平成19年議会運営委員会
12月20日
○議事日程  
平成19年12月20日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成19年12月20日(木) 13時00分開会 16時25分閉会(会議時間 0時間55分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
岡田委員長、本田副委員長、久坂、石川、野村、三輪、小田嶋、高野、助川、藤田の各委員及び松中議長、高橋副議長
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、田中次長補佐、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、久保担当書記
〇本日審査した案件
1 本会議第5日(12月20日)の議事日程について
(1)日程第1 諸般の報告
(2)日程第2 陳情の取り下げについて
(3)日程第3 陳情第24号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情
(4)日程第4 議案第45号市道路線の廃止について
(5)日程第5 議案第46号市道路線の認定について
(6)日程第6 議案第47号不動産の取得について
(7)日程第7 議案第51号不当労働行為救済申立事件の和解について
(8)日程第8 議案第52号指定管理者の指定について
(9)日程第9 議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出について
(10)日程第10 議案第50号市道路線における電線共同溝工事等に関する協定の締結について
(11)日程第11 議案第55号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について議案第56号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について
(12)日程第12 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)
(13)日程第13 議案第59号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
(14)日程第14 議案第58号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
(15)日程第15 議案第60号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
        議案第61号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
        議案第62号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
(16)日程第16 鎌倉市選挙管理委員会委員の選挙
(17)日程第17 鎌倉市選挙管理委員会委員の補充員の選挙
(18)日程第18 閉会中継続審査要求について
〇審査内容
 開会後、会議録署名委員に久坂委員を指名し、以下日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 本会議第5日(12月20日)の議事日程について
 本日の議事日程については、協議の結果、別紙議事日程案のとおりとするとともに開会は午後2時とすることを改めて確認した。
(1)日程第1 諸般の報告
 諸般の報告があることを確認した。
(2)日程第2 陳情の取り下げについて
 提出者から取り下げの申し出が行われていた、平成18年度陳情第3号利息制限法及び出資法の上限金利引き下げ等、「利息制限法」及び「出資の受け入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」並びに「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求めることに関する意見書提出についての陳情については、12月14日開催の総務常任委員会で、また、平成18年度陳情第1号安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員を求めることに関する意見書提出についての陳情については、12月12日開催の観光厚生常任委員会で、それぞれその取り下げが承認されている旨の報告が事務局から行われ、協議した結果、本件については、2件一括して本日の本会議で簡易採決により諮ることを確認した。
(3)日程第3 陳情第24号鎌倉市立小学校での少人数学級の実現についての陳情
 文教常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(4)日程第4 議案第45号市道路線の廃止について
 建設常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(5)日程第5 議案第46号市道路線の認定について
 建設常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。また、本件は建設常任委員会で、枝番を付した路線ごとに採決を行ったことから、採決は枝番を付した路線ごとに行うことを確認した。その際、久坂委員から民主党は表決に際し、会派拘束を解くこととする旨の発言があった。
(主な内容は次のとおり)
 
○久坂 委員  民主党の会派なんですけれども、会派拘束を解かしていただきたいと思っています。
 
○助川 委員  久坂委員から会派拘束を解かしてくださいというお話がございましたけれども、もう少しわかりやすくその経過とか理由をお願いしたいかと思います。
 
○久坂 委員  手元に議案持っていないんで、番号のことが申し上げられないんですけれども、具体的なところはですね、材木座の件につきまして会派の構成の人間の意思表明が異なるということで今、承認を得たいということで発言をいたしました。
 
○助川 委員  民主党さんの委員さんが建設常任委員会にいて、それぞれ委員会の審査については賛成をしたわけですね、会派の代表として出てきているはずなんで、なぜそのように内容が異なるのか、反対という方がいらっしゃるというふうに理解はしますけれども、会派で事前にこのそれぞれの議案について協議していないのか、というふうに思うんですけれども協議はされているんですか。
 
○久坂 委員  事前に協議というお話だったんですけども、話し合いはそれなりに行ってきたんですが、この段におきまして意見が異なったということで、違った意見を表明させていただきたいという結論に達しております。
 
