上げますと、コンプライアンスの研修会、学校管理対応能力育成の研修会、それから、学校、学級経営等マネジメント研修会、今日的課題研修会等、そういうものを含めまして、頭で書いてあるのはコンプライアンス研修会でございます。
まず、学校ではいろんな諸課題がございます。それから、急激に変化する社会問題もありますので、それに実践的に課題解決を図ることができる資質と能力とを持つ教職員の育成を目指すということで立てた研修会です。
特にコンプライアンス研修会では、このように考えております。法令遵守の徹底を認識するとともに、学校関連法規に関します理解及び具体的な構造について理解を深める研修会という形で、具体的には今情報セキュリティーの問題が問題になっていますので、そのこと。それから、法令遵守ということで、今回新学習指導要領、要するに教育基本法等も変わりましたので、学校で先生方が動くのは普通指導要領にのっとって学校が経営されていますので、その部分で学習にちゃんと支障がないように、その辺の徹底ということもまずしていきたいと考えております。コンプライアンス研修については、そういうことを重点に行っていきたいと考えております。
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○山田 委員 ちょっと私の記憶で恐縮なんですが、東京都の品川区でしたでしょうか、ちょっとごめんなさい、東京都でいわゆる親御さんと学校とのいろいろなトラブルというのが、子供さんを介してある事例の中で、法律の専門家とかそういった方々に、簡単に言えば弁護士に委嘱して、そういう法的な解決をとろうというようなことというのは行われているところもあったように思うんですけども、現状、いわゆる学校関連の法令を守るということと、親御さんへの対応、そういったところで教職員の方が随分悩んでいる部分がやっぱりあるかと思うんですね。このコンプライアンスというのはいわゆる法令を遵守しましょうというあれなんですけれども、そういった、この法令という切り口で言えば親御さんとの対応の仕方、教職員への過剰なある種の負荷みたいなもの、そういったものをもう少し別の形で、こういうコンプライアンスということで教職員の対応能力を高めるというのはもちろん大切なんですけども、別の主眼で、教職員の方々をサポートするというのかな、あるいは相談に乗ってあげるという、そういった仕組みというのもどこかで担保してあげなきゃいけないのかなという気はしているんですが、そういったあたりのお考えというのはいかがでございますかね。
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○教育指導課長 ただいまの、学校でも一つの課題となってございます。そこで、今年度、19年度からでございますが、資料でいきますと、292ページに記載しております、下から五つ目になりましょうか、学校教育問題対策委員謝礼ということで計上させていただいておりますのが、今委員が支援が必要ではないかという課題についての対応策としてとらせていただいているものでございます。
これには実際に専門家、弁護士さん、それから臨床心理士さん、それから学校関係で活躍された元校長等、委員として2年間の委嘱をさせていただいております。そして、校長が学校に寄せられました課題の中で相談を、助言をという場合には委員会の方に派遣申請をしまして、こちらの方で適任の方との日時の折衝をしまして、学校に行っていただいて相談をするという機会で、確かに学校とというよりも、学校でといいましょうか、中で子供同士がという形で、それが保護者の間の課題、やりとりになって、そこに法的な部分が入ったりという課題が現実ございます。
そういう意味では、学校にとって法的な部分でどのような解釈、どのような対応をしたらよいか、やはり迷うところでございます。それにつきまして、この委員を派遣してアドバイスをいただきながら対応していくという形で、今年度からでございますけれども、させていただいているというのが委員の御指摘に対する今の委員会の対応かなと思いますので、御説明いたしました。
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○山田 委員 それじゃあ、ちょっと今の部分で、ことしの実績というのはおわかりになりますか。
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○教育指導課長 今年度4回の派遣をしております。弁護士さんに2回、それから、臨床心理士さんに2回、学校の方で派遣依頼がありまして、派遣し、相談の対応をしていただきました。
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○山田 委員 その辺の成果と、20年度も同じようにそういうサポートが必要だということで予算が計上されているんですが、その辺の成果というのは、問題処理ができたということも一つの結果でしょうけれども、そういった意味での成果というのはどうとらえていらっしゃるのでしょうか。
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○教育指導課長 これについてはなかなか問題が即解決というところまでは難しい部分もあるかとは思いますけれども、どのように対応していくかということで、学校といたしましても今後の方策といいましょうか、それについては大変役立つ助言をいただいたというふうに聞いております。
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○山田 委員 それじゃあ、ちょっと300ページにたしか小学校運営事業の中で、遊具の点検委託料というのがございますよね。これもちょっと話題には出たところだと思うんですけれども、これは今、市内の公園の管理の部分もあると思うんですよね。いわゆる市内の公園、公園の管理上の遊具の問題とか、それとの橋渡しというか、共同でチェックするとかということはできないでしょうか。やっぱりこれは、小学校は小学校というか、その中でクローズして委託していかなければいけないんですね。
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○教育総務課課長代理 それぞれの所管がございますので、その中の予算組みをして対応しております。
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○山田 委員 もう1点だけ。じゃあ、最後に、309ページで、中学校、いろいろ実験等でいろんな薬品が処分されるんだろうと思うんですけれども、この薬品の処分委託というのは、これは私の経験ではいろんな薬品の、いわゆる消費期限というのかな、いわゆる薬品の管理期限というのが多分あると思うんですけども、そういったものに対してこの処分委託というのが、今現実的にどういう業者の方に、例えばどういうふうに委託されて処分をされているのか、あるいは薬品の内容というんですか、どういうものが処分されているのか、そのあたりの情報をいただければと思うんですけれども。
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○教育総務課課長代理 学習指導要領に載っていない古い薬品がございまして、20年度初めて今回計上させていただいたものでございます。実際には学校の方で管理をしておりますけれども、その管理期限というんですか、それが過ぎたもの等の処分でございます。内容的にはちょっと申しわけございませんが、具体的な薬品の名前は今ちょっとこちらでは押さえておりません。
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○山田 委員 指導要領に載っていない薬品というのは、それは学校が教育上管理しなきゃいけない薬品ではないということなんですか。
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○教育センター所長 前、例えば理科の実験で硫酸等を使うという部分の実験がございました。ただ、それが指導要領の改訂がありまして、硫酸の部分の実験がなくなってしまったという部分については、その硫酸が学校に残ってしまうと。それからあと、塩酸等も含めまして、薄めて使う部分の中で、時期が大分たったものについて、あるいはラベルがはっきりしないものにつきまして、何だかわからないようなものをそのまま置いておくわけにいきませんので、希塩酸等も含めて、今、希塩酸の部分については理科の実験等で使いますけれども、そういった部分につきましては処分すると、そういうことで安全を管理していくという形で処分にするということです。
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○山田 委員 ちょっと最後に、その処分業者というのかな、どういうところへということまではおつかみになっていらっしゃるんですか。
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○教育総務課課長代理 これから入札をかけまして、業者決定をしてまいります。専門業者に委託をするというふうな形になろうかと思います。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
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○高橋 委員 ちょっと資料をいただいたのは最後にやりますので、ちょっと細かいところで幾つか。
まず、こちらの内容説明の方で全部聞きますけれども、286ページのちょっと下の方です、外部評価者という、これはどういう仕事ですか。
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○教育総務課課長代理 教育三法の改正がございまして、教育委員会の評価を行います。
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○高橋 委員 何委員会ですか。
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○教育総務課課長代理 教育委員会自体です。
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○高橋 委員 自体の調査ですか。
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○教育総務課課長代理 調査、評価を行い、外部の人に評価をしてもらって、議会に報告するというものが改正案で上げられました。そのための外部評価者ということで予算化させていただきました。
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○高橋 委員 どんな方をお願いする予定なんですか。
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○教育総務課課長代理 法改正がございまして、まだ実際に具体的な内容が今見えていないのが現状でございます。今月中に県の方から細部の説明がございます。一応、評価基準ですとか、評価項目ですとか、そういった細かな部分につきまして、それぞれ県下で各市、市町ですね、ある程度統一した形でというふうな形で県の方がこれから説明会を持つ予定になっておりますので、まだどなたに評価をしていただくかという部分につきましてはこれからということでございます。
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○高橋 委員 内容これからということですけど、例えば1回なのか、それとも四半期に1回とか、何かその辺もわからないんですか。
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○宮田 教育総務部次長 今、代理の方から御説明したように、まだちょっと具体的にどのようにやっていくかというのがまだ見えていないというのが現実であります。当然、ただ、評価をしていただく上では、いわゆる我々のやっている事業の内容について御説明をする期間、それから、ある程度調べていただく時期、それから、あとはそれに対して評価をいただく時期と、3回、4回とかやっていただくようなことになると思います。それは年度ごとに基本的にはやるということになっていますので、そちらについても、そういう回数についても3回、4回、あるいは4回、5回ぐらいのことで見ていただこうかというふうなつもりではおります。
もう1点、その評価の時期についても、今、県の方でもまだ具体的に出ていないというのは、例えば、20年度から始めました場合に、19年度をやるのか、20年度をやるのかということそのものがまだ県の方が揺れておりまして、それについても今月下旬に県下市町村集めて、その辺についての検討を、具体的な部分についての投げかけをしてくるというようなことを聞いております。
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○高橋 委員 これからだということですけど、ある程度はっきりしたらもう1回詳しい内容を御報告をいただきたいなと。学校現場のことを中心に評価してもらうようなことなのか、違うんですか、教育委員会全体としてのですか。あと、評価と監査の関係とかもありますし、じゃあ、それはもう少し詳細がわかったら改めて御報告ください。
それから、290ページ、教科書の採択の費用が入っているんですけれども、これは時期はいつ、20年度末の時期ということですか。
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○教育指導課長 教科書採択につきましては、毎年8月の定例の教育委員会をもって採択をいただいております。ただ、来年度につきましては文科省も既に出してございますが、新しい学習指導要領の改訂に伴いまして、通常の教科書採択のサイクルとは異なるということで、本来ならば来年度、小学校の教科書採択年でございます。しかし、御承知のとおり、学習指導要領が改訂されまして、今後、小学校に対し平成23年度からということで、その前の段階での教科書の改訂というのは特にないということでございますので、ただ、その他特別支援教育関係の教科書等もありますので、8月の教育委員会では来年度使用する教科書については確定していくと。予算の方では、そのための検討をする期間としまして、検討委員会、その委員の方への謝礼を予算の中で入れさせていただいているというところでございます。
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○高橋 委員 ちょっとわかったような、わかってないようなあれなんですけど、この検討委員会というのは、学校の先生なんですか。
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○教育指導課長 検討委員会は広くいろんな方に入っていただくものでございまして、ここで予算にしているのは3名分でございまして、お一人は学識経験者という方を通常考えております。それから、もう二人につきましては、PTA関係の方にも入っていただくということで、その委員さんには謝礼ということで予算を、その他、もちろん現場の方からということで、校長会の代表、教頭会の代表、また、各教科の研究会と呼んでおりますが、その代表ということで組織をして検討する会を思っております。
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○高橋 委員 ちょっと以前からこういう採択のたびにいろんな議論をしていますけれども、基本的に採択は鎌倉市独自でやっていくということ。それから、それについては専門教諭がいろんな教科書を見て、意見書みたいなものをきちっと出していただいて、それで採択の検討委員会で諮って、最終的に教育委員会が決定をすると、こういう流れは変わらないということですか。
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○教育指導課長 はい、そのとおりでございます。
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○高橋 委員 その先生方はそういう意見書を出していただくんですけど、その代表みたいな方は入らないんですか。
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○教育指導課長 それぞれ別の集まりということで報告をいただくという形をとっております。兼ねるということはございません。
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○高橋 委員 ないんですね。
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○教育指導課長 はい、ありません。
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○高橋 委員 わかりました。それじゃあ、基本的には20年度だったんだけれども、23年度に、本格的な小学校の採択というのは23年度にやるということですね。
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○教育指導課長 23年度から本格実施ということで、その前年度、22年度には新しく採択をするということになっております。
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○高橋 委員 じゃあ、それはわかりました。
その次のページですね、昨年もいろいろ議論になった学校のコンピューターの関係なんですけれども、まず一つは、ソフトはどういうあれなんですか。
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○教育指導課長 ソフトでございますか。ソフトは基本的にはマイクロソフト、一太郎。OSですか、失礼いたしました。OSですとウィンドウズ、今度予定しておりますのはビスタということで予定しております。
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○高橋 委員 昨年、ちょっと議論になりましたので、ちょっと確認を。それで、そのときに、ハードの料金というのは年々下がってきておりますので、単年度で一気に変えないで、2年度ぐらいにまたがってやれば全部買い取りするようなこともできるんじゃないかと。それから、メンテナンスの問題も一度におかしくなることはありませんので、対応もできるんじゃないか。それから、LAN組んだり、その辺も含めてのリースだということを強くおっしゃってられたんですけど、その辺もそういう専門の業者さんもおられますんで、なるべく手間かけないで一括ということも一つの方法ではあるんですけれども、こういう財政状況ですから、少しでも廉価にやっていくことを検討していただきたいという、昨年はそういうお願いをさせていただいたんですが、その辺はどういうふうになっているんでしょうか。
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○教育指導課長 今回中学校のPC、コンピューターの入れかえに伴う契約の業務が入るわけですが、一つは買い取りとリースということで御指摘をいただいたと思っております。したがいまして、現在買い取りした場合とリースの場合の経費の違いとか、それから、費用面だけ、経費だけではなくて、それに伴う業務といいましょうか、設置の時期であったり、期間であったり、あるいはその後のアフター、要するにメンテナンス、実際にはやっぱり学校においてしっかりといつでもきちっと情報教育ができるという環境を整える、これが我々のやるべきことと思っております。それがスムーズに行く形として、しかも、今委員御指摘のように、安価といいましょうか、費用的にむだのない形ということも考えていかなきゃいけない。そういうことで、今回予算の中でもやはりそれを検討していく中で見積もりをとらせていただいておりますが、実際にはまだ検討をして、どういう形での入札という形をとるか、これからまた実際に実施に向けて検討はしていきたいと思っております。
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○高橋 委員 今回廃棄するというんですかね、小学校、中学校どのぐらいずつあるんですか。
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○教育指導課長 廃棄といいますか、要するに9月からということになりますので、8月までの使用契約になっておりますものが、PCで中学校の方のパソコンルームに基本的にはある台数ですから、372台、それからサーバー機ということで、それぞれのコンピュータールームにまとめる機械を置いております、これが9台。9校でございますので9台。基本的にはその部屋のパソコンの入れかえということになります。
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○高橋 委員 これ、小・中学校というふうになっているけど、これはそういう予算の中でのことだからということで書いてあるんですか。
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○教育指導課長 予算書の説明でございますが、年度を変えて小学校に入れた部分、中学校に入れた部分ありまして、それをまとめた形で現在学校におけるパソコンのかけている経費と、予算ということで示させていただいていますので、そのうちの一つの契約が新しく導入になるということです。
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○高橋 委員 わかりました。それから、次のページなんですが、さっきもちょっと外国人講師の件が出たんですけど、細かくて申しわけないんですが、これは時給なんですか、それとも1こま契約とか、何かその辺の詳細を教えていただきたいんですが。
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○教育指導課長 こちらにつきましては、月給といいましょうか、月当たりの契約をさせていただいております。
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○高橋 委員 それ幾らですか。
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○教育指導課長 失礼いたしました。28万7,000円でございます。1日6時間、月16日の勤務をお願いしてございます。
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○高橋 委員 じゃあ、同じような内容で、すぐ下の小学校の非常勤講師と、それから、一番上の学級介助員さん、その報酬、どういう体系になっているか。
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○教育指導課長 ちょっと順序逆で申しわけないんですが、学級介助員につきましては、これは日給になってございます。9,100円で、12日勤務をお願いしております。それから、もう一つありましたのが、失礼いたしました、ただいまの学級介助員につきましては7,800円の12日の勤務でお願いしております。
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○高橋 委員 スクールアシスタントが9,100円ですか。
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○教育指導課長 介助員でございます。
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○高橋 委員 9,100円は何、スクールアシスタントですか。
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○教育指導課長 スクールアシスタントが9,100円になってございます。
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○高橋 委員 両方とも12日ですか。
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○教育指導課長 12日勤務でございます。それから、もう一つ、小学校の非常勤も今お尋ねになったかと思います。小学校の非常勤につきましては、勤務に合わせてお支払いさせていただいておるんですけれども、1日6時間勤務していただいた場合には1万3,500円、それから、4時間の場合には9,000円、ちょっと順序があれですが、8時間の場合は1万8,000円ということで、三つの勤務のパターンを設けまして、学校の方に非常勤として入っていただいているという方でございます。
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○高橋 委員 非常勤の講師の先生というのは教職の免状を持っている方ですか。
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○教育指導課長 そのとおりでございます。
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○高橋 委員 退職された方が多いんですか。それとも若い方が多いんですか。
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○教育指導課長 必ずしも退職ということではなく、女性の方で一たんおやめになって、再度現場でという方で、お時間の都合のつく方というのもいらっしゃいます。
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○高橋 委員 わかりました。それと、次のページで、学校医さんですね、これはどういう報酬体系ですか。
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○学務課長 学校医につきましては、年額30万2,500円でございます。
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○高橋 委員 112校もないんですけど、その人たちに対して年額30万円出すって、何かちょっと。
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○学務課長 学校医につきましては内科、眼科、耳鼻科、歯科の先生をお願いしております。それらの中で、内科と歯科につきましては、児童・生徒数の多い学校につきましては複数配置ということもございまして、内科医については小・中で33人、そして、歯科医につきましては29人、あと、眼科、耳鼻科は25校ずつと、小・中で25校ございますので25人、そういう配置をしております。
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○高橋 委員 これは毎月やっていただくんですか、1回。
