平成20年各派代表者会議
1月25日
○議事日程  
平成20年 1月25日各派代表者会議

各派代表者会議会議録
〇日時
平成20年1月25日(金) 16時00分開会 16時21分閉会(会議時間 0時間20分)
〇場所
議会応接室
〇出席委員
松中議長、早稲田、高野(代理)、森川、野村、大石、の各代表者(高橋副議長、吉岡、本田代表は欠席)
〇理事者側出席者
佐野副市長、兵藤総務部長、石井こども部長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野担当書記、田中次長補佐、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 職員の不祥事について
〇審査内容
 開会後、職員の不祥事についてを議題とした。本件は、先ほど理事者から議長に対して、職員の不祥事について各派代表者会議で報告したい旨の申し出があったもので、理事者から報告を聴取するため一たん休憩した。
              (16時01分休憩   16時02分再開)
 再開後、佐野副市長から、保育料賦課事務等に係る不適切な事務処理が判明し、本人及び関係者の調査を行ったこと、職員の処分については、1月23日に職員考査委員会に諮問するとともに、告訴することについて相談していることの報告があり、引き続いて石井こども部長から、事実経過並びに調査結果及び今後の対応等について報告があった。
(主な内容は次のとおり)
 
○石井 こども部長  保育料の滞納処理を行っている中で、滞納に至った原因は市職員の不適切な事務によるものとの指摘を受け、調査した結果、保育料賦課決定事務がおくれたことにより滞納になっていると思われる事案16件、不自然な保育料の納付が2件、関係書類が所在不明である事案25件が明らかになり、その後、当該職員への聞き取り調査の結果、不自然な納付6件については、当該職員自身が支払ったこと、また所在不明となっていた14件を含む45件の書類が提出されたことから、改めて当該職員が担当していた平成15年7月から平成19年3月までの6保育園分1,642人の調査を行ったところ、書類の遺失35人分、決裁のない書類133人分のほか、31人分、総額7,412,700円の保育料の賦課誤りがあり、運営費国庫負担金についての返還金3,968,407円が生じることが判明した。また、新たに地下書庫から68件の書類が発見され、その後、147件、80件、7件と複数回に分けて職員課へ当該職員から書類が提出された。さらに、当該職員以外の職員が担当した平成14年度から平成18年度までの全件4,714件の調査も行ったところ、書類の不備等はなかったものの、8人分、総額249,000円の賦課誤りがあった。
 なお、当該職員に係る保育料の賦課誤り分のうち、平成19年度に行われた国の会計検査の対象となるべきものもあったため、当該職員に確認したところ、既に持ち出していた他の書類の中に会計検査の対象となるものがあることは知っていたが、表に出したくなかったのでもとに戻さなかったとのことであった。
 今後の対応については、事務遅延により結果として滞納となってしまった該当者に不適切な事務を陳謝するとともに、引き続き滞納分の納付をお願いすること、不自然な保育料の納付にかかわる該当者に不適切な対応を陳謝するとともに、事実の確認を行う中で、今後の対応を協議していくこと、不明となっている書類については引き続き発見に努めるとともに、関係書類等にかわるリスト等を作成し保管するなど文書管理の徹底を図ること、保育料の算定誤りにより保育料の変更となる該当者に不適切な事務を陳謝するとともに、正しい保育料について説明し、御理解を得て、今後の納付又は還付について話し合い、適切に処理を行うこと、国並びに県及び会計検査院と協議中であるが、その結果を受け、対応していくこと、神奈川県鎌倉警察署に出向き、告訴について相談を行っていること、管理体制については、入所申請から入所、保育料賦課決定、通知、送付、保育料滞納状況の確認までの一連の作業について台帳等を整理して、進捗状況の確認を行うなどチェック体制を整えた。
 
○野村 代表  その後の調査については、時間がかかるのか。
 
○石井 こども部長  まだ、見つかっていない書類や国・県との調査があるが早い時期に調査したい。
 
○野村 代表  内部調査は、まだ残っているということか。
 
○兵藤 総務部長  本人及び関係者15名に当たっている。本人については13回の調査を行っている。
 
○野村 代表  明らかになった時点で、再度報告をいただきたい。
 
○森川 代表  保育料滞納額は平成15年7月からとあるが、何年ごろからの滞納なのか、また、何年さかのぼって徴収できるのか。
 
○石井 こども部長  当該職員は平成15年7月に当時保健福祉部の保育課に配属され、それ以後のことで時効は成立していない。できる限り、早い段階で賦課誤りの方には正しい賦課額を説明し、納付書等をお渡ししていく。
 
○森川 代表  以前から滞納の取り組みを行っていたのか。
 
○石井 こども部長  保育料収納の事務は賦課と収納の事務がある。賦課は保育料を担当する保育課で行い、収納は現段階ではこどもみらい課、以前は福祉政策課が行っていた。
 収納の滞納整理に当たっては保育課が直接保護者に連絡するとともに、督促状、催告書を発送している。
 
○森川 代表  当該職員は現在どうなっているのか。
 
○兵藤 総務部長  現在は、総務部に配属させている。
 
○佐野 副市長  たび重なる職員の不祥事に対して、市長もその責任を痛感しており、2月定例会に、給料減額の提案をしたいと考えていることを報告する。
 以上で会議を閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成20年1月25日

             議 長  松 中 健 治