○助川 委員  ちょっと意味がよくわかんないんですが、会派で事前協議したけれどもと、ただやはり会派の先ほども言いましたけれども、代表として出てきて賛成をしている、会派に戻ったら反対だと、その会派のあり方というか会派とはなんなんだって、思ってしまうんですね。したがって、会派の意向は賛成だったんだから会派はやはり賛成すべきであるというふうに思っていて、私はこれは認められないという意見です。共産党さん、公明党さん私の意見は間違っているでしょうか。どうしても過去こういうことが多かったけれども、きちっとしたルールはやはり守っていかなければいけないし、議運の委員長の会派でもあるんだからこの辺はやはりぜひ会派で改めて協議するなりして、委員会で述べた意思どおりに会派をまとめていただきたいというふうに思います。
 
○岡田 委員長  ほかの委員さん何か質問ございます。今ちょうど助川委員さんと久坂委員さんとのやり取り行われているわけですけれども。
 
○久坂 委員  今の助川委員のお話もですね、一面は理解できることもあるんですけれども、大変恐縮ながら私どもの会派、みんなのありたいという一つの姿を求める中で、会派を構成させていただいているんですけれども、その中で多少異なる意見がございまして、それはそれで尊重させていただくという中で、大変恐縮ですが今回の結論に至ったわけなんですけれども、ただいまの御意見をいただきまして今後会派に持ち帰えらせていただきまして、今後の会派の運営につきましては、またもう一度皆で協議させていただきたいと思っております。
 
○助川 委員  方法ではなくてこの議案についてどうするか、そういった時間をね、いかがですかと言ったんだけれども、私はこの会派拘束を解くということは認めることはできません。
 
○岡田 委員長  ほかの委員さんいかがですか。
 
○本田 副委員長  今の話というのは、会派を構成して議運があって、本会議をやるんですけれども、議会の根本的な問題だと思うんですね、これは本来会派拘束を解くというのはあり得ない話なんですよ、国会を見たってそうですけれども、県会ももちろんそうですけれどもね、国会だって会派拘束を解くという党の会派拘束を解くというのはないですから、基本的に自民党であれ民主党であれもし、自分の所属している政党の範囲が違うということであれば、これは退席しかないんですよ。退席か欠席なんですね、その中で例えば自由民主党が二つに割れてですよ、賛成です、反対です、それで退席ですということがあり得るのかどうか、つまりそれは議会制民主主義の崩壊につながるんですよこれ、政党政治でなくなるんだから、まあ国会ではありますけども、例えば鎌倉市議会の中でそういうのが毎回同じように難しい問題に限ってとはいわないけども、そういうときにこれは我々の内政干渉されては困ると、我々の中の問題だからということでね、毎回毎回同じように会派拘束を解けばいいんだと言うんであれば何のための政党なんだと、何のための会派なんだということになっちゃうんですよ。じゃあ、これ仲よしクラブでね、集まっているんであればいいんですよ、だけどそれだったら最低仲よしクラブだったら仲よしクラブでそれでこういう結論を出す。そういう時は一緒にやろうねというのがそれが最低のルールなんですよ。だから久坂委員さんが先ほど協議をしたけれど、今回も会派拘束を解くということでいいねという安易な気持ちというのはなかったのかとかね、もしそういうのがあるんであれば本来あってはならないことなんですから会派拘束を解くということはね、だからそういうものを今後、それをただの意思としてそれをやりますよと言うんではなくてね、今回、日程第5議案第56号というのがあるんだから、そこでしっかりと判断をしてください。時間をとってもいいですから、もう一度会派に帰って、もうちょっと考えてください。これは民主の中だけではない、我々だって考えなくてはいけない問題でもあるし、ましてやそこは私にも責任はある。なぜかといえば民主の一委員がその委員長をやっていることもあるんだから、ここはしっかりちゃんとけじめをつけるという部分もあるだろうから、これからじゃなくて、この問題に関して一度時間をとってちゃんとやります。だからといってここで今、休憩で帰られてもこまる。2時開議というのは決まっているんだから、だからその部分の扱いはやってもらう形で、とにかくこれは本来はあり得ない話なんですから、会派拘束を解くというのは、そういうふうに私は思いますので、とにかくこの問題についてもう1回帰って考えて、それで結論を出してください。以上です。
 
