○議事日程
平成20年 2月20日建設常任委員会
建設常任委員会会議録
〇日時
平成20年2月20日(水) 10時00分開会 15時47分閉会(会議時間 3時間31分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
赤松委員長、萩原副委員長、大石、伊東、助川、中村の各委員
〇理事者側出席者
安部川景観部長、土屋景観部次長兼公園海浜課長、大場都市景観課長、村井みどり課長、川名公園海浜課課長代理、安田都市計画部長、井上都市計画部次長、西都市計画部次長兼開発指導課長、飯山都市計画課長、大澤都市計画課課長代理、甘粕都市調整課長、猪本建築指導課長、瀧澤都市整備部長、米木都市整備部次長兼都市整備総務課長、稲葉都市整備部次長兼下水道課長、高橋(洋)都市整備部次長兼交通政策課長、小川(節)国県道対策担当担当課長、堀道水路管理課長、三留道水路管理課課長代理、高橋(一)道路整備課長、佐野建築住宅課長、池田(実)建築住宅課課長代理、中里下水道課課長代理、入江河川課長、石田作業センター所長、齋藤七里ガ浜浄化センター所長、原山山崎浄化センター所長、原山崎浄化センター所長代理、伊藤拠点整備部長、酒川拠点整備部次長兼拠点整備総務課長、山内拠点整備部次長兼鎌倉深沢地域整備課長、神谷再開発課長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、久保議事調査担当担当係長、原田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち拠点整備部所管部分
2 議案第75号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)
3 報告事項
(1)大船駅東口市街地再開発事業の現状について
4 議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち景観部所管部分
5 報告事項
(1)寺分一丁目特別緑地保全地区の指定について
(2)吉ガ沢公園用地の一部交換の方向性について
(3)台峯のその後の状況について
〇 陳情第6号野村団地南側斜面/深沢中学校周辺地域の緑の回廊の回復と保全を求めることについての陳情について
6 議案第69号鎌倉市傾斜面地等の建築物の構造の制限に関する条例の制定について
7 議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市計画部所管部分
8 報告事項
(1)景観地区・高度地区の都市計画決定手続について
9 陳情第42号北鎌倉景観地区に係る鎌倉市都市計画審議会(1月24日開催)の付帯決議の尊重を求めることについての陳情
10 陳情第43号北鎌倉景観地区について今後の進め方に対する陳情
11 議案第63号市道路線の認定について
12 報告事項
(1)国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業について
13 陳情第36号国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業計画について神奈川県知事あてに意見書の提出を求めることについての陳情
14 報告事項
(1)市道053−101号線の通行機能の回復に向けた取り組みについて
(2)市道034−062号線他(通称:荏柄天神参道)整備の状況について
(3)大町地区における乗合タクシーについて
(4)北鎌倉周辺のまちづくりについて
15 議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市整備部所管部分
16 議案第74号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
17 陳情第39号岡本二丁目マンション計画は重要な事件であるか否か理事者の認識の確認を求めることについての陳情
18 陳情第40号岡本二丁目マンション計画に係る出張文書の存否確認を求めることについての陳情
19 その他
(1)次回委員会の開催について
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○赤松 委員長 それでは、ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員の指名をいたします。萩原栄枝副委員長にお願いいたします。
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○赤松 委員長 本日の審査日程の確認ですが、3点御協議をいただきたいと思います。
1点目は陳情の扱いについて、提出者から発言したい旨の申し出があります。事務局から説明をしてもらいます。
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○事務局 日程第9陳情第42号北鎌倉景観地区に係る鎌倉市都市計画審議会(1月24日開催)の付帯決議の尊重を求めることについての陳情、日程第13陳情第36号国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業計画について神奈川県知事あてに意見書の提出を求めることについての陳情、日程第17陳情第39号岡本二丁目マンション計画は重要な事件であるか否か理事者の認識の確認を求めることについての陳情、日程第18陳情第40号岡本二丁目マンション計画に係る出張文書の存否確認を求めることについての陳情については、提出者から発言したい旨の申し出がございます。御協議をお願いいたします。
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○赤松 委員長 今、事務局説明のとおり、提出者から発言したい旨の申し出についてありましたが、御協議をお願いしたいと思います。
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○助川 委員 陳情第39号並びに40号の岡本マンション関係で発言をしたいということでありますけれども、岡本マンション問題は議会においても重要な案件で、事実の解明及び付議事件の審議を行うために、100条の特別委員会が設置されております。加えて特別委員会では、この26日に市長、副市長並びに関係職員を参考人として質疑をするということが決定されております。このようなときに、なぜこのような陳情が出てくるのか、私には理解できないところでありますけれども、いずれにいたしましても、特別委員会にすべての審議をゆだねている以上、この建設常任委員会では、発言の必要性を私は認めないというか、発言を認めることができないというふうに思っております。お取り計らいをお願いいたします。
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○赤松 委員長 助川委員からそういう発言がございましたが、ほかの方はいかがでしょうか。
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○大石 委員 私もそれと同感でございます。同じです。
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○中村 委員 ちょっと、まさに私も100条の委員長という立場もあるのですが、まさにこれから審議しようとしているときでございますので、慎重に取り扱っていただきたいなという気持ちがございます。
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○萩原 副委員長 先ほども助川委員がおっしゃっていたように、100条の特別委員会が開かれておりまして、この内容につきましては、これから審議をしていくという内容にも含まれております。陳情を提出された方の、要するに市議会としてしっかりもうちょっとやってもらいたいという真意もよくわかるんですが、やはり現在、100条委員会が開かれているということもありまして、慎重に扱うべきだなとは思いますが、今回、発言の申し出はいかがなものかなというふうには感じております。
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○赤松 委員長 伊東委員は、助川委員と同じですか。
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○伊東 委員 同じです。
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○赤松 委員長 それでは、一通り御意見をお伺いいたしましたが、中村委員、慎重にという御意向なんですが、多数発言の中で、この委員会での意見開陳といいいますか、発言の申し出については、御遠慮願ったらどうだという御意見が多数ですので、この発言の申し出については、不許可ということになろうかと思いますが、いかがですか。よろしいですか、多数ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、陳情第39号、40号、この2件の意見の申し出については、不許可ということで確認をさせていただきます。ほかの2件についてはよろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
それでは、ほかの2件については、提出者からの発言については許可するということで確認をいたします。
2点目の協議事項ですが、日程第9陳情42号、日程第10陳情第43号、いずれも景観地区・高度地区に関するものでございますが、そういうことから、一括議題として、質疑は一括して行って、意見の開陳及び採決は1件ごとに行いたいというふうに思いますが、よろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認をいたします。
三つ目ですが、報告事項及び陳情における関係課職員の出席について、事務局から報告をお願いします。
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○事務局 日程第8報告事項(1)景観地区・高度地区の都市計画決定手続について及び日程第9から日程10までの陳情審査につきましては、関係課として、景観部都市景観課職員の出席があることでよろしいか、御協議・御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 いかがですか。よろしいですね。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認をいたします。
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○中村 委員 それとは別なんですけれども、以前、陳情第6号で、深沢中学校周辺地域の緑の回廊の回復と保全を求めることについての陳情なんですが、紛争防止予防条例へということで、継続扱い、その後、紛争防止予防条例でも取り扱われなかったという経緯を踏まえて、その後の状況報告等を踏まえて、再審査をお願いしたいと思いますが、取り扱いについて御協議をお願いしたいと思います。
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○赤松 委員長 中村委員からの今の申し入れ、緑の回廊の陳情をこの間、いろいろ協議もあったわけですが、本日の日程に追加して審議をという御提案でした。いかがでしょうか。よろしいですか。大石委員、いいですか。萩原副委員長。
(「はい」の声あり)
それでは、日程に追加することに確認をいたします。みどり関係ですので、どこに入れるかということになりますが、事務局、どうでしょう。
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○事務局 日程追加につきましては、景観部関係が終わったところにいたしますかどうか、御協議・御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 そうしますと、日程第5、三つありますが、台峯のその後の状況についてというのが、景観部の最後の内容になっておりますので、これが終わった後に追加というところでいかがでしょうか。よろしいですか。事務局、いいですかね、そういうことで。
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○事務局 そうしましたらば、日程第5報告事項(3)の次に、陳情第6号野村団地南側斜面/深沢中学校周辺地域の緑の回廊の回復と保全を求めることについての陳情という追加でよろしいかどうか、確認をお願いいたします。
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○中村 委員 日程の順番は別にこだわらないんですけれども、ちょっともしかすると、みどり関係の職員だけでなくて、関係職員も含めてもし答弁が必要であれば、説明等必要であれば、関係職員の入室も一応確認しておきたいと思っておりますが。
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○赤松 委員長 そうすると、景観部のみどり関係の部署はいるわけなんですが、それ以外のところでかかわるところでの出席が必要なら、具体的にどこか言っておいていただければ待機させますので。どこかありますか。
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○中村 委員 多分、都市整備とかその辺の、下の方の開発も進んでおりますので、若干そうした関係職員の説明も必要だと思っておりますけれども。
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○赤松 委員長 それでは、都市整備部、それから都市計画部、都市調整課も関係するかと思いますが、その辺、ちょっと協議していただいて、関係する担当の職員、絞った形で結構ですから、同席をお願いするようにしたいと、待機をお願いしたいというふうに思います。もう、そのときに入っていただくように、ちょっと休憩とりますから、台峯が終わった後に。
日程関係は以上ですが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、先ほど確認したとおり進めてまいります。
それでは、暫時休憩いたします。
(10時12分休憩 10時14分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○伊藤 拠点整備部長 会議に先立ちまして、御報告をいたします。
大船駅周辺整備課長の柳澤が病気療養中のため、本日欠席をさせていただいております。御了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
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○赤松 委員長 よろしいですね。
(「はい」の声あり)
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○赤松 委員長 それでは、日程第1「議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち拠点整備部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。座ったままで結構です。
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○酒川 拠点整備部次長 議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち拠点整備部所管部分について、その内容を説明いたします。
議案集その1の41ページを、平成19年度鎌倉市補正予算に関する説明書は52ページをお開きください。
第1条、歳入歳出予算の補正は45款土木費、20項都市計画費、5目都市計画総務費の5億3,373万4,000円のうち、拠点整備部所管分は7,493万8,000円の減額で、市街地整備の経費は大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金、210万円の減額、拠点整備の経費は2,982万9,000円の減額で、古都中心市街地整備事業として鎌倉駅西口周辺地区土地区画整理事業調査・設計業務、鎌倉駅西口周辺地区測量調査業務、深沢地域整備事業として深沢地区事業促進調査業務、深沢地区公民連携方策等検討業務の入札差金などの減額を、大船駅周辺整備の経費は1,995万9,000円の減額で、大東橋南側市街地整備用地建物等調査業務など委託料の減額と、大船駅自由通路拡幅等整備事業が完了したことによる事業費の確定に伴う負担金などの減額を、大船駅西口整備の経費は2,305万円の減額で、西口整備事業として、大船駅西口ペデストリアンデッキ詳細設計業務、大船駅西口整備事業用地建物等調査業務の入札差金などをそれぞれ減額しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 質問がありましたら、どうぞお願いいたします。ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見もありませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認をいたします。
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次に、日程第2「議案第75号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)」原局から説明をお願いいたします。
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○酒川 拠点整備部次長 議案第75号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)について、その内容を説明いたします。
議案集その1の52ページを、平成19年度鎌倉市補正予算に関する説明書は102ページをお開きください。
まず歳出ですが、5款5項事業費、5目一般管理費は150万円の追加で、再開発一般の経費は、職員の給与改定、配置がえ、共済費の負担率の変更等に伴い、給料を減額し、職員手当等、共済費を追加しようとするものです。
次に、歳入ですが、説明書は戻りまして、100ページをお開きください。
10款繰入金、5項他会計繰入金、5目一般会計繰入金は210万円の減額、15款5項5目繰越金は前年度からの繰越金の確定に伴い、360万円を追加しようとするものです。
以上、歳入歳出それぞれ150万円の追加で、補正後の総額は歳入歳出とも、2億7,280万円となります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 質問はございますか。ありませんか。
(「なし」の声あり)
御意見は。
(「なし」の声あり)
それでは、議案第75号について、採決を行います。
議案第75号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決されました。
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○赤松 委員長 日程第3報告事項(1)「大船駅東口市街地再開発事業の現状について」原局から報告を願います。
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○再開発課長 報告事項(1)大船駅東口市街地再開発事業の現状について、御報告いたします。
当事業につきましては、昨年12月の当委員会におきまして、権利者及び市民意向調査等の結果を、権利者説明会や戸別訪問を通じて権利者の方々に説明してきたこと、また、あわせて地元商店会の代表や市議会各派代表などで構成され、大船駅東口周辺の再開発について協議することを目的とした大船駅東口再開発計画協議会にも説明したこと、さらに、これらの中でいただいた主な意見などについて御報告をさせていただきました。
本日は、その後の権利者の方々の個々の状況などについて、御報告いたします。
権利者の方々が、大船駅東口の駅前整備について、どのように考えておられるのかをお聞きするために、昨年の12月以降も引き続き戸別訪問を行い、その結果、当再開発事業について、賛成・反対などさまざまな御意見をちょうだいしてまいりました。
まず、当再開発事業に賛成という御意見は、主に今のままでは、建物も老朽化しているのにどうすることもできない。大船の駅前整備をしなければ駅間競争に負けてしまう。まちは、きれいになった方がよい。現在の資産を整理し、子供に引き継ぎたいなどの御意見がありました。
一方、当再開発事業に反対という御意見は、自分たちは高齢であり、今のままでよい。今の生活に困っておらず、わずらわしいことにかかわりたくないなどの理由で、現状からの変化を望んでいないという御意見と、再開発事業の実施により自由に商売がえができなくなる。資産を共有すると資産価値が低下し、権利者が損をするから反対。意向調査の結果のどの部分を見れば、再開発ができるというのかなどの御意見がありました。
また、再開発に賛成・反対という御意見ではありませんが、早急にやる、やらないの判断を示してほしい。長い時間がかかっており、もうどちらでもよいなどの御意見や、市はこれまで勝手に進めてきたと感じているが、今後は話し合っていきたいとの御意見、さらには、市は具体的な条件提示をしないから進まない。再開発ができないならば、再開発の網を外してはどうか。市は先行買収や代替地の取得をするべきなどの御意見がありました。
以上が、権利者の方々の御意見の概要です。
このように、権利者の方々の中には、賛成・反対など、さまざまなお考えをお持ちの方がおられることから、市といたしましては改めて、賛成・反対の方々も含めて、権利者の方々にお集まりいただいて、話し合いができるような場づくりに努めていきたいと考えています。
このため、引き続き権利者の方々と十分な話し合いを行っていきたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 何か質問がありましたら、お願いいたいます。特段ございませんか。