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○学務課長 これは就学時健診でございますので、それが主な業務、あとは月々、毎日のことでございますけれども、定期健康診断と日々の学校、今の時期でいいますとインフルエンザとか、麻疹とかございましたけど、そういうふうなところの相談にも当たっていただいております。
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○高橋 委員 学校に来て、何かやっていただくというのは年何回ありますか。
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○学務課長 健康診断でございますから、年1回でございます。
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○高橋 委員 要するに時給15万とか、そのぐらいのあれなのかな。ちょっとこれもあり方を少し考えていただいた方がいいかもしれないですね。年1回で、相談があれば相談に乗るという、それは当たり前の話で、そのぐらいのことは御奉仕でやっていただけるはずですから。治療するなら治療するで、それは診療報酬取ればいいんで。まあ、ちょっとこの辺は改善の必要ありですね。一応指摘だけしておきます。
それから、ちょっとどこの場所になるのかわかんなかったんですけど、学校の警備員さん、青パトというのは部署が違うと思うんですけれども、ただ、やっていただいているのは学校のためにやっていただいているんで、その辺の連携をどういうふうにやっていくか。
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○教育指導課長 今、連携ということでございましたので、私の方から答えさせていただきます。
各小学校には、本市の方で配置しております警備員が子供たちの安全を守っていただいているわけですが、あと、外の周りを安全・安心の方で青パトを使いまして、下校時を中心に学校周辺を定期的に巡回をしていただいている。これにつきましては、まず、定期的に行っていただくということで話をしている。それから、子供たちの下校時刻を安全・安心も含めまして、関係機関、警察、消防等にもこちらで月ごとにまとめまして、情報を提供し、その時間帯に合わせた巡回等をお願いしている。また、何か不審者等が集中的に多発するような場合はその辺を重点的に、我々の方は安全・安心の方の青パトだと思いますが、そちらと連携をとりまして巡回の対応をしていただく、そのような形での連携をとらせていただいております。
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○高橋 委員 相変わらず不審者情報って毎日のように来るんですね。毎日ではないですけど、毎日のように来るんですね。まあ、余り以前と変わってないなと。それは不審者の都合だから、こちらの都合じゃないんで、春先になればそういう人もふえるというのもあるかもしれないですけど、何かもう少し地域の事情に明るい人がやるとか、というのは、PTAと連携してやるとか、消防団と連携してやるとか、何かそういうことでもう少し細かいところに、例えば、ただぐるぐる回るだけじゃなくて、そこに置いて少し車が入れないようなところもチェックしていただくとか、そういうやり方もあるでしょうし、何か少し改善の余地があるのかなと。
それともう一つは、警備の方も、全部の学校に私行ったわけじゃないんですけれども、しっかり入り口を封鎖しているところもあるんですけど、裏からすーすー入れるような学校もあったり、その辺のね、正門だけいて対応しているというような学校もままあるんです。裏口を自動ドアにするとか、セキュリティーの。多少お金かかりますけれども、自動ドアで、ピンポンすると中から顔を見て、ドアがあくような学校もたしかあったと思います。だから、そういう全部が一緒じゃないんで、お金がかかりますけれども、1校ずつでも2校ずつでも、もしそういうようなことをやっていったら、やっぱり出入りができるところに1カ所警備員さんお願いしているわけですから、何か裏からすっす、すっす入ってこられたら、あれっていうような顔して見てますんで、その辺は何か今後検討してもらえたらいいなというふうに思いますので、青パトとの連携と警備の関係ですね、セキュリティーの強化というんですか、その辺はちょっと検討していただきたいと思います。一応、指摘だけしておきます。
それから、代表質問でもちょっと出たんですけれども、内部情報通報制度ですね、法律が施行されておりまして、公務員はすべてその対象になると。そういう中で、運用上の問題については規則に定めてやっていますよと。なかなかこれが機能していないといいますか、実態としては把握できるような状況がないということであるんですけれども、これは法律に基づくということで、学校の先生に対してもその辺は対象になるだろうと。県の方の対応というのはどうなんですか、これについて聞いてますか。
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○中野 教育総務部次長 県の方の対応というのは、その法律の新しくなってからの対応は、特段今のところ話はないんですけれども。
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○高橋 委員 一応、市の方は規則を定めて、市の管理する職員については法律と規則に基づいてやってくださいよと。県の方はそういう話を聞いていないということは一応法律に基づいてやりなさいということなんだろうというふうに思いますが、幾つか教員の事故がありましたので、その辺も、そのときの質疑のときにも私お話したんですけど、やっぱり同僚の方からきちっと通報できるような環境をつくるというんですか、これは内部情報の通報と守秘義務というのが、非常に相反するような部分があって、戸惑いがあるからなかなか内部情報の通報ということが機能していないんだろうなと。これは学校の先生だけじゃなくて、公務員全般に言えることなんだろうと思うんですけどね。この辺はだから、やっぱり機能していけるような環境づくりというんですか、そういうことも含めて、先ほどのコンプライアンスの研修をきちっとやってもらいたいなというふうに思うんですけど、どうでしょうか。
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○中野 教育総務部次長 高橋委員がおっしゃるとおりだと思いますけれども、内部できちっとお互いがそれぞれを見て、管理職にこういうことがあったんだけどということを報告できるような、それぞれの組織でなければいけないというふうに思っています。基本的にはそういう考え方で進めていくんでしょうけれども、先ほど県の方から何もないという話をしましたが、県費負担教職員の任命権は県が持っていますけども、服務監督権は市が持っていますので、市の方でぜひそういう規則をつくってというのが、これから恐らく来ると思います。そういう中で、また、もちろん教職員が不祥事を絶対に起こさないようにということを含めまして、検討を細かくしていかなきゃいけないというふうに思っています。
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○高橋 委員 じゃあ、それはよろしくお願いします。
それから、次、298ページなんですが、20年度の、かまくら子ども風土記の改訂があるということで、これも以前からずっとお願いをしているんですが、私が小学校のころから副読本的に使っていて非常にいい本だと。それが改訂、改訂でより充実した内容になっておりまして、実は小学校向けにつくっていますんで、観光客の方が見ても非常にわかりやすく書いてありまして、ああいうものを見ながら観光をすると非常にわかりやすいんですよ。それで、問い合わせをいただいたり、そういうことがあったんですけれども、書店で一般販売してないものですから、なかなか一般の方の利用というのは難しいと。それで、その辺が少し、要するに書店に置くのも書店の手数料がないと置けないものですから、その辺がネックになって置けなかったんで、今後改訂するときに、その辺を考えてやっていただけないだろうかと、そういうお願いをしてきているんですが、その辺はどうなんでしょうか。
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○教育センター所長 今、委員のおっしゃるとおりで、書店に本を置く場合、販売の委託料がかかります。細かい部分は詰めておりませんが、大体2割ぐらいかかると考えております。役所の中では月曜日から金曜日までしか売っておりませんので、声の中で土曜日と日曜日に買いたいと思っても買えないということで、市内の書店で置いてくれないかという声がございますので、引き続きいろんな課題がございますけれども、検討を続けていきたいと思っております。
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○高橋 委員 部署は違いますけど、吉屋信子さんだとか、関連図書の販売委託を書店の方に頼んでやったりとか、そういう意味では公共施設で書店が連携してやったりとか、こういう実績がありますから、内容は違いますけれども、話し合いをしていく環境はあると思うんですね。だから、うまくやって、いいものだから、ぜひたくさんの人に見ていただきたいと、そういう趣旨ですのでよろしくお願いします。
それから、給食の関係です。しつこいように何度も聞いておる件なんですが、給食費の関係ですね、今ちょっと把握している人数でいいんですけど、小学校、中学校、何人ぐらい未払い、未払い件数というのかな、人数っていうのかな、世帯っていうのか、1世帯で2人、3人というのもあるかもしれないし、人数の方がいいんですか。把握している状況でいいんですけれども。
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○学務課長 小学校でございますけれども、18年度分ということで申しますと、35人ということに、12月31日現在でございますけども、35人という状況でございます。中学につきましてはございません。
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○高橋 委員 前は中学もあったと思うんですけれども、改善ができたということでしょうか。
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○学務課長 中学につきましては、牛乳給食でございまして、前回の報告でもたしか1件、1人いましたぐらいのことでございます。
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○高橋 委員 他市よりは非常に少ないかなと。ただ、少なくてもいれば、結局納めていただいたほかの子の給食費を使ってやることになるんで、やっぱり不公平な状況がありますので、ほかの市では多いところは結構いろんな対策をとったりもしているみたいですけれど、そういうことをしないで納めていただけるのが一番いいことなんで、ぜひこの35名についてはよく調査していただいて、支援とか、要支援か準支援かわかんないんですけど、そちらの方で対応できるならばしていただくようなことも含めて、ゼロになるように努力していただきたいと思います。
それから、次のページで、特色づくり学力検査委託というのがあるんですけど、これはどういう内容なんでしょうか。
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○教育指導課長 特色づくりは各学校で課題を持ってやらせていただいていますが、その中の学校で算数の授業を中心に取り組みをしている小学校がございます。そこが、実際子供たちの実態把握のために、これは業者テストでございます。標準学力テストということになりますが、CRTということで我々の方では通る言葉でございますけれども、要するに子供たちの定着を図るものということで、特色の中でこれは委託ということで、要するに集計をしていただくというような環境もございますので、委託料の扱いで計上しているというもので、学校の特色づくりの中での取り組みとして位置づけられているものでございます。
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○高橋 委員 何校あるんですか。
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○教育指導課長 1校でございます。
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○高橋 委員 どこですか。
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○教育指導課長 稲村ヶ崎小学校が数年前からこの事業に取り組んでおりまして、継続した中でやっているものでございます。
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○高橋 委員 その成果というのはどんなものなんですか。
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○教育指導課長 稲村ヶ崎小学校につきましては、特に少人数、学校自体も小規模ではございますが、さらに教員が、全員の算数の少人数の方で担任と、それから、担当の教科の教員を決めまして、指導に当たって、非常に定着はよろしいというふうに思っております。
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○高橋 委員 じゃあ、それはわかりました。
それから、施設の関係で、304ページですね。小学校の維持修繕料という結構、8,000万近くあるんで、どんな内容なのか。
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○学校施設課長 修繕料は年間何百件とございますけれども、建築にかかわるもの、それから、給排水設備、電気設備など、大小合わせてさまざまなものがございます。その中で種類が多いものや、1件当たりの金額が多いものを抽出してみますと、漏水修繕、電気設備修繕、雨漏り、排水修繕、建具の修繕、防火設備の修繕、トイレ設備の修繕、床の修繕、屋上防水修繕、外壁の防水修繕、さらに放送設備の修繕、また照明器具の修繕、あと門扉の修繕などがございます。
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○高橋 委員 大体、20年度にやる予定というのはもう決まっているんですか。
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○学校施設課長 細かい緊急なものが多いですので、ほとんどがそのときによって依頼を受けますが、毎年各小・中学校等を回りまして、新年度の施設改修要望というのを聞きます。その中で修繕の対応可能なものについては優先順位をつけまして、その翌年に優先度をつけて、学校ごとに不公平が生じないよう、修繕料を割り振っていると、そういう状況でございます。
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○高橋 委員 この7,759万6,000円というのは、どういう根拠で積算していますか。積み上げなんですか。予測なんですか。比率なんですか。
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○学校施設課長 比率といいますか、前年の実績をもとに、あと、今申しました学校との聞き取りをもとに、学校間で不公平が生じないように割り振って、ほとんど前年と変わらないように、学校ごとに、そういう観点で割り振っております。
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○高橋 委員 1件100万円以上のリストみたいなものというのはあるんですか。
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○学校施設課長 ございますが、今はちょっと手元にございません。
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○高橋 委員 ちょっと金額が多いんで、100万円以上のもので結構ですから、ちょっと後でリストをいただきたいと思います。
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○前川 委員長 よろしいですか。
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○学校施設課長 後ほどお持ちします。
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○高橋 委員 それから、次のページですね、金額は少ないんですが、オージオメーターって、これは何ですか。
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○教育総務課課長代理 聴力検査に使う器具でございます。
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○高橋 委員 これは何カ所あるんですか。
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○教育総務課課長代理 8カ所でございます。
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○高橋 委員 それを毎年検査するものですか。
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○教育総務課課長代理 2年に1回検査するものでございますので、額に入れさせていただいております。
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○高橋 委員 じゃあ、それはわかりました。
それから、次のページですね。ちょっと先ほど言った要保護・準要保護の関係なんですが、これは小学校、中学校まとめてお伺いをしたいんですけど、その前に、小学校の全体の生徒数が何人で、そのうち要保護は何人、準要保護が何人、それから、中学校の全体の生徒数が何人で、要保護が何人、準要保護が何人、ちょっとそれが知りたいんですけど。
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○学務課長 19年度、この分についてはちょっと今把握しておりませんけども、まず18年度で言わせていただきますと、18年度につきましては、小学校が7,394人に対しまして、準要保護が696人、中学校は2,797人に対しまして285人でございます。要保護につきましては生保対象でございますので、私どもの方では、済みません、ちょっと。
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○前川 委員長 休憩とりましょうか。ちょっと休憩とります。
(11時47分休憩 13時10分再開)
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○前川 委員長 それでは、再開させていただきます。
午前中に引き続き、よろしくお願いいたします。
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○学務課長 お時間をちょうだいいたしまして、申しわけございませんでした。
まず、18年度の要保護の関係でございますけれども、小学校が2名、中学校が4名でございます。
そして、19年度でございますが、小学校の児童数が7,523人、それに対しまして、準保の認定が715人、中学校の生徒数は2,863人、準保の認定が301人、そして、要保護の状況でございますけれども、小学校が8人、中学校が5人という状況でございます。
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○高橋 委員 社会経済状況が対象になる児童をふやすような状況にあるのかなというふうには思いますので、非常に感慨深いんですけれども、約1割に近い方たちがこういう状況なんです。やっていくことは、当然教育の格差というのは一番いけないことですから、そういったことを是正するためにサポートしていくのは大切なことなんですけど、他市間比較というのは、一概には言えないんですけれども、大体ざくっと1割ぐらいなんですけども、大体同じような程度なんでしょうか。
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○学務課長 他市間比較というのは、新聞情報しかございませんけども、先般の神奈川新聞の報道によりますと、大体横浜、川崎あたりでいきますと9%、横須賀も9%超え、鎌倉がこのときの状況で言いますと、ごめんなさい、今、平成2年度で読んで、6年度で申しますと、状況でいきますと、横浜、川崎、横須賀あたりが10%若干超えでございます。その中で鎌倉が9.6というふうなことで、大体9%のところが低い方でないかということでございます。
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○高橋 委員 9.5%も10%も大して変わりない。ざくっとした数字としては1割ぐらいの方が、1割ぐらいの子供がその対象になっているということで、教育の格差が一番よくないといいつつも、こういう状況、子供たちがほかの子と比べて卑屈にならないように配慮してやっていただきたいなと、そういうことは思います。ここのところの人数を減らすように頑張りなさいと言っても、これはもう社会の状況がありますから、なかなかそういうことが教育委員会としてできるわけじゃないので、こういうことを受けとめながら、いろんな子供たちのケアをしていただきたいなというふうに思います。
もう一つ、ちょっとつけ加えてお伺いをしたいんですけれども、こういう状況がふえてくるということは、ネグレクトとか、育児放棄とか、家で食べ物食べさせないとか、何かそういうようなことも、まあ、ちょっと直接的に関係あるかどうかわかんないですけど、虐待なんかも状況によってはふえてくる環境もあるのかなというふうには思うんですが、その辺の掌握というのはどうなんですか。
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○教育指導課長 虐待に関しましては、こどもみらい課になりますか、こども相談担当の方で相談等を受けて、関係するところに情報あるいは事実確認ということで回ってまいります。我々の方は直接学校を情報源といたしまして、子供たちの様子を知るということで、我々がかかわるんですが、カルテという形ではちょっと持っておりませんが、やはり多くの問い合わせが来ているということはやはりあると思います。ただ、中身はさまざまでございまして、果たして虐待かというものもあるわけでございますが、数字については相談の方が持っていると思いますけれども、若干やっぱり我々に届いてくるのが多くはあるなという印象は受けてございます。
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○高橋 委員 確かに担当は担当できちっとした窓口が必要だと思うんですけれども、やっぱり教育委員会としてもこの辺のところについては積極的にかかわっていただきたいなと。先ほどの健診なんかでも何か虐待の痕跡があるとか、そういうようなことのチェックをしていただくとか、そういうことも大切でしょうし、やっぱり一番長い時間接するのは先生方ですから、先生方が、どうも朝のうち元気がないのは給食を食べると元気が出るとか、やっぱり日々の観察というんですか、そういうことも含めて、資金的な格差是正に対する制度としてはこういう形であったとしても、やっぱり子供たち一人ひとりの環境を整えていくことにはなかなか直接的につながっていくものじゃないと思いますので、ぜひ、多角的な見方でその辺の対応を図ってもらいたいと思いますが、何かありますか。
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○教育指導課長 委員御指摘のとおり、学校において早く子供たちの様子に気づくということで、保健室等、それぞれのところできめ細かく見ていくことは大事だと思っております。
特に虐待に絡んでは、先ほども申し上げましたが、他の課との連携の中で、昨年度から教員向けの虐待に対応する、本当にわかりやすい鎌倉市版をつくりまして、全教員に配付ということで、意識と、それから実際に活用できるようにということで、我々といたしましては学校に対して、課題として、あるいは対応の大切さについて話をしてあります。今後もしっかりと見守っていく必要があるかと思っております。
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○高橋 委員 ちょっと、この件で最後に聞いておきますが、児相というところに措置というか、されている子供は何人かいるんですか。
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○教育指導課長 現在何名ということはちょっとつかんでおりませんが、そういう相談をして、一時保護をされて、また、しっかり保護者の様子を見て帰っているということは何件かございました。
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○高橋 委員 やっぱり子供たちのことは、担当が違ってもやっぱり教育委員会としてきちっとどっかでキャッチをしておいていただきたいなというふうに思いますので、より綿密な連携をお願いいたします。
じゃあ、ちょっと先ほど資料をいただいた件のお伺いをしたいと思います。
はっきり言って、この件については驚きました。3月3日に観光厚生常任委員会の方に報告をしたいと、こういうことでお話がありまして、これは確かに待機児童もふえておりますし、特に1歳児とか、特に待機児が多い部分があったり、そうした面で何とか受け入れ先の定員を少し拡大したりとか、努力を続けてきていることは間違いないんですが、これはこれとして、私もちゃんとやってほしいなと、こういう思いでいっぱいなんですけれども、その問題と学校の用地を切り売りする、言葉は悪いですけども、もうこれ一生涯無償で貸し出すということは、あげちゃうということですからね。そういうことが許されるのかと。これが許されるんだったらば、もうどんどん行きますよ。20年度の予算の中に七里ガ浜の消防署の用地取得、これだって学校のすぐそばです。1億の幾らかけて土地買うんだったらば、じゃあ、学校の中でやったらいいじゃないかと。こういうことだって理屈としてはあるんですよ。そういうことがどんどん行きますと、どうなるかと言いますと、財政が厳しくなったら学校のあいている土地を切り売りして、不動産屋に売りゃいいじゃないかって、こういう話になっていくんですよ。教育委員会はこういうことを守っていかなきゃいけないんですよ。何でこんな話になったのかと思って、私はもう、とっても理解できないですし、許せることじゃないと思います。