○岡田 委員長  ほかの委員さんは。
 
○藤田 委員  私も政党に所属している一会派ですから、議会の責任や議員の個人の責任というものは大変重いものだと思っているんですね。今、助川委員さんや本田副委員長さんもおっしゃっていましたけども、やはり一政党として会派を組んでいる以上はその責任の重さというのがね、非常に重いものだというふうに思うんですね。そういう中で今までずっと関連で各議会ごとに会派拘束を解くという問題がたびたび上がってきたことは事実で、その時にはほんとにいいのかなというふうに実は思い続けておりました。今、助川委員さんの方から指摘されたように、これはちょっと御指摘いただいたもんでね、改めて会派の御意見を聞きたいと思うんですよね、なぜちょくちょく会派拘束を解くのかということ、議員は確かに個々に負託を受けてそれぞれの御支援いただく方の御意見をね、いただいて議会に臨んでいるんですが、一議員となって議会を構成して、その会派を組むということは議会の非常に責任があるというふうに思うんです。その点についてもどういうお考えでいるのか、それぞれみんな負託されている中でいろんな御意見ありますよ、確かに会派拘束を解きたいような時もありますよ、意見が割れて。ですが鎌倉市議会の中で会派を組むということは、そこで一致をしながら責任を持つということが第一義に必要だと思って私たちやってきていました。今、本田副委員長さんも本会議までにきちっと意見をまとめてそれで臨みなさいというお話でしたが、助川委員さんはこんなの絶対今の発言は認められないということで、おっしゃってますしね、私もどちらかというと助川委員さんの方なんですよ、今までがありましたから、今回だけではないですから。ですからその辺をきちっと精査して、まして議運の委員長の会派ですから、精査してきちっとお答えいただかなければ今後のこともあるんでね。私は今までの経過を踏まえた上で、会派としてどういう責任を持って進めるのかまた、今回のこの議案についてもどうなさるのか、ぜひ御検討いただいて御返事いただきたいと思いますので、一応意見として申し上げておきます。
 
○岡田 委員長  はい、ほかの委員さんいかがですか。
 
○小田嶋 委員  今、お3人の方の会派としての原則、対応の原則は私どももそのとおりだと思っているところです。ただ、その原則に他の会派に従えと、そういう強制力は私どもが持っている中ではないと思っております。それは会派拘束をはずされる会派の見識を問われているんだというふうに私どもは受けとめていますが、あり方としましてはそれは負託を受けた市民の目から見ますと、あの会派は何なんだと言われている、見られているということをぜひ認識いただきたいなと思って、これまでも会派拘束を解きますという発言に対しては異論は唱えてはきませんでしたが、そういう思いを持っていたということをこの場で言わせていただくとともに、藤田委員さんもおっしゃっていますように、もう一度論議いただければなと思います。
 
○三輪 委員  私どもも会派の重みということはずっと申し上げてきたと思います。委員会のときに事前協議をしたということでしたら、それを貫くのが筋ではないかと私どもは思っております。
 
○岡田 委員長  一応皆さん、御意見が出尽くしましたけど、この件については会派に持ち帰ってですね…。
 
○久坂 委員  ただいま皆さんから、いろいろるる御意見いただきましたので、一たん会派の方に持ち帰らせていただきますがよろしいでしょうか。
 
○岡田 委員長  それでですね、日程確認はこれとしてですね、本会議が2時からということもございますので、今お手元に議事日程等々ございますので、確認させていただきたいなと、こんなふうに思うんですがいかがでしょうか。
 
○松中 議長  本会議を2時に開くというのは大前提だから。
 
○岡田 委員長  それは確認されましたから。それで日程第6等々あるんですけれども、最後まで議会運営委員会で確認をさせていただきたいと思うんですが、その後に会派で話し合って進めていただきたいと思うんですがいかがでしょうか。
 
○本田 副委員長  とりあえず、日程の確認だけはしてもらわないと、本会議を始まってもまた議運でということになっちゃいますから、便宜的なことなんですけども最後まで日程の確認だけはしてもらって、2時開議、それでもしそこの間に民主から出てこなかったら会議録署名議員の確認をして休憩、それでまた議運で釈明してもらうと、それでよろしいですね、助川委員さんそれでよろしいですね。
 
