○議事日程
平成19年12月12日観光厚生常任委員会
観光厚生常任委員会会議録
〇日時
平成19年12月12日(水) 10時00分開会 19時47分閉会(会議時間 7時間23分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
吉岡委員長、森川副委員長、本田、野村、渡邊、岡田、藤田の各委員
〇理事者側出席者
相澤市民経済部長、北村市民経済部次長兼産業振興課長、讓原市民経済部次長兼市民活動課長、田中人権・男女共同参画課長、嶋村観光課長、大谷産業振興課課長代理、石井こども部長、安部こども部次長兼こどもみらい課長、相川保育課長、黒岩保育課課長代理、鷲塚こども相談課長、小川(研)健康福祉部長、山本健康福祉部次長兼福祉政策課長兼福祉事務所長、佐藤健康福祉部次長兼障害者福祉課長、出澤高齢者福祉課長、野田(充)高齢者福祉課課長代理、安田障害者福祉課課長代理、山田市民健康課長、磯崎保険年金課長、勝山環境部長、塩崎環境部次長兼環境政策課長、近藤資源循環課長、柿崎施設建設担当担当課長、石井(貞)環境保全推進課長、大坪環境保全推進課課長代理、諸石名越クリーンセンター所長、池田(成)今泉クリーンセンター所長、杉山深沢クリーンセンター所長兼笛田リサイクルセンター所長、大場都市景観課長
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、小島次長補佐、田中次長補佐、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出について
2 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち市民経済部所管部分
3 報告事項
(1)男女共同参画の推進に関する施策の実施状況について
(2)農振法違反転用の是正状況等について
(3)平塚競輪事業撤退に伴う補償金請求事件について
(4)由比ガ浜一丁目葬儀場計画について
4 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうちこども部所管部分
5 報告事項
(1)深沢保育園給食調理業務の民間委託について
6 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち健康福祉部所管部分
7 議案第59号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
8 報告事項
(1)鎌倉市高齢者保健福祉計画等推進委員会の設置について
(2)障害者自立支援法のその後について
(3)(仮称)鎌倉食育推進計画の策定について
(4)神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の制定について
9 報告事項
(1)鎌倉市環境教育推進計画について
(2)鎌倉市地球温暖化対策地域推進計画の策定状況について
(3)まち美化行動計画の変更について
(4)飼い主のいない猫対策事業補助金交付要綱の制定について
(5)「鎌倉市落書き防止条例」に関する行動計画策定についての陳情(平成18年度陳情第11号)に対するその後の対応について
10 陳情第21号関谷地区に生ごみ処理施設を建設する計画に関する陳情
11 陳情の取り下げについて
(1)平成18年度陳情第1号安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員を求めることに関する意見書提出についての陳情
12 陳情第22号看護師等の人材確保の促進に関する法律の改正をおこなうよう、国に対しての意見書提出を求める陳情
13 陳情第23号深刻な医師不足を打開するための法律を制定するよう、国に対しての意見書提出を求める陳情
14 継続審査案件について
15 諮問機関等の議員選出委員の推薦について
(1)鎌倉市国民健康保険運営協議会委員
16 その他
(1)要望書
〇 貴市における医療費助成制度維持についての要望書
〇 県の医療費助成制度見直しについての要望書
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○吉岡 委員長 おはようございます。それでは、観光厚生常任委員会を始めます。
まず最初に、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。岡田和則委員にお願いいたします。
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○吉岡 委員長 本日の審査日程の確認をしたいと思います。
お手元に配付している資料を見ていただければと思います。その中で、日程第3報告事項(4)由比ガ浜一丁目葬儀場計画については、関係課として景観部都市景観課に出席願うことでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい。それでは、確認いたしました。
また、陳情代理者の発言についてです。どうぞ事務局からお願いします。
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○事務局 陳情の願意の説明及び質疑に対する答弁に関しまして、日程第10陳情第21号関谷地区に生ごみ処理施設を建設する計画に関する陳情につきまして、陳情提出者の鎌倉の野菜を守る会代表福田秀雄様から、本日仕事のため来庁できないとの理由で、同会の副代表、鎌倉市関谷にお住まいの山森金雄様への委任状が提出されております。陳情者の発言の取り扱いにつきましては、9月定例会の当委員会での提案がきっかけとなりまして、さきの11月27日開催の議会運営委員会で、陳情提出者が事情により発言できない場合は委任状により代理者を選任することができることを確認しておりますので、取り扱いについて御協議・御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 事務局から報告のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、では確認いたしました。
日程第12陳情第22号及び日程第13陳情第23号については、担当原局がないため、取り扱いのみということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、では確認いたしました。
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○吉岡 委員長 それでは、市民経済部関係について入ります。日程第1「議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出について」原局から説明を願います。
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○北村 市民経済部次長 議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出について、御説明いたします。
議案集その1の32ページをごらんください。この腰越漁港の漁港区域内、鎌倉市腰越二丁目地先公有水面埋立免許の出願は、本市が今年度から工事着手いたしました腰越漁港改修整備事業において、不足する漁港施設用地を埋め立てにより確保するため、事業主体である鎌倉市が行ったものでございます。このほど神奈川県知事から地元である鎌倉市長に対し意見を求められたため、この免許の出願に係る意見として異議なき旨回答いたしたく、公有水面埋立法第3条第4項の規定により議会の議決をお願いいたすものでございます。
次に、33ページ、埋立区域実測平面図をごらんください。埋め立てにより土地を造成する箇所が埋立免許の対象となりますが、現行の腰越漁港の護岸の地先で、斜線で表示している部分が埋立区域となります。埋め立ての面積は6,141.37平方メートルで、用途は漁港施設用地でございます。
続きまして、34ページ、腰越漁港改修整備計画平面図をごらんください。ここに本市が今年度から工事着手いたしました腰越漁港改修整備事業の全体の概要をお示ししております。このうち、漁港施設用地の整備につきましては、平成20年度からは埋め立てにより用地の確保を図る計画でございます。主な土地利用の内容ですが、漁船の係留施設や、しらす・ワカメなどの天日加工場用地、漁網などの漁具保管修理施設用地や多目的な利用場所の野積場用地など、不足する漁港施設用地を埋め立てにより確保する計画でございます。
なお、埋め立てに関する工事期間でございますが、平成20年度から平成24年度までの5カ年を予定しております。施工手順は、平成23年度までに埋立区域外周の護岸や岸壁の築造を行い、その後、増設する港内水域の海底をしゅんせつし、発生した土砂を埋め立てに利用してまいります。今後の予定ですが、平成20年3月までに埋立免許を取得し、平成20年7月に埋め立てに関する工事の着手を行いたいと考えております。
以上で議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出についての説明を終わらせていただきます。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。質問のある方はどうぞ。
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○岡田 委員 ここまで来たのは喜ばしいことかなと、こんなふうにも思いますが、以前にいろいろと漁業関係者、それからサーファーの方等々、市民の方も含めてですね、市の当局といろんな、過去に話等もありまして、いろいろ調査もしていただきました。その後、そういった団体の方たちと円満にいっているんだろうというふうに思いますが、そこら辺のところを、事情を聞かせてください。
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○北村 市民経済部次長 たびたび折につけて組合長の方にもお話しさせていただいたりしております。そういう中で、工事に関しても相当な御理解をいただきながら、協力をいただきながら工事に入っている状況でございます。
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○岡田 委員 組合の方もそうですけども、あのときは私も集会なんかに行ったんですけど、環境関係のですね。海のところはどうなんだというようなこともありましたし、あるいは、あそこの近隣のお住まいの市民の方もお集まりになって、いろいろと話をされて、ここまで来たということは、合意の中でやってこられたのかなというふうに私も思っておりますので、どうのこうの騒ぎ立てるつもりはないんですけども、そういった方たちとも今までどおり良好な関係をより一層強めながらやっていかなきゃいけないんじゃないかなと、こんなふうにも思うので、ただ組合長さん等々だけじゃなくて、そこら辺の関係もちょっと教えてください。
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○北村 市民経済部次長 計画の段階では、相当な、いろいろな、サーファーの方、鎌倉の海を守る会の方等からいろいろな御意見をいただいておりました。そういう中で、やっとある程度の合意が得られて、ここまで確認してまいりました。現在、今、状況的なものについては向こうの方から問い合わせがあったりとかいたしておりまして、そういう部分についてはお答えしながら、それに対しての、工事着手についての特段の御意見は伺っておりませんが、そういったそちらからのいろいろ申し入れとかそういうものがあれば、極力説明して、わかりやすく説明して対応している状況でございます。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
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○藤田 委員 ちょっと1点。済みません。議案集の34ページなんですが、平面図。私もちょっと記憶になかったんですが、この地図を見ますと、国道沿いの70と書いてある、ここの下が同じように黒塗りになっているんですけど、これはどういう関係になるんでしょう。漁業関係者がここにいらっしゃることは承知しているんですけど、どういう扱いに、どういう関係になるんでしょうか。
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○北村 市民経済部次長 当該地は、浜上の船揚げ場の部分としてお示ししてございます。
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○藤田 委員 ただそれだけのことなんですね。ちょっと漁協施設用地と同じように、同じ色の黒塗りになっていたもので、今まで記憶になかったもので、ちょっと確認したんですが。
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○北村 市民経済部次長 一応施設としての表示をしましたところで、これは本来はここで表示するべきものではなかったんですが、施設用地としての表示でございまして、表示の仕方が改修するような内容のものに近くなってございましたので、まことに申しわけございません。
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○藤田 委員 じゃ、いいです。
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○野村 委員 やっと工事が始まったということで、工事に伴う、一番私心配しているのは安全管理上の問題だと思うんですね。業者が決まって、テトラをもう一部埋めていますよね。興味のある人は現場の近くに来て見ているという、そんな状況もありますし、これ工事の監理というか、監督というか、どこがやっているの。
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○北村 市民経済部次長 入札によりまして、株式会社鈴木組というところが請負ってございます。工事の安全性につきましては、私の方からも重々、事故のないようにという形で、安全対策について万全を期すようにという話をさせていただいております。
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○野村 委員 一番大切なのは連絡調整だと思うんですね。お互いに工事範囲だとか、工程管理だとか、安全管理ね。それから、常にだれか市の方で安全管理みたいな、工程打ち合わせみたいなのに入っているんですかね。
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○北村 市民経済部次長 工程打ち合わせにはもちろん入っております。それで、一応私ども道路整備課の職員が兼務しております。技術職員でございます。その者が状況的に張りついて、日程とそれから工事の確認を行っているところでございます。
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○野村 委員 ということは、道路管理課が、これ、工程管理やっているの。
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○北村 市民経済部次長 道路整備課でございます。設計に関しましては、私ども事務屋でございますので、道路整備課の職員4名を産業振興課の方に兼務させていただいて、その技術的支援という形で対応しております。そういう中で、具体的な日程とか工程管理につきまして、そちらの職員が主に張りついて。もちろん私どももちょくちょくは現場も確認しておりますけども、そういう中での確認を行って報告を受けているところでございます。
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○野村 委員 事務所みたいなのが何かあるんだけど、あれは鈴木組さんの事務所なのかな。特にその中で打ち合わせができるような、そういったスペースってありましたっけね。
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○北村 市民経済部次長 おっしゃるとおり、鈴木組のつくったプレハブの事務所でございます。その中ではそういった打ち合わせのスペースは確保してございます。
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○野村 委員 最後になりますけど、お互いの連絡調整、これを密にしてもらわないと、もし何か事故があったときに、ああいう大型工事というのは大変な作業になりますので、その辺のところはひとつ十二分に気をつけて、お互いに連絡をとり合いながら、あと工程管理をしっかりとやっていただきたいなと思います。最後にそのことだけ一つ聞かせてください。
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○北村 市民経済部次長 もちろん、日々の形の中での管理といいますか、そういった現場職員をつかせておりますが、それと同時に、何か起きたときの場合の連絡網等も整備して、万全を期するような形で対処してございますので、よろしくお願いしたいと思います。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○本田 委員 おはようございます。数点ちょっとお聞きしたいんですが、この事業主体って、これはどこなんですか。どこでしたっけ。
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○北村 市民経済部次長 事業主体は、全体は鎌倉市でございます。
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○本田 委員 たしか国が半分、県が4分の1、市が4分の1という形だったんだけども、これは事業主体は、国及び県及び市ではない。これは市が事業主体となって、それで今回の議案というのは、とりあえず県が、埋め立てに関する、知事から、どうなのよ、地元どうなのよということで回答すると、そういうことなのかな。
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○北村 市民経済部次長 実質的というか、事業主体は鎌倉市でございます。そういう中で、補助を、交付金を国、県、先ほど委員さんおっしゃいましたように、国が2分の1、県4分の1という形で交付金をいただくことになっております。公有水面埋立法の中で規定をしておりますのは、たまたまそれが鎌倉市であっただけでありまして、もし民間が公有水面の、民間とか個人がした場合についても同様なことでございます。その中の規定によりますと、公有水面埋立法の中の第3条第1項に、都道府県知事は埋立免許を出願されたときは、期限を定めて地元の市町村長の意見を徴することと規定されております。そういう中で、その第3条第4項の中で、市町村長はその意見を述べようとするときは、議会の議決を要することとしなさいという規定がございますので、そういった内容の中の法的な手続でございます。
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○本田 委員 そうか。そうすると、たまたま鎌倉市がここを埋め立てたいんだよと、これを県知事に言ったわけだ。そうしたら県知事は、たまたま言った人と意見を聞く人が同じだったと、それで鎌倉市がいいんじゃないですかと。でも、それってちょっとおかしいんじゃないの。自分が埋め立てたいと言っておきながら、県がね、これは別人格になるとは思うんだけども、どうでしょう鎌倉市なんて言って、それは嫌だとは言わないよね、大体。だけど、議決が必要だからこういう議案になったんだと、そういうことですね。
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○北村 市民経済部次長 おっしゃるとおりでございます。
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○本田 委員 わかりました。それと、この34ページの、今漁港になっているところの、国道から入ってすぐ左側ですよね。ここが白くなっているんだけど、ここは漁港区域内じゃないんですか。これ何で白くなっているのかな。
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○北村 市民経済部次長 腰越の漁業組合の所有している土地で、事務所が建っております。これにつきましては漁港区域という扱いをしておりませんので、白塗りと。区域としては指定しております。ただ、市が管理する用地でないということで、白塗りという形で表示してございます。
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○本田 委員 わかりました。それと、これは遊歩道をつくったり、一つの目玉になると思うんですね。非常にこれも集客的には向上するんではないかと思うんですけども、そのために、これは前も言いましたけども、駐車場の整備というのがやっぱり必要だと思うんですね。この周りに大きい目立った、公的にも、駐車場というものがない。これは地形的にも非常に問題になっている。違法駐車が多過ぎるわけですね。そういう意味で、この計画、事業主体が鎌倉市というんだから、駐車場の対策、その部分というのは、私、必要になってくると思うんです。この部分は、この計画に関しては配慮されているのかどうか、その点はどうでしょうか。
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○北村 市民経済部次長 まず漁港の施設としての基本的な施設を確保していかなければならないのは当然のことでございます。そういう中で、効率的にその中の配置をうまく検討しながら、もちろん地元の方のそういった御要望もありますので、できるだけそういったものについて配慮しながら確保できるように検討していきたいというふうに思っております。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。御意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
はい。意見を打ち切ります。
それでは、採決に入ります。議案第53号公有水面埋立に関する意見の提出について、原案賛成の方の挙手を願います。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして可決されました。
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○吉岡 委員長 日程第2「議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち市民経済部所管部分」について、原局から説明願います。
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○讓原 市民経済部次長 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち市民経済部所管部分について、その内容を説明いたします。
議案集その1は45ページから47ページにかけて、平成19年度鎌倉市補正予算に関する説明書は12ページをお開きください。35款商工費、5項商工費、10目商工業振興費は317万9,000円の追加で、中小企業支援の経費は、神奈川県信用保証協会による債務保証を利用した融資の利用者が増加したことにより、信用保証料補助金の申請件数が増加したため、237万9,000円を追加しようとするものです。商工業振興対策の経費は、市内にある公衆浴場について、漏水による配管等の修理を緊急に行う必要が生じたため、公衆浴場の設備整備費に対する補助金80万円を追加しようとするものです。
次に、議案集その1、45ページをお開きください。第2条繰越明許費についてですが、次に48ページに参りまして、第2表繰越明許費のうち、40款観光費、5項観光費、材木座海岸第二公衆トイレ建替事業は、海岸管理者である神奈川県との協議により、築造面積が増大したことや、それに伴う関係者との調整に日時を要したことから、年度内の竣工が困難となったため、3,702万3,000円の繰越明許の設定を行おうとするものです。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。質疑のある方どうぞ。
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○渡邊 委員 商工業振興費の中の公衆浴場助成事業についてちょっと伺いたいんですけど、これ、内容をもう少し御説明いただけますでしょうか。
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○産業振興課課長代理 今の御質問は、公衆浴場の修理の内容をもう少し詳しくということでございますけれども、本件は、常楽湯さんが、水漏れのために配管の工事をする必要が生じましたので、本市の補助要綱に従いまして、配管部分及びそれに伴ってタイルの補修工事が発生しますので、そのタイルの補修工事の分、合わせて100万円の補助限度額が発生しました。なお、本年度につきましては、20万円既に予算措置がされておりますので、残高の80万円について今回補正でお願いをしたところでございます。
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○渡邊 委員 恐らくその規定に基づいてやられているということで理解しているんですけれども、この公衆浴場に関して補助していくという意味についてちょっと。当初、これ設定されたときに何らか議論があったと思うんですけれども、どういうことで公衆浴場ということに限ってこういう手厚い補助があるのかなと思うんですけど、その辺の背景と経緯ですね、ちょっと御説明いただければと思います。
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○産業振興課課長代理 公衆浴場の補助につきましては何通りかの補助がありますけれども、今回の補助は浴場設備に対する補助のメニューの中の一つでございます。この補助メニューにつきましては、神奈川県も同様の補助をしておりまして、本市もそれに合わせた形で補助の対象としております。これは設備でございますから、配管ですとか、タイルですとか、あるいは外装ですとか、そういうところのハードの部分の補助でございます。その他、私どもの所管ではございませんけれども、公衆浴場に関しましては、福祉サイド等で別の補助もございます。
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○吉岡 委員長 質問の趣旨がちょっと違いますので。質問は、なぜこういうふうな補助が手厚くなっているのかということの経過をお願いいたします。
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○産業振興課課長代理 公衆浴場のあり方として、やはり公衆浴場というのは高齢者の健康と生きがいづくりにどうしても必要なものであるという、そういう前提のもとで浴場の保護をしてきたところでございます。この設備につきましても、設備が壊れることによってその目的が達せられなくなりますので、この補助につきましては、ほかの補助と違いまして、修理等を先にした後で、その結果で補助をするという、県も同じでございますけれども、そういう緊急的な意味合いを持った補助というふうに認識しております。このことによりまして、公衆浴場を利用している方が途切れなく公衆浴場を利用できるという、そういうことを目的としたこの補助金の要綱となっております。
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○渡邊 委員 今、理解いたしますけれども、その根本のところですね。なぜ今、公衆浴場なのか。もちろん、公衆浴場というサービスは民間の中であるわけですけれども、高齢者の方が利用されるということも十分理解しています。ただ、時代の流れの中でいえば、公衆浴場の存在というのは、生活の中で必要不可欠とは必ずしも言えない状況もあるのかなと。むしろ趣味や娯楽の部分で、今、銭湯ですね、というものが注目されている部分もあると思うんですけれど、それだけ産業振興していく位置づけとして重要な意味があるというふうに思いますし、それだけのお金を使うということですから、何らかの公衆浴場の位置づけが、鎌倉市としてはっきりとしたものがないと、なぜ公衆浴場なのかなという疑問が単純に浮かんできてしまうという部分でお答えいただければと思うんですけれども。
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○産業振興課課長代理 それでは、改めまして申し上げます。公衆浴場の必要性につきましては、これは公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律という法律の中で、国または地方公共団体は、公衆浴場について、その確保を図るために必要と認められる場合には、所要の助成その他必要な措置を講じなさいと、そういう法律がございまして、それに基づきまして本市においても補助をしているところでございます。
なぜ公衆浴場を補助するのかということでございますけれども、やはり、この法の趣旨にもございますとおり、公衆衛生の向上、その他、市民の健康増進や市民相互の交流の促進に果たす役割が大きいということでございますので、補助をしてございます。なお、確かに公衆浴場自体が、本市では今5カ所になっております。ただし、利用者もそれなりの人数の方が利用しているというのも事実でございますので、その辺に着目して、現在も補助をしているところでございます。
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○渡邊 委員 そういうことで、国の方針もあるとは思うんですけれども、例えば先ほどおっしゃっていた福祉の面でも、例えば入浴券を高齢者の方にお渡ししたり、あと生きがい対応型デイサービス事業というのが事業としてあると思うんですけど、これで、午前中、高齢者の方が健康診断とかマッサージとか受けると。スポーツ指導員とか看護師の方とかいらっしゃってやるというところで、銭湯が開業していない、大体午前中だと思うんですけど、そこの時間帯でそういうものを開催すると、1回3万8,000円、その銭湯に支払われるというような事業だと思うんですけれども、そうすると、年間で、場所貸し賃だけで一つの銭湯で500万ぐらい収入がある。それはそれで別にいいですけれども、午前中あいていないところを貸しているだけで3万8,000円くれるというのは非常にうれしいことだなと。その銭湯にとって、経営上も非常に助かっていると思うんですけれど。
きょう新聞でも報じられていましたけれども、神奈川県の方で商店街の活性化という部分で、本腰を入れて議会から条例を提案するというような流れもあります。銭湯というのが、そういう意味では危機に瀕していたという部分はあると思うんです。これは、銭湯とかいうことに限らず、全体が非常に苦しい状況になっている中で、産業振興の立場として銭湯をそれだけ手厚くするということは、逆に不公平感が生まれてしまう可能性もあるかなというふうにも思います。それは鎌倉市が非常に銭湯が重要であるのであれば、また別だと思うんですね。それはおふろの普及率とかそういうことも関係してくるのかわかりませんけれども、特に鎌倉市が銭湯が重要な意味ということは特にはないというふうに思いますし、全体の産業振興の中で考えて、公衆浴場に対する助成ということをある程度見直していく必要もあるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○産業振興課課長代理 今、委員さんおっしゃられましたとおり、公衆浴場自体が減っている。今現在五つしかございませんけれども、そういう意味では、公衆浴場の存在意義については確かに変遷しているというふうには考えております。今後も、そういう傾向といいますか、そういう変化に応じた補助のあり方については、やはり慎重に考えていきたいというふうに思っております。
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○渡邊 委員 全体の商店街をどう活性化するのか、商業をどう活性化するという中の位置づけで考えれば、福祉は福祉として別に考えればいいわけですから。例えば高齢者の方がいらして、そこで体育指導員とかマッサージの方、ないし看護師の方に血圧をはかってもらったり、それはそれでもいいと思うんですけれども、これは福祉の面で、例えばその中で3万8,000円なりを1回払っていくということは、これは産業振興に見えるわけで、そういう面で、そういうところで非常に補助しているということが、公平性ないしこれから今後どういう商業政策を、産業振興の政策を鎌倉市が進めていくかという中では、やはりそれは全体としての位置づけを考えていただきたいというふうに思います。それが結局、銭湯、公衆浴場の活性化にもつながるのかなと思いますので、そういうところで余りにも特別視しているというのはちょっとうなずけない面があるかなというふうに思いますので、その辺のところ、時代の流れというものを酌んでいただいて考えていただきたいというふうに思います。
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○吉岡 委員長 ほかにございますか。
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○藤田 委員 中小企業の支援の経費で、利用者が増加したということで補正が組まれておりますが、これは、増加したという背景をちょっとお聞きしたいんですけど。
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○産業振興課課長代理 まず信用保証料は、御承知のとおり、市の融資制度及び県の融資制度の利用者に対しまして、その保証料の一部を補助するという、そういう制度でございます。市の融資の利用者については上限10万円、神奈川県の融資の利用者に対しては上限5万円ということでございます。
それともう一つ、ふえたというその要因でございますけれども、平成18年度の下半期から、県の利用者に対する保証料補助というのが大幅に増加しました。これは、17年度と18年度の利用件数で比較すると、17年度は県の融資の利用者が4件にとどまっていましたけれども、それに対しまして18年度は42件ということで、10倍にふえております。この背景には、県の融資制度の中で、無担保のクイック保証融資、これが非常に使い勝手がいいということで数多く利用されたという、そういうことが恐らく背景ではないかというふうに考えております。この傾向というのが19年度の年度当初から続いておりまして、本年度、今の段階で補正をせざるを得なくなったという、そういう状況に至っているということでございます。
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○藤田 委員 私どもの党としても、中小企業を支援していくことでさまざまな手を打っているんですが、今の御説明によりますと、やはり借りやすくなった。一言で言えば、借りやすくなったがゆえに利用者がふえたということだというふうに思いますが、来年度もこのまま推移していくような形になっていくというふうに想定なさっていますか。
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○産業振興課課長代理 来年度につきましては、このような事態を十分認識しておりますので、その分の経費も含めてお願いをしたいというふうに考えております。要求の時点でお願いをしたいというふうに考えております。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○藤田 委員 以上です。
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○吉岡 委員長 ほかにはございませんか。
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○本田 委員 1点、観光費の繰越明許の中の材木座海岸の第二公衆トイレ、これは理解はできるんですが、第二というのは、材木座海岸には二つあるわけですか。
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○観光課長 材木座には2カ所ございます。
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○本田 委員 由比ガ浜は何カ所あるんですか。
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○観光課長 由比ガ浜も同じく2カ所でございます。ですから、材木座、由比ガ浜合わせて4カ所海岸にトイレがあるということです。
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○本田 委員 腰越は何カ所あるんですか。
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○観光課長 腰越にはございません。
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○本田 委員 何でないの。
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○観光課長 公衆トイレの整備の計画につきまして、実施計画事業で順次計画を立てておりますけれども、特に市民要望が高いところ、観光客から整備を急いでほしいと言われている地域を優先的に計画に乗せまして着工しているところでありまして、腰越の場合につきましては、今のところ要望いただいているという形はございません。
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○本田 委員 ことしは海水浴客が100万人弱だったっけな。それで、腰越はどのくらいだったっけな。とにかく来ていないわけじゃないんだよね。そうすると、材木座に2カ所、由比ガ浜に2カ所、腰越にゼロというのもどんなもんかなと思うんだけども、これからもそのまま。確かに離れていることは確かだろうけども、何となく一つの浜で、半分に分かれていて、2カ所ずつありますよというと、何となく網羅しているような気がするんだけども、1カ所離れているからね。考えていないのかもしれないけど、ある程度配慮した方がいいんじゃないのかなと思うんだけども、やっぱり高いのかな。お金がないのかな。考えていないのかな。
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○観光課長 今、委員がお話しになりました海水浴の期間中は、これは材木座、由比ガ浜もそうなんですけれども、仮設のトイレで対応させていただいております。その部分につきましては特に、夏季の間ですね、トイレの増設についての要望は特にございません。ただ、委員がお話しになった365日の海岸利用者を考えた場合、たまたまお隣の漁港の中にトイレがあるというのと、藤沢市側、ちょうど龍口寺から突き当たって出てきた道にもございまして、多分そういう状況の中で、とりあえず年間を通しては大丈夫な状況ではないかなというふうには今思っております。
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○本田 委員 わかりました。確かにそうだよね。あるもん、あっち側に。市境だから、藤沢市側に確かにあったね。とりあえず、でも、もう1回調査していただきたいと思います。それと、これの建てかえ事業、これは下水につないでいるんですか。
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○観光課長 はい、公共下水道に接続をしてございます。
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○本田 委員 私、毎回ちょっと疑問に思うときがあるんだけれども、海の家が自前でトイレ持ちますよね。だけども、あれは下水道に接続していないですよね。あれはそのまま砂に穴を掘って、それで升をつくって、くみ取りをしているのであろうけれども、全部が全部くみ取っているわけではないんではないかなという感じがするんだよね。つまり、あのまましみ込んでいる部分もあるような気がするんですよね。それが私、結構汚染につながっているんじゃないかなと。それと同時に、海の家で使っている排水ね、それはどういうふうになっているのか。それとか、鎌倉市がつくっているシャワーの部分も、あれもしみ込みでしょう。だから、ある意味、これは県が許さないのかもしれないけれども、ある程度、鎌倉市のトイレだけ下水道につなげていますよと言うんだけども、いっそのこと一緒につなげちゃえばどうなの。
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○観光課長 まず実態でございますけれども、海の家の例えばトイレ、台所等の給排水、これにつきましては浄化槽処理をしておりますので、定期的にくみ取りをしていると。鎌倉市が設置しております臨時のシャワーがございますね。あれは、委員がお話しのとおり、水を浴びてそのまましみ込んでいると。それから、この辺につきましては、当然、許可を県の方に得るときの条件になっておりますので、その条件に見合った形で各海の家も許可をいただいていると。
公共下水道の接続につきましては、当然、過去にも話題になったということは聞いております。ただ、夏の短期間の間の仮設のための給排水をするための経費ですね、それが相当高い経費になるという形で、海の家自体は、経費との費用対効果ですかね、そこの部分で現状的には今のような浄化槽の処理をしているというふうに聞いております。
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○本田 委員 浄化槽って何。よくつけている合併浄化槽みたいな、そういうやつなの。
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○観光課長 穴を掘ってためて、そこに一定たまると、処理業者が来てそれをくみ取っていくという方式です。
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○本田 委員 だから、穴を掘って、そこにためてということは、しみ込むわけじゃない。だってさ、よくあるのは、ベニヤでこういうふうにやるわけですよ。つくるわけですよ。だけど、そんな、普通の家庭のああいうグラスファイバーでつくったような浄化槽じゃないじゃん。穴掘って、ぺたっぺたって、こういうふうにやっているわけじゃない。それで、それにもつなげていないしさ。
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○観光課長 済みません。ちょっと勘違いをしている部分が若干ありまして、今委員が言われたとおり、砂に穴を掘って、浸透式は浸透式になります。浄化をするために、各組合の自主努力ということで、EM菌という菌を入れてきれいにしている。その効果については、過去にそれを投入したときにも効果があったというふうには聞いております。
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○本田 委員 だから、ほら、何ていうの、一般家庭みたいな合併浄化槽なんていうのは、穴を掘って、それをばたっと埋めて、それで一切漏れないようにしているわけじゃないですか。だけど、海の家のやつは違うじゃないの。だから、ある意味浸透しちゃうじゃん。それってどうなのよという話なわけよ。海に海水浴に来た人は、確かに今は泳がない人も多いんだけど、泳いで、それでトイレに行ったのがまた浸透していたらさ、嫌じゃん、やっぱり。それだったらば、いっそのことつなげちゃったらいいんじゃないのという。そうすれば、海水浴の適マークがもらえるじゃないの、それだったら。そういう方向の方がおれはいいと思うんだけどな。どうでしょうね。
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○観光課長 今委員がおっしゃるとおり、そういう環境の面を配慮すると、それは一番いい方法だと思います。先ほど私もお話ししましたけども、最終的には経費の部分というのがネックになるのかなというふうに思っています。ただ、これは海水浴の組合でつくりました連絡会の中でも話題になっておりますので、その辺皆さん方の御意見を聞きながら、とりあえず経費が今かかるということで、各組合もちょっと難しいねというふうな形になっておりますので、その辺はもう少し意見を聞きながら、何かいい方策があれば考えていきたいなというふうに思います。
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○本田 委員 あれ何、金がかかるというのは、それはその海の家の負担になるわけだ。
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○観光課長 当然、海の家を仮設でつくるときに埋設して、また終わると外さなきゃいけませんので、当然海の家の負担というふうになります。
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○本田 委員 だから、あれなんていうのは、1回つくっちゃえば、毎回開削して下水をつくらなくていいわけじゃないですか。1回開削して下水を結んでつくって、それで、期間外のときはそれをふたしておけばいいわけだからね。1回のあれで済むわけですよ。ましてや、だって、あの海水浴場組合はもうなくなっちゃったけども、連絡会はお金持ってるじゃん。余剰金あるじゃない。それだったらそういうものに、きれいにするものに使えばいいんだしね。やっぱり方策はあると思いますよ。
これは、そういう浸透型というのはね、もうこれからはあり得ない話だ。やってはいけないですよ、もうね。そういう部分で、これは市が主導的にね。あと、EM菌を使うからいいと言うんだったら、市街化調整区域で合併浄化槽なんてつくる必要ないんだから。EM菌使えますから、そのまま土掘りしますよ、EM菌かけているから大丈夫ですよなんて、そんなこと言えないんだからね、大体。何のためにそれをやっているかといったら、それはコスト・アンド・パフォーマンスで、ここは合併浄化槽にしましょう、これは公共下水道につなぎましょうという、そういうものでやっているんだから。ただ穴掘ってEM菌というのは、これはもう、ちょっと時代に逆行している部分ですからね、その部分は市は主体的にこれから考えていただけますか。
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○観光課長 過去にもそういうお話を、海岸管理者であります県の方と調整をした経過もあると聞いております。やはり、恒常的に国有財産の中に埋設するということ、仮設の建物においてそういうのが認められるかどうかというのも、やはり県の方の見解もあると思いますので、もう一度その辺の部分につきましては県の方の見解を聞きたいと思います。市の方も、今回公共下水につなぎ直すわけなんですけれども、これにつきましても、当然県の指導に基づいてやっておりますので、今回の公衆トイレにつきましては恒常的な施設ということで、それは許可がおりますけども、仮設の施設というところではどういう認識をされるかということがありますので、ちょっと県の方のそういう状況を見ながらという形になると思います。