(「なし」の声あり)
新年度の予算審査もありますので、特にないようですから、では、質疑は打ち切ります。
報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認をいたします。
それでは、暫時休憩いたします。御苦労さまでした。
(10時24分休憩 10時29分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第4議案第73号「平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち景観部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
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○都市景観課長 日程第4議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち景観部所管部分について御説明いたします。
2月定例会議案集その1、41ページ、補正予算に関する説明書、52、53ページを御参照願います。
45款土木費、20項都市計画費、5目都市計画総務費、都市計画一般の経費のうち、都市景観形成事業は198万3,000円の減額で、委託料の契約額確定に伴う執行差金の減額を、緑政の経費は9,807万7,000円の増額で、緑地取得事業において、平成18年度に鎌倉市土地開発公社にて取得した常盤山緑地の一部について、国庫補助金が増額されたことに伴い、土地開発公社からの買いかえを行うに当たり、公有財産購入費の増額を。緑化啓発事業において、まち並みのみどりの奨励事業に係る補助金の交付申請件数の減少による減額を。緑地保全事業において、緑地保全契約の新規契約分の減少による奨励金の減額と、緑地保全基金新規積立金及び利子積立金の増額を。
説明書は54、55ページにまいりまして、20目公園費、公園の経費は6,368万6,000円の減額で、公園維持管理事業において、コミュニティ助成事業に係る対象事業費の確定に伴う減額を。公園整備事業において、夫婦池公園整備に係る工事請負費の契約額確定に伴う執行差金の減額と、鎌倉広町緑地用地及び鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地の鎌倉市土地開発公社からの買いかえに当たり、当初想定していたより時価が高くなったため、市単独費分である簿価との差が少なくなったことによる用地取得費の減額。夫婦池公園用地の一部について、土地所有者との買収交渉が不調となったことによる用地取得の減額を行おうするものでございます。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 質問がありましたら、お願いいたします。ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見も。
(「なし」の声あり)
なしということで確認をいたします。
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○赤松 委員長 それでは、日程第5報告事項(1)「寺分一丁目特別緑地保全地区の指定について」原局から報告を願います。
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○みどり課長 寺分一丁目特別緑地保全地区の指定について、御報告いたします。
都市緑地法に基づく特別緑地保全地区は、都市における良好な自然環境となる緑地を現状凍結的に保全する制度であり、本市では緑の基本計画に沿って、指定に向けた取り組みを進めております。
このたび、お手元の資料のとおり、寺分一丁目地区が昨年12月19日に都市計画決定告示され、特別緑地保全地区として指定されましたので御報告いたします。
寺分一丁目特別緑地保全地区は位置図の寺分一丁目、二丁目、三丁目地内の土地で、面積約2.3ヘクタールの緑地です。
これにより、本市内の特別緑地保全地区は6地区、面積の合計が約30.4ヘクタールとなります。
なお、当該地区は、買い取りを前提として指定するものではありませんが、宅地造成等の土地利用に対して厳しい規制が課せられることから、土地所有者が土地を利用できないことを理由に、土地を買い入れるべき申し出ができる制度が設けられています。
この場合、法では県が買い入れるか、もしくは、県知事が市を買い入れ先として定めることができる定めとなっておりますが、当該地区についても、既に指定済みの特別緑地保全地区と同様に市を買い入れ先として、県市間の協定を締結する予定であります。
また、市は今後とも緑の基本計画に沿って、土地所有者の理解と協力のもと、特別緑地保全地区の指定を積極的に進めていく方針でございます。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 質問がありましたら、どうぞお願いいたします。ありませんか。
(「なし」の声あり)
いいんですけれど、ちょっと一つ、買い取りの場合の話がありましたけれど、市・県との協議によって買い入れる場合は、市が買うということになっていますという説明がありましたけれども、これは私の理解では、県と市との協議でそういう取り決めになっているという、そこの中身をもうちょっと丁寧に説明して私はおいた方がいいと思うんですが、僕の理解は特別緑地保全地区の場合、10ヘクタール以下は地元市町村が買い入れ先と、10ヘクタールを超える場合は県という、その法律上の規定があってのことと。だから、市・県の協議というのは、そういう中身ではないのかと僕は理解しているんだけれども、その辺、どうですか。
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○みどり課長 都市計画の決定につきましては、10ヘクタール以上が県で、10ヘクタール未満が市と。要は、制限行為につきましても、10ヘクタール以上が県で、制限行為につきましては、10ヘクタール未満は市ということが取り決めになっていますけれども、そのほかについては、これから協定で、そういう形で決めるような形になります。
今まで、うちの方で特別緑地保全地区を指定しているときには、10ヘクタール未満については、市で買い取るということになっておりますので。
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○赤松 委員長 そういう丁寧な説明がやっぱり必要かと私は思いましたので、あえて、ちょっと申し上げました。
特になければ、質疑は打ち切りますが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
本件は了承ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
そのように確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第5報告事項(2)「吉ガ沢公園用地の一部交換の方向性について」原局から説明を願います。
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○公園海浜課課長代理 報告事項(2)吉ガ沢公園用地の一部交換の方向性について御報告いたします。
お手元の案内図を御参照ください。資料の中央の図面が案内図となっております。案内図左側、やや下よりの緑色の線で網かけがしてある場所が、吉ガ沢公園です。
吉ガ沢公園は鎌倉市今泉台四丁目に位置する住宅地造成に伴い設置された面積1,420.54平方メートルの街区公園で、事業者から移管を受けた後、昭和51年10月1日に供用開始をしております。
この公園は、4方向を道路に囲まれた一つの街区の南側にあり、北側には隣接して今泉台町内会館が建築されております。
今泉台町内会では、老朽化した町内会館建てかえ計画に際し、周辺に仮事務所用地を探しましたが、2,019世帯107組からなる町内会で、月例の組長会等町内会活動を行える規模のものの確保が困難であることから、平成19年6月に市に対し、隣接する公園用地南側と一部用地を交換し、現町内会館を存続させながら新町内会館を建設したいとの相談がございました。協議を進めてきた結果、平成19年12月25日付で要望書が提出されました。
このことについて、都市公園法、地方自治法等関係法令について検討したところ、両土地が隣接していることから、吉ガ沢公園の面積、機能を損なうことなく用地交換ができ、公園の再整備が行えること、また、町内会館建設工事中は、公園の利用エリアが狭くなる等のデメリットはありますが、公園内を通過しなければ現在入ることのできない町内会館への動線が是正されること、現在の住民ニーズに合った公園の再整備が行えるなど、公園設置者としての鎌倉市、公園利用者としての町内会の皆さん、双方にメリットがあると考えられることから、交換が可能と判断し、今回、関係法令等に基づき事務を進めていくこととしたものです。
今後、事務を進めるに当たりましては、等積交換として、公園面積に変更を生じないこと。公園の再整備に当たりましては、現在の公園の機能を損なわない計画とすること。用地交換、公園再整備にかかる費用につきましては、原因者である町内会の負担とすること。
新町内会館建築後は、速やかに現町内会館を除却し公園の再整備を完成させること。町内会及び近隣住民の皆さんには十分な説明を行い、理解を得ることなどを条件としまして、今泉台町内会との間で土地交換についての確認書の締結、都市公園の一部廃止の手続、鎌倉市市有財産評価審査会への諮問、鎌倉市財産の交換、譲与及び無償貸付等に関する条例に基づく諸手続を進め、6月を目途に土地交換契約を締結する予定としております。
工事期間は、公園再整備を含め、約9カ月を予定しております。
なお、今泉台町内会からは、町内会館移転計画について、総会において方向性が確認されていること、また、近隣住民の皆さんの御了解は得ているということを報告を受けております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 質問はありますか。特にないですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
今の報告については、了承ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
そのように確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第5報告事項(3)「台峯のその後の状況について」報告を願います。
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○公園海浜課長 それでは、台峯のその後の状況について報告します。
さきの12月定例会の当建設常任委員会において、基本設計が確定したことから、「広報かまくら」への掲載、公園海浜課ホームページ、市役所行政資料コーナーや図書館で公開する予定であること、また、(仮称)山崎・台峯緑地のうち、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)の都市計画については昨年11月16日付で、神奈川県知事による都市計画の変更告示がなされ、引き続き年度内の事業認可取得に向けて、事務手続を進めていくことを報告したことから、その後の状況について報告いたします。
鎌倉中央公園拡大区域(台峯)の事業認可につきましては、都市計画の変更告示を受け、取得に向けた事務手続を進め、本年1月22日付で神奈川県知事が認可、同日付で告示がされました。
なお、事業面積は約27.5ヘクタール、事業実施期間は、平成20年1月22日から平成29年3月31日までの10年間の計画としております。
事業認可取得により、都市計画公園事業として国庫補助を受けながら、平成17年10月に鎌倉市土地開発公社が先行取得した用地を平成19年度から平成22年度までの期間で買いかえ、その後、残る用地の取得を進めていく予定です。
なお、この用地の取得については本定例会に、議案第65号不動産の取得についてとして上程をさせていただいております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 質問はありますか。特にありませんか。
(「なし」の声あり)
では、質疑なしということで確認いたします。
了承ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたします。
それでは、暫時休憩いたします。
(10時44分休憩 10時46分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 先ほどの確認に従いまして、日程第5報告事項(4)「陳情第6号野村団地南側斜面/深沢中学校周辺地域の緑の回廊の回復と保全を求めることについての陳情について」議題といたします。
景観部のほか、道水路管理課、都市調整課、開発指導課の担当職員も着席しておりますので、御確認をお願いいたします。
それでは、中村委員から、質問をひとつ。特段の原局の方は、こういう求めに応じて出席もしていますが、特段、報告ないでしょう、今現在で。あったら、ではひとつお願いします。
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○みどり課長 陳情第6号野村団地南側斜面/深沢中学校周辺地域の緑の回廊の回復と保全を求めることについての陳情のその後の状況について御説明いたします。
本陳情の要旨は、深沢中学校南側の鎌倉市梶原一丁目15番20号付近から梶原一丁目15番8号付近に至る道路周辺の自然を守り、周辺の斜面緑地の保全及び生活道路、通学路の安全確保を求めるというものです。
平成19年6月20日開催の当委員会で、陳情にある、周辺の斜面緑地が緑の基本計画で特別緑地保全地区の指定など、対象緑地に該当していないため、保全の措置はとることができず、当該地での開発事業に対しては、鎌倉市開発事業等における基準及び手続等に関する条例に基づき、宅地の緑化等が行われることになることを御説明いたしました。
また、平成19年12月14日開催の当委員会では、その後の状況として、10月26日に開発事業に関する協定書が締結され、10月30日に開発許可申請書が開発指導課に提出され、11月30日に許可処分がされている状況、また、開発事業区域外の陳情にある道路と事業区域に挟まれた事業者所有の土地の取り扱いについて、事業者と周辺住民との間で話し合いが持たれていると聞いている状況について御説明いたしました。
本日は、その後の状況について御説明いたします。
平成19年11月30日に開発許可処分の後、2月15日には工事着手届が開発指導課に提出され、現在工事中であります。
なお、開発事業区域外の陳情にある道路と事業区域に挟まれた事業者所有の土地の取り扱いについては、都市調整課と事業者との間で話し合いが行われたと聞いています。
以上で説明を終わります。
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○都市調整課長 引き続き説明をさせていただきます。
当該地は、区域外の約100平方メートルの土地で、現在、道路保護地として、無償で公有地化する方向で事業者と話し合いを継続しております。
今後、管理面を含め、具体的に庁内調整をしていきたいというふうに考えております。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 どうぞ。
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○中村 委員 今、事業者が土地を所有していて、その土地の約100平米ぐらいですか、該当する部分が道路保護地ということであるならば、無償で譲り受けて、市の管理の方向に進んでいるということであるならば、陳情者の願意は安全性ということも書いてあるし、また、緑ということも書いてあるんですが、その方向で進めていけるという判断をしているということなのかどうか、ちょっとその辺、もう一度、具体的にお願いいたします。
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○都市調整課長 継続して、今、事業者と都市調整課とで話はしております。無償で提供をするという内諾は得られております。ただ、これ、まだ内諾ですので、管理面を含め、これから具体的に調整をして、結論を出していきたいというふうに考えております。
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○中村 委員 わかりました。きょう、みどり課もいるので、要するに、みどり課の立場としては、いわゆる保全というのは難しいけれども、いわゆる道路の保護地としての取得ならば可能性があるということだと思うんですけれども、みどりの立場としては変化はないということでいいんですか、今の判断で。
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○みどり課長 私ども、そうです、緑の基本計画に沿った土地ということではございませんので。
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○中村 委員 わかりました。状況はわかりました。
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○赤松 委員長 ほかにあります。
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○大石 委員 この開発部分の南側というのは、結構な傾斜だと思うんですけれども、ここは伐採だとか、崩れることだって考えられると。どういうふうな形でいただくのかわかりませんが、これ、確認なんですけれど、開発が終わった後に無償で市の方へいただけるというふうにとらえていいんですか。
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○都市調整課長 ちょっとお手元に、今回、地図、配付していないと思うんですが、上の道路から約二、三メーター下がったくぼ地になっておりまして、そこには木も生えております。その木も、どうするかを含めて、今後どういう形でもらえるのか。要するに、管理面を具体的に調整をしながら、事業者と協議をしていって、話し合いをしていきたいというふうに考えております。
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○大石 委員 道路保護用地というようなお話でしたけれども、じゃあ、これ、例えば管理は道路として扱うということで、所管は道路。
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○道水路管理課課長代理 今、都市調整課長の方からお話ありましたように、道路保護地ということに今話が進んでいるようですので、私ども、そういったような形で、道路用地という形でいただくと。それで、その後の管理も行っていくというような形で、今、話が進んでいるというふうに。
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○大石 委員 いただけるかどうかという部分も含めて協議しているということで、どういうふうになるか、もう1回、はっきりした段階で御報告をいただきたいなというふうに思っております。
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○助川 委員 村井課長から、先ほど経過報告がありましたけれども、ちょっとメモっていたんですが、やはり事業者と近隣住民との話し合いというふうなことがちょっとあったような気がするんですね。もうざっくばらんに言うと、近隣住民の方に引き取ってくださいと、いや、そんなの要らないと。今度、市役所の方で、受けてもらえないかというようなことから、いやいや、こんなのもらったってしようがない、というような経過が実はあったような気がするんですね。そういうことがみどり課長が言っていたような状況なんでしょうか。そのもっと前段、そもそもどういうことからこんな話になってきたんだというのを、もう少し詳しく御説明をお願いしたいと思います。
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○みどり課長 昨年、御報告したときに、要は、事業者と住民の方で、周辺のその土地について話し合いが行われているという形で私ども聞いたもので、それを報告したということでございます。
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○助川 委員 だから、今、そういう経過報告をした以上は、その中身は何ですかと今聞いていて、ただ聞いたと、そんな話し合いが持たれているようだと聞いただけだということなんですか。
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○みどり課長 お話し合いを持たれたという話を聞いているということです。
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○助川 委員 そうすると、今度市側が、事業者はそう言っているから、要するに道路の保護地として、じゃあ受けようかというふうに決めたのは、いつごろからなんですか。
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○都市調整課長 実は、10月24日前後になるかと思うんですが、近隣の方がランドブレインの方へ行きまして、残す用地をふやすようにとか、そういう話はされているようです。その後、都市調整課の窓口の方にも何人か来られまして、少なくとも残っている部分だけでもどうにか緑地としての保全ができないのかということで、恐らく陳情が出されてきたんじゃないかなというふうに推測されます。ただ、面積的にも、先ほど言いましたように、100平米ぐらいの土地しかありませんので、これはみどり課としては、緑地としては難しいのかなという中で、都市調整の方が、じゃあ行政でもらうとすれば、どういう方向があるのかということを模索して、今に至っていると。今後も、具体的に、どこでいただくのがいいのか、また管理していくのがいいのか、管理するに当たっては、どこまでの状態でいただくか、これを踏まえて、具体的に庁内調整を今後していきたいというふうに考えております。