○助川 委員  なるたけ早くに結論が出るように期待しております。
 
○松中 議長  これ全部すべて、会派の拘束というのは大原則だから、全部拘束、会派はされているという前提は確認してもらわないと。要するに一人の委員が言ったら全部その意見で拘束されているという前提で物を言わないとおかしくなっちゃうから、そこをまず確認してもらわないとおかしくなっちゃうから、議論にならなくなっちゃう。
 
○本田 副委員長  とりあえず、まず日程の確認だけはしてください。
 
○岡田 委員長  日程の確認をさせていただきたいと思いますがよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 御協力お願いいたします。
(6)日程第6 議案第47号不動産の取得について
 総務常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(7)日程第7 議案第51号不当労働行為救済申立事件の和解について
 文教常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(8)日程第8 議案第52号指定管理者の指定について
 文教常任委員長から報告を受けること、質疑がないこと、日本共産党から高野洋一議員が反対討論を、次にネットワーク鎌倉から石川寿美議員が賛成討論を、次に自由民主倶楽部から高橋浩司議員が反対討論を、それぞれこの順番で行うことを確認した。
(9)日程第9 議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出について
 観光厚生常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(10)日程第10 議案第50号市道路線における電線共同溝工事等に関する協定の締結について
 建設常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(11)日程第11 議案第55号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議案第56号鎌倉市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について
 建設常任委員長から2件一括して報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認するとともに、採決は1件ごとに行うことを確認した。
(12)日程第12 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)
 総務常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(13)日程第13 議案第59号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
 観光厚生常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(14)日程第14 議案第58号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
 建設常任委員長から報告を受けること、質疑及び討論がないことを確認した。
(15)日程第15 議案第60号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、議案第61号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、議案第62号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
 協議した結果、市長提出議案であることを確認するとともに、即決とすること、質疑及び討論がないこと、一括して提案を受けるが採決は1件ごとに行うことを確認した。
(16)日程第16 鎌倉市選挙管理委員会委員の選挙
(17)日程第17 鎌倉市選挙管理委員会委員の補充員の選挙
 候補者名簿を配付した後、事務局からの説明に基づき、次の3点について確認した。
?本件については、既に各派代表者会議において、委員4名及び補充員4名については、市内の地域バランスを考慮することが確認され、この確認に基づいて協議を行った結果、候補者の推薦がなされたものであること。?候補者の氏名についてはそれぞれ配付した名簿のとおりであるが、補充員の補充の順序については、各派代表者会議及びさきの当委員会で確認されたとおり、前例に倣って補充員として在任した期間の長い順かつ期間が同じ場合は年齢順となるので名簿記載の順となること。?選挙の方法についてもさきの当委員会で確認されたとおり、指名推選の方法によるものとし、指名については議長が行うこと。
 次に本件についての議事の進め方について、事務局から説明があり、これを確認した。
(18)日程第18 閉会中継続審査要求について
各常任委員長から閉会中継続審査の要求があることを確認した。
 ここで本会議開会のため一たん休憩した。
               (13時33分休憩   14時04分再開)
 再開後、委員長から、先ほどの件について久坂委員から中間報告がある旨の発言があった。
(主な内容は次のとおり)
 
○久坂 委員  お時間をいただいて申しわけないんですけれども、今しばし時間をいただきたいと思います。2時半をめどにしたいと思います。
 
○岡田 委員長  2時半をめどに、皆さんに御連絡させてもらいますので、そのときに御参集いただければありがたいと思います。
 暫時休憩いたします。
               (14時05分休憩   14時55分再開)
 
○岡田 委員長  それでは議会運営委員会を再開いたします。貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
 久坂委員の方から先ほどの皆さんの御意見を踏まえて、説明させます。
 