こういうことをやるんだったらば、基本的な方針を出さないと、オファーがあったから受けましたなんて、そんな話じゃないですよ。学校用地というのはどういうふうにあるべきかということをちゃんと方針出して、その上で受け入れるかどうか。空き教室を一たんお貸しすることとは違いますからね、これは。学校の用地を切って、普通財産に戻して、それでやるということはもう教育委員会の手離れるということですからね。
それで、とんでもないことなんだけれども、ちょっと経過の中で幾つかお伺いをしておきたいと思いますので、担当の方から御答弁いただきたいんですが、先ほど出していただいた資料で、ピヨピヨさんの方から認可に向けた取り組みとして、土地を貸していただけないかと、こういう要望があって、こども局の方でいろいろ検討をして、教育委員会の方にお願いをしたと、こういうことなんですけど、ピヨピヨさんの方から来た書類を見ますと、第一小学校か御成小学校か稲村ヶ崎小学校、名前が挙がっているのはこれだけです。等って書いてありますから、どこでもいいということかもしれないですけれども。それなのに何で深沢小学校なんですか。
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○学校施設課長 こども部としては保育施設の設置場所といたしまして、市内にあるすべての市有地を候補地として選定を進めたと聞いております。そういった中で、今回お示しした深沢小学校用地が最も適していると判断したと聞いております。
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○高橋 委員 ということは、要望書にはない小学校を勝手にこども部の方で物色して、深沢小学校を特定したということでいいんですね。何の相談もなかった、その時点ではね。
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○学校施設課長 こども部が候補地を選定する上での相談はございませんでした。
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○高橋 委員 そういうことを許していいんですか、教育委員会として。学校の用地じゃないですか。学校の用地をほかのものに使うのに勝手に物色してるんですよ、相談もなく。そんなこと許せるんですか。いいんですか。それはいいの、何でもいいんですか、そういうことやって。
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○学校施設課長 教育委員会としましては、少子高齢化の推進という、本市の施策の推進という意味では保育園設置ということは必要なことだと認識しておりまして、そのために教育委員会としてできることは、学校教育活動に支障がない範囲で、支障を来さない範囲で、できる限り協力をしていきたいと考えた上での判断であります。
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○高橋 委員 じゃあ、いいんですね。少子高齢化の大義があれば、何でも学校を切り売りするんですね。どんどん減らしていきますよ、そしたら。
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○辻 教育総務部長 少子高齢化の大義名分があれば何でもいいということではなくて、もちろん学校教育というのが学校に課せられた基本でございますので、その教育活動に支障がない範囲でという条件がもちろんつくと思います。そういった中で、市全体の施策を推進する上で、そういった教育活動に支障がない範囲内で協力できるところがあれば協力をしていこうという考え方でございます。
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○高橋 委員 そうしたら全部の学校出しなさいよ、ここまでは削れるという土地を。そういうことになるんですよ。最低これだけあればいい、半分は売ってもいいですよって。何のために土地をこれだけ確保してきたんですか。市を見渡して、前任の部署でやってきたじゃないですか、どこの土地が売れるのかとか。そういうことやってきてるでしょう、土地がないわけじゃないんですよ。教育学校法人だとか社会福祉法人というのは、社会的な必要性から市街化調整区域でも建てられるという特別な恩恵があるわけですよ。そういうことも加味すれば、もっと幅広い土地を対象にできるわけじゃないですか。何で学校でやらなきゃいけないんですか。また、何であなたたちはそれを受けなきゃいけないんですか。私はおかしいと思いますよ。何で守らないんですか。いいや、いいやとしか思えないですよ。学校教育に支障がない範囲だとか何とか、そんなのは、そういう言い方したら全部そういうふうになっちゃうんですよ。こういうふうにすれば支障がないじゃないのとか、そういう話していったら本当に何にもなくなっちゃいますよ。
ここは、確かに私も一時、どうしても不足しているところを一時対応しなきゃいけないということで、空き教室をデイサービスセンターにするという判断もしましたよね。だけど、それだってやらなかった。まあ、結果よかったかなというふうにも思っていますよ。今回は子供のために使う。それだってあれですよね、報告ないですよね。学童というか、放課後子ども教室ですか、そういう形でやるわけですよね。そういうことだったらいいんですよ、そこに通っている子供たちが使うんだから。これはもう学校から切り離してやるという話なんだから、そういうことはね、私は教育委員会として認めるべきじゃないと思うんですよ。それを認めたら本当にあちこちの学校全部やられちゃいますよ。それはもうそういう、やっぱり姿勢で臨んでもらいたいし、これ、何ですか、教育委員さんもこれでいいというふうに了解したんですか。
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○辻 教育総務部長 こども部といいますか、市長部局からのそういった申し出に対しまして、事前の協議を今重ねているというところで、まだ教育委員会に最終的な報告、諮問は、教育委員会にはまだ諮られておりません。今後、最終的にそれが決まりましたら、最終的なその手続に入っていくと。まだ途中でございます。
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○高橋 委員 教育委員会に諮ってもいないものが、何でこども部がそんな学校の土地を切って使うみたいなことができるんですか、そんなの。いや、これね、本当に、いろいろ世界遺産の登録に対する公文書偽造だ何だの不適切な事務処理、これも要するに教育委員会と市長部局のまたぎのところで事務やっている人たちが起こしたこと。こども部か、こっちだってそうですよ、教育委員会と市長部局の方にまたがっている。どうも管理がおかしいんじゃないんですか、そういうところが。教育委員会は教育委員会でもっとちゃんとやっていればそんな間違い起きるはずないんですよ。またぎのところで両方にまたがっているところの部署がいつもおかしいですよ、保育料の計算ミスだとか、そんなこともそうだし、おたくらに怒ってもしようがないけれども。こんなことはね、本当にちゃんと学校の、要するに財産というか、そういうことをどういうふうに守っていくかということをちゃんと方針出してくださいよ。こんなこと認めちゃいけませんよ、本当に。
それで、もうちょっと言いたいんですけど、これは市長あてに手紙が出ているんですけれども、市長の方からはどういう話があったんですか。何もないですか。
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○学校施設課長 市長から教育委員会への指示は聞いておりません。
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○高橋 委員 市長が教育委員会に話すときというのは、課長に話すものなんですか。
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○辻 教育総務部長 私も直接市長からそういった指示は受けておりません。もし市長から直接ということであれば、理事者協議の中であったかというふうに思いますが、そういった話は特に教育長からも聞いておりません。
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○高橋 委員 これね、今回報告すると言ったり、報告をしない、取りやめると言ったり、そういうようなことがあったんで、正式に報告を受けるようなことじゃなくなったんで、とりあえず今回予算の中で経過、説明だけ、質疑として今お伺いをしているんですけれども、ある面ではこれは未遂で終わってよかったなと。もっと言えばね、当初材木座にあって、そこから佐助の方に移りたいとか、土地が見つからなくて由比ガ浜になったりとか、それでも、やっぱり預けている人のことを考えれば、やっぱり同じ地区の中でどこか土地を探さなければ、今預けている人というのは、そんな遠い方まで行って預けられるわけないんですよ。そもそも、だから、そこは入ってないわけですよ、深沢なんていうことはね。でも深沢保育園の方だから、今度アワーズキッズのところを考えているのかもしれないですけどね。
いずれにしても、一番問題があるのはこども部ですよ。こども部がやらなきゃいけないことなんで、そこに一番の問題はあるんですけれども、教育委員会はこんなことを許したら本当にほかの学校全部やられますからね。それだけは肝に銘じて、やっぱりちゃんとそういう方針を決めてくださいよ。利用に関するね。土地を削ってあげちゃうみたいなことは許せるもんじゃないですから。利用ですよ。単年度で貸すというんだったら、私はまだいろんな面でやりようもあるかなと思いますけれども、土地を削ってあげちゃうということはもう絶対だめ、そんなことは。それだけは言っておきたいと思います。とりあえずやめますけれども、予算委員会でまた質疑あると思いますんで。そのときはまた。
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○松中 委員 これ、きのう聞いて本当驚いたんだけど、本当にこんなことあったら大変ですよ。それで文書を見たら、深沢小学校の校長あてに教育総務部長が25日に出して、で、28日に結論出しているんですよ、これ。要望書見たら1月の22日なんだね、要望書は。これはどう見たって納得いかないんですけど、まあ、それはもう今言ってもしようがないんだけども、これはもう本当に鎌倉の学校の教育用地あるいは行政財産、それについて全部検討し直せと、本当に言いたい。
それと、全く子供のことだって言いながら、考え方が校長の回答の中に、幼保小連携の中で幼児との触れ合い等も積極的に推進し、こういうのは教育委員会なり校長会なり、全部議論した上でこういう考え方をとらないと、ここが要するに深沢小学校の校長だけの考えで土地貸していいのかってなるんです、これ。要するに、幼保小連携の中で幼児との触れ合い等も積極推進していくんだと。施設つくってくれるからちょうどいいっていうことなのかとか、いろいろ出るんですよ、これ。教育委員会の方だって、校長がこういう考え方とっているというんだったら、教育委員会で諮らなきゃだめですよ、それ。だけど、その前にこのことを教育委員会が基本的考え方を持っているかどうかということだってやっておかなきゃいけないんです。はっきり言ってこの幼保小連携の中で、積極的に進めていくという考え方を言っている。だったら御成小学校もしようじゃないかと言ったら、どっか使ってもらおうじゃないかって、どんどんなっていくんです。はっきり言って、子どもの家も子ども会館も、何でもいいんです、これ、はっきり言って。こういう考え方をとるなら。だから私も、これが残っているのしようがないから、これちゃんと、僕はまた教育長なり何なりにも言うけれども、こういうのは1学校の中で回答して、土地を、要するに、こういうものを基本的にもっと広く議論しなかったら絶対おかしいですよ、これは。それだけ言っときますよ。こんなこと許されないよ、はっきり言って。ここで怒ってもしようがないけどね、きのう、聞かされたときは本当に、私は、こんなことだったら大変なことになりますよ、学校の。だったら、子どもの家でも何でも解決しちゃいますよ、土地なんて。お互いに、要するに協力しましょうと、いいことだからって言ったら、どんどんこうなります。そういう考え方をもうとるならとるという考え方を教育委員会なり、あるいは関連部局を、要するにあれした上でとらなきゃだめですよ。それだけ言っとくけど、もうそれ以上質問しても、そこの問題じゃないから、まあ、いいけれども。そういうあれがあったということは教育長に言っておいてくださいよ。いいです、それで。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○石川 委員 いろいろと細かくお聞きをしたいんですけれども、ちょっとまず施設整備について、先ほどの山田委員からの2点目の質問と重なっちゃうんですけれども、遊具点検のところで、今、学校って校舎が古いですよね、かなり。全体的に古くなっていると思うんですが、それに伴って遊具も古くなっていると思います。今、どういう状況なのか、点検を重ねていると言いましたけれども、今、私が見た限りではロープ張って、テープ張って、使えないようにもなってますし、その辺をどう整備していくのか、お聞きしたいんですが。
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○教育総務課課長代理 毎年、遊具の点検を委託業者にお願いしてやっております。そのほかにも学校で独自に確認をしております。
玉縄小学校と七里ガ浜小学校の遊具につきましては、その点検におきまして鉄板の腐食ですとか、いろいろ、ふぐあいが生じているのが発見されましたので、それが直るまでは使用しないようにということでロープを張りまして、子供たちには使用させないような対応をしております。先日の2月の補正予算でその辺の補正をいただきまして、今年度内には修理を完了する予定でおります。
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○石川 委員 そうやって修理をして使っていくことも大事なんですが、やはり遊具も古いんだと思うんですね、タイプとか形とかね。だから、やっぱり今、新しく安全性の面でも心配されますので、そういったものも含めながら、もう本当に撤去するべきものは撤去していただいて、新しいタイプに変えていくということも次年度内で検討していただきたいと思います。
それから、次に、先ほど薬品の撤去に伴う委託料みたいなのがありましたけど、現在、薬品をどう扱っていらっしゃるんですか。
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○教育総務課課長代理 現在、各学校におきまして、かぎのかかる保管庫におきまして、学校長のもとで管理をしております。
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○石川 委員 ちょっと安全面で確認したかったので、わかりました。ちゃんとかぎがかかっていれば、私も安心しました。
それから、グラウンドの整備なんですけれども、最近では温暖化の影響で風の強い、強風が吹くことが本当に多くなりまして、グラウンドに砂ぼこりってよく見かけるんですが、ちょっと光熱費の関係を調べたら、小坂小学校がかなり水道代が高くて、その理由が砂ぼこりのせいで水をまくと。で、光熱費が上がってしまうというのを聞きましたけれども、ほかの学校でそういった苦情、住民からの苦情とかはございますか。
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○学校施設課長 ほかに学校ということですけれども、手広中でやはり砂ぼこりで苦情があったケースがございます。その場合には学校と話をしまして、やはり今おっしゃったとおり、散水以外に今のところ解決方法がありませんので、光熱費が上がってしまうんですけれども、近隣の苦情とかを考えますと、現状のところは今それが一番いいだろうということです。
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○石川 委員 これって、手広中の苦情があると言いますが、ほかのところも多分これから出てくるんじゃないかなと思うんです。その辺の水道代、省エネを進めるところではありますけれども、やはり地域の方とは連携してコミュニケーションとっていかなきゃいけないので、苦情が出る場合の対策もしていかなきゃいけないと思うので、そこを余りけちらないように、ほこりが出たらやっぱり水をまくということを、子供たちにさせればいいと思うんですね。ぜひ、そういうふうに進めていってください。
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○学校施設課長 率直に申しまして、こういう時代ですから、光熱費については控えろといった時代もございますが、そういった意味も含めて励行させるようにしていきたいと思います。
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○石川 委員 雨水とかをためて使うという方法もありますので、ぜひ工夫をして、省エネも進めながら、そういった対策もしていただきたいと思います。
それから、細かくて申しわけないんですが、飲料水等の環境衛生検査というのが予算計上されておりました。学校安全管理のところです。金額としては少ないんですけれども、学校の水道水って子供たちが飲めるんですか。そういう基準って満たしているのかどうか、お伺いしたいんですが。
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○学務課長 飲めます。
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○石川 委員 それは化学的に基準値内ということで理解してよろしいんですか。
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○学務課長 検査の結果、基準値以内となっております。
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○石川 委員 じゃあ、それで安心しました。いや、こういう検査をやると、ちょっと不安になるんですね。わかりました。
それから、体育館の床ワックス、小学校も中学校もありますが、これはどういったメーカーか教えていただけたらと思いますけれども。
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○学校施設課長 結論から申して済みません、メーカーはちょっと今わからないんですけど。ハウスシック対策で油性のものじゃなく、水性のワックスを使って、3年ごとのローテーションで、全25校をやるように計画を立てております。
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○石川 委員 今の回答で安心しました。化学物質過敏症もこれからふえる可能性もありますので、ぜひその対処はしていただきたいと思います。
それから、図書室なんですけれども、今、子供たちっていつでも入れる状況になっているんでしょうか。
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○教育指導課長 小学校においては基本的にいつでも入れるようになってございますが、中学校におきましては、やはり管理上、時間を決めてあけるということで、施錠している場合もございます。
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○石川 委員 小学校はいつでも入れますけど、中学校はかぎをかけて入れる時間帯を決めている。でも、中学校の方がよく調べものをしたりとか、そういった余暇時間に利用することもあるんじゃないかと思うんですが、その辺はどうでしょう。
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○教育指導課長 当然授業の中で、図書室利用というのはもう事前にわかっているわけでございますから、そのときには担当つける形をもってあけて、子供たちが行って、例えば二つの教室を利用するんであれば教師も両方を見たり、あるいは手伝うとかという形で、そのような、事前に計画の中で使う場合はもちろんございます。
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○石川 委員 わかりました。それから、ちょっと給食についてお伺いしたいんですけれども、中国ギョーザの問題がありましたけど、学校の、鎌倉市は中国を原材料にした加工品を使っていないというのはお知らせで来ました。加工品はほかのものも使っていないということでよろしいんでしょうか。
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○学務課長 加工品につきましては、国内産の野菜等が原料で、国内で生産、加工したもの、そういうものを使用しております。
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○石川 委員 学校給食の基本に手づくりを提供するというのがあるんですが、どの程度加工食品を使っているんですか。
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○学務課長 例で申しますと、ハンバーグとシューマイ、これは年に1回ずつやっておりますけども、この程度で冷凍食品は、あとは手づくりを心がけております。
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○石川 委員 ハンバーグを加工品にやっているんですか。どうして、ハンバーグぐらい手づくりにしてほしいんですけど。細かくて済みませんけど。
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○学務課長 ハンバーグは時間がかかるので、こういうものを使用していると、そういうふうな。
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○石川 委員 ちょっと答えになっていない。時間がかかるという問題じゃないと思うんですけど。シューマイは確かに時間がかかるかもしれませんけど、やっぱり手づくりにこだわってほしいなと私は思いますけど。昔はつくっていたんですから。
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○学務課長 ハンバーグじゃなくて、ミートローフは手づくりで行っております。先ほど申しましたハンバーグと言いますのはチキンとポークのサンバーグという商品でございまして、そのようなものを5月の時期に1回提供していると。あとはミートローフというのは手づくりでちゃんとつくっております。
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○石川 委員 くどくは言いませんが、手づくりになるように心がけていただきたいと思います。
それから、磁器食器に切りかえたことで重たいということもありますが、食器の数が私は足りてないんじゃないかと思うんですね。今の現在の食器の数と種類を教えていただきたいんですが。
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○学務課長 大皿、中皿と御飯のカップの3種類でございます。
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○石川 委員 細かく聞いて申しわけありません。食育を推進するということもうたわれているわけですよね。要するに御飯をつぐお茶わん、おわん型の食器が1個しかないと、御飯のときに、汁物があったときにどうするんだと。だから、そういう点で、食器の数をふやすという方法も考えられるし、あと、御飯の上にお魚が乗っかってたりという、お皿に御飯を盛ったりという例もあったんですね。やはり基本的に、食育をやるという、三角食べをするという基本のことをやろうとしているんだったらば、食器の数を私はふやすべきだと思うんですが、その辺はどう考えていらっしゃるんですか。
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○学務課長 私も学校給食につきましては何回か現場へ行きまして食べております。そのような中で、子供たちが配食するときの状況を見ております。見たのがトレーの上に二つのお皿を乗せた状況でございましたけども、非常に危ない状況、よそ見したりなんかしたりするような状況も多々見受けられました。そういうような中で、磁器食器にもしておりまして、重たい状況もございます。そういうようなものを見ていくと、ふやすというふうなことは、ちょっと子供たちも大変かなと。ただ、献立等、つけ合わせのものを工夫することによっていろいろ改善できるんじゃないかなというふうなこともありますので、今後、献立の工夫もしながら対応していきたいと思っております。
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○石川 委員 わかりました。
それから、私たち文教常任委員会で愛知県の小学校を見に行ったんですが、とてもすばらしい給食内容を見せていただきました。鎌倉市の献立をちょっと比較していて、どうして違うんだろうというのでちょっと考えていましたら、カロリーベースが鎌倉市の場合は低いんですね。低学年、中学年、高学年と3段階で、文科省からの3段階に分けてカロリーベースを準ずるようにというのがあるんですが、鎌倉市の場合は低学年に基準を合わせている。私もよその学校を調べましたけれども、大体中学年では真ん中の基準をとっているんです。そうすると650カロリーなんですが、鎌倉市の場合は低学年で580で、低学年のカロリーベースに合わせています。そうすると、たしか品数が減るんです。その辺はどうして低学年に合わせているのか教えていただきたいんですが。
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○学務課長 食事調査を行っておりまして、その中の結果から家庭の食事内容も変わってきておりまして、栄養摂取量が家庭で充足されている傾向にございました。そのような中で、取り過ぎの傾向のものは緩和したり、あるいは米飯給食や豆類、魚介類、そして野菜類などの献立をふやすような工夫をしているところでございます。
また、取り過ぎの一方、不足気味のお子さんもいらっしゃいますので、それらにきめ細かな対応をするようなことで対応しているところでございます。
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○石川 委員 そうですね、きめ細やかな対応とおっしゃいますけど、鎌倉市の標準献立を見てみますと、やはりカロリーというかな、家で食べているようなものが多いんですよ。家庭で食べているものも多い。デザートもつけている。そうすると、基本的に野菜を中心にしたものが、今子供たちが摂取不足になっているというところで、もうちょっと献立の工夫のあり方があると思うんです。家庭で食べているから鎌倉はこの分でいいんだという話ですけども、今の事情、ちょっと変わってきているような気がするんですね。ですから、もっと献立の工夫をしていただきたいと思うんですが、その辺はこれから検討できるんでしょうか。