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○助川 委員 紛争防止条例がらみのことがあって、この陳情者の方たちには、えらい御迷惑をかけたというようなことがわかったので、改めてこの陳情をまた審議しましょうと。だけど、加えて、そういう話があるんなら、ある意味じゃあ、その陳情者の願意が満たされるような可能性もあるわけなんだよね。今度は事業者との話し合いをこれから具体的に詰めていって、本当に保護地として受けましょうと、ただしこういうことは前提条件みたいな、木なんかも生えているでしょう。倒木のおそれがあるような木なんかは、やはりそれまで受けるわけにはいかないから、じゃあ事業者が全部きれいにしてくださいとか、いうようなことを詰めるのはいつごろなんですか。
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○都市調整課長 近々、もう詰めていきたいというふうに考えております。
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○助川 委員 わかりました。
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○伊東 委員 道路保護用地という形で、市の方で管理すると、緑地では面積が狭いからと、いろいろお話あったんですけれど、この陳情は、確かに生活道路、通学路の安全確保ということもありますけれども、斜面緑地の保全というのがその前にあるんですよね。道路保護用地として管理していくことと、そこの部分の緑の保全という部分の兼ね合い、それがどういうふうに可能なのかというあたりが、一番のポイントかなというふうに思うんですね。確かにかなりの、二、三メーターと先ほど高低差、おっしゃっていましたけれど、私も現地見ると、3メーター以上あるんじゃないかなというぐらい高低差がありまして、その下にすぐ宅地ができるわけですよね。そうすると、今度そこに家を建てて住まわれる方からしてみれば、その後ろにある斜面の木が、市が管理している土地だということになると、枝が伸びれば、すぐ切れと。崩れる危険性があればどうにかしろと、多分、今度は市の方に言ってくるし、実際にそれが崩落した場合の管理責任は、市が負わなきゃならないという問題が起きてきますので、今ある現状のまま管理ができるのかどうかという辺の判断は、その緑保全という立場と同時に、その道路、本来は道路管理上の問題として取得するのだとすれば、道路の安全性のまず確保、それから下の宅地に対して危険が及ばないようにするという配慮、その辺も兼ねながら、どういう管理の仕方があるのかということは、かなりきちんと詰めなきゃいけない問題というのがあると思うんですね。その辺は、今、近々に交渉に入るとおっしゃっているけれど、その辺の覚悟がどういうふうにお持ちになっているのか。
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○都市調整課長 確かに幹が大きい木も何本か現場に生えております。これは、管理上は切らざるを得ないのかなというふうに考えております。ただ、切りっ放しじゃなくて、そこに低木、例えばツツジとかサツキ、こういうものを植えることによって、緑地としての機能も持てるんじゃないかなというふうな考えも持っていますので、事業者がどこまでやってくれるかというのは、今後の調整になると思いますけれども、そういうような形での管理の面、それから緑地としての効果が出せることができるのか、できないのか、この辺を踏まえて、今後調整していきたいというふうに思っています。
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○伊東 委員 そういうことで、調整をしながら、最終的には、市が譲り受けるという判断をすることになると思うんですけれど、一つ心配しているのが、今、ツツジとか何とかの低木というお話ありましたけれど、その辺、一方では緑の回廊だと。要するに、小動物が行き来するとか、鳥が伝わっていくとかという、そういう一つの効果もこの陳情者というのは言っていたわけで、果たしてそういうものでいいのか。ただ、隣を見ますと、もう畑なんですよね、ずっと。低木どころじゃない、常に野菜が毎年引き抜かれて、また新しいのが植えられているという状態の畑であるわけですから、いわゆる生き物がどういう形でそこを行き来しているかというのは、深沢中学校側の方の森を考えれば、あそこを通っているのかなというふうにも思いますし、必ずしも今、対象になっている土地なのかどうかわかりませんので、多分、その辺のどういう形で緑地として保全しながら、なおかつ、道路の保護用地として管理していくというあたりは、みどり課とも調整を図りながら、要するにみどりの方は、こんな狭いところはおれたち関係ないよ、みたいなことを言っていますけれども、全体の緑地のことから言えば、あそこの部分というのは、やっぱり緑保全の本来の趣旨からいけば、つながりのできる部分だとするならば、その辺のところはやっぱり相談をしながら、事業者と協議をしていただきたいと思うんですけれど、その辺はいかがですか。
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○都市調整課長 今、委員さん御指摘のように、これ、難しい問題ありますので、みどり課、それから道水路管理課、この辺と調整をしながら話を進めていきたいと思います。
それと、事業者さんと私どもで、今後、調整、話し合いを継続していきますけれども、その辺で計画を固める前に、地元にも落として、こういう形で行政は考えているよというようなことをお示しして、方向性を出して、また御報告したいというふうに考えております。
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○赤松 委員長 いいですか。ほかにありますか。
(「なし」の声あり)
では、ほかにはないようですので、質疑は打ち切ります。
では、本件の陳情の取り扱いについて、ひとつ御意見をいただきたいと思います。
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○中村 委員 今、さまざまな質疑が出ました。陳情者の願意のすべては満たされないまでも、やはり安全性の確保とか、緑地の確保・保全というのは、今進んでいる状況の中で実現できるのかなと思っています。いずれにしても、陳情者の願意の中に、やっぱり木の伐採がどうなのかというようなこともあると思うので、その辺は、今御説明にあった付近住民の方の合意形成をしっかりと把握しながら、ぜひ、この地域の部分の緑のという部分、それから安全確保という両立ができるようにしていただきたいと思っておりますので、その辺、近隣住民と所有者との調整を図りながら進めていっていただければと思いますので、採択をして、議会としても後押しをしていきたいと思っております。
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○助川 委員 結論がぐじゅぐじゅ。もっとはっきり言って。
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○中村 委員 だから採択をして、ぜひ後押ししていきたいと思っております。
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○赤松 委員長 ほかにはいかがですか。結論を出すという意味ですね。
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○中村 委員 そうです。
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○赤松 委員長 同じですか。
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○助川 委員 今、中村委員のおっしゃったとおりで合意形成、近隣住民とよく話し合いを進めてほしいと。やはり皆さんが喜ぶような形で結論を出してほしいということを踏まえて、陳情を採択ということです。
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○赤松 委員長 同じですか。伊東委員、同じですか。萩原副委員長、同じですか、結論を出すと。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑も終わりまして、陳情の取り扱いについても御意見をいただきました。
冒頭、この案件を日程に追加して審査する上で、この陳情第6号になりますが、正式に日程に追加をして、議題として質疑も行ってきました。扱いについても御協議をいただきましたので陳情について、全員が結論を出すということですので、そのように進めたいと思います。
それでは、本件、陳情第6号について、採択することに御賛成の方の挙手をお願いたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、陳情第6号は採択されました。
それでは、暫時休憩いたします。
(11時07分休憩 11時15分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第6「議案第69号鎌倉市斜面地等の建築物の構造の制限に関する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○建築指導課長 議案第69号鎌倉市斜面地等の建築物の構造の制限に関する条例の制定について説明いたします。
議案集その1、25ページをお開きください。
資料としまして、リーフレットをお手元に御用意いたしました。このリーフレットは、建築指導課窓口等で配布しているもので、表面に条例案の概要、裏面に斜面地建築物に関する条例の概要について記載しております。
これまで、本市においては自主条例としまして、平成15年4月1日に施行した鎌倉市開発事業等における手続及び基準等に関する条例で第一種低層住居専用地域及び風致地区内の建築物について制限を行ってきました。
また、平成16年の住宅地下室の容積率を算定する上で基準となる地盤面を地域の状況に応じて条例により別に定めることができるとの建築基準法の改正を受け、委任条例としまして、平成19年7月1日から鎌倉市住宅地下室の容積率緩和の制限に関する条例を施行し建築確認申請時の審査基準としてきましたが、この条例では、斜面地における建築物の規模を抑えることはできても、高さ等を制限することはできません。
このようなことから、鎌倉市開発事業等における手続及び基準等に関する条例で定めていた斜面地建築物の建築の基準について、新たに高度地区や景観地区の指定が予定されている第一種中高層住居専用地域を加え、建築基準法第50条に基づく委任条例として、鎌倉市斜面地等の建築物の構造の制限に関する条例を制定し、建築確認申請時の審査基準とすることにより、建築物に関する各制限を複合的に適用することで、周囲の環境との調和を図ろうとするものでございます。
議案集その1、26、27ページをごらんください。
条例は、第1条の趣旨から第7条の両罰規定までの規定と、条例の施行日を規定する付則からなるものでございます。
主な規定としましては、建築物の設置位置の高低差の制限等として、第3条第1項で、第一種低層住居専用地域及び第一種中高層住居専用地域内の区域内における建築物の設置位置の高低差は6メートルを超えてはならないものと規定します。
次に、既存の建築物に対する制限の緩和として、第4条第1項第1号で、増築または改築をする場合で、市長が周辺地域の市街地の環境との調和を損なわず、かつ、斜面地等の安全上支障がないものと認めて建築審査会の同意を得て許可したもの及び同条第2号で、大規模の修繕または大規模の模様がえを、また、適用除外として、第5条第1項で、学校その他の公益上必要な建築物で、市長が当該建築物の用途及び敷地の状況に照らして、機能上または構造上やむを得ないと認めて建築審査会の同意を得て許可したものについては、それぞれ第3条の規定は適用しないと規定します。
最後に罰則ですが、第6条及び第7条で条例に違反した者に対し、50万円以下の罰金に処する旨の規定を設けます。
なお、施行期日につきましては、市民及び関係者等への周知期間等を考慮して、平成20年9月1日から施行しようとするものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
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○赤松 委員長 それでは、質疑に移ります。御質問のある方、お願いいたします。ありませんか。
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○中村 委員 一つだけ質問します。9月1日から施行ということで、この規制に対応して、駆け込みで、いわゆる計画しているというような物件があるのかないのかだけ、確認したいと思います。いかがでしょう。
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○建築指導課長 この条例の適用等につきましては、大規模ということで、事前の市の先ほども御説明しましたとおり、開発事業等、手続基準条例等、適用がございますので、今のところ駆け込みというものはないというふうに考えております。
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○赤松 委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、質疑を打ち切ります。御意見はございますか。特にありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、意見はなしと。
それでは、採決を行います。議案第69号鎌倉市斜面地等の建築物の構造の制限に関する条例の制定について、原案のとおり御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決されました。
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○赤松 委員長 日程第7「議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市計画部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
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○都市計画課長 議案第73号鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市計画部所管部分について御説明いたします。
議案集その1の41ページを、また、補正予算に関する説明書は50ページ、51ページを御参照願います。
まず、第1条、歳入歳出予算の補正でありますが、45款土木費、5項土木管理費、10目建築指導費は302万1,000円の減額で、建築指導の経費は建築基準法の改正により、平成19年度から、一定規模以上の建物については、計画が法に定める構造計算に係る基準に適合しているか審査するため、県知事が指定した機関にその判定業務を委託しておりますが、判定の対象となる建築物の建築確認申請が、当初の見込みより少なかったため、当該委託料を減額しようとするものであります。
次に、第3条、繰越明許費の補正でありますが、議案集その1の46ページ、第3表繰越明許費補正を御参照願います。
45款土木費、20項都市計画費のうち鎌倉市市街化区域及び市街化調整区域の見直し等検討事業でありますが、当該事業はおおむね5年に一度、県が中心となって県下一斉に行われる、いわゆる線引きの見直しに係る、本市の都市計画素案及び資料等を作成するための委託業務でありますが、県の都市計画決定手続に向けてのスケジュールのうち、各市町村との協議及び資料等の提出時期が、平成20年度に延期されたことから、翌年度においても県と協議を行い、協議結果を反映した資料等を作成し、提出することが必要となるため、当該業務について、第3表のとおり、翌年度に繰り越して執行しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 御質問がありましたら、お願いいたします。ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見についてですが、なしということで確認をいたします。
(「はい」の声あり)
それでは、暫時休憩いたします。
(11時24分休憩 11時25分再開)
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○赤松 委員長 再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第8報告事項(1)「景観地区・高度地区の都市計画決定手続について」原局から説明をお願いいたします。
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○都市計画課長 景観地区・高度地区の都市計画手続について御報告いたします。
景観地区及び高度地区の指定につきましては、昨年12月13日開催の当委員会におきまして、都市計画素案に係る公聴会の開催結果、公述意見の要旨と、それに対する市の考え方並びに今後の手続の進め方等について御報告し、了承をいただいたところですが、本日はその後の手続等の状況並びに今後の予定につきまして報告するものでございます。
お手元に配付しております資料を御参照ください。
初めに、法定縦覧の結果についてですが、昨年12月6日から20日まで、高度地区、鎌倉景観地区及び北鎌倉景観地区の都市計画案の縦覧並びに意見書の提出の受け付けを行いました。
その結果、意見書につきましては、計311名の方から提出があり、賛成、反対、その他の件数等の内訳は、それぞれ資料に記載のとおりとなっております。
反対とする意見の内容を見ますと、指定そのものについて反対するものではなく、制限の内容、すなわち、建築物の高さに関して15メートルではなく、より低くすべきである、あるいは、一律でなく、きめ細かく制限すべきであるとする意見が多数を占めております。
これらの意見に対する市の見解としましては、今回の都市計画決定は、長らく本市が行ってきた行政指導に法的根拠を持たせようとするもので、本市のまちづくりの第一歩と考えており、地区ごとの特性を踏まえたきめ細かなまちづくりは、今回の地区指定を足がかりとして、地区住民と地区の抱える課題やまち並みの将来像を共有するよう継続的に協議を重ねながら、合意形成の熟度を高め、適切な手法を取り入れていきたいと考えているものです。
そして、本年1月24日開催の都市計画審議会に、これら意見書の要旨と市の見解を資料として添えて、高度地区・景観地区の指定に係る都市計画案3件を付議し、審議の結果、いずれの案件も出席議員11名総員の賛成により可決されました。
このことを受けまして、2月4日には神奈川県藤沢土木事務所を経由し、県都市計画課へ、当該都市計画決定に係る県知事同意を得るための協議の申し出を行ったところでございます。
今後の予定ですが、県知事の同意が得られました後、3月1日付で都市計画決定の告示を行う予定でございます。
なお、お手元に平成19年度第5回鎌倉市都市計画審議会審議の結果についてという表題の資料を配付しておりますが、同審議会において、北鎌倉景観地区の都市計画案を可決するに当たり、本議決は、当該地区の高度制限について従来から行われてきた行政指導に法的根拠を与えるという点を評価してなされたものであるが、今後さらにより質の高いまち並みづくり、きめ細かなルールづくりのために、行政と住民との継続的かつ真摯な検討を行うことという決議が付されました。
市といたしましては、決議の内容を十分尊重し、今後ともよりよいまち並みづくり、きめ細かなルールづくりに積極的に取り組んでまいる所存です。
現に、北鎌倉景観地区のうち、北鎌倉駅から明月院踏切までに至る地区の地権者の方々とは、景観部都市景観課が窓口となり、昨年11月からきめ細かなまちづくりのための話し合いをこれまで4回開催し、1月20日に開催した第3回目の話し合いにおける合意事項として、当地域のまち並みを維持し、さらによりよいものに高めていくために、今後ともこの会議を継続的に開催し、検討を重ねていくことが確認されておりますことから、引き続き地権者の方々との協議を重ね、地区の抱える課題やまち並みの将来像を共有化し、合意形成の熟度を高め、適切な手法を取り入れていきたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 ただいまの報告に何か御質疑がありましたら、お願いをいたします。特にありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、特にないようですので、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認をいたします。
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○赤松 委員長 それでは、次に移りますが、本日の冒頭に確認をいたしましたとおり、日程第9「陳情第42号北鎌倉景観地区に係る鎌倉市都市計画審議会(1月24日開催)の付帯決議の尊重を求めることについての陳情」と日程第10「陳情第43号北鎌倉景観地区について今後の進め方に対する陳情」については、一括して審査を行うことが確認をされておりますので、日程第9、日程第10を一括議題として進めさせていただきます。
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○事務局 日程第10陳情第43号北鎌倉景観地区について今後の進め方に対する陳情につきましては、平成20年2月15日付で陳情提出者から5名の署名簿の提出がありましたので、御報告いたします。
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○赤松 委員長 御確認をお願いいたします。