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○本田 委員 それは県との協議はよろしくお願いしますね。その部分で、市の公衆トイレは恒常的なものだと。だけども、現実的な話、夏が来れば必ず海の家ができるわけですから、期間的な恒常的なものなんだからさ、その部分は、この海水浴場を、3海水浴場を持っている鎌倉市としては、やっぱりそれは主張しなければいけない部分だと思うんですよ。そういう部分と、それからEM菌を使えばいいという問題ではないという、そういう環境面の対策としてどうよということですね。その部分の考え方も県にお示し願いたいというふうに思いますので、よろしくお願いしますね。
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○観光課長 今委員がお話しになった、市として県の方との調整をさせていただくという部分については、対応していきたいというふうに思います。先ほど、前段お話ししましたとおり、最終的には経費的な部分もございますので、とりあえず今市ができる部分での調整はお話をさせていただきたいと思います。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
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○岡田 委員 私もちょっと今話を聞いてびっくりしたんですけど、認識が随分自分は甘かったかなと思ったんですが、私も1年に1回ぐらい郷里の方に帰ったりしているんですけど、海が近いところ、愛媛なんですけどね。鎌倉みたいにこんなに立派なところじゃないわけですけども、今、町村合併で市になりましたけど、伊予市というところになりましたけど、そこも海岸がございまして、夕日が日本一きれい。日本一かどうか知らないけど、そういうキャッチでやっていて、私も泳いだこともあるんですけども、そこはちょっと砂浜があって、その上の方にお店なんかがずっとあって、それは町営だと思うんですけど、そこにお土産屋さんなんかたくさんあって、食べ物を食べれるところがあって、トイレなんかもある。そういう施設。海もまあまあ、瀬戸内海ですけどきれいかなと思うんですね。
鎌倉の場合、観光客を考えますと雲泥の差、多分田舎と全然違うだろうなと、こんなふうに思っています。やはり数が多いわけですからね。少ないとあれですけども、数が多いので砂もやはり汚れる。今まで汚れてきたのかな。私そういうところまではちょっとわからなかったものですから、そのままたれ流しということになると、おくれたというか、後進国というか、今後しっかりしなきゃいけないという、そういうようなイメージがあるので、そこら辺は県との調整の中で、やっぱり衛生面から考えていただければありがたいなと。どういう仕掛けにするしないというのは、それはわからないですけど、ただ、下に落としてそのままというのは、ちょっと幾ら何でも厳し過ぎるんじゃないかなと、そんなことを思うんですけども、今さっき本田委員との中では努力するということを言われたので、私も努力してもらいたい。違った面でね。衛生面から努力してもらいたいなと、そんな気でいますけども、よろしいですか。
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○観光課長 海の期間中の衛生面のお話を両委員からもお話いただきました。当然私どもも、許可を得るときに保健所の方の検査も受けるわけでございますので、その辺、県の方、藤沢土木を初め保健所の方とも、その辺の部分についてはお話をさせていただきたいなというふうに思っております。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第3報告事項(1)「男女共同参画の推進に関する施策の実施状況について」原局から報告を願います。
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○人権・男女共同参画課長 報告事項(1)男女共同参画の推進に関する施策の実施状況について、報告いたします。お手元の資料、平成18年度版鎌倉市男女共同参画年次報告をごらんください。本報告書は、1ページ、はじめにに記載してありますように、平成19年2月に施行した鎌倉市男女共同参画推進条例に基づき、平成18年度中に庁内各部局における男女共同参画の推進に関する事業の実施状況について、その内容をまとめたものでございます。この平成18年度の実施状況の把握に当たりましては、かまくら21男女共同参画プラン後期推進計画に記載された六つの目標と、それぞれの目標ごとの74の事業について調査したもので、延べ260の課等の回答を得ております。
では、資料の6ページ以降になりますが、その各事業につきまして、かまくら21男女共同参画プラン後期推進計画の目標に沿って整理し、さらにプランで重点事業として位置づけられているものにつきましては、事業等の項目に網かけしております。
プランに示された六つの目標についての主な取り組み状況を説明いたします。
資料の6ページから始まります目標1、あらゆる分野への男女共同参画では、三つの方針についての取り組みを調査しました。そのうち、11ページの方針3では、政策・方針決定の場への女性の参画について、一番上に記載されております各審議会委員、講師等への女性の参画の積極的な推進としまして、女性委員の登用推進要綱の改正や推進体制の整備などを行うとともに、女性の登用・職域の拡大についての取り組みが行われました。
続きまして13ページ、目標2、女性への支援と活動拠点の整備では、13ページ中段にございます市民参画による女性史の編さんや、続きまして15ページをごらんいただきまして、方針2、女性のための相談・支援体制の整備・充実として、女性のための相談体制につきまして、関係課や各機関との連携のもとにさまざまな取り組みが行われました。
18ページに入りまして、目標3、心豊かに暮らせる地域社会の実現では、高齢者・障害者への福祉サービスによる福祉の充実が取り組まれました。それとともに、21ページに入りまして、方針2、子育て期の父母への支援といたしまして、子育て支援体制の充実に向けたさまざまな取り組みが行われました。
26ページに入ります。目標4、男女がともに働く労働環境の整備といたしまして、四つの方針に基づき、講座・研修の開催を初めとした啓発活動が行われました。
続きまして31ページに入ります。目標5でございますが、男女平等の意識づくりでは、三つの方針に沿いまして、男女平等の意識づくりに向けた啓発、情報誌パスポートの発行や講座・セミナーが開催されております。
最後に35ページに入りますが、こちらでは目標6といたしまして、行政の推進体制の整備とありまして、男女共同参画プランの推進計画の積極的運用の働きかけといたしまして、かまくら男女共同参画市民ネットワーク「アンサンブル21」との協働などで、さまざまな活動に取り組みました。こういう形で報告させていただいております。
以上が平成18年度の主な内容でございます。全体的な傾向といたしまして、講座・セミナーの開催、相談体制の充実、情報誌やホームページを通じての情報の提供、フェスティバル等イベントの開催が多くを占めております。今後、男女共同参画の推進に当たりましては、関係各課と一層連携を図って推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑のある方はどうぞ。
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○藤田 委員 男女共同参画は過去にもいろいろ申し上げた経過もあるんですが、まず1点、女性センター。設置場所もある程度具体的に一度御答弁いただいたような記憶もあるんですが、これから検討していくということで、今、活動拠点の整備の中でお話ございますが、今後これはどういうふうになっていくんでしょうね。
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○人権・男女共同参画課長 (仮称)女性センターにつきましては、由比ガ浜にあります旧鈴木邸の活用ということで、現在考えておりますけども、そちらの方の活用の全体的な計画の方が今のところちょっととまっているところもございますけども、当面は暫定利用として旧鈴木邸で活動という形を考えております。
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○藤田 委員 十分それは承知しているところ、市の施設の再編整備計画もあるとは思いますが、女性センターというと、女性だけが利用するようなセンターに思われがちなところがあるもので、これは大きく生涯学習にも結びつく多面的な市民活動の場というふうに私は受けとめておりますので、ここでは(仮称)男女共同参画センター(女性センター)となっておりますが、そういう面からしても、ぜひ必要不可欠な施設だというふうに思っておりますので、今後の再編整備の計画の中では、とにかく忘れずにきちっと位置づけをしていただいて、男女共同参画の押し上げに、ぜひとも中心拠点になるように心していっていただきたいということをお願いしておきます。
それと、前にも申し上げましたが、男女共同参画は日常の意識啓発の中から育っていくものだというふうに思っていますので、決め手というか、これがどうのこうのというものはないと思うんですが、その辺で全体的に、どういう場面で、どういう状況で、そしてどういう効果が上がったとか、早く言えば進行管理ですよね。以前にも御指摘申し上げましたが、どの程度進んでいるのかということを具体的にやはり示していっていただきたいと思うんですが、ここにも進行管理ということで基本課題として出ておりますが、この辺はどのようにしていくお考えか、伺いたいと思います。
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○人権・男女共同参画課長 進行管理につきましては、今回御報告させていただきました男女共同参画推進に関する施策の実施状況、これが年次報告として毎年皆様に報告させていただくものとしてこれからお示ししていこうと思っています。この中で、取り組み状況等につきまして、今年度初めてということで不十分なところがあったかもしれないんですけど、具体的な数値の記述などもあわせまして、よりそういう流れというものがわかるような形、そういうような記載の方法等も研究してまいりながら、この報告を生かしていきたいと考えております。
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○藤田 委員 ぜひ、条例もできたことだし、条例ができても進行が、進まなかったら何もなりませんので、数値で示しながら熱意を持って取り組んでいっていただきたいと思います。
それともう1点なんですが、男女共同参画推進委員会が設置されて、今回第1回を3月に開催したというふうに御報告されていますが、これはどういう方々がメンバーになっていらっしゃるんでしょうか。
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○人権・男女共同参画課長 男女共同参画推進条例の第10条に基づきまして設置されておりますけども、10名で構成されております。市民の方、市内事業者の方、また男女共同参画に関します活動団体の代表の方、そして学識経験者で構成されております。
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○藤田 委員 男女の比率はどういうふうになっていますか。
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○人権・男女共同参画課長 10名のうち、女性が6名でございます。
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○藤田 委員 はい、わかりました。この推進委員会が今後いろんな幅広くこの参画社会の押し上げにかかわってくださると思うので、この辺が大きなかなめになってくるんだなというふうに思いますので、十分この辺の議論もぜひ情報としていただきたいと思いますので、それはお願いしておきます。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
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○森川 副委員長 今、藤田委員がおっしゃったように、私もやっぱり数字をはっきり報告としては示していただきたいなというふうに思っています。例えばステップアップ講座をやったとか、いろんなフォーラムをやったというふうに書いてありますけれども、どのぐらいの人が参加したのかが全然わからなければ、報告としては半分ぐらいしか意味がないかなというふうに思いますので、そこら辺は明確にしていただきたいと思います。
それからもう一つ、藤田委員が質問された男女共同参画推進委員会ですけれども、これは傍聴なんかもオーケーなんでしょうか。
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○人権・男女共同参画課長 はい。傍聴も広報、ホームページ等で募集しておりまして、毎回傍聴の方がお見えになっていらっしゃいます。
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○森川 副委員長 この審議結果というのも公開はされておりますか。例えばホームページなどで。
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○人権・男女共同参画課長 議事録につきまして、第1回の、平成18年度中のはアップしております。19年度につきまして、アップできるところまで来ておりますので、議事録という形でホームページの方に出させていただきたいと考えております。
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○森川 副委員長 はい、わかりました。結構です。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。了承でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい。了承を確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第3報告事項(2)「農振法違反転用の是正状況等について」原局から報告を願います。
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○北村 市民経済部次長 報告事項(2)農振法違反転用の是正状況等について、御報告をいたします。
お手元の資料?をごらんください。農業振興地域における違反対象は、表の下段のとおり、整理番号18−1から19−6の10件でございます。違反転用の状況を御理解いただくべく、農地法違反全体をお示しして御説明させていただきます。
市内で確認された農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法及び農地法違反件数は全体で34件で、このうち農振法違反のものは、表の下段に記載のもの10件でございます。これまでに是正が完了したものが7件、是正工事中のものが9件でございます。
次に、お手元の資料?をごらんください。農地法違反転用の整理簿と、整理簿の後ろにそれぞれの違反地の位置図を添付いたしました。整理簿では農地法違反を基本として作成しておりますので、農振法違反は他法令違反の欄に記載してございます。農振法違反は、1ページの整理番号18−1、関谷字向川久保の株式会社日本造園を初めとして、2ページの18−13、4ページの18−21、18−22、18−23、18−24、5ページの18−25、18−26、6ページの19−4、19−6の以上10件でございます。これまでに農振法違反で是正が完了したものはございません。
農地法違反で是正が完了したものは、1ページの整理番号18−3、十二所字七曲の有限会社金沢石材を初めとしまして、18−4、井駒工務店、18−5、有限会社酒匂工務店、2ページに参りまして18−9、株式会社鎌倉日本土木、18−11、大和モーター株式会社、6ページに参りまして、19−1、有限会社新井工業、7ページに参りまして19−7、株式会社ミワハウジング湘南の以上7件で、地図上では丸印で完と表示し、黄色で表示をいたしました。
農振法違反で是正工事中のものは、4ページの18−22と5ページの18−25の2件でございます。
農振地域以外での農地法違反で是正工事中のものは、1ページの18−6、2ページの18−10、3ページの18−16、18−19、6ページの19−2、19−3、7ページに参りまして、19−8の7件が是正工事中でございます。
現時点で27件の違反がある状況でございますが、今後も開発指導課、都市計画課、その他関係部局はもちろんのこと、神奈川県農地課とも連携を密にして、是正の一層の促進に努めてまいる所存でございます。
以上で報告を終わらせていただきます。
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○吉岡 委員長 それでは質疑に入ります。御質疑のある方はどうぞ。特にございませんか。
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○本田 委員 この資料?の違反件数が6件で、是正の完了したのが2件ということですね。今、是正計画書を提出したんだけども、それどおりに是正工事しているのが3件ですね。そうすると、是正計画書を提出済みでありながら、まだ是正工事をしていないのが1件あるということ。
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○北村 市民経済部次長 この1件の内容でございますけども、整理番号簿で申しますと18−2でございます。これにつきましては、岩田製作所、岩田実という者が違反をしておるところでございますが、この方につきましては、いろいろ石像とかそういったものをつくられている方で、実際そういった創作品がある状況の中で、できればちょっと是正の時期をずらしてほしいという内容で受けている内容でございます。
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○本田 委員 これは、都計法違反と、風致と、近郊緑地かな、近緑というのは。で、具体的にはそれを認めたんですか。
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○北村 市民経済部次長 一応提出としては長期間の内容になっておりますけれども、それにつきましても、当面はそういうことでしようがないにしても、なるべく早急、早くの処理についてという形で是正の指導をなおかつ行っているところでございます。
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○本田 委員 それは期間的にはどのくらいを認めているんですか。認めているというのはあり得るのかな。法令違反で。
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○北村 市民経済部次長 済みません。私の言葉遣いが悪くて申しわけございません。認めるというよりも、その期間に出すという計画でそういうものを出させたということで、ある程度の約束事というような内容のものであります。
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○本田 委員 これは是正計画書を出しているはずですね。提出済みだから。そのときに、その是正計画書にはどう書いてあるんですか。例えば半年以内とか、そういう形なんじゃないの。
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○北村 市民経済部次長 一応、この方については3年という計画が出ております。そういう中で、土地の所有者がちょっとまた違う方でございまして、その辺のトラブルもいろいろあるようでございます。そういった中で、そういったものも解決しながら早急な是正ということを指導しているところでございます。
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○本田 委員 3年。何、是正計画書に3年といって、3年で撤去したいということで、その3年間をお認めになったんですか。
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○北村 市民経済部次長 認めたということではなくて、その計画については、計画としてあるだろうけども、それについては早急に是正ができるようにということで、指導は今行っているところでございます。
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○本田 委員 いやいや、是正計画書を提出されて、それを収受したんだから、その内容はお認めになったんでしょう。そうじゃないの。
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○北村 市民経済部次長 当時のいきさつとしまして、是正をするという確約と申しますか、そういったものが一番重要なところであると判断しておりました。そういう中で3年という計画が出ておりましたけども、それはあくまでも計画だということで、当面はそれを受けたとしても、それについては早急な是正が必要だよという話で現在も取り組んでいるところでございます。
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○本田 委員 だから、その是正計画書を出しながら、その是正計画書も是正しなさいよと言っているわけでしょう、3年間というのは。出し直しさせればいいんですよ、それは。出し直ししかないんですよ、それは。3年間でオーケーなんていったら、みんな、あそこで3年やっているんじゃないのって言われたら、みんなそういうふうに出しますよ、それ。是正計画書を出しても、いや、あそこは3年じゃないですかなんて言われたら、どういうふうに言いわけするんですか、そんなの。出し直しですよ、そんなの。そんな3年間なんていう、その3年というのがどういう法的根拠があるんですか、それオーケーなんていう。
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○北村 市民経済部次長 御指摘のように法的根拠がございませんので、言われるように、その辺の話を十分詰めて、内容的に早期な計画で是正できるように、私の方も極力努めて、そういうふうになるように努めてまいりたいと思っております。
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○本田 委員 これは、是正計画書を出しなさいというのは、これはある意味温情ですよ、これ。違反を見つけたら告発しなきゃいけないんだから。告発の義務ありませんか、公務員に。どうですか。
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○北村 市民経済部次長 この箇所につきましては、3法令もかかわるところでございます。そういった中で、県の方とは悪質なものについての対応についての協議はさせていただいております。最終的に是正勧告とか命令ということになると、県の段階になりますが、そういった状況を見ながら、具体的に対応について、今県とも全般的な問題として対応を協議しながら、場合によっては現地で指導を行っているところでございます。
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○本田 委員 だから、具体的にどうするんですか。3年なんていう是正計画書を出されて。これ、ばかにされているんですよ。これ、はっきり言って。1,000日ですよ、3年なんといったら。1,000日後にはやりますよということなんだけども、その間担当者かわっちゃったらどうするんですか。次長だっているかどうかわからないでしょう、そのとき。今までのこの農転の部分、そういうことが問題だったんじゃないですか、大体。それで、これでちゃんとやりましたって言えるの、これ。
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○北村 市民経済部次長 御指摘の点は、重々私ども反省するところでございます。早急に、地権者、それから違反者につきまして、今御指摘のことがないように対応してまいりたいというふうに考えております。
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○本田 委員 今年度中にとにかく、3年とか言っているそういうのは、今年度中に撤去させてくださいよ、それだったら。今年度だってまだあるんだから。そうでしょう。やろうと思えばできるんだ、大体。私はそう思っていますよ。1,000日なんて待てませんよ、それは。どうですか。
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○北村 市民経済部次長 早急にまた違反者に対応してまいりたいと思っております。そういう中で、今、委員さん御指摘のように、内容的には向こうの事情もあることだと思いますけれども、ただ、それを聞いてばかりいてはしようがないものですから、そういった内容については、具体的に御指摘の点を踏まえて、なるべく早く是正できるように対応をするように、私ども対応していきたいと思っております。
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○本田 委員 とにかく、ここまでやっておきながら、それで1,000日かかりますとか、そんなことを言っているんだったら、即、もうこれ告発しかないですよ、これ。本当に。それと、この笛田地区で違反件数が9件だと。それで、是正計画書提出済みが9件。これはすべて是正計画書が出ているということですよね。それで、是正完了が5件、工事中が2件ということは、工事していない、是正計画書提出済みだけど是正工事していないというのが2件あるはず。これは何。
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○北村 市民経済部次長 その2件の内容でございます。18−8、有限会社新井工業と、済みません、その前のページに戻りまして、18−7、個人でございますが、これにつきまして、是正の工事中でないというものでございます。ただ、この18−7につきましては、この前、先般、県と合同で事情聴取いたしまして、その内容につきまして今協議し、是正の指導を行っているところでございます。
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○本田 委員 じゃあ、18−7は、これは工事中なんだね。工事しているんだね。工事終わったの。
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○北村 市民経済部次長 いや、まだ、協議した内容を正式に本人の方に、県との確認がとれておりませんので、その段階で早急に、近々ですけども、その内容を本人に伝えて、是正の指導を行っていこうとしております。
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○本田 委員 だって、是正計画書は出ているじゃない。是正指導がもう終わって、是正計画書が相手から出ているんでしょう。違うの。
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○北村 市民経済部次長 出ております。
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○本田 委員 出ておりますって、じゃあ矛盾しているじゃない。だって。
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○北村 市民経済部次長 18−7については、この前面談も行いました。そういう中では、今年度中には完了するだろうというふうに思っております。
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○本田 委員 これは、じゃあ再度また是正計画書が出るんだね。新しい。今、指導して、その後新たな是正計画書が出て、それで本年度中には完了するんだね。
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○北村 市民経済部次長 そのように指導して、新しく計画書を出させて、今年度中に終わるように厳重にするようにいたしております。
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○本田 委員 この18−8というのは。
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○北村 市民経済部次長 18−8は、移転先についての話もあります。移転先の相談等も受けたりして対応しているところでございます。これについても、御指摘のように早急になるように対応してまいりたいと思っております。
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○本田 委員 これはもう本年度中に撤去するんだね。
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○北村 市民経済部次長 18−8につきましては、以前、移転先が決まったというような相談も受けたところでございますが、最終的には、移転先の土地の所有者の方との調整がうまくつかずに、それにつきまして一度流れてしまったという経過がございます。そういう中で、また真摯に、その違反者もいろいろと是正について考えているところでございまして、一応20年3月末という形で出ておりますので、もう一度確認を行いながら、そのようになるようにやっていきたいというふうに思っております。
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○本田 委員 じゃあ、是正計画書には20年3月末までに、とりあえずそこの場所は撤去しますよということなんですね。
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○北村 市民経済部次長 そういう計画でございます。
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○本田 委員 これは具体的にできるんだね。
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○北村 市民経済部次長 そのように努めてまいります。そういうように強く指導してまいります。
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○本田 委員 これは、ここまでできるんだから、もうやっているんだから、まただめでしたということはなしだよ。絶対に。ほかの会社はちゃんとやっているんだから。
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○北村 市民経済部次長 委員さん御指摘のように、私どもは、この違反是正については、中途半端に終わろうとは絶対思っておりません。確実にこれが処理できるように、かたい姿勢を守って、県の方も以前と違いまして、以前という言い方はまずいんですが、県の方もその対応については賛同いただいて、共同でやっていこう、場合によっては、悪質なものについては強く当たっていこうという形の内容については確認させていただいております。そういった中で、私の方も個々に対応を図りながら、もちろん計画書もありますけれども、それ以前になるべく早目に、早く処理できるように強く指導していきたい。場合によっては県の指導も願って合同でという。合同でやっている部分も実際ありましたけども、そういった中で強化していきたいというふうに考えております。
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○本田 委員 わかりました。それで、この関谷地区はまだ是正工事していないところが15件あるんだけど、工事中ならまだしも、手をつけていないわけでしょう。どういうことなの。それで、大体、是正計画書にはいついつまでにというのが書いてあるはずなんだけど、それは本年度中じゃないんですか、普通。
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○北村 市民経済部次長 違反転用の内容によっては、やっぱり相当強固なものをつくつてしまったようなケースもあります。そういったものについては、やはり簡単な移転が難しいと、理屈的にはわかるところでございます。ただ、そう言いながらも、早くということは基本的には変わらないわけでございますが、そういった事情もある程度は勘案しながら、全部が全部今年度中という話で進んでいるものでもございません。そういった中でも、御指摘のように、先ほど決意を申しましたように、必ずそれが是正できるようにという形は強く持っておりますので、御理解いただきたいと思います。
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○本田 委員 いやいや、それは理解はできない。何でかというと、強固なものをつくったものは時間がかかると言うけど、強固なものをつくったほど悪質なんですよ、それは。そうじゃないの。
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○北村 市民経済部次長 おっしゃるとおりでございます。それで、そういう中で、計画が出ている中で、それがある程度確実に守られない場合については、当然、県の命令、それから、場合によっては強制執行というところまで行く構えで県も考えていただいているところでございます。
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○本田 委員 だから、考え方としてですよ、強固なものとかそういうものをつくっちゃった、だから撤去も難しい、代替地も探すのが難しいというふうに業者は言うでしょう、それは。だけど、これを管理している、この農地法違反、それから転用、農転違反とかいろいろあるわけだ。あと農振法違反、都計法違反。それだったらば、その考え方であれば、これから動かし切れないぐらいの強いものをつくれば、10年でもそこらでも大丈夫だろうということになっちゃうじゃん。だけど、法の精神からいってそうじゃないでしょう。軽微な違反は早くどけろよ、強固なものは時間かけてもしようがないや。そうじゃない。逆ですよ。強固なものからこそとにかく徹底的にやる。そういう考え方でいかないと。悪いやつほどよく眠るというけど、そういうあれじゃだめでしょう、大体。とにかく、その発想の転換してくださいよ、それだったら。
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○北村 市民経済部次長 委員さんおっしゃるとおりでございます。その点を重々頭に入れて、再度強く対応していきたいと思っております。
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○本田 委員 じゃ、もうすべて、これね、とにかく是正計画書出しちゃえば、とりあえずこれは済むんだというのが見え見えですよ、これ。違反件数34件中まだ工事していないのは18件。半分以上がもうあれですよ、とりあえず是正計画書出しちゃえばオーケーなんだ、あとは少しぐらいのおくれでも何でも、これは済んだ話だから、あとは行政を少しずつだましながらやりゃいいやと、そう思っているようにしか見えないんですよ、これ。
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○北村 市民経済部次長 先ほども私申し上げましたけども、これが完全に是正するように取り組んでいるところでございます。それをないがしろにして対応していこうという気はございません。もちろん、それなりの対応については、違反者について強く当たっていく、強い命令とか是正、強制執行も場合によってはあり得るかもしれません。そういったところまで場合によっては踏み込んで考えていきたいというふうに思っております。これがないがしろにしてうやむやになるということについては、一切ないものと考えております。
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○本田 委員 次長さんの強い御決意を私は信じますから、とにかく本年度中にすべて工事完了という気持ちでね。気持ちというのは大事なんですよ。そういう形でやってくださいね。
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○北村 市民経済部次長 はい。十分その辺の趣旨を受けとめさせていただいて、対応してまいります。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○本田 委員 はい。
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○森川 副委員長 済みません。この是正計画の内容というのを聞きたいんですけれども、これは例えば農地法違反、農振法違反、いろんな違反がありますよね。多分、倉庫とか建物が建っている場合には、もちろんそれをどかす。それから、資材置き場なんかも、資材を全部片づけるということなんだと思うんですが、本来の農地という考え方からいくと、コンクリを打ったのまではがすところまで入っているんですか。
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○北村 市民経済部次長 もちろん、コンクリ打ったところもはがすという形になります。
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○森川 副委員長 じゃあ、すでに是正完了したところは、全部コンクリもはがして、農地として使える状況に戻っているという確認でよろしいですか。
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○北村 市民経済部次長 そういうことでございます。
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○森川 副委員長 はい、わかりました。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○岡田 委員 地図のナンバー3の18−9のところは、これは完了しているんですけど、その前に、これはほかのセクションとも連携をとりながらやっておられるということだと思いますけど、それは確認してよろしいですね。
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○北村 市民経済部次長 もちろん連携は十分とっているつもりでございます。文書によってもやっておりますんですが、そういった中では連携して対応をやっております。
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○岡田 委員 農地法、農振法違反、それから都計法違反、混在している地域もありますよね。混在している地域で、それこそ本田委員言われたように、コンクリートで打ち固めた要塞みたいなところもありますよね。これは農地法違反じゃなくて都計法違反ですよ。笛田、ここにちゃんとありますけども。ここらとの兼ね合い等々もあろうかと思うんですけども、早急にやっていただかなきゃいけないということと、それと、違反のときの写真と是正後の写真というのが多分あろうかと思うんですね。それと現状と。先ほど森川副委員長も言われましたけども、是正計画書、これも工程表で多分私あるんじゃないかと思っている。
というのは、去年、おととしだったかな、そこの一向堂のところで、あれは1年間ぐらいの工程表がございまして、某建設会社が全部やりましたよね。そういった形の工程、あのときは地図まで含めてたしか議員に配られたかと思うんですね。今回の場合は、地図はございます。それから場所等々もございますけど、中の工程表というのが出てきていないので、そこら辺は出せるんではないかと思うんですけども、いかがですか。
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○北村 市民経済部次長 それにつきましては、一応できれば検討させていただいて、次回の中にはそれが可能なように考えていきたいと思っておりますけれども、そういうことで御理解いただけますでしょうか。
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○岡田 委員 私も農業委員ですので、先般も県の方、こちらでももちろん講義も聞きましたし、湘南地区の合同の農業委員会がございまして、そこでも農地法違反、転用の問題というようなことも勉強もさせていただきました。なかなか苦しいということもあろうかと思うんですけども、先ほど次長さんが言われたように、最終的には消滅させていくんだ、それはもちろんそう。ただ、そのときにどれぐらいかかっていくのかということがあろうかと思うんですね。そこら辺の兼ね合いで、どういう心構えでというか、最終的にはもちろんやっちゃうんですけど、例えば先ほど言われましたように3年ということになると、今までほかのところで指導してきたところとの兼ね合い、一向堂のところは我々も行きましたけども、かなり広大な土地で、コンテナもありましたし、コンクリも打ち固めてありましたし、そういったこともあったんですけど、あれも全部外しちゃったわけですね。そういうところから考えると、全体を見てもあんなに広いところはありませんし、かなり固めているところはありますけども、それにしてももう少し早くできるんじゃないかなと、こんなことも思うんですね。
なるべくなるべくというと、これは私も非常につらいところもあるんですが、ほかとの兼ね合いもございますので、正直者がばかを見るというか、申しわけございません、確かに悪うございましたと始末書を出して全部撤去する、これをやっているところも現実にあるわけで、片一方に、いやいやというところもあるわけですね。そこら辺が要するに、中の悪質さの度合い等々もあろうかと思うんですけども、十把一からげにというつもりはございませんけども、そこら辺のところはきちっと精査しながら、皆さんに説明しながら、早急にやってもらいたい、こんなふうに思うんですけど、どうでしょうか。
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○北村 市民経済部次長 言われたとおり、頑張ってまいります。当然、これにつきましては農業委員会も絡む問題がございます。いろいろな問題がございますが、極力、極力ではなくてできるように、完遂できるように頑張ってまいります。
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○岡田 委員 それから、先ほども言われましたけど、今後資料を出されるときは、一目瞭然でなるべくわかるように。言われなきゃなかなか難しいということじゃない。それはわからんわけじゃありませんけども、原局さんの立場もわからないわけではございませんが、ぜひわかりやすい資料を今後出すように努めてもらいたいというふうに思いますが、それはよろしいでしょうか。
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○北村 市民経済部次長 この農地法違反の関連についての資料をもうちょっと検討しろということですね。わかりました。その辺について、もうちょっとわかりやすくできるように検討してまいりたいと思います。
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○岡田 委員 ぜひ、大きな問題になっておりますので、よろしくお願いいたします。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をさせてください。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第3報告事項(3)「平塚競輪事業撤退に伴う補償金請求事件について」原局から報告を願います。
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○産業振興課課長代理 報告事項(3)平塚競輪事業撤退に伴う補償金請求事件について、御報告いたします。
お手元の資料1の1ページをごらんください。最初に訴状の概要でございますが、訴状の提出先は横浜地方裁判所第2民事部で、訴状の提出日は平成19年11月2日でございます。当事者は、原告が平塚市、代表者は大藏律子市長でございます。被告は鎌倉市、代表者は石渡徳一市長となってございます。請求の趣旨は、被告に対し2億円の支払い及び訴訟費用の負担を求めるものでございます。
請求原因でございますが、(1)の平塚市の競輪場設備設置並びに競輪事業の開始と、鎌倉市の競輪事業参入の項では、平塚市は競輪場施設を設置、所有し、継続的な賃借との認識のもと設備の更新・新設の投資を実行してきたとしてございます。
次に、資料の2ページでございます。(2)の鎌倉市の競輪事業撤退表明と撤退についてでは、平成12年8月28日、鎌倉市長が、売り上げ減少による一般会計からの赤字補てんの必要が生じたことなどにより競輪事業からの撤退を表明し、その後、平塚市と鎌倉市の肩がわり開催の協議が調わなかったことにより、鎌倉市が平成13年3月31日単純撤退をしたことが述べられております。撤退に伴う清算として、平成13年7月31日、平塚市が鎌倉市に対し8億483万171円を請求し、平成14年8月12日、鎌倉市が平塚市に対し、支払わなければならない明確な理由がない旨回答したことなどがこの項目の主な内容でございます。
続きまして、資料3ページをごらんください。(3)の調停申立と不調による終了でございます。平成14年12月、平塚市は横浜地方裁判所に競輪事業撤退に伴う補償金請求調停事件を申し立て、平成12年度末における未償却残額及びリース料残額の合計金43億4,388万9,296円の12分の2に当たります7億2,398万1,549円が清算負担分と考えられることから、これを基礎として協議を尽くして、円満かつ早期に解決を得たいとして提示したということが述べられてございます。
なお、裁判所におきまして解決金1億円の案が示され、鎌倉市は合意に向け関係者の承認を得られる見込みでございましたが、平塚市側におきましては、同時期に競輪事業から撤退しました六市競輪組合と合意した内容と比べ隔たりがあるため、平成16年11月9日不成立とした旨の経過がこの項目の主な内容でございます。