○久坂 委員  皆様、貴重なお時間をいただき本当にありがとうございます。
 ここに私ども会派の見解をまとめてきましたので、お話をさせていただこうと思っております。
 私どもといたしましては、会派運営に関しまして、限定された時間の中で一定方向に向うよう調整の努力はいたしておりますが、意見の分かれる個々の案件に関しましては、それぞれの意見を尊重する場合もございます。先ほど我々のこうした行動が認められないといった意見も伺いましたが、私どもはそれと異なった意見を持っておりまして、かように意見の相違がある場合にはそれを埋める努力はするものの、最終的にその判断は議員個人に帰するときがあると判断しております。会派としての見識が疑われるといった心配の声もございましたが、よしんばそれに伴う何か害がございましてもそれをこうむるのは私どもであり、そうしたものはすべて私どもに行き着くところと思っております。また、私どもの意見を一たん表明した後で、ほかの委員さんから指摘を受けて意見を変えるといったことは大変難しく、今回の行動を変えることは難しいというふうに考えております。なお、限られた時間の中で、こうしたお時間をいただきまして、私ども会派の調整のために本会議をとめることは私ども会派の本意ではございませんので、速やかに本会議を再開していただきますよう、なにとぞよろしくお願いしたいと思います。
 
○助川 委員  ちょっと誤解があったらおわび申し上げますけれども、どうもその内政干渉というかね、他会派に何かそんなことまで一々言われることもないみたいに受けとめてしまうんですね。そうではなくて、会派の代表が委員会に出て、賛成の意思表示をしたにもかかわらず、会派の意見が分かれるということがどうしても考えられないんですよね、理解できないんですよ。会派とは何だって先ほど言いましたけれども、やはり政党が、名乗っている会派がどうも何回聞いても理解できないわけです。だから議会のルールというのは明記しておりませんけれども、会派は同じ意見で、もちろん前段で協議も何回も重ねてね、すり合わせて反対の意見の人も、あるいは賛成の意見の人も一本にまとめていく努力というのがね、前段であってしかるべきであってね、それをもって委員会に臨むというのが当たり前のことで、何も押しつけていることでもないし強制しているわけでもありませんが、やはり会派は同じ政策を同じ議論を同じ方向をというのが当たり前のことなんで、ぜひ当たり前の行動をとっていただきたいということなんですね。今の話、はいそうですかというわけにいきませんよ。
 
○岡田 委員長  ほかの委員さん。
 
○本田 副委員長  非常にですね、先ほどのこの前の議運でですね、議運のときの民主党さん以外の会派の人たちが一様にお話をしていた部分が理解をされないでね、こういう声明というか、一方的な早くおれたちのことはいいから早く本会議を始めろよというようなね、声明ですよ、話し合いではない。それが理解されなかったというのが非常に残念ですよね、ちょっと個人的には憤りを感じるぐらいなんですね。問題はこういう会派拘束を解くことによって実害をこうむるのは我々なんだから、みんな関係ないだろうと、だから本会議を始めてくれよということじゃないんですよ。我々もこうむるんですよ、なぜかというと議会運営の問題だからね、本来。例えばこの委員会、それから本会議、その便宜本会議主義ですけれども、便宜委員会に付託して、それでやっていこうよという合理的な一つの流れなんですよ。そこで例えば委員会で代表というかね、出て例えば民主党さんが出て、そうすれば本会議も多分こうなんだろうという予定調和のもとに議会運営というのは開かれているわけですよ。おれたちはおれたちの考えでやるからね、それはあなたたちは関係ないですよということにはならないじゃない。それは何でかというと、だからこそ我々が議会運営委員会を開いて次はこうしましょう、ああしましょうと、こういうふうにやっているわけですから、それで本会議があるわけじゃない。そんなの関係ないなんて言われたら、もし本当にそんなの関係ないと思うんであったら、それぞれ会派回ってくださいよ、それで我々を説得してくださいよ、説得する努力をしてくださいよ。それで説得されたらみんなそうだということになるじゃない。それが我々の議会運営委員会のその巣になるわけだから、そんなの関係ないと言うんであれば我々を説得してください。私を説得してください。これこれこういうことで、こういうことがあるんだから会派拘束は解けるんですよと、解いて皆に迷惑かけないんだと言ってくださいよ。そうでなければ、これはいいわいいわでは済みませんよ、議会運営上の問題です。
 