それでは、陳情提出者から陳情第42号についての提出者から発言の申し出がありますので、暫時休憩いたします。
(11時32分休憩 11時40分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 陳情第42号・43号、一括審議ですので、二つ全体通じて、原局から説明があるようですので、お願いをいたします。
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○都市計画課長 陳情第42号北鎌倉景観地区に係る鎌倉都市計画審議会の付帯決議の尊重を求めることについての陳情並びに陳情第43号北鎌倉景観地区について今後の進め方に対する陳情、以上2件につきまして、一括して説明させていただきます。
初めに、陳情第42号ですが、陳情の要旨は本年1月24日に開催された鎌倉市都市計画審議会において、北鎌倉景観地区の決定の可決に当たって付された付帯決議を踏まえ、北鎌倉・山ノ内の住民の要望が広く反映されるよう市議会として努力されるよう求めるというものです。
次に、陳情第43号ですが、陳情の要旨は都市計画審議会において北鎌倉景観地区が決議を付して可決されたが、今後、市はこの決議の内容を尊重して、北鎌倉景観地区の住民との話し合いを速やかに行い、より質の高いまちづくりのために計画表を作成し提示されるよう、議会として御尽力願いたいというものです。
先ほど御報告をいたしましたように、景観地区及び高度地区の都市計画につきましては、3月1日の決定告示に向けて作業を進めているところでございますが、今回の景観地区の都市計画決定は、長年市が行ってきた行政指導に法的根拠を持たせようとするものであること、また、北鎌倉景観地区については、現在、権利者の方々との話し合いが行われている状況にあること等について、都市計画審議会の御理解を賜り、総員の賛成で議決をいただいたものと考えております。
市としましては、議決に際して付されました決議を重く受けとめ、現在、北鎌倉景観地区のうち、北鎌倉駅から明月院踏切までの間の地区の権利者の方々と進めている協議を一層推進することで、引き続き、よりよいまち並みを創造するためのきめ細かなルールづくりに積極的に取り組んでまいる所存でございます。
なお、陳情第42号は、北鎌倉景観地区外の町内会から提出されているものですが、新たなルールづくりについては、地区内の権利者の方々が、その内容を十分理解した上で合意に至ることが重要であり、ルールづくりの過程においても、まずは地区内の権利者の意向が最大限尊重されるべきものと考えております。
また、陳情第43号の提出者は、現在協議を進めている地区内の権利者のお一人で、計画表を作成し提示することを求めておられます。市としてもできる限り速やかに地区内の権利者の方々の合意形成が図られることが望ましいと考えておりますが、権利者の方々が話し合いを重ねることで、地区内の権利者の方々の合意形成を目指すことが重要であり、そのめどについても、行政がまず先に提示するのではなく、権利者の方々とともに協議を進めながら、できる限り早い時期にルールが策定されるよう取り組むべきであると考えております。
続きまして、北鎌倉景観地区内で現在進められている権利者の方々との協議の状況につきまして、都市景観課長から説明をさせていただきます。
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○都市景観課長 都市景観課の方から、引き続いて御説明をさせていただきます。
それでは、北鎌倉景観地区内で現在進めている権利者の方々との協議の状況について御説明をいたします。
市では、北鎌倉景観地区指定予定地の北鎌倉駅から明月院踏切までの区間、約2.4ヘクタールの区域内で、直接制限を受けることとなる当該地区の権利者の方々とともに、(仮称)北鎌倉地域の景観づくりを考える会を11月に発足させ、同月27日に第1回目の検討会を開催いたしました。
本日は、検討会の概要をまとめたニュースをお手元に配付いたしておりますので、御参照をお願いいたします。
第1回目の検討会の概要は、「北鎌倉景観づくりニュース VOL1」をごらんください。検討会では、市が検討を進めている景観地区指定の概要を説明し、意見交換を行いました。検討会には18名の方が参加し、参加者からは、今まで高さ制限がなかった場所に高さ制限を設けることは評価するが、15メートルでは規制が緩過ぎる。10メートルに規制するべきであるといった規制強化を望む意見、一方、これまでの行政指導に法的根拠を持たせることの必要性は理解するが、さらなる規制強化は拙速に行うべきではない。まちづくりの総合的な視点から時間をかけて議論することが必要であるといった規制強化は慎重に行うべきといった、大きくは二通りの意見が述べられたところでございます。
第1回目の検討会では、さまざまな意見はあるものの、北鎌倉のまちを誇りに思い、今の景観を維持していきたいという気持ちは全員共通事項であることを確認し、市の進める景観地区の指定作業と並行して、この検討会を継続的に開催し、北鎌倉の魅力を守っていくためのルールについての議論を行っていくことが必要であることを参加者全員の合意のもと、確認をいたしたところでございます。
その後、昨年の12月18日には、第2回の検討会を開催し、市から用途地域制度、建ぺい率、容積率、道路斜線、日影規制など、当該地域に適用される都市計画法、建築基準法などの諸制限についての説明後、意見交換を行いました。第2回目の検討会の概要は、「北鎌倉景観づくりニュース VOL2」をごらんください。
参加者からは、現行の法規制のもとでは、建物高さの最高限度を15メートルとしても、高さ15メートルの建物が建ち並ぶようなことはないようであるが、将来のことを考えるともっと制限を厳しくするべきといった意見、高さだけの議論ではなくまちの将来像を共有することが重要で、その将来像を実現するために必要なルールを検討することが必要といった意見、規制強化によるメリット・デメリットを十分理解した上で判断するべきといった意見が述べられました。
さらに、第2回の検討会では、参加者が10名であったため、もっと多くの地権者の参加を得て議論することが必要である、また、規制強化によるメリット・デメリットを説明してほしい。検討会のおおむねのスケジュールを決めておく必要があるといった発言があったことから、これまで検討会は平日の夕方に開催しておりましたが、次回からは休日に開催をすること、次回までに市で、規制強化によるメリット・デメリットを調査し、説明すること、検討会はおおむね半年を目途に一定の方向性を出すことを参加者全員の合意事項として確認をいたしました。
第3回の検討会は、ことしの1月20日の夕方を予定しておりましたが、これに先立ち、1月16日に地区内の地権者多数から、北鎌倉景観地区の高さ制限についての提案が市長及び都市計画審議会あてに提出されました。これは、市が進める景観地区の指定に当たり、建築物の最高高さの限度を15メートルではなく10メートルに変更してほしいといった内容のものでございました。
市では、これまで検討会を2回開催し、建物高さの最高限度を15メートルよりもさらに厳しくすることについては、検討会の中で議論を行うことを確認していたことから、20日に予定した検討会でこの取り扱いについて協議をすることといたしました。
第3回目の検討会では、第2回目の検討会でメンバーより求められていた規制強化によるメリット・デメリットを冒頭に説明した後に、この提案の取り扱いについて協議を行いました。第3回目の検討会の概要は、「北鎌倉景観づくりニュース VOL3」をごらんください。
市からは、地区内には既に高さ10メートルを超えている建物が存在することから、その建物に対する対応を考えることが必要であること、現在幅員が4メートル未満の道路に接している敷地があり、建てかえ時にはセットバックが発生し、現在の床面積を確保するためには、ある程度の高さが必要になること、また、10メートルは一般的には住宅の2階建ての高さであり、1階を店舗等に利用したり、3階建てを計画する場合には、設計の自由度が低下するなどのデメリットがあることを説明をいたしました。また、イメージパースを提示し、10メートルの制限で予想されるまち並み、北鎌倉で求められるまち並みについて意見交換を行いました。
参加者からは、このような制限の内容をよく知らなかった、10メートルという数値がどの程度のものかわからなかった、今のまち並みを維持したいという気持ちは変わらないが、説明を聞いて、10メートルという数値が本当に適当であるかさらに検討する方がよいと思ったとの意見も述べられたところでございます。
検討会では、今回の署名により低層のまち並みを維持したいという住民の気持ちを再確認することができた。しかし、提案した制限値にはさまざまな意見があることから、当地域のまち並みを維持し、さらによいものに高めていくという方向で今後もこの検討会で議論を重ねていくという内容を参加者全員の合意事項として確認をいたしました。
第3回の検討会の参加者は、14名であったことから、市ではこの会議の内容をニュースにまとめ、ただいまごらんいただいている「北鎌倉景観づくりニュース VOL3」でございますが、これを1月23日に、これまでと同様に地域の地権者の方々などに配布をいたしております。
地区内には、32軒の建物がございますが、当日26軒の方と直接お会いをいたしまして、会議での合意事項をお伝えし、了解を得ることができました。
今週の日曜日でございますが、2月17日には、第4回目の検討会を開催しております。今後の進め方について協議を行いました。市からは、景観地区の指定後に景観地区景観形成協議会を設立すること、地区の詳細なルールを定めるまでの間のつなぎ策ですね、を検討することを提案いたしました。それぞれ今後、前向きに検討していくことを確認をいたしたところでございます。また、検討会では、これまで検討会を3回開催してきたが、各回とも出席者が全体の半分以下で、また、すべての会議を通して出席するというのも非常に難しい状況がある。会議の進行・合意形成を効果的に進めるため、検討会そのものの構成をしっかりしたものとすることが必要である、このようなことを確認いたしまして、当日参加者の中から、会議運営等を市と一緒に推進する中心メンバーを7名選出させていただきました。
今後は、まず、この中心メンバーと行政による詳細な議論を重ねて、一定の方向性を定め、逐次その内容を全地権者に説明し、意見を聞くといった方法を繰り返し、ルールづくりを進めていく、議論の熟度に応じて高めていく、これを参加者14名全員の合意のもと確認をいたしたところでございます。
また、検討のスケジュールにつきましては、第2回の検討会でおおむね半年を目標にルールづくりを行うことを確認いたしましたが、第4回の検討会においても、同様の話題が議論されました。結論といたしましては、現時点ではさまざまな不確定な要素があることから、詳細なスケジュールを確定することが困難であり、半年を目標というこれまでどおりの進め方で取り組むことを改めて確認をしたところでございます。
市では、このように既に地権者の方々との協議のテーブルを設け、地区の特性を生かしたルール策定に向けた検討を行っており、今後も継続的に開催していく所存でございますが、都市計画審議会の決議、地権者からの提案・陳情を重く受けとめ、今後ともよりよいまち並みづくり、きめ細かなルール策定が実現できるよう積極的に取り組んでまいりたいと、このように考えている次第です。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いをいたします。
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○伊東 委員 先ほど、陳情43号の方に追加の署名がというのが、事務局から報告があったんですが、追加署名、もう一度何名かということと、その方はこの当該地区の地権者なのかどうか、教えていただけますか。
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○事務局 署名につきましては、追加署名ではなくて、初めて出された署名でございます。署名者は5名で、一応署名された方は、すべて山ノ内にお住まいの方でございます。
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○赤松 委員長 エリアの中かどうかという。
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○事務局 失礼しました。エリアの中か、山ノ内390幾つから400番地のところでございますので、ちょっとお待ちください。
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○赤松 委員長 休憩します。
(12時00分休憩 12時02分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○事務局 その陳情者5名につきましては、すべて地区内の方でございます。
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○伊東 委員 景観課の方にお尋ねしたいんですが、この陳情43号を出された代表の方は、先ほど来、説明をいただいておりました協議会には入っていない、ボイコットされている、加わっていないという方ですか。
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○都市景観課長 陳情を出してこられた方は、このテーブルの中に御参加いただいておりまして、このたび、先ほど御説明させていただきましたが、中心メンバーの1人というふうになっております。
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○伊東 委員 わかりました。
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○赤松 委員長 ほかにございますか。特にないですか。大石委員ないですか。萩原副委員長もないですか。中村委員もない。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑は特段ないようですので、質疑を打ち切ります。
それでは、この陳情の扱いについて、ひとつ御協議をいただきたいと思います。
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○助川 委員 都市計画審議会でお決めになった付帯決議は、もう尊重するべきというか、当然のことだと思っています。それから、先ほど都市景観課長からお話があったように、もう4回も協議会ですか、地権者の方たちとの話し合いが進んでいるときに、どうしてまたこんな陳情が出てくるんだろうと思うんですね。これはもしかしたら、市役所の説明が下手なのか、悪いのか、どうもその信頼関係ができていないのかというぐらいにも思って実はいたんです。ただ、地権者の方たちにも、あるいは山ノ内の方たちにも御理解いただきたいのは、高さも含めて、このまちづくりを決めるのは、その地域の方たちなんだと。行政でもなければ、議会でもないんだということだけは、ぜひ御理解いただきたいと思うんです。それで、例えば12メーターだ、10メーターだ、8メーターだというのは、前回、議会でも、この委員会でも確認されました3分の2以上ということになっていますが、できれば100%近い方たちが、何メーターにするべきだとお決めいただいたら、都市計画変更手続を市役所は行政が速やかに行うと、その手続に入ると。それをもたもたまたしていたら、尻をたたくのは議会の役目というぐらいには実は思っているんです。繰り返しますけれども、今、こういった話がまとまってきて、聞けば、大分煮詰まってきているような気がするんですね。あと数カ月で結論が出るような状況にあるので、この陳情2件とも、そういった推移を見守るということで、継続というふうに思っています。
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○赤松 委員長 では、順番でひとつ御意見を。同じであれば。
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○萩原 副委員長 私も都市計画審議会の方に所属しておりまして、この付帯決議につきまして、1月24日に開かれました都市計画審議会で、会長から、今後、都市計画決定をしてもこれで終わりではないと。引き続き、住民の皆様と合意形成を進めて、より質の高いしっかりした内容にしていくようにということで、行政と住民が協力して合意形成を図って、ステップアップをしていくというような内容の趣旨に基づいて、この付帯意見をつけるということに対して、全員賛成となったと思います。そこで、この付帯意見にも書かれているような内容となったわけです。
今回出されました陳情の要旨も、この決議も踏まえて、北鎌倉・山ノ内の住民の要望が広く反映されるよう、市議会として努力されるようという内容があるんですが、もちろん議会としても、そうあるべきだというふうに考えております。地権者の方と行政が現在話し合いをしている最中でもあり、行政に努力をしていただくということ、また、後押しをしていただきたいということもあり、この陳情42号に関しましては、結論を出す、採択というふうな形にしたいと思います。それと、陳情43号に関しましても、付帯決議の内容等々も含まれておりまして、同じような内容にはなっているんですけれども、計画表を作成し提示されるようというふうな内容がありまして、先ほどの説明にもありましたけれども、今、地権者と行政が話し合いをしているという最中で、計画書をつくるのは、住民との話し合い、協議の中でつくられていくものだというふうに考えておりますので、今後、行政にも努力していただきたいという意味も含めまして、この陳情43号に関しましては、継続にしたいというふうに考えております。
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○赤松 委員長 ちょっと確認ですが、42号は採択、結論を出すと、43は継続と、こういう御意見。
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○中村 委員 大体同じような意見なんですけれども、私は、43号のまず、今、萩原副委員長もお話しされていましたように、計画表を作成しというのは、もし御本人がいたら聞いてみようとは思っておったんですけれども、いらっしゃらないので、こちらの勝手な解釈かもしれませんが、一応、住民の合意形成をとる中で、最終的にまちづくりのことを決めていくのは、私も議会でもないし、一応、住民の方々の御協議が一番大切な要素と考えておりますので、それをうまくサポートしてあげるのが行政の仕事であり、その行政の仕事が遅ければ、議会として、先ほど助川委員もおっしゃられていましたけれども、それをうまく推進できるように働きかけていくのが議会の役割なのかなと思っています。
いずれの陳情も、議会として努力せよということは書いてあるんですが、議会としての役割はむしろ離れて、住民の方本位で決めていただくのが本来のことだとは思っておりますが、陳情の要旨の中に、いわゆる都計審の付帯決議を重く見よということでございます。これはごくごく当たり前のことで、こうしたことを踏まえて、議会もしっかり確認しろよというような趣旨でとらえまして、いずれの陳情に対しても結論を出して、議会としても改めて確認していこうということだと思いますので、採択をしたいと思っております。
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○大石 委員 済みません。やっぱりここの地域については、当該地域については、高さのみならず、いろんな形で多くの規制がかかるというような御報告もありました。並びに、それと同時に、付帯決議というのは最大限に尊重させていただきたいんですが、一応、2月17日、第4回目ですか、協議会開いた中で、景観形成協議会という形で設立をし、コアになるような方が7名選出されて、その地域の中で、今しっかり取り組んでいきたいと、その高さの部分も、制限にかかる部分も、一緒になって協議をしていくという形になるというふうに思います。私は、制限を受けることになる地権者のやっぱり合意とか意見がなしに、町内会として総意で、周りから陳情が出てくるというのは、確かに景観という部分ですごく大事にしているという気持ちはわかるんですけれども、その陳情をその地域外から出してくることにちょっと疑問を持っております。
よって、この趣旨はよくわかります。42号、43号については、私は継続扱いをさせたいというふうに思います。
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○赤松 委員長 一通り御意見を伺いました。分かれましたのは、42号で、お二人が結論を出す。あとの方は継続と。43号は、お一人が結論を出すと。あとは継続と。こういうことでございますので、それぞれの委員の意見の開陳、総合しますと、42号、43号とも継続ということになろうかと思いますが、そういうことで扱いをさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、42号、43号、いずれも継続審査といたしますが、それぞれ各委員から今述べられた点は、現実に所管課が関係する権利者の皆さんと熱い協議を重ねてきている。それはすなわち都計審の付帯決議そのものを進めていることでありますので、継続ということではありますが、内容は、しっかり頑張れよと、サポートしてあげてくださいよと、権利者の合意形成に努力してくださいよということでありますから、そういう内容を踏まえて、今後の住民との協議を積極的に積み重ねていただくようにお願いしたいというふうに思います。
以上で、2件は継続といたします。
それでは、午前中はちょうど切りのいいところで終わりましたので、時間、ちょっと12時過ぎましたけれど、午前中の部は以上で終わって、午後は1時半かな。では、午後1時半再開ということで、午前中の部はこれで閉じたいと思います。どうも御苦労さまでした。
(12時14分休憩 13時30分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第11「議案第63号市道路線の認定について」原局から説明をお願いします。