(4)本訴の請求額でございます。平塚市は、鎌倉市が継続して競輪場施設を賃借し競輪を施行することを前提として投資してきたこと、また、形式的に1年ごとの賃貸借契約となっているが、契約は継続すべきものとして50年近く契約が継続されてきたことを前提として、平塚市との賃貸借契約を解約するには、信義則上、残リース料を含む未償却の設備投資が存在する場合には、これを清算すべき義務があるとしてございます。今回の提訴に当たりまして、未償却残高及び残リース料の12分の2の額、7億2,398万1,549円でございますが、この内金でございます2億円を請求することとしたのは、前回の調停の経緯なども踏まえ、2億円の請求にとどめることが早期、円満に解決することに資すると考えたためであるとしてございます。
(5)解決のための手法についてでございます。ここでは、和解により円満な解決を図りたいと考えているとしてございます。
今後の対応でございますが、鎌倉市といたしましては、この訴えに応訴し、原告の主張に合理性がないことを主張してまいりたいと考えています。第1回の口頭弁論期日は、平成20年1月25日(金)午後2時、場所は横浜地方裁判所第503号法廷で行われることになっております。
なお、これまでの経過の概要につきまして、時系列的にまとめたものを資料2として配付させていただきましたが、説明は省略させていただきます。
以上で報告を終わらせていただきます。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。質問のある方はどうぞ。
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○森川 副委員長 今回、平塚から提訴されたわけですけれども、これは平塚市自体は、平塚競輪から毎年かなりの収入を上げているというふうに聞いているんですが、それは事実としてはどうでしょうか。
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○産業振興課課長代理 正確な額は把握しておりませんけれども、黒字になっていることは聞いております。
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○森川 副委員長 私はちょっと聞いたところによると、年間8億近く平塚市はいまだに収入を上げている。開催が鎌倉と平塚はかなり事情が違っていて、平塚は土日開催、鎌倉は平日開催で、年間、撤退時には1億5,000万ぐらいの赤字が出ていたにもかかわらず、平塚はかなりの黒字を出していたというところで、やっぱりかなり条件が私は違っていたんじゃないかなというふうに思うんですが、今回、最初の7億から減らして2億というような内容で向こうが提訴してきたわけですけれども、鎌倉市としては完全に応訴という形ですから、今後和解する方向というのも一つ視野に入れているんでしょうか。そこのところをちょっと。
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○産業振興課課長代理 これから和解ということも視野に入れているかという御質問でございます。今回のことにつきましては、前回の調停におきましてさまざまな経過がございまして、本市の提案をベースとした1億円の調停が成立しようとしたわけでございますけれども、平塚市がそれを断ったという、そういう経緯がございます。そういうことでございますので、本市からの和解は持ちかけることはしないで、あくまで司法の判断の中で、そういう話が出た場合には改めて御審議いただいて、応ずるかどうか、その段階で恐らく決定されるものではないかというふうに今の時点では考えております。
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○森川 副委員長 あくまで今は応訴で、司法の場で闘っていくという確認でよろしいですか。
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○産業振興課課長代理 今の段階では、あくまで司法の場で闘うといいますか、応訴して、受けていくということでございます。
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○森川 副委員長 はい、わかりました。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○森川 副委員長 結構です。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○藤田 委員 確認したいんですが、平塚と鎌倉市の間では継続して賃貸の契約は1年ごとというふうに出ているんですが、形式的に1年ごとの賃貸契約が継続すべきものと考えらられて、50年近く契約がなされてきたことを前提とするって、これ毎年きちっとした、正式に契約書の取り交わしというのはやっていたんですか。
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○産業振興課課長代理 当時の書類を見ました。拝見しました。チェックしました。契約書につきましては、毎年きちんと正式な決裁を得て締結をされております。
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○藤田 委員 そうしますと、鎌倉市が撤退するという宣言をした以降は、この契約書は交わされていないということになりますね。
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○産業振興課課長代理 そのとおりでございます。
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○藤田 委員 形式的という言葉に引っかかるんですが、これは両市が合意しながら1年ごとに契約してきたということですよね。形式という言葉があったもので。あくまでも正式な書類が交わされたということですね。
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○産業振興課課長代理 一般的に契約というのは、地方自治法の関係で、継続して契約を締結することが認められている案件以外は、単年度の予算の範囲内での契約になりますので、その自治法にのっとってきちんと契約を締結してまいりました。
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○藤田 委員 これが正式には、裁判所のお考えの最大のポイントになるかなというふうに私は思ったんですが、交わされてきたと。撤退の意向を示した以降は交わしていないということですね。あとは司法がどういう判断をするかということになると思いますので、確認させていただきました。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○本田 委員 これ、この部分で、今、藤田委員さんもおっしゃいましたけども、結局、契約は単年度。それは当然ですよね。相手はこっちを訴えたわけだから、自分が有利なように、形式的には単年度なんだけど、ずっとやっていたじゃないのというような、そういうことなんでしょう。
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○産業振興課課長代理 相手が信義則と言っている裏づけというのは、そういうことでございます。
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○本田 委員 それで、調停をしておきながら、裁判所が示したのは約1億だということですよね。それで、相手が、議会が同意してくれないだろうからということで不調にした。不調にしたわけですよね。それで今回訴えてきた。訴えてきておきながら、和解にしたいんだと。訴えながら和解を求めているんだと。おかしいと思わない。
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○産業振興課課長代理 全くそのとおりでございます。
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○本田 委員 それで、これほかの事例で、要は、和解のときに1億という、これは解決金ですよね。解決金というのは、とりあえず両者が認めて、最初7億だとか言っているけれども、このぐらいでどうよという、そういう話なんだろうけれども、もともとはこれは足抜け金ですよ、これは。これ本当そうですよ。おまえはこういうふうに賭場を開いてやっていて、おまえ足抜けするんだろうな、まあそういうもんですよ。それで、最初7億払えと言っていて、それで、じゃあとりあえず1億でどうよという話で、そうしたら、いやあ、おれのところはちょっと認めてくんねえからということで不調にする。訴えておきながら、今度は最初から和解により円満な解決を図りたい。ふざけるなと。それなら訴えるなという話ですよね。そこで、他市の、ほかのところで、足抜け、いわゆる解決金。解決金というのは、これは調停のときの一つの文言なんだけども、いわゆるこういうふうに撤退をするときのもので、こういう事例というのは、今回の事例のようなものは全国的にあるんですか。
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○産業振興課課長代理 今回の事例というのは、いわゆる慣例となっております足抜け金といいますか、解決金と言っているんですけども、それを払わないで撤退した事例があるかということでございますけれども、現在私どもで把握しておりますところで、西宮・甲子園競輪というのがあるんですけども、そこは今、本市と同様訴訟の途中でございます。それからあとは、ちょっと若干対象が違うんですけれども、北九州での競輪場の廃止の損害賠償請求事件というのもございます。これは、競輪の選手が廃止した自治体を訴えた案件でございます。本市のように、ちょっと言い方悪いんですけども、全く払わないで撤退をする、要は、払うための合理的な理由が示されない限りはお金は払いませんよと言っているところは、今係争中のところしか、私はちょっと今のところとらえてございません。
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○本田 委員 そうなんですよね。これは本当におもしろい事例で、1回調停によるものが不成立になった。そうすると、あとは金の問題じゃなくて、あくまでも、じゃあ足抜け金というのはどういう性格なのかということになってくるんですね。これ、お金の問題じゃないんですよ。だから、これは和解なんて応じちゃだめですよ。幾ら安くなったってね。それよりも、これは、ちゃんとこの裁判の行方を見守って、最後まで判決もらった方がいいですよ。どっちにしても、払う、払わないなんていうのはその後から出てくるわけだからね。その方が、じゃあ、そうすると、今まで足抜け金を払っていた他市はどうなるんだという問題もおもしろいじゃないですか。とにかくこれ、下手にそんな和解なんてことをね、向こうは和解を求めているけれども、訴える時点から和解を求めているけども、これは私は和解なんてことは絶対やっちゃいけない。それよりも判決をもらった方がいいと思いますよ。その点どうですか。
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○産業振興課課長代理 現時点というお断り書きをどうしてもつけさせていただきますけども、産業振興課課長代理としては、当然、この裁判については、最後まで判決をいただいた上でお支払いするのが理にかなった話かなというふうに理解しております。
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○本田 委員 そうなんですよ。そうしないと、例えばこれ、下手に和解、下手にというかね、合意しましたと。で、議会に来たとしても、和解の具体的な理由は何だ、それから足抜けの問題をちゃんと説明してくれと言われたら、ちゃんと説明できないから。議会にも説明する責任は出てきますからね。そういう部分でこれはできないと思いますけどね。その部分、多分そういう心づもりのような感じを得ましたので、ぜひそれは乱れずに、崩れずに、その辺頑張ってくださいね。やっていただけますね。
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○産業振興課課長代理 当然そのつもりでやっていきますので、大丈夫です。
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○本田 委員 はい、結構ですよ。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。はい。それでは、ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
引き続きよろしいですね。この部まで終わって。よろしいですね。
それでは、関係外職員退室、都市景観課職員入室のため休憩といたします。
(11時58分休憩 11時59分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開いたします。
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○吉岡 委員長 日程第3報告事項(4)「由比ガ浜一丁目葬儀議場計画について」原局から報告を願います。
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○産業振興課課長代理 では、引き続きまして、報告事項(4)由比ガ浜一丁目葬儀場計画について、御報告いたします。
お手元の資料1をごらんください。前回の報告と一部重複いたしますが、改めて8月末からの状況を御報告いたします。8月27日、現地におきまして、事業者及び建設業者が地縄張りを行うために訪れましたが、地元住民の抗議を受け、未着手のまま撤収いたしました。8月28日、29日とも同じ状況が続きましたが、8月30日から9月3日にかけて、建設業者による地縄張りが行われました。こうした中、8月30日、鎌倉市都市景観条例第18条に基づく指導を文書により行いました。9月11日の当委員会におきまして、買い取りや代替地など、あらゆる可能性を探るべきとの御意見をちょうだいし、同日、改めて市長から、買い取り、代替地の提示などを視野に入れて、最後まであきらめずに事業者と交渉するよう指示を受けました。そして、9月19日、市長が事業者の代表取締役社長と面談し、建設予定地の市への売却などを含め、葬儀場の開業を考え直すよう直接要請いたしましたが、あくまでも葬儀場を開業することが目的であるため、市に売却する考えはないという回答でございました。
また、事業者は、9月20日付で市に対する3回目の質問状を送付してまいりました。質問の要旨は、当社の葬祭場建設計画は、景観形成方針及び景観形成基準のどの部分に適合しないのか、葬祭業をこの場所で行わせないとする行政指導は業務妨害行為となると考えるがどうかなどであり、これに対し、資料2として配付いたしましたが、その資料2のとおり、10月1日付の文書で回答したところでございます。
一方、現地におきましては、9月18日より建設業者により仮囲いの設置などが行われようとしましたが、地元住民などが抗議したため建設業者は撤収し、このような状況が9月19日、20日、27日、28日と続きました。28日以降は、建設業者による現地での活動は特にありませんでしたが、11月12日に、事業者は横浜地方裁判所に建築工事妨害禁止等仮処分命令申立事件を申請いたしました。8月27日以降の現地での抗議運動が工事妨害に当たるとして、その禁止を求めるものであります。既に11月27日に第1回審尋、これは審査の審に尋ねるという字ですけれども、審尋が行われ、12月7日に第2回審尋が行われております。商店街としては、あくまでも、葬儀場の開業が長年にわたって商店街が培ってきたイメージに合わないとして、業態の見直しを求めております。さらに、第3回の審尋が12月26日に予定されております。
市といたしましては、この裁判の経過に留意しながら、今後とも粘り強く、事業者に対し事業計画を見直すよう交渉してまいりたいと考えております。
以上で報告を終わらせていただきます。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑のある方はどうぞ。
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○渡邊 委員 今回、業者が地裁に申し立てを行ったということは、尋常ではないなというふうに思わざるを得ないと思うんですけれども、これ、我々は実際に業者と接しているわけじゃないんですけれども、業者は今何を考えているのか。実際接触したそのニュアンスというのが全然伝わってこないんですけれども、その辺、実際窓口になってやられている方がいらっしゃると思うんですけれども、どういう感じで今業者がいらっしゃるのかということを伺いたいと思うんです。
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○産業振興課課長代理 産業振興課の立場としましては、窓口でございます。窓口の相手方は商店街の方々でございます。9月19日に市及び事業者のトップ会談が行われて、その中で、先ほど申しましたとおり、土地の件も含めまして交渉したんですけれども、あくまでも葬儀場の開業の目的としているということで、売却の予定がないとはっきりと言われたという、そういう経緯がございました。その中で、現在、訴訟といいますか、仮処分の申し立てが行われておりまして、地元商店街の方々との話の中では、当面は、今、訴訟といいますか、それに力を入れているので、市としてはきちんと後方で見守っていてほしいというような、そういうようなことで、現在そういうお話になってございます。
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○都市景観課長 今のお話につきましては、事業者さんについては、私どもの方には一切お話は来てまいりません。
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○渡邊 委員 じゃあ、9月19日以来、業者とは全く接触していないということですか。市長とかいうことじゃなく、担当レベルでも。
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○都市景観課長 都市景観課といたしましては、事業者さんとの接触はございません。
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○渡邊 委員 ということは、急に9月19日に、ある意味で事業者に拒否されたわけですから、交渉は決裂したという解釈になると思うんですけれども、このときは市長がお会いしたらしいんですけれども、でも、その間に業者は何を思って急に、しかも住民とか、そこにいらっしゃる商店街の方とかを恐らく指して申し立てを行ったんだと思うんですけれども、何を考えて。これは推測になっちゃうかもしれません。会っていないんですからね。でも、何を考えて、彼らはこういうアクションに踏み切ったんでしょうか。
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○産業振興課課長代理 事業者がその後なぜコンタクトを断ったかという、そういう趣旨だと思いますけれども、恐らく、市長が事業者の代表、社長ですけども、面談した後の話になりますけれども、土地については売る気はないということを市にはもう言い渡したと。そういうことを背景にして、この資料1の地元、事業者の欄にもございますけども、事業者としては、工事を着工しようとして、車両も含めて機器の搬入、そういうことをしようとずっと試みておりました。そういう中で、地元住民の方々の抗議のために実際の目的というのは達せられなかったというのが、これは事実でございます。そういうことにある意味業を煮やしたといいますか、そういうことで申し立てを裁判所に行ったと思います。その過程の中で、事業者の側からとしては、市を直接の話の窓口といいますか、そういうふうに持っていくという考えは非常に希薄になったものだというふうに理解をしております。
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○渡邊 委員 これ実際にそういうトラブルがあったわけじゃないですよね。
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○産業振興課課長代理 現場で実際に例えばもみ合いになるとか、そういうふうになったということはいずれからも聞いておりません。ただ、ピケを張って車両が進入しなかった。それを無理に突破するようなこともなかったというふうに聞いております。
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○渡邊 委員 ということは、普通はそういうトラブルがあって、そういう申し立てとかするのかなとは思うんですけれど、これ、予備的な、予防的な意味でプレッシャーかけているのかなとも思うんですけれども、ちょっとその辺が。もちろん業者と接触していないということですから、全然わからないんでしょうけれども。
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○都市景観課長 この間、地元の商店街の皆様と、情報をいただいたりというようなことはしておりまして、そういう中で、地元の商店街の方も話し合いの継続をしてほしいとか、そういうようなお話はされていたようでございますけども、ただ、質問が私どもに出されて、その回答などの中で、やはり商店街として少し承知できないような内容があったということで、そういうことに対する抗議などもされていたというようなこともお伺いしておりまして、この間、商店街さんと、それから事業者さんの間で少しやりとりがあったということは伺っております。
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○渡邊 委員 ということは、事業者と商店街の方たちはコンタクトをずっととっておられるわけですか。
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○都市景観課長 地元の商店街と、それから景観形成地区の景観形成協議会の代表の方とは、現在は会長さんと協議会の会長さんは別の方でございまして、商店街の一員で、足並みをそろえてさまざまな話をされているようでございます。それぞれがそれぞれの立場で事業者と対峙をされていると。ただ、それぞれ同じ商店街の皆さんで情報交換もされていて、最終的には商店街の総会といいますか、決定をする機関などにお話をしながらこれまで進めてきたというようなことは伺っております。
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○渡邊 委員 あくまでも住民の方と商店街の方というふうになると思うんですけれども、その意思統一はいまだにされているわけですかね。要は、市と住民はよく話し合いをされているんですかね、そういうところ。
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○都市景観課長 基本的には、私どもの都市景観課と、それから商業のポジションの方と、両方に来ていただいているようでございます。住民の皆さん、ほとんどが商店街の方なんですが、お見えになりますと、やはりいろいろ情報を私どもにくれたり、私どももそういうお話を伺って、私どもの立場でお話ができる内容につきましてはさせていただいたり、そういうことはやっております。
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○渡邊 委員 ということは、直接市が9月19日に交渉して、それ以来コンタクトをとっていないわけですから、住民の方ないし商店街の方から情報をきちっと得て、だったら、申し立てされるだろうということも何となく推測していたんですかね。
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○都市景観課長 そのようなお話がございました。それは、事業者さんが商店街さんの方にお話をされていたようで、そういう準備をされているんだというふうなお話は伺っておりました。
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○渡邊 委員 具体的に事件があって、それでこの申し立てにつながったということじゃなくて、そういうやりとりの中でそういう形になっていったというところですかね。それは市も把握していたということでよろしいですか。
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○都市景観課長 先ほど大谷代理の方も御答弁させていただいておりますが、現場でトラブルといいますか、そういう状況があったということについては、そういうことは伺っておりませんけども、これまでの間、地元の商店街の皆さんと事業者さんの間では何らかの形でのやりとりというのがあったということは御報告の中では伺っております。
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○渡邊 委員 というのは、この問題については、議会も、ないし行政も、住民、商店街ですか、そちらと一体になって取り組むということであったわけです。それじゃないと逆に力にならないですね。それとあと、こういうことを、具体的なトラブルがなかったにもかかわらず申し立てを行うということは、何か裏にあるんじゃないかなというような疑い、もう少し大きなものが何かあって、こういう手に出たのかななんてことも、老婆心ながら考えてしまうわけで、そういうところで、あくまでも行政、議会もバックアップを完全にしているわけですから、先ほど、住民の方、商店街の方かわかりませんけど、行政の方は後方でということで、後ろから見ていてくれとおっしゃったみたいですけど、そういうわけには今回はいかないんじゃないかなと思うんですね。やっぱり、そこのところで、事業者と会っちゃいけない理由もないわけですし、局面が変われば会ってもいいんじゃないかなと。9月19日に断られたから終わりよと。これ、事態がまた変わっているわけですから、そういうところでいえば、もう少し市の方も、後方に座っていてくれと言われて座るんじゃなくて、もう少し積極的な姿勢を見せていかないと、それこそ事業者に対するアプローチが、一体で取り組んでいる姿勢が見えてこないんじゃないのかなと思うんですけれども、もう少し積極的な情報収集であるとか、ないし必要なときにアクションをとるという準備ですね、そういうことをやっていかないとならないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○産業振興課課長代理 委員さん言われたとおり、情勢の変化というのはいつ起こるかわからないというのは事実でございますので、その情勢の変化に対していつも対応できるように、心構えといいますか、準備はしてございます。今たまたま司法の中で、双方が審尋といいますか、協議している中でございますので、その辺の中身もどんどん情報を把握していきながら今後のことを考えていきたいというふうに考えております。
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○渡邊 委員 情勢が変化しているわけですし、これで何らかの判決というんですかね、答えが出てくるわけですから、そういうところで適宜手を打っていかないとならないんじゃないかなと。もちろん議会もバックアップしているわけですし、行政も、市長を先頭に、この件に関しては住民の皆さんや商店街を支えていくということですので、その辺きちっとやっていただけたらというふうに思います。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございますか。
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○藤田 委員 私も由比ガ浜に住んでいる一人といたしまして、商店街の皆さん、町内会の皆さんが本当に体を張ってこの問題を解決しようということは、最初から見聞きしておりまして、本当に残念なことに、市長を先頭に議会も含めて、何とか撤退もしくは業種変更、そういう意味で頑張ってきたんですが、ここまで来てしまったのかなという、非常に残念至極な思いでおりますが、今渡邊委員さんのお話にもございましたように、本当に工事車両が来たときに、地元の方々がそこで、妨害とは私言えない行動ではないかなというふうに見ておりました。それも本当に数回の話で、もうちょっと話し合いをしながら、業者の方も話し合いの場を持つような態勢でいてほしかったなと思って、早々にこの申し立てをしたということに対して非常に不満と疑問を持っているところなんですが、業者としたら、早くこの問題決着させちゃおうというきっと考えがあったのかと思いますが、そういうことでここまで来てしまって、何とも無力感に襲われるんですが、今の渡邊委員さんの御質疑の中にもありましたが、司法がこれからいろんな判断を下していくというふうには思います。商店街の皆さんも、市の方が後方支援で頼むよというような話も聞いております。
そういう中で、司法の決断が下る内容を見聞きするというよりも、産業振興としては、この商店街をどうやってまた再構築していくか、また応援していくのか、その辺の積極的な姿勢をきちっと確立しておいていただきたいと思うんですね。どんな場にあっても、どうやったら活性できるのか、人のにぎわいが保たれるのか、その辺をちょっと一言お聞きしたいと思います。
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○産業振興課課長代理 確かに、今、委員さんがおっしゃられたことは、至極当然といいますか、むしろ商店街のあり方としては、商店街自体が活性化していくというところが本分でございますので、今、力を裁判といいますか、そちらの方に商店街の皆さんとられていて、本来の商活動の方になかなか力が入らない。これは本音の言葉で今いろんな方がおっしゃっています。そういう状況でございますので、私どもでできること、商店街のにぎわいを取り戻すためにできること、何ができるんだろうかということも地元の方たちと一緒に考えて、メニューとして考えていきたいというふうに思っております。
いつでもお手伝いする準備はしておりますので、特に今年末商戦で、本来であれば、皆さん商売に一番熱を入れて、クリスマスも含めて、そういう時期でございますけれども、こういう裁判、ちょうど年末の忙しいときにも商店街の方は呼び出されて裁判所へ行かなきゃいけない、そういうような今事態ですので、それをフォローするようなことを一緒になって考えていきたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 私も、市外のお友達なんかも、由比ガ浜の商店街は個性のあるお店が多くて、それを目的に結構いらしているんですよね。ある一人の友人は、由比ガ浜は骨董通りで、すごい興味があると言って来ているところなんですが、そういう特性もある商店街でございまして、そういうような商店街づくりもまた大きなかなめになるんではないかなということを思っている一人なんですが、ぜひそういう側面からの応援もお願いしたいことと、それと、今後またこういうようなケースが生まれてくるというふうに思うところなんですが、こういう場合には、産業振興としては今後どういう考え方、こういう商店街に斎場が入るということに関して、市としての考え方の方向性みたいなものも、やっぱりこの際きちっと確立しておいた方がよろしいかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
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○産業振興課課長代理 まさにそのとおりだというふうに認識しております。今後、たまたま由比ガ浜の事例がありましたけども、この話というのはどの商店街に派生するかというのは全くわかりません。うわさといいますか、何件かのそういう話も、ひょっとしてあるんじゃないかというようなことも話されているようですけれども、ただ、商店街はそれぞれの独自の考え方といいますか、ルールといいますか、そういうものもございますので、個々の商店街と話し合って、こういうときにはどうしたらいいかという部分について、あらかじめ今後一緒になって考えていく必要があるというふうに思っておりますので、そういうふうにしたいと思います。
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○藤田 委員 それともう1点なんですが、互助会というシステムがございまして、斎場関係のところがほとんど互助会の事業で成り立っているようなところもあるやに、斎場そのものの事業よりも互助会で成り立っているというようなことも聞いております。国民消費者センターなんかの苦情を見ますと、この互助会に関しての苦情もかなりあるやに私は見ました。そういう中で、斎場が入るということは、互助会システムもそこでまた、会社全体の問題になると思いますが、市民にまた大きくかかわってくる問題だと思いますので、担当が市民経済部で消費者の問題があると思いますので、その辺もぜひ注目した上でいていただきたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。
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○産業振興課課長代理 私どもの産業振興課の所管する部分以外であったとしても、関連するところと情報の共有化を図りながら、いい方向に進むようにやっていきたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 それとあと景観の方にお聞きいたしますが、今回のこの斎場、法的根拠がないということであるわけなんですが、景観としたら、今後、この斎場という施設の扱いを市の中でどういう位置づけでやっていかれるのかどうか、その辺は御検討していっていただけますか。それとも、これは無理で、ほかのいろんなさまざまな環境を整えていくような形にしていくのかどうか、景観の基本的な考えをお聞かせ願いたいんですが。
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○都市景観課長 一つは葬儀場といいますか、斎場といいますか、こういう用途の建物をどう扱っていくかということでございますが、景観というカテゴリーで始末をしていくというのはなかなか難しい課題だろうかと思っております。ただ、さきの本会議でも少し話題に出ておりましたけども、やはり葬儀場建設に対する紛争というのが他都市でも出ているということで、現状では企画サイドの方で、建設に当たっての説明責任をきちっと果たすようなルールづくりをしておりますという御回答があったかと認識しておりますので、そういう準備が進んでいるというところでございます。
それと、私どもの景観の中では、やはり地区で一定のルールをつくっている中で、葬儀場に限らず、事前にルールをつくっている、地元で協議会をつくっているわけなんですが、そこに事前に計画の周知をするとか、そういう手続をしていただくようなことを今考えてございまして、今議会の景観条例の改正の中にもそのような趣旨の内容が含まれていて、かなりそこがメーンになっております。今後御審議をいただくことになろうかと思いますけども、そのようなことで進めているところでございます。
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○藤田 委員 それは私たちも要望していたことで、それはしっかりやっていっていただきたいんですが、景観地区にかからない住宅の中にも斎場ができるという可能性もあります。そうしますと、またそこで地域とのいろんなトラブルも出てくるんではないかなと思いますので、景観の担当だけにかかわらず、市域の中でのあり方を含めて、ぜひそれも関係部局と連絡、調整しながらそういうものをつくっていっていただきたいと思うんですが、その辺、景観の方からぜひそういう働きかけをしながらルールづくりを定めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○都市景観課長 申しわけありません。説明の仕方が少しまずかったかとは思います。全市対象で、葬儀場の建設をめぐって各地でトラブルがあるという前提で、企画サイドの方で事前に周知をするとか、場合によっては一定のある基準を設けたりというふうなことも考えながら、要綱になるのか、条例になるのか、私もまだわかりませんけども、そういう一定の説明責任を果たす、あるいは基準づくりにも着手するやに聞いてございますので、そのルールにつきましては、全市域対象になっていくんだろうというふうに思ってございまして、今、藤田委員さんの御趣旨を私承りましたので、十分企画サイドにそういうお話があったということを申し上げておきたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 しっかりと要望しておきますので、よろしくお願いしたいと思います。終わります。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたします。
市民経済部職員、都市景観課職員退室のため休憩といたします。
(12時30分休憩 13時40分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開いたします。こども部関係です。
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○吉岡 委員長 日程第4「議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうちこども部所管部分」につきまして、原局から説明願います。
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○安部 こども部次長 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち、こども部所管部分について御説明いたします。
平成19年度鎌倉市補正予算に関する説明書の8ページを御参照ください。10款総務費、5項総務管理費、60目諸費は、4,012万5,000円の追加でありますが、還付金・返還金の経費のうち、こども部に関する国県支出金等返還金は、保育所運営費負担金などの国、県への返還金、518万5,771円の追加。
10ページに参ります。15款民生費、10項児童福祉費、10目児童支援費は700万円の追加で、施設保育の経費のうち、私立保育所助成事業は、認定こども園の認定を受けるために行う認可外保育所の調理室改修に伴う補助金を追加するものでございます。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑を行います。質問のある方はどうぞ。よろしいですか。
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○岡田 委員 1個だけ。今、認可外保育園で、具体的な名前を教えてください。
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○保育課課長代理 今の認可外保育所は、寺分にございますアワーキッズ鎌倉でございます。
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○岡田 委員 あと、どういうような感じ。構成とかそういう中身。何歳で、どういう感じで、何人ぐらいいてという感じですか。
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○保育課課長代理 現在は認可外保育所として28名在籍しておりますが、認定こども園を始めることによって、定員的には60名程度にふやしていきたいというふうに考えております。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
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○吉岡 委員長 日程第5報告事項(1)「深沢保育園給食調理業務の民間委託について」原局から報告願います。
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○保育課長 日程第5報告事項(1)深沢保育園給食調理業務の民間委託について、御報告いたします。
公立保育園の給食調理業務民間委託につきましては、9月定例会の当常任委員会におきまして、2園目として深沢保育園での実施を予定して準備を進めていることを報告いたしました。
その後、民間委託実施に当たりまして、保護者の意見を十分に反映させるため、保護者の参加を求めて業者選定委員会を設置いたしました。業者選定委員会では、受託金額、提案内容、業務遂行能力、危機管理能力、大きくこの四つを視点といたしまして業者選定基準を策定し、基準に沿って、予備審査、1次審査、2次審査を実施いたしました。
予備審査といたしましては、本市の競争入札参加資格者名簿に登録している事業者のうち、給食調理業務の受託実績のある44業者に会社の運営内容等を把握するための調査書類を送付いたしまして、その提出を求めたところ、12社から応募がございました。1次審査では、この応募のあった12社に対しまして、業者選定委員会において選定基準に基づく評価を行いまして、評価得点の合計点と採点順位を加味いたしまして6社を選定いたしました。最終審査になります2次審査では、1次審査において選定された6社から、それぞれ企画書の提出・説明を受けまして評価をいたしました。評価の結果、評価得点の総合計が一番高かった株式会社サンユーを選定いたしたものでございます。
株式会社サンユーは平塚市に本社がございまして、本市以外にも公立保育園9園、私立保育園3園、合計12園の保育園給食調理業務の受託実績がございまして、また、本市深沢小学校の給食調理業務も受託しておりまして、衛生管理面や運営体制についても優れており、安定した給食の提供を行うことができる会社であると認められることから、平成19年12月1日から深沢保育園の給食調理業務を委託により開始をいたしました。委託実施後約2週間が経過しておりますが、順調に給食の提供が行われております。なお、委託業務の開始に合わせまして、深沢保育園で完全給食を実施いたしております。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。質問のある方はどうぞ。
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○本田 委員 それは、選定委員会が41社から12社にして、12社から6社にした。6社から一番いいと思われるものを選んで、それで随契にしたということですか。
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○保育課長 そのとおりでございます。
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○本田 委員 私、余りよくわからないんだけれども、その選定委員会で決めたんだと、この業者をね。それの一番の決め手というのは何なんですか。もし、ほかのところもこういうふうに委託するんだというのがふえてくることもあるでしょう。そうすると、選定委員会としてはここが一番いいんですというのであれば、その業者がずっと続くわけでしょう。もしそういうのがなければ、ほかの業者が選定されることはあり得るけども、ここでこれが一番いいんですというのであれば、ほかの保育園なり業務委託するものが一つの会社になってしまうでしょう。その点はどうなんですか。
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○保育課長 深沢保育園の選定に当たりましては、大船保育園で実施をいたしまして、ことしで3年目を迎えております。深沢保育園の業者選定の方法として、業者を選定するに当たりまして、保護者の方の御意見を取り入れたい、また保護者の方もその選定に加わりながら、保護者の御意見もその中に加味していきたいというようなことがございまして、選定委員会というのを設置をいたしております。そのメンバーは、私ども行政の方から、こども部で、次長、私課長が入っております。それから、園の園長、保育士、それと栄養士、それと保護者の方が入っている構成メンバーになっております。
今回の選定に当たりましては、大きく、先ほど申しました四つの項目で、その下に細かな項目を設けて、各業者に調査書を送らせていただいております。その内容を見ての審査ということになっております。今本田委員さんおっしゃいましたように、1社が決まれば、そこが一番いいならば、そこがすべてをやっていくんではないか、今後もそうではないかという御質問だと思いますが、保育園の給食業務につきましては、今回は実施の時期を12月1日という時期に設定したこともございます。それから、園によりまして、園の給食の食数ですとか条件が若干違ってまいります。そういうようなものもございますので、各園今後とも委託を続けていく予定でおりますけれども、できますれば、各園の事情に合わせて、その園ごとにこのような形での選定をしていきたいというふうに思っております。
それから、この一園、今回選定をいたしましたけれども、この業者をずっと続けるという、いわゆる随意契約でそのまま業者を続けるということは考えておりませんで、おおむね3年程度はこの業者にやっていただきたい。その中で、当然のことながら、この実施状況の評価なり、それからそれの確認をしていきながら、3年後ぐらいには改めて選定をしていきたい、こういうような考え方を持っておりまして、この業者が決まったら全部この業者にやらせるというようなことでは考えておりません。
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○本田 委員 これは、金額はどういうふうに考えられていたんですか。金額は、予定価格はもう決まっていた。この業者が一番いいということで、この金額でどうか、やれるのかどうかと、そういう問いかけなんですか。
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○保育課長 金額につきましては、私ども当初予算、予算を設定しております。これは、一つの選定の基準としましては、現在もう既に実施をしております大船保育園の業務委託をベースにして予算をとらせていただいておりますので、その予算額をまず一つの基準額として設定をいたしました。それから、提案をしていただく内容といたしまして、いわゆる業務をやっていただくに当たって、これは毎日毎日のことでございますので、それが停滞してしまうようなことのないように、いわゆる業務遂行の能力をきちんと持っているかというようなことで、今、他市でやっている実績、それから、その中で、子供の場合のアレルギー食ですとか、離乳食ですとかというような、いわゆる特別な給食を提供するというようなこともございますので、そのようなものが実際に実施をきちんとできているか、またはできるのか、そういうような項目を挙げまして、それに対して答えをいただいている。そういうものを点数をつけて評価をしたというものでございます。