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○学務課長 今後検討していきたいと思っております。
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○石川 委員 わかりました。
それから、栄養士がことしの予算書によりますと、去年は4人だったのが3人になっているんです。減っているんですが、それはどうしてでしょうか。
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○教育総務課課長代理 委託校がふえました関係で、委託校には正規の栄養士をつけるという考えのもと、嘱託員が現在4人から3名になっておりますので、正規の栄養士をふやしたために嘱託員が減っているという形になっております。
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○石川 委員 じゃあ、栄養士というのは各校に1人という配置は、今どういう状況でしょうか。
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○教育総務課課長代理 以前の職員適正化計画の中で、2校に1名というふうな形で移行しておりましたけれども、委託化に伴いまして、1校に1名という形で移行しております。
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○石川 委員 わかりました。じゃあ、各校に1名ということで、なおさらやはり標準献立を目安につくっていくと思いますので、それぞれの、そうですね、地産地消もやっていただきたいんですが、なかなかそういう農家の方とも近場になかったり、生産できなかったりありますけれども、そういう方向でぜひ工夫していただきたいと思います。
それから、先ほどのピヨピヨの話なんですけれども、深沢小学校の校長先生から教育長にあてての書簡の中で、その最後の方に、ここの場所というのは総合学習の場で、とても重要な位置を占めていますと書いていらっしゃいます。その代替については応分の整備を期待しておりますという回答があるんですよ。これ、そんな貴重なところなのに、どうして1週間で答えが出るのか。私も、2人の委員の方が質問しましたけど、やはり変な話ですよね。何かこう圧力でこういうふうな無理無理、答えをしてしまったようなことに思えてしまって、この文面だと。その辺はいかがなんでしょうか。
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○学校施設課長 文書での回答というのは12月ごろから始まっておりますけれども、こども部が実際に学校に向けて説明、口頭で、そういうことは6月を皮切りに行ったと聞いております。それを受けて職員会議がどのような内容かは私どもは知りませんけれども、ですから、その間学校は十分な検討をしたのではないかと推測しております。
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○石川 委員 保護者とは連絡とったんですか、PTAとか。
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○学校施設課長 その点もこども部から聞いておりません。
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○石川 委員 これから予算委員会の中で審議されるとは思いますけれども、今どういう状態なんですか。この話を進めているのか、それとも、それを聞きたいんですけど。
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○辻 教育総務部長 先ほども御答弁させていただきましたように、現在、私どもの方はまだ手続の途中という認識でございます。正式には話をもっとさらに詰めた段階、こども部で詰めた段階で、具体的な測量と面積等の問題も出ておりません。どういった形にするのかという具体的な形もまだ見えてきておりませんので、それらを詰めた段階で教育委員会にるるお諮りして、さらにその先の手続等に進めていきたいと、国への申請でありますとか、庁内の手続でありますとか、そういった形で進めていきたいと思います。
また、保護者に対する説明というお話でございますけれども、これについては私どもの方には学校の方で対応をするというふうに聞いております。また、近隣の住民の方々につきましては、こども部の方で対応をするというふうに聞いております。
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○石川 委員 これからの説明を私たちも待っている状況で、予算委員会の中で詳しく報告を聞きたいと思いますが、やはり学校だけの1週間内で決めてしまったこと、やっぱりあの学校は敷地ですので、ほかに深沢で、たしか子ども会館、子どもの家がプールから離れていますよね。だから、そういう使い方、もしこういう形で貸してもらえるんだったらば、もっと学校関係に必要なものが出てきたと思うんですね。ですから、そういうことも踏まえて、保育園をつくることも大事なんですが、もっと慎重に事を進めていかなけりゃいけなかったと私は思います。以上です。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありますか。
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○高野 委員 教職員の業務の関係で、基本的なことだけをお伺いいたしますけれども、先ほどもメンタルヘルスの調査ということについて質疑が交わされたわけなんですけれども、全国的な傾向を見ても、ちょっと新聞が手元にありますけど、10年前が大体4,100人ぐらいだったのが、おととし、2006年で7,650人と、こんなように明らかにふえていて、特にふえた中身というのがいわゆる精神性疾患と呼ばれているものだというような、全国的な文科省の調査結果があるんですが、去年も聞いたかもしれませんけど、鎌倉市においては、今言ったのは休職の数ですけども、去年、ことしぐらいでどういう傾向にあるのか、教えていただきたいと思います。
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○学務課課長代理 近年で休職等をとった人間についてですけども、平成15年度からの部分で言いますと、精神的な軽いうつ状態だとか、そういう形で休職あるいは療休に入った者の人数は全部で、今年度含めて11人です。
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○高野 委員 それで、単年度で簡単に見れない面があるんでしょうけども、数字だから言わなくても構いませんが、傾向としてはやはり、こういう全国的な傾向が鎌倉においても見られるというようなことなのか、鎌倉市は、いや、そんなことはありませんというようなことなのか、その辺の感触というか、認識はどうなっているか、お伺いしたいと思います。
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○学務課課長代理 鎌倉市だけの状況を見ますと、増加しているという傾向は言えないのかなというふうに思っております。
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○高野 委員 そうすると、これは皆さんの御努力もあって、比較的全国傾向からすると鎌倉はよりよい環境がつくられているのかなというふうに思えなくもないですが、ただ、やはり全国的な一般の傾向として、多忙化というのは代表質問の答弁でも教育長からございましたけれども、やはりそういった傾向は鎌倉においても、これは例外では、程度の問題はありますけども、ないのかなというふうに思っています。
そうした状況、いろんな背景はあるんですけども、お子さんの状況も難しくなっているとか、一つ、いわゆる親御さんとの関係ですね、モンスターペアレントなんて言われて、すごい何か特殊な存在かのような印象も受けるんですけども、これに大変苦慮していて、先ほどもあったように、鎌倉においても学校教育問題対策ということで、弁護士さんだとかお願いする体制をつくったということはよくわかります。
これも認識の問題なんですけども、じゃあ、何でそんなような、以前にはなかったような親御さんと教師との間でうまく解決できないようなクレームといいますか、苦情というか、そんなのが社会問題化しているのかという点で、いろんな専門家の意見もあるんだけども、私が一つ着目したのは、保護者が教育においてサービスの受け手になっていると。だから、消費者になっているというような傾向があるという分析は、非常に私も注目しているんですね。
委員長、恐縮ですけど、前、前川委員長がよく共育と、ともに育てると言っている。これはサービスの受け手ではないわけですね。お子さんと親御さんが一緒にお互い影響を受けながら、学校、地域、それが本来のあり方からすると、そうじゃなくて、あくまでもサービスの受け手であると。だから、自分の子供がとんでもないことになったとなると、そこしかもう目が向かなくなっちゃって、周りとの関係とかに目が向かなくて、それで、どうしてくれるんだと、うちの子をと。こういうふうな、これだけが真実を突いているのかはいろんな見方あると思いますが、鎌倉においてもこういう傾向というか、一つ今挙げましたけれども、こういう傾向というのは見られるんでしょうか。難しいと思うんです、数字でどうこうということじゃないですから。現場を回っている印象として、そこから聞こえてくる声としては、こういう傾向というのは見られるのかどうか、ちょっと認識を伺いたいと思います。
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○中野 教育総務部次長 学校長から教育委員会にいろいろ相談がございます。私のところにも幾つか来ますけれども、その相談の中に担任が1人で対応をしていると、どんどん深みにはまってしまうというような内容の相談がございます。それはどういうことかと言いますと、今高野委員おっしゃったように、自分の子供のことしか考えないという部分が非常に強いような気がいたします。自分の子供が被害者であると。子供はどうしたって友達同士遊んでいるわけですから、不可抗力というものがあります。そういうことも一切抜きに、けがをしたらけがをした分だけ被害を受けたというような言い方をすることでトラブルになるというのが非常に多い。こういう問題がやはり、私は教育委員会に入りましてちょうど10年目になるんですけれども、10年前と比べますと大分違います。そういう問題の提起といいますか、校長からの相談が大分違います。そういう感じは私個人として持っております。
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○高野 委員 丁寧な御説明いただいて、そうすると、やっぱり先ほどの就学援助のも、あれは経済的な側面ですけれども、いろんな社会的に背景があって、親御さん自体もそういう地域との関係だとか、これも言っているけれども、地域との関係でのつながりとか、希薄になっている。経済的に大変だったりすると、そういう面からのストレスもあるのかなとか、雇用形態がどうなのかとか、いろんなことが考えられるわけですけども、やっぱりそういう状況があるという現実がある中で、そうすると教職員の側から、先生の側から見ると、どうしても今まで以上にかかわり方を密接にというか、状況が難しいだけにやっていく必要があると。先ほどのような対策もとても大事なことだと思いますが、もめちゃって、どうしようもないというケースになるとこういう形で、あんまり本当は教育の現場でこういうのはよくはないと思うんだけども、しようがないですね、最終的には弁護士とか入れて、決着つけていくと。ただ、やっぱり大事なのは、そういうことになる前に、できる限り現場で保護者の方と、親御さんと教職員、学校の側がよく話し合って理解できるような環境をどうつくっていくんですか、ということがやっぱり大事になってくると思うんですよね。
そうなると、さっきの話、最初の話と関連が出てくるんですけども、先日テレビでも、ちょっと私、記憶が定かじゃなくて、ある先生に密着して、民放でしたかね、たしか。ずっと1日追ったんだけども、とにかく、その先生が特別なのかわかりませんが、いろんな書類に追われちゃって、給食はたしか5分ぐらいで、小学校の先生でしたけど、子供が遊んで遊んでと言って、添削してるんですね、何か日記の返事書いてたり、テストかな、何かそういうものの。で、昼休みも当然子供とドッヂボールに誘われてやったり、もうすさまじい状況だったんですね、見たら。それがすべての先生かどうかわかりませんけども、さっきのメンタルヘルスに、鎌倉はそれほど全国的な傾向と同じじゃないとはいえ、できるだけ子供とかかわる時間をどうやって確保していくのかというのは、非常に根本的な、今、モンスターペアレントのことを一例で挙げましたけれども、そのほかの諸課題を考えても大事で、相当これ事務的には鎌倉の先生もいろんな調査とかあるんでしょうね。子供の日記とか、テストの関係とか、追われちゃっているという、やっぱりそういう実態は鎌倉においても、これも数字的なものじゃありませんけど、現場を回った印象としては相当あるというのが実態でしょうか。
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○学務課課長代理 国でも教員の勤務実態調査をやりまして、ある程度の数字が出ておりますけども、私たちも鎌倉の学校現場を見ますと、確かに最近の教職員はいろんな部分で追われていて忙しくて、本来一番時間を割かなければいけない子供のために、学校のことに直接かかわったりだとか、子供のために何かを考えるという、そういう時間が少なくなっているなという現実は確かに感じております。
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○高野 委員 それは学校の中でもそうですし、そのテレビで見たその教員の方の一例だと、御夫婦でたしか先生だったんだけども、家に帰ってもやってるんですよ、9時、10時まで。すさまじいんですね、だから。そうすると、こういう背景というか、鎌倉で見た場合、実態としてはどういうことからこんなになっちゃっているのかという、そういう何か分析というか、国からおりてきているいろんな調査ものだ、県からおりてきているとか、そういうことなのか、答えづらいですか。どういう実態から、私はつぶさに現場を見ているわけじゃないから、どういう実態からそんなことになっちゃっているのかということで、少しわかる範囲で教えていただけないでしょうか。
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○教育指導課長 私のとらえている範囲のことで御勘弁いただきます。確かに私自身も学校訪問等で行きますと、先生方から出てくるのは忙しい、子供と向き合う時間が欲しいと。その一つの原因が、委員会の方からいろいろと調査も含めまして来るというのももちろんあるかもしれませんが、我々の方としても、できるだけ内部で処理をするようにしていますが、ただ、実際に一番のことは、前と比較したときに、やはり学校でやることが多くなっていると。本来学校では、昔は、学校はどうするかといったら勉強するところというところでしたが、勉強にはいろんな幅が今ふえてきていると。教科書以外にやらなきゃいけないことがある。当然、子供たちを育てることも大事ですので、いろんな内容が入ってくるわけですが、ただ、やるということになると、やはりそれなりの準備が必要だと。自分一人でやるんであれば、私個人で言えば、教科指導であれば持ち帰ってやることは可能ですが、学年で、学校全体での取り組みとなれば、当然会議等を持って、あるいは外部の方との打ち合わせとか、日程を調整すると。そういう中で、やはりいろいろと話をしなければいけない時間が、今までその分は子供に割けていた、あるいはその分、自分の教材の準備等に充てられていたものが、その次に回されてしまうということで。ただ、学校現場としましても、それをいかに効率よくこなしていくかということもやはり大事だとは思っておりますが、私の学校訪問をして、いろいろ先生方と話す中では、やっぱり学校でやるべきことというか、そういうようなものが多くなっているというのが一つかなというふうに私は感じております。
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○高野 委員 なるほど。そうですか。私もこの後、鎌倉でも、例えばメンタルヘルスのチェックをやるということですから、あわせてそういう率直な先生方のアンケートみたいなもので、この間、決算で伺ったときは、学校訪問でそういう声を聞いていますから今後もそういう形でやっていきたいというお答えで、わかりましたと私も言ったんだけど、もう少し、学校訪問といってもすべての先生の声が集められるわけじゃないでしょうから、そういう今みたいなお答えをもらうとなかなか、またそれが重荷になると、私の言っていることが支離滅裂になってしまうからあれなんですけど、ただ、1回そういう、難しい調査とかじゃなくて、実際の声というんですか、アンケートみたいな形ででも、何かそういう声を集めた中で、どういう工夫が、一歩でも二歩でも、根本的にはなかなか、教職員の定数とかというところに手をつけないと難しいんだろうなということを今お答えで伺って、これは代表質問でも聞きましたから改めて見解は求めませんけども、そんなような、なかなか現場で苦労しているというのが目に見えるわけですが、そんなようなこともぜひ考えていただければと、現場に余り負担をかけないような形でと思うんですが、いかがでしょうか。
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○中野 教育総務部次長 学校の教職員が学校の内部におりますと、なかなか工夫改善をするということが難しいというふうに思っています。教育委員会が学校訪問をして、こういう会議はこういうふうに効率的にやったらいいんじゃないかなんていうことは、なかなか指導はできないんですけれども、校長が集まる中ではそういう会議のやり方ですとか、例えば職員会議なら職員会議に出す議題のかけ方ですとか、創意工夫によって教職員一人ひとりが余裕を持ってできる時間を生み出すことができるということも考えられます。そういう努力をやっぱりしていかなきゃいけないという話は、常々校長会が終わった後の懇談等でしております。ですから、そういうことをやはり考えながら各校が取り組んでいくのがいいんではないかなというふうに思っています。
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○納所 副委員長 事項別明細書294ページの就学事務についてお伺いをいたします。高等学校等奨学生に対して奨学金を給付するという事業でございます。決算のときもちょっと確認をしたんですけれども、この就学支援事業の奨学金の給付対象、これはどのような範囲として定められておりますでしょうか、伺います。
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○学務課長 この支給の対象でございますけども、学校教育法に規定しております高等学校、その中で通信教育課程を除く、または特別支援学校の高等部へ就学する者、そして、市内に住所を有する者、そして経済的理由によって就学が困難な者、これが条件でございます。そしてもう一つ、学校への出席日数が出席すべき日数の10分の9を超えている者と、こういうふうな三つの条件がございます。
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○納所 副委員長 そうすると、やはり新年度、来年度も通信教育に学ぶ高校生に対する奨学金の給付というのは対象から外れるというふうに確認してよろしいでしょうか。
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○学務課長 9月の決算のときにそのようなお話をお伺いしまして、県内の状況を調べてみました。そうしたら、厚木市が通信制の高校生、月額1,000円の奨学金の給付をしていると、そういうふうな状況がございました。あと、ほかの各市ではやっておりませんけども、多分通信制を除外しているというのは、学費が極めて安いというふうなことだと思います。そして、さらに本市の要件といたしまして、出席日数、要件ですね、これを確認するのが非常に難しいと。自宅で学習しておりますし、レポートによる学習でございますので、出席日数の判定が満たされないというか、非常に難しい面がございます。
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○納所 副委員長 特に公立の通信制の高校の場合、学費等、または入学金等は非常に安価であると思うんですが、例えば私立の通信制等、そういったものというのはやはりそれなりの経費は入学初年度にかかったりということがあるわけでございます。通信制で学ぶ高校生に対する、何か別の奨学制度みたいなものがあれば、奨学金制度ですね、そういった貸与をするような制度があればよろしいかと思いますけれども、例えば厚木と同じように、月額1,000円であるとかということ、これを弾力的に今後考えていくということは、ある程度通信制に学ぶ高校生の実態というものを把握しなければいけないと思うんですね。これは高校生の実態把握、もしくは高校進学の実態把握というのはなかなか市の教育委員会としては難しいところがあるというのは十分承知しておりますけれども、市の独自の助成制度、もしくは本当に学ぶことを勧めると、推奨するという姿勢が何か政策的にあらわれるといいのかなというふうに思います。これは要望しておきたいと思います。
今回、定員が170人とふえております。決算のときは160人の定員で169名ということで、9名の方がこの奨学制度の恩恵にあずかれなかったという問題がございました。今回、定員をふやしていただいたことありがたいんですが、それによってさらにこの定員の人数、弾力的に運用するという可能性についてはいかがでしょうか。
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○学務課長 20年度につきましては10名増員いたしまして、170名というふうな枠組みの中で、決定させていただきました。過去2年間の例を見ますと、この対応で賄えるというふうな状況にございますけども、万が一超えることになったときでございますけども、過去の例からしましても、年度途中に転居等により減員も見込まれております。そのような状況もあることから、そのような超えるような状況になったときには、財政当局とも協議した上で、柔軟に対応していきたいと考えております。
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○納所 副委員長 ありがとうございます。ぜひ、多くの希望される方にぜひ適用していただきたいというふうに思います。
続きまして、事項別明細書296ページの教育センターが行っております相談室事業についてお伺いをいたしますが、この中で各中学校区を中心に市内をパトロールするという事業内容がございます。相談指導事業でございますね。今までもこれは行っていただいていると思いますけれども、この中学校区単位のパトロールのこれまでの成果、もしくは結果ですね、そういったものがあればちょっとかいつまんでお知らせいただきたいと思います。
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○教育センター所長代理 今年度の街頭指導、街頭パトロールの状況でございますが、年間24回、おおむね月2回実施しております。街頭指導員は全部で21名おりまして、延べの従事者なんですが、119名、大体1回当たりに直しますと7人程度になります。それで、夕方の5時、6時を中心といたしまして、大船駅周辺、あと鎌倉駅は2コースございまして、八幡宮の方面、あと、海の方面とございます。あと、9中学校区につきましては、今年度から防災安全部の青色パトロールカーを借用いたしまして、学区内をくまなく回っているという状況でございます。
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○納所 副委員長 わかりました。かなり大変な、これを続けるということもかなり大変だと思いますけれども、不審者情報等を見ますと、特に中学校の女子生徒が声かけをされてしまったりというような怖い目に遭っている部分もあるかと思います。生徒同士の問題の場合もあるでしょうけれども、成人の不審者からもぜひ守っていただきたい、そういった小まめな対応を続けてお願いをしたいと思います。
続けて、その次のページ、297ページの調査研究研修事業についてお伺いをいたしますが、先ほども質問にございました、この課題解決能力向上研修についてですが、対象教員ですね、これはどのような範囲で選ぶのか教えていただきたいと思います。
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○教育センター所長 この研修会でございますが、各学校で、希望によるんですけども、こういう研修を組みたいと。例えば情報セキュリティーの研修を組みたいという形がその学校であったとします。そうしますと、それに見合う講師がその学校に行きます。つまり、出前の出張みたいな形で行きます。ですから、その先生方は外部に出張に行かないで、学校にいたまんま研修を受けられます。先ほど来、多忙化という話がございましたけども、ぎりぎりまで授業をされていて、時間になったらその研修会場に間に合えばいいということで、全員がまず受けられます。ですから、一つのテーマに対しまして、みんなで研修を受けることができますので、その学校全体のボトムアップを図ることができると。その学校だけではなく、その学校で、ある学校でこういう研修を組みますのでということで、教育委員会から市内の小・中学校にお知らせをしますので、参加したい職員はその学校に出向きます。また、今、幼稚園、保育園でもいろんな課題を抱えておりまして、結構小学校、中学校の教師と同じ課題を抱えている場合もありますので、こういう課題について講師が来て、研修を組みますよという形をお知らせしますと、幼稚園、保育園の側でも教師が何人か来る体制もとろうかと思っております。
また、研修内容によりましては、教師だけではなくて、例えばその学校の教師と親御さんが一緒に聞いた方がいいという研修もあるでしょうし、あるいは教師と子供と一緒にその研修を受けるというか、その形もフレキシブルにして考えております。そういう形の中で、とにかくその学校現場で抱えている問題について、どういうふうに職員が解決していったらいいかという、解決から方法を身につけるという部分で考えております。
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○納所 副委員長 わかりました。やはり今ありましたように、学校全体でその研修内容を共有するというのは非常に重要なことだろうと思います。研修を受けた先生だけが意識が高まってということで、校内でバランスが悪いというのはかえって子供たちに対して、大人の対応、先生の対応がちぐはぐになってしまうということを防ぐためにも非常にいいことだと思います。特にまた法令遵守の研修については、押しなべて全学校、全教職員等でその研修内容を習得していただきたいというふうに要望しておきます。