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○道水路管理課長 議案第63号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、1ページをお開きください。また、別紙図面の案内図及び公図写しを御参照願います。
枝番号1、図面番号17の路線は、雪ノ下三丁目629番10地先から雪ノ下三丁目629番7地先の終点に至る路線で、この道路区域は幅員4.5メートルから8.75メートル、延長28.5メートルの道路敷であります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
続きまして、枝番号2、図面番号18の路線は今泉一丁目245番7地先から、今泉二丁目1449番6地先の終点に至る路線で、この道路区域は、幅員4.5メートルから9.67メートル、延長61.7メートルの道路敷であります。
この路線は、市営今泉住宅跡地周辺道路整備のために築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
引き続き、認定路線の現況について、ビデオをごらんください。
(ビデオによる現地確認)
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○赤松 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。ないですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。御意見はございますか。
(「なし」の声あり)
意見なしということでございますので、それでは、採決を行います。
議案第63号市道路線の認定について、原案に御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で、原案可決されました。
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○赤松 委員長 日程第12報告事項(1)「国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業について」原局から説明をお願いします。
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○国県道対策担当課長 国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業につきまして、平成19年12月14日、腰越学習センターにおいて神奈川県と共同で、第3回説明会を開催いたしましたので、その概要と今後の進め方について報告いたします。
お手元に配付させていただいた資料1は、当日47名の来場者に配付したものと同様のものでございます。また、資料2は、平成19年2月の当委員会へ報告した際、お配りしたものです。
説明会では、県から改めて計画の内容を紹介し、前回の説明会でいただいた要望・意見に対する検討結果、動植物の調査結果などを紹介しながら、質疑応答を行いました。
前回、市道側に信号機をつけるなど、先に現状でできることやれないか、また、事故、渋滞の分析や江ノ電の遮断機との連動など、事業の必要性、交差点改良の効果をシミュレーションをやって説明してほしいなどの要望・意見をいただきましたので、それらの検討結果をお示ししたものが、資料1の3ページから13ページにまとめたものです。
検討結果といたしまして、4ページにありますように、右折車線を設置しないで、市道側に信号を設置して交通処理することは、市道側の勾配、ロータリー形式の交差点、江ノ電の踏切など、ドライバーに与える負荷の問題など課題が多く、さらに、10ページの下段にお示しするように、信号設置だけではかえって渋滞を助長してしまうことから、12及び13ページにお示ししたように、右折レーンと信号をあわせて実施することで、安全性と交通の円滑化が図れることなどを説明いたしました。
しかし、これに対して、改めて市道側の信号処理の意見もあり、事業の効果などのついて、なかなか理解を得られない状況です。
また、今回の説明会でいただいた要望・意見は、植物や昆虫の希少種もいる、砂浜に手をつけてほしくない。渋滞は小さな問題、観光地だから我慢することも必要である。歩行者のことも考えてほしい。交差点改良の前に右折禁止をというもので、右折禁止ということについては、地元からの反対意見もありました。
これらの御意見に対する県の回答は、17、18ページにお示ししておりますが、植物や昆虫の対応には改変面積を少なくすることや、植物群落の連続性に配慮するなど、専門家の意見を聞き、環境に配慮しながら進めていきたいとしました。
これまで行った3回の説明会では、早期の事業化を望まれる声があるものの、環境団体の方々や、一部地元の方々からも、事業に対する厳しい発言が多く、事業効果など、なかなか理解を得られない状況にあります。
したがって、今後は、自治・町内会などと個別に意見交換を行いながら、理解を求めた上で、全体の説明会に臨みたいと考えております。
なお、説明会の概要議事録は、事業者である神奈川県藤沢土木事務所のホームページで公開しております。
当事業計画は、これまでに交通事故対策を初め、市の内外から渋滞緩和に対するさまざまな要望をいただいていることから、所轄の鎌倉警察、道路管理者の神奈川県と協議した結果、対応策が必要との結論に至り、県に要望書を提出し、取り組み始めたものです。
今後も県と協力し、諸問題については、有識者の意見も聞きながら、懸念されている事項の払拭に努めるとともに、関係法令を遵守した上で、取り入れられる意見は取り入れながら合意形成を図り、事業化に向けて努力していきたいと考えております。
今後も、事業進捗状況の中で、適切な時期をとらえて当委員会へ報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 どうぞ、質問がありましたらお願いいたします。
次に陳情の審査もあるわけですけれど。どうぞ。
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○萩原 副委員長 今説明いただいたんですが、資料の中にも、事故の多い危険な交差点ですとありますが、例えば把握している範囲で構いませんので、年間なり、ここ数年の事故の件数というのがどのくらいあるのか、わかれば教えていただきたいんですが。また、その中で、今まで死亡事故とかというのもあったのかどうかも、あわせてちょっとお伺いしたいと思います。
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○国県道対策担当課長 交通事故のデータということですけれど、平成13年から17年までの5年間で、65件の事故がございました。そのうち、この鎌倉高校駅前の交差点内における事故件数については、26件、右折関連の事故は、そのうちの10件、約4割でございます。参考までに、近隣の交差点の右折事故のデータを、また平成13年から17年までの5年間では、小動の交差点では2件、腰越橋交差点で1件、稲村ガ崎交差点で1件、行合橋交差点ではゼロ件となっております。また、死亡事故の記録につきましては、昭和58年に1件、死者2名、交差点内です。あと、昭和61年に1件ございまして、死者1名。計2件で、合計3名の命を落としたという事故がございました。
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○萩原 副委員長 わかりました。やはりこれだけの、平成13年から17年のうち65件、事故の大きさ、大小あると思いますけれども、これだけの事故があるということは、やはり危険な場所なのかなというふうにも感じとれます。ありがとうございます。
それと、ここの住民の方とも、さっきも説明にありましたでしょうか、ちょっと済みません、聞き逃していたら申しわけないんですが、ここに住んでいる方の地域住民の方の御意見というのは、今までどのような意見が出てきているのか、ちょっとお伺いしたいんですけれども。
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○国県道対策担当課長 いろいろ市民の声ですとか、市長のふれあいトークですとかでは、改良してくれという意見もございます。また一方で、地元の方も工事をもう少しほかにやることがあるのではないかというような意見もあります。
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○萩原 副委員長 ほかにやることがあるのではないかというのは、済みません、どういうことでしょうか。
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○国県道対策担当課長 何といいますか、信号とか、とりあえず右折レーンを設けないで信号を設置してくれというような意見もございます。
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○萩原 副委員長 わかりました。あともう1点お伺いしたいんですけれども、今回、ちょっと陳情のところに触れてしまうとあれなんですが、ここの資料にも、希少な植物や昆虫とかということで、昆虫が3種類ですよね。植物の方で2種類、希少な種ということで資料の中にもあるんですが、この工事をすることによって、本当にこの希少種というのは、もちろん工事の方法等もあると思うんですが、絶滅するものなのかどうかというのはちょっとわからないので、あくまでも予想にすぎないと思いますが、市の考えというのをちょっとお伺いしたいと思います。
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○国県道対策担当課長 工事中に絶滅するかということについては、神奈川県の方は、今後、専門家の意見を取り入れながら、よりよい計画に高めていきたいと考えております。
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○萩原 副委員長 わかりました。結構です。
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○赤松 委員長 ほかに。
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○助川 委員 いただいた資料の最後に、資料1ですね、市道から国道への信号処理については、引き続き鎌倉市及び県警と協議を進めますということになっていますけれども、あの信号がどうしてできないんだろうと。信号ができれば、右折車は、要するに日坂からおりてきている右折車はスムーズに右折できるのに、何十年も信号がつかなかった理由というのはおわかりですか。
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○国県道対策担当課長 信号がつかなかった理由、まず踏切があるということと、鎌高からの勾配がきついということで、現状ではつけられないというような県警からの、神奈川県が相談した結果、そのようなことを受けております。
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○助川 委員 先ほど御報告があったように、死亡事故もあって、加えて、毎年のように10数件の事故があるというのにもかかわらず、なぜつけてくれないんだろうと、素朴な疑問がありますよね。今度は、こういうことならば、信号も何とかしましょうというふうになったんですか。
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○国県道対策担当課長 市道側の信号の設置につきましては、右折レーンをつけませんと、国道134号線の方の渋滞が、現状よりシミュレーションで激しくなるということで、右折レーンを設置して、市道側へ信号を設置するということで、現在、県の方では計画しております。
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○助川 委員 そうすると、こうした計画があって、右折レーンができて、そういったことが前提条件であるならば、信号もじゃあつけましょうというような話ですか。もうそういうことがなくて、今の状態のままで信号をつけるということは、今後ともあり得ないということなんですか。
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○国県道対策担当課長 現状のままの信号の設置については、警察の見解ではつけられないということです。
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○助川 委員 わかりました。
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○赤松 委員長 ほかにありますか。いいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認させていただきます。
次へ移ります。
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○赤松 委員長 日程第13「陳情第36号国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業計画について神奈川県知事あてに意見書の提出を求めることについての陳情」を議題といたします。
陳情提出者から、発言の。
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○事務局 その前に、陳情提出者から資料の提出がございましたので、御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 よろしく、ではお願いいたします。
それでは、発言を求めるとの申し出がありますので、暫時休憩いたします。
(13時50分休憩 14時03分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 陳情第36号について、冒頭、報告事項で既に報告がございましたが、ただいまは陳情者から発言もございました。それらを踏まえて、さらに質疑がありましたら、お願いをいたします。
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○伊東 委員 この陳情書の中にある県議会あて陳情書を提出しとありますけれども、事務局の方で県議会あてに提出された陳情がどう処理されているかということを、わかったらお願いをしたいんですが。わかりますか。
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○事務局 県議会の方へ陳情が確かに出されております。国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業計画についての陳情が件名でございます。陳情要旨は、国道134号鎌倉高校駅前交差点改良事業計画の抜本的な見直しが陳情の要旨でございます。県議会の建設常任委員会におきまして、12月17日審議されまして、不了承という結果が出ております。
なお、12月20日本会議に、その報告がされております。
以上でございます。
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○赤松 委員長 ほかにありましたら。
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○助川 委員 この資料1ですね、県は、要するに私は正式な言葉かどうかわかりませんけれども、せり出し、できる限り現状の砂浜を残してほしいということで、せり出しの車道というふうにお願いしたいところなんですけれども、いろんな案を持っているんですか。県はどういうふうな対応をしようとしているのか、どういうふうな形で、今いただいたばっかりだからわからないんだけれども、こういうやり方もあります、こういうやり方もあります、ということは、県はあるんですか。
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○国県道対策担当課長 第1回目の説明会のときには、現状の石積みより3.5メーター、砂浜に張り出すというのか、出っ張るといいますか、ような計画で、第2回目は、いろいろな案を出しました、張り出しも含めまして。その中で、現在では、構造的なものはまだ決定はされておりません。
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○助川 委員 3.5メートルの張り出しというのですか、張り出し車道を1回目に住民の皆さんに御説明したけれども、2回目は、幾つかのというのは、具体的にどんな案があったんですか。
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○国県道対策担当課長 1回目のときには、現状の石積みより3.5メーター、同じような形式の石積みの提示をたしかしていたと思います。
第2回目の説明会では張り出し車道、下が空間といいますか、車道の下が空間のような図面と、あと、車道部分をくいで支えるような構造等もございました。
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○助川 委員 全部で幾つ案を示したんですか。
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○国県道対策担当課長 第1回目の説明会のときには、石積みを前面に海側に約3.5メートル出す案、第2回目のときには、五つの案、合計6案を当日説明しております。
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○助川 委員 それで、6案がよくわからないので、僕は張り出し車道が砂浜を減らすことなく、工費が幾らだかわからないけれども、それだったら理解がいただけるんじゃないかと思っているけれども、あとの5案がわからないので、あ、そっちのがいいというのがあるかもしれないんだけれど、市役所ではまだ把握されていないんですか。ここに入っているの、それとも。
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○赤松 委員長 ちょっと休憩します。
(14時07分休憩 14時08分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○米木 都市整備部次長 ただいまの御質問、前面に出す部分、それからもう一つは張り出しの方法、これは大きく分けて二つでございます。ただ、張り出しの工法というのは、いろんな張り出しの工法がございますので、その工法的な内容については5点ばかり、例えば現道のところにくいを打つだとか、くいを打たないでやる方法だとか、そういった部分での工法は五つばかりあったと。ただ、基本的には、現道を前面に出す方向か、張り出す方向か、この二つの内容でございます。
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○助川 委員 ちょっとまた手順を一からお聞きしたいんですが、住民説明会をもう3回もやったと。それで、20年度予算には、そのための予算が入っているのかどうか、いつから始めるのか、いつやろうとしているのか。
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○国県道対策担当課長 平成20年度の予算は、委託料が要望されております。生物と、あと昆虫類とか植生類の委託調査には計上されております。
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○助川 委員 繰り返しますけれども、住民説明会をやっていて、どんなやり方があるかどうか、今検討していて、全部で6案あって、近隣住民の方たちがというよりは、あの方たちがほとんど反対、反対とやっていて、新聞報道だけれども、理解が得るまでやらないなんか言っていて、いつやろうとしているんですか、これは。理解が得られたらだったら、何年後かわからないけれども。鎌倉だって、当たり前のように実施計画があって、何年に着工というのが目標がなかったら、説明なんかできないじゃないですか。県は、できる限り住民の理解を得ながら、いつから始めよう、いつから工事を着手しようとしているのですか。
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○国県道対策担当課長 県の考え方といたしましては、現在、地域住民の理解を得てから事業を進めたいという考え方でございます。
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○助川 委員 予算つけるのは、これ、大変なことで、先ほど言いましたように、平成初期のころから、鎌倉市は要請してきて、ようやく重い腰を上げてくれたわけでしょう。今度いつやるかわからないって、何を言っているんだとなりませんか。確かに住民の皆さんの御理解をいただきながら、それはベストの方法だけれども、何とかことしじゃなくて、来年、21年度から着工したいので、皆さんの御理解を何とかいただきたいという話じゃなきゃ、おかしいじゃないですか。予算には何か委託料が入っているけれども、実際、何億かかるかわからないけれど、その予算の中にまだ入っていない。こんなばかな説明の仕方ないよ。
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○米木 都市整備部次長 これまで平成17年から、県の方は予算をつけていただいて、測量調査、躯体の検討、それから植生の調査、また交通のシミュレーション、20年度は動植物の調査ということで、こういう調査を重ねて、説明会も重ねて、地元の皆さんの御理解をいただき、できれば21年度にできるように努力、なるべく早くできるように努力してまいりたいということです。これは大変申しわけございません、私、今、ちょっと言葉足りなかったんですけれども、私ども市といたしましては、できるだけ早く、できれば21年度ぐらいには着手していただきたいという形でお願いもしてまいりたいというふうに考えております。