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○本田 委員 いやいや、点数をつけるどうのこうのというのは、それはいいんですけどね、例えば、ある意味これはプロポーザル方式なんだから、プロポーザル方式で一番今まで問題となってきたのは、これは建設関係が一番多いんだけれどもね、選定のメンバー、それから選定の金額、これが一番大きく問題になってくる部分なんですね。一つは、選定のメンバーが予定調和の人たちであると、これはまずいわけですよ。それと、金額的にどうなのか。最終的にこの業者にお願いしましょうと。これでできるかといったら、これはいうなれば100%の随契になっちゃうわけだよ。それが果たしていいのかどうかね。
今まで市が契約する中で、随契の場合は、いろんな随契のやり方があるけれども部切りもその中には含まれている部分ってあるんですよ。だけども、これでどうですかと言ったら、これ100%じゃない。そうすると、これは果たして民間の委託をするに当たっての一つの効用としての安くおさまるんじゃないかという部分というのがなくなってしまう。だから、果たして1社の随契というのはやり方としてどうなのか。例えばこれ3社選びましょう、6社から3社選びましたと。6社でもいいんですけどね。その中で、ある程度やり方がこの人たちはちゃんとできるであろうという中での競争入札だってできるはずなんですね、これ。もしその中で、この3社だったらどんなあれでもできるであろうという中で、それで3社の競争入札だってできるはず。これ、1社選びました、そこと随契しましたというと、私はそこに競争原理は全く働かないような気がするんだけども、その点はどうですか。
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○安部 こども部次長 幾つか御質問がございましたので。まずメンバーでございますが、私が一応選考委員長という形で、そのほかに保育課長と保育課の栄養士が1人、それから深沢保育園の園長さん、さらに保育園の保護者の方の代表がお二人入っておりました。その6名でございました。その中で、先ほど御質問がございました金額を提示したのかということでございますが、提示はしておりません。ただ、既に契約行為が大船保育園で行われておりますので、応募される事業者につきましては承知をしているはずと認識しております。
結果的に44社ありましたので、12社が応募をしたんですが、1次審査もその6名で行いまして、12社を選びました。金額的には非常に高い金額を提示された方もございますれば、相当低い金額を提示された方もございました。その中で、緊急対応とかスタッフの態勢、あるいは給食に対する考え方、そういうものをお伺いをする中で最終的に絞ってきたものでございます。
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○本田 委員 いやいや、それに関してどうこう言うものではないんですよ。そういうふうに選んできた。それで、最終的に、給食を提供する、サービスを提供するという中で、それほど大きな提案というのは、ドラスチックに違うというのはないはずなんですよ。だって、こういうものを出してくださいよと決めているんだから、それに対して、ちゃんといただける対価分をサービスすればいいわけだからね。ということは、A社であろうが、B社であろうが、C社であろうが、ある程度しっかりしたところであれば大して変わらないんですよ、それは。そうでしょう。その中で1社を選定する。これが6人でやったというふうに言いますけども、選びようが、本来であれば大して変わらないと思うんですよ。ここだけは全然違いますよということはなかったはずだよ、それは。あったらすごいと思うけどね。だって、ものはもう決まっているんだから。
これが例えば行政センターの設計とかそういうのであれば、プロポーザルであれはやりましたよね。あれはわかるんですよ。こういうのをやりたい、こういうのをつくりたいといったら、それぞれ違うんだから。だけど、ものが同じなんだから、やりようがないじゃない。考え方を加味しましたと言うけど、考え方よりも質なんですよ、やっぱり。考え方というのは私はほぼ変わらないと思いますよ、それは。そういう給食業者で考え方に高低なんてあったら、逆におかしいんだから、それで点数をつけるとか、そういうのもどうかなと思うけども、それはおいておいても、ある程度おなじもの、ものは同じなんだから、そこで最終的にこれというふうに決めるというのは、すごく私はね、何か絶対これじゃなきゃだめだと、例えばそれは金額とかね、そういうものだったら、これは一目瞭然なんです。数字であれば。だけど、ないでしょう、それは。はっきり言って。それだったらば、最終的に6社選びました、3社選びました、何社でもいいですよ、12社選びました。その中で最終的には競争入札しますよ、金額で片をつけますよという方が、私は公平性があるし、透明性があるというふうに思うんだけども、それ以上の、金額よりも何かというものがあれば、私だって、ああ、なるほどなというところなんだけれども、その点はどうなんでしょうかね。
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○安部 こども部次長 確かに私も委員長を引き受けてやるときに、同じことをやるのに、そんなに差は出てくるのかなと思っていたんですが、結果を見せていただいたというか、最終的な評価をしたときに、6人が6人とも同じ業者を選んだんですね。やはり、いろんな総合的に見てもそうだし、今回についてはこの業者が非常に、我々が今求めているものに対して的確に対応しているなというのは感じました。ただ、選んだ最終的な中にも、金額的には相当高い業者もあったんですが、その面も含めまして全員がこの業者に一致したということで、最終的には決めたものでございます。
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○本田 委員 そういうふうにやりたいのはやまやまなんだろうけども、でもね、果たしてそれでいいのかな。契約の公平性にかなっているのかなと思うんですよ。公平、公正にやるためには、やって、例えば6人全員が、もしこれ金額で選ぶとして、6人全員がこことは契約したくねえなとか、そういうのがあったとしても、そういう決め方であれば、どんなに嫌でもそれは契約しなきゃいけないわけなんですよ。それが公平性なんですよ。で、公正性なんですよ。6人がみんなここがいいな、だから決めましたというのは、それは業務委託としても公共事業ですからね、それの契約の仕方としては私はどうかなと思うんですけどね。
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○保育課長 委員さんのおっしゃられることわかります。選定に当たりまして、先ほど、事前に、最初の予備調査ということで提出書類を求めたということを最初に申し上げました。その中に、かなり細かなものも提示をしていただくようにということで、例えば従事者、当然、従事をする方と子供ですね、保育園の園児、また保育園の従事者の方との関係ですとか、それから、食育なども含めまして食への考え方、それと、もちろん金額についても、仕様書、おおむねこういう業務の内容をやっていただきたいということを出しておりますので、それに対して、何人で、どういうような組み合わせで、どういうような時間帯でやるということでの提案もいただいております。
そのようなものをすべていただいたものを、先ほど点数をつけたというふうに申し上げました。価格についても一つの判断基準として入れております。それから提案内容、それから業務が実際にできるかどうか、もう一つ危機管理ですね。給食は毎日のことでございますので、とめるわけにいきません。何か事故があったときに、それのバックアップができるかというようなことを各社に事前に聞いておりまして、それの判断を各委員が点数をつけたというところでございます。その点数に基づいてまず6社にさせていただいたというところです。そこからまたプレゼンテーションということで、提案をいただいたんですが、そこでの判断も点数化一応させていただいてございまして、その中で決めさせていただいたというやり方をとっております。その6社の段階で入札をもう一度かけてもというお話も委員さんの方からございましたけれども、今回の場合には、その6社の中で、6名の中で判断をいたしまして、全員の方が1位の選択をされたものでございまして、その1社といわゆる随意契約をさせていただいたということでございます。
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○本田 委員 だから、その選定の仕方、今回の仕方でね、そういう点数をつけてどうのこうのという部分で言っているわけじゃなくて、公共事業の中での随契のあり方というのがこれから求められてくるんですよ。今までも求められていたんですよね。随契をしなければいけない理由というのがあるんですよ。ここじゃなきゃだめだ。つまり、これ、まず一つは、緊急にやらなければいけない、例えば台風が来て崩れちゃった、緊急に処置をしなければいけないということで、これは通常の倍の値段でやるんですよ。契約をするんですよ。随契をするわけだ。3倍のときもあるな。大変なときはね。それでも、そういうときは緊急だから仕方がない。もうそれは随契でやっちゃうよと。これはわかるわけですよ。
それ以外のもので、ここじゃなければならないという特殊技術があるところ、これは随契はできるんですよ。今回は、時間的なもの、それから技術的なもの、そういうものに当てはまるんでしょうかね。随契をするに当たってのその理由はどこですか。あるはずだから。
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○保育課長 いわゆる随意契約をする場合、自治法上に定められております。委員さんおっしゃられましたように、緊急性のあるもの、または契約の性質または目的が競争入札に適さないもの等々ございます。今回私どもこれをやるに当たりまして、契約検査課の方とも協議をいたしておりますが、この場合には、契約の性質または目的が競争入札に適さないということを適用させていただきまして、このやり方をとらせていただいております。価格だけで入札することで、例えば給食調理内容の低下ですとか、衛生管理が十分でないというようなことが起きることは許されませんので、そういうものをなくすということから随意契約でやらせていただいております。
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○本田 委員 何、これは競争入札には適さないっていうの。この事業は。
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○保育課長 今申しました、給食調理内容等の低下や衛生管理が不備になってしまうことが大変この業務としては困りますので、それをしないような業者の選定をしたいということで、2号該当の今の項目でやらせていただきました。
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○本田 委員 本当にそれでいいの。これが競争には当たらないんだと。これ本当にそういうことなの。これ競争入札できるんじゃないの、これ。競争入札すると不都合が生まれる、そういう事業なんですか。そんなことないだろう。
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○保育課長 この随意契約でやらせていただいておりますけれども、いわゆるプロポーザルの場合のガイドラインが示されておりますので、一応それに沿ってやらせていただいたと思っております。この方式でこれが2度目になりますけれども、今後実際に次の園をもしやる場合には、プロポーザルの手続についてはもう一度契約検査課の方との協議はしていかなければならないと思っておりますが、今回はこの方法でやらせていただきました。
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○本田 委員 いやいや、それはわかるんですよ。今回はこういうふうにやったんだと、それはわかるけども、でも、本当に今のままで、選定委員会といっても6人だ。市の職員が2人、園関係が2人、それでPTA、PTAとは言わないのかな、親代表が2人、6人で、それで最後まで、会社まで決めちゃいました。それでいいの。おれは、見直すというかね、ある程度競争の原理は私入れないとだめだと思うよ。ここが全部やりました。そうしたら、もしそこで例えば食中毒が起きました。起きちゃいけないんだけどね。そうしたら、その6人の責任になっちゃうよ。ここがいいと思ったんですなんて。ここの会社いいと思ったんですなんて。そうじゃないの。
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○安部 こども部次長 言葉足らずではございましたが、6人で選考委員会は行いまして、1社を推薦をしてきた。それを決定したのは行政でございますので、市がそれを受けて決定したということになっています。
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○本田 委員 当たり前の話じゃん。だって、この事業をやっているのは市なんだからさ。そうだけども、でも、その会社を選定したのはその6人じゃない。そうなっちゃうじゃん。そこまで責任負わせていいんですか、そういうのは。私はね、これ見直すべきだと思いますよ。それと、できる限り、こども部ならこども部、これはほかの部もそうだけれども、できる限り随契というのはなくしていかないとだめですよ、これ。逆行していますよ、時代に。これね、随契の効用というのもあるんですよ。緊急性とか何とかというのあるじゃない。だけれども、随契の陰というのもあるんですよ。これ具体的にどれが一番よかったのか、全部資料を出しなさいと言われたら、これはどうなんだ、これはどうなんだと言われたら、これ立ち行かなくなるんですよ。最終的には人間が選ぶ形になるんだから、できるだけ随契なんていうのは私はやるべきではないと思っている。とにかく見積もりとってやんなきゃだめですよ、そういうのは。2社でもいいじゃないか、それだったら。最終的には良好と認められる業者2社から見積もりをとって、こういうふうにしましたというんでもいいじゃないですか、それは。私は、随契のやり方を続けていくというのであれば、これは全庁的にこれはだめだと思うからね、これはやりますよ、これ。
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○安部 こども部次長 御指摘の部分については我々もいたく感じるところでございますので、今後につきましては、御指摘いただきながら、改めて、もっとよりよい形での随契をするなら随契、あるいは随契をしないであるならば、結果として入札という形をとるかどうかは別にいたしまして、心してやっていきたいと思います。
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○本田 委員 ぜひ頼みますね。これは、できるだけ随契をしない方向で動いてほしいと思うんだけども、その点はどうですか、部長。
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○石井 こども部長 今随意契約についての御指摘をいただきました。今回は給食調理業務ということでの随意契約についての御指摘でございましたけれども、こども部が所管する契約の中に幾つか随意契約のものがございます。その全体につきまして、見直しをしながら考え方を整理し、随契にすべきところはきちんと理由を明記した上での随契、また競争入札をしていく場合にはそれなりの手続、それを踏んでまいるように努力をいたしてまいります。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。はい。ほかにございませんか。
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○森川 副委員長 済みません。今回も株式会社サンユーが選定されて、今事業を開始しているということなんですが、これ大船保育園とは違う業者ですよね。
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○保育課長 はい。大船保育園とは違う業者になっております。
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○森川 副委員長 今、随契の話が出ましたけれど、随契自体が多少問題があることはわかりますけれど、ただ、私は内容もすごく重要だというふうに思っておりますので、そこのところはぜひ慎重にしていただきたいなというふうには思います。
それからもう一つ、これ今回民間委託したわけですけれども、実際に直営でやっていた場合と経費的にはどのぐらい差が出るのか。今回は12月1日からということで、時期としては短いんですが、通年でやった場合、年間どのぐらいの経費節減になるのか、そこのところをお聞きしたいんですけど。
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○保育課長 通年で、そこにおります職員の給与単価との比較になりますので、平均で給与の方を出しておりますけれども、年間にしますと約300万ほどの経費の減にはなろうかというふうに思っております。
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○森川 副委員長 はい、わかりました。それから、今回民間委託したことで完全給食になったという話が出ておりました。こうした場合には、今までたしか主食は親御さんが持たせていらっしゃったわけですけれども、この給食費というか、保育園料の中に含まれるんですかね。そこは変わるんでしょうか。そこをちょっと聞きたいんですけど。
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○保育課長 主食費、これはゼロから2歳までは従来どおり出ておりますので、上ですね、3、4、5歳についてということでございまして、この分につきましては月額600円を別途いただくようにしております。
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○森川 副委員長 はい、わかりました。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
よろしいですか。
私からは、前から言っておりますので、今回は言いませんけれど、やはり食の問題については、これセンター園ですよね、今回ね。深沢はセンター園として行う園ですから、やっぱり栄養士の配置など、食の問題については、子育て支援センターの役割ということでもぜひ検討していっていただきたい。これは要望しておきます。
それでは、質疑を打ち切りまして、了承かどうかを確認いたします。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
はい。では了承ということで確認します。
こども部職員退室、健康福祉部職員入室のため休憩といたします。
(14時17分休憩 14時19分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開いたします。
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○吉岡 委員長 健康福祉部関係に入ります。日程第6「議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第3号)のうち健康福祉部所管部分」について、原局から説明願います。
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○山本 健康福祉部次長 議案第57号平成19年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を御説明いたします。
平成19年度鎌倉市補正予算に関する説明書の10ページを御参照ください。15款民生費、5項社会福祉費、15目障害者福祉費は、851万2,000円の追加で、障害者福祉の経費は、視覚障害者に対する情報支援機器購入費の追加、グループホーム・ケアホーム設置促進事業補助金の追加、障害者地域余暇活動支援事業補助金の追加を。療育の経費は、障害児保育運営費補助金の追加を。20目障害者施設費は20万円の追加で、障害者施設の経費は、障害児活動支援センターで行う地域交流事業に用いる遊具購入費の追加をするものであります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
よろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見がございますか。
(「なし」の声あり)
はい。なしを確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第7「議案第59号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして、原局から説明願います。
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○保険年金課長 議案第59号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の内容について、御説明いたします。
平成19年度鎌倉市補正予算に関する説明書の33ページを御参照ください。まず歳出から御説明いたします。30款諸支出金、5項償還金利子及び還付加算金、5目一般被保険者保険料還付金は、保険料の過誤納による還付金が不足したことに伴い、230万円を追加しようとするものであります。
次に、歳入について御説明いたします。31ページに戻りまして、45款繰越金、5項繰越金、5目繰越金は、前年度の剰余額から230万円を追加しようとするものであります。
以上、歳入・歳出それぞれ230万円の追加で、補正後の総額は、172億4,140万円となります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
それでは、採決に入ります。議案第59号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算について、賛成の方の挙手を願います。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、原案可決されました。
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○吉岡 委員長 日程第8報告事項(1)「鎌倉市高齢者保健福祉計画等推進委員会の設置について」原局から報告願います。
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○山本 健康福祉部次長 報告事項(1)鎌倉市高齢者保健福祉計画等推進委員会の設置について御報告いたします。
資料1を御参照ください。現在の鎌倉市高齢者保健福祉計画は、鎌倉市健康福祉プランの下位計画として位置づけられ、老人保健法に基づく老人保健計画、老人福祉法に基づく老人福祉計画、介護保険法に基づく介護保険事業計画が一つにまとまった高齢者の総合計画となっており、計画の期間は平成18年度から20年度までの3年間の計画となっております。今後、平成20年度に計画を見直し、平成21年度からの3カ年の計画を策定するため、鎌倉市高齢者保健福祉計画等推進委員会を設置し、11月17日に第1回推進委員会を開催いたしました。
資料2を御参照ください。委員の選定に当たりましては、計画の中に位置づけられております地域包括支援センターに関する運営協議会が平成18年度に設置されていたこと、計画の全体を検討していくにふさわしいメンバーであること、包括運営協議会との連携が必要であることから、包括運営協議会委員19名の皆様に兼務をお願いし、了承されまして、各所属団体から推薦を受けたものでございます。
資料3を御参照ください。今後、平成20年度の計画策定に向け、2月にアンケート調査を行ってまいります。このアンケート調査は、介護保険に関するアンケート調査として、鎌倉市在住の要支援、要介護認定を受けている方2,000人に、高齢者保健福祉に関するアンケート調査として、鎌倉市在住の60歳以上の方2,000人に対し実施するものでございます。現在、アンケートの調査項目について検討しているところでございます。なお、計画策定の進捗状況につきましては、随時、当委員会に報告させていただきます。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑はありませんか。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかを確認いたします。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第8報告事項(2)「障害者自立支援法のその後について」原局から報告願います。
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○佐藤 健康福祉部次長 報告事項(2)障害者自立支援法のその後につきまして、御説明いたします。資料が3枚、お手元にお配りさせていただいてございます。右肩に資料1、資料2−1、資料2−2の都合3枚でございます。
障害者自立支援法につきましては、平成18年4月に一部が施行され、同年10月から全面施行されました。さらに、同年12月には、自立支援制度を着実に定着させ、円滑に運営するための改善策といたしまして、利用者負担の軽減など国の特別対策が示されたところでございます。一方、この特別対策に先行いたしまして、市独自の低所得者対策である月額負担上限額の引き下げを、同法が全面施行されました平成18年10月からいち早く実施したところでございます。国の特別対策といたしまして、平成19年4月から利用者負担の軽減の実施とともに、市といたしましても独自軽減を継続・充実させたところですが、利用者の声やサービスの利用状況等を踏まえ、新たに、これまで未実施でありました一般階層区分を中心に、市独自のさらなる利用者負担の軽減策を図ろうとするものでございます。
資料1をごらんください。今回実施しようとする内容は、現在設けられております月額負担上限額のうち、一般に係る所得区分階層の中に、市民税所得割額の基準に応じて、新たに8,000円及び1万8,600円の上限を設けるものでございます。資料1では、黒い網かけの部分の備考欄の新設1から3のところが該当いたします。まず8,000円の対象となるのは、市民税所得割6万円未満の方、また、1万8,600円、新設の2と3の部分でございますが、の対象となるのは、資産要件なしで市民税所得割16万円未満の方と資産要件の適用がない市民税所得割26万円未満の方といたします。これらによりまして、9,300円から8,000円となる方は、全体の93人のうち59人、3万7,200円から1万8,600円となる方は、172人のうち71名と33名を加えました都合104名となります。
また、資料1の同じく黒い網かけの部分の備考欄に変更と記載しているところでございますが、これまで低所得2の所得区分階層におきまして、新たに一般階層に新設された区分との均衡を図るため、資産要件なしで市の独自減免の対象となっていたこれまでの1万円の上限額を一般に新設する8,000円と同額に変更いたします。
これらの新設の主な理由といたしましては、国の特別対策によりまして軽減の対象となった市民税所得割額をさらに細分化することで、利用者負担の平準化を図ろうとするものでございます。また、現在、月額負担上限額の該当基準としております国の資産要件につきましては、資産とみなす預貯金等は障害者自身が将来の生計維持に資するための蓄えであるという観点から、その条件の適用につきましてはできるだけ配慮し、緩和措置を行おうとするものでございます。なお、今回の実施は来年1月の支給分から予定してございます。市独自の上限額を設定し、利用者負担の軽減を図ることから、市単独の経費となりますが、これらの経費は、来年1月から3月までの年度内3カ月分で約60万円を見込んでおり、当面は、既定予算であります障害者在宅福祉事業の扶助費で対応してまいります。
次に、国の特別対策のうち、サービス提供事業者に対する従前報酬額の最低保障を80%から90%に引き上げる激変緩和対策の現在の状況でございます。これまで、市内の3施設に対しまして、本年9月実績分までとして約650万円の給付を行ってございます。また、先ほど補正予算で御審議いただきました視覚障害者等情報支援緊急整備事業、これは身体障害者対象でございますが、この事業、それから、グループホーム・ケアホーム設置促進事業並びに障害者余暇活動支援事業など、国の特別対策などを活用した事業を行うこととしてございます。
次に、鎌倉市地域自立支援協議会についてでございます。この協議会は、国の地域生活支援事業実施要綱に基づきまして、相談支援事業を初めとする地域の障害福祉に関する連携システムづくりに関し、中核的な役割を果たす定期的な協議の場として市町村が設置することとなっております。本年9月から相談支援事業者3者と準備会を立ち上げ、本年度内の設立を予定してございます。
資料2−1をごらんください。組織といたしましては、全体会、運営会議、専門部会を設置し、障害者の地域生活支援や就労支援に関する取り組みを進めてまいります。なお、この全体会の構成は、企業・就労支援関係、障害者福祉支援関係、保健・医療関係、教育関係などから委員を選出する予定でございます。運営会議は、全体会の運営を所管する機関として相談支援事業者を中心として組織し、個別の事案に係る懸案、課題につきまして、専門部会である就労支援部会、相談支援部会、地域生活支援部会等で具体的な対応をしてまいります。
次に、鎌倉市障害者福祉計画推進委員会についてでございます。資料2−2をごらんください。障害者基本法及び障害者自立支援法の規定により、本年3月に策定いたしました鎌倉市障害者福祉計画に基づきまして、障害者福祉の増進に寄与する諸施策の総合的かつ計画的な推進を図るため同委員会を設置いたします。委員会の構成は、さきの計画づくりに御参画いただきました方々を中心に、学識経験者、関係行政機関職員、福祉関係団体等の推薦者のうちから委嘱することを予定してございます。
今後は、自立支援法の大きな柱となる障害者の地域移行を推進するため、鎌倉市地域自立支援協議会と、ただいま御説明いたしました鎌倉市障害者福祉計画推進委員会を両輪といたしまして、相互に連携し、本計画が目指すところの、障害者が安心して地域で暮らせる社会の実現を目指してまいりたいと考えてございます。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質問ありませんでしょうか。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
今説明したのを、もう少し施設部分のところも、詳しい、口頭だけじゃなくて、資料があればください。
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○佐藤 健康福祉部次長 施設部分というのは、8割から9割のところですか。
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○吉岡 委員長 ええ、その辺の。
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○佐藤 健康福祉部次長 今、おおむね650万とお話ししましたけど、単純に計算すると、1施設200数万になるわけなので、まだ年度の途中ということもございまして集計中でございますが、おおむね18年と19年の差分を補償するということで、具体的には、社会福祉法人3施設の施設が対象になってございます。いずれにいたしましても、今後ともこういった状況の詳細な資料につきましては、なるべく御提示するような形で努力してまいりたいと思います。
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○吉岡 委員長 はい。お願いします。ほかにはございませんね。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。
(「はい」の声あり)
よろしいですか。了承を確認しました。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第8報告事項(3)「(仮称)鎌倉食育推進計画の策定について」原局から説明願います。
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○市民健康課長 報告事項(3)(仮称)鎌倉食育推進計画の策定について、御報告いたします。資料は、(仮称)鎌倉食育推進計画骨子案の概要と、2枚目に食育推進計画策定委員会の委員名簿をつけてございます。
平成17年の食育基本法の制定を受けまして、鎌倉市では、本市の食育を推進するに当たり、平成18年度から庁内関係各課による鎌倉市食育連絡協議会で検討を行いますとともに、市民や関係団体等との食育懇談会、食育意見交換会を実施してまいりました。そのような経過の中、鎌倉の食育を推進していくためには共通指針を持つことが必要と判断し、平成19年7月から、学識者、関係団体等から成る鎌倉食育推進計画策定委員会をこれまでに3回開催し、(仮称)鎌倉食育推進計画の計画案の作成を進めてまいりました。このほど計画骨子案がまとまりましたので、御報告いたします。
お手元の資料、骨子案の概要を御参照ください。計画策定に当たりまして、鎌倉らしさを生かしていきたいということから、共有できるイメージとして「“住んでよい、訪れてよかった”鎌倉は」とし、鎌倉の特徴を4点掲げております。右上に位置しています「健やかで心豊かに暮らせるまち」は、平成18年3月に策定しました鎌倉市健康福祉プランの将来目標でございます。その将来目標に向かった食育推進計画のゴールとしまして、「食をとおして豊かな環境、健やかな心身を地域で育むまちづくり」を計画の基本理念としております。
そのゴールを達成するための三つの側面、目指す姿を、右側のところに丸が三つございますけれども、1つとして、「自分の食を責任もって選ぶことができる(自立)」、「食をとおして人とつながることができる(共食・共育)」、3点目として「豊かな環境づくりに参加することができる(共生・共存)」と位置づけております。そして、それらを実現するために、左側に挙げております現状と課題を踏まえ、真ん中にございます「食をとおした健康づくり」から「食からはじめる環境づくり」までの四つの取り組みの柱と、それらを包括します「食でつなぐネットワークづくり」、これら五つの柱を軸に基本施策を推進してまいります。そして、この五つの柱がバランスよく推進されていく姿を「かまくら育ちを“いただきます”」というコンセプトであらわしております。なお、計画の期間は、平成20年度から24年度までの5年間を予定しております。
この骨子案をもとに、今月半ばから市民からの意見公募手続を30日間実施しまして、いただいた意見を生かしながら、今年度中に計画を策定してまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑を行います。質問はございませんか。
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○藤田 委員 ここまで計画の骨子案ができて、御苦労さまと申し上げますが、今のコンセプトの「かまくら育ちを“いただきます”」という、こういうちょっと珍しいコンセプトなんですが、この辺の議論はどういうふうにされたんですか。
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○市民健康課長 策定委員会の中で、この「かまくら育ちを“いただきます”」ということで、この「かまくら育ち」ということは、単に鎌倉で収穫をされた生産物だけではなくて、この計画を進めていく中で生まれます地域づくりですとか場づくり、また食に対する考え方ですとか食への意識といった、そういったすべてを含めまして「かまくら育ち」というふうに呼びまして、この「かまくら育ち」をいただくことで、さらに質的に高い「かまくら育ち」の食を育てていこう、そういうようなことでこういうコンセプトを設けました。
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○藤田 委員 聞いていると、楽しくなるような、何かわけがわからなくなるような感じもしますけど、いただきますというのは食の一番基本的なところでしょうから、いいかなとは思います。それとあと、学童期、教育委員会との連携が非常に重要になってくると思うんですね。これから大人になって食文化を伝えていく子供たちに対しての働きかけというのはすごく大事になると思うんですが、この辺は、教育委員会は学校教育の中で恐らく食育のことは進められると思うんですが、その辺はどういうふうに絡んでいかれるんでしょうか。
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○市民健康課長 まず、この計画づくりの中で、先ほど申しましたけれども、食育連絡協議会という庁内組織を設けていまして、その中に、教育指導課ですとか、学務課、教育センター、また小学校、中学校の校長先生に出てきていただいておりますので、そういう中で、庁内の中で論議をする中で、この計画の中には、こちらの「食の“わ”でつなぐ地域づくり」ですとか、「食をとおした人づくり」のところで、給食等を通して一緒に食べる楽しみと食のマナー、日本の食の伝統文化について学ぶというようなことですとか、市内の生産者等への体験学習の推進、こういったようなことに、学校関係の方にはこれから実施事業として進めていっていただきたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 例えば朝食抜き、早寝・早起き・朝御飯じゃないですけど、その辺のところが、大枠では目指す方向というのは教育委員会もわかっていると思うんですが、さて具体的に、朝御飯抜きの児童生徒を少しでも減少させようという、そういう具体的なものが教育委員会の方から出てこないといけないと思うんですよね。それをここの推進計画の中で具体的に数値を出しながら進めていかれるのかどうか、その辺ちょっとお伺いします。
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○市民健康課長 今お話しの、朝食を欠食している児童生徒というんですか、そういう方が大変多いということで、こちらの課題のところにも、学童期のところで、朝食をきちんと食べてこない子がいるというようなことを記載してございますけれども、取り組みの柱の「食をとおした健康づくり」という中で、望ましい生活リズムを身につける、この中にも、今言った、早寝・早起き・朝御飯の推進ですとか、そういったようなことをこれから事業計画の中に盛り込んで進めてまいりたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 ぜひ数値的なものも押さえながら、総体的に進めていっていただきたいと思うんです。
それとあと、乳幼児期の味覚の問題なんかも、やはり乳幼児期に非常に重要な問題として今言われております。というのは、今の若いお母さんやお父さん、ちょっと時代が違いますと、味覚に対する感覚というのはこんなに違うものかという驚きを日々感じているんですね。そういう中で、食文化と一言にくくって言いますけど、この味覚という一番の出発点というのがこの乳幼児期に培われてくると思うんですが、その辺なんかもきちっとこういうふうに、これは数値と言えないと思いますが、進行管理というか、進め方というか、そういうものもきちっと、現状の中にはちょっとそれ見受けられないんですけど、そういうことも含まれていくということでよろしいんでしょうか。
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○市民健康課長 取り組みの柱の一番上にございます「食をとおした健康づくり」というところで、食と心身の健康を正しく理解する、また、生まれる前からの食を大切にするということで、基本施策に挙げてございますけれども、現在でも、こんにちは赤ちゃん教室といったような離乳食教室ですね、そういったようなものですとか、プレママ栄養教室ということで、ママになる前のお母さんに栄養について学んでいただくとか、あと食育についての育児講演会というようなことを進めておりますので、こういった事業をこれからも進めてまいりたいと思っております。
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○藤田 委員 ぜひ幅広く、押しつけるんじゃなくてね、楽しく学びながら自分のものにしていっていただくというような、創意工夫もしながらこの計画を強力に進めていっていただきたいことを御要望申し上げておきます。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○本田 委員 これ、すごくまとまっているんですけども、これは職員が全員でつくったんですか。
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○市民健康課長 先ほどお話ししました資料の2枚目に、鎌倉食育推進計画策定委員会という委員会を7月2日から立ち上げまして、これまで3回、委員の方の中で御議論をしていただいて、また連絡協議会の方でも議論をしながら、これをまとめてきたというような経過でございます。
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○本田 委員 だから、これは、コンサルとかそういうのを使っていないんですね。
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○市民健康課長 特に、事務局は職員で行っておりますので、そういうものは使っておりません。
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○本田 委員 非常にこれはまとまっていますよね。下手なコンサルよりよっぽどこれいいですよ。何千万も使うよりね、本当にこれはすばらしいと思うな。今まで余りにもちょっと、これはほかの部だけれども、余りにもコンサルなりアドバイザーとか、そういう名前で、言うなれば丸投げしていた、そういう部分というのが私は多かったように見えますね。そういう部分では、やればできるんだなと。これね、環境部でもこういうのもできたんだなというものもあったんですよね。これは本当にますます、内容はともかくなんて言っちゃうとおかしいんだけど、内容ともども、もっと、こういう流れというのは非常にいいことだから、やっていただきたいなと思います。
それで、この「かまくら育ちを“いただきます”」という、これは先ほど藤田委員さんも聞かれたけども、こういうちょっとふっと考えながらも、ああ、なるほどな、いただきますかっていう、ちょっと食の原点といいますかね、そういうものというのは、やっぱり心に響くものというのはいいですよね。それで、今この「かまくら育ちを“いただきます”」というんだから、この「かまくら育ち」をいただいているパーセンテージというのはどのぐらいなの。上げて落とすわけではないんだけど。
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○市民健康課長 鎌倉で収穫されたものがどのぐらい食卓に上がっているかというか、市民が消費しているかということかと思いますけれども、それについては、自給率ということは1%程度というふうに聞いております。ですけども、この言葉の中には、先ほど説明しましたように、そういった生産物、収穫物だけではなくて、やはり、食育を通じてつくっていきます地域づくりですとか場づくり、そういったものもあわせて「かまくら育ち」のそういう環境といいいますか、人の「わ」といいますか、そういったようなものもあわせていただいていこうという観点でこういうような表現をいたしたものでございます。
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○本田 委員 コンセプトですからね、何%だと言われても、さあという、あれはそうなんだけども、これは私の祖父が言っていた言葉なんですけど、4里以内のものを食えと言っていたんですよ。それは子供のころ聞きましたからね、4里が何キロだというのもわからなかったんだけども、大体16キロか、それ以内のもの。それがやっぱり自分の。私の祖父は別に学者でもないし、あれだけども、そういうのを言い伝えられていたんでしょうね。そういうものが体にいいというものがわかっていたんじゃないのかな。そういう経験則から、それを孫に伝えたわけなんだけども、それが「かまくら育ちを“いただきます”」という、まさにそういう。昔は別に鎌倉市というものじゃなくて、鎌倉郡で言えば、瀬谷だって鎌倉郡だったしね、そういう部分で非常に勢力はあったわけだからさ。
だからそういうもの、これは私は祖父から聞いた話だけれども、そういうのを伝えていくというのもやっぱり大切だと思うんですね。そういうのが一つの食育というのかな。教育じゃないんだよな。そういうもので、もう少しそういう、私の祖父はもう亡くなりましたけど、まだ御健在な方からのそういう金言というかな、そういうものも集めてみたら結構いいんじゃないかなと思うんですけどね。まあ、これは質問にはならないから、そういうものですよということで。そういう高齢者というかね。高齢者というのは大体そういう知恵も持っていますから、そういうのをもう少し探し出してみるとか、そういう対応方というのはどうでしょうかね。
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○市民健康課長 やはり地元のものを食べていくということ、それが命につながっていくということが非常に大事だと思います。また、食の伝承をしていくということも必要だと思っております。取り組みの柱の「食からはじめる環境づくり」の上の方の囲みの中の2番目に、シルバーエイジを中心とした食の伝承の場づくりというようなことをうたっておりますので、今、委員さんの方からお話があったようなこともこれから進めてまいりたいというふうに考えております。
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○本田 委員 結構です。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○森川 副委員長 済みません。ちょっと伺います。現状のところでいろいろ書かれているんですが、例えば思春期なんか、メールの利用がふえ、友人と直接話すことが少なくなるというような項目もあるんですけど、これも食育の要するに現状の課題として入れているということですか。これが要するに食育から影響を受けているという。何かちょっと違うかなというふうに思うんですけど。
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○市民健康課長 「めざす姿」というところで、三つの丸の中に、「食をとおして人とつながることができる(共食・共育)」というようなことを「めざす姿」にうたってございますけれども、やはり、人と人とのつながり、そういったものを、直接触れ合いをする中でつながりを持っていこうということで、その一つの場がこの食ということではないかということで、食育の中の課題として、そういう直接的なつながりが少し欠けているところがあるんではないかというようなことで出してきているものでございます。