続きまして、304ページと312ページですか、小学校、中学校の施設管理運営事業についてお伺いをいたしますけれども、まず、維持修繕料について、先ほど来お話がございました。ここで、例えば学校ごとの年間の修繕計画というものですね。そういったものがおありになるんでしょうか。その点についてお伺いをしたいと思います。
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○学校施設課長 先ほどとちょっと重複する部分がございますけれども、毎年夏休み期間から各小・中学校と接触いたしまして、新年度の改善要望書をいただきます。その中の修繕で対応可能なものについては優先順位をつけまして、業者から参考見積もりをとったりして、その後、学校ごとに不公平が生じないよう、修繕料を割り振っています。また、それ以外にもあらかじめもうやらなければならないとわかっている修繕、例えば体育館照明の交換、これは毎年やらなきゃいけないんですけども、あと、緊急修繕、台風とか雨漏りとか、必要なものに対応するための予算は、それとは別に用意いたします。予算的に修繕料で対応できないもの、大がかりな工事請負費の範疇については緊急度、優先度を勘案した上で、また、年次の計画を3年か5年ごとに立てるようにしております。
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○納所 副委員長 特に、最近は体育館等の施設で天井物が落下するであるとかいうような事例をよく耳にするわけでございますけれども、その優先順位のつけ方というのは、例えば緊急度であるとか安全性の問題であるとかというようなつけ方があると思うんですけれども、やっぱり最優先されるのは安全性ということなんでしょうか。
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○学校施設課長 おっしゃるとおり、まず、子供の安全性を確保した上で、危険度の高いものからやっていくと。あと、危険度がなくても、雨漏りとか、教育上支障があるものについて、優先度を高く設定してやっております。
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○納所 副委員長 そうすると、いわゆる危険箇所の修繕ということだろうと思うんですね。それが建物全体の維持管理の延命であるとか、補強につながる部分とはちょっとなかなかつなげにくいのかな。この予算の中でありますし、緊急な修繕ということが中心だろうと思いますけれども、いわゆる学校の施設というものを大事に使うような、その修繕の計画ということも少し検討していただきたいなというふうに要望しておきたいと思います。
それから、もう1点だけ、こちらの所管じゃないんですけれども、本来は生涯学習課で伺うところなんですけれども、放課後子ども教室、稲村ヶ崎小学校で稲小らんらんスクールをやっていただいておりますが、その運営に関して、学校側での負担に感じているところ、もしくは課題となっているところ、もしくは工夫を要するようなところというものが、もし、本年度行ってきた中で課題等がありましたらお伺いをしたいんですが、そのことについての報告というのは教育委員会の方に届いていらっしゃいますでしょうか。
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○教育指導課長 生涯学習の方でやっております放課後子どもプランでございますが、実行委員会を開いておりまして、私もその会に出席しております。その中で子供たちのアンケートによる講座の開設とか、1年間、また、最終的なものはまたこの後予定されていますので、そこで報告があるかと思いますが、今回の実施につきましてはできるだけ学校と切り離して、施設は利用するけれども、先生方は先生方で放課後業務ございますので、そちらとは切り離した形でできるような配慮をしつつ実施しております。
具体的な課題というのはまだ今後の中で出てくると思いますが、私としては現在稲村ヶ崎小学校については十分な理解を得ながら進められているというふうに理解してございます。
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○納所 副委員長 これは稲村ヶ崎小学校、もう校長先生を初め、大分御協力をいただいていると、この前見せていただいた中でそれがわかったんですけれども、施設の問題であるとか、それから、施設管理の問題であるとか、さまざま気を使わなければいけないこと、例えば学校であろうと、生涯学習課担当であろうと、そこで遊んだり学んだりする子供は同じ子供なわけですね。その中で、例えば、聞くところによると養護の先生が自主的にちょっと別の仕事をやりながら待機をしていただいていると。何かあったときにすぐ対応できるようにということで、本来はそういった義務もないんですけれども、そういった御配慮をいただいているということで、それがずっと続いてきてしまうと結構負担になってしまうのかなということもございます。ですから、その点についてはよく担当課と話をしながら、また、現場の声を聞きながら負担に、学校側での大きな負担にならないような配慮をして進めていただきたいということを要望しておきたいと思います。以上でございます。
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○前川 委員長 ほかによろしいですか。
(「なし」の声あり)
私からちょっと1点だけ要望させていただきたいと思うんですが、さっきの調査研究研修事業のところで、御説明の中になかったんですが、ぜひ、今学校で介助員、支援員の方たちがいらっしゃると思いますが、その方たちも研修の中に入れていただきたいと要望しておきます。お願いいたします。
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○教育指導課長 十分生かせるようにしたいと思います。今までも巡回相談員の助言の中での研修を現場でやっていただく。なかなか外に出るという機会が難しい中で、やっぱり校内でできる研修には積極的に参加もいただきたいし、学校もそういう対象をつくる、そういう意味では、今度の出前研修というような形でセンターが実施しますもの、やっぱり先生方の多くの課題の一つに、発達支援の子供たちへのかかわりというのがあると思いますので、そういうものはぜひ活用していきたいと考えております。
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○前川 委員長 ありがとうございました。
それでは、質疑を打ち切ります。予算等審査特別委員会への送付意見はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、なしと確認させていただきます。
教育総務部職員の退室、生涯学習部職員入室のため、休憩をとらせていただきます。
(14時33分休憩 14時45分再開)
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○前川 委員長 それでは、再開させていただきます。
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○前川 委員長 日程第2「議案第92号鎌倉市スポーツ施設建設基金条例の制定について」原局から説明お願いします。
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○スポーツ課長 議案第92号鎌倉市スポーツ施設建設基金条例の制定について、御説明いたします。議案集のその4、5ページから6ページを御参照下さい。
本市のスポーツ施設は、多くの市民によって利用されていますが、市民やスポーツ団体から、定期的な活動ができる場所が少ない、あるいは公式競技やスポーツイベントの開催のためには、既存の施設では十分な機能がないなどとして、さらなる施設の充実に対する要望があります。また、鎌倉市スポーツ振興基本計画を推進する上でも、その拠点となる総合体育館やグラウンド等の施設整備が求められているところであります。
そこで、こうした施設の建設資金とするために、新たに基金を設置し、施設建設を推進しようとするものであります。このような趣旨から、新たに基金を設置するために必要な事項を定める条例の制定をするものです。
まず、第1条で、基金設置の趣旨は、鎌倉市におけるスポーツ施設建設の財源に充てるものとします。次に、第2条で、基金として積み立てる額は、毎年度一般会計歳入歳出予算の定めるところによるものとします。次に、第3条で、基金に属する現金は、最も確実かつ有利な方法をもって保管するものとします。次に、第4条で、基金の運用から生ずる収益は一般会計歳入歳出予算に計上して、この基金に編入するものとします。次に、第5条では、市長は、財政上必要があると認めるときは、確実な繰り戻しの方法、期間及び利率を定めて基金に属する現金を歳計現金に繰りかえて運用することができるものとします。
次に、第6条で、基金の管理について必要な事項は市長が定めるものとする委任事項を定めるものであります。施行期日は、平成20年4月1日から施行します。
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○前川 委員長 質疑はございませんか。
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○高橋 委員 ちょっと大きく分けると二つ質問をしたいと思います。一つは基金そのもののこと、一つはスポーツ施設のあり方についてなんですけれども、最初にあり方ということでお伺いをしたいんですが、これをつくって、基金条例をつくって、幾ら積み立てて、何をつくろうとしていますか。
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○スポーツ課長 まず、幾ら積み立ててというお話ですけれども、特に今、用地も確保できてないところから、何のスポーツ施設をつくる、今要望がありますのは、総合体育館やグラウンド等でございますけども、まず、用地を確保しないうちはちょっと幾らという算定ができませんので、その目標額というのは特に決めていません。
それから、何をつくるかというのは、先ほど申しましたとおり、スポーツ施設ということで、特に総合体育館あるいはグラウンド等の施設を考えています。
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○高橋 委員 それにしても、どのくらいの規模で、平均平米単価がどのぐらいだから最低幾らぐらいは積まなきゃいけないとか、施設にするんだって標準的な設備をもってやるならば、大体何十億だとか、そういうお金が出るわけじゃない。それを、要するにそこまでちゃんと持っていくのか、それとも何十億までは、これで積み上げたらそういう施設をつくるようにするとか、何かその方針がないと、結局ポーズだけのことになっちゃうんですよ。やる、やるっていうね。やるためにこういうのをつくったんですよって、全然方針も何もわからないで10年も20年もほっとかれるような形になるかもしれない。そこはどうなんですか。
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○スポーツ課長 先ほども申しましたとおり、特に目標額は策定しないということでございますけれども、ただ、スポーツ施設は用地を別にしても多大な費用がかかる。先ほど申し上げたとおりなんですが、ただ、そのためにはやはり一般財源だけでは大変厳しいものがあります。ですから、そこではやはり市債等を活用するというような方法も出てくると思います。市債の充当可能額は、原則として対象事業費の75%ということですので、残りの25%に相当する額は市の一般財源が必要となります。そういう部分で、目標といえばその辺を目標にしたいと。施設の費用ということなんですが、これは規模、機能によって、もう大幅に違ってきますし、また、グレードの問題もあります。ただ、一般的に私ども他市の参考にしますと、総合体育館で約50億ぐらいというふうに見込んでございます。それからあと、グラウンドにつきましては25億というような、他市の例を見ますとこれぐらいの額がかかるんではないかと思います。
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○高橋 委員 ということは、それは建設費だけの話ですよね。用地確保まで含めたら。
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○スポーツ課長 そのとおりでございます。用地は別ということになります。
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○高橋 委員 いや、だってグラウンドなんていったらとてつもない広さが必要だし、体育館だったらば、グラウンドの半分とか3分の1ぐらいで何とかできるかもしれないですけど、これの用地取得なんていったら物すごい金額になっちゃいます。それはどのぐらい見積もっているんですか。
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○スポーツ課長 用地につきましては、まだ候補地がないということで、見積もりはしてございません。
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○高橋 委員 いや、だけど、総合グラウンドというのはある程度、中にするものやスタンドとか、そういうものも含めての最低このぐらい、要するに公式競技ができるものというのはあるわけじゃない。それは何平米ぐらいなんですか。
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○スポーツ課長 私ども、今考えておりますのは、グラウンドにつきましては2ヘクタール、約2万平米、それから、総合体育館につきましては1ヘクタール、1万平米という広さを考えております。
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○高橋 委員 そうすると、両方で3万平米ですよね。仮に平米10万円にすると30億ぐらいですよね。そうすると105億、仮の話ですけど、要するに100億以上のものが必要になってきて、仮に100億で設定すると25億円を市単で用意しないといけないと。その中で、この基金でどのぐらいを対応していこうという、20億でも30億でもいい、その中で一度にできないと。当たり前ですよ、30億も40億も一度にできませんから、基金で対応していこうという、それはあれも今度始まりますけど、川喜多さんもそうですよね。全部を基金で賄うということじゃなくて、基金である程度、1億とかそのぐらいになったらやりますよと、それが前倒しになりましたけれども、そういう一般財源からの繰り入れが可能な場合もありますけれども、ある程度それは方針として10億なのか、15億なのか、そういうものは言ってましたよ。川喜多の方は、基金にそのぐらいは積んでいきたいと。それはどういうふうに考えますか。
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○スポーツ課長 今、私どもが考えていますのは、スポーツ施設につきましては多大な費用がかかるということで、いわゆる単年度での一般財源での負担というのは大変なものだと、単年度ではですね。その負担軽減をするためにできる限りの積み立てをしたいというふうに考えておるところでございます。
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○高橋 委員 いや、そういういいかげんなことじゃなくて、やっぱりちゃんとやるからには方針を決めて、目標額を決めて、それに向かって着実に積んでいっていただかなかったらば意味がないと思うんですよ。
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○スポーツ課長 どのぐらいの積立額というお話ですが、土地は別にしましても、先ほど言いました総合体育館につきましては50億ですから、これにつきましては25%の12億5,000万、それから、グラウンドにつきましては25億というお話をさせていただきました。それの25%ということで約6億少し強というようなものが目標になるのかなというふうには考えます。
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○高橋 委員 それは要するに一般財源が必要な金額で、それを全部積み立てしていくって、そういう話ではないですよね。それは全部積み立てで、積み立てというか、基金の中で積んでいくという話ではないですよね。財政の方とどういう話しているんですか。
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○スポーツ課長 先ほども申し上げましたとおり、用地が確定しない中でなかなか幾らまでという、ちょっと財政ともお話し合いをした中では決めてはございません。なかなかそこら辺は決めるのが難しいのかなというふうにちょっと私どもは考えておるところです。
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○高橋 委員 じゃあ、例えば目標年度というのはどういうことなんですか。目標に向かってやっていく事業なんですから、5年でやるのか、10年でやるのか、それによってもまた積み立てていく金額というのはどうなんですか。
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○スポーツ課長 先ほども再三申していますとおり、用地がない中で大変、目標年次を定めることは難しいんですけれども、私どもの考えとしましては用地が確保できた時点ですぐ対応していきたいというふうには考えております。
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○高橋 委員 要するに、どこにつくってもいいというわけじゃなくて、市の中につくるわけですよ。市の中にね。そうすると、おのずともうできる場所、これだけの広さがある場所というのは地図で見ればわかるじゃないですか、人の土地であろうが、役所の土地だろうが、山だろうが、何だろうが。これだけの広さのものがあいている場所というのは特定されるわけですよ。その中で、可能性があるものなんていうのは限られてくるわけですから、そんなのはあれじゃないですか、そこが用地取得できるか、できないかって、ある一定の時期を決めて交渉に入るしかないじゃないですか。やるんだったらば、ちゃんとやってほしいということで、私聞いているんですよ。ただ、やるポーズだけじゃだめなんですよ、こういうことやったって。
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○スポーツ課長 用地ということでいろいろ私どもも探してはいるんですが、なかなか市内のこういう状況ですから、広大な土地を見つけるのは厳しいものがあります。そんな中で、今、深沢地区のまちづくりの検討をされております。そこに、今あります用地を確保できるように、私どもも担当課に要望をしているところでございますので、その結果はまだいただいてませんので、今私どもも動けない状況というふうになっております。
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○高橋 委員 しっかり、その辺は詰めて、この基金とは別に計画としてなるべく早く方針を固めて、それだってそんなすぐできるもんじゃありませんので、5年でやるのか、10年でやるのか、そういうことをお示しいただきたいと思います。
それと基金そのものに関することなんですけれども、今7基金あるのかな、今度8基金目だと思うんですよ。以前もちょっと財政とやりとりしたことあるんですけど、もう少し汎用性のある基金のつくり方ってできないものなのか。そういうことであれば、教育関連施設基金ということで、教育委員会に関するものは全部1回廃止して、一本にしてつくってやれば、今回1億だけれども、それが何十億って積んだ状態になって、早い者勝ちで早く調整ができればそこから使えるとか、そういうことも一つの便法ではあるんですよ。その辺の打ち合わせはどうですか。
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○スポーツ課長 確かにそういう方法もあるとは思いますけども、私どもスポーツ施設ということでやっておりまして、先着順みたいな、そういうのはなかなかちょっと難しいのかなというふうにちょっと考えるんですが。
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○高橋 委員 結局、こういうふうに市民の方から請願が出て、それで採択されて、それが50年前にも同じようなことがあったけど、いまだに何にもできていない。そういうことを受けてやる姿勢はいいんだけれども、それだけじゃだめだ。やっぱりやることが大切なんで、そのためにはポーズだけじゃなくて、実際にお金をどういうふうに引っ張るかというようなことで、基金の再編をしていただくということが具体的な資金の裏づけにつながっていくんじゃないかなということで伺っているんですけれども。
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○スポーツ課長 お話はもうごもっともでございまして、私どもも早急にスポーツ施設をつくりたいというのは、もう気持ちは同じでございます。ですから、市の財源だけではなく、国県等の支援といいますか、補助といいますか、そういうものも含めた形でいろいろと今後精力的に努力していきたいというふうに考えています。
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○高橋 委員 市債が75%で、25%は何らかの財源を確保しなきゃいけないと。その中に、例えば国県の、その25%の中で国県の補助が出る可能性もあるわけですか。
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○スポーツ課長 細かいことはちょっと私も、今手持ちの資料がございませんけれども、市の一般財源が必要だというのは、25%は変わらないのかというふうに考えています。
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○高橋 委員 そういうことは、75%の中で起債が、それでもいいことですよ、もちろんね、借金がふえるのはよくないんで。そうすると、25億にしても30億にしても、1億ずつ積んでたら25年とか30年かかる気が遠くなるような話なんで、その辺はやっぱり、とりあえず20年度つくりましょうということで、それはそれでよしとしますけれども、そんな1億ずつなんかちんたら積んでいくようなことをやってたら、実現するものもしなくなりますから、やっぱりそこはもう少しちゃんと方針早く固めて、それに向けて相応な積立金をしていっていただくような努力をしてもらいたいと思うんですけれども。どうでしょうか。
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○金川 生涯学習部長 最後の委員さんの今の御意見にありましたとおり、この20年度は一つの取りかかりとしてこの基金を設定させていただきたいということで、積み立てをしております。目標年度も、積立目標額も決めてないままで、スタートをいたしました。それについては余りに用地に関しましても、また、総合グラウンドからまず着手するのか、あるいは総合体育館の方から着手するのか、そういったことも不確定な部分が余りにも多過ぎまして、とりあえず、まずこの基金を積み立てていくことによって、事業が具体化したときの一つの基本的な一般財源充当額が備えていると、そういった状況だけもまずつくろうということでスタートいたしました。
そんなことで、今いろいろと御答弁申し上げましたけれども、これからは今御指摘いただきましたように、まず用地の選定を精力的にやる。どういった施設をどの時期に建てる、そういった諸条件を規定して、それに必要な所要の財源を幾らかということで目標年度を設定して基金へそれを反映させていきたいというふうに思っております。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。それでは、御意見を受けたいと思います。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。それでは、この議案に対して、採決をとりたいと思いますので。議案第92号鎌倉市スポーツ施設建設基金条例の制定について、賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
ただいまの原案を可決させていただきました。
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○前川 委員長 それでは、日程第3「議案第98号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について」原局から説明をお願いいたします。
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○スポーツ課長 議案第98号鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。議案集その4、17ページから19ページを御参照下さい。
今回の改正の趣旨は、鎌倉市スポーツ施設条例第2条に規定するスポーツ施設の一部の駐車場の使用料を徴収するため、鎌倉市スポーツ施設条例の一部を改正するものです。主な改正内容としましては、スポーツ施設のうち鎌倉体育館、大船体育館及び鎌倉武道館の駐車場の使用料を徴収するため、必要な規定の新設、その他規定の整備を行います。
まず、第3条で、有料にする駐車場が指定管理者により運営を行う施設から除かれることを規定します。次に、第4条及び第5条で、閉場日及び開場時間の原則と、変更ができる場合を規定します。次に、第13条、第14条及び第19条で、使用の承認及び使用の承認をしないことができる場合並びに使用の承認を取り消すことができる場合を規定します。次に、第15条及び第16条で、駐車場使用料は別表第2に定めるとおりとし、使用終了後に精算をすることとします。また、公用使用等の場合には使用料を減免できることを規定します。次に、第13条、第14条、第18条、第20条及び第21条で、その他の規定について整備を行うものであります。
なお、使用料につきましては、1台につき、使用開始から30分以内の場合は無料とし、最初の30分を超え、3時間までは200円、以降1時間ごとに100円を徴収するものであります。施行期日は、平成20年7月1日から施行します。
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○前川 委員長 御質疑ありませんか。
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○高橋 委員 プールの方は、これは何ですか。自転車かな、車なんですか、これは。プールの方の車の料金について、1回幾ら。