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○助川 委員 もうこれで質問やめますけれども、県のやっていることを何で市が何やっているんだなんて言ったって、話にならないんだよね。県の職員にまた言えばいいんですけれど、でも、一般的にというか、常識的に、住民説明会をやっていて、こんなやり方もあります、何とか御理解くださいといって、いつ着工するかわかりませんなんて、あり得ないんだよ。予算を入れるのは大変なことで、それが不執行になったら、今度いつ始まるか、いつやれるか。今回、もしこれがだめになったら、ここはもうだめだと思うんだ、永久に。せっかく予算つけたのに、何でだと。住民が反対するんだったら、もう二度とやらないというようなことだと思うので、いつやるかどうかわからない。もしかしたら、21年度にやってもらえるかもしれない、何とかお願いしていきたい。こんなのあり得ないんですよ。ひとつ、もっと県は何とか21年に予算を入れて、実施を前提として住民に御理解をいただいているというぐらいのことをなぜ言えないのかと思うんだよね。個人的な意見なんかじゃないですよ。県に聞いていないのかよと、そんなことぐらいは、と思うんですね。いかがでしょうか。
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○瀧澤 都市整備部長 ただいま助川委員の御指摘については、まさにそのとおりであります。ただ、今までの課長、次長が答弁したのは、現段階で県にかわって、その時期を特定する内容の確約まで得られていない中での答弁ということで、御容赦いただきたいと思います。
市のスタンスとして、これは懸案の長年の事業です。今、陳情者からの御意見もありまして、まだ住民の全体の合意が得られていないというのが実態でありますが、やはりこの事業の重要性というのは、我々も痛感しておりまして、この時期を逃して、次にまたいつ実現できるのかと。まだまだ力不足で、地元の方々あるいは陳情者の方々の御理解を賜っていないところですけれど、その部分に関しては、市がまず本腰を入れて説得、説得という言葉じゃないですね、理解を求めて、この事業化に向けては最善の力を尽くしていきたいと。時期については、21年と言わず、御理解を得られた段階でできるように県に働きかけていきたいと、そういう覚悟でおります。
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○赤松 委員長 ほかに。
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○大石 委員 1点だけ。134号線ですから、県という事業で、今、委託金が出ているということも聞きましたけれども、周知不足というお話が、先ほどありましたけれども、今までどういう形で、3回ぐらいやられているんですが、県の方での告知ですか、鎌倉市としての広報だとか、そういう形での広報、その説明会があるということをどういうふうに周知していたんですか。
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○国県道対策担当課長 説明会の周知につきましては、地元自治会の方へ回覧でお願いしております。また、「広報かまくら」にも掲載して周知を図っております。
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○大石 委員 陳情者が先ほど言われていたけれど、知らない人も結構多くいるという現状というのは、市は押さえていますか。
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○国県道対策担当課長 第2回目の説明会のときの参加者の方から、町内・自治会の中で知らない人がいるということで、簡潔な議事録も地元自治・町内会の方へお願いいたしまして、回覧でお願いしている状況ですので、見ていただければ、こういう事業があるということはおわかりになるのではないかと思っております。
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○大石 委員 では、また違った形でもちょっと考えていただきたいと思います。また、県から事業費いただくというような県事業としてやるわけですし、そこへ鎌倉市、地元の市がかかわっているわけですから、その辺はちょっと力を入れてやっていただきたいなというふうに思います。
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○赤松 委員長 ほかにはいかがですか。ないですか。
では、ちょっと私、1点お尋ねしたいんだけれども、いつ、この県・市と住民の皆さんとの話し合いやりますという周知は、回覧版とか広報でお知らせしているという話なんだけれども、そこに出席されている方、恐らく町内会であれば、町内会の会長さんとか役員さんとか、そういう方々が中心なのかなとも思うんですけれど、参加された方は、こういういろんな資料を配付されて、内容も県が考えられていること、あるいは調査した結果、周知、わかると思うんですが、一般の方は参加していなければ、資料をもらえていないと。その後、それのフォローは、例えば簡潔にまとめたものが、例えばあの辺で言えば、七里ガ浜二丁目の団地がありますよね、あの辺に全体影響あるし、それから病院、ずっといって、鎌高から下へずっと日坂の周辺の方々はおられますけれど、そういう協議されている内容とか、出されている図面だとか、そんなようなものは含めて、この回覧版でこういうことが協議されたとか、そういうところまで丁寧な周知というのはされているのかどうなのか、そこらはどうですか。
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○国県道対策担当課長 資料につきましては、結構ページ数も多いので、周知はしておりませんけれど、簡単な議事録、先ほど言いました、簡潔な議事録につきまして、回覧しております。その中で、藤沢土木事務所のホームページと、あと鎌倉市の国県道対策のホームページから、資料も閲覧できるようになっております。
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○赤松 委員長 その集まりは、特段だれを対象にということではない、周辺住民の皆さんを対象にしているから、どなたでも参加ができるんだろうと思いますけれども、大体どうなんですか、地元の周辺の方々という点では、町内会の役員さんとか、そういう方々に大体限定されているのか、一般の方々もかなりおられるのか。47名、何名といいましたっけ、さっき。47名と言っていましたね。これは内訳と言ったらおかしいけれど、大体どんなようなあれになりますか。
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○国県道対策担当課長 説明会は3回ほど開催しております。第1回目の出席については44名、第2回については49名、第3回については47名で、そのうち第3回目の地元の方の出席が約48%、大体地元の方が78%、また、鎌倉市外の方が10%。
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○赤松 委員長 48、78と。ちょっともう1回。
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○国県道対策担当課長 日坂の沿道の地元の方が48%、日坂の近隣の方が30%、あと、鎌倉市内の方が10%、市外の方が10%の内訳になっております。
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○赤松 委員長 確かに、その配付される資料、かなり膨大なものになる場合、それを全部というのはなかなか難しいけれども、コンパクトにまとめた議事録といったって、それ、ずっと文字で、活字でずっと書いているものですから、それは回覧版で1軒1軒回ったときに、全部どこまで読んでいただけるかというのもあるし、だから、何か図面とかそういうものがあるときは、そういうものもちょっと添付するとか、できるだけコンパクトなものにまとめた方がいいのではないかと、そういう周知もされたらどうなんだろうかというふうに思います。出席されている町内会の会長さんとか、そういう役員さんの皆さんが、後でいろんなまた、そこの町内会の会員の方々から、どういうふうな発言をしたのかとか、オーケーしたのかとか、何で反対したんだとか、いろんなそういう問題も起こってしまうようなこともありますし、十分、その周辺の方々全体に共通認識に立っていただくための周知は大事だと思うから、その辺もちょっと県とも協議していただいて、進めていただければなというふうに思います。
ほかになければ質疑は打ち切りますが、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
陳情の扱いについて、ひとつ皆さんから御意見をいただきたいと思います。
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○伊東 委員 いろいろな御意見がある中で、反対の意見にはよく耳を傾けなければいけない。それはもちろんそのとおりだと思っております。と同時に、また、賛成の意見というのは、なかなか出てきにくいという現実も一方ではあろうかと思います。今回のこの陳情第36号の件ですけれども、先ほど同じ会派の助川委員の方からもお話がありましたとおり、昭和58年、61年と、かなり、どちらも非常に15歳、16歳という若い命がここで残念ながら失われているということがありまして、ここの交差点改良というのは、その以前からもあったんでしょうけれど、特にどうにかしなきゃいけないという、そういう市民の方、あるいは134号を利用する方からの要望もあって、鎌倉市の方も県にいろいろと働きかけをしてきた経緯があります。ここへ来て、ようやく調査費がつき、住民への説明会が開催されたということで、やっと悲願がかなうのかなという、そういった気持ちを持たれている市民の方も非常に多いというふうに私は理解をしております。ただ単に現状のままで信号をつければいいのか、あるいは右折レーンを設けなければつかないのか、その辺の検討というのは、これからも続けていかれると思いますし、それから同時に、環境にできるだけ負荷のかからないような設計あるいは工法というのも、これからまだまだ検討をしていく余地はあろうかと思います。先ほど陳情者の意見を述べられた中に、周知の徹底、調査、検討ということをもっともっと積み重ねてほしいという、そういうお考えのお話があったことは、私もそれは当然のことだと思っておりますが、しかし、この陳情の要旨を見ますと、計画の中止を含めた抜本的な見直しという書き方をされておりまして、中止も含めた見直しをここで果たして陳情に結論を出すことが適当なのかどうかということを考えますと、今までの長い経緯の中で、これは、やはりこれには賛成することはできない。私どもの立場とすれば、建設をしていくことを前提にしたさまざまな検討・調査、そういったような立場で私たちはいるべきではなかろうかというふうに思っておりますので、この陳情に関しては、結論を出すとすれば、不採択というふうに考えざるを得ないというのが私どもの方の意見であります。
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○赤松 委員長 では、順次お願いいたします。
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○萩原 副委員長 先ほども何点かお伺いいたしまして、説明もお伺いいたしました。陳情の理由の中にも、自然を守るということも盛り込まれておりまして、これもとても大事なことだというふうには思っていますけれども、この場所というのは、やはり日常生活をされている方、生活道路として使用されている地域住民の方の意見にも重きがあるのではないかなというふうにも思っております。これから、ここの先ほどもおっしゃった陳情の要旨の中に、計画の中止を含めた抜本的な見直しというところもあるんですけれども、市として、地域住民の方ですとか、ここの陳情を出されている鎌倉の海を守る会の方とも、今後十分な話をしていただいて、この場所が事故がないような、安全で利用しやすい道路としていただきたいということも思いますので、私としては今後の話し合いにちょっと期待をいたしまして、継続とさせていただきたいと思います。
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○中村 委員 陳情者の願意もよく理解はするんですけれども、一方、交通の安全面ということも考慮しなければいけない。また、いわゆる絶滅危惧じゃないですけれど、環境への配慮の問題、それから、先ほど来から話が出ている周知、近隣の皆様方への御理解を得る場面も、今後はやはり数多く協議の場を設けていただきたいと思っております。そういった中で、一番、なるべく多くの方が御理解いただくような方法を模索していく必要があると考えておりますので、この件については継続とさせていただきたいと思います。
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○大石 委員 いろいろ質疑もさせていただきましたけれども、自然関係、ここに県のレッドデータブックというような形で、自然環境の配慮なんかも理由として挙げられていますけれども、聞くところによると、平成20年度は環境調査も含めて、県の予算がついたということ、また、その周知の件についても質問させていただきましたけれども、現地でさらなる説明会、またその周知の徹底ということをやっていくということと、あと一つ、陳情の理由として、5番目でしたか、渋滞に対して局所的に対処しても解決に至らないというふうなことが書いてありますけれども、134号線全体を見てみれば、そこもやらなければ渋滞はできないという一つの解決策、全体を見た一つの解決策であるというふうに私はとらえております。安全という部分もすごく大事なことなんですけれども、今回については、結果を出すとするのであれば、否決と。この陳情については不採択という形にしたいと思います。
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○赤松 委員長 結論を出すということ。
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○大石 委員 出すとするなら。
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○赤松 委員長 それでは、それぞれ御意見をいただきました。本件の陳情は、御承知のように、県知事あてに意見書の提出を求める陳情となっております。意見書提出に係る陳情につきましては、議会運営委員会での合意事項に基づいて、意見が割れている場合には、継続ということで確認をされておりますので、一通り御意見をいただきましたが、結論を出すのと継続というふうに意見が分かれておりますので、本件の陳情につきましては、継続審査というふうにしたいというふうに思います。
御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、本件、陳情第36号については、継続審査と決定をいたします。
暫時休憩いたします。
(14時32分休憩 14時40分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第14報告事項(1)「市道053−101号線の通行機能の回復に向けた取り組みについて」原局から報告をお願いいたします。
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○道水路管理課長 市道053−101号線の通行機能の回復に向けた取り組みについて、報告いたします。
市道053−101号線の通行機能の回復を図るためには、近隣にお住まいの方々の御意見を尊重するとともに、地域の方々の御意見もよくお聞きすることが必要であることから、玉縄地域の方々と市による二者協議を開催し、そうした場を通して住民の方々の御意見を取りまとめ、早期に通行機能の回復に取り組んでいく旨、昨年12月定例会の当委員会で御報告させていただきましたが、本日はその後に行いました地域住民の方々との協議の状況につきまして報告させていただきます。
玉縄地域の方々と市による二者協議は、昨年12月21日に玉縄行政センター会議室におきまして、玉縄自治町内会連合会、玉縄まちづくり協議会、大船観音前マンション問題にとりくむ市民会議の方々、それぞれ7名程度の御出席をいただき、市道053−101号線の通行機能の回復に係る意見交換会という形で開催いたしました。
意見交換会は、冒頭、市側から、経過説明と仮設構造物による通行機能の回復計画について説明を行い、次に大船観音前マンション問題にとりくむ市民会議から、会として考案した通行機能の回復計画案の説明がなされた後、質疑応答と意見交換を行いました。
意見交換では、通行機能の回復計画についての質疑のほか、市長がもとに戻すと約束しているのだから、早急に原状回復すべきである。費用も市長がみずから払うと言っているのだから、公費は使わずにできるはずだといった意見や、仮設といえども公費を使わないで済む方法を考えるべきである。それには事業者が当初予定していた承認工事の内容であれば、事業者が行うことも考えられるので、そういう方法を考えるべきであるといった意見、また、なぜ県が二度にわたり許可処分を取り消すとの裁決を出したのかというところについてもきちんと説明を受け、共通理解の上に立って、通行機能の回復などについての話をしなければだめだといった意見などが出されました。このほかにも多くの御意見・御要望が出されましたが、次回からは論点を整理して意見交換を行うことを確認し、第1回目の意見交換会は終了いたしました。
その後、自治町内会連合会及びまちづくり協議会から、2回目の意見交換会を行う前に、岡本二丁目マンション計画に係る過去の経過や県開発審査会から二度許可処分取り消しの裁決が出された状況などについて理解を深めたいので、説明をしてほしいとの要望が出されました。このため、自治町内会連合会の役員の方々と2回、まちづくり協議会の役員の方々と1回、過去の経過等についての勉強会を行いました。
こうした勉強会を通して、この問題に対する理解も深まってきたものと考えておりますので、近々のうちに2回目の意見交換会を開催したいと考えております。
一方、意見交換会とは別に、大船観音前マンション問題にとりくむ市民会議の方々とは、通行機能の回復に向けて協議を行ってきたことにつきましては、やはり12月定例会の当委員会で御報告したとおりでありますが、市民会議から提示されました施工案につきまして、技術的検討を行っておりますので、その内容につきまして御説明いたします。
お手元の資料を御参照ください。資料1・2は、昨年12月定例会の当委員会において、御報告させいただきました近隣の住民の方々から提案された直近の復旧方法です。
資料3・4は、提案された復旧方法について、公共工事として市が施工することを想定して、技術的検討を行ったものです。
資料1・2の近隣住民の方々から提案された直近の復旧方法を技術的に検討を行ったところ、埋め戻し材に規格外のコンクリートを使用し、構造物を一体化させることによる構造物の滑り対策が必要であること、また、軽量ブロックの基礎勾配を緩やかにするために、今の地盤をさらに掘り下げることになり、既存石積みに影響を及ぼすおそれがあることなどの課題があり、安全性の面で直ちに採用することができないとする市の考えを伝えたところ、それに対し、滑り対策として新たな工法が提案されたため、それに対しても構造的・施工的検討を行いました。構造的検討として、埋め戻し材の軽量化を図るために、軽量コンクリート及び気泡モルタルを採用した場合の荷重の比較などを行い、施工的検討としては、軽量コンクリート及び気泡モルタルを採用した場合の施工性や施工条件、滑り対策としてのグランドアンカー設置などを検討いたしました。
結論としては、軽量コンクリートを埋め戻し材に使用した場合は、土砂に比べ積載荷重が基準より重くなるため、道路側の石積みに対する負荷が大きくなる、気泡モルタルを使用した場合は、土砂に比べ積載荷重は基準より軽くなり、石積みに及ぼす影響はなくなるが、気泡モルタル用のプラント設備用地確保が必須条件となる、また、隣接する原宅側の石積みとの間に空間が生じるため、雨水処理対策として排水設備の設置が必要であり、そのためには、隣接地まで掘削することになるため、土地所有者の同意が必要となる。さらには、滑り対策として、グランドアンカーを設置することは、階段が復旧されると維持管理が難しくなるなどの問題が残る結果となりました。このため、2月7日に、市民会議の方々に現時点ではこの施工案についても市の公共工事として採用することはできない旨の説明を行っております。その後、こうした市の見解に対し、さらに御意見をいただいており、現在、それに対し検証を行っているところであります。
市道053−101号線の原状回復につきましては、昨年2月議会で工事費用の補正予算を認めていただき、その後、私ども予算を執行する立場として、その責任を十分認識し、先ほど申し上げましたように、住民の方々との協議も行いながら、今年度内での原状回復あるいは通行機能の回復に向けて取り組んできたところでありますが、残念ながら現在まで予算執行には至っておりません。残された期間は少なくなりましたが、可能な限り今年度内での通行機能の回復の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。また、仮に今年度内での予算執行ができないということとなった場合でも、新年度予算における道路補修関係予算の中で最優先事業として実施したいと考えており、現在行っている住民の方々との協議が調い次第、速やかに対応する方向で庁内調整は進んでいます。
いずれにいたしましても、私ども、今後も引き続き早期に通行機能の回復が図れるよう精一杯取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただければと思います。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 質疑に入るんですが、ちょっとその前に資料の確認をさせていただきます。