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○森川 副委員長 わかりました。それと、学童期なんかだと、朝食をきちんと食べてこない子がいるということで、早寝・早起き・朝御飯ですか、もあるんですが、結構乳幼児期からこういう傾向が私は出ているのかなというふうに思っています。結構保育園に朝御飯食べてこない子がいるという話も伺っていますので、そこのところの視点も入れていただきたいということが一つ。
それから、もう一つ、ちょっと一つお聞きしたいんですけれども、右の方の「食からはじめる環境づくり」の中で、食の3Rを推進すると書いてあるんですが、これ、食の3Rって何ですか。リデュース、リユース、リサイクルじゃないでしょう。ちょっとよくわからないんですけど。
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○市民健康課長 課題の中の「食への関心の低下」の下の方に、多くの食べ残しですとか未開封食品の廃棄というようなことが課題としてございます。そういう中で、食の3Rということで、リデュース、発生抑制、またリユース、再使用、それからリサイクル、再資源、こういった3Rを食の面でも進めていきたいというようなことで、環境面に配慮したということで、御意見が出てここに載ってございます。
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○森川 副委員長 わかりました。じゃあ、要するに余計なものを買わないとか、残ったものは再利用して使うとか、そういうことですね。わかりました。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○岡田 委員 重複するところあるんですけど、なかなかやっぱりまとまっているなと思います。それで、先ほども言われていたことなんですけども、先ほど自給率1%だというふうに言われた。よくわからないところがあるんですが、鎌倉の場合だと、海と農家があって、これは海が下の方に入っていないなという感じがしたんですが、それはいいとして、一言で言ったら、地産地消ということと、農家も含めて人の「わ」をつくりながら、あるいは、どういう農産物ができているのか体験もしながらやっていきましょうということなのかなという感じもしているんですが、ただ、これすごくいいことが書いてあるんですけど、具体化していくというか、ここでは違うんですけど、例えば関谷の農家は遊休農地なんかも結構あるわけですよ。先生方とか、我々も耕したりとかいろいろやったりもしますけど、まだまだ市内にはたくさんあります。そういうところと連携しながら、保育園、あるいは幼稚園、小学校、中学校、ほかの団体でもよろしいですから、芋掘りでも何でもよろしいんですけども、そういう具体的に連結していくということが大切なのかなという感じがします。そういった中で、大体自分がつくったものはおいしく食べますからね。そんなことも必要じゃないかな。単発的にはやられているんですけど、やはり計画的にやっていくと。
これはある面では、もう一つは、変な言い方になるかもわかりませんけども、産業政策なんかとも結びつけられながら、もちろんいろんな多面的ですから、一つだけではとらえ切れないでしょうけども、そういったことを今後具体化されていくんでしょうけども、できれば年次計画ぐらいまで立てていただいて、目標みたいなのを立てていただいてやっていただければ、もっとこれに肉をいろいろつけられるんじゃないかなというような感じもしていますので、そんなようなことは将来考えていられるのかなという感じもするんですけど、ちょっとお伺いしたいんですが、いかがですか。
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○市民健康課長 計画の骨子の段階では基本施策までございますけれども、この基本施策の下に実施事業を、先ほどからこういったような、こんにちは赤ちゃん教室ですか、いろいろそういったようなものをつけていって事業化をしていくということを予定しております。今出ておりました農家さんとの関係なんかは、鎌倉の食への関心を高めるということで、2番目の「食をとおした人づくり」というところで、2番目の丸にございますけれども、そういったようなところで、市内生産者との体験学習の機会を設けるですとか、そういったようなことをこれから具体的な事業化をしていきたいというふうに考えております。
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○岡田 委員 ぜひよろしくお願いします。これはいろんなところでいろんなふうに引っかけるという言い方はおかしいんですが、多面的な勉強ができるなという感じがしています。だから、やり方によっては大変すばらしいものになっていくんではないかな、こんなふうに思いますので、ぜひ成功させるように。今までみたいに、やっているよとただ見せかけるんじゃなくて、本当に本腰入れてやるぞぐらいの気持ちでやっていただければ、私も、あと二、三年、もうちょっとかもわかりませんが、頑張ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。以上です。
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○吉岡 委員長 ほかにはございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたします。
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○吉岡 委員長 報告事項(4)「神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の制定について」原局から説明願います。
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○保険年金課長 報告事項(4)神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の制定について、御報告いたします。
本日御用意いたしました資料は、広域連合の条例、資料2といたしまして、広域連合作成の参考資料、それから広域連合作成のPRチラシでございます。御確認をお願いいたします。
去る11月16日、ホテルコスモ横浜におきまして、平成19年神奈川県後期高齢者医療広域連合議会第2回臨時会が開催され、神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例が可決されましたので、その概要につきまして御説明させていただきます。
本件は、健康保険法等の一部を改正する法律第7条の規定に基づく老人保健法の一部改正により、平成20年4月1日から高齢者の医療の確保に関する法律が施行されることに伴い、神奈川県後期高齢者医療広域連合が後期高齢者医療に関する条例を定めたもので、政省令及び厚生労働省から示された条例参考例をもとに作成されたものでございます。
それでは、資料1、神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例を御参照ください。ここでは主な条文につきまして御説明させていただきます。
1ページをごらんください。第1章、総則についてでございます。第1条において、神奈川県後期高齢者医療広域連合が行う後期高齢者医療業務について、法令で定めるもののほか、この条例において定めるところによることを規定しております。
第2章、後期高齢者医療給付についてでございます。第2条ですが、被保険者の死亡のときは、葬祭費として5万円の支給を定めたものでございます。
第3章、保険料についてでございます。第3条から第5条は、保険料の賦課額等の計算方法を示したものでございます。3ページをごらんください。第6条でございますが、所得割率及び被保険者均等割額の適用について、広域連合の全区域で均一といたします。第7条は、被保険者ごとの所得に応じて御負担いただく所得割の料率でございますが、平成20年度及び21年度の所得割率につきましては、100分の7.45とされます。また、第8条は、被保険者お一人ずつに御負担いただく被保険者均等割額についての規定でございます。平成20年度及び21年度の被保険者均等割額は3万9,860円とされます。これにより、全国における厚生年金の平均的な年金額である208万円を受給される方の場合、保険料は年額8万830円、月額6,730円となります。第9条でございますが、1人当たりの保険料の賦課限度額は50万円とされます。第12条は、所得の少ない方に係る保険料の減額、いわゆる法定減免についてでございますが、被保険者本人と世帯主等の所得の合計が一定金額以下の場合に、第1項第1号から第3号において、被保険者均等割額を7割、5割、2割を軽減することを定めたものでございます。6ページをごらんください。第13条は、後期高齢者医療制度に加入する直前に、サラリーマンの健康保険の被扶養者であり、新たに保険料負担が生じる方についてでございますが、激変緩和のため、制度加入時から2年間、被保険者均等割額を5割軽減することを定めたものでございます。7ページをごらんください。6行目の第16条でございますが、保険料の減免の基準を定めたものでございます。第1項第1号で、震災、風水害等の災害にあった場合、第1項第2号で、刑事施設に収監されるなど法定給付制限に該当した場合、第2項で、世帯主の死亡や長期入院、失業などにより生活が困窮し、保険料を納付することができないと認められる者に対する減免について規定しております。第17条から第20条につきましては、保険料に関する申告や納付等の方法を定めたものでございます。
9ページをごらんください。第4章、保健事業についてでございます。第21条は、被保険者の健康保持増進のため、健康診査事業の実施について定めたものでございます。
最後に附則についてでございます。第1条は、施行期日を平成20年4月1日と定めたものでございます。10ページをごらんください。第2条は、公的年金等所得に係る保険料賦課の特例について定めたものでございます。第3条から第5条は、新たに保険料負担が生じるサラリーマンの健康保険の被扶養者の保険料軽減について、今般国において示された追加措置、いわゆる凍結措置に伴う規定でございます。内容としましては、条例本則第13条に定める制度加入時から2年間の均等割5割軽減について、平成20年4月から9月までの半年間はこれを徴収せず、平成20年10月から21年3月までの半年間は9割軽減されます。
以上が神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の概要説明ですが、資料2として、11月19日に議員の皆様に配付いたしました参考資料にこの条例の要約が記載されておりますので、あわせて配付いたしました。
最後に今後のスケジュールについてでございますが、現在、広域連合と市町村の双方で実施に向けた準備を進めております。12月からは、公的年金からの特別徴収を予定している保険料の天引きを行うための準備を開始いたします。来年2月には、保険料の普通徴収の納期設定などの保険料賦課に関する市条例整備が必要となるため、2月定例会への提案を予定しております。3月には後期高齢者医療保険証の交付を行い、4月1日の制度開始に備えます。
また、制度の周知につきましては、国、県、広域連合ともに努めているところであり、「広報かまくら」4月1日号及び10月15日号で、新制度の紹介記事を掲載いたしました。8月には新制度を周知するチラシを作成し、公共施設で配布を開始するとともに、関係団体にも直接配布いたしました。9月には、85の老人クラブや介護保険事業者120者に説明会を実施しました。11月に入り、広域連合がポスター及びリーフレットを作成し、各市町村に配布したことを受け、公共施設に加え、地域包括支援センターや在宅介護支援センターにそれらを掲示・配布するとともに、市内の全自治・町内会にリーフレットの回覧を依頼いたしました。今後は、民生委員の会議や希望のあった自治・町内会の会合などへ直接出前講座を行うなど、制度の周知を図る予定でおります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑のある方はどうぞ。よろしいですか。
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○藤田 委員 周知、いろいろ手を尽くしてやっていただいているようなんですが、こういう新しい制度が入ってくると、必ず始まってからいろんな御意見や御相談が数限りなく来ると思うんです。それで、この周知、町内会にチラシも、回覧ですか、していただいたというような話もございましたけど、これ繰り返し、それこそ75歳以上の方必ずお読みくださいぐらいにして、繰り返しやっていただきたいと思うんですね。なかなか理解できないでしょうから、わかりやすい形で周知の徹底をぜひまたお願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
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○保険年金課長 委員御指摘のとおり、まだこの制度につきましては全国的に周知が不徹底なところは、私ども承知しております。今後国レベルの広報も開始するというふうに伺っております。そして、75歳以上の方だけではなくて、さらにそれを支えてくれる家族の方を含めた方たちに、この制度についてこれから周知の徹底を図っていきたいと考えております。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○渡邊 委員 国民健康保険の加入者の方は、死亡されたときに葬祭の費用を市の窓口に申請すると、補助していただけるような制度があったと思うんですけれども、それとこの今回第2条のところにある5万円の葬祭費を支給するというのは、どういう関係になってくるんでしょうか。
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○保険年金課長 現在の国保制度の中でも5万円の葬祭費が盛り込まれております。これはもともと健康保険法で5万円程度という基準が示されておりまして、それを国保制度で、鎌倉の場合5万円と。これは市町村によって高い低いがございますが、5万円になっております。そして、今後、来年の4月1日になりますと、国保に加入している方たちも、75歳を過ぎていますと、強制的に新しい後期高齢者医療制度に移行いたしますので、二重ということではなくて、新しい仕組みの中で同額の5万円が支給されるということでございます。
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○渡邊 委員 わかりました。国保の方ですね、申請しないとというか、知っていないと、結局スルーしちゃうわけですね。死亡届でしたっけ、出しますね。そのときに何らか言わないと、大体の人は知らないわけで、知っている人はもらえるけど、知っていない人はもらえないみたいな形になると思いますので、それは国保の方でも前に問題提起したことは私はあるんですけども、今度75歳以上の方、いらっしゃるのはこの方じゃないと思うんですけど、届けを出しに。来たらびっくりしちゃうと思うんですけど。そういう周知というのも同時に図っていかないと、せっかくこういう制度を設けたわけですから、お願いしたいと思うんですけど。
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○保険年金課長 亡くなりますと、死亡の届けが出てくるということでございますので、市民課、支所等の窓にそういった案内ができるように徹底させていただきたいと思います。漏れのないようにさせていただきたいと思います。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
健康福祉部職員退室、環境部職員入室のため休憩といたします。
(15時12分休憩 15時25分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開いたします。
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○吉岡 委員長 環境部関係について。日程第9報告事項(1)「鎌倉市環境教育推進計画について」原局から報告願います。
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○塩崎 環境部次長 報告事項(1)鎌倉市環境教育推進計画について、御報告いたします。
まず、策定の経過について御報告いたします。環境教育推進計画は、平成15年10月に施行された国の、環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の第8条で、各市町村においても区域の自然的社会的条件に応じた環境保全の意識の増進及び環境教育の推進に関する方針、計画等を作成及び公表するように努めるものと定めています。それを受けまして、平成18年3月に策定いたしました第2期鎌倉市環境基本計画では、新たな目標として環境教育の推進を掲げ、環境教育推進計画の策定・計画の実施を目標達成のための指標としました。このため、環境教育推進計画を策定するに当たりましては、市民、事業者、環境保全団体と市が協働して環境保全施策を推進するため設置しておりますかまくら環境保全推進会議の中に、環境教育推進計画策定作業部会を設置しました。
策定作業部会は、平成17年12月から平成19年6月までに6回部会を開催し、計画について検討を行ってきました。この検討の中で、平成18年7月に環境教育推進計画骨子をまとめ、広報等に骨子を掲載し、市民の方から幅広い御意見をいただきました。また、庁内の学校教育課、生涯学習課、青少年課などで構成する環境教育検討会からも意見を集めました。いただきました御意見をもとに計画(案)を作成し、平成19年10月にかまくら環境保全推進会議で御承認をいただき、平成19年11月に鎌倉市環境審議会に御報告いたしまして、行政計画として決定したものでございます。
それでは、お手元にお配りしております鎌倉市環境教育推進計画の概要について、御説明いたします。
1ページをごらんください。? 計画策定の背景では、近年の地球環境の変化、特に地球温暖化の原因となる温室効果ガスや廃棄物の排出量の増加など、その原因が人間活動に起因することを自覚し、市民一人ひとりが環境に配慮した行動をすることが求められていること。この状況を受けて、国は、持続可能な社会を構築するためには、市民、事業者、民間団体、行政等の各主体から、みずから積極的に環境保全活動をすることが大切とし、平成15年に法を制定したこと、これに基づいて各地方自治体における環境教育推進の取り組みが行われていることを述べています。
? 計画策定の目的では、すべての人が環境保全への意識を高め、自発的な環境保護、保全行動の取り組みができるように環境教育を推進するものであることを述べています。
? 計画の位置付けでは、本計画が第2期鎌倉市環境基本計画に位置づけられた目標、環境教育の推進を達成するための実行計画として位置づけられることを述べています。
? 計画の期間は、第2期鎌倉市環境基本計画に基づき、平成19年度から平成27年度までといたしました。
? 計画の対象主体は、市民、事業者、滞在者、学校等、行政など、社会を構成する多様な主体を対象としています。
3ページから8ページにわたる? 鎌倉市における環境への取り組み状況では、市民、事業者、学校等、行政の各主体における環境への取り組み状況を記載しております。
9ページをごらんください。? 鎌倉市の環境教育の現状と課題では、市内小・中学校での取り組みと市民団体などを対象とした学習会への講師派遣助成、広報やホームページなどによる環境教育に関するイベントの情報提供などや市民による自発的な活動、自治会、町内会などの地域活動、企業における活動状況など現状を記載するとともに、今後の課題として、地球環境を視野に入れた幅広い環境教育の推進、人材の育成、環境情報の共有化や市民、事業者、滞在者、行政などの連携を図るためのネットワーク化への取り組みを挙げています。
10ページをごらんください。? 環境教育を推進するための方針と目標では、第2期鎌倉市環境基本計画に掲げられた三つの方針と10の目標を記載しています。
11ページから15ページにわたる? 環境教育の推進における役割分担では、家庭、地域、事業所、滞在者、学校等、行政の主体ごとに記載しています。16ページをごらんください。環境教育推進計画のポイントとして三つの視点を記載しています。
? 重点施策を推進するための取り組みでは、人材の育成と活用など四つの重点施策を掲げ、その取り組み例を記載しています。17ページをごらんください。環境教育の推進体制の図として、各主体が連携し、環境保全のためにみずから実践していく内容をあらわしています。18ページをごらんください。環境教育アドバイザー派遣制度の説明、19ページでは、出前授業の風景として、現在行われている環境教育の紹介、20ページから21ページでは、環境教育支援ツールとして、環境教育に関する情報源などを紹介しております。22ページをごらんください。生物の多様性として、人類と地球環境を共有する多様な生物が生存できることが地球環境の健全性の指標となることから、多様な生物の生態系の保全に関する一人ひとりの意識と取り組みが重要であることを述べております。
今後は、鎌倉市環境教育推進計画を市広報及びホームページで周知するほか、教育委員会や校長会に説明し、環境教育の推進について要請してまいります。また、市民、事業者、滞在者、学校等の各主体別に普及啓発冊子を作成して、各種の会合やイベント等で配布し、幅広く周知を行うよう予定しております。この普及啓発冊子は、市内小・中学校で実施しております環境学習の場においても資料として使用してまいる予定でございます。さらに、本市に登録しています鎌倉市環境教育アドバイザー、現在29名おりますが、との連携を図り、本計画に基づく環境教育の推進について、具体的な施策の展開を検討してまいりたいと考えております。そして、毎年度の環境教育推進の実績等を環境白書で公表し、現状の把握と実効性ある取り組みを推進してまいります。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○森川 副委員長 済みません。ちょっとお聞きしたいんですけど、環境教育アドバイザー派遣制度ってありますよね。これ、実際に何人ぐらいの方が登録されていて、昨年度どのぐらい実際に出前授業なり派遣がされたのかというのを、ちょっと実績をお伺いしたいんですが。
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○塩崎 環境部次長 まず、現在登録している人員でございますが、29名でございます。それから、この環境教育のアドバイザーの派遣制度でございますが、19年4月1日からスタートさせております。19年度の現在までの実績でちょっと御説明させていただきますと、今までに17回派遣をしておりますが、アドバイザーとともにその助手をなさる方々についても一定の助成制度を設けていまして、延べ100人の方をその17回に派遣をさせていただいています。
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○森川 副委員長 わかりました。結構です。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにはございませんか。
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○藤田 委員 滞在者の環境の取り組み状況ということで、フリー環境手形やパークアンドレールライドがここに記されているんですけど、これは訪れる方たちに、環境のために市側がちょっとサービスをして、公共交通機関に乗りかえてもらおうという、その発想は発想でよろしいんですけど、よく観光施策の中で、観光者、観光客がたくさん訪れて、それこそお手洗いにも行くし、ごみも落とすし、早く言えば、ハイキングコースの根を固めちゃって、本当につるつるの場所もありますよね。そうすると、自然が荒らされるという、そういう観点もあったり、ごみのポイ捨てもありますし、さまざまな問題点も一方では指摘されて、観光税を取ったらいいんじゃないかなんていう話も議論されてきた経過もあるんですけど、こういう環境の視点で、環境を守っていく、自然環境を守るために御協力いただけないかと、こういうような視点でね、樹木を守ったり、砂浜を守ったり、そういう視点というのは今国民がみんな肌で感じているところで、すごく協力、理解を得られるんじゃないかなというふうに私は思っているんですけど、環境を守るという視点で協力金をいただくようなシステムというか、自発、能動な市民の行動とか、そういうものがすごく望まれるんですけど、行政がそういうことはできないにしても、例えばさまざまなボランティアの団体いらっしゃると思うんで、そういう方たちが協力金を観光客からいただくなんていうことは不可能なんでしょうかしらね。やってはいけない。そういうNPOの団体が、鎌倉の環境を守るために協力してくださいという募金活動ですよね。そういうことというのは許されるんでしょう。それを市側に使ってもらおうというようなことはどうなんでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 今お話のございました募金活動について、実際できるかどうかというのは、これちょっと研究してみる必要があると思っております。一応私どもの方で、滞在者、いわゆる観光客、それから、実際にはお勤めになっているとか、通学なさっている方もこの対象に、一応滞在者の中に入っていくわけでございますが、観光客の方につきましては、今お話のとおり、委員さんから御指摘のあったとおり、やはり自然環境保全、それから、いわゆるごみのポイ捨てとか、環境に負荷を与えていく、こういうものについてはやはり啓発等はこの教育の推進計画の中で考えていかなきゃいけないというふうに思っていますし、そういう中で、やはり今後、そういう観光セクションとか、そういうところとも協議していきたいというふうに思っております。
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○藤田 委員 例えば、グリーンデーとか、環境デーとか、そういういろんな知恵を絞っていただいて、全市挙げて鎌倉の自然環境を守ろうよという、それこそ風致保存会にやっていただいても構わないと思うんですけど、そういうところで、当然、募金活動するというのは意識啓発につながることだと思うんで、何かそういう銘打って、鎌倉の自然環境を保護する資金源を集めるというような方法をこれから考えていったらどうかなと思うんです。いかがでしょうね。
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○塩崎 環境部次長 少しお時間いただくかと思いますが、例えば私ども都市景観、いわゆる自然環境の保全等をやっているところのセクションもございますし、そういう中で、関係するセクションも少しあるかなというふうに思っております。そういうところとちょっと相談をさせていただく中で、研究をちょっとさせていただければというふうに思っております。
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○藤田 委員 クリーンデーはありますから、グリーンデーとか、何かそういう銘打って、市民、観光客含めて、ぜひそういうような運動を展開していったらどうかなということ。研究していってくださるということなんで、期待しておりますので、よろしくお願いします。
それともう一つなんですが、環境教育の推進計画のポイントというのがありました。そういう中で、環境教育をする場、素材の整備ということで、公園など身近に自然観察ができる場所とか、河川、海浜の保全、環境に関する教材、学習資料を作成しますと、こういうような取り組み例が挙げられておりますが、これを一つ一つ実行していくのにも、やはりそれなりの資金力が必要だなということは感じているんですが、今、鎌倉の川も、あちこちでホタルが出ているんですよね。それが地域の中ですごく、皆さんの心の交流や、または言葉の交流や、ホタルが集まることによってその地域にホットな空間を与えているということがあちこちで見受けられて、もちろん子供も観察にきますし、水辺の生態系を守るということも、生物を守るということも取り組みの中に入っておりますけど、そうなると、身近な自然観察ができる場所というような整備が必要になってくるだろうというように思うんです。
そういう中で、先だってちょっと団で視察にいった、あれはエコの視察にいったんですけど、途中に寄った工場に、こういう水生動物が住みよいような護岸づくりとか川底づくりという、そういうものをすごくたくさんいろいろ研究してつくっているんですね。ホタルが、川に流れないように、そこで育つような仕組みとか、それでそのときに、他市でそれを利用しながら本当にホタルなんかがよみがえったというような、そういう例も出ておりまして、いろいろお金はかかると思うんですが、やはり、ここにも出ているように、推進計画のポイントはそこにあるのかなと思うんで、ぜひそういうようなことも研究しながら、要望にこたえられるようにしていかれたらどうかなと思うんですが、この辺の進め方、推進するための取り組みの進め方というのはどうやっていかれるおつもりでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 先ほどお話がございましたとおり、公園など身近なもの、これは例えば自然公園、基本的には市内にございます自然的な公園とかそういうものを現在もう既に活用されている実例もございます。そういう公園等を活用しながら、特に例えば農業体験をするとか、そういう中で環境教育が進められている例もございます。私ども、基本的には今ある現状の中で、一つ一つそういうものに生かせるものを探し出し、やっていこうという考え方でございますが、当然、今委員さん御指摘のとおり、例えば河川等では既に地元の方で、例えばホタル生息のために実際に守っている方もいらっしゃいます。河川について守っている方もいます。そういう方、さらには、私どもの方でいわゆる河川整備等に当たりましては、担当セクションの方とも一応話しながら、これについても、例えばそういうところを少しでもふやしていけるのかどうか、そういうことは考えていかなきゃいけないというふうに思っております。
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○藤田 委員 ぜひ考えていただいて、要は、そういうようなものにこたえていかれるような体制をね、そういう市民から、そういう活動をしている方たちに対して対応できるような体制を環境の方でつくっていかなきゃいけないと思うんで、もちろん河川との連携も必要でしょうけれども、その辺をしっかり取り組んでいっていただきたいなというふうに思うんです。考え方はよくわかるんですね。ただ、具体的にそういう体制をとれるように、ぜひしていっていただきたいと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 私ども環境部が、いわゆる環境問題についての一つの総合的な調整の窓口でございます。そういう中におきまして、それぞれの、例えば鎌倉市の方で各施設の整備等を、計画をつくり進めているところ、そういうところとは十分話し合うような、体制づくりでございましたが、例えば私どもで環境施策推進協議会等庁内の組織として持っておりますので、そういうものも活用しながら、そういう方向を一緒に検討していただけるというふうな考え方、そういうものを持っていけるように努力していきたいと思っております。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございますか。
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○野村 委員 1点だけちょっとお聞きいたします。今回の鎌倉市の環境教育推進計画、つくられた。これ、内容をちょっといろいろ見させてもらって、特にこの中で生物の多様性ということで、いろいろな鳥とか、それから生き物、魚、これ自然環境に適したものが鎌倉にたくさん多いなということがこれでわかると思うんですね。実はつい1週間ぐらい前ですかね、韓国でタンカーが沈没して、重油が漏れて、非常に環境が悪化している。今まだ油が海底から上がってきて、環境的には非常によくないという報道がされていまして、鎌倉でももう何年ぐらい前ですかね、油が相当流れついて、大変市民の皆さん方がその油をとって協力した。私も記憶があるんですが、海鳥とかそういった面では、海岸そのものは県の管理ですね。鎌倉市も県の河川がありますね。だから、そういったところの整備も、これを見ると、これは鎌倉市の基本計画ですから、これ何か県とも連携がとれれば、ちょっと補助金ぐらいもらって、お互いに話し合いながら何かできるんじゃないかという私気するんですけれども、県との連携みたいな、こういった形というのは何かこの計画の中では一つも何も取り入れていなくて、あくまでも鎌倉市の基本計画なのか、環境教育なのか、その辺のところをちょっと教えていただけますか。
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○塩崎 環境部次長 この環境教育の推進でございますが、これにつきましては、当然、例えば人材的な問題であるとか、制度的な問題、こういうものについては県との十分連携が必要であるというふうに思っております。ただ、今お話のございました、特に環境を阻害するいろんな要件がございます。今御指摘のとおり、例えば重油タンカーの沈没に伴い重油が出てしまう、それから、大きく県管理河川ございますけど、そういう中での県管理、これにつきましては、市の中でも所管的に実施しているところがございますので、そこと御相談させていただく形をとっていく中で県との連携をとっていく形になろうかというふうに思っております。
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○野村 委員 やはり鎌倉市独自でできる問題と、やっぱり県とか国に相談して環境を守る、これ大事なことだと思うんですね。特に環境問題については、京都議定書等であれだけ騒がれて、日本でもそれに向かってやろうと、今こういうような時期ですので、鎌倉市独自でやること自体は、これは非常に今後大いに進めていかなきゃいけないんですけど、ただ、県とか国にもいろんな面で相談をしなきゃならないことがあるかと思うんですね。そういった面についてはぜひ相談をしていただいて、鎌倉の環境を守る基本に、基本というか見本に鎌倉がしていけば、要するに鎌倉というのは海があって、山があって、川のすばらしいところがありますのでね。その中で町並みができていますから、そういった特徴をとらえて、いろいろと働きかけていっていただきたいなと、このように思いますけど、もう一度。
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○塩崎 環境部次長 先ほどの河川の関係でございます。ちょっと説明不足で申しわけございませんでした。例えば私どもの方が所管しておりますが、いわゆる境川と柏尾川、これの2河川の、大きくはいわゆるごみの不法投棄とかそういう形でございますが、そういう中で、水質の保全であるとか、いわゆる生物の関係まで、それまでもいろいろ話し合い、どういう形で対応していくかということでやっております。そういう中でぜひ連携しながら進めていきたいというふうに思っております。
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○野村 委員 はい、結構です。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
済みません。これ、教育の実践についてはすごくたくさん詳しく書いてあるんですけど、学校等と書いてあるんですけど、ここには保育所とか幼稚園とかは一応対象になっているんですけど、たまたまこれ学校教育で実践されたのを書いていたということなんですかね。
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○塩崎 環境部次長 今御質問いただきましたのは、6ページ、7ページの実際の取り組み状況でございますでしょうか。実際にやっているものを書き上げてございます。
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○吉岡 委員長 小さいときからの教育という点では、今後もぜひ保育園とか、幼稚園とか、そういうところをやはり、小さな子供たちの視点でも取り組みを強化してもらいたいなと思いました。
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○塩崎 環境部次長 御指摘のとおり、学校等は、保育園、幼稚園、これらも当然含まれております。そういう中で、そちらの方の関係につきましても、今後話し合っていく中で、取り組みについては、普及啓発という形になる場合もございますが、実施をしていきたいというふうに考えております。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑を打ち切ってよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第9報告事項(2)「鎌倉市地球温暖化対策地域推進計画の策定状況について」原局から報告を願います。
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○塩崎 環境部次長 報告事項(2)鎌倉市地球温暖化対策地域推進計画の策定状況について、御報告いたします。
鎌倉市地球温暖化対策地域推進計画の策定につきましては、地球温暖化対策推進に関する法律第20条で、地方公共団体の施策として、市町村は京都議定書目標達成計画を勘案し、その区域の自然的社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出の抑制等のための総合的かつ計画的な施策を策定し、及び実施するよう努めるものとすると定めています。これを受けまして、第2期鎌倉市環境基本計画では地球温暖化対策地域推進計画の策定を定めており、さらに温室効果ガスの削減目標を掲げております。このため、計画を策定するに当たりましては、平成18年10月に、市民、事業者、環境保全団体と市が協働して環境保全施策を推進するために設置しておりますかまくら環境保全推進会議の中に、作業部会として、地球温暖化対策地域推進計画策定部会を設置いたしました。策定部会は、平成18年度に4回、平成19年度に4回開催し、計画について検討を重ね、お手元に配付いたしました素案を取りまとめました。
今後の予定といたしましては、この計画素案をもって来年1月から1カ月間、市民の皆様などからの意見公募手続を行います。出された意見について再度調整を行い、かまくら環境保全推進会議での協議を経て、平成20年3月に本計画を策定するよう予定しております。
それでは、お手元の鎌倉市地球温暖化対策地域推進計画(素案)につきまして、御説明させていただきます。まず、表紙をおめくりいただきます。目次がございますが、全部で7章の構成としております。
次に、各章ごとに概要を説明いたします。
1ページをごらんください。第1章 計画の基本的事項では、計画の目的、計画の対象、計画の位置づけを定めています。その対象地域は鎌倉市域全体とし、取り組みの主体を、市民、事業者、行政に加え、観光客などの滞在者を対象に含めていることがこの鎌倉市の計画の特徴と言えます。また、削減対象ガスは、京都議定書において対象としている二酸化炭素など6種類の温室効果ガスです。計画の基準年度と目標年度は、第2期鎌倉市環境基本計画に準じ、それぞれ基準年を平成15年度、2003年度になります。目標年度を平成22年度、2010年度としております。目標年度は平成22年度までですが、平成22年度以降につきましては、それまでの課題や成果を踏まえつつ、また国や県の動向を確認しながら新たな目標設定をすることになります。
3ページをごらんください。第2章 地球温暖化問題の概要では、地球温暖化のメカニズム、日本全体における地球温暖化の影響、鎌倉市における地球温暖化の影響とともに、国・神奈川県・鎌倉市における地球温暖化防止の取り組みについて記述しています。
19ページをごらんください。第3章 鎌倉市の地域特性では、鎌倉市の人口、産業構造、市民、事業者アンケートの結果について記述しています。特に市民アンケートの結果は、平成16年地球にやさしい行動アンケートから、ごみのリサイクルを初め環境に対する市民意識は高く、また事業所につきましては、平成18年度に実施した温室効果ガス排出量に関するアンケート調査から、照明やOA機器はこまめに消すなどの温室効果ガス削減への取り組みが8割以上実施されているという結果が出されております。
24ページをごらんください。第4章 温室効果ガスの排出状況では、市域における温室効果ガス排出状況をガス種類別に見ると、市域の排出量の約99%を二酸化炭素が占めています。また、部門別に見ると、温室効果ガスの排出量の割合は、オフィスビルや家庭が高いことがわかります。
29ページをごらんください。第5章 温室効果ガスの削減目標は、平成15年度に比較して、平成22年度までに21.9%の削減を目標としています。
32ページをごらんください。第6章 目標達成のためにでは、第5章の目標を達成するために、市民、事業者、滞在者、行政の各主体が何をすべきなのかを33ページ、34ページで施策の体系を明らかにするとともに、35ページから49ページにかけて、それぞれの主体別に取り組んでいただく事項を具体的に列挙しています。本計画の核となる部分でございますので、コラムを盛り込むことで、よりわかりやすくなるよう工夫しております。
50ページをごらんください。第7章 推進体制と進行管理では、かまくら環境保全推進会議が地球温暖化対策地域協議会の役割を担い、施策の協議、具体的施策を実施していく予定です。また、計画の実効性を高めるため、行動プロジェクトを幾つか用意しています。さらに、温室効果ガス排出量の状況、施策の進捗状況の点検をしていくことで進行管理を実施していくこととしています。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。質問のある方はどうぞ。
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○野村 委員 温暖化対策の推進計画の中で、鎌倉市はいろいろと、例えばノー残業デーをやったり、いわゆる電気を余り使わないとか、きょうはノー残業デーだとか、そういうことをやって大分貢献してきたと思うんですね。車で通っている人もたくさんおるんですけれども、目に見えたものを、ちょっと何かそういったものを一度、今までやってきているんだろうと思うけど、そういったような計画というのは何かやっていますか。やる予定があるのか、やっているのか、やっていないのか。
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○塩崎 環境部次長 実は、鎌倉市役所につきまして、鎌倉市役所エコアクション21という取り組みをしております。エコアクションは、環境省が定めておりますいわゆる環境マネジメント、環境の経営についてを決めているんですが、それの鎌倉市版ということで、かまくら環境エコアクション21をつくっております。それの中に鎌倉市も事業者として加わっております。そういう中で、毎年削減目標を立てまして、次年度それをさらに確認をし、そこでさらに足りないもの、例えば達成したもの、そういうものを見ながら次の目標を立てて、さらに1年取り組んでいくという形をとっております。
そういう中で、今大きくCO2が削減されている例といたしましては、例えば私どものリサイクル事業になってまいりますが、容器包装のプラスチック類の分別収集、そういうものを取り組むことによって削減が大分進んできている、いわゆるCO2の削減は進んできているということでございますが、それから、大きくは施設でございますが、七里ガ浜浄化センター等で施設を改善することによって、従来のCO2から大きく削減されたという、そういうものもございます。それともう1点は、私どもの方で電気をこまめに消す、これは取り組んでおります。電気をこまめに消す。それから、先ほど申し上げました、例えば水曜日のノー残業デーであるとか、マイカーとか車をできるだけ水曜日はやめましょうとか、そういう日については、今後とも啓発しながらやはり実効性を高めていかなきゃいけないというふうに思っておりますけど、そういうもので一つ一つCO2の削減についての効果は出しております。
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○野村 委員 ですから、私はね、今までやってきたこと、これはあくまでもゼロという考え方で、そこからどうやっていけるかというのが今後大きな課題になると思うんですね。数値的にあらわせるかどうかというのはちょっと疑問ですけれども、さらなる効果を期待したいんですよ。そのために、ではどういうような形で、どれだけ期待ができたかというのを今後環境部でちょっと検討していただいて、どう取り組んでいくかということもあわせて御検討願いたいと思いますので、その点お願いします。
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○塩崎 環境部次長 市役所の方からやはりCO2を削減していかなくてはならないというふうに思っております。そういう中では、先ほど申し上げましたかまくらエコアクション21、これは毎年継続してまいります。そういう中で、よりこの目標の立て方、そういうものについては、全課とももう少し視点を広く持っていただくような形、そういうことに対する私どもの方でさまざまな、例えば誘導とか、そういうことについては実施していきたいというふうに思っております。
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○野村 委員 はい、結構です
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございますか。
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○藤田 委員 今の御報告受けまして、鎌倉市はやはり温室効果ガスの排出量は家庭が大変比重を占めているなということを改めて思ったんですが、この多くを占めている家庭で、市民の取り組みということになると思うんですけど、これがなかなか一長一短で、私なんかも日常の暮らしの中で、本当によっぽど意識しないとできませんね。ごみはね、職員の皆さんの御努力と市民と一体になってできましたけど、日常の暮らしの中の取り組みというのは、例えば電気一つ消すにも、うちの主人なんか、そばからつけて歩いて、私が消しなさい、消しなさいと言うぐらいに、非常に難しいと思っている一人なんです。きっと恐らく皆さんもそう思っていらっしゃると思うんですね。ここは個々の意識と取り組みの問題になってくると思うんですが、ここが大きく占めているというその実態を見たときに、果たして、それじゃ、行政側として、この削減に向かって何か具体的にできるかなということを考えられると思うんですけど、私そこでちょっと一つ御提案なんですけど、住宅の省エネルギー化で、太陽光の発電システムとか、太陽熱の温水器、こういうものが、今うちの近所なんかでも小ぶりのきれいなお宅がたくさん建ってきたんですが、太陽光をつけているお宅少ないんですよね。本当は、新築のときには太陽光をつけるとか、温水器を設置するとか、ここから始まると随分違うんじゃないかなと常日ごろ思っているんです。うちもついていませんけど。