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○スポーツ課長 海浜公園水泳プールの方は、これは入場料の関係でございます。
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○高橋 委員 プールは入場料で、駐車場の方はその下になっているということか。じゃあ、プールには駐車場はない。
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○スポーツ課長 プールに隣接しまして駐車場がございますけど、それは私どもが担当しているんではなくて、公園協会が私どもの海浜公園水泳プールを開設している期間、有料で駐車をさせております。
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○高橋 委員 それは同じ値段なんですか。
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○スポーツ課長 海浜公園水泳プールの隣にあります駐車場は、1時間300円というふうに聞いてございます。
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○高橋 委員 それで、例えば開場と閉める時間と、書いてあるんですけど、日にちをまたいじゃった場合というのはどうなるんですか。それはそのまま時間の計算するんですか。
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○スポーツ課長 開場を8時半から、その日の閉める時間は、閉場は9時15分というふうにしております。もし、そのままいるようですと、加算をされていくということになるかと思います。
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○高橋 委員 今回の体育館、武道館については、直営ということになるわけですか。
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○スポーツ課長 駐車場の料金の徴収につきましては、直営ということでございます。
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○高橋 委員 やり方としては機械でやるけれども、何かトラブルがあったときに対応するのが、そこにいる職員がやるという、そんな程度のものですか。
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○スポーツ課長 確かに機械で対応しようというふうに考えておりますけども、その扱いにつきましては鎌倉体育館あるいは大船体育館につきましては職員がおりませんので、そこにおります指定管理者に委託をしようというふうに考えております。鎌倉武道館についてもそうです。
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○高橋 委員 機械でやる駐車場なんて、ほとんどもう無人なわけですから、何かトラブルがあったときだけ対応ができればいいだろうというふうに思うんですよね。何かそれにかかわる経費がまた発生するようなことはあるんですか。
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○スポーツ課長 毎日の売り上げを管理しないといけませんので、その辺の部分も含めた形での委託というふうになろうかと思います。
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○高橋 委員 それはどのぐらいの費用なんですか。駐車料金より高いことはないか。
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○スポーツ課長 3館まとめて140万程度、今考えております。
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○高橋 委員 大体、駐車料金の収入見込みというのが幾らなんですか。
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○スポーツ課長 回転数とかによってなかなか正確に出すのは難しいところがございますけども、ざっと私ども1こま2時間を利用したとして、鎌倉体育館が約340万、それから、大船体育館が360万、それから、鎌倉武道館が約700万ということで、年間1,400万ぐらいの収入があるんではないかと考えています。
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○高橋 委員 とりあえず移行の時期だろうと思いますので、また、その成果、1年たった後、ぜひ御報告いただきたいなと思います。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認させていただきました。
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○前川 委員長 日程第4「議案第99号鎌倉市青少年会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」原局から説明をお願いします。
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○青少年課長 議案第99号鎌倉市青少年会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。議案集その4、20ページから23ページを御参照ください。
今回の一部改正の趣旨でありますが、鎌倉市青少年会館において、施設使用に当たり使用料を徴収するとともに、現在休館日である月曜日を開館するため、必要な規定の整備を行おうとするものであります。
主な改正内容でありますが、まず、条例の題名を、鎌倉市青少年会館条例に改めます。次に、休館日でありますが、現行の休館日は規則により規定しておりますが、今回条例で規定しようとするものです。改正後の会館の休館日は、12月29日から翌年の1月3日までと、毎月最終月曜日といたします。次に、開館時間でありますが、現行では規則に規定しているものを、今回条例で規定しようとするものであります。会館の開館時間は、現行規則で規定している時間と同様、午前9時から午後9時30分までとします。次に、使用料についてですが、使用料の減免と使用料の還付について新たに規定いたします。まず、使用料は、鎌倉・玉縄青少年会館それぞれ部屋ごとの面積に応じ、1時間当たり100円から600円にしようとするものであります。次に、使用料の減免については、公用・公益事業のため使用するときや青少年活動を行うために会館を使用するときなどは、減免することができるよう規定しようとするものであります。
また、使用料の還付については、災害や公益上で使用承認を取り消した際、還付することができるよう規定しようとするものであります。
最後に、この条例の施行期日でありますが、周知期間等を考慮し、平成20年10月1日から施行しようとするものであります。
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○前川 委員長 御質疑ありませんか。
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○高橋 委員 この料金の算定方法というのは、どういうんですか。
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○青少年課長 施設の維持管理経費の合計額に対して、年間開館時間と施設の床面積を基準に、各部屋ごとの床面積で時間単価を算定いたしました。その算定した結果につきましては、生涯学習センターの料金算定とその算定方式は同じでありまして、それらを参考にして均衡を図り、その金額を設定いたしました。
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○高橋 委員 例えば生涯学習センターなんかの場合には、あそこは借地ですよね。そういうものを、要するに全部含めて計算をして出しているんですか。こっちは市の用地だから。
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○青少年課長 施設の維持管理経費ということで、土地の賃借料等は除いております。
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○高橋 委員 それはどういうものが入っているんですか。例えば、人件費とか光熱水費とか。
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○青少年課長 人件費は入っておりませんで、実際の維持管理経費ですとか、光熱水費、修繕料、委託料、それから、会館の自動ドアの保守点検等の運営、運営というより維持管理経費についての金額でございます。
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○高橋 委員 算定の根拠はわかりました。それで、前もこういう方向でやりますよということで、利用者や利用団体の方々といろいろ話をしていただくということを伺ったんですけど、その辺はどんな経過でしょうか。
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○青少年課長 利用者懇談会という、利用者の代表の方にお集まりいただきまして、鎌倉について2回、玉縄について2回開催してございます。その中で、まだ2団体ほど、鎌倉じゃなく玉縄地区なんですが、まだ2団体ほど料金の設定については理解できないということで、引き続きまた説明を開いて、十分に周知していきたいと思っております。
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○高橋 委員 時期が悪いというのもありますよね。いろんなものがね、国もいけないんですけれども、各家庭の方に個人負担を、医療費にしても何にしても、介護の費用にしても何にしても負担がかぶさってくる。それから、税の軽減をしてたものがもとに戻って、また皆さん負担になってくると。そういう時期に、少しの時間を楽しむ場所、これもまた有料化かと。市民の皆さんの重税感というか、そういうものはますますふえてきているんじゃないかなと。その2団体がどういう2団体かわかりませんけれども、やっぱり時期の問題や、それから、鎌倉市自体がどれくらい行革に取り組んでいるのかという、皆さんの理解ですよね。これだけやってくれているんだったら、もうこれで成り立たないんだったら、これはもうみんな喜んで使用料を払いましょうと、矢祭じゃないですけどね、そういう環境を、そこまでは当然行かないわけですけれども、やっぱりつくっていく必要があるなと。ここだけのことで皆さんやっているわけで、全体というのは財政の方の問題もありますので、皆さんにそういうお話をしてもしようがないなとは思うんだけれども、市民の皆さんの気持ちは、やっぱりそういうところにあるんだろうというふうに思いますし、運用が多少弾力的な運用ができるようになっていますので、インチキはいけませんけれども、なるべく減免に該当するようなものについては積極的に知恵を貸してあげていただいて、運用していっていただきたいなと、意見だけ言っておきます。
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○石川 委員 最後の方に、突然パチンコ店の条例の規制に関するというのが出てくるんですが、これはそのパチンコ条例の中に、こちらの名称が変わったんでということで理解してよろしいんですか。
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○青少年課長 パチンコ条例について、鎌倉の青少年会館の設置及び管理に関する条例という文言があります。その題名を鎌倉市青少年会館条例に改正しますので、その部分を一緒に直そうと。
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○石川 委員 そうすると、パチンコの方の条例に青少年という、この会館の条例がどう、ちょっと全文が見えないので、例えばパチンコの近くに青少年会館を建てちゃいけないとか、そういうことですか。逆、青少年会館近くにパチンコを建てちゃいけないというのがあるんですね。
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○青少年課長 そのとおりでございます。
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○石川 委員 そうすると、今、たまたま青少年会館はパチンコ店とは離れたところにあると、設置されていると。逆にこの条例があると、駅の近くに新たに建てるということはできないということですか。建てたい場合に、パチンコ店が逆に先にあったら、青少年会館は建てられないということになるんでしょうか。
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○青少年課長 パチンコ店を建てる際に、200メーターとか離れて建築をしなくちゃいけませんよということですので、逆に青少年会館が既存のパチンコ屋のそばであっても、その青少年会館は建設することはできます。
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○石川 委員 理解できました。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
では、なしと確認させていただきました。
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○前川 委員長 日程第5「議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分」原局から説明をお願いいたします。
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○島崎 生涯学習部次長 議案第83号平成20年度鎌倉市一般会計予算のうち、生涯学習部所管の内容を説明いたします。
平成20年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書につきましては118ページ、同じく平成20年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明につきましては、317ページから319ページを御参照ください。
55款教育費、20項社会教育費、5目社会教育総務費は5億9,974万5,000円で、社会教育一般の経費は美術品の保管・搬送や美術館検討委員会のための経費、教育文化施設建設基金への利子積立金、社会教育委員や社会教育指導員の報酬、子ども写生大会や放課後子ども教室に要する経費、PTA連絡協議会ほか関係団体への補助金、スポーツ課を除く生涯学習部に所属する職員59人に要する人件費を。
内容説明につきましては、320ページから322ページにかけまして、社会教育施設の経費は吉屋信子記念館協議会委員の報酬、吉屋信子記念館や明月荘の光熱水費など施設の維持管理の経費、鏑木清方記念美術館の指定管理料や施設の維持修繕に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は、120ページにかけまして、内容説明につきましては323ページから331ページまでとなります。10目文化財保護費は6億1,401万円で、このうち生涯学習部の事務事業に要する経費は5億9,775万3,000円で、保護整備の経費は、文化財専門委員や発掘調査研究嘱託員の報酬、市内遺跡発掘調査などに要する経費、国指定重要文化財建造物鶴岡八幡宮上宮の保存修理事業費補助のほか、県・市指定の文化財保存のための事業費補助の経費、史跡永福寺跡や史跡亀ヶ谷坂、史跡北条氏常盤亭跡など国指定史跡の環境整備に要する経費、博物館検討委員会の委員謝礼などを計上いたしました。世界遺産に係る史跡等準備の経費は、世界遺産登録推進担当所管部分のため省略させていただきます。
内容説明は、332ページとなります。15目生涯学習センター費は2億1,207万1,000円で、生涯学習センターの経費は生涯学習センター管理業務補助嘱託員の報酬、生涯学習センター総合管理業務委託料など施設の維持管理に要する経費や土地賃借料、生涯学習ネットワークシステムの運営に要する経費、市民スクールなど各種講座及び大学等公開講座の開催や生涯学習ガイドブック作成に要する経費などを計上いたしました。
内容説明は、333ページ及び334ページとなります。20目青少年育成費は5,790万2,000円で、青少年育成の経費は青少年指導員及び青少年問題協議会委員の報酬、青少年動向調査アルバイト賃金、成人のつどい事業などの委託料、青少年指導員連絡協議会ほか青少年団体への補助金などを。青少年施設の経費は、鎌倉・玉縄両青少年会館の運営と維持管理に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は122ページを、内容説明は335ページ及び336ページとなります。25目図書館費は1億5,423万1,000円で、図書館の経費は中央図書館を初め、各館の図書、視聴覚資料、雑誌等の購入経費や、図書の検索、貸し出しサービス用コンピューターなどの賃借料、図書館協議会委員や図書館業務嘱託員などの報酬、ブックスタート事業に要する経費、市民活動団体との協働で実施する図書館の振興事業に係る負担金、光熱水費、修繕料、保守点検手数料、清掃業務委託料など、施設の維持管理に要する経費を計上いたしました。
内容説明は、337ページ及び338ページとなります。30目国宝館費は8,950万3,000円で、国宝館の経費は館長などの非常勤職員や国宝館協議会委員の報酬、氏家浮世絵コレクションへの補助金、観覧券、ポスターの印刷製本費など特別展の開催に要する経費、光熱水費、修繕料、機械警備及び総合管理業務委託料など施設の維持管理に要する経費、土地賃借料、収蔵庫の免震設備に要する経費などを計上いたしました。
内容説明は、339ページとなります。35目文学館費は7,670万6,000円で、文学館の経費は鎌倉文学館の指定管理料や維持修繕に要する経費を計上いたしました。
予算に関する説明書は124ページを、内容説明は340ページから343ページとなります。25項保健体育費、5目保健体育総務費は1億3,796万9,000円で、保健体育一般の経費はスポーツ振興審議会委員や体育指導委員の報酬、体育協会、レクリエーション協会への補助金、スポーツ課に所属する職員12人に要する人件費、各種スポーツ行事開催の経費、学校体育施設開放のための経費などを計上いたしました。
内容説明は、344ページから346ページとなります。10目体育施設費は3億4,430万円で、体育施設の経費はスポーツ施設建設基金積立金、スポーツ施設の指定管理料、PFI事業によるこもれび山崎温水プールの運営に要する経費などを計上いたしました。
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○前川 委員長 質疑ありませんか。
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○高橋 委員 細かく聞いていきますけれども、最初に317ページ、この間博物館の御報告をいただいたんですけれども、美術館の関係で策定委託というか、それが367万5,000円計上されているんですけれども、これはどういうことを委託するんですか。
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○島崎 生涯学習部次長 美術館の建設について、専門の委員さん8名にお願いをしております。具体的にどのような美術館を建設するかということで意見をいただいているわけでございますけども、市の方針として美術館をいろんな先進都市の事例ですとか、たたき台をつくって委員さんにお示しする場合、生涯学習課の方には美術関係の学芸員が1人もおりませんので、民間のノウハウを活用することによっていろんな委員会の資料を作成していただいたりするためにお手伝いをしていただいているものでございます。
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○高橋 委員 これはもう既にやっている事業で、ずっとお願いをしている会社があるということですか。
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○島崎 生涯学習部次長 平成19年度、今年度の予算にも同額を計上させていただきまして、美術関係の丹青研究所というところに19年度はお願いをしております。20年度につきましては具体的にそこにお願いするということではございません。決定しているということではございませんということです。
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○高橋 委員 資料づくりなんかだったら、どこでもできるんでしょうけどね。スムーズにやっていただきたいなというふうに思います。
それから、吉屋信子さん、320ページですけれども、これも一般利用と予約利用ということで、ずっとやってきたんですが、一般利用をもう少し拡大していただきたいというような要望がかなりあって、今どんな状況になっていますか。
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○島崎 生涯学習部次長 今現在、4月、5月、6月の春の土曜日、それとあとは、4月の下旬から5月にかけましてゴールデンウィーク中も入ります。それから、10月と11月の毎週土曜日を公開しておりまして、大体毎年6,000人前後の方にいらしていただいております。
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○高橋 委員 具体的に何日間ですか。
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○島崎 生涯学習部次長 平成19年度ですと、36日間になりまして、少しずつ毎年日にちをふやさせていただいているという状況で運営をさせていただいております。
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○高橋 委員 1年365日、今、なるべくお休みをしないようにして、月1回ぐらいのお休みで、なるべくいろんな公共的なものは利用していただこうという、そういう時代ですよね。そのために公務員が直接管理に当たらないで指定管理者にしてやっていくとか、工夫をしながらそうやっている時代に、36日間しか一般公開がないって、ちょっと余りにもね。従前から施設の老朽化云々ということで、多少手入れないと一般公開はちょっと難しいんだというような話もありました。それならそれでちゃんとそういう予算をとって、やっぱりそこをふやすべきだ思うんですよね。これが一般公開で、実際には予約公開というのがありますから、全く利用してないというふうなことではないんですけれども、やっぱり一般公開というのは、文学館に行っていろいろ見て、その足で寄りたいという、そういう流れの中にある施設ですから、当然そういう声が出るのは当たり前だと思うんですね。そういうことをやっぱり考えて、少なくとも週の半分ぐらい一般公開するぐらいやってもらえれば、本来、だから予約公開というのはもうなしにすれば、なしでも別にいいと思うんですけどね。もっと何か、やっぱり踏み込んでほしいと思うんですがね、どうでしょう。
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○島崎 生涯学習部次長 平成19年度なんですけど、ちなみに予約をして学習の場等で活用していただいている形でも開放しているわけです。実際に、ことしの1月末現在で延べ97日を会場としてお借りしたいということで使われております。それ以外に一般開放、先ほど申しました4、5、6と10、11月、その日が36日ですから、合計しますと130日ほど使われておるということでございます。なるべく平日も含めて多くの開館ということでございますけども、やはりあそこは第一種低層住宅ということで、ほとんどあいている状態になりますと公の施設的なというか、木造の家屋の中に不特定多数の人が入るということになりますと、近隣住民との調整、それから消防との調整等もございますんで、今委員さん御指摘ありましたように、限られた予算の中でなるべく少しずつでも開館、一般開放をふやしていきたいというような気持ちでやっておりますけども、そういうような状況でございます。
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○高橋 委員 毎回聞くんですけれども、建物がもしあれだったらば、例えば庭だけでも入れるようにしてくれたらどうかとか、そういうことで町内会さんとも話し合いの場を持っていただきますよみたいなことでお話も伺っているんですけれども、その辺が全然理解得られないんですか、あの町内会さん。
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○島崎 生涯学習部次長 具体的に町内会全員集めてのというような、有志の方というようなことまではちょっと実施できてない状況なんですけども、いろいろ開放している中で、御近所の方から開館していることに対して、開館していることが悪いということではないんですけれども、ちょっと御連絡いただいたりしているというケースもたまにあるみたいですので、その辺はちょっと慎重に対応したいなというふうに考えております。
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○高橋 委員 利用される方のマナーの問題、これはまた別な手だてを打たなきゃいけないんですけれども、やっぱり貴重な財産ですから、多くの方に触れていただくということがやっぱり原則だと思います。もっと言えば、川端先生の記念館の方もお願いをして、年12回でも年に6回でもいいからあけていただく。そういう流れの中で、文学館から吉屋さんへ行って、逆か、川端さんへ行って吉屋さんへ来るのかな、まあ、どっちでもいいですけども、そんな文学に親しんでいただけるような週間、文化週間でも何でもいいんですけれど、何かそういうふうにやっていくと、鎌倉というのはそういうことをよくわかっているなということで評価もしていただけるんじゃないかなというふうに思いますので、そっちも、これ要望ですけど、あわせて言っておきたいと思います。
それから、続けて鏑木さんの件、これも毎回聞いていることですが、鏑木さんの方も寄附をいただくときの要望として、鏑木さん以外のものは飾らないように、そこを何か御案内いただいて、1回ぐらいやったかなという気もするんですけど、まだない、だめなんですか。
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○島崎 生涯学習部次長 まだ鏑木さんの作品以外のものはまだ展示したことがございません。