○岡田 委員長  ほかの委員さんはいかがですか。
 
○久坂 委員  ただいま2名の委員さんからお話を伺いまして、私の話し方がですね一方的にこうだからと投げつけた印象がございましたら、私の話し方が悪かったので大変それは申しわけございませんでしたと言いたいところなんですけれども、一方的に私どもこうだからこうだというふうではなくてですね、会派のありようについては今、るるお話を伺いましたとおり、たしか明文はされてないものの、会派で一定の方向に向かうように努力はなかったのかというお話があったんですけれども、最大限の努力は限られた時間の中でしてございます。そういった中で、どうしても議員個々の意見を尊重しなくてはならない真意にきたときは、先ほど申しましたとおり、案件が異なりますという表明させていただきまして、まずは努力はさせていただいておりますということを申し上げるのとですね、政党というお話が出ましたので、それについても若干お話をさせていただきますが、大原則としてもちろん一定の方向で行動するのが当然とは私ども思っておりますけれども、国会を見ましても、先ほど国会のお話もございましたが、さきの郵政のときのようにですね、議員個々の考えですとか、そういったものに従って行動することもございまして、今回の件も私どもそのように行動させていただきたいと、このように思っております。
 
○本田 副委員長  それを言うんであったら、それでね、結局ね自民党は処罰しているんですよ、党内で、それでやっているじゃないですか。ただそれで復党したというのは別ですよ、だけど党内で処分してますよそれは、自由民主党はちゃんとやっていますよ。それで刺客だって送られているじゃないかと、何でそこの話が出るんですか、おかしいですよそんなの、あなた方。じゃあ処分しましたか、法が分かれて賛成、反対、退席に分かれてそれぞれちゃんとやりました、処分しましたか自分たちで、いいわいいわじゃないですかいつも。
 
○久坂 委員  ただいまお話をいただきましたとおり、それはですね、私ども会派に持ち帰って、どういう対処がとられたかというのは私どもも十分話し合っておりますし、会派に持ち帰って処罰という、そういったことが当てはまるかわからないんですけれども、それなりに対処については話をしております。
 
○岡田 委員長  共産党さん、ネットさん御意見ございますか。
 
○小田嶋 委員  休憩前のときに、会派としての考えということで述べました以上のことはないんですが、ただ持ち帰って見解を伺って、そういう対応をされているという議会の中でも、また、市民の方から見ても、すんなり理解得られるものではないよということを重ねて私は申し上げる以外に、それはだめだとは私どもは言えるものではないと思っておりますので、それはその後の市民の皆さんや今後の議会対応の中で、こういったおかしいなと思われる対応については、今後どう考えていったらいいのかというのは、今この時点で結論を出すというのはちょっと、本会議を控えている中で結論を出せというのは、もうちょっと論議の時間が必要になるんじゃあないかなと思って、今ここでの結論を出すというのは難しいんじゃないかと思っております。
 
○本田 副委員長  あのね、今やっているのは議案第46号で、今の問題なんですよ。今後の問題のことを言う、本来それを正さなければいけないのは共産党じゃないのか、そんなの。そういう筋論を正すのが共産党じゃないんですか。今やっているのは議案なんだから、議案の問題でやっているんだから、じゃあどうするのこれから、あなたボール持ちますかそれだったら、できるんですかそれは。今後の話じゃないんだよ。
 
○藤田 委員  久坂委員さんのお答えね、聞いてて私の個人的な感想なんですがちょっと唖然としたというか、そういう思いで、民主党さん会派以外の御意見が正確に伝わっていなかったのかなという思いで、ちょっと残念な思いでおります。それでこういう議運の状況の中で、どうしても私も今の御答弁だと納得できないんですけど、こういう状況の中で、議運の委員長は久坂委員さんと同会派でいらして、この議運を仕切っていかなければいけないということで、御承知で今の当然同じ会派ですから、協議の上で臨んでいるわけですか。
 
○岡田 委員長  承知しております。
 
○藤田 委員  そうしますと、私も過去にいろんなことがあって、議運の委員長にきちっとやってくれということで申し上げてきた、そういう経過も踏まえてね、到底今の久坂委員さんのお話では納得できないものと思いますので、議運を引っ張る委員長としましてもね、再度会派に持ち帰って、ぜひもうちょっと議運がスムーズにいくようなお話しをまた重ねていただきたいと思いますけど。
 