そういう中で、この辺をやはり行政が、一つの行政の姿勢として本当に取り組むんだということで後押しするつもりで、こういうところに助成をしていくような姿勢もやはり見せていった方がいいんじゃないかなと思うんですけど、これもお金がかかることなんですけど、本当に削減を求めるんであるならば、ソフトの啓発事業を含めて、こういう目に見える形で何かやられたらどうかと思うんですけど、いかがでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 この素案の中でも、最終ページ、51ページになりますが、実はいわゆる行動プロジェクトメニューということで、3メニューちょっと出しております。こういう中で、一応今お話の形のように、例えば太陽パネルであるとか、温水器であるとか、そういうものに当たって、各御家庭、こういうものに普及啓発を図っていくに当たってどういう施策がいいのか、こういうものもちょっとこのプロジェクトの中では研究していただきたいというふうに思っております。そういう中で出されてきた内容、またさらには実践していただいている内容、そういうものを踏まえて、今のお話については今後考えさせていただければというふうに思っております。
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○藤田 委員 ぜひここで検討していただきたいと思うんですね。お金をそんなにかけないで、より効果が上がって、そして啓発にも結びつくような、いろいろ知恵を出していただいて、目に見える形で削減効果を行政側の姿勢として見せていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○吉岡 委員長 ほかにはないですか。
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○本田 委員 この地球温暖化対策、それぞれみんないろいろな施策に沿って自分たちの努力をしていこうというのはわからないわけではないんですけれども、この地球が温暖化しているというのは、果たして本当に化石燃料を大量に燃やしているから、これが温暖化になっているのか、本当にそういうふうに言えるんですか。1億5,000年前は氷河期だったんですよ。その1億年前は温暖期だったんだ。こういう流れがある。それで、今の北海道なんていうのは草原地帯だったんですよ。じゃ、そのときに、そういうのを繰り返している地球は一つの惑星ですよ。そういう部分で、本当にこれが理由になっているのかどうか。大きな流れの中の一つではないのか。私、ちょっとそれが、そんなにこれがそうなんですというふうに言えるのか、それをお聞きしたいんだ。
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○塩崎 環境部次長 御指摘どおり、大分難しい内容でございます。ただ、今までさまざまな、国を初めといたしまして、研究がされているわけでございますが、そういう中ではやはりCO2が、いわゆる温室効果ガスとしてはCO2が原因していること、これは証明されているわけでございますが、こういうものの排出量、いわゆる従来の形で見込む以上にCO2が排出されているということの中で、やはり温暖化が進んでいるという形で国等研究がされ、こういう京都議定書の話になってきているわけでございます。
そういう中で、鎌倉市としては一応、いわゆる国から来ています京都議定書、それから県における取り組み、鎌倉市という中で、地球温暖化について、特にCO2の削減についてが今現在の課題となっておりますので、それらについての施策について推進計画の中で定めていかざるを得ない。定めていく形をとらせていただいているところでございます。
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○本田 委員 それはわかるんだよ。それはいいんですよ。京都議定書があった。だけど、アメリカは批准しない。そういう部分もあるだろう。それで、一番大量に放出しているやつが、そんなのだめですよなんて言っているんだから、意味ないじゃん。中国だってそうだし。だけども、本当に、温暖化だ、温暖化だと、こういうふうに言っていながらも、本当の原因というのはわかっているんですかということをおれは問うているんだよ。それで、どうも1億5,000年前の氷河期の中にも、もうちょっと何千年手前らしいんだけど、超氷河期というのがあったらしいんだね。だから、今はそれのはね返りで、いうなれば地球なんていうのは下がったり上がったりしているわけだから。一つの中だから。本当に原因もわからずやっているんじゃないだろうなということを言っているわけだ。
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○塩崎 環境部次長 確かに御質問いただいている中身、非常に大変難しいというふうに認識しています。ちょっと同じ御答弁で申しわけございません。一つは、やはり、私どもの方で、国の中でも法律を定めてこの削減ということをうたい込んできております。そういう中では、当然、それに対する地方自治体における努め、こういうものも法律の中で定めてきておりますので、これに沿った中で、私どもとしてはこの計画をつくっていく形になります。
御指摘のとおり、確かに大きな地球規模の話でございますので、大変、今お話しのような、例えば過去を見る中での氷河期の問題であるとか、例えば雨期の問題、それからいわゆる例えば火山が爆発したとか、そういうことの中でも大分変わるということは聞いておりますが、一つは、いろんな中で、人のこういう生活をしていることがいわゆる地球温暖につながっているというような、これは国際的な問題だと思いますが、国際の中でそういうことも定めてきているというようなものもございますので、私どもとしては、やはり国の施策、県の施策、市の施策というふうになりますので、一応こういう法律の中でこういうことをうたい込んでいますので、それに沿って進めさせていただく形になります。
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○本田 委員 そうなんだろうけど。国が決めたから、県がやって、市もやっているというのはわかるけども、そうじゃないんだよ、私が言っているのは。本当にそれが原因なんだろうなって言っているんですよ。もっと大きく本当に考えているのかということですよ。それは、こういう生活をしていれば地球環境によくない。よくないだろうなと思いながらも、こういう生活をしちゃっているわけですよ。だけどもね、原始時代に戻れなんて言っているわけじゃない。そうじゃない。本当にこの氷河期があって、温暖期があって、そういう流れで来ているわけですよ。国がこう言ったから我々はこうやっていますと言うんだったら、それは意味ないじゃん、そんなの。そうじゃないの。本当にだから原因を知っているんですかというの。わかってやっているんでしょうねというんですよ。聞いているのはそれなんだ。国がやったから、県がやったから、市がやっているというんじゃないんだよ。
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○塩崎 環境部次長 確かにこの地球温暖のメカニズムですね、これを市として完全に把握し切っているかというと、私どもとしては、いろんな文献の中でそういうような影響があるということが書かれているもの、そういうものを見ながら、地球温暖について、温室効果ガスとして6種類、こういうものも定められてきている中で、やっぱりCO2が生活の中で多いんだということの中で、削減をしていくという計画を基本計画の中でも策定をしてまいりました。そういう中で取り組んでいきたいというふうに思っています。委員さん今お話しのとおり、実際に地球温暖というのは、これじゃなくて、例えばほかのものでいわゆる影響はないのかというようなお話もあろうかと思いますけど、そこまでちょっと私ども調べるだけの力がないということも事実でございます。
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○本田 委員 確かにこういうことをやりましょうというのは、これを否定しているわけじゃないんだ。だけど、原因は何か。それだったら何でごみ燃やしているんだよ、あなた方。温暖化の、この鎌倉市なんか最たるものじゃないの。どうすんの、それだったら。あなた方燃やしている、鎌倉市であなた方以上に排出ガス、ガスだけじゃなくて温度にしてもそうだ、これ以上のものある。二つ以上。どうなの。
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○塩崎 環境部次長 確かに今現在一番ごみの焼却をさせていただいています。これは今後私どもとしては、循環型社会の形成という中で、やはりごみをできるだけ燃やさない方向も考えていかなきゃいけない。その施策についてはいろいろ打ち出しをしながらまいっているわけでございますが、現在の中では、やはりどうしても最終的にごみを焼却しなければ市民生活への影響が出てしまうということもございますので、燃やさせていただいているというのが実態でございます。
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○本田 委員 じゃあ、この中で、二つの焼却炉がありますよね。これどこで対策をとっているの。
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○塩崎 環境部次長 鎌倉市も事業者の一員となります。そういう中で、ごみの発生抑制、それからさらにはごみの焼却というものについては、極力ごみの焼却でない処理の方法を考えていく中で、ごみのいわゆるCO2の削減に向けていきたいということで、それぞれの施策の体系の中での取り組みに入れさせていただいております。
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○本田 委員 だからどこよ。どこに書いてあるんだよ。
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○塩崎 環境部次長 行政の取り組みですので、47ページの中で、廃棄物対策という中で、ここで廃棄物の3R、いわゆる減量化・資源化のことが書いてございますが、焼却のことについては特に触れておりません。私どもは大きくはこの中で、いわゆる3Rに取り組むことによってごみの焼却すべきものも削減されているということの中で、鎌倉市の取り組みとして挙げさせていただいております。
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○本田 委員 違うよ。焼却炉はどこに書いてあるかっていうんだよ。
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○塩崎 環境部次長 もう一度、ちょっと申しわけございません。47ページ、鎌倉市役所エコアクション21の推進、それから48ページにございますごみ発生抑制、こういう中で、いわゆる廃棄物、ごみにつきましては、いわゆる発生抑制、再使用、再生利用という中で、3Rの推進、こういうもので廃棄物の削減を図る中で、ごみの焼却、そういうものについても減らしていこうということで書き上げて、一応そういう意思でこれを実は文言を書かせていただいているところでございます。
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○吉岡 委員長 文章の中に焼却という文章が入っているかという趣旨で聞いているんではないかと思うんですけど。
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○塩崎 環境部次長 この素案の中では、行政の取り組みということで、47ページに書かせていただいているわけでございますが、特に焼却という形では記載はしておりません。
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○本田 委員 でも、これはあれですよね、鎌倉市における地球温暖化の対策なんだということでしょう。それで、一番熱量を排出している二つの焼却炉、これは要らないんだ。これ事業者じゃないの。鎌倉市も。
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○塩崎 環境部次長 鎌倉市、事業者でございます。そういう中で、確かに焼却ごみそのものを記載はしてございません。ただ、いわゆる廃棄物対策という中で、廃棄物の削減に取り組むという中で、廃棄物が削減されてまいりますれば、基本的に焼却ごみそのものも減ってまいりますので、そういう中で記載をさせていただいたということでございます。
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○本田 委員 だって、これ一番大きいわけじゃない、事業者として。手前みそだからいいの、これ入れなくて。ということなの。
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○塩崎 環境部次長 一応、今、議員さんの方からお話がございます内容でございますが、私ども、これ現在まだ素案でございます。素案の中で今いただいています内容、それについてもこの中で取り組んでいく。どういうふうに取り組んでいくかについては、また環境保全推進会議等との協議がございますが、やはりわかりづらいということになるかと思いますので、わかりづらくないよう記載については考えていきたいと思います。
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○本田 委員 そうすると、これから焼却に関しては逗子だ。逗子になっていく。バイオ何とかというのは、今度は関谷。それも入ってくるはずだよね。それ入れないといけないよね。もしこれが、素案を案に高めるという、その間だからまだいいけれども、その間に、今年度中に逗子が答えを出すと言っていたね、市長が。それでいい答えじゃなかったら、またこれ変えなきゃいけないんだね。私はね、なかなかいい返事はもらえないと思っているけどね。皆さんの方が、どうなるかなというのはよく御存じだと思うけども、そうしたら、またこれ変えなきゃいけないんだね。
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○塩崎 環境部次長 その今の焼却関係でございますが、これについては記載をさせていっていただければというふうに思っておりますが、今委員さんの方から御指摘いただいた内容、記載については、例えば循環型社会形成のための施設の整備とか、そういうような項目で書かせていただくか、取り組みの内容を言葉で少し考えさせていただければというふうに思っております。
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○本田 委員 鎌倉市も事業者としてこういう排出をしているんだと、そして、その対策をも書くわけね。
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○塩崎 環境部次長 鎌倉市の事業活動におきまして排出しているガス、こういうものも当然記載については考えてまいります。それから、それに対してどういう形で排出抑制に努めていくのか、そういうことについても、行政の取り組みの中で記載について考えさせていただければと思っております。
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○本田 委員 それは、とにかく自分たちも、自分たちというか市役所も出しているということもやっぱり考えていなきゃ。それと、それに関して、パッカー車がぐるぐる回っているでしょう。それだって、あれは多分ディーゼルだと思ったな。あれだって結構負荷は高いよね。あれは。そういうのだって何もないじゃん。書いてないじゃない。自分たちはいいとか、そういうことじゃだめなんじゃないの。
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○塩崎 環境部次長 今お話しのとおり、確かに市役所も事業所でございますので、推進計画の中では市役所の取り組みも実は行政の取り組みで入れているわけでございますが、市役所みずからも、そういうことについては削減の取り組みをしていく、そういうものについては、一応エコアクション21という文章の記載を入れさせていただいているんですが、もう少し具体的な記載ができるような形で考えていきたいと思います。
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○本田 委員 よろしくお願いしますね。だからといってね、じゃ、これの本当の原因は何かというのはまだわかっていないんですよ、これ。ちゃんと調べてくださいよ、これ。私ね、だんだんこれよくわかってきたのは、一つは、環境ビジネスというのがあるんですよ。結局発生抑制できなかったのは、ほかの国から買うわけですよ。今買おうとしているのは東欧から買おうとしているのかな、たしか。いろんなことが言われているけど、まだ買っていないからね。どうもそのビジネスの方がみんな活発なんだよね、すごく。だから、何か踊らされているような気もしないでもないんですよ。環境がビジネスになるということがわからなかったじゃない。我々が地球を壊しているから、地球を守りましょうよという、そういう大きな気持ちで我々はやっているつもりなんだよ。だけど、実際はわかんない。だけど、実はもっと大きな環境ビジネスというビジネスが国単位で行われているんですよ。それはちゃんと調べておいてくださいね。
鎌倉というか、日本が幾らほかのところから買おうとしているのか、買わなきゃいけないのかね。それはずっと続くんですよ、これ。そういうのから、ただ守りましょう、守りましょうじゃだめなんだ。根本を見なきゃだめなんですよ。そういうのもちゃんと勉強しておいてくださいね。ちゃんと教えてくださいね。よろしいですか。
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○勝山 環境部長 確かに本田委員さんおっしゃるように、地球の生成過程から地球の温度、周りの温度がどうなっていったかというような、そういう大きな流れの中で、確かに気候変動に関する政府間パネル、IPCCの第3次報告書が出ておりますけれども、それが本当に正しいのかどうか。それにはやはり反論というものもあることも承知しております。ただ、いろいろ今地球温暖化をめぐる国際的な取り組みの中で、日本が置かれている位置、アメリカが置かれている位置、中国が置かれている位置等々いろいろある中で、政府の方で決めてこられた一つの流れというものの中で、私ども地球温暖化の対策の地域推進計画を策定している。このようなことも心得てございます。
先ほど委員さんから御指摘のあった行政の取り組みのところで、私どもの焼却施設に対する、要するに焼却量を少なくするというものが具体的に出ていない部分とか、それから公用車の部分が一般論で書かれていて、例えば市役所の公用車についてより低公害化を図っていくとか、そのような具体的な記述に乏しい部分もございますので、そこら辺は修正をさせていただいた上でパブリックコメントの方をとっていきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○本田 委員 はい。結構ですよ。
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○吉岡 委員長 ほかにございますか。
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○森川 副委員長 済みません。温室効果ガスの削減目標なんですけれども、鎌倉市の目標としては、この29ページに、2003年度に比べ21.9%削減しますというふうに書いてあります。実際ちょっとこの表を見て、私もあれなんですけど、2003年度から2005年度に比較して、かなりここで減っていますよね、実際には。これは多分、工場部門、オフィス部門の削減が大きかったのかなというふうに思うんですけれども、今後の削減目標の内訳のところでは、それもあってなのかなというふうに思うんですが、大変家庭部門の目標値が大きくなっているんですが、実際にこれだけの家庭部門を削減する中で、31ページだと、例えば電球型蛍光灯への普及だけで1万3,600トンというふうに書いてあるんですが、細々家庭についてはいっぱい書いてありますけど、実際これを本当に推進していけるのかなと。すごく難しい。ある程度家庭の中に手を突っ込むような話ですから、実際にできるのかなと大変私は疑問なんですけど、その点についてはいかがでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 今御指摘がございました、29ページの排出ガスの経緯と将来推計、これは実は2003年度、これは平成15年度に当たります。平成15年度に65万7,000トン出ているわけでございますが、実は平成15年度に電気の発電の関係で、いわゆる原子力発電が一時とまった経過がございます。原発が少し使えない時期がございまして、そうしますと、どうしても化石燃料でございますガス、いわゆる天然ガスとか石油、これらをもって火力発電がされてきた経過がございます。そうしますと、どうしても、天然ガス、石油ですとCO2の排出が高くなります。それによってこれが実はここの位置で大分上がっているという例がございます。
ですから、この中でございます例えば2005年度、平成17年度でございますが、ここで大分率は下がっておりますが、電気の発電の中身も少しここには影響を出しております。それと、各御家庭含め、事業所含め取り組んできていただいている経過があって、ここまで少し落ちていますが、今後につきましては、そういう電気によって左右される場合もございますけれども、極力、家庭とかそういう問題につきましても、地域等協力をいただきながら、その方法について研究していかなきゃいけないだろうなと思っています。
それともう一つは、各御家庭については私どももできるだけ啓発をしていきたいということで、例えば環境ニュース等で、何をしたらどのくらいのCO2が削減できますとか、そういうこともPRを、機会を通じましてしていきたいというふうに思っております。
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○森川 副委員長 かなり難しいかなというふうに私は思うんですけれども、例えば30ページの温室効果ガス削減量で、一応目標削減量がトータルで6万5,518トンというふうになっておりまして、それぞれ工場、オフィスとかって書いてありますよね。この例えば値と、次のページにあります削減ポテンシャルの例えば数字を見ても、家庭部門のところはほぼ一致していますけど、結構ほかは一致していませんよね。何だかよくわからないこの計画だなというのがとてもあるんですけれども、例えば工場部門はほぼあれしているのかな。でも、オフィス部門は、例えば目標の削減量は5,855トンだけれど、この削減ポテンシャルでやると何と1万100トンも減るよというふうになっているとか、ここら辺の整合性のなさというのはどうなっているのかなとちょっとお聞きしたいんですけど。
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○塩崎 環境部次長 まず30ページでございますが、30ページにつきましては、私どもの方の、これは基本計画絡みでございますが、目標削減量、21.9に対応する削減量を記載しております。31ページは、一応どういう形で削減ができていけるか、今までのアンケート等を精査いたしまして、こういうことにすべて取り組んでいただければ、これだけの削減が可能になりますということの中で、地球温暖化対策の地域推進計画策定ガイドライン、これらに鎌倉市の指数を合わせまして試算をしておるものでございます。一応、ですから、削減ポテンシャル、こういうことの取り組みができれば、ここまで削減が可能となってきますということで一応出させていただいている表でございます。
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○森川 副委員長 それにしても、例えばオフィスビル部門でしたら1万100トン削減できるとなっているのに、目標の方は5,855トンで、逆に廃棄物部門は7,157トン削減目標なのに、ポテンシャルで見ると4,114トンということで、とても私は整合性のない不思議な計画になっているなというふうに思うんですけれども、その点どう考えていらっしゃいますか。
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○塩崎 環境部次長 廃棄物部門、申しわけございません、これ17年度の数値がここにございます。2万4,993トンでございますね。22年度までの目標値1万7,836トンという形で書いてありますが、もう既に18年度とかそういう中で、廃棄物の二酸化炭素削減についてはもう少し数値が進んでおります。そういう中で、今残されている廃プラとかいろんなことを考えた中で、ここまでさらに落とすことが可能ですよということで、一応ポテンシャルとして出させてもらったということでございます。
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○森川 副委員長 済みません。今のお答えちょっとよくわからないんですけれども、例えば、廃棄物の削減目標7,157トンになっていますけれども、削減ポテンシャルでは4,114トンですよね。ということになりますと、ほかであと3,000トン近く減らすという考え方ですよね。そういうことですよね。例えばこれ22年ですから、3年後ですよね。生ごみ資源化施設もまだ稼動する前ですよね。一体何でこれをしようとしているのか、ちょっとそこら辺のところ、具体的に3,000トンをどう考えていらっしゃるかをお聞きしたいんですけれども。
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○塩崎 環境部次長 一つは、平成17年度で数字が押さえられておりますので、18、19の数字もまたさらに拾っていきたいというふうに思います。もう少し削減がされていると思っておりますので。確かにこれは、残されていますいわゆる廃プラスチック、こういうものを削減していけば4,114トンに落っこちてきますということになるわけですが、削減がまだできますよということですが、廃棄物については、今後私どもはさらに、その目標達成のためにはどういうものが削減できるか、今後取り組みについて考えていなきゃいけないというふうには思っております。
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○森川 副委員長 聞いていて、とっても答えになっていないかなというところで、私は、具体があってこの数字が出てきているのかなというふうに逆に思いますし、逆に、ごみは総排出量自体はほとんど横ばい状態で、減っていないですよね。確かにプラスチックをやれば4,000トン減るでしょう。だけど、じゃあ、あとの3,000トンどうするんですかって、そこのある程度読みがあって、私はこっちにこの3,000トンが振り分けられているのかなというふうに思うわけですよ。だとしたら、オフィス部門で1万100トン削減できるのであれば、そっちにその3,000トンを持っていくべきでしょうというふうに考えるわけですよ。普通に考えれば。だって、整合性ないんだもん。このポテンシャルとこっちの目標が。だから、やっぱり、そこら辺の数字の、推計自体がアバウトといえばアバウトな私は推計だとは思いますけれど、それにしても、ぱっと見て変だなというような目標の立て方というのは、少し私は修正が必要ではないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 この30ページについては基本的に目標でございますけど、31ページについてはもう1回再精査させていただきます。それをもってまたパブリックの方にかけていきたいと思います。
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○森川 副委員長 廃棄物の方の目標もきちんと、これをやればこれだけの削減ができるという、ある程度めどを立てての私は目標設定をしていただきたいというふうに一つ申し上げておきます。
それから、もう一つ、鎌倉市は大分前からエコアクション21やっていますよね。鎌倉市として、行政として。先ほどから、多分本当にお昼休み電気を消したり、さまざまなところで努めていらっしゃることはわかるんですけれども、それが本当にトータルでできているかなと私大変疑問なんですよ。何でかというと、例えば一例を挙げますと、上見ていただくとわかるんですけど、議会棟の上見ていただくと、白熱球ばっかりがばーっと並んでいますよ。30個近く白熱球ついていますよ。私言ったんですよ、議会事務局に。あれ蛍光型の電球に取りかえられないのかと言ったら、物すごい数買いだめしてあって、それを使い切るまではともかく取りかえができませんというふうに言われました。やっぱり申しわけないけれども、随分前からエコアクションやっているはずなのに、何でそんなに白熱球をずっと買いためているのか、買ってきているのかというのがわからないんですよ。エコアクション、たしか四、五年前からやっていますよね。多分、最初の物品購入しているもとの方の問題じゃないかなと私は思うんですけど、そこら辺もうちょっとトータルに考えていかないと、どうにも進んでいかないなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○塩崎 環境部次長 市役所の中もやはりエコをしていかなきゃいけないと思っておりますので、それについてはまたそれぞれのセクションとも十分協議して、私どもとしてもできるだけエコアクション21の中の目標に盛り込んでいただけるようお願いしていきたいと思っております。
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○森川 副委員長 物品購入については、多分、グリーン購入というのを基本にやっていると思いますので、やっぱり、トータルで本当に省エネが図れる形でやっていただきたいなというふうに思います。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○岡田 委員 少しだけ。これの推進計画はいいんですけど、これ専属的にやられている職員さんおられますか。何名ぐらい。
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○塩崎 環境部次長 これは、地域推進計画の策定に当たっている職員は、専属ではございません。私どもの環境政策課の環境政策担当、そちらの職員全員で進めているということでございますが、専属で専任ではございません。皆それぞれいろんな業務を持って進めております。
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○岡田 委員 計画をつくられるのは当然そういうことだろうと思うんですけど、旗振り役というか、チェックしなきゃいけないし、どう持っていくのか、かなり大きな問題ですし、縦糸、横糸さまざまに組み合わせてやっていかなきゃいけないだろうと思うんですね。多分、私は1人ぐらいおられるのかなと思うんですが、そこら辺はどうなんでしょう。専属で。
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○吉岡 委員長 推進体制のことについて答弁を願います。
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○塩崎 環境部次長 この計画の推進に当たりましては、当然、市ももとよりでございますが、やはり地域の市民の皆様とか、事業者、それから環境保全団体の方々、そういうさまざまな方々と一緒になって進めていかなきゃならないと思っております。当然、それのいろんな形の中では、私ども環境政策担当がそれをいろいろ担っていくわけでございますが、あくまで推進は、ある程度より多くの方で進めていっていただくということで、特にまた私どもの方では、この推進計画推進のために1人専属で置くという考え方は今のところございません。
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○岡田 委員 先ほども本田委員も言われましたけれども、私もわからないところもあるんですが、それはおいておいて、やっぱりこういう問題はかなり突っ込んだ人間がいないと、なかなか多分回転していかないんじゃないかと思うんですね。感想になるんですけど、例えばツバルの問題なんかも、テレビなんか見ると、本当に国が沈みかかっているというようなこともありますし、カトマンズの方だと、氷河湖は決壊しちゃって大変なことになっている。またなるぞと。あるいは温度を見ると、大体両極、北極、南極だと大体4倍ぐらいの速度で温暖化していますよね。これは、こういった危機感をだれか1人ぐらい職員が持って、ぎりぎりとやらないとなかなか厳しいんじゃないかなと。つまり、国も環境省はありますけども、国から県、県から市というとなかなか、それはそれでわかるんですけども、私はそんな気がするんですね。
今後もこの傾向はなかなかとまらないだろうと思います。したがいまして、できれば、行財政改革ということもありますから、絶対とは言いませんけども、こういった問題は、かなり国を挙げてやっておりますので、専属的にきちっと監視するというか、考えていくというような人がいなきゃいけないんじゃないかなというふうに思うんですが、そこら辺はどうなんでしょう。
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○塩崎 環境部次長 確かに専属でということも一つ考え方があると思いますが、広く環境政策課の担当職員の中で、この推進計画、先ほど申し上げましたいろんな団体、そことの協働の中で進めさせていっていただければというふうに考えております。
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○岡田 委員 いいです。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにはございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。了承でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認します。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第9報告事項(3)「まち美化行動計画の変更について」原局から報告を願います。
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○環境保全推進課長 報告事項(3)まち美化行動計画の変更について、報告いたします。
鎌倉市では、ごみの散乱のない美しいまちをつくるため、平成13年3月、鎌倉市みんなでごみの散乱のない美しいまちをつくる条例、通称クリーンかまくら条例を制定しました。そして、同年10月に、市、市民、事業者、滞在者等が果たすべき役割に応じた、それぞれの具体的な取り組みを鎌倉市まち美化行動計画として策定し、それに基づきさまざまな事業を実施してきましたが、歩行喫煙や散乱ごみなどの苦情は今もって寄せられております。一方、策定から5年以上経過する中で、市民協働の必要性や都市景観への関心の高まりなど、社会状況の変化に対応することも求められております。こうしたことから、まち美化行動計画の見直しを行おうとするものであります。
このたびの計画素案の主な変更点は、1、計画期間を明らかにし、鎌倉市総合計画の実施計画期間と連動させるとともに、一定期間を経たときには見直しをすることといたしております。2に、まち美化推進重点区域は、他の区域のモデルとなるよう位置づけを明確にしてまいります。3として、市、市民団体、商店街、自治会、町内会、事業者、滞在者等が連携した美化活動を推進してまいります。4、歩行喫煙に対する啓発の取り組みや喫煙者のマナーの表示を明確にしてまいります。5番として、施策を効果的に推進していくため重点施策を明示し、それについて指標を設定いたします。そのほか、全般的に具体的でわかりやすい表現に見直しをするという点でございます。
なお、本計画の変更は、クリーンかまくら条例第12条第3項に規定されている諮問事項であるため、まち美化推進協議会に諮問し、今回中間答申を得ております。そして、このたび、その中間答申を改正素案とし、鎌倉市意見公募手続条例に基づきまして、12月1日の広報等に公表し、お手元の資料を本庁並びに4行政センターに配置するとともに、市のホームページでありますかまくらGreenNetに登載するなど、12月10日から翌1月10日までの1カ月間、市民の意見を公募し、その後、市民の皆様からいただいた御意見を整理し、再度まち美化推進協議会に諮り、最終答申をいただきます。その後、最終答申に基づきまして、第2次まち美化行動計画を行政決定し、改めて皆様に公表し、それぞれの役割の活動をお願いしようとするものであります。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。質問のある方はどうぞ。
(「なし」の声あり)
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○吉岡 委員長 よろしいですか。では、質疑を打ち切ります。
了承かどうか、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認します。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第9報告事項(4)「飼い主のいない猫対策事業補助金交付要綱の制定について」原局から報告を願います。
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○環境保全推進課長 報告事項(4)飼い主のいない猫対策事業補助金交付要綱の制定について、御報告をさせていただきます。
本要綱は、鎌倉市内に生息する飼い主のいない猫に対し、不妊去勢手術を行うとともに、適正な飼養を受ける機会を推進する活動をしている動物愛護団体に対し、その活動に要する費用の一部を補助することにより、市内における飼い主のいない猫の増加を抑え、市民の快適な生活環境の保持と動物愛護についての理解を深めようとするものでございます。
本要綱の概要について御説明申し上げます。まず、補助金交付対象者を、飼い主のいない猫に対し不妊去勢手術を実施し、適正な飼養を受ける機会を与える事業を行う団体といたしました。このため、第2条で、飼い主のいない猫、不妊去勢手術、適正な飼養を受ける機会を与える事業をそれぞれ定義させていただきました。さらに、補助金の交付対象事業は、猫の不妊去勢手術とすることを第4条で規定させていただいております。補助金の額については、不妊去勢手術1件につき2,000円を限度とし、毎年4月末日までに申請登録した団体が行う年間手術予定総件数を勘案して、予算の範囲内において定めるものとするとともに、活動団体の規模にかかわらず補助対象とするため、1団体年間手術件数50件を上限とすることを第5条で規定させていただいています。そして、事業終了時に実績関係書面を添付して補助金交付請求をいただき、その旨を確認し、当該年度の補助金交付対象件数を明示し、それに基づく補助金確定通知書により通知するとともに補助金を交付することを第8条で規定させていただきました。
なお、本要綱の施行が年度途中の11月8日となりましたことから、本年度については、補助金の申請等を11月30日まで受け付け、本年度内の活動を対象とする特例措置を附則の適用に規定して運用することとしております。
本要綱の周知のために、「広報かまくら」11月15日号、及び市のホームページに登載するとともに、NPOセンターに登録されている活動団体4団体を初め、鎌倉保健福祉事務所、湘南獣医師会及び市内関係獣医師及びペットシッターの方々に本制度について説明し、活動をされている方へ本制度について御紹介していただくようお願いをしてまいりました。その結果、4団体から申請を受け、現在、申請内容等の審査及び補助金交付に向けて事務を進めているところであります。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○岡田 委員 活動団体に補助ということですから、個人の場合だと、活動団体に持っていって、いかがですかというような場合もあろうかと思うんですが、そういった場合に、その団体がすぐ一般市民にわかるような形で御紹介しておかないとまずいんじゃないかなというようなことも感じるんですが、そこら辺の広報の仕方というか、そこら辺はどうなんでしょう。
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○環境保全推進課長 今いただきましたお話につきまして、一応、今回広報等で流させていただいた中で、市民の個人で活動をされている方からも同じような御質問といいますか、あるいは、自分では対応しているけど、捕獲器がないから何とか世話してくれるところはないかとか、そういうようなお問い合わせ等も大分いただきました。その際におきましては、私どもの方、ある意味、いただいた申請団体4団体について、まだ審査決定をしておりません。確定をしておりませんので、まだ公表はできませんが、NPOセンターの登録団体という形で市のホームページからのリンクができる団体と御紹介を申し上げて、そちらとの御協議をしていただくよう仲立ちをさせていただいているという形をとってございます。
今後は、そういう形の中で、これだけではなく、私どもは、飼い主のいない猫の終生飼育をしていただく方を今後も多数求めなければいけないという考え方を持っております。そういう中では、これらの団体に御理解を得た上で、市のホームページ等の中で俗に言う捨て猫、野良猫等の終生飼育をしていただける里親さんを募集をしていきたいというような考え方を持っておりますので、そういう点も明らかにさせていただくという形で動いてまいりたいというように考えております。
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○岡田 委員 わかりました。いいです。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○野村 委員 現在、飼い主のいない猫というのか、野良猫というのか、どのぐらいの頭数というのか、わかんないのかな。これ把握は。大体どうなんだろうね。わからないですか。
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○環境保全推進課長 今いただきましたように、まさに猫の生態系からいきますと、大体年に2回から3回子供を産むという形が言われております。そういうような形からいきますと、ことしの春の時点ではこれくらい、秋ではこれくらい、冬ではこれくらいというふうな形になるかと思いますが、やはりこれらについて、現在保健所等でも推計はされておりません。また、ある意味、多くの市民の方から、今回のこの事業を公にしたことによりまして、捨て猫や何かの御相談が私どもの窓にも大勢おいでになっております。その中では、市内の方ではなく、市外からどうも、鎌倉のそういういろんな団体の方が厚いケアをしてくれているという評判をかぎつけて捨てていくというお話もいただいていまして、本当に私どもも頭を悩ませている、あるいは、そういう形の中で動いております。
変な話を申し上げますと、本当に野良猫で飼い主のいない猫なのか、放し飼いの猫なのか、この辺も不確実でございますが、18年度、私どもが所有者不明の猫として死んだ猫の処分をさせていただいた部分としても343頭というように、1日、変な話1頭以上の、1頭近くの猫のそういう問題も扱っております。そうしますと、今回いただいている4団体におきましても、手術をしますよという予定をいただいているこの19年度におきましても、約300頭以上の手術をしますという形で動かれておりますので、まさに市内に生息されていて、そういう手術が施された猫については、今後とも私どもとしては少しでも減ってほしいという部分と、そういう形の中で、野良猫とかそういうものがいなくなる形のまちづくりをぜひ推進をしていきたいというように考えております。あいにく、どれくらいいるのか、その数字は把握できておりません。
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○野村 委員 いわゆる飼い主の意識のモラルというか、それによってふえるとかふえないとか、また上下してくるんでしょうね。だから、そういった面ではやっぱり、非常に猫の好きな人が、例えば子供が生まれたとき、それを信頼できる人に譲ってやるのかどうか。いわゆる動物愛護の精神からいったら、そういった面も非常に気を配っていただいてやってくれれば、野良猫も少なくなっていくのかなと、このような気がしますので、飼い主に対する啓発、これもひとつ、こういう補助金だけを出しゃいいという問題じゃなくて、そういったものの啓発というのも非常に大事なのかな、こんなふうに思いますけれど、その辺はどうでしょう。
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○環境保全推進課長 今まさに御発言いただきましたように、野良猫が減少しない原因は、私ども関係機関の集まりの中で大体一致している見解は、飼い主による猫の遺棄、要は、放して面倒を見ないという部分と、放し飼い猫による望まれない子猫の繁殖、そして、野良猫に対する無責任なえさやり、この3要素が今まさに野良猫が減少しない大きな原因だというように言われております。
そういう中で、やはり、飼い主のいない猫を、飼い主が猫を遺棄するということは、動物愛護管理法上の50万円以下の罰金が科せられる大問題でございます。これらの問題につきましては、私どもは、所管はどうしても県の知事の担当という形で保健所行政の主要な部分となっております。そういうような形から、鎌倉市としましても、これらの問題につきましては、保健所と共同のキャンペーンを張りながら、関係獣医師会や関係愛護団体の方々と共同歩調でやっていこうというように考えております。そういうような方向性で、今現在、国並びに県の方向も動きつつあるというように考えておりますので、それに合わせながら、広く市民、県民の方にお願いをしていきたいというように考えております。
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○野村 委員 ちょっとわかんないんだけど、犬の場合は登録制度で、必ず登録しますよね。狂犬病の予防注射や何かやるんですけど、猫が生まれても全然わからない。登録も何も要らないのかね、市の場合は。