12月議会でも同様の資料をいただいているんですが、先ほどの前段の説明で、ちょっと私、確認なんですが、資料1と資料2、資料3は、市民会議から出されているそのものの資料と。そして、資料3の色のついているやつ、これが市民会議から提案のされている構造について市側が検討したものと。下の方は、この色ついているのは、市の方で検討した絵というふうに資料を読めばいいのかな。
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○道路整備課長 着色してあるグリーン、赤及び茶色の部分は、市側の方で工法的に検討の際に考えた案でございます。
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○赤松 委員長 ということですね。だから、市民会議から出されたものに、それを検討する上で描かれた図面が、資料3の色のついている部分というふうに理解すればいいということですね。
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○道路整備課長 そのとおりでございます。
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○赤松 委員長 わかりました。では、説明とこの図面も見ていただきながら、御質疑がありましたらお願いをいたします。
今、皆さん、図面も見ていただいているようなので、報告の最後の部分のちょっと確認なんですが、住民から、市民会議から出された提案に対して、それをベースにした検討が、資料3のこの色のついた内容で検討して、いろいろ軽量コンクリートとか気泡モルタルとか、そういう二つの工法というんですか、いうようなことで検討をして、その結果を投げかけて説明したと。それに対して、市民会議の皆さんの方は、それをさらに市が検討したものを土台にして、市民会議の方で検討させてくださいと、そういうふうに今なっているということですか。
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○道路整備課長 うちの方で提案した内容について、また市民会議の方々から、その後意見をいただいておりまして、それについて、現在、検証を行っているというところでございます。
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○赤松 委員長 検証しているのは、市の方が検証していると、こういうことですか。
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○道路整備課長 そのとおりです。
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○赤松 委員長 わかりました。では、その市民会議から、市が検討した結果を示して、それに対して意見が出されて、それを検証しているというのだけれども、市が示して、それに対して意見が出されたその中身というのは、どういう中身なのか。
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○道路整備課長 現在、軽量コンクリートということで、市の方から提案をしております。また、気泡モルタルということで、できるだけ軽量化を図りたいということで検討したんですが、その軽量コンクリートの物性の問題、もっと軽いものがあるのではないかというような提案をいただいていますので、それについても今現在、検証しているところです。また、あと、グランドアンカーの維持管理の問題ということで、うちの方で問題がありますよということで提案をしたんですけれども、それについても意見がありましたので、それについても検証をしております。それとあと、原宅側の雨水対策の問題、これについても、市の方の公共工事を発注するに当たっては、やはり漏えい排水も考えた中で、やはり排水施設が必要であるというような考え方をお示ししてあるんですが、それについても意見をいただいておりますので、それについても今後検討していくということでございます。
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○赤松 委員長 では、今の説明も加えて、何か質問がありましたらお願いをいたします。
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○助川 委員 昨年12月議会で、この補正2,000万円からのそういった長い経過を、図面を提示していただいて、理解が深まったんですね。やっぱり市民会議というか、市民の方から出てきた案が、安全性からいって、やはりいろいろ問題があると。やっぱり厳しい、難しいというのは、去年の夏、8月ぐらいではなかったかと、私、記憶しているんですね。それで、やっぱり仮設で対応するしかないと。仮設の案も議会にも示したし、近隣住民の方にも示したけれども、仮設なんかじゃだめだと。本当に原状回復の市長が約束したものにしてくれというような話から、先ほど説明がありましたけれども、事業者がすべて終わった後行う承認工事、これだったら費用負担も、あるいはわずかな可能性で事業者は、裁判の結果次第ですけれども、事業者が負担してもらえるというようなことで、それも模索したわけですよね。住民からも御意見があったというようなことなんですが、今こうやって出てきた案を検討することはいいんだけれども、やはり費用負担の問題が一番大事なことだというふうに思うんですね。事業者が壊したものをなぜ市が負担しなきゃいけないんだと。その仮設の700万円もそうですけれども、ある意味では監査請求みたいな心配もある中で、これがもし安全性に問題がなかったら、こうした皆さんから出されたものが検討した結果、大丈夫だと、費用はわかりませんけれども、やるつもりなんですか。
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○道水路管理課長 私ども、これまで一貫して御説明申し上げてきたのは、とにかく我々目指すところは原状回復であろうと。それには安全性がしっかり担保されて、皆さん、通行に支障のないものというものを考えております。その内容につきましては、原状回復、要は、補正予算をお認めいただいた際に御説明しました施工案だという形になります。それが事業者の協力等を得られなくて、現在まで着工できないと。その間の仮設という位置づけで、今、仮設構造物による通行機能回復ということで皆さんに御提示をしているという段階でございます。それで、住民の方々からさまざまな御意見もいただく中で、確かに市民会議の方から御提案されている案につきましても、我々、それはまず安全性が担保されるものか、施工上可能なものかどうかという検討はさせていただいています。ただ、先ほど報告の中でも申し上げましたけれども、広く地域の方々の今御意見を聞いている中で、まず、その仮設構造物ないし住民の方々が御提案を受けている、そういった復旧案についても、まずそれをやるべきかどうかといった御意見も地域の中からは出されている状況であります。ですから、その辺のところも、我々としてはよく意見をお聞きしながら、どういった方向がいいのかという部分をこれから考えていくといったような今段階にございます。
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○助川 委員 そういったお話も近隣住民の方々から出ているということで、ちょっと安心したというんですけれど、要するに、それでは補正予算2,000万円を組んで、何とか事業者の了解をいただきながら、原状回復のことをやろうとやってきましたね。結果的には、なかなかそれも承認が得られないから、仮設という形にしましたね。これはやっぱり行政側の提案ですね。金額も700万円ぐらいだと。だから、それはぎりぎりの許容範囲かもしれないけれども、それから最後に言われた、何とか今年度中にもいい方向に合意形成を頑張るけれども、もしかしたら新年度で対応したいということは、やっぱり最終的には仮設ですか。市の最終的にやらざるを得ないというか、通行機能回復のために、あるいは道路管理者の責任という名において、やらなきゃいけないという立場からやれば、仮設と。何とか近隣住民の皆さんに御理解をいただいて、仮設工事で何とか御理解をいただきたいというのが最終的な本音ですか。
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○道水路管理課長 何回も御答弁をさせていただいて恐縮なんですが、我々、最終的な目標といたしましては、原状回復と。これにつきましては、事業者の負担でお願いしたいという気持ちはまだ持っております。ただ、事業者が今、県を相手に裁判をしているといった状況の中では、なかなかそれも乗ってきていただけないという状況の中から、仮設といったような考え方で今おります。
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○助川 委員 いいです。
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○赤松 委員長 ほかにいかがですか。ありませんか。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
本件報告について、了承かどうかということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第14報告事項(2)「市道034−062号線他(通称:荏柄天神参道)整備の状況について」報告をお願いします。
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○道路整備課長 日程第14報告事項(2)市道034−062号線他(通称:荏柄天神参道)整備の状況について御報告いたします。
お手元の位置図及び整備イメージ図を御参照ください。
荏柄天神参道の整備につきましては、全線約280メートルについて、平成18年度に整備計画を策定し、当該年度の実施に向け沿道住民の方々などに説明を行うとともに、いただいた意見等を踏まえ、計画の修正を行いながら地元と調整を重ねてきました。
具体的には、現在の砂利道から透水性のカラー舗装整備としていた当初計画案のほかに、その後の沿道住民の方々からの意見を踏まえた変更第1案及び変更第2案の提案をさせていただきました。
変更第1案は、景観・環境面に配慮した土系舗装による整備とした案で、変更第2案は、より参道のイメージを醸し出すため、道路の中心に敷石を配置し、左右に現地の土を用いた土系舗装とした案です。
しかしながら、バス通りを挟んで荏柄天神側参道の住民と県道側参道の住民の方々では、整備に対する意見が異なり、平成18年度は、参道全線の整備を断念した経過があります。
そこで、平成19年度は、変更第2案を前提に、沿道住民から合意が得られている荏柄天神側参道約100メートルについて整備を予定しました。
この道路は生活道路であるとともに、荏柄天神参道としての性格をあわせ持つことから、実施に当たっては、景観に配慮した材料を用いて数種の試験施工をほかの場所で行い、土系舗装のイメージ、仕上がり具合等を県道側参道の方々も含めて事前に確認をしていただいたところです。
評価としては、環境面では路面温度上昇が抑えられるなど、一定の評価はいただいたものの、そもそも現状変化に抵抗感がある、一部区間を整備しただけでは一体感が失われる、参道としてのイメージが損なわれるなどなどの整備に対する強い反対意見も出されました。
また、反対意見を押してまで整備を強く希望する方もいないことから、当該道路につきましては、沿道住民間において意見がまとまるまで整備を見送るべきと判断しました。
したがいまして、当面の間は、砂利道のわだち補修など、部分的な維持管理にとどめ、今後の地元住民の方々の意見などを把握しながら、整備の可能性を見きわめていきたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑ありますか。ありませんか。
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○伊東 委員 今の説明の中で、北側部分、このいただいた資料は、第1案と第2案なんですけれど、北側だけやろうとしたのは、第2案の方なんですか、それともまた別なんですか。
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○道路整備課長 最終的に第1案を提示し、なおかつ、さらにグレードアップした形で、第2案を提示しまして、今、合意いただいたのは、この変更第2案での合意をいただいているところです。
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○伊東 委員 わかりました。理解が得られないならしようがないと思うんですけれど、ずっとこれ、委員会でもその都度報告をいただいてきていまして、それで、本当の当初、一番スタートは、これ、市の方が整備したいからということで現地に入ったんですか。最初は何だったんですか。
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○道路整備課長 地元の方から、やはり特に北側の方、長年お住まいになっている方から、やはりほこりであるとかわだち堀り、または雨のときにぬかるみがあるので、何とか整備をしてほしいというような要望がありまして、それを受けて整備を計画しました。ただ、北側だけというよりも、一体感の問題がありますので、参道としての背景もありますので、全線を計画したというような経過がございます。
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○伊東 委員 では、当初要望のあった北側だけやっていれば、問題なかったの。でも、結局、北側もだめになっちゃったんでしょう。
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○道路整備課長 北側だけやっても、やはり一体感というか、イメージがやっぱりどうしても損なわれるという意味から、全線計画をいたしまして、沿線の方に説明を行ったところなんですけれども、南側だけやるということで19年度は考えていたんですが、要するに県道側の方から一体感の問題だとか、道路のあるべき姿を周辺の方で話し合いをしたいと、できれば現状のままにとどめておきたいというような意見が出まして、地元に話し合いの場の参加要請をしたんですが、なかなか希望されている方、当初要望されている方、なかなか積極的に出てきて、そういう整備に対する意見を発する方がいないと。このままではやはりなかなか難しいですよという市側の考えも伝えたところ、ある程度やむなしというのではないんでしょうけれども、それ以上強く整備は希望しないというような意見がありましたので、こういうことになっています。
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○伊東 委員 さっきも134号のところでも出たんだけれど、一度こういう形で調査に入って、まとめに入って、でも地元がまとまらない、今回断念ということになったら、もう当分できないと思うんだよね。やる気ないんでしょう、もう全く、地元で要望来ても。
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○道路整備課長 周辺の方の意見が合意形成が図られれば、考えざるを得ないなとは思いますけれども、今の状況ですと、やはり意見が分かれていて、整備に対する考え方が異なるということであれば、当面の維持管理程度しかできないというふうに判断をしております。
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○伊東 委員 だから全員の判こでも持ってこなきゃ、もうやらないと。そうじゃなきゃ、今までだってこれ、費用かかっているんでしょう。ただじゃできないんだから。そのくらいの覚悟で地元が来ない限りは、もうやらないと、一切手をつけないと、今のままということでいいんですね、そういうふうに理解して。
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○道路整備課長 当面の維持管理だけは行っていきたいというふうに考えております。
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○赤松 委員長 ほかにはございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告については了承と。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
そのように確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第14報告事項(3)「大町地区における乗合タクシーについて」報告を願います。
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○高橋[洋] 都市整備部次長 日程第14報告事項(3)大町地区における乗合タクシーについて御報告いたします。
大町地区の乗合タクシーにつきましては、予備実験の結果並びに実証実験の延期について、9月の当委員会に説明させていただきました。
その後、予備実験で明らかになった課題等を整理し、交通事業者との詳細な協議を重ねた結果、実証実験への協力を得ることができるようになったことから、実証実験の実施に必要な許可申請書を平成20年2月13日付で国土交通省に提出しました。
実証実験は、3月6日木曜日から3月25日火曜日までの間で実施を予定しており、その内容は、事業の採算性及び定時運行についてのデータ集計を目的とし、運行時間は、7月の予備実験のときよりも始発時間を1時間早め、午前9時大町発から午後5時までとし、運行本数も、1日9往復から12往復に増便しました。
運行経路は、鎌倉駅東口と大町地区との間の往復ですが、大町地区での待合所を奥に1カ所ふやしました。これは、予備実験のときに乗合タクシーの待機場所としていたところを待合所としたものです。
利用料金は大人300円、小学生150円に設定します。なお、予備実験で行った交通誘導員については、実証実験については配置を行いません。
今後は、予備実験と今回の実証実験の結果をもとに、地域の公共交通のあり方について、さらなる検討を行っていきます。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 御質疑ありますか。ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
そのように確認をいたします。
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○赤松 委員長 日程第14報告事項(4)「北鎌倉駅周辺のまちづくりについて」報告を願います。
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○高橋[洋] 都市整備部次長 日程第14報告事項(4)北鎌倉駅周辺まちづくりについて御報告いたします。
北鎌倉駅周辺まちづくりにつきましては、駅施設のバリアフリー化を中心に、だれもが利用しやすい施設として要望の多い、新たな改札口の開設や、上り下りホームを自由に行き来できる通路の整備のための基本構想づくりを検討する場として、地元協議会を立ち上げる準備を行ってきました。
平成18年度には、協議会での基礎資料として使用するために、現況測量を実施し、駅周辺の土地利用の状況を把握しました。
今年度は、地元協議会の立ち上げに向けての準備に入っていましたが、バリアフリー化に適合した改札口の開設や自由通路の整備には、JRの敷地だけでは難しいこともあり、隣接した寺院の境内地の一部を含めなければならないため、歴史的風土特別保存地区や隣接地において関連法令に準拠しながら、施設整備が可能か庁内協議を重ねてきました。
改札口や自由通路については、鉄道事業などの公共公益性の高い事業の場合は、一定の整備が可能であるとの結論に達したところでありますが、当該施設整備については、現在市が進めている各種施策の作業に多少なりとも影響を与えることから、これらの作業の状況を見守りながら、地元の皆様に対し、イメージ図等を提示し、御意見を伺いながら、施設のバリアフリー化のイメージづくりに着手してまいりたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○赤松 委員長 御質問がありましたが、お願いいたします。ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
本件の報告については、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○赤松 委員長 次に、日程第15「議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市整備部所管部分」について原局から説明をお願いいたします。
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○米木 都市整備部次長 議案第73号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち都市整備部所管部分について御説明いたします。
議案集その1、41ページをお開きください。補正予算に関する説明書、50ページを御参照願います。
説明書、50ページから55ページにかけまして、45款土木費、5項土木管理費、5目土木総務費、10項道路橋りょう費、5目道路橋りょう総務費、15項河川費、5目河川総務費、20項都市計画費、5目都市計画総務費、25項住宅費、5目住宅管理費の職員給与費は職員の配置がえ、給与改定などに伴う補正を行うものであります。
説明書、50ページに戻りまして、45款土木費、10項道路橋りょう費、8目交通安全施設費、交通安全施設整備の経費は1,200万円の減額で、放置自転車等防止対策業務の執行差金の減額を、15目道路新設改良費、道路新設改良の経費は2,800万円の減額で、荏柄天神参道舗装・側溝改修工事の見送りに伴う減額を、20目橋りょう維持費、橋りょう維持の経費は1,500万円の増額で、町屋橋の大規模修繕工事について、藤沢市と橋りょう管理協定に基づく協議が調ったため、本市分負担金の追加を。