○岡田 委員長  はい、わかりました。努力いたします。
 
○三輪 委員  うちもちょっとびっくりして聞いております。やはり民主党さんという会派として、御見識を疑います。本当にこの道路認定のところでとまるわけにはいきませんので、委員長さん同会派としてしっかりまとめていただきたいかと思います。
 
○岡田 委員長  はい、受けとめました。
 全会派の皆様から、御意見いただきました。委員長しっかりしろよということも言われましたので、私も汗をかいていくと思っております。なるべく短時間の間で結論を出したいと思いますが、時間、何時までというのはなかなか厳しいかなと、ただなるべく短い時間でですね、皆さんに御迷惑をおかけしておりますので、そこら辺努力したいと思っておりますけれども、そのような取り計らいをさせていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのような取り扱いをさせていただきます。
 暫時休憩いたします。
               (15時11分休憩   16時20分再開)
 
○岡田 委員長  それでは、議会運営委員会を再開いたします。
 冒頭、本会議大変おくれましたことをおわび申し上げます。また貴重なお時間をいただきましたことありがとうございました。それでは民主党の方から。
 
○久坂 委員  皆様の貴重なお時間をいただきまして、まことにありがとうございました。また御迷惑をおかけして申しわけございません。
 私どもこの件につきまして、先ほど会派拘束を解くと申し上げたんですが、そちらを撤回させていただきたく思っております。なお、退席者はございます。以上でございます。
 
○岡田 委員長  今、民主党の方から報告ございましたけれども、よろしいですか。
 
○藤田 委員  今、会派拘束を解くということ、撤回するということで今お話があって、退席者が出るというお話なんですけど、先ほどから議論がありましたように、会派の一員が建設委員で賛成しているということを踏まえた上で退席者がいるということですね。そういう事実に基づいての御発言ですね、それをちょっと確認をしておきたい。
 
○久坂 委員  そういう事実はございますということを認識して、今の御発言をさせていただいております。
 
○藤田 委員  そうしますと、会派拘束をきちっとかけて意思統一で本会議に臨むということで、再度確認させていただきます。
 
○久坂 委員  退席者はございますが議案の中で会派としての意思表示をさせていただきます。
 
○藤田 委員  そうすると私ちょっと理解できないんですけれど、委員の一人が建設で意思表示をしている中で、こんど会派としてきちっと意思表示を本会議でするという、そういうことがわかりますよね、そういう中で退席者が出ること事態には理解が、そうするとまた最初と同じように、会派拘束外しての意思表示なのかなと思ってしまうんですけど、その辺は。
 
○本田 副委員長  聞きたいのはやまやまなんですけどね、ただ、会派拘束を解くということを撤回する、まずこれが一つですね。それで退席者が出ますということですね、これはこれでもし議会運営上問題があるという、これから本会議が進んでいきますよね、もしこれで議会運営上問題があるというんであれば、それはやはりまた問題にしてね、やっぱりやんなければいけないと思うんだけれども、今、ここの時点で賛成、反対というのは今の時点では言えないと思うし、聞けない部分だと思いますよ。
 
○藤田 委員  そういう個人的、だれが出るとか出ないとか、そういうことを聞いているわけではなくて、会派としてきちっとした意思を示す本会議ですからね、解くことをしないで意思表示を一本にするという中でお尋ねしているんです。そうすると無条件にいっちゃうもんでね、その辺がどうなのかなというのを危惧しておりまして、今回この議案のことですからね、それ以上は申し上げませんが、やはり先ほどに戻りますが、委員会の意思表示は会派の意思表示ということを大前提であるということだけを申し上げておきたいと思います。
 
○三輪 委員  会派の意味ということで今回議論いたしまして、やはり退席ということも会派の意見が一致していないということには変わりないと思うんですね。今回議論していただいた中で結論、この議案に対しては結論ということですが、やはり会派の意味をしっかり受けとめていただいて、たびたびこういった形にならないように、最大会派としての議会運営上の責任を全うしていただきたいと、一言言わせていただきます。
 
○岡田 委員長  はい、ほかにございませんか。この件に関してはよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、そのように確認いたしました。
 最後に、会議時間を考慮し、時間延長について協議した結果、議長一任とすること、本会議を午後4時45分に再開することを確認し、以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成19年12月20日

             議会運営委員長

                 委 員