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○環境保全推進課長 今おっしゃられたとおり、犬につきましては、狂犬病予防法上の関係からすべて登録を義務づけ、そして年1回の狂犬病予防注射の接種が義務づけられております。ただ、猫に関しましては、基本的に、動物愛護管理法、あるいはそういうような法律を見ましても、その辺の届け出の法的行為が一切ないという形で、まして捕獲権利といいますか、野良猫がいても、行政があるいは保健所がその猫を捕獲するという責任義務もない。そういうような形で言われております。そういう形から、私どもも頭を悩ませ、愛猫団体の方々も頭を悩ませているのが実態だろうと思っています。
ただ、今多くのところで、国の団体、あるいは、この10日に施行されました遺失物法が改正されて国会審議を受けたときも、内閣の関係から、やはり動物の所有権の登録を明確にしていくべきだ、それをしなければ、いかにそういうものを確保しましたよ、どなたか困っているんじゃないですかというように届け出されても、その猫はだれのものか全然わからない、本当に飼い猫かどうかわからない、こういうような状況では困るという形の中で、やはり所有権明示、これは災害時の問題でもありますけれども、今後、所有権をどうやって明示させていくか、この辺については今多くのところで論議されていますけれども、何らかの形でこの数年のうちに大幅な進展をさせていかなければならない行為だろうと思っております。そういうふうな形で、鎌倉市も、それらと共同しながら、研究しながら体制を整えていくという形を考えていきたいというように思っております。
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○野村 委員 今言われたことは大事なことだと思うんですね。それをやらないと本当に野放し状態がずっと続くのかな、こんなような気がしますので、原局で話されたこと、これはやっぱり大切なことですので、今後研究をしていただいて、取り組みをいかに、どう取り組んでいくかということを今後研究をしていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
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○森川 副委員長 済みません。こうした要綱なり何なりを持っている自治体ってほかにあるんですか。
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○環境保全推進課長 今回、飼い主のいない猫の補助事業制度、まさに神奈川県では初めての事業制度という形で、県の動物担当のセクションからの報告は受けております。といいますのは、先ほど言いましたように、すぐ制定時、鎌倉保健事務所の方に行きまして、保健事務所は、傷ついた猫や何かについて、県知事の仕事としてそのケアをしなければいけない業務を抱えております。まして、不要になった猫と言っちゃおかしいですけども、不要になった動物たちも、たしか朝の8時半から10時まで鎌倉保健所でも引き取りを受けているというような形で活動しておりますので、そういうような愛護団体等の状況もよく把握しているという形の中で、我々も御紹介をいただきたく伺っているわけですが、まさにこの制度そのものは神奈川県でも初めての制度であろうと。
ただ、猫ちゃんの避妊去勢手術につきまして、その飼い主というより所有権者が基本的にはその責務を負うわけですけれども、飼い主という形で規定して、ある程度、俗に言う地域猫に関しまして、その手術助成をしているところが、川崎市、横須賀市、相模原市という、県下で大きい保健所行政を持っている3市が対応されているという情報だけは得ておりますが、ほかの都市ではすべて、所有権者あるいは管理者が明確でないと、あるいは納税義務をちゃんとしていなければ許可しないとか、そういうような都市もございます。そういう意味合いでは、今回、飼い主のいない猫に対するこういう対応については、神奈川県下では初めてだろうというふうに認識しております。
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○森川 副委員長 これは通年で考えると、予定件数としては何件を予定していらっしゃるんですか。
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○環境保全推進課長 実を申しますと、19年度予算をいただいておりますのは、年間50万円の予算をいただいてございます。そうしますと、上限2,000円という形でさせていただいた部分からすると、250頭、1団体50頭で5団体までは、あるいは、小さい団体では30頭とか20頭というのもおありになるだろうというように見て、そういう形である程度上限規定をさせていただいたという形でございます。今いただいている4団体の方々のところでは、一番小さいと言っちゃ失礼ですけれども、その団体でもやはり年間最低50頭は手術をしていくというように報告は受けてございますので、この4団体とも、一番大きいところは200頭とか、そういう予定を組んでいらっしゃるところもございます。
そういう意味合いで、ただ、各団体の代表者からお話しいただいているのもすべてお金がかかることでございますので、その辺の寄附とか、あるいは会員の会費の徴収とか、あるいはバザー等のそういうような収益的な形でのお金をどう集めるかという形にかかっているというようなお話も受けております。そういう意味合いでは、今回4団体の方々から、市の方のそういう助成制度ができたことについて非常に感謝を受けているという形で、今、体制をしいております。
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○森川 副委員長 先ほどの話の中で岡田委員がおっしゃったように、要するに、個人でもその団体に持ち込めば、結局は受けられるわけですよね。だから、団体を規定した意味って何なのかなとちょっと私も疑問に思うんですけれども、先ほど他市からの持ち込みでも、下手すればできちゃうわけですよね。団体に持ち込んでしまえば。結局、手術した後、責任を持って、地域猫という形であろうと何であろうと飼育していくかどうかというのが、私は大変ちょっと疑問に残るんですけれども、例えば団体がその猫をどこでどう飼っているのかというところまでは全然申請用紙に書くというところも多分ないんだと思うんですよ。だとすれば、例えばある団体が、これはうちの地域猫です、もしくはうちが管理している猫ですというふうに言えば、何頭だって持ってきちゃえることになりますよね。そこら辺の対策というのはどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
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○環境保全推進課長 まさにその辺のところが、一番私ども、要綱策定におけるところのその辺のところも、一つの苦難な視点だったんですが、ただ、基本的には、地域から持ち込まれた、あるいは、本当に先般もその団体のところにお伺いしたときにも、傷病猫、藤沢のところでけがをした野良猫ちゃんを、そちらの団体の方が、会長さんの自宅の中でケアをしているという形での世話もされている。そして、それを多くのところでは、ある程度元気なものにつきましては、地域猫という形で、食事や排尿やそういうような世話を、地域の方等の御理解を得ながら対応していくという形で動かれている形も、ある面確認をさせていただきながら、私どもは、そういう形で動いている団体を、そういう意味で、その中でいる猫ちゃんを手術等したときに初めて助成対象にしていきますよ、そういう意味合いで、飼い主のいない猫の規定の中に、適正な飼養を受ける機会を与える事業を行っている団体という形でさせていただいたというふうに考えております。今後も、それらの各団体とも緊密な調査、あるいは申請時にはいろんな確認をとりながらも、そういう形でお願いをしていきたいというように考えております。
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○森川 副委員長 近隣にこういう同じ制度がない中では、結構他市からの猫も持ち込まれるのかなと、私もちょっと懸念があるんですけれど、ともかくスタートしてみなきゃわからないので、そこのところはとりあえずはしようがないのかなというふうに思うんですが、一方、手術をしたかどうか、猫に例えば印をつけることなんてことはできるんですか。
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○環境保全推進課長 この問題は非常に大きな問題を抱えていまして、ある団体のところは、イヤーカットという、手術をしたよという形の耳をカットするということを実際されている団体もあります。ただ、その行為については、猫を傷つけるんだという形で批判をされる団体もあります。そういうような形の中で、現在、現実的に手術をした猫かしてないかについては、それなりの見識を持っている方、あるいは獣医さんでないと、捕獲した状況の中でしかわからない形にはなってしまうのかなというように考えておりますが、今後、先ほどもありましたように、識別問題がもっと普及化してくれば、そういう地域猫におきましても、やはりその辺のところの対応策を講じていくべき必要性があるだろうというように思っています。そうすることによって、判別機械でその猫が手術を受けているか、まだ未施術かどうかについても判明できるようになるだろうというようにわかっております。
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○森川 副委員長 猫と書いても、書類上だけではなかなかわからなくて、ましてや、外見ぱっとつかまえただけではわからない。名前でわかるかといったら、地域猫って、結構、3人が3人別の名前で地域猫を、1匹の猫を呼んでいる場合も結構あるんですよ、現実に。だから、そういうふうに考えると、やっぱりそこら辺のマーキングというのは必要なのかなというふうに思いますので、ちょっとそこは検討していっていただくようにお願いいたします。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認します。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第9報告事項(5)「鎌倉市落書き防止条例に関する行動計画策定についての陳情(平成18年度陳情第11号)に対するその後の対応について」原局から報告を願います。
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○環境保全推進課長 報告事項(5)鎌倉市落書き防止条例に関する行動計画策定についての陳情(平成18年陳情第11号)に対するその後の対応について、御報告いたします。
本件陳情については、平成18年12月議会において、陳情第11号として、当常任委員会において御審議され、陳情者とよく話し合いをして、行動計画等を進めるべきであると御意見をいただきました。その上継続審査の扱いとされているところでございます。
その後、市におきまして陳情者との協議を重ねるとともに、改めて鎌倉市まち美化推進協議会に御協議をいただき、落書き防止条例を実効性のあるものとするため、市、関係機関、市民等それぞれの役割と具体的な事業を示した行動計画の素案を御提言いただきました。
この行動計画素案では、落書きされにくい環境づくり、落書きに気づく体制づくり、落書きされたらすぐに消す体制づくりという三つの目標を掲げ、市、落書き被害の対象者となりやすい施設管理者等関係機関、市民等、それぞれの役割と具体的事業を示しております。
目標1の落書きされにくい環境づくりでは、基本的施策1として、鎌倉市内の落書きデータの集積と活用システムの構築、基本的施策2としまして、施設管理者の体制の整備、基本的施策3としまして、広報・啓発の充実を掲げ、目標2の落書きに気づく体制づくりでは、基本的施策1として、市と地域社会・ボランティア団体等との連携体制の構築を、基本的施策2として、施設管理者の意識づくりを、そして、目標3の落書きされたらすぐに消す体制づくりでは、基本的施策1として、施設管理者の体制の整備を、基本的施策2として、市と関係機関、地域社会・ボランティア団体等との連携体制の構築を、最後に、基本的施策3として、円滑な発見通報体制の構築として、市が受け付けた落書き通報は、すべて市から関係機関へ連絡調整を図ることとし、縦割り行政による時間のロスをなくすとともに、迅速で円滑な発見通報体制を構築し、落書きされたらすぐに消す体制を整備することとしております。
この落書きのないまちづくり行動計画素案について、鎌倉市意見公募手続条例に基づきまして、これも同様に12月1日広報に公表し、お手元の資料を本庁、行政センターに配置するとともに、ホームページに登載するとともに、12月10日から来年1月10日までの1カ月間市民意見を公募し、その後、市民の皆様からいただいた御意見を整理し、再度まち美化推進協議会で御協議をいただき、最終提言をちょうだいし、その最終提言に基づき行政計画として決定していこうとするものでございます。
なお、本計画素案の策定に当たりましては、陳情者の代表もまち美化推進協議会の委員として協議に参画されていた経過もあり、御賛意をいただいているものであることを申し添えておきます。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
よろしいですか。じゃ、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認します。
それでは、日程第10に入るんですが、長くなっておりますので、10分ほど休憩をしたいと思います。その間に陳情者の方が入室されるということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そうしたら、25分ということでよろしいですか。25分まで休憩といたします。
(17時15分休憩 17時25分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開いたします。
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○吉岡 委員長 日程第10「陳情第21号関谷地区に生ごみ処理施設を建設する計画に関する陳情」につきまして、審議に入ります。
陳情提出者代理者から発言の申し出がありますので、休憩といたします。
(17時26分休憩 17時54分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開いたします。
それでは、原局からの説明を願いたいと思います。
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○施設建設担当課長 陳情第21号関谷地区に生ごみ処理施設を建設する計画に関する陳情につきまして、御説明いたします。
陳情の内容は、人の口に入る野菜を生産している農業振興地域のほぼ中心にある高台に(仮称)バイオ・リサイクルセンターの建設を計画することはミスマッチであるということ、そして、この施設の建設が風評被害につながり、農家にとっては死活問題になるということ、また、施設自体の安全性に疑問があるため、施設の建設計画地等を考え直してほしいというものでございます。
なお、市長あてに同様の内容の要望書を平成19年10月19日にいただいておりまして、要望書に付随する、生ごみ資源化施設の関谷地区建設反対の署名簿を11月8日にいただき、その後11月20日に追加の署名簿をいただきました。署名数は1万886名で、そのうち市内の方が5,760名で52.9%、市外の方は5,126名で47.1%でございました。なお、本日、12月12日午後2時50分に、追加の署名としましてさらに4,065名の追加署名をいただいたところでございます。重複等はこれから精査に入りますが、約1万5,000名の署名ということになると考えております。
この(仮称)バイオ・リサイクルセンターにつきましての地元説明につきましては、9月13日に玉縄自治町内会連合会理事会において施設の概要を説明するとともに、説明会の持ち方等について御相談申し上げ、以来、10月17日、21日、11月10日、11日、12日と5回の市主催による説明会を玉縄学習センターで開催いたしました。また、10月1日にJAさがみ鎌倉地区関谷・城廻支部主催の意見交換会に出席して説明を行うとともに、個別自治会からの開催要請に基づきまして、10月27日に城廻自治会、11月1日に関谷城廻町内会のほか、藤沢市柄沢町内会長からの要請に応じ、11月3日に地区の定例集会へ出席し説明を行ってまいりました。これら説明会等への出席者は延べ535人となっておりまして、本陳情の提出者でございます鎌倉の野菜を守る会の農業者の方々、また、近隣にお住まいの方々などから主に建設反対の意見をいただいております。
これらの説明会におきましては、関谷に建設用地を決定した経過や、プロジェクターを用いまして、(仮称)バイオ・リサイクルセンターは、焼却量の大幅な減量を可能にし、地球環境の保全、循環型社会の形成に向け大きな役割を果たす施設で、国のバイオマスニッポン総合戦略にのっとりまして、環境省を初め農林水産省も建設を推進している施設であり、地元農業とも共存共栄できる施設であること、また、全国的にも同じシステムによって稼動している施設も既にあり、国の交付金の対象施設であることから安全性も担保されること、建設事業の進行に応じて生活環境影響調査なども行い、情報を公開いたしまして、御意見を十分に伺いながら設計を行っていく予定であることなどを御説明してまいりました。
しかし、この陳情書にございますように、鎌倉の野菜を守る会の皆様の御不安、御懸念に対しまして、御理解をいただく説明が十分ではなかったと感じております。また、一番の御懸念でございます風評被害への対応に関しましては、保険対応なども検討いたしましたが、風評被害というものが、事実ではないのにうわさによってそれが事実のように世間に受け取られ、被害を受けることであり、安全にもかかわらず、食品や商品がこうむる経済的被害であるという性格を持ちますことから、保険対応などの事例も見つからない状況でございます。そこで、(仮称)バイオ・リサイクルセンターは、安全な施設であり、施設稼動により周辺農地に悪影響を及ぼすものではないことを、広報、環境ニュース、ホームページなどを通じまして、広く農作物の購買者の方々に御理解をいただけるよう努力を重ねてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、本陳情の趣旨、御意見を充分に受けとめながら、当該施設について、さらにわかりやすい説明を心がけて、陳情者の皆様と会合を重ねさせていただき、御理解を深めていただけるよう努力してまいりたいと考えております。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑を行いたいと思います。原局に対する質疑がある方はどうぞ。
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○森川 副委員長 今、説明の中で、説明会での説明内容が不十分であったという反省の弁も今聞かれたんですけれども、住民の方がかなり不安に思っていらっしゃるのは、施設の安全性というところで、風評被害ということも含めて、多分かなり心配されているというふうに思うんですね。城南島を見にいかれたということで、市民の方から、城南島と同じ施設ができるんではないかと。市の説明の中でも、例えば残渣率についても15%というような数字がひとり歩きしているという中では、私はすごくそこの説明のあり方は問題があったというふうに思うんですね。
この間も全員協議会の中でも言いましたけれども、今この生ごみ資源化施設も、幾つかのメーカーがいろんなプラントでやっています。そのプラントによってかなり私は差があるというふうには思っています。ただ、実際に目で見られた城南島が、市が建てるというふうにやっぱり一般の方には思われているのかなというふうに思うんですけれども、幾つかのプラントを、こういうものがあるということできちんと提示して、説明会で示してほしいということを全員協議会の方でもお願いしたというふうに思うんですが、その点について、今後の予定としてはどうなっているでしょうか。
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○施設建設担当課長 実際の説明会では、一番初めにバイオエナジーの城南島のスライドといいますか、プロジェクターで見まして、その印象が強いということがありまして、ほかには大分県の日田市の関係や幾つかの施設を紹介はしているんですけども、やはり見にいかれたところのイメージというものが強いということもありまして、私どもの方は、特に安全性の問題とか残渣率等につきまして、再度メーカーヒアリングを行いまして、その中でメーカーから出てきた答えも含めまして、安全・安心面や臭気や騒音、振動の関係、この関係もヒアリングの内容をまとめまして、次回以降の説明をさせていただけるのであれば、そこの機会に持っていきまして御説明をさせていただきたいと思っております。
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○森川 副委員長 関谷の方々、これまで本当にごみでたくさんの被害をこうむってきたという中では、なかなか市の説明をとてもうのみにはできないという思いが多分あるんだと思うんです。ただ、私も、日田市の施設も見ましたし、北海道にある三つの施設も見ました。その中では、そんなに今まで事故が起きたというような話も聞いていないんですが、実際に市民の方が心配していらっしゃる、例えば細菌問題、ハエ問題、カラスの問題、騒音の問題で、近隣から、現在稼動している施設について苦情が出ているというような例はあるんでしょうか。
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○施設建設担当課長 私が聞いている限り、北海道の3施設、それから城南島については、北海道は牧歌的な広い敷地にあるということもありまして、それから城南島は工業地帯なんですが、実際に苦情が出ているということは聞いてはおりません。
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○森川 副委員長 私も日田市と北海道を見たんですけれども、どちらも割と農業地の中にございました。外からはほとんどにおいもしませんでしたし、中に入ってごみを搬入するところについては多少確かににおうところもありましたけれど、外からはにおいがなかったなというふうなちょっと印象があったものですから、実際、城南島に行かれた方が結構におったというような話も出ていまして、よりによって一番におう施設に行ったのかなとも思ったんですけれども、今後改めて、私は少し丁寧な、本当に具体的にどういう施設があるんだということをやっぱりきちんと説明していくことが必要なのかなというふうに思うんですけれども、もちろん、相手の方が応じてくださるかどうかというところが一番大きいんだと思うんですが、より丁寧に具体的なデータを示して説明をしていくことが何より必要ではないかなというふうに思うんですけれども、その点について予定をお聞かせください。
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○施設建設担当課長 私ども、これからぜひ陳情者の方々と詳細なところを、御安心をいただいて御理解をいただけるような形の資料を示しながら、一生懸命説明をしてまいりたいと思いますので、ぜひともまた会合あるいは意見交換会を持てるような機会をつくっていただければ非常にありがたいと、応じていただければありがたいと考えております。
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○森川 副委員長 またこのメタンガスで発酵してごみを資源化していくわけですけれども、それについても、やっぱりかなり少し誤解もあるかなということで、50トン生ごみがないとメタンガスが発生できないんだみたいな話もちょっと出ているというふうにお伺いしたんですけれども、実際のところ、北海道は別に20トンの施設でもメタンガスで電気つくって、全部工場が稼動しているという例を私も見てきておりますので、そこら辺についても、きちんと正確な情報が伝えられていないんではないかというふうに思うんですが、そこら辺についてもきちんとデータを示して、具体的な説明をしていただきたいというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。
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○施設建設担当課長 それぞれの実例のトン数とか、それからガス量の効率差とか、その辺のデータも集めまして説明をさせていただきたいと思います。
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○森川 副委員長 やっぱりこれだけ市民の方が、1万5,000人もの署名がついて陳情が出たということは、本当に多くの方がこの施設については不安を持っているということかなというふうに思いますので、その点は十分配慮して、これから対応していただきたいということをお願いしておきます。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○野村 委員 この今回出されました陳情の理由というか、趣旨というのが、1番目には、とにかく鎌倉市でごみ行政ずっと裏切られてきたというのがまず第1点目に出ていますね。二つ目は、関谷の心臓部、何でこんなところへ持ってきたのよという理由が二つ目にあって、三つ目が、何回も出ている風評被害。それから、今まで本当に関谷の農業の人たちは、鎌倉市に対して、何があっても非常に我慢強くて、耐えに耐えてきたという言葉もこの陳情の中にありますね。何といっても、農業の人たちがお話をしても、対応の一つもしてくれなかったという、今回この陳情の中にも大分怒りが含まれていると思うんですね。
そんな中で、一番問題なのは、何でこの地域なのか、ほかにねえのかよと、こういうことを言われていると思うんですけど、この地域しかないのかどうか、再度この辺のところを確認させてもらいたいんですが。
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○施設建設担当課長 土地の、候補地の決定につきましては、るる全協等でも御説明させていただいたとおりなんですが、現在のところ、いろいろ検討して、昨年5月に名越候補地を決定しまして、名越候補地が地権者の関係等で断念をいたしまして、その中で、現在、用途等、広さ等も含めまして、たまたまこの関谷の用地が、用途等も含めまして建設が可能であるということでございまして、現時点ではこの候補地しかないと考えております。
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○野村 委員 ほかは一応探してみたの。探してみたというか、当たってみて、ここしかないんだよという判断をしているのかどうか、その辺のところをちょっと聞かせてもらえますか。
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○施設建設担当課長 9月3日に決定する前には、鎌倉市内で空地になっているようなところで、用途地域的に合うようなところ、広さ的に合うところを探してまいりましたが、あるいは、開発で未了になっているようなところ等も審査をしてみましたが、それぞれ用途が合わなかったり、地権者の意向が、予定があったりということでございまして、それで最終的に9月3日に関谷の用地を決定して以来、それ以降については探すという行為はしておりません。
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○野村 委員 先ほど発言者の方からもお話があったけれども、横浜環状道路ができて、ちょうど排気塔だと思うんですね、30メーターぐらい。今お話がありましたけれども、そういった排気も出る。それに対する問題もあって、この排気で関谷の野菜どうなんだろうなって、こういうような心配もされていると思うんですね。さらには、バイオ・リサイクルかよと。非常に本当お怒りの言葉を何回か今お話をされましたけれども、でも、市の説明がおろそかというか、非常に誠意のない説明を今までしてきたのかな、対応が悪かったのかな、こんなような農業者の説明を受けて、そういうような感じを私は今したんですけれど、やはり何といっても、こういったものはきちっとした形で、すべて答えられるような、そういった環境づくりをしないと、なかなか理解を得られないと思うんですよ。そのような意味においても、もっともっと農業従事者の方々と誠意を持って話し合う、こういったような姿勢というのは今持っているのかどうか、その辺のところをひとつお話ししてもらえますか。
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○施設建設担当課長 もちろん、誠心誠意お話をさせていただきたく臨んでございます。
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○野村 委員 今、誠心誠意お話をしていただくというお話がありましたので、この陳情にもある趣旨をいま一度、十二分頭の中にたたき込んでいただいて、農業者の方と徹底的に話し合って、そして理解を得ていただく。これが一番大切かなと思いますので、その点どうぞよろしくお願いします。
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○吉岡 委員長 ほかにございませんか。
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○岡田 委員 発言者の方の御説明も聞きました。私もあそこは堆肥までは。人ぷんまでは私知らなかったんですけど、その後のことは何となくわかっているんですが、6号地まで中に埋まったものがあるし、随分前にはダイオキシン問題で、鎌倉市議会もみんな挙げていろいろやって、あの中には一部二度焼きしていないところがありますよね。あの当時行ったときにはビニールみたいなのも入っていましたし、いろんなのが入っていて、それが一応は埋め立てということで、上2メーターぐらい覆土して改良されているのかなと、こんなふうに思っています。それだって埋まっている。それから、先ほど言われたように、植木剪定材のときも、あのとき新聞で随分言われて、あれで直ったのかな、一生懸命頑張ったのかなというふうに私も思っていましたけど、その後の対応がなかなか行政の方は厳しい。それはすごいなというふうに改めて思いました。
そういった中で、手続き上、要するに9月、我々も9月4日に聞いたんですけども、9月4日以降、行政は行政で使命を持ってやられているというふうに私も理解はしていますが、ぽんと出てきたという中で、先ほど委員さんるる言われていますけども、説明もかなりずさんと言ったらおかしいのかな、もうちょっときちっとやるべきだというふうに私は思うんですが、そういう説明もなく、かなり紋切り型でやられたのかなと。人間ですから、やっぱり、そう言われれば、売り言葉に買い言葉にもなりますし、過去のこともございますので、かなり厳しいのかなという、気持ちが離れたのかなという感じもします。
それともう1点は、あそこはやはり農振地域ですから、鎌倉の農業を本当に発展させていくのにどうするのかと。遊休農地もありますけども、こういうことも片一方である。政策的な問題があります。それと、もう一つは、農振地域に遊休農地ということなのかどうかはわかりませんけども、農地法違反というような物件、これも外していかなきゃいけないというような状況の中で、非常にタイミングが悪いのかなというふうに私は思っています。
加えて、環状線の30メーターぐらいのところ、煙突ですね。あれも随分前に私も質問したことありますし、国の方の人とも話をしたことがあるんですが、高性能フィルターをつけるんだというようなことをあの当時言われていましたね。それで、関谷の端の方に煙突が立つということなんで、あそこは農振地域じゃないと思うんですが、これはまた今後の話し合いだろうと思うんですが、できれば、どうしても土地がないんだということになれば、もう少し汗をかいていただいて、そこら辺の土地で折り合えないのかな。どうもあの高台は、やっぱり私自身は厳しいかなと、こんなふうに思っています。そんな意味で、もう少し行政の方がしっかりしないとまずいのかな、政策的なミスマッチはあるなというふうに思っています。
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○吉岡 委員長 質問じゃないんですか。
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○岡田 委員 それで今後、今全然土地がないということで、もちろん、ここでは、いや、土地はありますよと言ったら大変なことになりますから、それはそうですが、話し合っていくという、その姿勢はありますよね。
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○施設建設担当課長 はい。ぜひお話し合いを持たさせていただいて、御理解を得るように精いっぱい努力をしていきたいと考えております。
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○岡田 委員 はい、以上です。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○本田 委員 これは先ほど野村委員さんも言っていたんですけど、基本的にはこれは、この60年間のごみ行政に対する関谷の不満なんじゃないのというような気がするんですよ。私も知らなかったんだけど、関谷の小学校、この下は焼却灰だっていう。それは知っているんですか。
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○施設建設担当課長 私も古い資料を見まして、そのときに、焼却灰が関谷小の下に埋まっていたというのは知りました。
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○本田 委員 それによって周りの水田がつぶされたと、つぶすことになってしまったと、それも事実なんですか。
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○施設建設担当課長 それについては、私は存じ上げません。
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○本田 委員 でも、そういうふうに言っているんだから、これは我々に言うぐらいだから、そういう話というのはなかったの、行政に対して。
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○施設建設担当課長 説明会等々の中では、そういうことが、関谷小は、水田がつぶされたという話ではなくて、多大な被害を受けていたよというお話は、関谷の最終処分場の中の1号地から、ごみを埋めたときにカラスがいっぱい来てとか、そういうお話はございました。
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○本田 委員 それこそあれじゃないですか、話し合いの誠意がないというか、もっと深く話していれば、そういうのが出るはずじゃないですか。だって、ここで出ているんだもん、そういう話が。わざわざ言わないはずないと思いますよ、それは。どうなの、それ。それと、いろいろ植木剪定材の処分場の問題、これも相当不満があったということは言っているんだけども、それに対しては誠心誠意ちゃんと対応したんですか。どういうことを言われて、どういうことをやったの。
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○施設建設担当課長 植木剪定材については、多分、平成5年から始まりまして、10年ぐらいまでの話だと思うんですが、非常に臭気が出ていまして、近隣の方々に御迷惑をかけた。それから、近隣の方々には、臭気以外に、ビニールハウスをやっている方々については、粉といいますか、飛んでビニールハウスの中に入ってしまって、農作物についてしまって、被害を与えてしまった。それに対して補償的なこともなく見過ごしてしまって、それに対して誠実な対応をとってくれなかった。それで、臭気の対応については、横浜とか藤沢の方々が言って初めて対応をして、我々の言うことは何も聞いてくれなかったと、そういうようなお話でございました。
実際、平成10年のころにその工事がございまして、平成13年からは、私が知っている限りでは、発酵の方式を変えまして、6号地というところを利用しまして、ドイツの自走式のものに機器を変えて、やり方を変えて、少しずつおさまってきまして、それで現在は、積みかえ施設として、発酵させないで今は出しているので、状況としては、現在は臭気はないという状況を確認しております。
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○本田 委員 ですから、そういう今の状況じゃなくて、それが、そういう陳情事があったわけでしょう、行政に対して。それで、それをちゃんと適切に意見を吸い上げなかったわけでしょう。聞いていなかったんでしょう。それで、他市から言われて、それでやったと。やったのはいいんだけど、じゃ、何だよ、おれたちが言っているのに何もやってくれなかったじゃないかって、そういうことなんでしょう。
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○施設建設担当課長 そうです。まさにお気持ちとしてはそのようなことだと思います。
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○本田 委員 だから、それに対してはどういう対応をしたんですか。
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○施設建設担当課長 説明会についても、私どもそれについては心よりおわび申し上げまして、非常に申しわけないということでおわびを申し上げまして、陳謝をいたしました。
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○本田 委員 それで納得してくれたんですね。それに関しては。
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○施設建設担当課長 陳謝に対して、お気持ちとして御納得いただいたかどうかということについては、そのお気持ちの中までは私ども把握ができませんでした。
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○本田 委員 そういうのはね、把握できるできないじゃなくて、後手後手にどうせ回っているんだから、そういうときは一軒一軒行くとかさ、そんな多いわけじゃないんだから、そういうことをやってこなかったから、こういうふうに出てきたんじゃないの、陳情というのは。
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○施設建設担当課長 実は皆様に説明会を通じた中で御説明をさせていただいて、野菜を守る会の方々、あるいはJAさんを通じまして、会合というのを私どももちょっと開かせていただきました。11月8日でしたか。そのとき、実際に共通の説明会ではなくて、それぞれの御真意を、私真摯に聞きたいと思いまして、そういう形で個々に何人かの方々とはお話をさせていただいてきたところでございますけれども、最終的にはまだ御理解が、私どもの力不足で足りないということでございまして、現在に至っております。
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○本田 委員 この最終処分地になっていますよね、埋め立て。その上に今やっているわけだけれども、それに対しての陳情といいますか、そういうのは来ているんですか。こうなんですよとか、そういう被害を訴えているとか、そういうことはあるんですか。
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○施設建設担当課長 最終処分地そのものについての陳情といいますか、過去にあるか、ちょっと年代は忘れましたけれども、その当時問題になったときに陳情が上がってきて、ずっと継続扱いになっていたんじゃないかと思いますが、それ自体、最終処分場は現在、平成12年から一切埋めておりませんし、1号から6号地まであるんですが、4号地までは地権者さんにお返しをして、現在農作をやっていらっしゃいます。5号地については、植木剪定材の堆肥化事業で上部を積みかえ施設として使っていまして、6号地はまだ生きているんですが、穴があいていまして、最終処分場としての機能は生きているんですが、平成12年度からは一切埋め立てを行っていないという状況でございますので、直接の被害といいますか、陳情ということについては申し出ていただいておりません。
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○本田 委員 あのね、私、関谷の人じゃないからわからないけど、私が推測するには、私はそういう答えは求めていないと思うんだよ。そうじゃないんだ。あれだけ私たちが協力したのに、最終処分場埋め立てを協力したのに、我々の大事な土地を、農地を、協力したのに、それでこれかよということを言っているんじゃないの。
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○施設建設担当課長 最終処分場の地権者の方々というのが最終的にどなただったのか、あるいは、最終処分場の地権者なんですけどもということで、そういうお気持ちを説明会のときに言っていただいたことはないです。農業全体として、確かに被害というのは、最終処分場を協力したということではなくて、最終処分場を埋めているときにカラスとかそういうのがいっぱい来まして、周りの農作物に被害をこうむったんだというような御意見はいただきました。
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○本田 委員 多分ね、その受けとめ方ですと、これからお話しになってもうまくいきませんよ、それ。理解されていないと思う。これはね、施設の安全性だとか、それから風評被害だとか、確かにそれもあるんだと思うんだ。だけれども、私はね、1点、関谷に住む人間のプライドの問題だと思うんだよ。これね、おれたちはあれだけ鎌倉市に協力してきたじゃないか、いろんなことされているじゃないか、それで何もやってきてくれないじゃないか、それで最終的にこの生ごみ処理かよ、おれたちばかにされているんじゃねえのかっていう、そういう人間としてのプライドの問題じゃないのかなと思うんですよ。それで、だからこれだけ火がついているんじゃないんですか。
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○施設建設担当課長 実際にお話を何人かの方々とさせていただいたときに私が感じたお気持ちなんですが、今までに、最終処分場のときとか、植木剪定材の臭気の問題とか、そういう中で、今まで被害をこうむってきたんだけれども、実際にそれに対して私どもの方に文句は余り言ったことがない、そんなに文句言ったことはない。一応協力をしてきたつもりで、ただし、それに対して市は何も誠実な対応をしなかった。だから市は信じられない、そこに来てこの話だということであるので、今までの市に対する不信感といいますか、そういうものがやはりあるのではないかと思っておりまして、その点につきましては、私どもも説明会の中でも、こういう話でも、それにつきましては本当にごもっともでありまして、非常に私どもがいけなかったということで、深くおわびを申し上げたところでございます。
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○本田 委員 だから、深くおわびを申し上げて、それでもまた生ごみ処理施設をつくっちゃうというのはどういうことよ、それ。
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○施設建設担当課長 この生ごみのバイオ・リサイクルセンター、資源化施設につきましては、先ほど鎌倉市のゼロ・ウェイスト、環境事業ではありませんけども、焼却ごみを減らすということについては非常に大きな役割を果たすものだと思っております。この施設につきましては、今まで植木剪定材とかそういうところについては、確かに野積みでやり方が悪くて、非常に原始的な形でやって、被害を与えてしまったということについては、私ども重々反省をしておりますが、この施設につきましては、十分に安全性を確認しながら、被害がないような形で、説明を御理解いただくことで、何とか御理解を賜ればありがたいと思っております。
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○本田 委員 近隣の藤沢でも、今署名活動が始まっている。それで、この2月の何日だったっけな、ちょっと忘れちゃったけど、市長選が藤沢で行われるんですけども、今、鎌倉のこの問題が市長選の争点になろうとしている。これはどうなんですかということでね、随分その話が出ているんだ。来年になれば佳境になるわけだから。そういう他市をも巻き込んだそういうものになっているんですけど、そういう情報はお聞きですか。
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○施設建設担当課長 今のその市長選につきまして、大きな論点になっているということは、私承知をしておりませんが、11月3日に、先ほど申し上げたように、藤沢市の柄沢町内会、近隣の方の方々に、要請がありまして、地区の定例集会に行きまして、私ども御説明をさせていただいた中では、やはり一番のポイントは、施設自体につきましては総体的な御理解を得られて、藤沢も、このバイオについてのシステムの資源化施設は計画しておりますので、御理解は得られたと思うんですが、やはり一番大きかったのは、近隣に面していますので、町内会としては、交通について一定の分散ができるような配慮と低公害車的なものを使っていただくような形でお願いしたいと。施設については総体的な御理解は得られたのかなと思っております。
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○本田 委員 それはね、これからどういう話になるかわかりません。私はそうじゃないと思うけどね。それと、これは他市といえば、一番重要なのは逗子なんですよ。逗子との広域化なんだから、一応。本来はこれは、横須賀、それから三浦、それから葉山ね、それを含めた問題だったんだけれども、ちょっと鎌倉市が浮気しちゃったから、だからふざけんなっていうことで、逗子と鎌倉が2市でやれよという話になっちゃった。それで、しようがないから分けてやりましょうよということだけども、もし生ごみの処分場をつくる、これをやるんであれば、まず逗子の答えを聞かなければ、これだめでしょう、本来は。