説明書、52ページにまいりまして、15項河川費、10目河川維持費、河川・雨水施設維持の経費は300万円の減額で、雨水調整池における電気料の減額を、15目河川改良費はまちづくり交付金などの配当額変更に伴う財源更正を、20項都市計画費、5目都市計画総務費、都市計画一般の経費は5億2,777万9,000円の増額で、都市計画道路腰越大船線大船立体工区について、事業用地取得に係る代替地購入費の追加を、交通政策の経費は360万円の減額で、北鎌倉駅周辺まちづくり基本構想策定基礎調査業務について、次年度に実施するために減額を。
説明書、54ページにまいりまして、15目公共下水道費、公共下水道の経費は7,070万円の減額で、下水道事業特別会計繰出金の減額を、25項住宅費、5目住宅管理費、住宅政策の経費は160万円の減額で、空き家の実態とニーズ等調査委託の執行差金の減額をそれぞれ行おうとするものであります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 質疑ありましたら、お願いをいたします。ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見ですが、特段ありませんね。
(「なし」の声あり)
なしと確認をいたします。
暫時休憩いたします。
(15時16分休憩 15時19分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第16「議案第74号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」について原局から説明をお願いいたします。
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○米木 都市整備部次長 議案第74号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の内容について御説明いたします。
議案集その1、48ページをお開きください。補正予算に関する説明書、84ページを御参照願います。
まず、歳出でありますが、第5款総務費、5項下水道総務費、5目一般管理費、2節給料から4節共済費までは2,430万1,000円の減額で、職員の配置がえ、給与改定などに伴う補正を行うものであります。
8節報償費は40万円の追加で、受益者負担金一括納付報奨金の追加を、19節負担金補助及び交付金は2,000万円の減額で、補助金利用件数が当初見込みより減少したことによる水洗便所改造資金補助金の減額を、21節貸付金は4,300万円の減額で、貸付金利用件数が当初見込みより減少したことによる水洗便所改造資金貸付金の減額を、27節公課費は746万5,000円の追加で、平成18年度確定申告に基づく消費税及び地方消費税の追加を、10目排水施設管理費、11節需用費は200万円の減額で、ポンプ場の光熱水費の減額を、13節委託料は508万6,000円の減額で、ポンプ場の脱臭設備保守委託の減額を、15節工事請負費は600万円の減額で、雨水排水施設維持修繕工事の執行差金の減額を、15目終末処理施設管理費、11節需用費は1,250万円の減額で、七里ガ浜・山崎浄化センターの光熱水費などの減額を、13節委託料は250万円の減額で、山崎浄化センターの焼却灰処理処分委託などに係る経費の減額を。
説明書は86ページにまいりまして、第10款事業費、5項下水道整備費、5目排水施設費、13節委託料は3,817万8,000円の減額で、未設置汚水升設置委託、雨水管渠実施設計委託などの執行差金の減額を、15節工事請負費は2億4,000万円の減額で、汚水管渠築造及び修繕工事、雨水排水施設築造工事の執行差金の減額を、22節補償補填及び賠償金は500万円の減額で、工事に伴うガス等移設補償料の減額を、10目終末処理施設費、13節委託料は800万円の減額で、七里ガ浜下水道終末処理場改築詳細設計委託料事業費確定による減額を。
説明書は88ページにまいりまして、第15款、5項公債費、5目元金、23節償還金利子及び割引料は10億830万円の追加で、借りかえが認められたことに伴う元金償還金の追加を、10目利子、23節償還金利子及び割引料は930万円の減額で、借入利率の確定に伴う長期債支払利子の減額をしようとするものです。
次に、歳入でありますが、補正予算に関する説明書、80ページを御参照願います。
第5款分担金及び負担金、5項負担金、5目受益者負担金、5節下水道受益者負担金は191万円の追加で、調定額が当初見込みよりも増加したため追加を、第10款使用料及び手数料、5項使用料、5目下水道使用料、5節下水道使用料は8,000万円の減額で、調定額が当初見込みよりも減少したため減額を、第15款国庫支出金、5項国庫補助金、5目下水道事業費補助金、5節公共下水道事業費補助金は1,051万2,000円の追加で、補助対象事業費の確定に伴う追加を、15節まちづくり交付金は1,100万円の追加で、補助対象事業費の確定に伴う追加を、第20款県支出金、5項県補助金、5目下水道事業費補助金、5節公共下水道事業費補助金は1,399万3,000円の追加で、補助対象事業費の確定に伴う追加を。
説明書は82ページにまいりまして、第25款繰入金、5項他会計繰入金、5目一般会計繰入金、5節一般会計繰入金は7,070万円の減額で、一般会計からの繰入金の減額を、第30款5項5目繰越金、5節前年度繰越金は1億38万5,000円の追加で、前年度からの繰越金の追加を、第35款諸収入、10項貸付金元金収入、5目下水道貸付金元金収入、5節水洗便所改造資金貸付金返還金は2,880万円の減額で、貸付金額が当初の見込みより減少したことにより減額を、第40款5項市債、5目準公営企業債、5節下水道事業債は6億4,200万円の追加で、借りかえが認められたことに伴う下水道事業債の追加でございます。
以上により、今回の補正は歳入歳出それぞれ6億30万円の増額で、補正後の総額は歳入歳出とも95億1,090万円となります。
次に、第2条地方債の補正でありますが、第2表を御参照願います。
歳入歳出予算において御説明いたしました事業債の起債限度額などを、第2表のとおり変更しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
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○赤松 委員長 質問がありましたら、お願いいたします。ありませんか。助川委員、何かありますか。
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○助川 委員 水洗化普及促進事業で、要するにこの4,300万円というのは金額が多いので、件数が何件くらいなのかなというふうに思って、それから今度、繰入金の中で書いてありましたけれども、2,880万円を今度は返還金というようなことがありますが、件数は何件ですか、これ。
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○下水道課課長代理 貸付金4,300万円の減額補正ということでございますけれども、当初見込んでおりました貸付金の額について、8,702万6,000円ということで見込んでおりました。件数としましては、約240件程度の申請を見込んでおったわけですけれども、申請件数が伸びませんで、今年度末までの見込みを約半分の120件に件数を減したものです。それに伴いまして、貸付金が減額されましたので、当然、それに対する償還金、返還金も減となりましたので、2,880万円の減額補正をいたしました。
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○助川 委員 釈迦に説法だけれども、ほとんど市街化区域の下水道整備が終わって、いよいよ22年か23年ぐらいは、もう調整区域に入るんですけれども、要するに未接続というのですか、せっかく公共下水道は整備されても、つなげない人が多いという人を少しでもパーセンテージを上げようということで、こういった貸付金制度があるわけですね。旧鎌倉にはほとんどないと思うんだけれども、まだ公共下水道に接続していないという人が。したがって、これはやっぱり深沢地域の方たちが多いのかなというふうに思ったり、この240件、当初見込んだけれども、半分ぐらいしか実現できなかった。この辺の問題がどう受けとめているのか。来る者拒まずでお願いするのか、こちらからパーセンテージを少しでも上げるべく、早くつなげてほしいと。3年間というのがありますよね、接続したけれど、つながなかったら。というようなことも含めて、なぜ、この4,300万円も、要するに見込んだけれどできなかった理由は何なのか。何かそういったことで、あなた方の方に少し問題がなかったのか、熱心さが欠けていたのか、相手の事情で、経済的な事情で、やりたくてもできなかったのか。ちょっと金額が大きいので、お聞きしているんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
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○下水道課課長代理 確かに御指摘のとおりのところはあろうかと思います。実際に、もう公共下水道が道路の前面に敷設されて、すぐにでも使える状況になっているにもかかわらず、接続されていないという件数、かなりの件数、実際にございます。場所的には、比較的最近供用を開始されたところ、例えば山崎の処理センターが平成5年に開設されて運営されておりますので、深沢も入りますが、玉縄地区の方にまだ未接続の対象戸数がかなりございます。
未接続になっている原因としましては、今のお話にもございましたけれども、やはり経済的な問題とか、その経済的な問題に対応しては、貸付金であるとか、そういった手当てをとっておるわけですけれども、例えば、借地で地主との関係で、なかなか地主の方が承諾をしてくれないとか、そういった個々の問題というようなものもございますが、いずれにしても、その件数の多さについては、私どもの方もこれは問題であるということで考えております。今後とも普及促進事業については、これだけ下水道の方の整備が進んでおる中で、さらに今以上に力を入れて対応していかなければならない問題だと認識しております。
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○助川 委員 最後ですけれど、先ほど言いましたように、行政側からもアプローチはしているんですか。ともかく申請をただひたすらじっと待っているのか、いわゆる、やっぱり上げるために、貸付金制度もありますから、こういったこともありますからと、ぜひつなげてほしいというアプローチみたいなことはやっているんですか。
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○下水道課課長代理 供用開始されてから3年以内ということがございます。したがって、それを過ぎると、基本的には貸し付けあるいは補助制度を受けられないということがございますので、その期限が切れる前に、未接続になっている対象者について御案内をして、接続への切りかえを現在も求めております。それについては、より実効が上がるような方法もまた新たに考えまして、対応していきたいと考えております。
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○助川 委員 よろしく頑張ってください。
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○赤松 委員長 ほかにございますか。ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
御意見はございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、議案第74号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について採決を行います。
原案のとおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手で原案可決されました。
暫時休憩いたします。
(15時34分休憩 15時35分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第17「陳情第39号岡本二丁目マンション計画は重要な事件であるか否か理事者の認識の確認を求めることについての陳情」を議題といたします。
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○事務局 陳情第39号岡本二丁目マンション計画は重要な事件であるか否か理事者の認識の確認を求めることについての陳情については、平成20年2月12日付で、陳情提出者から13名の署名簿の提出がありましたので、御報告いたします。
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○赤松 委員長 御確認をお願いをいたします。
それでは、本件は陳情提出者からの発言については、日程確認のところで御協議をいただきました。そういう内容の結論が出ておりますので、直ちに審査に入りたいと思います。
委員から何か御意見がございましたら、お願いをいたします。
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○助川 委員 この2件の陳情につきましては、議会運営委員会で、私は建設常任委員会ではなくて、特別委員会に付託すべきではないかというようなことを申し上げました。議会運営委員会でも、本当にいろんな議論がございましたけれども、やっぱり会議規則が鎌倉市議会にはございまして、こうした陳情は、所属する常任委員会に付託するというふうになっておりまして、この会議規則によって建設常任委員会に付託されてしまったというふうに私は理解しています。きょう、冒頭に申し上げましたように、特別委員会が設置されていて、この26日は確かに参考人のことも決定されているので、その結果を見てみたい、真意を見たいということで、2件とも継続という扱いにしていただきたいと思っています。
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○赤松 委員長 助川委員から、そういう御意見が出されました。陳情の扱いということになりますが。では、続いて御発言いただけますか。
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○伊東 委員 同じ会派ですから。
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○赤松 委員長 では、萩原副委員長。
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○萩原 副委員長 今も御意見がありましたが、現在100条委員会が開かれておりまして、次回から参考人を呼び、委員会で原因究明をしていくということになっています。これから参考人を呼んでという中に、理事者を呼んでという場もありますし、そのときに認識の確認ができる場もあるのではないかというふうに思います。また、重要な事件と考えているから100条委員会が開かれたんだというふうにも考えていますので、今後の経緯を見守っていただきたいということで、39号継続、同じように40号に関しましても、この内容につきましては、同じような内容で質疑が行われますので、これについても今後の100条委員会の経緯を見守っていただきたいということで、継続ということで、2件とも継続ということでお願いします。
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○赤松 委員長 40号は次の議題になりますので、そのときに改めて御発言をいただきたいと思います。
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○萩原 副委員長 失礼いたしました。
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○中村 委員 私も同じような意見で、100条委員会の方で理事者を呼んで、質疑も予定されておりますので、その推移を見守ってからということにしたいと思いますので、継続とさせていただきたいと思います。
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○大石 委員 皆さん、ここにいる委員の皆さん、みんな100条の委員でありまして、これからやることも全部わかっていらっしゃるので、同じです、経緯を見させていただいて、今回の陳情については継続という形でお願いします。
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○赤松 委員長 それぞれ御意見をいただきました。全員一致で継続という御意見でございますので、陳情第39号について、継続審査と決定をいたします。
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○赤松 委員長 続いて、日程第18「陳情第40号岡本二丁目マンション計画に係る出張文書の存否確認を求めることについての陳情」を議題といたします。
本件についても同様に御意見をお願いしたいと思います。
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○事務局 陳情第40号岡本二丁目マンション計画に係る出張文書の存否確認を求めることについての陳情につきましては、2月12日付で陳情提出者から13名の署名簿の提出がありましたので、御報告いたします。
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○赤松 委員長 御確認をお願いをいたします。
それでは、先ほどこちらから回りましたから、今度は大石委員から回っていただけますか。お願いします。
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○大石 委員 先ほどの意見と同じでございます。継続を主張させてもらいます。
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○中村 委員 こちらの方がむしろ具体的に、次回、冒頭に100条委員会で質疑が予定されておりますので、この趣旨の。ですから、その推移を見守ってからということで、継続とさせていただきたいと思います。
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○萩原 副委員長 先ほどは失礼いたしました。先ほども申し上げましたが、次回の100条委員会で、この陳情と同じ内容で質疑が行われますので、やはり今後の経緯を見守っていきたいということで、継続といたします。
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○伊東 委員 陳情39号と同じ理由で、継続です。
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○赤松 委員長 それでは、本件につきましても、39号同様、皆さん継続という御意見でございますので、継続審査と決定をさせていただきます。
以上で審査議題は全部終了いたしましたので、暫時休憩いたします。
(15時43分休憩 15時44分再開)
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○赤松 委員長 それでは、再開いたします。
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○赤松 委員長 日程第19その他(1)「次回委員会の開催について」事務局、お願いいたします。
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○事務局 事務局案として、28日木曜日午前10時30分、場所におきましては第2委員会室でよろしいかどうか、御協議・御確認をお願いいたします。
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○赤松 委員長 いかがですか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
2月28日午前10時半、第2委員会室ということで、よろしくお願いをいたします。
それでは、本日の日程、すべて。
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○助川 委員 閉めてもいいんですが、実は、例の紛防関係、厳密に言うとかた苦しくなるかもしれないけれど、ちょっと委員長等にお諮りいただきたいんですよ。建設常任委員会の中では、たった1人、私だけ議会運営委員会に出ていまして、さきの議会運営委員会で、建築等に係る紛争の予防及び調整に関する条例に伴う請願・陳情の取り扱いについてという資料と、進行表というのが議会運営委員会に出されたんです。私にしてみれば、何だこれはと。初めて見る資料なんですね。それで、事務局が説明した。小田嶋委員が了と、今の報告は了と言ったけれども、ほかの人たちは何の話だか、結局後で聞いたってよくわからないんですよ。だから、建設常任委員会ではいろんなことがあって、議会運営委員会あるいは総務委員会なんかでも影響するかもしれないから、関係あるかもしれないから、議運にかけましょうと、お諮りしましょうとやったけれど、聞いている方は何だかわからないのよ。それで、小田嶋委員が了で終わっちゃったのよ。この資料だって、ここでは配付されていないわけですよね。結局、合意事項なんかがありましたけれども、この建設では、どういうふうな結論になったのかなって。ちょっと記憶が定かじゃないので、今、委員長に、閉じてもいいけれども、唐突に議運に出てきたものですから、あれっというふうに思っているんです。
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○赤松 委員長 じゃあ閉じます。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成20年2月20日
建設常任委員長
委 員
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