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○高橋 委員 その辺の指定管理者に移るということも含めて、話し合いの機会を持っていただけるということだったんですけど、どうでしょうか。
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○島崎 生涯学習部次長 指定管理者は御存じのとおり、鎌倉市芸術文化振興財団が文学館と鏑木清方を一緒に運営をしていただいています。今も実際には指定管理者のある程度リードで展示計画とかできるわけです。展示につきましては、遺族の方にいろいろ相談をしながら展示計画を進めているわけでございまして、指定管理者の方からそういうお話を何回かさせていただいているんですけども、なかなかその辺御理解をいただくということが難しい状況であるというお話は伺っております。
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○高橋 委員 話し方だと思うんですよね。鏑木さんの評価といいますのは、もちろん御本人の評価というのは一番ですけども、そのお弟子さんたちも評価されれば、やっぱり師匠である先生も評価されるわけで、少なくともそのお弟子さんの師弟展とか、先生とお弟子さんのと両方飾りながら、総合的に評価を高めていただくとか、何かそういうものだったら、切り口としてですよ、どうですかとか言っていただいて、鏑木先生の評価にかかわるところで御相談をいただいていけば一つのステップになろうかなと。これは答弁要らないですけれども、ただ、指定管理者で来館者をふやしたいから、だれでも飾っていいですかみたいな言い方すれば、そりゃかちっときますよね。
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○島崎 生涯学習部次長 済みません、説明の仕方が不十分で申しわけございません。あくまでも指定管理者のお願いをしているのは、お弟子さんたちの絵を一緒にということで、やはり先生とお弟子さんのそれぞれおかきになったすばらしい絵をそこに展示をお願いしたいということでお願いをしておりまして、全く全然関係ない第三者の方の作品をそこへ飾るというお願いはしてございません。そういうお弟子さんの絵と一緒に鏑木清方さんの絵を展示したらどうかと、何とかできないかというお願いをしているんですけども、今の段階ではなかなか御理解を得られませんので、引き続き指定管理者の方に対しましては、やはり限られたスペースの中でいかに魅力ある美術館をつくっていくかということがやはり大きな課題でもありますので、その辺につきましてはまた指定管理者の方にお願いをしてみたいと、このように考えております。
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○高橋 委員 指定管理者だけに任せないで、市の方も主体的にその辺はやっていただきたいと思います。
それから、文化財の関係で少し伺いたいんですが、今埋蔵文化財の出土品の整理、それは何カ所でやっているんですか。
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○文化財課長 出土品の整理につきましては、今、由比ガ浜にございます中世歴史研究室というところと、小袋谷にございます文化財課の分室、その2カ所で整理をしているところでございます。
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○高橋 委員 収蔵庫としては野村の方も使っているということ。
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○文化財課長 はい、そのとおりでございます。
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○高橋 委員 野村だけですか。
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○文化財課長 失礼しました。収蔵している施設としましては、鎌倉市内では野村でございます。そのほかに、東北の方に人骨等を出土した場合に、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムというところにテン箱をお預けしたり、あるいは聖マリアンナ医科大学の方に人骨でございますけれども、出土したものをお預けさせていただいている経過がございまして、それぞれ含めまして、約2万8,000箱ほどのテン箱があるということでございます。
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○高橋 委員 大体年に何箱ぐらい。それは年にもよるでしょうけれども。
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○文化財課長 発掘の現場の数にもよりますし、出土の数、一定ではないんですが、800とか1,000とかぐらいの数字が積み上がっているという状況でございます。
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○高橋 委員 これは多分終わることなく永遠に続いていく作業だと思うんですよね。この辺も何か、今回博物館の方で少しは対応できるかもしれないんですけど、こうやってあっちこっち、ちょこちょこやっていっても限界が来ますんで、何かやっぱり考えてほしいなと思います。
ちょっと後の方から出てくる敷地内の草刈りというのは、これは今井邸の草刈りなんですか。違うの。328ページです。
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○文化財課長 中世歴史研究室管理運営事業の328ページで記載のあるものでございましたらば、その敷地内のみの草刈りということでございます。
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○高橋 委員 この間、ちょっと通ったら、もう草ぼうぼうで、ああ、もうここは使わなくなったんだなと思ってたんですよ。前は結構車なんか入って、そんなでもなかったんですけど。
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○文化財課長 申しわけございません。由比ガ浜にある鈴木邸の方が中世歴史研究室で、今井邸の方は管財課の方に返させていただきました。
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○高橋 委員 じゃあ、その鈴木邸の方の草刈りを30万かけてやるってことですか。
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○文化財課長 鈴木邸の方は私どもだけではなくて、人権・男女共同参画課、そちらの方とあるいは教育センター、一緒に使っております。私どもだけではなくて、一緒に利用している人権・男女共同参画課、そちらの方と合同で、合同といいますか、費用を分担し合って草刈りをするという状況でございます。
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○高橋 委員 ということは、じゃあ、もっとかかるということですか。何か草刈りで30万高いなと思ったんですけど。
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○文化財課長 年に数回やらさせていただいているということと、それから。
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○高橋 委員 トータルで幾らかかっているの。
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○文化財課長 大体お庭だけでも約2,000平方メートルほどあるというふうに聞いておりまして、それらはいろんなものが私ども置かせていただいていますし、そういう意味でお庭をきれいに保たないと付近の方からも苦情をいただいたりもしておりますので、年に3回とか4回ぐらい入ります、という感じでやらせていただいております。
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○高橋 委員 だから、それを要するに三つのセクションがそれぞれ分担して、だから、トータルで、1年間で幾らぐらいかかっているんですかって聞いているの。
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○文化財課長 大変申しわけございません。人権男女の市民経済部の方の予算額を把握してございませんので、大変申しわけございません。私どもでは記載の金額30万でございますけれども、その枠内で全部終わらせるように、業者の方には指示をその都度させていただいているというところで御理解いただきたいと思います。
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○高橋 委員 同じ場所を三つのセクションがやるわけですよね。それで、要するに今回はこっちでやりますよとか言ってやっているわけですか。
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○文化財課長 そのとおりでございます。ですから、4月入ってすぐに文化財課がやりましたらば、5月、6月の間にもう一つの市民経済部の方でやり、というような形で交代交代でやらせていただくという考えでございます。
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○高橋 委員 要するに年間のメンテナンス費用というのは、トータルでどのぐらいかかっているか、今じゃなくていいですから、ちょっと調べて、後日で結構ですから御報告ください。
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○文化財課長 申しわけございません。予算説明書の63ページに10款総務費、5項総務管理費、57目市民活動推進費の中に女性センター運営事業ということで、敷地内草刈り委託料15万円ほど記載がございます。資料の63ページに書いています。
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○高橋 委員 15万、半分ですね。
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○文化財課長 そういう形で、私どもと分担をしていると。
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○高橋 委員 分担してないじゃない。さっき3部署って言ったのが2部署で、もう一つの15万あるということですか。
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○文化財課長 もう一つは教育センターが使っておりますものがございまして、広さ的には私どもが使っているのがお庭とか。
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○高橋 委員 使っている案分だっていうこと。
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○文化財課長 はい。広うございます。それで、教育センターの方は余り使用頻度も高くないもんですから、私どもと市民経済部の方とで分担をしているというところでございます。
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○高橋 委員 わかりました。
生涯学習センターの関係ですけれども、今度グランドピアノを買いかえるということですが、今までのピアノはどうされるんですか。
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○生涯学習課課長代理 今まで活用しておりましたグランドピアノにつきましては、ホールで使う分には老朽化しておりますので、ちょっと使えませんので、他の学習センター等で練習用などに活用していくことを考えております。
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○高橋 委員 ちょっと私も楽器なんかやらないんでわかんないんですけど、古いものってちゃんとメンテナンスしてやれば、それなりの値打ちがあるっていうか、1,200万円かけて買うんだったらば、何かちゃんとメンテナンスすればきれいな音が出る、そういうことはないんですか。
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○生涯学習課課長代理 生涯学習センターホールのグランドピアノにつきましては、開館当初に購入してございまして、以来の25年間活用してございます。今、経年劣化がかなり進んでおりまして、多くの著名な利用者などから老朽化に伴う更新として要望が寄せられておりまして、他市の公共施設では、例としましては12年〜17年程度で買いかえを行うのが通常でございますので、かなり老朽化しておるということで、今回買いかえを予定しているものでございます。
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○高橋 委員 バイオリンなんかだと古いやつは物すごい高いのがね。ちゃんとメンテナンスすればやれるのかなと。一度にこれだけの費用をかけるんじゃなくて、日ごろからやっていきゃいいのかなと私は思ったんですけれども。そういうことだということであれば、とりあえず了解はいたしました。
それから、図書館の関係ですが、何台か、これは蔵書の検索用のパソコンなのかなというふうにも思うんですけど、約2,300万ぐらい計上されているんですが、これはどういう契約の内容になっているんですか。
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○中央図書館長 ただいま委員さんのおっしゃられた2,200万円というのは、現在中央図書館のシステムを動かすためのものでありまして、こちらのコンピューターの機器賃借料ということで、この金額になってございます。
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○高橋 委員 何のシステム。
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○中央図書館長 現在の図書館の貸し出し等すべての業務をとり行う、運用するためのシステムでございます。検索等も含めてもちろんございます。
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○高橋 委員 台数がどのぐらいあるんですか。どういったものが何台。
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○中央図書館長 中央図書館及び地域図書館に全部で55台ございます。
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○高橋 委員 ソフトじゃなくて、ハードの賃借料ということですか。
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○中央図書館長 ソフトもハードもでございます。
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○高橋 委員 機器賃借料というのは、そういうソフトも含めたパッケージになったものを借りてるんですか。
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○中央図書館長 はい、そのとおりでございます。
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○高橋 委員 ということは、特別鎌倉のためにこしらえたものじゃなくて、一般的なパッケージものが出てて、それを込みで1台幾らという、これでいくと何年リースであれなんか、その辺をちょっと。
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○中央図書館長 5年リースで、コンピューターのホストというんですか、メーンのコンピューター並びに鎌倉市用ということでカスタマイズされている内容のものでございます。そして、業務用機器並びに利用者端末等、合わせて計55台でございます。
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○高橋 委員 大体1台200万円。ハードだけ見ると物すごい高い。ソフトがどのぐらいの、ちょっとこういうものは、こういう1本で書いて出してくると評価がしにくいので。
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○中央図書館長 通常の端末のエクセルとかワードとか、そういったようなソフトとは違って、開発費等がすべて含まれているということでの価格でございます。
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○高橋 委員 1台幾らかかるの。
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○中央図書館長 1台の割り当てでというよりは、コンピューターの機器の賃借の中にですが、業務用の機器が36台、利用者端末が19台、計55台なんですが、事前のシステム開発や設置、メンテナンス等、もちろんそれは中央図書館並びに地域館も含めてなんですが、三菱システムの方で。
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○高橋 委員 ちょっと今、口で言ってもわからないから、また後日で結構ですから、ちょっとその内訳を持ってきてください。
続きまして、国宝館の関係です。氏家さんのやつというのは、これはただお預かりをしているんだろうと思うんですが、この補助金というのはどういう補助金なんですか。
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○鎌倉国宝館副館長 氏家浮世絵コレクションへの補助金というのは、財団法人に氏家浮世絵コレクションになっておりまして、その財団の運営、つまり事業等の運営に対する補助でございます。
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○高橋 委員 年に1回展示とかしますけれども、それは無料で借りられるんですか。
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○鎌倉国宝館副館長 展示の場合、国宝館の特別展として展示を年に1度させていただいています。そのときには、賃借料は支払っておりません。借りるということでのお礼はしておりません。
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○高橋 委員 わかりました。
それから、ちょっと修理関係が3件あるんですが、木造十二神将立像というんですか、何か3件ありますね。これはちょっと内容を。
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○鎌倉国宝館副館長 まず、木造十二神将立像の修理でございますけれども、これは神奈川県の指定の重要文化財で、館蔵品でございます。県の指導もございまして、相当な傷みがございまして、もう自立できないような状況、足が折れてとかという状況になっておりますので、計画的に平成9年からずっと修理を続けておりまして、これに対しては県費で半分補助をいただいております。
あと、続きまして、源範頼像でございますけれども、この源範頼の画像につきましては、平成14年に私どもで購入をさせていただいたものです。これにつきましては、源範頼というのは頼朝の弟で、非常にその姿を写した像が少ないものですから、鎌倉との関係も深いということで購入をさせていただいたんですけれども、その当時から傷みもございまして、購入した後、何度も展示もしましたし、よそからの依頼もあってお貸し出しをしましたので、これについて緊急に対応することが必要じゃないかということで、今年度保存修理をさせていただきたいと。
あと、最後の若宮八幡神の画像につきましては、これは昭和59年に寄贈をいただいた資料でございます。若宮八幡という形で鎌倉とも非常に関係が深いということで、非常に高価な作品で、もともと重要美術品でございまして、昨年度鎌倉市の指定にも指定されまして、そのときによく詳細に確認をいたしましたら、ちょっと画面の浮き等がありまして、展示等に対して剥落のおそれがありましたので、急遽保存修理をさせていただきたいということで私ども今回計上させていただきました。
それから、先ほどちょっと申しましたけれども、範頼の画像は14年と申しましたけれども、14年に選定委員会の評価をいただきまして、実際に購入したのは16年でございます。申しわけございません。
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○高橋 委員 範頼とか若宮のはこれからだと思うんですけど、十二神将立像というんですか、これはもう9年からずっと毎年500万ぐらいずつかけてやっていると。
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○鎌倉国宝館副館長 そのとおりでございます。1年だけ県費というか、県の財政事情で1体を2年に分けて修理したことがございますけれども、それ以外はずっと毎年1体ずつ、来年度が11体目になりまして、その次に12体目を修理し終わったら、私ども国宝館の方で特別展、全部の修理が終わったということを記念しての特別展を今予定しております。
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○高橋 委員 これはどこに委託しているんですか。
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○鎌倉国宝館副館長 これは東京にある業者さんで、株式会社、名前を申してよろしければ明古堂というところでございます。これは業者の選定につきましては、先ほど申しましたように、県の指定の文化財で補助事業としてやらせていただいていますので、県の文化財さんの方の指導もあって、そういうレベルの修理ができる業者さんという形で選定をさせていただきまして、当然1体目から取りかかって、2体目と3体目とが全部業者さん違うとでき上がり方も少しずつは違いますので、ずっと同じ業者さんで継続させていただいております。
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○高橋 委員 あと2点ほど。あそこは何平米ありましたか、借りているのは。
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○鎌倉国宝館副館長 3,000平米ちょっとです。今、数字をお出しします。ちょっとお待ちください。敷地面積が3,350.80あるいは81、小数点がつきますので、そのぐらいの面積です。
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○高橋 委員 こちらの最後なんですけど、収蔵庫がちょっとかなりお高い収蔵庫を買う予定になっているんですが、これはどういったものでしょうか。
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○鎌倉国宝館副館長 収蔵庫じゃなくて、収蔵庫の中に免震機能のある棚と、それから、ちょっとした床面、フロアを設置しようとするものですけれども、これは国宝館の収蔵庫というのは、新館の方に4部屋ございまして、昭和58年の建設ですので、もちろん鉄筋コンクリートの耐震の施設でございます。ですから、大きな地震には耐えると。倒れることは、損傷することはないという形での設計にはなっておりますけれども、御案内のように、阪神・淡路大震災のように、耐震の建物で、建物は立っておりますけれども、それの揺れに伴って内部がもうすごく乱れて、家具が飛んだりということがありまして、博物館とか美術館の収蔵品もそれで非常に大きな被害を受けたという経過がございました。その経過から、やはり建物が壊れないだけの建物じゃなくて、中の収蔵品の安全が図れなければ、美術館や博物館の場合は非常に被害が大きいということがわかりまして、そこから開発が進んでまいりまして、耐震だけの考え方じゃなくて、免震、揺れを直接伝わらないようにして、揺れを抑制して軽減するという装置のかなり開発が進んでおりまして、一定の製品になって出ておりまして、実験結果も、例えば阪神・淡路のときの水平加速度というのは8分の1ぐらいまで減らせるんだというような製品がございまして、今国宝館の中で実際に棚をつくって、その中にいろんなものをおさめて、あるいは仏像なんかは棚に入りませんので、先ほど言いましたフロアをつくって、その上に置いている状況ですね。ですから、今の状態で大きな地震が来たら、棚のものは落下をしてしまったりして、割れたり壊れたりする、床に置いてあるものはころがってぶつかるというような被害が想定できますので、それを揺れを防いで落下することがないように、あるいはころがることがないようにということで、そういう特別な装置をしたものを設置する予定でございます。
それから、済みません、先ほどちょっと言い間違いまして、敷地の面積は3,550でございました。私、3,350と申しましたが、ちょっとそれは言い間違えてしまいました。申しわけございませんでした。
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○高橋 委員 そういう特殊なものだと業者さんもある程度特定されるんですか。
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○鎌倉国宝館副館長 これはメーカーの方で何社かがそういう、少しずつ免震の装置自体のやり方が違いますけど、ほぼ同性能のものの開発をしているメーカーさんが数社以上ございます。そういったメーカーから購入をして設置をするというような、今予定でおります。
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○高橋 委員 業者選考というのはどうやってやるんですか。
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○鎌倉国宝館副館長 備品の購入になりますので、具体的には契約検査課の方にお願いする形になりますけれども、私どもがとりあえず知り得ている、そういうことができる業者さんはお伝えをして、あるいはさらにもう少し調べて広く範囲をしていただいた中で選考していただければと。
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○高橋 委員 それから、文学館の関係ですが、これも毎回聞いているんですけど、指定管理者でやっていただいているんですが、引き続きの業務として蔵書の検索というんですか、デジタル化ができないかということでずっと少しずつやっていただいてきたんですけど、どういう状況になっていますか。