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○施設建設担当課長 先に首長会をやったときに、11月の、逗子市さんは、広域の協議は続けていきたいんだけども、秋口に結論を出すというのは、ちょっと今時間を要するので、今年度末までに何とか結論を出すので、その時点で結論を出すので待ってほしいと。ただし、私どもの方は、再三、覚書に基づいて生ごみの資源化施設、いわゆるバイオ・リサイクルセンターと焼却施設についての位置づけにつきましても協議をしてきたんですけれども、それぞれの事情を抱えていることは同じだと思うんですが、それぞれ焼却施設が老朽化して、平成25年ぐらい前については、何らかの減量化をしないとごみがあふれてしまう、あるいは大改修をしなきゃいけないというようなことがあると思いまして、広域は続けていくということはおっしゃっているんですが、その結論を出すのが、当初の覚書では平成18年度中に出すと。それが既に1年おくれているわけでございまして、そこで私どもは待てないということで、一応広域ではやっていきたいんですけども、とりあえず鎌倉市だけの地域計画を来年の1月に県との調整で出させていただきますと。ただし、それについては窓口をあけておきまして、逗子さんが年度末、あるいは新年度早々に私どもの方の広域に乗っていただけるようなことがあれば、それについて変更しまして、鎌倉・逗子の地域計画として国に提出をしていきたい、そういう形で、窓口の広域は引き続きやっていきたいということは申し上げております。
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○本田 委員 じゃ、これ逗子は、もうこれは、逗子の答えはオーケーなんですね。
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○施設建設担当課長 広域でやるか、単独でやるかという結論を出すのが今年度末ということでございまして、今現在は、ただ協議は続けていきたいとおっしゃっているだけでございます。
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○本田 委員 だから、そこでわかんなきゃだめなんですよ、それは。実際の話さあ。だってさ、答えを出していないということですよ。それはいい話じゃないんですよ、それは。何となく嫌な感じがしているでしょう、それ。何か違うぞという感じはあるじゃないの。それで、先行して鎌倉市が生ごみ処理つくっちゃう。それで、逗子から、もうだめですよ、単独ですよという話を受けたら、どうするんですか、これ。鎌倉市はまた関谷に今度はつくるんですか、焼却を。
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○施設建設担当課長 今、私の立場で仮のお話はできないんですけども、シミュレーションとしましては、確かに鎌倉市が単独でやった場合について、逗子にお断りして、逗子も単独で広域が崩壊しちゃったといった場合につきましては、鎌倉市が仮にこのバイオ・リサイクルセンターで40%近い焼却を減量したとしても、残りの6割の焼却ごみが残るわけでございます。これについては、本来であれば、4市1町の枠組みの中で、逗子さんを除いた形の中でのほかの枠組みの方に御依頼をして、焼却をお願いするとか、そういうことが本筋で、1回県に戻してやっていきたいとは思っておりますが、既に2市1町の方も、横須賀、三浦、葉山もかたまっている状況で、なかなかそれも難しいかなと。最悪の場合につきましては、鎌倉市だけの中で自区内処理をもし行っていくとすれば、焼却施設の問題が出てきますので、平成25年が一応老朽化の最大の期間で、そのリミットとしますと、そのあたりには大改修を行うか、それから新たな用地を見つけて新炉を建てるか。基本的には大改修になるんだと思いますが、大改修をしても10年ぐらいしかもたないということでございまして、その中で再構築をせざるを得ない状況の可能性はあると思っております。
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○本田 委員 ですからね、その焼却施設の方が不透明なまま生ごみだけつくりますよというのは、これは早過ぎるんですよ。それで、もしこれ逗子が沿うような答えが出なかった場合、そうしたら、焼却施設、ごみどうしようか、そういう問題になりますよね。そうすると、これは本当に新たに広域化ということを考えるんですよ。これはしようがない。
そうすると、これ一番いいのは、これはね、隣に政令都市があるんですから、政令都市にお願いしちゃえばいいんですよ、こんなの。何でかというと、横浜市はつくり過ぎちゃって、足りなくなっちゃっているんだから、ごみが。ましてや川崎市なんて喜んでいますよ。喜んじゃいますよ、もう。今お金がないからね。そういう新たな広域化。それはやろうと思えばできるんですよ。そうしたら、たまたまつくっちゃった生ごみ処理施設どうするのよ、そのとき。ちょっとつくっちゃったんで、もう使っちゃいますなんてこと言えるの。どうですか。それだったら、全部任せちゃえばいいじゃないですか、新たな広域化で。そういう可能性だってある。だから、あえて、本当は12月に出すと言っていた。だけど出さなかった。それはなぜかわからないけれども、1回出せなかったやつはなかなか出せませんよ、これ。どんどん反対者がふえていくから。これはもう皆さんは一番わかっているじゃないですか、そんなの。今度2月に出すと言っているけども、どんどん反対者がふえている中で、これは軽々に出せるものじゃないと思いますよ、私は。
だから、提案もしたけれども、そんなの政令都市なんていうのはけたが違うんだから、我々と。そういうことも考えて、今、こういう署名もふえている、納得もしてもらえない。そういう中で無理無理つくって、いいことないですよ、これ。それでもつくると言うの。
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○施設建設担当課長 確かに逗子のお答えをいただけていない中で、広域の枠組みがまだ不透明ということの中ではあるかと思いますけども、鎌倉市としては、このバイオ・リサイクルセンター、生ごみの減量化は大命題で、最重要事業という形で位置づけられておりので、私の立場においては、ぜひ早期にこれはつくっていきたいということは、私自身の立場からでは申し上げたいと思っております。
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○本田 委員 だけどね、今度2月に出したいということで、これは新聞情報だったけれども、議会がノーだったらやめますというふうに何か書いてあったような気がするんだよな、新聞で。そのぐらいの、その程度の気持ちなんじゃないんですか。あれ、タイトルにありましたよ。新聞のタイトルに。
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○施設建設担当課長 たしか11月の神奈川新聞だと思いますけども、否決されたら断念というようなたしか見出しだったと思います。市長のコメントで、どういう形でそういう記事になったか私もあれなんですけども、結果として、時期的には非常にせっぱ詰まっているところに来ていまして、地域計画も1月に出すという形の中で、その土地の担保はぜひしたいと。私は直接市長にお聞きしたわけじゃありませんけども、鎌倉市の施策としては、原局としましては、ぜひ今年度中に土地の担保をしまして、地域計画を策定して、そして逗子市さんとの広域も含めまして、この施設を広域施設として位置づけて、施設整備基本計画を経まして、平成24年度中には稼動させたいと考えておるところでございます。
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○本田 委員 だから、その、否決されたら断念しますということでしょう。何で議会のせいにするんですか、そんなの。議会がノーと言ったから、私やめますよということでしょう。何でそういうこと言うの。何で議会のせいにするの、そういうときだけ。自分のあれでしょう、意思でしょう。じゃあ、我々がイエスと言ったら全部やるのかということですよ。やんないじゃん。我々がノーと言ったら、全部やめますか。それだったら、岡本なんてやめなさい、本当に。まあそれは別だけどね。そんな、自分の意思がないというのは最悪ですよ、これ。そういう行政手法でいくんですね。どうなんですか。
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○勝山 環境部長 あの記者会見の場には私も同席しておりました。市長は、2月に送りたいと。2月に補正予算を上程するということは、これはもう通していただくために上程をするんだと、このようにはっきり申されておりました。ただ、記者会見の中で、それでも否決されたらどうするんですかという再度の問いに答えて、それは議会の意思を尊重いたします、そのような答弁をされておりました。いずれにいたしましても、私どもは、農業者の方々、それから地域住民の方々に再度話し合いの場を設けていただいて、誠心誠意、御理解をいただくための努力をしてまいりたいというふうに考えております。
また、先ほどの広域の問題も確かにございます。大変な問題だということも十分認識をしております。鎌倉市のごみ処理行政の基本として、ゼロ・ウェイストかまくらというものが根底にあるわけでございますので、先ほどの地球温暖化対策も含めまして、焼却量をできるだけ少なくしていきたい。これは可能性の問題で、今ここでその可能性の問題を論じることはできませんけれども、最終的に逗子さんとの間がうまくいかなくなったらどうするのか。それはいろんな選択肢があろうかと思います。ただ、私は、やはり、そういう段階でも生ごみ資源化施設、バイオ・リサイクルセンターだけは建設をして、できるだけ焼却量は事前に減らしておきたい、このように考えてございますので、この建設につきましては、環境部といたしまして誠心誠意努力してまいりたい、このように感じております。
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○本田 委員 いや、そんなの無理ですよ。だって、議会が否決されたらやめますと言うんだから、そのぐらいの程度の決意なんて大したことないですよ、そんなの、実際の話。何が何でもやるんだ、これが鎌倉市民のためになるんだ、それが政治家じゃないですか。議会がノーと言ったらもうやめますよって、それだったら最初から出すなということですよ、そんなの。意味わかりますか、私の言っていること。まあ、それを部長さんに言うのもあれかもしれないけれども、でも、部長さんもよく考えた方がいいですよ。その程度の気持ちなんだから。やめる意思もあるんだから、出す前に。そうでしょう。本当にそのまま、出します、出します、誠心誠意やります、やりますと言ったって、トップがそれなんだもん。出す前からやめるという意思があるんだもん。100%これでやるんだということじゃないんだもん。どうお考えですか。
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○勝山 環境部長 再びの御答弁になって恐縮でございますけれども、私は誠心誠意やるという決意でおりますし、市長もまたそのような決意でいるというふうに考えております。
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○本田 委員 だから、違ったの。結局、はしごを外されるんですよ、あなた。やります、やりますなんて言っていた市長が、もうやめちゃいますなんて言ってね。そういうもんなんですよ。もう見えちゃいますよ、大体ね。その程度の決意なんですよ。これは何でかというと、自分たちのところだけではできない問題だから。藤沢の問題もある、逗子の問題もある。大もとには横須賀の問題もありますからね。だから、自分一人では考えられない状態。ましてや、どんどん反対者がふえてくる。で、最後、言っちゃいけない言葉。議会がやめるんだったら、議会がノーと言うんだったら、やめますよ、引っ込めますよと。もうこれで私はわかったからね。ああ、本気じゃないなと。もし本気だったら、そんな言葉言いますか。まあ、それは答弁を求めませんけどもね。武士の情けだ。
でも、事ほどさように、これは無理がある。あなた方が一生懸命やっても、はしご外されるだけですよ、本当に。これからいい方向に行くとは思えない。この関谷の今陳情出してきた人、それから署名をした人、それが、そうか、そうだったのか、鎌倉市。それはいいじゃないか、建てましょうよ一緒に、なんて、どういうものがあったらそんなこと言いますか。あったら、教えてください。ないでしょう。誠心誠意と言うしかないじゃないの。それだったら無理ですよ、これ、どう考えても。最後、それでもやるんですか。
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○施設建設担当課長 現時点におきましては、担当課長としましては、ぜひ御理解を賜るべく会合を持たせていただきまして、誠心誠意説明をさせていただきまして、御理解を得るよう努力してまいりたいということしか申し上げられません。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
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○藤田 委員 こちらの環境の方の担当は、あくまでも施設、生ごみ処理、バイオセンターの建設に向かって仕事をしていく、そういう役目があるわけであって、ここで私思うんですけど、あくまでも皆さんはどうしても進めていくんだと、鎌倉の将来を見据えて、生ごみの処理をここでしっかりやっていきたいんだと、そういう決意で臨んでいらっしゃると思うんですが、一方では、あそこは周りが農振地で、農業の施策として、鎌倉の農業これからどうなるんだろう。これは一般市民でも関心の非常に高いことでございまして、その辺が、説明会で、皆さんたちはそういう立場だから、何としてもやるんだ、やるんだということで、施設ありきで、そういう話がずっと進んできているという感があるんですね。
とにかく周りの、確かにさっきもおっしゃっていましたように、今までのごみ行政に不信感を持っている中で、いきなりこれだったら、当然そうなると思うんですね。まして、自分たちは農業を守って、鎌倉の農産物をつくるんだと一生懸命耕している隣で、最終処分場でそれなりのしっかりした補償をもらっているという。自分たちは何ももらっていないけど、ごみの影響でつくるものが傷められちゃっている。これの矛盾というのは相当葛藤があったんではないかなというふうに私推測するんですけど、こちら側ばっかりが説明に回っているんですか。産業振興は、これからの鎌倉の農業をどうするんだっていう、そういうものは何も連絡とり合ってやっていないの。その辺どうなんですか。
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○施設建設担当課長 実際には説明会5回、当時中には産業振興課の職員も同席をしていただいております。それから、JAさんと初めやったときも、産業振興課を通じまして、農業者の皆様に、一体として理解を得るような形で行政としては動いております。
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○藤田 委員 一番最初からそういう形でやっているんですか。途中からそういうふうになったんですか。説明会。そもそもが、例えば民間の事業者だって、何かを開発しようというときは、まず近隣周辺の皆さんに理解を得るという、いろいろ知恵を使って、一軒一軒回っていくとか、かなりそういうことに熱心なんですが、まず直近の農業従事者の方たちに、そもそもが産業振興とともどもに理解を得るような行動をしなかったこと自体が、非常に問題を大きくしてしまったんじゃないかなというふうに思っているんですけど、最初から産業振興とは御一緒に行動して連絡とり合っていたんですか。
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○施設建設担当課長 一番初めに説明というのが始まったのが、9月13日に玉縄行政センターで、玉縄自治町内会連合会の理事会の席をおかりして、これからの説明会のスケジュールの御相談等御意見を伺いました。それから、一番初めが10月1日に、JAさがみ玉縄支店で、JAさがみ鎌倉地区関谷・城廻支部御主催の生ごみ資源化施設に対する意見交換会という形で、そこの時点で、産業振興課を通じまして農業者の方々との会合を一番初めに持ちました。10月1日ですね。18時30分。その前に、私ども、9月26日から27日にかけまして、近隣の地権者の方について何名か訪問させていただきまして、会えなかった方もいらっしゃるんですが、訪問先に文書を入れました。
説明会が始まったのが平成19年10月17日、それから21日、それから、27日が城廻自治会からの要請に応じてやりました。それから、11月1日は、関谷・城廻の公会堂で、関谷・城廻町内会からの要請に応じて説明会をしました。共通の説明会ということで、11月に入りまして、11月3日には、先ほど申し上げた藤沢の柄沢町内会の御要請に応じまして参りました。そして、さらに、11月10・11・12日で共通の説明会をさせていただいたところでございます。
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○藤田 委員 最初のところだけ今お聞きしたんですけど、ずっと今説明会の日程の御報告がありましたけど、とにかくやっぱり直近のところの従事者の方に説明にまず第一にいくものだと私は思っていたもんで、これがそもそもの出発の間違いだなと思って。そこまで言わなくても、まず行くだろうと思っていたところに、私もちゃんと言えばよかったなと今反省しているんですけど、ちょっと考えもつかないような方向に来たもんで、改めてその出発点というのを今再確認させていただいたんです。ここに大きな問題があったなというのを改めて今思っている次第です。
それで、私のところにもかなり電話等で、署名をしたいんだけど、一体全体これすごい危険な建物で、市は何を考えているんだということで、問い合わせが結構来るんですね。まさしく逆風評被害とも言えるような問い合わせもあって、この施設の安全性とか、それから何のための施設かということがすっかり抜け落ちて、ただ危険だ、危ないという署名をしていらっしゃる方たちも多数いるのかなというふうに思いました。
鎌倉市民は分別にすごく努力して、環境に対する意識も大変高くているという中で、生ごみの処理施設ということは、多分、全市の中では御理解いただけるというふうに思うんですけど。それで今、生ごみの収集モデルをたしかやっていますよね。モデル地区を決めてやっていますよね。その辺の経過なんかはうまくちゃんといっているのか。生ごみをちゃんと分析してみて、これだったら十分やっていけるのかどうかっていう、そういうデータなんかはちゃんと持っていらっしゃるんですか。
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○施設建設担当課長 生ごみのモニタリングにつきましては、昨年、地区につきましては、8月と10月と1月において、坂ノ下、大町三丁目地区、今泉台六丁目・七丁目地区でやった地区の方につきましては御報告したとおりなんですが、分別の度合いにつきましては、初めてということであれば、60数%ありまして非常によかったということでございまして、データについては持っております。
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○藤田 委員 本当に市民の皆さんも、きちっと分別してやろうということであるならば、それだけの十分土壌があり、それだけやっていける市民だというふうに私は思っているんですね。そういう中で、一般家庭から出る一般廃棄物の生ごみが産業廃棄物から出る生ごみよりもすごい混在しておかしくなるんだというような問題点も、先ほどちょっとお話に出ていましたけど、そういう点はまず心配ないと思ってよろしいでしょうか。
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○施設建設担当課長 ほかの資源物もそうですが、100%は当然いかないまでも、ほとんどの資源物につきまして、7割から8割ぐらいの協力率はもらっておりますので、そういう中での異物の2割程度の混入につきましては、メーカーヒアリングの中でもそれほど大きな障害にはならない、前処理施設で選別ができる範囲であるということは聞いております。
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○藤田 委員 それと、何かいろいろ説明会の中では、あそこの土地はどうかとか、そういうお話も出ていたように聞いているんですけど、その辺はどういうふうにとらえられていらっしゃいますか。
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○施設建設担当課長 説明会の中で、真ん中が高台で中心であって、真ん中については、非常に景観上もよくないし、心臓部だというお話がありまして、端っこならどうだというお話がありましたけども、端っこというところが、どこを特定して、どういう形でということについては、私どもは直接説明会の中ではお聞きをしておりません。
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○藤田 委員 地元の方々がそう言うのであるならば、説明会の中でおっしゃるのであるならば、それも一つの候補地なのかなと。今まで市側はこれ以上ないんだというお話ですけど、そこも候補地として可能であるならば、地元の方にお聞きして検討する余地もあるのかなというふうに思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
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○施設建設担当課長 今現在、土地について、端っこと言いましても、どこかということで特定もできていない状況で、当然、特定が、もし仮に言っていただいた場合についても、地権者とかいろいろな形の、現況がどうなっているのかということも確認をしなきゃいけませんし、一応あそこの中では、どこということが特定できない段階では、私どもの方としては、まだ調査ができる状態にはなっていないということでございます。
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○藤田 委員 それとですね、やっぱり、この問題は大きく市の財政問題にもかかわってくる問題であって、納税者である一般市民にも、こういうことだということで理解を得るようなことも大事だと思うんですね。ごみ行政は大変税金を投入しなきゃならない。もちろん、今回のことは、国から補助金をもらいながらやるわけですけど、そういう財政上の問題も、私たちとしたら決断をしなきゃならない一つの材料だと私は思っているんですね、市民の代表として。ですから、そういうことも、アバウトで結構ですので、明らかにしていただいて、教えていただきたいなというふうに思うんですね。今ここでは無理でしたら、後で結構なんですが、そういうのも、大事な税金を使うわけですから、財政問題は大事な問題の一つだというふうに思っておりますから、その辺もあわせてお願いしておきたいと思います。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。ほかによろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
じゃあ、質疑を打ち切ってよろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、原局に対する質疑を打ち切ります。
それでは、陳情に対しての取り扱いについての協議をしたいと思います。それぞれどうぞ。
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○渡邊 委員 私は最初陳情者の方にも伺ったんですけど、やはりこういうことは交渉事だと思うんですね。交渉するということは、説得をして相手に納得をしていただかなきゃいけないということだと思います。この陳情を見ても、本当に行政の方が、部長さんの前のお言葉であったと思うんですけれども、何が何でもここでやりたいんだという御決意をされていたと思うんですけれども、それは、強い説得をする、相手に納得していただくという交渉をするということだと思うんですけれども、果たして、それだけ関谷の皆さんが感じておられる裏切られた歴史というものをどれだけ理解されていたのか。ないし、未来を見据えたまちづくりという言葉が陳情にありますけれども、それを関谷の方たちと夢を描いて進めていくんだというようなプランが提示できたのかどうか。
これ、入り口の一つとっても、寝耳に水のような形で説明をされたということは、これ、今までの質疑のやりとりの中でも事実だというふうに思います。そこで、入り口の部分で交渉がうまくいかない要因がつくられてしまったということだと思います。今も、いろいろと説明されているとおっしゃっていますけれども、いまだにこの施設は技術も確立されていないとこの陳情にも書かれています。そこでもまだ御理解いただいていないんですね、施設に関しても。この期間があったとしても。ということは、交渉ということは今進められないんじゃないかというふうに思いますし、一度ゼロに戻して、もう一度仕切り直して考えてみる必要があるというふうに思いますので、私は、この陳情に関しては結論を出すべきだというふうに思います。
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○藤田 委員 私は、一応結論的には継続ということでしたいと思っているんですね。なぜならば、先ほど陳述者の方にもちょっと御質問させていただいたときに、いろんな形で協議していく気持ちもあるというようなお話もちょっとございました。行政側も、当然、産業振興の農業を扱うところと連絡をとりながら、双方がよりよい方向に進んでいっていただけるということを期待して、話し合いをしっかり進めていただきたいという思いで継続を主張いたします。
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○野村 委員 私どももいろいろと質疑を今聞かせていただきました。私も城南島を見てきましたけれども、やはり何といっても農業者との話し合い、これがまず欠かせない、このように思っています。そのようなことから、再度十二分な話し合いを持っていただくというようなことを思って、継続の扱いにしたいと、こう思っています。
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○森川 副委員長 私も、先ほど原局の方が一応誠心誠意話し合いをしていきたいということですので、私は、きちんとしたデータを示して、正確な情報を持って話し合いを続けていっていただきたいというふうには思います。
ただ、1点、先ほど陳情者の方からも、あそこは土地として真ん中で、外れの方だったら場合によってはというような御意見も出ていますので、できれば私は並行して、ほかの土地というのも私は探していくべきではないかというふうに考えております。例えば換気口ができるあたりとか、もしくは関谷じゃなくても、例えば今回のこの土地にしても、たまたま開発計画が出てきた中で、この土地に決めたという経緯もありますので、関谷の方々と話し合いを続けていっていただくのを基本といたしますけれど、あわせて、私はほかの土地についても検討をしていっていただきたいということで、今回は見守るということで継続にしたいと思います。
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○本田 委員 確かに、これからまだ話し合いという、行政とそれから住民の方々、継続、話し合うと。だけれども、今回この陳情が出されたというのは、私は話し合いをするために陳情を出してきたんじゃないと思うんですね。これは声なき声の集大成だと私は思うんですよ。やっぱりこれはね、我々の話も聞いてくれよ、こうなんだよと。だから、ぜひとも関谷に、これ以上ほうっておいてくれよ、もうやめてよという、そういう私は声なき声のその集大成だというふうに私は思っていますので、これは議会も責任を持って結論を出すべきだというふうに私は思います。
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○吉岡 委員長 それでは、岡田委員は一緒でよろしいですか。
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○岡田 委員 よろしいです。
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○吉岡 委員長 そうすると、結論を出すべきだという方がお三方、継続だという方がお三方ということで、委員長として判断させていただきます。今までのいろいろな話し合いの状況を踏まえまして、市の状況も、生ごみ処理施設は大事な施設だということで、ぜひ市民の方とよくお話し合いをしていただきたい。それを見守るという意味で、私は継続ということにさせていただきたいと思います。
それでは、継続審査ということにさせていただきますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、陳情第21号関谷地区に生ごみ処理施設を建設する計画に関する陳情については、継続審査ということにいたします。
それでは、環境部職員退室のため休憩といたします。
(19時11分休憩 19時25分再開)
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○吉岡 委員長 それでは、再開します。
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○吉岡 委員長 日程第11「陳情の取り下げについて」(1)「平成18年度陳情第1号安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員を求めることに関する意見書提出についての陳情」について、事務局から報告願います。
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○事務局 平成18年度陳情第1号安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員を求めることに関する意見書提出についての陳情につきましては、11月26日付で、陳情提出者より、平成19年の第166回通常国会において、上記陳情をさせていただいた事項の内容が全会一致で実践されたためという理由によりまして、取り下げの申出書が出ております。取り扱いについて御協議・御確認お願いいたします。
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○吉岡 委員長 取り扱いについてはどうでしょうか。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
じゃあ、取り下げについて承認を確認。
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○本田 委員 これは取り下げたのは、願意を満たされたということ。
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○吉岡 委員長 もう一度言ってください。
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○事務局 もう一度申出書の理由を復唱させていただきます。平成19年の第166回通常国会において、上記陳情をさせていただいた事項の内容が全会一致で実践されたためというふうに記載されております。
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○吉岡 委員長 中身についてですね。今度の陳情とはまた別の中身なんですね。
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○事務局 はい。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。中身がちょっと今。
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○事務局 中身につきましては、ちょっと今こちらで詳細には。配付は可能なんですけれども、継続審査となっておりまして。内容が若干違う内容で、今回新たに陳情第22号、23号を提出するに伴いまして取り下げをされたという状況はございます。ただ、取り下げの理由につきましては、先ほど申し上げましたように、陳情させていただいた事項の内容が通常国会において全会一致で実践されたという理由を記載されてございます。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
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○本田 委員 はい。
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○吉岡 委員長 取り下げについて承認ということで確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第12「陳情第22号看護師等の人材確保の促進に関する法律の改正をおこなうよう、国に対しての意見書提出を求める陳情」について、事務局からどうぞ。
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○事務局 陳情22号につきまして、陳情提出者より参考資料が配付されてございますので、机上に配付させていただきましたので、御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、これは担当原局がございませんので、初めから取り扱いについて協議をしたいと思います。
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○本田 委員 これ22号だよね。だから、今取り下げになった平成18年度陳情第1号、これで増員を求めることというふうに、医師・看護師の増員を求めることというのが第何回の通常国会でどうのこうのという、そこで願意が満たされたということなんだから、これは改めて出したとしても、もう願意は満たされているんだから、これは議決する必要もないと思う。
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○吉岡 委員長 配付した方がいい。ちょっと休憩します。
(19時27分休憩 19時33分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。資料は一応お配りしましたけど。
引き続き、取り扱いについてよろしくお願いいたします。
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○藤田 委員 今、取り下げの陳情の要旨をいただいて、改めて見てみたんですが、この陳情が、国会で請願が全会一致で採択されたということで、改めて法律に明記してくれということだというふうに推測しますが、この看護師等の問題というのは、もっともっと幅広くいろんな課題も、当然助産師も含まれてきますので、その辺の課題もきっと整理していかなきゃならないんだろうというふうに私は思うわけでございます。
それで、私も、この看護師の供給不足というのは、いろいろお話も聞いていました。ことし、ちょっと県の方にどういう状況になっているのか、県の職員との懇談会があったときにちょっと聞いてみましたら、結構、潜在看護師がいらっしゃるんですね。だから、単に不足しているだけではなくて、やっぱりその辺の掘り起こし、それと待遇改善、それから退職率も非常に高いということで伺ってまいりました。その看護師の環境を整えるために、例えば学校に行っているときに貸付金の返還の免除をしたりとか、そういうようなこともやり始めて、かなり新規事業をもってこの処遇をきちっとしていこうということもわかりましたので、そういうことも含めて、もう少し様子を見てみよう、また、国の方の法律の行方も見ようという思いで、継続でよろしいんじゃないかなというふうに思っております。
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○野村 委員 この陳情の理由からいって、基本指針を看護職員確保計画に改めてほしいだとか、いろいろと、看護師の養成を拡大してほしいと、こういう陳情の理由があるんですけれど、私というか、鎌倉市議会がこれらの願意をすべて精査をして、それで出すというのは、どうも私自身余り納得がいかないんですね。十二分にこれは審議をしてやって、意見書を出そうということであるんであればいいんですけれども、その辺の理解不足も私もあるんですけれども、これを議決すること自体に疑念をちょっと感じておりますので、私自身は議決不要でいいのかなと、このように思っています。
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○森川 副委員長 私も、今、看護師、医師が不足しているという事実は大変深刻であるというふうに思っておりまして、本来法律の改正を私も必要だというふうに思っておりますけれど、同様の陳情が昨年5月に出されて、願意を満たしたということで取り下げたということであれば、私は今回はやっぱり議決不要かなというふうに思います。
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○岡田 委員 陳情第22号は一応全会一致で採択されたというようなことも書いてありますし、ここのところを読ませていただくと、平成18年5月17日に出たのと同じ文面で、あと要するに法律で早くやってくれというようなことではないかなと思いますけど、全会一致ということですから、多分、法律はもちろん改正されるだろうというふうに思っています。そういった意味から、これは議決不要でもよろしいんじゃないかなというふうに思っています。
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○渡邊 委員 岡田委員と同じです。
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○吉岡 委員長 そうしたら、今、全員の意見が出されました。意見書ですので、全会一致で意見書を決めますので、これはどうしたらいいんですか。継続ということの扱いになるということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、継続審査ということにいたします。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第13「陳情第23号深刻な医師不足を打開するための法律を制定するよう、国に対しての意見書提出を求める陳情」です。
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○事務局 こちらの陳情第23号につきましても、陳情提出者の神奈川県医療労働組合連合会の方から参考資料が提出されておりますので、机上に配付させていただきましたので、御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、これも原局がございませんので、取り扱い協議に入らせていただきます。
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○本田 委員 同じだよ。
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○吉岡 委員長 ほかの方は、先ほどと同じ、22号と同じですか。
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○野村 委員 はい。
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○森川 副委員長 はい。
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○岡田 委員 はい。
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○渡邊 委員 はい。
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○吉岡 委員長 藤田委員も。
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○藤田 委員 看護師の方は、看護職員の需給の見通しとか、計画をつくってくれとか、法律に高めてくれとか、こういうことですよね。こっちの医師の方は、医師確保の法律とか、当面医学部の定数をまずふやすこと。1は、先ほどの取り下げの中で請願として受けたんですけど、この削減数を戻して医学部の定数を最高時にまでふやすことなんて、ただふやすことじゃなくて、例えば産科にきちっと重点を置くとか、小児科に置くとか、そういう中身の問題がすごく重要になってくると思っているんです。だから、どうしてもここでちょっと判断できないなと思って現在いるんですけど。ですから、看護師とちょっと内容も違うようなので、こちらは議決不要でもいいかなとは思っております。
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○吉岡 委員長 そうすると、全会一致で議決不要ということになりますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では議決不要と確認します。
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○事務局 ただいま、陳情第23号については議決不要と確認されましたので、ただいま委員さんから意見開陳があった内容を精査いたしまして、正・副委員長で議決不要の理由を作成いたしまして、本会議に諸般の報告で報告するため、議長あて報告したいと思いますので、御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 わかりました。22号のときの話もまとめましてさせていただくということで、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、陳情第23号については議決不要扱いにさせていただきます。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第14「継続審査案件について」事務局から報告願います。
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○事務局 ただいまちょっと資料を配付させていただきます。
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○吉岡 委員長 お手元に9月定例会の継続審査案件についての要求書が出ておりますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○事務局 済みません。じゃあ事務局の方から御説明させていただきます。
9月定例会におきまして、継続審査となっております陳情が12件ございますが、本日取り下げを承認されました平成18年度陳情第1号を除く11件につきまして、取り扱いについて御協議をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
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○事務局 ただいま確認されました陳情11件と、本日継続審査と確認されました陳情第21号、陳情第22号の2件を含めまして、合計13件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、次に進みます。
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○吉岡 委員長 日程第15「諮問機関等の議員選出委員の推薦について」(1)「鎌倉市国民健康保険運営協議会委員」についてです。事務局から説明願います。
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○事務局 こちらも資料を配付させていただきます。
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○吉岡 委員長 お手元に届いたでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○事務局 それでは、御説明させていただきます。鎌倉市国民健康保険運営協議会の選任につきましては、11月22日開催の各派代表者会議におきまして、当委員会へ協議を一任されております。委員の任期は本年12月22日から2年、推薦委員数は、被保険者代表から1名、公益代表から1名です。なお、参考までに、被保険者としましては、当委員会委員のうち野村委員以外の方が国保被保険者となっておりますので、その上で御協議・御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 ということでございます。どのようにいたしましょうか。継続でよろしいですか。
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○岡田 委員 今どういう感じになっているのかちょっと聞こうかなと思って。今までの流れがあるじゃないですか。
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○事務局 済みません。ただいまお手元に配付させていただいた資料をごらんいただければと思いますが、被保険者代表として、当委員会の委員の中から森川副委員長、それから公益代表ということで野村委員の1名になっております。
(「継続」の声あり)
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○吉岡 委員長 そうしたら、継続ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、継続ということで、よろしくお願いいたします。
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○吉岡 委員長 それでは、日程第16「その他」でございます。要望書が出ているということです。
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○事務局 要望書が2件ございまして、貴市における医療費助成制度維持についての要望書並びに県の医療費助成制度の見直しについての要望書、以上2件が、鎌倉市笛田2−2−60、医療法人湘和会、湘南記念病院、神奈川県保険医協会鎌倉支部長、鈴木秀夫様から提出されておりまして、机上に配付させていただいておりますので、配付の御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認させていただきます。
本日は、長い間どうも御苦労さまでございました。これをもって本委員会を終わらせていただきます。ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成19年12月12日
観光厚生常任委員長
委 員
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