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○島崎 生涯学習部次長 文学館の方の収蔵システムの関係なんですけども、今現在5万9,000点ほどの資料がございます。その中で、特に鎌倉にゆかりの深い文学者、80人ほどリストアップしまして、その方の作品、書籍の内容がわかるようなものをホームページで見られるようにしようということで、システムの契約先も会社を変えまして、データ集積したものがすぐホームページの方に反映できるような会社を選びまして、そちらの方と今調整をしていると。ほぼ入力については終わりましたんで、あと具体的にどのような形で、デザインというんですか、そういうような形で文学館のホームページに登載していくかというようなことを今調整中というふうに伺っております。
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○高橋 委員 わかりました。
それから、ちょっとスポーツ課の関係ですが、スポーツ施設の修繕料というのが大体1,000万ぐらいあるんですけれども、これはどこを。
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○スポーツ課長 スポーツ施設の修繕料につきましては、ここを今やるという予定はございませんが、もう老朽化しておりますので、毎年何らかのトラブルがございます。その部分につきまして早急に対応するために枠といいますか、予算をとらせていただいております。
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○高橋 委員 何かちょっと非常に中途半端な1千1万5,000円みたいなあれなんですけど、これはどういう根拠なんですか。前年並みということですか。
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○スポーツ課長 たしか前年も約1,000万ほどお願いをして予算をさせていただいております。毎年1,000万円を予算化しておりますけれども、今年度は1,000万円のほかに駐車場の機械設置がございますので、それの分についての修繕料、軽微なものということで1万5,000円です。
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○高橋 委員 もう一つ、指定管理者減免補てん負担金という、これはどういうあれですか。
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○スポーツ課長 施設使用につきましては、減免をしている団体等ございます。減免につきましては50%等の減免をさせていただいていますが、今までは直営ですので、そういうものは必要ございませんでしたが、今度はその分を指定管理者に補てんをしてあげませんと収入となりませんので、それを補てんしてあげるというようなものでございます。
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○前川 委員長 ほかに質疑ございませんか。
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○山田 委員 じゃ、1件だけ。先ほどの駐車料金のお話があって、この345ページに駐車場料金徴収委託料という140万と、その二つ下に駐車場管制設備賃借料ってあるんですが、この下の方はどんな内容の、管制設備賃借料か、これはどういうものですか。
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○スポーツ課長 上の方の駐車場料金徴収委託料というのは、毎日集金をしていただくというような委託料でございます。それから、下の管制設備賃借料というのは、これはリースということで機械を設置して、リースで借りますので、それの金額ということになります。
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○山田 委員 今、いろいろ駐車場というのはいっぱいあるんですけど、いわゆる入り口にゲートをつくって、そこでお金をやりとりするのか、どんな駐車場設備ですか。
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○スポーツ課長 私ども今考えておりますのは、ゲート式というふうに考えております。上がるものもありますけども、一応入り口のところにゲートをつくりまして対応していきたいというふうに考えております。
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○山田 委員 そうすると、ゲート式にすると、車の滞留がどうしても出てきそうな予想があるんです。集中して来られる、開館に合わせてとか、使用時間に合わせて来られると道にあふれるケースが設置場所によってはあるので、ちょっとそのあたり、ゲートにするんであれば、出るときに料金を払わなきゃいけないでしょう、きっと。コインか何か入れるんですよね。現金か。そういったものの滞留時間とか、あるいはその滞留を待っていると、今度は入り口が入れないんで、今度は入り口から入るときに困るとか、そういったちょっとした渋滞が考えられるんじゃないかと思うんですが。
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○スポーツ課長 今、私どもの考えていますのは、使用した後で精算という形になるんですが、ゲートで精算という方式をとりませんで、当然施設を利用される方に利用していただきたいという思いもありまして、私ども窓口で精算をしていただいてから出ていただくということになりますので、滞留というのは特に出るときにはないと考えております。事務所前の窓口で精算をするということです。ただ精算して、精算機ですね、それをもってただ入れるだけということですので、そんな滞留時間はないということです。
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○山田 委員 じゃあ、入り口と出口のゲートを変えるとか、二つあるとか、そんな仕組みなんだろうと思いますけど、ちょっと設置場所等によっては道路にはみ出て待つとか、そういうケースも想定されるんじゃないかと思うんで、ちょっと設置については十分いろいろ御検討いただいて、そういうトラブルがないように御検討いただければと思います。
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○スポーツ課長 十分検討しながら、支障のないような形で行っていきたいと思います。
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○山田 委員 結構です。
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○前川 委員長 ほかに質疑ありませんか。
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○高野 委員 簡潔に二、三点お伺いします。名越の切通の買収ですね、土地の購入が入っていますが、私は前に逗子市側の方から見たことがある、職員の方が案内してもらって。逗子市は結構力入れて、かなり整備が進んでいまして、切岸とかやぐらもかなり力入れてやっているんですが、それに比べると鎌倉市側はもう、これからというところなんですけど、これは100%となっているんですけど、これどのぐらいの比率でしょう。この予算、買うと。100%ですか。
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○文化財課長 切通につきましては、買収計画を定めておりませんで、買収要望があった都度、その買収をしていくという形でございます。したがいまして、今回この20年度の予算計上させていただきました部分につきましては、買収要望が出された部分について計上をさせていただいたものでございます。ですから、全体で市の土地がどのくらいになるかということは、全部が全部まだ公有地化なされてはいないというところで御理解を賜りたいというふうに思います。ちなみに、今回購入しようとする場所につきましては、名越の切通の中でもやぐらが直近にあるところで、やぐらを見るには絶好のビュースポット的な形になるという場所でございます。
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○高野 委員 大体どのぐらいかというのもわかりますか。最終的には100%に持っていくわけですね。
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○文化財課長 100%までは、買収要望があったとしてもなかなか御期待に沿えない状況になろうかと思います。切通の場合につきましては、既にもう史跡指定がなされておりますところにつきましては、有効な土地利用というのができにくくはなってございまして、保存は図られるというふうに考えております。したがいまして、要望買収を基本として、買収をというお話、それから、名越につきましては古都保存法の6条地区に該当しておりますので、そちらの方での買収という話も聞いておりました。両方の制度を活用しながら広域化は図られていくんだろうというふうには考えてございます。
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○高野 委員 あと、その整備については、これは330ページのところ、朝夷奈、仮粧坂、名越と、ほかにさまざまなあるわけですけど、名越についてはそういうふうに極力広域化を図っていくというふうなことですけど、整備となるとまたなかなか大きな課題だというふうに思いますが、この雑駁な見通しはどのようなお考えでしょうか。
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○文化財課長 330ページの国指定史跡の環境整備事業につきましては、各史跡が公開をしていくのに歩きやすくする、あるいは危険な場所を排除すると、そういった意味合いでの環境整備を19年度から進めているところでございまして、こちらの方の中であります史跡の整備ということで、今年度は名越につきましても若干危険な場所、それから倒木があるところについて若干整備をしたいというふうには考えてございます。
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○高野 委員 聞き方が悪いんですか、いや、それは20年度でやるということですか、そうすると。
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○文化財課長 20年度の中で史跡整備、環境整備という事業を予定しておりますけれども、その中の切通等整備工事費に4,000万円の記載がございますけれども、その中で名越の切通も危険の除却・除去ということで、倒木あるいは危険木の伐採、それから歩きやすさというようなことも含めまして、整備をしていきたいというふうに考えてございます。
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○高野 委員 本格的にはこの世界遺産との関係、出てくるわけで、要するにより本格的な整備ですか、今言ったのはかなり簡易な、と言っちゃいけないけれども、比較的最小部のことで、より専門的なことだと世界遺産の方の保存管理計画とか、そっちの方にも入ってくるのかなということで、この計上の意味はわかりました。
あと、この亀ヶ谷坂ですね。ここも今の同じページに実施設計ですか、これがありますが、ここは特に、この中にも安全確保すると書いてありますけど、扇ガ谷ってあれか、入り口ぐらいですかね。2階建てか3階建てかのマンションがある。結構危ないですね、あの辺ね。そういうことも、そうすると来年度実施設計やって、その次ぐらいで整備すると、こういう見通しなのか、お伺いしたいと思います。
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○文化財課長 史跡の整備ということで、先ほどの名越については簡便な整備ということで御理解賜ったところではございますが、亀ヶ谷につきましては、台風で崩落した経過があって、一応ネットをかけて今通行に支障がないような形になっておりますが、そこを史跡として整備をしたいということで考えております。史跡として整備するためにはある程度学識のある先生方の御意見を賜りながら、どういった方法で安全かつ切通の切岸が守れるのかということも御協議をいただくという場面を考えておりまして、そういった意味で整備委員会という組織を設けましてやっていきたいというふうに考えているところでございます。その中で、実施設計を組んで、翌年度以降工事に入っていくという形で、文化庁の指導も仰ぎながら、こちらの方は本格的な整備として取り組んでいきたいというところでございます。
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○高野 委員 御説明はわかりましたけれども、安全対策という面では比較的、今おっしゃったように専門的な、亀ヶ谷坂の史跡としての価値をきちんと担保しながら整備していかなきゃいけないという難しさはあるんでしょうけど、ここだけじゃないとは思いますが、ここもやっぱり危ないところだと思いますから、確実によろしくお願いしたいと思います。
あともう1点だけ、がらっと変わりますけど、鎌倉の生涯学習センターの、たまたま地下ギャラリー見る機会があったんですけど、去年の決算でも関連したようなお話が同僚議員からあったかもしれませんが、かなり汚いですね、やっぱりね。穴がいっぱいあいてますけど、私、結構丹念に見たんです。展示されてないところも見たんだけども、さっき20数年というお話があったけれども、そろそろこれも検討しなければ、鎌倉の駅前の顔ですからね、ここも。ギャラリーですから、去年の決算はたしか展示方法についての話だったと思いますが、その辺のルール化ともつながる話なんでしょうけど、これは修繕料という形で、こういうのは対応は可能なんでしょうか。
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○生涯学習課課長代理 基本的には今の委員さん御指摘のように、維持修繕料で対応する形になろうかと思いますが、こういう財政状況、かなり厳しい状況でございますので、大規模な修繕になりますので、今後の検討課題ということで出させていただきたいと思います。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○石川 委員 ちょっと2点ほど。調査整備事業のところ、323ページなんですが、ちょっとおもしろいなと思ったんですが、花粉分析調査というのが書いてあるんですが、これはどういったものをお調べになるのか、お聞きしたいんですが。
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○文化財課長 市内で発掘調査をお願いしておりますけれども、その中でもやはり昔の花粉がどういうものが飛んでいたのかという部分がございます。そういった部分で遺構の中にある花粉がどうなっているのかというところをチェックをしているという、昔の植生なんかもそれでわかってくるというような形で考えている調査でございます。
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○石川 委員 これは多分毎年なさっていると思うんですが、もうそろそろ、何かそういうようなのを市民が知る機会というのはあるんですか。データを公開しているとかありますか。
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○文化財課長 発掘調査をやっている部分で、発掘調査の緊急発掘調査報告書というのを毎年刊行しております。そんな中で花粉分析をした現場についてはそこで発表といいますか、刊行した書物の中に掲載をしているという状況でございます。発掘調査が終わった後、すぐそういった記録ができないものですから、何年間かした後にそういった書物として発行させていただいておりますけれども、その中で花粉分析をした結果なんかも表現をさせていただいているところでございます。
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○石川 委員 ちょっと会派の視察で平泉の方に行きましたときに、昔のハスの花を咲かせたというのがあるんですよ、もう一度。鎌倉時代の、何か残ってたんですかね。そういった種子は見つかったりはしないんですか。
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○文化財課長 種が発見されるというケースがほとんどなくて、花粉という形のものが異物として混入されているという程度のものですから、なかなかそういったところまではいかないのが実情でございます。
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○石川 委員 とてもロマンのある話なので、何かもうそういうデータがそろってきそうなので、世界遺産登録に向けても今推進しているところなんですが、何かそういう昔の植生、鎌倉の植生みたいなものが市民にわかるように公開をしていくと楽しいかなと思います。要望しておきます。
もう一つ、文学館の修繕費がほかの会館と比べて毎年250万って、結構ちょっと突出して高いんですが、これはどういった修繕をされているんでしょうか。
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○島崎 生涯学習部次長 文学館につきましては、既存の建物を一部改修しまして、多くの方に見ていただくということでオープンしているわけですけれども、具体的に毎年毎年かなり、例えばベランダの手すりですとか、かなり老朽化してくる部分がありますので、観覧者の方の安全を確保するという観点から、具体的に例えば20年度この部分をやりますということではなくて、一定の額で安全確保のために、優先度の高いところから修繕をやっていくというような形で予算を計上させていただきます。
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○石川 委員 それぞれの建物はやっぱり老朽化をしていると思うんですが、これから修繕費もふやしていかなきゃいけないのかなと思いますが、耐震化とかは、どうなんでしょうか。
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○島崎 生涯学習部次長 耐震化につきましては、あそこは市民の方に開放するときに一定のコンクリート部分をあれしたりして、耐震化の措置をしてから開設しているという形になっております。
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○石川 委員 これから、もうかなり年数たっていると思いますので、そういったこともこれから視野に入れながら、計画を立てていかなきゃいけないかなという時期に来たかなと思いますので、よろしくお願いします。
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○納所 副委員長 1点だけ。事項別明細書の334ページ、青少年会館管理運営事業についてお伺いをしたいと思います。予算書だけ見ますと、会館嘱託員、会館事務嘱託員、会館事務補助嘱託員、それから、臨時的任用職員ということで、嘱託員等の採用が非常に多い事業であるということはわかるんですけれども、その採用のあり方、契約形態についてお伺いをしたいと思いますが、現状どのようになっておりますでしょうか。
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○青少年課長 青少年会館は現在3種類の嘱託員で管理運営を行っております。まず、会館の嘱託員という嘱託員は会館の自主事業の講師を行っております。例えば、絵画を教えるとか、料理教室を教えると、そういった方の講師としての嘱託員であります。この方は月に12日勤務、8時半から17時まででございます。報酬は日額1万600円でございます。任期は嘱託員でありますので、1年ごとの更新であります。最長5年間まで延長することができるようになっております。会館嘱託員の採用方法ですが、広報により募集を行いまして、部長、次長など5人の選考委員による面接、論文、それから、講座計画書というものを出していただきます。そういった3種類の面接等を行ったものを5人の選考委員が評定を行います。高得点の者について採用をしているのが実情でございます。
次に、事務嘱託員でございますが、主に青少年会館の受け付け、それから、経理事務等を行っている事務嘱託員でございます。この事務嘱託員につきましては、市職員を退職した者で、その事務経験能力を活用するという意味で採用しているものでございます。職員課長、それから、教育総務課長が面談をして、その事務能力等が優秀と認めた者を採用してございます。青少年課に配置されるのは、私、課長から職員課長への依頼に基づきまして配置されております。勤務日等でありますが、月に13日、8時半から17時まで。報酬は日額1万円でございます。やはり任期は1年ごとの更新で、最長5年間まで延長することができることとなっております。
次に、事務補助嘱託員ですが、会館の事務の補助、それから、統計事務などの補助を行っております。この事務補助嘱託員でありますが、採用試験につきましては一括して職員課が実施しております。広報で募集をしまして、論文やパソコンの実技試験、面接を行い、成績優秀の者を採用しているということでございます。青少年課への配置につきましては課長の依頼に基づき配置されてございます。勤務日数は月に12日、時間は9時から17時、それから、報酬は日額7,000円でございます。任期は1年ごとの更新で、やはり最長5年間まで延長することができるということでございます。
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○納所 副委員長 ありがとうございました。詳しく教えていただきました。この会館嘱託員は実施事業の講師を担当するということでございますが、広報で募集して、例えばどれくらいの応募があるのか、または、いわゆる競争率的なものというのがあるんでしょうか。その点はいかがでしょう。
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○青少年課長 今年度というより、19年の10月に試験をやったときは、工作関係、絵画関係の嘱託員は13人の応募がありました。ちょうど自己退職をする方と、それから、5年になった方がおりますので、13人のうち4人を採用。それから、料理の方につきましては、2人応募で、そのうち1人が採用ということでございます。
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○納所 副委員長 わかりました。結構です。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○松中 委員 1点だけ。源頼朝の周辺の整備は、供養塔のあれをお願いしているんだけど、倒木とかそういうのをぜひやってもらいたいんだけど、どうなっているのかな。さっき4,000万かなんか、いろんなところで使うというから、そういうことできるかどうか。
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○文化財課長 先ほどの330ページの資料の中に、一番下に、史跡法華堂跡整備工事請負費と700万円を計上させていただいております。
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○松中 委員 ありがとうございます。
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○前川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。予算等審査特別委員会への送付意見はございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認させていただきました。
それでは、生涯学習部職員退室のため、休憩をとらせていただきます。
(16時36分休憩 16時37分再開)
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○前川 委員長 それでは、再開させていただきます。
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○前川 委員長 日程第6その他(1)「継続審査案件について」事務局お願いいたします。
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○事務局 現在、当委員会には平成19年12月定例会におきまして継続審査となっております陳情が、今、お手元に配付いたしました資料のとおり5件あります。これから、さきの2月28日本会議におきまして、取り下げを承認しております陳情第14号1件を除きます4件の取り扱いにつきまして、御協議と御確認をお願いいたします。
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○前川 委員長 いかがでしょうか。確認させていただきますが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
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○事務局 ただいま確認されました4件につきまして、最終本会議におきまして閉会中継続審査要求を行うことについての御確認をお願いいたします。
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○前川 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
では、日程第6その他(2)「次回委員会の開催について」事務局お願いします。
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○事務局 日時の御提案でありますが、3月25日火曜日の午前11時、議会第1委員会室ということで御協議、ご確認ください。
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○前川 委員長 ただいまのことでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
それでは、閉会させていただきます。お疲れさまでした。ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成20年3月6日
文教常任委員長
委 員
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